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Rate UNIT WEAPON ITEMソロファイト チームファイト Name Body AMType DF HPNow / Max Total Fight Body DMType WPType AT Hit Rng BtNow / Max Back P. Carry Name L.Arm Short L.Grip / L.Arm R.Arm Long R.Grip / R.Arm Leg Move L.Sldr COM SWITCH Mobile R.Sldr 10 1025 Nighthag ナイトハグ Robust1A (N) 18 55 / 55 90 87 -Empty- BP-T3A 1 / 1 Repair1 Robust1A (N) 14 34 / 34 101 JuriEX (P) MG 12×5 73 1-1 9 / 9 Robust1A (N) 14 34 / 34 48 P.Needle (S) NK 19×1 5 1-1 - Robust1A (N) 16 46 / 46 8 SP06-N (N) -Shield- Abbot1 MODE1 19 -Empty- Reminder リマインダー Gust 503B (N) 18 54 / 54 47 47 -Empty- NotEquiped Gust 503B (N) 14 33 / 33 47 17mmMG (P) MG 8×6 76 1-1 9 / 9 Gust 503B (N) 14 33 / 33 47 17mmMG (P) MG 8×6 76 1-1 9 / 9 Gust 503B (N) 16 45 / 45 10 -Empty- Balliol1 MODE1 30 SP06-N (N) -Shield- Vanity ヴァニティ ZederT2 (P) 15 61 / 61 52 52 -Empty- NotEquiped ZederT2 (P) 12 37 / 37 52 44mmEtwa (SP) CA 19×3 68 1-2 3 / 3 ZederT2 (P) 12 37 / 37 52 44mmEtwa (SP) CA 19×3 68 1-2 3 / 3 ZederT2 (P) 14 51 / 51 7 PloverM2 (FS) MI 45×1 85 4-5 2 / 2 Abbot1 MODE1 1 Donkey (FS) RK 18×3 65 2-4 1 / 1 MindDoor マインドドアー Stabline (F) 20 57 / 57 74 50 29mmMG (P) MG 8×6 75 1-1 9 / 9 NotEquiped Stabline (F) 15 35 / 35 50 FL-120 (F) FR 12×4 73 1-1 9 / 9 Stabline (F) 15 35 / 35 89 FL-120 (F) FR 12×4 73 1-1 9 / 9 Stabline (F) 18 47 / 47 9 -Empty- Balliol1 MODE1 11 PloverM2 (FS) MI 45×1 85 4-5 2 / 2 Poraris ポラリス WarlusM1 (S) 23 52 / 52 79 85 -Empty- NotEquiped WarlusM1 (S) 18 32 / 32 47 P.Needle (S) NK 19×1 5 1-1 - WarlusM1 (S) 18 32 / 32 82 W.Neil (S) NK 22×1 5 1-1 - WarlusM1 (S) 20 44 / 44 7 Donkey (FS) RK 18×3 65 2-4 1 / 1 Clio1 MODE1 9 SP26-N (P) -Shield-
https://w.atwiki.jp/pazdra/pages/21107.html
とりあえずノーコン。L進化前キン肉マン(遅延6)@本家ギルガメッシュ、Fバージュリ@戦国ゼローグ武器、Sアルバトリオン(貫通・神キ3)@ホロホロ武器、間桐桜@レウス武器、ナポレオン(7コン)@ネルヴァ、メル(縦追い打ち)@ジュリ武器。指2秒バッジ。ナポレオンのみLv100の状態で入って経験値を貰った。 -- 2019-09-14 13 09 46 無難にイナフェノンでノーコン。Lイナ@ガスロ Fフェノン@ぬらメダル Sダーク花梨@カラット、闇メタ@木馬、プレーナ@ゼブン、エイル@靴。アシストが貧弱なのはお察し。そこそこスキル溜めできるポイントがあるので危険な所でスキルが使えるように温存しつつゆっくりやりました。育成枠入れる余裕は無かった。 -- 2019-09-14 17 41 34 LFコマさんでノーコン。LFコマさん(コマじろうメダル・仮面ライダーWベルト)、Sオデドラ(坂本名刺)・ゼラ(エアリス装備)・REX(バッケス)・メル(スミレ装備)、指バッジ。吸収無効は捨てて行ったけどパールとハクが出てどっちも吸収切れるまで耐久。ゼラのスキルがボス前で溜まるように調整したにも拘らずハクで足踏み食らってエアリス武器が溜まってしまったがボスの攻撃がそこまで痛くなかったので自力で盤面調整してなんとか倒せた。もうやりたくない -- 2019-09-14 19 16 56 LF神道花梨【ダークカラー】(自分木馬、フレンドエアリス装備)S友沢亮(追い討ち超覚醒 神月かりんリボン)、エアリス(麒麟武器)、ジンオウガ(パラディンセシル装備)、マガジンさくら(木馬)でノーコン。頑張ればジンオウガの部分が育成枠にできるかなと思ったけどそれなら以前のダンジョンで充分な気がして未検証 -- 2019-09-14 20 19 08 Lコマさん Fギルガメッシュ Sサンクレット(エリザ)、ゼラ(阿弥陀丸)、RX(テューポーン)、間桐桜。コマさんに消せない回復、ギルに指+、RXは悪魔10倍。 運良く初回挑戦で勝てた -- 2019-09-15 01 57 33 ドゥルガーの行動データ間違ってない?無効パで行ったら50%以上の行動は上から1通り(100%じゃなくても「その程度かい?」は使って来たし、最後は「だらしないね!」の繰り返し)なんだけど -- 2019-09-15 17 47 00 LFティファ幽助 Sヨグ、ユウナ、ジンオウガ、極醒フェンリルでなんとかノーコン。HP11万だったから四神とか大魔女の攻撃受けられないギリギリだったけど継承してた遅延とかユウナの軽減とかが役立った・・・ -- 2019-09-15 20 01 59 ↑2 敵の防御力とHPの関係で1ダメで少し殴ったくらいだと満タン判定される 満タン行動は「四捨五入で99%を切ってない場合」と「HPが1足りとも減ってない場合」の2種類あったはず あとここのデータの行動パターンは既存のやつを写しただけのものが多い -- 2019-09-15 20 18 13 アスタロトとパールどっちか消えてくれたら育成回しするんだけどな。 -- 2019-09-15 22 58 03 自分の貧弱パーティでは5コンテだった…ルル坂だけどサブにオデドラ、ゼラ、水風神、ドットジタン(笑)継承は全て遅延対策で適当。道中ドロップ不足で1コン、魔女で2コン、たまどらで2コン。木ドロさえ大量にキープできれば石消費も少なくて済んだのだけど…貫通枠にジタンていう苦肉の策が自分でも笑ってしまった。 -- 2019-09-16 08 31 50 LF極醒闇メタ(LUNA武器・じんめん犬メダル) Sモリグー(パオウルムー武器)、エイル(カラット)、極醒闇カーリー(木馬)、転生天ルシ(風神、超覚醒追い打ち)でノーコン。もう闇メタだとキツイなー。 -- 2019-09-16 11 33 18 LFゼラキティ、Sヘレネー×2、裏ホウライ、ピュールマキナ、アシストは九斬公、緑おでん、クラリチェ、覚醒お市でノーコン。潜在に木軽減いくつか入れてピュールマキナに遅延耐性3振っとけばクリアだけならそんなにストレスなくいける -- 2019-10-12 22 11 26
https://w.atwiki.jp/frontmission2/pages/110.html
Rate UNIT WEAPON ITEMソロファイト チームファイト Name Body AMType DF HPNow / Max Total Fight Body DMType WPType AT Hit Rng BtNow / Max Back P. Carry Name L.Arm Short L.Grip / L.Arm R.Arm Long R.Grip / R.Arm Leg Move L.Sldr COM SWITCH Mobile R.Sldr 85 7085100 Altair アルタイル WarlusM2 (P) 21 97 / 97 140 147 -Empty- NotEquiped WarlusM2 (P) 17 59 / 59 149 B.Buster (S) NK 25×1 5 1-1 - WarlusM2 (P) 17 59 / 59 88 W.Neil (S) NK 22×1 5 1-1 - WarlusM2 (P) 20 81 / 81 8 PewsM14 (P) MG 13×5 77 1-1 9 / 9 Niche1 MODE1 18 Type198S (P) -Shield- Tingod ティンゴッド TallDog1 (F) 28 91 / 91 86 86 T100BMG (P) MG 13×6 75 1-1 9 / 9 NotEquiped TallDog1 (F) 22 56 / 56 86 80mmRK (FS) RK 14×6 65 2-4 2 / 2 TallDog1 (F) 22 56 / 56 86 80mmRK (FS) RK 14×6 65 2-4 2 / 2 TallDog1 (F) 25 76 / 76 9 -Empty- Motive1 MODE1 22 -Empty- SoulGate ソウルゲート TallDog1 (F) 28 91 / 91 86 86 T100BMG (P) MG 13×6 75 1-1 9 / 9 NotEquiped TallDog1 (F) 22 56 / 56 86 80mmRK (FS) RK 14×6 65 2-4 2 / 2 TallDog1 (F) 22 56 / 56 86 80mmRK (FS) RK 14×6 65 2-4 2 / 2 TallDog1 (F) 25 76 / 76 9 -Empty- Niche1 MODE1 22 -Empty- OneShot ワンショット TatouD (S) 32 84 / 84 95 81 -Empty- NotEquiped (Repair2) TatouD (S) 25 51 / 51 81 DeerTusk (S) PC 62×1 71 1-1 - TatouD (S) 25 51 / 51 104 DeerTusk (S) PC 62×1 71 1-1 - TatouD (S) 29 70 / 70 9 SkuaG (FP) GR 33×1 68 2-3 3 / 3 Onrush1 MODE1 11 Type198S (P) -Shield- RealGod リアルゴッド TatouD (S) 32 84 / 84 122 81 -Empty- NotEquiped TatouD (S) 25 51 / 51 81 DeerTusk (S) PC 62×1 71 1-1 - TatouD (S) 25 51 / 51 147 DeerTusk (S) PC 62×1 71 1-1 - TatouD (S) 29 70 / 70 9 Adler (FS) MI 36×2 86 4-5 2 / 2 Pundit1 MODE1 10 Type198S (P) -Shield-
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バンクェットで勝利時(達成率100%/戦闘参加時間補正×1.00)勝利ボーナス 勝利達成までの時間 5分 ボーナス×1.43参加バトルポイント 50+戦闘バトルボーナス 143=合計193 -- (レオナ@管理人) 2007-09-25 19 53 29
https://w.atwiki.jp/frontmission2/pages/106.html
Rate UNIT WEAPON ITEMソロファイト チームファイト Name Body AMType DF HPNow / Max Total Fight Body DMType WPType AT Hit Rng BtNow / Max Back P. Carry Name L.Arm Short L.Grip / L.Arm R.Arm Long R.Grip / R.Arm Leg Move L.Sldr COM SWITCH Mobile R.Sldr 25 102540 Ratsbane ラッツベイン Giza4C (N) 20 65 / 65 104 108 -Empty- BP-T3A 1 / 1 Repair1 Giza4C (N) 16 40 / 40 112 JuriEX (P) MG 12×5 73 1-1 9 / 9 Giza4C (N) 16 40 / 40 58 HardRod (S) RD 22×1 10 1-1 - Giza4C (N) 18 55 / 55 9 SP46-N (F) -Shield- Delikat1 MODE1 20 -Empty- BindWolf バインドウルフ Obadiah (N) 20 64 / 64 57 57 -Empty- NotEquiped Obadiah (N) 16 39 / 39 57 M926BZ (FS) BZ 45×1 60 1-2 3 / 3 Obadiah (N) 16 39 / 39 57 M926BZ (FS) BZ 45×1 60 1-2 3 / 3 Obadiah (N) 18 54 / 54 10 -Empty- Clio1 MODE1 33 -Empty- Portal ポータル Calm400S (P) 17 72 / 72 109 111 -Empty- NotEquiped Calm400S (P) 14 44 / 44 107 AudenM90 (P) SG 7×8 70 1-1 9 / 9 Calm400S (P) 14 44 / 44 105 HurtClub (S) RD 25×1 10 1-1 - Calm400S (P) 15 61 / 61 8 SN-46Z (N) -Shield- Delikat1 MODE1 11 HawkOwl (FS) AR 12×5 67 2-4 2 / 2 Zero ゼロ FrostM37 (F) 22 67 / 67 95 109 -Empty- AG-1000A 0 / 0 FrostM37 (F) 18 41 / 41 61 HardRod (S) RD 22×1 10 1-1 - FrostM37 (F) 18 41 / 41 78 P.Needle (S) NK 19×1 5 1-1 - FrostM37 (F) 20 57 / 57 8 RacyHorn (FP) GR 24×1 70 2-3 2 / 2 Ethel1 MODE1 15 SP86-N (S) -Shield- Shamrock シャムロック Zenith Ⅴ (S) 25 62 / 62 102 103 -Empty- NotEquiped Zenith Ⅴ (S) 20 38 / 38 112 P.Needle (S) NK 19×1 5 1-1 - Zenith Ⅴ (S) 20 38 / 38 57 H.River30 (F) FR 15×4 73 1-1 9 / 9 Zenith Ⅴ (S) 23 52 / 52 9 SP06-N (N) -Shield- Forman1 MODE1 22 SP06-N (N) -Shield-
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/\ | \ | \ |\ | ∧ | \| ` ∧ | i ∧ | | ` ∧ー―― - 、 | | i / /\ | | ` ヽ | | `、 ∨ | /- ゙\ __ ∨ | /- ヽ ヽ ` ー-- \_ |/- ` - l7 | / | __ノ ______匚| ∧ ` 、 ,´ ` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ 、 / / , r―― 、 ゝ ./ / | ‐ / / ‐ ´ ヽ / \ /r / / /、 / ヽ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 名前 : マタムネ クラス : 剣士【剣】 Lv : 16┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【パラメータ】 【HP】 : B 58 |]]]]]]]]]] ]]]] 【力】 : C 14 |]]]]]]]]]] ]]]] 【技】 : B 18 |]]]]]]]]]] ]]]]]]]] 【速さ】 : B 17 |]]]]]]]]]] ]]]]]]] 【守備】 : D 10 |]]]]]]]]]] 【魔防】 : E 7 |]]]]]]]┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【装備】 ○ぎんの剣 〔属性〕:剣 〔威力〕:6-2 〔命中率〕:85+5 〔重さ〕:0┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 1/16 SP ●剋殺 Lv.5 超・占事略決の陰陽術「巫門御霊会」により、肉体ではなく魂を攻撃する術 通常攻撃直後に発動 攻撃対象の【HP】×15%の[与ダメージ]で追加攻撃を行う┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 備考(各々が独断と偏見で書く各キャラの概要) 闘技場所属の剣闘士ではなく外から流れて来た流浪のラグズ剣士。 大陸中を旅しているようだ。
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成田ニッコウパーキングをお気に入りに追加 成田ニッコウパーキングのクチコミ情報 #blogsearch2 成田ニッコウパーキングの地図 大きな地図で見る 成田ニッコウパーキングの所在地 千葉県成田市取香565-1 0476-32-0101 成田ニッコウパーキングの構造分析 成田ニッコウパーキングの33%は黒インクで出来ています。成田ニッコウパーキングの28%は純金で出来ています。成田ニッコウパーキングの27%はカルシウムで出来ています。成田ニッコウパーキングの8%は時間で出来ています。成田ニッコウパーキングの4%は真空で出来ています。 成田ニッコウパーキングの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ 成田/成田ニッコウパーキング このページについて このページは成田ニッコウパーキングのインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される成田ニッコウパーキングに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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_ ,,,...,,,__,/ _._ ,;-'" ((`'"_=- ,;' ∠  ̄`~ヽ、 / ∠ '" ̄~_`_\ / / // //, ヽ、ヽヾ / /// / /ナメ/, ヾ、ヽ ヾヾ /// .r^`{|l /ァ-;-, {l | }_}_ ヾ、 〉 // / .ヽ`| | .|.ヾ;ノ , l l/-、リl| } l/ //// y^ ヽ{ ~ ̄ 、ヾシ/,l/}/ '///,‐'.-. ,,ヽ、 ' /~' ' 〉~; ; ; ~;`‐. ..,,_~ / / ; ヾ ヾー;- -;- ‐; ~`ゝ /~`'‐ .,;_ _ _; ; ; ;ゞヽ ,,-‐、 〈 _,,..,,_ ヾ, ~ ヾヽ、 ` 、 ヽ、 , ‐、 { ,'" ~ヾ ; ; .ヽ ヽ i^i l/ '} |.r' . ヽ, ; . ;ヽ .〉| .レ' }. |.l ヽ 、 . ヽ, ; ;ヽ....... /r' / ヽ,ヽ ヽ 、 ゝ; ; ; l ノ/ ノ ヽヽ .`` `、; ; !-'"~{ \ / 〈 ヽ ~``` ._i-'"~ \ ヾi ヽ; ヽ、 -‐'"~ .... ,,'`ー' 、‐'"~ !. ......... _,,-" 、-' `i、 _ ,,-''"i /;;; - ;;_ ヽ、,, - ''" ) / ~`‐,,_ ~`'`'`''''‐-- ..,,,..-' 備考 Dランク闘技場総支配人ペンウッド卿付きの秘書。 クロナの事件の際に、クロナの採用の流れと責任者を調査してその詳細を支配人に報告した。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/29260.html
登録日:2014/07/22 Tue 19 53 24 更新日:2024/04/12 Fri 23 08 06NEW! 所要時間:約 13 分で読めます ▽タグ一覧 かませ犬 きたないさすが独歩きたない なんだぁ?テメェ・・・ グラップラー刃牙 コメント欄ログ化項目 スキンヘッド スピンオフ主役 ハゲダン バキ バキシリーズ フェイント 世界一かっこいい噛ませ犬 人間凶器 刃牙道 切れっ切れの鉈 努力家 卑劣漢 古武道 名勝負製造機 奇襲 愚地独歩 愚地独歩です・・・ 愛妻家 拳刃 拳神 武神 漢 父親 眼帯 眼鏡 破門 神心会 空手家 舞神 菅生隆之 菩薩の拳 虎殺し 隻眼 飯塚昭三 養父 麦人 「なァーつええッッ」 「夏恵ェッ 見てっかッッッ」 「今度は遊ばねェからなァァッ」 「ちゃ~~~~んと見てんだぞォッッ」 「夏恵の~~だ~~いすきなスーパードッポちゃんがァ」 「ビッシィーーーッとキメるぜェッッ」 愚地独歩(おろち どっぽ)は、板垣恵介の漫画作品・バキシリーズを代表するキャラクターの一人。 スピンオフの『バキ外伝 拳刃』では主役を務めている。 CV 飯塚昭三(OVA)、麦人(テレビアニメ第1作)、菅生隆之(テレビアニメ第2作以降) ●目次 【概要】 【ファイトスタイル】◆主な使用技 【来歴】◆地下闘技場編 ◆最大トーナメント編 ◆最強死刑囚編 ◆神の子アライ.Jr編 ◆範馬刃牙 ◆刃牙道 ◆バキ道 ◆刃牙らへん 【バキ外伝 拳刃】 【交友関係】 【余談】 【概要】 バキシリーズの第一作『グラップラー刃牙』、その第一話から登場しており、主人公と並ぶ最古参キャラクター。 日本最大のフルコンタクト系空手集団神心会会長(*1)で、元祖愚地流空手十段。 モデルは極真空手の生みの親、大山倍達(*2)だが、ファイトスタイルは異なる。 「世界一の空手家・最強の空手家・最強空手の神髄・古武道も使う」と設定されている。(2015年3月の刃牙道5巻の帯・2013年8月の独歩のTシャツ・2013年6月の独歩の重版解説より) 伝説の空手家であり、「武神」「虎殺し」「人食いオロチ」等二つ名は多い。 特に「虎殺し」は独歩の代名詞で、神心会の看板にも描かれている。「誰も信じちゃくれねェ」と当人は自嘲気味に語っていたが、本作がティラノサウルス・武器火薬・果てはアメリカ軍とも戦う異次元バトル漫画化して以降はずいぶんとささやかな設定になってしまった…(なお、このシベリアトラとの戦いについては前述のスピンオフ作品で描写されている) じっちゃん!読者は一切疑わずに信じてるから! 地下闘技場ではOB…だったが、勇次郎戦以降はメーン・イベンターとして復帰している。 【ファイトスタイル】 完全に正統派の空手家。その技術に対する信仰は絶大で、他の格闘技の技術は一切使用しない。 節操なくいろいろパクッたり、色物化したりする輩とは違うのである。 また真剣勝負へのこだわりから、スポーツ空手とは一線を画した完全な武術空手であり、ほとんどの空手団体で禁止されている頭突きを使う他、古流武術に由来する暗技の数々も使いこなす(その内容も、頭蓋骨を断裂させる六波返し・生爪をむしる・恥骨を粉砕骨折させる等、えげつない物が多い)。 肉体そのものも頑丈だが、絶対防御の前羽の構えや火炎をも防いでしまう廻し受け等、受け技の高度な技術力を持つ。 また、素手で人体を破壊する危険過ぎて存在してはならない技術を使えるが、それを使うことは少ない。 また天才・奇人・変人・人外etc万国ビックリ人間ショー化しているバキ・シリーズには珍しく、天才ではない。彼の実力は、「基本技を五十年…毎日千本以上続けているんだよ…」という言葉に代表される、磨き抜かれた技術と鍛え抜かれた肉体とに裏付けられている努力の人である。 その実力は、バキを相手に「今からここを狙ってこの技を出す」と宣告し、その上で防御も回避も許さずヒットさせるほど。 続けてバキに語った、「それができる馬鹿なら誰だって今のような真似ができる」「たとえ相手が地下闘技場チャンピオンでもね」の台詞は、彼の象徴そのものである。 …ここまで書くとなんだか堅苦しいおっさんを想像しがちだが、実際の彼は根っからの江戸っ子気質で、飄々とした態度は剽軽そのもの。普段の顔はぶっちゃけ話のわかる気のいいおっちゃんである。だが、そういうキャラクターだからこそ、真剣勝負の際の底冷えがするような殺気が迫力を持ち、後述の「黒さ」も印象を残すのである。 「才能のない男が地道な鍛錬でただひたすら強くなる」「最強への飽くなき意志」「真剣勝負への真摯な態度」「空手という技術への絶対的な信仰」「超えるべき偉大なる父親像」等々、作者板垣恵介の夢と希望と好みがたっぷり詰まったキャラクターであり、読者人気も非常に高い。だが、そこは格闘ギャグ漫画とも評されるバキ・シリーズのこと、ただそれだけで済むはずはなかった。 まず第一に、擁護しようのないほどの卑怯者だということ(誉め言葉)。 「勝ってナンボの愚地流」の言葉通り、奇襲・不意打ち・死んだ振り・口三味線と何でもござれ。特に心理戦で言葉巧みに敵を追い詰めてゆく姿は老獪を通り越して狡猾ですらある。「きたないさすが独歩きたない」のコメントはある意味デフォ。 スピンオフでは盲目である事以外は全てに於いて己を上回る相手である空手家・繰神怜一に対してボロボロに追い詰められるも、一瞬の隙を狙って両目の点穴を突き強引に視力を与える事で、暗闇の世界で過ごして来たが故に初めて見る「光ある世界」にパニックを起こした相手から事実上の降参を受けるという、ぶっ飛んだ形で勝ちを掴み取った事も。 さらにバキではよくあることだがかませ犬的な扱いが多く、負け試合がかなり多い点。 ただし、後述するがこれはもちろん彼が「弱い」からではない。(読者)人気も実力も確かなため、新キャラ登場の際にはまず真っ先に彼が駆り出されるからである(ヤムチャでなくてべジータ的なかませ、といえば理解されるだろうか)。 実際のところ敵キャラに一方的にやられるという描写は(そんなに)なく、花山薫とともに作中屈指の名勝負製造機である。作中最強(公式)の範馬勇次郎の最初の本格的な被害者が彼であったこともそれを裏付けている。「負けに次ぐ負け」という戦績も、作者の裏返しのキャラ愛であると言えるだろう。 ◆主な使用技 空手の技 特に正拳突きや廻し受け等、攻守共にシンプルな基本技を使う事が多い。だが上述の様に長年空手漬けの日々で磨きに磨き抜いた技巧から繰り出される威力と鋭さは最早常人の域では無く、まだあまりにも主人公補正が極端じゃなかった連載初期の頃とはいえ刃牙に対して予め打つ、蹴る所を宣言してから放ってるのに彼が防御も回避も出来なかった程(寸止めではあったが)。防御技も対ドリアン戦にてドリアンがガソリンとライター、そして強靭な肺活量を使った火吹きすら動かす両腕が美しい真円を描く程の鋭い廻し受けを以て容易くかき消してみせた。 コツカケ 古流空手の防御技の一つで、腹筋の操作により急所の一つである金的を体内に隠して守る。独歩曰く「古い空手家の常識」らしい。 散眼 古代インド拳法が発祥とされる、カメレオンのごとく、左右の眼球を別々に動かすことにより、視界を広げる技。 飛び足刀蹴り 主に奇襲で使用。相手の足の甲を攻撃する他、時には耳をそぎ落とすえげつない攻撃をする事も。 虎口拳 人差し指と親指を広げた手の形を作り、その状態で相手の眉間を鋭く突く事で一瞬だが視力と判断力を奪わせる牽制技。一見単なる目潰し技に見えるが、某公園最強の生物曰く「似て非なるもの」との事。 風摩殺 相手の頬に掌打を浴びせ顎を外す。ダメージ狙いと言うよりは人間が力を込める時に本能的に必ず行う動作である「歯を食い縛る」事を封じ、弱体化と動揺を誘うのが狙い。 六波返し 五本の指全てで相手の頭頂部を包み込む様に突き、頭蓋骨の縫合を外してしまう危険技。当然頭蓋骨という守りを失った脳が直接危険に晒される。 菩薩の拳 独歩の奥義とも言える技。その正体は人間がこの世に生を受けた時、初めて作る手の形に拳を作って突きを放つというもの。ある日「真の正拳とは何か」と考えながら自宅の縁側でウトウトしていた時に、飛んできた虫を反射的に潰した時の手の形を見て開眼に至った。この技の最大の特徴としては本来あらゆる武術の技に多かれ少なかれの差はあれど、存在する筈の「殺気」が一切無いというとんでもない点。故に対渋川戦にて初披露した際には彼をもってしても全く返す事が出来なかった。なお、彼のモデルである大山倍達も、「正拳の握り方は本当にこれでいいのか」と悩んでいたことを自著で語っている。 存在してはならぬ「技術(ワザ)」 正式な技名は不明。上述の菩薩の拳が独歩の「空手家」、つまり表の面の集大成ならばこちらは裏の面、即ち命のやり取りが常識の古流武術家としての集大成とも言えるべき危険技で、よほどの非常時でなければ使うことはない。作中で自暴自棄のあまり連続通り魔を起こそうとした男を一喝して制止し、そのターゲットを自分に向けさせた時にカウンター気味に使用。一瞬かつ素手で男の肋骨と喉仏を引きちぎり、とどめに放った掌底で金的、膀胱、恥骨を纏めて砕くという、「刃と同等」と称される程の手足を全力で使いきればどうなるかという事をむざむざと見せ付けた。その後流石に過剰防衛を疑われてお巡りさんの世話になり、迎えに来た克己に怒られたが。 【来歴】 ◆地下闘技場編 登場時期は古く、グラップラー刃牙の序章・地下闘技場編から登場。というか、バキのスタートは範馬刃牙が神心会のトーナメントに挑戦するところから始まる。 突如乱入してきた範馬勇次郎に対し、既に地下闘技場チャンプだった刃牙を差し置いて対戦カードを組ませる。「親父には勝てない」(+金的蹴り)という刃牙に対し、その実力を見せ付けて力ずくで納得させる。 その時点では間違いなく作中最強カードだった独歩vs勇次郎戦は…まぁ、相手が勇次郎なので結果はお察し。 だが、試合自体はまだ勇次郎が人間やめていなかったのでかなりの善戦を見せる。 予告もなしに子泣き爺の真似をするいきなりの奇襲、さらに前羽の構えや散眼など空手や古武道の高等技術を駆使して追い詰めるも、本気を出した勇次郎にはかなわず、完全敗北(片目失明&一時心臓停止)。 しかし勇次郎に切り札の鬼の貌まで使わせたことを高く評価され、「武神の名に恥じぬ男…」と最上級の賛辞を受けることになる。 この試合は作中最序盤ながらも、いまだにバキ全編のベストバウトに掲げる読者は多い。 この時点で独歩は「ピークを維持できるのは今年で最後だろう」と言っているが、実際はこの後どんどんパワーアップしていくためあまり信憑性はない。 フィジカル面はともかく技術面はさらなる研鑽によってか明らかに上昇している。 というかピーク発言から現在まで一年程度しか経っていないので、どちらにしろその高い実力は健在。 っていうか刃牙道にて筋量が増大していることが刃牙の口から語られているので、もはや完全にピーク(笑)である。 ◆最大トーナメント編 最大トーナメント編でも当然続投。下記の紹介分もトップバッターであり、気合いが入っている(刃牙以外でまるまる1ページ貰えたのは彼だけ)。 さらに勇次郎に負けたため、養子であり空手家の愚地克巳もトーナメントに推薦する。 「虎殺しは生きていた!!」 「更なる研鑽を積み人間凶器が甦った!!」 「武神!!」 「愚地独歩だァーー!!!」 初戦はバウンサーにして地球一のタフガイ(自称)、リチャード・フィルス。 (筆者註 バウンサーとは聞きなれないが、アメリカの酒場とかで酔った客とかを摘み出すために雇われる用心棒のことである) タキシード姿で登場したフィルスに対抗してジャケット姿で登場し、「ジョン・ウェインがやるような西部劇の派手なブン殴り合い」が好きらしく、対戦相手のテレフォンパンチまで受けるファンサービスを披露するが、試合自体は喉への貫手一発で撃破、余裕の勝利… かと思われたが、実際はかなりのダメージを負い、愛妻に泣かれてしまう。 二戦目の相手は範馬勇次郎の推薦枠で参加した、アメリカ大統領のシークレットサービスの天内悠。 対戦相手には「アウト・オブ・眼中」といった態度を取り(冒頭の台詞もこの時のもの)、勇次郎との再戦を約束する等、余裕綽々の態度。 天内の空中殺法を前羽の構えからの廻し受けや飛び蹴りで迎撃し、飛び下段足刀蹴りで封じると更に虎口拳など空手の禁術の数々(当人曰く「凶器攻撃」)を駆使して天内を追い詰めるが、油断した隙を突かれて天内の関節技を喰らう。その後どうにか脱出するも、膝を骨折。甚大な被害を負う。 その後、天内の態度が癇に障った勇次郎の乱入を受け、勝負中座。 審判団の判断(と作者愛)を受けて三戦目に参戦。対戦相手は渋川流柔術の達人、渋川剛気。 この夢の達人対決(渋川剛気の初戦の際に独歩はスネていた)も、最大トーナメント編、もといバキ全編でも指折りの名勝負である。 (あれ、膝骨折してたんじゃないの?) 当初は渋川の合気術に翻弄されていたが、独歩の代名詞的な必殺技、無心で放つ菩薩の拳で逆転のきっかけを掴む。(それまで渋川老はほぼノーダメージで勝ち上がってきており、彼のアンタッチャブル神話を崩壊させた) その後、またも反撃を喰らった後、両雄対峙。 このシーンの緊迫感の凄まじさは最高潮、まさにクライマックスである。(解説役の顔芸がネタに思えないほど) その結果は… 「長生きした分、コンマ一ミリだけわしが上かな」 勝敗を分けたのはほんの僅かな差だった。 勝利した渋川からも、「敵というものに、空手家というものに心底恐怖した」「生まれた月日が逆だったら負けていたのは自分」と最大級の賛辞を贈られる。 だが、なおも真剣勝負の介錯を求める独歩に対し、「あと二十年現役でいる」と激励の言葉を受ける。 敗北後の「強くなりてェ…」の心からの呟きや、夫人の「おソバゆでたげる」という慰めまで含めて、印象深い一戦である。 また余談として、本大会には彼の息子も参戦するのだが、彼の登場の度に身内贔屓な発言を繰り返し、その態度は親バカそのもの。ただし結果がご覧の有様だったせいもあって、生暖かい眼で見られることが多い。 ◆最強死刑囚編 最大トーナメントでの結果を受けて、神心会会長の座を克巳に譲り、修行の旅に出ていたが、対最強死刑囚の五人のメンバーに選ばれ、帰還。人気・実力も含めてこれは納得の人選。 敵五人のなかでは当初からドリアンに目をつけられる。「眼でワカったぜ」「あんた俺に惚れてる」とクサイ発言をして、邂逅直後から一戦おっぱじめる。彼はその前に烈と因縁もあったのだが、不意打ちをかけて横からかっさらう。 烈をも苦しめた火炎放射も廻し受けで防御するが、4ミクロンの繊維により左手首を切り落とされてしまう。だが、切られた方の腕で相手を殴りつけ、ドリアンに「ファンタスティック」とまで言わしめた。 その後徳川亭に侵入してきたドリアンを相手取り、余計な師匠を作った克巳に対して「空手」と「真剣勝負」の何たるかを説いた。 加藤負傷後は神心会総員を駆使してドリアンを遊園地まで追い詰め、やる気マンマンの克巳をまたも押しのけて本格交戦。 まずは失われたかと思われていた左手で先制攻撃。 実は最初のドリアン戦の後、旧友の「繋ぎ屋」梅澤医師による接合手術を受け、見事に完治していたのである。(*3) 余談だがこの梅澤医師は『バキ道』にて再登場するが、あのスーパードクター鎬紅葉が師と仰ぐ程の超スゴ腕外科医である。 その際は克巳の烈海王の右腕の接合手術を受け持ち、図らずも親子二代でお世話になった事になる。 菩薩の拳でドリアン得意の胃の中からの凶器を封じ、その後「武術が自分に全てを捧げた」と考えるドリアンを、「空手に全てを捧げた」独歩が凌駕。結果、圧倒的な実力差で、今までやられまくった弟子たちの鬱憤を晴らすかの如く相手を壊しにかかる。 特に、加藤はモロにひっかかった催眠術に対し、かかったそのまま完璧に反撃するシーンは圧巻の一言。 最後は重態の加藤まで呼び寄せて、「勝負ありッ!」。 …の、ハズだったのだが、病院から抜け出したドリアンの突然の夜襲を受けて妻が襲われたと思い怒りで冷静さを失ってた所を手首に内蔵していた爆弾で顔面に大火傷を負う。結局ドリアンはその後敗北するが、一番おいしいところを烈にとられてしまった。 その後、今度は全身に火傷を負わされたドイルに対し、よくわからんウソをつきながら言葉巧みに挑発。正拳突き一発で叩きのめす。 「空手家が空手を使って、何が悪いんでェ…」 ←きたないさすが独歩きたな(ry ◆神の子アライ.Jr編 『バキ BAKI』終盤のマホメド・アライJr.の対戦相手として渋川剛気に次いで登場。 父親のマホメド・アライには思い入れがあったらしく、容姿やファイトスタイルも酷似する彼との対戦を心から楽しむ。 序盤は「スポーツでは勝てない」と押され気味だったものの、真剣勝負に変わってからは五分。だが、アライのベストショットのカウンターを喰らい、「地面から蟻が這い上がる」感触を抱きながら敗北。案の定かませ犬になった。 だが、渋川戦のダメージが残るアライと再戦。 いつも通り言葉巧みに挑発し、手・足を完全に破壊、真剣勝負の恐ろしさを叩き込む。 ただしこの戦いは、ボロボロのアライを狙って一方的に痛めつけているためファンから賛否両論ある。(逆なら格好良かったのだが・・・) (試合後渋川と共にアライの成長を予感するが、結果は大ハズレであった。) その後、長足の進歩を遂げる刃牙に対し、いまさらながらに勝負をふっかけるも、刃牙にはフラれてしまう。その時の刃牙の回答もかなり有名。 ◆範馬刃牙 米軍基地での"史上最大の夜這い"・"厚木同窓会"にも参加。だが、ピクルの対戦相手として選ばれたのは意外にも息子の愚地克巳のほうだった。 当初は口の建前こそ空手家だったがその実息子を心配する父親としての静止であり、同時に心の底で克巳を子供扱いする嘗めた態度を取っていたが、 決闘を申し込んでからの不意の喉への一撃で自分を斥けた克巳に対し、その化けっぷりを予感。息子の成長を心から喜ぶ。 ピクル戦の前には「父親によォ……ケツ拭かせるんじゃねェぞ」と息子を激励。だが、一番映えたのは決着後だろう。麻酔銃でピクルを狙撃させようとするご老公に対し、正拳をつきつけ、 「御老公よゥ……倅に恥ィかかせる気じゃねえだろうな…」 「銃を、下ろさせな」 「約束を…守るんだ…!」 「克巳がピクルと交わした不文律…他人に口を挟める問題じゃねえ」 このシーンはまさに、独歩の父親としての想い、真剣勝負への信念が見事に結実した名場面である。 そして、この行動が次なる名場面をも生み出す。 決闘後、克巳の成長は心から誇りとしているものの、敗北した結果もそうだが息子の成長を優先して空手家としての筋を通さなかった点については苦言を呈した。 その後の刃牙と勇次郎との親子喧嘩の際にも登場。勇次郎の話し相手になる、勇次郎の猛攻を教育と見破る、刃牙の姿を父親にじゃれつく姿に喩える等、父親としての側面が強く描かれている。 現在は神心会総帥の座も息子に譲り、戦いへの渇望を満たす為に町に繰り出して一般人(「タチが悪いにも程がある」)に喧嘩をふっかけたり殺人(未遂)犯を空手の闇技でぶっちめたりする日々を送っている。 が、当然の事ながら気が収まるどころかまともな喧嘩になるはずがなく、フラストレーションは溜まる一方のようだ。 渋川剛気も同じ事をやっていたり、この手の達人(喧嘩大好き)は本当にはた迷惑なおっちゃんである。 ◆刃牙道 『刃牙道』ではいい年して滝浴びしているらしい。 剣豪・宮本武蔵が動き出し、独歩も他の闘士同様、その存在を知る。そして何やら息巻いていた本部を差し置いて、御老公の屋敷で武蔵と対峙する。デモンストレーションとして演武を披露する。 ちなみにさらなる研鑽を積んだ結果か、かつて独歩を驚かせた克己のビール瓶抉りを見せた。 愚地独歩です…… しかし、武蔵から武ではなく踊りと評され、キレるのだった。 なんだァ?てめェ・・・・・・ 実際は踊りといったのはあくまで挑発で、後にお見事と賞賛されている。 そして遂に迎えた武術家対決。 武蔵の軽く仕掛けたイメージ斬りを3発抑えたものの、二刀流のイメージ斬りにより型を乱され「斬るまでもない」と顔面突きによりダウンを喫する。 その後帯刀した武蔵と再戦。武蔵の数々の挑発に乗って飛び蹴りを繰り出すものの、斬れぬよう手加減した一撃で一蹴されてしまう。 足刀自体は武蔵の頬に傷を付けており「あなたの手足は立派に刃だ」と賞賛されるも、結果的には圧倒的な力量差により完全敗北となった。 ただし、「バキや烈海王と並び戦国でもそこそこ名を成せる実力」「小次郎の実力は普通だが彼ら三人は普通ではない」と武蔵にはそれなりに認められている。 試合、喧嘩、武と日に3度敗北したのはいくら負け戦に慣れてるとはいえ流石に来るものがあるのか、己の武を見つめ直すためか「暫くは引き篭もりてぇ」と発言した。 最近は武蔵が思い出す強者リストからハブられていたりと、本人のいないところで扱いが悪い。 とは言え「道場も家の内」という屁理屈で猛稽古を続け、刃牙から見ても明らかにパワーアップした模様。ピークとは何だったのか… ただ展開の都合上特に武蔵とは戦う事無く餃子に舌鼓を打っている。野菜多めにすると甘くて美味しいよね。 ◆バキ道 「バキ道」では宿禰対策を話し合いに来た刃牙と試合を行い相撲についてレクチャーする。 その際、なんとゴキブリタックルを辛うじて受け止めて張り手(と言う名の掌底)で刃牙をKOした。空手より相撲のほうが向いてるんじゃないかこの人…? 地下闘技場VS相撲協会の団体戦にも選抜され、正規軍メンバーとして刃牙、渋川、克己、花山、宿禰と共に力士達と試合をすることになった。 最大トーナメント以降久々の正式試合である。 そして、二番手として「相撲博士」の異名を持つ関脇・猛剣(たけつるぎ)と対決する。 序盤から猛攻を仕掛け耳を切断するなど残虐技で優位に立つも、猛剣の人間離れした耐久力は独歩の拳ですら決定打に至らず、一瞬の隙を突かれて腕の靭帯をブチ切られてしまう。 その後渾身の頭突きをくらい転倒したところに、渾身の四股踏み攻撃を仕掛けられるも足払いで脱出。 逆に転倒しかけた猛剣を蹴り上げでKOし、勝利した。 予想外の苦戦を強いられたものの、無事正式試合における久々の白星を掴んだ。 団体戦後は101代目当麻蹴速との対決が決定。蹴速に「切れっ切れの鉈」と例えられ、先日の怪我も癒えた様子で、若き有望力士との試合に挑む。 直近で勝利を掴み、更には新キャラの初戦の相手。挙げ句その対戦相手は勇次郎も一目置くかなりの強者…と普通に考えたら噛ませ犬フラグでしか無い展開だが……… (というか似たような展開で過去に大苦戦を強いられた苦い思い出が…) 試合開始直後、蹴速の四股に対して四股返しで挑発。そして繰り出された右足刀蹴りを右正拳突きで迎撃し、なんと一撃で蹴速の踵の骨を粉砕。 いきなり予想外の展開でなんかもうこの時点で既に趨勢は決した感があるが、蹴速の闘志は衰えず両者空中において飛び蹴りで相踏みとなる。 その後、独歩のギプアップを進める発言に激怒し立ち向かってきた蹴速に正拳のつるべ打ちを叩き込み肋骨を粉砕。最後は飛び三角締めを決め悪あがきをする蹴速の両耳を削ぐというえげつない殺法でとどめを刺し武神のまま勝利を収めたのだった。 その後仕切り直しと称して性懲りもなく満身創痍のまま挑んできた蹴速に対して、鼻の穴に指を突っ込んでぶん投げ再び完全勝利した。 ◆刃牙らへん ジャックとの対戦を控えた鎬昂昇に請われ、本部道場で練習試合を行った。 【バキ外伝 拳刃】 作者自らが原作を担当した公式スピンオフ作品。 宮谷拳豪が作画を担当しており、原作構成として板垣恵介が参加し浦秀光が原作協力をしている。 若き日の独歩が主役を務めており、本編の前日譚的な内容になっている。 時系列は愚地独歩が神心館を作る前の時代なので、範馬勇一郎など出てくる登場人物から推測して戦後10年経った位と思われる。 【交友関係】 武術家としての高い実力とその飄々とした性格も相俟って、交友関係は非常に広い。 さらに、「世界中のファイターから尊敬を集める」の表現どおり、バキ世界内の多数の格闘家から尊敬を受けている。それも強キャラほど多いのが特徴。 愚地夏恵 妻。 奥さんとの関係も良好。というか、物凄いオシドリ夫婦であり、作中のベストカップル。妻のことを溺愛しており、彼女の前ではイイカッコをしたいが、逆に彼女にしか本音も弱音も洩らせない。末永くお幸せに♪ 愚地克巳 養子。彼の実父と独歩は友人同士であり、事故で実父を亡くしたために独歩に引き取られた。 「自分より強い(←ウソデス)」と当初よりその実力を過大評価し、彼の勝利や成長を心から願うなど、可愛くて仕方がない様子。 これらの様子から「甘やかしている」という批判も受けるが、当人は「愚地独歩がそんな甘ちゃんだったら、俺もずいぶん楽できたろうに…」と苦笑するなど、厳しいところは厳しいらしい。 息子のほうも、普段は高ビーな彼には珍しく「勝てる気がしない」「この人の前を歩けない」と素直な述懐をもらすほど。彼にとって独歩は、刃牙にとってのオーガと同様に、尊敬してやまない超えるべき父親そのものである。 ピクル戦以降は完全に実力が逆転し、独歩からも「かなわねぇ」と評されているが、克己本人は父こそ世界一の空手家であると発言している。 加藤清澄、末堂厚 直弟子。 神心会の会長をやっていたので、他にも多数の弟子がおり、文字通り神の如く崇められ、また慕われている。 かませ犬となった現在でも彼らは師の勝利を信じて疑わない。 範馬勇次郎 当初は見下した態度を取っていたが、手こずらせた後は評価を変える。その後も不甲斐ない息子を持つ親同士として気が合うらしく、何度か一緒に酒を飲んでいる。 強いんだ星人ではないストライダムより共感する部分が多いのだろうか 余談だが勇次郎はその時のバーが気に入ったのか、後に武蔵を招いて酒を奢っていた。 範馬刃牙 腕試しを挑んで以降、実力の差が開いた現在でもなお尊敬している。 渋川剛気 上記の達人対決以降、酒を酌み交わす仲。 烈海王 空手の強さなど歯牙にもかけない彼にとっても、独歩だけは別格の様子。(*4) 「歴史の数少ない例外」として認め、日本で暮らすようになってからは日本での師として尊敬するようになった。 武の達人を挙げる際にも自身の師と共にわざわざ「武神の名を冠する、あの愚地独歩」と引き合いに出したほど。 武蔵に敗北した際も、「愚地氏が不覚を・・・?」とかなり驚いていた様子。 独歩が不覚をとるのは今に始まったことではないはずだが・・・ 本部以蔵 ご存知公園最強の生物。 古くから独歩とも親交があったらしく、勇次郎戦が決まった際にも独歩の勝利を信じて疑わなかった。 ちなみに独歩に対して放った「今の貴様なら一分で殺せる」という世迷い言は、最近になって異様な信ぴょう性を帯びつつある。 (私服ならおそらく大量の武器を携行していると考えられるため) 宮本武蔵 武術の大先輩にして、天下無双の大剣豪。 モデルの大山倍達と同じく宮本武蔵の大ファンで著書である『五輪の書』は彼の愛読書。 流石の武神も、天下無双の前には分が悪かった。 とはいえ、独歩の実力は戦国の世においても高水準と評している。(が、それ以降は存在を忘れられているフシがある。何故だ・・・) 徳川光成 地下闘技場のオーナーで、おそらく作者の分身に最も近いキャラ。 彼からも、「御老公のアイドル」として熱烈なラブコールを贈られている。 …なんという愛されキャラッッッ 【余談】 武蔵戦での「愚地独歩です・・・」「武というよりは舞、舞踊だな」「なんだァ?てめェ・・・・・・」のやりとり以降、ネタキャラとしての地位もゲットしたが、ネット界隈では「舞神」だの「ハゲダンサー」だの散々なあだ名で呼ばれている(武蔵は武だって言ってたじゃんッッッ!!)ちなみにこのシーン、コラ素材に使われたり公式でTシャツにされたりと、本部以蔵に次いでやたらフィーチャーされている。 彼のお風呂ポスターがチャンピオンREDの付録になったことがある。若き日の独歩の滝浴びシーンで、真冬の氷水を浴びて修行していた。 『龍が如くONLINE』でのコラボでは、神室町に頻繁に出入りしているようで「この街にゃおいらを知らない喧嘩っ早い奴が多くて喧嘩相手には事欠かねェ」とのこと。あの街の住人はムービー銃と本当の異常事態以外に対しては非常に頑丈なのでそりゃそうだろうまた、春日達に対し自分の直弟子志願者達を相手に掛り稽古をさせる最中で秋山の足技を「我流だが精錬されている」と称賛し、「喧嘩に型もなにもない、勝てばいい」という春日とは「滅茶苦茶だな。我武者羅で型ってもんがまるでねェ」と呆れながらも意気投合していた。スルーされたミツェ 「めェーいでええんッッ」 「冥殿ッ 見てっかッッッ」 「今度は遊ばねェからなァァッ」 「ちゃ~~~~んと見てんだぞォッッ」 「冥殿の~~だ~~いすきなスーパーwiki籠りちゃんがァ」 「ビッシィーーーッと追記・修正するぜェッッ」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ たしかにドイルは「どうしたよ、お前の土俵じゃないのかい」って感じで嫌いじゃなかった -- 名無しさん (2015-10-25 04 45 58) 管理人不在なので放置してたけど、管理人代行が登場したのでおかしな記述を修正したよ。 -- 名無しさん (2015-10-26 22 58 27) 今となっては勇次郎にワンパンで倒されるだろうな。それくらい実力差が開いてしまった -- 名無しさん (2015-10-30 03 52 22) ドイルの粉塵爆発で火傷したのは克巳だろ。 -- 名無しさん (2015-11-26 23 38 00) 武蔵と勇次郎が本部を評価してる際に比較対象(挙げられた面子は範馬刃牙・烈海王・渋川剛気・三輪猛丈)から八分られるという微妙な扱いを・・・もしかして武蔵からの評価はイマイチなのか? -- 名無しさん (2015-12-27 12 52 34) 久々に登場したね。どうやら武蔵戦以降鍛え直してるみたい -- 名無しさん (2016-05-20 02 05 36) 当年とって55歳、ピークを維持できるのは今年が最後・・・?うそつけこのカラテモンスターがッッッ!あとはパワーアップを実感させてくれる強敵との真剣勝負と、スカッとした完全勝利だな。どちらももうずいぶんとバキでは見てないが・・・ -- 名無しさん (2016-05-20 07 12 51) ↑それは拳刀に期待かな。まあ続編が出ればの話だけど -- 名無しさん (2016-07-14 03 58 16) この人はそこまでかませか……?頑張っているイメージだけどなぁ…… -- 名無しさん (2017-02-02 18 36 13) 頑張ってたけど武蔵戦前のやり取りが面白すぎてネタキャラ街道まっしぐら -- 名無しさん (2017-02-05 02 39 22) ドリアンを実質封殺したところはガチで濡れる 加藤に華持たせるためにトドメを刺さなかったのが仇になったけど -- 名無しさん (2018-09-07 20 45 18) かませ犬ってあるけど勝率はかなり高いほうだぞ独歩 -- 名無しさん (2018-10-16 20 35 23) 最近相撲のレクチャーで刃牙を倒しちゃった -- 名無しさん (2018-10-18 22 50 53) 下げちゃあダメなキャラなんだけどね本来は。本部パターンで相撲解説とか言われてて泣ける。 -- 名無しさん (2018-10-18 23 00 04) 酒で反応遅れて、妻が心配で動揺して、精神的にも鍛えた方がいいんでは?ドリアンの骨ポキポキ折ったり、切断面でなぐっても断面が綺麗な辺り、肉体的には強そうな描写は多いんだけど。 -- 名無しさん (2018-10-30 01 42 35) 本編で不良ボコすよりも、スピンオフで盲目の格闘者の目玉抉ってたのが異常な描写すぎる ツボ押しで盲目を回復させるというトンデモをしておきながら、逆効果のツボ押すんじゃなくて眼ドツくって作者の暴力歓迎感がヤバイ 独歩ちゃんそんな事しないよ -- 名無しさん (2019-01-10 05 17 04) 「拳刃」の頃の、思考に若さとか青さのある独歩も好き。「兄(アン)ちゃん」「若き空手家」って言われてるし20代くらいか? -- 名無しさん (2019-05-15 17 46 46) ふたなりやTSや男の娘好きとか全部ホモでは・・・?って暴論を吐く武蔵に独歩がキレるシーン好き -- 名無しさん (2019-05-21 19 03 07) 俺はふたなり好きでお前はTS好き!そこに何の違いもありゃしねぇだろうが! -- 名無しさん (2019-06-11 16 03 46) もうバキ終盤から15年近くかませ犬としての情けない独歩ちゃんばかり見てるし、そろそろ勇ちゃんを1度はボコって本気にさせた独歩ちゃんらしいカッコイイ姿見せて欲しい -- 名無しさん (2020-05-24 04 06 00) コメント欄が長くなったので、コメント欄をログ化したいと考えています。 -- 名無しさん (2020-06-22 06 34 22) コメント欄をログ化仕様にしました -- (名無しさん) 2020-07-16 01 12 00 言うほどカマセか?武蔵以外にはボロ負けはしていないような -- (名無しさん) 2020-08-08 06 49 35 アライJrに瞬殺されたあと、相手が手負いになってからお礼参りに行くとかいうクッソ情けないことやってるぞ -- (名無しさん) 2020-11-14 13 35 07 空手家が槍を使ってどこがワルいンでェ… -- (名無しさん) 2021-04-14 04 50 53 空手家が核兵器を使ってどこがワルいンでェ・・・ -- (名無しさん) 2021-09-06 21 24 16 余りにもアライJr戦で叩く人が多いので擁護側に回らせてもらうぞ。”真剣勝負”をして”決着”とは相手を殺すほかない。カウンターで独歩を昏倒させた後トドメをささずに見逃した時点でアライが悪い。再戦後、独歩はあえてそこを指摘してアライを見逃している。「俺らはこれで帰るがよ。あとは坊やの勝手だ。後ろから襲い掛かるもよし」って言ってた。真剣勝負が命のやり取りである以上、アライが甘いってだけなのよあのシーンは。だからアライは去っていく独歩を見て泣いていただろう。あれは言われたことがわかっててできないから悔しかったんだよ -- (名無しさん) 2023-02-27 15 47 24 独歩と花山は作者のお気に入りだから割と勝率いいんだよな。ぽっと出のそこそこのキャラには勝ってる -- (名無しさん) 2023-03-07 19 31 56 某縛りプレイヤーがパルデアウパーに「どくタイプだしけたぐりとか使えるから」でパルデアウパーに“ドッポ”の愛称付けてたらドオーに進化して妙に似合ったの吹いた。どくづきできるし。 -- (名無しさん) 2023-04-12 20 20 46 いいじゃぁ~↑ないかぁ~↓うちこんで→きたまえ~↓ -- (名無しさん) 2023-09-18 21 56 18 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ふわりと体が浮くような感覚。 重々しいモーターの音が、石壁に反射してこだまする。 やがてはガコン、という音と共にワイヤーロープが止まる。 扉が開く。そこは先程とは違った視界が広がっている。 運搬用のエレベーターの中からベヒーモスは颯爽と顔を出した。 彼がたどり着いたのは、廃城の地下空間。 それほど疑ってもいなかったが、話の通り、地下は確かに存在したのだ。 結界を担う者の言葉には偽りが無いことがハッキリとする。 『私の遺伝子が先ほどよりも強く感じられる……。どうやらすぐ近くまで来ているようだな』 『あぁ、散々苦労させてもらったぞ。この数時間もの間で城をくまなく回るのは骨が折れた』 あらすじを語ろう。王族の寝室で念話を交わした後、ベヒーモスはしらみ潰しに探索を行っていた。 真っ先に向かった地下牢は無駄骨に終わり、王の間、宝物庫などのめぼしい箇所をくまなく調べた。 そうして再度寝室に戻ったところで、壁の一部がダミーであることに気付いた。 結果、裏側には運搬用のエレベーターがこんにちは。灯台下暗しと言うか、何というか、とりあえず舌打ちを零した。 探索を開始した時には顔を覗かせたばかりだった月は、今では見上げるほどの高さへと昇り詰めていた。 薄明るい外を見てため息をつきながら、光の無い地下へと降り立った。 いや、光はあった。蛍光灯の灯りに照らされる、無機質な鉄壁に囲われた狭苦しい廊下である。 狭苦しい……とは言っても、あくまでベヒーモスの主観。人間の利用する廊下にしては広い方かも知れない。 とにかく、角の先を天井にコツコツとぶつけながら先へと進む。 『ここに来るまでの間に、モリーから何一つ警告が飛ばないとは……。 いささか怪しくも思えてくる。罠か、それともこちらに手が回らない異常が起きたのか』 『安心するとよい。間違いなく、異常が起きているからだ。 ……きっと貴方も心当たりがあるはずだ』 『先ほどの爆発か』 『その通り』 数時間前、フラッシュと共に凄まじい爆発音が鳴り響いた。 探索中だったベヒーモスはすぐさま外を見たが、会場の中心にそびえる山が既に崩壊していた。 「核爆弾でも使われたのか……?」と気になったものの、他所の戦いに首を突っ込むほどの余裕は無い。 そう考えて結局それ以上詮索せず、探索に戻った。 『あれは何が起きたんだ?』 『何が原因かは私にはわからない。だが、原因など些細な事だ。 その爆発は、主催者の想定していた被害の何十倍もの規模のものだったのだ。 そしてそれが幸運なことに、中枢にまで入り込む貴方にまで、主催者の目が向かない要因となっているのだ』 『フン、やはり気になるな。結界の破壊を上回るほどの危機的状況。説明してもらいたい』 『まずはこの結界の仕組みから話させてもらおう。 この会場全体を覆っている結界――。 それは《結界内にいる対象を選択して確実に呪い殺す》もの。 まさに"確実に"行える仕様だ。対象の"魂"を消滅させる力を持つのだ。 神あろうとアンデットであろうと、魂を失えば二度と動けない。 ただし、対象がどこにいるのか、何をしているかまでは把握出来ない。 そのために、会場中に監視カメラを取り付けてある』 人間たちへの見世物目的だけでは無かったのか、とベヒーモスは感心する。 わざわざ危険を顧みずに、飛行船をここまで飛ばすのも、破壊された監視カメラの分を補うと考えれば合点がいく。 『続けてくれ』 『先ほども話したが、ターミナル周辺にはそれとは別種の結界が用いられている。 対象を個別で選ぶのではなく、《結界内にいる者をすべて呪い殺す》仕組みだ。 この仕組みならば、侵入される可能性の低いターミナルに見張りを置かずとも、自動的に処理することが出来る』 『ピンポイントで禁止区域を設けているというわけか』 『そうだ。この別種の……ピンポイントの結界は重要地点を保護するのに用いられているわけだ。 故に、結界エネルギー全般を担う私の周囲にも張られている』 『良し、引き返すぞ』 『待て。このピンポイントの結界を生成する装置の本体は、ターミナルルーム内に設置されている。 そして、先ほどの核爆発と思わしきもの、あの影響でターミナルルーム周囲のほとんどの装置にエネルギーが届かなくなった』 『爆発によって回線が切断されたのか?』 『いや、おそらく本体が一気に消し飛ばされたのだろう』 『要はピンポイントの結界がもう無いということだな』 『それもあるが、先ほど私は"ほとんど"の装置と言った。 ターミナルルームが大きな被害を受けた中で、奇跡的に可動し続けている機械がある。 ……ターミナルの本体だ』 『ほう』 奇跡的で、果てしなく幸運な話だ。 ターミナルが結界に保護されることなく、剥き出しの状態で置かれている……。 それはつまり、カメラに気を付ければ、主催者に気付かれることなく脱出が出来るということだ。 『ほぼ殺し合いは破綻したようなものだな。 確かにそれならば、主催者も我々にまで手が回らない』 『その通り、破綻している。だが、私がいる限り手動による結界は残っている。 モリーが脱走を危惧して全参加者の呪殺を実行するとも限らない。 故に貴方には早急に、私と、私の予備の破壊をしていただきたい。 ……策は既に練ってある。あとは貴方自身の了承が欲しい』 結界を担う者は、心なしか嬉々としているように思えた。 いよいよ死ねる事、そして憎き人間たちに一矢報いることが出来る事。 気持ちが高ぶるのも無理はない。人工生命体として理不尽な生を受けた彼が、逆襲を果たせるのだから。 『策か……まぁ、流石に我が体を張って、両方の結界を探しに行くというわけでは無いようだな』 『当たり前だ。……一つ詫びを入れたい、先ほどの時点で貴方の頭の中を少しだけ覗かせてもらった。 だからこそ、貴方にだけ、貴方にしか成し得る事が出来ない策を考え付くことが出来た』 『構わん、我は何をすればいい?』 ……。 ――結界を担う者は策を語った。 人間の想定を上回る、いや、ベヒーモスすらも考えつかなかった手段を。 『これならばほぼ確実に、……一瞬ですべてを終わらせることが出来る。 どうか了承してもらえないだろうか』 『……いいだろう。その程度のリスクなどものの内ではない。乗った』 『心から感謝する。私たちを信用し、身を委ねて欲しい』 ◆ 無機質な廊下の先には、禍々しい内臓の中のような空間。 大型の機械が稼働するファンの音だけが騒がしく響く。 その中央には水槽のようなガラス容器、液体に包まれて胎児の如く眠る魔物が一体。 『これが初の対面……となるな』 『あぁ、無様なものだろう? これが強制的に生かされている様子だ』 首、腕、腹部、様々な部分に管が繋がれている。 肌は実に血色が悪く、血管が浮き出ている。 見る者を不気味に思わせるグロテスクな様子をしていた。 『フン、我はなんとも思わんな』 『それは何よりだ』 ベヒーモスは持ち歩いていたふくろを下ろし、部屋へ一歩踏み込む。 その時である。 《BEEEEEEEEEEEEP! BEEEEEEEEEEEEP!》 騒がしくブザーが鳴り響き、何体もの武装ロボットが出現し、ベヒーモスを取り囲んだ。 《15秒以内にパスワードを口頭で入力してください》 《入力が確認されない場合、または間違っていた場合、これ以上の侵入が確認された場合は攻撃を開始致します》 右腕には巨大なウォーハンマー、左腕には命を狩り取る形状のつるぎ、下半身は侵入者の心臓を狙うボウガン。 それらの武装に加え、鈍く輝く強固なメタリックボディ、ありったけの科学力を注ぎ込まれた最強の殺人兵器。 キラーマジンガ × 8 宙を音もなく、高速で移動し、完全包囲。 逃げ場も、逃げる隙も、何一つ与えたりはしない。 《5秒経過。カウントダウンを開始致します》 3体のキラーマジンガがすぐそばに接近する。 《7 パスワード未入力》 剣の切っ先が、首元へと向けられる。 《6》 《5 パスワード未入力》 《4……》 「そのまま動くでないぞ、ベヒーモス」 カウントダウンの声が止み、代わりにモリーの声が聞こえてきた。 音の出所は、キラーマジンガのうち一体の口元。 「ここは侵入されては不都合な場所……それはユーも既に気付いているだろう」 「フン、我はただ廃城を探索していただけなんだがな。 まさかここが重要拠点だったとは、参ったな」 「まぁいい。別に現時点でおぬしを殺処分しようと言うわけではない。 こちらは出来る限りキチンとした戦いを求めているからな……。 そこで一つ、おぬしに頼みたい事があるのだ。もちろん任意で構わない」 「任意……信用出来ない言葉だな。何だ?」 ふと、先ほど置いたふくろの紐が、小さく解かれているのを横目に見た。 ベヒーモスがこっそりと手を伸ばし、中をまさぐれる距離ではない。 すぐに視線をキラーマジンガへと戻した。 「単刀直入に言う。特別大サービスだ。 このゲーム……キミに優勝させてやろうではないか!」 「……八百長か」 「はは、細かいことを言うな。既に十分素晴らしい戦いは繰り広げられた。 その代償として、これ以上まともに続行させるのが難しくなってしまったがな。 観客たちに納得の行く終わり方をするには、ジョーカーがいてくれた方が助かるのだ。 こちらから手回しもしよう。おぬしは最大限安全に生き残ることが出来るのだ、悪くないだろう」 「悪くないな」 「よろしい! まずは廃城の外へ出て待機したまえ。とびっきりの強化アイテムを送ろう。 その後は山の中心へと向かい、やってくるモンスターたちを片っ端から倒してくれ! 残るモンスターは10体。一気に勝利の階段を駆け上がるのだ! その先には大いなる栄光と、甘美な生活が待っているぞ!」 「断る」 「…………………。 ……わからず屋なボーイだ。自分が置かれている立場を理解してないようだな」 「先ほど、任意と言わなかったか?」 「関係無い! 逆らうならばここで静かに眠っててもらうぞ!」 モリーとベヒーモスが対話する、その裏で。 ふわり、と小さなソレが殺人機械の中に沈んでいった。 【はかいのいでんしによってキラーマジンガAのこうげきがぐーんとあがった。】 【キラーマジンガAはこんらんした!】 ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ 「な……何だッ!?」 当然の異音に、モリーが驚愕の声を上げる。 8体のキラーマジンガのうち、一体が唐突に狂いだす。 まるで駒のように回転しながら、剣と金槌を振り回す。 ぐしゃっ キラーマジンガの強烈な剣撃が、ベヒーモスの腕を貫いた。 「なッ……!?」 破壊の遺伝子は強力なパワーを授け、代償として自らを制御出来なくなる。 異常を起こしたシステムが、訳も分からず攻撃を行う。 そしてそれが、"肉体的損害を受ける"というスイッチとなった。 ――〔メテオカウンター〕―― 超巨大隕石が大気圏を突き抜け、小さな無人島の、寂れた城に着弾! ……隕石はそこでとどまらない。 例え地下であろうとも、『メテオカウンターは必ず成功する』と言うルールで約束されている。 地表に叩きつけられてもなお勢いは衰えず、大地を溶かし、地下空間にいるキラーマジンガへ激突……! 激しい閃光、そして轟音に包まれた。 ◆ 『我は何をすればいい?』 ベヒーモスは結界を担う者の策を尋ねた。 『何もしなくてもいい』 『……ハッ? 何もしなくていい、だと……?』 予想しなかった言葉に、疑問を抱くのは無理はない。 モリーに呪いを発動させる機会を与えぬうちに、結界を担う装置二つを壊す策。 それが『何もしない事』とは思うまい。 『正確に言えば、貴方は二回だけ攻撃を受ければいい』 『メテオカウンターか』 壊す方法自体は実に単純明快。 強力な魔法で建物もろとも吹き飛ばせばいい。 問題はそれを発動させる方法。 『私の周囲には防衛用の戦闘用機械が配置されている。 それらの機械に私の遺伝子を埋め込めば、システムは暴走する。 貴方のすぐそばにいるとすれば、確実に貴方に対しても害をなすだろう』 『しかし、どうやって埋め込むというのだ?』 『近くであれば貴方との念話がこなせるように、私のすぐ近くであればサイコキネシスを行うことが可能だ。 とはいっても、念力よりも遥かに微弱なもの……小さな物を少し持ち上げる程度の力しか出せない。 だがそれで十分だ。貴方はふくろの紐を解いて、モリーの視線より少し離れた位置に置いておけばいい。 そうすれば私が《はかいのいでんし》を取り出し、機械兵に埋め込むことが出来る』 『なるほどな』 『モリーの注意は必然的に貴方へと向く、ゆえに機械兵が不慮の動作を行うことへの対応が遅れざるを得ない。 つまり、実行中に悟られる可能性はゼロではないが、まず考えられないだろう』 無論、そのままモリーが反応を起こさずに機械に直接攻撃されるなら、それでも良い。 『それで、予備の方はどのように処理するんだ?』 本題はここからである。 モリーに阻止される隙を与えずに、予備の結界を破壊する方法。 『貴方が視認出来ない程の遠距離に、メテオを落とすことは可能か?』 『……と言われてもな。狙って遠距離へ撃ち込む事は出来ない。 あくまでもメテオカウンターは、ほとんど自動的に攻撃者へ反撃を行う魔法だ』 『それでいい。むしろ、その条件こそがこの策のカギとなっている』 『説明を頼む』 『簡単な事だ。結界の予備装置がある位置から、貴方に攻撃を与えればいい』 『その方法は?』 『1発目のメテオカウンターで私を縛る機械が破壊された瞬間――そして私の生命に及ぶまでの間。 そこで私が貴方のすぐそばと、予備の目の前を繋げた転移空間(テレポート)を張ればいい』 『そんな器用な事が出来るのか』 『出来るからこそ提案しているのだ。 ……本来の私は、その辺の野生などとは遥かにケタ違いの能力を持っている。 1秒にも満たない時間であろうと、準備さえしていれば反応するには十分だ』 『よほどの自信があるのだな』 『ある』 そこからは、転移空間を通じて予備が攻撃を放ち、ベヒーモスに当てるだけ。 それで予備の結界エネルギーも破壊され、この殺し合いを打ち破れる。 短時間で、モリーの想定の範疇を超えた方法で、両方の結界を消し去ることが出来る。 『ただ、策を実行中にモリーが呪殺を行う可能性はゼロではない。 さらに言った通り、貴方に2度も攻撃を受けてもらう必要がある。だが……』 多かれ少なかれ、大きなダメージは免れないのだから。 だからこそ、ベヒーモスによる了承は必要だった。 『これならばほぼ確実に、……一瞬ですべてを終わらせることが出来る。 どうか了承してもらえないだろうか』 『……いいだろう。その程度のリスクなどものの内ではない。乗った』 『心から感謝する。私たちを信用し、身を委ねて欲しい』 そうして、対面の場面へと繋がる。 現時点において、策は成功していた。 キラーマジンガの肉体の中へ、遺伝子が埋め込まれ、メテオカウンターが発動。 ここから、策の第二段階が行われる。 ◆ ◆ 「……これはどうだ……よし、まだ動くようだ……!」 位置取りがたまたま幸いしたのか、惨状を耐えきったキラーマジンガが瓦礫を除けて飛び出す。 モリーは視界カメラから、周囲の状況を確認する。 そこはもう、地下空間では無かった。 大地が根こそぎ抉られたことによって、真上には夜空が広がっていた。 そして目の前には、漂う砂煙の中、積み重なる瓦礫の上。 爆風を受けてもなお形を残している玉座、その傍らにベヒーモスが毅然と佇んでいた。 「……おのれ、よくもやってくれたな、ベヒーモス……! 重要な装置を破壊したからには、どうなるかわかっているだろうな……」 「我々を呪殺するための結界のエネルギーだろう?」 「やはり知っておったか……。だが、あいにくだな! この装置は一つだけでは無いのだ! 実はもう一台、予備が存在している! ははは、残念だったな。おぬしはここで殺処分させてもらう!」 「……何故殺処分されなくてはいけないのか?」 「なんだと!? 今更何を言う!」 「何も能動的に装置を破壊したわけではない。 我の『攻撃を受けるとメテオカウンターする』という性質はそちらも事前に知っている。 機械兵を用いてメテオカウンターを撃たせるかという決定権はモリーサイドにある。 その上で貴様自身の意思で攻撃をしているのだから、すなわち責任はモリーサイドにある。 なぜ我が責められなければならないのか。 何故我が殺処分されなければならないのか。 むしろお前こそが我に謝罪すべきではないのだろうか」 「ええい騒がしい! 攻撃させた覚えは無い! おぬしが何かしたのだろう!?」 「さーあな。我は何も知らんな~」 ベヒーモスはいかにも演技してるかのような口調で、すっとぼける。 これまでの真面目な態度からのこの変化は、切羽詰ったモリーの神経を逆撫でした。 そして最期に付け足すように、ベヒーモスは言い放った。 「ならばこれは事故であり、ただの正当防衛だ」 「通るかあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 残念ながら、この意見は通らなかった。 と、その時ベヒーモスの横から――モリーから見て、玉座の裏側から。 形成されていた転移空間を通じてビー玉ほどの大きさの球体が飛び出してきた。 これは予備によって放たれた『シャドーボール』。 ベヒーモスの腕に命中し、1ダメージ程度の小さな傷を与えた。 「そろそろ予備のエネルギーの起動も完了したことだろう。 ベヒーモス、お別れの時間だ。わしに歯向かったことを後悔しながら死ぬがいい」 人間によってエネルギーを搾取され続けたその攻撃は、蚊の一刺しほどに弱い。 「あぁ、その前に……」 「どうした、遺言でも残したいのか?」 しかし、どれほど低威力であろうと、攻撃は攻撃だ。 空間を超えて届いたシャドーボールは、メテオカウンターのトリガーとなる――! 「ちょっと上を見てみろ」 「ん?」 キラーマジンガの首が上を向く。 満天の星々が煌めく夜空に、キラリと流れ星が光る。 ……無論、流れ星ではない。これは隕石だ。 その光は尾を残しながら、瞬く間に大きさを増して行く。 それを確認した時にはもう遅い、着弾までには秒単位も要さなかった。 閃光が走り、夜の世界一帯をまるで夕日のように真っ赤に染め上げる! “天から降り注ぐ鉄槌がすべてを滅ぼす” 大砲でも使われたかのようなわかりやすい轟音が響き渡る。 巻き起こった衝撃波が強風となり、ベヒーモスのたてがみを大きくなびかせる。 「あ、あの場所は……」 わかりやすいほどに唖然としていた――もはや理解が追いつかなかった。 元廃城よりも遥かに遠く、島の端の端に寂しげにそびえ立っていた灯台。 その地下に設置されていた、結界のエネルギー源の予備へとメテオが炸裂したことに。 会場に展開する呪殺の結界が。 モンスターたちを縛る鎖が、消滅した。 ――この瞬間、魔物たちは殺し合いから解き放たれたのだった。 ◆ 「クッ、許さんぞォベヒーモスゥ!!」 モリーは手元のガラクタを何度も押す。 だが、ベヒーモスの魂を狩り取る事は出来ない。 ルールが消え去った。ゆえにモンスターたちはモリーの手の内にはいない。 同じ土俵に立った生物同士に過ぎないのだ。 モリーは感情のままにスイッチを叩き潰す。 そして、感情のままにマイクに怒号を飛ばす。 「何故だ!? 一体何をした!? 何故あの場所にメテオを撃ち込めた!? まさかルカリオと接触した時にでも聞き出したのか!? おい、説明するのだベヒーモス!!!」 騒がしく喚きたてるキラーマジンガを、ベヒーモスは前足で思い切り押さえつける。 千切れた配線がバチバチとスパークが起きるが、その程度では動じない。 「言っただろう、小賢しき人間よ。ただ、我を攻撃した者へ反撃をかましただけだと」 「あんな遠距離から攻撃を加えた者がいるだと……!? いや、それ以前にこの距離からの攻撃にカウンターが可能だとは……」 「フン、舐めるな。人間のカウンターのように拳や蹴りなどではない。 "メテオ"カウンターだ。宇宙により放たれる一撃だ」 地平線が、水平線が広がる光景、それは我々にとっては途方も無く広い世界に違いない。 だがそんな光景など、非常に小さな惑星の一部分でしか無い。 いつの時代でも、満天の空がそれを物語っている。 「ゆえに、この程度の"至近距離"で、届かぬことなどあるものか!」 会場の5エリア分の距離など、所詮はそんなものだ。 世界など小さなもの。それを支配する人間などは、決して大きな存在ではない。 「幻獣王の眷属は宇宙をも支配する。貴様達とはスケールが違うのだ!」 矮小な人間風情が、我々魔物を簡単に抑えられると思うな、と。 モリーの語った"栄光"も、"甘美な生活"も、精霊王の眷属である誇りの前ではゴミのようにちっぽけなものだ。 だから、貴様ら人間に従う道理など無い。 前足に体重をかける。 ベキリと音を立ててキラーマジンガは潰された。 (お待ちください幻獣王様。帰還にはもうすぐでしょう) メテオによって焼け溶け、見るも無残となった玉座をチラリと見返す。 そして、ベヒーモスはターミナルへと向かった。 ◆ 「ミリー! 応答しろ!」 応答無し。ミリーのいる飛行船は今宇宙にいる。 流石に大気圏を超えてまで、携帯の電波は届かない。 二重の意味で圏外である。 「ぐ、やはりダメか……」 「モリーちゃん、どうしたの? 熱くなり過ぎじゃない? 働き過ぎてるのよ」 「マリー、そんなのんきな事言ってる場合かぁーっ!!」 八つ当たりを受けた女性は、緑と黒のワンピースを着たバニーガールのマリーである。 モリーの弟子の一人であり、モリーの若い頃を知ってる程度には付き合いが長い。 「今会場どうなっているのか、事情は勿論知っているだろうな?」 「当たり前でしょ、私はさっきまでテレビに出て実況やってたのよ」 「ならば承知の通り緊急事態だ! ムリーとメリーはどうした!?」 「あの二人は昼勤よ、今は部屋で寝てるわ」 「バカモンがぁーっ!」 モリーは机に拳をたたきつける。 「こら、気が立ってるからってバカとか言わないの! 仕事なのよ! それに、モリーちゃんみたいにずっと起きてられるわけじゃないんだから」 「む、むぅ……。とにかく対策を講じねばならんのだ!」 どうにかしてこの事態に収集を付けなくてはならない。 まず、ターミナル周辺が破壊された時に、人員の多くを向かわせてしまっている、 ベルゼブモンの行方を探らせるのと、ターミナルの防衛要員の派遣。 防衛要員と言っても、ジャックフロストを見る限り突破される恐れが大きいが……。 そしてそこへ畳みかけるように、ミリーのいる飛行船がメギドラダイン砲で宇宙へ。 乗客の親族からのクレーム処理と、飛行船の回収にまたしても人員がさかれている。 いくらなんでも人員が足りない。結界に代わるものが無い。 結界も無しにデスゲームを運営出来るわけがない。いささか詰んできた。 短時間で異常事態が起こり過ぎている。 「マリー、何か策は無いか? どうにかゲームを持ち直すために……」 「そうねぇ……。でもモリーちゃん、こうなったらもう修復する必要は無いんじゃないの?」 「何を言う! このままでは観客に対して申し訳が……」 「ううん。観客の皆様は、凄く楽しんでいらっしゃるわよ」 「何ッ!?」 「この流れを見てきて、これまで通り正常に戦いが運営されると思ってる人は流石にいないと思う」 「そ、そうなのか……」 こんなグダグダになっても、観客に見捨てられずにいることにモリーは驚いた。 だいたい、このゲーム自体は賭博である。納得の行く形で終えねば、苦情が殺到し、闘技場の信用を落としてしまう。 だからこそモリーは奮闘していた。最大限まともに戦いが続くように。 「あ、じゃあこうしちゃいましょう。 《結界が破壊されたために正常なゲームの運営は不可能と判断。 現時点において生存しているモンスター全員を勝者として扱い、配当を支払う》 ……これならもう、異論は来ないはずよ」 「払えるのか? 11体分の配当を」 「そうねぇ、賭け札が集中していたのは……」 マリーはメモ帳を取り出して、ペンを走らせる。 「はぐれメタル、サボテンダー、ベヒーモス、ギルガメッシュ、ガブリアス、ギリメカラ、すえきすえぞー、ピクシー、エアドラモンかしら……。 それで今生き残ってる11体分の配当に支払ったとすると……。 ほらやっぱり。上位9体分で売れた金額だけで、ギリギリ足りるわね」 計算によって導き出された総額をモリーに見せる。 破壊された装置の代金を含めれば大きな赤字には変わらない。 「どう、モリーちゃん。ここで清算しちゃって、後は好きにやっちゃうのが得策だと思わない?」 だが、ここで赤字が出ても大きな問題ではない。 今やモンスター闘技場は人々の注目の的、話題の中心となっているのだ。 つまり、スポンサーとかがなんとかしてくれる! 「盛り上げちゃいましょう? ね」 マリーはニッコリとほほ笑んだ。 「あぁ、そうだな……!」 モリーは決断する。 一切の出し惜しみ無く、本気を見せてやろう、と。 「いいだろう、これよりモンスター闘技場・最終決戦を開始する!」 【B-3/廃城/二日目/深夜】 【ベヒーモス@ファイナルファンタジーシリーズ】 [状態]:ダメージ(大)、魔力消費(大) [装備]:なし [所持]:サタン@真・女神転生Ⅲ [思考・状況] 基本:幻獣王の元へ帰還 1:古城を探索する 2:倒すと後味が悪いのでエアドラモンには会いたくない 3:感謝している、結界を担う者よ ※主催者側から応急処置的に、ターミナルを防衛する人員が派遣されています。 ※モリーがどういった手段を用いて盛り上げるのかは、次の方にお任せします。 No.78:君のとなり 時系列順 蛇足 No.78:君のとなり 投下順 蛇足 No.72:CALLING YOU ベヒーモス 蛇足 No.67:第一回生存者報告 モリー No.81:闘技場完成