約 291,798 件
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/1127.html
奇妙なサーカス 前編 901 :ぽち:2012/06/06(水) 23 36 03 奇妙なサーカス 後編 夢幻会が集めた兵達と白金こと「顔無し」の手勢の戦いは続いていた。 そんな中、妙にむっつりな顔でツキを、蹴りを繰り出し次々に人形どもを破壊する一人の男の姿があり そしてその男に話しかげる騎馬の男の姿があった。 「久しいなケンシロウよ」 「お、お前は・・・・・・・・ラオウ!」 彼らは素手で人形どもを砕きながらまるで、それが日常であるかのごとく会話を続ける。 「貴様は今、何をしている?」 「幸い多少の蓄えはあったので働きながら大学に通い、資格を取って教師をしている」 「ほう教師か 世に言う学級崩壊とかもあるのか」 「多少は騒ぐが俺が『黙れ』と言えばおとなしくなってくれる さすが子供とは素直なもの 時折珍妙な親が怒鳴り込んでくるが『貴様ごときに何がわかる』と理を尽くして話せば落ち着いて話を聞いてくれるな 学級崩壊なぞ本当にあるのか時折疑問に思うくらいだ」 「それはなによりだな トキはどうしている」 「トキ兄さんは資格を取り、整体師、鍼灸師として働いている そういうあなたはどうなのだ」 「・・・・・・・・・・笑うがいい 天に挑みこの世を掴むといいながら、結局はドカタや警備員で糊口をしのぐ日々よ 今は北海道の牧場に住み込みで働いておるわ 黒王の面倒も見てくれるしな」 目じりに光るものを宿らせながら天を仰ぐラオウ。 そして白金の前に数名の男たちが姿を現し、ただ一人老人といっていい容貌の男性がにらみつける。 「終わりだ白金よ、貴様のウザっちい横恋慕もこれまでだ」 だが、追い詰められたはずの『顔無し』は全身から凄まじいまでの闘志を湧き立たせる。 その激しさたるや、遠く離れているはずの周囲で戦う男たちの幾人かが思わず反応してしまうほどだった。 「礼を言わせてくれないかな、シマダくん。キミはいま、僕がこの世で最も、この手で殺したいくらい憎んでる連中をわざわざ僕の前に連れてきてくれたんだ」 お前あいつに何かしたのか全然記憶にないよ、といった感じの彼らに『顔無し』は語りかける。 「まずはキミだよカトウナルミ!我が愛するフランシーヌの生まれ変わりであるエレオノールの心を手に入れてるよね。 そしてエレオノールにとどまらずしろがねのファティマ、しろがねOの馬 麗娜に 国際アクション女優のミンシアといったか?そしてローエンシュタインのお姫様にフランスの女教師、いったい何人の女性の心を手に入れれば気が済むのかね?」 周囲のジト目に焦るカトウナルミ。 「い、いや俺のせいなのか?俺が悪いのか?」 「それにキミらも何人事みたいな反応してるんだろうね、我が息子才賀勝よ。 かつて通っていた学校のクラスメートに動物使いの少女、同じサーカスの・・・・リョーコといったか? 果ては黒賀村の三姉妹とすこしは自重して欲しかったね、覗き見しといてなんだけどさぁ そっちの男、お前もだよ!」 へ?自分?といった感じに戸惑う眼鏡男 「そうだよお前だよ!内務省特務機関超能力支援研究局、B.A.B.E.L.の皆本光一! 小学生三人に手ェだしたあげくそのうちの一人の姉と母親と、同僚の部下な女子高生に上司の秘書にも手ェだしやがってこの鬼畜が!」 誤解だ冤罪だ訴えるぞこの野郎!と喚く眼鏡男を尻目に『顔無し』の演説?は続き 「お前たちみたいな複数の美女美少女をげっとするなどという人類最低最悪のクソッタレ野郎は絶対生かしておくわけにはいかない!ディスプレイの前の皆もそう思うだろう? だからボクは スパーン! 突然背後から頭を叩かれることで中断する。 902 :ぽち:2012/06/06(水) 23 37 58 「な、なんだ?」 振り向いた彼が見たものは「蜂のように刺し!ゴキブリのように逃げーる!」 とある青年が「師匠!」と土下座したという噂が流れるほどの、それは見事な逃げっぷりだった。 「お前もだ横島忠男!元幽霊巫女さんに狼娘に狐娘にロボ子に竜神とやら! お前はいったい何人に手ェだしてるんだぁ!」 一言怒鳴ると再び嶋田老達に向かい合う。 「そんな人の世の秩序を乱すクソッタレなリア充どもをこの世から皆殺しにする、それもまた僕の目的のひとつなんだよ」 そう呟くと、掌の中のボタンを押す。 「何をした」 「たいした事じゃないよ ただの合図さ・・・・・・・・同志たちへの、ね」 「猛虎高飛車!」 一人の、お下げの少年がまた一体人形を破壊する。 「やれやれ、人形の数もかなり減ったしそろそろ勝ちが見えて・・・・きた・・・・・・・・・なんだありゃ?」 彼が思わず絶句したのも無理はない。 彼らの戦場である小さな古城を包囲するかのように数万を超える男達が現れたのだ。 人種も年齢も体格も全てまちまちな彼らに共通するのは、その眼光であった。 強烈な憎しみに燃えるその瞳だった。 そして彼らはいっせいに手を、斜め前方に向かって突き出す。 まるで誰かに忠誠を誓うかのように。 「「「「「「我ら名前をしっと団!」」」」」」 「「「「「「正しきしっとの名の下に!」」」」」」 「「「「「「振るう刃はリア充のみを!」」」」」」 「「「「「「背後は血潮の海となる!」」」」」」 ひときわ巨体を誇る(ただしそのほとんどは脂肪)白いマスクを被った男が吼える。 「特別顧問からの連絡だ!幾人ものリア充どもがいま特別顧問のもとにいるらしい! われらの目的はそいつらの抹殺だ! 諸君!正義は我らのものぞ! ディスプレイの前の皆も我等の味方だ!」 「お前ら何考えてるんだ!お前らが味方してるのが何考えて何しようとしてるのかわかってるのか!」 義父からの呪いとでもいうべき「正義の味方たるべし」という意思を義理の姉やら同級生やらの美少女「たち」によってたかって矯正された赤毛の魔術使いが叫ぶが意に介しはしない。 当然だ たとえ人類が滅びることとなろうともリア充をこの世から抹殺すること以上に正しい事などありえないのだから なあ、あんたもそう思うだろう?
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/546.html
道場では必ずあった試合開始の合図が、今日に限ってはない。ライバル対決はすでに始 まっていた。 「ッシャアァッ!」 親の仇が地の底に埋まっているかのような踏み込みで、末堂の突進が始まる。 (疾いッ!) 丸太で殴りつけるようなワイルドな右ロー。轟音を耳にした瞬間、加藤から下半身の感 覚が消えた。 がくん。 意志に反して膝が折り畳まれていく。手でもつこうものなら『技有り』だ。ノールール とはいえ、こいつに空手で負けたくない。 意地が、加藤を踏みとどまらせた。が、窮地が去ったわけではない。 体勢を崩した加藤に、追い討ちのボディ連打。ガードの上からじんじん痛みが伝わって くる。 (痛ってェな……このヤロウ!) 加藤の反撃。打たれながらも跳び上がり、顎に膝をぶつける。ぐらりと後方に傾く末堂 に左ハイ。耳付近にヒット。もう一度跳び上がると、両足を顔面めがけてまともに蹴り込 んだ。 「手応えありだッ!」 「ぐォ……ッ!」 背中から倒れそうになる末堂だったが、かろうじてこらえる。着地した加藤も不用意な 追撃は控える。 序章は互角に終わった。 一分にも満たぬ濃密な手合わせは、両雄が力量を分かち合うには十分すぎる内容だった。 地肌に残る痛みさえ愛しい。これから始まる更なる死闘への期待に拍車をかける。 共にある偉大なる空手家を師と仰ぐ者同士、抱いた感想もまた同様だった。 (こいつ……とんでもなく強ぇッ!) 闘争とはコンマ一秒の奪い合い、生死を分かつ選択の連続。時間を奪われ、岐路を誤っ た者から散っていく。 むろん、二人の戦士はとっくの昔にそんなことは知っている。勝利の女神は惑いし愚者 を嫌うことを知っている。 ならば、迷うくらいなら、攻める。 愚地独歩の空手には後退の文字はない。師の教えに従うが弟子の務め。 「オッラァァァッ!」 「ケィリャアァッ!」 それぞれの拳が、それぞれの顔面を穿った。壮絶な相打ちだった。 放送を終了したテレビ画面のように、視界が白黒する。死ぬような一撃ではないのに成 仏したくなってしまう。 二人はそれでも倒れない。 先に立ち直ったのは加藤。しなる右ローを太股に当てると、渾身の一本拳を鳩尾に注入 する。 「ごォアッ!」 大打撃を与えたはずだが、末堂はすかさず加藤の両肩を掴む。加藤よりも明らかに勝っ ている要素、腕力で強引に投げ飛ばす。地面に投げ出された友に、ゴールポストどころか 観客席にボールをぶち込みかねないサッカーボールキックを決める。 体が宙に浮くほどの威力だったが、加藤はかろやかに着地を成功させる。が、ダメージ はあるようで次の一手に移れない。 (勝機ッ!) 剛の連打『重爆』が焼夷弾ならば、今放たれる一撃は核爆弾。武神の下で開眼した剛の 一撃必倒『超重爆』が発動する。 上空二メートルから重力加速度を利用して振り下ろされる、巨拳。 「ッシィィィシャラッ!」 投下された核爆弾は見事命中した。当たったはずなのに、 (こいつ……ッ! た……ッ、倒れねェ……ッ!) 加藤は倒されなかった。恐るべきタフネスに末堂は驚愕する他ない。 「末堂よ」 「う……ッ!」 「俺の三十日を舐めるな」 超重爆で大きく腫れ上がった貌(かお)には、笑みが浮かび上がっていた。 これは末堂だけに発せられたメッセージではない。立会人としてここに立つ武神に対す るあてつけでもあった。 ──お前が差し向けた試練に全て打ち勝ち、俺は今こうして立っている。 「ざまぁみやがれ」 打たれた加藤が、一歩を踏み出す。力強い一歩だった。月面着陸を完遂させたアームス トロングに匹敵する偉大なる一歩だった。ただ足を前に出すという行為が、かくも美しい ものだとは。 こうなれば末堂に選択の余地はない。 開き直り、同じく一歩を踏み出すしかない。 「すげェよ、てめぇ……だがよ空手は、俺の空手はァ……」手刀でのフェイントから、再 度の超重爆。「敗けねェッ!」 ずどん。 二メートル五センチが天に舞い上がった。 完璧なカウンターブロー。空手に泥を塗りたくった加藤だからこそ許された、魔獣の拳。 胸骨を砕いたためか、墜落した末堂のぶ厚い胸はいびつにへこんでいた。 一方、逆転勝利を掴み取った加藤は自らの拳に残る鈍い感触を反芻していた。 (この手が……俺のこの手が、末堂のヤロウをぶっ壊した……) 試練をクリアーしたという達成感は皆無だった。寂寥感と快感とを織り交ぜた奇妙な感 覚が、加藤を音もなく包み込んでいた。 白目をむき、無残に四肢を投げ出した末堂に、加藤は改めて目を向ける。先程まで憎し みあってすらいた好敵手(ライバル)に対し、心に浮かべていたものは、感謝だった。こ れで加藤は全てをやり遂げた。東京に戻り、休むことなく新たな戦いに身を投じることと なる。 ──と、物語は進むはずだったのだが。 「さて、それでは“最終試練”を開始するとしよう」 武神の口から信じられない台詞が飛び出た。抑揚のない声で理不尽を押し売りするのは この男の常套手段だが、さすがの加藤も声を荒げて抗議する。 「あァ? 何ほざいてんだ、寝ぼけてんじゃねぇのか!」 「昨日話したろう。彼には強化を施してある、と」 「さっきまで戦っていたあいつは前よりずっと強かったぜ。あれでも強化じゃねぇってい うのか」 武神が指を弾く。乾いた快音が島中に轟く。 ──するとどうだ。 意識を喪失し、どう考えても数時間は目を覚まさないと思われた末堂が、あっさりと起 き上がった。しかも様子がおかしい。顔面にはメロンの網目のように、青白い血管がびっ しりと張り巡らされている。 「なんだいこりゃあ……」 「先程まで彼に施していた強化は人間(ヒト)の域に過ぎない。だが今の彼は、エンドル フィンとアドレナリンを最大限に発現し、筋繊維と神経組織の能力を倍加させている。人 間の領域など、遥か後方に置き去りにしている。 加藤清澄よ、勝ってみせろ」 立ちはだかる末堂が、先程よりもずっと巨大に映る。気配も人間のそれではなく、別の 生き物としか認識できない。人間を超えたというのはハッタリではない。 「カトオォォォォォォッ!」 喉ごと吐き出しかねぬ声量で、末堂が友の名を叫ぶ。神心会空手の一騎打ちは最終章に 突入する。
https://w.atwiki.jp/streetpoint/pages/722.html
はなもあらしも 笠原道場に出向いた翌日の早朝、ともえはまだほの暗い道場で一人矢を一心に放っていた。 弦がこすれる音、矢が空気を裂きながら飛んで行く音、矢が的に的中する音。 朝の澄んだ空気にそのどれもがよく反響し合い、ともえの心を震わせていた。 田舎の道場ではそれなりに強かったともえだが、ここ日輪道場の面子の腕を見たともえは少し自信を消失しかけていた。誰もが自分より上手で、人を魅了する何かを持っている。 少しでも追いつきたい、足を引っ張りたくはないと強く煩悶し、こうして朝から一人で矢を射続けているのだが―― タンッ! みっしりと的が見えないくらい矢が刺さった所でともえは息を吐いた。 「はあ……」 何度射ても分からない。自分には一体何が足りないのか。それとも気付いていないだけで、どこか悪い癖でもあるのだろうか? 「――熱心だねぇ」 突然声をかけられ、ともえは反射的に振り返った。 「垂……司さん……」 振り向けばいつからそこにいたのか、垂司が入り口の戸に軽く手をかけてこちらを見つめていた。 まさかこんな早朝から、しかも道場で垂司と会うとは思いもよらなかったともえは、驚きの眼で彼を見つめた。 「おはよう」 「あ、おはようございます!」 そんなともえに微笑むと、垂司はすっと道場内へと足を踏み入れた。 「貸してごらん」 優雅な足取りでともえの隣に並んだ垂司は、綺麗な指をともえの弓へとそっと伸ばした。 「あ、はいっ」 促されるまま自分の弓を垂司に預けると、ともえはその一挙手一投足に集中した。 凛とした空気の中、垂司は恬淡とした様子で弓を構える。 けれど次の瞬間――的を見る目が見る者の心臓を抉るかのような鋭さを放ちはじめた。 ともえが息を飲んだその刹那―― タンッ! 放った矢は風を切り、見事的の中心に命中していた。 「すごい……」 ともえは自然と感嘆の声を漏らした。 的の中心、それそのものに当てる事は真弓だって道真にだって出来るだろう。 けれど垂司はそれを‘ともえの弓’でやってのけたのだ。 弓にも矢にもそれぞれ癖がある、表情もあってそれはまさに人の心そのものともいえる。 それを今、目の前の佳人は何の苦もなく操った。初めて触った、ともえの弓で――だ。 「良い弓だね」 「有難うございますっ」 先ほどまでの鋭い視線はどこへやら、垂司は飄々と微笑みながら弓をともえへと返した。 「真っ直ぐで、とても素直だ。良い子だね、弓もともえちゃんも」 「えっ」 急にそんな事を言われたものだから、ともえの頬はさっと色めいた。 「おい」 ともえが戸惑いを隠せないでいたその時、ふいにまた声がかけられた。 声のした方へと向くと、そこには道真が立っていた。 「や、おはよう。早いね」 「……なんでもいいけどよ、ともえに下らないこと言うなよ。あんたのその口の軽さのおかげでこっちは昨日嫌な思いしてんだ」 「嫌な思い……って」 もしかして橘の事だろうか――? ともえがそれを問うてみようか逡巡していると、垂司は道場の外へと足を向けていた。 「邪魔をしたね」 「あ、いえっ! あのっ」 何か言わなくては、でも何を言えばいい――そんなともえの内心の迷いを見透かしたように、もう一度垂司は微笑んだ。 「ともえちゃん、弓は人の心だよ。それそのものなんだ。だから君は君と真っ直ぐ向き合えばいい」 その言葉にともえはハッとなった。 思えば昨日笠原道場に行ってから、笠原の者には負けたくないと相手の事ばかりを気にしていた。そしてその結果がもたらしたのは、剣山のように矢が刺さった冷たい的――ともえは肩に入った力を、ふぅっという息と共に少しだけ抜いた。 「大丈夫、ともえちゃんなら――ね」 「あ、有難うございます!」 「…………」 そんな二人の様子を道真が面白くなさそうに眺めていたが、彼が口を開く前に垂司は軽く手を振って、泰然とした様子で道場をあとにした。 「再開するぞ」 「うん!」 シュッ! タンッ! 矢が空を切り的を射る音を後ろで聞きながら、垂司はそっと宙を仰ぐ―――― 「弓は人の心――だから自分と向き合えばいい……か。自分自身から目をそらし、結果弓を捨てた人間の言う言葉じゃ無いな」 自嘲気味に笑うと、垂司はどこへともなく立ち去った。 →試合に向けて(垂司)No.2へ 垂司編トップへ戻る ブラウザを閉じてお戻りくださいv はなもあらしもトップへ戻る
https://w.atwiki.jp/jojoson/pages/1090.html
鏡と現を行き来して 逃げられはしないさ 姿を見たなら termine della vita【御終いだ】 baratro【死の淵】へ誘おう 倒逆の世界の中に 一人づつ引き込み殺す 鏡の中の男 俺が『許可しない』生命は 此処に入り込むことは出来ない 足掻こうが 所詮 無力 そう 重要なことだ ポンペイの遺跡に お前らは何を取りに来た? それは俺が貰う 教えてもらおうか? ふたつの世界の境 越え そのchiave【鍵】奪うんだな 今のお前を殺すには 力なんて要らないだろう? 潜りゆく鏡の世界 其処にこそ在る安息と 現実の逆光に 堕ちながら仰ぐ空には 忌まわしき過去の屈辱 二度と戻りたくはない 夢+自由=幻 組織の澱の中 首輪を諦めて ただ待っていたなら このcielo【大空】 見上げることもなく 痛みなら深くあるほど 灼けるように肌は粟立ち その先は、inferno【地獄】 覚悟して逃げた外には 紫の霧の姿 この身を目に映して 生きなくちゃならない 組織の檻の外 ああ・・・最後の力 振り絞る 遺跡の壁伝い 体は溶けていく 原曲【ALI PROJECT/極楽荊姫】 元動画URL【http //www.nicovideo.jp/watch/sm1430894】 カラオケ(off vocal)版URL【http //www.nicovideo.jp/watch/sm1029102】
https://w.atwiki.jp/fumi-ka/pages/15.html
性…忍 忍び足負けじと羽根追い空仰ぐラケット握り小春日和に 由(ユ) 性⇔忍 自己主張に、競争社会、実力主義に、効率化、国際化。 「忍」ような「性(サガ)」を持っている人というのは、どうも流行らないようで。 「癒し」「スローライフ」の発想も、「忍」ってのとはちょっと違う。 「知ってるし、解っているが、あえて話さない」。 「本人が気づくまで、ひたすら待つ」。 「何があっても、信じる」。 「まず、相手」。 思いついたままに、フレーズを並べてみる。 結構好きですね。こういう人。 一見、無駄で、非効率的で、進歩がなさそうだけど、 どこか、「大人」の薫り。 本気で実行するとなれば、 どれも「心」に「刃」を押し当てられる感じが、わかるなぁ。 「永遠に・・・」ってなると、もう自信がない。 「知ってることはどんどん話す」 「気づけよ、と言い放つ」 「無理だろう、とリスクヘッジ」 「まずは、自分。気持ちよく自画自賛」 普段は、ポジティブと評価していることなんだけど、 なんか軽率な行動に思えてくるから不思議。 ふー。 たまには、「忍」ぶ視点で、過ごすのも、悪くないか。 <壮> 性&忍 「忍ぶ恋」こそ至極なり ってどう思いますか? 大ちゃん
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/3035.html
姫様――陛下からの極秘の呼び出しを受けて、王宮へと向かった私達。 そこで陛下と色々な話をしたのだけれど―――― 何故か! ミス・ロングビルの為に虎蔵が余計な任務を託されてしまった。 まぁ、陛下の頼みでもあるなら仕方がないのだけど―― 宵闇の使い魔 第弐拾弐話:銃士隊の女 「まったく、妙な事になったもんだよ――このアタシが王族の手助けするなんてね」 マチルダがぼやく。 此処は城下街の外れ、裏通りにある宿の二階。その一室。 戦勝ムードに華やぐブルドンネ街からは離れているため、窓を開けて通りを見下ろしても人通りは殆どない。 虎蔵は窓枠に寄り掛かりながら、ふぅと煙を吐き出した。 来る途中に露店で買った葉巻だ。 元はアルビオン将校の物だったのだろうか。 ただの分捕り品にしては、質が良い。 値もそこそこはしたが。 ルイズ達には意地が悪そうなどと言われる笑みを口元に浮かべながら、 粗末なベッドに腰掛けて不満たらたらなマチルダへと視線を向けた。 「ほとんど自業自得だろ?」 「わかってるさ。アンタにも感謝してる。借りばっか溜まってくのは、少し気に食わないけどね」 虎蔵にそう言われれば、彼女は拗ねた様に口を尖らせて明後日の方向を向いた。 年甲斐もないとマチルダ自身は思うのだが、虎蔵と二人でいると自然とこういった仕草をしてしまう事がある。 もしあの赤毛の娘にでも見られようものなら、それこそ烈火の如くからかわれるだろう。 気をつけねばなるまい。 「しかし、わざわざ城の外の宿でなんてね。簡単なお仕事にしちゃ、随分と用心深いことだよ」 「ま、どこぞの隊長の前例があるからな。ほれ、付き添いもメイドだったろ」 「あぁ――そういや、確かに」 自分への照れ隠しのようにマチルダが呟く。 虎蔵がくくっと肩を揺らしてそれに答えると、彼女も城での事を思い返した。 そう確かに、アンリエッタに付き従っていたのは衛士隊のメイジではなくメイドだった。 杖を持っていた様子もなかったことを考えれば、メイジですらない可能性は高い。 「衛士隊が信用できなくなった?」 「かもな。ま、単純に人手不足の可能性もある。こないだので、結構やられたんだろ? それと俺らに回ってくる雑用が関係してるかどうかは分からんがね」 ふぅ、っと煙と共に吐き捨てる虎蔵。 マチルダはなるほど、と腕を組んで考え込む。 確かに、それならば自分と虎蔵を使いたがる理由も多少は分かるというものだ。 外部で、それなりに信用の置ける存在。 もっとも、どう考えてもメインは虎蔵で自分が餌だというのは気に食わないのだが。 「ま、仕方がないか――――」 そう、呟き視線を虎蔵に戻した。 彼は相変わらず葉巻を吹かしてはやる気なさげに空を眺めている。 本当に気楽で気侭なことだ。 もしかしたら、自分は餌であると同時に手綱代わりなのではなかろうかとすら思い始めてきた。 ――妙な事になったよ。ほんとに――― 数時間ほど、時を遡る。 タルブ平原での大規模な戦闘から数日。 王宮へと召喚されていたルイズ達が面会したのはアンリエッタとマザリーニのみ。 その場で、女王となったアンリエッタ自らの礼と幾許かの報奨金こそ受け取ったが、 またしても正式な褒美を取らせることは出来ないと言う事が告げられた。 理由は当然、ルイズの《虚無》のためだ。 アンリエッタはこの数日のうちに、王宮の情報部門を駆使してあの日の事を徹底的に調査していたため、 ルイズの《虚無》も、虎蔵の"変身"のことも知りえていた。 そしてもし公式にあの戦果の褒美を取らせ、ルイズが《虚無》の使い手であることを知らしめた場合、 どういった事が起きるかも、当然よく理解していた。 敵に狙われるだけではない。味方からも要らぬ関心を集めては、利用されかねない。 女王として以上に、ルイズの友人として、それだけは承服できなかった。 だから、このことは忘れるべきだとルイズを諭したのだ。 マザリーニも、幾つかの政治的な思惑もあり、それを支持していた。 しかし、それを良しとしなかったのが当のルイズ本人である。 《ゼロ》と蔑まれ続けた自分がようやく手にした力。 これで誰かを守ることが出来るのだ。 現に、あの勝利でトリステインの発言力は大きく増し、 ゲルマニアとの同盟のためにアンリエッタが嫁ぐ必要はなくなったのだ。 そのことを知ったルイズは、《虚無》の力で大切なアンリエッタを助けられるということに確信を持ち、 そして誇りを持ちはじめていた。 それを無かったことにしろなどと言われて、「ハイ分かりました」とは頷けない。 そもそも、虎蔵の言う馬呑吐なる超人が敵方に組しているのであれば、対抗できるのは恐らく虎蔵のみだ。 そして虎蔵だけを戦場に立たせるということもまた、ルイズは承服できない。したくない。 結果として、本当にいざと言う時までは《虚無》の力を隠しながら、 アンリエッタを助ける事の出来る方法を考えると言うことで話は落ち着いた。 ルイズの熱心な説得に、アンリエッタの心が動いてしまったのだ。 虎蔵の口から語られた馬呑吐の存在と、タルブ村から譲渡された《ゼロ戦》なる兵器を持ち出したことも大きい。 そしてその後、タバサとキュルケが国にはルイズの事を報告しないという確約をした。 彼女らとしても、悪戯に不信の種を母国に撒く事を良しとはしなかったのだろう。 あっさりと同意した。 虎蔵とキュルケだけには、タバサの反応がやや鈍かったようにも見えたのだが。 さて、此処で話が終わっていれば美談であっただろう。 だが、そうは行かなかったのだ。 アンリエッタが逡巡を見せると、マザリーニが先に口を開いた。 「さて、次は貴女の件についてです。ミス・ロングビル。いえ、《土くれ》のフーケ」 はぁ、とため息をついてマチルダは額を押さえた。 ある程度、覚悟はしていたのだ。 《虚無》の使い手たるルイズに近しい人物の過去を洗い直さない訳がない。 そうなれば、たいした偽装工作も出来ていない自分の過去など、簡単に明かされてしまうと。 それでも此処まで付いてきてしまったのは、何故だろう。 そんなことを考えながら、マチルダは肩をすくめ、口を開いた。 「ま、隠し通せるものでもないね。 どうする? 打ち首か縛り首か――――それとも牢屋にぶち込まれる程度で許してもらえたりするのかい?」 席を立つ様子もなく、投げやりに肩をすくめるマチルダ。 皆の視線が彼女に集まる。 ルイズにいたっては、マチルダの口から出てきた打ち首や縛り首と言った言葉に動揺したのか、 顔色を悪くしてしまっている。 だが―――― 「まぁ、落ち着けよ。こんな状況でそのカードを切ってくるってことは、なんだ。取引があんだろ?」 「お話が早くて助かりますな。まぁ、そう言う事です。こちらを」 虎蔵の言葉にハッとした様子でマザリーニに視線を向ける一行。 マザリーニは一同の視線を集めても表情一つ変えることなく、咳払いを一つ。 そして先ほど渡した報告書と同じような羊皮紙を一枚、マチルダへと渡した。 彼女はそれに目を通して、表情を渋いものへと変えていく。 「――――――ほんとに良く調べてあるね」 「それが仕事ですからな」 舌打ちをして羊皮紙から視線を上げるマチルダに、マザリーニは表情一つ変えずに言い切った。 アンリエッタは多少済まなそう目を伏せがちにしてはいるが、マチルダに向けての物ではないだろう。 ちらちらとルイズを見ている。 もっとも、マチルダの――フーケのやってきた事を考えれば当然ではあるが。 「で、取引ってのはどんなんだい」 「ある任務を引き受けて欲しいのです。使い魔さん――いえ、トラゾウさんと一緒に」 「えッ――トラゾウも、ですか?」 マチルダが羊皮紙をマザリーニへと返却しながら、問いを投げかける。 マザリーニが続けて口を開こうとするのだが、今度はアンリエッタがそれを制して自ら話し始めた。 突然虎蔵の名が出てきたことにルイズが口を挟むが、アンリエッタは落ち着いた様子で頷く。 「えぇ。彼の力が必要になる可能性があるのです。それに、ミス・ロングビルを一人で行かせるよりは安心でしょう」 「うぅ――じゃ、じゃあ私も!」 アンリエッタの言葉を受けて、ルイズは自らも志願を言い出す。 だが、アンリエッタはゆっくりと、諭すように首を横に振った。 「ルイズ――使い魔と主を引き離すことは気が引けますが、今回は堪えてください」 「アタシらだけの方がやりやすい仕事か――或いは、こいつらには見せたくない仕事、か?」 「後者です。決して綺麗な仕事とは言えませんが。余り目立たない方が良い内容だという事で理解してください」 口を噤むルイズ。 確かに、自分は二人と比べればまだ子供で、連れて歩くには違和感があるのは否めない。 虎蔵の主である事を強引に主張することは可能ではあるが、相手はアンリエッタ――女王陛下である。 それに、本心では虎蔵をただの使い魔として扱う事に、それなりの抵抗があることもあった。 故に、わかりました――と承諾するしかないのだった。 マチルダはそれを見て何度目かの溜息をつく。 ルイズが虎蔵を"貸して"くれることに承諾した以上、自分が断る訳にも行かない。 いや、状況から言えば断れる訳もないのだ。 「分かった、分かった。その取引、乗るよ。あんまりこいつらに迷惑かける訳にも行かないしね。 落とし所としちゃ、上等すぎる。――――付き合ってくれるんだろ?」 「まぁ、しゃあねぇな」 互いに肩を竦め合い、立ち上がるマチルダと虎蔵。 ルイズはそのやり取りが、長く連れ添った相棒同士のようにすら見えて悔しく思ってしまうが、 今はただ見送り、無事を祈るしかない。 一方アンリエッタは二人の様子を見て、やはりこの二人ならば――と僅かに表情を緩めた。 「ありがとうございます。何度もご迷惑をおかけして――」 「なに。今回に限って言えば、こいつの尻拭いでもあるからな」 「し、尻――」 虎蔵の何気ない一言に、同時にボッと顔を赤くするルイズとアンリエッタ。 キュルケも軽く吹いている。タバサは何時も通り――に見えるが。 どうやら上手く意図が伝わっていないようだ。 「――後片付けを手伝うって事だよ」 「最初からそう言え!」 面倒臭そうに肩をすくめながら自分で解説すると、マチルダに頭を軽く叩かれた。 マチルダすら僅かに顔が赤い。 変な想像でもしたのかもしれない。 流石に異文化コミュニケーションは楽ではないようだ。 「そういう言い回しをすんだ。仕方あるめぇよ――んで、詳しい事は何処で聞けばいいんだ? 此処じゃ困んだろ」 「あ、はい。まずは外に居るメイドに声を掛けて下さい。その後は、その指示に」 叩かれた所を掻きながらアンリエッタに問えば、まだ僅かに上ずりながら返事をする。 蝶よ華よと育てられた――と思われるアンリエッタには、よほど刺激が強かったのかもしれない。 「んじゃ、ま――さっさと片してくらぁ」 「悪いね、嬢ちゃん。借りてくよ」 虎蔵は場を仕切りなおすかのようにルイズ達に声を掛けるとドアへと向かう。 マチルダも、ルイズに軽く手を上げて僅かながらの謝意を示すと、後を追った。 「トラゾウ――」 「気をつけて」 「何、たいした仕事でもねーだろ」 心配そうに見送るルイズやキュルケにひらひらと後ろ手を振る虎蔵。 タバサの短い一言を背に、二人は部屋から出て行った。 そしてその後、部屋の外に控えていたメイドからの指示通りにやって来たのがこの宿と言うわけである。 尾行は無かったし、何者かの手が加わっている様子も無い。 仮にあったとしても、この二人の組み合わせを欺くのは至難の業であることは間違いないのだが。 「しっかし、遅いね――――昼寝でもしてろってのかね」 マチルダが安物の枕を叩くと、埃が舞う。 王都でも裏路地の安宿ともなればこんなものかと、ぱたぱたと手で仰いで埃をちらしていると、 ようやくドアがノックされた。 「んー、開いてんぜ」 「あぁ」 虎蔵の言葉に、必要最低限で答えてドアが開けられる。 入ってきたのは、何処にでもいそうな街娘の格好をした金髪の女性。 しいて言えば、パッツンに切りそろえた前髪が目を引くだろうか。 もっとも、虎蔵とマチルダ、二人の目には隠しようのない体術の心得が見て取れる訳だが。 「またせた」 「――あら、やっぱり貴女なのね」 「気付いていたか」 つかつかと遠慮も無く部屋に入ってきたその女性は二人に指示を出したメイドだった。 が、最初から二人の目にはただのメイドにしては身体つきやら、歩き方やらに疑問があったため、特に驚くことは無い。 つまりは、メイドに偽装したアンリエッタの護衛――或いはそれに準ずる何かという事だったのだろう、と。 「そりゃね。あんな歩き方するメイドなんて聞いたことが無いし――」 「そもそも愛想と目付きが宜しくねえな」 「――あれは臨時の措置だ。大目に見ろ」 「ま、アレはアレで似合ってはいたけどな」 脳内にシエスタを思い浮かべながら、意地悪く笑う二人。 女性はその様子に対し、何かを堪える要に手をぐっと握り締める。 あの格好は本意ではないようだ。 だが、直ぐに落ち着きを取り戻すと、ふんっと鼻を鳴らして二人をそれぞれ一瞥する。 「アニエスだ。陛下付きの女中、という事になっている。今の所はな」 「暫くの後は?」 「――銃士隊という、新たに創設される部隊の隊長として、シュヴァリエを名乗ることになる」 「銃士隊? なんだい、そいつは」 聞きなれない部隊名に首を傾げるマチルダに、アニエスは何処か誇らしげに説明を始めた。 銃士隊。 アンリエッタとマザリーニが進めている新設の近衛隊計画である。 近衛隊――魔法衛士隊は元来、グリフォン・ヒポグリフ・マンティコアの3隊で機能していた。 だが、グリフォン隊隊長ワルドの裏切りによりグリフォン隊は一時的に解体され、 その影響で指揮系統が混乱している所にレコン・キスタの襲来が重なり、 決して少ないとは言えない被害を受けてその能力を著しく低下させてしまっている。 そこで、同盟国となったゲルマニアのように優秀な者は平民であっても登用しようと言う事になったのである。 また、アンリエッタにはワルドの裏切りやレコン・キスタの件、そして別の"ある懸案"のせいで、 メイジ――貴族にたいして僅かながら不信感を抱き始めていた。 ワルドのように、自分達が知らないうちに敵方と繋がっているのではないかと考えてしまうのだ。 だがその点、平民を登用するのであれば比較的過去も洗いやすく、 信用の置ける者だけを手元に置いておくことが出来ると考えた。 もっとも、平民であるが故に買収などの懸念もあり、人員の発掘に手間取っているようではあるが。 「なるほどね――まぁ、分からなくも無いか――」 貴族不信という点では、マチルダはアンリエッタに負けず劣らずである。 サウスゴータ時代の件や、フーケとして様々な汚い貴族たちを見てきたためだ。 故に、アンリエッタの考え方には不本意ながら同調できる物がある。 最近はルイズ達の影響もあり、貴族全員が汚いという考え方は改めるようになって来たのだが。 「ま、その辺りは俺らが口を出すことじゃねぇな。 その"ある懸案"って奴が俺らの仕事なんだろ? そっちを説明してくれや」 「あぁ。と、先に確認しておく。トラゾウにロングビルで良かったな?」 「その通りだ。こっちも名前で呼ぶぜ」 虎蔵、マチルダと視線を向けて確認してくるアニエスに、虎蔵の方が答えた。 マチルダは虎蔵からの問い返しに好きにしろと答えると、任務の説明を始めた。 内容はこうだ。 王宮の高官達による会議では、タルブ平原で多数の艦艇を失ったレコン・キスタは正攻法による侵攻を諦め、 不正規戦を仕掛けてくる可能性が高いと結論が出たという。 そこで現在、少なくない数の軍人が情報収集任務に従事して、レコンキスタの動きに備えているのだが、 その一方でマザリーニがある危険性をアンリエッタに告げてきたのだという。 ――――裏切り者。 そう。ワルドの時の様に、内部にレコンキスタと繋がる何者かが居て、 彼らがレコン・キスタの手助け――不正規戦の手引きをする可能性があるというのだ。 マザリーニは既に、ワルドの件で致命的な大失態を犯している。 そのため、こういった点についてはかなり慎重になっているようだ。 だが、確かに彼のいう通りではある。 絶対に、といえる訳ではないが、裏切り者が一人であるという保証は何処にも無い。 そこで考えられたのが、既に銃士隊の隊長候補として極秘に登用し、 アンリエッタ付きのメイドとして身辺警護をしていたアニエスに身内の内偵させると言うものだ。 彼女は銃士隊の隊長となるべくマザリーニから多くの貴族について知識を叩き込まれている。 そこに快盗としての知識・技術を持つマチルダと単身で多数のメイジとすら渡り合える虎蔵を加えることで、 即席ながら十分な実行力を持つ内偵チームを作り上げようという訳だ。 「あー、ま、理には適ってるか?」 「チームワークに致命的な難がありそうだけどね」 かったるそうながら内容は肯定する虎蔵に、マチルダは刺々しさを隠そうともしないアニエスを一瞥して肩を竦めてみせる。 とはいえ、既に引き受けた仕事だ。 何とか上手くやるしかない。 虎蔵もそうだが、マチルダも引き受けた仕事はキッチリとこなすタイプである。 ベッドから立ち上がり、アニエスへと向けて手を差し出す。 「ま、仕方が無いね――――よろしく頼むよ、アニエス」 「あぁ。こちらこそ」 アニエスはその手を握り返して答えるが、余り好意的な様子は無い。 マチルダ=フーケという事を聞いているのは間違いないので、その事で嫌悪感でもあるのかもしれない。 虎蔵はその様子を眺めながら、自分と関わる女は大概"碌な性格"をしていないということを思い出しては、 面倒臭そうに煙を吐き出すのだった。 「結局、何処の世界に居ても面倒を運んでくるのは女か――――」
https://w.atwiki.jp/saikouon_dokoda/pages/988.html
調査楽曲数 16 あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 か行 タイトル 地低 地高 裏低 裏高 備考 くじら lowG hiA hiA# サビでmid2F#が頻出。 呼吸 mid1B hiA 地声hiAはCメロのみ。サビでmid2F#、mid2Gが頻出。 谺する mid1C# hiB mid2F# hiC# 地声hiBは1番サビとラスサビの計2回。 さ行 タイトル 地低 地高 裏低 裏高 備考 さよならエレジー mid1C# mid2G# mid2G#は2番サビとラスサビで使用。サビでmid2Fが頻出。 な行 タイトル 地低 地高 裏低 裏高 備考 虹 mid1C hiA は行 タイトル 地低 地高 裏低 裏高 備考 灰色と青 mid1B mid2G# 米津玄師とのコラボ曲。表は菅田将暉のパートの音域。米津玄師のパートの音域や詳細は米津玄師の音域データを参照。 ばかになっちゃったのかな mid1E mid2F ベイビィ lowD mid2E 星を仰ぐ mid1A# mid2G# mid2F# hiC# 地声mid2G#はラスサビのみ。 ま行 タイトル 地低 地高 裏低 裏高 備考 まちがいさがし mid1A hiB hiA hiB サビでmid2F#、mid2Gが連発。 惑う糸 mid1C# hiA# hiC# 終始mid2F#が頻出。Cメロでmid2G#が連発。 見たこともない景色 mid1D mid2G サビでmid2F#が頻出。 や行 タイトル 地低 地高 裏低 裏高 備考 ユアーズ mid1D hiA hiA 地声hiAはラスサビのみ。 ら行 タイトル 地低 地高 裏低 裏高 備考 ラストシーン mid1C# hiA ロングホープ・フィリア lowG mid2G# mid2G# 関連ページ 外部リンク 検索用文字列
https://w.atwiki.jp/lenen_motoneta/pages/60.html
名前 二つ名 種族 能力 性格 服装・容姿 道具 住居・所属等 関係 その他 スペルカード 非スペルカード テーマ曲 登場 参考 名前 東海仙東海中華人民共和国江蘇省連雲港市に存在する県。 二つ名 月を仰ぐ三つの足青蛙神月に住むとされる中国の霊獣。3本足のガマガエルの姿をしている。家の庭先に青蛙神が出ると、金運が上がり幸せが訪れるとされる。 種族 霊獣(ヒキガエル) 能力 財をかき集める的な能力 性格 服装・容姿 使役している蝦蟇の式はまだオタマジャクシ状態で役に立たないので頭に乗っけている。 ガマガエルだが青蛙神が元であるからか、全体的に青い。 カエルの足のような靴を履いているが、それは片足が義足であることを隠すため。 道具 住居・所属等 蜻蛉軍 関係 袈裟クジル個体としての格は自分の方が上なのに、クジルの能力が重宝されていることに対して嫉妬を感じている。恐らく一方的。 その他 スペルカード 連縁天影戦記奇術「蝦蟇雨あられ」 蛙術「月に有るカエル」 跳薬「筑波の蝦蟇油」 酔踊「ぴょんぴょん酔狂道化」 「シロクのガマ」 霊獣「青蛙神の欲」 非スペルカード テーマ曲 酔狂の舞 ~ This drunkard!× 登場 連縁天影戦記 (蜻蛉側3面ボス) 参考 https //ja.wikipedia.org/wiki/青蛙神 https //ja.wikipedia.org/wiki/東海県
https://w.atwiki.jp/relay_campaign/pages/334.html
蛇の左目 初出 第七話『晴嵐仰ぐ雲頂の園』にて登場した、『三眼の蛇』に属する女性。 浮遊岩とその城を操り、誰の手も届かぬ場所で、非人道的な研究を繰り返していたと思われる。 PC一行が現れたことで、彼らを撃退しようとするも失敗。返り討ちにされてしまった。 人物 傲慢で横暴な人物。 自分の目的の為ならば、手段を択ばない"マッドサイエンティスト"。 『三眼の蛇』に属しており、自らを蛇の"左目"と称する。 その称号や立ち振る舞いから、組織の中も上位に立つことが推測される。 魔剣の迷宮を利用した"浮遊城"や、不気味な怪物"骸"の存在など、 内容はともかく、研究者としての高い実力が窺えるだろう。 彼女の研究は『ある文書』を元に行われているようだが、その目的は不明。 高い地位に就いてはいるようだが、あくまで彼女は研究者である。 戦いの心得はあっても、熟達した冒険者が苦戦する程のものではないだろう。 実際、PC一行に撃破されてしまっている。 その後は崩れ行く浮遊城に取り残されてしまい、その生存は怪しいだろう。 コネクション/ボーナス なし
https://w.atwiki.jp/byakumu2/pages/3033.html
製作:十三階段 アメジスト=アンバー 年齢:外見年齢13 性別:女性 一人称:私 学部:クルセイド学園 中等部1年2組 所属:アンバー軍団 クルセイド学園中等部女子生徒。大らかで温厚、物わかりの良い性格。 同じ組でジュニアディフェンサー所属の浅野静佳、巻野写楽などと親交があり 彼らを通じてジュニアディフェンサーの面々とも関わりを深めている。 マグネシア=アンバーの娘であり、アンバー軍団の一人。 父親の詳細は不明だが魔族との間に生まれたという風聞がある。 大らかで温厚な性格に嘘偽りは全くないが、母親のマグネシアや兄のアラステア=アンバーの為であれば 冷酷な判断も下せる。 宝石を産み出し、それを武器に変えるという、源氏菫・源氏蛍姉妹に似た能力を用いて戦闘する。 パイロット アメジスト=アンバー アメジスト, 女性, 人間, AAAA, 160 特殊能力 魔力所有, 1 カウンターLv2, 18, Lv4, 36 切り払いLv2, 1, Lv4, 38 S防御Lv2, 1, Lv4, 38 再攻撃Lv2, 1 援護防御Lv2, 1 損傷時気力増加Lv2=(仏の顔の下の夜叉), 1 138, 143, 156, 133, 168, 151, 普通 SP, 50, 祝福, 1, 集中, 1, 鉄壁, 10, 激励, 18, 奇襲, 26, 愛, 30 OSC_0000_9073.bmp, -.mid ユニット アメジスト=アンバー アメジスト=アンバー, (人間(アメジスト=アンバー専用)), 1, 2 陸, 4, M, 4800, 160 特殊能力 格闘武器=紫水刃 性別=女性 攻撃属性=夢 アクティブフィールドLv4=紫水晶の結界 光 10 110 4800, 160, 1100, 70 CABA, OSC_0000_0223U.bmp バイオレットソニック, 1100, 1, 2, +25, -, 5, -, AAAA, +15, 魔格P コブラツイスト, 1200, 1, 1, +5, -, -, -, -AAA, +5, 接痛L2 バイオレットスパーク, 1300, 1, 4, +0, -, 10, -, AABA, -10, 魔 メッセージ アメジスト=アンバー 回避, 無駄な動作は減らした方が賢明です 回避, 戯れに付き合う暇は持ち合わせていません 回避, 軽薄な…… 回避, 稚拙…… 回避, 私を侮り過ぎです 回避, 獲物より早くなければ狩りは出来ませんよ? ダメージ小, 蟷螂の斧で結晶は砕けません ダメージ小, 引き返すなら今しかありませんよ ダメージ小, あなたでは無理です ダメージ小, 愚弄するにしても芸がなさすぎです ダメージ中, 危険ですね、母様の障害となる ダメージ中, 生命力には自負があります ダメージ中, ウッ! ダメージ中, うっ…… このままでは済みませんよ ダメージ大, 狼狽すると思いましたか? ダメージ大, 私もそこまで自分を過信していません、.こうなることも、あるでしょう ダメージ大, うぅっ……! 計算を誤ったようですね…… ダメージ大, あうっ! ……ここは突破させません 破壊, う…… 私では、兄様のようにはいかないか…… 破壊, 露払い程度は、務まったかな…… 射程外, 定石ですね、相手の不意をつくのは 射程外, 目星はついています。.スナイパーの真似事は……もう終わりです 攻撃, 行きます 攻撃, 参ります 攻撃, 命が惜しければ道を譲ることです 攻撃, 障害は排除する、それだけです 攻撃, あなたに、私の相手をするだけの役者が務まりますか? 攻撃, 仰ぐ旗が違えば、戦うだけのこと 攻撃, 生半可な覚悟で挑めば、犬死しますよ? 攻撃, 母様や兄様にまとわりつく羽虫を駆逐するのが、私の仕事 攻撃, 一掃します 攻撃, 従属か死か、二者択一です 攻撃(対浅野静佳), 仰ぐ御旗が違った、それだけのことです 攻撃(対浅野静佳), 感傷は不要です。. small (……出来ることなら、上手く気絶させて終わらせたいけど) /small 攻撃(対巻野写楽), その黒白の焔で焼き尽くせますか? この紫水晶を……! 攻撃(対巻野写楽), (……貴方になら、わざと、斃されても、いいかな……) サポートガード, 下がってください サポートガード, 面倒をかけさせますね サポートガード, 気になさらず サポートガード, ここは私が サポートガード(マグネシア=アンバー), こういう時の為に、私はいるので サポートガード(マグネシア=アンバー), 母様、些か軽率です サポートガード(アラステア=アンバー), 私が兄様の盾となりましょう サポートガード(アラステア=アンバー), 母様の虎の子に、傷をつけさせはしません サポートガード(浅野静佳), あなたは大切な友人ですから サポートガード(巻野写楽), 持ちつ持たれつ、です アニメーション アメジスト=アンバー バイオレットソニック, 波動放射 紫 バイオレットスパーク, 破壊光線 紫