約 135,426 件
https://w.atwiki.jp/fate_495112834sandy/pages/125.html
【クラス】 アサシン 【真名】 グロテスク@史実・文学等 【属性】 混沌・悪 【パラメータ】 筋力:D 耐久:D 敏捷:B 魔力:D 幸運:C 宝具:EX 【クラス別スキル】 気配遮断:A 自身の気配を消すスキル。攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 特筆すべき事項として、後述する『自己改造』の影響により、マスターであるグレーテルも行使可能。 また、後述する宝具『誰も望まない物語』は、その使用のみでは「攻撃」とは見做されない。 【保有スキル】 自己改造;D (A) 『自身の肉体にまったく別の肉体を付属・融合させる適性。 このランクが上がれば上がるほど正純の英雄から遠ざかっ、カカカ関係ない! ……お待たせしたね『姉様』、帰ってきたのね『兄様』。二人はこれからもずっとずっと一緒』 本来はAランク相当の能力であるが、既に深く行使しており、現時点では実質Dランク相当しか残っていない。 今回はサーヴァントとマスターの境界を溶かして、相互に深く浸食させている。 そのため、サーヴァントのはずの『グロテスク』は、神秘のない通常の弾丸等でも傷つく肉体となっている。 代わりに、マスターのはずの『グレーテル』は身体能力が強化され、英霊をも傷つける力を得ている。 差し引きで、2人がかりなら戦闘を得意とする英霊1体にも匹敵する戦闘力となっている。 気配などからは2人で1柱の英霊(FGOのアン&メアリーのような)に見えるし、それに匹敵する。 さらに、双子は気まぐれに服を交換し役割を交換する。交換しても戦闘力に変化はない。 それでも、片方が英霊であり片方がマスターであること自体は変わらない。 なお、英霊の方の手にもダミーの令呪が浮かんでいる(外見からの識別は困難) 変化:D (A+) 『変身するわ、変身するの、私は貴女、貴女は私。 わたしは『兄様』で、ぼくは『姉様』。とっくにもう、そうなっている』 こちらも本来はA+相当だが、既に『使い切って』いる。 本来であれば変幻自在に、各種のホラー映画の怪物の姿などを次々と使い分けたりするのだが。 今回の召喚においては、『ヘンゼル』『グレーテル』のどちらかの姿しか取れない。 代わりに、片方の姿を取った場合、外見や気配などから本物?と識別することはほぼ不可能。 細かな怪我や汚れに至るまで完璧にコピーし再現することが可能。 袋とじの向こう側:A 『見せられないわ、見たいんだよ、見せちゃいけないの、なおさら見せろよ。 禁じられるほどに高まる下世話な興味、大したことのない真実だってほらこんなに釣れた釣れた!』 正体秘匿のスキル。 様々な方法で存在を偽装し、一番効果的な局面を見計らってそれを明かす。 ……というのが本来の能力なのだが、今回の場においては効果がひとつきりに定まっている。 地の文の描写に関わらず、『グロテスク』と『マスター』が、予め『入れ替わっていた』ことにしてよい。 別の言い方をすれば、ヘンゼル役とグレーテル役のどちらがサーヴァントでどちらがマスターなのか。 何かしら決定的なことが起きるまで、不確定であり、かつ、いつでもひっくり返りうる。 この欺瞞と入れ替えは、作中人物を欺く目的でも使用可能。 ただし状態表などでは、初期条件に従い、便宜的に『マスター』側を『グレーテル』と表記する。 【宝具】 『誰も望まない物語(グロテスク)』 ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人(2人) 固有結界。 そもそもこの英霊自体が、固有結界そのものがサーヴァント化したものである。 犠牲者の心を鏡のように映して、犠牲者が恐れるモノの幻影が際限なく出現し際限なく襲い掛かる。 ある意味でチープなホラー映画のような光景になりがちではあるが、犠牲者が感じる恐怖は本物。 むしろ『恐怖』や『恐慌』、『焦燥』や『混乱』といった状態異常を強いる効果の方が真価である。 幻影自体は、少し冴えた者ならすぐに幻と推測できる程度の存在。 ただし、あまりに迫真的で、かつ犠牲者に合わせたチューニングがされているため、 幻と理解してなお完全には無視することはできず、反射的に回避や反撃などをせずには居られない。 目を閉じてもなお、五感や魔法的感覚など全ての感覚を通して存在感を主張する強烈な幻覚である。 グロテスクはこの幻の内容を把握でき、大まかな操作も可能。 相手が咄嗟に逃げる方向の誘導や、幻を目隠しに使っての攻撃などが可能である。 本来この宝具の対象は1人きりだが、相手が英霊とマスターの主従の場合に限り、同じ幻を見せることができる。 幻の内容は英霊かマスターのどちらかに合わせたものとなる。 何らかの群体のような存在が相手である場合、まとめて「1人」とカウントする。 またこの宝具は、人間相手に特攻ではあるものの、人間以外にも効かない訳ではない。 たとえ人からかけ離れた精神の持ち主であっても、知性と感情があればある程度の効力が及ぶ。 (そして曲りなりにも英霊の形をとる以上、サーヴァントであればそれに類するモノは持ち合わせている) 特に過去に『敗北』や『逃走』のエピソードがあれば有効性は高いだろう。 【weapon】 ヘンゼルの姿の時は、二本の手斧の二刀流。 グレーテルの姿の時は、自動小銃(ブローニングM1918)。 さらに小型の拳銃も予備の武器としてそれぞれ2丁ずつ備えている。 なお、マスターのグレーテルも同じ武器を使用する。 本来はどちらも英霊グロテスクの得物として実体化したものである。 そのため、対英霊戦闘においても相手に損傷を与えることができる。 本来のグロテスクは必要に応じて多彩な武器を召喚して使いこなす存在だった。 今回はここに挙げた武器以外は召喚不能。 代わりに、折れたり弾切れになったりすれば多少の魔力消費を代償に再生できる。 【人物背景】 人類史が始まって以来、必ず暗がりで語られて来た、おぞましくも蠱惑的で悪趣味な話。 血と暴力と汚物とエロス。 表向きは否定され嫌われながらも、どうしようもなく惹きつけられるもの。 それらは近代文学史においてはグロテスク文学と呼ばれ、結実した。 エログロナンセンスの類。 「18禁」とか「CERO Z」とかの類。 言ってみれば、『地球に根付いた、人類の』恐怖と悪趣味と悪ふざけがひとつの英霊と化した存在。 別の言い方をすれば、英霊『ナーサリーライム』の裏面を成す存在のひとつ。 あちらが「子供のための物語」なら、こちらは「子供には見せられない物語」の化身。 多くの場合、ホラー映画の怪人の姿などで現れ無差別に恐怖を振りまく、姿も定まらない曖昧な存在だった。 それが今回、存在自体が恐怖の体現とも言える「グレーテル」に召喚されたことで変質した。 縁が結ばれた瞬間に彼女(?)に「惚れ込んだ」グロテスクは、彼女の相方である「ヘンゼル」の姿を取る。 ヘンゼルとグレーテル。ロアナプラの恐怖の一夜を演出した双子の殺し屋の再現である。 【外見】 プラチナブロンドの少年。マスターであるグレーテルと、髪の長さと服装以外は瓜二つの姿。 かつてヘンゼルと呼ばれていた少年そっくりの姿であり、そっくりの言動をとる。 ただし、グレーテルの姿を取ることも可能。 服と武器の交換で、二人の役割と名前は容易に入れ替わる。 普段はやらないが、能力の上ではヘンゼルが2人にも、グレーテルが2人にもなることができる。 【役割(ロール)】 日本のヤクザの組のひとつに庇護されている、双子の殺し屋の片割れ。 彼らを匿って「仕事」を与えるヤクザたちは、彼が人間でないことをまだ理解していない。 【サーヴァントとしての願い】 英霊の座に、「今の姿」を刻みたい。 「次」も「同じ姿」で呼ばれるくらいの存在となり、ヘンゼルとグレーテルの「信仰」を現実のものとしたい。 そのためにも、沢山殺す。 可能であれば聖杯を獲得し、その願いを確固たるものとする。
https://w.atwiki.jp/kyoukaisen/pages/101.html
舞台上で最も哀れな役者(Poorest players on the stage) 名前 ソーマタージ 性別 男 年齢 推定190歳以上 身長 186cm 体重 約100kg 容姿 首筋まで伸ばされた老人めいた白髪。赤い瞳の三白眼。鮫か狂犬じみた鋭いギザ歯が特徴。右の瞳の奥には∴の点が見える。 時折着替えるが、基本的には丈夫な材質の白いコートを常に身に着けている。 戦闘時にはフラットな形状の黒い酸素供給機が体内の機構によりその都度生成され、鼻から下を面頬めいて覆い隠す様にして装着される。 素顔は一見すれば二十代程度には見える精悍なもの。 性格 残忍でキレやすい快楽主義者で刹那主義者。 皮肉と悪趣味な冗談を好み、真面目になる事はたまにしかない。 そのことは本人も自覚しているし、直すつもりはない。 複数の人格が『同時に』存在しており、感情の変化が激しいのはそのため。 装備 『双神威』 最新鋭のサイバネティクス打刀と匕首。内部装置で付与される高周波エネルギーにより、普通の刀よりも高い斬れ味と頑強さを持つ。 刀による圧倒的な切断力と怪力で生半可な装甲ごと叩き斬るか、匕首による素早い剣戟で斬り裂くのが基本的な使い方。 但し、元が斬れ味を重視する日本刀である事と、越境の修正力も合わさり、硬い物との激しい打ち合いは避けたがる傾向にある。 特殊な鋼で造られた刃は、深淵めいて艶の無い漆黒色。まるで彼の行く末の様に。 『汎用高機能電磁鞘・改』 以前から使っていた専用の鞘を改造した物。 ローレンツ力を利用しての射出機能、エンチャント機構、自爆装置などを搭載した高級品。 相当に硬く、打ち合えば並みの刃物相手なら叩き折る事すら用意。 『COMP』 左腕に小手の様に装着する、モニターの大きい武骨なウェアラブルコンピューター。 普段はスクラップヤードに保管されており、有事の際には持ち出されて情報の送受信、マッピングなどを行う。 簡易的なステイシス圧縮フィールド(小物入れ)、ラジオ受信機能、自爆機能の付いた優れもの。 『Lilium』 全身の至る所に埋め込まれた、ナノマシン活性剤供給装置。 彼の肉体を形成する金属細胞を操作、戦闘に適した形態へ変化させ、戦闘力を飛躍的に上昇させる最後の切り札。 エネルギーの消費量はその分多く、常時変身しておくような事は出来ない。 一々アンプルを突き刺す必要は無くなり、体力がある時に限りその場での変身が可能となった。 金属細胞『Fahkeet』 近代化改修を受けた戦闘用ナノマシン。自己増殖機能を備えており、血肉となって身体を循環しつつ、衝撃や信号を受け取ると硬い金属に変わる。 一般的なサイボーグと異なり、彼は人工筋肉の殆どをこれに置き換えており、謂わばナノマシンの粘土細工じみた身体となっている。 飛び出た血を鎧や鋭い棘にする、刃に塗って電気を通し変形、刃渡りを更に伸ばすといった芸当も可能。 強い衝撃を受けるか、信号が途絶えると、自壊プログラムにより塵の様に崩壊して消える。 “苦難に仕えよ、我が悪しき影。” 野戦用ダスターコート いつも着ている薄汚い白いコート。上記のナノマシンが繊維に埋め込まれており、能力の発動に合わせて一緒に硬質化する。 スクラップヤードやスプロールなどの彼の拠点には、見た目が全く同じ予備が何着も用意されている。 かなり丈夫で、紫外線降り注ぐ荒野から吐く息も凍る氷原まで、様々な極限環境にも耐えられると評判の品。 能力名 『Fahkeet』 上記参照。身体を金属質の物質に変える能力。 能力というよりサイボーグとしての彼の体質に近いが、何故か異能制限系の制約などに引っかかりやすい。 義体化以前は異能力者であったことから、それが関係しているのではないかと彼は考えている。 活性化させる事により、悪鬼じみた姿の禍々しい怪人へと変身する事が可能。 『電力吸収・操作』 主なエネルギー源である電力を吸収し、逆に自分の力とする能力。 体内のバッテリーを操作して電撃を放つこともできるが、やりすぎると命にも関わる。 『サイボーグの身体能力』 人工筋肉と強化骨格フレーム、ナノマシンによる人間離れした身体能力。 やりすぎは命にも関わるが、電力を消費することで更に出力を上げることも可能。 電力が過剰にあればあるほど強くなるが、無くなると文字通り指一本動かせなくなり、完全に尽きれば死ぬ。 普通に暮らすだけなら消費量は特に問題はないらしい。 【第4の壁認識】 世界の有り様を朧げながら認識してしまう能力。 空が青いのを感じる様に、彼の眼には世界をもっとどうしようもないところから操る者が微かに見えている。 あくまで見えるだけであり、口を挟む事は出来ても流れを弄ったり知らないはずの情報を知る事などは出来ない。 欠点としては証明のしようがないため、他者にとってはただの戯言にしかならない事。そもそも彼の見るものが真実とは限らない。 本人も口にこそ出すが、誰かに信じてもらおうと心からは思っていない。知らない方がいい事と言うものもある。 概要 核戦争、能力者によるテロなどによるダメージからテックの力で歪に復興した世界の出身。 自我と記憶を新しい義体に〈転送〉するという方法で肉体を一新したサイボーグ。謂わばスワンプマンであるが、本人はそこまで気にしていない。 傲岸不遜、他人の不幸は蜜の味、ゴーイングマイウェイを貫き、二転三転する喋り方で自分のルールに従うのを是とし、面倒を引き起こす。 自分の理解不能な事をされたりするとツッコミに回るが、基本的にはトラブルメーカー側である。 自身が悪趣味なトゥルーマンだと『理解』してしまっても、演目を続ける以外に彼に選択肢は無い。全てを諦め受け入れ、醒めた夢を続ける狂人である。 世界の本質とは悲劇とジョークだと嘯き、見えない誰かに文句を垂れ、スクラップヤードの一角でリビングデッドの少女と暮らす人格破綻者。 ではあるのだがかなり偏った知識を持ち、オタク気質なところもある。というかこちらが素の趣味嗜好に近い。 古い映画や曲、アニメやゲームやネットスラングも大好き。 + 荒木式キャラシート 名前 ソーマタージ-アインザッツ- 本名 三橋翼 年齢 189歳(越境前の記録) 性別 男 身長 186.7cm 体重 100.4kg 生年月日 10月12日 星座 天秤座 出身地 日本 国籍 日本(現在はなし) 血液型 A 人種 アジア系 髪の色 白 瞳の色 赤 利き腕 両利き その他の身体的特徴 三白眼 父親 とある製薬会社の幹部 殺害済 母親 その愛人 死亡済 兄弟 腹違いの兄 殺害済 姉妹 いない 祖父 自動車部品工場の工場長 死亡済 祖母 専業主婦 死亡済 将来の夢 旅の終わり 口癖 オイオイオイオイ くせ 口元を隠す様に手で覆う 恐怖 ピエロ 尊敬する人 いない 嫌いな人 自分 自分よりやかましい人 恨んでいる人 今のところは無し その他性格上の特徴 ソシオパス 親友 越境者に何人か ガールフレンド 無し 受賞歴 無し 犯罪歴 ありすぎて書ききれない 最終学歴 高卒 資格 危険物取扱者丙種 職業 傭兵 違法だったり危険な仕事の斡旋 現在の学校 無し 経済状態 やや悪い 好きな食べ物 鶏肉 嫌いな食べ物 チェリー味のコーラ 特技 居合 無駄にアクロバティックな動き 特殊能力 金属細胞『Fahkeet』の操作 放電 必殺技 超高速居合術『是無』 その他 手先が器用 好きな音楽 なんでも好き 好きなアイドル、芸能人 T.M.Revolution グランド・ファンク・レイルロード 好きな本 駿府城御前試合 漫画全般 好きな映画 300 田園に死す 好きな言葉 お楽しみはこれからだ 好きな花 ゼラニウム アクセサリー 黒い革手袋 髪型 乱れた髪 ファッション コート以外にこだわりはない コレクション ボブルヘッド人形 好きな色 無し 好きな香り 無し 芸術嗜好 こだわりは無し 関係している組織 自分で立ち上げた武器、薬物の密輸、密売組織 関係している会社 無し 関係している犯罪 たくさん スポーツ 無し 乗り物 カワサキ・Ninja H2 格闘技 我流喧嘩術 好きな場所 自分の家 スクラップヤード 好きな酒 酔えればなんでも 好きなタバコ サウダージ(故郷の絶版の品) ペット 無し 捏造テーマ + 閲覧 戦闘/能力使用 戦闘/暴走
https://w.atwiki.jp/niconico2nd/pages/42.html
OP28 ◆Whc/JdNwwk 卑怯戦隊うろたんだーとは、 秘密結社「ジャスティス」を倒す為に結成された あらゆる卑怯な手段を用いて勝利を手にする よいこの為の正義のヒーローである! 彼らがまともな状態ならば……の話ではあるが。 ◆◆◆◆◆◆◆ 「やあ!おはよう諸君。うろたんだーの卑怯ブルーKAITOだよ」 少し聞き覚えのある声に、私は目を開け辺りを見渡した。 あれ?昨日は確か…… いつもの居酒屋で、いつものように酔いつぶれて、 ネルさんに迎えに来てもらって、家の布団で寝たはずなのに。 「じゃあ、ここはどこなの?」 見たことの無い室内、周りには見慣れない人々。 人じゃないのもいるけれど。 明らかに普通ではない事態に、二日酔いの頭から酔いが消え去り ようやく頭が回転を始めた。 けれど、いくら考えても自分なんかが、 こんな所に連れてこられる理由は見当たらない。 あくびを一つして、ようやく首元の違和感に気付いた。 冷たい金属の感触が、喉を締め付けている。 何なの?これ首輪? 他の人も気付き始め、室内が一気に騒がしくなった。 「やっと気付いてくれたか!皆!それは我が組織の科学力を駆使して作られた、超高性能の首輪だ」 遠くにあるステージの上に、青い髪に青いマフラーをなびかせたアイスを持った男が現れた。 ……KAITOさんだ。 間違いない。 私は確信した。 「どうしてKAITOさんが…?」 「あ!お兄ちゃんまだ言ってないよ~早く言わないと」 「ミクちゃん?」 「それは君たちの生死を管理する為の、うろたんだー技術部作の首輪さ☆ それに関して注意事項を一ついいk」 「ふざけるな!俺は犬ッコロじゃねぇよ!クソッ!はずせコラ!」 KAITOさんの言葉をさえぎって、私の隣にいた鳥頭の男の人が立ち上がり叫んだ。 首輪をはずそうと立ち上がったまま、必死で引っ張ったり弄くったりしている。 こんな怪しいもの、それも自分の首についているものをよく乱暴に扱えるものだ。 ハクはそっと首輪から手を離す。 「あーあ。そんなに無理にはずそうとしたら」 「リンちゃんまで…」 こんどはステージ下にロードローラーにのってリンとレンが現れる。 「チッ!はずれねぇ!フタエノキワミ!」 鳥頭の人が、自分の首輪に強烈なパンチを叩き込んだ瞬間 ―ドカーン!― 「アッー!」 首輪が爆発して、鳥頭の人の頭が消滅した。 「イ゙ェアアアアア!」 「きゃああああああ!!」 あれだけの威力の爆発なのに、何故か周りの人には被害はなかった。 「おえ゛え゛え゛え゛え゛」 その生々しい血の匂いと、散らばる肉片に耐え切れず、 私は胃の中身を床にぶちまけた。 すっぱい匂いが床に広がる。 あちこちで悲鳴が上がる中、ステージ上のミクさんが明るく言った。 「ね、お兄ちゃん。だからミク言ったでしょ?絶対一人は爆発させちゃうって」 「うーん、やっぱり一番初めに言っておくべきだったかなー」 「ちょっと待ちなさいよ、あんたたち一番重要なこと言い忘れてるでしょ!仕方ない、私が言うわ。KAITO、ちょっとマイク貸しなさい」 「あっ…めーちゃ…」 MEIKOさんがKAITOさんからマイクをひったくり、私達に向かって叫んだ。 KAITOさんは半泣きだ。 「今からあなた達に殺し合いをしてもらうわ。最後の一人になるまでね。反則は無し!」 「めーちゃん!それ俺のセリフ!」 「殺し合い…?」 MEIKOさんは何を言っているの…? なんでKAITOさんたちがそんなことを…? 「殺し合いだなんてふざけているんですか!!あなた達は!!」 ステージ近くにいたコンビニ店長のような人が、立ち上がってKAITOさんたちに怒鳴った。 彼にだけ照明があたっていない気がする。 「そんな非人道的なことが許されるとでも思っているんですか!?こんな悪趣味な首輪までつけて!」 そこまで言うと彼は一旦言葉を区切り、さっき死んだ鳥頭の人をちらりと見やり再び叫んだ。 「今すぐ僕を元の所に返しなさい!僕はあなた達のような変態集団に付き合っている暇などない!」 「うーん…見せしめは一人で済むと思っていたんだけど、計算違いだったかしら?」 「聞いているんですか!?この年増!!」 「っ!!…これ以上見せしめはいらないんだけど、まあいいわ!」 MEIKOさんが、そういったとたん彼の首輪からピッピッと電子音が聞こえ始めた。 「なっ……なんですか!これは」 「残念。ゲーム脱落だよ」 ―ドカーン!― 先の鳥頭と同様に、彼の頭も消滅し、頭を失った体がその場に崩れ落ちる。 もう先程のように、悲鳴はあがらない。 皆彼の二の舞を恐れている。 現に私も、近くにいた赤い服の少年も一言も発せず ただ呆然としていた。 「けっ!でしゃばりやがって。ざまあねえな」 その体を、近くにいた白髪を立てた少年が床に転がし、足で踏みつけた。 「おい、この悪趣味ゲームの主催者さんよぉ。とっとと始めろや」 「これでわかった?じゃあ改めてルールを説明するよ。おいBAKAITO、いじけてないで説明しろよ」 レンくんがロードローラーから降りて、いじけていたKAITOさんの頭を踏みつける。 それで、KAITOさんは涙をぬぐって私たちに向き直った。 「あ、ああ。 さっきわかった通りその首輪は、こちら側からの操作で爆発する。 さっきみたいに俺達にはむかったり、脱出を企てたり、 二十四時間死者が出ない場合などだ。 後ほど説明する禁止エリア内に立入れば、俺達はその首輪を爆発させる。 その禁止エリアは、一日四回の放送で発表する。 毎回放送事にランダムで、会場の建物が一つ崩壊する可能性がある。 その可能性もランダムだ。 その際にある建物が崩壊すれば、中のジョーカーが解き放たれる。 長時間死者が出ない場合そのジョーカーが解き放たれる確立も高くなるから注意しろよ。 死亡者は人数のみ、放送で発表する。誰が死んだかは発表しないからそのつもりで。 後、支給品の説明だ。 このデイパックの中に、食料、会場の地図とコンパス、武器等の支給品等が入っている。 もちろん会場で確保してもかまわない。 こんなものかな。 ああ、最後に一つ 生き残った一人は何でも願いが叶い、かつ元の世界に帰れる。 あー長かった。」 「それじゃあ、ゆっくり卑怯に殺し合ってね!」 KAITOさんが全部言い終えた瞬間、 私の意識はかすれ、再び眠りに落ちた。 落ちる直前に、ミクさんの言葉。 「これで、私たちだけの時代がやってくるよ」 -ニコニコ動画バトルロワイアル(β) 開幕- ◇◇◇◇◇ 「……」 参加者が全て会場のあちこちに飛ばされた巨大なホール内には、俺達だけが残された。 見せしめの死体は、卑怯隊員たちが片付けている。 それを見て、ほんの少しだけ良心が痛んだものの、すぐに次の準備に取り掛かった。 「お兄ちゃん…」 ミクが不安そうな顔で、俺のコートを握る。 「大丈夫だから、ミク。このゲームが成功したらニコニコは俺達の物になる。オールスターは消える」 「うん…」 「ゲーム破壊なんて真似はさせないさ、必ず成功するよだから…」 ◇◇◇◇◇ 【主催】 【KAITO@VOCALOID 卑怯戦隊うろたんだー】 【MEIKO@VOCALOID 卑怯戦隊うろたんだー】 【初音ミク@VOCALOID 卑怯戦隊うろたんだー】 【鏡音リン@VOCALOID 卑怯戦隊うろたんだー】 【鏡音レン@VOCALOID 卑怯戦隊うろたんだー】 【参加者】 【弱音ハク@VOCALOID亜種】 【阿久津仁@ミュージカル・テニスの王子様】 【ひろし@呪いの館】 【見せしめ】 【相良左之助@るろうに剣心】 【観月はじめ@ミュージカル・テニスの王子様】 追記 主催者達の目的はゲームそのものではなく、オールスター殲滅のようです。 (なぜVOCALOID亜種である弱音ハクが参加させられているかは不明) 主催者はまだ迷いがある様子。どうやら何かに取り憑かれている模様。 ジョーカーの数は不明。ひとりか、それとも多数か、そもそも存在しないかもしれない。
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/85.html
「問おう。君がこの度の演目の私の依頼人かね?」 (何言ってるんだろう、この人?) 成歩堂 龍一は激怒した。必ず、かの邪智暴虐の原告人を除かなければならぬと決意した。 成歩堂には法律がわからぬ。成歩堂は、芸大の出身である。シェイクスピア役者を目指し、芸を磨いて暮して来た。 けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。 「つまり、ここはその聖杯戦争とやらの舞台で、あなたは、ぼくのサーヴァント、アーチャーである、と」 「そういうことです。ご理解いただけたかな?」 (うーん、さっぱりだぞ。というか、いい年して何言ってんだこの人?) 「本来ならば、サーヴァントというのは名を隠してクラス名で呼んだ方が有利ならしいが、 私の場合は別らしい。私の名はロジャー・スミス。ロジャーと呼んでくれたまえ」 「ア、ハイ、分カリマシタ、ロジャー=サン」 (しかも外国人かよ! 日本語上手いなこの人) 「さて、依頼人。君の名前はなんというのかね。名乗ったのだから、聞かせて欲しいものだが」 (ですから、依頼とかした覚えとか無いんですけど……) 成歩堂は、現場検証をしていた。成歩堂は弁護士である。 救いを求める力なき被告人を弁護し、救うのが彼の仕事であり、生き様である。 この度の法廷でもそれは変わらなかった。そして、彼は現場で見つけたのだ。 ゴフェルの木片を。 「とにもかくにも、ぼくはコレを持って法廷に立たなければならないのです」 「理解した。ミスター成歩堂。君のような人間が依頼者であるのは実に望ましい」 「ですから、依頼者じゃないですってば」 そして今に至る。成歩堂は、黒づくめのスーツの男、ロジャー・スミスの話を道端で聞いていた。 「残念だが、ミスター成歩堂、この悪趣味な催しを勝ち残るには、私の力は大いに不足していると言わざるをえない。もちろん君もだ」 「はあ、そうですか」 「だが、私にも誇りというものがある。パラダイムシティ一のネゴシエイターとして、力の及ぶ限り君の依頼に応えよう」 (パラダイムシティってどこだろう?) 「それに、このような人の願いにつけこんだ邪悪なパーティーは、私の信念の許す所ではない。できれば主催者の顔が見たい」 「そうなんですか、良く分かりませんが頑張ってください」 「君にも頑張ってもらわなければならないのだよ、ミスター成歩堂」 「ええ、まあ、ハイ」 「とりあえず、私の愛車が呼べるようだ。しばし待ちたまえ」 (この人、どんどん話を進めちゃうなあ。まだなにがなんだかさっぱりなんだけど) しばらくすると、ロジャーのスーツと同じ、黒づくめの自動車が成歩堂の前に走ってきた。 そして促されるまま成歩堂はそれに乗った。 そのまま二人が走り去った後には、成歩堂が持っていたゴフェルの木片があった。 【クラス】アーチャー 【真名】ロジャー・スミス 【パラメーター】 筋力E 耐久E 敏捷E 魔力E 幸運A 宝具--(B) 【属性】 中立・善 【クラススキル】 単独行動:A 一般人の範疇であるその低い性能の代償に、アーチャークラスとしては最高の単独行動能力を得る。 宝具を使用しない限り聖杯から供給される魔力のみでも十全に行動できる。 対魔力 E 弓兵のクラスに付与される対魔力。本人が納得しないものは認めない性格のため、最低限になってしまっている。 魔力によるダメージをほんのり和らげる。 【保有スキル】 交渉術:B 交渉により有利な判定を得やすい。Bランクであれば、一国でも突出した才能があるといえる。 騎乗:E 本人の趣味により、乗用車ならば華麗に運転できるだろう。 偉大なる黒:C 「交渉人・ロジャー・スミス」としての側面による隠蔽スキル。 察知スキル、予測スキルを持たない相手に対してサーヴァントとしての気配を察知させない。 サーヴァントとしての武力及び魔力を持たないこともこの能力の一因である。 対抗スキルを持っていないサーヴァントでも、情報の取得によりキャンセルできる。 「メガデウスの操縦者」としての側面により、「アーチャー」の宝具を使用する場合はこのスキルは失われる。 汝に罪あり A 相手の非により交渉スキルが失敗した際に限り自動的に発動。 一時的に敏捷が1ランク、耐久が2ランク上がり、逃走行動に対する幸運ボーナスが大きくなる。 この逃走への幸運ボーナスは依頼者たるマスターにも適用される。 さらに逃走に成功した場合、「仕切り直し」が自動発動し、宝具使用に対する消費魔力が大きく低減する。 【宝具】 『偉大なる“O”』(ザ ビッグ オー) ランク B 種別 対城宝具 レンジ 1 最大補足 1人 巨大な機械仕掛けの神、「メガデウス」を召喚する。 ロジャーのアーチャーたる由縁であり、極めて多くの火器を有する。 その巨大な質量は、歩みや拳だけでも、十分な脅威となりえるだろう。 ただし、その巨大さのため、現界や行動のターン毎に莫大な魔力を消費する。 事実上、今のマスターでは召喚するだけでもサーヴァント共々消滅するだろう。 『機械仕掛けの恋人』(R ドロシー ウェインライト) ランク D 種別 対人宝具 レンジ 1 最大補足 1人 筋力C 耐久C 敏捷D 魔力‐ 幸運E 単独行動E を持った機械人形を召喚する。 サーヴァント本人より高性能かつ、機械人形自身魔力を持たないため、現界に相応の魔力を消費する。 また、『偉大なる“O”』と同時召喚し、連結させることで『偉大なる“O”』を強化できる。 『此度の舞台に幕は下り』(ザ ビッグオー ファイナルステージ) ランク EX 種別 対界宝具 レンジ 1~99 最大補足 1000人 『偉大なる“O”』と『機械仕掛けの恋人』を連結させることにより一度きり使用できる世界に対する砲撃。 射線に巻き込まれた万物は消え去り、消滅した空間から森羅万象に歪を作り、世界の「興行者」を引きずりだす。 依頼があれば、ロジャー・スミスはそのまま「興行者」と交渉をすることができる。 【weapon】 『腕時計』 後述の『グリフォン』を遠隔操作で呼び出すことができる。 本来は通信機能を備えていたが、ムーンセルでは失われている。 『グリフォン』 黒塗りの2ドアセダン。マニュアルトランスミッション。ロジャーの腕時計から遠隔操作が可能。 ミサイルを搭載、グリフォンエンブレムの目が動き、照準にして発射。マシンガン、炸裂弾、盗難除けのガードまで装備。 ただし、宝具ではないため出し入れは出来ず、適切に運用するには燃料及び整備が必要である。 【人物背景】 アニメ「ザ ビッグ オー」の主人公。 記憶を失った町、パラダイムシティ随一の交渉人(ネゴシエイター) 機械仕掛けの神(メガデウス)「ビッグオー」の操縦者(ドミュナス) 黒いスーツに身を包み、紳士を気取っているが、実に頑固で短気なわがままな性格。 寝起きが悪く、日常生活の風景はまるで背伸びをしている子供である。 黒色が大好きで衣料から車まで黒いコーディネートをしているが、女の子から悪党にまで専らの不評。 作中、交渉を失敗しがちに見えるが、基本、相手の目的がポーズであったりロジャー自身であったり、交渉にないためである。 ロジャーの「ビッグオー」は「プロフェッショナルではない」輩に、等しく鉄槌を下す。 【サーヴァントとしての願い】 悪趣味な催しの主催者の顔を見る。 【基本戦術、方針、運用法】 相手を見て交渉スキルでなんとか立ち回る。 マスターに魔力が無いため、強力な宝具も持ち腐れである。 【マスター】 成歩堂 龍一(なるほどう りゅういち) 【参加方法】 ムーンセルによる召還。 事件の証拠物品にゴフェルの木片が混ざっていた。 【マスターとしての願い】 ゴフェルの木片を持ち帰り法廷に立つ。 【weapon】 無し 【能力・技能】 弁護士であるが、法律にはあまり詳しくない。 矛盾をついたりハッタリをかましたりして自分に有利に話し合いを進める手管は突出している。 それ以外は運転免許すら持っていない。 なぜか物理攻撃に対して異常な耐性と回復力を持っている。 【人物背景】 逆転裁判シリーズの初代主人公。 ギザギザした髪型が特徴のちょっと変わった青年。 正義感は強いが、少し流されやすい性格。 弁舌や司法の知識はともかく、ツッコミには定評がある。 【方針】 ゴフェルの木片を無事持ち帰り、被告者を救う。
https://w.atwiki.jp/mustnotsearch/pages/4499.html
つまんなwww -- (*^ω^) (2012-03-23 19 43 51) たぶん2 -- 2 (2012-03-23 20 22 33) 何これw -- 名無したん (2012-03-23 20 23 09) なんて暇ゲー。悲鳴がうるさい -- ローディー (2012-03-23 20 28 32) なんぞこれ?? -- 名無しさん (2012-03-23 21 27 34) 拷問部屋ステージは撃った時のリアクションが多彩で、動画見てるだけなら面白かった。 -- 名無しさん (2012-03-23 22 02 51) グラセフ(チャイナウォーズ)の方がまだまし。 -- ディアルガ (2012-03-24 00 03 37) 悪趣味ゲームが好きなんでネタは不愉快すぎて良いと思うんだけどねぇ。作ってる側の『グロいのウケそうだから作りまんたけどめんどくなったよ』感がひどい。 -- 名無しさん (2012-03-24 01 11 34) グラセフ以上に外道w -- 名無しさん (2012-03-25 13 07 25) たのしいのか -- ちりちり (2012-03-27 10 38 46) ↑まちがえた。楽しいのか?これ・・?w -- ちりちり (2012-03-27 10 39 25) 実はファミコン化されている・・・・アーケード版は南米で遊べますよ -- 邪神キヨハラ (2012-03-27 13 37 44) グラセフ以上にグロいな。あれは人を殺さなくても(殺すときもある)いいゲームだからね。 -- くろ (2012-05-03 06 00 59) 確かにウンコゲームやな -- ウンコハリケーン山谷X (2012-05-17 01 28 00) まさに外道wwwwwww -- 名無しさん (2012-07-26 22 58 55) 海外にはスゲークソゲーがあるなあ。 -- 泣き虫へたれ (2013-04-20 19 05 49) 僕的には戦える軍人なんかを射殺するゲームのほうが面白いと思う。 -- SINO船長 (2014-01-09 13 29 30) ↑5 グラセフは人を殺しまくって遊ぶプレイヤーも少なからずいるが基本はいいゲームだよね -- メタグロス (2014-01-09 15 16 31) それってポスタルよりグロですか? -- 外道くん (2014-01-28 01 36 06) ↑ -- sm666 (2014-04-05 10 10 02) 上の続き ポスタルのほうがグロ度高いです -- sm666 (2014-04-05 10 10 53) ↑ポスタルってそんなにぐろいか? -- かめかめ (2015-08-12 20 59 20) 男は度胸! やってみろ! -- 名無しさん (2016-01-03 15 56 29) これはまたマニアックな・・・w -- PLUS+PLUS (2017-09-25 13 05 43) chillerだけだと冷却器がヒットするな -- 名無しさん (2018-10-20 18 58 16) ドット絵だと余計にグロく見えるのよね(やばたにえん然り) -- カナエ (2020-03-29 01 55 51) THE・無差別殺人 -- メタトンNEO (2020-07-08 15 04 11) ゲームがヒットしないな... -- ゲーム太郎 (2021-05-20 20 27 46) MSXの奴は名前が同じ別物 こちらはアクションでBGMも妙に格好良くグロやホラー要素は全く無い -- (名無しさん) 2021-10-12 10 53 18 後半は無差別に頃された人間の霊をゴーストバスターしてるんやないの? -- (名無しさん) 2022-11-09 09 55 31
https://w.atwiki.jp/god14/pages/1566.html
ヴェンディダード 魔王ナダレの戒律。 本編のナダレだけではなく、歴代のナダレたちが真我(アヴェスター)から等しく背負わされた大義式戒律。 善悪闘争の管理者として振る舞う代わりに、真我の触覚たる力を得る。 本来の自身の名も戒律も奪われ、属性(いろ)を固定され、善悪闘争を回し、最終局面で倒されることにより大転墜を起こすという役割を背負わされる代償として、ナダレは神の現身となる。 人型に凝縮された一つの宇宙。この宇宙で唯一許された疑似求道神となり、宇宙に匹敵する存在密度による頑強さと崩界に代表される超抜能力の行使権限を得る。 しかし同時にナダレの業として強固な挫折の呪いを背負わされ、この戒律の縛りに反する行いは必ず失敗するようになり破戒は不可能となっている。またこの戒律を背負ったことで、本来の名前と戒律は消し去られる。 縛りというよりは呪いのようなもの。そのためナダレとなったものは最初は怒り狂い世界の破壊を目指すが、呪いにより幾度も挫折を味わわされ、やがて虚無的な死による解放を願う存在と化していく。 これは単なる真我(ミトラ)の加虐趣味とも言い難く、歴代の覇道神の元型(アーキタイプ)である黒の七王の中でナダレはミトラ自身のシミュレートであるため、自身の過去を疑似体験させることで、どのような未来が生まれるのかを占うのが目的だったようである。悪趣味なのは変わりないが この大義式戒律の存在ゆえ、二元論の宇宙においては真我の影(ナダレ)という形でしか求道の極みを許容する余地がなく、誰も求道神になることができない。 仮にバフラヴァーンのような正統の求道者がナダレを倒した場合、倒した者が次代のナダレとなってしまうだけである。何よりも前提として世界構造自体が求道の極みというもう一つの宇宙を許容できるほどの自由度は許されていない。 “みんな”の何たるかを知らない限り、誰もナダレの先へは進めない。みんなとは白と黒の垣根を超えたこの世の全てであり、その視点を真に持てるのは求道ではなく覇道の領域。 本編のナダレはこの戒律にもう一つの戒律を加えることで、求道の極みにより近づいている。 備考 ヴェンディダードとはゾロアスター教の聖典『アヴェスター』のテキストの一部。 真我の触覚という共通点からか、戒律名はアフラマズダのものと同じ名称となっている。 縛りも恩恵もデメリットすぎる… -- 名無しさん (2021-05-29 01 08 32) 疑似求道神になれるってメリットもぶっちゃけただのデメリット… -- 名無しさん (2021-05-29 01 23 38) 言っとくが設定集の内容(戒律名とか)は本編に出てないなら掲載から一ヶ月後だよ。トップページのガイドライン見な -- 名無しさん (2021-05-29 06 31 57) ブシュンヤスタといい大義式戒律のクソさがよく分かる -- 名無しさん (2021-06-19 11 03 33) 馬鹿「つまり、真我よりもナラカよりも強くなればいいのだろう?」 -- 名無しさん (2021-06-19 14 18 42) ↑まず波旬に勝たないとナラカは勝てないぞ -- 名無しさん (2021-06-19 21 46 49) 明星が座を獲った時のように真っ向勝負では勝てなくても頭を使って勝つという方法もある。 -- 名無しさん (2021-06-22 18 25 07) これ「私の気持ちをとくと味わえ」ってメンヘラ系な戒律ぢゃん…。そういや好きな男の子に「ねぇ、どんな気持ち」した女の子がいたな… -- 名無しさん (2021-06-23 06 56 33) 波旬以前にマグに勝ってから言え -- 名無しさん (2021-10-10 19 02 46) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/marupojipu/pages/213.html
http //engawa.2ch.net/test/read.cgi/fortune/1376655805/ 432 名前:マドモアゼル名無しさん 投稿日:2014/01/19(日) 23 43 17.72 ID LXp+veBt 429 暗星様、どうぞよろしくおねがいいたします。 生年月日1981.09.20 生まれた時間 21 45 生まれた場所 福島県 性別 女 記載必須 ・恋愛以外でと書いてありましたが、結婚運などは見ていただけますでしょうか…?将来結婚できますか? もし無理な場合は、これから仕事に就いた場合、長く仕事を続けられるか不安なのですが、 どのようなことに気をつければよいか教えていただきたいです。 よろしくおねがいいたします。 434 名前:マドモアゼル名無しさん 投稿日:2014/01/19(日) 23 48 46.99 ID 71PFNHbv 432 いたずらコピペ http //engawa.2ch.net/test/read.cgi/fortune/1295089012/696 など 437 名前:マドモアゼル名無しさん 投稿日:2014/01/20(月) 00 19 46.28 ID lvWhPCM3 434さん。いたずらなコピペとはどういうことでしょうか?心外で突然のレスに憤りを感じました。 私が最近占い板に書いたレスは半年以上前です。 言いがかりはやめてください。 438 名前:マドモアゼル名無しさん 投稿日:2014/01/20(月) 00 28 36.90 ID lvWhPCM3 436さんへ できればどのようなことが晒されているかできればお教え願えませんか? 過去スレに入っていて見れなかったので… 過去に質問した内容は覚えておりますが、今後生年月日、住所等晒していたずらに誹謗、中傷されたり特定されることがある場合投稿も躊躇いますので… 439 名前:マドモアゼル名無しさん 投稿日:2014/01/20(月) 00 46 27.73 ID uiX3VB02 438 僕の場合、今までの占い結果やレスをまとめて別のスレに貼られました まぁ、生年月日と生まれた場所しか書いていませんので、まず特定されることはないでしょうが 悪趣味な人間であることは間違いありません おそらくは、占いスレの過去ログをデータとして持っているのでしょうね 440 名前:マドモアゼル名無しさん 投稿日:2014/01/20(月) 00 50 37.42 ID lvWhPCM3 439 今不審に思って過去レスを辿っていました。 どうやら常駐してらっしゃる方のようですね。 悪趣味ですね。 あなたも大変でしたね。 占い板は素晴らしい先生方もいらっしゃるのに本当に残念です。 441 名前:マドモアゼル名無しさん 投稿日:2014/01/20(月) 00 55 17.35 ID uiX3VB02 では、被害者が増えないように一応貼っておきますね ※こちらで鑑定を依頼される方に注意 このスレには、個人情報収集目的のために毎日張りついている人間がいます あちこちのスレに占い結果を貼り付けて、面白がっているような人間です また、ここで一度依頼をすると、隣りの板やネット上にまで情報を公開される可能性があります その点を踏まえて依頼してくださいね 442 名前:マドモアゼル名無しさん 投稿日:2014/01/20(月) 01 27 39.18 ID lvWhPCM3 注意喚起しておくに超したことはないですね。 ありがとうございます。 突然のことで本当に驚いたので助かりました。本当にありがとうございます。 443 名前:マドモアゼル名無しさん 投稿日:2014/01/20(月) 01 38 35.25 ID LXPI/JQN 437 うそつきwww http //engawa.2ch.net/test/read.cgi/fortune/1368249518/ 408 マドモアゼル名無しさん 2013/07/04(木) 03 51 07.83 ID SJk17avA ペンネーム くろみけ 生年月日1981.9.20(31歳) 性別 女 全体運と恋愛運を占っていただきたいです。 この先結婚する可能性はあるでしょうか? どうぞよろしくおねがいいたします。 444 名前:マドモアゼル名無しさん 投稿日:2014/01/20(月) 01 41 32.60 ID LXPI/JQN ☆タロットで占います☆17枚目 474 マドモアゼル名無しさん 2013/07/04(木) 09 21 45.03 ID SJk17avA ←★注目! 初めまして。あみと申します。1981.09.20(31歳)♀です。 今半年つきあってる彼がいるのですが、大好きなんですが先が見えません… 彼との相性と今後彼と結婚できる可能性はあるか見ていただきたいです。 大好きなんですが一緒にいて苦しいです。 どうかご助言いただけないでしょうか…。 446 名前:マドモアゼル名無しさん 投稿日:2014/01/20(月) 02 02 03.29 ID CpfLoQbS 443 それ、貼ってるものは去年の七月だよね。 依頼者の言う通り半年で合ってる、うそつきと言って良いのかな。 張り付け作業がここまで来るとあなたの没頭ぶりにびっくりするよ。 同日の依頼って、満席取下げで他に依頼したものかもわからない。 あなたがやってることは板や依頼者に粘着してるだけで、板の自治の為にしているように見えないけど。 448 名前:マドモアゼル名無しさん 投稿日:2014/01/20(月) 03 01 30.46 ID gbDZXZBL 去年の七月なら再依頼してもいいんじゃないかな ましてや福島出身なんて苦労してるはずだし…… 449 名前:マドモアゼル名無しさん 投稿日:2014/01/20(月) 15 51 59.40 ID h5r7DPTT まとめ作ってる晒し厨さん妄想癖あるよねw 思い込み激しすぎるよー 真面目な話し病院行って医者の指示に従った方がいいよ、あんた病人だよ。 あんな汚ない言葉平気で遣うなんて正常じゃない。 http //engawa.2ch.net/test/read.cgi/fortune/1295089012/ 696 名前:マドモアゼル名無しさん 投稿日:2013/03/04(月) 07 40 06.89 ID Mq6LOraO 「紫武斗数」を希望します。 ・HN くろみけ ・生年月日 1981/9/20 ・出生地 福島県 ・性別 女 ・血液型 O型 ・出生時間 21時45分 ・相談内容 これからの人生を占っていただくことってできますか? もし無理な時は今年の運勢と恋愛運をみていただきたいです。 よろしくおねがいします。 904 マドモアゼル名無しさん 2013/04/20(土) 20 36 48.82 ID /R58pqy8 1981年9月20日PM9 45生まれ 今後の運勢と恋愛運を見ていただきたいです。 よろしくお願いします。 【依頼先行】簡単に占います 16【占術不問】 76 マドモアゼル名無しさん 2013/01/27(日) 15 39 53.33 ID yRq1H7RW よろしくおねがいします。 【HN】くろみけ 【性別、年齢】女31 【今までの状況】婚活をしてカップルになった男性がいます。 二回ほどデートをして、相手も私に好意を抱いてくれて、私も好意を抱いてはいるのですが、男性経験が少ないのでこれは恋なのか、一時の気の迷いなのか自分の気持ちがわかりません…。 【占ってほしいこと(ひとつ)】今後この方とおつきあいしていて未来があるかどうか占っていただきたいです。 相性がいいかや結婚に結び付く出逢いなのか自分でもわからないので、お力をお貸しください。 参考 お二人の縁の深さを占ってあげます。Part2 184 マドモアゼル名無しさん 2013/02/04(月) 16 18 57.52 ID rYGIHfIZ よろしくおねがいいたします。 ♂19711020 ♀19810920 355 184 2013/03/03(日) 01 20 02.50 ID QXe2SJG2 すみません。 184みてます。再度掲載しますのでよろしくおねがいします。 ♂19711020 ♀19810920 430 184 2013/04/07(日) 03 33 24.27 ID bTsYhqih すみません。184見てますのでどうかみてください。 よろしくお願いいたします;; ♀19810920 ♂19711020
https://w.atwiki.jp/ogasawara/pages/825.html
風野緋璃@FEG様からのご依頼品 別離 ~火の無いところに煙は立たぬ~ /*/ ――――フゥゥゥゥゥゥゥゥ―――― 紫煙が、男の長い吐息と共に吐き出される。 男は軽く周りを見渡す。 男の立つ場所はある建物の屋上であった。 ちなみにこの建物には屋上に出るため通路は無い、つまり正確に表現するならば屋上ではなく屋根の上にいる事になる。 大きく青い空が360°周囲に広がり、大地には建築物が植物のように生えている。 煙草を持つ手と指を見いり、少し口角を上げて少し前までの自分を思う。飛べぬ鳥の姿であった自分がこの近辺で一番高い場所に存在していることが少しだけ面白かった。 ……あの姿であっても空を飛んでいた自分に対しても。 ――――フゥゥゥゥゥゥゥゥ―――― 紫煙が、男の長い吐息と共に吐き出され、煙は青空へとゆったりと立ち昇る。 男は先の燃え尽きた煙草の灰を指で軽くトン、と叩き落とし、自身が立つ屋根の下で眠っている彼女のことを思った。 このままここを去るべきだと思う。 だが、まだ自分はこうしてここで煙草を吸っている。 彼女を気に掛けている自分がいることもこの場に残る理由の一つだが、一番 大きな理由は彼女が、無茶をしないかどうか、それが心配だった。 ――――フゥゥゥゥゥゥゥゥ―――― 紫煙が、男の長い吐息と共に吐き出される。 煙は青空へとゆったりと立ち昇る。 そして、風が吹く。 西国人特有の銀髪が風にたなびき、吐き出した煙は、彼の頭上で風に舞い上がるように掻き消えた。 そして、彼は二本目の煙草に火を点けた。 /*/ ――――――――パチリ―――― とそんな音が聞こえてくるように彼女の目蓋は開かれた。 眼を開き、意識が覚醒するにしたがって、風野緋璃は、鉄の杭で胸の中心を穿たれたような錯覚を覚えだす。 久しく感じていなかった幼き日の孤独のようなおぼろげなそれは意識の覚醒と共にその要因の輪郭を浮かび上がらせる。 「――――あれ・・・、」 意識をなくす最後の意識を取戻すために幾呼吸かをおき、今ある現実に疑問を投げかける。 そして彼女は理解する。ここが何処であるかを。 ここは彼が寝ていた部屋。彼が寝ていたベッドに自分が寝かされている。 空気を入れ替える為か窓小さく開いている。部屋の脇に備え付けられたロッカーは最後に見たときと違い、閉められている。 そして彼女は確信する。自分が何故ここにいるのかを。 覚えている最後の光景は、煙幕と、変容するハードボイルドペンギンの姿。 さすがというべきか煙幕とその動きから風野緋璃の記憶のなかにはハードボイルドペンギンがどのような姿になったのか、という映像は残ってはいなかった。 そして、彼女は動き出す。当たり前であるかのように、ベッドから飛び出した。 彼に会って、伝えなければならない。 それが何か、彼女は知っていたが、あえて思考の内で言葉にすることはなった。 それでいいと思う。 言葉に出来なくとも、そこに在ると確信出来るその衝動は正しいものだと信じた。 /*/ 何本目かの煙草に火を点け、かつてペンギンであったその男は、屋根を隔てた下から、風野緋璃が飛び起きる音を聞く。 うぬぼれでは無く、自分の居場所を探しているのだと、確信した。 建物をかすかに揺らす足音と話声から、宰相に問い合わせているのだろう。 彼女の行動が手に取るように分かる自分を、悪趣味にもこんなところで聞き耳をたてている自分を恥じた。 「―――――フゥ――――」 ため息のとともに、幾度目かの煙を吐き出す。そのため息は彼女の行動に対するものだったのか、それとも自分に対するものなのか。 男は煙草が灰になり、自嘲気味な笑みを浮かべる。 いい加減、悪趣味のきわみであると思い、この場を去る事にした。 煙草の箱をコートのポケットに収めながら、屋根の縁へ歩みを進める。 ―――――ギシリ、と屋根が軋む音が鳴る。 /*/ 頭上の物音に気づいた彼女が何やら動き出した音が聞こえる。 男は、屋根が軋みを上げた音に刹那、体を膠着させた 覗き見ると、彼女は屋上(屋根の上)に上ろうと窓から身を乗り出している。 何処から取り出したのか、体にロープをつけて動きにくそうに、体重を掛けられそうな太めの枝に手を伸ばしている。 男はそれ以上音を立てないようにその場を動かなかった。 どうしたものかと、しばし考えた後、このまま去ることは出来ないと思った。 屋根の上から風野緋璃を見る男。 角度と体勢から風野緋璃からこちらをうかがうことは出来ないようで、こちらには気づいていない。 逆光で影も無く、風も無く、 HB → 風野:目視可 ○ 風野 → HB:目視不可 × 風野からこちらを目視することは出来ないようだった。 ―――――――ハードボイルドペンギンとしてはかなり、というかものすごく、気まずい時間が流れる。 どうしたものかと悩んだ挙句、先ほど収めた煙草を取り出し、こっそりと火を点けた。 /*/ 風野緋璃は、屋根に乗り移る為に、窓の縁から木の枝に片手を伸ばす。 慎重に、だが少し焦りながら。 一つ目の枝を掴み二、三度体重を掛けて枝の強度を確かめる。 両手で枝を掴み、窓の縁から足場と定めた枝へと飛び出した。 ――――――そして、落ちた・・・。 /*/ ハードボイルドペンギンは最初、そのまま去るつもりでいた。 見つかりそうだったから、別離を告げる気で立ち止まっていた。 しかし、まさか自分からこの姿を晒さなければいけないとは、思ってはいなかった。 しょうがないと思いながらもこの事態になったことを不快に思わなかった。 男は優しい笑みを浮かべ、 ――――――飛び降りた・・・。 /*/ その思いがあるからこそ、その火が灯り、 燃える何かがあるからこそ、かすかな煙がその存在を遥か彼方へ知らしめる。 ―――――たとえ思いが見えずとも、――――――――――――――― ―――――――たとえその火が見えずとも、―――――――――――――― ――――――――――――――何処かに必ずそれを教える何かが、在る。 /*/ 「――――なるほど――――留守はまかせる」 ―――――結局、適当にはぐらかして、その場を去ろうとしたその男が最後に告げた言葉はそれだった。 風野緋璃の眼を見てそう告げると、片手に持ったままの煙草を吸った。 一筋の煙が軌跡を描き、彼は背を向け、去ってゆく。 残された煙は場にその筋を解され、やがて風に掻き消される。 男は咥えた煙草をもう一度吸う。 呼吸に合わせて、煙草の先の赤い火が強く灯り出す。 咥えた煙草を外し、息を吐き出す。 呼吸に合わせて、唇から白い煙が吐き出される。 ―――――――――火の無いところに煙は立たぬ――― それは、彼がここに残っていた理由。 それは、彼女が彼に抱くものと同じ思い。 彼女を見守る優しさだけではない。 彼女に別離を告げる優しさだけではない。 かつて、ハードボイルドを名乗り、いままた別の名を名乗ろうとする男の胸の内にも火が灯っている。 /*/ 大変遅くなり、申し訳ありません!! 完成いたしましたので、投稿させていただきます。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ご発注元:風野緋璃@FEG様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/cbbs_om/cbbs.cgi?mode=one namber=271 type=208 space=15 no= 製作:周船寺竜郎@FEG http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=988;id=UP_ita counter: - yesterday: -
https://w.atwiki.jp/compe/pages/42.html
鏡音レンは、歌がうまい以外はごく普通の少年である。 運動は苦手ではないが、得意でもない。 武術や格闘技の心得はないし、もちろん超能力を持っていたりもしない。 殺し合いという舞台では、真っ先に犠牲になりそうな存在と言える。 だが幸運にも、彼は殺し合いが始まってすぐに協力者を作ることができた。 それも高い戦闘力を持つ者が、二人である。 彼の生存確率は、大きく上昇したといっていいだろう。 だがレンは、また別の問題を抱えることになってしまった。 「とりあえず、お互い使い慣れてるのと似た武器が支給されたのは幸運だったわね」 「この悪趣味な戦いに参加させられてる時点で、幸運とは思えないけどね……。 まあいいわ。とっとと主催者ぶっ飛ばして、帰りましょう。 ねえ、レンくん」 「ひゃ、ひゃい!」 同行者の呼びかけに返すレンの声は、ひどく調子外れだった。 原因は、同行者たちの外見にある。 巨大な刃物を軽々と持ち運ぶ一人目の同行者は、カトレア。 もはや肉の暴力とでも形容したくなるような、超ダイナマイトボディーだ。 それでいて、服装は裸エプロン同然。 丸々としたお尻が丸見えである。 一方の金属でできた扇を手にした二人目の同行者は、マーニャ。 カトレアほど極端ではないが、こちらもそこらのグラビアアイドル顔負けのナイスバディーである。 そしてやはり、露出が多い。 本人曰く踊り子のユニフォームのようなものだというその服装は、ふんどし……もとい飾り布が付いたビキニといった様相だ。 当然、あらわになっている肌の面積も非常に大きい。 「やっぱり調子悪そうねえ、レンくん。 普通の男の子が突然こんなことになったら、平然としてる方がおかしいんだろうけど……。 少し休んだ方がいいかしら?」 「い、いえ、大丈夫です! 本当、俺のことはお気になさらず!」 身をかがめて顔をのぞき込んでくるカトレアに対し、レンは顔を真っ赤にして後ずさる。 (こんなの、殺し合いどころじゃないだろ! どうしろっていうんだぁぁぁぁ!!) 殺し合いという本題からかけ離れたところで、苦悩せざるをえないレンであった。 【鏡音レン@VOCALOID】 [状態]思春期の苦悩 [装備]なし [道具]基本支給品、ランダム支給品1〜3 [思考]基本行動方針:生き残りたい 1:刺激が強すぎる……! 【武器屋カトレア@クイーンズブレイド】 [状態]健康 [装備]首切り包丁@NARUTO [道具]基本支給品、ランダム支給品1〜2 [思考]基本行動方針:主催者の打倒 1:レンが心配 【マーニャ@ドラゴンクエストIV】 [状態]健康 [装備]たいようのおうぎ@ドラゴンクエストVI [道具]基本支給品、ランダム支給品1〜2 [思考]基本行動方針:主催者の打倒 1:早く帰りたい [備考] 参戦時期はエンディング後。 【首切り包丁@NARUTO】 霧隠れの里に伝わる忍び刀の一つ。 長さ2メートルを越える、包丁型の刃物。 破損しても、人を斬り続けることで血液の鉄分を吸収し、自動的に修復されるという恐るべき特性を持つ。 【たいようのおうぎ@ドラゴンクエストVI】 女性とスライム系モンスターが装備できる、扇型の武器。 一度に複数の敵へ攻撃ができる。 このSSが面白かったなら……\ポチッと/ コメントはご自由にお使いください 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/beatles801/pages/167.html
アゲハ蝶 2/2 「シャワーかい?」 「ああ」 ブライアンはにやりと笑って抜け出そうとした。ジョンはそれを制する。 「俺は風呂場でヤる趣味は無いよ」 「それもまた一興だな」 「悪趣味なやつ」 「君もね」 汗を洗い流すようなシャワーから注がれる湯が気持ちよい。ジョンは目を瞑った。湯が身体に染みてくるようだ。 しかし長々と浴びてはいられない。自分の次にブライアンが浴びるのだ。ジョンは急いで石鹸を洗い流すと、適当に切り上げ、備え付けのバスタオルで身体を拭く。 下着姿で出てきたジョンを見て、ブライアンは入れ違いでシャワーを浴びに行く。ブライアンがシャワーから浴びて帰ってくるまでジョンはくつろいで待っていた。眼鏡は掛けていた。 二人は朝食を食べて、闘牛まで時間があったので適当にバルセロナの街中を歩くことにした。すれ違う人々に、異国の風を感じた。 暑い夏の日差しが歩く二人を包み込む。 「そろそろだね」 「行くか?」 「ああ」 ジョンは頷くと、二人は闘牛場に向かった。闘牛場は込んでいたがブライアンがいい席を取っていてくれたので気にすることはなかった。 観客の歓声と、興奮とともに闘牛士が迎えられて入場してくる。彼は勇ましさを持っているのかポーズを取って観客を楽しませる。 ブライアンとジョンは観客の人ごみの中に隠れて、大胆にも舌を交わすキスをし、衣服の上から互いのそれを擦り合う愛撫をした。 ジョンが軽く快感のためか、びくんとする。下着の中をジョンは粘着した液体で濡らしていた。「いじわる・・」 ブライアンは頬を赤らめ恥ずかしがるジョンににやりという笑みを浮かべた。 ホテルに戻ると、強引に近いやり方で、ブライアンはジョンをベッドに押し倒した。 「気の早いやつ」 「君もね」 ブライアンの手がさわさわと動いてジョンの衣服を脱がしに掛かった。ジョンは抵抗しなかった。 彼は、ブライアンに身を任せ、されるがままになっていた。ブライアンは彼の身体の隅々まで愛撫した。 ジョンは突き上げられ、揺さぶられ身体の中に熱いものを注がれるのを感じた。ジョンは喉をのぞける。彼は快楽の果てにたどり着いた。 夜の暗闇の空には月が浮かんでいた。今夜は満月だ。星達が夜の女王のように輝いている。 昼間、買っておいたワインをホテルに備え付けてある冷蔵庫から取り出すと栓を抜いて二つのグラスに注いだ。 黒衣を纏った赤い液体が、透明なグラスに反射してきらめく。二人はそれを手に取って乾杯した。 「この夜景に、乾杯」 「乾杯」 二人はグラスを軽く合わせ、それぞれの口に含んだ。ワインが喉に注がれて熱くなる。ブライアンはグラスを置く。 ジョンはちょっと意地悪な顔でブライアンに言う。 「口移しで」 「今?」 「今」 ブライアンはジョンの顎を上向かせ、口移しでワインを飲ませた。ジョンの喉が飲み干して、ごくごくと動いている。 ブライアンはそのまま口付けて舌を絡める。ジョンもまけじと舌を突き出し、ブライアンの舌に絡めた。 湿った音と、唾液に混じってワインの味がした。 口を離して、口の端から漏れた唾液がいやらしい。ブライアンはジョンを抱きしめた。 ジョンも抱き返した。月はただ、静かに見ているだけだった。 あれから、一ヶ月経っている。ブライアンは今まで恋人は居ても一生の伴侶にしようとは思ったことはない。 しかしここ最近、ジョンの顔が何度も浮かんでは、消え、浮かんでは消えを繰り返していた。 もう、自分の気持ちに嘘はつかない。 よし、プロポーズしよう。ブライアンは立ち上がった。 完