約 9,961 件
https://w.atwiki.jp/save_tsushima/pages/39.html
管理人の独り言です。お暇な方はどうぞ・・・ あけましておめでとうございます 遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。 本日1/4に通常国会が開会します。 待望の「国境離島新法」などの法案提出と成立を切に望みます。 また来月には対馬市長選挙です。 どのような結果になるかわかりませんが、今年一年対馬にとりまして恵みの多い年となりますよう、切にご祈念申し上げます。 平成28年1月吉日 管理人 対馬支援wiki設立4周年! この対馬支援wikiですが、設立4周年を迎えました。正式には昨日、1月10日です。 確か、2011年の年末年始から作り始めて、正式にリリースしたのが2011年1月10日なのです。 ↓姉妹サイト「対馬支援ブログ」の過去記事より。 http //blogs.yahoo.co.jp/lets_go_tsushima/26995577.html 4年間、色々ありました。設立して2か月で、震災が起こり、自民党政権奪還、対馬では仏像盗難事件など起こりました。 今後とも頑張ってまいります! 今後ともよろしくお願いいたします! 2015.1.11 2014年も過ぎようとしています。2015年が、対馬にとって良い年となりますようにお祈りいたします。 2015年もよろしくお願いいたします。 (管理人 拝) 2014.12.31 水田・蜂洞オーナー制度に、田の浜水田オーナー募集中の件をかきました。 2014.4.29 アンテナショップに、東京秋葉原・日本百貨店しょくひんかんさんのイベント記事を追加 2014.4.25 アンテナショップに、キックバックカフェさんの記事を追加 2014.4.24 アンテナショップでの買物・通販での物産購入 2014.4.23 よりあい処つしまに、王理恵さん(王貞治監督の次女にして対馬ソムリエ)来訪の記事を追加しました。 通販での物産購入に、ブルーベリーとアカメガシワ茶を追加。 トップページ・イベント 2014.4.22 暖かくなってきたので、浴衣姿の恵海ちゃんをトップページに持ってきました。 イベントのホタル案内をしてもらいました。 現地への観光旅行 2014.4.17 対馬のホタルについて追記しました アンテナショップで買い物 2014.2.2 よりあい処つしまのご案内を追加しました。 動画 2014.2.1 対馬奪還の戦火(前半:エースコンバット6 OPパロ 後半:具体的行動指針) youtube&ニコニコ動画を追加しました。 対馬問題に前向きな政治家 2014.01.29 自民党・上野みち子参議院議員を追加しました。(今まで抜けていました。上野議員ごめんなさい) 通販サイト追加 2013.10.12 通販サイトに「対馬浪漫海廊」さんを追加しました。 ニュースページ作成 2013.09.21 ニュースのページ作成しました。ずぼらな性格なので、更新はあまり期待しないでください… 物産購入ページ、15000アクセス超え 2013.09.21 通販での物産購入ページが、15000アクセスを超えました。皆様、ありがとうございました。 今後ともよろしくお願いいたします。 久々のコメント 2013.09.15 こちらへのコメントはしばらくしておりませんでしたが、通販、イベントなどの記事は適宜しておりました。 これからもよろしくお願いいたします。 久々の更新 2013.06.16 多忙でしたので放置気味でしたが、イベントと通販コーナーを更新しました。 ながさき旅ネットさん 2013.05.14 リンク集にも貼りましたが、長崎県観光連盟さん運営のながさき旅ネットというサイトがとても充実している件。いい仕事してますね! 対馬バーガー 杉焼き料理(ながさき旅ネットさんより) 杉焼き料理(対馬市観光物産協会のページより) 初めて知りました…・ 厳原港祭り 2013.05.14 嫁から、8/3~4日に対馬に行く許可が下りました。管理人は、忌々しいアリランの名前を削除した厳原港祭りに参加する予定です。 島ガール 2013.05.12 山ガール、森ガールの次は「島ガール」ブーム到来?だそうです。対馬にも来てほしい。これは要注目です。 書籍購入 2013.05.11 「海のクロスロ-ド対馬 早稲田大学水稲文化研究所【編】」「海神と天神―対馬の風土と神々」を通販で購入しました。数日で届くでしょう。 管理人は、歴史や民俗学が大好きなのです。対馬には、本土にはない古墳・神社などの歴史遺産があると思います。もっともっと勉強します。 「天道信仰」・・・対馬独自の信仰で、太陽信仰と山岳信仰がミックスされたもので、かなり管理人は興味津々です。調べてみますね。 facebookページ「対馬市 島おこし協働隊」 1000イイネ! を突破したそうです。 2013.05.10 対馬市 島おこし協働隊 ろくべえ食べてみた&対馬新聞購読開始 2013.05.10 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ろくべえ2.jpg) ろくべえを調理してみました。ぷりぷりとした触感、濃いめのスープが美味しい。(シイタケ・鶏肉・スープ・薬味同梱) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (対馬新聞.jpg) 対馬新聞が届きました。今後、良い記事があったらアップします。 スーパーサイキさんより「とんちゃん」「ろくべえ」が入荷しました。食事レポはまた後日 2013.05.08 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (箱2.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (とんちゃん.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ろくべえ.jpg) 恵海ちゃんの画像を独立ページ めぐみちゃん画像置場 に移動させました。 2013.05.08 対馬観光物産協会さん制作の対馬観光地図を当wikiにプラグインすることに成功しました。 2013.05.07 Amazon 対馬物産直販 ページ設置しました 2013.05.04 かすまき入荷しました。 2013.05.03 Amazon様で、春田菓子店様のかすまきを注文し届きました。上品な甘さ!美味しい!家族にも好評でした。 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (かすまき1.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (かすまき2.jpg) 申し訳ありませんが、link_ref プラグインは提供を終了し、ご利用いただけません。←このページへのアクセス履歴を公開します。通算アクセス数とリンク元です。 合計: - 今日: - 昨日: -
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/545.html
「あんたたち、ちょっと実験台になりなさい!」 一方通行、土御門、海原の三人は、テーブルの上の小さなチョコレートケーキと睨み合っている。 数分前、上品とはいえない笑みを浮かべた結標がアジトにやって来た。 三人が睨み合っているのは、バレンタイン用の試作品らしい。 とりあえず食べて、何かしら感想を言えということだった。 「見た感じでは普通だにゃー。それにしても、バレンタインはまだ一ヶ月以上先だぜぃ?」 「これは…テメェが作ったのかァ?大丈夫なンだろうなァ?」 一方通行と土御門は、チョコレートケーキと睨み合ったままブツブツと呟いている。 海原は無言のまま、チョコレートケーキを様々な角度から観察をしている。 「失礼ね、お菓子くらいなら多少作れるわよ。それに一ヶ月なんてすぐじゃない。 いまいちだったら改良しなきゃならないんだから、早すぎるなんてこともないのよ」 「そ、それじゃあ。意を決して…い、頂くとしますかにゃー」 覚悟を決め、三人はケーキを口にした。 「「「…ッ!!」」」 「ハッ、一体どんな薬入れやがったんだァ?危うくテメェに惚れるところだったぜェ」 「まさか結標さんに惹かれそうになるとは。僕の御坂さんへの想いは…いや、そんなことは…」 「一瞬とはいえ、ロリ好き土御門さんがこんな年増にトキメいちまうなんてにゃー。何の魔術だこれは」 各々ブツブツ言いながらも、しっかりケーキを食べ続けている。 そわそわしながらケーキを貪る三人を見ていた結標だが、驚いた表情で海原を見る。 「う、海原?御坂って、まさか超電子砲の?アンタもロリコンだったのね。 それと土御門、誰が年増ですって?アンタと一歳しか違わないわよ!! って、それよりどうなのよ?ごちゃごちゃ言ってないでさっさと感想言いなさいよ!」 そわそわしたり、驚いたり、怒ったり、ラジバンダリ…ではなく、実に忙しそうに表情がかわる。 以前の彼女ならば、これ程くるくると表情をかえることはなかっただろう。 これもあの小さな先生のお陰だろうか。 「聞き捨てなら無い単語が聞こえた気がしますが、美味しいケーキを頂いたので聞かなかったことにしておきましょう」 ケーキを食べ終えた海原は、満足そうな顔で紅茶を飲みながら答えた。目があまり笑っていないが。 何かを思いついたような海原は、申し訳なさそうに 「数に余裕があれば…一つ頂いて帰ってもよろしいですか?」 「ん?構わないわよ。そんなに気に入ってくれるとは思わなかったわ」 「後でショチトルの見舞いに行くつもりなので、彼女にも一つ食べさせてあげたいなと思いまして」 あの褐色の肌の少女と海原がどういった関係かは知らないし、興味もなかった。 しかし、海原がこのケーキを誰かに食べさせてあげたいと思うほど、気に入ってくれたのは純粋に嬉しかった。 「それで、そっちの二人はどうなのよ!?」 一方通行と土御門の方に視線を向けると、いつの間に取り出したのか、二人は既に二個目を食べ始めている。 「ン…認めるのは癪だがウメェな。甘くねェから俺でも食える」 「あぁ、確かに美味いぜぃ。舞華ほどじゃないけどにゃー」 なんとなく気に食わない言い草だが、気に入ってもらえたようなので文句は言わない。 こんな口ぶりでも彼らにしてみれば褒めている方なのだ。 小さいとはいえ、最終的に一方通行は三個目も食べ、チョコレートケーキは完売した。 一方通行はケーキに満足したのか、普段より僅かに上機嫌な表情でソファで寝ている。 「結標がこんな美味いケーキ作れるってのは意外だったにゃー。それに…」 「バレンタインにこれ程の物を渡したい相手とは…。結標さん、彼氏でも出来たんですか?」 結標の顔がみるみるうちに紅潮していく。 しばらくすると、大切な記憶を思い出すように 「以前、『残骸』を持って逃げようとした私が、アレを破壊しにきたそこのグウタラに負けたのは知っているでしょう? 目標も目的もなくなっちゃった私は、しばらくビルの屋上で倒れてたんだけど、助けてくれた人がいたのよ。 その人は、見ず知らずの私を病院へ連れて行ってくれて、見舞いにも来てくれたのよね。 私とはあまりにも違いすぎて、この人はどんな世界を見てるのかなぁって気になって、 少しの間でもあの人と同じ世界を見てみたいってのが私の新しい目標になったのよ。 なぜかいつもボロボロで疲れてて、『不幸だー』って口癖になるほど運が悪いらしいから、 このケーキで少しでも幸福だって思ってもらえたら…ってね」 (結標がモジモジしてる!?キャラが違いすぎて反応に困るぜぃ) 「結標…女の子してるにゃー。ただ、その相手なんだが…。 自販機を使えばお釣りが出てこなかったり、違うジュースが出てきたりなんてことはないよな?」 「僕も、結標さんが実はこんなに女の子らしい方だったとは思いませんでしたね。 ちなみにですが、まさかその方は黒髪のツンツン頭だったりしませんよね?」 どうやらこの二人は、『不幸』という単語だけで思い当たる人物がいるようだ。 海原と土御門は、少し引き攣った笑顔でボソボソ話している。 数秒後、わざとらしく何かを思い出したかのような表情を浮かべた海原は、 「さて…僕はそろそろショチトルの見舞いに行かなくては」 と、チョコレートケーキの入った箱に大事そうに抱え、アジトから出て行ってしまった。 (逃げたな。面倒なことになる前に俺も逃げ…) 土御門が立ち上がろうとすると、結標に肩を掴まれた。 「で、なんでアンタたちそんなことまで知ってんのよ。知り合いなわけ!? 名前は?どこの学校?携帯の番号は?どこら辺に住んでるのよ?」 まさかこんな身近に関係者がいるとは思わなかった。 暇を見つけては街を歩き、あのツンツン頭を探した自分は何だったのか。 やっと見つけた情報をみすみす逃すわけにはいかないのだ。 (あー。差し支えない程度に教えて、隙を見て逃げるかにゃー) 「名前は上条当麻。学校は俺と同じっつーか同じクラス。携帯の番号は自分で聞け。 ちなみにカミやんはこの土御門さんのお隣さんなんだ…に゙ゃっ!?」 「さぁ土御門!今からアンタん家行くわよ! ついでに私を友達ってことにしていいから紹介しなさい!それじゃ、出発♪」 トラウマを克服した『座標移動』の行動力は凄まじかった。 一瞬で土御門の襟首を掴み、結標と土御門は隠れ家から言葉通り消えた。 この日、とある地下街であちこちで、猫撫で声の男の不気味な悲鳴に震える人々がいたらしい。 「にゃー!こうなったら俺も言っちまうぜぃ!不幸だーーーー」 数日後、異常にライバルが多いことに気づいた結標が隠れ家の隅で、涙目で蹲っていたのはまた別のお話。 終わり。
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/162.html
~某日夕方 きぬはた荘 リビング~ 【テレビ】<味のAIMバーストやー 絹旗 「回転寿司なんて、もう何ヶ月行ってないですかね」 滝壺 「前に(アイテムの)みんなで行ったとき、鯖しか食べない人いたよね」 絹旗 「鮭しか食べない人もいましたね、鮭ばかり30皿は超圧巻でした」 滝壺 「きぬはたはケーキばっかりだったね」 絹旗 「超別腹ってヤツです」 婚后 「あの……素朴な疑問なのですが」 滝壺 「うん?」 婚后 「なぜお寿司がまわってるんですか?」 絹旗 「なぜ、と言われましても……」 白井 「そういえば不思議ですの。板前さんを置いておけば済むでしょうに」 絹旗 「……むしろ私には廻ってない寿司のほうが馴染みが薄いのですが」 滝壺 「うん、私も」 婚后 「もしや……わたくしが頂いたことのあるお店がおかしかったのでしょうか」 絹旗 「いや、おかしくないと思いますよ」 婚后 「??」 絹旗 (超温度差を感じます……) <ただいまー x2 絹旗 「お、超いいところに。結標さん、寿司って廻ってますか?」 結標 「? どういうこと?」 滝壺 「廻ってないお寿司は食べたことある?」 結標 「……言われてみればないわね。廻ってる方なら何度かあるけど」 番外個体 「なに、何の話?」 白井 「大きいお姉様ー、おかえりなさいませー♪」シュン 番外個体 「うわっ、テレポートで抱きつくなって何度も言ってるでしょ!」グイグイ 結標 「ねえ、貴女は廻ってないお寿司って食べたことある?」 番外個体 「? オスシ?」 結標 「ああ、ないのね」 婚后 「やはりわたくしが世間からズレて……」ズーン 絹旗 「いやいや、ズレてる訳ではなくてですね……ええと、文化の違いと言いますか……」 結標 「あれこれ言うより、いっそ行っちゃったほうが早いんじゃない?」 <ねえ、この家にAIMジャマーかキャパシティダウン設置しようよ! <そんなことおっしゃらずにー! <あれは電気代かかるからダメ 結標 「静かにしなさいっての」ゴンッ 番外個体 「い゛っ……いったぁぁぁい!」 白井 「む、結標さん、それはやりすぎですの!」 絹旗 「あれ(軍用懐中電灯)で頭殴られたら超痛いでしょうね……」 番外個体 「え、な、なんで私だけが叩かれてるの!?」ズキズキ 結標 「この家で一番年上なんだから。お姉さんだから我慢しなさいってヤツよ」 番外個体 「ふ、不幸だ……(実年齢は0歳なのに)」 絹旗 「そんなことより、回転寿司に連れてってくれるんですか」wktk 滝壺 「」wktk 結標 「いい機会だし、行ってみましょ」 番外個体 「そんなことよりって……」ズキズキ 白井 「大きいお姉様、大丈夫ですの?」ナデナデ 絹旗 「じゃあ、今日の夕食当番の人はお休みですかね」 滝壺 「今日って誰だっけ」 結標 「私だけど?」 絹旗 「超行きましょう」 滝壺 「行こう行こう」 番外個体 「さあ、準備をしよう」 白井 「思い立ったが吉日ですの」 婚后 「善は急げということですわね」 結標 「」 白井 「あら? そういえば海原さんのお姿が見えませんの」 結標 「…………仕事よ(まさか超電磁砲を見かけて尾行していったとは言えないわ)」 絹旗 「皆さん準備はいいですか? それじゃそろそろ」 滝壺 「きぬはた、あれ」 絹旗 「?」 ユリコ 「壁]ω・)」 絹旗 「うっ……ユ、ユリコ、留守番をお願いしますね」 ユリコ 「壁]ω・)ジー」 絹旗 「あぅぅ、そんなイノセントな瞳で見つめないでください……」 結標 「さすがに連れて行けないし、仕方ないわよ」 絹旗 「おみやげを、かならず超おみやげを買ってきますので!」 ユリコ 「壁]ω^)ノ」 滝壺 「おーけーみたいだね」 絹旗 「ち、超いってきます!」 ~くっぱ寿司 第7学区駅前店~ 番外個体 「うひゃぁ、並んでるねー」 結標 「庶民の味方だしね」 店員 「いらっしゃいませ、何名様ですか?」 絹旗 「超6名でお願いします」 店員 「(超?)ただいま30分ほどお待ち頂きますが、よろしいですか?」 滝壺 「いいよね? 30分なら」 白井 「まあ、それぐらいでしたら」 婚后 「わたくしは依存ありませんわ」 番外個体 「時間がきたら起こしてね」 結標 「寝たら置いてくわよ」 店員 「ええと、次は……6名でお待ちの超絹旗さまー、こちらへどうぞー」 絹旗 「お、呼ばれましたね」 番外個体 「さてさて、誰がベルトコンベア側に座るのかなー」 結標 「私たちは通路側でいいわよ、欲しいのがあったら言うから」 絹旗 「それではわたs…………」 滝壺 「?」 絹旗 「回転寿司初体験の白井さんと婚后さんが奥に座ってください」グイグイ 婚后 「ちょっと、押さないでくださいな」 白井 「よろしいんですの?」 結標 「その場所は忙しいわよ? 他の人の注文も捌かないといけないからね」クスクス 番外個体 「らしいよ、せいぜい頑張ってねー♪」 ( ( (【鮪】 ( ( (【鮭】 ( ( (【鯖】 婚后 「すごい……本当に廻ってますわ」 白井 「いざ実物をみると、これはこれで合理的な気がしてきましたの」 婚后 「この、お皿の模様が違うのはどのような意味なんですの?」 結標 「この店だとワサビが入ってるか入ってないかの区別ね」 白井 「値段じゃありませんのね」 滝壺 「ここはどれもこれも100円だからね」 婚后 「や、安っ……!?」 番外個体 「安いかなー、お腹いっぱいまで食べたら2000円とかなるよ?」 絹旗 「2000円って20皿? どういうお腹してるのよ……」 婚后 「そういえば、ミサワさんは結構食べる方ですわね」 番外個体 「……そうなの?」 絹旗 「超食べてますね。コーヒーのお供にお菓子は欠かしませんし」 滝壺 「この間、夜中にLチキ買いに行ってたよね」 結標 「バイト終わったら、売れ残りのケーキも貰ってるわよね」 白井 「……ちょっと信じ難いですの」 番外個体 「え、なんで私がイレギュラーみたいな空気になってるのかな」 結標 「イレギュラーよ、自覚しなさい」 婚后 「その生活スタイルでその体型を維持できるのは羨ましいですわ……」ハァ 番外個体 「まあ、体質だし?」 他全員 (うわあムカつく) : : : 絹旗 「あっ、白井さん、それ、それ取ってください!」 白井 「はい、どうぞ」カタッ 滝壺 「……きぬはた、ケーキばっかりだね」 絹旗 「甘い物は超別腹です」 白井 「……? これ乗っかっているのは、ハンバーグ?」 結標 「こういうお店は、結構いろんな物作るわよ」 婚后 「なんだか新鮮ですわね」 番外個体 「ゴメン、お茶おかわり」 婚后 「あぁ、はいはい。お待ちくださいませ」 婚后 「申し訳ございません、少々濃くなってしまいましたわ」 番外個体 「いいよ、苦いぐらいが丁度いいよ」 婚后 「あ、食べ終わったお皿も片付けましょうか?」 番外個体 「片付ける?」 婚后 「食べ終わったお皿は、こちらに戻すんじゃありませんの?」 番外個体 「そうなの?」 絹旗 「」 結標 「婚后さん、後で枚数カウントするから、戻しちゃダメよ」 婚后 「えっ」 滝壺 「あ、いくら、しらい、いくらとって」 白井 「はいはい、ただいま(わたくしが食べる暇がありませんの……)」 滝壺 「♪」プチプチ 結標 「滝壺さん、イクラが好きなの?」 滝壺 「うん、大好き」 番外個体 「はじめて食べたけど、美味しいもんだね」マグマグ 結標 「なんで貴女だけ皿タワーが出来てるのよ」 番外個体 「いや、なんかヒョイヒョイ口に入るんだよね」 絹旗 「超わかります。回転寿司だと、なぜかペースアップしますね」 滝壺 「で、後で後悔するんだよね」 絹旗 「」 番外個体 「まあ、食べちゃったもんはしょうがないし」マグマグ 滝壺 「あっ……」 絹旗 「どうしました?」ムグムグ 滝壺 「メロンとろうと思ってたんだけど、話してたら見逃しちゃった」 結標 「また来るのを待つしかないわね」 滝壺 「むすじめ、ヘルプ」 結標 「ダーメ、それはズルってもんよ」 滝壺 「むう」 ~その頃 きぬはた荘~ ユリコ 「(・ω・*三*・ω・)」 ユリコ 「三三三(ノ・ω・)ノ ドタタタ」 ←家の中を探検中 ~同時刻 第7学区某所~ 海原 「」 海原 「いや、驚きました。まさか御坂さんの帰る先が彼の部屋だとは……」 海原 「ふふふ、あの時交わした約束、きちんと守ってくれているようですね」 海原 「彼が護ってくれるのならば、心配はいりませんね」 海原 「僕は今の居場所から、僕にできることをしましょう」 海原 「あのお二人の……ひいては、御坂さんの幸せのために、ね」 海原 「さて、そろそろ帰らないと滝壺さんに怒られてしまいますね」 海原 「今日の夕食は……たしか結標さんでしたか」 海原 「今日は医者のお世話にならないように……おや? 急に足が重く……どうしたんでしょう」 : : : 婚后 「楽しいですが、お味は値段相応ですわね」 絹旗 「超違いが分かるって人ですか」 結標 「私は違いがわかる舌は持ってないしね」 滝壺 「こんごうが食べたことあるのって、どれぐらいしたの?」 婚后 「前に……会計は供の者がしていたので総額は分かりませんが……」 結標 (この時点で住む世界が違うと実感したわ) 婚后 「例えば、大トロでしたら2500円ほど、他に」 絹旗 「あ、もういいです。なんとなく伝わってきました」 白井 「1貫で2500円……そちらの皿タワーより高いですの」 番外個体 「? なにかな?」 結標 「いえ、なにも」 絹旗 「にしても、随分積み上げましたね。ひい、ふう……もういいです。数えるの面倒くさい」 番外個体 「22皿だね」 滝壺 「全部積み上げると高さを実感できるね」 白井 「大きいお姉様……重ねるなら10皿ずつとか分けたほうがよろしいかと」 結標 「そうね、見てるこっちが危なかっしいのよ、これ」ツンツン 番外個体 「わっ、やめてよ。こっちに倒れてくるでしょ」 結標 「逆に言えば、私の方に倒れてくる危険もあるんだけど」 番外個体 「そんときはそんとき」 結標 「貴女えぐるわよ?」 滝壺 「? みさわ、携帯鳴ってない?」 番外個体 「えっ、わっ、ホントだ(ガツン)あっ」 ガシャガシャゴツッガシャーン 婚后 「……とうとうやってしまいましたか」 絹旗 「私の目が狂ってなければ、結標さんの眉間に一枚ほど超クリーンヒットしましたね」プルプル 結標 「……真琴、今日寝る前でいいから、一回私の部屋に来なさい」 番外個体 (ヤバイ、これマジで怒ってるときの目だ)gkbr 白井 (残骸事件のときでも、ここまでの気迫は出てませんでしたの)gkbr 番外個体 (こんなタイミングでメール送ってきたアイツのせいだ) 結標 「まったく……だから危なかっしいって言ったのに」ハァ ~その頃~ 海原 「ただいまもどりました(ガチャガチャ)あれ、開かない?」 海原 「鍵が……皆さんお出かけでしょうか?」 海原 「ええと……おや」 海原 「困りました、鍵を忘れてしまったようですね」 : : : 絹旗 「ッ!?」 滝壺 「?」 絹旗 「(´゚Д゚`)」 結標 「どうしたのよ、急に」 番外個体 「……そのお皿、ワサビ入り食べちゃったんだね」 白井 「も、申し訳ございません、よく見ておりませんでしたの……」 絹旗 「超derftghyujiklo p[ 1@」ツーン 婚后 「?」 滝壺 「 超気にしないでください だって」 番外個体 「なんで分かんの……」 絹旗 「」ゴキュゴキュゴキュ 婚后 「本当に辛いものが苦手なのですね……わたくしも得意ではありませんが」 番外個体 「前に絹旗さんの夕食だけちょっと辛めにしたら、涙目になってて可愛かったなー」フヒヒ 絹旗 「……それ、もしかして麻婆豆腐ですか?」 番外個体 「うん」 絹旗 「やっぱり! 超おかしいと思ったんです! 私の分だけ色が黒かったんですから!」 結標 「何を入れればそうなるのよ」 番外個体 「四川豆板醤っていう調味料、あとは山椒どっさりに黒唐辛子を少々☆」 滝壺 「キッチンに謎の黒い調味料があったけど、みさわが使ってたんだね」 結標 「思い出した。やたらと辛い麻婆豆腐の日があったわね。……あれより辛くしたの?」 白井 「そこまでやると ちょっと辛め では済みませんの」 番外個体 「うーん、評判悪いな……黒唐辛子余ったから、ジャムにしようと思ってたのに」 結標 「……貴女、舌大丈夫?」 番外個体 「食べるのは私とは限らないよ」ニパー☆ 結標 「その小首をかしげてのバイト用捏造スマイルやめなさい」 白井 「」キュンッ 番外個体「でもさ、辛くても美味しかったよね?」ナデナデ 絹旗 「はあ!? あのときは冗談比喩超抜きで火を噴くかと思ったんですよ!」ガシッ ミシミシ 番外個体 「痛い痛い! ヘッドロックしないで! でも残さず食べれたでしょ!」 絹旗 「残すと海原さん以外の全員に怒られるから超頑張って食べたんです!」ミシミシメキャッ 滝壺 「二人とも、お店で騒いじゃダメ」 絹旗個体 「「はいっ」」ピタッ 婚后 (みなさん、滝壺さんには逆らえませんのね)ヒソヒソ 白井 (滝壺さんのようなタイプこそ、いざ怒らせると一番怖いんですのよ)ヒソヒソ 絹旗 「次からは超甘めでお願いします」 番外個体 「超甘い麻婆豆腐なんてあるの?」 結標 「愛知にそういうのを出すお店があるらしいけど」 絹旗 「愛知ですか……気軽にいける距離じゃありませんね」 結標 「絹旗さんみたいな甘党にはいいお店と評判よ」 絹旗 「むう、いつかは超行ってみたいものですね」 : : : 白井 「さて、そろそろ参りますの」 結標 「そうね、さすがに全員満足したでしょう」 絹旗 「」ケフッ 滝壺 「きぬはた、12皿は新記録だね」 番外個体 「お腹いっぱいになったら、なんだか眠いんだ」 結標 「寝たら伝票残して置いておくわよ。あ、婚后さん、そこのボタン押してくれる?」 婚后 「はい、これですわね」ポチットナ 結標 「店員さんが来る前にお皿一箇所にまとめちゃって」カチャカチャ 絹旗 「でもそうすると誰が何枚か分かりませんよ」ズズイ 婚后 「自分の枚数ぐらいは把握しておきましょうよ」カチャカチャ 結標 「いいわよ、今回は私とこの子で払ってあげるから」 番外個体 「え!? 聞いてないよ、そんな!」 結標 「言ってないもの。別にいいでしょ、ほとんど貴女一人で食べたに等しいんだから」 番外個体 「そ、そこまでかな……」 滝壺 「ごめんね、二人とも」 絹旗 「超ゴチになります☆」 白井 「大きいお姉様、今度身体で支払いますの」 婚后 「ここで遠慮するのは逆に無粋ですわね」 結標 「残念、もう引き返せないわね」 番外個体 「むー、分かったよ。あ、白井さん、支払わなくていいからね」 店員 「お待たせしました。お会計でよろしいですか?」 結標 「ええ、お願いね」 店員 「はい、では、ええといちにいさんよん………………」 店員 「合計で5600円になります、こちらをレジまでお持ちください」ビリッ 結標 「はい、ありがと」 番外個体 「払うのは2800円……まあまあかな」 絹旗 「では、超いきましょう」 ~第7学区 某所~ 絹旗 「むー、お腹いっぱいすぎで歩くのが超ダルイです……」トテトテ 滝壺 「家まで歩けば丁度いい運動になるよ」 婚后 「ああいったお店は初めてでしたが、楽しいものですわね」 白井 「そうですわね、次に行くならわたくしは通路側に座りたいものですの」 結標 「言ったでしょ? あの席は忙しいって」クスクス 白井 「今にして思えば、絹旗さんは分かってて譲ってくださったのですね……」 絹旗 「超ミサワさん、おんぶしてください」グイグイ 番外個体 「だが断る。なんで奢った上におんぶまでしなきゃいけないのさ」 婚后 「そういえば、ユリコさんへのおみやげはどうしますの?」 絹旗 「超ちゃんと考えてますよ。ちょっとあそこのコンビニよっていいですか?」 白井 「どうぞどうぞですの」 番外個体 「一人で大丈夫?」 絹旗 「バカにしないで下さい! では、さっさと行ってきます」 : ; : 結標 「何買ってきたの?」 絹旗 「ユリコの超好物の焼き海苔です」 婚后 「あまり人間の食べ物をあげるのはよろしくないかと……」 絹旗 「大丈夫です、こういうときでもないと食べさせませんので」 白井 「では、あまり遅くなる前に帰りますの……何か忘れている気がしますが」 番外個体 「なんだろ、なんか忘れてる気がするんだよね」 結標 「忘れるってことは大して重要じゃないってことよ。気にしない気にしない」 ~その頃 きぬはた荘 リビング~ 海原 「いやはや、自分の部屋の窓を開けっ放しにしておいて助かりました」 海原 「それにしても、みなさんどこに行ってしまったのでしょうか」 海原 「ユリコさん、何か聞いてます?」 ユリコ 「(・ω・)?」 海原 「そうですか……困りましたね」 海原 「ちゃんと皆さんの携帯電話の番号を聞いておくべきでした」 海原 「しかし、お腹空きましたね。ユリコさんは空いてませんか?」 ユリコ 「(*・ω・)オアーン」 海原 「ではユリコさんの分だけ用意しましょうか。ええと、たしか餌は……」ゴソゴソ ユリコ 「三(ノ・ω・)ノ トテテテ」
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/960.html
~2月10日夜 きぬはた荘 リビング~ 絹旗 「チョコレートを作りましょう」フンス 滝壺 「なんで?」 番外個体 「食べたければ買ってくればいいじゃん」 結標 「あれって一般家庭の設備で作れる物なの?」 絹旗 「えー……まさか、この3人からこんな超反応が返ってくるとは思いませんでした」 この3人 「「「?」」」 絹旗 「むしろ滝壺さんたちこそ超躍起になってそうなもんですが」 婚后 「チョコレートと言えば、もうすぐバレンタインですわね」 白井 「作りましょう、ということは……もしや、絹旗さんにもそういうお相手が?」 絹旗 「いませんよ。いや、これだけの人数がそれぞれ手作りすれば色んな種類を超楽しめそうじゃないですか」 白井 「ああ、そういうことでしたか」 婚后 「でも作るのも楽しそうですわね。例年だともらう側なので、なんだか新鮮ですわ」 番外個体 「もらう側って……やっぱ女子高ってそういう文化があるの?」 婚后 「ええ、まあ……自分が渡す数より、後輩から頂く数のほうが多いですわね」 白井 「お姉様クラスになりますと、わたくしが手伝いつつ毎食のデザートとおやつと夜食にしても、 今月いっぱいはもちますわね……」 滝壺 「常盤台でやり取りされるチョコレートってなんだか高級そう」 婚后 「そんな大層なものでも。ベルギー取り寄せだとか、そんなものばかりですわ」 結標 「この間、デパ地下でベルギーのチョコの値段みて目が飛び出たんだけど」 絹旗 「ベルギーというだけでそんな高いんですか? ワッフルは安いですよ?」 結標 「そうね。耳貸して……ゴニョゴニョ」 絹旗 「( д) ゚ ゚」 番外個体 「今回は作るっていうんだから、値段関係ないでしょ?」 結標 「さっきから作る作るって言ってるけど、普通の家で作れるものなの?」 婚后 「材料さえあれば、あとはご家庭にあるもので十分作れますわ」 滝壺 「そんなに難しくないよ」 浜面 「俺たち、なんか空気だな」 海原 「さすがにこの話題には割り込めませんよ」 ユリコ 「(・ω・)?」 白井 「どのみち、材料は買いに行かないといけませんの」 結標 「今からで間に合うの?」 絹旗 「最悪、コンビニの板チョコでも出来ますから超大丈夫ですよ」 番外個体 「次の土曜日でよくない? その日なら私も休みだし」 婚后 「そうですわね、わたくし達も都合がつけやすいですわ」 滝壺 「ついでに何か足りないものないかな」 白井 「必要であれば型なり、他の材料なり買い足せばよろしいですの」 絹旗 「それは何にするかにも左右されるんじゃないですか?」 結標 「何にするかって、チョコレートでしょ?」 番外個体 「だから、クッキーでもいいしケーキでもいいし。チョコ味ならなんでもいいでしょ」 結標 「ああ、そういうことね」 番外個体 「……あー、なんか海原さんが可哀想になってきた」 白井 「そこは心配ございませんの。わたくしたちからも義理で差し上げますので」 結標 「ちょっとどういう意味よ!」 絹旗 「超そのまんまの意味かと」 結標 「じゃ、じゃあみんなは何作るのか教えてよ」 婚后 「わたくしは固形で……形ぐらいは凝ってみたいですわね」 白井 「もちろん、わたくしの愛情と少々のエッセンスを使った特製チョコレートを」キラキラ 番外個体 「ダメでしょ、それ」 絹旗 「普通のチョコじゃ超つまらないですし、なにか捻ってみたいですね」 滝壺 「はまづらが食べたいのを作る」 結標 「へー、色々あるのね」 絹旗 「そういう結標さんはどうするつもりなんですか」 結標 「え? んーと、チョコの……ジュース?」 番外個体 「どんなんだよ」 滝壺 「飲むチョコレートだね」 浜面 「なあ、俺でも一個ぐらいは貰えんのかな」 海原 「浜面さんには滝壺さんがおられるではないですか。どの口がほざくんですか。爆発してください」 ユリコ 「( -ω-)」ウトウト 絹旗 「でも、みなさん渡す相手ってどんな人ですか? あ、滝壺さんと結標さんとミサワさんはこれ付けててください」つ[×] 滝壺 「(・x・)」 番外個体 「(・x・)」 結標 「バツマスク? なんでそんなもん持ってるの……?」 白井 「あら、殿方に渡すだけがバレンタインではございませんの」 婚后 「お世話になってるお相手や、お慕いしてる相手に渡しても良いですわ」 絹旗 「むう、そういう手もありますか」 婚后 「そういう意味では、絹旗さんにも渡すべきお相手はおられるのでは?」 絹旗 「……」ウムー 白井 「作りながら考えても間に合いますの」 婚后 「あら? 作るのであれば、作ってる時は渡すお相手のことを想いませんと」 白井 「わたくしは頭の中は常にお姉様で溢れかえっておりますので、問題ございませんの」フンス 絹旗 「それはそれでどうなんでしょう」 婚后 「白井さんらしいと言えばらしいですわね」 白井 「今年こそお姉様に振り向いて頂くためには……」ブツブツ 絹旗 「じゃあ、明後日の土曜日に材料等を超買出しってことでよろしいですね」 婚后 「そうですわね、土日に準備をすれば月曜日はちょうど14日ですし」 白井 「他の方は問題ございませんの?」 滝壺 「(・x・)」 番外個体 「(・x・)」 結標 「(;-x-)」 絹旗 「あ、それもういいですよ」 滝壺 「うん、問題ないよ」 番外個体 「おk」 結標 「予定なら空いてるしね」 婚后 「決まりですわね」 浜面 「将棋でもやるか」 海原 「いいですね、お相手しましょう」カタン ユリコ 「(・ω・)」ウズウズ ~2月12日 第7学区 とあるスーパーマーケット~ 番外個体 「ねー、ココアパウダー買っていい?」 結標 「貴女、もう何作るか決めたの?」 番外個体 「だいたいね」 絹旗 「……」ウムー 婚后 「先ほどからずっとこんな調子ですわね」 滝壺 「きぬはた、何か迷ってるの?」 絹旗 「……いえ、決まりました。ちょっとスライスナッツを探してきます」ピュー 白井 (さすがに媚薬の類は置いてませんのね)ションボリ 結標 「あ、ねえ。これ買っていいかな」 滝壺 「ハートの型? しかもおっきい」 婚后 「この大きさは本命用ですわねー」クスクス 結標 「う、なっ……いいじゃない、別に……」 番外個体 「よし、淡希はこれも買うべきだな」 結標 「? なにこれ」 白井 「チョコペンですわね」 滝壺 「それを使って文字を書くんだよ」 結標 「な、何書けっていうのよ」 番外個体 「貴方の心にムーブポ 「それはいいから!!」 婚后 「心を込めたメッセージを書けばよろしいですわ」 白井 「量産用に、こちらの小さい型詰め合わせもあるとよろしいかと」 結標 「そ、そうね。ありがと」 絹旗 「超戻りましたっ」ドサドサドサ 滝壺 「ずいぶん持ってきたね」 番外個体 「スライスじゃないナッツもあるけど……胡桃? これも使うの?」 絹旗 「超念のためです。余ったら私が食べます」 結標 「絹旗さんって最近いっつも豆食べてるわよね。ポリポリポリポリと」 絹旗 「いいじゃないですか、別に。超静かなマイブームなんです」 婚后 (ああ、絹旗さんがリスっぽいと感じてたのはそのせいですわね) ~その頃のきぬはた荘~ 浜面 「……くそ、パスだ」 海原 「パスは3回までですよ? よろしいので?」 浜面 「已むを得ねぇ」 海原 「そうですか……では、僕はこちらで。どうぞ、浜面さん」パチン 浜面 「……パスだ畜生!」 海原 「ふふ、いよいよ後が無くなってきましたね」 浜面 「くそ、せめてスペードの10が出てくれば3枚は生き残れるってのによ……」 海原 「そう上手くいかないのが、7並べの面白いところです」 浜面 「考えてみたらスペードの10止めてるのお前しかいねえ! 卑怯だ!」 海原 「卑怯? 駆け引きがうまいと言って頂きたいですね」 ユリコ 「ノシ・ω・)ノシ」シュバババババ 海原 「あ」 浜面 (ナイスだユリコ!)b グッ ~同日 第7学区 とあるカフェ~ 絹旗 「いやー、超買いました」 白井 「あら? 結標さんが作ると仰ってた飲むチョコレートがございますの」 結標 「それじゃさっき買った型はなんなのよ……あ、すいません、これ1つ」 番外個体 「とか言っておいて飲むんだね」 滝壺 「一口味見させて」 婚后 「時期が時期だけに、色々と特別メニューも用意されておりますのね」 店員 「お待たせ致しました。こちらご注文のお品物になります」 結標 「へー、これが飲むチョコレート……どれどれ」チュー 白井 「お味はいかがですの?」 結標 「え? なにこれ……え?」 番外個体 「?」 結標 「飲むチョコレートって、チョコレートを溶かすだけじゃないの?」 絹旗 「詳しくは超知りませんが、溶かすだけでは出来ないと思います」 滝壺 「あ、おいしい」チュー 番外個体 (あ、そういや最終信号からチョコレートの作り方教えろくださいってメール来てたな)カチカチ 結標 「これにしなくてよかったわ……飲んでも作り方想像できないもの」 滝壺 「牛乳使ってるね」 白井 「牛乳と溶かしたチョコを混ぜてるのでしょうか」 婚后 「となると、牛乳も温めないといけなさそうですわね」 絹旗 「でもこれ、冷たいですよ」 番外個体 (あー、そうだ。一方通行にも手を出すな口出すなって言っておくか)カチカチ 結標 「全部出来てから冷やしたんじゃないの?」 絹旗 「その割にはなんか……ん~~」 婚后 「こういうのはお店独自の秘密だったりしますし、詮索は控えましょう」 白井 「聞いたところで、教えて頂けるか分かりませんし」 番外個体 (送信おk)ピッ 滝壺 「あくせられーた?」 番外個体 「えっ? う、うん、そんなところ」 ~2月13日朝 きぬはた荘~ 絹旗 「では、超はじめましょうか」 結標 「さ、男どもは出てった出てった」 浜面 「おい、なんだいきなり」 番外個体 「こっから先は一方通行ってこと」 海原 「はは、これは逆らえそうにないですね」 白井 「ゆっくりしてきてくださいまし。夜まで」 婚后 「申し訳ございませんが、本日は男子禁制でございますので」 滝壺 「はまづら、何かあったときのために私のカード渡しておくね」つ【GOLD】 浜面 「あ、はい。お預かりします」 海原 「では行きましょうか」 結標 「はい、上着。帰ってきた後にはお楽しみが待ってるからね」 番外個体 「海原さん、胃薬買っておいて」 結標 「なんでよ!!」 絹旗 「行きましたかね」 婚后 「気の毒ですが……仕方ありませんわね」 滝壺 「どうやって班分けしようか」 白井 「さすがに、6人がいっぺんに作業できるほどのスペースはキッチンにはございませんの」 番外個体 「3人が限度だね、あの広さじゃ」 結標 「別にそこまで考える問題でもないでしょ。適当でいいじゃない」 絹旗 「なんというか、こう、すでに超見えない線が引いてある気はするんですが」 滝壺 「?」 婚后 「それでは少々安直ではございませんか?」 番外個体 「じゃほら、ティッシュねじってクジ作ったから。これで決めよう」 結標 「長いのが3本、短いのが3本ね……もうこれでいいわよ」 白井 「決まりですの。ついでに、短いほうが前半の部ということにいたしましょう」 滝壺 「……みんな掴んだ? じゃ、いっぺんに引くよ」 ヒュパパパパパ 絹旗 「おお……こうきましたか」 婚后 「では、前半の部の方は早速着手してくださいな」 ~その頃 第7学区 某所~ 海原 「追い出されちゃいましたね」 浜面 「一体何が始まるってんだ?」 海原 (まあ、分かりますけども) 浜面 「しょうがねぇな。夕方まで適当に時間つぶすか」 海原 「そうですね、そうしましょうか」 : : : 海原 「おや?」 浜面 「あららら?」 一方通行 「出会うのがコイツらかよ……俺はどこまでツイてねェンだ」ハァ 海原 「一方通行さんも、追い出されたクチですか」 一方通行 「オマエらもか。なンなのかねェ……もう反抗期なのか、クソガキも……」 浜面 「大変なんだな、第一位も」ポンポン 一方通行 「……オマエら付き合え。メシぐらいは奢ってやる」 ~その頃 第7学区 とあるデパート~ ショチトル 「も、申し訳ない……こんなこと頼めそうなの、あなたたちしかいなくて」 麦野 「まー、なんだ、ほら。私も買っておこうかと思ったし、丁度よかったわよ」 19090 「しかし右を向いても左を向いてもチョコレート売り場ですね、とミサカは右往左往します」 麦野 「ウロチョロすんな。迷子になったら誰が探すと思ってんだ」ガシッ 19090 「ふが」 ショチトル 「しかし、日本には不思議な風習があるのだな……女から男にチョコレートか」 麦野 「まあ、ここ数年はそうでもないみたいだけどね。逆チョコとか友チョコとかあるみたいだし」 19090 「ではしずりんが渡せば麦チョコですかとミサカはっ」ブフィー 麦野 「自分の発言に自分で吹いてどうすんのよ」 ショチトル 「でも、たくさんあるな。どれにすればいいんだ?」 19090 「自分が食べたいと思ったものにすれば良いのでは、とミサカは的確なアドバイスを送ります」 ショチトル 「食べたいの……」 麦野 「あ、これ買っていこうかな」 19090 「これは……と、ミサカはしずりんのチョイスに目を見張ります」 ショチトル 「えっ……なぜだ? こんな小さいのが4つ入ってるだけでなんでこんな値段が?」 麦野 「そういうもんなの。安いのから高いのまで色々あるのよ、こういうのは」 19090 「こんな高級品を贈られる殿方は果報者ですね、とミサカはしずりんの白馬の王子様を」 麦野 「そんなんじゃないわよ。これは自分で食べる用。あのバカにはこっちで十分よ」ヒョイ 19090 「……ごぢば?」 ショチトル 「ブランド名か何かか」 麦野 「ええ、有名所よ。あ、そうそう。カエル先生の分も選んでおくか」 19090 「いえ、それには及ばないかと、とミサカは制止します」 ショチトル 「?」 19090 「先日、偶然聞いてしまったのですが」 *** 冥土帰し 「もうじきバレンタインか……やれやれ、大量の贈り物を捌くのも大変なんだけどね?」 *** 19090 「とボヤいてましたので」 麦野 「……結構ヤリ手なのね、あの爺さんも」 ~きぬはた荘 キッチン~ 滝壺 「番号」 白井 「1」 結標 「2」 滝壺 「全員揃ったから始めよう」 白井 「それではお湯を沸かしますの」バチン 結標 (へー、お湯なんて使うんだ) 滝壺 「二人とも、どんなの作るの?」 結標 「私は買ってきたこの型を使って、普通の……変に凝って失敗しても嫌だしね」 白井 「わたくしは、多めにチョコレートを溶かして」 滝壺 「溶かして?」 白井 「全身に塗って」 結標 「やめなさい、流石に引くから」 白井 「冗談はこれぐらいにして、この型を使って固めますの」 結標 「え? なにこれ? どうやって使うの?」 白井 「ここから溶かしたチョコを流しこんで固めれば、愉快なオブジェの完成ですの」 滝壺 「食べるのが勿体ないかもね」 結標 「滝壺さんはどうするの?」 滝壺 「私はクッキー」 白井 「それが浜面さんのリクエストで?」 滝壺 「うん」 白井 「リクエストといえば、結標さんは何か聞いておりませんのですか?」 結標 「んーと……なんでもいい、って。私が作ったものなら、なんであれ食べるからって」 白井 「気のせいかわたくし、目からガムシロップが出てきましたの」 結標 (しかもこれ嘘じゃなく、本当に食べちゃうから……ヘタなの作れないわよ) 滝壺 「♪」ドザザザ 白井 「滝壺さんなら粉塵爆発の心配はございませんの」 結標 「それいつまで引きずってるのよ」カチャカチャ 白井 「ささ、わたくしたちも着手いたしませんと」 結標 「まず、刻めばいいのよね」 白井 「溶かす前の準備ですわね」 滝壺 「大きさを揃えて刻んでね」ゴネゴネ 結標 「結構固いのね」ドカドカドカドカ 白井 「大きさを均等に、が意外と難しいですの」ドカドカドカドカ : : : 白井 「できましたの……」 結標 「刻んでみると結構な量だけど、溶かすとどれぐらいになるのかしら」 滝壺 「」ビッタンビッタン 白井 「では、わたくしは冷却用のトレイを用意しますので、溶かしてくださいますか?」 結標 「う、うん。わかった」 滝壺 「」ボカボカ 白井 「大変ですのね、生地作りも」 滝壺 「大変」フー 白井 「冷蔵庫にスペースは……大丈夫ですの」 滝壺 「……なんかコゲ臭いね」フンフン 白井 「まさか……」 結標 「ね、ねー……これってマズイかな」 白井 「あー、やっぱりですの……」 滝壺 「むすじめ、チョコ溶かすときは直火じゃダメ」 結標 「そ、そうなの?」 白井 「わたくしがお湯を用意しておきましたのに」 滝壺 「こうやって、お湯の熱で溶かして」 結標 「あっ、それでお湯準備してたのね……」 滝壺 「大丈夫、ありがちな失敗だよ」 白井 「この炭チョコは……手遅れですの」 結標 「ゴ、ゴメンなさい……」 滝壺 「むすじめって、意外とぶきっちょだよね」 結標 「」グサリ ~きぬはた荘 リビング~ 絹旗 「わー、早くもすごいですね。超甘い香りが」 番外個体 「そういえばさ」 婚后 「どうかいたしましたか?」 番外個体 「私らは贈呈品を作ったとして、それを裸で渡すつもりなのかな」 絹旗 「服ぐらい着てくださいよ」 婚后 「贈り物は自分ですと? あらあら、大胆ですこと……」 番外個体 「そうじゃなくて! いや、それもアリかもしれないけど、そうじゃなくて」 絹旗 「じゃ、なんですか」 番外個体 「ラッピングとか考えてなかったなぁと思って」 婚后 「あ」 絹旗 「そう言われてみれば……」 番外個体 「まー、新聞紙とかでもいいか」 婚后 「ダメですわよ。インクで汚れますわ」 番外個体 「やっぱダメ?」 絹旗 「お皿に乗せて渡せばいいじゃないですか」 婚后 「まあ、同居人ならそれでも良いかもしれませんが……」 番外個体 「やっぱり外に持ち出すとなると、なんか必要かな」 婚后 「そうですわ。待つ身も暇ですし、わたくしたちで買いに行きましょう」 絹旗 「そうしましょうか、滝壺さんたちも使うかもしれませんし」 番外個体 「はー、しょうがないか」 婚后 「ちょっと、キッチンのメンバーにも聞いておきますわね」パタパタ 番外個体 「ラッピングねー、うーん」 絹旗 「ミサワさんは超裸で渡すんじゃないですか? あ、もちろん自分がですよ」 番外個体 「するかっつの!」 絹旗 「えー、超つまらないですー」ブーブー 番外個体 「だって、そんなことして……あんなこととかそんなことされたら、私……」 絹旗 「?」 番外個体 「」プシュー ~きぬはた荘 キッチン~ 結標 「今度は大丈夫よね……」トローリ 白井 「ダマもなさそうですし、これなら実用に耐えますの」 婚后 「進捗はいかがですか?」 滝壺 「あれ? どうしたの?」 婚后 「向こうで話題になったのですが、ラッピングどうされるおつもりなのかと思いまして」 滝壺 「」 白井 「」 結標 「」トローリ 滝壺 「全然考えてなかった」 白井 「6人いて、誰も気づかないとは……」 結標 「ど、どうしましょ……」 婚后 「では、待機組で買出しにいってきますわ」 滝壺 「ゴメンね、おねがい」 結標 「あ、あのさ。材料用のチョコも買い足してほしいんだけど」 婚后 「え!? あれだけあっても足りないのですか?」 結標 「えと、少しミスっちゃって」 婚后 「まあ……かしこまりました。適量買ってきますわね」 白井 「申し訳ございませんが、よろしくお願い致しますの」 <お二人とも、出掛けますわよ。 <はいはーい。 <ユリコー、頭から降りてください。 <オアーン 白井 「……少しミス、ですの? この炭チョコが」 結標 「私は過去に拘らないのよ」 滝壺 「前を見据えるのって大事だよね」ウンウン 白井 「なにか違うような……さ、型の準備ができましたので、流しこんでくださいまし」 結標 「うわー、なんか緊張するわ」トローリ 滝壺 「……こうやってみても、むすじめのハート大きいよね」 白井 「文字通り、気持ちの大きさを表現しておりますの」 結標 「やめてよ! 手元が狂うようなこと言わないで!」 ~その頃 第7学区 とあるファミレス~ 一方通行 「」ポケー 浜面 (おい、どうしちゃったんだよコイツ)ヒソヒソ 海原 (理由も聞かされずに追い出されれば、凹みもしますよ)ヒソヒソ 一方通行 「…………反抗期、かァ」 海原 「いや、何か特別な理由があったんだと思いますよ?」 浜面 「そ、そうだよな! 話せば分かる!」ウンウン 一方通行 「……アイツからさァ、クソガキが何かやっても詮索するなって釘刺されてンだわ」 浜面 「アイツって……ミサワの姐さんか?」 海原 (根回し済みでしたか、流石ですね) 一方通行 「俺がなンかしたっつゥのか……いや、したンだよな……」 浜面 「おい、いくらなんでも凹みすぎじゃねぇか?」 一方通行 「いや、俺も頭では分かってたンだよ。いずれこういう日が来るってなァ……」 海原 (重症ですね……) 浜面 (どうする、これ)ヒソヒソ 海原 (どうしたもんでしょうかね) 一方通行 「だが、ここまで早く来るとはなァ」 店員 「お待たせ致しました」 浜面 「お、きたきた! おい、一方通行。いつまでも凹んでないで食え!」 一方通行 「はァ……らしくねェって自覚はあるンだよ」モシャモシャ 浜面 「そういや、ちと思ったんだけどよ」 海原 「どうしました?」 浜面 「一方通行よ、お前を選んでくれた相手にアイツ呼ばわりはねぇだろ」 一方通行 「あァ? 二人の時は名前で呼ンでやってンぞ」 海原 「おやおや、仲のよろしいことで」 一方通行 「アイツが名前で呼べってうるせェからだ、ったく」 浜面 「なんだ、おっさん心配しちゃったぜ」 一方通行 「オマエ人のこと心配してる場合かよ。苗字で呼ンでるじゃねェか」 海原 「言われてみれば、浜面さんはずっとそうですね」 浜面 「ぐ……ま、まあ、それで定着してるっていうかな」 海原 「滝壺さんは何も言ってこないのですか」 浜面 「言ってこないな。向こうも"はーまづらぁ"呼ばわりだし」 一方通行 「オマエ、結婚して苗字変わっても苗字呼ばわりなンかよ?」 浜面 「そ、それはそん時に考える。そうだ、その辺海原はどうなんだよ」 海原 「僕ですか? 名前で呼んで欲しいとは言われましたね」 一方通行 「おーおー、変態同士で仲のよろしいこって」 海原 「でも呼んでませんよ? これまで通り、結標さんです」 浜面 「……なんで?」 海原 「なんか照れるじゃないですか」 一方通行 (アイツから"最近淡希が機嫌悪いのー"ってメールが来まくる俺の身にもなりやがれ……) 浜面 「頑張れ、結標の姐さん……」ホロリ 海原 「?」 店員 (クソックソックソッ……リア充がこんな店来てんじゃねぇ……!) 浜面 「しっかし、まだ昼過ぎか。これからどうするよ」 海原 「まさか夜までここで粘る訳にもいきませんしね」 一方通行 「なンか暇潰しの手段はねェのかよ」 浜面 「雀荘でもいくか?」 海原 「碁会所なんてどうです?」 一方通行 「あンのかよ、学園都市に」 海原 「雀荘はないでしょう。一種のギャンブルですよ?」 浜面 「おい、麻雀は本場中国では家族団欒の手段なんだぞ!?」 一方通行 「中国の麻雀と日本の麻雀は別モンだ。ルールからして違ェ」 海原 「仰るとおりです」 浜面 「ぐ……だ、大体な! 碁会所だって学園都市にゃねぇだろ!」 海原 「第19学区にありますよ」 浜面 「あんの!?」 一方通行 「あったとしてもンなところ行かねェよ」 海原 「つれないですね」 一方通行 「とりあえず出るか。さっきから店員の視線が妙に痛ェしな」 浜面 「痛い視線は反射できないのか?」 一方通行 「残念ながらな」 海原 「そうと決まれば行きましょう」 店員 (二度と来んなバーカ) : : : 海原 「さてさて、どうしましょうかね」 浜面 「……おい、この店入ってみねぇ? 暇つぶしにはなるだろ」 一方通行 「あァ? こりゃ何の店だ?」 海原 「"ご新規さん大歓迎! 器量良しを揃えてます!"……これは興味深い」 一方通行 「くっだらねェ……珈琲が飲めるならなンでもいいわ」 浜面 「よし、入ろうぜ!」wktk 海原 「帰宅後に浮気を疑われませんかね」 浜面 「大丈夫だろ、あいつなら」 ~きぬはた荘 キッチン~ 【冷蔵庫】<バタム 白井 「あとは固まるのを待つだけですの」 結標 「はぁ、やっとここまで来たのね……」ヘナヘナ 白井 「まだ飾り付けが残ってますのよ」 滝壺 「ねえねえ、固まるまでの間手伝って」 白井 「はい、何をすればよろしいですか?」 滝壺 「ここにのばした生地があるから、これで型抜きして」つ□◯△ 結標 「え、すごい。これ焼いたらチョコチップクッキーになるのよね」 滝壺 「うん」 白井 「滝壺さんは本当に器用でございますわね」ペコン 滝壺 「ゆっくりやってるから出来るだけだよ」 結標 「それでも、正直羨ましいわ……」ペコン 白井 「まあ、結標さんでもこれぐらいはできますのね」 結標 「さっきからバカにしすぎでしょ!」ムキー 【オーブン】<ガコン 滝壺 「あとは待つだけ」 結標 「にしても、随分な数ね」 滝壺 「みんなの分もあるから」 白井 「まあ、これは俄然楽しみになってきましたの」 結標 「出来るまでちょっと休憩しましょ」 滝壺 「お茶いれるね」 ~きぬはた荘 リビング~ 結標 「あの子たち、まだ帰ってないのね」 白井 「どこまで行ったのでしょうか」 ユリコ 「(・ω・ ) ) ) )」ポテポテ 滝壺 「ゆりこ? お腹空いたの?」 結標 「家中に充満する甘い匂いにつられちゃったかしら?」クスクス 白井 「そうそう、ネコにチョコレートは毒ですのよ?」 結標 「え? そうなの?」 滝壺 「うん、最悪死んじゃう」 結標 「うっかりあげないようにしないとね……」 ユリコ 「(・ω・)?」 <只今戻りましたー <ただーいまー <超戻りましたー ユリコ 「(・ω・*)三三三」ドタタタタ 婚后 「あら、みなさん?」 番外個体 「もう終わったの?」 白井 「今は待機時間ですの」 絹旗 「てことは、今は冷蔵庫の中ですか」 滝壺 「私のはオーブンの中」 結標 「にしても、随分買ってきたのね」 婚后 「ええ、箱から包み紙から、包装紙にリボンに……」ガサガサ 番外個体 「それも、どんなのでも対応できるように各種サイズを揃えてきたからね」 絹旗 「時期が時期だけに、ラッピング製品も豊富なので超片っ端から買ってきましたよ」 滝壺 「これだけあれば大丈夫そうだね」 結標 「あ、私この大きい箱ほしい」 番外個体 「おっきいもんねぇ、淡希のハートは」 結標 「何よ、その言い方」 白井 「そのまんまですの」 婚后 「出来はいかがですか?」 滝壺 「まだ分からないかな」 絹旗 「さっきオーブンって言ってましたよね? 焼きチョコですか?」 滝壺 「ううん、クッキー」 婚后 「まあ、チョコレートの?」 滝壺 「はまづらにね、なにか食べたいお菓子ある?って聞いたら"煎餅"って言われたから」 絹旗 「浜面……」 滝壺 「流石にお煎餅は作れないから、クッキーにした」 ~その頃 第7学区 とあるデパート~ 19090 「結局、先生には割れせんを買いました、とミサカは報告します」 麦野 「バレンタインに煎餅渡すのは初めてよ」 ショチトル (この紙袋すごい可愛い……お兄ちゃんに渡すのは中身だけじゃダメかな……) 麦野 「ところで、アンタ。自分の分は?」 19090 「はい、これにしようと思ってます、とミサカは見初めた相手に指を突きつけます」ビシイッ 麦野 「……これ、ゲコ太だっけ?」 ショチトル 「チョコレートのオブジェか。器用なものだな」 19090 「これは人に渡すのはなんか勿体無いので、みんなで食べましょう、とミサカは息巻いて提案します」フンスフンス 麦野 「いいの? 愛しのゲコ太が愉快なバラバラ死体になるわよ?」 19090 「へ? なっ、ななな、な、なぜですか!?」 麦野 「じゃあ聞くけど、これこのまま3人でまる齧りするの?」 ショチトル 「それはどうかと思うが……」 19090 「?」 麦野 「あー、つまりね。みんなで食べようとするならハンマーとかで叩きわr「なんですとぉぉぉ!?」 19090 「しずりん見損ないました! ゲコ太を叩き割るなんて!」 麦野 (こいつこんなメンドくさかったっけ) ショチトル (気持ちは分からなくもないが……) 19090 「うー、仕方ありません。しずりんの魔の手から守るのもミサカの使命です」 麦野 「もう好きにして……」ハァ 19090 「せめて別れ際にキスだけでも、とミサカは」 麦野 「おいバカやめろ!」ガシッ ショチトル 「落ち着いて! それは売り物だ!」 19090 「放してください! せめて、せめて思い出だけでも! とミサカはぁぁぁ!」 麦野 「一旦でるぞ」ズルズル ショチトル 「そうした方が良さそうだ」 19090 「放してぇぇぇぇ」 麦野 「これ、傍からみたらこっちが犯罪者じゃねぇか……」 ショチトル 「視線が痛いのは気のせいではないだろうな……」 ~きぬはた荘 キッチン~ 結標 「どう?」 白井 「うん、ばっちり固まってますの」 滝壺 「はい、チョコペン」 結標 「何書けばいいのかしら……」 滝壺 「ねえ、文字の前にこのピンクので縁取りしたらどうかな」 白井 「そうですの。きっと、メッセージが際立ちますの」 結標 「んーと……こんな感じ?」ミョルミョルミョル 滝壺 「うん、綺麗」 結標 「で、文字か……文字ね……」 白井 「"I m all yours"。これでいきますの」フンス 結標 「ちょっと、それは言い過ぎでしょ」 滝壺 「? そうかな?」 白井 「お付き合いするのなら、この身も心も相手に捧げる覚悟がございませんと」 結標 「貴女が言うと迫力あるセリフね……もう少しマイルドに……これでいくわ」カキカキ 滝壺 「……マイルドなの? これで?」 白井 「まあ、先程のに比べれば抑え気味ですが……」 結標 「いいじゃないのよ! もう!」 滝壺 「文字書いたなら、もう一度冷やさないと」 結標 「さっきほどは時間かからないわよね」 【冷蔵庫】<バタム 結標 「白井さんのはどうなの?」 白井 「今型を外そうとしてますの……」コンコン 滝壺 「慎重にやらないと壊れちゃいそうだね」 白井 「そうですわね、そっと剥がさないと……」 パカッ 白井 「おぅ……我ながら見事ですの」 滝壺 「すごい、ネコだ」 結標 「お座りしてるネコね……すごいじゃない」 白井 「一人一つですのよ」 結標 「え、これ全部ネコなの?」 白井 「中身は同じですの」 滝壺 「食べるのがもったいないね」 結標 「滝壺さんのはどうだった?」 滝壺 「できてるよ。味見してみて」 白井 「これは売り物レベルですの」サクサク 結標 「これ、美味しすぎて逆に手作りか疑われたりしない?」サクサク 滝壺 「大丈夫だと思う」フンス 結標 「なんかみんなすごすぎよ……私のがチープに見えてきたわ」 白井 「いーえー、大事なのはハートですの、ラヴですの」 滝壺 「そうだよ、ラヴだよ」 結標 「にしても、随分時間経っちゃったのね」 白井 「ですの、そろそろ場所を引き継ぎませんと」 滝壺 「あとラッピングだけだし、キッチンじゃなくてもできるよね」 結標 「……でも、リビングだとユリコが巡回してるのよね」 白井 「……うっかり食べられては、危険ですの」 滝壺 「じゃあ、ゆりこはリビングに閉じ込めておいて、食堂でやる?」 結標 「可哀想だけど、それしかないか。絹旗さんも作り始めたら面倒見れる人いなくなっちゃうし」 白井 「ユリコのためを思ってのこと、仕方ございませんの」 滝壺 「それじゃ、まず片付けよう」 結標 「たまにやると、結構楽しいのね」カチャカチャ 白井 「あら、結標さんは手作りはこれが初めてでございますか?」ゴトゴト 結標 「恥ずかしながらね」 滝壺 「たまにじゃなくても楽しいよ」 結標 「来年は、もっとすごいの作りたいわね……」 白井 「もう来年の話ですの? それまで海原さんと続いてまして?」クスクス 結標 「続いてるに決まってるじゃない」 ~きぬはた荘 リビング~ 滝壺 「終わった」テッテレー 絹旗 「お、超完成ですか」 婚后 「お疲れ様でした」 白井 「正確には、まだラッピングが残っておりますが」 結標 「それだけだったらキッチンじゃなくてもできるしね」 番外個体 「じゃあ、こっちが始めていいんだね?」 滝壺 「うん、大丈夫」 結標 「浜面さんたちが帰ってくる前に終わらせないとね」 絹旗 「最悪、今日は帰ってくるなって言うから超大丈夫です」 滝壺結標 「「それはちょっと困る」」 婚后 「あらあら、見せつけられてしまいましたわね」クスクス 番外個体 「はー、熱い熱い」 絹旗 「ミサワさんが言わないでくださいよ」 ~きぬはた荘 キッチン~ 絹旗 「さあ、超始めますよ!」フンス 番外個体 「絹旗さん、何つくるの? ナッツ買ってたけど」 絹旗 「ブラウニーというヤツに超挑戦してみます」 婚后 「ブラウニーですか……それも素敵ですわね」 絹旗 「ミサワさんは何にするんですか」 番外個体 「色々考えたけど、トリュフ。甘さは控えめにね。婚后さんは?」 婚后 「最初は固形状のものにしようと思ったのですが、折角ですしムースでも作ってみようかと」 絹旗 「おお、なんか超難しそうです」 婚后 「どうでしょう……レシピは頭に叩き込んできましたが、作るのは初めてですし」 番外個体 「やってみないとわからないもんだよ、こういうのは」 絹旗 「そうですね、時間に余裕がある訳でもありませんし、超ちゃっちゃと始めましょう」 婚后 「まず、テンパリングのためにお湯を用意しないといけませんわね」 絹旗 「何作るにしても、それは必要なんですね」 番外個体 「まあ、基本みたいなもんだしね。よし、気合入れていこう」 ~第7学区 とあるカフェ~ ニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャー 海原 「おやおや、浜面さん大人気ですね」 浜面 「いや、あの……こんな数がまとわりついてくると、正直重いんだが」 一方通行 「ぬこカフェねェ……野郎3人で入るよォな店じゃねェだろ」ハァ 浜面 「そんなこと言って、内心まんざらでもないだろ?」 海原 「先程から膝の上でくつろがせてますしね。白い者同士、相思相愛じゃないですか」 一方通行 「うるせェ。おいモップ、オマエもいつまで居座ってやがる」シッシッ ペルシャ 「イヤー」ガシッ 浜面 「離れたくないってよ」 海原 「余程居心地がよいのでしょうね」 一方通行 「……オマエ、頭のネジ外れてンだろ」ナデナデ ペルシャ 「ブナー」 フシャァァァ フギャァァァァ 浜面 「あ、おい! 俺のことで争うのはやめろ!」 海原 「しかし、帰宅してからユリコさんに怒られませんかね」 浜面 「大丈夫だろ、あいつはおっとり型だし」 一方通行 「? オイ、ちょっと待て。オマエら、決まった相手がいるンじゃねェの?」 海原 「ええ、僕には結標さんという方が」 浜面 「滝壺こそ至高だ。反対意見あるヤツは表にでろ。講義してやる」 一方通行 「ユリコって誰だよ」 海原 「家族ですよ」 浜面 「そうか、お前には話したことなかったな」 一方通行 「……どンなヤツだよ」 海原 「色白で、元気が良くて、人見知りはまったくしないで」 浜面 「ちょいとイタズラ好きで、食いしん坊なんだよな。そこがまた可愛くてなぁ」 海原 「それと、物怖じしませんね。興味があれば一直線ですよ」 一方通行 「……」← ユリコ想像中 一方通行 「オマエら、節操ねェのな」ハァ 海原浜面 「「?」」 ペルシャ 「ブナー」 ~きぬはた荘 キッチン~ 絹旗 「彼氏(かのうじ)という生き物は実在するんでしょうか」 婚后 「……突然何の話ですか?」 絹旗 「というワケで、ミサワさんの超彼氏はどんな人か教えてください」 番外個体 「は、えっ?」 婚后 「あら、わたくしも興味がございますわ」 絹旗 「超浜面とか海原さんのことはそこそこ知ってますけど、ミサワさんの下僕については知らないことが多いので」 番外個体 「下僕って……それは浜面さんの専売特許だよ」 婚后 (浜面さんも、少しだけ不憫ですわ……) 絹旗 「で、どんな人なんですか、ほらほら」 番外個体 「あー……愛想悪くて、虚弱体質で、言葉汚くて、ひねくれてて、厭世家で、ピーマン嫌いで、白くて」 婚后 「少しは褒めて差し上げてくださいな」 番外個体 「…………不器用で優しい」 絹旗 「あーあー、最後の一言で超台無しです」 番外個体 「なんでよぉ!!」 婚后 「落として落として、最後に上げるのは常套手段ですわよ」 番外個体 「ぐぬぬ……もうこの話はお終い!」ザラザラザラ 絹旗 「お、いよいよチョコを溶かすんですね。テンパランスでしたっけ?」 婚后 「テンパリングですわね」 番外個体 「これが見た目より難しいんだ」マゼマゼ 婚后 「ダマにならないように気をつけませんと」 絹旗 「お、早くも溶け始めてきましたよ!」 番外個体 「おいそこ。なに食パンの耳持ってスタンバってんだ」 絹旗 「超味見ってヤツです」 婚后 「ダメですわよ、足りなくなったらどうするのですか」 絹旗 「浜面の分をチロルにします」 番外個体 「ダメだっての! ほら、ブラウニーなんでしょ、生地でも作ってきな」シッシッ 絹旗 「超ケーチーでーすー」 婚后 「ほらほら、わたくしたちも自分の準備をいたしませんと」 絹旗 「はーい」 絹旗 「えーと、バターは……」ゴソゴソ 婚后 「……絹旗さん、そのポーズは……少々扇情的では……ちゃんと膝を折ってしゃがんだ方が」 絹旗 「ふふん、超大丈夫です。角度は計算されつくしているので決して中身は見えません」 番外個体 「見える見えないの問題じゃないっての」 婚后 「はあ……あら? 卵の数が危ないですわ……」 絹旗 「古くなってもアレですし、使い切っちゃいましょう」 婚后 「お言葉に甘えますわね」 番外個体 「はい、こんなもんでしょ」ゴトン 絹旗 「おお、超チョコレートです」 婚后 「下準備その1は完了ですわね」 番外個体 「」ザラザラザラ 絹旗 「あれ? まだ溶かすんですか?」 番外個体 「これは自分で使う用のちょっと違うチョコ」マゼマゼ 婚后 「何が違うのですか?」 番外個体 「んー、ビターってやつ?」 絹旗 「甘さ超控えめですか」 番外個体 「超控えめだね、これは」 婚后 「出来上がりが楽しみですわね」コンパカッ コンパカッ 絹旗 「? 白身しか使わないんですか?」 婚后 「ええ。まずメレンゲから作りますので」 絹旗 「黄身、超ちょっと勿体無いですね」 婚后 「そういうことならどうぞ」 絹旗 「はい?」 婚后 「飲んでくださいな」ニコニコ 絹旗 「いやいやいやいや! 飲めませんよ!」 婚后 「身体にいいですわよ?」 絹旗 「それでもですね」 番外個体 「きぬはたのー、ちょっといいとこ」 絹旗 「見せませんから!」ウガー ~きぬはた荘 食堂スペース~ 結標 「んー……」ガサガサ 滝壺 「さっきから何やってるの?」 結標 「なかなか納得のいく形に仕上がらなくてね……」 白井 「あまり手を加え過ぎると、かえってグシャグシャになりますの」 滝壺 「ささっとやったったほうがいいよ」 結標 「分かってるんだけどね」ガサガサ 滝壺 「やり直したほうがよさそうだね」 結標 「あーん、もー、次!」グシャグシャポイ 白井 「転移能力に関してはミリ単位で調整できますのに……」 結標 「それとこれとは別よ」ガサガサ 滝壺 「ちょっと休憩しよ。焦ってるとなにもうまくいかないよ」 白井 「そうですわね、一休止挟みましょう」 結標 「うー……」 白井 「ところで、この大きいのは海原さん用だとして、この小さい量産型ハートはどうなさるおつもりで?」 結標 「考えてないのよね。義理ばらまく相手もそんないないし」 滝壺 「読者プレゼント」 結標 「なんの読者よ」 白井 「まあ、男女問わず身近な相手に渡せばよろしいかと。本命のついでという大義名分もございますし」 滝壺 「1個食べてみていい?」 結標 「ええ、どうぞ」 滝壺 「あ、普通にチョコレート」ポキポキ 白井 「甘さは若干控えめにしてますのね」ポキポキ 滝壺 「私好きだな、ビターっぽいほうが」ポキポキ 白井 「この一口サイズも、何気に気がきいてますの」ポキポキ 結標 「それぐらいにしてよ。なくなっちゃうでしょ」 滝壺 「あ、ギザギザハート発見」 結標 「……これ、浜面くんにあげようかしら」 滝壺 「……なんかやだ」ムー : : : 結標 「できた……」ヘナヘナ 白井 「包装紙にリボン、無難な仕上がりですの」 滝壺 「このちょっとだけ不恰好な感じが、手作り感出てていいよね」 結標 「もう許してよ……」 滝壺 「はい、一日早いけど二人に」 結標 「? なにこの包み」 白井 「この触り心地はクッキーですわね」 滝壺 「うん」 結標 「なんだか悪いわね」 白井 「ではわたくしからも」 滝壺 「さっきのネコ? もったいなくて食べれないかも」 白井 「カビる前に頂いてあげてくださいまし」 結標 「私からは……いいわね、さっき食べてたし」 滝壺白井 「「えー」」 結標 「余ったらあげるから」 ~きぬはた荘 キッチン~ 婚后 「♪」ガッシュガッシュガッシュ 絹旗 「メレンゲって、顔を超突っ込みたくなりますよね」 番外個体 「あー、なんか分かる。顔に塗りたくなるよね」 婚后 「や、やめてくださいな」 番外個体 「いや、しないけどさ」 絹旗 「たしかムースでしたっけ? ここからどうやってムースになるんですか?」 婚后 「こちらに、チョコレートと生クリームを混ぜたものがございますので」 絹旗 「顔に塗ると」 婚后 「塗りません!」 番外個体 「混ぜるんでしょ? それ」 婚后 「そうですわね。泡を残す感じで、そっと優しく」マゼマゼ 絹旗 「お、なんか超それっぽくなってきました」 婚后 「ここまでくれば、あとは容器に移して冷やすだけですわ」 番外個体 「絹旗さんはどこまで進んでるの? なんか暇そうだけど」 絹旗 「今焼いてますよ」 【オーブン】<ヴォォォォォォン 番外個体 「いつも思うんだけど、大丈夫なのかウチのオーブンは」 絹旗 「まあ、あれでちゃんと動いてますし」 婚后 「ミサワさんは、進捗はいかがですか?」 番外個体 「んー、そろそろいいかな」コトッ 絹旗 「なんですか、この出来損ない」 番外個体 「誰が出来損ないだコラァ!」 婚后 「トリュフですよね? ここから丸めるんですわよ」 絹旗 「あ、そうなんですか? やってみていいですか」 番外個体 「待った。この氷水で手を冷やしながらの方がいいかも」 絹旗 「(チャプ)うっ……超冷たいです」 番外個体 「で、こんな感じに一口サイズで」コロコロコロ 絹旗 「まさに泥団子ですね、見た目的にも」コロコロコロ 番外個体 「失礼だなキミは」 【冷蔵庫】<バタム 婚后 「こちらは固まるの待つだけですわ」 番外個体 「ムースってどれぐらいで固まるの?」コロコロ 婚后 「さあ?」 絹旗 「さあ、って……」 婚后 「どのみち渡すのは明日ですし。明日まで冷蔵庫に入れておきますわよ」 絹旗 「なんか楽ですね、ムースって」コロコロ 婚后 「あら、ここに到るまでは中々に大変ですのよ? メレンゲも作りましたし」 番外個体 「ただ混ぜるのもしんどいしねー」コロコロ 【オーブン】<イエーイ♪ 絹旗 「お、焼けた。超焼けました」トテトテ 番外個体 (やっぱおかしいよ、あのオーブン……) 絹旗 「超いい感じです!」 番外個体 「あー、胡桃ってこれに使ってたのか」 婚后 「これで完成ですか?」 絹旗 「冷ましてから、上にチョコ塗ってスライスアーモンド乗せて超完成です」 婚后 「あと一息ですわね」 番外個体 「よーし、こっちも仕上げ」ポフポフポフポフ 絹旗 「ココアパウダーですか?」 番外個体 「うん」 婚后 「こちらの群れにはかけないのですか?」 番外個体 「そっちにはこれかけるから」つ【グラニュー糖】 絹旗 「なんか違うんですか?」 番外個体 「黒いのはビター、白いのは甘めだね」 婚后 「チョコレートを2種類溶かしていたのはこのためでしたのね」 番外個体 「そういうこと」フフン 絹旗 「では、この絹旗サマが味見を」パク 番外個体 「あ、ダメ!」 _, ._ 絹旗 「( ゚д゚)!?」 番外個体 「あーぁ、知ーらなぁい……」 婚后 「?」 絹旗 「うっ、が、は……うあああ……」ブルブル 婚后 「き、絹旗さん!? 気をしっかり!」 絹旗 「苦いですぅ! 超苦いですぅ!!」ウガー 番外個体 「だからダメって……彼、甘いの苦手だから。原材料にこれ使ったんだよ」つ【カカオ99%】 婚后 「一欠けらよろしいですか?(パク)……こ、これはききますわね」 絹旗 「うぇ……口の中が超おかしくなりました」 番外個体 「わざわざ色分けたのに」 絹旗 「だってここまで苦いとは思わないじゃないですか! 超ひどいですぅ!」 番外個体 「つまみ食いしといて何言ってんだ!」 =====
https://w.atwiki.jp/trpg_summary/pages/2738.html
KP ひよりん* PL&PC ふぁっ熊:山岳学 ルル=ルチカ:朝比奈ライカ 保谷伸:大葉こばこ がんばるぅ子:リータ・コンティ 配信 2022/10/29 20 00- 【クトゥルフ神話TRPG】狂気山脈〜邪神の山嶺〜/前編 PL:ふぁっ熊、ルル=ルチカ、保谷伸、がんばるぅ子【#ほたるるぅくま山脈】 2022/10/30 19 00- 【クトゥルフ神話TRPG】狂気山脈〜邪神の山嶺〜/後編 PL:ふぁっ熊、ルル=ルチカ、保谷伸、がんばるぅ子【#ほたるるぅくま山脈】 ハッシュタグ #ほたるるぅくま山脈 イラスト 海原カイロ:@unabarakairo ツイート 告知 配信告知 "─描き、収めろ、絵画のような一枚を。" ひよりん* / ふぁっ熊 (ひよりん* / ふぁっ熊) / がんばるぅ子 当日ツイート 前編:ルル=ルチカ 後編:ふぁっ熊 / ルル=ルチカ / がんばるぅ子 キャラクター紹介 (ひよりん* / ルル=ルチカ / 保谷伸 / がんばるぅ子) オムライスもどき 感想 前編:ひよりん* / ふぁっ熊 後編:ひよりん* 1 / 2 / 海原カイロ イラスト 立ち絵 / カットインイラスト 海原カイロ 非公式FA
https://w.atwiki.jp/gijin-kareshi/pages/316.html
開催期間 GREE、モバゲー、公式、iOS:2013年7月25日~8月8日 entag!、pixivモバイル、BLobby、mixi:2013年7月24日~8月7日 #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 行動力 貝殻 声掛け 早期クリアキャンペーン 貝殻交換所 エリア 浜辺 南の海 北の海 竜宮城 竜王の頼みごと(8/1追加) ランキング 個人目標 コメントフォーム #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 行動力 最初の上限50 最終エリアクリアで上限10上昇(行動力の最大値は100) 5分で1回復 イベント君の使用で全回復 日跨ぎ・お勉強・お仕事では回復しない ▲▼ #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 貝殻 貝殻交換所にてアイテムと交換することができる。 行動中のひとり言、すれ違い、声掛けで1個入手。ひとり言ではヒトデを入手することがあるが、ヒトデで交換できるアイテムもある。 取得チャンスで【少量、中量、大量】からランダムに入手。(イベント君の使用で必ず大量入手) ▲▼ #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 声掛け 同じ生徒には1日1回、声掛けは5回まで イベント君の使用で全回復 声掛けをすると貝殻を1個入手、受けた側も1個入手できる。 ▲▼ #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 早期クリアキャンペーン イベントページにログインしてから72時間以内に全エリアをクリアするとイベント効果付きアバターが貰える。 アイテム ゼリーの気持ち 画像 部位 衣装 クリックで試着画像 効果→交換ショップの景品が10%割引きになる ▲▼ #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 貝殻交換所 アイテム マリンボーダー しずくシール ブルー グレー ブルーアンドレッド ブルー レッド グリーン 画像 個数 貝 100 貝 100 貝 100 ヒトデ 500 ヒトデ 500 ヒトデ 500 部位 衣装 顔装飾 アイテム イルカくんといっしょ イルカちゃんといっしょ ウィリーといっしょ ゴマといっしょ ジョーズといっしょ 画像 個数 貝 80 貝 80 貝 80 貝 80 貝 80 部位 背中装飾 アイテム パンクチェーン 黒 青 灰 桃 緑 画像 個数 ヒトデ 500 ヒトデ 500 ヒトデ 500 ヒトデ 500 ヒトデ 500 部位 体装飾 <8/1追加> アイテム マリンセーラー 南の海 北の海 水色 黒 黄色 画像 個数 貝 130 貝 130 貝 130 貝 150 貝 150 部位 衣装 背景 アイテム ワッペン 黒 紫 青 画像 個数 ヒトデ 500 ヒトデ 500 ヒトデ 500 部位 体装飾 クリックで試着画像 ▲▼ #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 エリア 浜辺 そこの浜辺に貝殻がありそうですよ?掘ってみては?左右に砂浜が広がっている。 右の砂浜→貝殻1個左の砂浜掘らない 廃墟 「古い宝箱…開けてみるかい…?」目の前に宝箱が2つ置かれている。 右の宝箱→貝殻3個、海原 夜明け左の宝箱開けない 海原 夜明け 背景 南の海 珊瑚礁の根元に貝殻がありそうだ!左右に珊瑚礁が広がっている。 右の珊瑚礁→貝殻1個左の珊瑚礁探さない 謎の洞窟 「そっちの方に行くなって言ってるだろ! 」 洞窟を探検していると、道が分かれていた。 右の道→貝殻3個左の道行かない 海原 昼 背景 北の海 氷山の中に貝殻がありそうだ!左右に氷山が広がっている。 右の氷山→貝殻1個左の氷山探さない 氷の洞窟 「君の興味を引くものがあったかい…? 」 洞窟を探検していると、道が分かれていた。 右の道→貝殻3個、海原 夕左の道行かない 海原 夕 背景 竜宮城 「よければ土産にこのつづらを1つもらって欲しい。」目の前につづらが2つ置かれている。 右のつづら→貝殻1個左のつづら開けない 海の街 「射的があるな。やっていくか?」龍王から射的に誘われた。 二人でやる→貝殻3個、海原 夜一人でやるやらない 海原 夜 背景 ▲▼ #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 竜王の頼みごと(8/1追加) 貝殻3個消費で1回チャレンジすることができる。 表示された9枚のチャレンジカードの中からアイテム1つを入手。1度チャレンジすると次回のカードが全て変更される。 イベント君1個使用でカードを固定でき最後までチャレンジ可能。 チャレンジ回数は1日10回まで(イベント君の使用で10回復) アイテム 浜辺 夜明け 昼 夕 夜 画像 部位 背景 アイテム マリンTシャツ あお みずいろ しろ 画像 部位 衣装 ▲▼ #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 ランキング 順位 1~100位 101~500位 501~1000位 1001~10000位 アイテム 海中紳士 海の音 海色シルクハット 画像 部位 衣装 頭装飾 順位 1~50位 51~100位 101~300位 301~1000位 クリックで試着画像 ▲▼ #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 個人目標 ep 4000 3500 3000 2500 2000 1500 1000 500 アイテム 潜水準備完了 イベント君×3 珊瑚礁 イベント君 珊瑚礁type3 イベント君 カニ ヒトデ type1 type2 画像 #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 部位 衣装 - 体装飾 - 体装飾 - クリックで試着画像 ▲▼ #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 コメントフォーム 情報を募集しています。 イベントについて質問される方はインフォや説明をよく読んでからでお願いします。 【南の海】2周目にて、【謎の洞窟】エリア出現。 「そっちの方に行くなって言ってるだろ! 」 洞窟を探検していると、道が分かれていた。 右の道 → 貝殻3個 左の道 行かない -- (名無しさん) 2013-07-28 20 31 45 【北の海】2周目にて、【氷の洞窟】エリア出現。 「君の興味を引くものがあったかい…? 」 洞窟を探検していると、道が分かれていた。 右の道 → 貝殻3個 左の道 行かない -- (名無しさん) 2013-07-29 17 21 44 謎の洞窟エリアにて、 選択肢「右の道」で背景「海原 (夕)」貰いました! -- (名無しさん) 2013-07-29 18 23 21 ↑すみません、「氷の洞窟」エリアの間違いです… -- (名無しさん) 2013-07-29 18 24 43 謎の洞窟にて右を選択で「海原 昼」貰えました。 -- (名無しさん) 2013-07-30 11 35 22 竜王の頼みごと つづらの中身、1000Kを確認。 真ん中枠のメインの品、衣装(同型)とりあえず2色。 背景2色確認。 -- (名無しさん) 2013-08-02 04 23 46 ●竜王の頼みごと マリンTシャツ(あお・みずいろ・しろ)3色確認!! -- (名無しさん) 2013-08-02 15 13 08 竜王の頼みごと つづらの中身、5000k確認 -- (名無しさん) 2013-08-05 12 13 33 竜王の頼みごと つづらの中身、3000k確認 -- (名無しさん) 2013-08-06 05 16 41 氷の洞窟にて、 「好きに見て回るといい…」 右の道→海原(夕) 左の道 行かない でした。 -- (名無しさん) 2013-08-07 23 42 17 名前 コメント すべてのコメントを見る ▲
https://w.atwiki.jp/h21fjhs/pages/49.html
~2月10日夜 きぬはた荘 リビング~ 絹旗 「チョコレートを作りましょう」フンス 滝壺 「なんで?」 番外個体 「食べたければ買ってくればいいじゃん」 結標 「あれって一般家庭の設備で作れる物なの?」 絹旗 「えー……まさか、この3人からこんな超反応が返ってくるとは思いませんでした」 この3人 「「「?」」」 絹旗 「むしろ滝壺さんたちこそ超躍起になってそうなもんですが」 婚后 「チョコレートと言えば、もうすぐバレンタインですわね」 白井 「作りましょう、ということは……もしや、絹旗さんにもそういうお相手が?」 絹旗 「いませんよ。いや、これだけの人数がそれぞれ手作りすれば色んな種類を超楽しめそうじゃないですか」 白井 「ああ、そういうことでしたか」 婚后 「でも作るのも楽しそうですわね。例年だともらう側なので、なんだか新鮮ですわ」 番外個体 「もらう側って……やっぱ女子高ってそういう文化があるの?」 婚后 「ええ、まあ……自分が渡す数より、後輩から頂く数のほうが多いですわね」 白井 「お姉様クラスになりますと、わたくしが手伝いつつ毎食のデザートとおやつと夜食にしても、 今月いっぱいはもちますわね……」 滝壺 「常盤台でやり取りされるチョコレートってなんだか高級そう」 婚后 「そんな大層なものでも。ベルギー取り寄せだとか、そんなものばかりですわ」 結標 「この間、デパ地下でベルギーのチョコの値段みて目が飛び出たんだけど」 絹旗 「ベルギーというだけでそんな高いんですか? ワッフルは安いですよ?」 結標 「そうね。耳貸して……ゴニョゴニョ」 絹旗 「( д) ゚ ゚」 番外個体 「今回は作るっていうんだから、値段関係ないでしょ?」 結標 「さっきから作る作るって言ってるけど、普通の家で作れるものなの?」 婚后 「材料さえあれば、あとはご家庭にあるもので十分作れますわ」 滝壺 「そんなに難しくないよ」 浜面 「俺たち、なんか空気だな」 海原 「さすがにこの話題には割り込めませんよ」 ユリコ 「(・ω・)?」 白井 「どのみち、材料は買いに行かないといけませんの」 結標 「今からで間に合うの?」 絹旗 「最悪、コンビニの板チョコでも出来ますから超大丈夫ですよ」 番外個体 「次の土曜日でよくない? その日なら私も休みだし」 婚后 「そうですわね、わたくし達も都合がつけやすいですわ」 滝壺 「ついでに何か足りないものないかな」 白井 「必要であれば型なり、他の材料なり買い足せばよろしいですの」 絹旗 「それは何にするかにも左右されるんじゃないですか?」 結標 「何にするかって、チョコレートでしょ?」 番外個体 「だから、クッキーでもいいしケーキでもいいし。チョコ味ならなんでもいいでしょ」 結標 「ああ、そういうことね」 番外個体 「……あー、なんか海原さんが可哀想になってきた」 白井 「そこは心配ございませんの。わたくしたちからも義理で差し上げますので」 結標 「ちょっとどういう意味よ!」 絹旗 「超そのまんまの意味かと」 結標 「じゃ、じゃあみんなは何作るのか教えてよ」 婚后 「わたくしは固形で……形ぐらいは凝ってみたいですわね」 白井 「もちろん、わたくしの愛情と少々のエッセンスを使った特製チョコレートを」キラキラ 番外個体 「ダメでしょ、それ」 絹旗 「普通のチョコじゃ超つまらないですし、なにか捻ってみたいですね」 滝壺 「はまづらが食べたいのを作る」 結標 「へー、色々あるのね」 絹旗 「そういう結標さんはどうするつもりなんですか」 結標 「え? んーと、チョコの……ジュース?」 番外個体 「どんなんだよ」 滝壺 「飲むチョコレートだね」 浜面 「なあ、俺でも一個ぐらいは貰えんのかな」 海原 「浜面さんには滝壺さんがおられるではないですか。どの口がほざくんですか。爆発してください」 ユリコ 「( -ω-)」ウトウト 絹旗 「でも、みなさん渡す相手ってどんな人ですか? あ、滝壺さんと結標さんとミサワさんはこれ付けててください」つ[×] 滝壺 「(・x・)」 番外個体 「(・x・)」 結標 「バツマスク? なんでそんなもん持ってるの……?」 白井 「あら、殿方に渡すだけがバレンタインではございませんの」 婚后 「お世話になってるお相手や、お慕いしてる相手に渡しても良いですわ」 絹旗 「むう、そういう手もありますか」 婚后 「そういう意味では、絹旗さんにも渡すべきお相手はおられるのでは?」 絹旗 「……」ウムー 白井 「作りながら考えても間に合いますの」 婚后 「あら? 作るのであれば、作ってる時は渡すお相手のことを想いませんと」 白井 「わたくしは頭の中は常にお姉様で溢れかえっておりますので、問題ございませんの」フンス 絹旗 「それはそれでどうなんでしょう」 婚后 「白井さんらしいと言えばらしいですわね」 白井 「今年こそお姉様に振り向いて頂くためには……」ブツブツ 絹旗 「じゃあ、明後日の土曜日に材料等を超買出しってことでよろしいですね」 婚后 「そうですわね、土日に準備をすれば月曜日はちょうど14日ですし」 白井 「他の方は問題ございませんの?」 滝壺 「(・x・)」 番外個体 「(・x・)」 結標 「(;-x-)」 絹旗 「あ、それもういいですよ」 滝壺 「うん、問題ないよ」 番外個体 「おk」 結標 「予定なら空いてるしね」 婚后 「決まりですわね」 浜面 「将棋でもやるか」 海原 「いいですね、お相手しましょう」カタン ユリコ 「(・ω・)」ウズウズ ~2月12日 第7学区 とあるスーパーマーケット~ 番外個体 「ねー、ココアパウダー買っていい?」 結標 「貴女、もう何作るか決めたの?」 番外個体 「だいたいね」 絹旗 「……」ウムー 婚后 「先ほどからずっとこんな調子ですわね」 滝壺 「きぬはた、何か迷ってるの?」 絹旗 「……いえ、決まりました。ちょっとスライスナッツを探してきます」ピュー 白井 (さすがに媚薬の類は置いてませんのね)ションボリ 結標 「あ、ねえ。これ買っていいかな」 滝壺 「ハートの型? しかもおっきい」 婚后 「この大きさは本命用ですわねー」クスクス 結標 「う、なっ……いいじゃない、別に……」 番外個体 「よし、淡希はこれも買うべきだな」 結標 「? なにこれ」 白井 「チョコペンですわね」 滝壺 「それを使って文字を書くんだよ」 結標 「な、何書けっていうのよ」 番外個体 「貴方の心にムーブポ 「それはいいから!!」 婚后 「心を込めたメッセージを書けばよろしいですわ」 白井 「量産用に、こちらの小さい型詰め合わせもあるとよろしいかと」 結標 「そ、そうね。ありがと」 絹旗 「超戻りましたっ」ドサドサドサ 滝壺 「ずいぶん持ってきたね」 番外個体 「スライスじゃないナッツもあるけど……胡桃? これも使うの?」 絹旗 「超念のためです。余ったら私が食べます」 結標 「絹旗さんって最近いっつも豆食べてるわよね。ポリポリポリポリと」 絹旗 「いいじゃないですか、別に。超静かなマイブームなんです」 婚后 (ああ、絹旗さんがリスっぽいと感じてたのはそのせいですわね) ~その頃のきぬはた荘~ 浜面 「……くそ、パスだ」 海原 「パスは3回までですよ? よろしいので?」 浜面 「已むを得ねぇ」 海原 「そうですか……では、僕はこちらで。どうぞ、浜面さん」パチン 浜面 「……パスだ畜生!」 海原 「ふふ、いよいよ後が無くなってきましたね」 浜面 「くそ、せめてスペードの10が出てくれば3枚は生き残れるってのによ……」 海原 「そう上手くいかないのが、7並べの面白いところです」 浜面 「考えてみたらスペードの10止めてるのお前しかいねえ! 卑怯だ!」 海原 「卑怯? 駆け引きがうまいと言って頂きたいですね」 ユリコ 「ノシ・ω・)ノシ」シュバババババ 海原 「あ」 浜面 (ナイスだユリコ!)b グッ ~同日 第7学区 とあるカフェ~ 絹旗 「いやー、超買いました」 白井 「あら? 結標さんが作ると仰ってた飲むチョコレートがございますの」 結標 「それじゃさっき買った型はなんなのよ……あ、すいません、これ1つ」 番外個体 「とか言っておいて飲むんだね」 滝壺 「一口味見させて」 婚后 「時期が時期だけに、色々と特別メニューも用意されておりますのね」 店員 「お待たせ致しました。こちらご注文のお品物になります」 結標 「へー、これが飲むチョコレート……どれどれ」チュー 白井 「お味はいかがですの?」 結標 「え? なにこれ……え?」 番外個体 「?」 結標 「飲むチョコレートって、チョコレートを溶かすだけじゃないの?」 絹旗 「詳しくは超知りませんが、溶かすだけでは出来ないと思います」 滝壺 「あ、おいしい」チュー 番外個体 (あ、そういや最終信号からチョコレートの作り方教えろくださいってメール来てたな)カチカチ 結標 「これにしなくてよかったわ……飲んでも作り方想像できないもの」 滝壺 「牛乳使ってるね」 白井 「牛乳と溶かしたチョコを混ぜてるのでしょうか」 婚后 「となると、牛乳も温めないといけなさそうですわね」 絹旗 「でもこれ、冷たいですよ」 番外個体 (あー、そうだ。一方通行にも手を出すな口出すなって言っておくか)カチカチ 結標 「全部出来てから冷やしたんじゃないの?」 絹旗 「その割にはなんか……ん~~」 婚后 「こういうのはお店独自の秘密だったりしますし、詮索は控えましょう」 白井 「聞いたところで、教えて頂けるか分かりませんし」 番外個体 (送信おk)ピッ 滝壺 「あくせられーた?」 番外個体 「えっ? う、うん、そんなところ」 ~2月13日朝 きぬはた荘~ 絹旗 「では、超はじめましょうか」 結標 「さ、男どもは出てった出てった」 浜面 「おい、なんだいきなり」 番外個体 「こっから先は一方通行ってこと」 海原 「はは、これは逆らえそうにないですね」 白井 「ゆっくりしてきてくださいまし。夜まで」 婚后 「申し訳ございませんが、本日は男子禁制でございますので」 滝壺 「はまづら、何かあったときのために私のカード渡しておくね」つ【GOLD】 浜面 「あ、はい。お預かりします」 海原 「では行きましょうか」 結標 「はい、上着。帰ってきた後にはお楽しみが待ってるからね」 番外個体 「海原さん、胃薬買っておいて」 結標 「なんでよ!!」 絹旗 「行きましたかね」 婚后 「気の毒ですが……仕方ありませんわね」 滝壺 「どうやって班分けしようか」 白井 「さすがに、6人がいっぺんに作業できるほどのスペースはキッチンにはございませんの」 番外個体 「3人が限度だね、あの広さじゃ」 結標 「別にそこまで考える問題でもないでしょ。適当でいいじゃない」 絹旗 「なんというか、こう、すでに超見えない線が引いてある気はするんですが」 滝壺 「?」 婚后 「それでは少々安直ではございませんか?」 番外個体 「じゃほら、ティッシュねじってクジ作ったから。これで決めよう」 結標 「長いのが3本、短いのが3本ね……もうこれでいいわよ」 白井 「決まりですの。ついでに、短いほうが前半の部ということにいたしましょう」 滝壺 「……みんな掴んだ? じゃ、いっぺんに引くよ」 ヒュパパパパパ 絹旗 「おお……こうきましたか」 婚后 「では、前半の部の方は早速着手してくださいな」 ~その頃 第7学区 某所~ 海原 「追い出されちゃいましたね」 浜面 「一体何が始まるってんだ?」 海原 (まあ、分かりますけども) 浜面 「しょうがねぇな。夕方まで適当に時間つぶすか」 海原 「そうですね、そうしましょうか」 : : : 海原 「おや?」 浜面 「あららら?」 一方通行 「出会うのがコイツらかよ……俺はどこまでツイてねェンだ」ハァ 海原 「一方通行さんも、追い出されたクチですか」 一方通行 「オマエらもか。なンなのかねェ……もう反抗期なのか、クソガキも……」 浜面 「大変なんだな、第一位も」ポンポン 一方通行 「……オマエら付き合え。メシぐらいは奢ってやる」 ~その頃 第7学区 とあるデパート~ ショチトル 「も、申し訳ない……こんなこと頼めそうなの、あなたたちしかいなくて」 麦野 「まー、なんだ、ほら。私も買っておこうかと思ったし、丁度よかったわよ」 19090 「しかし右を向いても左を向いてもチョコレート売り場ですね、とミサカは右往左往します」 麦野 「ウロチョロすんな。迷子になったら誰が探すと思ってんだ」ガシッ 19090 「ふが」 ショチトル 「しかし、日本には不思議な風習があるのだな……女から男にチョコレートか」 麦野 「まあ、ここ数年はそうでもないみたいだけどね。逆チョコとか友チョコとかあるみたいだし」 19090 「ではしずりんが渡せば麦チョコですかとミサカはっ」ブフィー 麦野 「自分の発言に自分で吹いてどうすんのよ」 ショチトル 「でも、たくさんあるな。どれにすればいいんだ?」 19090 「自分が食べたいと思ったものにすれば良いのでは、とミサカは的確なアドバイスを送ります」 ショチトル 「食べたいの……」 麦野 「あ、これ買っていこうかな」 19090 「これは……と、ミサカはしずりんのチョイスに目を見張ります」 ショチトル 「えっ……なぜだ? こんな小さいのが4つ入ってるだけでなんでこんな値段が?」 麦野 「そういうもんなの。安いのから高いのまで色々あるのよ、こういうのは」 19090 「こんな高級品を贈られる殿方は果報者ですね、とミサカはしずりんの白馬の王子様を」 麦野 「そんなんじゃないわよ。これは自分で食べる用。あのバカにはこっちで十分よ」ヒョイ 19090 「……ごぢば?」 ショチトル 「ブランド名か何かか」 麦野 「ええ、有名所よ。あ、そうそう。カエル先生の分も選んでおくか」 19090 「いえ、それには及ばないかと、とミサカは制止します」 ショチトル 「?」 19090 「先日、偶然聞いてしまったのですが」 *** 冥土帰し 「もうじきバレンタインか……やれやれ、大量の贈り物を捌くのも大変なんだけどね?」 *** 19090 「とボヤいてましたので」 麦野 「……結構ヤリ手なのね、あの爺さんも」 ~きぬはた荘 キッチン~ 滝壺 「番号」 白井 「1」 結標 「2」 滝壺 「全員揃ったから始めよう」 白井 「それではお湯を沸かしますの」バチン 結標 (へー、お湯なんて使うんだ) 滝壺 「二人とも、どんなの作るの?」 結標 「私は買ってきたこの型を使って、普通の……変に凝って失敗しても嫌だしね」 白井 「わたくしは、多めにチョコレートを溶かして」 滝壺 「溶かして?」 白井 「全身に塗って」 結標 「やめなさい、流石に引くから」 白井 「冗談はこれぐらいにして、この型を使って固めますの」 結標 「え? なにこれ? どうやって使うの?」 白井 「ここから溶かしたチョコを流しこんで固めれば、愉快なオブジェの完成ですの」 滝壺 「食べるのが勿体ないかもね」 結標 「滝壺さんはどうするの?」 滝壺 「私はクッキー」 白井 「それが浜面さんのリクエストで?」 滝壺 「うん」 白井 「リクエストといえば、結標さんは何か聞いておりませんのですか?」 結標 「んーと……なんでもいい、って。私が作ったものなら、なんであれ食べるからって」 白井 「気のせいかわたくし、目からガムシロップが出てきましたの」 結標 (しかもこれ嘘じゃなく、本当に食べちゃうから……ヘタなの作れないわよ) 滝壺 「♪」ドザザザ 白井 「滝壺さんなら粉塵爆発の心配はございませんの」 結標 「それいつまで引きずってるのよ」カチャカチャ 白井 「ささ、わたくしたちも着手いたしませんと」 結標 「まず、刻めばいいのよね」 白井 「溶かす前の準備ですわね」 滝壺 「大きさを揃えて刻んでね」ゴネゴネ 結標 「結構固いのね」ドカドカドカドカ 白井 「大きさを均等に、が意外と難しいですの」ドカドカドカドカ : : : 白井 「できましたの……」 結標 「刻んでみると結構な量だけど、溶かすとどれぐらいになるのかしら」 滝壺 「」ビッタンビッタン 白井 「では、わたくしは冷却用のトレイを用意しますので、溶かしてくださいますか?」 結標 「う、うん。わかった」 滝壺 「」ボカボカ 白井 「大変ですのね、生地作りも」 滝壺 「大変」フー 白井 「冷蔵庫にスペースは……大丈夫ですの」 滝壺 「……なんかコゲ臭いね」フンフン 白井 「まさか……」 結標 「ね、ねー……これってマズイかな」 白井 「あー、やっぱりですの……」 滝壺 「むすじめ、チョコ溶かすときは直火じゃダメ」 結標 「そ、そうなの?」 白井 「わたくしがお湯を用意しておきましたのに」 滝壺 「こうやって、お湯の熱で溶かして」 結標 「あっ、それでお湯準備してたのね……」 滝壺 「大丈夫、ありがちな失敗だよ」 白井 「この炭チョコは……手遅れですの」 結標 「ゴ、ゴメンなさい……」 滝壺 「むすじめって、意外とぶきっちょだよね」 結標 「」グサリ ~きぬはた荘 リビング~ 絹旗 「わー、早くもすごいですね。超甘い香りが」 番外個体 「そういえばさ」 婚后 「どうかいたしましたか?」 番外個体 「私らは贈呈品を作ったとして、それを裸で渡すつもりなのかな」 絹旗 「服ぐらい着てくださいよ」 婚后 「贈り物は自分ですと? あらあら、大胆ですこと……」 番外個体 「そうじゃなくて! いや、それもアリかもしれないけど、そうじゃなくて」 絹旗 「じゃ、なんですか」 番外個体 「ラッピングとか考えてなかったなぁと思って」 婚后 「あ」 絹旗 「そう言われてみれば……」 番外個体 「まー、新聞紙とかでもいいか」 婚后 「ダメですわよ。インクで汚れますわ」 番外個体 「やっぱダメ?」 絹旗 「お皿に乗せて渡せばいいじゃないですか」 婚后 「まあ、同居人ならそれでも良いかもしれませんが……」 番外個体 「やっぱり外に持ち出すとなると、なんか必要かな」 婚后 「そうですわ。待つ身も暇ですし、わたくしたちで買いに行きましょう」 絹旗 「そうしましょうか、滝壺さんたちも使うかもしれませんし」 番外個体 「はー、しょうがないか」 婚后 「ちょっと、キッチンのメンバーにも聞いておきますわね」パタパタ 番外個体 「ラッピングねー、うーん」 絹旗 「ミサワさんは超裸で渡すんじゃないですか? あ、もちろん自分がですよ」 番外個体 「するかっつの!」 絹旗 「えー、超つまらないですー」ブーブー 番外個体 「だって、そんなことして……あんなこととかそんなことされたら、私……」 絹旗 「?」 番外個体 「」プシュー ~きぬはた荘 キッチン~ 結標 「今度は大丈夫よね……」トローリ 白井 「ダマもなさそうですし、これなら実用に耐えますの」 婚后 「進捗はいかがですか?」 滝壺 「あれ? どうしたの?」 婚后 「向こうで話題になったのですが、ラッピングどうされるおつもりなのかと思いまして」 滝壺 「」 白井 「」 結標 「」トローリ 滝壺 「全然考えてなかった」 白井 「6人いて、誰も気づかないとは……」 結標 「ど、どうしましょ……」 婚后 「では、待機組で買出しにいってきますわ」 滝壺 「ゴメンね、おねがい」 結標 「あ、あのさ。材料用のチョコも買い足してほしいんだけど」 婚后 「え!? あれだけあっても足りないのですか?」 結標 「えと、少しミスっちゃって」 婚后 「まあ……かしこまりました。適量買ってきますわね」 白井 「申し訳ございませんが、よろしくお願い致しますの」 <お二人とも、出掛けますわよ。 <はいはーい。 <ユリコー、頭から降りてください。 <オアーン 白井 「……少しミス、ですの? この炭チョコが」 結標 「私は過去に拘らないのよ」 滝壺 「前を見据えるのって大事だよね」ウンウン 白井 「なにか違うような……さ、型の準備ができましたので、流しこんでくださいまし」 結標 「うわー、なんか緊張するわ」トローリ 滝壺 「……こうやってみても、むすじめのハート大きいよね」 白井 「文字通り、気持ちの大きさを表現しておりますの」 結標 「やめてよ! 手元が狂うようなこと言わないで!」 ~その頃 第7学区 とあるファミレス~ 一方通行 「」ポケー 浜面 (おい、どうしちゃったんだよコイツ)ヒソヒソ 海原 (理由も聞かされずに追い出されれば、凹みもしますよ)ヒソヒソ 一方通行 「…………反抗期、かァ」 海原 「いや、何か特別な理由があったんだと思いますよ?」 浜面 「そ、そうだよな! 話せば分かる!」ウンウン 一方通行 「……アイツからさァ、クソガキが何かやっても詮索するなって釘刺されてンだわ」 浜面 「アイツって……ミサワの姐さんか?」 海原 (根回し済みでしたか、流石ですね) 一方通行 「俺がなンかしたっつゥのか……いや、したンだよな……」 浜面 「おい、いくらなんでも凹みすぎじゃねぇか?」 一方通行 「いや、俺も頭では分かってたンだよ。いずれこういう日が来るってなァ……」 海原 (重症ですね……) 浜面 (どうする、これ)ヒソヒソ 海原 (どうしたもんでしょうかね) 一方通行 「だが、ここまで早く来るとはなァ」 店員 「お待たせ致しました」 浜面 「お、きたきた! おい、一方通行。いつまでも凹んでないで食え!」 一方通行 「はァ……らしくねェって自覚はあるンだよ」モシャモシャ 浜面 「そういや、ちと思ったんだけどよ」 海原 「どうしました?」 浜面 「一方通行よ、お前を選んでくれた相手にアイツ呼ばわりはねぇだろ」 一方通行 「あァ? 二人の時は名前で呼ンでやってンぞ」 海原 「おやおや、仲のよろしいことで」 一方通行 「アイツが名前で呼べってうるせェからだ、ったく」 浜面 「なんだ、おっさん心配しちゃったぜ」 一方通行 「オマエ人のこと心配してる場合かよ。苗字で呼ンでるじゃねェか」 海原 「言われてみれば、浜面さんはずっとそうですね」 浜面 「ぐ……ま、まあ、それで定着してるっていうかな」 海原 「滝壺さんは何も言ってこないのですか」 浜面 「言ってこないな。向こうも"はーまづらぁ"呼ばわりだし」 一方通行 「オマエ、結婚して苗字変わっても苗字呼ばわりなンかよ?」 浜面 「そ、それはそん時に考える。そうだ、その辺海原はどうなんだよ」 海原 「僕ですか? 名前で呼んで欲しいとは言われましたね」 一方通行 「おーおー、変態同士で仲のよろしいこって」 海原 「でも呼んでませんよ? これまで通り、結標さんです」 浜面 「……なんで?」 海原 「なんか照れるじゃないですか」 一方通行 (アイツから"最近淡希が機嫌悪いのー"ってメールが来まくる俺の身にもなりやがれ……) 浜面 「頑張れ、結標の姐さん……」ホロリ 海原 「?」 店員 (クソックソックソッ……リア充がこんな店来てんじゃねぇ……!) 浜面 「しっかし、まだ昼過ぎか。これからどうするよ」 海原 「まさか夜までここで粘る訳にもいきませんしね」 一方通行 「なンか暇潰しの手段はねェのかよ」 浜面 「雀荘でもいくか?」 海原 「碁会所なんてどうです?」 一方通行 「あンのかよ、学園都市に」 海原 「雀荘はないでしょう。一種のギャンブルですよ?」 浜面 「おい、麻雀は本場中国では家族団欒の手段なんだぞ!?」 一方通行 「中国の麻雀と日本の麻雀は別モンだ。ルールからして違ェ」 海原 「仰るとおりです」 浜面 「ぐ……だ、大体な! 碁会所だって学園都市にゃねぇだろ!」 海原 「第19学区にありますよ」 浜面 「あんの!?」 一方通行 「あったとしてもンなところ行かねェよ」 海原 「つれないですね」 一方通行 「とりあえず出るか。さっきから店員の視線が妙に痛ェしな」 浜面 「痛い視線は反射できないのか?」 一方通行 「残念ながらな」 海原 「そうと決まれば行きましょう」 店員 (二度と来んなバーカ) : : : 海原 「さてさて、どうしましょうかね」 浜面 「……おい、この店入ってみねぇ? 暇つぶしにはなるだろ」 一方通行 「あァ? こりゃ何の店だ?」 海原 「"ご新規さん大歓迎! 器量良しを揃えてます!"……これは興味深い」 一方通行 「くっだらねェ……珈琲が飲めるならなンでもいいわ」 浜面 「よし、入ろうぜ!」wktk 海原 「帰宅後に浮気を疑われませんかね」 浜面 「大丈夫だろ、あいつなら」 ~きぬはた荘 キッチン~ 【冷蔵庫】<バタム 白井 「あとは固まるのを待つだけですの」 結標 「はぁ、やっとここまで来たのね……」ヘナヘナ 白井 「まだ飾り付けが残ってますのよ」 滝壺 「ねえねえ、固まるまでの間手伝って」 白井 「はい、何をすればよろしいですか?」 滝壺 「ここにのばした生地があるから、これで型抜きして」つ□◯△ 結標 「え、すごい。これ焼いたらチョコチップクッキーになるのよね」 滝壺 「うん」 白井 「滝壺さんは本当に器用でございますわね」ペコン 滝壺 「ゆっくりやってるから出来るだけだよ」 結標 「それでも、正直羨ましいわ……」ペコン 白井 「まあ、結標さんでもこれぐらいはできますのね」 結標 「さっきからバカにしすぎでしょ!」ムキー 【オーブン】<ガコン 滝壺 「あとは待つだけ」 結標 「にしても、随分な数ね」 滝壺 「みんなの分もあるから」 白井 「まあ、これは俄然楽しみになってきましたの」 結標 「出来るまでちょっと休憩しましょ」 滝壺 「お茶いれるね」 ~きぬはた荘 リビング~ 結標 「あの子たち、まだ帰ってないのね」 白井 「どこまで行ったのでしょうか」 ユリコ 「(・ω・ ) ) ) )」ポテポテ 滝壺 「ゆりこ? お腹空いたの?」 結標 「家中に充満する甘い匂いにつられちゃったかしら?」クスクス 白井 「そうそう、ネコにチョコレートは毒ですのよ?」 結標 「え? そうなの?」 滝壺 「うん、最悪死んじゃう」 結標 「うっかりあげないようにしないとね……」 ユリコ 「(・ω・)?」 <只今戻りましたー <ただーいまー <超戻りましたー ユリコ 「(・ω・*)三三三」ドタタタタ 婚后 「あら、みなさん?」 番外個体 「もう終わったの?」 白井 「今は待機時間ですの」 絹旗 「てことは、今は冷蔵庫の中ですか」 滝壺 「私のはオーブンの中」 結標 「にしても、随分買ってきたのね」 婚后 「ええ、箱から包み紙から、包装紙にリボンに……」ガサガサ 番外個体 「それも、どんなのでも対応できるように各種サイズを揃えてきたからね」 絹旗 「時期が時期だけに、ラッピング製品も豊富なので超片っ端から買ってきましたよ」 滝壺 「これだけあれば大丈夫そうだね」 結標 「あ、私この大きい箱ほしい」 番外個体 「おっきいもんねぇ、淡希のハートは」 結標 「何よ、その言い方」 白井 「そのまんまですの」 婚后 「出来はいかがですか?」 滝壺 「まだ分からないかな」 絹旗 「さっきオーブンって言ってましたよね? 焼きチョコですか?」 滝壺 「ううん、クッキー」 婚后 「まあ、チョコレートの?」 滝壺 「はまづらにね、なにか食べたいお菓子ある?って聞いたら"煎餅"って言われたから」 絹旗 「浜面……」 滝壺 「流石にお煎餅は作れないから、クッキーにした」 ~その頃 第7学区 とあるデパート~ 19090 「結局、先生には割れせんを買いました、とミサカは報告します」 麦野 「バレンタインに煎餅渡すのは初めてよ」 ショチトル (この紙袋すごい可愛い……お兄ちゃんに渡すのは中身だけじゃダメかな……) 麦野 「ところで、アンタ。自分の分は?」 19090 「はい、これにしようと思ってます、とミサカは見初めた相手に指を突きつけます」ビシイッ 麦野 「……これ、ゲコ太だっけ?」 ショチトル 「チョコレートのオブジェか。器用なものだな」 19090 「これは人に渡すのはなんか勿体無いので、みんなで食べましょう、とミサカは息巻いて提案します」フンスフンス 麦野 「いいの? 愛しのゲコ太が愉快なバラバラ死体になるわよ?」 19090 「へ? なっ、ななな、な、なぜですか!?」 麦野 「じゃあ聞くけど、これこのまま3人でまる齧りするの?」 ショチトル 「それはどうかと思うが……」 19090 「?」 麦野 「あー、つまりね。みんなで食べようとするならハンマーとかで叩きわr「なんですとぉぉぉ!?」 19090 「しずりん見損ないました! ゲコ太を叩き割るなんて!」 麦野 (こいつこんなメンドくさかったっけ) ショチトル (気持ちは分からなくもないが……) 19090 「うー、仕方ありません。しずりんの魔の手から守るのもミサカの使命です」 麦野 「もう好きにして……」ハァ 19090 「せめて別れ際にキスだけでも、とミサカは」 麦野 「おいバカやめろ!」ガシッ ショチトル 「落ち着いて! それは売り物だ!」 19090 「放してください! せめて、せめて思い出だけでも! とミサカはぁぁぁ!」 麦野 「一旦でるぞ」ズルズル ショチトル 「そうした方が良さそうだ」 19090 「放してぇぇぇぇ」 麦野 「これ、傍からみたらこっちが犯罪者じゃねぇか……」 ショチトル 「視線が痛いのは気のせいではないだろうな……」 ~きぬはた荘 キッチン~ 結標 「どう?」 白井 「うん、ばっちり固まってますの」 滝壺 「はい、チョコペン」 結標 「何書けばいいのかしら……」 滝壺 「ねえ、文字の前にこのピンクので縁取りしたらどうかな」 白井 「そうですの。きっと、メッセージが際立ちますの」 結標 「んーと……こんな感じ?」ミョルミョルミョル 滝壺 「うん、綺麗」 結標 「で、文字か……文字ね……」 白井 「"I m all yours"。これでいきますの」フンス 結標 「ちょっと、それは言い過ぎでしょ」 滝壺 「? そうかな?」 白井 「お付き合いするのなら、この身も心も相手に捧げる覚悟がございませんと」 結標 「貴女が言うと迫力あるセリフね……もう少しマイルドに……これでいくわ」カキカキ 滝壺 「……マイルドなの? これで?」 白井 「まあ、先程のに比べれば抑え気味ですが……」 結標 「いいじゃないのよ! もう!」 滝壺 「文字書いたなら、もう一度冷やさないと」 結標 「さっきほどは時間かからないわよね」 【冷蔵庫】<バタム 結標 「白井さんのはどうなの?」 白井 「今型を外そうとしてますの……」コンコン 滝壺 「慎重にやらないと壊れちゃいそうだね」 白井 「そうですわね、そっと剥がさないと……」 パカッ 白井 「おぅ……我ながら見事ですの」 滝壺 「すごい、ネコだ」 結標 「お座りしてるネコね……すごいじゃない」 白井 「一人一つですのよ」 結標 「え、これ全部ネコなの?」 白井 「中身は同じですの」 滝壺 「食べるのがもったいないね」 結標 「滝壺さんのはどうだった?」 滝壺 「できてるよ。味見してみて」 白井 「これは売り物レベルですの」サクサク 結標 「これ、美味しすぎて逆に手作りか疑われたりしない?」サクサク 滝壺 「大丈夫だと思う」フンス 結標 「なんかみんなすごすぎよ……私のがチープに見えてきたわ」 白井 「いーえー、大事なのはハートですの、ラヴですの」 滝壺 「そうだよ、ラヴだよ」 結標 「にしても、随分時間経っちゃったのね」 白井 「ですの、そろそろ場所を引き継ぎませんと」 滝壺 「あとラッピングだけだし、キッチンじゃなくてもできるよね」 結標 「……でも、リビングだとユリコが巡回してるのよね」 白井 「……うっかり食べられては、危険ですの」 滝壺 「じゃあ、ゆりこはリビングに閉じ込めておいて、食堂でやる?」 結標 「可哀想だけど、それしかないか。絹旗さんも作り始めたら面倒見れる人いなくなっちゃうし」 白井 「ユリコのためを思ってのこと、仕方ございませんの」 滝壺 「それじゃ、まず片付けよう」 結標 「たまにやると、結構楽しいのね」カチャカチャ 白井 「あら、結標さんは手作りはこれが初めてでございますか?」ゴトゴト 結標 「恥ずかしながらね」 滝壺 「たまにじゃなくても楽しいよ」 結標 「来年は、もっとすごいの作りたいわね……」 白井 「もう来年の話ですの? それまで海原さんと続いてまして?」クスクス 結標 「続いてるに決まってるじゃない」 ~きぬはた荘 リビング~ 滝壺 「終わった」テッテレー 絹旗 「お、超完成ですか」 婚后 「お疲れ様でした」 白井 「正確には、まだラッピングが残っておりますが」 結標 「それだけだったらキッチンじゃなくてもできるしね」 番外個体 「じゃあ、こっちが始めていいんだね?」 滝壺 「うん、大丈夫」 結標 「浜面さんたちが帰ってくる前に終わらせないとね」 絹旗 「最悪、今日は帰ってくるなって言うから超大丈夫です」 滝壺結標 「「それはちょっと困る」」 婚后 「あらあら、見せつけられてしまいましたわね」クスクス 番外個体 「はー、熱い熱い」 絹旗 「ミサワさんが言わないでくださいよ」 ~きぬはた荘 キッチン~ 絹旗 「さあ、超始めますよ!」フンス 番外個体 「絹旗さん、何つくるの? ナッツ買ってたけど」 絹旗 「ブラウニーというヤツに超挑戦してみます」 婚后 「ブラウニーですか……それも素敵ですわね」 絹旗 「ミサワさんは何にするんですか」 番外個体 「色々考えたけど、トリュフ。甘さは控えめにね。婚后さんは?」 婚后 「最初は固形状のものにしようと思ったのですが、折角ですしムースでも作ってみようかと」 絹旗 「おお、なんか超難しそうです」 婚后 「どうでしょう……レシピは頭に叩き込んできましたが、作るのは初めてですし」 番外個体 「やってみないとわからないもんだよ、こういうのは」 絹旗 「そうですね、時間に余裕がある訳でもありませんし、超ちゃっちゃと始めましょう」 婚后 「まず、テンパリングのためにお湯を用意しないといけませんわね」 絹旗 「何作るにしても、それは必要なんですね」 番外個体 「まあ、基本みたいなもんだしね。よし、気合入れていこう」
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/1107.html
852 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/22(木) 00 06 23 ID XnLYb66M 海原「欲しいもの、ですか?」 黒桐「うん。何かないかな?」 海原「そうですね…御坂さんのしゃs」 ミサカ「………」ジー 海原「………黒曜石が欲しいです…大規模戦闘のときの為に…」 黒桐「………」 撫子「欲しいもの?」 黒桐「うん」 撫子「ん~…何でもいいの?」 黒桐「ああ、構わないよ。ただのアンケートだから」 撫子「じゃあ自分の尻尾を食べてる蛇が描かれたお札…栞サイズの…」 黒桐「…え?」 撫子「だってそれがあれば撫子は…ふふふ…」 黒桐「お願い撫子ちゃん…ここの君は普通でいてくれないか?」 五飛「欲しいものだと!?そんなの出番に決まっている!!」 黒桐「…まあそうだよね」 【???】 黒桐「…と碌な結果が得られませんでした…すみません…」 小萌「…仕方ありませんね…用意できないものは代わりになるものを探しましょう…」
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/1204.html
277 :名無しさんなんだじぇ:2012/01/20(金) 14 43 07 ID RjgtlPDQ ~~某所~~ アーニャ「……ふう」 ムギ「あらアーニャちゃん、こんな時間までお仕事?」 アーニャ「タケイの病室にカメラを仕掛けておいた。 その編集」 ムギ「それは……かなり凄いことになってそうね」 アーニャ「輸血ストックはダース単位で用意した方がいいかも。 特にタケイの乱れぶりが半端じゃない」 ムギ「それはかなり楽しみね……でも、アーニャちゃんはいいの? 二人の事」 アーニャ「……いい。 タケイ、幸せそうだから。 それに、愛人のポストならまだ狙える」 ムギ「逞しくなったわねアーニャちゃん。 ……あら、そのテープは?」 アーニャ「上の病室に仕掛けたカメラの。 タケイ達に触発されたみたい」 ムギ「確か上の病室は海原君の……もしかして、日に日に海原君がやつれていくのって……」 【アーニャ 竹井達を盗撮成功】 【海原は妹Fに日々襲われているようです】
https://w.atwiki.jp/ercr/pages/2019.html
発売日 2003年7月25日 ブランド Marron タグ 2003年ゲーム Marron スタッフ 原画:つくし 企画・シナリオ:竹井10日 音楽:らいと スクリプト:桝屋猫八,竹井10日 CG監督:マルキ・ド・佐藤 イベント背景&CG:ユココ(*゜―゜ お姉ちゃんを大切にね! CG:梅雨,ひろ×たか 背景・SDキャラ:すめらぎこう 販売:ホビボックス株式会社 スペシャルサンクス:榎本覚,高宮宏臣,鈴木宏之,中本直宏(SBP),高橋直樹 制作・著作:Marron オープニング 「キューブ de おねえちゃん」 作曲:らいと 作詞:竹井10日 歌:海原エレナ、鳥居花音、日向裕羅 エンディング 「ヒカリ」 作曲:らいと 作詞:竹井10日 歌:海原エレナ コーラス:鳥居花音、日向裕羅 「ヒカリ ~ANGEL HEART ver~」 作曲:らいと 作詞:竹井10日 歌:海原エレナ 「ヒカリ ~ANGEL HALO ver~」 作曲:らいと 作詞:竹井10日 歌:鳥居花音 「ヒカリ ~ANGEL WING ver~」 作曲:らいと 作詞:竹井10日 歌:日向裕羅