約 8,427 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/781.html
京太郎「もしもし、桃?」 京太郎「……いまどこだ?」 桃子『ご、ごめんっす。ちょっとはぐれちゃって……』 桃子『すぐ追いつくっすから、さっきの広場で待っててほしいっす』 京太郎「……頼むからどこにいるか教えてくれ」 桃子『……実は隣に』 京太郎「俺の手、思いっきりつねってくれ」 桃子『い、いやっすよ! 携帯切ってカメラ越しに見れば……』 京太郎「頼む……」 桃子『じゃ、じゃあ……つねるっすよ?』 京太郎「ああ……っ」 桃子「……見えるっすか?」 桃子「……聞こえるっすか?」 京太郎「うん……ごめんな」 桃子「京太郎は悪くないっす!」 桃子「……私が日に日に見えなくなっていってるだけっすから」 桃子「こ、これはもう、麻雀のプロよりこの特技を生かす仕事に転職するしかないっすね~」アハハ 京太郎「……桃」ギュッ 桃子「……冗談っす」 桃子「大丈夫っすよ……本当に消えてなくなるわけじゃないんだから」 京太郎「うん……」 桃子「その証拠に、普通に見えている人もいるじゃないっすか」 京太郎「うん……」 桃子「京太郎が特に見えづらいのは……私が京太郎のこと好きすぎて恥ずかしいからっすよ」 京太郎「…………」コクン 桃子「……好きな人には泣いてほしくないっす」 京太郎「……ごめん……ごめんな」 桃子「……もーいいっす」 桃子「京太郎が悪い、それでいいっす」 桃子「悪い子には罰を与えなきゃいけないっすね」 桃子「……罰として、結婚するっす」 京太郎「け、結婚?」 桃子「へへ……結婚したら朝から晩までベッドでマーキングしてやるっす」 桃子「私の匂いをしっかり覚えてもらうっすからね!」 桃子「他の女も寄り付かなくなって一石二鳥っす」 桃子「あ……でも、京太郎の匂いと私の匂いが混ざり合ってもっとわからなくなるかも……」 桃子「まあ、それでもいいじゃないっすか」 桃子「京太郎に私が見えなくても、私は京太郎が見えっすから」 桃子「私は……それだけで幸せっすから」 桃子「幸せにしてほしいっす」 京太郎「桃……」 京太郎「俺でいいなら……結婚しよう」 桃子「私、結構重たい女っすから苦労するっすよー」 京太郎「お前に刺されるなら本望だよ」 桃子「私は京太郎に刺される方が好きっす」 京太郎「下ネタはやめろ……」 桃子「おやおやおやぁ、何を連想したっすか? このスケベは」 京太郎「うっせ……」 桃子「ふふ……死ぬまで離してあげないっすからね?」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6066.html
桃子(どうも、東横桃子っす……突然の告白ってどう思うっすか?私は……) 桃子「ウチの高校は駅から遠くて嫌になるっすねー」 桃子(バスは混んでるからむぎゅ……押し潰されるし、こんなときも影の薄さが嫌に、むぐっ) 京太郎「あの、よかったら座りますか?」 桃子(?……ご老人も妊婦さんもいないみたいですけど) 桃子「……もももも、もしかして私に言ってるっすか!?」 京太郎「?ああ、女子でこの混雑は大変でしょ?」 桃子「あ、ありがとうっす!」 桃子(この人、清澄の人っすよね!?私が普通に見えるっすか!?) 桃子「……清澄の麻雀部員さんっすよね?」 京太郎「そうですよ、鶴賀の東横桃子さんでしすよね。須賀京太郎です」 桃子(普通に会話できる!?しかも覚えられてるなんて……) 桃子「た、タメ口でいいっすよ!どうしてこっちに?」 京太郎「実は買い出しで……」 桃子(普通に会話……それに男子となんて、もしかして久しぶりどころか初めてじゃないっすか?) 桃子「あはは、面白いっすね……あ、着いたみたいっす」 京太郎「いつの間にか、なんだか時間が経つのが早く感じるな」 桃子「なんっすかそれ、おじいちゃんの台詞っすよ。本当に京太郎は面白いっすね、それじゃあ」 桃子(本当……こんなに楽しい『普通』、時間が経つの早すぎるっすよ。あーあ、メアドとか聞ければよかったっすねー……もう会えないかも、とか、思っちゃ……) 京太郎「桃子!」 桃子「え、京太郎!?ど、どうしたっすかバス降りるのここじゃ」 桃子(も、もしかして同じようにまた、話したいから連絡先とか思ってくれたり) 京太郎「好きだ!一目惚れした!俺と」 京太郎「付き合ってくれ!」 桃子「え」 桃子「……ええええええええっ!?」 桃子「……ッハ!?いつの間にか自分の部屋に」 桃子(そ、そうだ少し考えさせて欲しいっすって言って連絡先だけ、交換して……) 桃子「突然の告白なんてどうしたらいいか分からないっすよー!もー!」 桃子「こういう時、どうすればいいっすか?……そもそも京太郎とは会ったばかりで」 京太郎(美化30パーセント増)『あっはっはっは、おもちおもち』 桃子「そりゃかっこいいし、話してて楽しいし……あれ?断る理由ないっすね?」 桃子「……いやいやいや!そもそも一目惚れって、私のどこが……そうだ!こんな時は友達に相談っす!」 桃子「友達いなかったっす……いや!麻雀部のみんなが私にはいるっす!」 桃子「えーと、ケータイ取りだしポパピプペっと、『私のいいところってどこっすか?』」 桃子「三通しか返ってこなかったっす……」 桃子「妹尾先輩は多分メールに気づいてないっすね……」 睦月『悩みがあるなら相談してほしい』 桃子「違うっすよ津山先輩……そうじゃな、いや、でも悩みではあるっすね」 智美『モモは麻雀が強いなー』 桃子「智美先輩、そうじゃなくてこう外見とか特徴とか……」 加治木『モモは特徴がなくとも、それを逆手にとり武器にする……言うなれば特徴のないことこそが特徴に……』 桃子「それはその通りですけど!うう、どうすれば……余計こんがらがっただけっす、いや、これは悩むだけ無駄ってこと。そもそもそんなこと京太郎にしか分からない、なら私は当たって砕けていくだけっす!いや、砕けたくはないっすね」 桃子「兎に角京太郎にメール、そうだ!デートに誘ってそこで答えを出すっす!ポパピプペっと」 桃子『今度の土曜日、駅前で待ち合わせっす!』 桃子「……よし、送ったっす。あれ?妹尾先輩から返信が」 妹尾『桃子ちゃんはふくよかで可愛いよ』 桃子「……」ふにっ 桃子「ど、土曜日まで後三日!とりあえずダイエットっす!」 桃子「グロスを塗って……アヒル口ってどうやるんっすかね?い、いや別にキスを期待してるわけじゃないっすけどね……一応!一応!あ、いいものが 」 アヒルちゃんプロペラ「」 桃子「……むー?こ、こうひゅかね?」 智美「なんでモモはアヒルとにらめっこしてるんだー?」 桃子「わっひょい!?」 桃子「ね、ネイルって……今時の女子高生ってそんなことまでやるっすか?」 ゆみ「むしろ私は今までやってなかったことに驚きだよ」 佳織「駄目だよーちゃんとしないと」 桃子「うひっ、くすぐったいっすよ!」 睦月「カラコンとマスカラ、とりあえず色々揃えてみたけど……」 桃子「ありがとうございます!」 睦月「こういうのはやり過ぎても……って行っちゃった」 桃子「よし!装備は完璧っす!あとら明日に備えて寝るだけっす」 桃子「ぜ、全然眠れない」ドキドキ 桃子(だ、大丈夫っす目覚ましも三個セットしてあるし安心して寝れる……会うだけ、会うだけでそんな緊張する意味なんて) 桃子(……可愛いって言ってくれるっすかね、みんなと相談して、多分人生で一番のオシャレっす) 桃子(だ、か、ら!寝ないといけないっす!クマだらけの顔で京太郎に会うわけには……) 桃子(もしかしたら、明日から彼氏が……できるかもしれない、本当に今までだったら考えられないこと……) 桃子(あ、あはは……もう外が明るいっす……こうなったらこのまま起きてハイテンションのまま乗りきるしか……よく、考えればその方がいいっす、素面のままあったら恥ずかしくて顔みれな) 桃子「ぐう」 桃子「……んが」 桃子「……」 桃子「……」 桃子「……」 時計『待ち合わせ十分前やな』 桃子「ね」 桃子「寝坊したぁあああああああ!?」 桃子「あ、ど、どうしよう、と、とりえず顔洗って、着替え、着替え、あ、化粧……諦めるしかないっすね……と、にかく早くしなきゃ、京太郎が……」 桃子「はぁ、はぁ……急げばバスに間に合うっすね、ちょっとマナー悪いっすけど、バスの中で髪は整えるしか……」 桃子「痛っ……あ、ああ……ヒール折れたっす……これじゃあ間に合わない……こうなったらもう片方も折るっす!えい!」 桃子「ああ、もう時間が……とりあえずバスに乗って、って、なんでこんなに混んで、むぎゅ……押さないで欲しいっす、服が、今日のために用意した綺麗な服……」 京太郎「……どうしたんだろ、桃子。電話も出ねーし、なんかあったのか?」 京太郎「振られた?……いやいや!探そう、行き違いになってるかもしれないし」 京太郎「……ああ、いたいた。どうしたんだ桃子?」 京太郎(街路樹の下で、隠れるようにうずくまる桃子がそこにいた) 桃子「……今日ほど、消えたいと願った日はないっす」 京太郎「どうしたんだ?具合でも悪いのか?」 桃子「なんで怒らないっすか?遅刻したっすよ、私……遅刻して、髪もぐしゃぐしゃで、化粧もしてないし、部活のみんなで選んだ服もぐちゃぐちゃになって、背伸びして履いたヒールも折れて……」 桃子「こんな、こんなんじゃ、京太郎に会わせる顔なんて、ないっす」 桃子「私が、目立とうとしたのが間違いだったんっす、恋人なんて、誰かに、好かれるなんて、夢みたのが……」 京太郎「えーと、さ、それってつまり、いつもの桃子ってことだろ?」 桃子「……そうっすよ、いつもの、地味で、影の薄い」 京太郎「そんなことねえよ」 桃子(頭、撫でて……) 京太郎「俺は、その、なんだ、いつもの、普段の、バスで隣通し喋った桃子がとっても魅力的で、ぴかぴかして惚れたんだ。地味でもないし、影なんて薄くない、めちゃくちゃかわいい女の子だよ」 桃子(涙を流す私の顔を見て、京太郎はそう言ってくれたっす……そのとき、私が京太郎を気になっていたのは顔でも性格でもなくて……その) 京太郎「あ、また告白しちまったな……これで恥ずかしさおあいこってことでさ」 桃子(その、まっすぐに私を見てくれる眼が……) 桃子「京太郎」 京太郎「元気でたか?それじゃむぐっ!!???」 桃子「……っぷは、あ、アヒル口忘れてたっす」 京太郎「も、桃子今の……」 桃子「モモって呼ぶっすよ、だって」 桃子「恋人っすから」 京太郎「……へーへー、じゃあ買い物にでもいくか、モモ」 桃子「ってうわぁ!?お姫様だっこって……恥ずかしいっすよ……」 京太郎「お返しだ」 桃子「買い物って、どこに……」 京太郎「そうだな、服屋に化粧品……とりあえずは」 京太郎「靴屋だな」 桃子(その日、私は彼氏に買ってもらった靴を履いて帰ったっす) 桃子「と、言うわけでこれが私の告白作戦っす!同じようにすればきっとその好きな人と恋人になれるっすよ!」 咲「あーうん、もういいや、っていうか目的がなくなったというか、試合になってなかったっていうか……うぅ」 桃子「どうしたっすか?加治木先輩から恋愛相談されたときはビックリしたっすけど、大丈夫っす!他にも色々話すことはあるっすよ!」 咲「うう、部長に相談したら恋愛経験ある人紹介してくれるって言ったけどこれじゃああんまりだよ……」 桃子「代わりにと言ってはあれっすけど、ちょっと京太郎のことで聞きたいことがあって……宮永さんは幼馴染みっすから色々……」 咲「うわぁあああああん!」 カンッ!
https://w.atwiki.jp/girlfriendline/pages/1406.html
出会い あ、お待たせしました、って…あら〜?え〜っと、まだ先輩だけなんですか?ユズちゃん、先に行くって言ってたのに…やっぱり、一緒に来た方がよかったかなぁ。 マイページ 通常 一緒に大人しく待ってる?は〜い。 先輩〜、おはよ〜ございま〜す。 ♪〜♪〜…あっ、笛ラムネ…食べちゃった。 ユズちゃんどこで寄り道してるんだろう…? うーん…うーん…あれ、なんでしたっけ? 日直 登校 朝 おはようございます。朝から先輩に会えました…えへへ。 ロックとパンクの違いがわからなくて…先輩わかります? 先輩の背中にシールが…半額…もらってもいいですか? ふんふんふ〜ん♪ これ、今度演奏する新曲ですよ〜 今日のユズちゃん…すっごくオシャレなんですよ♪ 昼 く〜っ…お腹が空きました…はっ! ご飯の時間です。 お昼にはおそばですか? じゃあ、ユズちゃんに電話を。 ジャンジャンジャーン♪ 黒川先輩のマネですよ〜 お腹が空いたんですか? モモのお弁当食べますか? 先輩…この笛ラムネ、ゴーヤの味がしますぅ〜 夜 お腹がくーくーなってます…お腹の虫さん大合唱です。 ユズちゃんちでかき揚げソバが大人気ですよ〜。 明日も先輩に会えるといいなぁ〜♪ お酒のお使いとかありませんか? うち、酒屋ですよ。 先輩、一緒に笛ラムネで演奏して帰りましょう〜。 アルバイト アルバイトでも一緒ですね〜。あ、お父さんがうちで働けって言ってました〜 好感度レベルアップ 好感度MAX …はい、ちょっと用事を済ませてから、って言ってたので、別々なんですよ〜どこに寄るのかまでは、聞いてなくて…あんまり遅れないといいんですけど。…心配、ですか?う〜ん…大丈夫?きっと、ケロッっとして帰ってきますよ〜はい、子供の頃から、そんな感じですよ。…信用、ですか?どうなんでしょうね?そう思うのが、自然な感じなので〜 デート 約束 もちろん大丈夫です。あ、でも、長話はお母さんに怒られちゃいますよ〜は〜い、今度の予定も一緒に考えましょう〜 先輩先輩、昨日ユズちゃんがですね…うふふ…実は…うふふふ…え、用事ですか?ユズちゃんのお話とは、別ですか?はい、それはそれで、平気です。 えへへ〜、先輩の声だ〜♪あ、先輩。モモって呼んでみて下さい。お願いします♪ええっと、行けますよ。楽しみですね〜えっと…えっと…えっと…次のデートって何回目ですか?3回目から手を繋ぐって。 当日 お家を出るときユズちゃんに見つかっちゃいまして…大丈夫です。ナイショにしました。今日は2人だけのお出かけなんですよね? えへへ〜、なんだかドキドキしますよ〜 ボス戦 先輩は今日一日貸し切りなんです〜。ダメったらダメなんですよ〜 勝利 敗北 ああ〜、やだ〜。先輩をつれていかないで〜 バトル 開始 ユズちゃん、一緒に頑張ろ〜。 声援 え〜っと、とりあえずやりますか〜? 勝利 いつか先輩みたいになりたいな〜…なれるかな〜…なりたいけど足りないな〜 やっぱり先輩はすごい人なんですね〜。ユズちゃんにも教えてあげよっと。 敗北 あれれ?目にゴミが入って痛くて見えなかったんですけど…なにがあったんですか? きゅ、救急車! 119番って何番にかければいいんでしたっけ?えっとえっと〜 タッチボーナス 先輩だけですか? あらら、いない…
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4283.html
京太郎「あ゛ー…」 桃子「うー…」 京太郎「あっち゛ぃなぁ…」 桃子「っすねー…」 京太郎「昨日は涼しかったのになぁ…」 桃子「セミでてくんじゃないっすかー…?」 京太郎「いやぁないだろー…ないよなぁ…?」 桃子「んなん知らねっすー…」 京太郎「だよなー…」 桃子「うー…」 京太郎「あ゛ー…」 …………… 桃子「…桃子の」 京太郎「ん?」 桃子「私の名前の桃子の『桃』、あるじゃないっすか」 京太郎「あぁ、うん」 桃子「何で『桃』なんだと思います?」 京太郎「えー…健康的にとかじゃねえの」 桃子「両親があまり好きじゃないからだそうっす」 京太郎「なにそれ」 桃子「栄養はあるんだし娘の名前で慣れれば好きになっていくだろうってことで桃子っす」 京太郎「えぇ…」 桃子「私がいるってことも、下手したら産んだことも忘れちゃうらしいんで全く意味なかったみたいっすけどねー」 京太郎「…」 桃子「嘘っす」 京太郎「コメントしづれーよ」 桃子「あはは」 京太郎「…」 桃子「怒っちゃったっすかー?」 京太郎「別に…」 桃子「もー、ごめんっすー。許してくださいっすー」ツンツン 京太郎「あーもーうっとおしい」ペシッ 桃子「いひひ」 京太郎「うふふ?」 桃子「え、えへへ…?」 『オーホッホッホッ!!』 京桃「「!?」」ビクッ 京太郎「誰の笑い声だ今の…?」 桃子「さあ…なんとなく龍門渕のアホ毛さんぽかった気がするっすけど…」 京太郎「まぁ…どうでもいいか…暑いし」 桃子「暑さの前にはどうでもよくなりますねー…」 …………… 京太郎「…俺の名前あるじゃん」 桃子「はい?」 京太郎「京太郎の『京』、あれは天皇のいる場所って意味で、転じて中央・中心って意味もある」 桃子「へー」 京太郎「そんで『太郎』はそのまんま、男って意味だ。だから中心になるような男にって意味らしい」 桃子「ふんふん」 京太郎「そうじゃなくとも目立つ子ならそれで良いやくらいだったらしいけどな」 桃子「割とピッタリなんじゃないっすか?」 京太郎「まぁ、それは自分でも思う時があるな…背、でかいし…金髪だし…」 桃子(割と顔も整ってますしねー)ボソッ 京太郎「ん?何か言ったか?」 桃子「何もー」 京太郎「そうか?…でもさ、俺目立つとか中心になるとかあまり好きじゃないんだよ」 桃子「あー」 京太郎「むしろひっそりと隅っことかで淡々と雑用をこなす方が性に合ってる」 桃子「解らなくもないっすけど…」 京太郎「なのにクラスとかの評価は真逆ときたもんだ…むしろ率先して雑用するもんだからさらに目立って悪循環…」 桃子「あらら…」 京太郎「俺はどうすりゃ平穏な生活を送れるんだろうか」 桃子「また別の意味でコメントしづれーっす…」 京太郎「だよなぁ…」 京桃「「はぁ…」」 京太郎「人生ってままならんよなぁ…」 桃子「ままならないっすねぇ…」 京桃「「はぁ~…」」ぐてーん ゆみ「こら」パコンスッ 京太郎「んがっ」 桃子「ぁたっ」 ゆみ「一番若い二人がへたばっててどうするんだ…まったく」 「「さーせーん…」」 ゆみ「…まぁ、その気持ちも分からんではないし今日の部活は早めに切り上げて皆でアイスでも食べに行くとしようか」 京太郎「マジっすか!?」ガバッ 桃子「俄然やる気出てきたっす!蝉でも何でもきやがれっす!」ガバッ ゆみ「急にやる気を見せるなバカ共」パコンスッ 京太郎「ぐぇっ」 桃子「あぅっ」 ゆみ「早めとはいっても時間はまだまだあるんだ。途中でへばったら承知せんぞ」 京桃「「イエス、マム!」」ビシッ ゆみ「…もういい、とっととはじめるぞ」 ウォォォォォ…! カンッ 智美「…部長って私だよなー?」 睦月「まあ…肩書き上は…」 佳織「えっと…えーっと…うん…そうだ…ね?」 智美「…ワハハ…こんなことじゃ泣かないぞー」 モイッコカンッ
https://w.atwiki.jp/natsuyaki_miyabi/pages/17.html
※ URLの確認ができたすべてのスレッドを作成順で記載しています。 2ちゃんねる内の過去ログを読む場合は "●" の購入が必要です。 1000に達せずDAT落ちしたスレッドには "*" が記されています。 不完全な外部ログには "*" が記されています。 ★プレ本スレ Buono!(ボーノ)を全力で応援しよう!part1 (外部ログ) Buono!(ボーノ)を全力で応援しよう!part2 (外部ログ) Buono!(ボーノ)を全力で応援しよう!part3* (外部ログ) ★本スレ 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part1 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part2 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part3 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part4 【桃子・雅・愛理】* (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part5 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part6 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part7 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part8 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part9 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part10 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part11 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part12 【桃子・雅・愛理】* (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part13 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part14 【桃子・雅・愛理】* (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part15 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part16 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【横浜文化祭!】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part17 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part18 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part19 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part20 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part21 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part22 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part23 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part24 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part25 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part26 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part27 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part28 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part29 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part30 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part31 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part32 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part33 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part34 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part35 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【新ユニット】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part36 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【日経辛うじて反発】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part37 【桃子・雅・愛理】* (外部ログ) 【2nd決定】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part38 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【アルバム決定】 Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part39 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【アルバム発売決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part40 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【アルバム発売決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part41 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【アルバム発売決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part42 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【2月6日!恋愛ライダー】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part43 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【2月6日!恋愛ライダー】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part44 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【2月6日!恋愛ライダー】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part45 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【恋愛ライダー好評発売中!】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part46 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【恋愛ライダー好評発売中!】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part47 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【恋愛ライダー好評発売中!】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part48 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【恋愛ライダー好評発売中!】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part49 【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【恋愛ライダー好評発売中!】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part50【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【恋愛ライダー好評発売中!】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part51【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【2月20日1stアルバム発売!】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part52【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【2月20日1stアルバム発売!】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part53【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【1stアルバム発売中】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part54【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【1stアルバム発売中】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part55【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【1stアルバム発売中】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part56【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【1stアルバム発売中】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part57【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【1stアルバム発売中】Buono!(ボーノ)ファンクラブ Part58【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【イベ締切迫!】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart59【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【1stアルバム発売中】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart60【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【1stアルバム発売中】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart61【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart62【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart63【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart64【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart65【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart66【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart67【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart68【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル決定】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart69【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル発売中】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart70【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル発売中】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart71【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【3rdシングル発売中】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart72【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart73【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart74【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 【4thシングル大決定!】Buono!(ボーノ)ファンクラブPart75【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart76【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart77【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart78【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart79【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart80【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart81【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart82【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart83【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart84【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart94【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart95【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart96【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart97【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart98【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart99【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) Buono!(ボーノ)ファンクラブPart100【桃子・雅・愛理】 (外部ログ) 急告 !!! 欠落している、または不完全な外部ログの補完が望まれています !!!
https://w.atwiki.jp/poki10/pages/169.html
157: 名前:海☆08/24(火) 17 57 15 「俺は、お前の好きな奴だよ」 俺は、そう言い放った。 桃子は、ますます不思議そうにしていた。 「俺は、お前と付き合ってた」 「ちょ、ちょっと待って!」 話の途中で桃子が話を止めた。 俺は急で驚き黙っていた。 「あ、あたし記憶がないのは知ってる…… けど、あたしは、あなたの彼女じゃないですっ」 「はっ……? なんで、そんな事言いきれんだよ?」 俺が、その問いを言うと桃子は頬をピンク色に染めて強く言った。 「あたしには、西希君て言う彼氏がいるんですっ」 158: 名前:海☆08/24(火) 18 11 02 「え……西希……」 「彼が、あたしが記憶が無くなる前から付き合ってた人なの」 なんの冗談だ、記憶が無くなる前桃子と付き合ってたのは俺だろ? どうして、どうして大地なんだよ。 桃子は照れくさそうに口元を緩めていた。 「そんな、違う桃子」 ガラ そう言いかけた時、病室のドアが開いた。 いきなりで驚き、俺は勢いよく後ろを向いた。 「だ、大地……」 「え、佐野?」 ドアを開けたのは、俺と桃子の過去を変えた奴。 西希大地だった。 ここから、未来と過去が大きく動くことになる。 159: 名前:海☆08/25(水) 17 20 53 「……どーなってんだよ」 俺は病室からでて西希と病院の屋上に来ていた。 そして屋上についた瞬間、大地に言った言葉。 「どーなってるも……俺は桃と付き合ってる」 「なんでだよ!!!!」 俺は大地の言葉にイラついて屋上にあったゴミ箱を思いっきり蹴った。 大地は驚いたかのように、黙り込んでいた。 けど少し沈黙が続いた後、真剣な目で俺に言った。 「お前が桃を一人にしてから、ずっと桃は寂しかったんだ それなのに……今更ノコノコ帰ってきやがってよ、そんな奴が彼氏面してんじゃねぇよっ!!!!」 大地は、そう言いながら俺の胸倉を掴んできた。 大地は何も言わなかったが目で、こう言ってるようだった。 「桃は俺もの」そう言ってるようで。 「……もう桃は俺のだ、手ぇだすんじゃねーぞ」 そう言って大地は屋上を後にした。 俺は何も言い返せず、ただ屋上に立ち尽くしていた。 状況を掴みきれない。 ただ分かるのは、俺は桃子を失った。 160: 名前:海☆08/25(水) 17 48 12 俺は桃子の病室に戻った。 桃子の病室に置いていこうと思ってた花を左手で持ち、桃子の病室に手をかけた。 「も……恥ずかしいよ」 病室から、桃子の声が聞こえた、嬉しそうな高い声で、小さく甘い声。 俺は病室のドアを、少し開けて病室の中を見た。 俺は、病室の光景に言葉を失う。 「桃……お前は俺だけのものだよ」 大地が、そんな言葉を桃子にかけて、抱きしめていた。 俺は、花を落としてしまった。 けど、拾わず走って病院からでた。 桃子の、あんな嬉しそうな顔。 桃子を笑顔にしてんのは俺じゃない。 165: 名前:海☆08/27(金) 19 36 53 ――2月17日 何気ない水曜日。 俺は病院に行くのが日課になった。 コチョウランという2月17日の花を持ち桃子の病室を開けた。 「あ、大地君っ?」 ドアを開けたとたん、桃子が笑顔を俺に向けた。 「俺は大地じゃない」そう言いたいのに小さな言葉は俺に突き刺さる。 桃子の言葉だから、衝撃を受け止められない。 俺は早歩きをして桃子の方に向かった。 そして、強く桃子の小さな肩を抱き寄せた。 「えっ! も、大地君っ……」 桃子が照れながらも俺の背中に小さな手を回したのが分かった。 嬉しい、桃子が想うのは俺じゃないけど、それでも幸せだ。 あの頃に戻ったみたいだ。 どうか戻ってほしい、俺は感情が止まらなくなって桃子をもっと強く抱きしめた。 166: 名前:海☆08/27(金) 20 04 30 「強く抱きしめすぎだよっ」 桃子が照れている可愛い声で俺の背中を優しく叩いた。 その声に俺は、はっとした。 「え、ごめんっ」 「へ……?」 俺はまた、はっとした。 声を出してしまった、俺だと言うことがバレてしまった。 桃子は口をポカンと開けながら、驚いていた。 「え……その声っ佐野く」 「言わないで」 俺は桃子が言おうとした言葉を、桃子の口に手をかぶせ止めた。 俺の手のひらには桃子の吐息がかかっていた。 それだけのこと、けど心臓はバクバクだった。 167: 名前:海☆08/28(土) 11 19 17 「悪い、騙したかったわけじゃないんだ」 俺は桃子の口から、そっと手を離した。 そして離した手を桃子の頭にのっけてポンポンと軽く叩いた。 「佐野君て、どうして毎日お見舞いに来てくれるの? ね、どうして? どうして、そんなに、あたしに構うの?」 桃子は俺の服を少し引っ張った。 そして桃子は、とても困ったように下を向いた。 「俺は、桃子が好きだ だから俺は桃子に会いに来る」 桃子の頬がピンク色に変わった。 そして下を向いていた顔が、さっきよりも深く下を向いた。 俺は、そんな桃子を抱きしめた。困ってる桃子をお構いなしに。 「佐野くっ……」 「これ……桃子にお見舞いの花」 手に持っていた花を桃子に手渡した。 そして桃子から身体を離して病室を後にした。 「あなたを愛します」 そんな願いがこもった2月17日の花。 170: 名前:海☆08/29(日) 12 15 00 ――3月13日 病室の中では桃子の母さんと父さんが話をしていた。 俺は病室の前で足を止めた。 「もう……桃子の身体は限界だそうだ」 「限界って……? この子まだ、16歳なのよ?」 どうして、と泣きじゃくる桃子の母さんの声。 桃子の身体は限界? その言葉は「死」を意味する。 どうか、どうか桃子を連れて行かないで。 それなら俺を連れて行けよ。 だから、どうか桃子俺を置いていかないでくれ。 そう思っていると桃子の母さんと父さんが病室から出てきた。 病室を出ていく桃子の母さんと父さんに頭を下げてから、 俺は病室に入った。 「桃子……」 「今の……聞いてた?」 背中を向けていた桃子が、体を俺の方に向けた。 切ない笑顔が俺に向けられた。 「ん……ごめん」 「謝らないでよ、本当のことなんだし」 桃子はヘラっと笑ってみせた、それを見て俺は思った。 今、一番辛いのは桃子の母さんでも父さんでも俺でもない。 桃子自身だ。 173: 名前:海☆08/30(月) 16 59 24 「ね、佐野君」 「……何?」 可愛い高い桃子の声に、俺は低い無愛想な声で返答する。 そんな俺に桃子は笑顔で言った。 「外に行きたい、連れてって!」 無邪気で幼い笑顔が俺に向いた。 昔も今も変わらない桃子の笑った顔。 俺は照れ笑いしつつも、真剣に言った。 「前に先生に、外出許可はだせないって言われてたろ」 「先生が、今日だけいいって言ってたもん」 お願い、と手をあわせて言った。 そんな桃子に俺は負けて、桃子を車椅子に乗せて病室を出た。 ―― 「あ~風が気持ちいいっ」 桃子は、腕を思いっきり伸ばして言った。 周りには花が沢山あるのに桃子に見せてやれないのが少し悔しかった。 「なー、空曇ってんじゃん 病室戻ろうぜ」 「もうちょっといいじゃん!」 そう言い俺の言葉を無視して、また腕を伸ばして風を満喫していた。 俺が、もう一度桃子の身体を気遣い病室へ戻ろうと言いかけた時に、頬に冷たいものがあたった。 365日. 続き10
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2914.html
桃子「ねえ、きょーさん」 京太郎「どうした?」 桃子「きょーさん、きょーさん」 京太郎「ん?どうしたんだモモ?」 桃子「きょーさんが初めて見つけてくれたときのことですけど」 桃子「きょーさんは私をどうやって見つけたっすか」 京太郎「そりゃあ、そんな立派なおもちが……ってヤベ」 京太郎「ち、違うんだモモ。なんと言うかだな……その」 桃子「どーりで話してくれなかったわけですか」 京太郎「いや、その……あはははは」 桃子「笑ってもごまかされないっす」 桃子「きょーさんのエッチ、変態、幻滅っす」 京太郎「ごめんなさい」 桃子「クスッ」 京太郎「……モモ?」 桃子「いや、おもち大好きなきょーさんなら私がまたみえなくなっても」 桃子「そのおもちレーダーで探し出してくれそうだなって」 桃子「そう考えたら可笑しくなってきたっす」 京太郎「…………それはようございました」 桃子「もしかしたらきょーさんもステルスを使えるかも」 桃子「ほら、最近は影が薄いし」 京太郎「おいばかやめろ」 京太郎「でも使えたら使えたでいいかもな」 京太郎「誰にも気づかれずに雑用をコンプリート、とかもおもしろそうだ」 桃子「……確かにそうっすね」 桃子「でも私の前でそれを言うとはどれだけデリカシーないっすか」 京太郎「あー、それはすまん……でも話をふったのはモモだぞ」 桃子「それもそうっすね」 桃子「でもお仕置きっす」 京太郎「ぐぇっ、ちょ、ヘッドロックはやめろ胸当たってるって」 桃子「ほほぉ、さすがのきょーさんも余裕がないっすか」 桃子「普段おもちおもち言ってるわりには初心っすねえ」 京太郎「うっさい、嫁入り前の娘っ子がはしたないぞ」 桃子「……あんたは私のお父さんっすか」 京太郎「でも本当にステルス体質があったら麻雀部にはいないかもな」 桃子「どうしてっすか」 京太郎「ほら、俺たちが入部したのって加治木先輩のおかげだろ」 京太郎「校内まわってて通りかかったところで誘われなかったとしたら、さ」 京太郎「たぶんここにはいないだろうからな」 桃子「あー、あれは酷かったっす」 桃子「まさか麻雀初心者のきょーさんにとばされるとは考慮してなかったっす……」 京太郎「おう、あの時のダブル役満で衝撃受けて入部したからなあ」 桃子「ビギナーズラックだったもんでいまじゃ鳴かず飛ばずっすけど」 京太郎「それはいわない約束のはずだろ!」 桃子「あ、でもとんではいるから鳴かずとび……」 京太郎「はいはいわかったわかった話をもどそうお願いだから、ね?」 桃子「えー」 京太郎「えー」 京太郎「で、本題に戻るとだ。ステルスだったらここにいなかったわけでな」 桃子「まあそーっすね」 京太郎「案外ばら色の高校生活を楽しんでいたり!」 桃子「四畳半神話大系的なオチしか見えないっす」 京太郎「いいだろう!思うくらいさあ!」 桃子「じゃあ五百歩ほど譲ってばら色の生活をきょーさんが送れると仮定して」 京太郎「……五百歩も譲ったのに仮定なんだな」 桃子「これでも譲歩してるっす」 桃子「そうですね……バスケ部、とかどうっすか?」 京太郎「バスケ部か……確かに俺のタッパとステルスの組み合わせはいいかもな」 京太郎「こう、姿を消してボールを奪い、ゴールにシュートッてな具合で」 桃子「似たようなものを週刊誌で見たような気が……」 京太郎「気にすんな。でもこればら色っぽいな」 桃子「ばら色っぽいっすね」 桃子「スタメンじゃなきゃ意味ないっすけど」 京太郎「うぐっ」 桃子「でもその時はだれが私を見つけてくれるっすか?」 桃子「薄情なきょーさんはバスケで忙しいでしょ?」 京太郎「加治木先輩じゃないか?教室の入り口で、こう」 京太郎「”君がほしい!”とか叫んでみたり」 桃子「ノーウェイ、ノーウ……いや、唐突にやりかねないような気がしてきたっす」 京太郎「……俺もだ。でも加治木先輩ならしかたないと思う俺もいる」 桃子「きょーさんよりも精神的にはるかにイケメンっすからね」 京太郎「そもそもあの人に勝てる男子高生はなかなかいないと思うぞ」 桃子「自慢の先輩っす!」 京太郎「そうだな」 京太郎「うわ、雨が降ってきたな。そろそろ帰ろうぜ」 桃子「傘は持ってるっすか」 京太郎「午後は100%って言ってたしな。持ってこないやつとかいないだろ」 桃子「…………」 京太郎「もしいたら常識無いかよほどの間抜けだな」 桃子「……………………」 京太郎「そうだろモモ……っておいおいまさかおまえ」 桃子「じょーしきなくて、まぬけのポンコツで悪かったっすねぇきょーさんや」 京太郎「べ、弁明を。弁明をさせてくれっ!それにポンコツとは一言も……」 桃子「もんどーむよーっす!」 京太郎「あのさ、モモ」 桃子「…………」 京太郎「怒るのはわかってる。知らなかったとはいえモモに失礼なことを言った」 桃子「…………」 京太郎「傘を返せとは言わない。いっしょにいれてくれるだけで俺は十分だ」 桃子「…………」 京太郎「だからさ、あの、その……もうちょっとだけつめてもらっても」 桃子「敗者は勝者に従えっす」 京太郎「アッハイ」 桃子「ねえ、きょーさんきょーさん」 京太郎「ん?どうしたんだモモ?」 桃子「もし私のステルス体質がひどくなって」 京太郎「うん」 桃子「先輩や友達にもわからなくなって」 京太郎「…うん」 桃子「カメラぐらいでしかわからなくて、声もとどかないほどになってしまったら」 京太郎「……うん」 桃子「それでも……それでもきょーさんは私を見つけてくれるっすか?」 京太郎「………………」 桃子「…………そう、っすよね。やっぱり無理なもんは無理っす!」 桃子「だ、だから今のは忘れてほし……」 京太郎「……モモ、おまえ実はバカだろ」 桃子「ば、ばかってなんすか。人が真剣に話を……」 京太郎「そこがバカだって言ってんだよ」 京太郎「いいか?お前の心配するようなことは絶対に起きない。その理由は3つだ」 京太郎「1つめはそうなるまで俺がおまえを放っておかないことだ」 京太郎「おまえにそんなことがあったら医者だの神社だのまわって絶対に治してみせるぜ?」 京太郎「いやがってもふんじばって連れていくからな」 桃子「で、でも治らなかったら……」 京太郎「だから2つめの理由。俺はな、お前が想像してる以上に自分の幼馴染を大切におもってるんだぜ?」 京太郎「もし見失うようなことがあったとしても草の根かき分けてでも見つけてやるさ。」 京太郎「お前が見えていても見えなくても。どんな場所にいようとも、な」 桃子「……そうっすか」 桃子「じゃあ約束っすよ?土壇場で”やっぱやめた”なんて無しっすよ?」 京太郎「当たり前だ!この男京太郎に二言はない!」 桃子「ふふっ、じゃあ絶対っすよ?私の王子さま」 京太郎「もちろんですよお姫さま」 桃子「なんか恥ずかしいっすね………」 京太郎「うっさい、一番恥ずかしいのは俺だ!」 桃子「あ、そうそう」 京太郎「どうした?」 桃子「結局2つしか言ってなかったなあって」 京太郎「……うぐっ」 桃子「3つめはなんだったんすか?教えてほしいっす」 京太郎「……いや、その、あのだな、モモ」 桃子「なんですか?」 京太郎「………怒らない?」 桃子「どうして怒る必要があるんすか?ほら、はやく」 京太郎「……そのな、あれだよあれ」 桃子「あれってなんですか。もったいぶらずに教えてほしいっす」 京太郎「おもち」 桃子「はいっ?」 京太郎「だからおもちだよおもち!胸のことだよ!」 京太郎「おまえが見えなくてもおもちを当ててくれればすぐわかるってな…アハ、アハハハ」 桃子「笑ってもごまかされないっすよ!」 桃子「きょーさんの助平!最低!おもちソムリエ!」 京太郎「申し訳ございません」 桃子「ちょっとでもかっこいいと思った自分が悔しいっす!私の純情を返してほしいっす!」 京太郎「まじですいませんでした!反省してます!」 桃子「…………」 京太郎「…………」 桃子「くふふふっ」 京太郎「あはははっ」 京太郎「雨もすっかり止んだな」 桃子「そうっすねー」 桃子「…………でももうちょっと降っていてほしかったかも」 京太郎「どうした?」 桃子「いやー、私の胸しか触ったことのないであろうきょーさんが本当に私だとわかるのかなー、と」 京太郎「あ、あたりまえだ!俺はおもちマイスターだぜ?そりゃあもう触りまくりに決まってんだろ!」 桃子「真っ赤っすよ、顔。それに揉むじゃなくて触るって言うあたりきょーさんは本当に初心だなあ」 京太郎「うるせーよさっさと帰るぞ」 桃子「私の揉むっすか?」 京太郎「い、いらねーからそんなのまじでいらねーから」 桃子「かわいいっすねえ、きょーさんは」 京太郎「男にかわいいとかいうな!」 桃子「きょーたろー!」 京太郎「どうした?モモ」 桃子「だーいすきっすよ!」 カンッ!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4921.html
京太郎「あちーなぁ…」 桃子「そうっすねぇ…」 京太郎「そういやアイスまだあったよな?」 桃子「多分、4、5本くらいは」 京太郎「…食うか!」スクッ 桃子「異議なーし」ヒラヒラ …………… ごそごそごそ 京太郎「そういやお前の好みの味って何?」 桃子「文脈的にアイスのことっすよね?だとすると…うーん…」 京太郎「やっぱ桃味?桃子だけに」 桃子「桃子だけに桃味が好みって短絡的すぎないっすか」 京太郎「わかりやすくていーじゃん」 桃子「えー…」 京太郎「で、実際どうなんよ?桃味は好みではあるの?」 桃子「あまり好きではない方だったと思うっすけど…そもそも好きとか嫌いとか以前の問題っすかねー」 京太郎「と、言うと?」 桃子「昔っからそういういじられ方したんであんま食べたことないっす」 京太郎「まじか」 桃子「まじっす」 京太郎「ごめん」 桃子「気にしてないっす」 ごそごそごそ 京太郎「…ってお前今までまともに話しかけられないっつってたんだから実はいじられすらしてねーだろ」ピタッ 桃子「ばれたっす」 京太郎「この野郎」 桃子「でも元ぼっちの傷えぐられたっす」 京太郎「ごりっとやっちゃった?」 桃子「やられたっす」 京太郎「ごめん」 桃子「気にしてないっす」 京太郎「ほんとか?」 桃子「今はみんながいるっすから」 京太郎「ちょっ、そんなこと言われたら恥ずかしいだろ」 桃子「誰もその中に京さんが入ってるとは言ってないっす」 京太郎「桃子貴様」 桃子「冗談っす」 京太郎「まったく…ソーダでいいか?」 桃子「シンプルイズベストっす」 京太郎「いいってことね。ほいっ」ポイッ 桃子「おっとと…」パシッ 桃子「さんきゅっす」ペリペリ 京太郎「いいってことよ」ペリペリ 桃子「はむはむ」シャクシャク 「ん~♪火照った体にアイスはサイコーっすねぇ♪」 京太郎「そうなぁ」シャクシャク 桃子「そういえば京さんは何味にしたんすか?」 京太郎「これか?さっき話題に出してたとこだし丁度あったから桃味にしてみた」 桃子「ふーん…」 京太郎「どした?」 桃子「…京さん、そのアイス一口もらっていいっすか?」 京太郎「え?さっきあんま好みじゃないって言ってなかったか?」 桃子「まぁまぁいいじゃないっすか。気まぐれっすよ、気まぐれ。私のも一口あげるっすから」 京太郎「まぁいいけどよ…」 桃子「はい、あーん」 京太郎「はむっ…うむ、ばっちりソーダってるな。お返しにほい、あーん」 桃子「ぁむっ…」 京太郎「どうだ?」 桃子「うーん…やっぱりあまり好みじゃない感じっすけど…」 京太郎「けど?」 桃子「いまなら、なんとなく好きになれそうっす」ニヘラ カンッ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2375.html
京太郎「……」テクテク 桃子「……」ヒタヒタ 京太郎「……なぁ」ピタッ 桃子「はいっす」ピタッ 京太郎「なんで俺の後ろを付いてくるんだ?」 桃子「…暇だから……っすかね」 京太郎「暇ねぇ……あのいつも一緒にいる…加治木さんはどうしたんだ?」 桃子「………先輩ならそっちの部長さんに奪われたっす……」 京太郎「…すまねえ。そうだった」テクテク 桃子「いえ、気にしてないっす」ヒタヒタ 京太郎「でもってなんで俺なんだ?」 桃子「何がっすか?」 京太郎「いや、なんで暇だからって俺に付いてきてるんだ?」 桃子「私が影薄いのは知ってるっすよね?」 京太郎「ああ」 桃子「あの日……初めての失恋を経験した日、雨の中ただ呆然と歩いていた私を見つけられたのは京さんだけだったっす」 京太郎「…そういや以前死んだ顔してた時に会った事があったな」 桃子「…見つけてくれただけじゃなくて、傘を貸してもらったり心配してくれたり……人の優しさに触れたのは久しぶりだったんで感動したっすよ」 京太郎「あの日の東横さんは放っておけなかったからな。それにそんな大それた事した訳じゃないんだから気にしなくてもいいよ」 桃子「…京さんは優しいっすね。こんな男気がある人初めて見たっす」 京太郎「俺はただお節介なだけだよ」 桃子「…決めたっす!」 京太郎「ん?」 桃子「京さんは、その…彼女とかいるっすか?」 京太郎「いる!……といいよね」シクシク 桃子「じゃあ、いないんすね!」 京太郎「はっきり言わないでくれ、悲しくなる」シクシク 桃子「京さん!」 京太郎「(ぴたっ)んー?」くるっ 桃子「私、東横桃子は京さんの事がす、す、(ゴクリ)好きになったっす!///こんな!……こんな私で良ければ、付き合って欲しいっす…///」 京太郎「っ!?ほ、本当に…?」 桃子「…こんな事、冗談で言えないっす…///」 京太郎「…あの、ごめん」 桃子「…やっぱり駄目っすか……」 京太郎「あ、いや、そうじゃなくて。ただその……俺さ、東横さんの事よく知らないしさ…」 桃子「今から知っていけばいいっす」 京太郎「ああ、だからもっと親密になってから返事してもいいかな?」 桃子「付き合い出してから親密になっていけばいいっす」 京太郎「えっと、それに東横さん可愛いからさ、俺なんかよりも良い奴がいるかもしれないよ?」 桃子「…っ!!やっぱりお断りって事っすね」 京太郎「そうじゃなくて、もっと時間を置いてって意味で…」 桃子「さっき言ったっす!私は京さん以外の人には見えないって!私には!……私には京さんしかいないんすよ……見捨てないで欲しいっす……」ポロポロ --この時俺は思った。ああ、この子には俺がいてやらなければいけないなって。だから-- 京太郎「(ぎゅっ)…俺さ、女の子と付き合った事なんて無いぜ」 桃子「私も無いっす」ぐすっぐすっ 京太郎「かなりスケベだぜ?」 桃子「私も結構スケベっす」ヒク 京太郎「そんなに優しくないかもしれないぜ?」 桃子「大丈夫っす、京さんは優しいっす」ぐすっ 京太郎「……ありがとう。こんな俺なんかで良ければ恋人として宜しくお願いします」 桃子「…!はい!」 カンッ
https://w.atwiki.jp/tomoka10984/pages/102.html
SR上位報酬カード、鬼の大将役として出演。律子・やよい・ジュリア・桃子・春香・莉緒と競演。 「鬼ヶ島の宝物を我が物にしようとは…まったく、油断も隙もありませんね~♪」 「鬼ヶ島の宝物庫を空っぽにしてしまうつもりですか~?敵ながらあっぱれですね~♪」 「うふふ、よく頑張りましたね~?私から直々に、ほうびをとらせてさしあげましょう~♪」 桃子「よ~し、このまままっすぐ進めば鬼ヶ島の玉座ね。鬼退治なんて、桃子にかかれば楽勝なんだから!」 朋花「うふふ、それはどうでしょう~?」 桃子「…………ああっ!?討伐隊の人達が、やられちゃってる!?」 桃子「しかも、なんでやられてるのに、ちょっとうれしそうなの!?」 朋花「ふふふ、あなたが桃子姫ですね~。私が鬼ヶ島の女王、天空橋朋花です。歓迎いたしますよ~♪」 桃子「人や動物を、鬼に変えちゃうなんて…。どうしよう、このままじゃ桃子まで鬼にされちゃう…!」 朋花「さあ、桃子姫。あなたもこの鬼ヶ島の一員になりなさいな~。」 桃子「も、桃子は人間だもん。鬼になんてならないよ!」 朋花「果たして、そうでしょうか~?鬼ヶ島の鬼達も、元は動物や人間だったのですよ~」 朋花「彼らは皆、鬼の女王の威光にひれ伏し、鬼の一族となったのです~♪さあ、あなたも…♪」 桃子「後ろの扉が開いた!?まさか、鬼の軍勢が…!?」 やよい「女王様、ただいまかえりましたー!歓迎会の買い出し、いーっぱいしてきましたよー!」 やよい「あ、桃子姫!ちょっと待っててね、すぐに歓迎会の準備をしちゃいますー!」 桃子「か…歓迎会?何の話なの?桃子は、鬼退治に…。」 やよい「もー、ケンカしたらダメでしょ?それより鬼も人もみんな、おいしいものを食べて、仲良くしましょー!」 朋花「それもそうですね~。一生懸命戦って、みなさんお腹が空いてきたころでしょうし…。」 朋花「ここは休戦、としましょうか~。やよいちゃん、歓迎会の準備、よろしくお願いしますね~。」 やよい「うっうー!かしこまりました!鬼のみんなも討伐隊のみなさんも手伝ってくださーい!」 桃子「えっ、ちょっと待って!…桃子は鬼を退治するはずだったのに、どうしてこうなったのー!?」 莉緒「ふぅ~、終わった終わった!けどせっかく鬼の役だったのに、ちょっと暴れ足りないわね~?」 莉緒「天空騎士団を相手に大立ち回りのつもりだったんだけど…あ、ウソウソ。冗談だからこわがらないの♪」 桃子「はあ…。桃子、せっかく主役に抜擢されたと思ったのに、こんなグダグダになっちゃうなんて…。」 桃子「だいいち、これなら豆なんていらなかったじゃない…ブツブツ。」 朋花「さあさあ、打ち上げですよ~。桃子ちゃんも、私の特製恵方巻きを召し上がれ~。…あーん♪」 桃子「うう…も、桃子は、食べ物なんかでごまかされたりしないんだから…んっ!…お、おいし…………はっ!」 朋花「おいしいですか~?おかわりはまだまだ、たくさんありますからね~。」 桃子「…………そ、それより!朋花さん、演技上手なんだね。本物の鬼みたいだったよ!」 朋花「うふふ、ありがとうございます~。桃子ちゃんに褒めていただけるとは、思ってもみませんでしたよ~?」 莉緒「あーあ、桃子姫ってば鬼の女王に手懐けられちゃったわね…。でもコレ、おいしいから仕方ないわね♪」 桃子「…桃子は別に、鬼の女王に負けたわけじゃないからね!恵方巻きで買収されたんでもないんだから!」 桃子「…やっぱり、天空騎士団の人達で討伐隊を組織したのが間違いだったんじゃ…。」 朋花「うふふ。騎士団のみなさんと私の絆は、たとえ敵味方に引き裂かれたとしても、不滅なんですよ~♪」 桃子「…お兄ちゃんは、これはこれで新鮮でいいって言ったけど…、桃子は納得してないからね!」 桃子「こんなの、桃子の女優としてのプライドが許せないの!次は絶対、ちゃんとした劇にするんだから!」 最上位レアフェス 登場時メッセージ 朋花「どうやら鬼ヶ島の女王たるこの私が、直々に手をくだす必要がありそうですね~♪」 朋花「さあ、共に子豚ちゃん達の歓喜の声を聞き届けましょう~♪」 思い出完成時メッセージ 朋花「鬼ヶ島の宝物を我が物にしようとは…まったく、油断も隙もありませんね~♪」 朋花「鬼ヶ島の宝物庫を空っぽにしてしまうつもりですか~?敵ながらあっぱれですね~♪」 朋花「うふふ、よく頑張りましたね~?私から直々に、ほうびをとらせてさしあげましょう~♪」 福田のり子ボイスメール2 「鬼の役でも、やっぱりみんなカワイイなぁ♪やよいは買い物袋を提げてるし、律子さんは家計をやりくりしてるし、なんだか、普段の劇場にいる姿とあんまり変わらないね。…あぁ…朋花も、ラスボスの鬼として、貫禄たっぷりだけど…ある意味、いつも通り…かな、アハハ…。……いやぁ~、鬼を怖がりながらも健気に頑張る桃子は、思わず応援したくなっちゃうなぁ~♪…ほら、プロデューサーも!ぼーっとしてると、豆をぶつけちゃうぞ!そりゃー!」