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神無月の巫女 エロ総合投下もの 月の途惑い 「ほらほら~、手が止まっていてよ?早くしないと姫様がお戻りになってしまいますわ」 「は、はい。今すぐ…!」 来栖川邸んの下女の詰所。 爪を研ぎながら言うイズミに急かされながら千歌音はせっせかと机を拭いたり椀を揃えていたりした。 「もう本当にとろいんですから」 「本当姫様がお優しいから良いものの、困ったものですわ」 姫子も真琴も乙羽もいない今をチャンスとばかりに罵るイズミに続けと近くにいたミサキやキョウコにも口々に言う。 そのいつもの嫌がらせに千歌音は何も言い返す事が出来ないでいた。 「全く、少しばかり姫様に目を掛けてもらってるからって良い気になってるんじゃございません?」 「……っ!」 しかしついに耐えかね、悔しくて唇を噛み締めイズミ達の顔を見ないように足早に詰所を出た。 聞こえるイズミ達の笑い声に涙が止まらない。 とにかく1人になりたくて声が聞こえぬところまで逃げるようにその場を離れた。 渡り廊下まで出た途端、下を向いてたせいで目の前に人がいたのに気付かずドン!と思い切りぶつかってしまった。 小さく悲鳴をあげ反動で尻餅をつきにそうになるが、それよりも先にぶつかった相手にさっと腰を抱えられた。 「ご、ごめんなさい…!」 抱きとめられたような体勢になり慌てて謝ると、ぶつかったその相手はレーコだった。 瞬間千歌音の体が固まる。 オロチであるレーコには近づくなと姫子からきつく言われている。 同じ屋根の下に勝手に居座ってしまってるからだいぶ無茶な話だとは思うが、千歌音は言われたとおりレーコに出来るだけ近づかないよう避けていた。 そのレーコと初めて向き合ってしまい、驚いてしまって流れていた涙も引いた。 しかしそんな千歌音とは対照的にレーコは特に驚いた様子も無く一つも表情を変えない。 「…怪我は?」 「え?あ、大丈夫です…」 「そう、ならいい」 無表情のままそう返すと千歌音を解放してやる。 相変わらず無愛想なレーコなだけに実際心配してるのか怒っているのかは声や表情では読み取れないが、今の千歌音にはそんな事関係なかった。 「すいません…!」 ぺこりと頭を下げ目元の涙を拭いながら申し訳なさそうにレーコの脇を通り抜けようとした。 「気にしない方がいい」 「…え?」 不意に言われた言葉に振り返るとレーコは顔だけこちらに向いていて、目はまっすぐ千歌音を見ていた。 「ああいうのを真に受けても疲れるだけよ」 「……さっきの会話、聞こえてたんですか?」 千歌音の問いにレーコは頷きもせず無言で見つめることでそれに答えた。 眼鏡の奥にある瞳は「聞こえていた」と答えている。 聞かれてたんだ…。 耳を覆いたくなるような罵り。 イズミ達に言われた言葉を思い返すと恥ずかしさで俯いた。 また目に涙がこみ上げてくる。 「あれは、私がいけないんです…」 皆よりも要領が悪くてとろいのは事実。病気がちで出来る仕事は限られている。 きっと、うじうじしてるのも気に食わないのだと思う。 それを含めて姫子の事にしたって周りから嫉まれても当然。愛し合っているなんて口が裂けても言えない。 だから、全部自分がいけないんだ…。 「私がもっとしっかりしていればあんな事…」 言われないんじゃないかと最後まで口に出す事が出来ず、悔しさとやるせなさで口を固く閉ざし、ぎゅっと胸元を掴んだ。 「…………」 黙りこくってしまった千歌音を、レーコはそのまま黙って見つめていた。 「――そんな事ない」 しばらくの沈黙のあと、そっとレーコが口を開く。 淡々と言うそのいつもの口調が今はとても柔らかく聞こえたような気がして、ふと顔をあげるとレーコと目が合った。 姫子や真琴と違い感情の起伏に乏しいレーコだが、その余り開いていない目はどこか穏やかに見えた。 「月の巫女は、今のままでいい」 「――――っ」 真っ直ぐ自分を見据えるレーコの言った言葉に、押さえていた胸の奥がドクンと跳ねた。 オロチって皆ニノ首みたいな人ばかりだと思ってたけど…。 この人は、何か違う…。 飾り気の無いレーコの言葉に否定しようとしていた自分自身を救われた気がした。 春を告げる優しく暖かな風が吹き、千歌音の心までも暖かくなっていく。 「なに?」 「っ!…ご、ごめんなさい!何でもないです///!」 呆然とレーコを見つめていると首を傾げられ慌てて我に返り首を振った。 でも何だかレーコの顔を直視できなくて視線を逸らした。 あれ?ど、どうしたんだろ、何だか顔が熱い。 それに、何だか胸がドキドキする…! 口元を押さえながら困惑していると、今度はレーコが千歌音をじっと見ていた。 「ねえ、月の巫女」 「は、はい…///?」 レーコに呼ばれドキドキしたまま上擦った声で顔を上げると、レーコはさっきよりも真剣な顔をしていて千歌音の体が思わずピキンと緊張する。 や、何でこんな緊張してるの…!? 不自然なほどに顔が赤くなっているだろうとは分かっているものの、全身が金縛りにあったように動けなかった。 そして、レーコの口がゆっくりと開いた。 「千歌音ー?どこにいるの?」 「ぁ……」 「………」 しかしその時玄関の方から外出から戻ってきた姫子の声がし、その声にレーコの紡ごうとした言葉は遮られた。 どうしようかと千歌音は困ったように玄関の方と同じく声のした玄関のほうを見ているレーコを交互に見た。 まだレーコとの話は終わってはいないが、ここでレーコと一緒にいる事が知れると姫子がまた気分を害してしまう。 「ご、ごめんなさい。私行かなくちゃ…!」 早口で言い、踵を返し急ぎ足でぱたぱたと廊下を走っていった。 「………」 その千歌音の後姿を、曲がり角を曲がり見えなくなっても、レーコはずっと見つめていた。 玄関へ向かう途中、角を曲がってすぐのところで千歌音は歩く速度を落としていた。 やだ、どうしよう…まだ胸のドキドキが収まらない…。 緊張が解け胸に手をあてて何とか気持ちを落ち着かせようとその場で足を止めた。 ついさっきのレーコとの会話が頭から離れない。 『月の巫女は、今のままでいい』 何であんな事いってくれたんだろう…? 表情に変化がない人だから今までどんな人なのか今いち良く分からなかったけど。 でも単純に……優しい人なんだって、そう思った。 姫子は近づいてはいけないって私に言ったけど、あの人はオロチなのにそんな悪い人じゃないような気がする。 そう思うと胸がまた――。 何だか分からない収まる気配の無い感情に両の手で胸を押さえつけた。 でも、そう言えば最後に何を言いかけたんだろう? どうにもこうにも気になってしまって思わず歩いてきた廊下を振り返った。 「千歌音どうしたの?」 「///!!?」 もの凄く近い距離で聞こえた姫子の声に驚き、振り返るとすぐ目の前に姫子が不思議そうな顔をして立っていた。 「詰所にいるって聞いたんだけど、大丈夫?顔が赤いわよ?」 「え!?そ、そんな事ない、です///!」 「?」 火が出るほど真っ赤な顔でカッチンコッチンに固まりながら言う千歌音に姫子はますます首を傾げるのであった。 「…………」 その姫子と千歌音のぎこちない会話をレーコはその場に立ち尽くしたまま動かず黙って聞いていた。 オロチの力で通常の人間よりも五感が長けているのか、はたまた地獄耳なのか分からないがその声もまたレーコには丸聞こえだった。 全くその表情からは何を考えてるのか読み取れはしない。だが、しばらく2人の姿の見えない廊下を見つめていた。 そして、はじめここで涙で声を震わせていた千歌音の声がぎくしゃくしながらも変わったのが分かると、そっと溜息をつき瞼を落としてくるりと背を向けた。 「さて、あの3人を懲らしめにでもいきますか……」 そう呟いて、ゆっくりとイズミらのいる詰所へと歩いていった。 了
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611 :ヒマ潰しネタ2―儀式観察― [sage] :2008/05/25(日) 02 04 14 ID WJAsR4J0 彼女の『それ』を見たのは、些細な偶然からだ。 その日、自分は日頃の夜更かしのせいかうっかり部室で眠り込んでしまい、目が覚めた時はすでに真っ暗闇だった。 暗い部室の中、ポケットを探り携帯電話を取り出すと、時刻はすでに下校時刻をはるかに回っていた。 部室から廊下に出ると、月明かりが校内を照らしている。窓枠の細長い影線が一定の間隔で廊下を区切り、 自分の影もそれに添って長く伸びている。 日常の裏側――本来なら決して居合わせない空間。校舎内の静けさが不気味に感じ、それと 同時に神秘的な空間にも思えた。 いつまでも学校に残っていてもしょうがないので、急いで帰ることにした。 急ぎ足で廊下を歩き階段を降りて下足箱まで辿り着き、靴を履き替えようとしたところで、 教室に忘れ物があることを思い出した。 どこまで間抜けなのだと自分を呪った。再び校舎内に戻るのには抵抗があった。 薄暗い校舎内を明りも無しに戻るのは肝試しに近い。それに教室までが遠いから面倒なのだ。 どうして思い出してしまったのだろう。外に出てから、いや、家に帰ってから思い出したのなら 取りに戻ろうかどうしようかなんて悩まなくて済んだのに。 教室に行かないための言い訳を探すが、明日のことを考え、ほんの少しの我慢だと自分に 言い聞かせ、結局諦めて戻ることにした。 薄暗い階段を上り、二階の廊下を急いで歩いて自分の教室に向かう。 二つ隣の教室を通り過ぎ、あと少しで辿り着くというところで、廊下の先の方から渇いた音が 聞こえてきた。 聞きなれた音――黒板にチョークで書く時の音が自分の教室の方から聞こえた。 誰か残っているのだろうか? それでも教室は明りがついていない。 誰も居ない時間に暗い教室の中で黒板に何かを書いている――疑問と恐怖が足を地面に縫い付けた。 恐怖と好奇心――僅差で好奇心が勝った。何も見ないで逃げ帰れるはずがない。 足音を立てずにゆっくりと静かに教室の扉に近づき、扉の窓からこっそりと中を覗きこんだ。 暗い教室の中に人影が一つ。黒板の前で細いシルエットが立っている。心音が跳ね上がった。 黒板に向かって右手を動かしている人物。目が暗闇に慣れて、それが誰であるかわかった。 椿姫 玲(つばき あきら)先生。クラスの担任の先生だ。 612 :ヒマ潰しネタ2―儀式観察― [sage] :2008/05/25(日) 02 05 46 ID WJAsR4J0 相手が誰であるか分かり、ほっと安堵した。 教室の中に入り、何をしているのか尋ねようと扉に手をかけ――ある疑問が自分の手を止めた。 こんな時間に教室の明りも付けずに、先生は黒板に何を書いているのだろう? そんなのは中に入って直接先生に聞けばいい。聞かなくても、黒板を消すより先に見てしまえばいいのだ。 見られてはまずいものでも書いているのなら隠すだろうし、そうでなければ見せてくれるだろう。 だが――直感的な何かが教室に入ることを躊躇わせた。 少し悩んだ後、教室に入らずにしばらく様子を窺うことにした。 椿姫先生は黙々と黒板に何かを書いている。手の動きはひたすら同じ動作の繰り返し。 黒板は手が届かない上のスペースを残して、びっしりと隅から隅まで一つの漢字が書かれている。 自分は視力が良いから、ある程度の字の大きさでもそれがなんという漢字かがすぐにわかった。 晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃 晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃晃 晃晃晃晃晃晃――――。 ――『晃』。それが誰の名前かはすぐにはわからなかった。 しばらく先生の後ろ姿を眺めていて、先生の手が黒板の右端から左端に折り返したとき、ようやく思い当たる人物が頭に浮かんだ。 久我 晃(くが あきら)。クラスメイトの名前だ。 椿姫先生は久我晃の名前をひたすら書いている。それに気付いたとき、全身の肌が一瞬で粟立った。 心臓が全力で走った後のように激しく脈打ち、喉が渇き、手足が細かく震えた。 恐怖――見てはいけないものを見てしまった。知ってはいけないものを知ってしまった。 不思議なことに、頭の中だけは落ち着いていた。 どうして先生がこんな事をしているのか、理由は分からない。 だが、先生の行動が異常であることだけははっきりしている。 613 :ヒマ潰しネタ2―儀式観察― [sage] :2008/05/25(日) 02 07 38 ID WJAsR4J0 翌日、先生は昨日の事が嘘であるかのように教壇の前に立っていた。 いつもと変わらない表情。いつもと変わらない授業風景――昨夜の異常な行動は夢だったのでは ないかと思うほど、普段通りの先生がそこに居た。 もしかしたら、あれは夢だったのだはないか、あれは先生ではなかったのだはないか、と思ってしまったが、 昨日見た後ろ姿は椿姫先生であることに間違いはない。 長い髪を束ねる銀色の髪留め――昨日と変わらず身に付けているそれが、昨日の事が夢ではなく、先生であった ことを証明している。 それからしばらくの間、先生のことばかりを考える日々が続いた。 先生を穴が開くほど見続け、網膜に焼きつくほど見続けた。目を瞑れば先生の顔が浮かぶほどだった。 居眠りしている久我を注意する椿姫先生。久我に黒板に数式を書かせる椿姫先生。久我を見つめる椿姫先生。 観察をすればするほど、椿姫先生が久我に好意を寄せていることがはっきりと分かった。 そして、ある考えが頭に浮かぶ。 もしかしたら、あの日の事は一回きりではないのかもしれない。 あの日だけではなく、繰り返し行っているのかもしれない。 ――見たい。もう一度見たい。 妄想と願望。風船のように膨張し続けるそれは、あっという間に限界まで膨れ上がり、自分では 制御することができないまでになった。 気がついたら、部室で夜になるのを待っている自分がいた。 もう一度、もう一度――もしかしたらまた見れるかもしれない。 どうしてそれほど見たくなったのか、理由は分からない。だが、興味を持ったことに対していちいち理由は必要ない。 宵闇が過ぎ、生徒達の声が聞こえなくなる。教室の明りが次々と消えていき、見回りの教師も 帰っていった。 時刻はあの日と同じ。暗闇の中、心臓の鼓動だけが大きくなっていく。 先生が居ることを祈りながら教室に向かう。雲が月を隠し、月明かりのない廊下を静かに歩く。 廊下を歩き、階段を上り、教室に近づくにつれて緊張が高まる。 教室の手前まで行くが、物音は聞こえてこない。 半分諦めながら、それでも祈るように教室を覗き込む。 614 :ヒマ潰しネタ2―儀式観察― [sage] :2008/05/25(日) 02 09 17 ID WJAsR4J0 黒板の前には誰も居ない。何も書いてあるものもない。落胆してため息がこぼれる。 ふと、窓際の席に動く影が見えた。慌てて扉の窓枠に隠れて、視線を移す。 そこには、下半身だけ裸で久我の席に座り、机の上を舐めながら自慰に耽っている椿姫先生がいた。 ストッキングは履いていない。多分下着と一緒に床に置いてあるのだろう。 色白の艶かしい足をくねらせ、右手で股間を弄っている。 愛おしそうに机に頬ずりをし、キスをして、舐めている。 扇情的な光景に思わず息を呑んだ。全身が熱くなり、血液が沸騰しそうになる。 小さな喘ぎ声が教室の中から聞こえてくる。手の動きが早くなり、喘ぎ声の間隔が狭まり、大きくなる。 悲鳴とも嬌声ともとれる小さな悲鳴をあげ、先生が大きく痙攣する。絶頂したのだろう。 全身を何度も痙攣させ、長い間細かく震えていた。 余韻に浸っているのか、荒い息づかいのまま、机に頭を預けて座ったまま動かない。 目を瞑り、幸せそうに余韻に浸っている先生を見て、目を開いたときに自分が見ていることを 気付かれてはいけないと気付き、慌てて扉の窓から離れた。 名残惜しいが、いつまでも見ているわけにはいけない。気付かれてはいけない。 それに―――多分これから何度でも見れる。 椿姫先生に気付かれないように、静かに教室から離れる。 いつの間にか、廊下を月明かりが照らしていた。 615 :ヒマ潰しネタ2―儀式観察― [sage] :2008/05/25(日) 02 10 47 ID WJAsR4J0 その日から、自分に日課ができた。 宵闇が過ぎて人が居なくなった時間、教室で先生が行う『事』を静かに観察し続けるだけの 秘密の日課。先生と自分だけの秘密。 先生が行う事を『儀式』と名付けた。自分はそれをただ観察するだけの傍観者だ。 儀式を行う日は決まっていない。週に二回、三回のときもあれば、週に一度のときもある。 先生の儀式は日によってその内容が違った。 黒板に名前を書いたり、久我の席で自慰をしたり、久我の荷物を漁ったりなど。 体操着が無くなったと久我が言っていたことがあったが、先生がそれを着て自慰をしていることで 謎が解けたこともある。 儀式は最終的に先生が自慰をして満足すれば終了する。先生が帰るのを見届けて、気付かれないように帰る。 時に先生は、日によってその痕跡を残した。それは久我に自分の想いを気付いてほしいからなのかもしれない。 だが、それは翌日に残ることはない。先生が帰った後の後片付けを自分がするからだ。 儀式の残滓――それは黒板に書いたものだったり、先生の涎や愛液だったり様々だ。 先生が帰った後、自分がそれを丁寧に処理する。それが終わってやっと儀式は終了するのだ。 先生が行い、自分が後始末をする。観客なりのサービス。先生は気付いていないだろう。 この儀式をいつから続けていたのか、そして、いつ終わるのかは分からない。 ただ、私は儀式を静かに観察し続けるだけだ。いつか先生がしなくなる日まで。
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序章 月の帰還 かつての戦いが終わりを告げ、月の民とともに去っていったもうひとつの月。 そして青き星は平穏を取り戻し、復興を遂げていた。 だが新たなる異変が、この大地に迫りつつあった。 蠢きだす魔物たち。静かに輝くクリスタル。 空には、もうひとつの月が浮かんでいた…。 - 見上げる空には月がふたつ - かつて… 人々の祈りが、この青き星を救った。 そして、ふたつの月は、ひとつとなり 時は流れた…。 聖なる騎士の血を受け継ぐ少年は 旅立ちの日を迎える。 天翔る船、飛空挺より見上げる空。 そこには、ふたつの月が浮かんでいた。 大きさを増すもうひとつの月。 なぜ、あの月は戻ってきたのか? 新たな運命が大きく動き始めた。 クリスタルは、今も変わらず ただ静かに光をたたえていた。 飛空挺(赤き翼) 全員に話しかける 登場人物 ビックス隊長 ウェッジ セオドア 兵士(3人) アダマン島 飛空挺 ミスリルの村 アダマン島の洞窟 魔物 ゴブリン ソードラット フロータイボール ダイブイーグル 飛空挺 回復のツボ(HP、MPの回復ができる) ミスリルの村 宿屋 宿泊不可 武器屋 名前 買値 説明 攻撃 防御 魔防 入手場所 ブロードソード 200ギル 一般的な剣 10 0 0 ミスリルの村(武器屋) ロングソード 450ギル 長いやいばの剣 ミスリルの村(武器屋) 防具屋 名前 買値 説明 攻撃 防御 魔防 入手場所 ブロンズシールド 100ギル 青銅の盾 0 4 0 ミスリルの村(防具屋) ブロンズヘルム 150ギル 青銅の兜 0 3 0 ミスリルの村(防具屋) ブロンズアーマー 600ギル 青銅の鎧 0 4 1 ミスリルの村(防具屋) 道具屋 名前 買値 説明 入手場所 ポーション 30ギル HPを回復する フェニックスの尾 100ギル 「戦闘不能」を回復する 金の針 400ギル 「石化」を治す 乙女のキッス 60ギル 「カエル」を治す 入手アイテム テント(街の東の茂み) ポーション(街の北東の茂み) ルビーの指輪(武器屋の裏の茂み) ※ 武器屋と防具屋の間にいるアニキ(ブタ)にルビーの指輪を渡すと、500ギル貰える。 宿屋に泊まって満月にする アダマン島の洞窟 アダマンの洞窟1F 宝箱を開ける(4つ) ビックスに話しかける(ビックスとウェッジが仲間になる) 階段前の小人に話しかける 入手アイテム ポーション(宝箱) テント(宝箱) エーテル(宝箱) フェニックスの尾(宝箱) アダマンの洞窟B1F 魔物 ゴブリン ソードラット 入手アイテム ポーション(宝箱) テント(宝箱) エーテル(宝箱) ※ アダマン島の洞窟B2Fに行く前に、ビックスとウェッジの装備をはずすこと。 アダマンの洞窟B2F ビックスとウェッジと別れる(強制) 結界(テントやコテージが使えセーブすることができる) 魔物 ゴブリン ソードラット 入手アイテム フェニックスの尾(隠し通路の先の部屋の宝箱) ボムのかけら(宝箱) 目薬(宝箱) アダマンの洞窟B3F 魔物 ゴブリン ソードラット インセクタス フライングアイ 入手アイテム 銅の砂時計(宝箱) テント(宝箱) 南極の風(宝箱) やまびこ草(宝箱) 鉄のこて(隠し通路の先の部屋の宝箱) 結界(テントやコテージが使えセーブすることができる) アダマンの洞窟B4F 宝箱を開ける(強制戦闘) 魔物 サンドウォーム ※ たつまきをくらうとHPが1になって戦闘終了 覚醒してHPが回復して戦闘開始 入手アイテム 騎士の証(戦闘終了後) アビリティ「かくせい」を覚える アダマンの洞窟1F ウェッジと別れる(強制) 飛空挺 兵士に話しかける
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imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 きさらぎ駅 深夜に電車でうたたねしていると稀に着いてしまう駅 電車から降りなければ現実世界にもどれるが、降りて電車が行ってしまうと帰れない 駅からでてしばらく歩くと遠くに明りが見える、明りが見えた人が現実に戻ってくることはまずないという era1 地名 異世界
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神無月の巫女 ハアハアスレ投下もの 「もしも」一話で誕生日にオロチの襲撃が無く、二人だけの誕生日が行われていたら… 「もしも」一話で誕生日にオロチの襲撃が無く、二人だけの誕生日が行われていたら… を妄想してみた↓この千歌音ちゃんの言葉だけでもハァハア度の高さが伺えるw (明日は今までの誕生日とは違うの 明日のことを思っただけでこの胸の高鳴りが押さえられないくらい 本当に、特別な一日) 毎年、繰り返されるもはや義務的となった行事 姫宮邸の大広間に村や学校、姫宮の仕事関係の人々を招いての誕生会 代表者からの型どおりのお祝いのスピーチに始まり、粛々と進行されていく誕生会に少し飽き飽きしていた しかし…今年は違う 心がときめいていた 千歌音の視線は常に一人の人を追っていた 会場の隅っこで目立つ服装でいるわけもなく、静かに佇んでいる少女…来栖川姫子 そう、彼女の存在だけが今日の千歌音の心の全てを占めていた あと数時間の後、二人っきりの時間がもてる 千歌音は一刻も早くこの退屈な時間が過ぎることを願っていた 姫子といえば、そんな千歌音の心を知ってか知らずか、早乙女真琴と離れることなく時折、屈託の無い笑顔を見せていた (あの笑顔を自分だけのものにしてしまいたい…) 寮生活をしている生徒達の門限が9時である為、6時から始まったパーティーーは2時間を経過したところで終わりを告げる 千歌音は出席してくれた人々を見送った 姫子は今頃、乙羽の手引きにより千歌音の部屋に通されているはずだ 千歌音は最後の人を見送ると、急いで自室に向かった 「姫子!!」 部屋に入ると姫子は中央に置かれているソファに腰を掛けていた 千歌音の顔を見るとニコニコと太陽のような笑顔で迎えてくれた やっと二人だけの時間…千歌音は部屋の鍵を掛けると姫子の隣りに腰を降ろした テーブルの上には乙羽によって用意されたワインとグラス、幾つかのオードブルにケーキがある 「さぁ、二人だけの誕生会をはじめましょうか?」千歌音はグラスにワインを注いだ 「あの、千歌音ちゃん…私、ワインは無理だよ」姫子は手を振って断る 「一口ぐらいだったら大丈夫よ お祝いだもの、少しだけつきあって」 「う、うん…」 「せっかく蝋燭に火が灯ってるし…」千歌音は部屋の電気を消した ぼーっと蝋燭の明りが浮かび上がり、神秘的な雰囲気を醸し出す 「お誕生日おめでとう、姫子…」千歌音はグラスを掲げた 「お誕生日おめでとう、千歌音ちゃん…」グラスが交わった 「蝋燭の明り…凄く綺麗だね」うっとりとしてグラスに口をつける姫子 可愛い…その横顔を見ながら千歌音は思った 口に含んだワインも味もいつもよりは格別に美味しく感じられた 「あ、千歌音ちゃんの今日のドレス姿も凄く綺麗だよ 本当に見とれちゃったし…」 「そう…姫子だってそのワンピースとても似合ってるわよ…可愛いわ」薄いピンクが姫子の肌の色にピッタリだと千歌音は思った 姫子は照れくさそうにワインを口に含む 「私ね…本当に嬉しいの 千歌音ちゃんと同じ誕生日でこうして二人でお祝い出来るなんて」 「私もよ 姫子…」 「千歌音ちゃんの誕生日が凄すぎて、仲のいいマコちゃんでさえ私の誕生日忘れてるみたいだったし…あ、でも大神くんは覚えてくれてたな」 「大神さん…が?」 「うん…本当は今日二人で会えないかって誘われてたんだけど」そこで姫子はアッと口を手で押さえた (千歌音ちゃんと大神くんって…つきあってるっていう噂…) まずかったかな…千歌音の気を悪くさせたと思って姫子は慌てた 「あ、あの…特別な意味はないと思うよ 大神くんとは幼馴染で…それだけだから…その、千歌音ちゃんと大神くんが親しいのは知ってるし、 別に二人の仲を邪魔するつもりなんてないし…」 「姫子?私と大神さんって何でもないわよ ただのクラスメートだけれど?」 「でも…みんなが言ってるよ お似合いのゴールデンカップルだって…」 千歌音はクスクスと笑った 「そんなのただの噂でしょ 彼とは本当に何もないもの」 「それより…」千歌音はグラスを傾け少し目を伏せながら言った 「姫子と大神さんが幼馴染だなんて始めて知った…もしかして彼の事…好きなの?」 「えっ…そういうわけじゃないけれど…」姫子はあきらかに動揺している、と千歌音は思った 「小さい頃から…守ってくれたから 嫌な事があっても…大神くんがその後で楽しい時間を作ってくれたの…」 そう、そういうことなの…姫子の恋愛感情は大神ソウマに向けられている 千歌音の心は沈んでいく 二人の間に暫しの沈黙の時間が流れた 「あ、あの…」姫子は千歌音が急に黙り込んでしまったことに戸惑っていた 「ち、千歌音ちゃんは…好きな人いる?」千歌音はハッとして顔を上げた 「千歌音ちゃんは私と違ってみんなからモテモテだし、色んな人から告白されてるって聞いてるから…その、選ぶのも大変かなあって…えへへ」 千歌音はグラスのワインを飲み干すと姫子の方を見た 「好きな人…いるわよ 誰か知りたい?」その熱っぽく潤んだ瞳を見て、姫子はドキっとした 千歌音の顔が近づいてくる 気がつけば千歌音の艶やかな唇が目の前にあった (えっ…)姫子は瞬間的に目をつぶっていた 「姫子…」千歌音は姫子の耳元で囁く 「やっぱり…教えてあげない…」耳に直接かかる千歌音の熱い息…ゾクゾクとする 「大神ソウマに心を奪われているあなたなんかに…教えたくない」 「!?」(千歌音ちゃん…怒ってる)姫子は千歌音を見た (千歌音ちゃん、やっぱり大神くんの事が好きなんだ…だから、私の事怒ってる…どうしよう) 長い黒髪に隠れて千歌音の表情を知る事は出来ない 姫子はただ戸惑うばかりだった 「あの…千歌音ちゃん…ごめんね、私…」 「姫子…」千歌音の手が伸びてきて姫子の頬を触る 「私からの…誕生日プレゼント、受け取ってね」 返事をする間も無かった 千歌音の顔が目の前にきたかと思うと、生暖かく湿った感触が姫子の唇に重ねられていた 「!?」(うそ…キスしてる…千歌音ちゃんと…) 重ねられた唇は少しずつ動いていた やがてヌルッと千歌音の舌が姫子の唇を押し入ってきた時に姫子は体をビクリと震わせ、彼女から逃げていた 「そんなに…嫌…なの?」千歌音は酔っているのだろうか?瞳を潤ませ上気した顔つきで迫ってくる 「ど、どうして…何でこんな事するの?」姫子はたじろぎソファから立ち上がった 「ごめんね…」千歌音の手が伸びて姫子の手首を掴んだ 痛い程、強い力… 「こんな想い…絶対口にしてはいけないと思ってた でもね…」 千歌音は姫子を引き寄せると抱きしめた 「このままじゃあなたを誰かに盗られちゃう…」 「ち、千歌音ちゃん…」 「好き…あなたが好き…好きよ、大好き」耳元で何度も囁かれるその言葉に姫子の頭は混乱していた 千歌音は姫子から見たら仰ぎ見上げることしか出来なかった憧れの対象… 親しい友達になれただけでも信じられなかったのに、それが今は愛を囁かれてるなんて… 「嫌なら…嫌だったら言って…もう二度とこんな事しない あなたにはもう…近づかないから…」 「そんな…」もう近づかない?それって今までみたいな二人の関係が終わってしまうって事なの? 嫌だ…そんなのは絶対に でも言葉が上手く出てこない どうしよう… 姫子の目から涙が零れ落ちた 「姫子…」姫子が体を震わせ泣いているのに気がついた千歌音は体を離した 悲しげな目をして姫子の顔を覗き込む 「…そう…やっぱりあなたを苦しめてしまったのね…」 千歌音は扉に向かってゆっくりと歩き出した ガチャッと鍵が開けられる音がする 「まだ…寮の門限には間に合いそうね 車で送らせるから…行きましょう」 千歌音は振り向く事なく言う 「ごめんね…せっかくの誕生日だったのに 嫌な思いをさせてしまったわ…本当にごめんね」 (きっと千歌音ちゃんを怒らせてしまったんだ…) 昨日、玄関先で見送った千歌音の表情が頭から離れない 悲しげな、苦悶に満ちた表情…今まで見た事のない表情… 本当なら昨日は千歌音の家に泊まって楽しい時間を過ごすはずだった 今朝だって二人して仲良く登校していたかもしれないのに… 結局、あれだけ悩んで買い求めた誕生日プレゼントも渡せず、未だ姫子の鞄の中にあった 嫌なんかじゃない、ただ驚いただけ…自分にとってはファーストキスだったわけだし、そう、まだ自分の気持ちがハッキリとわかっていないだけ 頭が混乱してるだけ…だからもう一度ちゃんと向き合えば…姫子は思った (千歌音ちゃんと…ちゃんと話したい…誕生日の続きもちゃんとしたい) 姫子の背後で黄色い声が上がった 「宮様ーっ」 振り返ると千歌音が颯爽と登校してくるところだった (千歌音ちゃん…) 千歌音は周りの生徒たちに「ごきげんよう」と優雅に声を掛けながら真っ直ぐに歩いてくる 姫子は立ち止まり千歌音を待った 「あ、あの…」一瞬の風を感じた「えっ…」 千歌音は姫子の存在など全く眼中に入らないかのように足早に横を通り過ぎて行ってしまった (もう近づかないから…)千歌音の言葉が甦る 姫子はその時、初めて理解した 千歌音が自分から離れてしまう事が現実におこっているのだと 「姫子ーっ、どーしたボーッとして」 「マコちゃん…」 姫子は校庭のベンチに座っていた その視線の先にはテニスコートで打ち合っている千歌音と大神の姿があった 「いつ見てもあの二人はお似合いだなぁ」真琴のその言葉に心が痛む そう、誰だってあの二人を見ればお似合いだと思うだろう 自分だってあの二人はお互いに好意をもっているものだと誤解していたのだから 「おー、神さまがこっちに来るぞ」 テニスを中断した大神が足早に姫子たちの元にやってきた 「来栖川…ちょっといいか?」 「大神くん…」 真琴はニヤニヤ笑いながら手を振りその場を離れていく 「今度の日曜日、村の祭りがあるだろ?その…誕生日に渡せなかったものがあるから…一緒に行かないか?」 「え、でも…」 「五時に迎えに行く」大神は赤面しながらそう告げるとコートに戻っていった 姫子は次の瞬間、千歌音の姿を探していた 千歌音の姿はいつの間にかコートから消えていた (神さまに誘われたのに行かないって!?アホかアンタは…せっかくのチャンスなのに) 躊躇い、行かないと言った姫子に真琴は呆れていた (大事なものってのは失くしてからその大事さに気づくんだよ) 大事なもの…それは自分にとって本当は何なんだろうか? 午後から降り出した雨 傘を用意していなかった姫子は真琴をアテにしていたが、部活のミーティングがあるというので仕方なく一人で帰宅する 暫く玄関先で雨が弱まるのを待っていたが、変わらない様子に姫子は諦めて寮まで走った 10月の冷たい雨が体を濡らした ただでさえ走れば転ぶという特技を持っている姫子のこと、後ろから来た車を避けようとして案の定、足を滑らせた そして…かなり豪快に転んだ 「イッター…」鞄が飛び中の荷物が飛び出てしまった 「あっ…」水溜りに浸かってしまったそれは姫子のとても大切にしているもの 千歌音がくれたアルバム… あわてて拾い上げたが、泥まみれになってしまっている 「ヤダ…こんなに汚れちゃって」姫子は袖口を使って拭いたが、白い表紙なのでかえって汚れが広がってしまった 「どうしよう…どうしよう…」涙が溢れてきた 姫子はアルバムを抱きしめていた そう、本当に大切な大事なもの (大事なものってのは失くしてからその大事さに気づくんだよ)真琴の言葉が甦る 自分にとって大事なものはこのアルバムの中で笑顔を向けていてくれるこの人だったのに… 姫子は雨にうたれながら泣き続けた 「ごめんね、私やっぱり一緒には行けないから」 日曜日、大神の誘いを断った姫子はひとり祭りの会場へ向かった 普段は静かなこの村もこの日ばかりは一気に賑わう 近郊の街からも人が集まってくるので、祭り会場はかなりの人でごった返していた 姫子は人の波に揉まれながら、ただひとりの人の姿を探して彷徨っていた 手紙を読んでくれたらきっと来てくれる…姫子はそう信じた 昨日、姫子は姫宮邸を訪れた 千歌音は不在だったが、応対に出た乙羽にこの手紙を千歌音に渡して欲しいと頼んだ (千歌音ちゃん…) 篝火で囲まれた特設舞台では神楽が舞われていて観客が大勢集まっていた その中で人々の熱気と篝火の暑さで姫子の頭はのぼせそうだった なんだか頭がくらくらしてくる… (!?)…その時、暖かい手が指に絡みつくようにしっかりと姫子の手を握った 姫子は横に立つその人の顔を確かめると、寄り添い肩にもたれかかった 「千歌音ちゃん…来てくれてありがとう…」 あとは言葉にならなかった 千歌音に引っ張られるようにしてその場所から離れ、人気の無い場所へと移動する 「汗…すごいわよ 具合悪いの?」千歌音は姫子の額に浮かぶ汗を指先で拭った 「熱…あるみたい」千歌音は自分の額をつっくけた 「千歌音ちゃん…」心臓が高鳴る 熱っぽいのはきっと千歌音ちゃんのせいだよ、と姫子は思った 「風邪ひいたかもね…雨の中…濡れてたでしょ」千歌音は額をくっつけたまま言う 「知ってたの?…」 「姫子のことは…いつも見てるから いつも姫子の姿を探してしまうから」 熱い息がかかる 「ごめんね…あの時だってすぐに飛んでいって助けてあげたかったのだけれど もう…姫子に近づいちゃいけないって…」 「ヤダ…そんなの嫌だ」姫子は千歌音の背中に腕をまわした 「千歌音ちゃんが離れていってしまうなんて絶対に嫌っ…側に居て…お願い」 「姫子…」 「…すき…千歌音ちゃんのことが好き…大好き」 「姫子…でも」千歌音は姫子の頬に手をあてた 「姫子の好きと私の好きは…きっと違う 私の好きはね…友達としての好きじゃない あなたを抱きしめてキスしたいって…そういう欲望の塊の好きなのよ」 「違わないよ…私も…私も」姫子は目を閉じて顔を上向きに上げた 「姫子…」 「千歌音ちゃんの事考えただけでドキドキが止まらない…千歌音ちゃんに嫌われたら…私、たぶん生きていけないよ」 千歌音の指が姫子の唇をなぞる 「本当にいいの?」千歌音の言葉にそっと頷いた ほどなくして熱い唇が重なった ただ唇を合わせるだけのキスだったけれど、それでも二人の気持ちがひとつになれた瞬間だった 「誰かに…見られちゃうわね」千歌音は唇を離すと少し照れ笑いをした 見られても構わないと思って姫子はギュッと強く千歌音に抱きついた 「千歌音ちゃんと一緒に居られるのなら…どんな辛いことにだって立ち向かえるよ…例えね学校のみんなに虐められても平気…」 「あなたにもう辛い思いなんてさせないから…私が守ってあげる、絶対に」 少しだけ遠回りしたけれど、私達の気持ちは重なり合った 思えば私はあの最初に薔薇の園で出逢った頃から、彼女に恋をしていたんだと思う ただ…少しだけ自分の気持ちに自信が持てなかっただけ、確信が持てなかっただけ… 「ねぇ…千歌音ちゃん…誕生日の続き…ちゃんとしたい」 「ええ…姫子」二人はしっかりと手を握り合って、祭り会場を後にした
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宵月の歌姫/OSTER project feat. りぼんぬ 月明り ハラハラと 樹々に零れて 吹き荒ぶ風の音さえ濡らす 果てのないこの世界 時間の中で 揺らめいた光が 映した横顔 もう何も要らない 城壁さえ乗り越えてしまった 今宵は ただ手を重ねて誓う 触れる心音の高鳴り 肌に刻んで 紡ぐ声は光る剣へと 例え世界が牙を剥いても 繋ぐ指も その澄んだ瞳も 宝石のような輝きのまま 決して誰の手にも 触れさせはしない
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神無月の巫女 エロ総合投下もの 月の社にて   月には 誰も知らない社があるの 誰も そう もう 「誰」がいないから 千歌音の放った弓によって紅く染められた地球 姫子の激情は千歌音を確かに貫いた そして 真実を告げる千歌音 想いを告げる姫子 心を通わせた二人は大蛇を討ち これで、巫女の悲しき儀式は終わりを告げる はずだった 「陽の巫女には、世界を選択するだけの力が無い」 アマノムラクモがそう告げた 絶望していた 「純潔を失った彼女では、巫女としての力が足りない 大蛇の封印は出来たが、これは、無理だ」 「もう、どうしようもない 私は存在意義を失った 眠りに就く 貴方達は 好きになさい」 二人は 絶望と 喜びを 壊れた心で抱きしめた 月には 誰も知らない社があるの 誰も そう もう 「誰」がいないから ただ、社だけが 全てになったから   二人の心は、砕けた あれからどれだけの時がたったのだろう やってしまったことの重さから 砕けた心を護るため、 何もかも魂から掻き出して ただ 互いへの愛しさだけ 残した 残った 狭い社に甘い声が響く 姫子は、ただ、愛しさを込めて、千歌音のおくに舌を這わせる 「姫子、姫子、ひめこっ!ん・・あっ・あっあっああああああ!」 千歌音の肢体が跳ね、嬌声が上がった 「ちかねちゃん・・・可愛いwうわあ・・・もういっちゃった? そんなにきもちよかったの?ねえ、おしえてよぉ・・」 猫なで声で姫子はいつも私をせめるとき、意地悪なことばかり言う けれど、 それは私にとって 幸せなことなのだ 「・・・はずかしい、ところよ」 そう告げるのが精一杯 「それじゃあわかんないよ・・・もっとちゃんと言ってよv ねえって !?んむっん~んっ、んんん!」 このまま素直になるのも愉しそうだってけれど、 とろんとした顔で迫ってくる姫子に我慢できず、口を塞ぐ そのまま体勢を入れ替え、姫子を容赦なく愛した 「やっ!だめだよ・・んあっ・・千歌、音ちゃん!今日は私がする ばんだよ・・・ひあっ!あっああああ!」 もう遅い、主導権は私が握っている それに、ここに今日なんて概念 が在るかどうかさえ、わからない ・・・?そもそも、今日ってなんのことだったかしら よくわからないことが脳裏をかすめることが度々あったから、 気にしないことにした そんなことよりも、目の前の熱さが 全てだった いつからか、私たちはここにいて、ひたすらお互いがいとしくて なにもわからないけれど、ただ愛し合った それが全て 情事が終わり、ひとときの休息に就いた 千歌音ちゃんは目の前で幸せそうに眠っている ほんとうに 幸せそうに わたしは、そっと隣から抜け出し、地球を見た 紅い 地球を ━━━━よかった、さいきんは、もう、うなされることはない ━━━━あなたがいらないものをすてられて、ほんとうに ━━━━はじめのころは、いつもかなしそうで ━━━━じぶんの罪だと、すべて私のせいだと、咽び泣いていた そんなはずがない 千歌音ちゃんは、 いつだってわたしのために ずたずたに傷ついて いつだって鈍感なわたしが ずたずたに傷つけて もっとあなたの気持ちを、想いを、考えなければならなかった 千歌音ちゃんはわたしのこころがきれいだと、何より好きだと言ってくれた 誰も責めたりはしない、優しいこころだと ・・・・そんなの、千歌音ちゃんの事に、決まってるのに すべては、わたしの鈍感さが、力不足が招いてしまったこと ━━━━こんなわたしがいとしいと言ってくれるなら ━━━━こんなわたしがほしいとおもってくれるなら ━━━━━━━━なら、わたしは━━━━━━━━ 全ての罪を抱きしめて 全ての悲劇を抱きしめて 貴方だけを照らす ほかのなにも照らさない 狂った太陽になりましょう   もうすぐ、千歌音ちゃんが目を覚ます頃だ わたしはそっと隣に潜り込んだ 今日もまた、お話をして、じゃれあって、絡み合おう 愛し合おう あなたと どこまでも 堕ちてゆく つらいことをなにもかも おもいださせないように ただ あなただけの ひかりになる
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衣装名 等級 初春の星明りのニア衣装 ユニーク 所持効果 イラスト
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「宵の明星」 相場が相当上昇した後、マドをあけ出来高が多いものの、短陰線で引ける。翌日も下放れて陰線を描くと、上昇エネルギーが尽き、売り方優勢の反転サインとなる。
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先見の明 Sorcery 3(風風) / 250f いずれかのプレイヤーのライブラリの上から5枚を見て任意の順番に並び替える。 -- http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/27456/1135510382/157 コメント欄 名前 コメント