約 25,193 件
https://w.atwiki.jp/soysouso800/pages/628.html
御手洗潔のメロディ(推理小説) これをトリックの根幹に据えた短編推理小説集。 トイレはキレイに使おう!
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/180.html
2012年1月29日 このページは少しずつ情報を増やしていく予定です。 ※敬称略 1930年代 1931年 江戸川乱歩『蜘蛛男』中国語版が中国で刊行される。 1950年代 1950年 5月、第47回土曜会にオランダの外交官・東洋学者・推理作家のロバート・ファン・ヒューリックが参加。 江戸川乱歩は以前から何度もエラリー・クイーンに手紙を出していたが、1950年春、初めてダネイより返事が来る。 1951年 江戸川乱歩、フランスの探偵作家イゴール・B・マスロフスキーと文通を始める。 1952年 江戸川乱歩、韓国の探偵作家・金来成と文通を始める。 江戸川乱歩と高木彬光、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)の会員になる。 11月28日、探偵作家クラブ五周年記念祭。アメリカ探偵作家クラブ(MWA)本部および各支部、フランスの「冒険小説クラブ」(フランス冒険小説大賞の受賞者を会員とするクラブ)、フランス版EQMM、および金来成個人から祝辞が届く。イギリス探偵作家クラブ(MWB, Mystery Writers of Britain)からも祝辞が届いているが、結局このMWBは企画はあったものの実現されなかった(その後、1953年に英国推理作家協会(CWA)が結成された)。 1954年 江戸川乱歩「芋虫」のフランス語訳がフランスの雑誌 Noir Magazine 創刊号に掲載される(1956年に刊行される英訳短編集からの重訳・先行掲載)。 1956年 江戸川乱歩の英訳短編集『Japanese Tales of Mystery Imagination』(ジェームズ・B・ハリス訳)が刊行される。日本ミステリの英訳はこれが最初。 江戸川乱歩、ソ連のスパイ小説作家ロマン・キムと文通を始める(7月)。 江戸川乱歩、フランスの推理作家ジョルジュ・シムノンに手紙と英訳短編集を送る。同年、シムノンより返事が来る。 1957年 江戸川乱歩、オランダのW・G・キエルドルフと文通を始める。キエルドルフはオランダ探偵作家クラブ(Geoffrey Gill Club)の創設者。 1958年 勝呂忠(すぐろ ただし)による早川書房刊行物の表紙イラストがエドガー賞・美術賞特別賞を受賞(『日本探偵作家クラブ会報』1958年6・7月号[第131号]参照)。エドガー賞公式サイト(英語)を見ると、1955年から1975年までブックジャケット賞(Book Jacket Award)というのがあったようなので、おそらくそれのことだろう。ただし、エドガー賞公式サイトのデータベースには早川書房が美術賞特別賞を受賞したことについては書かれていないようだ。 1960年代 1960年 江戸川乱歩が文通していたフランスのイゴール・B・マスロフスキーは世界探偵作家クラブ設立の構想を抱いており(江戸川乱歩「パリからの第三信」『宝石』1952年5月号)、おそらくそれを受けて、乱歩も同じように「世界探偵作家連盟の野望」を抱くようになる(江戸川乱歩「新陣容に期待」会報62号、1952年7月)。日本探偵作家クラブの3代目の会長、木々高太郎(任期1954-1960)のもとでこの野望は実現へ向けて動き始め、日本探偵作家クラブ会報ではアンケート「国際探偵作家協会 夢を実現させるために」(会報132号、1958年8月)も実施されている。「国際探偵作家協会」以外に、「世界探偵作家クラブ」、「国際探偵作家クラブ」と書かれることもあった。クラブ内では中島河太郎と高木彬光の反対があり、1960年には探偵作家クラブとは独立に木々高太郎を委員長として「I・M・W企画委員会」が設立されたが、資金面の問題などがあり結局この計画はうやむやになってしまったようだ。なおこの時の経緯は、かなり批判的な書き方をされているが、山村正夫「国際探偵作家クラブ始末記」(『続々・推理文壇戦後史』双葉社、1980年4月)にまとめられている。 1961年 日本やオランダが国際探偵作家クラブの設立を提案している、との記事が英国推理作家協会(CWA)の会報に載る。(『日本探偵作家クラブ会報』1961年4月号、第163号) 1962年 松本清張の作品が初めて英訳される。 『Japan Quarterly』に中島河太郎「Detective Fiction in Japan」掲載(現物未見)。 1965年 9月~10月、ソ連・モスクワで「日ソ文学シンポジウム」開催。中薗英助が参加。 1970年代 1970年 松本清張『点と線』の英訳出版。 1976年 アメリカのミステリ同人誌『The Armchair Detective』に仁賀克雄「Mystery Stories in Japan」掲載。(現物未見) 1978年 3月、アメリカ合衆国・ニューヨークで第2回世界推理作家会議。日本からは松本清張が参加してミステリの東西交流についてスピーチする予定だったが、都合で参加できず。木村二郎が参加し、その模様は木村二郎編『海外ミステリー作家の顔』(ヘラルド・エンタープライズ株式会社、1979年7月)として刊行されている。 同年、『Ellery Queen s Japanese Golden Dozen The Detective Story World in Japan』刊行。収録順に、石沢英太郎「噂を集め過ぎた男」、松本清張「奇妙な被告」、三好徹「死者の便り」、森村誠一「魔少年」、夏樹静子「断崖からの声」、西村京太郎「優しい脅迫者」、佐野洋「証拠なし」、笹沢左保「海からの招待状」、草野唯雄「復顔」、戸川昌子「黄色い吸血鬼」、土屋隆夫「加えて、消した」、筒井康隆「如菩薩団」。 1980年代 1980年 アメリカのミステリ同人誌『The Armchair Detective』にジョン・アポストロウ(John Apostolou)「Japanese Mystery Fiction in English Translation」掲載(現物未見)。このころまでに英訳されていたのは江戸川乱歩、松本清張、高木彬光と、前述の『Ellery Queen s Japanese Golden Dozen』ぐらいだった。 1981年 6月、スウェーデン・ストックホルムで第3回世界推理作家会議。日本推理作家協会の代表として石川喬司と夏樹静子が参加する予定だったが、石川喬司は都合で行けなくなり、夏樹静子が参加。なお、夏樹静子はエラリー・クイーンからも個人的に招待を受けていた。ほかに、藤本泉が個人で参加している。 1984年の第4回世界推理作家会議は日本で開きたいとの要望を大会事務局より受けるが、日本推理作家協会で話し合いの上、「時期尚早のため見送ることに決定」(『日本推理作家協会会報』1981年10月号、第394号) 1984年 3月、東京で開催された国際ペン大会に韓国推理作家協会会長のイ・ガヒョン(李佳炯)が韓国代表として参加。この機会を利用し、日本推理作家協会の中島河太郎との面会の場がもたれた。 1987年 6月、ソビエト連邦(現・ウクライナ)のヤルタで国際推理作家協会の第1回理事会が開かれる。アメリカのロジャー・L・サイモンから木村二郎に、英語圏で人気の高い戸川昌子を理事の一人として迎えたいとの電話があり、戸川昌子はこれを了承。第1回理事会に参加している。 ジョン・アポストロウ編『Murder in Japan Japanese Stories of Crime and Detection』刊行。収録順に、江戸川乱歩「心理試験」「赤い部屋」、志賀直哉「剃刀」「范の犯罪」、谷崎潤一郎「私」、芥川龍之介「藪の中」、石川達三"The affair of the arabesque inlay"、耕治人"Black market blues"、松本清張"The secret alibi"、「地方紙を買う女」、安岡章太郎「雨」、安部公房「夢の兵士」、夏樹静子「質屋の扉」「足の裏」。 10月、フランス・グルノーブルで開催されたミステリ大会に松本清張が招待される。 1988年 5月、アメリカ合衆国・ニューヨークで第4回世界推理作家会議。日本からは夏樹静子が参加。 6月~7月、第1回日ソ推理作家会議。ソ連側からの招待を受け、日本推理作家協会の代表団7名(三好徹(訪ソ団団長、当時の推理作家協会理事長)、小松左京、長井彬、高柳芳夫、山村正夫、中津文彦、松村喜雄)がモスクワ、リガ(ラトビア)、レニングラードをまわる。 1989年 7月、第2回日ソ推理作家会議。日本推理作家協会の代表団8名(山村正夫(団長)、加納一郎、豊田有恒、田中光二、菊地秀行、井沢元彦、大沢在昌、新津きよみ、(竹河聖は直前で病欠))がキエフ(ウクライナ)、モスクワ、レニングラードをまわる。 同年、夏樹静子『第三の女』のフランス語版がフランス冒険小説大賞を受賞。 1990年代 1990年 8月、韓国推理作家協会代表団が来日。8月22日、日本推理作家協会は東京・日比谷の料亭「鴨川」で歓迎夕食会を開催。夕食会には日本側からは、生島治郎理事長、阿刀田高国際委員長のほか、韓国語が話せる麗羅、豊田有恒らが参加した(役職は当時)。 1991年 Twentieth-Century Crime and Mystery Writers第三版刊行(現物未見)。日本の推理作家は、松本清張、夏樹静子、戸川昌子の項目がある。うち、夏樹静子の項目は穂井田直美が執筆したもの。(『ミステリマガジン』1991年10月号でオットー・ペンズラー、同年11月号で池上冬樹が言及) 1992年 6月、日本推理作家協会代表団が訪韓。生島治郎(団長)、山村正夫、豊田有恒、麗羅、大沢在昌、西木正明。 1993年 5月、韓国推理作家協会代表団が来日。 『Japan Quarterly』に権田萬治「Crime Fiction with Social Conscience」掲載。 1998年 早川書房の早川浩、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)主催のエラリー・クイーン賞を受賞。ミステリに貢献のあった編集者等に贈られる賞。 10月~11月、アメリカのミステリ大会・バウチャーコンで日本のミステリに関するパネルディスカッションが行われる。日本から井沢元彦と山前譲が参加。 1999年 10月、アメリカのミステリ大会・バウチャーコンでアジアのミステリに関するパネルディスカッションが行われる。日本からは『ミステリマガジン』編集長(当時)の千田宏之が参加。 12月、アメリカで出版されたミステリ辞典『The Oxford Companion to Crime and Mystery Writing』に「Crime and Mystery Writing in Japan」掲載。ほかに松本清張の項目もあり。 2000年代(2000年~2009年) 2004年 アメリカEQMM2004年1月号に法月綸太郎「都市伝説パズル」"An Urban Legend Puzzle"掲載。 桐野夏生『OUT』がアメリカ探偵作家クラブ(MWA)主催のエドガー賞最優秀長編賞の候補に。 ドイツ・ダウンで開かれた国際推理作家協会第16回会議にミステリ研究家の松坂健が参加。 アメリカEQMM2004年12月号に光原百合「十八の夏」"Eighteenth Summer"掲載。 2005年 2月、有栖川有栖が訪台。5月、芦辺拓が訪台。以降数年間、日台交流が盛んに。 2006年 アメリカEQMMに伊坂幸太郎「死神の精度」"The Precision of the Agent of Death"掲載。 2007年 ドイツ・ベルリンで開かれた国際推理作家協会第19回会議に松坂健が参加。以降、毎年参加。(2008年、2009年は小山正も参加) 2010年代 2012年 1月、東野圭吾『容疑者Xの献身』がアメリカ探偵作家クラブ(MWA)主催のエドガー賞最優秀長編賞の候補に。受賞作の決定は4月26日。 参考文献 世界推理作家会議(1975年~1988年?)について第1回(1975年)仁賀克雄「海外ミステリ情報 ミステリ捜査線 鷲は上陸しただろうか」(『ミステリマガジン』1976年1月号、pp.112-113) 小鷹信光「MWA通信 第一回国際クライム・ライターズ会議」(『ミステリマガジン』1976年4月号、pp.177) … MWA機関誌に載った記事の紹介 第2回(1978年)山口勉「ミステリ・アイ 海外ミステリ情報」内「ミステリ作家国際会議」(『ミステリマガジン』1977年11月号、p.157) (筆者不詳)「第二回世界ミステリ作家会議報告 MWA賞発表!」(『ミステリマガジン』1978年6月号、pp.88-91) 木村二郎「第2回国際犯罪作家会議」『EQ』1978年7月号(第4号)、pp.9-14, 152-157「第二回国際犯罪作家会議」のタイトルで下記の本(pp.46-48)に再録 木村二郎編『海外ミステリー作家の顔 第二回国際犯罪作家会議写真集』(ヘラルド・エンタープライズ株式会社、1979年7月) 第3回(1981年)『ミステリマガジン』1981年10月号、特別企画:第3回ミステリ作家国際会議夏樹静子へのインタビュー「センチメンタル・ジャーニー」、pp.6-11 エドワード・D・ホック「六月のストックホルム」、pp.12-15 麻田実「ザ・ストックホルム・コネクション」、pp.92-98 夏樹静子「世界推理作家会議に出席して」『日本推理作家協会会報』1981年7月号、第391号 藤本泉「隈((ママ))の席から」『日本推理作家協会会報』1981年8月号、第392号 『ミステリ・ウェイヴ 世界短篇コンテスト・ベスト18』(早川書房、1983年) 第4回(1988年)菅野圀彦「第4回世界ミステリ作家会議と 88年エドガー賞晩餐会」『ミステリマガジン』1988年8月号、pp.6-12 また、1977年4月29日から5月1日にかけて、デンマーク、コペンハーゲンにて「ヨーロッパ推理作家会議」が開催されている。(山口勉「ミステリ・アイ 海外ミステリ情報」内「ヨーロッパ推理作家会議報告」『ミステリマガジン』1977年19月号、p.69) 国際推理作家協会(1986年発足)について初期木村二郎「国際犯罪作家協会(IACW)発足?」『ミステリマガジン』1987年6月号、p.108 インタビュー「戸川昌子氏に聞く ヤルタの国際犯罪作家会議に招かれて」(聴き手=ミステリマガジン)『ミステリマガジン』1987年9月号、pp.170-171 オットー・ペンズラー「Crime Column #67 国際犯罪作家協会、チェス……」『ミステリマガジン』1987年11月号、pp.104-106 戸川昌子「I・A・C・W(国際犯罪小説作家協会)のこと」『日本推理作家協会会報』1987年11月号 オットー・ペンズラー「Crime Column #78 ミステリ祭「黒い週間」」『ミステリマガジン』1988年10月号、pp.104-105 - 「セマナ・ネグラ(黒い週間)」について 21世紀2007年:松坂健「ドイツでもミステリは共通語!」(『ミステリマガジン』2007年12月号、pp.99-103, 155-157) 2008年:松坂健「殺人よ、こんにちは:南仏海岸、国際推理作家会議2008レポート」(『ハヤカワミステリマガジン』2008年11月号、pp.62-66) 2009年:小山正「〈国際推理作家会議2009〉リポート:会議前のおたのしみ」(『ハヤカワミステリマガジン』2009年10月号、pp.14-15, 92-95) 2009年:松坂健「〈国際推理作家会議2009〉リポート:白夜のミステリ会議は、優雅に踊る」(『ハヤカワミステリマガジン』2009年10月号、pp.96-99) 2010年:松坂健「オクラホマシティの13人:国際推理作家会議(AIEP)レポート2010」(『ハヤカワミステリマガジン』2010年9月号、pp.110-113) 2011年:松坂健「国際推理作家協会(AIEP)2011年チューリヒ大会レポート ミステリの世界にどんどん“国境”がなくなっていく!」(『ハヤカワミステリマガジン』2011年9月号、pp.114-117) 松本清張が参加したフランス・グルノーブルの世界ミステリ祭(1987年)について『小説現代』1988年1月号松本清張「グルノーブルの吹奏」、pp.34-43(『松本清張全集』第65巻に収録) 松本清張「付記」、pp.48-49 - ミステリ祭に参加した作家たちの邦訳作品を読んだ感想 「第九回世界推理作家会議記念 グルノーブルを舞台にした世界推理小説コント競作」、pp.44-47A・J・ヌゾー「女にはどうでも良いこと」(Les Femmes s en balancent) J・P・ドミュール「これはぼくのおごりだ」(C est ma tournée) 松本清張「骨折」(Charade pour écroulés) 『文藝春秋』1988年1月号松本清張「国際推理作家会議で考えたこと ネオ「本格派」小説を提唱する」、pp.346-360(『松本清張研究』第8号[2007年、北九州市立松本清張記念館]に収録) フランソワ・リヴィエールへのインタビュー「松本清張氏の印象」(インタビュアー:長谷川たかこ)、p.361 『ミステリマガジン』1988年2月号長谷川隆子「グルノーブルの世界ミステリ祭」、pp.14-18 グルノーブルの世界ミステリ祭、翌年(1988年)についてはジャン=クリスチャン・ブーヴィエ(Jean-Christian Bouvier、訳:梁木靖弘)「グルノーブル便り 紅毛京太郎奮戦記」(『EQ』1989年1月号、pp.178-181)。 日ソ交流中薗英助「ソ連推理作家と語る」『日本推理作家協会会報』1966年2月号、第218号 「日ソ推理作家会議(1988年・1989年) 日本推理作家協会代表団、ロシア・ラトビア・ウクライナの推理作家・SF作家と交流」(未完成・未公開) 日韓交流中島河太郎「李会長訪問」『日本推理作家協会会報』1984年6月号(No.426) 1990年代前半については「日本推理作家協会と韓国推理作家協会の交流」参照。 アメリカ合衆国・バウチャーコンの日本関連イベント(1997年・1998年)について井沢元彦「「バウチャーコン」報告記」(『日本推理作家協会会報』1997年12月号、第588号、pp.1-2) 『ミステリマガジン』1998年2月号井沢元彦「バウチャーコン体験記」、pp.10-11 穂井田直美「第28回バウチャーコン・リポート」、pp.12-15 「日本ミステリ・パネル誌上再現」、pp.16-18, 142-146 「アジア・ミステリ・パネル誌上再現」(『ミステリマガジン』1999年2月号、pp.140-143) 日本ミステリの英語圏での受容について「松本清張の海外での評判」(『ミステリマガジン』1971年6月号、p.122) 小鷹信光「TADに掲載された「日本のミステリ」」(『ミステリマガジン』1976年6月号、p.102) 仁賀克雄「ミステリ・ジョッキー13 日本版「黄金の十二」について」(『ミステリマガジン』1977年9月号、pp.104-105) (筆者不詳)「自動車輸出がだめなら日本製ミステリがある」(『ミステリマガジン』1981年4月号、p.157) 仁賀克雄「海外が見た日本ミステリ」(『ミステリマガジン』2000年3月号、pp.76-77) 関連 みき・あきみ「UCSDミステリー作家会議 懸案は日米ミステリー界の交流」(『EQ』1979年1月号、pp.154-160) ジェイムズ・メルヴィル(高見浩訳)「日英ミステリー比較研究」(『EQ』1983年1月号、pp.161-167) 早川浩氏、エラリー・クイーン賞受賞関連「小社社長、早川浩、MWAエラリイ・クイーン賞受賞!」(『ミステリマガジン』1998年4月号、p.10) 菅野圀彦「一九九八年エドガー賞授賞晩餐会リポート」(『ミステリマガジン』1998年8月号、pp.6-11) エドガー賞、日本ミステリのノミネート関連(2004年・2012年)桐野夏生「『OUT』という名の運命」(『ミステリマガジン』2004年9月号、pp.16-18) 早川浩「二〇〇四年エドガー賞授賞晩餐会リポート」(『ミステリマガジン』2004年9月号、pp.100-103) 『ミステリマガジン』2007年6月号 【特集:面白さは国境を越える――ニッポン小説の実力】マーク・シュライバー(高山真由美訳)「日本ミステリ英訳史――受容から創造へ」(pp.20-23)など 日本ミステリの海外での出版(主に英訳)についての特集号
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/3067.html
超高校級の『絶望』が見せた自殺。 この八十を越える人物が参加する殺し合いの中で、およそ七人目の死亡者。 その実力、性格、残虐性、そのどれをとっても人間離れの、まさに超高校級の存在。 確かにこの殺し合いには江ノ島をも越える実力者は存在しただろう。 だがそれでも、その知力戦略と異常な精神思想をもってすれば、おそらく優勝にも迫る結果は訪れたかもしれない。 それが、殺し合いが開催されて一時間と経過せずの、死。 しかも、自殺。 彼女には釣り合わぬ謎の死亡法。 確かに江ノ島盾子は死亡した。 彼女を知る者であれば、誰もが疑問を感じざるを得ない死亡劇。 そして、江ノ島の死亡劇を、間近でしかも全ての一部始終を見ているものがいた。 その人物は冷静な鉄仮面に僅かな困惑を混じえて、思考を回す。 超高校生級の『絶望』が見せた自殺に、唯一の観覧者はまず最初にこう思った。 ありえない、と。 あの江ノ島盾子が何をするでもなく自害する―――そんな事が有り得るはずがない、と。 そう思った。 いや、思わざるを得なかった。 (……どういう事……) その観察者は知っているからだ。 江ノ島盾子の残虐性を、観覧者は理解できねど知っていた。 他に絶望を与え、絶望に苦しむ人々を見て、愉悦に浸る。 それどころか自己に降り掛かる絶望すらも享受し、愉悦へと変化させ、悦楽とする。 理解できないし、恐らくこれから先にどんなことがあっても、理解する気にもならないだろう。 狂人の考えを深く追求して得をする事などないからだ。 だから江ノ島の性格を知っているとはいえ、それは目撃した表面的なものだけだ。 その性格の全てを熟知している訳ではない。 だが、それでも分かる。 江ノ島盾子とは、超高校級の『絶望』とは、自殺をするような存在ではない。 最期の最期まで他者に対して絶望を振り撒き、自分もまた絶望の中で死んでいく。 死にいく様子を見る限り、後者の状況には一致していたのかもしれない。 だが、あの江ノ島盾子が、他者を絶望に陥れることもなく自殺する? このような、数多の『絶望』が産まれそうな殺戮遊戯の渦中にいて、何をすることもなく死亡する? 有り得ない。 そんな事が有り得る筈がない。 観察者は困惑の思いを抱いたまま、物陰から歩き出す。 観察者の姿が月明かりに照らされ、闇のなかにボンヤリと浮かび上がった。 腰まで伸びた薄い紫色の髪。 身に纏う服装は、これまた紫のジャケットと太腿までしか下りていない紫色のミニスカート。 顔立ちは整っていて、キリと釣り上がった瞳と、人形のような白色の皮膚が特徴的だ。 観察者の名は霧切響子。 とある出来事を経て江ノ島盾子という人物を知り、江ノ島盾子にこれ以上はないと思える『絶望』を与えられた人物の一人である。 霧切は、まだ温もりの残る江ノ島の死体を、慣れた手つきで触れていく。 灰色の地面へと流れる血液は致死量を明らかに致死量を越えている。 脈も触れなければ、呼吸を行う様子もない。 江ノ島盾子は、完全に死亡していた。 「―――ッ!」 と、死体を観察していた霧切が、唐突に息を呑んで、身体を浮かせる。 眉間にしわを寄せ、両手を胸の前へ引き寄せて、若干青ざめた表情を浮かべる霧切。 滅多に表情を崩すことのない霧切が、目に見えて動揺していた。 霧切の視線はある箇所に固定され、動くことがない。 視線の先には、江ノ島の死体。より具体的に言うならば、その顔面部であった。 笑っていた。 今にも笑い声でもあげてきそうな満面の笑顔が、死に顔だというのに異様なまでに生き生きとした笑顔が、そこにあった。 死後それなりの時間は経過しているというのに、その笑顔は全く崩れることがない。 死体のものとは思えない、異様なまでに明るい心底からの笑顔。 何十と死体を観てきた霧切でさえ思わず距離を空けてしまいたくなるような、不快感や薄気味悪さというものがとことん凝縮された笑顔であった。 そのインパクトは、霧切の強靭な理性をもってしても、落ち着きを取り戻すまでに数秒の時間が必要なほどであった。 「……流石は超高校級の『絶望』といったところかしら」 死んで尚も異様さを見せつける江ノ島に、驚嘆にも似た感情を思わず感じてしまう。 動揺と不快感を何とか抑え込みながら霧切は、再び死体を調べ始める。 数分に渡る死体の観察。 簡単な調査であったものの、霧切は断定する。 この死体はやはり江ノ島盾子のものである、と。 江ノ島盾子は死亡している。 詳しい鑑定はできないので完全に断定することはできないが、だが顔などに整形の後がある訳でもない。 戦刃骸のような入れ替えとは考えにくいし、何よりこの死体であってさえも感じ取れる異様な雰囲気。 別人のものとは考えにくかった。 (江ノ島が生きていた事に関しては、どうとでも説明はできる。あの『オシオキ』に使用する装置を作ったのは江ノ島自身……私達に死んだよう見せかけて抜け出す事は可能なはず。 つまり、江ノ島はあの『オシオキ』から生き延びていて、この殺し合いに参加させられ―――そして、この場にて自殺した) つまりは、そういう事だ。 江ノ島盾子は、死亡した。 しかも自殺という、超高校級の『絶望』には相応しくない手段によって。 (……腑に落ちないわね) どうにも引っかかる。 超高校級の『絶望』という二つ名を持つ、『絶望』のカリスマ的存在。 そんな江ノ島が、何をするでもなく死を選ぶなんて、そんな訳がない。 眼前に浮かび上がった『謎』に対して、霧切が熟考を始める。 視線は江ノ島の死体を上から下に観察を続け、『謎』を打開する材料を探す。 そして、あらゆる事件を解決へと導いてきた観察眼が、獲物を捉える。 江ノ島盾子が身に付けているスカートの、そのポケットが膨らんでいた。 何かが入っている。 霧切は躊躇いなくポケットに手を伸ばし、その物体を掴み出した。 「これは……」 見たこともない物体であった。 Tのような形に象られた、白銀の金属体。 ただの鉄塊とは違い、研磨され洗練されているのが一目で分かる。 自身が持つ知識の棚をひっくり返して検索するも、その金属体が何なのかは分からない。 (何か文字が掘られてるわね。……『NO.2』と彫られているみたいだけど) NO.2とはどういう事なのだろうか。 もう一つ同じような物体があるとでも言うのか。 (……情報が少なすぎる、か。あの江ノ島盾子が持っていた以上、何らかの意味はある筈だけど……) この物体の正体が分からない以上、何を考えようと答えが出る筈がない。 とりあえずT字型の金属体はデイバックの中へと放り込んでおき、再度江ノ島の死体へと視線を向ける。 自害に使用された凶器はナイフ。 こちらは何ら変哲もない、通販にでも出回ってそうな安物のナイフだ。 こんなお粗末なナイフでも、あの人外の怪物を殺害することはできるものなのだ。 (あとは、特に手掛かりになりそうなものはないか……) 霧切の観察眼は凡そ推理の手助けとなりそうなものを全て(全て……といっても謎の金属体が一つだけだが)発見した。 だが、胸のもやもやが晴れることはない。 ただ江ノ島盾子が自殺したという事実だけが目の前に存在する。 数多の事件を解決に導いた超高校級の『探偵』であっても、今の段階でその謎を解くことはできなかった。 「江ノ島盾子、あなたは一体……」 小さな呟きは誰に届くでもなく、暗闇へと消える。 その謎に対する答えはついぞ見つからず、宙ぶらりんの状態で霧切の心中を漂っていた。 革の手袋に覆われた右手を顎にあて、霧切は長考の姿勢へと入りかける。 「一つ、質問をする。この女を殺したのはお前か?」 だが、結果として霧切が長考へと至る事はなかった。 喉元に冷えた感触が現れたからだ。 それも唐突に。 江ノ島の自害に気を捕われていた霧切の、その心の隙を完全に突いた一手であった。 霧切は顔を動かさず、瞳だけを下へと向けた。 後方から手が回され、その手中にある石造りのナイフが突き付けられている。 らしくもないミスをした、と霧切は正直に思った。 余りに注意を江ノ島へと向けすぎていた。 これは余りに拙く危険な所作であった。 「その質問をするという事は、あなたも私が殺していないことくらい分かっているのでしょう?」 冷静に思考を組み立て、霧切は言葉を返す。 背後にある気配が僅かに動いたのを、霧切は感じた。 「……どういう事だ」 「簡単よ。声色や雰囲気で分かる。あなたはいざとなれば人を殺す人間よ。そんな人間が、隙だらけの殺人鬼を見逃すとは思えない。 私が殺し合いに乗っていると思い、そして無条件に殺せるチャンスが目の前に転がっていたとすれば、あなたは私を殺していたわ。躊躇いもなく、ね」 正直に言ってしまえば、ブラフも混じった弁論であった。 いくら霧切と言えど、声色などで人物の心理など判明できる筈がない。 自分の隙を完全に付いた事から予測をたてたに過ぎない 幾ら思考に集中していたとはいえ、そう無警戒に隙だらけの状態をさらしていた訳ではない。 物心のついた頃から探偵業を行なってきているのだ。 推理一辺倒で周囲に隙を見せていれば、今頃自分をやっかむ殺人犯達に殺害されている。 つまり、背後の男は、薄くなっていたとはいえ自分の警戒網をすり抜けたのだ。 おそらく相当な手練。争い事になれている人物なのだろう。 ならばこそ、先の推論が成り立つ。 危険人物にはおそらく容赦をしない人物。 だがそれ故に、脅しまがいとはいえ自分へ声を掛けたということは、自分を危険人物だと断定していないことの証拠となる。 「中々に頭が回るようだな。確かにお前の言うとおりだ。だが、それでお前がコイツを殺した犯人ではないと証明された訳じゃあない」 「確かにね。でも、私が犯人だとして、殺害現場で隙だらけに立ち尽くしているものかしら?」 「さぁな。そんな気まぐれな殺人犯もいるかもしれない」 疑るような言葉とは裏腹に、詰問の声からは既に鋭さがとれていた。 首筋の刃物に加わる力も抜けていた。 どうやら自分の推論は当たっていたのだろう。 背後の人物も、自分が殺人鬼ではないと判断したようであった。 「俺の名前は土御門だ。お前は?」 「あら、あなたは殺人犯に名前を教えてしまうの?」 「分かった分かった。お前はこの女を殺していない。悪かったな、手荒な真似をして」 大した悪びれもない謝罪であったが、霧切は別段気にもしない。 振り返り、自身に刃を突き付けてきた男を視界に捉える。 そこには石造りのナイフを握った、金髪サングラスのアロハシャツ男がいた。 そして、もう一人、もの憂い気な瞳を江ノ島の死体へと向けている男がいる。 「私は霧切響子。そこの彼は?」 「こいつはキラ・ヤマト。心配するな、こいつも殺し合いには乗っちゃいない」 茶色がかった頭髪に、明るい紫色の瞳。 まるで造られたかのように整った顔立ちは、美少年という言葉がこれ以上なく当て嵌るであろう。 キラは無言で死体を見詰め、悲しげな表情を浮かべていた。 霧切もまた、そんなキラを無言で見詰める。 霧切の視線に気付いたのか、キラは顔を上げると霧切へと薄い笑みを作った。 「ごめん、挨拶が遅れたね。僕はキラ・ヤマトです。よろしく」 「ええ、よろしく」 土御門とキラを観察しながら、霧切は思う。 やはり場馴れしている、と。 土御門は予想通りとしても、キラという青年も死体を見たことによる動揺は見られない。 キラは悲しみの伴った顔で江ノ島盾子の亡骸を見詰めているが、そこに動揺は存在しない。 恐らくは知っているのだ。 命賭けの世界を、平穏な日常とはかけ離れた争乱の世界を、知っている。 (……これは想像以上に厄介な事になりそうね) 現在、霧切が遭遇した人物は、死亡した江ノ島を含めて3人。 その3人全てが人死に動じることのない、異常といえば異常な人物たち。 しかも、その異常な人物達には、超高校級の『探偵』たる自分も含まれる。 この殺し合いの趣旨は、そういう事なのかもしれない。 あの絶望の学園と同様の、常人離れした人物を集めての陰惨な殺し合い。 そんな光景を他に見せ付けて、より一層の『絶望』を与えつける、そんなゲーム。 あの悪夢が再び始まろうとしているのかもしれない。 (でも……もう絶対に諦めない) しかし、それでも霧切の闘志に陰りはない。 霧切は、知っている。 この殺し合いには、彼がいる。 超高校級の『希望』―――苗木誠が。 (彼がいる限り、『希望』は終い得ない) あの超高校級の『絶望』を正面から打ち破った少年。 『絶望』に陥りかけた超高校級の面々を、弾丸のような言霊で論破していった少年。 特別に秀でたところがある訳ではない。 霧切のように知力がある訳でもなければ、体力も、財力もない。 容姿だって平凡なものだ。 唯一の取り柄とされた運についても、もはや超高校級の『不幸』と茶化されるレベルのものである。 だが、それでも、彼は折れない。 折れず、愚直に前へ進もうとする。 その姿こそが『希望』。 『絶望』という深淵の中で、唯一の光明として人々を引っ張ていく存在だ。 「どう? まずは簡単に情報交換でもしない?」 霧切は土御門とキラへと真っ直ぐな視線を向けて、口を開く。 江ノ島の自害の真意。 江ノ島が残した謎の金属体。 手練の集められた殺し合い。 爆薬入りの首輪に、脱出の方法。 数多の懸念材料が立ち塞がるバトルロワイアルの場にて。超高校級の『探偵』は確かな希望を抱いて、打開への道を探し始めた。 【一日目/深夜/F-3・市街地・デパート屋上】 【霧切響子@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】 [状態]健康 [装備]なし [道具]基本支給品一式、ランダム支給品×1~3、T字型の金属体@??? [思考] 0:殺し合いを打開する 1:土御門、キラと情報を交換する 2:金属体の正体を掴む 3:首輪の解除法を探す 4:江ノ島の死の理由を推理する 5:苗木君とも合流したい [備考] ※原作終了後からの参戦です 【土御門元春@とある魔術の禁書目録】 [状態]健康 [装備]トラウィスカルパンテクウトリの槍@とある魔術の禁書目録 [道具]基本支給品一式、堕天使エロメイド@とある魔術の禁書目録、大精霊チラメイド@とある魔術の禁書目録、小悪魔ベタメイド@とある魔術の禁書目録、ランダム支給品×1~3(武器はない) [思考] 0:殺し合いを止める 1:霧切と情報交換 2:首輪の解除。他の参加者と会い、手を組む。 3:ひとまずはキラと行動。 4:一方通行、上条当麻と合流する。 【キラ・ヤマト@機動戦士ガンダムSEED DESTINY】 [状態]健康 [装備]なし [道具]基本支給品一式、ランダム支給品×1~3 [思考] 0:殺し合いを止める 1:霧切と情報交換 2:土御門と行動する。 Back 絶望【シアワセ】 時系列順で読む Next 超高校級の『希望』がその背中に背負うは超最大級の『厄ネタ』なのか? Back 絶望【シアワセ】 投下順で読む Next 超高校級の『希望』がその背中に背負うは超最大級の『厄ネタ』なのか? GAME START 霧切響子 Next [[]] 刃と剣 土御門元春 Next [[]] 刃と剣 キラ・ヤマト Next [[]]
https://w.atwiki.jp/naianakikaku/pages/1572.html
「え、米?大丈夫、それだけもう先に買ってるから(笑)」 「…はい?;」 その日の夕方、買い物を済ませて帰って来た佑は早速太陽に交渉していた。 しかし、話題を上げるなり直ぐに切り返されたのだ。 「あ、あれ?タイヨーさんって、確か台所に入らなかったはずですよね?」 「ああ。というか俺基本料理できないし。」 笑いながら言う太陽に、佑は首をかしげた。 では何故先に米だけを買ってきたのだろうか。しかもこのタイミングで。 「…その顔、何で米だけ買って来たんだろう?って思ってるだろ?」 にやにやしながら言う太陽に、佑は頷いた。 「そうだな…ま、大したことじゃないし簡単に説明すっか。」 「普段の食事…平日は朝晩だけだが、食卓にご飯が並ばないことは基本無い。毎日よそうはずだからその量は大体決まってくる。」 慣れた調子で太陽は言う。 「だが、ここ3,4日の間、少しだけだがその量が減った。1日だけなら偶々かもしれないが、日にちが続けばそうじゃないことは分かる。」 「だから単純に米の量が減っていて、次を炊けるか否かの量しか残ってないだろうなと推測したってわけだ。」 ま、一応米櫃の中は確認したけど、と彼は付け加えた。 「すごい、全く無意識だったんですが…。」 「ついでに米「だけ」買ってきたのは、他の買い物ができても米の重さはかなりある。幾ら重い本の運搬をしていても、お前にはきついだろうなと思ったからだ。」 最後のどや顔さえなければほぼ完璧な推測である。 「そっか、なら米の心配はしなくていいですね。よかった。」 佑笑って鞄からメモを取り出した。買う物メモに書き込むためだ。 その時、そのメモに紛れて一枚紙がでてきた。 太陽がそれに気付き、拾い上げる。 「ん?なんだこれ?」 「あ、それ、新聞部の新聞です。」 佑の言葉を聞きながら、彼は一面記事に眼を通した。 「…。」 「これ、どのくらいの頻度ででるんだ?」 「え?えっと…週に1部だったと思います。」 「そっか。結構面白い記事書いてんじゃねぇか、これw」 一面記事には大きく、こう書かれていた。 『怪盗イノセント・プリンス再来!』 熱血刑事の小さな推理 「…そういえば、タイヨーさんって、仕事何してるんですか?」 「まだ内緒w」
https://w.atwiki.jp/tomcatsimple/pages/27.html
ゲームの性格上、なるべくここにある情報を利用しないで攻略することを強く推奨します。 どれを選んでも話が進む選択肢(不正解になる答えがない選択肢)や 全て選ぶことで話が進む選択肢(証言聴取・概要説明など)は基本的にここには記載していません。 第1話:探偵の朝 +... ●写真・・・①拳銃②薬瓶③缶ビール④メモ⑤新聞 ピストルを使った? →使わない なぜ、そう言える? →ピストルの位置 缶の中身は? →ビール 錠剤は何? →二日酔いの薬 「H」は何を表す? →1-1 何を根拠にそう言える? →新聞 ボスは死んでいる? →ちがう 第2話:愛犬の不審な死 +... ●写真1・・・①写真の筆跡②皿の筆跡③どちらかを筆跡鑑定 ピョンちゃんはどっち? →小さな犬 この呼び名から何を感じる? →好意 メリーという名は誰がつけた? →北村さん 山田さんはメリーという名を気に入っていた? →いいえ 犬は山田さんに殺されたと思うか? →殺されていない ●写真2・・・①メリーの目②メリーの足 メリーの死因は? →毒物 毒物は写真に写っている? →ない ●写真3・・・①ダンボール箱②おもちゃの骨③除草剤 犬が誤って口にしそうな毒物はあるか? →ある それはどこにあるのだろうか? →除草剤をポイント 除草剤は本当に死因だろうか? →ノー その理由はなんでだろう? →低毒性 ●写真4・・・①ビニール袋 犬の死因は何だったろうか? →タバコ 他にも死因はあるだろうか? →ノー その理由はなんでだろう? →瞳孔 第3話:異国の密室 +... ●写真1・・・①なにかの虫 ●写真2・・・①ドアのストッパー②ドアのフック そのポイントはどこか? →フック式のカギ それは… →虫 ●写真3・・・①被害者の服装②競馬新聞③ピストル ●写真4・・・①鍋②ワイングラス③窓 これは自殺だろうか? →いいえ 他殺だと言えるもうひとつの理由は? →新聞の書き込み それでは同僚を殺したのは? →親しい顔見知り その理由は? →台所のグラス 犯行の動機は? →遺産 このまま勤務を続けても商社マンは安全か? →安全 誰にメールする? →江波警視 第4話:6文字なのに +... 一問目・・・や→よ→い→じ→だ→い 二問目・・・や→ま→た→い→こ→く 三問目・・・し→よ→う→と→く→た→い→し 第5話:幻の味 +... ●写真1・・・①代表名義人 ●写真2・・・①写真の料理人 メニューの並びは?・・・ニハオ目→ライム玉→イサラ焼→タラメ 第6話:見分けがつかない +... 「○○」なければならない →自分を守ら ●写真・・・①首のチョーカー(②③④⑤の調査後のみ)②マーブルの目③マーブルの口④病室の暖房⑤病室の窓 首の布については明らかにしなければ →ズバリ聞く 事件の主犯は… →病院 第7話:瞳の中 +... <それ>って何? →パソコンカメラ パソコンルームにしては変なところがある →モニターの向き その証拠に必要なのは? →小栗の姿 それはどこにあるだろうか? →京子の瞳をポイント これまでの証言からわかる一番重要なことは? →合い鍵 利用されたのは誰だろう? →ヒゲホゲ団 それを裏付ける証言をしているのは? →友人 もう一つの不審な点とは何だったろうか? →長い送信間隔 それは何のためだったと思う? →高解像度 どこを拡大するのにゃ? →小栗の瞳をポイント 第8話:百人一首心中 +... <滅多に見せてくれない笑顔だ。一体相手は?> →依頼人 ●写真1・・・①泉の額②拳銃③泉の所持品④靴と遺書⑤泉のハイヒール 泉花江は誰に殺された? →桜田 桜田は自殺しただろうか? →いいえ その判断の理由は? →靴 ●写真2・・・カラス→①カラスの巣 5000万円はどこにある? →駅のロッカー カギを隠したのは? →カラス …組み合わせはいくつになるだろう? →6400京 そして、一番大きい手がかりは… →文字数 足して31…それは →和歌 そしてもうひとつの手がかりは →二人の名前 では、二人が選んだ歌は? →みかのはら 第9話:賢作に聞け +... 左の女が料理していたのは本当か? →はい それは何故? →身体の前面が熱い 左の男が日光浴していたのは本当か? →はい それはなぜ? →全身が熱い 右の男が泳いでいたのは本当か? →はい それはなぜ? →全身冷えている 右の女が犯人だろうか? →はい その決め手は何? →顔 第10話:堅い魚 +... どうしてわかったんですか? →さっき聞いたから 凶器はなんだったろうか? →魚 その決め手の理由は? →医者の証言 凶器はどこに隠されたろうか? →店先 ずばり、犯人は? →魚政の3兄弟 ●写真1・・・①被害者の傷口②新聞紙に包まれた魚③犯人の左腕④犯人のジャージ 犯人は右利きか左利きか? →左利き 犯人のそのほかの特徴は? →そで ●写真2・・・①勝二(左)の左そで②勝太郎(中央)のジャージ③勝三郎(右)の首から下 中央の男は犯人だろうか? →いいえ その理由は? →ジャージの色 木刀が凶器だろうか? →いいえ ピッチャーを殴ったのは? →左の次男 第11話:泥の腕 +... アレとは? →こわい話 どこから聞こえたと思う? →2段目で寝ている社員をポイント ●写真・・・①お札②パソコンに向かっている社員③玉淵の顔の横にある本④2段目の社員⑤玉淵の足元にある袋 小林はプログラマーを何と呼ぶ? →キミ 何がキーワード? →寝相 彼は何を思い出したのか? →ボブ 第12話:Fで始まる… +... どこが怪しいっていうんだ →7行目の空白をポイント あやしい空白だ。ここを… →選択する ボスはどうお考えなのですか? →別の山 アンテナショップの場所は? →福島のみ 第13話:三代目の遺言 +... 意味のある8ケタの数字とは? →生年没年 ●写真・・・①金庫の上にある本②金庫③金庫の上にある絵皿 あれとは何か? →絵皿 どうしてみる? →彩度を下げる 「J・D」はどういった人? →科学者 第14話:去る者 +... ●写真・・・①車椅子②新聞とお茶③本棚④机の上の書類⑤ラック下段の本 トムは何で松本さんを識別していた? →音声 それは… →お茶の注文 暗証番号はどこにある? →相続の本 第15話:少年の宝 +... 他の音韻表とは? →いろは アレとは? →大黒柱 ものを隠すのにふさわしいのは… →北のほう それは… →井戸 第16話:最後の江戸職人 +... ●写真・・・①横の本②開いている引き出し(中のタバコ)③取っ手の水引 何のために作られた? →記念品 特にそれを感じさせるのは →水引 コレってどれですか? →箪笥の外側をポイント 何に似てるって言うんですか? →指紋 何が変? →数 第17話:グッドバイ +... ●写真・・・①教授の顔②縄の切り口③ハサミ④教授の首⑤教授のズボン⑥余りの縄⑦買い物袋と中身 ズボンの「04」は何を表す? →加藤 自殺を否定する、最大の証拠は →縄の切り口 そう。共犯者は誰だ? →教授本人 それを裏付けるのは? →面白談義 第18話:プレイバック +... あの8文字の言葉・・・あさめしパクパク それは… →賢作の言動
https://w.atwiki.jp/holyland4/pages/407.html
しずるり探偵団の再推理 真木ハルコの学友、つまりラクティ☆パルプの友人である蝦保江瑠璃奈は推理する。 大納言先輩を襲撃して大怪我をさせた謎の襲撃者は誰か。 確実なのは――大納言先輩が、隠しごとをしているということだ。 犯人が大会参加者だと先輩が推測した根拠は何なのか。 瑠璃奈は見舞いの際にそれとなく訊ねてみたが、はぐらかされてしまった。 先輩は、犯人が誰かを知っているようにも思えたが、それ以上追及はできなかった。 犯人を絞り込む際に、知人を除外していたことが間違いだったのではないか。 妃芽薗学園に部外者が出入りすることはあまり多くない。 学内の者が犯人だったと考える方が自然だったかもしれない。 高等部の天奈生徒会長の能力は、他人の技を本人以上の精度で再現するものである。 大納言先輩の速さを真似て、一方的に叩きのめすことも可能かもしれない。 しかし、闇討ちをする動機はあるのだろうか。 友人の海老原静穂に頼んで天奈会長の周辺を調べてもらうと、恐ろしい事が明らかになった。 一般生徒には伏せられている陰惨な事件。旧校舎でのハルマゲドン。 死亡者には、阪海文香、矢達愛雨など中等部の生徒も含まれていた。 暗い気持ちで死亡者リストを見ていた瑠璃奈と静穂は、その中に気になる名前を見つけた。 “神足跳瑠”――ラクロス部のエース、光璃先輩の双子の姉である。 神足跳瑠は、棒高飛びの選手だった。 棒高飛びと言えば「弾むす」こと多居炭武々花が有名だが、競技の実力では跳瑠の方が上だったようだ。 だが、多居炭武々花には爆乳という圧倒的アドバンテージがあり、不運にもキャラの被った跳瑠は日陰者だった。 そして――旧校舎で死んだ。 ラクロスを基礎としたスピードタイプの我流格闘術。 大納言先輩と光璃先輩の戦闘スタイルは非常によく似ている。 そして、大納言先輩には西洋騎士のようなフルフェイス・ヘルム型アイガードのインパクトがある。 しかも中学生離れした巨乳を持ち、仮面の下の素顔は美人という噂だ。 キャラ被りで自分が埋没することを、光璃先輩は恐れたのではないか――。 ここまで推理した瑠璃奈は、静穂の立派な胸と自分の貧相な胸を見比べた。 胸の大小などが理由で殺意を抱くなどということがあるだろうか。 ――ないとは言い切れない、と瑠璃奈は思った。
https://w.atwiki.jp/dm-original/pages/1073.html
推理と可能性の一手 UC 水/闇 (5) 呪文 ■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 ■カードの名前を三種類選んで言い、相手の手札を確認する。その中に選んだカードが全てあれば、相手は自身の手札をすべて捨てる。 フレーバーテキスト 推理せよ。そして論破し、撃破するのだ。 収録 巡界編第3弾 帝王降臨(キング・オブ・クリーチャーズ) 作者 天照 評価・意見 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sutekishori/pages/12.html
NOW PRINTING……
https://w.atwiki.jp/sikaku/pages/20.html
ストラディバリウス3 ストラディバリウス4 新一は盗みの犯人
https://w.atwiki.jp/sikaku/pages/18.html
風行に怯える新一 恐怖による死後硬直