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雑記3 10/03/09 ぼんやりとDarkknightCreeper虐め。 放置しつつ裏でごそごそと・・・ HP =90%MAXHP(340)のIfにMAP移動(徒歩)を入れた状態で、ひたすら無意味にインビジするマクロで放置。 傭兵が多分がんばってくれる、はず。 22 30-7 00 の間に2度ほどRoasが沸いたらしく、傭兵死亡+map移動を確認。 移動後の復旧は手動なのが微妙だ・・・ ここもマクロに組み込むか? WaitTime1200secで20minまてばRoasも消えるだろうから、その間に蘇生+GHとか・・・? 蘇生100%になっていないところをどう調節するかが肝心か? 考案中・・・ 2本目闘剣は実験に使用予定。 主にSpellCraft関連で。 10/03/07 ついにサモナ終了。 ラストの20匹が異様に長く感じましたわ。 で、報酬ですが・・・ 弓です。 dam152-152 詠唱可 他に見所は無し。 何だろう、このがっかり感。 damだけ見れば闘剣クラスともいえるものの、他のMODが無さ過ぎて。 MagicArrow100%とか。 毒抵抗とか。 スコーピオン特攻とか。 素晴らしく無意味。 詳細画像は近々UPします。 さーて、今後は何しようかしら・・・ 10/03/04 なんだかんだでサモナ狩り。 モチベーションがなかなか上がらない・・・ というか、mapの北側が重くて歩きづらいのが原因。 ファイル依存mapでない(オブジェクト配置)から仕方が無いのだろうか。 私のPCが原因である可能性も否定できないが。 残り260、とりあえず今週中に200は切りたい所。 10/02/28 なにはともあれサモナ狩り。 残り332… ついに半分を突破。 だが、まだ半分だとっ!? shadowjumpを駆使して効率移動を考案中。 3月中には終わる、はず・・・? 10/02/26 ただひたすらにサモナ狩り。 残り400… ややペースUPかと思いきや、この2日間での狩りペースが2 8という。 今年度中には狩り終わるかしら・・・? 10/02/24 なんとなく記述。 久々復帰後の流れ。 ツルハシget tactget 闘剣get スペルクラフト本get 現在、サモナクエ消化中。 まだ100匹程度。 残るは530くらい。 先が長い… オリD内でログアウトしている状況。 あと何日掛かることやら… これで報酬がゴミだったら鬱すぎる
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取扱できる商品関連です。 「こんなItemおいてくれ~!!」 「この値段おかしくない…?」 「ベンダー待てないから直接売って!」 等ありましたらコメントに入れてくださいな。 なお、私的レートとして10gp=1Tokenでの支払も可。 原料持込は1/4価格。 ・Accesary 価格[gp] Elven Quiver 3000 ・Other 価格[gp] RuneBook 3000 名前 コメント
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1 / \ . . .. / ... ...... . ..... | | .. ... ... . . ........ . . | ........... .. . . ... . .... .. . l .... . . . ... .. . .. ... .. \ / \ 鬼ハー ソトー/ー;、 / \ .-ー / ⊂ニニ⊃ゞ;;);;)、 ⊂ニ⊃ .\ / \ 福ハー ウチー/kヽ;;ゝゝ / / ;\ / \ヽ;;ゝゝ). / / \/ ⊂ニ⊃ili.ィ゙^;;/ \ \il!l| '"~`'"'''' iw.''"~`゙"'''' iw..,,_,、ノルwil; r;; '"ー 、ilil| ,,,、 .~`''"~`゙"'''' iw..,,_、、、ilil|riv ,,,、 ,,,、 ,,,、 ,,,、 ,,,、 MW,,Vlノレi 2 | | i| | | i| | | |___l|___| |___l|___| | ______. | ̄ ̄ l| ̄ ̄ | | ̄ ̄ l| ̄ ̄ | /______/| | l| | | l| | |Ll__=__| | l二二二二二'l l二二二二二'l |Ll__=__| | ガオーーーz_ッ !! / |Ll__=__| | |Ll__=__| |______ △丕△_____ 植 ____ 熊 _____/|L|__=__|/ =≡\[ ◎皿◎]ノ =≡ (ll'A`) = ( ゚‐゚)」 =≡ ( ) =≡ (-- = 「( へ, =≡ / > =≡ ┘> = ノ . , 彰 ____ _| _ (ー` ;) /(__)/二二l~[_]~\ _( )、 .∬ ┳━━━━━━┳` / 旦 3 r─────────────‐、 | 豆まき用の豆ができるまで | | もう少し、待っててねー。 | `──────────v──一'゙. 。 。 r────―‐、 バチバチバチ…. 《 g◎g》 | ウ ン 。 | ∫ ∴; ∴・∫ c-巛《”0”》〉っ `──v──一'゙. ∬ 6=======9 ∬ ~~州‘∀‘》 ~ _.,,ゝ____,,メ,,. ◇´ ィ^) ヽ,(,,_r‐ュ /_i__... ..__i ヽ /|⊃ / /l. ノハヾヽハ |_i____i f~⌒~i .;;| (^_/ (^_ノ!リ (ヮ`,,ぅ,ハゝ {_.i_i_|∴;,゙|_} r' §/)_ ,r'^ 、__. ィ〃キキ丶 ゝ,、__ヽ,.」づ ト、__ノ l__ヽ 4 ( ( ( ( (. ) ) ) ) ) 。 。 バチバチバチ… 《g◎g 》 ∫ ∴; ∴・∫. c-巛0”》》〉〉-っ . ∬ 6=======9 ∬ ~《∀‘ 州リ~~ _.,,ゝ____,,メ,,. ◇´ ィ^) ヽ,(,,_r‐ュ /_i__... ..__i ヽ /|⊃ / /l. ノハヾヽハ |_i____i f~⌒~i .;;| (^_/ (^_ノ!リ (ー`,,ぅ,ハゝ {_.i_i_|∴;,゙|_} r' §/)_ ,r'^ 、__. ィ〃キキ丶 ゝ,、__ヽ,.」づ ト、__ノ l__ヽ 5 バチ ) ) ) 丿 ). ) ( ) ∫( ( ( ( ( ( バチ ( ) ∴; ∴・∫. ∬. ∬. l二二二二二コ ∫ 。 。 バチ |. 《gr'リg》 _,.ゝ____,,メ,,._ c-巛〈リ|ハ》〉-っ /_i__... ...__i __ ヽ ~(リ|lノリノリ~~ r‐ュ_,,)ノ |_i____i f~⌒~i ; ___j _| r'^》 i!リ 》、 /レ'ノハヽ / {_.i_i_|∴;,゙|_i_i._}〈 〈|⊃lリノ〉〉 /」、L!、jc) ー ィ〃キキ丶 'Jハ ソリノ' / `、 ヽ ,r'ヽィ_,,ゝ、 熱 い 。 熱 い よ う … 。 6 ........................................................................................................... ,r'⌒'~'⌒'~'⌒'~'⌒'~'⌒'~'⌒'~'⌒ヽ ( あれっ ? 空耳かな 。 ) ( 声が 聞こえたような…? ) `~ー ~ー ~ー ~ー ~ー ~ーー ~'゙ ( ( ∬ ∫ O ∬ ) . ) ) ( ) r‐ュ_,,)ノ o バチバチ( ( ∫ /レ' ノハヽ ∬ ) . ) . ) バチバチ /ハc;´ー`) ( ) ∴; ∴・ 。 ; ∫ ∬ _,ヘ∩yト、 r' ̄。 ̄; ̄´.¨∵ヾ _フ ̄|ノ ト......,,,,,゚___∴,,,,,......r| 7 (~ `)) \l、从_人人从人人从_人从_人从_/l/ (´ ~)) ( .... ) Z おい、豆ガラ! Z (( ... ~) (´ ) シ どうして俺たちを煎るんだ! Z ( ) (( ~) /l^Y⌒W⌒Y⌒YW⌒W⌒Y^W⌒Y^l\ (´ )) ( )) s ∵ ∬ ((, ) ⌒( ∵ )) ( ゚Д゚#) (⌒ ∬ .. )゙ (( ~) (´ ~)) ( ∬ `) 。 バ チ lilll !ll バ チ ∴ ∫ (´ ) ; ∵ ,ィー=∴ ・== i!ll !===== 、 ゞ、_ ). ( ,)) ,r'/~ \\ ∴ ・ ノ ,´⌒ ゝ、( /,r' (。∀゚)(TДT)(+∀+)(゚Д。)(x∀x) ヽ、 ( ) ∬ ) ,.;.| (;Д;)(+∀+)(゚Д。)(。∀゚)(;Д;)(+∀+)|| ,),´ ∵ バ チ ・ || (。∀゚)(;Д;)(+∀+)(゚Д。)(。∀゚)(;Д;).|| ソ ∬ ・ ゞ || (+∀+)(゚Д。)(゚∀。)(。∀゙)(;Д;)(+∀+;)|| バ チ ・ ・ .) .l', (゚Д。)(゙Д゙)(。∀゚)(;Д;)(。∀゚)(゚Д。)./.| ; ( ・ ( ( . l ゝ、(;。∀゚)(TДT)(+∀+)(゚Д。)(x∀x;)〃 | ∵ )″ ) ) ) .| \ /゙ . | ( ( ( .|.  ̄ ゙゙゙ '''' ー──── '''' ゙゙゙ ̄ | ) 8 \l、ト、从_人人ト、从人人从_人从_人从_人从人从,イ/l/ Z 今まで一緒に育ってきた仲間じゃないか! Z ) なのに今になって ( Z 俺たちを苦しめるなんてひどすぎるぞっ!! Z /l^Y⌒W⌒Y⌒YW⌒WY⌒W⌒Y⌒YW⌒⌒Y^W^l\ 、 、 / / \ / / ── (Д゚ # ) ゴルァ!! ─── lll!il \ / ll!il \ i!li \ ∬ , !l ∬ ∴ ;; ・ ∬ . ; バ チ バ チ, ∬ ∴ ・ , S _,,。∵---- ・∵ ─────----∬ o.._ ∬ :, ,r ´ ,.; . ヽ, ト、 (。∀゚) (゚Д。) (。∀゙) (+∀+) バ チ バ チ 9 ........ . . . ( . , .ト、 . . . ....... ........ . . . . 从,)ノ' . , ;;;v ノノィ . . . ....... ........ . . . ,;;'人,,ノ;ノヾ;,., ,(ノヾ;从, ; ! . . . ....... ....... . . . ,;,、 ,;ノノ . ;.(. ,.( , 人 . ,(ノヾ;从, ;. . ....... ....... . . . ,、 ,. ;(゙ ,. .人 . ヾ,、( ノ从 人)、 .火 . . ....... ━━┓┃┃ ━━╋ ━━╋ , (,.━━╋ , .,;━━╋.(;━━╋ . ....... . ┃.... . . .┏━┫ ┏━┫( ,;┏━┫. , ノ┏━┫; ;;┏━┫ ・ ・ ・  ̄ ̄ ~...... . . .,) . ξ ハ ソ , 从ヾ;. '',人ヾ,´ . i、. . . ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;ノノ; / \ ,,,-一-,,, シ ,レ ,;.゙,、 ( (.; .`ヽ 人 ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ,人,ノ') ./: : : ヽ / : : : :i ;);.ノ) , ノ. ,ノ.' .(; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ( , .ノ. . | : : : :| | : : : : |. \|/ ,从( , ( ,、ノヽ )、; ; ; ; ; ;; ; ; ,;从) ),,゙、 | :(,,´Д⊂、 ヽ:(,,TДT) ; 人 '' '' ;人 .),、从ノ゙( ; ; ; ; ;; ;ノ人;ノ`( ; | (ノ : : :| ) G : Q / ヽ アツイー ;、 人;., ; .ヾ ;ノ(ン ) ノ从 人 |: : : : :| / : : : : ヽ / (,,+∀+)ヽ ノ, 人 ゙ ,(ノヾ;从, ; | : : : : | | : : : : : | i;;;;と ;;;;;;;;;;;つ;) ,;;; ( );;;ト、人 ヽ ヾ_;;つ_つ; ヾ_;_;_;_;_ノ ゙ 、..,,_つ_つ, \∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧/< 勝手なことをいわんでくれっ! >< こうして焼かれているおれたちの悲しさがわかっているのか!! >/∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\ 10 ........ . . . ( . , .ト、 . . . ....... ........ . . . . 从,)ノ' . , ;;;v ノノィ . . . ....... ........ . . . ,;;'人,,ノ;ノヾ;,., ,(ノヾ;从, ; . . . ....... ....... \∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧/ ....... < おれたちが好きこのんで > . ....... .< お前たちを煎っているわけがないだろうっ!! > . . ....... . /∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\, ;., ....... . . .,) . ξ ソ , 从ヾ;. '',人ヾ,´ . . . . ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;ノノ; / \ ,,,-一-,,, シ ,レ ,;.゙,、 ( (.; .`ヽ 人 ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ,人,ノ') ./: : : ヽ / : : : :i ;);.ノ) , ノ. ,ノ.' .(; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ( , .ノ. . | : : : :| | : : : : | ウエエェェン |/ ,从( , ( ,、ノヽ )、; ; ; ; ; ;; ; ; ,;从) ),, ;;。 ゚(,,´Д⊂、 。・゚・ (,,TДT) ・゚・。 人 オ前タチトハ,、从ノ゙( ; ; ; ; ;; ;ノ人;ノ`( ; j;(ノ : : :| )G : Q( 。 / ヽ 家族モ同然ダロウガ (ン ) ノ从 人 |: : : : :| / : : : : ヽ / 。(゚´Д`)゚。 ノ, 人 ゙ ,(ノヾ;从, ; | : : : : | | : : : : : | i;;;;;;;;;;(つ;;;;つ;) ,;;;; ( );;;ト、人 ヽ ヾ_;;つ_つ; ヾ_;_;_;_;_ノ ゙ 、..,,_つ_つ, 11 ( TA゙) だったら、とっとと火を止めてくれっ! うぎゃあああああ!あついいいいいいいいい!! バチ ) ) ) 丿 ). ) ( ) ∫( ( ( ( ( ( バチ ( ) ∴; ∴・∫. ∬. ∬. l二二二二二コ ∫ 。 。 バチ |. 《gr'リg》 _,.ゝ____,,メ,,._ c-巛〈リ|ハ》〉-っ /_i__... ...__i __ ヽ ~(リ|lノリノリ~~ r‐ュ_,,)ノ |_i____i f~⌒~i ; ___j _| r'^》 i!リ 》、 /レ'ノハヽ. {_.i_i_|∴;,゙|_i_i._}〈 〈|⊃lリノ〉〉 /」、L!、jc) ィ〃キキ丶ヽ 'Jハ ソリノ' / `, ,r'ヽィ_,,ゝ、 ,,-一-,, 許しておくれ、こればっかりはどうしようもないんだ。 / : : : ヽ おれたちだってお前たちを煎るために | : : : : | 我が身を燃やされるなんてまっぴらゴメンなんだよ。 。(ノД`゚)。 12 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | ねえ。 さっき 、 | | なにか声がしなかった? | ( ( ( ( ( \______ _____/. ) ) ) ) ) 。 。 |/ バチバチバチ…. 《 g◎g》 ∫ ∴; ∴・∫ c-巛《”0”》〉っ ? . ∬ 6=======9 ∬ ~~州‘∀‘》 ~ _.,,ゝ____,,メ,,. ◇´ ィ^) ヽ,(,,_r‐ュ /_i__... ..__i ヽ /|⊃ / /l. ノハヾヽハ |_i____i f~⌒~i .;;| (^_/ (^_ノ!リ (、`,,ぅ,ハゝ {_.i_i_|∴;,゙|_} r' §/)_ ,r'^ 、__. ィ〃キキ丶 ゝ,、__ヽ,.」づ ト、__ノ l__ヽ ______/|_____ / \ | え? 声なんてしたかしら…。 .|. \_____________/ 13 ,r'⌒'~'⌒'~'⌒'~'⌒'~'⌒'~'⌒'~'⌒ヽ ( ほんとうに ) ( 空耳だったのかなあ…? ) `~ー ~ー ~ー ~ー ~ー ~ーー ~'゙ ( ( ∬ ∫ O ∬ ) . ) ) ( ) r‐ュ_,,)ノ o バチバチ( ( ∫ /レ' ノハヽ ∬ ) . ) . ) バチバチ /ハc;´ー`) ( ) ∴; ∴・ 。 ; ∫ ∬ _,ヘ∩yト、 r' ̄。 ̄; ̄´.¨∵ヾ _フ ̄|ノ ト......,,,,,゚___∴,,,,,......r| バチバチと豆たちが弾けあう音。豆ガラは豆のために焼かれ、豆は豆ガラがおこした火に苦しむ。なぜ、同じ根から生えたもの同士で、互いをいがみあわなければならないのか。豆たちの声にならない悲鳴が聞こえてきたのかもしれない。
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人間の心を惑《まど》わすものは色情に越すものがない。人間の心というものはばかばかしいものだなあ。匂いなどは、仮《か》りのものでちょっとのあいだ着物にたき込めてあるものとは承知の上でも、えも言われぬにおいなどにはかならず心を鳴りひびかせるものである。 久米《くめ》の仙人が、洗濯していた女の脛《はぎ》の白いのを見て通力《つうりき》を失ったというのは、まことに手足の膚《はだ》の美しく肥え太っていたので、外の色気ではないのだけに、ありそうなことではある。
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むかしの聖代の政治を念とせず、民の困苦も国の疲労をもかえりみず、すべてに豪華をつくして得意げに、あたりを狭しと振舞っているのを見ると、腹立たしく無思慮なと感ぜられるものである。 「衣冠から馬、車にいたるまでみな、有り合せのものを用いたがいい、華美を求めてはならない」とは藤原師輔《もろすけ》公の遺誠にもある。順徳院が宮中のことをお書き遊ばされた禁秘抄《きんぴしよう》にも「臣下から献上される品は粗末なのをよいとしなくてはならぬ」とある。
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わが身の富貴《ふうき》と、貧賎とにはかかわらず、子というものは無くてありたい。 前《さき》の中書王兼明《ちゆうしよおうかねあきら》親王も、九条《くじよう》の伊通《これみち》太政大臣、花園の有仁《ありひと》左大臣などみな血統の無いのを希望された。染殿《そめどの》の良房太政大臣に「子孫のなかったのはよい。末裔の振わぬのは困ることである」と大鑑《おおかがみ》の作者も言っている。聖徳太子が御在世中にお墓をおつくらせなされた時も「ここを切り取ってしまえ、あそこも除いたほうがいい。子孫を無くしようと思うからである」と仰せられたとやら。
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何はさて、この世に生れ出たからには、望ましいこともたくさんあるものである。 帝の御位はこの上なく畏《おそれ》多い。皇室の一族の方々は末のほうのお方でさえ、人間の種族ではいらせられないのだから尊い。第一の官位を得ている人のおんありさまは申すにおよばない。普通の人でも、舎人《とねり》を従者に賜わるほどの身分になると大したものである。その子や孫ぐらいまでは落ちぶれてしまっ、ていても活気のあるものである。それ以下の身分になると、分相応に、時運にめぐまれて得意げなのも当人だけはえらいつもりでいもしようが、つまらぬものである。 法師ほどうらやましく無いものはあるまい。「他人には木の片《はし》か何かのように思われる」と清少納言の書いているのも、まことにもっともなことである。世間の評判が高ければ高いほど、えらいもののようには思えなくなる。高僧増賀《ぞうが》が言ったように名誉のわずらわしさに仏の御教えにもかなわぬような気がする。しんからの世捨人ならば、それはそれで、かくもありたいと思うような人がありもしよう。 人は容貌や風采《ふうさい》のすぐれたのにだけは、なりたいものである。口をきいたところも聞き苦しからず、愛敬《あいきよう》があって、お喋りでない相手ならばいつでも対座していたい。立派な様子の人が、話をしてみると気の利《き》かない性根があらわれるなどは無念なものである。 身分や風采などは生れつきのものではあろう。心ならば賢いのを一段と賢くならせることもできないではあるまい。風采や性質のよい人でも、才気が無いというのは、品位も落ち、風采のいやな人にさえ無視されるようでは生き甲斐《がい》もない。 得ておきたいのは真の学問、文学や音楽の技倆。また古い典礼《てんれい》に明るく、朝廷の儀式や作法について人の手本になれるようならば大した立派なものであろう。筆蹟なども見苦しからず、すらすらと文を書き、声おもしろく歌の拍子《ひようし》を取ることもでき、ことわりたいような様子をしながらも酒も飲めるというようなのが、男としてはいい。
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あだし野の露が消ゆることもなく、鳥部山に立つ煙が消えもせずに、人の命が常住不断のものであったならば、物のあわれというものもありそうもない。人の世は無常なのが結構なのである。 生命のあるものを見るのに入間ほど長いのはない。かげろうの夕を待つばかりなのや、夏の蝉の春や秋を知らないのさえもあるのである。よくよく一年を暮してみただけでも、この上もなく、悠久である! 飽かず惜しいと思ったら千年を過したところで一夜の夢の心地であろう。いつまでも住み果せられぬ世の中に見にくい姿になるのを待ち得てもなんの足しになろうか。永生きすれば恥が多いだけのものである。せいぜい四十に足らぬほどで死ぬのがころ合いでもあろうか。 その時期を過ぎてしまったら、容貌を愧《は》じる心もなく、ただ社会の表面に出しゃばることばかり考え、夕日の・落ちて行くのを見ては子孫のかわいさに(一)、益々栄えて行く日に逢おうと生命の欲望を逞しくして、いちずに世情を貪る心ばかりが深くなって美しい感情も忘れ勝ちになって行きそうなのが浅ましい。 (一) 白楽天の句に、「朝露名利を貪り、夕陽子孫を憂う」とある。
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万事に傑出していても、恋愛の趣を解しない男は物足りない。玉でつくられた杯《さかずき》に底がないような心持のするものである。露や霜に濡れながら、当所《あてど》もなくうろつき歩いて、親の意見も世間の非難をも憚っているだけの余裕がないほど、あちらにもこちらにも心定まらず苦しみながら、それでいてひとり寝の時が多く、寝ても熟睡の得られるという時もないというようなのがおもしろいのである。そうかと言ってまるで恋に溺れ切っているというのではなく、女にも軽蔑されているというのでないのが理想的なところである。
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住居の身分に相応なのはうぎ世の仮りの宿りではあるがと思いながらも楽しいものである。 身分のある人がゆったりと住んでいるところへは、照らし入る月光までが一そう落ちついて見えるものである。現代的に華美ではないが植込みの木々が古色を帯びて天然に生い茂った庭の草も趣をそえて縁側や透垣《すいがい》の配置もおもしろく、座敷の内のおき道具類も古風なところがあって親み多いが奥ゆかしく思われる。多くの細工人が工夫を凝《こ》らして立派に仕上げた唐土《もろこし》やわが国の珍奇なものを並べ立てておき、庭の植込みにまでも自然のままではなく人工的につくり上げたのは、見た目にも窮屈に、苦痛を感じさせる。これほどにしたとこちでどれほど永いあいだ住んでいられるというものだろうか。また瞬くひまに火になってしまわないともかぎらない。と一見してそんなことも考えさせられる。たいていのことは住居から推して想像してみることもできる。後徳大寺の大臣実定卿が自邸の正殿の屋根に鳶《とび》を止らせまいと縄の張られているのを見た西行が、鳶が止ったってなんの悪いこともあるまいに、この邸の主の大臣が心というのはこれほどのものであったのか。と言って、その後はこの殿には伺《うかが》わなかったと聞きおよんでいるが、綾小路の宮のお住いしていらせられる小坂殿の棟に、ある時縄の引かれていることがあったので、西行のはなしも思い出されたものであったが、じつは烏がたくさん来て、 池の蛙の喰べられるのを宮様がかわいそうに思召されたからであると人が話したので、これはまた結構なと感ぜられたことであった。徳大寺にもなにか事情があったかも知れない。