約 25,221 件
https://w.atwiki.jp/herikutu/pages/10.html
関連ブログ @wikiのwikiモードでは #bf(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するブログ一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_161_ja.html たとえば、#bf(ゲーム)と入力すると以下のように表示されます。 #bf
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/254.html
2015年4月14日 最終更新:2015年10月30日 ※2015年10月30日記 前回の更新(9月5日)以降、あまり情報を追えていないので、既刊作品に漏れもあるかもしれません。 Index 刊行順一覧 国・言語圏別一覧 予定 刊行順一覧 ※タイトルからのリンク先は、それぞれの出版社サイトの書籍紹介ページ(サイト内に書籍紹介がない場合はamazonにリンク) 既刊 1月10日 ドイツ ドイツ語 フェルディナント・フォン・シーラッハ 『禁忌』 東京創元社 酒寄進一訳 1月19日 マルティニーク フランス語 パトリック・シャモワゾー 『素晴らしきソリボ』 河出書房新社 関口涼子、パトリック・オノレ訳 1月22日 スウェーデン スウェーデン語 M・ヨート、H・ローセンフェルト 『模倣犯 犯罪心理捜査官セバスチャン』【上下巻】 創元推理文庫 ヘレンハルメ美穂訳 1月24日 ドイツ ドイツ語 フランク・シェッツィング 『緊急速報』【上中下巻】 ハヤカワ文庫NV 北川和代、田中順子、岡本朋子訳 1月29日 イタリア イタリア語 ウー・ミン 『アルタイ』 東京創元社 さとうななこ訳 1月末 フランス フランス語 フランシス・ディドロ 『七人目の陪審員』 *注1 論創海外ミステリ 松井百合子訳 1月末 ベルギー フランス語 ジョルジュ・シムノン 【初の完訳】『紺碧海岸のメグレ』 論創海外ミステリ 佐藤絵里訳 2月5日 ノルウェー ノルウェー語 ヨルン・リーエル・ホルスト 『猟犬』 *注2 ハヤカワ・ミステリ 猪股和夫訳 2月13日 ドイツ ドイツ語 ペトラ・ブッシュ 『漆黒の森』 *注3 創元推理文庫 酒寄進一訳 2月21日 デンマーク デンマーク語 エルスベツ・イーホルム 『赤ん坊は川を流れる』 創元推理文庫 木村由利子訳 3月15日 スペイン スペイン語 ハビエル・シエラ 『最後の晩餐の暗号』 イースト・プレス 宮崎真紀訳 3月20日 フランス フランス語 エルヴェ・コメール 『悪意の波紋』 *注4 集英社文庫 山口羊子訳 3月23日 スウェーデン スウェーデン語 アンナ・ヤンソン 『死を歌う孤島』 *注5 創元推理文庫 久山葉子訳 4月5日 中国 中国語 普璞(ふはく) 「理解者の死」(短編/無料公開) 電子小説サイトE★エブリスタ 阿井幸作訳 4月10日 フランス フランス語 ジャン・マルセル=エール *注6 『Zの喜劇』 近代文藝社 中原毅志訳 4月22日 デンマーク デンマーク語 シュテフェン・ヤコブセン 『氷雪のマンハント』 ハヤカワ文庫NV 北野寿美枝訳 5月4日 中国 中国語 羅修(らしゅう) 「Wの喜劇」(短編) 風狂殺人倶楽部 *注7 稲村文吾訳 5月8日 スウェーデン スウェーデン語 カーリン・アルヴテーゲン 『バタフライ・エフェクト』 小学館文庫 ヘレンハルメ美穂訳 5月8日 アルゼンチン スペイン語 グスタホ・マラホビッチ 『ブエノスアイレスに消えた』 ハヤカワ・ミステリ 宮崎真紀訳 5月26日 メキシコ スペイン語 ホルヘ・ボルピ 『クリングゾールをさがして』 河出書房新社 安藤哲行訳 6月12日 ドイツ ドイツ語 ネレ・ノイハウス 『悪女は自殺しない』 *注8 創元推理文庫 酒寄進一訳 6月24日 スウェーデン スウェーデン語 アンデシュ・デ・ラ・モッツ 『炎上投稿』 ハヤカワ・ミステリ文庫 真崎義博訳 6月24日 スウェーデン スウェーデン語 フレドリック・T・オルソン 『人類暗号』【上下巻】 ハヤカワ文庫NV 熊谷千寿訳 6月25日 ドイツ ドイツ語 ハラルト・ギルバース 『ゲルマニア』 *注9 集英社文庫 酒寄進一訳 6月25日 イタリア イタリア語 ダニーラ・コマストリ=モンタナーリ 『剣闘士に薔薇を』 国書刊行会 天野泰明訳 6月25日 ロシア ロシア語 ボリス・アクーニン 【改訳】『堕天使(アザゼル)殺人事件』 *注10 岩波書店 沼野恭子訳 6月25日 ロシア ロシア語 ボリス・アクーニン 『トルコ捨駒スパイ事件』 *注10 岩波書店 奈倉有里訳 6月29日 スウェーデン スウェーデン語 カーリン・イェルハルドセン 『子守唄』 創元推理文庫 木村由利子訳 7月15日 フィンランド フィンランド語 サラ・シムッカ 『ルミッキ1 血のように赤く』(3部作) 西村書店 古市真由美訳 7月17日 ノルウェー ノルウェー語 ジョー・ネスボ 『ネメシス 復讐の女神』【上下巻】 集英社文庫 戸田裕之訳 7月29日 アイスランド アイスランド語 アーナルデュル・インドリダソン 『声』 東京創元社 柳沢由実子訳 7月29日 フランス フランス語 セバスチアン・ジャプリゾ 【新訳】『新車のなかの女』 創元推理文庫 平岡敦訳 8月6日 イタリア イタリア語 アントネッラ・ボラレーヴィ 『もしもを叶えるレストラン』(ミステリ?) 小学館文庫 中村浩子訳 8月7日 中国 中国語 程小青(ていしょうせい) 『ホー・ソン探偵集 中国的推理小説』 *注11 Amazon Services International 村上信貴訳 8月12日 スウェーデン スウェーデン語 クリスティーナ・オルソン 『シンデレラたちの罪』 創元推理文庫 ヘレンハルメ美穂訳 8月14日 中国 中国語 羅修(らしゅう) 「Wの喜劇」(短編・再頒布) *注12 風狂殺人倶楽部 稲村文吾訳 8月19日 ドイツ ドイツ語 メヒティルト・ボルマン 『希望のかたわれ』 河出書房新社 赤坂桃子訳 8月20日 フランス フランス語 ミシェル・ビュッシ 『彼女のいない飛行機』 集英社文庫 平岡敦訳 8月21日 フランス フランス語 モーリス・ルブラン 【新訳】『ルパン対ホームズ』 ハヤカワ・ミステリ文庫 平岡敦訳 9月30日 ノルウェー ノルウェー語 アンネ・ホルト 『ホテル1222』 創元推理文庫 枇谷玲子訳 10月9日 フランス フランス語 ピエール・ルメートル 『悲しみのイレーヌ』 文春文庫 橘明美訳 10月20日 スペイン スペイン語 トニ・ヒル 『よき自殺』 集英社文庫 宮崎真紀訳 10月21日 ドイツ ドイツ語 ニーナ・ブラジョーン 『獣の記憶』 創元推理文庫 遠山明子訳 10月23日 中国/香港/台湾 中国語 (アンソロジー) 『現代華文推理系列 第二集』(以下の4短編の合本) KDP 稲村文吾訳 10月23日 台湾 中国語 冷言(れいげん) 短編「風に吹かれた死体」 KDP 稲村文吾訳 10月23日 中国 中国語 鶏丁(ジーディン) 短編「憎悪の鎚」 KDP 稲村文吾訳 10月23日 中国 中国語 江離(こうり) 短編「愚者たちの盛宴」 KDP 稲村文吾訳 10月23日 香港 中国語 陳浩基(ちんこうき) 短編「見えないX」 KDP 稲村文吾訳 10月27日 フィンランド フィンランド語 サラ・シムッカ 『ルミッキ2 雪のように白く』(3部作) 西村書店 古市真由美訳 10月30日 ドイツ ドイツ語 ライナー・レフラー 『人形遣い 事件分析官アーベル&クリスト』 創元推理文庫 酒寄進一訳 近刊 秋? スウェーデン スウェーデン語 ヘニング・マンケル 『霜のおりる前に』 創元推理文庫 柳沢由実子訳 11月 スウェーデン スウェーデン語 エミリー・シェップ 『Ker 死の神』 (集英社) ヘレンハルメ美穂訳 12月 フィンランド フィンランド語 サラ・シムッカ 『ルミッキ3 黒檀のように黒く』(3部作) 西村書店 古市真由美訳 注1:フランシス・ディドロ『七人目の陪審員』 … 森英俊編著『世界ミステリ作家事典 本格派篇』(国書刊行会、1998年)では、「植草甚一が絶賛したことでも知られている。その評価に偽りはなく、まさにディドロの真骨頂が発揮された法廷ミステリの傑作である」と紹介されている。翻訳ミステリー大賞シンジケートの「書評七福神の一月度ベスト発表!」(2015年2月12日)では酒井貞道氏が1月のベストに選んでいる。 注2:ヨルン・リーエル・ホルスト『猟犬』 … 2013年ガラスの鍵賞(北欧最優秀ミステリ賞)受賞。 注3:ペトラ・ブッシュ『漆黒の森』 … 2011年ドイツ推理作家協会賞(フリードリヒ・グラウザー賞)新人賞受賞。 注4:エルヴェ・コメール『悪意の波紋』 … 2012年末の『このミス』で『水の波紋』として予告されていた作品。 注5:アンナ・ヤンソン『死を歌う孤島』 … 「【新年特別企画】2015年 東京創元社 翻訳ミステリラインナップのご案内」では『無人島の七人の女』というタイトルで予告されていた。 注6:ジャン・マルセル=エール … 『Zの喜劇』(Série Z)は2010年の作品。この作家は2012年には『シャーロックの謎』(未邦訳 Le Mystère Sherlock)という作品を発表している。ホームズ・マニアたちの変死事件の謎を解明するユーモアミステリだそうだ。「こちら」の日本語ブログでレビューが読める。 注7:風狂殺人倶楽部の同人誌『現代中国・台湾ミステリビギナーズガイドブック』の印刷特別増補版に収録。第20回文学フリマ東京(2015年5月4日)にて頒布。同書のKindle版には収録されていない。2015年9月5日より、東京・神保町の中国書籍専門書店、東方書店にて購入可能になった。「こちらのページ」から店舗での取り置き依頼および通信販売での購入ができる。 注8:ネレ・ノイハウス『悪女は自殺しない』 … 『いけすかない女』の仮題で予告されていたもの。 注9:ハラルト・ギルバース『ゲルマニア』 … 2014年ドイツ推理作家協会賞(フリードリヒ・グラウザー賞)新人賞受賞。 注10:ボリス・アクーニン『堕天使(アザゼル)殺人事件』『トルコ捨駒スパイ事件』 … 「編集者からのメッセージ」(岩波書店公式サイト内) 注11:「中国推理小説の父」と呼ばれる程小青(ていしょうせい、チョン・シャオチン、1893-1976)の名探偵・霍桑(フオ・サン、ホー・ソン)シリーズの短編を3編収録。「養子殺人事件」、「京劇女優失踪事件」、「幽霊屋敷の謎」。なお、amazonの販売ページと異なり、電書本文では訳者の名前は「満田貴信」となっている。 注12:羅修(らしゅう)「Wの喜劇」を収録した風狂殺人倶楽部の同人誌『現代中国・台湾ミステリビギナーズガイドブック』の印刷特別増補版は第20回文学フリマ東京(2015年5月4日)で頒布され完売。8月14日、コミックマーケット88にて再頒布された(東地区ペ29b)。2015年9月5日より、東京・神保町の中国書籍専門書店、東方書店にて購入可能になった。「こちらのページ」から店舗での取り置き依頼および通信販売での購入ができる。 雑誌掲載の短編マルセル・エイメ「三つの事件」(『ミステリマガジン』2015年5月号、島津智子訳) ※高野優氏主催、〈フランス・ミステリ未訳短篇発掘プロジェクト〉応募作関連記事:翻訳ミステリー大賞シンジケート、2015年3月14日 高野優「フランス・ミステリへのいざない」 ほかに、『ミステリマガジン』に近いうちにスウェーデンのヤーン・エクストレムの短編が載るらしい(『ミステリマガジン』2014年9月の小山正氏のエッセイ参照) 関連書籍(原語は英語)8月7日 ハンヌ・ライアニエミ『複成王子』(新☆ハヤカワ・SF・シリーズ、酒井昭伸訳)フィンランドのSF作家による英語作品。怪盗物。『量子怪盗』(邦訳2012年10月/文庫化2014年3月)の続編。 12月予定 ジェイムズ・トンプソン『血の極点』([集英社]、高里ひろ訳) 文庫化3月6日 イタリア(イタリア語) ドナート・カッリージ『六人目の少女』(ハヤカワ・ミステリ文庫、清水由貴子訳) 4月3日 ドイツ(ドイツ語) フェルディナント・フォン・シーラッハ『犯罪』(創元推理文庫、酒寄進一訳) 4月10日 フランス(フランス語) ピエール・ルメートル『死のドレスを花婿に』(文春文庫、吉田恒雄訳) ※元版は2009年、柏書房刊。 5月29日 アイスランド(アイスランド語) アーナルデュル・インドリダソン『湿地』(創元推理文庫、柳沢由実子訳) 9月12日 ドイツ(ドイツ語) フレドゥン・キアンプール『幽霊ピアニスト事件』(創元推理文庫、酒寄進一訳) ※『この世の涯てまで、よろしく』改題文庫化 国・言語圏別一覧 スウェーデン 1月22日 スウェーデン スウェーデン語 M・ヨート、H・ローセンフェルト 『模倣犯 犯罪心理捜査官セバスチャン』【上下巻】 創元推理文庫 ヘレンハルメ美穂訳 3月23日 スウェーデン スウェーデン語 アンナ・ヤンソン 『死を歌う孤島』 *注5 創元推理文庫 久山葉子訳 5月8日 スウェーデン スウェーデン語 カーリン・アルヴテーゲン 『バタフライ・エフェクト』 小学館文庫 ヘレンハルメ美穂訳 6月24日 スウェーデン スウェーデン語 アンデシュ・デ・ラ・モッツ 『炎上投稿』 ハヤカワ・ミステリ文庫 真崎義博訳 6月24日 スウェーデン スウェーデン語 フレドリック・T・オルソン 『人類暗号』【上下巻】 ハヤカワ文庫NV 熊谷千寿訳 6月29日 スウェーデン スウェーデン語 カーリン・イェルハルドセン 『子守唄』 創元推理文庫 木村由利子訳 8月12日 スウェーデン スウェーデン語 クリスティーナ・オルソン 『シンデレラたちの罪』 創元推理文庫 ヘレンハルメ美穂訳 秋 スウェーデン スウェーデン語 ヘニング・マンケル 『霜のおりる前に』 創元推理文庫 柳沢由実子訳 11月 スウェーデン スウェーデン語 エミリー・シェップ 『Ker 死の神』 (集英社) ヘレンハルメ美穂訳 デンマーク 2月21日 デンマーク デンマーク語 エルスベツ・イーホルム 『赤ん坊は川を流れる』 創元推理文庫 木村由利子訳 4月22日 デンマーク デンマーク語 シュテフェン・ヤコブセン 『氷雪のマンハント』 ハヤカワ文庫NV 北野寿美枝訳 ノルウェー 2月5日 ノルウェー ノルウェー語 ヨルン・リーエル・ホルスト 『猟犬』 *注2 ハヤカワ・ミステリ 猪股和夫訳 7月17日 ノルウェー ノルウェー語 ジョー・ネスボ 『ネメシス 復讐の女神』【上下巻】 集英社文庫 戸田裕之訳 9月30日 ノルウェー ノルウェー語 アンネ・ホルト 『ホテル1222』 創元推理文庫 枇谷玲子訳 アイスランド 7月29日 アイスランド アイスランド語 アーナルデュル・インドリダソン 『声』 東京創元社 柳沢由実子訳 フィンランド 7月15日 フィンランド フィンランド語 サラ・シムッカ 『ルミッキ1 血のように赤く』(3部作) 西村書店 古市真由美訳 10月 フィンランド フィンランド語 サラ・シムッカ 『ルミッキ2 雪のように白く』(3部作) 西村書店 古市真由美訳 12月 フィンランド フィンランド語 サラ・シムッカ 『ルミッキ3 黒檀のように黒く』(3部作) 西村書店 古市真由美訳 ドイツ語圏 1月10日 ドイツ ドイツ語 フェルディナント・フォン・シーラッハ 『禁忌』 東京創元社 酒寄進一訳 1月24日 ドイツ ドイツ語 フランク・シェッツィング 『緊急速報』【上中下巻】 ハヤカワ文庫NV 北川和代、田中順子、岡本朋子訳 2月13日 ドイツ ドイツ語 ペトラ・ブッシュ 『漆黒の森』 *注3 創元推理文庫 酒寄進一訳 6月12日 ドイツ ドイツ語 ネレ・ノイハウス 『悪女は自殺しない』 *注8 創元推理文庫 酒寄進一訳 6月25日 ドイツ ドイツ語 ハラルト・ギルバース 『ゲルマニア』 *注9 (集英社) 酒寄進一訳 8月19日 ドイツ ドイツ語 メヒティルト・ボルマン 『希望のかたわれ』 河出書房新社 赤坂桃子訳 10月21日 ドイツ ドイツ語 ニーナ・ブラジョーン 『獣の記憶』 創元推理文庫 遠山明子訳 10月30日 ドイツ ドイツ語 ライナー・レフラー 『人形遣い 事件分析官アーベル&クリスト』 創元推理文庫 酒寄進一訳 フランス語圏 1月19日 マルティニーク フランス語 パトリック・シャモワゾー 『素晴らしきソリボ』 河出書房新社 関口涼子、パトリック・オノレ訳 1月末 フランス フランス語 フランシス・ディドロ 『七人目の陪審員』 *注1 論創海外ミステリ 松井百合子訳 1月末 ベルギー フランス語 ジョルジュ・シムノン 【初の完訳】『紺碧海岸のメグレ』 論創海外ミステリ 佐藤絵里訳 3月20日 フランス フランス語 エルヴェ・コメール 『悪意の波紋』 *注4 集英社文庫 山口羊子訳 4月10日 フランス フランス語 ジャン・マルセル=エール *注6 『Zの喜劇』 近代文藝社 中原毅志訳 7月29日 フランス フランス語 セバスチアン・ジャプリゾ 【新訳】『新車のなかの女』 創元推理文庫 平岡敦訳 8月20日 フランス フランス語 ミシェル・ビュッシ 『彼女のいない飛行機』 集英社文庫 平岡敦訳 8月21日 フランス フランス語 モーリス・ルブラン 【新訳】『ルパン対ホームズ』 ハヤカワ・ミステリ文庫 平岡敦訳 10月9日 フランス フランス語 ピエール・ルメートル 『悲しみのイレーヌ』 文春文庫 橘明美訳 イタリア 1月29日 イタリア イタリア語 ウー・ミン 『アルタイ』 東京創元社 さとうななこ訳 6月25日 イタリア イタリア語 ダニーラ・コマストリ=モンタナーリ 『剣闘士に薔薇を』 国書刊行会 天野泰明訳 8月6日 イタリア イタリア語 アントネッラ・ボラレーヴィ 『もしもを叶えるレストラン』(ミステリ?) 小学館文庫 中村浩子訳 スペイン語圏 3月15日 スペイン スペイン語 ハビエル・シエラ 『最後の晩餐の暗号』 イースト・プレス 宮崎真紀訳 5月8日 アルゼンチン スペイン語 グスタホ・マラホビッチ 『ブエノスアイレスに消えた』 ハヤカワ・ミステリ 宮崎真紀訳 5月26日 メキシコ スペイン語 ホルヘ・ボルピ 『クリングゾールをさがして』 河出書房新社 安藤哲行訳 10月20日 スペイン スペイン語 トニ・ヒル 『よき自殺』 集英社文庫 宮崎真紀訳 ロシア 6月25日 ロシア ロシア語 ボリス・アクーニン 【改訳】『堕天使(アザゼル)殺人事件』 *注10 岩波書店 沼野恭子訳 6月25日 ロシア ロシア語 ボリス・アクーニン 『トルコ捨駒スパイ事件』 *注10 岩波書店 奈倉有里訳 中国語圏 4月5日 中国 中国語 普璞(ふはく) 「理解者の死」(短編/無料公開) 電子小説サイトE★エブリスタ 阿井幸作訳 5月4日/8月14日 *注12 中国 中国語 羅修(らしゅう) 「Wの喜劇」(短編) 風狂殺人倶楽部 *注7 稲村文吾訳 8月7日 中国 中国語 程小青(ていしょうせい) 『ホー・ソン探偵集 中国的推理小説』 *注11 Amazon Services International 村上信貴訳 10月23日 中国/香港/台湾 中国語 (アンソロジー) 『現代華文推理系列 第二集』(以下の4短編の合本) KDP 稲村文吾訳 10月23日 台湾 中国語 冷言(れいげん) 短編「風に吹かれた死体」 KDP 稲村文吾訳 10月23日 中国 中国語 鶏丁(ジーディン) 短編「憎悪の鎚」 KDP 稲村文吾訳 10月23日 中国 中国語 江離(こうり) 短編「愚者たちの盛宴」 KDP 稲村文吾訳 10月23日 香港 中国語 陳浩基(ちんこうき) 短編「見えないX」 KDP 稲村文吾訳 予定 東京創元社北欧スウェーデン:クリスティーナ・オルソン(Kristina Ohlsson)『灰かぶり』or『シンデレラたち』(ヘレンハルメ美穂訳)→『シンデレラたちの罪』8月12日 ノルウェー:アンネ・ホルト『1222』(「クリスティへのオマージュ満載、極限状態の密室殺人を車いすの探偵が解く。」)→『ホテル1222』9月30日 ドイツ語圏ドイツ:シャルロッテ・リンク『最後の足跡』 ドイツ:ライナー・レフラー『血塗られた夏』(酒寄進一訳)→『人形遣い』10月 ドイツ:ニーナ・ブラジョーン(Nina Blazon)『狼憑き』(Wolfszeit)→『獣の記憶』10月 フランス語圏フランス:フレッド・ヴァルガス『ポセイドンの爪痕』or『ネプチューンの風』(Sous les vents de Neptune) 田中千春訳 ※以前は『汚れた手』というタイトルで予告されていた(英題は『Wash This Blood Clean From My Hand』)。アダムスベルク警視シリーズ。 フランス:【新訳】セバスチアン・ジャプリゾ『新車の中の女』(平岡敦訳)→『新車のなかの女』7月29日 南欧イタリア:ウンベルト・エーコ『プラハの墓地』(橋本勝雄訳)(「19世紀ヨーロッパを舞台に繰り広げられる歴史大陰謀小説」) スペイン:ハビエル・マリアス『執着』 ?フランス:【新訳】カミ『名探偵オルメス』(高野優訳?) 早川書房スウェーデンダビド・ラーゲルクランツ『ミレニアム4』(2015年夏) フランス【新訳】ガストン・ルルー『黄色い部屋の秘密』(高野優訳) ピエール・ルメートル『Au revoir là-haut』(平岡敦訳) ※純文学作品(2013年ゴンクール賞受賞) 国書刊行会イタリア:ダニーラ・コマストリ=モンタナーリ(Danila Comastri Montanari, 1948- )『死に行く者のあいさつ』(仮) Morituri te salutant (1994) →『剣闘士に薔薇を』6月25日 19世紀後半~20世紀前半の作品を中心とする非英語圏のホームズ・パロディーを集めたアンソロジー 角川書店オーストリア:マルク・エルスべルグ『ゼロ』 集英社スペイン:アントニオ・G・イトゥルベ(Antonio G. Iturbe)『アウシュヴィッツの図書係』(La bibliotecaria de Auschwitz)(小原京子訳) ※ミステリ? ノルウェー:ジョー・ネスボ『ザ・サン』(戸田裕之訳) ※ノンシリーズ作品 小学館スウェーデン:ダン・T・ セールベリ『SINON』(原題) ※2014年9月に邦訳出版されたSFスリラー『モナ 聖なる感染』の続編 論創社2016年7月予定 ピエール・ボワロー『震える石』 ※1934年のデビュー作 2016年秋 【新訳】ジョルジュ・シムノン『十三の被告/十三の謎』(※戦前に『猶太人ジリウク』、『ダンケルクの悲劇』として邦訳があったが、どちらも1編ずつ省略されていた。初訳は『十三の被告』収録の1編?) 未定 【新訳】ジョルジュ・シムノン『サンフォリアン寺院の首吊り人』 未定 【新訳】ガストン・ルルー『Les Étranges Noces de Rouletabille』 ※1922年に『水中の密室』のタイトルで邦訳されている 情報源 東京創元社 「【新年特別企画】2015年 東京創元社 翻訳ミステリラインナップのご案内」(2015年1月1日) 翻訳ミステリー大賞シンジケート「第3回出版社対抗ビブリオバトル~栄冠は誰の手に」(2015年5月12日) 『このミステリーがすごい! 2015年版』の「我が社の隠し玉」 論創社 刊行予定 関連ページ 非英語圏ミステリ2013年の邦訳出版一覧 非英語圏ミステリ2014年の邦訳出版一覧 フランスミステリベスト100 (2014年7月~8月アンケート実施) 非英仏語圏ミステリベスト100 (2014年9月アンケート実施) (1)叢書等 ポケミス非英語圏作品一覧 創元推理文庫海外ミステリ非英語圏作品一覧 ハヤカワ・ミステリ文庫非英語圏作品一覧 年間ミステリランキング 非英語圏作品一覧 (2)地域別 欧州北欧ミステリ邦訳一覧 南欧ミステリ邦訳一覧 ドイツ語圏ミステリ邦訳一覧 オランダ語圏ミステリ邦訳一覧 ロシア・中東欧ミステリ邦訳一覧 その他中南米ミステリ邦訳一覧 東アジアミステリ邦訳一覧 東南・南アジアミステリ邦訳一覧 中東ミステリ邦訳一覧 アフリカミステリ邦訳一覧 (3)賞 フランスのミステリ賞 - 受賞作の邦訳一覧 北欧のミステリ賞 インターナショナル・ダガー賞 受賞作・候補作一覧 (4)その他 『ミステリマガジン』洋書案内〈世界篇〉で紹介された本とその邦訳状況 ヨーロッパの推理小説 - ヨーロッパの推理小説に関する日本語文献の一覧 《世界探偵小説全集》のラインナップを本当に「世界」規模で考えてみる 非英語圏ミステリー賞あ・ら・かると (翻訳ミステリー大賞シンジケート)
https://w.atwiki.jp/ponyta_isii/pages/701.html
リアルすぎると話題に!「名探偵ピカチュウ」BOX開封とは、ポケモンカード公式チャンネル第930回のこと。 (第929回 ←← 第923回 →→ 第931回) 主な内容 名探偵ピカチュウ映画公開記念! 「名探偵ピカチュウ」のカードを使って推理バトルに挑戦! 登場するキャラクター ポニータ石井 チカリータ あいみぃ Youtube動画 セリフ・字幕集 "分からないわ" "お前のペテンをあばいてやるよ" なんも思いつかねぇ… "推理は進んでいるか""まあまあだな" "お前の考えを見させてもらうぜ" "四つ葉のクローバーが揃っちまったぜ"そんなセリフないだろ! ひらめき遅い…遅いって言うな! "OMOTE!!" "お前 イカサマだろ?""違う これは事件だ" "最後のミッシングクローバーはいったいどこにあるんだ?""推理してみろ" "お前のそのポケットの中だ!" "推理は外れたがな!""試合に勝って勝負に負けたということか" "お前でも隠したろ?犯人じゃねえかよ!" ミス 備考 使用されているBGM
https://w.atwiki.jp/werewolf_nanj/pages/37.html
グレランの抜け方 |ー=・- 、r=・ー| 村人になったのはいいけど初日グレランで吊られてしまったンゴ・・・ ( (c :; ]ミ チン君あてずっぽうな事ばっかり話してたからね |ー=・- 、r=・ー| 何か吊られない方法とかあるンゴ? ( (c :; ]ミ そうだねえ、たとえば内訳推理や把握発言などのテンプレ発言を繰り返せば ( (c :; ]ミ 吊られにくくなるんじゃないかな |ー=・- 、r=・ー| 内訳推理?役職把握?よくわからないですわ ( (c :; ]ミ 内訳推理は「2-1-2だから真狂ー真だね」のように今COしてる役職の中身について推理する事 ( (c :; ]ミ 把握発言は「2-1把握」や「グレラン把握」って感じでCO者数や進行について確認する事だね |ー=・- 、r=・ー| これを繰り返していけば吊られないンゴ? ( (c :; ]ミ でもこんな発言を繰り返すだけだと票が集まっちゃうね ( (c :; ]ミ 他の人から見ると当たり前な発言が多くて発言数稼ぎと思われるんだよ |ー=・- 、r=・ー| じゃ、じゃあどうすればいいンゴ!? ( (c :; ]ミ 一つの方法としては内訳推理を深めたり把握発言の後に一言加えたりして ( (c :; ]ミ 発言を重く見せようとするのがいいね |ー=・- 、r=・ー| 重く?どういうことかさっぱりわからないですわ ( (c :; ]ミ たとえば2-1なら「2-1-2か、普通だけど霊能も占いも欠けはありえるな、まあ霊能は真目かな」 ( (c :; ]ミ 把握発言のあとに付け足すならCOの速さとかに言及したほうが推理しているように見えるね ( (c :; ]ミ まあこういった発言はみんなも当たり前に出来るからこれだけ言ってればまず吊られない ( (c :; ]ミ ってことはないと思うよ。でも初日のグレランは抜けられるかもね ( (c :; ]ミ あとは役職の態度やグレーの言動を指摘するとかだね ( (c :; ]ミ 例「あの占い師は積極的に自分の立場から発言してて信用取ろうとしているな」 ( (c :; ]ミ 例「マンフェ(グレーの村民)はテンプレ発言多くて生存欲ある人外っぽい」 ( (c :; ]ミ って感じかな。でもあんまり他の人を無節操に攻撃するとかえって人外に見られるよ |ー=・- 、r=・ー| わかったンゴwwwこれで今日から人狼王ですわwwwwww なお、チンフェは今日の試合には負けた模様
https://w.atwiki.jp/jinroutouhourp/pages/106.html
「不要吊り」「経費吊り」という人狼用語があります。 これは序盤に行われる吊りで、場が煮詰まってくる中盤からの展開についてこれなそうな人物を盤面から排除するという考え方です。 17A辺りでは当然のような考え方ですが、12Bのような吊り余裕がない配役であっても初日であればこの吊りは可能です。 積極的に人外を吊ろうという発想ではなく、「いかなる内訳で考えても残せないところを吊ろう」という発想です。 結果として発言レベルを落としていた狼狐が吊れてしまう事もありますが、あくまで結果としてです。 対象者はだいたい以下の通り ①ステ目 発言が少ない→その人物の配役が考えづらい→残して事故るのは嫌だし不要 こういった考え方で、ステ目は初日の吊り候補です。ある程度このゲームをやったプレイヤーであれば 「あの人、生存意欲薄すぎて人外に見えない」というしょうもない理由で狼狐を村で見て進行して 痛い目にあった事はあると思います。実際、ステ目に村を見る理由はそれぐらいしかないのですが 生存意欲がないのではなく、不慣れで喋れない狼狐の可能性もあるのですから。 よって、早い段階での吊り処理を好むプレイヤーが多いです。そこにつけ込んだ人外陣営の 格好の投票先でもあります。「ステ吊りはやむを得ない」と言われれば納得されますから。 ②テンプレ系 こちらは発言はしているのですが、内容がないと見なされるタイプです。 誰でも言える事しか言ってない→推理が出来ない→推理出来ないのであれば不要 こちらは発言出来ていますが、誰にでも言える事しか言ってない。つまり自分の考えを発言出来ない 人物として処理されます。また、「とにかく発言しなければならない」というのは 生存意欲がある人物として見られますので、人外サイドとして見られてもおかしくない位置です。 よって、推理できない人物としての吊り、あるいは人外サイドと見ての吊りが回ってきます。 以下に典型的な初日テンプレ発言を書いておきます。 チルノ「おはよう」 チルノ「あたい2-1把握したよ」 チルノ「霊能は真かなー」 チルノ「今日はグレランだよね?」 チルノ「グレラン把握」 チルノ「占いさんは真狂-真かなー。どっち真かわかんないやー」 チルノ「霊能さんは明日から指定宜しくね」 チルノ「占いさん達は銃殺頑張ってね」 自分で書いていてもひどいと思いましたが、こんな感じです。 ③発言がおかしい こちらは推理して発言しているのですが、その推理がおかしいので処刑されるタイプです。 言ってる事が明らかにおかしい→どう推理してもそうはならない→ノイズになるので不要 例えば特定の人物に誘導を掛けているが、その根拠が全くない。 根拠なしに役職欠けを強く推したり、薄そうな内訳(3-1の狼二騙りとか)を凄く推している。 誘導や役職欠けを考慮した推理というのは決して悪くないのですが、それを口にするので あれば、「何故そう考えたのか」を村に納得させる根拠が必要です。 そういった根拠も挙げられずに適当に暴れている人物は残しておいてもノイズになるだけなので 早い段階で処分されてしまう事が多いです。 ここからが本題です。 このゲームは後半になればなるほど、様々な情報が出てきてそれに基づいた推理が始まります。 それに参加する事によって、様々なパターンや内訳、殴り合いの仕方を 実際に体験して覚えるのですがグレラン死してばかりではそこまで辿り着きません。 つまり、不要吊りされている内にはこのゲームは強くなれないのです。 これは生存が勝利に関わる狼狐でも勿論、村人にも言えます。 生き残りましょう。全てはそれからです。 初日を生き残るにはRPプレイヤー的に言ってしまうと「強い人RP」をすればいいのです。 実際に強い必要はありません。 まずは強いと感じる人のログを読み漁りましょう。そして、その人が初日にどのような事を 喋っているか覚え、その様に振る舞えばいいのです。 また、同じテンプレ発言でも強そうに見える人は発言を盛っています。 テンプレなんだけどテンプレに見えないように見せているだけなのですが。 さっきのチルノに代わり、フランドール(EXボスだから強そう)の発言を見てみましょう。 フランドール「眠いなー。昼更かしは身体に悪いよー」 フランドール「2-1は欠け考えるの面倒臭いから、人外さんはあと一人追加して3-1にしてくれない?」 フランドール「霊能さんはそのタイミングで出れるなら真でいいよ。もしも狼狐出てるならおめでとーで」 フランドール「んー、内訳考えるとしっくりなのは占い真狂じゃない?真狼あるかもだけど。 ただ狂アピしてる人っていないんだよねー。真狼なら狂欠け考えていいかも」 フランドール「ここで狐混じりを見てるお姉様が何を考えてるのか私には解らないわー恐いわー」 フランドール「ほんとーは2-1の○進行だと占いには狼狙って欲しいんだけどね。銃殺で縄減らす前に狼飼いたいかなー」 印象が大分違うと思います。発言数だけで見たらチルノよりも少ないのですが、チルノよりも強そうに見えます。 フランドールはグレランについては触れてませんが、初日○進行ならグレランは当然だから言うまでもないのです。 この発言をしているフランドールが初日に吊れる可能性は低いでしょう。 最も、初日を生き残るのと推理が出来るのは別な問題です。 さる熟練プレイヤーは「推理出来ない人は初日グレラン頑張らないで下さい。残っても仕方ないので」 というような事を言ってました。厳しい言葉ですが一つの真実でしょう。 しかし、初日に死んでばかりでは推理力が育たないのもまた事実です。後半になればなるほど 情報も落ちてきますし、様々な進行パターンも学べるでしょう。 というわけで、まずは初日に生き残りましょう。まずはそれからです。
https://w.atwiki.jp/wakametetactics/pages/221.html
456.名無しさん@お腹いっぱい。 2005/08/09(火) 15 33 25 ID f24YEsgI 共有やったことありません 共有になったら吊りを指定したりするじゃないですか そういった事は相方さんにお任せしようと思ってます。 心配なのは潜伏能力もあまりないので○でも貰わない限り 自分が出て相方さん潜伏の方がムダ吊りは防げます 両方出ても使える方や推理の当たってる方が噛まれるということなので 確実に生き残る方の共有になりそうです 残された時や自分だけ出た時には吊りを決めたりするのはどうしたらいいですか?457.名無しさん@お腹いっぱい。 2005/08/09(火) 15 39 12 ID XwAGw/2O 「グレランで」と言っとけ 458.名無しさん@お腹いっぱい。 2005/08/09(火) 15 42 24 ID YbjIC6M5 推理してる発言をして、残されてると思ったらミスリード つまり反対のことを考えればいい459.名無しさん@お腹いっぱい。 2005/08/09(火) 15 48 14 ID qgkkmRWs とりあえず使えなさそうな雰囲気を出しておけば他の確定白がなんとかしてくれる。 その残された確定白もミスリーダーだろうが戦犯は免れるw 461.名無しさん@お腹いっぱい。 2005/08/09(火) 16 27 24 ID YbjIC6M5 責任の押し付け合いを常にしてるやつの思考だな 462.名無しさん@お腹いっぱい。 2005/08/09(火) 16 50 49 ID utbmz1V6 共有だからとか村人だからとか関係なく、勝てるように推理すればいいんだよ。 共有の推理や誘導だからって何も考えず無条件に従ってるやつこそ戦犯。 勝ちたきゃ自分で考えて行動しないと。 463.名無しさん@お腹いっぱい。 2005/08/09(火) 17 25 58 ID qgkkmRWs わからない奴がわかる奴に任せて何が悪い。 もちろん初心者脱出している奴が 459の行動取ったら人狼やるなと言いたいが。 464.名無しさん@お腹いっぱい。 2005/08/09(火) 17 28 57 ID WmN5gF6X 共有の強権発動は滅多に成功しないから気をつけろ まあ投票揃えないといけない場合もあるからやる機会はあるだろう 466.名無しさん@お腹いっぱい。 2005/08/09(火) 18 12 07 ID utbmz1V6 わからないからって他人任せ、共有任せじゃ駄目だろう。 推理ゲームでそれじゃ何が楽しいんだ。 わからないなりに推理して発言して投票しろよ
https://w.atwiki.jp/suiheisikou/pages/22.html
問題No.1 【推理披露】 できない夫は、世界の敵に対抗するためにタイプ・マアキュリー:ORTの一部を移植または能力を模倣させた人形である A:『斎木できない夫』はORTの端末である ORTの一部が、かつて喰らった人間をリピートしているだけ 故に―――― 彼の感情は全て偽物だ ただの反復行動だ ただ、過去を映すだけの存在だ 文字通りの、ただの擬態だ ――――彼(ORT)が人を愛する事なんてありえない そう、彼女への想いも全て、ただの偽物である そして、当然の如く、彼の能力―― 侵食固有結界『水晶渓谷』を使用するのならば、陽炎の如き擬態も剥がれていくだろう 問題No.2 【推理披露】この世界は型月を原作としている A:ご明察。この物語はタイプムーンの作品を世界観に利用しているよ 問題No.3 【推理披露】 できない夫を殺した女、ルサルカは、シカメ=マドカの生み出した死徒である A:ふむ……推理披露を認めよう おおむね、その結論で間違っていない。 彼女、ルサルカはマドカの能力によって生み出された死徒だよ 問題No.4 未回答
https://w.atwiki.jp/eigagiron/pages/26.html
場所 魚民にて 内容 33分探偵の要素をより入れるべく Aパート、Bパートの役割の新たな考察を行う。 前編33分探偵のオマージュもありな気もしてきたが、 元映像班長的にはシリアスなAパートをちゃんと撮ってみたい。 Aパート 歌詞の真の意味の読解。 Bパートにて その推理を行う。 シンジの死亡(まぁ実はしていない)と考察、 Aパートの歌詞の意味を引っ張っての超推理を交えつつ、 超推理。 最後は 「しんじさんは死んでいなかった!!」 「…うん、それみんな知ってた…。」 「難解な…事件でした…。」 みたいな。
https://w.atwiki.jp/69orimyumo2/pages/86.html
『ではではこれにて終了。どうだったかね、私の凄まじい推理劇は。あ、お代に金平糖を追加しておいてくれたまえ』 霧中刹夢ノ四重奏のKey担当 ♂ 種族 ノンビリカニ族 好きなもの 駄菓子、甘いもの 嫌いなもの 柿 おっきい時の身長 182cm 並外れた推理力を持つ探偵。推理力は確かだが、それ以外のことにおいてはとんでもなくポンコツ(を演じている) 在魔に「歌で皆の心を盗めたら君におとなしく捕まってあげるから協力して欲しい」との契約を持ちかけられ、その要求を飲んだ。 (在魔の目のことに気付いていたとかいないとか。真相は彼のみぞ知る)
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/145.html
2011年6月19日 1935年、早稲田大学留学中に日本の探偵雑誌『ぷろふいる』でデビューし、韓国(朝鮮)に戻ってからは探偵作家/大衆文学作家として活躍した金来成(キム・ネソン)の韓国でのミステリ作家としての評価の高まり及び、江戸川乱歩との交流などについて。 Index 第二章 近年の韓国でのミステリ作家としての再評価 第三章 日本での評価と、日本の探偵作家との親交第一節 日本での評価 第二節 江戸川乱歩との親交 第三節 『ぷろふいる』作家たちとの親交 第四節 金来成の消息、その後の日韓推理小説界の交流 第四章 読書案内小説 その他 第五章 金来成の名を冠した2つの文学賞 参考文献 【ここは金来成(キム・ネソン)を紹介するページの2ページ目(最終ページ)です。先に「第一章 韓国ミステリの始祖・金来成(キム・ネソン)の生涯」をご覧ください】 第二章 近年の韓国でのミステリ作家としての再評価 金来成(キム・ネソン)の大衆文学作品は没後も映画化、ドラマ化が続き、『青春劇場』を中心に書籍も何度か再刊されたが、金来成のミステリ作品に関しては、必ずしも手に入りやすくはない時期が続いた。しかし、生誕100周年を機に(そしておそらく、死去から50年が経って著作権が切れたのを機に)、2008年末から2009年にかけて『魔人』が三社から刊行されると、ミステリ作家としての再評価が進んだ(『魔人』ペーパーハウス版、チョンサンメディア版、チマンジ古典選集版)。 2009年春には、ジャンル小説誌『ファンタスティーク』20号が金来成を特集【注1】。やや遅れて、韓国唯一のミステリ専門誌『季刊ミステリ』25号(2009年秋号)も金来成の特集を組んだ。『ファンタスティーク』の特集では、金来成が日本で発表した短編3作(「楕円形の鏡」と「探偵小説家の殺人」の日本語からの翻訳と、「恋文綺譚」(韓国語版))や、金来成の三男のキム・セホン(김세헌)氏【注2】のエッセイ、李建志氏のエッセイ、パク・チニョン氏による年譜などが掲載されている。 これらの動きは大手の新聞や週刊誌にも取り上げられ、金来成の推理作家としての側面はにわかに脚光を浴びることになった。ほかに2009年には、金来成がラジオドラマ用に翻案した『真珠塔』が約50年ぶりに再刊されたほか、金来成をテーマとする学術大会も開かれている。 2010年には、新規に編まれた短編集『金来成傑作シリーズ 推理編 恋文綺譚』(こいぶみ きたん、연문기담)、『金来成傑作シリーズ 怪奇・翻案編 白蛇図』(はくじゃ ず、백사도)も刊行され、児童文学『二重の虹のかかる丘』(쌍무지개 뜨는 언덕)も復刊された。 『恋文綺譚』(ペーパーハウス、2010年6月)「恋文綺譚(こいぶみきたん)」(1938)、「楕円形の鏡」(1935)、「仮想犯人」(1937)(=「探偵小説家の殺人」)、「罰妻記(ばっさいき)」(1949)、「秘密の扉」(????年) 『白蛇図』(ペーパーハウス、2010年7月)怪奇編: 「狂想詩人」(1937)、「霧魔」(1939)、「白蛇図(はくじゃず)」(1939)、「悪魔派」(1939)(=「屍琉璃(しかばねるり)」の改題)、「異端者の愛」(1939) 翻案編: 「白髪連盟」(=「赤毛連盟」の翻案)、「ヒトラーの秘密」(=「六つのナポレオン」の翻案)、「深夜の恐怖」(1939)(=「まだらの紐」の翻案) なお、『魔人』については、『ハヤカワミステリマガジン』2010年1月号の「洋書案内〈世界篇〉」(p.147)にあらすじ紹介がある。 注1:『ファンタスティーク』は韓国のジャンル小説誌。2007年5月創刊。SFやミステリの特集を毎回組んでおり、たとえば18号は横溝正史特集、17号は「日本のジャンル文学の代名詞 早川書房」特集である。『ハヤカワミステリマガジン』2008年10月号に、『ファンタスティーク』編集部インタビューが掲載されている。2010年3月の24号をもって休刊。現在は『Webマガジン ファンタスティーク』として存続。 注2:金来成の探偵小説論「探偵小説の本質的要件」が収録された『幻の探偵雑誌9 「探偵」傑作選』(光文社文庫、2002年)では、金来成の著作権継承者と連絡が取れなかった旨が書かれている。2011年現在ではすでに死去後50年が経過し著作権は切れているが念のため記しておくと、2009年の時点で少なくとも三男のキム・セホン氏がご存命だったようである(金来成の妻の金泳順(キム・ヨンスン)は1997年に死去)。キム・セホン氏は1950年生まれ。2009年の時点で、KAIST(旧・韓国科学技術院)産業システム工学科教授。 第三章 日本での評価と、日本の探偵作家との親交 第一節 日本での評価 ◆現代の日本での知名度 金来成(キム・ネソン)が日本で発表した2編の探偵小説は、戦後には『幻影城』1975年6月号(『ぷろふいる』特集)に「探偵小説家の殺人」(初出:『ぷろふいる』1935年12月号)が再録されたぐらいで、現在の日本のミステリ界では忘れられた作品となっている。もっとも、金来成という探偵作家の存在がまったく忘れ去られているわけでもなく、2002年に刊行された『幻の探偵雑誌9 「探偵」傑作選』(ミステリー文学資料館編、光文社文庫)に金来成の評論「探偵小説の本質的要件」(初出:『月刊探偵』1936年3号)が再録されているので、戦前の探偵小説に詳しい人であれば名前ぐらいは知っている、という程度の知名度だと考えていいだろう。 ◆金来成が『ぷろふいる』で発表した作品の評価 金来成の作品が掲載された『ぷろふいる』は新人発掘に力を入れた雑誌で、4年間の刊行期間に約40人の新人を登場させている。しかし、推理小説研究家の中島河太郎によれば、その成果はとぼしく、『ぷろふいる』から育ったのは西尾正(にしお ただし)と蒼井雄(あおい ゆう)ぐらいだという。中島は新人の中で、「キザな文章だが特異な視角をもっている学生服姿の西嶋亮と、これも当時早稲田大学法科在学中の朝鮮生まれの金来成に惹かれた」(日本推理小説史 第九章)というが、西嶋亮はその後目立った活躍をせず、金来成はデビューの1年後には朝鮮に戻ってしまっている。金来成は、「楕円形の鏡」と「探偵小説家の殺人」に続けて、長編探偵小説『血柘榴』を日本語で執筆し完成させていたが、これは日本では発表されず、約20年後の1955年に韓国で『思想の薔薇』(사상의 장미)として発表された。もしこの作品が日本で発表されていれば、日本でも名を残す探偵作家になっていたかもしれない。 第二節 江戸川乱歩との親交 ※2013年3月21日~、改訂作業中 ◆江戸川乱歩との親交 第一章でも触れたが、金来成(キム・ネソン)は留学中に乱歩邸を訪れたこともあった。また、戦後の1952年7月以降、金来成は江戸川乱歩と何度か手紙のやり取りをしている。 江戸川乱歩「欧亜二題」(『読切小説集』1952年11月号(未確認)/引用は江戸川乱歩『子不語随筆』(講談社、1988年)より) 南鮮の金来成という作家は、昭和十年頃日本の早稲田大学を卒業し、帰鮮後数年間京城(けいじょう)の新聞記者をやったあとで、探偵小説専門の作家となり現在に及んでいるが、これが南北鮮を通じての唯一の探偵作家である。その著書は創作飜訳を合せて十六冊(いずれも諺文)にのぼり、京城ラジオでも度々放送されたことがある。そのほかに、最近は普通文学にも筆を染め、「青春劇場」(諺文)という五冊つづき通計二千数百頁の大作を著し、これが今、南鮮のベストセラーになっている。 金来成君は早大在学中に、当時の探偵雑誌「ぷろふいる」に二つの短篇を寄せているが、その関係から、私の家へも二三度遊びに来たことがあり、帰鮮の後にも手紙をよこしていたが、そのうちに日支事変となり、十年以上お互の消息を知らないで過した。今度講和になったので、久しぶりに手紙をよこし、文通をはじめている。 金来成からの手紙を受け取った乱歩が、そのことを最初に書いたのが以下の『宝石』の随筆である。 江戸川乱歩「内外近事一束」(『宝石』1952年9・10月号) 韓国の探偵作家 七月はじめ、大韓民国釜山市在住の作家金来成君から、飛行便の手紙が着いた。金君はその前に、岩谷書店気附で九鬼澹【=九鬼紫郎】君に手紙をよこし、私の住所を訊ね、もとの池袋に居ることがわかったので、今度は直接私の所へ手紙をくれたのである。 今、朝鮮へは、正しいルートでは、日本の本や雑誌は入らないが、闇で入る事があり、「宝石」なども読んでいて、私の随筆や写真を見て、随分お年をおとりになったなどと書いて来た。金君と東京で会っていた頃から十八年もたった事を、同君の手紙で気ずいたわけである。 昭和十年頃に、「ぷろふいる」の寄稿家が、東京で探偵小説新人会というものを作り、その内の数人が同人誌「探偵文学」を発行したが、それらの青年諸君がよく私の家にやって来た。蘭郁二郎、中島親、大慈宗一郎など、今の読者にも少しは知られている人々の外に、光石介太郎、左頭弦馬、平塚白銀などという人々がいた。多い時には十数人の青年諸君が集まったが、その中に早稲田の角帽をかぶった金来成という朝鮮青年がまじっていた。金君は「ぷろふいる」に探偵小説を投じて、「楕円形の鏡」が入選し、つづいて「探偵小説家の殺人」という作を同誌に発表した関係で、これらの青年諸君のグループに加わっていたのである。九鬼君は当時の「ぷろふいる」編集長で、金君を大いに激励し、屡々会ってもいたので、先ず九鬼君に手紙を出したのであろう。 私は当時同君と二三度しか会っていない。朝鮮に帰るといって、暇乞いにやって来たのは、はじめて会ってから一年もたっていなかったのではないかと思う。非常な感激屋で、情熱家で、文学青年であった。今度来た手紙にも、その性格が充分残っている。しかし、同君も随分おもかげが変った。四十三四才だが、著書の巻頭に入っている写真を見ても、ちょっと昔の姿は浮かんで来ない。金君の方でも、「宝石」の私の写真を見て、説明文がなければ分らなかっただろうと書いている。 「探偵小説新人会」というのは、探偵作家新人倶楽部のことだろう。これは『ぷろふいる』の愛読者の集まりで、1934年10月に『新探偵』を創刊している。その後、方針の違いから探偵作家新人倶楽部を離れた一団が1935年3月に『探偵文学』を創刊。この『探偵文学』の同人に乱歩が挙げている蘭郁二郎、中島親、大慈宗一郎らがいた。一方、乱歩が挙げている光石介太郎、左頭弦馬、平塚白銀は、それとはまた別のYDN(ヤンガー・ディテクティブ・ノーベリスト)ペンサークルを結成していた。こちらは、『ぷろふいる』1935年2月号に「綺譚六三四一」が掲載された光石介太郎が、同誌デビューの新人に声を掛けて結成したものである。金来成はこのYDNペンサークルに参加していた。YDNペンサークルについては後に述べる。 乱歩は引用した文の中で、金来成と九鬼紫郎がしばしば会っていたと書いているが、九鬼自身は『幻影城』1975年6月号に掲載された回想で、金来成とは酒を一回飲んだだけだと書いている。九鬼紫郎の証言についてもあとで見る。 乱歩の元には、手紙に続いて金来成の著作が届く。同じ記事から引用する。 江戸川乱歩「内外近事一束」(『宝石』1952年9・10月号) 飛行便の手紙から数日後に、船便で送ってくれた同君の著書が着いた。それは「秘密の門」という短篇探偵小説一冊と、「青春劇場」という五部作の大著五冊であった。金君は昭和十年頃朝鮮に帰ってから、「朝鮮日報で三年間記者生活をやり、その後はずっと探偵小説を書いています。丁度日本に於ける江戸川師のような立場で創作探偵小説の開拓者として云々」(九鬼君への手紙)と書いている。今度の戦争で、京城【=ソウル】の家を焼かれ、身を以て釜山にのがれ、今はそこに定住して、作家生活をつづけている。送って来た五部作の「青春劇場」は普通小説だが、これが最近の南鮮に於けるベストセラーとなり、同君は流行作家になっているらしい。 この時に送られてきた6冊は、乱歩の蔵書目録『幻影の蔵』を見ると、確かに所蔵が確認できる。 乱歩の蔵書目録にある金来成の著書蔵書ID 18955 『秘密の門』(青雲社、1949年)(비밀의 문) 蔵書ID 18956 『青春劇場 第一部 青春の伝説』(青雲社、1949年初版、1952年第4版)(2008年版) 蔵書ID 18957 『青春劇場 第二部 愛情の原理』(青雲社、1949年初版、1952年第4版)(2008年版) 蔵書ID 18958 『青春劇場 第三部 民族の悲劇』(青雲社、1950年初版、1952年第3版)(2008年版) 蔵書ID 18959 『青春劇場 第四部 暴風の歴史』(青雲社、1951年初版)(2008年版) 蔵書ID 18960 『青春劇場 第五部 大地の審判』(青雲社、1952年初版)(2008年版) (『幻影の蔵』では『青春劇場』の出版年が「檀紀」(Wikipedia)で記されているが、西暦に直した。なお『幻影の蔵』では、著者名の「金來成」に対して「きむ くるす」という日本読みでも韓国読みでもないよく分からない読み方が付けられている。) 当時、乱歩の身近にはハングルが読める人はいたのだろうか。これらの書籍の内容を乱歩が知ることができたのかは分からない。手元に届いた以上の6冊以外に、長編探偵小説『魔人』、短編探偵小説集『怪奇の画帖』があることが分かっていると乱歩は紹介している。 また、乱歩の手元に届いた『秘密の門』(原表記は『祕密의門』だが、日本語にするのなら『秘密の扉』とした方がいい)には、短編小説「秘密の門(扉)」、「異端者の愛」、「悪魔派」(屍琉璃)、「白蛇図」、「罰妻記」とともに「探偵小説小論」が収録されていたが、乱歩はこの「探偵小説小論」を読んで、内容をかいつまんで説明している。日本語が漢字ひらがな交じりで書かれるのと同じように、当時の韓国語は漢字ハングル交じりで書かれており、乱歩は漢字のみを拾っておおよその内容が理解できたようである。乱歩は、「彼は本格はむろん認めるけれども、どちらかと云えば文学派的性格が強いように思われる」と書いているが、その理解は間違っていないと思われる。 ◆探偵作家クラブ、韓国政府に手紙を送る また同じ記事から引用する。同記事の末尾の部分である。 江戸川乱歩「内外近事一束」(『宝石』1952年9・10月号) 同君は自作を日本訳にして、こちらの雑誌にのせたい希望のようだし、又久しぶりで東京に来て、旧知に会いたい、東京の作家クラブの様子も見たい意向なのだが、渡航がむずかしいので、探偵作家クラブの名で招待状を送って下されば、渡航出来るかも知れないと、九鬼君への手紙に書いている。クラブの幹部に相談して、その便宜をはかりたいと思っている。 金来成作品の日本語への翻訳は、おそらく実現していない。やはり、乱歩の身近にハングルが読める人がいなかったのだろうか。来日の件に関しては、『探偵作家クラブ会報』に続報が載っている。 江戸川乱歩「海外近事」(会報66号(1952年11月)) 金来成君に招請状 「宝石」九・十月合併号に紹介した南鮮の探偵作家、金来成(キンライセイ)君が一度東京に来て旧知に会いたいし、MWJ【=探偵作家クラブ、現・日本推理作家協会】の様子も見たいが、渡航が制限されているので、MWJからの招請状を韓国政府に送ってくれれば、行けるかも知れないと云って来たので、大下会長【=大下宇陀児】その他幹部の諸君に相談して、招請状を飛行便で送っておいた。十一月の記念会【=探偵作家クラブ五周年記念祭】に間に合い、金君が会場に姿を見せてくれるといいと思っている。 韓国政府に探偵作家クラブから正式に文書を送っているが、結局、金来成の来日は実現しなかったようだ。会報67号(1952年12月)を見ると、1952年11月28日に行われた探偵作家クラブ五周年記念祭には、金来成の祝辞が届いている。ちなみに、この五周年記念祭には、金来成のほか、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)、フランスの「冒険小説クラブ」、フランス版EQMMからも祝辞が届いている。また、イギリス探偵作家クラブ(MWB, Mystery Writers of Britain)からも祝辞が届いているが、結局このMWBは企画はあったものの実現されなかった(その後、1953年に英国推理作家協会(CWA)が結成された)。 ◆金来成の幻の日本語訳? 『探偵作家クラブ会報』には、もう1つ、金来成についての記事がある。 江戸川乱歩「海外消息」(探偵作家クラブ会報65号(1952年10月)) 金来成君より依頼 「宝石」に紹介した南鮮作家、金来成(キンライセイ)君から同君の大著「青春劇場」(普通文学の大長篇)が無断日本訳され発売されているということを伝え聞いたが、どこの本屋から出ているか、若しその本が手に入れば見たいと思うから、探してもらえまいかという手紙が来た。 私は気づいていないが、若し会員諸君でお気づきの方があったら、私まで知らせてほしいと思います。 『青春劇場』が日本語に訳されているという話については、真偽は不明である。この作品は、第二次世界大戦末期を背景に、朝鮮半島の植民地体制や独立運動をテーマとして扱っているので、当時の日本で受けるとはあまり思えない。ただ、在日韓国・朝鮮人の間で日本語に翻訳されたということが、ひょっとしたらあったのかもしれない。 さて、どういう事情があったものか分からないが、この後、日本のミステリ界と金来成との交流は途絶えてしまったようだ。 第三節 『ぷろふいる』作家たちとの親交 ※2013年3月21日~、改訂作業中 ◆九鬼紫郎の証言 乱歩が「海外近事一束」で書いていた通り、金来成は乱歩より先に『ぷろふいる』の編集長だった九鬼紫郎に手紙を送っている。その九鬼紫郎は、金来成について以下のように回想している。 九鬼紫郎「「ぷろふいる」編集長時代」(『幻影城』1975年6月号) 二十三号の発行された十年三月号は、新人紹介として、朝鮮人金来成君の『楕円形の鏡』を載せている。彼は早稲田大学生で、私は上京後に同君と会ったが、激情家らしい気質を持っていた。作品も激情にあふれた文章でつづられ、中村美與子に似た印象がある。金君は乱歩さんの弟子の、光石介太郎と親しかったように思うが、私は酒席をいっしょにした一回だけの知己、ということになる。だが、金君は第二次「ぷろふいる」が出ると、航空便の手紙を私に三通送ってくれた。私もまた金君に返書を出したが、彼は朝鮮(南)の唯一の探偵作家であること、本も沢山出していることなどを、教えてくれやがて探偵小説本一冊、青春小説本四冊を私に寄贈してくれたが、探偵小説本はアルセーヌ・リュパンものみたいであった。金君の航空便三通は、乱歩先生が貸せというので貸し、そのままであり、本は青春小説の一冊が、私の手許にあるだけとなった。同君は来日を希望し、乱歩さんも助力したようだが微妙な国際時期なので、どうもうまくゆかずじまいである。金君のその後のことはわからない。 40年を経ての回想なので完全に信頼していいのかは分からないが、金来成は日本では光石介太郎と親しかったようである。第二次『ぷろふいる』は、1946年7月から1948年8月にかけて全12冊刊行されている(途中で誌名を『仮面』に変更)。乱歩のもとには1952年に金来成からの第一信が届いているので、手紙の届いた時期については、九鬼の記憶違いだろう。 ここで金来成が送ってよこした「アルセーヌ・リュパンものみたい」と言われている本は、金来成がルパン物の長編『奇巌城』を翻案した『宝窟王』(1941年に連載開始したが中断、加筆して1948年刊行)ではないかと思う。また「青春小説本四冊」は、乱歩も受け取った『青春劇場』のことだろう。『青春劇場』は全5巻だが、その第5巻は1952年に刊行されているので、九鬼紫郎に著作を送ったときにはまだ第5巻は刊行されていなかったのかもしれない(その後の乱歩への船便では、全5巻が届いている)。また、4冊送られてきたというのが正しければ、『青春劇場』の刊行年から、金来成が書籍を送って来たのは第4巻が刊行された1951年以降だと分かる。 ◆光石介太郎の証言 九鬼紫郎は金来成と光石介太郎が「親しかったように思う」とエッセイで書いていた。特別親しかったのかは分からないが、光石介太郎のエッセイには金来成への言及があり、交流があったのは確かである。光石介太郎の回想エッセイによれば、金来成は光石介太郎が結成したYDN(ヤンガー・ディテクティブ・ノーベリスト)ペンサークルに参加していた。 光石介太郎「YDN(ヤンガー・ディテクティブ・ノーベリスト)ペンサークルの頃」(『幻影城』1975年7月増刊号) 「ぷろふいる」の新人紹介欄に「綺譚六三四一」が掲載されてから、私はこの欄の登場者に檄をとばしてYDNペンサークルというのを結成していた。集まる者は、平塚白銀、石沢十郎、前田郁美、中山狂太郎、中村美与、中島親などで、毎月新宿ウェルテルの三階で例会を開いたばかりか、この連中は殆ど毎日私のアパートに屯(たむ)ろして探偵小説文(・)学(・)を論じ合っていたものだ。のちに金来成、左頭絃(ママ)馬、舞木一郎などが参加し、高橋鐡もその黒服のグロテスクな服装でしばしば現われた。「ぷろふいる」二周年記念の懸賞小説に、平塚白銀、石沢十郎、金来成、そして斯くいう私などが枕を並べて当選した頃が、YDNペンサークルの最も華やかだった頃だ。探偵劇の企画などを樹て、大層げな挨拶状を諸方へ出したのもこの頃である。 光石介太郎「靴の裏――若き日の交友懺悔――」(『幻影城』1976年2月号) それから後、私は相変らずの貧乏をしながら、『ぷろふいる』に「綺譚六三四一」を書いて、金五円を貰い、やがて同じ『ぷろふいる』の懸賞に「空間心中の顚末」が当選するという時間的経過の中で、暫次、西嶋亮、平塚白銀、石塚(ママ)十郎、中島親などと知合い、舞木一郎、中山狂太郎などと語らってYDNペンサークルを結成ということになってゆくのだが、然し何をいうにも、これら同人たちの中で当時良くも悪くも『新青年』に足がかりを持っているのは私一人だった。いうなればこの私の曲りなりのキャリアは、それ自体が彼らにとって一つの作家的ライセンスみたいなものだったらしく、あらゆる意味で一目置かれたし、ペンサークルの運営も、衆議を原則としながら、自然私がイニシャティブをとる形になった。 【中略】 ともあれこのペンサークルも結局は何もかも計画だおれの有名無実に終ってしまったが、結成当時は決してそう評判の悪いものではなかった。毎月一回、新宿の今は懐かしのウェルテルという高級喫茶店の三階で会合を開き、噂を聞いて集まってくる同人も次第に増えていっただけでなく、殆ど毎日私の大塚在のアパートには四五人誰かしらがと(・)ぐ(・)ろ(・)を巻きにきた。その頃私は宮仲アパートを出て、すぐ近くの豊島アパートという所に塒(ねぐら)を変えていたが、そこに集まる常連メンバーは、中島親、西嶋亮、平塚白銀、舞木一郎、中村美与といった所だった。中村美与は、『ぷろふいる』に「火祭」で登場して以来の新メンバーで、私はこの「火祭」を、まるで借金抱えて映画でも観ているような作品、つまり読者の感情移入などまるきり無視した文章でっかちの作文的作品、などと冗談まじりに酷評していたが、あるとき私は彼女のなにかの言節に大変肚を立てて、メンバーが居並ぶ中でさんざんやっつけ、とうとう泣かしてしまった思い出がある。彼女が泣きながら帰って行ったあと、横浜高工の制服姿の西嶋亮が、ニヤリとして「光石さんて人、言うときにはトコトン言う人だなあ」と感慨深げに言ったことも、いま思い出すのだ。それきり彼女は来なくなったが、今でもこの出来事は深い悔恨になって私の心に遺っている。 ウェルテルで開く会合には、やがて例の高橋鉄が黒服、白皙の、才人らしい癖に何となくグロテスクな雰囲気を漂わせながら現われ始めたり、早大生でありながらちゃんとした背広姿の金来成が、物凄いバイタリティを秘めた風貌で、参加を求めてやってきたりするが、何といってもこのサークル会合の最大のヤマ場は、あるときこの会合に、『ぷろふいる』の東京支社長格だった堀場慶三郎老を先頭に、同じ『ぷろふいる』系の、左頭弦馬、九鬼澹などが、大挙して押しかけてきた時だろう。 ウェルテルの三階といっても、たかだか六畳部屋ぐらいの広さしかなかった狭い会場だったから、この夜は椅子を並べる余地もなくなって、壁ぎわに立ったままでいた人が随分あったことを思い出す。 YDN、すなわちヤンガー・ディテクティブ・ノーベリストという名称を私たちのサークルにつけたのも、当然ディテクティブ・ストーリー・ライターというべきだという意見に抗して、探偵小説作家も文学者(ノーベリスト)でなくてはならないという私の主張を通した結果に他ならない。 その頃の私たちのグループで乱歩さんに直接会ったことがあるのは、私のほかにこの平塚白銀ただ一人ぐらいなものだったのは奇妙なことだ。どうもみんな乱歩さんには一目も二目も置きすぎて、会うのを煙たがるような所があったのではないかと思うが、最初鬼面人を驚かすような印象を私にもたらした左頭弦馬にしても、どうやら御多分に洩れなかったようだ。 第四節 金来成の消息、その後の日韓推理小説界の交流 ※2013年3月21日~、改訂作業中 乱歩と金来成(キム・ネソン)の文通が途絶えて以降、日本には金来成についての情報は入ってこなかったようだ。1975年に雑誌『幻影城』が『ぷろふいる』の特集を組み、金来成の「探偵小説家の殺人」や光石介太郎の「空間心中の顚末」を再録したが、このとき編集長の島崎博は金来成について「戦後は韓国で探偵作家として活躍しているとのことである」と書いている。また同号に掲載の中島河太郎「「ぷろふいる」五年史」には金来成について以下のようにある。 金はたしか戦後に現代小説の著書があると聞いた。今も健在のはずである。 実際には金来成は1957年に没している。この訃報は1975年の時点でまだ日本のミステリ界には伝わっていなかったわけだ。ところが、中島河太郎はこの約20年後の1996年には、右に引用した箇所を次のように訂正している(『日本推理小説史』第3巻、東京創元社)。 金は大学卒業後朝鮮に戻り、韓国推理文壇の創始者といわれる地位を築いた。現在、その名を冠した「金来成推理文学賞」が設けられている。1957年2月19日に48歳で亡くなったという。 中島河太郎はいつ、金来成の没年などの情報を知ったのだろうか。あまり知られていないことだが、実は中島河太郎は1970年代半ばから1990年代にかけて韓国のミステリ関係者と交流している。韓国では1972年に推理小説ファンの英文学者を中心として韓国ミステリクラブが結成されており、そこに所属する英文学者のファン・ジョンホ(黄鐘灝)から1974年(または1973年?)に中島河太郎のもとに手紙が来て、交流が始まったようだ。韓国のミステリ事情を知らせるファン・ジョンホの手紙に対して中島河太郎は、1973年の小説サンデー毎日新人賞推理小説部門の受賞者が在日韓国人の麗羅だったことなどを知らせる返信をしている(中島河太郎の随筆「台湾の偵探・武俠小説」『推理文学』16号[1974年5月]参照)。 つまり、中島河太郎は『幻影城』に「「ぷろふいる」五年史」を寄稿した時点で、すでに韓国のミステリ関係者とやり取りをしていたわけだが、このときにはまだ金来成の話題は出ていなかったのだろう。 その後、正確な年は分からないが、1980年代初頭には中島河太郎とファン・ジョンホは面会もしている。また、韓国では1983年に韓国ミステリクラブを母体として韓国推理作家協会が創立されているが、中島河太郎はその初代会長のイ・ガヒョン(李佳炯)とも1984年に東京で面会し、『日本推理作家協会会報』1984年6月号掲載の随筆「李会長訪問」でそのことを報告している。そして同号にはファン・ジョンホが「韓国推理小説の現状」を寄稿しており、金来成についても紹介している。日本推理作家協会の会報という限られた読者向けの媒体とはいえ、日本のミステリ界に対して金来成の死去の時期などについて最初に伝えたのはおそらくこの記事ということになるだろう。 黄鐘灝(ファン・ジョンホ)「韓国推理小説の現状」(『日本推理作家協会会報』1984年6月号) わが国の推理小説は金来成から始まったと言っても過言ではないでしょう。勿論古典小説や特に李朝時代のいわゆる「公案類」小説にも推理的要素の濃い作品がありますが、近代的意味において氏はいわば韓国の江戸川乱歩でした。 早稲田在学中「プロフィル」、「モダン日本」に短篇推理を発表し、帰国後本格的推理作家としての彼の活躍は独歩的存在に価いするものでした。彼には飜案物も多くありますが、創作品としては長篇「魔人」と「思想のばら」が一番有名です。 一九五七年、四八才でなくなったのちには追縱(ママ)者達のエログロ時代があり、良心的な一部の作家がありましたが、大体において一応低質視された推理小説の復興など絶望的な状態でした。 この後、交流は一時的に途切れてしまったようだ。中島河太郎は『日本推理作家協会会報』1987年10月号の随筆「台湾の推理小説」で、「李会長【イ・ガヒョン会長】に会って話を伺い、韓国の現状を本会報にも載せたが、私が連絡を怠ったため、交流の機会を失ってしまった」と書いている。その後、韓国推理作家協会の鄭泰原(チョン・テウォン)が『ミステリマガジン』2000年10月号に寄稿した「韓国ミステリ事情」によれば、1990年代には中島河太郎とチョン・テウォン(鄭泰原)【注3】との間で書簡のやり取りがあったようである。これが正確にいつごろのことなのかは分からない。 1990年代初頭には日韓の推理作家協会間にも密な交流があった、ということもここに記しておこう。1990年8月には韓国推理作家協会の代表団が来日し、日本推理作家協会が歓迎夕食会を開いている。日本側は生島治郎理事長、 阿刀田高国際委員長、韓国語が話せる麗羅と豊田有恒のほか、井沢元彦、大沢在昌、新津きよみらが参加(役職は当時)。韓国側の参加者にはイ・ガヒョンのほか、『最後の証人』の邦訳がある金聖鍾(キム・ソンジョン)らがいた。 1992年6月には、金聖鍾が私財を投じて開設した韓国・釜山(プサン)の推理文学館(1992年3月開館)で交流会が行われ、日本推理作家協会からは生島治郎、山村正夫、豊田有恒、麗羅、大沢在昌、西木正明が参加した。1993年5月には韓国推理作家協会の代表団が再度来日し、今度は一緒に京都の名所や東京の出版社、テレビ局の見学などをしている。これらの交流をきっかけに、1993年には韓国で日本推理作家協会推薦・韓国推理作家協会編訳『日本サスペンス傑作選』が刊行されている。しかし、この後両協会の交流は途絶えてしまったようだ。 1994年7月、『創元推理』5号(1994年夏号)に李建志氏の「韓国「探偵小説」事始め ――韓国ミステリーの創始者・金來成と『ぷろふいる』誌」が掲載される。日本のミステリ界・ミステリ読者に対して最初に金来成の生涯、その業績を詳細に紹介したのはこの論文だろう。李建志氏は続いて翌年には、『現代思想』1995年2月号に「金來成という歪んだ鏡」を寄稿している。 中島河太郎『日本推理小説史』第3巻(東京創元社、1996年)では、先ほど引用した箇所が以下のように訂正されている。 金は大学卒業後朝鮮に戻り、韓国推理文壇の創始者といわれる地位を築いた。現在、その名を冠した「金来成推理文学賞」が設けられている。1957年2月19日に48歳で亡くなったという。 なお、引用中にある金来成推理文学賞は、推理作家の金聖鍾(キム・ソンジョン)【注4】が『季刊推理文学』誌上で立ち上げた推理小説の公募新人賞だが、1990年から1992年の3年間、全3回で終了している。 注3:数日前、韓国のミステリ評論家・翻訳家であるチョン・テウォン氏が亡くなったというニュースが入った。2011年6月10日、癌のため逝去。享年56歳。韓国推理作家協会に所属し、東野圭吾『白夜行』や赤川次郎の三毛猫ホームズシリーズなどを韓国語訳した。日本ではその名前を知っている人はほぼいないだろうが、『ミステリマガジン』2000年10月号に「韓国ミステリ事情」を寄稿したほか、『ジャーロ』4号(2001年夏号)に掲載された金且愛(キム・チャエ)の短編「わな」の韓国語から日本語への翻訳を担当している。こちら(Togetter)で、氏の訳業を簡単にまとめた。謹んで、哀悼の意を表する。 注4:金聖鍾(キム・ソンジョン)は、金来成の次の世代を担う韓国ミステリ界の中興の祖。邦訳に『最後の証人』(論創社、2009年)、『ソウル 逃亡の果てに』(新風舎文庫、2005年)、「帰ってきた死者」(『ジャーロ』4号(2001年夏号))、「失踪」(『コリアン・ミステリ 韓国推理小説傑作選』バベル・プレス、2002年)がある。 第四章 読書案内 金来成(キム・ネソン)が日本語で執筆した小説・評論等は、いくつかの方法で読むことができる。小説に関しては、図書館で『近代朝鮮文学日本語作品集 1901~1938 創作篇』(緑蔭書房、2004年6月)を探すのが一番手軽な方法だと思われる。大きめの図書館であれば、復刻版『ぷろふいる』(ゆまに書房、2010年)も置いてあるかもしれない。金来成が韓国語で執筆した作品で、日本語に翻訳されたものは今のところない。 金来成の作品集、論創社の《論創ミステリ叢書》あたりで出していただけないものだろうか。日本語の探偵小説2作品+日本語の探偵小説論1編+前述の『金来成傑作シリーズ 推理編 恋文綺譚』(こいぶみきたん)、『金来成傑作シリーズ 怪奇・翻案編 白蛇図』(はくじゃず)に収録されている「恋文綺譚」、「罰妻記」、「秘密の扉」、「狂想詩人」、「霧魔」、「白蛇図」、「悪魔派」(「屍琉璃」)、「異端者の愛」などで。著作権もすでに切れていますし……。 小説 楕円形の鏡(初出:『ぷろふいる』1935年3月号)『新作探偵小説選集』(1936年10月、ぷろふいる社) 『近代朝鮮文学日本語作品集 1901~1938 創作篇』(緑蔭書房、2004年6月、全5巻)の第3巻 探偵小説家の殺人(初出:『ぷろふいる』1935年12月号)『幻影城』第5号(1975年6月号) 『近代朝鮮文学日本語作品集 1901~1938 創作篇』(緑蔭書房、2004年6月、全5巻)の第3巻 綺譚・恋文往来(初出:『モダン日本』1935年9月号(第6巻第9号))【2011年9月16日追記:この作品は当サイトで全文公開している。→金来成「綺譚・恋文往来」】 (この作品を原型とする短編小説「恋文綺譚」(1938年、韓国語)はこちらで全文が公開されている→「연문기담 戀文綺譚」) その他 【評論】探偵小説の本質的要件(初出:『月刊探偵』1936年3号)『幻の探偵雑誌9 「探偵」傑作選』ミステリー文学資料館編、光文社文庫、2002年1月 【コメント】書けるか!(初出:『ぷろふいる』1936年1月号)『近代朝鮮文学日本語作品集 1901~1938 評論・随筆篇』(緑蔭書房、2004年10月、全3巻)の第2巻 ※「第一章 第二節」で初出から全文引用した 【随筆】鐘路の吊鐘(初出:『モダン日本 朝鮮版』1939年11月)『近代朝鮮文学日本語作品集 1939~1945 評論・随筆篇』(緑蔭書房、2002年3月、全3巻)の第3巻 上に挙げたもののうち、随筆「鐘路の吊鐘(しょうろのつりがね)」については、ここまでで言及しなかった。これは、金来成が早稲田大学を卒業して韓国(朝鮮)に戻ってからのもので、日本の月刊誌『モダン日本』の朝鮮版(2度刊行された)に日本語で寄せた随筆である。ちなみにこの『モダン日本』朝鮮版(1939年11月)では、野口赫宙(のぐち かくちゅう)の随筆が金来成の随筆のすぐ横に掲載されている。野口赫宙(1905-1998)は、1952年に日本に帰化した朝鮮人作家で、1959年ごろから『宝石』や『探偵実話』などで探偵小説を発表した。探偵小説の単行本もいくつか刊行している。また、『モダン日本』の編集長は、朝鮮人のマ・ヘソン(馬海松)だったが、マ・ヘソンおよび『モダン日本』については、『幻影城の時代 完全版』(講談社、2008年)に掲載の末國善己「「獲得言語」編集者の果たした役割 ――馬海松と島崎博」」に簡潔な紹介がある。 第五章 金来成の名を冠した2つの文学賞 金来成(キム・ネソン)の名を冠した文学賞に、来成文学賞(ネソン文学賞)(1958-1960)と金来成推理文学賞(キム・ネソン推理文学賞)(1990-1993)がある。金来成の死去の直後に開始された来成文学賞は推理小説の賞ではない。金聖鍾(キム・ソンジョン)が『季刊推理文学』誌上で始めた金来成推理文学賞は公募の推理小説新人賞で、受賞作は推理文学社から刊行された。両賞とも短期間で終わってしまっている。 来成文学賞(非公募、京郷新聞主催) 受賞者 タイトル 第1回(1958年) チョン・ハンスク(鄭漢淑、정한숙、1922-1997) 『暗黒の季節』(암흑의 계절) 第2回(1959年) ユホ(兪湖、유호、1921- ) 第3回(1960年) パク・キョンニ(朴景利、박경리、1926-2008) 『漂流島』(표류도) ユホは小説家、劇作家、大衆歌謡作詞者。 金来成推理文学賞(公募、雑誌『季刊推理文学』主催) 受賞者 タイトル 第1回(1990年) クォン・ギョンヒ(権敬姫、권경희) 『痺れた指先』(저린 손끝) 第2回(1991年) イ・スンヨン(李勝寧、이승영)(1963 - ) 『ミス・コリア殺人事件』(미스코리아 살인사건) 第3回(1992年) イム・サラ(林紗羅、임사라)(1963 - ) 『愛するとき、そして死ぬとき』(사랑할 때, 그리고 죽을 때) 受賞作のうち、日本語に翻訳されているものはない。 来成文学賞受賞者では、パク・キョンニ(朴景利)の『土地』(講談社、全6巻予定)の刊行が2011年3月に始まっている。2011年5月には、パク・キョンニの名を冠したパク・キョンニ文学賞(朴景利文学賞)の創設が発表されている。 金来成推理文学賞受賞者の三人は、2011年現在でも現役の推理作家である。第2回受賞者のイ・スンヨンと第3回受賞者のイム・サラは、『コリアン・ミステリ 韓国推理小説傑作選』(バベル・プレス、2002年5月)に短編が収録されている。 参考文献 主要参考文献 チョ・ヨンアム(趙霊巌/조영암)(1953)「아인 김내성 약전(雅人 金来成 略伝)」(パク・チニョン氏のブログに掲載されたもの) 李建志(り けんじ)(1994)「韓国「探偵小説」事始め ――韓国ミステリーの創始者・金來成と『ぷろふいる』誌」(『創元推理5(1994年夏号)』1994年7月、pp.104-122) 李建志(1995)「金來成という歪んだ鏡」(『現代思想』1995年2月号、pp.75-102) パク・チニョン(박진영)(2009)「金来成略年譜(간추린 김내성 연보)」および「金来成著書目録(김내성 작품집 목록)」 韓国ミステリ全般についての文献 鄭泰原(チョン・テウォン)(2000)「韓国ミステリ事情」(『ミステリマガジン』2000年10月号、pp.64-67) 金容権(2001)「現代の韓国ミステリー事情」(『ジャーロ』4号(2001年夏号)、pp.308-311) 米津篤八(2009)「韓国ミステリー百年の現在」(李垠『アジア本格リーグ3 美術館の鼠』講談社、2009年11月、pp.231-237) 金来成に言及があるその他の文献 江戸川乱歩(1952a)「内外近事一束」(『宝石』1952年9・10月号、pp.304-309) 江戸川乱歩(1952b)「欧亜二題」(『読切小説集』1952年11月号(未確認)/江戸川乱歩『子不語随筆』(講談社、1988年)に収録) 『探偵作家クラブ会報』第65号(1952年10月号)~第67号(1952年12月) 『幻影城』1975年6月号(ぷろふいる特集)九鬼紫郎「「ぷろふいる」編集長時代」(pp.69-79) 中島河太郎「「ぷろふいる」五年史」(『日本推理小説史』第三巻[東京創元社、1996年]、pp.48-60に加筆訂正して収録) 光石介太郎(1975)「YDN(ヤンガー・ディテクティブ・ノーベリスト)ペンサークルの頃」(『幻影城』1975年7月増刊号、pp.176-177) 光石介太郎(1976)「靴の裏――若き日の交友懺悔――」(『幻影城』1976年2月号、pp.147-155) 黄鐘灝(ファン・ジョンホ)(1984)「韓国推理小説の現狀」(『日本推理作家協会会報』1984年6月号、No.426、p.4) 李建志(2000)「現代韓国ミステリの思想と行動(上) ――金聖鍾(キム・ソンジョン)『最後の証人』とイ・インファ『永遠の帝国』を手がかりに」(『創元推理 20号 人形の夢』2000年10月、pp.238-255) 李建志(2001)「現代韓国ミステリの思想と行動(下) ――金聖鍾(キム・ソンジョン)『最後の証人』とイ・インファ『永遠の帝国』を手がかりに」(『創元推理21(2001年夏号)』2001年5月、pp.295-315) 李建志(2000)「ハングル・ノワール 金来成からイ・インファへ」(『ユリイカ』2000年12月臨時増刊号(総特集:ジェイムズ・エルロイ ノワールの世界)、pp.86-87) 中島河太郎と韓国ミステリ界の交流について 中島河太郎(1974)「台湾の偵探・武俠小説」(『推理文学』第16号、1974年5月、pp.30-31) - 韓国に言及あり 中島河太郎(1984)「李会長訪問」(『日本推理作家協会会報』1984年6月号、No.426、pp.3-4) - 韓国推理作家協会会長(当時)との面会の記録 中島河太郎(1987)「台湾の推理小説」(『日本推理作家協会会報』1987年10月号、466号、pp.3-4) - 韓国に言及あり その他 長谷部史親『欧米推理小説翻訳史』「ジョンストン・マッカレー」 「フランス推理小説の怪人たち」 ※引用の際、基本的に旧字旧かな遣いは新字新かな遣いに改めている。