約 291,798 件
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/26452.html
【登録タグ S Samayu 曲 結月ゆかり】 作詞:Samayu 作曲:Samayu 編曲:Samayu 唄:結月ゆかり 曲紹介 Samayu氏の初投稿とは思えないほどのハイクオリティな音作りが魅力的な一曲。 歌詞 萎びれた手で仰ぐ 灰色 廃れてた 視界 疾うに死んだ 錆びた眼 失う熱温度 沈みて行く腕 藻掻けば 捕られるだろう 此の儘 溶かされて逝く 消えたい 付和 付和 付和 連れて行って 碧色の底へ 照すものは 何もない世界の 無重力 へ 枯れた臓器で食す 鈍色 腐れてた 君を 含み吐いた 嘘 僕 好かせて あれから幾度と 損ねて生きただろう 今日 柔い身体を棄てて 腐乱 腐乱 腐乱 還しておいで 誰の手にも 触らないで来てよ 僕 に触れて コメント 追加おつ! -- 名無しさん (2013-08-22 00 26 18) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/p_ss/pages/1006.html
黙ってゆかちゃんの後に付いて講堂へ向かう。 ゆかちゃんのお陰であ〜ちゃんのドレス姿が拝めるなんて…。 ありがと、ゆかちゃん。 のっちの心の中では梅雨が明けたよ。 講堂に入ると客席は真っ暗で、舞台にはピンスポットが当たっている。 『じゃああ〜ちゃん今ライト当たってるとこ立って』 隣のクラスの舞台係があ〜ちゃんに指示を出しているみたいだ。 ちょうどあ〜ちゃん出るとこなんて、ラッキー! どんな綺麗なドレスで出てくるんだろうと期待。 あれ? 期待してたドレスよりなんだか少しボロくないか? 『じゃあシーン1やってみて』「はぁい!じゃあいきます」 そうか。 これはシンデレラの最初のシーンだからか。 あ〜ちゃんは箒を持って舞台上を掃きはじめる。 「毎日毎日お掃除にお洗濯。 私もお姉様たちのようにお外で遊んでみたいなぁ」 あぁ。 やっぱりあ〜ちゃん可愛い。 にやけていると、ゆかちゃんから気持ちわりゅいと肘で突かれた。 劇が終盤になってもあ〜ちゃんは衣装を変えることはなかった。 一通りリハーサルを終えて衣装からジャージ姿になったあ〜ちゃんがこっちに歩いて来る。 「あ〜ちゃん良かったよ!」 ゆかちゃんがあ〜ちゃんに手を振ると、あ〜ちゃんも振り返す。 が、のっちに気付くと急に手を振るのを止めた。 「なんでのっちおるん!?」 「いやー…あのー」 「のっちがあ〜ちゃんのドレス姿見たいって言ったから ゆかが連れて来たんよ」 「ちょっとゆかちゃん!!」 「あー…そうなん」 あ〜ちゃんの素っ気ない反応。 もうちょっと照れたりしてもいいじゃん。 「舞踏会用のドレスは今日は着んの?」 「うん。衣装担当の子がそのドレスだけは凝りたいからってまだ完成しとらんのよ」 「そうなんじゃー…のっち残念じゃね」 「えっ、あっ、でも、今日の衣装でも十分可愛かったよ」 「テンパり過ぎじゃ。」 あ〜ちゃんに冷静に突っ込まれる。 隣でゆかちゃんは笑ってるし。 あー…なんか恥ずかしい。 紅くなっているだろう自分の頬を手で仰ぐ。 「のっち」 「ん?」 「今日は残念じゃったけど」 「でもさ、本番ではドレス着るし」 「…じゃけぇ、ちゃんとあ〜ちゃん見といてよ。」 言われなくても。 のっちには、あ〜ちゃんしか見えんよ。 つづく
https://w.atwiki.jp/wiki6_kata/pages/20.html
朝食のときだった。柳二はふと、妹の袖の下に青い影がちらついたのが目に入った。妹はここ2,3日ほど、普段着も寝間着も、長袖を着ている。この真夏の、暑い中にだ。 ――ダイエットならサウナスーツでも着てろよ 昨日は熱帯夜というやつであまりよく寝られなかった。そんなときに長袖なんて格好されると、余計に不快感が増してくる。 「何、見てんの? 」 柳二の視線に気がついたのか、妹は昨日の残りの冬瓜煮を箸で割く手を止めた。両親は出かけていて、家には二人だけだった。だから、突っ込んだことを話しても、怒られない。 「市子さ」 「だから、何」 「タトゥー趣味とか、あったの?」 市子の顔が凍りついた。意外な反応だった。もっとヒステリックに叫んでくるか、とか思っていたのだが。 「ま、学校始まるまでには消しとけよ」 「やめてよ」 市子は右手首を押さえつけた。ホントに入れてたのか。恥ずかしいなら隠すみたいなセコいことしなくてもいいのに。そんなことを心の中で毒づきながら市子の顔を見ると、眉間に皺が入っていた。まるで、痛みを我慢するような感じだった。 「もういい、ごちそうさまでした」 柳二の探るような目に我慢できなくなったのか、市子は朝食を半分残して自分の部屋に戻ってしまった。 夕方、昼寝をしていた柳二は階下からの父親の叫び声で目を覚ました。何があったんだ、と柳二は階段を下りていった。歩きながら、なんだか不吉だ、と感じていた。怒られて怒鳴られるときとは違う声だったような気がしたからだ。 「どうかした? 」 「どうかした、じゃない! 」 父親は苛立っているようだった。怒鳴り声に心臓がはねあがったのを、情けないと思いながら柳二は視線を父親の方向に向けた。ソファに市子が寝かせられていた。長袖ではなくタンクトップに着替えさせられている。右腕に、青いイレズミが刻まれていた。いや、淡く点滅するイレズミなんてあっただろうか。 「何だよ、これ……」 自分の右腕をさすりながら、柳二は市子に近づいた。市子の顔全体に、脂汗が浮かんでいる。父親の横では、母親が啜り泣きをしていた。父親の苛立った顔と、母親の諦めたような泣き顔を見比べていると、なんだか不吉な感じが自分の中でもはっきりと形づいてくるようだった。流石に「それ」を単語にしたくはなかった。 「薬、買ってくる」 思わず口をついて出てしまった。病気ではないというのは柳二にもわかっていた。が、家に居続けるのが嫌だった。父親が柳二を呼んだ様な気がしたが、振り切るように柳二は家を出た。 外に出ると、空が暗い赤色になっていて、あらゆる建物から明かりが消えていた。 ――今、何時だったっけ 腕時計の明かりをつけようとしたが、つかない。じゃあ携帯だ、と画面を開いたが、真っ黒だった。電源を入れようとしても、何も反応がない。 ――昨日充電したばっかなんだけどな 鼻で息をしながら柳二は辺りの景色を見回した。重苦しい暗い赤色の空に、真っ黒な建物のシルエットが迫ってくるようだ。柳二は目眩を覚えた。 「柳二君」 後ろから声がかかった。女の声だった。いきなりだったので、裏声で悲鳴を上げてしまった。本当に、情けないなと思った。 「何だよお前、おどかすなよ」 「私のことはどうでもいいんじゃないの? 」 笑われないで良かった、と安心する前に、こいつ、何だ?と柳二は思った。髪が白く、瞳が赤く怪しく発光している。染めたのやカラコンとも違う。ホラー映画のモンスターに、居そうだ。 「柳二君、妹さん、助けるほうが大事でしょ」 「お前、何で」 まさかこいつが仕組んだのか。化け物なら、あのくらいのことは出来て当然だもんな。 「後でゆっくり考えたら?それより、私についてきた方がいいと思うんだけどな」 「ゆっくり」の部分を強調しながら女は言った。女は柳二を品定めするように上目遣いで見ると、突然気が変わったように踵を返した。柳二はしばらく呆然としながら女を見送っていた。が、女との距離が大きくなっていくにつれ、段々と不安が高ぶってきた。赤い目の女の影が景色に溶けてしまうかしまわないか、のところで柳二は駆け足で後を追った。 女を追いかけていくうちに、段々と建物の影が溶けていくように見えた。女の背中に追いついた今では、赤いキャンバスに黒い絵の具で適当に描きなぐったような景色になっている。追いつくまで、まっすぐな短距離走のコースを走っているようだった。何かにぶつかるとかこけるといったことも、なかった。なんだか、一本道で「どこか」に繋がっているように。 「ここよ」 不意に、女が立ち止まった。女が手で仰ぐと、景色が変わった。いつの間にか、森の中の池のほとりに来ていた。今までの不気味な景色は、これを塗りつぶして隠す為だったのか。柳二は瞬きをしながら、しばらく立ち尽くしていた。色々なことが一辺に起きて、正直面食らっていた。 「ここの水を、飲ませて」 そう言うと、赤い目の女はペットボトルの空き瓶を突き出した。化け物でもペットボトルで飲んだりするんだ、と思うと意外な感じがした。ペットボトルを受け取り、水面に沈める。水の色も泡の色も、ごく普通の無色透明だった。ふと、おかしいな、と思った。泡の数が多すぎる。顔を上げると、水面から巨大な影が浮かび上がっていた。柳二が驚くよりも前に、巨大な影は柳二に向かって倒れこんできた。 ――つぶれる 次の瞬間、柳二は自宅の玄関の前に立っていた。手に何か持っている。あのとき貰った、ペットボトルだった。水も入っていた。 「ただいま」 今何時くらいかな、と思いながら柳二は家に入った。 「……早かったな」 父親は柳二を見ずに言った。へえ、早かったんだ、と意外に感じた。夢中になっていたから、もっと早く時間が経っていると思っていたのに。両親の様子は、家を出る前と変わっていない。いや、時間が経った分少し酷くなっていたか。 「悪い。でも、もう大丈夫だから」 柳二は父親を押しのけて市子の口に水を含ませた。すると、巻き戻しでも見ているかのように、青い痣が消えていった。柳二には、「効かなかったらどうしよう」といった不安はなかった。虫刺されの痕に薬を塗るのくらいに当たり前だという確信があった。 「柳二、それ」 「ああ、しまっといてくれる?」 父親の声を遮って、柳二はペットボトルを突き出した。質問されると面倒だ。というより、柳二にも赤い目の女のことや、池から出てきた巨大な影のことはわからない。 呆気にとられている両親を尻目に、柳二は部屋に戻った。ドアの閉まる音がすると同時に、猛烈に自己嫌悪にも似た憂鬱な気持ちが沸き上がって来た。日が沈んで、薄暗くなっていたが、電気をつけようという気にはなれなかった。さっきまでは落ち着いていたのが嘘のように、何が嫌で何が憂鬱なのか、頭が混乱して考えるどころではない。 ――あー、もう、ムカつくな 柳二は壁を殴った。殴った壁がわずかに凹んだ感触がした。 ――うわ、俺相当イラついてるよ 凹ますほど力を入れただろうか、と柳二は電気をつけた。凹んだだけでなく、ヒビまで広がっていた。どうしよう。壁まで壊したなんて知られたら、最近流行の「キレる若者」に遂になってしまった、なんて思われるんじゃなかろうか。さっきだって親に対して乱暴な態度とったばかりなのに。どうする、と思いながらヘコみをこすると、今度は何事もなかったかのように綺麗に元に戻った。 ――どうなったんだ、
https://w.atwiki.jp/hazama/pages/1717.html
編集/ 20170729| 20170729/コメントログ| 20170826| 20170909| 20170923| 20170930| 20171007| 20171104| 20171104/コメントログ| 20171125| 20180127| 20180707| 20180804| 20180901| 20180908| 20181013| 20181020| 20181103| 20181229| 20190112| 20190302| 20190504| 20190518| 20190629| 20190727| 20190817| 20190921| 20191013| 20191116| 20191123| 20191207| 20200118| キャラクターズ 喰闇 第23食 ▼登場キャラ ログ ミッション53 西瓜を取ってくる話。 リーダーはマックス 湿度80% 気温42度 呼吸する場所の温度で地上は50度を超えている。 セミ、青い空、照り付ける日差し。 目の前に、くっそでかい川。対岸見えない。 目の前にある白い残骸。 浅瀬が続いている100メートルぐらい。 足首からすねぐらいまでの深さ 下からも日差しが反射来る。 後ろを振り返ると、一面の西瓜畑。 動いているものが見えるが、西瓜のつる 地平線見渡すまで西瓜畑。 西瓜頭の人が、西瓜畑を歩いて西瓜をお世話しているのが みえる。 西瓜エルフ。気づかれると味が落ちるので、気づかれないようにとる。 で、各株1つぐらいならとってもばれない。 今泣いているセミは全長が40㎝ くちばしが1d4ダメージ タピオカストローを金属製にしたものを突き立てられる感じ。 森の中でセミと戯れるくぼ。 マレナは水に入ってみる。 お風呂みたいです!! 今日は西瓜狩りだよ。かくかくしかじか。 植物知識 失敗 エリオット77C 西瓜男のサイズは20ぐらい。 エリオットが気付いたこと。 彼らは視界範囲が狭い。この部屋ぐらい。 この部屋6つ分ぐらいの広さを管理している。 植物の方にも神経がある。 西瓜に呪文かけても抵抗される。 20個に1個ぐらい爆発する。 西瓜とってもおいしいらしい。暑さに聞くらしい。 トータルhpが1時間に1ずつ減ります。 行動をするとそのレベルに伴って1点減ります。 CON判定があり、それに失敗するとさらに減ります。 周辺2メートルぐらいには西瓜がない。 つるに触れないようにまたいでいくエリオット。 回避、ジャンプなら半分で判定。 失敗 エリオット踏み込んだ瞬間、西瓜男が分って振り向いてびっくりした。 それを見て下がるエリオット。 下がると、数歩進んでしばらく警戒しているみたい。 マレナ踏み込んでみたが失敗した。 CON抵抗ロール 17 エリオット 15 マックス23 蔦を踏まずに歩く。 ジャンプ 00 POW倍率 3倍 エリオット5倍以上 マレナが意外につたでからめとられていた。 マレナ立ち上がる。 エリオットの攻撃で、足から西瓜の汁が噴出して周りを赤く染める。 STRで10で1段階 あと4段階 エリオットのダがー1段階 亀甲で2段階 西瓜 蔦に2AP・2HP たぶんクリティカルじゃないと伝わる。 14時の回の2つめで 西瓜人の蔦を切ることに成功した。 西瓜人はふらふらと動き出した。 14時の3行動目。 どんどん西瓜人は奥へ行く。 他の西瓜人が起こりに行くが無視して奥へ行く。 生まれた意味を探している。 マックスにかすみ6をかけるココ。 POW倍率 4倍 レイチェル77C レイチェルは10個の西瓜を捉えた。 そして帰還する。 320でした。 お疲れ様でした。 ミッション54 風鈴をもらった。 グロ知成功 09 みんな大好きアップランド湿原 箱ももらった。 火の球を入れることができる箱。 人魂。 風鈴を鳴らす。 聞き耳 成功 レイチェルクリティカル。 鳴らしてしばらく待つと、遠くから同じ音が鳴る。 聞き耳;失敗 召喚 失敗 POW倍率 3倍 エリオット 5倍以上 マックス 13倍 聞き耳 効果 マックス 決定的 D20 9 聞き耳 失敗 通常 D20 11 聞き耳 ファンブル -1 聞き耳 失敗 通常 聞き耳 通常 D20 15 POW倍率 5倍 ココ 77C ちりんちりんならしつつ、奥へ進む。 SR+3で動ける 聞き耳 失敗 効果 視力 失敗 火の球を見つけるレイチェル グローランサ知識:失敗 レイチェル 成功 POW抵抗 レイチェル19 エリオット 30 マレナ 1 マックス 107 ココ 17 非常に巨大なものが見える。 SIZが100ぐらいの2足歩行的風体の微妙に白い感じのあるエヴァの 量産型がマスター的には近い クジラっぽい顔でぼえーぼえーって言いながら、火花をちらせて いる。 レイチェル 嵐語 失敗 視力 成功 エリオット01 1/5空間に落ちている。 体のかしこに縫い目がある。つぎはぎ生命体じゃないかと思う。 これ、たぶん関係ない。 そしてこの先に青い灯が見える。 周りの風景から違う。 アップランド湿原の中では基本星が見えない。 しかし、マックスのホームランで星が見えるようになっている。 その星が非常に大きくて、きらきらしていて、まるで手が届きそう だー。 赤い月がない。わかりやすい。 目の前でぼえーと言っている彼が、こちらに向かって歩を進めて くる。 空の雲が割れて見えるが、その雲からの下がりが断崖絶壁みたい になっている。 D20 11 13が二人。 適当にその辺を踏まれるらしい。 頭に文字が書いてある。 マレナは走って先にある青い灯をとりに行く。 各自2d6:5 7の人はd20 呪払15がかかる 8の人に熱狂10がかかる 消沈4がかかった。 ココには減速10 潮吹き穴から火花が散っている。 花火を下から見るか、上から見るか。 マックス おまえちゃうねん。オーナー居らんか。 言いくるめ 失敗 波打つ地面で跳ね上げられて、そのまま吹っ飛ばされている。 カメさんがぷちっとなっているのが見えた。 視力が99だったので見えなかった。 視力 44で失敗 浄化 成功 POW抵抗 13 レイチェル19 障壁にべちんと当たる レイチェルはマレナを抱えて炎のところに来ました。 いま、レイチェルがそこに突っ込もうとして、球体にぶつかった。 青白い炎が球形の何かにかこまれていて、おそらくは耐傷円 耐魔円だとおもう。 鍵がかかっているので入らない。 西方語で書いてあって、ルーンも彫ってある。 文字が動いている。 鳴らす 失敗 POW倍率 3倍 巨人がやってきて何か空中を手で仰ぐが当たらない。 CON抵抗 22 レイチェル 14 頭に1ダメ 球の上から飛行77Cで移動。 クジラの攻撃は球をすり抜ける。 クジラの上に移動した。 D6,3、5 7,4,6 9,7,8、12,7 抵抗18 鐘を探してるんだと思う。 相手はマックスの方に手を伸ばしてくる。 マックスはまだぼーっとしている。 マックスの手を引いて、抱えてこっちへ移動させる。 暗闇が消費される。 普通の人は1点。 死んでいる人は2点 転送された喰闇とは別に消費される。 エリオット ガチャ棚卸し ■名声に変換 レベル1(暗闇)36P ■名声に変換 レベル2(サルベージャー)47P ■保留 [LV2/2] クイルブイリ(頭/胸/右腕/左腕) S☆☆《魔力消散1》【その他 移動】 [LV2/1] 巻物(知識)☆《安定(熱)1》 [LV2/1] アックス(斧)(投げ)☆《爆笑1》[制限 コマンド] [LV1/2] アクセ たすき☆【呪縛1 珍しい精霊】 [LV1/1] 望みの物(一部) [LV1/5] ブーメラン(狩猟用)☆【魔力1】★幻影 [LV1/2] アックス(斧)(投げ)☆《竜体1》★水 [LV1/3] 天然磁石☆《延長1》 [LV1/3] アクセ ネッククロス☆《移動幻影1》[制限 コマンド] [LV1/2] ドワーフ製缶詰★調和 [LV2/1] 羊皮紙(地図)無限/火★風 [LV3/2] オレンジ(1kg)☆《第二の目1》[制限 無限/真実] [LV3/1] スリーチェイン(+8SIZ)★死地祝福 [LV3/3] 銅貨☆【魔力6】 [LV2/1] 包丁☆【その他 死】 [LV2/1] まな板☆《転生の議式1》 ■使用中 [LV1/1] クッション(0.1ENC)☆【呪縛1 ウンディーネ】・・・浮き輪:呪付修復済 [LV1/1] 投げ縄(柄付き)☆【魔力6】[制限 同調] [LV2/1] アクセ 腕時計☆【魔力3】[制限 同調] [LV2/2] 結縄(エロ)光☆☆【呪縛1 ウンディーネ】【その他 死】 [LV2/5] 陶器の甕(0.1ENC)☆☆☆《バシリスク創造2》《見えざる神礼拝1》[制限 同調] ■訓練用 [LV1/1] 成長P 世界知識 [LV1/1] 成長P 動物知識 [LV1/3] 成長P 屠殺☆【呪縛1 治癒精霊】[制限 水] [LV2/1] 成長P 雄弁☆《枯渇1》 ・・・魔導呪文はフリーINTつかう? [LV1/1] 成長P DEX [LV2/3] 成長P 護身術(蹴り)☆【呪縛1 魔術精霊】 [LV1/3] 成長P 読み書き(西方語)☆☆【魔力10】【その他 交換】[制限 コマンド]" 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/bc5656/pages/1542.html
コハチさんが入室しました コハチ (スーツケースをずーりずーり引きずり進む人影 コハチ ふぅ、やっと、付きました。 コハチ 案外駅から歩くんですねー?(額の汗を拭い、看板を見上げる コハチ (うううーん!と階段をスーツケース引き上げてデッキに上り、店内へ コハチ (カランコロン コハチ (入店し、手頃な席へ コハチ っふーぅ、(パタパタと手で仰ぐ コハチ ちょっとカサナ民的にこの暑さはしんどいですね… 私、まだ強いほうなんですケド… テッサさんが入室しました テッサ へいへい、いらっしャい…っとうぉっと!?(奥から出てきて驚く コハチ あやや、 こん、にちハ…?(辿々しく テッサ 頭がすごいんだが珍しいな! コハチ ええっ、そ、そうです!?(パット見ウェーブの黒だが よく見ると末端に吸盤が コハチ ぁ、ぁあ……そ、そうでした(自覚症状薄かったらしい テッサ そういうタイプの亜人は珍しい。タコか? テッサ ああ、わたぴはテッサ。みてのどおりだっぴョん。 コハチ え、ええ。そうなんです。えっと、 コハチ わ、私はコハチっていいます。 その、えーとワモンダコ…? が祖先と言いますか テッサ やっぱりタコかー、その頭のやつ切ったら生えてくる? コハチ ひ、ひぃ! 切っちゃダメです! は、生えてはきますケドー!(怯 テッサ はは、冗談だっぴョん。…そうか、生えてくるのか… テッサ あ、わたぴは店員だから。そっちのI★PADで注文するか、わたぴに言うといい。 コハチ ぅぅ……その、 テ、テッサさんは……うさぎさんです? テッサ そうさね、兎。 コハチ そうなんですね……何だかそれは親近感が湧くような… コハチ (言われて、PADを持ちつつ テッサ いやどのへん?どのへんが親近感になった? コハチ え、ええ、ダメでした…??(うう、と怖気づいて テッサ ははぁ、亜人だからって感じか?オクターンではどうだか知らないが、都会にャ同種の亜人なんて テッサ 滅多に会わないぐらいだ、そもそも亜人少ないからな。 コハチ そ、それは確かに……私、スクエアの方にずっと居たんですケド、ウサミミさんは見かけませんでしたね… テッサ そうだろう、わたぴ達はもっと田舎とかに居るもんさ。 テッサ わたぴはTOKAI派だが(フッと コハチ と、TOKAI…!(何だか憧れるワード コハチ それは羨ましいです。私、多分比べたら田舎の育ちだったので… コハチ (PADのメニューを操作して……というか機械弄りのように色んな操作を試したり表裏を見たりしてる テッサ 育ちは関係ないっぴョん。これからが大事…そう、これから。 コハチ ぉ、(デバックモード起動 いや何してんだ テッサ ところで注文は? コハチ そ、そう。 そうですよね! これから、これから(PADを脇に置いて コハチ えーと、えーと それじゃあ、パインジュースひとつ。 テッサ はいよっと(厨房へ コハチ ……、(さっとPADに向き直って コハチ (多分端っこのここ、何度か押したからですよね? あ、ほら、アプリがあるから立ち上げて…… テッサ (真剣になんかやってるところ の横にいつのまにか立ってる コハチ っひぇ!!(ビックゥ テッサ パインジュースだっぴョん。 コハチ はっはい、 ありがとうございます(とりま直したPADを戻して 蜜柑さんが入室しました 蜜柑 みかんジュース! をごしょもーします!(入ってくるなりご注文 テッサ あいよー(振り向いて テッサ OMEN…! 蜜柑 わーい、こんにちはですー (ひょこひょこ飛ぶように歩いてくる 狐のOMEN付けた着物ガール テッサ いらっしゃい、… んん? テッサ どこかで会ったことあったっけか? テッサ いや、無いかー、わたぴにそんなお面つけたミニ着物の知り合いはいなかった。 蜜柑 よよ??(驚いたよーなアクションで テッサ オニールで聞いたことがあったような声だったんが忘れてくれっぴョん コハチ こ、こんにちは…!(気負されてるタコ 蜜柑 …。 えへへ、きっと人違いだと思いますよー。少なくともわたしにうさぎさんのお知り合いはいないです! テッサ そうか、人違いだった。わたぴはテッサ。 蜜柑 はい、わたしは蜜柑です!(両手の人差し指をぴっとお面に向けるポーズ 蜜柑 喫茶EB初チャレいちねんせーですっ。お手柔らかにお願いしますー! テッサ 今日は初めてが多いっぴョん。… テッサ (大抵初めましてがたくさん来たあとにヤベェことになるっぴョんこの喫茶) 蜜柑 およよ。とゆーことはそちらのおねえさんも? 蜜柑 (コハチの方を見て コハチ ぁ、は、はい コハチって言います。 コハチ 蜜柑さん、ですね… 私も今日が初めてで…!(おろおろと テッサ せっかくだから相席でどーぞ。 蜜柑 はいはーいっ。 いーですか?(小首傾げて コハチ あっ、はい! どーぞどーぞ! 蜜柑 (ぴょこっとコハチの対席に腰掛ける テッサ 注文決まったらそっちのI★PADかわたぴに言うといい。 蜜柑 みかんジュース!みかんジュースです! 蜜柑だけに!(テッサに再度 蜜柑 ぁ。せっかくなのでレアチーズケーキも付けちゃいます。 テッサ はいよ、待ってるといい(厨房へ コハチ (ストロー咥えながら、蜜柑をぽーっと見てる テッサ (セットもって来て置いて)聞きそびれたが、あんたら何しに喫茶に? 蜜柑 この間、ココにおっきな怪獣出たじゃないですか?わたしはその調査…ってやつですー。(はぁーと テッサ ああ、レウカねレウカ。戦闘履歴見る? 蜜柑 あるんですかー!? ぜひぜひ!(ぴょんぴょこ跳ねて テッサ このI★PADの再生機能で映像も見れるっぴョん。途中でカメラ焼かれたみたいだが。 コハチ (それ聞いて はっ、とする) そ、そう、レウカ。 ここに来たんですよね…!? テッサ つよーいつよいコーヒーマンと、アルジールの娘?だかと、あと2名参戦で撃退したらしいっぴョん コハチ あ、あれ、倒せたんですね……すごい……(PADを蜜柑が見える角度にずらして コハチ (戦歴再生開始~ 蜜柑 途中まででもぜひ見たいですねー! ゎ、ありがとーございますっ(PAD覗き込んで テッサ (メラ・レウカの首が飛び、メルトキャノン大乱射のところまで残ってる コハチ 路線を進行していた時より大型化……いえ、高出力化している……??(ゾッと 蜜柑 うわーあ(レウカの暴れっぷりをぽかんとした顔で見ている 蜜柑 ほんとこんなのよく倒せましたねー。これ更に進化したんじゃないです…? テッサ ま、生きてるなら死ぬんじャないか? コハチ そ、それはそうかもしれないですケド…… コハチ ちょっとあれは半端じゃない感じでしたよ…? 泣きそうでしたし…… テッサ そういえば北で交戦してたバイクマンがいるって話は、もしかして? コハチ ぁ、ぁ、それ私です…!(あせあせ 蜜柑 なんと!(コハチ見て コハチ 私は運転で精一杯で、戦ったのはセンパイですケド……! テッサ へぇ、やるじャないか。 コハチ いえ、もう、少し手を出したら退散するしかなかったです… コハチ 本当は足止めでも出来たら良かったんですが……(しょぼんと テッサ そう落ち込むな、この喫茶は頭おかしいの集まるから! テッサ あれに真正面からいこうとかいうアホとかそういうのいっぱいくるから! コハチ そ、そういうのって…! で、でも、おかげで助けられたんですよね…? テッサ 助ける? コハチ いえ、その、喫茶に来て無事ってことは、 さっきの人たちが戦ったおかげかなと、思いまして… テッサ まっさかぁ、全壊しても一夜で直るんだこの喫茶は。 テッサ さすがにレウカが居座ったら別だけど、戦ってるのは趣味とかじャないか? コハチ ぇ、ぇぇー… そうなんです……? テッサ そうに決まってるっぴョん。 蜜柑 ここは生粋の戦闘者があつまる! と噂の喫茶店ですもんねー。 コハチ そ、そうなんですね…… コハチ スゴイですね、ひとつ隣の街ってだけで、こんなに違うものなんですね…(ふむふむと テッサ NS?あっちは平和平和、こっちなんかコトが起きると酷いと街ごと壊滅だっぴョん。 コハチ ま、街ごと……? たとえ話では、なくて…? 蜜柑 あー、蜜柑書文のうわさに聞いたことがあります。 なんかでっかい飛行艇?とか落ちたんですよね!この間! コハチ そ、そうなんです…!? テッサ その復興中のところに来てまた復興してるのがこの街だなぁ コハチ そんな……そんなに……(カルチャーショック 蜜柑 とんでもなく物騒ですー…(よよよ テッサ 壊れる以外にも恐ろしい事件が起きたり… テッサ そう、わたぴが知る限り──(色々な事件を語り始める 蜜柑 (さまざまな話を聞き…(うぅ、調査とはいえ何故わたしはこのような所に…!)と思う蜜柑であった コハチ (同じく、「センパイ…噂の喫茶は魔境でした…」と後に語るコハチであった テッサさんが退室しました コハチさんが退室しました 蜜柑さんは退室されたようです
https://w.atwiki.jp/babi/pages/119.html
カエル小・空仰ぐ 2007年7月 ¥2,700 SIZE:約7×8×14cm 材質:ジャワ産ルンプン石 パワー:平和 2008年2月 ¥2,700 SIZE:約6×7×14cm 材質:ジャワ産火山白石 パワー:平和 Powered by http //www6.atwiki.jp/babi/?cmd=upload act=open pageid=2 file=link.gif ばびぐりん
https://w.atwiki.jp/chaken_archives/pages/673.html
「透明少年探偵アキラ」に出てきた田中総理の持ち物 Z団団長は変装中、車の中でもモナリザを見るときにもこれで仰ぐ仕草をしていた。作戦を実行するときはしまったが。 その後ニュースにて本物の田中総理が出てきたが、本物も会見の時にも扇子を持っていた。 どうやら総理にとってこれは必需品らしく、常に携帯しているらしい。そしてプライベートでも公共の場でも使っているらしい。
https://w.atwiki.jp/sushikareshi/pages/29.html
わたしだけのすし酢~鼻をつく恋の香り~ 最近、校内がなんだか華やかに色気づいているような気がする。 何だろう、この感じ、少し鼻をツンとくすぐる。 私の通うこの学校は、白米たちが少ない。 にも関わらず、白米とすれ違うたびになんだか、 最近違う香りがする。 「ああ、最近流行の寿司酢があるのよ」 「寿司、酢?」 そう教えてくれたのは、親友のガリちゃんだった。 彼女はよくつかったピンク色が似合う、とってもかわいい女の子。 「そうそう。駅前に新しくできたお店、知らない?」 「あ、そういえば」 ここ最近駅前に新しくオープンした、ビネガー専門店。 海外の珍しいお酢から日本のいろいろな種類のお酢まで、手に入らないものはないとうたっている。 「この学校が近くにあるからか、白米向けに『恋が叶うすし酢!』なんてキャッチコピーで、今大流行らしいわよ」 「恋が、叶う」 なるほど、究極の寿司になりたい私たちにそれはとても魅力的なお話だ。 「でもまだ、私たちお酢なんて早いんじゃないかなあ」 「何言ってるの、早い子なんて、入学する前からつけてるよ」 「ええっ、そうなの!?」 知らなかった。 そうか、たまに校内を歩いているとふわっと香る、甘いようなすっぱいような香りはお酢だったんだ。 「同じ白米として情けないよ・・・」 「あんたはもうちょっと敏感になったほうがいいかもね。あ、そうだ」 ちょっと待っててね。 そう言ってガリちゃんはカバンの中をごそごそと探り、小さなビンを取り出した。 「これ・・・?」 「その『恋が叶う』すし酢。昨日あの店の前歩いてたらサンプルもらったんだけど、私ガリだし、必要ないから。使ってみたら?」 もしかしたら、ほら。あんたのお目当てのあのネタだって、気にしてくれるかもよ? そんなふうに私に流し目を送ってくるものだから、ほかほかに炊き上がってしまう。 「も、もう。」 「で?いるの?いらないの?」 「・・・もらう。」 恥ずかしかったけれど、私もそろそろお酢のことを考えたほうが良い年齢なのだ。 巷で大流行ということは、きっとそれはどのネタとも相性の良い、素敵なお酢なんだろう。 ガリちゃんからもらったその小さなビンを、私は大事に持ち帰った。 次の日。 朝制服に着替え、昨日ガリちゃんにもらったお酢を、しゅっとひとふき。 うちわでパタパタとあおいで、体になじませる。 (・・・本当に恋が叶うとかは、思っていないけど) いずれ立派なシャリになるためには、避けて通れない道だ。 せっかくなんだから、試したっていいじゃないか。 どことなく身の丈に合わない服を着たような気持ちで、私は学校へと足を向けた。 「おはようございます」 「あ、おはよう」 教室の前で挨拶をしてくれたのは、ヒラメくんだった。 そしてその後ろで、端正な顔をゆがめているネタがひとつ。 「・・・あの、エンガワくん、おはよ」 「何、そのニオイ」 う、と言い切る前に、エンガワくんの思いもよらない一言でずばっと一刀両断された。 え、ニオイ。 「・・・えっと、その」 「最近どの白米もそれつけてるよね?学校中そのニオイ」 「あ、うん。何か、流行ってるらしくて」 「流行ってる?」 エンガワくんは私の言葉を聞いて、どんどんと顔をゆがめてゆく。 そんなに眉を寄せたらしわが刻みついてしまうんじゃないか、と心配になる。 「おい、エンガワ」 「ヒラメ兄さんは黙っててよ。」 どんどんと不機嫌になるエンガワくんをたしなめるかのように、ヒラメくんが口を挟む。 だけど全く意に介さない様子で、エンガワくんはまた私のほうを見据えて、こう言った。 「僕、それキライ」 そう言い捨てたかと思うと、彼は教室とは別の方向へ歩いていってしまった。 「あ、おい!エンガワ!授業が始まるぞ!」 「ヒラメ兄さんは受けたら?僕はそのニオイが充満した教室なんかごめんだ」 ふわふわした彼の髪を、見送ることしか出来なかった。 「・・・ごめんなさい、えっと、僕はそのニオイ、キライじゃないですよ・・・って」 ショックで足が動かない。 何で?このすし酢、いけなかったの? どうして私にだけそんなに怒ってしまったの? 「は、白米さん」 「ヒラメく、ん。ごめんなさい」 いたたまれなくなった私は、街へ飛び出していった。 ああ、学校をサボるのなんて初めてだなあ。 それがエンガワくんの一言だっていうのだから本当にくだらない。 (浮かれてばかみたい、本当にばかみたい) ちょっとでもこちらを見てほしくて、頑張ったつもりだったけど、とんだ空回りだった。 恥ずかしい、恥ずかしい。 似合っていないことなんて、するんじゃなかったんだ。 海に潜って魚になりたい。 「お嬢さん」 「は、はいっ」 ふらふらと歩いていた私を、一人のおじいさんが呼び止めた。 泣きながら制服で歩いている私は、どう考えてもワケありだ。 「あ、えっと、その」 「どうなさったんです。白米さんのようだが、何かお困りかな」 そのおじいさんは、私に「学校はどうした」なんて聞かないで、そっと話を聞いてくれた。 優しくされてまた、情けないことに涙が止まらなくなってしまった。 「わ、わたし、シャリに、立派なシャリになりたくて、ひっく、でも、お酢、すし酢がっ、ぐすっ、恋が叶うって、ひっく」 こどものようにしゃくり上げる私の話を、おじいさんは辛抱強く聞いてくれた。 最後まで何とか、支離滅裂ながら話をした私の頭を、おじいさんはそっとなでてくれた。 「ふむ。確かにあなたのつけているお酢は、どのネタともそこそこ相性が良いようです、だけどね、お嬢さん」 そう言っておじいさんは私の手をとり、着いておいで、と促した。 言われるがままおじいさんに着いていくと、そこは 「お、酢屋さん?」 駅の路地裏にこんなお店があったなんて、知らなかった。 それは小さくて古い、昔からずっとあったようなたたずまいの、品格あるお店だった。 「あなたはそのお酢、しっくりきていますかな」 おじいさんに指を指される。 そのお酢、というのは、大流行のこのお酢のことだろう。 「えっと、何か、ちょっと大きなお洋服を着ているような・・・」 そう。朝からなんだか落ち着かないような、しっくりこない感じがあった。 「ほんとうに白米に合うお酢というのは、それぞれ違うんですよ」 そう言いながらおじいさんは、私の目の前にいくつかのすし酢を用意してくれた。 「さあ、かいでごらん。きっとあなたにしっくりくるものが見つかるはずです」 そう言われ、はじから順にビンの口をあけ、そっと手で仰ぐ。 これは少し香りが強い。コレは何だか甘すぎる気がする。これは酸味が強い。 「・・・あ」 4つ目の瓶の口を仰ぎ、手が止まった。 「これ、これです」 軽やかでさわやかな、少し独特のえぐ味がある香り、 「ほう、なるほど」 おじいさんはにっこり笑い、そのお酢を小さな調味ビンに入れて、私の手の中に押し込んだ。 「では、これを少しだけ差し上げます」 「え、でも」 「お嬢さん、そのかわりに約束してほしい」 おじいさんは私の遠慮など聞かぬ、というふうに話を続ける。 「学校のちいさな白米レディーたちに伝えてくれませんかな。すし酢はしっかり選ぶように、とね」 いたずらっぽくウィンクされては、もううなずくしかない。 「わかりました、おじいさん。ありがとう!」 私はその調味ビンを大事に大事に抱え、一度部屋に戻り、きれいにシャワーを浴びた。 本来の私に戻り、それからおじいさんが下さったあのすし酢を、すこしだけ耳の裏につけた。 「・・・エンガワくん!」 学校へ戻ると、エンガワくんは屋上にいた。 ずいぶん長い時間がたっていた。 「・・・何・・・あれっ」 「ごめんなさい、ごめんなさいって言うのも何なんだけど、あの、その」 そういえば勢いですし酢変えて来ちゃったけど、あれ。私何がしたかったんだろう! 急に恥ずかしくなってしどろもどろになる私に、エンガワくんはすごい勢いでつかつか歩み寄ってくる。 「え、あれっ、ちょっ」 そのままがしっと私の両肩を掴まれ、そして、 「じっとしてて」 耳元で、エンガワくんの声が聞こえる。 ち、かい。 エンガワくんはそのまま、くんくん、とにおいを何度かかいで、「うん・・・うん」 と、確認するように繰り返す。 もうやめて、白米のライフは0よ!と叫びたい気持ちを必死にこらえ、状況を整理しきれないでいる私。 あああどうしよう、何か変な汗かいてきちゃう。水分蒸発してかぴかぴになっちゃうよ・・・! 私にとっては永遠とも感じられるような時間、エンガワくんは私をかぎまわって、ようやく顔を離してくれた。 「あ、え、う」 口をぱくぱくとさせる私に、エンガワくんはさっきまでの眉間のしわが嘘のような笑顔。 「うん、これだよ!僕、このにおい大好きだ!」 キラキラ、と効果音がつきそうな顔で私をにこにこと撫で回し、あまつさえ抱きしめる。 「ちょ、ええええエンガワくん!!!」 もうやめて、私本当に死んじゃうから!! 必死にエンガワくんの腕を解き、少し落ち着くために大きく深呼吸をした。 「なんで?いいじゃん、僕、そのにおいの白米ちゃん、好きだよ」 においが、とわかっていても、好きな人に好きだと言われるのは、何とも破壊力がある。 「さ、さっきまでのはそんなに、ダメだった?」 とにかく落ち着かねば、と距離をとって質問をする。 「うん、アレはダメ。特にキミがつけてちゃすごくダメ」 「え・・・」 うわ、そんなに似合っていなかったのかな、分かってたけど、ショックだ。 そう思い固まっている私に、エンガワくんはさらに続ける。 「アレはね。ヒラメ兄さんとすごく相性がいい香りのすし酢なんだ。」 「え・・・」 ヒラメくんと?あ、それでヒラメくん、キライじゃないっていってくれたのかな。 え、でもちょっとまって、それって。 「だからキミはつけちゃダメ。ヒラメ兄さんに気に入られるなんて、僕耐えられないから」 「え、っと、エンガワくん、その」 にこにこと笑いながら、大慌てする私の私のそばによって来た。 「でも何もつけてないキミも、結構いいと思うよ。」 そう最後に耳元で言ってエンガワくんは満足げに、一人先に屋上を後にした。 「・・・どういう意味?」 残された私は、エンガワくんの言葉の意味を、都合よく受け取ってもよいのかどうかと、ずっと考えていた。 風にのって、ふわり。 『恋が叶う』、すし酢のにおいがした。 まだ私が一人前のシャリになるには、時間があるけれど。 大好きなあのネタと一緒になれるような、等身大のすし酢を、選ぼう。 そう誓い、屋上を後にした。 END
https://w.atwiki.jp/kuriari/pages/222.html
クリフトとアリーナの想いはPart7 853 :【硬い男】1/5 ◆ByK7Tencho :2007/10/21(日) 23 14 08 ID m9VQTvh90 ここはアネイル。 癒しと安らぎを求め、世界中から観光客が集まる温泉の町。 浴場の隣にある休憩所では、朝風呂で英気を養った男たちがひそひそと話をしていた。 新緑の髪を肩で揺らす少年、真紅の鎧に身を包んだ戦士らしき者、 膨よかな腹が板についた商人風の中年、豊かな白髪と立派な顎鬚の小柄な老人。 一人を除いて屈強な男たちがその身を寄せ合う姿は、妙に不自然だった。 口火を切ったのは、意気消沈ぶりがひと際目立つ少年。 うつむき加減で溜め息を床に落としたあと、覇気のない顔でぽつりと呟いた。 「皆さん、クリフトの『あれ』見ましたか?俺のよりも硬くて、しかも凄いんです」 「なんと!もしや拙者のよりも硬いのでござるか?勇者殿」 「ええ。いつの間にか逞しくなってて、正直俺…負けたって思いました」 「まあ勇者君、そう肩を落とさずに。硬いだけが能じゃありませんよ」 「さすが既婚者の発言は余裕綽々ですな。さぞや細君も歓喜の声を上げたであろう」 「いやあ。妻は私の硬さ云々より、柔和な人柄が魅力的だそうですから」 「むむっ、並みいる独身者の前でお惚気ですかな?トルネコ殿」 「とんでもない。そういやアリーナさんは、強い男の人がお好きなんでしたっけ? だったら『あれ』が立派なクリフト君も、ある意味強いのかもしれませんね」 「ふん。クリフトの奴め、ワシらを出し抜くような真似をしおって。 ワシとてあと数十年若ければ、あやつのような青二才に引けは取らぬのに…ぶつぶつ」 「はあ、さっぱりしたわ。たまには温泉も悪くないわねー」 汗と埃を流し、火照った顔を手で仰ぐ鳶色の髪の少女が浴場から出てきた時、 男たちの怪しい会話が自然に耳へと入ってしまった。 「…もう、朝から堂々といやらしい話をして。同じ仲間として恥ずかしいわ」 垣根の陰にそっと隠れ、眉根を顰めて軽蔑の眼差しを向ける少女。 身分こそ隠してはいるが、少女はとある国の王位継承者たる姫君であり、 話題に上っているのは、彼女の臣下である聖職者の青年のことであった。 と同時に、少女の頭の中に「ある日の出来事」が鮮明によみがえってきた。 かつて病に倒れ、その後奇跡的に回復した青年の身体を清めるため、 自分がこの町で入浴させた時のことを思い出したのだ。 (ふふっ。いろいろあって恥ずかしかったけど、結構楽しかったわね。 そうそう。わたしってば、うっかりクリフトの『あれ』を見ちゃったんだっけ。 あの時はもう驚いちゃって、落ち着いて観察する余裕なんてなかったから。 でも、みんなが言うように…クリフトのって、そんなに硬くて逞しいのかしら?) 少女の脳裏に、口ではとても言えない危なげな想像が展開する。 (どうしよう、クリフトの姿が頭から離れないわ。やだやだっ、早く消えてよー) 白い頬が再び赤みを帯びるのを自覚した彼女は、思わず両手で顔を覆い隠した。 その場で立ちすくむ少女を我に返したのは、話の肴にされた張本人の怒声だった。 「皆さん!公共の場で卑猥な雑談などなさらないでくださいっ!」 そこには、聖職者の青年が厳しい表情で腕を組み、騒ぎの主らを睨みつけていた。 男たちは一瞬固まったが、その真意にすぐさま気づいたようだ。 怒り心頭の青年をよそに、彼らは互いの肩を叩いて一斉に笑い始めた。 「あははは。なあクリフト、お前何か誤解してないか?」 「誤解?」 「俺たちが話をしてたのは、『守備力』のことだぞ」 「しゅ、守備力…ですか?」 「昨日はぐれメタルの盾とヘルムを手に入れて、お前に試着させただろ」 「ええ。剣や鎧とお揃いだからと半ば無理やりにですが。それが何か?」 「実はですね、皆さんの中でクリフト君の守備力が一番になるんですよ」 「俺の天空装備よりも上なんだぜ。さすがに悔しくってさ、つい愚痴っちまった」 「敏捷さの差も出たのでござろう。勇者殿やトルネコ殿、それに拙者は盾を扱えぬのでな」 「ワシは盾は扱えるが、鎧や兜を装備できん。今やお主は最も強固な男じゃよ」 頭の中が少々混乱し、男達の反論を聞くがままだった青年は、 狐につままれた状態から解放されるのに、しばしの時間を要した。 「つまり『硬い』とは、守備力が高くて打たれ強い、という意味だと?」 青年の説明に、そのとおりだと言わんばかりに一同が頷く。 「…でしたら、ちゃんと防具の名称をつけてからお話をなさってください。 事情を知らない誰かがお聞きになったら、あらぬ誤解を招いてしまいます!」 青年は声を張り上げ、男たちに自重を促した。しかし―――― 「誤解って、なんの誤解だよ?」 「我々は来るべき決戦に備えて、真面目に談義をしていただけでござるが」 「そうですよ。いったいどんな想像をしてたんですか?クリフト君」 「この愚か者めが!それだからお主は、融通の利かぬ『固い奴』だと揶揄されるんじゃ」 男たちと青年の間に、重く気まずい空気が漂う。 「は、はあ。どうやら私の考えが浅はかだったようです。大変失礼いたしました…」 ニヤニヤした顔で見つめる青年、あくまで朴念仁を貫く中年男、 意味深な笑みを浮かべた妻帯者、白眉を吊り上げて怒れる老師を前に、 純朴な青年はただ平謝りするより他に術はなかった。 ほっと胸を撫で下ろし、安堵の表情を見せる少女。 (なんだ…『硬い』って守備力のことだったのね。考えすぎて損しちゃったわ。 あーあ、温泉から出たばかりなのに、こんなに汗かいちゃった。もう一度入り直しね) 少女はその場で踵を返し、再び浴場の方へと戻っていった。 一方、すっかり気疲れした青年も、温泉に入るべく浴場を目指した。 日課である朝の祈りと、薬草など常備薬の整理のため、皆とは別行動を取っていたのだ。 (はあ。さっきの一件で全身が冷や汗まみれだ。温泉でしっかり流さなければ…) 重くなった足取りに鞭を打ち、青年は浴場へと向かった。 「おや、これはアリーナ姫さま。姫さまも今からご入浴ですか?」 「あ、うん。わたしは二度目だけどね。クリフトはみんなと一緒じゃなかったの?」 浴場の入口で、二人はばったり鉢合わせしてしまった。 青年は、主君である少女がつい今し方の話を立ち聞きしたことは知らないし、 無論、彼女が浮かべた官能的な想像など、知る由もない。 「いろいろと所用がありまして、やっと入る機会ができました。あの…姫さま」 「な、なによ?」 「少し頬が赤いようですが、大丈夫ですか?」 「し、心配しなくていいわ。長湯でのぼせただけだと思うし」 実直で穏やかな眼差しを投げ掛ける青年の顔を、少女は直視できなかった。 もし見入ってしまえば、自分の思案を何もかも読まれてしまいそうだったからだ。 「すみません、失礼します」 青年は断りを入れると、遠慮がちに少女の前髪をかき上げ、額に手に当てた。 柔らかで大きな手の感触は、先程堪能した適度な湯加減を彷彿させる。 少女の心臓に早鐘を打たせるのには、十分すぎる刺激となった。 「たしかに熱はないようです。ですから、長湯はお身体に障るとあれほど…」 「はいはい、お説教はあとでたっぷり聞くから。それでいいでしょ?」 少女は胸の鼓動を悟られないよう、青年の手を振り払い、一定の距離を保った。 本当は、大きく温かい青年の手の感触をもっと感じていたかったのだが、 今の自分の状態では、彼に甘える余裕など残っているはずがなかった。 先に入るから、と言い残して女湯へと駆け込んだ少女を、心配げな表情で見送る青年。 通常なら膨れっ面での睨み返しだけで済むはずが、今回は手荒な仕打ちだった。 青年の繊細な指先には、まだ微かな痺れが残っている。 「いつもとご様子が違うな。お加減が悪くなければよいのだが…」 背高の帽子の顎紐を少しだけ緩めたあと、青年は男湯の扉へと手を伸ばす。 「いらっしゃい。おや?あの時の兄ちゃんじゃないか。元気にしてたかい?」 番台からは、面識のある顔と懐かしい声が飛び込んできた。 青年が病から全快し、恐れ多くも主君たる少女に入浴を介助してもらった際、 今日と同じく番台をしていた中年の女性である。 「お久しぶりです。小母さんもご健勝そうでなによりです」 軽く会釈を交わしたあと、青年はふと番台の向こうへと視線を移した。 「こりゃっ!どこを覗いてんだい?女湯の客はあいにく一人だけだよ」 「ごっ、誤解です。私は姫さ…いえ、旅の仲間の体調が気になるだけで、そんなつもりでは」 女性に怒鳴られ、青年は物凄い勢いで首と両手を振って否定する。 「ああ、さっきの子…そうか、あんたの連れだったね。安心おし。特に変わりはないよ」 「そうですか。すみませんが、姫…いや、彼女をよろしくお願いします」 「あいよ。任しときなって」 頬杖をついたまま、女性は笑顔で何度も頷いた。 歪んだ口元が気になるが、青年は感謝の気持ちを込め、軽く頭を下げた。 「それより、あんたついてるねえ。今は誰もいないからゆっくりできるよ。…きりでね」 「ありがとうございます。…あの、最後は何とおっしゃったんです?」 「いやいや、こっちの話さね。さあさあ、ぼやっとしてないでさっさと脱いじまいな」 女性に急かされ、青年は慌てて脱衣所の隅でそそくさと着替え始める。 腹部をタオルで覆い、腰骨の位置で端をきつく縛った青年の姿は、 やがて湯気がたちこもる湯船へと静かに消えていった。 「ふう。朝の忙しさも一段落したし、そろそろ出そうかねえ」 女性は重い腰を上げ、番台から床へと足を下ろした。 「まったく、面倒くさいったらありゃしないよ。いつまで続けるつもりなのか…」 そのまま物置らしき場所へと向かい、よいしょと言いながら何かを引っ張り出す。 「一緒に来たところを見ると、あの二人は相変わらず仲がいいようだねえ。 まあ、初めてじゃないんだから、前みたいに大騒ぎにはならんだろうよ。ひっひひひ」 扉を開け、入り口に立て看板らしきものを置いたあと、女性は再び番台へと戻っていく。 看板には『ただいま貸切』の文字が大きく書かれていた。 休憩所での談話も一段落した頃、緑の髪の少年が溜め息混じりに立ち上がった。 「さて、と。そろそろ回収しに行くとするか」 「はて。何をですかな?勇者殿」 「俺たちの『命綱』です。今倒れられたら、あとあと厄介ですからね」 「いくらクリフト殿でも、ここの湯気に屈するほど軟な男ではなかろう」 「ライアンさん、これからは混浴が可能な時間帯なんです。閑散時の特別サービスとかで」 「ほほう、混浴とな。それはある意味天国ですなあ」 「冗談はよしてください。そうなれば、今頃あいつは床の上で卒倒して夢の中ですよ」 「いやー、私も若い頃は妻とよく一緒に入りましたよ。もう昔の話ですがね」 「自慢話はもうよいわ!…まあ、湯船が血の海になれば危険じゃて、薬は用意しておこうかのう」 「…じゃあ俺、行ってきますから」 どちらかといえば興味津々の中年二人と、淡々と事務的に準備を進める老人を前に、 少年の溜め息は、ますます濃厚さを深めるのであった。
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/9939.html
GF/W33-T16 カード名:星空を仰ぐ 村上文緒 カテゴリ:キャラクター 色:青 レベル:3 コスト:2 トリガー:1 パワー:10000 ソウル:2 特徴:《ガール》?・《本》? 【永】 あなたのキャラすべてが《ガール》?なら、このカードのパワーを+1000。 【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分の山札を見て《ガール》?のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルする。 流れ星、見えましたか? レアリティ:TD 14/12/04 今日のカード