約 21,878 件
https://w.atwiki.jp/wiz_social/pages/99.html
ページ新設 - 名無しさん 2014-01-19 22 44 08
https://w.atwiki.jp/horibe2210/pages/85.html
夜明けが訪れる。 黒い空を瑠璃色から紫、赤、オレンジと鮮やかに染めて何も無い水平線から太陽が昇ってくる。 それは船乗り達のみに許された自然が作り出す芸術だ。 そして、それは世界を超えても変わらない。 海の上で見られる光景だ。 「艦長、コーヒーです」 「うん、ありがとう」 副長が入れたコーヒーを『むらさめ』級汎用護衛艦『ありあけ』の艦長が受け取り、ズズっとすすった。 「朝焼けはこの世界でも変わりませんね」 「ああ、ちょっと無粋なものも混じっているがね」 そう言って太陽が昇ってくる方角とは逆の方角を見る。 そこにはいかにも即席らしい輸送船の姿が多数あった。 不恰好な鉄の箱を連ねて、それに水の抵抗を減らす最低限の鋼鈑のみが張られている。 一見すれば巨人が作った玩具の船とも見える。 これが船腹不足を埋める為に建造された緊急増産船型であった。 小は500tから大は40000tまで2種類の大きさのモジュールを組み合わされて作られた輸送船たちだ。 そのうち比較的大型で大陸間航行が可能な船が船団を組んで航行している。 そして『ありあけ』は僚艦2隻と共に船団の護衛に着いていた。 しかしながら、この世界に輸送船団の脅威となる敵性潜水艦は存在しない。 にもかかわらず護衛艦がエスコートしているのはある意味では潜水艦よりも厄介な相手がこの世界に存在するからだ。 『ソナー室より艦橋。ソナーが水中音源を捕捉。目標と思われます』 早速潜水艦よりも厄介な相手が現れたようだ。 「副長、ここを頼む」 CICに入った艦長は早速ソナー室と連絡を取る。 「水測長、確認は取れたか?」 『はい。音紋パターンはデータと一致します。ウォータードラゴンに間違いありません』 ウォータードラゴン、それは水中に生息するドラゴンの一種であった。それが何度も襲ってくるのだ。 その理由については偉い海洋学者曰く、『大規模な船団はそれなりの雑音を水中に撒き散らすわけで、それを聞いて自分の縄張りを荒らしていると勘違いして襲ってくるのでしょう』ということらしい。 しかも厄介なことに潜水艦は交戦していなければ何も攻撃してこないし、仮に交戦状態に入っても基地や造船所を潰せばおのずと行動は限られてくるのに対し、ウォータードラゴンはいつ何時でも攻撃してくるし野生なのでどれだけ退治しても全然減ってこないのだ。 『目標、以前接近中。速度16ノット、深度80、本艦との距離20000を切ります』 「よし、ピンガーを打ちまくれ!」 『了解!』 元の世界のイルカやクジラなどの海洋哺乳類は軍艦の発振する超音波を極度に嫌がる性質があった。それならば同じぐらいのスケールであるウォータードラゴンにも効果があると考えるのが普通である。実際何度かはピンガーの音に参ったらしく、引き上げた事例も報告されている。それに何よりピンガーはタダなのだ。 『目標針路そのまま。距離16000』 しかし、どうやら今回も参ってくれないようだ。 「交戦規定クリアー。目標を攻撃する。対潜戦闘用意!」 「前甲板VLS1セル、2セルアスロックデータ入力開始!砲撃警報を鳴らせ!」 「全水密区画閉鎖完了!前甲板退避完了!」 「発射!」 前甲板のVLSのハッチが開き、射程とペイロードを改善した垂直発射型アスロック2基が噴煙を引いて飛翔を開始する。目標地点でロケットモーターを投棄し、97式魚雷をパラシュート投下、着水した97式魚雷は即座に目標を捉え、60ノットの高速で突っ込んでいく。 『目標に大きな爆発音2!アスロック命中しました!』 『艦橋よりCIC、左舷前方15000に水柱を確認!』 2部署からアスロック命中を示す報告がCICに入る。それを受けてほっとした空気が流れたがソナー室からの緊急報告で再び空気が張り詰めた。 『待ってください!音源を再捕捉!敵性目標はまだ沈黙していません!・・・目標遠ざかります!距離18000。離脱する模様』 「なんて奴だ・・・97式魚雷2発もくらってまだ沈黙しないとは・・・」 97式魚雷はソ連の巨大戦略原潜、タイフーン級に対抗する為に作られた魚雷である。弾頭も潜水艦の分厚い耐圧殻を破壊する為に大威力になっている。 そんな魚雷を2発もくらっていながらまだ死なないのだ。 「・・・」 ドラゴンという種の生命力を改めて見せ付けられた。もし多数で組織的な攻撃を行われたら対処は難しいだろう。 CICの全員の胸の中に小さな不安のかけらが落ちていた。 その後、主要航路に対ウォータードラゴン用発振ブイと本土防衛音響捜索システムが稼動するまでに護衛艦3隻の中破を筆頭に、輸送船18隻、漁船34隻に被害が発生した。 この世界では人間だけではなく手強い自然とも戦わなければならないことの証左だった。 メニューへ
https://w.atwiki.jp/horibe2210/pages/22.html
いしかり級沿岸戦闘艇(CCS) アルセリオ各国の海軍のほとんどが沿岸海軍であり、沿岸地域で従来の外洋行動を前提にして設計された護衛艦を運用するには制約が課されることとなり、不都合だった。 そのためにアメリカ海軍のLCSをモデルに地方隊向けのDEをして計画されたいしかり級護衛艦を再設計したのが本級である。 LCSと比較すると船体は一回り小さく能力も低い。 また初期の艦艇は早期就役を求められた為ガスタービン主機などの一部の装備を搭載せず、スペースを確保したままで就役して、後に装備を追加している。 スペック 基準排水量 1800t 満載排水量 2300t 全長 112m 全幅 28m 喫水 4.15m 船体 トライマラン 主機/推進 CODAG方式/ウォータージェット4基 速力 50kt+ 固有兵装 76ミリ単装砲 RAM 12.7㎜機銃2基 搭載機 ヘリ又はUAV2機 乗員 38名 ミッションモジュール 対空 Mk41VLS32セル各種対空ミサイル 高性能レーダーシステム 対水上 MK41VLS16セル各種対艦ミサイル主にヘルファイア USV1隻 対地 MK41VLS8セルSLATACMS M270ロケットランチャー又は155㎜砲 対潜 Mk41VLS8セル新アスロック USV1隻 UUV1隻 曳航ソナー 輸送揚陸 ウェルドック 搭載スペース 車両ランプ
https://w.atwiki.jp/horibe2210/pages/96.html
ペトリオット 長距離地対空ミサイル 航空自衛隊の高射群が装備する主力長距離地対空ミサイル。 対航空機、巡航ミサイル用のPAC-2と対弾道ミサイル終末迎撃用のPAC-3が存在する。 アルセリオでは本土やシャングリラ、海外の重要施設の防衛のために配備されているにとどまる。
https://w.atwiki.jp/horibe2210/pages/15.html
列強 各ブロック経済圏の宗主国のこと。 彼らによってこの世界の表が牛耳られている。 トスカーナ合衆国 アルビオン王国 フレネス共和国 ドッチュランド帝国 ルネス主教国 ソニエト共和国連邦 シア皇国 の8カ国であり過去に大日本帝国がこれに加わる。
https://w.atwiki.jp/horibe2210/pages/66.html
F-35J ライトニングⅡ 日本が採用したF-35ライトニングⅡ。F-35Bをベースにしており、あかぎ級軽空母で運用が出来る。
https://w.atwiki.jp/horibe2210/pages/80.html
悪魔の光 列強各国での核攻撃を表す言葉。 ニホンは悪魔の光を使用した。その光は一瞬にして同胞達を焼き尽くし、同じく発生させた猛烈な風でなぎ払った。さらに運よく焼き尽くされず、風も避けられた同胞もその光を見たため次々と原因不明の病に倒れた。また、同胞を助けようと光に焼き尽くされた場所に入った者達も次々と同じように倒れた。これこそまさに悪魔の業であり、我ら神の御名を持つ軍は乗り越えなければならない 放射線被爆と残留放射線被爆による放射線障害についても正確に伝えられていることが分かる。
https://w.atwiki.jp/horibe2210/pages/32.html
ドワーフ 亜人の一種で比較的小型。 世界各地に分布しており、人間社会との交流を制限している。 独自の国を持たず、族長制で部族単位で社会を構成している。 人間の行動に関しては中立を貫いている。 高度な魔法技術力を持ち、魔法金属の輸出が主な産業。
https://w.atwiki.jp/horibe2210/pages/90.html
91式携帯型地対空誘導弾 自衛隊が装備する携帯型の地対空ミサイル。 誘導は初期型で光学映像、後期型で赤外線画像で最大射程は5000m、到達高度は3000m(予想)。 そのため普通科の対飛竜?火力の主力であり、車載型の93式近SAM?とあわせて最も多くの飛竜?を撃墜している。
https://w.atwiki.jp/horibe2210/pages/101.html
自衛隊の編成 航空自衛隊 海上自衛隊 第1機動護衛隊群(横須賀)護衛空母ずいかく:旗艦 第2機動護衛隊群(佐世保)護衛空母しょうかく:旗艦 第1護衛隊群(横須賀) 第2護衛隊群(佐世保) 第3護衛隊群(舞鶴) 第4護衛隊群(呉) 第1潜水隊群(横須賀) 第2潜水隊群(呉) 陸上自衛隊 中央即応集団