約 6,029 件
https://w.atwiki.jp/edh-commander/pages/281.html
記憶の欠落/Memory Lapse (1)(青) インスタント 呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、それをそのプレイヤーの墓地に置く代わりに、オーナーのライブラリーの一番上に置く。 引用元 Wisdom Guild 評価 少し特殊な打ち消し呪文。打ち消した呪文は墓地ではなく、ライブラリーの一番上に置かれる。 2マナでどんな呪文も打ち消せるのは優秀だが、次のドローで引かれてしまうため、基本的には時間稼ぎが目的の呪文。 特に序盤でマナ・アーティファクトや土地加速のような呪文を打ち消した場合などは、大きく時間を稼ぐことができるだろう。 打ち消した呪文がライブラリーに戻ることにはメリットもデメリットもある。 まずメリットとしては、対戦相手の次のドローが確定すること。コンボパーツなどを引かれたらまずい、という場合などにはこれで1ターンの安心を買うことができる。 デメリットとしては、次のターンにはもう一度同じ呪文が唱えられてしまうこと。どうしても通したくない呪文に対しては対抗呪文(Counterspell)のような普通の打ち消しの方が効果的だろう。 無限コンボのパーツなど、他のプレイヤーにとっても脅威となる呪文をこれで打ち消した場合、他のプレイヤーが次にそれが唱えられるときに備えて妨害を用意してくれる場合がある。こういった駆け引きは多人数戦ならではの楽しみだと言えそうだ。 類似カード 差し戻し(Remand) - 打ち消した呪文が手札に戻る。キャントリップ付き。 遅延(Delay) - 打ち消した呪文が3ターン後に唱えられる。 アーテイのおせっかい(Ertai s Meddling) - 対象となった呪文がXターン後にスタックに置かれる。
https://w.atwiki.jp/crosscrose5/pages/2.html
Menubar 一片の少女と欠落した街 CROSS PLOT ワタシノヒミツ Story Staff&Cast Character ┗静宮 紘明 ┗遠藤 英理 ┗篠原 黄泉 ┗静宮 夢々 ┗伊崎 猫耳 ┗リーザ ┗皆瀬 蜜柑 ┗青峰 結岐 ┗津末 葉月 ┗佐野 宮子 ┗その他 Spec Special 設定 世界観 ここを編集
https://w.atwiki.jp/solidedgefaq/pages/13.html
調査した結果、本問題が発生する図面、条件がわかりました - 問題が発生する図面 ・ V18で新規作成した図面 ・ V18で追加された図面ビューがある図面 ・ V18でビュー更新を行い保存した、V17以前に作成された図面 - 発生条件 ・ モデル(アセンブリのみ)とのリンクが切れている図面を開いた場合 (パーツでは、V17時と同様にリンク切断前の情報が表示されます) ・ モデル(アセンブリ、パーツ両方)に変更があり、ビュー更新が必要になっている図面を開いた場合や図面にウィンドウを切り替えた場合 例えば、図面を更新必要状態で開いた場合や、モデルなしで図面を単独で開いた場合に本問題が発生します。 図面が更新必要状態で問題が発生する場合に関してご説明します。
https://w.atwiki.jp/gamecircledaitokai/pages/55.html
DX3@アカデミアの自作キャンペーン『欠落の楽園』第4話。 =4話今回予告= 文化祭直前。 何度も“ペルソナマスター”の陰謀を打ち砕いてきた『リトルバスターズ』は、蜷川しねま製作のドキュメンタリー番組により、今や時の人となりつつあった。 しかし時を同じくして、学園の生徒たちの間で広がる、漆黒の仮面。 そして、過去を否定する影が、願いを、能力を、歪めていく。 ダブルクロスキャンペーン第4話 『私が望んだ私のネガイ』 ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。 PC1水瀬夏芽 ロイス:シャドウ 登校中に現れた謎の人物。 シャドウと名乗ったその人物は、レネゲイドの力を用いてリンを誘拐していった。 PC2古明地紫音 ロイス:久縁蜜柑 ある日の放課後、道端で犬を連れて散歩している蜜柑と出会った。 世間話と称してキミの過去の話を聞こうとする彼女は、暗い表情をしていた。 PC3神羅空幻 ロイス:“プランナー”都築京香 遂にプランナーが直接学園に乗り込んできた。 これから起こる変化を、直接その目で確かめるためらしい。 PC4駿銀次 ロイス:シャドウ いつものように不良と戦っていると、相手が漆黒の仮面を取り出してきた。 どうやら、シャドウという奴が仮面を配っているらしい。 == 成長報告 夏芽:≪支配の領域≫で妨害 紫音:≪ミスディレクション≫で範囲攻撃阻害 空幻:範囲攻撃確保しつつ調達上昇 銀次:RC上昇 シナリオ開始。マスターシーンから。 何処とも知れぬ闇の中。 般若の面の男、マスターブレードが叫ぶ。 「何だったのだ、あの『仮面舞踏会』とやらは!あれほどまでの屈辱、忘れはせんぞ!」 横で、カルペ・ディエムが花のように笑う。 「まぁ、見ている分には楽しかったけれどね」 そちらを一睨みした後、マスターブレードが視線を向けたのは、おぼろげに浮かび上がっているペルソナマスターの仮面。 「ペルソナマスター!あれも貴様の策の一環か?」 「……確かに、彼女の仮面は我が【愚者の契約】によるものだ。だが、契約した相手がどのような欲望を持っているかは分かるが、それを満たすためにどのように力を振るうかについてまでは我の与り知らぬことだ」 カルペ・ディエムが頷く。 「そうよ。私たちは仮面を、力を与えるだけ。仮面を与えた相手が、自らの意志でもがき、苦しんでいくのを見るから楽しいのよ。完全に相手を操ってしまってはつまらないでしょう?」 さらに、これまで無言だったプラネータも同意する。 「そうだよ。意志がなくなっちゃったら、もうトモダチじゃないんだよ」 その場に同席する、仮面を着けた数人および数匹も同じ考えらしい。 夏芽:あぁ、犬とかいたなw マスターブレードは一つため息をつき、言った。 「……確かに、それがこのディオゲネスクラブの流儀だな。そして、それぞれの欲望が交錯した際は、力の強い方が勝つ。それがFHの流儀だ。前回の俺は慢心し、結果的にあの姫とやらの力に飲まれた。だが、次に欲望が交錯した時は、俺は容赦しない。たとえ相手が、同じマスターエージェントであったとしてもな」 マスターブレードの瞳に、剣呑な光が灯る。 空幻:え、狙われてる?w が、ペルソナマスターは顔色一つ変えずに返答する。 「……構わん。それに、マスターブレード、汝と奴ら……リトルバスターズとの決着の場を近いうちに用意するつもりだ」 「ほう……そうか」 GM/ペルソナマスター:「具体的にはあと1シナリオほど先だ」w 「遂に完成したであります!試写会をするでありますよ」 そういってPCたちを呼び出したしねま。先日の誘拐事件、および仮面舞踏会の際の活躍を映像化した『リトルバスターズの軌跡』というPVが完成したらしい。 夏芽:「いつの間にそんなもの撮ったんだ?」 GM/しねま:「こっそり撮っておいたのでありますよ!」 空幻:あんまり目立ちたくないんだけどなー。 紫音:ここも、頑張ってカメラの死角に入ってるつもりだったんだけど。 GM/リン:「やったね夏芽!リトルバスターズも有名になるよ!」とリンが嬉しそうにして、夏芽に抱き着く。 夏芽:「そうだな、人が揃えば……」とは言っても、既に10人以上知り合いは居るんだけど。 GM/リン:「これで18人揃えば2チームで対戦できるよ!」w 夏芽:「そ、そうだな!」 GM/しねま:「あ、文化祭の特別企画として、野球大会が開かれることになったのでありますよ。チームが足りないとのことで、リトルバスターズにも参加してほしい、と上の方から言われているのでありますが……」 夏芽:「よし、あたしに任せろ!……みんなやるぞ!」 非常にやる気ない返答をする他PC3人。 空幻:それって、ちゃんとした企画ですか? GM うん、学園側の用意した企画。 空幻:くっ、これほどまでに委員長の立場が憎らしかったことはないw そして始まる試写会。カットインを多用したオープニングが終わり、まず周囲の人々によるリトルバスターズについてのコメントが入る。 GM クリスタル囲碁相撲部が「リトルバスターズはおいどんたちの良きライバルであり、目標でごわす」とかコメントしてるw 銀次:あー、いい勝負をした気になってきたw そして映像はクライマックスへ。ペルソナマスターによる仮面の影響で暴走しているクラスメイト、具体的にはカルロと珠美を、オーヴァードの力で打ち倒すリトルバスターズ。 GM カルロの方は実際の映像がないんで、普通に撮影したものを編集して使っているw 砕け散る仮面。そして映像は何故か学園内の公園を映し出し―― GM そこには、元気に走り回るカルロと珠美、そして20人のメイドの姿が!w 「ボクはもう二度とあんなことはしないよ」「その通りです、お坊ちゃま」と拍手する20人のメイド。それを無視して珠美は「リトルバスターズの皆には感謝してるよ。あたしの中にあったドロドロした気持ちも、全部吹き飛ばしてくれたから。……あ、今の台詞、恥ずかしいから、クラスの皆には内緒だよ!」と照れ笑い。 紫音:内緒にならないなw GM/しねま:「とまぁ、こんな感じであります。とりあえずウェブ公開しておいて、学園祭の時にディレクターズカット版を一般公開する予定でありますよ」 空幻:「……そ、そうね、話題になって、再生数は稼げそうね」 夏芽:コメント数も出るんじゃないかなw 紫音:マイリス数は少ないかなーw 銀次:「なぁ、もっと俺のリーゼントが目立つようにならねぇのか?」 GM/しねま:「じゃあ、ディレクターズカット版では修正して大きくしておくであります」w 空幻:「それと、私の発言は結構危険なものがあるから、変えてほしいんだけど」 GM/しねま:「じゃあ、ここでアフレコしておくであります」w 空幻:いいのかそれでw 「じゃ、じゃあ……『もうどこにもいないキミのために!』」w 夏芽:「いるだろ、そこに!」w 数日後。 いつのものように銀次に喧嘩を挑んできた不良。 銀次:「来いよ、イエロースコーピオン!」 だが、今日は様子が違っていた。 その不良は、自身の不利を悟ると、懐から仮面を取り出した。その仮面は、まるで影を固めて作られたような漆黒の仮面。 仮面を装着した不良は、その力を増大させる…… GM が、所詮は『ちょっと強いエキストラ』なんで、普通に倒せるよ。 不良を吹き飛ばす銀次。漆黒の仮面は砕け、不良は吹き飛ばされながら叫ぶ。 「くそ……これを付ければ願いがかなうんじゃなかったのかよ、シャドウ……!」 どうやら、この仮面を与えたのは、シャドウという奴らしい。 銀次:「なるほど、シャドウ……コイツは調べる必要がありそうだぜ!」 ある日の放課後。紫音の前に、ふらりと蜜柑が現れる。“取次屋”の店舗の前で良く見る犬を連れている。 紫音:「こんにちは、蜜柑ちゃん」 GM/蜜柑:「ちょっと世間話に付き合ってくれないかしら……紫音、あなたはUGNから来たのよね」 紫音:「そうね。力の使い方や、銃の使い方を教えられたわ」 GM/蜜柑:「あなたから見て、この学園はどう思う?楽しい?」 紫音:「ここは……すごく、居心地がいいわ。妹も楽しそうだし」 GM/蜜柑:「そう……羨ましいわ。そう思えるあなたが」と、その足元で蜜柑に向けて小さく吠える犬。「……そうね、そろそろ帰る時間ね。じゃあね、紫音。興味深い話だったわ」 同じく放課後。クラス企画の連絡会議があるため、鏡子は留守。そのため、猫喫茶の制服の確認を押し付けられた空幻は、一人でやる気なく枚数を確認している。 空幻:「……12、13枚。1枚足りない」w GM/少女?:「では、私用の制服も用意してもらえますか、マスターレイス?」w 空幻:「SSサイズは無いなぁ……。で、何に使うのかしら、プランナー?」 GM/プランナー:「あくまで潜入工作のためです。別に、私が着たい訳ではありませんし、決して『私がぷらんにゃーとして人気を独占して、あなたのマスターマスコットとしての立場を危うくしてやろう』だなんて考えていませんので」 空幻:「その発言が本気でないことを信じたいわね。……ところで、マスターマスコットって何かしら?」 GM/プランナー:「あなたの部下が、そのように呼んでいたので」……『くーちゃん様、マジマスターマスコット!』w 空幻:「……あいつら、後でシメる」w GM/プランナー:「冗談はさておき。この学園で、ペルソナマスターは随分と用意周到な計画を立てているようですね。まぁ、私のプランほどではありませんが。いずれにせよ、直接見ておく必要がありそうです」 空幻:「まぁ、あなたのプランはどこまでプランか良く分からないしね」 GM/プランナー:「せいぜい気を付けてください、マスターレイス。万一あなたが負けたら、あなたをマスターレイスに任命した私のプランにミスがあったことになってしまいますから」 空幻:「それは責任重大だなぁ……」 GM/プランナー「では、私の制服を楽しみにしていますよ?」と薄笑いを浮かべて去っていく。 空幻:「注文しておくわ」 夏芽:『すみません、それ来月からなんですよ』w 翌朝。夏芽がリンとドルジを連れて登校中。 夏芽:ドルジが右、リンが左だな! 空幻:左右入れかえると、攻撃力と守備力が逆転するの?w インド人は右なんだけどw 階段を上って、教室までもう少しというところで、リンが立ち止まった。 「何か、おいしそうなにおいがする!」 そう言って、階段を駆け上っていくリン。 夏芽:「お、おい、リン!」 踊り場まで上がったところで、リンが誰かとすれ違った、その瞬間。 すれ違った人物から強いレネゲイドの気配が放たれると同時に、何かが砕けるような音がした。 GM 具体的には、『そげぶ』の効果音。 音と同時に、リンの霊圧……もとい気配が消える。 代わりに、ぽてん、と音を立てて踊り場に落ちるボール。 レネゲイドを放った人物は、そのボールを拾い上げ、夏芽の方へ向き直った。 逆光で姿はよく見えないが、背は低い。 夏芽の足元のドルジが、威嚇の体勢をとっている。 夏芽:「おいお前!リンに何をした!」 GM:「俺か?俺はシャドウ。脆いもんだな、レネビってやつも」 夏芽:「早く戻せ!」 GM/シャドウ:「取り返したいってんなら、せいぜい俺を追うことだ。まぁ、あんた一人で探せるとは思わねぇけど」と言うと、影に潜り込んで消え、リンごと≪瞬間退場≫する。 空幻:……演出的にオルクスかウロボロスかなー。 その直後。 空幻がプランナーの要望で注文したSSサイズ制服は、一晩のうちに届いていた。 空幻:「某UGN日本支部長に頼んだのはいいんだけれど、ちょっと早すぎないかしら?」w GM/某支部長:「メイド服でしたらすぐに送りますが、着用者の写真を送ってもらえますか?」w 空幻:「分かったわ。可愛い女の子よ」……見た目はな!w それはさておき、リンが誘拐された夏芽は、学園内を走り回って探していた。 それを目撃する、朝焼けの決闘を終えて帰る途中の銀次。 夏芽は、銀次にリンを見なかったか質問し……そこで誰にも相談していないことに気付いた。 銀次:「リンがシャドウに浚われたって?シャドウはそんなこともしてやがるのか。まぁいい、ダチの頼みは聞くことにしてるんだ。探すの手伝ってやんよ」 夏芽:……ダチ? GM チームメイトは友達だろ? 夏芽:確かにw 「そうだ、困ったから委員長に相談しよう!」 空幻:どっちの?w 夏芽:どっちも!レネゲイド絡みだからくーちゃんのほうかな。 とりあえずクラスに戻って「委員長!」と空幻に声を掛ける。 空幻:鏡子を呼んでると思うんで、スルーしますw GM/鏡子:「な、なんですか、夏芽さん」 夏芽:「くーちゃんの方!」と連れて教室外へ。小声で「リンがいなくなった!」 空幻:「……それはまず教務課に行って……」w 夏芽:「そうじゃなくて!」かくかくしかじか。 この辺りで、授業開始3分前に到着した紫音が合流し、状況を把握。 情報収集した結果、以下のことが分かった。 ◎シャドウ 願いを持つ生徒の前に現れ、漆黒の仮面を渡している。 主に、特殊な経歴持ちの生徒の前に現れている。渡された人数は軽く100を超える。 久縁蜜柑と同じ姿をしている。 GM:調べてると、話を聞きつけて明乃がやってくる。「そういえば、しゃどう、とやらなら某も遭遇したぞ。剣の道の【伝承者】として、力が欲しくないかと。某の道は某が決める、と丁重に断ったが……言われてみれば、蜜柑殿と似た背格好であった気がするな」 夏芽:「あの取次屋が……?」 空幻:まぁ、レネゲイドの力で分裂する例もあるし。 夏芽:ああ、ラブクロスねw ◎“取次屋”久縁蜜柑 仮面舞踏会の際には外出していたが、最近は店舗に引きこもっている。昨日、紫音と遭遇したのが例外的。 今日になってから、店舗ごと行方不明。 かつて、FHに所属していたが、レネゲイドへの適性が低く、失敗作扱いされていた。数か月前にFHを脱走し、この学園で“取次屋”を始めた。 空幻:「やっぱりね」と呟きます。……それはそれとして、誰かバックラー調達してほしいなー。 銀次:……成功したんで渡します。 空幻:「……このバックラー、血がついてるんだけど」 銀次:「男の勲章だ!」w 実際に向かってみる一同。 “取次屋”の店舗周辺は、レネゲイドの力によって迷宮化していた。 紫音が持ち前の知覚力を発揮すると……取次屋の前でよく見かける犬を発見した。犬は、PCたちの方を振り向いたのち、迷宮へと駆け出していく。 夏芽:「あの犬、久縁の……!」 GM:夏芽のDロイス【動物使い】って、エキストラ動物と即座に仲良くなれるって書いてあるんだよね。 どうにか店舗にたどり着くと、店の外まで客が並んでいた先日とは打って変わり、ほとんど人の気配はない。 犬は、いつもと変わらず店の前の定位置まで行き、地面に伏せた。特にPC達を警戒する様子はない。 夏芽:「ありがとうな、いぬ」 紫音:持っていたビーフジャーキーでも与えます。 店舗の中には、無数のモニターが設置されていた。 写っているのは、漆黒の仮面を所持した生徒たち。 それぞれの願い……欲望を自覚した生徒たちは、それを叶えるために活動している。 一部の生徒は、それを妨げる相手に対抗するために漆黒の仮面を使用し、風紀委員や番長連などに退治されているが、ほとんどの生徒は仮面を使うまでもなく、学園で日常を送っている。 それらの映像を、食い入るように見つめている少女……久縁蜜柑。 空幻:さすが取次屋だ、こんなに大量にモニターを調達するとはw そして、その影が立体化し、もう一人の蜜柑――シャドウの姿をかたどった。 シャドウは、ボールを手で弄びつつ、PC達に声を掛ける。 GM/シャドウ:「よう、思ったより早かったな」 空幻:「あなたがシャドウね」 GM/シャドウ:「ああ、俺はシャドウ。コイツの影。コイツの闇。コイツの欠落。そして、お前らの過去を否定するものだ」 夏芽:「リンを返せ!」 GM/シャドウ:「心配しなくても、コイツは後で返してやるよ。ま、折角だから、その前に話に付き合ってもらうぜ。な、蜜柑」 声を掛けられて、蜜柑が振り向いた。 その顔には、満たされることなき感情……飢餓の仮面が。 銀次:……『餓鬼』の仮面か? 空幻:某騎士王かもしれないw 『お腹がすきました』w 仮面を着けた蜜柑は言う。 「見せて頂戴。あなたたちの過去を。そして、欲望を、願いを」 言葉と同時、闇が広がり、周囲を飲み込んだ。 蜜柑がEロイス【暴食の胃袋】を使用。自身の精神世界に全てを取り込む。 GM:というわけで、次から個別シーンになるよ。登場は自由だけど……まず空幻からな。 空幻:出ないでほしいなーw 空幻が目覚めると、目前では過去の光景が広がっていた。 それは、『神獣(アルティ・アニマ)』と呼ばれていた彼女が、『マスターレイス』に任命された、その時の様子だった。 己の欲望の障害となる敵を倒し、一息ついた彼女に、どこからともなく現れた妙齢の女性が声を掛ける。 FH日本支部長“プランナー”都築京香。 GM/プランナー:「素晴らしい力です、アルティ・アニマ」 空幻:きちんと挨拶を返します。 GM/プランナー:「その力、そしてその「世界を変える」という欲望……あなたに一つのプランを授けましょう……あなたは今、この時から“マスターレイス”です」 空幻:「……承ったわ。今から私は神羅空幻。貴女のプランに乗ってあげるわ」 GM/プランナー:「あなたがどのように「世界を変える」のか……期待していますよ」 舞台が闇に飲まれ、蜜柑の声が聞こえる。 GM/蜜柑:「やっぱりね。欲望の塊とも称される、マスターレイス。あなただったのね」 空幻:「ええ、そうよ。知っていたのね、蜜柑。私こそ、欲望を統べるもの、“悪霊の主(マスターレイス)”」 GM/蜜柑:「あなたは私に無いものを持っている。尽きることのない欲望を」 空幻:「……あなたには無いの?欲望が」 次は、夏芽の過去。 ドルジと初めて会ったときのこと。 誰にも懐かない猫であったドルジ。当時は小さな猫だった。 そんなドルジを見つめている夏芽に、顔にひっかき傷をつけられた兄が言った。 「あいつは誰にも懐かないからな。俺でも無理だった。無理に手を出すと怪我するぞ」 夏芽:「どっちかというと、お前は懐かれないタイプだろ」 だが、夏芽には奇妙な確信があった。アイツとは仲良くなれると。 手を差し伸べた夏芽に、ドルジが寄り添った。 GM/兄:「あの猫を手なずけるとは……流石夏芽、俺の妹だ!」w 夏芽:「なぁ、ねこ。お前、いつも一人なのか?」 GM/ドルジ:「なー(肯定)」 夏芽:「そっか、あたしも一人だ」 GM 後ろでショックを受けている兄w 夏芽:兄は別枠なんでw 「じゃあ、お前に名前を付けてやらないとな。お前の名前は――」 また、暗転。 GM/蜜柑:「昔から一緒にいる、動物の友。羨ましいわ。私の友達は、みんないなくなってしまったから」 夏芽:「あたしも、大切な人はいっぱいいなくなったぞ。でも、あたしは、あいつらが完全にいなくなったとは思っていない。蜜柑、お前にはいないのか、憶えてるやつは……?」 さらに、銀次の過去。 不良との闘争の中、≪マスヴィジョン(物理)≫の火力が不足していた。 相手は、不敵に笑う。 「けっ、噂の“ライトキャノン”のマスヴィジョンとやらも大したことねぇな。これだからリーゼントなんてアナログな奴は」 銀次の舎弟である猿飛が吹き飛ばされる。 銀次:「俺のリーゼントを馬鹿にするな!お前だけは許さねぇ!」 銀次の怒りと共に、【超血統】の力でマスヴィジョンの力が増大していく。 GM/蜜柑:「怒りが、自分への誇りが新たな力を生んだわけね。確固たる自我、か」 銀次:「ああ。1つ、自分に自信が持てるものがあれば、何でもできるんだぜ!」 最後に、紫音の過去。 UGNのホームにいた時代。より強い力を得るための実験が行われていた。 紫音:妹の深音へとレネゲイド能力を移す実験が行われた結果、逆流してこっちがノイマンに目覚めた。 同様の実験を受けていた仲間たちもいた。紫音も含め、みな番号で呼ばれていた。 ……みな、消えていった。 GM/研究者:「何故だ!どうして上手くいかないんだ!」と、残っている実験体を恨めし気に睨む。紫音の服のスソをぎゅっと掴む深音。 そして、紫音と深音だけが残った。研究者は、「実験は失敗だ」とだけ告げ、消えていった。 その後2人はこの学園に送られることになった。 GM/蜜柑:「見慣れた光景ね。UGNもFHも、本質は変わらないということね」 紫音:「そもそも、初めから私はUGNにいたから、どちらがどう、とかはよく分からないわ」 GM/蜜柑:「……あなたは私と似ている。違いは何なのかしら」 PC達4人の過去の回想が終わると、全員が一か所に集合していた。 シャドウが、ボールを弄びつつ、憎らしげに全員を睨んでいる。 「約束だ。とりあえずコイツを返してやるよ」 ボールを夏芽に投げ渡すと、夏芽の手元でリンの姿に戻った。 「怖かったよ、夏芽」と夏芽にしがみつくリン。 夏芽:「大丈夫なんだな、リン」と安心します。 GM/シャドウ:「ケッ。どいつもこいつも、過去ってやつを大事にする。俺たちにはないものを。それが気に食わねぇ。だから、壊してやるよ!」と、オープニングと同様に『そげぶ』音が響く。 Eロイス【砕け散る絆】【傲慢な理想】で、PC4人とリン、ついでにドルジのロイスを1つずつ破壊。PCからは、それぞれのDロイスを消去し効果を無効化する。この効果はシャドウが戦闘不能になったら解除。 さらに、自分の中で何かが壊れる感覚に、それぞれのレネゲイドが活性化する(衝動判定)。 夏芽&銀次:火力が落ちた―! 空幻:マスターレイスが消えたけど、マスターエージェントのトレイルデータは残ってるからいいか。 GM リンとドルジからは、夏芽へのロイスを消去。リンは夏芽に対し「あなた、誰?」と睨み、ドルジとともに警戒心をあらわにする。 夏芽:「ドルジ……リン……何をした、シャドウ!」 GM/シャドウ:「ははっ、面白れぇ。これで俺たちと同じってわけだ」と笑う。 空幻:「随分と悪趣味ね」と落ち着いて言います。 GM/シャドウ:「折角だから、俺たちの過去も見ていけよ。何もない、思い出にもならない、くだらない、忘れ去られた過去だがな」と≪瞬間退場Ⅲ≫。目前に、巨大な扉が出現する。 扉を開くと、広い空間に出る。どうやらFHの研究所らしい。 訓練生へのレネゲイド能力のトレーニングが行われている。厳しい訓練であり、重症者も出ている。 しかし、教官……着物の女性は気にすることなく、厳しい言葉を飛ばす。 「衝動をねじ伏せろ。お前の“望み”を、欲望を意識しろ」 “ウィンドマスター”月城夜風が、言葉と共に風を放つ。 空幻:着物って時点でわかったけど、やっぱりこの人かー。 GM 別に空幻がやってもいいよ?w 空幻:止めとくw その様子を、部屋の隅で眺めている被験体の一人……幼い頃の蜜柑。 胸元に、被験体90号とのみ書かれたプレートを付けている。 GM:幼い頃、といっても外見的には今とそんなに変わらないけどな!数年前だから、実年齢10歳弱。 強化ガラスの窓を隔てた先で、研究者たちが憎らしげに被験体90号を見て言う。 「被験体90号は、まだ覚醒しないのか」 「ああ、様々な負荷を与えたが、いまだに欲望を自覚していないらしい」 ……そして訓練が終わり、死屍累々とした訓練生たちが残される。 心配そうな表情で、そこに駆け寄る90号。 「なんだよ、蜜柑。俺たちなら大丈夫だって!」 強がる、蜜柑と同年代の少年。 「でも、こんなに血が出ているわよ……」 と、蜜柑は懐から包帯を取出して手当てを始める。 「お前も覚醒してくれれば、俺たちも少しは楽になるはずだけど、まぁ、それはしょうがないよな」 と、ポンポンと蜜柑の頭をなでる。その様子を微笑ましげに眺めながら、他の訓練生たちも同意する。 「そうね。蜜柑ちゃんはあたしたちのアイドルだから」 重傷を負ったまま、蜜柑を気遣う訓練生たち。 「あの研究者たちを含め多くのFHの連中は、非オーヴァードの人間には価値がないと考えてやがる。でも、俺たちは、世の中にはお前みたいに価値のある人間もいるって知ってるぜ。だから、俺たちが強くなって、FHのそんな風習をぶち壊してやるよ!」 そういって笑顔を浮かべる少年を眩しそうに見つめる蜜柑。 「ありがとう、○○」 少年の名前を呼んだはずだが、その名前は聞こえなかった。 そして時は流れ、先ほどの訓練施設に、ジャームが襲ってきた。自然発生したものなのか、他のFHセルから送り込まれたことなのかは分からない。 GM ……(無言で空幻を見つめる)。 空幻:私じゃないよ! 何で蜜柑からのヘイトを貯めなきゃいけないんだw 夏芽:“アルティ・アニマ”……いったい何者なんだw 訓練教官のいない中、訓練生たちは必死に戦い、ジャームへダメージを与え、そして倒れていった。 そして最後に蜜柑だけが残った。ジャームは既に満身創痍だが、倒れた訓練生たちにとどめを刺した後、ワーディングにより身動きが取れない蜜柑へ、鋭い爪を伸ばす―― その直前、風によってジャームが消滅した。 「……ふむ、生き残ったのは貴様だけか」 何の感慨も込めず、ただ事実を確認するように“ウィンドマスター”が呟く。 「どうやらこのジャームは既に致命傷を負っていたらしい。お前に、少しでも力が、欲望があったならば、他の訓練生たちが死ぬことも無かっただろうにな」 特に責める口調ではない。そのことが余計に蜜柑の心を傷つける。 蜜柑はその場に泣き崩れるだけだった。 「……これでも覚醒しない、か。あるいは、と思ったのだがな」 そこに、避難していた研究者たちが戻ってくる。 夏芽:お前らも戦えよw GM:一般人研究者なんて、対ワーディングマスク着けて逃げるのがやっとだよ! 「“ウィンドマスター”様。間もなくUGNが事件を嗅ぎ付けるはずです」 「……そうだな。この研究所は廃棄する。データの回収が済み次第、爆破しろ」 「はっ……被験体90号の処遇は?処分しますか?」 「いや……」 「では……?」と問い返す研究者に通信が入る。通話はすぐに終わり、慌てて内容を報告する。 「“ウィンドマスター”様。被験体90号を引き取りたいというマスターエージェントが!」 「……そうか。では、引き渡しておけ」 そのまま立ち去っていくウィンドマスター。 「……強く生きろよ」 映像が終わると、周囲は闇に閉ざされ、シャドウの声が響く。 「見ただろ?こんなものは、記録する価値もない、忘れられた過去さ。この後、蜜柑は記憶操作を受けた。つい先日、記憶が戻るまで、アイツも忘れてたんだよ、この過去を」 GM/シャドウ:「この俺も、蜜柑の記憶から作られた偽物だ。具体的なモデルはいるらしいが、記憶処理と情報操作によって、本物の記録も、記憶も、もはや存在しねぇ」 Eロイス【悪夢の鏡像】+【変異する悪夢】。誰かの分身として生まれ、元の人物とは異なる能力を持ったジャーム。 GM:この演出のためにEロイス2つ分無駄遣いしてるw 空幻:本来なら、2人に増えるから面倒なEロイスなんだけどなー。って、コイツはジャームか。 GM:悪夢の鏡像の時点でジャームであることが確定してるよ。 銀次:「……で、こんなものを見せて何のつもりだ?」 GM/シャドウ:「――アイツの願いは分かったか?」 銀次:「……何だそれは?」 GM/シャドウ:「……アイツはずっと悩み続けている。自分の欲望が無いことに。他人の願いを見るために“取次屋”なんてものを始めても、結局自分自身の願いは見つからなかった。探し続けて見つけられず、遂には『自分の願いを見つけること』そのものが願いになっちまった」 空幻:「目的と手段が逆転してるわね」 GM/シャドウ:「他の奴らの願いってのは、大抵ソイツの過去と密接に関係しているわけだよな。過去が願いを作り出す、ってやつだ。だが、蜜柑にはそれがねぇ。不平等だろ? だから俺は、他の奴らの過去をぶっ壊す。それが俺、シャドウというジャームの存在意義だ」 空幻:「そろそろ話は終わり?」 GM/シャドウ:「ああ、つまんねー話は終わりだ。お前らを破壊して、お前らの欲望を蜜柑が吸収すれば、ちっとはアイツの衝動も埋まるかも知れねー」 空幻:「いいえ。私たちの欲望は私たちのものよ。他の誰かのものではないわ。シャドウ、私の欲望のためにあなたを倒す。蜜柑の面倒は私が見てあげるわ」 クライマックス 先ほどの映像で流れた、FHの訓練所。その中央で、蜜柑とシャドウが待ち受けていた。 GM/蜜柑:「今までの私には、願いが無かったから何も変えられなかった。FHを脱走してこの学園に来てみたけれど、あの研究所と何も変わらないわ。この学園は、実験所なのよ。ここにしかない道具、ランク制度……そういったものが安全か、副作用がないかを確認するための実験所。例えば、スペリオルミックスとかね」 空幻:「……そうね、その推測は正しいわ」 GM/蜜柑:「……別に、何も変えられなくてもいいと思ってた。誰かさんが言うところの『世界を変える意志』なんて、失敗作である私には持つ資格がないんだと。でも、そんな時にペルソナマスターが私に接触してきた。そして私は思い出したの。忘れていた過去を、もう取り戻せない過去を。その喪失感……飢餓の衝動は、別のもので埋めるしかない。何らかの欲望で」 蜜柑の衝動に合わせて、空間全体が蠢く。 GM/蜜柑:「見せてもらったわ、あなたたちの過去、そして願いを。その何もかもを私のものにするわ。それが、『私が望んだ、私の願い』」 銀次:「全く、つまんねー話だな!」 空幻:「止めた方がいいわ、蜜柑。私の願いは、あなたには重すぎる。あなた自身の願いを、あせらずにゆっくり探せば良かったのに……今のあなたは、飢餓の衝動に支配されている」 夏芽:「やりたいことを見つけたいんだろ?じゃあ、一人じゃダメだ。他の人と一緒にいなきゃダメなんだ」 GM/蜜柑:「……これまで、取次屋として色々な人の欲望を見てきたわ」 夏芽:「見るんじゃない、一緒に体験しなきゃダメなんだよ!」 GM/蜜柑:「……そうね、私にもそんな仲間が居れば良かったのだけれど」 夏芽:「分かった!……あたしが友達になる!」 紫音:「私も付き合うわよ」 銀次:「そうだぜ、過去が無いってんなら、これから過去を作ればいいだろ!」 GM そう言われて蜜柑は揺らぐが、そこにシャドウが「おい蜜柑、そんなまだるっこしことしなくても、欲望を奪っちまえばいいだろ?それがFHの流儀ってやつだ」と戦闘に誘導しつつ、「つーわけだ。まぁ、俺は、破壊できれば何でもいいんだよ。別にコイツのために何かしてやろうってわけじゃねーんだ。ジャームだからな」 訓練所の形をしていた周囲が生き物のように蠢き、その場の全員を取り込もうとする。衝動判定。 空間の主、蜜柑は告げる。 「ここは私の精神世界。あなたたちも、その一部になりなさい」 ミドルで使ったEロイス【暴食の胃袋】の効果で、蜜柑への命中-2d、蜜柑以外全員クリンナップに1d10ダメージ。 GM で、これダメージだから軽減されるんだよねー。 空幻:カーンw 敵は蜜柑とシャドウの2体。相対距離10m。 セットアップ 蜜柑が≪原初の黄:奈落の法則≫で範囲のCT+1を、≪幻想の色彩≫で射程延長してPCのエンゲージへ発動。 更にシャドウが≪永劫進化≫≪原初の白:サポートデバイス≫≪原初の黄:加速装置≫で強化しつつ≪クイックダッシュ≫でPCとエンゲージ。 GM これでシャドウの行動値は8から40になったぜ! 銀次:お前は何を言っているんだw イニシア GM/蜜柑:「教えてあげるわ。私の飢えを。満たされることのない飢餓感を」範囲(選択)に対して≪原初の灰:スタヴェイション≫6レベル。ラウンドの間、全判定-18dね。これについては、タイタスで打ち消せる【不利な効果】とするよ。 そのまま、圧倒的行動値でシャドウが≪影の武具:インフィニティウェポン≫≪原初の青:ダブルクリエイト≫≪原初の黒:ライトスピード≫からの2回攻撃。≪C ウロボロス≫≪原初の赤:マルチウェポン≫を範囲に撃つだけの単純なコンボ。だが…… 部屋中に広がる闇。その闇が全て、シャドウの手の中で濃縮され、漆黒の刀身を持つ刀となる。 「ぶち壊してやる、この刀で!」 GM トレイルデータ【濃縮体】込みで武器攻撃力はこのラウンドは45点ずつ。二倍で固定値90。 空幻:だから【濃縮体】はダメなんだってw 紫音:取り合えず単体化します。 GM じゃあ、空幻から狙う。リアクションCT+1の-18dだけどどうする? 空幻:ガードします。 GM だと、ダメージ131点。ダメージ入ったら≪喰らわれし贄≫で火力上昇。これで2回目の攻撃の固定値は108だ!「なんだ、マスターレイスとやらも存外脆いもんなんだな」 空幻:「あら、まだ終わらないわよ」とタイタス蘇生。 GM で、範囲攻撃は単体化されるんで、2回目は≪原初の灰:万軍撃破≫でシーン攻撃に。ダメージは151点。 この攻撃は領域の盾で銀次が空幻を庇う。 続く銀次と紫音の手番は、ダイスペナがきついのでメジャーで離脱。 120%を超えた空幻が、アージエフェクトで加速して先手を取ってシャドウに攻撃するが…… GM/シャドウ:「いいぜ、まずはお前から壊してやる!」と、正面から攻撃を受けつつ刀を振るう。≪原初の紫:復讐の刃≫で反撃。 空幻:げ、流石にガードできないから倒れそう。 夏芽:じゃあ、行動放棄して庇った! GM 反撃は108点ダメージ。 空幻:こっちは……106点の装甲-5扱い。 GM ……は? 空幻:13d振ったら出目が101だった。9がたくさんあった。 GM ……お前は何を言っているんだ。……100点ほど抜けるんで一度戦闘不能になる。 シャドウが体勢を崩すと、PCたちの過去……Dロイスが戻ってくる。 しかし、シャドウは≪原初の虚:魔獣の証≫9で蘇生。 次は蜜柑の手番。 「私は、何かが欠落しているとずっと思っていた。FHにいた影響で歪んでしまったからかもしれない。でも、そのことが願いを得るための力になるなら、それでいい」 蜜柑の姿が消えるが、言葉は続く。 「あなたたちにも見せてあげる、私の闇を」 GM マイナーで≪原初の青:陽炎の衣≫で隠密になりつつ、≪千変万化の影≫で技能レベル+9して20に。メジャーで≪原初の赤:絶対の恐怖≫≪C ウロボロス≫を範囲化して攻撃。FHチルドレン用トレイルデータ【生来の狂気(ナチュラルボーン)】の効果で交渉達成値+10なので、基準値30。隠密中なので≪フラッシュゲイズ≫と≪ミスディレクション≫は無効。 空幻と夏芽に攻撃。空幻は難なくガードし、夏芽はリザレクト。 ≪喰らわれし贄≫で打点を挙げるが、流石に空幻に対してダメージが通る要素がない。 ラウンド終了時【暴食の胃袋】でダメージが飛ぶが、空幻のダメージ減少10の壁が厚い。なにあのボスw 2ラウンド目セットアップは、先ほどと同様。≪原初の黄:奈落の法則≫は空幻と夏芽とシャドウのエンゲージへ。 シャドウの範囲攻撃は紫音によって単体化され、空幻がタイタス蘇生。 実はまだ100%に届いていない銀次の攻撃と、元々打点の低い紫音の攻撃がシャドウに飛ぶが、ギリギリで耐える。 蜜柑は、移動してから攻撃を試みるが、銀次の≪フラッシュゲイズ≫で止められる。 そして、夏芽の手番。 夏芽:どちらもCT11だから、固定値勝負! フルコンボで攻撃、出目10だけどクリティカルせず、達成値27! GM:それは、シャドウは回避できないが……蜜柑が闇を放って攻撃を受け止める。≪原初の白:束縛の領域≫、判定基準値30の10dでファンブルチェック。 空幻:……ここで倒せないと面倒だな。何とかする方法は……≪フラッシュゲイズ≫をSロイスで回復して使ってもらうくらいか。 GM ここが10dでファンブルすることを期待してもいいのよ?w 夏芽:≪支配の領域≫はあるけど、ねーよw 銀次:……くーちゃんが敵になると怖いんでSロイス使って≪フラッシュゲイズ≫します。 GM なんだその理由w 夏芽の声に従い、ロイスが回復したドルジがシャドウと蜜柑へと突撃する。 周辺の闇が蠢き、その攻撃を阻害しようとするが、銀次のリーゼントから放たれた光によってその試みは失敗し、ドルジがシャドウを貫いた。 GM:まぁ、蜜柑は≪原初の緑:命の盾≫でファンブルチェックで避けたが、シャドウは倒れる。「くそ、ここまでか。だが……ついでだ、お前らも壊れちまいな!」と、シャドウの内部から影が爆発する。Eロイス【悪意の爆発】でシーン全体に3d10ダメージ……14点。ガードやカバーリングは可能。 夏芽:≪領域の盾≫を空幻に。庇ってもらった。 紫音:タイタス切ります。 銀次:リザレクト! GM/シャドウ:「けっ、結局壊せずじまいか」と、【悪意の爆発】の影響で死亡状態になる。……ここで≪蘇生復活≫があると、死亡も回復できるんだけどw ボロボロになったシャドウが影へと戻っていく。 その様子を、泣きそうな表情で見ている蜜柑。 「どうした蜜柑?ジャームが一匹、好き勝手やった挙句に死ぬだけだ、気にすんなよ」 蜜柑の記憶にある、誰かと同じような笑顔を浮かべつつ、シャドウは消滅した。 空幻:「ジャームにも、絆はあるのよ」 GM/蜜柑:「……後は私が戦うだけよ。私が望んだ、私の願いのために」 と、意気込んではみたものの。 流石にPC側の達成値操作が多いため、コンスタントに命中70くらい出されるんで、回避固定値が40(≪混沌なる主≫で+10)あっても届かず。 紫音の攻撃によって、蜜柑の飢餓の仮面が割れた。 「さようなら、私の願い……」 さびしそうに呟いて、蜜柑は気絶した。 エンディング 空間が壊れ、もとの店舗に戻る一同。 そこに、重々しい声が響く。 「流石はリトルバスターズ。我が仮面の力を与えたその二人を倒すとはな」 夏芽:「どこだ!?」 GM 「ここだ」声の先には……仮面を着けた犬が1匹。 夏芽:「い、犬?」 GM 「我が名はペルソナマスター。今は訳あってこの犬に寄生している。別に、この犬が本体というわけではないぞ」 空幻:なんだ、アニマルオーヴァードかと。 GM 「貴様らの戦い、全て仮面を通して見させてもらった。実に見事だった。そして、それ故に我が計画は順調に進むというわけだ」 銀次:「手前、何が目的だ!」 GM 「負の感情の象徴である仮面。そして、それを破壊するリトルバスターズというヒーロー。それらはもはや、この学園の誰もが知る物語となった……何、これから目立ったことが起こるわけではない。大多数の人間にとっては、これまでと同じ日常が続くだけだ。ほんの少しだけ変化した日常が、な。すぐに理解するだろう」 空幻:「じゃあ、楽しみにしておくわ」 GM ちなみに、この犬含むペルソナマスターはエキストラだ。倒すと宣言すれば倒せるよw 紫音:犬倒してもなー。 夏芽:え、エキストラの動物……? GM まぁ、今は憑依されてるから懐きはしないが……尻尾くらいは振っているかもしれないw 空幻:ところで、ペルソナマスターについての情報って私しか持ってないんだけど。 夏芽:ペルソナマスター、いったい何者なんだ……w 空幻:蜜柑が説明してくれると助かるんだけどなー。 GM:気絶してるよw 空幻:くっ……じゃあ、自分が調べてきたということにして説明します。 銀次:「空幻、そこまで知ってるとはお前スゲー奴だったんだな。ただの昼寝してる狐じゃなかったのか」 しばらくすると、蜜柑が目覚めた。 GM/蜜柑:「……やっぱり、私なんかが、望みを、欲望を持とうとするのが間違いだったのかしら?」 空幻:「……1つヒントをあげるわ。人だけではなく、生きるもの誰もが持つ欲望……『生きたい』という願い。あなたは、それが強いんじゃないの?」 GM まぁ、例の回想シーンで覚醒してたらFH用Dロイス不死者になってた気はするな。100%超えてもジャーム化しないけど、UGNからジャーム扱いされるという曰くつきのアレ。 夏芽:じゃあ、顔を赤くして「み、蜜柑!その……なんだ……友達になってくれないか?」 GM/蜜柑:「……そうね、私でよければ」 紫音:例の犬を連れて来て「この子も、あなたの友達でしょう?」 GM/蜜柑:「ええ。でも、あなたも大切な友達よ、紫音。……私はこれまで通りでいいのかしら?」 空幻:「さあ?あなたが変わりたいのなら、変わればいいんじゃない?」 銀次:「良い友達ができて良かったじゃないか、蜜柑。そうだ、願いが無いってんなら、俺の関島(かんとう。学園島周辺を指す)制覇に付き合わねぇか?」 GM/蜜柑:「それは楽しそうだけれど……まぁ、必要なものがあったら調達してあげるわ」と言いつつ、少し考え込み。「さて……ペルソナマスターは私を捨てたと見て良さそうね。一応、FHについての機密情報をいくつか思い出してしまったわけだから、追手が掛からないか心配だわ」 空幻:端の方に連れて行きます。 GM/蜜柑:「ああ、このままではうっかり大切なことをしゃべってしまうかもしれないわ。例えば、マスターエージェントの秘密とか」w 空幻:「ぜひうちに来てください」w まぁ、シャドウとも約束しちゃったしねー。 紫音:で、家に帰ると、プランナーが待っているとかw 空幻:なんだこの八方塞がりw FH・くーちゃんセルが順調に拡大したところで、最終回に続く。
https://w.atwiki.jp/rozen-yuri/pages/402.html
例えば、寝る前にお休みのキスをねだったり。 例えば、ちょっと外出する時に用もないのに着いていったり。 例えば、食事中の仕草をじっと見つめたり。 例えば、離れていく貴女の服の裾を掴んだり。 例えば、少しだけ触れた手の体温が離しがたかったり。 そんな症状。 ──代表的愛情欠落症候群 ひぃ、ふぅ、みぃ、よぉ……となんとも古めかしい数え方と共に指を折り数える亜麻色の長い髪の少女は、その数が指の二週目を折り返そうとしたとこでため息をついた。 覚悟していたことではあるのだが、数字という確固とした事実を目の前にするとなんともやるせない。 数えていたのは日数。それも、恋人である妹とまともに会話していない日数。 センター試験を終えた妹はこれから控える国公立の二次試験の為にもう勉強中である。 内部推薦で上の大学に進学できる翠星石には外部受験の辛さが分からないが、妹見ているとそれがどれだけ辛いのか分かる。 だから、今の自分にできることと言えば、何もせず彼女の支えになることぐらい。 「とは思うんですがね、」 と、誰もいない空間に翠星石の声が響いた。独り言が多くなっている気がする。 「辛いですねぇ」 寮の部屋に虚しく響く呟き。妹であり恋人である蒼星石との相部屋だが、蒼星石は自習室で勉強中。 翠星石に悪いから、と寮の部屋では勉強しない。半分本音、半分建前であろう。 時計をチラと見ると午後七時を指そうとしている。そろそろ夕食の時間だ。 「さて、呼びに行くですかね」 ほっておけば夕食も食べずに勉強する妹を呼びに腰を上げた。 食事時、入浴直前直後、寝る直前、一日の中で数少ない蒼星石と話せる時間は大切にしなければ。 自習室の扉をそっと開けると一番奥の席で珍しく突っ伏している妹の姿。 余程、疲れているのだろう。同じく自習中の水銀燈に軽く手を上げて、蒼星石の体を揺する。 「こんなところで寝たら風邪引きますよ。ご飯食べに行くですよ」 できるだけ声を低くして耳元で呟くと、ゆっくりと蒼星石は体を起こした。 ん、とまだ眠そうながらに短く返事をして蒼星石はノート類を片付け始めた。 「体調悪いですか?」 「大丈夫だよ」 額に手を当て熱を計るが、特に熱くもなく、寝起きゆえの暖かさのみだった。 「ご飯食べに行くですよ」 「うん、ありがとう」 起こしてくれて、と蒼星石は付け加えた。その声はまだ眠そうだったが、はっきりしている。 「今日はもう早く寝た方がいいですよ」 本日の夕食、ホワイトシチューを掬いながら翠星石は蒼星石に言う。 「ん、そうするよ」 いつもこう言うと、大丈夫、と言っていた蒼星石が素直にこう言ったので、やはり疲れているらしい。 頑張ることも大事だが、それで体が壊れてしまっては元も子もない。 食器を指定の返却口に返し、久しぶりに二人で自室に帰った。 いつもなら蒼星石はこのまま自習室にまた戻るからだ。 「お風呂どうしますか?」 帰ってくるなり自分のベッドに倒れ込んだ蒼星石に問いかけるとだるそうに、後でいい、と呟いた。 「本当に大丈夫ですか?」 「んー……」 再度、額に手を当てるが、やはり熱はない。ただの睡眠不足なら良いが。 「翠星石の手、気持ちいい」 額に置いた翠星石の手に蒼星石は自分の手を重ね、譫言のように呟いた。 「ふふ、そうですか?」 「うん、暖かくて安心するよ」 「それは良かったです」 眠いからなのか、いつもなら考えにくいほど蒼星石が甘えてくれている。 彼女も寂しかったのだろうか、そうだったならいいのに。 「今日はこのまま寝たらどうですか?」 冬なので汗も全然かかないでしょうから、と蒼星石の前髪をすきながら翠星石が訊ねる。 うーん、としばしごねっていた蒼星石だが翠星石の手首を掴んだ。 「君は?」 「はい?」 「翠星石は?寝ないの?」 枕に半分顔を埋めた状態の蒼星石の表情は読み取れなかったが、翠星石は一つ笑みを溢すと、いいですよ、と言った。 二人で寝るには少し狭いベッドが今だけは嬉しい。お互いの身を寄せ合って、くっついて寝転ぶ。 「少し狭いですかね?」 「いや、ちょうどいいよ」 そう言いながら蒼星石は翠星石をきつく抱き締めた。すぐ近くで相手の声を聞けるのが何だかくすぐったい。 翠星石は少しだけ身動ぎ、いつもの定位置の蒼星石の腕に収まった。 「あまり、無理しないでくださいね」 「うん、ありがとう」 そう言ったって何事にも生真面目で全力投球な妹はまた頑張ってしまうのだろう。 本当ならば、一緒の大学に入って楽しみたいのだが、彼女の夢にケチをつける気はない。 ただ、傍らで彼女を支えることしかできない自分が不甲斐ない。 そう思うと、あまりにも情けない自分にじわりと涙が浮かんできた。 悟られないように下を向き、ぎゅっと蒼星石のパジャマを掴んだ。 「いざ寝ようとするとなかなか寝れないもんだね」 そんな翠星石を悟ったのか、背中に手を回し、更にきつく抱き寄せる。 翠星石の旋毛にキスを落とし、赤子をあやすように背中をポンポンと軽くたたく。 「ごめん、……なさ、いっ」 蒼星石に迷惑かけまいようにしていたのに、心配をさせてしまって思わず謝罪の言葉が漏れた。 「謝らなくていいよ、僕は君のおかげで頑張れてるんだから」 触り心地の良い長い髪に指を通しながら蒼星石はくすりと笑った。 「ありがとう。僕の為に邪魔しないようにしてくれてたんでしょ?」 感謝しなきゃね、と蒼星石未だに俯いたままの翠星石の顔を上げさせた。 「寂しい思いさせちゃったね、ごめんね?」 違う。そんなことを言わせたいんじゃなくて、謝らせたいわけじゃなくて。 伝えたい思いはたくさんあるのに、うまく言葉にできなくて口だけがガタガタと震える。 心配しなくていい、私なんか気にしないで、勉強頑張って。 そう言いたいのに喉がひりひり焼けついて、気持ちだけが焦ってしまい、更に涙が溢れた。 「ありがとう」 そう言われてきつく抱き締められてしまってはそれ以上何もできず、ただ蒼星石の背中に手を回す。 ちゅ、と額にキスを落とされて、思わず体が強張った。 やがて蒼星石は翠星石に乗り掛かり、顔中にキスの雨を降らせた。 「こんな雰囲気でごめんなんだけど、……いい?」 艶っぽい声でそう問いかけられては否定もできず、またする気もなかったので、コクりと小さく頷いた。 「っあ、ん……」 久しぶりに重ねる体はいつもより敏感になっているのだろうか、とっても熱くて。 何週間振りかも分からないのに、相手の体温を覚えている自分が恥ずかしい。 「や、っだめ……そこは、ひぁぁっ」 唇を下半身に滑らせていく蒼星石に制止の声をかける。すると、蒼星石は熱っぽい目でこちらを見てくる。 「何でダメ?気持ちよくなりたくない?」 そんな目で見られては逆らうこともできないのを知っているくせに。体の芯が更にじんと熱くなる。 「だ、て……お風呂」 入っていないから、と言うことを聞かない体でやっと伝えるとくすりと貴女は笑った。 「きれいだよ、全部」 ビクンと体がその言葉に反応してしまう。褒められると、どうしても熱くなってしまうのだ。 「美味しいし、きれいだよ……全部見せて?」 「ひぁ、……やぁぁっ」 暖かく湿った蒼星石の舌が翠星石の一番敏感な場所に滑り込む。 蒼星石の頭を押さえて首をイヤイヤと振るが、蒼星石はやめようとしない。 それどころか太ももを押さえられ蒼星石のさらさらの髪が太ももをくすぐる。 「や、だめ……も、やぁぁっ」 中に指を入れられもう知られている一番敏感なところをぐりぐりと指で擦られる。 突起は舌でつつかれ、時折音を立てながら吸われてしまえば、体はひくひくと反応してしまって。 びくびくと体が痙攣し始めたのが分かる。上り詰める直前なのだ。 「や、も……イ、くっ……あああっ」 その言葉に蒼星石は更に中の質量を増やし、擦るスピードを速める。 「あぁっ、も……い、ああ、……アアア──っ」 びくびくと体がこれまでになく跳ね、頭の中が真っ白になった。 「結局いつもくらいですね」 時計を見つめて、翠星石は少し枯れた声で蒼星石に言った。 結局あの後、立て続けに何度も挑まれ、啼かされ続けて、喉が少し痛むほどだった。 「まぁ、いいじゃない。たまには」 そう言って満足気に微笑まれては反論もできず、受験で頑張っているご褒美だと翠星石は自分を納得させた。 蒼星石は翠星石を引き寄せ、ぎゅと強く抱き締めた。 「寂しい思いさせてごめんね。でも後少しだから」 そう、受験が終わってお互い大学生になれば行動範囲も広がるし、もっと楽しみが増える。 二人でやりたいこと、行きたいとこは言い切れないほどあるのだ。 「頑張って、でも無理だけはしないでくださいね」 蒼星石の背中に手を回し柔らかく抱き返す。 「合格したら、ご褒美頂戴ね」 聞き流してしまいそうなほど自然に呟かれた言葉に、ワンテンポ遅れて言い返そうと顔を上げたが、時すでに遅し。 すでに心地よさげに寝ている表情に反論する気も失せた。 諦めて自分も蒼星石の胸に顔を埋めて目を閉じた。 三ヶ月後、見事有名国公立大学に合格した蒼星石にご褒美をたっぷりあげる羽目になったのはまた別のお話。 終わり
https://w.atwiki.jp/gamecircledaitokai/pages/49.html
2012年5月から行われた、DX3@アカデミアの自作キャンペーン『欠落の楽園』。 第0回は、キャラ作+グランドオープニング。 =ハンドアウト= PC1 転校生 推奨ワークス:なし ロイス:“愛用の品” キミには“愛用の品”がある。長年の付き合いであり、ある意味、身体の一部のようなものだ。 だから、このアカデミアに転校するにあたって“愛用の品”を持ち込んだのは当然だ。 しかし、登校初日の朝。“愛用の品”は人の姿に変身し、一緒に登校すると言い出した。 いったい何が起こっているのか。これもレネゲイドの神秘か。 なにはともあれ、キミはとりあえず登校することにした。 ※中学~高校生を想定。他のPCとNPCは基本的に同じクラスになる予定。 ※転校前の設定は規定しません。が、何らかの理由で覚醒して転校することになった、が一番楽だと思います。 ※“愛用の品”については、何でも構いません。フレーバーアイテムでも、実データのあるアイテムでもOKです。 ※“愛用の品”は、一応キャンペーンヒロイン的な立場を想定しています。外見は「PC1の好み通り“という設定”」。名前もPC1が決めてくれるとGMが楽です。 (……というかヒロインの造形を一人で決めるのめんど(ry ) PC2 チルドレン 推奨ワークス:UGNチルドレン ロイス:“取次屋”久縁 蜜柑(くえん みかん) キミがUGNの訓練所、通称“ホーム”から出て初めて与えられた任務。それは、アカデミアに通いながら、学園内部に潜伏するFHを調査することだ。 調査に当たったキミは、どうにかFH製“仮面”の手がかりを得た。それらの流通経路を調査していると、“取次屋”を名乗る謎の少女から声を掛けられた。果たして、敵か味方か。 ※チルドレン枠。世間知らずなキャラを想定しています。 PC3 まとめ役 推奨ワークス:UGN支部長 ロイス:“ペルソナマスター” キミがこのアカデミアに来てしばらくになる。これまでにキミは、学園の裏に潜むFHが“ディオゲネスクラブ”なる怪しげな仮面の組織を形成していることを突き止めている。 組織のリーダー格……少なくともその一人が“ペルソナマスター”という名らしい。奴の企てを止めるために、PC1とPC2に協力してもらうことにした。 ※支部長枠ですが、必ずしもUGNである必要はありません。リーダーシップが発揮できるなら、風紀委員とかでも構いません。 PC4 アカデミアっ子 推奨ワークス:なし ロイス:任意の公式NPC(友人) キミは昔からこのアカデミアに所属している。 これまで、数えきれないほどの転校生を見てきた。 しかし、今回の転校生――PC1は何かが違った。 この違和感の正体を知るため、友人に相談することにした。 ※1枠への感情は興味でもライバルでも恋でも何でも可。「4枠が1枠へ何らかの執着を持っていた方がシナリオ回しやすい」という考えです。 == で、PLは新入生2人含む4人。 発言権順に処理し、余った1と3を分配。 PC1 “キャッツ&バスターズ”水瀬夏芽(みなせ なつめ)(15・女) オルクス(ピュア)・運動部A・学生 ポニテのツリ目で猫っぽい外見の野球少女。 かつてバス事故に巻き込まれたが、兄からオーヴァードの力を与えられて覚醒し、≪猫の道≫で生き延びた。 巨大なネコのドルジと仲の良いDロイス:動物使いであり、愛用の野球ボールと共に転校してきた。 精神は2しかないがRCキャラ。≪妖精の手≫で≪雨粒の矢≫を強引に当てる構成。コンセとかいらんかったんや!w 設定については、ほら、あれだ、数取器。 PC2 “活字中毒”古明地紫音(こめいじ しおん)(16・女) エンハイ/ノイ・UGチルドレンB・図書委員 Dロイス:実験体の無口系チルドレン。 学園には、小学生の妹とともに転校してきた。 趣味は読書で、暇なときは図書館にいる。コミュ障。 高い知覚力で敵の攻撃を回避しつつ拳銃による射撃を行う。≪援護射撃≫も可能。 PC3 “悪霊の主(マスターレイス)”もとい“縁側の狐(シエスタ)” 新羅空幻(しんら くうげん)(外見15・女) キュマ/ハヌ・FHエージェントA・委員長 古くからFHに所属するDロイス:悪霊の主(オールドレイス)。欲望は「昼寝して過ごせる世界が欲しい」。 コードウェル博士に襲われて力を失い、アカデミアへ向かうことになる。 クラス委員長だが、授業中は基本的に≪史上の毛並み≫な≪眠れる遺伝子≫により、白と金の美しい毛の狐(流石にブラックホールではないらしい)になって昼寝している。マスターマスコットw 戦闘時は獣化しつつ武器戦闘する。リザレクト3レベルからの≪究極獣化≫してから本気出す。160%とか余裕。 ……GMはリーダー枠と言ったはずだが、何故かFHのマスターエジェントが投入されていた。何を(ry PC4 “ライトキャノン”駿銀次(するが ぎんじ)(16・男) エンハイ(ピュア)・番長連C・番長 立派なリーゼントの、いかにもな不良。オーヴァードに覚醒した関係で、親戚から学園に厄介払いされた。 同様の境遇の舎弟が居て、いつもつるんでいる。「銀次さんマジパネェっす!」 得意技は、リーゼントから放つメンチビーム。≪フラッシュゲイズ≫で妨害も可能。 で、PC1に丸投げしたキャンペーンヒロインは、萌えヒロイン作成チャートを振った気になりつつ完成。 リン 夏芽の愛用の野球ボールが変身したレネビ少女。 「普段は寝ぼすけだが、ルートに入ると早起きになる」タイプとか言われたが、最初っからルート入ってるよ!w キャラ作が終わったのでグランドオープニングへ。 GM で、最初のPC3は、「上司から学園のFHの企てを止めるよう依頼される」って書いてあるんだけどw 空幻:私がFHだ!w GM じゃあ、コードウェルが襲撃する回想でいいかw FHセルにある茶の間でゴロゴロ昼寝する空幻。 そこに現れたのは、〝反逆の聖人”アルフレッド・J・コードウェル。 アルフレッド・J・コードウェルである。 GM 大切な事なので2回言いましたw 夏芽:サクラコw 突然の侵入者との戦闘が始まるが、一瞬で決着がつく。コードウェルが、空幻の≪究極獣化≫そのものを打ち消したのだ。 空幻:そんな、120%制限のマイナーを打ち消すだなんて!ありえない!w GM これがコードウェルの力だ!w 破れた空幻は、部下(ファンクラブとも言う)と共に学園に向かい、FHエージェント〝ペルソナマスター”の構成したディオゲネスクラブの調査を行うことになった。 一方、学園に入ったもののコミュ障の紫音は、UGN構成員の援助を受けつつウェブでFHについての情報収集を行っていた。 すると、『話したいことがある』という連絡が。差出人は“取次屋”。 指定された場所には、“取次屋”の看板があり、雑多にモノが積まれた店舗があった。 GM 用途不明な物品が大量に詰め込まれている感じ。……なんだ、ドンキホーテかw 狭いコンビニくらいの大きさだけど、大体あってる。 その様子を見て呆然と立ち尽くす紫音に向けて、店内から入るよう促す少女の声が。 入店すると、高等部の制服を着た、10歳程度の少女が偉そうに座っていた。 GM 「私が“取次屋”久縁蜜柑よ。必要とする人に、モノや情報を渡すのが……まぁ、趣味みたいなものね。あなたの望みは何かしら?」 空幻:……GM、その『望み』って『欲望』ってルビが振られてませんか? GM そうであるかもしれぬ、そうでないかもしれぬw 紫音:「FHの仮面について聞きたいのだけれど」 蜜柑曰く、FHの仮面は望みをかなえるらしく、この店にも「仮面」を求めてくる生徒がいるらしい。 もしかしたら、FH側からの接触があるかもしれない。その際には、連絡することを約束する。 GM/蜜柑:「それ以外でも、何か望みのものがあったら行ってくれれば用意するわよ。……って、まだ名前を聞いてなかったわね。私の事は好きに呼ぶといいけれど、苗字に『さん』付けで呼ぶのはやめてね」 紫音:……ああ、『クエンさん』かw「わかったわ。私は古明地紫音。よろしくね、蜜柑」 水瀬夏芽が転校してきたのは、そろそろ秋めいてきたころだった。 手続きを終え、明日から登校ということで、ちゃんと目覚ましをセットして就寝した。 GM で、翌朝。「朝~、朝だよ~、早く起きて学校行くよ~」という声とともに、体を揺さぶられて目が覚める。 目覚めた夏芽の目前には、見覚えが無いが懐かしい雰囲気の少女が。 夏芽:「私の目覚まし時計のアラーム音声を知っているなんて、あなたは何者?」w GM アラーム音……だったな、これw 少女は、夏芽の愛用の野球ボール、通称『ニャットボール』であり、一緒に学校に行きたいという思いが高まった結果人型に慣れたという。 お前は何を言っているんだ、な展開だが、実際に変身されると認めざるを得ず。 GM/少女:「何だかよく分からないけど、レネゲイドの神秘、ってやつ?」 夏芽:「私が兄さんから受け継いだレネゲイド……」 銀次:(ヴェルオリ口調で)私が兄さんからレネゲイドを受け継いだ時、私は三歳で……w 夏芽:……今では私がレネゲイドw GM それ、レネビ化するかプライマルオーヴァードになってるよなw 何はともあれ、少女……名前が無いと不便だし、『ニャットボール』と呼ぶのもアレなので『リン』と名付けた……は、仕舞っておいた夏芽の夏制服を着て準備万端だ。 GM/リン:「大丈夫だよ、わたし今まで裸だったから寒いの慣れてるし!」w こうして、ネコのドルジと共に2人と1匹(?)で通学路に向かうのであった。 そんな愉快な通学風景を目撃した不良が1人。 駿銀次である。 銀次:「な、何だあの猫……?50センチはあるぞ。着ぐるみかなんかじゃねーのか!?」w GM/舎弟:「あの猫を連れた女、確か銀次さんのクラスへの転校生っすよ!でも、確か転校生は1人だったような……まぁ、増えたんじゃないっすかね。オーヴァード生徒らしいっすし」w 夏芽:ねーよw 銀次:「まぁ、従者とかなら増えるかもしれねーが……とにかく、学校に行けばあの猫(?)がいるわけか。これは事件の匂いがするぜ!ちょっと行ってみるか」 GM ……これ、シナリオコネはドルジだよなーw で、朝のホームルーム。 担任教師は転校生が2人に増えたことに当然困惑したが、上から許可が出たのでそのまま進めることにした。 GM 先生は、公式NPCの麻生先生。優しくていい人だけど空回り気味。 夏芽:具体的には? GM たとえば、銀次に「どうして学校に来ないの?困ったことがあったら先生に言ってくれていいんだよ?」とかしつこく構ってくる感じ。 銀次:うぜぇw その頃の教室内。 銀次が珍しく登校しているので、一部がそのことについて会話しているが、紫音はいつも通り周囲をスルーして読書。 空幻は、朝なのでまだ起きている。 先生が教室に入り、転校生の紹介となると活気づくクラス内。 夏芽:「え~、水瀬夏芽です。オルクスピュアです。普通の野球がしたいと思います」 GM/生徒 「そんなことより、レネゲイド野球やろうぜ!」w 夏芽:違うんだ、普通の野球がやりたいんだ!w GM 魔球とか柳生とかはお呼びでない、とw 夏芽:「で、こっちがリン」 GM/リン:「リンです!夏芽と一緒に学校に行きたいと思ったら、人間になれました!」 銀次:……こいつは何を言っているんだ?w 空幻:事情を察して、「ああ、あなたも目覚めたのね」w GM/リン:「一杯友達を作りたいですが、私は夏芽の物なので、そこのところはよろしくお願いします」 クラス内は相変わらず混乱しているが、一部の生徒が「キマシ?」「百合キター!」などと過剰反応。 それはそれとして、一人の生徒に動きが。 金髪碧眼の美形の生徒が、ガタッと席から立ち上がり、転校生二人の前まで移動し、声をかけた。 「キミ達、ボクの芸術のモデルになってくれないか?」 GM コイツはカルロという奴で、いつもこんな感じだw 空幻:「そういうのは後でいいから」と首元を掴んで引き摺りだそうとしますw GM/リン 「モデルとかヤダ。さっきも言ったけど、私は夏芽のものだから」と返すと、カルロは滂沱の涙を流す……すると、その涙が20人ほどのメイドの姿になり、カルロを励まし出すw「大丈夫ですカルロ坊ちゃま」「坊ちゃまのセンスは最高です!」w 夏芽:従者使いかw GM/カルロ 「そ、そうだね。ありがとう、アリー、ベラ、キャサリン、ダイアナ……」とそれぞれの従者に礼を言いつつ空幻に引っ張られて退場w 紫音:名前付けてるのかw 夏芽:あとは、エミとフウカと……w だが、クラスのバカはカルロだけではなく。 銀次:「おい転校生、さっきの猫はどこに行った?」 夏芽:「え、ドルジなら外で遊ばせてるけど……」 銀次:「そうか、ならこのクラスに用はねぇ!」と外に出ますw 他にも、転校生を質問攻めにしようとする生徒たち。 先生がおろおろしていると、「いい加減にしてください!」と、メガネを掛けた一般人クラス委員、八幡鏡子(やはたきょうこ)が声を荒げる。 彼女の友人2人も、それに加勢する。 竹刀を準備状態にしたポニテ剣道少女、草薙明乃(くさなぎあけの)は、「このような学びの場では、静粛にすべきだと某(それがし)は思うのだが」と厳しい目線を向け。 「まぁまぁ、きょーちゃんも、あけのんも、落ち着いて」とムードメーカーな蟹沢珠美(かにさわたまみ)が続く。 GM/珠美:「ほら、カルロ君とか銀次君とかは色々と残念なんだから、大目に見てあげないと」w 銀次:さりげなく毒舌w 空幻:私は許されたw GM/珠美:「あぁ、くーちゃん(空幻)は皆のマスコットだから」w 空幻:結局そんな扱いか!w GM マスターエージェント(笑)……では先生がそろそろ授業を始める、というところでグランドオープニング終了で。
https://w.atwiki.jp/solidedge/pages/15.html
調査した結果、本問題が発生する図面、条件がわかりました - 問題が発生する図面 ・ V18で新規作成した図面 ・ V18で追加された図面ビューがある図面 ・ V18でビュー更新を行い保存した、V17以前に作成された図面 - 発生条件 ・ モデル(アセンブリのみ)とのリンクが切れている図面を開いた場合 (パーツでは、V17時と同様にリンク切断前の情報が表示されます) ・ モデル(アセンブリ、パーツ両方)に変更があり、ビュー更新が必要になっている図面を開いた場合や図面にウィンドウを切り替えた場合 例えば、図面を更新必要状態で開いた場合や、モデルなしで図面を単独で開いた場合に本問題が発生します。 図面が更新必要状態で問題が発生する場合に関してご説明します。 ◆ 対処 本件はV18Update7で修正されております。
https://w.atwiki.jp/trpg_summary/pages/3268.html
KP スイ PL&PC 高生紳士:嘉恕地図 藍月すりっぷ:嘉恕彙王 配信 2023/01/27 20 00- 【高生卓】欠落者のレゾンデートル【PL:藍月すりっぷ、高生紳士】 ハッシュタグ #藍黄色のレゾンデートル イラスト 黒田じっこ:@kurodajikko ツイート 告知 配信告知 スイ / 高生紳士 / 黒田じっこ キャラクター紹介 (四宮伊織 (高生紳士 1 / 2)) 感想 スイ / 高生紳士 / きのこ 立ち絵・イラスト 嘉恕地図 / 嘉恕彙王 ラフ / https //twitter.com/moe_sui/status/1619003718539841536?s=20&t=YINvLxIZJaIGQ6SOYMhwIA
https://w.atwiki.jp/sinnisioisinrowa/pages/221.html
哲学思考(欠落思想) ◆aOl4/e3TgA 放送の声が変わったな。 それが、球磨川禊の抱いた最初の感情であった。 最初の放送でも声の主は不知火袴ではなく、名前も知らないような老人の声だったが、今度は女の子の声だった。 殺し合いの主催役の片棒を担いでいることを分かっているのか。 そんなお節介じみた疑問を一瞬抱いたが、それ以上は考えない。 何故なら、どうでもいいことだからだ。 死者を淡々と読み上げた少女と、その前の放送で同じく死者を読み上げた老人と、更にまだ居るやもしれぬ共犯者。 彼らがいったい何を考えているのか。 彼らがいったい何を求めているのか。 彼らがいったい何を知っているのか。 彼らがいったい何を握っているのか。 彼らがいったい――何を、目指すのか。 さぞ希望に溢れたことだと思う。 だからこそそれは、球磨川禊というマイナスにはどうでもいい。 殺し合いを主催するような連中のことだ。 週間少年ジャンプなら決してロクな目に会えないまま、正義のヒーローに格好良くぶちのめされるような悪党。 そんな連中なら、甘くて温い友情を築いていることだろう。 チョコレートのように甘くて、蜂蜜のようにドロドロで、粉砂糖のように吹いたら散ってしまうほど軽い軽い友情を。 ――それでもだ。 それでも彼らは幸運だと、球磨川は思う。 彼らの向かう先にあるのは紛れもない勝利だ。 いや、正しくは《ある筈》のものと云うのが正しいだろうか。 しかしだ。 しかしながら、そういった勝利が約束されない者もこの世には在る。 ぬるい友情を築いて。 無駄な努力を積み重ねて。 そうしてむなしい勝利にたどり着く。 それが球磨川禊をはじめとする生まれながらの負け組――《過負荷》と呼ばれる存在である。 ――その彼は。 放送にて告げられた一つの名前を反復していた。 『人吉……善吉?』 その名前が呼ばれることは、今もどこかで変わらず正義を貫いているだろう生徒会長に比べれば当然とさえいえたことだ。 彼は《異常》でもなければ《過負荷》でもない、《普通》の少年。 まあ、黒神めだかという一つの生ける伝説にずっと連れ添っている事実は異常と言う他ないだろうが、彼の存在そのものはごく普通だ。 ホームズとワトソンの関係で言うなら、間違いなくワトソン。 どんなに大きな活躍をしてみせたところで、結局は黒神めだかというホームズに見せ場を奪われる、それだけの存在。 球磨川禊にとっては、黒神めだかほどに特別な意味を持ちはしない。 《そういえばあの子は元気かな》ってくらいの認識をされるのがせいぜいの、記憶には残っても脅威にはならない、そんな記号。 『――おいおい』 なのに球磨川は苦笑する。 彼が死んでしまった事実に苦笑する。 現実から逃げる気はないが、とにかく苦笑する。 彼が接触し、ちょっかいをかけた相手の死に、苦い笑いをこぼす。 『おいおいおいおいおいおいおいおい!』 それはやがて明確な笑いへと変わっていった。 球磨川はマイナスであるが、卑屈になりすぎて自分を追い込むようなタイプとはまた違うマイナス性を持ち合わせている。 負け組どものヒーローとしての、同族を引きつけるカリスマ性。 或いは、勝っているのにいつもどうしてか負けてしまう――敗北の星のもとに生まれてしまったがゆえの、《敗北者性》。 自らを負け組と誰より理解しているからこそ落ち込まない。 そのメンタルはまさしく要塞。 彼には敗北は水だ。 彼を敗北させればそれは魚に水をやるのと同じこと。 彼の心を真に動かすのは、彼の仲間に何かがあった場合。 球磨川は異常なほど仲間想いという側面を持っている。 これが球磨川禊という最底辺の敗北者へ与えられた唯一のプラスなのかは定かではないが、とにかく彼にも弱さはある。 ――いや、弱さなんて曖昧な言葉を用いると彼自身が弱さが服を着て歩いているようなモノなので、とんだ誤解を生みかねないが。 彼にとって人吉善吉は仲間ではない。 阿久根高貴とは違い、彼が仲間であったことは過去にはない。 だからその死はまさしく無価値。 《隣の家に住んでたおじさんが体を壊して死んじゃった》くらいのどうでもいいことである――のだが。 『なんだよ善吉ちゃん――きみ、死んじゃったのかい』 素直に球磨川は驚きを覚えた。 善吉がこんなところで死んでしまったことに驚愕した。 驚愕して、反芻して、やがて笑いがこみ上げてきた。 それは敗者を踏みにじる質の悪い笑顔とはどこか異なり。 だけど決して、旧知の知人を失ったことに傷つきながらも、無理に笑って前を向こうとしている――そんな健気なものではない。 なんとも形容し難い笑いだった。 彼自身、何が可笑しくて笑っているのか分からない。 ゆえに誰にも分からない。 球磨川禊がどうして笑うのか、分かる者は此処にはいない。 『そうだなあ。これってさ、ポケモンで例えるとサトシ君がピカチュウに逃げられた――みたいなもんだよね! そっかそっか、善吉ちゃん!』 それはどれほど滑稽なことだろうか。 誰とでも分け隔てなく接する主人公が、窮地に立たされているまっただ中に相棒と呼んでも差し障りのない存在を失う。 少年漫画だったら、それだけで鬱ルート真っ逆様の大事件だ。 きっと格好良くラスボスを倒した後にでも《わけのわからないパワー》なんかで都合よく復活されるのが読めてるけど熱い展開でもある。 ――だが、これは少年漫画じゃない。 都合のいいところで味方は助けに来ない。 都合よく悪役は主人公の口上が終わるのを待っちゃくれない。 そして、死人は生き返らない。 『きみは――《好きな女の子を一人残して》死んじゃったのかい!』 黒神めだかを人吉善吉が愛していたのはむろん知っている。 めだかもその好意に鈍感な訳じゃなく、むしろ自覚した上で彼を側に置いているようだった。 彼女は悲しむだろう。 中学時代に、副会長の顔面を剥がした時のように暴れるだろう。 いいや、あれの比ではないかもしれない。 何しろ、十数年を共に過ごした存在をあっさりと失ったのだ。 彼女を乱心もとい乱神させるには、十二分に事足りる話である。 『そいつはマイナス的に見てもマイナスだぜ。どうもきみは、恋愛漫画の主人公には向いてなかったようだね』 女の子を傷つける意図は善吉にはなかっただろう。 当人はむしろ、誰かを助けて満ち足りて死んでいったのかもしれない。 ああ、そいつはありそうだと球磨川は思う。 彼もまた、正義感が熱い男だったのをよく覚えていた。 『さぁて』 球磨川禊は、側で眠る同行者・鑢七実をちらりと見やる。 彼女は強い、それこそ黒神めだかにも引けを取らないくらいに強い。 おまけに過負荷だ。バリバリの危険思想家、というかそれ以前にそもそも彼女は殺し合いに乗っている。 傷心のめだかとも、いずれ行き遭うかもしれない。 そうなれば、果たしてあの主人公少女は勝てるのか? 七実を破っても自分がいる。 自分がいるなんて言っても、どんなに弱っていたって彼女に勝てるだなんて夢を描けるほど球磨川は理想家ではない。 めだかは勝つだろう。 ひょっとすると七実を破った上で、その上で何の苦もなく自分を蹴散らして、二人の過負荷を見事に無力化してのけるだろう。 ――そう。 黒神めだかは必ず勝つ。 『善吉ちゃん、きみはたぶん立派だったんだろう。僕の知らないところでめだかちゃんを支えていたんだろうし、今回惜しくも殺されてしまったことだって、きみのことだから名誉の戦死だったんだろう。僕は信じるよ』 『だから』 『――きみのぶんまで、きみの無念も一心に背負って、だけどきみを誰が殺したのか分からないから――』 ――ただし。 『背負ったきみの無念を、たまたま通りかかっためだかちゃんにぶつけてやることにするぜ』 相手よりも圧倒的に深い傷を負いながら。 球磨川禊はなにも負けるために挑むのではない。 生まれついての負け組だからといって、それが一切の勝利欲を有していないかといえば、それは確実にノーである。 彼は証明したいのだ。 負け組でも。 嫌われ者でも。 幸福な連中に足蹴にされる雑魚敵でも。 それでも、幸せな連中に勝てるんだってことを証明したい。 それが球磨川禊の、願いらしい願い。 殺し合いを勝ち抜くなんて手間をかけなくたって、この会場にいる《彼女》と戦うだけで叶えられる願い。 『――――』 何かを思うように虚空を見上げる球磨川。 しかし、彼の物思いに耽る時間は数秒と許されなかった。 「どうやら――わたしは殺されてしまったようですね」 身体を地面に預けたままで、眠っていた筈の七実が言葉を発した。 もう少し眠っているものだと思っていたので、声がかかったことに少しだけ球磨川は驚く様子を示した。 当たり前だが、彼女に傷なんてものはない。 死んだ事実を《なかったこと》にされた彼女は、一度腹を捌かれたなんて嘘のように、そこに存在している。 『ああ、お節介かもしれないけど僕の過負荷を使ったよ』 「そうですか、ありがとうございます」 七実はつとめて冷静に礼を言うと、本来痛ましい傷口がある筈の、真心に切り裂かれた場所をそっと右手でさする。 当然だが、傷なんてない。 「油断しました」 『気にすることじゃないよ、僕も仇討ちにかかったら秒殺されたし』 七実の強さは、これまで同行してきた球磨川もよく知っている。 だから彼女が敗北したのは彼にとっても驚くに値する出来事だった。 不本意な形とはいえ休憩を取ったことで、彼女の内部に蓄積していた疲労も少しは和らいだようだし、結果オーライかもしれない。 殺し合いは加速している。 たとえばこうして七実と言葉を交わしているその間にも、誰かが放送を聞いて泣いたり怒ったり決意を新たにしたりしている筈だ。 そしてまた六時間の後に――変わらず放送はやってくる。 「では、そろそろ進みましょうか。不覚を取りましたが、くすぶっていても仕方がありませんし」 『そうだね、行こう。あの橙ちゃんもどっか行ったみたいだしね』 橙、というワードに七実が一瞬反応した。 やはり彼女の戦闘能力は、七実からしても相当なものだったのだ。 油断したと言った彼女のそれは、言い訳などではなく真実だろう。 最初から強大な存在を殲滅する為に、全力までいかずとも注意を払って臨んでいれば、待つのは必ずしも敗北ではなかったかもしれない。 『それに、僕にもやることが出来たしね』 球磨川はぽつりと呟いた。 七実に言ったのではなく、それは自分自身へと発した台詞。 マイナス十三組を結成しての理事長抹殺、ここに違いはない。 ただその前に、ひとつイベントを挟むだけのことである。 黒神めだか――彼女へと善吉の無念をぶつける。 人吉善吉の死を知ってから、どうしてかそうしなければならないと思い始めるようになった。 どういう心境の変化かは彼にも分からない。 ただ一つ言えるのは。 「簡単には負けてやれないよ」 今回は、負けることを前提としない。 負け犬として勝利することを目指す。 そして証明するのだ。 負け犬でも主役を張れることを。 「禊さん、なにかおっしゃいましたか?」 『ん? いいや、なんにも』 「そうですか。気のせいか、初めて禊さんの《気取っていない》台詞を聞いたような気がしたのですが」 『間違いなく気のせいだね』 気取らない――括弧つけない。 球磨川禊のバトルロワイアルは続く。 彼を待ち受けるのは、果たしてはじめての勝利かお約束の敗北か―― 【一日目/真昼/G-6 薬局付近】 【鑢七実@刀語】 [状態]健康、身体的疲労(中) [装備]無し [道具]支給品一式×2、錠開け専門鉄具、ランダム支給品(2~6) [思考] 基本:弟である鑢七花を探す。 1:七花以外は、殺しておく。 2:骨董アパートに行ってみようかしら。 3:球磨川さんといるのも悪くないですね。 4:少しいっきーさんに興味が湧いてきた。 [備考] ※支配の操想術、解放の操想術を不完全ですが見取りました。 ※日之影空洞を覚えていられるか、次いで何時まで覚えていられるかは後続の書き手様方にお任せします。 ※真心の使った《一喰い》を不完全ですが見取りました 【球磨川禊@めだかボックス】 [状態]『健康だよ。お腹は満腹で、疲れは結構和らいだね』 [装備]『大螺子が2個あるね』 [道具]『支給品一式が2つ分とランダム支給品が3個あるよ。後は食料品がいっぱいと洗剤のボトルが何本か』 [思考] 『基本は疑似13組を作って理事長を抹殺しよう♪』 『1番はやっぱメンバー集めだよね』 『2番は七実ちゃんについていこう! 彼女は知らないことがいっぱいあるみたいだし僕がサポートしてあげないとね』 『3番はこのまま骨董アパートに向かおうか』 『4番は――――まぁ彼についてかな』 『5番は善吉ちゃんの無念をめだかちゃんにぶつけてあげよう』 [備考] ※『大嘘憑き』に規制があります。 存在、能力をなかった事には出来ない。 自分の生命にかかわる『大嘘憑き』:残り1回。 他人の生命にかかわる『大嘘憑き』:残り2回。 怪我を消す能力は再使用のために1時間のインターバルが必要。(現在使用不可。残り45分) 物質全般を消すための『大嘘憑き』はこれ以降の書き手さんにお任せします。 ※日之影空洞を覚えていられるか、次いで何時まで覚えていられるかは後続の書き手様方にお任せします。 ※戯言遣いとの会話の内容は後続の書き手様方にお任せします。 解放された者と抑える者 時系列順 友情の手前、憎しみの途中 解放された者と抑える者 投下順 友情の手前、憎しみの途中 赤く染まれ、すれ違い綺羅の夢を 球磨川禊 トリガーハッピー・ブレードランナー 赤く染まれ、すれ違い綺羅の夢を 鑢七実 トリガーハッピー・ブレードランナー
https://w.atwiki.jp/gamecircledaitokai/pages/52.html
DX3@アカデミアの自作キャンペーン『欠落の楽園』第2話。 =2話今回予告&ハンドアウト= H1-Dクラスも企画の話がまとまり、文化祭の準備は進んでゆく。 クラスメイトたちは、各自の所属する部の企画の準備にも力を注いでいた。 美術部のカルロもそんな生徒の一人。 だが、スランプに陥ったカルロは、急に行方不明になってしまう。 更に、時を同じくして、低学年の生徒の誘拐事件が多発。 学園の裏で、何が起こっているのだろうか? ダブルクロスキャンペーン第2話 『明日の見えぬボクたち』 ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。 PC1 水瀬 夏芽 ロイス:カルロ・クリスピアーノ キミの転校初日から積極的に声をかけてきたカルロは、色々と残念なイケメンだ。 そんな彼は、所属する美術部で展示する作品の制作が行き詰っているらしい。 毎日のように教室でそのことを嘆いては、20人のメイドを呼び出していた彼だが、ある日を境に姿を見せなくなった。 カルロが居なくなって、教室が随分広く感じるようになった。でも、すぐ慣れると思う。 ……本当にこれでいいのだろうか、と思わなくもない。 PC2 古明地 紫音 ロイス:蘭堂 朱夏(らんどう しゅか) 最近、学園では低学年の生徒の誘拐事件が多発している。 キミの妹の友達である朱夏も、その被害にあったらしい。 朱夏は、強い力を持ったオーヴァード生徒であり、そう簡単に誘拐されるはずはないが…… 何でも、朱夏は行方不明になる前に“取次屋”と接触していたらしい。 調べてみる価値はありそうだ。 PC3 新羅 空幻 ロイス:“プランナー”都築京香(つづき きょうか) キミに“マスターレイス”の称号を与えた、“プランナー”。 現在彼女はFHを離れ、レネゲイドビーイングの組織“ゼノス”のトップに立っているらしい。 久しぶりに彼女からキミへの連絡があった。 彼女の興味を引く何かが、この学園にあるということだろうか? PC4 駿 銀次 ロイス:蜷川しねま(にながわ しねま) カメラ片手に現れた報道部の少女、蜷川しねま。 彼女は、キミのクラスメイトのカルロについてのドキュメンタリー番組を作っているという。 よく分からないが、キミのリーゼントを褒め称えてくれた彼女は悪い人物ではなさそうだ。 協力するのもやぶさかではない。 == トーキー分が欲しかったから、公式リプから『しねま』を召喚。で、なんで2話からプランナー様とか出てるんですかね? 成長報告 夏目:調達上げ 紫音:技能とエフェクト上昇 空幻:≪イージスの盾≫3。本気出すと期待値60点くらい止める 銀次:≪マスヴィジョン≫をDロイス:純血統込みで7レベルに マスターシーン。 何処とも知れぬ闇の中。仮面をつけた者たちが集っていた。 ある者は花をあしらった仮面をつけた少女であり、ある者は鬼気迫る表情の仮面をつけた男である。 そしてまた、ある者は、仮面をつけた4足歩行の獣であった。 一つの仮面が暗闇の中に浮かび上がっていた。 その仮面に向け、一人の男……“マスターブレード”が声を掛ける。 「前回はしくじったようだな、ペルソナマスター」 それに対し、どこからともなく返答が。 「まずは、小手調べだ。どうやら、あのH1-Dクラスのオーヴァードたちは、一筋縄ではいかないようなのでな」 前回の事件の映像が、部屋の中央に浮かび上がる。 「……なるほど、確かに、少しは楽しませてくれそうな連中だな」 GM/マスターブレイド:「む?……この女、“シエスタ”だったか、どこかで見たことがある気がするのだが」w 空幻:まぁ、FHの武器使ってるしなw ペルソナマスターは、言葉を続ける。 「すでに次の手は打ってある」 すると、新たな映像が浮かび上がり――シーン終了。 空幻が自宅の縁側でゴロゴロしていると、突然の通信が。 空幻:人間形態で日向ぼっこしています。 GM でも、気を抜くとキツネに戻るんじゃないの?w 空幻:私はレネビじゃない!w GM/プランナー:「久しぶりですね、“マスターレイス”。どうやら、そちらの学園に我々ゼノスにのって興味深い存在が現れたと聞きましてね」 空幻:「まぁ、こっちで色々なレネビに会ってるからねー」 GM/プランナー:「そう、あなたに“マスターレイス”の称号を与えたのも、全てはこの時のためのプランだったのです!世界を変革する欲望を持つもの……マスターレイス。あなたがどのような結論を出すのか、興味深いところです」 空幻:「まぁ、昔からそういう感じよね、あんたは。こっちに来るなら案内するよー」 夏目も転校から数日が立ち、学園にも馴染んできた。 そんな中、転校初日と変わらない存在感を発揮している生徒が一人。 美術部のカルロである。 夏目:食堂でイチゴサンデー、相当のスペリオルミックス食べてますw GM 『イチゴサンデー7つ、それで許してあげる』w GM/カルロ:「やあ、夏目ちゃんにリンちゃん」と、明らかにやつれた表情で声をかけてくる。 夏目:「ど、どうしたんだ?今日のお前、気持ち悪いぞ」 銀次:ヒデェw 夏目:「昨日は変態だったけどな」w GM/カルロ:「実は……イマジネーションが、パッションが、湧いてこないんだ!」 夏目:「そ、そうか、大変だな」と夏目はスルーして、リンが気遣う。 GM:カルロは、周囲に20人のメイドを展開し、食堂の入り口で大声で嘆いている。通りかかった鏡子が、「カルロ君、騒ぐなら外に出てからにしてくださいね」とスルー。 この日は、ちょうど食堂に飛び込んできた体育会系の集団に跳ね飛ばされ、カルロは星になった。 空幻/カルロ:「ああ、星になったボクも美しい……」w 夏目:それどっかの美化委員長w しかし、ある日から急にカルロが登校しなくなった。 GM/珠美:「そういえば、カルロ君最近見ないねー。……ステルス能力でも身に着けたのかな?」w 夏目:「まさか、レネゲイド麻雀部じゃあるまいし」w それからしばらく前。 紫音は、妹の深音(みおん。イメージは『きれいな古明地こいし』)が友人を自宅に連れて来ているのに遭遇した。 GM/深音:「あ、お姉ちゃんお帰りー!」 紫音:「ただいま、深音。お友達?」 GM/深音:「うん!この子は、友達の朱夏ちゃん」と、紹介してくる。朱夏は、服装とかを見る限りでは、名家のお嬢様っぽい感じ……なんだけど、ところどころ妙なアクセサリーを付けているとか、微妙な違和感がある。 GM/朱夏:「……ごきげんよう、紫音お姉さま。お姉さまも、複雑な宿命をお持ちのようですわね。宿命、いえ、フェイトと呼ぶべきでしょうか?」 銀次:ああ、厨二病が……w GM/朱夏:「そう、ここでお姉さまに出合ったのも、星の導きによるものですわ。私のこの呪われし力が引き起こした運命……いわばディスティニーですわね」 紫音:スルーして、「深音、何か面白いことあった?」 GM/深音 「すごいんだよお姉ちゃん!朱夏ちゃんは、Aランクのアタッカーとして登録されてて、Rファイトではチームの主砲って呼ばれてるんだよ!」 GM/朱夏:「別に、大したことではないですわ。私の持つ力に対して、相手が脆すぎただけですわよ。さしずめ、エキストラだった、といったところですわ」 夏目:メタいw 空幻:まぁ、強いエキストラと弱いエキストラが居るからw GM/朱夏:「……まあ確かに、私のこの封印された力を恐れるものは多いですわね。ここに来る前、周囲の大人たちはみな私に恐怖していましたから。でも、この学園ではそんなことはないですわ。まさに楽園……パラダイスですわ」 紫音:「はぁ……」と興味なくw GM/朱夏:「あ、お姉さまも強い力をお持ちと聞きました。一度見てみたいものですわ」 紫音:「じゃあ、そのうち手合せすることになるかもね」 GM/朱夏:「お姉さま、これからもよろしくお願いしますわね。きっと、この縁は永久に続くのですわ。そう、まさしくエターナル!」 そして、現在。自宅に帰ると、深音が慌てていた。 GM/深音:「大変だよお姉ちゃん!朱夏ちゃんが、行方不明だって!最近、誘拐事件が起きてるって話だから、さらわれたんじゃないかって……でも、朱夏ちゃんがそんな簡単にさらわれるとは思わないし……」 紫音:「え、あの朱夏ちゃんが?」 GM/深音:「そういえば、ちょっと前に朱夏ちゃんが“取次屋”って人に会うって言ってたんだよね。きっとその人が犯人だよ!」 紫音:「まぁ、お姉ちゃんが調べてみるよ」 夏目:朱夏、『まだ見ぬイベントホライズンへ!』とか言って旅立ったんじゃないの?w GM そういう意味不明な置手紙を残していくことはよくあるけど、今回は何も残ってなかったらしい。 銀次は、そんな異変をスルーしつつ、いつも通り不良街道を歩んでいた。 銀次:「へっ、レッドスコルピオとやらも大したことねぇな!」と隣町の不良をボコボコにしてます。 夏目:≪マスヴィジョン(物理)≫w 空幻:隣町って何だw GM ほら、ウチのシマに手を出してきたからさw 夏目:シマじゃなくて島だからw GM 隣……ハワイとかじゃね?w そんな銀次を、カメラが追う。 GM/しねま:「駿銀次でありますな?いやー、それにしても素晴らしいリーゼントでありますなー様々な人物を見てきましたが、これほどまでに力強く、男気を感じる髪型は珍しいであります。もっと近くで撮影しても良いでありますか?」 銀次:「ああ、いいぜ!……ところで、何だお前?」 GM/しねま:「小生は蜷川しねま、報道部であります。小生は、銀次クンのクラスメイトであるカルロ・クリスピアーノのドキュメンタリー番組を作成中なのであります」 銀次:「カルロ?なんでそんなことを……」 GM/しねま:「彼は芸術家として期待の新人でありますからな。それも、そのような立派なリーゼントを見てイマジネーションを刺激されてきたからこそ、なのでしょうな」w 銀次:「おお、そうだろうな。お前、分かってるじゃないか。カルロを探すんだろ?俺様に任せとけ!」 GM/しねま:「(小声で)ちょろいであります」w 翌朝、クラスのホームルームで、誘拐事件が起こっていることを連絡された。 十分警戒するように、とのこと。 夏目:「気を付けような、ドルジ」w GM/珠美:「そういえばカルロ君いないねー。まさか、誘拐されて薄い本みたいな展開に……」w 銀次:エロ同人みたいに!w 空幻:「ないよー。確かにカルロ君、見た目だけはいいけどさー」w ……珠美の知識:マンガっていうより知識:薄い本?w GM/珠美:「ほら、ヘタレイケメン受けとかよくあるし!」 紫音:……そういう薄い本をこっそり読んでそうだな、このキャラ。分厚い本に隠しながらw GM/珠美:「そういえば紫音ちゃん今日は何読んでるの?」w ここで、これまでに調べていたとして情報収集し、カルロの芸術作品についての情報が出る。 ◎カルロの芸術作品 さまざまな分野の作品を作っているが、特に彫刻が得意。 全ての作品に共通しているのが、『未完成』であること。意図的に一部に手を入れず、未完成のまま発表している。 作品の『未完成』さは徹底されていて、完成することを忌避しているとすら感じられる。他の美術部員がそのことを指摘してから、カルロはスランプになったらしい。 空幻:「そういえば、クラス企画の猫喫茶の看板をカルロ君に任せてあるんだけど、『猫』の部分だけ何も書いてないんだよね。文字の代わりにドルジでも貼っておく?」w 夏目/ドルジ:「なー!」と引っ掻こうとするw 空幻:「イヤか。私もイヤだよ」w 直後、直接取次屋に向かう紫音。 店舗の前では、番犬らしき中型犬が伏せており、来訪者の接近に対し耳をそばだてている。……が、特に吼えるなどの反応は無い。 GM/蜜柑:「あら、今回のあなたの望みは何かしら?……蘭堂朱夏?……ああ、あの妙な病気をこじらせたような子ね。確かに来たわ」 ここで、紫音が事件についての情報収集をするが、達成値が低く、事件に関連する情報に結びつかない。 GM/蜜柑:「まぁ、私の方でも調べておくわ」 一方、他PC3人は教室で調査中。 空幻:「ところで、さっきからカメラを向けているあなたは?」 GM/しねま:「小生は報道部の蜷川しねまであります。このクラスのカルロ・クリスピアーノについてのドキュメンタリーを制作中で、彼を探しているのでありますが……」 空幻:ドキュメンタリーと聞いて微妙な表情になりますw 色々調べた結果、以下のことが分かる。 ◎カルロ・クリスピアーノ H1-Dクラスの生徒。美術部所属。ブラムストーカー/サラマンダーのAランクスペシャリスト。1週間ほど前から行方不明。 実は東ヨーロッパの小国の第4王位継承者である。資源に乏しく、兵器や傭兵の輸出によって外貨を獲得している小さな国。 優秀な兄や姉が国の実権を握っており、将来的にカルロは適当な要職に就くことが期待されている。しかしながら、カルロ自身は昔から、自国の産業を嫌い、芸術に強い興味を示していた。 国内外に敵対勢力が多いため、安全を考えて数年前から学園に留学している。 ◎誘拐事件 1週間ほど前から発生。既に10件以上起きている。被害者は初等部か中等部の生徒、特に女子生徒が多い。 オーヴァード生徒、一般生徒のどちらも被害が出ていて、被害者の共通点は不明。 犯行現場と推定される場所で、気温の異常低下が起こっていた。また、メイドと小学生女子が現場付近で目撃されている。 ◎蘭堂朱夏 小学生。モルフェウス/オルクスのAランクアタッカーであり、Rファイトではチームの火力担当。 レネゲイド能力を恐れた家族によって転校されられた。それまでは箱入り娘であったためか、センスが特殊。 最近、誘拐事件の現場付近での目撃証言が幾つかある。 銀次:やはりカルロはロリコン……w GM 別に、そうとは言ってないからなw ここまで調べ、空幻から紫音へと調査の協力を依頼し翌日になる。 翌日、事件について話があると、PC全員としねまを“取次屋”蜜柑が呼び出した。 GM/蜜柑:「誘拐の被害者のうち、何人かがここに来て言っていたのよ。『大人になんてなりたくない』って。最初に来たのは女の子だったわ。『心配しなくても、きっとあなたなら私みたいにナイスバディなレディになれるわよ』と伝えてあげたのだけれど、何故かその子は『納得できない』って表情になってたわね」w 銀次:「誰がナイスバディだって?」w 空幻:「何がナイスかは人によるだろうけどねー」 GM/蜜柑:「まぁ、あの年頃の子供には良くある悩みよ。だから、『その悩みを抱えているのはあなただけじゃない』ってことを伝えて、そういう子たちが互いに相談できる場所を準備してあげたのよ」と、手元にある端末に、Web掲示板を表示する。「そこから先は、あの子たち個人の問題でしょう?私は、あの子たちの願いに応えて、この場所を用意しただけ」 その掲示板を確認すると、怪しげな書き込みが幾つもあった。 直接会って話したい、という文面だが、その日時や場所が誘拐事件の発生現場と一致している。 もっとも、誘拐事件の話が広まってからは、この掲示板への書き込み数自体が減っているようではある。 GM/しねま:「これは……ビンゴ、でありますな。証拠を激写であります!」 夏目:「朱夏ってのは、コイツか?」エターナル・キャバルリーというハンドルがあるw GM じゃあ、それでw 空幻:「これは、犯人に接触できそうね」 GM/蜜柑:「ええ、この掲示板をチェックしている可能性は高いわ。囮作戦、という手はどうかしら?……とはいえ、おそらく犯人のターゲットは小中学生。少なくとも、そういった外見の人物でなければ、囮には不適当でしょうね」と、難しい顔をする蜜柑w 夏目と銀次、無言で蜜柑を指で差す。 GM/蜜柑:「えっ?……私じゃ釣れないでしょ?」w 空幻:「しねまちゃん、そのくらいの年の子の画像、用意できる?」 GM キツネの画像でよくね?w 空幻:さすがに犯人がカルロだったらばれるだろw 囮作戦のため、犯人を釣ろうとする。 判定は交渉か情報:Webで目標値12、ただし財産点使用不可。 失敗すると、釣るまでに時間がかかるため、全員の浸食率+1d10。 空幻:ハンドルは『くーちゃん』でいいとして、未来への不安をアピールすればいいのか?『私、未来が不安で……』 銀次:『私、未来から来たんです!』w GM じゃあそれでw すごく優しく諭す口調で返信が来るよw 判定は夏目が振って成功。中央西公園東口での待ち合わせを取り付ける。 銀次:中央西の東口ってどこだよ!w 空幻:……だいたい真ん中だな! 現場に向かうと、果たしてそこにはメイドが一人。 カルロがいつも作成していた従者である。 そして、かなり離れた場所から、カルロと朱夏が様子を見ていることを、銀次の強化された視覚が察知した。 夏目:じゃあ、メイドの方に蜜柑を向かわせるかw GM あ、蜜柑はここまで来てないよ。現場に出るのは嫌らしい。通信には出てくれるけど。 メイドは、待ち合わせ相手が遅いため、「『くーちゃん』さん、どこですか―」と周囲の捜索を始める。 空幻:「はーい!」w メイドは、釣られたという状況を察知してワーディング。周囲の温度を瞬時に低下させると、周辺全てが凍りつく。……衝動判定。 効果としては、エネミーエフェクト≪苛烈なる冷気≫。一般人を即座に戦闘不能にし、このシーンに登場したオーヴァードにもダメージが入る。 異常に気付いたカルロと朱夏は≪瞬間退場≫で撤退。従者は、メイド服のスカートから銃を取出し、PCたちに向けて銃弾を放ってくる。 戦闘は、意外と従者が健闘するも、夏目のドルジが飛びかかって一撃KO。 戦闘終了後、カルロ達を追跡することに。 知覚判定はさっくりと紫音が成功。 クライマックスへ。 カルロは廃ビルの地下に逃げ込んだらしい。 かつては研究施設だったらしく、無機質な階段を下りていくと、だんだんと気温が下がっていく。 一般人では活動も困難なほどの≪苛烈なる冷気≫にHPを奪われつつも進んでゆく。 GM しねまも撮影したかったけど、無理だわーw やがて、広い空間に出た。 部屋の中央にはカルロとその従者、そして朱夏。 部屋の隅には、十数人の生徒が安らかな表情で眠っていた。 彼女たちの周囲には美しい氷の彫刻が設置されており、まるで氷でできた棺のようにも見える。 銀次:「おいカルロ、見つけたぜ!」 カルロの顔には、仮面。その表情は、恐怖。 また、朱夏の顔にも、小さな仮面が。鋭い歯の付いた、吸血鬼のような仮面。 GM/カルロ:「完成してしまったら、後は壊れていくだけだよ。その前の一瞬、美しい瞬間を保つのがボクの使命なんだ」 夏目:「お前なぁ……壊れたら、また作り直せばいいじゃないか。解散した野球チームみたいに」 GM/カルロ:「壊れたものは!……もう戻らないんだ」 空幻:周囲の被害者たちを見て「……で、彼女たちを巻き込んだと?」 GM/カルロ:「彼女たちも、大人になりたくないと望んでいた。ボクはその望みをかなえた。そう、ボクのしていることは正しいんだ!世の中は恐ろしいことばかりだ、それから逃げて何が悪いんだ!ボクはただ、ここに楽園を作ろうとしているだけだよ、邪魔しないでくれ!」 紫音:「朱夏ちゃん、どうしてこんなことをしているの?」 GM/朱夏:「私は……大人になんてなりたくない……ずっとこのままでいたいのですわ。だから、カルロお兄様に協力しているのです。大人になったら、この場所に、楽園にいられなくなってしまいますから。パラダイスロスト、ですわね」 夏目:コイツ、パラダイスって単語に釣られただけじゃね?w GM そんな気がしてきたw 空幻:「……いい?長年生きた吸血鬼が言っていたわ。夏休みは終わりがあるから楽しいんだ、って」カオスフレアのエレナね。 GM/朱夏:「終わるだなんて認めませんわ!だから、紫音お姉さま方が相手だとしても、引くわけにはいきませんわ。それに……私のレネゲイドも、もう抑えられそうにないんですわ。ええ、今まさにリミットブレイク!……あぁ、皆様は、紫音お姉さまは、いったいどのような血を流すのでしょう?想像しただけで、胸が高鳴りますわ。これが恋……ラブに違いありませんわ」 空幻:「それは恋ではないわ、ただの衝動よ」 夏目:「それは恋じゃなくて、変だ」w 銀次:「なあ、カルロ。お前も芸術家なら、何かを生み出す喜びを知っているはずだろう?それでも、完成させたくないと、今のままがいいというのなら……まずはそのふざけた幻想を、ぶっ壊す!」w 紫音:言うと思ったよw 空幻:「そうね、完成を否定する……そんな世界は面白くない。だから、壊してあげる」と、マスターレイスっぽいことを言っておく。 夏目:「カルロ!お前には、ちゃんと猫喫茶の看板を完成させてもらうからな!」w 戦闘態勢に入るカルロと朱夏と従者2体。部屋の冷気そのものが殺意を持ったかのように迫ってくる。衝動判定。 セットアップ GM/カルロ:「この仮面を得てから、悩みがなくなったんだ」と―― 空幻/カルロ:「見てくれ、美しい芸術を」w GM:そんな感じで、荘厳な≪氷の城塞≫を一瞬で作り上げる。 イニシア GM/カルロ:「朱夏ちゃん、行け!」というと、「分かりましたわ、お見せしましょう、私の全力、まさにフルコンボ!」Dロイス:触媒で追加行動。 朱夏は、四方に刃を伸ばした信じられないほど見た目の邪悪な武器、蘭学でいうアフリカ投げナイフを作り出す。直後、その姿が4人に分裂し、それぞれがナイフを同時に投擲する。 投げナイフは極低温の空気の中で空間そのものを結晶化し、防御不能の刃として範囲を埋め尽くす。 マイナーで≪アクティベイト≫12点と≪ハンドレッドガンズ≫、メジャーに≪クリスタライズ≫≪ギガンティックモード≫≪オーバーロード≫他で装甲無視の範囲攻撃、Dロイス:変異種から≪ドッペルゲンガー≫でガード不可、アージエフェクト≪血に飢えた刃≫でダメージ入ったら自分を回復。 GM いやー、代償でHP半分以下になるわー。 しかしこの攻撃に≪フラッシュゲイズ≫が飛び、判定3dに。 出目は1,1,7。クリティカルである。 空幻:≪支配の領域≫は?w 夏目:うおー、取ってねーw 全員に命中。ダメージは装甲ガード無視58点。 一人100%超えている紫音を空幻に庇わせて、3人がリザレクト。 続いて紫音がエンゲージを抜けて射撃するが、一撃では倒せず。 続いて、行動値18の従者2体。 まず、≪封印の呪≫込みの範囲攻撃が3人に飛び、夏目と銀次がリザレクト。 空幻はガードしてちょっとだけ受ける。 夏目:100%超えた!きついわー。もう1発範囲来るのか―。「でも、まだまだ!」 GM/カルロ:「夏目ちゃん、諦めずに立ち上がるキミは美しい。だから、そのまま止まっていればいい。その美しい氷の棺の中で」 空幻:ゲェッ!あれか! GM:従者が≪インフェルノ≫込みで夏目に単体攻撃、ダメージ入ったら行動済み。従者の放った銃弾が凍結し、氷の棺を作り出す! 夏目:回避はできない……が、100%超えたから≪領域の盾≫の回数が増えてる!「燃え上がれ、私の因子!」 空幻:カバーしてガード! ノーダメージ! GM/カルロ:「なぜだ!なぜ止まらない!夏目ちゃん」 空幻:頑張ってるのは私だけどなーw 続く銀次の攻撃で、従者1体が倒れる。 次はカルロの手番だが…… 「ボクの恐怖を、キミたちも感じればいい!そうすれば、ボクが正しいと分かるはずだ!」 その悲痛な叫びは、物理的な引力となって空間を歪める。 Eロイス:闇の呼び声で全員を同じエンゲージまで移動。 更にEロイス:絶対拒絶が起動、全員の浸食率+1d10。 追撃にEロイス:衝動侵食で全員に衝動判定目標値9、失敗すると恐怖に囚われる。(データ的には通常と差はない) 空幻:一気に浸食率上がった! GM で、ここからカルロと朱夏の範囲攻撃いくよー! この猛攻を、紫音は≪妖精の手≫の助けを借りつつ回避し、空幻はタイタス1枚消費しつつも耐え(「流石に装甲ガード無視はきついー」)、夏目は行動放棄庇うして銀次のタイタス消費を1枚に抑える。 で、残り行動は空幻。 空幻:うわ、≪究極獣化≫の4D10で30とか出た。これで174%!w GM なにそれボスより高いw 本気を出した空幻は、80点近い火力を叩き出す。 GM 従者が庇ったが、うーん、≪氷雪の守護≫4d10で40出しても死ぬんだけどw 2ターン目。 紫音は離脱できないので、朱夏を攻撃するがカルロから≪氷雪の守護≫≪吹雪の守護≫で範囲防御が飛んで耐える。 銀次:≪光芒の疾走≫で下がりながら朱夏に攻撃。リーゼントから光が逆流するw 空幻:先に朱夏倒さないと、またここのタイタスが削れそうだしな。装甲ガード無視辛いわー。 銀次:……あれ、達成値26で止まった。 夏目:最後の≪妖精の手≫! 銀次:じゃあ、38だ! GM くっ、その達成値だと当たるが、抱え落ちも悲しいし使っておこう。朱夏が、「私たちの邪魔をする前に、ご自分の小ささを自覚なさった方が良いですわよ。イッツ ア ≪スモールワールド≫!」と、命中を20下げる。≪イベイジョン≫で11固定だから、妖精の手が無かったら避けてたんだけどなー。 銀次:「オラオラオラオラァッ!」 夏目:やはり、≪マスヴィジョン(物理)≫w 銀次の攻撃で、朱夏の仮面が割れ、塵となってゆく。 「ああ、私の仮面……ペルソナが」と、気絶する。 続くカルロの攻撃で、ついに夏目が倒れる。タイタス復活はせず。 夏目:「後は……任せたっ……!」 空幻:「よくやったわネコちゃん。……カルロ君、そろそろお仕置きの時間よ?」 GM/カルロ:「ヒィッ!助けてくれ、ダイアナ……って、ボクの従者は3人までしか同時に作れないんだった!」w ここから、空幻、紫音、銀次の3手番の猛攻でカルロ撃破。 GM/カルロ:「どうして……不確定な未来が恐ろしくないのかい?」と、仮面にヒビが入る。 銀次:「カルロ、未来とは恐れるもんじゃねぇ、希望を持って突き進むもんだ!」 バックトラック、Eロイスは3つ。 空幻が178%とかよく分からないことを言っていたが、出目が良く、紫音が1倍、他3人も2倍で成功。 エンディング 無事、誘拐事件は解決。被害者たちは元に戻った。 カルロと朱夏も、事情聴取の末、普段の生活に戻ってきた。 空幻:「これもすべて、ペルソナマスターの陰謀に違いないわ!」ってことにしておくw 放課後、企画準備をしているとカルロが登校してきた。 「キミたちのおかげで、色々なことに向き合おうと思えるようになったんだ」 空幻:「それはよかったけど、休んでた分、仕事はたくさんあるからね」と、看板をはじめ様々な用具が積まれているw 夏目:「そうだぞ、まずは看板だ!」 GM/カルロ:「分かったよ。任せてくれ」と≪氷神の悲しみ≫≪コンセ:サラ≫で……HP消費しつつ達成値30で、『未完成』だった看板が『完成』した。「キミたちからは色々なことを教えてもらえた気がするよ。だから、ボクの芸術のモデルになってくれないかい?」 空幻:「別に構わないけれど、カルロ君の残りの仕事が終わってからね」 夏目:「よかったなー、ドルジ。綺麗に描いてもらえよー」w GM/しねま:「いやー、一件落着でありますなー。クライマックスが撮影できなかったのは残念でありますが」とカメラを回している。「これも全て、銀次クンのおかげでありますよ。いやー、リーゼントの決まっている男はすごいでありますな!」 銀次:「それほどでもねぇよ。ま、また何かあったらおれを頼りな!」 GM/しねま:「……ちょろいであります」w 更に、初等部から朱夏が。 「皆様、紫音お姉さまにはご迷惑をおかけしました」 夏目:「お、病気は治ったのか―?」 GM/朱夏:「病気?何のことかは分かりませんが、皆様との絆はエターナルだと信じていますわ」 銀次:治ってねーw GM ほら、不治の病だからw 空幻:数年後に思い出して悶絶するんだろうなーw 紫音:「まぁ、元気そうで何よりね」w 空幻:「朱夏ちゃん……別に無理にカタカナにしなくても、日本語で十分かっこいいと思うけどなー」 GM/朱夏:「い、いえ空幻お姉さま、私はカッコイイとかそういうのではなく、イービルパワーの封印がクラッシュして……」とかしどろもどろになりつつ、「あ、そういえばクラス企画の準備があるのでこれで失礼しますわ。グッドバイ、ですわ」 紫音:深音のクラスか……何の企画だろう? GM ……エターナルキャバルリー喫茶?w 夏目:喫茶って付けばいいってもんじゃねーw GM 朱夏が提案したけど却下されたんで、自分でそれっぽい準備してる。で、深音が面白がって応援してる。 ――こうして誘拐事件は解決し、クラスの看板も完成した。めでたしめでたし。