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吉川 相変らずお元気のようで結構ですね。健康法としてはどのようなことをなさっておりますか。 五島 毎朝六時半に起きまして九時まで歩きます、多摩川ぶちを……。帰ってきて、樫の棒を百回振るのです。 吉川 そうですか。 五島 それから昼寝をするのです。 吉川 昼寝はいいですね。しかし、樫の棒を振るというのは長く続いておりますか。 五島 百回毎日振ります。そうでなければ手が弱ってくるし、また歩かないと足が弱る。われわれぐらいになると、歩く以外に健康法はありません。樫の棒は必ずしも振らなくてもいいかもしれないが、しかし、振ったほうがいいですな。 吉川 昼寝は……これは久原さんがそうです。昼寝自慢みたい。 五島 昼寝自慢と熊胆《くまのい》を飲むことです。私も教わって熊胆を毎日飲んだ。あれを飲みますと、まず第一に澱粉の消化を助ける。だから胆汁が多少少くてもいい。肝臓及び胆嚢の弱ったのを助ける。また肝嚢と胆汁に大きな負担をかけないですむ。腎臓というやつは心臓と同じです。心臓はきれいな血の循環、腎臓は血を清める。心臓、腎臓がなければ人間はすぐ死んじゃう。心臓、腎臓さえ強くしておけばいくらでも生きるわけです。 吉川 ぼくらも運動不足になるのがいちばんいけない。頭は何といいますか、輪転機のように動いて、からだはちっとも動かさない。ですから長いこと仕事を夢中にやっておって、気がついて、こうやって脈をみると、ずっと坐っているのですが、マラソンをしたようにドキドキしている。われわれは妙な使い方をしやすいのです。近年は少しゴルフを始めました。おっしゃる通り歩くことが……。 五島 あれは目的がある散歩ですからな。 吉川 それと、たまたま蒸し風呂に入る。頭から水をかぶっているのです。めちゃだというのですがね。これはまた爽快です。 司会 水をかぶるのは血液の循環にいいようです。 吉川 慣れないとできないです。 五島 いまお住居は松濤《しようとう》……? 吉川 松濤に借りているのです。赤坂の昔おりましたところにちょっと建てかけております。それができるまで松濤におります。渋谷の住人になったものですから、よく渋谷を……。 五島 吉野のほうはあのままですか。 吉川 あのままです。戦争中、百姓がやたらに麦畑にするので、梅の木を切ったりしちゃうのですよ。そんなのを薪代みたいに買って、家の囲りに植えていた。いまや家の囲りがいちばんきれいなんです。そこへ観光バスが降ろすらしいです。 五島 名所旧蹟になった。(笑) 吉川 この富士(五島邸の応接間にかけられた絵を指しながら)は大観さんP 五島 大観でないのです。古径でして珍しくこんなものがあったのです。こんな大きなものは古径には珍しい。 吉川 古径にすると本当に珍しい。大観氏もだいぶこの頃はあれでございしょうが、去年、おととしあたりは、まだ朝二時間か三時間くらいは絵筆をとっていたそうです、えらいですな。(この対談があって旬日後、大観氏は亡くなられた) 五島 全く気力ですな。 吉川 おととしですか。大観の画業五十年記念を朝日新聞でやりました。あのときにぼくとテレビをとってくれと放送局で頼まれましてね。「大観氏はどうなんだ」二ぺんやっておこう……L「それじゃやりましょうか」で、時間を約束しまして、午前中ー十時半ごろでしたか、そのころはテレビが珍しくてね。そうすると"酔心"という酒屋の主人が……。 五島 矢野……。 吉川 それが土瓶に酒を入れておいた。テレビをやっているうちに、ぼくは番茶と思って、これを飲んだら"酔心"です。(笑)これを飲みながらすっかりぼくのほうが酔っちゃいましてね。大観氏も御気嫌なんです。藪うぐいすが鳴きまして、それが録音に入ったのです。これは美術学校と博物館にコッピーして残っております。 五島 戦争中、酒は輸送は一切禁制でした。ところが大観氏は、どうしても飲まなければ生きていられないというのです。それで矢野氏が、運輸大臣用として私のところに送ったそのうちの何本かを届けた。始終送りました。 (大観の絵を床に掛ける)これは古いのです。これは珍しい。おもしろいと思って手に入れておきました。海、山十題と同じです。 吉川 二十年くらい前になりますか。 五島 十六、七年です。戦争の末期です。 吉川 なるほど大観氏の特長がよく出ております。 五島 向うから陽の出るところです。その岩の向のとこっちと波がまるで違っているですな。大観の面目躍如としております。 吉川 ちょっとああいう日本画家は……。 五島 ございません。 吉川 ちょっと古武士みたいな風がありまして、大体日本画というものがこのごろあやしくなりましたね。 五島 洋画と区別ができない。日本画プロパーのものはありません、みんな洋画に近いもので……。 吉川 何か日本画が自分を失っちゃって、実際嘆かわしいことと思うのです。すっかり洋画にのっとられちゃいましたね。 司会 会長は吉川先生の書かれた本は大がいお読みなられたようですが……。 五島 私は大がい読んだつもりです。"新書太閤記""梅里先生行状記""黒田如水""宮本武蔵"……そして"新・平家"に至っては二度か三度、"太閣記"も三度ぐらいは読んでいる。 吉川 それはどうも……。 五島 吉川さん、いまの人はどうでしょう。戦後の教育を受けた人は、あなたの"新・平家"でも"宮本武蔵"でも、あるいは"黒田如水"でも、ああいうのを読んでわかりましょうか. 吉川 わかりますね。 五島 やはりわかりますかね。 吉川 ですから、"宮本武蔵"なんか書いてから二十年くらい……もちろん「太閤記」もそうですが、まだ読まれていると見えて、いつまでもいつまでも始終出ているのですね。どっかで読んでくれている。おっしゃるようにだれかわかってくれる。それが最大の報《むく》われですね。よく人に会ったりしますね。「自分は実は事業のあれでこうなったとき、どうしようと思っていたのだけれども、"武蔵"を見て卒然と気をとり直した」とかそういう話を聞きます。 それから若い人にも読まれておりますね。いまの世相とか、あるいは学校教育ですとか、いろいろな表面の現象を見ますと、とてもおっしゃる通り私の書くようなものは届かないのじゃないか、おそれてしまうのじゃないか、と思われるのですがそうでもないのですね。たとえば、学校の生徒から特殊のアンケートをとります。そうすると、依然として"武蔵" "太閤記"、ああいうものはトップに近いところに出てくるのです。ああ、読んでいるのかなあと思う。というのは、あれが全然昔の講談みたいなものではない、そうかといって歴史のような固いもののままではない。多少ぼくが自分のこの年まで通ってきた人生観なり、自分の苦労というほどのこともありませんが、体験などを匂わして、小説として書いている。それが通ずるのじゃないかと思います。 五島 そうかもしれないな。つまり、富士山でいうと、八合目から上を見る。八合目以下はよくわからないが、そういう層がちゃんとあるに相違ない。八合目以下がなければ富士山はない。日本国民というものは八合目以下には何か外で見えないような精神がつもっているに相違ない。 吉川 だから、ジャーナリストというのは、非常にものを敏感に汲みとるようでいて、案外、上澄《うわず》みのみとって底のものを見逃しちゃう。 たとえば、銀座にしても、あすこらにごろごろしている女というのは、どうもと思ったりするのです。がそうではありませんね。あれはフラッパーでウイスキーなんかがぶがぶ飲んで酔っぱらっているのですが、ほんとうに洗ってみると、働いていて、実はうちにおとっつあんがいる、弟を学校に通わしている、といったのが相当いるんですね。 ぼくは感心したことがあります。これはちょっと前なんですが、"サロン春"というのがありまして、そこにフラッパーで、またおかしいやつがいたのです、酔っぱらいで……。あるとき、看板近く外へ出ますと、小雨が降っているのです。これは降っていると思って、ぼくも車を拾おうと辻に立っていた。終ったものですから、"サロン春"の女たちがみんな帰ってくる。そうすると、こっちのほうから、紺絣を着た中学生みたいな子が傘をかざして「姉ちゃん、姉ちゃん」と呼んで、そうして番傘をさして、二人よりそうようにして小雨降る深夜の街路へ消えていった。あれが酔っぱらってあんなことを言った女かと、感心したことがあります。だから決して表面だけを見たのじゃわからない、その世相が……。むしろ間違いやすいのです。 五島 女性で吉川さんの書いたものを愛読しているというのはおりますか。 吉川 自分の口から言うのもおかしいのですが、"新・平家"の場合は非常に女の読者が多い。おかしいですよ。あんな長いもの、ぼくのは多少むずかしいところもありますが、それを読むかなあと思うが、女の人も読んでおります。 毎日新聞で、年一回全国的に読者からとって十位まできめております。しかしその場合でも、「武蔵」「太閤記」などは、しばしば男性の側では一位になる。女性の側では、十位のうちで八番目か七番目になったのが二、三年ありました。しかし、女性の場合はやはり、数から言えばその年のベストセラーというものですね。読者の選択なんかも、自分で選択するというより、なんか囲りの流行的なものにとっつきやすいですね、女性は。ですから、ベストセラーの数の売れるのは、女性が買うのが七十パーセントかもしれません。たとえば原田康子の"挽歌"ですか、自分も買わないと悪いように買いますね。(笑) いまは女の人の生活といい考え方といい、非常にゆれているときですね。一つの過渡期ですね。まだ本当の落ちつきを得ていないですね。それを女の化粧でたとえていいますと、女というものほど流行に敏感なものはないですね。これはコレットのなんだ、これはなんだというようなものがありますが、白粉であれ、ルージュであれ、立ちどころにみんな自分の顔につける、あたまからくっつけたがる、だからはなはとっ拍子のないものができ上ります。ですけれども、だんだん自分でおのずから調和をもって、いつの間にか、やはり日本の女の顔だというメークアップを作っていくのですね。それと同じで一つの揺籃期なんです。 しかし、どうかして、日本の女というのは……ぼくは実に日本に生れて、日本の女がよかったと思うのは、これは一つの生れ甲斐ですか、五島さんもそう思うでしょう、奥さんをごらんになってもそう思うと思う。(笑)生れ甲斐だと思う。これが変テコレンのものにならず、日本らしくいい女であってほしい。日本らしいというのは何も古い形でなくてもいいのです。 五島 そうですね。 吉川 丁度正月に女の人が春という感じで寛いで日本髪を結いたくなる。心のどこかにやはり日本の女には日本の女らしさというものを吸収しておりますね。 五島 そうですかな。 吉川 やはりぼくはこの風土とこの国柄というか、そういう中で男は本質的にはそういうものが好きじゃないのですか。この間、座談会で石原裕次郎が いま人気では上にいるのでしょうー撮影所の女なんか一人もほしくない、やはり日本の女らしいのが好きだということを、もっとほうり出した言葉で言っておりました。 ぼくがおかしいと思うのは、自分の作品のことを言うようですが"宮本武蔵"ではいろいろな女が出てきます。あの中で、二つの女のタイプーお通《つう》と朱実《あけみ》、二つの代表的なタイプをあの中でおいてみているわけなんですが、よく何か酒場で酒を飲んだりしているのを聞いてみると、朱実が好きだという女性は少いですね。 五島 そうかな。 吉川 「お前は朱実そっくりだ」というと怒ります。(笑)そこのところが甚だ……。 五島 そうですかな。ふつうの女は朱実のような気がしますが……。(笑)そうですか、お通がやはり……。そうかもしれないな。 吉川 男女の恋愛的なことでも、とんでもないことをやるように、よくニュースの上やジャーナリストの話は浮いて出るのですけれども、やはりそこはかとなくやっている恋愛なんかは、みんな日本人らしいのじゃないですか。ただこのごろは一つの事件が出ますと、マスコミというか、大きく映りますからね。底流に日本人らしさがあるというと、私のあまりに古い、またあまりに楽観かもしれませんけれども、そんな気がするのです。 五島 お通と朱実を比較すれば、お通は耶蘇教の宣教師のような風格だ、それは禅坊主のような感じがするですよ。朱実はどっかの日本の芸者ーi芸者じゃ少し悪いが、それに近いようなもので、深みがない、重みがない。 吉川 そうですな。だからああいうのは嫌いなんです。だからそこのところがおかしい。 五島 人間、向上心がみんなあるのだから、深みのあるやつのほうが好きなんでしょう。 吉川 そうでしょうね。日本人は、だれかが何かしても、端的にアメリカ人みたいじゃ満足しない。余韻《よいん》とか味とかーこれは庶民の中でも知っているのですよ。 司会 先生は人間的にも非常な御苦労を重ねてこられたことを伺っているのですが、そういった御体験から人生観といったものを……。 吉川 あまり苦労なんかしていない。よく人が「吉川さん、大へん御苦労なさって」とおっしゃるのですが、ぼくはそんなに思っていないのです。むしろこう思っているのです。人間はだれでもいちばん苦労したと思いやすい。私ほど苦労したものはないーという思いを銘々が持つ。まだまだ苦労している人はたくさんあると思うのです。 五島 吉川さんなんかがお書きになっていることは道楽で(笑)、自分がおもしろくなければ書けない。 吉川 おっしゃる通り。 五島 書いているのは何よりおもしろいに相違ないのだ。そうでなければあんなものは書けはしません。 吉川 そうです。要するに業《ごう》です。五島さんでもそうですね。もう、何にもしないで、何のわずらいもなくて暮せるわけです。ところが、おもしろいのですね。それからそれへといろいろな着想が湧き、構想が湧き、希望に希塁を持って事業を推進されていく―一種の業です。 五島 業です。道楽です。 吉川 業すなわち道楽です。 五島 これがなければ生きていられないようなものです。 吉川 お前はそれだけのことをやってこい,iとどっかで言っておられるわけです。ぼくもそう思っております。この年でも、どうしても、書き上げる最後の夜なんか徹夜になります。寒夜にひとりで、冷い指で、溜息をつきながらとつこうつしている。考えてみると、今ごろ、だれも起ぎていない、おれはどうして起きていなければならないかと思う。しかし、それはおもしろいのです。ぼくは一言にして五島さんに看破されたようなものです。それは原稿を取る者はいろいろ言いますが、実は自分自身がおもしろいやむにやまれない。 司会 先生の文学の着想と申しましょうか、ああいった歴史物を作られるチャンスはどういうところから……? 吉川 これはどういうところといっても、中篇とか短篇ですと、何かいわゆるヒントみたいなものがあって、これはおもしろい、一つ書こうというようなことになるのですけれども、ぼくは大体、長篇が多いのです。ですから、戦国時代は秀吉を書き、"新・平家"は藤原末期、鎌倉時代の初期、こんど毎日に"私本太平記"、そうすると、ほぼ時代がつながってくるのです。自分がいくつまで生きているかわかりませんけれども、そういう日本の長い歴史というものですね、これをだんだんと綴っていこうと思っているのです。 たとえばここに、五島さんと吉川というものがいるでしょう。この血を上に遡っていけば、日本の上代までいくわけです。この血は断絶したことがないのだから……。人間の肉体の中で断絶したことがないから上代までつながっているわけです。上代に今日の五島慶太という種を残した人間が明かにいたわけです。吉川という何かがいるわけです。そういう祖先があります、平易にいえば……。この国の歴史というものをだんだんとこつこつと、あなたを書き、こなたを書き、一貫したあれを書いていきたいと思います。 五島 "私本太平記"、ああいうものがありますか。 吉川 従来はだれかの"吉野朝物語"というのと何かがあったのですが、大体はあの時分はこわがって手をつけなかった。ひょっと書き間違えたら学者が馘でした。立ちどころにえらい目に遭っちゃいます。 五島 すぐ憲兵に引っぱられちゃう。"私本太平記"(毎日新聞連載)は吉川さん初めてお書きになるのですか。 吉川 初めてです。で、正成、後醍醐天皇、足利尊氏というものは 自分のところの子供は、慶応大学に行っているのと成蹊の高校生と女子大学の附属高校へ行っているのと、こういるのですが、ちょっと聞いてみると、どういうわけか三人とも知らない。それで愕然《がくぜん》としたのです。 それからこんどはそれを知っているほうは、尊氏は逆賊一本槍です。正成といえば徹頭徹尾、神さまということになっちゃう。それ以外は混沌としているのです。ところが六、七十年にわたる南北朝のころは、あすごは日本の歴史の胴中です。ジャングルみたいにだれにもわかっていない。学者の書いたものはどうかというと、従来は、おっしゃる通りちょっと書き違えれば憲兵に引っぱられちゃう。こわがって型のものしか踏襲して書いていない。これをこころみるのはジャングルに入っていくようなもので、はなはだキミが悪くて冒険なんですが、ぼくはいま多少健康がありますから、自分の健康のあるときにいちばん至難な時代を書いておかなければと、こんどは腰をすえて書きにかかったのです。もとより都合の悪い資料は湮滅されております。多くの想像がたくさん入っているわけですが、やはり相当厄介な仕事です。五島 尊氏の経文というものがあってあれは戦争前でしたか、国宝に指定したのですが、それがために、時の文部大臣はだれだったか、えらく議会で問題になりました。それを商工大臣の中島久万吉君がちょっと弁護した、尊氏を弁護した。それで責任を負うて閣外に放り出された。そのあとで松本蒸治君が商工大臣になりましたが、そんなことになりました。 吉川 尊氏は気の毒ですね。実際、朝廷に抵抗したことは事実なんですけれども、あんなに数百年の後まで、墓石まで荒らされる、どうもやはり日本人というものは非常に偏しますからね。逆賊なら逆賊にきめすぎちゃう。よく洗ってみると、おもしろいところもあるのですね。 尊氏は地蔵菩薩が信仰なんです。これはお母さんから言われたのか、生涯、地蔵菩薩を信仰した。だから晩年の尊氏が自筆の日課地蔵という地蔵の絵などもあります。 地蔵菩薩を調べると、ちょっとおもしろいのです。地蔵菩薩というのは両面のつまり一仏二体なんですね。一面は不動一面は地蔵なんですね。あの不動のこわい姿、それと地蔵、そういうものを生涯の信仰としている、おもしろい。人間となればおもしろい。 五島 私が、いちばん吉川さんに感謝することは"新書太閣記"によって、非常に秀吉の旺盛なる事業欲を見て、秀吉にかぶれたわけですが、秀吉のやったことがおもしろかったし、こっちもやってみたいような気がして、だんだん秀吉のようなことをー片端から一城々々を片づけてきて、今日のようなことになったということですね。 吉川 五島さんは秀吉をお好きとおっしゃったけれども、たしかに秀吉的ですね。 ぼくは秀吉という人間は書きましたがつまり、自分が秀吉が好きなんです。これのどういうところが好きだと聞かれると困るのです。あの何となく明るい、いわゆる夢たっぷりなんですね。これはいいですね。 五島 陽気ですわね。暗い面がちっともない。 吉川 そうですな。それでいて、秀吉の少年期から青年期を洗ってみると、どこを見ても、生い立ちから、暮しから、周囲の環境から、時代の要件から、まるで不良少年ができるようにできております。明るい環境は何にもないのです。そういう中に育ってきながら、ちっともひがみというものがないですね。すくすくとあの個性が伸びていって、何んら暗い影を持たない。 五島 それだから政治の悪いことを言う余地がない。 吉川 もっとも感心するのは、あの時分は戦国時代ですから、戦争ものべつあったわけです。"信長が攻めた跡は草木も枯れる"というのです。叡山であろうとどこであろうと、草木も枯れるほど徹底的にやる。ところが秀吉の陣を結んでいくところは、すぐ市(いち)が立っていく。これがぼくの秀吉が好きなところです。 あの人にはおのずからの天性、人がよくて、そこに市が立ってともに生活し、働くという天性が何かあるのですね。これは何ともいえないものですね。 五島 そうですね。大体そういうことだな。 吉川 そうだから、あの大きな事業ができてくるのですな。人がわっしょわっしょと一緒に作っていくのですね。 五島 そうですな。秀吉が攻めてもすぐ市ができるということが彼が大をなすゆえんだ。信長は反対だ。草木も棺れるから、中途にしてあんな不幸になった。 司会 そういう問題と結びつけて、会長の事業観ですね。それをちょっとお話しを願いたいと思うのですが。 五島 事業観ー事業というものは秀吉の事業と同じようなものだよ。さっき言ったように、いまぼくのやっているというものは、"太閤記"を読んで、"太閤記"の真似をしているようなものだ。(笑) 吉川 ぼくは、五島さんを前において言うのもおかしいけれども、あなたに対して同じようなことを感ずるのです。たとえば、デパートならデパートをやると、ああいうふうに……。その他、私どもにはわからないけれども、あらゆる大きな事業に手を打っていかれるでしょう。これには都合の悪い人もたくさんいるから、おのずから敵も生じたり、おのずから悪口も出たり、風当りも強かったりするでし."うけれども、日が経って、あなたの仕事を見ると、結果を見て、おのずから黙ってしまう。おのずから一緒に働くようになってくるのは、それはどっか秀吉的なものがあります。 五島 いまおっしゃる通り、やはり攻めた跡に直ちに市ができるようなふうでなければダメです。 吉川 そこを生かしてやらなければ……。 五島 事業をのっとって、それを殺してしまうことをやったらダメです。だから過去を見て悪口を言うのです。百いくつかの会社をのっとったとか、"強盗慶太"とか言うけれども、(笑)過去を見ると、のっとられた人は決してそう不満に思っていない。 吉川 不満に思っていたら信長みたいに本能寺になる。なにか身を固めて用心しないわけにいかない。そうでない、ともに働いて市の立つ雰囲気ができてくるところは、現代に移して何か事業性の上に五島さん的な特殊の味があるのでしょう。五島 私はいま、毎朝五時に眼が覚めるというと、すぐラジオをかける。人生読本を必ず聞いております。いま立教大学の仏教の先生の西なんという人の浬槃《ねはん》の講義を聞いております。浬槃はどういうことかというと、"私"のないこと、無我になって、社会とあるいは大我に徹底する。自分というものはない。全社会と一つになることが、すなわち涅槃だというのです。涅槃というものはあながち死じゃない。大我に徹する、社会と自分が全然同一になることだ。死んでしまうと社会、宇宙と一緒になっちまう。ごく通俗にいえば、自分の住んでいる社会と同じになることが涅槃だ。究極としていえば、宇宙の土や灰となることだ。その意味においては同じだ。そういうふうにならないと、健康も維持できない、事業も必ず成功しないということを聞いたのです。全くその通りだと思いますね。 吉川 そうですか、それはぼくも涅槃の講義を伺って、ちょっと眼が開く気がしますのは、ぼくらが原稿紙に向って仕事をしているのも、これも涅槃になったときがほんとうにいいものが書けますね。つまり、文学者というのは、従来は大学を出て、書斎で、自分の持っている限界のある知識をもって、民衆になんか与えるのだ、読者はおれについてくるのだ、高いところからそういう気持で書いているという態度が多かったのです。自分はそれでは、たくさんな、教育の程度のまちまちのものにどうだろう、たくさんの庶民に対してどうだろう。で、いま話を聞いて思いあたるのですが、つまり、大衆の中に自分の机を持っていくという気持なんです。一段降りて大衆の中に机を持っていく。ほんとうに自分も群衆のひとりみたいになって書く、これが何んかいちばんアッピールするような気がしますね。 ですから、私の書いたものに何か教えられるところがあったとかいうのは、これは表現が間違っているので、決して人に教えるという気持で書いたことはないのです。ただその人間のだれの中にも持っているけれども、自分で気がつかないものがある。それに呼び水をかけていく、と、何んか古い歴史の物語を読んでいて読者自体のものが呼び水で呼び出されるというあれですね。それはやはり涅槃の業に近いものがある。涅槃はなるほどそういう積極的な大きな考え方……なるほどおもしろかった。 早朝にそういうのを聞いていらっしゃるのですな。だからいくつになっても育っていらっしゃるのですな。五島さんは……。(笑)そうです、育っております。 人間は年をとると育たなくなるらしい。あれは嫌いなんです。自分が至らないくせにぜいたくを言っているのですが、育たない人と話していると、五分間話していると倦きちゃう。ぼくは人というものは何歳になっても育つものだと思います。五島 しかし、だんだん年をとってくると夢が少くなりますな。エジソンがあれだけのいくつかの大発明をした。何によってヒントを得たかということです。自分のラボラトリーの中に、若い少年……学生ですか、学校を出たばかりの幾人かをおく。それがエジソンに対して、パリの芝居をいながら見る方法がありませんか、pンドンと話ができないでしょうか、世界を一日か二日で回ってみたいが、そういう方法がありませんかということを言う。それをノートに書いておいて、それをとにかく実現することに努めたものが、マイクロウェーブであり、テレビであり、映画であり、ラジオである。こういうのですね。やはり自分から研究するほか、そのヒントを得ることに多少努力するということがなければ、夢は出てこないですな。 吉川 そうですね。 五島 しかし、だんだん年をとると、社会に出ないで家にばかり引っ込んでいるし、従って夢を描くヒントがなかなか出てこないのです。 吉川 ですから五島さんの囲りには常にフレッシュな若い人たちが必要ですな。 五島 それが始終きて話してくれるというより、話にくるのでなく、何か頼みにくるのです。(笑)その頼む中にこっちが得るヒントがある。 吉川 なるほど。 五島 毎日十人か十五人かいろいろなことを頼みにくる。それから大体知識を得るのですが……外にあまり出ないものですから、それからヒントを得る以外に方法はないのですがね。やはり人に接することが必要ですな。 吉川 五島さんは長く世間の巷を歩いて、いまは夢のヒントをつかむあれがなくなったというのですが、そういう夢のありそうな若いのと何かとお遊びになる。そうしてあなたのいわゆる創造力と造型力ですか、一致していくようになったら理想的ですな。 五島 そういうように努めて、若い人間に会うことを考えているのですが、このヒントを得てエジソンのようにそれを実現することは、若い人よりはこちらのほうが実現する方法は知っているですわ。経験でわかるのです、考えつくのです。それだから人も相談にくるようなものだろうと思うのです。 吉川 その点は芸術家は自分で夢を持ち、自分で立ちどころに実行しますからやりいいですな。 五島 その夢をあなたの場合なら、たくさんの著書によって画かれる。 最近、日本国民というものに、政治家でも実業家でも何でもそうですが、夢を持っている人が少い。 吉川 それはおっしゃる通りですな。 五島 やはり夢を持っている人は深く見えるのです。重み、貫禄があるのですな。夢のない人間は実に薄っぺらで、さっきのお通と朱実みたいなもので、朱実は夢を持っていない。お通は夢を持っている。そういう感じがしますがな。将来やはり夢を持った国民でなければ、私は滅びると思う。えらくならないと思う。 吉川 そうですな、いまの青年なんかを見ましても、なにもいまの青年がアルバイトして、金に乏しくて、生活が楽でない、スカンピン、というのを見ても、少しも同情もしませんし、気の毒とも思いません。なぜならば、自分もそういう中を通ってきた。しかもそういう時代が愉快だったのですからね。 どうしてぼくらの青年時代は愉快かというと、おっしゃる通りに夢があった。その時分の阪井久良岐という人の川柳ですが、「今にみろ、みうと歩く永田町」(笑)よくわれわれの青年時代の気持を現わしている。「今にみろ、みうと歩く永田町」……ところがいまの青年にはそれがないから、その点は同情にたえないし、全く気の毒ですね。 五島 だからその日その日が辛いに違いない。そういう夢を持っておればつまらなくない、愉快だ。その実現に向って一歩でも進んでいるということが愉快なんだね。 吉川 青年たちが数名いる中で、この話がよく出るのですよ。青年たちの言うのは軌を一にしております。ということは、それは政治が悪いのだ、こうくる。つまり、社会あるいは政治のほうに転嫁していくのですよ。これも違っているのです。いつの時代でも、石垣に穴があっても入る隙がない、上の壁は……。どっちを見てもがっちり社会ができていて、城乗り一番の功名を立てさせないように、できているのです。 しかし、いつの時代でも夢を持つ者は持っておりますね。 それから夢は人から与えられるものでなくて、やはり自分で醸して自分で夢を見なければ……。その点がちょっと情けないのです。 司会 最近は終戦後の混乱からだいぶ立直っているのじゃないですか。やはり終戦直後の飲まず食わずの頃には、夢をもてといっても仲々無理だったとは思いますが……。 吉川 そんなことを云えば、ぼくらは青年時代、全く食うや食わずの生活の連続だったのですが、どうしてあんなに呑気に……始終愉快でした。何か漠としていたが、夢があった。 今の青年は非常に賢いし、現実的です。ですがその反面に、あまりにものの考え方がドライですから、夢というのが持てないのですね。 あなた方(司会者など)は始終そばにいるのでしょうが、いつまでも夢を持ち、常に育っていられる五島さんは現代の秀吉ですよ。 司会 私ども、ついていくのに息が切れます。 吉川 それはとてもとても……。カントに言わせると、生殖の根元は女性、事業・創造力の根元が男性、それが人類の長い歴史で両方まポ、cりあってくるのです。ですからお互いに現代人には、M何パーセント、W何パーセント、これが普通になってきているのです。五島さんは典型的な男性です。実際、ついていこうとしたら息が切れるでしょう。 司会 ちょうど、山にかけ上っているようなものです。(笑)
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岳南(がくなん)の佳人(かじん) 一 一散に馳(か)けた玄徳等は、ひとまず私宅へ帰って、私信や文書の反故(ほご)などみな焼きすて、その夜のうちに、この地を退去すべく慌(あわ)ただしい身支度にかかった。 官を捨てて野(や)に去ろうとなると、これは張飛も大賛成で、わずかの手兵や召使いを集め、 「御主人には今度、にわかに、思うことがあって、県の尉(い)たる官職を辞め、暫(しばら)く野に下って、悠々(ゆうゆう)自適(じてき)なさることになった。しかし、実はおれが勅使(ちょくし)督郵(とくゆう)を半殺しの目にあわせたのが因(もと)だ。就(つ)いては、身の落ち着きの目的(めあて)のある者は、家に帰れ。的(あて)のない者は病人たりとも、捨てては行かぬ。苦楽を共にする気で御主人に従って参(まい)れ」と、言いわたした。 貰(もら)う物を貰って、自由に何処(どこ)かへ去る者もあり、何処までも、玄徳様に従ってと、残る者もあった。 かくて夜に入るのを待ち、手廻(てまわ)りの家財を驢(ろ)や車に積み、同勢二十人ばかりで、遂(つい)に、官地安喜県(あんきけん)を後に、闇(やみ)に紛(まぎ)れて落ちて行った。 ――一方の督郵(とくゆう)は。 あの後、間もなく、下吏(したやく)の者が寄って来て、役所の中へ抱え入れ、手当を加えたが、五体の傷は火のように痛むし、大熱を発して、幾刻(いくこく)かは、まるで人事不省であった。 だが、やがて少し落ち着くと、 「県尉の玄徳はどうしたっ」 と、囈言(うわごと)みたいに呶鳴(どな)った。 その玄徳は、官の印綬(いんじゅ)を解いて、あなたの首へかけると、捨(す)て科白(ぜりふ)を言って馳け走りましたが、今宵(こよい)、一族を連れて夜逃げしてしまったという噂(うわさ)です――と側(そば)の者が告げると、 「なに。逃げ落ちただと。――ではあの張飛とかいう奴(やつ)もか」 「そうです」 「おのれ、このまま、おめおめと無事に、逃がしてなろうか。――つ、つかいを、すぐ急使を遣(や)れっ」 「都へですか」 「ばかっ。都へなど、使いを立てていたひには間にあうものか。ここの定州(ていしゅう)(河北省・保定(ほてい)・正定(せいてい)の間)の太守(たいしゅ)へだ」 「はっ。――何としてやりますか」 「玄徳、常に民を虐(ぎゃく)し、こんど勅使の巡察に、その罪状の発覚を恐るるや、かえって勅使に暴行を加え、良民を煽動(せんどう)して乱をたくめど、その事、いちはやく官の知るところとなり、一族をつれて夜にまぎれ、無断官地を捨てて逃(のが)れ去(さ)る――と」 「はっ。わかりました」 「待て。それだけではいかん。すぐさま、迅兵(じんぺい)をさし向けて、玄徳等を召し捕らえ、都へ御檻送(ごかんそう)くださるべしと、促(うなが)すのだ」 「心得ました」 早馬は、定州の府へ飛んだ。 定州の太守は、 「すわ、大事」と、勅使の名に惧(おそ)れ、又、督郵の詭弁(きべん)にも、うまく乗せられて、八方へ物見(ものみ)を走らせ、玄徳たちの落ちて行った先を探させた。 数日の後。 「何者とも知れず、安喜県の方から代州(だいしゅう)(山西省・代県)のほうへ向かって、驢車(ろしゃ)に家財を積み、十数名の従者をつれ、そのうち三名は、驢に乗った浪人風の人物で、北へ北へさhして行ったという事でありますが」 との報告があった。 「それこそ、玄徳であろう。縛(から)め捕(と)って、都へ差し立てろ」 定州の太守の命をうけて、即座に鉄甲(てっこう)の迅兵(じんぺい)約二百、ふた手にわかれて、玄徳等の一行を追いかけた。 二 北へ、北へ、車馬と落ち行く人々の影はいそいだ。 幾度か、他州の兵に襲われ、幾度か追手(おって)の詭計(きけい)に墜(お)ちかかり、百難を越え、漸(ようや)くにして代州の五台山下(ごだいさんか)まで辿(たど)りついた。 「張飛。御身(おんみ)の指図(さしず)で、ここ迄(まで)はやって来たが何か落ち着く先の目的(めあて)はあるのか。――此処(ここ)はもう、五台山の麓(ふもと)だが」 関羽も言うし、玄徳も、実は案じていたらしく、 「いったい、これから何処(どこ)へ落ち着こうという考えか」と、共々(ともども)に訊(たず)ねた。 「御安心なさるがよい」 張飛は大のみこみで言った。そして岳麓(がくろく)の平和そうな村へ行き着くと、 「暫(しばら)く、御一同は、その辺に車馬を休めて待っていて下さい」 と、一人で何処かへ立ち去ったが、程なく立ち帰って来て、 「劉大人(りゅうたいじん)が承知してくれました。もう大船に乗った気でおいでなさい」 と告げた。 「劉大人とは、何処(どこ)の何をしておる人物かね」 「この土地の大地主です。まあ大きな郷士(ごうし)といったような家柄と思えばまちがいありません。常に百人や五十人の食客は平気で邸(やしき)においているんですから、われわれ二十人そこらの者が厄介(やっかい)になっても、先は平気です。又この地方の人望家でもありますから、暫(しばら)く身を匿(かくま)っておいてもらうには、何よりな場所でしょうが」 「それは願ってもない事だが、御身(おんみ)との間がらは、どういう仲なのだ」 「劉大人も、今こそ、こんな田舎にかくれて、岳南(がくなん)の隠子(いんし)などと気どっていますが、以前は、拙者(せっしゃ)の旧主鴻家(こうけ)とは血縁もあって、軍糧兵馬の相談役もなされ、何かと、旧主鴻家とは、往来しておったのであります。――その頃、自分も鴻家の一家臣として、御懇意(ごこんい)をねがっていたので、鴻家が滅亡の後も、実は、拙者の飲(の)み代(しろ)だの、遺臣の始末などにも、ずいぶん御厄介になったもので」 「そうか。その上に又、同勢二十人も、食客(しょっかく)をつれこんでは、劉大人も、眉(まゆ)をひそめておいでだろう」 「そんな事はありません。非常に浪人を愛する人ですし、玄徳様の御素性(ごすじょう)を、われわれ義軍が、官地を捨てて去った事など、つぶさにお話ししたところ、苦労人ですから、非常によくわかってくれて、二年でも三年でもいるがいいというわけなんで」 張飛のことばに、 「そういう人物の邸(やしき)なら身を寄せてもよかろう」 と、玄徳も安心して、彼の案内について行った。 すると、岳麓(がくろく)の疎林(そりん)のほとりに、一廓(いっかく)の宏壮(こうそう)な土塀(どべい)が見えた。玄徳等を誘(いざな)いながら、張飛が、 「あの邸(やしき)です。どうです、まるで豪族の家のようでしょう」と、自分の住居ででもあるように誇って言った。 玄徳がふと驢(ろ)を止めて見ていると、その邸の並びの杏(あんず)の並木道を今、鄙(ひな)には稀(まれ)な麗人(れいじん)が、白馬に乗って通って行くのが見えた。美人の驢の後ろからは、ひとりの童子が、琴を担(にな)って、眠そうに供をして行った。 三 「はて、何処(どこ)かで見たような」 玄徳はふとそんな気がした。 遠目(とおめ)ではあったが、妙(みょう)に印象づけられた。もっとも、殺伐(さつばつ)な戦場生活だの、僻地(へきち)から曠野(こうや)を流浪(るろう)して来た身なので、よけいに、彼方(かなた)の女性が美しく見えたのかもしれない。 麗人は、すぐ広い土塀に囲まれた、豪家の門のうちへ入ってしまった。 「そこが劉大人の邸(やしき)だ」 と、たった今、張飛から教えられたばかりなので、さては劉家の息女かなどと、玄徳はひとり想像していた。 程なく、玄徳等の一行も、その門前に着いた。一同は車を停め、驢から降りて、埃(ほこり)まみれな旅の姿を顧(かえり)みた。 ここの主(あるじ)は浪人を愛し、常に多くの食客を養っているという。どんな人物であろうか、玄徳や関羽は、会わないうちはいろいろと想像された。 けれど、張飛に案内されて、南苑(なんえん)の客館に通ってみると、まったく世の風雲も知らぬげな長閑(のど)けさで、浪人を愛するよりは、むしろ風流を愛すことのはなはだしい物持(ものもち)の逸人(いつじん)ではないかと思われた。 やがてのこと、 「はい、てまえが、当家の主(あるじ)の劉恢(りゅうかい)です。ようお越しなされました。お身の上は最前、張飛どのから聞きましたが、どうぞお気がねなく、一年でも二年でも遊んでいて下さい。その代わりこんな田舎ですから、何もおかまいはできませんよ。豊かにあるのは、酒ぐらいなもので」 こう主(あるじ)の劉恢(りゅうかい)が出て来てのあいさつに、張飛は、 「ありがたい。酒さえあれば何年だって居(い)られますよ」 と、もう贅沢(ぜいたく)を言う。 玄徳はいんぎんに、 「何分(なにぶん)」 と、暫くの逗留(とうりゅう)を頼み、関羽も姓名や郷地を名乗って、将来の高誼(こうぎ)を仰(あお)いだ。 劉大人(りゅうたいじん)は、いかにも大人らしい寡言(かげん)な人で、やがて召使いをよび、三名の部屋として、この南苑(なんえん)の客館を提供し、何かの事などいいつけ、程なく奥へかくれてしまった。 「どうです、落ち着くでしょう」 張飛は手がら顔に言う。 「落ち着きすぎるくらいだ」と関羽は笑って 「ぼろを出さぬようにしてくれよ」 と、暗(あん)に張飛の酒ぐせをたしなめた。 年を越えた。春になった。 五台山下(ごだいさんか)の部落は、寔(まこと)に平和なものだった。ここには、劉恢が土豪として、村長(むらおさ)の役目も兼ねているせいか、悪吏も棲(す)まず、匪賊(ひぞく)の害もなかった。 しかし、張飛や関羽は、そのあまりに無事なのにむしろ苦しんだ。酒も平和には倦(う)んだ。 それと違って、玄徳は近ごろはひどく無口であった。常に物思わしいふうが見える。 「長兄も、此頃(このごろ)は漸(ようや)く、ふたたび戦野が恋しくなって来ているのではないかな。風雲児、とみに元気がないが」 或時(あるとき)、関羽が言うと、 「いやいや、戦野が恋しいのじゃないさ」 と張飛は首を振った。 「では、郷里の母御(ははご)の事でも案じておられるのかな?」 「それもあろうが、原因はもっとべつな方にある。おれはそう覚(さと)っているが、わざと会わせないんだ」 「ふウむ。原因があるのか」 「ある」 苦々(にがにが)しげに張飛は言った。その顔つきで思い出した。近頃、南苑(なんえん)に梨花(りか)が咲いて、夜は春月がそれに霞(かす)んで又なく麗(うるわ)しい。時折その梨苑をさまよう月よりも美しい佳人(かじん)が見かけられる。そうするといつのまにか、この客館から玄徳のすがたが見えなくなるのだった。 四 張飛のはなしを聞いて関羽にも思い当たるふしがあった。関羽はそれから特に玄徳の容子(ようす)に注目していた。 すると、それから数日後の宵(よい)であった。その夜は朧月(おぼろづき)が麗しかった。五台山の半身をぼかした夜霞(よがすみ)が野にかけ銀を刷(は)いたような朧(おぼろ)を曳(ひ)いていた。 「おや。いつのまにか」 気がついて関羽は呟(つぶや)いた。三名して食卓を囲んでいたのである。張飛は例に依(よ)っていつまでも酒を飲んでいるし、自分も杯(さかずき)を持って相手になっていたが、玄徳は室を去ったとみえて、彼の空席の卓には、皿や酒盞(しゅさん)しか残っていない。 「そうだ」 こよいこそ彼の行動をつきとめてみよう。関羽はそう考えたので張飛にも黙って急に部屋から出て行った。 そして南苑の白い梨花の径(こみち)を忍びながら歩いては見まわした。 もう奥の内苑(ないえん)に近い。主(あるじ)の劉恢(りゅうかい)のいる棟(むね)やその家族等の住む棟の燈火(ともしび)は林泉を透(とお)して彼方(かなた)に見えるのであった。 「はて、これから先へゆく筈(はず)もないし」 関羽が佇(たたず)んでいると、程近い木の間を、誰か、楚楚(そそ)と通る人があった。見ると、劉恢の姪(めい)とかいうこの家(や)の妙齢(みょうれい)な麗人(れいじん)であった。 「……ははあ?」 関羽は自分の予感があたってかえって肌寒(はだざむ)いここちがした。物事の裏とか、人の秘密とかには、むしろ面(おもて)を横にして、無関心でいたい彼であったが、つい後ろから忍んで行った。 劉恢(りゅうかい)の姪(めい)とかいう佳人(かじん)は、やがて鮮(あざ)やかに月の下に立った。辺りには木蔭(こかげ)もなく物の蔭もなく、ただ広い芝生に夜露が宝石を撒(ま)いたように光っていた。 すると梨(なし)の花の径(こみち)から又ひとりの人影が忽然(こつぜん)と立ち上がった。それは花の中に隠れていた若い男性であった。 「オ。玄徳さま」 「芙蓉(ふよう)どの」 ふたりは顔を見あわせてニコと笑(え)み交(か)わした。芙蓉の歯が実に美しかった。 相寄(あいよ)って、 「よく出られましたね」 玄徳が言う。 「ええ」 芙蓉はさしうつ向く。 そして梨畑のほうへ、ふたりは背を擁(よう)し合(あ)いながら歩み出して、 「劉恢は、あれでとても、厳格な人ですからね。……食客や豪傑たちには、やさしい温情を示す人ですけれど、家庭の者には、おそろしく厳(やか)ましい人なんです。……ですから、……、こうして苑(にわ)へ出て来るにもずいぶん苦心して来るんですの」 「そうでしょう。何しろ、われわれのような食客が常に何十人もいるそうですからね。私も、関羽だの張飛だのという腹心の者が、同じ室(へや)にいて、眼を光らしているので、彼等にかくれて出て来るのもなかなか容易ではありません」 「なぜでしょうね」 「何がですか」 「そんなにお互い苦労しながらでも、夜になると、どうしてもここへ出て来たいのは」 「私もそうです。自分の気もちがふしぎでなりません」 「美しい月ですこと」 「夏や秋の冴(さ)えた頃よりも、今頃がいいですね。夢みているようで」 梨の花から梨の花の径(こみち)をさまよって、二人は飽(あ)くことを知らぬげであった。夢みようと意識しながら、敢(あえ)て、夢を追っているふうであった。 五 この家の深窓(しんそう)の佳人と玄徳とが、いつのまにか、春宵(しゅんしょう)の秘語(ひご)を楽しむ仲になっているのを目撃して、関羽は、非情な愕(おどろ)きと狼狽(ろうばい)とをおぼえた。 「ああ、平和は雄志(ゆうし)を蝕(むしば)む」 彼は慨嘆(がいたん)した。 見まじきものを見たように関羽はあわてて後苑(こうえん)の梨畑から馳け戻って来た。そして客館の食卓の部屋をのぞくと、張飛はただ一人でまだそこに酒を飲んでいた。 「おい」 「やあ、何処(どこ)へ行っていたのだ」 「まだ飲んでいるのか」 「飲むより他に為(な)すことはないじゃないか。いかに脾肉(ひにく)を嘆(たん)じたところで、時利(り)あらず、風雲招(まね)かず、蛟龍(こうりゅう)も淵(ふち)に潜(ひそ)んでいるしかない。――どうだ、貴公(きこう)も酒の淵に潜まんか」 「一杯もらおう。実は今、いっぺんに酒が醒(さ)めてしまったところだ」 「どうしたのか」 「……張飛」 「ウム」 「俺は、貴様(きさま)のように、徒(いたず)らに現在の世態や時節の来ぬことを、そう悲観はしないつもりだが、今夜は落胆(がっかり)してしまった。――野(や)に隠(かく)れ淵(ふち)に潜(ひそ)むとも、いつか蛟龍は風雲を捉(とら)えずにいないと信じていたが」 「ひどく失望の態(てい)だな」 「もう一杯くれ」 「めずらしく飲むじゃないか」 「飲んでから話すよ」 「なんだ」 「実は今、おれは、人の秘密を見てしまった」 「秘密を」 「されば、先頃から貴様が謎めいたことをいうので、こよい玄徳様が出て行った後からそっと尾(つ)けて行ってみたのだ。するとどうだろう……噫(ああ)、おれは語るに忍びん。あんな柔弱な人物だとは思わなかった」 「なにを見たのだいったい」 「あろうことかあるまいことか。当家の深窓に養われている芙蓉娘(ふようじょう)とかいう麗人(れいじん)と、逢引(あいびき)をしているではないか。ふたりはいつのまにか恋愛に墜(お)ちておるのだ。われわれ義軍の盟主(めいしゅ)ともある者が、一女性に心を囚(とら)われなどして何ができよう」 「その事か」 「貴様は前から知っていたのか」 「うすうすは」 「なぜわしに告げないのだ」 「でも、できてしまているものは仕方がないからな」 「張飛も腐った顔つきしてつぶやいた。その顔を頰杖(ほおづえ)に乗せて、片手で独(ひと)り酒を酌(つ)いで仰飲(あお)りながら、 「英傑児(えいけつじ)も、あまり平和な温床に長く置くと黴(かび)が生(は)えだして、ああいう事になるんだな」 「志を得ぬ鬱勃(うつぼつ)をそういう方へ誤魔化(ごまか)しはじめると、人間ももうおしまいだな。……又、あの女も女ではないか。あれは劉恢(りゅうかい)の娘でもないし、いったい何だ」 「訊(き)かれると面目ない」 「なぜ?なぜ貴様が面目ないのか」 「……実はぞの、あの芙蓉娘は拙者の旧主鴻家(こうけ)の御息女なので、劉恢どのも鴻家とは浅からぬ関係があった人だから、主家鴻家の没落後、おれが芙蓉娘を此家(このや)へ連れて来て、匿(かくま)っておいてくれるように頼んだお方なのだ」 「え。では貴様の旧主の御息女なのか」 「まだ義盟を結ばない数年前のはなしだが、その芙蓉娘と玄徳樣とは、黄匪(こうひ)に追われて、お互いに危(あや)うい災難に見舞われていた頃、偶然、或る地方の古塔の下で、出会ったことがあるので、とっくに双方とも知り合っていた仲なのだ」 「え。そんなに古いのか」 関羽が呆(あき)れ顔(がお)した時、室(へや)の外に誰かの沓音(くつおと)が聞こえた。 六 主(あるじ)の劉恢(りゅうかい)であった。 劉恢は室内の様子を見て、 「おさしつかえないですか」と、二人の許しをうけてから入って来た。そして言うには、 「困った事ができました。数日の内に、洛陽(らくよう)の巡察使と定州(ていしゅう)の太守が、この地方へ巡遊に来る。そしてわしの邸(やかた)がその宿舎に当てられる事になった。当然、あなた方の潜伏している事が発覚する。一時何処(どこ)かへ隠れ場所をお移しなさらぬと危ないが」 という相談であった。 折も折である。 関羽も張飛も、一時は途方にくれたここちがしたが、むしろこれは、天が自分等の懶惰(らんだ)を誡(いまし)むるものであると思って、 「いや、御当家にも、だいぶ長い間の逗留(とうりゅう)となりました。そういう事がなくても、この辺で一転機する必要がありましょう。いずれわれわれ共(ども)三名で相談の上、御返辞申し上げます」 「なんともお気の毒じゃが。……なお、落ち着く先にお心当たりもなければ、わしの信じる人物で安心のなる所へ御紹介もして上げますから」 劉恢は、そう言って、戻って行った。 後で、二人は顔見あわせて、 「玄徳様と芙蓉娘の仲を、主(あるじ)も覚(さと)って来て、これはいかんと、急にあんな口実を言って来たのではあるまいか」 「さあ。どうとも知れぬ」 「しかし、いい機(しお)だ」 「そうだ。玄徳様のためには至極(しごく)いいことだ」 翌朝、二人はさっそく、「云々(しかじか)のわけですが」と、玄徳に主(あるじ)の旨(むね)を伝えて、善後策を謀(はか)った。 すると玄徳は、一時は、はっとした顔色だったが、すぐ俯向(うつむ)いた眼(まな)ざしをきっとあげて、 「立退(たちの)こう。恩人の劉大人(りゅうたいじん)に御迷惑をかけてもならぬし、自分も何日(いつ)まで安閑(あんかん)とここに居(い)る気もなかったところだから」と、言った。 そういう玄徳の面(おもて)には、深く現在の自身を反省しているらしい容子(ようす)が見えた。 そこで関羽は、思いきって、こう言ってみた。 「――ですが、お名残(なごり)惜(お)しくありませんか、この家(や)の深窓の佳人に」 玄徳は微笑の裡(うち)にも、幾分か羞恥(しゅうち)の色をたたえながら、 「否(いな)とよ、恋は路傍(ろぼう)の花」 と、答えた。 その一言に、 「さすがは」 と関羽も、自分の取り越し苦労を打ち消し、すっかり眉(まゆ)をひらいた。 「そういうお気持なら安心ですか、実は、われわれの盟主たり又、大望を抱いている英傑児が、一女性の為に、壮志を蝕(むしば)まれてしまうなどとは、残念至極だと、張飛と共に、密(ひそ)かに案じていたところなのです。――では貴方(あなた)はあくまで、芙蓉娘(ふようじょう)と本気で恋などに墜(お)ちているわけではありますまいな」 「いや」 玄徳は、正直に言った。 「恋を囁(ささや)いている間は、恥ずかしいが、わしは本気で恋を囁いているよ。女を欺(あざむ)けない。又、自分も欺けない。唯(ただ)、恋あるのみだ」 「え……?」 「だが両君。乞(こ)う、安んじてくれ給え。玄徳はそれだけが全部にはなりきれない。恋の囁きも一瞬(いっとき)の間(ま)だ。ずぐわれに返る。中山靖王(ちゅうざんせいおう)の後裔(こうえい)劉備玄徳というわれに返る。寒村の田夫(でんぷ)から身を起こし、義旗をひるがえしてから既(すで)に両三年、戦野(せんや)の屍(しかばね)となりつるか、洛陽の府にさまよえるか、と故郷には今なお、わが子の我(われ)を待ち給う老母もいる。なんで大志を失おうや。……両君も、それは安心して可(か)なりである。玄徳を信じてくれい」
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流行(はや)る童歌(どうか) 一 驢(ろ)は、北へ向いて歩いた。 鞍上(あんじょう)の馬元義(ばげんぎ)は、時々、南を振り向いて、 「奴等(やつら)はまだ追いついて来ないがどうしたのだろう」と、つぶやいた。 彼の半月槍(はんげつそう)を担(かつ)いで、驢の後ろから尾(つ)いてゆく手下の甘洪(かんこう)は、 「どこかで道を取(と)っ違(ちが)えたのかもしれませんぜ。いずれ冀州(きしゅう)(河北省(かほくしょう)保定(ほてい)の南方)へ行けば落ち会いましょうが」と、言った。 いずれ賊の仲間のことを言っているのであろう――と劉備(りゅうび)は察した。とすれば、自分が遁(のが)れて来た黄河(こうが)の水村(すいそん)を襲ったあの連中を待っているのかもしれない、と思った。 (なにしろ、従順を装(よそお)っているに如(し)くはない。そのうちには、逃げる機会があるだろう) 劉備は、賊の荷物を負(お)って、黙々と、驢と半月槍のあいだに挾(はさ)まれながら歩いた。丘陵(きゅうりょう)と河と平原ばかりの道を、四日も歩きつづけた。 幸い雨のない日が続いた。十方(じっぽう)碧落(へきらく)、一朶(いちだ)の雲もない秋だった。黍(きび)のひょろ長い穂に、時折、驢も人の背丈(せたけ)もつつまれる。 「ああ――」 旅に倦(う)んで、馬元義は大きな欠伸(あくび)を見せたりした。甘(かん)も気懶(けだる)そうに居眠り半分、足だけを動かしていた。 そんな時。劉備はふと、 ――今だっ。 という衝動(しょうどう)に駆(か)られて、幾度か剣に手をやろうとしたが、もし仕損(しそん)じたら、母を想い、身の大望を考えてじっと、辛抱(しんぼう)していた。 「おう、甘洪(かんこう)」 「へえ」 「飯が食えるぞ。冷たい水にありつけるぞ――見ろ、彼方(むこう)に寺があら」 「寺が」 黍(きび)の間から伸び上がって、 「ありがてえ。大方(だいほう)、きっと酒もありますぜ。坊主は酒が好きですからね」 夜は冷えわたるが、昼間、焦(や)けつくばかりな炎熱(えんねつ)であった。――水と聞くと、劉備(りゅうび)も思わず伸び上がった。 低い丘陵が彼方に見える。 丘陵に抱かれている一叢(ひとむら)の木立と沼があった。沼には紅白の蓮花(はちす)が一ぱいに咲いていた。 そこの石橋を渡って、荒れはてた寺門の前で、馬元義(ばげんぎ)は驢(ろ)を降りた。門の扉は、一枚は壊(こわ)れ、一枚は形だけ残っていた。それに黄色の紙が貼(は)ってあって、次のような文が書いてあった。 蒼天巳死(そうてんすでにしす) 黄夫当立(こうふまさにたつべし) 歳在甲子(としこうしにありて) 天下大吉(てんかだいきち) 〇 大賢良師(だいけんりょうし)張角(ちょうかく) 「大方(だいほう)御覧なさい。ここにも我が党の盟符(めいふ)が貼ってありまさ。この寺も黄巾の仲間に入っている奴(やつ)ですぜ」 「誰(だれ)か居(い)るか」 「ところが、いくら呼んでも誰も出て来ませんが」 「もう一度、呶鳴(どな)ってみろ」 「おうい、誰かいねえのか」 ――薄暗い堂の中を、呶鳴りながら覗(のぞ)いてみた。何もない堂の真ん中に、曲彔(きょくろく)に腰かけている骨と皮ばかりな老僧がいた。しかし老僧は眠っているのか、死んでいるのか、木乃伊(ミイラ)のように、空虚(うつろ)な眼を梁(うつばり)へ向けたまま、寂然(じゃくねん)と――答えもしない。 二 「やい、老(おい)ぼれ」 甘洪(かんこう)は、半月槍(はんげつそう)で、老僧の脛(すね)をなぐった。 老僧は、やっと鈍(にぶ)い眼をあいて、眼の前にいる甘(かん)と、馬(ば)と、劉(りゅう)青年を見まわした。 「食物(くいもの)があるだろう。おれたちはここで腹仕度(はらじたく)をするのだ。はやく支度をしろ」 「……無(な)い」 老僧は、蠟(ろう)のような青白い顔を、力なく振った。 「無い?――これだけの寺に食物がない筈(はず)はねえ。俺たちをなんだと思う。頭髪(あたま)の黄巾(きれ)を見ろ。大賢良師張角様の方将(ほうしょう)、馬元義というものだ。家探しして、もし食物があったら、素(そ)ッ首(くび)を刎(は)ね落(お)とすがいいか」 「……どうぞ」 老僧は、うなずいた。 馬は甘をかえりみて、 「ほんとに無いのかもしれねえな。あまり落ち着いていやがる」 すると老僧は曲彔に懸(か)けていた枯木のような肘(ひじ)を上げて、後ろの祭壇や、壁や四方をいちいち指して、 「無い!無い!無い!……仏陀(ぶっだ)の像さえ無い!一物(いちもつ)もここには無いっ」と、言った。 泣くがような声である。 そして鈍(にぶ)い眸(ひとみ)に、怨(うら)みの光をこめて又言った。 「みんな、お前方の仲間が持って行ってしまったのだ。蝗(いなご)の群(むれ)が通った後の田みたいだよここは……」 「でも、何かあるだろう。何か喰(く)える物が」 「無い」 「じゃあ、冷たい水でも汲(く)んで来い」 「井戸には、毒(どく)が投げこんである。飲めば死ぬ」 「誰がそんなことをした」 「それも、黄巾(こうきん)をつけたお前方の仲間だ。前の地頭(じとう)と戦った時、残党が隠れぬようにと、みな毒を投げ込んで行った」 「然(しか)らば、泉(いずみ)があるだろう。あんな美麗(びれい)な蓮花(はちす)が咲いている池があるのだから、どこぞに、冷水が湧(わ)いているにちがいない」 「――あの蓮花(はちす)が、何で美しかろう。わしの眼には、紅蓮(ぐれん)も白蓮(びゃくれんも、無数の民の幽魂(ゆうこん)に見えてならない。一花、一花呪(のろ)い、恨(うら)み、哭(な)き戦(おのの)き慄(ふる)えているような」 「こいつめが、妙(みょう)な世囈(よま)い言(ごと)を……」 「嘘(うそ)と思うなら池をのぞいてみるがよい。紅蓮の下にも、白蓮の根元にも、腐爛(ふらん)した人間の死骸(しがい)がいっぱいだよ。お前方の仲間に殺された善良な農民や女子供の死骸だの、又、黄巾の党に入らないので、縊(くび)り殺(ころ)された地頭やら、その夫人(おくさん)やら、戦って死んだ役人衆やら――何百という死骸がのう」 「あたり前だ。大賢良師(だいけんりょうし)張角様に反(そむ)くやつらは、みな天罰でそうなるのだ」 「……………」 「いや、よけいな事は、どうでもいい。食物もなく水もなく、いったいそれでは、汝(てめえ)は何を喰って生きているのか」 「わしの喰ってる物なら」と、老僧は、自分の沓(くつ)のまわりを指さした。 「……そこらにある」 馬元義は何気なく、床を見まわした。根を嚙(か)んだ生草(なまぐさ)だの、虫の足だの、鼠(ねずみ)の骨などが散らかっていた。 「こいつは参(まい)った。御饗応(ごきょうおう)はおあずけとしておこう。おい劉(りゅう)、甘洪(かんこう)、行こうぜ」 と出て行きかけた。 すると、その時初めて、賊(ぞく)の供をしている劉備(りゅうび)の存在に気づいた老僧は、穴のあくほど、劉青年の顔を見つめていたが、突然、 「あっ?」と、打たれたような愕(おどろ)きを声に放って、曲彔(きょくろく)から突っ立った。 三 老僧の落ちくぼんでいる眼は大きく驚異に瞠(みは)ったまま劉備の面をじいと見すえたきり、眼(ま)ばたきもしなかった。 やがて、独(ひと)りで、うーむと唸(うな)っていたが、何を思ったか、 「あ、あ!貴郎(あなた)だっ」 膝(ひざ)を折って、床に坐(すわ)り、恰(あたか)も現世(げんせ)の文殊(もんじゅ)弥勒(みろく)でも見たように、何度も礼拝(らいはい)して止(や)まなかった。 劉備(りゅうび)は迷惑がって、 「老僧、何をなさいます」と、手を取った。 老僧は、彼の手に触れると、なおさら、随喜(ずいき)の涙を流さぬばかりに慄(ふる)えて、額(ひたい)に押(お)し戴(いただ)きながら、 「青年。――わしは長いこと待っていたよ。正(まさ)しく、わしの待っていたのは貴郎(あなた)だ。――貴郎こそ魔魅(まみ)跳梁(ちょうりょう)を退(しりぞ)けて、暗黒の国に楽土(らくど)を創(た)て、乱麻(らんま)の世に道を示し、塗炭(とたん)の底から大民を救ってくれるお方にちがいない」と、言った。 「とんでもない。私は涿県(たくけん)から迷って来た貧しい蓆(むしろ)売(う)りです。老僧離して下さい」 「いいや、貴郎(あなた)の人相骨(にんそうこつ)がらに現われておるよ。青年。聞かしておくれ。貴郎の祖先は、帝系(ていけい)の流れか、王侯の血をひいていたろう」 「ちがう」 劉備は首を振って、「父も、祖父も、楼桑村(ろうそうそん)の百姓でした」 「もっと先は……」 「わかりません」 「わからなければ、わしの言を信じたがよい。貴郎(あなた)が佩(は)いている剣は誰にもらったのか」 「亡父(ちち)の遺物(かたみ)」 「もっと前から、家にお在(あ)りじゃったろう。古びて見る面影もないがそれは凡人(ただびと)の佩く剣ではない。琅玕(ろうかん)の珠(たま)がついていたはず、戞玉(かつぎょく)とよぶ珠だよ。剣帯に革か錦(にしき)の腰帛(ようはく)もついていたのだよ。王者の佩(はい)とそれを呼ぶ。なにしろ、刀身(なかみ)の無双(むそう)な名剣にまちがいない。試してみたことがおありかの」 「……?」 堂の外へ先に出たが、後から劉備(りゅうび)が出て来ないので、足を止めていた賊の馬元義(ばげんぎ)と甘洪(かんこう)は、老僧のぶつぶつ言っていることばを、聞(き)き澄(す)ましながら振り向いていた。が、――痺(しび)れをきらして、 「やいっ劉(りゅう)。いつまで何をしているんだ、荷物を持って早く来いっ」と、どなった。 老僧は、まだ何か、言いつづけていたが、馬の大声に(すく)んで、急に口を緘(つぐ)んだ。劉備はその機(しお)に、堂の外へ出て来た。 驢(ろ)を繋(つな)いである以前の門を踏み出すと、馬元義は、驢の手綱(たづな)を解(と)きかける手下(てした)の甘(かん)を止めて、 「劉、そこへ掛けろ」と、木の根を指さし、自分も石段に腰かけて、大きく構えた。 「今、聞いていると、汝(てめえ)は行末(ゆくすえ)、偉(えら)い者になる人相を備(そな)えているそうだな。まさか、王侯や将軍になれっこはあるめえが、俺(おれ)も実は、汝は見込みのある野郎だと見ているんだ――どうだ、俺の部下になって、黄巾党(こうきんとう)の仲間へ加盟しないか」 「はい。有難(ありがと)うございますが」と、劉備はあくまで、素直(すなお)をよそおって、 「私には、故郷(くに)に一人の母がありますので、せっかくですが、お仲間には入れません」 「おふくろなぞは、あってもいいじゃねえか、喰(く)い扶持(ぶち)さえ送ってやれば」 「けれど、こうして、私が旅に出ている間も、痩(や)せるほど子の心配ばかりしている、いたって子煩悩(こぼんのう)な母ですから」 「それやそうだろう。貧乏ばかりさせておくからだ。黄巾党に入って、腹さえ膨(ふく)らせておけば、なに、嬰児(あかご)じゃあるめえし、子の心配などしているものか」 四 馬元義は、功名に燃えやすい青年の心を唆(そそ)るように、それから黄巾党の勢力やら、世の中の将来やらを、談義しはじめた。 「狭い目で見ている奴は、俺たちが良民虐(いじ)めばかりしていると思っているが、俺たちの総大将張角(ちょうかく)さまを、神の如(ごと)く崇(あが)めている地方だってかなりある――」 と前提(まえおき)して、まず、黄巾党の起こりから説き出すのだった。 今から十年ほど前。 鉅鹿郡(きょろくぐん)(今の河北省(かほくしょう)順徳(じゅんとく)の東)の人で、張角という無名の士があった。 張角はしかし希世(きせい)の秀才と、郷土でいわれていた。その張角が、あるとき、山中へ薬を採(と)りに入って、道で異相(いそう)の道士(どうし)に出会った。道士は手に藜(あかざ)の杖(つえ)をもち、 (お前を待っていること久しかった)と、さしまねくので、従(つ)いて行ってみると、白雲の裡(うち)の洞窟(どうくつ)へ誘(いざな)い、張角に三巻の書物を授(さず)けて、(これは、太平要術(たいへいようじゅつ)という書物である。この書をよく体(てい)して、天下の塗炭(とたん)を救い、道を興(おこ)し、善を施(ほどこ)すがよい。もし自身の我意(がい)栄耀(えいよう)に酔うて、悪心を起こす時は、天罰たちどころに身を亡(ほろ)ぼすであろう)と、言った。 張角は、再拝して、翁(おきな)の名を問うと、 (我(われ)は南華老仙(なんかろうせん)なり)と答え、姿は、一颯(いっさつ)の白雲となって飛び去ってしまったというのである。 張角は、そこ事を、山を降(お)りてから、里の人々へ自分から話した。 正直な、里の人々は、(わし等(ら)の郷土の秀才に、神仙(しんせん)が宿(やど)った)と真(ま)にうけて、たちまち張角を、救世の方師(ほうし)と崇(あが)めて、触れまわった。 張角は、門を閉(と)ざし、道衣(どうい)を着て、潔斎(けっさい)をし、常に南華老仙の書を帯(お)びて、昼夜行いすましていたが、或年(あるとし)悪疫(あくえき)が流行して、村にも毎日おびただしい死人が出たので、 (今は、神が我をして、出でよと命じ給(たま)うに地である) と、厳(おごそか)に、草門(そうもん)を開いて、病人を救いに出たが、その時もう、彼の門前には、五百人の者が、弟子にしてくれと言って、蝟集(いしゅう)して額(ぬかず)いていたということである。 五百人の弟子は、彼の命に依(よ)って、金仙丹(きんせんたん)、銀仙丹(ぎんせんたん)、赤神丹(せきしんたん)の秘薬を携(たずさ)え、おのおの、悪疫(あくえき)の地を視(み)て廻(まわ)った。そして、張角方師の功徳(くどく)を語り聞かせ、男子には金仙丹を、女子には銀仙丹を、幼児には赤神丹を与えると、神薬のききめは著(いちじる)しく、皆、数日を出(い)でずして癒(なお)った。 それでも、癒らぬ者は、張角自身が行って、大喝(だいかつ)の呪(じゅ)を唱(とな)え、病魔を家から追うと称して、符水(ふすい)の法(ほう)を施(ほどこ)した。それでも起きない病人はほとんどなかった。 体の病人ばかりでなく、次には心に病(やまい)のある者も集まって来て、張角の前に懺悔(ざんげ)した。貧者も来た。富者も来た。美人も来た。力士や武術者も来た。それらの人々は皆、張角の帷幕(いばく)に参じたり、厨房(ちゅうぼう)で働いたり、彼の側(そば)近(ちか)く侍(じ)したり、又多くの弟子の中に交(ま)じって、弟子となった事を誇(ほこ)ったりした。 たちまち、諸州にわたって、彼の勢力は拡(ひろ)まった。 張角は、その弟子たちを、三十六の方(ほう)に立たせ、階級を作り、大小に分かち、頭立(かしらだ)つ者には軍帥(ぐんすい)の称を許し、又方帥(ほうすい)の称呼(しょうこ)を授(さず)けた。 大方(だほう)を行なう者、一万余人。小方(しょうほう)を行う者、六、七千人。その部の内に、部将(ぶしょう)あり方兵(ほうへい)あり、そして張角の兄弟、張梁(ちょうりょう)、張宝(ちょうほう)のふありを、天公将軍(てんこうしょうぐん)、地公将軍(ちこうしょうぐん)とよばせて、最大の権威を握(にぎ)らせ、自身はその上に君臨して、大賢良師(だいけんりょうし)張角と、称(とな)えていた。 これがそもそもの、黄巾党(こうきんとう)の起こりだとある。初め張角が、常に、結髪(けっぱつ)を黄色い巾(きれ)でつつんでいたので、その風(ふう)が全軍にひろまって、いつか党員の徽章(きしょう)となったものである。 五 又、黄巾軍の徒党は、全軍の旗もすべて黄色を用い、その大旆(おおはた)には、 蒼(そう) 天(てん) 巳(すでに) 死(しす) 黄(こう) 夫(ふ) 当(まさに)レ 立(たつべし) 歳(とし) 在(こうし)二 甲(に) 子(ありて)一 天(てん) 下(か) 大(だい) 吉(きち) という宣文(せんもん)を書き、党の楽謡部(がくようぶ)は、その宣文に、童歌(どうか)風(ふう)のやさしい作曲をつけて、党兵に唄(うた)わせ、部落や村々の地方から郡、県、市、都へと熱病のように唄い流行(はや)らせた。 大賢良師(だいけんりょうし)張角(ちょうかく)! 大賢良師張角! 今は、三歳の児童も、その名を知らぬはなく、 (――蒼天(そうてん)スデニ死ス。黄夫(こうふ)マサニ立ツべし) と唄(うた)った後では、張角の名を囃(はや)して、今にも、天上の楽園が地上に実現するような感を民衆に抱かせた。 けれども、黄巾党が跋扈(ばっこ)すればする程(ほど)、楽土(らくど)はおろか、一日の安穏(あんのん)も土民の中にはなかった。 張角は自己の勢力に服従して来る愚民共へは、(太平を楽しめ)と、逸楽(いつらく)を許し、 (わが世を謳歌(おうか)せよ)と暗(あん)に掠奪(りゃくだつ)を奨励(しょうれい)した。 その代わりに、逆(さか)らう者は、仮借(かしゃく)なく罰し、人間を殺し、財宝を掠(かす)め奪(と)る事が、党の日課だった。 地頭(じとう)や地方の官吏も、防(ふせ)ぎようはなく、中央の洛陽(らくよう)の王城へ、急を告げることも頻々(ひんぴん)であったが、現下(げんか)、漢帝(かんてい)の宮中は、頽廃(たいはい)と内争で乱脈を極(きわ)めていて、地方へ兵を遣(や)るどころではなかった。 天下一統の大業を完成して、後漢(ごかん)の代を興(おこ)した光武帝(こうぶてい)から、今は二百余年を経(へ)、宮府の内外には又、ようやく腐爛(ふらん)と崩壊(ほうかい)の兆(ちょう)があらわれて来た。 十一代の帝、桓帝(かんてい)が逝(ゆ)いて、十二代の帝位に即(つ)いた霊帝(れいてい)はまだ十二、三歳の幼少であるし、輔佐(ほさ)の重臣は、幼帝を偽(あざむ)き合い、朝綱(ちょうこう)を猥(みだ)りにし、佞智(ねいち)の者が勢いを得て、真実のある人材は、みな野(や)に追われてしまうという状態であった。 心ある者は、密(ひそ)かに、 (どうなり行く世か?)と、憂(うれ)えているところへ、地方に蜂起(ほうき)した黄巾賊の口々から ――蒼天巳死(そうてんすでにしす) の童歌が流行(はや)って来て、後漢の末世(まっせ)を暗示する声は、洛陽の城下にまで、満ちていた。 そうした折に又、こんな事もひどく人心を不安にさせた。 或年(あるとし)。 幼帝が、温徳殿(うんとくでん)に出御(しゅつぎょ)されると、にわかに、狂風(きょうふう)がふいて、長二丈(たけにじょう)余の青蛇(せいじゃ)が、梁(はり)から帝の椅子(いす)の側(そば)に落ちて来た。帝はきゃッと、床に仆(たお)れて気を失われてしまった。殿中の騒動はいうまでもなく、弓箭(きゅうせん)や鳳尾槍(ほうびそう)をもった禁門の武士が馳(か)けつけて、青蛇を刺止(しと)めんとしたところが、突如(とつじょ)、雹(ひょう)まじりの大風が王城をゆるがして、青蛇は雲となって飛び、その日から三日三夜、大雨は底をぬけるほど降りつづいて、洛陽の民家の浸水(みずつ)くもの二万戸、崩壊したもの千何百戸、溺死(できし)怪我人(けがにん)算なし――というような大災害を生じた。 又、つい近年には、 赤色の彗星(すいせい)が現われたり、風もない真昼、黒旋風(こくせんぷう)が突然ふいて、王城の屋根望楼(ぼうろう)を飛ばしたり、五原山(ごげんざん)の山つなみに、部落数十が、一夜に地底へ埋没してしまったり――凶兆(きょうちょう)ばかり年毎(としごと)に起こった。 六 そんな凶兆のある度(たび)に、黄巾賊(こうきんぞく)の「蒼天スデニ死ス――」の歌は、盲目的に唄われて行き、賊党に加盟して、掠奪、横行、殺戮(さつりく)――の自由にできる「我が党の太平を楽しめ」とする者が、殖(ふ)えるばかりだった。 思想の悪化、組織の混乱、道徳の頽廃(たいはい)。――これをどうしようもない後漢の末期だった。 燎原(りょうげん)の火とばかり、魔の手を拡げて行った黄巾賊の勢力は、今では、青州(せいしゅう)、幽州(ゆうしゅう)、徐州(じょしゅう)、冀州(きしゅう)、荊州(けいしゅう)、楊州(ようしゅう)、兗州(えんしゅう)、豫州(よしゅう)(黄河口(こうがこう)の南北地帯)等の諸地方に及んでいた。 州の諸侯を始め、郡県市部の長(おさ)や官吏は、逃げ散るもあり、降(くだ)って賊となるもあり、屍(かばね)を積んで、焚殺(やきころ)された者も数知れなかった。 富豪は皆、財を捧(ささ)げて、生命(いのち)を乞(こ)い、寺院や民家は戸毎(ごと)に、大賢良師(だいけんりょうし)張角(ちょうかく)――と書いた例の黄府(こうふ)を門(かど)に貼(は)って、絶対服従を誓い、まるで鬼神を祀(まつ)るように、崇(あが)め恐れた。そうした現状にあった。 さて。・・・・・・ 長々と、そうした現状や、黄巾党の勃興(ぼっこう)などを、自慢そうに語(かた)り来(きた)って、 「劉(りゅう)――」と、大方(だいほう)馬元義(ばげんぎ)は、腰かけている石段から、寺の門を、顎(あご)で指(さ)した。 「そこでも黄色い貼紙を見たろう。書いてある文句も読んだだろう。この地方もずっと、俺たち黄巾党の勢力範囲なのだ」 「・・・・・・・・・・・・」 劉備は、終始黙然(もくねん)と聞いているのみだった。 「――いや、この地方や、十州や二十州はおろかな事、今に天下は黄巾党のものになる。後漢の代(よ)は亡(ほろ)び、次の新しい代になる」 劉備は、そこで初めて、こう訊(たず)ねた。 「では、張角良師は、後漢を亡ぼした後で、自分が帝位に即(つ)く肚(はら)なんですか」 「いやいや。張角良師には、そんなお考えはない」 「では、誰が、次の帝王になるのでしょう」 「それは言えない。・・・・・・だが劉備、てめえが俺の部下になると約束するなら聞かせてやるが」 「なりましょう」 「きっとか」 「母が許せばです」 「――では打ち明けてやるが、帝王の問題は、今の漢帝を亡ぼしてから後の重大な評議になるんだ。匈奴(きょうど)(蒙古族(もうこぞく))の方とも相談しなければならないから」 「へえ?・・・・・・なぜです。どうして中国の帝王を決めるのに、昔から秦(しん)や趙(ちょう)や燕(えん)などの国境(さかい)を侵(おか)して、われわれ漢民族を脅(おび)やかして来た異国の匈奴などと相談する必要があるのですか」 「それは大いにあるさ」と馬は当然のように―― 「いくら俺たちが暴(あば)れ廻(まわ)ろうたって、俺たちの背後(うしろ)から軍費や兵器をどしどし廻してくれる黒幕が無くっちゃ、こんな短い年月に、後漢の天下を攪乱(かくらん)する事はできまいじゃねえか」 「えっ。では黄巾族のうしろには、異国の匈奴がついているわけですか」 「だから絶対に、俺たちは敗(ま)けるはずはないさ。どうだ劉(りゅう)、俺がすすめるのは、貴様(きさま)の出世の為(ため)だ。部下となれ、すぐここで、黄巾賊に加盟せぬか」 「結構なお話です。母も聞いたら歓(よろこ)びましょう。・・・・・・けれど、親子の中にも礼儀ですから、一応、母にも告げた上で御返辞を・・・・・・」 言いかけているのに、馬元義(ばげんぎ)は不意に起(た)ち上(あ)がって、 「やっ、来たな」と、彼方(かなた)の平原へ向かって、眉(まゆ)に手をかざした。
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モリ ヒデハル https //ja.wikipedia.org/wiki/森英治 2010年3月24日 青空片想い(SKE48 2nd single) 作曲(1) バンジー宣言 2013年11月19日 ここにだって天使はいる(Team N 3rd stage) 作曲(2) 100年先でも
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特撮作品・仮面ライダーシリーズのうち、2010年5月以降で完走した(またはリアルタイム鑑賞中の)作品の全リスト。 ※キャスト記載は敵・味方双方で原則的に8名以内に厳選。 ※キャストの注記 <主>:主人公 <パ>:主人公の異性のパートナー <仲>:その他の仲間 <敵>:敵 <他>:その他 ※主要メカ・主要兵器の表記 [機体の一般分類](メカの種別)/メカの名前(作品中での位置づけ概要) ※キャスト、主要メカの色 青色:男性 ピンク:女性 緑色:性別なし(純粋なメカ) <SF映像作品リスト> SF映像作品リスト01( - 1999年) SF映像作品リスト02(2000年 - )巨大ロボットアニメとその関連作品、SFファンタジーアニメと一般アニメ(参考掲載)、特撮作品 <巨大ロボットアニメリスト> 巨大ロボットアニメリスト(ア行) 巨大ロボットアニメリスト(カ行) 巨大ロボットアニメリスト(サ行) 巨大ロボットアニメリスト(タ行) 巨大ロボットアニメリスト(ナ行) 巨大ロボットアニメリスト(ハ行) 巨大ロボットアニメリスト(マ行) 巨大ロボットアニメリスト(ヤ行) 巨大ロボットアニメリスト(ラ・ワ行)主要参考作品リスト(特撮・ウルトラマンシリーズ) 主要参考作品リスト(特撮・仮面ライダーシリーズ) 主要参考作品リスト(特撮・スーパー戦隊シリーズ) 主要参考作品リスト(特撮・メタルヒーローシリーズ) <SF・ファンタジーアニメリスト> SF・ファンタジーアニメリスト(ア行) SF・ファンタジーアニメリスト(カ行) SF・ファンタジーアニメリスト(サ行) SF・ファンタジーアニメリスト(タ行) SF・ファンタジーアニメリスト(ナ行) SF・ファンタジーアニメリスト(ハ行) SF・ファンタジーアニメリスト(マ行) SF・ファンタジーアニメリスト(ヤ行) SF・ファンタジーアニメリスト(ラ・ワ行) <◆1970~1974年(No.1~4)> ◆(No.1/1971年-)仮面ライダー(かめんライダー) ※2010/5以降で未チェックの作品。参考掲載 ◆(No.2/1973年-)仮面ライダーV3(かめんライダーブイスリー) ※2010/5以降で未チェックの作品。参考掲載 ◆(No.3/1974年-)仮面ライダーX(かめんライダーエックス) ※2010/5以降で未チェックの作品。参考掲載 ◆(No.4/1974年-)仮面ライダーアマゾン(かめんライダーアマゾン) ※2010/5以降で未チェックの作品。参考掲載 <◆1975~1979年(No.5~6)> ◆(No.5/1975年-)仮面ライダーストロンガー(かめんライダーストロンガー) ※2010/5以降で未チェックの作品。参考掲載 ◆(No.6/1979年)仮面ライダー(スカイライダー)(かめんライダー(スカイライダー)) 媒体 TV・特撮 時期 1979 10/5- 作品の長さ 54話 / 計21.6時間 キャスト(味方) 筑波洋 / スカイライダー(演 村上弘明)志度敬太郎(演 田畑孝)叶みどり(演 田中功子)飛田今太[とんだ こんた](演 東隆明)叶茂(演 白鳥恒視)谷源次郎(演 塚本信夫)矢田勘次 / がんがんじい(演 桂都丸)一文字隼人 / 仮面ライダー2号(演 佐々木剛) 主要メカ [ - ](オートバイ)スカイターボ(主人公が乗車) キャスト(敵) <ネオショッカー>ゼネラルモンスター / ヤモリジン(演 堀田真三)魔神提督(演 中庸助)大首領(CV 納谷悟朗) 主要兵器 [ - ] 一口メモ ・ <◆1980~1984年(No.7~8)> ◆(No.7/1980年-)仮面ライダースーパー1(かめんライダースーパーワン) ※2010/5以降で未チェックの作品。参考掲載 ◆(No.8/1984年-)10号誕生!仮面ライダー全員集合!!(じゅうごうたんじょう! かめんライダーぜんいんしゅうごう!!) ※2010/5以降で未チェックの作品。参考掲載 <◆1985~1989年(No.9~10)> ◆(No.9/1987年-)仮面ライダーBLACK(かめんライダーブラック) ※2010/5以降で未チェックの作品。参考掲載 ◆(No.10/1988年-)仮面ライダーBLACK RX(かめんライダーブラック アールエックス) ※2010/5以降で未チェックの作品。参考掲載 <◆1990~1994年(No.11~13)> ◆(No.13/1992年-)真・仮面ライダー 序章(しん・かめんライダー プロローグ) ※2010/5以降で未チェックの作品。参考掲載 ◆(No.11/1993年-)仮面ライダーZO(かめんライダーゼットオー) ※2010/5以降で未チェックの作品。参考掲載 ◆(No.12/1994年-)仮面ライダーJ(かめんライダージェイ) ※2010/5以降で未チェックの作品。参考掲載 <◆1995~1999年(なし)> <◆2000~2004年(No.14~18)> ◆(No.14/2000年)仮面ライダークウガ(かめんライダークウガ) 媒体 TV・特撮 時期 2000 1/30- 作品の長さ 49話 / 計19.6時間 キャスト(味方) 五代雄介 / 仮面ライダークウガ(演 オダギリジョー)一条薫(演 葛山信吾)沢渡桜子(演 村田和美)五代みのり(演 葵若菜)椿秀一(演 大塚よしたか)榎田ひかり(演 水島かおり)飾玉三郎 / おやっさん(演 きたろう)朝日奈奈々(演 水原詩生) 主要メカ [ - ](オートバイ)トライチェイサー2000(主人公搭乗機) キャスト(敵) <グロンギ>ン・ダグバ・ゼバ(演 浦井健治)ズ・ゴオマ・グ(演 藤王みつる)ゴ・ガドル・バ(演 軍司眞人)ラ・バルバ・デ / バラのタトゥの女(演 七森美江)ラ・ドルド・グ(演 婆裟羅天明) 主要兵器 [ - ] 一口メモ ・ ◆(No.15/2001年)仮面ライダーアギト(かめんライダーアギト) 媒体 TV・特撮 時期 2001 1/28- 作品の長さ 51話 / 計20.4時間 キャスト(味方) 津上翔一 / 仮面ライダーアギト(演 賀集利樹)氷川誠 / 仮面ライダーG3・G3-X(演 要潤)葦原涼 / 仮面ライダーギルス(演 友井雄亮)風谷真魚[かざや まな](演 秋山莉奈)美杉義彦(演 升毅)美杉太一(演 田辺季正)小沢澄子(演 藤田瞳子)北條透(演 山崎潤) 主要メカ [ - ](オートバイ)マシントルネイダー(アギト搭乗機)ガードチェイサー(G3-X搭乗機)ギルスレイダー(ギルス搭乗機) キャスト(その他) <あかつき号乗員>木野薫 / アナザーアギト(演 菊池隆則)<オーヴァーロード>闇の力(演 羽緒レイ) 主要兵器 [ - ](オートバイ)ダークホッパー(アナザーアギト搭乗機)[アンノウン](未確認生命体) 一口メモ ・ ◆(No.16/2002年)仮面ライダー龍騎(かめんライダーりゅうき) 媒体 TV・特撮 時期 2002 2/3- 作品の長さ 50話 / 計20.0時間 キャスト(味方) 城戸真司 / 仮面ライダー龍騎(演 須賀貴匡)秋山蓮 / 仮面ライダーナイト(演 松田悟志)神崎優衣(演 杉山彩乃)大久保大介(演 津田寛治)桃井令子(演 久遠さやか)島田奈々子(演 栗原瞳)浅野めぐみ(演 森下千里)由良吾郎(演 弓削智久)神崎士郎(演 菊地謙三郎) 主要メカ [契約モンスター]無双龍ドラグレッダー(龍騎)闇の翼ダークウイング(ナイト) キャスト(ライバル達) 須藤雅史 / 仮面ライダーシザース(演 木村剛)北岡秀一 / 仮面ライダーゾルダ(演 涼平)手塚海之 / 仮面ライダーライア(演 高野八誠)芝浦淳 / 仮面ライダーガイ(演 一條俊)浅倉威 / 仮面ライダー王蛇(演 萩野崇)東條悟 / 仮面ライダータイガ(演 高槻純)佐野満 / 仮面ライダーインペラー(演 日向崇)神崎士郎の代理人 / 仮面ライダーオーディン(CV 小山剛志)香川英行 / オルタナティブ・ゼロ(演 神保悟志) 主要兵器 [契約モンスター]ボルキャンサー(シザース)鋼の巨人マグナギガ(ゾルダ)エビルダイバー(ライア)メタルゲラス(ガイ)ベノスネーカー(王蛇)デストワイルダー(タイガー)ギガゼール(インペラー)ゴルトフェニックス(オーディン)サイコローグ(オルタナティブ・ゼロ) 一口メモ ・ ◆(No.17/2003年-)仮面ライダー555(かめんライダーファイズ) ※2010/5以降で未チェックの作品。参考掲載 ◆(No.18/2004年-)仮面ライダー剣(かめんライダーブレイド) ※2010/5以降で未チェックの作品。参考掲載 <◆2005~2009年(No.19~24)> ◆(No.19/2005年)仮面ライダー響鬼(かめんライダーヒビキ) 媒体 TV・特撮 時期 2005 1/30- 作品の長さ 48話 / 計19.2時間 キャスト(味方) <猛士(たけし)>ヒビキ / 仮面ライダー響鬼(演 細川茂樹)安達明日夢(演 栩原楽人)イブキ / 仮面ライダー威吹鬼(演 渋江譲二)天美あきら(演 秋山奈々)トドロキ / 仮面ライダー轟鬼(演 川口真五)ザンキ / 仮面ライダー斬鬼(演 松田賢二)立花勢地郎[いちろう](演 下條アトム)立花香須実[かすみ](演 蒲生麻由)立花日菜佳[ひなか](演 神戸みゆき)持田ひとみ(演 森絵梨佳)桐矢京介(演 中村優一) 主要メカ [ - ](オートバイ)凱火(響鬼搭乗機)竜巻(威吹鬼搭乗機)雷神(轟鬼搭乗機) キャスト(敵) <魔化魍(まかもう)> 主要兵器 [ - ] 一口メモ ・ ◆(No.20/2006年)仮面ライダーカブト(かめんライダーカブト) 媒体 TV・特撮 時期 2006 1/29- 作品の長さ 49話 / 計19.6時間 キャスト(味方) 天道総司 / 仮面ライダーカブト(演 水嶋ヒロ)天道樹花(演 奥村夏未)日下部ひより(演 里中唯)<ZECT>加賀美新 / 仮面ライダーザビー(2代目)、ガタック(演 佐藤祐基)岬祐月(演 永田杏奈)田所修一(演 山口祥行)高鳥蓮華(演 手嶋ゆか)加賀美陸(演 本田博太郎)矢車想 / 仮面ライダーザビー(初代)、キックホッパー(演 徳山秀典)影山瞬 / 仮面ライダーザビー(3代目)、パンチホッパー(演 内山眞人) 主要メカ [ - ](オートバイ)カブトエクステンダー(カブト搭乗機)マシンゼクトロン(ザビー搭乗機) キャスト(その他) <その他のライダー>風間大介 / 仮面ライダードレイク(演 加藤和樹)神代剣 / 仮面ライダーサソード(演 山本裕典)擬態天道総司 / 仮面ライダーダークカブト(演 水嶋ヒロ)<ネイティブ>根岸(演 小林正寛) 主要兵器 [ - ] 一口メモ ・ ◆(No.21/2007年)仮面ライダー電王(かめんライダーでんおう) 媒体 TV・特撮 時期 2007 1/28- 作品の長さ 49話 / 計19.6時間 キャスト(味方) 野上良太郎 / 仮面ライダー電王(演 佐藤健)ハナ(演 白鳥百合子)ナオミ(演 秋山莉奈)オーナー(演 石丸謙二郎)桜井侑斗 / 仮面ライダーゼロノス(演 中村優一)野上愛理(演 松本若菜)尾崎正義(演 永田彬(RUN GUN))三浦イッセー(演 上野亮) 主要メカ [時の列車](タイムマシン)デンライナー(主人公達の乗車列車)ゼロライナー(ゼロ達の乗車列車) キャスト(イマジン) モモタロス / 仮面ライダー電王ソード(CV 関俊彦)ウラタロス / 仮面ライダー電王ロッド(CV 遊佐浩二)キンタロス / 仮面ライダー電王アックス(CV てらそままさき)リュウタロス / 仮面ライダー電王ガン(CV 鈴村健一)デネブ / 仮面ライダーゼロノスベガ(CV 大塚芳忠)ジーク / 仮面ライダー電王ウイング(CV 三木眞一郎) 主要兵器 [ - ] 一口メモ ・ ◆(No.22/2008年)仮面ライダーキバ(かめんライダーキバ) 媒体 TV・特撮 時期 2008 1/27- 作品の長さ 48話 / 計19.2時間 キャスト(味方) <2008年編>紅渡 / 仮面ライダーキバ(演 瀬戸康史)名護啓介 / 仮面ライダーイクサ(演 加藤慶祐)麻生恵(演 柳沢なな)野村静香(演 小池里奈)襟立健吾(演 熊井幸平)キバットバットIII世(CV 杉田智和)<1986年編>紅音也 / 仮面ライダーイクサ、ダークキバ[1986](演 武田航平)麻生ゆり / 仮面ライダーイクサ(演 高橋優)<共通>嶋護(演 金山一彦)木戸明(演 木下ほうか)次狼 / ウルフェン族(演 松田賢二)ラモン / マーマン族(演 小越勇輝)力(リキ) / フランケン族(演 滝川英治) 主要メカ [ - ](移動拠点)キャッスルドラン(キバ達の居城) キャスト(敵) <ファンガイア>ルーク(演 高原知秀)ビショップ(演 村田充)真夜[まや] / クイーン[1986](演 加賀美早紀)鈴木深央 / クイーン[2008](演 芳賀優里亜)キング / 仮面ライダーダークキバ[1986](演 新納慎也)登太牙 / 仮面ライダーサガ、ダークキバ[2008](演 山本匠馬) 主要メカ [ - ] 一口メモ ・ ◆(No.23/2009年-)仮面ライダーディケイド(かめんライダーディケイド) ※2010/5以降で未チェックの作品。参考掲載 ◆(No.24/2009年-)仮面ライダーW(かめんライダーダブル) ※2010/5以降で未チェックの作品。参考掲載 <◆2010~年(No.25~)> ◆(No.25/2010年-)仮面ライダーオーズ/OOO(かめんライダーオーズ) ※2010/5以降で未チェックの作品。参考掲載 ◆(No.26/2011年-)仮面ライダーフォーゼ(かめんライダーフォーゼ) ※2010/5以降で未チェックの作品。参考掲載 ◆(No.27/2012年-)仮面ライダーウィザード(かめんライダーウィザード) ※2010/5以降で未チェックの作品。参考掲載
https://w.atwiki.jp/sinnerei/pages/539.html
【作品名】ぼくらシリーズ 2Aシリーズ 【ジャンル】小説(角川つばさ文庫版) 【名前】菊地英治 【属性】ぼくらシリーズの主人公 【年齢】15歳 【長所】つばさ文庫版だと主人公だと明言されてること 書き下ろしのぼくらの学校戦争のおかげで2Aシリーズの時系列が分かったこと 【短所】やたら事件に巻き込まれてる気がする 呪われてんのかってくらいに 完結する気がしない 【備考】夏休みの前日のぼくらの七日間戦争の時点では中学1年生なので最低でも12歳。 英治達が2年生に進級した年のゴールデンウィークにぼくらの学校戦争が起こったと公式サイトに書かれている。 ぼくらの学校戦争では有季が5年の三学期(時期的にぼくらの大冒険の頃)に日本に戻って来たと書かれている。 なのでぼくらの学校戦争時点での英治は最低でも13歳。有季はぼくらの学校戦争時点では小学6年生なので最低でも11歳。 2年A組探偵局では有季が中学2年生になっていて、英治達が登場するので、この時点の英治は+2年で15歳となる。 vol.5
https://w.atwiki.jp/jpops/pages/13360.html
萩野崇をお気に入りに追加 萩野崇のリンク #bf Amazon.co.jp ウィジェット 萩野崇の報道 北川尚弥・定本楓馬・高橋健介ら出演 映画「君たちはまだ長いトンネルの中」キャスト解禁 - 2.5ジゲン!! 【眼福♡男子】“演技オタク”中川大輔が舞台に初挑戦!次なる夢は「堺雅人さんの気迫を目の前で感じること」 - フジテレビュー!! 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【名前】猿谷 英治 【コードネーム】ハイド 【性別】男 【年齢】そろそろ30(不明) 【容姿】年中目出し帽にゴーグルかサングラス 【性格】奇天烈、奇襲好き 【長所(特技)】現地調達、現地制作 【短所】装備が煩雑、鈍重 【兵種】工兵 浸透作戦、破壊工作、障壁突破、陣地構築等専門 【基本武装】P90 その他多数携帯する刃物、工具、爆薬類 【備考】雇い主がイェーガー隊に合流させたフリーの工兵 単独、少数で孤立する経験が多かったため、戦場の何でも屋的スキルを身につける しかし敵を直接殺すスキルは高くない ダクトテープとツールナイフがあれば生きていける人
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作者:吉川英治 初版:2000年X月X日 感想:劉備・孫権の連合軍が赤壁にて曹操の大軍に挑む! 【1回目】 期間:2010年3月21日(日)~4月4日(日) 日数:13日 三国志 吉川英治 歴史