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信じられないが、合気道のことを指す。 try-NEET
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レスラーへの賛歌 その16。 ビッグ・パパ・パンプと呼ばれた『スコット・スタイナー』へと捧げるプロレス殺法。 『FRANKEN・STEINER(フランケン・シュタイナー)』 突っ込んでくる相手に対して、ジャンプしながら両足首あたりで相手頭部を挟み! 自分の頭を振り子の錘(おもり)のように使って後方に倒れこみ、自らの脚力で相手の上半身を前のめりにさせ、 頭 部 を マ ッ ト に 強 打 さ せ る “ 荒 技 ” ッ ! ! ギガント28号が繰り出した「FRANKEN・STEINER」に、巌鈍斧は組み掛かってしまった。 このまま頭部が地に激突すれば勝負は決する。コブチは率直にそう“直感”した。 50m同士の巨体。ギガントの重量、自機「巌鈍斧」の重量、そして技の加速度等が合われば、程なくして首から上は砕け失うであろう。 そうなれば『メインカメラ』が破損され、満足に敵を捕捉する事すら難しくなる。レーダーを使えば遠距離戦は可能であるが、 近距離戦を得意とする機体同士で、メインカメラを破損する事は死活問題であると言えた。 “喰らってはいけない。” “何としても回避する事。” “回避方法は一つである。” グィ・・・! (背中である。) グググィ・・! (巌鈍斧の背中を!) グィッッ!!! (首より先に“激地”させる!!) 今 ッ ! ド ” ッ ” ッ ” ッ ” グ” シ ” ャ ” ァ ” ア ” ア ” ア ” ア” ア ” ア ” ア ” ア ” ア ” ! ” ! ” ! ” ッ ッ ッ ッ ッ ッ 激震する!激震する!!とんでも無い程に激震をする!! 激 動 驚 地 ・ 震 撼 振 動 ! ! 50m同士の機体が、総重量を込めて叩きつけたのだ!! 軽い訳が無い!軽い訳が無い!軽い訳が無ァーいッ!!! ッ ッ コブチィーッ!! 「WWWWWRRRRRRRRRYYYYYYYAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」 コブチを絶叫を挙げた!今此処に起こりし激動驚地!!その破壊力とは!! 例え頑丈に守られた巌鈍斧の「コクピット内」とて無事では済まないからだ!! 激痛ゥ!激痛ゥ!激の痛ゥ!!そして絶叫ォーッッ!! ゲ ヴ ォ ・・・ ッッ!! (コブチは吐血をした!!) 全身の痙攣が身を襲い、痛みと痺れとがハーモニーを奏でるコブチが肉体!! 嗚呼。バーゲンセールだ。こんなにも痛みとは軽くも引き起こるモノなのか!! その身を骨の髄にまで、ハンマーで持ちて打ち据えられたかのような『全身の激痛!!』 常人ならば動く事すらままならないであろう! だがコブチは『怪人』であった!!そうだ『怪人』だ!!! どんなに好きな食べ物の為とは言え『己の睾丸を握り潰せる人間』など何人いると言う? 常人でじゃあねぇー!コイツは『怪人』に値するってヤツだぜぇー!! そんなコブチが! そんなコブチが!! そんなコブチが、今ぞ猛るゥーッ!!! 「この玉無しコブチ!こぉのエターナルチェリーに賭けても負けはせぬッッ!!」 そうだコブチ! そうだァー!エターナルチェリーだぁぁぁぁああああああああああ!! 「私はアカネシアへの劣情を振り払い!このエターナルチェリーを手に入れたのだ!!」 そうだコブチ! そうだァー!アカネシアだぁぁぁぁああああああああああ!! 「動け!我が肉体よ!!動きて今日もメシの種を手に入れるのだ!!」 「美味きメシを!たらふくのメシを!目一杯のメシをぉぉぉおおおおおおおおおおおお!!」 如何なる激痛にも屈しないッ!それがッ!“カリスマ玉無し”玉無しコブチと言う男よぉぉぉおおぉぉおおおおおおおおおお!!!! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ○クロガネの賛歌 第3.5章 ー 本 編 ④ ー 第 4 話 「 エ タ ー ナ ル チ ェ リ ー 」 コブチ 16の夏「飯屋」 「MEISHYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!」 「このコブチが!今!MEISHYを欲しているぞぉぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 飯屋でこう叫ぶ大柄な黒人男性が居た。 それはコブチ。16歳のコブチ。 操兵を操り敵機を撃破する、今売り出し中の新人傭兵である。 「あいよ!今日も食って来な!コブチ!!」 そう答えるは『飯屋の料理人・アカネシア』。 大柄な女性であった。肩幅が広く体も引き締まっている。 一見男性にも見えたが、優しげ瞳。整った唇。顎の細さが女性らしさ醸し出している。 そんなアカネシアが創る料理はマジ美味い。マジメ最高。 いくらでも入る。いくらでも食える。 コブチは一仕事終えた後、この飯屋でメシを食うのが日課となって行った。 そんな日々が続く中・・。 いつしかコブチは。その料理人。 アカネシアに恋をするようになっていった。 なんて美味いメシを創るのだ。 その手はまるで神の手のようだ。 汗だくになり、飯を創る様を見る度に。とても美しく見えてくる。 食知の結晶とでも言うべき料理を創り出せる事。そして・・・それを創り出す者。 その言葉は同義では無い。だが同じくするから、ソレは創り出されている。 コブチは食への愛を重ねるが如くに、その女を。アカネシアを愛するようになっていったのだ。 だが。そんなある日“事件”が起きた。 事故であった・・・。 気が狂った阿呆が、銃を乱射した事故であった。 その場に居合わせたアカネシアは、それで死んだ。 仕事を終え、何時もの飯屋。何時ものメシを味わおうとした時・・。 コブチをそれを知った。 その日、コブチはメシを美味しく食べる事は出来なかった。 アカネシアの事で胸が一杯だったからである。 次の日も。次の次の日も。その次の日も。 コブチは何を食べても美味しくは無いし。 そもそも食欲など起きなかった。 ただただ。アカネシア会いたい。 アカネシアの創ったメシを食いたい。 明けても暮れても。アカネシアの事を考えていた。 しかし、それは・・もう適わぬ夢となった。 そしてコブチは・・・。 『 そ れ が“ 我 慢 ”な ら な か っ た ! ! 』 『 ブ チ ャ ァ ア ア ア ア ! ! 』 コブチは己の玉を握り潰した。そしてコブチは自分にこう言い聞かせた。 自分は『メシ』が好きなのだ。女の事を思うが故にメシがノドを通らぬなど、許せる訳が無かったのだ。 だから、玉を潰した。純潔をメシに捧げたのであった。 それは16の冬だった。 それは16の冬だった。。 それは16の冬だった。。。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 激痛により起動を停止する巌鈍斧!!! その隙を百文字は見逃さなかったッッ!! ッ ッ 百文字ィー!! 「ワシは捧ぐるッ! 『革命戦士』と呼ばれた、ハイスパート・レスリングの第一人者へと、 こ の 『 サ ソ リ 固 め ( SCORPION DEATH LOCK ) 』を ッ ッ ! ! ! 」 『サソリ固め(さそり・がため)』 倒れている相手の両足の間に『右足』を入れ、相手の左脇腹の横へ踏み込み、 相手の両足を膝でクロスをさせた後、相手の右足を自分の右腕でロック。 右足を軸にして反転 (ステップオーバー) をし、相手をひっくり返し『腰を落とす!!』 掛けられた相手の姿が『サソリのように見える』事からこの名が付いた!! 完全に極まれば相手の「足首」、「膝」、「腰」が締め上げられ、また「気道」や「横隔膜の動きが」制限されるため、 相手を『窒息』させる効果も併せ持つッッ!! 故に、必殺の技ッ! フィニッシュ・ホールドとして使用される事が多い!! ッ ッ ギチィ!ギチギチギチィ!ギチチ!! ギガントが巌鈍斧の腰部位をヘシ折りに掛かるッ!! ギチチチチィ!! (金属が悲鳴を挙げる。) ギギギギギギ!! (さながら巌鈍斧の悲鳴である。) ギチギチギチ!! (確実に金属はヘシ曲がって行く!!) ッ ッ コブチィ!! 「UUUUUUUULAAAA・・・・・・ッ!!」 「勝負は・・・!まだ・・・!これからァ・・・ッッ!!」 ガシィ!!(操縦桿を握りッ!) ギギギギ!(巌鈍斧を“腕立て伏せ”の要領で!) ギィイイ!(ギガント、巌鈍斧、大地の間に“隙間”を創り出しッ!) 「WWWWWWWWWWWWWRYYYYYYYYYYAAAAAAAAAAAAAA!!!」 グルリ!! (でんぐり返しの要領で『脱出』をはかるッッ!!) ッ ッ コブチィー!! 「この玉無しコブチ!このッ!エターナルチェリーに賭けても負けはせぬッッ!!」 ググリッッ!! (ギガントの股下を潜り抜けッ!!) ヴァァーン!! (サソリ固め脱出成功ゥーッ!!) ッ ッ コブチィー!! 「バネ仕掛けを用いぬ“単純なパワー”では巌鈍斧に分があるようだな!!」 百文字!! 「では“バネ仕掛け”を使用(つか)うとしよう。」 ギガント!! 「ゴ”ッ”! ゴ”ッ”ゴ”ッ”!!」 ッ ッ その時、コブチはソレに気付いたッ!! 「そなた!『胴のバネ仕掛け』を既に“ 縮 め て い た ”のかッッ!!」 “故に先程、脱出が出来た!” “既にこの展開が読まれていた!!” “今、バネ仕掛けを用いて起こり得る事柄は!!!” ッ ッ 百文字ィー!! 「 『 寸胴的超跳躍故似天空 ( ス ト ロ ン グ ・ ズ ゥ ー ム ・ ス プ リ ン ガ ー ) ! ! ! 』 」 ズ ッ ッ ッ オオ オオオ オオ オ オ オオオ オオ オ オ オ オ オ ー ー ー ッ ッ ! ! ! ギャンギャンギャンギャンギャ ン ギ ャ ン ギ ャン ギ ャ ン ギャンギャンギャン ギィィィィイイイキャァァァァアアアア ア ア ア ア ア ア ア アーーー ー ッ ッ ! ! ! ! 跳んだ!ギガント28号が!!巌鈍斧の両脚を“右脇”に抱え、空へと跳んだ!跳んだ!!跳んだぁぁぁぁぁあああああああああああ!!!! そ し て ! 「レスラーへの賛歌 その8!」 「北斗の流星と呼ばれた、戦う国会議員へと!!」 グォォオオオ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オオンオンオンオンオ ンオ ン ン ン ン ォ オ オオ オ オ ! ! ! 「 ワ シ は 、 こ の 『 G I A N T S W I N G 』 を 捧 ぐる ゥゥウウウーーーー ッ ッ ! ! ! ! 」 『GIANT SWING(ジャイアント・スウィング)』 仰向けの相手の両足首(または両膝)を脇の下に挟み込んでから抱え上げ、回転しながら相手を振り回す荒技。 1950年代から1970年代にかけて活躍したアメリカのレスラー、ロニー・エチソンが創始者である。 だが、数あるレスラーの中で、随一の使い手を挙げよ言われれば、ただ一人。 高校教員にして、プロレスラー。 国会議員にまで上り詰めた『馳 浩(はせ ひろし)』その人であると言えるだろう。 毎試合の如くジャイアント・スウィングを行いっ! 保永昇男に25回転を仕掛け日本記録を更新するとっ! 全盛期には30回転を超えっ! 遂には前人未到の『60回転』までをも達成をしたっっ!! 引退試合では自身の年齢と同じ45回転を達成するっっ!!! 氏が得意とする、裏投げやノーザンライト・スープレックスなどと比べ、決め技となる『必殺技(フィニッシュホールド)』 では無いものも・・。 これ程、プロレスが持つ『エンターテイメント性』を表現した技は無いと 断 言 を す る っ ! ! 尚、この技をかけた際に自分の目を回さないようにするコツは、目線を回す方向とは逆にしながら回す事との事。 これはバレエのフェッテ(爪先立ちの片足を軸に回転する)のコツと同じ原理である。 ッ ッ 「少々変則ではあるが、GIANT SWINGだッッ!!!」 「サソリ固め中途の体勢のまま、宙空にて貴様をブン回してくれるッ!!」 ッ ッ 「 『 ちぇりぃぃいいいぁぁぁあああ あ あ あ あ ああああ ーーーー ー ー ー ッ ッ ッ ! ! ! 』 」 ッ ッ グォォオオオ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オオンオンオンオンオ ンオ ン ン ン ン ォ オ オオ オ オ ! ! ! 剛力に任しッ! 巌鈍斧をブン回し続ける『 ギガント28号 ッッッ!!!! 』 ッ ッ ダッッッッッ ギュュュ ュ ユ ユウ ォ オ オ オ オ オ オ オ オオオオ オ オ オ オオオオ ーーーーーー ッッッッ!!!! 勇壮!それはバネ仕掛け! 跳び続けるは『 ギガント28号 ッッッ!!!! 』 ピ タ ! 最上点に達し、 そこで、ギガント 28号はッッ!! 「 『 ヌゥうゥぉおお お ぉ ぉ ォ お お お お お お オ 雄(オ) ーーーー ー ー ー ッ ッ ッ ! ! ! 』 」 ブン投げた!ブン投げた!ブン投げた!! 巌鈍斧を「地」へとブンンン投げたぁぁぁああああああああああああ!!! ゴッッッッッッッヒィィィイアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!! (投げられたァー!!) アンアンアンアンンアンアンアンアンンァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアア!! (巌鈍斧が投げられた!!) ッ ッ それは凄まじい!とても凄まじくも、さながら全長50mの砲弾のようであった!! 回転を繰り出しつつ、そのまま空中へと跳び上がり、最上点にしてブン投げられた巌鈍斧だッ!! 回転×高度×投擲力=『 破 壊 力 ! ! 』 ズザザザザザザザ!! ザザザザザザザザ!! ザザザザザザザザザザザザ!! ズッッッザァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!! (大地を擦る様に、勢い良く地を舐め削り行く“巌鈍斧”は・・・!!) ッ ッ ボンッ!! (頭部が破損し。) ッ ッ ボボンッ!!(右前腕を欠損する。) ッ ッ ズズズザザザザザザ・・・!!(何度も何度も地面を舐め削られ。) ッッ!!(ようやくにて、巌鈍斧は止まった。) !!(巌鈍斧はピクリとも動かない。) 。(先のFRANKEN・STEINERよりも・・・。) (強烈無比な衝撃が“玉無しコブチ”を襲ったのである。) ッ ッ 「UUUMMMM・・・・。」 「グェエッ!ゲボォッ!!」 コクピット内の玉無しコブチは瀕死の重傷であった。 全身が痺れ。全身が痙攣する。五感がオカシイ。天と地の感覚すら曖昧である。 「グググボェ!!」「グォハッッ!!」 吐血を繰り返す玉無しコブチ。 最早。誰が見ても・・・。 戦 闘 不 能 。 後はどうなる? 捕獲をされ、捕虜にされ、尋問でもされまくるか? 最後は処刑か?侵略戦争の兵士に情けなど無しか? 思考。混濁。思い浮かぶは・・悪しき未来。 そんな。極限状態のコブチに・・・。 夢か幻か・・「女人」の声が響き渡る。 女人はこう言う。 「コブチ。なぁ、コブチったら聞けよ、コブチ。」 コブチが問う。 「・・・。アカネシアか?」 アカネシアがこう言う。 「そうだよ。アタシだよコブチ。」 コブチ。 「何をしに来た、アカネシア・・。」 アカネシアはこう言った。 「もう良いじゃん。と言いに来たのさ。」 「もう止せよ、ここでGAMEOVERだよ。」 「またメシ創ってやんよ。」 「だから、もう此処で終わりにするんだよ、コブチ!!」 アカネシアが伝えた事。 それは『敗北勧告』であった。 コブチよ、お前は負けたのだ。もう良い。もう十分頑張った。 もう良いじゃないか。またメシを創ってやるよ。 だから、コブチ。もう此処で終わりにするのだ。 それは甘美な勧告・・・。 そんな甘美な勧告に対し・・・。 玉無しは・・。 コブチはこう言い放った。 「死しても尚、我が心に居座るつもりか?アカネシア。」 「アカネシアよ。このコブチが此処までやってこれたのはだな・・・。」 「全てこの“コブチの力”なのだ。アカネシアよ。」 コブチは続ける。 「両の玉を握り潰したその日から、このコブチは『 玉 無 し コ ブ チ 』と相なった。」 「如何なる哀しみも苦しみも『腹一杯メシを食いたい』と言う気持ちのみで、切り抜けて来た男の“その名”だ!」 「其処に・・・。女人への慕情など一つもない。」 そして、コブチはこう言い放つ!! 「だから、アカネシアよ!」 「このコブチは。この“玉無しコブチ”は!!」 「そなたの声など・・・ 耳 を 貸 さ ん ! ! 」 ッ ッ ベリィ!ベリベリベリベリ!! ベ リ ッ ! ! 千切り取ったァーッ! コブチは巌鈍斧の『腹部』を“千切り取った”のである。 コブチは巌鈍斧腹部にあるコクピットを露出させたのだ。 これにより頭部をやられた事によって遮られた“視界”を創り出す。 そして、こうする!! Vim・・・!! (立体映像を投射!!) ヴ ァ ン ! !(“玉無し”の股間をどアップさせ!男はこうと言い放つゥー!!) ッ ッ 「『 貴 様 は こ の “ エ タ ー ナ ル ・ チ ェ リ ー ” を 知 ら ぬ の か ? 』 」 ッ ッ 「『 私 が 噂 の ・ ・ ・ “ 玉 無 し コ ブ チ ” だ ! ! 」 ッ ッ ヴ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ン ン ! ! ! 玉無しのォ! 玉無しのォ! 玉無しのォ股間をヴァンと見せ付ける!! 玉無しであるがこそ、成し得る事が出来たこの玉無しならでは『食への“欲求”』ゥーッ!! そして、食には限りなく多くの血が伴い、血が流れれば流るる程、己の“欲”を満たす事が出来た・・・!! ッ ッ ならば今日も!ならば今日もまた!! 赤き血に彩られる『強欲』荒ぶるままに喰らってくれようぞ!! そして必殺のぉぉぉぉおおおおおおおおおおおお!!!! 「一斧多砕流・鈍斧術!! 破滅大技!! 『レフト・ハンド・アバズレ・ガァァァァアアアアアアアアアアアアアルゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウ!!』」 ッ ッ ドサッ!!ドサッ!!ドサッ!!ドサッ!!ドサッ!!ドサッ!! (猪突猛進!) ドサッ!!ドサッ!!ドサッ!!ドサッ!!ドサッ!!ドサッ!! (突撃と共に、縦横無尽に斧振るう!!) ドサッ!!ドサッ!!ドサッ!!ドサッ!!ドサッ!!ドサッ!! (近付きて!) ドサッ!!ドサッ!!ドサッ!!ドサッ!!ドサッ!!ドサッ!! (そしてギガントを断ち切るのみ!!) ッ ッ コブチィー!! 「 『 WWWWWWWWWRRRRRRRRRRRYYYYYYYYYYAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!! 』 」 コブチは唸り声を挙げた! コブチは唸り声を挙げた!! コブチは唸り声を挙げた!!! ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 勝負はこの時点で決していた。 機体のど真ん中。コクピットを露出させると言う事。 最早如何なるプロレス殺法を持ってしても、その箇所に影響を及ぼさぬ攻撃は無いからである。 ましてや、巌鈍斧最大の攻撃を繰り出している最中・・・。 反撃は激しくも“激動”。苛烈にも“動地”。無事では済まぬ事“一目瞭然”であるからだ。 故に百文字は・・・。 「レスラーへの賛歌その128・・・!!」 『“最大の攻撃”』にて受け答える事を誓った。 死手に両足を突っ込んででも、死合に臨むその散り際への“灼熱染みた「勇壮」”・・・!! 全霊をもって臨む事こそ『意義』があるからであるッッ!! 「ギガント・トルネード!!」 百文字はその128にして、101番目の賛歌の名を口にした。 ーーーーーー 戻る リンク集に戻る ・・・続く。
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baevyuvel /// / 合気道 baev\yuvel \ 16 seren klel \
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卒試問題集・麻酔科のページです。 ログインして ここをクリックし、訂正記事を書き込んでください。 ページ数、問題番号、出典を明記くださるようお願いします。 麻酔科 2008年度 p211 問4 解答c.d→d,e c.TOF70%以上で呼吸筋は筋弛緩から回復しており、75%で自発呼吸あり。90%以上で筋弛緩薬の効果が消失していると考えられている。30%では筋弛緩が見られると考えられるので抜管は出来ません。(参考:標準麻酔科5版p76、STEP) d.非脱分極性筋弛緩薬が効果を発揮するには受容体の80%が非脱分極性筋弛緩薬と結合していなくてはならない。 重症筋無力症では抗Ach受容体抗体によるAch受容体の賦活化によって、もともと機能しているAch受容体の数が減少している状態である。 よって重症筋無力症では非脱分極性筋弛緩薬に対する感受性が高くなる。 (参考:TEXT麻酔科第2版 p106、307) e.ネオスチグミンは抗ChEであり副交感神経を刺激しますが、交感神経も刺激します。 ACh受容体にはニコチン受容体とムスカリン受容体に分けられます。ニコチン受容体は交感刺激症状を示し、ムスカリン受容体は、気道分泌物増加等の副交感神経刺激症状等を示します。 アトロピンはムスカリン作用を遮断しニコチン作用のみをのみを引き出すために投与されます。 (参考:STEPp45、p76) さらに訂正★ 教授に質問しました!「ごめん、問題まちがえたんだよね~。正解は1つだよ」 とのことです。 で、解答はdです。 ♪まこ&さいこ♪ p212 問5 選択肢(1)昌質液→晶質液 問7 解答 ce→be 解説c.× b.○ 解説の内容はそのままです。 p.213 【問題 12】 「悪性高熱の治療で全身冷却に続いて行うべき治療」 1) リドカインの投与 3) 透析療法 について。 2006年度問題集、訂正ページには「(出題者の先生に伺ったところ、)悪性高熱症にリドカインは原則禁忌、ただ場合による、と言われました。それ以上は聞けませんでした。」とありました。今年度の共通見解がどうなるかは分かりませんが、参考にはなると思われます。 類題:2007年度 p.204[問題16]、2006年度 p.307[問題16] さらに訂正★ 教授に質問しました! まず、必要な治療を選んでください★そもそも、不整脈の原因は何なの??電解質を補正してあげれば、治まる不整脈だよね。ということで、解答はe(3,4,5)です★ ♪まこ&さいこ♪ p215 15)OPCABの麻酔管理 【解答】d,e ⇒ c,d 【解説】 e:OPCABでは人工心肺を用いないため、低体温にしない。 c:OPCABでの循環管理で注意すべき点は、心臓の転位や冠動脈遮断時などに循環動態が不安定になり、心拍出量低下、血圧低下が生じること。血圧低下に対しては、 Trendelenburg体位、頭低位 輸液負荷=容量(前)負荷 薬物(PGEⅢ阻害薬、Noradrenarineなど) 心房ペーシング で対処するそうです。 以前の解説(特にc)、理解が足りてなくてすみません…。変更をお願い致します。 16)循環モニターの問題 【解答】b,c ⇒ c,e 【解説】 Bの波形について、解説文には拡張期に上昇とありますが、心電図上R波~P波の収縮期に上昇しています。すみません。 それと、Dは右房圧でよいと思うのですが、Bが右室圧だとしたら、拡張期圧がDと一致する圧まで低下しているはずです。 しかし、Bでは拡張期圧が右房圧よりも上昇しており、Bは右室圧ではなく肺動脈圧であると思われます。 したがって、Bからカテを進め、バルーンを膨らませると、Cの肺動脈楔入圧になります。 A:Aラインの圧波形 B:肺動脈圧 C:肺動脈楔入圧 D:右房圧 選択肢の解説も上記と合わせて各自変更をお願い致します。 p.216 20)について、選択肢の病態はすべてSpO2低下をきたすものです。 (1)低換気は、EtCO2上昇をきたす。 (2)気腹のために吹き込まれたガスが、組織の弱い部分を通って腹腔内から縦隔や胸腔内に回り込み、縦隔気腫や気胸を生じる場合がある。 (5)二酸化炭素による気腹では、高二酸化炭素血症を呈し、EtCO2は上昇するが、ガス塞栓が発生すると、肺血流が著しく減少するためEtCO2は急激に低下する。 【出典】標準麻酔科学 しかし、気胸・無気肺・気管支挿管とEtCO2との明確な関係はまだ検索中ですので、解答を変えるに至るかは未定です。ご意見のある方、もしくは勉強会などで結論が出ている方々ご教授お願いします。 訂正★ 解答はd(2,3,4)です。 5のガス塞栓はETCO2が下がるはずです★ 教授&他の麻酔科の先生にも同じように解答いただきました! ♪まこ&さいこ♪ p.217 問題2 解答 C→A 問題4 解答:D→A こちらから、2008年度のこの範囲の解答と今年の予想問題がダウンロードできます。 【管理者 注】2006年度卒試問題集、麻酔科訂正ページの「直接リンクは危険なのでやめましょう」という記述に従い、リンクを外させていただきました。ご了承ください。 大学病院→麻酔科→リンク→H田先生HP、とのことです。 P.223 問題5 解答:cd→bc b○:オピオイドの副作用として、多幸症、嘔気、嘔吐、鎮静、掻痒感、薬物耐性、身体および精神的依存性、呼吸抑制、尿閉、便秘などがあります。【TEXT 麻酔・蘇生学 第2版 p.453】 c○:WHO方式癌疼痛治療にもあるように、弱オピオイドには天井効果があるために、さらに強い疼痛には強オピオイドを使用します。【TEXT 麻酔・蘇生学 第3版 p.482】 【adについて先生からのご返事】 a:これは、体力という表現が曖昧なので誤解を与えるかも知れませんが、オピオイドの使用により全身状態が悪化することはないと言うことを意図したもので、解答としては×となります。 d:これは、ご指摘の通り、医療用麻薬として疼痛管理に用いる場合には習慣性は生じません。従ってこれも解答としては×となります。 以上の2点は医療従事者であっても、誤解を生じているポイントでありまして、そのような観点から問題にさせていただきました。 とのことです。p.180 2007(5)もあわせて訂正お願いします。 2009/10/5 am9 30 ご意見・ご指摘、本当にありがとうございました!!! 問題 6 解答:a→ac c○:Journal of the American College of Surgeons2007;205(2) 319-321 に「40を超える医療専門家組織の支持を受けている手術部位、手術手技、手術患者の取り違え防止ユニバーサルプロトコールには、術前の確認プロセス、不滅(消えない)マーカーによる手術部位のマーキング、手技開始直前の小休止に関する項目が含まれている」との記述ありました。この中の 「消えないマーカーによる手術部位のマーキング」が "surgical site marking" にあたります。 d×:タイムショックはタイムアウトの当て馬だと私も思います。 2009/10/3 pm9 00(訂正したはずが、ページ保存されていませんでした。以後気をつけます。) ご意見ありがとうございました。編集させていただきました。 問題7 解説の訂正のみ 解説c. コリンエステラーゼで分解されるのはサクシニルコリン(スキサメトニウム)。(解説はリバースについてなので消しといてください。) 問題8 答えab→b 以下をかわりにはっつけてください。 【解答】b 【解説】 筋弛緩効果を拮抗(リバース)させるには、抗ChE薬並びにアトロピン(抗ChE薬の副作用防止のため)を静注。抗ChE薬によって、Achの分解が阻害され、神経筋接合部のAch濃度が上昇し、受容体と結合している筋弛緩薬が追い出される。投与は筋弛緩モニターによる回復又は自発呼吸の発現を確認後。 【参考】 TOF(連続4回刺激法)は非脱分極性筋弛緩薬投与時、筋弛緩の程度を評価する目的で運動神経に刺激を与え、その支配筋の誘発反応をみるための方法。最初の反応(T1)の高さと4回目の反応(T4)の高さの比(T4/T1)が四連反応比(train-of-four ratio;TOFR)と呼ばれる。 非脱分極性筋弛緩時には筋弛緩の程度が強くなるに従ってTOFRは小さくなり、臨床的に安全な筋弛緩の回復目安は比>0.9。【今日の診療】TOFC(train-of-four count)が2以上に回復してから抗ChE薬投与すると早い回復が得られる。【2007年解説】 a.○: ボツリヌス毒素は、Ach小胞からAchが開口分泌により遊離する部分を阻害する。よってリバースできない。 b.×: 上記より、早ければ早いほどいいというものではない。 c.○: 上記より、ムスカリン様作用を拮抗させるために必ず硫酸アトロピンを投与する。 d.○: サクシニルコリンは脱分極性筋弛緩薬であり、Achと同様の働きをするので筋膜の興奮性が回復すれば短時間のうちに筋弛緩も回復する。拮抗薬はない。【TEXT麻酔・蘇生学p.106】 p.225 問題15 解答 ? 解説(長くなります) TCIとはtargrt controlled infusionのことで、全静脈麻酔=TIVA(Total Intra Venous Anesthesia)(吸入麻酔薬を使わない麻酔法)をするさいに使うコンピューターシステムのことです。TIVAでは全身麻酔に要求される鎮静催眠をプロポフォールで、鎮痛を麻薬製鎮痛薬で、筋弛緩を筋弛緩薬で得ます。TIVAの施行を容易にするために、設定脳内濃度を決めれば後はコンピューターで勝手に持続注入してくれるシステムがありそれがTCIです。今のところ、プロポフォールとフェンタニルはTCIシステムで管理できます。薬剤の血中濃度を実測するのではなくて、患者の年齢・体重・効果部位(脳)設定濃度を入力するだけコンピューターで勝手に持続注入してくれます。 あるサイトには『静脈麻酔薬の血中濃度をリアルタイムでモニターし、その結果に基づいて投与量を刻々と調節しつつ、一定の薬物血液濃度を維持し、それにより一定の薬効を期待する麻酔法は理にかなっているように思える。しかし臨床の場では、薬物濃度のリアルタイムフィードバックは技術的に困難であり、少なくとも現時点では不可能に近い。』と書いてありました。TCIならば効果部位の薬物濃度を意識した麻酔がかけられる利点があるそうです。 選択肢 a.スペルの間違いに気付ければ大丈夫。TCIとはtargrt controlledinfusionです。→× b.解説にもあるように薬物の血中濃度は実測しません。予測しています。→× c.解説にもあるように、今のところ、プロポフォールとフェンタニルはTCIシステムで管理できます。→× d.TCIはTIVAに使うものなのでセボフルランは使用しません。→× で、答えがないので謎です。 p.183,2007年度(15)に似た設問があります。参照ください。 訂正★ 畠山先生によると、、、aはスペルを単純に間違えただけです。targrt controlled infusionで正解となります。問題文を書き換えておいてください。 ということで、解答はaです★ ♪まこ&さいこ♪ p.226 【問題 16】 解答 a.b. → b.? a. 水痘・帯状疱疹ウイルスはVaricella-zoster virus(VZV)(標準微生物学9版p.522、yn H-68)。問題文ではHerpes Zoster Virus。ただ、VZVがヘルペスウイルス科なのは間違いなく、単なる表記・表現上の問題、という気もします。細かすぎる指摘かもしれません。 文責:内御堂 指摘ありがとうございます。正直僕も解答作成の際に悩みましたが、指摘してくれた方と同じように考えて、○にしてしまいました。引っかけなのかただの表記ミスなのかは判断つきかねます。p.183,2007年度(16)に似た設問があります。参照ください。H山先生はスペルで間違い選択し作る傾向があるので、aは×かも知れません。 訂正★ 畠山先生に直接伺いました! VZVはいっぱんにHerpes Zoster Virusとも言います。なので、aは○です。 よって、解答はa,bとなります★ ♪まこ&さいこ♪ p229 問題11 術中輸液に関して、出題者の先生に質問しました。 心不全でもNaの投与をすることがある。 腎不全でもKの入った乳酸リンゲルを投与することがある。 肝硬変でも乳酸リンゲルを投与することがある。 代用血漿を大量投与すると、それ自体に凝固阻害作用があるため、出血傾向となる。 ブドウ糖は脳虚血を悪化させる。 とのことなので、問題11は(1)(5)のみが正しいこととなります。 その他過去問も上記を参考にして下さい。 p.230 問題13 解答:(2)(3)さらに(5)?→選択肢なし?不適切問題? (4)肺コンプライアンスは低下する。(p.185 2007年度問題3の解説によれば50ml/cmH2O以下) (5)初期には過換気によって呼吸性アルカローシスとなるが、肺胞が萎縮や呼吸筋の疲労が強くなれば、肺胞低換気となって、PaCO2は上昇に転じる。 とステップ④腎・呼吸器に記載がありました。 以上より、 (4)はARDSに合致すると考えます。 (5)については、ARDS初期なら合致せず、後期なら合致すると思います。 いかがでしょうか? ご意見のある方、または勉強会などで結論が出ている方は是非書き込みお願いします。 p.233 【問題1】 解答:c.d 選択肢bは○です。 解説: 脂肪組織自体が活発な代謝を行っており、肥満患者ではより多くの酸素を必要とし、多くの二酸化炭素を排出しなければならない。このため呼吸仕事量が大きくなる。 (標準麻酔科学p381) p.234 【問題3】 解答:c→a,c 2006年度解説、2007年度解説によると、尺骨動脈解放後15秒以内に赤化が見られない状態を「陽性」と表現するか「陰性」と表現するか文献によりまちまちらしいです。具体的な文献は調べていませんが、過去問の解答の組み合わせ的には、アレンテスト陽性→観血的動脈圧ライン不適切ということになるのではないでしょか。 文責の岡本です。ご指摘ありがとうございます。 解答:a.c 解説: 授業プリント(11/22 2限 スライドNo.11)に記載がありました。 尺骨動脈の圧迫をとって、5秒以内に手掌の血流が戻ることを視覚的に確認できるのが正常で、これをアレンテスト陰性という。よって陽性の場合には観血的動脈圧ラインは不適応となる。 p.235 解答:c,d→d? (c)心房細動の際には有効な心房収縮が見られないので、心拍出量はおよそ20-30%減少する。(標準麻酔科学第5版p.188) 文責者さんが第何版で調べられたか分かりませんが、今のところ第5版では同様の記述は見つけられませんでした。少なくとも、心拍出量は低下するが、危険な状態ではないということでしょうか。2006年度・2007年度解説でも、(c)と同じ内容の選択肢は正しいことになっています。 ↑文責者です。確認しました。訂正ありがとうございました。 P.236 問題11 解答:多分d 出題者の先生に確認したところ、「こんな問題にしたっけ?」とのこと。 明らかに間違いの選択肢を作る予定だったのに、いじってるうちにこうなっちゃったらしいです。 敢えて言うなら、dかな。胸管が合流してるから合併症が多いので、ということ。 ちなみに、今年はこの問題は出てないよ♪と言われました。 ♪まこ&さいこ♪ p.241 【問題 6-1】 解説の内容と○×の表記が異なっています。解説の内容が正しいようなので、○×は以下のようになるのでしょうか。 a. ○ b. ×→○ c. × d. ×→○ e. ○ 【問題 6-3】 こちらも、解説文が正しいと判断します。 a. ○ b. ○→× c. × d. ○→× e. ○ 6-1と6-3の○×が逆になっているようですね。 (個人的な意見なのですが、症例に「衝突時のことは覚えていない」とあり、頭部CTを×にしてよいか迷っています。) どうもご指摘ありがとうございます◎ メーリスでは散々偉そうなこと言ってて自分の解答はまともに作れないなんて・・・死んだほうがいいですね、私(笑) 皆様本当にごめんなさい!!!!!!!!!!! さて。 問題6-1については、ご指摘のとおり答えはcの誰とどこで食べたか?だけが無関係なので、これが答えになると思います。 誰と食べても同じモン食べたら異内容物は同じだろーが(^^;) b、dについては解説はそのままで×→○にしてください。 問題6-3については・・・とりあえず、解答のeだけ、というのは間違いです・・・ごめんなさい・・・ 少なくとも、aのX線とeの血ガス測定は不可欠だと思います!(SpO2が低下しているので、呼吸器系の検査は必要かと。) dの頭部CTですが・・・ご指摘のようにdも○でもいいような気がします。というか私も最初は○にしてました。BSTのときも、X線撮った後にCT室へ直行・・・ということが多かったのではないでしょうか? bの胸部CTについては解説のようにX線撮影後に追加、cの腹部CTについては解説のように、この時点では内臓損症時にみられる腹部膨瘤や腹部の疼痛や出血性ショックの病態がみられないので不必要かと考えました。 ということで、答えはa,e,dというのはいかがでしょうか? 特にdについて、ご意見のある方お願いします! .240 問題6-3 佐々木先生に確認してきました。 先生はa~e全てのつもりで、作成されたそうです。 衝突時のことは覚えていないので、頭部CTは必要。 運転時の事故なので、ハンドル外傷を考えて、腹部CTも必要。 ちなみに、今回はこの問題はないよ♪だそうです。 ★まこ&さいこ★ 解答作成者の12番です。質問に行ってくださってありがとうございます! そうかあ~全部かあ~(^^;) 確かに、BSTの時のことを思い出すと全部撮ってた気がします◎ 私たちの講義の時は、外傷の担当はS木先生じゃなかった(M先生でした!!)ので、どんな出題になるのかちょっとドキドキですね・・・(@。@;) 麻酔科 2007年度 2007年度問題のカラー画像はこちらから p.203 【問題 14】 「腹部大動脈人工血管置換術中に生じた不整脈について」 解説 心室細動 → 心室性頻拍(VT) ではないかと。(RRが整、wideQRS、HR200より) 類題:2006年度p.306[問題14] 麻酔科 2006年度 p.326 問題10 解説(5)高体温ではMACは低下する。→高体温ではMACは上昇する。 上へ このページを編集
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『Diver s shellⅡ』 第四話 「仕事? 遊び?(中)」 なんてこった。死ぬかと思った。 指差した岩を目標に泳ぐという単純かつ簡単な事柄は、ジュリアに大自然の驚異を思い知らせることになった。大げさな言い方を取っ払うと、岩が思った以上に遠い場所にあったために途中で力尽き、溺れて死に掛けたのだ。 体力が切れてくると呼吸しても呼吸したように感じられなくなって、体に鉛をくくりつけたように重圧がかかる。海の藻屑に、という文字の配列が脳裏に浮かぶ前に、横から救助の手が伸ばされた。 幸い後ろからついてきていたオルカは泳ぎが得意だった。徐々に沈み行くジュリアを担ぎ上げて、必死の形相で岩までたどり着いて引き上げたのだった。 「はーッ、ごほっ、ごほっ………あ゛、くそぉ……、うぐっ」 「だから、言わんこっちゃない……!」 意識が飛びそうだった。 岩は遠くから見たときは分からなかったが、研磨されたようにツルツルで、丁度二人の人間が寝転べるような大きさであった。 海水を大量に飲んで鼻と気道にも入れてしまったジュリア。彼女を岩に横たえたオルカは、怒る一方でどうしていいのかわからず見下ろすばかり。呼吸が停止していたら人工呼吸をするなりなんなりが可能でろうが、相手は意識を失っていない。 ジュリアは、両手足に力を入れたまま、オルカに見せまいとして俯いてから海水をげぼりと吐き出す。僅かに酸性の味がした。何度も何度も呼吸して、ようやく収まってきた。体を反転して寝転がる。 顔は呼吸のし過ぎで真っ赤だ。眼に海水が入ってしまった所為もあり、充血している。病人のような外見となったジュリアは、心配そうに見下ろしてくるオルカに軽く手を振った。 「さんきゅーな。危うくお魚のエサになるところだった……けほっ、……あ~喉痛い」 ジュリアの状態は酷いもの。前髪はバラけて顔に張り付き、鼻水やら涙でぐしゃぐしゃ。声は海水のお陰でガラガラ。それでも、なんというべきか、普段は見られない色気のようなものが浮き出ているようでもある。 対するオルカは、それよりも彼女のことが心配で、両手で念を送るような妙な動きをしている。触ろうとする動きと自制の動きが絶妙なバランスで組み合わさった結果だろうか。 ジュリアは、自分の水着の裾を握って力をこめる。そしてやっとのことで上半身を起こし、妙なパントマイムを絶賛続行中のオルカを見る。笑おうとする元気はなかった。 「……ありがとう……。いやー、オルカが泳ぎが得意で助かった」 「そんなこと言って、もしも俺が得意じゃなかったらどうするつもりだったんだよ。二人して遭難はゴメンだぞ」 心配は徐々に怒りに変わってくる。無茶をした幼馴染に説教しようと口調を荒げてあぐらで眼を吊り上げたオルカ。口調からは敬語が飛んで乱暴さが交じっている。 朧雑じる思考。オルカの優男顔が怒っている。髪の毛をかき上げてオールバックに近い髪型にして、見える見えない程度に笑みを浮かべた。 「……ははーん。謎が解けたぞ。お前って動揺したりすると昔の喋り方になんだな」 「はぁ? 死にかけて……………ぁ」 オルカ、硬直す。ジュリア、にんまりと笑う。ぱきんと音をしても可笑しくなかった。 自分が敬語抜きな言葉遣いだったのに気がついたが時既に遅し。慌てて両手を顔の前にやって『違う』を表現するが、ジュリアの顔から笑みが消えなかった。 オルカが首をぶるんぶるん振るものだから、長めの髪から水が飛ぶ。 「違いますよ! 違いますから! 溺れたヒトを助けたくてですね!」 「違う違うって何が違うのやら。そんなことより水持ってないか?」 「水? あるわけないでしょう。海水なら星を覆い尽くすほどありますけど」 「だよなー……海水飲んだらまた喉渇いちゃうし……」 ジュリアの言葉にオルカが海水を指差した。 たとえば海水を、いや、唯の塩水でも、お汁粉でも、味の濃い飲み物を大量に飲んだとしよう。結果はどうなるかといえば水分が欲しくなる。人体は常に体の塩分量を調整しようとするのだ。 だが、考えてみれば分かること。2kmか、3kmか、元居た入り江は遥か彼方にあって戻るのは骨。そして当然水筒を携帯しているわけもなく、偶然岩の上に水の入ったペットボトルがあるわけもない。無論水道など通ってない。 ジュリアは、口の中の塩っけを唾液に混ぜて海に吐き出し、小さく舌を出した。すぐ真じかまで迫る海面を何をするでもなく見つめれば、ちゃぷちゃぷと岩に海水がぶつかって小競り合いをしている。 ジュリアは両脚を曲げて体育座りをすると、両腕を交差させて乗せてその上に頭を置く。一拍ほどの時間を置いて遠くにある入り江に視線を移動させ、憂鬱そうな溜息をついた。 彼女の隣に座ったオルカも似たような体勢になる。 海面が揺れている。沖から来るのかどうかは分からないが揺れている。熱い太陽の放射を浴びた波が煌き、乱反射しつつも整合された見事な宝石を作る。 「帰る自信ないなぁ……。私を担いでいけるのは居ないかな~?」 「……やりませんよ。絶対にやりませんからね」 「やれよ、色男」 妙な甘みを孕んだ声がジュリアの喉から出てくる。顔だけ傾け、オルカを見つめる。髪の毛が重力に従って垂れ下がり、雫が落ちた。 ジュリアの赤い瞳に見つめられて、視線を合わせると、いつまでもそうしていたくなる。そんな奇妙な感覚を覚えてしまったオルカ。ふん、と鼻を鳴らして眼を海へと向ける。 日が落ちて暗くなるのはまだまだ先。これでもかと燃える太陽が濡れた体を乾かしていく。最初冷たかった潮風も緩んできた。 口の中の塩をまた吐き出したジュリアは、オルカと同じように海面を見た。 ジュリアの指が水着の位置を直す。水が滴って指から岩に落ちる。 「体力全開になるまでここで話でもしよう。色々あんでしょ、昔のこととか」 「話……ですか?」 「うん」 「ジュリアからどうぞ」 「ふーん。レディーファーストって感じ?」 「いえ特に他意はないです」 「そうか。やっぱオルカからで」 「うぅむ……」 沈黙。 沈黙を、男が破った。 「孤児院で働くのは、かなり始めのほうから考えてましたね」 「ふーん……」 「一生懸命世話してくれて、ああこの人達ってかっこいいなぁ、自分もこうなりたいなぁ……って」 「なるほど。そんな素振りは無かったけどな。私の主観では」 「そうかもしれませんね。ジュリアと遊んでる時はそんなことは頭にありませんでしたから」 オルカはそういって話を切ると、目にかかっていた邪魔な髪を真ん中で分ける。海水が乾燥して白くなって顔に張り付いている。 波音。風の音。 強風に煽られた二人の髪が揺れ、ジュリアは脚を引き寄せて両腕で抱いた。ニコチンが不足してきたのを全身が伝える。だが、吸うためには帰ることが必須だ。なにせ本体も着火装置もないのだから。 「私は――孤児院によく出入りしてたダイバーに憧れて今仕事にしてるって感じかな」 「短いですね」 「うるさい。いいだろ、簡潔に纏めたんだよ」 「分かってますよ」 「……ふん」 その後も孤児院での話やら世間話やらで時間が経っていく。最後に最近美味しかったお酒について話して、ぷつりと会話が途切れた。 オルカの口が開いたり閉じたりを繰り返す。柔和な瞳が苦悩に染まり、細く締まった視線が海からジュリアの横顔へと向けられた。 「ジュリアは―――……好きな人はいますか?」 「……は……はぁ?」 ジュリアの素っ頓狂な声が岩の上に響いた。 ユトは両手に粘り気のあるオイルを垂らして広げると、目の前の人物の背中に塗ろうとしてごくりと唾を飲み込んだ。心臓が動悸でバーニアでカオスがマッハ……そうとしか言えない。 うつ伏せになって赤の水着の上を外したままでリラックスしているメリッサ。悪戯な笑みを浮かべ、ユトの方を見ると、片手を上げて指をくいくいと動かした。ご丁寧にポニーテールは横にどけられている。 よくよく見れば……否、見なくても分かる、そこ。形のいい二つの胸がビニールシートに押し付けられて形を変えている。横からしか見えないのがまた官能を誘う。彼女は明らかに狙っていた。 「塗ってよ」 「……お、俺がやらないといけない?」 「うん。他の人じゃヤダ」 「分かった。塗らせて頂きますっ……」 燦々と照りつける太陽の下。ビーチバレーという名の超人バトルが行われている場所から少し距離をとった場所に二人はいた。 パラソル、アニメのキャラが印刷されたビニールシート、長椅子、飲み物の入ったクーラーボックス。完璧なバカンスの準備であった。 日焼け止めのオイルを塗るという、男性にしたら核弾頭を一人で運搬させられる並に困難な大役を仰せつかったユトは、暑さからくる汗とは別の汗を額に浮かばせながら、両手をメリッサの背中に触れさせると、力を込めないように広げていく。 メリッサが時々色っぽい声を上げるのは気のせいだ。気のせいと信じたい。 そう脳に刻み込みつつ、背中から腰、肩、と満遍なく塗る。 ユトの理性が言った。 『交戦は許可出来ない。全力で回避せよ』。 もう、意味が分からない。 「ね~え。結婚したんだからオイル塗るくらいいいじゃないって思うんだケド」 「みんなが見てるから恥ずかしくて死にそうなんだよっ」 二人の指にはサイズこそ違うが同じ型の銀指輪が光っている。 彼の言うみんなとは、オヤジやニコラスやエリアーヌにクラウディアのことであろう。ジュリアとオルカの姿は何故か見えない。泳ぎに行ったのか。 ユトとメリッサが、見てるこっちが恥ずかしくなるいちゃつきを発揮している一方で、ビーチバレー組みは地獄と化していた。 オヤジがボールを上に放り上げ――絶叫と共に手を叩きつけてサーブ。 「うおおおおおりゃあああああァ!!!」 ばきゅんッ! 素人とも思えぬ剛速球がニコラスとクラウディアのコートに発射されん。 「はいっ!!」 クラウディアが砂上をスライディングするように受けて上空に上げ、 「キタコレ!」 隠す面積が妙に少ない水着のニコラスがトスし、 「貰ったッ!」 クラウディアによる全身をしならせた一撃がオヤジとエリアーヌのコートに射出された。 咄嗟に反応したエリアーヌであったが、弩級の速度に間に合わず、顔面でボールを受けてしまいその場に倒れた。可愛い悲鳴が上がる。 「うみゅ!?」 ボールがエリアーヌの顔に衝突して天高く跳ね上がった。瞬時にオヤジが落下地点へと割り込む。砂が舞う。 オヤジ、エリアーヌが盛大にコケているのを理解してか、腕を振り上げてニコラス&クラウディアのコートへと叩き込まんと。 「せいやぁ!!」 「HAHAHA! そうはいかないぜ!」 だがニコラスに受け止められてしまう。見事なアンダートス。ビーチボールがくるくると遅い回転をしながらクラウディアに託される。クラウディア、眼をボールに固定し、胸を大きく揺れさせながら両手で作った輪で上に押し上げた。 エリアーヌが立ち上がって、ボールが命中して赤くなった顔を撫でる。そうしている間でニコラスが地面を蹴って跳躍し、体を一回転させながら腕をバットに見立てて疾風の速度でボールを相手コートに叩き込んだ。 ばんッ。エリアーヌの直ぐ側にボールが落ちる。 ニコラスとクラウィアは欧米風のリアクションで手と手をぱむと叩き合わせた。 「やるじゃねぇのよお姉さん!」 「当ったり前じゃない、私よ? 私。私だもん」 ラテンなノリの二人は、汗を接着剤に張り付いた砂を気にするでもなく、喜びを全身で表現している。 一方で、自分がヘマをした所為で一点取られたことにやっと気がついた様子のエリアーヌ。赤みの残る鼻筋を手で押さえ、涙を滲ませながら今しがたボールがめり込んだ砂地を見つめる。 「ぁ、……入っちゃった」 エリアーヌは今にも決壊しそうな顔でオヤジを見遣る。だがオヤジは怒らずに、エリアーヌの小さな頭に大きな手を乗せて見せた。下からオヤジを見ると胸毛が目立つ。黒い毛が大盛りである。 大きくガサガザの手がエリアーヌの猫の体毛のように細い毛をぐしゃぐしゃにする。傍から見れば親子のようだ。それも父親と娘。クラウディアが無理矢理着せた学校指定の紺色の水着(女性用)が妙に似合う彼は女の子にしか見えなかった。 オヤジが大声でガハハと笑った。 「イイってことよ。次取り返せばいい。……っと、そろそろ休憩いれねェとばたんきゅーになっちまうな」 水分補給は大切だ。自分やニコラスといった体格が良く体力のある連中からしたらたいしたことは無くても、小柄で体力の無いエリアーヌには致命傷になりかねない。事実学校指定の水着に染みが出来るほどの汗が出ている。 いつのまにかカンフーもどきの体術で格闘をおっぱじめていたニコラスとクラウディアの方を向くと、声をかけんと。 「お二人さん、そろそろ休憩でもしようか」 「休憩? オレはまだピンピン―――いやビンビン―――」 ニコラスが、両手で格闘の構えをしたままオヤジとエリアーヌの方を向いた。 瞬ッッ! その頭に、クラウディアの華麗な上段の前蹴りが突入して、後ろに卒倒させた。クラウディアは申し訳無さそうな顔をしながらも足を戻す。防御を怠った罰か。命中時に、こきゃっ、とか音がした。 「ぐぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおォぉぉぉおおぉ!?」 「あっ。ごっめ~ん! 当たっちゃった?」 頭を押さえて絶叫するニコラス。防御も無しにモロに蹴りを喰らってしまったのだ、その苦痛は予想外のものであろう。気持ちの悪い動きで身をくねらせながら海の方に転がっていく。 「待って~!」 「うぉおおおおおおおおおおおおっ!」 クラウディアが追撃をせんと駆け出す。ニコラス、転がる速度を体の輪郭が消えるほどに加速させ、海にまっしぐらに向かっていく。体に砂がついて大変なことになっているが気にした様子は無い。 「あはは………速いですね」 「蹴りが当たったとき首が向いてはならない方向に曲がったような……いやいいか。補給だ、水分補給」 何がなにやら。海に向かって行った二人の後姿に小さく笑ったエリアーヌ。オヤジはニコラスの耐久性に感心して顎を撫でた。 オヤジとエリアーヌは、クーラーボックスやパラソルと折りたたみ式の机がある場所にたどり着くと、水分摂取の為にスポーツドリンクの蓋を開けた。グレープフルーツ味のそれは、遊んだ後の所為か格段に甘く感じられた。 二人はほっと息をつくと、各々見たい方向を見遣る。クーラーボックスの下に敷かれたシートに無意識に女の子座りのエリアーヌは、どことなく羨ましそうな色を含んだ視線をユトとメリッサの方に向ける。スポーツドリンクのボトルに口をつけてから蓋を閉めた。 ユトとメリッサが居る場所はそう遠くないのに、何やら入りがたい独特の空気を作り上げている。初々しさの残るカップル独特の甘い空気。二人は並ぶように座って話しており、時々指輪を見せ合ったり、顔を見つめあったり。見てるこっちが恥ずかしい。 オヤジはにやにやした眼でいちゃいちゃ組一瞥すると、飲み物を机に置いて、立ち上がった。白髪交じりの髪が塩気を帯びてべとついている。 「エリアーヌ、海に行くぞ」 「ぁ、はい。……そういえば、ジュリアさんとオルカさんはどこに行ったんでしょうか?」 先ほどから姿の見えないジュリアとオルカ。二人の関係と事情をある程度把握して、更に『情報』も掴んでいるエリアーヌは、好奇心に眼を輝かせてオヤジに質問する。 オヤジは、エリアーヌを立たせると、海へと歩き出した。非常にどうでも良いことだが胸毛が風に揺れている。本当にどうでもいい。 エリアーヌの栗色の髪の毛が海風にふわりふわりと揺れている。こっちは見るに値する美しさである。どうでもよくない。学校指定の紺色水着(女性用)と、小柄で細い体型はその手の性癖の人間を釣れそうなほど。問題は男性ということか。 髪の毛を掻き上げたオヤジは、塩気がありつつも爽やかな海風に目を細めると、太陽を仰ぎ見た。 「……きっとヨロシクやってることだろうよ?」 そう言って、ニコラスとクラウディアの水合戦に加勢せんと走り出した。 その後ユトとメリッサも参加したという。 簡潔に言うと、よく分からないというのが答えだった。 彼女……ジュリアは、話に聞く『恋愛』なるものを経験しないで育ってきてしまった女性であった。 それもそうかもしれない。孤児院では仲間に馴染めない連中や、心に傷を負った連中がたくさん居た。恋愛に発展する以前に接触を拒む子も居たのだ。 その後のダイバーになるための訓練では、女性の師匠に教わって、潜水の世界にどっぷりハマりこんだ。その師匠が高飛車でレズビアンだったから困る。男性に触れる機会も無く、文字通り女に埋もれて生活してきた。 男臭いならぬ女臭い環境が全てであった彼女が、男性と恋愛をしたことが無いのは仕方があるまい。 ジュリアは、開けた口を閉じることを忘れて考え込む。岩の硬い感触が臀部に食い込んできたのを感じ、体をもぞもぞと動かして調整した。 オルカがごくりと唾を飲む。ジュリアの一挙手一投足に注目するように。 「……好きな人……好きな人……好きな、人。……好きな人ぉ? 居ないな、そんなの。正直好きって何かも良く分かってないのに、どうして好きな人が居るのやら」 蒼天を見上げて、喉を手で擦りながら、言葉の一つ一つを厳選して搾り出す。曖昧でありながらも今の彼女の心情を表現するには十分過ぎる内容の言葉がオルカの耳を叩く。 オルカの顔が微妙な変化を見せた。嬉しいような悲しいような表情だ。 「そ、そうですか。良かった」 「? 良かった?」 「なんでもありませんよ! こちらの話です!」 「ふぅーん。そうか」 焦りまくって顔を真っ赤にする男に、冷静な態度を崩さない女。『あわあわ』状態のオルカを見ているのが楽しいらしく、ジュリアは口元を持ち上げて笑って、比較的強めに相手の背中を叩いた。オルカが痛そうに咳き込んだ。 波音静か、空気は清浄かつ美味新鮮。 二人は入り江を見つめたまま押し黙った。時計を持ってきていないから感覚で時間を測るほかない。余りのんびりしていると日が暮れて帰れなくなる。ダイバーを生業とするジュリアは海の怖さと深さをオルカ以上に知っている。というか先ほども思い知らされた。 「行こう。夕方の海を泳ぐなんてぞっとする」 「そうですね。唯でさえ泳げないのに……」 「……うっさい、これから練習すればいいんだよ、泳ぎなんて」 「ダイバーなのに?」 「……違う、ダイバーだから………シリアスっぽくなるのは何でだろう?」 二人は立ち上がると、海水という道を走破せんと改めて準備運動をし始めた。 その後の皆の行動はまるっきりバカンスにきた観光客のようであった。否、その後というより今の今までそうとしか思えない。 遊んで、夕飯に砂浜でバーベキュー。 オヤジとニコラスの怒涛の格闘は熾烈を極め、レフリーとして入ったはずのクラウディアが一人勝ち。最後に強制的に参加させられたオルカとユトだが、女性陣に圧倒されるばかり。女性は強し。 焚き火と酒盛り。 ニコラスが持ってきた花火は夏の夜闇に全弾撃ちつくされ、火薬の煙にエリアーヌが咳をする。 ユトとメリッサを残して皆がジュリアとクラウディアのクルーザーで寝る。空気を読んだとカップル以外の人間は口を揃えて発言した。 兎にも角にも、仕事をしにきたことを思い出せた人間は一人も居なくて。 次の日に思い出せる―――のだろうか? 【終】 (次回に続く) ↓ 感想をどうぞ(クリックすると開きます) +... 名前
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月の海の底の底、七つの試練の彼方の宝。 光によって象られた疑似霊子の頭脳は、あらゆる奇跡を再現する。 これは太陽系最古のオーパーツ。星の方舟と成り得るアーティファクト。遠い昔に下された地球観測の命令(オーダー)をその消滅まで遂行し続ける史上最大の量子コンピューター。 全ての生命、全ての生態、生命の誕生、進化、人類の発生、文明の拡大、歴史、思想……そして魂。全地球の記録にして設計図。神の遺した自動書記装置。七つの階層からなる、七天の聖杯(セブンスヘブン・アートグラフ)。 ――ムーンセル・オートマトン。かつて、人はこれをそう呼んだ。 ムーンセルは自らの内へとヒトを招き入れ、極限環境……聖杯戦争を主催する。生死の垣根が希薄化された空間の中で人間の精神は如何なる姿を見せるのか。それを観察し、記録する為に、月は願いと言う餌を吊り下げて魔術師と言う観察対象の到来を待ち続けた。そして、幾度となく舞台を演じ続けた。 完全無欠の演算と人類の感覚からすれば殆ど無限に等しい情報量。ムーンセルによって聖杯戦争は恙なく行われ、その度英霊達の戦いは繰り返された。だが――月はある時、小さな綻びが生まれたのをきっかけに狂い始めた。精微とは正反対の混沌へと、大義を忘れて墜落し始めた。 聖杯戦争の最終局面、人類史に名高き最高位英霊同士の激突。 最大火力の宝具が真っ向から激突した事で発生した有り得ざる事態。――SE.RA.PHに生じた、幅数ミリ程度の"孔"。 それを見逃さなかったのは、敗者となった魔術師の方だった。消滅し行く身体で以って、彼は聖杯戦争そのものへの八つ当たりに打って出たのだ。大出力宝具、再放射。修復の始まった空孔を抉じ開け、積み上げた技術の全てを用いてその向こう側に己の従僕の全霊を届かせる。放った光が消えた時には既に、月には無視出来ぬ欠陥が生じていた。 勝者となった男は此処まで生き延びただけはあり、実に優れた魔術師だったが……最悪な事に、途轍もなく巨大な野心を抱える人物であった。故に彼はムーンセルの修復が追い付く前に、大いなる月にとある命令(オーダー)を実行させる。聖杯戦争の勝者として、本来届き得ぬ願いの成就を月に求めた。如何に戦争を勝ち抜いた勝者と言えど、絶対に罷り通る筈のない混沌の大望を。 その果てに――月は破滅した。 全ての歯車が噛み合い過ぎた世界だった。 一切の異分子が生まれず、月の聖杯戦争が停滞を忌んだ網霊の手で作り変えられる事もなかった世界。 白紙の少女が足を踏み入れ、数多の戦いの末に誉れある結末に至る事のなかった世界。 多くのものが救われぬまま、或いは生まれる事すらないままに消えていった世界。 故に、全ては救われない。月の聖杯は大岩が川の流れで削られていくが如く混沌の中でその在り方を変質させていき、長い年月の末、此度の物語を生み落とした。 狂乱の月が新たに得た銘は『Chaos.Cell』――これは、創世神話を呼び覚ます為の英雄譚、その序曲である。 ◇ ◆ 「その男は確かに優秀だったのだろうさ。だが、欲を掻き過ぎた。自身が優秀ではあっても決して傑物ではない、その一点を月の征服者は見誤った――故に末路は憐れな物だったと聞いている。際限なく増え続ける多元宇宙とのパス、流入する魔力の濁流を前に、最後まで呆けた面を浮かべたまま溺死したそうだ」 征服者は、世界の外の叡智を求めた。 彼方に広がる無数の多元宇宙を、ムーンセルという名の天体望遠鏡で以って観測しようと試みた。そして"あちら側"に干渉し、更なる力を手にして自身をより高き者に昇華させんとして――当たり前のように失敗し、死んだ。残ったのは世界の垣根さえ飛び越えて人間を集め、聖杯戦争を繰り返す混沌の天体『Chaos.Cell』のみ。 「然し私は、彼を愚かな者とは思わない。寧ろその逆だ。最終的に失敗こそしたが、力のみを求道して別世界にまで希求の手を伸ばす貪欲さ、危険を顧みない勇猛さ。尊重するとも、彼はまさしく勝者の座に相応しい者だったのだと。……では、彼には一体何が足りなかったのか」 硝子の奥の蒼眼を笑みに細めながら、裁定者の権限を与えられたサーヴァントは語る。 余程楽しいのか、その語り口は極めて饒舌だった。声の調子からも、彼が理知的で聡明な人物である事が伝わってくる。 「私が思うに、彼に不足していたのは意思の力なのだ。力を求める欲望ばかりが先行して、どんな運命が待ち受けようとも跳ね除けてやると言う鋼の意思を築き上げる事を疎かにしてしまった。だから土壇場で、勝利を引き寄せる事が出来なかった」 にも関わらず、その口にした内容は荒唐無稽極まる物だった。 足りなかったのは鋼の如き意思。もっと簡単な言葉に直すなら、気合とか根性とか、そういう風に形容される概念。 あろうことかこの男は、碩学然とした真剣な顔で、精神論を語り始めたのだ。月を結果として混沌の海に変えてしまった先人に、もしも屈強で堅牢な鋼の意思が備わっていたならば、きっと彼は望み通りに至高の力と叡智を手にする事が出来た。そんな馬鹿げた話を、不敵な笑みを浮かべながら語り聞かせる。 堪らず、教会の座椅子に腰掛けたもう一人――彼のマスターに当たる少女が呆れたような溜息を吐き出した。 「そんな事は有り得ないと言いたげだな、マスターよ。まあ、信じられないのも無理はないとも。仮に私が君の立場だったとして、いきなりこんな話をされたなら十中八九激務で頭が病んでしまったのだと思うだろうからな。然し有るのだよ、そういう事が。居るのだよ、そういう人種が。想いの力、燃え上がる勇気で現実を平伏させる、誇らしき光の体現者が」 不可能と言う概念を、想いの強さで飛び越える。 どれだけの悲劇が有ろうとも、毅い心で耐え忍び、涙を光に変える。 諦めなければ世の道理など紙屑同然――全ては、心一つなり。 裁定者は、それを体現した存在を知っていた。そして他ならぬ彼自身も、その同族に分類出来る光の魔人に他ならない。 「これは不謹慎な発言だが、私は今とても高揚している。世界、時空の垣根を超えた大戦乱――ああ、素晴らしいではないか。一人の男として、光に焦がれた者として、その行方に刮目せずにはいられない。誉れと誉れが交錯し、互いの譲れない信念を真正面からぶつけ合うのだ。誰もが己の夢見る楽園を目指して、な」 「……相変わらず、悪趣味」 「心外だな。私は只、思うままを口にしているだけなのだが」 マスターの少女は、隠そうともせず自身のサーヴァントへ不快感を露わにする。 年端も行かない娘が自分の三倍以上は歳を重ねているだろう男に軽蔑の目線を向けている絵面は何とも不健全なそれであったが、彼の側は至って平然としている。 公平な裁定者らしく、常に堂々と公明正大。だがその口から紡ぎ出される思想は、凡そ聖杯戦争を中立の立場から統括する者としては相応しくない物ばかり。 少女は、この男が嫌いだった。何かされた訳ではないが、純粋に虫が好かない。 彼が尤もらしい事を語る度、どの口が言うんだと誹りたくなる。彼が陶酔したような事を謳う度、気持ち悪いから止めろと悪罵を叩き付けたくなる。――嫌悪感が、離れない。 「それは扠置き、直にサーヴァントの召喚が始まる。後一週間も経過しない内に、全ての主従が出揃うだろう。其処からざっと一ヶ月程度の時間を掛けて、舞台に上がる価値のない半端者達をふるい落とし、それが済めばいよいよ本戦だ。黄金の塔に至る権利を争奪する、大いなる戦いが幕を開ける」 正規の聖杯戦争では、最後に聖杯を手にする事の出来る主従は基本的に一組だ。 だが今回、混沌の月によって主催された聖杯戦争に於いては、少し事情が異なっている。 立ち塞ぐ敵を討ち倒し生き延びた栄誉への報酬。黄金の塔、その頂上に降臨する奇跡の杯。 それを手にする権利は、二組の主従に与えられる。最後の一組まで潰し合う必要は、ないのだ。 「――つまりだ、マスター。漸く全てが始まるのだよ。混迷の日は沈み、天頂の星が煌く万願成就の夜が来る」 その台詞には、少なくない感慨の色が混ざっていた。 生涯を懸けて何か尊く眩しいものを追い求め、とうとう悲願に手を伸ばす権利を得た求道者のような。 「月の命を遂行しよう、道理では成らぬ奇跡を求める者達の為に。偉大なる、報われるべき勝者の為に」 「……勘違いしないで。私は決して、貴方に同調している訳じゃない」 一緒にするなと、少女は言う。吐き捨てるようにだ。 聖杯戦争を恙なく進行する事には何の異存もないし、この主従関係を破壊する愚行を冒すつもりもない。 だが、この男と同一視される事だけは許せなかった。 あくまで戦争運営の為、仮初の主従関係。……然し少女には、彼でなければならない理由があった。 白の聖女を初めとした"聖杯戦争の運営"に適した裁定者達には任せられない、本来あるべきでない事情があった。 「浮かない顔だな」 ――蒼の瞳に、笑みの形を象らせて。 ――男は言う。裁定者たる男は、言う。 「焦りは禁物だぞ、マスター。何、そう未来を危ぶむ必要はない」 「……うるさい」 「我が名に懸けても、君の願いは必ず叶える。この話は前にもしたが、私自身、君が抱く鋼の決意には強い好感を抱いているのだよ。何しろ命を懸け、身命を賭しての贖罪だ。己を発端とした全てを収める為、禁忌に手を染める。……たとえその行く末に破滅と終焉があろうとも。君も知っての通り、私はこういう人間でな。故に尊重せずには――」 「――審判者」 ラダマンテュスと、少女は言った。その声にはこれまで放っていた敵意とは段違いの、冷たく鋭い殺意が籠もっていた。 それ以上知った口を叩けばおまえだろうと許さないと、限りなく金に近い橙の瞳が告げている。 優しい日々の中で引き起こした微かな奇跡。その残滓たる瞳が今、審判の裁定者を睥睨していた。 彼は口元に苦笑を湛えると、失言だったな、許してくれと簡素な謝罪を口にする。 これだから、少女はこのサーヴァントが嫌いだった。いっそ悪意に満ちた性根を持つ救いようのない外道畜生だったならどれほど良かったろうと思った事は一度や二度ではない。 「とはいえ、啀み合っても仕方がないだろう。今は共に楽しもうじゃないか、これより奏でられる英雄譚(サーガ)を」 男は、確信しているように見えた。 これより始まる聖杯戦争が、光と闇が絶えず交差する大激戦になる事を。 雄々しく、激しく、美しく、眩しく、毅く、素晴らしく――後に語り継がれるべき、至高の英雄譚となる事を。 「そして、無論」 だが、結末は決まっている。 いつ、如何なる事態が起きようとも。 それだけは決まっている、揺るぎなどしない。 「――"勝つ"のは私だ」 少女も、それを信じていた。何もかもが信用ならない彼だが、その炯眼に一切の失策は存在しない。 目を閉じれば、今でもありありと脳裏に浮かぶ景色がある。 崩壊した世界。終わった世界。どうしようもない行き止まりにぶち当たってしまった、自分の世界。 だからこれは、贖罪なのだ。全て、全て、あらゆるものを元通りに――正しい形に救済する為に。 少女は、勝たなければならなかった。 出来なければ、最早この命に意味はない。 ◇ ◇ ――わが愛は火、そはすべての狂える肉を焼き尽くし、香煙のごとくに消え失せしむ。 ――わが愛はまた洪水なり。そが濁流のうちに、わが蒔きし悪しき芽生えを、すべて押し流す。 ◇ ◇ ビチャビチャと、水っぽい音がする。水枕の中身をぶち撒けたような音には然し、それには不似合いな空気音が混ざっていた。液体に空気が吹き込まれ、泡立つ音も聞こえてくる。 右手に鳳仙花を思わせる鮮やかな赤の刻印を刻んだ、妙齢の女が息絶えている。 顔は白目を剥いて口からは濁流のように血を噴き、もう確実に事切れているにも関わらず身体がビクビク痙攣している。 その喉笛には、鋭い鎌の切っ先が突き立っていた。それを乱雑に動かし、傷を抉る度、気道に残った空気が裂け目を通じて外に漏れ出し、生々しい空気音を奏でているのだ。見れば女の両足は、太腿から下がない。殺す上で決して逃がさない為に、残忍な下手人の手で切り離されたのだった。 「いい加減にしなさい、ランサー」 一体どれほど恨み骨髄ならこれほど執拗な殺害が出来るのかと言うほどの有様を見兼ねて、艶やかな黒髪の少女が辟易したような声を漏らす。 その声に、鎌の娘……ランサーのサーヴァントである、フードを被った童女が血飛沫に染まった顔を彼女へ向ける。 無表情な貌に少なくない苛立ちの色が浮かんでいるのは、きっと気のせいではないだろう。 「……なんですか。後の脅威を排する為にサーヴァントを失ったマスターを殺害するのは、別段咎められるべき行為とは思いませんが」 「派手にやり過ぎだって言ってるのよ。後顧の憂いを断つのは結構だけど、それならさっさと殺せばそれでいい筈。確実に死んだ相手の喉を掻き回す必要なんて何処にもないでしょう」 「………」 渋々と言った様子で、ランサーは鎌を死体から抜き、付着した血糊を払い飛ばす。 それを見てマスターは、思わず深い溜め息を零した。事情は粗方把握しているが、それにしても憂さ晴らしの度が過ぎている。毎度毎度グチャグチャの惨殺死体を見せられるのは決して気分の良い物ではない。戦いの気配を感知した新手に襲われる危険もあるから止めろと毎度言っているのだが、なかなか聞き入れてくれないのが困り物だった。 「面倒であれば、わざわざ付き合って頂かなくとも結構です」 ランサーはフードを深く被り、その下から紫瞳の冷たい眼光を覗かせて、突き放すようにそう言った。 サーヴァントとしては余りにも身勝手な物言いに、普通のマスターであれば憤慨を隠すことなく露わにするだろう。 ランサーを従える黒髪のマスターは、聖杯戦争のマスターとしては然程抜きん出た存在ではない。 寧ろ、凡庸な方だ。魔術は仕えるが魔術師としての才能は乏しい、戦争序盤・良くても中盤で無念の内に脱落するのが関の山――その程度の人材。 されど、彼女の喚んだサーヴァントの方は普通ではなかった。彼女も召喚に成功して程なく、対話の中でそれを理解し、頭を抱える羽目になった。当たりだとか外れだとか、そもそもそういう次元に当て嵌める事からして間違っている。確かに言えるのは、このランサーは、大いなる聖杯戦争の中に紛れ込んだ"あるべきでない"砂粒だと言う事。 「私だってさっさと帰りたいわよ、こんなトコ。それが出来ないから苦労してるんじゃない」 望んで聖杯戦争の門扉を叩いた訳ではない少女に言わせれば、大迷惑も良い所だ。 互いに召喚した英霊を持ち寄って殺し合う、その時点で既にとんでもない面倒に巻き込まれたと騒ぎたい所であるにも関わらず、ランサーの"事情"を聞いていよいよ自分は人生に於ける運と言う物を一から十まで全部使い果たしてしまったのだと引き攣った笑みを浮かべるしかなくなった。 彼女としては、元居た世界に帰れさえすればそれでいい。後は、無責任なようだがどうなろうと構わない。 然し他のサーヴァントと再契約しようにも、聖杯戦争の性質上、素直に脱出の方向で合意してくれる手合いは稀だ。最悪戦争を降りたいと口にした時点で見限られ、サーヴァントによっては生きたまま魔力炉に変えられる等、死ぬよりも酷い目に遭わされる可能性すらある。 だから少女は、ランサーと言う厄ネタを切るに切れない。胃痛と隣合わせの主従関係を今に至るまで維持し続けている。 「……なら、邪魔だけはしないで下さい。貴女はただ、私のマスターとして生きていてくれればそれで結構ですから」 空虚、とすら形容出来るだろう人間味の欠如した台詞を最後に、ランサーのサーヴァントが霊体となって姿を消す。 彼女は紛れもなく槍兵のクラスとして召喚されたサーヴァントであるが、今、その内面は絶対零度の復讐心で満たされていた。 マスターの少女、黒桐鮮花にもその事はしっかりと伝わっている。ランサーはとある存在を激しく憎悪し、それ故に聖杯戦争そのものに苛烈なる敵意を抱いている。 いっそ理性なきバーサーカーでも召喚していた方が心境的にはまだマシだったのではないかと思ってしまうほど、彼女の手綱を引くのは至難の業であった。 ……だが何より厄介なのは、心の何処かで彼女に共感している自分が居る事だろう。 同情とは少し違うが、もしも自分が彼女の立場だったなら――きっと同じ事をしていただろうなと、鮮花はそう思う。ランサーは凄絶な過去を持っていた。聖杯戦争を憎悪し、憤怒に任せた破壊に打って出るのも頷けてしまう程、彼女がされた仕打ちは壮絶に尽きる物だった。 「はあ」 今後待ち受けているだろう艱難辛苦の数々を思えば、このくらいのストレスは屁でもない。 そう分かっていても、やはり込み上げてくる溜息を堪えるのは難しかった。 このくらいで愚痴を吐くようでは後で困ると、そんな社会の奴隷めいた思考回路で居る事は、鮮花には出来なかった。 “――許さない。おまえだけは。おまえだけは、絶対に” そんなマスターを視界の端に留めて、ランサーのサーヴァントは呪詛を吐く。 宝石のような紫瞳に爛々と殺意の光を煌めかせ、怒りに顎を軋らせる。 嘗て共に過ごした幸福の記憶は今、胸を掻き毟りたくなるような無限の憎悪に塗り潰された。 愛した過去の神核は今、誰かの夢見るデウス・エクス・マキナを駆動させる為の歯車にまで落ちぶれた。 だから想う。絢爛たる輝きなど、一切穢れてしまえばいいと。 死に絶え、死に絶え、全て残らず塵と化せばいいのだと。 “微笑も視線も無明へ墜ちた。――どうか。どうか、安らかに眠って下さい。後は、全て私が遂げますから” 光ある陰には闇がある。 光なくして闇は成り立たず、闇なくして光は光たり得ない。 混沌の月海においても、その道理は何も変わっていなかった。 全てが狂った舞台は、狂っているが故に精微に進行する。 だからこそ、殺してやりたいとランサーは思うのだ。 本来召喚される筈のないサーヴァント。 数多の命を奪い去る魔の萠芽を備えた、未来、怪物として討伐される宿命を帯びた女神。 ――聖杯戦争、滅ぶべし。それが、墜ちた女神の決定だった。 ◇ ◇ ――創世神話(マイソロジー)は、其処にある ◇ ◇
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QMA 理系学問 生物 ページ1 / 2 / 画像問題 / ニュースクイズ 問題文 答え 観賞魚として人気が高いインドやスリランカ原産の世界最小の淡水フグは? アベニーパッファー 岩手県の大揚沼と福島県の平伏沼のものが有名な木の枝に産卵するカエルは? モリアオガエル 危険度の高い出産に備え複数の医師が24時間体制で患者を受け入れる産科施設は○○○○○○○医療センター? 総合周産期母子 岐阜薬科大の原英彰教授らにより「欠如すると統合失調症になる可能性がある」と突き止められた細胞増殖遺伝子は? HB-EGF 気道に食べ物などが詰まった時にみぞおちを勢い良く圧迫する応急処置のことを、考案者の名から○○○○○○法という? ハイムリック 季節の言葉「半夏生」とは元々この植物の生える頃から来ている、サトイモ科の植物といえば? カラスビシャク 記号「lg」で表す抗体の機能を持つ血清タンパク質のことを何という? 免疫グロブリン 旧約聖書にも「コニー」の名前で登場している動物でその体つきから和名を「イワダヌキ」というのは? ハイラックス 巨木に育つことで有名なスギ科の植物・セコイアの命名者であるハンガリーの植物学者は? エンドリッヒャー 筋肉が徐々に萎縮してしまい運動障害が進行していくという遺伝性の病気は? 筋ジストロフィー 兄に映画監督リチャードがいる動物に関するドキュメンタリーの制作で有名な動物学者はデービッド・○○○○○○○? アッテンボロー 茎に下向きのトゲがあることで知られる、夏から秋にかけて日本各地の水辺や湿地に群生するタデ科の一年草は? ナツノウナギツカミ 血液の液体成分である血しょうの中に含まれる、血液凝固の役割を果たすタンパク質を何という? フィブリノーゲン 現在のウマの祖先といわれる、約5000万年前に地球上に棲息したキツネほどの大きさの哺乳類は? ヒラコテリウム 現在は保護区以外ではほとんど見られなくなってしまった北海道礼文島のみ生息するラン科の植物は? レブンアツモリソウ 現生人類の直接の祖先とされるアフリカ東部で化石が発見された類人猿はアウストラロピテクス・○○○○○○○? アファレンシス 現存する哺乳類の中でもっとも大きなものといえば? シロナガスクジラ 個人個人の特徴に合わせて最も適切な治療を選ぶことを「洋服の仕立て屋」という意味で「○○○○○○○治療」という? テーラーメード 古代エジプトで紙の原料となったパピルスは○○○○○○科の植物? カヤツリグサ 古来から美しい鳴き声で知られる谷川の岩間にすむカエルは? カジカガエル 光学顕微鏡で細胞の核を観察するときの染色液や、活性炭の吸着力を調べるための試薬として用いられる試薬は? メチレンブルー 光合成によって重油を精製することで注目を集めている緑藻の一種を何という? ボトリオコッカス 公共施設などに設置されている心室細動を起こした人に電気ショックを与え心臓の働きを戻す機器「AED」の正式名称は? 自動体外式除細動器 口にすると中毒症状を起こしてしまうウナギやアナゴの血に含まれる神経毒は? イクシオトキシン 口の中で光っている発光機で獲物を小魚などのおびき寄せ食べてしまうというアンコウ目の魚の一種といえば? タウマティクトゥス 工学用語だった「ストレス」という言葉を医学に導入し「ストレス学説」を唱えたカナダの生理学者は? ハンス・セリエ 抗癌効果や認知症予防効果があるとされる、ブドウの皮などに含まれるポリフェノールは? レスベラトロール 抗生物質に対する耐性が強いので、医療機関などで脅威となりつつある細菌は○○○○○○○○・バウマニ? アシネトバクター 高熱と口腔粘膜の水疱が特徴の夏に子供がかかりやすいウイルス性の感染症は? ヘルパンギーナ 国立公衆衛生院疫学部の初代部長を務めた医学者でその功績から「公衆衛生の父」と呼ばれているのは? 野辺地慶三 左右の鼻を真ん中で分けている鼻中隔の前方部分の名称は「○○○○○○○部位」? キーゼルバッハ 最初に報告した2人の医者の名が付けられた、運動神経に障害をきたし、手足に力が入らなくなる病気は○○○○○○○症候群? ギラン・バレー 最初に報告したフランス人医師の名前からジェリノー症候群とも呼ばれる、日中に突然強い眠気に襲われる症状を何という? ナルコレプシー 最大で8cm以上にもなるバッタ目の中では日本最大級の大きさである、南西諸島以南に分布する昆虫は? タイワンツチイナゴ 細菌学者のルイ・パスツールが生物の自然発生説を否定した実験で用いた道具は? 白鳥の首フラスコ 細胞内の遺伝情報の流れを表す分子生物学の一般原理を英語で何という? セントラルドグマ 殺虫成分のピレトリンを含むことから蚊取り線香の原料になる植物は? ジョチュウギク 珊瑚礁の海に棲み他の魚の体の寄生虫を食べる「クリーニング」の習性で有名なベラ科の魚は? ホンソメワケベラ 止血効果のあるアミノ酸の一種で歯槽膿漏による出血を抑えるため市販の歯磨き剤の成分として配合されているのは? トラネキサム酸 紫外線を浴びると、人間の体内で生成されるビタミンは? カルシフェロール 歯科医のことを英語で何という? dentist 事故などで失った体の一部がまるで存在するかのように痛む現象を何という? ファントムペイン 耳鳴りや難聴、めまいを主な症状とする病気を、フランスの耳鼻科医の名前から何という? メニエール病 自らの口が閉じられないほどの長いキバが特徴的なワニトカゲギス目の魚は? ホウライエソ 自らレンズを磨いて単レンズ顕微鏡を製作しヒトの精子や赤血球の核などを発見したオランダの学者は? レーウェンフック 手術に際して、医師が病状や治療方針を分かりやすく説明し患者の同意を得ることは「○○○○○○○コンセント」? インフォームド 手で触れてあげることによって認知症や末期がんの患者の不安・痛みを和らげる治療法のことを「○○○○○○○○○」という? タクティール・ケア 受精卵の段階で他の特定のDNAを組み込んだ「遺伝子導入生物」のことを○○○○○○○○○生物という? トランスジェニック 従来の薬では治療が難しい「超多剤耐性結核」のアルファベット3字を用いた略称は? XDR結核 従来は医療用医薬品として処方されていたが、2011年1月より薬局などで市販もされるようになった鎮痛剤は? ロキソニン 出産直後の女性に見られる情緒が不安定になる症状は? マタニティブルー 傷口に塗ると泡が出る過酸化水素水の一般的な呼び名といえば? オキシドール 小学校での学級崩壊の原因の一つにも挙げられる、略称を「ADHD」という、集中力や注意力に欠ける軽度の発達障害を何という? 注意欠陥多動性障害 小児に見られる病気・ポリオを医学用語では何という? 急性灰白髄炎 植物は光が無い状況では酸素を放出しないことを明らかにしたオランダの植物生理学者はジャン・○○○○○○○? インゲンホウス 新第三紀に北太平洋の沿岸地域に生息していた哺乳類で示準化石としても有名なのは? デスモスチルス 人体特有のアミノ酸と反応することから、指紋の採取にも用いられる液体は? ニンヒドリン液 人間が笑っているような声で鳴くオーストラリアの鳥は? ワライカワセミ 人間の腸の中にいる様々な細菌のグループを何という? 腸内フローラ 人間の脳内の神経伝達物質の1つで、2009年に「何度も痛い目に遭う人は、これが不足している」と報告されたのは? セロトニン 人が他人に愛情を感じる時に脳内で生産されるホルモンは? オキシトシン 人と樹木が共生する場を「里山」と名づけたことで有名な、日本の森林生態学の基礎を築いた学者は? 四手井綱英 世界中の暖かい海に分布するスズキ目の魚で、頭部背面の吸盤で大型魚に吸着して餌をもらう習性で知られるのは? コバンザメ 生きた化石・シーラカンスの命名者としても知られる大森貝塚の発見者・モースの師匠にあたる古生物学者は? ルイ・アガシー 生まれたばかりの鳥が初めて見た動く物体を親と思い込む現象を何という? インプリンティング 生後間もない乳児に見られる足の裏をこすると指を開いてそり返す反射を何という? バビンスキー反射 生体が生きていることを示す脈拍、呼吸、体温などの生命微候を英語で何という? バイタルサイン 生態学では「個体群」という意味でも使われる、「人口」という意味の英語は? ポピュレーション 生物が外界の環境の変化に対して体を安定した恒常的状態に保とうとする仕組みを何という? ホメオスタシス 生物の実験で用いる細胞壁を赤く染色する試薬といえば? フロログルシン 赤血球を初めて記載しリンパ管の弁を発見したオランダの博物学者は? スワンメルダム 先カンブリア時代に繁栄した、動物にも植物にも属さないといわれる、クラゲのような形をした生物は? シクロメデューサ 浅い池や河川で、水草などに付着して生活しているヌルヌルした生物を何という? ペリフィトン 全身が松かさ状のウロコで覆われている、漢字では「穿山甲」と書く動物は? センザンコウ 藻類の一大分類群である鞭毛に中空の小毛を持つ真核生物を何という? ストラメノパイル 損傷した肘の靱帯に、他の部位の正常な腱を移植する手術のことを初めてこの手術を受けた野球選手にちなんで何という? トミー・ジョン手術 太平洋のサンゴ礁などに生息し大きいものでは殻の長さが1mを超える世界最大の二枚貝は? オオジャコガイ 唾液の中に含まれるタンパク質の一種で、2009年に「口の中の傷が出来た際、他のタンパク質と結合して傷を塞ぐ」と判明したのは? ヒスタチン 体が黒いことから「クマネコ」とも呼ばれるアジアの森林地帯に棲むジャコウネコ科の動物は? ビントロング 体の色と、改良者であるイギリス人女性から名前が付いたたくさんの卵を産むことで知られるアヒルの品種は? カーキキャンベル 体重20グラム程のマウスを死亡させるのに必要な量を1とする、毒性を表す単位は? マウスユニット 体長約4cmと世界で最大のアリは? ディノハリアリ 体内でたんぱく質と結びつくと運動をした時と同じような効果を起こさせる機能があると判明したホルモンは? アディポネクチン 大きいものでは体長が40mm以上もある、西表島と石垣島に生息する日本最大のゴキブリは○○○○○○○ゴキブリ? ヤエヤママダラ 大きさも形もトノサマガエルによく似ていて間違えられやすい東日本に多く生息するカエルは○○○○○○○○ガエル? トウキョウダルマ 大森貝塚の発見者であるモースはこの生物の研究のために来日したある楽器にちなんだ腕足動物は? シャミセンガイ 大脳の側頭葉にある耳から聞いた言葉の意味を理解する部分は「○○○○○○言語野」? ウェルニッケ 第1回は「刷り込み」を発見したコンラッド・ローレンツが受賞している「鳥類学界のノーベル賞」といわれる賞は何賞? ジャンデラクール 男性の更年期障害のことをアルファベット3文字を使って何という? LOH症候群 地震などの災害時において病気やケガの緊急度を判断し治療の優先順位を決める医療行為を何という? トリアージ 地球温暖化の影響で絶滅の危機に瀕している、フィジーやトンガのサンゴ礁などが生息地として知られる魚は? カクレクマノミ 地球の生命の起源は宇宙からやってきた微生物やウイルスであるという仮説のことを○○○○○○○説という? パンスペルミア 地上ではあまり早く動けないことから不名誉な名前が付いた伊豆諸島に鳥島が繁殖地として知られる鳥は? アホウドリ 中高年の男性にみられる睡眠障害の一種で「SAS」と略されるのは「○○○○○○症候群」? 睡眠時無呼吸 中国で化石が発見された前脚にも後ろ脚にも翼を持った小型の恐竜は? ミクロラプトル 中南米が原産地であるツユクサ科の観葉植物で、こんもりとした草姿が花嫁衣装の一部分に似ていることから名が付いたのは? ブライダルベール 長距離走者が走っている最中に気持ちよくなる「ランナーズ・ハイ」の原因とされる、脳から分泌されるホルモンは? エンドルフィン 直径が2m以上にもなる葉で知られる、南米のアマゾン川流域を原産地とするスイレン科の植物は何? オオオニバス 天然記念物に指定されている沖縄の鳥・ヤンバルクイナの学名は「Gallirallus ○○○○○○○○」? okinawae 天然記念物のスナメリは何科の哺乳類? ネズミイルカ科 電気クラゲの正式な名前は? カツオノエボシ 土からいきなり生えているように見える葉を何という? 根生葉 冬でも葉がしぼまないことから漢字で「忍冬」と書く植物は? スイカズラ 東南アジアに生息する世界最大のカマキリは○○○○○○カマキリ? オオカレエダ 東京大学の野崎久義准教授らがボルボックスの雄株から発見した精子に似たたんぱく質を作る雄特有の遺伝子は? OTOKOGI 頭痛、肩凝りなどさまざまな症状を引き起こす、交感神経や副交感神経のバランスの乱れによっておこる病気は? 自律神経失調症 動物や植物を顕微鏡で観察するときに用いる、細胞を薄く切り取るための機械を何という? ミクロトーム 同じ対象に対して愛と憎しみのような相反する感情が同時に存在することを何という? アンビバレンス 特殊なデザインをしたハードコンタクトレンズを用いて角膜の形を矯正し、近視などの改善を試みる治療法は? オルソケラトロジー 特に高齢者で問題となっている医療や食事を拒み、食べ物やごみを放置するなどして自ら健康を損なう状態を何という? セルフネグレクト 毒性のある新芽はフキノトウと間違われることが多い、「ガンジツソウ」ともいうキンポウゲ科の花は? フクジュソウ 毒鳥・ピトフーイやヤドクガエルが持つ生物界でも特に強い毒は? バトラコトキシン 突然死のおよそ7%はこれが原因という、脳を保護する髄膜の中での出血によって起こる脳卒中の一種といえば? 蜘蛛膜下出血 肉体上の性別と、精神的に属する性別は異なると確信している状態のことを何という? 性同一性障害 日本語では「刺座」というサボテンのトゲが生えている綿毛で覆われた部分のことを何という? アレオーレ 日本語では「浮遊粉塵」と呼ぶ大気中に浮遊した微小粒子のことを何という? エアロゾル 日本では、咳止めや痰の切れをよくする効果から市販の風邪薬に配合される酵素は? 塩化リゾチーム 日本では「おおひげまわり」とも呼ばれる、川沿いの溜まり水などに発生する原生動物は? ボルボックス 日本では「老人斑」とも呼ばれるアルツハイマー病患者の脳に見られる、たんぱく質が繊維状に繋がってできた異常を何という? アミロイド斑 日本では「蜂窩織炎」ともいう傷口から進入したブドウ球菌などによって引き起こされる急性の炎症を何という? フレグモーネ 日本ではかつて毛皮のため輸入されたものが野生化したジャコウネズミと間違えられることも多い動物といえば? マスクラット 日本の「国蝶」に指定されているタテハチョウ科のチョウは? オオムラサキ 乳がんの早期発見に欠かせない乳房のレントゲン撮影のことを何という? マンモグラフィー 妊娠初期に用いると奇形児の原因となることから製造・販売が中止されたドイツで開発された睡眠薬は? サリドマイド 妊婦が分娩の際に細菌に感染する「産褥熱」の予防に尽力し「院内感染予防の父」と呼ばれた19世紀ハンガリーの医師は? ゼンメルワイス 認知科学において指導的な役割を果たす研究者に対してフランス国立科学研究センターが与えるのは「○○○○○○賞」? ジャン・ニコ 猫や馬が、臭いに反応して笑っているような表情を作る現象のことを何という? フレーメン反応 熱帯に分布する常緑高木サポジラの和名は? チューインガムノキ 破傷風菌やボツリヌス菌など酸素濃度が低い環境に棲息し芽胞を形成する桿菌を総称して何という? クロストリジウム 肺結核や腎不全などの際に起こる血液の酸・塩基平衡が「酸性」に傾いてしまう状態を医学用語で何という? アシドーシス 皮膚の傷の殺菌・消毒に用いる「赤チン」の正式名称は○○○○○○○○液? マーキュロクロム 美容にも良いため化粧品にも重宝されている、貝殻を構成するタンパク質を主とする成分は? コンキオリン 鼻が3時間ずつ片方がつまったような状態になることを何運動という? ネーザルサイクル 病院などで消化管を検査するときに用いる水溶性消化管造影剤を何という? ガストログラフィン 貧血の検査などに用いられる血液中に占める血球の容積の割合を示す数値を何という? ヘマトクリット値 不治の病にかかった際に延命のみの治療を拒否すると表明した文書のことを何という? リビング・ウィル 普段は隠されている派手な色・模様を、突然あらわにして外敵を驚かす動物の行為を英語で何という? フラッシング 副作用の危険性が高いため姿を消していたが、2010年に多剤耐性菌に対しての使用に限って解禁される抗生物質は? コリスチン 別名「アフリカスミレ」ともいうセントポーリアは何科の植物? イワタバコ科 別名を「アフリカホウセンカ」という、ツリフネソウ科の園芸植物といえば? インパチェンス 別名を「エダツノレイヨウ」という、北アメリカ大陸で最も俊足とされる動物は? プロングホーン 別名を「オーストラリアウンバチクラゲ」という非常に高い毒性で恐れられるクラゲといえば? キロネックス 別名を「クリスマスベル」や「チャイニーズランタン」という、発見者の名前に由来するユリ科の園芸植物は? サンダーソニア 別名を「コナミドリムシ」という、2本のべん毛で運動する淡水藻は? クラミドモナス 別名を「スリカータ」という地下につくったトンネル状の巣で生活するマングース科の動物は? ミーアキャット 別名を「ツチオオカミ」という、アフリカに棲息するハイエナの仲間は? アードウルフ 別名を「ネペンシス」というぶら下がった袋に落ちてきた虫を消化して栄養にする食虫植物は? ウツボカズラ 別名を「ノシュンギク」や「アズマギク」というミヤマヨメナの変種で、そのみやびな名前で知られるのは? ミヤコワスレ 別名を「ハイイロヤギュウ」という、カンボジアやラオスなどに棲むウシ科の哺乳類は? コープレイ 別名を「ハシブトペンギン」という、ニュージーランドに属する諸島の名前が付いたペンギンは○○○○○ペンギン? スネアーズ 別名を「ホンマキ」という真言宗の本山・金剛峯寺の所在地に多く生えることから命名された針葉樹は? コウヤマキ 別名を「マジェスティック・エンジェル」という、その青と黄色の派手なカラーで有名な海水魚といえば? イナズマヤッコ 別名を「モガシ」という国名の「ポルトガル」に由来する名前を持つ樹木は? ホルトノキ 別名を「レオパードゲッコウ」という、ペットとして人気があるヤモリの一種の名前は○○○○○○○○モドキ? ヒョウモントカゲ 北アメリカ大陸を中心に生息する、世界最大のハチといえば? オオベッコウバチ 北アメリカに生息する土の中で16年も生息することで有名なセミは○○○○○○○ゼミ? ジュウシチネン 北アルプスで発見され正体不明という意味で命名された植物は○○○○○○○○ゴケ? ナンジャモンジャ 北海道以南の日本各地の海に生息するフグ目の魚で、その顔がある動物に似ていることからその名が付けられたのは? ウマヅラハギ 本来は日本に生息していなかったが1995年以降は度々見つかっている、オーストラリアや東南アジアに生息する毒グモは? セアカゴケグモ 末期病患者の安楽死に用いる自殺装置を開発したことで有名なアメリカの病理学者はジャック・○○○○○○○? ケヴォーキアン 名前は鳴き声から来ている腕を左右に広げて横っ跳びする動きで有名な、マダガスカル島の原始的なサルの仲間は? ベローシファカ 木目の美しさから家具材として用いられる、漢字では「鉄刀木」と描く樹木といえば? タガヤサン 目も吸盤もなく変態前後で形態が異なるため、かつては別の生物だと思われていたヤツメウナギの幼生は? アンモシーテス 野生のゴリラの群れにおいてオスのボスのことを特に何という? シルバーバック 柳の葉のような形をしている、ウナギやウミヘビの幼生のことを何という? レプトセファルス 淀川水系、濃尾平野、富山平野に生息する、天然記念物にも指定されているタナゴの仲間は? イタセンパラ 卵の化石のそばから化石が発見されたことから「卵泥棒」を意味する名前が付けられた白亜紀後期の恐竜は? オヴィラプトル 和名を「極楽鳥花」とも呼ばれる、南アフリカ原産の観葉植物は? ストレリチア 和名を「ダイオウグソクムシ」というメキシコ湾やカリブ海などの深海に生息する巨大ゾウリムシは「ジャイアント○○○○○○」? アイソポッド 和名を「ベニベンケイ」といい秋から初冬にかけて小さな花をたくさん咲かせる、マダガスカル島原産の園芸植物は? カランコエ 和紙の原料となるミツマタは○○○○○○科の植物? ジンチョウゲ 肛門付近から墨汁のような液を噴出するという奇妙な習性をもつアカマンボウ目の魚は? アカナマダ
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お邪魔します。 「魔人探偵脳噛ネウロ」って作品のエロパロですが、ネウロスレでこちらの方がいいというアド バイスを頂きましたので、投下させていただきます。 (そのため話が途中からです。もし興味がおありでしたら下記をご参考ください) その1 (エロ無し) http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1208076450/13-20 (BBSPINK [エロパロ] “スレから追い出されたSSを投下するスレPart2”) その2 (エロ有り) http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1205164949/599-606 (BBSPINK [エロパロ] “魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第18話”) ベッドに一糸まとわぬ少女が腰かけていた。少女らしくどこまでも平坦で白い体である。 名前は宮迫睦月。 少しウェーブのかかった髪にカチューシャを付けている彼女は、平素ひどくにこやかで明るい 少女として祖父から限りない愛情を注がれているが、しかしこのときばかりはおろおろとした様 子で眼前に立つ二人の男を見上げていた。 片方はひどく長身で背の高い黒髪の男性。年の頃は三十前半か。短い髪を無造作に分け、 サングラスをかけている。芝生のようなヒゲをまぶした頬に貼りついた笑みは、まるで彫刻した ように深く深く皺が刻みこまれており、彼は生涯笑っているように思われた。ちなみに全裸だが 背骨模様の入ったネクタイだけをしているのがある種の変態性を放っている。 もう片方の男はまだ若い。笑っている男より一回りほどは下だろう。新雪を想起させる白い ショートウルフで色眼鏡をかけ、衣服は胸を軽く開いた黒の半袖カットソーと薄いオリーブドラ ブのパラシュートパンツ。全体にラフで粗雑な印象である。 この二人の男は兄弟である。黒髪笑顔が兄の早坂久宜。白髪ラフが弟の早坂幸宣。 早坂兄弟と睦月は知り合いであり、とりわけ兄の久宜とは仲が良く好意も抱いていたのだが、 ちょっとした問題が持ち上がった。 紆余曲折を経てようやく久宜と睦月が結ばれたその時、睦月は不覚にもお漏らしをしてしま ったのだ。 そしていま、それを口実に「お仕置き」されようとしている。 (フフフ。怯える君は可愛いよ。肉体に苦痛を与えない範囲で沢山お仕置きしてあげよう) さらさらとした髪に久宜の手が乗ると、睦月は怯えたように体を固くした。 「何。痛かったらすぐやめてあげるよ。私は君の可愛い声を聞きたいだけだからね」 久宜は笑ったままはぁはぁと息を上げていた。その表情が祖父に似ていて睦月は少し安心 したが、お風呂に入れられる子猫のような怯えの光は瞳から払拭できない。 「まずは咥えたまえ」 黒い笑みを湛えたまま久宜は先ほどの交合で愛液に濡れ光る黒いペニスを睦月の口に押し 当てた。少女はその乱雑さに異常を感じたらしく、反射的に桃色の唇をきゅっと結んだが強引 に割り開かれ、ミルクを流し込んだように白い歯列が生臭い亀頭にぬらぬらとなぞられ始めた。 「んん……」 自身の失禁への羞恥と、それがもたらした相手の豹変への恐怖だろうか。睦月はくぐもった声 をあげながらいやいやと首を振った。だが、ここぞとばかりにユキの中指が未成熟な一本線の 割れ目に滑り込みちゅくちゅくと音を立てたからたまらない。 「きゃん!」 睦月は思わず声をあげてしまい、肉棒の侵入を許してしまった。 「ぶぐっ」 無理やりペニスを口にねじこまれた睦月は目じりに涙を浮かべながらも、しかし観念したのか 苦しげに首を動かし始めた。 「やれやれ。従順なコトだ。しかし嫌ならいつでもいいたまえ。君は社長の孫だからそれ位の 猶予は用意してある」 久宜がサングラスのノーズパッドを引き上げたのを合図に、ユキはジッパーを下して自身の 分身を取り出した。久宜に比べると色素がやや薄く太さも長さも少し下だが、それを補ってあ まりある若さゆえの猛々しさが漂っている。 「擦れよ」 睦月はいわれるままである。頬を紅潮させ苦しそうにフェラチオを続行しながら、するすると 手を伸ばし、ぎこちなくしごき始めた。 何分ぐらい続いただろう。 「お仕置きだからね」 久宜は香しい香りの睦月のウェーブヘアー越しに睦月の頭を両手でつかみ取ると、激しく前後 に揺すり始めた。 「んぐっ! んぐぐぐ!!」 小さな口いっぱいに頬張ったペニスが喉奥を突き破らんばかりの勢いで出入りするたび、睦 月の苦悶はますます深まり、だらしなくすぼまる可憐な頬に涙が数滴ぽたぽたと流れた。 何かにすがるようにユキの分身を握るうち、自身でも驚くほど激しい愛撫になっているとは気 づかない 「さぁ、出すとするか。できれば飲んでくれると嬉しいよ」 「むぐぐぐ!」 口中でペニスが震えたかと思うと生暖かい液体が噴出し、気道にすら飛び散った。睦月は 瞳孔が収縮するほどの苦しさに見舞われたが、口中の柔肉を苦く白く染める噴出は収まらな い。たまらず睦月は涙ぐんだ目で許しを乞うように久宜を見上げた。 「おや、呼吸の妨げをしてしまったようだ。すまないね」 久宜はそれで満足したらしく、唾液と精液でどろどろの肉棒を睦月の口から引き抜いた。 「けほっ、けほっ」 自由な呼吸権にありつけた睦月は苦しそうに咳き込むが、そこに久宜とは違う粘っこい粘 液が吹きかけられた。 「きゃあっ!」 思わず顔をのけぞらせた睦月は、ユキが肉棒を掴んで自分に向けているのを見た。 「いったろう? お仕置きだってな。もっともケガするよーな苦痛は与えねー」 彼の目に何かしらの嫉妬の炎が灯っている理由は睦月には預かり知れない。 ただ睦月は愛らしい顔を涎と涙と精液とでどろどろに濡らしたまま、幼い太ももをぎゅっと引き 締めた。 (やだ……くるしかったのに…………おくのほうがジンジンしてきちゃった) 「ほほう。こんどはこちらをしてほしいのかね?」 久宜の手が膝小僧にかかると、睦月はいよいよ体を硬くした。 「ち、ちがうの……たしかに、さわってはほしいけど……でも、でも……! い、いや!」 所詮大人と子供である。睦月は抵抗空しく両足を割り開かれ、繊毛一つない青い花弁を露に した。 「でも、なんだい?」 「きもちいいと…………」 アゴに手を当てながら、睦月は火よりも赤い顔を俯かせた。 「……また、おもらししそうで、こわいの」 「フム」 久宜はユキに目配せをすると、ベッドを顎でしゃくった。 同時に睦月の腋に手が回り、小さな体が持ち上げられた。 「え?」 目を白黒させる彼女の視界の隅で、ユキがベッドに仰向けになるのが目に見えた。 「いいじゃないか。君はまだ子供なんだ。おもらしなどいっぱいしてもかまわないさ」 少女の薄い胸を体に押しあてながら、久宜はベッドにある黄色いシミを指差した。 「ほら、見たまえ。したとしてもあの程度だ。何を気にする必要があるのかね」 「やだよ。はずかしい…… 睦月はいやいやと首を振った。同時に少女の髪から元来の甘さと栗の花の混じった匂いが ぷんぷんと久宜の鼻をつき、彼の情欲を一層かきたてた。 「フフフ。なんとも可愛いコトだ」 白い裸身を抱えたまま久宜はベッドによじ登り、ユキの足を跨ぎながら中腰になった。 「え……?」 「私ばかりが相手でもつまらないだろう?」 久宜は睦月の持ち方を変えた。それまで腋にあった手が太ももへと回り、肉づきのうすいそこ をがっちりと割り開きながら、睦月の足の付け根をユキの股間へと近づけた。 そこではパラシュートパンツのファスナーから痛々しいばかりに反りかえった肉茎が白い滴を 垂れ流し、睦月を待ち構えている。 「や、やだ。ほかのひととするなんて、ひさのりさんにわるいよ!」 色をなした睦月は何とか上体を捻って、久宜が唯一身に付けているネクタイに手をかけた。 「フフフ。その辺りは心配ない。ユキは私にとってかけがえのない弟であり最も信頼できる部下 だ。君としたとして私はさほど苦痛でもない」 「……ほんとう?」 「ああ、ほんとうだともさ」 睦月の気の緩みを察したのか、久宜は彼女をユキの足の上に落とした。 「さぁ、またがりなさい」 「で、でも……きゃっ」 耳たぶを舐められた睦月は身をくねらせ、あたかも尾を踏まれた子犬のようである。 そんな彼女の耳元から悪魔のような囁きが到来した。 「さっき私の上に乗った君は……その…………フフフフ。すごく可愛かったよ」 「可愛……いい?」 うわ言のように呟き瞳を蕩けさせると、睦月は夢遊病者のようなてつきでユキのペニスを手 に取り、秘裂に押し当てると一気に埋没させた。 「んっ……」 そのまま腰を上下させていたがやがて甘い息を吐きながらユキの体へと倒れ込み、口に握り 拳を当てながら、か細く喘ぎ始めた。しかし喘ぎながらも細い腰はユキの律動に合わせて艶め かしくくゆり、屹立をきゅうきゅうと締めつけている。 「さぁ、どうだいユキのモノの感想は」 「い、いえない。恥ずかし……あんっ」 華奢な肢体がぴくぴくと震えたのは、久宜の人差し指がぬぷぬぷと菊門に根本まで入って いたからだ。 「やだ、やだ! ぬいてよひさのりさん! またおもらししちゃ、ふぁああっ!!」 狭い孔の中で人差し指が鉤のように折れ曲がり、熱い肉襞をかき分ける。 「フフフ。あれだけの所業を私にしておいて今さら恥ずかしいも何もないものだ。いいたまえよ」 指に一層力が籠ると睦月はばらばらに乱れたウェーブヘアーの上でぎゅっと目をつぶり、喘 ぎ喘ぎ言葉を紡いだ。 「ひ、ひさのりさんのより」 ちゅくちゅくと淫靡な水音がユキと睦月の結合部から立ち上り、吐息はますます熱さを増す。 「すこしみじかくて……ほそくて…………ものたりないよー」 (このガキャァァァァァー!!!!! ユキは色を成して睦月を睨んだが、久宜はそんな彼を「まぁまぁ」となだめた。 「いいじゃないかユキ。男はサイズじゃない。技術だ。これから思う存分、この子にお前の技術 を味あわせてやればいい。フフ。私も協力させてもらうよ」 そういうと久宜は小さな菊門から指を引き抜き、代わりに自身の怒張を押しあてた。 「さわった感じ、ずいぶんこなれているようじゃないか」 「え……?」 力なく振り返った睦月が大きな瞳をさらに見開いて分かりやすい狼狽を浮かべるのを、久宜 は凄絶な笑みで観察した。 「そこ、おじいちゃんはさわるだけで、いれたことないよ……?」 「そうかね。まぁ、こなれているから二本差しでも大丈夫だろう」 「ひぎぃ!」 小さなすぼまりにめりめりと肉棒が侵入する感触するや、睦月は上体を海老のように跳ねあ がらせた。拡大しきった瞳孔は一瞬すべての光を失くし、小さな舌が開ききった口からだらしなく 垂れた。 「やだ……やだ……キツいよぉ! ぬいて、ぬいてぇ……」 崩れ落ち、ユキの首に手を回して涙と涎で顔をくしゃくしゃにする睦月だが、彼女の腰の動 きは止まらない。ユキと久宜のそれぞれの律動で勝手に動いているのか、自ら応じているの かわからないほど睦月は悩乱し、ぽろぽろと涙をこぼした。 「なぁに。すぐによくなるよ」 久宜の声が切羽詰ったのは、ただでさえ狭い肛門がユキとの淫猥極まる共同作業によって ますます狭くなりたまらない締め付けが襲ってくるからだ。それに加えて上下左右別々の律動 がたまらない刺激を与えてくる。女性経験のある久宜でも思わず法悦のため息を漏らすほど、 格別の快感であり、彼はよりそれを貪るために腰を動きを速めた。 すると眼下では幼い背中がますます快美に打ち震え、鮮やかな桜色に染まっていくからます ます征服欲をかきたてる。鎖骨のか細い凹凸も背の中心に長い陰影を落とす背骨も、腸液を 滴らせる幼い菊門も、総て総てとろけろとばかりに久宜は容赦なく睦月をついた。 ユキもいよいよ律動を早めていく。彼はむしろ兄に征服されんとする少女への嫉妬が多分に あり、多分にあるからこそ細い腰を引っ掴み奥底を叩きつけるように腰を動かした。 睦月の呼吸はいよいよ速くなり、背後から乳首を、正面から肉芽を同時につままれた瞬間、 彼女は絶頂に達した。 「ふぁ、ふぁああああああああああ!!」 攻めはそれだけでは終わらない。絶頂冷めやらぬ睦月は結合したまま久宜に抱えられ、ユ キにペニスを引き抜かれると、四つん這いにされた。 同時にまだぬらぬらと淫らに光るユキのペニスが半開きの口へと挿入された。 久宜も菊門からペニスを引き抜き、代わりに睦月の秘所へ挿入したが、甘い霞の中で息を つく睦月には分からなかった。 とにかくも彼女はしばらく犬のような姿勢で犯された。 当初は戸惑いを見せていた睦月も、行為が進むにつれてほつれ毛を噛みながら涙を流し、 律動にあえぐ他なかった。 もはや彼女の下腹部は腸液と愛液と精液の混合液でべとべとに汚れきり、ただただ背後か らの律動に甘い刺激を感じるだけの器官と成り果てている。とろけるように痺れた蜜壺の奥が 硬く熱いペニスにがつがつと突かれるたびに睦月は掠れた甘い叫びをあげ、或いは泣き、くしゃ くしゃの顔をシーツに擦りつけようとするも、ユキのペニスに喉奥まで犯されるのだ。 しばらく地獄のような快美の嵐が睦月の脳髄を襲撃し、やがて二人の放出とともに解放され た彼女は白い泥のようにベッドへ沈みこんだ。 だがそれは時間にして五分と持たなかった。 再び態勢は変わり、睦月は久宜にお尻を向ける形で跨っていた。 ユキはひとまず傍観するコトにした。 (やっぱ無粋だしな。アニキはせいぜい楽しめばいいさ) ポケットに手を入れながら、彼は退屈そうな伸びをした。一方、当事者たちは。 「おや、今度は顔を向けないのかね」 「だ、だってかおむけたら、ひさのりさん、わたしのむねさわってくるから」 刺激によって失禁する事を恐れているらしい。未熟な桃のようなお尻を久宜に向けてくゆくゆと 上下させると、睦月は久宜の太さを味わうようなストロークを描き始めた。 「はぁ……はぁ……」 久宜もそれに応じるようにピストン運動を繰り返し睦月の口から甘い喘ぎを漏らさせていたが やがて身を起して硬く尖りきった小さな乳首をつねりあげた。 「きゃう……だ、だめだよ…………せっかくうしろむいたの……に!」 ヒゲまみれの顎がカーテンを縫うように綺麗な髪をくぐり抜け、白い頸に軽いキスを見舞った。 「ふぁぁ」 それだけでも快美の睦月は片目を閉じてくすぐったそうに喘ぐのだ。 残る片目と目が合った。どちらからともなく顔を近づけ、キスをした。久宜は舌を入れると睦月 の輝くような歯列をなぞり、柔らかな歯茎を舐めまわすと、最後に舌を絡めた。 「んむ」 睦月はうっとりとされるがままになり、唾液を流し込まれるとそれも可愛い喉を鳴らして飲んだ。 そして目だけで笑われた久宜はますます高揚し、睦月の髪を五指で梳りつつ、少女の芯を突 き上げる。 「ふぁっ、ふぁあ!」 小さな体はそのたびにぶるぶると躍動し、快美の痙攣をきたし、そして悶えていく。 「やめて……また漏らしたらひさのりさんにかかっちゃうよぉ……」 なのに真赤な顔を振りかえらすと睦月はそんなコトをいうのである。 (一連の拒否は私を慮っての事なのか?) 久宜の胸にズキリとした痛みが走った。が、彼はそれを究明するよりも早く睦月から己の分身 を引き抜き、同時に彼女を仰向けした。 「ひさのり、さん……?」 目を白黒させる睦月は、しかし久宜の何事かを見抜いたらしく、細い足をM字にすると幼い 秘所に指を伸ばして割り開き、照れくさそうに微笑した。 「かかってもいいなら……いれて……いいよ」 刹那、久宜の熱い脈動は獣が飛びかかるような勢いで睦月に侵入し、内臓を食い荒らすよ うに激しく激しく凄まじく前後運動を開始した。 久宜の両手は睦月の太ももを握りしめ、痣よ付けとばかり粘土よりも深く指の形を押し付け て、肉棒から逃がすまいと激しい律動を繰り広げた。久宜の口からはかつてない激しい吐息 が漏れ、幼い秘所は肉棒の出し入れで色素の薄い花弁がめくれにめくれ、いよいよ白く粘った 愛液が太ももやお尻をねっとり垂れてシーツをも汚した。 ユキが茫然と見つめるほど久宜は荒れていた。荒れ狂っていた。 ついには睦月の体をくの字に折り曲げて、もはや抉るように蹂躙を始めたころ、睦月に限界が 訪れた。 「ふぁああああ! イク、イッちゃうううううう!!」 涙を散らしながら叫ぶ睦月の秘所は幼いながらに精いっぱいペニスを締め付け肉襞でぎゅう ぎゅうと愛撫した。 それに促される様に久宜は短く呻き、最奥まで肉棒を突き立てると精を放った。 亀頭は震えに震え、四・五回、爆発的な脈動を見せると際限なく白濁液を睦月の中へとびゅる びゅるびゅるびゅる流し込み、睦月はその感覚を最後に意識を手放した。 「やりすぎじゃねーかアニキ?」 「そ、そうだな。途中から少し調子に乗りすぎた……」 早坂兄弟は、焦点の定まらぬ瞳で甘美の息をはぁはぁとつく睦月を見下ろしながら困り果てた。 「私は手を出したくなかったんだが、先に手を出されてついついやってしまったよ。まぁいいユキ。 とりあえず宮迫社長に連絡を取って、それとなく今の行為が大丈夫だったか聞いてくれ。私は 彼女の様子を見ている」 「あいよ」 ユキが辞去すると、久宜は毛布を探して睦月にかけた。 「本当はただ、失禁した君が可愛かったから少しいじめたかっただけなのだよ。……フフフ。だ が、私たち兄弟が『少しだけ』相手をいじめるなど、最初から不可能だったのかもな。所詮ワル だから手を出せばああなってしまう。フフ、『やめておけばよかった』……私らしくもなく、そう思っ ているが、君には許しがたいだろうな」 ふぅとため息をつきながら、久宜はベッドの下に落ちている一葉の写真を見つけた。行為に 及ぶ前に取った写真だ。寝息を立てる睦月の周りに子猫が寄り添っている他愛もない写真。 睦月に鉤爪で服を斬られた時、一緒にバラバラになっていたかと思っていたが、奇跡的に残っ ていたらしい。 (今となっては、こういう景観だけを君に求めていたのかも知れないな。) しかしそれを久宜自身がブチ壊したワケで、彼は笑顔のままため息をついた。 もちろん、裸ネクタイのままである。 三日後。 「あ」 「あ!」 街角でバタリと睦月とでくわした久宜はツツーっと汗をかいた。 「ひさのりさんだー。子猫さんたちげんき?」 「あ、ああ。もちろんだとも。この私が飼育する以上、体調不良などは許さないからね」 サングラスのノーズパッドをくいと引き上げながら、久宜は困惑した。 (なぜ普通に話しているんだ。というかこの前の出来事は謝るべきか? 彼女は重要顧客の 孫、機嫌をとらねば何かとマズいというか、いや、というよりも) 本心は別な部分にあると理解しつつも、ワルはワルであるべきという信条ゆえに久宜はそ れを実行できない。 「この前のこと」 笑顔のまま久宜は凍りついた。 「べつにだいじょうぶだよー。ちょっとつらかったけどきもちよかったし。あ、でもお漏らしはない しょにしててね? やくそくだよ!」 睦月も笑顔で久宜を見上げると、「じゃ、またねー」と駆け去って行った。 (わからない少女だ) 茫然としながらも久宜は「まぁ、禍根がなければそれでいいか」と歩きだした。 終わり。
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10/11/18 SPフィクサーズ 総理大臣を護衛するSPで構成されたチーム。 メンバーは塔子を除いて全員、成人であるのも特徴。 「守る」ことをメインにした必殺技が多い。 実の娘である塔子が財前総理を守るのはおかしい気がするが超次元なので誰も気にしない。 選手一覧 財前塔子 鉄壁 堅(てつかべ けん) ポジション:GK つながリーヨのラストにSP組の一員として登場している。何故かド真ん中。 必殺技 セーフティプロテクト 角巣 英二(すみす えいじ) ポジション:DF 塔子をサポートするサブリーダー的存在。 名前の元ネタはエージェント・スミス。 つながリーヨのラストにSP組の一員として登場している。 必殺技 ボディシールド 桜 多聞(さくら たもん) ポジション:DF 脅威の侵略者ではシカが苦手という設定を持ち、 イベントやムービーでちょこちょこと出番があり優遇されている。 加々美 法子(かがみ ほうこ) ポジション:FW 必殺技 トカチェフボンバー 館野 舞(たての まい) ポジション:MF つながリーヨのラストにSP組の一員として登場している。横二人がムサいせいかやけに可愛く描かれている。 必殺技 合気道 疾風 隼人(はやて はやと) ポジション:DF 必殺技 ボディシールド 先手 勝(さきて まさる) ポジション:MF 極火 務(ごくひ つとむ) ポジション:MF 必殺技 合気道 五洋 武(ごよう たけし) ポジション:DF 必殺技 ボディシールド 木曽久 順(きそく じゅん) ポジション:FW 必殺技 トカチェフボンバー
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