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草案 キャラクター エンペルト:ハインリヒ ドーブル:ダリウス ウィンディ:ボードワン オーベム:クロード -- (ユリス) 2015-12-23 17 26 40
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仮面ライダーW 5話『怪盗S/大事なモノがある』 破壊の杖をフーケによって盗まれた翌日。 秘宝である破壊の杖を盗まれ、トリステイン学園は大騒ぎとなっていた。 「それで、フーケの反抗を目撃したのは誰かね?」 古ぼけたような老人、学園長であるオールド=オスマンが切り出す。 「はい、ここにいるミス・ヴァリエールです」 教師の一人が後ろに控えていたルイズを指差す。 サイトとシンもいるが、使い魔なので数に入っていない。 その言葉にムッとするサイトだが、シンが宥める。 「ふむ、君達か」 オスマンはサイトとシンも含めて言った。 興味深そうにサイトを、その後にシンを見つめた。 「詳しく説明してくれるかね」 ルイズが前に出て、説明を始める。 「私達が広場にいたら突然、爆音が聞こえてきたんです。行ってみたら、巨大なゴーレムが宝物庫の壁を殴りつけていたんです。それで、何とか食い止めようとしたんですけど、フーケがゴーレムを囮にして、何かを…多分『破壊の杖』だと思いますけど…盗み出して行きました」 「ふむ……」 オスマンは髭を撫でる。 「後を追うにも、手がかりは無しというわけか」 ふと、オスマンは先生の一人、コルベールに尋ねる。 「時にコッパゲ君、ミス・ロングビルはどこへ?」 「私はコルベールです、ミスター・オスマン。それが…朝から姿が見えません」 「どうしたというのじゃ、この事態に」 「ハァ、ハァ、遅れて申し訳ありません」 噂をすればというべきか、ロングビルが現れた。 「何処にいたのですか、ミス・ロングビル!大変ですぞ!?事件ですぞ!?」 興奮しているのか、コルベールはまくし立てる。 ロングビルは落ち着いた態度で話す。 「申し訳ありません。朝から、急いで調査をしていましたから」 「調査?」 「そうですわ。今朝方、起きたら大騒ぎじゃありませんか。そして宝物庫はあのとおり。壁にフーケのサインを見つけたので、これが国中を震え上がらせる大怪盗の仕業と知り、すぐに調査をいたしました」 「仕事が早いの。ミス・ロングビル」 そして、コルベールが話を促す。 「そして、結果は?」 「はい、フーケの居所が分かりました」 「な、何ですと!?」 コルベールは素っ頓狂な声を上げる。 「誰から話を?ミス・ロングビル」 「はい。近在の農民に聞き込んだところ、近くの森の廃屋に入っていった黒ずくめのローブを着た男を見たそうです。おそらく、彼がフーケで、廃屋はフーケの隠れ家だと思われます」 「黒ずくめのローブ!?それはフーケです!間違いありません!」 ルイズが叫ぶ。 オスマンは目を鋭くして、ロングビルに尋ねた。 「そこは、近いのかね?」 「はい。徒歩で半日。馬で4時間といったところでしょうか」 「すぐに王室に報告しましょう!王室衛士隊に頼んで、兵隊を差し向けてもらわなくては!」 コルベールが叫んだ。 だが、オスマンは首を振ると怒鳴った。 「馬鹿者!!王室なんぞに知らせている間にフーケは逃げてしまうわ!その上、身にかかる火の粉を己で振り払えぬようで、何が貴族じゃ!魔法学院の宝が盗まれた!これは、魔法学院の問題じゃ!当然我らで解決する!」 ロングビルは、まるでこの答えを待っていたかのように微笑む。 オスマンは咳払いをすると、有志を募る。 「では、フーケ捜索隊を編成する。我が、という者は杖を掲げよ」 しかし、誰も杖を掲げようとしない。 誰もが困ったように顔を見合わせるだけだ。 「おや、どうした?おらんのか。フーケを捕まえて、名を上げようと思う者はおらんのか!?」 更に言うが、誰も杖を掲げない。 だが、杖ではなく手が一つ上がった。 「俺が行きます」 手を上げたのはシンだった。 その行動に、オスマンを除いたその場にいた全員が驚く。 「平民如きがフーケに敵うか!」 「魔法も使えない奴がでしゃばるな!」 数人の教師からの野次が飛ぶ。 「杖も掲げられない意気地なし達は黙っていろ!!」 その野次も、オスマンの怒号によって掻き消される。 「何故君が行くのかね?少し聞きたいのだが」 先ほどの怒号がありえないと思うほど、落ち着いた声でオスマンは話す。 「別に大した理由じゃないですよ。ある人に依頼として、フーケを捕まえて欲しいって頼まれただけです」 「たったそれだけでかね?」 「はい。名声なんか俺には必要ありません。そんなのよりも、もっと大事なのがあるんです」 「ほっほ~、大した若者だ」 話していると、もう一つの手が上がる。 「俺も行きます」 サイトも志願する。 「サイト、なんでお前まで?」 「別に、なんか手が動いてた」 そっけなく答え、ニヤリと笑うサイト。 呆れるが、シンは笑い返す。 「友情ってやつかの~、若いっていうのは素晴らしいの」 その光景にオスマンは笑みを浮かべる。 その時、俯いていたルイズが静かに杖を掲げる。 それを見たシュヴルーズが驚きの声を上げる。 「ミス・ヴァリエール、何をしているのです!?あなたは生徒ではありませんか!ここは教師に任せて…」 「誰も掲げないから、使い魔たちが行くと言っているではありませんか。そして、私は貴族でメイジです。使い魔だけを行かせるなんてできません!」 ルイズを見て、サイトはポカンとする。 ――バンッ!! 突然、扉を開く音が部屋に響く。 全員がドアの方向を見ると、そこにいるのは赤と青の髪。 シャルロットとキュルケがいた。 「ミス・オルレアンにミス・ツェルプストー、どうしてここに!?」 「私もフーケの捜索隊に加えて欲しいのです」 「…私のパートナーが行くと決めたのなら、それについていくだけ」 二人もシンたちについていくと志願する。 「お前ら、いくらついてくるって言っても危険すぎるぞ」 シンは三人を止めようとする。 「言ったでしょ、使い魔だけを行かせるわけにはいかないのよ」 「ルイズには負けられないし、どんなピンチもダーリンが切り開くって信じてるわ」 「…私はあなたのパートナーだから」 三者三様ではあるが、誰も引こうとはしなかった。 シンは呆れ、小さなため息を吐くが、オスマンはそれを笑いながら見ていた。 「そうか。では、頼むとしようか」 「オールド・オスマン!私は反対です!生徒たちを危険に晒すわけには!」 シュヴルーズが反対の意見を述べる。 「では、君が行くかね?ミセス・シュヴルーズ」 「い、いえ……私は気分が優れないので……」 「彼女たちはフーケを目撃しておる。それに、ここには『ガリアの赤鬼』がおる」 その名を聞いた瞬間、数人の教師がシンを見る。 「『ガリアの赤鬼』?」 聞きたげにルイズが問う。 他の三人や、シンも初めて聞いたのか、疑問に思う。 「自分でも分かってなさそうじゃな。平民でありながら貴族に平気で喧嘩を売り、なおかつ貴族を地に伏せる存在。ガリアの貴族が畏怖を込めて、平民が敬意を込めて呼んでいるそうじゃぞ。ちなみに、鬼というのは異国の怪物らしいぞ」 オスマンが笑って告げる。 シンはやっちまったというような顔をしている。 「アンタ、今までどんな仕事してたのよ」 「いや、貴族の中ですげぇ最低な奴が来て、迷惑だったから帰れと言ったら決闘になって、とりあえず顔を一発殴っただけで怖気づいて、その後に用心棒みたいなのが来て、そいつと戦う事になったけどそいつも倒しただけなんだが。…ここまでよく過大評価できるな」 「十分に大事じゃないの!?」 ルイズが突っ込む。 「赤鬼に加えて、ミス・オルレアンとミス・ツェルプストーは若いながらトライアングルの実力を持っておると聞いたぞ」 シャルロットは返事もせずにぼけっと、キュルケは得意げに髪をかきあげる。 そして、ルイズが自分の番だと言わんばかりに胸を張った。 だが、オスマンは困っていた。 褒めるところがなかなか見つからなかったのだ。 コホン、と咳をすると、オスマンは目を逸らしながら言った。 「その・・・・ミス・ヴァリエールは数々の優秀なメイジを輩出したヴァリエール家の息女で、その、うむ、なんだ、将来有望なメイジと聞いているが?しかもその使い魔は!」 それから才人を熱っぽい目で見つめた。 「平民ながらあのグラモン元帥の息子である、ギーシュ・ド・グラモンと決闘して勝ったという噂だが」 オスマンは思った。 「(彼が本当に伝説の『ガンダールヴ』ならば、『土くれ』のフーケに遅れをとる事はあるまい)」 さらに、コルベールが興奮した調子で、オスマンの言葉を引き取る。 「そうですぞ!何せ、彼はガンダー……」 言いかけたが、オスマンが慌てて口を塞ぐ。 「むぐっ、はぁ!いえ、何でもありません!はい!」 オスマンは落ち着くと、威厳のある声で言った。 「この者たちに敵うという者がいるのなら、一歩前に出たまえ」 前に出る者は誰もいない。 オスマンは五人へと向き直る。 「魔法学院は、諸君らの努力と貴族の義務に期待する」 「「「杖に懸けて」」」 ルイズ、キュルケ、シャルロットの三人は真顔になり、唱和する。 「では、馬車を用意しよう。それで向かうのじゃ。魔法は目的地に着くまで温存したまえ。ミス・ロングビル!」 「はい。オールド・オスマン」 「彼女たちの手助けをしておくれ」 「もとより、そのつもりですわ」 ロングビルは頭を下げると、そう告げる。 その様子の中、シンはロングビルを見据えていた。 ロングビルを案内役とし、五人はフーケの隠れ家へと向かった。 馬車とはいっても、屋根の無い荷車のような馬車である。 襲われた時、すぐに外へと飛び出せるように、という理由である。 「なぁ、シン。昨日の事だけど、何でお前魔法が使えるんだ?」 サイトが突然聞いてくる。 「あら、ダーリンってもしかして貴族なの?」 キュルケも聞いてくる。 ルイズも聞きたいのか、何やらウズウズしている。 「あれ、そういや言ってなかったな」 シンはナイフ、地下水を取り出す。 「魔法が使えるのは、コイツのおかげさ。地下水って名前だ」 『おぉ、何か色々な奴がいるね~』 「喋った!?そいつもデルフと同じなのか」 「インテリジェンスナイフってやつね。でも、魔法を使えるようになるなんて、このオンボロ剣とは違うのね」 『コラ、小娘!誰がオンボロ剣じゃ!』 鞘から少し出ているデルフリンガーがカチカチと音を鳴らす。 『まったく、『使い手』が俺っちを持てば鋼鉄でもスパッと切れるってのによ!』 「なぁ、デルフ。その『使い手』っていったい何なんだ?」 サイトが聞く。 『いや~、俺っちは古い時代からあるもんでね。長生きしてっから、記憶が抜けてるんだが、…お前の左手にルーンがあるだろ』 サイトは自分の左手を見る。 左手の甲にはルーン文字が刻まれている。 『それが俺っちの昔の相棒とそっくりなのさ。それが俺っちの『使い手』の証だ』 「具体的には思い出せねーのか?」 デルフがウーンとうねる。 「……ガンダールヴ」 本を読んでいたシャルロットが答える。 「ブリミルが召喚した伝説の使い魔の内の一人にいたと言われてる」 『おう、そんなんだ!いやー、懐かしい名前だぜ』 それぞれが話している中、シンは地下水を戻し、バットショットを手にする。 「(バットショットに宝物庫の辺りを撮影させておいたが、何らかの証拠は捉えられたか…)」 昨晩の事件の時にバットショットを飛ばしたのは、フーケの足跡となるモノを捉える為だった。 撮った写真を見ていく。 そして、ある写真が目に付く。 「(これは……)」 写真は宝物庫が破壊された後の写真。 見れば、そこにローブを纏った人物が木陰にいた。 その写真をズームしていく。 顔の上半分はフードを被り見えないが、紛れもなく土くれのフーケであった。 「(コイツがフーケか…)」 写真を見ていたシンはある事に気づく。 「(ロングビルって先生が言っていた情報とまるで違うぞ。この顔立ちは確実に女性だぞ?)」 そう、ロングビルが入手した情報にはフーケは男だとあったが、これを見るには女性としか言えなかった。 「(農民の見間違えか、あるいは……)」 シンがロングビルに対する疑惑は少しずつだが、確実に大きくなっていた。 一行を乗せた馬車は深い森の中へと入っていった。 しばらくして、馬車から降りて、徒歩で森の小道を進んでいく。 すると、開けた場所に一軒の廃屋がポツンと建っていた。 六人は、廃屋からは見えない草の茂みに身を隠し、廃屋を見つめる。 「情報によれば、あの中にフーケがいるという話です」 ロングビルが廃屋を指差す。 「先ずは、偵察と囮をどうするかだ。正論からすれば、俺かサイトのどちらかだ」 「何でよ?」 シンの提案にルイズが疑問に思う。 「偵察をするには、素早さと身の軽さが重要だ。サイトは前の決闘でも分かるとおりだし、俺も元はそれなりの訓練を受けてきた」 「ってことは、シンか俺のどっちかがその役に就くかだな」 「いや、お前は残れ」 シンがサイトの案を拒否する。 「な、何でだよ」 「お前にはご主人を守る仕事があるんじゃないのか?」 ルイズがきょとんとしたような顔をする。 サイトは仕方ない、といった表情をする。 「分かったよ。でも、気をつけろよ」 地下水を取り出す。 廃屋へと近づく。 窓から中を覗くが、人影は見当たらず、気配も無い。 少し考えた後、誰もいないというサインを送る。 「もぬけの空だ。気配すら無い」 窓を指差す。 シャルロットがドアに向けて杖を振る。 「…罠は仕掛けられていない」 そう言うや否や、小屋の中へと入っていく。 シンとキュルケも続いて入っていく。 ルイズは外で見張っていると言って、後に残る。 サイトも行こうとするが、ルイズのことを考えると、外で待った。 ロングビルは辺りを偵察すると言い残し、森の中に消えた。 小屋に入ったシンたちは、手がかりを探し始めた。 すると、シャルロットがチェストを見つける。 「…これが、破壊の杖」 その中には、『破壊の杖』が入っていた。 持ち上げると、二人に見せる。 「あっけないわね!」 予想外の事態にキュルケが叫ぶ。 その中で、シンは『破壊の杖』を見つめる。 「何で、この世界にこんなモノが…」 その時、 「シン、ゴーレムだ!!」 サイトの叫びが響く。 その瞬間、小屋の屋根が吹き飛ぶ。 屋根があった場所からゴーレムが手を伸ばしている。 【BAT】 しかし、次の瞬間に、ゴーレムの腕が切り落とされる。 ライブモードとなったバットショットの翼によって、ゴーレムの腕が切断されたのだ。 ゴーレムの腕が再生するが、その隙に小屋から脱出する三人。 「大丈夫か!?」 「問題ない。それに、破壊の杖は取り返した」 取り返したが、あのゴーレムを倒さなければならない。 何より、当面の目標はフーケを捕まえる事だ。 再びシンは地下水を取り出す。 サイトが背中のデルフを抜き、構える。 飛び出し、ゴーレムへと向かう。 「サイト、狙いは足だ!転倒させて少しでも再生を遅らせるぞ!」 「分かった!」 シンが放つ魔法がゴーレムの右足を、サイトの一振りがゴーレムの左足を切る。 ゴーレムは倒れこむが、直ぐに足が再生する。 立ち直った直後に、ゴーレムが腕を振るう。 殴った場所が陥没する。 「昨日といい、なんつー馬鹿力だ」 「一発でも貰ったらお陀仏だと思えよ」 お互いに愚痴を零す。 ゴーレムが走る。 その瞬間、巨大な竜巻がゴーレムにぶつかる。 見ると、シャルロットが自身の身長よりも大きい杖を振るっていた。 ゴーレムは目立った外傷もなく、平然と向きを変える。 キュルケが杖を取り出し、呪文を唱える。 杖から炎が伸び、ゴーレムを火炎で包むが、ゴーレムは意に返さず、走ってくる。 「ちょっと、まずいわよ!?」 が、その足を風の刃が切り落とす。 即座に再生し、ゴーレムが振り返ると、地下水を構えたシンがいた。 「どっち向いてんだ。テメェの相手はこっちにもいるんだぜ」 ゴーレムがシンに向かう瞬間に、ゴーレムの背後で爆発が起こる。 何事かとゴーレムが振り返ると、杖を振ったルイズが後ろに立っていた。 サイトが叫ぶ。 「逃げろ、ルイズ!!」 「嫌よ!フーケを捕まえれば、誰ももう、私を『ゼロ』って呼ばないでしょ!」 ルイズの目は真剣そのものであった。 ゴーレムが狙いをルイズへと向ける。 「そのゴーレムの大きさを見ろ!お前だけで敵う相手じゃない!」 「そんなの、やらなくちゃ分からないじゃない!」 「無理だ!一旦逃げるぞ!」 サイトの言葉を聞き、ルイズがサイトを睨む。 「アンタ、ギーシュとの決闘の時、言ったじゃない」 「えっ?」 「下げたくない頭は下げられない!、って」 「そりゃ言ったよ!でも、今はそんな場合じゃないだろ!」 「私だってそうよ。ささやかだけど、プライドってのがあるのよ。ここで逃げたら、『ゼロ』のルイズだから逃げたって言われるわ!」 「言わせとけよ!こいつは戦略的撤退だ!」 「私は貴族なのよ!それに、魔法が使えるものを貴族と呼ぶんじゃないわ」 杖を握り締める。 「敵に後ろを見せないものを、貴族って呼ぶのよ!」 ゴーレムが走り出す。 その巨大な足で、ルイズを踏み潰そうとする。 呪文を唱え、杖を振るうが、ゴーレムの表面で小さな爆発が起こり、僅かに土が零れるだけだった。 サイトが駆ける。 ルイズの視界に、ゴーレムの足が広がる。 ルイズは目を瞑る。 その時、烈風の如き速さで駆け込んだサイトが、ルイズを抱き抱え、地面に転がる。 身を起き上げると、サイトはルイズの頬を、 パァン!! 辺りに乾いた音が響く。 「死ぬ気か!?お前は!」 呆気に取られるルイズを尻目に、サイトが怒鳴る。 「貴族のプライドがどうした!死んじまったら、それで終わりなんだぞ!お前が使いたいと思う魔法も使えないんだぞ!貴族のプライドなんかより、ずっと大切なモノがあるだろ!馬鹿!」 ルイズの目から涙がポロポロと溢れる。 「泣くなよ!」 「だって、……私…いっつも……馬鹿にされて……悔しくて…」 目の前で泣かれて、サイトは困った。 だが、ルイズが泣いても敵は待ってはくれない。 ゴーレムが腕を振り上げる。 【STAG】 機械音声が響く。 赤い弾丸のような物体がゴーレムを押す。 異常な程の力に、ゴーレムが転倒する。 「クワガタ?」 赤い物体、クワガタムシに似たガジェット『スタッグフォン』は上を示す。 上を見ると、シンたちを乗せたシルフィードが降りてくる。 サイトはルイズを抱えると、シルフィードに乗せる。 「あなたも乗って!」 シャルロットが焦った声で言った。 だが、サイトは首を振る。 「サイト…?」 サイトはゴーレムへと向き直る。 その意図を理解したのか、シンはシルフィードから降りる。 「サイト!?」 「「シン(ダーリン)!?」」 「シルフィード、行け!」 シルフィードは戸惑うが、ゴーレムが走ると空へと羽ばたく。 「悔しいからって、泣くなよな…」 サイトが呟く。 「何とかしてやりたくなるじゃねーか!!」 ゴーレムへと飛び出す。 「熱いな~。でも、俺もそうするかもなッ!」 地下水が呪文を唱える。 サイトがゴーレムの片足を切り落とす。 数瞬のタイムラグで、エア・スラストが右腕を飛ばす。 だが、再生が続く限り、ゴーレムはその身を復元させる。 その繰り返しが数分間続く。 『このままじゃジリ貧だ。一発でアイツを破壊できるモノが欲しいな』 デルフが言う。 「そんなの、ここにあるわけ…」 「嫌、一つだけある」 「え?どこに……」 「サイトーッ!」 突如、空から声が聞こえる。 見ると、ルイズが筒のようなモノを抱えながら降りてきた。 ―数分前― 「あの二人、無茶しすぎよ!あのゴーレムを相手にするなんて!」 キュルケが叫ぶ。 いくらギーシュに勝ったサイトと、怪人を倒したシンといえど、あのゴーレム相手では勝ち目が薄い。 ましてや、二人は生身、一撃食らえば地面に倒れ付すだろう。 「サイト……」 ルイズは不安を押し殺しながら、戦いを見る。 「…一撃で倒す。それしか方法が無い」 シャルロットがゴーレムの打開策を練る。 「無理よ、私やあなたの魔法でさえあのゴーレムには効かないのよ」 「一つだけ、ある。…『破壊の杖』」 持っているチェストを開けて、中のモノを取り出す。 「杖っていうより、筒ね」 キュルケは感想を口にする。 「私が持っていく!」 ルイズが切り出す。 「ルイズ、あなた怖いんでしょ。膝が震えているわ」 言われるとおり、ルイズの膝は震えていた。 ゴーレムに踏み潰されそうになった事が恐怖となっていた。 「怖いわよ、嫌よ。…でも、何もしないで突っ立っている事の方がもっと嫌なの!」 ルイズがシャルロットと目を合わせる。 「…レビテーションをあなたに唱える」 シャルロットが破壊の杖をルイズに渡す。 「はぁ~、まったくあなたは……頑張りなさいよ」 キュルケの激励に頷くと、シルフィードから降りる。 「サイトーッ!」 レビテーションの魔法でゆっくり降下する。 ゴーレムを倒す切り札を持って。 降りてきたルイズは、破壊の杖をサイトに渡す。 「これが、破壊の杖…」 見た瞬間、サイトは驚く。 それはどう見ても、サイトやシンがいた世界にある武器『ロケットランチャー』だった。 「やっぱり、見たら驚くよな」 シンが苦笑いを浮かべる。 「確かにな…だけど、これならあの土人形を倒せるな」 問題はあのゴーレムをどう止めるかだ。 避けられたら次は無い。 「責任重大だな、おい」 「心配すんな。動きは止めてやる」 シンが地下水を構えると、呪文を唱える。 ゴーレムが走る。 「『マッド・フォール』」 しかし、シンと地下水が先に魔法を唱える。 ゴーレムにではなく、その『地面』に。 突如として、ゴーレムの動きが鈍くなる。 見ると、その足が如如に沈んでいく。 まるで泥濘によって抜け出せなくなる沼のように。 「これは一時的な魔法だ。さっさと決めようぜ」 「おっしゃー!」 サイトが破壊の杖を構える。 安全ピンを引き抜く。 リアカバーを引き出す。 インナーチューブをスライド。 チューブに立てられた照尺を立てる。 自分は一度も触れた事が無いのに、身体が覚えているかのように動く。 そんな感覚の中、サイトはゴーレムへと照準を合わせる。 「後ろにはいるなよ、噴射ガスが出るぞ」 安全装置を抜き、トリガーを押す。 しゅぽっと栓抜きのような音がして、白煙を引きながら羽をつけたロケット状のものがゴーレムに吸い込まれる。 そして、狙いたがわずゴーレムの胴体に命中した。 吸い込まれた弾頭が、ゴーレムの身体にめり込み、そこで信管を作動させ爆発する。 ゴーレムの上半身がばらばらに飛び散った。 ゴーレムの下半身が残っていたが、やがて崩れ去る。 それと同時に、地面にかけられた魔法が解除。 沼のような泥濘から普通の地面へと戻る。 「やった…のか?」 サイトが呟く。 シンがその問いに頷く。 ルイズは腰が抜けたのか、へなへなと地面に崩れ落ちた。 「…お疲れ様」 「凄いわ!あのゴーレムを一撃で倒すなんて!」 シルフィードから降りてきたシャルロットとキュルケが近づいて行く。 「でも、フーケは一体どこに…」 シャルロットの呟いた言葉にハッとする三人。 そこに、 「皆さん、何があったのですか!?」 偵察をしていたロングビルが茂みの中から現れた。 「動くなッ!」 投げナイフがロングビルの地面の下に刺さる。 叫び声の主は…シンだった。 「な、何をするのですか!?」 ロングビルは荒げた声で聞き返す。 「ちょ、ちょっとアンタ、何してるのよ!」 ルイズが怒鳴る。 だが、シンは投げナイフを構えたまま話す。 「白々しいな、『土くれ』のフーケ」 シンを除いた全員が驚く。 「そ、そんな。何を証拠に!」 「アンタ、さっき学院長さんと話した時言ったよな。『土くれのフーケは男である』って」 「えぇ、確かな情報を聞きました」 ロングビルは確信を持って言う。 「だけど、俺が聞いた情報は『フーケの性別は一切不明』だと聞いた。ローブを着ていたのなら、尚更男であるか女であるか分からないはずだが?知っているのは、フーケ自身か身内ぐらいだろ?」 「そ、それは…」 口ごもるロングビルだが、シンは更なる証拠を突きつける。 バットショットが羽ばたきながらシンの元へと帰ってくる。 「俺は昨晩、フーケに襲撃された宝物庫付近にバットショットを飛ばした」 メモリを引き抜き、ガジェットモードへと戻す。 「その時に、写ったのがフーケだ。これを見る限り、骨格でフーケが女だって事が分かる」 証拠を突きつけ、確信へと迫る。 「男だと思わせる事で、自分の正体を隠す事ができるって訳だ」 「そ、それなら「そして、」……」 ロングビルの言葉を遮る。 「さっきのゴーレムとの戦いの時、アンタはどこに行った?」 「わ、私はフーケが近くにいないか偵察を、」 引っ掛かった。 「ダウト」 静かに、しかし有無を言わさぬ一言。 「バットショットの映像に、証拠がある」 一枚の写真。 見れば、そこには杖を構えるロングビルの姿があった。 切り札を突きつける。 「言い逃れは出来ないぜ、フーケ」 ロングビルは俯く。 「ばれちまったかい。しょうがないね」 メガネを外す。 優しそうな眼差しが吊り上り、獣のような目つきに変わる。 「そうさ。私が『土くれ』のフーケさ」 ロングビルという仮面が剥がれ、フーケという本性が露となる。 「なんで、何でなんですかミス・ロングビル!本当に、あなたが…」 信じられないといった表情でルイズが聞く。 「えぇ、そうよ。途中まではうまくいったのに、『赤鬼』の性で台無しさ。せっかく破壊の杖の使い方も分かったっていうのにさ」 「じゃあ、学院に戻ってきたのは」 キュルケが聞くと、 「そう。盗んだはいいけど、使い方が分からなくてね。使える奴を探していたのさ。おかげで、使い方が分かったよ」 「だが、使い方を知ったからって、もう意味は無い」 「それは、このあたしが捕まるからかい?」 「お前が言う『破壊の杖』は、もうただの筒だ」 「な、どういうことだい!?」 驚愕の事実にフーケが聞き返す。 「コレはな、単発なんだよ」 答えたのは、破壊の杖を担ぐサイト。 「単発だって、どういう意味だい!?」 「言っても分からないだろうが、コイツはこの世界のモノじゃない。俺やシンの世界にある『ロケットランチャー』って呼ばれる持ち運びできる一発用の大砲みたいなモノだ。弾丸はさっき使ったから、もうコイツには何も入っちゃいない」 「くっ!」 フーケは悔しさを感じ、口を噛み締める。 「…しょうがないね。子供相手に使いたくは無かったんだが」 呟く声。 その瞬間、左手にメモリを持つ。 【SAND】 「ッ!?」 シンが投げナイフを投擲。 しかし、既に右手にガイアメモリが注入される。 投げナイフが弾かれる。 体長2メイル以上。 巨大かつ豪腕なる右腕。 砂地色をしたゴーレムを思わせる身体。 砂の記憶を内包した怪人、サンドドーパントが姿を現した。 『私は絶対に捕まるわけにはいかない。だから、ここであなたたちには倒れてもらうわ』 「そうはさせない」 シンがダブルドライバーをセット。 「いくぜ、タバサ」 【JOKER】 相棒の名を口にする。 シャルロットの腰にシンと同じダブルドライバーがセットされる。 「シャ、シャルロット。あなたのソレって…」 キュルケの声を遮り、メモリのスイッチを叩く。 【CYCLONE】 シンとシャルロットが並ぶ。 「「変身!」」 シャルロットが右のスロットにメモリをインサートし、転送される。 シンが転送された右のメモリを、次に左のスロットに自身のメモリをインサートし、展開。
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11 四季映姫ウッ 「勝利を目指すこと。これが今の貴方が積める善行よ」体 10 攻 14 防 29 速 47 登録日 2017/03/25 01 13 2017年03月25日12時04分のバトル キャラ名 作者 体力 TYPE LIFE 勝利数 Mango⇐Dareyanen 真夏の果実 24 堅守高速 1 1 四季映姫⇐東方 ウッ 10 堅守高速 1 0 瑞穂⇐艦これ くくる 23 攻防強化 1 0 風見幽香 ウッ 30 攻撃重視 1 0 第21116回D-BR杯がスタートです!前回優勝したのはMangoです!果たしてタイトルを防衛できるでしょうか!? 四季映姫の攻撃!(命中率95%/会心率5%)四季映姫、連続攻撃!!!四季映姫「一度、私の裁きを受けてみる?そうすれば、少しは身を正すでしょう」瑞穂に1のダメージをあたえた!!瑞穂に1のダメージをあたえた!! 瑞穂「きゃぁぁっ…! 痛い、魚雷ですか…!?」 残り体力( Mango 24 , 四季映姫 10 , 瑞穂 21 , 風見幽香 30 ) Mangoの攻撃!(命中率95%/会心率5%)Mango「マンゴー見せたろか?」風見幽香に3のダメージをあたえた!! 風見幽香「同時に花の儚さより死の象徴でもある。不思議よね。」 残り体力( Mango 24 , 四季映姫 10 , 瑞穂 21 , 風見幽香 27 ) 瑞穂の攻撃!(命中率70%/会心率5%)瑞穂「水上機が、良いかしら…それとも、甲標的?」Mangoに3のダメージをあたえた!! Mango「それだけですw(未実装)」 残り体力( Mango 21 , 四季映姫 10 , 瑞穂 21 , 風見幽香 27 ) 風見幽香の攻撃!(命中率46%/会心率5%)風見幽香「見てなさい。すぐに貴方の目にも花が見えるでしょう。」Mangoに11のダメージをあたえた!! Mango「それだけですw(未実装)」 残り体力( Mango 10 , 四季映姫 10 , 瑞穂 21 , 風見幽香 27 ) 四季映姫の攻撃!(命中率95%/会心率10%)四季映姫「一度、私の裁きを受けてみる?そうすれば、少しは身を正すでしょう」風見幽香に4のダメージをあたえた!! 風見幽香「同時に花の儚さより死の象徴でもある。不思議よね。」 残り体力( Mango 10 , 四季映姫 10 , 瑞穂 21 , 風見幽香 23 ) Mangoの攻撃!(命中率63%/会心率12%)Mango「マンゴー見せたろか?」 四季映姫はゆうゆうとかわした。四季映姫「私の言ったこと、ちゃんと心がけているかしら?」 残り体力( Mango 10 , 四季映姫 10 , 瑞穂 21 , 風見幽香 23 ) 瑞穂の攻撃!(命中率42%/会心率7%)瑞穂「水上機が、良いかしら…それとも、甲標的?」四季映姫に6のダメージをあたえた!! 四季映姫「こら。私の言ったことを忘れたの?」 残り体力( Mango 10 , 四季映姫 4 , 瑞穂 21 , 風見幽香 23 ) 風見幽香の攻撃!(命中率73%/会心率8%)風見幽香「見てなさい。すぐに貴方の目にも花が見えるでしょう。」 瑞穂は素早くかわした。瑞穂「ど、どうしましょう…?」 残り体力( Mango 10 , 四季映姫 4 , 瑞穂 21 , 風見幽香 23 ) 四季映姫の攻撃!(命中率95%/会心率27%)四季映姫「一度、私の裁きを受けてみる?そうすれば、少しは身を正すでしょう」 瑞穂はギリギリかわした。瑞穂「ど、どうしましょう…?」 残り体力( Mango 10 , 四季映姫 4 , 瑞穂 21 , 風見幽香 23 ) Mangoの攻撃!(命中率95%/会心率20%)Mango、会心の一撃!!!Mango「暇なので制限解除(°-°)」瑞穂に24のダメージをあたえた!! 残り体力( Mango 10 , 四季映姫 4 , 瑞穂 -3 , 風見幽香 23 )瑞穂のLIFEは0になった!瑞穂は身体のリミッターを外され、艦 娘 轟 沈 -LOST-瑞穂「申し訳ありません…このような、姿で…」 瑞穂さん、スピーディに轟沈するとか艦これでもないですよ・・・ 風見幽香の攻撃!(命中率53%/会心率11%)風見幽香、会心の一撃!!!風見幽香「せいやぁぁぁぁぁぁっ!(マスパぶっぱ)」Mangoに45のダメージをあたえた!! 残り体力( Mango -35 , 四季映姫 4 , 風見幽香 23 )MangoのLIFEは0になった!Mangoはやられた・・・「グエー死んだンゴ・・・」 ※ここから東方でやれ↓ つまり、ウッ氏優勝確定 四季映姫の攻撃!(命中率95%/会心率36%)四季映姫、連続攻撃!!!四季映姫「一度、私の裁きを受けてみる?そうすれば、少しは身を正すでしょう」風見幽香に3のダメージをあたえた!!風見幽香に2のダメージをあたえた!! 風見幽香「同時に花の儚さより死の象徴でもある。不思議よね。」 残り体力( 四季映姫 4 , 風見幽香 18 ) 風見幽香の攻撃!(命中率18%/会心率13%)風見幽香「見てなさい。すぐに貴方の目にも花が見えるでしょう。」 四季映姫はゆうゆうとかわした。四季映姫「私の言ったこと、ちゃんと心がけているかしら?」 残り体力( 四季映姫 4 , 風見幽香 18 ) 四季映姫の攻撃!(命中率95%/会心率42%)四季映姫「一度、私の裁きを受けてみる?そうすれば、少しは身を正すでしょう」 風見幽香はギリギリかわした。風見幽香「地上に咲く花はその鮮やかさから生の象徴であり、」 残り体力( 四季映姫 4 , 風見幽香 18 ) 風見幽香の攻撃!(命中率20%/会心率14%)風見幽香「見てなさい。すぐに貴方の目にも花が見えるでしょう。」 四季映姫はゆうゆうとかわした。四季映姫「私の言ったこと、ちゃんと心がけているかしら?」 残り体力( 四季映姫 4 , 風見幽香 18 ) 四季映姫の攻撃!(命中率95%/会心率45%)四季映姫、会心の一撃!!!四季映姫「今ここで最後の審判を下す!審判「ラストジャッジメント」!」風見幽香に27のダメージをあたえた!! 残り体力( 四季映姫 4 , 風見幽香 -9 )風見幽香のLIFEは0になった!風見幽香はヨコドリィ・・・風見幽香「花畑に物を捨てる愚かな人間は一体何を考えてるのかしら?」勝ち残ったのは四季映姫です!四季映姫が見事にD-BR杯を制覇しました!四季映姫「勝利を目指すこと。これが今の貴方が積める善行よ」 2017年03月25日15時20分のバトル キャラ名 作者 体力 TYPE LIFE 勝利数 四季映姫⇐だから東方だって ウッ 10 堅守高速 1 1 照島耕田朗⇐アーマード・・・コア・・・? Mr・H 20 速攻重視 1 0 海軍バスラオ⇐ぽけ・・・もん・・・? 本物なまこぶし 20 速攻重視 1 0 柑橘類の人⇐本人です 柑橘類の人 10 能力重視 1 0 第21117回D-BR杯がスタートです!前回優勝したのは四季映姫です!果たしてタイトルを防衛できるでしょうか!? 四季映姫の攻撃!(命中率95%/会心率5%)四季映姫「一度、私の裁きを受けてみる?そうすれば、少しは身を正すでしょう」照島耕田朗に4のダメージをあたえた!! 照島耕田朗「くっ、ザクIIFZ型の装甲をなめるな!」 残り体力( 四季映姫 10 , 照島耕田朗 16 , 海軍バスラオ 20 , 柑橘類の人 10 ) 照島耕田朗の攻撃!(命中率91%/会心率5%)照島耕田朗「そこか…当たれッ!!(90mmマシンガンを発砲)」海軍バスラオに9のダメージをあたえた!! 海軍バスラオ「照島耕田朗の攻撃ものすごく痛いよ。」 残り体力( 四季映姫 10 , 照島耕田朗 16 , 海軍バスラオ 11 , 柑橘類の人 10 ) 海軍バスラオの攻撃!(命中率60%/会心率5%)海軍バスラオ「いくよ!冷凍ビーム!」 四季映姫は素早くかわした。四季映姫「私の言ったこと、ちゃんと心がけているかしら?」 残り体力( 四季映姫 10 , 照島耕田朗 16 , 海軍バスラオ 11 , 柑橘類の人 10 ) 柑橘類の人の攻撃!(命中率86%/会心率8%)柑橘類の人「あーははっ!身も心もズッタズタにしてやるぜ!」海軍バスラオに13のダメージをあたえた!! 残り体力( 四季映姫 10 , 照島耕田朗 16 , 海軍バスラオ -2 , 柑橘類の人 10 )海軍バスラオのLIFEは0になった!海軍バスラオはズッタズタにされまちた 1ターンだぞ、たったの。「そんなぁ...」 海軍バスラオさん、無念の一抜けです・・・ 四季映姫の攻撃!(命中率95%/会心率10%)四季映姫「一度、私の裁きを受けてみる?そうすれば、少しは身を正すでしょう」照島耕田朗に2のダメージをあたえた!! 照島耕田朗「くっ、ザクIIFZ型の装甲をなめるな!」 残り体力( 四季映姫 10 , 照島耕田朗 14 , 柑橘類の人 10 ) 照島耕田朗の攻撃!(命中率95%/会心率6%)照島耕田朗「そこか…当たれッ!!(90mmマシンガンを発砲)」柑橘類の人に4のダメージをあたえた!! 柑橘類の人「ああ~、逃げようと思ったけど狙われちゃったか……」 残り体力( 四季映姫 10 , 照島耕田朗 14 , 柑橘類の人 6 ) 柑橘類の人の攻撃!(命中率57%/会心率14%)柑橘類の人「あーははっ!身も心もズッタズタにしてやるぜ!」 四季映姫はゆうゆうとかわした。四季映姫「私の言ったこと、ちゃんと心がけているかしら?」 残り体力( 四季映姫 10 , 照島耕田朗 14 , 柑橘類の人 6 ) 四季映姫の攻撃!(命中率95%/会心率16%)四季映姫「一度、私の裁きを受けてみる?そうすれば、少しは身を正すでしょう」照島耕田朗に3のダメージをあたえた!! 照島耕田朗「くっ、ザクIIFZ型の装甲をなめるな!」 残り体力( 四季映姫 10 , 照島耕田朗 11 , 柑橘類の人 6 ) 照島耕田朗の攻撃!(命中率95%/会心率9%)照島耕田朗「そこか…当たれッ!!(90mmマシンガンを発砲)」柑橘類の人に6のダメージをあたえた!! 残り体力( 四季映姫 10 , 照島耕田朗 11 , 柑橘類の人 0 )柑橘類の人のLIFEは0になった!柑橘類の人は空気を読んだようです。だから言わんこっちゃない柑橘類の人「悪いけど今からぶっちゃけてもいい?もうどうなっても知らないよ?」 四季映姫の攻撃!(命中率95%/会心率20%)四季映姫「一度、私の裁きを受けてみる?そうすれば、少しは身を正すでしょう」照島耕田朗に4のダメージをあたえた!! 照島耕田朗「くっ、ザクIIFZ型の装甲をなめるな!」 残り体力( 四季映姫 10 , 照島耕田朗 7 ) 照島耕田朗の攻撃!(命中率68%/会心率22%)照島耕田朗「そこか…当たれッ!!(90mmマシンガンを発砲)」 四季映姫はギリギリかわした。四季映姫「私の言ったこと、ちゃんと心がけているかしら?」 残り体力( 四季映姫 10 , 照島耕田朗 7 ) 四季映姫の攻撃!(命中率95%/会心率24%)四季映姫「一度、私の裁きを受けてみる?そうすれば、少しは身を正すでしょう」照島耕田朗に2のダメージをあたえた!! 照島耕田朗「くっ、ザクIIFZ型の装甲をなめるな!」 残り体力( 四季映姫 10 , 照島耕田朗 5 ) 照島耕田朗の攻撃!(命中率70%/会心率26%)照島耕田朗「そこか…当たれッ!!(90mmマシンガンを発砲)」四季映姫に6のダメージをあたえた!! 四季映姫「こら。私の言ったことを忘れたの?」 残り体力( 四季映姫 4 , 照島耕田朗 5 ) 四季映姫の攻撃!(命中率95%/会心率42%)四季映姫「今のは痛かった、痛かったぞーーーーー!!!」四季映姫「今ここで最後の審判を下す!審判「ラストジャッジメント」!」照島耕田朗に24のダメージをあたえた!! 残り体力( 四季映姫 4 , 照島耕田朗 -19 )照島耕田朗のLIFEは0になった!照島耕田朗はヨコドリィ・・・照島耕田朗「くそっ、これ以上は持たないな…脱出する!」勝ち残ったのは四季映姫です! 今度から手柄怪盗を名乗ってください!四季映姫さん、V2達成です!四季映姫@手柄怪盗「勝利を目指すこと。これが今の貴方が積める善行よ」 2017年03月25日16時36分のバトル キャラ名 作者 体力 TYPE LIFE 勝利数 四季映姫@手柄怪盗⇐東方だっていってるのに・・・ ウッ 10 堅守高速 1 2 ヒガナ⇐ポケモン 柑橘類の人 35 攻撃重視 1 0 工作カスタム山田⇐俺だ Donald-2nd-R 10 攻防強化 1 0 みかっち⇐たまごっちどうぶつの森 四退王味餡 13 堅守高速 1 0 第21118回D-BR杯がスタートです!現在四季映姫がタイトルを1回防衛しています!挑戦者がタイトルを奪取するのか、チャンピオンが防衛記録を伸ばすのか!? みかっちの攻撃!(命中率95%/会心率5%)みかっち、連続攻撃!!!みかっち「主砲、一斉射撃!」ヒガナに1のダメージをあたえた!!ヒガナに1のダメージをあたえた!! ヒガナ「いいねえ!グッときたよ!グッドポイントだよ!みかっち!」 残り体力( 四季映姫 10 , ヒガナ 33 , 工作カスタム山田 10 , みかっち 13 ) 四季映姫の攻撃!(命中率95%/会心率5%)四季映姫、連続攻撃!!!四季映姫「一度、私の裁きを受けてみる?そうすれば、少しは身を正すでしょう」ヒガナに2のダメージをあたえた!!ヒガナに1のダメージをあたえた!! ヒガナ「いいねえ!グッときたよ!グッドポイントだよ!四季映姫!」 残り体力( 四季映姫 10 , ヒガナ 30 , 工作カスタム山田 10 , みかっち 13 ) ヒガナの攻撃!(命中率92%/会心率5%)ヒガナ「さあ!キミの全力を!わたしに味わわせて!」工作カスタム山田に3のダメージをあたえた!! 工作カスタム山田「俺は、最強ステータスは絶対勝つとは限らないから。」 残り体力( 四季映姫 10 , ヒガナ 30 , 工作カスタム山田 7 , みかっち 13 ) 工作カスタム山田の攻撃!(命中率39%/会心率8%)工作カスタム山田「なんで罰喰らわなきゃならないのよ」みかっちに13のダメージをあたえた!! 残り体力( 四季映姫 10 , ヒガナ 30 , 工作カスタム山田 7 , みかっち 0 )みかっちのLIFEは0になった!みかっちはやられた・・・みかっち「何をやったかで人間の値打ちは決まる。…工作カスタム山田は強い…」 みかっちさん、無念の一抜けです・・・ 四季映姫の攻撃!(命中率95%/会心率10%)四季映姫、連続攻撃!!!四季映姫「一度、私の裁きを受けてみる?そうすれば、少しは身を正すでしょう」ヒガナに3のダメージをあたえた!!ヒガナに2のダメージをあたえた!! ヒガナ「いいねえ!グッときたよ!グッドポイントだよ!四季映姫!」 残り体力( 四季映姫 10 , ヒガナ 25 , 工作カスタム山田 7 ) ヒガナの攻撃!(命中率44%/会心率6%)ヒガナ「さあ!キミの全力を!わたしに味わわせて!」四季映姫に5のダメージをあたえた!! 四季映姫「こら。私の言ったことを忘れたの?」 残り体力( 四季映姫 5 , ヒガナ 25 , 工作カスタム山田 7 ) 工作カスタム山田の攻撃!(命中率45%/会心率14%)工作カスタム山田「なんで罰喰らわなきゃならないのよ」 四季映姫はゆうゆうとかわした。四季映姫「私の言ったこと、ちゃんと心がけているかしら?」 残り体力( 四季映姫 5 , ヒガナ 25 , 工作カスタム山田 7 ) 四季映姫の攻撃!(命中率95%/会心率16%)四季映姫「一度、私の裁きを受けてみる?そうすれば、少しは身を正すでしょう」ヒガナに5のダメージをあたえた!! ヒガナ「いいねえ!グッときたよ!グッドポイントだよ!四季映姫!」 残り体力( 四季映姫 5 , ヒガナ 20 , 工作カスタム山田 7 ) ヒガナの攻撃!(命中率95%/会心率9%)ヒガナ「さあ!キミの全力を!わたしに味わわせて!」工作カスタム山田に5のダメージをあたえた!! 工作カスタム山田「俺は、最強ステータスは絶対勝つとは限らないから。」 残り体力( 四季映姫 5 , ヒガナ 20 , 工作カスタム山田 2 ) 工作カスタム山田の攻撃!(命中率53%/会心率30%)工作カスタム山田「なんで罰喰らわなきゃならないのよ」 四季映姫はゆうゆうとかわした。四季映姫「私の言ったこと、ちゃんと心がけているかしら?」 残り体力( 四季映姫 5 , ヒガナ 20 , 工作カスタム山田 2 ) 四季映姫の攻撃!(命中率95%/会心率22%)四季映姫「一度、私の裁きを受けてみる?そうすれば、少しは身を正すでしょう」ヒガナに5のダメージをあたえた!! ヒガナ「いいねえ!グッときたよ!グッドポイントだよ!四季映姫!」 残り体力( 四季映姫 5 , ヒガナ 15 , 工作カスタム山田 2 ) ヒガナの攻撃!(命中率95%/会心率12%)ヒガナ「さあ!キミの全力を!わたしに味わわせて!」工作カスタム山田に3のダメージをあたえた!! 残り体力( 四季映姫 5 , ヒガナ 15 , 工作カスタム山田 -1 )工作カスタム山田のLIFEは0になった!工作カスタム山田はうひー工作カスタム山田「天罰大嫌い・・・だからヒガナは爆破だ。」 四季映姫の攻撃!(命中率95%/会心率26%)四季映姫、会心の一撃!!!四季映姫「今ここで最後の審判を下す!審判「ラストジャッジメント」!」ヒガナに23のダメージをあたえた!! 残り体力( 四季映姫 5 , ヒガナ -8 )ヒガナのLIFEは0になった!ヒガナはヨコドリィ・・・ヒガナ「そんな……。こんな……私の……、私のやってきたことは……?」勝ち残ったのは四季映姫です!四季映姫が、なんと2度目のタイトル防衛に成功しました!四季映姫「勝利を目指すこと。これが今の貴方が積める善行よ」 おしゃまとティアーズを作る原因の一つ これ。 しかしV4を狙っては・・・ by.Donald-2nd-R(工作型カスタム山田の人)
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⇒ 鬼ごっこ大作戦を参照。
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作品データ タグ: 1990年代 アニメ キンキンステッキ ドラえもん ドラえもんズ マスコット固め 大量固め 解除可能 金属化 黄金化 ジャンル アニメ 種類 黄金化、金属化 性別 男 内容 ドラえもんズが本作の対立キャラであるドラパンにひみつ道具「キンキンステッキ」で黄金像にされます 本作のキンキンステッキと黄金化のシチュエーションは固めフェチに多大な影響を与え、後に様々な二次創作で固めのシチュエーションとして引用されることになります 画像・動画 タグ: 1990年代 アニメ キンキンステッキ ドラえもん ドラえもんズ マスコット固め 大量固め 解除可能 金属化 黄金化 外部リンク あったら 批評・コメント 名前 コメント
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《遅延》《公開済》SNM000987 シナリオガイド 公式掲示板 今度は船上で対決!? 担当マスター えりか 主たる舞台 パラミタ内海 ジャンル コメディ 募集スケジュール 参加者募集開始日 参加者募集締切日 アクション締切日 2011-01-03 2011-01-05 2011-01-09 リアクション公開予定日 募集時公開予定日 アクション締切後 リアクション公開日 2011-01-20 2011-01-24 2011-01-25 サンプルアクション (シナリオ参加者の方にお願い、サンプルアクションの具体的な内容を補完していただけないでしょうか)(サンプルアクション名の下の四角をクリックするとでてくる「部分編集」をクリックすると登録できます)(もしくはサンプルアクション登録用掲示板へお願いします。) パーティーを楽しむ! +... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 ▼キャラクターの目的 ▼キャラクターの動機 ▼キャラクターの手段 舞台でショーを披露 +... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 ▼キャラクターの目的 ▼キャラクターの動機 ▼キャラクターの手段 橙歌に絡む +... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 ▼キャラクターの目的 ▼キャラクターの動機 ▼キャラクターの手段 その他補足等 [部分編集] 【タグ:SNM えりか コメディ パラミタ内海 遅延公開済】
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仮面ライダーW 第4話『怪盗S/土くれのフーケ』 サイトとギーシュの決闘から一日が経ち、ほとんどケガの治ったサイトとシンは、厨房に来ていた。 何故かといえば、単に暇だったのである。 ルイズやシャルロットは学園の生徒であるため、当然のごとく授業がある。 しかし、使い魔である彼らは当然その授業には出れないため、どうしても暇になるのである。 そこで彼らはその暇を潰す場所を探して、着いたのが此処、厨房である。 「おお!おめぇら新入りか!?」 声を掛けられ、その声がする方を見ると、太った中年の男がいた。 「マルトーさん、違いますよ。こんにちはシンさん、サイトさん」 その横からシエスタが出てくる。 「こんにちは、シエスタ」 「身体は大丈夫なのか?」 「はい、こうして無事でいられるのもシンさんのおかげです」 挨拶を終えると、マルトーは愉快そうに笑う。 「おお何だ!お前たちか『我らの剣』と『仮面の戦士』は!」 その言葉に、 「『我らの剣』?」 「『仮面の戦士』?」 サイトとシンは首を傾げる。 「おうよ、剣で貴族に勝った男、そして怪人と戦い、圧倒した戦士。俺達平民からすれば、お前らは英雄だ!!」 さっきよりも興奮しているのか、マルトーの声は大きくなる。 「いや、英雄って…俺はそんな柄じゃ…」 「誰かが傷つくのが嫌だっただけです。そんな賞賛されるような事じゃ…」 サイトもシンも、少し恥ずかしそうに自分がした事を謙遜する。 しかし、その様子を見たマルトーは、厨房にいる全員に聞こえるように大きな声で言う。 「聞いたかお前ら、これが真の英雄だ!己の成した偉業を誇ったりはしない!見習えよ!お前ら!英雄は誇らない!」 その声に厨房にいた全員がどっと歓声を上げる。 「な、何かすげぇ大事になってるんだけど」 サイトが呟く。 「おぉ、そうだった『我らが剣』に『仮面の戦士』よ。名前を聞いてなかったな」 マルトーが思い出したように言った。 「平賀才人」 「シン=アスカ」 「変わった名前だな。『仮面の戦士』、アンタ貴族か?」 マルトーはシンに聞く。 「いえ、『探偵屋』ってのをやってます。それに、シンでいいです。その呼び方は少しこそばゆくて…」 「お、俺も才人でいいです」 「おぉ、分かった!これからもよろしく頼むぜ!シンにサイト!!」 その後、厨房で自分たちに出来る事はないかを聞くと、ジャガイモの皮むきを頼まれた。 シンはアカデミーでのナイフ戦がトップクラスなだけあり、包丁の扱いは上手い。さらに自身も料理をこなす身であるため、料理のスキルは非常に高い。 サイトはあまり料理を作らないが、左手に包丁を持ち、ルーンが光ると手際よく皮を剥いていく。 その様子をマルトーがさらに愉快そうに笑ったりして話してきたり、他のコックやメイドが仕事のやり方を教えてくれたりもしていた。 ジャガイモが残り少なくなると、マルトーが思い出したように叫んだ。 「しまった、そろっと尽きる野菜が何個かあるんだった。シン、悪いんだが町まで行って野菜を買ってきてくれないか?」 「いいですよ。サイト、後どれぐらいだ?」 「もう数個しか残ってないから後は俺だけでも大丈夫だ」 そう言うと、マルトーからメモを貰うが、 「俺買う場所分かりませんよ?」 「ん?おぉ、それなら…シエスタ!シンに付いて行ってくれないか!?」 「えっ?…は、はい!分かりました!」 「んッ?」 何時にもまして元気に返事をするシエスタ。 マルトーは考えていると、シンが目に留まると気づいたように笑いを洩らす。 「ハーッハッハッ、おう、気をつけろよ!」 「悪いな、シエスタ」 「い、いえ、気にしないで下さい。それじゃあ、馬を借りないと…」 厨房から出て行き、馬を借りてこようとするシエスタ。 「嫌、その必要は無いよ」 「え、何でですか?」 シンは口笛を鳴らす。 すると、シルフィードがシンとシエスタの近くに降りてくる。 「りゅ、竜ですか!?」 「あぁ。シルフィード、町に行きたいんだ。乗せてくれないか?」 「きゅいきゅい」 背をかがめ、首で乗れと促す。 先ずシンが乗ると、シエスタがその後ろに乗り、シンの肩を掴む。 「どうしたんだ?」 「は、初めて竜に乗るので何だか、その、少し怖くて…」 「初めてはそんなものさ。それに…」 シルフィードが翼を広げる。 「空からの景色を見れば、そんな気も無くなるかもな」 翼を動かし、空に上る。 見上げる空に手が届くような場所。 見下ろす地上が遠い場所。 そんな所から見る景色にシエスタは感動を覚える。 「す、すごいです」 「あぁ、それにいい風だ」 「…あの、シンさんは昔何をしてたんですか?」 シエスタの問いにシンは疑問を抱く。 「何でそんなことを聞くんだ?」 「い、いえ。ただお話を聞きたいなって思っただけなんです」 シンは数秒悩んだ後、話を始めた 「…俺は昔、軍隊にいたんだ」 「兵隊さんだったんですか?」 「此処じゃない異国の軍人だったんだけどな。信じても信じなくてもいいけど、魔法じゃなくて『科学』ってのが進んだ世界だ。人は科学によって国を発展させ、月に辿り着き、この空の上に国を造った」 「そ、空よりも高い所に国を造ったんですか?」 シエスタはシンの話を疑いはしなかった。 嘘か本当かは分からない事だが、おとぎ話のようなその話をもっと聞きたかった。 「そう。そして、空の下の国と空の上の国が戦争を始めた。一度は停戦して協定を結んだけど、また戦争が始まったんだ」 「…シンさんは、戦争を経験したんですか?」 「あぁ。何で戦争が起こるんだって、時々考えるんだ。平和な事が一番良い筈だから」 「私もそう思います」 二人の会話をシルフィードと風だけが聞いていた。 「後はハシバミ草があればいいのか?」 「はい。でも、すみません。野菜を持っていただいて」 ここはトリステイン城下町。 町の人々の活気が溢れており、シンとシエスタの居る場所も例外ではない。 「男ならコレぐらいの事はしないとな。おっ、コレが新鮮そうだな」 売られている中で一番葉が肉厚のハシバミ草を取る。 「お、アンタ目の付け所が違うね~。新鮮なハシバミ草がわかるたぁな~」 「これでも料理には自信があるからな。そうしたら食材の良し悪しが分かってきたんだ。ここはどれも新鮮な食材ばっかりだ」 「かぁー、そりゃありがてぇ言葉よぉ。作ってる奴も感謝してるぜ」 会計をすませた後、店主がシンに言う。 「また来てくれよ。今度はサービスしてやっからな」 「あぁ、話し相手にもなってやるよ」 「そりゃ嬉しいねぇ。待ってるぞ」 店を出て行き、シルフィードがいる場所へ戻ろうとする。 「さて、そろっと帰るか」 「はい、っきゃ!?す、すみません!」 突如、男がシエスタにぶつかる。 慌てて謝罪をするシエスタだが、男は意を返さずにその場を去ろうとする。 しかし、その男の腕をシンが捕らえる。 「アンタ、シエスタから財布を掏ったな?」 「!?」 「え?あ、ありません」 男は抵抗するが、少しずつシンが手に力を加えると、痛みに顔を歪める。 「わ、分かった!掏った財布は返す!だから手を離してくれ!」 手を離し、財布をシエスタに返す男。 「何でこんな事をした?話ぐらいは聞いてもいいが」 「こ、壊されたんだ。家を。あの、土くれのフーケに!」 「フーケ?」 男の名はシーモ=ドゥ=ロレングス。 トリステインではある意味で名の知れた貴族であるらしい。 簡単に言えばマニアである。 彼は鉱石を集める事が趣味の鉱石マニアだそうだ。 余談だが、此処、トリステイン魔法学園に使い魔として呼ばれる前の依頼は彼からのモノだった。 珍しい鉱石に目がないらしく、少し裏社会にも首を突っ込む無茶をするほどらしい。 そんな彼に襲ったある事件。 「ひっでぇーな、これは」 一度、学園に戻り、野菜をマルトーに渡したシンは、シーモ邸だった場所に来ていた。 そこは既に瓦礫の山となっていた。 今から二日前、いつものように眠りに付こうとしたシーモは、ある音に気づいた。 まるで地響きのような音。 おかしいと思い、音がする場所へと向かうと、そこには怪人がいた。 身の丈は2メイル程、土を纏ったかのような身体。 一振りで壁を優に壊せるほどの右手。 恐れたシーモは家を飛び出すと、その直後に、家が崩落。 瓦礫の下にはカードがあった。 お宝は確かに頂いた 土くれのフーケ その出来事があってか、無一文となった彼は、こうしてスリを行ったらしい。 「被害にあった人はいるのか?」 「それは大丈夫だ。私は一人で家の管理をしている。メイドに鉱石を壊されたら大変だからね」 それを聞き、シンは安堵のため息を吐く。 「君に、もう一度依頼したい。土くれのフーケを捕まえてほしい」 「…生憎、こっちも商売なんだ。金がなければ依頼は成立しない」 「なら、前に君に依頼した鉱石を君にあげよう。そいつが何処かで役に立つはずだ」 シンは考えた後、口を開けた。 「分かった。この依頼受けよう。但し、フーケを捕まえた後、復讐はしないことが条件だ」 「あぁ、それでいい。よろしく頼む」 使い魔として召喚されたシンの始めての依頼であった。 シーモから依頼を受けた後、シンは情報を集める事にした。 道行く人から情報を集めた結果、 フーケの性別は不明。 貴族からしか金品、珍品を盗まない。 ぐらいの情報しか集まらなかった。 あまりにも大雑把過ぎる、噂程度の情報でもシンは集めた。 どんな小さな証拠でも、時には相手を倒す武器にもなる事をシンは経験で理解していた。 「しかし、大した情報が集まらないな」 愚痴をこぼすが、それでどうにかなるはずもない。 そこらをフラフラしていると、シエスタと来た店へと再びやってきた。 「おっ、またアンタか。早速話し合いにでも来たのか?」 「まぁ、そんな所です。…土くれのフーケについて知ってる事はありますか?」 「土くれっつったら、この前そいつの被害にあった貴族のメイドから話を聞いたぞ」 店主の情報にシンは耳を傾ける。 「どんな話を?」 「何でも、フーケが盗みをするには理由があるらしくてな。そいつが何かは分からないが、とにかく理由があるらしいぜ」 さらに店主は話を進める。 「それに、フーケはもともと名の知れた貴族だったようだ。だが、お偉いさんといざこざがあって、爵位を剥奪されたらしい。まぁ、あくまで噂だけどな」 「いえ、貴重な情報をありがとうございます。あなたの名前は?」 「ん?おぉっといけねぇ。俺はヴァイスだ。アンタは?」 「シン=アスカです。またあなたを頼りに来るかもしれません」 「そりゃ嬉しいね。期待しているよ」 ヴァイスから情報を得た後、シンはシルフィードに乗り、学園へと戻った。 月が天に昇っている頃にシンは学園に戻ってきた。 「無理させて悪いな、シルフィード」 「きゅい~、これくらい平気なのね。また、よんでほしいのね」 シルフィードと別れ、シャルロットの部屋へと戻ろうとした時、人影を発見した。 気配を消して近づく。 「――此処が……でも……ッ誰ですか!?」 だが、向こうの人物もシンに気づいた。 「あぁー、誤解しないでください。一応此処の生徒の使い魔です」 「…あら、そうですか。でも、何故こんな所に?」 とりあえずはシンが使い魔である事を信じてくれたようである。 「まぁ、仕事ですかね。使い魔になる前にやっていた」 「あら、そうですか。私は今、見回りをしていまして」 「お互いに大変ですね」 「えぇ、そうですね。あ、申し遅れました。私、ロングビルと言います」 「シン=アスカです。それでは、また会うかは分かりませんけど」 そう言うとシンは寮の方へと足を運び、ロングビルは見回りへと戻っていった。 シャルロットの部屋へと着き、ドアを開ける。 ベッドの上には既にシャルロットが静かに眠っていた。 寝返りを打った後のシーツを掛け直し、軽く頭を撫ぜる。 眠っているのに小さく微笑むシャルロットの顔を見て、シンもつられる様に微笑む。 その後、起こすのは失礼だと思い、シンは近くの壁に腰掛ける。 そうして、まどろみの中へとシンは堕ちていった。 依頼を受けた二日後、休日であるためシンとシャルロットは自室にいた。 この二日間、シンは情報が集まらないという事態に陥っていた。 フーケが狙う物は高価な物や珍しい物、金品といったモノばかりである。 さらに、平民からは一切盗まず、貴族…それも外道のような奴からしか盗まないという形跡があった。 しかし、シーモは裏社会に首を突っ込む以外は悪事を働いた事はない。 そして、ここ最近にフーケが現れたという情報は入っていない。 頭を抱えたくなるような現状にシンは悩んでいた。 「(どうすりゃいいんだよ、まったく…)」 ため息を吐くシン。 それを見たシャルロットは、本を閉じると窓を開けて口笛を吹く。 「シャル?」 「あなたの日用品を買いに行かないといけない」 窓の外にシルフィードが現れ、シャルロットが背中に乗る。 「(気ぃ使ってくれてるのかな。ありがとな、シャル)」 窓から出て、シルフィードに乗る。 その直後、 「あら、私を置いて行くなんて酷いじゃない」 声が聞こえると、シンの背中に柔らかな物体が当たる。 「なっ!?何でいるんだよ、キュルケ!?」 いつ来たのか、キュルケはシンの後ろへと座っていた。 「もちろん、ダーリンに付いていくためよ」 「変な風に人を呼ぶな!それに近いんだよ、もう少し離れてくれ!」 赤みがかった顔で叫ぶシン。 今の状況は、シャルロットとキュルケの間にシンが挟まれているという感じである。 何故か、キュルケはシンに必要異常に接近しており、豊かな胸がシンの背中に当たっている。 「意外とウブなのね、もっと大胆になってもいいのに」 「少しは羞恥ってモノを……あの、シャル」 「何?」 「何で俺にもたれ掛かってるんだ?」 抗議の声を上げようとしたシンだが、妙に膨れた顔をして自分にもたれ掛かるシャルロットを見て疑問をぶつける。 「気にする事じゃない」 「いや、あの…」 「気にしない」 「……は、はい」 喋る毎にプレッシャーのようなモノを強く感じるため、中断するシン。 そんな空気の中をシルフィードは気にも止めず、町へと飛んでいった。 町に来て、日用品を買い終えたシン達は武器屋へと来ていた。 別段、何かがあったわけもない。 キュルケが異様にシンの腕に自分の腕を絡ませたり、それを見たシャルロットが負けずと、少し顔に赤みが差しながらも 腕を回したりなどのハプニングがあっただけで、それ以外は普通であった。 「おっ、シン」 名前を呼ばれ、声の方へ向くとサイトとルイズがいた。 「なんだ、お前らもなんか買いに来たのか」 「このいn…サイトに護身用の剣を買いに来たのよ」 「……なぁ、ところでシン。…あの二人はどうしたんだ?」 サイトが見ているのは、嬉しそうに微笑んでいるキュルケと、少し冷たい眼差しを向けているシャルロットがいた。 「とりあえず、何も聞かないでくれ」 「あ、あぁ。……羨ましいような、ああはなりたくないような」 「ほら、早く行くわよ」 武器屋の中へとルイズが入って行き、サイトが後を追う。 「武器屋か。…少し見ていくか」 シンと二人も武器屋に入る。 中は剣やメイス、投げナイフ等の武具が一通り揃っていた。 「旦那。貴族の旦那。うちはまっとうな商売してまさあ。お上に目をちけられるようなことなんか、これっぽっちもありませんや」 店の主人だと思われる人物がルイズと話していた。 「客よ」 「貴族が剣を!おったまげた!」 「どうして?」 「いえ、若奥様。坊主は聖具をふる、兵隊は剣をふる、貴族は杖をふる、そして陛下はバルコニーからお手をおふりになる。と相場はきまっておりますんで」 「使うのは私じゃなくて使い魔よ」 「へい。最近は使い魔も剣を振るうそうで」 商売っ気たっぷりに主人は愛想を言った。 主人は視線をサイトの方へ向ける。 「剣を扱うのは、この方で?」 「えぇ。私は剣の事なんか分からないから、適当に選んで頂戴」 主人は奥の倉庫へと入っていく。 「こりゃ鴨がねぎを背負ってきたわい。せいぜい、高く売りつけるとするか」 店主は1メイル程の長細い剣を持って現れた。 「そういや、近頃の貴族の方々は下僕に剣を持たせるのがはやってまして。その際に持たせるのがこのレイピアでさぁ」 「はやってる?」 ルイズが尋ねると、主人はもっともらしく頷く。 「へえ。何でもこの頃、盗賊がこの城下町を荒らしておりまして……」 「盗賊が?」 武器を眺めていたシンが主人の話に耳を傾ける。 「そうでさ。何でも『土くれ』のフーケとかいう、メイジの盗賊が貴族のお宝を散々盗みまくっているって話でさ。それを恐れてる貴族の方々が下僕に剣を持たせる始末で」 興味がないのか、ルイズは剣をじろじろと眺める。 細くて直ぐに折れそう。 ルイズが感じた第一印象はそれだった。 この前のサイトはこれよりも大きい剣を軽々と振るっていた。 「もっと大きくて太いのがいいわ」 「お言葉ですが、剣と人には相性ってもんがございます。男と女のように。見たところ、若奥様の使い魔とやらには、この程度が無難なようで」 何故かは分からないが、ルイズはその言葉にムッときた。 「サイトは青銅のゴーレムを軽々と切り裂く腕前を持ってるわ。もっと丈夫そうなのは無いの?」 主人は頭を下げると、また奥へと消えていく。 今度は立派な剣を持って現れた。 「これはいかがですか?」 長さは1.5メイルもあろうかという大剣。 両手で扱えるように柄は長く、立派に拵えられている。 ところどころに宝石が散りばめられ、鏡のように刃が光っている。 頑丈で、良く切れそうな印象を与える剣だ。 「店一番の業物でさ。貴族のお供をさせるなら、このぐらいは腰から下げて欲しいものですな。と言っても、こいつを腰から下げるのはよほどの大男でないと無理でさあ。やっこさんなら、背中にしょわんといかんですな」 ルイズは大剣を見ると、さっきとは違い満足そうである。 サイトも顔を近づけて、剣を見つめる。 「すげえ。この剣すげえ」 サイトもその剣を気に入ったようだ。 「すばらしい剣ね」 シンの隣にいるキュルケもそう言う。 だが、シンとシャルロットもその剣を見るが、 「……あまり良い剣とはいえないな」 「ゴテゴテし過ぎ」 三人とは違い、批評を示す。 「あら、どうして?こんなに素晴らしい剣なのに」 シンとシャルロットの批評に、キュルケは何故かと問いかける。 店主も誇るように話し出す。 「コイツを鍛えたのは、かの高名なゲルマニアの錬金魔術師シュペー卿で。魔法がかかってるから鉄だって一刀両断でさ。ごらんなさい、ここにその名が刻まれているでしょう?」 柄に刻まれている文字を指差す。 しかし、シンは自身が感じた事を口にする。 「どんな奴が作ったか知らないが、戦闘で使う剣としてはあまり良いものじゃないな」 「どういうことだ?」 気になったのか、サイトはシンに聞く。 「貴族が作ったからってわけじゃないが、みてくれを気にしすぎてて本来の剣が生かされてない。いくら魔法がかかっているからって、実際の攻撃を受けるのは武器だ。ましてや大剣、攻防一対の戦闘スタイルだから余計にそれが際立つ」 「う~ん、言われると確かにそうだな」 「それに、この大剣じゃゴーレムの一撃で粉々になるかもしれないな。観賞用かコレクションぐらい、まぁ武器には向いてないかもな」 サイトがシンの話を聞いて考えていると、 「おでれーた、おでれーた。兄ちゃん、おめぇ見る目があるな」 突如、空虚から低い男の声が聞こえる。 主人は頭を抱え、シンやサイトたちは声がした場所を見るが、剣が乱雑に積み上がっているだけだ。 「ここだ、ここ」 声の主はその中にいるらしい。 シンが剣の中から一本を取り出す。 「お前が喋ってたのか?」 「それって、インテリジェンスソード?」 そう言ったのはルイズ。 「やい、デル公!商売の邪魔すんじゃねえ!」 主人は剣に向かって怒鳴る。 「けけけ…商売の邪魔っつっても、この兄ちゃんはあっさりとそのなまくらを見抜いたじゃねーか。それよりも兄ちゃん、その歳で多くの修羅場乗り越えてきたみてぇだな。大したもんだ」 年季が入っているのか、剣には所々に錆が浮いている。 しかし、シンは、 「サイト、あれなんかよりもこっちの方が頑丈そうだぞ。錆びてはいるが、剣としてはいい作りだ」 「けけけ、分かってんな兄ちゃん」 サイトは剣を受け取る。 「喋る剣か…それもいいなぁ」 「年季物だし、経験不足もカバーできるはずだ」 「……おでれーた。おめぇ『使い手』か!?」 剣はサイトに向かって叫ぶ。 「『使い手』…何の事だ?」 「自分の力も知らないってか。まぁいい、おめぇ俺を買え」 買えという言葉に苦笑するサイト。 「拒否しても受けなさそうだな。…いいぜ、俺は平賀才人だ」 「俺っちはデルフリンガー様よ。『使い手』ならデルフでいいぜ」 「ああ、よろしくなデルフ。…ルイズ、これにする」 「えぇ~、そんなのにするの?もっと綺麗なのにしなさいよ」 「いいじゃないか、喋る剣なんて面白くて。それに、シンが言うとおり俺は戦いに関してはからっきしだ。サポートもしてくれるだろうし、死ぬ確立が低くなるならそれに越したことはないと思うぞ」 ルイズは渋りながらも、下手ななまくらを買うよりマシだと思い、デルフを買うことにした。 「う~ん、分かったわよ。あれ、おいくら?」 「あれなら100で結構でさ」 「…随分安いじゃない」 「こっちにすれば、厄介払いみたいなもんでさ」 支払いが済む。 剣を取り、鞘に納めるとサイトに手渡す。 「どうしても煩かったら、鞘に入れれば静まりまさぁ」 サイトはデルフリンガーを受け取る。 「思ったより安く済んだわね」 「じゃ、改めてよろしく頼むぜ。デルフ」 「おうよ。よろしくな、相棒」 背中にデルフを背負う。 今度はシンが主人と話す。 「なぁ、投げナイフが欲しいんだ。良い物はないか?」 「投げナイフですか?少々お待ちを…」 奥に入って、すぐに帰ってくる。 「コレはいかがですか?評判の高い鍛冶師のモノです」 「…よし、買おう。12本くれないか?」 「12本なら、20ですね」 「はいよ」 支払い、投げナイフを購入。 「ねぇ、ダーリンはもっと大きい剣を買わないの?」 キュルケがシンに尋ねる。 「大きすぎると動きが制限されるからな。基本は動きを邪魔しないナイフやダガーだな」 「考えているのね」 「戦場じゃ、動作が遅いのは死に繋がりやすいからな」 投げナイフを貰うと、シンたちは武器屋を後にした。 シルフィードに乗って、学園へと戻ってきたシンたち。 ルイズとサイトは馬だったらしく、シンたちの後に帰ってきた。 太陽が沈み、月が姿を現した時、シンとサイトは広場へと来ていた。 「二つの月か。…やっぱり俺の世界とは違うんだな」 サイトの言葉にシンが返す。 「俺の世界も月は一つだ。それぐらい見てたんだろ?」 「こっちの月には基地なんか建てられてないぜ。ましてやプラントなんて夢物語みたいな話さ」 「…そっちでの俺は、映像の中に出てくるんだろ?」 「あぁ、ホントにビックリだよ。アニメに出てきたキャラがいるんだから」 「お前から見て、俺はどんな奴だった?」 その問いに、サイトは考える。 「う~ん、何だろう?悪く言えば、まだまだ子供だなって。国家元首の人に噛み付いたりして、本当にガキだなって感じがした」 「厳しいな。まぁ、確かにあの時の俺はまだまだ青臭いガキだったよ。一国家のお偉いさんに暴言を吐くわ、上司の命令に違反するわで、自分の考えだけを押し付けるただの八つ当たりに過ぎなかった」 空を見上げる。 赤と青の月が重なりつつある。 「アレから二年経つと、自分やあの人たちを客観視できるまで落ち着いたよ。あの人たちも自分達が掲げる平和を取ろうとしたんだって。デスティニー・プランも一つの正義で、あの人たちが掲げた自由な世界も一つの正義だって」 シンはサイトに視線を戻す。 「割り切ったとは言えない。でも、どちらかが正しいなんて俺には分からないから、あの人たちが掲げる平和を信じてもいいかもしれない。俺のような奴やレイやステラのような戦争の被害者を出さない平和な世界を」 「二年って…今何歳?」 「19だな」 「……今まですごい私語だったんだな」 「いや、今までどおりでいいぞ。敬語は少しこそばゆいんだ」 「…分かった」 サイトは右手を差し出す。 シンも右手を差し出す。 「よろしくな、シン」 「こちらこそよろしくな、サイト」 握手を交わす。 「あ、見つけたわよ。こんな所で何してるのよ」 声がする方向を見ると、ルイズがいた。 「少しシンと話してただけだよ。ルイズは何で来たんだ」 ルイズは話辛そうにしていたが、口を開ける。 「練習よ、練習。魔法が使えるように頑張ってるのよ」 近くの石に向けて呪文を唱える。 杖を振るが、石とは離れた場所が爆発する。 「あぁん、もう。なんで違う所で違う呪文になるのよ~!」 「ルイズ、虚無について調べて何か分かったか?」 シンが問う。 「ここ数日で図書館にある虚無が書かれてそうな本は読んだけど、全然よ。どの本もほとんど『神祖ブリミルが使う呪文』っていう一点張りよ」 「まぁ、根気強く調べるしかないさ。……いざって時はあの人に頼むか」 呟いた小声は、 ――ドゴォォォォン 爆音に似た音に掻き消された。 「な、何だ!?」 「本塔の方から聞こえたわ!?」 ルイズとサイトが慌てていると、シンは本塔の方へと走っていき、二人も追いかけるように走る。 「ゴーレム!?」 「で、でかっ!?」 そこにいたのは、20メイルはあろうかというゴーレム。 その拳を本塔に殴りつけていた。 「あの場所って、確か宝物庫のはずよ!?」 殴っていた場所は宝物庫。 ゴーレムを使う盗賊のメイジ。 「『土くれ』のフーケ、見つけたぜ!」 そう言うと、シンは懐からカメラを取り出す。 「な、なんでそんなもんがあるんだ!?」 サイトの疑問を無視して、シンは一つのメモリを取り出す。 【BAT】 スタートアップスイッチを押し、カメラにインサート。 すると、カメラが変形し、その姿を蝙蝠に変える。 蝙蝠、バットショットは飛び上がり、ゴーレムに向かう。 「さぁ、行くぜ!」 シンは腰にある一本の短刀を手にする。 一つは刃渡り15cmのナイフ。 構える姿を見て、サイトもデルフを構える。 同時に駆ける。 「地下水、久しぶりに頼むぜ」 「おう、なんかすげーのと戦ってんな旦那。まかせなよ!」 喋るナイフ、地下水と呼ばれるナイフは呪文を唱え始める。 「エア・スラスト」 呪文を唱えると、風が刃の様になって、ゴーレムの腕を飛ばす。 その直後、サイトの一閃によってゴーレムの片足が細切れになる。 バランスが崩れ、ゆっくりとゴーレムは倒れ…なかった。 直後、ゴーレムの足と腕が再生する。 「げっ、再生すんのかよ!?」 「この手のゴーレムは術者の魔力が底を尽きるまで、何度でも再生する。気を引き締めろよ!」 サイトの愚痴に、シンは助言で返す。 ゴーレムは壁から二人へと狙いを変える。 拳を振り上げ、放つ。 「あぶねっ!?」 「くっ!?」 何とかかわすが、さっきいた場所は陥没していた。 「ははっ、ギーシュのゴーレムが可愛く思えるぜ」 「あの後、ギーシュとはどうなった?」 「喋ってみたらいい奴って分かったよ。あいつはこの世界での友達だ!」 二手に分かれ、攻撃を続ける。 が、突如光が見えた瞬間、 ――宝物庫の壁が瓦礫へと変わっていた。 「な、何だ!?」 見回すと、杖を掲げていたルイズがいた。 「(や、やっちゃった!?)」 ゴーレムに当てようと呪文を唱え、杖を振るったが、壁に爆発が当たった様である。 その光景を茂みから伺っていたローブを纏う『土くれ』のフーケは手を考える。 「ゴーレムの拳でも破壊できなかった壁を破壊するなんて、どんな爆発の威力だい。でも、これはチャンスだね。何とかしてあいつ等を引き離さないと…」 目に付いたのは、あたふたとしている桃髪の少女。 口に笑みを浮かべる。 「精々頑張りなさいな」 ゴーレムの矛先がルイズへと向かう。 「えっ?」 きょとんとするルイズ。 ゴーレムが走る。 「なっ、やめろー!?」 サイトとシンが慌てて駆ける。 サイトが足を切り、動きを封じる。 すぐに再生するが、シンと地下水の魔法によって再び足が切断される。 その中で、シンは考えていた。 おかしい。 ゴーレムが攻撃をしてこなくなった。 攻撃する俺達よりもルイズを狙いに変えた。 どんどん宝物庫から遠ざかって…… 「……しまったっ!?」 見ると、人影が一つ。 目の前のゴーレムが崩れる。 「(目くらまし!?)」 土砂の中、うっすらとさっきよりも小さいゴーレムに人が乗っているのが見えた。 「地下水、エア・スフィアだ」 「あいよっ、まかせな」 風がシン達を囲むように吹く。 砂煙で見えなかった周囲が見えてくる。 「逃げられたか」 バットショットが戻ってくる。 既にフーケの姿は無かった。 宝物庫内の壁には、文字が刻まれていた。 破壊の杖、確かに頂戴した 土くれのフーケ to be countinued
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《遅延》《公開済》※日程変更※SNM001063 シナリオガイド 公式掲示板 盗まれるのは一体誰だ……!? 担当マスター えりか 主たる舞台 イルミンスール魔法学校薔薇の学舎 ジャンル コメディ 募集スケジュール 参加者募集開始日 参加者募集締切日 アクション締切日 2011-02-16 2011-02-18 2011-02-22 リアクション公開予定日 募集時公開予定日 アクション締切後 2011-03-04 2011-03-08 公開予定日を変更。 予定日 予定日 予定日 リアクション公開日 2011-03-12 2011-03-20 2011-04-11 2011-04-13 サンプルアクション (シナリオ参加者の方にお願い、サンプルアクションの具体的な内容を補完していただけないでしょうか)(サンプルアクション名の下の四角をクリックするとでてくる「部分編集」をクリックすると登録できます)(もしくはサンプルアクション登録用掲示板へお願いします。) 俺が目立つ! +... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 ▼キャラクターの目的 ▼キャラクターの動機 ▼キャラクターの手段 探偵として +... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 ▼キャラクターの目的 ▼キャラクターの動機 ▼キャラクターの手段 高みの見物と決め込もう +... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 ▼キャラクターの目的 ▼キャラクターの動機 ▼キャラクターの手段 その他補足等 [部分編集] 【タグ:SNM えりか イルミンスール魔法学校 コメディ リスケ 薔薇の学舎 遅延公開済】
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チバ点呼なし tvk(番組ch+アニ特合同) 2011/09/20 テレ玉(番組ch+アニ特合同) 2011/09/21 TOKYO MX(番組ch+アニ特合同) 2011/09/22 チバ点呼なし tvk(番組ch+アニ特合同) 2011/09/20 称号:○人なのにツインエンジェル 点呼場所 tvkアニメ実況★442 http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/liveanime/1316440172/615 点呼参加者ID 合計31ID 1 ID mrw84NQM 2 ID g8j2KuOm 3 ID ohKzSFnZ 4 ID 8NvtboA5 5 ID B89qNdZY 6 ID K1SLq+Jk 7 ID Q3/Az4rz 8 ID 1NqDpCLZ 9 ID iD33RbNt 10 ID 2a+dBQqr 11 ID kQzW9/RP 12 ID y0G0BCia 13 ID TX1AsYES 14 ID Tj3WUEeL 15 ID qPUgRyjn 16 ID MytJrfNG 17 ID OnNk+Gao 18 ID AVMgAqv/ 19 ID zGAnVU0O 20 ID Jcwo/I73 21 ID KN9HZqfN 22 ID DTpPpOp+ 23 ID mprOYf97 24 ID sN4h9bhS 25 ID c+4ykDiw 26 ID mcgZctRv 27 ID JxHIlI9g 28 ID TdUItgyT 29 ID byPFUW/y 30 ID zpcKCbum 31 ID NmCDg4+e テレ玉(番組ch+アニ特合同) 2011/09/21 称号:○アミュレット 点呼場所 テレ玉アニメ実況★二百二十四万石 http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/liveanime/1316362345/730 点呼参加者ID 合計15ID 1 ID 8MvodU42 2 ID I0WTJWWg 3 ID 32eIe0DR 4 ID jhq8A2WR 5 ID KzZqyicF 6 ID sm72dh+d 7 ID U3TiGxzz 8 ID lKlN1jV5 9 ID liZH9pFS 10 ID 3eTHCgS+ 11 ID eVVbiae1 12 ID WDzQhnzM 13 ID 39zZ8Sk1 14 ID Vpk/q6Ml 15 ID xdGXwzig TOKYO MX(番組ch+アニ特合同) 2011/09/22 称号: 「○はどうやって助かったんですか?」 「爆発を我慢したんだ(キラーン 点呼場所 TOKYO MXアニメ実況★730 http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/liveanime/1316626329/593 点呼参加者ID 合計79ID 1 ID r5gJZ/tU 2 ID dBBLNLXa 3 ID SOvDKDTu 4 ID gr3FJCfi 5 ID bYNUkhm1 6 ID TDa1X7xG 7 ID gPCRP5vd 8 ID C2/agsb9 9 ID uZF3ZpLl 10 ID eAhL1pgC 11 ID LN/XNsmL 12 ID 8WAPNmcD 13 ID WaM99SWW 14 ID qXGQqcSj 15 ID XpiT8Rad 16 ID RM0t5pwE 17 ID XHq5pyxj 18 ID Xnocx98e 19 ID GlF6qoWp 20 ID mEBx587t 21 ID pcPeB5bp 22 ID uV/kJgJM 23 ID CMJYZaDC 24 ID 2BqgrgpL 25 ID b0NHahHj 26 ID 5w+TiNDZ 27 ID SueJxPBs 28 ID 1k+XNLBr 29 ID pyceG2XZ 30 ID dKUKGFOn 31 ID pvANim2S 32 ID 5P4yt7R2 33 ID lQL46tZP 34 ID C/bm8dvF 35 ID DSzeSyJN 36 ID MR/Pgp+P 37 ID 7Ftsjpl0 38 ID yF53jghB 39 ID 0atn8NWL 40 ID JUH32Fwv 41 ID 6PO9Yb1m 42 ID Y95jmWY+ 43 ID n+si3Ory 44 ID hQ6YbxSP 45 ID p79xDD1n 46 ID apeSMYKJ 47 ID LZUculuO 48 ID Hx0/JTMB 49 ID iZFR88tR 50 ID am28+VXN 51 ID kx13zX+T 52 ID D0jWDjYK 53 ID Y6D+gwEV 54 ID t+TuO5BO 55 ID TqA4sVem 56 ID OytKuCOR 57 ID Z/+1W6qR 58 ID avivjxxe 59 ID Bum7TCOw 60 ID kXg3G72B 61 ID gxHf9L6b 62 ID 4nAQ+2p0 63 ID XJ24X056 64 ID GD4muFo9 65 ID O4bQPNf5 66 ID JB+Be4hU 67 ID U/rlr0Tx 68 ID fzAYlLZM 69 ID NDV8lkdq 70 ID tKoug7CH 71 ID Tq1tIgCM 72 ID z3vfHfGo 73 ID mYxP+T2N 74 ID r4kmgKYN 75 ID yeZA1hN8 76 ID Pn1qwu9f 77 ID k70eYz4c 78 ID JRTMFXCW 79 ID VkEMpzGj
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白ガチャ46弾 ハート怪盗シャノワールのアイテムです。 目玉 ハート怪盗の黒ネコみみハット ハート怪盗の白ネコみみハット ハート怪盗の黒ネコしっぽ ハート怪盗の白ネコしっぽ 通常アイテム ハート怪盗の黒マント ハート怪盗の白マント ハート怪盗のベストトップス ハート怪盗のふわふわスカート ハート怪盗のひっつき相棒ネコ ハート怪盗のハートの光線銃 ハート怪盗の予告状トランプ ハート怪盗深夜の逃亡劇 ハート怪盗と伝説の美術館 ハート怪盗のハートフレーム ハート怪盗の赤外線フレーム ハート怪盗のタキシード no image ハート怪盗のスラックス