約 1,948 件
https://w.atwiki.jp/sexyzone/pages/13.html
人気商品一覧 @wikiのwikiモードでは #price_list(カテゴリ名) と入力することで、あるカテゴリの売れ筋商品のリストを表示することができます。 カテゴリには以下のキーワードがご利用できます。 キーワード 表示される内容 ps3 PlayStation3 ps2 PlayStation3 psp PSP wii Wii xbox XBOX nds Nintendo DS desctop-pc デスクトップパソコン note-pc ノートパソコン mp3player デジタルオーディオプレイヤー kaden 家電 aircon エアコン camera カメラ game-toy ゲーム・おもちゃ全般 all 指定無し 空白の場合はランダムな商品が表示されます。 ※このプラグインは価格比較サイト@PRICEのデータを利用しています。 たとえば、 #price_list(game-toy) と入力すると以下のように表示されます。 ゲーム・おもちゃ全般の売れ筋商品 #price_list ノートパソコンの売れ筋商品 #price_list 人気商品リスト #price_list
https://w.atwiki.jp/sexyzone/pages/18.html
頻繁に書き過ぎ・・。 暇人なんです。 神ちゃん格好いいな――――――――。 私の夢なんですよ。神ちゃんみたいな子供を産む。 無理だって分かってるけど・・えへへ Ladyダイヤモンドの時のフック船長的なコスプレとかヤバかったね セクゾありーな魂の時、結構近かったから、 鼻血でそうで一生懸命抑えた。 変な顔見られたら´Д`) わだじ死んぢゃうぼん泣 昔の神ちゃんもいいけど 最近急激に格好よくなっていく神ちゃんはヤバい。。。 私も頑張って可愛くなって神ちゃんのお嫁さんになる―✩←無理無理 笑) いや健人を裏切ってはいけないからね 私の夫よ 愛してますっ(^^ゞいっつまっでも~
https://w.atwiki.jp/sexyzone/pages/5.html
まとめサイト作成支援ツールについて @wikiにはまとめサイト作成を支援するツールがあります。 また、 #matome_list と入力することで、注目の掲示板が一覧表示されます。 利用例)#matome_listと入力すると下記のように表示されます #matome_list
https://w.atwiki.jp/sexyzone/pages/6.html
更新履歴 @wikiのwikiモードでは #recent(数字) と入力することで、wikiのページ更新履歴を表示することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_117_ja.html たとえば、#recent(20)と入力すると以下のように表示されます。 取得中です。
https://w.atwiki.jp/sexyzone/pages/9.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
https://w.atwiki.jp/sexyzone/
こんちわーww Sexy Zone大好き中学生っ✩✩よろしくちゃん(*^^)
https://w.atwiki.jp/persona-4/pages/30.html
節制 ◆ 出現条件 4/23以降、学童保育のアルバイト(2回目)(要:寛容さ) キャラクター 南 絵里 出現場所 高台(学童保育アルバイト) 曜日 月・金・土(雨以外) 夏休み時も可能 時間帯 放課後 天候 雨以外 解説 学童保育アルバイトをすると寛容さがUPし、お金も貰えます。 なお意外かもしれませんが夏休み期間でも学童保育アルバイトはできます。 イベント ◆ ランク 内容 10 クローバーのしおり入手、ヴィシュヌの合体解禁 ランクアップ ◆ ランク 2 3 4 5 6 7 8 9 10 必要好感度 選択肢 ◆ 該当するペルソナがある場合♪が1つ増えるかもしれないとの事なので別途枠を作成しました。 ランク 設問 選択肢/好感度/好感度(P有) 0 1 考え事? 具合でも悪い? - - - - 2 大変だね 勇太はいい子だ ゆっくり頑張れ - - - - - - 1 1 好き どちらでもない 苦手 - ♪1 ♪3 - ♪2 ♪3 2 好き? 苦手? - - - - 2 1 そうかも 分からない ♪1 ♪2 ♪2 ♪2 2 勇太を愛してるか? 夫を愛してるか? - - - - 3 1 勇太に愛されないことが? 勇太を愛せないことが? - - - - 2 確かに… つまらない考え方だ 良くない考え方だ ♪3 - - ♪3 - - 3 一人で戻れば? 勇太と戻れば? 諦めろ - - ♪1 - - ♪2 4 分かってる 言ってどうする - - - - 4 1 怒ってる 怒ってない 謝ればいい - - - - - - 2 嫌いなんかじゃない 時間が解決する もっといい子になれ - - - - - - 5 1 なんで? 見ればいいのに - - - - 2 見たらダメだって? 見せてって言えば? - - - - 3 問題ない 勇太が寂しがってた 謝る相手が違う - - - - - - 4 ネオフェザーマンだ お金だ 優しい母親だ ○ - ? ♪3 - ? 6 1 言ったかも 言ってない 誰に? - - - - - - 2 なんでも喜ぶ 勇太がいい子になること 自分で考えろ - - - - - - 3 そうかも 違う お互い様だ ? - ♪2 ? - ♪3 4 仕方ない そんなことは無い - ♪2 - ♪3 7 1 学童の… ○○と言います こう見えて夫です - - - - - - 2 勇太は悪くない 成績は関係ない 自分のせいだ - - - - - - 8 1 大丈夫 そんなにヤワじゃない ○ ? ♪3 ? 2 気にするな 聞こえない 暴力はダメだよ - ? ? - ? - 3 そうだね 親バカだね ○ ? ♪3 ? 4 確かに これからだ ? ? ♪3 ♪3 9 1 それが良い それは寂しい ○ ♪3 ? ♪3 コミュニティマスター
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/2005.html
てぶくろ 眼鏡はすぐ曇るし雨混じりの雪は降るし、だから冬は嫌いだ。 校舎の入り口で眼鏡を拭いていると後ろから背中を叩かれた。 「純、今日一緒帰ろうぜ!」 振り返ると勇太が立っている。 傘が目当てだなと思いながら僕は勇太との間に傘を差して歩き出した。 天気や授業の話をしながら帰り道を歩く。 言わないようにしているけれど、一緒にいると心が温かくなる気がして、やっぱり僕は勇太が好きだなと再認識する。 雨混じりの雪はすっかり雪なった。 冷たい手をさすって暖めていると、勇太が手袋を片方押し付けてきた。 「片方貸してやる。」 「いいよ、借りたら君が寒いだろう。」 手袋を返そうとするが勇太は受け取らない。 仕方なく手袋を右手にはめると、左手を掴まれて勇太のコートのポケットへ押し込まれた。 人のコートの中で手を握られて歩くのはなかなか歩きにくいな、と考えながら僕は勇太の手を握った。 「純の手はいつも冷たいな。」 「冷え性だからかな?君の手はいつも暖かいね。」 視線を合わすと、勇太は何か言いかけてから口を閉じてうつむき、僕の手を振り払った。 「……俺が子供だって言いたいのかよ、半年と十日しか誕生日違わないくせに!」 表情は見えないけれど赤くなった耳から察するに怒っているのだろう。 「そういう意味で言ったわけじゃないよ、ごめんね。」 そう言ったけれど、勇太は何も言わずに走って帰ってしまった。 最近の勇太は僕といると怒りっぽいし目を合わそうとしない。 もしかしたら僕は勇太に嫌われたのかもしれない。 右手の手袋をじっと見て、手を振り払った勇太を思い出した。 これ以上嫌われるよりは少し距離を置いた方がいいのかもしれない。 そう考えながら僕は家へ歩き始めた。 ある日の「俺」の日記 今日は純と一緒に下校した。 寒そうにしてるから純に俺のてぶくろを片方貸してやった。 純の手が冷たいって言ったら「君の手はいつも暖かいね。」って言われた。 「純と手をつないでたらあったかくなるんだ。」って言おうとしたけど、なんか恥ずかしい気がして言うのをやめた。 言うのをやめたらなんだかイライラしてきて純に八つ当たりをしてしまった。 明日、純に片方貸したままのてぶくろを返してもらうときに今日のことを謝ろう。 明日もし晴れたら別れよう
https://w.atwiki.jp/tousounokeitou/pages/181.html
『心ある者たち』-2 作者・ボー・ガルダン 388 警視庁・特別救急警察司令室*** クロス800『緊急事態・B地点の捜査へ向かっている、友永警部らとの通信が遮断されました。』 正木「なにぃ?」 亀吉「何かあったんですかね?」 正木「うむ、各地点を調査している大樹たちにB地点に急行するよう、連絡するんだ!」 純「はいっ!」 都心郊外・某所地下*** デッカード「ぐあっ!?」 勇太「デッカード!」 ネオ生命体ドラスと対決するデッカードは、その 驚異的なパワーとスピードに翻弄される一方だった。 強烈なパンチを何発も受け、装甲のあちこちに凹みが生じている。 ドラス「なーんだ、図体ばかり大きくて、全然大した事無い…ねッ!」 デッカード「くっ!チェーンジ!」 ドラスがさらにもう一発パンチを見舞おうとした瞬間、デッカードが パトカー形態に変形して素早く離脱、ドラスと距離を取り、再びロボット 形態を取り、銃を構える。 デッカード「これならば…ッ!?ぐあはぁッ!」 ドラス「僕が飛び道具を持っていないでも思ったの?」 だが、その弾丸が発射される前に、ドラスは右腕を切り離して ロケットパンチを繰り出し、それがデッカードの胸部に突き刺さり そのまま、仰向けに倒れた。ドラスはさらに、デッカードに圧し掛かり殴り続ける。 389勇太「ああっ!?」 ガンマックス「デッカード!」 ドリルボーイ「くそぉ~、これでも…うわっ!?」 遠巻きにクモ女に銃撃を浴びせ、牽制していた二人だが、 デッカードに気を取られた隙に、口から吐き出した糸に絡め取られてしまう。 勇太「ガンマックス!ドリルボーイ!」 ガンマックス「ちぃッ!こいつは…」 ドリルボーイ「うわ~ん;取れないよぉ~!」 見た目は白い糸だが、正体は金属繊維。 糸はあっという間に二人の自由を奪った。 ドラス「ハ・ハ・ハ・ハ・ハ!馬鹿だね、自分の心配だけしていれば こんな事にはならなかったのに。まぁ、キミたちはそこで 大人しくしてなよ。後でちゃんと吸収してあげるからさぁ」 ドリルボーイ「そ、そんなぁ…僕たち食べられちゃうの!? ロボットの料理なんて聞いた事ないよ!」 ガンマックス「くっ、可愛げのねぇ、坊やだぜ!今にたっぷり躾けてやる!」 ドラス「できるものならやってみてよ。でも、まず、その前に…」 クモ女に二人を見張らせ、ドラスは赤紫の瞳を、足元のデッカードに向ける。 デッカード「くッ、私はどうなってもいい。だから…勇太と二人は解放するんだ!」 勇太「デッカード!駄目だよそんな!」 ドリルボーイ「そうだよデッカード!」 ガンマックス「そいつは、話の通じるような相手じゃない!」 デッカード「だ…だが、このままでは…」 ドラス「ふふ、おまわりさんよりはまだ、他のみんなの方が賢いみたいだ。 交渉ってのは自分が相手と対等以上の時にやらないと意味が無いって そんな事も知らないの?それに、やっぱりキミたちは人間の中でも 飛び切り愚かな心を植えつけられてるみたいだね。他人の為に自分を 犠牲にするなんてさ。馬鹿じゃないの?」 ドラスは冷笑を浴びせ(といっても、怪人の顔に表情などないのだが)ると、 更に強くデッカードを踏みつけた。 390 デッカード「なぜだ…、なぜそこまで人の心を貶めるんだ…!」 ドラス「ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ…人間の心は『悪』だからだよ。 パパに教えてもらったんだ。人間は知能を発達させた引き換えに、 感情なんていう不要なものを生み出してしまった。その感情のせいで、 同族で殺しあったり、地球を汚したり、悪い事ばかりするんだってね。 だから、僕がそういう愚かな人間たちを皆殺しにして、新たな生態系の 頂点に君臨するのさ!『神』としてね」 勇太「な、なんだって!?」 デッカード「なんて事を言ううんだ…」 ドラス「そのために僕はもっと、もっと強くならなきゃいけないんだ。 もっと強くならないと…お兄ちゃんなんかに負けないように 強くならないと。だから、キミたちのエネルギーをもらうよ…」 デッカード「そ、そんな事をして…一体、なんになるというんだ…」 ドラス「パパは待っているんだよ。僕が『神』になるのをさ。パパは… パパは、僕が弱かったから、お兄ちゃんに負けたりしたから、 僕の事を捨てたんだ。殺そうとしたんだ。でも、僕が強くなれば、 他の誰よりも強くなって『神』になれば、パパは僕を認めてくれる。 お兄ちゃんや宏君なんかじゃなく、僕だけを愛してくれるんだ!」 デッカード「なっ…!?それじゃあ「待ってよ!」 ドラスの背に向けて勇太が声を張り上げた。 ドラス「…なに?」 勇太「それじゃあ…キミは…キミは本当はお父さんに好きになって欲しいだけなんだろ!」 ドラス「そうさ、『神』になればパパは僕だけを見てくれるんだ。ずっとパパは僕にそう言っていたんだからね。」 勇太「じゃあ…じゃあ、キミもやっぱりボクたちと同じなんじゃないの!? ボクだって、ううん。ボクだけじゃないよ!お父さんやお母さんの 事が好きになって欲しくない子供なんていないんだ!」 ドラス「違う!僕は、キミたち下等生物とは違う!愛されるのは『神』として当然の事なんだ」 勇太「他の誰も愛さないのに、自分だけ愛されようなんておかしいよ!やっぱり、キミにも ちゃんとあるんだ!心が!人を、生き物を愛する心が!気づいていないだけなんだ!」 デッカード「勇太ッ!」 二人「「ボスッ!」」 ドラス「違う!僕に感情なんて必要ない!僕は究極の生命体として…」 勇太「違くなんかない!一番感情に支配されているのはキミ自身じゃないか!」 ドラス「黙れぇッ!!!」 勇太「うわああっ!!!」 ドラスの念動力で勇太が大きく吹き飛び、石柱の一本に叩きつけられた。 たまらず、勇太はそのまま意識を失う。 391 ドラス「よくも…よくも、僕を下等な人間なんかと一緒に語ってくれたね。 許さない!勇太君、やっぱりキミはバラバラにしてあげるよ!」 デッカード「!?…き、貴様!そんな事はさせんッ!」 ドラス「!!!」 先程まで、ドラスに押さえつけられまったく動けなくなっていたデッカードが突如立ち上がり、 ドラスを思い切り殴り飛ばした。勇太と同様壁に向かって吹き飛んでいく、 ドラスだが、中空で一回転して石柱を蹴り、すぐ体制を立て直す。 ドラス「くっ…いいさ、惜しいけどお前も壊してやる!」 ドラスの右肩にレンズ状の物体―必殺のマリキュレーザーの発射装置が現れる。 ドラス「死んじゃ…エッ!?」 その時である、漆黒の闇を切り裂きドラスの体に何十発もの光弾が打ち込まれた。 ドラスの体が火花を上げながら吹き飛ぶ。と、同時に異空間が裂け、元の地下室が姿を現した。 ブレイバー「ふっ…ふぅ~…、なんとか間に合ったようだな!」 デッカード「あれは、ソルブレイバー!!!」 ドリルボーイの開けた穴から、連絡を受けたソルブレイバー、ソルジャンヌ ソルドーザーの三人が駆けつけてきたのだ。冷静さを欠いていた、ドラスは 三人の接近を察知できず、ギガストリーマーの直撃を受け、部屋の隅に積まれていた 鉄屑に頭から突っ込む。 392 ドーザー「大丈夫ですか、みなさん!?」 デッカード「私はいい、早く勇太を!」 ジャンヌ「わかったわ!」 壁際で失神している勇太の元へ、ソルジャンヌが駆けつける。 一方のブレイバーは、雁字搦めになっているドリルボーイと、 ガンマックスの元へ駆けつけ、大きく跳躍すると ケルベロスΔの刃を振り下ろす。 ブレイバー「ケルベロススラッシュ!!!」 ドリルボーイとガンマックスを絡め取っていた糸がブレイバーによって切断され、 バラバラと崩れ落ちる。 ブレイバー「大丈夫か!二人とも!」 ドリルボーイ「やった!これでこっちのもんだよ!」 ガンマックス「ヒューッ、さすがソルブレイバーだぜ」 クモ女「シャーッ!!!」 と、いつのまにか天井に移動していた、クモ女が、ブレイバーに襲い掛かってきた。 ドリルボーイ「危ない!シューット!!!」 クモ女「…!?」 しかし、クモ女はドリルボーイの蹴ったボール爆弾をまともに暗い、床へと落下。 しかし、それでも起き上がり、しきりに威嚇の声を上げている。 ガンマックス「こっちは俺たちに任せて、アンタはうちのおチビさんを頼む!」 ブレイバー「わかった!」 ガンマックス「随分と熱い抱擁をしてくれたな、レディ?たんと、お礼をしないとなぁッ! ガ―――――――ンバァァァアイック!!!」 ガンマックスが右手を上げると、外に止めてあった彼愛用の白バイが外から走り込んできた。 素早くそれに跨ると地下室内を、縦横に駆け回る。 クモ女「シャーッ!!!」 クモ女が再び、糸を吐き出すが、ガンマックスを捉える事ができない。 393 ガンマックス「今度はこちらから行くぜ!」 ガンマックスがショットガンを手に取り、クモ女に向けて発砲。 クモ女の足のうち、2本を吹き飛ばした。クモ女は耳をつんざく様な悲鳴を上げる。 ドリルボーイ「よーし!トドメは僕だ!チェーンジッ!!!」 ドリルボーイがタンク形態に変形すると、隙だらけになったクモ女に突進。 慌てたクモ女は、糸を吐き出すがそれらは全てドリルの回転で弾き飛ばされてしまう。 ドリルボーイ「くらええぇぇぇぇぇぇっ!!!」 クモ女「ギィエェェェェェエエエエエエエッ!!!」 ドリルの回転に巻き込まれたクモ女は、ひとたまりも無くバラバラに切り刻まれて消滅した。 ブレイバー「勇太くん、大丈夫か!?」 デッカード「勇太!」 ジャンヌ「勇太くん!」 勇太「…う~ん…、あれ…?ボク…」 ドーザー「やった!気がつきましたよ!」 デッカード「勇太!」 ブレイバー「よかった!」 勇太「デッカード、みんな…?…ッ!ブレイバーッ!!!後ろォッ!!!」 目を覚ました勇太がソルブレイバーの肩越しに見たのは、 鉄屑の中から、怒りの眼差しを向け、立ち上がるドラスの姿だった。 ギガストリーマーを受けた影響で、体の装甲はあちこちが熱で変形してしまっている。 先程までの饒舌さはどこへやら。理性を失ったドラスは低いうなり声を上げながら、 ブレイバーへ襲い掛かった。 394 デッカード「クッ、させんッ!!!」 ブレイバー「ウッ…ケルベロススラッシュ!!!」 ドラス「グアアアアオォォォォッ!!!」 勇太の叫び声を聞いた、デッカードが拾い直していた銃を発砲。 ブレイバーへ、飛び掛ろうとしていたドラスの動きを止める。 さらに、ブレイバーが振り向きざまにケルベロススラッシュの一撃を浴びせ、 その左腕を切り落とした。がっくりと膝をついたドラスが、 傷口から、緑色の体液を流し荒い呼吸を繰り返している。 ドラス「ぐっ…あっ…なん…で?……『神』になる僕…が…なんで…こんなやつ…らに……」 ブレイバー「トドメだ!」 ドラスの頭にケルベロスΔを突きつけるブレイバー。 しかし、勇太が溜まらず、その腕を掴んだ。 勇太「まって!その子には、人間の心があるんだ!」 ブレイバー「なにっ!?」 と、その時、ドラスの右肩が閃くと眩い光が拡散発射される。 光は部屋のあちこちでスパークを起し、あたりは炎に包まれた。 慌ててドーザーが消火ビームを放ち消し止めようとするが、 火はあちこちこちから吹き上がってくる。 ブレイバー「くっ!これはッ!!!」 デッカード「…ッ!君はまだこんな事をッ!」 勇太「ボクたちは君にこれ以上危害は加えない!一緒に来るんだっ!」 ドラス「僕は…僕は『神』になるんだ!『神』になってパパの所に帰るんだ! キミたちなんかに負けるなんてことはあっちゃいけないんだ!!! ここでみんな蒸し焼きに…ウッ…があっ!?…ぐあああっ!!!」 飛行形態に変形して自分だけ逃げ出そうとしたドラスだったが、 突然、体のあちこちから蒸気のようなものを吹き出して苦しみだした。 ブレイバー「これは…!?」 デッカード「とりあえず、確保しなくては!」 デッカードがドラスに近づこうとしたその時である。 395 ――『タイムスストップ!三秒殺し!!!』―― 突如謎の声が響いたかと思うと、デッカードが火花を上げて吹き飛び、 ドラスが眼前から消失した。 デッカード「グアアアアッ…!?」 勇太「!?デッカード!」 ジャンヌ「一体何が!」 ドリルボーイ「ボス!後ろッ!!!」 一同が後ろを振り返ると、そこには、ドラスを軽々と担ぐ人影を見つける。 だが、それは人と呼ぶには余りに異様。全身は真っ白でザンバラ髪、 口が耳まで裂け、両脇の下からは翼のような膜が伸びている。 ブレイバー「貴様ッ、何者だ!」 ???「フンッ、今から死ぬ連中に名乗る名など無い!キラーセイバーッ!!!」 怪人の持つ剣から光線が放たれると、あちこちで炸裂を起し、ますます炎が勢いを増す。 そして怪人はドラスを担いだまま、飛び去っていった。 勇太「ああっ、待てッ!!!」 ブレイバー「くっ、あと一歩の所で!」 デッカード「とにかく、我々も脱出しないと!」 ドーザー「まず、私が道を作りますから、皆さんはついてきて下さい!」 デッカード「わかりました、勇太!それにお二人も、私に乗ってください!」 ブレイバー「ありがとう、そうさせてもらうよ!」 デッカード「勇太も早く!」 勇太「うんっ…アレ?」 デッカードに乗り込もうとした勇太だったが、足になにか当たる感触。 見るとそこには、金の懐中時計が落ちていた。 勇太「なんだろう?これ…」 デッカード「早く!」 勇太「あっ!うんっ!!!」 396 ***地上*** ドリルボーイの開けた穴から立ち上る噴煙を前に、純と亀吉の二人は で大樹たちが戻るのをヤキモキしながら待っていた。 亀吉「はわわぁ~、凄い煙だよ。変な鳥と虫みたいなのが飛んで行くし 隊長たち大丈夫かなぁ」 純「なに慌ててるんですか亀さん!こんな事何度もあったじゃないですか!」 亀吉「でも心配なものは心配で…」 マクレーン「増田さん!戸川さん!」 一番離れた位置で、捜査を行っていたビルドチームの三人も慌てて駆けつける。 マクレーン「これは…ッ!?」 ダンプソン「ボスたちは無事なのでありますか!?」 純「それは、今隊長たちが…うわッ!!!」 突然、ひときわ大きい轟音と振動が起こる。 亀吉「ああっ!?」 パワージョー「…!?ボスゥゥゥゥゥッ!!!」 だが、その叫び声が途切れる前に、穴からソルドーザー、ドリルボーイ、 ガンマックス、デッカードが次々と飛び出してくる。 全員が、穴から離れた瞬間、再び爆音轟き、穴からは大きな炎が吹き上げた。 「「隊長ッ!」」「「ボスッ!」」 大樹「……ぶはぁっ!」 勇太「ふぅー、危なかったー」 「「隊長!!!」」「「ボスッ!!!」」 別れていたのは、2時間にも満たないにも関らず、 一同は、長年会わない親友同士のように再会を喜び合った。 397 ○友永勇太→ドラスが心を持っている事に気がつく。謎の懐中時計を拾う。 ○デッカード→ドラスとの戦闘で大ダメージを負うが、ブレイバーとの共闘でこれを撃退。 ○ドリルボーイ→クモ女と対決。ブレイバーの協力でピンチを脱し、これにトドメを刺す。 ○ガンマックス→クモ女と対決。ブレイバーの協力でピンチを脱し、足を2本撃ち落す。 ○マクレーン→正木の救援要請を受け取り、勇太たちのいる現場に駆けつける。 ○パワージョー→正木の救援要請を受け取り、勇太たちのいる現場に駆けつける。 ○ダンプソン→正木の救援要請を受け取り、勇太たちのいる現場に駆けつける。 ○正木俊介→勇太たちとの通信遮断を察知し、BP、SRBに応援要請。 ○西尾大樹→勇太たちの救援に駆けつけ、ドラスにギガストリーマーを見舞い、さらに左腕を切り落とす。 ○樋口玲子→勇太たちの救援に駆けつけ、気絶した勇太の目を覚まさせる。 ○ソルドーザー→勇太たちの救援に駆けつけ、消火活動を行う。 ○増田純→正木の指令で、勇太たちの応援を要請。自身も現場に駆けつける。 ○戸川亀吉→正木の指令で、勇太たちの応援を要請。自身も現場に駆けつける。 ●ドラス→ブレイブポリスの面々とは優勢に戦いを進めるが、ソルブレインの救援と 勇太の指摘に動揺した隙をつかれ、左腕を失うなど重傷を負う。エネルギー切れで 苦しんでいた所を、謎の怪人に浚われる。 ●クモ女→ドリルボーイとガンマックスを糸で絡め取るが、ブレイバーの救援で逆転。 ドリルボーイのドリルアタックで粉砕される。 【今回の新登場】 ○戸川亀吉警部(特救指令ソルブレイン) 特装救急警察ソルブレイン技術開発部員。通称「亀さん」。 明るくひょうきんなムードメーカーで、天才メカニック。 ソルドーザーの保護者的存在。 ○ソルドーザー(特救指令ソルブレイン) レスキュードロイド。階級は警部。ブレイバーらのソリッドスーツ以上の厚い装甲を持ち、 大規模災害での救助活動に活躍する。地上走行形態ドーザークローラーにも変形。 気は優しくて力持ち。他の警視庁所属のロボット刑事同様、非常に人間臭い性格。
https://w.atwiki.jp/tousounokeitou/pages/180.html
『心ある者たち』-1 作者・ボー・ガルダン 375 警視庁・総監室奥の秘密会議室*** 勇太「失礼しまーす」 陸「うむ、入りたまえ」 正木「しばらくだね、勇太くん」 勇太「?正木さん…あっ!」 会議室には加賀美警視総監だけでなく、 先日の会議以来の顔合わせとなる正木警視監。 そして… 大樹「あなたが友永警部ですね。自分は特別救急警察ソルブレイン行動隊長・ 西尾大樹警視正であります!」 玲子「同じく行動部隊隊員、樋口玲子警視であります!」 純「同じく、増田純警部補であります!」 勇太「あっ、わっ、じ、自分は警視庁ロボット刑事課・ ブレイブポリスの友永勇太であります!」 それに続いて、ブレイブポリスの面々も挨拶と敬礼を行う。 人の命と心を救うために、かつて正木が結成した特別救急警察・通称ソルブレイン。 ソリッドスーツの量産化に伴い、一度は解散された彼等だが、首都圏での 犯罪件数の急激な増加及び凶悪化に伴い、彼らも再び警視庁に呼び戻されていたのだ。 ブレイブポリスはソルブレイン解散直後に組織されたので、彼らが直接顔を 会わせるのは、この場が初めてである。 376 勇太「ボ、ボク、ソルブレインのファンなんです!サインもらっていいですか!」 デッカード「ゆ、勇太。そういうのは後にしたほうがいいんじゃないのか;」 勇太「あっ、いっけな~い!」 勇太の子供らしい発言に会議室が笑いに包まれる。 陸「挨拶が済んだ様ならさっそく用件に移らせてもらおう。 まず、本来君達ブレイブポリスを指揮監督する東副総監が復帰するまでの間 君達はここにいる正木本部長の指揮下に入ってもらう事になった。」 勇太「よろしくお願いします!」一同「「お願いします!」」 正木「こちらこそ、よろしくな」 ドリルボーイ「……(…正直、東さんより、物分りがよさそうな人でよかったね♪…)」 パワージョー「……(…馬鹿ッ!思っても口に出すんじゃねえ!…)」 陸「ゴホンッ!」 二人「Σ(゚Д゚;)(慌てて姿勢を正す)」 陸「それで、今回の事件だが、聞いている通り昨晩・都内の広範囲にて 金属窃盗事件が発生した。だが、皆薄々感づいているかもしれんが、 これは普通の金属窃盗ではない。被害のうち、最新鋭の防犯設備を 備え付けた鉄鋼倉庫や自動車倉庫3件から、なんの遺留品も無く 内部に保管されていた金属類がごっそり盗まれている。それに 近隣住民からの聞き込みの結果、それだけの金属が運び出されたのにも 関らず、誰一人として物音を聞いたり、トラック、重機類を目撃した者が いないと来ている。」 大樹「確かに普通に考えたら不可能犯罪だ…が」 勇太「Gショッカーみたいな連中なら、それも可能って事ですね。」 正木「その通りだ。奴らのような大規模な組織が盗み出した金属を 不法兵器の開発や、資金獲得のために第三国へ密輸するかもしれない。 早速捜査第三課から資料を引き継ぎ、捜査に当たってもらいたい!」 一同「「はいっ!」」 377 秘密通路*** 純「それにしてもすごいよな~、勇太君は。こんな小さいのに俺より階級上なんだから。 俺なんか、こなぐらいのころなんか、鼻水垂らしてたもの。」 勇太「そ、そんな、ボクなんて全然…デッカードやみんなのお陰です!」 ガンマックス「そうそう、俺たちがいねぇと何にも出来やしねぇんだから、うちのおチビさんは」 勇太「!?…もぉッ、いくらなんでもそれはないだろう、ガンマックス~!」 デッカード「ハハ、何、今の私たちがあるのもまず第一に勇太のお陰なんだ。そうだろ?」 ガンマックス「フン…まぁな」 玲子「本当にみんな人間そのものね。うちのドーザーもみんなと会えば 喜ぶと思うわ。そうそう、純君も昇任研修受けたら?」 純「やだなぁ、こっちに戻ってきてから、事件にてんてこまいでそんな暇ないですよ。 それに俺はこうやって現場にいる方が性に合ってますからね」 大樹「ハハハ…純らしいや。」 勇太「あっ、そうだ大樹さん!さっきの事なんですけど…」 大樹「ああ、サインの事かい?俺なんかのでよければいくらでも書いてあげるよ」 勇太「あ、あとそれに、ソルブレインでの事いろいろ教えてください! 刑事になる前から、皆さんの活躍にわくわくしてたんです!」 ダンプソン「自分もであります!ロボット刑事の先輩である、ドーザーさんの お話を是非お聞きしたいです!」 デッカード「私たちもお願いします」 大樹「ああ、勿論いいさ。さっそく資料が届くまでキミたちの部屋で話そうか」 勇太「やったぁ、やっぱり凄いよなぁ!なんたって、人の命だけじゃなく、 心も救うんだからね!」 大樹「…人の…心か」 デッカード「…?」 勇太「どうかしたんですか?」 大樹「実は…ソルブレインが解散する直前、俺たちはある犯罪者と戦ったんだ。 だが…だが、俺たちは彼の命も、心も、救う事が出来なかった…。俺たちの最後の事件は 完全な敗北だった。そして、また、犯罪の発生件数は減るどころか増加している。 ふと、思う事があるんだ。俺たちのやって来た事なんて、ちっぽけな事だったんじゃないかって。」 勇太「そんな…」 大樹「だが、俺は信じている。確かに犯罪の無い世の中なんて、やって来ないのかもしれない。 それでも、一人でも多くの被害者と、犯罪者の心を救う事が俺たちの使命なんだって。 それが、少しでも優しい世界に繋がるなら、俺たちは戦い続けて行こうって! こうして、ソルブレインが再結成されて、君達と合同捜査を行えるのも一つの運命なんだと思う。 俺は、俺たちは、今度こそ、誰の命も、心も見捨てたりしない。キミたちもそのために、 一緒に戦ってくれるね」 勇太「ハイッ、勿論です!ねぇ、みんな!」 一同「「オウッ!!!」」 正木「……(ふふ…大樹、勇太くん、そしてみんな。君達のような若者がいる限り、警視庁の… いや、世界の未来は安泰だ。まったく、お前の慧眼にはつくづく頭が下がるよ、冴島…)」 378 都心郊外・某所*** 謎の金属盗難事件の捜査が始まって3日が経過した。 手掛かり一切無しの事件の捜査は困難を極めたが、いくつか新情報が浮かび上がった。 まず、密室と思われていた倉庫には、唯一、外界との接点として、通気口が存在し、 それらの蓋まで消失している事、盗難事件が発生した近辺では、その日の夜、 犬や猫などペットの失踪事件が12件発生していた事、盗難事件の翌日、 前日とは正反対の方角で、廃車置場などで、複数件の金属盗難事件が発生した事である。 それでも、状況を大きく進展させる事実は見つからず、事件発生箇所の同心円等から、 「クロス800」が搾り出した、犯人グループが選挙している可能性の高い箇所を、 手分けして虱潰しに調査していた。 ガンマックス「ついたようだぜ」 ドリルボーイ「ひゃあ、なんか寂しい所だなぁ」 勇太「林しかないねぇ」 デッカード「クロス、詳細データを頼む」 クロス800『現地点は個人所有の土地です。敷地内に、かつて一帯を所有していた建設会社の 管理事務所と資材置き場が、地価下落の影響で手付かずのまま放置されています。』 勇太が、デッカードの運転席から降り、デッカードのパトカー形態から、 二足歩行のロボット形態にチェンジする。ガンマックスもトレードマークと言える 白バイを停め、そこから降りた。 デッカード「私と勇太はその資材置き場を当たる。ドリルボーイとガンマックスは雑木林を頼む。」 ドリルボーイ「オーケー!」 ガンマックス「まかせときな…、ベイビィ!」 「進入禁止」を示す、低い柵と有刺鉄線を越え、四人は二手に分かれて歩き出した。 勇太「それにしても本当に寂しい所だなぁ…昼間なのになんか出そうだよ」 デッカード「ハハハ、怖いのか?勇太」 勇太「そ、そんなんじゃないよッ!」 デッカード「ハハ、いやぁ、スマン、スマン…むっ?あれがその、資材置き場か?」 間も無く、結構大きいが、トタン張りの粗末な倉庫と、プレハブの事務所が見つかる。 外壁の会社名は風雨に晒されて剥げ落ちており、倉庫の中は朽ち始めている。 未だに残っている、錆びたヤカンや、カップ麺の容器、だいぶ前の雑誌等のゴミだけが、 かつてそこに人が出入りしていた事を思わせた。 勇太「何にも無いみたいだよ、デッカード」 デッカード「うむ、盗んだ金属を隠して置けるだけのスペースも見たところ無いしな…」 勇太「って事はここも外れ…ッ!?」 デッカード「どうした勇…!!!」 379 振り返った二人の目に飛び込んできたのは――― ――先程まで微塵も気配を感じさせなかった、一人の少年だった。 年頃は勇太と同じくらいか、それよりも小さい。長く伸びた黒い髪の 下に見える顔はけっこう可愛らしく整っている。そしてなぜか少年は ボロボロになった大きな布を肩から羽織り、その下は裸であるように見えた。 と、突然少年が身を翻して走り出した。 勇太「き、キミッ!待つんだ!」 勇太とデッカードが追いかけると、少年は倉庫の裏手の藪に入り込んだところで、 突然姿を消した。 デッカード「なにッ!?」 勇太「ま、まさか…本当にお化け!?」 恐る恐る少年の消えた位置に近づいていく勇太。 そして、今度は短い叫び声とともに勇太の姿がデッカードの視界から消えた。 デッカード「!?…勇太!?馬鹿なっ!!!」 慌てて、二人の消えた位置に近づくデッカードだが、 幽霊の正体見たり、あまりに単純な真相に気がつく。 二人の消えた、位置に、そう、どこかで見た事のあるような通気口がポッカリ口を開けていた。 デッカード「糞ッ!地下か!ドリルボーイッ!!!」 380 勇太「痛てて…一体何が…?」 通気口を滑り落ちた勇太の視界は闇が支配していたが、 突然頭上から強い光が放たれ、思わず目を瞑る。 勇太「……っ…えっ?ここは…」 どうやら電灯が点いたようである。 再び目を開けると、周囲は鉄の壁で覆われ、なにかよくわからない鉄屑があちこちに散乱していた。 少年「ハ・ハ・ハ・ハ・ハ…いらっしゃい、勇太くん」 周囲によく反響する甲高い声にビクッと体を震わせる勇太の 眼前に、先程の少年がゆっくりと歩み寄って来た。 勇太「きっ、キミは…?!なんでボクの名前を知っているんだ!」 少年「さっき、おまわりさんのロボットがキミをそう呼んでいたからね」 勇太「き、キミは誰だ?」 少年「僕?僕はドラス」 勇太「ドラ…ス…?(外国人かな?って、そんな場合じゃない!) ブレイブポリスの友永勇太だ!」 ドラス「?…キミもおまわりさんなの?へぇ、凄いんだね」 勇太「こ、この周りの金属はキミがここに持ってきたのか?!」 ドラス「ああ…これ?そうだよ、この部屋を作るのに使ったんだ」 勇太「いったいなんの「ねぇ…」 勇太の言葉を遮って、ドラスと名乗る少年は逆質問を始めた。 ドラス「ねぇ、僕のパパを知らない、望月敏郎っていって、科学者なんだ」 勇太「キミの…お父さん?」 誰が描いたのか。勇太の前に、非常に上手な似顔絵をドラスが差し出す。 勇太「し、知らないけど」 ドラス「そう…パパは僕の前からいなくなってしまったんだ、僕をひとり追いてさ」 勇太「キミを一人にして!?そ、そんな…」 自分の子供を一人残していなくなるなんて、なんて酷い親なんだ! もしかして、このドラスは悪の組織に繋がる人物の子供で、 親に命令されて盗みを?でも、どうやって…と、勇太が思考したところで 再びドラスが口を開いた。 ドラス「ねぇ、僕、今すごくお腹が空いているんだ、そりゃもう死にそうなくらいにね」 勇太「え?」 ドラス「よかったらなにか食べ物が欲しいんだけど…」 かわいそうに、ご飯も食べていないなんて…。 最初、ドラスを警戒していた勇太は、完全に彼に対して同情していた。 勇太「そのくらいなんて事ないよ。待って、今、ポケットに…」 ―ビスケットが何個か入ってるから、あげるよ。あまりお腹の足しにならないかもしれないけど…。 そう勇太は言いかけた。 ドラス「そう…、じゃあ遠慮なく……、イ タ ダ キ マ ス ♪」 381 勇太「え?」 次の瞬間、ドラスの瞳が赤く光り、物凄い力で勇太の首根っこを掴んできた。 勇太「っ!?…ぅ…ぐぁ…な…に…す………いっ!?」 勇太は目を皿のように見開いた、小さな少年だったドラスの体が、 くすんだ銀色に変わると、見る見る姿を変えていき、あっというまに バッタを思わせる2メートル近い怪物に変化したのだ。 ドラス「よかったぁ…。勇太くんが『い・い・人』で。やっぱり、犬や猫じゃだめだね」 勇太「…ぁ…ひっ……」 異形の怪人に変身したドラスであるが、声は澄んだ少年のままである。 それが、一層不気味に感じられ、勇太の恐怖心を駆り立てた。 叫び声を上げたいが、喉を締め付けられ、声を出す事もままならない。 ドラス「安心して。キミは死なない。僕の…神の体の一部として永遠に生きるんだ。 下等な人間にとって、これ以上の光栄は無いと思うよ?ハ・ハ・ハ・ハ・ハ!」 ドラスの胸が蠢くと、そこから、銀色の半球状の物体が現れ、 熟れたイチジクのようにグロテスクな口を開けた。 勇太(デッカード!!) 勇太が声をならない叫びを挙げたその時である! ドラス「!?」 ドラスが勇太の首根っこを離し、大きく横飛び下と思うと。 突然、地下室の壁の一部が爆ぜ…巻き上がる土煙から飛び出した 腕が、ドラスを鷲掴みにした。 382 勇太「デッカード!!!」 デッカード「ホールドアップ!ブレイブポリスだ!」 ドラスを掴んだまま、デッカードがいつもの決め台詞とともに、手帳を開く。 デッカード「大丈夫か勇太!?」 ドリルボーイ「ひゅ~っ!間一髪ギリギリセーフ、やっぱり僕を連れてきて正解だったでしょー!」 ガンマックス「ああ、お前もたまには役に立つみてぇだな、坊や。」 ドリルボーイ「ムッカ~ッ!!たまには余計でしょ!た・ま・に・はッ!」 二人と合流したデッカードはドリルボーイのドリルで地面に潜り、間一髪で 勇太の元へ駆けつける事に成功したのだ。 勇太「みんな、ありがとう!助かったよ!そうだ…デッカード!そいつが、金属窃盗の犯人だ!」 デッカード「なにッ!本当か?!」 デッカードは右腕に握った異形の怪物を凝視する。 デッカード「こいつ、ボディの材質が盗まれた金属と一致している。ロボット……!?生体反応だと!生物なのか!?」 ドラス「ぐ…くるし……」 異形の生物の口から漏れるか細い声に、デッカードはそれを握る力を思わず緩めてしまう。 と、同時に、顔面に強烈な衝撃を受けて吹き飛んだ。 デッカード「ぐあっ!!!」 勇太「デッカード!!!」 二人「「デッカードっ!」」 二人がドラスに向けて拳銃を構えるが、突如全身に見えない衝撃が走り 銃を取り落としてしまう。 383 ドラス「駄目だなぁ、おまわりさん。犯人はちゃんと、拘束しておかないと。 ロボットのくせに人間みたいな事を考えるんだね。子孫でもない 自分より弱い相手に同情する惰弱な生き物は人間だけだからね。 ちょっと演技すれば、すぐに引っ掛かってくれるから助かるよ」 デッカード「くっ……!」 ドラス「にしても、キミたちは不幸だよね。愚かな人間と同じように、感情なんてものが プログラムされてるんだからさ」 デッカード「なんだと!?我々は人の心を得た事を一番の誇りに思っている! 人間の、心の素晴らしさがわからないのか!?」 ドラス「心が素晴らしい?馬鹿だね、感情ほど生き物に不必要なものはないんだ! だから、感情に支配される人間は二流の生き物。淘汰されるべきなんだよ! おまわりさんたちの敵の犯罪だって感情が引き起こしているんでしょ?」 デッカード「…だ、だが…」 ドラス「それに、キミたちロボットが感情なんてお笑い種だよ。所詮、ソレだって… 人間がプログラムした……?なんだろう、この生命エネルギーは…。 おまわりさんたち、普通のロボットじゃないね?」 デッカードのAIをコピーして作られた、超AIロボットはフォルツォイク事件以来、 ロボットを超越した、機会生命体へと進化している。ドラスの分析センサーは彼らの 体内に眠る、生命エネルギーを見抜いたのだ。 ドラス「ア・ハ・ハ…面白いや。壊しちゃおうと思ってたけど、やっぱり キミたちは、ボクの新たな力になってもらう事にしたよ!」 ガンマックス「なにおぅ!」 ドリルボーイ「へーんだ!誰がお前なんかに!」 デッカード「もう容赦しない!お前を全力で逮捕する!」 勇太「行くよ!みんな!」 ドラス「ア・ハ・ハ・ハ・ハ!僕を逮捕?キミたちがいくら束になってかかっても、 僕には勝てないよ?でも、確かに一度に3人も相手にするのは、ちょっと面倒だね」 384 すると、ドラスの体の一部が切り離されると、見る見る打ちに大きくなり、形が作られてくる。 それはクモのような8本の足に、女性の上半身を取り付けた、巨大な怪物であった。 クモ女「キシャーッ!!!」 ドラス「たくさんの金属を取り込んでおいてよかった。クモ女、 あのおまわりさんたちを、やっつけるんだ」 ガンマックス「あの野郎、分身しやがった!」 デッカード「こっちも応援を呼ぶんだ!」 勇太「うん、こちら友永勇太、………えっ!?」 突如、辺りが真っ暗になったかと思うと、周囲の空間が広がった。 辺りには、さきほどとはうって変わり、折れた石柱等が散乱している。 デッカード「なんだここは!?」 ドラス「ここはクモ女の巣だよ。外との連絡は一切取れない。さぁ、おまわりさんたち。 ようこそ、神の狩場へ…ハ・ハ・ハ・ハ、ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ・ハ!」 ドラスの甲高い耳障りな笑い声が周囲に響く。果たして、ブレイブポリスは ネオ生命体によって齎された、絶体絶命の窮地を脱する事が出来るのか!? 385 ○ブレイブポリスの面々→東副総監復帰まで、正木本部長の指揮下に。 ソルブレインと金属窃盗事件の合同捜査を開始。 ○ソルブレイン行動部隊の三人→都心の治安悪化のため、各々の任地から呼び戻され再結成。 ブレイブポリスと金属窃盗事件の合同捜査を開始。 ○友永勇太→公害廃屋の地下でドラスと対決。 ○デッカード→公害廃屋の地下でドラスと対決。 ○ドリルボーイ→公害廃屋の地下でドラスと対決。 ○ガンマックス→公害廃屋の地下でドラスと対決。 ○加賀美陸→BP、SRBに不審な連続金属窃盗事件の合同捜査を命じる。 ○正木俊介→東副総監復帰まで、ブレイブポリスを指揮下に加える。 ●ドラス→今回の連続金属窃盗の犯人。隠れ家にやって来た、勇太とブレイブポリスを誘き出し 吸収しようとしている。 ●クモ女→ドラスとともにブレイブポリスと共闘。勇太たちを、自分の『巣』へ引きずり込む。 なお、オリジナルよりも大きい。 ○ブレイブポリスの一人、デュークは現在、ブレイブポリスUK復興のため日本を離れている。 ○シャドウ丸は加賀美総監の指示で、地球教に関する隠密任務を負っているらしい。 386 【今回の新登場】 ○デッカード(勇者警察ジェイデッカー) 勇者刑事。友永勇太少年との触れあいで、超AIに心を宿した最初のロボット。 ブレイブポリスの超AIは、彼のものをベースに設計されている。 パトカーに変形。実直な性格。友永家の車庫で寝泊りしており、ご近所では、 友永パト吉として親しまれている。ジェイローダーと合体してジェイデッカーとなり、 さらにデュークファイヤーと大警察合体してファイヤージェイデッカーとなる。 なお、アニメ終盤で、ブレイブポリスの面々ともども、ロボットから 機会生命体へと進化を遂げている。 ○マクレーン(勇者警察ジェイデッカー) コンバット刑事。冷静沈着なビルドチームのリーダー格。判断力にも優れており、 戦術や作戦の立案も得意とする。クレーン車に変形。ビルドチーム3体で合体し ビルドタイガー、さらにドリルボーイも加えてスーパービルドタイガーとなる。 ○パワージョー(勇者警察ジェイデッカー) カンフー刑事。ビルドチーム。少々がさつだが、さっぱりとした気性の熱血漢。 素早い身のこなしと豊富な打撃技を持つ。ショベルカーに変形。 ○ダンプソン(勇者警察ジェイデッカー) レスラー刑事。ビルドチーム。生真面目で頑固な性格で、 質実剛健をモットーとする肉体派。ダンプカーに変形。 ○ドリルボーイ(勇者警察ジェイデッカー) サッカー刑事。ビルドチーム。ドリルタンクとジェット機に変形。 精神が子供っぽく、無邪気で悪戯好き。 ○ガンマックス(勇者警察ジェイデッカー) 白バイ刑事。ぶっきらぼうな性格で、スタンドプレーが多いが、 実は寂しがり屋。ガンバイクと合体してガンマックスアーマーに。 そしてマックスキャノンに変形し、ファイヤージェイデッカーの脇に合体する。 387 ○西尾大樹警視正/ソルブレイバー(特救指令ソルブレイン) 特装救急警察ソルブレイン行動隊部の隊長。アメリカ留学中にFBIで訓練を受けた。 文武両道で、強い正義感と熱い魂、そして優しい心を兼ね備えている。 犯人逮捕や障害物破壊に特化したソリッドスーツを纏い、ソルブレイバーとなる。 ○樋口玲子警視/ソルジャンヌ(特救指令ソルブレイン) ソルブレイン行動隊部の隊員。優しい性格だが、強い芯を持った女性。 医師でもあり、ソリッドスーツをプラスアップしてソルジャンヌとなり、 災害現場での負傷者の応急処置などに活躍する。 ○増田純警部補(特救指令ソルブレイン) ソルブレイン行動隊部の隊員。少々そそっかしいが、強い正義感を持つ熱血漢。 ソリッドスーツは持っていないが、大樹の捜査面でのサポート役として無くてはならない人物。 ●ネオ生命体ドラス(仮面ライダーZO) 望月博士が生み出した完全生物。金属を吸収して、自在に操る事ができ、 高い戦闘力、生命力と知能を誇る。ただ、精神や声色は幼い子供そのもの。 博士を「パパ」と呼び、非常に強く執着しており、狂気の博士に教え込まれた とおり、人類を滅ぼす事によって博士に認められると信じている。 ●クモ女(仮面ライダーZO) ドラスの細胞と液体金属で構成される傀儡。 八本の手足と、口から吐き出す糸が主な武器。 また、特殊な空間に相手を閉じ込める事が出来る。