約 25,938 件
https://w.atwiki.jp/miyanagake/pages/110.html
1/7 712 幼稚園の学芸会(お遊戯会?)で劇(シンデレラ、西遊記など)をする子供たちを見る宮永家 須賀咲ちゃんです! 今日は子供達のお遊戯会の日です! ふふふ、親に隠そうと思ってそわそわしている我が子たちは本当に可愛かったよ! もちろん大人にはバレバレなんだけれども、あえて気づかないフリをしてあげるのが親ってものだよね! いろいろとこっそり練習しているみたいだけれども、一体何をやるのかな? 不安なのはこういう舞台が苦手な娘だけれども、成長するには慣れさせないといけないからね。 私みたいにぼっち力たっぷりに育ったら京ちゃんみたいな人が拾ってくれないと詰んじゃうからね……。 やっぱり、親としてはそれだけは避けたいです。 気がはやいかな? でも娘がお嫁さんに行くとなったら京ちゃんとお父さんが暴れそうだね。 息子はクラスの人気者らしいから、もしかしたら主人公なんかやっちゃったりして! コミュ力お化けの京ちゃんにそっくりだね。羨ましい……。 「ほら、咲。早く準備しろー」 「京ちゃん待って。 もうちょっと……」 「そんなに気にしなくても……」 「気にするよっ! 他の人に見られるんだからね!」 「俺、咲がそう言い出すことに感動してるよ」 「ぐぬぬぬぬ。京ちゃんだっておヒゲ剃った? 親の見た目で子供の立場が悪くなるかもしてないんだからね」 「だいじょーぶだって」 「男の人の準備時間が羨ましいよ……」 ぐぬぬ。京ちゃんはこういう人と関わるところは本当に強いよね。 そもそも毎日出勤してる京ちゃんが準備に手馴れてるのも当たり前かー。 それにしては今日はいつもより気合い入れてるし、かっこいいし! 何か、何か言い返せないかな。 そうだっ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2/7. / . . .| . . . /^l . || . . . . . . | ヽ . . . . .ハ . . | . . . . . .ヽ . . . . / . . . .| . . . .| . || . . . . . . | | . .\ | . | . . . . . . .| . . . . . . / ..... .| . . . .| / . |ト . . . . . .| | ./_\ /| . . . . . . 八 . . . . / . . . . | . . . .| \|| . \ . . . ィX笊竺心j /| . . ./ . . . . . . .|/ イ从 . . | ィ/笊匁、 \ . .. ノ{ ハ | . r-x . . . . . |ー | . . .\| i| ノ{ ハ 乂ー-ソ j/ V . . . . | | . . . . . . 从乂ーソ . . . . ハ| 「ほっぺたに食べかすついてるよ」 | . . . . . .∧ ′ "" / . . ./ | . . . . . . . ハ "" 厂 . . /j/ | . . 八| . .八 r-, / . . . / | ./ \ . {\ / | . / | \ > .. _ イ リ/ __] {___ _/三l /三三三≧=-__ _x<三ニ/´ / /ニ三三三三三三三>. r≦三三ニニ/ /三三三三三三三>´ /|三三三三ニ{____/ニ三三三三三三>´ \ ,. --- 、 ____ /, ´ ̄ ̄` '⌒´ \ 、_/_/⌒ヽ , / ヽ ,---、 / // ヽ . , / ̄-/ /' { | | | / __  ̄,./ /-' l| l | |___ l | | . ' / ,イ _| | |ア__l { { | / }`| | | / , ´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 | | /\'´ /{ | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{ ////\ r--- ´八 !∧  ̄ , . . }/ノ/ リ. ///////\ \}∧ u 八/ 「そんな咲じゃあるまいし……、どこ?」 //////////〉 込、 __ ,. / ///////// / }>、 ` イ |从 ,'//////// / _ /--、l ` ̄ , |--、.///////// / イ/////\ {////} / 「///|'//////// /´// {////////ー '|////| , |///l|///////////// |l///////////ヽ// \ |////> 、////////{/////{!/////////////////}--- /////////> 、 _........----......._ ,. ´ ` 、 / 、 ' , 、 ヽ / / / | | ∧ .' ' / / , イ | } | | ∧ , | / /l / / } , .イ / } } ! . | | / { _/_}ム/ / /、_| _/ / / | . 「んっ」チュッ { / | ィ´}//イ /} / / }/`ヽ イ ' 〉, , { | ,ィ斧汽 /´ ィ斧汽、} / |\ | {八 { \ {とヒこソ ヒこソっ イ | \} | 乂ム . . . . . . .、 . . . ムイl / 从{∧ _ _ 人 ∧{ |/ > ../^} /⌒l、` .イ } ./ リ ___/-'-'-- 、/〉「-、/ ' ,.. < {======ミ`ヽ|〉 ` ...._ /⌒\\ /`ヽ ∨, { >-、 {==、 { \/ 〈7 ー、{ ̄| //,ィ^.ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 3/7 _,.......---............_ ,. ´ ` . 、 / \ . ヽ ' . / / | ヽ ' .' / / / .| | 、 .'. | | / ,イ , | ハ l | V '. | | 、|__/_}__/Nノ N、|_}_, | | '. | ハ | ハ / / イ } / / } ∧ / ト、} .| { {-从 {/ ̄ テ雫ミ/イ /イ }イ雫} / / | リ\} 八 {、 、__ \ lヽ Vり ヒり/ イ / | 「ほら、行くよ!」 `\}、 、 / / / / / / / / / ム / 人 { , --r--,\ ,-- 、_____ 人 / \〉 / | | | > ____ソイ⌒∨ { , , { ∧-, r/ //| } | \、\ ∨- / // / | { 、、\ ∨/ // ∧ | | | \__>、_}'__>´/} | | | `ー=-r-- ´ , | __ /⌒ヽ ⌒\ ∨ ヽ___ _, ----` ∨ `ヽ、 /´ | \ / ____ / l| | . \ /// / | |l | ヽ / / // ,∧ / ,イ l| . . . / イ / // l | ' / ! 从 | . .'/ ' ' /-|-{ { | /}/ | / } } | . }' / |Ⅵ { 从 ' , }/ /イ } . / イ | l{ { ∨/ ' } ∧ . 「(自分でやっといて照れる咲かわいい!)」 ´ | {|从三三 / 三三三 / /--、| ∧{ {从 | , ムイ r 、 }} /} \ | ノ ' }/イ/ { _,ノ 人 _,.. ァ r }/ ` ゝ - ' イ |/ ` ーr ´ ___|_ ___| |//////| {|___ノ __|[_]//∧_ /// |____|///////////> 、ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 4/7 …… … 「誰が何の役やってるんだ?」 「当日のお楽しみだって。 場所によってはみんな主人公とからしいけど」 「王子様が何十人もいるって奴か」 「怖いよねぇ」 そわそわしながら京ちゃんと会話して気を紛らわせる。 だって、こういう舞台で子供が失敗しないか不安なんだもん。 「大丈夫だって。失敗したって別にいいじゃん」 「京ちゃんのそういうところすごいよね」 「やってみなけりゃ失敗すら出来ないよ」 こう、リア充組のセリフだなーって思う。 中学生の時はハンドボールで押せ押せ、高校になったらいきなり鞍替えで女の子だらけの麻雀部に突撃するだけはあるよね。 だからクラスの誰とでも仲良くなれたし、女の子ともすぐに仲良くなれるし、私みたいなぼっちにも声をかけてくれたし。 本当に羨ましいよ。 「あっ、始まるみたいだよ」 「本当!? 京ちゃんビデオカメラ!」 「おう! 任せとけ!」 録画してお父さんとお姉ちゃんにも見せてあげないとね! あっ、霞さんやシロさんや玄さんも気になってたかな? 和ちゃんや淡ちゃんも見たいって言ってたし。 ……なんか最近よくうちに人が来るなぁ?ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 5/7 演劇はシンデレラ。王道だね。 他の子達も自分の役に一生懸命でかわいいなぁ。 親の方をチラチラ見る子、緊張して口が回らない子、楽しそうに演劇する子。 いろいろな子がいて、見ていて飽きないよ。 さて、うちの子はどこかなー。……まだ出てないのかな? 娘は主役のシンデレラではないみたい。 ……あっ! 息子は王子様だ! かわいいいいいいいいいい! ,. . ―― . . ,. ´ _ ` .、 , ´ \ \ / , / | ヽ ヽ .' / / .| | | | | .∨ . / | ' | | { , -| {---|、 | | | . ' |_{ __| { V V\ }、 | | | . | / / , ´| |V { 从 { \}ィチ雫ミ , _ _ | | イ | | 从ィ雫ミ \ _) 刈 } // V | ' l | 乂{ _) } Vzり/ イ } ノ /リ 「(やっぱりうちの子がナンバー1!)」b | ∧ .∧ Vり _,..イ /}/ | / V . ' イ イ / / }' {/ 人 v ァ .. |/ ' ` イ | `_ T´ |⌒\ r-,-、 _,....´./' /´............` ......_ / / /` 、 _,.. <.........../-、 r/...................................>、 { ' / ∨{...\.........../ `/......................_> ´ ̄ V..、 , 〈`、ノ, | .\.\_{ /---__,...> . .´/ , -- |...| }\_∨/ 乂 . . .` ̄`Vイ . . . . . . . . . .> ´ | / ...| |\_ ̄ 〉∨` ̄「 ̄ ̄/ ̄ ̄´==== ∨ |..| これには咲ちゃん思わずガッツポーズ。 ふふふ、そうだよねぇ。地毛が金髪でコミュ力が高ければ王子様に抜擢されるよね! ふふーん。誇り高いよ!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 6/7 さて、娘の方はどこにいるのかな。 王子様がシンデレラを見初めるシーンで発見。 従者役なのか、王子様の隣で一生懸命威圧しているうちの子がいました。 // \ / / / ハ ヽ / 〃7/ / /7 从 |ト i ハ / / // / //i / /i | ' |l i i il / j / /__ / |{ | i i ハ.∧ | i i |l { / / /i{ |{ ̄~|圦 ; i/ j/-j / | il |l /7 i / ィ 弌ト、. 乂/'-/=ミ / j i |l リ _ / |{ ト {〈 ら }` ´んぅト/ /! リ /. 八 |从とつー ' ら / 〉 ; イ { 「……」 >、 } 〃〃 , ` ーrっ// ノ 八 /⌒ 〃〃/}_rくノ )} / /\ ^ ` ~ 、 / =へ { 从 { > _ < / i ヽ ゝ (八 _}>-=≦/{_ {八 ハ }ト /i | ` / \ } / レ' ---=ニ¨ い / ' 入 ´ ,.  ̄ ̄ . ,. ´ `ヽ、 / , ヽ ヽ .' , / / | || V V | V . ' / /| _/__ノl |{ 、_|_| | | . / | | _V { / 从 | 、{ \ l从| | i ' ,ィ/ | | ,イ_)笊 \ イ_)斧ミ|/ ,. | { イ/ ' Vl { Vzソ Vzソ / イ | l' | , {`\ `¨´ ' `¨´〈 イ )} , 「(ああっ、あの顔はお兄ちゃんを取られたくないんだね)」 |∧乂ム '''' '''' ムイ| / ' } ∧个 r 、_- - イ /|/ ' ヽ / / }-、_,.ィ / イ _,..{ ' ' ノ {-く r<........../\___}__,/........> 、 「\..、...rく\___,/ /.........../..>、 /⌒ `ー{ \__/,イ......../イ´ ∧ 思わず私まで不安顔になります。 でもここで不安になればもっと泣き出しそうなので、思い切って笑って楽しんでいるように見せます! 二人とも、頑張れ!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 7/7 …… … なんやかんやあって、お遊戯会も終わり。 拍手喝采の大成功でした。 もー、二人とも可愛かったよぉ。 これで宮永家上映会もバッチリ! / .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. ..\ / .. .. .. .. .. .. . . . . . . .. . . .. .. .. .. .. ヽ ノ .. ..// ./ ./ ./ . . .;、 . . i. . . . . .. . 、 .゙、 /、 / ,ィ_,A .ハ.i.....i !|__|___|、 . . . .i . i / )_ .i .´|V ソ .|! . . | !ト、 !、 |`| i . . | . | __ ,.-‐┐ ___ , =''"/ .// . .| . .|ィ≠=、 !、 . | z≠=、ハ . .i . .l/-―ァ / ノ ( ` ̄ ̄`ヽ.;-ノ // . . . ト、;!b ;;;; ! ヽi b ;;;; i ソ / ./_ . . . . ̄`ヽ// / 「パパ、ママー!」 `ー-、__/ ` !\ .ム.! ー―' , ┴--' ノ / ノ ) . .rv‐/ / / \_ ___ノ ノ )、ヽ 、 "" r―‐┐ "" !ナケ' ̄フ'/ / // /、`ヽ、 `ヽ f __ ∧ ,.へ iヽ! \ 、___ノ / / / // / / / '"  ̄ヽ!__/ `ー-----r‐'" i r/ / , |ノ! `ー----ァ'" / i! '" / 〈 i  ̄ `ヽ \ ヽ !_ノ _/__ノ ヽ、 \ / / !、 i V 、_ 、____ノ ) | 、ヽ_,ノ、_/---、〈 `ーァ、___,、_/ !  ̄ヽ,_/ ` ) (_ノ ソ / . _〉 ,," ゛、 ノ / _` / (ヽ ヽ | | / 〈 \ 《 ゛、 /゙、 / ,.---‐二ノヽ___!、 \ i | ゙、 i ゛、 ラー=-| (__,..イ `ー'´ 7\_ ) 走り寄ってくる娘を抱きしめる。 息子もどことなく誇らしげだ。 こうやって成長するんだなぁ、って思うと目頭が熱くなるよ! 「今日は二人の好きなハンバーグを作ってあげるからね!」 「うん!」 そんなこんなで、二人は少し大きくなったのでした! カン!
https://w.atwiki.jp/nankinjiken/pages/57.html
・南京事件関連の映画祭、開催 以下、引用 史実を守る映画祭 開催! 12月13日(日)に、東京都世田谷区世田谷区民会間にて、「南京・史実を守る映画祭」を開催いたします!見たくても見ることができなかった映画を見ることができる映画祭へ、是非ご来場ください! http //jijitu.com/filmfestival2009/ 引用終わり コメントの通り、俗に言う史実派の映画祭です。間違っても水島氏の「南京の真実」なんかは上映されませんのであしからず。 主張の違いに関わらず、参考としてでも是非行ってみてはどうでしょうか?(私は首都圏に住んでいないので無理ですが 「とほほ」さんが亡くなられました。 インターネット上の「南京事件」関連での討論サイトとして最も有名なものの一つ、「思考錯誤掲示板 」の管理人であり、投稿者でもあった「とほほ」さんが、10月25日に亡くなられました。 「とほほ」さんは私「平社員」も少し掲示板で親切に歴史について教えてもらったりと(といっても恥ずかしいような疑問にですが)色々と尊敬している方でした。 「とほほ」さんの史実派からの南京事件考はとても為になり、私自身、かなり参考にしてきました。 ご冥福をお祈りいたします。(もしご迷惑になる場合、メールしていだだければすぐ記事を削除いたします。) 歴史研究の報告書、来月上旬に公表か 日中両国有識者 長い間隔たりのあった日中の「南京大虐殺の被害」について、日中の報告書が出るようです。 日本の歴史学界ではいわゆる史実派と呼ばれる人々は虐殺人数を二十数万~数万とし、中間派は数万~一万数千、そして否定派は数千~ゼロとかなりの開きがあります。 「南京虐殺論争」はご存じの通り、元々政治的な要素も孕んでいましたが、今では完全にと言って良いほど、イデオロギーや政争の元となってしまいました。私の知る限り中国歴史学者側とコンタクトを取ってきたのはいわゆる史実派の南京事件調査研究会(笠原、吉田らが参加)だと認識していますので、いわゆるバリバリの否定派(板倉、東中野ら)はこの報告書に関わっていないと私は思います。(あくまで私見です) 以下、一部引用 中国英字紙チャイナ・デーリーは20日、日中両国有識者による歴史共同研究について、中国側の研究者が9月1~5日に訪日し、日本側研究者と共同で報告書を公表する予定だと報じた。 報告書公表は昨年7月までに行われる予定だったが、同8月の北京五輪以降にしてほしいとの中国側の要請で先送りされた上、旧日本軍による「南京大虐殺」の死者数などをめぐる認識の相違が大きく、公表が遅れていた。 同紙によると、中国側研究者の一人は「日本側研究者も南京大虐殺が事実と認めた」と強調。しかし犠牲者数については、依然として論争があるとしている。 http //sankei.jp.msn.com/world/china/090820/chn0908201353003-n1.htm(産経、共同配信) 映画「南京!南京!」が最高金賞&日本で上映へ 映画「南京!南京!」がスペインで開催中の第57回サンセバスチャン国際映画祭コンペティション部門で最高金賞となるゴールデン・シェル賞を受賞、また、日本での配給も決まった。 以下、一部引用。 [シネマトゥデイ映画ニュース] スペインで開催中の第57回サンセバスチャン国際映画祭コンペティション部門の受賞結果が現地時間26日、審査委員長のローラン・カンテ監督から発表された。最優秀作品に贈られるゴールデン・シェル賞を南京虐殺事件を描いた中国映画『南京!南京!』が受賞した。『南京!南京!』はほかに、審査員賞(最優秀監督賞)と、カトリック映画賞(シグニス賞)と、全3冠を獲得した。 [シネマトゥデイ映画ニュース] 1937年の日中戦における日本軍の南京攻略を描いた陸川監督『南京!南京!』が、日本公開されることがわかった。同作品はスペインで開催中の第57回サンセバスチャン国際映画祭のコンペティション部門に出品されており、現地時間21日に行われた公式会見の席上で陸監督が明かしたもの。 日本の配給会社側の正式発表を控えて、社名を出すことは控えたものの、陸監督は「これはまさに最新の情報なのですが、日本の配給会社が決まりました。公開は来年になると思う。念願だった日本公開が決まってうれしい」と笑顔を見せた。 同作品は日本でいまだタブー視されているいわゆる南京虐殺事件を、日本兵と中国兵の両方の視点から描いた2時間15分の大作だ。今年4月に公開された中国では、主人公の日本兵・角川(中泉英雄)が、繰り返される一般市民への虐殺、強姦などの蛮行にいたたまれなくなって最後に自殺を遂げることから、「日本寄りだ」の批判が相次ぎ、陸監督には殺害予告の脅迫状まで届く騒動に発展している。 本作は、今年度のコンペ作の中でも一番の問題作と言われている。プレス上映では拍手喝采に包まれ、その直後に行われた会見は、通常30分程度で終わるところ、各国記者からの質問が相次ぎ1時間にも及んだ。 中でも多かった、「どこまでが真実で、どこまでがフィクションなのか?」の問いに、陸監督は「この映画は企画の立ち上げから完成まで4年かかってます。その間、私は何度も日中を往復し、ある元日本兵にもインタビューしたり、彼らが残した日記や膨大な数のプライベート写真など、徹底的にリサーチしました。なので、あくまで真実がベース。唯一、フィクションがあるとすれば映画の後半、南京を政略した日本兵たちが儀式をするシーンのみ。あれは(天皇を崇める)メタファーとして取り入れました」と説明した。 また、日中両方の視点から描いた理由については「あの戦争で何があったのか。両方の視点で描くことが真実を正確に伝えることが出来ると思ったのです。そのために私は、中国で裏切り者と言われていますが、私は多くの中国の戦争映画で見られるような、日本人を鬼畜として描きたくなかった。なぜなら、私は元日本兵の日記を読んだ時、人間の心を感じたからです。この映画は、決して日本人を批判するために作ったものではない。この映画をきっかけに、お互いの史実を見直す、日中の架け橋になることを願ってます」と語った。 引用終わり。 個人的にはシネマトゥデイのタイトルのような煽り文句はいただけませんね。「日本人は複雑?」とか特に。 http //www.cinematoday.jp/page/N0019790(シネマトゥデイ) http //www.cinematoday.jp/page/N0019866(〃) 河村たかし名古屋市長、南京事件について否定する発言 2009年9月15日に河村名古屋市長に東郷哲也議員(自民)が南京事件について質問し、市長は以下のような発言をしました。 河村・名古屋市長:南京大虐殺「誤解ある」 議会で発言 http //mainichi.jp/select/seiji/news/20090915dde041010041000c.html(毎日新聞) 以下、一部引用。 名古屋市の河村たかし市長は15日開かれた市議会9月定例会の一般質問で、1937年の南京大虐殺事件について、「一般的な戦闘行為はあった。そういうものが誤解されて伝わっているのではないか。事件そのものについて日中友好のためにきちんと検証し直す必要がある」と発言した。 河村市長は「おやじは終戦を南京で迎えた。南京の人に本当に優しくしてもらい、名古屋に帰ることができたと言っていた。虐殺があったのなら8年後に南京の人が優しくしてくれるのか」と述べ、30万人以上が死亡したとする説に「当時の南京の人口より多いので絶対違う」と否定した。 引用終わり。 なお、河村氏は議員時代にも同様の発言をしています。 彼の南京事件否定の根拠は、父親からの体験談が中心であり、東中野教授や田中正明氏などの 「虐殺30万人 南京市の人口」という当時の人口が中国側の虐殺人数と比べて、過小であるという「否定論」も根拠にしています。 議員時代の質問書 http //www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a164335.htm 動画 http //www.city.nagoya.jp/shikai/gikaichukei/rokuga/nagoya00072009.html 映画「南京!南京!」が中国で公開 四月二十二日、中国で南京事件をテーマにした映画「南京!南京!」(陸川監督)が公開されました。 日本での公開は未定、多分公開はされないでしょう。 ※南京!公開についての直接の記事が見つけられませんでした。 映画「南京!南京!」HP http //j.people.com.cn/94478/96695/6642806.html 陸川監督インタビュー http //j.people.com.cn/95952/6643467.html 残虐強調…中国映画「南京」公開 暴行・殺戮シーンに観客悲鳴 http //sankei.jp.msn.com/world/china/090422/chn0904221907002-n1.htm(産経新聞) 中国で観客が瓶投げる 映画「南京」で興奮 http //sankei.jp.msn.com/world/china/090509/chn0905092104001-n1.htm(産経新聞) 「南京!南京!」上海で日本人向け上映会 賛否分かれる http //s04.megalodon.jp/2009-0721-1735-31/www.asahi.com/international/update/0523/TKY200905230253.html(朝日新聞・魚拓) ドキュメンタリー映画「南京-引き裂かれた記憶」上映会 /大阪 http //s03.megalodon.jp/2009-0721-1737-46/mainichi.jp/area/osaka/news/20090702ddlk27040401000c.html(毎日新聞・魚拓)
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/2239.html
シャイン (映画)のエンディング (字幕版) デイヴィッドは父・ピーターの厳格なピアノの特訓の末にピアニストとなり、演奏関連の仕事を経てリサイタル会場での演奏の末に観客から大きな喝采を浴びた。 大きな拍手が続く中でギリアンがデイヴィッドの元にやってくる ギリアン「アンコールを」 デイヴィッド「アンコール?。優勝する。じゃ、もう1曲」 観客の拍手の喝采を受ける中、デイヴィッドは亡き父親に見せられなかったのか涙を流す。 変わって墓地ではデイヴィッドとギリアンは父・ピーターの墓の前で佇んでいた。 ギリアン「何を感じる?」 デイヴィッド「何も感じない」 ギリアン「何も?」 デイヴィッド「『ショックが大きすぎる』そう言おうか?。僕のせいだったかも」 ギリアン「駄目よ、自分を責めないで」 デイヴィッド「父さんも責められない死んだんだから。僕は生きてる。そして人生は続いてく」 デイヴィッドとギリアンはピーターの墓の元を離れ歩きながら話す。 デイヴィッド「そうだろう?永遠に。いや、永遠には続かない。だけど途中で捨てないで生きてく。それが人生だろう?」 ギリアン「そうよ、土星に導かれながらね」 デイヴィット「君は、いつも星だ」 ギリアン「運命が…」 デイヴィット「謎だな、謎だ」 ギリアン「摂理よ」 デイヴィット「運命の摂理に従うわけか」 デイビッドとギリアン夫妻の協力に感謝します。(翻訳字幕) (終)
https://w.atwiki.jp/83452/pages/5619.html
澪の手が私の髪の毛に差し込まれ、引き寄せられた。 唇から澪の震えが伝わってきた。 舌が唇を撫でて侵入してくる。何も動かない私の舌に性急に絡んできた。 澪はこんなこと誰としてたの? 私以外の誰かと? 隠れていやらしいことしてたの? こんなに上手になるまで何回キスしたの? 自分からしたの? 目をうっすらと開けると、澪は私の知らない人になっていた。 澪「私が悪い。許して、とか勝手だと思ってる」 律「そうだよ。澪は勝手だよ」 澪「律のことになると、いつも私は自分勝手になるんだ」 澪の手が私の髪の毛に差し込まれ、引き寄せられた。 唇から澪の震えが伝わってきた。 舌が唇を撫でて侵入してくる。何も動かない私の舌に性急に絡んできた。 澪はこんなこと誰としてたの? 私以外の誰かと? 隠れていやらしいことしてたの? こんなに上手になるまで何回キスしたの? 自分からしたの? 目をうっすらと開けると、澪は私の知らない人になっていた。 嫌だ嫌だ嫌だ。感じたのはただの嫌悪感。 穢れてるよ。こんな澪知らないよ。 澪の腕の中で必死にもがく。 澪のほうが背が大きいから、私にはかなわない。 澪「っ…!」 唇が離れた。血の味がする。 澪の唇が赤くなっていた。 澪のことも、私のことも、全部嫌になって、私は澪の家から走って逃げた。 いつの間にか寝てたみたいで、朝になってた。 一晩寝て考えてみると、悪いのは澪じゃなくて私だ。 私が変なこと聞いたからだ。 過去の澪を受け入れる余裕がないからだ。 だけど、これから先、今までどおりの関係に戻れる自信はない。 私が弱いから。 澪の家に全部荷物置いてきたから、持っていくものが何もないwwww 貯金箱から少しお金出してポケットに入れた。 携帯くらい持ってくればよかった… でもまぁ、学校に行けば唯かムギが持ってきてくれるだろう。 学校行ってくる。 いつも通りの時間に出たはずなのに早く着いた。 澪と一緒だと、ゆっくり歩いて、いっぱい話して。 1人だと、見る風景も聞こえる音も、全部違うように感じた。 教室行ってもまだ人少ないだろうから、準備室で時間潰すことにした。 ジャーン ハイハットに触れる。 リズム走ってるぞ、と声が聞こえた気がして振り返ったけど、気のせいだった。 今日の練習はメトロノームで合わせた。 違う、違う。 何度やっても違う気がした。リズムはあっているのに。 気付いたらもう時間で、もやもやした気持ちのまま階段を下りた。 人の声がうるさい。ざわざわと耳についた。 女A「ねぇねぇ。さっき澪先輩見たんだけど」 ファンクラブの子が噂してた。 澪、有名人すぎだろwwwワロタwww 女A「唇怪我してた!」 女B「え!なんで!」 女A「あれは、彼氏とキスした時につい盛り上がっちゃった、って感じかな?」 女B「澪先輩、彼氏いるの?嫌だー」 女A「あれだけ可愛かったらいてもおかしくないよね。嫌だけど!」 笑いながら後輩が通り過ぎる。 想像で笑って嫌だーって言って、私はあの子たちと同じだ。 律「おはよう」 チャイムと同時に教室入る。クラスの子と二言三言交わし、席に着いた。 澪と席が離れていて良かった。 澪は窓際後ろのほうの席、私は真ん中一番前。 来てるかな、って思って振り返ろうとしたけど、目が合うのが怖くてやめた。 バッグが机の上に置かれている。 斜め後ろのムギの席に振り返り、お礼を言った。 紬「澪ちゃんが持ってきてくれたのよ」 律「そっか」 紬「大丈夫?」 律「え?何が?」 紬「その、澪ちゃ」 ガチャとドアを開けてさわちゃんが入ってきた。 余計な詮索をされないで済んだ。 テスト前だから、休み時間は勉強してた。 皆もそうしてたから、変に浮くことがなくて良かった。 お昼ごはんはいつも通り5人で食べた。 初めて澪の顔見た。 唇の傷はそこまで目立つものでもなかったけど、痛々しかった。 目も赤く腫れぼったかった。 私が澪を傷つけた。 気まずくなるかと思った昼休みは、自分でもびっくりするくらい普通だった。 律「さっきの授業のとき、ずっと先生の周りハエが飛んでたの見た?」 唯「遠くて見えなかったけど、ハエだったんだ。先生ずっと手振ってたから疑問に思ってたんだ」 紬「りっちゃんずっとノートに絵書いてたでしょ」 律「これ?」 私がその時の先生の似顔絵を出す。 巨大バエとの相撲対決的な絵。 唯「あはははっ!!見て見て澪ちゃん」 澪「これは傑作だな、和」 和「律ってば授業中に…」 いつもだったら、澪が叱ってくれるのにな。 ちょっとした違和感を感じる。 5人で笑ってたけど、どこか私は1人だった。 放課後になった。 一日が長かった。澪と二人で話した時間はなかった。 話す機会を作らなければ、話さずに一日を終えることが出来るということに気付いた。 そして、毎日話していたことが、皮肉に思えた。 さわ子「テスト前で悪いけど、ちょっと手伝ってほしいことがあるから準備室に1人来てほしいの」 クラス中ブーイング。そりゃそうだ、この時期にwww さわ子「困ったわね。田井中さん、どうかしら?」 律「えぇっ!?私!?」 さわ子「えぇ目があったから」 律「気のせい気のせい!」 さわ子「それに。軽音部の部長さんだし…」 クラスの子が部長コールする。 ちょwww団結力ぱねぇwww 律「仕方ないな。だって私部長だしー」 拍手喝采。ははははは。 よかった。これで澪と一緒に帰らずに済む。 準備室行った。 手伝いなんて無かった。 さわ子「噂になってるわよー澪ちゃんの唇の怪我」 律「みたいだね」 さわ子「盛り上がるのもほどほどにしなさいよ?明日からテストなんだから」 律「盛り上がったわけじゃない」 さわ子「でしょうね」 さわちゃんがベンチに座る。私もつられて隣に座った。 膝を抱えて、頭を埋める。 さわ子「あの雰囲気なら誰だって分かるわよー」 律「さわちゃん…もう私駄目かもしれない…」 さわ子「話くらいは聞いてあげる」 ぽんぽん、と頭をたたかれた。 顔をあげるといつもよりさわちゃんが近かった。 さわ子「りっちゃんよりは色恋詳しいわよ」 律「失恋専門だけどな」 さわ子「あぁん!!??」ギロリッ 律「冗談冗談www」 さわ子「まったくもう…」 律「私、いつも冗談言ってなきゃだめなんだ。楽しいほうがいいもん」 さわ子「りっちゃんらしいわね」 律「だから…澪と一緒に冗談言って笑っていられるなら…友達のままが良い」 今日感じた違和感も無くなるはず。 私が冗談言って、澪が小突いて、また二人で笑えるはず。 あの、楽しかった時に戻るんだ。 律「一時の気の迷いだった」 私たちは、ただの友達になる。 律「澪にもまた彼氏が出来る」 二人で恋バナして、澪の愚痴聞くんだ。 律「結婚して、子供出来ていつかおばあちゃんになる」 そのときまでずっと傍にいたいんだ。 律「だから…」 それでも。 律「…わだじは…うぇっ…澪が…好ぎだ…」 もう堰き止められない。私は泣いた。 さわちゃんがずっと抱きしめてれくれた。 いつも先生っぽくないけど、この人はやっぱり大人だ。 私の全部を受け止めてくれる。 私もいつか澪のこと受け入れられるのかな。 さわちゃんは私の話すことを真剣に聞いてくれた。 涙声で何言ってるのかわかんなかったと思うけど。 自分でも何言ったのか全然覚えてないけど、とりあえず昨日あったこととか澪への想いとか。 さわ子「よしよし。一人で溜め込んじゃったのね」 律「う…うぇっ…ん…」 さわ子「りっちゃんは知らない一面を持つ澪ちゃんにちょっとびっくりしちゃったんだよね」 律「…うん」 さわ子「どんなに近くにいる人でも知らないことがあるものなの」 律「…早く、受け容れられるように、なりたい」 さわ子「自分の知らない事まで受け入れる必要はないわ」 律「…え?…」 さわ子「ただ、二人で共有したものは忘れちゃだめ」 二人で軽音部を作ったよね。 部員を集めたよね。4人集まった時には手を取って喜んだ。 部員が集まっても、部活をするのは大変だった。 澪ちゃんは練習したがって、りっちゃんはお茶の楽しい時間が大切で、ぶつかったりもしたよね。 それでもここまでやってきた。 二人の意見が上手く混ざって今の軽音部があるの。 私はあなたたちの軽音部が大好きよ。 律「さわちゃん…」 さわちゃんの言葉が胸に染みる。 澪との思い出がどんどん蘇る。 どこまで遡っても、いつも私の隣には澪がいた。 りつ!って言って笑ってた。 さわ子「2人とも結局は他人なんだから、知らない事もあるし、ぶつかることもある」 律「……」 さわ子「でも、たった一つでもお互い同じことずっと思ってられたら、そんな小さなことふっ飛ばせちゃうと思うの」 律「たった一つ…?」 さわ子「好きって気持ち。お互い想いあえるなんて、これって奇跡じゃない?」 律「…うん…私、澪が好きだよ…」ニコッ さわ子「ふふっ。やっと笑った」 さわちゃんが頭ぐりぐりした。ちょっと痛かったけど嬉しかった。 さわ子「これはりっちゃんと澪ちゃんの問題だから、私には具体的にどうしろとかは言えない」 さわちゃんが立ちあがる。私の手を取って立たせてくれた。 さわ子「だけど、りっちゃんが澪ちゃんのこと想って出した答えは間違ってない。そう自信を持って言えるわ」 律「うん。ありがと」 さわ子「ま、私は失恋専門だから、上手くいく可能性は分かんないけどね!」 律「…そうだね」 ちょっと笑った。楽しかった。 ありがとう、先生。 早く帰りなさい、と準備室を追い出された。本当この人はあっさりしてるな。 帰り道は、朝と違う景色が見えた。 家帰って明日のテストに備えた。 保健体育の教科書を取り出す。 この前澪に教わったから大丈夫だと思うけど、一応復習。 教科書が膨らんでて、何か挟まってるみたいだった。 ページを開くと、あの女性器のページだった。 何でよりによってこのページwwww 四つ折りのルーズリーフ。 挟まってたのは唯からのメモだった。 りっちゃんがトイレに行ってる間に澪ちゃんがいろいろ話してくれたよ。 昔キスしたことあるんだって。 でも、今は別の人が好きなんだって。その人が大切なんだって。 「一緒にいると、楽しくて、嬉しくて、笑っちゃう。 だけど、気持ち高ぶって、止められなくて、たまに泣きそうになる。 上手く言えないけど、私はその人のこと、これからもずっと好きでいる気がする。」 って言ってすごく幸せそうな顔してた。 律には言うなって言われたから、手紙を書くことにしました。 言ってはいないもんね(^^) 澪ちゃんの好きな人は、幸せだね。 P.S. 唯さんは何でもお見通しなんだぞ☆ 唯…。私と澪が台所に片付けに行ったときに書いたのかな? 焦るように斜めに走った文字が可愛かった。 過去のことなんて、気にしない。 これからもずっと好きでいてくれたら、私は幸せだと思う。 ったく、澪のあほ… そういうことは直接私に言え! 例のページを閉じて、テスト範囲のページを開いた。 今頃、澪もテスト勉強してるだろうな。 テストが終わったら、澪と話そう。 そう考えたら、テストが待ち遠しくなった。 8
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/8380.html
【検索用 はかおくりのうた 登録タグ 2010年 VOCALOID mayuko は 曲 曲は 殿堂入り 鏡音リン 鏡音レン】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:mayuko 作曲:mayuko 編曲:mayuko 唄:鏡音リン・レン 曲紹介 構わず連れ行くぞ。 レッツエンジョイハカノシター 曲名:『送墓唄』(はかおくりのうた) 「ハカマイリ」・「リイマカハ」という二つの曲が合わさって作られた曲。 この曲が自身初の殿堂入り作品。 歌詞 リンパート レンパート 息の途絶えた枯れ尾花に 狐火鳴く鳴く咲いた花は 灯して巡ろうか幽霊火 荒野照らして塵となる 夜露に濡れた骸 あちらこちら 愛しい白玉の骸 彼方此方 埋むための影は見えもせぬ 捨て置かれてさようなら! . 囂然騒然引き連れ参ろう 拝鎖!拝鎖!かくも五月蝿き 真冬の霊屋は雨も凌げぬが 騒ぐ鳴らすちんどん 行きの道ならお連れしよう 行きの道ならお迎えが . 手招き拱くお手手を握り 杭の音が一つ二つと 頸骨五寸で繋ごうか 数え数え響きゃあ 見返りも知らぬ愚図ども やっと気付くは愚図ども 貴方とお前と貴様と さあさ参ろう貴様と 「ハカマイリ」 「ハカマイリ」 . 風吹き荒ぶ塚に卒塔婆 麗しい眼精砕け解れ へし折れ刺さるは尸の眼 探しのたうつ手踊りに 落ちて窪んだ骸 どちらこちら 拍手喝采する骸 何方此方 探し彷徨う影はそこかしこに 忘れられてさようなら! . 囂然騒然引き連れ参ろう 祭夜!賽よ!かくも五月蝿き 真冬の霊屋にゃ坊主もおらぬが 唱う声は念仏 帰る道ならお一人で 帰る道ならお一人で . 入日の頃合 大禍時に 黄昏時お手手を引いて 手招き手招き「おいでや」 誘い誘い「おいでや」 当処も行方も知れずの お一人様が知れずと 貴方とお前と貴様と 騒ぐ事なし貴様と 「ハカマイリ」 「ハカマイリ」 . お前様の御家系の墓場は お前様の御家系の墓場は 蛙のよく鳴く沼地に近く かえるのよく啼く沼地に近く 帰る帰る泣くしゃがれた声で 帰しゃあせんぞと怒凄声ひとつ 下路 下路 下路 下路 戻ろうか? 下路 下路 下路 下路 参ろうか? . 飴玉心玉に当該乞玉 目玉心玉頭蓋の玉と 並べて端から喰らって見せようか 並べ比べ見せようか 姿は違えど普く余無く さてもさても麗しい姿 おいでや おいでや こちらへ 数え 数え こちらへ . 手招き拱くお手手を握り 杭の音が一つ二つと 頸骨五寸で繋ごうか 数え数え響きゃあ 杙を片手に参ろう 次は我らが参ろう 貴方とお前と貴様を 引き落とそうぞ貴様を 「ハカマイリ」 「ハカマイリ」 . かえるの無く頃袖を引くのは かえるの無く頃袖を引くのは . さあ鬼哭啾啾(きこくしゅうしゅう)の扉へ参ろう さあ鬼哭啾啾の扉へ参ろう コメント 中毒ですw -- 名無し (2010-01-24 20 53 34) とっても中毒で良い曲だと思う!!!! -- 夢見 (2010-01-24 21 14 24) 中毒になった…リンレンが相互に低音パートを歌ってるのがいいですねb 二つの歌を併わせ一つの歌にする手法を初めて見ました! -- Pleiades (2010-01-25 10 33 41) 墓参りに行きたくなる曲 -- 名無しさん (2010-01-25 15 58 29) ようやく評価され始めたかmayukoさん -- 名無しさん (2010-01-25 19 45 50) 読み方は「ハカオクリノウタ」では? -- 名無しさん (2010-01-26 02 07 09) どう頑張って読んでもソウボウタとしか読めないんだが -- 名無しさん (2010-01-26 22 22 03) ↑↑それだと「オクリハカノウタ」にならない? -- 名無しさん (2010-01-26 23 25 09) DLしたmp3の曲名がそうなっていたので -- ↑3 (2010-01-26 23 30 15) これいいわぁ… -- 名無しさん (2010-01-27 17 37 01) 作者本人がハカオクリノウタとしているのだから、それが正解。 -- 名無しさん (2010-01-27 23 17 04) でも右上にはソウボウタって書いてある・・・ -- 柚子 (2010-01-29 08 42 29) とりあえずハカオクリノウタに直したが。 -- 名無しさん (2010-01-29 17 06 08) 中毒になった(゜ω。) -- ゆり (2010-01-30 04 35 57) 最後の「ハカマイリ」のところは、レンがハカマイリ→アノヨイキ→ナカマイリって歌ってるんですけど… -- 英国 (2010-01-30 10 16 16) ↑動画の方の歌詞ではこうなっていたので -- 名無しさん (2010-01-30 17 47 15) ハイサって漢字で拝鎖じゃね?たしかこんな漢字、の筈 -- 名無しさん (2010-01-30 21 23 25) ハイサは「拝鎖」で、拝鎖!拝鎖!だったと思う -- 名無しさん (2010-01-30 23 38 05) んで確かリイマカハの時がハイサだったような、 -- 名無しさん (2010-02-01 18 34 20) 歌詞間違ってます レンは「かえるのよく啼く沼地に近く」じゃないですか? -- 名無しさん (2010-02-01 18 43 01) すさまじい中毒 -- 名無しさん (2010-02-01 21 44 02) この曲好き。二人で別々のパートってのがいいな -- 名無しさん (2010-02-03 22 14 01) 良いWW -- √lёи. (2010-02-09 20 22 37) 殿堂入りおめでとうございます! -- 名無しさん (2010-02-16 16 42 31) 読みづらくなった・・・ -- 名無しさん (2010-02-17 18 03 43) 耳が迷子になるww -- あとみっくえいぷ (2010-02-18 17 21 21) こっちのがわかりずらい。前のに戻らないかな… -- 名無しさん (2010-02-20 18 52 03) すばらしすぎる -- 名無しさん (2010-02-20 20 45 56) ↑↑俺も思った -- 名無しさん (2010-02-21 13 13 57) 別のパートなのにどこか一体感があるのが素晴らしすぎる -- 名無しさん (2010-02-25 23 16 06) 題の読み方が「不終夜」と似たパターンだな。mayukoさんがやっと評価され始めたか -- 名無しさん (2010-02-27 17 15 47) 鬼哭啾啾って怖すぎるんですけど・・・でも好きかも -- yuki (2010-03-30 00 43 15) すばらしい曲だ♪ -- ゆん (2010-05-18 08 02 00) 見事にハマリますた!! -- すぅ (2010-07-05 11 53 29) 難しい漢字と間違いやすい漢字に読み仮名ふっといた。歌詞の幅が倍以上になったw -- uni (2010-07-14 04 23 58) 神曲ですぅ~!!!! -- ナノ (2010-07-19 20 40 44) なんとなく聴いてみたら、凄くてびっくりした! -- 澪濡 (2010-08-11 09 59 35) うおおめっさハマるぅぅ -- 夜裏之 (2010-09-15 17 28 25) めちゃ好き -- 名無しさん (2010-10-10 20 00 16) すっごい綺麗!!! 鏡音双子を使いこなしてるw -- 名無しさん (2010-11-03 19 57 42) 調教がうますぎる -- 澪 (2010-11-05 22 01 45) この曲なんか中毒になる感じで毎日一回はきいてまっすw -- 舞姫 (2010-11-20 00 24 51) これいいな -- 名無しさん (2010-11-27 18 33 30) カッコういっしゅ(馬鹿) すごく好き? -- ルルルル (2010-11-29 09 58 09) 最後のとこ不気味な良い感じ!! -- レン廃 (2010-12-13 21 18 21) この曲最高! -- リン (2010-12-14 20 22 11) リンレンなら魂持っていかれてもいいwwてか・・持ってってくれ~\(゜ロ\)(/ロ゜)/ -- 名無しさん (2010-12-16 19 46 49) リンとレンに鬼哭啾啾の扉に連れてかれた・・・ -- 名無しさん (2010-12-17 05 02 53) mayukoさん大好きだ… -- (´・ω・`) (2010-12-27 17 56 46) 歌詞間違ってます。かえるかえるなく→帰る帰る泣く かえるの鳴くころ→かえるの無くころ -- 名無しさん (2011-01-14 00 11 29) ↑すいません「頃」は漢字ですね -- 名無しさん (2011-01-14 00 13 12) 素晴らしすぎる!ホラーな所がまたww -- ユカ (2011-01-27 21 45 35) ↑×2ハカマイリ+リイマカハ+α=送墓唄 -- 名無しさん (2011-04-08 08 41 20) いい感じに混乱してるねwmayukoさんがしてやったりと笑っていそうだ・・・w -- 名無しさん (2011-04-09 13 12 12) mayukoさんのリンレンの調教がうますぎますっ! -- りさ (2011-04-09 13 25 06) あーめっちゃいいです*´A`* -- 名無しさん (2011-04-20 22 12 06) 凄い曲構成・・・。でも好きだ!中毒ったあああ!!! -- うにょ (2011-05-21 20 31 17) 中毒!何回聴いても飽きない -- 名無しさん (2011-05-26 23 00 17) テンポとかいいですよね。漢字とかも調べれば何とかわかりますし。おかげで漢字にちょっと強くなりました。 -- シン (2011-06-02 23 43 29) 中毒ッ!はまりました! -- ヤンデレ好きの人 (2011-06-28 16 38 44) 鏡音大好き♪(o・ω・)ノ)) -- サイケ (2011-07-19 22 00 37) 中毒になりました!歌詞がばらばらでも、すごく合う! -- ボカロ (2011-08-02 19 12 43) リンちゃんレン君最高!読み方解んないけどこの歌大好き! -- rinlen14 (2011-08-02 19 21 50) ヘッドホン推奨!鳥肌止まらないwww -- りんご (2011-08-25 13 11 50) リンレンとお手てつないで行ってきます! -- レイ (2011-10-24 09 15 28) 骸、骸、 や、 墓参り♪のところのズレ具合がたまらなく大好きです!! -- 名無しさん (2011-10-28 16 54 43) ↑4 確か「はかおくりのうた」だと -- 名無しさん (2011-10-28 17 19 40) 遅ればせながら40万超えおめ☆ -- 名無しさん (2011-12-22 00 43 38) この歌で何回(精神的に)殺されたか……(神曲すぎて) -- 悠紀ジウ (2012-01-08 13 19 49) すごい…神調教!でも夜中に一人で聴いて心臓バクバクになった…ぐはっ。 -- ホラー映画見れない人間 (2012-01-10 03 35 00) かっけー!! リンレン最高!! -- 鏡音廃 (2012-01-26 08 07 08) 友達に勧められて聞いたらハマりました! 素晴らしいですね!! -- 咲霧 (2012-01-26 18 11 12) 合わさるとさらに素晴らしい…。完全に中毒です!! -- かなや (2012-03-17 00 18 53) ズレてるようで合ってる。奇妙な一体感にハマった!! mayukoさんの使うリンちゃんの声が大好きです… -- ちよ子 (2012-05-23 23 18 52) 吐息 -- 名無しさん (2012-06-01 20 50 27) アンサンブル -- 名無しさん (2012-06-01 20 51 12) 鏡音一家では「下克上」を超えた神曲だと思う。mayukoさん恐るべし -- papa (2012-06-10 18 17 15) 返り点使える奴いないんかここにはw -- 名無しさん (2013-01-14 22 54 04) この世界観好きだ!! -- 黒兎.com (2013-03-05 20 24 17) 今日初めて聞いたんですけどもう中毒。リンレンの重ねてるけどズレているところが素敵です!mayukoさん凄い! -- 信号機 (2013-03-28 22 54 55) ヤバイヤバイめっちゃ中毒wwwww -- ハカマイリ⇔リイマカハ (2013-06-19 20 41 50) 中毒性があって何度もリピートしちゃいますね。 -- りょーた。 (2013-07-16 02 11 06) 中毒性です、確かにwww -- AlociE (2013-07-26 14 37 20) パラジクロロベンゼンを越える中毒性だわwww -- ☆レンきゅん☆ (2013-11-16 09 59 00) 下剋上とかパラジとか…他のPの曲名出すのはどうかと… -- 無糖 (2014-01-16 18 22 12) これは、完璧中毒しますヨWW -- Hime☆ (2014-04-24 17 54 30) すごい中毒性だ 好きだなぁ -- 名無しさん (2014-08-23 10 41 50) 中毒NOW -- ゲン (2014-10-29 19 56 53) かっこいいーっ! -- 名無しさん (2015-02-01 16 01 27) 題名の読み方は漢文の読み方だね、レ点入ってないから分かりにくいけども -- 提督 (2015-03-26 14 45 16) なんかイイね! -- VMO (2016-08-06 22 05 08) レッツエンジョイハカノシター で笑ってしまったwwwうぇwww -- 名無しさん (2017-03-28 16 39 20) 今更中毒。 -- ナナシー (2017-04-26 20 46 11) レッツエンジョイハカノシターwwwww -- 雷無 (2022-01-19 15 32 44) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/45392.html
登録日:2020/6/27 (土曜日) 22 53 33 更新日:2023/12/06 Wed 20 04 33 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 くじ タイ タイにニューハーフが多いのはこれが原因? トリビア 徴兵 赤 軍人 運命が決まる 黒 タイの徴兵制度…それは、タイに住う多くの男性諸君の運命をも左右する制度とも言われている、タイ名物の一種でもある。 ◆概要 18歳を迎えたタイの男性達は、誕生日であるその日のうちに予備役登録を行う。 そして3年後、つまり21歳を迎えた時、徴兵状が届く。 徴兵状が届いた男性達は各県庁が指定した場所(例えば寺院等)に集められ、今度はそこで適性検査を受けなければならい。体重、身長、健康状態など。 この検査を受けなかった場合は十年間の禁固刑が科せられる為、必ず受けておかなければならない。 ただ、例外もあり、士官学校に通う者や軍事科に所属している一般の学生は対象外となる他、障害のある者や肥満体型の者、痩せ過ぎの者や身長が160未満の者、そしてトランスジェンダーかつ性の適合手術を受けた者(つまり、女性となった元男性)、ニューハーフ等は必ず不合格となる。 適性検査に合格した男性達は、軍が用意したイベント会場へと足を運ぶ。 軍が用意したイベント…それは、くじ引きである。 合格者である男性達「嗚呼、いよいよ運命が決まるんだ」「寿命が縮みそうだぜ…。」 タイ軍のお偉いさん「諸君は適性検査に合格した。それでは只今より、二年間の兵役を決めるくじ引きを行う。」 タイの軍人が容器の中に沢山のくじを入れ、くじが全部入った所で容器をフリフリする。 軍人の一人「容器をフリフリ〜」 容器が振り終わると、始まる。 そう、二年間の徴兵になるか、入隊免除になるか、適性検査に合格した男性達にとって、運命が決まる瞬間である…! タイ軍のお偉いさん「くじは、黒と赤の二種類があります。黒を引いた場合は入隊しなくても良い。但し、赤を引いた場合は入隊し、二年間、我が軍で頑張ってもらおう(ニンマリ)。」 ちなみに赤くじには『陸』、『海』、『空』のいずれかの文字が書かれており、配属先はそこで決まる。 タイ軍のお偉いさん「それでは一人目、くじをお引きください。」 一人目「(黒来い、黒来い…!)」 くじを引いて渡す。 タイ軍のお偉いさん「では、開きます…黒です!」 一人目「やった〜!入隊免除だ〜!」 一同「おお〜!」「運がいいなアイツ」「俺も黒来い!」 二人目「俺はどうだ…。」 タイ軍のお偉いさん「黒!」 二人目「よっしゃあ!」 黒が出る度に周りから拍手喝采が起きる。 三人目「二人続いて黒が出たんだ。俺も黒だろ。」 タイ軍のお偉いさん「赤です。」 三人目「え…。」 タイ軍のお偉いさん「二年間、我が軍で頑張ってね。手続きはあっちだよ。さあ、二年間の徴兵が決まった君は、配属先へGO!」 一同「赤が出たか…。」 三人目「所属先は…陸軍か…。」 陸軍の軍人「ようこそ、陸軍へ!さあ、我々と一緒に二年間、爽やかな汗を流そう!(ニッコリ)」 三人目「…ま、海軍よりかはマシか…(後述)」 タイ軍のお偉いさん「では、次の方…。」 と、この様にタイではくじで徴兵されるか否かが決められているのである。 ◆そもそも何故、くじ引き? 現在、タイでは「男性は21歳以上になると二年間徴兵しなければならない」と言う法律がある。 しかし、自ら志願する者が余りいないそりゃそうだ事に加え、「21歳以上の男性」と言うだけでも対象者が余りにも多く、入れすぎると軍の予算が圧迫されかねない為、くじ引き制度を導入したと言う。 ちなみに赤いくじを引いてしまう確率は五人に一人の割合だと言われており、万が一赤いくじを引いてしまった場合は、『運が悪い』と嘆くほかはない。 誰もが「楽な生活をしたい」と言う考えを持っており、二年間の徴兵を嫌がっているのが現実ではある。 なお、徴兵中に脱走すると即逮捕となり、10年間の禁固刑が課せられる。 つまり、赤が出た場合は無駄な抵抗はせず、大人しく二年間の徴兵を全うした方がまだマシである。 なお、タイ軍の最高司令官は国王であるため、徴兵が決まった者達は言い換えれば、「二年間、国王の部下としてお勤めを果たさなければいけない」と言える。 そのため、徴兵が決まった者達は親族から、「たったの二年間だけとはいえ、国王にお仕えすることは大変光栄だ。」「我が家の名誉にもなる」等の言葉が送られる事もある。 ちなみに海軍は遠泳や、ボートを担ぎながら浜辺をランニング等の訓練がある為、陸海空の中では一番辛いと言われている。 その為、運悪く赤が出てしまった時、陸か空のいずれかだった場合は「まだマシな方」とされており、海が出た場合はショックの余り気絶してしまった者もいたと言う。 運悪く海軍への配属が決まってその場で失神し、二人の軍人に抱えられながら運ばれていった一人の青年がバラエティ番組で紹介され、「失神兵を探せ!」と言う企画で彼を探す事になった。 彼は1995年にサタヒップの海軍へ徴兵され、二年間頑張ったのち、村で配達業をやっていた。 軍の人「ああ、彼ね。よく覚えているよ。今は兵役を終えて此処には居ないけどね。確か、訓練がきついと言って、泣いていたよ。」 赤が出るか黒が出るか。 緊張の瞬間や盛り上がり等から、タイの名物の一つとなっている。 ◆補足 学生(士官学校生並びに軍事科の普通学生除く)や修行僧の場合は参加を延期してくれる事がある。 タイの現在の法律では戸籍上の性別変更は不可能である為、トランスジェンダーの者やニューハーフの者もこのくじ引きに参加しなければならないが、大抵の場合は「強くて勇敢な兵士には相応しくない。軍の風紀を乱しかねない」と言う理由で不合格となる。トランスジェンダーの方々はこのくじ引きに参加する事は屈辱的だとしており、近年ではトランスジェンダーの擁護団体などが軍に対し、彼女達の性別変更を認め、屈辱を受けさせないようにする等、訴えている。 このくじ引きに参加せず、自ら兵役に志願した場合は徴兵期間を一年減らしてくれる。そのため、黒を引く自信がなく、「運悪く赤を引いてしまったらどうしよう…」となり、自らの意志で兵役に出る者も少なくはない。 徴兵期間中に軍隊から貰える給料は1月4000バーツで、これは日本円に換算すると約13000円。1月のお勤めでたったこれだけの額とは、まさに骨折り損のくたびれ儲けとも言える。しかも徴兵期間が終わる2年間もこの状態が続くのだから、徴兵を嫌がっている人が多い理由がなんとなく解る。 タイはアジア諸国の中では一番ニューハーフが多い国とされているが、その一番の理由はこのせいなのではと言われているとか。 2020年ではコロナ騒動のせいで失業者が続出。その為、少しでもお金を稼ごうと就職浪人の方々がかなり積極的に入隊したため、この年ではくじ引きが行われなかったそうだ。 追記・修正は赤を引いてしまうも、二年間の徴兵をガッツで乗り切った方がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ……タイにニューハーフが多いのこのせい? -- 名無しさん (2020-06-27 23 02 06) 要相談の法律・政治項目では?海外のケースが当てはまるのかわからないけど -- 名無しさん (2020-06-27 23 05 33) 夕方のニュースで定期的に話題になるな。赤引いて気絶したり、ニューハーフが赤引いて喜んだりする楽しいイベント -- 名無しさん (2020-06-27 23 30 22) 刑罰を加味しても兵役拒否者が後を絶たない(特に海軍)ので一部には服役囚を動員しているなかなか素敵な軍隊。ちなみに将官は地方の有力一族が占めており、その一族が自分のホームで兵を集めて軍を成り立たせている面があるため軍閥が多数ありクーデターが絶えない国でもある -- 名無しさん (2020-06-27 23 43 32) 以前読んだ本だと民主主義でリーダー決めるけど、腐敗が始まると軍隊がクーデター起こして政権ぶっ壊すってのが定期的にやってるとか。前国王はそれを嫌っていたため、自重しようみたいな空気にはなったらしいが… -- 名無しさん (2020-06-28 00 41 51) 楽な生活がしたいから嫌がってるのではなく2年もあとのキャリアにならねえことさせられるのがいやだからで文章としてはおかしいな -- 名無しさん (2020-06-28 09 20 57) ムエタイの選手とか、外国に出稼ぎに出ているタイ人も徴兵されるの? -- 名無しさん (2020-06-28 10 27 54) 世界まる見えか何かで凄い子供の頃にやってた記憶が。 -- 名無しさん (2020-06-28 10 33 10) あまり詳しくないんだけど、なんで他国と違って志願者(というか軍への就職希望者)が少ないの? -- 名無しさん (2020-06-28 13 05 20) ↑もしかして:労働環境 -- 名無しさん (2020-06-28 13 24 18) せめて海軍の場合は、カナヅチとか、船酔いしやすいか、も考慮に入れてほしいなと思う。(触れるなら陸か空に振り替えるとか -- 名無しさん (2020-06-28 13 30 47) ↑それやろうとしても、カナヅチですって嘘つく奴や、水泳テストで溺れたふりする奴が続出するんじゃないかな -- 名無しさん (2020-06-28 13 33 29) 他国と違ってっていうかそもそも軍への志願者が引きもきらない国なんて殆どない。自衛隊は言うまでもないし、アメリカ軍だって定員割れに苦しんでる。強国で例外なのは中国ぐらいかな?基本的に軍隊の兵というのは「他に全く生きていく道がない層が仕方なく」いくもので、分厚い貧民層がある国じゃないと志願者は基本的に常時足りないのが普通。 -- 名無しさん (2020-06-28 13 41 44) 何かで見たな。「海軍!」ってなった瞬間、くじ引いた青年が白目向いて倒れて、軍曹みたいな男が笑い堪えながら介抱するシーン。あれ、絶対後でイジられるだろって思ったわw -- 名無しさん (2020-06-28 13 52 31) ドイツだったかな?徴兵を忌避するなら代わりに介護とかのボランティア活動やれって所は -- 名無しさん (2020-06-28 16 27 15) 当事の西ドイツのミュージシャンによると選べるけど大企業などに就職したければ兵役選ぶしかないって言ってた -- 名無しさん (2020-06-29 00 32 20) 海軍はイヤだ…海軍はイヤだ…海軍はイヤだ… -- 名無しさん (2020-06-29 15 44 47) これでも削除審議なんてされるのか… -- 名無しさん (2020-06-30 23 04 43) 相談所で反対意見が無かったため、削除審議を外しました。 -- 名無しさん (2021-02-21 10 53 01) この失神した人のその後も取材されてたね -- 名無しさん (2021-02-21 11 30 00) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/672.html
(投稿者:LINE) 登録タグ一覧 【 LINE グラストン ルインベルグ】 「了解しました。それでは、そのように―――」 終始よどみなく会話を続けていた赤毛の少女は、手にした受話器を置き、そっと嘆息した。 少し前までは、姿の見えない受話器の先の人間。これから自分が話す相手は、もしかしたら―――という淡い期待を知らずのうちに、ほんの僅かに抱いていた少女であったが、結果は×。 待ち人は来たらず―――今の彼女の心情を言葉で表すとするならば、そんなところだった。 ~ルインベルグの乙女たち~ 第1話:「ラハール城塞」 ルインベルグ大公国領東端に広がる丘陵地帯。 エントリヒ帝国とクロッセル連合王国の国境線を成してる、ブロイク川を見下ろすように築かれた《ラハール城塞》。 今や史跡の様相を呈してきているものの、その石造りの城壁に囲まれた中庭は、現役で軍務に用いられていた頃は兵の鍛錬場として使用されていた。 当時は最大で100人程の兵の訓練が行われていたというが、今となっては鍛錬場としての機能は失われ、青々とした芝生が生い茂り、脇には小さな噴水も設けられたこともあって、ここを訪れる客人にとっての憩いの場へとその姿を変えている。 明るい陽射しがさんさんと差し込む中庭に、明るく溌剌とした少女達の声がこだまする。 「リリーちゃーん! 準備いーいー?」 「いーよー! いつでもオッケー!」 ツインテールの少女の呼びかけに、リリーと呼ばれたショートヘアの少女が手を振って応えた。 リリーは右肩に大きな金色のランスを担いでいる。 一見すると騎兵用のランスに見えないこともないが、問題なのはその太さであった。彼女の胴回りを軽く越えている。 尋常じゃないのは重量もそうであり、一般的な騎兵用のランスの重量が3kg~5kg程度なのに対して、彼女の担いだランスの重さはゆうにその20倍を越えていた。 この槍の名は《グングニール》。ルインベルグ大公国に属するメード隊、通称《グラストンMAID s》に与えられた専用装備であった。 およそ普通の人間には扱いきれない規格外のサイズと超重量は、人ならざる膂力を持つMAIDを前提としたものなのだ。 「よーし、それじゃ点火するからねー!」 そう言うとツインテールの少女―――名をサフランという―――は黒光りする大筒の元に、リボンとゴムで結わえられた髪を揺らしながら、ててて、と駆け寄り、懐から取り出したマッチを擦り始めた。 サフランが点火しようとしているもの、それは大昔にこの城塞で使われていた大砲の導火線だった。 待機時間の暇つぶしにと、2人で城内を探検しているときに、倉庫の奥で埃を被っていた大砲を発見して、それを中庭まで引っ張っり出してきたのである。 底部に自走用の滑車が据え付けられてはいたが、もはや骨董品と言っても差し支えのない車輪が滑らかに回転するはずもなく、ずるずると引き摺ってきたため、中庭の青い芝生には2条の抉り痕が刻まれてしまっている。 「ばっちこーい!」 リリーが巨大なグングニールを両手に握り、中庭の端にいるサフランとその傍らにある大砲を正面に見据える。 足元を蹴ってならし、軽く腰を落とすと、グングニールを握る手に力を込める。視線は真っ直ぐ大砲へ。 身なりこそワインレッドの侍女服を纏ったメードであったが、リリーの取ったその姿勢は、野球のユニフォームに身を包んだ、バッターの打撃体勢そのものだった。 サフランによって火を灯された導火線が、ジジジジジ……という音をたてて、どんどん短くなっていく。 「……バカ」 中庭の端にある木陰で本を読んでいたタンジーが、小鳥が囀るような小さな声で呟いた。 そう、リリーとサフランはこの古臭い大砲をピッチャーに見立てて、即席のバッティングゲームをおっぱじめようとしているのであった。 リリーの単なる思い付きにサフランが同調し、ここまで準備万端整ったのだが、それはタンジーが言うまでもなく、ひどくバカげた行為だった。 「発射ーーー!」 轟音と白煙を撒き散らして、真っ黒いボーリング玉のような砲弾が大砲から飛び出した。 年代モノだったにも関わらず、大昔の国境戦争で活躍した大砲の照準精度は抜群だ。 狙いを付けた砲弾はまっすぐ、打席で待ち構えるリリーの元へとすっ飛んでいく。 「見えた!」 リリーの双眸が飛来した砲弾を捉える。 グラストンMAID'sの最年少でありながら、こと運動面に関しては、リーダーであるガーベラにも匹敵、若しくは凌駕すると云われる身体能力を誇るリリーにとって、一直線に飛んでくる砲弾の弾道を見極めることなど造作もないことだった。 そして、バット代わりに振るわれたグングニールが、砲弾の中心を芯で的確に捉えた―――かに見えたが、 「―――おりょ?」 拍手喝采、ブロイク川に池ポチャの、場外大ホームランを確信していたリリーの双眸が見開かれる。 発射された砲弾が、強烈な縦回転を伴っていたことをリリーは考慮に入れていなかった。 加えて、グングニールの滑らかな装甲表面で打ち付けてしまったものだから、砲弾はその上を這うようにして昇っていき、そのまま彼女を通過。 砲弾という名のファールボールは、遙か後方に向かってすっ飛んでいってしまった。 通話を終えて部屋をあとにしたガーベラが、仲間達のもとへと戻るべく廊下をゆく。 彼女たちは確か中庭で待機していたはずだ。久しぶりに祖国の地を踏んだというのに、こんな狭い城の中に押し留めておくのは正直忍びなかったが、今の情勢ではそれも仕方がない。 人類種の天敵である「G」との戦闘は、日々激しさを増すばかりだというのに、唯一の対抗手段であるメードの数は限られているのだ。 爆発的な勢いで増殖し続ける「G」に、人類側の駆除スピードは決して追いついていない。 そうなれば、メードに掛かってくる負担は自然と増えてくるし、満足のいく休暇を与えてやることも難しくなってくる。 しかし自分はそれでいいとしても、彼女達にはやはりちゃんとした休みを取らせてあげたい。 「今度、上層部に掛け合ってみようかしら……」 ぼんやりと、そんな考えを頭の中でめぐらせていたガーベラは、轟音と、それに続く奇妙な音を耳にした。 ヒュルルルルルルル――― やや遅れて、それが戦場で聞き慣れたモノと、ほぼ同種の音と判断するものの時すでに遅し。 激しい揺れ、そして轟音と共に、目の前の廊下の石壁が、ガラガラと音を立てて崩れ落ちた。 「な、な……!?」 衝撃で尻餅をついたガーベラは、そのままほふく前進のような姿勢で、大穴の開いた壁から身を乗り出して外を覗き込む。 そして、その鋭い金色の双眸が、中庭でもうもうと煙を上げている大砲と、あたふたとしている約2名の姿を認めたとき、ガーベラの顔はぴくりと引き攣り、こめかみに青筋が浮かび上がった。 「ほんとにもう、貴女たちはなにをやっているの!!」 そのまま中庭に飛び降りたガーベラは、すかさず、今まさに逃げ出そうとしていたリリーとサフランをふん捕まえていた。 並べて正座させられた2人は、揃ってばつの悪そうな表情を浮かべて、うなだれていた。眼前には仁王立ちするガーベラの姿が。 その様子は、さながら奉行所に引っ立てられて、お白州の上で遠山奉行の御裁きを受ける罪人のようであった。 「いや、ほら……ずーっと待ってて暇だったから、つい、さぁ?」 「つい?」 極めて軽率なリリーの弁解に、ガーベラの眉が鋭く吊り上がる。 普段はG相手に向けられている、猛禽のごとき鋭い双眸に、リリーが射抜かれる。 「ひっ」 それだけで、大型の肉食獣に睨まれた非力な草食動物のごとく、リリーは身を縮こませてしまった。 今にもきゅーんとかいう鳴き声が聞こえてきそうだ。 「まぁまぁ、ガーベラちゃん。 リリーちゃんも反省しているから、ね。 許してあげて?」 すっかり小さくなって、震え上がってしまったリリーを抱きかかえながら、サフランがなだめすかしに入った。 いかにもお姉ちゃん的な立ち回りをしているように見えるが、姉妹と言うには、リリーとサフランの体格は逆転しているので、チグハグな感じは拭えない。 それでもって、 「一緒になってバカやってたのはどこの誰ですか!!」 「あぅ、あぅ、あぅ……」 一喝されてしまった。ごもっともな正論である。こうなればもはや立場の逆転はありえない。 もともと小柄なサフランは、リリーよりもさらに小さく縮こまってしまった。 「そもそも、貴女たちには自覚が足りないのではなくて? 私たちは大公陛下の盾であり矛となるべき存在。 祖国に降りかかる火の粉を振り払うために、日々―――」 「なぁ、ガーベラ」 “いつもの”ガーベラお得意の高尚な演説が始まりそうになったとき、それを遮った声が一つ。 「なんですかネメシア? 私は今この2人にですね―――」 「アタシら用事があってここに来たんじゃないのか?」 またしてもガーベラの言葉を遮るように、ネメシアは率直に意見した。 決してわざとやってるわけではないのだが、これも思ったことをズバズバと口に出してしまう彼女の成せる技なのだろう。 ネメシアとガーベラは互いに同期ということもあって、自然と他のメンバーよりも一歩踏み込んだ、遠慮呵責なしに意見できる間柄であった。 「ハッ……! 私としたことが、つい忘れてしまっていました」 ガーベラは普段冷静なようでいて、いったん大公陛下やお国が絡んでくると、熱くなって周りが見えなくなりやすい傾向にある。そこを微妙に軌道修正してやるのが、マイペースにモノを言うネメシアの毎度の役回りであった。 「はい、みなさん整列!」 パンパンと、手を叩きガーベラが仲間達に整列を促す。 すると正座していたリリーとサフランがパッと直立し、ネメシアを端に据えて横一列に並び立つ。 いつの間にかタンジーもその列の末席に加わっている。 「今回、私たちが呼び戻されたのは他でもありません」 「うぅぅ……」 「うんうん」 「……」 「休みでもくれるのか?」 いいえ、と即座に否定してからガーベラは一言。 「お仕事です」 一同は、はぁ~、という深い溜め息を漏し、がっくりと肩を落とした。 <HOME< >NEXT> 【おまけ】 ガーベラ:ところでネメシア、貴女なんでグングニールなんて持っているのかしら? ネメシア:い、いや、ここ鍛錬場だったていうからさ、ちょっとそれっぽく訓練でもしてみるかなって思って、さ。 ガーベラ:ふ~ん、そうですか……。 ネメシア:(2番打者やるつもりだった、なんて言えないよなぁ。) 関連項目 グラストンMAID s ルインベルグ大公国
https://w.atwiki.jp/k-onvip/pages/663.html
このSSは『【けいおん!】唯×梓スレ 2』というスレに投下されたものです http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1247988782/l50 788 :無自覚無意識1:2009/09/10(木) 12 44 41 ID EC8L5ru1 「軽音部ってレズが流行ってるの?」 藪から棒にとんでもないことを言い出したのは親友のひとり、鈴木純だ。 今日は久し振りに純と憂と三人でお出かけしたんだけど、さっきまでの浮かれ気分は これで見事に吹っ飛んでしまった。 バーガーショップに入ってるときじゃなかったらもっともっと大変なことになってたよ。 人通りの激しい場所であんな発言しようものならどんな目に遭ったかわかったもんじゃない。 …まぁ、人数減っただけでレズ発言に反応した周りのお客さんから向けられる視線が 痛いのに変わりはないんだけどね。 しかもオレンジジュース飲んでるときだったから吹き出した拍子に鼻から逆流しかけたじゃない。 ぽかんとしたまま動かない私の様子に慌てたのか、純は「いや、女の子同士も素敵だと思うよ」と すぐにフォローを入れてくれた。いや、全然フォローになってないんだけど。 憂まで困ったように眉毛を八の字にしてるんだもん。そりゃ純もバツが悪いか。 「別に偏見とかじゃないよ。好きになったら周りなんか関係ないもんね」 「それはわかったけど…どうして急にそんな話になるの?」 「いや、さぁー…」 顔中に困惑を張り付けた純は「ちょっとねぇ…」と歯切れ悪く言いつつバッグから何枚かのCDを取り出した。 それは私たち放課後ティータイムのメンバーがソロで出したシングルだった。 さわ子先生のも含めて発売中のものは全部揃ってる。 (全員分買ってくれたんだぁ…) 胸がぽわっと温かくなる。 KYっぽかったりちょっとトラブルメーカーなとこもあるけど、実はすごく友達思いで優しい子。 純もやっぱり私の大好きな親友だ。 …まぁ、放課後ティータイムの関係者ってことで憂や和先輩にCDデビューのオファーがあったときは 「そっすか、私だけハブっすか」とか「諦めたら試合終了? 諦める以前に体育館にも入れて貰えんかったわ!」とか めちゃくちゃ荒れたけど(※後に「鈴木純の乱」として桜高の歩みにも掲載される学校占拠事件)。 駆け付けた機動隊すら一網打尽にした純の武勇伝はともかく… 「私たちのCDがどうかしたの?」 「秋山先輩と田井中先輩のCDなんだけどさ、B面の曲、続けて聴いてみてよ」 「どうでも良いけど今B面って言い方あんまりしないよね」 「う、うっさいなぁ。やめてよ、そのニヤけ顔…憂も噴き出すなぁっ」 嗚呼、やっぱり純も気付きましたか。お気付きになりましたか。 放課後ティータイムの、えと…ファンの人たちの中でも特に鍛えられた玄人はみんな純と同じことを言う。 澪先輩の「hello little girl」を聴いてから律先輩の「目指せハッピー100%」を聴くと 破壊力は倍率ドン! 更に倍だって。 789 :無自覚無意識2:2009/09/10(木) 12 45 38 ID EC8L5ru1 うん、確かにね、澪先輩の遠回しな告白に律先輩が答えてるって風に聞こえるんだよね。 …答えてる風って言うか、実際、その通りなんだけど。 歌詞書いてるときからしてねぇ……… 澪先輩、チラチラチラチラ律先輩のこと気にしてたし、先に出来上がった澪先輩の歌詞を見た律先輩、 一気に自分のを書き上げたんだよね。それで二人してロッカーん中に閉じこもって 「りつー」「みおー」の大連呼+衣擦れ音。 なんて言うかな、ムギ先輩の身にもなってあげてください! …って感じだった。 (※鼻からの出血性ショックでレスキューヘリを呼ぶ事態になった) 「律さんと澪さん、仲良しだよね~。私たちもあんな風になれたらいいね~」 憂は朗らかに笑うけど、あの二人の場合は友情とはちょっと次元が違うからなぁ。 とりあえず純の質問には、生暖かい薄ら笑いを返しておいた。純も私の言いたかったことに気付いてくれたらしく、 これまた生暖かい薄ら笑いで頷いている。 「こう言っちゃなんだけど、梓のも結構アレよね」 ところが純の話は桜高きってのバカップルだけでは終わらなかっ―――って、私ぃっ!? 「じゃ、「じゃじゃ馬way to go」は割と自信作だったんだけど…」 「そっちのじゃなくて。いや、曲はどっちもすごい良かったよ」 「うんうんっ! 私も毎日聴いてるよー」 そこまで言われたら照れちゃうけど…じゃあどこが引っ掛かったのかな。 確か純は「じゃじゃ馬way to go」じゃない方のがどうとか言ってたけど……… 「「私は私の道を行く」のことかな? あれがどうかしたの?」 「どうかも何も、あれって、そのぅ…憂のお姉さんにさ…」 「唯先輩に?」 「う、うん…平沢先輩へのラブソングだよね?」 「………………」 えーっと…このコは一体何を言い出すんだろう。 ラブソング? 誰が? 誰に? B面(笑)が? 私が? 唯先輩宛てに? 「やだなぁ、純、それはとんだ誤解だよ。そんな風に受け取るなんて脳味噌腐ってるよ、爛れてるよ」 「人をゾンビみたいに言うなっ! …え? 違うの? 秋山先輩みたいに告白ソングじゃないの?」 「あれは軽音部のゆるゆるな空気にも負けずにギタリストの道を行きたいっていう私なりの決意表明ね」 「おぉー、そうだったのかー」 せっかくの決意表明をラブソングと間違われたのは心外だったけど、わかってもらえたからいいか。 そうですっ! 私、中野梓はあの曲に孤高のギタリストとして生きる決意を込めたのですっ! 「梓ちゃん、カッコいいよー」 「うん、梓らしいね、そう言うの」 えへへ…拍手喝采(って言っても憂と純のふたりだけど)貰っちゃって、なんか照れくさいな。 「でも、普段からそんなにゆるゆるなの? 前に憂と行ったときはそこまでゆるくなかったけど。 …コスプレはしてたけど」 「ちゃんと演奏もしてたもんね」 「抜き打ちで見学に来たらわかるよ。ゆるゆるって言うか……… 唯先輩ったら歌詞にしたようなことばっかりやってて全然練習しないんだから」 「………は?」 790 :無自覚無意識3:2009/09/10(木) 12 47 12 ID EC8L5ru1 あ、あれれ…? 部活中のゆるゆるな状況を説明し始めた途端、 なぜだか純はビシッと固まってしまった。 「アズササンイマナンテオッシャイマシタ?」 「ん? だから唯先輩のスキンシップがあの曲のまんまだって」 「………………」 「あ、でも書いてないのもたくさんあるよ。代わり番こで膝枕したり、お菓子食べさせ合ったり―――」 いわゆるあずにゃん分補給ってやつだ。 ハグとかあ~んしてとか比較的ライトなやつは歌詞に使わせて貰ったけど、 さすがにむちゅちゅ~とか恥ずかしい系は無理だったなぁ。 そ、それにむちゅちゅ~とか日常茶飯時になってるなんて知られたら クールなギタリストのイメージが壊れちゃうし! 「そうそう! この間、「kagayake!girls」を五人編成で収録したんだけど、 そのときに唯先輩が私のことを梓って名前で呼ぶ箇所があったんだよ」 今までにリリースされたCDのバージョンだとメンバーの呼び掛けに私だけいなかったんだよね。 唯先輩に「あずさぁ!」って呼んで貰えたときはやっと仲間入りできたみたいで嬉しかったなぁ。 「それ以来、梓って呼び方が気に入っちゃったらしくて。一緒にいると梓、梓って呼んで来るんだ」 「え? でも昨日とか梓を迎えに教室来たときは普通にあだ名で呼んでたじゃん。あずにゃんって」 「それは本当に二人きりのとき限定の呼び方なんだよね、梓ちゃん」 「も、もう憂ったら言わないでよ~」 「先週うちに泊まったときなんか可愛かったんだよ~。 お姉ちゃんてば梓ちゃんにも自分のこと唯って呼び捨てにして欲しかったみたいでね」 「ちょ、ちょ、ちょっと待って! ストップ! もうどこから突っ込めばいいのかわかんないから!」 ど、どうしちゃったんだろ、純………。なんか顔真っ赤にして腕ぶんぶん振り回してるし。 「えーっと…梓、普通に平沢家にお泊まりしてるの?」 「あ、毎週じゃないよ。唯先輩が私の家に泊まることも多いし。大体一週ごとローテーションする感じかな」 「それでふたりきりになったら唯、梓って呼び合うんだよねっ」 「うぅ…やっぱり蒸し返されたぁ。だ、大体、憂もノックなしで部屋に入って来るなんて卑怯だよぉ」 「アワアワしてるお姉ちゃんと梓ちゃん、すっごく可愛かったよ~」 憂の不意打ちにも、「梓、梓」ってハグしてくる唯先輩にも困るけど、 なんだかんだ言って平沢家のお泊まりはクセになっちゃうんだよね。 憂の美味しいご飯は最高だし、集中して唯先輩とギターの練習もできるし。 逆に私の家だとあんまり集中出来ないかなぁ。ハグしたまま寝ちゃうこともあったりして全然練習にならないんだ。 うちの家族も唯先輩のこと大好きだし、リードしなきゃいけないはずの私が、 我が家ってことで油断しちゃうんだよねぇ。 ………お日様みたいな体温で抱き締められて、「あーずさ~」なんて囁かれたら無条件で力抜けちゃうし。 本当、人体は不思議だよ。 791 :無自覚無意識4:2009/09/10(木) 12 47 58 ID EC8L5ru1 「一応、流れで聴くんだけどさ…一緒に寝てるなんてことはないよね?」 「………? えと、なにか変…かな?」 「………………」 あ、あれー……?純ってばなんか本格的に黙りこくっちゃったよ……なんだか肩ぷるぷるさせてるし。 (こ、これはもしや「鈴木純の乱」の再現!?) 途端に全身に緊張が走る。間違ない。これは機動隊二百人を再起不能にしたあの発作の前兆だ! あのときは最終形態を復活させたさわ子先生が止めてくれたから良かったけど、 今は頼みの綱のさわ子先生もいない…! (ど、どうしよう…どうしたら……助けて……ゆ、唯っ……!) 命の危険を感じて身構えていたところ、フッと純の肩から力が抜けた。 よ、良かった…例の発作じゃなかったんだ。 「…つまり梓は平沢先輩との日常をそのまま歌詞にしちゃったと」 「ゆるゆるな空気の象徴みたいな感じにしてね」 「思ったままを書きなぐったと」 「そだよ。私なりの決意表明だもん」 「………………」 ニコニコニコニコとろけるような顔で笑う憂と対照的に純はなんだかお疲れのご様子だ。 一体、今日はどうしたんだろう―――と心配していたら、ビシッと指さされて言われてしまった。 「………まさに私は私の道を行くって感じね」 すばらしい作品をありがとう
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/60.html
434. 名無し三流 2011/08/27(土) 20 04 33 1940年代の前半も半ばという頃、帝国陸軍富士演習場。そこは無数の民間人でごったがえしていた。 事の発端は、夢幻会の会合においてある人物が「史実自衛隊の基地祭みたいなのを、やらないか?」と発言し、 またある人物が「ウホッ、いい提案!」と相槌を打った時である。対米戦の準備など様々な仕事や調整があって、 第1回となる『帝国陸軍総合祭』が開催されたのは対米戦争勃発から大分時間が経ってからになってしまったが、 大陸で大活躍を続ける陸軍の勇姿を一目見たいという人々はこぞってこの祭りに来場し、 富士山麓の演習場に設置された会場の入り口に置かれた寄付箱(陸軍予算の足しになる事を願い設置された) は、ものの小一時間で満杯になってしまったのである(中には黄金そのものを入れる金持ちもいた)。 そして、その演習場では陸軍兵士が普段口にする糧食の試食会や、 戦車への試乗会が行われており、また吹奏楽隊による国家「君が代」の演奏なども行われていた。 計画開始時から執拗に提案されていた同人誌の頒布については「これは流石にちょっと……」という意見も出たものの、 来場者のために分かり易いパンフレットを作るべきだという陸軍内の同人誌作者グループの主張に押し切られ、 『同人誌臭あふれる案内冊子』が会場内のあちこちで配布される事になった。 祭りも酣な頃に、突如富士山の向こうから2機の『隼』が飛来してくる。 1機は両翼端を蒼く、それ以外を銀白色に塗っており、もう1機は右翼全てを紅く、 それ以外の部分は蒼い機体と同じく銀白色に染めていた。 提督たちの憂鬱 支援SS 〜帝国陸軍総合祭・前編〜 「皆様、上空にご注目下さい。 これより陸軍空戦技術研究班による、曲芸飛行が始まります!」 というアナウンスが会場各所に置かれたスピーカーから響くと、 2機の隼はぴったりと息のあった飛行を始める。大宙返りやインメルマンターンからのスプリットS、 ブレイクなどの現代戦闘機が使う機動なども見事にやってのけ、地上の観衆は拍手喝采を送った。 2機は最後に空中衝突すれすれの距離で、互いの機体腹部を見せ合ったすれ違いを披露して、 惜しみない賞賛と共に退場していく。そしてそれと入れ替わりに入ってきたのは、 5機編成の一式戦闘機―――主翼両端と機体下部を黄色に塗装した―――『飛燕』だった。 5機の飛燕もまたこれ以上無いほどに連携のとれた機動を見せ、 5機で空中に正五角形を作ったり、翼下に搭載された缶から黄色いスモークを焚いて、 美しい円の鎖を描くなどしてこれまた観衆の注目の的となった。 435. 名無し三流 2011/08/27(土) 20 05 04 そして5機の飛燕が雁のような∧字編隊を描いた所で、 中華民国(軍閥系)軍のマークを付けた九六式戦闘機12機、 アメリカ合衆国軍のマークを付けた九六式戦闘機が同じく12機、会場の上空に入ってくる。 待ってましたとばかりにアナウンスは今までよりも一層気持ちが高ぶったような声で観客に告げた。 「では、最後にこの度の戦争の緒戦において、 中国・米国連合軍との間に発生した空戦を同班に再現して頂きます。どうぞご覧下さい!」 アナウンスが終わるか終わらないかのうちに、 黄色い5機編隊の飛燕へ中国軍マークの九六式が先制攻撃を仕掛けた(勿論、機関砲などは全て空砲だが)。 しかし飛燕はこの攻撃を易々と交わすと、太陽を背にして中国軍役の九六式に次々と一撃離脱をかけていく。 その中では隊長機と思われる1機が急降下の最中鋭く飛行機雲を描き、 一方12機の九六式は黒煙を噴きながらほうほうの体で逃げ出していった (補足するが、この黒煙も機体に仕込まれた発煙筒によるものである)。 それを見た観客からは「中国のクソ野郎め、ざまあ見ろ!」「帝国陸軍万歳!」 などの喝采が上がる。しかし戦いはまだ終わりではないとばかりに、 機体の各所に星を付けた米軍役の九六式が飛燕の編隊に襲い掛かる。 アメリカ機役の九六式は中国軍役のそれよりもしぶとく、 執拗に飛燕へ襲い掛かってきた。後ろを取っては取られの激しい空中戦の最中、 ついに5機の黄色い飛燕のうち1機が被弾して (実際に被弾している訳ではないが)、左主翼から煙を噴き始めた。 観衆の中からは悲鳴や、「頑張れ!!」「負けるな!!」といった応援が聞こえ始め、 被弾した1機が離脱し4機となった飛燕隊もそれに応えていっそうその動きを鋭くするが、 3倍という数の差はなかなか覆せず一歩、また一歩と追い詰められてきていた。 436. 名無し三流 2011/08/27(土) 20 05 36 そこへ、先ほどまるでつがいのカワウのような息ぴったりの曲芸飛行を見せた2機の隼が戻ってきて、 飛燕隊に加勢をした。今度はこちらの番だと言わんばかりに米軍機役の九六式を猛攻撃し、 とうとう米軍機役の編隊をも敗走に追い込む。 そして4機の飛燕は仲間が離脱した方向へと向かい、 2機の隼はまるで獲物を追う猟犬のように九六式を追撃し続け、 来場者の喝采を浴びながら退場していった。 「以上で、陸軍空戦技術研究班の演技を終了いたします! 皆様、応援をありがとうございました!!」 とのアナウンスと共に、聴衆たちの感情は最大限まで高ぶり、 一部の人間は雄たけびまで上げ始めたためにそれを警備に当たっていた兵が制止する程となった。 こういった騒ぎはあったものの、祭の目玉となる予定だったこのショーは大成功に終わった。 そして祭の後、富士演習場に設置された総合祭関係者の本部では、 開催に携わった者や出演者らが集まって成功を祝うパーティーが開かれた。 「いやはや、さすがは戦技研究班です。あのような華麗な機動ができる飛行士など、 日本を、いや世界を探してもここにしかいないでしょう」 受付をしていた士官が航空ショーの主役となった陸軍空戦技術研究班のメンバーを褒め称える。 「ははは、日々の研鑽の賜物ですよ。しかし褒めるなら黄色や片羽の方をお願いします。 自分は模擬空戦でビリケツだったもんで、中国軍役をやらされたんですから」 褒められたメンバーの1人が謙遜すると、 再現空戦で両翼の蒼い隼に乗っていた飛行士が彼の肩を叩いて言った。 「おいおい俺を忘れるとは良い度胸じゃないか。まぁお前も見事っちゃあ見事だったよ。 中国兵の敗走っぷりをあそこまで見事に再現できるのはお前だけだ」 「おっとこれは失礼。まぁ今度の模擬空戦で『鬼神』の座席は頂きますから、覚悟しといて下さいよ?」 「『鬼神』?」 話を飲み込めない将校がメンバーに尋ねる。 すると戦技研究班の班長―――黄色飛燕の隊長機を務めていた―――が説明した。 437. 名無し三流 2011/08/27(土) 20 06 17 「ああ、ウチの班が徹底的な実力主義である事はご存知でしょう? しかし内地では模擬空戦ぐらいしかする事がないのでちとつまらない。 そこで模擬空戦の成績に応じて特別な塗装をした機体を与えるんですよ。 特別な塗装は、黄色飛燕の隊長機とその寮機4機、そして両翼の蒼い隼、通称『鬼神』、 右翼の赤い隼、こちらは通称『片羽』の計7機があります」 「ほうほう」 「で、成績上位7位がその順に7機の内から好きな塗装の機体を1つ持ってって、 8位以下の連中はその他の機体に乗るという訳です。例えば今日米軍機や中国機の役をやってた奴らですな」 「なるほど、独特な方法を取り入れてますね」 将校はこの話に感心する。そして同時に、 軍の中で主流派と言われる者達―――戦技研もその1つだが―――には変わり者が多い事も思い出した。 陸軍空戦技術研究班(略称"戦技研"もしくは"空技研")は、昭和初期に設立された陸軍傘下のいち機関である。 これまでは陸と海という二次元世界で行われていた戦争を三次元の物に変えた新兵器である航空機、 その実際の動かし方、例えば戦闘機動などについての研究のために作られた機関だった。 この機関はこれまで、人間工学に基づいた航空機内の居住性や、 レバーやスロットルの反応に至る様々な改善点を倉崎、三菱などの航空機メーカーへ助言してきた。 陸軍航空隊のエースパイロットや教官は、その一部がこの班の出身でもある。 ちなみに海軍にも同様の機関、艦載機運用研究班(略称"艦機研")があり、 こちらは陸上機とは使い方の異なる空母艦載機に関する研究に特化していた。 438. 名無し三流 2011/08/27(土) 20 06 49 そしてこの戦技研であるが、メンバーの7割(といってもメンバー自体ごく少数だが)が、 夢幻会メンバー、つまり転生者によって編成されていた事も特筆すべき事であった。さらに言えば、 その転生者は全て、前世では『エー○コンバットシリーズ』の大ファンでもあった。 種を明かせばこういう事である。彼らは大概が航空機好きであり、 人生やり直しとも言える転生を経て本気で軍用機パイロットを目指す者が続出した。 彼らはパイロットになったらモビ○スターンなどの変態機動を繰り出したい、 などと思っていたが、そんな派手な事をする機会にはなかなか恵まれず、 機会があってもそんな事をすれば(悪い意味で)注目を集めるのは確実。 そこで夢幻会上層部に強く働きかけ、思う存分変態機動のできる隊、 すなわち空技研を作ってもらったという訳だ。本来ならジェット機がミサイルの回避に使うブレイクなども、 周囲には『新しい回避機動の実験』などと言って押し通す事ができた。また航空ショーでやるような編隊飛行の訓練も、 『連携能力を育てるため』と言って押し通してきた。陸軍総合祭ではこの訓練が買われたのだ。 変人集団と見られながらも確固たる地位を確立した空技研は冒頭の話でもお分かりの通り、 『円○の鬼神』や『片羽の○精』、『黄色○隊』のカラーリングを施した戦闘機を使うなどしていて、 影では『"裏"痛い子中隊』などとも呼ばれている。ちなみに誰もが知ってる『○ビウス1』の塗装は、 来るべき新型ジェット機のためにとっておかれる事になっていた。 (これで後のテレビゲーム時代にエス○ンが大ヒットする下地を作る事ができたぞ。 「曲芸飛行と言えばブルー○ンパルス」が「曲芸飛行と言えば黄○中隊」とかになってしまうのは致し方ないが、 まぁこの世界では英語の地位自体低まりそうだし問題はあるまい。 それにゲーム中で○色の13達がチート機動しても、「モデルとなったのは空技研だし」 とか言えば皆も納得してくれるだろう。世界に衝撃を与える予定のジェット機もIS○Fの死神様がご予約済みだし、 これでエス○ン世界の名立たるエースの知名度だって保障されたようなものだ) 感心している周囲の目をよそに、戦技研班長はほくそえんでいた。 そして、戦技研の他の転生者組みも……皆、考えている事は似たような物だった。 中には(これで空から忌々しいim@s塗装厨を駆逐できる……)とか、 (ラーグリーズは?ねえラーグリーズは?)とか(ガルーダはどうしたんだよオイ)とか、 何かとてもどす黒いオーラを発している者達もいたのではあるが…… 〜to be continued…〜
https://w.atwiki.jp/houseofhero/pages/3019.html
第十六章-第一幕- ただあの人の下へ(前編) 第十五章-第三幕- 第十六章-第二幕- ソニアをハイアード・タウン区域にて拉致されてしまった 勇者軍主力部隊は、ライナス=ジーニアスとの合流を急ぎつつ、 追撃をかけるために、今までに無い勢いで進軍を開始した。 そうして進むこと、なんと1日半。 ようやく偵察に出たゼクウ、フローベールのうち、 フローベールだけが本隊に合流してきたのであった。 「で、ライナスはどこよ?」 と、コンラッド。 「ここから真西に2kmほどの地点で待機中です。 その位置からすぐ傍に敵の拠点と思しき建物も確認しています。 ライナスさん、かなりイラついているみたいです」 「待っておけっつっとけ! 2kmならすぐだ! 焦るな!!」 「あ、はい! 行きます!」 と、フローベールが慌てて飛んでいく。 「お前こそ急くな、コンラッド」 嗜めるようにヴァジェスが諌めるが、 コンラッドもやはり仲間の危機とあって 落ち着いてはいられないようであった。 「お待たせ……急造品だけど、これを使うわ」 と、その後方から巨大な大砲を持ってきたのは レイリアとドルカスの銃撃チームであった。 「うお、何だそれ?」 テディが驚く。無理も無い。 大砲の口径も凄まじく大きいが、砲弾と思われる鉄球も 工事現場で使うのではないかと思うような破砕鉄球サイズなのだ。 まさかこれを射出する気なのだろうか。 「おい、それどうする気だ?」 「近くの輸送班がたまたま持っていた スチールボールボムを使うの。 ジルベルト君はこれの威力、聞いたことあるんじゃない?」 『昔聞いたことあるのー』 つまりスチールボールに爆薬が満載されている 物騒極まりない代物である。 今回のような作戦には(あくまで勇者軍的に)うってつけだった。 「移動しながらだけど、作戦を聞いて」 と、ドルカス。重要な話である。 「このスチールボールボムを即席大砲で相手の拠点の ド真ん中へ叩き込むわ。たぶん施設の相当の部分に ガタが来るほどの爆発が起こると思うから爆発時は一応伏せてね。 で、大混乱になると思うから、強行突撃でソニアを奪還。 その後、ライナスと一緒に速やかに脱出よ。いい?」 「いやはや、勇者軍ってのはここまで派手だとはねぇ。 俺も一員だけど、正直びっくりだ。過激過ぎる」 と、今更のような事を言うバスク。 「いやいや、本当はスチールボールボムを 三、四発ほど叩き込んで施設もろとも全壊させてから ソニアを掘り出そうかと思ったんだけど、 何故かエイリアが止めるからさー。ねぇ?」 「いや、ねぇ? じゃなくてな。埋まったら死ぬから」 と、エイリアがツッコむ。 「せめてレッド・ワイズマンMk-Ⅱが近くの海域にいたら 長距離弾道ミサイルを五、六十発ほど 叩き込んでもらうんだがなぁ」 「一緒だよ、コンラッド君……」 と、静かにメイベルがツッコむ。 そして大砲を転がして歩く事、二十分。 ライナス、ゼクウ、フローベールと合流するに至ったのであった。 「ところでお前、ずっと何してた?」 会うなりいきなり、テディが訊いてくる。 「修行さ。新しい技もしっかり身に付けてきた。 そのうち……というより、割とすぐに見せるよ」 「楽しみにさせてもらうぞ、ライナス。 さあ、やってくれ、ドルカス」 テディはドルカス達に要請する。 「ちょっと待ってね。銃口補正と弾道予測中だから。 あ、大砲が飛んでかないように誰か押さえてくれる?」 ドルカスが要請すると、エイリアやヴァジェス、 バスクが大砲を押さえる。 「レイリアさん、これでいい?」 「うん、大丈夫。風を含めた予測とも一致する」 「カウントダウン……3……2……1……ファイア!!」 ずどっごぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!! 凄まじい爆音と、煙が吹き出し、 スチールボールボムが宙を舞い、やがて敵の施設へと飛んでいく。 そして数秒後―― ごがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!! 500mほど距離を置いての狙撃だったはずだが、 それでも衝撃波がこちらまで飛んでくるほどの爆発が起こった。 たちまち施設は半壊し、上へ下への大騒ぎとなった。 NBC兵器や質量兵器を除けば、破格の火力があるだけに、 とんでもない結果を叩き出してしまったようである。 「たーまやー!」 拍手喝采を送るレイリアをエイリアが小突いた。 「喝采を送ってる場合か、馬鹿! あと何だその掛け声は!!」 「そんな事はいい、突撃だ!!」 「おーっ!!」 言うより先にライナスは動いていたが、それはともかく、 ヴァジェスの指揮に全員が応じ、全力で突貫する。 キョウカ王妃やチトセ、猫達も 今ばかりは後衛というわけにもいかない。 置いていかれないように、必死について行くのであった。 そしてスチールボールボムによって綺麗にくっきり 東西に分断された敵施設のうち、西の方を探したのだが、 どこまで細かく探してもソニアの姿は見つからなかった。 とはいえ、敵も完全にパニックを起こしており、 勇者軍に構ったり戦ったりする余裕など どこにもあるわけが無かった。 勇者軍の姿を見れば逃げ出すか、腰を抜かすか、謝るかの三択を 彼等は強いられているのだった。そんな中の一人を ルシアとキョウカ王妃がとっ捕まえて尋問を始めた。 「私の妹はどこ!? あんた達が捕まえたでしょ!!」 「お願いです……教えて下さい……これ以上の攻撃は望みません」 ハナから抵抗する気も失せている敵兵はあっさりと白状した。 「あああ、あの娘は東の区画の3階に監禁されているんだ。 こ、これ以上の事は知らねぇよ、勘弁してくれよぉぉ!!」 そこまで言うと、ルシアの拘束を振り切って兵士は逃げ出した。 「ハズレを引かされたか……」 サイモンが忌々しげに呟く。 「悔やむのは後だ、先に行くよ!!」 ライナスがまたも先陣を切り、後の者が続くのであった。 が、ライナスはいきなり足を止める事になった。 爆心地を突っ切って東の区画へ走ろうとした時、そのド真ん中に 一人の女性が突っ立っているのだ。妙に風格がある。 「……誰だい?」 「ルシェット=イルチェッカ。この施設の管理者よ」 「そこをどいてもらおうか。俺達は東の区画に用がある」 「……ふうむ。それは困ったわね。それは出来ない相談だわ」 と、ルシェットとやらは鎌をいきなり投げつけてくる。 あまりにいきなりだったので、一瞬挙動が遅れたライナス。 うっかり直撃を食いそうになったが、慌てて滑った事が幸いして、 鎌はあらぬ方向へと飛んでいった。 「運のいい男。身長がもうちょっと低ければ好みなのだけど」 と、そこでジルベルト達がやってきた。 「あら、お仲間の登場……ん?」 急にルシェットの目つきが変わった。 明らかにジルベルトを見ている。 「あらあら、可愛い子じゃないの」 慈愛に満ちたような目で急にジルベルトに語りかけてきた。 その態度の豹変ぶりに驚き、ジルベルトは対応が取れずにいる。 「?」 「君みたいに可愛い子が 戦場になんかいたら駄目じゃないの。 私が安全で、綺麗で、楽しい所に連れてってあげるからねー」 「?」 なんか母親のように語りかけ、 いきなりジルベルトの手を引っ張り出す。 ワケが分からずにジルベルトは為すがままだった。 「ジルベルト君、離れろッ! そいつは敵の幹部だぞッ!!」 ようやく事態を察してジルベルトがもがき出すが、 すっかり抱きかかえられて ロクに抵抗も出来ない状況に陥っていた。 「あらあら、暴れちゃ駄目よ。大人しくしててねー」 まるで子供をあやすような対応。いい加減腹が立ってきたので、 ジルベルトは本格的に大暴れの態勢に入り始めた。 その気配を察してか、ルシェットは指でジルベルトの人体急所を 立て続けに連続で突くという凶行に及んだ。 「がっ!?」 一瞬何が起こったか理解できなかったが、 自らが悶絶したのであろうという事は なんとなく分かったジルベルト。 「手前ェ!」 コンラッドが激昂し、襲いかかろうとする。 「だーめ。あなたは可愛くないもの。でもこの子は可愛いから、 連れて帰って私と一緒に家族にしてあげるの。いけない?」 「いけないに決まっとるわぁぁぁッ!!」 ほぼ全員によるツッコミ。 「ショタコンか……」 その中でルシアは頭を抱えていた。 しかもどうやら重度のものらしい。 こうやって強引に拉致監禁に入ろうというのは、 ある意味で只者ではないのは分かった。 当のジルベルトはまだ悶絶したままでロクに喋る事もできない。 ……もっとも通常時でもロクに喋りもしないのだが、 それはまあどうでもいい。 すると、そこに割り込む影、一閃―― 「離!!」 どがぁん!! 地面を叩き割って飛び出したゼクウが、ルシェットの腕を蹴る。 「あうッ!!」 ついジルベルトを離してしまったルシェット。 「ジルベルト君!」 思わず放り投げられたジルベルトを心配して叫ぶルシア。 ゼクウは敵の隙を狙い、小柄なジルベルトを奪還して、 素早くキョウカ王妃の愛馬、チトセに乗せたのであった。 「ありがとうございます、ゼクウさん……」 「無」 と、メイベルが礼を言うが、当人は意にも介さないようだった。 「ジル君、しっかり!」 キョウカ王妃が懸命に介抱し、ようやくジルベルトは ふらふらと立ち上がれる程度にまでは回復したようである。 「ふうん……ジルベルトっていうのね、その子」 ルシェットは相変わらずジルベルト以外に興味を示さない。 「よくも隊長を……覚悟しろ!!」 バスクが言い放つや否や前進、続いてフローベールが前へ出る。 その真ん中にライナスが陣取った。 「君も可愛いけど、やっぱりジルベルトほどじゃないかな」 と、ルシェットは鎌を投げて応対。 一瞬のガードの隙を突いて、また人体急所へ攻撃を叩き込む。 「がぁぁぁぁぁぁ!!」 「バスク!!」 ジルベルト同様に悶絶し、落馬してのたうち回るバスクを フローベールと、バスクの愛馬ヴィッセルが介抱する。 「速いな……」 ライナスも流石に慎重になり、その挙動の素早さの正体を 見極めようという気になったようであった。 「知りたいなら教えてあげる。私は元々シーフファイター。 素早さならあなた達の比じゃないつもりよ?」 と、不敵に微笑むルシェット。 「ゼクウ君。援護を頼む」 「了」 ライナスがゼクウに援護を要請する。 「他は下がってくれ。スピードにはスピードで対抗する」 「任せるぞ、ライナス!! やれ!!」 エイリアのエールも入り、ライナスは臨戦態勢に入った。 「素早さを売りにするのが自分だけだと思わない事だ!」 「然」 ライナスとゼクウは息を合わせて連携攻撃を見舞う。 さしものルシェットも二対一では分が悪いのか、 なんとか二人の攻撃を捌くのに必死になっていた。 「なんでよ……私の家族が増えるのよ…… あの子がいいの! よってたかって邪魔しないで!!」 ルシェットがすこぶる勝手な悲壮感に包まれながら 懸命に応戦する。流石にそう簡単には倒れないようだった。 「身勝手な! 家族が欲しいなら好きなように どっかで誰かと付き合って結婚すればいい! わざわざウチのメンバーを連れ去る意味など無い!!」 「業」 「大人の男は嫌いよ! みんなみんな、小ずるいのばっかり!!」 「怒」 ジルベルトに共感でも抱いているのか、 ゼクウが珍しく怒りを露にして鎌を叩き込む。 鎌と鎌がぶつかり合い、火花を散らす。 「流石に素早い……だがそれだけでは駄目だ!!」 ライナスが剣を鞘に一旦納め、身を一瞬かがめる。 「烈風剣!!」 ざむっ!! 凄まじい剣圧がルシェットの鎌をも斬り裂く。 彼の母、ロゼッタ=ジーニアスから受け継いだ必殺の剣筋である。 もはやまともな武器では応戦すら難しい一撃である。 だが、テンションが上がりっぱなしのルシェットは まだまだ粘るつもりのようだった。 「まだまだよ!」 どこにそんなに持っているのか、予備の鎌を取り出した。 「くっ、キリが無い!!」 決め手を欠いて、二人の戦いは持久戦にもつれ込みつつあった。 一方、少し時を遡り、手械足枷を付けられたソニアは、 傷の手当ても応急のまま、牢へと放り込まれていた。 血の付いた服をそのまま着ている辺りが分かりやすい証拠だ。 とはいえ、一応魔法で処置されているので傷は塞がっている。 それより手械足枷が相当に鬱陶しかった。 「こんな……もので……」 「無理をする事は無い。ソニア=メーベルヴァーゲンとやら」 と、ラッカード=ジモンが現れた。 「出しなさいよ! このッ!!」 「ふはは、元気な事だ! それでこそ我が妻に相応しい!」 「妻ですって!?」 「その通り! その気骨、その覇気、その気位! それでこそ我が妻となるに相応しいというものよ!! 敵でなく、妻として、仲間として貴様を迎えよう!! そして共に理想を歩む同志として 勇者軍と戦おうではないか!」 「誰があんたなんかのお嫁さんになるものですか!!」 「ふはははははは、傷も痛むだろう!? 結論を急ぐ事はない! だが我等が要塞は完全防備! ゴキブリが侵入する隙間も無いであろう! たとえ誰が忍び込んだとしても、 助けてもらえるなどという甘い考えは持たない事だ! 我等ネイチャー・ファンダメンタルはそこまで甘くは無いぞ!」 「くっ――!」 「さあ、それが理解できたなら大人しく我が妻と――」 ずどがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん! どがらがらがらがらごしゃあああん! 「きゃああああああッ!?」 「ぬぐわぁぁぁぁッ!!!」 突然起きた凄まじい爆発と、爆風、そして爆音。 勇者軍のスチールボールボムによる巨大爆撃である。 崩れゆく壁、吹き飛ぶジモン、そして捻じ曲がる建物の柱。 全てを飲み込みかねない光と、熱と、音が施設全てを襲った―― だが、これが好機になろうとは その瞬間のソニアには思いも寄らなかったのだ。 <第十六章-第二幕-へと続く>