約 245,262 件
https://w.atwiki.jp/chaosdrama2nd/pages/1214.html
《ヴィディ()/Vidi》 アイコン ゲスト 年齢 17歳 性別 女 種族 人間 職業 殺し屋 殺し屋。林檎姫と仲が良い。 毎日目隠しをしている。眼が合うと死ぬとか。 林檎姫の突っ込み役である。 しかし、まだ闇の中に居るため、光のあるカオスドラマに行けないらしい。 関連ページ 林檎姫 キャラクター紹介?へ戻る|キャラクター紹介 【ゲスト】?へ戻る コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/seishingakuen/pages/59.html
[ 名前 ]黒百合 獅子 ( Kuroyusi Sisi - クロユリ シシ - ) [ 年齢 担当教科 ]23歳 養護教諭 [ 性別 ]♂ [ 種族 ]狛犬 [ 容姿 ] 薄い葵色の髪の毛、長さは高い位置で結んで肩まで、。瞳は透き通るような葵、。耳に白と黒のピアスをL2R2、。白シャツ、朱ネクタイの上に長めの白衣、。靴は黒スニーカー、。殺し屋として仕事をしている時は黒いシャツの上に黒いコートを来ている。片目を眼帯で隠している。黒ジーンズに黒革ブーツと真っ黒な服装 [ 性格 ]優しく、たよりになるお兄さんみたいな性格、。仕事は頑張っているつもりだが失敗する事もある。結構鈍感....、? [ 能力 ]( 狛犬の祈り )狛犬の神様を体に宿らせる、。宿ッている時は黒い毛並みのライオンの尻尾と耳が出てきて、瞳が赤くなる、。爪が長くなり牙も出てくる、神様が体から出ていくとたまに気を失ってしまう( 凄い量体力を使ってしまうため ) [ 備考 ]昔からここの学園に通っていた、。その後ここの学園の先生になった、昔は狛犬の神様を守る狛犬だったがいきなりここに飛ばされた、。煮干し好き。狛犬なのに猫ッぽい。戦闘の時は二丁拳銃を使っている。たまにライフル等を使う。スナイパーライフル等の、遠距離銃も所持している。サブマシンガンを撃ちまくるのがちょっと好き。今もだが殺し屋をしている。通り名は黒い獅子。結構殺し屋としては有名。両手に黒い革製の手袋をはめている。手袋を取ると赤い謎の紋章が書かれている。右手の甲には獅子。左手の甲には龍の紋章。黒い獅子と赤い龍が封印されているらしいが、詳しくは知らないらしい。手袋を取り、神経を研ぎ澄ますと、黒い獅子と赤い龍を呼び出せるが、妖力と体力をかなり使うため、死ぬリスクもあるらしい。今まで使った事は2回位しかない。過去に何かあるらしいが、それを知る者はいない。殺し屋をしているが、指令を出す人間は一人しかいなく、その人にずっと従っている。獅子曰く「あの人は俺を救ってくれた唯一の人だから....裏切りたくない....」らしい。ちなみに年齢は獅子と同じ PL レイラ
https://w.atwiki.jp/trpg_kawasaki/pages/81.html
シナリオ名 A Hard Day s Night“とある街の騒がしい一日(邦題)” GM名 ジェントル 対応人数 4人 TRPG初心者対応 歓迎 シナリオの概要 メナスハンターは自由都市でメナスになりかけの少女と出会った。中央広場に突っ立っていた若者は一切の記憶を忘れていた。ロックスターは一日でアルバム一枚分の曲を書くことになった。殺し屋は組織を乗っ取った友人を今日中に殺す必要に迫られた。少女を人間に戻す為、彼女を守りつつハンターは街を駆ける。夜までに彼女を襲ったメナスを倒さなければならないから――。記憶喪失の若者は「夜までに何かをしないと」とだけ覚えていた。彼は歩き出す。自分が誰で何故ここにいるのかを思い出す為――。ロックスターは街を巡り、この街に生きる人々の生き様を見る。それが曲作りのインスピレーションを与えてくれると信じて――。殺し屋は、既に標的の配下になった凄腕の殺し屋達を相手に戦う。それが命を落としたボスへの最後の忠義に報いることだから――。騒がしい一日の朝、ヘヴィな事に巻き込まれた四人それぞれの道。無関係な筈のそれらは本人達も知らぬ間に複雑に絡み合い始めた。――話題の実力派GMが送る最新作、遂に立卓。
https://w.atwiki.jp/hourai2020s/pages/141.html
葉車九重に関する報告書 61 by旭ゆうひ トップ > SS置き場 葉車九重に関する報告書 61 hundred 2020.11.01 AM 05:03 目標の部屋の照明が点灯するのを確認する。 いつもこの時間にメイドが起こしにやって来るみたい。 うらやましい。 私なんて安物の目覚まし時計を5年も使っているというのに…… AM 05:08 目標の自宅の照明が一斉に点灯される。 どうやら住み込みのメイド達の動きが活発になったようね。 調査を始めて2か月になるけどこのようなことは珍しくないわ。 AM 07:30 目標は自宅から出てこない。 もしかして見逃してしまったのかしら…… 2か月前はそう思っていたけれど、どうやらこの調査対象は所謂「ひきこもり」というやつだと思う。 うらやましい。。。私も引きこもってゲームしてたい……金持ちッテずるい。 AM 08:00 目標の自宅に訪問者あり。 いつもの男3人組。 この男たち住み込みかと思ったけど、たまに3人で居なくなることがある。 多分、自宅に帰ってるんじゃないかな。 男たちはいつもより周囲を警戒している様子。 何かあったのかもしれない。 同目標を監視しているのは何も私だけじゃないし、 もしかしたら勘付かれたやつがいたのかもしれない。 三流は引っ込んでればいいのよ。 わたしクラスになれば、ばれることはない。 でも気を引き締めていこう。 私は一流だからね。 私、思うんだけど、あの男たちは殺し屋じゃないかな。 普通じゃない雰囲気を周囲に放っているし……いやきっとそうだろう。 あの雰囲気は私の故郷でも似たようなのが多くいた。 あまり思い出したくはないのだけど…… AM 09:00 やっぱり目標は出てこなかった。 今日も不登校のようだ。 うらやましい。本当にうらやましい。 AM 11:03 目標宅へ配送業者がくる。 荷物は大量に毎日届いている。 いったい誰宛の荷物なのだろう? 私が考えるにやっぱり目標への荷物だとおもう。 あの量の荷物を使用人が毎日発注するというのはナンセンスだし。 そして今日は収穫があった。 なんと、配達員が荷物を落としたの! かなり大きな荷物で成人男性が入りそうな位の大きな荷物。 それを台車から落としたのよ。 そして、私は見ちゃった。 その箱から、人の手が……ぽろっと…… 正直、目標の自宅を気付かれずに監視するためにかなり距離を取っているし、もちろん声なんかも聞こえはしないけど、あれは間違いなく人の手だった。 あの屋敷の中でいったい何が行われているのか…… あの殺し屋3人組といい…… 目標は……殺し屋の女ボス……? PM 01:15 目標の自宅に訪問者あり。 学園の制服を着ているけど、きっとあれも殺し屋だとおもう。 まだ若いのにもう修羅の道をいってるのか…… 私にはまねできないな…… 訪問者は門の前を行ったり来たり……訪問者というには様子がおかしい。 手には手紙を持っているように見えるけど……もしかして果たし状? 挑戦状? PM 02:34 意を決して果たし状を届けようとした若い殺し屋は 出てきた黒服の殺し屋に片手でひねられ放り出された。 腕をひねられて痛そうだ。 ……果たし状や挑戦状なら生きて出てくるなんてないはずだから もしかしたら、殺し屋組織に入会しようとしたのかもしれない。 いやきっとそうだろう。 PM 04:21 屋敷の中で爆発! なんかすごい爆発音がしたと思ったら煙と炎があがって凄い騒ぎに……はならなかった。 これもいつもの事。 もう慣れちゃった。 だいたい3日に1回は爆発。 もしかしたらここは狂科部のアジトなんじゃないかな? 消防車も来ないし…… あがった火の手も15分くらいで鎮火したっぽいし…… もうほんとなんなんだよ。 PM 6:23 外出していたメイドが戻ってきた。 段ボール箱一杯の食材。 でも、あれもきっと、毒入り食材とかだと思う。 少しづつ服毒することによって耐性をつける訓練だとおもう。 あの小さな女ボスはただものじゃない…… あんなかわいい顔をして、なんて非情な……里長と同じくらい恐ろしい。 調査結果からこの屋敷には10人ほどが生活しているみたいね。 なにかがあれば、この10人が……敵には回したくないな。 PM 09 22 屋敷の照明がおちる。 時折見回りにメイドが行き来するくらいで静かなもの。 今夜はこのまま終わりかもしれない。 PM 11:25 爆発 本日2回目の爆発だった。 さすがに大騒ぎに……ならなかった。 なんなんだよ此奴ら。 AM 00:03 どうやら寝静まったみたい。 はぁ もうしんどい…… 本日の調査はこれにて終了 追記:最近気が付くと暖かいコーヒーが、差し入れされていてありがたい。 でも、私は葉車珈琲よりも、豆縞コーヒーの方がすきなのでそっちでお願いしたいですね。
https://w.atwiki.jp/kung-muvie/pages/14.html
ストーリー 香港一のシェフである林茂(リンパオ)は、二位の黄梅戏(ファン・メイシン)の恨みを買い、自分の店にチンピラを送られる。 店を破壊されて怒った林茂は、チンピラを全員カンフーで追い払う。 翌日、林茂は黄梅戏に殺し屋を送られ、その殺し屋から黄梅戏の陰謀を知った林茂は、黄梅戏に復讐をするため、黄梅戏が主催した偽の料理大会に参加する。
https://w.atwiki.jp/vipdetrpg/pages/631.html
使用システム サタスペ DD カオスフレアの人 参加メンバー 市ヶ谷ルチル【カルマ】荒事屋/殺し屋/キジルシ/走り屋/叛逆児 エレーナ・クライバー【カルマ】荒事屋/用心棒/キジルシ/殺し屋/武龍/幼業 スワンテュイ・マドセン【カルマ】技術屋/泥棒/ペテン師/情報屋 ステラ【カルマ】参謀/情報屋/裏職人/キジルシ 松田ソフィア【カルマ】マネージャー/色事屋/闇商人 ログファイル HTML版
https://w.atwiki.jp/madecs/pages/6.html
ハイカード レアリティ・ハイから始まるカード一覧です。 名前 属性 性別 必要コスト 攻 防 売却価格 キャラクター詳細 千尋 暴 女 4 840 800 720 激しいダンスとマイクパフォーマンスで煽る女ラッパー。 O・ブラッディ・マリー 暴 女 14 1030 960 1080 受けた依頼は必ず実行する女殺し屋。 気性が荒い。 バミューダ・F・ローズ 暴 女 2 500 450 360 Gカップの巨乳殺し屋。 目線を釘付けにし気が取られている瞬間に秒殺する腕前を持つ。 莉子 狂 女 4 840 350 720 S・シオン 狂 女 14 1050 980 1080 小悪魔バニーガール。 エンジャル・B・ウイング 狂 女 14 1040 970 1080 B・メロンホッパー 狂 女 2 500 450 360 キュートなSM嬢。 拘束具を着けていると超M気質。 外すとドS気質。 夏帆 闘 女 4 840 350 1080 エロかっこいいビジネスウーマン。 ホワイト・リリー・K 闘 女 14 1050 980 1080 殺し屋高級娼婦。 ロゼッタ・Z・ストーン 闘 女 2 500 450 360 狙った獲物を仕留めるためにはレース内容、会場は選ばない殺し屋レースクイーン。
https://w.atwiki.jp/kyougokusure/pages/46.html
ひなびた寒村で起こった連続怪死事件。 そこを訪れた、へっぽこ文士・関口巽に襲いかかる怪奇たち。 物語が混迷の度を極めた時、ついに現れた黒衣の殺し屋。 奴は神か、悪魔か、はたまた妖怪か。 黒衣の殺し屋が理を語る時、世界は一つに集束する。 疾風怒濤、快刀乱麻、驚天動地な解答編。 「後神の刻~神貶(おと)し編~」 解 1 2 3 4 5 6 お疲れ様会
https://w.atwiki.jp/vipdetrpg/pages/672.html
使用システム サタスペ DD カオスフレアの人 参加メンバー ”聖殺し”サツキ=バーホーベン【カルマ】技術屋/殺し屋/裏職人/情報屋 ”聖三世”レイコ・ロッソヴナ【カルマ】荒事師/用心棒/殺し屋/色事師/武龍 ”ダブルオーシャーク”イワン・パジノトフ【カルマ】マネージャー/親分/情報屋/大哥長 イルマ・テクワン【カルマ】技術屋/泥棒/用心棒/ダメ人間 ”ドクターボーイ”ヒバリ・エステベス【カルマ】参謀/情報屋/用心棒/新人/武龍 ログファイル HTML版
https://w.atwiki.jp/battleroyale/pages/481.html
158 涙雨 ──彼は雨の日が嫌いだった。 しとしと鬱陶しく降り注ぐそれは何時だって彼を責め立てるからだ。 それを見ていると、嫌でも過去を思い出す。 普段なら限界までアルコールを詰め込んだ後に後の事なんて考えず、死んだように眠るのが習慣だった。 嫌な記憶はそれで全て薄靄の掛かった向こう側に追いやってしまう。 無性に、その儀式めいた堕落に身を任せたい気分だった。 ──こういう雨の時には、碌な事が無い。 まるで、酒を流し込んだ後の意識みたいな光景だった。 薄靄がかって、陰鬱で。一時の休息を木を雨避けにする事さえも許さない、とでも言いたいのか。 勿論、今や真っ黒くなっている曇天は彼に答えなんて返しはしないのだが。 しとしと。しとしとしと。 それから、誰かを守る、なんて目標に関して彼はとことん天に見放されているらしい。 そもそも柄じゃなかった。あの一瞬は、天津のニンジャみたいな格好をした男のせいだった。 少し前だってそうだ。守る積りが殺してしまった。 手を血で真っ赤に染めてる奴は、自分で自分の死刑執行礼状に署名している人間で。 そんな人間がそんな真っ当な事を考える事自体、お門違い、と言う奴だったのだろう。 そう言っていいのは罪を支払い終えた奴か、さもなくば狂人だけでオレはそのどちらでもない、と今更ながら彼は思う。 ぴちゃんぴちゃん、と木の葉から雫が滴る音が聞こえる。 ──つくづく、人間と言う奴は因果な生き物だ。何時だって世界の外側の狂人共の好き勝手に操られる。 濡れた下草を踏む音が混じる。 座して、只雨が上がる事を待ちながら瞑目していた彼にとって、それはサングラスが曇る事よりも簡単に認識できる事だった。 立ち上がり、僅かずれていたサングラスを正す。ずきずきと腕が痛んでいたが、意思の力で押し殺した。 どうやら、彼の門を新顔の死神が叩きに来たらしい。 素面で過ごす雨の日は何時だってこうだ。けれど今日は珍しく彼自身がダンスのお相手。 薄ぼんやりと落ち窪んで見える目が、彼を見ていた。 「やあ。始めまして、でいいか?」 サングラスを掛けた彼が苦手なものは、眩しい場所と穏やかな空気。 ぽぅ、と浮かびあがる気弾はウィル・オ・ウィスプ。 迎え火の様に揺らめく。 「───」 死神は、何も言わない。 大鎌の代わりに提げた剣だけがぎらぎら光っている。 結局、サングラスの男は骨の髄まで殺し屋家業に染まってしまっていて。 その過酷な過去も、自傷行為と言える鍛錬でさえも。それを形作る為の物でしかなくなっていた。 意思が伴わぬ偽悪であっても悪は悪。救いようの無い人間である事は代りが無い。 そう。何時だって彼は殺し屋だったし、殺し屋でしかなかった。 自分にそう言うと、慣れない『守る』なんて言葉から開放された様な気分になった。 「一応、言っておくとオレは殺し屋だ。…そう名乗るのも変な話なんだけどな」 だから、この言葉は自分に役割を自覚させる為の引き金だった。 オレは殺し屋。頼まれて人を殺す。今や、あの人たちに顔向けも出来ないクズ野朗。 だけど、必用なら死神にさえあの世の渡し賃をくれてやる。 それでいい。それだけでいい。 気分は冴え渡り、九回の裏。守備投手は守る事よりも目の前のそれを叩きのめす事に専念する。 「ああ、そうだな。それじゃあ俺は殺人鬼だな」 不思議と、そう言う♂クルセイダーに彼は嫌悪を感じなかった。 きっと、彼の虚ろで割れたビー球みたいな目を彼もしているからだろう。 ♂クルセイダーも同じ印象を受けているに違いない。 要するに絶対的にお互いが相容れない存在なのだと気づいていた。 傍目からすれば、殺し屋同士の争いには見えず。 そもそも互いに名乗り合っている時点で、それではなく。 雨が顔を濡らしていた。お互い髪を額に貼り付けて、まるで亡霊みたいな格好だった。 「さて、互いの目的をはっきりさせておこう。オレはお前を殺したい。お前はオレを殺したい。それでいいな」 「──なら、始めから俺を殺せばいいだろう」 「フェアじゃないからな」 「そうか。じゃあ仕方無いな」 淡々としたやり取りが続く。 単に、出合った時からそれは決闘以外の何者でもなかった。 ──ぴちゃん。 また何処かで雫が垂れ落ちる音が聞こえた。 それが合図だった。 ドウッ。 重くくぐもった音を響かせて伸ばしたサングラスの男の指から、指弾が走った。 互いの相対距離は凡そ10m。十分死神の剣の懐だったが、彼もこの距離からは外さない。 越えようの無い距離であり、男の勝利は揺るがない筈だった。 ──その、筈であった。 それは如何なる幸運か。 外れる筈の無かった指弾は、♂クルセイダーの殺意を恐れたかの様に、 紙一重──彼のコメカミを引き裂きながらも、直撃することなく通過していった。 最もそれがあろうと無かろうと、彼はまっすぐに男目掛けて走っただろうが。 不幸を呪う暇も無い。滑り込む様な足取りで近づいてきたそいつの脇に鋼の色が輝いていた。 早い。そして冷静に相手の殺害を狙う剣だった。それにこちらは素手。身一つで回避を続けなければならない。 腰を落としていない、指弾使い特有の構えのお陰もあって一度は回避できた。 だが、二度目三度目はわからない。接近戦では明らかに相手に分があった。 懐の外に逃れれば彼の勝ちであるのだろうが、残念ながら残影は習得していない。 初弾を外してしまった事が酷く痛手になっている。 あるいは、それは先に受けたジルタスからの手傷が原因だったのかもしれない。 鞭は既に外して、一応ヒールもかけておいた筈なのだけれど。 「無いモノねだりだとは解ってるが──」 「そんな暇があるなら、神にでも祈ったらどうだ?」 言葉と共に、びっ、と男の片腕に鋭い痛みが走った。 生熱い血が流れ、滴る。 おぼつかない回避を男が繰り返す度、傷ばかりが増えていく。 「がぁ……っ!!」 そんな狂人に祈る言葉は無い、と口の中で怒鳴りながら男は死中の活、とでも呼ぶようなチャンスを探っていた。 出血は遠からず彼の動きを鈍らせ、その命を奪うだろう。 一刻も早く脱出しなければならなかった。 死神に六文銭を叩き付けてやらなければいけない。 ♂クルセイダーの剣が奔る。 ぴっ、と彼の血が跳んだ。それが、足元の水溜りに落ちて消える。 徐々に、剣筋が致命のそれへと変わっていく。 一方的な死合展開。痛みが酷い。傷はまだ癒えているとは言いがたく。 ああ。それでも。一撃だ。 彼の指弾は大砲である。当たったが最後、白兵を挑む兵士なぞ、紙切れの如く吹き飛ばして余りある。 ぴちょん、と又水滴が滴った。 雨に濡れた髪は額に張り付き──風も吹いていないと言うのに、勢い良く揺れた。 サングラスの殺し屋が、一瞬の隙を突き、♂クルセイダーから飛びずさった。 濡れたクルセイダーの装束は、酷く重い。元々、外気に曝す事を想定されていないのだ。 対するモンクのそれは、その真逆。 僅かな差だ。けれども、それが殺し屋に勝機を与えていた。 ──笑う。 殺し屋は、雨の日に。 この死地においてこそ。 さも愉快げに。まるで、熱に浮かされたみたいに、笑ってる。 陰鬱な死神とは、まるで真逆みたいで。 そうだ。頭が割れそうになるぐらい、こんな雨の日は嫌いだ。 なら。全て忘れてしまうぐらい、自分を火にくべてしまえばいい。 「──くたばれ」 嗤いながら、殺し屋は呟く。 ──蒼白い光が指先に灯るのも、僅かな時間。 鈍い破裂音を轟かせ、指弾が── かっ、とその瞬間、殺し屋は己の目を見開いた。 どうした事か。彼が捕らえていた♂クルセイダーは彼を『追ってこない』。 これは一体どういう事か。 暗色に濁るサングラス越しの世界。そこで、その死神は弓みたいに自分の体を引き絞っていて。 その手には、緩く曲線を描き煌く刃……ブレストシミター。まるで、それは矢の様だ。 スローモーション。投擲姿勢を取った♂クルセイダーの腕が、唸りを上げる。 ──そして、指弾と共に一閃の銀光が降りしきる雨を切り裂いた。 彼自身にしても、それに気づいたのと、起していた撃鉄を無視して強引に体を捻った時のどちらが早かったのか理解できなかった。 だずん、と大きな音を立てて殺し屋の真横、彼が雨宿りをしていた木の幹に突き立ち、途端に爆音を上げる。 僅かに、早かった。コンマ数秒前の死を回避して、彼は地面を無様に転がる。勿論、放った指弾は外れたに違いない。 「ぐ…っ」 立ち上がる。見れば、ごうごう音を立てて木が燃え上がっている。 突き立っていた筈のシミターは──無い。♂クルセイダーの姿も見えない。 それで、彼は死神は諦めて立ち去ったのだと悟った。 決闘は、どちらの勝利でもなく物別れに終わったらしい。 ──不意に空を見上げる。 まるで、泣いている様に、相変らずしとしとと雨は降り続いていた。 グラサンモンク 持ち物変化なし ♂クルセとの交戦により、軽症を受ける。 前回交戦時の傷は応急手当のみ。 場所F7 ♂クルセイダー 同じく 場所 F7= 移動 <残り:29人> 戻る 目次 進む