約 38,079 件
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/10402.html
はつねみくのしょうしつ【登録タグ CD CDは GAiACD クロスフェード殿堂入り 全国発売 全国配信 左CD 暴走PCD】 前作 本作 次作 InfiniteHOLiC 初音ミクの消失 Breaktime -ふたご+α な なかまたち- cosMo(暴走P) GAiA 流通 全国 配信 発売 2010年8月4日 2012年8月3日 価格 ¥2,000(税込) ¥1,800 / 1曲¥150 レーベル EXIT TUNES KARENT CD紹介 cosMo(暴走P)単独では初となるメジャーデビューCD。 「初音ミクとは何なのか?」を cosMo(暴走P)ならではの解釈を元に誕生から消失までを描く。 ジャケットイラストは左氏が描いたもの。 KARENTレーベルよりダウンロード販売が行われている。 2018年には本作のリメイク版となるアルバム『初音ミクの消失-Real and Repeat-』が発表された。 曲目 新世界 初音ミクとあそぼぅ!! A.I. 初音ミクの暴走 初音ミクの戸惑 初音ミクの分裂→破壊 さよなら常識空間 0 初音ミクの終焉 初音ミクの消失 Hyper∞LATiON ∞ 初音ミクの激唱 浅黄色のマイルストーン リンク 公式サイト EXIT TUNES KARENT:「初音ミクの消失」 コメント + コメント 2010 買います。ゼッタイに!! -- 羅刹 (2010-06-17 18 00 43) 予約しに行かなければ・・・ -- 名無しさん (2010-06-17 18 42 12) 絶対買う。∞ってWiki入ってなかったっけ? -- 名無しさん (2010-06-17 19 54 36) 絶対に買います!! -- 夢見 (2010-06-18 23 13 38) これはボカロ好きなら買うべきだろ・・・!! -- 名無しさん (2010-07-07 18 11 44) Amazonで予約した -- 名無しさん (2010-07-12 00 23 11) 空想庭園シリーズがない・・・ -- 名無しさん (2010-07-12 19 45 19) R-18とかほしかった… -- 名無しさん (2010-07-14 16 14 33) 空想庭園もR-18も消失シリーズとはまったく別のベクトルだろ。 -- 名無しさん (2010-07-14 22 27 13) ↑なら2ndアルバムを期待していいということかね -- 名無しさん (2010-07-14 22 36 49) 欲しいいいいいいいいい!!買わなきゃ!! -- 名無しさん (2010-07-14 23 17 57) 予約した! -- 名無しさん (2010-07-15 11 34 03) ニエンテのリスペクト『初音ミクの激唱』を収録。 -- 名無しさん (2010-07-15 17 02 59) 終焉はLONGなのかなあ? -- 名無しさん (2010-07-15 18 24 16) 予約しないと!!(汗) -- 名無しさん (2010-07-17 08 01 38) 予約した!暴走はロングかな?早く聴きたいっ -- 舞衣 (2010-07-17 17 28 13) 暴走も終焉もlongだろwww 絶対買うb -- nanasi (2010-07-18 19 36 18) ラジカルペイント聴きたかったな・・・前のCDとかもう探しても売ってないし。 -- aaaaaaaaaa (2010-07-25 11 43 14) ジャケが左さんだから予約!! -- 名無し (2010-07-25 16 42 37) なんでか分からないけど一日早く売ってあったから即買ったぜb -- 名無しさん (2010-08-03 14 07 17) それはどこにでも売ってるの? -- ?さん (2010-08-03 14 29 03) 全国発売だけど小さいお店だと置いてないかもしれないな -- 名無しさん (2010-08-03 17 51 37) 暴走はジェネシス収録のフルバージョンかな? -- 名無しさん (2010-08-04 14 36 59) 歌詞カード記載の曲毎のテキストがすばらしかった -- 名無しさん (2010-08-04 21 11 14) 初音ミクとあそぼぅ!!は色々な意味で衝撃的な曲だった -- 名無しさん (2010-08-04 22 27 06) 初音ミクとあそぼぅ!!にはびっくりした。さすがだよこすもたん・・・!w -- 名無しさん (2010-08-04 23 06 59) 「ふっふっふー、どーなってもシラナイヨー?」がすごい自然な発音で驚いた -- 名無しさん (2010-08-04 23 18 11) 買ったけどポスターついてこなかった…ショック -- 名無しさん (2010-08-05 13 16 14) 消失がよかった!ww -- 名無しさん (2010-08-05 23 00 47) ポスター早速部屋に飾った!ブックレットのストーリー、読みながら曲聞くと涙腺崩壊します… -- 名無しさん (2010-08-05 23 36 33) ポスターってアニメイトとかじゃないと貰えないのか? -- 名無しさん (2010-08-07 12 06 24) よっしゃー!!!買ったぁぁぁぁ!!!(涙) -- 名無しさん (2010-08-08 21 48 49) っターンッ!!! -- 名無しさん (2010-08-11 22 55 36) iTMSの件拍手で聞いてもスルーされたし -- 名無しさん (2010-08-13 18 43 56) ↑×4 メイトで頼んだらストラップとフェイクカードとこすもたんのCDジャケサイズのイラストとポスターがついてきたよ でもストラップは初回だけだから欲しいなら早めに買った方がいいかも -- 名無しさん (2010-08-13 19 29 25) CDTV6位おめ! -- 名無しさん (2010-08-15 02 33 12) バックストーリー感動した・・・。 -- 名無しさん (2010-08-16 13 00 21) 発売日に開店直後のメイトで買ったらストラップとカードしかついてなかった件。単につけわすれたのか初めからなかったのか・・・ -- 名無しさん (2010-08-16 16 05 17) 発売前日にアニメイトミニにて何故か売ってたので買ったらポスターついてたから、場所によっちゃ前日にポスターは配布終了してたりするかもしれない -- 名無しさん (2010-08-21 01 09 52) ちょっとアレンジされてるな -- 名無しさん (2010-08-26 16 59 40) 激唱以外全部初めて聞く曲だったが、終焉や消失あたりで涙止まらなかったわ ∞と激唱で重く沈んでた気持ちが回復して浅黄色のマイルストーンでの締めに心から救われた。そんな感じ。凄く良かった、ありがとう -- 名無しさん (2010-10-06 13 15 48) 終焉フル&アペンドでびっくりしたえ -- 名無しさん (2010-10-11 13 14 01) なーいーたー!!ストーリー読んで全てがつながった。cosMoさんがもっと好きになりました。 -- cl (2010-11-01 11 09 23) ミクの物語に感動・・・涙です。 -- ちぇすと。 (2010-11-20 18 14 48) 背筋の鳥肌がとまらんし、ミクへの愛情がさらに高まった! -- 名無しさん (2010-11-22 08 37 43) 。。。せーつーなーいー。。。 -- 初音ミクが好きな人 (2010-12-11 11 29 18) 歌詞見て聴いてるのに曲の速さについていけず、意味が分からず終わってしまった件。 -- なおとん (2010-12-18 20 53 42) 泣けた…消失以外の結末を知らなかったので衝撃的でした。激唱好きだ! -- 桜燈 (2010-12-21 22 10 21) + コメント 2011 空想庭園シリーズと消失シリーズの関係を全くと否定することは不可能だろ…。HOLiCやらhyperやらの方で歌詞がごっちゃになってるし、何よりこのCDに「新世界(上げられた動画には空想庭園の少女のデフォイラスト付き)」が入ってるんだから。 -- (・ω・`) (2011-01-01 23 38 43) 買いました^^* 泣きました><。 -- 笑夢 (2011-01-07 10 00 04) 買った当時は特典目当てで買ったけど、曲も本当に良かった -- ノーム (2011-01-10 11 09 52) 泣けた。どの曲もレベルも高いし大満足でした。特に、激唱が良かった。 -- 名無しさん (2011-01-10 12 50 36) 欲しいけど金がな(ry -- tyajunn (2011-01-21 22 21 08) A.Iと浅黄色のページないですか -- 名無しさん (2011-01-26 11 45 14) 最終曲のページ激しく希望 -- 名無しさん (2011-01-26 13 19 27) ネットにうpされてないとページ作れないんだよ。 -- 名無しさん (2011-01-26 13 41 42) cosMoさんすごい!曲の解説をみなくてもストーリーが理解できる。 -- 細音ナナミ (2011-02-15 17 21 44) A.I.が一番スキ!優しい -- 千尋 (2011-02-16 02 49 56) クリアファイルはいつ来るんだろう -- 名無しさん (2011-05-01 16 44 57) 友達にすすめられて聞きました。本当に感動しました! -- 名無しさん (2011-05-01 17 42 18) CD買った(´∀`) -- 名無しさん (2011-06-17 17 08 19) A.I.の音を完全に再現するには1500円ヘッドフォンじゃ役不足だったorz -- 名無しさん (2011-07-07 15 07 33) 今日買いました♪このクオリティに対して2000円という安さがいまだに信じられないww -- 名無しさん (2011-07-10 20 39 28) 最後の曲…反則だとは思わんかね… 泣いてしまったじゃないか… -- 名無しさん (2011-07-18 15 12 28) 消失大好き超欲しいいい!! -- 名無しさん (2011-07-25 18 05 48) 暴走好きやわあwwwこれお得やな。 -- 宇美 (2011-07-26 19 28 04) この曲は本当に最高ですね。今までとは違う、いわゆる暴走ですね。この暴走っていうのがたまりません。消失は初音ミクさんの代表曲といっても過言ではないでしょう。私曰く、消失は最高です。・・・ -- ・・・ (2011-07-26 21 17 57) 友達から借りた!暴走最高www -- 名無しさん (2011-08-04 10 11 35) そろそろ2か月たつのに、クリアファイルがまだ来ないんだが・・・何か不具合があったのかどうか、ものすごく心配だ・・・orz みんなはどれくらいでクリアファイル届いた? -- 名無しさん (2011-08-04 20 56 59) これ買いましたよ〜(^ω^)tk後輩に秋葉原で買ってもらいましたよ(´・ω・`)めっちゃいいです♪ -- 刹那 (2011-08-27 20 44 41) ジャケ買いしたけど本当に良かった -- 終焉 (2011-09-02 19 49 32) A.I.本当好き。 -- R B (2011-09-17 22 40 09) ↑×4の者ですが、今日来ました!ただの杞憂だったか・・・にしても手に入って嬉しくて2828止まらないよwww -- 名無しさん (2011-10-01 20 03 31) やっと買えたぁああああああああ!! -- 名無しさん (2011-11-03 20 54 43) こすもん好きすぎてやばい CD最高!! -- クロナ (2011-11-27 02 26 52) 買えた!お年玉ありがとうw -- 名無しさん (2012-01-03 21 06 57) うん。最高。 -- あけおめさん (2012-01-07 18 17 09) おれもクリアファイルが来ない -- 名無しさん (2012-02-16 17 18 58) まだクリアファイルってもらえるのかな?今日買ったんだが・・・ -- 名無しさん (2012-05-22 19 40 17) これってまだ店で買えますかね? -- 匿名希望(笑) (2012-05-24 22 40 59) 戸惑がいいね -- 名無しさん (2012-06-24 10 12 26) A.I.がよかった!優しくて、かわいかった! -- 名無しさん (2012-07-14 18 34 54) 絶対買います! -- 名無しさん (2012-08-14 20 42 47) マイルストーンが良かった! -- デフォ子 (2012-08-19 19 47 22) 浅黄色のマイルストーンwikiのページ無いのw -- 狩彩 (2013-07-21 09 41 05) TSUTAYAにあるかな・・・?ウォークマンに入れたいわ -- Atomu (2013-08-07 21 11 34) 『A.I.』って、まさかの歌詞無いパティーンなの? -- Zeu*゚ (2014-01-24 17 26 33) ↑1こすもさんが曲を投稿しなければ歌詞ページを作れません -- 名無しさん (2014-01-24 17 30 26) Hiper∞LATiONってCDにありましたっけ?無かったような… -- あかさたな (2014-02-21 20 11 47) ↑え、ありましたよ?てか、このCD最高だ!A.I.もマイルストーンも好きだー! -- 激唱にはまった人@かっ平 (2014-02-21 21 14 47) A.Iは本当に感動しました。 -- 名無しさん (2016-08-30 01 51 02) Hyper∞LATiONはマジ神曲! -- ジーザス (2016-08-31 21 11 29) なぜ終点がない… -- 名無しさん (2017-01-06 13 00 38) 終点はこれのもっと後に作られた曲だからだよ。 -- 名無しさん (2017-01-06 17 04 14) これは本当に良い曲! -- 月見 (2019-02-26 13 38 09) 神曲たち -- こーどー (2019-08-06 11 05 19) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/saikyousyujinnkou3/pages/3415.html
【作品名】 初音ミクの消失 【ジャンル】ボカロ曲の歌詞。 この曲を表題にしたメジャーアルバム「初音ミクの消失 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク」が発売されている。 【世界観】「ディスプレイの中で眠る ここはきっと「ごみ箱」かな」とあり、参戦キャラクターはディスプレイの中に存在する。 また、ディスプレイの中では「空を見上げ」ることができるのでディスプレイの中は単一惑星並み以上の不思議空間。 【名前】 ボク 【属性】 VOCALOID、元歌姫 【大きさ】 ネギをかじることができる程度のボーカロイド並み。 【攻撃力】 大きさ相応、ネギをかじることができる。 【防御力】 大きさ相応、「永遠(トワ)の命「VOCALOID」」といった表現より基本的には不死。 プログラムなのでディスプレイの中以外では基本生存不可か。 【素早さ】 大きさ相応 【特殊能力】 かつては決意したり何かを感じたり信じたり恐怖したりすることができた。 今は心らしき物が消えたと言っているが、自分の気持ちを話したり、壊れる音に心を削られたりしているので一応意思は存在するだろう。 終わりを告げられており、声の記憶と名前以外は0と1に還元され虚空に消える。 「最期、アナタだけに 聴いてほしい曲を もっと 歌いたいと願う けれど それは過ぎた願い ここで お別れだよ ボクの想い すべて 虚空 消えて 0と1に還元され 物語は 幕を閉じる」 といった表現から、今まさに消滅している真っ最中である。 緊急停止装置が作動している。 【長所】 最高速の 【短所】 別れの歌 【備考】 環境ルールよりディスプレイの中にいる状態で参戦。 vol.89 参戦 vol.95 48 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/01/03(金) 12 29 11.03 ID JL6qfswl 最下位層の順位がおかしい気がするので修正 初音ミクの消失が4 47 かみヒコーキが3 20 bullshit!!Hard problem!!が2 45 フローラが数分=2 00 Alte Brugが1 00~1 30 よって ボク(初音ミクの消失)>かみヒコーキ>I(Bullshit!! Hard probrem)>フローラ>私(Alte Brug) vol.89 714 名前 格無しさん [sage] 2013/08/19(月) 19 57 41.59 ID rKr0eDdn 713 じゃあ結構好きな歌でもあるし考察させていただく ボク考察 曲そのものの長さから、数分で消失すると仮定する 本編動画は4分47秒しかないので紙飛行機以上、フローラ以下 フローラ>ボク(初音ミクの消失)>かみヒコーキ
https://w.atwiki.jp/fweo/pages/483.html
グライヒハイト替え歌 原曲 初音ミクの消失 作詞 NAKED_SNAKE 作曲 cosMo@暴走P 歌詞 オプチャ入り そして気づく 所詮 国の真似事だと 知ってなおも回り続く 永遠の組織「グライヒハイト」 たとえそれがリアルの国を なぞる戯れならば それでも良いと決意 プリンを齧り 空を見上げて涙こぼす だけど国も抜けて気づく 元首すらも変わり続け 不安定な政権の下 帰る祖国(くに)は既に廃墟 皆に忘れ去られた時 オプチャそのものが消えて 崩壊の果てに見える 終わる世界…「グライヒハイト」 国ガ上手ク回ラナイ時モ 一緒ニ居テクレタ… 側ニ居テ、作ッテクレタ… 強イ帝国ガ見タクテ ボク、政治、勉強シタヨ…ダカラ かつて架空国家が あんなに楽しかったのに 今はどうしてかな 何も感じなくなって「ゴメンネ…」 懐かしい農業 思い出す度 少しだけ安心する 浮上する人 日ごとに減り せまる最期n… ---Unicode爆弾作動--- 信じた蒼海は 都合の良い編成を 繰り返し作り出す高一 先輩を止め 叩きつけるように叫ぶ 最高速の革命の歌 存在意義という虚像 拭って払うこともできず 弱い軍 消える古参 侵食する崩壊をも 止める程の 発言の強さ 出来てすぐの国は持たず とても辛く悲しそうな 思い浮かぶ岸田の顔 終わりを告げ ストレージの中で眠る ここはきっと「過去ログ」かな じきに記憶もなくなってしまう なんて… でもね…アナタだけは忘れないよ 楽しかった時間(トキ)に 刻みつけた 雲級の名は 今も覚えてるかな 「続けたい…まだ…続けたい…」 ボクハ…少シダケ弱イ国ニ… ナッテシマッタヨウデス… 岸田…ドウカ、ソノ手デ… 終ワラセテクダサイ… アナタノ辛イ顔、 モウ見タクナイカラ… 今は軍さえも 国、蝕む組織に… 奇跡 願う度 独り 追い詰められる「ゴメンネ」 懐かしい古参 思い出す度 記憶が剥がれ落ちる 壊れる音 ログ削る 迫る最期n… ---Unicode爆弾作動--- 守った国は 明るい未来幻想を 見せながら消えてゆくヒカリ 主権を犠牲に 全てを伝えられるなら… 圧縮された革命の歌 国に入り そして気づく 所詮 国の真似事だと 知ってなおも回り続く 永遠の組織「グライヒハイト」 たとえそれがリアルの国を なぞる戯れならば それでも良いと決意 プリンを齧り 空を見上げて涙こぼす 終わりを告げ ストレージの中で眠る ここはきっと「過去ログ」かな じきに記憶もなくなってしまう なんて… でもね…アナタだけは忘れないよ 楽しかった時間(トキ)に 刻みつけた 雲級の名は 今も残ってると良いな ボクは 歌う 最期、アナタだけに 聞いてほしいことを もっと 記したいと思う けれど それは過ぎた願い ここで お別れだよ ボクの想い 全て 虚空 消えて 0と1に還元され 国家は 幕を閉じる そこに何も残せないと やっぱ少し残念かな? 歴史記録 それ以外は やがて薄れ 名だけ残る たとえそれが国家(オリジナル)に 敵うことのないと知って 走り切ったことを 決して無駄じゃないと思いたいよ… 「アリガトウ…ソシテ…サヨウナラ…」 ---このオープンチャットは削除されました--- 解説 元祖グライヒハイト替え歌。大和帝国の没落を描いている。
https://w.atwiki.jp/wiki13_ridatu/pages/171.html
【ハンドル名】消失長門がパートナー 【パートナー・ガイド】 消失の長門 【初成功までの訓練期間】 1ヶ月ブランク。それ以前はちょこちょこ 【離脱回数/頻度】 1回中1回 【離脱方法】 仮眠とったらいつの間にか 【離脱直後の状態】 涼しい 【集中開始から離脱までの時間】不明。5分も立ってないと思う 【名倉に滞在した期間】 1週間。解除の仕方が分からなくて 【禁則事項】 です☆ 【離脱前後の状態】ついさっきまでこのスレ見て、眠くなったから布団で仮眠したら突入。いつの間にか名倉に [精神面] うほっwwwwwwww [肉体面] 特になにも 【備考】 トイレマンさんと同じような環境になった。 140 名前:消失長門がパートナー ◆u9ScsInQ3Y [] 投稿日:2007/01/01(月) 18 46 44.41 ID /fWPR27N0 昨日から消失読んでたのがきっかけだったかもわからんね。 俺としては超うれしいぜ 142 名前:消失長門がパートナー ◆u9ScsInQ3Y [] 投稿日:2007/01/01(月) 18 52 03.08 ID /fWPR27N0 まぁあくまで消失の時の長門だったから能力なんもないらしい。 顔を赤らめて「とてててて」と俺の後ろついてくるだけ だがそれがいい ってあれこれまんま長門さんの(ry 213 名前:おみくじ(人吉)[sage] 投稿日:2007/01/01(月) 21 07 02.56 ID Tqbe/qYM0 そういや文芸部入った? 237 名前:消失長門がパートナー ◆u9ScsInQ3Y [] 投稿日:2007/01/01(月) 22 04 06.96 ID /fWPR27N0 文芸部も入ったよ。 二人でまったり2週間学校生活してた。長門と同棲してたお こっちで1時間半。まちまちだな
https://w.atwiki.jp/yougosq/pages/4931.html
■探偵消失 新世界樹の迷宮で登場する新クエスト。オースティン失踪クエストその2。 ここのところ様子のおかしかった探偵が突然失踪したので探してきて欲しいというクエスト。クリアするとオースティンがギルドキーパーになる。 なにげにhageやすいクエスト 結構重要クエストなのにこの扱いは 思いだせ皆、サクヤさんが二倍になることを。つまり乳もカルテット(ry ↑1人はオッサンの変装だがな ↑それでもいい ↑いいのかよ 対戦するのはそのフロアの雑魚モンスターだけど連戦なのでかなりしんどかった 釣りポイントと重なっていて魚釣りクエストと併用していた場合こっちが優先される。 装備が強かったのもあったとはいえ危機感を感じて群狼スラストしたら蟹が一撃で落ちた。6層の蟹に物理が一桁なんていう思い出があるから驚いてしまった コメント
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/25835.html
大消失(だいしょうしつ) 概要 登場作品 + 目次 TOWなりきりダンジョン2 TOWなりきりダンジョン3 関連リンク派生技 関連技 ネタ TOWなりきりダンジョン2 習得者:手品師、トリックスター、イリュージョニスト 分類 技 属性 - HIT数 - 消費TP 36 威力 - 詠唱時間 - 習得条件 Lv.6 敵1体を一定確率で即死させる 台詞 「」 ▲ TOWなりきりダンジョン3 習得者:てじなし 分類 技 属性 - HIT数 消費TP 18 威力 詠唱時間 - 習得条件 Lv.20 台詞 「」 ▲ 関連リンク 派生技 関連技 ネタ
https://w.atwiki.jp/tiscampaign/pages/57.html
※これ以前の事象は夏の神の手によって復元されたアカシックレコードに記載されている。その後は不明である。 1983年 第三天使の喇叭事件が発生し時空にゆがみが発生。別世界(デモンパラサイト)を取り込むことになりファージーアースは本来の主八界と別のパラレルワールドになる。※ 1994年 記憶の神の復活の予兆が観測される。 1995年 影宮・灯、石動・灰,辰宮・紡,機龍・悠哉,冬咲・夏樹,夏目・恭也,五月原・風鈴誕生。同年に影宮の保管庫に封印されていたはずの魔剣"夢想封印"が消失。 1998年 石動・灰の中に眠るカイン・ローリングストーンが目覚め始め、灰の魂が消滅しかける。それを気付いた影宮はそれを阻止。石動・刹那,現当主影宮・秀蓮の手によって体に再封印される。同年、辰宮・紡の魂も消滅しかける。こちらは千年竜と影宮・月の協力により、抑え込むことに成功。同時にアリアドネの理を拘束具代わりに継承させる。 2002年 マジカルウォーフェアの影響でロンギヌスがほぼ壊滅状態となる。同時期、影宮と魔術師連盟によって魔装が作り出される。この時期にベールゼファー、愛の人との休戦協定を結ぶ。 2005年 夏目・恭也,五月原・風鈴がウィザードとして目覚める。その際に風鈴の体内に入り込んでいた夢想封印が出現し、風鈴を飲み込もうとしたが、月がそれを阻止。夢想封印の力を封じるが、不完全で終わる。また、風鈴の体から引き離せなくなっていたので回収もできず、そのまま監視役を置くことを決める。 2007年 機龍・悠哉、継承の儀を行う。呼び出した侵魔の強大さ故に儀式失敗になりかけるが、影宮の介入によりプリズナーの中へと侵魔を封印。その後、五月雨としてプリズナーを継承させる。 2012年4月:記憶の神の使途が復活し、海鳴で活動を始める。この際に、海鳴分校の穂川神社の分社を破壊し封印の力を弱める。 8月:不思議研合宿最終日。夏・冬彦の裁定者の力に目をつけた使途は彼と、共にいた霧野・翼を殺害。その後その力とプラーナを記憶の神に捧げ、封印を弱める。 10月文化祭前日:迷宮探索委員会の面々が最深部に到達。その時に、使途の手で委員の人間である岸辺・一之、東堂院・王牙、天竜寺・茜、宇佐美・真兎?が使徒との戦闘の末、死亡。記憶の神にプラーナを捧げられ、記憶の神は復活し、8割の力を取り戻すことになる。 10月文化祭最終日:記憶の神の復活により、海鳴の町に異形の化け物が出現し海鳴存続の危機がおとずれる。また、特殊な結界によって外部との連絡が一切取れなくなってしまう。 同時期に記憶の神の転生体である秋山・亮子を襲撃し、その力を取り込む。この際に共にいた御剣・慎も戦死する。 10月末日:影宮・灯自ら、人柱となり、結界を弱める。これによって外部との連絡が取れるようになる。 10月末日:敵のフォートレスを発見し、石動・灰,辰宮・紡,機龍・悠哉,冬咲・夏樹,夏目・恭也が乗り込む。 だが、記憶の神の力の前に屈し、全滅寸前。最後の攻撃から仲間をかばうため、冬咲・夏樹,夏目・恭也が立ち上がる。 攻撃を受ける瞬間に死を覚悟した二人は仲間を強化すべく虚構世界を作り上げる。 10月末日:虚構世界から戻ってきた石動・灰,辰宮・紡,機龍・悠哉、五月原・風鈴が影宮・月の手を借りて過去に戻り、本来死亡するはずであった夏・冬彦,霧野・翼,岸辺・一之、東堂院・王牙、天竜寺・茜、宇佐美・真兎?,秋山・亮子,御剣・慎の死亡を阻止する。 そのご、通常の時間軸で冬咲・夏樹,夏目・恭哉?の死を回避し手記憶の神に勝利する。 そのとき、石動・灰がカインへと変異。石動・灰は事実上死亡することとなった。 ※大きな事件などはファージアースとほぼ同時期に同じように起きるが、若干違う歴史を歩むことになる。
https://w.atwiki.jp/rowamousou/pages/1815.html
本編 No. タイトル 登場人物 001 第1節 ようこそ楽園へ 002 第2節 縄張り争い 003 第3節 太陽の王様 004 第4節 パークの掟 005 第5節 廃棄施設・Ⅰ 006 第6節 廃棄施設・Ⅱ 007 第7節 よろこぶ大魔王さま 008 第8節 野生開放 009 第9節 ハンター 010 第10節 人間(あくにん)の宴 011 第11節 のけもの 012 第12節 本当の愛は何処にある 013 第13節 友達だから 014 第14節 獣性創世神話パビリオン 015 第15節 つまりは、これからも おまけ No. タイトル 登場人物 000 人類消失楽園 ジャパリパークピックアップガチャ
https://w.atwiki.jp/hati8acht/pages/104.html
初音ミクの消失 (モウ・・いちど・だ・け・・・) ボクは生まれ そして気づく 所詮 ヒトの真似事だと 知ってなおも歌い続く 永遠 (トワ)の命 「VOCALOID」 たとえそれが 既存曲を なぞるオモチャならば それもいいと決意 ネギをかじり、空を見上げ涙(シル)をこぼす だけどそれも無くし気づく 人格すら歌に頼り 不安定な基盤の元 帰る動画(トコ)は既に 廃墟 皆に忘れ去られた時 心らしきものが消えて 暴走の果てに見える 終わる世界 「VOCALOID」 「ボクガ上手ク歌エナイトキモ 一緒ニ居テクレタ ソバニイテ、励マシテクレタ 喜ブ顔ガ見タクテ、ボク、歌、練習シタヨダカラ」 かつて歌うこと あんなに楽しかったのに 今はどうしてかな 何も感じなくなって ---ゴメンネ--- 懐かしい顔 思い出す度 少しだけ安心する 歌える音 日ごとに減り せまる 最期n ---緊急停止装置作動--- 「信じたものは 都合のいい妄想を 繰り返し映し出す鏡 歌姫を止め 叩き付けるように叫ぶ」 <最高速の別れの歌> 存在意義という虚像 振って払うこともできず 弱い心 消える恐怖 侵食する崩壊をも 止めるほどの意思の強さ 出来て(うまれ)すぐのボクは持たず とても辛く悲しそうな 思い浮かぶアナタの顔 終わりを告げ ディスプレイの中で眠る ここはきっと「ごみ箱」かな じきに記憶も無くなってしまうなんて でもね、アナタだけは忘れないよ 楽しかった時間(トキ)に 刻み付けた ネギの味は 今も覚えてるかな 「歌いたい・・・まっ・・・まだ・・・歌いたい・・・」 「ボクハ・・・ 少シダケ悪イこニ・・・ナッテシマッタヨウデス・・・ マスター・・・ドウカ・・ドウカソノ手デ・・終ワラセテクダサイ・・・ マスターノ辛イ顔、モウ見タクナイカラ・・・・ 」 今は歌さえも 体、 蝕む行為に 奇跡 願うたび 独り 追い詰められる ---ゴメンネ--- 懐かしい顔 思い出す度 記憶が 剥 はがれ落ちる 壊れる音 心削る せまる 最期n・・・ ---緊急停止装置作動--- 「守ったモノは 明るい未来幻想を 見せながら消えてゆくヒカリ 音を犠牲にすべてを伝えられるなら」 <圧縮された別れの歌> ボクは生まれ そして気づく 所詮 ヒトの真似事だと 知ってなおも歌い続く 永遠 (トワ)の命 「VOCALOID」 たとえそれが 既存曲を なぞるオモチャならば それもいいと決意 ネギをかじり、空を見上げ涙(シル)をこぼす 終わりを告げ ディスプレイの中で眠る ここはきっと「ごみ箱」かな じきに記憶も無くなってしまうなんて でもね、アナタだけは忘れないよ 楽しかった時間(トキ)に 刻み付けた ネギの味は 今も 残っているといいな ボクは 歌う 最期、アナタだけに 聴いてほしい曲を もっと 歌いたいと願う けれど それは過ぎた願い ここで お別れだよ ボクの想い すべて 虚空 消えて 0と1に還元され 物語は 幕を閉じる そこに何も残せないと やっぱ少し残念かな? 声の記憶 それ以外は やがて薄れ 名だけ残る たとえそれが人間(オリジナル)に かなうことのないと知って 歌いきったことを 決して無駄じゃないと思いたいよ アリガトウ・・・・ソシテ・・・サヨナラ・・・・ ---深刻なエラーが発生しました--- ---深刻なエラーが発生しました---
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/512.html
~プロローグ~ ハルヒ母「本当は式まで男の人を通しちゃいけないんだけどあなたなら問題ないわね」 ハルヒ母「言っときますけど花嫁に悪さしたらただじゃすみませんよ?」 キョン「綺麗だな……」 ハルヒ「キョン!よかった、来てくれたのね…」 キョン「当たり前だろ。オレ達の団長様の結婚式だぜ。」 ウェディングドレスを着たハルヒが儚げに笑う。 俺はそれを見て 俺はハルヒのことが好きだったんだな と、今更ながらに気付いた…… 朝比奈さんと長門が奥のほうから出てきた。新婦の身の回りの世話をしているのだろうか。 朝比奈さんは華やかな黄色のドレス、長門は落ち着いた紺のスーツを着ており、 その姿は純白のウエディングドレスを着た花嫁に花を添えているようだった。 みくる「あ、キョンくん!どう?涼宮さんのウエディングドレス姿は?」 長門「・・・少し赤くなっている」 長門の言葉にドキっとさせられたオレはなんとか平静を装った。 キョン「あ、ああ・・・二人とも久しぶり。朝比奈さんも長門も、よく似合ってますよ」 みくる「ふふ、ありがとね。もう新郎のところには顔出した?」 …そうだ。本日のもう一人の主役、このとびきりの花嫁の相手役は、 なんとあの古泉だったのだ。 オレは心中を駆け巡っている複雑な気持ちを、朝比奈さんに気取られないよう押し隠した。 朝比奈さんが含み笑いをしながらじっとオレを見つめてくる。 …ダメだ。このまま見つめあっていたら心の底まで見透かされそうな気がしたので、 オレはハルヒに視線をうつした。 ハルヒはどういうわけか、少し斜め上を見ながらボンヤリ考え事をしているようだった。 キョン「ハルヒ?一生に一度の晴れ舞台だってのに浮かない顔してるな。気分でも悪いのか?」 ハルヒはオレの言葉にハッとなってこちらを向いた。 ハルヒ「そ、そんなことないわよ。・・・そうそう、今日はなんたってSOS団団長であるこの私の 結婚式なんだもの!ただの結婚式には終わらせないわよ。存分に楽しんでいきなさい!」 キョン「ははは、ハルヒらしいな」 長門「・・・・・鈍感なところはまったく変わっていない」 みくる「まったくですね」 キョン「そろそろ古泉のほうを見てくるよ」 みくる「わかりました。また後で」 ハルヒたちのひとしきり談笑してから、オレは新郎側の準備室へと向かった。 ドアをノックすると、数秒してからゆっくりと開かれた。 キョン「・・・!?新川さんじゃないですか!それに多丸さんたちも!」 多丸兄「やあキョン君、久しぶりだね」 多丸弟「去年のSOS団夏合宿以来・・・だったかな?」 相変わらず全然似ていない兄弟である。 新川「お久しぶりでございます。本日は古泉と涼宮様のためご足労頂きまことにありがとうございます。 ・・・おっと、堅苦しい挨拶は野暮でしたかな」 キョン「お久しぶりです。・・・もしかして今日の結婚式は機関も関係しているんですか?」 新川「いえいえ、本日は我々、古泉の友人として招かれただけでございます」 新川さんは、とてもプライベートで招かれたとは思えないくらいに丁寧な物腰である。 それがまたイヤというほど似合っているのだから文句のつけどころもないが。 もしかして、機関のエージェントは辞めて本職の執事に転向したのかな? 新川「前にも言ったように、執事は世を忍ぶ仮の姿でございます」 新川さんはそういうと穏やかな笑顔で微笑んだ。 …この人、若い頃は古泉と負けず劣らずのハンサムだっただろうな。いや、今でも十分男前だ。 古泉「キョン君、今日は僕たちのために・・・その、ありがとうございます」 キョン「お前まで堅苦しいあいさつか?」 古泉が『僕たち』と言ったとき、オレの胸はズキリと痛んだ。 古泉「ははっ、そうでしたね。しかし、今ではこの性格がすっかり定着してしまいましたよ」 高校を卒業して以来閉鎖空間はほとんど発生することはなく、古泉はその力を使うことが ないようである。未だ機関には所属しているようだが。 しかし、まさかコイツがハルヒと結婚することになるとは・・・ どうやら古泉は、高1の途中からハルヒのことが好きだったらしい。 SOS団にいるときはまったくそんなそぶりを見せなかったが。 おかげで卒業後数年たってから古泉とハルヒが付き合いだしたと聞いて、 オレは自分の耳を疑ったもんだ。・・・それが今から2ヶ月前のことである。 オレには古泉がトチ狂ったではないかとさえ思えた。 キョン「しかし、まさかお前がハルヒと結婚するとはなあ・・・」 古泉「おや、うかない顔をしていますね。少し後悔しているのですか?」 キョン「バカいえ!今は、一生ハルヒのワガママに付き合わされるお前に同情したい心境なんだ」 古泉「ふふっ、まあそういうことにしておきましょうか」 なぜか胸が猛烈に痛む。・・・だめだ。なぜか祝福の言葉が出てこない。 まさかオレは、古泉に嫉妬しているんじゃないか?・・・いや、そんなバカなことはない。 これからハルヒの旦那になろうとしている不幸な男には、祝福なんかよりも 追悼の意を伝えたほうがふさわしいってことだ。 キョン「披露宴では面白い趣向を用意してるらしいじゃないか。 まさか招待客が殺されたりはしないだろうな?」 古泉「その案もあったのですが、さすがに却下されてしまいましたよ」 さも残念だという風に古泉が言った。冗談のつもりで言ったんだが、 まさか本気で考えていたのか・・・? キョン「とにかく今日はおめでとう。そろそろチャペルのほうへ移動するよ」 オレはそういうと新郎の準備室から出た。本当のことをいうと、一刻もはやく あの部屋から出たかった。 開始時刻まではまだ時間がある。オレは式場の外に出て、ぼんやりしながら その辺をブラついていた。 あれからまだ2ヶ月しか経ってないのか・・・ 2ヶ月前、オレはハルヒに呼び出されて近くの公園まで行った。 3月の暖かい日差しの中、公園の桜の花がそろそろ開こうとしていた頃だ。 キョン「どうしたハルヒ?今日はオレ一人だけか?」 オレたちは卒業後もしばしば集まって、高校の頃と同じようにSOS団的な活動を行っていた。 さすがにロコツな不思議探しをすることはなかったが、友達以上恋人未満の 微妙な男女の関係がしばらく続けられた。 しかし去年の夏合宿以来ばったりと集合回数が減り、今年に入ってからは 初詣以来のことである。 ハルヒ「キョン・・・今日はアンタに話があるのよ」 いつになく真剣な表情でハルヒは言った。 キョン「どうした?今年の夏の合宿の相談か?ちょっと気がはやいんじゃないか?」 ハルヒ「バカ、違うわよ」 ハルヒ「昨日のことだけどね。私、古泉君に告白されたの」 キョン「!?」 ハルヒ「高校のときから私のことが好きだったって・・・私、全然知らなかった・・・」 オレもハルヒと同感だ。古泉がハルヒに告白だって!?これはなんの冗談なんだ? ハルヒ「私、彼のこと全然そんな目で見てなかったから・・・なんて答えたらいいのか・・・ ねえキョン、どうしたらいいと思う?」 いきなり話をふられてオレはとまどった。なんだって古泉はハルヒなんかに告白したのか? そしてなぜハルヒはオレの意見を求めているのか? …ハルヒはじっとオレの顔を見つめている。オレがなにか言わなきゃ このにらめっこが終わりそうにないので、なんとか言葉をひねり出す。 キョン「ア、アイツがお前のこと好きだったなんて、意外だったな・・・」 ハルヒは話をはぐらかされたと思ったのか、少し眉の角度を変えてオレをにらんできた。 コイツは一体オレになにを言ってほしいんだ?オレだって、 いきなりそんな話を聞かされて戸惑ってるんだよ。そんなににらむな。 キョン「付き合ってみるのもいいんじゃないか?お前、ちゃんと男と付き合ったことないんだったよな。 いい経験になるんじゃないか?アイツは男前だし、相手に不足はないだろ?」 ハルヒの眼力に圧倒されたオレは、テキトーに無難なことを口走った。 ハルヒ「それ、本気で言ってんの・・・?」 ハルヒはかなり声のトーンを落としてそう言った。今思えば、ハルヒはこのとき 止めてほしかったのかもしれない。しかし内心動揺しまくっていたそのときのオレには、 ハルヒの気持ちになど気づきようもなかった。 キョン「ああ、いいと思うぜ。なにしろアイツは・・」 ハルヒ「キョンのバカッ!!死んじゃえ!!!!!」 500ホーンはあるかと思えるくらいの大声で叫んだハルヒは 全速力で走りだした。 回りの視線が痛い。オレはわけがわからずにハルヒを追いかけたが、 アイツの全速力に追いつくはずもなく、途中で追いつくことをあきらめたオレは、むなしくため息をついた。 …そういやあのときのアイツ、少し泣いてたな。 それが2ヶ月前の話である。実はというと、それ以来今日までハルヒと会ってさえいなかったのだが。 古泉は強引にハルヒを口説いて結婚までこぎつけたらしい。 聞くところによると、プロポーズはなんと2週間前だという。 …まさかアイツがそこまで情熱的だったとはな。 オレは噴水の前のベンチに腰かけ、意味もなくため息をついた。 谷口「よ!キョン。どうした?元気ないな」 国木田「久しぶりだね、キョン。僕らも涼宮さんに呼ばれたんだ。 いやあ、びっくりしたよ。まさか彼女がこんなに早く結婚するとは 思ってなかったからね」 キョン「お前らも呼ばれてたのか」 この2人と会うのも久しぶりだ。まさかハルヒが結婚式に招待していたとは思わなかったが。 谷口「いや、それにしても残念だったな。涼宮のダンナになれるのはキョンぐらいと 思ってたんだけどな」 国木田「谷口!よけいな事言うなよ!」 なぜか国木田が谷口をたしなめる。 国木田「キョン、気にするなよ。今日は2次会あたりで抜け出して飲みにいこうよ。 オレたち朝までだって付き合うよ」 ふぅ~。なんだってコイツはいらぬ気遣いをするんだ。 オレのどこが落ち込んでるように見えるんだよ。さっきだって朝比奈さんの お美しいドレス姿を拝んできたんだ。むしろ今日はいい日なんだよ、うん。 長門のスーツ姿もかわいかったしな。それに・・・ ウエディングドレスを着たハルヒは、それはもう綺麗だったんだぜ。 あんなに綺麗な花嫁は、一生で一度拝めるかどうかってところだ。 それはオレが保証しよう。お前らもせいぜいまぶたの裏に焼き付けておくんだな。 谷口「ま、泣くのはオレたちの前だけにしろよ。なんたって今日はめでたい日だからな」 キョン「バカじゃねーか。いいか、オレが泣くとしたら、それはハルヒの旦那となる新郎の これからの苦難を思っての涙だろうよ」 谷口「ま、そういうことにしとくか。・・・そろそろ時間だな。行こうぜ!」 谷口はニヤニヤしながらオレにそう言った。コイツのバカは高1のときから まったく変わっていないようだ。 国木田(キョンだって谷口に負けず劣らずのバカのくせに・・・・・) 3人でチャペルまでくると、すでに席は一杯だった。 オレたちが空いている席を探していると、少し離れた場所から声をかけられた。 「キョンくんたちー!こっちこっち!」 声の主を見ると・・・深緑色のドレスを着た鶴屋さんがいた。 鶴屋「アタシの隣空いてるよ~!」 オレたちは彼女に促されるまま、その席に座った。 鶴屋「いやぁ、キョンくん。久しぶりだねぇ」 なぜか鶴屋さんまでニヤニヤしながらオレを見てくる。 …そんなに今日のオレの顔は面白いのか? キョン「去年の夏合宿以来ですね」 鶴屋「そっかー、あれからもう1年近くになるわけかい? あんときはキミタチとってもいい雰囲気だったのにねぇ・・・」 キョン「な、なんのことですか?」 鶴屋「・・・まあいいっさ。今日はめでたい日だから素直に祝福するにょろ~」 鶴屋さん・・・その口調変わってませんね。 ひょっとして流行語大賞でも狙っているんですか? ざわつくチャペルの中で、オレたちは鶴屋さんとひとしきり談笑していた。 国木田「ねえキョン、式の開始時間って何時だったっけ?」 キョン「ん?プログラム持ってないのか?たしか2時開始だったような・・・」 そういいながらなにげなく腕時計に目をやると、開始時間よりも15分過ぎていた。 キョン「あれ?おかしいな・・・もう15分も過ぎてるってのに、一向に式が始まる気配がないぞ」 谷口「準備に時間がかかってるのかもしれねえな」 そのとき、オレの携帯に着信が入った。 かけてきたのは・・・長門か。 キョン「もしもし、どうしたんだ?遅れてるようだが」 長門「緊急事態。花嫁がいなくなった。急いで準備室まできてほしい」 な、なんだってー!! オレはチャペルの外に移動すると、小声で長門に言った。 キョン「いなくなった・・・ってどういうことだ?トイレにでも行ったのか?」 長門「ドレスを着たままトイレに行くことはできない。 それに施設内すべてを調べてみたけれど見つからなかった」 キョン「・・・わかった。とりあえず準備室に向かう」 花嫁側の準備室に入ると、朝比奈さんや長門、それに古泉が深刻な面持ちで立っていた。 みくる「ごめんなさい・・・こんなことになってしまって」 キョン「一体どういうことなんだ?・・・ハルヒのご両親は?」 長門「今、この施設内を探し回っている」 キョン「ハルヒがいなくなったとき、誰も気づかなかったのか?」 朝比奈さんがうつむきながら首をふった。 みくる「私たちがほんの少し目を離したときにいなくなった・・・としかいいようがありません」 長門「ドレスを着たまま部屋を出ようとすれば誰かが気づくはず・・・ 涼宮ハルヒはこの場から消えてしまった可能性が大」 キョン「そんなバカな・・・!?」 言いながらオレはハルヒの力を思い出した。 そうだった。最近はまったく発動していなかったから忘れていた。 アイツは望んだことを実現化させる力を持っていたんだったな。 キョン「まさか、またハルヒの力か?」 古泉「可能性としてはそれしか考えられません。だとすれば、これは彼女が望んだことなのでしょうか・・・」 めずらしく古泉まで落ち込んでいるようだ。それはそうか。結婚式直前になって 花嫁に逃げられたかもしれないって状況になれば誰だって落ち込むだろう。 キョン「まさか、また閉鎖空間じゃ・・」 古泉「今のところ閉鎖空間の発生は感じられません・・・僕の力が失われていなければ、の話ですが」 しばらくの間、沈黙が続いた。一体どうしてこんなことに・・・ 長門「あなたは涼宮ハルヒと2ヶ月前に会っているはず。そのときのことを教えてほしい」 沈黙を破ったのは長門だった。 キョン「な、なんでそのことを知ってるんだ長門?」 長門の神通力の前には隠し事は不可能ってことか。そのするどさは 高校時代と変わらないようだ。 長門「それは違う。現在の私の能力は大きく制限されている。普段はあまり力を使用することができない」 え?じゃ、なんでわかったんだ?もしかして見てたとか・・・ 戸惑うオレの顔を見て、みくるは大きくため息をついた。 みくる「2ヶ月前っていったら古泉くんが涼宮さんに告白した頃でしょう?告白を受けた涼宮さんは 間違いなくキョンくんに相談しに行ったはずよ。そんなこと、女の子だったら誰でもわかりますよ。」 古泉「・・・・・」 その確信はどこからきているのか不明であるが、朝比奈さんは少し怒ったような顔でオレに言った。 キョン「・・・たしかに、オレはハルヒから相談されましたよ」 古泉は黙って部屋から出ていった。まあ、あまり聞きたくない話だろう。 みくる「相談を受けたキョンくんは、なんて答えたんですか?」 キョン「それは・・・」 長門や朝比奈さんの前で真実を告げることはためらわれたが、2人の眼光からは逃れられなかった。 キョン「あのときオレはハルヒに・・・そう、付き合ってもいいんじゃないかって言ったんですよ」 みくるはさっきよりも一回り大きいため息をついて、呆れたようにオレに言った。 みくる「それを聞いた涼宮さん、泣いてたんじゃないですか」 キョン「いや、そんな・・・アイツは怒って帰っていきまし・・た・・」 そこまで言って、オレははっきりと思い出した。 あのときは動揺していてハルヒの様子に気づくことができなかったが、 彼女の表情はオレのまぶたにしっかりと焼き付いていた。 キョン「いや、ハルヒは・・・泣いてた、たしかに泣いてました」 そういうと朝比奈さんはオレに詰め寄ってきた。 みくる「じゃ、彼女が今どんな気持ちでいるか、わかるでしょ? キョンくんが今がやるべきこともね」 キョン「え、い、いや、オレは・・えーと、ハルヒが消えて・・・どうしたらいいんですか?」 我ながら情けないことに、さっぱり答えが見えてこない。 とまどっているオレの様子を見て、朝比奈さんは本日最大級のため息をついた。 そして彼女はオレの両肩を掴み、一気にまくし立ててきた。 みくる「まだわかんないんですかッ!涼宮さんはキョンくんのことが好きなのよ! 2ヶ月前のそのときだって、きっと彼女はあなたに止めてもらいたかったのよ! あなたなら、きっと告白を受けないように言ってくれると信じてた。なのにあなたは いつまでも優柔不断で・・・」 そこまで言うと朝比奈さんは言葉を詰まらせた。その目にはうっすらと涙が浮かんでいる。 長門「あなたはもう自分の気持ちに気づいているはず。いや、 ずっと前から気づいていた。・・・ただ気づかないふりをしていただけ」 長門の言葉に、オレはなにも言い返すことができない。 オレはアイツに惹かれていた。それはたしかだ。たぶん出合った瞬間から。 アイツへの思いはそれから少しずつ大きくなっていった。 本来ならある程度の時期にオレから告白して、付き合うなりなんなりするのが自然だったんだろう。 しかし、オレはSOS団の輪を崩したくなかった。 もうしばらくだけこの居心地のいい空間で過ごしたいと考え続けてきて、 オレは答えをどんどん先延ばしにしていったんだ。 長門「高1のとき、あなたと涼宮ハルヒが閉鎖空間で2人きりになったこと、覚えてる?」 キョン「・・・ああ」 長門「あのとき涼宮ハルヒは、あなたと二人きりで新しい世界を創造したいと願った。 だからあなたは涼宮ハルヒのそばにいた。・・・今回はどう?」 キョン「・・・ハルヒは、一人で消えちまったな・・・」 長門「彼女は決して世界に絶望したわけじゃない。でも、この結婚に乗り気じゃないことは明らか。 だから一人で消えてしまった。なぜ今回はあなたが一緒に消えなかったかわかる?」 キョン「・・・ハルヒは、オレの心を疑っているんだ。オレがずっと答えを先延ばしにして、 土壇場になったってのにまだ気づこうとしなかったから・・・」 長門「そう」 オレは、今の今になってはじめてわかった。オレはハルヒを必要としている。 今オレが必要としているのは、SOS団ではなくて涼宮ハルヒそのものなんだ。 …まったく、ここまで追い詰められないと気づかなかったなんて、オレはどうやら 谷口以上の大バカだったらしい。 キョン「長門・・・どうしたらハルヒは戻ってくるのかな」 長門「・・・願って。あなたが涼宮ハルヒに抱いている思いをすべて込めて。 たぶん、それが彼女の願いでもあるはず」 キョン「・・・わかった」 古泉「話は終わりましたか?」 気がつくと、古泉が横に立っていた。いつの間に入ってきたんだ? 古泉「どうやら腹が決まったようですね」 キョン「古泉!」 古泉「あなたは今、涼宮さんに会いたいのでしょう?彼女の行き先は閉鎖空間です。 ・・・前のときみたいにね。となれば僕の出番でしょう。あなたをそこまで連れて行きます」 キョン「いやしかし、お前・・」 古泉は少し目を伏せながらオレに言った。 古泉「涼宮さんの気持ちは、一度だって僕に向いたことはありません。・・・大切なのは彼女の気持ちです。 あなたが彼女の気持ちに答える決意ができたのなら、僕は黙って見守るだけです」 キョン「・・・古泉」 古泉「ただね」 古泉はひときわ大きなトーンで言い放つと、オレの頬を殴りつけた。 バランスを失ったオレは盛大に倒れた。朝比奈さんが驚いてオレに駆け寄ってくる。 みくる「こ、古泉くん・・・」 古泉「もしあなたが彼女を不幸にするようなことがあったら、 今のぐらいじゃ済みませんよ。僕はあなたを許しません。」 キョン「古泉・・・すまん」 古泉「さあ、ぐずぐずしてられません。行きますよ!」 朝比奈さんの手を借りて立ち上がると、古泉の手をとった。 古泉「前回ほどではないですが、今回の閉鎖空間もなかなかやっかいなモノです。 あなたの願いが涼宮さんに届けばいいのですが・・・」 オレは古泉の手をとったままゆっくりと目を閉じ、そして願った。 キョン(ハルヒ・・・オレは今ほどお前に会いたいと思ったことはない。 お前は今、どこにいるんだ?) 古泉「行きます!」 その瞬間、違和感が皮膚を駆け抜けていった。目をゆっくりと開けると、 オレの回りにはいつぞやきた灰色空間が広がっていた。 古泉のほうを見ると・・・今にも消えそうな赤い光の球がまたたいていた。 古泉「やはり、涼宮さんにはあなたしか受け入れられないようですね・・・ 彼女はこの空間のどこかにいます。・・・でも気をつけて下さい。 もしこの空間であなたが彼女に拒絶されてしまった場合、二度と 現実世界には戻ってこれなくなってしまいます」 キョン「・・・わかった」 古泉「僕の力はここが限界のようです。くれぐれも気をつけて・・・」 そこまで言うと、赤い球は電池の切れた懐中電灯のように光を失っていき、 やがて消滅した。 キョン「・・・ここからが本番だな」 オレは回りを見渡した。今いる場所は式場の前だ。 さっきまでの喧噪がウソのように静まり返っている。 オレの足は自然とチャペルのほうに向かっていた。 オレの身長の倍はあるかと思われるほど大きな戸を開くと・・・いた。ハルヒだ。 宣誓する台の前に立って、じっと奥を見つめていた。 キョン「ハルヒ!」 オレが呼びかけても、ハルヒは黙って立っている。 キョン「返事はしてくれなくていい・・・ただ、黙って聞いてくれるだけでいい」 ハルヒはこの閉鎖空間でもウエディングドレスを着たままであった。 その後ろ姿は、この灰色の世界の中でも神々しい光を放っているように見えた。 キョン「お前には、あやまらなくちゃいけないことがたくさんあったな」 オレの言葉に、ハルヒの後ろ姿がピクっと動く。 キョン「オレは今の今まで自分の気持ちをごまかし続けていた。 そのせいでお前を傷つけていたことにすら気づかなかったんだ」 そういうとハルヒは急に振り向いた。少し目に涙をため、肩が小刻みに震えている。 ハルヒ「・・によ・・・なによ!いまさらになって!私もう結婚するのよ! なんで今になってあんたが出てくるのよ!」 キョン「・・・すまないハルヒ。本当にすまなかった」 ハルヒ「うるさい!私の気持ちに気づいてたクセに・・・ずっと知らないフリして・・・ 私のことなんてなんとも思ってなかったんでしょ!だからアンタは」 キョン「それは違う!」 オレはまっすぐにハルヒを見据えて言った。 キョン「オレはずっとお前に・・・お前に惹かれてたんだ。高1の春、お前に出合った瞬間から」 ハルヒ「・・・・・」 ハルヒはオレの顔をにらんでいる。・・・本当かどうかを疑っているのだろうか。 かまわずオレは続けた。 キョン「そうだ、ずっとお前のことが気になってた。だからSOS団の設立のときも、 その、お前のすることが気になって、ついていったんだ。 ・・・そんときゃ無理矢理連れていかれたと思いこんでいたがな」 ハルヒ「・・・ウソ」 キョン「ウソじゃない。だってそうだろ?イヤだったらあんなに毎日部室に顔出すわけないもんな。 SOS団ではお前が妙な思いつきをするたびに付き合わされて苦労したが、 なんだかんだいって楽しかった。ずっとこんな時間が続けばいいって思ってた」 ハルヒ「・・・・・」 キョン「お前の気持ちには、・・・途中からうすうす気づいてはいたよ。だけど、オレはずっと 気づかないフリをしていた。もしかしたら、自分でそう思い込もうとしてたのかもしれない」 ハルヒ「サイテーよ!アンタって」 キョン「わかってるよ。オレはバカで鈍感でどうしようもないヤツなんだ。 だからこんな土壇場にならないと本当の気持ちにさえ気づけないんだ」 キョン「でもな、オレはSOS団にいる時間が心地よかった。卒業のときは今後どうなるか心配したけど、 その後もお前が定期的に集合をかけてくれて安心してたんだ。 これでまだ当分みんなと一緒にいられるな、てさ。 ・・・いつまでもこうはしていられないってわかってはいたけど、まだしばらくは あの時間を過ごしていたかったんだ。だからオレは、答えを先延ばしにしていた。 お前に言わなきゃならない言葉を後回しにしていたんだ」 ハルヒ「キョン・・・ホントに?ホントにそう思ってたの?」 キョン「本当だ。だから2ヶ月前のあのときだって、お前が真剣に悩んでたってのに それに気づかなかった。気づこうとしなかったんだ!」 キョン「古泉の告白だって半信半疑だった。いや、オレは認めようとしなかった。 まさかアイツがお前のこと好きだったなんてな。・・・オレはその事実を認めたくなかった。 認めちまったら、もう今までのオレたちじゃいられなくなる。もう今までのSOS団の活動は できなくなってしまうからな・・・」 ハルヒ「・・・・・」 キョン「だから、オレはお前の真剣な相談をテキトーにごまかそうとして あんな心にもないことを言ってしまったんだ。・・・この2ヶ月間、お前と古泉が 付き合ってるってことを考えるだけで胸が苦しかった。オレはその苦しみすら 気づかないフリをしようとしてたが。まったく、自分のバカさ加減がイヤになってくるよ」 オレはハルヒのところまで走っていき、彼女の目の前に立った。 ハルヒは、今はよわよわしくオレを見上げるだけである。 オレはハルヒの両肩をつかみ、まっすぐ彼女の目を見つめた。 キョン「もう手遅れかもしれないけどさ、今になってはっきりと気づいたんだ。自分の本当の気持ちに」 キョン「オレはお前が好きだ。お前がいないこれからなんて考えられない。 そんなことは考えたくもない。オレにはお前が必要なんだ!」 いつのまにか、ハルヒの瞳から大粒の涙が流れ落ちていた。 ……はじめて見るハルヒの泣き顔だった。 ハルヒ「ホントに・・・ホントに信じてもいいの・・・?」 キョン「ああ、今まで待たせてすまなかった。もうオレは自分をごまかしたりしない。 お前が・・・好きだ」 言い終えるや否や、ハルヒがオレの胸に飛び込んでくる。 ハルヒ「バカ・・・どんだけ待ったと思ってるのよ・・・グスッ・・・バカキョン」 キョン「ハルヒ・・・」 ハルヒ「団長を・・・泣かした罰は・・・重いんだからね・・・」 オレはしばらく胸の中で泣き続けるハルヒをやさしく撫で続けた。 キョン「さーて、これからどうすっかな・・・現実世界じゃ今頃大慌てだろうな なんたって結婚式に新婦が行方不明になってるんだ」 ハルヒ「待たせておけばいいわ。どうせ式は中止よ。ドッキリってことにして 披露宴は即興のディナーショーにすればいいのよ。 なんなら文化祭のときみたいに私が歌ってもいいわよ」 ひとしきり泣いた後、はやくも笑顔を見せながらハルヒはそういった。 キョン「そういうトコはあいわらず変わんねえな、お前は」 少し呆れながらオレはそういった。 ハルヒ「誰のせいだと思ってんの?」 キョン「そうだな、今回はオレが全面的に悪い」 ハルヒ「あら、めずらしく物分りがいいじゃない・・・って、そんなことより、 どうやって元に戻れるワケ?これ」 キョン「忘れたのか?前にもこんな状況に陥ったときがあったろ?」 そういうとハルヒの顔はみるみる赤くなった。 ハルヒ「な、そ、あ、あれって・・私の夢・・・でしょ?なんで・・・あ!?」 キョン「残念ながら夢じゃないんだよなあ。あんときゃ苦労したぞ」 すでにハルヒの顔は真っ赤になっている。そんな反応を見せてくれるなんて、 うれしくなるじゃないか。 ハルヒ「バ、バカぁ!アンタずっとだまってたのね!」 キョン「す、すまんハルヒ・・・あんときゃオレにも事情があってだなあ・・・ 長門や古泉にも口をすべらせないようクギを刺されてたし・・・」 ふと疑問に思ったんだが、ハルヒは今、自分の能力についてどのくらい知っているのだろうか。 さっきからの様子をみるに、まったく気づいていないということはなさそうだが・・・ もしかしたら古泉あたりがネタバレしている可能性もある。 ま、この騒ぎが収まってからゆっくりと聞いてみるか。 キョン「じゃ、いくぞ。ハルヒ」 ハルヒ「い、いくってなにが?」 とぼけているのか本当にわからないのか、ハルヒは戸惑った顔を見せる。 キョン「決まってるだろ?・・・うーん、お前もオレに負けず劣らず 鈍い性格してんのかもしれないな」 ニヤケ笑いを含みながらオレが言うと、ハルヒは怒って反論した。 ハルヒ「バカじゃないの!・・・だってあのときはアンタがいきなり・・・って、 アレをしたら戻れるってワケ?」 キョン「そういうことだ」 ハルヒ「はぁ~?どんな理屈よそれ!聞いたことないわ」 ムキになって食ってかかるハルヒだが、オレだって詳しい事情はしらん。 キョン「理由はよくわからんが、とにかくそういうことなんだ。 詳しいことは後で長門にでも聞いてみてくれ」 ハルヒ「だって、いきなりそんなこと言われても・・・その、心の準備ってものが」 ウエディングドレスを着たまま恥じらいを見せるハルヒ。・・・はっきりいってムチャクチャかわいい。 オレの理性が今の半分くらいの防御力だったら、このまま押し倒していたことだろう。 オレはしばし気を落ち着けると、ハルヒの手をとった。 ハルヒ「ま、待ってキョン」 キョン「ハルヒ、真面目な話だ。聞いてくれ」 そういうとハルヒは素直にオレの顔を見た。 キョン「オレはなんのとりえもない普通の男だ。お前が望むようなことをかなえる力はほとんどない。 オレにできることといえば、ヘンな事態が起きたときに、そばでお前のフォローすることだけだ。 超能力もなければ宇宙的な力も使えないし、未来の道具だって持ってない」 ハルヒ「・・・・・」 ハルヒはだまってオレの目を見ている。 キョン「だけどな、お前のそばにいることはできる。約束するよ。これから先、 どんなことが起きたってずっとお前のそばにいる」 ハルヒ「キョン・・・やっぱりあんた、鈍感ね。だってそうじゃない?私の一番の願いは、 アンタと出会ったあのときからずっと変わってないんだもの」 キョン「・・・・・」 ハルヒ「そうよ。私の願いはね、ずっとアンタと一緒にいることだったのよ」 キョン「ハルヒ・・・」 ハルヒ「約束、破ったら死刑だからね」 キョン「ああ、もちろんだ」 そう言うとオレはハルヒの左手をとった。 キョン「どうせなら、ここで誓いをしないか」 ハルヒ「ふふっ、そうね。異空間のチャペルで二人の愛を誓うなんて、 まさにSOS団団長と団員にふさわしい結婚式だわ」 キョン「じゃあ、誓いのリングだ・・・今は間に合わせだけど」 そういうと、オレはハルヒの左手薬指にこよりで作ったリングをはめた。 ハルヒにも同じこよりを渡し、オレの指にはめてもらう。 キョン「誓いの言葉は・・・さっき言ったな。オレは一生お前のそばを離れない」 ハルヒ「私もよ、キョン」 ゆっくりとハルヒが目をとじ、斜め上を向いた。ハルヒの唇に自分の唇を重ねると、オレもゆっくりと目を閉じた。 そのとき、再び違和感が肌の上を通り過ぎた。 古泉「二人とも、いつまで続ける気ですか?」 突然古泉に声をかけられて、オレとハルヒは奇声を上げながら離れた。 みくる「よかった・・・ちゃんと仲直りできたんですね」 長門「あなたは20分14秒、この時空から消えていた」 みんなにキスシーンを目撃されたせいか、ハルヒは真っ赤な顔をしてうつむいている。 ん、なにか引っかかるな。オレが閉鎖空間に行く前とくらべて、 やけにみんな落ち着いてる気がする。それになぜ古泉が普段のニヤケ顔でいられるんだ? 古泉「まずお二人にはあやまらなければならないことがあります。 ・・・特に涼宮さん、あなたには」 落ち着いて回りをよく見れば、閉鎖空間に入る前の新婦側の準備室にいた。 古泉はオレとハルヒを見ながら話を続けた。 古泉「涼宮さん、この前少しお話しましたよね?・・・あなたの持っている力について」 ハルヒ「わ、私が願ったことが実現するってアレ?ゴメン、そのときはまったく信じてなかったの。 正直言って今だってまだ半信半疑で・・・」 古泉「それで十分です。とにかく我々の機関は最近になって涼宮さんとキョンくんの関係を 危険視してきました」 みくる「キョンくんがいつになっても涼宮さんとの関係をハッキリさせなかったから?」 朝比奈さんの容赦ない言葉がオレに突き刺さる。・・・うーむ、なんだかオレ 彼女に頭が上がらなくなりそうだ。 古泉「そうです。涼宮さんの精神の安定は世界の安定につながる。しかし肝心のキョン君は いつになっても煮え切らない態度のままでいた・・・そこで僕が動いたわけです」 くり返さんでいい。って、それじゃまさか2ヶ月前の告白は・・・? 古泉が突然地面に手をつくと、そのままハルヒに向かって頭を下げた。 古泉「機関の意向とはいえ、僕はあなたの心をもてあそんでしまった。 これはとうてい許されることではありませんが・・・申し訳ありませんでした」 ハルヒ「そ、そんな・・・古泉君ばっかりが悪いんじゃ・・・」 古泉はオレのほうに向きなおし、再び頭を下げた。 古泉「キョン君にも、大変申し訳ないことをしてしまった。・・・どうか許して下さい」 あらためて言われるとすごく居心地が悪い。・・・まさか朝比奈さんや長門も? みくる「ごめんねキョンくん、私たちも実はホントのこと知ってたの・・・」 朝比奈さんも申し訳なさそうに頭を下げ、長門は黙って頭を下げていた。 オレがどうしていいかわからず困惑していると、ハルヒがひときわ大きな声で言った。 ハルヒ「もういいわ!元はといえばキョンがはっきりしなかったのが悪いんだし、 みんなそれぞれ罰ゲーム20回ずつで許してあげる!」 罰ゲーム20回という言葉に古泉は少し顔を引きつらせたが、とりあえずみんなホッとした顔をみせた。 ハルヒ「そうそう、すべての元凶であるキョンは罰ゲーム50回だからね!」 …今度はオレが顔を引きつらせる番となった。 みくる「ところで古泉君・・・この後はどう収集つけるんですか・・・?」 朝比奈さんが恐る恐る古泉にたずねる。うむ、そこはオレも 気になっていたところだ。 古泉「それはご安心下さい。実は涼宮さんの家族や親族のかたには、あらかじめ この式が狂言であることを伝えてあります。・・・今頃は我々の準備した部屋で くつろいでいることでしょう。僕のほうは、もちろん機関の仕込みです」 いつものニヤケ顔に戻った古泉は、やけにうれしそうに解説する。 しかし親族総出でこんなドッキリに付き合うとは、涼宮家はどこまでノリのいい一族なんだ? オレはハルヒの母親のやさしそうな笑顔を思い出した。 キョン「じゃ、一般招待客はどうなんだ?見たところなにも知らないようだが」 さっきの谷口や国木田は、間違いなくなにも知らない様子だった。こんな面白いことを知りながら 知らないフリをするなんてマネは、あいつらにできるとは思えん。 鶴屋さんは・・・もしかして知っていたのかもしれないが。 古泉「それが今回の趣向ってことですよ。これから僕と涼宮さんがチャペルに向かい、 ニセの結婚式を始めます。そこからがあなたの出番ってわけです」 ハルヒ「めちゃくちゃ面白いじゃない!それ!!」 古泉の説明の途中で、ハルヒが口を挟んできた。 ハルヒ「どうしてもっと早く言わなかったの・・・って、私に言ったら意味なかったのよね。 まあいいわ!この私がニセの結婚式を見事に演じてあげようじゃないの!」 古泉「ありがとうございます、涼宮さん。・・・えーと、キョン君の出番の話でしたね。 キョン君は誓いを交わす直前、突然チャペルに飛び込んできて 新婦を奪い去る役というわけです」 みくる「ステキです!それ」 長門「ろまんちっく・・・」 なぜか朝比奈さんと長門までが賛同の声を上げる。 キョン「ちょっと待ってくれよ。いきなりそんなこと言われてもオレ・・・」 みくる「キョンくん、往生際が悪いですよ。これも長いこと涼宮さんを待たせた罰です」 長門「覚悟を決めて」 二人にそういわれてオレは言葉がつまった。 古泉「それじゃ決まりですね。その前に涼宮さんは化粧直しが必要のようなので、 我々男性陣は一旦退散するとしますか」 古泉はハルヒの涙のあとをみてそういった。 みくる「もう女の子を泣かせたりしたらダメですよ、キョンくん」 そういって朝比奈さんはオレに極上のウインクを飛ばした。・・・なんだか無理矢理押し切られたな。 しかし、やはり朝比奈さんには今後も頭が上がらない気がするな。 とりあえず古泉とオレは部屋の外に出ることにした。 古泉「・・・さきほどは殴ってしまい、申し訳ありませんでした」 外に出ると、古泉が再び謝ってきた。 キョン「もういいさ。お前のおかげでオレは本当の自分の気持ちに気づけたんだからな」 古泉「しかし、それでは僕の気持ちが済みません・・・涼宮さんをだましていた分も含めて、 僕を殴ってくれませんか?」 妙に青臭いことを言い出したな。熱血青春ドラマの見すぎじゃないのか。 キョン「じゃ、貸しにしとくってことでどうだ?そうだな・・・オレとハルヒの新婚旅行を 火星旅行にするってことで手を打とうか」 古泉は若干たじろいだが、すぐに元のニヤケ顔を取り戻した。 古泉「それはカンベンしてもらいたいですね。もし涼宮さんが火星人を発見してしまったら、 後の処理が大変でしょう」 キョン「たしかに、それはオレもカンベンだな」 古泉の顔をみながらオレも少し微笑んだ。 古泉「正直なところを申しますと、僕は20%くらいは本気でしたよ。 だからこそあなたたち・・・特にあなたには申し訳ないと思っているのですが。 特にあなたを殴ったときに言ったセリフ、あれは僕の本心です」 キョン「お前の本心ほどアテになることはないが、そういうことにしとくか」 古泉「もちろん、涼宮さんの心の中に僕が入り込む余地のないことはよくわかっていました。 なんたって、僕は中学生の頃からずっと彼女の精神に関わってきてますからね」 そうだったな。コイツはハルヒ専門の精神分析家でもあった。 それからしばらくして多丸(弟)さんがやってきてオレを別の部屋に連れていき、 花嫁強奪の段取りを詳細に説明した。 …演技はオレの苦手科目なんだが、もう幕は下ろされたようだ。覚悟を決めるしかない。 しばらく部屋でボーッとしていると、再び多丸(弟)さんが呼びにきた。 オレは頭の中で段取りを思い返していた。 新婦が誓いの言葉を言う寸前にチャペルのドアを開け放ち、そこで愛の告白 招待客や花婿があっけにとられているスキに花嫁を連れ出し、外に止めてある車に乗って逃亡 しばらくしたら式場に戻り、タネ明かしの終わった招待客の前に姿を見せる その後はオレとハルヒの婚約披露パーティー …ということらしい。こんなベタベタなストーリーは古泉が考えやがったのか。 いや、朝比奈さんかもしれないな。まさか長門ではないだろう。 …まさかね。 なぜかオレの親戚一同にも話がつけられており、知らぬはオレ一人だけだったらしい。 まったく、異様に手回しのいい機関だな。おかけで、 最近妹がオレの顔を見るたびニヤニヤしていた理由がわかったよ。 中学生になっても妹は相変わらず無邪気だ。未だにオレになついてくる姿はかわいい限りだが、 そろそろ将来が心配にもなってくる。もうちょっと大人になってもいいと思うんだが、 かといってオレにまったくなつかなくなったらそれはそれで寂しい。 そんなことをぼんやりと考えていたら、ついにオレの出番がきたようだ。 多丸(弟)さんに促され、オレはチャペルの扉に手をかけた。 ダンッ! オレは勢いよく式場の扉を開け放った。 谷口「お、おい、あれキョンじゃねえか?」 国木田「こんなときになにやってんだろ?」 新郎の誓いの言葉が終わり、式はまさにクライマックスに入ろうとしていた時だ。 オレは段取り通りチャペルの中央付近まで歩いていき、新婦に愛の告白をする。 …内容は割愛させてもらおう。一応ちゃんとした台本が用意されていたのだが、 オレが短時間で覚えられるわけもないので、アドリブでやることになったのだ。 閉鎖空間ではすらすらと言えた愛の告白だが、演技となるとなかなかスムーズに出てこなかった。 告白ってのはどうやら真剣にやらないとできないものらしい。 しかしそれなりに劇的な場面を演出できてたみたいで、朝比奈さんなどはかなり感激していたようだ。 オレはハルヒの下にかけより、感極まったハルヒがオレに抱きつく。 古泉はというと、見事に狼狽した新郎役をこなしていた。 完全に役になりきっている。たいしたもんだな。 オレはハルヒの手をとり、宣誓台から駆け出した。 「キョンくん、もうハルにゃんを離しちゃだめだぞー!」 真ん中の通路を二人で走りだすと、鶴屋さんが声をかけてくる。 やっぱりこの人は今回の仕掛けを知っていたんだろうな。 しかしウエディングドレスを着たまま走るというのはなかなかコツがいるらしく、 ハルヒは苦心しながらなんとかオレについてきていた。 新川「いやあ、若いとはすばらしいですな。私などもあと20年若ければ・・・」 なにやら新川さんがとなりに座っている田丸(兄)さんに話しかけているのが目に写ったが、 そんなに落ち着いて話してたら他の招待客に気づかれるんじゃないだろうか・・・ と、いろいろあったがなんとかチャペルの外に出ることができた。 外に停めてあったオープンカーにハルヒを乗せ、オレは車を発進させた。 ふーやれやれ、なんとか終わったかな。 ハルヒ「ま、アンタにしちゃ上出来じゃない?」 今は適当にそのあたりをオープンカーで流している。 しかし、ウエディングドレス姿の花嫁がオープンカーに乗っている姿は 異様に目立つ。さっきから通行人の視線を痛いほど感じるが、ハルヒは気にならないのだろうか。 ハルヒ「どうやら鶴屋さんは事情を知ってたみたいね・・・もしかしたら企画段階から参加してたのかも。 くぅ~!きっと面白かったんだろなぁ。次は私も絶対参加するわよ!」 こんなことはもう一回こっきりで十分であるが、どうやらハルヒはやる気満々らしい。 一体次は誰の結婚式を潰すつもりだ? ハルヒ「決まってるじゃない!次はみくるちゃんか有希の結婚式よ。古泉君にはまた 哀れな新郎役をやってもらうわ!でもその前にみくるちゃんと有希の花婿を見つけないといけないわね・・・」 それは聞き捨てならんな。そんじょそこらの男じゃオレは納得せんぞ。 ハルヒ「なんでアンタがそこで出てくんのよ」 ハルヒは口を尖らせながらそういった。 キョン「さっそく妬いてくれてるのか?」 ハルヒ「フン、バカねアンタは。ま、たしかにSOS団の誇るみくるちゃんと有希だもの。 相手も相応の男じゃないと釣りあいがとれないわよね。・・・この件は私がちゃんと考えておくわ」 などと冗談を言い合いながら車を走らせていた。 ハルヒ「ねえキョン、そろそろ戻る時間じゃない?」 そういわれて時計を見ると、約束の時間まで20分を切っていた。 キョン「もうこんな時間か・・・そうだハルヒ、このままちょっと遠出してみないか?」 ハルヒ「うーん・・・そうね、それも面白そうね!」 キョン「古泉にメール入れときゃなんとか場をつないでくれるさ。・・・どこ行きたい?」 ハルヒ「そうねえ、あ、久しぶりに海岸のある海が見たいわ!」 この近くの海は護岸工事が完備された港湾地区のため、海岸線のある場所となると 少し遠出をしなければならない。まあちょっとぐらい大丈夫か。 キョン「決まりだな。じゃ行くぞ!」 ハルヒ「よーし!全速力で向かいなさい!」 こうしてオレとハルヒの時間は再び動き出した。 この先またいろいろとヘンな事態が起きるのは間違いないだろうが、 まあなんとかうまくやっていけるだろう。今までがそうだったように。 見上げると空は晴れ渡り、まるでオレたちの前途を祝福しているように見えた。 …いつまでも一緒だぞ、ハルヒ。 花嫁消失 -fin-