約 483,548 件
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/14069.html
P5/S45-T0 カード名:反逆する意志 カテゴリ:クライマックス 色:黄 トリガー:1・風 【永】 あなたのキャラすべてに、パワーを+1000し、ソウルを+1。 (風:このカードがトリガーした時、あなたは相手のキャラを1枚選び、手札に戻してよい) レアリティ:TD トライアルデッキペルソナ5収録 ・対応キャラ カード名 レベル/コスト スペック 色 囚われの身 主人公 2/1 3500/1/1 黄
https://w.atwiki.jp/kokigame/pages/226.html
闇の声Ⅲ 340 :名無したちの午後 :03/12/18 20 55 ID f8F3GntP 闇の声Ⅲの足コキ、3パターンあるがなんか寸止めのようだ。 精液描写もないし・・・ ただ、足舐めシーンがあるので、それも好きな人はどうぞ。 341 :名無したちの午後 :03/12/18 22 46 ID qhKmp4YT 手コキは? 342 :名無したちの午後 :03/12/18 23 17 ID f8F3GntP 341 あった気がするけど、すまん。手コキに興味ないのでスルーしてた。 関連レス 357 :名無したちの午後 :03/12/26 14 32 ID 5vA0droV 闇の声3は原画の人が「多すぎる」と言うほど足系の描写が多いけど、汁描写がほとんど無いのが残念。
https://w.atwiki.jp/prdj/pages/2877.html
コーラー・イン・ダークネス Caller in Darkness 突如霧のように見えるものが君へと向かって転がり、恐怖が君の骨へと浸透していく。静かな悲鳴の中央で全てが動けないように、霧が千の顔となっていく。君はその理由がわかる。 コーラー・イン・ダークネス 脅威度9 Caller in Darkness CR 9 XP 6,400 混沌にして悪/大型サイズのアンデッド(非実体、念能) イニシアチブ +7; 感覚 暗視60フィート;〈知覚〉+16 オーラ 非自然のオーラ(DC18) 防御 AC 14、接触14、立ちすくみ11(+2反発、+3【敏】、-1サイズ) hp 71(11d8+22) 頑健 +5、反応 +6、意志 +9 DR 5/魔法; 完全耐性 [冷気]、[毒]、[病気] 防御能力 非実体; 完全耐性、アンデッドの種別特性 弱点 日光に対する脆弱性 攻撃 移動速度 30フィート、飛行60フィート(良好) 近接 非実体の接触=+10(2d6、加えて“非致傷ならば要素盗み”) 接敵面 10フィート; 間合い 10フィート 特殊攻撃 要素盗み 擬似念能力 (発現者レベル7) 回数無制限―クレアヴォイアント・センス、コンカッション・ブラスト(目標2体、3d6*)、ディテクト・サイオニクス、エゴ・ウィップ(2d4、DC 16*)、マインド・スラスト(7d10、DC 16*) 3回/日―デス・アージュ(DC 16)、サイキック・クラッシュ(DC 13**)、psionic suggestion (three targets, DC 14*) (訳注:psionic suggestionはd20srd.orgには存在するが引用元のd20PFSRDには存在しないため不明) 1回/日―コプト・コンセントレイション(DC 18) 一般データ 【筋】—、【敏】16、【耐】—、【知】14、【判】14、【魅】15 基本攻撃 +8; CMB +12; CMD 24 特技 《無視界戦闘》、《迎え討ち》、《イニシアチブ強化》、《自念の力》、《鋼の意志》、《能力熟練:非自然のオーラ》 技能 〈威圧〉 +16、〈知識:念能〉+16、〈知覚〉+16、〈真意看破〉 +16、〈呪文学〉+16、〈隠密〉+17 種族修正 〈知識:念能〉はクラス技能である。 言語 共通語 生態 出現環境 地下 編成 単体 宝物 なし 特殊能力 非自然のオーラ(超常)/Unnatural Aura 動物は暗闇の中で非自然的な存在を感じることができる。30フィート以内にいる動物は、コーラー・イン・ダークネスから30フィートにいる限り、DC 18の意志セーヴを行うか、恐慌状態とならなければならない。恐慌状態のクリーチャーは戦慄状態となる。セーヴDCは【魅力】に基づく。コーラー・イン・ダークネスの上記のDCは《能力熟練》の特技を含んでいる。 日光に対する脆弱性(変則)/Vulnerability to Sunlight コーラー・イン・ダークネスは自然の日光(単なるデイライト呪文ではなく)の中では全くの無力であり、そこから逃げる。日光に晒されたコーラー・イン・ダークネスは攻撃することができず、各ターンに1回の移動アクションあるいは標準アクションのみを行うことができ、両方を行うことはできない(全ラウンド・アクションも行うことができない)。 要素盗み(超常)/Steal Essence コーラー・イン・ダークネスの接触攻撃によって殺された生きている知性のあるクリーチャーは。モンスターの意識に精神的に吸収される(犠牲者の物理的な肉体は無傷である)。儀礼者の要素を盗むことはフリー・アクションである;コーラー・イン・ダークネスに12ポイントの一時的ヒット・ポイントを与え、その雲の中に永続的に新しい叫ぶ顔を映し出す。コーラー・イン・ダークネスは30フィート以内の麻痺状態、寝ている、あるいは精神的能力値が0に低下しているため無防備状態(主にコーラー・イン・ダークネスのエゴ・ウィップ攻撃によって)である生きている知性のあるクリーチャーの要素を盗む事もできる。これは機会攻撃を誘発する標準アクションである。犠牲者は死亡し、コーラー・イン・ダークネスは12ポイントの一時的ヒット・ポイントを得る。 殆どの人間の心を壊すような方法で恐ろしいコーラー・イン・ダークネスはありがたいことに稀な存在である。通常死ぬまでゆっくりと苦痛に苦しめられた人の死によって生み出された、コーラー・イン・ダークネスは他人を自分の悲惨な存在へと連れて行く衝動とともに存在している。これは念力を得た方法ではない。コーラー・イン・ダークネスは単に他人に苦痛を感じさせるという欲求と戦わない。 コーラー・イン・ダークネスに捕らえられた心は、クリーチャーの中に永遠に閉じ込められ、それを吸収した実体が存在する間は、自身の個人的な悪夢を追体験させられる。霧の外へと出て叫ぶ人の顔を見るのと同じくらい早く、叫ぼうとする。 Section 15 Copyright Notice Psionics Unleashed. Copyright 2010, Dreamscarred Press.
https://w.atwiki.jp/mamumisamon/pages/96.html
No. No.96 召喚コスト 420 属性 闇 召喚条件 ※編集で下記参照 解説 使えると思いきや闇の波動があってもマジエンの方が使い勝手が良い。 技 攻撃 使用CP 有効範囲 属性 怪音波 11 4 2 なし 闇の波動 20 6 3 闇 レベル 最大HP 最大CP 攻撃力 物理防御 素早さ 1 16 12 1 0 9 2 21 16 1 0 12 3 26 20 1 0 15 MAX 32 24 2 0 18 フォーム マジエンのが使える→激しく同意! -- ゴー○ム (2013-05-03 14 55 10) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/429.html
何処までも暗い闇の中 ◆OSPfO9RMfA 「行くぞ。 森に潜むにせよNPCの家を乗っ取るにせよ、日が昇る前には拠点を確保したい」 ◆ 「――などと言ったが、既にこんな時間か」 キャスター、シアン・シンジョーネは実体化して空を仰いだ。 夜は明け、日が昇り始めていた。 「すみません……」 マスターである間桐桜は息を切らしながら言った。 今、彼女たちが居るのはC-1。山の奥である。 桜は弓道部に所属し、体力はある方である。 だが、それなりに標高がある山となれば別だ。 登山用の装備無しに、夜の山を、休憩も取らずに強行軍。 魔術的に特異体質である事を除けば、桜は一般人だ。よくやったと褒めても良いだろう。 「別にマスターを責めているわけではない。地脈やマナライン、既に罠や工房が仕掛けられている可能性を考慮して探りながらの行軍だ。どうしてもこの程度の足並みになる」 シアンが桜を背負って進む、と言う手段が無かったわけでも無い。 けれども、桜からの進言が無かったため、空気を読んで言わなかった。 「だが、もう少し頑張って欲しい。あの山小屋を拠点としたい」 桜はシアンの目線を追う。そこには小さな木造の家があった。 ◆ 山奥にぽつんとあった小さな山小屋。 それは避難所のような場所だった。 扉を開くと、わずか畳の敷かれた六畳一間に、かび臭い毛布が二枚あるだけ。 乾電池式のランプが用意されており、電気も通ってないらしい。 それでも雨風しのげる屋根と壁があるだけマシと言ったところか。 「よく頑張ってくれた。あまりゆっくりは出来ないかも知れないが、休んでくれ」 「そうします」 桜は中に入るとすぐさま座り込んだ。 今までろくに休んでいなかったのだ、無理もない。 棒のようになった足を、マッサージするように揉んでほぐす。 「(……筋肉痛にならないと良いけど)」 そんな場違いな事を思ってしまうのは、聖杯戦争への意識の少なさだろうか。 桜の口元に自嘲的な小さな笑みが浮んだ。 「ここに工房を作る。少々地脈が離れているが、この程度ならマナラインを少し誘導するだけで事足りる。NPCの気配が全くないのが逆に索敵を容易にする。もしNPCがハイキングでもしてきたら、蜂の大群で追い返すなり、魂食いをしてしまえばいい。立ち向かうのであればマスターかサーヴァントとすぐにわかる」 辺りを調べてきたシアンも山小屋の中に入り、壁にもたれ掛かりながら言葉を立て続けに紡ぐ。 「後は生活面か。一時間ほど歩いたところに湖に隣接した小さな市街地がある。そこで夜を過ごすなり、そこから食料などを補給したりする必要がありそうだな。最終的には浮遊城に籠城することになるだろう」 食事のいらないシアンはともかく、桜はまだ昼食どころか、朝食も取っていない。 また歩かなければならないことを思うとおっくうになるが、行かないことにはご飯はない。 これはダイエットなのだと自分に言い聞かせることにした。 「あとここから先は進めない。斥候としていくつか蟲を飛ばしたが、行けども行けども風景が変わらない。飛んでいるのにまるで足踏みをしているようだ。簡単に言えば『方舟』が用意した『行き止まり』なんだろう」 要するに歩いて逃げることは出来ない、と言うことだ。 閉じこめられ、最後の一組になるまで戦わされる。 まるで蟲毒のようだと心の中で皮肉る。 「学園は今から行くのは無理だな。今日は休め。それから学園の校門に仕掛けた罠の成果だが、あまり芳しくない。今の所、露骨な対応を取る者はいない。マスターが居ないのか、上手くかわされたのか……まぁ、こればかりは仕方ない。もう少し様子見するか。居なければいないで、『餌場』にするだけだ」 学園が『餌場』となっても、桜には感傷も何も無かった。 ――一点を除いては。 不意に、シアンが桜の顔を伺う。 「学園の名簿を見て、顔見知りは居たか?」 「……」 あからさまな動揺と沈黙。もはや答えたも同然だった。 ――遠坂凜。実の姉の名前。何故か小等部に書かれていた。同姓同名の赤の他人かもしれないが、単なる偶然じゃないかもしれない。 それに、真夜中の屋外で、懐中電灯の明かりのみで名簿を漁っただけだ。 優先して探したが、見落とした中に衛宮士郎や藤村大河、美綴綾子たちが居ないとは限らない。学園外に役割を当てられた可能性だってある。 仮に、マスターでなくNPCだった場合でも、模造だったとしても、衛宮士郎の形をしたものが食われていくのは、いい気分ではない。 だが、それをシアンに言うのも躊躇われる。 このサーヴァント、シアンは目的のためにはどんなことでもする。 桜の大切なものを踏みにじることも、意図も容易く。 そんな気迫と覚悟が感じられたからだ。 「まぁ、いい。もし、被害を出したくない相手が居るならできるだけ早めに教えてくれ。マスターであれ、NPCであれ、その者に危害は加えない」 そう思ってた矢先、シアンの言葉に桜は驚きを覚えた。 「いいんですか……?」 「良くない」 即答で返す。 「良くないが……仕方ない。最終的な決定権はマスターにある」 「――令呪」 「そうだ。桜には私の行動にNOと言う権限が、最大3回ある。その権限は絶対だ。私の意志が介入する余地も、抗う術も無い。もし、桜が私に『自害しろ』と命令したら、その通りにせざるを得ない。自殺装置を握られているようなものだ」 シアンは大げさに溜息をつく。 「じゃあ、もしマスターだったらどうするんですか?」 「20組以上いるんだ。誰かがそいつを倒してくれるよう、祈るだけだ。桜に隠れてこっそり殺害、なんてこともしない。隠し事はいずれバレるものだ。そうなったら、それこそ令呪で殺されても仕方ない」 先ほどの状況報告とは違ってしっかりと確認する桜の様子に、シアンはもう一枚札を切る。 「そうだな。相手が私達に危害を加えないなら、助けてもいい。ここまでは譲歩する」 そこまで言うと、静かに息を吸い―― 「だが、最終的には私達が聖杯を手にする。それだけは譲れない」 強い覚悟を秘めた言葉で、断言する。 「正直に言おう。私と桜では、聖杯に対する熱意が違う。私を余り信用していないのも、わかっている。それでいて私の指示に従い、文句を言わないことに十分感謝している」 シアンは桜を射抜くような瞳で見つめ――懇願する。 「これからもっと桜に苦難を強いることになるだろう。だが、それでも私は――」 「少しだけ」 桜の声が遮る。シアンは黙り、桜の次の言葉を待った。 「少しだけ、あなたのことが分かった気がします」 シアンは地獄を味わっている。何処までも暗い闇の中で一人。 桜も地獄を味わっている。何処までも暗い闇の中で一人。 だが、桜は見つけてしまった。闇の中に輝く、小さな光を。 それがあれば耐えられる。それさえあれば、他に何もいらない。 けど、シアンは違う。 まだ、見つけられていないのだ。闇の中でも輝く、光を。 それを、聖杯の力で手に入れようと藻掻いている。 諦めて受け入れた地獄で偶然にも光を見つけられた桜には、必至に足掻くシアンの気持ちの全ては分からない。 だけど、少しだけ分かる気がした。 同情とか、持つ物の余裕とか、そんな邪な気持ちかもしれないけれど―― 「だから、少しだけ、待ってください」 ――同じ闇の中で生きる身として、力を貸してあげたいと思った。 「……ありがとう」 シアンは深々と、頭を下げた。 【C-1/山小屋/1日目 午前】 【間桐桜@Fate/stay night】 [状態]健康、疲労(中) [令呪]残り三角 [装備]学生服 [道具]懐中電灯、筆記用具、メモ用紙など各種小物 [所持金]持ち出せる範囲内での全財産(現金、カード問わず) [思考・状況] 基本行動方針:生き残る。 1.キャスターに任せる。NPCの魂食いに抵抗はない。 2.直接的な戦いでないのならばキャスターを手伝う。 3.キャスターの誠意には、ある程度答えたいと思っている。 [備考] ※間桐家の財産が彼女の所持金として再現されているかは不明です。 ※キャスターから強い聖杯への執着と、目的のために手段を選ばない覚悟を感じています。 そして、その為に桜に誠意を尽くそうとしていることも理解しました。 その上で、大切な人について、キャスターにどの程度話すか、もしくは話さないかを検討中です。子細は次の書き手に任せます。 【キャスター(シアン・シンジョーネ)@パワプロクンポケット12】 [状態]健康 [装備]学生服 [道具]なし [所持金]なし [思考・状況] 基本行動方針:マナラインの掌握及び宝具の完成。 1.工房の完成。 2.学園に関する情報収集。 3.桜に対して誠意ある行動を取り、優勝の妨げにならないよう信頼関係を築く。 4.食料などの確保を行う。 [備考] ※工房をC-1に作成しています。 ※学園の入り口にはシアンの蟲が隠れており、名簿を見てマスターの可能性があると判断した人物の動向を監視しています。 日本人らしくない名前の人物に対しては特に注意しています。 ただし距離の関係から虫に精密な動作はさせる事はできません。 ※『方舟』の『行き止まり』を確認しました。 BACK NEXT 058 信仰は儚き人間の為に 投下順 Imitation/午前9時52分 057 機動戦士ガンダムデップー ”逆襲のウェイバー” 時系列順 Imitation/午前9時52分 BACK 登場キャラ NEXT 037 冬木市学生諜報記録 間桐桜&キャスター(シアン・シンジョーネ) 071 days/only illusion
https://w.atwiki.jp/shiramorityou/pages/34.html
●蛟の腸● 暗闇。 暗闇の中にいる。 「……滝井さん、生きてるか。」 「ああ、大丈夫だよ。」 暗闇のどこかにいる親友に向かって、一声かける。微かではあるが、声が返ってくることで、お互いの生存を確認しあう。大抵がこちらからの声掛けになっているが、わが親友は律儀に応答をしてくれる。 それでも、その声の力の無さから、お互い心身共に限界をすでに超えていることは分かっていた。 もう、こんなことを何回やったかはわからない。ここがどこで、今がいつかもさっぱりだ。 ただ理解できるのは、ここに幽閉されてから一日やそこらではきかないぐらいの月日が流れているであろう、ということ。 門依の手のものと思しき連中に捕らえられ、次に意識が戻ったとき、俺達はこの暗闇の中にいた。手探りであたりを確認したが、どうやら牢獄かどこかの中らしい、ということ以外何も情報が無い。 不幸中の幸いといえば、声の届く範囲、おそらくは隣の牢獄かどこかに親友も幽閉されており、互いの意思疎通ができるというところだろうか。 でなければ、この長い時を暗闇で過ごすなど、とてもできはしなかっただろう。 どういうわけか、俺達は生かされており、(おそらく)定期的に飯と水も運ばれてくる。これがまた、味の無い粥を水増ししたような最低なものだった。素人知識だが、人間の身体って言うのは外部から必要最低限の栄養素を摂取しなければ生きていけないのではなかっただろうか。少なくとも、こんな粥と水だけで、人間が生きていける必要最低限の栄養価が足りているとは、とても思えない。しかし、それでもありつかなければ、どことも知れない暗闇の中で餓死を迎えることになるのは明白だった。それだけは、ごめんこうむりたい。 これまで、分かっていることといえば…… こんな状況でも、俺達がどうやら餓死もせずに生きているという事実と、どうやら幽閉されているのは俺達だけではないらしい、ということ。 ここで眼が覚めた頃は、まだ暗闇の中は騒がしかった。他にもちらほらと声が聞こえてくるし、中には盛大に暴れまくって助けを求めたり、食事を運んでくる連中に罵声を浴びせかけるツワモノもいた。その数はかなりの人数にのぼり、このような異常環境に幽閉されている人間が十人やそこらではきかないことが分かった。 しかし、それも最初のこと。日を追うごとに声は微かに、そして少なくなり、いまでは暗闇は無気力という名の静寂が立ち込めている。 この劣悪環境だ。まともな人間ならば肉体も精神も正常でいられるはずがない。時折、身体の不調を訴える者もいたが、それが逃げ出すための口実なのか、それとも本当にのっぴきならない状況なのかは、この閉ざされた視界では知る芳も無かった。 とりあえず確実なことは、その言葉に耳を傾けるほど俺達を攫った連中は慈悲深くはないということだ。飯と水を運んでくる以外は、完全な放置。実際、死人が出ていてもおかしくは無いような状況だ。 門依一族…… その悪意に、溺れそうになる。 死にたくは、ない。 こんなところで。 「……生かされているのは、何のために?」 「あ?」 近くで親友の声が聞こえる。こちらに語りかけてくる風でもなく、ぶつぶつと独り言を呟くような感じだ。とうとう、親友も精神的な限界が来てしまったのだろうか。 どうでも、いい。今となっては。 ただ、生きて、帰りたい。 「……ゃく…ん、だ。」 「……」 「百人、だ。」
https://w.atwiki.jp/semavatarheroes/pages/1243.html
必要Lv1 フリーチケット(ノーマル) 現れた巨人を排除し、すべての使命を終えた時、物語は終わりの始まりを迎える。闇の果てに、手にしたものは。 必要なキーアイテム=最後の黒の使命 ☆クリアボーナス 10回・最後の闇の記憶 POW 90 POW 70 POW 60 DEX 80 DEX 65 DEX 50 INT 80 INT 60 INT 55 CHA 80 CHA 55 CHA 45 LUK 75 LUK 70 鉱石 不気味な黒鉱石 〇 エレ 地の欠片 〇 薬品 漆黒水 〇 〇 魔術 覆い尽くす闇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 魔術 黒ノタマゴ 〇 魔術 黒蝶の波紋 〇 〇 〇 〇 魔術 謎めいた力の泡沫 〇 〇 〇 〇 魔術 ルカの魔力印 〇 宝石 不気味な黒玉 〇 書物 萌芽の鍵の結末 〇 宝箱 ウィーリントの宝 〇 〇 宝箱 エシュロアの宝 〇 〇 〇 宝箱 闇の宝箱(最終話) 〇 〇 〇 〇 〇 特殊 黒き王への道 〇 特殊 支援物資 〇 〇 レシピ 朽ちた闇の戦士の上鎧 〇 〇 〇 〇 レシピ ぼろぼろの聖剣 〇 〇 〇 黒き王への道 =最後の使命を果たし、「あの方」への報告へ。闇が全てを制する時が、すぐそこに…(このアイテム所持中、闇の章 最終話に新たなイベントが出現します) また、3つで「ボーナスチケット」を合成、10個で「闇の宝箱(最終話)」を合成できる。 萌芽の鍵の結末 =萌芽の鍵にまつわる物語の結末へたどり着いた証。最終話クリアボーナスである「最後の光の記憶」または「最後の闇の記憶」と合成することで、物語の結末へとたどり着く。また、2個で合成すると、ボーナスチケット2枚になる。 ぼろぼろの聖剣 =ぼろぼろになった聖なる剣。「ぼろぼろの聖剣」を3つ集めて、「あふれだす光」3つと合成することで、「ホーリーソード」に、「覆い尽くす闇」3つと合成することで、「イビルソード」を合成できる。また、2つだけで合成すると支援物資になる。
https://w.atwiki.jp/kskani/pages/174.html
静止した闇の中で ◆S828SR0enc まるで底なしの沼に浸かっているかのように、闇は深かった。 空にやわらかに光る月はあれど、木々の群生する森の中では生い茂る葉にさえぎられ奥まで届くことはない。 気を抜けば自分の指先すらおぼつかない、粘性の高い黒々とした夜。 時刻は未だ未明、夜明けは遠く、あたりに街はなし。 全ては静かに闇の中に沈んでいた。 その闇の中に、ぽつりとともる灯りが一つ。 ランタンの灯を頼りに膝を突き合わせる形で、夏子とシンジは茂みの中に座り込んでいた。 不用意に誰かの目に触れるのを警戒して、ランタンの灯はお互いの顔が見える程度の強さにしかしていない。 そして、そのランタンの灯の中でシンジは自分の思考に深く沈みこんでいた。 「さて、どうしたものかしらね……」 大きくはないがよく響く夏子の声に、びくりと体を震わせてシンジは顔をあげた。 夢から覚めたような顔をしている。 夏子の言葉は実際そのままの意味と、思考を現実から剥離させたシンジへの覚醒の促しでもあった。 『死者の蘇生』 夏子が先ほど口にしたキーワードは、よっぽどこの少年の琴線に触れるものだったらしい。 考えてみれば当たり前のことで、今は亡き会いたい人がいる人間はきっと多い。 そういった人間を前にして不必要な希望や欲求を抱かせるのは下策だ。 相変わらず肝心なところがなってないわね、と夏子は心の中で少し反省した。 「あの、夏子さんはこれからどうするんですか?」 おずおずとした様子でシンジは問いかける。その中に、先ほどまではなかった媚びるような遠慮の気配が含まれていた。 雨蜘蛛に襲われたことによる興奮状態から脱したために、彼の素が出た、そんな風に思える。 しかし夏子が生きてきた砂漠において、他者の顔色ばかり窺うような人間はさほど長生きできない。 それゆえの戸惑いでとっさに言葉が出ず、夏子はその空白が彼をさらに委縮させる前に少し考えて答えを口にした。 「あなたはどうしたいの? ここは島の南側のようだから、施設が少なくて人と会うには不向きだけれど」 「え、それは……」 シンジは思う。 自分が死ぬのはとてもとても怖い。だが、誰かが死ぬのも怖い。 だったら戦うしかない。戦って勝つしかない。 だが戦うにしてもシンジの所有物はこの煙玉だけで、逃げることはできても戦うことが出来るわけもないのは明らかだった。 「すいません、地図を見せてもらえますか?」 シンジが質問を最後まで言葉にする前に、ひょいと地図が手渡される。予想していたかのようだった。 広げてみると、先ほど謎の男に襲われた採掘場が載っている。ということはここはH-7周辺のどこかだろうか。 確かに周りに施設は少ない。もう少しいけば博物館もあるが、それが戦いに有用な場所だとは思えなかった。 しばらく地図を見て、シンジはおもむろに地図の北側に指を突きつけた。 「北に行きましょう。警察署に行けば銃とか……もっと武器があるかもしれない。 それにホテルやデパートもあるから、きっといろいろな人が来ます。殺し合いたくないと思っている人も来るかもしれません。 ここから森を突っ切って、まっすぐ北の街に向かえば――」 「残念だけど、私は反対よ」 シンジの真摯な声に対して、返す夏子の言葉は冷たかった。 「そうね、あなたのそれはたぶん多くのひとが考えることよ。 北の施設に行けば人がいるだろう、武器や道具もあるだろう、ひょっとしたら自分を助けてくれる人がいるかもしれない。 ……無力な人や小さな子供ほど、人やモノが集まる場所に行こうとするでしょうね」 「だったら、なおさら――!」 「だけどね、」 ぴしゃり、と夏子は言いきった。 「逆にいえばさっきの男――雨蜘蛛みたいな殺す気満々の奴らも、同じ思考をする可能性が高いわ。 北の施設には無力な子供をはじめとする参加者がたくさん集まるだろう、ってね。 そしてそういう奴らは集まる人間の事を考えて、強襲する用意をしたり一網打尽にするための罠を張ったりする。 そいつら相手に今の私たちの装備じゃ、返り討ちにされるのが関の山よ」 「だけど、それじゃ他の人たちが!」 「さっきも言ったでしょう。『自分が死んでもいいなら私は止めないわよ』って」 夏子の言葉に、シンジは先ほどと同じく口ごもるしかなかった。 人が死ぬのはいやだ。アスカが傷つけられたり、まだ小さな子供が死んでしまうのを想像するだけで震えそうになる。 それでも、それに輪をかけて自分が死ぬのはいやだ。傷つくのはいやだ。 シンジの葛藤を一蹴するかのように、夏子はすっと指を地図上に伸ばした。 「私はひとまず地図の真ん中を目指すつもりよ。 ここはこの緑のもののせいで視界が悪いけど、どうやら地図の真ん中に行くにしたがって地面が盛り上がっているみたいだから。 高いところからなら森の中でも街の中でも、大きな異常があったらすぐに見つけられる。 万が一敵が来ても、四方のどこか別の方向へ逃げればいい。 人を殺すような連中は意志の疎通が難しくなったら即仲間割れしかねないから、大人数で徒党は組まないしね」 「それってつまり……」 「そうよ。 人が死んで少なくなるまで様子を見ながら待つ。そういう意味よ。 それまでに強い力や武器を持った人間が殺し合いにのった連中を倒してくれるかもしれない。 残酷なことだとわかってはいるけど、生きるためには今はそれが一番だと思うわ」 「そんな!」 シンジの喉から悲鳴のような声が上がった。 「駄目ですよ!それじゃあ力のない人や子供はどうなるんです!?」 「運良く強い人間に保護でもされなければ、殺し合いが序盤のうちに皆死ぬでしょうね」 「そんなこと許されるわけないでしょう! それに僕たちだって力はないけど、少なくとも会場にいたすごく小さな子供たちよりは大人です! 守ってあげるくらい――」 「無理よ」 夏子の声はやけに辛辣にシンジの心に突き刺さる。 いつだってそうだ。 こんなに言っているのに、こんなに頑張っているのに、みんな僕を認めてくれない。 シンジの中に広がった虚無に、夏子は言葉を突きつけていく。 「もう一度言うけど、私たちの装備はナイフと煙玉だけ。さっき二人とも逃げ切れたのは運がよかったからよ。 雨蜘蛛が何が何でも私たちを殺すつもりで追跡してきたら、とても無事では済まなかった。 そんな私たちが人殺しの集まりかねない場所に向かってどうするっていうの? まして小さい子供なんて、保護するとしても足手まといにしかならないわ。 ――それともあなた、強いの?このナイフ一本でさっきの男より強い奴に勝てる自信があるくらい?」 「う、」 強いか、と言われればシンジは口ごもるしかない。 エヴァンゲリオンにのって今まで何度も人類を救った、そう自負できる程度の戦績は上げてきた。 だが、エヴァンゲリオンにのっていない今のシンジはただの子供だった。 生身の戦闘訓練を受けたわけでもない、銃だって用意されたものをただまっすぐにしか撃てない、十五歳の子供でしかなかった。 「思い上がらないで」 夏子の言葉は、シンジの抱いていた小さな勇気を潰すには十分すぎた。 ◆ ◆ ◆ 荷物をまとめ歩き出してから五分、シンジは無言だった。 仕方のないことだ、と夏子は思う。自分でも言い過ぎたとわかっている。 それでもあのシンジの姿を見ていると、どうしてもその理想に活をいれてやりたくなったのだ。 かつては夏子もこんな人間ではなかった――ごく幼い頃の話だが。 もっと希望や優しさというものを信じていたし、人を信頼し助けようとしていたと思う。 だが、夏子はそういった思いやりというものが通じるのはごくわずかな優しい相手にだけだということを幼くして悟った。 たいがいの卑劣で自分本位な人間相手にそう言った感情を向けても利用されるだけだ。 利用されてみんなを傷つけて、そして自分が深く傷つき悲しむだけなのだ、と。 もしかしたら幼いころの何も知らなかった自分とシンジを無意識のうちに重ねていたのかもしれない。 シンジのひとの顔色を窺うような態度も、夏子の思想の上では唾棄すべきものだ。 たとえ他人を利用してでも自分の有利になるように動く、それしか生きていくすべはない。 その一方で、シンジの純粋さは夏子にとって決して嫌なものではなかった。 だから先ほど彼に向けた最後の言葉は、自分の身の程をわきまえなければ生きられない、という戒めを込めたつもりだった。 理想を口にしても、それを実行する力がなければ自分も他者も無駄に傷を負うだけだ。 辛辣な言葉を心に刻みつけることで、その難しさを彼にわかってほしかった。 だが、後ろを行くシンジの沈むさまを見るにそれは伝わらなかったようだ。言葉が足りなかったのかもしれない。 もう一度、きちんと言おう。 そう思って夏子は振り向きかけ―――ナイフを抜き放って立ち止まった。 「誰? 出てきなさい!」 夏子の声にシンジがはじかれたように顔をあげるが、夏子の視線は目の前の木立の闇から離れない。 あたりは静かに風が木の葉を揺らす音が聞こえるだけで、怖いくらいに無音だった。 そのまま、しばしの静寂が続く。 「な、夏子さん?」 「静かに、そこに誰かいる」 軍人の夏子はこういった奇襲の事態に対する訓練も受けていた。闇の中でも人がいるのがはっきりとわかる。 あと五秒数えて、反応がなかったら煙玉を投げて逃げよう。 そう思って数を心の中で数え始めた、そのときだった。 ガサリ、と音をたてて目の前の茂みが揺れ、女性が一人そろりと顔をのぞかせた。 「ごめんなさい、隠れるつもりはなかったんだけど」 現れたのは、女性の夏子から見ても恐ろしく魅力的な女性だった。 可愛らしさと美しさ、艶っぽさが絶妙の加減で配合されたような顔立ち。見事としか言いようのないプロポーション。 声も愛らしさと大人っぽさが美しく調和している。 後ろのシンジが思わず喉を鳴らしたとしても、別に不思議なことは何もないほどの美女。 しかしその手には不似合いに黒光りする銃が握られている。 「なんのつもり?さっきから私たちを見ていたでしょう」 「お二人がいろいろ考え込んでいたみたいですから、声をかけてはいけないかな、と思っただけです。 他意はありません。信じてください」 懸命に語るその声にはいじらしいものがあったが、あくまで銃は手放さない。 まさか獲物が目の前で死んでいくのを見たい殺戮者ではないだろうし、敬語を使っていても態度にしおらしさはあまりない。 話す価値はありそうね、と思い、夏子はナイフを下に下げた。同時に女性も銃を下げる。 「いいわ、話をしましょう。私は川口夏子、こっちは碇シンジ。さっき知り合ったばかりよ」 「私は朝比奈みくると申します。早速ですがお二人の事、聞かせてください」 みくるの言葉に、夏子は自分の生い立ちと事情をかいつまんで話す。 シンジもそれに続いたが先ほどに比べて覇気がない。やはり夏子の言葉が効いているのだろう。 二人の自己紹介が終わると次はみくるが自分の事情を軽く話し、一つの提案をした。 「お願いがあるんです。 これから一緒に、北の方へ行ってはくれませんか」 それは偶然というべきか、シンジの先ほど行った提案と全く同じだった。 思わず、といった様子でシンジが声をかける。 「それは、人を見つけて助けるためですか?たとえば子供とか―――」 「それもあるんですけど、」 みくるは柔らかながらも有無を言わせぬ強さで言葉を紡ぐ。 「私はこの殺し合いの、そして主催者たちの情報が欲しいんです―――生き抜くために」 したたかな女だ、と夏子は思う。 頼むにしても有益な情報をはなから明かしたりせず、こちらの興味を誘っている。 ある程度の狡猾さも備えていそうだし、しばし共に行動するには申し分ないくらいだ。 「どういうことか、聞かせてもらってもいいかしら?」 はい、と頷いてみくるが続ける。 「たとえこの殺し合いで最後まで生き残ったとしても、この首輪がある限り私たちの命はあの二人に握られたままです。 そして、あの二人が最後まで生き残った人を本当に助けてくれるのかは誰にもわかりません。 だからこそ、主催に対する情報は命綱になります」 「それはわかるわ。それと北に行くことの関連性を知りたいの」 「パソコン、です」 「パソコン?」と小さく声を出して夏子は首をかしげた。 文明の衰退した夏子の世界にはそれでもある程度の機械は存在しており、パソコンと呼べるものも一応存在している。 だが夏子にとって、パソコンとは情報の入力、出力機器でしかない。 それと北に向かう意図との繋がりがよくわかっていないことに気がついたのか、みくるはあわてて言葉を付け足した。 「パソコンというのは……いわば、情報収集機器です。これはわかりますよね? 正確に言うとインターネットのほうが収集力が高いので私の目的はそちらなのですが、普通インターネットといえばパソコンで使うものですし……こちらにケータイがあれば別なんですけど、無線ネットワークが確立している保障がありませんから。 ちなみにインターネットというのは広義では複数のコンピュータネットワークというインターネットプロトコル技術を用いて相互接続された世界規模の――」 「あー、はいはい。えーと、要するにパソコンの中のインターネットとやらを使えば主催の情報が手に入る確率が高いってことね。 それと北の関連性は?」 「北の方には学校や図書館、警察署といったパソコンが置いてあるであろう施設が多いんです。 生き残るために主催の情報があれば、強い人と会っても交渉に使える確率が高い。 でも、私ひとりで行くには心もとないし、そのことを知っている人が多い方がいいと思ったんです。 だからこうしてお話しました。どうします?」 みくるの言葉に夏子はちらりと後ろを振り返った。 シンジはシンジで何か考えているようだったが、この議論に加わる気はなさそうだ。 彼が一人離れて行動することもないだろうと思い、夏子は答えを出した。 「いいわ、協力しましょう」 シンジがはっと目を見開くのがわかった。みくるは落ち着いたようすで微笑んでいる。 「ありがとうございます、では、さっそく出発しましょう」 「別にいいでしょう、シンジ君。君の最初の目標通りよ。 ……ああそうそう、私は戦闘に巻き込まれている人間がいてもむやみに首を突っ込むつもりはないわ。 それでもいいわね?」 「……はい、かまいません。とにかく、情報が必要ですから」 屹然とした様子でみくるは言う。 シンジはその態度に気圧されたかのように、何かを言おうと開きかけた口を閉じた。 それは自分の願いが通った安堵なのか、それとも別の何かなのか。 わからないが彼を先ほど気落ちさせてしまったお詫びに、可能な限りは彼を助けてやろうと夏子は思った。あくまで可能な限りだが。 「それで、ここからどっちに向かって北に行く?」 「速さとしては直線状に突っ切ったほうがいいんですけど、山を登るとなると体力を消費しますよね。 安全に行くんだったからこっちの舗装された道から行く方法もありますけど……」 それだと時間がかかるかもしれない、と夏子は考える。 彼女の提案に乗ったのは、自分と同じく「ぱそこん」などについて何も知らない参加者がそういった施設を破壊するのを防ぐためもある。 これは人が減った終盤になればなるほど、戦闘の影響や苛立ちなどで損壊率が増えていく。 それに主催の情報を握るというのはかなりのアドバンテージだ。人殺し相手でも交渉できるかも知れない。 ならば出来るだけ早くそこに辿り着いたほうがいいだろうか。しかし体力の消耗は出来るだけ避けたい。 「そうね、だったら――」 地図を見ながらさくさくと葉を踏みつつ三人は進む。 森を知らない夏子にとっては、木々の葉は不気味に鳴る障害物にすぎない。 早くここを出たい、と闇をかき分けるようにランタンを掲げて夏子は思った。 ◆ ◆ ◆ 夏子と進む道準について語り合いながら、みくるは少し安心していた。やはり一人より二人、三人の方がいい。 それにこの夏子という綺麗な女性は受け答えを見るにかなり聡明なようだった。 そういった人間に対しては脅すよりも素直に頼み込んだ方が信頼を獲得しやすい。 思ったとおり、夏子はみくるの提示した案に賛成し、今後のことを見越して道順を考えている。 声をかけて良かった、とみくるは思った。 夏子とシンジには、まだ自分と主催――長門有希とのつながりについて話していない。 先ほどアスカという少女に「頼みこむ」時は脅しのニュアンスを含めるために利用したが、今は必要ないと思ったからだ。 そもそも自分とは違い機械利器のほとんど発達していない場所から来たらしい夏子。 パソコンの意味もわからず戸惑う彼女に対し、不必要なプレッシャーをかけるような発言は避けたかった。 後ろを行くシンジという少年もあまり気が強そうに見えない。主催とのつながりを明かしたら委縮する可能性もある。 いずれもっとお互いへの信頼が確立されてから言おう、そうみくるは心に決めた。 ちなみにみくるがパソコンを目指すのは、キョンに対して長門がパソコン越しに交信した過去があるからだ。 そもそも情報を操る存在である彼女が、その結晶体であるパソコンに対しアプローチをする可能性は高い。 彼女のとなりにいた男が誰かは知らないが、ごく普通の中年の男に見えた。 長門が何の感慨もなくハルヒやキョンをこんな状態に追い込んだとはどうしても考えられなかった。 何らかの圧力でこれを行っているなら、パソコンなどの中に何らかの情報を仕込んでいるかもしれない。 うまくやれば、長門とだけパソコン越しに会話できるかも知れないのだ。それを逃す手はない。 それに北は施設の関係から見ても人が集まりやすい。 SOS団のメンバーと出会える確立も、山中にいるよりは高いだろう。 時間を選ぶか、体力を選ぶか。 夏子と取りとめもなく地図を見て考えながら、みくるは今は遠いSOS団のメンバーに思いをはせる。 島を覆う暗闇の中で、彼らは一体今何を考えているのだろうか。 ◆ ◆ ◆ 目の前で長い亜麻色の髪が揺れ、甘い匂いが漂ってくる。 ごく普通の少年としてそれに惹かれながらも、なぜかシンジは言いようのない嫌悪感を朝比奈みくるに感じていた。 誰かに似ている、そんな気がする。だが彼女に似た知り合いは思いつかない。 がさがさと草を踏み茂みをかき分け、シンジは二人の後を追って進む。 その思考は不思議なくらいに静かだった。さきほど夏子に言われたことが堪えているのかもしれない。 ただ今は何だか無性に泣きたい気分だった。いや、友人が死んだのだからそれは当たり前なのだろうが。 死にたくなかった。でも、誰かが傷つくもいやだ。 だって、カヲル君は死んでしまったんだ。目の前で、LCLに溶けて。 シンジにとってカヲルはかけがえのない友人だった。アスカもレイも失ったシンジの、最後の拠り所。 そして何より、シンジは彼がとても好きだった。彼は優しい人だったから。 ひとに「臆病だ」とか「意気地なしだ」とか「男らしくない」と言われ続けたシンジの弱さを、カヲルは責めなかった。 むしろ硝子のように繊細だと、好意に値すると言ってくれた。 そんな優しい彼が、なぜあのおかしな男と少女に殺されなければならないのだろう。 あのおかしな男と、少女に―― 「…………」 ふと、気付いた。 みくるはインターネットにあの二人につながる情報があるかもしれない、といった。 だが、インターネットに流れる情報というのはあくまで「誰かが流したもの」だ。 主催に対する情報が流れているとしたら、それは……主催の二人か、その関係者が流したものにほかならない。 こんなことをする人間が、はたしてパソコンに自分たちの情報なんて流すだろうか。 流す可能性があると言える者がいるなら――――それは、そいつと主催者との間につながりがあるからだ。 「…………っ!」 「ん?どうしたの?」 思わず足を止めたシンジに夏子が振り返る。その横では優しげな顔をしているみくるもいる。 「なんでもない、です……」 「そう?」 そう言ってくるりと前を向いた二人は、お互いの支給品などを見せ合っているようだった。 デイパックを置いてきてしまったシンジの荷物は煙玉だけなので、確認する必要もないということなのだろう。 何事かを話し合い始めた二人を見ながら、シンジは考えた。 朝比奈みくるは、主催者たちの仲間じゃないのか、と。 こういった場で主催が一番困ることは何か――それは参加者が殺し合いを放棄することだ。 たとえば、一か所に集まって全員が協力し、主催に対抗する。あるいは、ずっとどこかに隠れている。 そういった状況を崩すために、主催者が息のかかった人間を投入する可能性は低くない、いや、高いといってもいい。 その証拠に、この女は情報を餌に自分たちを激戦区になるであろう北に誘っているではないか。 ただ北に行かせようとすると、先ほどシンジが受けたような糾弾を浴びせられる可能性もある。 だからこそ主催の情報というおいしそうな罠で釣って、自分たちを殺し合いのただ中に巻き込もうとしているのではないか。 そう思うと、とたんにみくるの優しげな振る舞いがおぞましいものに見えてきた。 そして気づく。 こちらの意志を優先するようでありながら、その実自分の意思をどうにでも押し付けようとする態度。 一見親密に接しているように見えるが、本当は自分の内側に触れさせる気はないという振る舞い。 立ち上る、女の匂い。 (そうか、似てるんだ……ミサトさんに) かつては親しみ深い人だと思った。こんな自分にも明るく接してくれる、いい人だと思った。 でも違った。結局ミサトは自分がかわいいだけだった。 自分の願いを人に押し付け、自分の本当のところには触れさせず、相手の本当のところに触れようともしなかった。 身勝手な女だった。いや、大人は父も上司たちもみんな身勝手だ。 レイの死に沈みこんでいた自分の手を握ろうと身体を寄せてきたミサトに感じた嫌悪感がわき上がる。 (この人も同じだ。ミサトさんと同じで、僕を利用したいだけなんだ) 夏子に言う気にはなれなかった。 シンジの考えを頭ごなしに否定した「大人」である彼女が、シンジの話を真摯に聞いてくれるとも思えなかった。 だからシンジは何も言わない。何も言わず、先を行く大人二人の今にも闇に呑まれそうな後ろ姿をにらみつける。 そうして歩くシンジの心の中には、誰かの声が誘惑するように響いていた。 ―――優勝すれば、死んだ人を生き返らせることだってできる…… それはどこか、シンジの優しい友人の声に似ているような気がした。 【G-8 森/一日目・未明】 【川口夏子@砂ぼうず 】 【状態】健康 【持ち物】コンバットナイフ@涼宮ハルヒの憂鬱、デイパック、基本セット 【思考】 0.何をしてでも生き残る。終盤までは徒党を組みたい 1.碇シンジ、朝比奈みくると行動し、いずれかのルートで北の市街地を目指す。 2.シンジに対して少し申し訳ないので、ある程度は助けてやりたい 3.水野灌太と会ったら―――― 【朝比奈みくる@涼宮ハルヒの憂鬱】 【状態】健康 【持ち物】 スタームルガー レッドホーク(6/6)@砂ぼうず、.44マグナム弾30発、不明支給品1(本人と夏子が確認済み) デイパック、基本セット 【思考】 0.長門有希の真意を確かめる 1.川口夏子、碇シンジとともにいずれかのルートで北の市街地を目指す。 2.市街地についたらパソコンのある施設を探し、情報を探索。可能なら長門との交信を試みる 3.SOS団メンバー、キョンの妹と合流したいが、朝倉涼子は警戒 4.この殺し合いの枠組みを解明する ※信頼を得られたら、長門との関係について夏子たちに話すつもりです 【碇シンジ@新世紀エヴァンゲリオン】 【状態】左肘に軽い銃創、疑心暗鬼 【持ち物】七色煙玉セット@砂ぼうず(残り六個) 【思考】 0.死にたくない 1.朝比奈みくるに対し強い警戒心と嫌悪感、夏子に軽い不信感。「大人」全般への疑心 2.とりあえず二人と一緒に行動し、いずれかのルートで北の市街地を目指す 3.アスカと合流したい 4.優勝したらカヲル君が――――? 時系列順で読む Back 月夜の森での出会いと別れ Next 君、死に給うこと勿れ 投下順で読む Back 月夜の森での出会いと別れ Next 月下の狩猟者 少年少女と、変態 川口夏子 碇シンジがああなったワケ 碇シンジ 時をかける少女? 朝比奈みくる
https://w.atwiki.jp/aruteiru-coliseum/pages/14.html
光 闇 炎 海 光属性 N N+ R SR UR GOD 光刃 光双刃 閃光刃 閃光舞 光翼の天使 夢幻光舞 光舞 光連舞 光双翼 光翼 光の剣 光の魔剣 光の魔双剣(※1) 閃光の魔剣 閃光の魔双剣(※2) 陽光の魔剣 陽光の魔双剣 陽光の魔神剣 - 光の双剣 光の魔双剣 閃光の魔双剣 陽光の魔双剣 - 光の弾 光の魔弾 光の魔双弾(※3) 閃光の魔弾 閃光の魔双弾(※4) 陽光の魔弾 陽光の魔双弾 陽光の魔神弾 - 光の双弾 光の魔双弾 閃光の魔双弾 陽光の魔双弾 - ※1 進化先は『閃光の魔双剣』です。※2 進化先は『陽光の魔双剣』です。※3 進化先は『閃光の魔双弾』です。※4 進化先は『陽光の魔双弾』です。 闇属性 N N+ R SR UR GOD 闇刃 闇双刃 暗黒刃 暗黒舞 闇翼の天使 夢幻闇舞 闇舞 闇連舞 闇双翼 闇翼 闇の剣 闇の魔剣 闇の魔双剣(※1) 暗闇の魔剣 暗闇の魔双剣(※2) 漆黒の魔剣 漆黒の魔双剣 陽光の魔神剣 - 闇の双剣 闇の魔双剣 暗闇の魔双剣 漆黒の魔双剣 - 闇の弾 闇の魔弾 闇の魔双弾(※3) 暗闇の魔弾 暗闇の魔双弾(※4) 漆黒の魔弾 漆黒の魔双弾 陽光の魔神弾 - 闇の双弾 闇の魔双弾 暗闇の魔双弾 漆黒の魔双弾 - ※1 進化先は『暗闇の魔双剣』です。※2 進化先は『漆黒の魔双剣』です。※3 進化先は『暗闇の魔双弾』です。※4 進化先は『漆黒の魔双弾』です。 炎属性 N N+ R SR UR GOD 炎刃 炎双刃 爆炎刃 爆炎舞 炎翼の天使 夢幻炎舞 炎舞 炎連舞 炎双翼 炎翼 炎の剣 炎の魔剣 炎の魔双剣(※1) 火炎の魔剣 火炎の魔双剣(※2) 業火の魔剣 業火の魔双剣 業火の魔神剣 - 炎の双剣 炎の魔双剣 火炎の魔双剣 業火の魔双剣 - 炎の弾 炎の魔弾 炎の魔双弾(※3) 火炎の魔弾 火炎の魔双弾(※4) 業火の魔弾 業火の魔双弾 陽光の魔神弾 - 炎の双弾 炎の魔双弾 火炎の魔双弾 業火の魔双弾 - ※1 進化先は『火炎の魔双剣』です。※2 進化先は『業火の魔双剣』です。※3 進化先は『火炎の魔双弾』です。※4 進化先は『業火の魔双弾』です。 海属性 N N+ R SR UR GOD 海刃 海双刃 青海刃 青海舞 海翼の天使 夢幻海舞 海舞 海連舞 海双翼 海翼 海の剣 海の魔剣 海の魔双剣(※1) 青海の魔剣 青海の魔双剣(※2) 雷鳴の魔剣 雷鳴の魔双剣 陽光の魔神剣 - 海の双剣 海の魔双剣 青海の魔双剣 雷鳴の魔双剣 - 海の弾 海の魔弾 海の魔双魔(※3) 青海の魔弾 青海の魔双弾(※4) 雷鳴の魔弾 雷鳴の魔双弾 陽光の魔神弾 - 海の双弾 海の魔双魔 青海の魔双弾 雷鳴の魔双弾 - ※1 進化先は『青海の魔双剣』です。※2 進化先は『雷鳴の魔双剣』です。※3 進化先は『青海の魔双弾』です。※4 進化先は『雷鳴の魔双弾』です。 test -- (test) 2013-03-07 22 19 04 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/wrtb/pages/9979.html
闇の鏡 名前:- デビュー:『ディズニー ツイステッドワンダーランド』(2020年) 概要 ツイステッドワンダーランドの魔法士養成学校「ナイトレイブンカレッジ」にある鏡の精霊。 生徒の資質を見抜き、入学式では寮分けを行う。あらゆる世界のことを把握しているが、ユウの元いた世界のことは分からなかった。『白雪姫』の王妃が所有していた魔法の鏡と似ているが、同一人物(?)かどうかは不明。ユウは夢の中で魔法の鏡を見た時に「闇の鏡…?」と呟いている。 メインストーリー PROLOGUE Welcome to the Villains' world. 魔法士養成学校「ナイトレイブンカレッジ」の入学式で、新入生の寮分けを行った。魔法が使えないのになぜかこの地に召喚されたユウについては魂の資質がどの寮にもそぐわないと回答した。学園長ディア・クロウリーがユウを元の居場所に戻すように頼むが、闇の鏡は「この者の居場所はこの世界のどこにもない」と答えた。 登場エピソード PROLOGUE Welcome to the Villains' world.P-2 厳粛ブレイク! P-3 冷酷アンサー! 声 堀内賢雄(2020年~)