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【検索用 ひとというさんこくなちのうをさすかったふっしつ 登録タグ 2018年 VOCALOID v flower ひ 安藤愛桔 曲 曲は 雨森ほわ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:安藤愛桔 作曲:安藤愛桔 編曲:安藤愛桔 イラスト:雨森ほわ 唄:flower 曲紹介 曲名:『人という残酷な知能を授かった物質』(ひとというざんこくなちのうをさずかったぶっしつ) 安藤愛桔(あんどう あいき)氏の2作目。 中学の時にブログで書いてた歌詞が出てきたので曲にしてみました。(作者コメント転載) 歌詞 (piaproより転載) 一縷(いちる)の望みに未来を捧げて 失念だったと曖昧にされた 齟齬(そご)ならしょうがない 異論認めない 責務を果たせず 苦渋の謝罪を 脆弱な心生き殺しにして 言葉の暴力我慢をしてくの 不満があるのかい? ならばいらない こんな世の中息苦しいだけ 流言(りゅうげん)、虚偽を訂正ができずに 一人歩きしていく 生き地獄な毎日 容姿端麗を好む世界に 今日も自分自身を 欺き過ごすよ 矛盾した言動に 混乱させられ 鼻で笑われ貶され 助けてください 神様、届くはずもなく 苦痛で心が死んでく 悲壮な現実変わるわけも泣く 平気に時間は心臓を刺すの 恬淡(てんたん)な自我は なにも感じない 滲め眼差し 干渉はしない 虚無感自分の存在の意義を 睥睨(へいげい)罵声を浴びせて壊して 「弱者」と言われる孤独な塊 腐った命が希望を奪う 赤い涙 痛い 痛い 陰口は 匕首(あいくち)が とてもよく 甘く快感 他人事 諧謔(かいぎゃく)だろうと 辛さが解らず 毎日殺すよ 深紅の傷が 私を救うの 腐食が増してく箱庭人生 醜い呪を笑顔で隠す 誰にも言えずに 此処で死んでも 哀惜(あいせき)なんてないものねだりだ 東雲の空に願いを込めて この心臓に価値を下さいと 自信の嫌悪で誤謬(ごびゅう)選択 不遜(ふそん)な彼ら 放す世間は 知らぬ存ぜぬ構わない 当事者ではないので非はありませんから あなたに問い詰め寄られた所で 関係はないのでやめて下さいと きっとこんな性根が 腐敗した世の中に 生まれた私が悪いのだ 冷酷な裁きをあなたに 呪った運命 無聊な生命 存在証明 コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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「残酷な天使のテーゼ」は、『BanG Dream!』の関連キャラクターによるカバー楽曲。歌唱はRoseliaメンバー1。原曲は高橋洋子。 基本情報 配信初出日 2021年3月16日 CD初出日 2019年12月18日 アーティスト Roseliaメンバー1 発売元 ブシロードミュージック 作詞 及川眠子 作曲 佐藤英敏 編曲 藤永龍太郎 (Elements Garden) Guitar 藤永龍太郎 Keyboard All Other Instruments Programming Bass Kei Nakamura Drums 山内"massohi"優 Producer 吉村秀至中根由美子笠作侑矢鈴木里奈 Director 中村多絵 Technical Director 平井俊作 Sound Produced by Elements Garden Directed by 藤永龍太郎 Recorded by 金井亮 (VICTOR STUDIO) Mixed by Recorded at STUDIO SUNSHINEARIA studio Mastering Engineer 吉良武夫 (Mastering Studio TEMAS) ※初出CD準拠 収録CD 発売日 商品名 DiscNo. TrackNo. 楽曲名 歌唱 2019年12月18日 『バンドリ! ガールズバンドパーティ!カバーコレクションVol.3』初回完全生産限定盤:BRMM-10208通常盤:BRMM-10209 - 7 「残酷な天使のテーゼ」 Roseliaメンバー1 動画 脚注 メンバー メンバー1:湊友希那(相羽あいな)
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TITLE 残酷な天使のテーゼ(おに) アニメ「 新世紀エヴァンゲリオン 」のOP。 詳細 [#more] 残酷な天使のテーゼ バージョン((太字は初出)) ジャンル 難易度 最大コンボ数 天井スコア 初項 公差 AC3 アニメ ★×6 278 359000点 +連打 - - アニスペ アニメ ★×7 345 br;COLOR(#069) 345 br;COLOR(#666) 337 997000点 900点 200点 AC9 PSP2 アニメ DS2 895080点 720点 190点 AC10-14 Wii2 br;PSPDXDL br;iOS br;AR 995030点 810点 210点 AC11亜 br;AC12亜 #21345;通動畫 br;音樂 COLOR(#ff3300){真打モード} アニメ COLOR(#ff3300){996030点} COLOR(#ff3300){2790点} - AC15.1.0 Wii5 br;Wii U1DL br;PS Vita1 br;PS4 1 br;NS1 br;PTB br;NS2 br;RC 998980点 860点 255点 PS Vita1亜 #21345;通動畫 br;音樂 COLOR(#ff3300){真打} COLOR(#ff3300){999600点} COLOR(#ff3300){2800点} - AC16.1.0 アニメ; 997050点 2890点 - Xbox1 アニメ 1000500点 2900点 - 譜面構成・攻略 [#capture] BPMは約80-129。 連打秒数目安(新譜面)・・・約2.120秒-約0.659秒: 合計2.779秒 ★×7にしては厄介な配置が少し多い。 分岐条件は甘いので、よほど精度を落とさない限りは玄人に回ることはないだろう。全可にほぼ近い精度でも普通譜面には回れない。 PSP2のみ、30小節の精度を落とすことで玄人に分岐できる。そのため、30小節の1打目を早めに良、次の5打を4良1可にすると、玄人譜面へ分岐できる。 PSP2・AC9だと連打10打かつ全良で100万点ジャストになる。真打でも、連打4打かつ全良で100万点ジャストになる。 iOS・もばいるでは1本目の連打が短くなっている。 他の3コースとは違い、1小節に音符は無い。 1曲を通しての平均密度は、約4.21打/秒(新譜面・達人譜面)である。 AC3の譜面 [#old] 旧むずかしいと同一。 サビの部分でCOLOR(red){●}COLOR(red){●}COLOR(red){●}COLOR(blue){○}COLOR(red){●}COLOR(red){●}COLOR(red){●}COLOR(blue){○}COLOR(red){●}が3回出てくる。 譜面作成は、 こはらー 。 その他 [#other] アーティストは、 高橋洋子 。作詞は、及川眠子。作曲は、佐藤英敏。編曲は、大森俊之。 本人音源ではない。 メカデス。と共にAC9で復活してから今日まで最新バージョンのACに収録され続けており、AC復活からの連続収録期間が最も長い曲である。AC3新曲の中でもAC連続収録期間が最長である。なお、AC3新曲はAC8に収録されておらず、風雲!バチお先生を最後に全ての曲がサヨナラ曲を経験した。 10周年記念「思い出の曲アンケート(アーカイブ)」では、アニメ部門で4位を獲得した。 家庭用ゲーム機向け作品12作に収録されており、アニメでは最多回数を誇る(全体では4位タイ)。また、今まで発売された家庭用ゲーム機向け10機種(PS2・PSP・DS・Wii・3DS・Wii U・PS Vita・PS4・NS・Xbox)の内9機種(3DS以外)に収録されている。これは、さいたま2000の10機種に次いで多い。 家庭用作品での新規配信終了日は以下の通り。2015年9月30日:PSPDX 2018年3月26日:iOS(パック配信)iOS/ARの楽曲取り放題は2024年3月29日をもって終了したため、現在はパック購入者のみ遊べる。 2023年3月28日:''Wii U1'' 新筐体の旧バージョンでは、以下の日時を以てサヨナラとなった。2016年10月13日(木)午前7 00:無印・KATSU-DON・ソライロ・モモイロ・キミドリ・ムラサキ・ホワイトVer.レッドVer.以降では今まで通り選曲が可能。 曲IDは、eva。 かんたん ふつう むずかしい おに/裏譜面 #fold (オート動画(Wii5)){{{ #fold (COLOR(#909){達人譜面}){{ videoプラグインエラー 正しいURLを入力してください。 }} #fold (COLOR(#069){玄人譜面}){{ videoプラグインエラー 正しいURLを入力してください。 }} #fold (COLOR(#666){普通譜面}){{ videoプラグインエラー 正しいURLを入力してください。 }} }}} #fold (プレイ動画(AC3)){{ videoプラグインエラー 正しいURLを入力してください。 }} コメント [#comment] 譜面 [#score] ~ attachref(eva_m.png,nolink); ~旧譜面 ~ attachref(zante_hard.png,nolink);
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残酷な神が支配する ◆L62I.UGyuw 『4年三組』と書かれたプレートの下の扉をガラリと開けて、二重に首輪を嵌めた少年が薄暗い廊下に現れた。 少年は髪を金に染め上げ、前面に英字がデザインされたシンプルなTシャツを着ている。 妙に軽装だが、まるで寒さを感じていないかのように平然と細い五指で髪を掻き上げ、 「ざぁんねん、なーんにもないゎん♪」 そしてしなを作って、姿に似合わぬ艶っぽい声を出した。 少年の正体は蘇妲己。 より正確に言えば、蘇妲己という人間の娘の肉体を奪い、彼女に成り済ましていた狐の大妖である。 その蘇妲己の肉体は先頃滅ぼされてしまったのだが、紆余曲折を経て代わりに新しく手に入れたのがこの少年の肉体という訳だ。 デパート付近に張った空間宝貝『落魂陣』の中にいた彼女が――ここでは彼女と呼ぶことにしよう――何故この小学校にいるのかといえば、それも簡単な話だ。 落魂陣によって生成された亜空間が、元々あったワープ空間に妙な具合で結合していたのだ。 その影響で本来の出口とは別に、落魂陣の隅に小学校の体育館に繋がる裂け目が生じていた。 そして悪いことに、落魂陣とワープ空間が結合した状態で固定されてしまったらしく、落魂陣の解除が出来なくなっていた。 何らかの宝貝を使えば無理矢理解除出来るかもしれないが――所持している宝貝が映像宝貝だけでは、流石の妲己にもどうにもならなかった。 唯一の幸運は、混乱に陥っているであろうデパート周辺から、誰にも知られることなく離脱出来たことか。 そういう訳で、落魂陣には早々に見切りを付けて、彼女は小学校を探索していた。 校舎内部には、ガラスの割れた教室などの争った跡が見受けられたが、残念ながら武器の一つも落ちてはいなかった。 物質的な収穫は用務員室でいくらかの工具を手に入れた程度だ。 むしろ最大の収穫は職員室で発見したPCから得られたネット上の情報だろう。 ネット上には虚々実々の様々な情報が発信されていた。 真偽の判定は難しい情報も多かったが、重要なのはそんなことではない。 妲己が特に注目したのは、存在する情報ではなく存在しない情報だった。 ネット上で『安藤潤也』の名が登場したのはただ一度のみであり、それもゾルフ・J・キンブリーという危険人物の撹乱であると推測可能なこと。 つまり『安藤潤也』は、今のところあまりマークされてはいないと考えられる。 これは値千金の情報だった。 ここからはやはり潤也に成り済まして行動するのが得策だろうと彼女は考える。 無論、彼の兄を誤魔化し切ることは不可能だろうから、そこは十分に注意する必要があるが。 「それに今のままじゃ聞仲ちゃんを手懐けるのは難しいわねぇん……。どうしようかしらん♪」 静まり返った廊下を思案顔で歩く。 廊下半ばの階段の前に差し掛かったそのとき。 突如、外からスーパー宝貝にも匹敵するエネルギーの波濤が押し寄せて来た。 反射的に窓の外に目を遣る。 狭い校庭の向こう側に見える森が、白く淡く光っていた。 その白さは燃え尽きる寸前の炭火を想起させた。 恐ろしく静かで破滅的な光だった。 森の奥で何か途轍もないことが起きている。 妲己にもそれ以上のことは判らなかった。 しかし最悪なことに、エネルギーの奔流から逃れる術が一切ないことだけは、凡夫を誑し込むことよりも容易に理解出来た。 何の脈絡もなく降って湧いた死神の哄笑に、ぎり、と奥歯を噛み締めた瞬間――急激に光が膨れ上がり、世界の全てを真っ白に塗り潰した。 ********** それは異様な光景だった。 森の一角が、木の一本どころか葉の一枚すら残さず綺麗な擂鉢状に広く浅く削り取られていた。 積もっていた雪はその下の腐葉土ごと消滅し、赤土が剥き出しになっている。 地の下にあったのであろう岩や大木の根は、鏡のように滑らかな断面をそこかしこで晒している。 降りしきる重たい雪の中。 一人は道路脇でアイドリングを続ける白いセダンの中で。もう一人はそのすぐ外で。 片や驚愕と恐怖を、片や驚愕と不安を顔に貼り付けて。 眼前に展開されたその景色に、白昼夢でも見るかのような覚束ない視線を向けていた。 その二人――ミッドバレイ・ザ・ホーンフリークと西沢歩が見守る中。 巨大な擂鉢の中心に、先程炸裂した白い閃光の残り香が、意思を持った霧のように集まって行く。 集まった霧は瞬く間に形を成し、体格の良い青年に変じた。 青年の姿を認めた歩は、安堵の溜息を漏らし胸を撫で下ろした。 ミリオンズ・ナイブズ。 間違いない。 彼の姿だ。 すぐに歩は、雪を浴びることも構わず、マントをたなびかせて駆け出していた。息が白く弾む。 後ろで長身の伊達男が、諦めたように脂で少し汚れたスーツの襟元を直したことには、まるで気付かなかった。 歩がナイブズの下に辿り着くまでの間、彼は微動だにせずただじっと背を向けて立ち尽くしていた。 ナイブズさん、と息切れした声を背中に受けて、彼はようやく振り向いた。 雪の降りしきる薄闇に、彼の姿はよく馴染んでいた。 そのまま放っておけば、どんどんと濃くなる周囲の闇に呑まれてしまいそうだった。 呼吸を整え、この場で何があったのかを訊こうとして、はたと違和感に気付く。 「えっと……ナイブズさん、ですよね?」 おずおずと歩が尋ねた。 姿形は寸分の狂いもなく彼女の知るナイブズそのものだ。 出会って半日程度とはいえ、絶対に見紛うことなどない。 そしてだからこそ――彼女の知る彼とは何かが決定的に違うと思ったのだ。 随分と間を置いて、ナイブズはそうだと確認するように答えた。 見上げた顔は半分闇に隠れていたが、複雑な表情をしていることが窺えた。 何があったのか、と訊くのはやめた。 訊いてはいけない気がした、と言った方が正しい。 代わりに、少し離れた場所に視線を移す。 そこには黒衣の男が倒れ伏していた。 ぴくりとも動かない。 「その人は――」 死んではいない、とナイブズは短く答えた。 そして少し逡巡するように間を置いて、小さく口を動かした。 聞き取れず、歩は小首を傾げる。 ナイブズはもう一度、今度ははっきりと口を動かす。 「……悪いが、そいつの手当てを頼む。確か傷を治す道具を持っていただろう。 それと――理由は判らんが、そいつは人間でないモノを憎んでいるらしくてな。 俺ではどうにもならんだろうが――お前なら話くらいは出来るだろう」 「え……あ、はい。分かりました!」 何があったのかは判らないが、断る理由はない。 何よりあのナイブズが『頼む』と言ってくれたのだ。 少しでも彼の役に立てるというのなら、それは僥倖だった。 歩は妖精の妖精の燐粉を手にして、倒れた男の方に一歩踏み出した。 その瞬間――いきなり、男が跳ね起きた。 「うわっ!?」 「何!?」 黒衣の男の顔に刻まれた傷跡が大きく歪むのが見えた。 歩はその傷跡の下にある眼を直視して――金縛りにあった。 眼窩には、地獄の業火で煮詰めた墨が渦巻いていた。 「バ……ケ……モノォォ――」 「馬鹿な……意識などなかったはず――!」 ナイブズも驚愕する。 事実、まだ彼の意識は戻っていないし、まともに動ける状態でもない。 だが。 だが、それでもなお、符術師の漆黒の妄執はナイブズの予測を、人間の限界を凌駕したのだ。 呻くような呪詛を吐きながら絶対零度の殺意を振り撒くその姿。 それはまさに彼の憎むバケモノそのものだった。 「――死ィィィ、ネェェェェァァァ!!」 手には血で描かれた符が数枚。 いつの間に取り出したのか。 目にも留まらぬ早業で放たれたそれらが、猟犬の群れの如くナイブズに四方から襲い掛かる。 ナイブズは精密機械の動きをもって、その全てを素手で叩き落す。 符に込められた霊力が皮膚を焦がした。 その隙に、ひょうはぼたぼたとドス黒い血が流れ落ちる右腕を強引に動かし、落ちていたパニッシャーを鷲掴みにした。 舌打ちをするナイブズ。 これは――完全に昏倒させるしかない。 冗談のような大口径がこちらを向いた。 銃弾をかわし、懐に入り込み一撃を加える。簡単なことだ。 引金に指が掛かったのを確認し――、 「――やめてっ!」 ――――な。 射線に飛び出して来たジャージ姿の影を見て、ナイブズの思考が停止する。 完全に予測外。 歩が自分を庇ったのだと気付いたのは数瞬の後。 そして――生まれた刹那の空白は、全てを台無しにするには十分だった。 一閃。 突如虚空が裂け、光が縦に奔った。 雷が落ちたかのような音と共に、乾いた地に亀裂が走る。 僅かに遅れて土煙が舞った。 ずるり、と正中線に沿って符術師の体の左右がずれた。 同時に、くぐもった爆音。 符術師の頭が二つに分かれて宙に飛んだ。 巨大な十字架が地面にどすりと落ちた。 遅れて、支えを失った肉の塊が二つ、どちゃっと倒れた。 切断面から、赤や白や黄色の混ぜ物がミネストローネを皿に開けるように零れた。 ごろり、と。 ナイブズと歩の足元に、半分になった符術師の頭部がそれぞれ転がった。 互い違いの方向を向いた二つの眼が、血の涙を流していた。 ひょう。 ヴァッシュ・ザ・スタンピードがその命を賭して護った人間。 それが無意味な肉塊となってしまった。 歩の頬が弛緩した。それは恐怖でも驚愕ですらもない、ただの反射的な虚脱だった。 彼女の理解は、まるで事態に追い付いていない。 十分に離れた位置で見ていたミッドバレイすら、起こったことを正確に把握するまでにたっぷり五秒は掛かった。 唯一、大きく見開かれたナイブズの眼だけが、全ての事象を狂いなく捉えていた。 落下の終端速度を遥かに超える速さで、何者かが天空から降って来て、その勢いで符術師を両断した。 至極単純で、しかし非常識極まる離れ業だ。 その離れ業をやってのけた何者かが、ゆっくりと立ち上がった。 土煙が晴れて行く。 「やあ、ナイブズくん――危ないところだったね」 鮮やかに華やかに煌びやかに。 全てを台無しにして、なお変わらぬ優雅な笑みを湛えて。 趙公明が超然と立っていた。 轟音。 ナイブズの足元の地面が爆裂した。 正確にはナイブズが一瞬前までいた場所の、だ。 空気の振動が歩の鼓膜を揺さぶったときには、ナイブズは既に趙公明の間合いに踏み込むところだった。 手には歩が持っていたはずの大鎌。 彼女の表情が驚きに変わるよりも早く、趙公明の脳天に鎌が振り下ろされる。 笑みを崩さず、鋭く右に身体を捻って半身になりつつ回避する趙公明。 切り返すように、横薙ぎに隙だらけの胴を狙う。 だが剣が振り切られる寸前、ナイブズは鎌を強引に手元へと引き戻した。 白い刀身が鎌の柄に激突し、火花が散った。 ほとんど必殺の一撃を力業で防御され、しかし趙公明は笑みを深める。 「覚えておきたまえ。怒りは視野を狭めるものだよ」 言うや否や、剣先が鞭の如くしなって伸び、後方にいた歩の身体に巻き付いた。 「わわっ、ちょっ」 「貴様ッ!」 ナイブズは咄嗟に鎌の柄を刃に滑らせて前へと踏み込んだ。 だがそれを見透かしていたかのように、趙公明は剣を傾けた。 踏み込みの勢いが右に逸れる。交差するように自身は左方へと跳ぶ。 「や、きゃああっ!?」 同時に、歩は釣られた魚のように趙公明の手元まで引き寄せられた。 長く変形した刀身がとぐろを巻いて、完全に彼女の自由を奪っている。 「やれやれ、そう逸らないで貰えるかな。君はエレガントな振る舞いというものを学ぶべきだね。 それにしても――君達は本当に興味深いね。死ぬまで外れないはずのこの首輪をこうも容易く外すなんて。 いや……それとも一度死んだ――のかな?」 「えっ、あ……っ」 その言葉に、歩が目を丸くする。 確かに、彼の逞しい首には何も嵌まってはいなかった。 「安心したまえ! 首輪を失っても戦いに参加する権利は失われない。 まだまだ君はこの心躍る戦いを楽しむことが出来るのさ」 「……人質を取ってほざくことが『心躍る戦い』か。大した下種だ」 侮蔑と憤怒が篭ったナイブズの視線に、軽く片手を上げて、心外だといった調子で趙公明は返す。 「ノンノンノン、少々誤解があるようだね。彼女は人質ではなく賞品なのだよ。 いや、ここは優雅に囚われの姫君と呼ぶべきかな。 メインイベントを君にすっぽかされてはつまらないからね」 「貴様、この上何を――」 大鎌をへし折らんばかりに握り締める。 だが、仕掛けない。いや、仕掛けられない。 身体に異常に重くなっているのだ。 比喩でもなければ錯覚でもない。 実際に、体重の十倍以上の力が確実にナイブズの肉体を地に押し付けようとしている。 見ると、いつの間にか趙公明の背後に闇を固めたような球体がいくつも出現し、彼に付かず離れず浮遊していた。 数こそ多いが、先の戦いで次元断層の刃を捻じ曲げたものと同じだろう。 球体の能力は――おそらく重力操作。 空間を曲げ、高速落下を可能とし、身体に重圧を掛ける力となればまず間違いない。 「おや、ネットを確認していないのかな。まぁ単純なことさ。 僕はこれから華麗なる武道会を開催することにしたんだ。それもただの武道会じゃない。 この遊戯盤の上で行われる最大にして最高のバトル・ロワイアルだ! これはまさにメインイベントと呼ぶに相応しいものになると僕は確信している! そして君はそのメインイベントの最重要ゲストという訳さ。どうだい、素晴らしい趣向だろう?」 どうでもいい。 じゃり、と草一本生えぬ大地を踏み締める。 仕掛けられない理由はもう一つ。むしろこちらの方が比重が大きい。 冷静に趙公明を観察してみると、確かに与えたはずの傷が――服すらも――再生しているのだ。 つまりは。 この不敵な男は、まだ何か奥の手を隠しているということだ。 迂闊な動きは命取りになり得る。 とはいえ――それでも、以前のナイブズならば構わず斬り掛かっていただろう。 だが、今下手を打てば捕らわれた少女の命も危ない。 初めて実感する命の重みが鎖となってナイブズの自由を奪う。 なるほど、重い。 命とはこれほどまでに重いものだったのかと、そしてあいつはこんなものを常に背負っていたのかと、改めて感嘆する。 そんなナイブズの葛藤など全く意に介さず、趙公明は喋り続けている。 「……それで、集合時刻は午前零時。場所は北の競技場だよ。 勿論、参加人数は自由だ。向こうの彼にも是非参加して貰いたい」 ビシリ、とミッドバレイに向けて遠くから指を突き付ける。 「まだ知りたいことがあるかもしれないけど、僕はこれから武道会の準備をしなければならない。という訳で、詳しくはwebで! ハーッハッハッハッハ! それでは、一足先に競技場で待っているよ!」 高笑いと共に、背後の球体の群れが蠢き、土埃が派手に舞い上がった。 同時に歩の長い悲鳴が上がり、あっという間に遠ざかって行く。 直後、ナイブズに圧し掛かっていた重圧がふっと無くなった。 「チッ……あの男……」 土埃が晴れたとき、趙公明の姿は忽然と消えていた。 サイドウィンドウに背中を預け、ミッドバレイ・ザ・ホーンフリークは一部始終をただ悄然と眺めていた。 呆けていた、という訳ではない。ナイブズに襲撃されてから今の今まで、彼の脳細胞は忙しく火花を放ち続けている。 吐き気がするほどの恐怖の中でも、出口の見えない絶望の中でも、決して思考をやめることはない。 戦場では思考を放棄した者から死んで行くということを、数々の修羅場を潜り抜けた経験から理解しているからだ。 半ば自棄になりながらも、身体の芯にまで染み付いたその習性が失われることはなかった。 意外なほど繊細な指先で、気休めにコインを弄びながら考える。 自らの眼と、そして耳で認識した事実。 そしてその意味を。 何が起こったのか、あのヴァッシュ・ザ・スタンピードが一帯の森と共に消滅したということ。 同時に塵と消えたはずのナイブズは、平然と元通りの姿を現したこと。 突然上空から乱入した男は、ナイブズに匹敵する戦闘能力を持っているらしいこと。 そしてどうやら――自分もその男に目を付けられてしまったこと。 「絶望の大交響曲、だな。フン、仰々し過ぎる。……俺の趣味には合わんな」 出来れば今すぐに途中退席したいところだ。 ろくでもないことに、この無粋なオーケストラの会場には『途中退席厳禁』という貼り紙がべたべたと貼り付けられているのだが。 だが。 しかし。 もしかすると。 これは千載一遇の好機なのかもしれない。 あの気障な男は競技場で大規模な戦いを引き起こすつもりのようだ。 ならば。 上手く立ち回れば、ナイブズを含めた厄介な者達を纏めて相討ちに――。 突然、ナイブズが大鎌を一振るいし、地面に人間大の穴を開けた。 心を読まれたような気がして、ミッドバレイは思わず震えた。 勿論、いくらナイブズといえども他人の心を読むことなど不可能だ。 八つ当たりか何かだろうかと一瞬考える。 だが、すぐにその考えは否定された。 ナイブズは文字通り四散した黒衣の男の亡骸を拾い集め始めた。 集め終えると、先程開けた穴に丁寧に降ろした。 そして鎌を使ってそこらから土くれを掬い、穴に投げ下ろし始める。 ミッドバレイはこれ以上ないほど当惑していた。 あれは――死体の埋葬をしている――のだろうか。 馬鹿な、と思う。 それは人類全てを憎悪する怪物の行動では到底あり得ない。 だが、他に解釈のしようがないことも確かだ。 ミッドバレイの困惑をよそに、穴に土を掛け終えたナイブズは、近くに散乱していた荷物も次々と拾い集めていった。 そして、最後に真紅のコートを拾い――顔の前に掲げて、少しの間、風になびく様を眺めた。 ちょうど沈む直前の夕陽が雪雲の合間から顔を出し、コートを照らした。 鮮烈な紅だった。 ゆっくりと、ナイブズは真紅のコートを羽織った。 そして、急にくるりとミッドバレイの方を向いて鋭く叫んだ。 「ホーンフリークッ!」 「……は? は、はっ!」 声が上擦る。 「聴こえていたな。競技場だ、追うぞ」 やはり見逃しては貰えないらしい。 ミッドバレイは暗澹たる面持ちで、ナイブズの後に続いた。 気付くと雪はみぞれに変わり始めていた。 ********** 1:気のいい兄ちゃんに協力求めたら肺をブチ抜かれたんだけど(Res 10) 10(?) 名前:たま藻のまへな名無しさん 投稿日:1日目・夕方 ID:ES0uTss1M ド派手な格好のバカが女の子を人質にして島の北部に向かってる。 多分上の趙公明ってヤツだ。 目的地は競技場だと思う。 戦闘狂と言うだけのことはあって、ヤツの身のこなしは常識ハズレだった。 女の子を救いたいんだが、悔しいがオレ一人では勝てそうにない。 出来たら協力者が欲しい。 「ぅふん♪ 趙公明ちゃんったらノリノリねぇん♪ 面白そうだから、わらわも手伝ってあげちゃうわよん♪ でもぉん……趙公明ちゃんに全部持って行かれちゃうのは困っちゃうわぁん♪ わらわも競技場に行って、便利な駒をちょぉっと頂いちゃおうかしらん♪ そのくらい構わないわよねぇん、趙公明ちゃん?」 小学校の正門から悠々と出て来たのは妲己その人。 そのまま迷わず遠くに乗り捨てられていた白のセダンに向かい、運転席に乗り込む。 エンジンキーは付けっ放しだった。 「……あらん?」 サイドブレーキの脇にリボルバーが挟まっていた。 運転手が置き忘れていったらしい。 相当動揺していたのだろう。 無理もないことだと妲己は思った。 目の前の、巨大なスプーンでくり抜かれたような窪地を眺める。 何しろ妲己ですら対処のしようがなかったのだ。 ただの人間がこの大破壊を目の当たりにして平静を保てるはずがない。 リボルバーを手に取り、それが宝貝などの特殊な道具ではないことを確かめると、助手席のクッションの上に放る。 競技場までは山道を行くか海沿いを行くか。 どちらにせよ途中で進入禁止エリアに引っ掛かるのだが、実のところそれは大した問題ではない。 首輪の爆破までの猶予は、エリアに入ってから抜けるのに十分であることを知っているからだ。 「途中で宝貝の一つくらいは手に入れたいわねぇん♪」 少し考え、向かう方向を決めると、妲己はギアを切り替えアクセルを踏み込んだ。 【ひょう@うしおととら 死亡】 【G-4/森/1日目/夕方】 【趙公明@封神演義】 [状態]:疲労(小) [服装]:貴族風の服 [装備]:オームの剣@ONE PIECE、交換日記“マルコ”(現所有者名:趙公明)@未来日記 [道具]:支給品一式、ティーセット、盤古幡@封神演義、狂戦士の甲冑@ベルセルク、橘文の単行本、小説と漫画多数 [思考] 基本:闘いを楽しむ、ジョーカーとしての役割を果たす。 0:キンブリーにゾッドの事を伝える。 1:闘う相手を捜す。 2:競技場に向かいつつ、パーティーの趣向を考える。 3:カノンやガッツと戦いたい。 4:ヴァッシュ、ナイブズに非常に強い興味。 5:特殊な力のない人間には宝貝を使わない。 6:宝貝持ちの仙人や、特殊な能力を持った存在には全力で相手をする。 7:キンブリーが決闘を申し込んできたら、喜んで応じる。 8:ネットを通じて更に遊べないか考える。 9:狂戦士の甲冑で遊ぶ。 10:プライドに哀れみの感情。 [備考] ※今ロワにはジョーカーとして参戦しています。主催について口を開くつもりはしばらくはありません。 ※参加者の戦闘に関わらないプロフィールを知っているようです。 ※会場の隠し施設や支給品についても「ある程度」知識があるようです。 【西沢歩@ハヤテのごとく!】 [状態]:手にいくつかのマメ、血塗れ(乾燥)、拘束 [服装]:ジャージ上下、ナイブズのマント、ストレートの髪型 [装備]:なし [道具]:スコップ、炸裂弾×1@ベルセルク、妖精の燐粉(残り25%)@ベルセルク [思考] 基本:死にたくないから、ナイブズについていく。 0:趙公明に対して――? 1:ミッドバレイへの憎しみと、殺意が湧かない自分への戸惑い。 2:ナイブズに対する畏怖と羨望。少し不思議。 3:カラオケをしていた人たちの無事を祈る。 4:孤独でいるのが怖い。 [備考] ※明確な参戦時期は不明。ただし、ナギと知り合いカラオケ対決した後のどこか。 ※ミッドバレイから情報を得ました。 【H-3/森/1日目/夕方】 【ミリオンズ・ナイブズ@トライガン・マキシマム】 [状態]:融合、黒髪化進行、手に火傷、【首輪なし】 [服装]:真紅のコート@トライガン・マキシマム [装備]:エレザールの鎌(量産品)@うしおととら、青雲剣@封神演義 [道具]:支給品一式×4、不明支給品×1(治癒効果はない)、パニッシャー(機関銃:90% ロケットランチャー0/2)@トライガン・マキシマム、 手製の遁甲盤、筆と絵の具一式多数、スケッチブック多数、薬や包帯多数、調理室の食塩、四不象(石化)@封神演義、 正義日記@未来日記、携帯電話(研究所にて調達)、秋葉流のモンタージュ入りファックス、折れた金糸雀@金剛番長、 ヴァッシュのサングラス@トライガン・マキシマム、リヴィオの帽子@トライガン・マキシマム、ガッツの甲冑@ベルセルク、 ヴァッシュ・ザ・スタンピードの銃(3/6、予備弾23)@トライガン・マキシマム、ダーツ×1@未来日記、 ニューナンブM60(5/5)@現実、.38スペシャル弾@現実×20 ナギの荷物(未確認:支給品一式×7、不明支給品×2(一つは武器ではない)、ノートパソコン@現実、 特製スタンガン@スパイラル ~推理の絆~、木刀正宗@ハヤテのごとく!、イングラムM10(13/32)@現実、 トルコ葉のトレンド@ゴルゴ13(4/5本)、首輪@銀魂(鎖のみ)、旅館のパンフレット、サンジの上着、 各種医療品、安楽死用の毒薬(注射器)、カセットテープ(前半に第一回放送、後半に演歌が収録)、 或謹製の人相書き、アルフォンスの残骸×3、工具数種) [思考] 基本:神を名乗る道化どもを嬲り殺す。その為に邪魔な者は排除。そうでない者は――? 0:レガートと彼を殺した相手に対し形容し難い思い。 1:趙公明を追う。 2:ヴァッシュの分まで生き抜く。 3:ナギの支給品を確認。用途を考える。 4:搾取されている同胞を解放する。 5:エンジェル・アームの使用を可能な限り抑えつつ、厄介な相手は殺す。 6:自分の名を騙った者、あるいはその偽情報を広めた者を粛正する。 7:交渉材料を手に入れたならば螺旋楽譜の管理人や錬金術師と接触。仮説を検証する。 8:グリフィスとやらに出会ったなら、ガッツの伝言を教えてもいい。 [備考] ※原作の最終登場シーン直後の参戦です。 ※会場内の何処かにいる、あるいは支給品扱いのプラントの存在を感じ取っています。 ※ヴァッシュとの融合により、エンジェル・アームの使用回数が増えました。ラスト・ラン(最後の大生産)を除き約5回(残り約5回)が限界です。 出力次第で回数は更に減少しますが、身体を再生させるアイテムや能力の効果、またはプラントとの融合で回数を増加させられる可能性があります。 ※錬金術についての一定の知識を得ました。 ※日中時点での探偵日記及び螺旋楽譜、みんなのしたら場に書かれた情報を得ました。 ※“神”が並行世界移動か蘇生、あるいは両方の力を持っていると考えています。 また、“神”が“全宇宙の記録(アカシックレコード)”を掌握しただけの存在ではないと仮定しています。 ※“神”の目的が、“全宇宙の記録(アカシックレコード)”にも存在しない何かを生み出すことと推測しました。 しかしそれ以外に何かがあるとも想定しています。 ※天候操作の目的が、地下にある何かの囮ではないかと思考しました。 ※自分の記憶や意識が恣意的に操作されている可能性に思い当たっています。 ※ミッドバレイから情報を得ました。 【ミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク@トライガン・マキシマム】 [状態]:背中に裂傷(治療済) [服装]:白いスーツ [装備]:ミッドバレイのサックス(100%)@トライガン・マキシマム [道具]:支給品一式×3、サックスのマガジン×2@トライガン・マキシマム、 ベレッタM92F(15/15)@ゴルゴ13、ベレッタM92Fのマガジン(9mmパラベラム弾)x3、 イガラッパ@ONE PIECE(残弾50%)、銀時の木刀@銀魂、 ヒューズの投げナイフ(7/10)@鋼の錬金術師、ビニールプール@ひだまりスケッチ 月臣学園女子制服(生乾き)、肺炎の薬、医学書、 No.7ミッドバレイのコイン@トライガン・マキシマム 、No.10リヴィオのコイン@トライガン・マキシマム、 [思考] 基本:ゲームには乗るし、無駄な抵抗はしない。しかし、人の身で運命を覆すかもしれない存在を見つけて……? 0:ナイブズ、由乃、趙公明に対する強烈な恐怖。 1:ナイブズの態度に激しい戸惑い。 2:ひとまずナイブズに従う。 3:慎重に情報を集めつつ立ち回る。殺人は辞さない。 4:強者と思しき相手には出来るだけ関わらない。特に人外の存在に強い恐怖と嫌悪。 5:或の情報力を警戒しつつも利用価値を認識。 6:ゲームを早く終わらせたい。 7:鳴海歩を意識。ひとまずは放置するが、もし運命を打開して見せたなら――? 8:上手く立ち回って強者同士の相討ちを狙う。 [備考] ※死亡前後からの参戦。 ※ハヤテと情報交換し、ハヤテの世界や人間関係についての知識を得ています。 ※ひよのと太公望の情報交換を盗み聞きました。 ひよのと歩について以外のスパイラル世界の知識を多少得ています。 殷王朝滅亡時点で太公望の知る封神計画や、それに関わる人々の情報を大まかに知っています。 ※呼吸音や心音などから、綾崎ハヤテ、太公望、名称不明の少女(結崎ひよの)の死亡を確認しています。 ※ガッツと胡喜媚を危険人物と認識しました。ガッツ=胡喜媚で、本性がガッツだと思っています。 【H-3/道路/1日目/夕方】 【妲己@封神演義 feat.うしおととら 魔王 JUVENILE REMIX】 [状態]:字伏の肉体(白面化15%)、潤也の魂魄が僅かに残留 [服装]:英字プリントのTシャツ [装備]:首輪@銀魂(鎖は途中で切れている)、エンフィールドNO.2(1/6)@現実 [道具]:支給品一式×3(メモを一部消費、名簿+1)、趙公明の映像宝貝、大量の酒、工具類 [思考] 基本:主催から力を奪う。 1:競技場へ向かう。 2:自分の体や記憶の異変について考える。 3:主催に対抗するための手駒を集めたい。 4:うしおを立て対主催の駒を集めたい。が、獣の槍に恐怖感。 5:聞仲を手駒に堕としたいが……。 6:利害が一致するなら、潤也の魂魄の記憶や意思は最大限尊重する。 7:当面、『安藤潤也』として行動する。 [備考] ※胡喜媚と同時期からの参戦です。 ※ウルフウッドからヴァッシュの容姿についての情報を得ました。 ※みねねと情報交換をしました。未来日記の所持者(12th以外)、デウス、ムルムルについて知りました。 ※みねねとアル及び剛力番長の一連の会話内容を立ち聞きしました。 錬金術に関する知識やアルの人間関係に関する情報も得ています。 ※みねねから首輪に使われている爆薬(プラスチック爆薬)について聞きました。 首輪は宝貝合金製だが未来の技術も使われており、獣の槍や太極図が解除に使える可能性があると考えています。 ※対主催陣が夜に教会でグリフィスと落ちあう計画を知りました。 ※聞仲が所持しているのがニセ禁鞭だと気づいていません。本物の禁鞭だと思っています。 ※潤也の能力が使用できるかどうかは不明です。 ※落魂陣を通して小学校体育館とデパート跡地が繋がっています。 時系列順で読む Back ちだまりスケッチ ~殺人遊戯~ Next AGITATOR/FOLLOWER 投下順で読む Back ちだまりスケッチ ~殺人遊戯~ Next AGITATOR/FOLLOWER 143 少女幻葬~Necro-Fantasy 妲己 156 AGITATOR/FOLLOWER 140 『戦おうじゃないかっ、趙公明1番!!』作詞 C.公明 / 作曲 魔礼海 趙公明 164 全て呪うような黒いドレスで 153 孤独の王/終わらない唄(後編) 西沢歩 164 全て呪うような黒いドレスで 153 孤独の王/終わらない唄(後編) ひょう GAME OVER 153 孤独の王/終わらない唄(後編) ミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク 171 狂い咲く人間の証明 153 孤独の王/終わらない唄(後編) ミリオンズ・ナイブズ 171 狂い咲く人間の証明
https://w.atwiki.jp/aoinposystem/
[21 57 37] アルト 累計来訪者・・・ 1166 [21 57 42] アルト ついに1000突破とな・・・ 超えました。
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「新世紀エヴァンゲリオン」オープニング曲のカバーです。脚韻や音節の強弱を意識して作られました。 Rúuţadĭo íngelo te femipe nebovħó daŭi ħáiđvoĭte pirŗiutuge òrviţcue. ルーツァデョ インゲロ テ フェミーペ ネボヴモー ダーウィ マイヅヴォイテ ピッリュトゥーゲ ルヴィツクウェ Cu siimét sontó đofuvşú faŭosuu xaņiapra havecza şagbá, ク スィメト ソントー ヅォフヴシュー ファウォース ハニヤプラ ハヴェグザ シャグバー Şifţavtíj peŗ doŗoseŗ, nacotuùneşóz meĭtií lodavóz ub fiĭoçiá. シフツァヴティジュ ペル ドローセル ナコトゥネショズ メイティー ロダヴォズ ウプ フィヨチヤー Eşcapňago ĭese cefeŗo, jeşoţevá vasonasavevá, エシュカプガーゴ イェーセ ケフェーロ ジェショツェヴァー ヴァソナサヴェヴァー U vodicaisum ĭaçlavò aĭŭalleto puotçedeè xipurniţá đonantá. ウ ヴォディカイスム ヤチュラー ヴァイワッレート プウォッチェーデー ヒプルヌィツァー ヅォナンター Nenuş ģipoăum hiņuçus espimien batņuxen ri geļħaţeňfí, ネーヌジュ ヂポーウム ヒニューチュス エスピーミェン バトニューヘン リ ゲリュマツェンフィー Ĭufetjausofiĭ maĭóf suvisofiĭ tiscíĭeăpi, noģoceħxí. ユフェッヂャウソーフィー マヨフ スヴィソーフィー ティスキーイェーピ ノヂョケンミー ※ Ņúdaŗpa úngeluj rúuţadĭuj se ļoglusrá fasta nóizludŗi vecezđufe secmevá. ニューダルパ ウンゲルジュ ルーツァデュジュ セ リョグルッサ ファスタ ノイズルッヅィ ヴェケズヅーフェ セクメヴァー Feriĭbaiza nuleţloinfaiza difuicéf xutuňvuri domtiupos loņşijofiĭ, フェリーバイザ ヌレツロインファイザ ディフイケフ フトゥンヴーリ ドムテューポス ロンシジョーフィー Muĭu ņ đunus dievenaş sóugņamve ļesuic’ ru lanuùđu ti buņteàŭá urcalofiĭ. ムーユ ニュ ヅーヌス ディエヴェーナシュ ソウグニャンヴェ リェスイク ル ラヌーヅ ティ ブニュテーワー ウルカローフィー Dohipoņi vurņaňùijoņi feħi leţeŭiŗ uclaĭovisné, ドヒポーニ ヴルニャグウィジョーニ フェーミ レツェーウィル ウクラヨヴィスネー Şejeĭú ņ’ustifoņi ņohŭiìdoul do feztuvú ħulaţvavi miriňvá. シェジェユー ニュスティフォーニ ニョフウィードウル ド フェストゥヴー ムラツヴァーヴィ ミリンヴァー Ziļehí zuuņó çulĭaruħđa ħoiņox v’osusvic xuisaňra itufjé, ズィリェヒー ズニョー チュリャルムヅァ モイニョフ ヴォススヴィク フイサンラ イトゥヴジェー Pad buņtág miiçalémmevla judoņidiurceđá, dafecnaţcarceđá. パド ブニュタグ ミチャレンメヴラ ジュドニデュルケヅァー ダフェクナツカルケヅァー Çeviçus iùnveçaiđizrobu liìciĭđuof doftój vetiestój ħagantá, チェヴィーチュス イウンヴェチャイヅィッゾーブ リーキーヅウォフ ドフトジュ ヴェティエストジュ マガンター U ņuşesteŗiţ ri çaģgi feşló àĭevaņareŗ ņi bíbibļia, ņa. ウ ニュシェステーリツ リ チャヂュギ フェシロー イェヴァニャーレル ニ ビービブリヤ ニャ Ņúdaŗpà óngelo ruùţadĭocue játùifid leri şivacpiĭú caŗebo pa írviţed. ニューダル ポンゲロ ルーツァデョークウェ ジャートウィフィド レーリ シヴァクピユー カレーボ パ イルヴィツェド Ev cucovŗe zgarúpiimĭiĭ ħoļóňàoviĭ tu ţeşicŭu ţevvocta ļerhaĭauņu, エヴ クコヴレ ズガルーピミー モリョーゴヴィー トゥ ツェシーク ツェッヴォクタ リェッラヤウニュ Ciģ paŗnaşo đanát ļesuic’ dievenşavuá đar vadica ņ đuntií nan’etufauņu. キチュ パルナーショ ヅァナト リェスイク ディエヴェンシャヴワー ヅァル ヴァディーカ ニュ ヅンティー ナネトゥファウニュ Ĭúbisna ģeuņoitivorpo u istata çuréň, eşdirvaşo ŗecţó, ユービスナ ヂェウニョイティヴォルポ ウ イスタータ チュレン エジュディルヴァーショ レクツォー Ņo ņuçubmuŗe diuvenşeclobixaz, vaĭoten fuprá vtuenastó. ニョ ニュチュブムーレ デュヴェンシェクロビーハズ ヴァヨーテン フプラー ヴトウェナストー ※(繰り返し)
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残酷な天使のアンチテーゼ ◆j1I31zelYA ――ずっと、君と一緒だ。 そう約束した男の子がいる。 いきなり殺し合いを宣告されたというのに、当たり前のように彼女を信じてくれた。 熱を出して足手まといになっても、それで彼自身の身を危うくしても、嫌な顔ひとつせずに助けてくれた。 彼女もまた、彼を助けたいと思ったし、彼は彼女を必要としてくれた。 一緒に、あの生まれ育った国をぶっ壊そう。 あの『バトルロワイアル』から逃れ、終わりのない逃避行を始めた最初の日に、彼と彼女はそう約束した。 ――お互いを信じ敬い、これを助けてくれ。 そう言い残していった友達がいた。 痙攣する体で、小さな声で、それだけが望みだと言い残した男の子は、最後まで彼女と彼のことを守り続けてくれた。 彼に向かって、彼女を守ってやれと激励してくれた。 彼女にもまた、彼のことを守ってやってくれと頼んでいた。 今はいないその友達のおかげで、2人はあの悪魔の島から逃げられた。 2人がいたから、生き残ることができた。 2人を信じられたから、あんな島でも笑いあうことができた。 信じられる相手がいたから、生き残ることができた。 だから、今度もあたしは人を信じる。 信じることで道が開けると信じる。 信じあえることを信じる。 「安心して。あたしは殺し合いに乗ったりしてないわ。あなたも、殺し合いなんてしたくないでんしょ?」 「ほ、本当……ですか?」 鉢合わせた少女は、こわごわと言葉を返した。 がたがたと震えて、じりじりと後ずさる姿は、とても戦いと縁のある人間には見えない。 未だ警戒を解かずに、両手で握りしめた鉈を、牽制するように掲げている。 同じだ、と思った。 かつての『プログラム』で起こったことと、そっくり同じだ。 この子も、死んでいったクラスメイトたちと、何より昔の自分と同じだ。 殺されるかもしれないのが怖くて。 1人でいるのが怖くて。 けれど、仲間をつくるのも怖いのだ。 果たして信用できる仲間がいるのか、分からなくて。 そういう気持ちは、誰よりも自分が、よく分かっていた。 こう言う時、パートナーである七原秋也ならどうするだろう。 あの、ポジティブで思いやりがあって、よくも悪くもお人好しの、彼なら。 決まっている。 中川典子は、その少女を安心させる為に、所持していたサブマシンガンとディパックを地面に落としてみせた。 にっこりと、精一杯の逞しい笑顔をつくる。 「あたしは、このプログラムからの脱出を考えているの。 あなたが殺し合いに乗るつもりがないなら、あたしと一緒に行動しましょう。 あたしたち、きっと力を合わせることができるわ」 + + + 女の子の手をひいて、路上に立っていた大きな売店の中に入る。 特産品らしい野菜が陳列されているその売店は、いわゆる『道の駅』というお店だろう。 死角の多いそこは、当座の作戦会議をするには適していた。 「じゃあ、考えを整理しましょう。 『白井さん』は、前回のプログラムから行方不明者が出たことを知らない。 ……それだけならまだ『ニュースを見なかった』で済むとことなんだけど、 『プログラムそのものを知らない』っていうのはちょっと不可解ね。 もちろん、白井さんを疑ってるわけじゃないのよ。 あたしが、アメリカ行きの船にいたはずなのに拉致されていたこともあるし、常識を外れたことが起こってるってこと」 『白井黒子』と名乗った小柄な少女を相手に、典子は考えを打ち明けた。 「はい。あたしも、普通に学校で友達とおしゃべりしてたはずなのに、ここにいたんですぅ。 だから、爆弾とか神様とか言われて、パニクっちゃって。 中川さんの知ってる『プログラム』にも、そういう言葉が出て来たんですか?」 黒子は瞳をウルウルとさせて、すがるように典子を見つめる。 「ううん、あたしの参加した『プログラム』は、あくまで軍の実験だったわ。 原因は分からないけど……あたしたちの知識に食い違いがあるみたいね。 あたしの支給品にも、『天界』がどうとか、よく分からない説明が書いてあったもの。 もしかしたら、『神様』について知ってる人だって参加者にいるのかもしれないわ」 混乱しそうになる頭を制御して、分かっている事実を元に、考えを組み立てる。 中川典子は、もう大東亜共和国の『どこにでもいる中学生』のままではいられない。 この手で銃を打ち、信念の為に手を汚す覚悟も決めた。 七原秋也と共に、国を壊す革命家を目指すと決めた。 かつての『プログラム』で助けてくれた少年のように――とまではいかないが、 彼の不在を補う為にも、考える力を身につけないとはいけない。 「そうなると……情報を集める為にも、他の参加者との接触が第一になるわね。 それに、秋也くんとはできるだけ早く合流しておきたいの。 死んだはずのクラスメイトが名簿にいることも話し合いたいし、何より彼は頼りになるしね」 「あの……その七原さんって、中川さんと一緒に殺し合いを生き残った人なんですよね」 「ええ。でも、助けてもらったって言う方が正しいかもしれないわ。 あの時の私は、足を撃たれて、ほとんどお荷物になっていたから。 秋也くんと川田くんがいなかったら、絶対に死んでたと思う……どうしたの?」 白井黒子は、泣きそうな顔をしていた。 言おうか言うまいか迷うようにもじもじして、やがて小さな声で言葉にする。 「えっと……ごめんなさい。中川さんのお話を疑ってるわけじゃないんです。 ただ、あたし、男の人が苦手で。だから、信用できるって言われても、やっぱり怖いと思っちゃうんです。 七原さんはのぞいても……ここにいる男の人は、みんな知らない人だから、接触するって言われて、不安になって。 もしかしたら、人を殺そうって考えてる人がいるかもしれないし。『桐山さん』っていう人も、そうだったっていうし。 他の人を信じられないって思っちゃったんです……あたしって、嫌な奴ですね」 「そんなことないわ。それは、当たり前の気持ちだと思う」 典子は強く否定する。 あの、クラスメイト同士を集めた殺し合いでさえ、男子を信頼できないと固まってしまった女子はいたのだ。 後から聞けば、典子と仲が良かった内海幸枝でさえ、七原以外の男子生徒に声をかけられなかったという。 「あたしもね、最初の『プログラム』が始まった時は、すごく怖かったの。 クラスのみんなだからって安心できなかった。毎日同じ授業受けてるだけで、ほとんど何にも知らないんだもん。 でもね、そうやって信頼できなかったからこそ、みんなが殺し合うようになっちゃったの。 いつもは大人しい性格だったのに、皆が『やる気』になってると勘違いして、怖がって真っ先に乗ってしまった人がいたり。 仲良しグループだったのに、ちょっとした誤解から毒を盛ったって疑心暗鬼になって、殺し合いになってしまった集団もいたらしいの。 確かに、危険な人もいるかもしれない。でもね、信じ合えば回避できた争いだっていっぱいあったはずよ」 それに、秋也と典子を助けてくれたのは、ろくに話したこともなければ、むしろ危険人物と噂されていた、意外な男子生徒だった。 「川田くんはね、不良っぽいってクラスの皆から遠巻きにされてたけど、本当はとっても優しくて、友達思いの良い人だったわ。 きっかけはすごく小さなことだったのに、ずっと助けてくれたの。 脱出方法を考えてくれたし、怪我の手当てをしてくれたし、見張りもしてくれたし、ずっと守ってくれた。 その人もね、『お互いを信じていてほしい』って言ったのよ」 そして、典子は七原秋也のことも話した。 何の疑いもなく信じあえたこと。ずっと行動を共にしていたこと。 殺し合いなんてできるはずないと、クラスメイトを信じていたこと。 プログラムが行われている間も、目に届く限りのクラスメイトを、助けようとしていたこと。 それでも、典子を守る為に、命の取捨選択をしてくれたこと。 桐山との戦いのことや、2人でアメリカへと逃げた時のこと。 政府からの逃避行を続けるうちに、ずいぶん逞しく成長したこと。 黒子に、七原という少年を信用してほしくて、典子はたくさんの出来事を語った。 「へぇ。じゃあ中川さんには、王子様がいるんですね」 童顔の中学一年生はにこにこと笑って、典子を茶化した。 『王子様』という幼い言葉に、典子の口元もほころんでしまう。 赤面した典子を見て、黒子はクスリと笑い、 「――その七原さんって、ウェーブのかかった長髪で二重まぶたの、いかにも女の子にモテそうな感じの人ですよね」 「――え?」 言葉の不意打ちだった。 なんで知ってるの。 そんな疑問で頭が埋まり、周囲への警戒を忘れる。 その一瞬だけ、典子は無防備になった。 無防備に、動転してしまった。 ヒュオ、と何かが鋭く風を切る音。 どすっ 重い衝撃が全身を貫き、意識がそこで刈り取られた。 + + + ギチッ……ギチッ…… テープで何かを固定するようなギチギチという音で、典子は目覚めた。 「ああ、目が覚めたの?」 さきほどまで話していた少女の、しかし、さきほどとは打って変わって冷たい声。 身を起こそうとしたものの、後ろ手に拘束されたガムテープのせいで動きを封じられる。 何をやってるの。 声を出して制止するしかなかった。 「もっちろん、戦う準備をしてるんじゃない。 よく分からないモノも出てくるって分かった以上、備えは万全にしておかないとね」 奇妙に明るい声でしゃべりながら、ギチギチを音を立てて、『それ』にガムテープを巻きつける。 清掃用のモップの柄をへし折ったような長い棒に、大きな鉈を括りつけていた。 完成品を予想するなら、それは西洋のハルバードという大斧に近いだろうか。 馬鹿なことはやめなさいと、我慢できずに叫んでしまう。 典子がこうして拘束されているのだから、少女が覚悟を完了させていることは明白。 それでも典子は、少女が見せていた恐怖の、全てが演技だったとは思えなかった。 要するに、あなたも生き残りたいだけでしょうと、呼びかける。 だったら、そんな風に孤立する必要はないと、言葉を重ねる。 少女が、作業の手を止めた。 「ねぇ、中川さん。裏切られたことって、ある?」 表情の無い顔が、典子を見下ろす。 「あたしはあるよ」 唾を吐きつける相手を見るような、冷めた嫌悪を叩きつけられた。 畳みかけるように、言葉の嵐。 「信じることから始めましょうって、中川さん言ったよね。 でもさぁ、それって裏切られたことがないから言える台詞だよね。 あたしは裏切られたよ。しかも、殺し合いでも何でもない、フツーの学校生活でさ。 女を欲情の対象としか思ってないバカな男たちに、何度もがっかりしてきたよ。 あたしに言わせりゃ『分かった風に言うな。男を信じられるわけないだろ』って感じだよ。 学校でも平気で裏切るような生き物が、『殺さなきゃ生き残れないぞ』って言われて、裏切らないと思う?」 違うと、言い返したかった。 少なくとも秋也くんは絶対に違うと言いたかった。 そして、気づかされる。 川田章吾のことを、七原秋也のことを話した時。 この女の子は、どんな気持ちでそれを聞いていたんだろう。 「正直、だいぶがっかりしたかな。 殺し合いをたくましく生きのびたすごい人かと思ったら、実際は男の子に守られてる箱入りのお姫さまじゃん。 そういう世間知らずの箱入りが一番うざいんだよ。 だいたいさー、典子さん、思い出を美化しすぎだよ。 その七原ってひとだって、あんたを守りながら『女の子を守るオレかっこいー』とか浸ってたんじゃないの? あたしが前に通ってた学校にもいたよ。 そういう、くっだらない優越感に浸ってるバカ」 何だそれは。 反射的に、牙をむいていた。 秋也くんのことを、分かったふうに言わないで。 「分かったふうに言ってるのはあんただよ。 男はね、女を自分より弱いと思ってる生き物なんだよ。 ちょっと誘ってやるようなポーズしただけで、あっさり引っかかって襲ってこようとするし。 眼の前でちょっとパンチラしただけで顔真っ赤にしてハァハァするし。 女の子の靴下渡したら、臭いをかいでクンクンしてるし。 そんな生き物のどこをどう信用しろっていうの? あんたは信じられるのかもね。男のキレイなとこしか見てないんだから。 でもね、あたしは無理。 男を信じるのなんて絶対に無理。 死にたくないけど、男と協力するのなんて死んでも嫌。 あんたみたいに男にすがってる女と一緒にいるのも嫌」 叩きつけるように喋って、息を切らして肩を上下させた。 どうするの、と典子は尋ねた。 眼の前の女の子は、殺し合いに乗ったと思っていいはずだ。 けれど、だとしたら、典子がこうして生かされているという一点が不自然になる。 「さぁね。あたし、こう見えても学校では『正義の天使』をやってるからさ。 こっちが悪者になるようなやり方でやっつけるのは、主義じゃないんだよね。 でもさ、出会う男がみんな『オレが守ってやるぜ!』って優越感丸出しの偽善者だったら ――そういう奴はさ、制裁を加えられても仕方ないと思わない?」 仕方ないはずがない。 そんな理由で、人を殺していいはずがないでしょう。 典子の叫びが、店内に虚しくこだました。 「どこが間違ってるの? あたしたちは『殺し合いに乗らなきゃ爆弾で殺す』って脅されてんだよ? 殺し合いに乗らなきゃ死んじゃうから人を殺したとして、誰があたしを裁けるの? 勉強のできないあたしでも知ってるよー? これって、『正当防衛』とか『キンキュー避難』ってやつになるんでしょ。 警察の人だって、裁判所の人だって、あたしの罪を問いただしたりできないよ。 あたしは、何も間違ったことをしてないよ」 間違ってるに決まっている。 そう叫んでも、冷たい瞳は少しも揺らがなかった。 「間違ってるって決めたのはだれ? あんた? 警察? まさか『先生が言った』とか言わないでよね。 教科書に書かれていることを黒板に移してるだけの人の『正義』に、どうしてあたしが従わなきゃいけないの?」 ずきり、と心が痛んだ。 永久に失われた、中学校での生活。 典子は、本当は、教師になるのが夢だった。 「だいたいさぁ……あんた、自分の立場分かってる?」 少女は鉈を床に置いて、二つのディパックを持ちあげた。 元から持っていたディパックと、典子のディパックだ。 取り出したのは、小さな注射器。 小さなピストンを押しこむと、針の先からピュッと赤黒い血液がこぼれでた。 「これ、あんたの支給品でしょ? あんたがいない間に、あたしが『使わせて』もらったわ。 説明書は読んだって言ってたから、どういうものかは知ってるよね」 悲鳴をあげそうになった。 その注射器は、『あの支給品』の、付属品。 覚えている。 説明書に書かれている事が信じられなくて、何回も読み返したから、覚えている。 『死の蛭(デス・ペンタゴン)と専用の麻酔針 天界に生息する吸血生物。 人間の血を混ぜた麻酔針を注射することによって、その持ち主を飼い主と認める。 麻酔によって血を覚えさせた状態で、他人の肌に押し当てると、その人物に寄生する。 一度寄生させた蛭は、血を覚えさせた飼い主の手でしか取り除くことができない。 寄生させた状態で、飼い主が『殺せ』と強く念じた場合、麻酔から目覚めて寄生主を吸血し、十秒以内に失血死させる。 (この念による指令は遠隔操作でも発動する) 寄生した蛭はぱっと見には五角形の黒子にしか見えない上に、触った感触などから違和感を持たれことはない。 よってうなじなど死角に寄生させた場合、寄生主に気づかれる恐れはほとんどない。』 ――一度寄生させた蛭は、血を覚えさせた飼い主の手でしか取り除くことができない。 『使った』と、今、この子はそう言った。 誰に使ったのか? 決まっている。使える相手は、一人しかいない。 少女は、楽しそうにこう言った。 「男をさ、三人ぐらい、殺して来てくれないかな。 そうしたら、うなじに付いた蛭を取ってあげる。 別にいいでしょ。前の殺し合いだって、クラスメイトを見殺しにして自分たちだけ生き残ったみたいだし」 ……嫌だ。 嫌だ。 嫌だ。 嫌だ。 そんなことしたくない。 「うん、そう言われるかもしれないって思ったんだ。 中川さん、お人好しの箱入りお姫さまだし。 だからさ、もう一人、『人質』を取ることにしたよ ……どうして、あたしが七原さんのことを知ってたと思う」 あっという間に、血の気が引いた。 「この携帯電話、あたしの支給品でさ。『逆ナン日記』っていう特別な機能がついてるんだ。『未来予知』ができる魔法の日記なんだよ。 会いたい男の顔と、居場所が分かるっていうすごい日記。本当だよ? だから、七原さんの顔も分かったし、これから会おうと思えば会いに行けるってこと」 未来予知とか日記とか、典子の頭はとっくに飽和状態で、受け入れる余裕などなかった。 しかし典子には、彼女が何を言おうとしているのかが、はっきりと分かってしまった。 やめて。 それだけは、やめて。 「もし、あたしの命令に逆らったら、七原クンを殺す。 それを邪魔しようとしたら、あんたを殺す。」 女の子は、天使のような笑顔で笑っていた。 典子には、天使の笑顔を持つ、悪魔に見えた。 「――――!」 何と言う言葉を叫んだのかは、覚えていない。 眼の前が真っ暗になった。 比喩ではなかった。 典子の頭は現実に耐えきれなくなり、失神という逃げ道を選んでいた。 + + + 拘束したガムテープをビリビリと破いて解放すると、気絶した少女を放置してさっさと店を出る。 中川典子の支給品のうち、マシンガンは残しておいた。 素手で人を殺せというのはいくら何でも酷だし、近接戦闘を主体とする彼女にはあまり必要ないものだ。 「んーっ……さて、どこ行こうかな」 『常盤愛』は、大きくのびをしながら道の駅を出た。 仕草は余裕を気取ってみせながらも、その小柄な体には緊張感をみなぎらせている。 手には中川典子から奪い取った鉈から作った武器。 そして、肩に背負うのは、基本支給品のディパックと、これまた中川典子の支給品だったショルダーバッグ。 ショルダーバッグの中には、暴漢撃退用の『トウガラシ爆弾』が、計7個入っている。 個数が中途半端なのは、中川典子が袖口に1個隠し持っていて、ひじ打ちを入れた拍子に割ってしまったからだ。 武器を捨て、襲ってくれと言わんばかりの対応をしていたようで、実は襲撃を受けた時の用心もしていたわけだ。 なかなか抜け目がないのは、やっぱり弱くとも殺し合いの経験者というとことか。 七原秋也の情報を口にして、動転させたのは正解だった。 「どうしよっかなぁー。七原秋也って奴。……そんなに強いんなら、『コレ』を使ってもいいかもしれないけれど」 『死の蛭』を手のひらで弄びながら、思案する。 それは、中川典子のうなじではなく、依然として、愛の右手の上にあった。 全てはハッタリだ。 中川典子のような、格闘技の心得もない女の子1人を隷属させたところで、何の戦力にもならない。 それよりは、ある程度腕が立ちそうな男を捕まえて隷属させた方が、よっぽど生き残る助けになるだろう。 ――そういう男が、命を握られて絶望的な顔をするのを、見てみたいという欲求も大きい。 それに、実のところ、中川典子を煽ったのも、あまり期待はしていなかった。 誰かにうなじを見てもらえれば蛭がついていないことはすぐばれる。 それに、ただ『三人殺せ』と言っただけで合流時間も場所も決めていないのだ。 そんな条件で人を殺せと取引すること自体に無理があるし、中川典子が『三人殺した』と嘘の申告をすれば済むことでもある。 そういう不審点に気づかれればすぐばれてしまうし、そもそも中川典子に人を殺す度胸なんてないのかもしれない。 汚れ役はだいたい川田とか七原とかいう男がやっていたみたいだし。 つまりあの女を脅迫したのは、ただの個人的嫌がらせだったのだ。 中川典子も、傷つけばいい。 守ってくれる人のいない場所で、ガタガタ震えていればいい。 見たくなかった。 この世に、信頼に値する、女を守ってくれるナイトのような男がいるなんて。 そんなものを見せつけられたくなかった。 中川典子には、命も心も、全てを信頼して預けられる男がいる。 そう思った瞬間、黒くて熱いものが、愛の胸を焼きつくしていた。 うざい。うざい。うざい。うざい。うざい。 ムカつく。ムカつく。ムカつく。ムカつく。 貧困な語彙をせいいっぱい使って、あの少女に毒を吐く。 男なんかに守られてるお姫様のくせに、分かったようなこと言いやがって。 どうにかその黒い感情に見合った言葉を探す。 胸を焼きつくしそうなこの感情は、憎悪だ。 守られている少女への嫉妬でなんか、あるはずがない。 優れていて強いのは、典子ではなく愛の方なのだから。 全く知らない他人に――ましてや男なんかに――『信じる』というキレイな言葉で、簡単に命を預けるのと。 自分が持てる全ての力を尽くして、演技や知恵も使って、自分だけの力で生き延びるのと。 どっちが利口な選択かなんて、目に見えている。 どっちかを選べと言われたら、答えは決まってるじゃないか。 そうだ、あたしは悪くない。 あたしは悪くない。 あたしは悪くない。 あたしは悪くない。 あたしは悪くない。 あたしは悪くない。 あたしは悪くない。 悪くない悪くない悪くない悪くない。 それにあたしは、強いんだから。 あたしは強いから、ちゃんと生き残ってみせる。 その証拠にちゃんと中川典子を騙しきることができた。 手持ちの支給品を上手く使って、手札を隠しつつ、怯えさせることができた。 『会いたい男の居場所が分かる』という説明は、中川典子を脅迫する為のハッタリだった。 任意で会いたい男の居場所が分かるほど、『逆ナン日記』は便利な道具じゃない。 本当の『逆ナン日記』の効力は、『次に会う男性を予知する』というもの。 先ほど、七原秋也の外見を言い当てることができたのも、『もうひとつの支給品』を活用したからにすぎない。 「途中で……腰を落ちつけられる場所があったら、しっかりと『名簿』を暗記しておかないとね。 さっそく役に立ってくれたんだから」 七原秋也の特徴を教えてくれたのは、青いファイルに綴じられた紙の束。 それには、『学籍簿』という名前がついていた。 名前のとおり、51人全員の、『所属する学籍』が書かれていた。 ありがたいことに、写真付きで。 つまり、この殺し合いに呼ばれているメンバーは、全員が中学生ということらしい。 (写真を見た限り、どう見ても中学生じゃない容姿の男も何人かいたが) ざっと読んだ限り、51人から参加基準みたいなものは読み取れなかった。 同じ学校の同じクラスから6人も呼ばれている生徒たちもいれば、外国のよく分からない学校から1人だけ参加している女の子もいる。 同じ学校の同じ学年から5人も集められているのに、5人の中で1人だけ違うクラスの子がいたりする。 特に、城岩中学校という学校と、愛の所属する吉祥学苑からは、多くの生徒が集められているようだった。 まぁ、『学籍簿』という名前の通り、顔と名前と学籍しか分からないのだが……それでも、ハッタリをかます上では便利だろう。 さっきみたいに、知り合いの情報をチラつかせてもいい。 逆にクラスメイトが殺し合いに乗ったと誤報をまくのもいいかもしれない。 あの『天使メール』で、噂をばらまいたみたいに。 白井黒子という偽名も、この学籍簿の中から選んだ。 『女性の名前』で、『同じ学校、同じ学年の知り合いが少なく』て、『マリリンとかイラストリアスとか、国籍不明な名前はアウト』という消去法をかけた結果。 (園崎詩音という女子がピンで参加していたけれど、双子らしく同じ顔をした『園崎魅音』が、別の学校にいたからやめた) ついでに言うと、写真の髪型が、愛と同じく『ツインテール』だというところも、いい感じに紛らわしい。 制服もセーラー服ではなくブレザーで、愛の着ている吉学のそれと少し似ている。 もちろん、本物の『白井黒子さん』の知り合いと遭遇する可能性だってゼロじゃないけれど、そこまでリスクのある行為でもないはずだ。 『名前を教えるのが怖くて、名簿にある名前を使っちゃいました』と嘘泣きしながら告白すれば、たいていの相手をごまかす自信はある。 『常盤愛』の本名を名乗るリスクに比べれば、ずっと少ない。 『常盤愛が殺し合いに乗った』と聞けば、あの鬼塚派だったクラスメイトたちはたぶん敵に回るだろうから。 敵に回ったとしても全員ぶちのめす自信はあるけど、それでも数の力を使われるのは痛い。 なにより、『常盤愛』の名前で悪評が流れたりしたら、いつものぶりっ娘作戦が使えなくなってしまう。 「だいじょうぶ。あたしは賢く立ちまわれる。だいじょうぶ、だいじょうぶ」 優しく自分に言い聞かせて、愛は立ち止まった。 車道に出ると、そこにはT字の別れ道。 GPSによれば、どの道の先にも施設はある。 三方に別れた道の先は、それぞれ『病院』と『ビル』と『ゲーセン』に向かっている。 病院とビルはやや近く、ゲーセンは少し遠い。 まぁ、生き残りを目指したいなら、まずは病院に行った方がいいのかもしれない。 傷の手当てができる道具があるだろうし、上手くすれば毒薬だって手に入る。 しかし、同じことを考える参加者はもちろん他にもいるはずであり――、 「どうしよっかなぁ……予知が来てるんだけど」 『逆ナン日記』が、渋谷翔の存在を予知していた。 病院に行けば、出会うことになる。 予知と反する行動――病院に向かわなければ、回避できる。 別に仲が悪いわけではない。一応は、同じ『天使隊』の仲間だ。 ただ、彼には愛の本性がばれているというのが問題だった。 旧知の仲である分だけ扱いやすくは思えるが、信用のおける相手というわけではない。 しかも、テコンドーの腕前は愛より優れている。普通に戦えば、たぶん勝ち目はないだろう。 病院に行かないなら、近場の施設には『ビル』がある。 しかしこのビル、いったいどういう施設なのかが全く分からない。 そういう意味では、ゲーセンを目指したほうがまだ手堅い選択でもある。 病院に行ってみるか、それともビルないしゲームセンターに向かうか。 降ってわいた選択肢に、愛は少しの時間、悩む―― + + + ところで、 これは、神の視点でなければ知りえない事。 常盤愛には、小さな誤算がひとつだけあった。 それは、『中川典子が、一度バトルロワイアルを経験している』という事実を軽視していたこと。 『男に守られていた』という一点に憎しみを向けるあまり『人を殺す度胸なんてないだろう』とタカをくくっていたこと。 中川典子は、既に1人を殺している。 生き延びる為に桐山和雄と戦い、彼に致命傷を与えた経験を持っている。 川田章吾に『容赦なく殺す』ことを教わってもいる。 だから少なくとも、『容赦なく殺す』覚悟なら持っている。 しかし、その誤算が結果に影響したのかどうかを知るには、しばしの時間が経過しなければならない。 昏睡から、彼女が目覚めるまで――。 【Hー4/T字角/一日目 深夜 】 【常盤愛@GTO】 [状態] 健康 [装備] 逆ナン日記@未来日記、即席ハルバード(鉈@ひぐらしのなく頃に+現地調達のモップの柄) [道具] 基本支給品一式、死の蛭(常盤愛の血を記憶済み)@ うえきの法則、 学籍簿@オリジナル、トウガラシ爆弾(残り7個)@GTO、ガムテープ@現地調達 基本行動方針:生き残る。手段は選ばない 1:病院に行く? それともビル? あるいはゲーセン? 2:出会う男性は利用する。自分の基準で許せないと思ったら殺す。ただし、殺す時はなるべくばれないように、こっそりと殺す。 3:男に従属するような女性も同様に。 4:適当に強い男がいたら、死の蛭(デスペンタゴン)を寄生させて隷属させる。 5:中川典子に対する、強い憎悪と無意識の嫉妬。 [備考] ※参戦時期は、21巻時点のどこかです。 ※死の蛭(デスペンタゴン)の専用麻酔針は既に壊されて、道の駅入り口のゴミ箱に放り込まれています。 【Hー4/道の駅/一日目 深夜 】 【中川典子@バトルロワイアル】 [状態] 気絶中 [装備] イングラムM10サブマシンガン@バトルロワイアル [道具] 基本支給品一式 基本行動方針:??? 1:気絶中 [備考] ※死の蛭(デスペンタゴン)に寄生されていると思い込んでいます。 【死の蛭(デス・ペンタゴン)と専用の麻酔針@うえきの法則】 中川典子に支給。 ロベルト十団のカール・P・アッチョが、佐野清一郎を脅迫する為に、犬丸に取り付けた蛭。 天界に生息する吸血生物。 人間の血を混ぜた麻酔針を注射することによって、その持ち主を飼い主と認める。 麻酔によって血を覚えさせた状態で、他人の肌に押し当てると、その人物に寄生する。 一度寄生させた蛭は、血を覚えさせた飼い主の手でしか取り除くことができない。 寄生させた状態で、飼い主が『殺せ』と強く念じた場合、麻酔から目覚めて寄生主を吸血し、十秒以内に失血死させる。 (この念による指令は遠隔操作でも発動する) 寄生した蛭はぱっと見には五角形の黒子にしか見えない上に、触った感触などから違和感を持たれことはない。 よってうなじなど死角に寄生させた場合、寄生主に気づかれる恐れはほとんどない。 【竜宮レナの鉈@ひぐらしのなく頃に】 常盤愛に支給。 竜宮レナが鬼隠し編や罪滅ぼし編で装備していた鉈。 柄はやや短く、女性の腕力でも充分に取り回しがきき、その切れ味も確かなもの。 レナと言えばこの鉈を持った姿で思い浮かべる人も多いはず。 【トウガラシ爆弾@GTO】 中川典子に支給。 神崎麗美お手製の爆弾。 タマゴの殻に小さな穴をあけ、そこから唐がらしの粉をたっぷりと注入したもの。 顔面に食らうと猛烈な刺激臭を伴い、しばらくは目をやられる。 割れないように、麗美のショルダーバッグに入った状態で支給。(計8個) 【イングラムM10サブマシンガン@バトルロワイアル】 中川典子に支給。 本家バトルロワイアルで桐山和雄に支給された。 『ぱららららら』という独特の発砲音でおなじみ。 【逆ナン日記@未来日記】 常盤愛に支給。 日記所有者7th美神愛が、本来の未来日記である『交換日記』とは別に携帯していた孫日記。 愛が次に行う逆ナン行為を予知し、逆ナン相手の顔と逆ナンを行う場所、相手へのコメントを表示する日記。 (しかし、この日記で予知した雪輝には、実際に逆ナンを行っていないので、必ずしも予知した相手に逆ナンをかける必要はないらしい) 予知対象へのコメントは、あくまで逆ナンの印象がメインであり、対象の詳しい情報は分からない。 このロワでは、所有者が次に出会う男性の顔と居場所を表示する。 【学籍簿@オリジナル】 常盤愛に支給。 全参加者51名の『在籍学校』及び『在籍クラス』が書かれた五十音名簿(写真付き)。 あくまで『在籍学校』でひとくくりにしたものであり、同じ作品世界出身の参加者でも、括りが違うということもあり得る。 『学籍』(と顔写真)以外の情報は書かれていない。 また、写真はなぜか制服で映っているため、写真から同じ部活動に所属していることなどは読み取れない。 順番は学校ごとにひとくくりにされているので、次の通り。 ※()内はあくまで作中で判明している学校名であり、実際の名簿には全ての参加者の学校名と在籍クラスが書かれている。 [(城岩中学三年B組)桐山和雄/相馬光子/滝口優一郎/月岡彰/中川典子/七原秋也] [(青春学園中等部一年)越前リョーマ/(同学三年)手塚国光] [(立海大付属中学二年)切原赤也/(同学三年)真田弦一郎] [(氷帝学園三年)跡部景吾] [(四天宝寺中学一年)遠山金太郎] [(吉祥学苑中等部三年四組)相沢雅/神崎麗美/菊地善人/渋谷翔/常盤愛/吉川のぼる] [(火野国中学一年)植木耕助] [(一年)宗屋ヒデヨシ] [(三年)佐野清一郎] [(二年)ロベルト・ハイドン] [(一年)バロウ・エシャロット] [(二年)マリリン・キャリー] [(梅里中学二年A組)我妻由乃(同学二年C組)秋瀬或/天野雪輝/高坂王子/日野日向] [(七森中学校一年)赤座あかり/吉川ちなつ(七森中学校二年)杉浦綾乃/歳納京子/船見結衣] [(第3新東京市立第壱中学校二年)綾波レイ/碇シンジ/式波・アスカ・ラングレー/鈴原トウジ] [(二年?)真希波・マリ・イラストリアス] [(常盤台中学一年)白井黒子/(同学二年)御坂御琴] [(柵川中学一年)初春飾莉/佐天涙子] [(雛見沢分校)園崎魅音/前原圭一/竜宮レナ] [(輿ノ宮中学三年)園崎詩音] [(皿屋敷中学)浦飯幽助/桑原和真/雪村螢子] [(三年)御手洗清志] Back あっ! やせいの ガンリキーが とびだしてきた! 投下順 最初の過ちをどうか Back あっ! やせいの ガンリキーが とびだしてきた! 時系列順 最初の過ちをどうか START 中川典子 放送の時間だああああああああwwwwww START 常盤愛 Driving Myself(前編)
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Details 「新世紀エヴァンゲリオン」より (高橋洋子) Genre アニメ Level NORMAL ADVANCED TECHNICAL 3 8 12 Notes 106 174 301 BPM 80-129 Multi Mission 1 2 3 4 5 6 7 8 9 100 150 250 350 450 650 800 1000 1210 楽曲詳細 高橋洋子の11thシングルより収録。アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』オープニングテーマ。 年間カラオケランキングでは常にトップ10入りしており、1995年当時から根強い人気を誇っている。 楽曲番号は51。 動画 ADVANCED +Youtube(手元・Rz 120.0%) TECHNICAL +Youtube(手元・AAA+FC 119.2%) クラウン - クラウン名 達成条件 エンブレム報酬 獲得モチーフ 蒼い風 ADVANCEDをランクA以上でクリア 蒼い風 ヘキサフィールド TECHNICALをランクA以上でクリア ヘキサフィールド レッドクロス 全ての難易度でFULL COMBO達成 レッドクロス 安らかな日々 UNBROKEN COMBO達成 蒼い風 生まれ変わる場所 ミッションレベル5以上をクリア ヘキサフィールド 試練の時 2人ともTECHNICALでUNBROKEN COMBOを達成 レッドクロス 飛び立つ日 2人ともTECHNICALでFULL MULTI-COMBOを達成 - - 王者たちの試練 2人ともADVANCED以上でSYNCHRONICAを達成 - - 神々のフィールド 2人ともTECHNICAL以上でSYNCHRONICAを達成 - - ビジュアルログサンプル コメント 曲の感想や譜面解説・攻略方法などはこちらにどうぞ (譜面情報の場合、文頭に[NOR] [ADV] [TEC] [PDR]のいずれかを添えて書くと、どの難易度に関する情報か分かりやすくなります) コメント
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