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境界対策課 呪詛犯罪対策室事件記録 この世界で悪意を持つのは何も界異だけじゃない 境界対策課第十一祓魔隊に所属することになった新人、雨袮アスハ。 彼女を取り巻く状況はどう変わっていくのだろうか。 引用:境界対策課 呪詛犯罪対策室事件記録 基本情報 作品URL 境界対策課 呪詛犯罪対策室事件記録 権利者 Vasakrama コンタクト先 連絡先(Twitter) タクティカル祓魔師の影に潜む闇。力あるところには犯罪もある。 これは雨袮アスハの視点で呪詛犯罪を描いた作品になる。 関連ページ一覧 登場人物 - メインキャラクター メインキャラクター 雨袮アスハ 御彁楽ミサキ - 呪詛犯罪対策室 呪詛犯罪対策室 御彁楽ミサキ 室長 - メインキャラクター - 第十一祓魔隊 第十一祓魔隊 髙原ツクヨ 隊長 - 初出 / File.01 橸塚シトリ 副隊長 - 初出 / File.01 後方支援班 髙原タテハ - 初出 / File.01 遊撃班 髙原アマテル 班長 - 初出 / File.01 医霊班 雨袮アスハ - メインキャラクター 登場界異 - 二号級 二号級 憂鬼蜘蛛 - 初出 / File.01 登場用語 - 地名 地名 紅染区 - 初出 / File.01 水無月市 - 初出 / File.01
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水中の怪人 山本周五郎 ------------------------------------------------------- 【テキスト中に現れる記号について】 《》:ルビ (例)河童《かっぱ》 |:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号 (例)一|尾《ぴき》 [#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定 (例)※[#「てへん+毟」、第4水準2-78-12] ------------------------------------------------------- [#3字下げ]人間か河童か? 海底を歩く怪物[#「人間か河童か? 海底を歩く怪物」は中見出し] いまどき河童《かっぱ》がいるなどと云《い》っても、おそらく本当と思う者はないだろう。 まだ河童というものが一ぱんに信じられ、絵にかかれたり、まことしやかな物語としてつたえられた時代にも、多少の知識をもった人々は、架空のことと笑ってかえりみなかったのである。――それが現代の、しかも帝都のまんなかに出現したのだから、世間の耳目をいかにおどろかしたかは想像のほかであった。 第一の事件は五月十二日におこった。 京橋越前堀の河岸《かし》に「島屋」という雑貨店がある。午後十時ごろのことで、若い店員が店をしめようとしていると、一人の客が店先に近よってきて、 「ちょっと君、缶詰をくれないか」と云った。 その日は朝からいい天気であったのに、見るとその男は、護謨《ごむ》びきの雨外套を着て、しかもそれがぐっしょり濡れている。おまけに長くのびた髪の毛が額のうえにたれさがり、そのあいだから、眼だけがぎらぎら光っていた。 気味の悪い男だなと店員は思った。 「缶詰はなにをさし上げますか」 「果物だ、早くしてくれ」 「果物と云ってもいろいろありますが……」 そう云うと、客はいきなり両手をあげて妙な身ぶりをした。それは空気をひっ掻くような、またなにか宙にあるものをひき※[#「てへん+毟」、第4水準2-78-12]《むし》るような、えたいの知れない身ぶりだったと云う。……そして呼吸《いき》でも詰るのかと思えるような、ひどくかすれた苦しい声で、 「なんでもいいから早く。桃でも、林檎でもなんでもいいんだ。早くしてくれ」 と荒々しく叫び、びっくりした店員が飾棚《ウインド》の方へ行きかけると、 「ああもう駄目だ。間にあわん」と叫んだまま、くるりと背を向けて走りだした。――店員があっけにとられて見送っていると、その男は道を横切って、河岸《かし》の荷揚場の方へ走ってゆく。 ――あっ! 川へ落ちる。 と思った店員は、我知らず店をとび出していった。……そして驚くべきことを見た。 その男は荷揚場から川の中へ、ずぶずぶと入っていったのである。まるで水棲動物が水へもぐるように、らくらくと自然に、水のなかへもぐって、そのまま見えなくなった。――見えなくなる刹那、首だけ水のうえに出ていたその男は、ふり返って店員の方へにやっ[#「にやっ」に傍点]と笑ってみせたそうである。 ――河童だ! と思ってその店員は気絶してしまった。 この話はたちまち四方へひろまった。或者はてん[#「てん」に傍点]から笑って信じなかったし、或者はその店員をわざわざ訪ねてくわしい話を聞いたり、また別の者は、なにか天災の起る前兆だなどと云った。 そして第二の事件が起った。 それから三日目の夜、ある有名な政治家が書生をつれて月島沖へつり[#「つり」に傍点]に出た。すばらしい凪《な》ぎの晩で、魚のくい[#「くい」に傍点]もよく、十二時頃までは、ほとんど入れぐいで面白いように釣れた。ところが午前一時少しまえになると、今まであんなに釣れていたのがぴたっ[#「ぴたっ」に傍点]と止り、こんどはどうやってもだぼ[#「だぼ」に傍点]鯊《はぜ》一|尾《ぴき》かからない。 「へんじゃないか、源次――」 政治家は船頭の方へ呼びかけた。 「こう急にくわ[#「くわ」に傍点]なくなるってことがあるか」 「私もいまそう思ったんですが」 船頭は妙な顔をして、 「沼とか川とかなら、川獺《かわうそ》かなにか出てこんなこともありますが、こんな海のまんなかでは……」 「場所をかえるか」そう云いかけたとき、 「――先生!」と書生が殴られたような声をあげた。驚いて振りかえると、 「あ、あれ、あれ※[#感嘆符疑問符、1-8-78]」 と震えながら指さしをする。 なにごとかと思って、眼をやった政治家も、 「――あっ!」と云って顔いろをかえた。 ふなばた越しに、蒼黒くぬるぬると光る手が舟のなかへのびてきたのだ。――人間の手ほどもあり、大きくひろげた指のあいだには蹼《みずかき》がある。それはふなばたから蛇のようにのびて、ぐるっと舟のなかをまさぐ[#「まさぐ」に傍点]っていたが、政治家の鼻紙袋へ指がさわるとそれをつかみ、そのままするすると海のなかへ消えてしまった。 「――か、河童だ」 源次がふるえながら叫んだ。――咄嗟《とっさ》にふなばたから覗いた書生は、舟灯りにすいてみえる水の中を、人間とも猿ともつかぬ怪物が、ゆっくりと歩いて[#「歩いて」に傍点]行くのをはっきりと見た。 [#3字下げ]濡れた大きな足跡、啓吉は果して何処へ[#「濡れた大きな足跡、啓吉は果して何処へ」は中見出し] 「それで二つの事件は分った。第三はどんな場面が出るんだい?」 「いやだわそんな話、こわいわ」 「なんだい、水泳の選手のくせに」 さわやかな海風に笑声《わらいごえ》が流れた。 午後九時に芝浦を出帆した「葵丸」は、いま伊豆の大島へ向けて静かに速度を増しつつあった。もう鶴見沖であろうか、舳先《へさき》の右先に遠く、横浜港の灯火《あかり》が夜空を焦がしている。 上甲板に椅子《いす》をならべて、若い三人の船客が、いま世間を騒がせている「河童事件」を話しあっていた。 事件の覚書《ノート》を読んでいるのは平林文吾《ひらばやしぶんご》と云って、帝大出身の理学士、いま鹿島《かしま》水圧工業研究所の若手のぱりぱり[#「ぱりぱり」に傍点]である。――聞いているのは鹿島啓吉とその妹、研究所長の子供たちで、啓吉はまだ文科大学生だし、妹の良子《よしこ》は府立第X女学校の水泳の選手であった。 「それで第三はね」と文吾は覚書《ノート》をめくりながら、「これは第一のと似ているんだ。はじめは越前堀の雑貨店だろう。第三のは霊岸島の河岸《かし》にある肉屋なんだ。これは十八日の晩のやはり十時ごろだが、同じように雨外套を来た男が塩豚《ハム》と腸詰《ソーセージ》を買いにきたんだ」 「そして買わずに水のなかへ帰っていった」 ふいに三人のうしろでそういう声がした。 さっきから、少しおじけ[#「おじけ」に傍点]ついていた良子は、わっ[#「わっ」に傍点]と云いながら両手で兄の首へしがみついた。文吾と啓吉が振りかえってみると、顔色の蒼い職工服を着た青年がそこに立っていた。そしてうすい唇に皮肉な冷笑をうかべながら、 「だいぶ河童事件に興味をお持ちのようですね」 まるでからかうように云った。 「ご注意なさる方がいいですよ。河童というやつは自分の噂のあるところへ出たがるものだそうですから」 「失礼だが君は誰ですか」 若い敬吉がむっ[#「むっ」に傍点]としながら云った。 「僕ですか――僕は……」青年はにやっと笑うと、 「なに、いまに分りますよ」 と云いながら、くるりと踵《きびす》をかえして立去《たちさ》っていった。――敬吉と文吾はただ不快な気持でそれを見送っていたが、その青年の姿が見えなくなるとすぐ、 「あたし、あの人知ってるわ」 と良子が声を震わせながら云った。 「あの人うちの工場にいたことがあるの。ええ、たしかにいたわ」 「そう云えば僕にも少し見おぼえがある」 文吾が宙をにらむようにして、 「たしか製図部にいた男だ。去年なにか失策をして追い出されたのだと思うが……」 「職工服を着ていたじゃないか」 「あたし船室《キャビン》に入るわ」 良子は急に立ち上がった。 「なぜさ、どうしたの?」 「なんでもいやよ、噂をしているところへ河童が出るなんて云ったじゃないの。気味が悪いから入るの」 「案外臆病ですね」 文吾がそう云って立ち上った。 「じゃあ船室《キャビン》まで送って行きましょう」 文吾は良子の腕をとって船室へ入った。――上甲板の特別室である。じゃおやすみと握手をして、扉の前から文吾が甲板の方へもどろうとすると、いま船室へ入ったばかりの良子が、 「――平林さんッ」 と叫びながらとび出して来た。 「どうしたんです?」 「だれか、だれかこの船室《キャビン》に入ったわ……」 蒼くなって震えている良子を見て、文吾は急いで船室の中へ入っていった。 船窓があいている。そして寝台から床の上へかけて、ぬれた大きな足跡か入乱《いりみだ》れているのである。それは人間のものではなかった。長い指と指とのあいだに、蹼《みずかき》のあるのがはっきりと分る。――ひと口に云えば蛙の足を大きくしたのに似ていた。つまり人間くらいの大きな蛙がいるとすれば、こんな足跡がつくだろう。 「……窓からきたんだわ」 良子が震えながら云った。 「扉にはちゃんと鍵がかかっていたんですもの」 「窓の外は海ですよ」 「海から入ってきて海へ帰ったのよ」 良子がなにを云いたがっているか、文吾にはよく分っていた。 「啓ちゃんを呼んできましょう」 文吾は良子の腕をとって甲板へもどった。 しかしそこにはもう啓吉の姿はみえなかった。みえなかったばかりではない。椅子が倒れているし、敬吉のポケットから落ちたらしい手帳や万年筆がちらばっている。 「平林さん、あれ、あの足跡!」 良子の指さすところをみると、倒れた椅子と舷側とのあいだに、ぬれた大きな足跡がありありと印されてあった。船室にあったのと同じ足跡が……。 疑うまでもなく、船室へしのびこんだ奴が、敬吉を海へさらっていたのだ。――ぞっ[#「ぞっ」に傍点]として、良子は思わず文吾にしがみついた。 「河童だわ、ああこわい!」 [#3字下げ]果して来たきた! 赤封筒の脅迫状[#「果して来たきた! 赤封筒の脅迫状」は中見出し] 文吾の急報で「葵丸」はけたたましく非常汽笛を鳴らしながら停船した。 一方では船内をさがし、一方ではランチをおろして海面をさがした。 横浜沖にかかっていたので、水上署からもランチがきた。――しかし二時間あまりの努力も、ついに得るところはなかった。文吾はその捜索のあいだ――もしや彼奴《あいつ》の仕業《しわざ》ではないか――と思って、例の職工服の青年にそれとなく注意しているのだが、彼は始めから終りまで、冷やかに、甲板の隅で煙草《たばこ》をふかしながら、この騒ぎを見ていただけであった。 船内にいないことが分ると、「葵丸」は出帆しなければならない。そこで文吾は泣きしずんでいる良子とともに、横浜水上署のランチへ乗りうつった。――水上署ではなお、附近の海上捜索をつづけてくれることになった。 けれども、それもついに無駄だった。 ――河童の第四番目の犠牲者! という悲しい結果だけをもって、文吾と良子は、その翌《あく》る朝八時、東京へかえった。 水圧工業会社の社長、鹿島銀造の家は京橋|明石町《あかしちょう》の工場に接して建てられている。――二人が帰ったとき、朝の早い社長はもう工場附属の研究所へ出ていたので、文吾は良子を寝るようにすすめておいて一人で研究所の方へいった。 「なんだ、大島ゆきはよしたのか」 文吾の顔を見て社長は驚いた。 「出かけたんですが、ちょっと……」 「どうした、なにかあったのかい」 「啓吉君が見えなくなったんです。いやお待ち下さい。いま、くわしく申上《もうしあ》げます」 文吾は社長と向い合って椅子にかけた。 鹿島社長が驚いたのは云うまでもない。文吾のくわしい話を聞くあいだに、社長の肥った額にはあぶら[#「あぶら」に傍点]汗が玉のように浮いた。 「河童などとは嘘だ」 社長は卓子《テーブル》をたたいて叫んだ。 「僕もそう思いますが、しかしこれまで三度も」 「嘘だ、みんな嘘だ」 「――――」 「これは津川の奴の仕業にちがいない」 「津川と云いますと、……あああの」 「君たちが葵丸で逢った男だ。私が工場から追出《おいだ》したあの男だ。――私も今日まで河童の噂は聞いていた。そしてそれがどういう細工なのか、考えてもみなかった。しかしいまになるとよく分る。これは津川の奴のしたことだ」 「なにか理由があるのですね」 「今まで誰にも云わなかったが」 と社長は声をひそめて、 「私は数年まえから水中砲の発明をしている。これは沿岸防備に使うもので、簡単に云えば海中の要塞だ。――君も知っているように、海の中では、水の抵抗と圧力があるため、弾丸を発射してもごく近距離までしかとどかず、しかもその威力は微々たるものである。そこでこれまでは浮流水雷とか、機械水雷などが防備用に使われ、攻撃用には、魚形水雷がひとつであった。けれど前の二つは、敵艦がふれなければ用をなさないし、魚形水雷は発射するために多くの危険がある。……もし水底から、正しい照準で弾丸を発射することができ、それが充分の威力をもっていたら、攻撃にも防備にも、最もすぐれた武器と云えるだろう。私は――誰にも秘密で、その水中砲を研究していた。現在ではほぼ完成に近いところまできている。ところが津川の奴は、いつかこの研究をさぐりだしたとみえて、去年の十月の或る夜、研究所へしのびこんで、その設計図を盗みだそうとしたのだ」 「――それで、ここを出たのですね」 「私が追出したのだ」 「よく分りました」文吾は考えぶかくうなずいて、 「恐らく津川は、啓吉君を誘拐して、その設計図を社長から奪いとろうというのでしょう。――しかし、それにしても、『河童』の謎はどういうものでしょう。越前堀の事件、月島沖の事件、それから霊岸島の肉屋の事件、この三つは、啓吉君の場合と関係はないのでしょうか」 扉があいて、給仕が入ってきた。 「――速達です」 と云って差出《さしだ》したのは、一通のあくどく[#「あくどく」に傍点]赤い封筒だった。社長は給仕を去らせてすぐ封を切ったが、ひととおり読むと、声を震わせながら、 「やっぱりそうだ、脅迫状だ」 と云って文吾に渡した。 受取《うけと》ってみると、赤い紙に邦文タイプライターで、左のような文句がうってあった。 [#ここから2字下げ] 鹿島啓吉の生命は安全なり、ただし左の条件を実行せらるるを要す。 [#ここから1字下げ、折り返して3字下げ] 一、水中砲の設計図を油紙に包んで空缶《あきかん》に入れよ。 一、五月二十二日夜九時、灯《あかり》をつけたるボートにて月島五号地沖へ来れ。 一、右海面に設計図入りの空缶を流し、そのまま直ちに立去るべし。――以上実行のうえは、翌日早朝、敬吉を無事に貴家まで送りかえすべし。[#地から1字上げ]河童第一号 [#ここで字下げ終わり] [#ここで字下げ終わり] [#3字下げ]闇の海上の冒険、空缶は投げられた[#「闇の海上の冒険、空缶は投げられた」は中見出し] 平林文吾は研究所をとびだした。 「河童第一号」と書いてあるからには、敬吉を掠《さら》ったのも、やはりいま評判の「河童」の仕業にちがいない。今度は誰もその姿を見た者はいないが、船室と甲板に残っていたあの濡れた足跡が証明している。 河童は初め、良子を誘拐するつもりで船室へ入り、まだそこに良子がいないので、……甲板にひとりでいた敬吉を掠ったのであろう。……むろんそれは、水中砲の設計図を奪う人質としてだ。 越前堀の雑貨店から始まった三つの事件には目的がなかった。第一のときは缶詰は買おうとしたまま、よして川へしずみ、第二にはなんの用もなさない鼻紙包を盗んだ。第三の肉屋でも、塩豚《ハム》と腸詰《ソーセージ》を注文しながら、やはり買わずに水の中へとびこんでいる。つまり三度とも目的をもたずに現われたと云えるだろう。 ――奴らは自分の存在を人に見せておきたかったのだ。 文吾はそう思った。 雑貨店へ現われた時には、宙を掻※[#「てへん+毟」、第4水準2-78-12]《かきむし》るような奇怪な身ぶりをしたというが、これは店員に強い印象を与えるためのしぐさに相違ない。彼はこうして三度とも、ただ人の眼を驚かすために、また河童という評判をたてるために現われたのだ。――そしてその評判がひろまった時に、敬吉を誘拐したのである。 ――彼は目的をはっきりさせた。 その目的を中心にしらべてゆけば、河童の正体をつきとめることが出来るかも知れぬ。 ――いや必ずつきとめてみせる。 文吾は研究所を出ると、その足で工場の製図部へ回った。そこには津川の勤めていた頃の同僚がいるはずだ。果して文吾は同じ机で働いていたという吉岡三郎なる若い技手をみつけた。 「君は津川といっしょに働いてたんですね」 「そうです」 「津川とは仲良くしていましたか」 そういう切出《きりだ》しで、津川がなにか人にかくして秘密な仕事をしていなかったか、変ったことでも見なかったかとたずねた。しかし吉岡技手はなにも知らなかった。 「ただ時々こんなことを云ってました」と最後に若い技手は云った。 「僕の名はいまにきっと世界的になるよ。そして億万長者になってみせるって――訳は云いませんが、そんなことを二三度聞きました」 「――それだけですね」 文吾は失望して工場を出た。 その他にも津川を知っている者はないかとさがし廻ったが、よほど用心ぶかい男とみえて、親しくつきあった者は他に誰もなかった。つまり唯一の手がかりは、 ――僕はいまに億万長者になる。 と云った言葉だけである。 二十二日の午後まで、まる二日のあいだ、文吾は八方にかけ廻った。けれどついになんの得るところもなかった。 そして「河童第一号」の命ずる時間は刻々にせまってきた。 「私は設計図を守る!」 鹿島社長は悲痛な決意を示して云った。 「啓吉に可哀《かわい》そうだが、この設計図がもし外国人の手にでも渡るようなことがあると、私は売国奴と同じ結果になる。――私は敬吉をあきらめた。啓吉もよころんで死んでくれるだろう」 「社長、本当にそう決心なさいますか」 文吾がそう云ったとき、 「いやです、兄さんを助けて」 と泣きながら良子がとびこんできた。 「兄を死なせないで、平林さん、兄さんを助けて頂戴、兄さんを助けて」 「良子さん、まあ落ちついて下さい」 文吾は良子の肩をやさしく引《ひき》よせながら、鹿島社長の方へ振りかえって云った。 「社長、あなたは啓吉君のことをあきらめるとおっしゃった。本当にその決心がおありなら、のる[#「のる」に傍点]かそる[#「そる」に傍点]か、僕がひと勝負してみましょう」 「なにか方法があるか」 「脅迫状の通りにして下さい。いや設計図は偽物で結構です。反古紙《ほごがみ》でいいですから、油紙へ包んで空缶へ入れて下さい。――僕はそのあいだに、ランチの用意をしておきます」 そう云って文吾は立ち上った。 「良子さん、あなたも来るんですよ」 一時間の後―― 社長|父娘《おやこ》と文吾と、腕力の強い社員を二人のせたランチは、明石町の河岸《かし》をはなれて、約束の九時には月島五号地沖を静かにはしっていた。――舳先に備えつけてある探照灯であたりを照らしてみたか、附近には小舟ひとつ見えない。闇の海面は油を流したように黝々《くろぐろ》と風いでいまにもぽっかり怪物が現われはせぬかと思われるぶきみさ[#「ぶきみさ」に傍点]だった。 「――このへんでいいかな」 文吾はそう呟《つぶや》きながら空缶を水面へ投げた。 空缶はゆらゆら揺れながら漂ってゆく。ランチはその空缶へ、探照灯の光をあてたまま、静かにそこから遠ざかりはじめた。 [#3字下げ]あっ河童だ! 意外な解決[#「あっ河童だ! 意外な解決」は中見出し] 文吾はランチの舳先へ立ちあがった。 透明な液の入っている壜《びん》をいくつか手に持ち、じっ[#「じっ」に傍点]と空缶を睨んでいる。――社長も、良子も、胸苦しそうな表情で文吾がなにをするかと見まもっていた。 空缶は探照灯の光を浴びて、しばらくゆらゆらゆれていたが、そのうちにふい[#「ふい」に傍点]と、波の下から青黒い手が、あの蹼《みずかき》のある手が現われた。 「あっ、河童の手だ!」と叫ぶ間にその手は空缶をつかんだ。 刹那! 「――やっ」と云うと文吾は、壜のひとつを力まかせにその海面へたたきつけた。 轟然! 凄まじい波の爆発! ニトログリセリンである。文吾はつづけさまに、持っている壜をたたきつけた。それは空缶のあった海面を中心にして、円を描くように次々と大爆発を起した。――波は奔騰し、沸きかえり、附近一たいは揉みかえす海水で、石鹸を溶いてぶちまけたように泡だち狂った。 「ランチをつっこめ!」 文吾の命令に、ランチは泡だつ海面へ突進した。 「あつ河童、あそこに河童が」 「こっちにも浮いた」「河童だ、河童だ」 ランチの上の人々は恐怖の叫びをあげた。 見よ、探照汀で照された海面へ、異形な怪物がぽかりぽかりと浮き上ってくる。蒼黒くぬるぬる光る体、鰭《ひれ》のような物のついている尖った頭、蹼《みずかき》のある手足、……爆発の勢《いきおい》で自由を失ったのであろう、海面へ浮上《うきあが》ったまま苦しそうにもがいている。 「ランチへあげろ」文吾が大声に叫んだ。 若い二人の社員は、その言葉に励まされたか、ランチが近づくと力をあわせて河童を引きあげた。全部で四人いた。 引きあげてみると蒼黒いぬるぬるしたものは、強い護謨《ごむ》引きの布であった。頭のうしろや背中や、手足の一部などに鰭《ひれ》のようなものが附いている。指のあいだに蹼《みずかき》がある。そして尖った頭は、その布の下に、軽金属の兜《ヘルメット》をかぶっているのであった。 文吾は手早く小刀《ナイフ》を取りだすと右手に空缶をつかんでいる一人の胸へ当てて、蒼黒い布をさっと引きさいた。そして兜《ヘルメット》をぬがせた。 「まあ、あの人だわ!」良子が叫んだ。 「――津川だ」社長も息を引くように云った。――それは、「葵丸」の甲板で話しかけたあの職工服の青年であった。彼はふっと眼をあけたが、 「ああ助けて下さい※[#感嘆符二つ、1-8-75]」と恐ろしそうに叫んだ。 「啓吉君はお帰しします。助けて下さい、殺さないで下さい。僕をゆるして下さい」 「云いたまえ、啓吉君はどこにいる」 「正直に云います。月島西仲通りにある僕の家にいます。本当です。どうか助けて」 文吾は津川の体を突きはなして、 「ランチを隅田川へまわしてくれ」と命じた。 一週間のちの或る朝。 鹿島家の洋館の露台《テラス》で、社長はじめ敬吉|兄妹《きょうだい》、文吾などを前にして、津川重造はすっかり落ちついた静かな調子で話していた。 「――もうお分りでしょうが、あれは僕の発明した『自由潜水服』です。 ご承知のように、潜水服というものは、つい最近までは原始的なものでした。厚い服、大きな重い兜《ヘルメット》、鉛の靴、鉛のおもり[#「おもり」に傍点]、そのうえ空気パイプが船とつながれて、活動は一定の範囲と深さに限られていました。――それを改造したのが独逸《ドイツ》のリュベッカーとドーラゲルエルクです。この二人がつくった潜水服は、呼吸に必要なガスを圧搾してタンクにつめ、両側の背嚢に備えつけておいて、自働的にこのガスを混合しながら呼吸できるようにしました。 僕は、社長が水中砲の発明をしておられるのを知って、ふと[#「ふと」に傍点]、その砲を操縦するために、自由潜水服があったらと考えつきました。……それは現在のような不活発な動作しかできない潜水服では駄目です。魚のように敏活で、自由自在に海中を走ることができなくてはなりません。――僕は苦心しました。そして、先《ま》ずリュベッカーの空気補給法をとり、それに魚類の体面を組みあわせる研究を始めたのです。――結果はごらんの通りでした。ついに僕は、『河童第一号』を作ることに成功しました。 これを完成したとき、僕はふと悪心を起したのです。いちど設計図を盗もうとした罪がある。どうせいちど罪を犯したんだ。いっそここで、社長の水中砲の設計も手に入れ、自分の発明といっしょにどこかの軍部へでも売って大金持になろうと……」 「よく白状した、もういい」 社長は静かにうなずいて云った。 「罪は罪として、君の発明はりっぱなものだ。これからはその発明を生かすために、心をいれかえて勉強し給え、工場の研究所も貸すよ」 「僕もお手つだいするぜ」 文吾が側から笑いながら云った。……外は晴れあがった五月の空であった。 底本:「山本周五郎探偵小説全集 第四巻 海洋冒険譚」作品社 2008(平成20)年1月15日第1刷発行 底本の親本:「少年少女譚海」 1939(昭和14)年6月 初出:「少年少女譚海」 1939(昭和14)年6月 入力:特定非営利活動法人はるかぜ
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水中の玉 ポロォ UC 光/水 3 クリーチャー:ジャスティス・オーブ 4500 ■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを一枚引く。 ■マナ武装3:自分のマナゾーンに多色カードが三枚以上あれば、このクリーチャーに「ブロッカー」を与える。 作者:くーぴー フレーバーテキスト 評価 名前 コメント
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深さ5、お宝13、炎○水○電○毒○ 入り方 宇宙船から一番遠くにあり、さらに入り口が水中にあるため、青ピクミンでしか入れない。 黒い土のカベを壊していけば、入り口がある。 また、地下でコッパチャッピーを仲間にしたいので、青ピクミンを100匹にしておかないこと。60匹がよい。 この地下に生息するアメボウズは地下5へ行くまでは倒せないので、ストレスがたまる。 なので、地下5でそのイライラをきっちり返してやろう。 アメボウズは地下5以外で一定時間経つといきなり出現、さらに追い掛け回してくるのでみんなのトラウマとなっている。 アメボウズ出現前の音楽、出現後の音楽はここでしか流れない。敵が近かったり宝を運んでいたりしても音楽が変わらない。少し特別な洞窟だ。 アメボウズをかわすとき、以下の方法がある。 袋小路・・・奥のカベに押し付けるようにしていけばつぶされる心配はなく、安全地帯。 曲がり角・・・角に向かって押し付けてもやりすごせるが、信用しない方がよい。 通路のスキマ・・・通路にスキマがあれば、カベに押し付けてすれ違えるが、安全地帯ではない。 土管・・・中にいれば安全だが、あらかじめ落下バクダン岩をチェックしておこう。 コの字型の段差・・・上にピクミンを乗せればつぶされずにすむが、アオケダタラがいないか確認しよう。 アーチのある通路・・・アメボウズはくぐれないが、無理矢理くぐることがあるらしい(未検証)。 この方法を利用して、なんとか地下5まで逃げ切ろう。 アメボウズが出てからの作業の難易度を下げるには、かさばる物から運ぶようにする。 尚、とてもスムーズに行けば、地下5までアメボウズに会わずにクリアすることができる。 地下1:間欠泉あり お宝 №30:虫寄せせんべい:値段15:重さ5 №36:エネミー・オブ・ダイエット:値段25:重さ5 №42:おかしの小車輪:値段35:重さ10 生物など ヤキチャッピー×1(お宝所持№30) ブタドックリ×2(落下1) アメボウズ×1 間欠炎×7 タマゴ×0~2 地下2:カベ×2 お宝 №32:ざぶとんクッキー:値段10:重さ4 №39:チョコベッド:値段40:重さ10 №41:おかしの大車輪:値段60:重さ20 生物など テンコチャッピー×3 ハチャッピー×1(お宝所持№32) サクレウラメ×1 ベニショイグモ×4(落下1) アメボウズ×1 地下3:カベ×3 お宝 №28:たつまきクッキー:値段10:重さ3 №33:スイート・クッション:値段50:重さ8 №180:どこでもフローター:値段30:重さ4 生物など ハチャッピー×1 アオケダタラ×2(お宝所持№180)(落下1) エレキムシ×4 キショイグモ×3(落下1) マロガエル×1 シロポンガシグサ×1 アメボウズ×1 タマゴ×0~1以上 電極×5 地下4:カベ×4 お宝 №37:ラブ・ホワイト:値段25:重さ5 №155:プロトンX?:値段90:重さ6 №166:丸見えアーカイブ:値段130:重さ20 生物など ハチャッピー×2 オオガネモチ×1(お宝所持№37) サクレウラメ×2(落下) サクレショイグモ×5(落下) アメボウズ×1 ガス管×3 タマゴ×0~1以上 バクダン岩×6以上(落下) 地下5:カベ×4、間欠泉あり お宝 №195:やかましメカ:値段100:重さ15 生物など ムラサキポンガシグサ×2 アメボウズ×1(お宝所持№195) タマゴ×3 攻略法 地下1 ブタドックリ1匹はタマゴのあるところに降る。 お宝を持っているヤキチャッピーは水の中におびき寄せて戦う。 ゲキカラスプレーなどを活用して、一気に倒しておこう。 ロケットパンチとフレア・ガードがあるなら、ゲキニガスプレーを使わずオリマーだけで倒す手もある。 普通アメボウズが出る前に攻略できる。 地下2 まずハチャッピーが穴のある方にいなかったら、反対の土のカベを壊す。こちらから攻略する。 いたら穴のある方の土のカベを壊し、ハチャッピーだけ倒す。サクレウラメが近かったら活用しよう。 ベニショイグモは高所にいるが、オリマーが寝れば物がなくても落とせる。その後オリマーかコッパチャッピーで倒す。 落下する1匹は物が通らないと出ないので、あらかじめこの辺りでオリマーか敵を通路まで運ばせて確かめる。 奥の宝の近くにテンコチャッピーがいることがあるので確かめよう。 こちらのお宝を運んだらもう1つのお宝へ。こちらに落下するベニショイグモがいる場合もあるのであらかじめ確かめる。 奥へ進む穴はふさがれているが、ピクミンで壊すのは最後でよい。 地下3 一番難しい階。エリアが複雑でハチャッピーが遠いことが多い。 まずオリマーだけでハチャッピーを見つける。それまでに見たキショイグモは倒す。 マロガエルがスタートに近かった場合は、持っているピクミンで倒す。 そしてエレキムシや電極を処理しながらタマゴでコッパチャッピーを花にする。ない場合はリセットが賢明。 エレキムシや電極はコッパチャッピーで処理するのが安全。 エレキムシはコッパチャッピーで2匹まとめてひっくり返して青ピクミンも押しつけてもよい。 あとはコッパチャッピーでエレキムシや電極を処理しながら大勢で作業をする。 早くにスイート・クッションを運びたい。 袋小路一カ所にアオケダタラが降る。ピクミンを隊列移動で一瞬遠ざければ攻撃してくるはず。 お宝を持つアオケダタラは最初からいる方である。 シロポンガシグサは無視する。 落下キショイグモは物が通らないと出ない。物を背負ったらはがして、それをどけてから倒す。オリマーで倒すのもあり。 コの字型の段差の上にピクミンを投げれば、アメボウズは大丈夫である。 奥へ進む穴は岩でふさがれているが、やはり最後で。 地下4 ガス管とサクレウラメ、サクレショイグモ、バクダン岩がメイン。 まずピクミンを安全な場所に置く。このときサクレウラメが出たら青ピクミンで倒す。 その後ハチャッピーを探そう。ここではバクダン岩に任せた方がよい。 ガス管もある程度バクダン岩で壊れる。 そしてコッパチャッピーをタマゴで花にする。ない場合はリセット。 あとはコッパチャッピー40匹のみで作業する。 早くに丸見えアーカイブを運びたい。 ラブ・ホワイトはオオガネモチが持っているので、出現したらピクミンを当てて攻撃しよう。 たまにいないことさえあるのでその時はリセット。 アメボウズが出たら、土管がよい安全地帯となるがあらかじめ落下物をチェックしておく。 奥へ進む穴は岩でふさがれている。コッパチャッピーが余っていたらここにまわす。 地下5 ムラサキポンガシグサがあるので、紫ピクミンを生み出そう。 花に投げ入れるのは、地上に連れて帰れないコッパチャッピーがオススメ。しかし少ないピクミンでクリアしたいなら青ピクミンで。 広場の中央に近づくと、アメボウズが降ってくる。 あとは倒すのみである。やっと倒せてうれしいであろう。
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サントラ・楽曲別使用状況 オリジナル・サウンドトラック1(or無印) 2023-05-28更新 「名探偵コナン オリジナル・サウンドトラック1」は、発売当初には通し番号がついておらず、後に作られた盤で「1」がつくようになっています。この盤が世に出た頃はコナンが国民的アニメになっていませんでしたが、よくぞこの第一号を出してくれたと思います。感謝! 1.『名探偵コナン』メイン・テーマ 2.蘭のテーマ 3.コナンのRock Roll 4.コナンの夢 5.毛利小五郎のテーマ 6.コナンのテーマ 7.蘭・愛のテーマ 8.のんびり気分 9.阿笠博士のテーマ 10.それいけコナン~哀愁ヴァージョン 11.対決のテーマ 12.はずむ蘭 13.犯人のアジト 14.沈む夕陽 15.小さな巨人 16.コナンのテーマ~バラードヴァージョン 17.コナンの勝利 18.事件解決 19.前話回想 20.『名探偵コナン』メイン・テーマ~ヴォーカルヴァージョン 1.『名探偵コナン』メイン・テーマ 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 1.ジェットコースター殺人事件 10 2.社長令嬢誘拐事件 予告バージョンとセット 4.大都会暗号マップ事件 予告バージョンとセット 5.新幹線大爆破事件 予告バージョンとセット 7.月いちプレゼント脅迫事件 12.歩美ちゃん誘拐事件 14.謎のメッセージ狙撃事件 予告バージョンとセット 17.デパートジャック事件 予告バージョンとセット 24.謎の美女記憶喪失事件 38.赤鬼村火祭殺人事件 ’97 52.霧天狗伝説殺人事件 4 名探偵コナンのおさらい 54.ゲーム会社殺人事件 59.初めてのお使い殺人事件 予告バージョンとセット 82.人気アーティスト誘拐事件(後編) 前編のおさらい・予告バージョンとセット ’98 109.探偵団大追跡事件 2 128.黒の組織10億円強奪事件 ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 5(6) 名探偵コナンのおさらい 130.競技場無差別脅迫事件(前編) 名探偵コナンのおさらい 131.競技場無差別脅迫事件(後編) 2 前編のおさらい・1 140.SOS!歩美からのメッセージ 164.月と星と太陽の秘密(後編) ’00 183.危険なレシピ 2 2(3) 202.10人目の乗客(後編) ’01 219.集められた名探偵!工藤新一vs怪盗キッド 2 番組イントロ 252.絵の中の誘拐犯 ’03 317.汚れた覆面ヒーロー(後編) 2 322.消えた誘拐逃走車(後編) ’04 349.愛と幽霊と地球遺産(後編) 3 370.逃げ回るゲームソフト 375.星と煙草の暗号(後編) ’05 396.奇抜な屋敷の大冒険(解決編) 1 ’06 425.ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間 2 3(4) 名探偵コナンのおさらい・1 449.本庁の刑事恋物語 偽りのウェディング 458.園子の赤いハンカチ(後編) 合計34(37) 言わずと知れた名探偵コナンのメイン・テーマである(筆者より上の世代になるが、この曲を聞いて「太陽にほえろ!」を思い出すファンもいるのではないだろうか)。初期のテレビ用に作られただけあり、劇中で使われたメイン・テーマの中では最も使用頻度が高い。 備考欄に7つ「予告バージョンとセット」と表記してあるが、これは当時音響監督だった小林克良氏が、サントラ2のDisc1に収録されている「名探偵コナン」 メイン・テーマ(予告)の締め部分とくっつけて使っていたからである。本来、『名探偵コナン』メイン・テーマは「タッタッタッタ タッタッタッタ」という旋律で終わるが、予告バージョンは音が軽い上に「チャッチャッチャッチャ」と短いためすぐに区別できる。なお、現在リアルタイムで使われている’07バージョンの予告も短く終わるため、予告でない本来のロングバージョンとの区別をつけやすいと思う。 摩天楼ヴァージョンの登場により一時期使われなくなったが、その摩天楼ヴァージョンの使用頻度が落ち始めると再び使われるようになった。’97~’98にかけてほとんど使われていないのはそのせいである。灰原哀の登場に合わせたかのように復活してきたが、以降は楽曲の幅が増えたこと、メイン・テーマ自体の使用頻度が落ちたことで年に2、3回程度のペースに落ち着き、劇場版『14番目の標的』・『世紀末の魔術師』のメインテーマをベースとした’07バージョンの登場により引退している。 2.蘭のテーマ 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 1.ジェットコースター殺人事件 2 26(33) 2.社長令嬢誘拐事件 3.アイドル密室殺人事件 2 4.大都会暗号マップ事件 5.新幹線大爆破事件 2 6.バレンタイン殺人事件 7.月いちプレゼント脅迫事件 8.美術館オーナー殺人事件 10.プロサッカー選手脅迫事件 12.歩美ちゃん誘拐事件 13.奇妙な人捜し殺人事件 14.謎のメッセージ狙撃事件 17.デパートジャック事件 18.6月の花嫁殺人事件 2 19.エレベーター殺人事件 2 20.幽霊屋敷殺人事件 2 21.テレビドラマロケ殺人事件 25.偽りの身代金誘拐事件 26.愛犬ジョン殺人事件 27.小五郎の同窓会殺人事件(前編) 2 29.コンピューター殺人事件 30.アリバイ証言殺人事件 31.テレビ局殺人事件 32.コーヒーショップ殺人事件 33.探偵団サバイバル事件 36.月曜夜7時30分殺人事件 ’97 43.江戸川コナン誘拐事件 15(18) 44.堀田三兄弟殺人事件 2 46.雪山山荘殺人事件 47.スポーツクラブ殺人事件 49.外交官殺人事件(後編) 51.ゴルフ練習場殺人事件 2 52.霧天狗伝説殺人事件 54.ゲーム会社殺人事件 55.列車トリック殺人事件 58.ホームズフリーク殺人事件(後編) 68.闇の男爵殺人事件(事件篇) 2 72.三つ子別荘殺人事件 74.死神陣内殺人事件 81.人気アーティスト誘拐事件(前編) 82.人気アーティスト誘拐事件(後編) ’98 90.花の香り殺人事件 11 91.強盗犯人入院事件 94.雪女伝説殺人事件 97.別れのワイン殺人事件 108.モグラ星人謎の事件(後編) 114.スキューバダイビング殺人事件(前編) 115.スキューバダイビング殺人事件(後編) 116.ミステリー作家失踪事件(前編) 117.ミステリー作家失踪事件(後編) 118.浪花の連続殺人事件 123.お天気お姉さん誘拐事件 ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 16 131.競技場無差別脅迫事件(後編) 134.奇術愛好家殺人事件(解決編) 137.青の古城探索事件(後編) 140.SOS!歩美からのメッセージ 141.結婚前夜の密室事件(前編) 142.結婚前夜の密室事件(後編) 147.本庁の刑事恋物語(後編) 152.謎の老人失踪事件 153.園子のアブない夏物語(前編) 157.本庁の刑事恋物語2(後編) 158.沈黙の環状線 160.怪奇五重塔伝説(後編) 162.空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件 164.月と星と太陽の秘密(後編) 168.鳥取クモ屋敷の怪(解決篇) ’00 179.喫茶店トラック乱入事件 2 14(15) 182.大捜索 9つのドア 183.危険なレシピ 186.殺された名探偵(後編) 188.命がけの復活 洞窟の探偵団 192.命がけの復活 帰ってきた新一… 193.命がけの復活 約束の場所 195.意味深なオルゴール(後編) 196.見えない凶器 蘭の初推理 198.スーパーカーの罠(後編) 202.10人目の乗客(後編) 207.見事すぎた名推理 209.龍神山転落事件 211.五彩伝説の水御殿(後編) ’01 221.偽りだらけの依頼人(後編) 6 224.そして人魚はいなくなった(解決編) 230.謎めいた乗客(前編) 234.消えなかった証拠(後編) 238.大阪3つの”K”事件(前編) 262.雪の夜の恐怖伝説(後編) ’02 263.大阪ダブルミステリー 浪花剣士と太閤の城 10 272.隠して急いで省略(後編) 283.水流るる石庭の怪(後編) 286.工藤新一NYの事件(事件編) 291.孤島の姫と竜宮城(事件編) 293.孤島の姫と竜宮城(解決編) 294.愛と決断のスマッシュ(前編) 295.愛と決断のスマッシュ(後編) 298.法廷の対決Ⅱ 妃vs九条(後編) 299.友情と殺意の関門海峡(前編) ’03 337.転落事件の裏事情 1 ’04 365.シンクロにシティ事件(後編) 5 372.物言わぬ航路(後編) 375.星と煙草の暗号(後編) 382.どっちの推理ショー(後編) 383.甲子園の奇跡!見えない悪魔に負けず嫌い 「どっちの推理ショー」のおさらい ’05 384.標的は毛利小五郎 7 389.薩摩に酔う小五郎(後編) 391.本庁の刑事恋物語6(後編) 397.辛く苦く甘い汁 400.疑惑を持った蘭 405.救急車を呼びに行った男 417.仏滅に出る悪霊(解決編) ’06 428.超秘密の通学路(後編) 8 429.もう戻れない二人(前編) 433.コナン変な子 439.そして誰もいなくなればいい 441.最後のアーン 447.封印された洋窓(後編) 448.目黒の秋刀魚事件 451.トリックvsマジック(後編) 合計119(130) 初期の名探偵コナンは、タイトルコールが流れた直後にこの曲と共に本編が始まるというパターンが非常に多く、古くからのファンには特に馴染み深い日常テーマ曲だろう。初年度である1996年は顕著で、毎回のように使われていた印象がある。ところが翌年からは使用頻度が減少し(それでも多いが)、2001年以降は急激に影が薄くなっていった。 まず’97年は「蘭のテーマ(摩天楼ヴァージョン)」や「昼下がりの天使たち」(サントラ3のオリジナルバージョン、摩天楼ヴァージョンの両方)が、また初期から地味に使われていた「のんびり気分」が「蘭のテーマ」の担っていた役割を担うようになり、これまでの冒頭ではなく、事件解決後に使われるケースが多くなったように思う。事件解決後の日常シーンとなると、ライバルがたくさんいるために、かつてほどの存在感を示すことができなくなったのではないか。 今では’07バージョンが定期的に使用されている。 3.コナンのRock Roll 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’01 245.ヒマワリ館の銃声 1 ’04 360.不思議な春のかぶと虫 1 合計2 あまりの使用頻度の低さに、逆にこのBGMが流れたことをはっきり覚えている人は凄い。ちなみに、サントラ2の方に別アレンジ曲が存在するものの、やはりこちらもほとんど使われていない。 初期テイストの漂うノリのいい曲だが、絵に合わせづらかったのだろうか、それともマッチするシーンがなかったのだろうか。たまにこんな不運な曲が転がっている。現在では’07バージョンが年に数回使用されている。 4.コナンの夢 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 31.テレビ局殺人事件 2 35.山荘包帯男殺人事件(後編) ’97 60.イラストレーター殺人事件 3 79.銀行強盗殺人事件 85.スキーロッジ殺人事件(後編) ’98 105.盗賊団謎の洋館事件(後編) 2 123.お天気お姉さん誘拐事件 ’02 296.屋形船 釣りショック 1 ’03 334.似た者プリンセス(後編) 1 ’05 420.八岐大蛇の剣(後編) 1 合計10 旧バージョンは10回しか使われていない。哀愁を誘い、時には深い悲しみを表すので自白のテーマにも使われるのだが、使用頻度はかなり低い。どちらかというと近年の’07バージョンの方が使われているが、その話はその時に。 使用頻度は低いながらも、今でもこの曲を聴いて思い出せるシーンがある。1997年最後の事件である「スキーロッジ殺人事件(後編)」だ。ラストシーンで使われたのだが、そこで強く心に打たれ思わず涙を禁じ得なかった。 それから、これは涙腺のゆるい筆者でもお涙頂戴なシーンではないため号泣するには至らなかったのだが、’98年の「盗賊団謎の洋館事件(後編)」の、またまたラストシーンで使われたのも印象深い。ネタバレを避けるために最低限のことを書くと、閉じ込められていた女性に対する、ある人物の優しさが感じられるいい演出だった。 5.毛利小五郎のテーマ 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 32.コーヒーショップ殺人事件 2 1(2) ’98 86.誘拐現場特定事件 7(10) 96.追いつめられた名探偵!連続2大殺人事件 2 107.モグラ星人謎の事件(前編) 110.料理教室殺人事件(前編) 114.スキューバダイビング殺人事件(前編) 2 116.ミステリー作家失踪事件(前編) 121.バスルーム密室事件(前編) 2 ’99 132.奇術愛好家殺人事件(事件編) 5 141.結婚前夜の密室事件(前編) 147.本庁の刑事恋物語(後編) 153.園子のアブない夏物語(前編) 158.沈黙の環状線 ’00 199.容疑者 毛利小五郎(前編) 2 215.ベイ・オブ・ザ・リベンジ(前編) ’01 220.偽りだらけの依頼人(前編) 3 228.殺意の陶芸教室(前編) 243.毛利小五郎のニセ者(前編) ’02 284.中華街 雨のデジャビュ(前編) 1 ’03 309.黒の組織との接触(交渉編) 2 331.疑惑の辛口カレー(前編) 合計21(25) 毛利小五郎はいかにもヘボ探偵、というイメージをそのまま曲にした感じで、完成された情けなさが漂っている。そのため、あくまでギャグシーン専用の曲であり、かっこいい毛利名探偵を演出するには全く役に立たない。 サントラ2の方にスピード感を増した別バージョンがあるが、不思議なことにそちらの方がはるかに印象に残っている(実際には使用頻度がほとんど変わらない)。 このオリジナルバージョンは、使われ出した当初、小五郎ではなく「ギャグな雰囲気を漂わせた蘭のテーマ」だった。’96年の「コーヒーショップ殺人事件」では、「大事な人」に会いに行くと言って出かけた蘭を尾行するコナン、という構図のバックでこの曲が使われていた。今なら無音か真面目な曲が流れそうなところだが、初期ではそんなシーンさえも「アニメのノリ」で許される、そんな時代を感じさせてくれる一曲だった。 また、’98年一発目の「誘拐現場特定事件」(青山剛昌氏のアシスタント原作)でも、蘭の破天荒な雰囲気にコナンが冷や汗を流すという冒頭のシーンで使われた。(この年の第一号がこの曲であった) 6.コナンのテーマ 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 2.社長令嬢誘拐事件 10 予告バージョンとセット 4.大都会暗号マップ事件 9.天下一夜祭り殺人事件 予告バージョンとセット 11.ピアノソナタ『月光』殺人事件 ここまでのおさらい 12.歩美ちゃん誘拐事件 予告バージョンとセット 13.奇妙な人捜し殺人事件 予告バージョンとセット 14.謎のメッセージ狙撃事件 23.豪華客船連続殺人事件(後編) 前編のおさらい・予告バージョンとセット 24.謎の美女記憶喪失事件 予告バージョンとセット 28.小五郎の同窓会殺人事件(後編) 前編のおさらい・予告バージョンとセット ’97 59.初めてのお使い殺人事件 1 予告バージョンとセット ’98 127.旅芝居一座殺人事件(後編) 1 ’01 254.本庁の刑事恋物語4(後編) 2 259.シカゴから来た男(後編) ’06 425.ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間 1 ここまでのおさらい 合計15 毛利小五郎のテーマに対して、こちらはとてつもなくカッコイイ曲である。この扱いの差は一体なんだ?なぜ小五郎はここまで不遇なのか…?と心配してしまうほどコナンのテーマは、ヒーローの颯爽たる姿を味つけしてくれる。 全部で15回使われたが、その3分の2である10回が’96年に使われているため、コナン最初期の定番イメージにもなっている。はじめ、現在のメイン・テーマとコナンのテーマのどちらをメイン・テーマにしようか迷っていたという話を何かで聞いたことがある。なるほどと思えるぐらい「第2のメイン・テーマ」としてインパクトが強い。物語が佳境に入る段階でのアクションシーンや、最初期における「前編のおさらい」曲として活躍した。 なお、この曲も『名探偵コナン』メイン・テーマ同様に、「予告バージョンとセット」という表記のついたものがある。ここで言う「予告バージョン」とは、メイン・テーマの予告ではなく「コナンのテーマ」の予告バージョンのことだ。サントラ2のDisc1トラック34に収録されているのだが、こちらは全体的に音が軽くなっているのと、締め部分のメロディがオリジナルバージョンと大きく異なっている。当時の音響監督である小林克良氏は、この「締め部分」だけ、なぜかオリジナルバージョンとつなげて使うことが多かった。トラック1のメイン・テーマも「メイン・テーマの予告バージョン」とセットで使っていたが、それと全く同じである。’07バージョンは数年に一回程度使用されている。 7.蘭・愛のテーマ 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 8.美術館オーナー殺人事件 6 18.6月の花嫁殺人事件 21.テレビドラマロケ殺人事件 31.テレビ局殺人事件 32.コーヒーショップ殺人事件 34.山荘包帯男殺人事件(前編) ’97 49.外交官殺人事件(後編) 3 56.おじゃマンボウ殺人事件 64.第3の指紋殺人事件 ’98 94.雪女伝説殺人事件 8(10) 95.小五郎のデート殺人事件 96.追いつめられた名探偵!連続2大殺人事件 100.初恋の人想い出事件(前編) 3 114.スキューバダイビング殺人事件(前編) 118.浪花の連続殺人事件 124.謎の狙撃者殺人事件(前編) 125.謎の狙撃者殺人事件(後編) ’99 132.奇術愛好家殺人事件(事件編) 9 141.結婚前夜の密室事件(前編) 143.疑惑の天体観測 144.上野発北斗星3号(前編) 150.自動車爆発事件の真相(前編) 153.園子のアブない夏物語(前編) 169.ビーナスのキッス 171.暗闇の中の死角(後編) 173.よみがえる死の伝言(後編) ’00 184.呪いの仮面は冷たく笑う 5 189.命がけの復活 負傷した名探偵 199.容疑者 毛利小五郎(前編) 202.10人目の乗客(後編) 210.五彩伝説の水御殿(前編) ’01 220.偽りだらけの依頼人(前編) 4 226.バトルゲームの罠(前編) 239.大阪3つの”K”事件(後編) 240.新幹線護送事件(前編) ’02 269.犯罪の忘れ形見(前編) 2 298.法廷の対決Ⅱ 妃vs九条(後編) 音響調整バージョン ’03 333.似た者プリンセス(前編) 1 ’04 358.本庁の刑事恋物語5(前編) 1 ’05 402.宝石強盗現行犯(後編) 1 ’06 452.こんぴら座の怪人 1 合計41(43) これは曲名にふさわしい楽曲で、まさに「蘭・愛のテーマ」である。ただ、ここで言う愛とは工藤新一に対するものだけでなく、母親である妃英理に対するものも含み、その他、旅情を誘うテーマとしても使われる。小林克良氏が音響監督を務めていた頃はそれなりに使用頻度が高かったが、以降は現在の’07バージョンも含め、ほぼ年に数回程度のペースで使われている。(このオリジナルバージョンは引退している) なお、サントラ2に別バージョンである「Guitarバージョン」が存在するが、こちらは浦上・井澤両氏によって頻繁に使われた。オリジナルバージョンに比べしっとりしていて、落ち着いた雰囲気を漂わせており、さながら旅先でゆっくり温泉に浸かりながら自然の音に耳を傾けるという情景が想起できる。逆にこのオリジナルバージョンにはエロティックな「音のうわつき」があり、小五郎が真面目な表情で女性を口説きにかかる時に流されると、思わずにやけてしまいそうになるという効果が期待できる。 8.のんびり気分 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 15.消えた死体殺人事件 6 18.6月の花嫁殺人事件 19.エレベーター殺人事件 32.コーヒーショップ殺人事件 34.山荘包帯男殺人事件(前編) 41.優勝旗切り裂き事件 ’97 44.堀田三兄弟殺人事件 8 47.スポーツクラブ殺人事件 48.外交官殺人事件(前編) 51.ゴルフ練習場殺人事件 55.列車トリック殺人事件 57.ホームズフリーク殺人事件(前編) 63.大怪獣ゴメラ殺人事件 75.金融会社社長殺人事件 ’98 86.誘拐現場特定事件 12(13) 91.強盗犯人入院事件 96.追いつめられた名探偵!連続2大殺人事件 98.名陶芸家殺人事件(前編) 100.初恋の人想い出事件(前編) 107.モグラ星人謎の事件(前編) 109.探偵団大追跡事件 111.料理教室殺人事件(後編) 114.スキューバダイビング殺人事件(前編) 119.仮面ヤイバー殺人事件 2 126.旅芝居一座殺人事件(前編) 128.黒の組織10億円強奪事件 ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 13(14) 132.奇術愛好家殺人事件(事件編) 135.消えた凶器捜索事件 138.最後の上映殺人事件(前編) 140.SOS!歩美からのメッセージ 146.本庁の刑事恋物語(前編) 148.路面電車急停止事件 149.遊園地バンジー事件 152.謎の老人失踪事件 156.本庁の刑事物語2(前編) 162.空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件 165.少年探偵団消失事件 2 166.鳥取クモ屋敷の怪(事件篇) ’00 174.二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件 18 179.喫茶店トラック乱入事件 182.大捜索 9つのドア 183.危険なレシピ 187.闇に響く謎の銃声 188.命がけの復活 洞窟の探偵団 189.命がけの復活 負傷した名探偵 190.命がけの復活 第三の選択 197.スーパーカーの罠(前編) 200.容疑者 毛利小五郎(後編) 201.10人目の乗客(前編) 203.黒いイカロスの翼(前編) 205.本庁の刑事恋物語3(前編) 206.本庁の刑事恋物語3(後編) 209.龍神山転落事件 214.レトロルームの謎事件 215.ベイ・オブ・ザ・リベンジ(前編) 217.封印された目暮の秘密(前編) ’01 226.バトルゲームの罠(前編) 10 228.殺意の陶芸教室(前編) 233.消えなかった証拠(前編) 236.南紀白浜ミステリーツアー(前編) 238.大阪3つの”K”事件(前編) 243.毛利小五郎のニセ者(前編) 248.癒しの森のアリバイ 253.本庁の刑事恋物語4(前編) 255.松江玉造連句十四番勝負(前編) 258.シカゴから来た男(前編) ’02 274.幽霊屋敷の真実(前編) 4 284.中華街 雨のデジャビュ(前編) 291.孤島の姫と竜宮城(事件編) 296.屋形船 釣りショック ’03 318.幸運のシガーケース(前編) 4 319.幸運のシガーケース(後編) 325.炎の中に赤い馬(事件編) 338.4台のポルシェ(前編) ’04 354.小さな依頼者(前編) 4 358.本庁の刑事恋物語5(前編) 366.丸見え埠頭の惨劇(前編) 383.甲子園の奇跡!見えない悪魔に負けず嫌い ’05 388.薩摩に酔う小五郎(前編) 8 398.奇妙な一家の依頼(前編) 401.宝石強盗現行犯(前編) 406.コナン平次の推理マジック(仕掛編) 411.神社鳥居ビックリ暗号(前編) 415.仏滅に出る悪霊(事件編) 419.八岐大蛇の剣(前編) 424.ピエロからの写真メール ’06 426.蘭へのラブレター 5 431.本庁の刑事恋物語7(前編) 438.お魚メールの追跡 445.ロシアンブルーの秘密 452.こんぴら座の怪人 合計92(94) 日常テーマ曲のひとつで、「蘭のテーマ」以上に日常そのものの弛緩した雰囲気が漂っている。 もちろん番組開始当初から存在する曲だが、最初期の頃は存在感が薄く、ある程度番組が軌道に乗り始めた時期から使用頻度が高くなる。初期の冒頭における日常テーマと言えば、上にも書いた「蘭のテーマ」が思い起こされるところだが、これが次第に「のんびり気分」「昼下がりの天使たち」「蘭のテーマ(摩天楼ヴァージョン)」「昼下がりの天使たち(摩天楼ヴァージョン)」へと置き換えられていく。つまり「蘭のテーマ」を事件解決後の日常曲へと追いやった張本人の一人がこの「のんびり気分」である。 特にサントラ3が使われ始めた頃から使用頻度が上がり始め、’01年までは毎年のように10回以上使われている。その後は別の日常曲へとバトンタッチし、一線からは退いた。それでも年に5回前後は使われるという安定感を持続しながら引退。’07バージョンは年に数回程度使用されている。 9.阿笠博士のテーマ 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 1.ジェットコースター殺人事件 1 ’97 59.初めてのお使い殺人事件 4 1(4) ’98 106.スクープ写真殺人事件 3 2(4) 107.モグラ星人謎の事件(前編) ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 3 146.本庁の刑事恋物語(前編) 163.月と星と太陽の秘密(前編) ’00 182.大捜索 9つのドア 3 183.危険なレシピ 209.龍神山転落事件 ’01 226.バトルゲームの罠(前編) 3 253.本庁の刑事恋物語4(前編) 254.本庁の刑事恋物語4(後編) 前編のおさらい ’02 283.水流るる石庭の怪(後編) 2(3) 299.友情と殺意の関門海峡(前編) 2 ’04 359.本庁の刑事恋物語5(後編) 2(3) 371.物言わぬ航路(前編) 2 ’05 385.ストラディバリウスの不協和音 前奏曲 3 413.完全半分犯罪の謎 424.ピエロからの写真メール ’06 428.超秘密の通学路(後編) 4 6(13) 429.もう戻れない二人(前編) 435.探偵団に注目取材(前編) 445.ロシアンブルーの秘密 4 449.本庁の刑事恋物語 偽りのウェディング 457.園子の赤いハンカチ(前編) 2 合計26(40) 発明家・阿笠博士のテーマ曲で、「さあ、みんなでやってみよう!」という体験コーナーのバックで流れそうなノリに仕上がっている。「はじめに皮を剥きます。ふたつめに…」というようなお料理教室の実演などにも合いそう。 あまり使用頻度は高くないのだが、たまに使われるとその回で繰り返し使われやすいという特徴がある。そのため、使用話数26話に対し、実際に使われたのべ回数は40回とその差が14もある。 筆者にとって特に印象に残っているのは、博士のテーマとして使われていない、’97年第59話「初めてのお使い殺人事件」である。初めてお使いに出かける少年のイメージ曲として繰り返し使われており、なんだか可愛くて微笑ましいシーンにマッチしていると感じた。’07バージョンは数年に一回程度使用されている。 10.それいけコナン~哀愁ヴァージョン 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 2.社長令嬢誘拐事件 7 3.アイドル密室殺人事件 9.天下一夜祭り殺人事件 16.骨董品コレクター殺人事件 29.コンピューター殺人事件 41.優勝旗切り裂き事件 42.カラオケボックス殺人事件 ’97 44.堀田三兄弟殺人事件 3 59.初めてのお使い殺人事件 83.総合病院殺人事件 ’98 96.追いつめられた名探偵!連続2大殺人事件 1 ’99 139.最後の上映殺人事件(後編) 4 160.怪奇五重塔伝説(後編) 168.鳥取クモ屋敷の怪(解決篇) 169.ビーナスのキッス ’00 206.本庁の刑事恋物語3(後編) 4 208.迷宮への入り口 巨大神像の怒り 214.レトロルームの謎事件 216.ベイ・オブ・ザ・リベンジ(後編) ’01 224.そして人魚はいなくなった(解決編) 3 229.殺意の陶芸教室(後編) 232.マンション転落事件 ’02 270.犯罪の忘れ形見(後編) 2 293.孤島の姫と竜宮城(解決編) ’03 327.炎の中に赤い馬(解決編) 2 341.トイレに隠した秘密(後編) ’05 389.薩摩に酔う小五郎(後編) 4 391.本庁の刑事恋物語6(後編) 397.辛く苦く甘い汁 399.奇妙な一家の依頼(後編) 合計30 ほとんどのケースにおいて、犯人が動機や想いを吐露するいわゆる「自白シーン」において使用されている。最初期から存在する自白曲としてはポピュラーなもののひとつだ。 演出ともマッチして特に印象に残っているのは、’99年の第139話「最後の上映殺人事件(後編)」だろうか。人のいない映画館に対する寂しい想いだけでなく、映画の素晴らしさを強調する少年探偵団の優しい声かけにふと安らぐような気持ちになる犯人の心情をとてもうまく表現している。この曲は後半部分が優しいメロディになっているため、苦しさや辛さや悔しさという負の側面だけでなく、ある意味で吹っ切れた、落ち着いた犯人の心情を代弁することができる。なお、この「後半部分」が流れたのはこの回だけだったと思うが、どうだろうか。 ‘96年以降、ほぼ毎年変わらず定期的に使われ続けて(’04と’06は未使用)引退。’07バージョンは一時期使用された時期があったが、現在は使用されていない。 11.対決のテーマ 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 2.社長令嬢誘拐事件 4 10.プロサッカー選手脅迫事件 17.デパートジャック事件 31.テレビ局殺人事件 ’00 176.黒の組織との再会(灰原編) 3 201.10人目の乗客(前編) 209.龍神山転落事件 ’02 275.幽霊屋敷の真実(後編) 3 276.警察手帳紛失事件 302.悪意と聖者の行進(後編) 合計10 他のみんなが大ピンチ!という絶体絶命の場面でコナンが駆けつけて来たり、犯人を推理で追い込んだりする時に使用される、ヒーローのテーマである(つまり主人公であるコナンのかっこよさや活躍っぷりを引き立てるための曲である)。 初期を知る者にとっては「あの曲か」とすぐに分かるほど有名なメロディだが、このオリジナルバージョンの使用率は極めて低い。多くの人が「あの曲か」と認識しているのは、サントラ2のDisc1に収録されている「落ち着きバージョン」の方である。 オリジナルバージョンの使用率が低いのは、その音色のせいではないかと思う。「落ち着きバージョン」には品や哀愁が漂っているが、こちらの方はコナンのかっこよさだけを追求しているので深みがないのである。また、ざわついたやかましいメロディなので「摩天楼ヴァージョン」と比べてもさらに使い道が限られてくる。’96年に4度使われて以降は放置されていたが、これではあんまりだということで’00年と’02年は意識して「使うようにした」のではないかと推測する。’07バージョンは年に数回使用されている。 12.はずむ蘭 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 4.大都会暗号マップ事件 3 17.デパートジャック事件 37.サボテンの花殺人事件 ’97 59.初めてのお使い殺人事件 2 73.少年探偵団遭難事件 ’98 96.追いつめられた名探偵!連続2大殺人事件 3 107.モグラ星人謎の事件(前編) 126.旅芝居一座殺人事件(前編) ’00 179.喫茶店トラック乱入事件 2 209.龍神山転落事件 ’01 236.南紀白浜ミステリーツアー(前編) 5 251.OK牧場の悲劇 252.絵の中の誘拐犯 255.松江玉造連句十四番勝負(前編) 260.揺れるレストラン ’04 370.逃げ回るゲームソフト 1 ’05 392.謎めく身長差20cm 2 421.イチョウ色の初恋(前編) ’06 434.名犬クールのお手柄 3 446.封印された洋窓(前編) 454.ひっくり返った結末(前編) 合計21 「蘭のテーマ」に続き、またしても蘭というキャラクターとは関係のない使われ方をした日常曲である(どちらかと言うと少年探偵団のイメージに近い)。 日常曲とは言え、これまでに紹介したものと比べて使用頻度が低い。「はずむ蘭」は文字通り動きのあるメロディをしており、旅行へ出かける時のワクワク感や、ロケ先で遊戯に興じる際のハイな気持ちを演出する使い方がしっくり来る。コナン達は頻繁にあちこちを訪れているが、毎話ごとに旅行をしてわいわい遊んでいるわけではない(これではもはや黒の組織とは無縁の小学生の日常だ!)。従って「はずむ蘭」の出番も限られてくる、とそういうわけである。’07バージョンはあまり使用されていない。 13.犯人のアジト 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 6.バレンタイン殺人事件 10 9.天下一夜祭り殺人事件 11.ピアノソナタ『月光』殺人事件 14.謎のメッセージ狙撃事件 15.消えた死体殺人事件 18.6月の花嫁殺人事件 19.エレベーター殺人事件 26.愛犬ジョン殺人事件 28.小五郎の同窓会殺人事件(後編) 31.テレビ局殺人事件 ’97 53.謎の凶器殺人事件 5 54.ゲーム会社殺人事件 64.第3の指紋殺人事件 71.ストーカー殺人事件 85.スキーロッジ殺人事件(後編) ’98 92.恐怖のトラヴァース殺人事件(前編) 5 96.追いつめられた名探偵!連続2大殺人事件 97.別れのワイン殺人事件 108.モグラ星人謎の事件(後編) 127.旅芝居一座殺人事件(後編) ’99 142.結婚前夜の密室事件(後編) 7 148.路面電車急停止事件 149.遊園地バンジー事件 156.本庁の刑事恋物語2(前編) 162.空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件 164.月と星と太陽の秘密(後編) 170.暗闇の中の死角(前編) ’00 182.大捜索 9つのドア 3 198.スーパーカーの罠(後編) 214.レトロルームの謎事件 ’01 229.殺意の陶芸教室(後編) 4 247.網にかかった謎(後編) 254.本庁の刑事恋物語4(後編) 257.世にも奇妙な天罰 ’02 265.法廷の対決 vs小五郎(後編) 9 270.犯罪の忘れ形見(後編) 271.隠して急いで省略(前編) 275.幽霊屋敷の真実(後編) 277.英語教師vs西の名探偵(前編) 281.小さな目撃者たち 298.法廷の対決Ⅱ 妃vs九条(後編) 300.友情と殺意の関門海峡(後編) 303.戻って来た被害者 ’03 307.残された声なき証言(前編) 4 326.炎の中に赤い馬(捜査編) 343.コンビニの落とし穴(前編) 344.コンビニの落とし穴(後編 ’04 346.お尻のマークを探せ!(前編) 5 347.お尻のマークを探せ!(後編) 353.フィッシング大会の悲劇(後編) 362.帝丹高校学校怪談(後編) 373.猛毒蜘蛛の罠 ’05 422.イチョウ色の初恋(後編) 2 424.ピエロからの写真メール ’06 426.蘭へのラブレター 3 436.探偵団に注目取材(後編) 456.俺が愛したミステリー 合計57 事件用の曲で、極端に偏ったイメージ曲ではないため、なかなか汎用性が高い。ある時にはコナンの証拠探し、またある時には推理曲として使われる。メロディ自体は軽めなので、一気に盛り上げるシーンには適さない。 最初期から使われ続け、’06年に引退するまで安定して用いられた。使用頻度は並(初期から使われているにしては少ない方か?)。「犯人のアジト」と言えば、このオリジナルバージョンよりも、人によっては聞くだけで身の毛もよだつという「忍び込みバージョン」の方が超有名である。 14.沈む夕陽 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 3.アイドル密室殺人事件 19 5.新幹線大爆破事件 6.バレンタイン殺人事件 7.月いちプレゼント脅迫事件 8.美術館オーナー殺人事件 10.プロサッカー選手脅迫事件 11.ピアノソナタ『月光』殺人事件 13.奇妙な人捜し殺人事件 15.消えた死体殺人事件 16.骨董品コレクター殺人事件 17.デパートジャック事件 18.6月の花嫁殺人事件 20.幽霊屋敷殺人事件 23.豪華客船連続殺人事件(後編) 26.愛犬ジョン殺人事件 28.小五郎の同窓会殺人事件(後編) 29.コンピューター殺人事件 32.コーヒーショップ殺人事件 40.資産家令嬢殺人事件(後編) ’97 49.外交官殺人事件(後編) 9 62.幽霊船殺人事件(後編) 67.舞台女優殺人事件 69.闇の男爵殺人事件(疑惑篇) 71.ストーカー殺人事件 75.金融会社社長殺人事件 78.名家連続変死事件(後編) 83.総合病院殺人事件 85.スキーロッジ殺人事件(後編) ’98 95.小五郎のデート殺人事件 10 97.別れのワイン殺人事件 103.時代劇俳優殺人事件(後編) 105.盗賊団謎の洋館事件(後編) 108.モグラ星人謎の事件(後編) 111.料理教室殺人事件(後編) 115.スキューバダイビング殺人事件(後編) 116.ミステリー作家失踪事件(前編) 117.ミステリー作家失踪事件(後編) 119.仮面ヤイバー殺人事件 ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 10 142.結婚前夜の密室事件(後編) 144.上野発北斗星3号(前編) 147.本庁の刑事恋物語(後編) 155.水中の鍵密室事件 160.怪奇五重塔伝説(後編) 161.流水亭に流れる殺意 168.鳥取クモ屋敷の怪(解決篇) 169.ビーナスのキッス 173.よみがえる死の伝言(後編) ’00 174.二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件 10 178.黒の組織との再会(解決編) 181.赤い殺意の夜想曲(後編) 186.殺された名探偵(後編) 194.意味深なオルゴール(前編) 198.スーパーカーの罠(後編) 204.黒いイカロスの翼(後編) 206.本庁の刑事恋物語3(後編) 213.きのこと熊と探偵団(後編) 216.ベイ・オブ・ザ・リベンジ(後編) ’01 219.集められた名探偵!工藤新一vs怪盗キッド 12 227.バトルゲームの罠(後編) 229.殺意の陶芸教室(後編) 232.マンション転落事件 235.密室のワインセラー 237.南紀白浜ミステリーツアー(後編) 244.毛利小五郎のニセ者(後編) 256.松江玉造連句十四番勝負(後編) 257.世にも奇妙な天罰 259.シカゴから来た男(後編) 260.揺れるレストラン 262.雪の夜の恐怖伝説(後編) ’02 265.法廷の対決 妃vs小五郎(後編) 4 270.犯罪の忘れ形見(後編) 273.クイズ婆さん失踪事件 275.幽霊屋敷の真実(後編) ’03 336.東都現像所の秘密(後編) 4 341.トイレに隠した秘密(後編) 342.ハウステンボスの花嫁 344.コンビニの落とし穴(後編) ’04 351.忘れられた携帯電話(後編) 6 357.恋人は春のまぼろし 362.帝丹高校学校怪談(後編) 365.シンクロにシティ事件(後編) 373.猛毒蜘蛛の罠 382.どっちの推理ショー(後編) ’05 389.薩摩に酔う小五郎(後編) 3 402.宝石強盗現行犯(後編) 420.八岐大蛇の剣(後編) ’06 425.ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間 4 441.最期のアーン 447.封印された洋窓(後編) 455.ひっくり返った結末(後編) 合計91 初期から、特に小林克良氏の時代に頻繁に使われた推理曲である。タイトルからして自然の情景曲かと思ってしまうが、決してそうではない。 稀に事件の関係者からアリバイを訊くというシーンで流れるが、ほとんどのケースにおいて解明推理シーン(麻酔針で小五郎や園子を眠らせてコナンが事件の全容を明らかにするシーン)で用いられた。’07バージョンに活躍の場を譲っており、こちらは以前ほどの勢いはないものの、現在でもたまに使われている。 15.小さな巨人 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 2.社長令嬢誘拐事件 9(12) 4.大都会暗号マップ事件 6.バレンタイン殺人事件 7.月いちプレゼント脅迫事件 13.奇妙な人捜し殺人事件 17.デパートジャック事件 27.小五郎の同窓会殺人事件(前編) 31.テレビ局殺人事件 33.探偵団サバイバル事件 4 ’97 52.霧天狗伝説殺人事件 7 53.謎の凶器殺人事件 59.初めてのお使い殺人事件 62.幽霊船殺人事件(後編) 70.闇の男爵殺人事件(解決篇) 71.ストーカー殺人事件 76.コナンvs怪盗キッド ’98 86.誘拐現場特定事件 9(11) 95.小五郎のデート殺人事件 96.追いつめられた名探偵!連続2大殺人事件 2 99.名陶芸家殺人事件(後編) 100.初恋の人想い出事件(前編) 117.ミステリー作家失踪事件(後編) 123.お天気お姉さん誘拐事件 126.旅芝居一座殺人事件(前編) 2 128.黒の組織10億円強奪事件 ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 2 7(8) 132.奇術愛好家殺人事件(事件編) 134.奇術愛好家殺人事件(解決編) 147.本庁の刑事恋物語(後編) 163.月と星と太陽の秘密(前編) 164.月と星と太陽の秘密(後編) 173.よみがえる死の伝言(後編) ’00 182.大捜索 9つのドア 7 183.危険なレシピ 194.意味深なオルゴール(前編) 196.見えない凶器 蘭の初推理 206.本庁の刑事恋物語3(後編) 209.龍神山転落事件 218.封印された目暮の秘密(後編) ’01 220.偽りだらけの依頼人(前編) 6 225.商売繁盛のヒミツ 226.バトルゲームの罠(前編) 233.消えなかった証拠(前編) 256.松江玉造連句十四番勝負(後編) 258.シカゴから来た男(前編) ’02 271.隠して急いで省略(前編) 8(9) 272.隠して急いで省略(後編) 275.幽霊屋敷の真実(後編) 279.迷宮のフーリガン(前編) 284.中華街 雨のデジャビュ(前編) 298.法廷の対決Ⅱ 妃vs九条(後編) 301.悪意と聖者の行進(前編) 2 303.戻って来た被害者 ’03 312.夕陽に染まった雛人形(前編) 2 335.東都現像所の秘密(前編) ’05 399.奇妙な一家の依頼(後編) 2 3(4) 421.イチョウ色の初恋(前編) 422.イチョウ色の初恋(後編) ’06 429.もう戻れない二人(前編) 2 5(8) 430.もう戻れない二人(後編) 2 435.探偵団に注目取材(前編) 451.トリックvsマジック(後編) 458.園子の赤いハンカチ(後編) 2 合計63(74) 「コナンの知恵袋」というタイトルの方が分かりやすいのではないかと思う。ほとんどのケースにおいて、コナンが「テレビで見聞きしたこと」「新一兄ちゃんに教えてもらったこと」を披露する場面で使われる。へぇ凄いなぁと思うようなウンチクを聞かせていただき、勉強になりましたねというイメージで完全に小学生目線の楽曲である。 これも小林克良氏の時代によく使われた。近年(’07バージョン)は細々とした使われ方をしており、以前ほどの「お約束」感はなくなっている。 16.コナンのテーマ~バラードヴァージョン 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 1.ジェットコースター殺人事件 8 15.消えた死体殺人事件 18.6月の花嫁殺人事件 19.エレベーター殺人事件 20.幽霊屋敷殺人事件 23.豪華客船連続殺人事件(後編) 25.偽りの身代金誘拐事件 30.アリバイ証言殺人事件 ’97 45.顔パック殺人事件 5 47.スポーツクラブ殺人事件 53.謎の凶器殺人事件 74.死神陣内殺人事件 80.放浪画家殺人事件 ’98 95.小五郎のデート殺人事件 1 ’99 149.遊園地バンジー事件 1 ’00 179.喫茶店トラック乱入事件 3 184.呪いの仮面は冷たく笑う 198.スーパーカーの罠(後編) ’03 320.忍法アリバイ工作の術 2 336.東都現像所の秘密(後編) ’04 353.フィッシング大会の悲劇(後編) 3 373.猛毒蜘蛛の罠 380.秘湯雪闇振袖事件(後編) ’05 393.誘拐…らしい事件 2 402.宝石強盗現行犯(後編) ’06 441.最期のアーン 3 455.ひっくり返った結末(後編) 459.怪人ガチガチ規則男 合計28 被害者の涙と共に語られる殺人動機…犯人の嗚咽が聞こえて来そうなシーンによく似合う自白曲である。なかなか音に力があるので、感情を剥き出しにしてくれる方がこの曲には合う。なお、音色が同じであり、かつ「メイン・テーマ」と「コナンのテーマ」という紛らわしいアレンジ違いなので間違えやすいが、この曲とサントラ2Disc1のトラック35に収録されている「名探偵コナン」メイン・テーマ(バラードバージョン)とは別物である。 「コナンのテーマ~バラードヴァージョン」は初期のイメージが強い。実際、28回中半分近くの13回が、’96年と’97年に流れている。その後は年に1~3回のペースを守って’06年まで活躍した。ちなみに’01年と’02年は全く使用されておらず、’03年に久しぶりに使われたが、この頃には「過去から掘り出してきた曲」という印象が強くなっていた。 17.コナンの勝利 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 5.新幹線大爆破事件 7 6.バレンタイン殺人事件 26.愛犬ジョン殺人事件 30.アリバイ証言殺人事件 35.山荘包帯男殺人事件(後編) 38.赤鬼村火祭殺人事件 40.資産家令嬢殺人事件(後編) ’97 43.江戸川コナン誘拐事件 8 45.顔パック殺人事件 50.図書館殺人事件 52.霧天狗伝説殺人事件 53.謎の凶器殺人事件 55.列車トリック殺人事件 59.初めてのお使い殺人事件 67.舞台女優殺人事件 ’98 103.時代劇俳優殺人事件(後編) 3 122.バスルーム密室事件 127.旅芝居一座殺人事件(後編) ’99 148.路面電車急停止事件 7 149.遊園地バンジー事件 152.謎の老人失踪事件 154.園子のアブない夏物語(後編) 164.月と星と太陽の秘密(後編) 165.少年探偵団消失事件 173.よみがえる死の伝言(後編) ’00 184.呪いの仮面は冷たく笑う 4 187.闇に響く謎の銃声 214.レトロルームの謎事件 216.ベイ・オブ・ザ・リベンジ(後編) ’01 225.商売繁盛のヒミツ 5 229.殺意の陶芸教室(後編) 235.密室のワインセラー 239.大阪3つの”K”事件(後編) 245.ヒマワリ館の銃声 ’02 265.法廷の対決 妃vs小五郎(後編) 7 273.クイズ婆さん失踪事件 275.幽霊屋敷の真実(後編) 281.小さな目撃者たち 293.孤島の姫と竜宮城(解決編) 299.友情と殺意の関門海峡(前編) 303.戻って来た被害者 ’03 329.お金で買えない友情(前編) 2 335.東都現像所の秘密(前編) ’04 374.星と煙草の暗号(前編) 1 ’06 430.もう戻れない二人(後編) 4 434.名犬クールのお手柄 442.鉄骨に阻まれた男 443.ため息 潮干狩り(前編) 合計48 日常用の曲ではあるのだが、出だしがなんだか情けないメロディなので、小五郎のイメージが強い。 小林克良氏の時代と浦上・井澤氏の時代とでは、使い方が大きく異なる楽曲のひとつである。小林氏の時代にはCパートのオチに、浦上・井澤氏の時代には「はずむ蘭」のような、事件前の戯れシーンに使われることが多かった。‘07バージョンも存在し、一時期は使用されていなかったが現在ではCパートにて高い頻度で使用されている。 18.事件解決 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 4.大都会暗号マップ事件 2 12.歩美ちゃん誘拐事件 ’97 58.ホームズフリーク殺人事件(後編) 3 82.人気アーティスト誘拐事件(後編) 83.総合病院殺人事件 ’98 89.ドラキュラ荘殺人事件(後編) 3 98.名陶芸家殺人事件(前編) 116.ミステリー作家失踪事件(前編) ’99 151.自動車爆発事件の真相(後編) 1 ’00 202.10人目の乗客(後編) 2 206.本庁の刑事恋物語3(後編) ’01 225.商売繁盛のヒミツ 2 260.揺れるレストラン ’02 276.警察手帳紛失事件 1 ’04 377.桃太郎謎解きツアー(前編) 1 ’05 396.奇抜な屋敷の大冒険(解決編) 4 402.宝石強盗現行犯(後編) 420.八岐大蛇の剣(後編) 424.ピエロからの写真メール ’06 432.本庁の刑事恋物語7(後編) 6 437.上戸彩と新一 4年前の約束 448.目黒の秋刀魚事件 456.俺が愛したミステリー 457.園子の赤いハンカチ(前編) 459.怪人ガチガチ規則男 合計25 日常曲だが、半分は小五郎的な旋律になっているため、ギャグシーンに使われることが多い。 「コナンの勝利」と同じく、小林克良氏の時代と、浦上・井澤氏の時代とでは使われ方が異なる。ギャグ中心ということでは一致するが、これまた「コナンの勝利」と同じく、Cパートのオチで使われるか、そうでないかという傾向が出ている。 サントラ2に収録されている「意気揚々バージョン」の方が高い使用頻度を誇る。’07バージョンは最近では使用されていない。 19.前話回想 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 4.大都会暗号マップ事件 2 15.消えた死体殺人事件 ’97 50.図書館殺人事件 3 59.初めてのお使い殺人事件 82.人気アーティスト誘拐事件(後編) ’00 206.本庁の刑事恋物語3(後編) 1 ’04 357.恋人は春のまぼろし 2 376.タイムリミットは15時! 合計8 「前話回想」ということは、そんな使い方を予定していたのだろうか。実際にはメイン・テーマの短縮アレンジ曲で、非常に快活な雰囲気が伝わってくる。 使用頻度はとても低い。初期では犯人を倒した時や「少年探偵団大勝利~!」と全てが解決した後に流れていた。 20.『名探偵コナン』メイン・テーマ~ヴォーカルヴァージョン 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 6.バレンタイン殺人事件 5 8.美術館オーナー殺人事件 18.6月の花嫁殺人事件 26.愛犬ジョン殺人事件 40.資産家令嬢殺人事件(後編) ’97 46.雪山山荘殺人事件 9 49.外交官殺人事件(後編) 64.第3の指紋殺人事件 66.暗闇の道殺人事件 70.闇の男爵殺人事件(解決篇) 71.ストーカー殺人事件 72.三つ子別荘殺人事件 78.名家連続変死事件(後編) 85.スキーロッジ殺人事件(後編) ’98 89.ドラキュラ荘殺人事件(後編) 7 94.雪女伝説殺人事件 97.別れのワイン殺人事件 99.名陶芸家殺人事件(後編) 111.料理教室殺人事件(後編) 118.浪花の連続殺人事件 127.旅芝居一座殺人事件(後編) ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 6 135.消えた凶器捜索事件 151.自動車爆発事件の真相(後編) 155.水中の鍵密室事件 162.空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件 173.よみがえる死の伝言(後編) ’00 218.封印された目暮の秘密(後編) 1 ’01 260.揺れるレストラン 1 ’02 280.迷宮のフーリガン(後編) 1 合計30 数ある自白のテーマの中で最も有名だと思われる一曲である。「フーンフフーフーーーン♪」という男声ハミングの曲だと言えばお分かりになるだろうか。初期コナンで犯人が胸中をさらけ出すシーンの代名詞と言えばこの曲だった。 ’97年の途中まではそう頻繁に使われていなかったが、それからの3年間は微妙に使用頻度が上がり、またかなり集中的に使われた時期もあるため、耳に残っているファンも多いと思う。’97年の第78話「名家連続変死事件(後編)」や第85話「スキーロッジ殺人事件(後編)」、’98年の第99話「名陶芸家殺人事件(後編)」での使用は、今でも映像と共に思い起こされる。 ところが’00年からは年一度しか使用されず、小林克良氏がコナンを退くと同時に完全に使われなくなってしまった。浦上氏・井澤氏は一度も用いなかったのだ。そういえば最近は聞いてないなーと感じた方もいるかもしれないが、「最近」どころではなく、10年以上使われていない。’07バージョンも制作されていないようなので、完全に引退したものと思われる。あと一回だけでいいので最終回が近づいた頃に聞きたい。
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サントラ・楽曲別使用状況 オリジナル・サウンドトラック2(Disc1)① 2022-11-29更新 「名探偵コナン オリジナル・サウンドトラック2」は2枚組になっていて、1枚目は「大野克夫バンド」の生演奏による楽曲を集めたものです。サントラ1同様に番組開始時から存在する曲が収録されており、事件関係の楽曲については、聞いたことのない人はいないだろうというぐらい有名なものがたくさんあります。それらは現在でも’07バージョンにアレンジされて生き残り、現役で活躍しています。 このページではトラック16「毛利小五郎のテーマ(Funkyバージョン)」までのデータを掲載しています。ほのぼのから哀愁まで日常系・感情系の曲が多いです。 1.「名探偵コナン」メイン・テーマ(予告) 2.それいけコナン(ミディアムテンポバージョン) 3.それいけコナン(超早バージョン) 4.蘭のテーマ(優しさバージョン) 5.蘭のテーマ(涙バージョン) 6.コナンの夢(夕暮れバージョン) 7.コナンのRock Roll(アナザーバージョン) 8.犯人のアジト(忍び込みバージョン) 9.犯人のアジト(いよいよバージョン) 10.蘭・愛のテーマ(Guitarバージョン) 11.対決のテーマ(落ち着きバージョン) 12.事件解決(意気揚々バージョン) 13.沈む夕陽(哀愁バージョン) 14.沈む夕陽(Acousticバージョン) 15.コナンの勝利(夜空バージョン) 16.毛利小五郎のテーマ(Funkyバージョン) 1.「名探偵コナン」メイン・テーマ(予告) 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 2.社長令嬢誘拐事件 5 締め部分(『名探偵コナン』メイン・テーマとセット) 4.大都会暗号マップ事件 締め部分(『名探偵コナン』メイン・テーマとセット) 5.新幹線大爆破事件 締め部分(『名探偵コナン』メイン・テーマとセット) 14.謎のメッセージ狙撃事件 締め部分(『名探偵コナン』メイン・テーマとセット) 17.デパートジャック事件 締め部分(『名探偵コナン』メイン・テーマとセット) ’97 59.初めてのお使い殺人事件 3(4) 締め部分(『名探偵コナン』メイン・テーマとセット) 73.少年探偵団遭難事件 82.人気アーティスト誘拐事件(後編) 2 前編のおさらい・締め部分(『名探偵コナン』メイン・テーマとセット)・1 ’98 93.恐怖のトラヴァース殺人事件(後編) 2 105.盗賊団謎の洋館事件(後編) ’99 135.消えた凶器捜索事件 4 137.青の古城探索事件(後編) 152.謎の老人失踪事件 165.少年探偵団消失事件 ’00 182.大捜索 9つのドア 1 合計15(16) サントラ1に収録されている『名探偵コナン』メイン・テーマの予告用バージョンである(サントラ1の名探偵コナンには二重かぎ括弧、サントラ2の名探偵コナンにはふつうの括弧が用いられている。あと、ヴァージョンではなくバージョンとなっていて、サントラ2以外の作品では「ヴァージョン」と表記するのが通例になっている)。文字通り、1996年~2006年の末まで、一部の例外を除き、ほぼ毎度次回予告のシーンで使用された。また、劇中でも襲いかかる犯人をやっつけるシーンを中心に使われた。 備考欄に「締め部分(『名探偵コナン』メイン・テーマとセット)」と書いてあるものは、サントラ1のメイン・テーマとミックスして使われた場合を指している。同楽曲の解説欄を参照してもらえると分かるが、ほとんどがサントラ1の『名探偵コナン』メイン・テーマなのに、締めの部分だけ「チャッチャッチャッチャ」と予告バージョンに繋いで使っていたことがある。そんな使い方は’96年と’97年に集中しており、’98年以降は、純粋に予告バージョンは予告バージョンだけで使われるようになった。 毎年少しずつ使われたが、映画版のメイン・テーマがテレビに流用されるようになってからは存在感も薄くなり、音響監督が交代したことで完全に使われなくなってしまった。とは言ってもあくまで予告用の楽曲であることを考えると、11年間流れ続けた功績は大きく、充分にその役割を果たしたと言えるだろう。 2.それいけコナン(ミディアムテンポバージョン) 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 10.プロサッカー選手脅迫事件 1 ’00 195.意味深なオルゴール(後編) 1 ’05 390.本庁の刑事恋物語6(前編) 1 ’06 456.俺が愛したミステリー 1 合計4 サントラ1の「それいけコナン~哀愁ヴァージョン」のアレンジ曲である。確かに言われてみると同じメロディになっていることに気づくが、意識しないと原曲が同じだとなかなか気づかないほど全く別のアレンジに仕上がっている。哀愁ヴァージョンがバラード系の自白曲なのに対し、こちらは明らかに気持ちの乗った日常系統の曲になっている。 一方で使用頻度はとてつもなく低い。初期から存在する楽曲であるにもかかわらず、小林克良氏によって2度、(おそらく)井澤基氏によって2度使われただけである。筆者がこの楽曲の流れたシーンを思い出せるのは「プロサッカー選手脅迫事件」のCパートのみであり(蘭と赤木量子が手を取り合って和解するシーン)、他の3度はほとんど記憶に残っていない。次の「超早バージョン」はそれなりに使われているのだが… 実写放送版で’07バージョンが確認されている。 3.それいけコナン(超早バージョン) 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 9.天下一夜祭り殺人事件 4 24.謎の美女記憶喪失事件 29.コンピューター殺人事件 32.コーヒーショップ殺人事件 ’97 43.江戸川コナン誘拐事件 6 46.雪山山荘殺人事件 62.幽霊船殺人事件(後編) 64.第3の指紋殺人事件 75.金融会社社長殺人事件 78.名家連続変死事件(後編) ’98 99.名陶芸家殺人事件(後編) 4 106.スクープ写真殺人事件 109.探偵団大追跡事件 125.謎の狙撃者殺人事件(後編) ’99 135.消えた凶器捜索事件 2 165.少年探偵団消失事件 ’00 181.赤い殺意の夜想曲(後編) 4 187.闇に響く謎の銃声 204.黒いイカロスの翼(後編) 211.五彩伝説の水御殿(後編) ’01 221.偽りだらけの依頼人(後編) 1 合計21 2の「ミディアムテンポバージョン」に比べると、文字通りスピードアップしており実に軽快なメロディである。追加されたイントロ部分に特徴があり、ギャグオチをつけるために作られたような出だしである。実際、この曲はCパートの日常シーンで、特にドタバタ落ちの時に使われていた。しかしながら、出だしはギャグだがメイン部分はキャラクターの性格のよさを引き出しており、ギャグの中にある微笑ましさが感じられるメロディラインになっている。いかにもギャグというだけの情けないメロディより好感が持てる。 全回数を小林克良氏の手によって流された。使用頻度は平凡だが、Cパート用の曲としてはこんなものか。それなりに使われた印象がある。’07バージョンが存在し、現在は年に数回程度使用されている。 4.蘭のテーマ(優しさバージョン) 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 18.6月の花嫁殺人事件 3 25.偽りの身代金誘拐事件 33.探偵団サバイバル事件 ’97 49.外交官殺人事件(後編) 5(6) 50.図書館殺人事件 51.ゴルフ練習場殺人事件 54.ゲーム会社殺人事件 63.大怪獣ゴメラ殺人事件 2 ’98 112.帝丹小7不思議事件 3 115.スキューバダイビング殺人事件(後編) 117.ミステリー作家失踪事件(後編) ’99 145.上野発北斗星3号(後編) 2 171.暗闇の中の死角(後編) ’00 200.容疑者 毛利小五郎(後編) 1 ’01 231.謎めいた乗客(後編) 3 234.消えなかった証拠(後編) 255.松江玉造連句十四番勝負(前編) ’02 277.英語教師vs西の名探偵(前編) 3 298.法廷の対決Ⅱ 妃vs九条(後編) 299.友情と殺意の関門海峡(前編) ’03 313.夕陽に染まった雛人形(後編) 3 315.陽のあたる場所 323.服部平次絶体絶命!(前編) ’04 379.秘湯雪闇振袖事件(前編) 1 ’05 387.ストラディバリウスの不協和音 後奏曲 1 ’06 444.ため息 潮干狩り(後編) 1 合計26(27) サントラ1に収録されているオリジナルバージョンは日常曲だが、こちらの「優しさバージョン」はしっとりとした感情曲である。懐かしい日々を思い出したり、旅先の旅館で紅葉を眺めながら人生について語り合ったり…そんな趣のあるシーンに似つかわしい。 全く使われない年もあるが、一年に数回ずつ(近年は年二回も流れない)地味に使われ続けている(もちろんオリジナルバージョンは引退済みで、2007年以降は’07バージョンに受け継がれている)。 5.蘭のテーマ(涙バージョン) 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 2.社長令嬢誘拐事件 7 3.アイドル密室殺人事件 10.プロサッカー選手脅迫事件 22.豪華客船連続殺人事件(前編) 26.愛犬ジョン殺人事件 37.サボテンの花殺人事件 42.カラオケボックス殺人事件 ’97 70.闇の男爵殺人事件(解決篇) 1 ’98 108.モグラ星人謎の事件(後編) 1 ’99 142.結婚前夜の密室事件(後編) 1 ’00 189.命がけの復活 負傷した名探偵 4 195.意味深なオルゴール(後編) 208.迷宮への入り口 巨大神像の怒り 213.きのこと熊と探偵団(後編) ’01 260.揺れるレストラン 1 ’02 300.友情と殺意の関門海峡(後編) 2 303.戻って来た被害者 ’03 307.残された声なき証言(前編) 3 324.服部平次絶体絶命!(後編) 340.トイレに隠した秘密(前編) ’04 348.愛と幽霊と地球遺産(前編) 5 354.小さな依頼者(前編) 355.小さな依頼者(後編) 357.恋人は春のまぼろし 379.秘湯雪闇振袖事件(前編) ’05 388.薩摩に酔う小五郎(前編) 1 ’06 452.こんぴら座の怪人 1 合計27 「蘭のテーマ(優しさバージョン)」に比べ悲しさを大いに含んだメロディになっている。蘭が「なんで帰って来ないのよ新一」(筆者棒読み)とマジ泣きするシーンにはもって来いの曲であり、文字通り、ふつふつと込み上げる涙を見せる女に感情移入させることができる。そのため、時々自白のテーマとしても用いられる。 強く印象に残っているシーンはそれほど多くないが、’98年の「モグラ星人謎の事件(後編)」での使い方はしんみりとしていてよかったなと記憶している。 ‘06年で引退。’07バージョンは作られているのだろうか…?現在のところ、全く流れていない。 6.コナンの夢(夕暮れバージョン) 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 10.プロサッカー選手脅迫事件 6 21.テレビドラマロケ殺人事件 23.豪華客船連続殺人事件(後編) 26.愛犬ジョン殺人事件 28.小五郎の同窓会殺人事件(後編) 35.山荘包帯男殺人事件(後編) ’97 44.堀田三兄弟殺人事件 5 52.霧天狗伝説殺人事件 56.おじゃマンボウ殺人事件 75.金融会社社長殺人事件 85.スキーロッジ殺人事件(後編) ’98 90.花の香り殺人事件 1 ’00 181.愛と殺意の夜想曲(後編) 3 204.黒いイカロスの翼(後編) 213.きのこと熊と探偵団(後編) ’01 224.そして人魚はいなくなった(解決編) 1 ’02 264.法廷の対決 妃vs小五郎(前編) 2 297.法廷の対決Ⅱ 妃vs九条(前編) ’04 369.ツイてる男のサスペンス 2 372.物言わぬ航路(後編) ’05 392.謎めく身長差20cm 3 405.救急車を呼びに行った男 409.同時進行 舞台と誘拐(前編) ’06 433.コナン変な子 1 合計24 オリジナルバージョンに比べて自白曲として使われることが多く、非常に哀愁が漂っている。楽曲の後半部分には力の入るところもあり、そのメロディに合わせて犯人が強く秘めた思いを吐露すると非常にさまになる。 ’96年と’97年に最も多く使われ、その後引退する’06年までに、ほぼ毎年コンスタントに使われ続けた(’99年と’03年は未使用)。 ‘97年の「スキーロッジ殺人事件(後編)」では、ある人物が犯人であることをほのめかすように、推理の途中であるにもかかわらずこの曲が使われた。あとは’96年の「豪華客船連続殺人事件(後編)」では、Cパートで用いられ、文字通り客船が「夕暮れ」をバックに進む哀愁漂うシーンを演出した。 オリジナルバージョンからは’07バージョンが作られたが、この夕暮れバージョンは作られていない模様である。 7.コナンのRock Roll(アナザーバージョン) 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 4.大都会暗号マップ事件 1 ’00 199.容疑者 毛利小五郎(前編) 1 現実音 ’02 302.悪意と聖者の行進(後編) 1 ’03 331.疑惑の辛口カレー(前編) 1 合計4 コナンや少年探偵団が、平和な街中を元気よく走り回るイメージだろうか。 サントラ1のオリジナルバージョン同様、使用頻度があまりにも低すぎて覚えている人がいるかどうかも怪しい楽曲である。しかも計4回のうち1回は現実音(劇中世界でコナン達にも聞こえている音)として使われているため、純粋なBGMとして用いられたのは、わずか3回のみである。 8.犯人のアジト(忍び込みバージョン) 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 7.月いちプレゼント脅迫事件 15 9.天下一夜祭り殺人事件 13.奇妙な人捜し殺人事件 14.謎のメッセージ狙撃事件 15.消えた死体殺人事件 16.骨董品コレクター殺人事件 19.エレベーター殺人事件 24.謎の美女記憶喪失事件 25.偽りの身代金誘拐事件 26.愛犬ジョン殺人事件 29.コンピューター殺人事件 30.アリバイ証言殺人事件 31.テレビ局殺人事件 34.山荘包帯男殺人事件(前編) 38.赤鬼村火祭殺人事件 ’97 44.堀田三兄弟殺人事件 21 50.図書館殺人事件 53.謎の凶器殺人事件 55.列車トリック殺人事件 56.おじゃマンボウ殺人事件 57.ホームズフリーク殺人事件(前編) 58.ホームズフリーク殺人事件(後編) 63.大怪獣ゴメラ殺人事件 65.カニとクジラ誘拐事件 66.暗闇の道殺人事件 67.舞台女優殺人事件 70.闇の男爵殺人事件(解決篇) 71.ストーカー殺人事件 72.三つ子別荘殺人事件 75.金融会社社長殺人事件 76.コナンvs怪盗キッド 77.名家連続変死事件(前編) 78.名家連続変死事件(後編) 79.銀行強盗殺人事件 80.放浪画家殺人事件 83.総合病院殺人事件 ’98 89.ドラキュラ荘殺人事件(後編) 22(24) 90.花の香り殺人事件 92.恐怖のトラヴァース殺人事件(前編) 95.小五郎のデート殺人事件 96.追いつめられた名探偵!連続2大殺人事件 3 97.別れのワイン殺人事件 98.名陶芸家殺人事件(前編) 99.名陶芸家殺人事件(後編) 101.初恋の人想い出事件(後編) 102.時代劇俳優殺人事件(前編) 104.盗賊団謎の洋館事件(前編) 105.盗賊団謎の洋館事件(後編) 107.モグラ星人謎の事件(前編) 110.料理教室殺人事件(前編) 111.料理教室殺人事件(後編) 115.スキューバダイビング殺人事件(後編) 116.ミステリー作家失踪事件(前編) 117.ミステリー作家失踪事件(後編) 119.仮面ヤイバー殺人事件 123.お天気お姉さん誘拐事件 125.謎の狙撃者殺人事件(後編) 126.旅芝居一座殺人事件(前編) ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 2 26(28) 133.奇術愛好家殺人事件(疑惑編) 2 135.消えた凶器捜索事件 138.最後の上映殺人事件(前編) 142.結婚前夜の密室事件(後編) 143.疑惑の天体観測 144.上野発北斗星3号(前編) 145.上野発北斗星3号(後編) 147.本庁の刑事恋物語(後編) 148.路面電車急停止事件 149.遊園地バンジー事件 151.自動車爆発事件の真相(後編) 155.水中の鍵密室事件 156.本庁の刑事恋物語2(前編) 157.本庁の刑事恋物語2(後編) 158.沈黙の環状線 159.怪奇五重塔伝説(前編) 161.流水亭に流れる殺意 162.空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件 163.月と星と太陽の秘密(前編) 164.月と星と太陽の秘密(後編) 167.鳥取クモ屋敷の怪(疑惑篇) 169.ビーナスのキッス 170.暗闇の中の死角(前編) 171.暗闇の中の死角(後編) 172.よみがえる死の伝言(前編) ’00 174.二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件 23(25) 175.四回殺された男 177.黒の組織との接触(コナン編) 179.喫茶店トラック乱入事件 186.殺された名探偵(後編) 2 187.闇に響く謎の銃声 190.命がけの復活 第三の選択 194.意味深なオルゴール(前編) 2 195.意味深なオルゴール(後編) 196.見えない凶器 蘭の初推理 197.スーパーカーの罠(前編) 198.スーパーカーの罠(後編) 199.容疑者 毛利小五郎(前編) 200.容疑者 毛利小五郎(後編) 202.10人目の乗客(後編) 203.黒いイカロスの翼(前編) 207.見事すぎた名推理 208.迷宮への入り口 巨大神像の怒り 210.五彩伝説の水御殿(前編) 211.五彩伝説の水御殿(後編) 214.レトロルームの謎事件 215.ベイ・オブ・ザ・リベンジ(前編) 217.封印された目暮の秘密(前編) ’01 220.偽りだらけの依頼人(前編) 8 226.バトルゲームの罠(前編) 227.バトルゲームの罠(後編) 228.殺意の陶芸教室(前編) 232.マンション転落事件 242.元太少年の災難 257.世にも奇妙な天罰 258.シカゴから来た男(前編) ’02 263.大阪ダブルミステリー 浪花剣士と太閤の城 12(13) 264.法廷の対決 妃vs小五郎(前編) 267.バレンタインの真実(推理編) 269.犯罪の忘れ形見(前編) 271.隠して急いで省略(前編) 273.クイズ婆さん失踪事件 274.幽霊屋敷の真実(前編) 292.孤島の姫と竜宮城(追求編) 297.法廷の対決Ⅱ 妃vs九条(前編) 298.法廷の対決Ⅱ 妃vs九条(後編) 2 300.友情と殺意の関門海峡(後編) 301.悪意と聖者の行進(前編) ’03 305.見えない容疑者(前編) 2 14(16) 306.見えない容疑者(後編) 309.黒の組織との接触(交渉編) 310.黒の組織との接触(追跡編) 312.夕陽に染まった雛人形(前編) 316.汚れた覆面ヒーロー(前編) 318.幸運のシガーケース(前編) 2 325.炎の中に赤い馬(事件編) 327.炎の中に赤い馬(解決編) 329.お金で買えない友情(前編) 331.疑惑の辛口カレー(前編) 334.似た者プリンセス(後編) 340.トイレに隠した秘密(前編) 342.ハウステンボスの花嫁 ’04 349.愛と幽霊と地球遺産(後編) 13(15) 350.忘れられた携帯電話(前編) 351.忘れられた携帯電話(後編) 355.小さな依頼者(後編) 360.不思議な春のかぶと虫 361.帝丹高校学校怪談(前編) 3 363.都会のカラス 364.シンクロにシティ事件(前編) 367.丸見え埠頭の惨劇(後編) 369.ツイてる男のサスペンス 372.物言わぬ航路(後編) 375.星と煙草の暗号(後編) 380.秘湯雪闇振袖事件(後編) ’05 386.ストラディバリウスの不協和音 間奏曲 15(16) 389.薩摩に酔う小五郎(後編) 390.本庁の刑事恋物語6(前編) 392.謎めく身長差20cm 393.誘拐…らしい事件 396.奇抜な屋敷の大冒険(解決編) 2 397.辛く苦く甘い汁 401.宝石強盗現行犯(前編) 402.宝石強盗現行犯(後編) 404.不思議な天使の館(後編) 410.同時進行 舞台と誘拐(後編) 411.神社鳥居ビックリ暗号(前編) 415.仏滅に出る悪霊(事件編) 416.仏滅に出る悪霊(疑惑編) 423.探偵団と青虫4兄弟 ’06 425.ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間 12 431.本庁の刑事恋物語7(前編) 432.本庁の刑事恋物語7(後編) 434.名犬クールのお手柄 437.上戸彩と新一 4年前の約束 442.鉄骨に阻まれた男 446.封印された洋窓(前編) 449.本庁の刑事恋物語 偽りのウェディング 453.因縁と友情の試写会 455.ひっくり返った結末(後編) 458.園子の赤いハンカチ(後編) 459.怪人ガチガチ規則男 合計181(193) 「名探偵コナン」のアニメを毎週のように見ていて、この曲を聞いたことがないという人はいないだろう。もしいるとしたら、その人はきっとコナンのファンではない。話を合わせているだけかもしれないから気をつけた方がいい(笑)それぐらい使用率の高い曲なのだ。’ 一般的に、事件発生後に警察が容疑者から事情聴取をしたりコナンが事件の謎を整理したりする時に流れることが多い。ただ曲に緊張感がないため、シーンがだれることがある。使い方を誤ると尺稼ぎにしか感じられないこともあるので注意が必要だ。 もちろん2006年に旧バージョンは引退しているが、’07バージョンに変わってからも年に数回程度使用されている。 9.犯人のアジト(いよいよバージョン) 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 4.大都会暗号マップ事件 10 10.プロサッカー選手脅迫事件 11.ピアノソナタ『月光』殺人事件 13.奇妙な人捜し殺人事件 16.骨董品コレクター殺人事件 22.豪華客船連続殺人事件(前編) 29.コンピューター殺人事件 30.アリバイ証言殺人事件 31.テレビ局殺人事件 32.コーヒーショップ殺人事件 ’97 51.ゴルフ練習場殺人事件 7 52.霧天狗伝説殺人事件 59.初めてのお使い殺人事件 63.大怪獣ゴメラ殺人事件 65.カニとクジラ誘拐事件 73.少年探偵団遭難事件 80.放浪画家殺人事件 ’98 99.名陶芸家殺人事件(後編) 2 105.盗賊団謎の洋館事件(後編) ’99 135.消えた凶器捜索事件 1 ’00 177.黒の組織との再会(コナン編) 4 181.赤い殺意の夜想曲(後編) 182.大捜索 9つのドア 183.危険なレシピ ’01 252.絵の中の誘拐犯 3 256.松江玉造連句十四番勝負(後編) 259.シカゴから来た男(後編) ’02 276.警察手帳紛失事件 2 289.迷いの森の光彦(前編) ’03 334.似た者プリンセス(後編) 2 342.ハウステンボスの花嫁 ’04 348.愛と幽霊と地球遺産(前編) 6 356.怪盗キッドの驚異空中歩行 358.本庁の刑事恋物語5(前編) 359.本庁の刑事恋物語5(後編) 381.どっちの推理ショー(前編) 382.どっちの推理ショー(後編) ’05 394.奇抜な屋敷の大冒険(封印編) 7 395.奇抜な屋敷の大冒険(絡繰編) 400.疑惑を持った蘭 403.不思議な天使の館(前編) 418.米花町グルニエの家 420.八岐大蛇の剣(後編) 421.イチョウ色の初恋(前編) ’06 425.ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間 7(8) 433.コナン変な子 441.最期のアーン 444.ため息 潮干狩り(後編) 前編のおさらい 451.トリックvsマジック(後編) 2 452.こんぴら座の怪人 454.ひっくり返った結末(前編) 合計51(52) 「犯人のアジト(忍び込みバージョン)」をテンポアップしたような曲であり(どちらかと言うとサントラ1のオリジナルバージョンに近い印象を受ける。タイプとしては瞳の中の暗殺者の「顛末(TENMATSU)」と被る)、コナンの証拠探しや推理シーンなどに使われるため、「忍び込みバージョン」と棲み分けができている。とはいえ、「忍び込みバージョン」ほど頻繁に使われるわけでもなく、年間平均使用話数は無難な回数である。’07バージョンが存在し、現在は年に数回程度使用されている。 10.蘭・愛のテーマ(Guitarバージョン) 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 6.バレンタイン殺人事件 2 4(5) 22.豪華客船連続殺人事件(前編) 27.小五郎の同窓会殺人事件(前編) 33.探偵団サバイバル事件 ’97 63.大怪獣ゴメラ殺人事件 3 66.暗闇の道殺人事件 84.スキーロッジ殺人事件(前編) ’98 87.鶴の恩返し殺人事件 3(4) 96.追いつめられた名探偵!連続2大殺人事件 118.浪花の連続殺人事件 2 ’99 136.青の古城探索事件(前編) 3 154.園子のアブない夏物語(後編) 163.月と星と太陽の秘密(前編) ’00 180.赤い殺意の夜想曲(前編) 5 199.容疑者 毛利小五郎(前編) 200.容疑者 毛利小五郎(後編) 206.本庁の刑事恋物語3(後編) 213.きのこと熊と探偵団(後編) ’01 234.消えなかった証拠(後編) 2 261.雪の夜の恐怖伝説(前編) ’02 266.バレンタインの真実(事件編) 2 268.バレンタインの真実(解決編) ’03 306.見えない容疑者(後編) 11 315.陽のあたる場所 324.服部平次絶体絶命!(後編) 328.バースデーワインの謎 330.お金で買えない友情(後編) 333.似た者プリンセス(前編) 335.東都現像所の秘密(前編) 338.4台のポルシェ(前編) 340.トイレに隠した秘密(前編) 342.ハウステンボスの花嫁 343.コンビニの落とし穴(前編) ’04 346.お尻のマークを探せ!(前編) 14(17) 347.お尻のマークを探せ!(後編) 348.愛と幽霊と地球遺産(前編) 352.フィッシング大会の悲劇(前編) 354.小さな依頼者(前編) 357.恋人は春のまぼろし 362.帝丹高校学校怪談(後編) 366.丸見え埠頭の惨劇(前編) 374.星と煙草の暗号(前編) 376.タイムリミットは15時! 377.桃太郎謎解きツアー(前編) 2 379.秘湯雪闇振袖事件(前編) 381.どっちの推理ショー(前編) 383.甲子園の奇跡!見えない悪魔に負けず嫌い 3 ’05 388.薩摩に酔う小五郎(前編) 9 389.薩摩に酔う小五郎(後編) 390.本庁の刑事恋物語6(前編) 400.疑惑を持った蘭 412.神社鳥居ビックリ暗号(後編) 414.青い鳥を追う探偵団 418.米花町グルニエの家 421.イチョウ色の初恋(前編) 422.イチョウ色の初恋(後編) ’06 427.超秘密の通学路(前編) 7 428.超秘密の通学路(後編) 442.鉄骨に阻まれた男 445.ロシアンブルーの秘密 450.トリックvsマジック(前編) 452.こんぴら座の怪人 453.因縁と友情の試写会 合計63(68) サントラ1に収録されているオリジナルバージョンに比べしっとりしていて、落ち着いた雰囲気を漂わせており、さながら旅先でゆっくり温泉に浸かりながら自然の音に耳を傾けるような情景が想起できる楽曲である。 音響監督が交代してからの方がよく使われており、小林克良氏の時代には多くても年間5話しか流れていなかったのだが、交代後の’03年と’04年は共に10話以上使用されている。これまで「蘭のテーマ」に代表される元気いっぱいの日常曲が多く使われていたのだが、そんなシーンにも「蘭・愛のテーマ(Guitarバージョン)」が使用されるようになった。そのため、全体的に落ち着いたムードが漂いやすくなった印象を受ける。ただ、変に健全な雰囲気になりやすくなったということでもあり、初期のような「アニメ的な面白さ」「気楽に安心して楽しめる雰囲気」が削がれていったように感じる。‘06年を最後に引退したが、’07バージョンが制作されており、現在でもたまに使用される。 11.対決のテーマ(落ち着きバージョン) 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 1.ジェットコースター殺人事件 18 3.アイドル密室殺人事件 4.大都会暗号マップ事件 8.美術館オーナー殺人事件 12.歩美ちゃん誘拐事件 13.奇妙な人捜し殺人事件 15.消えた死体殺人事件 16.骨董品コレクター殺人事件 19.エレベーター殺人事件 20.幽霊屋敷殺人事件 21.テレビドラマロケ殺人事件 23.豪華客船連続殺人事件(後編) 28.小五郎の同窓会殺人事件(後編) 30.アリバイ証言殺人事件 31.テレビ局殺人事件 32.コーヒーショップ殺人事件 33.探偵団サバイバル事件 35.山荘包帯男殺人事件(後編) ’97 49.外交官殺人事件(後編) 2 13(14) 50.図書館殺人事件 52.霧天狗伝説殺人事件 55.列車トリック殺人事件 60.イラストレーター殺人事件 66.暗闇の道殺人事件 67.舞台女優殺人事件 70.闇の男爵殺人事件(解決篇) 72.三つ子別荘殺人事件 75.金融会社社長殺人事件 83.総合病院殺人事件 84.スキーロッジ殺人事件(前編) 85.スキーロッジ殺人事件(後編) ’98 87.鶴の恩返し殺人事件 9 89.ドラキュラ荘殺人事件(後編) 94.雪女伝説殺人事件 96.追いつめられた名探偵!連続2大殺人事件 99.名陶芸家殺人事件(後編) 106.スクープ写真殺人事件 112.帝丹小7不思議事件 113.白い砂浜殺人事件 120.ハニーカクテル殺人事件 ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 4 143.疑惑の天体観測 161.流水亭に流れる殺意 162.空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件 ’00 174.二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件 8 175.四回殺された男 178.黒の組織との再会(解決編) 187.闇に響く謎の銃声 189.命がけの復活 負傷した名探偵 195.意味深なオルゴール(後編) 196.見えない凶器 蘭の初推理 207.見事すぎた名推理 ’01 231.謎めいた乗客(後編) 5 235.密室のワインセラー 255.松江玉造連句十四番勝負(前編) 256.松江玉造連句十四番勝負(後編) 257.世にも奇妙な天罰 ’02 272.隠して急いで省略(後編) 3 276.警察手帳紛失事件 278.英語教師vs西の名探偵(後編) ’03 324.服部平次絶体絶命!(後編) 2 334.似た者プリンセス(後編) ’04 355.小さな依頼者(後編) 1 ’06 436.探偵団に注目取材(後編) 1 合計64(65) 主人公である江戸川コナンのかっこよさと活躍ぶりを演出する楽曲である。オリジナルバージョンと違って哀愁が漂っており、その美しく勇ましいメロディが耳に残っているファンも多いのではないだろうか。 主に推理シーンの詰めの段階で、コナンが犯人を追いつめる時に使用されている。この曲が流れると、あとは犯人に証拠を突きつけて追いつめるだけという雰囲気になる。追いつめて犯人がガクっとうなだれるシーンまで使用されるパターンが多く、この後にお約束の「自白」が始まる(この曲でBパートが終わることもあった)。 そのほとんどが小林克良氏による選曲で(’96年と’97年は非常に使用頻度が高い)、音響監督交代以後は、わずか4度しか使われなかった。コナンが犯人を追いつめる段階で、緊迫感の高い曲を流すかコナンの勇ましさを演出するためにこの曲を流すか、という考え方の違いが表れていると思う(もちろんその両方とも使われることもあるのだが)。そう考えると初期の「名探偵コナン」はコナンの勇ましさやかっこよさを前面に押し出すヒーローものだったと言えるかもしれない。 12.事件解決(意気揚々バージョン) 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 1.ジェットコースター殺人事件 9 2.社長令嬢誘拐事件 4.大都会暗号マップ事件 8.美術館オーナー殺人事件 12.歩美ちゃん誘拐事件 14.謎のメッセージ狙撃事件 17.デパートジャック事件 28.小五郎の同窓会殺人事件(後編) 38.赤鬼村火祭殺人事件 ’97 50.図書館殺人事件 11 51.ゴルフ練習場殺人事件 52.霧天狗伝説殺人事件 56.おじゃマンボウ殺人事件 59.初めてのお使い殺人事件 60.イラストレーター殺人事件 71.ストーカー殺人事件 74.死神陣内殺人事件 79.銀行強盗殺人事件 80.放浪画家殺人事件 82.人気アーティスト誘拐事件(後編) ’98 86.誘拐現場特定事件 8(10) 87.鶴の恩返し殺人事件 96.追いつめられた名探偵!連続2大殺人事件 2 101.初恋の人想い出事件(後編) 108.モグラ星人謎の事件(後編) 111.料理教室殺人事件(後編) 113.白い砂浜殺人事件 119.仮面ヤイバー殺人事件 2 ’99 143.疑惑の天体観測 5 155.水中の鍵密室事件 161.流水亭に流れる殺意 165.少年探偵団消失事件 169.ビーナスのキッス ’00 175.四回殺された男 4 204.黒いイカロスの翼(後編) 214.レトロルームの謎事件 217.封印された目暮の秘密(前編) ’01 221.偽りだらけの依頼人(後編) 1 ’05 397.辛く苦く甘い汁 5 398.奇妙な一家の依頼(前編) 406.コナン平次の推理マジック(仕掛編) 411.神社鳥居ビックリ暗号(前編) 415.仏滅に出る悪霊(事件編) ’06 425.ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間 5 427.超秘密の通学路(前編) 428.超秘密の通学路(後編) 429.もう戻れない二人(前編) 443.ため息 潮干狩り(前編) 合計48(50) 文字通り事件解決後の日常にオチをつけるために多用された曲で、「それいけコナン(超早バージョン)」「コナンの勝利」と共通した役割を果たした。 やはり小林克良氏によって多く使われており、浦上氏・井澤氏に交代してからは2年間だけ使用された(’02年~’04年まで全く使われなかった)。小林氏の使い方で特徴的だったのは、締めの「チャーーン チャチャチャチャチャチャチャチャン♪」という部分だけ取り出して流したことが多かったことである。むしろ途中までのメロディがしっかり流れることの方が珍しかった。’07バージョンが存在し、現在は年に数回程度使用されている。 13.沈む夕陽(哀愁バージョン) 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 42.カラオケボックス殺人事件 1 ’98 115.スキューバダイビング殺人事件(後編) 1 ’99 167.鳥取クモ屋敷の怪(疑惑篇) 1 ’02 296.屋形船 釣りショック 1 合計4 「沈む夕陽」のバラード系アレンジである。 しかしながら使用頻度がご覧の通りであり、ほとんど使われていない。自白曲として活躍できる機会があったように思うのだが… 14.沈む夕陽(Acousticバージョン) 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 25.偽りの身代金誘拐事件 2 26.愛犬ジョン殺人事件 ’97 56.おじゃマンボウ殺人事件 2 78.名家連続変死事件(後編) ’00 211.五彩伝説の水御殿(後編) 1 ’04 354.小さな依頼者(前編) 1 ’06 437.上戸彩と新一 4年前の約束 1 合計7 「沈む夕陽」と言えばどうしても推理曲のイメージが強くなる。というのも、この曲も「哀愁バージョン」同様にほとんど使われていないからだ。メロディは「哀愁バージョン」より柔らかいため、「蘭のテーマ(優しさバージョン)」に通じるものがある。少しほろ苦い過去を懐かしむシーンにはよく合う。 これだけの使用頻度ではあるが、’97年の「名家連続変死事件(後編)」での使い方は印象に残っている。推理曲として使われたのだ。コナン(麻酔針で眠らせた小五郎)が、犯人の気持ちに立って優しく説明する演出になっていて興味深かった。 わずか7度しか使われていないのだが、なんと’07バージョンが作られている。詳細は’07バージョンのページに譲るが、近年に何度か使用されているのである。 15.コナンの勝利(夜空バージョン) 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 3.アイドル密室殺人事件 4 6.バレンタイン殺人事件 28.小五郎の同窓会殺人事件(後編) 33.探偵団サバイバル事件 ’97 62.幽霊船殺人事件(後編) 4 67.舞台女優殺人事件 70.闇の男爵殺人事件(解決篇) 73.少年探偵団遭難事件 ’98 95.小五郎のデート殺人事件 1 ’99 136.青の古城探索事件(前編) 3 137.青の古城探索事件(後編) 150.自動車爆発事件の真相(前編) ’00 195.意味深なオルゴール(後編) 2 200.容疑者 毛利小五郎(後編) ’02 272.隠して急いで省略(後編) 2 299.友情と殺意の関門海峡(前編) ’03 315.陽のあたる場所 3 328.バースデーワインの謎 340.トイレに隠した秘密(前編) ’04 346.お尻のマークを探せ!(前編) 7(8) 349.愛と幽霊と地球遺産(後編) 352.フィッシング大会の悲劇(前編) 357.恋人は春のまぼろし 2 359.本庁の刑事恋物語5(後編) 362.帝丹高校学校怪談(後編) 373.猛毒蜘蛛の罠 ’05 388.薩摩に酔う小五郎(前編) 4 414.青い鳥を追う探偵団 421.イチョウ色の初恋(前編) 422.イチョウ色の初恋(後編) ’06 428.超秘密の通学路(後編) 2 432.本庁の刑事恋物語7(後編) 合計32(33) オリジナル曲がギャグ落ち用に使われたのに対し、こちらは全く異なったアレンジになっており、「一日の終わり」「一つの物語の終わり」を感じさせる、ちょっぴりほろ苦く寂しい感じのする楽曲に仕上がっている。余韻が美しい。 小林氏だけでなく浦上氏・井澤氏によっても同じぐらいの頻度で使われたが、小林氏の時代に使われた印象が強く、心に残っているシーンがいくつかある。’97年の「幽霊船殺人事件(後編)」、「闇の男爵殺人事件(解決篇)」、’98年の「小五郎のデート殺人事件」、’99年の「青の古城探索事件(後編)」の4つだ。いずれもBパートかCパートの終わりに使われており、そのままEDに突入するか次回予告に入るかというシチュエーションになっている。当時はこだま兼嗣監督がコナンに携わっていたため、ラストシーンが静止画になり、音楽だけを残してそのままカメラが引いていくという演出が多かった。そのため、ワンシーンの印象が強く残りやすく、その中で使われた「コナンの勝利(夜空バージョン)」は心に刻まれやすかったのだと思う。 ‘06年で引退済み。今のところ’07バージョンは使用されておらず、そもそも作曲されていない可能性がある。 16.毛利小五郎のテーマ(Funkyバージョン) 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’96 7.月いちプレゼント脅迫事件 3 10.プロサッカー選手脅迫事件 16.骨董品コレクター殺人事件 ’97 58.ホームズフリーク殺人事件(後編) 6 63.大怪獣ゴメラ殺人事件 67.舞台女優殺人事件 75.金融会社社長殺人事件 77.名家連続変死事件(前編) 81.人気アーティスト誘拐事件(前編) ’98 100.初恋の人想い出事件(前編) 3 120.ハニーカクテル殺人事件 121.バスルーム密室事件(前編) ’99 149.遊園地バンジー事件 2 171.暗闇の中の死角(後編) ’00 175.四回殺された男 7(11) 190.命がけの復活 第三の選択 2 199.容疑者 毛利小五郎(前編) 4 200.容疑者 毛利小五郎(後編) 203.黒いイカロスの翼(前編) 207.見事すぎた名推理 217.封印された目暮の秘密(前編) ’05 390.本庁の刑事恋物語6(前編) 1 ’06 429.もう戻れない二人(前編) 2 430.もう戻れない二人(後編) 合計24(28) サントラ1のオリジナルバージョンをテンポアップした曲である。こちらの方が小五郎の痴漢シーン等でよく流れている。 ’07バージョンに関しては実写版での使用が確認され、アニメでも何度か使用されている。
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ホワイト・オーチャード 「崩れた橋」の真東、池の中にある。 入手アイテム シダリスの鎧下 騎兵隊のズボン ヴェレン 「血まみれ男爵」の城の東、「戦場の跡地」にある。 周囲にはドラウナーがいるので注意。 緑色の船を調べると「年代物の鍵」が手に入れると、船のそばにある宝箱を開けられる。 入手アイテム ムーンブレード クエンの刻印(小) ニルフガード・レモン アーヴェルチェ
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深さ5、お宝13、炎○水○電○毒○ 入り方 宇宙船から一番遠くにあり、さらに入り口が水中にあるため、青ピクミン?でしか入れない。 黒い土のカベ?を壊していけば、入り口がある。 また、地下でコッパチャッピー?を仲間にしたいので、青ピクミン?を100匹にしておかないこと。60匹がよい。 この地下に生息するアメボウズ?は地下5へ行くまでは倒せないので、ストレスがたまる。 なので、地下5でそのイライラをきっちり返してやろう。 アメボウズ?は地下5以外で一定時間経つといきなり出現、さらに追い掛け回してくるのでみんなのトラウマとなっている。 アメボウズ?出現前の音楽、出現後の音楽はここでしか流れない。敵が近かったり宝を運んでいたりしても音楽が変わらない。少し特別な洞窟だ。 アメボウズ?をかわすとき、以下の方法がある。 袋小路・・・奥のカベに押し付けるようにしていけばつぶされる心配はなく、安全地帯。 曲がり角・・・角に向かって押し付けてもやりすごせるが、信用しない方がよい。 通路のスキマ・・・通路にスキマがあれば、カベに押し付けてすれ違えるが、安全地帯ではない。 土管・・・中にいれば安全だが、あらかじめ落下バクダン岩をチェックしておこう。 コの字型の段差・・・上にピクミンを乗せればつぶされずにすむが、アオケダタラ?がいないか確認しよう。 アーチのある通路・・・アメボウズ?はくぐれないが、無理矢理くぐることがあるらしい(未検証)。 この方法を利用して、なんとか地下5まで逃げ切ろう。 アメボウズ?が出てからの作業の難易度を下げるには、かさばる物から運ぶようにする。 尚、とてもスムーズに行けば、地下5までアメボウズ?に会わずにクリアすることができる。 地下1:間欠泉?あり お宝 №30:虫寄せせんべい:値段15:重さ5 №36:エネミー・オブ・ダイエット:値段25:重さ5 №42:おかしの小車輪?:値段35:重さ10 生物など ヤキチャッピー×1(お宝所持№30) ブタドックリ?×2(落下1) アメボウズ?×1 間欠炎?×7 タマゴ?×0~2 地下2:カベ×2 お宝 №32:ざぶとんクッキー?:値段10:重さ4 №39:チョコベッド:値段40:重さ10 №41:おかしの大車輪?:値段60:重さ20 生物など テンコチャッピー?×3 ハチャッピー×1(お宝所持№32) サクレウラメ?×1 ベニショイグモ×4(落下1) アメボウズ?×1 地下3:カベ×3 お宝 №28:たつまきクッキー?:値段10:重さ3 №33:スイート・クッション:値段50:重さ8 №180:どこでもフローター?:値段30:重さ4 生物など ハチャッピー×1 アオケダタラ?×2(お宝所持№180)(落下1) エレキムシ?×4 キショイグモ×3(落下1) マロガエル×1 シロポンガシグサ?×1 アメボウズ?×1 タマゴ?×0~1以上 電極×5 地下4:カベ×4 お宝 №37:ラブ・ホワイト:値段25:重さ5 №155:プロトンX?:値段90:重さ6 №166:丸見えアーカイブ:値段130:重さ20 生物など ハチャッピー×2 オオガネモチ?×1(お宝所持№37) サクレウラメ?×2(落下) サクレショイグモ?×5(落下) アメボウズ?×1 ガス管?×3 タマゴ?×0~1以上 バクダン岩×6以上(落下) 地下5:カベ×4、間欠泉?あり お宝 №195:やかましメカ?:値段100:重さ15 生物など ムラサキポンガシグサ×2 アメボウズ?×1(お宝所持№195) タマゴ?×3 攻略法 地下1 ブタドックリ?1匹はタマゴ?のあるところに降る。 お宝を持っているヤキチャッピーは水の中におびき寄せて戦う。 ゲキカラスプレーなどを活用して、一気に倒しておこう。 ロケットパンチとフレア・ガードがあるなら、ゲキニガスプレーを使わずオリマーだけで倒す手もある。 普通アメボウズ?が出る前に攻略できる。 地下2 まずハチャッピーが穴のある方にいなかったら、反対の土のカベを壊す。こちらから攻略する。 いたら穴のある方の土のカベを壊し、ハチャッピーだけ倒す。サクレウラメ?が近かったら活用しよう。 ベニショイグモは高所にいるが、オリマーが寝れば物がなくても落とせる。その後オリマーかコッパチャッピー?で倒す。 落下する1匹は物が通らないと出ないので、あらかじめこの辺りでオリマーか敵を通路まで運ばせて確かめる。 奥の宝の近くにテンコチャッピー?がいることがあるので確かめよう。 こちらのお宝を運んだらもう1つのお宝へ。こちらに落下するベニショイグモがいる場合もあるのであらかじめ確かめる。 奥へ進む穴はふさがれているが、ピクミンで壊すのは最後でよい。 地下3 一番難しい階。エリアが複雑でハチャッピーが遠いことが多い。 まずオリマーだけでハチャッピーを見つける。それまでに見たキショイグモは倒す。 マロガエルがスタートに近かった場合は、持っているピクミンで倒す。 そしてエレキムシ?や電極を処理しながらタマゴ?でコッパチャッピー?を花にする。ない場合はリセットが賢明。 エレキムシ?や電極はコッパチャッピー?で処理するのが安全。 エレキムシ?はコッパチャッピー?で2匹まとめてひっくり返して青ピクミン?も押しつけてもよい。 あとはコッパチャッピー?でエレキムシ?や電極を処理しながら大勢で作業をする。 早くにスイート・クッションを運びたい。 袋小路一カ所にアオケダタラ?が降る。ピクミンを隊列移動で一瞬遠ざければ攻撃してくるはず。 お宝を持つアオケダタラ?は最初からいる方である。 シロポンガシグサ?は無視する。 落下キショイグモは物が通らないと出ない。物を背負ったらはがして、それをどけてから倒す。オリマーで倒すのもあり。 コの字型の段差の上にピクミンを投げれば、アメボウズ?は大丈夫である。 奥へ進む穴は岩でふさがれているが、やはり最後で。 地下4 ガス管?とサクレウラメ?、サクレショイグモ?、バクダン岩がメイン。 まずピクミンを安全な場所に置く。このときサクレウラメ?が出たら青ピクミン?で倒す。 その後ハチャッピーを探そう。ここではバクダン岩に任せた方がよい。 ガス管?もある程度バクダン岩で壊れる。 そしてコッパチャッピー?をタマゴ?で花にする。ない場合はリセット。 あとはコッパチャッピー?40匹のみで作業する。 早くに丸見えアーカイブを運びたい。 ラブ・ホワイトはオオガネモチ?が持っているので、出現したらピクミンを当てて攻撃しよう。 たまにいないことさえあるのでその時はリセット。 アメボウズ?が出たら、土管がよい安全地帯となるがあらかじめ落下物をチェックしておく。 奥へ進む穴は岩でふさがれている。コッパチャッピー?が余っていたらここにまわす。 地下5 ムラサキポンガシグサがあるので、紫ピクミンを生み出そう。 花に投げ入れるのは、地上に連れて帰れないコッパチャッピー?がオススメ。しかし少ないピクミンでクリアしたいなら青ピクミン?で。 広場の中央に近づくと、アメボウズ?が降ってくる。 あとは倒すのみである。やっと倒せてうれしいであろう。
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サントラ・楽曲別使用状況 「14番目の標的」オリジナル・サウンドトラック 2023-04-30更新 「名探偵コナン『14番目の標的』オリジナル・サウンドトラック」は、映画第二作目のために新たに書き下ろされたBGM集です。「時計じかけの摩天楼」の時はテレビ用BGMのアレンジが多かったのに対し、ここからは、あくまで映画のために作られたメロディが中心になります。毎回映画のイメージテーマ曲のようなものがあり、だいたいの場合、その曲を派生させたアレンジが多く作られています。(この作品では「ターゲット サスペンス」シリーズが該当します) テレビでは’98年9月21日放映の第118話「浪花の連続殺人事件」(一時間スペシャル)から使われ始めています。前年のスペシャル番組である「コナンvs怪盗キッド」でも、「時計じかけの摩天楼」の楽曲が使われまくりましたが、「浪花の連続殺人事件」でも、新たに仲間に加わった「14番目の標的」の楽曲がばんばん使われ、前週までの通常作品とは全く異なる選曲になっています。この頃から「スペシャルはBGMもスペシャル」という考え方がはっきりして来たように思います。「時計じかけの摩天楼」のBGM導入から一年と三ヶ月を経ての使用開始なので、ちょうどいい頃合でしょう。もう少し早くてもよかったかもしれませんが、そうすると’99年の正月スペシャル「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」で曲の新鮮さが薄れていたかもしれないので、特別感を大事にするためにも遅らせて正解だったのではないでしょうか。 1.名探偵コナン メイン・テーマ(標的ヴァージョン) 2.恋のトランプゲーム占い 3.母への想い 4.ワインをのんで 5.ターゲット サスペンスA 6.ターゲット サスペンスB 7.ターゲット サスペンスC 8.ターゲット サスペンスD 9.コナンの大作戦1 10.コナンが通る 11.カード賭博のボス 12.ターゲット サスペンスE 13.絆 14.犯人の謎 15.次のターゲット! 16。何かが起きる… 17.トリック 18.アクアクリスタル 19.アクアクリスタル内へ 20.ターゲット サスペンスF 21.ターゲット サスペンスG 22.ターゲット サスペンスH 23.ターゲット サスペンスI 24.ターゲット サスペンスJ 25.犯人の目星 26.迫り来る危機 27.コナンの大作戦2 28.真相究明 29.謎の解明(ターゲット サスペンスK) 30.スペードのエース 31.挫折 32.殺意 33.一触即発 34.Aの予感 35.別居の真相 36.KIZUNA(ヴォーカル ヴァージョン) 未発表曲1(水中キスを思い出す) 1.名探偵コナン メイン・テーマ(標的ヴァージョン) 未使用曲。摩天楼ヴァージョンのメイン・テーマはよく使われたが、この標的ヴァージョンはテレビでは全く使われていない。近年のテレビバージョン及び映画バージョンのイントロの走りであり、初めて聞いた時はそのアレンジのうまさに興奮したのを覚えている。 映画ではサントラ盤と異なり、主旋律が右に片寄っていた。どういう意図があったのだろうか。 2.恋のトランプゲーム占い 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 126.旅芝居一座殺人事件(前編) 1 ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 3 130.競技場無差別脅迫事件(前編) 138.最後の上映殺人事件(前編) ’00 182.大捜索 9つのドア 6(7) 197.スーパーカーの罠(前編) 200.容疑者 毛利小五郎(後編) 201.10人目の乗客(前編) 203.黒いイカロスの翼(前編) 2 205.本庁の刑事恋物語3(前編) ’02 303.戻って来た被害者 1 ’03 306.見えない容疑者(後編) 7 314.壊れた柵の展望台 315.陽のあたる場所 316.汚れた覆面ヒーロー(前編) 325.炎の中に赤い馬(事件編) 328.バースデーワインの謎 329.お金で買えない友情(前編) ’04 352.フィッシング大会の悲劇(前編) 5 358.本庁の刑事恋物語5(前編) 368.魔女の棲むお菓子の家 369.ツイてる男のサスペンス 376.タイムリミットは15時! ’05 388.薩摩に酔う小五郎(前編) 9 394.奇抜な屋敷の大冒険(封印編) 409.同時進行 舞台と誘拐(前編) 411.神社鳥居ビックリ暗号(前編) 415.仏滅に出る悪霊(事件編) 418.米花町グルニエの家 419.八岐大蛇の剣(前編) 422.イチョウ色の初恋(前編) 424.ピエロからの写真メール ’06 425.ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間 9 431.本庁の刑事恋物語7(前編) 433.コナン変な子 435.探偵団に注目取材(前編) 445.ロシアンブルーの秘密 448.目黒の秋刀魚事件 450.トリックvsマジック(前編) 452.こんぴら座の怪人 459.怪人ガチガチ規則男 合計41(42) 映画では吉田歩美がトランプ占いゲームをした結果がよくご機嫌な様子で「あたしとコナンくん、相性ぴったり!」と言った直後に挿入された曲である。「恋」と一部のファンを期待させる字がついているものの、少年探偵団との絡みを想定した、ごく一般的な日常テーマ曲になっている。「はずむ蘭」や「昼下がりの天使たち」などの仲間だと思われるが、「恋のトランプゲーム占い」は短めの曲なので、冒頭の日常感というよりも、日常のひとコマを演出する方が相応しいイメージがある。 この曲はどちらかというと浦上氏・井澤氏になってから地位を固めたと言える。年間5回~10回程度安定して使われ、現在においても’07バージョンに姿を変えたが、最近は使用されていない。 3.母への想い 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’02 296.屋形船 釣りショック 2 300.友情と殺意の関門海峡(後編) ’03 313.夕陽に染まった雛人形(後編) 3 328.バースデーワインの謎 344.コンビニの落とし穴(後編) ’04 367.丸見え埠頭の惨劇(後編) 2 383.甲子園の奇跡!見えない悪魔に負けず嫌い 合計7 映画では蘭が園子と、母・妃英理について回想するシーンで使われている。ほのぼのとした優しい雰囲気が耳に心地よい。 この曲、実は小林氏は一度も使わず、後の音響監督によって初めて使用された。安定感とここぞという時の選曲に定評のある小林氏だが、この曲についてはなぜ使わなかったのだろうと今でも不思議に思う。 ’02年の第300話「友情と殺意の関門海峡(後編)」では夕陽を背景にしたCパートで使われたが、絵と曲がマッチしてとても印象深いシーンに仕上がっていた。 4.ワインをのんで 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’00 174.二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件 4(7) 現実音 192.命がけの復活 帰ってきた新一… 3 現実音 193.命がけの復活 約束の場所 2 現実音 197.スーパーカーの罠(前編) ’02 300.友情と殺意の関門海峡(後編) 1 ’03 305.見えない容疑者(前編) 6 308.残された声なき証言(後編) 309.黒の組織との接触(交渉編) 「残された声なき証言」のおさらい 310.黒の組織との接触(追跡編) 333.似た者プリンセス(前編) 338.4台のポルシェ(前編) ’05 398.奇妙な一家の依頼(前編) 6 400.疑惑を持った蘭 401.宝石強盗現行犯(前編) 403.不思議な天使の館(前編) 409.同時進行 舞台と誘拐(前編) 413.完全半分犯罪の謎 ’06 425.ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間 6 431.本庁の刑事恋物語7(前編) 433.コナン変な子 447.封印された洋窓(後編) 450.トリックvsマジック(前編) 452.こんぴら座の怪人 合計23(26) 初めてこの曲を聞いた時、コナンらしくないなと感じた。あまりにも大人っぽすぎるのである。いかにも高級レストランのBGMという趣であり、実際、映画でもテレビでもレストランでかかっているという設定の現実音として使われている。 ところが、これも小林氏より後の音響監督の方が日常的に使用するようになった。しかも、それまでの「高級レストラン」のイメージとは打って変わり、屋外を歩いている時や、なんと事件後の捜査に行き詰まった後の小康状態の雰囲気を演出するのにも使われた。さすがに後者は違和感を禁じ得なかったが、それまでのコナンの日常シーンに対するイメージを変えるのに貢献したのは間違いない。’03年以降、妙にそれまでのコナンと「なにか違うな」と感じられることが増えたが、それはBGMの使われ方が変わったことと無関係ではあるまい。07バージョンは2007年公開の第11作「紺碧の棺」のボーナストラックに「FOLLOW WIND」という楽器名で制作されている。 5.ターゲット サスペンスA 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 118.浪花の連続殺人事件 2 1(2) ’99 130.競技場無差別脅迫事件(前編) 3(4) 131.競技場無差別脅迫事件(後編) 2 前編のおさらい・1 「ターゲット サスペンスB」とセット・1 167.鳥取クモ屋敷の怪(疑惑篇) ’00 185.殺された名探偵(前編) 6 193.命がけの復活 約束の場所 196.見えない凶器 蘭の初推理 204.黒いイカロスの翼(後編) 210.五彩伝説の水御殿(前編) 214.レトロルームの謎事件 ’01 248.癒しの森のアリバイ 1 ’02 271.隠して急いで省略(前編) 3 273.クイズ婆さん失踪事件 296.屋形船 釣りショック 「ターゲット サスペンスB・C・D」とセット ’03 304.揺れる警視庁 1200万人の人質 5 315.陽のあたる場所 316.汚れた覆面ヒーロー(前編) 319.幸運のシガーケース(後編) 337.転落事件の裏事情 ’04 338.本庁の刑事恋物語5(前編) 1 ’05 386.ストラディバリウスの不協和音 間奏曲 3 前奏曲のおさらい 393.誘拐…らしい事件 416.仏滅に出る悪霊(疑惑編) 合計23(25) 映画ではジョギングをしている目暮警部が撃たれるシーンで使われた、非常に短いショック音楽だ。 明らかに事件発生曲で、それまで使われていた「謎解き(その1)」に変わるのかなと勝手に思っていたが、当時のアニメは「キャーー!→悲鳴の聞こえた方へ走るコナン→遺体発見」という流れが多く、これだけ短い曲でまとめることができなかったためか、それほどは使われなかった。 6.ターゲット サスペンスB 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 118.浪花の連続殺人事件 2 1(2) 「ターゲット サスペンスD」とセット・1 ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 6 131.競技場無差別脅迫事件(後編) 「ターゲット サスペンスA」とセット 138.最後の上映殺人事件(前編) 149.遊園地バンジー事件 153.園子のアブない夏物語(前編) 166.鳥取クモ屋敷の怪(事件篇) ’00 180.赤い殺意の夜想曲(前編) 5 190.命がけの復活 第三の選択 「ターゲット サスペンスE」とセット 209.龍神山転落事件 212.きのこと熊と探偵団(前編) 215.ベイ・オブ・ザ・リベンジ(前編) ’01 219.集められた名探偵!工藤新一vs怪盗キッド 2 227.バトルゲームの罠(後編) ’02 267.バレンタインの真実(推理編) 4(5) 277.英語教師vs西の名探偵(前編) 278.英語教師vs西の名探偵(後編) 2 前編のおさらい・1 296.屋形船 釣りショック 「ターゲット サスペンスA・C・D」とセット ’03 307.残された声なき証言(前編) 2 328.バースデーワインの謎 ’05 394.奇抜な屋敷の大冒険(封印編) 2 411.神社鳥居ビックリ暗号(前編) 合計22(24) 「ターゲット サスペンスA」と似たような曲だが、出だしに焦燥感が感じられる。映画では妃英理が毒入りのチョコレートを食べて苦しむシーンで使用された。 「A」とほぼ同じ使用頻度だが、小林氏はやや多めで、浦上氏と井澤氏はやや少ない。 7.ターゲット サスペンスC 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 118.浪花の連続殺人事件 5 2(6) 127.旅芝居一座殺人事件(後編) ’99 146.本庁の刑事恋物語(前編) 6(7) 150.自動車爆発事件の真相(前編) 2 155.水中の鍵密室事件 156.本庁の刑事恋物語2(前編) 162.空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件 167.鳥取クモ屋敷の怪(疑惑篇) ’00 176.黒の組織との再会(灰原編) 2 17(18) 177.黒の組織との再会(コナン編) 178.黒の組織との再会(解決編) 前回までとシーン重複 188.命がけの復活 洞窟の探偵団 189.命がけの復活 負傷した名探偵 195.意味深なオルゴール(後編) 198.スーパーカーの罠(後編) 199.容疑者 毛利小五郎(前編) 200.容疑者 毛利小五郎(後編) 201.10人目の乗客(前編) 206.本庁の刑事恋物語3(後編) 210.五彩伝説の水御殿(前編) 211.五彩伝説の水御殿(後編) 212.きのこと熊と探偵団(前編) 214.レトロルームの謎事件 217.封印された目暮の秘密(前編) 218.封印された目暮の秘密(後編) ’01 223.そして人魚はいなくなった(推理編) 6(7) 226.バトルゲームの罠(前編) 227.バトルゲームの罠(後編) 2 229.殺意の陶芸教室(後編) 230.謎めいた乗客(前編) 250.アイドル達の秘密(後編) ’02 271.隠して急いで省略(前編) 5 272.隠して急いで省略(後編) 281.小さな目撃者たち 283.水流るる石庭の怪(後編) 296.屋形船 釣りショック 「ターゲット サスペンスA・B・D」とセット ’04 379.秘湯雪闇振袖事件(前編) 1 合計37(44) この曲は前者二曲のアレンジではなく、トラック14番「犯人の謎」のショートアレンジである。A・Bと同じく短いのでブリッジ曲と言っても過言ではない。新たな謎の登場、ひとつの考察から場面が移り変わっていくという繋ぎに多用された。 37話中35話を小林氏が使用し、特に’99年後半から’01年の前半にかけては存在感を示した。しかし長くは続かず、「瞳の中の暗殺者」のBGMが解禁されたことになりお役御免となった。 8.ターゲット サスペンスD 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 118.浪花の連続殺人事件 4 1(4) イントロ部分・「ターゲット サスペンスB」とセット・1 ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 3 イントロ部分 140.SOS!歩美からのメッセージ 159.怪奇五重塔伝説(前編) ’00 177.黒の組織との再会(コナン編) 14 178.黒の組織との再会(解決編) 前回までとシーン重複 180.赤い殺意の夜想曲(前編) イントロ部分 184.呪いの仮面は冷たく笑う 189.命がけの復活 負傷した名探偵 192.命がけの復活 帰ってきた新一… 197.スーパーカーの罠(前編) 198.スーパーカーの罠(後編) 203.黒いイカロスの翼(前編) 204.黒いイカロスの翼(後編) 前編のおさらい 205.本庁の刑事恋物語3(前編) 206.本庁の刑事恋物語3(後編) 209.龍神山転落事件 213.きのこと熊と探偵団(後編) ’01 221.偽りだらけの依頼人(後編) 4 224.そして人魚はいなくなった(解決編) 226.バトルゲームの罠(前編) 231.謎めいた乗客(後編) ’02 289.迷いの森の光彦(前編) 3 296.屋形船 釣りショック 「ターゲット サスペンスA・B・C」とセット 301.悪意と聖者の行進(前編) ’03 310.黒の組織との接触(追跡編) 3 317.汚れた覆面ヒーロー(後編) 343.コンビニの落とし穴(前編) ’04 360.不思議な春のかぶと虫 4 378.桃太郎謎解きツアー(後編) 380.秘湯雪闇振袖事件(後編) 382.どっちの推理ショー(後編) ’05 385.ストラディバリウスの不協和音 前奏曲 6 391.本庁の刑事恋物語6(後編) 395.奇抜な屋敷の大冒険(絡繰編) 封印編のおさらい 396.奇抜な屋敷の大冒険(解決編) 封印編・絡繰編のおさらい 401.宝石強盗現行犯(前編) 「ターゲット サスペンスG」とセット 415.仏滅に出る悪霊(事件編) ’06 425.ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間 2 428.超秘密の通学路(後編) 合計40(43) 「ターゲット サスペンスA・B」のアレンジだが、それらに比べると音がこもった感じになっているため、事件発生曲としての役割以外に、犯人を指摘したり「犯人はあの人だ」という決まり文句に続いてCMに入ったりする時に使われた。イントロが静かなサスペンス音で、そこから音が大きくなっていく。実際、雰囲気を盛り上げることそのものに注力した感がある。 この曲は「ターゲット サスペンスA・B・D」の三点セットの中でも、それほど差がないとは言え最もよく使われており、’07バージョンも制作されている。 9.コナンの大作戦1 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 118.浪花の連続殺人事件 1 締め部分 合計1 映画未使用曲。おそらく阿笠博士を襲った犯人をスケボーで追跡するシーンでの使用が予定されていたのだろうが、当シーンにはトラック15の「次のターゲット!」が使われた。「コナンの大作戦1」では軽すぎると判断したのかもしれない。アクション味が豊かな上に音まで面白いのだが、それだけに緊迫感が足りない。通常放送の軽い事件や、最初期のようにコナンの活躍を前面に押し出すシーンでなら使えたかもしれない。 テレビでは「浪花の連続殺人事件」(14番目の標的BGM解禁回)のたった一度だけ、しかもメインのアクション部分ではなく締め部分だけ使用された。そのため、実質きちんと使われないままお蔵入りになった曲である。なお、トラック27の「コナンの大作戦2」は同話でアクション部分が使われている。 10.コナンが通る 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 118.浪花の連続殺人事件 2 122.バスルーム密室事件(後編) ’99 150.自動車爆発事件の真相(前編) 1 ’00 174.二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件 2 8(9) 176.黒の組織との再会(灰原編) 187.闇に響く謎の銃声 189.命がけの復活 負傷した名探偵 193.命がけの復活 約束の場所 196.見えない凶器 蘭の初推理 198.スーパーカーの罠(後編) 211.五彩伝説の水御殿(後編) ’01 225.商売繁盛のヒミツ 2 252.松江玉造連句十四番勝負(後編) 合計13(14) ハードボイルド探偵の捜査という風味の漂うサスペンス曲である。この曲は従来からあるコナンのBGMという感じがする。 個人的には中心的存在を担えるぐらい使いやすい曲だと思うが、実際にはそれほど使用されていない。本格的に使われたのは’00年~’01年の前半にかけてだけで、それ以降は「ターゲット サスペンスC」と同じく「瞳の中の暗殺者」のBGMに完全に役割を奪われた。 なお、浦上氏と井澤氏は一切使用していない。 11.カード賭博のボス 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 128.黒の組織10億円強奪事件 1 ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 5 131.競技場無差別脅迫事件(後編) 136.青の古城探索事件(前編) 137.青の古城探索事件(後編) 168.鳥取クモ屋敷の怪(解決篇) ’00 176.黒の組織との再会(灰原編) 6 190.命がけの復活 第三の選択 191.命がけの復活 黒衣の騎士 前回のおさらい 192.命がけの復活 約束の場所 211.五彩伝説の水御殿(後編) 213.きのこと熊と探偵団(後編) 合計12 トラック14「犯人の謎」のアレンジ曲で、一度聞いただけだと同じ曲に聞こえるかもしれない。しかし二曲は明確に異なっており、「カード賭博のボス」はタイトルから察せられる通り、悪のテーマの香りがする。「犯人の謎」には哀愁が漂っているが、こちらは憎悪や悪意といった感情の方が先行する。 ’99年と’00年を中心に、少しずつ使われた。やはり悪のテーマとしての色合いが濃く、凶悪な犯人の自白シーン、被害者が情状酌量の余地のない極悪人であることが語られるシーン(サントラ3の「事件の謎」に近いと思う)、そして黒の組織や青の古城の犯人のイメージテーマとして使用されている。 12.ターゲット サスペンスE 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 2 131.競技場無差別脅迫事件(後編) ’00 190.命がけの復活 第三の選択 3 「ターゲット サスペンスB」とセット 191.命がけの復活 黒衣の騎士 前回のおさらい 206.本庁の刑事恋物語3(後編) 合計5 「犯人の謎」シリーズのアレンジ曲のひとつ。アクション風だがメインの旋律(「ターゲット サスペンスC」のメロディ)を二回繰り返すだけのシンプルな作りになっている。 あまり曲としての味わいがないためかもしれないが使用頻度は低い。「ターゲット サスペンスA・B・D」のように事件発生曲としてもう少し使えたのではないだろうか。 13.絆 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’02 322.消えた誘拐逃走車(後編) 1 ’06 438.お魚メールの追跡 1 合計2 「母への想い」をスローテンポにし、伴奏をより温かみのあるものにしている。ホワイトクリスマスの日に部屋で恋人と語らうようなイメージだ。 「母への想い」同様に小林氏によっては使われず、’02年と’06年に一度ずつ使用された。やはり愛情に満ちた心温まるシーンを演出している。 14.犯人の謎 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 118.浪花の連続殺人事件 3 2(4) 122.バスルーム密室事件(後編) ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 2 11(14) 132.奇術愛好家殺人事件(事件編) 133.奇術愛好家殺人事件(疑惑編) 137.青の古城探索事件(後編) 150.自動車爆発事件の真相(前編) 2 151.自動車爆発事件の真相(後編) 2 156.本庁の刑事恋物語2(前編) 159.怪奇五重塔伝説(前編) 165.少年探偵団消失事件 166.鳥取クモ屋敷の怪(事件篇) 168.鳥取クモ屋敷の怪(解決篇) ’00 176.黒の組織との接触(灰原編) 13(17) 177.黒の組織との接触(コナン編) 178.黒の組織との接触(解決編) 3 189.命がけの復活 負傷した名探偵 193.命がけの復活 約束の場所 202.10人目の乗客(後編) 205.本庁の刑事恋物語3(前編) 206.本庁の刑事恋物語3(後編) 212.きのこと熊と探偵団(前編) 3 213.きのこと熊と探偵団(後編) 216.ベイ・オブ・ザ・リベンジ(後編) 217.封印された目暮の秘密(前編) 218.封印された目暮の秘密(後編) 前編のおさらい ’01 219.集められた名探偵!工藤新一vs怪盗キッド 7 222.そして人魚はいなくなった(事件編) 223.そして人魚はいなくなった(推理編) 224.そして人魚はいなくなった(解決編) 230.謎めいた乗客(前編) 231.謎めいた乗客(後編) 247.網にかかった謎(後編) ’02 263.大阪ダブルミステリー 浪花剣士と太閤の城 3 11(13) 265.法廷の対決 妃vs小五郎(後編) 277.英語教師vs西の名探偵(前編) 279.迷宮のフーリガン(前編) 287.工藤新一NYの事件(推理編) 291.孤島の姫と竜宮城(事件編) 292.孤島の姫と竜宮城(追求編) 293.孤島の姫と竜宮城(解決編) 294.愛と決断のスマッシュ(前編) 296.屋形船 釣りショック 300.友情と殺意の関門海峡(後編) ’04 379.秘湯雪闇振袖事件(前編) 2 380.秘湯雪闇振袖事件(後編) ’05 405.救急車を呼びに行った男 1 合計47(58) 「14番目の標的」のイメージを作っている代表的なテーマ曲である。既に紹介した「ターゲット サスペンスC」や「カード賭博のボス」のアレンジで、「犯人の謎」がこのシリーズの中で最もよく使われている。事件の予兆や胸に秘めた悪意、そしてその裏に見え隠れする哀愁など、それまでのコナンの楽曲では表現できなかった複雑な心理や雰囲気を表現してくれる重要曲であり、この曲があったからこそ「浪花の連続殺人事件」や灰原哀が登場する頃の独特の空気を演出できたと思う。 ほとんどが小林氏による選曲で、’03年以降はほとんど使われず、残念ながらそのまま’06年をもって消滅した模様である。雰囲気を重視した曲なので、ほろ苦い事件など、何かしら哀愁が強く漂う話でよく使われ、しかも前後編セットで用いられることが多かった。こうすることでひとつの物語としての空気感ができあがっていたように感じる。 ’07バージョンは聞いたことがなく、おそらく作られなかったのだろう。繰り返しになるが、誠に残念である。 15.次のターゲット! 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 127.旅芝居一座殺人事件(後編) 2 128.黒の組織10億円強奪事件 ’99 154.園子のアブない夏物語(後編) 1 ’00 205.本庁の刑事恋物語3(前編) 1 ’01 219.集められた名探偵!工藤新一vs怪盗キッド 2 230.謎めいた乗客(前編) ’03 304.揺れる警視庁 1200万人の人質 4 307.残された声なき証言(前編) 324.服部平次絶体絶命!(後編) 332.疑惑の辛口カレー(後編) ’04 345.黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー 3 356.怪盗キッドの驚異空中歩行 383.甲子園の奇跡!見えない悪魔に負けず嫌い ’06 425.ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間 3 449.本庁の刑事恋物語 偽りのウェディング 458.園子の赤いハンカチ(後編) 合計16 映画ではスケボーで犯人を追跡するシーンと、水中から脱出できない蘭をコナンが伸縮サスペンダーを使って助けるシーンにて使用された。テレビでは小林氏の時代には追跡のテーマとして、浦上氏以降の時代には推理シーンなどアクションと関係ないシーンでも使用されるようになった。スペシャル作品での使用が目立つ。 ’07バージョンが作られており、こちらもそれなりに使われている。「瞳の中の暗殺者」の運命の瞬間’07バージョンと似ており、組み合わせて使われたこともある。 16.何かが起きる… 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 118.浪花の連続殺人事件 3 124.謎の狙撃者殺人事件(前編) 128.黒の組織10億円強奪事件 ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 10(11) 130.競技場無差別脅迫事件(前編) 131.競技場無差別脅迫事件(後編) 2 前編とシーン重複・1 139.最後の上映殺人事件(後編) 140.SOS!歩美からのメッセージ 144.上野発北斗星3号(前編) 148.路面電車急停止事件 153.園子のアブない夏物語(前編) 154.園子のアブない夏物語(後編) 165.少年探偵団消失事件 ’00 189.命がけの復活 負傷した名探偵 2 194.意味深なオルゴール(前編) ’01 221.偽りだらけの依頼人(後編) 4 227.バトルゲームの罠(後編) 245.ヒマワリ館の銃声 257.世にも奇妙な天罰 ’02 263.大阪ダブルミステリー 浪花剣士と太閤の城 7 278.英語教師vs西の名探偵(後編) 296.屋形船 釣りショック 298.法廷の対決Ⅱ 妃vs九条(後編) 300.友情と殺意の関門海峡(後編) 302.悪意と聖者の行進(後編) 303.戻って来た被害者 ’04 360.不思議な春のかぶと虫 3 375.星と煙草の暗号(後編) 379.秘湯雪闇振袖事件(前編) ’05 387.ストラディバリウスの不協和音 後奏曲 4 388.薩摩に酔う小五郎(前編) 392.謎めく身長差20cm 398.奇妙な一家の依頼(前編) ’06 454.ひっくり返った結末(前編) 1 合計34(35) 映画では、ヘリコプターを操縦する辻弘樹が太陽の眩しさに目が開けられないと苦しむシーンで使用された。「ジャーン ジャジャジャーーン」と切迫した状況を焦燥感と共に盛り上げる曲で、メロディは正直イマイチだと思うが、使いやすいのは間違いない。犯人を追い込む時の他、見えない何かがじわりと迫り来るイメージであればどんなシーンでもしっくり来そうだ。 使用頻度は並。’99年の前半はかなりよく使われ、その後は音響監督に浦上氏が就任した’02年の秋にも集中的に使われた。’03年は全く流れず、’04年からは年に数回ペースが基本になった。 ’07バージョンも制作され、’11年までは変わらないペースで使われたが、近年はいよいよ出番がなくなって来ている。 17.トリック 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 118.浪花の連続殺人事件 2 7(8) 122.バスルーム密室事件(後編) 123.お天気お姉さん誘拐事件 124.謎の狙撃者殺人事件(前編) 125.謎の狙撃者殺人事件(後編) 127.旅芝居一座殺人事件(後編) 128.黒の組織10億円強奪事件 ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 2 18(19) 134.奇術愛好家殺人事件(解決編) 143.疑惑の天体観測 145.上野発北斗星3号(後編) 146.本庁の刑事恋物語(前編) 147.本庁の刑事恋物語(後編) 148.路面電車急停止事件 151.自動車爆発事件の真相(後編) 154.園子のアブない夏物語(後編) 155.水中の鍵密室事件 156.本庁の刑事恋物語2(前編) 157.本庁の刑事恋物語2(後編) 前編とシーン重複 160.怪奇五重塔伝説(後編) 161.流水亭に流れる殺意 162.空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件 168.鳥取クモ屋敷の怪(解決篇) 169.ビーナスのキッス 173.よみがえる死の伝言(後編) ’00 174.二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件 2 25(26) 175.四回殺された男 176.黒の組織との再会(灰原編) 177.黒の組織との再会(コナン編) 179.喫茶店トラック乱入事件 181.赤い殺意の夜想曲(後編) 184.呪いの仮面は冷たく笑う 185.殺された名探偵(前編) 187.闇に響く謎の銃声 188.命がけの復活 洞窟の探偵団 189.命がけの復活 負傷した名探偵 190.命がけの復活 第三の選択 191.命がけの復活 黒衣の騎士 192.命がけの復活 帰ってきた新一… 193.命がけの復活 約束の場所 200.容疑者 毛利小五郎(後編) 204.黒いイカロスの翼(後編) 206.本庁の刑事恋物語3(後編) 207.見事すぎた名推理 208.迷宮への入り口 巨大神像の怒り 211.五彩伝説の水御殿(後編) 212.きのこと熊と探偵団(前編) 214.レトロルームの謎事件 216.ベイ・オブ・ザ・リベンジ(後編) 218.封印された目暮の秘密(後編) ’01 219.集められた名探偵!工藤新一vs怪盗キッド 2 14(15) 221.偽りだらけの依頼人(後編) 227.バトルゲームの罠(後編) 228.殺意の陶芸教室(前編) 230.謎めいた乗客(前編) 232.マンション転落事件 236.南紀白浜ミステリーツアー(前編) 238.大阪3つの”K”事件(前編) 240.新幹線護送事件(前編) 241.新幹線護送事件(後編) 246.網にかかった謎(前編) 256.松江玉造連句十四番勝負(後編) 258.シカゴから来た男(前編) 262.雪の夜の恐怖伝説(後編) ’02 266.バレンタインの真実(事件編) 10 268.バレンタインの真実(解決編) 272.隠して急いで省略(後編) 275.幽霊屋敷の真実(後編) 278.英語教師vs西の名探偵(後編) 280.迷宮のフーリガン(後編) 283.水流るる石庭の怪(後編) 287.工藤新一NYの事件(推理編) 288.工藤新一NYの事件(解決編) 293.孤島の姫と竜宮城(解決編) ’03 304.揺れる警視庁 1200万人の人質 12 307.残された声なき証言(前編) 310.黒の組織との接触(追跡編) 313.夕陽に染まった雛人形(後編) 319.幸運のシガーケース(後編) 327.炎の中に赤い馬(解決編) 330.お金で買えない友情(後編) 332.疑惑の辛口カレー(後編) 337.転落事件の裏事情 338.4台のポルシェ(前編) 339.4台のポルシェ(後編) 341.トイレに隠した秘密(後編) ’04 345.黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー 2 11(12) 347.お尻のマークを探せ!(後編) 349.愛と幽霊と地球遺産(後編) 353.フィッシング大会の悲劇(後編) 355.小さな依頼者(後編) 356.怪盗キッドの驚異空中歩行 373.猛毒蜘蛛の罠 375.星と煙草の暗号(後編) 378.桃太郎謎解きツアー(後編) 380.秘湯雪闇振袖事件(後編) 383.甲子園の奇跡!見えない悪魔に負けず嫌い ’05 387.ストラディバリウスの不協和音 後奏曲 8 391.本庁の刑事恋物語6(後編) 393.誘拐…らしい事件 402.宝石強盗現行犯(後編) 408.コナン平次の推理マジック(解決編) 412.神社鳥居ビックリ暗号(後編) 417.仏滅に出る悪霊(解決編) 420.八岐大蛇の剣(後編) ’06 425.ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間 11 430.もう戻れない二人(後編) 433.コナン変な子 440.極限のカースタント 441.最期のアーン 444.ため息 潮干狩り(後編) 447.封印された洋窓(後編) 449.本庁の刑事恋物語 偽りのウェディング 451.トリックvsマジック(後編) 453.因縁と友情の試写会 455.ひっくり返った結末(後編) 合計116(121) 「14番目の標的」のBGMの中で、テレビ放映で最も多く使われた曲である。映画内でも数回使われており、その重宝ぶりはサントラ2の事件曲群を彷彿させる。2分ちょっとに渡る推理シーンの説明曲で、考察段階での仮説推理や解明推理共に多用された。 特に’01年夏までの使用頻度は半端ではなく、ほぼ毎週聞いていると感じられるぐらいよく使われた。「瞳の中の暗殺者」BGMの登場により全盛期は過ぎ去ったかに思われた。ところが音響監督が交代したあと、一時の勢いはなくなったものの駆逐されずに’06年まで年間10回前後のペースを落とさずに使用され続けた。その結果、計116話という使用話数を記録したのである。 なお、当然のように’07バージョンが作られたが、’08年を最後に使われなくなった。しかし’16年~20年の間に何度か使用された。 18.アクアクリスタル 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 121.バスルーム密室事件(前編) 1 ’99 132.奇術愛好家殺人事件(事件編) 1 ’00 197.スーパーカーの罠(前編) 1 ’01 238.大阪3つの”K”事件(前編) 2 249.アイドル達の秘密(前編) ’02 284.中華街 雨のデジャビュ(前編) 2 286.工藤新一NYの事件(事件編) ’03 316.汚れた覆面ヒーロー(前編) 1 ’04 345.黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー 2 1(2) ’06 431.本庁の刑事恋物語7(前編) 1 現実音 合計10(11) 「ウッ!」という声入りで有名な曲で、映画では無人モノレールでアクアクリスタルへ向かうシーンで使用された(トラック19の「アクアクリスタル内へ」とは、実際には順序が逆になっている)。テレビでは、華やかなシーンを盛り上げるテーマ曲として、有名人の登場シーンや手品のシーン等で使用された。 最も印象的なのは’04年第345話「黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー」にて、「包帯男」が船内で事件の証拠探しをするためにあちこちを移動するシーンである。この音楽により、「包帯男」がコナン寄りの人間であることを暗に臭わせる演出になっていたと思う。 19.アクアクリスタル内へ 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’01 238.大阪3つの”K”事件(前編) 1 ’02 286.工藤新一NYの事件(事件編) 1 合計2 「アクアクリスタル」と同じく男性の声が入っていて有名な曲で、明らかに派生バージョンである。映画ではコナン達がアクアクリスタルに到着した場面で使用された。 2度しか使われていないが、その両方で「アクアクリスタル」も使用されている。 20.ターゲット サスペンスF 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 2 140.SOS!歩美からのメッセージ ’00 180.赤い殺意の夜想曲(前編) 2(3) 193.命がけの復活 約束の場所 2 合計4(5) 「犯人の謎」シリーズのアクションアレンジで、「ターゲット サスペンスE」や次に紹介する「ターゲット サスペンスG」に近い曲だ。「E」はやや音が軽かったがこちらの「F」はかなり重く、危機迫る感が強化されている。アクションアレンジと書いたが、どちらかと言うと危機感を煽る曲である。 初めて使われた’99年第129話「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」では、灰原哀がコナンに対し自らの正体を明かし、いま阿笠博士の家に住んでいることが判明するシーンで挿入されたが、その事実に絶望的な恐怖を与えるのに十分な役割を果たした。 21.ターゲット サスペンスG 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 118.浪花の連続殺人事件 2 1(2) 共にメイン部分 ’99 140.SOS!歩美からのメッセージ 1 ’00 198.スーパーカーの罠(後編) 3 イントロ部分 201.10人目の乗客(前編) 202.10人目の乗客(後編) 前編のおさらい ’05 401.宝石強盗現行犯(前編) 1 「ターゲット サスペンスD」とセット 合計6(7) 「ターゲット サスペンスF」の重厚的な雰囲気とは異なり、アクション面に重きを置いた曲である。映画では旭勝義が水槽で亡くなっているのを発見したシーンで使用された。 この曲も事件発生曲としてもっと使えたんじゃないかと思う。「浪花の連続殺人事件」での使い方が一番かっこよかった。 22.ターゲット サスペンスH 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’99 132.奇術愛好家殺人事件(事件編) 4 137.青の古城探索事件(後編) 140.SOS!歩美からのメッセージ 162.空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件 ’00 180.赤い殺意の夜想曲(前編) 6 188.命がけの復活 洞窟の探偵団 196.見えない凶器 蘭の初推理 197.スーパーカーの罠(前編) 207.見事すぎた名推理 218.封印された目暮の秘密(後編) 合計10 「ターゲット サスペンスC」と同じく、「犯人の謎」のショートアレンジだが、その「C」よりも更に短く、また事件のおどろおどろしい雰囲気が追加されている。いわゆるブリッジ曲と言えるが、「犯人はあの人だ」と指摘する際にも使える他、背後に潜む犯人(黒タイツ)のイメージ曲としても使われたため、意外と汎用性が高い。映画では犯人がナイフを取り出すシーン(黒タイツ+一瞬ナイフに犯人の顔が映るシーン)で使われた。 ‘99年と’00年の二年間で計10回使われた。もう少し便利に使われるかと思ったが、’00年を最後に消滅してしまった。 23.ターゲット サスペンスI 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 118.浪花の連続殺人事件 1 締め部分 ’99 137.青の古城探索事件(後編) 1 ’02 300.友情と殺意の関門海峡(後編) 1 ’03 312.夕陽に染まった雛人形(前編) 1 合計4 「ターゲット サスペンス」シリーズだが、この曲だけは主旋律ではなく副旋律(しかもアクションアレンジバージョン)を基に作られている。かなり雰囲気重視の曲で、メロディが面白いわけではないが、「いよいよ感」が漂っている。 4度しか使われていないが、「青の古城探索事件(後編)」の、犯人が梯子を登って目の前にある「お宝」を手に入れようとするシーン、そして「友情と殺意の関門海峡(後編)」でのBパートの締めに使われたのはよかった。一方で「夕陽に染まった雛人形(前編)」では、誰かが亡くなったわけでもないのに大袈裟すぎると感じた。 24.ターゲット サスペンスJ 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 118.浪花の連続殺人事件 1 ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 3 166.鳥取クモ屋敷の怪(事件篇) 167.鳥取クモ屋敷の怪(疑惑篇) ’00 176.黒の組織との再会(灰原編) 3 5(8) 177.黒の組織との再会(コナン編) 178.黒の組織との再会(解決編) 2 灰原編とコナン編のおさらい・1 192.命がけの復活 帰ってきた新一… 205.本庁の刑事恋物語3(前編) ’01 221.偽りだらけの依頼人(後編) 2 223.そして人魚はいなくなった(推理編) 合計11(14) 「ターゲット サスペンス」シリーズの標準アレンジで、「カード賭博のボス」や「犯人の謎」に近い。「カード賭博のボス」は悪のテーマだと書いたが、この「J」はもっと悪のテーマっぽい。そのため、「犯人の謎」で感じられるような哀愁や神秘性は微塵も感じられない。 表を見てもらうと分かるが、大半がスペシャルや三部作(黒の組織を含む)で使われており、重要事件に位置づけられるものばかりである。そんな陰惨で難解な事件における犯人像を暗示していると言えよう。 25.犯人の目星 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 124.謎の狙撃者殺人事件(前編) 2 125.謎の狙撃者殺人事件(後編) ’99 154.園子のアブない夏物語(後編) 1 ’00 185.殺された名探偵(前編) 1 ’01 219.集められた名探偵!工藤新一vs怪盗キッド 1 合計5 映画では未使用だったが、テレビでは5回使われた。初期のコナンっぽい曲で、コナンの優位性と活躍をイメージしたものと思われる。 実際、使われているシーンがいかにも初期から中期にかけてのコナンという感じがする。「謎の狙撃者殺人事件(前編)」と「殺された名探偵(前編)」では前編Bパートの締めに、「謎の狙撃者殺人事件(後編)」では麻酔針を小五郎に撃ち込むシーンに、「園子のアブない夏物語(後編)」では京極真が犯人をやっつけるシーンで、それぞれ使用された。近年Bパートの締めにこれほど前向きな曲を使うことは減っているので貴重だ。 しかし頻繁に使用する曲でもないので、’01年を最後に使われなくなった。 26.迫り来る危機 未使用曲。映画でもテレビでも使われなかったので幻の一曲である。 文字通り危機感を煽るアクション曲だが、正直ごちゃごちゃとやかましいので使いにくかったものと思われる。 27.コナンの大作戦2 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 118.浪花の連続殺人事件 1 ’06 437.上戸彩と新一 4年前の約束 1 締め部分 合計2 これも映画未使用曲だ。「コナンの大作戦1」はアクション曲ではあるがややリズムが悪く音が浮いた感じになっているが、「2」はきちんとしたアクション曲として仕上がっている。メインメロディの箇所は「浪花の連続殺人事件」で一度だけ使用された。コナンと服部平次が車から飛び出し、被害者の一人がいるマンションに向かうシーンで使用された。 28.真相究明 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 122.バスルーム密室事件(後編) 2 125.謎の狙撃者殺人事件(後編) ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 12 135.消えた凶器捜索事件 138.最後の上映殺人事件(前編) 145.上野発北斗星3号(後編) 147.本庁の刑事恋物語(後編) 148.路面電車急停止事件 150.自動車爆発事件の真相(前編) 162.空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件 163.月と星と太陽の秘密(前編) 168.鳥取クモ屋敷の怪(解決篇) 170.暗闇の中の死角(前編) 172.よみがえる死の伝言(前編) ’00 175.四回殺された男 17 179.喫茶店トラック乱入事件 182.大捜索 9つのドア 183.危険なレシピ 184.呪いの仮面は冷たく笑う 187.闇に響く謎の銃声 190.命がけの復活 第三の選択 192.命がけの復活 帰ってきた新一… 194.意味深なオルゴール(前編) 195.意味深なオルゴール(後編) 196.見えない凶器 蘭の初推理 198.スーパーカーの罠(後編) 199.容疑者 毛利小五郎(前編) 200.容疑者 毛利小五郎(後編) 201.10人目の乗客(前編) 207.見事すぎた名推理 208.迷宮への入り口 巨大神像の怒り ’01 220.偽りだらけの依頼人(前編) 7 221.偽りだらけの依頼人(後編) 224.そして人魚はいなくなった(解決編) 228.殺意の陶芸教室(前編) 232.マンション転落事件 233.消えなかった証拠(前編) 262.雪の夜の恐怖伝説(後編) ’02 263.大阪ダブルミステリー 浪花剣士と太閤の城 8 267.バレンタインの真実(推理編) 271.隠して急いで省略(前編) 272.隠して急いで省略(後編) 281.小さな目撃者たち 293.孤島の姫と竜宮城(解決編) 297.法廷の対決Ⅱ 妃vs九条(前編) 301.悪意と聖者の行進(前編) ’03 319.幸運のシガーケース(後編) 3 330.お金で買えない友情(後編) 333.似た者プリンセス(前編) ’04 345.黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー 2 367.丸見え埠頭の惨劇(後編) ’05 393.誘拐…らしい事件 2 2(3) 420.八岐大蛇の剣(後編) ’06 425.ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間 4 437.上戸彩と新一 4年前の約束 446.封印された洋窓(前編) 448.目黒の秋刀魚事件 合計57(58) 映画では解明推理シーンで使われる予定だったのだろうが、曲が軽いためか未使用だった(実際のシーンには「トリック」が使われている)。考察段階での推理、解明推理シーンの序盤で使うと映える曲であり、なかなか面白い音が入っている。 「14番目の標的」BGMの中ではよく使われた方で、’99年から’01年の前半まではかなり中核的な位置を占めた。その後’03年からは年に数回というペースを守り抜いた。 ’07バージョンが作られており、数年に一回程度使用されている。 29.謎の解明(ターゲット サスペンスK) 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 128.黒の組織10億円強奪事件 1 ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 2 151.自動車爆発事件の真相(後編) ’00 202.10人目の乗客(後編) 2 218.封印された目暮の秘密(後編) 合計5 数多くある「ターゲット サスペンス」シリーズのラストナンバーがこの曲である。他のアレンジと聞き比べて「犯人の謎」に最も近い。「犯人の謎」以上に哀愁に満ちており、推理曲というよりは悲しい犯人のテーマという趣である。映画では犯人が味覚障害にかかっていると判明するシーンで使用された。 使用頻度は低いが、やはりいずれも哀愁漂うストーリーが基盤にあり、そのクライマックス部分で流れている。 30.スペードのエース 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 123.お天気お姉さん誘拐事件 3 125.謎の狙撃者殺人事件(後編) 128.黒の組織10億円強奪事件 ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 2 1(2) ’00 174.二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件 3 191.命がけの復活 黒衣の騎士 206.本庁の刑事恋物語3(後編) 合計7(8) 非常に人気の高い曲で、コナンが犯人を追いつめて観念させる、いわゆる「ヒーローのテーマ」のひとつである。それまでの楽曲で言うとサントラ3の「ひらめき」や「時計じかけの摩天楼」の「対決のテーマ(摩天楼ヴァージョン)」の系統に位置づけられると思う。映画では犯人に証拠を突きつけるシーンで流れた。 なお使用頻度は低いが、テレビではなかなか印象的な使われ方をしている。特に第128話「黒の組織10億円強奪事件」と第129話「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」では共に最終パートのラストシーン(予告に入る手前)で使われたが、これが勇ましく、組織との長き戦いに向けての新たな決意がこれでもかと伝わってくる。この2話は灰原哀登場前の回と登場回であり、組織に向かっていくコナンの姿勢がこの音楽を通じて感じられた。本当にうまい演出と選曲だったと思う。 残念ながらその後は’00年を最後に使われなくなった。もし使われる機会があれば、今でも是非聞いてみたい楽曲のひとつである。 31.挫折 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 118.浪花の連続殺人事件 4 121.バスルーム密室事件(前編) 122.バスルーム密室事件(後編) 128.黒の組織10億円強奪事件 ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 4 134.奇術愛好家殺人事件(解決編) 148.路面電車急停止事件 171.暗闇の中の死角(後編) ’00 174.二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件 3 191.命がけの復活 黒衣の騎士 218.封印された目暮の秘密(後編) ’01 227.バトルゲームの罠(後編) 1 ’04 345.黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー 1 番組イントロ ’05 384.標的は毛利小五郎 2 413.完全半分犯罪の謎 合計15 文字通り、打ちのめされた犯人が絶望的な思いを吐露するシーンで使われる自白曲である。それまでにも印象的な自白のテーマがたくさん存在したが、この「挫折」も非常に個性的である。なんと言ってもサックス以外に全く他の楽器がないため、異様な存在感を放っている。初めて聞いた時は、本当にこれはアニメの音楽なのかと疑ってしまった。メロディもよく、楽曲終盤には、犯人が溜まったものを吐き出すように力強くなり、最後は悲しみに暮れて終わるイメージになっている。もちろん、映画では犯人が動機を話すシーンで使われた。ところで映画版では随分とエコーがかかっており、サントラに収録されているものとは印象が異なって聞こえる。 ‘98年から’00年までの3年間は、普通に自白曲のひとつとしてストックされていたが、その後は出番を減らしていった。音響監督が交代してからは不思議な使われ方をすることが多く、自白曲ではなくなっていた。 32.殺意 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 118.浪花の連続殺人事件 2 5(6) 122.バスルーム密室事件(後編) 125.謎の狙撃者殺人事件(後編) 127.旅芝居一座殺人事件(後編) 128.黒の組織10億円強奪事件 ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 2 18(19) 132.奇術愛好家殺人事件(事件編) 133.奇術愛好家殺人事件(疑惑編) 135.消えた凶器捜索事件 137.青の古城探索事件(後編) 139.最後の上映殺人事件(後編) 140.SOS!歩美からのメッセージ 142.結婚前夜の密室事件(後編) 143.疑惑の天体観測 147.本庁の刑事恋物語(後編) 150.自動車爆発事件の真相(前編) 151.自動車爆発事件の真相(後編) 160.怪奇五重塔伝説(後編) 163.月と星と太陽の秘密(前編) 164.月と星と太陽の秘密(後編) 前編のおさらい 167.鳥取クモ屋敷の怪(疑惑篇) 168.鳥取クモ屋敷の怪(解決篇) 事件篇・疑惑篇のおさらい 173.よみがえる死の伝言(後編) ’00 184.呪いの仮面は冷たく笑う 11 188.命がけの復活 洞窟の探偵団 189.命がけの復活 負傷した名探偵 191.命がけの復活 黒衣の騎士 193.命がけの復活 約束の場所 198.スーパーカーの罠(後編) 202.10人目の乗客(後編) 206.本庁の刑事恋物語3(後編) 207.見事すぎた名推理 208.迷宮への入り口 巨大神像の怒り 213.きのこと熊と探偵団(後編) ’01 219.集められた名探偵!工藤新一vs怪盗キッド 10 223.そして人魚はいなくなった(推理編) 227.バトルゲームの罠(後編) 231.謎めいた乗客(後編) 232.マンション転落事件 241.新幹線護送事件(後編) 246.網にかかった謎(前編) 255.松江玉造連句十四番勝負(前編) 256.松江玉造連句十四番勝負(後編) 260.揺れるレストラン ’02 266.バレンタインの真実(事件編) 6 273.クイズ婆さん失踪事件 276.警察手帳紛失事件 281.小さな目撃者たち 293.孤島の姫と竜宮城(解決編) 300.友情と殺意の関門海峡(後編) ’03 307.残された声なき証言(前編) 6 308.残された声なき証言(後編) 311.黒の組織との接触(決死編) 交渉編・追跡編のおさらい 315.陽のあたる場所 320.忍法アリバイ工作の術 327.炎の中に赤い馬(解決編) ’04 355.小さな依頼者(後編) 2 362.帝丹高校学校怪談(後編) ’05 391.本庁の刑事恋物語6(後編) 10 前編のおさらい 396.奇抜な屋敷の大冒険(解決編) 封印編・絡繰編のおさらい 401.宝石強盗現行犯(前編) 407.コナン平次の推理マジック(館編) 仕掛編のおさらい 408.コナン平次の推理マジック(解決編) 仕掛編・館編のおさらい 410.同時進行 舞台と誘拐(後編) 前編のおさらい 412.神社鳥居ビックリ暗号(後編) 417.仏滅に出る悪霊(解決編) 事件編・疑惑編のおさらい 422.イチョウ色の初恋(後編) 424.ピエロからの写真メール ’06 428.超秘密の通学路(後編) 3 前編のおさらい 430.もう戻れない二人(後編) 前編のおさらい 432.本庁の刑事恋物語7(後編) 前編のおさらい 合計71(73) 「14番目の標的」のBGMの中では「トリック」に次いで多く使用されたサスペンス曲である。映画では犯人の独白の後半で使われた(決して自白曲ではない)。一部音を抜いて使われ、楽曲の後半部分で本来の曲に戻して流された。 ’99年が全盛期で、その後もある程度レギュラーの地位に座り続け少しずつ使用頻度を減らしていったが、なぜか’05年は年間10回も使われている。なお、この’05年からは前話のおさらいシーンの曲として使用されることが多くなった。 これだけ使用されたので当然’07バージョンが作られた。が、近年は減少傾向にある。 33.一触即発 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’98 122.バスルーム密室事件(後編) 2 125.謎の狙撃者殺人事件(後編) ’99 129.黒の組織から来た女 大学教授殺人事件 9(10) 130.競技場無差別脅迫事件(前編) 131.競技場無差別脅迫事件(後編) 2 前編とシーン重複・1 132.奇術愛好家殺人事件(事件編) 133.奇術愛好家殺人事件(疑惑編) 134.奇術愛好家殺人事件(解決編) 137.青の古城探索事件(後編) 157.本庁の刑事恋物語2(後編) 165.少年探偵団消失事件 ’00 178.黒の組織との再会(解決編) 2 5(6) 183.危険なレシピ 191.命がけの復活 黒衣の騎士 207.見事すぎた名推理 213.きのこと熊と探偵団(後編) ’01 219.集められた名探偵!工藤新一vs怪盗キッド 2 221.偽りだらけの依頼人(後編) ’03 307.残された声なき証言(前編) 1 ’04 345.黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー 1 ’05 393.誘拐…らしい事件 1 ’06 448.目黒の秋刀魚事件 1 合計22(24) 強い緊迫感が漂う危機一髪のテーマであり、手に汗握るタイムサスペンスや解明推理における詰めのシーンでよく使われた。映画では犯人が蘭を人質に取り、コナンに拳銃を持って来させようとする絶体絶命の場面で使用された。 ’99年は1月と2月だけで7話も使用された。そのため、ちょうど灰原哀が登場するのに合わせて使われるようになった印象が強い。「黒の組織から来た女 大学教授殺人事件」では哀が自らの正体をコナンに明かし、鬼気迫るコナンが阿笠博士の家に向かって走るという力の入るシーンで使用された。また「青の古城探索事件(後編)」では、真っ暗な中から顔を出した犯人から哀と歩美が逃走し、犯人が彼女たちを追いかけるというシーンで使用された。曲の怖さと犯人が無表情に走る背景とが相まってトラウマを植えつけられたファンもいるのではないかと推測する…いずれにせよ、この曲が流れる時は盛り上がるシーンが大半だった。ところが浦上氏以降の代になり、あまり似つかわしくないシーンでも使われるようになった。わざわざそんな緊迫感を演出するようなストーリー展開や雰囲気でもないのに、と思うことが何度かあった。 ’07バージョンが作られ、稀に使用されているが頻度は低い。 34.Aの予感 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’99 157.本庁の刑事恋物語2(後編) 1 ’04 376.タイムリミットは15時! 1 合計2 「ラーーラララーラーラーラーラーーーララーー♪」という大団円の曲であり、映画では全てが解決し夕暮れをバックにヘリコプターが街へ戻る…というシーンで挿入された。 テレビではわずか二回だが流れている。 35.別居の真相 西暦 話数とサブタイトル 使用回数(2回以上のみ;赤) 年間使用話数と回数(赤) 備考 ’99 148.路面電車急停止事件 3 157.本庁の刑事恋物語2(後編) 171.暗闇の中の死角(後編) ’00 183.危険なレシピ 2 208.迷宮への入り口 巨大神像の怒り ’01 219.集められた名探偵!工藤新一vs怪盗キッド 1 ’05 391.本庁の刑事恋物語6(後編) 1 ’06 452.こんぴら座の怪人 2 458.園子の赤いハンカチ(後編) 合計9 「真相」と大層な表現だが、ただのギャグオチのテーマである。映画ではその名の通り、最終パートで小五郎と妃英理がなぜ別居したのかを妃英理の口から語られてチャンチャンと幕引きをするシーンで使用されている。テレビでの使われ方も同じで、従来から存在するギャグオチの曲に加えてもうひとつ仲間が増えましたという感じで時々使われた。’07バージョンが作られており、2019年に初めて使用された。 36.KIZUNA(ヴォーカル ヴァージョン) テレビでは未使用のボーカル曲。トラック13「絆」に歌詞がついたものを伊織が歌ったものである。映画では蘭と新一(コナン)が電話で会話をしていて、新一が「小五郎が蘭を撃ったのは事実でもそれが真実とは限らないんじゃないか」とかなんとか言っていたシーンで流れていた。 未発表曲1(水中キスを思い出す) テレビ未使用曲及びサントラ未収録曲。映画では「Aの予感」よりも後に流れた締めの曲で、この曲が終わるのに合わせてED曲である「少女の頃に戻ったみたいに」が挿入される。(ちなみに「水中キスを思い出す」と書いたのはふざけているのではない。それ以外の表現が思いつかないのである。)
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