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【2階廊下】 澪「2階まで降りてきたはいいが……」 律「どっちに行けば憂ちゃんにあえるのかわかんない……。」 澪「……まだ調べてないところあるし、ひとまず先に進んでみよう。」 律「先に進むって……憂ちゃんを探すんじゃないのか!?」 澪「いや、探すよ? だが、探すにしても手がかりがないんだから、校舎のまだ見てない所を巡りながら憂ちゃんを探した方が色々と効率がいい。」 律「そ、そっか。悪ぃな!なんか憂ちゃんは後回しみたいに聞こえたからさ……。」 澪「バカいうなバカ律。私だって、何よりも早くみんなの無事を確認したい……」 ?「だからって……じっとしてなんて居られません! どいて」 律「うぉっ!?今の声って!?」 澪「……さわ子先生だ!すぐそこから聞こえたぞ!」 律「あの教室だ!急ぐぜ!」 澪「あぁ!」 ━━━━━━━。 澪「この教室って……」 律「【2のAの教室】の隣みたいだな……。」 澪「なぁ、律……」 律「おう……」 澪「こんなとこに教室ってあったか?」 律「私も今同じことを思ってた……。……【3のAの教室】か。」 澪「……でも、ここで声がしたよな?」 律「あぁ、それは間違いないよ……あれっ?鍵かかってる?」 澪「鍵?」 律「さわちゃん!さわちゃ~~ん!いたら返事しろぉ!」 律が扉をドンドンと叩く。ずいぶんと乱暴なノックだ……。 律「……いないみたいだな?」 澪「鍵か……なぁ、もしかしてこの鍵あわないかな?」 律「あぁ、あのどこのか分からない【不明の鍵】か……ちょうどいいし、試してみようぜ!」 澪「うん……。」 私はポケットから鍵を取り出して、鍵穴に差し込んだ。 なんだろう……さっきからするこの胸騒ぎは。 カチャリッ 澪「……開いちゃった。」 律「おぉ!やったじゃん、澪!さっそく入ろうぜ!」 澪「あ、あぁ……。」 律に急かされて私は扉に手をかけた。 澪「うっ……」 律「今度はなんだ!?」 澪「な、なんか今 一瞬だけ胸を押し潰されたような痛みが……」 澪「やっぱり……ここ入るの……止めないか?」 律「えっ?でも、さわちゃんがいるかもしれないんだぜ?」 律「それに、この鍵は私達に必要だって言ってたろ?」 律「だったら、この部屋に何か大切なことが隠されてんじゃないか?」キラリ 澪「それはそうだけど……」 律「ほらっ、ぐちゃぐちゃ言ってないで入るぞ!」ガラッ 澪「ちょっ……うん。」 【3のAの教室】 この教室は、教室内の半分ほどがもうすでに床が崩れていた。 地震の影響をもろに受けたのか、今まで見た教室の中で一番荒廃としており、不穏な空気が流れている。 律「さわちゃ……やっぱり、いないな。どこ行っちゃったんだろう?」 澪「いや……いないって決めつけるのは早いかもしれない。」 澪「……あれを見ろ。」 律「うっ……また骸骨……。って、もしかして……さわ……ちゃん……?」 澪「と、とにかく調べてみよう……。」 私達は死体を調べた。 律「おっ、名札発見!えっと……愛知 心さんだって!」 澪「先生じゃないのか……。」 私はホッと安堵の息をもらした。 間違いなく、人が死んでいるというのに、それが知り合いのものじゃなかっただけで安心できる自分に少し畏怖の念を抱いてしまう。 律「……目立った損傷も血痕もないところを見ると、ガス殺かな?」 律がそれに手を合わせながら私に訊ねてくる。 澪「……いや、ここにガスが充満してたなら私達も、もう何かしらの症状が出てるはず……。だったら、ガス殺よりは、餓死の方が可能性は高いよ。」 澪「餓死……餓死か……。そういえば、ここに来てから何も食べてない……。」 澪「私達、いつここを出られるんだろう……?」 水も無いし、もしかしたら私達に残されてる時間って24時間もないんじゃ……。 律「……大丈夫!その内みんなで脱出できるって!」 澪「そうだといいけど……。あれっ?」 律「どうした?」 澪「この子……床に何か書き残してるぞ!?」 床には強引に爪で引っ掻いて書いた文字が見えた。 律「ホントだ!えぇっと……なになに? "奥にある新聞紙を絶対に読んではいけない"……?」 澪「うっ……(また胸に痛みが……)」 澪「な、なぁ。もう出よう……?やっぱりここなんか変だよ……。」 律「えぇっ……? でも、気になるなぁ……あの新聞紙……」 律「……やっぱりちょっとだけ見てみるよ!」ダッ 澪「あっ!?おい!」ダッ 律「なぁんだ、結局澪もついてくるんじゃん!」 澪「……、」 律「じゃあ読むぞ♪」 ■天神町奉知新聞■ 【 児童四名 連続誘拐・殺害事件 速報 】 我が町の誇る学び舎『天神小学校』に於いて、忌むべき犯罪が勃発した。 ここひと月の間に、町内で多数発生していた『連続児童失踪事件』は当局の調査の結果、 急転直下 最悪の形で解決へと向かった。 昭和四拾八年九月拾八日 午後七時、同校内にて失踪中の児童たちの亡骸と 血の付いた鋏み(はさみ)を持ち放心している教員一名を発見、これを確保した。 遺体は全て、舌が*り取ら*ており、***を凶器*定* 律「下半分がちぎれていてこれ以上は読めないな。」 澪「……ひどい事件。」 律「そういえば何か、昔 そんなことがあったって聞いたことがある……」 澪「私達が、まだ生まれてなかった時代の話だからよく知らないけどね……」 ガチャリ 澪「……!?」 律「扉が勝手に閉まった……!?」 ……今度は何が現れるんだ? 赤い少女か?犠牲者か? 私は思わず身構えた。 ………………━━━━━━━━━━━━、、、? 澪「何も現れない……?」 律「……よかったぁ!さぁ、こんなとこさっさと出て━━」 ガチャリ 澪「あぁ、そうだな。さっさと出よう━━ってどうしたんだ?さっさと扉開けてくれよ?」 律「あの……その……澪さん?」 澪「なんだ……?」 律「扉……開かない……」 澪「なにっ!?」 私は律を突き飛ばして扉の前に立ち、開けようと試みた。 ガチャリ やはり、律の言う通り扉はピタリと空間に固定されて開かない。 澪「(この感じ……窓や玄関扉と同じ感覚。)」 澪「閉じ込め……られた。」 瞬間、私の頭の中にさっきの餓死死体が浮かび上がった。 もしかしたら、愛知さんも新聞紙を読んで閉じ込められたのかもしれない。 そして、他に犠牲者が出ないようにするために書き置きを…… 澪「……私達、もう出られない……」 律「うぅ……どうしよう」 澪「……っていうかさぁ……」 律「えっ?えっ?」 澪「あぁもう……!もとわと言えばお前の……」 ガチャリ ジジッ━━ 私が律を責めようとした時、教室の天井に設備されている蛍光灯が音を立てて一斉につき、さらに先程までビクともしなかった扉がまた独りでに開いた。 澪・律「……!?」 私達は猫に追われた鼠の如く足早に【3のAの教室】を後にした。 ━━━━━━━。 律「ああ びっくした~、」 澪「……はぁっ」 律「……あれ……?な、無い……無い!」 澪「……なにが?」 律「憂ちゃん達から貰った 紙人形の切れ端……」 律「幸せのサチ子さんのお守りが……ない。」 澪「あぁ……あのおまじない?」 澪「……私のは、学生証入れに入ってるけど。」 律「くそー…… あの時、ポケットに入れたせいかな……」 澪「スグ ちゃんとしまわないからだよ……」 律「しょんぼり……。」 澪「……何か心当たりは?」 律「心当たりかぁ……あっ!?」 澪「心当たりあるのか?」 律「ほら、【2のAの教室】で私、澪と一緒に転んじゃったじゃん?」 律「もしかしたら、あの時に落としちゃったのかも……。」 なるほど、一理ある。 だけど……、 律「私、見てくるよ!」 澪「やめとけ、あそこまだあの女の子がいるかもしれないし……」 律「ヘーキヘーキ♪」 律「ちょっと行って見てくるだけ!澪は足痛そうだしここで待っててくれ!」 澪「ちょ……律っ!」 澪「待てよ……私も一緒に……」 澪「痛ッ……また足が……。」ズキッ 痛みのあまり目をギュッと瞑り、思わず足を手で抑えてしまう。 そうこうしてる間に律は【2のAの教室】に入って行ってしまった。 澪「くそっ、ホントに幽霊がいたらどうすんだよ……。」 澪「これだから律は……」 "お前たちは 本当は お互いが 嫌い いすれ 殺し合う゛ 澪「……、」 澪「……しょうがないな。怖いけど……放ってはおけない。」 私は律の後を追って、再び【2のAの教室】に足を踏み入れることにした。 ━━━━━━。 【2のAの教室】 教室に入るなり、律はすぐに見つかった。 何やら、黒板を携帯の光で照らしてボーっと見つめている。 澪「……律!」 律「あっ、澪……ちょっとこれ見てくれ。」 不安そうな顔をしている律。 それは、3秒後の私の顔でもあった。 澪「な、なんだ……これ?」 黒板には何やら、チョークで落書きが施されていた。 あまり上手い絵では無いから具体的には説明しにくいが、どうやら鋏みを持った男一人と子供4人が何かをしている絵のようだ。 律「あの女の子の幽霊が描いたのかな……」 澪「分かんない……でも、子供が書きなぐったような絵だし、唯達ではないと思う……。」 澪「それにこの絵……なんだか嫌な感じ……。」 なんでこんな落書きを……もしこれを書いたのがあの幽霊だとしたら、あの女の子は一体何者なんだ? 律「……あっ!?」 澪「どうした?紙人形の切れ端が見つかったのか?」 律「……いや、そうだと思ったんだが、どうやら違ったみたいだ。だが、おもしろい物見つけたぞ。」 律が脚が一本抜けている机から何かをつまみ上げた。 澪「……これはっ!?」 6
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ドジっ娘(どじっこ) 概要 シンフォニアに登場した称号。 登場作品 + 目次 シンフォニア 関連リンク シンフォニア その作品中での説明 コレットの称号。 ボーナスは最大HP+1、力+1。 イセリアの学校の教室左にある人型の穴を調べると取得できる。 この穴が結構目立つため、多くのプレイヤーが最初に取得した称号だと思われる。 取得者 コレット 取得条件 イセリアの学校の教室左にある人型の穴を調べる ボーナス HP+1・力+1 ▲ 関連リンク
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概要 「チリペッパー」のディスクの発動能力、暗闇状態を利用して出口を目指します。 本家が閉鎖したそうです。 ダウンロードファイルはこのページの下方(↓)にあります。 製作者コメント 「チリペッパー」のディスクの発動能力の利用がメインになっていますが、 製作当初は「『Jガイル』のディスクを有効利用してみたい」と考えて作成しました。 その結果相性が良かった? 「チリペッパー」のディスクとの連携を楽しんでもらえれば幸いです。 <広告:同作者による作品はコチラです。> 波紋入りのバラは痛くない 老ジョセフの溜息 飢えと砲火のデスロード エンプレスの救助信号 間隙を衝け! 誘導どおり「あの世」まで コミックスは爆弾!? ヒント ↓下記反転↓ 暗闇状態になった敵は移動不可能になるまで正面方向への移動、又は移動方向側の障害物への攻撃を行う。 答え合わせ ↓下記反転↓ 1.初期位置から左下へ動き、「猫草」を寝させたら落ちている3つのアイテムを回収(「虫食いじゃない」の射程は2マスです)します。(出来れば「リサリサ」よりも上の位置で)「チリペッパー」のディスクを発動します。すると「リサリサ」は「虫食いじゃない」を排除して斜め移動(ヒントにある法則から左上と右下へ)を開始します。 2.暗闇状態が取れたら画面左下の水地形の上の位置へ「リサリサ」を誘導して「マニッシュボーイ」のディスクを投げて眠らせます。 3.「虫食いじゃない」がいた位置で「Jガイル」のディスクを読むとフロアのすべての敵が起き、「リサリサ」が出口「猫草」へ向かうラインへ乗るので「チリペッパー」のディスクを発動します。 4.暗闇状態の「リサリサ」は「猫草」を倒し、その後右上から左下へ移動を行います。出口が空いたら「ジョナサン」が暗闇状態の間に滑り込みます。 <問題への注意と補足(おわび)> 暗闇状態の敵キャラの正面に立つと殴られ死亡します。「リサリサ」が「4.」にある出口に暗闇解除まで留まった場合クリアできません。留まる可能性は理論計算上2%程あります。しかし私が検証した25回では失敗は0回でした。出口の先地形を伸ばしてクリア確率を100%にすることも考えましたが、「コンパクトな景観を損なうと判断」今の形にしています。解法を使ってもクリアできなかった場合本当に申し訳ありません。 評価 選択肢 投票 ☆☆☆☆☆ (3) ☆☆☆☆ (0) ☆☆☆ (0) ☆☆ (0) ☆ (0) タグ tags plugin error ページが存在しているかを確認してください。 感想 名前 コメント
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暗殺教室サブタイトル風 788 :水先案名無い人:2014/03/08(土) 12 46 23.74 ID n9KrxkcM0 暗殺教室サブタイトル風 虎殺しの時間 直突きの時間 投げまくる時間 ジャガられる時間 護身の時間 全階級制覇の時間 打撃対策の時間 神様の時間 タイマンの時間 なんでもありの時間 海兵隊の時間 用心棒の時間 達人の時間 ヘヴィ級の時間 ステロイドの時間 ムエタイの時間 本場の時間 デカい時間 解説の時間 オレのものの時間 ハラショーの時間 紐切りの時間 バランスの時間 四千年の時間 闘魂の時間 医者の時間 横綱の時間 暗黒街の時間 喧嘩師の時間 ギバーップの時間 音速の時間 王者の時間 カポエイラの時間 伝統の時間 巨人の時間 遅刻の時間 空中の時間 怪物の時間 蛇の時間 関連レス 791 :水先案名無い人:2014/03/09(日) 18 27 41.22 ID Q3en4MNU0 遅刻の時間吹いたwww コメント 名前
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有栖学園の昼食・・・・それは教師雪華綺晶の至福の時間でもある しかし、それは突如奪われる事になる・・・ そう、持ってきたはずの(薔薇水晶も一緒に)弁当が無いのだ! おかしい、これはおかしい、雪華綺晶にとってこれはありえないことなのである すぐさま教室を飛び出し隣の教室、つまり薔薇水晶の担当する教室に駆けつける 雪華綺晶「ばらしー・・・・お弁当が・・・お弁当が・・・」 しかし、薔薇水晶が持ってきたはずのお弁当も無くなっている・・・ 薔薇水晶「あ・・・きらきー・・・・さっきお弁当持って行ったよ?」 おかしい、事実弁当は雪華綺晶のクラスには届いてない、そしてどういうことなのか悩む雪華綺晶 その時、雪華綺晶の射撃部員の一人が口を開けた 生徒「雪華綺晶先生、お弁当なら薔薇水晶先生の命令で今日の分は捨てて来い・・・と」 この発言で雪華綺晶はさらに混乱する、愛しい妹がそんな命令するはずない・・・ これは何かの間違いだ!間違いなんだ!と思う雪華綺晶・・・しかし軍隊並に鍛えた射撃部が誤報をするとは思えない・・・ 雪華綺晶「SS!」 その掛け声と共に数人の生徒が雪華綺晶の周りに集まる 雪華綺晶「弁当の真相を調べ即報告なさい!」 SS生徒「サー!イエス!サー!!!」 雪華綺晶の命令、そしてその通りに動くはずのSS生徒・・・しかし彼らは今回は雪華綺晶の命令に背いた・・・・ 30分前 部活なのにも関わらず校庭の地下に巨大な施設を設けている射撃部・・・ 顧問はもちろん雪華綺晶先生である 水銀燈「こにちわぁ~♪」 そんな中一人珍しい客が来る、そう薔薇水晶のクラスの副担任水銀燈である 水銀燈「部長さぁ~ん、ちょっとお話があるんだけどぉ~」 まるで逆ナンパをするような甘い声で語りかける水銀燈、そして前に出る射撃部部長 水銀燈「ちょっと、お話があるんだけどぉ・・・」 焦らす水銀燈、じっと待つ部長 水銀燈「今から言う事を実行してくれればぁ、すっごいサービスしちゃうわよぉ~♪」 と、わざとらしく上目遣いになる水銀燈、そしてゴクリとのどを鳴らす部長 水銀燈「雪華綺晶先生のぉ~・・・・お弁当・・・・捨てちゃってぇ~くれないかなぁ?」 最後の一言でわざとらしく指をくわえてみせる水銀燈、これにKOされた射撃部部長・・・ そして悩殺された部長は首を縦に振り、その後の地獄を見る事になる 戻って、こちら雪華綺晶 雪華綺晶「SS!どうだった!?」 なにかに縋る様な雪華綺晶、それに対しSSの報告は・・・ SS生徒「ば・・・薔薇水晶先生の犯行で間違いありません・・・」 この報告を聞き崩れる雪華綺晶、そして目にはうっすらと涙が溜まり・・・・ 雪華綺晶「いまから・・・・ばらしーのところ行ってくる・・・」 と怒りの声でSSに伝えた そして薔薇水晶の教室にやってきた雪華綺晶、その様子は仁王像を連想させる そして教室の端では上手く行ったとガッツポーズの水銀燈 しかし・・・・雪華綺晶は真っ直ぐ水銀燈の側に行き、水銀燈の弁当を奪って自分の教室に戻っていった ポカンと口を開ける水銀燈、なんだったんだろう?と首をかしげる薔薇水晶 そう、雪華綺晶は全て知っていた・・・ 彼女には無人偵察機サイファーもあれば盗聴器や監視カメラ等この学園のことは全て把握できるだけの材料があるのだ そして、裏切り者のSS、射撃部部長を虐める方法を考えながら水銀燈の弁当にかじりつく・・・ 雪華綺晶「せっかく部長には最後のチャンスあげたのに・・・・」 と呟く雪華綺晶とその後地獄の体験をし1ヶ月間学校にこれなかった射撃部部長が居たそうな fin
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行ける場所一覧 【自宅】 朝〇 昼〇 夕〇 夜〇 主人公が住む一軒家。けっこう広い。 同居人:綾・凛・楓 【茜宅】 茜が住んでいる一軒家。主人公宅の隣家で築15年モノ。 【縁宅】 縁が住んでいる一軒家。主人公宅の隣家でオサレな雰囲気を醸し出している。 【舞宅】 舞が住んでいる一軒家。この一週間程両親が出張で不在らしい。 【瑞希宅】 瑞希が住んでいる部屋。駅前近くのマンションの一室である。 【葵・椿宅】 葵と椿が住んでいる部屋。なかなか豪華なマンションの一室である。 【環宅】 環が住んでいる一軒家。この地区でも一、二を争う豪邸で、資産家であることを匂わせる。 両親は仕事で夜遅くまで帰ってこない場合が多く、環は鍵っ子である。 【唯宅】 唯が住んでいる一軒家。小奇麗な家で、美しい庭が自慢。 【薫・千秋宅】 最近主人公宅の近所に越してきた薫と千秋が住んでいる部屋。安アパートの一室である。 【槍田宅】 主人公の悪友・槍田陽一の住む一軒家。古き良き昭和の匂いを醸し出している。 【ラーメン島田】 朝〇 昼〇 夕〇 夜〇 主人公の友人・島田敏雄の両親が経営するラーメン屋。店内はそれ程広くはないが結構繁盛している。 島田家四兄弟も店が忙しい時は業務を手伝っている。ラーメン+チャーハンのセットがお勧め(580円) 【河川敷】 朝〇 昼〇 夕〇 夜〇 市内を流れる川の河川敷。小さな公園があり、たまにエロ本が落ちているが保存状態は良くない。 【嶺桜大学】 朝〇 昼〇 夕〇 夜〇 椿と早苗が通っている大学。この地区だけならず全国でも通用する超有名大学。しかし学費も超高い。 【樫木神社】 朝〇 昼〇 夕〇 夜〇 この地区ではなかなかの規模の神社。時子と芹奈の実家でもあるが、現在は芹奈と両親の3人暮らしである。何かの神様を祀っているらしいが・・・ 【駅前】 朝〇 昼〇 夕〇 夜〇 この街の交通拠点。結構大きな駅で、大きな繁華街がある。 《駅付近の施設・店》 【繁華街】 朝〇 昼〇 夕〇 夜〇 駅前に広がる大きな繁華街。様々な店などがあり、色々な人が集まる。 朝は通勤ラッシュで混み合っており、夜は若干治安が悪い。 【ショッピングモール】 朝〇 昼〇 夕〇 夜〇 色々な店が集まる大型ショッピングモール。ここで揃わないものはあんまりない。 【サンジェルマン】 朝〇 昼〇 夕〇 夜× 言わずと知れた超人気店。普通のパンから凝った菓子パンまで幅広い品揃えを誇る。 オーナーは本場フランスの一流職人だったらしい。店内にカフェスペースもある。 【和菓子屋 愛染(あいぜん)】 朝〇 昼〇 夕〇 夜〇 サンジェルマンの向かいにある、主人公の伯父・源次郎の店。本店は京都の超有名店らしい。 純粋な和菓子から今風の和風スイーツも扱っており、若い女性客を中心に大人気。 【ゲームセンター】 朝× 昼〇 夕〇 夜〇 なかなか大きなゲームセンター。最新ゲームも結構入っている。 【マニメイト】 朝× 昼〇 夕〇 夜〇 最近繁華街にオープンしたらしい店。マニア向けのショップで、普通は手に入らないような超レア物も扱っているとか。 店内にはカフェスペースもあり、コスプレした店員さんがウエイトレスをしている。巴のバイト先。 【学校】 朝〇 昼〇 夕〇 夜× 主人公たちが通う学校。この地区では結構有名な所らしい。個性的な教師陣が魅力(?) 《学校内施設》 【3-B教室】 主人公が所属するクラス。主人公、槍田、島田に、葵、皐、遥と個性的な面々が揃っている。 【3-A教室】 主人公の隣の教室。オカ研部長・時子がいるクラス。 【3-C教室】 主人公の隣の教室。生徒会長の芹奈とその部下・牛尾がいるクラス。 【2-A教室】 下級生の教室。綾、舞、瑞希がいるクラス。 【1-A教室】 下級生の教室。凛、茜、縁がいるクラス。 【1-B教室】 下級生の教室。楓と美紗がいるクラス。 【1-C教室】 下級生の教室。オカ研部員の巴がいるクラス。 【職員室】 大田、榊原、折笠、ほか色々な先生方がいらっしゃる領域。できれば行きたくない… 【理科室】 理科教師・速水の牙城。色々と怪しい実験をしているらしい・・・ 【体育教官室】 この学校の名物熱血教師・檜山の棲息地。近寄るだけで熱苦しい 【保健室】 ふかふかベッドに冷暖房完備と居心地最高な場所。だがサボリに行くと保険医・井上に追い返される。 【食堂】 新校舎にある食堂。かなり広い。暖かい学食が食べられることで人気で、連日長蛇の列。 【屋上】 主人公のパラダイス。主人公はたいていここでランチタイムを迎える。 一応生徒の立ち入りは禁止されているが、そんな事はお構いなしである。 【グラウンド】 主に運動部が活動している場所。最近はソフト部と陸上部が週末の大会に向けて猛練習中。 【武道場】 武道系の部活が活動する場所。主に剣道部・弓道部・合気道部が活動中。 【プール】 水泳部の活動拠点。温水なので年中入れる。一応全校生徒に開放されている。 【旧校舎】 朝〇 昼〇 夕〇 夜〇 今は使われていない校舎。当たり前のごとく木造建築。部室を持てない同好会が適当に根城にしている。 【オカ研部室】 朝〇 昼〇 夕〇 夜〇 主人公が所属する『オカルト研究部』の部室。とは言っても正式に与えられたものではなく、旧校舎の使われなくなった教室を時子が勝手に部室にしているだけである。 大人4人が余裕で寝泊りできるほど広く、冷暖房完備・冷蔵庫・電気ポット・加湿器・ネット環境などなど、とても充実している。 主人公も部室のカギを持っているので、好きな時間に行くことができる。 【生徒会室】 生徒会長の芹奈を始め、生徒会の役員たちが使っている部屋。ネット環境・冷暖房完備で加湿器まである。 一般生徒が近付くと風紀委員長・牛尾の制裁が加えられる。 昼休みの居場所一覧
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~プロローグ1 教室 「明日から修学旅行だが、遅刻常習者はいつもの調子で決して遅刻しないように」 クラスからクスクスと笑いがこぼれた。 「…以上だ。解散」 「起立礼!」 日直がそういうと、担任教師は足早に教室を出て行った。 「よう、遅刻魔」 そう言って遠山 圭介(とおやま けいすけ)の側に寄ってきたのは、桑田 修哉(くわだ しゅうや)だった。 悪気はないのだろうが、桑田は何処か皮肉っぽさを持ってる物言いをする男であった。 彼は優等生というイメージが強く、皆に押されるように学級委員長などに選ばれていたりする。 細身で色白、眼鏡を掛けていて真面目そうな雰囲気を持っている。 そのせいか、一見何処か冷たい雰囲気があるように周りから見られていた。 「うるせえな、誰が遅刻魔だ」 そう言って圭介は桑田の肩をパシッと叩き、笑う。 圭介は彼とは真逆で、明るく、色んな人間と仲良く出来るタイプだった。 「ハハ、ネタにされたくなかったらもっと早めに起きるんだな」 桑田は圭介に笑い返す。 すると、二人の元に女子が二人寄ってきた。 「ねぇねぇ、遠山君に桑田君、これから旅行に持ってくものの買い足しに行くんだけど、付き合ってよ」 そう言って強引に誘おうとしてきたのは戸波 美沙(となみ みさ)だった。 その後ろには彼女と仲のいい神野 千早(かんの ちはや)がヘッドフォンを肩にかけて立っている。 「んーと…」 圭介はちらりと周りを気にして 「湯崎は?」 と美沙に聞く。 美沙は少し不機嫌そうな顔をすると 「凛なら、美術部に顔出してバイトだってさ」 と、千早が少し気まずそうな笑顔を浮かべて間に入る。 「そっか、湯崎も大変だよな。ところで町まで出るの?」 「う、うん」と美沙がおずおずと頷く。 「ほら、学級委員さん、付き添い頼むよ」 千早が桑田に話を振ると 「ああすまん。悪いけど俺は姉さんの手伝いあっから。来ィ張ってるけど、病み上がりだしな」 「そっか、仕方ないな…んじゃ明日な」 「おう」 そう言って、手をふって桑田は教室を出て行った。 「ほっら~、いいじゃんか、遠山くんも買い揃えなきゃならない物とかあるんじゃないの?」 「うんまあ、洗面道具買わないといけないけど」 「じゃあ、決定ね」 千早は、そういうと荷物を背負いなおすと 「んじゃ、あたしも帰るねぇ~」 「え、神野さん帰るの?」 「うん、あたし英会話の塾あるしねぇ~じゃ、お先~」 千早はヘッドフォンを耳にはめると、周りに漏れるくらいの大音量の音楽を聴きながら帰っていった。 帰り際に彼女が美沙に僅かに目配せをしたのに圭介は気付かない。 「行こ、遠山君」 「あ、ああ」 圭介たちがそんなやり取りをしてる教室の別の一角では 「ねぇねぇ、自由行動何処行こっか?」 小柄で、黒のセミロングヘアーをした幼い感じの篠原 百花(しのはら ももか)が言った。 「ふっふっふ、いいものがあるのだよ。百花くん…じゃっじゃ~ん!」 と明るく千田 万理(ちだ まり)がグルメ雑誌を取り出す。 タイトルには「食い倒れ天国大阪」と書かれていた。 「わ~、真理ちゃん頼もし~!」 百花がきゃぴきゃぴと騒ぐ。 「えっと、たこ焼きにお好み焼きにてっちりにぃ…」 「ぶたまんとか良いわね」 宋 明日香(そう あすか)が言う。 彼女は陸上部のエースで短距離の選手。スラリとした小麦色の肌の美しい少女だった。 「あ、明日香ちゃん~」 ぽふっと百花が明日香に抱きつく。 「ねぇ、明日香ちゃんも帰りにお茶してこうよ~」 猫撫で声で甘える百花。 「ごめんね、しばらく陸上の練習も出来ないし、走りこみしてこうと思ってんだ」 せっかくの誘いを断ることにちょっと悪そうな面持ちで明日香が断る。 「え~おねがい~明日香ちゃんと話したいよ~」 明日香は少し考え込みつつ 「仕方ないわね、少しだけ…ね」 としぶしぶ了承したのだった。 「明日香も百花には甘いわねぇ」 と真理が笑った。
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DQⅦ 【アボン】と【フズ】、二つの村の間の草原のなかに、ポツンと建っている教会。 【アボンのトンネル】を抜けてしばらく南下すると見えてくる。 上記の二つの村を行き来したり、フズより先にある【ハーメリア】へと向かう旅人が立ち寄る場所。 過去編では戦士が一人立ち寄っており、この先にあるフズやハーメリアへの道筋を教えてくれる。 現代ではアボンとフズは無くなっているが、この教会だけは残っている。 近隣の村が無くなったことで、人が訪れることは珍しくなったようだが、現代でも戦士が一人立ち寄っている。 3DS版 「アボン南のほこらの教会」と名称が変わっており、アボンが無くなった後もこの教会の名称にアボンという言葉は残っている。 ちなみに、セーブした時に表記される冒険の書は「ほこらの教会」となっている。
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猛毒の教練場 レベル24から入れるようになるダンジョン。一日二回入場できる。 レベル26からクエが出るから26になってから行った方が良いかもわからんね。 名前の通り毒を使う敵が多いので解毒剤を大量に持って行こう。あと包帯も。 猛毒はリンクしまくりなので、むやみやたらと敵を攻撃するのはやめましょう。 バジリスクの毒には気をつけろ! ペロが2体いるよー(^o^)ノ バジリスク こいつの毒まじやヴぁい。毒受けたらすぐ解除しろ。 血色黄昏の妖精 リンクすると面倒くさいからなるべく一体ずつ倒そうね。 移動速度ダウンしたら、万病治療薬で直せるよ。 名前 レベル アイテム 備考 古木の四足蜘蛛 26 ジャングル服 毒 鋼鉄ノコギリ歯のトカゲ 26 ジャングル服 出血 巨大コウモリ 27 料理師の帽子 毒 鉄甲イノシシ 27 サーベルマンモス 28 血色黄昏の妖精 28 学生帽 遠距離攻撃移動速度ダウン 猛毒のバジリスク 28 毒こいつの毒まじやヴぁい 凶暴なスコル(ボスモンスター) 28 範囲毒、命中ダウン クーダン(ボスモンスター) 29 範囲攻撃 黒曜石巨人(ボスモンスター) 30 範囲攻撃結構硬い ラナ(レイドモンスター) 20 慰労レベル1 エンシス(レイドモンスター) 30 慰労レベル8出血、攻撃速度ダウン 敵が落とすアイテムだけど、マギアやPOTは面倒なんで書いてません。
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>>back >>next 「オールド・オスマン?」 「なんじゃね、ミス・ロングビル」 「お尻を触るのは(以下略)」 さて、本筋ではこの頃に才人に刻まれたルーンが伝説の使い魔“ガンダールヴ”のものらしいと 判明するわけだが、カズマに刻まれたそれは“s・CRY・ed”すなわち【進化の言葉】である。 しかもアルファベットに近い文字こそ有るものの、この言葉を知るものは元の世界にすらほとんどいない。 当然コルベールの努力は今のところ全くの徒労に終わっている。 ということは、オールド・オスマンがこの後セクハラ三昧の末にミス・ロングビルに折檻されまくったところで、 誰も割り込んではくれないというわけだ。 合掌。 ところ変わって、こちらは先ほどルイズが教卓を吹き飛ばした教室。 気絶したミセス・シュヴルーズに代わって解散を命じた教師は、 爆発のせいでとっ散らかった教室の片づけを魔法を使わずに行うようルイズに命じた。 もっとも、魔法を使えば爆発するのだから使ってよいと言われても同じである。 「カズマ、アンタもっとしっかりやりなさいよ」 「断る。自分の始末は自分でつけろ」 「アンタ私の使い魔でしょ。ご主人様がやれと言ったらやるの」 「【反逆】を背負ってやるとは言ったが、使い魔をしてやるとは言ってねぇ」 とまぁ、こんな調子で二人はずっと言い争いをしており、片づけはロクにはかどっていなかった。 まぁ、ありがたいことに基本的には【錬金】による石造りの教室である。さすがにそこまでの被害ではなかった。 もちろん、カズマにしても全く手伝っていないわけではない。明らかにルイズには重そうな木片などは カズマが拾ってやっている。なんだかんだ言っても基本的に女子供には優しいのだ。 子供扱いしているとも言うが。 「アンタがここで生活するのにかかる費用は全部私の家から出ることになるのよ。 だからその分は従いな…って、そういえば朝ごはんどうしたのよ?」 「洗濯頼みに行ったらもらえたぜ? いつでも来ていいとかなんとか」 完全にルイズの手が止まる、と思うと真っ赤になって怒り出した。 「やめなさい。『ヴァリエールはロクに使い魔に食事もさせられない』なんて笑われるのは私なんだからね。 由緒ある公爵家の名前に傷がつくわ。今後一切禁止」 『知ったこっちゃねぇ』 そう言う代わりにでかいゴミをまとめて肩に担ぎ教室を出て行くことにする。 「ちょっと、こら! カズマ! 聞いてるの!?」 「こいつを捨ててくる」 それだけ言って話を打ち切る。教室からはギャーギャー聞こえる気がするが無視を決め込んだ。 「しっかし、ルイズのヤツ褒めてやったのになんで怒ったんだ?」 実は、解散を命じられて最初にルイズの着替えに戻ったのだが、 その際爆発の威力を褒めていたりする。そりゃ怒るのも当たり前なのだがカズマはいまだにわかってない。 残されたルイズはといえば、なんだかんだ言って片付けのかなりの部分を自分でやったわけだが、 反逆がどうのこうの言ってちっとも言うことを聞きやしない使い魔に、 『自分は魔法はおろか使い魔を御すことすらできないダメメイジなのか』 とちょっとへこみかかっていた。 幸いなことに、逃げ出そうとする様子はとりあえず無い。そうなっては笑いものどころではないだろう。 家名を取り上げられて放逐、などという最悪の予想をしてしまい、わずかにゾッとする。 「代わりの教卓持ってきてやったぜ」 空気を読まずに戻ってきたカズマに救われたような気がした。 のだが、当然素直に礼を言えるような性格をルイズがしているわけもないのである。 なんとか昼食の時間までに教室を片づけたルイズは、カズマを伴って食堂に向かいながら悩んでいた。 大見得切ったからにはカズマの食事をなんとかしなければならない。 しかし貴族と同じテーブルにつけるわけにはましてや貴族と同じものを食べさせるわけにはいかない。 手っ取り早いのはカズマ用のものを自分の部屋に運ばせることだが今から頼む時間もなければ そんな特別扱いをしてもらえるかどうかもわからない。 悩むを通り越して途方に暮れそうになって軽く頭を振った。 しかも、ルイズがこんなに悩んでいるというのにカズマはすれ違う給仕係と「今朝はありがとな」とか にこやかに挨拶してたりするのだから当然面白くない。 まったくこの使い魔ったらご主人様をなんだと思ってるのかしら。 周りに愛想振りまくくらいならちゃんまずちゃんとご主人様の言うこと聞かなきゃだわ。 いえいえそうじゃないわ私。使い魔をしつけるのもご主人様の仕事ですものねきっと、うん。 とかなんとか頭の中をぐるぐるさせている内に食堂に着いてしまったではないか。 『結局どうすればいいか思いつかなかった!』 本気で頭を抱えることになり、で思わず口をついたのは、 「ご主人様の言うことを聞かないアンタは今日のお昼抜き! 外で待ってなさい!」 であった。 実は自分でも苦し紛れのその場しのぎなのはわかっていたりするのだが言ってしまったものはしょうがない。 カズマが従うとはまったく思えなかったりするのだがそれでもやっぱりもう言っちゃった後である。 果たして、おそるおそるカズマの方を見てみると、つまらなそうな顔をして中庭の方へ歩いて行くではないか。 はてどういう風の吹き回しなのかしら。それともダメって言ったのに厨房へでも行って何か食べさせてもらうつもりかも。 従うとは言わなかったし、アイツ。でもちゃんと用意してない私も悪いのかもしれないから今回くらいはしょうがないのかな。 それならいっそ床にでも座らせて私が食べるものから何切れかあげた方がありがたみがあったのかもしれないわ。 あぁなんでそれをさっき思いつかなかったんだろう。 また頭がぐるぐるしてきたルイズですが、でもとりあえず肉体労働後の食欲にはかなわなかったのです、まる。 一方カズマの方は『所詮ガキの癇癪』位にしか思っていないので、 とりあえず従うところを見せてやればおとなしくなる、とか考えていたりする。 『そう言えばかなみはむくれることはあってもこういう癇癪起こすことはなかったな』 食堂にほど近い場所に座り込んで、ルイズより年下なのにずっと大人な同居人のことをぼんやり思い出す。 『まぁ寒いからってオレの寝床に潜り込んできたりはしてたか』 「あら、どうかなさいました?」 そのカズマに声をかけるまごう事なきメイド服。言うまでもなく黒髪とそばかすがチャームポイントの “脱いだらすごい”シエスタであるが、もちろんカズマは知りゃぁしない。ついでに言うと、 「そう言えば朝厨房にいらした方でしたっけ。なにやってるんですか?」 とシエスタが覚えているのに、カズマはさっぱり覚えてなかったりする。 「ルイズが癇癪起こしたんでな。アイツの飯が終わるのを待ってる」 「だめですよ、自分が仕えるご主人様のことをそんな風に言っちゃ」 「オレにゃぁ関係ねぇ」 「まぁ」 と言ってコロコロと笑うシエスタ。 「でも、…えぇと、そういえばお名前聞いてませんでしたよね? 私シエスタと言います」 「カズマ」 「カズマさんお昼ご飯は?」 「抜きだとさ。あんたらのところでもらうのも禁止だと」 「そんな…。でも大丈夫ですか?」 「放っときゃ収まるさ。子供の相手は慣れてる」 「だから貴族様にそう言う言い方は…」 「いいんだ。それより仕事中じゃねぇのか?」 「あぁ、いけない。じゃ、私行きますね。そうだ、カズマさんおなか空いちゃうでしょうから 後で何か差し入れします」 気にすんな、と言った風情でシエスタを見送ってまたぼんやりするカズマの耳に飛び込んできたのは、 しばしの喧噪に平手打ちの音、そして何かをひっくり返したような音であった。 >>back >>next