約 488 件
https://w.atwiki.jp/nijiuradegityou/pages/163.html
多くの作品から様々なキャラが集う議長スレ。 ここは各キャラの分類や種類(人種など)について解説するページです。 原作の設定だけでなく、スレでのオリジナル設定もじゃんじゃん書いちゃって下さい。 このページは「な」行~「は」行のキャラクターを扱っています 「あ」行はこちら→人種・種族、その他 「あ」 「か」行はこちら→人種・種族、その他 「か」 「さ」行はこちら→人種・種族、その他 「さ」 「た」行はこちら→人種・種族、その他 「た」 「ま」行~「わ」はこちら→人種・種族、その他 「ま」~「わ」 英数字はこちら→人種・種族、その他 「英数字」 な行ナズグル《ナスグル》 ニュータイプ《ニュータイプ》 人間《にんげん》 は行半妖《はんよう》 柱の男《はしらのおとこ》 ファクター《ファクター》 ファティマ《ファティマ》 フェストゥム(コア型)《フェストゥム(コアかた)》 ファンガイア 武士《ぶし》 双葉流《ふたばりゅう》 ボーグ《ボーグ》 な行 ナズグル《ナスグル》 出典は小説『指輪物語』。 同作品にに登場する冥王サウロンに使える邪悪な下僕。9人存在する。 元は優れた人間の王や魔術師だったが、永遠の命を渇望したために指輪の魔力からサウロンの配下に成り下がった。 嗅覚は非常に優れてはいるが、視覚に関しては人間以下である。直接目で見ることは出来ず、黒い服のみで認識できる。元は王や呪術師、屈強な戦士なため戦闘能力は高い。生命力は高いが不死身ではない。 モルドールを統べる「魔王様」ことアングマールの魔王はこのナズグルたちの首領である。 ニュータイプ《ニュータイプ》 出典はTVアニメ『機動戦士ガンダム』を端緒とするいわゆる「宇宙世紀ガンダムシリーズ」。 同作品の世界観における人種概念。読んで字の通り『新しい人類』を指す。 並外れた直感力と洞察力を持つ。また離れていても他者や周囲の状況などを正確に認識し特定の脳波を出すことで「サイコミュ」という兵器の使用が可能。異常な動物的直感力・的確な状況判断や情報処理能力・類まれなる空間認識能力を備え持っており、気配を感じることで視認せずに探知したり先読みをして攻撃、もしくは回避を行うなど有視界決戦において非常に高い戦闘能力を発揮する。 なお『機動新世紀ガンダムX』にも「ニュータイプ」という概念が存在するが、こちらは宇宙世紀ガンダムシリーズのそれに比べ、超能力者の色合いがやや濃くなっている。 議長スレにおいては木星帝国総帥のパプテマス・シロッコが代表例で、連邦軍のヨハン・レビル将軍もニュータイプ説が指摘されている。「SEEDシリーズ」出身者のラクシズのキラ・ヤマトやムウ・ラ・フラガ、議長軍のラウ・ル・クルーゼにもこの類に入る描写が見られる。 【関連項目】ミュータント 人間《にんげん》 外に出て5分もぶらぶらしていれば99.9999%の高確率で遭遇する生命体。 生物学上の分類では【動物界・脊索動物門・脊椎動物亜門・哺乳綱・サル目・真猿亜目・狭鼻下目・ヒト上科・ヒト科・ヒト属・ヒト種】に属する生物とされ、カタカナを用いて「ヒト」と呼ばれている。学名は「ホモ・サピエンス(Homo sapiens=知恵のあるヒト)」。 サル目ではゴリラ、オランウータンに次いで巨大な種で、2007年5月現在、地球上でもっとも勢力を持った生命体とされる。言語を用いる、高い社会性を有する、火や水を恐れない、物を加工する能力が多種に比べて著しく発達している等の理由で、万物の霊長であると主張する研究者も少なくない。 SF作品においては、しばしば進化に乗り遅れた種とされ、その作品における進化した人類と対比させた呼称を用いられる。この場合、宇宙世紀ガンダムシリーズでは「オールドタイプ」(ニュータイプに対して)、ガンダムSEEDシリーズでは「ナチュラル」(遺伝子操作を受けていないという意味)、『X-Men』などマーヴルコミックス世界では「フラットスキャン」(ミュータント探査装置に反応しない事から)と呼ばれる。 それ以外にも、『スタートレック(宇宙大作戦)』シリーズ(いわゆる「TNG(The Next Generation)」シリーズ以降)に登場するボーグは「生命体5618」、『伝説巨神イデオン』のバッフクラン人は「ロゴ・ダウ(地球名:ソロ星)の異星人」、『仮面ライダークウガ』のグロンギは「リント」、『ウルトラマン』シリーズのM78星雲の住人は「ノンマルト」、『超時空要塞マクロス』シリーズのゼントラーディ人は「マイクローン」「デブラン(=小さい生物)」と呼ぶ。 【関連項目】改造人間/サイボーグ/人造人間/ミュータント は行 半妖《はんよう》 ファンタジーにおける汎用生命体概念の一つ。 悪魔や妖精の類に分類される妖魔と人間の間の存在。 妖魔は一部ファンタジー作品では妖精の中でも人間や世界に著しい害を与えるものとして定義される。 モルドールのアセルスの元ネタであるゲーム『サガフロンティア』の世界では妖術を使い、妖魔武具(剣・小手・具足)にモンスターを憑依させることで自らの力を高める能力を持っている。 ちなみに『サガフロンティア』での妖魔の血は青く、半妖は妖魔の青い血と人間の赤い血が混ざっているので紫の血が流れている。 でもそれって絵の具(ry →特別解説 妖魔 柱の男《はしらのおとこ》 出典は漫画『ジョジョの奇妙な冒険Part2 戦闘潮流』。 太古の昔からこの地上に存在する種族。闇の一族とも呼ばれる。 高度な知能と並外れた長命を持ち、全身の細胞を通して触れただけで対象を消化・吸収出来るなど数々の特異な能力を有している。 さらに流法(モード)と称する固有の戦闘技能を持つ個体もおり、単純な身体能力に関してはスタンド概念が登場した後の部を含むシリーズでもトップクラスに位置している。 吸血鬼と同じく太陽光(紫外線)を弱点とするが、作中における吸血鬼が日光を浴びると消滅してしまうのに対して、柱の男は一時的に石化するのみである。 二千年周期で眠りにつく習性があり、柱の男という名称も休眠状態の彼らが柱と一体化しているように見える事に由来している。 元々は争いを好まない穏やかな種族であったが、ある時、一人の天才──カーズが太陽の克服を掲げて石仮面を開発した事で内乱が勃発。結果的に一族のほとんどが死に絶えてしまった。 その後カーズは同志であるエシディシ、ワムウと共にヨーロッパ大陸に渡り、時のローマ皇帝が所持していた「エイジャの赤石」を巡って波紋使いと死闘を繰り広げた。 原作『戦闘潮流』はそれから二千年あまりが経過した1938年に再び目覚めた柱の男達と現代の波紋使いとの戦いを描いた物語である。 議長スレにはサンタナとエシディシが参戦している。(→柱の男たち) ファクター《ファクター》 出典は漫画およびTVアニメ『鉄のラインバレル』。 マキナに搭乗するパイロット。ナノマシンによりマキナと命を共有する存在であり、そのため一般人を凌駕する身体能力を有する。ファクターとなった人間はマキナに登場する際に目が赤く光る事がある。 ファクターとなる方法は大きく分けて二通りあり、一つは「対象マキナの固有ナノマシンの移植」、もう一つが「対象マキナによって殺されること」である。 また、マキナは「ファクターの生命を守る」という制約を何よりも遵守するため、老化さえも死に向かうことと判断し、ある一定の年齢でファクターの成長を止めてしまう。 原作では山下サトルと石神邦生が前者、早瀬浩一と森次玲次と矢島英明と加藤久嵩が後者でファクターとなっていることが確認されている。(城崎絵美、遠藤イズナ、中島宗美、菅原マサキ、桐山英治は前者だと思われる)だが、九条美海の場合、どちらの方法ではなく、ペインキラーの意思により、固有ナノマシンを移植され、ファクターとなった。石神邦生の言う「機械(マキナ)因子理論」と異なっている。 マキナはファクターが搭乗していないと人間に攻撃できないため、「マキナにとっての人殺しの因子」と言われている。 議長スレでは早瀬浩一と銀河帝国の森次玲二と城崎絵美がこれに当たる。 ファティマ《ファティマ》 出典は漫画『ファイブスター物語』。 騎士とモーターヘッド(MH)という超絶的な存在を媒介するインターフェイスとして創り出された人工生命体の総称。正式には「ファティマ・ファティス」と称する。 その大半は人型かつ生物学的な優越性から女性型だが、稀に男性型、さらにはMH制御のみに特化した「エトラムル」(開発したマイトの名に因む)と呼ばれる異形も存在する。 基本的にはファティマ・ファクトリーにおいて製造されるが、ファティマ・マイトの手作業で造られるファティマも存在し、後者は「銘入りのファティマ」と通称される。銘入りのファティマは製作者によってブランドが存在し、有名マイト(ジョーカー星団で初めてファティマを製作したリチウム・バランス公爵やその子孫のクローム・バランシェなど)の作品ほど高い価値が付く。 生殖能力はなく(代理出産は可能)、外見上も人間との差別化が計られている(頭部のヘッドコンデンサや瞳のコンタクト、ファティマスーツなど)。また精神面でもマインドコントロールにより人間には絶対服従を義務付けられている(ただし、マスターからの特段の指示があればこの限りではない)。 原作では星団法によって「容姿、素肌を見せてはならず、外出する際はマントで全身を隠すこと」「自分から会話をもちかけてはならない」など、扱いが厳しく制限されているが、議長スレでは不明。 MH搭乗時には頭部コクピットにて火器管制や機体制御を受け持つ。 一部を除いてMHは騎士とファティマの両者が揃って完全な状態になるとされており、もしどちらかが欠けた場合、MHを動かす事自体は可能であっても、戦闘は不可能である。 議長スレでは喫茶ピアースのクローソーやらんどのイエッタがこれに当たる。両者ともDr.バランシェの手による銘入りファティマである。 なお議長スレにおいては、MHは騎士、ファティマのどちらかを欠いても一応戦闘可能となっている。ただしあくまでも戦闘が可能というだけであり、やはり片方だけでは戦闘能力の低下は免れない。 【関連項目】騎士(ファイブスター物語)/人造人間/リンクス フェストゥム(コア型)《フェストゥム(コアかた)》 出典はTVアニメ『蒼穹のファフナー』。語源はラテン語で「祝福」「祝祭」の意。 宇宙から来た高次元の存在で、身体の99%を珪素で構成されたシリコン型生命体。 様々な種類があるが、それらは全て、下級、中級、上級に分けられ、その順に能力が向上していく。中級以上になると殆ど、防衛のためシールドを張ることが出来る。 また、読心能力を持っており、相手の思考を読むことができる。 基本的にフェストゥムという存在は『スタートレック(宇宙大作戦)』のボーグ同様全体で一つである。その為、「全てが『自分』になる」ことを望み、自分以外の存在を認めていない。 自分以外の存在、例えば他の生物がいると、その生物を同化して『自分』になってもらおうと行動する。 しかし、上級フェストゥム・コア型は、その同化能力を自ら放棄した特殊なフェストゥムである。 これは、コアギュラ型から分岐した世界に数人しか居ないフェストゥムと人間の融合独立固体であり、その一人がオーブの皆城乙姫である。 ファンガイア 【ちょっと待ってね】 武士《ぶし》 10世紀から19世紀にかけての日本に存在した階級。中世西洋における騎士階級に類似するが、実際に戦闘に当たるだけでなく、官僚(武官)としても活動していた(特に17~19世紀終盤までの江戸幕府体制下では官僚的役割の方が主になっていた)。 名誉と武士道―すなわち信・義・忠を重んじ、気高い振る舞いを行う(もっとも江戸幕府下では官僚化が進んだ結果、武士道から外れた行いに走る者もいたが)。日本刀は武士の命でもある。 武士の道は日本人(特に権力者・知識人層)にとても大きな影響を及ぼし、19世紀終盤からから20世紀半ばまでの明治新政府~大日本帝国体制においては軍人の目標ともされた。 議長スレではラクシズの伊達政宗やトウカ、最後の大隊の真田幸村などが該当。 双葉流《ふたばりゅう》 議長スレオリジナルの流派。 剣術や銃術、魔術など様々な「術」を網羅しているとされる。起源は『陛下』が広めた流派とされるが、詳しいことは判明していない。 あまりにも分派が多いため、伝承者でも他の分派を把握しきれている者はいないともされる。一部では呪われた流派とも言われるが、伝承者の身に何が起こるのかを知る者はだれ一人として居ない。 主な使い手は双葉流剣術のジェナス・ディラ、双葉流銃術の後方支援者、双葉流魔術のレーダー王。 ボーグ《ボーグ》 出典はTVドラマ『スタートレック(宇宙大作戦)』シリーズ。いわゆる「TNG(The Next Generation)」シリーズ以降に登場する。 様々な星の知的生命体を『同化』して、その科学技術を吸収する事で自己進化を推し進める種族。「我々はボーグだ。お前達を同化する。抵抗は無意味だ」が挨拶に該当する。ボーグは全て人型生命体(生体組織)と機械が融合した存在であり、一種のサイボーグである。また、侵略の対象は「文化」や「技術」その物にある点にあるため、同化して得られるものがない種族に関しては無視することもある。 彼らは集合体、つまり全ての個体が同じ意思を持っている。そのため一人称が存在せず、常に自分たちの事を「我々」と表現し、これは1人だけを相手にしていてもこのように表現する。 ボーグらは、一辺数キロメートルにも及ぶ巨大な宇宙船『ボーグキューブ』に乗り、宇宙空間内をワープを使って高速で移動する。また生命体を全て番号で呼ぶ習慣があり、地球人を生命体5618、ボーグの天敵を生命体8472と呼ぶ。 議長スレでは、廃棄されたボーグキューブをシーン・ピアースが改修した喫茶ピアースの置き物兼ガードマンとして登場する。 【関連項目】エヴォリュダー/戦闘機人
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/53506.html
登録日:2023/03/05 (日) 02 30 00 更新日:2024/05/11 Sat 20 34 58 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 Fake Fate TYPE-MOON アサシン サーヴァント ザバーニーヤ ハサン・サッバーハ 仕事人 伝説の暗殺者 初代(2代目) 幽弋のハサン 影 影が薄い 影が薄い←影そのもの 改造人間 瞑想神経 石ころ帽子 異郷の天空を名乗りし、夕星の残光よ祖の持つ原初の刃に成り代わり……汝に、晩鐘を届けに来た 『Fate/strange fake』に登場する二人目の暗殺者のサーヴァント。白い髑髏面の暗殺者。 登場自体は割と早い方だったが、長らく素性や能力の大部分が伏せられていた。 ●目次 【データ】 【スキル】 【人物】 【素性】 【戦闘力】 【宝具】 【マスター】 【データ】 マスター ファルデウス・ディオランド 真名 ハサン・サッバーハ 性別 男 身長 体重 影ゆえに存在しない 属性 秩序・悪 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 D C C D E EX 【スキル】 ◆クラス別スキル 気配遮断:EX ◆スキル 影灯篭:A 影から魔力を得ることで霊体時は魔力供給をほぼ必要としない。 ステータスの隠ぺいも可能で、マスターにすら隠してしまう。 幽弋:A 影として蠢き、影のある場所ならどこにでも移動できる。 影から影への移動時は敏捷がA+になる。 【人物】 プロフィールにもある通り身長や体重を持たず影と一体化しており、影に浮かぶ白い髑髏面として人前に現れる。 召喚後に『自身の命を懸けてでも貫く信念があるか?』と問いかけ、その後も『その信念は人を殺めてでも成したいものか』『信念を違えればそれは呪いとなって返ってくる』など、信念に重きを置く問いを重ねたが、それらにファルデウスが応えたことで彼の刃となって動く。 アサシンらしく隠密能力に優れており、マスターのファルデウスですらその気配を察知できず、当初ファルデウスは召喚を失敗したのかと疑うほどであった。 一方でその声や雰囲気はアサシンらしい死を感じさせるものではなく、むしろ不自然なまでに「何もない」と感じさせるような、逆に不気味なものとなっている。 聖杯に望むことはないが、それ以上に自身は願望器に望む立場ではないとも語る。聞いているか聖杯を求めたハサン達。 だが望みが無ければ座から呼び出されないので彼にも望みはあり、それは「自身の役割が終わりを迎えたか確かめる」という謎めいたもの。 同じ聖杯戦争にて出会った狂信者に対しては「我ら(ハサン)とは違うものである」としつつも、 その在り方は「我らが守るべき民であり、我が身を捧げし信仰である」として認めており、彼女がイシュタルやグガランナを倒すために捨て身の行動に出ようとしていたのも制している。 難解な言い回しや言葉の足らなさ故に狂信者はその言葉の全てを理解できなかったが、彼女と話している時の真アサシンは不気味な暗殺者ではなく、迷いし者を導こうとする立派な先達であった。 【素性】 真名は前述の通りハサン・サッバーハである。それに間違いはない。 だが彼はハサンの中で最も異質な存在であり、他のハサンらとはその在り方が大きく異なる。 + その正体※8巻ネタバレ 彼は元々、暗殺教団に所属する者ではなかった。 暗殺教団とは別の組織によって魔術や錬金術、呪術や科学まで駆使してその身を造り替えられた■■■であり、その組織の『影』として組織のために■しを繰り返していた。 遂にはその組織をも■■■■■し、■へと落ちかけていた所を■■に拾われ、■■とその信仰心に救われる。 (ここからしばらくは記憶の欠落が激しく、解読不能) いつしか彼は初代ハサンが住まうアズライールの聖廟を目指し、いくつもの試練を乗り越えて遂にはたどり着いてしまう。 初代ハサンと対面した彼は自らが辿ってきた人生が『"初代の影"になる』ためのものだったと悟り、「永遠に幽明を彷徨うつもりか?」と言われながらも白刃を受け入れた。 そうして一人の『影』が生まれ、その存在は歴代のハサンにのみ伝えられることとなる。 生者と死者の狭間に焼き付けられた影、『幽弋のハサン』と呼ばれるものとして。 【戦闘力】 クラス別スキルの気配遮断 EXは世界と同化することで、A+という最高クラスの気配感知を持つランサーですら真アサシンが実体化するまでその存在を認識することが出来ない、間違いなくダントツの隠密スキルである。 ランサーは真アサシンを発見した時に「突然それが"あった"という認識で上書きされたような感覚」と表現した。 攻撃に転じても他のハサンらの隠密時と同等のA+とあまりにも規格外。ちなみに狂信者ちゃんはA-。 これに影灯篭 Aと幽弋 Aを組み合わせることで、低燃費であらゆる場所へと素早く潜り込み、相手の背後を取ることが出来る。まさしく暗殺者と言えよう。 これらに加えて、光を飲み込む■■■■の空間を生み出し、その空間内では"厚みの無い刃"による攻撃を仕掛ける。 この攻撃に物理的な防御は一切通じず、高位の魔術師やサーヴァントによる魔力防御が必要となり、しかも一度防がれれば二枚の刃に、それが防がれれば三枚に、それでもなおなら四枚……と、その刃の数は半永久的に増え続けていく。 並のサーヴァントであれば、これだけでどうしようもないという。 これらの強力なスキルと釣り合いを取るかのようにステータスは低めだが、アサシン自体が直接戦闘向きのクラスではないので大きなデメリットにはならないだろう。 幸運Eだけは見過ごせない部分ではあるか。あるいはファルデウスの幸運に引っ張られているか。 ただ、これらの能力はいずれも彼の本質ではなく、その真価は宝具に集約されていると言っても過言ではない。 【宝具】 瞑想神経(ザバーニーヤ) ランク EX レンジ 1~??? 最大補足 1~??? 借り受けし無窮なる影の一欠片、今こそ幽明の境界へと返上せん ────瞑想神経(ザバーニーヤ)──── 自身の死がトリガーとなって発動する道連れの御業。 冥府への入り口である幽谷の影を爆発的に広げるとともに自身が疑似的な死の概念となり、相手の魂と同化して冥府へと引きずり込む。それがたとえ天空の女神(イシュタル)であったとしても。 世界の影と同化して対象へと迫るので影の無い場所までは追いかけきれないが、それこそイシュタルがやって見せたように天空を飛び回りながら影を迎撃し続けないとまず回避不可能。 だが道連れの宝具という性質上、宝具の強さこそがサーヴァントの強さとも言われる聖杯戦争において非常に使いづらいものであることは間違いないだろう。 なお、発動条件となる『自身の死』は霊核が砕かれて霊基を維持できなくなるいわゆるサーヴァントとしての死だけではなく、 マスターが死亡したことで霊基を維持できなくなった場合でも発動すると補足されている。 狂信者が使っているもののオリジナルだが、真アサシンの在り方故にこの御業は正確な伝承が後世に伝えられておらず、実際に伝えられていたのが狂信者が会得した「影と同化することで周囲の地形構造やエネルギーの流れを完璧に読み取る」という全く違うものだった。 このため、瞑想神経という名前を持つ御業は二つ存在していることになる。 【マスター】 ◆ファルデウス・ディオランド CV 榎木淳弥 アメリカ政府下部組織所属の魔術師。魔術世界への造詣が深い公務員。 人形師ランガルの弟子として時計塔に潜り込んでおり、師と共にスノーフィールドの聖杯戦争の観測を始めるも、ランガルを殺して魔術協会への宣戦布告を行った。 第三次聖杯戦争に参加した人形師の縁者であるため、その人形師が使っていた人形の記憶を通じて第三次聖杯戦争を視たことがあり、今回の聖杯戦争における聖杯の再現にも関わっている。 当初は聖杯戦争をどこか楽観視していたが、真アサシンと対面し会話したことでその認識を改めた。 聖杯への望みは無いが、聖杯を解析して第三魔法を魔術へと格下げするのが彼の、そしてアメリカ政府の最終目標となる。 普段は私設刑務所を装ったアジトに籠りながら、スノーフィールド中に張り巡らされた監視網で聖杯戦争の動向を把握しつつ、近代兵器で武装した部下たちに指示を出している。 マスターのフランチェスカやオーランドは同じ側の存在であり、シグマは前述した近代武装部隊の一人である。 だが、フランチェスカはもちろん、オーランドも信用せずあくまで政府の意向の下聖杯戦争を進めようとしているし、彼女らも同じようにそれぞれの思惑で動いている。 唯一シグマに対してはある程度の信用を置いていたが、あちらが意思を持って行動し始めたことで逆に裏切られる形になった。 こんな感じでスノーフィールドの聖杯戦争における黒幕側の存在で、一見すると大物感を漂わせるが、実際には聖杯戦争に欠かせないうっかり、びっくり枠。 イレギュラーな聖杯戦争とはいえ開幕して間もなくから立て続けに想定外の出来事に巻き込まれ続け、果ては良かれと思って起こした行動が大惨事を招くというスノーフィールドの胃痛担当。 以下は胃痛を引き起こしそうな事件事故の数々である。(以下、ネタバレ注意!) ①サーヴァントが揃っていよいよ聖杯戦争が開幕しましたね →開幕からアーチャーとランサーが性能比べを始めた結果、ガラス化したクレーターが出来上がる ②共謀する繰丘夫妻と連絡取れないしライダーの素性が分からないな… →繰丘夫妻の娘がライダーのマスターに そのライダーがスノーフィールドを外界と途絶させる ③スクラディオ・ファミリーが今回の聖杯戦争で弾みを付けるとまずいのでボスのガルヴァロッソを潰しますか →真アサシンに任せた結果、後に『アメリカの呪われた一日』と呼ばれる、政財界の重鎮35名が死亡する事態に ④なんかスノーフィールドに向けて一直線に巨大台風来てません? →女神の残滓が呼び寄せた神獣が台風として参上 ⑤ムードメーカーって影響力大きくて進行を荒らすのでフラット・エスカルドスを殺しましょうか →殺したフラットの中に存在した「ティア」が誕生。彼が護身のため強大過ぎる力を振るったことで、アメリカ政府上層部がスノーフィールドを無に帰す「オーロラ堕とし」計画を発動。否応なく聖杯戦争と街双方の終わりへのカウントダウンが始まる事に。 ⑥森の方で何やらやってる女神を殺してきてくださいねアサシン(ワンチャンいけるかもしれないけどまぁ死んで来い) →うそ…私のサーヴァント強すぎ!? 少なくともガルヴァロッソ殺しとフラット殺しについては、彼が能動的に動いた結果のやらかしである。 前者に関しては長い目で見ると実はかなりのファインプレーなのだが、後者に関しては完全に藪蛇。 しかもガルヴァロッソ殺害の件で、マスター陣の中でも一番の危険人物であるバズディロットの恨みを買っていると思われる。 マスターとしていち早くリタイアしたとはいえ、はたして最後まで生き残れるのか…というか仮に運良く見逃されても街消滅の危機を凌げるか(*1)という状況の中、 9巻ではそれでも「聖杯戦争」、そして(「オーロラ堕とし」による)「浄化」をも達成させるためサーヴァントを喪った後も舞台を降りず大聖杯の警護を担当。 復讐に狂うバズディロットが街を守るオーランド・リーヴと接敵した事もあり聖杯戦争破壊のため反旗を翻したシグマとの対戦が始まる事に…。 追記、修正は影の中からお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 胃潰瘍拗らせて気づいたら脱落してないかこれ、 -- 名無しさん (2023-03-05 07 41 18) 通常召喚に応じられない冠位の代行役ならこういう宝具になるか。そもそも聖杯戦争用のサーヴァントではなかったと -- 名無しさん (2023-03-05 08 43 47) 気配遮断Dランクの小次郎でも隠れてたら、見つけれないってのに、攻撃してもA+はあまりにも規格外。 -- 名無しさん (2023-03-05 19 55 15) 初代ハサン(山の翁)の現役時代じゃないかって予想は当たらずも遠からずって感じだったわけだよな -- 名無しさん (2023-03-06 03 48 17) 我ら(ハサン)とかいいから”幽弋"に振り仮名つけて -- 名無しさん (2023-03-06 09 48 32) ↑本編でチラッとだが幽弋(ゆうよく)って付いてなかったか? -- 名無しさん (2023-03-06 13 53 42) 呼んだら本気になったギル以上に聖杯戦争が早く終わりそう -- 名無しさん (2023-03-06 20 49 46) おそらく暗殺者ですらない一般信徒だけど山の翁と同じ殉教したから山の翁! -- 名無しさん (2023-03-07 01 00 12) 彼は「2代目ハサン」にあたるのか、それともカウント外なのか? -- 名無しさん (2023-03-08 10 38 49) 伝説の暗殺者。格好良すぎる -- 名無しさん (2023-05-02 23 53 43) スキルが強い分、戦闘力は低めだと思ってたからとんでもない宝具持ちでビックリしたな。 -- 名無しさん (2023-07-02 20 31 07) そらイシュタルはガン逃げするわ。あの女神にとって冥界はトラウマもんだし違う宗教でも捕まったら同じ目にあうだろうし -- 名無しさん (2023-07-02 23 59 13) 真側のアサシンだけどハサンとしては偽者って言葉遊び -- 名無しさん (2023-07-08 20 23 32) 初代さまから19代目の百貌さんまでに含まれてないっぽいから「英霊の座」に20人ハサンがいるってことかね -- 名無しさん (2023-07-08 20 29 36) 何処までも相手を追いかける性質は「生き物はどれだけ足掻こうとも、死は免れない」みたいな感じなのかね -- 名無しさん (2023-11-07 05 21 04) 仮に冬木で引き当てたら実質宝具縛り気配遮断のみで戦うことになるのか -- 名無しさん (2024-04-22 15 41 27) 死徒27祖の番外位みたいな位置付けの人。 -- 名無しさん (2024-05-11 20 34 58) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/studentx/pages/154.html
チーム、組織、種族の名称(マーベル) リンクの利便性を考慮してカタカナ表記メインにします。 [編集] 英数、AtoZ A-Force 女性だけのスーパーヒロインチーム。 A.I.M. 世界征服を目論む科学者集団。 B.A.D. Girls, Inc. 元サーペントソサエティーの女性3人のフリーランス傭兵チーム G.I.R.L.(Genius In action Research Labs)「行動する天才たちの研究所」。ワスプ(ナディア)が「世界を変える天才女子」を集めてつくったチーム。 NEW X-MEN 若手ミュータントの選抜チーム。 O-Force X-Statixの二番煎じヒーローチーム O*N*E (the Office of National Emergency) 政府の機関 S.H.I.E.L.D. 国連傘下の諜報機関 S.P.E.A.R. 中国の特殊諜報機関 S.W.O.R.D. 宇宙からの脅威に備える機関 TVA(Time Variance Authority) 時間変異取締局。いわゆるタイムパトロール的な組織。 UCWF 超人プロレス団体 U-Foes 宇宙線を浴びて能力を得た四人組のスーパーヴィラン U-MEN ミュータントの変異部位を狙う狂信者集団 H.A.M.M.E.R. S.H.I.E.L.D.の実権を握ったノーマン・オズボーンが再編して名称変更 X-Corporation X-コーポレーション。世界規模で支部が展開するミュータントの保護施設。 X-Factor X-Force(X-フォース)危険な任務を担当するミュータントの強襲チーム X-Statix 富と名声を得るためメディアで活動するミュータントヒーローチーム X-MEN ミュータントと人類の共存を目指すヒーローチーム X-MENトレーニング・スクワッド ゾーンによる攻撃の後再建されたエグゼビア学園内の訓練・育成グループ 50音順 ア行ーナ行 アセンダンツ(Ascendants) 中国のヒーローチーム アナイアレーターズ(Annihilators) コスモが結成した「銀河最強のチーム」 アベンジャーズ(Avengers)マーベルヒーローのオールスターチーム アベンジャーズ・アカデミー(Avengers Academy) 特殊能力を持つ少年少女の教育施設 アベンジャーズ・ユニティ・ディビジョン(Avengers Unity Division) アベンジャーズにミュータントを加えた別働隊。いわゆるアンキャニー・アベンジャーズ。 アベンジャーズ・レジスタンス (Avengers Resistance) アポカリプス・ツインズ(Apocalypse Twins):アポカリプスを継承する双子の男女 アルケマックス(Alchemax) リズ・アラン率いる化学企業 アルファフライト(Alpha Flight) カナダのスーパーヒーローチーム イモータル・ウェポンズ(Immortal Weapons)アイアン・フィストを含む天界七都市の戦士たち。 イルミナティ(Illuminati) スーパーヒーローチームのリーダーたちが集まる秘密結社。 インテリジェンシア(Intelligencia) 頭脳派ヴィランの秘密組織 インヒューマンズ(Inhumans) それぞれが個別の特殊能力を持つ宇宙種族 インベーダーズ(Invaders) 第二次世界大戦中に活躍したヒーローによる連合軍特殊部隊。 インペリアル・ガード(Imperial Guard) シーアー帝国の精鋭部隊 インヘリターズ(Inheritors):クモのトーテムを捕食する一族 ウエストコースト・アベンジャーズ (West Coast Avengers) 西海岸を拠点とするアベンジャー第2チーム(構想) ウエストコースト・アベンジャーズ(再結成) (West Coast Avengers) ケイト・ビショップが再結成したウエストコースト・アベンジャーズ ウォーバウンド (Warbound) ハルクが惑星サカールで結成した異星人たちのチーム ウォリアーズ・スリー(Warriors Three) アスガルドの三銃士。 エージェンツ・オブ・アトラス(Agents of Atlas) 1950年代の架空のヒーローチームを基にしたチーム エクスカリバー (Excalibur) 英国ロンドンで結成されたキャプテン・ブリテンをリーダーとするチーム。欧州・異次元を舞台とした エグゼビア高等学院 (Xavier Institute for Higher Learning) 恵まれし子らの学園の新たな呼び名。 エターナルズ(Eternals) 太古に生み出された不死の種族 エミッサリーズ・オブ・イビル (EMISSARIESOFEVIL) エンフォーサーズ (Enforcers)スパイダーマンの敵として登場した犯罪者グループ オメガ・ギャング (Omega gang)キッド・オメガが組織した、ミュータント・ギャング。 オメガ・フライト (Omega Flight):アルファフライトに対抗、あるいは代替するチーム。 ガーズメン(Guardsmen):特殊装備を身につけた看守・警備員たち。 ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー(Guardians of the Galaxy) 銀河を守る主に地球外生命体たちのチーム。 ガーデナーズ(Gardeners):生命を創り出す種族 ガスリー家 (Guthries) キャノンボール、ハスクらの家族。あまりに多いので別立てにします。 カバル (Cabal) 各界を代表するスーパーヴィランたちの秘密結社。 キャンプ・ハモンド(Camp Hammond) グラップラーズ(Grapplers)女子プロレスラーチームで、ヴィランに転身するものが多い。 クリー(Kree)宇宙に強大な帝国を築く戦闘国家。 グレート・レイクス・アベンジャーズ(Great Lakes Avengers) 通称G.L.a.。ウィスコンシンで勝手にアベンジャーズの名前を使って結成したヒーローチーム。 クローク&ダガー(Cloak Dagger) 闇と光の力をもつ男女の二人組。 コタティ(Cotati) 惑星ハラをクリーと二分していた原住民で植物型の知的生命体。クリーによって滅ぼされた。 サーカス・オブ・クライム(Circus of Crime) サーカスで地方を周りながら犯罪を繰り返すヴィラン集団。 サーペント・ソサエティ(Serpent Society) ヘビ系ヴィランの犯罪企業 サンダーボルツ「ヴィランが更生してヒーローになった」というコンセプトのチーム シーアー(Shi'ar)宇宙三大帝国の1つ。 シークレット・アベンジャーズ(Secret Avengers) シークレット・ウォリアーズ(Secret Warriors) ジーン・グレイ学園 (The Jean Grey School For Higher Learning) ジェネレーションX(Generation X)プロフェッサーXが指導しなかった若年チーム ジェネレーションX(2017)(Generation X(2017))X-MenとともにジェネレーションXが復活 シニスター・シックス (Sinister Six) スパイダーマンの敵が集結したヴィランチーム シャドウ・イニシアティブ(Shadow Initiative) ショーグン・ウォリアーズ(SHOGUNWARRIORS) 新チャールズ・エグゼビア学園(New Charles Xavier School for Mutants) 人類最高会議(Human High Council) エイジ・オブ・アポカリプス(THE AGE OF APOCALYPSE)に登場する、非ミュータントの通常人が生存を賭けて戦う組織 スクラル(skrull)変身能力を持つ異星人。 スクラル・キル・クルー (Skrull Kill Crue) スクワードロン・スプリーム(Squadron Supreme) DCのジャスティス・リーグに似た、異次元人中心のチーム スタージャマーズ(Starjammers) シーアー帝国皇帝ディケンの圧制に抵抗する宇宙海賊 ストレンジ・アカデミー(Strange Academy):ドクター・ストレンジが開校した魔法使いのための学校 スリンガーズ(Slingers):かつてスパイダーマン使用していたコスチュームを流用したヒーローたちのチーム ゾディアック(Zodiac):星座にちなんだ名前を幹部たちが名乗る犯罪者組織 ダークX-MEN(Dark X-MEN)ノーマン・オズボーンが編成したX-MEN ダーク・アベンジャーズ(Dark Avengers)ノーマン・オズボーンが編成したアベンジャーズ ダメージ・コントロール(Damage Control)ヒーローとヴィランの戦いによって破壊された建築物を復旧させる企業。 チャンピオンズ(Champions) お互い戦い合う大人たちに叛旗を翻した未成年チーム。 チャンピオンズ・オブ・ザンダー(Champions of Xandar):ザンダーで結成された「宇宙の勇者たち」のチーム。 チャンピオンズ・オブ・ロサンゼルス(Champions of Los Angeles) 初めて西海岸を基盤としたチーム。 超人活動委員会(Commission on Superhuman Activities) アメリカ政府下の超人監督組織。 ティーン・ブリゲイド(teen Brigade) リック・ジョーンズなど十代の少年たちの集団。 ディヴィアンツ(Deviants) 太古に生み出された悪魔伝説の元となった種族。 ディフェンダーズ(Defenders):Dr.ストレンジが集めた「非チーム」。 デス・スロウズ(Death-Throws):ジャグラーたちが集まった犯罪者集団。 ドーラ・ミラージュ(Dora Milaje) 女性だけで構成されたブラックパンサーの親衛隊 トゥルー・ビリーバーズ (True Believers) 隠された真実を暴きだし、ブログで公開する四人組 ニューアベンジャーズ(New Avengers) 再結成されたアベンジャーズ ニューウォリアーズ (New Warriors) 若手能力者たちのヒーローチーム ニューミュータンツ(New Mutants) 若いミュータントたちのチーム ネクスト・アベンジャーズ(Next Avengers) アベンジャーズの子どもたちで結成した未来のチーム ノヴァ・コァ(Nova Corps) 宇宙の平和を守る警察組織 ハ行ーワ行 パーカー・インダストリーズ(Parker Industries):ピーター・パーカーがCEOを務めていた企業 バドゥーン(Badoon) 好戦的な二足歩行のは虫類種族。 パワー・パック(Power Pack) 最年少のお子様ヒーローチーム、大人の指導者がいない珍しいチームである。 パワー・ブローカー社(Power Broker, Inc.):通常の人間を強化し能力を与える企業。 ザ・ハンド:日本発祥の暗殺者集団。 ヒーローズ・フォー・ハイアー(Heroes for Hire):雇われヒーローチーム。 ビヨンダーズ (Beyonders) ユニバースの外側に存在する超越的存在。 ビッグ・ヒーロー6(Big Hero 6) 日本初のヒーローチーム ヒドラ(Hydra):第二次世界大戦中にドイツと日本によって設立された悪の組織。 ピューリファイアーズ (the Purifiers) ウィリアム・ストライカーを信望し、ミュータント根絶を目論む狂信者たち。 ファクター・スリー(Factor Three) X-Men初期のヴィランチーム。 ファシリティ(The Facility) X-23を生み出した研究所。 ファンタスティック・フォー(Fantastic Four) フィフティ・ステイト・イニシアティブ(Fifty State Initiative) フェニックス・ファイブ(Phoenix Five) フェニックスフォースの力を手に入れた5人のミュータント。 フェミゾンズ(Femizons) 女性上位主義者のスーペリアが集めた女性だけのヴィラン・チーム フォー・ホースメン(Four Horsemen):アポカリプスに仕える四騎士。 フォース・ワークス(Force Works):ウエストコースト・アベンジャーズ解体後にアイアンマンをリーダーとして結成されたチーム。 フューチャー・ファウンデーション(Future Foundation) Mr.ファンタスティック発案の出自にとらわれない若者たちによる組織。 ザ・プライド(The Pride) ランナウェイズの両親たちで、サンフランシスコを影から牛耳る犯罪組織。 ブラザーフッド・オブ・イビル・ミュータンツ (the Brotherhood of Evil Mutants)初めて登場した悪のミュータントチーム ブラック・オーダー(Black Order) サノス配下の強力な将軍たち。 フリーダム・フォース(Freedom Force) ミスティークのブラザーフッドが政府のエージェントとなったチーム。 ペット・アベンジャーズ(Pet Avengers) ヒーローゆかりの動物たちが結成したヒーローチーム。 ヘッドメン(Headmen) 「頭」に特徴のある四人組ヴィラン ヘルファイア・アカデミー(Hellfire Academy) ヘルファイア・クラブのミュータント・ヴィラン養成学校 ヘルファイア・クラブ(Hellfire Club)X-MENの宿敵で秘密結社。 ヘリオンズ(Hellions) ヘルファイアクラブの若手ミュータント養成機関。および、後に同じ名を名乗った別のチーム マイティ・アベンジャーズ (Mighty Avengers) マジア(Maggia):犯罪組織 マスターズ・オブ・エビル(Masters of Evil):主にアベンジャーズと対立するヴィラン集団 マスターズ・オブ・サイレンス(Masters of Silence):サムライ風の暗殺者3人組 マローダーズ(Marauders):ミスターシニスターが組織した虐殺部隊 ミッドナイト・サンズ(Midnight Sons):悪魔と戦うために集まったチーム 恵まれし子らの学園(Xavier's School for Gifted Youngsters) ミュータントのための学校。X-MEN発足時の本拠地。 モーロックス(Morlocks)ニューヨークの地下などに住むはぐれミュータント集団 ヤングアベンジャーズ(Young Avengers) 突如ニューヨークに現れたアベンジャーズに似た十代のヒーローたち ユーロ・トラッシュ(Euro-Trash) X-Statixと敵対した暗殺チーム。 ユーロフォース(Euroforce) ヨーロッパのヒーローチーム。 ユニバーサル・チャーチ・オブ・トゥルース(Universal Church of Truth)銀河に90億人の信者を持つ巨大宗教組織。 ライフ財団 (Life Foundation) ヴェノムと敵対した組織 ラヴァメン (Lava Men) 地底に住む溶岩人間たち ラクシャ (Raksha) マドリプールでヴィジランテ活動をするミュータント忍者集団。 ランナウェイズ(Runaways)両親がヴィランだと知り、逃げ出した十代の少年少女。 リーヴァーズ(Reavers) サイボーグの傭兵部隊 リヴァイアサン(Leviathan) 旧ソ連、ロシアのスパイ組織 ルミナルス(luminals)ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーのライバルヒーローチーム。 レッキング・クルー(Wrecking Crew)解体屋をテーマにしたヴィラン レンジャーズ(Rangers) 50・ステイト・イニシアティブでのテキサス州担当だが、元々古くから存在したチーム。 ロナーズ(Loners)子ども時代を奪われたと感じている若年ヒーローの相互カウンセリング組織 [編集]
https://w.atwiki.jp/21silverkeys/pages/32.html
《真実》竹内多聞&アサシン ◆h8bq5JUznI 「――世界には数多の神話が存在する。 だが、それらは発祥の地を様々としながら多くの類似性を持っている。 暗闇からの天地創造。大災害による世界の破滅。そういった、ある種の普遍的イメージを。 より具体的な例を挙げるならば、ギリシャ神話のオルフェウスの冥府下りと、日本神話のイザナギ伝説……」 ミスカトニック大学。『民俗信仰と神話』の講義にて。 教壇に立つ黒のジャケットを着た日本人男性は、30代前半程度に見える。大学講師としてはやや若い。 その気難しげながらも精悍な目鼻立ちは、彼が確固たる精神の持ち主である事を感じさせた。 「――では、なぜそういった現象が起こるのか。『集合的無意識』などは有名だが……」 広い教室の座席は半分以上が埋まっている。彼の講義は人気が高い。 彼は優秀な民俗学者である一方、時としてオカルトじみた突飛な学説を提唱する学会の異端児でもあり、 参考書を読み上げるだけの退屈な講義に飽きた学生たちの、程よい刺激となっていた。 「――一部では、次のような説もある。 “我々の住む世界のどこかには、あらゆる事象を記憶した『根源』とでも言うべき概念が存在し、 人類はその『根源』から、その膨大な記憶の一端を、自己で認識しないうちに引き出しているのだ”……」 ◆ (消えたはずの村の次は、在るはずの無い街……そして『聖杯戦争』か) 講義を終えた男……竹内多聞は、自らに宛がわれた講師控室にて黙考に耽っていた。 腕時計を見る。次の担当講義までは、まだ三時間以上ある。 そして、懐から取り出した小さな物体を眺めた。それは、銀色の鍵。 持ち手には5本の直線で構成された、「生」という字を逆さにしたような、単純ながらも奇妙なデザインの紋様が刻まれている。 竹内はそれが何であるかを知っていた。 それは『マナ字架』と呼ばれる、日本のとある村に密かに伝わる民俗信仰の象徴だ。 彼はその村――『羽生蛇村』の出身であり、このミスカトニック大学が存在する街『アーカム』に“たどり着く”直前まで、『異界』と化した羽生蛇村を彷徨っていた。 竹内がこの鍵を見つけたのは、異界内の廃屋を探索していた時のことだ。 床に落ちていたそれは、この暗闇に閉ざされた血みどろの異世界には似つかわしくない、神秘的で美しい輝きを放っていた。 彼はその輝きに憑りつかれたように半ば無意識に鍵を拾い上げ、手近な閉ざされた扉の鍵穴へと差し込んだ。 ……そして、気が付いた時には聞き覚えの無い街、アーカムの住人となっており、いつしか『聖杯戦争』に巻き込まれたことを“思い出した”。 (……彼女は、無事だろうか) この街で記憶を取り戻してから、既に一週間以上が経過している。 竹内は異界に一人置いてきてしまった同行者……口やかましいが、どこか憎めない教え子の身を案じた。 彼女は逞しい。きっと大丈夫だ。彼はそう信じた。 気持ちを切り替え、再び意識を銀の鍵に……聖杯戦争に向ける。 参加者であるマスター達が使い魔たるサーヴァントと共に、最後の一組になるまで戦い合う。 そして、勝利した一組には聖杯が齎される。……『聖杯』。 これもまた、世界中の数々の伝説において名を残すアイテムだ。 『最後の晩餐』で用いられた聖遺物。 『アーサー王伝説』では、騎士が探し求める宝物としても登場する。 ……そしてこの戦いにおいては、優勝者のあらゆる願いを実現する願望機。 ――こうした神聖にして華やかなる逸話の数々に彩られた杯の、存在の『根源』とは何か? 竹内の脳裏に、ふとそんな疑問がよぎる。 根拠のない、漠然とした予感のようなものだが、彼はこの戦いの裏側に何らかの名状しがたい真「ドーモ」 「……ッ!?」 竹内の思考は、突如目の前に出現した異常存在によって中断した。 跳ねるように椅子から立ち上がり、身構える。 異形の屍人が蔓延る異界での経験が、彼の警戒心を高めていた。 ……だが彼はその存在を改めて認識すると、脱力したように椅子に座りこむ。 現れたのは敵ではない。己の使い魔だ。 「……あまり驚かせないでくれ」 「これは、シツレイ。ただアイサツをしただけなのだが。フフ」 サーヴァント……アサシンがひどく虚ろな声を返す。彼の外見は異様だった。 忍者を彷彿とさせる和装束。(実際、彼はニンジャである) ぎょろりと見開かれた血走った眼。 最も目を引くのは、襟巻のように幾重にも首に巻かれた、得体の知れない液体で満たされたガラス製の太いシリンダー。 シリンダーから伸びたチューブが両こめかみに直結され、彼の頭部に点滴めいて液体が注入されているのが分かる。 既に何度か顔を合わせているため大きなショックは無いが、それにしても 「……それにしても、不気味だ。サーヴァントとは皆“こう”なのか?」 心に浮かんだ言葉が、そのままついて出た。 「ブキミとは。サーヴァントは聖杯の加護をうけた偉大なる英霊だ。何をおそれることがある?マスター。 ……ああ、そうか。そうだ。おれは英霊の中でも特別だからな。なにしろとても大切なものを手に入れたのだ。 それは、素晴らしくもおそろしいもの……難儀な事だ……。ウフフ……」 アサシンはそれに対し怒りを見せることもなく、うわ言めいてぶつぶつと呟き、笑った。 このサーヴァントは正気を失っている。彼の発言の大部分は、竹内にとって……否、多くの人間にとって理解し難いものだ。 「……ところで、何か思案をしていたようだが。マスター」 「……ああ。この戦い、聖杯戦争について考えていた」 「ほう。それは、それは」 しかしながら、この精神をゆがめた使い魔が自分に従順であることは、竹内にとっては幸運だった。 「――やはり、ただの願望を賭けた殺し合いとは思えない。……私はこの戦いの真実に迫りたい」 それは、学者としての探究心か。 あるいは、『消えた村』羽生蛇村での異変と、この『存在しない街』アーカムでの戦いに、デジャヴめいたものを感じたからか。 いずれにせよ、彼はこの戦いの『根源』に近付くことに決めた。 「そのためには、君の協力も必要になるだろうが……」 「“真実に迫る”。フフ、なんと荘厳ながらも虚しきコトダマ。 真実は何処にでも在るのだ。マスター。此処にもあるぞ。あなたには見えていないのか」 アサシンの言葉は支離滅裂で、本能的な不安感を喚起させる。 まともに取り合えば、こちらの精神が呑まれてしまいそうだった。 「……まあ、よい。あなたの意思に従おう、真実の探索者たるマスターよ。探索者を導くのも銀鍵の守護者の使命ゆえに。 探索の果てに、きっとあなたにも真実が見えることだろう。おれが手に入れたように……真実が……ウフフ……」 アサシンはマスターの行動指針を彼なりに了承したようで、そのまま不気味な笑い声を残して霊体化した。 ◇ 竹内は深く息をつく。 そこには、あの壊れた使い魔が自分の考えに理解を示した安堵。 そして、これから彼と長く付き合っていかなればならないことへの気の重さが込められていた。 (“真実が見えていないのか”……か。そうだ、私にはまだ何も見えていない) アサシンの言葉を反芻する。 彼は異界と化した羽生蛇村にて、その異変の真相に近づく間もなくこのアーカムへと導かれてしまった。 (……この戦いの中で、探し出さなくてはならない) それにしても、疲れた。竹内は伸びをする。 アサシンと話していたのはほんの数分程だったが、心身共に相当な疲労感がある。……まるで、数時間は話し込んだような……。 腕時計を見る。……針は、次の講義まであと5分のところを指していた。 顔を上げ、壁にかかった時計を見た。同じ時間を指している。故障ではない。 「どうなっている……」 自分の感覚がおかしくなったのか? ……或いは、アサシンの不可思議な力によるものか? 考えている時間はない。 竹内は手早く講義の準備を済ませると、急ぎ足で控室を出て行った。 人が消え静まり返った部屋に、アサシンが姿を現す。 「このようにすれば、あなたに真実を見せるのはとても簡単なのだ。 しかし、やりすぎるとあなたの心臓にスリケンが刺さって死んでしまう。 そうなればおれも死ぬ。真実も消えてしまう。だからできないのだ。実に悩ましいことだ。ははは」 アサシンが消える。 部屋は再び静寂に包まれる。 ◆ 【クラス】 アサシン 【真名】 メンタリスト@ニンジャスレイヤー 【属性】 混沌・悪 【パラメーター】 筋力C 耐久D 敏捷C 魔力C 幸運B 宝具B++ 【クラススキル】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を絶てばサーヴァントでも発見することは難しい。 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【保有スキル】 精神汚染:A+ 精神が錯乱している。精神干渉をほぼ完全にシャットアウトする。 また、彼の言動を受け止め、理解しようとすれば、同様に精神を汚染される可能性がある。 超自然空間に住まう怪物に襲われ、彼の自我は破壊された。 マスターには従順だが、「真実を手に入れた」などと嘯く彼の言葉の意味を知る者は誰もいない。 情報抹消(偽):C 自身のユニーク・ジツの能力による疑似的な情報抹消スキル。 ゲン・ジツの支配下にある相手からの離脱に成功した場合、相手の記憶からはアサシンの真名、外見、能力の詳細などの、戦闘中に認識したアサシンに関する情報が消失する。 相手の時間感覚は狂い、「何者かと戦っていた」という漠然とした記憶だけが残る。 話術:D+ 言葉によって人の心を惑わす技術。 宝具『幻実』『真実』使用時に有利な判定を得られる。 また、高ランクの精神汚染スキルとの併用によって、言動の一つ一つに僅かな精神ダメージを付加することができる。 精神耐性及び精神汚染スキルによって効果の軽減、無効化が可能。 【宝具】 『無銘』(グレーター・ダマシ・ソウル) ランク:D+ 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大捕捉:- メンタリストに憑依するいにしえの半神的カラテ戦士、『ニンジャ』の魂である『ニンジャソウル』。 彼のニンジャとしての超人的な身体能力とカラテ、ユニーク・ジツ(特殊能力)はこの宝具に依るもの。 ダマシ・ニンジャクランに所属する、個としての名を持たないグレーター(中位)ソウルであるが、そのジツの力は強大である。 また、メンタリストを『ニンジャである』と認識した者に対し、正気度減少判定を発生させる。 ニンジャなど存在しない。しかし実際に目の前に存在する。その認識的矛盾が、ニンジャ・リアリティ・ショックを引き起こす。 『幻実』(ゲン・ジツ) ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:20 メンタリストのユニーク・ジツ。 自身の周囲に不可視の力場を発生させ、範囲内の標的の精神を支配。認識を書き換え、狂わせる能力。 このジツに取り込まれた者は、自在に姿を消しては出現するメンタリストを捉える事ができず、全身に不可思議なイマジナリースリケンを“埋め込まれる”ことになる。 力場発生の前兆現象として、現実と明らかに矛盾する、しかし虚実の判別が曖昧な幻覚オブジェクト(光るタケノコなど)が周囲に出現する。 故に標的がそのオブジェクトを『異常』と認識することで力場発生がキャンセルされてしまう、という弱点がある。 また、「即座にオブジェクトを認識、破壊し、間髪入れず術者自身にも激しい攻撃を仕掛け畳みかける」という隠された攻略法も存在する。 しかし初見で看破するのは困難な上に、オブジェクトの物量、メンタリスト自身の話術とカラテの高さがそれらを補っている。 精神に作用する特性を持ちながら、物理的にも強い影響力を持つため、精神耐性系のスキルではこの宝具を完全に防ぐことはできない。 対抗にはむしろ直感と格闘能力……即ちカラテが重要となる。 『真実』(ゲン・ジツ) ランク:B++ 種別:対人宝具 レンジ:1?~20? 最大捕捉:20? メンタリストが自我の喪失後に習得した、強化されたユニーク・ジツ。 力場によって範囲内の標的の精神を支配する、という部分は『幻実』と全く同様だが、力場発生に伴う幻が大きく変質している。 もはや名状し難いほどに“非現実的”でありながら、どこまでも“現実的”な幻覚を引き起こし、相手を侵蝕する。 その特異性ゆえに魔力消費は大きい。 【weapon】 イマジナリースリケン メンタリストが用いる投擲武器。不可思議な虹色の光彩を持つ。 ゲン・ジツの影響下にある力場において、彼はこれを標的の体内に“生やす”或いは“埋め込む”ように出現させることができる。 即座にオブジェクトを破壊されるとスリケンも消失し、ダメージは半減する。 ステルス装束 ステルス機構を搭載したニンジャ装束。 【サーヴァントとしての願い】 聖杯を手にすることがあれば、自分の見た真実を全てのものに伝播させる。 【方針】 マスターを真実に導く。 【人物背景】 メンタリストはザイバツ・シャドーギルドの恐るべき執行者ニンジャだったが、戦いの中で真実に辿り着く。 しかし彼は無惨にも爆発四散し、彼が得た真実は永遠に失われた。 【マスター】 竹内多聞@SIREN 【マスターとしての願い】 聖杯戦争の真実を探る。 聖杯を手にすることがあれば、『異界』に取り込まれた者たちを救出する。 【能力・技能】 民俗学者としての知識、洞察力。また、高い霊感を持つ。 赤い水 異界に流れる『赤い水』を取り込み、その体は不死の存在『屍人(しびと)』に近付いている。 本来ならば異界にて赤い水を体に入れた者は二度と現世へは帰れず、いつか屍人となる運命だが、神秘の遺物である“鍵”によって例外的に脱出を果たした。 異界からの隔絶、加えて取り込んだ赤い水がまだ少量であったことから、アーカム移動後現在、彼の屍人化の進行は極浅い段階でほぼ停滞している。 故にその不死性も完全ではなく、常人より少し高い生命力と再生力を持つのみ。死亡しても屍人として蘇生することはない。 幻視 「視界ジャック」とも呼ばれる、赤い水を取り込んだ者が得る超能力。 自身の半径約数十メートルに存在する者の視覚と聴覚を覗き見ることが出来る。 サーヴァントに対しても効果を発揮するが、精神耐性系スキルにて遮断が可能。 【weapon】 38口径短銃 竹内が異界へと持ち込んでいたリボルバー拳銃。弾薬は十数発。 【人物背景】 竹内 多聞(たけうち たもん)。 城聖大学に勤務する民俗学講師。34歳。 羽生蛇(はにゅうだ)村の出身で、27年前に村で起こった土砂災害で両親を亡くしている。 その後、(無理やり付いてきた)助手の安野依子と共に調査のため27年振りに村を訪れた折、異変に巻き込まれる。 参戦時期は「初日:02時~12時」のどこか。 【方針】 ともかく、この戦いに関する情報を集めたい。 BACK NEXT Assassin02 《怒り》マスク&アサシン 投下順 Berserker01 《生物学》Dr.ネクロ&バーサーカー Assassin02 《怒り》マスク&アサシン 時系列順 Berserker01 《生物学》Dr.ネクロ&バーサーカー BACK 登場キャラ NEXT 竹内多聞&アサシン(メンタリスト) OP 運命の呼び声~Call of Fate~
https://w.atwiki.jp/revival/pages/434.html
オーブ連合首長国 ロゴス壊滅後、ロード・ジブリールが亡命し、そのことからザフトの武力介入を受け、ウナト・セイラン以下主要閣僚が戦死。その混乱の最中、軍部とアスハ派のクーデターにより、事実上、カガリ・ユラ・アスハを頂点とする軍事独裁国家となる。 種死終了直後、プラント併合宣言をおこない、世界統一連合政府の母体となる新たな世界規模の組織「統一連合」の枠組みを提唱した。 全国家が加盟した後、組織は「統一地球圏連合」へと変化し、より良い平和を求めようと、統一国家樹立を目指し、提唱国であるオーブがまず主権返上し以後の世界の中心となる。 人口は約3500万人程度(狭いけど人口爆発している日本を参考に) スカンジナビア王国 北欧の中立国、この時代では珍しい王政を敷いている国。 ブレイクザワールド事件後、世界安全保証条約機構に加盟し地球連合の加盟国となったが、秘密裏にオーブからカガリ代表を拉致し逃亡したAAを匿っていた。 シーゲル・クラインの故郷でもあり、筋金入りの親オーブ国家。 統一連合加盟はCE74、5月。国外テロで外相を失った。 CE77、7月、スカンジナビア王国、主権返上する意向を示し。国民は歓喜と熱狂でこれを支持。 レジスタンスの活動は皆無といっていいほど治安は安定している。 人口は1800万人程度(ノルウェー+スウェーデン+フィンランド合計) ユーラシア連邦 ヨーロッパ大陸とシベリアからなる国家。首都ブリュッセル。大西洋連邦にライバル心を抱く国家。 ジブラルタルを占拠されたり、北アフリカで「砂漠の虎」アンドリュー・バルトフェルドにボコられたりとロクなことがない。 先の大戦で疲弊し、それ以降は大西洋連邦と蜜月関係にある。 ブレイクザワールド事件により、ローマ等各都市が壊滅的打撃を受け、さらにデストロイによる攻撃で東側のモスクワやベルリンまでも壊滅してしまっている。 地球連合が同盟参加国のユーラシア連邦を襲った理由としては、ザフトの支援を受けた東地域のレジスタンス活動が活発化し、それの鎮圧を大西洋連邦(BC支配下)に応援要請したため、デストロイが送り込まれたという説がある。 種死終了時もっとも混乱が続いている地域であった。 現在のユーラシア連邦打倒のため、東ユーラシア地域にて、東ユーラシア共和国が樹立。 東西に分かれて内乱をおこなったため、国力は低下していった。 東ユーラシア共和国(ガルナハン地域含む)は各地域を併合しながら、過去の歴史に言う「鉄のカーテン」地図上まで勢力を伸ばす。 CE75、4月頃から旧PGはユーラシア連邦地域でその姿を見ることができた。 CE75、5月東ユーラシア共和国は統一連合への参加を表明。 旧PGや紛争解決に乗り込んできたオーブ軍との連携もあり、最終的にはユーラシア連邦は、東西に分かれることとなった。また同月末、あまりに頼りない政府に西ユーラシア連邦内部で不満の声が募り西ユーラシア連邦政府に対しクーデターがおき、政府は打倒される。 西ユーラシア暫定政府樹立。 再出発をちかった。 CE75、7月西ユーラシア新政府、統一連合へと加盟。 が、CE75、9月、世界の平和を恒久的なものにしようと統一地球圏連合政府樹立。主権返上が議題となる。 これから西ユーラシアを復興させようと、独立を勝ち取った西ユーラシア新政府の反応は特に過激であった。 東ユーラシア共和国も想いは同じであったが、最初に激発した西の動きを鑑み、議会では擁護しながら今後の指針にしようと静観している。 10月、西ユーラシアの脱退は決定的となり、度重なる会談も意味をもたなかった。 CE75、11月、西ユーラシア新政府は、世界平和への道を乱すものとして打倒され、その地域は、統一地球圏連合政府の直轄地となる。 この動きをみて、東ユーラシア共和国は、ただちに独立を宣言するのは、西の二の舞になると考え、表面的には親統一地球圏連合よりの態度をみせる。が主権返上に関しては基本的に拒否。もしするならばと相手が呑むはずもない条件を提示しながら抵抗していく。 CE77、10月、今度は北半球が記録的な冷夏となり、またも食糧危機に陥る。 6月の南半球の食料危機にあわせ統一地球圏連合政府は再び食料プラントをフル稼働させ乗り切ろうとしたが、追いつかずに多数の餓死者が出る。特に東ユーラシア地域が深刻で、ここだけで飢え、感染症などで100万人以上が死亡。北半球全体で200万人以上が死亡した とされる(統一政府推計。後の史家の計算によると500万人が死亡したとも)。 これにより、統一地球圏連合政府に対して各国で表立って、また裏で、軍備拡張に予算を費やし、生活福祉に予算の投入が足りなかったことに対する不満がでる。 リヴァイブの本拠であるガルナハンは東ユーラシア共和国にある。 ガルナハン地域は、一時協力したとはいえ、独立地域としての地位を望み、レジスタンス活動を再開させる。だが、政府に独立を約束させたとしてもその上には統一地球圏連合政府。これをもとの統一連合、主権返上などとふざけたことを言い出す前の組織にまで弱体化させなければ、独立など無意味。 東ユーラシア共和国政府の思惑、レジスタンスの思惑、また主権返上にて世界の統一を、平和を実現しようとする統一地球圏連合政府。 それぞれの思惑をかかえながら、Revivalは開始される。 ガルナハンの人口は約826万人(アゼルバイジャンと仮定して) 東ユーラシアは約3億7000万人程度(ロシア方面&鉄カーテンで計算) 西ユーラシアは約4億7000万人程度(EU国家郡を合計して&鉄カーテンで計算) 大西洋連邦 北米大陸及びブリテン島・アイルランド・グリーンランドからなる国家。首都ワシントン。 地球連合の盟主的存在。 開戦直後、親ザフトを表明した南アメリカ合衆国を武力制圧。 先の大戦において月面のダイダロス&アルザッヘル基地、アイスランドのヘブンズベース、更には2度目の大戦で再建した月基地と大統領を失うなど甚大な被害を受けた。 死亡した大統領の公約はプラントを含めた地球圏統一国家設立だったららしい。 そのため、ロゴスやBCを排除しようとしていた感もある。 ユニウス7落下後にはケベック、フィラデルフィアが壊滅している。 世界の中心としてその影響力をいかんなく発揮してきたが、2度の大戦後、オーブが世界の主導権をにぎろうとしていることに危機感を感じ、CE74、8月オーブに対して宣戦布告を行い、戦争をしかける。 が、オーブ軍に勝つことはできず、内部でクーデターが起き、CE74、11月講和成立。 CE75、6月に行われた統一連合参加の是非を問う選挙にて、僅差で加盟賛成が可決され、7月加盟。 ヨーロッパ、カナダ閥(エターナリストが中心)とアメリカ閥(今の地位に不満有り)の政争が激しくなっている。 旧BC系の人間を中心としたレジスタンスがアメリカ側で台頭し始めている。 一度、主権返上案がでるが、国内ではCE78、7月の大統領選挙で、エターナリストではない大統領が選ばれる。 以後の統一地球圏連合政府議会では、様々な法案や決定に異議を唱える国家となっていく。 人口は約4億6600万人 南アメリカ合衆国 ユニウス条約の発効で戦前の状態に国境線が戻されることとなり、 大西洋連邦から脱却、主権を回復した。 発言権はさほど無いが、豊かな資源を持つためか重要視されている。 元からさほど安定した地域でないせいか、最近はレジスタンスによるテロが頻発している。 取り締まりもなかなか進んでいないがこれは統一連合のやり方をかつての大西洋と同一視している住民が多く、 公安に非協力的であるからだろうか。 大統領は親統一連合だが一説によると政府内にもこれらのテロを黙認する勢力は多いといわれる。 またCE77、3月、南アメリカの対テロ特殊部隊隊長エドワード=ハレルソン少佐、部下十数名を連れレジスタンスに身を投じている。 人口は約4億300万人 東アジア共和国 先の大戦では上海が壊滅したが、ユーラシアや大西洋に比べれば大した被害ではなかった。 当面は国土復興に追われており、他の連合諸国と共にプラントへ宣戦布告後沈黙を保っていたがギルバートによるロゴス打倒宣言に呼応し、ジブラルタルのザフト軍に合流。 ロゴス打倒を名目にザフトと共闘関係となる一方で、オーブアスハ派と何らかの関係があるらしい。 CE74、12月統一連合加盟。 復興自体に力を入れていた為かレジスタンス活動はあまり無く、少数民族の独立運動家によるテロが 年に数回あるかないかという平和さである。 昔からのアスハとのパイプがあるが、発言力は大したものではなく、 そこに不満を抱いている。親統一連合ではあるが、この点が不安要素と言えるだろう。 人口は約17億8600万人 大洋州連合 オセアニア一帯からなる国家。首都ウェリントン。親プラント国家。 停戦後においても地球上におけるプラント最大の戦略的パートナーであり、 ブレイクザワールド事件後も他国が世界安全保障条約加盟を決断するのと対照的に親プラント路線を貫いている。 オーストラリアのカーペンタリア湾付近にあると思われる最重要拠点 「カーペンタリア基地」もこの大洋州連合内に存在する。 統一連合参加は初期のCE74、5月。 オーブと近いこともあり、CE77、6月に主権返上案が提出され、9月に国民投票が実施。 58%の賛成を得て、11月に主権返上。統一地球圏連合政府下の直属領となる。 だが58%の賛成という微妙な数字は反対派が動き出すきっかけとなるかもしれない。 人口は約2100万人 赤道連合 東南アジア諸国からなる連合国家、先の大戦では中立であったが、今次大戦では連合側に加盟している。 しかしながら、先の大戦では連合兵が、NJ発掘作業に地元民を徴用し、 今次大戦でも基地建設に民間人を 強制徴用するなど連合に対し地元民の評価はかなり悪い。 とは言うものの、歴史的に内戦が多い地域でもあり、一概に反連合、親連合とは言えない所もある。 連合の勢力は疲弊し、プラントは併合され、そしてCE74、5月再び内乱が起きる。 CE75年の最初辺りから旧PGが赤道連合内部各地を移動しながらで、NGO活動開始。 非戦闘地域を回り人々の楽しみになればとコンサートを開き、また内乱自体に介入はしないものの非戦闘員に危害が加えられそうになれば、PGを使い内乱軍を叩き返した。 各地で救難活動を行いながら、慰安コンサートを開き、危害を加えるものは排除するラクスに、人々は平和の歌姫としての信仰を集めていった。 CE75、3月内乱終了。だが、国内は内戦後でぼろぼろであり、政府も各地域を押さえきれないと判断したのか、自国内で圧倒的な人気を誇るラクスにすがろうと、CE75、10月主権返上を申し入み、受理され、統一地球圏連合直轄地となる。 もともと内乱も多く、そしてラクスの支持派ではない地域、組織がテロ行為をおこなっており直轄領地ではテロ行為が多いが、全体から見れば小数ではある。 人口は16億4600万人程度 ムスリム共同体(正式には汎ムスリム会議?) アラビア半島、小アジア、パキスタン、中央アジアの旧イスラム圏からなる国家。 こちらも種終了時のユニウス条約締結後に、ユーラシア連邦より脱退。主権を回復している。 最大の外交カードであった石油、精神的支柱のイスラム教を失ったため今日では影の薄い存在。 そのためか先の大戦ではまったくと言っていいほど被害を受けずに済んだ。 弱小国ではあるがプライドは高く、プラントを併合したオーブに対しては快く思っていないようである。 世界が統一連合へと次々と参加していく中で、あくまで参加するだけだという立場を崩さずCE75、2月統一連合参加。 主権返上には、強硬に反対している。 それどころか国民は統一連合入りさえ潔しとしておらず、 それゆえかレジスタンス活動が激しい地域の一つとなっている。 また、他の地域へレジスタンタス活動へと向かう傭兵、組織も多数あるようである。 人口は約3億6300万人程度 アフリカ共同体 前々回の大戦期に南アフリカ統一機構により併合されたアフリカ大陸の国家。 ユニウス条約によって、アフリカ共同体として主権回復。 先の大戦ではアフリカにおける親プラント勢力。 しかしC・E73年時点では弱体化し、勢力はモロッコやダカール周辺のみでジブラルタルのザフト軍による抑止力により 辛うじて体制を保っている状況であった。 メサイヤ終戦後は敵対している南アフリカ統一機構に再び併合されないようにCE74、5月統一連合参加。 政府の議員たちは、徐々に統一地球圏連合政府へ傾倒していき、平和の利権へ尻尾をふるようになり、自国内をおろそかにしていく。 CE77、1月頃から、レジスタンス活動は活発になっていく。 極貧地域も多く、一部の富を持つもの(政府関係者)、持たざるもの(レジスタンス)の 確執は激しく、主権返上を政府が考えているようでもあり、国内地域の平安は程遠い地域である。 人口は約3億7700万人 南アフリカ統一機構 アフリカ南部の国々による統一国家。首都はナイロビ。 前々回大戦期アフリカ共同体を取り入れ、アフリカ連合となるも、 ユニウス条約によって再び分断する。もともとアフリカ共同体とは中が悪い。 CE75、1月統一連合加盟。 主権返上に関しては、善処する、検討中である、世論を聞いているところであるとのらりくらりとかわしている。 北に比べレジスタンス活動はほとんどないが、これは自国内の安定を意味しているのか。それとも別の思惑で国家が動いているのだろうか。 人口は4億700万人程度 アメノミハシラ Revival独自設定で、オーブの条約加盟時期に、独立国家となる。 種死終了時ではコロニーを修復中(ヘリオポリスにしてみた)。 CE75、4月、旧ヘリオポリスを改修したコロニー「イザナギ」が、アメノミハシラの手によって 完成する。また同時に世界を平和へと導く組織であろうと統一連合への参加を表明する。 国家としてはとても小さいが、技術力は世界規模で秀でている。 統一地球圏連合政府、ラクスの動きを観察し、この政体は危険と判断している。 主権返上に関しては、オーブの勝手で独立させておいて、いまさら帰ってこいとは虫のいい話と相手にしていない。統一政府も元オーブの属国ということで強くでることができない。 表向きには参加しながら態度の硬い国家というだけであるが、裏では豊富な技術力財政をたくみに利用しながら各地のレジスタンス支援も行っている。 ミナとライヒはキツネとタヌキの化かしあい合戦真っ最中である。 人口は約35万人程度 プラント 種死終了直後、ラクス派のクーデターにより、議会が効力を失い、オーブに併合される。 戦乱に疲れ、厭戦気分が高まっていたプラント市民はそれを受け入れる。 だが、デュランダル議長を信じ戦っていた兵士や、議長支持の勢力の動向が気になる。 CE78、1月プラント駐留の宇宙第二艦隊の一部が叛乱。統一連合軍宇宙軍との交戦状態に陥る。 2月初旬、反乱軍、宇宙第二艦隊撃破。 2月中旬、反乱軍、宇宙軍第一艦隊、第三艦隊との決戦に敗れ全滅。 また、野に下ったザフト兵の中には、各地のレジスタンスに参加しているもの、また宇宙で海賊をしている輩もいるようである。 人口約4600万人 ブルーコスモス 世界がロゴス打倒に動き、コーディネーターとナチュラルの種族対立は収まっていった。 盟主も死亡し、ロゴスもなくなり、組織としては存続できなくなった。 ただ、個人の感情としてBCよりの考えをもつ人間は、これからもいることであろう。 大西洋連邦内部のレジスタンス組織、また各地のレジスタンス組織のなかにはBCの考え方に共鳴して活動しているものも存在する。
https://w.atwiki.jp/chaina_battle/pages/268.html
Template 日本の歴史? 明治維新(めいじいしん)とは、江戸幕府による幕藩体制から、明治政府による倒幕運動および天皇親政体制の転換と、それに伴う一連の戦争(戊辰戦争)・改革をいう。その範囲は、中央官制・法制・宮廷・身分制・地方行政・金融・流通・産業・経済・教育・外交・宗教政策など多岐に及び、日本をアジアで最初の西洋的国家体制を有する近代国家へと変貌させた。 概要 開始時期については諸説あるが、狭義では明治改元に当たる1868年10月23日(旧9月8日)となる。しかし一般的にはその前年にあたる1867年(慶応3年)の大政奉還、王政復古以降の改革を指すことが多い(日本の歴史学界における明治維新研究では、前段階である江戸幕府崩壊期(天保の改革あるいは黒船来航以後)も研究対象とされるが、本項目では維新体制が整う以前の政治状況については「幕末」の項であつかうものとする)。終了時期についても、廃藩置県の断行(1872年)、西南戦争の終結(1877年)、内閣制度の発足(1885年)、立憲体制の確立(1889年)までとするなど諸説ある。 この期間の政府(一般的には1868年1月3日(慶応3年12月9日)の王政復古以後に成立した政権『歴史学事典 12王と国家』(弘文堂、2005年 ISBN 4335210434)「維新政権」(松尾正人)より。)を特に「明治政府(めいじせいふ)」「新政府(しんせいふ)」「維新政府(いしんせいふ)」などと呼称することが多い。主に旧薩摩藩・長州藩および一部の公家による専制政治として実行されたため「藩閥政府」と揶揄されることもあるが、中級官僚以上でも旧親藩・旧幕臣などから採用された者も少なくなく、一概に一部雄藩のみが主導したともいえない。なお、「明治維新」という語が一般に流布したのは昭和以降Template 要出典?で、当時の人々からは主に大政奉還と廃藩置県を指して「御一新」と呼ばれていた。 短期間の内に西欧列強に比肩する国家を築き上げたことは諸外国からは奇跡と見られ、とくにアジア諸国にとって近代革命の模範となった。この革命の象徴となり、アジア初の本格的立憲君主となった明治天皇について、諸外国では日本以上に高く評価されることもある。 五箇条の御誓文 Template main? 江戸幕府による大政奉還を受け、王政復古によって発足した明治新政府の方針は、天皇親政(旧来の幕府・摂関などの廃止)を基本とし、諸外国(主に欧米列強国を指す)に追いつくための改革を模索することであった。その方針は、翌1868年の五箇条の御誓文で具体的に明文化されることになる。合議体制、官民一体での国家形成、旧習の打破、世界列国と伍する実力の涵養などである。 また、この目的を達するための具体的なスローガンとして「富国強兵」「殖産興業」が頻用された。 改革の内容 中央行政 形式的には、明治維新は律令制の復活劇でもあった。幕藩体制の崩壊に伴い、中央集権国家の確立を急ぐ必要があった新政府は、律令制を範とした名称を復活させた(例:太政官、大蔵省など。ただし、当然のことながら実態は律令制のそれとはかなり異なる)。 王政復古の大号令において、幕府や摂政・関白の廃止と天皇親政が定められ、天皇の下に総裁・議定・参与の三職からなる官制が施行されたが、明治天皇はまだ年少であるため(実際天皇親政は建前であった)、それを補佐する体制がすぐに必要となった。そこで、明治元年閏4月21日、政体書が公布され(政体書体制)、さらに翌年、律令制の二官八省を模した二官六省制が発足する。具体的な行政機構としては、太政官と神祇官を置き、太政官の下に各省を置く律令制が模写されたものの、その後も民部省から工部省が分離したり、刑部省から司法省への改組など幾多の改変を必要とし、安定しなかった。また立法府である左院(のち元老院)・右院や地方官会議なども設置・廃止が繰り返された。明治中央官制の改革は明治17年(1885年)の内閣制度発足をもってようやく安定する。 また、立法府に関しては木戸孝允らが明治初年から議会開設を唱えていたが、議会制度を発足させるためには、官制改革・民度・国民教育などが未成熟であり、時期尚早であったため、大久保利通を中心に「有司専制」と呼ばれる薩長藩閥による官僚を中心とした改革体制が維持された。しかし、自由民権運動の高まりや、諸制度の整備による改革の成熟などもあり、1881年に「国会開設の詔」が出され、同時に議会制度の前提として伊藤博文らによる憲法制定の動きが本格化し、憲法審議のため枢密院が設置された。1889年に大日本帝国憲法が公布、翌年帝国議会が発足し、アジアでは初の本格的な立憲君主制・議会制民主主義国家が完成した(正確にはオスマン帝国のタンジマート改革における1876年ミドハト憲法公布がアジア初の立憲制ではあるが、同国は直後に君主専制に回帰している)。 また、首都については、当初京都では旧弊が多いとして、大阪遷都論が大久保利通を中心として唱えられた。しかし京都から都を移してしまうことには反対が多く、江戸城の開城もあり、江戸を東京とすることで落ちついた(→東京奠都の項目を参照)。明治天皇の2度の東京行幸により太政官も東京に移され、東京が事実上の首都と見なされるようになった。 地方行政 明治政府の地方行政としては、徳川家を駿府藩に移封し、京都・長崎・函館を政府直轄の「府」とした以外は、原則として以前の藩体制が維持されていた。しかし、富国強兵を目的とする近代国家建設を推進するためには、中央集権化による政府の地方支配強化は是非とも必要なことであった。 まず、明治2年の版籍奉還で旧藩主が自発的に版(土地)・籍(人民)を天皇に返上し、改めて知藩事に任命することで、藩地と領主の分離が図られ、重要地や旧幕府直轄地に置かれた府・県とともに「府藩県体制」となる。しかし、中央集権化を進め、改革を全国的に網羅する必要があることから、藩の存在は邪魔となり、また藩側でも財政の逼迫が続いたことから自発的に廃藩を申し出る藩が相次いだ。1871年8月29日(旧7月14日)に、薩摩・長州藩出身の指導者により廃藩置県が実施され、府県制度が設置され(当初は3府302県、直後に整理され3府72県)、中央政府から知事を派遣する制度が実施された。これにおいては、令制国の地名を用いなかったために、都市名が府県名となった所も少なくない。薩摩藩の島津久光が不満を述べた以外は目立った反撥はなく(すでに中央軍制が整い、個別の藩が対抗しにくくなっていたこと、藩財政が危機的状況に陥り、知藩事の手に負えなくなったこと、旧藩主が華族として身分・財産が保証されること、などが理由とされる)、国家の支配体制がこのように電撃的、かつ画期的に改変されたのは明治維新における奇跡とも言える。 なお、旧幕府時代、名目上は独立国でありながら実質上薩摩藩の支配下にあった琉球王国に関しては、廃藩置県の際に「琉球藩」が設置されて日本国家内に取り込まれることとなり、1879年(明治12年)に「沖縄県」として正式に県に編入された(この間の経緯は一般に「琉球処分」と称される。旧琉球国王の尚氏も旧藩主と同様、華族となった)。(→沖縄県の歴史) 諸制度の改革 廃藩置県と太政官制の改革を経て中央集権体制が整ったことで、ようやく旧幕府時代の制度を改革する準備が整った。ほぼ同時に宮中の改革も行われ、旧来の宮中職や女官は廃され、士族を中心とした侍従らが明治天皇を武断的な改革君主にふさわしい天皇に養育することとなった。幕末期には病弱であった明治天皇も、士族による養育のためか健康も回復し、西洋的立憲君主としての心得も学び、「明治国家」の元首としてふさわしい存在になっていく。特に憲法制定過程における枢密院審議においては、そのすべてに臨御し、また国会開設前後の立憲政治未成熟期に首相が頻繁に辞任・交代した際も、政局の調停者として重要な役割を担った。 身分制度については、江戸幕府下の「士農工商」の別を廃止し、旧武士階級を士族、それ以外を平民とし、「四民平等」を謳う一方、旧公家・大名や一部僧侶などを新たに「華族」として特権的階級とすると同時に、宮内省の支配の下に置くことになった。 また、維新政府は西洋の諸制度を研究するため岩倉具視を正使、大久保利通・木戸孝允・伊藤博文らを副使とする使節団を欧米へ派遣するが、「留守政府」とよばれた日本残留組の西郷隆盛・井上馨・大隈重信・板垣退助・江藤新平・大木喬任らの手によって、次々と改革は進んでいった。 主な改革としては、学制改革、地租改正、徴兵令、太陽暦の採用、司法制度の整備、断髪令、などがある。ただし、これらの改革は急激に行われたため矛盾も少なくなく、士族や農民の不満を招いたため、後の征韓論につながったとも言われる。欧米使節から帰国した岩倉や大久保が征韓論を退け、さらに大久保の下に内務省が設立されたことで諸改革の整理が行われることになる。 また、これと同時期に民間でも行われた文明開化の動き、肉食の普及や鉄道の開通などとも相まって、新時代「明治」の雰囲気が醸成されていった。 経済産業分野では、富国強兵・殖産興業のスローガンの下、富岡製糸場を初めとする官営工場が作られるなど、政府主導の産業育成が始まり、西洋式工業技術が導入された。また金融制度でも旧幕府時代の貨幣制度を改めて、通貨単位として「円」を導入(1871年。新貨条例を参照)、また国立銀行条例による国立銀行(ナショナルバンク)を経て、通貨発行権を独占する中央銀行としての日本銀行設立(1882年)など、資本主義的金融制度の整備も行われた。また流通分野では、郵便制度・電信網の整備、鉄道および船舶運輸(民間の郵便汽船三菱会社と国策会社の共同運輸会社の競合を経て日本郵船会社)などの整備が行われた。これらの資本活動には、職を失った代わりに秩禄を得た華族の資産による投資活動も背景にあった。 このような改革には積極的に西洋文明の先進制度が取り入れられ、その過程で、「お雇い外国人」と呼ばれる外国人が、技術指導、教育分野、官制・軍制整備など様々な分野で雇用され、近代国家建設を助けた。 宗教 宗教的には、祭政一致の古代に復す改革であったから、1867年(慶応3年)旧暦正月17日に制定された職制には神祇を七科の筆頭に置き、3月 (旧暦)には神仏分離令が布かれた。神仏分離令により、当時の復古的機運は仏教でさえも外来の宗教という点で廃仏毀釈として弾圧される時代であった。ただし、神仏分離令の主旨は仏教の排斥ではなく、江戸時代までの神仏習合による仏教と神道の混交から両者を分離することであった。また、キリスト教(耶蘇教)は、新政府によって引き続き厳禁された。キリスト教の指導者の総数140人は、萩(66人)、津和野(28人)、福山(20人)に分けて強制的に移住させた。 その後、明治2年(1869年)12月7日には、信者約3,000人を、金沢以下10藩に分散移住させた。しかし、明治4年(1871年)旧11月、岩倉具視特命全権大使一行が欧米各国を歴訪した折、耶蘇教禁止令が各国の非難を浴びて、条約改正の交渉上障碍になるとの報告により、明治5年(1872年)に大蔵大輔の職にあった井上馨は、長崎府庁在任時に関わった事から、明治5年正月に教徒赦免の建議をした。 神道国教化政策との絡みやキリスト教を解禁しても直ちに欧米が条約改正には応じないとする懐疑的な姿勢から来る、政府内の保守派の反対のみばかりでなく、宗教界や一般民衆からも『邪宗門』解禁に反対する声が強く紛糾したものの、明治6年(1873年)2月24日禁制の高札を除去し、その旨を各国に通告した。各藩に移住させられた教徒は帰村させ、ようやく終結した。 外交政策 新政府にとって、最大の目標は欧米列強に追いつくことであり、そのためにも旧幕府時代に締結された不平等条約の改正が急務とされた。上記の岩倉使節団は西欧諸制度の調査も目的であったが、条約改正のための下準備という面もあり、実際交渉も準備されたが、日本を近代国家と見なしていない欧米諸国からは相手にされず、まだ時期尚早であった。そのため、欧化政策など日本が西洋と対等たらんとする様々な政策が行われたが、条約改正自体は半世紀におよぶ不断の努力を必要とした(→条約改正)。 一方、不平等条約の失敗を鑑とした政府は、アジア諸国に対しては、平等以上の立場を確保することを旨とした。清との間には1871年対等条約である日清修好条規が締結される。1874年には台湾における宮古島民殺害事件をきっかけに台湾出兵が行われ、両国の間で台湾・沖縄の帰属が決定されることになった。 李氏朝鮮との間では国書受け入れを巡って紛争が起こり、1873年政府を二分する論争(いわゆる征韓論)となったが、1876年に起きた江華島事件を契機として日朝修好条規(江華島条約)を締結し、朝鮮を自主国として認め、開国させるに至る。 また、ロシア帝国との間では1875年に、千島樺太交換条約が締結され、それまで日露雑居地とされた樺太および千島列島における日露国境が確定した。 改革の影響など 明治維新の諸改革は、新たな制度で生じた矛盾をいくらか孕みながらも、おおむね成功を収め、短期間で立憲制度を達成し、富国強兵が推進された。その評価は日清戦争・日露戦争における勝利により飛躍的に高まり、諸外国からも感嘆・驚異の目で見られるようになった。特にアジア諸国では明治維新を模範として改革や独立運動を行おうとする動きが盛んになる。孫文も日本亡命時には『明治維新は中国革命の第一歩であり、中国革命は明治維新の第二歩である』との言葉を犬養毅へ送っている『孫文選集(第三巻)』社会思想社、1989、 ISBN 4390602802 。ただし、その多くは明治維新が行政制度のみならず教育・産業・金融などを含めた総合的な改革であったという本質への理解には及ばず、形だけの改革や一部いいとこ取りの「上からの改革」に終始したため、成功に至った例は少ない。朝鮮における壬午事変・甲申政変や清の戊戌の変法の失敗、長続きしなかったイランのイラン立憲革命やロシア帝国のヴィッテ改革・ストルイピン改革などが典型である(朝鮮の改革運動については「金玉均」など、清の改革については「光緒帝」「黄遵憲」なども参照のこと)。一定の成功を収めた例としては、パラグアイのカルロス・アントニオ・ロペス大統領による改革、タイ王国のチャクリー改革、トルコのアタテュルク主義、エジプトのエジプト革命、メキシコのベニート・フアレス改革が挙げられる。 明治維新は欧米列強に抑圧されたアジア諸国にとって近代化革命の模範ともなったが、やがて日本自身が列強側の国家として、帝国主義的な領土・権益獲得の立場となったことから、かえって反発を呼ぶことにもなり、中国や朝鮮における反日運動の元ともなった。しかし、逆の見方をすれば、日本は明治維新によって列強と化した事により、アジア諸国では数少ない植民地にならなかった国となったのである。 一方、ほとんどのアジア諸国で挫折ないし不可能だった近代化革命が、なぜ日本においてのみ成功したのかについても近年研究が盛んとなっている。維新成功の背景として、その前段階たる江戸時代における日本人の労働生産性・教育水準・遵法意識の高さや、近世においてすでに近代的科学(合理)精神を受け入れる素地・教養が準備されていたことなども要因と考えられ、江戸時代の再評価のきっかけにもなっている。 脚注 関連項目 大政奉還 王政復古 (日本) 戊辰戦争 五箇条の御誓文 五榜の掲示 廃仏毀釈 華族 四民平等 明治六年政変 版籍奉還 廃藩置県 お雇い外国人 富国強兵 殖産興業 学制 地租改正 条約改正 新撰組 戸籍 東京奠都 太陽暦への改暦 脱亜入欧 保守革命 維新 昭和維新 外部リンク 明治維新と新政府 出典 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』_2008年11月22日 (土) 19 37。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/33297.html
登録日:2015/12/13 Sun 15 23 20 更新日:2024/09/27 Fri 13 52 59NEW! 所要時間:約 11 分で読めます ▽タグ一覧 いまのアンタがいちばんみにくいぜ! アニヲタ神様シリーズ アフロディテ アフロディーテ オリュンポス十二神 ギリシャ神話 ビッチ ヴィーナス 万能者 勲章称号マニア 半分不死 女皇 女神 性別両方説 恋愛 愛 愛の神 愛欲 番外 純粋 美神 被造物にして設計者 見習い菩薩 親バカ ■アフロディテ 「アフロディテ」はギリシャ神話に登場して来る女神。 ローマ神話ではヴィーナス(金星)と習合……と云うか異名とされた。 寧ろ、現在ではそっちの名前の方が馴染み深い位である。 女神と云えば誰もが思い浮かべる愛と官能の女神であり、美の女神の代名詞として数々の創作のモチーフともなって来た。 因みに、元々のヴィーナス(ヴェヌス)は美の女神なんかではなく菜園の女神だったそうな。 「吸収しようとした相手を呑み込むなんてさすがはギリシャ文化だぜ!凄ェ!」 ギリシャの神々は日本語表記では本来の発音や長母音を省略されて表記、自動変換される場合が多いのだが、彼女はちゃんと「アフロディーテ」や「アプロディテ」等とも変換される。 主神格であるオリュンポス十二神の一柱ではあるが、彼女のみは最高神ゼウスと、その眷属の血統ではない。 よく知られた誕生譚としては、去勢された後に海に棄てられたウラノス(天)の性器の泡(男汁)から誕生した、とされる物がある。 恐らくは人気の高さからオリュンポスに数えられたのだろうが、誕生譚と矛盾する為か、キプロス島に流れ着いた後に足下から生命が溢れ出す様を讃えた季節の女神達(ホラ)に保護されて天上界に導かれ、そこでゼウスの養女になった等と書かれている。 『イーリアス』ではゼウスと側室の女神ディオーネー(*1)の間に生まれた実の娘とされており、このパターンを採用した神話もあるが少数派。 しかし、下記の神話としてのルーツを考えるとむしろ「主神の実娘」という血統は神話学におけるオリジナルに近いものであろう。 アフロディテとは「泡から生じた者」の意であり、彼女が初めて陸地に降り立った場所にして、信仰の中心地であるキプロス島にちなみ、キュプロゲネス、キュプリス(キプロス生まれの女神)の異名も付けられている。 この他、『神統記』によればアプロゲネス(泡から生まれた)、キュテレイア(キュテア生まれ)、ピロンメイデス(陰部から生まれた)等の呼び名も捧げられている。 類い希な美しさを持つ彼女にはエロス(愛)とヒメロス(欲)が付き従ったと云う。 エロスは後にアフロディテの従者として定着した後に幼児神へと姿を変えられ、彼女の息子ともされる様になった。 エロス「他の神さん連中より年いっとる言うとったんは嘘じゃあ。今後はアフロディテ様のせがれっちゅう事でよろしゅう頼むわぁ(ダミ声)」 配偶神は鍛冶神ヘパイストス。 ヘパイストスが「ヘラの解放を条件に」天上界に迎え入れられた際に望んだのがアフロディテとの結婚であり、それをゼウスに許されたともされる(ヘラが苦し紛れに約束したとも)。 しかし、美の女神に対して不具の神では釣り合いが取れないとでも考えられたのか、神話では基本的に不仲と云うかアフロディテがヘパイストスを馬鹿にしている構図で描かれていしまっている場合が多い。 特に彼女が不倫して産んだ娘ハルモニアーの結婚祝いの首飾りには呪いを込めたともされ、後に彼女(*2)は度重なる家庭の不幸に見舞われ、夫共々蛇になり野で生きていくことを選択する羽目になっている。 アフロディテが愛人とするのが美形や美少年ばかりなのも意図的なものを感じてしまう。 最も長く関係を持った愛人は軍神アレス。 彼は前述の様に“アフロディテの息子とされてから”のエロスの父親とされており、他にも息子に恐怖の兄弟神フォボスとデイモス、返愛の神アンテロス、調和の女神ハルモニアーの四男一女を作りまくった。 また、愛と美の女神と呼ばれてはいるもののアフロディテが司るのは“根源的な愛”であり、従者のエロスの様に能動的に対象に愛欲を掻き立てさせる力は無いとも言われる。 アフロディテの神話に纏わる“それら”の要素は、実は彼女ではなく従者のエロスとヒメロスの働きだと云うのだ。 ※能動的に働くのは魅惑的な肢体と自慢の美貌で相手の性欲を掻き立てて自分のベッドに誘う場合のみである。 これと同じく、アレスも戦を司るとされつつも他人の為に勝利を呼び込んだりする働きとは基本的に無縁であり、ここから「神として他者に与えたり、何かを生み出す資質に欠けた似た者同士」と呼ばれる場合もある。 ただし、これは出身地差別を受けたアレス同様に、オリュンポスに組み込まれた際に本来の彼女が持っていた多産や豊穣、戦勝や航海の守護…etc.といった属性が他の女神とシェアされたり取られてしまった為と考えられている。 ……こうした事情からか、神話だけ見ると直接的な愛に飢えたビッチ女神みたいな扱われ方をされてしまっている。 トロイア戦争の伝説で発端となった「パリスの審判」でも、ヘラとアテナを抑えて美女神No.1に選ばれている辺りは、さすがは美を司る女神様である。 ※パリスが景品のヘレネ(世界一の美女)に釣られただけだろ……とかは絶対に言ってはいけない。 【出自】 元来は東方から渡って来た古代オリエントの春(意味深)の女神で、お馴染みのリリス系統に属する生殖と豊穣を司る大地母神であった。 古くは古代バビロニアと同様に神殿に豊穣の密儀を司る神聖娼婦(男女どっちも揃ってた)が住み、主神のアフロディテ(リリム)はその守護者でもあったらしい。 また、アフロディテには航海を守護する女神としての属性もあったが、これも、矢張りリリン系統の地中海地域の女神であるアシュタルテ等と共通した要素である。 四方を海で囲まれたキプロスでは海の安全が何よりも大事であったのであろう。 ……こうした信仰の起源や形態は、ギリシャ神話だけで見ても同じくオリュンポスの系統に組み込まれたアルテミスやアテナ、ペルセポネ…etc.と、リリン系統に属する、或いは属性の共通から習合したと思われる女神はかなりの数にのぼり、この事が逆にアフロディテが仕事を奪われる結果に繋がったとも考えられる。 【神話】 特に知られるのが美少年アドニスとの悲恋。 まあ、母親(スミュルナ)にまで遡る発端はアフロディテ自身とされてしまっているのが如何にもギリシャ的悲劇ではあるのだが(インガオホー)。 キプロス王キニュラス(またはアッシリア王テイアス)にはスミュルナ(ミュラ)と云う美しい娘が居たが、彼女が自分を拝むのに積極的で無い事に腹を立てたアフロディテはエロスに命じて、彼女が父親に恋をする様に仕向けた。 ※または王か王妃が娘の美しさを神にも優ると豪語した為ともされる。 ※基本的に煽り耐性がないのがギリシャ神話の神々なので仕方がない。 スミュルナは自分が狂ってしまったと思い自殺を考えるまでに思い悩むが乳母に止められる。 王女の胸の内を聞いた乳母は策を講じて王女を別の女性に仕立てて王の寝室に送り込む事にする。 ここから、王女は父親の部屋に12日間も通う事になる。 バレずに済んだのは乳母が王に部屋を暗くしておくように言い付けて居た為とも、酔うと泥の様に眠る王と夢現の中で交わった為、とも記されている。 古代なのに処女姫の逆レ○プ展開とか流石はギリシャ神話。 ……しかし、破局は突然にやって来た。 連日の逢瀬に違和感を感じた王は灯りを付け、自分の伏床に通っていた女の正体が娘である事を知ったのである。 激昂した王はスミュルナを手に掛けようとするが、絶望の内に逃げ出した王女は、逃げに逃げて逃げた後に、アラビアの南(サバの地)に辿り着くと命の尽きる直前に自分に宿っていた子供のみを助ける様に神々に懇願。 これを聞き入れた神々はスミュルナを没薬(ミルラ)の木に変えた。 彼女の息子アドニスは月満ちた後に、その木の裂け目から生まれたのだ云う(出産の女神エイレイテュイアが木に触れたら生まれたという説も)。 自分の起こした悲劇に責任を感じていたともされるが、アドニスを引き取る事にしていたアフロディテは、美しい少年を見た途端に虜となってしまう(エロスの仕業ともされる)。 そして、アドニスが他の誰の誘惑にも晒されないように箱に入れると、最も誘惑の種のないであろう冥府の女王ペルセポネに預ける事にした。 アテナといい、何故にみんな箱に入れたがる。 ……しかし、そこはペルセポネもオリュンポスの子(?)。 好奇心に負けて箱を開けると、彼女までもがアドニスの虜になってしまった。 やがて、スゥイートホーム(愛の育成部屋)の準備を整えたアフロディテはペルセポネに箱の返還を求めるがペルセポネは応じず喧嘩になる。 ペルセポネ「アドニスはわたしのものよ」 アフロディテ「ちきしょう!」 埒が開かない事を危惧したゼウスは要請に応じて1年を1/3ずつアフロディテと暮らす→ペルセポネと暮らす→一人で暮らす……と定めた。 ……しかし、せっかくの決定も役には立たなかった。 アドニスは山野を駈け巡る狩人の資質がある少年だったのだが、ある日獰猛な巨大猪に遭遇。 これを追うも、逆に猪に殺されてしまったのだ。 この猪の正体については密かに嫉妬していたハデスとされる事もあるものの、普通は性格やら行動やら何となくやりそうじゃね?と云う風潮から、アフロディテの愛人のアレスとされている。 そして、死んだアドニスの流した血から真っ赤なアネモネが。 愛しい人の死を悼み女神が流した涙からは深紅の薔薇が生まれたのだと云う……。 この他にもアドニスに関わる誕生譚は存在しているが、これはアドニスの神話が勿論、史実などではなくて古代オリエントから伝わった「冥府下り」の“かなり”大胆なアレンジの為。 いずれはキプロス島に広大なダンジョンみたいな洞窟や蚊の巨大育成施設が出現するのは間違いない事であろう。 また、息子エロスが人間の美少女プシュケーと結婚した時には壮大な嫁イビリを敢行している。 【その他】 この他の神話としてはアレスと激しく前後している所を晒し者にされた神話も有名だが間男の当該項目を参照。 また、ギリシャの神々は揃いも揃って色ボ…ゲフンゲフン、恋多き事で知られるが、実はその原因はアフロディテにあると云う。 彼女の被害者は、上記のスミュルナ、エロスの妻プシュケ、ハデス・ペルセポネ夫婦(とデメテル)、暁の女神エオス、太陽神ヘリオスなど多岐に渡る。 最高神ゼウスすらもが、無自覚に力を発揮するアフロディテにより散々に人間の女を愛させられたが、アフロディテはそうして皆に愛欲を掻き立てては、時として悲劇をも生んでいたのに、そうした行いを傲慢にも鼻に掛けていた。 そこで、ゼウスはアフロディテにも人間へ愛情を抱く様に仕向け(ゼウスは天の理を支配しているので実は何でも出来る)、アンキセスを相手に選んだ。 ※アンキセスはトロイア王家の流れを汲む高貴な血筋で姿も美しい男子であった……罰になってないな。 アンキセスに一目で恋に落ちたアフロディテは人間の娘に化けて近づき子供を宿した。 ※人間の女が神の子を生むのは名誉だが、女神が人間の子を生むのは恥……だと云うのが罰の理由だったのだが、流石は愛の女神、正体がバレても動じない。 ちなみにトロイア戦争の武将には女神を母に持つ者が結構いる。帰り道で女神を現地妻にして孕ませた奴もいる。 ゼウス「!?」 それどころか「女神を妊娠させたとか吹聴すると天罰で雷が降るから言わないでね」と忠告する程の余裕ぶりである。 この時に生まれたのがトロイア戦争でトロイア側の援軍ダルダノイの総大将を務めたアイネイアスである。こんな経緯の出生ながらアフロディテの溺愛っぷりはかなりのもので、正式な夫のヘパイストスに息子のための特注の武具一式を作らせる、息子が戦場でピンチになったら自分の身を危険に晒そうとも下界に下りて守るなど、親バカっぷりを発揮している。 この後のアンキセスの運命については諸説があるが(アフロディテを食った事を自慢して天罰を喰らい不具になったともされる)、トロイア敗戦の後にアフロディテの導きにより親子でローマに逃れ、その血は後にカエサルを輩出したユリウス家の祖となったとされている。 ……勝ち組ですね。 追記修正は生きとし生けるものからの愛情を獲得してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 中学までずっとアフロの神様だと思ってたわ -- 名無しさん (2015-12-13 18 40 05) 出たなビッチ女神 -- 名無しさん (2015-12-13 18 43 56) とりあえず、なんで彼岸島の連中が時折混じってんだよw -- 名無しさん (2015-12-13 19 25 15) アフロディティの足音 -- 名無しさん (2015-12-13 19 53 39) 結局、この人って何人人間の子供産んでんの? で、父親は何人? -- 名無しさん (2016-03-06 18 33 20) この人にあなたの子供産んであげると言われたら、何人が「うん」って言うだろうか。 -- 名無しさん (2016-03-17 18 49 13) ↑目にした時点でメロメロにされるから選択権は無いと思う。寧ろ、そう言わせるだけの価値が自分にあるかどうかってレベルの話かと。 -- 名無しさん (2016-03-17 19 39 03) 父親が誰か特定出来るだけマシなのかね、この人......人?女神か。 -- 名無しさん (2016-04-04 16 47 34) アドニスを殺した猪の正体はアルテミスという説もある(この2人仲が悪い) -- 名無しさん (2016-05-14 12 48 44) 現在も男を食い続けてたりして...... -- 名無しさん (2016-10-06 17 43 48) 解釈だとアレスとの浮気暴露後にヘパイストスと別れることになって、その時またポセイドンが仲介に入っている。アフロディーテはそのお礼にワンナイトラブしてあげたそうだ -- (2016-11-12 22 15 56) この人で童貞卒業したら、ほかの女で勃たなくなりそうな気がする......。 -- 名無しさん (2016-11-19 16 36 24) アレスが実際200mってことはアフロも他の神々もそんだけあるのか、そりゃ人間なんてゴキブリ程度にしか・・・なのに何で交わえるのか -- 名無しさん (2017-01-02 21 43 15) 本人の知らぬ所で不細工との結婚を決められたのはまあ同情する。ヘパ本人ですら「できるか?できねーだろ?」とヘラに言うために名前を出しただけだし。 -- 名無しさん (2019-05-18 07 50 29) 違反コメントとそれにかかるコメントを削除 -- 名無しさん (2019-05-21 15 54 02) 息子の一人はトロイアの生き残りを連れてローマの祖となったトロイア王族のアイネイアースだったり、その子孫がローマ建国の王ロームルスだったり、かのカエサルの生家が属するユリウス氏族はアイネイアースの息子の子孫を称してたり……。厳密にはローマのウェヌス神と同一視されて崇められたとはいえローマ人にはえらく重要視されてるようで -- 名無しさん (2021-08-14 22 26 57) ペルセポネ「アドニスはわたしのものよ」 アフロディテ「ちきしょう!」←さすがギリシャの女神さまだ、やっぱり違うなあ。 -- 名無しさん (2021-11-17 19 05 01) 2chでよく見るようなムチュコタンLOVEな姑的面があって、息子エロスの嫁をイビり倒したらしいな -- 名無しさん (2022-01-06 20 03 13) ↑途中送信しちゃった 結局嫁のプシュケは壮絶な嫁イビリを乗り越えて恋人の愛を守る女神になって、エロスとの間に快楽の女神ヘドネを設けたらしいけど。 -- 名無しさん (2022-01-06 20 06 39) 仮にも女神だから、人間だったらヤリまくって父親不明になりそうなもんでも、腹の中の子供の父親がわかるんだろうかね -- 名無しさん (2022-01-06 20 37 26) 愛の女神さま一人勝ち、最高神は美女に甘すぎる -- 名無しさん (2022-01-06 20 48 34) ↑ だってゼウスだぜ? 一晩お相手するから不問にしてね~っていえばね... -- 名無しさん (2022-01-06 22 22 30) 何気にいざきよいところもあるんだよねこの女神 負けを認めたら相手の要望を飲むし -- 名無しさん (2022-11-18 03 48 16) 愛と恋を司る女神さま。なので愛を否定する人間(一生純潔でいたい)には罰を与えることがある。 -- 名無しさん (2022-12-10 08 26 48) 武力こそないが胆力はそうとうなものがある。さすが愛の女神さま -- 名無しさん (2023-01-13 17 48 31) オリュンポス十二神の中でクレイトスさんからの粛清を免れた唯一の神 -- 名無しさん (2023-01-13 17 53 08) エロス様が子供になったのはいいんだけどヒメロス様はどうなのかしら -- 名無しさん (2023-07-15 19 54 54) タンホイザーの事はないのか? -- 名無しさん (2023-11-16 14 48 04) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/35384.html
登録日:2016/10/28 Fri 08 03 46 更新日:2023/06/11 Sun 14 30 22 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 ギリシャ神話 コレー ハデス ハデスの嫁 プロセルピナ ペルセポネ ヨモツヘグイ 三相女神 乙女 冥っ子 冥府 冥府の女王 冥界 四季 地母神 娘 柘榴 死と再生 水仙 ■ペルセポネ 「ペルセポネ」は、ギリシャ神話に登場する女神。 冥府の女王として知られている。 象徴は水仙、柘榴、蝙蝠。 一般的には主神ゼウスと大地母神デメテルの娘だが、ギリシャ神話が確立する以前の神話ではポセイドンとデメテルの娘ともされていた。 「コレー(乙女)」という名前で呼ばれることもあり、冥府の女王として冥府にいる時の彼女を「ペルセポネ」、地上に戻っている時の彼女を「コレー」とそれぞれ呼ぶという説明も残る。 なおローマ神話では「プロセルピナ」と呼ばれ、春をもたらす農耕の女神として扱われている。 「ゼウスの娘の中で最も高貴」とまでゼウス自身に評される程に強大で有力な神性ではあるが、夫のハデスと同様に、死を忌避する古代宗教の観点からかオリュンポス十二神には数えられていない。 反面、母のデメテルと共に女神の死と再生に纏わる「エリウシス密儀」の主神としても知られており、 古代オリエントから伝播したと考えられる大地の女神の暗黒面を示す神性の一側面であると分析されている。 ※「エリウシス密儀」等の詳細に関しては“デメテル”の項目を参照。 【出自】 前述の様に父神はゼウス、母神はデメテル。 ギリシャ神話では色々と神話を纏めたり、面白おかしく信仰上の縁起が脚色されたりした結果、 デメテルがゼウスの姉とされているために姉弟相姦で生まれた娘となってしまっている。 ……一応解説すると、これはギリシャ神話が統一の後に大神ゼウスを中心に神系譜が再構築されていった事実を示しており、 ギリシャの支配に伴い迎え入れられた新たなる秩序(ゼウス)の下にアッティカの有力な氏神であったデメテルが組み入れられた事を意味している。 現在知られているギリシャの信仰の基本となっている「神統記」あたりだと“伏床に入り”と、女神との聖婚を伝える慎ましい描写となっているが、 後の下世話な脚色をされたギリシャ神話だと、姉(妹)の豊満な肢体に欲情したゼウスにレ○プされた事にされた。 ゼ「なんでや!?」 なお、ペルセポネはデメテルの娘とされているが、神話研究の場では“同じ女神の別の名前”とも考えられている。 これは、ギリシャではデメテルに至る古代オリエントから続く大地母神の神話の系譜がペルセポネにも見られるためで、この事からデメテル信仰から零れ落ちた属性が娘神のペルセポネとして分けられたと推察できるからである。 「神統記」以後のギリシャ神話成立以前の古代ギリシャの神話では、ポセイドンとデメテルの娘であるデスポイナとも同一視されていたが、これも上記と同じ理由で以前にはポセイドンが同地の主神の地位にある神だったから。 つまり、ギリシャ神話に於けるポセイドンはゼウスの支配の確立に伴い多くの属性を奪われた“閑な神”(*1)だったと言える。 天界のNo.2とされつつも妙に海皇様がdisられている印象があるのも、そんなところから来ているのかもしれない。 因みに、ポセイドンにもデメテルを○イプしたとされる神話がある。しかもお互いに馬に化けた状態で。 その辺の神話についても当人達の項目にどうぞ。 【ペルセポネ神話】 ペルセポネに纏わる神話として特に有名なのが、ギリシャに於ける四季の誕生と絡めて伝えられる、冥府の王ハデスとの婚姻の神話である。 例のごとく、神話によって面白おかしく脚色されてしまっているが大筋は以下の通り。 ある日の事、ゼウスは弟である冥府の王ハデスからコレー(ペルセポネ)を見初めたので花嫁として戴きたい、との相談を受ける。(*2) 建前上は三界の統治を分けあったとはいえ、特に貧乏クジを引かされてしまったといえる兄弟神の相談を受け、 ゼウスは母親であるデメテルに婚姻を赦して貰えるかどうか伺いを立てにいく……が、娘絶対溺愛するウーマンたる彼女には素気無く断られてしまう。 血肉を分けあった肉親同士の子供を叔父が欲しがっている異常を止めようとした訳ではなく、 単に娘と別れるのを嫌がったからとか、ハデスが暗い冥府の神だったから……と語られる場合が多い。 デメテルに断られて困ったゼウスは、コレーが母親から離れたところをハデスに拐わせるという一計を案じる。 なお、誘拐はゼウスの提案という説もあれば、痺れを切らしたハデスが独断で行ったとする説もあるが、 後述のように天の理であるゼウスが略奪を認めてしまっているので、どちらにせよ同罪である。 そして、決行の日。 ニンフ達と共に花摘に出掛けていたコレーは、一際美しい水仙の花を見つけて近寄ったが、これこそが冥府の王の罠だった。 突如として黒い馬(黄金の戦車とも)に乗り大地を割って出現したハデスは、そのままコレーを拐って冥府へと連れ去ってしまったのだ。 さて、一瞬のうちに姿が見えなくなったコレーの行方をデメテルは聞いて回るが、余りに一瞬すぎて誰も目撃していなかった。 彼女は次に月と暗闇の女神ヘカテーを頼り、その松明を手に暗闇の片隅まで探すが、娘の行方は杳として掴めなかった。 このまま完全犯罪成立か……と思われていた所に、ヘカテーは「かくなる上は太陽神ヘリオスに訊ねましょう」と助言する。 はたせるかな本物の太陽神ヘリオスは白昼堂々行われた誘拐劇を目の当たりにしており、デメテルの詰問に応じて見たままのことを伝えた。 ハデスが娘を拐った事を知ったデメテルは、日(ヘリオス)と月(ヘカテー)を伴いゼウスに抗議に行く。 これに関しては、誘拐がゼウスの差し金だと看破していた説の他にも、ヘリオスに告げ口された説、当のハデス以外には冥府に力が届く神が最高神くらいしかいないため、直々に罰を与えてもらおうとした説などなどがある。 しかし、前述の様にゼウスはこれを却下したばかりか、「冥府の王たるハデスなら夫として不足はあるまい?」として開き直り懐柔にかかる。 これにショックを受けたデメテルはゼウスの決定を覆せないならと、腹いせに大地の女神としての仕事を放棄してオリュンポスから去ってしまう。 彼女が消えた事により、光は届かなくなり、水が弱まり、生気が枯れた大地からは実りも消えてしまう。 流石に焦ったゼウスは、いつもの様に伝令にヘルメスを立てると、地の果てで老婆に姿を変えて隠遁していたデメテルの説得にかかるが、 彼女は「娘を戻さなければ人間なんかどうなってもいい」とまで言うではないか。 人間からの貢ぎ物が無ければ神も困る、と云うことで、ゼウスは今度はヘルメスを冥府に送り、ハデスに事情を話してコレーを戻すように命じる。 そもそもゼウスの提案でコレーを誘拐したのに今更地上に戻せ、とは矛盾もここに極まれりというほかない。 だが、さしものハデスも最高神の決定は覆せないため、渋々その命令に従うしかなかった。 しかし、ここで彼は一計を案じ、コレーに地上に帰る前に冥府の果物である柘榴を一口でも食べていくように薦める。 これまで丁重にもてなされつつも、そもそも望んで冥府に来たわけではないこともあって頑なにハデスの誘いを断っていたコレーだが、地上に戻して貰えるという気の緩みや空腹もあってか、柘榴を一かじりしてしまった(*3)。 だが、冥府の食べ物を口にしてしまった者は、その分だけ冥府の住人になってしまう。(*4) 地上に戻った娘を喜んで迎えにいったデメテルだが、そこで娘が柘榴を4粒(*5)食べていた事を知る。 こうして、コレーは地上に戻ることはできたものの、柘榴の実を食べた分の期間だけは冥府に入り、その間はハデスの妃である「ペルセポネ」として過ごす事になってしまった。 そして、コレーが「ペルセポネ」となっている間は、デメテルは隠遁していた時のように豊穣の女神の仕事を投げ出して嘆き悲しむため、作物などは実らなくなり、これが“冬”の始まりとなった……という。(*6) ちなみに、拐われてからしばらくの間はハデスを拒絶していたペルセポネだが、婚姻を受け入れてからは仲の良い夫婦となり、 彼女の冥府の女王としての威厳を伝える神話や、後述のように夫に独占欲を見せる逸話も伝わっている。……神って。 ※余談だが、この時のデメテルが嘆き悲しむ様子を星座にしたのが乙女座。 なんでコレー(乙女)が居るのに母親の方、と思わないでもないが、母娘が元は一人の女神であると言われている事も関係しているのかもしれない。 【その他の神話】 ペルセポネに纏わる他の神話として有名なのが、ニンフのメントーに纏わる神話と悲劇の美少年アドニスに纏わる神話である。 メントーの悲劇に関してよく知られているのは、ハデスが地上に棲むニンフであるメントーに懸想して、 これに嫉妬したペルセポネがメントーを打ちのめした上に香草であるミントに変えてしまったという神話である。 ……一方、神話の順番が入れ替わっている場合もあり、元々は冥府を流れるコキュートスのニンフであるメントーこそがハデスの愛人で、そこに妻としてやって来たペルセポネをメントーが罵った事でペルセポネ、またはその母親であるデメテルの怒りを買い、ミントに変えられてしまったというパターンも伝えられる。 此方のパターンはデメテル母娘の悲劇性が薄れるためか、あまり採用されていない印象である。 ハ「そんなに僕を悪役にしたいのか……」 また、前述のように婚姻してからは夫となったハデスを慕っているペルセポネだが、珍しく浮気心を出した事もあり、 その相手がアフロディテと取り合った、アッシリア王女スミュルナが父王との不貞の末に生んだ美少年アドニスである。 アドニスに関してはアフロディテの項目に詳しい。 この神話では、二人の女神の美少年の所有を巡る争いを見かねたゼウスが仲裁に入り、一年の1/3ずつをペルセポネとアフロディテが分け、残りの1/3をアドニスの自由にさせる事を決定しているが、 嫉妬したハデス、またはアレスが大猪に化身してアドニスを襲い殺してしまったと云う。 この時にアドニスが流した血がアネモネの花になり、 嘆き悲しむアフロディテが溢した涙が薔薇を紅く染めて、薔薇は赤い花も咲かせるようになった……とも語られている。 何となくペルセポネ神話に似ているのも当然で、デメテル母娘の四季の神話と同様に、この神話も古代メソポタミアで誕生してギリシャにも伝わった“冥府下り”神話のパターンの一つと分析されているからである。 ちなみに、実はアフロディテもまたデメテル母娘と同じ起源を持つ女神と考えられている。 こうしたルーツが上記のアドニスに纏わる神話やセイレーンの異聞(*7)へと繋がったとも考えられる。 この他、冥府の女王としての仕事ぶりを伝える神話として、プシュケーやシーシュポスを冥府で助けた話や、ディオニュソスの母であるセメレを救い出した神話に於いて名前が登場する場合がある。 【余談】 項目の通り、ペルセポネとはこの女神の冥府による呼び名であるが名の意味には諸説がある。 冥府の女王らしく「光を破壊する者」や「破壊する者」。 それとは逆に「目も眩む光」とする記述もある。 追記・修正はヨモツヘグイしてからお願いします、 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 所詮ギリシアの女神か -- 名無しさん (2016-10-28 09 19 53) ハデスを尻に敷く話はないのか? -- 名無しさん (2016-10-28 10 44 43) ギリシャ女神の中では、ヘスティアさんに続き、常識神な印象......。アフロディテとかヘラさんがアレなせいなのもあって、相対的に見えるだけかもしれないけど。 -- 名無しさん (2016-10-28 10 59 55) 聖闘士星矢に出てきたら夫であるハーデスを盲信するだけの悪役女キャラとして出てきそうだ(パンドラがそれっぽいけど)。 -- 名無しさん (2016-10-28 17 20 26) pixivなどでは、箱入り乙女的な外見に書かれていることが多い。パズドラでは、巨乳で黒髪のお姉さんだったけど。 -- 名無しさん (2016-10-28 17 25 54) なんだかんだ冥府のナンバー2というポジション -- 名無しさん (2016-10-28 17 52 49) 結婚までのプロセスはギリシャ神話だけど、夫婦仲の良さを見る限り、幸せな結婚だったのかなと思う、ほかと比べて浮気しないし、真面目だし、愛妻家だし......。デメテル母ちゃんが拗ねてそうだけどさ。ヘラさんは無言になってそうだけどさ。 -- 名無しさん (2016-10-28 18 04 06) とりあえず、ハデスさん本当につくづく貧乏くじだよなぁ… -- 名無しさん (2016-10-28 20 06 33) ↑ペルセポネがハデスちゃん大好きになっても冬のせいで死者の数増えるっぽいから、折角会えたのに仕事増えるからなあ…まあ長兄の運命とも言えるかもしれない。ゼウスとポセイドンだと冥府収まらんし -- 名無しさん (2016-10-28 20 12 30) ↑ハデス夫妻は冥府が賑わうと嬉しいらしいからいいじゃない。 -- 名無しさん (2016-10-28 20 57 35) カンピオーネって作品だと春と冬を司り回復能力と猛吹雪、冥府落としが使えたりする -- 名無しさん (2016-10-28 22 30 04) ↑3 むしろ、アスクレピオスの医療の腕が高すぎてハデス「冥界に人が来なさすぎてヤバい」ってゼウスに相談してたレベルだし、仕事が増えるのはむしろ割と歓迎するんじゃないかな -- 名無しさん (2016-10-28 23 00 17) ↑実際生き物が一定のバランスで生まれて死なないとバランスが悪くなるよね、食糧事情とか高齢化社会とか。トロイア戦争も実は増えすぎた人間を減らすためにゼウスが計画した説もあるし -- 名無しさん (2016-10-29 00 03 41) メガテンだと美人だが真ん中からバックリ割れてる -- 名無しさん (2016-10-29 00 27 47) 近代の創作においては大抵は物憂げだったり物静かな少女~女性の姿で描かれる(ある意味悲劇のヒロインなので) ただし、場所によっては鉄拳女番長になったりする場合も -- 名無しさん (2016-10-30 23 01 40) 冬の間は冥界にいるって制度は傍から見ればひどいかもしれないけど、ペルセポネ自身からすれば大好きなお母さんと愛する夫といるだけだから何のデメリットもない制度なんだよな。ちなみにペルセポネという名前はハデスから贈られたもの -- (2016-11-12 21 41 55) ギリシャ神話解説漫画ではハデスに対してツンデレになってた -- 名無しさん (2016-11-12 22 08 46) アドニスのエピソード、ハデス主犯説採用すると死ぬと冥府来ちゃうからむしろ嫁のために殺したことになってしまうしなあ。そしてハデスは死を早める方にルールを捻じ曲げた事例はないと。やっぱ考えにくいわな。 -- 名無しさん (2020-05-30 22 18 04) 夫婦仲はいいが、冥界は死後の世界なのでどんなに夫婦仲がよくてもお盛んでも絶対に子どもは作れないという呪われた定めにある -- 名無しさん (2021-06-11 19 47 38) 冥府はヘルメス様以外はなかなか会いに行けないからデメテル様もあせったのだろう。 -- 名無しさん (2021-12-10 11 53 12) ゴッド・オブ・ウォーやアサシンクリードオデッセイなどの洋ゲーでは大人の事情に振り回され続けた憎しみと鬱憤から大暴走する英国王室みたいなキャラとして描かれている。 というか、「勝手に結婚させられたけど、旦那は良い人だしいっか」みたいな物分かりの良すぎる女性キャラとしての解釈はむしろ日本的で浮いてる。 -- 名無しさん (2022-10-28 06 43 52) ↑日本だと昔なら親が全部決めました結婚式で初めて相手の顔見ましたは珍しくなかったからね。でもギリシャ神話の女神と考えると気性が激しくてもおかしくないのか… -- 名無しさん (2022-10-28 07 05 51) 配偶者運はトップクラスにいい女神 -- 名無しさん (2022-11-18 03 44 06) ハデス様が見初められた女神なのでとても「イイ女」なんだろう。 -- 名無しさん (2022-12-07 21 12 40) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sengoku4/pages/82.html
基本情報(E)Empires追加要素 紹介 攻撃方法 武将解説・性能考察武将解説 性能考察 武器データ基本性能 名称等の説明・故事来歴 技能考察 (II)技能盤 衣装 コメント欄 基本情報 名前 藤堂高虎(とうどうたかとら) 二つ名 冷徹なる氷刃 アクションタイプ 通常攻撃タイプ 使用条件(通常版) 近畿の章:「観音寺城の戦い」クリア (II)使用条件(4-II) 最初から使用可能 (S)使用条件(真田丸) 第三章:「野田福島の戦い(真田丸)」クリア 推奨メイン対象 (E)お市・徳川家康・(E)石田三成・浅井長政・(E)加藤清正・大谷吉継 推奨パートナー対象 (E)お市・徳川家康・浅井長政・(E)加藤清正・大谷吉継 声優 松風雅也 無双奥義文字 凍 秘奥義・皆伝文字 兇 公式動画 『戦国無双4』藤堂高虎 (E)Empires追加要素 生没年 1556-1630 登場年 1571 采配 7 智謀 8 政治 8 政略 全城普請 焙烙兵急襲・弐 戦場策 焙烙兵急襲・弐 紹介 近江・浅井家に仕えたのち、徳川家康のもとに参じる。低い身分からのし上がった実力者で、生き残るためには手段を選ばない切れ者。しかし心の奥底には、大切な主君や友への熱い思いが押し込められている。 攻撃方法 武器 細剣 通常攻撃 細剣(レイピアに近い)での物理攻撃。振りが非常に速い(今作最速クラス)上に横に振る攻撃が多く、細剣と言っても範囲はそれ程狭くない(奥に広い)。 N1~3 細剣を斜めに2回、横に1回振って前方を攻撃。癖もなく扱いやすい。 N4~7 細剣を斜めに2回振り、2回前方を突く。突きも十分奥に広いリーチ性能。 N8~11 横に振って斬り進む。 N12 くるっと1回転して横に斬る。 チャージ攻撃 氷塊を伴う攻撃が多いため、広い範囲を攻撃できる。広く前方を攻撃するC4、C8、横や周囲に広いC7、C9など。ガードを弾く技も多く、非常に強力。 C2 細剣で打ち上げる。あまり範囲は広くないので使いどころは皆無。 C3 細剣の柄で突く。こちらもあまり範囲は広くない。気絶攻撃。特殊技を使うと、敵が凍るのでやはりあまり出番はない...かも。 C4 氷塊を伴って前方を突く。右に一回転して初登場時のような青い衝撃波ではなく氷塊を発射。先端を爆発させる。そのため範囲がそこそこ。主力。ガード弾き効果有り。なお、発射時と爆発時で2ヒットする。 C5 地中から氷塊を出現させ、敵を突き上げる。わりと扱いやすい。 C6 氷塊を伴って前方を3回突く。全3ヒットし、最終段に気絶効果ありなのでこちらも主力になりうる。3回攻撃出来るのはやはり嬉しい。修羅などが入るとダメージがエグいことに。 C7 前方に踏み込み、大きめの氷塊を3つ落とす。主力。ガード不能かつ前方のかなり広い範囲を攻撃できる。密接の敵には当たらないことがあるが、これも修羅が入るとエグいダメージに。。 C8 細剣を地面に突くと同時に、長射程の氷塊を発生させる。セーピング効果あり。とにかく奥に攻撃できる。かなり威力も高い。 C9 細剣を逆X字に計6回振り回し、くるりと回って自分中心に巨大な氷塊(方陣に近い)を発生させる。主力。細剣での攻撃部分はガード不能で高火力・広範囲。そのまま氷塊で攻撃可能。特殊技を使用して、凍牙で固めておくと、氷塊が2ヒットする。 神速攻撃 比較的素早く横にも範囲が広い攻撃で、隙はあまりない。衝撃波による攻撃が主で性能はとても良い。 S1~3 2方向への氷塊攻撃・真空波攻撃を交互に行いつつ、前進する。 S4~5 同上。 S6 周囲に氷を降らせる。範囲は充分。コンボ稼ぎにも使える。 神速強攻撃 出が早いうえ、長距離系・広範囲系ともに揃っているのでかなり万能。 SS2 細剣で切り上げる。氷は伴わない。 SS3 地面を突き、長射程に氷塊を発生させる。氷塊はそこでしばらく留まり、滞留中に触れた相手はのけぞる。 SS4 SS2と同じ。 SS5 SS3と同じ。 SS6 自身を中心に巨大な氷塊を発生させ、神速攻撃で巻き込んでいない敵をも大きく吹き飛ばす。広く周囲攻撃。 ジャンプ攻撃 細剣を横に振るう。 ジャンプチャージ 細剣で地面を突く。 騎乗攻撃 標準的な性能(通常攻撃が速い彼にとっては遅く感じるが。)だが、特殊技が解除されるという致命的な欠点がある。(II)(E)4-II以降は彼のみ馬上でも特殊技が有効になるよう修正された。 R1~3 右側を斬る。 R4~7 同上。 R8 高速の三連突き。 RC2 打ち上げ技。 RC3 強く串刺し。気絶効果あり。 RC4 氷塊を発生させる。 無双奥義 無双奥義(前半) C4と同じモーションで移動しながら攻撃。 無双奥義(後半) 「これで終わりだ!」氷塊を前方地面から5回発生させて攻撃。 無双秘奥義 前半の移動攻撃回数が増加。紅蓮属性も追加。 無双奥義・皆伝 「くたばり損ないが!……消えて無くなれ!」その場で飛び上がって前方広範囲に氷塊を無数に飛ばした後、〆にこれまた広範囲に氷塊を発生させる。手数も多く威力も高いが、開始時に高虎の目の前にいる敵には当たりづらいため、少し距離を空けると良い。 特殊技 「とくと見よ!」無双奥義を発動可能な時、全ての攻撃に凍牙属性が付く。また、説明には無いがその他の武器の属性も全ての攻撃に付与される、凶悪なバランスブレイカー。このため、武器の余った技能枠には属性を入れられるだけ入れておくとよい。場合によっては連打ゲーになる。 影技 高速で突進する。 殺陣 C6のように氷を伴って突いた後に真空波を3回飛ばし、後ろに跳びながらもう1回、さらに〆の一突きをおみまいする。 無双極意 「失せろぉ!」全ての攻撃に凍牙属性が付く。 武将解説・性能考察 武将解説 幾度も主君を変え世渡りしたことで知られる武将。 また、築城の名手として知られ、よく清正と比べられる。伊勢津藩初代藩主。 近江国の没落した武家に生まれ、農民と殆ど変わらない生活をしていたが、 足軽として浅井長政に仕えて以降、武功を重ねた。 幾度も君主を変え、己の実力のみで大名にまで昇りつめた叩き上げの猛者であり、 豊臣秀吉に負けず劣らずの立身出世を果たした苦労人。 江戸幕府下では外様大名でありながら、要所尾張の隣国・伊勢津藩を任され、譜代大名さながらに重用された。 戦国無双シリーズでは、真田幸村と対を成すキャラとして『Chronicle 2nd』より参戦。 はじめは幸村同様死をも厭わなかったが、長政とお市に諭されて以降、 幸村とは対照的に生きて忠を尽くすようになる。 己のため手段を選ばない冷徹な切れ者として描かれる一方、君主や友への熱い思いを心の奥底に持つ人物。 特に没落の身から取り立ててもらった長政への忠節は絶対的で、長政の死後も長政との夢を追い続ける。 生死への価値観のほか、彼を象徴する道具である「三尺手拭」もお市から授かったもの(*1)であり、 高虎のルーツはすべて浅井家にあるといった描写がシリーズを通じてなされている。 なお、戦国無双4における彼にはコーエー独自の設定・解釈が多い。 大谷吉継の墓を建てたのは事実だが、史実では浅井家からの同僚ではなく、特別仲が良かった訳ではない。同じ近江出身であることや墓のエピソードを拡大解釈したのだろう。 小牧長久手の戦いの時点で既に家康に仕え大谷吉継と敵対しているが、史実では羽柴軍として家康と敵対しており、秀吉が没したあと家康に仕えている。本作では本来の主君・豊臣秀長(秀吉の実弟)との描写が全くないため、少し誤解を招きかねない場面があるのに注意(*2)。 (II)4-IIでは「忠節の章」の主人公として活躍。 通常版では大谷との関係ばかりが取り沙汰されたが、今回は長政亡き後の放浪時代が主に描かれる。 信長の甥である津田信澄や、彼の本来の主君というべき秀吉の実弟・豊臣秀長との描写が一気に増え、 これに伴い、通常版の史実とは離れた設定の多くが修正される運びとなった。 (E)Empiresでの扱いは史実通りだが、彼が浅井家時代のシナリオは基本シナリオには存在せず、 関ヶ原以降は独立大名へと出世する。 このため、全体的に家臣としては豊臣家時代に活躍するため、その印象も強くなる。 戦闘力は安定して高いため、どの状態でも活躍可能なのは強みである。 政略面では、やはり築城家だけあり采配7と全城普請が優秀。 智謀8と焙烙兵急襲・弐も即戦力になる内容であり、立身出世や忠臣扱いも余裕の域であろう。 人間関係では、彼の旧主であり恩人でもある豊臣秀長が固有武将に昇格。 正室の久芳院も姫武将となった。 また、4-IIで扱われたお市や加藤清正(彼とは東軍繋がりでもある)との関係や、 石田三成への特別会話も追加。 関係の補強により、通常版における特殊な創作関係が幾分か薄められている。 「ほざくな! 貴様の意地が 奴らを殺したのだ。貴様の意地が茶々様を…」 (S)真田丸では、ヒロインの茶々が浅井家の出だけあり、 自軍側、敵軍側の双方を転々としつつも長期に亘って出番がある。 とは言え、史実通りに秀長没後は徳川方に移るため、互いの扱いに難儀する場面が目立つ。 また、大坂の陣では伊達政宗と並び、東軍・幕府軍の両翼として幸村と対峙。 本来のダークヒーロー・裏の幸村というべき立場が色濃く描かれている。 尤も、そのために重氏や内記の仇としての「汚名」も得てしまったが。 性能考察 今作では攻撃のスピードが2倍近くの速さになり、通常攻撃の振りが早さが特徴的となった。 通常攻撃が多段攻撃のような速さなので、通常攻撃→影技のループで十分通用する。 振りが早すぎてチャージ攻撃が出しにくいが、チャージはC4・C6・C7・C9が主力。 間接攻撃に近い神速攻撃も、雑兵掃討の戦力になる。 それ以上に重要なのは、主君の長政譲りの強力な特殊技。 凍牙属性が固定で発揮されるのみならず、他の属性も発揮されるという凄まじい内容。 属性が揃った武器一つで、連打ゲーになるほどの潜在能力を秘めた武将と言える。 武器データ 基本性能 武器名 攻撃力 備考 大兼光 35 (N)凍刃月讀 124(44) 猛攻4 勇猛5 神撃5 迅閃5 闘魂4 凍牙5 収集4 克己5攻撃技能の充実ぶりの他、凍牙があるため特殊技が順調に強化される。収集Lv4で稼ぎもそれなりに出来る。 (N)雹神興雲龍王 144(44) 猛攻5 破天4 真髄4 堅忍5 閃光5 凍牙5 快進5 克己5快進で無双ゲージを回収し、閃光と修羅家宝の特殊技で突撃すべし。鍔の部分に大きく六花をあしらった、ネタ色の濃い武器である。 (II)凍刃月讀・凍牙 93(44) 凍牙86 金剛81 体力84 攻撃87 敏捷81 無双増加78 攻撃範囲80 間接攻撃76修羅以外の必要技能は揃っており、凍牙と金剛の効果で防御面にも優れる。攻撃速度がないのは残念だが、他のキャラよりはフォローが利く。 (II)雹神興雲龍王・閃光 93(44) 閃光59 紅蓮55 体力62 防御63 練技増加61 攻撃速度60 間接攻撃55 運64凍牙が無い時点で実用には厳しいが、運と攻撃速度があるため回収作業には向く。 (II)雹神興雲龍王・凍牙 93(44) 凍牙99 烈空85 体力84 攻撃91 防御88 練技増加81 攻撃範囲82 間接攻撃86凍牙カンストを始め総合力に秀でるが、他の属性は烈空しかないので特殊技との不整合は否めない。高虎も、双剣エディットと同じく属性完備の汎用レア強化を主眼としたい。 (S)大兼光 15~35 (S)凍刃月讀 265(44) 凍牙88 金剛81 攻撃強化87 攻撃範囲80 間接攻撃78 神撃86 真髄86 迅閃83全体的に、重要技能の抜けが目立つ印象。4-II時代同様、強力な武器を鍛工した方がよい。 (S)雹神興雲龍王 272(44) 閃光91 紅蓮84 攻撃強化90 攻撃速度85 間接攻撃84 勇猛87 心眼83 明鏡89攻撃速度こそ増えたが、閃光と心眼の相性が良くないほか、肝心の凍牙すらない。作中の活躍とは対照的に、武器面では不遇である。 名称等の説明・故事来歴 大兼光 クロニクル2nd(初登場)からの高虎の武器の名前。 大兼光は実在する刀・備前長船兼光(直江兼続の愛刀とは別)の別名で元々は秀吉の所有物であったが、 秀吉の死後に藤堂高虎へ譲られ、さらに高虎から徳川家に伝えられたとされる。 凍刃月讀 日本神話に登場する神・月讀命(ツクヨミ)から。 月讀命は伊坐那岐(イザナギ)によって生み出された神の一柱で、天照大神の弟、素戔嗚尊の兄といわれる。 ただし、男性神か女性神かは議論が分かれている。 また、その役割についても、月を神格化した神とする説の他、歴を司るとする説、時を司るとする説など意見が分かれている。 真田幸村のレア武器名が「炎槍素戔嗚」であることからも、武器名も彼と関連する対照的なものとなっているのが分かる。 雹神興雲龍王 「雹神」は日本ではこう呼ばれる神はいないが、中国の伝説に雹神(ハクシン)という名の雹を降らせる神が登場する。 「興雲」は雲が沸きたつさま。 「龍王」は龍や龍神の別呼称で、由来としては仏教の八大龍王や道教の四海龍王などが考えられる。 ちなみに、龍が現れる時には雲が沸きたったり嵐が巻き起こったりすると言われ、雹が降る際も当然雲が沸き起こっているので、 「雹神」「興雲」「龍王」はそれぞれが関連している名前であるといえる。 技能考察 技能名 相性 備考 猛攻 ◎ まぁ基本だな。手数の多い俺にはさらに重要になる。家康「高虎やわしのような通常攻撃タイプは攻撃力に依存するゆえにな。」 風撃 ◎ 振りの速い俺の通常攻撃と相性がいい。C9の剣の部分にもしっかりと乗るぞ。 勇猛 ○ 集団戦向けな俺の性能には合いそうだな。だが、そこまで優先するものでもなさそうだ。 波撃 ◎ 氷塊を使った攻撃は扱いやすい攻撃が多い。これを付ければ、さらに功を重ねられそうだ。 神撃 ○ 無双奥義はやや扱いにくい。皆伝の威力が上がるのはいいかも知れんがな。 破天 △ 通常攻撃主体なら浮かせ続けやすいが…属性を考えれば優先するほどでもないだろう。 迅閃 ○ 神速攻撃の性能の良さも考えると、高難度になればなるほど便利だろうな。 明鏡 ○ 出来れば克己と共につけたいところだ。それ以外なら優先する必要はなさそうだぞ。 真髄 ○ 明鏡と同じだ。克己と共につけ、俺の力を見せてやる! 怒髪 ◎ 属性の乗った特殊技は俺の生命線。ゲージは一刻も早く回収しないとな。 堅守 ○ あればいいだろうが、なくて困ることもなさそうだぞ。 不動 ○ 後ろ側が隙になりやすい俺のチャージ攻撃とは好相性だ。 滅流 × 吉継「高虎。これで敵の流れを止めろ」いや、吉継、お前は敵が属性攻撃をしてきたところを見たことがあるのか…? 波断 △ その場に留まって攻撃するチャージが多いのでな。だが長射程のチャージ攻撃もあるからそれほど優先することもないだろう。 堅忍 ◎ これは高難度ほど光る属性だな。確実に耐えて仕留めてやる! 不抜 × 生きて忠を尽くすのが武士のあるべき姿だ。簡単に死ぬような立ち回りをするんじゃない。 背水 × 闘志 △ お前の戦い方に合わせ、敵の攻撃をどう回避するか考えるといい。 闘魂 △ 再臨 ○ 潔く死ぬわけにはいかないからな。とはいえ追い詰められるような立ち回りは避けたいところだ。 俊敏 ○ 特殊技は馬上では使えんのでな。長政「某と事情は一緒だな!」 破竹 ◎ 神速攻撃との相性がとてもいいな。この俺を簡単に破れると思うなよ!秀長「戦いつつ回復もできる。正に一石二鳥だな!」 快進 ○ 同じく相性はいいが、破竹の方を優先すべきだ。 覚醒 △ くっ……微妙だな。あって困ることはないのだが…… 騎戦 × 忠勝殿のように有用な騎乗攻撃を持っていないものでな。 練騎 × 手ぬぐいを馬鹿にされること以上に、この技能の存在に腹が立つ……! 薬活 ○ 携帯道具に乗るため、味方の敗走を防ぐという意味では心強いだろう。 騎神 ◎ ちょっとした移動の時に、錬技を回復できるのはかなり便利だ。 霊験 ○ 持っている道具や家宝次第だな。克己と共にあれば、それに越したことはないが。 克己 ◎ 功を重ねるに打ってつけの技能と言えるだろう。これで終わりだ! 属性技能については、属性の頁を参照。 回収用技能四種は全員同一の効果なので割愛。 (II)技能盤 特徴 備考 横菱・八分型 開始位置は上。 衣装 名称 入手方法 備考・特徴 通常衣装 初期搭載 戦国無双4 (E)追加衣装 DLC 浴衣。 コメント欄 この掲示板はツリー方式です。レスをする時は、レスをしたい記事の先頭をクリックして選択してから書き込んで下さい。 それをしないとツリー表示されず、新規投稿になってしまいます。他の人が不快になる様な投稿は控えましょう。質問は質問掲示板で行いましょう。 C4で牽制してからのC7狙いかな。氷で安全圏から牽制できるからどういう戦い方しても有利に進められるくらいには強いキャラかと。 - 名無しさん 2016-11-10 00 24 13 真田丸では一貫してヒール役に徹してたように見える。夏の陣でのセリフを聞く感じ、高虎は高虎で結構つらい思いしてたんだろうなぁって思う - 名無しさん 2017-02-24 00 01 02 武器集めのために武将のレベル上げしてる時に触ってみたが強すぎる。これはバランスブレイカーと言われても仕方ないね。 - 名無しさん 2017-04-09 05 44 48 九州攻めで急に博打について語りだすのは、史実がもとになってるんだね。こういうの好きだわ。 - 名無しさん 2017-08-15 22 31 10 ほんとは小谷陥落前に織田についてるっていうね - 名無しさん (2021-02-06 03 03 35) 名前 全てのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/33141.html
登録日:2015/11/22 Sun 10 54 57 更新日:2023/12/18 Mon 20 18 50 所要時間:約 12 分で読めます ▽タグ一覧 そっくりさんだらけ アッカド アニヲタ悪魔シリーズ アニヲタ神様シリーズ ウガリット ウガリット神話 シュメール バアル バビロニア バビロン ベル ベルゼブブ メソポタミア神話 全能神 堕とされた神 天空神 嵐神 悪魔 神 雷神 風評被害 魔王 「バアル」或いは「ベル」は古代オリエントに於ける最高位の神格。 古くからシュメールで信仰されていたと思しき神性が後にメソポタミアの支配者となったセム語系民族(*1)の信仰に組み込まれていったと考えられている(*2)。 元来はセム系言語で「王」や「主」を指す一般名詞であり、シュメール-アッカド神話を継承したバビロニアの主神マルドゥクも「ベル」の名で呼ばれている(*3)。 狭義では古代カナン(*4)に根付いていたウガリット神話の主神。 同地に侵入した海洋民族ペリシテ人の信仰にも取り入れられていたりする等、広い地域での信仰を獲得していた。 バアルの名は聖書にも登場するが、長らくキリスト教社会では旧世界の記憶として忘れ去られていた(*5)。 ウガリット神話の実態や、既に知られていたエジプトやギリシャ神話との関連性が明らかになって来たのはシリア北部で粘土版が発見された20世紀以降(*6)である。 これにより、同地域で発生したユダヤ教や、以降の一神教の展開の系譜も更に詳細となっていった。 地域毎に多少の違いがあり、土着の神話と習合して変化もしているが多くは天候を支配する天空神にして、雷を操る英雄神とされる。 農耕民族の場合は自然神の要素が加わる場合もあり、これらの要素は民族や地域により主神とは別の神に属性が分散されている場合もある。 これらの神話の伝播、累計神話は世界中に見られるが、ここではバビロニアとウガリット神話での概要を記す。 ※異説も多いのであくまでも一例です。 バビロニア ■マルドゥク(ベル) バビロニアの最高神。 シュメールから引き継がれた翻訳増補編集版「ギルガメシュ叙事詩」と並ぶバビロニア文学「エヌマ・エリシュ(*7)」にて語られる創造神にして英雄神。 かの「ハムラビ法典」はマルドゥクから下賜されたと記述されている。 DQN気質の祖父(天空神アヌ)と父(創造神エア)が調子に乗って騒ぎ回った挙げ句(?)に自分達を生んだ原初の二柱の神(*8)に戦いを挑もうと企てた。 それにキレた男神のアプスー(淡水)は制裁を加えようとするが、もう一柱にして妻である女神ティアマト(海水)は夫を諫め、アプスーもそれに従ったことから子等との戦いは回避されたかに見えた。 しかし、全知の神でもあるエアは耳聡くそれを知ると、隙を突いてアプスーを殺害してしまった。 アプスーの持つ主神の証たる「恐るべき光輝」を剥ぎ取り、自らが水の神(創造神)として妻のダムキナと共にアプスーの淡水に移ると、そこで息子マルドゥクを得たと云う。 続いてエアの快挙に調子に乗った神々は、母であるティアマトにも攻撃を開始。 これには流石のティアマトも怒り(そりゃそうだ)、自らの身を恐ろしい怪物に変えると共に七頭蛇、凶暴竜、毒蛇、炎竜、頭蠍尾獣、海の怪物、狂獅子、蠍人間、嵐の魔物、獣人、魚人間…と云った異形の怪物を生み出し、息子にして二番目の夫ともされるキングーなる神を司令官に据えて神々との戦いに挑んだ。 怒り狂う大海の化身たる母神の余りの迫力には仕掛けた側である神々も怯え、逃げ惑うばかりであったが、唯一人マルドゥクのみはティアマトの軍勢に立ち向かい、最終的には原初の母であるティアマトを殺して身を二つに引き裂いた(*9)。 その肉体により天地が創られ、余ったパーツで世界を構成する月や太陽、川や霧が創られたのだと云う。 この後、新たな世界で生きる神々の代役にして奉仕種族たる人間も創造されたが、その素材は主犯キングーの血液であり、それ故に人間は生まれながらに罪を抱えているのだとも云う。 この原罪の思想は後のキリスト教にまで共通して引き継がれていった。 尚、バビロニア(神々の門)とはマルドゥクの統治する王国の意である。 マルドゥクは古くからシュメールにも存在したとされる神ではあるが、元々はバビロンの都市の守護神に過ぎず、それがバビロンの隆盛と共に創世神話が上書きされて最高神にまで上り詰めたらしい(*10)。 アッカド神話は多少の名称の違いやアレンジこそあるものの基本的な構造はシュメールと共通している。 マルドゥク(或いはエンリル)は後の支配民族であるアッシリア人にも信仰されたらしく、その威勢は後の旧約聖書「エレミヤ書」で呪詛の様な文言を吐かれている事からも窺える。 【関連する神性】 ■アプスー ■ティアマト 各々、淡水と海水の意であり、原典にはそうした記述は見られないものの、現代では共に龍神として扱われたりする。 アプスーは川や地下水、ティアマトは海の象徴。 水源は降雨量の少ない砂漠の地域では生命の源であり、それ故に古代オリエントでは水が生命の象徴として扱われている。 水源の神の要素は、後の地母神の系譜の女神の属性としても組み込まれていった。 ■アン(アヌ) 天の神。 一応は最高神だが、遡ったシュメールですら記録に残っている段階では既に「閑な神」と成り果てていた。 ■エンリル(エッリル) 大気の神。 当時の最高神。 属性の多くはマルドゥクに引き継がれた。 「ギルガメシュ叙事詩」では特に理由も無く洪水を起こして世界を滅亡させた事で知られる。 西セム語系文化=地中海東岸地域の主神バアルと同一の神と見なされている模様。 ■エンキ(エア) 淡水の神。 故に創造の神でもある。 両肩からチグリス、ユーフラテス川が生じている姿で描かれている。 シュメールでは彼がアブズー(淡水、深淵)と呼ばれている。 洪水神話でウトナピシュティムを助けた事から人間に優しい神とされる一方、神としては眉を顰める様な神話も残る。 ■ドゥムジ(タンムズ) イナンナの夫とも愛人ともされる羊飼い。 元来は植物神であり、アッカドのタンムズの姿の方が原型に近いと思われる。 ウガリットではバアルの属性に組み込まれ、ギリシャ神話では美少年アドニスの神話の原型になった。 ウガリット ■バアル(ハダド) 古代カナン(地中海東岸)の主神。 創造神エルの息子であり、彼から主権を与えられた(奪った)若き王にして稲妻を操る英雄神。 豊穣を司る雨神、植物神でもあり、アナトとの関係を含めてシュメールのドゥムジと共通する要素も持つ。 同じくエルの息子である竜神ヤムや死の神モト、挙げ句には父神の筈のエル自身との対立が語られているが、これは元来は他地域(シュメール)の神であったバアルが信仰に入る中で生じた民族や、階級間の対立と混乱が反映されているのでは?と見られている。 古代オリエント(小アジア~エジプト)には同様の特徴を持つ神性が非常に多く、ギリシャや北欧…etc.にも影響が見られる。 バアルとはセム系言語で「王」を指す一般名詞であり、固有の神名としてはハダド(雷鳴)の名があるが、バアルの名が広まり過ぎたのか余り知られてはいなかった。 この名は、矢張りアッカド神話に見られる雷神アダドと同じである。 バアルは後のユダヤ/キリスト教では悪魔(ベルゼブブ、バエル…etc.)の名として伝えられているが、これはユダヤの信仰する「神」の出自が関係しているのかも知れない。 他地域にも伝わったと考えられているシュメール系神話には大河の氾濫を描いた洪水神話、自然災害の象徴たる悪竜退治、冥府下りと不作の時期の到来、死からの再生、英雄神への鍛冶神からの武器の譲渡…etc.の神話がある。 海の民ペリシテ人の信仰でも主神格として迎え入れられており、彼らの信奉するダゴン(植物神、或いは水神)の息子とされている。 「ダガン(穀物)の息子」はウガリットでもそう称されており、バアルが外来神である事を暗に示され続けていたとも考えられている。 【関連する神性】 ■エール(イルウ) 粘土版文書に見られるウガリット神話の父神。 バアルの父神とされる。名はセム系言語で「神」を指し、語源は失伝しているが「上」や「力」を意味していたと予想されている。 ウガリット神話内では偉大なる最高神である一方、バアルを素直に認めず兄弟喧嘩をけしかける黒幕としても書かれる。ギリシア神話だと地母神ガイアのような立ち位置だろうか。 バアルが死んだ際には豊穣神の死によって生じた荒れた大地や乾いた渓流を見て驚愕し、バアルを殺すべきではなかったと反省するようになる。 その他アナトに脅迫され渋々人間の王子アクハトの殺害を許したり、二人の女に『夜明け』と『夕暮れ』を孕ませたり等の神話が残っている。 エルと言う名前のこともありヤハウェ(エロヒム、エル=シャダイ)信仰の原型としても研究されている。 ヤハウェ自体はバアル信仰やその他様々なカナン宗教の影響が見られる為、一概にはエールが起源であるとは言えないが、最高神としての厳格な態度には共通点が見受けられる。 ■アシェラト(アーシラト) 粘土版文書に見られるウガリット神話の母神。 バアルの母神とされる。ウガリット神話内では生命力を司る太母として扱われており、エールとの間に70人の子供を産んだとされる。 バアルが自分の屋敷を建てる際には彼女に許可を取りに行った。またケレト王が捧げ物の契約を忘れた際には彼に重病の呪いを掛けたこともある。 聖書内で使用される『アシェラ』の文言はアシェラトのイスラエル地域での変化と考えられる。 現在ウガリット神話はその大部分をシリア北西のラスシャムラのウガリット遺跡から見つかった『ラスシャムラ刻文』に求められるが、前述の通りこの刻文強いては遺跡自体が見つかったのが20世紀に入ってからの話である。 その為古い資料ではアナトやアシェラトを、聖書で多用され悪魔化したことにより有名になっていたアスタルトの表記ゆれや変化形と捉えている事が多い。 ■アナト バアルの妹であり、妻ともされる女神。 シュメールのイナンナ女神が起源と考えられており、アッカドのイシュタル、同地域のアスタルトと同一視される。 起源を等しくするアセト(イシス)の居るエジプトにもバアルと共に組み込まれた時期がある事からも信仰の広さが窺える。 創造神エルの娘にして妻とされるが、後の神話では常にバアルに味方しているお兄ちゃん大好きっ娘。 基本的には豊穣を司る慈愛の女神とされるが、恐るべき殺戮者としての側面を持ち、バアルが死の神モトに殺害された際には残酷な手段によりモトに報復している(*11)。 死せるバアルの復活に関わる事から再生の象徴でもある(*12)。 神殿が無いと嘆くバアルの為に武力を盾にエルを脅した事まである。 上記の様にオリエントでは聖なる動物として牡牛がよく登場し、神がその姿で信仰される場合もあるが、アナトは牡牛化したバアルと交わる際には牝牛の姿を取って応じたと云う……古代極まってんな。 また、神格化された後の聖母マリア像は、これら地中海全域に伝播したイナンナ女神に帰属する女神の系譜の神話が集約されており、後代にはマリアを航海の女神とする信仰までが生まれた。 後のキリスト教では奇跡の喧伝の為に処女は純潔と同義とされたが、本来の処女は純潔に限らず若く健全な乙女を意味する語でもあり、妻にして母でもある女神にも適用されていた。 ■アスタルト(アスタルテ) アスタルトも同じくバアルの姉妹にして妻であり、航海を守護する海の女神とされる。ギリシア神話に登場する金星と愛の女神アプロディテの原型とも呼べる。 ウガリット神話内では海との関連からか前半のヤムとの戦いの文書での出番が多い。しかし後半になるとめっきり出番が欠如する。 ウガリット以南の地域はアナトよりもアスタルトのほうが信仰に厚く、バアル及びバアルと同一視される主神の妃として人気が高い。 アナトは清純のイメージが強いが、アスタルトは奔放でキリスト教の大悪魔アスタロトの直接の原型となった。 エジプトにヒクソス(*13)が流入してきた際にバアル・アスタルト・アナトと言ったカナアンの信仰もエジプトに入り込んだ。 ■ヤム=ナハル(リタン) ウガリットの川と海を司る神でありバアルの兄の一人にして最初のライバル。ヤムは『海』、ナハルは『川』を意味する。ゼブル=ヤムなら『海の王子』と言ったところか。 サフォンの神々の集会にて神々からはバアルが王として擁立されたが、最高神にして最大の権力者である父神エールだけはヤムを擁立した為争いとなった。 エールの庇護を盾にして神々や人間達に圧政や重税を敷こうとするが、エジプト方向から来る叡智と鍛冶の神コシャル・ハシスの創り出した二本の棍棒(言わずもがな雷神バアルの持つ武器なので雷霆である) 『追放』<ヤグルシ>と『駆逐』<アイムール>を持ったバアルに胸と額を打ち砕かれ息絶える。 リタンはその名を聖書に登場するリヴァイアサンと同起源とする竜神であり、ヤムの従者か或いはヤムの化身として考えられている。他にもタンニンと言った同種の龍が出てくる、がやはりアナトに倒される。 混沌や自然災害の象徴と考えられており、それを秩序たるバアル(雨)が征する構図を顕していると考えられている(*14)。 ■モト(モート) ウガリットの死と乾季を司る神でありバアルの兄の一人にして最大のライバル。モートは『死』を意味する。 ウガリット神話内での冥府<ホロン>の支配者であり、兄弟であるヤムがバアルに倒された際にエールが次に彼を擁立した。木属性のバアルに水属性のナハルがやられたので火属性のモートで対抗。 バアルを言葉巧みに自分の領域である冥府に拉致して力を発揮出来ない状態にして殺害した(恐怖で屈服させたとも)。 バアルが消えた地上からは豊穣が去り、大地は砂漠化したと云う(*15)。 前述の様にアナトの報復を受けて殺害されるが、バアルが復活するとモトも復活する。乾季と雨季は永久に繰り返すということだ。 二神は再び争い、最終的に太陽女神シャプシュの仲裁により敗北を認めバアルを王として認めたとされるが、作物の採れなくなる時期とはバアルがモトの冥府に呑み込まれて屈辱の時を過ごしている期間と一致すると考えられていた(*16)。 同様の神話は各地に残り、花婿(男神)を花嫁(女神)が救い出す物語として伝えられていった。 エジプトのウシル(オシリス)神話と構図が共通している。 ■シャプシュ ウガリットの司法を司る太陽女神である。名前は『太陽』を意味し、アッカド神話のシャマシュと同語源である。 アッカド神話のシャマシュとは違い女神として登場する。同じく太陽女神を信仰するフルリ人の影響だろうか? ウガリットは陸路からヒッタイトやメソポタミア、海路からエジプトやキプロス等に繋がるフェニキア交易の中継拠点である為、様々な民族や信仰が入り込んできている。 シャプシュはバアルの戦いの文書では後半モートとの戦いで名前が出るようになる。太陽と乾季、太陽と冥界の切っても切れない関係があるようだ。 モートによって地の裏側の冥界に隠されたバアルの死体をアナトの為に探してきたり、エールの命によってバアルとモートの戦いを仲裁したりする。 シャマシュやその他様々な太陽神と同じく司法を担当していると捉えられる。お天道さまが見てるということだ。太陽は偉大である。 追記修正は古代文字を解読しながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 神様世界じゃキリスト教の被害者No.1 -- (2015-11-22 13 59 41) バアルだけでなく、ベルゼブブやベルフェゴールも被害者。 -- 名無しさん (2015-11-22 14 39 46) ↑そのベルゼブブやベルフェゴールのルーツという説があるのがバアルなのだ。 -- 名無しさん (2015-11-22 20 40 21) スパロボZシリーズでもお馴染み -- 名無しさん (2015-11-30 10 56 45) バアルの威光が拡大したのかアシェラもバアルの妃とする記述があったっけか。そりゃあ、エル(4文字)も恨むわ。 -- 名無しさん (2016-04-06 13 02 05) 超今更だけど「ガッシュ・ベル」の「ベル」ってひょっとしてそういうことだったん……? -- 名無しさん (2020-06-20 06 20 10) ↑×6 とは言ってもユダヤ教が頑なかつ攻撃的になったのって所謂バビロン捕囚が主な原因なんで、キリスト教がアレってのを前提にしたとしてもバビロニアの神々の悪魔化被害は「お前らが生んだモンスターだろうが」って面もあるんだけどな。 -- 名無しさん (2021-12-14 22 17 45) バアルのようなもの -- 名無しさん (2023-04-13 17 30 54) キリスト教が積極的に悪魔扱いした異教の神って実は殆どバアル関連の神々だけだし、その原因は民族対立と言うかむしろ当時はバアル信仰側がユダヤ・キリスト教を弾圧や迫害してたからってのもあるのでユダヤ・キリスト教の被害者扱いはちょっと違うわな -- 名無しさん (2023-11-21 22 31 06) 名前 コメント