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欠陥建築(不良建築物)の件 210. 名無しさん@お腹いっぱい。 2009/11/04(水) 08 14 43 ID CzwrgTj8 AHSからプロジェクトファイルの配布OK貰ってすっかり忘れてた初音風と亜北風を再度うpしました。 ところで、皆さんのお知恵を拝借したく。 http //www.youtube.com/watch?v=th7bM7G5ArI デッキハウスA/Bとも、階段を上らせ/降りさせると最上部でストンと落っこちてしまいます。 透明な板を階段の上に敷いてごまかしていますが、これ以外にスマートな解決方法はありませんか? 217. 1 2009/11/05(木) 16 48 08 ID /V6f0YUy 215 デフォ付属素材な直方体のプロップ(Setタブ>Props>3D Blocks にある Box_002)を 階段頂上手前の床板が抜けてる部分を埋めるのに必要個数(2〜3段分?)読み込んで、 スケール調整して配置した後、建物プロップにマージして1個のobjにするのは試した? これならiClone内部でできる作業だし、vnsファイルの壁も障害ならない思うけど>改築 元々の建物自体、階段の欄干が二階側の明後日なトコまでめり込んでるから、 見栄えをよくするにはテクスチャ(不要部分の透明化)処理が必要なとこに、 素材追加してマージする訳だから、ただでさえ面倒臭い作業が益々鬱陶しく なるやもしらんけど… (´・ω・`) そうそう、本家コンテンツストアで、本家製コンテンツ(建物関係?)の 利用方法眺めてたら、iCloneでは1シーン上に配置できるProp数に制限があって、 分離してる必要性の無いアイテムはどんどんマージしてひとつのPropへの 作り直しが推奨っぽい事が書いてあったお(´- `*) 218. 217 2009/11/05(木) 17 17 39 ID /V6f0YUy ドガだと見難いので、英版3を起動した(上で挙げた直方体プロップの在り処確認)ついでに、 今まで殆どやってなかったデフォ素材確認をしてみたw らば、英版にも入ってますた>不良建築物 ズームして見たところ、足りない踏み板は1枚だけど、建物(デッキ部分)と階段のマージ具合 と言うか、 マージ前のスケーリング作業がいい加減(踏み板の追加作業をさぼりたかったのか?(゚Д゚≡゚д゚))なせいで、 側板がデッキにめり込み過ぎてて、踏み板を配置するしても、奥行きが無さ過ぎで凄く不細工な階段なってなだ(´・ω・`) ギザ狭い踏み板1枚追加だけだと、デッキとの段差が残り過ぎて落とし穴状態のままになりそうな気もするし、 かと言って2枚追加しようするとデッキ部分に1枚丸ごとめり込むし… Σ(´д`;) 踏み板2枚追加で上手いこと登りきれる様なら、デッキにめり込む2枚目がくるデッキ側の一部のテクスチャを削って 凹状に引っ込んでる様にすれば、見栄えは良くなるかも? 221. 215 2009/11/06(金) 05 16 38 ID vLLX0Nmv マージ手順あってたな、よしよし。 1 に言われてから、よくよくデッキハウスを見ると、標準のプロップの組み合わせて作ってるのがわかった。 これをお手本に階段無しの物を作る事はできそうだけど、かなり心が折れそうな作業になるのが目に見える のでちょっと止めて、階段だけを作ってみた。 ttp //www.youtube.com/watch?v=oUjTVnZIILw 階段自体は標準についてる[3Dブロック - 円弧 - 円弧002] と[素材 - ウッド02] で作りました。 ttp //ux.getuploader.com/iclone/download/1/iclone_1.zip DLkey iclone あのデッキ、スケールを2倍以上に設定している模様。だからなんか違和感があったんですな。 本当に手抜きみたいです。 落とし穴を塞ぐだけなら、マージしないで透明なプロップを穴の上にかぶせるだけでも良いです。 名前 コメント
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【名前】 電気ウナギカンドロイド 【読み方】 でんきうなぎかんどろいど 【登場作品】 仮面ライダーオーズ/OOO など 【分類】 カンドロイド 【所有者】 仮面ライダーオーズ など 【詳細】 電気ウナギ型のアニマルモードに変形するカンドロイドの一種。 セルメダルのエネルギーを電気へ変換する機関「イルブリッツドライブ」を備え、絡みついた標的へと放電ができる。 電流の威力はリボルドアンプによってコントロールされ、全身を麻痺させる程の電撃から針でチクリと刺した程度の電撃という威力まで調整が可能となる。 また、カンドロイド複数体が互いの尾を噛み、標的への拘束具として利用している。 火野映司が見間違えたが、苦手とするヘビではない。
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←前へ 「ううん……うん……」 リョータの電気アンマに呻くナツミ。 何かに懸命に耐えているその姿に、当のリョータもギャラリーたちも視線が釘付けになるが――。 「クフ……! くふふ……」 ナツミが堪えきれない、と言う表情で体を揺すっている。 太股がプルプルと震え、もう限界なのか? とみんなが思ったその時――。 「キャハ……キャハハハハハハハ! ……も、もうだめぇ~~!!」 ナツミは涙を目にため、体を反らせて笑い出した。 「な、なんだぁ?」 リョータが目を丸くすると、 「りょ、リョータ! くすぐったいよ、それ! ……アハハ……キャハハハ!!」 ギャラリーたちは唖然とする。そう言えば、ナツミは一番のくすぐったがりだ。 だから普段、女子同士では一番のターゲットになるのだが……。 「な、ナツミ……。その……感じないの?」 「な、何が……? キャハハ……!! だ、だめぇ……!! リョータ、くすぐったいってば! ……キャハハハ!!」 ユウキの問いかけにもくすぐったがって答えられないナツミ。 体を捩って必死でリョータから逃げようとするも、股間を守ったり、足を退けようとする様子は無い。 (電気アンマ、効いてないのかなぁ……?) メグミもナツミの様子を見つめる。 この調子なら私にも耐えられるかも――メグミのメガネの奥の大きな瞳に希望の光が灯り始める。 気の毒なのは仕掛けているリョータだった。 一念発起して女子に電気アンマを仕掛けたのに、感じるどころかくすぐったがられるだけとは――。 同じ男子であるコウジ達からも同情の目で見つめられ、まるで男女の睦み事で前戯に失敗した男の様に、リョータの精神にどんよりとした雲が掛かってくるように思えた。 しかし――。 (大丈夫だよ、続けて――) チカがリョータの背後に忍び寄って耳元で囁く。 その声は笑っているナツミには聞こえなかったが、ユウキとメグミ、そしてカズミにはしっかりと聞こえた。 チカは何を言ってるの――? ユウキとメグミが不審とも非難とも取れる視線をチカに向ける。 チカはにんまりと微笑を返すだけで元の立ち位置に戻った。 「りょ、リョータ~! もう許して……くすぐったいよぉ~~」 ナツミが涙目で息を切らし、リョータに頼み込む。 「それはギブアップなの、ナツミ?」 チカがナツミに確認するとナツミはとんでもない、と言う風にかぶりを振る。 「だって、こんなのただのくすぐり虐めだよ~……チカの話だと電気アンマって、こんなのじゃないよね」 グサッ……とリョータの胸に突き刺さる言葉。コウジ達も同じ男の切なさを見てられないとばかりに視線を逸らせる。 だが、チカは真顔で言った。 「そう、じゃあそのまま続けて、リョータ。5分間、続けるのがルールなんだから」 「え~~? だってさぁ……」 ナツミは不満そうだ。彼女の場合、挑発でも駆け引きでもなく、素直な感想しか言わないので、リョータには余計に堪える。 既に3分が経過しくすぐったがらせる以外の成果がないが、チカが励ますような視線を送って来るので、リョータも開き直った。 「言ってくれるなぁ、平川。時間はまだ2分あるんだぜ?」 「うん、そうだね……その間にリョータが『これこそ電気アンマ』と言うのを味あわせてくれたらいいなぁ~」 「…………お前は俺を怒らせた」 ごごご……とリョータが真顔になる。そして、土踏まずで踏んでいた所に今度は踵をセットした。 さっきより強い食い込み感がナツミを襲う。 「あ……そ、それは……」 「女子だからと手加減していたが、これ以上は最早容赦しねぇ……踵グリグリアンマで天国に送ってやる――いくぞ!」 気合を入れなおし、リョータは再び電気アンマを開始した。 ナツミの股間にはリョータの体重の乗った踵が割れ目に食い込んでいる。 その状態でリョータは踵を中心に、足をドリルの様にグリグリと動かしながらの振動を与えた。 グリグリ……どっどっどっど……。 「あうぅぅ……!! はぁん……!!」 今度はナツミもかなり効いたらしい。 さっきのくすぐったがり様とは全く違い、ビクビク……! と、腰の辺りからせりあがる様に痙攣する反応を見せる。 (ん……? 今度は効いたか?) リョータはそう思い、この機会を逃がさないとばかりに右足に力を入れて電気アンマした。 グリグリグリ……ダダダダ……! 「うっく……。ふぁ……あっ!」 リョータの力強い股間責めに流石のナツミも内股になってプルプルと震えている。 思わず口元に手をやり、指を噛みながらリョータの電気アンマに耐えている。 スパッツの股間には深々とリョータの踵が食い込んだ状態で振動し、割れ目の形が動きに合わせて捩れていく。 リョータより短いナツミの両足はピンと伸ばされ、これ以上遊びはなく、辛うじて膝を動かして一箇所に圧迫が集中しないよう頑張っているだけだ。 「う……あっ……! だ、だめ……!!」 リョータの右足を掴んで頭を振り乱して悶えるナツミ。 その表情はいつもの彼女とは全然違う女の子らしさをそこかしこに滲ませていた。 頬は上気して顔だけでなく体全体がじっと汗ばみ、熱い吐息は喘ぎ声と共に子供らしくない雰囲気を放っている。 (も、もう少しか?) 4分を越えたあたりからナツミの様子が一気に変わってきた。 踵グリグリタイプの電気アンマがどうやら効いているようなのだ。だが、もうすぐタイムアップ。 時間が無い。 「こ、これで止めだ!!」 リョータはこれが最後とばかり、ナツミの股間を力一杯グリグリする。 振動も強く送り、ナツミの腰がガクガクと揺れるぐらい力強い電気アンマをした。すると――。 「いたたた……!! いたい! いたいよ、リョータ!! やめてぇ~~!!」 さっきまでビクビクと震えながら悶えていたナツミが、激しく体を揺すって抵抗した。 どうやらリョータの止めの電気アンマが痛かったらしい。 「は、反則だよ、佐藤君!!」 「そうだよ! リョータ、やりすぎ!!」 ナツミの痛がる様子に、それまで見入っていたメグミとユウキも抗議する。 「え……? あっ……!!」 リョータは慌てて力を緩めた。電気アンマで女子の急所を痛くするのは本意ではない。 ホールドされている力も緩んだのでナツミはゆっくりと転がるようにしてリョータの電気アンマから逃れる。 両手で股間を押さえて内股になる。 そして、そこでタイムアップだった。5分間終了でギブアップなし。ナツミの勝ちで最初のポイントは女子チームが獲得した。 「イタタタ……アソコ、痛くしちゃった……」 ナツミは仰向けのまま両手でスパッツの股間をさする。 その姿が女子のオナニーに見えて思わず、コウジとツバサは顔を赤く染める。 「さ、最後のは無効だよね、チカ? 佐藤君、力入れすぎだよ……」 メグミがナツミを心配しながらチカとリョータを見て言う。怒ってる、と言うほどでもないが非難の色は表情に出ている。 ユウキも同様の表情だ。カズミだけが表情を変えない。 むしろ、ナツミのほうを興味深げに見ている。 「あ、ああ……わ、わりぃ、平川……」 取り合えず、リョータはそれだけは言った。 彼にとっては少し疑問もあるのだが、女の子の大事な所を痛くしていしまったのは事実なので、それは謝っておこうと思った。 「大丈夫だよ、リョータ。でも、これでボク達が1ポイント獲得だからね」 ナツミはある程度股間を擦るとゆっくりと立ち上がる。 顔色はまだ赤かったが、その表情はスポーツの後の様に晴れやかだ。 「あ、うん……」 リョータもそれは承知した。 電気アンマは5分間キッチリとは続いていないが、最後までナツミは我慢したからだ。 「ナツミ、もう大丈夫なの?」 「う~~ん、まだちょっと痛いかな……。リョータの気持ち、入ってたもんね。エヘヘ♪」 ナツミがおどけたように股間を押さえて内股でピョンピョン跳ねる。 普段見た事がある男子が股間を打った時の対処を真似ているのだろう。 そうしながらも表情は笑顔で、悪戯っぽく舌を出したりしている。 「ボク、ちょっとトイレ……チカ、次の試合、始めてていいよ」 「あ、うん……」 そのまま部屋を出て行くナツミを見送るチカ。次は彼女とコウジの対決なのだ。 「エヘヘ……バレなかったかな?」 トイレの前でナツミが呟くと――。 「何が?」 と言う声が背後から聞こえた。思わずギクッ!と動きが固まるナツミ。恐る恐る背後を振り返ると――。 「なんだ、カズミちゃんか~」 カズミの無表情な顔を見ると、ホッとしたように胸をなでおろす。 「何か、ごまかしたの?」 「え? ううん、そ、そんな事しないよ?」 カズミの質問に慌ててかぶりをふるナツミ。 カズミはそれをどう受け取ったか、顔に出さず、じっとナツミを見つめている。 「え、えっと~~……ボク、トイレに行ってるね。じゃ、また後で……」 張り詰める空気に耐えかねたナツミはくるりとカズミに背を向けると、逃げ出すようにトイレに向かおうとした。 「……ホントは、ギブアップしそうだった?」 そう言われてピタッと足を止める。 しばらくその状態で膠着していたが、カズミの方を振り返ると口元に人差し指を立てて「しぃ~~……」と合図した。 「みんなに言っちゃいやだよ……。うん……感じちゃった。アハハ……スパッツの中が濡れちゃうぐらい」 ナツミはカズミの前に立つと、スパッツを膝まで降ろした。 その下に穿いていた子供用スポーツショーツがぐっしょりと濡れている。 スパッツも黒だから辛うじて目立たないが、こうやって内側を見るとかなり濡れていた。 「おしっこじゃないのに不思議だね……アハハ」 照れ隠しの様に笑うナツミの股間をカズミはじっと見つめていた。 「あまり見つめると恥かしいよ……」 ナツミはカズミの視線に耐え切れなくなった様にスパッツを上げる。 「……二回戦の前にチカにぱんつを借りたほうがいいよ。多分、あの子も分かってるから」 「……うん」 カズミの言葉にナツミは素直に頷いた。男子の目は騙せてもやはり女子同士は騙せなかった様だ。 一方、既に開始されていたコウジとチカの対決は、2分を経過してなかなか白熱していた。 「ああ……うんんッ……!! ……くっ!!」 「ち、チカ……?」 他の女子たちの不安げな表情の通り、二試合目は男子優勢だった。コウジのグランド状態での電気アンマはしっかりとチカの股間に最初から食い込まされていた。 リョータの失敗経験を良く見ていたからだろう。 コウジは最初から飛ばしてチカのショートパンツの股間に容赦なく踵を食い込ませてグリグリと圧迫している。 「どうだ、小泉! ギブアップしたら少し休ませてやってもいいぞ?」 「うっ……あっ!! だ、誰が……」 「そうか、じゃあ遠慮なく……うりうりうり~~♪」 「ちょ、ちょっと待って……! はぁああ~~ん!!」 これは負けるかもしれない、とチカは悶えながら内心でそう感じていた。 リョータと違ってコウジは勝負事に躊躇いがない。 リョータなら「女の子の大事な所に云々」言って戸惑ってる間に時間稼ぎとか出来るだろうけど、コウジはガンガン積極的に責めてくる。 それも、さっきのリョータの失敗経験を生かして、しょっぱなから飛ばしてきた。 コウジの責めははっきりとしていて、最初から力を十分に入れた電気アンマでスパートを掛けるやり方だった。 このやり方は何の防御も無い女の子の急所を責めるのには痛くて無理があるが、チカの様に厚めのショートパンツを穿いている場合はそれぐらいが丁度良いあんまになるのだ。 基本的には電気アンマは股間をアンマする技なのだから、状況によって力加減を変えるのは鉄則である。 コウジは確実にそれを実践していた。 最初からチカの股間はグリグリアンマ責めをされ、股間から脳天に貫けそうな刺激が全身を襲っていた。 (くぅん……!! ……で、でも……負けたくないから……頑張る!) チカは悶えている最中にも懸命にリョータを見て、自分を元気付けながら耐えている。 しかし、痛みに耐えるのとは違い、内から込み上げてくる何かを耐える電気アンマは受け入れを拒む事自体が難しい。 だが、チカは懸命に快感苦悶に耐えていた。 チカにとっては不利だらけに見えるこの戦いで、いくつか精神面の拠り所があるからだ。 まずは電気アンマで最初に逝かされる男子はリョータに決めている事。 リョータにされる前に女子同士ならともかく、男子には逝かされたくない。 だからどんなに大変でもリョータにされるまでは電気アンマに耐え抜く――これが一つの拠り所だ。 もう一つが、その相手が隙の無いコウジであることだ。 コウジの電気アンマを耐え切ってこそリョータに電気アンマしてもらえる資格が出来る、そう信じ込む事によって本当に耐え抜くことが出来そうなのだ。 愛が障害を乗り越えてこそその気持ちが高まるのなら、電気アンマだって同じ事だとチカは思った。 障害が大きければ大きいほど乗り越えた気持ちも大きく、電気アンマは他の技より断然、精神面の影響が大きいのだ。 だからこそ仕掛けるほうもされるほうも様々な駆け引きを展開する。さっきのナツミとリョータの時の様に。 「ふ~ん、なかなか粘るな……じゃあ、こんなのはどうだ?」 「えっ……? あっ!! ……あああっ!!」 力強い電気アンマにチカが対抗できる事を悟ると、コウジは今度は踵をギュッとショートパンツに押しつけたままブルブルブルブル……と細かい振動を送り続けた。 この責めにチカは大きく悶える。 「なかなか効いてるようだな……」 コウジはにやりとして振動のペースを上げていく。 「ああああ……!! だ、ダメ……こんな……あああッ!!!」 チカがイヤイヤをするようにブラウンの髪を振り乱して悶える。 コウジの右足はショートパンツにギュッと食い込み、細かく細かく震えている。 その振動はチカの腰から全身に対してじんわりと広がっていった。 (内股になっても……防げないよぉ……) 責めている場所に密着状態でされる電気アンマなので、一旦しっかり入り込まれると手足では防ぎようが無い。守れるものも無く、なす術もなく悶えるだけだ。 (この……パンツのファスナーが……ううっ!!) さっきから特にチカを苦しめているのが、ショートパンツのファスナー部だ。 コウジがしっかりと踏み込んだ電気アンマをしてくるため、このファスナー部分が縦にチカの大事な所に細かく食い込んで、与えられた振動がピンポイントで変化するのだ。 (ちょっと痛いところとか……逆に物足らない所とか……。くっ……! やっぱり、食い込んでくる……) パンツのゴムの食い込みなら経験はあるが、ファスナーの食い込みの経験などはあまりない。 この普段はありえない現象は電気アンマに耐えるチカを大いに悩ませる。 (あと、どのぐらい……1分も!?) 既に4分間耐えた――とは思えない。むしろ後1分これに耐えなければならない辛さの方がどうしても上回ってしまう。 股間への刺激、体の内部から込み上げてくる気持ち――電気アンマは内と外の責めから耐えなければならない、因果な責め技だ。 「ああ……うっ! ……はぁあああ……!! ああああっ!!!」 チカは身も世も無く悲鳴を上げて電気アンマに耐える。逆に今度は仕掛けているコウジに焦りが見えてきた。 ここまでやってるのにどうして耐えられる? そんな疑問の表情が電気アンマしながら浮かんでいる。 そのせいかコウジの電気アンマが少し緩んだ。 チカはチャンスとばかり、自分のショートパンツを掴んでファスナーのポジションをずらした。 (……成功!) チカは内心で快哉を叫ぶ。彼女を悩まし続けたファスナーの圧迫からやっと解放されたのだ。 突然の開放感身を任せてしまいそうになり、慌ててコウジの電気アンマに備える。 ファスナーのポジションが変わっただけで、基本の電気アンマはまだ続いているのだ。 それに対しても、髪を振り乱しながら懸命に耐えるチカ。そして――。 「5分経過~!」 この試合のタイムキーパーのユウキが高らかに宣告する。コウジの足からガックリしたように力が抜けた。 チカも伸ばされ続けた体を丸めてハァ……ハァと荒い息をつく。 一試合目に続いて二試合目も女子の完勝だった。現在の所は2-0。女子のリードで三試合目を迎える事になった。 「ハァ……ハァ……ハァ……」 「だ、大丈夫か? 悪りぃ……こんなになってるなんて思わなかったから」 チカが汗びっしょりでぐったりしているのを見て、コウジが心配そうに声を掛ける。 試合中は責めるのに夢中で気がつかなかったが、やはりあれだけの責めを普通に受け流してたのではないのだ。 コウジもつい意地になったが、チカもかなり意地を張って耐えていたらしい。 「うん、大丈夫……。いいよ、コウジのせいじゃないし。私が頑張ったんだもん……アハハ♪」 コウジが謝るのに笑顔で応えるチカ。それでも体は動かず、ベッドでぐだっとしたままだ。 (こういう時、来てくれると嬉しいんだけどな~。『夫婦』なんだし) チラッとリョータを見る。しかし、リョータは所在無げに三試合目のツバサとユウキを見ているだけだ。 (もう……) リョータに大人の対応を求めるのはまだ早いのかな~、などと一人でガックリする。 あんなに頑張ったのにな~――リョータのためなんだけどな~。 「それじゃあ、始めるよ~! れでぃ~~~……ごっ!!」 いつの間にか戻ってきたナツミがチカの代わりを買って出て三試合目がスタートしていた。 「はぅうう……!? ちょ、ちょっと! ツバサ君!!」 リバース式でユウキをうつ伏せにしたツバサも、最初から全開だ。 しかし、チカと比べて電気アンマに慣れてないユウキはそれだけでパニックになる。 大きく体を仰け反らせ、足をバタバタさせるが、簡単には電気アンマは外れない。 だだだだだだだだだだだだだ……今度はさっきのコウジのアイデアも採用して、ツバサは細かい振動を高速で与えていく。 あっという間にユウキのみにスカートは捲くれ上がり、ブルマのお尻が電気アンマでプルプル震えているのがギャラリー達をドギマギさせた。 メガネっ娘のメグミなどは、まるで自分がされているかのようにぐっと唇を引き締め、まじろぎもせずにユウキが電気アンマで悶える姿に見入っている。 「……ん! ……んんッ!!」 ユウキは両手を握りこぶしにして懸命に耐えていた。 リバース式のため、少しお尻が持ち上げられる感じの電気アンマになるが、横から見るとほっそりとした体のフォルムがなだらかに波打ち、なかなか趣きのある光景になっている。 ブルマの真ん中の部分を狙われ、ユウキはツバサの踵から逃げようとするが、電気アンマの事を直前まで知らなかったのに、意外とツバサは上手にこなしている。 既にリョータ、コウジと二人の電気アンマを見てきたのが大きいか? (ブルマのお尻ってなかなかいいもんだな……あ、あれ? リョータ?) さっきまで隣にいたリョータがいつの間にかいない。振り返って探そうとしたが、 「ああああッ……!! はぁんん……!!!」 ユウキが大きく仰け反って悶えたので慌てて視線をそちらに戻す。 このいい所をリョータ探しなんかに費やすのは惜しい。 (ユウキ、可愛い声……どんな感じなのかな~?) ベッドで寝ているチカが首を伸ばしてその方向を見ようとするが、みんなの影になって全く見えない。 仕方なく、残念そうにパタッと臥せった時、誰かがベッドに腰掛けた。 「……ん? リョータ?」 リョータはユウキ達の方を見てチカの方を見ようとしない。 しかし、リョータの位置からはユウキ達は全く見えないはずだ。 となると、ここに来たのは自分に用事がある以外他にない――チカはにんまりしながらリョータの次の言葉を待つ。 リョータはしばらく黙っていたが、チカが何も言おうとしないので、根負けしたように自分から言った。 「さっきの……大丈夫か?」 「何が……?」 「何がって……そりゃあ……」 「具体的に言ってくれないとわからないよ♪」 「う……ん……」 うつ伏せに寝た状態でニコニコと両手で頬杖をつきながら自分を見上げるチカにリョータは思わず言葉が詰まる。 チカはその様子を見るのが楽しそうだ。 「その……コウジに……で、電気アンマされてた所……」 「コウジが悪いんじゃないよ? 勝負だもん」 「だ、だから……」 思い切ってリョータはチカの顔を見る。チカはいきなり目が合ったのでドキッとした。 「お、お前……頑張りすぎなんだよ。全く……」 いきなりリョータはチカの頭をくしゃくしゃとかき乱すように撫でる。 「や~~ん……! 髪が乱れちゃうよ~~!」 チカがベッドの上に座って怒った様に言う。しかし、その表情は笑顔だった。 「はぁああん……ああ……んッ……♪」 ユウキの声は最早喘ぎ声と言うか悶え声になっていた。 その子供にしては色っぽい声にギャラリー達の視線も釘付けになる。 「え~っと……4分経過!」 ストップウォッチを持つナツミが残り後一分である事を宣告する。しかし、ツバサは依然ペースをアップしない。 このままなら十分耐えられる……とユウキもギャラリーたちも思った。 「ツバサ君、後一分しかないよ。ペースアップしないの?」 カズミがいつもの無表情で問いかける。 一杯一杯のユウキとしてはこれ以上余計な煽りを入れて欲しくないが、止めようとして振り返ると、もっとすごい事になってしまいそうな気がするので出来ない。 それだけユウキは張り詰めた状態になっている。 確かに周囲から見ても限界であるのは確認できる。 競りあがったお尻から太股に掛けてのなだらかなラインはプルプル震え、体の中心がアンマされる度に、その細腰はビクビクッ! と痙攣する。 額からもどっと汗がにじみ出し、頬は紅潮して息が荒くなっている。 もしかしたらさっきのチカより余裕が無いのかもしれない。 「ん……でも……」 カズミの問い掛けにツバサは振り返らずに言う。かなり電気アンマに集中しているようだ。 「さっきのチカちゃんの様子を見てたけど、女の子って急に力を入れても感じてくれないみたい――だから、いいよこのままで。 負けちゃうかもしれないけど、浅野が辛い思いをしちゃ可哀想だもん」 それを聞いた女の子達は思わず胸がジーンとなる。 ツバサの優しい気遣いは、とかく乱暴でデリカシーの無いイメージの男子を見直す気分にさせられた。 確かに電気アンマは身も心も女の子のデリケートな部分を触る技。 それを敢えて乱暴に扱われるのも、時には悪くないかもしれないが、やはり基本は優しく扱って欲しい。 勿論、ユウキもそう思っていた。特に今されている最中であればこそ、更に深くツバサの言葉に感じ入った。 (ツバサ君になら……されてもいいかも♪) ユウキもそう思ったし、人一倍デリケートなメグミもそう思った。 ギャラリーの中で一番面白くないのはもしかしたらコウジかもしれない。 彼はユウキが快感に悶えているのを息を呑みながら見ていたが、ユウキの表情が恍惚としてきたのを見ると黙り込んでしまった。 そのコウジより若干後ろの位置からカズミがみんなの様子をじっと見つめている。 「時間が少し短すぎたかもしれないね……」 カズミの独り言はもうすぐ5分になる二人の電気アンマにみんなが注目していたため、誰にも気づかれなかった。 「うッ……ああ……ん……♪ ツバサ君……おね……が……い……はぅん!」 ツバサの電気アンマはいい感じでブルブルとユウキの股間のど真ん中を刺激し続け、彼女の内側からの高まりと相まって電気アンマ初体験の少女を身悶えさせた。 「浅野……ギブアップする?」 ツバサが聞くとユウキはすぐにかぶりを振った。もう少し高めて欲しい。それまでは……。 しかし――。 「しゅうりょ~~! 5分経過してユウキちゃんの勝ち~~!!」 「え……? ええッ~~!? もう……!?」 ナツミの合図と共に叫んだのは当のユウキだった。 5分間の電気アンマを耐え切ったと言うのに、思わず上げた声には不満の色が混じっていた。 「も、もうちょっと大丈夫だったのに……あっ!!」 ユウキが不満げに立ち上がろうとした時、腰からガックリ崩れてまた倒れこんだ。 「大丈夫?」 とナツミとツバサが助け起こす。ユウキは意識ハッキリしていたが、足腰が震えている。 「ア……。な、なんだか……立てないよぉ……」 電気アンマの影響が下半身に広く残っているのだ。 痛くされたわけではないが、ツバサの的確な電気アンマによって下半身の体力がごっそりと奪われていた。 ミニスカートが捲れているが、それほど気にならないぐらいに(もっともブルマを穿いていたからでもあるが)。 「意外な伏兵現る……じゃない、チカ?」 カズミがボソリとチカに呟く。勿論ツバサの事を言ってるのだろう。 「そうね~。だけど、コウジも気合が入ったみたいだよ」 チカの言葉を聞き、カズミがコウジを見る。なるほど、コウジは真顔でユウキのブルマのお尻を見つめていた。 二回戦では彼ももっと上手な電気アンマを仕掛けてくるかもしれない。 「取り合えず、これで一回戦の男子の電気アンマは終了か――なぁに、3-0で女子が断然リードじゃない……クスクス」 チカがリョータを見て笑う。リョータは頭を掻いたが何も答えられなかった。 「フフフ……じゃあ、女子の電気アンマのテクニックを勉強してもらおうかな。次の一回戦四試合目でね♪」 チカが四試合目に出るカズミにウィンクする。カズミは相変わらず無表情だ。 だけど、その相手のメグミを見ると、少し嬉しそうな表情をしたように見えたのは気のせいか? メグミも不安そうにカズミを見つめる。 自分が男子役なのだから、電気アンマされるのでは無いのだが、それでもさっきの電気アンマ返しなどはちょっと気に掛かる。 実際、この四試合目は先程までの3試合と違ってとんでもない結末が待っている事を、今はまだ、この部屋にいるメンバーが知る由は無かった。 続きキボンヌ -- 名無しさん (2009-05-17 22 01 34) 続きは!?続きは!?続編きぼおおおおおんぬ!! -- 名無し (2009-12-04 03 50 09) 続きがない・・・だと・・・? -- 名無しさん (2010-10-31 22 14 30) 何故に途切れてる?www -- Night (2013-12-30 14 39 58) 私もして欲しい -- 名無しさん (2016-12-24 00 58 19) 名前 コメント Anmania氏 保管庫 特設
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特急さらまんだー事件とは光月電気鉄道の特急名称における珍事である。 2000年白紙ダイヤ改正 2000年、光月電気鉄道では20世紀最後となった白紙ダイヤ改正が実施された。このダイヤ改正は光月空港の拡張のための準備と、特急の複数系統化の意味合いがあった。 光月本線特急は空港線直通タイプの「けーとぅす」と都市間接続重視タイプの「さらまんだー」に改組された。この際にネット掲示板等では、「大本線直通タイプ」の特急が生まれるのではないか?というネタが広まっていた。 (続く) 商標登録 単純化によるさらまんだーはいない
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「はーい。補習の授業を始めるですー。今日は先生がプリントを作ってきたのですー」 そう言いながら生徒にプリントを配っていくのは、短いピンクの髪をした身長百三十五センチの教師、月詠小萌だ。 十二歳、つまり小学六年生の子供にしか見えないのだが、列記とした大人である。 巷では生きる学園七不思議、等と言われているらしい。 七不思議になった理由は単純で、どうみてもロリコンさんが好みそうな外見にしか見えないから、だ。 「なあなあ」 「何だにゃー?土御門さんに何か話でもあるのかにゃー?」 小萌先生がプリントを配り始めた直後、話し始めたものがいた。 片方は青髪ピアス。外見はその名の通りで、三大テノールもびっくりの野太い男ヴォイスを出す。 片方は金髪にグラサンと、如何にも『不良』といった感じの青年だった。 名前を、土御門元春という。 にゃーにゃー言っているが、彼の身長は百八十センチだという事を言っておく。男の娘ではない。 「はいそこー?補習ぐらいはちゃんと受けるのですよー?」 小萌先生が二人に軽く注意をする。 だが二人は気にせず、 「どうよ最近?彼女とか、出来たん?」 「何度も言わせるんじゃないにゃー。オレは舞夏一直線なんだにゃー」 「相変わらずお前は義妹一直線なんやなー……。ああ、小萌センセー最高や」 物騒な会話をしていた。 「…………うっ」 誰かの嗚咽が聞こえた。しかも少女の。 クラスの全員が驚いて小萌先生のほうをみる。 そこには、 「あらー?小萌先生がお泣きに……」 クラス全員の頭の中で、『小萌先生が泣いた→犯人は誰だ→そういえばさっき小萌先生が誰かを注意していた→青髪ピアスと土御門だった気がする→ならばそいつらが犯人だ』という式が三秒で出来上がった。 クラス全員が(二人除く)鈍器を握る。どうしてそんなものを持っているのかが不思議だ。 「……逃げますか、土御門?」 「望む所だぜい」 そうは言ったものの、ここは割かし高い場所に位置する教室で、しかも脱出口は教室前方と後方にある扉のみ。 脱出口は怒ったクラスメイトに封鎖されていた。 当然、怒り狂ったクラスメイトから逃げられる筈も無く、教室内に愉快な悲鳴が響いた。 「ったく……」 土御門達がどうなったかはさておき。 一部の馬鹿共を除き、今日は休日だ。 二百三十万いるうちの八割以上が学生のこの学園都市では、休日は殆どの人が休みになる。 常盤台中学に通う御坂美琴は、自動販売機の前にいた。常盤台中学といえば、学園都市でも五本の指に入るといわれている御嬢様学校だ。 灰色のプリーツスカートに半袖のブラウスにサマーセーター。何の変哲も無い中学校生徒の格好をしている。まあ、彼女の通っている中学校は何の変哲もないことはないのだが。 御嬢様学校に通っているので頭も良く、更に彼女は能力者で溢れるこの学園都市でも七人しかいない『超能力者(レベルファイブ)』なので、補習等とは無縁だ。 御嬢様御嬢様といっても、彼女を見たら御淑やかなイメージが崩れるだろう。 「ここの自販機って何時来ても壊れてるわね……、っと!」 そういいながら、回し蹴りを自販機に決める美琴。 パンツが見えるかもとか言うやからもいるかもしれないが、美琴はスカートの下に短パンを装着しているので何ら問題は無い。 御嬢様なら、普通に硬貨を入れて買うべきだが、美琴はそういったことを全く気にしない。 と、そこに、 「お姉さま~っ!」 突如として、其処まで何も無かった空間に人が現れた。 その人物は少女の形をしており、また美琴とはサイズ違いの同じ服を着ていた。その人物は美琴に抱きつこうと手を広げていたのだが、美琴が数歩横に移動した事により地面に打ち付けられてしまった。 「く、黒子っ!?どうしてここにっ!?」 「うふふ。わたくしは、お姉さまの行く所なら何処へでもぐべはっ!?」 黒子、といわれたその少女は、起き上がりながら言葉を言っている最中に美琴から回し蹴りを貰い、また地面に打ち付けられた。 茶髪のツインテールに、AAという小さい胸いやすいません嘘です許してくださいってば。 これからの成長に期待できる胸をしている。 本名は白井黒子。白黒と呼んではいけない。 黒子は『風紀委員(ジャッジメント)』という学生組織に入っている。 おもな仕事は基本的の校内の治安維持だが、校外の治安維持活動もしている。黒子はおもに後者を仕事にしている。 ここまで聞くと割りといい子に思える。 だが、黒子は顔面の汚れを手で払いながらこう言い放った。 「さあ、お姉さま~?今日は休日なんだから黒子と水入らずどぶはっ!?」 本日二回目の美琴による回し蹴り直撃である。 この黒子という少女、美琴の事を『お姉さま』と呼び、慕っているのだ。 慕っているだけならまだいい。 黒子の場合、既に『百合』という領域にまで足を踏み入れてしまっているのだ。 それ故、たまに行き過ぎる。いや、常時行き過ぎてる。 「はあ……。ま、いいわ。しょうがないから今日一日あんたと付き合ってあげる」 ここの『今日一日』というのがミソで、これをはずすと告白したことになるから要注意だ。 「本当ですの!?じゃあ、早速買い物に行くんですの!」 この返事に対し、思わず間の抜けた表情をする美琴。御嬢様とは思えない。 「……今日は変な要求をしないのね。珍しい」 「失敬なっ!わたくしだって淑女ですのよ?買い物だって嗜みますわっ!」 少し意味が分からないが、美琴は適当に頷いた。 ともあれ、ショッピングだ。 (ゲコ太の服とかあるかな……?) ゲコ太というのは、とあるカエルの隣に住んでいるおじさんカエルだ。乗り物に弱く、ゲコゲコしてしまうというキャラ設定らしい。 所謂少女趣味という奴だ。 「お姉さま~?またゲコ太の事とかを考えているんですの?」 「なっ……!?そ、そそそそんな事無いわよ!?わ、私だって普通の服を着るわよ!?」 明らかに上擦った声で答える美琴。嘘だということがバレバレだ。 「んふふふふ……」 「な、何よ気色悪い……」 黒子が変な笑みを浮かべる。御嬢様とは思えない。 「ま、いいですわ。ささ、行きましょうお姉さま」 「は?あ、うん……」 黒子は美琴の手を握る。 その瞬間、二人の姿が消えた。 黒子の能力は大能力(レベルフォー)の『空間移動(テレポート)』。 三次元的空間を無視して物質を転移出来る能力だが、三次元から十一次元への特殊変換時に計算をするため、脳に多大な負担が掛かってしまうのだが、そこは常盤台に通っているだけはある、ということだろう。 ともかく、黒子と美琴は『空間移動』により、早々とこの場から消え去った。 二人が消えたので、この空間は蹴られた哀れな自販機がぽつんとおいてある侘しい場所になってしまった。 と、そこに、 「ここが今日の実験場か……?」 白い髪に紅い眼、そして柄の悪い目つきをした男がやってきた。 彼の名は『一方通行(アクセラレータ)』。学園都市に七人しかいない『超能力者(レベルファイブ)』の中でも頂点に立つ第一位だ。 能力名も『一方通行(アクセラレーラ)』といい、力のベクトルを自由自在に操る能力を持つ。 「お待たせしました、とミサカは謝罪の言葉を述べます」 一方通行とほぼ同時に、『御坂美琴』が現れた。 容姿、身につけているものは先程ここにいた御坂美琴と殆ど同じだ。違うことといえば、頭につけているゴーグルとスカートの下に短パンを履いていないということだろう。 「待たせンなよ、クソが。で?今回で何回目になるンだ?」 といっても、一方通行は大して待っていないのだが。 一方通行の挑発的な言葉に対し、 「はい。今回で五千六百十八回目です、とミサカは冷静に答えます」 感情のこもっていない声で答える『御坂美琴』。 彼らが言っているのは、『絶対能力進化(レベル6シフト)』という計画のことだ。 そして、御坂美琴に良く似た少女の正体は、 「欠陥電気(レディオノイズ)、ねェ?『樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)』とかいう機械野郎に自分の命運を弄ばされて満足かい?」 「構いません、とミサカは言います。元々要らなくなった私達を再利用する為の計画ですから、とミサカは事実を述べます」 元々は『量産能力者(レディオノイズ)計画』にて開発された彼女達。 偶発的に生まれる超能力者(レベルファイブ)を確実に生み出す、という趣旨の実験だったのだが、生み出された御坂美琴の『妹達(シスターズ)』は御坂美琴(オリジナル)の一%にも及ばない欠陥品だった為、実験は失敗。 生み出してしまった二万体にも及ぶ『妹達(シスターズ)』をどうしようかというところに飛び込んできたのが、この『絶対能力進化(レベル6シフト)という計画である。 『二万のシチュエーションで、二万のレディオノイズを殺害する』といった内容で、目的は一方通行を『絶対能力者(レベルシックス)』という超能力者(レベルファイブ)の上へと進化させることだ。 今回が、五千六百十八回目の実験。シチュエーションは、『人が使う場所での戦闘』、だ。 「さァて、今回は何をして楽しませてくれるのかな? 哀れな子羊ちゃンよォ!」 この言葉を合図に、戦闘の火蓋は落とされた。 また、とある場所では。 「痛っ!……落ちちゃった……。でも、魔術師から逃げないと……!」 あるマンションの物干し竿に、白い修道服に身を包んだ少女が落ちた。 だが、気にするものは誰一人としていない。 その物干し竿が付属している部屋には、誰も住んでいないからだ。 「大丈夫。『歩く教会』の強度は絶対なんだから」 少女はその身を奮い起こし、屋根の上へと飛ぶ。 「さて、準備は終わったな」 窓のないビルの一室に存在している、『人間』アレイスター。学園都市における最高権力者だ。そして彼は、男にも女にも聖人にも囚人にも子供にも老人にも見えた。簡単に言えば、見るものによって数十、いや数百、数千もの姿に見えることになる。 尤も、彼が最高権力者であるということを知っている人間は少ないのだが。そして、この普通の手段では進入不可能なこのビルに入ることを許可された人間は、殆どいないのだが。 その四角いスペースの真ん中にある、円筒形の生命維持装置の中に彼はいた。 『人間』アレイスターは、赤い液体で満たされたその装置の中に、逆さまに浮かんでいた。その赤い液体は、彼の体の細胞の一つ一つに干渉していく。 その装置と彼の周囲は、眩い光で埋め尽くされていた。 だが、この部屋には『照明機器』と呼ばれるものが存在しない。 しかし、この部屋は光で溢れている。 原因は、四方の壁に隙間なく取り付けられているモニターにあった。そのモニターの映像を鮮明にするため、モニター自身が光っているのだ。 そして、その映像には学園都市の様子が捉えられていた。 「それにしても、我ながら狂った事をしたものだ」 『人間』アレイスターは、一日前にとある魔術を行使した。 勿論彼が行使したのではない。彼は『考え出した』だけだ。その魔術を行使したものは、今はここにはいない。 エイワスというのが、その者の名だ。 彼はある事情により封印されている。 『人間』アレイスターがとある魔術を行使した事を知っているものは、この世界の中でアレイスターとエイワスのみだ。 狂った事、というのはとある魔術を行使した事だろう。 あるモニターでは、白い髪に紅い瞳を持った少年と、茶色の短髪で常盤台中学の制服を着た少女が激突していた。分は明らかに少年の方にあった。 あるモニターでは、白い修道服を着た少女が二人の追っ手から逃げ惑っていた。打ち落とされるのは時間の問題だろう。 あるモニターでは、黒いツンツン頭の少年がアレイスターと全く同じ形の生命維持装置の中に入れられていた。中を満たす液体はアレイスターのものより濃い。そして逆さまではなく、頭の部分が機械で覆われていた。 「さ、私は私の仕事をするか」 『人間』アレイスターは、何かを操作した。そして、何かが動く音がする。 『なんでしょうか』 部屋に、女のものと思われる声が響く。 「『座標移動(ムーブポイント)』か?頼みたいことがある」 『どうせろくなものじゃないんでしょ?』 『座標移動』、と呼ばれた彼女は溜め息を漏らした。 結標淡希というのが彼女の名前だった。 彼女の能力は、ある座標にあるものを任意の座標に移動させる事ができる。アレイスターがいる場所には扉や窓といわれるものがないので、彼女の能力は大変重宝している。 本当は彼女自身がこちら側に来てくれれば手っ取り早いのだが、今はこのモニターの映像を見られるわけにも行かないし、彼女は現在は自分自身にはその能力を行使できない。 昔能力が暴発したせいだ。彼女は現在それがトラウマになっている。 尤も、彼女はトラウマを乗り越えるのだが、今の彼女はまだ苦しめられている。 「これから私が指定する座標にあるものを、ある人物に届けていただきたい」 『分かりました。ある人物とは?』 『座標移動』は殆ど無機質な声で言う。 彼女は近々反乱を起こす。仕方ないと言えば仕方ないか、と『人間』アレイスターは考える。 「学園都市第一位だ」 『……ッ!?』 『座標移動』の、驚愕と恐怖を交えた声が聞こえた。無理もないだろう。今第一位といえば、全盛期のころの『一方通行』だ。恐怖の念を抱かないものが異常だ。 「そう臆するな。君には『モノ』を届けてもらうだけ。第一位の手元にいきなり『モノ』が現れるように仕向けてくれればいい」 『……分かりました。では早く座標を』 無駄話をするのもいいのだが、そうすると都合が悪い。 よって、アレイスターは座標を暗号すら使わずに伝えた。 「変な気は起こさないで頂きたい。君は一刻も早く第一位のもとへ『モノ』を届けてくれ」 『座標移動』からの、返事はなかった。 「さて、これが終わったら後は観察だけだ」 『人間』アレイスターは、ポツリと、そう呟いた。 彼の口元に浮かんでいるのは、笑みだった。喜怒哀楽全ての感情に当てはまらない、説明不能の笑み。 その笑みが絶える事は、なかった。
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「はーい。補習の授業を始めるですー。今日は先生がプリントを作ってきたのですー」 そう言いながら生徒にプリントを配っていくのは、短いピンクの髪をした身長百三十五センチの教師、月詠小萌だ。 十二歳、つまり小学六年生の子供にしか見えないのだが、列記とした大人である。 巷では生きる学園七不思議、等と言われているらしい。 七不思議になった理由は単純で、どうみてもロリコンさんが好みそうな外見にしか見えないから、だ。 「なあなあ」 「何だにゃー? 土御門さんに何か話でもあるのかにゃー?」 小萌先生がプリントを配り始めた直後、話し始めたものがいた。 片方は青髪ピアス。外見はその名の通りで、三大テノールもびっくりの野太い男ヴォイスを出す。 片方は金髪にグラサンと、如何にも『不良』といった感じの青年だった。名前を、土御門元春という。 にゃーにゃー言っているが、彼の身長は百八十センチだという事を言っておく。男の娘ではない。 「はいそこー? 補習ぐらいはちゃんと受けるのですよー?」 小萌先生が二人に軽く注意をする。 だが二人は気にせず、 「どうよ最近? 彼女とか、出来たん?」 「何度も言わせるんじゃないにゃー。オレは舞夏一直線なんだにゃー」 「相変わらずお前は義妹一直線なんやなー……。ああ、小萌センセー最高や」 物騒な会話をしていた。 「…………うっ」 誰かの嗚咽が聞こえた。しかも少女の。 クラスの全員が驚いて小萌先生のほうをみる。 そこには、 「あらー? 小萌先生がお泣きに……」 クラス全員の頭の中で、『小萌先生が泣いた→犯人は誰だ→そういえばさっき小萌先生が誰かを注意していた→青髪ピアスと土御門だった気がする→ならばそいつらが犯人だ』という式が三秒で出来上がった。 クラス全員が(二人除く)鈍器を握る。どうしてそんなものを持っているのかが不思議だ。 「……逃げますか、土御門?」 「望む所だぜい」 そうは言ったものの、ここは割かし高い場所に位置する教室で、しかも脱出口は教室前方と後方にある扉のみ。 脱出口は怒ったクラスメイトに封鎖されていた。 当然、怒り狂ったクラスメイトから逃げられる筈も無く、教室内に愉快な悲鳴が響いた。 「ったく……」 土御門達がどうなったかはさておき。 一部の馬鹿共を除き、今日は休日だ。 二百三十万いるうちの八割以上が学生のこの学園都市では、休日は殆どの人が休みになる。 常盤台中学に通う御坂美琴は、自動販売機の前にいた。常盤台中学といえば、学園都市でも五本の指に入るといわれている御嬢様学校だ。 灰色のプリーツスカートに半袖のブラウスにサマーセーター。何の変哲も無い中学校生徒の格好をしている。まあ、彼女の通っている中学校は何の変哲もないことはないのだが。 御嬢様学校に通っているので頭も良く、更に彼女は能力者で溢れるこの学園都市でも七人しかいない『超能力者(レベルファイブ)』なので、補習等とは無縁だ。 御嬢様御嬢様といっても、彼女を見たら御淑やかなイメージが崩れるだろう。 「ここの自販機って何時来ても壊れてるわね……、っと!」 そういいながら、回し蹴りを自販機に決める美琴。 パンツが見えるかもとか言うやからもいるかもしれないが、美琴はスカートの下に短パンを装着しているので何ら問題は無い。 御嬢様なら、普通に硬貨を入れて買うべきだが、美琴はそういったことを全く気にしない。 と、そこに、 「お姉さま~っ!」 突如として、其処まで何も無かった空間に人が現れた。 それは少女の形をしており、また美琴とはサイズ違いの同じ服を着ていた。その人物は美琴に抱きつこうと手を広げていたのだが、美琴が数歩横に移動した事により地面に打ち付けられてしまった。 「く、黒子っ!? どうしてここにっ!?」 「うふふ。わたくしは、お姉さまの行く所なら何処へでもぐべはっ!?」 黒子、といわれたその少女は、起き上がりながら言葉を言っている最中に美琴から回し蹴りを貰い、また地面に打ち付けられた。 茶髪のツインテールに、AAという小さい胸いやすいません嘘です許してくださいってば。 これからの成長に期待できる胸をしている。 本名は白井黒子。白黒と呼んではいけない。 黒子は『風紀委員(ジャッジメント)』という学生組織に入っている。 おもな仕事は基本的の校内の治安維持だが、校外の治安維持活動もしている。黒子はおもに後者を仕事にしている。 ここまで聞くと割りといい子に思える。 だが、黒子は顔面の汚れを手で払いながらこう言い放った。 「さあ、お姉さま~? 今日は休日なんだから黒子と水入らずどぶはっ!?」 本日二回目の美琴による回し蹴り直撃である。 この黒子という少女、美琴の事を『お姉さま』と呼び、慕っているのだ。 慕っているだけならまだいい。 黒子の場合、既に『百合』という領域にまで足を踏み入れてしまっているのだ。 それ故、たまに行き過ぎる。いや、常時行き過ぎてる。 「はあ……。ま、いいわ。しょうがないから今日一日あんたと付き合ってあげる」 ここの『今日一日』というのがミソで、これをはずすと告白したことになるから要注意だ。 「本当ですの!? じゃあ、早速買い物に行くんですの!」 この返事に対し、思わず間の抜けた表情をする美琴。御嬢様とは思えない。 「……今日は変な要求をしないのね。珍しい」 「失敬なっ! わたくしだって淑女ですのよ? 買い物だって嗜みますわっ!」 少し意味が分からないが、美琴は適当に頷いた。 ともあれ、ショッピングだ。 (ゲコ太の服とかあるかな……?) ゲコ太というのは、とあるカエルの隣に住んでいるおじさんカエルだ。乗り物に弱く、ゲコゲコしてしまうというキャラ設定らしい。 所謂少女趣味という奴だ。 「お姉さま~? またゲコ太の事とかを考えているんですの?」 「なっ……!? そ、そそそそんな事無いわよ!?わ、私だって普通の服を着るわよ!?」 明らかに上擦った声で答える美琴。嘘だということがバレバレだ。 「んふふふふ……」 「な、何よ気色悪い……」 黒子が変な笑みを浮かべる。御嬢様とは思えない。 「ま、いいですわ。ささ、行きましょうお姉さま」 「は? あ、うん……」 黒子は美琴の手を握る。 その瞬間、二人の姿が消えた。 黒子の能力は大能力(レベルフォー)の『空間移動(テレポート)』。 三次元的空間を無視して物質を転移出来る能力だが、三次元から十一次元への特殊変換時に計算をするため、脳に多大な負担が掛かってしまうのだが、そこは常盤台に通っているだけはある、ということだろう。 ともかく、黒子と美琴は『空間移動』により、早々とこの場から消え去った。 二人が消えたので、この空間は蹴られた哀れな自販機がぽつんとおいてある侘しい場所になってしまった。 と、そこに、 「ここが今日の実験場か……?」 白い髪に紅い眼、そして柄の悪い目つきをした男がやってきた。 彼の名は『一方通行(アクセラレータ)』。学園都市に七人しかいない『超能力者(レベルファイブ)』の中でも頂点に立つ第一位(さいきょう)だ。 能力名も『一方通行』といい、力のベクトルを自由自在に操る能力を持つ。 「お待たせしました、とミサカは謝罪の言葉を述べます」 一方通行とほぼ同時に、『御坂美琴』が現れた。 容姿、身につけているものは先程ここにいた御坂美琴と殆ど同じだ。違うことといえば、頭につけているゴーグルとスカートの下に短パンを履いていないということだろう。 「待たせンなよ、クソが。で? 今回で何回目になるンだ?」 といっても、一方通行は大して待っていないのだが。 一方通行の挑発的な言葉に対し、 「はい。今回で五千六百十八回目です、とミサカは冷静に答えます」 感情のこもっていない声で答える『御坂美琴』。 彼らが言っているのは、『絶対能力進化(レベル6シフト)』という計画のことだ。 そして、御坂美琴に良く似た少女の正体は、 「欠陥電気(レディオノイズ)、ねェ?『樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)』とかいう機械野郎に自分の命運を弄ばされて満足かい?」 「構いません、とミサカは言います。元々要らなくなった私達を再利用する為の計画ですから、とミサカは事実を述べます」 元々は『量産能力者(レディオノイズ)計画』にて開発された彼女達。 偶発的に生まれる超能力者を確実に生み出す、という趣旨の実験だったのだが、生み出された御坂美琴の『妹達(シスターズ)』は御坂美琴(オリジナル)の一%にも及ばない欠陥品だった為、実験は失敗。 生み出してしまった二万体にも及ぶ『妹達』をどうしようかというところに飛び込んできたのが、この 『絶対能力進化』という計画である。 『二万のシチュエーションで、二万のレディオノイズを殺害する』といった内容で、目的は一方通行を『絶対能力者(レベル6)』という超能力者の上へと進化させることだ。 今回が、一万回目の実験。シチュエーションは、『人が使う場所での戦闘』、だ。 「さァて、今回は何をして楽しませてくれるのかな? 哀れな子羊ちゃンよォ!」 この言葉を合図に、戦闘の火蓋は落とされた。 また、とある場所では。 「痛っ! ……落ちちゃった……。でも、魔術師から逃げないと……!」 あるマンションの物干し竿に、白い修道服に身を包んだ少女が落ちた。 だが、気にするものは誰一人としていない。 その物干し竿が付属している部屋には、誰も住んでいないからだ。 「大丈夫。『歩く教会』の強度は絶対なんだから」 少女はその身を奮い起こし、屋根の上へと飛ぶ。 「さて、準備は終わったな」 窓のないビルの一室に存在している、『人間』アレイスター。学園都市における最高権力者だ。そして彼は、男にも女にも聖人にも囚人にも子供にも老人にも見えた。簡単に言えば、見るものによって数十、いや数百、数千もの姿に見えることになる。 尤も、彼が最高権力者であるということを知っている人間は少ないのだが。そして、この普通の手段では進入不可能なこのビルに入ることを許可された人間は、殆どいないのだが。 その四角いスペースの真ん中にある、円筒形の生命維持装置の中に彼はいた。 『人間』アレイスターは、赤い液体で満たされたその装置の中に、逆さまに浮かんでいた。その赤い液体は、彼の体の細胞の一つ一つに干渉していく。 その装置と彼の周囲は、眩い光で埋め尽くされていた。 だが、この部屋には『照明機器』と呼ばれるものが存在しない。 しかし、この部屋は光で溢れている。 原因は、四方の壁に隙間なく取り付けられているモニターにあった。そのモニターの映像を鮮明にするため、モニター自身が光っているのだ。 そして、その映像には学園都市の様子が捉えられていた。 「それにしても、我ながら狂った事をしたものだ」 『人間』アレイスターは、一日前にとある魔術を行使した。 勿論彼が行使したのではない。彼は『考え出した』だけだ。その魔術を行使したものは、今はここにはいない。 エイワスというのが、その者の名だ。 彼はある事情により封印されている。 『人間』アレイスターがとある魔術を行使した事を知っているものは、この世界の中でアレイスターとエイワスのみだ。 狂った事、というのはとある魔術を行使した事だろう。 あるモニターでは、白い髪に紅い瞳を持った少年と、茶色の短髪で常盤台中学の制服を着た少女が激突していた。分は明らかに少年の方にあった。 あるモニターでは、白い修道服を着た少女が二人の追っ手から逃げ惑っていた。打ち落とされるのは時間の問題だろう。 あるモニターでは、黒いツンツン頭の少年がアレイスターと全く同じ形の生命維持装置の中に入れられていた。中を満たす液体はアレイスターのものより濃い。そして逆さまではなく、頭の部分が機械で覆われていた。 「さ、私は私の仕事をするか」 『人間』アレイスターは、何かを操作した。そして、何かが動く音がする。 『なんでしょうか』 部屋に、女のものと思われる声が響く。 「『座標移動(ムーブポイント)』か? 頼みたいことがある」 『どうせろくなのじゃないんでしょ?』 『座標移動』、と呼ばれた彼女は溜め息を漏らした。 結標淡希というのが彼女の名前だった。 彼女の能力は、ある座標にあるものを任意の座標に移動させる事ができる。アレイスターがいる場所には扉や窓といわれるものがないので、彼女の能力は大変重宝している。 本当は彼女自身がこちら側に来てくれれば手っ取り早いのだが、今はこのモニターの映像を見られるわけにも行かないし、彼女は現在は自分自身にはその能力を行使できない。 昔能力が暴発したせいだ。彼女は現在それがトラウマになっている。 尤も、彼女はトラウマを乗り越えるのだが、今の彼女はまだ苦しめられている。 「これから私が指定する座標にあるものを、ある人物に届けていただきたい」 『分かりました。ある人物とは?』 『座標移動』は殆ど無機質な声で言う。 彼女は近々反乱を起こす。仕方ないと言えば仕方ないか、と『人間』アレイスターは考える。 「学園都市第一位だ」 『……ッ!?』 『座標移動』の、驚愕と恐怖を交えた声が聞こえた。無理もないだろう。今第一位といえば、全盛期のころの『一方通行』だ。恐怖の念を抱かないものが異常だ。 「そう臆するな。君には『モノ』を届けてもらうだけ。第一位の手元にいきなり『モノ』が現れるように仕向けてくれればいい」 『……分かりました。では早く座標を』 無駄話をするのもいいのだが、そうすると都合が悪い。 よって、アレイスターは座標を暗号すら使わずに伝えた。 「変な気は起こさないで頂きたい。君は一刻も早く第一位のもとへ『モノ』を届けてくれ」 『座標移動』からの、返事はなかった。 「さて、これが終わったら後は観察だけだ」 『人間』アレイスターは、ポツリと、そう呟いた。 彼の口元に浮かんでいるのは、笑みだった。喜怒哀楽全ての感情に当てはまらない、説明不能の笑み。 その笑みが絶える事は、なかった。
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とある都市(まち)の超能力者(レベルファイブ) 「はーい。補習の授業を始めるですー。今日は先生がプリントを作ってきたのですー」 そう言いながら生徒にプリントを配っていくのは、短いピンクの髪をした身長百三十五センチの教師、月詠小萌だ。 十二歳、つまり小学六年生の子供にしか見えないのだが、列記とした大人である。 巷では生きる学園七不思議、等と言われているらしい。 七不思議になった理由は単純で、どうみてもロリコンさんが好みそうな外見にしか見えないから、だ。 「なあなあ」 「何だにゃー?土御門さんに何か話でもあるのかにゃー?」 小萌先生がプリントを配り始めた直後、話し始めたものがいた。 片方は青髪ピアス。外見はその名の通りで、三大テノールもびっくりの野太い男ヴォイスを出す。 片方は金髪にグラサンと、如何にも『不良』といった感じの青年だった。 名前を、土御門元春という。 にゃーにゃー言っているが、彼の身長は百八十センチだという事を言っておく。男の娘ではない。 「はいそこー?補習ぐらいはちゃんと受けるのですよー?」 小萌先生が二人に軽く注意をする。 だが二人は気にせず、 「どうよ最近?彼女とか、出来たん?」 「何度も言わせるんじゃないにゃー。オレは舞夏一直線なんだにゃー」 「相変わらずお前は義妹一直線なんやなー……。ああ、小萌センセー最高や」 物騒な会話をしていた。 「…………うっ」 誰かの嗚咽が聞こえた。しかも少女の。 クラスの全員が驚いて小萌先生のほうをみる。 そこには、 「あらー?小萌先生がお泣きに……」 クラス全員の頭の中で、『小萌先生が泣いた→犯人は誰だ→そういえばさっき小萌先生が誰かを注意していた→青髪ピアスと土御門だった気がする→ならばそいつらが犯人だ』という式が三秒で出来上がった。 クラス全員が(二人除く)鈍器を握る。どうしてそんなものを持っているのかが不思議だ。 「……逃げますか、土御門?」 「望む所だぜい」 そうは言ったものの、ここは割かし高い場所に位置する教室で、しかも脱出口は教室前方と後方にある扉のみ。 脱出口は怒ったクラスメイトに封鎖されていた。 当然、怒り狂ったクラスメイトから逃げられる筈も無く、教室内に愉快な悲鳴が響いた。 「ったく……」 土御門達がどうなったかはさておき。 一部の馬鹿共を除き、今日は休日だ。 二百三十万いるうちの八割以上が学生のこの学園都市では、休日は殆どの人が休みになる。 常盤台中学に通う御坂美琴は、自動販売機の前にいた。常盤台中学といえば、学園都市でも五本の指に入るといわれている御嬢様学校だ。 灰色のプリーツスカートに半袖のブラウスにサマーセーター。何の変哲も無い中学校生徒の格好をしている。まあ、彼女の通っている中学校は何の変哲もないことはないのだが。 御嬢様学校に通っているので頭も良く、更に彼女は能力者で溢れるこの学園都市でも七人しかいない『超能力者(レベルファイブ)』なので、補習等とは無縁だ。 御嬢様御嬢様といっても、彼女を見たら御淑やかなイメージが崩れるだろう。 「ここの自販機って何時来ても壊れてるわね……、っと!」 そういいながら、回し蹴りを自販機に決める美琴。 パンツが見えるかもとか言うやからもいるかもしれないが、美琴はスカートの下に短パンを装着しているので何ら問題は無い。 御嬢様なら、普通に硬貨を入れて買うべきだが、美琴はそういったことを全く気にしない。 と、そこに、 「お姉さま~っ!」 突如として、其処まで何も無かった空間に人が現れた。 その人物は少女の形をしており、また美琴とはサイズ違いの同じ服を着ていた。その人物は美琴に抱きつこうと手を広げていたのだが、美琴が数歩横に移動した事により地面に打ち付けられてしまった。 「く、黒子っ!?どうしてここにっ!?」 「うふふ。わたくしは、お姉さまの行く所なら何処へでもぐべはっ!?」 黒子、といわれたその少女は、起き上がりながら言葉を言っている最中に美琴から回し蹴りを貰い、また地面に打ち付けられた。 茶髪のツインテールに、AAという小さい胸いやすいません嘘です許してくださいってば。 これからの成長に期待できる胸をしている。 本名は白井黒子。白黒と呼んではいけない。 黒子は『風紀委員(ジャッジメント)』という学生組織に入っている。 おもな仕事は基本的の校内の治安維持だが、校外の治安維持活動もしている。黒子はおもに後者を仕事にしている。 ここまで聞くと割りといい子に思える。 だが、黒子は顔面の汚れを手で払いながらこう言い放った。 「さあ、お姉さま~?今日は休日なんだから黒子と水入らずどぶはっ!?」 本日二回目の美琴による回し蹴り直撃である。 この黒子という少女、美琴の事を『お姉さま』と呼び、慕っているのだ。 慕っているだけならまだいい。 黒子の場合、既に『百合』という領域にまで足を踏み入れてしまっているのだ。 それ故、たまに行き過ぎる。いや、常時行き過ぎてる。 「はあ……。ま、いいわ。しょうがないから今日一日あんたと付き合ってあげる」 ここの『今日一日』というのがミソで、これをはずすと告白したことになるから要注意だ。 「本当ですの!?じゃあ、早速買い物に行くんですの!」 この返事に対し、思わず間の抜けた表情をする美琴。御嬢様とは思えない。 「……今日は変な要求をしないのね。珍しい」 「失敬なっ!わたくしだって淑女ですのよ?買い物だって嗜みますわっ!」 少し意味が分からないが、美琴は適当に頷いた。 ともあれ、ショッピングだ。 (ゲコ太の服とかあるかな……?) ゲコ太というのは、とあるカエルの隣に住んでいるおじさんカエルだ。乗り物に弱く、ゲコゲコしてしまうというキャラ設定らしい。 所謂少女趣味という奴だ。 「お姉さま~?またゲコ太の事とかを考えているんですの?」 「なっ……!?そ、そそそそんな事無いわよ!?わ、私だって普通の服を着るわよ!?」 明らかに上擦った声で答える美琴。嘘だということがバレバレだ。 「んふふふふ……」 「な、何よ気色悪い……」 黒子が変な笑みを浮かべる。御嬢様とは思えない。 「ま、いいですわ。ささ、行きましょうお姉さま」 「は?あ、うん……」 黒子は美琴の手を握る。 その瞬間、二人の姿が消えた。 黒子の能力は大能力(レベルフォー)の『空間移動(テレポート)』。 三次元的空間を無視して物質を転移出来る能力だが、三次元から十一次元への特殊変換時に計算をするため、脳に多大な負担が掛かってしまうのだが、そこは常盤台に通っているだけはある、ということだろう。 ともかく、黒子と美琴は『空間移動』により、早々とこの場から消え去った。 二人が消えたので、この空間は蹴られた哀れな自販機がぽつんとおいてある侘しい場所になってしまった。 と、そこに、 「ここが今日の実験場か……?」 白い髪に紅い眼、そして柄の悪い目つきをした男がやってきた。 彼の名は『一方通行(アクセラレータ)』。学園都市に七人しかいない『超能力者(レベルファイブ)』の中でも頂点に立つ第一位だ。 能力名も『一方通行(アクセラレーラ)』といい、力のベクトルを自由自在に操る能力を持つ。 「お待たせしました、とミサカは謝罪の言葉を述べます」 一方通行とほぼ同時に、『御坂美琴』が現れた。 容姿、身につけているものは先程ここにいた御坂美琴と殆ど同じだ。違うことといえば、頭につけているゴーグルとスカートの下に短パンを履いていないということだろう。 「待たせンなよ、クソが。で?今回で何回目になるンだ?」 といっても、一方通行は大して待っていないのだが。 一方通行の挑発的な言葉に対し、 「はい。今回で五千六百十八回目です、とミサカは冷静に答えます」 感情のこもっていない声で答える『御坂美琴』。 彼らが言っているのは、『絶対能力進化(レベル6シフト)』という計画のことだ。 そして、御坂美琴に良く似た少女の正体は、 「欠陥電気(レディオノイズ)、ねェ?『樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)』とかいう機械野郎に自分の命運を弄ばされて満足かい?」 「構いません、とミサカは言います。元々要らなくなった私達を再利用する為の計画ですから、とミサカは事実を述べます」 元々は『量産能力者(レディオノイズ)計画』にて開発された彼女達。 偶発的に生まれる超能力者(レベルファイブ)を確実に生み出す、という趣旨の実験だったのだが、生み出された御坂美琴の『妹達(シスターズ)』は御坂美琴(オリジナル)の一%にも及ばない欠陥品だった為、実験は失敗。 生み出してしまった二万体にも及ぶ『妹達(シスターズ)』をどうしようかというところに飛び込んできたのが、この『絶対能力進化(レベル6シフト)という計画である。 『二万のシチュエーションで、二万のレディオノイズを殺害する』といった内容で、目的は一方通行を『絶対能力者(レベルシックス)』という超能力者(レベルファイブ)の上へと進化させることだ。 今回が、五千六百十八回目の実験。シチュエーションは、『人が使う場所での戦闘』、だ。 「さァて、今回は何をして楽しませてくれるのかな? 哀れな子羊ちゃンよォ!」 この言葉を合図に、戦闘の火蓋は落とされた。 また、とある場所では。 「痛っ!……落ちちゃった……。でも、魔術師から逃げないと……!」 あるマンションの物干し竿に、白い修道服に身を包んだ少女が落ちた。 だが、気にするものは誰一人としていない。 その物干し竿が付属している部屋には、誰も住んでいないからだ。 「大丈夫。『歩く教会』の強度は絶対なんだから」 少女はその身を奮い起こし、屋根の上へと飛ぶ。 「さて、準備は終わったな」 窓のないビルの一室に存在している、『人間』アレイスター。学園都市における最高権力者だ。そして彼は、男にも女にも聖人にも囚人にも子供にも老人にも見えた。簡単に言えば、見るものによって数十、いや数百、数千もの姿に見えることになる。 尤も、彼が最高権力者であるということを知っている人間は少ないのだが。そして、この普通の手段では進入不可能なこのビルに入ることを許可された人間は、殆どいないのだが。 その四角いスペースの真ん中にある、円筒形の生命維持装置の中に彼はいた。 『人間』アレイスターは、赤い液体で満たされたその装置の中に、逆さまに浮かんでいた。その赤い液体は、彼の体の細胞の一つ一つに干渉していく。 その装置と彼の周囲は、眩い光で埋め尽くされていた。 だが、この部屋には『照明機器』と呼ばれるものが存在しない。 しかし、この部屋は光で溢れている。 原因は、四方の壁に隙間なく取り付けられているモニターにあった。そのモニターの映像を鮮明にするため、モニター自身が光っているのだ。 そして、その映像には学園都市の様子が捉えられていた。 「それにしても、我ながら狂った事をしたものだ」 『人間』アレイスターは、一日前にとある魔術を行使した。 勿論彼が行使したのではない。彼は『考え出した』だけだ。その魔術を行使したものは、今はここにはいない。 エイワスというのが、その者の名だ。 彼はある事情により封印されている。 『人間』アレイスターがとある魔術を行使した事を知っているものは、この世界の中でアレイスターとエイワスのみだ。 狂った事、というのはとある魔術を行使した事だろう。 あるモニターでは、白い髪に紅い瞳を持った少年と、茶色の短髪で常盤台中学の制服を着た少女が激突していた。分は明らかに少年の方にあった。 あるモニターでは、白い修道服を着た少女が二人の追っ手から逃げ惑っていた。打ち落とされるのは時間の問題だろう。 あるモニターでは、黒いツンツン頭の少年がアレイスターと全く同じ形の生命維持装置の中に入れられていた。中を満たす液体はアレイスターのものより濃い。そして逆さまではなく、頭の部分が機械で覆われていた。 「さ、私は私の仕事をするか」 『人間』アレイスターは、何かを操作した。そして、何かが動く音がする。 『なんでしょうか』 部屋に、女のものと思われる声が響く。 「『座標移動(ムーブポイント)』か?頼みたいことがある」 『どうせろくなものじゃないんでしょ?』 『座標移動』、と呼ばれた彼女は溜め息を漏らした。 結標淡希というのが彼女の名前だった。 彼女の能力は、ある座標にあるものを任意の座標に移動させる事ができる。アレイスターがいる場所には扉や窓といわれるものがないので、彼女の能力は大変重宝している。 本当は彼女自身がこちら側に来てくれれば手っ取り早いのだが、今はこのモニターの映像を見られるわけにも行かないし、彼女は現在は自分自身にはその能力を行使できない。 昔能力が暴発したせいだ。彼女は現在それがトラウマになっている。 尤も、彼女はトラウマを乗り越えるのだが、今の彼女はまだ苦しめられている。 「これから私が指定する座標にあるものを、ある人物に届けていただきたい」 『分かりました。ある人物とは?』 『座標移動』は殆ど無機質な声で言う。 彼女は近々反乱を起こす。仕方ないと言えば仕方ないか、と『人間』アレイスターは考える。 「学園都市第一位だ」 『……ッ!?』 『座標移動』の、驚愕と恐怖を交えた声が聞こえた。無理もないだろう。今第一位といえば、全盛期のころの『一方通行』だ。恐怖の念を抱かないものが異常だ。 「そう臆するな。君には『モノ』を届けてもらうだけ。第一位の手元にいきなり『モノ』が現れるように仕向けてくれればいい」 『……分かりました。では早く座標を』 無駄話をするのもいいのだが、そうすると都合が悪い。 よって、アレイスターは座標を暗号すら使わずに伝えた。 「変な気は起こさないで頂きたい。君は一刻も早く第一位のもとへ『モノ』を届けてくれ」 『座標移動』からの、返事はなかった。 「さて、これが終わったら後は観察だけだ」 『人間』アレイスターは、ポツリと、そう呟いた。 彼の口元に浮かんでいるのは、笑みだった。喜怒哀楽全ての感情に当てはまらない、説明不能の笑み。 その笑みが絶える事は、なかった。
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— 高齢化 — 高齢化が進めば、人口あたりの病人の数は増えていきます。平均寿命が延びている限り、病人の比率が増えても、国民の健康状態が悪化していると断定できるのではありません。 — 米と小麦 — 米と小麦の間に総合的な優劣はありません。タンパク質の量では小麦が、タンパク質の質 — つまり、リジンの量 / 全アミノ酸の量 — では米が優れています。 米にも小麦に罪はありませんが、現在の人類のその食べ方にはそれぞれ異なる問題があります。 米は多量の塩分と一緒に食べられていることが多く、日本では特にその傾向が顕著です。このため、日本での胃癌罹患率は、かつて、欧米での10倍程度でした。パンの普及で胃癌罹患率は下降し、胃癌は癌部門死亡原因第1位を肺癌に譲りました。 小麦は乳製品と一緒に食べられることが多く、そのため、欧米での乳癌や大腸癌の罹患率は日本での4倍くらいです。パンの普及で、日本でも乳癌の罹患率は上昇しています。 つまり、米と小麦の選択は基本的に二律背反です。 しかし、個人は個人的に賢くなることができるかもしれません。家系に乳癌が多ければ米の方がいいし、家系に胃癌が多ければ小麦の方がいい。どちらの癌も皆無ならば、米でも小麦でもいい。 なお、乳製品を絶つ食事療法はしばしば乳癌患者に大きな利益をもたらしていますが、一般の人々に対して欧米で現在行われている大規模な疫学調査では、乳製品の有無による有意な違いは報告されていません。 腎臓病の人にとってタンパク質の摂取量を制限するのは良いことですが、それは一般の人々にとって食生活をより健康的なものにする選択とはならないでしょう。乳製品も似たようなものかもしれません。 日本では奈良時代まで酪(ヨーグルト)、蘇(チーズ)、醍醐(バター)を食べる習慣があり、いずれも長寿につながるとされていました。 ― 国産品と輸入品 ― 国産の米と小麦には、ポストハーベスト(収穫後)農薬は使われていません。 米には小麦よりも多くのプレハーベスト(収穫前)農薬が使われています。 農薬の害について考えると、散布がポストハーベストかプレハーベスト(収穫前)なのかということは、議論の本質に関係しない。有害性については残留農薬の量を基準に考えるべきで、基準値を大幅に下回っていれば、散布時期は問題ではありません。 大まかな優劣をつけるとしたら、 1) 国産小麦 2) 国産米 3) 輸入小麦 4) 輸入米 でしょう。 惜しむらくは、日本の気候が小麦の栽培にあまり向いておらず、それどころか、温暖化の影響で米すら品質劣化を見せていることです。 — 肉食 — 肉は魚よりコレステロール値を上げやすい。そのため、健康によくないと思われてきました。 ところが、日本での合計17万人に及ぶ複数の疫学調査をまとめた結果、全コレステロールでも悪玉コレステロール限定でも、値が高い人の方が長生きしていることが判明しました。 悪玉コレステロールは血管に対して有害ですが、善玉でも悪玉でも、感染症に対する抵抗力を強めるらしい。 これも二律背反です。 コレステロール値が高ければ、感染症で若くして唐突に逝ってしまう危険性を下げることができますが、加齢とともに動脈硬化に悩むことになります。 感染症予防は若年死亡率を下げたので、数字としては、平均寿命の向上をもたらしたと思われます。 — ピロリ菌 — 胃癌の大きな原因とされているピロリ菌は、ニューヨーク大学の医学部のブラスター教授らの約8000人を追跡した研究で、特に若年層での喘息などのアレルギーや食道癌の危険性を大幅に引き下げていることがわかっています。 先進国の感染率はおおむね10%程度で、子供の感染者は稀です。日本での喘息やアトピー性皮膚炎の増加の一因は、他の先進国と同じく、日本の子供たちもピロリ菌なしで育つ人類の初代や2代目であることでしょう。 発展途上国では5歳までに90%程度の子供がピロリ菌に感染するそうです。
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GR3? GR3とはGR3 PROJECTによって製作されたフリーのシューティングゲームである。 このMSX風GR3はMSX版グラディウス2やゴーファーの野望エピソードIIに続編として、 またスペースマンボウへと繋がりを感じさせる作品として作られている。 これについて、開発者のサミエル氏は MSX版グラディウスシリーズの完結篇のつもりの勝手なストーリーであり 『GR3は、はじめ「ヴェノムさん悪くないんじゃない?」って話があって、 最後、最後のリーク人はヴェノム博士を倒すけど帰れなくて、グラディウスはグラディウス人の星になるって話にはなったんすよ。 だから、「リーク人がグラディウスを去る」って言う終わりにしたってのが。 まぁGR3も「裏切り物はどっちだ」ってのはあったんですよね。 っでまぁ、そのまま終わるとなんかわかるけど、寂しいので、 マンボウに繋がると嬉しいなぁって言うRe-Deathの追加エンディングです。』 と解散時のチャットで語っていた。 なお2007年2月1日にGR3 PROJECTは解散したが、NIGOROとして会社化していく事を発表した。 GR3 STORY 伝説を与えよう 争いの世代から希望へ変わる世代へ向けて グラディウス暦6832年ラーズ21世行方不明 ラーズ21世 惑星グラディウスを襲った4度目の侵略、ゴーファー軍を壊滅させたデイヴィッド=バートンその人である。 度重なるバクテリアンの攻撃により、国力の低下を招いてしまった惑星グラディウスも、 ラーズ21世統治のもとに豊かさを取り戻しつつあった。 しかし、災厄は静かに確実に近づきつつあった。 ゴーファーとの戦いから23年の時が過ぎたグラディウス暦6832年。 グラディウス星系内に不信な機影と重力震反応を頻繁にキャッチするようになった。 皇帝ラーズ21世の指揮の元、徹底した調査を行ったが何の手がかりも得られず 軍も困惑の色を隠しきれない状況の中、彼、ラーズ21世はかねてより開発中であった 最新鋭亜空間戦闘機「ファングバーン」の完成を急がせた。 数ヶ月後、ついに「ファングバーン」の起動に成功するも、 それは絶大な出力と引き換えに完全な起動に40時間もの時を要する欠陥品であった。 後の調査で6時間で戦闘可能な段階にはなったものの、 それでも完全起動には24時間必要であった。 しかし、その報告をうけた数時間後、ラーズ21世は未完成の「ファングバーン」と共に消息を絶つ。 そしてその直後、グラディウス星系内の殖民星から一斉に連絡が途絶える。 ・・・人々はサイレント・ナイトメアの再来に恐怖した。 彼は気付いていた。バクテリアンが恐るべき指導者の元、最後の戦力を収束しつつある事を。 そしてもはや一刻の猶予も無い事を。 今長い戦いの歴史に終止符が打たれようとしている・・・ (以上GR3説明書より抜粋)
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http //www.newkon.co.jp/html_jp/R3.5.17_PN-27E50E%20.pdf パンチメーカーを自称する企業が部品調達不可となり 事もあろうに電動パンチの製造を中止しました。 部品調達が困難との理由ですが、普通の企業は他社ルートを 万一に備えて確保しておくのは常識ですよ? 現金振り込みしたくなかったんですかねぇ。。。。 手動パンチはすでに他社にシェアを奪われており 年間売上の相当規模を占めていたこの製品の販売終了は ニューコン工業倒産へ勢いがますますついたと言えます。 手形の割引等の動きがないか、厳重にチェックする必要がありますよ。 経営が圧迫されているのは周知の事実ですよ! サイコパス社長近藤英一郎は経営無能を否定して社員に責任転嫁 ニューコン工業は倒産が近いぞ! ニューコン工業 PN-50E 製造中止 真実 欠陥 リコール 発火