約 1,519 件
https://w.atwiki.jp/kotenbu/pages/28.html
「クドリャフカの順番」の各話あらすじ (始めに出版された角川書店では「クドリャフカの順番十文字事件」というタイトル。文庫にて改題) ストーリー|氷菓 公式ホームページ このページでは、アニメ「氷菓」についての各話あらすじについて分かりやすく詳細に紹介していきます。 初見さんにでも理解できるよう、解説などを交えながら紹介します。 多少のネタバレがあります。また真相や種明かしに関しては反転処置を取らせていただきます。ネタバレを見る場合、自己責任でお願いします 加筆・修正・編集大歓迎。 第十二話「限りなく積まれた例のあれ」 第十三話「夕べには骸に」 第十四話「ワイルド・ファイア」 第十五話「十文字事件」 第十六話「最後の標的」 第十七話「クドリャフカの順番」 第十ニ話「限りなく積まれた例のあれ」 10月3日深夜。古典部メンバーは明日に控えた文化祭のせいで目がさえ、それぞれの夜を過ごしていた。伊原は「あの失敗で」眠れなく睡眠剤を飲んで寝て、千反田は荒楠神社へ「あの山を越えられるように」成功祈願、里志は思い切り楽しむためにカンヤ祭の歩き方をチェック、奉太郎は共有のPCで神山高校文化祭のHPを見ていた。 翌朝、奉太郎が出かけようとすると珍しく早起きした供恵が話しかけてきた。お守りの1つでもくれというとインクが出ない、ペン先われの万年筆を渡された。里志と一緒に神高へ登校する奉太郎。更衣室の関係上、私服登校も許される中、その途中でコスプレした摩耶花を見かけた里志は話しかけに言った。里志がなんの「装い?」ときくとフロルという伊原。フロルベリチェリ・フロル?と聞き返すも元気が無い。そのうち第54回カンヤ祭のゲートがみえてきた。 中に入ると文化祭一色。あちらこちらに生徒が走り回り、最後の確認や最終準備に追われていた。ちょっと里志は手芸部へと別れ、伊原と一緒に古典部部室へ。途中、あまり気にするな、と奉太郎が言うがやはり伊原元気が無い。 古典部部室につくとすでに千反田が来ていた。「例のあの山を」を見てがんばりましょうというが、奉太郎は頑張ってどうにかなるのか?と冷静。 その古典部文集「氷菓」がテーブルにつまれていたが、本来「30部」だったはずが「200部」の文集が山と積まれていた。何か発注で責任を感じている摩耶花が全部買うというがそれをとめる千反田。そこに手芸部から戻ってきた里志が土星のコスプレで入ってきた。それをなでる奉太郎に凄い興味を持つ千反田。 どうやら200部の発注ミスは摩耶花が印刷所からのメールの見落としでなってしまったらしい。それを慰めるほか三人。そしてどうやって売り切るかを考える。 古典部はマイナーでなおかつ立地条件が悪いそれをクリアしなければならないと奉太郎。里志は売り場を広げるなら総務委員会じゃないかという。カンヤ祭の歩き方、を広げて見せると、古典部の部活紹介を最後にねじ込ませたといった。そして千反田と一緒にお願いすると。 千反田は売り場拡張のお願い、里志はイベントを利用した宣伝。摩耶花は漫研を離れられない。そして奉太郎は売り子。えいえいおー。 点呼兼カンヤ祭オープニングセレモニーが始まる。最初に体育館壇上に陸山生徒会長があがり、カンヤ祭開始を宣言した。その次、オープニングのブレイクダンス部のパフォーマンスが始まった。 それに見入る千反田。しかし自分の使命を思い出して体育館を抜け出し総務委員会へ、とおもったら気になるものばかり。書道部、百人一首部にてなんとなく遊んでしまってようやく総務委員会の部屋へ。呼んで見るが誰もいないようでとおもったら、丁度委員長の田名部がきた。千反田は精一杯説明して売り場を大きくしてくれというが、古典部だけというわけにはと。諦めてきびすを返す千反田に事情を聞かせてくれと田名部。そこで一緒に交渉してくれる里志を思い出すが、里志は体育館でブレイクダンス部の次の落語研究部に大爆笑中だった。 全てを話し終えた千反田だったが、やはり無理だと田名部に断られてしまう。しかし他の部に古典部文集をおくぶんにはかまわないとアドバイスをもらった。 一方、漫画研究部にいった伊原は河内亜也子先輩とあう。コスプレはナコルル。他にもボーカロイドの格好をした一団もいた。そこで湯浅部長が来た。河内の集団に、伊原に集まる集団。そして男子+その他。どうやら漫研には「派閥」があるようだった。湯浅部長に伊原は「ここに古典部文集を置いてください」といおうとしたが雰囲気的にいえなかった。 そのうち客1号がきた。 一方、暇な売り子、奉太郎は売り子バンザイと省エネを満喫していた。聞こえてきたアカペラ部をなんとなく見ているとクーラーボックス付近で「俺のアップルジュースがない」などと聞こえてきた。なんかあったんだろうと気にもしない奉太郎は売り子にもどると、パンクな生徒が入室してきた。一応文集を売ってるというと1部お買い上げ、と、供恵にもらったゴミ、もとい万年筆を彼がこれはいいといっていきなり喜びだした。どうやら彼は被服研究部らしく、フォーマルな服のポケットに合う物を探していたらしい。奉太郎は迷わずあげますよ、というと彼は丸いプラスチック製で7と書かれたワッペンのようなものを渡してきた。それをもって被服研にこれば最高のコーディネイトを優先してあげると。つまりショーの優先権らしい。 イラネ。と奉太郎は淡々と売り上げを書く。 一方、千反田は先ほどのアカペラ部に聞き入っていた、われに返るがそこで写真部に勧誘される。 メイド服→ペンギンのきぐるみ→チアリーダー→昭和風夫人と写真を取られるがまたわれに返り学校に戻る。これでは使命を果せないと思うが周囲には「きになる」ものばかり。 前しか見えなくなる眼鏡がどこかにおちていないかと願う千反田だった。 原作との相異点 奉太郎と供恵の会話は奉太郎が夜中にPCをやっている時に行われていた。さらに途中でネットが切れている。 アニメの会話が早朝になっている為、原作の「早く寝なさいよ」という供恵らしくない発言がカット。 朝里志がコスプレと言った時本当はボディーブローだった。 摩耶花へいった里志はこの時点で別れている。 古典部部室には奉太郎1人で行った。その後里志が来た。 さらっと触れられていないが、奉太郎が原作で「創刊号は水墨画調で」とこの時点で創刊号が見つかって見ていることが分かっている。 里志はサターンのコスプレをしていない。 摩耶花はほとんど慢研にはりつきでこの場面でもいない。慢研直行。 アニメでは4人で相談しているところで里志が「古典部を最後にねじ込んだ」といっているが、原作では眠れない夜にカンヤ祭の歩き方を見ながら本来50音順だったものを「登録順」に変え、古典部を最後にした。さらにこのことはメンバーに言っていない。 ブレイクダンス部の場面でも「千反田は大きな音が苦手」が省かれている。 千反田は他の部に誘惑されながらも一直線に総務委員会の部屋にいっている。 田名部での会話で説明されるが、アニメでは200部は摩耶花の発注ミスのようになっているが、原作ではちゃんと「氷菓」30部で出している。しかし同時に摩耶花の同人誌「200部」を出した所印刷所が取り違え、結果200部になってしまった。確認しなかった、ということはそのこと。 河内の1日目のコスプレは格闘ゲーム「ヴァンパイアハンター」の「レイレイ」。 アカペラ部のクーラボックスからなくなったのは原作では「アクエリアス」。 千反田は写真部の勧誘にはさそわれていない(多分てこ入れ) 用語集 第十三話「限りなく積まれた例のあれ」の質疑 作中登場の小物、その他 第十三話「夕べには骸に」 一方、里志は土星コスプレのままグラウンドで行われている神山高校クイズ研究会主催、クイズトライアルに参加していた。参加者人数は思った以上のなか、里志は真のデータベースが誰なのか教えてやると意気込む。 一方、漫画研究部は閑散としていた。誰も客が来ていない売り場には大音量でグラウンドで行われているクイズ研のイベントの声も聞こえてきている。「『ダルい』は英語の『ダル』が語源である!マルかバツか!」その答えに摩耶花は知り合いに問われ、マルかなぁと自信なさげにいった。 しかし正解はバツ。余裕で決勝進出を果した里志。壇上では勢いづいて喋るクイズ研女子の後ろで息を切らしている部長がいた。決勝は壇上を変えておこなうということで、行こうとすると男子に声を掛けられた。しかし里志は記憶に無い。 里志は絶対的な記憶があるがそれは「意外性がある人・物か、ない人・物」に分けられる。「ただのクラスメイト」にカテゴリされていた谷の名前がすぐに出てこなかったのは当然。 なんとかごまかして谷惟之、囲碁部所属と思い出した里志は囲碁部はどう?とお茶を濁す。それに囲碁部で面白いことがあった、聞くか?といわれ、あんまり興味が惹かれなかった里志は、クイズ研に呼ばれた。 そしてもちろん本来の目的を忘れていない(と思う)。壇上にあがり、クラスと名前を聞かれ「古典部の福部里志でーす!」と大音量で答える。クイズ研司会女子もノリノリ。声が大きすぎて学校中に聞こえていた。 もちろん暇な売り子、奉太郎の特別棟まで当然聞こえてきた。 『実は活動目的わかってない、でも調べてみたら文集作ることはわかったので作ってみた。力はいってますよ~』 確かに…。力はいってるなぁ。部数は、と奉太郎は山をみて思う。 壇上の里志はさらに勢いづく。ほとんど古典部宣伝状態。古典部はカンヤ祭の重大な秘密を解き明かした、カンヤ祭という名前そのものの由来。古典部はそれを(ここで回る、とまってずれる)解き明かした! そしてクイズ研司会に問われ、文集をもちろん買ってくださいと。特別棟4階地学準備室で絶賛発売中で~す(ここで2回目回る、止まってずれる)。そしてなぜか声援。アピール成功、もう優勝なんてどうでもいいと涙する里志。 一方暇な売り子奉太郎は客を待っていると、売り場拡張に行っていた千反田が戻ってきた。…なぜか文化祭団体の景品で手を一杯にして。田名部のほかの売り場におくぶんには良いこと、助言をもらおうと入須の所にいこうとしたがたどり着けなかったことを言った。里志の宣伝から壁新聞部に取り上げてもらえないか聞いてくると、早々に部室を後にした。それを見送る奉太郎は千反田が残した団体の残骸を見る。そこには……。 一方、壁新聞部へ取り上げてもらえるように頼みにいった千反田は、遠垣内に合う。説明をするがやはりいきなり頼みごとをする千反田。言い直すも、そもそも遠垣内は3年で引退、部員じゃないという。後輩を紹介してくださいというも、2時間に一枚号外をだすため、予めスケジュールがきまっているそうだ。しかも載せてくれといわれてやすやすと載せられないと。51の団体から出展されている、その中から注目すべき物を紹介するのが優先。古典部は文集だけしかだしていない。内容は全団体が真剣、人目につくような注目するネタがあれば取り上げさせてもらうと。何かあったらまた来てよと言われ、がっくり肩をおとして帰る千反田。 そこでネイティブアメリカンのようなテント前を通り過ぎようとしたら「える」と声を掛けられた。中からのぞいたのは髪の長い、眼鏡をかけた「荒楠神社の十文字家」の2人の娘の1人、十文字かほだった。幼い頃から友人だったかほに会った千反田は元気が出て、そのまま彼女の占い研に入る。 占ってみようかというかほに千反田はタロットを希望するが、かほはそれはだめなんだという。そして長い付き合いで千反田の性格を知っているかほは「占い研究部から運命の輪は既に失われた 十文字」というグリーティングカードを見せる。同時にタロットの運命の輪がなくなっていたそうだ。なぜかほの苗字なのかと千反田は訊くがかほはわからない。さらに「文化祭が終わったら返します」という律儀な文面まで残っていた。そしてなぜか「カンヤ祭の歩き方」の部活紹介の最後のページが開かれ、その上にカードがのせられていたと。かほは運命の輪が帰ってこれば良いんだけどね、と冷静だった。 一方、グラウンドのクイズ大会決勝は佳境を迎えていた。善戦するも最後の一押しで里志は逃し、清水紀子という女子が優勝した。その時横の谷が里志に話しかけてきた。囲碁部の面白い話が途中だったと。碁石がいくつか盗まれたらしい。さらに碁笥に「囲碁部から碁石をいただいた」っていう犯行声明まで入ってたらしい。犯行目的は不明で里志は流そうとするが、お前には負けられん、引き分けのままじゃきがすまん、明日どの大会にでる?と。お料理研と答えると谷は「そこで白黒つけよう、『期待してるぞ』」と言って去っていった。それをみて無粋だねぇと呟く。 一方、奉太郎は見つけてしまった千反田のコスプレ写真をみていた。とそこへ客が来る。どうやら里志の宣伝が効いたようだ。1部お買い上げ、と買いに来た先輩の社会の窓が開いていた。どうやら破れているようだ。そこで被服研にもらったショーの優先権の裏についてる安全ピンをあげた。お礼にその先輩からグロック17の水鉄砲をもらう。どうやら園芸部で焼き芋をやってるらしくその火の始末用らしい。 一方、漫研ではほとんど客が来ていなかった。そこで河内先輩が批判を始める。 そもそも漫画のレヴュー100本っていう企画がだめだった、無駄だと。そして「摩耶花に誘うような笑いを送る」。現状、河内と伊原の2派閥でどうなるかという雰囲気。 そこで伊原も言い返す、無駄とはどういうことかと。挑発に乗ったと顔に出す河内。そこでなぜかなにか書かれたポスターをもって湯浅部長が何処かへ行く。 河内は漫画や作品自体が面白い、つまらないというわけではなく、その漫画にかかれている面白さを感じられるか?読み手の器量や感じ方で違うだけの話という。だからレヴューなんて意味がない、だからわたし達は好きな物だけ読んで笑っていれば良いと。では名作というものはあるか?という伊原に河内はあるという。長い年月、振るいにかけられて残った物が名作と。しかし伊原は違うと言う。経験の差の問題だという。名作というのはとんでもないものにガツンとやられた経験がないだけだと。そして伊原は去年この漫研で売られた『夕べには躯に』という作品を知っているか?という。その言葉を聞いて驚く河内。しかし知らないという。伊原はでは明日持ってくる、それを見てもダメなら言葉は無いと。 一方、伊原の様子を見に来た千反田だったが、異様に人が多い。なにか書かれたポスターを回収しにきた湯浅部長に千反田は聞くも明日もやるのでといわれてしまった。 1日目を終了した古典部メンバーは部室に集合していた。里志のアピールのおかげで14部売れた。里志は明日のお料理研にも出るというが伊原に3人1組だと聞かされる。千反田は売り場拡張できなくて落ち込んでいたが、「気になる」ことがあったという、が、山の「氷菓」をみてそれどころじゃないと思いやっぱり気になりませんと言う。里志は伊原に漫研の様子を聞くが、不機嫌そうに何も無かったと突っぱねられた。里志は伊原と千反田に明日のお料理研に出ようといい、許可を得る。そして終了の鐘がなったのだが、千反田は奉太郎の前に自分が取ったコスプレ写真がおかれているのを発見、手にとって問おうにも恥かしくそのまま両者とも赤くなって黙ってしまった。 夜。伊原は「夕べには躯に」を探していた。しかしいくらさがしても見つからない。代わりに「ボディートーク」という漫画を持っていこうとしたがやっぱりだめだと探す。 しかし「夕べには躯に」はどこにもなかった。 原作との相違点 なんども言うが文化祭中里志は土星コスプレをしていない 里志は「意外性のある者」だけを覚えておりなにも谷だけを覚えていないわけではない。 里志の「絶賛発売中でーす」に千反田は「ええ、絶賛発売中なのですか。将来に希望が持てます」と元気になっている。 千反田のお米の例え話がカット。 十文字かほがメッセージをみせたあと「気になる?」という会話がカット。 クイズトライアルの内容がカット。(出題内容) 漫研での河内と伊原の論議は「漫画」に関してかなり高レベルな観念に飛んだもので、その心象風景も合わせると非常に読ませる文章となっている、がカット。(河内も伊原も全ての言葉を言っていない) もちろんだが写真部に誘われていない千反田のコスプレ写真も当然なく、奉太郎もそれを見ていない。終わりの2人の気まずい風景もない。 原作では1日目売り上げ13部 探す描写はあるが伊原の部屋での描写と「あの場所にある」ということを言っていない。 用語集 第十三話「夕べには骸に」への質疑 作中登場の小物、その他 第十四話「ワイルド・ファイア」 「すみません、ありませんでした」「見つからなかったの?『夕べには骸に』」文化祭二日目。 摩耶花は『夕べには骸に』を持ってくることで漫画の激論を交わした河内を説得するはずだったが、親戚の所に持っていったきりになっているらしく部屋を探しても見つからなかった。だが、亜也子はそれを攻めるわけでもなく、素っ気無く摩耶花にポスター製作を指示するだけにとどまる。 同じ頃、総務委員会に顔を出していた里志はそこで委員長の田名辺から昨日囲碁部以外にもアカペラ部で飲み物が紛失する事件が起きていたことを聞き、校内で面白い何かが起きている予感に胸が高鳴るのだった。 千反田は、引き続き、文集を置いてもらうために外回り中。入須のところに行く。入須の所へ向かいは、千反田に入須は若干の値引きで置いてもらうことを許可する。さらに「入須さん。入須さんは人に物を頼むのが上手ですよね、私に人への頼み方を教えてください」「はぁ?」文集を売るため、入須から人に物を頼むテクニックを学ぼうと考えた千反田だが、純真な千反田が入須のようにそう簡単に他人を騙せる真似が出来るものではない。 入須は言う。「いいか?何を頼むにしても、相手に自分から動いてもらうように仕向けることだ。まず自分が得る利益を小さく見せること。そしてそのためには相手に精神的な満足感を与えなければならない。色々あるんだが、おまえにも使えそうな手は、期待だろう。相手に自分は期待されているんだと思わせるんだ。それともう1つ、できれば他人の目につかないところで異性に頼むんだ」千反田は耳打ちにどぎまぎしながら大変勉強になりましたといった。 店番の奉太郎はぼーっとしている奉太郎のもとへ、かぼちゃのマスクをかぶった2人組が登場。 トリックオアトリート。製菓研究会の訪問販売でビスケットを100円で売りにきた。かぼちゃ頭は、机の上の置かれたピストルに目をとめた。「なんなら、ビスケット2袋と交換してやってもいいぞ。今なら文集にそのピストルをつける。」感謝のしるしに、とかぼちゃ頭はビスケットと一緒に小麦粉の袋もおいていった。 そして、昨日里志が囲碁部の谷から対決を挑まれたお料理研究会主催の『クロスファイヤー』が開催。三人で料理を順番に調理してゆくというルールだが、まだ摩耶花は漫研の仕事が残っておりそれが終わるまでは参加できそうにない。結果、摩耶花を欠いたまま里志とえるの二人で挑まなければならない料理対決の火蓋がきって落とされるのであった。 盛り上がる会場を離れた部室からゆるいテンションで無関心そうに眺める折木。 先方を務める里志だが、自慢の海鮮チャーハンが作れず出だしから躓いてしまう。得意な料理を失い、一気にテンションが下がり要領の悪い調理をする里志に、千反田は背後から必死に念を送る応援するのだった。 無難に料理を作り終えた里志に続き、舞台に上がる千反田。料理好きな見事な料理の腕前を披露。後の千反田の方が凄かった。しかしがんばり過ぎて、食材を全部使ってしまう。参加する人間たちの料理の盛り上がりもさることながら、ところどころ解説者が不思議な声援を送る。料理を作り終え、控え席に戻る千反田。手際よく調理をし制限時間で数多くの料理を作った千反田。だが、それは同時に素材を使いきってしまい料理の材料が残っていない。そして、肝心の摩耶花も会場に現われず、また来たとしても料理を作れないという絶望的な状況に追い込まれてしまう。 絶望的な状況を知らず、遅れながらも現われた摩耶花。だが、肝心の食材は残っておらず何かを作れないか頭を悩ませるものの何も思いつかない。そこで、奉太郎から声がする。折木が里志に託したものは製菓研から手に入れた小麦粉。。かくして、食材を手に入れた摩耶花は残っていた料理の端材を寄せ集め、掻き揚げを作ろうとする。時間ギリギリで、かき揚げ丼を作った摩耶花ちゃんだったが、おたまがなかったことを料理研に指摘している。 一人部室に残る折木を見上げる千反田。今回のように大声を張り上げる折木を初めて見たであろう千反田は、いつもの無気力な折木の一面を垣間見た事をどこか嬉しそうにするのだった。 コンテストでの優勝が古典部に決まった事を離れた部室で聞き、静かに祝福する折木。 そして、コンテストの最中に『お玉』がなかった事に違和感を覚えた千反田が思いたって調べてみると、犯行メッセージが置いてあった。 カンヤ祭の歩き方が開いてありそのうえにグリーティングカード。「お料理研究会からお玉は既に失われた 十文字」 原作との相違点 夕べには躯には親戚のうちにではなく、夏に帰省した家に忘れていった。 慢研のコスプレ衣装が違う。 お料理研部長の実況が実際のネタ。 入須と千反田が「人への頼み方」を教えてもらう会話がかなりカット 用語集 質疑応答 作中登場の小物、その他 第十五話「十文字事件」 お料理研主催のコンテストで優勝を果たした千反田達。その興奮も冷めやらぬまま、先程現場で発見した『十文字』からの犯行声明のカードを折木に見せる。 お料理研からおたまが盗まれ、その犯行声明文が見つかった。他の部活も何かしら盗まれているらしい。大胆不敵かつ実に不可解な怪盗の行為に、千反田の好奇心が刺激されいつものように『気になります』の予兆を見せ、瞬時に警戒、嫌がるが折木は文集を売るためにこの事件を壁新聞部に売り込むという案により文集を売るために仕方なく協力することになる。 アカペラ部・・・アップルジュース、囲碁部・・・石、占い研究部・・・運命の輪、お料理研・・・おたま 盗まれる物も五十音順。古典部で「こ」の付くものは何があるだろうか。だが、実際にこの事件を解決しようとなると、現在分かっている事だけでは到底推理する事は不可能。もっと多くの情報を調べ、それを元に絞り込まなければならない。「その怪盗もどきが、古典部をターゲットにしてくれればなぁ」摩耶花の何気ない言葉がきっかけとなり、犯人の犯行がどのように行われたのか気になった古典部メンバーがそれぞれ知る情報を出し合うのだが。バラバラに起きた事件のように思われていた一連の事件が五十音順になぞらえ、それぞれの部活を標的としているという法則性に気付く折木。 犯人の名前が「十文字」は普通「じゅうもじ」と読むもので、そこから考えれば「こ」のつく部である古典部までが標的となっていると折木は推察した。単に、連続窃盗事件が起きているだけではなく、法則性がある事に気付いた古典部。千反田がその事実を新聞部に売り込み、里志はいつものように情報を集める。 壁新聞部にネタを売り込みにいったえる。壁新聞部では、引退したはずの遠垣内が部を仕切り、十文字事件について調べているようだった。千反田は、入須の言っていた物の頼み方で、古典部について取り上げてほしいと頼むことにする。千反田は遠垣内を他人の目につかないところに引っ張っていく。そして、「このことは壁新聞部にしかご相談できないことなのです。つまり、私、期待してます!でも古典部の利益は小さいのです。どうですか?頑張ろうって気になりませんか?」思惑が完全に口から出てしまっているえる。だいぶ違う頼み方になってしまったようだ。遠垣内はただ困惑し、その場を去ろうとする。「待ってください!文化祭で色んなものから物を盗んでいる人がいるんです!その犯人が・・・」遠垣内はその言葉に反応して話を聞いてくれることになった。実は壁新聞分も十文字が出没しカッターナイフが消えるという事件が起こっており、校内で起こる連続した窃盗事件という特ダネを必死に調べていたところだったのだ。 千反田からの貴重な情報に感謝する遠垣内だが、そうして、ネタは提供したが、結局、遠垣内に古典部のことをちゃんと書いてくれるように強く言うことはできなかった。 壁新聞部からの帰り道、十文字が次に狙うであろう奇術部で待ち構えてその正体を暴こうと意気込む里志と出会う。いつもの里志であれば決して自分が結論を出すことはしてこなかった。だが、今日の里志はいつもと違い以前よりも変化した折木にあてられたのか、事件の犯人を自らの手で捕まえようと考えているのだった。 奇術部の公演が始まるまで、時間をつぶす里志の前にまたもやあらわれる囲碁部の谷。料理コンテストで負けたはずだが、またもや懲りずに里志に勝負を挑んでくる。その勝負が、怪盗十文字を捕まえること。煩わしく思っているであろう里志だったが、愛想笑いを浮かべながらその勝負を受けるのだった。 古典部室。折木と残った摩耶花が推理をする。今回の事件がクリスティーの著作『ABC事件』に似ている事から、犯人が何かの意図をもって犯行を行っている可能性を考える折木は摩耶花に原作の事を尋ねる。だが、ネタバレを覚悟して聞いた内容は何のことはない、ただ「ABC順にやってみたかった」からだという愉快犯だというのだ。これまでは犯人の人数を推理するだけの情報があったからこそ犯人を特定できた。だが、この犯行に動機やメッセージ性のような物がないのであればやはり犯人の推理など出来るはずもない。さらに、謎が深まる事件に悩む折木。まぁ、今回の場合は殺人もなく、盗まれた物は返すというのだから、単なる愉快犯ではなく文化祭を盛り上げる意図があるのかも知れない。 そんな珍しく自発的に事件を推理する折木に対し、こちらも珍しく料理コンテストでの手助けに素直に感謝の言葉を口にする摩耶花。そんな摩耶花に、これまでわらしべ長者のように順調に物々交換を続けてきた折木は何か物をくれるようにねだるのだった。折木の要求に快く、自分の手鏡を差し出す摩耶花。だが、肝心の鏡がないと変身が出来ないコスプレにならないと心配をする折木だったが、余計な一言に摩耶花からの鉄槌が下るのだった。 奇術部で十文字が現われるのを待ち構えていた里志。途中、入須や田名辺、陸山生徒会長などが現われるも、誰もが怪しく思えてしまう。だが、肝心の公演が始まった舞台の上に突き立てる型のキャンドルが一本、すでに無くなってしまっていた。里志は「ろうそく」とばかり思って『キャンドル』を推理から完全に外していた。犯人からすれば「どうよぼうが構わないからだ。公演までの間に舞台に近づいた人間は居なかった。つまり、公演が始まる前に既にキャンドルは盗まれてしまっていたのだ。そこに里志の「洞察力の穴」だった。それに愕然とする里志。 漫研に戻った摩耶花だが、昨日のイザコザで先輩の亜也子と対立をした摩耶花は麻耶花に毒づく河内グループの慢研部員と孤立を強めていた。そんな部の雰囲気にいたたまれなくなり、また部の外に逃げ出す摩耶花。渡り廊下の屋上にでていた摩耶花に湯浅に話しかけられる摩耶花。河内先輩と春菜(夕べには躯にの原作者)は友達だったらしい。もう春菜はこの学校にいないらしい。だが、河内はその事を隠していた。作品の裏にあったであろう転校してしまった友人との人間関係。そこに答えがあるのだろうか?思いにふける摩耶花。 古典部室。十文字を捕まえると一人で意気込んでいた里志。だが、その事を知らなかった折木は里志に重要な事を伝えていなかった。十文字は盗む場所は決めていても、いつ盗むかは決めていない。つまり、わざわざ人間が多く集まる中で盗むなどという事をする訳がないのだ。自分が事件を解決するのだという意気込みに我を忘れ、冷静さを欠いていた里志は自分の先走りすぎた行為を反省するのだった。 文集を売るために頑張っていたえるが壁新聞部の号外で古典部の事が載っていたのを確認して戻ってくる。こがつく部活は古典部か工作部。古典部によぶよう千反田は明日は放送部へいくという。宣伝の効果か着実に売り上げを伸ばす氷菓に、えるはさらに明日も頑張って宣伝をしようと考千反田。だが、千反田の表情がどことなく疲れているように見えた折木。 そこに摩耶花も帰ってくるが、部誌の売り上げを聞いてもどことなく元気が無かった。 その夜。 千反田は自宅の私室でぬいぐるみを抱きながら疲れていた。これまでの事で交渉が下手で押しの弱い自分が宣伝をしてもらうように頼んで回る事が性分にあわない事を嫌というほど身にしみたのだろうか、折木の見立てどおり精神的にも肉体的にもどうしようもない疲労を感じる千反田。 摩耶花は湯浅の言葉を聞いてボディトークを改めて見て、そして自分の原稿とくらべ、落胆する。 里志は眠れなく、寒い夜道を散歩していた。折木に触発され自分の中に何かを成し遂げたいという気持ちを抱くようになった里志。彼もまた、今回の文化祭で自分自身のあり方に疑問を抱き、変えてゆきたいと思った。そのために、十文字を捕まえようと必死になっていたようだった。 奉太郎はぼんやりとカンヤ祭のHPをみて通信販売もやってるのかと驚き、寝た。 原作との相違点 千反田の遠内外への交渉が扇情的且つ恐喝的表現に演出されている。実際は壁新聞部でただ話し、協力をもとめたが苦笑されあしらわれただけ。 用語集 質疑応答 作中登場の小物、その他 第十六話「最後の標的」 用語集 質疑応答 作中登場の小物、その他 第十七話「クドリャフカの順番」 用語集 質疑応答 作中登場の小物、その他 クドリャフカの順番、雛形作成。リンク作成。 -- L (2012-06-30 16 06 25) 12話追加。 -- L (2012-07-09 17 19 35) 13話追加 -- L (2012-07-16 08 27 25) タイトル名追加。テンプレート加筆。 -- ainsworth (2012-09-01 12 10 32) 14,15追加 -- ainsworth (2012-09-22 14 41 41) 氷菓 小説だけじゃなくてアニメにもしてください -- 氷菓 折木奉太郎 (2012-10-17 15 29 00) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/animescriptstorage/pages/21.html
氷菓 4. 栄光ある古典部の昔日 <外> える ハクション 奉太郎 創刊号がないと話にならんぞ える そうですね 奉太郎 里志と伊原でも加われば心強いんだがな える いえ あのそれは 奉太郎 まあ謎が解けなかったとしても いつかお前の中で時効になってゆくのかもな える 時効に? 奉太郎 ん える 分かりました 福部さんと摩耶花さんにもお願いしてみましょう ☆ <地学準備室> える わたし、気になります! える 45年前、叔父に何がおきたのか みなさんよろしくお願いします 里志 千反田さんのおじさんがねぇ 摩耶花 そんな事があったんだ 里志 英雄譚の悲話 それを45年後の後輩が解く か ちょうどその時期の事を調べてたんだ 摩耶花 そうね この絵も気になるし 由来があるなら私も知りたい 里志 なんだかわくわくするね 奉太郎 で うまくすれば文集のねたになるかもな 古典部の活動として気の済むように調べればいい 奉太郎 《こうして 古典部の過去を探る事が 全古典部員の最優先事項とあいなった》 ☆ <商店街> 里志 ゴメーン 待ったー? 里志 何だよ奉太郎 奉太郎 ヤッカマシイ! おまえには羞恥心がないのか で 資料は準備できたのか 里志 奉太郎のほうこそどうだい? いいネタはあったかい 奉太郎 ああまあなぁ 里志 なら 仮説のほうも期待できそうだね 奉太郎 《ん しまった そんな話もあったっけか》 里志 よし じゃあ行こうか 豪農千反田家のお屋敷は 神山市でトップクラスだよ <道> 里志 フンフフンフフン 奉太郎 おまえ楽しそうだな 里志 そりゃあ サイクリングは楽しいさ 風を切って自分の脚力で突っ走っていく この・・ 奉太郎 違う お前の高校生活全般が だ 里志 ああ 薔薇色の話ね 里志 僕はね 周りがどうあれ 基本属性が薔薇色なんだよ 奉太郎 ショッキングピンクだろ、むしろ 里志 フフ それはいい それでいくなら 奉太郎は灰色だね 奉太郎 そいつは前にも聞いた 里志 そうだっけ でも僕はべつに奉太郎をおとしめる心算(つもり)はないよ 里志 僕は基本属性がショッキングピンクだからね 誰かが僕を薔薇色に染めようとしても駄目さ 染まってあげない 奉太郎 意外と染まってないか? 里志 それはないね なんだい 奉太郎 僕が総務委員や手芸部で忙しくしてるからそんな事を言うのかい 奉太郎 違うのか 里志 違うよ 何をしていたって僕は僕だからね 染まっているわけじゃない 僕がおとしめるときには 君は無色だっていうよ 奉太郎 俺はお前に好かれたいとは思っていない 里志 アハハ 違いないや そういえば 奉太郎 中間テストはどうだった 奉太郎 どれも平均点だった 里志 さすが灰色の奉太郎だね 見えてきたよ あれが千反田邸さ <門前> 里志 どうだい 見事なもんだろ 奉太郎 いこう 千反田達が待ってる 里志 そうだね 奉太郎 なんか使用人が出迎えてくれそうじゃないか <家> える いらっしゃい お待ちしていました 里志 おじゃまします える どうぞ こちらです ☆ 奉太郎 はー 里志 うわあ える お好きなところに 座ってください 摩耶花 遅かったわねー 奉太郎 遅れてはいない 摩耶花 ふん 里志 よっと 奉太郎 《床の間を背負うのが これほど似合わない男も珍しい》 ☆ える さて はじめましょうか 検討会 里志 ほーい 摩耶花 うん 奉太郎 ああ える 今日は 45年前に古典部に起きた事件について考えたいと思います 真相にたどり着けたら 今年の古典部文集に載せたいと思います える まず資料の配布と報告 次にそれについての質問 次に報告者の仮説 最後に仮説の検討という手順で進めたいと思います 奉太郎 《ほおお なかなかの名司会》 える では 最初の報告を あら ええと 誰からにしたらいいんでしょう 奉太郎 《・・でもないか》 誰でもいいだろう 千反田 お前からやれ える そうですね じゃあ私から時計回りにしましょうか える 私が調べたのは 氷菓そのものです 45年前の事に触れていたのは この序文だけでした そこから読み取れる事実を 2枚目にまとめました メモ 氷菓第二集序文から分かる事 千反田える 一、「先輩」が去っこと(どこから?) 二、「先輩」は四十五年前の時点で英雄で四十四年前には伝説だったこと 三、「先輩」は「静かな闘士」「優しい英雄」だったこと 四、「先輩」が『氷菓』を命名したこと 五、争いと犠牲があったこと(犠牲=「先輩」?) える まず一ですね 先輩は私の叔父関谷純を指します 叔父は神山高校を中退していまして 最終学歴は中卒でした 次に二ですが これは時間経過によって話が大げさになるということだと思います える 三と五はつながりますね 静かな優しい先輩が闘士になったあと英雄になり最後は 犠牲になっています 四は気になりますけど今回ははずしましょう 以上が報告になります 質問はありますか? 摩耶花 あのさあ あれは英雄譚などでは決してなかったって所を抜かしたのは何で える そこは書き手の心象ですから 里志 そんなかっこいいものじゃなくて もっと泥臭い戦いだったって意味かもね 摩耶花 なるほど える では 仮説を発表しますね 叔父は何かと争い その結果学校から去ったと考えられます える ここで一つ 今上げた五つ以外の要素を考えてみました もう一年になるという部分です 叔父が退学したのは やはりカンヤ祭の時期ですね 話がそれますが 別の高校の友人から 去年文化祭で事件があったと聞きました 里志 文化祭荒らしだね 売り子が恐喝されて 売上が消えたとか える いわゆる不良と呼ばれる方は どの時代にもいたと思います その年のカンヤ祭は 不幸にもそのようなかたがたの標的となった為 叔父は暴力で対抗して英雄になったのではないでしょうか える 責任を取って退学した叔父を惜しんだ後輩がこの文を残したんだと思います 奉太郎 却下だな 里志 うん 却下だね える だめですか? 理由を教えてください 奉太郎 千反田 お前が最初に文集の話をしたとき 俺が何て言って反対したか覚えているか? える えっと 模擬店ですね 奉太郎 そうだ でもお前は模擬店は伝統的に禁止されていると言ったな 金が動かないカンヤ祭には文化祭荒らしもやってこないだろう える お金が絡まなくても寄ってくる方はいると思います 奉太郎 うぅ 里志 情けないなぁ 奉太郎は 奉太郎 ほぉぅ じゃあお前の意見を聞かせてもらおうか 里志 文化祭荒らしは45年前だと 不思議も不思議 まず起こらなかったんだよ 摩耶花 なんで 里志 1960年代って言えば 何か思い出さないかい? 里志 東京 国会議事堂 プラカード デモ 奉太郎 里志 何の話をしているんだ 里志 学生運動でよ いいかい 千反田さんがいった類の校内暴力は 1960年代には まだほとんど見られないんだ けんかする相手が 教師や学校じゃなくて 国家とか体制っていう時代だからね 奉太郎 見てきたような事をいうな 里志 言ったろ その時期の事を調べてるって える 確かに 時代性というのは盲点でしたね 摩耶花 チイちゃんごめん える どうしたんですか 突然 摩耶花 私の説だと チイちゃんの説が成り立たないの 次が私の番だからどこまで話したらいいか分からなくて 奉太郎 《おのれ伊原 無駄な話をさせやがって》 える では私の説は一時取り下げにしますので 摩耶花さんの説を聞かせてください それでいいですか? 奉太郎 ああ 里志 はーい あぁ 足がしびれた 里志 それにしても広いお屋敷だねぇ 庭に池があったりするのかい? える ありますよ 里志 ほんとに ぜひみてみたいなあ 摩耶花 わあ 私も見たい える では続きは場所を変えましょうか 縁側はとっても気持ちがいいんですよ 奉太郎 《池・・ ねぇ》 ☆ 芒種 芒ある穀類 稼種する時也 ☆ <縁側> 摩耶花 これ 図書室で見つけた 団結と祝砲一号っていう本のコピーなの 二号以降はみつからなかったっわ 発行はチイちゃんと同じ 44年前ね 奉太郎 《我々の果敢なる実行主義ときたか・・ 時代がかってるな》 団結と祝砲一号 つまり我々は常に大衆的であり、またそれゆえに反官僚主義的な自主性を維持しつづけるのである。決して反動勢力の横暴ごときに屈しはしない。昨年の六月斗争を例に引いても、古典部部長関谷純くんの英雄的な指導に支えたれた我々の果敢なる実行主義によって、算を乱し色を失った権力主義者どもの無様 な姿は記憶 に新しいところであろう。 摩耶花 じゃあはじめるね まず我々が生徒を指して 反動勢力と権力主義者は先生を指しているとするね 前の年の6月に斗争があって その指導をしたのが古典部部長 関谷純ってひとだった で 実行主義っていうのをやって 先生たちを困らせた 奉太郎 《ほう これトソウじゃなくてトウソウと読むのか》 里志 この団結と祝砲ってなんだか胡散臭いね 摩耶花 胡散臭い? 里志 この記述をうたがってるわけじゃないよ 大学とかの華々しい運動に憧れた人が書いたのかなあと思って 奉太郎 でそれがどうかしたのか 里志 いいや独り言さ ごめん千反田さん える では ほかに質問はありませんか 摩耶花 じゃあ私の仮説ね まずチイちゃん説の否定 団結と祝砲だと事件が起こったのは6月になるのよね 退学しなけばいけないような実行 思いつくのは暴力よね つまり関谷純に率いられた人たちは 先生たちをこう・・ 摩耶花 ポカリ とやっちゃった 実際に殴ったかわ分からないけど 45年前 生徒の自主性が損なわれる何かがあって それに反発したんじゃないかな える 叔父が ですか 里志 うーん 摩耶花の言いたい事はなんとなく分かるけど 摩耶花 どういうこと? 里志 摩耶花の説は 先生からの抑圧に対抗して 生徒が暴力を働いたって事だよね 摩耶花 うん そうかな 奉太郎 お前の説は抽象的過ぎる もっともこれ以上は読み取りようもないが 摩耶花 確かに具体的かっていえばそうじゃないけど 矛盾はあった? 奉太郎 あるね 氷菓も 団結と祝砲も信じると 事件は6月、退学は文化祭のある10月だ 暴力行為による処罰なら事件のすぐ後に退学させるはずだろう 摩耶花 そうかな える わたしも この4ヶ月のずれは気になります! 里志 文化祭をもってもう一年と言っているんだし 退学は10月なんじゃないかな 摩耶花 んん みんな細かい性格してるね 里志 方向性はいい線いってると思うよ える そうですね 摩耶花 じゃあ私の順番はこれで終わりでいいの? える はい ありがとうございます では次は・・ 里志 ごめん なんかおなか減っちゃって 摩耶花 もうっ お菓子いっぱい食べたでしょう? 里志 いやあ える おにぎりでよければ作れますよ 皆さんもどうですか 里志 アハハッ ☆ <台所> 摩耶花 チイちゃん 何か手伝おうか える いえ 大丈夫ですよ 摩耶花 そお? える はい 里志 手作りだよ! 奉太郎 うれしそうだな 摩耶花 福ちゃん これって 里志 摩耶花 ごめん! 僕の資料だと 摩耶花の説が部分否定されるんだ 言い忘れてたよ 摩耶花 そうなの・・ 奉太郎 はあ 奉太郎 これは神高月報か そういえば遠垣内が500号近いといっていたな 里志 その通り 僕が調べたのは 壁新聞部が発行している 神高月報のバックナンバー 45年前の事件に触れているのは これくらいしかなかったよ で 要約が二枚前 メモ 事件では暴力は振るわれなかった。 事件は全学に影響するものであった。 事件の最中「我々」は団結した。 事件では非暴力不服従が貫かれた。 里志 最初と最後は同じ事だろうね 事件で暴力は振るわれなかったんだから 摩耶花の説は軌道修正 あとは全学 つまり全校生徒が我々なら 事件には生徒全体がかかわった事になるし そうじゃない場合は 全校生徒の支持を得た誰かが関与した事になる える お待たせしました 里志 はぁ! 摩耶花 ありがとうチイちゃん える 梅と昆布と高菜があります どうぞ召し上がってください 里志 いただきまーす どうしたの? 摩耶花 別に! 里志 うまい! 摩耶花 おいしい! 里志 このお米って千反田さんのうちで作ってるの? える そうなんです 里志 あ 質問があればどうぞ 奉太郎 この伝説的な運動は関谷純が退学した事件で間違いないのか? このコピーだけじゃどうにもあやしいが 里志 さあね 証拠はない 奉太郎 さあねって それじゃあ資料にならんだろう 里志 そうかな やっぱり 摩耶花 でもさ 間接的な証拠ならあるよ 関谷純の事件と 伝説的な運動が違うなら 二つのうちこっちが伝説的な運動だっていう一文があるんじゃない? 里志 そうそう それが言いたかったんだ さすが摩耶花だね 摩耶花 フン える では仮説をお願いします 里志 ああ 仮説ねえ える どうしたんですか? 里志 千反田さん悪いけど仮説は立たないよ たったこれだけじゃあ 伊原説を修正するのが関の山だね それにデータベースは結論を出せないんだ 奉太郎 《言うと思った》 ☆ 奉太郎 《さあて・・どうするか》 える 折木さん お願いします 里志 奉太郎 これってもしかして える 神山高校50年の歩みですか? 奉太郎 公的記録に 何か載ってないかとおもってなぁ 奉太郎 《しかし改めて見ると 語るべき内容がなにもないなあ 仮説もないし さて どうするか 》 里志 どうしたの 奉太郎 摩耶花 ちょっと 進め方忘れちゃったの? える まず要約からですが 奉太郎 《・・そもそも これはやらなければいけないことなのか?》 里志 奉太郎 摩耶花 折木 える 折木さん 奉太郎 《もういい 流すか》 ☆ える ああっ 摩耶花 どうしたの える 忘れていました 椎茸を干していたんです 急いで取り込まないと 摩耶花 一人で大丈夫? える ええ 大丈夫です 奉太郎 千反田 える はい? 奉太郎 すまん ちょっと手洗いを借りていいか? える ああ はい ここを出てまっすぐ進んだところですので 里志 緊張でもしたのかい? ☆ <廊下> 奉太郎 まっすぐ まっすぐ・・ 奉太郎 迷った ☆ 奉太郎 《こんなに調べてたのか 少しは頭を使ってみるか 》 <トイレ> 奉太郎 《45年前 関谷純に起こった出来事 四つの資料 それらを結ぶものは》 奉太郎 《考えろ 》 奉太郎 《学生運動 暴力行為 退学時期のずれ》 奉太郎 《45年前 関谷純は》 ☆ <居間> 里志 ずいぶんながかったね 奉太郎 悪かったなあ 確か 俺の発表の番だったな すまんが仮説は用意して来なかった だから俺の番は終わりにして まとめに入らないか 里志 奉太郎 何か思いついたね 奉太郎 まあな 一通りの説明はつくだろう える 何か分かったんですね 折木さん! 里志 まあまあ 千反田さん 落ち着いて 摩耶花 聞いてあげようじゃないの がっかりさせないでよね 奉太郎 そうだな 順を追って説明しよう 奉太郎 まずはいつ 45年前だ 問題は時期だな 氷菓と 団結と祝砲の両方を信じると 事件は6月で 先輩が去ったのは10月だ 奉太郎 次にどこで 神山高校でだ で誰が 団結と祝砲から 事件の主役は古典部部長関谷純だ 神高月報によると 全校生徒も事件にかかわっていたのが分かる 奉太郎 そして何故 全校生徒が立ち上がる相手っていったら まあ教師陣だな 伊原の言葉を借りれば 立ち上がった理由は 自主性が損なわれてだ そして事件の原因は 奉太郎 文化祭だ える 事件の原因は文化祭だと どこかに書いてありましたっけ 奉太郎 いやあ 結論から言うと 6月に教師陣と生徒側とで 話し合いがもたれ 10月に文化祭が開催される事になったと俺はみている 里志 話し合いって この文化祭を考える会の事かい? 奉太郎 そうだ よく見てみろ える 文の頭に 丸と四角のマークがありますね 摩耶花 あ 解った 四角が毎年恒例の行事 丸がその年だけに起きた事でしょう 奉太郎 ほかの年のも見てみたが それで間違いないだろう 奉太郎 なぜ45年前にだけ文化祭を考える会が開かれたのか おそらく生徒からの強い要求があったからだ ヒントは氷菓にある ここだ この一年で先輩は英雄から伝説になった 文化祭は今年も五日間盛大に行われる ポイントは行われるのほうじゃなく 五日間のほうにあるとおもう 摩耶花 どういうこと? 奉太郎 五日間っていうのが英雄関谷純の戦果だって事さ これは推測だが この校長の学力重視宣言ってのとあわせて考えると 校長は平日に五日間もある文化祭を縮小しようとしたんじゃないか だから全学があれほど怒りに燃え上がったんだろう これが事件の原因 なぜだ で実際の行動 どのように 奉太郎 古典部部長 関谷純君の英雄的指導に支えられた 果敢なる実行主義が行われた 最後の何をにつながるな 生徒たちは暴力は振るわなかった やってもボイコットぐらいだろう 学校側は仕方なく生徒側と話し合い 文化祭縮小を断念した だがその代償として 英雄関谷純を退学にした 奉太郎 事件と退学の時期がなんでずれてるか 関谷純を退学にしたら騒動はますます大きくなる だから熱狂が収まるころ 文化祭の後にしたんじゃないか 奉太郎 俺のまとめは以上だ ☆ える 45年前叔父にそんな事が える さすがです 折木さん 里志 いやあなかなかお見事だったよ 奉太郎 うんなるほどだ 摩耶花 また折木が 信じられない 奉太郎 たまたまだ える みなさん 質問はありますか? 里志 異議なし 摩耶花 悔しいけど あたってると思う える では今の折木さんの説を軸に今年の文集を作っていきましょう 詳しい内容は また後日ですね える それでは解散です お疲れ様でした <玄関> える ほんとうに ありがとうございました 奉太郎 俺だけでやった事じゃないさ える いいえ 折木さんのおかげです 奉太郎 傘 貸してもらって悪いな じゃあ また ☆ える でも だったら私は どうして 泣いたのでしょうか
https://w.atwiki.jp/animescriptstarge/pages/28.html
氷菓 4. 栄光ある古典部の昔日 <外> える ハクション 奉太郎 創刊号がないと話にならんぞ える そうですね 奉太郎 里志と伊原でも加われば心強いんだがな える いえ あのそれは 奉太郎 まあ謎が解けなかったとしても いつかお前の中で時効になってゆくのかもな える 時効に? 奉太郎 ん える 分かりました 福部さんと摩耶花さんにもお願いしてみましょう ☆ <地学準備室> える わたし、気になります! える 45年前、叔父に何がおきたのか みなさんよろしくお願いします 里志 千反田さんのおじさんがねぇ 摩耶花 そんな事があったんだ 里志 英雄譚の悲話 それを45年後の後輩が解く か ちょうどその時期の事を調べてたんだ 摩耶花 そうね この絵も気になるし 由来があるなら私も知りたい 里志 なんだかわくわくするね 奉太郎 で うまくすれば文集のねたになるかもな 古典部の活動として気の済むように調べればいい 奉太郎 《こうして 古典部の過去を探る事が 全古典部員の最優先事項とあいなった》 ☆ <商店街> 里志 ゴメーン 待ったー? 里志 何だよ奉太郎 奉太郎 ヤッカマシイ! おまえには羞恥心がないのか で 資料は準備できたのか 里志 奉太郎のほうこそどうだい? いいネタはあったかい 奉太郎 ああまあなぁ 里志 なら 仮説のほうも期待できそうだね 奉太郎 《ん しまった そんな話もあったっけか》 里志 よし じゃあ行こうか 豪農千反田家のお屋敷は 神山市でトップクラスだよ <道> 里志 フンフフンフフン 奉太郎 おまえ楽しそうだな 里志 そりゃあ サイクリングは楽しいさ 風を切って自分の脚力で突っ走っていく この・・ 奉太郎 違う お前の高校生活全般が だ 里志 ああ 薔薇色の話ね 里志 僕はね 周りがどうあれ 基本属性が薔薇色なんだよ 奉太郎 ショッキングピンクだろ、むしろ 里志 フフ それはいい それでいくなら 奉太郎は灰色だね 奉太郎 そいつは前にも聞いた 里志 そうだっけ でも僕はべつに奉太郎をおとしめる心算(つもり)はないよ 里志 僕は基本属性がショッキングピンクだからね 誰かが僕を薔薇色に染めようとしても駄目さ 染まってあげない 奉太郎 意外と染まってないか? 里志 それはないね なんだい 奉太郎 僕が総務委員や手芸部で忙しくしてるからそんな事を言うのかい 奉太郎 違うのか 里志 違うよ 何をしていたって僕は僕だからね 染まっているわけじゃない 僕がおとしめるときには 君は無色だっていうよ 奉太郎 俺はお前に好かれたいとは思っていない 里志 アハハ 違いないや そういえば 奉太郎 中間テストはどうだった 奉太郎 どれも平均点だった 里志 さすが灰色の奉太郎だね 見えてきたよ あれが千反田邸さ <門前> 里志 どうだい 見事なもんだろ 奉太郎 いこう 千反田達が待ってる 里志 そうだね 奉太郎 なんか使用人が出迎えてくれそうじゃないか <家> える いらっしゃい お待ちしていました 里志 おじゃまします える どうぞ こちらです ☆ 奉太郎 はー 里志 うわあ える お好きなところに 座ってください 摩耶花 遅かったわねー 奉太郎 遅れてはいない 摩耶花 ふん 里志 よっと 奉太郎 《床の間を背負うのが これほど似合わない男も珍しい》 ☆ える さて はじめましょうか 検討会 里志 ほーい 摩耶花 うん 奉太郎 ああ える 今日は 45年前に古典部に起きた事件について考えたいと思います 真相にたどり着けたら 今年の古典部文集に載せたいと思います える まず資料の配布と報告 次にそれについての質問 次に報告者の仮説 最後に仮説の検討という手順で進めたいと思います 奉太郎 《ほおお なかなかの名司会》 える では 最初の報告を あら ええと 誰からにしたらいいんでしょう 奉太郎 《・・でもないか》 誰でもいいだろう 千反田 お前からやれ える そうですね じゃあ私から時計回りにしましょうか える 私が調べたのは 氷菓そのものです 45年前の事に触れていたのは この序文だけでした そこから読み取れる事実を 2枚目にまとめました メモ 氷菓第二集序文から分かる事 千反田える 一、「先輩」が去っこと(どこから?) 二、「先輩」は四十五年前の時点で英雄で四十四年前には伝説だったこと 三、「先輩」は「静かな闘士」「優しい英雄」だったこと 四、「先輩」が『氷菓』を命名したこと 五、争いと犠牲があったこと(犠牲=「先輩」?) える まず一ですね 先輩は私の叔父関谷純を指します 叔父は神山高校を中退していまして 最終学歴は中卒でした 次に二ですが これは時間経過によって話が大げさになるということだと思います える 三と五はつながりますね 静かな優しい先輩が闘士になったあと英雄になり最後は 犠牲になっています 四は気になりますけど今回ははずしましょう 以上が報告になります 質問はありますか? 摩耶花 あのさあ あれは英雄譚などでは決してなかったって所を抜かしたのは何で える そこは書き手の心象ですから 里志 そんなかっこいいものじゃなくて もっと泥臭い戦いだったって意味かもね 摩耶花 なるほど える では 仮説を発表しますね 叔父は何かと争い その結果学校から去ったと考えられます える ここで一つ 今上げた五つ以外の要素を考えてみました もう一年になるという部分です 叔父が退学したのは やはりカンヤ祭の時期ですね 話がそれますが 別の高校の友人から 去年文化祭で事件があったと聞きました 里志 文化祭荒らしだね 売り子が恐喝されて 売上が消えたとか える いわゆる不良と呼ばれる方は どの時代にもいたと思います その年のカンヤ祭は 不幸にもそのようなかたがたの標的となった為 叔父は暴力で対抗して英雄になったのではないでしょうか える 責任を取って退学した叔父を惜しんだ後輩がこの文を残したんだと思います 奉太郎 却下だな 里志 うん 却下だね える だめですか? 理由を教えてください 奉太郎 千反田 お前が最初に文集の話をしたとき 俺が何て言って反対したか覚えているか? える えっと 模擬店ですね 奉太郎 そうだ でもお前は模擬店は伝統的に禁止されていると言ったな 金が動かないカンヤ祭には文化祭荒らしもやってこないだろう える お金が絡まなくても寄ってくる方はいると思います 奉太郎 うぅ 里志 情けないなぁ 奉太郎は 奉太郎 ほぉぅ じゃあお前の意見を聞かせてもらおうか 里志 文化祭荒らしは45年前だと 不思議も不思議 まず起こらなかったんだよ 摩耶花 なんで 里志 1960年代って言えば 何か思い出さないかい? 里志 東京 国会議事堂 プラカード デモ 奉太郎 里志 何の話をしているんだ 里志 学生運動でよ いいかい 千反田さんがいった類の校内暴力は 1960年代には まだほとんど見られないんだ けんかする相手が 教師や学校じゃなくて 国家とか体制っていう時代だからね 奉太郎 見てきたような事をいうな 里志 言ったろ その時期の事を調べてるって える 確かに 時代性というのは盲点でしたね 摩耶花 チイちゃんごめん える どうしたんですか 突然 摩耶花 私の説だと チイちゃんの説が成り立たないの 次が私の番だからどこまで話したらいいか分からなくて 奉太郎 《おのれ伊原 無駄な話をさせやがって》 える では私の説は一時取り下げにしますので 摩耶花さんの説を聞かせてください それでいいですか? 奉太郎 ああ 里志 はーい あぁ 足がしびれた 里志 それにしても広いお屋敷だねぇ 庭に池があったりするのかい? える ありますよ 里志 ほんとに ぜひみてみたいなあ 摩耶花 わあ 私も見たい える では続きは場所を変えましょうか 縁側はとっても気持ちがいいんですよ 奉太郎 《池・・ ねぇ》 ☆ 芒種 芒ある穀類 稼種する時也 ☆ <縁側> 摩耶花 これ 図書室で見つけた 団結と祝砲一号っていう本のコピーなの 二号以降はみつからなかったっわ 発行はチイちゃんと同じ 44年前ね 奉太郎 《我々の果敢なる実行主義ときたか・・ 時代がかってるな》 団結と祝砲一号 つまり我々は常に大衆的であり、またそれゆえに反官僚主義的な自主性を維持しつづけるのである。決して反動勢力の横暴ごときに屈しはしない。昨年の六月斗争を例に引いても、古典部部長関谷純くんの英雄的な指導に支えたれた我々の果敢なる実行主義によって、算を乱し色を失った権力主義者どもの無様 な姿は記憶 に新しいところであろう。 摩耶花 じゃあはじめるね まず我々が生徒を指して 反動勢力と権力主義者は先生を指しているとするね 前の年の6月に斗争があって その指導をしたのが古典部部長 関谷純ってひとだった で 実行主義っていうのをやって 先生たちを困らせた 奉太郎 《ほう これトソウじゃなくてトウソウと読むのか》 里志 この団結と祝砲ってなんだか胡散臭いね 摩耶花 胡散臭い? 里志 この記述をうたがってるわけじゃないよ 大学とかの華々しい運動に憧れた人が書いたのかなあと思って 奉太郎 でそれがどうかしたのか 里志 いいや独り言さ ごめん千反田さん える では ほかに質問はありませんか 摩耶花 じゃあ私の仮説ね まずチイちゃん説の否定 団結と祝砲だと事件が起こったのは6月になるのよね 退学しなけばいけないような実行 思いつくのは暴力よね つまり関谷純に率いられた人たちは 先生たちをこう・・ 摩耶花 ポカリ とやっちゃった 実際に殴ったかわ分からないけど 45年前 生徒の自主性が損なわれる何かがあって それに反発したんじゃないかな える 叔父が ですか 里志 うーん 摩耶花の言いたい事はなんとなく分かるけど 摩耶花 どういうこと? 里志 摩耶花の説は 先生からの抑圧に対抗して 生徒が暴力を働いたって事だよね 摩耶花 うん そうかな 奉太郎 お前の説は抽象的過ぎる もっともこれ以上は読み取りようもないが 摩耶花 確かに具体的かっていえばそうじゃないけど 矛盾はあった? 奉太郎 あるね 氷菓も 団結と祝砲も信じると 事件は6月、退学は文化祭のある10月だ 暴力行為による処罰なら事件のすぐ後に退学させるはずだろう 摩耶花 そうかな える わたしも この4ヶ月のずれは気になります! 里志 文化祭をもってもう一年と言っているんだし 退学は10月なんじゃないかな 摩耶花 んん みんな細かい性格してるね 里志 方向性はいい線いってると思うよ える そうですね 摩耶花 じゃあ私の順番はこれで終わりでいいの? える はい ありがとうございます では次は・・ 里志 ごめん なんかおなか減っちゃって 摩耶花 もうっ お菓子いっぱい食べたでしょう? 里志 いやあ える おにぎりでよければ作れますよ 皆さんもどうですか 里志 アハハッ ☆ <台所> 摩耶花 チイちゃん 何か手伝おうか える いえ 大丈夫ですよ 摩耶花 そお? える はい 里志 手作りだよ! 奉太郎 うれしそうだな 摩耶花 福ちゃん これって 里志 摩耶花 ごめん! 僕の資料だと 摩耶花の説が部分否定されるんだ 言い忘れてたよ 摩耶花 そうなの・・ 奉太郎 はあ 奉太郎 これは神高月報か そういえば遠垣内が500号近いといっていたな 里志 その通り 僕が調べたのは 壁新聞部が発行している 神高月報のバックナンバー 45年前の事件に触れているのは これくらいしかなかったよ で 要約が二枚前 メモ 事件では暴力は振るわれなかった。 事件は全学に影響するものであった。 事件の最中「我々」は団結した。 事件では非暴力不服従が貫かれた。 里志 最初と最後は同じ事だろうね 事件で暴力は振るわれなかったんだから 摩耶花の説は軌道修正 あとは全学 つまり全校生徒が我々なら 事件には生徒全体がかかわった事になるし そうじゃない場合は 全校生徒の支持を得た誰かが関与した事になる える お待たせしました 里志 はぁ! 摩耶花 ありがとうチイちゃん える 梅と昆布と高菜があります どうぞ召し上がってください 里志 いただきまーす どうしたの? 摩耶花 別に! 里志 うまい! 摩耶花 おいしい! 里志 このお米って千反田さんのうちで作ってるの? える そうなんです 里志 あ 質問があればどうぞ 奉太郎 この伝説的な運動は関谷純が退学した事件で間違いないのか? このコピーだけじゃどうにもあやしいが 里志 さあね 証拠はない 奉太郎 さあねって それじゃあ資料にならんだろう 里志 そうかな やっぱり 摩耶花 でもさ 間接的な証拠ならあるよ 関谷純の事件と 伝説的な運動が違うなら 二つのうちこっちが伝説的な運動だっていう一文があるんじゃない? 里志 そうそう それが言いたかったんだ さすが摩耶花だね 摩耶花 フン える では仮説をお願いします 里志 ああ 仮説ねえ える どうしたんですか? 里志 千反田さん悪いけど仮説は立たないよ たったこれだけじゃあ 伊原説を修正するのが関の山だね それにデータベースは結論を出せないんだ 奉太郎 《言うと思った》 ☆ 奉太郎 《さあて・・どうするか》 える 折木さん お願いします 里志 奉太郎 これってもしかして える 神山高校50年の歩みですか? 奉太郎 公的記録に 何か載ってないかとおもってなぁ 奉太郎 《しかし改めて見ると 語るべき内容がなにもないなあ 仮説もないし さて どうするか 》 里志 どうしたの 奉太郎 摩耶花 ちょっと 進め方忘れちゃったの? える まず要約からですが 奉太郎 《・・そもそも これはやらなければいけないことなのか?》 里志 奉太郎 摩耶花 折木 える 折木さん 奉太郎 《もういい 流すか》 ☆ える ああっ 摩耶花 どうしたの える 忘れていました 椎茸を干していたんです 急いで取り込まないと 摩耶花 一人で大丈夫? える ええ 大丈夫です 奉太郎 千反田 える はい? 奉太郎 すまん ちょっと手洗いを借りていいか? える ああ はい ここを出てまっすぐ進んだところですので 里志 緊張でもしたのかい? ☆ <廊下> 奉太郎 まっすぐ まっすぐ・・ 奉太郎 迷った ☆ 奉太郎 《こんなに調べてたのか 少しは頭を使ってみるか 》 <トイレ> 奉太郎 《45年前 関谷純に起こった出来事 四つの資料 それらを結ぶものは》 奉太郎 《考えろ 》 奉太郎 《学生運動 暴力行為 退学時期のずれ》 奉太郎 《45年前 関谷純は》 ☆ <居間> 里志 ずいぶんながかったね 奉太郎 悪かったなあ 確か 俺の発表の番だったな すまんが仮説は用意して来なかった だから俺の番は終わりにして まとめに入らないか 里志 奉太郎 何か思いついたね 奉太郎 まあな 一通りの説明はつくだろう える 何か分かったんですね 折木さん! 里志 まあまあ 千反田さん 落ち着いて 摩耶花 聞いてあげようじゃないの がっかりさせないでよね 奉太郎 そうだな 順を追って説明しよう 奉太郎 まずはいつ 45年前だ 問題は時期だな 氷菓と 団結と祝砲の両方を信じると 事件は6月で 先輩が去ったのは10月だ 奉太郎 次にどこで 神山高校でだ で誰が 団結と祝砲から 事件の主役は古典部部長関谷純だ 神高月報によると 全校生徒も事件にかかわっていたのが分かる 奉太郎 そして何故 全校生徒が立ち上がる相手っていったら まあ教師陣だな 伊原の言葉を借りれば 立ち上がった理由は 自主性が損なわれてだ そして事件の原因は 奉太郎 文化祭だ える 事件の原因は文化祭だと どこかに書いてありましたっけ 奉太郎 いやあ 結論から言うと 6月に教師陣と生徒側とで 話し合いがもたれ 10月に文化祭が開催される事になったと俺はみている 里志 話し合いって この文化祭を考える会の事かい? 奉太郎 そうだ よく見てみろ える 文の頭に 丸と四角のマークがありますね 摩耶花 あ 解った 四角が毎年恒例の行事 丸がその年だけに起きた事でしょう 奉太郎 ほかの年のも見てみたが それで間違いないだろう 奉太郎 なぜ45年前にだけ文化祭を考える会が開かれたのか おそらく生徒からの強い要求があったからだ ヒントは氷菓にある ここだ この一年で先輩は英雄から伝説になった 文化祭は今年も五日間盛大に行われる ポイントは行われるのほうじゃなく 五日間のほうにあるとおもう 摩耶花 どういうこと? 奉太郎 五日間っていうのが英雄関谷純の戦果だって事さ これは推測だが この校長の学力重視宣言ってのとあわせて考えると 校長は平日に五日間もある文化祭を縮小しようとしたんじゃないか だから全学があれほど怒りに燃え上がったんだろう これが事件の原因 なぜだ で実際の行動 どのように 奉太郎 古典部部長 関谷純君の英雄的指導に支えられた 果敢なる実行主義が行われた 最後の何をにつながるな 生徒たちは暴力は振るわなかった やってもボイコットぐらいだろう 学校側は仕方なく生徒側と話し合い 文化祭縮小を断念した だがその代償として 英雄関谷純を退学にした 奉太郎 事件と退学の時期がなんでずれてるか 関谷純を退学にしたら騒動はますます大きくなる だから熱狂が収まるころ 文化祭の後にしたんじゃないか 奉太郎 俺のまとめは以上だ ☆ える 45年前叔父にそんな事が える さすがです 折木さん 里志 いやあなかなかお見事だったよ 奉太郎 うんなるほどだ 摩耶花 また折木が 信じられない 奉太郎 たまたまだ える みなさん 質問はありますか? 里志 異議なし 摩耶花 悔しいけど あたってると思う える では今の折木さんの説を軸に今年の文集を作っていきましょう 詳しい内容は また後日ですね える それでは解散です お疲れ様でした <玄関> える ほんとうに ありがとうございました 奉太郎 俺だけでやった事じゃないさ える いいえ 折木さんのおかげです 奉太郎 傘 貸してもらって悪いな じゃあ また ☆ える でも だったら私は どうして 泣いたのでしょうか
https://w.atwiki.jp/kotenbu/pages/29.html
愚者のエンドロールへの質疑 各話あらすじ|氷菓公式ホームページ 目次 キャラクター 第八話「試写会に行こう!」Q. Q. Q. Q. Q. Q. Q. 第九話「古丘廃村殺人事件」Q. Q. Q. Q. Q. Q. 第十話「万人の死角」Q. Q. Q. Q. Q. 第十一話「愚者のエンドロール」Q.なんで3人とも奉太郎の考えた推理の欠点を指摘したの? Q.なんか中城と沢木口の仲が良いけど付き合ってんの? Q.なんで3人とも別々に折木に隠れながら指摘したの?いつもどおり部室かなんかでみんなで推理すればよかったじゃん。 Q.折木は省エネじゃなかったっけ?なんであそこまで熱中して欠点を指摘されても考え込んでるの? Q.ベッドでなにやってんw Q.なんで奉太郎の部屋に姉貴の本があんの? Q.折木、怒ってんなー。 Q.奉太郎がすっげー睨んでるんですがwww Q.「誰もが自覚すべきだっていう言葉は嘘だったんですが!?」ってなんであんな叫んでるの? Q.なにが安心したの? Q.「名前を入れてください」が入須、「まゆこ」と「あ・た・し♪」は誰? Q.本郷の「みんなでばんざい」ってなに? Q.入須は「あなたって本当に」のあとになんて打とうとしたの? Q.「あ・た・し♪」すげーw Q.なんか奉太郎が脱力してんなー。 Q.ん?最後の千反田の人が死ぬ物語は嫌いっていうのは? Q.愚者のエンドロールの最後の「Why didn't she ask EBA ?」ってなに? 第十一・五話「持つべきものは」Q.あれ?姉貴が帰ってきてね!? Q.ねーちゃんがエロイ。 Q.姉貴はいつ帰ってきたの? Q.奉太郎が脱力してんなー。 Q.南米って確かサラエヴォじゃなかったか?イギリスあたりで飛行機で飛んだのか?マジで世界一周。 Q.供恵はなんで急にバイトの話になったよ? Q.プールの監視員って高校生でもできんの? Q.あのクソ暑い中で座ってるだけだけどそれで5000円って安くね? Q.奉太郎は千反田の水着をガン見しすぎww Q.奉太郎wwマジで気が抜けすぎwwあーとかうーとかw Q.うぜー親子がいるんだけど、あれって迷惑って理由でソッコー退場にならない? Q.千反田が凄いびっくりしてたけどそんなにびっくりするほどか?お嬢様だから見たことないのか? Q.私の主観で特別ってもうほとんど告白のような…。 Q.聞きづらくてビビるんだったら監視員5人ぐらいで聞きにいけばいいんじゃね? Q.このプール全部って千反田のスケールがデカイ。 Q.だから奉太郎は千反田を見すぎw Q.そういえばなんで千反田は白ビキニなの?もっと楚々とした水着じゃないの? Q.結局アイスクリームだったけれど、なんで奉太郎は毎度千反田の頼みを断らないんだ? Q.奉太郎が元気になった? Q.なんか最後いちゃいちゃしてるんですが? Q.結局これってさ、全て供恵の采配か?だったら怖いんだが。 キャラクター キャラクター|氷菓公式ホームページ 第八話「試写会に行こう!」 Q. A. Q. A. Q. A. Q. A. Q. A. Q. A. Q. A. 第九話「古丘廃村殺人事件」 Q. A. Q. A. Q. A. Q. A. Q. A. Q. A. 第十話「万人の死角」 Q. A. Q. A. Q. A. Q. A. Q. A. 第十一話「愚者のエンドロール」 Q.なんで3人とも奉太郎の考えた推理の欠点を指摘したの? A.元は本郷真由の脚本の真意を推理し、脚本を完成させるために古典部メンバーは入須の依頼を受けました。しかしながら、折木の推理し完成した万人の死角は、「ある欠点で」、「病気で倒れる」前の本郷の意思とはまったく別のものだっため、3人とも「本当にアレが本郷の意思だと思うのか?」と聞いたわけです。折木の個人の考えならいいのですが、「他人である本郷の意思を欠点を無視して完結させた」、入須から「自ら探偵役を請け負った」折木の間違いを正したかった、のかもしれません。 Q.なんか中城と沢木口の仲が良いけど付き合ってんの? A.残念ながらそのような描写はありません。よく見ると中城が眉をしかめていたので騒がしい沢木口を少しうっとおしい、と思っていたのかもしれませんが仲が良いのは確かです。 Q.なんで3人とも別々に折木に隠れながら指摘したの?いつもどおり部室かなんかでみんなで推理すればよかったじゃん。 A.3人とも自分の指摘が結果的に奉太郎に精神的なダメージを与えること、自分の指摘が間違っていてやはり折木の推理が合っているかもしれないため、指摘を他のメンバーには聞かれたくないこと(間違いながらの糾弾は忍びない)、自分の考えを2人きりで考えたかったことなどがあります。特に本郷という本人を考えていた千反田は『氷菓』の時と同じく自分を重ねていたような言動も見られ(本郷さんの無念を怒りを)、2人きりになりたかったのだろうと思われます。里志は「シャーロキアン」(ホームジスト)に憧れていた、そして認められた人(奉太郎)が簡単な推理ミスをするなんてという失望もあるでしょう。伊原は9年間腐れ縁とはいっても根は優しいです。入須面会前は「…ごめんね」といったり。おそらく他の2人に「折木の推理に穴があった」ことを知らせたくなかったのでしょう。 そしてなにより本郷先輩が体を壊してまで筆を置いた脚本にミスがあるということが、です。 まして映画は完成しているし、ここで折木に「間違っている」といっても取り直しは効かないということもあります。 Q.折木は省エネじゃなかったっけ?なんであそこまで熱中して欠点を指摘されても考え込んでるの? A.入須に乗せられて、それがまだ続いているからです。省エネだった折木を変え、変わった彼が推理したものは間違っていた。先輩に認められたのに。じゃぁ真相は?と。つまり若干意地も入っています。 Q.ベッドでなにやってんw A.入須の認められたが間違っていた。自分は省エネだろ?の2つが拮抗してます。 Q.なんで奉太郎の部屋に姉貴の本があんの? A.これはアニメでは描写されていませんが、あの奉太郎の部屋は元は姉、供恵の部屋でした。部屋換えするときにめんどくさいと供恵が置きっぱなしにしていったものです。 Q.折木、怒ってんなー。 A.怒ってる…わけでもありますが別の意味もあります。 Q.奉太郎がすっげー睨んでるんですがwww A.ここで「女帝」の真相というか本来の顔を見抜いています。いいように全員を操り、そして道具にされたことに怒っています。あともう1つ。 Q.「誰もが自覚すべきだっていう言葉は嘘だったんですが!?」ってなんであんな叫んでるの? A.あの言葉こそが入須が「あなたは特別な存在で技術を持ち、探偵にふさわしい」という言葉だったからです。それが嘘かどうか。そして入須は「それは自由よ」とばっさり言いました。つまり、「嘘だ」と。奉太郎に言った「技術がある特別な存在」というのも。 Q.なにが安心したの? A.入須の本音で「クラス展示を成功させる為にあなたを持ち上げただけ」と暗に認められ、やはり自分は技術が無い「灰色だ」とわかり、「それを聞いて…安心しました」と答えました。 Q.「名前を入れてください」が入須、「まゆこ」と「あ・た・し♪」は誰? A.「まゆこ」は本郷真由です。「あ・た・し♪」は奉太郎姉、折木供恵です。チャット文面にヒントが一杯あったのですでに気づいている人がいたかもしれませんが。 Q.本郷の「みんなでばんざい」ってなに? A.自分の脚本はめちゃくちゃにされたけど、でもクラスみんなで笑顔で終わりたかった、という意味です。これだけでも本郷真由の人柄が分かります(江波が言っています)。 Q.入須は「あなたって本当に」のあとになんて打とうとしたの? A.色々考えられますが、「お人よしだな」あたりでしょうか。 Q.「あ・た・し♪」すげーw A.供恵の洞察力、観察力は奉太郎の上をいきます。ご覧の通り、チャットでの相談だけで入須がしてきたことの核心をついています。 Q.なんか奉太郎が脱力してんなー。 A.入須に弄ばれて一時期「薔薇色」を見せられたせいです。「灰色であるべきなんだなー」とか考えているのでしょう。 Q.ん?最後の千反田の人が死ぬ物語は嫌いっていうのは? A.これは前に里志が聞いた「皆はどれくらいミステリを読む?」と聞かれたとき「わたしは読みません」「わたしはミステリが楽しめないと思えるくらい読みました」というあの台詞につながります。 Q.愚者のエンドロールの最後の「Why didn't she ask EBA ?」ってなに? A.「なぜ江波に頼まなかったのか?」。これは川原のところで千反田が奉太郎に言った言葉内にあります。「なぜ入須さんは本郷さんの親友の江波さんに真相を聞くように頼まなかったのか」ということです。 第十一・五話「持つべきものは」 Q.あれ?姉貴が帰ってきてね!? A.トランクケースを開けっ放しにしているということは帰ってきたばかりのようです。奉太郎が起きて下に降りるとシャワーを浴びていました。 Q.ねーちゃんがエロイ。 A.原作中でも描写がほぼ無い供恵の容姿がアニメでほぼ明らかになりました。ロングの脱色したような茶髪で、良いプロポーション、背は奉太郎より少し小さいぐらいというかなりの長身です。 Q.姉貴はいつ帰ってきたの? A.入須の奉太郎撃墜時期と間もないことを前提に、アイキャッチで「白露 草に降りた露が白く光る」と出ていました。これは七十二候という中国の季節を表す方式でカレンダーにも書かれているものです。初侯、次侯、末侯とあり、「草に降りた露が白く光る」は初候です。つまり9月上旬。また二十四節気では「9月8日ごろ」とありますので、神山高校始業式が9月3日とすると、その2〜3日で奉太郎が入須と一二三で会合、その後に腑抜けたとすれば、学校の無い9月8日の土曜日か、9月9日の日曜日となり、劇中で摩耶花が「また明日学校でね!」と言っていますので、折木供恵が帰ってきたのは2012年9月9日日曜日と思われます。 二十四節気 日本文化いろは辞典 七十二候:こよみのページ Q.奉太郎が脱力してんなー。 A.入須に暗に「ただクラス展示に利用しただけであってあなたが特別というわけではない」ということを見せられ、灰色化してます。 Q.南米って確かサラエヴォじゃなかったか?イギリスあたりで飛行機で飛んだのか?マジで世界一周。 A.そのようです。供恵が最後にいたのはバルカン半島のサラエヴォで、そのあと北上、北欧までいったか、フランス、イギリスあたりで飛行機か船で渡ったのでしょう。 Q.供恵はなんで急にバイトの話になったよ? A.奉太郎が元気じゃないこと、いつも読んでる新聞を読まずにテレビをつける不振な行動、頭をいじくっても手も払わないことがおかしいと思った供恵は元気づけるために紹介したのだと思います。 もしかしたら…里志たちは来ますがほかも呼び寄せたのはもしかして…。 Q.プールの監視員って高校生でもできんの? A.出来ないところもあります。なにせ水着の異性が泳いでいるんです。そんなものに注目されて他の客がおぼれでもしたら事件になります。そのために大抵、監視員は経験者か資格持ちがやります。大学のバイト募集掲示板には夏になると比較的多い頻度で掲載されます。(または水泳部所属など) Q.あのクソ暑い中で座ってるだけだけどそれで5000円って安くね? A.多分日中限定だったんでしょう。8時間オールなら安いですが、10時~14時とか、そんな感じのシフトだったと思われます。 Q.奉太郎は千反田の水着をガン見しすぎww A.奉太郎はお嬢様の白ビキニが気になるご様子(伊原には目もくれない)。 Q.奉太郎wwマジで気が抜けすぎwwあーとかうーとかw A.ずーっとこんな調子だったのでしょう。もちろん奉太郎の元気の無さが入須先輩に関係していると全員が感づいているでしょう(謎解きの前に伊原や里志が「入須先輩に乗せられたね?」といっていますが仔細は分からないという感じ)。だから元気づけようとしてみたりしてますが、空ぶってます。あの11話からずっとこんな調子だと流石に誰でも心配してしまうでしょう。 Q.うぜー親子がいるんだけど、あれって迷惑って理由でソッコー退場にならない? A.危害でも加えない限りなりません。確かに見ていていい気分でもないですし、他の客が苦情を言う、監視員がそう判断した場合、返金した(しない場合もあります)上で帰ってもらうことになります。「プールの中での暴力行為・喧嘩などはご遠慮ください」という入り口の注意書きが必ずありますので。もちろん、プール施設によってはソッコー退場もあります。 Q.千反田が凄いびっくりしてたけどそんなにびっくりするほどか?お嬢様だから見たことないのか? A.千反田はアニメではここまで描写されていませんが、「大きな音や声」などに異常に反応するクセがあります。びっくりして怖がる様子があるので、昔なにかあったのでしょう。 Q.私の主観で特別ってもうほとんど告白のような…。 A.千反田は奉太郎に助けられたことや、その推理力を尊敬しています。そのためにどうしても力になりたくて元気付けようとし、あのように言った、のだと思われます。もちろんここでも「顔を近づけるクセ」が出ていておっぱいが(ry ですが、千反田の言葉に奉太郎は少し救われたような顔をしています。 Q.聞きづらくてビビるんだったら監視員5人ぐらいで聞きにいけばいいんじゃね? A.後に別の監視員が言っていますが「大事にしたくない」ためです。あっちは全部喧嘩腰、聞きに行って長い口論になったり殴られたりでもしたら大事になります。監視員の「事なかれ主義」がこの事態をまねいているともいえます。 Q.このプール全部って千反田のスケールがデカイ。 A.「気になる」なら全て調べます。前にも学校で「そうであればこの学校全部を調べなければなりません!」とか言っています。 Q.だから奉太郎は千反田を見すぎw A.思春期ですので。 Q.そういえばなんで千反田は白ビキニなの?もっと楚々とした水着じゃないの? A.恐らく原作者の米澤と監督の賀東の趣味です。 Q.結局アイスクリームだったけれど、なんで奉太郎は毎度千反田の頼みを断らないんだ? A.奉太郎曰く「このお嬢様の好奇心状態にはどうにも具合が悪い」だそうです。 Q.奉太郎が元気になった? A.謎を解き、それを千反田に「折木さんのそういうところが凄いです」と言われ、何かが変わったんでしょう。皮肉を飛ばせるぐらいには元気になったようです。 Q.なんか最後いちゃいちゃしてるんですが? A.というよりも千反田の元気付けでしょう。さきほど叫んで「だめですか!?」とまで元気付けようとしてたんですから。しかしながらもじもじする様子は大変珍しく、原作にも以前のアニメの描写にもありません。 Q.結局これってさ、全て供恵の采配か?だったら怖いんだが。 A.その可能性はあります。氷菓のときもヒントだけやって「指向性」をもたせれば上手く動くことを把握していた供恵は奉太郎の性格をよく知っています。まあ、普通に姉としてプールのバイトでもして太陽に煽られてすっきりしてこいという優しさ、だったのかもしれません。 ページトップへ 11.5話質疑追加。 -- L (2012-07-08 11 27 10) うまく言葉にできない疑問点が解決した。助かった。 -- 名無しさん (2019-07-17 02 20 48) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/heroschool/pages/46.html
「ボクは戦いとか嫌いだね、ラブアンドピース、平和に行こう」 名前 冬香 雪菜(とうか せつな) 性別 男 年齢 16歳 学年 2年生 身長154cm 金髪碧眼 髪型はショートカットストレート イグナイト【純白雪剣(じゅんぱくせっけん)ユレイグラ】 イグナイトの特徴:雪の装飾を施した白い短剣。 長さは90cm程だが、重厚感があり、白いを基調に金や水色の装飾を施された、シンプルながら高級感のある趣深いデザインに纏まっている。 単一能力(アビリティ)【秋風烈々(しゅんふうれつれつ)】 アビリティ:【秋風烈々(しゅうふうれつれつ)】 氷の刃を8本出す。 刃は宙に出した後、決めた方向に直線方向で刺しに行く、弾道を変えることは出来ない、この刃に乗り空を飛べる(一直線)。 範囲は自身から半径50m以内、それを超えると消滅する。 氷の刃に乗り移動することが可能、しかし一直線。 氷の刃のサイズは、最大70cm、最小0.01mm、能力発動時もサイズは自由に変えられるので、最小から一気に最大までサイズを引き上げ不意を打つことも可能。 氷の刃の位置は全て把握出来る。 熱さに弱い。 性格 好き 甘いもの、アイス 嫌い 戦闘、鍛錬、血 趣味 女装 戦いを好まず、「人間全員馬鹿じゃねぇの、戦争すんな犯罪すんな、決められた規律も守れないような脳の溶けた人間が人を傷つけて悠々と生きているこの世界はおかしい」と述べている。 基本的に無表情である。 女装癖があり、中性的な顔立ちから一見可愛らしい女の子にしか見えない、制服も女性用である。 相手と話す時は基本的に、〇〇(苗字)君と言う。 過去 冬香家は代々のヒーロー家系で、そのイグナイトは受け継がれてきた。 ヒーローなんて危険なことしたくなかったのだが、伝統のあるイグナイトを持って生まれたため、家系の事情でヒーローを目指す事に。 幼い頃からヒーローになるためかなり厳しいトレーニングを受けており、その為鍛錬が嫌いである。 13歳の頃、父親(冬香 文彦)が急性アルコール中毒で死亡した。 + 父親の備考 生前は名のあるヒーローだった。 享年58歳 ギャンブル狂でアル中ヤニカスと散々だった為、雪菜からはすこぶる嫌われていた。 冬香家相伝のイグナイトを持っているため、冬香家の跡取りであるので、金は持っている。 元々は別の学校にいたが、学校が爆発したので転校してきた。
https://w.atwiki.jp/model_place/pages/77.html
君の名は。の巡礼のため飛騨駅周辺に宿を取ったのでこちらも回りました(2018.10.8) 飛騨駅周辺
https://w.atwiki.jp/kotenbu/pages/22.html
「遠まわりする雛」の各話あらすじ ストーリー|氷菓 公式ホームページ このページでは、アニメ「氷菓」についての各話あらすじについて分かりやすく詳細に紹介していきます。 初見さんにでも理解できるよう、解説などを交えながら紹介します。 多少のネタバレがあります。また真相や種明かしに関しては反転処置を取らせていただきます。ネタバレを見る場合、自己責任でお願いします 加筆・修正・編集大歓迎。 やるべきことなら手短に (第一話「伝統ある古典部の再生」のBパート) 大罪を犯す(アニメ第六話) 正体見たり(アニメ第七話) 心あたりのある者は(アニメ第十九話) あきましておめでとう(アニメ第二十話) 手作りチョコレート事件(アニメ第二十一話) 遠まわりする雛(アニメ第二十ニ話最終回) やるべきことなら手短に (第一話「伝統ある古典部の再生」) Bパート 里志は奉太郎に昨日6時に特別棟四階にある音楽室に用事のあった1年生が、雨降りしきる中いってみると月光のピアノの曲が聞こえてきた、不思議に思って音楽室に入ってみるとカーテンあ締め切られ誰もおらず、しかし床には長い髪を振り乱し、血走った目でその女子生徒を見つめていた――らしい。 雨が降りしきる五月。奉太郎は帰宅せず、目の前の今日提出の「高校生活一ヶ月を迎えての抱負」という課題に取り組んでいた。実はすでに昨晩やっていたのだが、家にわすれてきてしまったんだと里志に言う。里志はその「乱れ髪のお化け」が今日A組のクラスで話題になっていたという。神高に存在した七不思議のその2。自分のD組にもどれくらいで伝わってくるか楽しみだという。 しかしふと奉太郎は思った。一体誰から聞いたのか。さっき、部室で、千反田さんに、らしい。奉太郎はなにか思いついて七不思議その1を里志から聞き出す。 なにやら急いで課題を終わらす奉太郎。千反田が来たと同時に、「珍しくも自分から不思議な話を持ちかけた」。曰く秘密クラブの勧誘メモ。 里志に譲って、話し出す。その間に奉太郎は課題処理。秘密クラブとは、神高は文科系部活が山ほどある。もちろん今の時期の4月の勧誘ではポスターもいっぱいでるがどこかに教室と日時だけが書かれた小さいポスターが張り出される。そのクラブ曰く、「女郎蜘蛛の会」。去年はノートの切れ端だったらしく、管理している総務委員長の田辺が試しにいってみた所発見しかし接触できなかったが、ある先輩が田辺先輩が卒業する際、僕は女郎蜘蛛の会の会長だった、次は君が次期会長にもよろしくしてやってくれ、もし君がみつけられたらね、と。 脇では奉太郎が課題を終わらせ、成り行きを見守っていた。 話が終わり、たくさんある掲示板の中から奉太郎の意見で昇降口近くにある一番大きな掲示板へ向かった。里志と千反田が話している間、奉太郎は野球部ポスター裏に女郎蜘蛛の会のポスターを発見する。あっさりと見つけてしまい、総務員の里志は違反としてそれをはがす。 なんだかしかし千反田は不思議と「当然とあって当たり前」と感じているようだった。そこに奉太郎は「不慣れな奴ほど奇をてらう」というと千反田は「納得」した。 千反田と分かれて里志と雨の中帰っていると、今回の「工作」にかんして里志がいった。あの女郎蜘蛛の会のポスターは2人の仕業だった。A組につたわっているなら「来そうな」きがしたとか。ポスターを作り、里志が気をそらしてるうちにポスターを貼る。 里志はなぜピアノの謎から話を逸らしたかったのかと聞くと奉太郎は1言。「音楽室は遠いからな」。 今回こんなことをやった動機はまっすぐ昇降口傍の職員室に作文提出してまっすぐ帰りたかったという奉太郎。しかしわざわざ謎を謎で迎え撃つのは奉太郎らしくない。恐らく千反田という存在に慣れていない、保留にしておきたかったからと。 音楽室のおばけの件をはなして里志と別れた。 音楽室のお化け。種明かしにつき、以下反転処置 3年の音楽部員は練習で眠かった。だからカーテンを閉め、音楽プレイヤーに月光を校門の閉まる6時に目覚ましにセットして寝た。目撃した生徒はそれは置きぬけの3年生だった 原作との相違点 音楽室のお化けまでの里志との会話がばっさりアニメではカットされている。 ピアノ部部長、多丸潤子が出てこない。 アニメでは昇降口のみしか調べていないが、原作派4階、3階、2階の踊り場も調べている。 第一話Aパートは以下 氷菓 用語集 質疑応答 作中登場の小物、その他 大罪を犯す(アニメ第六話) 6月、退屈な授業中、世界史。奉太郎は授業を聞き流しながらシャープペンの芯を入れようとしたそのとき隣のクラス、つまりA組から怒声が聞こえた。思わず芯を折ってしまう。B組全体もざわざわとさわがしくなる。何かを叩く音。しかしここは生徒いったいだれかはわかっている。尾道という数学教諭で大変気難しく有名。竹の棒をいつも装備しており、しかる時はその竹の棒で黒板をバンバン叩く。奉太郎は別段周囲のひそひそ話しにも耳を貸さず芯をいれようとするが、ある女子生徒の声が聞こえてきてとまった。千反田えるだった。なにかを強くいい、そのあと抑揚から説得。A組は静かになった。B組も教師が取り直して授業再開、いったいなんだったのか。 部室にいくと里志と伊原が喧嘩していた。別段珍しいことではない。これまで何度と無く見てきた。しかし千反田はなんとか仲裁したいようだった。しょうがなく奉太郎が仲裁に入り、1段落する。怒るといえば千反田さんは怒らないよねと話題を変える里志。その千反田は里志と折木こそ怒らないというと、里志は怒ると奉太郎、伊原2人から反論。見栄を張って感情を出すことをしないだけと奉太郎は突っ込む。しかし折木は怒るということすらできないと伊原。 そこで里志が怒らないっていうのは美徳。なにせ憤怒は重大な罪だから。と、千反田も相槌をうち、大罪のことだと。もっとも知られているのは7つの大罪。「憤怒」、「傲慢」、「大食」、「色欲」、「嫉妬」、「怠惰」、「強欲」。 その点については千反田は完璧だと伊原。怒らないしあんまり食べないしと。もう「聖エルってカンジよね」と伊原。「チタンダエルってなんか天位にいそうじゃない?」「ウリエル、ガブリエル、チタンダエルって?あはは」とそこでやめてくださいと怒る千反田。 しかし怒らないことがいいことだとは思わないと千反田。嫉妬しなければ探究心などが出ず今のように科学は発展しなかっただろうなど持論を披露。ただ聖書と比較しなくても自分は思っているだけだと。そして食べ物を粗末にされると怒る、らしい。 そこで奉太郎がふる。5限目に尾道に怒っていたのはお前じゃないのかと。確かに5限目の数学の授業で尾道に怒ったのは千反田。そこで例の好奇心の目が光る。だが何がおこっておこらなければなからかったのかわからない、当然に私は怒らなくてもよかったはずなのに何かがおこっておこることになったんですが、おこったことというのがわからないんです、と。つまり気になります。 5限目が始まると尾道はクラスのプレートを確認し、入室、授業が始まると二次方程式をかきだしたが、値域が指定された、川崎を指名し、yの取りうる値を平面状にかいてみろと、しかし川崎はかけなかった。「なぜならまだならっていないことだったから」本来A組は二次関数の最大値・最小値の所だった。次に数学の多村を指名したがわからず馬鹿座れと命令。そして誰か分かるやつがいないのかとクラス全体を見回した。 この時点で千反多は尾道の勘違いに気付いていた。そこでようやく千反田は授業進度を確認するよう尾道にいった。千反田が怒ったのはその時だった。 尾道は間違いが少ない教師だった。なのに何故あんな勘違いをしてしまったのか。千反田曰く、必ず教科書になにかメモを書いていた。それは授業の進度をメモしておく為だった。クラスプレートを確認するのもそう。そこまでしておいてどうして間違う余地があったのか? 伊原曰く苛烈に怒るような人相手に怒るようなことはしないという。奉太郎はそうだろうと。神高1千人で激昂中の尾道に割って入る等誰もしないと。 それを怒っていたという千反田。しかし怒っていた理由がはっきりしない。 奉太郎は去年の教科書で勘違いしたのではと言ったが、里志が毎年新しいものが配布されるのでありえないと却下。 奉太郎は考え、里志のクラスと千反田のクラスは同じ単元にはいっている。なるほど・・・。 奉太郎の推理を聞いて千反田はほっとした。そこで彼女は名言しなかったが奉太郎は考える。怒ったこと自体は悪くは無いが、実は怒った相手にも何か事情があったのではないか?そして怒ったミスを自分のことだけと思いたかったから自分の怒った理由をつけたかったのではないか。 尾道はなぜクラス進度をまちがえたのか? 尾道の受け持ちクラスはA,B,C,D。そして里志のクラスと勘違いした。理由はaとd。尾道は進度のメモに小文字でかいていたため、A組の授業をDと勘違いした 原作との相違 折木がうけていたのは世界史のローマ時代だが、原作は中国史 用語集 質疑応答 作中登場の小物、その他 正体見たり(アニメ第七話) 残暑も厳しい8月上旬。古典部は温泉と登山で有名な財前村に向かっていた。先の里志名づけるとこの「氷菓事件」で古典部全員を労いたいと千反田が言い出したため。さらに温泉へと。(なぜかここを強調)。押し切られ、出不精である奉太郎は1時間半のバスにも不覚にも酔って到着。温泉宿は伊原の親戚がやっている民宿宿で改装中で客取れないから泊まりに着なさいといわれたそうだ。 民宿玄関前で2人の幼い少女に挨拶される。伊原が眼鏡のほうを善名梨絵、みつあみのお下げのほうを善名嘉代。小6と小4になったという。部屋割りどおり案内され、部屋からの展望を奉太郎はみてたまにはこういうのも悪くないと呟く。そのうち伊原と千反田から夕食だと呼び出し。行く前にチーズの匂いがしたため、チーズ料理かと思いきや、冷しゃぶ。梨絵にデザートはチーズケーキかと聞くとどうして分かったのかと凄い勢いで聞かれた。伊原が何か言ったらしい。 夕食中、梨絵と嘉代を見ているとやはり梨絵のほうがはつらつしていて嘉代のほうが緊張というか固まっている。声も小さいので民宿の娘として心配だ。手が触れて味噌汁をこぼした時もずっと誤りっぱなしだった。 先に帰ったと思った里志はすでに部屋にいなく風呂に言ったと思った。何をするでもなく過ごしているととりあえず俺も風呂にいこうと外に出た途端、千反田と鉢合わせ。一緒に風呂に行くことに。千反田が兄弟・姉妹について聞いてきたので姉、供恵のことをはなしながら風呂に着くと不思議なことに「混浴じゃないようですね」と千反田がいった。捨て置いて風呂に入る奉太郎。 結構壮観な風呂場に入っていると奥からかっぱのようにおよいで里志が姿を現した。くだらない会話をして湯を楽しむ。その時、女風呂から音が聞こえた。これは千反田か?と奉太郎は反応。体に湯をかける音、湯に入る音を聞いているといつの間にか体が動かなくなっていた。 青山荘へは里志の付き添いでかえってきた。湯当たりだった。伊原は驚き、里志は気付いたら湯の中で目を回していたらしい。伊原にも飽きられながら2人で介抱され、布団へ。「折木、あんたってイベントを楽しめない退室なのね」と確信的なことを言われ、しばらくよこになっていると匂いから千反田と判断。これから怪談をやるというので少し目を開けてみると千反田、やはり顔が近い。風呂上りの艶かしい女性っぽさに奉太郎は目を背けて寝ていると辞した。 しばらく寝ていると太鼓の音に気付いた。と、隣の部屋から梨絵の声が聞こえてきた。怪談をやっているのだ。 わざわざ別館を建てなくてもやっていけた。それには秘密がある。昔陰気なお客さんが来て本館の7号室に泊めたが食事は要らない、布団もいい、とにかく近づくなといわれ、おかしいと思ったが前金ももらっていたし忙しかったからほうっておいたのだが、その晩に悲鳴が聞こえた。その7号室に首をつって揺れているお客さんが見えた。そのお客さんは会社のお金を使い込んで逃げてきたそうだ。そしてその7号室にとまったお客さんは何人も違和感を感じ、9人目で急な病気で死んでしまったらしい。そのためおばあちゃんはお払いをして別館をたてたそうだ。真正面にみえる部屋が7号室だこれは絶対内緒だと。 ちゃんと聞こえていた奉太郎は実に古風だと体に鞭打って開けていた窓を閉めようとしたとき、駐車場に小さな黒い影を見た気がした。 翌日。12時間睡眠で体調が回復した奉太郎は目の前のよだれ流し+笑寝顔の里志を直近で見える位置でおきた。朝食をとろうと下に下りると善名姉妹がいたが千反田たちがいなかった。聞こうと思ったら連れ立って入ってきたものの、伊原は顔を真っ青。昨日怪談どおり本館7号室の首吊りを見たという。それを聞いて嘉代が梨絵をとがめる。千反田も同じ「首吊りの影」をみたという。しかし奉太郎は何かのみ間違いだととりあわない、が、なぜか伊原が何とみまちがえたのかと食って掛かる。このパターン、千反田は何かと見間違えたのか気になりますと伊原と一緒に奉太郎を見た。 しかし伊原は善名姉妹の宿題を見なければならなかった。現場検証のため、奉太郎の部屋に千反田をいれ昨夜のことを聞く。ちなみにまだ里志は寝ている。千反田曰く影だったのでよくわからないらしい。つまり逆光で見えなかったと。しかし雨戸は閉まっていたでは光源になりうるべき月で影は出来ない。こうなったら本館7号室を見せてもらうしかない。 別館で嘉代を見つけた奉太郎達だが、子供が苦手ということで千反田が本館7号室をみたいというが、お姉ちゃんに怒られると。二回も物置になっているというと早々にいってしまった。一応外側からもみてみようと靴を履くとき、善名姉妹のものと思われるボールがあった。梨絵と無名。千反田はラジオ体操のカードを見つけた梨絵のほうはまばらだが、嘉代は皆勤だった。そして中2までラジオ体操に通っていた千反田に奉太郎驚愕。外に出ると地面が水で濡れていた。千反田に確認すると一雨あったらしい。本館そとで上をみながら腕を組むとよこの千反田もまねをする、何をやっているんだと、そこで嘉代が昼食ですと呼ばれた。 中華そばを啜りながら状況報告。奉太郎は仮説はあるという。そこで梨絵が成績があがったら買ってくれたと浴衣を披露。これで花火をやろうと。しかし里志いわく、「ちゃんと結ぶ浴衣の帯ではなく、最初から出来たむずびめをつけたもの」は納得できないという。そこで奉太郎は後ろに気配を感じて何かの影をみたが気にしなかった。 昨日の露天風呂に行こうと千反田に提案すると彼女は笑顔で了承した。「一緒に出ましょうね」返事が出来ない奉太郎。いってみるとなぜか里志が風呂に入っていた。青山荘の裏手から短距離コースでここまで来れるという。その里志に昨日イベントはなかったかと聞いた。すると「怪談をしたよ、両手に花に花一輪あまったよ」「夏祭りはあったみたいだよ。太鼓の音が聞こえていた」。夏祭り、なるほど……。 上がってきた千反田をまって2人で帰路につく。その帰路中に首吊りの影の謎を千反田に聞かせた。伊原には伏せておこうと。そうでしたかと千反田。しかし寂しそうに千反田は立ち止まって言う。それならあの姉妹は仲が悪いということになると。浴衣を貸し借りできない姉妹なんて。そういってまた寂しそうに歩き出す。 千反田の夢見る兄弟なんて枯れ尾花なのかもなと奉太郎しかし、先に善名姉妹がいた。嘉代のサンダルの「おばな」がきれてしまったらしく梨絵が背中にしょっていこうとしていた。 それを見た千反田は嬉しそうに姉妹へ向かって走り出した。 首吊りの影の正体は? 正体は梨絵が来ていた浴衣。嘉代は梨絵の浴衣が羨ましかった。自分も着たいと思っていた。だが体格も合っているとはいえ、浴衣は梨絵のもの。そして梨絵は浴衣を妹に貸したりはしないだろう、梨絵は自分のものに全て名前を書き自分のものをはっきりさせている。そんな姉を嘉代は恐れている。浴衣を貸してくれなんていない。だが嘉代は浴衣を着たかったから黙って持ち出した。幸い浴衣は1人で着付けできるものだったし、あとの始末も大丈夫だろう。昨夜開かれた夏祭りにそれを着て出て行った。時刻は約8時。しかし夏祭りを楽しんでいる間に不幸がおきた。『雨が降った』。浴衣は濡れた。しかし明日梨絵は花火をするといっていた。どうしても明日までに嘉代は浴衣を乾かさなければならなかった。本館一階は家族に見つかる危険がある。別館は論外、乾燥機の類は音が問題となると本館二階奥にみんなが寝静まるのをまって雨戸をあけて風通しを良くして、浴衣を干した。しかし不幸は続いた、月光がさして首吊りの影をみせた。さらに不幸があったとすれば、奉太郎達がこの件を調べたこと。あの昼食後の浴衣のお披露目で嘉代は針のむしろだったのかもしれない。「調べられてばれたのかも知れない」と。あの影も様子を伺っていた嘉代だった 原作との相違点 アニメ、文庫版では「青山荘」となっているがハードカバーのほうでは「西山荘」となっている。(飛騨地域に同じ名前の実在する宿泊施設があるため、それを避けたのでは?との説) アニメでは善名姉妹のお迎えがあるが、原作では省かれてる。 アニメでは善名嘉代の髪型がみつあみのお下げ、または肩に流したものだったが、原作ではポニーテイルとされている。 アニメでは梨絵は小6、嘉代は小4だが、原作では梨絵中学2年生、嘉代も中1~小6程度となっている(アニメで年齢が下げられたのは、ラジオ体操に合わせて意図的に下げられたという説がある) アニメでは「混浴ではないようですね」といっているが、原作の「湯船まで同じとは言ってない」という奉太郎のセリフがカットされているため、ニュアンスが異なっている。 アニメでは千反田の艶かしい入浴シーンが入り、それを想像して奉太郎がのぼせたようにみえるが、原作では一切そのようなことはなく、ただ疲れて湯に使っていたら普通にのぼせていただけであった。 アニメでは顔面里志寝起きシーンがあるが原作ではちゃんと2人横になって寝ている。 アニメでは奉太郎達の部屋での現場検証で里志はまだ爆睡していたが、原作では時間差でちゃんとおきている。 アニメラストでは善名姉妹の本当の絆らしいものをみせられ、奉太郎たちも笑顔になったが、原作では善名姉妹はでてこず、千反田が「世のきょうだいがみんな楽しめるかといえば……」と言葉を濁し、奉太郎も『その先は聞きたくなかった』と暗に善名姉妹のように仲が悪いきょうだいもいると示している。千反田の言う~近寄れば枯れ尾花になってしまうと(=千反田の理想のきょうだいと現実のきょうだいは違う示唆)。そのまま後味が悪い終わり方で文が終了している。 用語集 質疑応答 作中登場の小物、その他 心あたりのある者は(アニメ第十九話) 用語集 質疑応答 作中登場の小物、その他 あきましておめでとう(アニメ第二十話) 用語集 質疑応答 作中登場の小物、その他 手作りチョコレート事件(アニメ第二十一話) 用語集 質疑応答 作中登場の小物、その他 遠まわりする雛(アニメ第二十ニ話最終回) 用語集 質疑応答 作中登場の小物、その他 第一話Bパート追記、リンク、雛形作成。 -- L (2012-06-20 05 10 37) 6話追加 -- L (2012-06-24 08 47 50) 用語集、質疑応答、作中登場の小物、その他 リンク設置 -- L (2012-06-24 08 48 43) 7話追加 -- L (2012-06-24 15 22 20) 題字追加 -- ainsworth (2012-09-01 21 32 57) 題字追加 -- ainsworth (2012-09-10 15 17 19) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hosituba/pages/116.html
インフォメーション FT 解説 アップデート履歴 コメント インフォメーション ロール ヴァンガード 装備 R 開発チーム ? 型番 ? 対AR攻撃力 B 対マグ攻撃力 C リロード速度 B+(4秒) 使いやすさ B 装填数 1 + 攻撃力・その他仔細 攻撃力 上から1段目・2段目・3段目 耐久値 アーマー シールド エリアシールド 130170250 150100300 - - マグ Sマグ タワー コア 15080180 236218498 118109249 250170320 その他 連射間隔(s) - 射程(m) - やられ値(*1) 1000(吹き飛ばし) 強制ダウン値(*2) 15099300 属性 格闘 攻撃種別 近距離格闘 トリガータイプ 1トリガー 対象 敵 リロードタイミング 弾切れ 特性 ダウン・氷結(3s→4s→5s) FT 巡星の技術者が、地球文化を学んで作った格闘武器。 パリパリした外皮が打撃力を増し、トロリとした中身が遠心力を与える。 解説 刃刀刃のモデル違い。片手武器なのでブレードジップと違い左手を埋めずに格闘武器を2本持てるようになる。 アイスバーというお茶目な見た目をしているが、刃刀刃のような派手な光を帯びていないため目立ちにくく、警戒されにくいというメリットがあるとか。 かつては刃刀刃と同一の性能であったが、アップデートにより性能が変化。対AR攻撃力が若干低下した代わりに敵に状態異常の氷結を与えられるようになった。 (余談になるが、この調整の約1か月ほど前より武器カスタマイズ画面などでのサンプル動画内にて氷結効果を付与する様が確認されており、実際に調整される前からプレイヤー間で噂になっていたりした。) 入力段階によって氷結効果が長く続く(最終段が5秒)。氷結はFD溜め延長・FD速度低下に加え、ダッシュ速度低下・回避不可の効果がある。そのためダウン復帰後の追撃(いわゆる起き攻め)が容易になる。 裏武器で追撃してもよいし、状態異常やリロード短縮と併せることで氷結効果が切れる前にリロードを完了させ再度格闘を当てる戦法もできる。 あえて2段目で止め、カラミッタなどリターンの大きい武器に繋げることで大ダメージのコンボを狙ってもいい。 単発の火力こそ刃刀刃に劣るが、使い方次第で大きな戦果も挙げられるだろう。 アップデート履歴 + ... 2020/06/17 ▼氷結時間短縮(5s・6s・7s→3s・4s・5s) 2020/03/25 ▲状態異常"氷結"正式追加 ▲3段目吹き飛ばし特性追加 2020/02/12? ▼対AR攻撃力低下 ▲状態異常"氷結"追加 2019/08/07 ▲格闘コンボの受付時間増加 2019/07/03 実装 コメント + ... 名前
https://w.atwiki.jp/kotenbu/pages/30.html
愚者のエンドロールへの質疑 各話あらすじ|氷菓公式ホームページ 目次 キャラクター 第十二話「限りなく積まれた例のあれ」Q.千反田は夜に何をしてるの? Q.摩耶花も寝れなさそうだけれど何を飲んでるの? Q.里志は楽しそうだなぁ…。 Q.奉太郎が見てるホームページはなに? Q.供恵の「なにかトラブルがあったんでしょう」ってお前が原因じゃね? Q.私服で通学してる奴がいるけどいいの? Q.摩耶花のコスプレのえーとフロル?ってなんのキャラ? Q.文化祭は何日間やるの?5日間だっけ? Q.なんかみんな摩耶花を励ましてるけどなんなの? Q.それで……30部がなぜ200部に……? Q.里志はなぜサターン↑なの? Q.里志さんの頭のアレが凄く気になります。 Q.奉太郎、千反田、里志は決まったけど、摩耶花は? Q.体育館にみんな集まってんのは? Q.最初にマイクを持ってた人は誰? Q.千反田君は何をやってるのかね? Q.書道とかやってる場合じゃねぇだろww千反田は文化祭を生きて帰れるのか?w Q.里志が爆笑してる壇上のあれはコント? Q.千反田の説明はなぜどこかしら抜けてるの? Q.ナコルルとかミクとかボカロコスがいるんですがこれは大丈夫なの?w Q.なんか摩耶花は嫌われてる? Q.髪をまとめた大人っぽい女子生徒は誰? Q.奉太郎、仕事しろ。 Q.アカペラ部が歌ってる曲は何? Q.アカペラ部はクーラボックスで何を騒いでんの? Q.客か!?って来た時点で気づけよw Q.あのパンクの人はなんであの万年筆で喜んでんの? Q.パンクの人がくれたものはなに? Q.アカペラ部の歌ってた最後の曲ってなんだっけ? Q.千反田のコスプレグッズを期待していいんすかね? Q.新エンディングの扮装はなに? 第十三話「夕べには骸に」Q.冒頭のあれはなに? Q.お、オープニングも変わった? Q.漫研は暇そーだなぁ。 Q.で、実際は「ダルイ」の語源はなんなの? Q.里志に話しかけてきた奴は誰? Q.ていうかクラスメイトぐらい覚えてるだろw Q.谷が囲碁部でちょっと面白いことがあって「聞くか?」って問われた時、なんで里志は残念そうな顔をしたの? Q.里志よ。何故回る? Q.千反田の持ち物がなんか増えてるんだがw Q.えるって呼んだ眼鏡の子は誰? Q.んで明らかに怪盗みたいなカンジで「十文字」ってあるけど、十文字ってかほの苗字じゃね? Q.クイズだけどなんで公式とかが問題に出てんの? Q.谷に「引き分けってとこだ」って言われてなんで里志は不満そうなの? Q.谷君はなんでわざわざ焦った様子で勝負をつけようぜっつったん? Q.最後の里志の「無粋だねぇ」っていうのは? Q.奉太郎は何をやってんのwwwwwwwwwwww Q.えいけーって名前の銃なの? Q.グロック?映画で見たことがある。 Q.河内先輩と伊原って仲が悪いの? Q.『夕べには骸に』っていう漫画のタイトルを出したら河内の顔変わったけれど何で? Q.千反田はなんで気になりません? 第十四話「ワイルド・ファイア」Q. Q. Q. Q. Q. 第十五話「十文字事件」Q. Q. Q. 第十六話「最後の標的」Q. Q. Q. 第十七話「クドリャフカの順番」Q. Q. Q. キャラクター キャラクター|氷菓公式ホームページ 第十二話「限りなく積まれた例のあれ」 Q.千反田は夜に何をしてるの? A.いよいよ文化祭なので成功を祈願しています。また「例のあれ」が完売できるように…。ちなみにお参りしている神社は十文字家の荒楠神社です。 Q.摩耶花も寝れなさそうだけれど何を飲んでるの? A.「例の失敗」と漫研で気が立っているので眠れなく、睡眠剤を飲んで寝ました。 Q.里志は楽しそうだなぁ…。 A.純粋に遊び切るつもりなのでしょう。 Q.奉太郎が見てるホームページはなに? A.総務委員会か何処かの団体が作ったカンヤ祭のホームページです。ここでは通信販売も行っています。 Q.供恵の「なにかトラブルがあったんでしょう」ってお前が原因じゃね? A.いやまったく。しかし、供恵も一応その原因である入須を最後に潰していますし、プールの監視員に手を回して元気づけてます。ねーちゃんはこわい。 しかし自ら進んで薔薇色の高校生活や、それによる挫折を味わわないであろう奉太郎にあえて味あわせた、という見方もできます。 Q.私服で通学してる奴がいるけどいいの? A.更衣室が足りなく、事前に許可を申請をすれば私服で通学できます。むしろ足りなさすぎて申請してほしいぐらいだったそうです。 Q.摩耶花のコスプレのえーとフロル?ってなんのキャラ? A.フロルベリチェリ・フロル。1978年に『11人いる!』というタイトルで別冊少女コミックに連載されていた漫画の登場人物です。SF漫画で、今でも古典漫画として名高い作品です。 萩尾望都作品目録:11人いる! Q.文化祭は何日間やるの?5日間だっけ? A.3日間です。実質4日間なのですが丸まる準備に1日使ってしまうため、3日間。ちらっと見えましたが、10月4日~10月6日がカンヤ祭の期間です。 Q.なんかみんな摩耶花を励ましてるけどなんなの? A.後でわかります。 Q.それで……30部がなぜ200部に……? A.摩耶花自身が言っていますが、印刷所には「30部」と出すつもりだったのでしょうが、メールには「200部」を書かれており、それでオッケーした、だから「確認不足」と言っているのだと思われます。原作では同時に出した摩耶花の同人誌が200部だったから、と説明されています。 Q.里志はなぜサターン↑なの? A.手芸部だからです。……手芸部だからです。(大事なことなので(ry Q.里志さんの頭のアレが凄く気になります。 A.土星はハリボテで、何処かにスイッチがあり、それで中から照らすことが出来る仕組みなのでしょう。前もひまわりのコスチュームを着ていました。…手芸部…? Q.奉太郎、千反田、里志は決まったけど、摩耶花は? A.漫研に張り付きです。一応兼部ですが、文化祭では漫研のほうが忙しくなります。責任を感じてはいますが(さらに完壁主義)、こればかりは仕方ありません。 Q.体育館にみんな集まってんのは? A.これから開会式兼オープニングセレモニーが行われるからです。またこれで出席確認も行われます。 Q.最初にマイクを持ってた人は誰? A.陸山宗芳生徒会長です。爽やか生徒会長。 Q.千反田君は何をやってるのかね? A.ブレイクダンスが気になるんですしょうがないんです。 Q.書道とかやってる場合じゃねぇだろww千反田は文化祭を生きて帰れるのか?w A.51団体制覇しちゃうかもしれません。気になります気になります。 Q.里志が爆笑してる壇上のあれはコント? A.落語研究部です。とはいっても漫才部みたいなものですが。というか里志はすっかり自分の使命を忘れちゃってます。 Q.千反田の説明はなぜどこかしら抜けてるの? A.いっぱいっぱいになっちゃうからです。奉太郎にも「落ち着け」と言われてますが、早く物事を伝えなくちゃ、と急いでしまうんでしょう。一応頭では準備しているんですが。 Q.ナコルルとかミクとかボカロコスがいるんですがこれは大丈夫なの?w A.当然許可を取っているでしょう。カプコンも実は別作品で登場済みです。ボカロは…言うまでもないと思いますが。 Q.なんか摩耶花は嫌われてる? A.あの悪口を言っているのは河内先輩の「グループ」です。漫画研究部は「それぞれ」の「グループ」に分かれており、当然摩耶花も別「グループ」に属しています。まぁ、よくあるクラスの「棲み分け」ってやつです。ある愚痴の通り、河内が提案した「コスプレをして売ろう」というのに摩耶花が反対した、にもかかわらず着てきたということでしょう。 Q.髪をまとめた大人っぽい女子生徒は誰? A.漫研の湯浅部長です。伊原に経費で落ちるからと領収書を確認しています。 Q.奉太郎、仕事しろ。 A.仕事してます、と言いたい。 Q.アカペラ部が歌ってる曲は何? A.ゴスペラーズの16thシングル『ひとり』です。ひとりは有名なのでソニーからも許可を取っているでしょう。 ゴスペラーズ:ひとり Q.アカペラ部はクーラボックスで何を騒いでんの? A.どうやら「アップルジュース」が1本なくなっているようです。 Q.客か!?って来た時点で気づけよw A.奉太郎は基本省エネなので人が来ただけじゃただの迷い人程度ぐらいにしか思ってません。 Q.あのパンクの人はなんであの万年筆で喜んでんの? A.被服研でフォーマル、つまりスーツかなにかの衣装の胸ポケットに指すものを探していた、ということでしょう。 Q.パンクの人がくれたものはなに? A.被服研のショーの優先権です。あれをもっていけば優先して服をコーディネイトしてくれ、それでショーに出られる、ということでしょう。 Q.アカペラ部の歌ってた最後の曲ってなんだっけ? A.有名な坂本九の『上を向いて歩こう』です。外国ではSukiyakiのタイトルで歌われ、有名です。 Q.千反田のコスプレグッズを期待していいんすかね? A.白ビキニを着せた監督に期待しましょう。 Q.新エンディングの扮装はなに? A.奉太郎はアルセーヌ・ルパン、里志がモリアーティ教授、千反田がシャーロック・ホームズ、伊原がエルキュール・ポアロです。 第十三話「夕べには骸に」 Q.冒頭のあれはなに? A.クイズ研究会主催のタイムトライアルです。優勝者には賞品が用意されており、今回は結構な人数が集まってきているようです。最初はマルバツクイズ、その後に残った少人数での早押しクイズで優勝者を決めます。 Q.お、オープニングも変わった? A.2クールなので13話で変わりました。歌はこだまさおりさんが歌っている『未完成ストライド』です。古典部のラジオにも流れていました。 Q.漫研は暇そーだなぁ。 A.一応ちょっとは客が来てはいるみたいですが、客足は芳しくないようです。 Q.で、実際は「ダルイ」の語源はなんなの? A.枕草子ですでに「だるい」という言葉が使われており、平安時代に「かひなだゆし」と言われていました。かひな=腕、だゆし=だるいという意味で、「かひなだゆし」がどんどん略され、成ったのが「かったるい」という言葉でした。だるい自体は怠し・懈し(たるし)が変化したものでたるし=だるし=だるい、とどんどん派生していったわけですね。「億劫な、緩慢な」という意味では英語の「dull」とはほぼ同じ意味です。 Q.里志に話しかけてきた奴は誰? A.同じクラスの谷惟之。囲碁部所属で思い出せないのでそれでお茶を濁しました。 Q.ていうかクラスメイトぐらい覚えてるだろw A.里志はちょっと特殊で、面白い人かそうでないか、意外性のある人かそうでないか、あとその他大勢。で分類しています。谷は「ただのクラスメイト」のその他大勢に分類されていたので、里志は咄嗟に思い出せませんでした。 Q.谷が囲碁部でちょっと面白いことがあって「聞くか?」って問われた時、なんで里志は残念そうな顔をしたの? A.ぶっちゃけ興味が無かったからです。 Q.里志よ。何故回る? A.土星だからです。土星は惑星です。回ります。 Q.千反田の持ち物がなんか増えてるんだがw A.あれからもいろんな部に誘惑されたんでしょうw Q.えるって呼んだ眼鏡の子は誰? A.十文字かほ。「荒楠神社の十文字家」の娘で、里志と同じD組。千反田の親友です。互いに名前を呼び合ったり、性格を把握してるほど仲が良いです。かほは本当に本が好きで、ずっと図書室にいます。 ちなみにこのシーンでは元気の無い千反田を「気にならせようとする」ことで元気づけようとしてます。千反田の友人らしい元気づけ方です。 Q.んで明らかに怪盗みたいなカンジで「十文字」ってあるけど、十文字ってかほの苗字じゃね? A.別に同一人物ということではないでしょう。それに「じゅうもんじ」ではなく「とうもじ」、「じゅうもじ」とも読めます。愚者のエンドロールにでてきた「叙述トリック」ですね。声名文を見る限りでは他でも起きていることでしょう。 Q.クイズだけどなんで公式とかが問題に出てんの? A.学校の授業内容も出題範囲だからです。里志は赤点だったので手が動きませんでした。 Q.谷に「引き分けってとこだ」って言われてなんで里志は不満そうなの? A.「そもそも谷君と勝負なんかしていない」からです。勝手に谷君は里志をライバル扱いし、「引き分けだ」と言ったことにこいつはなにを言ってんだと思ったわけです。 Q.谷君はなんでわざわざ焦った様子で勝負をつけようぜっつったん? A.ただ単に負けず嫌いなだけです。谷としては本当に勝負していたが引き分け、それで終わろうとしたので焦った、ということです。 Q.最後の里志の「無粋だねぇ」っていうのは? A.里志としては1人でカンヤ祭を楽しみたい、もとい古典部を宣伝したいからです。そこに無理やり割ってまで勝負をふっかけてくる谷を無粋だ、と言いました。 Q.奉太郎は何をやってんのwwwwwwwwwwww A.千反田嬢鑑賞会。 Q.えいけーって名前の銃なの? A.AK47。アブトマット・カラシニコフ47の略称です。旧ソビエト連邦の正式採用ライフルで、中東にも輸出され、あちらでは20年たった今でも現役で使われています。使用弾薬は7.62x39弾。装弾数30発。発射速度600発/分。旧ソ連が大量にAKを輸出したり、一部の国にライセンス生産を認めた為、現在は約1億丁以上も生産されていると言われています。その派生銃も多々あります。またタリバンなどでテロ組織が使っているものは廉価版非正規品です。 Q.グロック?映画で見たことがある。 A.グロック17。オーストラリアのグロック社が製造しているもので、使用弾薬9mmパラベラム弾、装弾数 10・17・19・33発(バリエーションによる)。元々、グロックは銃器メーカーではなかったのでそのイメージから各国の軍警察、FBI、日本のSAT等に採用されています。同じグロック26はアメリカ国土安全保障局のシークレット・サービス、麻薬捜査官等に採用されています。 Q.河内先輩と伊原って仲が悪いの? A.伊原は河内の腕も尊敬してはいますが、何か漫画に対する達観した態度に思わず口を挟んでしまい、その取り巻きやグループでの軋轢がある、と言う感じです。実際2人だけで担った場合にどうなるかは分かりません。 Q.『夕べには骸に』っていう漫画のタイトルを出したら河内の顔変わったけれど何で? A.理由があります。後に明らかになります。 Q.千反田はなんで気になりません? A.そこに山があるから。 第十四話「ワイルド・ファイア」 Q. A. Q. A. Q. A. Q. A. Q. A. 第十五話「十文字事件」 Q. A. Q. A. Q. A. 第十六話「最後の標的」 Q. A. Q. A. Q. A. 第十七話「クドリャフカの順番」 Q. A. Q. A. Q. A. ページトップへ クドリャフカの順番、雛形作成。12話追加。 -- L (2012-07-09 17 19 04) 新エンディングの扮装ですが、伊原はポアロです。千反田がお参りしている神社は原作では十文字家の荒楠神社ではなく『「村の神様」的な、小さな神社』です。供恵の「なにかトラブルあったんでしょう」は「文化祭で古典部に」トラブルがあったという指摘なので、供恵は関係ないと思います。原作によると『古典部の文化祭はトラブルなしには終わらないのが伝統』らしいので……。(私はまだアニメ12話見ていないので違っていたらすいません) -- パンプキン (2012-07-12 17 56 57) おっと見落としてました。<十文字家の荒楠神社ではなく そのようですね。<供恵の~ ふむ?私は「その原因の入須を潰した」と「愚者」のことについて書いてるんですけどね…。あとあなたは原作に固執してるように見えますが、このwikiはアニメ「氷菓」のwikiであって古典部シリーズ「原作」wikiではありません(と私は認識しています)。過去ログもアニメ板ですし。当然原作とアニメの相違点はあります(なので私はそれをかいてますが)。一応自分の編集で手一杯なので、あなたが編集するか、私が手が空いたときに編集します。何度も言いますが、ここは誰でも編集できるんですから。あなたは見る限り「編集したい」としかみえませんし、色々詳しいなら自分で編集したほうが早いんじゃ?というのが結論なのですが。まあ、めんどくさいんでこの質疑応答のページをなくすってのもありなんですけどねぇ(このwikiを立てた管理人は新作アニメを全部立てて官吏権限を集める趣味人らしく、ページ削除はできませんけど)ま、とりあえずそんな感じです。 -- L (2012-07-16 12 32 01) 編集方針は作品全体の質疑に書いたように、このFAQは「wikiを楽しませるコンテンツ、おまけ」です。サイト作ってトップページだけじゃ寂しいじゃないですか、それを私なりに拡張しただけって感じですね。とりあえず千差万別、編集者にはそれぞれの編集方針・方法があるということをご理解ください(じゃないと編集合戦なんておこりませんよねぇ)以上です。 -- L (2012-07-16 12 32 22) 13話追加。 -- L (2012-07-16 14 52 36) 十文字事件は、いつ終わるのでしょうか? -- 十文字 (2012-09-01 21 57 15) 不要コメント削除。タイトル追加校正。 -- ainsworth (2012-09-01 08 23 49) 不要コメント削除。 -- ainsworth (2012-09-13 00 00 24) 米復元 -- ainsworth (2012-09-21 21 15 22) うぽつ -- あ (2013-07-14 23 12 03) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/animescriptstorage/pages/52.html
氷菓 12. 限りなく積まれた例のあれ える みなさんは よく眠れているでしょうか 摩耶花 はあ 明日か 里志 うん は フフッ まさに全校挙げてって感じだね ぜったい上手く回らなきゃ うーん えっと クイズ研は一時からっと 将棋トーナメントか ちょっと自信ないな あ 料理コンテストは要チェックだよね うん いよいよ明日か 奉太郎 ふはー 明日か える どうか 明日からの三日間 私たちに幸運がありますように あの山を乗り越えられますように さ 文化祭です ☆ <家> 供恵 おはよー 奉太郎 ああ 早いな 姉貴 供恵 あんた文化祭よね? 奉太郎 そうだ 供恵 なんかトラブルあったんじゃない? 奉太郎 なんでわかる 供恵 なんとなくー それに 古典部の文化祭はトラブル無しには終わらないのが伝統だからねー 奉太郎 やっかいな伝統を残すな それなら お守りの一つでもくれよ 先輩 供恵 はい 奉太郎 あ 供恵 じゃあ それやる 奉太郎 ありがとうと 言えばいいのか 供恵 ああ ちなみに インク切れてて ペン先われてるから 奉太郎 ゴミをよこすな ゴミを 供恵 あんた 遅刻するよ 奉太郎 わかってるよ 供恵 暇だったら 様子見に行くからねー 奉太郎 いや くるな <道> 里志 文化祭だよ 奉太郎 奉太郎 そうらしいな 里志 あいかわらずだねー 奉太郎は 奉太郎 お前は楽しそうだな 里志 そりゃ そうだよ 部活の伝道 神山高校の文化祭だからね あ あれ 摩耶花じゃないか たぶん漫研の衣装だね 摩耶花たちも外見からお祭りシフトなんだ 奉太郎 お前もなにか 考えてるのか? 里志 えへ 僕は手芸部員でもあるからね ちょっとちょっかい出してくる やあ 摩耶花 おはよう 摩耶花 おはよう 里志 似合ってるよ その服 摩耶花 やめてよ 里志 で それ 何のコスプ・・ 摩耶花 かたぎさんの前で その用語は使わないで 里志 了解 じゃあ それ 何の装い? 摩耶花 フロル 里志 フロル フロルベリチェリーフロル? 摩耶花 うん あとで 手袋もする 里志 へえ 摩耶花 その荷物 何? 里志 ちょっとね 摩耶花 なんか あやしい 里志 摩耶花は ずっと漫研だっけ? 摩耶花 うん 売り子を引き受けちゃったから こんなときなのに・・・ 里志 ま その件は あんまり考えないことだね 起きた事はしかたがない あぁ これぞ文化祭だ 摩耶花 うん <校内> 里志 聞いてはいたけど 想像以上だよ はあ なんだこれ! なかなかよくできてるよ 摩耶花 本当だ 奉太郎 にぎやかだ 賑やか過ぎる 女子生徒 ねえ終わった? うん終わったよ 摩耶花 すごいね 里志 よーし やらかすぞー へへ じゃあ 僕はいったんここで 奉太郎 手芸部か 里志 ちょっとね でも すぐいくから ☆ 奉太郎 静かだな 摩耶花 そうね 奉太郎 あんまり こだわるな おまえが気にし続けると 里志はともかく 千反田まで気にせざるを得なくなる 摩耶花 わかってるわよ <地学準備室> える おはようございます 折木さん 摩耶花さん 摩耶花 おはよう ちいちゃん える いよいよですね 奉太郎 そうだな える がんばりましょう! 奉太郎 ああ がんばってどうにかなるものなのか? ん? える つまりですね がんばってどうにかなる 保障はありませんが がんばらなければ なんともならない事は 保証できます 奉太郎 ごもっともで 摩耶花 あ・・ やっぱり 私が買うわ える はっ そんなつもりで言ったんじゃないんです 摩耶花 でも 発注したのわたしだから 奉太郎 もともとの予定は何部だった 摩耶花 30部よ 奉太郎 実際に届いたのは える 200部です 里志 ギャラクシー ブホッ あっ 僕のサターンが 奉太郎 やっときたか える おはようございます 福部さん 里志 おまたせしちゃった? える 大丈夫です まだ始めてませんから ☆ 摩耶花 みんな ほんとに ごめん 私が 印刷所からのメールを確認しなかったばっかりに 里志 失敗の無い人なんていないさ 奉太郎 《その格好で言うか》 里志 一人で背負い込むことないよ 僕たち仲間だろ 奉太郎 《その格好で言うか?》 える その通りです 私も部長として 確認するべきでした 奉太郎 まあ 俺も原稿渡して それっきりだったからな 古典部全員の責任だろう える はい そう おもいます 摩耶花 うん わかった 里志 ようやくわかってくれたようだね! 奉太郎 《だから その格好で言うか!》 える それでは 開会式まで時間がありません どうすれば一番たくさん売ることができるか なにかいい考えはないでしょうか 奉太郎 一冊いくらだった? える 200円です 奉太郎 十分安いほうだ 里志 問題は 古典部のネームバリューのなさと 立地条件の悪さだね 奉太郎 ああ つまり知名度のアップと もっといい場所に売り場を作るのが大前提だろうな える 他に売り場を作るですか? 私 どうやってここまでお客様を連れてくるかって事ばかり考えてました 発想の逆転ですね 折木さん! 奉太郎 いや 逆転ってほどのものじゃ 摩耶花 ん でも当日になって そんなこと 許可おりるかな? 奉太郎 それは どうなんだ総務委員 里志 んー そういう特権が認めらるかどうかなんだけど うちの委員長か 生徒会長あたりに 直接ねじ込んでみるとか 奉太郎 総務委員長ってだれだ 里志 しおりくらいみておいてくれよ 奉太郎 ほら ここ 奉太郎 はじめてみた 里志 もー この仕掛けには 気付いてもらいたかったね 奉太郎 それがどうした? 里志 どう? 目だってない? ほら 各部紹介のラストに古典部がきてるだろ 僕が無理言ってここにいれてもらったんだよ 編集は総務委員会だからね える すごいですね 奉太郎 職権乱用だろ える はっ 里志 まあ いいじゃない 委員長に会いたかったら 会議室にいってみなよ 奉太郎 お前からたのめないのか 里志 まあ その手もあるけどね でもあんまり交渉には自信がないんだ える そうなんですか? 里志 千反田さんから話を持ちかけて 僕が横から口ぞえする形でどうかな える 《よろしくどうぞ》 里志 《フン》 える わかりました それでいきましょう 奉太郎 《あんまりのりきじゃなさそうだな》 里志 そう それより 僕は宣伝に尽くしたいね 奉太郎 それでその格好か 里志 これはそのひとつだよ もっと秘策があるんだ える なにか いい方法が あるんですか? 里志 この文化祭で開催される コンテストやイベントに 古典部の名前で出場するんだ そこで好成績を収めれば 古典部の名前も挙がるって寸法だよ 奉太郎 《お前が楽しみたいだけだろ》 える それはいい考えですね 里志 でしょ える はい さすが福部さんです 里志 まかせておいてよ 奉太郎 《いや まてよ》 奉太郎 それはいい考えだ 方針は決まったな 千反田が売り場拡張の交渉で 里志が宣伝する える うん とりあえず それでいきましょう でも 折木さんは? 奉太郎 俺は ・・・ える はい 奉太郎 店番する 里志 あ まあ 誰かはいないとね える そうですね 里志 じゃあ そろそろ行こうよ そろそろ開会式の点呼始まっちゃう える はい では 今の通りの分担で行きたいと思います なんとか 一部でも多く売りましょう 目標は 氷菓 200部の完売です せーの エイエイオー みな オー ☆ 秋分 陰陽の中分となれば也 ☆ 今日の目玉はズバリ ねえ これおもしろそう ねえ クイズ研からどう うさぎ てかほんとすごいよね って感じ ただいまより 第54回 カンヤ祭を開催します ☆ える とびました まわりました わー は こうしている場合じゃありません ☆ 書道部員 書道いかがっすか 書道ー 書道 書道いかがっすか? える はい? 書道部員 よかったら 記念にどうぞ える いけません いけません ☆ つくはねのー はい 春過ぎて たちわかれ どうですか 一戦 ひさかた える はい! これどうぞ ☆ える いけません いけません ☆ える やっとつきました ごめんください うわあ 素敵な絵 田名辺 ん あのう える はっ 田名辺 ええと なにか御用ですか える あ すいません あのう 私 総務委員長の田名辺さんにあいに来たんですが 田名辺 僕が田名辺です える え あ そうですか では 古典部の売り場を増やしてください グローバルアクトー グローバルアクトー える は すいません えっと 私は古典部の部長 千反田えるです それでですね お願いがあるんですが 古典部の売り場を増やしてください 田名辺 いきなり増やしてくれって言われても どうぞというわけには える 駄目ですか ありがとうございました 田名辺 え いや まって それはあくまで 原則論でさ なにか事情があるなら話してみてよ える そうですか ありがとうございます 《お話をするときは 福部さんが手伝ってくれるはずだったような・・ 》 ☆ 落研部員 で 俺 アクセル踏めるんやったら いけー 落研部員 ちょちょちょ あかん あかん ・・ないわー 落研部員 なんや 落研部員 事故るよー ☆ える というわけなんです 田名部 それはたいへんだね うーん 何とか手伝ってあげたいけど 事情はどこの部でもあるからね 古典部だけっていうのは える やっぱりだめですか 田名部 悪いけど ああ でも 他の部の売り場に 古典部の文集を置かせてもらうってことなら こっちは関知しないよ える は それはいい方法ですね 考えて見ます ありがとうございました ☆ 摩耶花 おはようございます 漫研部員 おはよう 河内 お 伊原 来たね 摩耶花 河内先輩 おはようございます 刀まで用意したんですか 河内 ええ プラスチックの偽物だけど ・・足もとも工夫したほうがよかったね 漫研部員 なんだ結局コスプレしてきてんじゃん 漫研部員 あんなに反対してたのに 漫研部員 河内の言うこと最初から聞いてればよかったんだよ 河内 まあ そんな言い方しなくてもいいじゃん 湯浅 あ おはよう 河内 おはよう 湯浅 摩耶花 おはようございます 部長 湯浅 おはよう お金 かかっちゃった? 摩耶花 ベルト代ぐらいです 湯浅 そう 領収書あったら頂戴ね 摩耶花 いえ 大丈夫です あ それより 部長 ここで 湯浅 ん? 摩耶花 あ いえ なんでもないです 湯浅 そう? 摩耶花 あ はい すみません 摩耶花 《やっぱり 頼みづらいな 氷菓をおいてもらうなんて 》 漫研部員 ねえねえねえ これ なんの格好? 摩耶花 これ? フロルだよ 11人いるって知らない? 漫研部員 へー 私聞いたこと無いな 摩耶花 昔のSF漫画なんだけどね 名作だとおもうよ 漫研部員 それ 今度わたしに貸して 摩耶花 うん 漫研部員 何 何貸してくれるの 漫研部員 漫画だよ 河内 よーし みんな 気合いれてこう 漫研部員 おう 男子生徒 あのう もうあいてますか 摩耶花 いらっしゃいませ お客様 第一号です ☆ <地学準備室> 奉太郎 静かだ 店番ばんざい とりあえず 確実にはける分はかいておくか まあ 事情を考えて 古典部4名は2部ずつ買うとしよう それに 顧問と保存用で 計12部は確実になくなる ま これだけでも よくでたほうだろう ☆ アカペラ部員 あれ誰かおれのアップルジュース知らね? アカペラ部員 知らないよ アカペラ部員 えー 全然飲んでないのに アカペラ部員 何その紙 アカペラ部員 なになに どうした 奉太郎 なにかあったのか? ☆ 奉太郎 《やべ 眠い》 パンク あのー 奉太郎 《おお パンクか パンクって奴か》 パンク ここ なにやってんすか? 奉太郎 なにも・・ あ いえ 文集を売ってます パンク これ 全部ですか? 奉太郎 まあ 事情があって パンク じゃあ 一つください 奉太郎 《おお 客か? 客なのか? 愛想よくしないと 》 ・・200円です 《ああ 全然わらえてねえ 》 ありがとうございます パンク き 君! 奉太郎 はい なにか パンク こここれ みせてもらえないかな 奉太郎 これですか パンク うん これだよ これはいい! 奉太郎 そうですかねえ パンク お ごめんね 僕 被服研なんだけどね ファッションショーやるんだけど フォーマル系の胸ポケットにあわせる物 忘れてたんだよ 実にいいよこれはー 奉太郎 あげますよ パンク え 本当 マジ くれんの? 奉太郎 どうせ ゴミですんで どうぞ パンク あ じゃあ これあげるよ それ うちのショーの 優先券になってるから それをもって 被服室に来てくれれば 最高のコーディネートさせてもらうよ 奉太郎 はあ 《いくとしたら里志くらいだな いや あいつにはあいつのこだわりがあるか うん いらね ま とりあえず 一冊は売れたな 》 ☆ える はっ またです 写真部員 ねえあなた える はい? 写真部員 写真とか どうかしら える え? ☆ える 《いけません いけません いけません! 興味を引かれるたびに 立ち止まっていたのでは ちっとも役割が果たせないじゃないですか 》 オカルト研 オカルト研です 一緒にUFO呼びませんか 心霊写真の展示もやってます エンタープライズ号展示中です でもこれから進水式を行います グローバルアクト おまじないいかがっすか える 《ああ 前しか見えなくなるめがねが どこかに落ちてないものでしょうか!》 ☆ Welcome to KANYA FESTA ! ☆