約 35,936 件
https://w.atwiki.jp/yo980/pages/239.html
341 名前: @ハチ公 [sage] 投稿日: 2009/12/12(土) 23 38 48.74 ID AHabCIAO グゥゥ! 威勢よく腹の虫が鳴いた。 「…コンビニでも行くか」 よっこらせ、と俺は重い腰をあげ寒風吹きすさぶ中、ボロアパートを出た。 ・ ・ ・ 「イラッシャーセー」 コンビニ入ると店員のやる気ない声が俺を出迎えた。 さて、何を食べようかなぁ。 「ただいま肉まん全品割引中でーす、イカガッスカ-」 肉まんか、悪くないな、よし…。 「肉まん一つ下さい」 「肉まん一つですね、ショーショーオマチクダシャァ」 そういうと店員はレジを離れた。 店員を待つ間、店の中を眺めまわす。 (…お、FF13予約開始してたのか。あ、タバコも買うか。) そんなことをつらつら考えていると、 「お待たせシャーシタ、肉まんひとつで980円にナリャース」 「はいはい、980円ね」 えっ 342 名前: @ハチ公 [sage] 投稿日: 2009/12/12(土) 23 40 37.86 ID AHabCIAO 「アリアトヤシター」 支払いをしてコンビニをでると、俺は一息ついて頭の中を整理してからこういった。 「なんなんだ、お前は」 「肉まんです」 そいつはさらりと言い切った。 「なぜ肉まんが喋る。なぜ肉まんが歩く。というかなんで肉まんを買ったはずなのに俺は幼女と手を繋いでるんだ」 「あなたが手を繋いでるのは幼女ではなくて肉まんですよ?」 訳がわからん。いったい何が起きているというんだ…。
https://w.atwiki.jp/yo980/pages/83.html
239 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] 投稿日: 2008/02/21(木) 02 54 34.88 ID DKq22MAO 怪物幼女 学校からの帰り道、人気のない暗い道で突然誰かとぶつかった。 ドン! 男「………ん?」 幼女「………あ」 声のする方を見下ろす。………暗くてよく見えないが、ショートカットでワンピースを着た幼女がそこにいた。 幼「あ、あのっ!」 男「?」 幼「助けてくださいっ!」 男「へ?」 幼「今、追われてるんです!」 追われてる?誰に?………そういえば、幼女は幼男が天敵だと聞いたことがあるな。まさかこの子も……? 男「追われてるって、幼男にかい?」 幼「え?………違います。でも、あの、捕まったら殺されてしまうんです!だから……その……申し訳ないんですけど、今晩あなたの家でかくまってはいただけないでしょうか………」 参ったなぁ………面倒なことに巻き込まれたみたいだ。……でも放っとくわけにはいかないよなぁ。特にこんな上目づかいで懇願されたら……… 男「わ……分かった。とりあえずうちに来なよ。それからゆっくり話を聞こうか」 240 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] 投稿日: 2008/02/21(木) 02 56 33.16 ID DKq22MAO 男の家 幼「おじゃまします……」 男「何も無い部屋で悪いね」 電気をつける。そして、さっきまで暗くてよくわからなかった幼女の姿を改めて確認してみる。……首輪がついてない。もしかして野良幼女か。 ………ん?よく見ると頭に2本の角が生えているな。俺は幼女についてはあまり詳しくないのだが…幼女ってのは角があるものなのか?それで普通の女の子と区別しているのなら納得だが……… とりあえずこの子の問題を先に片付けよう。俺は幼女を居間に案内し、お茶を出して向かい合いながら座る。さて……何から聞こうか。 男「………じゃあまず、さっきは誰に、どうして追われてたんだい? 」 幼「それは………ん…………。……………」 幼女は言葉に詰まったように顔を伏せる。 男「ま、まぁ言いたくないならそれでもいいよ。赤の他人の俺にそんなこと話す必要はないしね、ははは…」 幼「……いえ、………あの。 『幼女狩り』って知ってますか?」 241 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] 投稿日: 2008/02/21(木) 02 59 47.58 ID DKq22MAO 幼女狩り……… 最近ニュースでよく取り上げられるいやな事件だ。 一言で言うと、野良幼女の大量虐殺。心無い主人によって捨て幼女が増え、結果的に野良と化した彼女たちがゴミを漁るなど社会に迷惑がかかるようになり、駆除が行われているという問題だ。 これには賛否両論があるが、俺は酷い話だと思う。彼女たちはただ生きようとしてるだけなのに……。 男「幼女狩り、か…………」 幼「………最近、特に虐殺が激しさを増してきているんです」 野良幼女であろうこの子も、おそらく幼女狩りに遭って……… ……………。 男「一緒に……住むか?」 幼「えっ?」 男「俺には幼女の知識はほとんど無いし、どこまで面倒が見れるかわからん。 それに大学もある。君のことに時間を割いてあげられる暇はあまり無いかもしれない。 でも、放っとけないんだ。放っておきたくない。飼い主がいれば、幼女狩りの被害もだいぶ抑えられるだろう」 幼「で、でも………」 男「嫌か?」 幼「そんなことありません!ただ、貴方に多大なご迷惑をおかけすることになるのが………」 男「俺は大丈夫だよ。それより君がこのまま危ない町をさ迷い続けるのはあまりにも危険だ」 幼「あの、でも、ただ今夜一晩かくまってもらえるだけでよかったんです。 そんな厚かましいお願い…………それに……私は一人でも………」 男「ん?なんて言った?」 幼「い、いえ、何でもありません」 242 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage] 投稿日: 2008/02/21(木) 03 04 24.24 ID DKq22MAO 男「とりあえずさ、今夜は一晩泊まっていくつもりだったんだろ?」 幼「泊まっていくだなんてそんな……。寝床なんていりません。玄関だけでも与えられれば充分です」 男「おいおい……。まぁ、さ、俺は全然迷惑じゃないから。それだけは分かってくれ」 幼「………はい」 男「俺が嫌になったらいつでも出てっていい。ただし、俺に迷惑をかけるからなんていって出てくのはやめろ。人間誰しも生きてれば必ず誰かしらに迷惑はかけているんだからな」 幼「人間……。わ、私は………」 男「お前がもしこの家に住むことを決めたなら……そうだな、明日はお前の服でも買いにいくか。ちょうど土日だし」 幼「………あ、あの」 男「ん?」 幼「一緒に住むことに決めました。あの、よろしくお願いします」 男「ああ、よろしく」 幼「あの、お名前………」 男「あ、そういえばまだだったな。俺は男っていうんだ」 幼「よろしくお願いします男さん」 男「君の名前は?」 幼「前に使われてた名前は製造番号でした。……X0001といいます」 男「あー、駄目だそんなの。名前は記号じゃないんだ。確かに個人を識別するためにあるようなもんだけどな、名前にはいろんな意味が込められているんだから」 幼「……じゃあ、男さんが名付け親になってください」 男「ん、いいのか?ん~、それじゃあ………。…………シロ」 幼「白?」 男「ああ。何にも染まっていない色。また、何にでも染まる色。お前はまだ白色だ。これから何色に染まるのかな」 白「………シロですか、悪くないです」 男「じゃあ、これからよろしくな、シロ」 白「はい、よろしく」 こうして俺とシロの同棲が始まった 290 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/02/22(金) 05 11 52.83 ID ./l/cUAO 男「じゃあ、風呂入るか」 白「え……えっ?おふろ、ですか?」 男「ああ、お前だいぶ汚れてるだろ」 白「お……男さんと一緒に入るのですか?」 男「ああ、嫌か? あ、別に変なことはしないぞ。シロは一人じゃ入れないと思ってな……」 白「いえ、大丈夫です。一人で入れます」 男「………そうか。じゃあ先入ってくれ。夕飯の準備してくる」 白「はい」 そうしてシロはそそくさと風呂場へ入って行った。 ………まだ信用されてないのだろうか。 仕方ないな。まだ会って何時間も経ってないし。 (ドタンバタン) 白「きゃあああ!!男さん!急に水が冷たくなりましたぁーーーっ!!!」 ………なんだ、風呂入れないんじゃないか。 思わず苦笑する。 男「シロ~。入れないなら最初からそう言……」 白「は、入らないで下さいっ!!」 ………ちょっとイラッときた。 年頃の女の子ならまだしも、まだ父親と一緒に風呂に入っててもおかしくないような年齢の幼女に煙たがられるなんて。 ………外見年齢より精神年齢が高い幼女なんだろうか。 それならあんなに謙虚なのも分かるが……… 脱衣所越しにシロへお湯の出し方を教え、俺は再び夕食の準備に取り掛かった。 291 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/02/22(金) 05 14 35.15 ID ./l/cUAO しばらくするとシロが上がってきた。 ………タオル一枚で。 白「………男さん、服……」 ……しまった。明日幼女ショップに服買いにいくって言ったからか今日着る服のことはすっかり忘れてた。 男「あ、ああごめん!今探してくる!」 俺は急いでクローゼットの中を漁った。 俺の服のサイズはどれも合わないよなぁ…… ………上着ならガウンでなんとかなるか。 男「すまんシロ。とりあえずこれで我慢してくれ」 シロに冬物のガウンを渡し、下に履くものを探す。 下はおそらく何を着てもダボダボだからな。せめて下着代わりになるものだけでも……… 白「あの」 男「うわっ」 いきなり後ろからシロに声をかけられた。 白「下着は、いいです」 男「いい?………いらないってこと?」 白「はい」 ………落ち着け俺。 ノーパンで生活するなんて露出狂かこのスレの住人ぐらいだ。 ……このスレの住人?俺は何を言ってるんだ……… とにかくシロは、この子はそんな変態どもとは違う、違うはずだ!! 違ってくれ!!! 白「下は履かなくていいです。今までも履いていませんでしたから」 ……………シロ、お前、変態だったのか…………orz 292 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/02/22(金) 05 15 45.93 ID ./l/cUAO い、いや、これは俺へのサービスとも受け取れる。 きっと何か俺の役に立ちたいと思っていたけど何もできないからご奉仕という最終手段に出たと、そう考えるんだ!いや、きっとそうに違いない!! 俺は思いきって言ってみた。 男「なぁ、シロ。パンツ履かないってことは見られてもいいってことだよな? その……大事な所………」 どう見ても変態の発言だが、それはお互い様だ。 白「大事なところ?………まさか、見たんですか!?」 いや、アンタ見せる気満々じゃないか。 男「まだ見てないけど、危ないぞ。その……きわどいというか……」 シロは慌てて巻いていたタオルを下にさげる。 ………この子はわけがわからん。 見られるのを嫌うのにノーパン希望………。 まぁ、俺に見せるつもりがないのは分かった。 ただ単にパンツは窮屈で好まないってだけだと解釈しとこう。 293 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/02/22(金) 05 21 13.15 ID ./l/cUAO ちょっといざこざはあったが、ようやく夕食ができたのでシロと食べることにする。 誰かと夕飯を一緒に食べるのなんて一人暮らしを初めてから一度もなかった。 友達がいないわけではない。何も無い自分の家に呼ぶ理由が無かっただけ。 でもこうやって一緒に食べるだけで………随分と料理の味も違ってくるんだな。 白「………おいしいです」 男「そうか、よかった」 自炊が出来てて本当によかった。 これがコンビニ弁当だったら雰囲気もだいぶ違ったと思う。 なにせ暖かみが違う。 男「………シロ、寒くないか?」 白「いえ、大丈夫です」 結局シロはタオル1枚にガウンという格好のままだ。 風邪を引かないか本気で心配だ。 男「今日は布団たくさんかけて寝ろよ。体暖めないと風邪ひくからな」 白「……男さんはどこで寝るんですか?」 男「ソファーで寝るさ」 白「……あの、一緒に寝てください」 ……正直、予想GUYだった。 風呂場で嫌がられたから、一緒に寝ることもないだろうと思ってた。 男「シロ、いいのか?俺に気を使わなくてもいいんだぞ」 白「一緒に寝てくれればもっと暖まりますから」 絶対にシロには手を出さない。 それは彼女を家に連れてきたときから決めていたが、今彼女が履いてないことを考えると………俺の意思に反して手と男の性が動き出すかもしれん。 そのときは……… まぁ、そのときだ。 294 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2008/02/22(金) 05 22 56.75 ID ./l/cUAO 男白「「ごちそうさまでしたー」」 男「じゃあ、俺は食器洗うからシロは先寝てていいぞ」 白「いえ、私も手伝います。男さんはおふろまだでしたよね?私が洗いますので入っちゃってください」 男「ん、いいのか?じゃお願いするよ」 風呂………脱衣所まで水浸しになってた……… やれやれ……こりゃ掃除が大変だ……… 白「あ、あがりましたか」 男「おっ、お疲れ。ありがとうな」 白「じゃあ寝ましょうか」 男「おっと歯磨きを忘れてるぞ」 二人で一緒に洗面所で歯を磨く。 シロは背が低いので鏡が見えない。 俺も昔はこんなんだったなぁ……… 白「おやすみなさい、男さん」 男「ああ、おやすみ」 二人で同じベッドに入る。 俺たちは向かい合って寝た。 しばらくはいろいろな考えが頭の中に浮かんで眠れなかった。 シロは、自分のことをあまり話さなかった。 幼女狩りの話はしたけど、自分が野良幼女だとは言ってない。 どこから来たのかも教えてくれなかった……… そのうち、打ち明けてくれるだろうか。 その時、俺は何ができるんだろう。 ………今は、シロの事情は深く詮索しないでおこう。 シロと楽しく過ごすことだけを考える。 そして、もし誰かが襲ってきたら、絶対に、守り抜く……… ………絶対に……… シロが完全に眠りに落ちた頃、俺はそっと彼女を抱きしめた…………… 383 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/24(日) 06 14 38.78 ID qf/M32AO 2日目(土) ジリリリリリリリ………カチッ 男「シロ。朝だぜ、起きろ」 白「んにゅ~………」 今日は幼女ショップに行く日だ。シロを起こす 白「男さぁん……おはようございます……」 男「おはよう。今ご飯作るから待ってな」 男「できたぞ」 白「これはなんですか?」 男「卵焼きとほうれん草のソテーとみそ汁。しょぼくてすまん」 白「いえ、そんなことないですよ。いただきます。………うん、おいしいです」 男「こんぐらいはなー。シロでも作れるぞ。今度教えてやろうか?」 白「あ、ぜひおねがいします」 食後、俺は着替えを済ませ出かける準備をする 白「あの、私こんな格好ですけどどうやって行くんですか?」 男「おぶってくよ。上にコート着せりゃあ裸なんてわからんし。幼女ショップで服買ったらそこで着替えよう」 白「いちおうタオルは巻いていきますよ」 シロをおんぶして家を出る。想像以上に軽かった 白「幼女ショップってここからどのくらいの距離にあるんですか?」 男「ん~……歩いて30分、走れば10分くらいの距離かな」 白「じゃあ走ってください」 男「いいのか?しっかり捕まってろよ!」 白「はい!」 男「ぜぇ……ぜぇ………流石に……全力疾走はきつい………」 白「おつかれさまでした~」 男「シロ……なんか嬉しそうだな………」 白「えへへ………男さんががんばって走るところを見たかっただけです」 男「はぁ……はぁ……はぁ……?」 384 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/24(日) 06 16 32.14 ID qf/M32AO 店員「らっしゃいませー」 幼女ショップには初めて来たが……凄いな どこを見渡してもカゴに入れられた幼女、幼女、幼女……… 幼女1009「お兄ちゃん私を買ってください~」 幼女2537「そんな娘より私の方が美しくてよ?」 幼女4158「拙者、お主の下で仕えたいのでござる」 ペットショップよりも数段賑やかだな。ここの飼育係りは大変そうだ ………そういえば 男「シロ、この中じゃお前だけじゃないか?頭にツノが生えてるの」 白「あ、………そうみたいですね。珍しいんでしょうか」 俺としてはツノよりネコ耳の方がいいんだが……というのは口に出せない 幼女用の服コーナーを見て回る 男「シロ、お前が好きなのを選べ」 白「え、と……じゃあ、それとそれと………あれがいいです」 男「…………全部似たようなワンピースじゃないか。いいのか?もっといろんなの着なくて?」 白「はい、私はそれがいいです」 男「そうか………」 風が吹いたらまる見えじゃないか まぁシロがいいって言うんならそうしよう 385 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/24(日) 06 19 54.33 ID qf/M32AO 男「すいませーん、これくださーい」 店「はい、………3点で4,440円になります」 シロをおぶったまま会計を済ます 男「よしシロ、そこの試着室でこれ着てこい」 白「わかりました」 シロが試着している間、俺は店内を眺めていた。……随分と広い店だな。向こうに幼女用のおもちゃがある。後でシロに買っていってやるか………。そもそも幼女用と人間用とじゃどう違うんだ? 男「………あれ?あれは…………」 遠くに知っている顔がいた。高校のとき仲のよかった女だ 男「お~い女!」 女「あ!男くん!久しぶり~」 男「こんなとこにいるってことは女も幼女買ったのか」 女「まぁ買ったんじゃなくて拾ったんだけどね、昨日」 がくん! いきなり足の力が抜けたかと思うと、俺は床に倒れ込んだ 幼「あはははは、引っ掛かった、引っ掛かった!ひざかっくん!」 俺の後ろでケタケタと笑う声 女「こら!いたずらしちゃ駄目って言ったでしょ!!」 男「………これが女の幼女か?」 女「そだよ~。まだ名前はつけてないけどね~」 幼「X0003って名前があるって言ったじゃん!」 女「あんたそれでいいの?それは幼女の識別番号じゃない」 幼「うるさいなぁ~。おいそこのお前!いつまで床に座ってんだ!通行人の邪魔だろ!」 な………なんて生意気な奴だ!………俺はゆっくりと立ち上がって幼女を見下ろす 幼「な……なんだよ」 男「おチビちゃん。悪いけどそんな低いとこから叫ばれたって俺には見えないんだ。間違って通行人に踏み潰されないように気をつけた方がいいよ?」 幼「なんだとてめぇ!」 ガシッ!ゴスッ! ものすごい勢いでスネを蹴られた 俺「いっ痛ぇ!痛ぇ!でっでもそんなにうるさかったら気付かない奴はいないよなぁ!逆に誰も近づかないよ!あははは…痛え!!」 あ……足に噛み付きやがった!! もう我慢ならん!このガキしばいて……… 女「ちょっといい加減になさい!!」 白「あの……男さん………」 386 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/24(日) 06 22 01.18 ID qf/M32AO 男「あ、シロ。着替え終わったのか」 白「うん。どう?」 男「よく似合ってるよ」 白「///」 女「へぇ~それが男君の幼女なんだ」 幼「!?」 白「!………X3?」 X3「(ちょ…ちょっと!なんであんたがここにいるのよ!)」 白「(私、昨日から男さんの家に住むことになったの…X3こそなんで?)」 X3「(…今ここで話すのはまずいって!)」 男「2人ともどうしたんだ?」 白「いえ何でもないです」 女「シロちゃんだっけ?あなたもなかなか可愛いわね」 白「あ、ありがとうございます」 X3「おいてめぇ!X1…じゃねぇ、シロに手ぇ出したらただじゃおかねぇぞ!」 男「俺はそんなことしねぇよ。お前はいいよな、襲われる心配がないから」 X3「どういう意味だコラ!!」 突っ込んできた幼女の頭を手で押さえる 男「お前あれだな、蹴り女。うん、お前の名前は蹴り女だ」 X3「こ…この……離しやがれ………」 女「じゃあ男君、これ以上うちの幼女が迷惑かけると悪いし帰るね。たまには遊びに来てもいいんだよ?」 男「ああ…気が向いたら行くよ」 X3「………フン!」 2人は店から出ていった 387 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/24(日) 06 24 26.03 ID qf/M32AO 少し静かになった店内で他に幼女育成に必要なものを買った 俺が大学へ行っている間に必要な幼女フードなどの食料、遊び道具、下着(シャツと靴下)、靴、よだれかけ… 白「よだれかけなんていりませんよ!」 男「あはははは…まぁ、似合ってたらかわいいよ?」 白「そ、そうですか…?」 ………こいつ、おだてれば何でもやるタイプと見た 勢いでいろいろなコスプレ衣装も買う さすがその手の客用にも備えているだけあって沢山の幼女用の服を買えた メイド、ゴスロリはもちろん、スク水、巫女、セーラー服、ボンデージまで 白「あの…それ、私が着るんですか?」 男「幼女は度胸、何でも試してみるもんさ」 財布が寂しくなったが、悪くない買い物だったのでよしとしよう 男「さて……まだ昼まで時間があるな。どうしようか」 白「とりあえずこの荷物を置きに家へ戻りません?」 男「そうだな……ところでシロ」 白「その荷物を持つのを手伝ってほしいのでしょう?」 男「ああ……軽いからこっちの衣装を頼む」 白「…………なんだかキリストが十字架を背負って歩く気分です」 男「だーいじょうぶだって。着た所で死にはしないんだから」 白「はぁ……まぁ男さんが喜ぶならいいですけど」 男「嬉しいこと言ってくれるじゃないの」 388 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/24(日) 06 25 58.30 ID qf/M32AO 男の家 男「ふぅ。さて、昼は外食にするか」 白「がいしょく?」 男「外で食べるってこと」 白「ピクニックですか?」 男「あー……それもいいな。でも残念、弁当が無い。ピクニックはまた今度な。外食はレストランとかだよ、知ってるだろ?」 白「あーわかりました。でも外食って聞いたら普通ピクニックだと思いますよ」 男「そうか?」 白「そうですよ」 男「ここのラーメン屋はな、麺も旨いが水もおいしいんだ」 白「そりゃまたマニアックですね」 男「出される水も大事だからな、井戸水らしいぞ」 白「へぇー……。………あ、本当だ、さらさらしてるっていうか…飲みやすいですね」 男「もちろん麺も旨いからな。………お、来たぞ」 白「はーっ……まんぷくです」 男「さてどこ行こうか」 白「私、公園に行きたいです」 男「公園ならここからちょっと遠いけど歩いていける距離に森林公園があるからそこ行こうか」 白「はい」 389 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/24(日) 06 42 03.92 ID qf/M32AO 森林公園についた 男「どうだ?」 白「広いですね………かくれんぼしましょう!」 男「シロ、ここは広いからあんまり遠くへ行くんじゃないぞ!もし誰かに襲われたら大声で叫べ」 白「はい、わかりました」 男「じゃあ俺から鬼やるぞ。1分で始めるからなー。いーち……にーい……」 ―――――――――――――――――――――――――――――― 「おかあさーん!ぼく、ともだちができたよー!」 「あらあら………ちょっと!それは幼女じゃないの!」 「え?ようじょ?このこいっしょにあそんでくれたんだよー」 「いいからさっさと帰るわよ!あなた、この子にはもう近づかないでちょうだい!」 「………………」 ……………。野良幼女と遊んでる子供は貧しく見えるって、あの人から聞いた。例え自分に人間の友達がいなくても、野良幼女なら誰とでも遊んでくれるからなんだって 私は子供と遊べないのかな………。………でも……私は……幼女じゃ……… ………今はそのことは忘れよう。かくれんぼだ。どこに隠れよう………。遊具の回りはすぐ見つかっちゃうかな………。あ、あの小屋の裏にしよう パンッパンッパンッ 「うぅっ……もうやめてぇ………」 なんだろう……声が聞こえる……… 幼男1「おらっ!もっと腰動かせよ!!」 幼女「はぁっ……はぁっ……!ひぐっ………」 幼男2「こっちの口がお留守だぜ!ぎゃはははは」 幼男だ!………3人で寄ってタかっテ………………襲ワれてルのハ………ノ良ヨうジョ? ズッチュズッチャズッチャ 幼男1「おっ…イク……そろそろ出すぞ…中に………!」 幼女「いやッ!やめてっ!誰か助け」 幼男3「騒ぐんじゃねぇよ!!」 ドゴォッ 幼女「うぐっ!ぐえぇっ……!」 白「ヤメロ」 391 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/24(日) 06 49 00.94 ID qf/M32AO 幼男1「あ?なんだオメー」 白「ヤメロッテイッテンダ」 パキ… 幼男2「こいつも幼女じゃないですかい?一緒に犯っちまいましょうぜ」 幼男3「じゃあもっと仲間が必要だな。お~い集まれ~!」 ガサガサガサ 幼男4「なんすか?今ちょうど一匹犯り終わったところなのに」 幼男5「その犯り終わった幼女は手足縛って川に流してきたぜ!」 幼男6「さるぐつわもつけっぱなしだから確実に死んでるな!あはははは」 パキ…パキキ… 白「……フゥ~……フゥ~………」 幼男2「どうせ幼男なんだから一匹ぐらい犯り終わってもまだまだ性欲は余ってるんだろ?そこに幼女が1匹釣れたからお前らに分けてやるよ」 パキ…… 幼男4「…………あの、幼女ってどこに?」 幼男1「そこにいるだろう。お前らの目のま…………え…………」 幼男5「あの………これは………化け物っていうんじゃ………ないでしょうか……………」 幼男6「お、俺にこんなの犯す趣味はねーぞ!!」 白「グルアアアァァァアアァアアアアアアア!!!!!!」 幼男「ぎゃああああああああああああああ!!!!!」 392 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/24(日) 06 51 04.09 ID qf/M32AO 男「くっそー……シロめ、どこに隠れたんだ?今度はあっちの方探してみるか………」 白「………ハァ………ハァ………ハァ…………」 幼男1「ひっ……!く……くるな………」 白「ハァ………まだ………最後にやることが………残ってる…………」 幼男1「………へ………?」 パチュン 幼男1「ウッギャアアアァァァアアアアアアア!!!!!」 ガクガクガクガク 幼女「う……ひぃ………や……やぁっ………」 白「大丈夫……私はあなたの味方だから………」 幼女「だ……だって……あなた………3mはあった……角の大きい化け物に…………」 白「……あなたを助ける為に変身したの………」 幼女「そんな……醜い……正義の味方は………いない………」 白「そうね………ごめんなさい………怖がらせてしまって…………」 幼女「うぅっ………!…………あ………ありがとうございます…………」 白「!」 幼女「ありがとう…………」 白「………さっきあいつらに殺された幼女の分も……しっかり生きてあげてくださいね………」 ひょいっ 男「シロ、見ぃ~つ~けた!」 白「あひゃっ!?お、男さん!?」 男「そんなとこにいたのか~。………ん?………幼女?」 白「…………」 幼女「……うっ………ぐすっ…………」 男「………なんで泣いてるの?」 白「………男さん。この森で生活してる野良幼女たちに安全な場所を提供できないでしょうか?」 男「この森に?………う~ん。………そういや、この森の奥にあるログハウスは夏以外はほとんど使われないから管理者に言えば貸してくれるんじゃないかな」 白「!彼女たちに使わせてあげていただけませんか!?」 男「ああ、なんとかしてみるよ」 白「あ、ありがとうございます!」 男「幼女を助けたいのは俺も一緒だ。お礼はいいよ。それより、お前もこの子に何かしてあげたんだろう?」 白「えっ?なんで………」 男「この子の涙は感謝の涙だ、見れば分かる」 白「…………」 男「偉いぞ、シロ。うん、さすが俺の自慢の嫁だな」 白「………嫁?」 男「いや、妹の方がいいかな?」 白「いえ、嫁でお願いします///」 男「じゃあ、そろそろ帰るか。……君は今晩営林署の小屋に行ってみるといい。もしかしたら、住む場所が変わるかもしれない」 幼女「ぐすっ………うぅぅ………」 白「(よかったですね)」 393 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/24(日) 06 52 17.00 ID qf/M32AO 男の家 夜 男「……はい。……はい、そうですか。ありがとうございます」 男「シロ、森林公園のログハウスを幼女たちに解放することにしたそうだ」 白「!よかった……」 男「まぁ、それでも完全に安全というわけじゃないし、何か問題があったらすぐに追い出すって言われたけど」 白「十分ですよ。……今まで外で生活してきた彼女たちにしてみれば………」 男「………」 白「あの、男さん」 男「ん?」 白「明日、女さんの家に行きたいんです」 男「女の?何で?」 白「その……そこの幼女と話がしたくて………」 男「あの蹴り女と?やめた方がいいぞ。あいつは辺り構わず噛み付いてくるからな!」 白「いえ、でも根はいい子なんですよ」 男「へ?お前知り合いだったの?」 白「あ、いえ、その……そんな気がしただけです」 男「ふぅん……。ま、いいか。ちょうど女とも久しぶりにゆっくり話がしたかったことだし。じゃ、明日は女ん家な!」 白「はい。ありがとうございます」 男「おやすみシロ」 白「おやすみなさい男さん」 441 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/25(月) 08 07 40.99 ID rwZB92AO 怪物幼女 3日目(日) 女の家 白「こんにちは女さん」 女「いらっしゃいシロちゃん」 男「おじゃましまーす」 X3「なんだお前も来たのかよ」 男「悪かったな」 男「女の家に来るのは初めてだなぁ」 女「別に何にもないよ。男君の家の方がよかったんじゃない?」 男「俺の家の方がもっと物は少ないぞ」 女「あんたなんにも趣味とかないもんね……。お金全然使わないでしょ?」 男「いや昨日は凄い出費だった」 女「へぇ。幼女ショップで何買ったの?」 男「言ったらそこのガキに殺される」 X3「………あ?」 白「……男さん。ちょっと彼女と散歩してきてもいいですか?」 男「外は危ないから俺も行くぞ」 白「あ……できれば二人で………」 X3「あそこの部屋行こう。女、絶対に入るなよな」 女「はいはい」 442 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/25(月) 08 09 33.63 ID rwZB92AO X3「昨日あたしもお前と話すつもりでお前ん家行こうとしてたんだ」 白「あ、そうなんだ」 X3「まぁお前の方から先に電話がきたからうちになったんだけどな」 白「………X3も飼い主が見つかってよかったね」 X3「ああ、女に拾われたのは偶然だった。もし人間の男に拾われたら肉奴隷にされかねないからな」 白「……男さんはそんなことしないよ」 X3「まぁいざとなりゃ怪物化すりゃいいんだ。……まだ男には見せてないよな?」 白「うん……。でも、見せても男さんは私を好きでいてくれると思う」 X3「まぁ、男はいいんだよ。お前を溺愛してるみたいだしな。でも、普通はそうはいかない。もし一般人にお前の化け物姿を見られたらとんでもないことになるぞ」 白「あ……そういえば昨日、外で変身しちゃった………」 X3「なにィ!?なんで!?」 白「幼女が……幼男に襲われてたから………」 X3「……相手は何人?」 白「6人………」 X3「6人か………なら仕方ないな………。誰かに見られたか?」 白「たぶん大丈夫だと思う………」 X3「あまり人がいない場所で幼男と遭遇したのは奇跡だ。幼男は人前でも堂々と幼女を犯すからな」 白「うん……昨日は運がよかった………」 X3「今度からは人前で幼男に遭遇したら怪物化は控えるんだ」 白「え、それじゃあやられる……」 X3「3人までなら変身しなくても力を少しだけ引き出せばなんとかなるだろう」 白「……そんなのできるの?」 X3「まさかお前……知らなかったのか?」 白「あんまり変身しないからわからなかった………」 X3「力を少し引き出すだけなら外見はたいして変わらない。ちょっと顔が怖くなるけどな……。とりあえずやってみようか」 白「うん」 パキ……パキキ……… 白「………こう?」 X3「で、でかいでかい!もっと抑えるんだ!」 443 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/25(月) 08 12 48.29 ID rwZB92AO 男「なあ」 女「ん?」 男「お前の幼女も角が生えてるんだな」 女「ええ、不思議よね。尻尾もあるのよ」 男「尻尾?」 女「あなたの幼女には無いの?」 男「……見たことないな」 女「………あ、もしかしてまだ一緒にお風呂入ってなかったりする?」 男「あいつ何故か拒否するんだ。もしあいつにも尻尾があるなら……まさかそれを見られるのが嫌だから一緒に風呂入らないんじゃ」 女「………シロちゃんって履いてる?」 男「いやノーパンだ」 女「じゃあほぼ確定よ。彼女にも尻尾がある」 男「どうして?」 女「あんた分かんないの?もし尻尾が生えてたらどうやってパンツ履くのよ」 男「………あ」 女「だからうちの幼女も履いてないわ。そんなに大きくはないけどあれじゃあスカートみたいなのしか着れないよね」 男「だからワンピースにこだわるのか………」 女「なんかね、うちの幼女も尻尾見られるのが嫌らしいの。角があるんだから尻尾があってもおかしくないのにね」 男「……今日確かめてみるよ。なんで見られるのが嫌なのかも」 女「ところでさ、男君もシロちゃんを拾ったんだよね」 男「ああ、一昨日な」 女「偶然だね。私もだもん。あの二人、なんか繋がってるんじゃないかしら………」 男「悪いけどできれば一緒にしてほしくないな」 女「あの子いたずらばかりするけど、家事は手伝ってくれるし荷物も持ってくれたり意外としっかりしてるの」 男「む……そこはシロと一緒だ………」 女「今も二人でなんか話してるし、姉妹みたいじゃない?」 男「まさかそれは………」 ドタンガタン X3「―――!―――――!!」 男「………まぁ、仲はいいみたいだな」 444 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/25(月) 08 16 36.64 ID rwZB92AO X3「………だいぶよくなったじゃないか」 白「腕だけ怪力になるようにしただけだけどね」 X3「充分だろう。それなら人前でもバレないし」 白「はぁ……好きに怪物化できないならこんな力いらないのに」 X3「………初めてだったからな」 白「そういえば他のみんなはどうしてるのかな……」 X3「………あんたは一番最初に逃げてきたから知らないんだったね」 白「みんな逃げられたの?」 X3「………たぶんだけど、X4から後のみんなは殺されたよ。……全員捕まっちゃった。逃げられたのはあたしとX2とあんた」 白「そんな………」 X3「これって世間でいう幼女狩りだよね。あたしはX2と一緒に逃げてきたんだけど途中ではぐれちゃった。今どうしてるかはわからない」 白「………」 X3「でもね、あんたが逃げた後みんなで約束してたんだ。もしここから逃げきれたら3日後にある場所で落ち合おうって」 白「どこ?」 X3「ここからそう遠くない丘の上。それより3日後っつったら明日だ。結局3人しか逃げられなかったけど……もしX2が約束を覚えていたなら明日合流できる」 白「それで……どうするの?」 X3「あたしたちがこれからどうするかを考えよう。あたしらを襲ったあいつらからどうやって身を守るか。それともあいつらを………」 白「………」 445 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/25(月) 08 18 53.16 ID rwZB92AO 男「お、戻ってきたな」 白「お待たせしました」 女「シロちゃん料理ができるようになりたいんだってね。私が教えてあげようか?」 白「いいんですか?おねがいします」 女「じゃあキッチンに来てね。男君はうちの幼女と遊んでて」 男「えー」 X3「えーってなんだ馬鹿!」 男「お前、シロと何やってたんだ?」 X3「何やってたと思う?」 男「……変なことしてないだろうな」 X3「あたしはレズじゃねぇ。ホモのお前と一緒にすんな」 男「あ?誰がホモだコラ」 X3「シロみたいな子と同棲してて手を出さないなんてホモか聖職者くらいだろ」 男「お前の心は汚れてるな……」 X3「うっせえ!!」 女「じゃあ今日はカレーを作ろうか」 白「はい」 女「まずは野菜から。シロちゃんはこのじゃがいもを洗って剥いてね」 シロ「わかりました」 女「……シロちゃんはなんで料理ができるようになりたいの?」 白「花嫁修業です」 女「あはは…立派だね。でも主婦なら洗濯とか掃除もできないと」 白「むぅ……道は険しいです」 女「(幼女は結婚できないのは言わない方がいいわよね……)ちなみに相手は男君なの?」 白「……はい///」 女「男君ならきっと幸せにしてくれるよ」 白「私はもう十分幸せですよ。女さんとも会えましたし」 女「あはは嬉しいわね。……あ、できた?じゃあ野菜とルーを入れるからシロちゃんよく掻き混ぜてね」 白「了解です」 446 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/25(月) 08 21 31.63 ID rwZB92AO 男「ちょっとトイレ借りるぞ」 X3「お手洗いといいなさいお手洗いと」 男「へいへい。よっこらしょっと」 ムギュ X3「んにゃああぁぁぁああああああっ!!?」 男「な、なんだ!?」 X3「ば、馬鹿野郎お前……………尻尾………踏みやがって…………」 男「あ……ご、ごめん………」 X3「うぅっ………あ……あぁ………」 男「ど…どうしたんだ?そんなとこ押さえて………」 X3「お、お前早くトイレ行けよ!く、来んな!見るんじゃねぇぇえええ!!」 男「………うおお……びしょびしょじゃねぇか………」 X3「うわあああああああああん!!!!」 ダダダダダ…バタン! 男「あ!俺がトイレ行こうとしてたのに………」 10分後 X3「だからな、尻尾はその………ブツブツ」 男「性感帯?」 X3「はっきり言うな!」 男「それにしてもすごい濡れてたな……」 X3「触られるだけでも感じるんだ。握られたりしたらひとたまりもない。誰かさんは踏むなんて鬼畜行為に走りやがりましたがね!」 男「ごめん、本当に知らなかったんだ」 X3「シロには試さなかったのか?」 男「尻尾があるなんて今日知ったんだよ。あいつ見せたがらないんだ」 X3「そりゃそうだ。もし好奇心であんたに握られてはしたない姿でも見せちまった日にゃあ恥ずかしさで目も合わせられないだろうよ」 男「………………ウヒヒ」 X3「想像すんなタコ」 447 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/25(月) 08 23 36.89 ID rwZB92AO 夕方 女「できました~。今日のご飯はカレーで~す」 白「カレーで~す」 男「おお!旨そうだ!!」 女「シロちゃんが半分作りました~」 白「作りました~」 X3「へぇ……あんたもなかなかやるのね」 「「いただきま~す!」」 男「うん、なかなか旨いぞ」 白「えへへ……」 X3「でもなんか足りない気がするぞ」 白「ギクッ」 男「………これ、じゃがいも入ってるか?」 女「あちゃ~バレちゃった。一応入ってるんだけどね。……シロちゃんが掻き混ぜすぎてほとんど崩れちゃったの」 白「………あ、あはははは」 女「注意しとくべきだったわ……」 男「なるほど、ルーの中に溶け込んでしまったわけか」 X3「にんじんと肉とブロッコリーしかないな。男、これやる」 男「おい俺の皿に勝手にブロリー入れんな!」 X3「隠し味とかはないのか?」 女「今日はないわね。シロちゃんに基本的なことを教えただけだから」 男「お前のアレを混ぜればいいだろう」 X3「こ……この変態!!!!」 ドカァァァァン 白「え?なになに??」 男「お、やりやがったな蹴り女!」 X3「天誅!天誅!!」 女「ちょっとやめなさい二人とも~!」 その後、4人で楽しく過ごしました……… 男「おじゃましましたー」 白「女さん今日はありがとうございます」 女「んーんいいのよ。また来てね」 X3「男はもう来んな」 女「こら」 男「いや今日は悪かったな、……いろいろ」 X3「あーもう!女、あたし先に寝るよ!」 女「あ、………まったくあの子は」 男「じゃ、また今度な」 女「ええ。バイバイ男君、シロちゃん」
https://w.atwiki.jp/yo980/pages/41.html
737:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 01 30 30.21 ID lGSjxfq/0 店員「ようこそ!幼女SHOPへ!」 男「どんな子がいる?」 店員「あいにくこの子しか残っておりませんが安くしときますよー」 幼女「・・・・・。」 男「かわいい・・・買った!!」 店員「まいどありがとうございます。12万です」 男「釣りはいらないよ」 店員「またおこしくださいませー」 ガラガラッ・・・ 店員「・・・フフフッ・・・」 そして・・・ 男「さて、幼女。名前をつけておこうか」 幼女「・・・・」 タタタッ・・・ 男「おいおい、どこ行くんだ?」 追いかけること2分 738:名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 : 2008/02/07(木) 01 31 01.41 ID lGSjxfq/0 幼女「ここのへんでいいかしら・・・」 男「どうしたんだこんな所へ来て・・・」 ????「フッフッフッ・・・」 男「幼女?どうしたんだ?」 ????「アッハッハッ!!!!」 男「??」 ザクッ!!!!!! 男「グハッ!!!」 バタッ・・・・ ????「クックックッ・・・・やめられないねぇ・・これ。」 店員「レミリアお姉さま、処理終わった?」 レミリア「終わったよ、フラン。」 フランドール「あぁ、変装って疲れるわ・・」 レミリア「いいじゃないか。こんな程度で大金と食事が手に入るんだから!」 フランドール「さて、今日の食事も確保できたし帰りましょうか。」 レミリア「ああ。こんだけ金も入ったし。昨夜に新しい服でも買ってあげようかしら・・」 フランドール「姉さま、そろそろ日が上るわ。帰りましょう」 レミリア「ええ。」 ―――――――――――――完―――――――――――――
https://w.atwiki.jp/yo980/pages/28.html
391 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 17 43 48.24 ID Wxvoxg7L0 店「いらっしゃいませ」 母「あの……」 店「はい?」 母「あの、幼女を売って欲しいのですけど……」 店「息子さんの代理ですね 代理購入書をお預かりさせて戴けますでしょうか」 母「いえ、その……私が、買いたいんです」 店「……女性の方に幼女をお売りすることは出来ません」 母「……」 店「……」 母「……そう、ですよね ごめんなさい無理を言って」 店「……幼女をお売りすることは出来ません 廃棄処分品を処理場に運送する際に うっかりと一人落としてしまうかもしれませんが」 母「!!」 店「幼女はか弱く、すぐに死んでしまいます きっと処分場から戻ってくる頃には死んでしまい 生ゴミとして保健所に処理され登録抹消されているのでしょうね 詳しくは知りませんが」 母「あ……ありがとうございます!」 店「仕事ですから」 410 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18 03 25.97 ID Wxvoxg7L0 母「貴女が……店員さんが言っていた……」 幼「……」 母「寒いでしょ、私のコートに入って」 幼「……」 母「行きましょう」 幼「……」 母「小さなアパートでごめんね 今、お風呂を沸かすから待ってて」 幼「わかりました、ご主人様」 母「ごしゅじん……?」 幼「私をお買い上げ下さったのですから、ご主人様です 首輪についている値札の通り、私には980円ですら売れ残る 幼女としては致命的な「幼さ」に欠けている欠陥品ですが お買い上げ感謝いたします」 母「……」 411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18 03 59.00 ID Wxvoxg7L0 母「……ちょっと、来なさい」 幼「はい」 母(チョキチョキ……ボト) 幼「ぁ……」 母「こんな首輪なんて必要ないの 私は貴女を……娘として引き取ったのだから」 幼「むすめ?」 母「ええ、今日から貴女のお家はここになるの ……お名前を聞かせて?」 幼「幼女07です」 母「奈々? ……なんて……偶然」 幼「??」 母「ごめんなさい、なんでも無いの 今日から貴女は私の娘、奈々です」 幼「そういうプレイ、と判断します……ご主人様」 母「奈々、私のことはママと呼んで」 幼「ママ?」 母「ええ」 幼「ママ……ママ…… 何故でしょう、理由が分かりませんが……胸が締め付けられます」 母「奈々は今までずっと頑張ってきたのね もう大丈夫、今日からママが奈々を守るから」 幼「ママ……(ぎゅ)」 母「奈々……よしよし……」 413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18 06 18.73 ID Wxvoxg7L0 トントントントントン 幼「ぅゆ……いいにおい……」 母「おはよう、奈々」 幼「ぁ……おはようございます」 母「もうすぐ朝ごはん出来るから、待っていてね」 幼「あさごはん?」 母「ええ、朝御飯……どうしたの?」 幼「朝に御飯なんて……初めてで……」 母「……奈々」 幼「??」 母「奈々の過去を、ママは詮索しないわ きっと思い出すのも辛いことばかりでしょうから だけど今日からは違う ママが、奈々のことを幸せにしてあげる」 幼「で、でも、私は幼女で……ペットで……」 母「いいえ、貴女は私の娘 娘の幸せを願い守るのが母の務めです」 幼「あぅ……」 416 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18 06 40.30 ID Wxvoxg7L0 母「ごめんなさいね ママがお金持ちなら、もっと色々買ってあげれるのに……」 幼「そんな……わたし、こんなに幸せなの初めてです 綺麗なお洋服に可愛いリボン、アイスクリームも美味しかったですし」 母「いいえ、ママはもっともっと奈々に幸せになってもらいたいの もっとお金を稼がないといけないわ」 幼「これ以上幸せになってしまったら、わたし、どうしたら良いのか……」 母「そうね……それなら、奈々はもっと私に甘えなさい」 幼「え?」 母「奈々の為なら、ママはいくらでも頑張れる気がするの だから甘えてきてくれるとママは嬉しいわ」 幼「あぅ……」 母「無理することないの、昨日の今日だもの…… いつかは、という話よ」 幼「は……はい……」 母「それじゃ、帰りましょう(きゅ)……奈々の手、暖かいのね」 幼「ママの手も……優しいです……」 母「ありがとう、奈々」 417 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18 06 58.36 ID Wxvoxg7L0 幼「ママ、おはよぅ」 母「おはよう奈々……ケホ、ケホン」 幼「ママ、大丈夫? あたしお水とお薬持ってくる」 母「ただの風邪だから平気よ それより奈々に移るかもしれないから、今日はお布団で大人しくしててね?」 幼「あたしは大丈夫なのに…… それよりママが心配なの、きょうもお仕事?」 母「ええ、でも奈々の笑顔があれば風邪なんて平気よ さ、いつもみたいに笑顔で見送って頂戴」 幼「う、うん……ママ、いってらっしゃいなの!」 母「いってきまケホ……いってきます(パタン)」 幼「ママ…… かみさま、どうかママのカゼがよくなりますように あたしはどうなってもいいから、ママが元気になりますように……!」 418 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18 08 24.78 ID Wxvoxg7L0 母「風邪のせいで仕事が遅れて、遅くなってしまったわ…… 奈々、心配してなければ良いのだけど……(フラフラ)」 パッパッパパパパー!! 母「……え?」 ドン!! ギャリギャリギャリ!! ガシャーン!! ピーポーピーポーピーポー…… 幼「ママ、おそいなぁ…… そうだ! ママのためにお料理作ってみよっと! おにぎり位なら、あたしにだって……」 幼(おにぎりぎゅっぎゅっ) 幼「できたー♪ あとはママが帰ってくるの待つだけなの はやく帰ってこないかなー? そしたら上手にできたわね、ってほめてもらいたいなー♪」 419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18 08 49.35 ID Wxvoxg7L0 幼「うゅ……おなかすいた……ねみゅぃ…… ママ、まだかなぁ つまみぐいしちゃおっかな…… ……ダメダメ! ママもきっとお腹すいてるもん、あたしもがんばらなきゃ!」 ボーンボーンボーンボーンボーン ボーンボーンボーンボーンボーン 幼「…………くー……すー……」 [ア 奇跡は起こる 現実は非情である ピッ 奇跡は起こる [ア 現実は非情である 母「せん、せ……あの子を……たのみます……」 男「……わかりました」 母(……奈々……ゴメン、ね……) 420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18 09 24.53 ID Wxvoxg7L0 チュンチュン……チュンチュン…… 幼「ふぇ……あさ……?」 幼「すずめさん、おはよー ママー……ママー……?」 幼「おなか……すいちゃった……」 幼「…………」 ガチャガチャ、ガタン! 幼「ママ!」 男「……ごめん俺はママじゃないんだ」 幼「おじちゃん、だれ?」 男「奈々ちゃん?」 幼「うん」 男(戸籍に間違いは無い、か) 幼「ねぇ、ママは?」 男「これから俺は君を連れて行く、君のママとの約束を果たす為に」 幼「!?」 男「さ、行こうか」 幼「イヤ!! ママ、助けてママ!!」 男(そのママは……もう……) 421 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18 09 56.21 ID Wxvoxg7L0 母「せんせ、い わたし……家に、こども、が……」 男「喋ってはダメだ!」 母「あの子は……幼女、なんです けど、あの子は私の子と、同じ名前を……ゲホッ」 男「幼女?」 母「死んでしまった、あの子と……おなじな、まえ 戸籍修正、未だだから……あのこ、にんげんとして……」 男「そ、それは……」 母「せん、せ……あの子を……たのみます……」 男「……わかりました」 男(遺言、か 娘として育てた幼女を、ヒトとして……か) 男(重罪だぞ……やるのか……) 男(……) 422 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18 10 21.61 ID Wxvoxg7L0 幼「たすけて! ママー!!」 男「ママは泣き虫は嫌いだと思う」 幼(ビク!) 男「涙を拭きなさい、君は強くならなければならない……ママのためにも」 幼「あ……ぁ…………はい」 男「さぁ、行こう まずは君達のことを色々聞かせてもらわないと」 幼「はい、私の名前は幼女07 男「違う!!」 幼「!?」 男「君は奈々ちゃんだ、君のお母さんから責任を持って引き取らせてもらうのだから その子が、幼女であるはずが無い!」 幼「……は、はい」 男「君は強くならねばならない、ヒトとしてね それがお母さんの望みだ……できるかい?」 幼「は、ぃ……はいっ」 431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/06(水) 18 18 42.31 ID Wxvoxg7L0 男「結構、それじゃ行こうか」 幼「ごめんなさい、ちょっとだけ、待って」 男「あぁ」 幼「(とてとてとて)お待たせ、しました」 男「それは?」 幼「ママに食べてもらいたかった、おにぎりなの」 男「そうか」 幼「……ぐす」 男「行こうか」 幼(コクン) 幼(いつか、帰って来るからね……ママとあたしのおうち……) END (さるさん喰らうとは思わなんだorz)
https://w.atwiki.jp/yo980/pages/126.html
647 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/03/12(水) 18 15 58.96 ID .kzqh6AO 犬幼女 AM3 00 深夜の幼女ショップ とっくに閉店した店内は真っ暗で、唯一の明かりは非常口についている緑のライトだけ こんな暗闇だが幼女たちの寝息や寝言で店内はいやに賑やかだった まぁこれはいつものことなのだが そんな中、店の奥からガチャガチャと音がする あまりに小さい音だったので店内の幼女は誰も気付かない しばらくすると店の中に一人の男が姿を現した ペンライトで周囲を照らしながら男は足音を立てないよう忍び足でレジに向かっていく 時折近くの幼女が寝返りをうつ度にびくっとするが、冷静に考えるとこれだけ寝息でうるさい店内なら自分の足音など誰も気付くはずがないことを理解する ようやくレジまでたどり着いた男がレジの中を調べようとしたとき、この店に来て初めて口を開いた 男「ちょww鍵かかってやがる………」 ぼそりと呟く男 その後もいろいろとレジをいじるが一向に開く気配がない しばらくすると突然男の携帯が鳴った 男「うわっwwこんな時にwwww」 電話をかけてきたのは外で見張りをしている友からだった 648 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/03/12(水) 18 18 11.67 ID .kzqh6AO 犬幼女 男は電話に出ると小声で話す 友「おせーよwwww早くしないと誰かに見つかるぞwwwwww」 男「レジに鍵かかってんだよ………。てかいきなりかけてくんなwwww幼女が起きたらどうするwwwwww」 友「マナーモードにぐらいしとけアホwwwwwwww」 男「とにかく、できるだけ急ぐからあまりかけてくんなよな…………」 男は電話を切る 男「はぁ………マジでどうしようか」 男は悩んで頭をカリカリと掻く その時、自分の服が何者かに引っ張られた グイ 男「………なんだよ今忙しいから後にしてくれ」 グイグイ 男「あー?」 男は服を引っ張る方へ振り向き、ライトを向ける そこには……… 幼女「がぅ♪」 男「………のわああああああああああああああ!!!」 自分の腰のあたりのところで幼女が満面の笑みで立っていた……… 650 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/03/12(水) 18 20 00.47 ID .kzqh6AO 犬幼女 驚いて思わず大声を出してしまう男 慌ててレジの下へ隠れる 男「い………今の誰にも聞こえなかったよな……………?幼女は起きてないか………………?」 そっと周囲を見回す ………………どうやらみんな眠っているようだ 男「…………ふぅ」 だが安心してはいられない 自分のすぐ横で寝ていない幼女がいる 幼女「………がぉー」 男「お、お前なんで幼女ケースから抜け出してこんなとこにいるんだよwwww」 幼女「………がぅ?」 男「この店の幼女だよな?ww早くケースに戻ってくれwwww」 幼女「………がぅ」 幼女は男に手を伸ばす 男「……………あ!」 その手には鍵が握られていた 男「お前これ、このレジの鍵か!?どうやって手に入れたんだよwwww」 幼女「がぉ♪」 幼女はニカッと笑う 男「まぁいいやサンキュー!ちょっと借りるぞwwww」 男は幼女から鍵を貰ってレジに合わせる 男「はぁ~これでようやく金が盗める」 幼女「がぅがぅ♪」 幼女は喜びの顔で男を眺めている 男「…………合わねぇじゃん、これ」 幼女が持ってきた鍵は、ハズレだった 651 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/03/12(水) 18 21 02.72 ID .kzqh6AO 犬幼女 男「……………おい」 幼女「がぅ?」 男は急に苛立ち、怒りの眼差しで幼女を睨む そして幼女の脇を両手で抱えて高く持ち上げた 幼女はびっくりした様子で男を見つめる 男は軽く両手に力を込めてやや強い口調で言った 男「お前からかってんじゃねぇぞ!本物の鍵はどこにある…………!」 幼女「が……がぉ………」 男がいきなり恐い顔をするので幼女は泣きそうになる だが男はそんなのはお構いなしに詰問を続ける 男「言葉が分かんねぇのか?このレジに合う鍵はどこにあるって言ってんだ………!」 男は両手にさらに力を込める 幼女「が………がぅ」 男「答えろ………!」 涙目だった幼女だが、とうとう我慢できなくなり……… 幼女「が………がぅーーー!うにゃああああああああん!!」 ついに泣き叫んでしまった 周囲の幼女がピクピクと反応する 652 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/03/12(水) 18 22 21.14 ID .kzqh6AO 犬幼女 男「ばっwwwwちょww待てwwwwww」 幼女「にゃあああああ……っ!………むがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………」 男は幼女の口を抑える だが幼女は一向に泣き止む気配はなく、男の手の中で泣き続ける 男「…………あーもう!」 男は自分の上着を脱ぎ、袖の部分で幼女の口を塞いでさるぐつわにした 幼女「むぐ………んーー!んんーーー!!」 ついでにズボンも脱いで幼女の両手を後ろで固く縛る そしてうつぶせに倒した幼女の背中に軽く座り、男は試行錯誤する 男「どうしよう。またキレて我を忘れちまった………。幼女は押さえたけどこれからどうするかwwww」 どうやってレジから金を盗むか考える男だったが、先程から幼女に夢中になりすぎていて店の奥から聞こえる足音には気付けなかった 突然店内の明かりが付き、眩しいほどの光に包まれる 男「……………!!?」 どうやら店の中に警備員がいたようだ………… 警備員は何事かと店内を見回す あまりの眩しさに幼女たちも次々と起き出してしまう 男は慌てるが、すぐに冷静に……平静になろうと心を落ち着かせる 抑えている幼女を引き寄せて、泣き声が聞こえないようにぐっと口を抑えながらレジの下へ潜り込む………… 男「まずい………これはまずすぎるぞ……………」 653 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/03/12(水) 18 25 30.90 ID .kzqh6AO 犬幼女 幼女「むぐー!んんんんん!!」 男「おい静かにしろwwww」 男は幼女の声が洩れないように口を塞ぐが、警備員はレジから聞こえてくる声に気付いたらしく、こちらに近づいてきた……… 男「ちょwwwwヤバスwwwwww」 危険な状況にさらに追い打ちをかけるように男の携帯まで鳴り出す 男「うっうわっ!」 警備員「!?そこに誰がいる!出てこい!!」 男は友からかかってきた電話にそっと出る 友は何故店に明かりが付いているのか聞いてきた 男は簡単に事情を話したあと車で逃走する準備をするよう促してから電話を切る その後は沈黙を保つが、警備員はどんどん自分に近づいてくる 10m………5m…………… 自分との距離が3mくらいまで近づいたとき、とうとう我慢ができなくなり男は身を乗り出した! 警備員「!動くな!!」 男は幼女を抱えたままその場に立ち尽くす 警備員「き、貴様その幼女に何をした!?」 男「え?ww何もしてないけどwwww」 警備員「嘘つけ!幼女の口と手を縛って………貴様その幼女に手を出したな!!」 警備員がそう思うのも無理はない 警備員の目に映るのは、泣き叫ぶ幼女の口や手を縛り、パンツ一枚で抱き抱える男の姿だったからだ 654 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/03/12(水) 18 26 40.34 ID .kzqh6AO 犬幼女 男「ちょwwww誤解wwwwww」 警備員「今すぐその幼女を離せ!」 男「………分かったよ。………ほら!」 男は幼女を警備員に向かって放り投げる! 慌てて幼女を抱える警備員に男は体当たりをした!! 警備員「あぐっ………!」 警備員と幼女は床に倒れた そのとき鈍い音と同時に警備員は動かなくなってしまった どうやら打ち所が悪く気絶してしまったようだ 周囲の幼女たちは何が何だか分からずオロオロしている 男は急いで店の電気を消そうとするが、ふと警備員を見ると腰に鍵束がかけられているのを見つける 本来は先に電気を消すべきなのだが、今の男は半分パニック状態で消灯のことなどすっかり忘れていた 男は警備員から鍵束を外そうとする ………だが手が震えてなかなか外せない 周囲の幼女たちもようやく状況を悟ったらしく、店内は徐々にざわめきが増す 655 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/03/12(水) 18 29 51.00 ID .kzqh6AO 犬幼女 やっと鍵束を手に入れた男だが、パニックになっているのは彼だけではなかった 幼女1301「ちょっ……ちょっとあんた何者よ!?」 幼女3790「………ガタガタ」 幼女4208「きゃー!きゃあああーー!!」 幼女たちは騒ぎだし、昼間の店内のように賑やかになる 男は頭がおかしくなりそうになるのを必死に抑えつつ、レジの鍵穴に一つ一つ鍵を当て嵌めていく……… 男「(急げ、急げ………!)」 再び男の携帯が鳴り出す。だが男はそんなのは無視して作業を続ける 男「(くそっwwこれでもないのかよwwww)」 ………なかなか合う鍵が出てこない 鍵束の鍵の数は十本程度だが、とうとう最後の一本になってしまった 男「(これで外したら諦めて逃げるしか………)」 男は最後の望みの一本を鍵穴に当てる ………だが、これも鍵穴に合わない 男「くそっ!!」 店内は幼女たちが大騒ぎ。………もう逃げるしかないと裏口へ行こうとした、その時 幼女「………がぉ」 男の前に先ほどの幼女が立ちはだかった 男「ちょwwまたお前かwwww邪魔だからどけwwwwww」 ………よく見ると幼女に付けていたさるぐつわ代わりの上着が外されている いや、外されていたのではなく、………噛み切られていた 男「ちょwwwwmjdkwwwwwwどんな歯してんだよwwwwwwww」 幼女「がぅー!」 幼女は男が持っている鍵束を凝視して何かを訴えているように見える 男「お前本物の鍵がどれだか分かるのか?」 幼女「がぅ♪」 男「………さっきお前に一度騙されてるからなwwwwもし次も外したら本当に殺スぞwwwwww」 男はズボンで縛っていた幼女の腕を解く 656 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/03/12(水) 18 31 44.94 ID .kzqh6AO 犬幼女 拘束を解いた途端、幼女は男の鍵束の中の一つを指さす 男「これか?これでいいのか??」 幼女「がぅ!」 男はもう一度鍵を差し込む さっきはパニックで落ち着けなかったからちゃんと回せなかったのかもしれない……… 周囲の幼女たちの雑音をシャットアウトし、男はゆっくりと鍵を回す ………カチッという小さい音と一緒にレジが開いた 男「やったwwwwwwww」 男はすぐにレジの中の札をポケットに押し込……… 上着が無い ズボンも無い それらは全部床に散らばっていた 男「やべぇwwww早く逃げないとwwwwww」 男は手で握れるだけの札をつかみ取ったあと、上着とズボンを腕で抱えて店内を後にした もちろん最後に部屋の消灯は忘れない 店内は一晩中幼女たちの声が響いていたという……………… 657 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/03/12(水) 18 33 23.54 ID .kzqh6AO 犬幼女 AM4 30 幼女ショップから遥か遠く離れた山中 男と友は車を林道の脇に停車させ、外に出て少し休憩することにした 友「ったく遅すぎるんだよボケwwwwwwww」 男「サーセンwwwwww」 あの後男は外で待機していた友の車に乗り込み逃走した 男は店を出る前、とっくに友は自分をほったらかして逃げてしまっただろうと思っていたようだが、男の予想に反して友はずっと外で待ってくれていた 男「待っててくれてサンキューなww俺はてっきり逃げ出したかとwwww」 友「いや周りに誰にもいなかったからなwwもし人が集まってきてるようならお前をほったらかして逃げてたさwwww」 男「ちょwwwwヒドスwwwwww」 幼女「がぅ♪」 友「でもお前が店の中にいた時間ってそんなに長くないんだぞ?」 男「え?マジで?wwww」 友「お前が店に忍び込んでから出るまで5分くらいかな」 男「そっそんなに短かったの!?wwwwww」 幼女「がぉ♪」 友「あぁww実際そんなに待ってなかったwwww」 男「じゃあ焦らすような電話するなよwwwwww」 友「スマソwwwwところで」 男「ん?」 友「そこにいる幼女は何?wwwwww」 男「何言ってんだ友。こんなとこに幼女が来るはずが…………」 幼女「…………がぅ♪」 男「………うわああああああああああああああ!!!」 友「お、おい男。こいつ知ってんのか?wwww」 男「知ってるも何も、こいつ幼女ショップでさんざん俺の邪魔をした奴だwwwwww」 友「車に乗ってきたのか!?」 男「いや乗るときに誰も居ないことは確認したwwww」 よく見ると幼女はかなり息を切らしている……… 友「……………まさか」 男&友「ここまで走ってきたぁぁぁぁぁあああああああ!!??」 幼女「……………がぉ!」 男「だっだってあの店からここまで何十kmあるんだよ!?」 友「考えたくもねぇよwwwwwwオリンピックのマラソン並の距離はあるぞwwwwwwww」 男「うはwwwwありえねぇwwwwwwww」 幼女「………がぅ♪」 658 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/03/12(水) 18 36 53.76 ID .kzqh6AO AM5 00 友「………で、どうするよコレ」 男「どうって言われても…………」 幼女「~~~♪♪」 幼女は男たちの近くではしゃぎ回っている 友「あいつ、お前になついたんじゃねぇの?wwww」 男「それは困るwwwwww」 友「でも結構かわいいぞ?連れてこうぜwwww」 男「幼女の飼い方なんてわかんねぇしww」 友「俺も知らんけどよwwwwだからってここに捨てとくわけにもいかなくね?」 男「そりゃそうだけどさ………」 幼女「♪♪♪」 友「あいつの運動能力見たろ?あいつ絶対何かの役に立つと思うんだ」 男「う~ん………」 友「よし、決まりな!あいつを連れていこうww」 男「はぁ………」 友「世話はお前がしろよ」 男「はああ!!?」 友「だってお前が連れてきたようなもんだろwwww」 男「そんな勝手な」 友「………名前」 男「ん?」 友「名前決めなきゃな。お前が連れてきた幼女だしお前が決めていいぞwwww」 男「えー?名前ぇ………?」 幼女「キャッキャッ♪」 男「………クロでいいよ。犬っぽいし」 友「ん、そうか。じゃ呼んでみるか。お~いクロー!」 男「そいつまだ人間の言葉分かんないみたいだぞ」 確かに人間の言葉は分からないが、クロは呼ばれたことに気付きこちらに走ってきた 友「お~来た来たwwよしよしいいk………」 クロ「がぅがぅ♪」ギュッ 友ではなく、男の方に クロ「がぉ♪」ペロペロ クロは男に抱き着き、顔をなめ回す 男「ちょwwクロwwwwやめwwwwww」 友「………………(男殺ス)」 こうして男と友とクロの3人旅が始まった 98 :SS@怪物 [sage]:2008/03/17(月) 22 39 47.96 ID UniG9cAO 犬幼女 車は延々と続く山道を進んでいく 運転するのは男。助手席には友 そして後部座席にはクロが眠っている クロ「………スピー………スピー……………」 男「………友、起きてるか…………」 店から逃げ出して3日目。男たちは行く当てもなくずっとドライブを続けてきた 友「………んあ、どうした?」 カーナビからは今朝のニュースが流れる 『3日前に〇〇県のショップ××支店で起こった強盗事件について、警察は犯人と鉢合わせした警備員と店内の幼女から事情を聞き―――――』 男「俺たちそろそろやばいかもよ?」 友「んあ………なんとかなるだろ」 『警察が発表した犯人の似顔絵はこちらです。身長は180cm…………』 友「あ、こいつお前に似てるなwwww」 男「てか俺だからwwまぁいくら似てるっつってもこんな絵をいちいち覚える一般人なんかいるわけなかろうに」 男たちの起こした事件はすぐに報道された 幼女ショップに侵入し、現金数十万円と警備員に負傷を負わせた………などといった内容だ 男「金はまだ残ってる?」 友「余裕はあるけど無駄使いしてたら一気になくなるぞwwww」 男「あんまり手に入らなかったからなぁ」 男たちはレジから盗んだ金で今まで生活を維持してきたが、彼らは金を盗むためだけに幼女ショップに侵入したのではない 金よりも重要な「あるもの」をレジから盗んできた 金はそのついでにすぎなかった 男「………なんという後付け\(^o^)/」 友「しゃーねーだろww作者のやつ何も考えてなかったんだよwwww金手に入れるだけなら幼女盗んで売っぱらった方が早いって後から気付いたんだwwwwww」 ゲフォンゲフォン ………とにかく、彼らが盗んだものはTVでは一切報道されなかったのです 男「それだけ極秘的なもんってことっすwwwwww」 99 :SS@怪物 [sage]:2008/03/17(月) 22 40 42.77 ID UniG9cAO 犬幼女 AM5 00 空はまだ薄暗い青空 外はだいぶ冷えるようで車内はかなり肌寒かった 友は後部座席に眠るクロに毛布をかけてやる しばらく走ると道路脇に公衆トイレが見えてきた 男「またトイレ行きたくなってきた。寄っていいか?」 友「あ、俺もww寒いからかもなww」 男たちは車を止める そこでクロが目を覚ました クロ「…………ムニャ………」 友「おい男、クロが起きたぞ」 男「おっと………。クロ、トイレ行くか?」 クロ「……………ボー」 クロは何を言われてるのか分からない それ以前にぼんやりして意識がはっきりしていない 男「トイレだよト・イ・レ。さっきも教えたろ?」 友「男君、下品ですわ。お手洗いとおっしゃってくださいませ」 男「うっせぇよwwこいつにまた車内で小便されたら困るだろwwww」 クロと一緒になってから、クロは車内で何度かおしっこを漏らした 男たちは最初ただ単に幼いからおしっこが我慢できないのかと思ったが、実際はおしっこはトイレで済ませるという概念すら無いらしい 友「クロは幼女ショップにいたんだろ?その辺店は教育しなかったのかよwwww」 男「そうとう問題児というか馬鹿というか………。運動神経だけは馬鹿にならないけどwwwwww」 彼らは今日までクロにトイレで小便をするよう教えてきた だがクロはトイレの匂いが嫌いらしく、全く入ろうとしない 男たちのことも臭いで判断できるらしく、嗅覚もかなり優れているようだった 100 :SS@怪物 [sage]:2008/03/17(月) 22 41 57.26 ID UniG9cAO 犬幼女 クロ「……………ブルブル」 男「クロ……お前寒いのか?」 友「違ぇよ男wwあいつまた漏らすぞwwww」 男「ちょwwww車内でクソなんかされたら困るぞww小便だけでも後始末大変なんだからwwwwww」 友「ファブリーズぶっかけるだけだがなwwwwwwww」 男「とにかくクロ外へ出ろ!トイレの仕方を教えなあかん!」 友「ハムスターみたいだなぁ」 男はクロを外へ引っ張り出す 外の肌寒い空気にクロは嫌がり、車へ戻ろうとする 男「ちょっと待てぇぇぇぇい!俺の車はトイレじゃねえwwwwww」 クロの襟首を掴んで引き止める男 クロ「ぁ…………がーあーーー!」 クロはその場で立ったまま漏らしてしまった 男「あーあ………。まぁ、今回は俺の車でやられなかっただけマシか」 友「次はどうだか分からんがなwwww」 クロ「ぅー………………」 クロは自分の股に滴る自分の排泄物が不快らしく、足を擦り合わせてもじもじしている ちなみに、クロのお漏らしはこれが初めてではないのでパンツと靴は履かせていない クロ「……ぅー………ぁぅー…………」モジモジ 男「股開かないからそうなるんだよ。友、ちょっとトイレットペーパー取ってくるからクロ見ててくれ」 友「アイアイサーww」 男は公衆トイレの中へ入っていった 友「………………行ったか。さて、クロ。ちょっとこっちおいで」 クロ「…………がぅ?」 友はクロを手招きで呼び寄せる 101 :SS@怪物 [sage]:2008/03/17(月) 22 43 04.36 ID UniG9cAO 犬幼女 男が戻ったとき、クロは友に何か教え込まれていた 友「いいか、こう四つん這いになって片足をあげてるんだ。………そうそう、そんな感じ」 クロ「……がぅー……」 男「………友、何やってんだ。……………下半身露出して」 友「クロに小便の仕方教えてるんだよwwww………いいか、こうやって出すんだ」 そう言って友は犬が小便をするのと同じように自らも排泄した 男「きめぇwwwwwwww男が犬の真似すんなwwwwwwwwwwうぇwwwwwwwwwwww」 クロ「…………ぉー」 男「クロもじっくり見てんじゃねえwwww」 友「ほら、これでトイレの仕方は覚えたろ?」 男「クロに変なこと教えんなwwwwww」 友「トイレ行きたがらないんだからしゃーねーじゃん」 それからはクロは野外で、しかも犬の姿勢ではあるがちゃんとおしっこができるようになった 男「…………ちゃんとなのか?」 友「感謝しろよなwwww」 男「ふざけんな!………次変なことクロに吹き込んだら 殺 す からな」 友「…………は、はい……………(こいつ………目がマジだった…………)」 446 名前: SS@怪物 [sage] 投稿日: 2008/03/26(水) 02 58 19.85 ID oUV5UgAO 犬幼女 ここはとある町 町の西には海が広がっており、町中の家に潮風が吹き付けていた その海沿いの道には数時間ほど前から一台の黒い車が停車している そして奥の砂浜からは賑やかな声が聞こえてくる……… クロ「がぅっ♪」トテテテテ 男「クロ引っ張んなくてもついていくからww」 友「男ちょっと待ってくれwwwwぼかぁ腹が減ったぞwwwwww」 男達が旅を始めて5日が経った 海沿いに走っていた男達は、昼寝から起きたクロが急に窓の外に見える海に興味を示したので海へやってきたのだ とは言っても今は海へ入るような時期ではない それに天候は曇り。肌寒い気温だったし波も荒いので海に入るのは諦めることにした クロ「がぅー…………」 男「そんな落ち込むなって。な、砂浜で遊ぼうぜ?」 男はクロの頭を撫でてやる クロ「………ハッハッ///」 それがクロには心地良いらしく、しばらく幸せそうな顔で撫でられ続けるのだった ずっとクロと一緒にいたので、男にはクロが撫でられると喜ぶ場所というものがだいたい分かってきていた 例えば………顎の下 ここを撫でると顎を上げてじゃれる 男「うりうり」サワサワ クロ「にゃっ………///………くぅ~ん…………」 例えば………お腹の真ん中 ここを撫でればクロは寝転がってしまう 男「こちょこちょ」 クロ「がぅ………///」ゴロン 男「おりゃおりゃ」ワサワサワサ クロ「がっ………キャハハハハッ///」 クロが普段は「がぅ」とか「ぐぅ」としか言わないが、くすぐると高い声を出して笑う クロがこんな高い声を出すのはくすぐった時ぐらいしかない しばらくクロと戯れていると、いきなり友が目の前へやってきた 447 名前: SS@怪物 [sage] 投稿日: 2008/03/26(水) 02 59 49.22 ID oUV5UgAO 犬幼女 友「海といえば!何だと思うね男君!!」 男「………海水浴だろ」 友「ブッブ~残念!」 男「じゃあ、ナンパ?」 友「ふぅ………これだから一般ピープルは困るねぇ」 男「あんだと?」 クロ「がぅ!」 友「はいクロちゃん!」 クロ「がぅあぅ。ペロペロペロ」 友「そう!正解は釣り!!」 男「いやおかしいだろ!クロなんか自分の体舐めてただけじゃん!」 友「いいから釣りするぞ釣り!」 友は車のトランクから釣竿を取り出す 男「どこからそんなもん持ってきた………。てかこんな荒れてる海じゃ危なくて釣りなんてできないぞ」 友「だいじょうぶでいじょうぶww俺のフィッシュファイトを見せてやんぜ!」 そう言って友は釣竿をぶんぶん振り回しながら海へ走っていった 男「………バカは放っといて昼飯でも食べにいくか」 クロ「がぅ♪」ピョン クロは男の肩に乗る 男は何か食べる場所を探して町中へ歩きだした ふと海を振り返ると友の姿が無い 男「あれっ………友!?」 男は友の姿を探す ………よく見ると、沖の方に誰かがいる そこには、犬神家の格好をしたまま沖に流されていく友がいた クロ「…………がぅ?」 男「………ま、いっか」 448 名前: SS@怪物 [sage] 投稿日: 2008/03/26(水) 03 01 12.37 ID oUV5UgAO 犬幼女 町を歩いていると定食屋を見つけた 店頭の看板には大きくこう書かれていた 『特大ハンバーグ30分で完食したら賞金10万円!!(失敗したら罰金5万円!)』 男「へぇ~……今どきこんなのやってるんだ」 クロ「??」 男「俺はこれは無理だけど………。クロならもしかしたらいけるんじゃないか?」 クロ「………ぅ?」 男「…………金、もし駄目だったら財布の中身が悲惨なことになるが………」 クロ「ぅーぅー」グイグイ 男「まぁ、やってみるか!」 男とクロは店内に入った てんちょー「らっしゃい!」 中にはガタイのいい店長が待っていた 男「(うほっ!いい店長………)」 て「ところで店の看板を見てくれ。こいつをどう思う?」 男「すごく………特製デミグラスソースナリ……………」 て「お前さん、あれに挑戦しに来たのかい!!」 男「確かに挑戦しに来たが挑むのは俺じゃない。………挑戦するのはこのクロだ!!」 クロ「がぅ!」 て「……………へ?」 店長は目を丸くする て「このって………この幼女か?」 男「あぁ。幼女の参加は駄目か?」 て「兄ちゃん。冷やかしなら帰ってもらうぜ?」 男「大真面目ですが何か?………言っとくけどこいつはよく食うぜ?出す時もたくさん出す」 て「一言多いぞおい!………まぁ、ちゃんと負けたら金払うっつーんなら受けて立つぜ」 そう言うと店長は店を出て大声で叫び始めた て「おぉぉーーーい!!特大ハンバーグに挑戦する奴が現れたぞぉーーーー!!!」 するとドタドタと周りから住民が店に集まってきた そして数分もしないうちに店内は野次馬で一杯になった て「こんぐらいの方が盛り上がるだろう?」 男「なんという緊迫感………。これは間違いなくリアルフードファイト」 クロ「ポケー」 クロだけは何がおきているのか分からない様子でアホ面をしていた 449 名前: SS@怪物 [sage] 投稿日: 2008/03/26(水) 03 02 28.17 ID oUV5UgAO 犬幼女 やがて巨大なハンバーグが運ばれてきた 男「!!?なんじゃこりゃああああああ!!!」 クロ「!!」 それはハンバーグと呼ぶにはあまり相応しくない、巨大な肉の塊だった まるで漫画雑誌を何冊も並べて積み重ねたような大きさだ 店内にどよめきが湧く あんなの食えるのかよ……… あの幼女が食べるのか?……… そんな声があちこちから聞こえてくる ………当のクロは今まで見たこともないような肉の量に興味津々だ て「よーい………始め!!」 かくしてクロ(体重約20kg)VS特大ハンバーグ(1500㌘)の戦いが始まったのだった 友「メーデーメーデー」 子供「………おかーさん。あそこで人が溺れてるよー」 母「何言ってるのよ。こんな日に海に行く人なんて………」 友「メーデーメーd……ゴボゴボ…………」 母「………………大変っ!早く助けないと!!」 友「はぁ……はあ………助かりました…………」 母「全く………何をやっていたんですか?」 友「いえ、ちょっと釣りを………。あれ!?男は!?」 母「連れの人がいるんですか?」 友「はい。この辺で幼女を連れたダサい男を見かけませんでしたか?」 母「そういえば定食屋に幼女と飼い主が早食いに挑戦しているみたいよ」 友「マジっすか!thx!!」 友は定食屋に向かって走っていった 450 名前: SS@怪物 [sage] 投稿日: 2008/03/26(水) 03 04 38.88 ID oUV5UgAO 犬幼女 友が定食屋に向かってからしばらくすると男たちが砂浜に戻ってきた 男「うっはっはっは!見たかクロの凄さを!!」 クロ「がぅがぅ♪♪………けぷ」 30分で食べるはずの巨大ハンバーグをクロは10分で完食してしまった ………さすがにクロもきつかったらしく、最後の方は口に頬張ったものを水で流し込んでいた 今では遠くから見るとクロとは分からないほどに丸々と太ってしまっている 男「うっひゃっひゃっひゃっひゃwwwwいやあ実にい~い気分だぁ~♪」 男は上機嫌に車へ乗り込む クロ「がぅ……ぅっぷ………」 男「んじゃ!そろそろ出発しようかクロ!」 男は車のエンジンをかける クロ「あ………あぅぅ」 クロは何か言いたいようだったが男の耳には届かず、車は次の町に向かって発進した その後、数十km先の山道でようやく友は停車している男の車に追いついたという 友「ぜぇぜぇぜぇぜぇぜぇぜぇぜぇぜぇぜぇ!」 男「おお、友。よくここまで走ってこれたなー」 友「ぜぇぜぇぜぇぜぇぜぇげほげほっ!」←男に何か言いたいけど声が出ない クロ「………ぅー」ペロペロ 友「ぜぇぜぇ………(うはwwクロが初めて俺の顔を舐めてくれたwwww)」 男「何ニヤニヤしてんだ気味悪いwwww」 友「ぜぇ……俺も……ぜぇ……幼女に気に入られるようになったって……ぜぇ……ことだな………ww」 男「(クロは同情してんだよwwww)」 クロ「ペロペロペロ」 友「ちょwwクロの息が臭いんだがwwww」 男「そりゃ肉食ったからなwwまぁお前を忘れて置いてったことはこの賞金に免じて見逃してくれやwwww」 友「お前が取ったわけじゃねえだろwwwwだがクロが可愛いから許す!!」 クロ「けぷっ」 男「あ、またゲップした」 628 名前: SS@怪物 [sage] 投稿日: 2008/03/30(日) 09 07 11.06 ID blmwIQAO 犬幼女 男「い~い天気だぁ~」 クロ「がぅ~~~」 友「男よ………私、筋肉痛で歩けないんですが………」 男「はい、車の鍵」 友「?………なにこれ?」 男「今からクロとそこの野山に登ってくるから留守番ヨロ」 クロ「にゃう~~♪」タッタッタッタッ 友「え、ちょwwww俺も行くぞwwwwww」 男「筋肉痛なんだから無理すんな。じゃ、行ってくる」 友「肩叩くなww筋肉痛なのはお前が俺を置いていったのが原因……………ってちょっと待ってくれぇーーー!!」 特に行く当てもない男たちは、興味深いものがあるとそこに立ち寄って時間を潰す 今日は天気が良いので山にやってきたようだ クロ「………ぉー…………」 男「この山道をずっと上に登っていくと大きな広場があるんだってさ。そこには桜がたくさん咲いてるらしいぞ」 クロ「…………?」 男「ちょうど今はお花見の時期だから運が良ければ見れるかもな」 クロ「ぁーぅー」グイグイ クロは男のシャツを引っ張って、早く山に登ろう。と促す 男「はいはい分かった分かった。じゃあ行こうか」 男が山道に歩を進めた瞬間、クロも山道を登り始めた ………山道ではなく、山の斜面の方に! 男「ちょwwクロ!そんな急なとこ登れるわけ…………って登ってるゥゥゥゥ!!」 クロ「がぅ~~~~~♪♪」 クロは人間の体の構造では絶対に登れないような山の斜面をさくさく登っていく ………いや、登っているというよりは足で斜面を蹴りあげて上に飛んでいるという方が正しいかもしれない 漫画でよく見るような、まるで体の重みを感じさせない身軽さでクロは飛んでいく ……あっという間にクロの姿は見えなくなってしまった 男「は……はぇぇ………。………クロのやつ、迷子にならなきゃいいがwwww」 男も山頂へ向け歩き出す
https://w.atwiki.jp/yo980/pages/93.html
448 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/25(月) 08 25 44.07 ID rwZB92AO 男の家 男「シロ、先風呂入っていいぞ」 白「あ、はい分かりました」 一緒に入ろうって言っても拒否されるだろうからな………こうするしかない。シロ、悪く思うなよ。全てはお前を愛するが故だ 白「~~♪~~~~♪」 ガチャ 白「!?男さん!!」 男「お~すシロ」 白「は、入らないでくださいっ!!」 1日目のときと同じ言葉………。あのときはムカッときたが、その理由が分かった今では逆に愛おしく感じるぞシロ 男「背中洗ってやろうと思ってな」 白「あ、あの、一人で洗えますから………。………男さん、見ました?」 男「ん?」 尻尾………シロはすぐこちらを向いて背中を隠したので見えなかった。だがシロは「見えましたか?」という問いを俺が尻尾のことを知らない前提で聞いている。今見えたか見えていないかは問題ではない 男「尻尾か?ああ見えたよ」 白「そ……そうですか………」 男「それよりも背中一緒に流しっこしようぜ。嫌か?」 白「嫌ではないですけど……私は一人で洗えますので」 男「………じゃあ洗ってみてよ」 白「………え?」 男「背中に手、届くんでしょ?洗ってみてよ」 白「………も、もちろんですよ!見ててください!」 449 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/25(月) 08 27 20.42 ID rwZB92AO 白「ん~……んん~~~………!」 男「ほらあ無理じゃないか。だから洗ってやるからここ座りなって」 白「うう~………。………あの、尻尾は肌に触れると電気が走るので絶対に触らないでくださいね」 男「ああ、わかった」 尻尾触ると電気が走るってどこの電気ねずみだよ………。即興でつく嘘は相当苦手なようだ シロが背中をこっちに向けて座ったのでじっくり尻尾を観察することができる 直径は20cmくらいだろうか。尖端にいくほど緑色になっている。色はアレだが見た感じ感触は肌とほとんど変わらなそうだ シロの背中を洗ってやる。シロは尻尾に触られやしないかとそわそわしている。このシロを見てるのは実に楽しい 白「ま、まだですか?」 男「まだ洗い始めたばかりじゃないか」 白「そ、そうですか……」 洗っている手を尻尾に近づける度にシロがびくびく震える。ああ可愛いなぁもう 男「………はい、いいぞ終わり」 シロがほっとして立ち上がった………その瞬間! シロの尻尾を両手で思いっきり握りしめる!! 450 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/25(月) 08 30 49.77 ID rwZB92AO 白「ひゃぁぁぁぁぁぁあああああああああああああーーーーーーーっ!!!!!!?」 風呂場に響き渡るシロの叫び シロのこんなに高い声を聞いたのは初めてだ 白「お…男……さん!ぁんっ………は…………離して……くだ………ひんっ!」 男「だーめ」 シロの尻尾を揉みしだく 白「あ……ああぁぁあぁああああ!!!」 シロは足の力が抜けたようにその場へ崩れ落ちた だが尻尾を揉むのは止めない 白「うぅっ………あぁんっ!!ひ……ひゃああ!!?も……もう止め………うああっ!!!」 シロの尻尾を揉んでいるとすぐに何度も体を跳ね上げる あれ………?もしかして……… 男「シロ………お前、今ので何回イった…………?」 白「うぅぅ………ぐすっ………ひっく………」 シロは啜り泣いて答えない。………そっと秘所を覗いてみると、そこには今まで見たこともないほどの愛液が流れ出ていた 試しにもう一回尻尾を握る 白「!!いやぁぁぁああああ!!!」 シロが跳ねると同時に秘部からどっと溢れ出す液体 白「うぅ……あぁあ………」 シロはうつぶせのまま、だらしなく涙とよだれを流し続けていた 451 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/25(月) 08 33 46.04 ID rwZB92AO 男「………シロ」 白「………男さんに………うぎっ………こんな所………見られたくなかった………ぐすっ………」 男「………でも、気持ちよかったんだろ?」 白「………うぅっ………ひっく………」 もう立つ力も残っていないであろうシロの体をあおむけにする 白「!?」 男「まだ……俺が気持ちよくなってない」 シロの乳首をなめ回す チュパッチュパチュパッジュルジュルジュルジュル 白「ひゃああ!?お、男さん……!」 ジュパッジュルジュルジュポッジュパジュパ 男「ずるいぞシロ……お前だけ………ハァッ………」 白「や………やあっ………」 興奮しているのか風呂場で温まったのか……… 体が熱く、汗ばんできたシロの乳首を弄ぶ 舌で転がし、吸って、噛み、引っ張る 白「うぅ……ぐすっ………や……やめてください……男さん………」 男「嘘だろ」 シロの秘部に指を突っ込む。さっき散々イカしてやったから、指3本程度なら一気に入った 白「うがぁああっ!?」 男「これでもやめてって言うのか?」 再び指の奥から液体が押し寄せてきた 白「ハァ……ハァ………わ……私………男さんが好き……です………でも……こんなのって…………」 男「うるさい口だなぁ」 シロの上の口を同じ口で塞ぐ 452 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/25(月) 08 36 19.86 ID rwZB92AO 白「ぐむっ……!…………んんんーーーっ!!」 口では舌を絡め、手は乳首と秘所を弄りまわす 白「んむっ…………ぷはっ!ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……」 男「苦しかったかい?ごめんね、わざとなんだ」 白「……男……さん………」 シロの両腕を掴み、体を持ち上げる 男「入れるよ………シロ」 白「えっ………」 持ち上げたシロを半ば落とす感じでシロの秘部を俺のモノに突き刺した 白「いっ……!ひぎゃああああああああああ!!!!」 なんと入ったのはわずか半分程度だった しかも思いきり突き刺した為、シロの膜は一気に裂け、同時に奥まで達したことでシロはこれまでにない酷い激痛に襲われた 白「ッ―――!―――――!!」 シロは目を見開き、声にならない叫びを挙げていた 男「まずい。失神するかも………」 シロの秘所からは血と蜜が混ざり滝のように流れ出ていた 白「カッ……ハァッ………ハァッ……ゲホッ………」 男「シロ………大丈夫か………」 白「い……痛い………すごく痛いです…………おねがい………もうやめて………男さん………ひどいよこんなの…………」 男「そうか………大丈夫なんだな」 白「!?」 男「ここまでやっておいて今さら止めろってのがもっと酷いと思わないか?」 453 名前:SS@怪物[sage] 投稿日:2008/02/25(月) 08 40 33.12 ID rwZB92AO ズリュッズッチャズッチャズッチャジュボジュボッ 白「ひやああぁああ!!駄目っ!本当に痛いの!!止めて!お願い!!」 男「すぐ終わらせるから、待ってろ……!」 白「こんなの……男さんじゃない………あぁっ!!」 ズボッズボッズチャズチャズブズブッ 白「ハァ…ハァ……ぎひぃっ………ハァ…ハァ……うぐぅ…………」 男「ハァ……俺は早漏じゃないんだが………お前が望んでることだし………もう出すぜ………!」 白「ぅう……痛い………早く、早く終わらせて………!」 男「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 白「あああああああああああああああああ!!!!!」 ビュルッビュルルルルルルッ 男「うっ………ハァ……ハァ……ハァ……ハァ…………」 白「はぁ…はぁ……はぁ…はぁ……はぁ…はぁ…………」 俺たちはしばらく床に突っ伏していた……… 男「………体、冷えるよ」 白「……………立てない」 男「………ああ。そうだったな」 俺はゆっくりとシロを抱き抱える 白「………男さん…………」 男「シロ……俺、シロが好きだよ。……愛してる。この世のどんなものよりも。………例え君がどんな姿だって……………」 白「ううっ……うぅぅっ!男さぁん………大好きですっ……………!」 670 名前: SS@怪物 [sage] 投稿日: 2008/02/28(木) 06 01 39.92 ID 0SltA.AO 他の人たちのクオリティが高すぎて俺涙目wwwwwwそろそろ忘れられてそうな俺がラストスパートで投下 前回までのあらすじ 風呂でエッチ 文才無し 俺童貞 怪物幼女 4日目(月) 男「はぁ………」 俺はなんてことをしてしまったんだろう あれほどシロに手は出さないって自分に言い聞かせたのに… 昨日はリミッターが外れて暴走してしまった 白「………落ち込んでます?」 シロが俺の顔を覗き込む 男「昨日はごめん」 白「確かに少々強引でしたね。凄い痛かったです」 男「うっ………」 白「でも私たち幼女はそう簡単に壊れませんから。昨日みたいなのでも全然支障はありません」 男「違うんだ!!」 白「えっ………」 男「俺はそういう目的でお前を拾ったんじゃないんだ!ただ、守りたくて………」 白「………男さん。それは男さんの意地です。自分の決意が欲に負けたことに対する意地です。違いますか?」 男「………………」 白「私嫌じゃなかったですよ。むしろそれを分からずに落ち込んじゃう男さんが嫌いかなぁ」 男「………………」 白「だから、ね?ほら、元気出してください。ふさぎ込んでるなんてらしくないですよ!」 男「………あぁ、悪かった。まさかお前に説き伏せられるとは」 白「えへへ…………大人ですから」 男「前から思ってたけどシロって本当に大人っぽいよな。なんでそんなにしっかりしてるんだ?」 白「そんなことないですよ?」 男「そんな敬語喋る時点でなぁ~。そもそも幼女ってのはご主人様と服従関係にあるものだぞ。お前は会ったときから人間と同じ立場にいるって感じがするというか………」 白「あぁ……そういえばそうですね」 男「俺は服従関係みたいな目で見てないけどさ。たまにはご奉仕してもらおうかなぁ」 白「じゃ、今夜ですね」 男「覚悟しとけよ?」 白「………男さんって相当鬼畜ですよね。怖いです」 男「あはははは。でも体に傷が残るほど痛めつけたりはしないよ」 白「………はぁ。いつかは鞭で叩かれそうで不安です」 男「………お前のそういう考え方がいちいち子供っぽくないんだよなぁ…………」 671 名前: SS@怪物 [sage] 投稿日: 2008/02/28(木) 06 03 42.05 ID 0SltA.AO 男「じゃあシロ。俺が大学行ってる間は外に出るんじゃないぞ。誰か来ても居留守を使え。泥棒が入ってこないように絶対に鍵は閉めとけよ」 白「はい。わかりました」 男「じゃあ、行ってくる」 白「あっ………男さん」 男「ん?」 白「………んっ………///」 男「ん……………」 白「………行ってらっしゃい」 男「ああ、行ってきます」 AM10 00 ピンポーン 白「…………居留守居留守」 ピンポーン 白「…………」 ……………… 白「…………帰ったかな?」 ??「おい」 白「ひゃあっ!?ま、窓から!?」 X3「いるの分かってるんだから開けてくれよ」 白「あ、なんだX3か……」 白「どうしたのこんな時間に」 X3「どうしたもこうしたも、今日X2に会いに行くんだから迎えに来たんじゃねぇか」 白「あ、そうだったね」 X3「私がいないと時間かかるだろ。ほら、行くぞ」 白「あ、ちょっと待って………鍵どこにやったかな…………」 X3「窓から出ればいいじゃないか。どうせこんな部屋に何も盗むもんなんてないだろ。行くぞ」 白「う、うん」 X3は上着を脱いで上半身裸になる 白く透き通った綺麗な肌と、ほぼまな板とはいえ形の整った胸は男の興味を引くには充分すぎるほどだった そして背中には折りたたまれた羽があった ベランダに出るとそれを大きく広げる X3「じゃ、しっかり捕まってろよ。飛ぶぞ!」 白「うん!」 672 名前: SS@怪物 [sage] 投稿日: 2008/02/28(木) 06 05 43.04 ID 0SltA.AO 男の家からちょっと離れた丘の上 X3は滑空して着地する X3「着きましたっと」 白「ありがとうX3」 ここからだと町を一望できる 新鮮な空気の中X2を捜す X3「お~~いX2~~~」 茂みの中からがさがさと人影が出てきた X2「………久しぶり」 現れたのは茶髪で髪が腰のあたりまで伸びた幼女、X2 かつてシロやX3と一緒に幼女狩りの手から逃れてきた生き残りの一人だ 正式な幼女の製造番号はX0002だが、呼びづらいとの理由で彼女らの間では前の000は抜かして呼びあっている 白「X2久しぶり。………ずいぶんやつれたんじゃない?」 X2「………うん。………飼い主が見つからなかったから………かも」 X3「あちゃー……そうだったのか。それじゃあ大変だ」 X2「………なんで服着ないの?」 X3「いやあ、服着てないと風を肌で感じることができて清々しいなぁとか……………ごめんなさい着ますだから睨まないでください」 白「X2、何か変わったことはない?何かあったら話してね」 その後、彼女たちは何やら真剣な会話を始め………やがて雑談に変わって落ち着いたころ、X2が街へ行ってみたいと提案してきた X2「………ずっとここに住んでたから街を見てみたい。………一人で街に出るのは危険だったけど、X1がいればいざというとき安心」 白「あんまり期待しない方がいいよ。それでどこ行く?」 特に行きたい場所もなかったので3人は街をぶらぶらすることにした 673 名前: SS@怪物 [sage] 投稿日: 2008/02/28(木) 06 09 12.57 ID 0SltA.AO 幼女が3人も街をぶらつくなんて周りからすれば異常な光景だった 物騒な事件が続く最近は、飼い主が散歩させるときでさえ細心の注意を払って街中を歩く 周囲の人たちは非常に危なっかしい目で幼女たちを見ていた X2「………なんかじろじろ見られてる」 X3「そりゃあ幼女がこんな街中を堂々と歩いてりゃなぁ」 白「ねぇやっぱり危ないから家で遊ばない?(男さんに外出するなって言われてるんだった………)」 X3「ん~………危なくはないと思うけど、周りの人間の目がうっとうしいから家に行くかぁ?」 X2「………人様にそんなこと言っちゃいけない。………X3はご主人様にちゃんとご奉仕してる?」 X2は忠誠心が高く設定されて作られた典型的な幼女だった ちなみにX1(シロ)の持つ力が「怪物化」でX3の持つ能力が「空を飛ぶ」ことだとしたら、X2の力は「フェラが上手い」だ ………本人もこのことは気にしているので話題にしたがらない X3「私の飼い主は女の人だからご奉仕しようがないじゃん。せいぜい癒し系って扱い?」 白「私は男さんとはご奉仕とかもはやそういう関係じゃないので///」 X2「………私も男の人に拾われれば………」 X3「?なんか言った?」 X2「……………なんでもない」 そんな話をしている3人が人気のない路地裏に入ったとき、突然複数の男に囲まれてしまった 674 名前: SS@怪物 [sage] 投稿日: 2008/02/28(木) 06 11 15.20 ID 0SltA.AO X3「………あんたら、私たちを犯そうったって無駄だぜ。今のうちに引き返した方………」 ………X3は背筋を凍らせた。シロもX2も、体が固まって動けずにいる 狩男1「………久しぶりやなぁ」 白「嘘………なんでここに…………」 それは3日前、幼女達を襲った幼女狩りの集団だった ………いや、幼女狩りとは少し違う。幼女狩りは増えすぎた幼女を処分することを指すが、こいつらはただ単に幼女を殺したくて集まった集団―――殺人鬼だ 立派な犯罪者………だが幼女を殺してもたいした罪に問われることはない。正当な理由があれば無罪になるケースだって多い。特に野良幼女を[ピーーー]幼女狩りの場合はほとんど裁判さえ起こらない そこに付け込み、幼女狩りと称して幼女を虐殺している集団がいるのだ。………それが目の前にいる男たち 狩男2「俺たちもよぉー。社会では真面目な常識人として通してんのよ。でもそれじゃあ駄目なんだよなぁー。ストレスが溜まっちゃってさぁー。発散したいよなぁー」 狩男3「だから、そのですね………。………殺させてください!!」 白「むぐぅっ!?」 彼らは幼女たちを取り押さえると廃ビルの一角へ引きずり込んだ X3「は……離せてめぇら………」 狩男2「喋んなよ!!」バキッ X3「うぐっ……」 白「X3!………く………」パキ… X2「(………X1。………早く変身してこんな奴らやっつけて)」 狩男1「あんた、あん時化け物になった奴やな。知ってるで。………でっかくなるのに少し時間がかかるのを」 ザクッ! シロの左肩にナイフが突き刺さった 白「うっ!うああ!!」 狩男1「ほら……おとなしくせんともっと切り刻むで」 ザクッザクッザクッ……ブシュゥゥゥゥ! 肩に食い込んだナイフはシロの腕を伝っていく……… 白「きゃああああああっ!!」 シロの腕から血が飛び散る X3「(まずい……シロは集中しないと怪物化できねぇ。こんな状況じゃ………あたしが飛んで逃げられればいいんだが、一人しか持ち上げられねぇし………)」 狩男2「うへへへへ………」 X3「(くそぅ………あたしもX2も押さえられちまってる…………このままじゃ……………)」 675 名前: SS@怪物 [sage] 投稿日: 2008/02/28(木) 06 13 38.79 ID 0SltA.AO 白「はぁっ……はぁっ……はぁっ………」 狩男1「んー?痛いか?痛いだろう?」 白「(右腕……右腕だけでも力を………!)」 グリュッ!ブシャアッ 白「ぎゃあああっ!」 狩男1「ほら、腕えぐられてもいいんか?余計なことはするなや………」 ペロッ 狩男1「いい味やね………あんたの血でケチャップ作ったら売れそうや」 ペロペロペロペロ 白「ひっ!ひぃぃ………」 X3「(くっそー!好き勝手やりやがって!)」 狩男2「お前らもそろそろ死ぬ覚悟はできたかぁー?」 X3「くっ!」 X2「………あの」 狩男3「?」 X2「………殺される前に一つお願いしても、いい?」 狩男3「………なんですか?言ってみなさい」 X2「………ご奉仕させてください」 そういうとX2は自分を押さえている男のジッパーを下ろす 狩男3「お、おい………。………歯は立てないでくださいね。もし立てたらその瞬間殺します」 X2「………はい」 そして、X2は狩男のマグナムをくわえる その頃……… 狩男1「おい、あんたに飼い主はおるのか?」 白「………………」 狩男1「答えろやっ!!」 ザグッ!グリグリグリ… 白「あああああっ!いっいない!いませんっ!!」 狩男1「ほんまかいな?もし嘘をつきよったら………まぁ、言わんでも分かるわな」 白「(………男さんを[ピーーー]気?そんなこと………絶対にさせない)」 X3「(………野良幼女を殺したところで裁判は起こらねぇ。でも飼い主がいたなら話は変わってくると………そういうことか?)」 狩男1「やっぱ自分の飼ってる幼女が突然消えたら誰でも怪しむよなぁ?なに、殺しはせんよ。たいした罪にならない程度に痛めつけるだけや」 白「(嘘。こいつらはいざとなったら絶対に[ピーーー]。私たちを簡単に殺してみせたんだから………!)」 狩男3「マッキンリィィィィイイイイイイイイ!!!!!」 676 名前: SS@怪物 [sage] 投稿日: 2008/02/28(木) 06 16 01.98 ID 0SltA.AO 狩男1「うっさいで!誰かに聞かれたらどないすんのや!!」 狩男3「ぜ………絶………倫……………」ドサッ 狩男2「き、貴様何をしたぁーーー!?」 振り向いたX2の口元から白濁が滴る……… X2「………あなたたちも、どう?」 狩男1「………………」 狩男2「…………やってくれ」 狩男1「おい」 狩男2「最近襲った幼女は反抗してばっかですぐ殺してたからさぁー。そういうことしてもらうのは久々なんだよぉー。………でも下手な動きしたらすぐに[ピーーー]ぞぉー」 X2「…………はい」 パクッ 狩男1「………………」 X2「…………………」 狩男2「お…………なかなか………………グランツーリスモォォォオオオオオオオ!!!!!!」ドサッ 狩男1「な、なんや!?」 X2「…………なにって、………ご奉仕しただけ」 X3「ふぅ………助かった」 狩男1「て、てめぇら来るんやない!!来たらこいつの首を撥ねるで!!」 X2「…………あなたは、いいの?」 狩男1「てめぇもなんか怪しい力を持ってんな!近づくんやないで!!」 X3「わかった………近づかない………。でも、ちょっとよそ見しすぎじゃないか?」 狩男1「え?」 白「ハァッ!!」 ドゴァッ 狩男1「ぐふっ………」ドサッ X3「やったぁ!一見落着!!」 白「X2のおかげだね。ありがとう」 X2「………どういたしまして」 X3「あぁ………それにしても本当にひやひやした。………シロ、その腕大丈夫か?」 白「え?う、うん。えへへ……ちょっとまずいかも。血が止まんないや…………」 X3「あたしの服貸すからこれで縛っときな。あまり強く縛ったら駄目だぞ」 白「うん………」 X3「女の家で手当しようか。X2悪いけど今日はここまでになりそう。あたしはシロを送ってくから一人で帰れるか?」 X2「………ちょっと不安。………でも大丈夫」 X3「ごめんな。また明日会いに行くよ。………今日は悪かった」 X2「………ううん。………こちらこそごめん」 そして私はX3に送られて女さんの家で緊急手当をしてもらいました 夕方に女さんが帰ってきて病院へ連れていってもらい、その後男さんの家へ帰ってきたのでした 677 名前: SS@怪物 [sage] 投稿日: 2008/02/28(木) 06 19 03.51 ID 0SltA.AO 夜 男の家 男「ただいまー」 白「おかえりなさい男さん」 男「おうシロ。留守番ご苦労さ………おい!どうしたんだその腕!!」 白「あ、あはは……切っちゃいました」 男「なんでだよ!おい、なんで包帯なんか巻いてるんだ?うちにそんなもの無いし、お前そんなことできないだろう」 白「うぅ………ごめんなさい。………今日、外に出ちゃいました………」 男「………どうして?」 白「………散歩しようと思って」 男「………………」 白「それで、転んでガラスで腕を切っちゃったんです。そこへX3が助けにきてくれて病院まで運んでくれました」 男「………………」 白「………………」 男「………本当に、嘘をつくのが下手だな」 白「………………」 男「賢いお前なら俺の言い付けを守っただろう。危険を侵してまで外に出るほどの用事がなかったら外には出ねぇ」 白「………………」 男「それにそう安々と蹴り女の名前を出したってことは………お前あいつと何かしてただろう。俺があいつに何か聞いてもお前と口裏を合わせるだけだ」 白「………………」 男「………どうしても俺に言えないことなのか」 白「……………はい」 男「………そうか。………もういい」 白「あ、待ってください男さん!もう二度と外出しませんから………許してください!!」 男「………土下座なんかすんな。俺はお前が外出したことじゃなくてお前が何も話してくれないことが悲しいんだ」 白「………………」 男「あ、もしもし女か?………シロを病院に?そうかすまなかったな。治療費は払うよ。………いやそんなこと言わずに。………うん。2人はなんか言ってたか?………そうか。………あぁ。じゃあな。今日は本当にありがとう」ピッ 男「……………泣くなよ」 白「うぅっ………ぐすっ………」 男「俺、シロのこと嫌いになったわけじゃないぞ」 白「違うんです………言いたくても言えないのが………辛くて………」 男「………………」 白「………ごめんなさい男さん………」 ギュッ 白「………!?」 男「………無事でよかった。………本当に」 白「うぅっ………男さぁん………!うぇぇええええええん!!!」 男「よしよし。………幼女なんだから啜り泣いてないで思いっきり泣けばいいんだよ」 白「うわぁぁああああん!!恐かったよぉぉぉぉぉぉ!!!」 男「………………(誰だ……!シロをこんな目に遭わせたのは!!誰なんだよ!絶対に許さねぇ………!)」 679 名前: SS@怪物 [sage] 投稿日: 2008/02/28(木) 06 26 10.71 ID 0SltA.AO 5日目(火) 男「じゃあ、行ってくる」 白「………はい。行ってらっしゃい」 男「………シロ」 白「………………チュ」 男「ん………。………じゃあいい子にしてるんだぞ」 白「晩ご飯作って待ってますね」 男「あぁ。………それじゃ」 バタン 白「………………」 今日は何もすることはない。テレビでも観て過ごそう AM9 00 白「あはははは。これ面白~い」 PM00 00 白「お昼ご飯は………冷蔵庫に幼女フードがあるって言ってたかな…………」 PM2 00 白「………スー………スー………」 バンバンバン! X3「シロ!開けろ!あたしだ!!」 白「………ん~………ムニャムニャ………」 X3「シロ!大変なんだ!!………X2が………殺された!!」 白「………X2………殺さ………………え?」 680 名前: SS@怪物 [sage] 投稿日: 2008/02/28(木) 06 28 18.25 ID 0SltA.AO ガチャ 白「どういうこと!?」 X3「ハァ……ハァ……お、落ち着いてくれ………いいな、絶対に大声は出すなよ…………!」 白「ね、ねぇ嘘でしょ?嘘だよね?昨日会ったX2が………そんな………」 X3「さっき昨日の丘のところへ行ったんだ。………そしたらこれが」 白「………黒いビニール袋?………まさか………嘘…………」 X3「い、いいか。落ち着けよ。お前はこれを見ないこともできる。見て………狂うかもしれない。………あたしだって発狂しかけた」 白「………………」 目の前の黒いビニール袋……… もし………その中にX2が入っているのなら……………… ありえない。だって、袋の形の大きさは私たちの体の半分ほどだ。そんな小さな袋に………幼女一匹がまるまる入るはずは……………… 私の頭に、一番考えたくないシチュエーションが浮かぶ 白「………み………見せて………………」 心の準備ができてたわけじゃない。ただ、その中身が本当にX2なのか、それだけが確認したかった X3「………臭いにも気をつけろよ」 X3がゆっくりとビニール袋の口を開ける そしてその中をゆっくりと覗き込む……………… 681 名前: SS@怪物 [sage] 投稿日: 2008/02/28(木) 06 32 37.26 ID 0SltA.AO 白「………………」 思わず口を押さえてしまう ………それは、バラバラに切り刻まれた幼女の遺体 X3「………丘の上で見つけた時は血もたくさん入ってたんだ。だから遺体のパーツが沈んでて誰なのか分からなかった」 血がたくさん入ってた方がずっとマシだったに違いない。今は、底の方まで幼女の体のパーツが見えている 白「うっ…………」 いくらか見ることができた私も、そのグロテスクな肉の塊と死体が放つ独特の異臭でとうとう堪えられなくなり……… 白「ぅ゙お゙えぇえ゙え゙え゙ええ゙ぇえ゙え」 嘔吐。びちゃびちゃと吐瀉物をカーペットに吐き出す X3「………駄目か」 X3が袋の口を閉じる。………部屋に充満する、この臭い ………………嘔吐感が止まらない X3「………死体が何者なのかを確認する為に血を捨てたんだ。そしたら誰なのかはっきりわかったよ………」 血だけ捨てられたなら、余計なパーツも捨ててくれればいいのに X3「今ので見えたかは分からないけど、………ちゃんとX2の頭部があった」 白「………………」 X3「………シロ、大丈夫か」 白「…………「それ」、戻してきて……………」 682 名前: SS@怪物 [sage] 投稿日: 2008/02/28(木) 06 35 13.51 ID 0SltA.AO PM3 00 X3「………元の場所に戻してきたよ。これじゃあX2が報われないだろうけどさ。………落ち着いたかい?」 白「………誰が、こんなことを…………」 X3「そりゃあ、昨日の奴らの仲間だろう。あいつらが前にあたしたちを襲ったときは十数人いたからな………」 白「X2も………ただでやられたわけじゃないよね…………」 X3「………もちろん抵抗しただろうね。持ち前のテクニックで。でもそんなのは逆効果だ」 白「やられるだけやられて………ってこと?」 X3「………うん。あいつらは恐怖で怯えるX2を嘲りながら回してたに違いない」 白「酷いよそんなの!!」 X3「もちろん最後まであたしたちが助けに来てくれることも諦めてはいなかっただろうさ」 白「………どうしてX3はそういうこと平気で言えるの…………?」 X3「…………あたしとX2は逃げたときに他の仲間の最期を見たから。捕まったらどうなるかを知ってたから」 白「………私も、こんなことになっちゃうの…………?………嫌、嫌だよ…………」 X3「X2は飼い主がいなかったから狙われたんだよ……きっと。あたしたちにはそう手出しはできないはず」 白「………それは、あいつらは私達の飼い主を知ってるってこと?」 X3「………分からない。たまたまX2が狙われただけかもしれない」 白「………あいつらを訴えることは」 X3「それを畏れていないからあいつらは平気で[ピーーー]んだろう。………あたし達は幼女なんだ。犬猫と扱いは変わらない」 白「………………」 X3「………訴えられないなら自分で何とかしようとでも考えてる?」 白「あいつらの潜伏場所はだいたい分かってる。普段、社会で善良な市民を装ってのうのうと生活してるあいつらが集まろうと思う場所はあそこしかない」 X3「あたしたちを襲った研究所だね。一目も少ないし」 白「………X2の仇を討つ」 X3「………やめときな。あいつらの人数を考えればいくらあんたとあたしでも勝つのは不可能だよ」 白「………………」 X3「あんたが無駄死にしたら男はどう思う?」 白「………………」 X3「もしあいつらに飼い主がバレてるなら、あたしは全力で女を守る。あんたは?」 白「………絶対に男には手を出させない」 X3「そうだよね。………あいつらのやり方は汚いけどさ………どうしようもないんだよ………あたしたちじゃ」 白「………………」 683 名前: SS@怪物 [sage] 投稿日: 2008/02/28(木) 06 43 26.51 ID 0SltA.AO PM7 00 男「ただいまー」 白「お帰りなさい。ご飯できてますよー」 男「おお!シチューか!」 白「はい。女さんの家で学んだカレーの知識を活かしてみました」 男「へぇ~。頑張ったな。えらいえらい」ナデナデ 白「ちょっと作りすぎたのであと3日くらいはシチュー三昧ですね」 男「あははは………」 PM9 00 男「………ふぅ。いい湯だった」 白「その「ふぅ」には二重の意味が含まれてますね」 男「いい締まりだった」 白「男さん!まったく……男さんと一緒に風呂入るといっつも尻尾握られるので困ります」 男「風呂の後はベッドだ。ヘイカモーン」 白「えーい!」 男「ノリノリじゃないか。じゃあ第2ラウンド行くぞ!この前買ってきたコスプレ衣装をシロには着てもらおうか」 白「えぇ~あれですかぁ~?」 男「せっかく買ったんだから着ないとな。大丈夫、尻尾の部分は切り抜いてあるから全部着れるよ」 白「い………いつの間に…………」 同時刻 女の家 X3「キャハハハハハハ」 女「ほらぁいつまでもテレビ見てないで寝なさい」 ピンポーン 女「ん、こんな時間に誰だろ。はぁーい」 X3「それにしてもこの芸人はキレがないなぁ。そこはこう言うべきだろう……」 女「きゃあああああっ!!」 X3「!?どうしたんだ!!」 X3「あ………」 狩男「ごめんくださーい」 女「う……うぐっ………」 X3「お、おい!女!?ナ……ナイフ………!」 女「警察と……救急車を呼んで………ハァ………早く…………!」 X3「あ、あぁ分かっ」 狩男「ちょっと待ちな。そこから一歩でも部屋に戻ったら、この女を[ピーーー]ぜ」 X3「っ!…………く」 女「わ……私のことはいいから………早く…………」 X3「………あんたはあたしを拾ってくれた。あたしなんかを拾って育ててくれた………。その恩にまだ報いてない」 女「………?」 X3「あんたがいない世界なんて嫌だ!この人はあたしが守る!!」 狩男「おいおい嬢ちゃん……。こっちには何人いるか分かってんのかい?」 X3「昨日………X2を殺したのもあんたたちだな」 狩男「あぁ、あの幼女な。無口だったがいざ切り刻んでみるといい悲鳴をあげるんだよ。助けて!許して!ってな………。で、お前の仲間の居場所を教えたら助けるって言ったらだんまりなの。むかつくから手足の先っぽから切り落とし………」 X3「貴様もう喋るなぁぁぁあああああああ!!!!!」
https://w.atwiki.jp/yo980/pages/63.html
352 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/08(金) 23 03 05.34 ID ptRs0aoo 幼女nanoでちょっと書いてみる。 男「ちょっくら、新しく出た幼女nanoというのを買ってみるかなぁ」 男「コンビニで980円で売ってるみたいだし」 男「ふぅ。で、買ってきた訳だが、想像よりちっちゃいな」 男「まぁいいか、開封開封っと、どわぁぁああ」 男「桃色の液体がぁぁあ、のわ、くぁwwせdrftgyふじこ」 男「あ~あ、びしょびしょだぁ、っと中身は大丈夫か?」 男「大丈夫みたいだな……、……、……反応なしっと」 男「駄目ジャン!うおぉ、取説取説、なになに最初は反応ないけど背中をさすれば、おkと」 サスサスサスサス・・・・・・・・・ 男「あぁなんだか温かくなってきた」 nano「うぅっ」 男「おっ!反応あり」 nano「う・・・けほ、けほ、うぇえっふ」 男「…また、豪快に吐き出したな、おい、大丈夫か?」 nano「うゅ?……あっ……えふ、あなたさまがわたしのマスターさまですか?」 男「え?あぁ、まぁ、買ったのは僕だけど」 nano「そうなんですかぁ。……一つ質問があります」 男「な、なに?」 nano「なぜ、わたしはハダカなのでしょうか、あ、いえ、マスターさまの趣味だというのなら」 男「え、あ、ああぁぁあぁご、ごめん色々と気が動転してたもんだから」 nano「とか、言いつつガン見です」 男「ち、違うんだ。と、とりあえず体を拭くものを持ってくるよ。ちょっと待ってて」 nano「なんだか、幸先不安ですぅ」 ID ptRs0aoo 478 名前: 絵描き@幼男 投稿日: 2008/03/09(日) 14 56 08.97 ID JTHrIzYo 男 「ふ、拭くもの持ってきたよ~、はい」 nano「ありがとうございます、マスターさま。うんしょ」フキフキ……フキフキ…… 男 「……ふふふw」 nano「ふぇ?……どうかしましたか?」 男 「あ、いや、包まって体拭いてるのが、なんだか微笑ましいなぁ、なんて」 nano「?」 男 「いやいや、気にしないで」 nano「うんしょ、うんしょ。ふぅ、拭き終わりましたぁ。」 男 「じゃぁ、コレ着替えね。」 nano「あ、はい。 …………」 男 「ん?どうしたの。あぁ、着替え方が分からない?」 nano「えっと、見られてると恥ずかしいですぅ。」 男 「あ、ご、ごめん。むこう向いてるね」フイッ 男 「そろそろ、着替え終わった?」 nano「あ、もうちょっとです。 んっと、着替え終わりました、もういいですよ、こっち向いても」 男 「んん。…おぉ、意外とぴったりだね」 nano「そうですね、これどうしたんですか?」 男 「えっと、フィギュアの服なんだ」 nano「へぇ~。…でも下着付けずに着るのはちょっと擦れて痛いですね///」 男 「え?……どぅえええぇぇぇぇぇぇえええええええええええ!? って、そうか、忘れてた。こいつぁ、うっかりだ」ペチーン nano「……本当に不安です」
https://w.atwiki.jp/yo980/pages/201.html
140 名前: SS@黒百合 投稿日: 2008/07/10(木) 01 20 48.05 ID QeRFBk20 昔々、あるところに一人の幼女がいました。 幼女には、名前がありませんでした。 正確には、その幼女にはたくさんの名前がありました。ありすぎました。 一例を挙げるなら、ネリーやらレナスにオウカ、クラン、ピケル…… 挙げたら挙げるだけの名前を無数にもつ幼女は、真の意味で名前がありませんでした。 一例に挙げた名前も、本当の名前じゃありません。 名前のない幼女は、旅をしています。ずっと旅をしています。 何時から、旅をしているのか。旅の終わりは何なのか。それはもう覚えていません。 ただ、旅をする途中途中、お世話になった人や人じゃない者から、幼女は名前をもらいます。 結果的にそれが、無数の名前を持つ事につながったのです。 でも、結局幼女の名前は無いままで、旅を続けます。 地球という狭い星を、延々と旅し続けています。旅の目的も旅の終わりもわかりません。 でも、幼女はいつか、多分。終わりが来るんだろうと思いながら旅をします。 極寒の大陸を徒歩で横断し、灼熱の砂漠を徒歩で横断し、海を横断し、ジャングルを横断し、世界を横断する。 幼女は、旅を続けます。何時から旅を始めたのか覚えていません。 だから、何で旅を始めたのか分かりません。でも、旅をして見つけないといけないと思ってます。 でも、その見つけるものが分かりません。だから、今も旅をしています。 何度も同じ場所を横断しつづけた幼女は、もう地球という星で行かなかった場所は無いと言う状態になってしまいました。 それでも、やっぱり幼女は旅をし続けます。 長い年月が経過したのか定かではないです。でも、地球と言う星をそういう状態になるまで旅したという事実は、 可也の年月の経過を想像させるでしょう。 141 名前: SS@黒百合 投稿日: 2008/07/10(木) 01 21 10.73 ID QeRFBk20 その幼女は、遥か東方の国。幼女たちの祖が生まれた国を旅していました。 もちろん、何度も旅した場所です。多少地理が変わっていようとも、何度か旅をしたという経験がある幼女は、淡々と旅を続けます。 途中、幼女は、一人の倒れている人間と出会いました。 その人間は、倒れています。ギュッと拳を作りナニカを握っていました。 それにしても、その人間はやたらとボロボロです。喧嘩でもしたかのようにボロボロでした。 その人間は、傍らに幼女が立っている事に気づかないのか、呻く様にナニカをつぶやいています。 その呟く声の内容を聞いた、幼女は、ナニカ、今までに無いモノを感じました。 そして、幼女は、人間の顔を己に向けさせ、長い間呼吸と食事以外に使わなかった小さな口から言葉が漏れます。 『九百八十円。税込みで私ヲ買え』 142 名前: SS@黒百合 投稿日: 2008/07/10(木) 01 23 53.02 ID QeRFBk20 「と、言うわけで、私たち幼女は、九百八十円税込みで買われると言う事に、運命を感じています。 たとえ、高級な幼女達が、中古だの欠陥商品だのと蔑んでも、九百八十円税込みで買われる事は大変嬉しい事です。 まぁ蔑む幼女らの大半は、九百八十円税込みで購入される幼女への嫉妬なんですけどね」 そう得意げに言う幼女を見て、いろいろと突っ込みたいが、なんか得意げに話す幼女を見ているとまぁいいや。と思った。 『なんじゃ。■■■■。帰ってきておったか』 二階から降りてきた、片目を瞑ったままの幼女が、僕にそう言った後で、今しがた購入してきた幼女を見た。 『やれやれ。大事にせよ? ■■■■』 そう告げた後で、幼女は外へと出て行ってしまった。もう死んじまった爺さんからもらった古びれた外套を羽織って。 「ご主人さま。今の方は?」 僕の爺さんの幼女。でも、爺さんが若い頃からいたらしいから、結構な年齢だおともうけどなぁ…… 「………旅する名も無い方?」 何それ。それより。幼女って何食べるの? 「人間と同じもの食べれます! でも、私ピーマン嫌いです!」 じゃ、ピーマンたっぷりのチンジャオロースね。 「うわぁあーん!!」 143 名前: SS@黒百合 投稿日: 2008/07/10(木) 01 24 18.94 ID QeRFBk20 『ただいま』 「おかえり。孫たちは元気だった?」 『相変わらず元気じゃ。おぬしが死んだ後でもな』 「そりゃぁ、よかった」 『私としては、よくない。この力も大概使えんもんじゃな……』 「んーでも、いいじゃない。時間を渡れるんだから。いつでも僕に合いに来れば良いさ」 『ふっ……それもそうよな』 「そうさ。さてと……、今日は『 』の嫌いなピーマンの肉詰めでも食べようか」 『おぬしは、私の嫌がる事を率先してやる癖をどうにかせい』 「いやだよ~ん」
https://w.atwiki.jp/yo980/pages/60.html
837 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/07(木) 14 34 33.57 ID g85.u2AO 西暦20XX年。 名も無き日本のとある中小企業から何の前触れもなく発売された「幼女」たるものは、 瞬く間に世界中で大流行、 今では一家に一匹幼女、ペットショップに入りまず目につくのは仔犬…ではなく、 あられもない風体をした幼女、というのがグローバルな常識らしい。 世も末だ、と俺は思う。 人身売買は犯罪だ。小学生でも知ってる。 ということは何だ、世界中皆是犯罪者か。 全く、買う奴の気が知れない… 38 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/07(木) 14 36 16.55 ID g85.u2AO とはいえ、俺は幼女についての一切を知らない。 俺の日常にペットショップを訪れる要素はないし、それ以前に 俺が一日に立ち寄る場所など大学とバイト先と自宅、あとせいぜい最寄りのコンビニかスーパー。これだけだ。 健全な社会人を志す俺にとって世間の流れに疎いのは、どちらかといえば好ましくないのかもしれない。 かくして俺は近所の(大型と言えよう)ペットショップに赴いた。 …と言っても、ただの買い物のついでの暇潰しだけれども。 44 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/07(木) 15 02 26.05 ID g85.u2AO そして俺は幼女について多少の実態を知る。 少なくとも「幼女」は人間ではなかった。 人間と呼ぶには余りに小さすぎるし、等身がめちゃくちゃだ。 あと目。でかすぎる。顔の三分の一が、目。 人間を可愛くデフォルメした人形、ただし生きてます。 …それが幼女だった。 なるほど風貌も可愛らしいし、高性能なものになると家事などもこなせるらしい。 確かにこれは人気が出るのも頷ける…と、だが俺は今日これを買うつもりで来たんじゃないぜ。 危うく流されそうになった俺は値札を見て我を取りもどす。 ふと辺りを見るとさっきより客が少なくなっているようだった。 若い店員が声をかけるべきかとこちらをチラチラ見てるのを悟り、俺はそそくさと店を出た。 我ながら冷やかし以外のなにものでもあるまいな。 ごめんよ店員さん。多分もう当分来ない。 49 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/07(木) 15 28 34.21 ID g85.u2AO その帰り、俺は駅前の繁華街をブラブラ歩いていた。 例によって時間潰しだ。 幼女見物は店員さんの好意のおかげで、思った以上に時間潰しになっていなかった。 彼女の名誉のため言っておくが、店員さんに非はない。 とはいえ果たして、こちらもあまり時間は潰せる気がしない。 何せ何もない。それは俺が一番良く知っている…はずなのだが。 少し先に、何やら人だかりができていた。 夜店らしいが、人が多すぎる。売り物が見えん。 近付こうにも、何故か見物客の多くは子供連れのようで、 大の大人が子どもたちを押し退けて前列へ出るのも忍び無い(それをする労力も惜しいしな)。 一団の最後尾からその様子を見ていると、辛うじて見える垂れ幕に、こう書かれているのが読める。 「幼女すくい 一回980円」 また幼女。 350 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/08(金) 22 57 30.85 ID EALLSVI0 また幼女。 まるで幼女のバーゲンセールだぜ。 もしかしたら今日は世間で幼女デーとして制定された日なのかもしれない。 そうでなければ何故か特別に縁がある日なんだろう。 などと馬鹿なことを考えていた俺は、不意に何者かに話しかけられる。 「お兄さん、買わないの?」 ちょっと慌てた。 355 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/08(金) 23 18 52.98 ID EALLSVI0 俺がぼーっとしてる内にも見物客は入れ替わり、列は動く。 気づくと最前列にまで押しやられていたようだ。 といっても中央の、いわゆるベストポジションは依然子供たちに陣取られていて 俺のいる場所からは木箱の角しか見えない。 声の主はそこにいた。 木箱の角に二本の細い腕をたてかけ、上に頭を置いてこちらを見ている。 仲間にしてやろうか。 「ねぇ、私を買わない?」 場面によっては誤解してしまいそうなせりふだ。実によろしい。 問いかけには答えるのが礼儀というものだ。 「悪いけどここに来たのは偶然だから、こっちには何の知識も用意も無いんだ。 買ってやれないよ。」 「あ、やっぱり。うーん…こっちもその方が都合がいいんだけどな。」 そんなことを言う。そして少し考えるような仕草。 なんだ。『都合が良い』て。 「じゃ良いわ。でもちょっとだけ私の話し相手になってよ。ただし、バレないようにね。」 359 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/08(金) 23 33 39.84 ID EALLSVI0 彼女(果たして『彼女』という代名詞が人間以外に使用するにおいて適切なのかは知らん) と話して、俺はあらためて人類の技術の進化に驚かされる。 彼女はこちらの話す内容にはちゃんと辻褄の合う返事をよこすし、 少なくとも会話に関しては人間を相手にしているのと変わらなかった。 だがなぜ『バレないように』なのか、俺はついに知りえなかったが 特に気にしないでいた。 やがて店主が店じまいの旨を伝えると、客はちりぢりに帰っていった。 大半の客は冷やかしだったようだ。 この商売、あまり先は明るくねーな。 「お兄さん、買うのかい?」 さっきとは打って変わって野太い声で話しかけられた。 辺りを見ると俺以外の客は既に去ったようだ。 (ちょうど今の俺のような事態にならないようにかもしれない) 夜道に残る俺と屋台の親父。 気まずさ、到来。 362 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/08(金) 23 54 47.52 ID EALLSVI0 おやじは俺に半ば愚痴のような身の上話を投げかけつつ、手際よく店をたたんでいる。 どちらかに集中してくれればいいのに。 「儲かると思ったんだけど、だめだねぇ」 「はぁ…」 「同じようなのが、ほれ、百貨店なんかではウン百万とかで売っているだろう?」 「はい…」 「保健所にいけば仕入れ値はタダだから、俺の懐は痛まないときたもんだ」 「…」 「だがこいつらをまた引き取って貰うとなると、ただでさえ少ない売り上げも、減るどころか逆に赤字だよ。」 哀れなおやじだった。 原因は十中八九彼の浅はかさだとはいえ、少し同情。 ちらりとさっきの幼女を見ると 相変わらず箱から身を乗り出し、仲間になりたそうにこっちを見ている。 おやじは愚痴るのをやめようとしない。 となると俺に残された選択肢は一つしかあるまい。 「あの、幼女、買います。」 363 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/09(土) 00 10 40.83 ID LWE2VwI0 「おお、兄さん、やってくかい? 一回980円だよ。」 「いや、あの…一匹だけ買えますか?」 『幼女すくい』たる未知の形式に少し興味はあったが思いがけず俺がその達人で 大量に幼女をすくってしまう、などというケースも俺は考慮している。 「別にかまわないけど、お客さん変わってるねえ。どの子かは決まっているかい?」 ここで別の子を選んだら、などということも考えるが残念ながら俺は鬼畜ではないし、 これまでの人生常に安全牌を選んできたこともあって 例によって大人しく一角の一際顔を輝かせた幼女を指し示す俺だ。 「はい、980円でいいよ。」 かくして、めでたく少女が仲間にくわわった。 それにしても「少女」という言葉は人間以外を指すのに使っていいのかね。 365 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/09(土) 00 20 26.51 ID LWE2VwI0 そもそも『幼女』というのが市場において子犬などとは比べ物にならないほどの値を 制定されているということはこの俺も自らの目でもって見て心得ていたし、 ではなぜあのおやじの商売が難航しているのかというとそれは 品質が疑わしいからという理由に他ならない。 にも関わらず、この幼女は帰り道にも実に饒舌に言葉を発した。 「うれしいなあ うれしいなあ」 うれしそうだった。 「うれしいか?」 「うれしいよ。誰かに買ってもらえて本当に良かった」 「そこは嘘でも『俺でよかった』と言うべきだぞ」 「うん、でも、私これが最後のチャンスだったから…」 いきなりシビアになる。 381 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/09(土) 12 44 48.84 ID XGIM/wAO 彼女たちが保健所から連れてこられたこと 保健所には様々な理由で不要とされた幼女が集められること そもそも今回の様に大量に引き取られ、売られるというケースは稀で、(あの親父がいかに変人かということだな) 売られている幼女にとっては生き延びる最後の機会ということ …売れ残った幼女は、まず間違いなく処分されるであろうこと。 そんなことを彼女は終始笑顔で話した。 俺はどんな顔で聞けば良いんだよ。 わからなかったので頭を撫でてみた。お気に召したらしい。 目を細めたりしてみせる。でもこっちは少し後悔したぞ。 ざらざらしてる。砂か? 帰ったら早急に風呂に入ってもらいたい。 382 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/09(土) 13 02 22.23 ID XGIM/wAO いやいや、そもそもあの夜店のことを考えると、少女が多少不潔なのも当然のことだ。 彼女が不良品に有らざることをもはや俺は疑ってはいなかったが、それはそれ。 どう見ても衛生的に問題ない環境とは思えない。 まぁそのお陰で俺は部屋に上げるのを躊躇わずに済んだのだけど。 (少なくともあの木箱より清潔な自信はあるぞ) 当の幼女もやはり散らかった男物の衣類などは気にもかけない様子で、低い天井を見上げては 「わー…」などと声をもらしている。 俺は食事の用意を始めつつ傍目でその様子を面白おかしく見ていたのだが やがて少女はふらふらとベッドの前まで歩み寄り、ねじでも切れたように顔から突っ伏した。 「ぽす」というなんとも軽そうな音。 383 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/09(土) 13 17 57.31 ID XGIM/wAO 布団をかけなおしてやりに近寄ると、既に寝息をたてていた。 寝顔のかわいくない動物など地球にいないと、俺は思うんだ。 つかれてたんだろう。ゆっくりおやすみ。 でもお兄さん、先に風呂に入って欲しかったな。 この布団明日干そう。 だが朝になっても、幼女は目をさまさなかった。 こいつはそれっきり丸々二十四時間、ぶっ通しで寝続けたのだった。 394 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/09(土) 13 47 02.45 ID XGIM/wAO それからきっかり二十四時間後、 つまりすっかり日も落ちそろそろ夕食の支度でも、と ソファから腰を上げた頃、彼女は目覚めた。 「……」 「おはよう。良く寝ていたな」 こいつが寝ている間に俺はたまった洗濯物をやっつけ、幾年ぶりにフローリングを雑巾でふいた。 ついでに室内の如何わしい品の撤去などにも抜かりはない。 「…私、どれくらい寝てました?」 「きっかり丸一日だな」 「…嫌いになったよね」 突発的なことを言う幼女だった。 「ならないよ。これくらいで」 「怒ってないの?」 「怒ってない」 「嘘だ」 「嘘じゃない」 ちょっぴり嘘だった。 俺が起床したにも関わらずなお 起きる気配の無い彼女に、おいおい余りに自分勝手すぎるぜと苛立ちもした。 しかし時折うなされたような、怯えるような声を上げる様子に、 俺は彼女の哀れな境遇を思った。 こいつはどんな理由で保健所へ連れられ、どんな人生を歩んできたのだろう。 俺の推測する彼女の人生には、幸せを見出せなかった。 そうでなくともこんなしょんぼりされたら、 大抵の人間なら怒る気など失せるだろうよ。 俺はうつむく頭にそっと手を置く。 …ざらざらしてる。 435 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/09(土) 23 31 09.80 ID XGIM/wAO 幼女は何故か落ち込んでいるようだ。 俺は特に何も言わず昨日彼女が眠った後に仕込んだカレーを温め、 二人分よそった(一つの皿は小さめだ)。 テーブルについて向かい合って食べた。 幼女は絶えず口をもごもごさせながらも、時折上目遣いで ちらちらこっちを気にしている。 無言だったが、不思議と気まずくはならなかった。 奇妙にのんびりとした気楽な一時が流れた。 436 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/09(土) 23 36 41.34 ID XGIM/wAO 「幼女について何の知識も無いって、本当だったんだね」 彼女が不意に口をきいた。 「こんなに優しくてされてしまって… いつかお兄さんが幼女の扱いを知って態度を変えた時、私どうすればいいのかな」 またしょんぼり。全くもって話が読めない。 だがまぁとにかく、あまり長い間こんなヤな空気はごめんだぜ。 「なあ、お前、風呂入ってこいよ」 「…お風呂?」 「そう。全く、汚れたままベッドで寝やがって」 「あ…その、ごめんなs」 「謝らなくていーの。ほら、いったいった」 「わ、ちょっと!待…」 何か言おうとした彼女を強引に脱衣所に押しやり、ぴしゃりと戸を閉めた。 438 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/09(土) 23 42 13.46 ID XGIM/wAO 全くどうしたことだ。 出会った時とのはしゃぎようとは別人じゃねーか。 「あのー…。」 風呂場からおずおずとした声。 「どうした」 「どう使うのか、わからない…」 「…。」 腰を上げたこちらの気配を察したのだろうか 「あ、開けなくて良い!開けなくて!口で言って!」 なんだ。 俺にいやらしい考えでもあるみたいじゃないか、失礼な。 つーかもう服は脱いだんかい! 442 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/09(土) 23 48 55.38 ID XGIM/wAO 入浴の手順を口頭で説明するのは困難を極めた。 扉越しの幼女(全裸)は俺の献身的な説明を全て「?」で返したが やがて「わかった、もう大丈夫」と言うと静かに…ならなかった。 風呂場は終始 「あっつい!あっつい!」だとか 「わ、わ、わ!!」とか 「あー…すごぉい…」 などといった声で賑やかだった。 外から聞いてる分には結構楽しい。 くれぐれも言っておくが、断じて劣情を催してなどいない。 443 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/09(土) 23 54 33.20 ID XGIM/wAO やがて、カラカラと扉が開く。が、幼女は中々出てこない。 と、ひょこと顔を半分だけ覗かせ、困った顔で見てる。 髪は濡れてぺたりとはりつき、少しだけのぞく火照った肩がエロい。 「どうした、早く着替えて出てこいよ」 「うん、あのね。私もそうしたいんだけど…」 「どうした?」 「その、服が無いの」 俺の落ち度であった。 つーか気付けよ。言えよ。脱ぐ前に。 444 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/10(日) 00 06 50.23 ID TP9Y4UAO さて、参った。途方もなく困った。 俺、幼女のサイズどころか女物の服の類一切持ってないわ。 仕方ないので適当にゆったりした長袖とジーンズを見繕っておずおずと差し出す。 全ての非は私めに御座います。 濡れた手がそれを受け取り、 「あの…できればタオルも」 俺はいよいよドジっ子のようだ。 光の速さで取りに行き、手渡す。 ごそごそと幼女が着替えるその間、俺はとりあえず正座で待つ。 やがて戸が開き… 「…」 「…」 「そんな見ないで…」 …うん分かってたんだけどね。 彼女が身につけているのはTシャツのみだった。 そりゃそうだ。彼女の全長は俺のへそ辺りまでかない。 つまり俺はこいつに「全裸にTシャツ一枚」以外の選択肢を与えなかったのもかわらない。 「幼女を全裸を強いる状況に陥れ、余分な衣類を渡さない男。」 変態。 紛うことなき変態が、そこにはいた。 520 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/10(日) 13 13 00.17 ID TP9Y4UAO 数秒の間、そしてがくりと膝を折り両手を地につく俺。 お父さん、お母さん、ごめんなさい。 俺、どうやら変態になっていまいました。 と、うつむく俺の斜め上から徐々に広がるくすくす笑い。 なんだよ。人が絶望するのに忙しいのに、うるせーな。 見上げると幼女が笑っていた。 それはあの夜とはまた違った、始めて見る笑顔だった。 一切の遠慮も隔たりもなく、ただ楽しそうに彼女は笑っていた。 その時…いや、何故かはわからないし説明しろと言われても困る。 感じてしまったものはしょうがない。とにかく俺は無意識に悟った。 ああこいつは今、はじめて俺に気を許したのだ、と。 521 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/10(日) 13 17 27.75 ID TP9Y4UAO 「これからよろしくね、お兄さん」 彼女もまた俺と似たようなことを感知したのか、 普通は初対面の人間に用いるようなせりふを言うのだった。 と、ここで俺はちょっとしたことに気づく。 (おそらくかなり久方ぶりに)風呂に入って一通りの埃を落とし、 今目の前に立っているこの少女。 いくらそういう趣味の無い俺でも、気付かないわけにはいかなかったさ。 ああ、そうだよ。 こいつ、むちゃくちゃ可愛い。 新着レス 2008/02/10(日) 23 43 522 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/10(日) 13 35 00.33 ID TP9Y4UAO 背中にかかった柔らかな黒髪(長髪と言うには少し短いかな)は、 見る者の角度によって大人びた茶(瞳と同じ色だ)に色を変え さらに今はシャンプーの匂い(なんで女の子ってあんな長い間残るんだろうね) を纏っている。 線の細い身体にぶかぶかのシャツ、それゆえ手のひらを出すのは諦めているらしく 余った袖はひらひら持て余されている。 太股まで覆い隠すゆったりとした布地、 その下からすらりと伸びる脚はほどよく健康的に白い。 それにしてもこいつ、幼女と呼ぶには少し大人びているような… いやに低い身長は別として、これまでの ほどほどに節操のある対応や物腰からそんな印象を受けたな。 人間でいうと十一、二歳といったところか。 心境の変化の影響とかわからんが 女というのはかくも変わるものかね。 なんか、うん、守ってやりたい。 誰もがそう思わせられる美少女が目の前にいた。 523 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/10(日) 13 43 29.39 ID TP9Y4UAO 俺の束の間の沈黙を、この美少女は不審に思ったようだ。 俺、そんな危なげな顔してたかい。 「いや、すまん、あまりに可愛くなったから見とれてたわ」 正直に言う。 と、みるみる顔が赤くなる。 もにょもにょと言い訳のようなことを口走る。 うむ、実に微笑ましい。 さて、と一つ息をつき、俺は幼女に向き合う。 今日が終わる前に言っておかなければならないことが、一つ、あった。 「言わないわけにはいかんだろう」と、 何か知らんがその時の俺は妙な義務感にかられていたんだ。 笑うか? 524 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/10(日) 13 54 53.98 ID TP9Y4UAO 「ちょっとした話をするぞ」 俺の雰囲気に押されたのか、彼女は黙ったままだ。 「いいか、誰が何と言おうと俺はお前をペットとは思わない。 お前は人間で、俺はお前の同居相手というわけだ」 こういう話は早く捲し立ててしまうにかぎることを、俺は知っている。 なぜって、そりゃ、自分が恥ずかしくなるからに決まってる。 「だから俺に遠慮するな。本心を隠すな。不満はちゃんと言え。 …その、なんだ、この先毎日が今日のお前のような態度の慎ましさだと 逆にこっちも疲れてしまうんだよ… もっと気楽な関係でいようぜ。それだけ。」 …OK、言い切ったぞ、俺は。 思い返すと自分でも怯気のするような台詞だ。 また笑われるかなーなどと考えそっと目をやると、 驚いたことに幼女の目は赤みを帯びていた。 おい、おい、待て。 こんな可愛い子が泣くのは反則だろ。 動揺する俺に彼女は言う。 「じゃあ、一つ良いかな」 「お、おう。な、何でも言ってみろ!」 「さっきのカレー…もう少し食べて良い?」 予想外の言葉に呆気にとられている俺に気づき、 少し恥ずかしそうに下を向く。 「その、長い間まともに食べてなかったから、あれだけじゃ足りなくて…。」 586 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/11(月) 02 53 17.32 ID GcbtdSE0 「…」 まだ半分寝ぼけた俺の眼は、ベッドであまりに無防備に眠る 可憐な少女をとらえていた。 「おーい……ミク」 依然すよすよと気持ちのよさそうな寝息。 とうとう強引に布団をひっぺがしてやった。 飛び上がる少女(装備:ぶかぶかTシャツ)。 「わひゃあぁっ!? 何? 何!?」 「いや…朝飯…今日お前の番…」 まだ焦点の合わない目で俺を見つめること数分、 やがてはっとしたように 「あ…!ど、どうしよう、ごめんなさい。私あの、寝坊してしまって…」 だんだん歪んでいく表情。目に溜まる涙。 つくづく感情の起伏の激しいやつめ。 それなりに見ていて面白いが、泣き顔は苦手だ。 「えっと、えっと、今すぐ何かつくるから…」 「いや、もういいよ、めんどくさいし。 どっか食いにいこう。ミクも早く支度しろよ。」 ぴょこんとベッドを降り、顔を洗いにいく少女だった。 587 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/11(月) 03 02 03.28 ID GcbtdSE0 休日のぽかぽか陽気の心地よい朝、俺たちは外へ出た。 駅前には行き馴染みであった喫茶店があるが ちょっとした知り合いがバイトしているので、もう行かない。 なんとなく幼女と一緒なのを見られるのは気恥ずかしいというものだ。 とはいえ他に近隣に朝食としてふさわしいものを食わせる店に思い当たりは無く、 そのうちまだ少し眠気の残った俺の脳はこともあろうに 「電車で少し遠くへ赴き、新たな店を開拓するのも悪くない」 などと考え始めた。 588 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/11(月) 03 10 55.04 ID GcbtdSE0 駅まで徒歩の道のり、 ミクはやたら「怒ってない?」とさきほどの失敗を気にした。 が 電車に乗ると、その興味は絶えず動く景色やら 光を反射してチラチラ動く側の魚などに移ろいだ様子で、 終始窓に張り付いているのだった。 …ところで、無計画な遠出というのは十中八九うまくいかない。 土地勘を持たざる俺はやはりというかなんというか、迷った。 適当な店を見繕って入るころには当初の予定、「朝食」は 少し早めの昼食になっていたのだった。 592 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/11(月) 03 25 36.59 ID GcbtdSE0 幼女なるものを我が家へ迎えて、一ヶ月が経過していた。 俺たちの生活は特に大きな問題もなく、拍子抜けするほど順調だった。 当初こそ密かに食いぶちが単純に二倍になったことを案じたものの 彼女が初日のカレーほどの量を平らげることはあれ以降無く、 俺はこいつを自らのバイト代で養っていける確信を得た。 その、俺がバイトや大学で家を空ける時間、彼女は 自ら率先してつつなく家事をこなし、 それによって俺の負担はむしろ以前より減ったと言って良い。 初めて振舞われて以来心配だった彼女の料理の腕もちかごろは目を見張る急成長を遂げ、 住み込みの家政婦としてはひととおり、 合格点といえる水準には達していたのだった。 593 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/11(月) 03 41 52.26 ID GcbtdSE0 俺が家を留守にする間、 彼女は家事ばかりしているというわけではないようで 俺が以前にバイト代で買い溜めたCDに興味を持ったようだった。 その様子を見た俺は大昔に買ってしまい込んでいたCDウォークマンのことを思い出し、 わざわざ押入れの奥から見つけ出し、彼女に与えた。 毎日家事をこなしてくれる彼女へのせめてもの感謝の気持ちであり、 彼女は思いの外、喜んでくれたようだった。 そういえば、いつだったか、俺が遅くに帰った時など、 幼女は台所に立ち手を動かしつつ、鼻歌を口ずさんでいた。 といっても、こちらが動くとその布ずれの音で聞き取れないくらい小さな声だったが、 彼女は楽しそうに歌っていた。 俺に気づくとやめてしまう気がして、 その時の俺はしばらくその場に立ち尽くし、彼女の歌声に耳を傾けた。 俺の所有するCDに違いないのだから確かにその曲は知っている気がするのだが、 いかんせん、曲名までは思い出せん。だが、なんとなく懐かしい。 そんなメロディを、彼女は優しい声でなぞった。 594 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/11(月) 03 51 06.65 ID GcbtdSE0 うたう美少女。 頭の悪い発想で、俺はいつだったか からかいまじりに彼女のことを「ミク」と呼んだ。 意味はわかってないにせよ彼女は意外にもその名の響きが気に入ってしまったようで、 (「それ、なんか良いね! なんかキレイな名前。好きだな。」) 呼び名に困っていたこともあり、 俺はそれ以降、彼女のことをしばしばミクと呼んだ。 …これは余談だが一度わけのわからない彼女を無視し、 例によってツインテールにしてやろうと試みたのだが 黒髪で十分な長さのないこいつのツインテールは、なんか間抜けだった。 本家には似ても似つかない。 すこし残念そうな俺に、 彼女は最後まで「???」な顔をしていたがな。 595 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/11(月) 04 01 33.36 ID GcbtdSE0 呼び名といえば、ミクの方はあの夜はじめて会った時そのまま、 俺のことを「お兄さん」と呼ぶのだった。 …なんだね、「お兄ちゃん」なら 可愛い妹にでも呼ばれているような気分になるが、 「お兄さん」だと、俺はキャッチ勧誘のお姉さんとでも同居しているみたいじゃないか。 「お兄さん、帰り、また電車乗るんだよね!?」 …まあ好きにするが良いさ。 知らない街からとんぼ返りで帰宅したころには 時計の針は正真正銘で昼飯にふさわしいか、という時刻を指し示しており、 俺は「慣れないことはするもんじゃない」の言葉を改めて心に刻んだのだった。 休日の貴重な時間は、嘘みたいに流れるのが早いのだった。 643 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/12(火) 00 39 03.78 ID rbq5Rbs0 さて、帰ってからのしばらくの間、ミクの言動は虚ろだった。 ついさっきまで自らの身に起きていた夢のような体験の余韻に、まだ浸っているようだ。 平和なやつだ。 かくいう俺もまた、数十分前のことを頭の中で反芻していた。 といってもこの無垢な少女のように、ただ純粋な感動を噛みしめていたわけではない。 いや、どちらかといえば他人から見れば、苦虫を噛み潰したような顔をしていたと思う。 本当なら何も起こたなかったはずの駅からの帰り道、 しかし今回に限って「何も無かった」とは言い難い出来事があった。 しかもそのことを俺は、少なくともミクにの目には「何も無かった」ように見えるよう 振舞わなければならなかったのである。 644 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/12(火) 01 00 11.52 ID rbq5Rbs0 駅から家までの徒歩の道中、 俺とミクは来た時とは別の道を歩いていた。 その道というのは何本かの桜の木が植わっており この辺りではちょっとした花見スポットとして有名だった。 普段俺が頻繁に家を空けるため、中々外に出る機会の持てないミクに 名残りの桜を見せてやれるかもしれないと考えたのだった。 運よく、桜は残っていた。 さすがに満開とはいかなかったが 四月の下旬にここまで残っているのは、まあ上出来と言えよう。 とはいえ花見シーズンは確実に終わりを迎えようとしているようで、目の前で これくらいの風にしては少しオーバーだ、と言わんばかりの量の花弁がはらはらと散った。 645 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/12(火) 01 11 08.03 ID rbq5Rbs0 ミクは初めて見る光景に目を丸くした。 「すごい…」 「本当、まるで雪みたいだ」 「雪?」 「ええと、冬になると降ってくる氷の粒、かな。それはそれで綺麗なんだぞ。」 「へえ、それもいつか見たいな……ね、もっと近くで見てきて良い?」 頷いて許可を示すと、顔を輝かせてかけてくのだった。 桜吹雪の中の美少女というのは、もう これ以上ないっちゅーくらい絵になった。 しかしその時の俺には、その光景を心静かに見守る余裕など無かった。 ある少し前から気に掛かっている件について、無い頭を必死に働かせていた。 646 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/12(火) 01 29 48.50 ID rbq5Rbs0 少し前に俺はミクとの生活で 「特に大きな問題は無い」と言ったよな。 別にその言葉に偽りがあったわけではないが、ただ 違和感というか何というかその、若干引っかかっていることなら少し、あった。 といっても、そんな深刻になることでもないさ。 ちょっと四六時中頭から離れない程度の症状だ。 その一つに、ミクが毎晩就寝中にうなされていることが数えられる。 彼女は小汚い夜店から家に来たあの晩だけではなく、 少なくとも俺が見ている範囲では「全ての夜」、うなされていた。 ただポロポロと涙を落とすだけ、声も上げずに泣いていたかと思うと寝返りを打ち、 「ごめんなさい、ごめんなさい」と繰り返すのだった。 無意識であるにも関わらず、目に見えない何かに対して懸命に許しを請うその様子に なぜか理由無く、胸を締め付けられた。 648 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/12(火) 01 54 51.07 ID rbq5Rbs0 しかし朝起こす頃には、少女はそんなこと嘘のように なんとも安らかに健やかな顔で寝息をたてているのだった。 起きてからも一切そんなこと気にかけた素振りは見せず、 さらに無理している様子も無いことを考えると、どうやら自分では気づいてないらしい。 まあ、「そういう性質(タチ)なのだ」と言われてしまえば 多少無理してでも納得できないことはないのだが、 常識的な感性を持つ者なら誰が見てもあの様子は異常だと思うだろう。 まるでこんな小さな身体にこの世界の全ての罪を抱え込んでいるかのように その叫びはあまりに哀しく、いじらしく、痛ましくかった。 649 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/12(火) 02 20 43.09 ID rbq5Rbs0 もう一つは、なにやら俺と世間一般では「幼女」という生物に対しての 認識のズレがあるように思われてならない、ということだ。 ミクが家に来てまだ間もない頃、さすがにいつまでも 着るものが俺のTシャツしか無いというのもあんまりだということで、 (本人は割と気にしてない様子で、「えー、ずっとこれで良いのに」とか抜かしていた。) 幼女限定の衣類専門店を訪れた。 うん、これは今でもやめておけばよかったとひどく後悔している。 一瞬俺は「入る店を間違えた」とさえ思った。 確かに普通の服もあるが、それは店内の三割程度で、 店内の大半を占めているのは確かにサイズは幼女のものに見える、 しかしなんとも如何わしい、際どいコスチュームだった。 人形じゃあるまいし、こんな人間に近い存在を己の性欲の捌け口程度としか考えていない 人間が存在することを間接的に目の当たりにした気がして、俺は愕然とした。 俺は半分羞恥、半分怒りというもう自分でも何やらわけがわからないような状態で 一応普通そうに見える下着や普段着一式ひっつかみ、レジを通し、 怒れる足取りで店を出た。 (ミクは俺の態度や店の雰囲気に圧倒され、かわいそうにただオロオロするばかりだった。) そのまま一切口を開かぬまま帰宅し、 あんな店がさも当たり前というように公共の場に君臨し続けている辺り、 もう日本は終わりだと酷く絶望したのだった。 748 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/13(水) 17 01 40.88 ID LjAMw1Y0 いよいよ俺は混乱していた。 何の知識もないままミクを迎え入れてしまった自分の浅はかさを 今さらながら、悔やんだ。 同時に、ここらで誰でもいいからある程度幼女にくわしい人間に 話を聞いてもらいたかった。 だが、ここ一ヶ月で自宅における俺の半径五メートル内には 常にミクの姿があったため、ついに今の今までそんな機会は得られていない。 …今、その彼女は目の前の桜に夢中だ。 そして目の届く範囲にいる。まさに絶好のチャンスだ。 これを逃したら次はいつになることやら定かでない。 俺は携帯電話を取り出す。 必要な番号なら前もって調べ上げ、登録してある。 小さな画面に映るその文字を選択し、機器を耳に当てがった。 なに、ミクが飽きて戻ってくるのが見えたら、適当に切り上げるだけのことだ 750 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/13(水) 17 24 47.07 ID LjAMw1Y0 「はい、○○ペットショップです。ご用件、どうぞ。」 以前興味本位で幼女を見物し、そのくせ何も買わずに帰るという まさに、図らずも最低な客の模範行為を演じた店だった。 確実な返答をくれる所など、ここくらいしか思い浮かばなかったからしょうがない。 だが驚くべきことに、この無愛想な声の主(おそらく店主だろう)は 確実な返答どころか一切の情報をもたらさなかった。 彼の言うところを要約すると、こうである。 幼女についての相談? あ、何、うちで買ったものじゃないの? じゃ悪いけど受けかねるわwwいや、正直面倒とかじゃなくてねwwww 代わりにほら、企業の番号教えてやるから、ここへでもかけてみたら? 分かったら帰ってクソして幼女愛でて寝てろ、ハゲ。 …。 いや、もっと事務的な口調ではあったが。 とにかくこの旨を伝えるや否や、この男こちらに何か言い返す間も与えず 電話を切りやがったのだ。 もうね、二分くらい、硬直してたね。 苛立ちとかとうに超越し、何かもう、惨めだった。 751 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/13(水) 17 32 13.98 ID LjAMw1Y0 「はい、こちら、××質問対応センター。」 …ダルそうな男の声だった。 もはや良い予感など、全くもってしない。 「あの、幼女について、質問なんですが」 「はい、どーぞ。」 「夜、うなされてるんです」 「はい」 「毎晩悪夢を見るようで」 「はい」 「でも、起きるとケロっとしてます」 「はい」 「自覚は無いようで…」 「あのね、お客さん。」 遮られる。 752 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/13(水) 17 46 14.46 ID LjAMw1Y0 「冗談のつもりなら、切りますよ? 少なくとも今ウチで取り扱ってる幼女に、夢を見る機能なんて無いです。 といっても幼女を販売している企業なんて日本で、いや世界でウチだけですから、 …なんせ我が企業オリジナルの大ヒット製品の製造法を他企業に真似されないように、 情報の漏れ出し防止に関してはガチガチに固めてありますからね… だから、世界のどこを探しても、そんな幼女いるはずないんですよ。 わかります?つまり、その…幼女が眠るってのは、正式には違うんすよ。 パソコンとかで言う電源は切らないままでの、待機状態。うん、そうだな。 分かりやすくいうと、あんな感じです。 だから、ありえないです。何かの勘違いです…お客さんのジョークとかで無いならね。 全く、そんな人間じみた無駄な機能を備えた幼女、いるのであれば 逆にこっちがお目にかかりたい……」 「ふざけるな」 限界だった。 さっき静まった憤りが、勢いを増して再燃していた。 753 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/13(水) 18 01 49.12 ID LjAMw1Y0 「さっきから幼女を家電か何かみたいに言いやがって。 ミクは物じゃない。人間と何一つ変わらない。生きてるんだ。 笑うし眠るし夢を見るし、歌だってうたえる。 料理だって…そりゃ、最初はへたくそだったけど、最近はちゃんと食えるものをつくる。 そうだ、あいつはなんでも頑張ろうとするんだよ。 別に俺はかまわないのに自分が居候なのを気にかけて、 いつだって俺のために少しでも役立とうと、一生懸命なんだ。 最初はうまくできないことだって、いつのまにか人並みにこなせるようになってる。 逆に人間に、その健気さを学べと言ってやりたいくらいだ。 主にあんたのような、最低限の口のきき方も知らないような輩にな。」 ここまで一気に言った。 怒りで頭が真っ白だった。 録音されて裁判に持ち込まれたら勝ち目が無いような暴言も、 勢いにまかせていくつか言った気がする。 だが知ったことか。ここまで言われて黙ってられる奴がいたら、そいつがおかしい。 786 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/14(木) 04 20 33.49 ID On3ACIAO しばしの沈黙。 実際はそうでもないのだろうが、やたら永く感じられる。 俺の頭もいい加減冷めつつあった。 幾ら向こうに非があるとはいえ、少し大人気ないことをした。 ここは形だけでも謝罪しておくのが賢明だろう。 「…あの」 「その話、もしかして本気ですか?」 背筋に寒気が走った。さっきとは別人のような落ち着いた声。 「…ちょっと詳しいお話お聞かせ願えます?」 反射的に電源を切った。 一方的に通話が中断される。 やばい。何かわからないが、嫌な予感がする。 俺は何をやらかした? 携帯電話は通話の終了を告げる無機質な音を発していた。 787 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/02/14(木) 04 26 11.90 ID On3ACIAO 「お兄さん、何かあったの?顔真っ青。それに、凄い汗…」 いつの間にかミクが傍に立っていた。 心配そうな目で首をかしげ、俺を見上げる。 …それからどうやって帰ったのかを、俺はよく覚えていない。 よく働かない頭で部屋のドアを開け、大学の課題をこなし、 ミクのつくった晩飯を食べ、風呂に入った。 ソファで横になって毛布をかぶり、 いっそ起きたら今日のことを忘れていることさえ願った。 「…ごめんなさい…」 ミクの消え入るような声が聞こえ、はあと溜め息をつく。 これはあまり実行したくなかったが、 もう他に手段は無いよな… 俺は近いうちに、問題の張本人から 事情を聞き出す決意をしたのだった。
https://w.atwiki.jp/yo980/pages/213.html
590 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/09/23(火) 08 35 19.65 ID Q.vSoEAO 俺の名前は田中 凪だ ああ、解ってる。自分でも変な名前なのは解ってるよ 文句は名付けた俺の親に言ってくれ 話は変わるが実は、今とても困っている 話は一時間ほど前に遡る………… 591 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/09/23(火) 09 02 20.53 ID Q.vSoEAO 「くそ、いきなり雨なんて降るんじゃねぇ!」 俺は一人、空に文句を言う 「100円の傘じゃ防げないか…………ん?」 俺の目は道端のダンボールを捉えた 「なんだろ?」 捨て猫か?そう思って俺はダンボールに近づいた ダンボールに手を伸ばしかけ、俺はいつももの習慣になった 最悪の事態の想像 をする。 「……っよし」 想像完了、これで例え全裸幼女の死体だとしても冷静に通報出来るだけの余裕ができた 「さてと、何が出るかな」死体じゃないことを祈りつつ開ける 「…なんだ猫か」 ひとまず安心した 猫は真っ白な猫でとてもきれいだった 「見つけてしまったんだ、仕方ないか」 まあ、そうなるな 誰も居ない家も寂しいと思っていたところだ 俺の住んでいるアパートはペットOKだし(隣に住んでいる宮下さんはワニを飼って居る。なんでも拾ったらしい) この猫を飼うのもいいかなと思い始めた 「とりあえず、連れて帰るか」 俺は猫を連れて帰路に着いた さて、ここまでで「ドコが困ったのだろう?」と思う人も居るだろう まあ、もう少し回想に付き合ってくれ 592 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/09/23(火) 09 22 51.39 ID Q.vSoEAO 「あ~、びしょ濡れだ…」 (↑まさに濡れネズミww) 「うるせえ、地の文が喋るな」 (サーセンwwww) 「こいつ…」 「さて風呂でもはいるか」 タオルで猫を拭きながら風呂の電源をいれる 「とりあえずミルクでもあげてみるか」 (やらしいな) 「やらしくねえよ!」 まったくこまった天の声だこいつを精霊ムネオと名付けよう 「拾った猫にミルクをあげるのは王道だよな?」 猫に牛乳はいけないとも聞いたことあるがソレは無視する 「とりあえず有名なコピペを参考にしてぬるいミルクを………」 おそるおそる猫にミルクをさしだしてみる 「さあ、運命の瞬間です」 どこぞのアナウンサーのような言葉を口走る俺 猫「ペロペロ」 「(´・ω・)ぉぉお」感動した。 「とりあえず、今の内に風呂へ行こう」 593 名前: 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 投稿日: 2008/09/23(火) 09 31 57.49 ID Q.vSoEAO 「ふう…」 (まさか、賢ry)風呂からあがる俺 一人暮らしだしパンツだけで部屋に戻る 「だれも見るやつなんていないしな」 リビングに戻る俺 幼「………」 DIO「ザ ワールド!!!!」 時が止まった… なぜ、why?どうして幼女がここに!? ふう、回想終了 ―――――――――――― 602 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/09/23(火) 21 16 14.50 ID Q.vSoEAO よしじゃあ書いてみるか ――――――――――――― さて、ここまで来れば俺がなんでこまっているか解ってくれただろう つまり 「なんで俺の部屋に幼女が居るんだよ!!」 つまりはこうゆうことだ よし落ち着けこんなときには素数を数えるんだ 「1…2…3…5…7…11…13……」 (おい、1は素数じゃないぞ) 「煩い!」 よし、落ち着いた まず俺がするべきなのは… 俺は携帯を取り出しある番号に電話した プルルルルル…ガチャ 加藤「もしもし」 「こちらスネーク、大佐応答してくれ」 加藤「どうしたんだスネーク」 「風呂からあがると部屋に幼女が居たんだ!」 加藤「なんだって?、スネークそれは本当か?!」 「ああ、俺もまだ信じられない」 加藤「いいか、素数を数えて落ち着くんだ」 「それはもうやった」 605 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/09/23(火) 21 35 22.76 ID Q.vSoEAO 加藤「スネークいまから俺の言う言葉をよく聞くんだ」 「解った。」 加藤「現実を見ろ、起きないから奇跡、寝言は寝て言え」ガチャ……ツーツー 「大佐、応答してくれ、大佐!」 くそ、切りやがった! 「俺は寝ぼけているのか?」 ちょうど近くにあったシャーペンで手の甲を刺して見る 「てい、」グサッ! ………痛い、ものすごく痛い、夢だと思って全力を出したのがまずかった…… カッとなってやった。今では反省している 悶え苦しむ俺 幼女「あの…大丈夫ですか?」 「喋った!」喋った! (喋った!) 幼女「そりゃ、喋りますよ人間だもの」 あらためて、幼女をじっくり(ねっとり、やらしく)見てみた髪の毛と服は真っ白、髪型はセミロング、目は猫みたいだ ん?、猫?何か忘れているような… 608 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/09/23(火) 22 14 39.75 ID Q.vSoEAO さて、落ち着いたところでどうして幼女が俺の部屋にいるか考えよう (さっきは、暴走したしな) 「ケース1、この前書いた悪魔の召喚陣のせい」 (なぜそんなのを書いた) 「カレとカノジョの召喚魔法『電撃文庫』を読んで…」 でも、悪魔ってより天使って感じだから違うな 「ケース2、この前通販で買ったマンドラゴラの種が成長した。」 (なぜ買った) 「通販のマンドラゴラのイラストに萌えたから、つい」 植物ぽくないしちがうな 「ケース3、この前送られてきた手紙に『巻きます』って返信したからか?」 (なぜやった) 「ローゼンの新装版の発売日でうかれてたからです」 でも、トランクもないし、どう見ても人だし違うな 「ケース5、俺の幻覚」 (ケース4は、どうした?) 「4は不吉だから飛ばした!」 シャーペンを刺しても消えないし幻覚じゃないな ――――――――― 621 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/09/24(水) 16 02 09.70 ID wUUACQAO さあ、投下の時間だ ―――――――――― 「ケース6、生き別れの妹」 (どうでもいいが、どうしてそんなに案がポンポンでてくるんだよ) 「エロゲとラノベで培かわれた知識は無限大だ!」 チラッと幼女を見てみる。 幼女「………?」 ポカンと口を開けてコチラを見ていらっしゃる。 ………テラ…カワユス…(鼻血出そう) うん、絶対に違うなまったく似てないし (お前なんかに似てたらやだよ) 「ケース8(いや、もうやめよう、永遠に続ける気がする) 仕方ない辞めてやるよ 幼女「…………」キュルルル… 「お腹空いたのか?」 幼女「はい…」 「よし、ちょっと待ってろ」 俺は走った。 山や谷を越え傷だらけに成りながら走った 俺はやっとの思いでたどり着いた 俺は目的の物をカゴにいれ こう言った 「すいません、会計お願いします。」 コンビニ店員「はい、えーと、合計で980円(税)ですね」 俺は1000円札を渡した コ「20円のお釣りですね。ありがとうございました!」 俺は普通に歩いて帰った。・ 「ただいま~」 幼女「おかえりなさい」 誰かにこう言ってもらうのは久しぶりだ… (泣くなよ) まだ、泣いてないよ。限りなく泣きに近いけど 623 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/09/24(水) 19 06 49.22 ID wUUACQAO さて、再開 ―――――――――――― 「とりあえず、これ食べて」 幼女「あ、ありがとうごさいます」 コンビニの袋を渡す ちなみに中身はトマトサンド、タマゴサンド、猫缶である そういえば、猫は見まわしても何処にもいない (その猫とゆうのは貴方の想像上の存在でわないでしょうか?) (もし、そうなら貴方は総合性失調症の疑いがあります) 「…煩いぞ天の声!!!!」 幼女「ひゃう!」ビクッ! 「すまん、大きな声を出して」 さて困った。 猫は何処に行ったんだ? 「う~ん」 幼女「あの、どうしたんですか?」 「いや、猫がいないんだけど知らない?」 幼女「あ、それわたしです」 え? つまり、幼女=猫? 「え、まじ?」 幼女「はい、まじです!」 俺は混乱していた なぜ猫が幼女になったのか 買ってきた猫缶どうしよう ゼロの使い魔、最新刊買わなきゃ つまり一言で言うと それなんてエロゲ!?(`・ω・´) 640 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/09/25(木) 08 16 22.99 ID mK2Tu6AO さて、書きためたぶん投下 ――――――――――――― 「それなんてエロゲ!?(`・ω・´)」 あ、響いた たぶん隣の宮下さんにも聞こえただろうな………… (おめでとうwwww) 「ありがとよ…」 ここまで嬉しくない祝福は初めてだよ…… (さてさて、おかしな事になりはじめました) だが、やるべきことはひとつしかない! プルルルル ガチャ 加藤「はい」 「こちらスネーク」 加藤「どうしたんだスネーク」 「幼女の正体は猫だったんだ!」 ガチャ…………ツーツーツー 「くそ、またか!」 「この常識知らずめ」 (…それはお前だろ) 641 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/09/25(木) 08 17 22.11 ID mK2Tu6AO とりあえず、この幼女にいくつか質問してみよう 「えっと、御趣味は?」(お見合いじゃないんだぞ) 仕方ないんだ。なれていないんだから! 幼女「えっと、お花を少々」 「ほう、それはそれは」 幼女「そちらは?」 「ラノベ観賞です。……………あ、」 …………気まずい ……言葉よもどれ、もっとマシな言葉にして吐き出してやるから… 気をとり直して… 「えっと、なんで猫が幼女になったのかな?」 幼女「秘密です。」 「何故?」 幼女「女の子は秘密が有るほど魅力的なんですよ☆」 「…なるほど、よく解りました」 (いやいや、納得するなよ) じゃあ、お前ならどうするよ (……………(・ω・`)) だろ? ―――――――――――― 652 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/09/26(金) 08 05 48.20 ID VLzzl.AO とりあえず、誰だかお帰り ――――――――――――― 「そういえば、まだ名乗ってませんでしたね」 「田中 凪ともうします」 幼女「私は名前がないんです。製造番号はv-1046rです」 「そうなんですか」 幼女「はい」 「ダンボールの中に居たって事は、もしかして住む所が無い野良なんですか?」 幼女「はい、お恥ずかしながら………」 「じゃあ、俺の家にすみますか?」 幼女「いいんですか?」 やばい、笑顔が眩しいよ あ~、ムスカりそう (ムスカる=目が~目が~! に成ること) 「もちろん、いいですよ」爽やかな笑顔~ 幼女「じゃあ、こちらにサインと拇印をお願いします」 「はい、 できました」 653 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/09/26(金) 08 06 09.07 ID VLzzl.AO (よお、上手くやったな犯罪者) 煩い、これは親切心だ (予告しよう…お前が次に思うセリフは『幼女と住めるなんて、やったーラッキー』と思う) 幼女と住めるなんて、やったーラッキー ……はっ! 「とりあえず、今日はもう寝ましょうか」 幼女「はい、わかりました」モゾモゾ…………スピー …寝るの早! 654 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/09/26(金) 08 08 59.55 ID VLzzl.AO (Q、幼女は何処で寝ている) 「A、どう見ても俺のベットです。本当にありがとうございました」 (Q、じゃあ、お前は何処にねる) 「A、添い寝して一晩中警護に当たります」 (Q、お前はそれで寝れるのか) 「A、もちろん、寝れないよ」 (Q、紳士の様子はどうだ?) 「A、イエロースネークからレッドスネークに進化した」 (Q、このロリコンめ) 「A、いやー照れるな」 (誉めてないし) 「ロリコンは文化です」 (いえ、ロリコンは病気です) 「細い脚線美、あどけない笑み、膨らみかけの胸………まったくもって素晴らしいじゃないか!」 (見た目13才位だし犯罪だろ) 「いやいや、真のロリコンはロリを守る存在である」 「手を出す奴は、外道かペド野郎だ」 (OK、さっさと寝ろ) 「解った、お休み」 ――――――――――――― 660 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/09/27(土) 07 37 11.90 ID 7LMDg2AO なんか、共感してくれた人が多くて驚いた ―――――――――――― ~朝~ 「今日も恨めしいほど空は青いな」 幼女「………スピー………スピー…」 (ねてますね) そーですね (カメラだカメラを用意しろ!) 了解だ! 「トミタケフラッシュ!」 (ちょ、おま、それ時報フラグ) 「一秒間に43枚撮れる優れ物だ!」 (マシンガンか、それ?) 幼女「…………うっさいな、寝てるんだから静かにしてよ」 「!」 (!) 661 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/09/27(土) 07 37 34.62 ID 7LMDg2AO 幼女「まったく、起きたとたんソレか、予想以上の犯罪者ぶりだね」ニヤニヤ 「えっと、昨日の子だよね?」 幼女「は?見れば解るでしょ?」 幼女は呆れたように言った 「いや、だが………」 ―ザッ ワールド― (ここで優しい天の声から解説、確かに昨日の幼女と同一人物である) (だが、たれ目がつり目に、髪型がストレートから外はねに、目が青から赤に変わり) (なにより性格が違う、気弱なお嬢様から小悪魔~ダル風味~に性格がかわってるんだ!!) ―そして、時は動き出す― 「いや、だが………」 幼女「うっさいな~、昨日のは、この家に潜り込むための猫かぶりだよ~」 なるほど、猫だけに猫かぶりか 「潜り込めたから、辞めたのか?」 幼女「ちょっと違うね……………ほれ」ピラ これは、昨日、俺がサインした書類!? 幼女「よ~~~~く、読んでみな」 「なになに、わたしは執事(奴隷)として、悪魔『〇〆*§Å¶』様のもとに一生つかえることを誓います………」 そのしたに汚い字で俺の名前が書かれてる…… 662 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/09/27(土) 07 39 13.69 ID 7LMDg2AO 「は?」 ………〇〆*§Å¶とか読めないし 幼女「ちなみに幼女ってのは嘘だ。悪魔って言っても信じないだろうし」 幼女「さらに、名前が無いのも嘘だ『〇〆*§Å¶』って名前があるがどうせ知覚出来ない名前だし~」 「………………」 幼女改め悪魔「ん?どうした?」 「…………返事がない只の屍のようだ」 悪魔「自分で言うな、自分で」 「落ち着け、落ち着くんだ、俺」 「…よし」プルルルル………ガチャ 加藤「なんだよ朝から」 「大佐、聞いてくれ」 「幼女は悪魔だっt」ツーツーツー 「ガッテム!」 悪魔「欧米か!」 「だいたいなんだよ、悪魔って」 「俺のワクテカを返せよ!」 悪魔「やだよ」バッサリ 「ヒドス!………」 ―――――――――――― 679 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/09/28(日) 14 24 51.63 ID 2a0T3sAO 体がだるい~ ―――――――――――― 悪魔「ところで、おまえ学校はいいのか?」 「…………あ」 時計は無情にもHR34分前を指していた… 「急げばまだ、間に合う!」ダッシュ! (さあ、勢い良く飛び出していきました!) (学校に間に合うのか?!) 680 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/09/28(日) 14 25 38.06 ID 2a0T3sAO ~自宅~ 悪魔「暇だ…」 (そうか…) 悪魔「誰だお前?」 (天の声、まあ、ぶっちゃけると作者の思念) 悪魔「なるほど、じゃあ私にも名前を付けてくれ」 (え~、やだ~) 悪魔「なんでだよ」 (正直だるい) 悪魔「OK、いまから急激に成長して幼女じゃなくなってやる」 (すいません、私が悪かった!) 悪魔「さあ、名付けろ!」 (…ちょっと待て、もうちょいで『お・り・が・み ~獄の弓~(林トモアキ)角川文庫』を読み終わるから) 悪魔「書きながらラノベ読むのやめなよ」 (やだ、死んでもやめない!) 681 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/09/28(日) 14 26 54.82 ID 2a0T3sAO 悪魔「いいから、名前をちょうだいよ~」 (仕方ないな、…………枯葉で) 枯葉「なんで?」 (決して、いま窓から枯葉が見えたからではありません) 枯葉「わかりやすいよ、あんた」 ――――――――――――― 697 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/09/29(月) 08 03 45.67 ID M.Z7cgAO ~学校~ 「…………」ぐて~ ゾンビの気分を味わい中 加藤「で、昨日の電話なんだったんだ?」 加藤「お前らしいと言えばお前らしいが」 「産業でいうと 猫→幼女 幼女→悪魔 イエロースネーク→レッドスネーク」 」 「こんな感じ」 加藤「ぜんぜん解らない件について」 「坊やだからさ」 加藤「いやいや、おないどしだろ」 「ところで、今日の宿題やった?」 加藤「無視ですか、やってないけど?」 「よし、お前に用は無い」 加藤「ヒドイな」 698 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/09/29(月) 08 03 59.12 ID M.Z7cgAO 「あ、女~」 女「ん、なに?」 「宿題やった?」 女「やったけど?」 「写させて」 女「that means... how come you didn t tell only me That why you didn t study. you will copy my homework,don t you? so it is not good for you. you have to study more and more. 」 「日本語でおk」 女「簡単に言うとヤダってこと」 彼女の名前は女、小学校からの付き合いだ 転校してきて初めて出来た友達だった 幼馴染みの基準が分からないが多分違うだろう 699 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/09/29(月) 08 04 11.79 ID M.Z7cgAO ―――――――――――― (女に名前はまだない) (良い名前を思いついた方はSS@蟹までどしどし応募下さい) (応募が無ければ名無しのままです) ―――――――――――― 「なんでだよ」 女「訳せばわかるわよ」 「…………解った」 女「答えは?」 「この問題の答えが分からないのが解った!」 女「自信まんまんにいわない」スパーン! 「痛っ…、バカになったらどうする!」 女「それ以上バカにはならないでしょう?」 「確かに」 加藤「いやそこは認めちゃ駄目だろ」 733 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/10/01(水) 21 04 54.58 ID ZMyfYUAO ~その頃自宅~ 枯葉「それにしても汚い部屋だな」 (男の一人暮らしだし、そんなもんだろ) 枯葉「だが、洗濯に茸が生えてるのはおかしいよ」 (あ、シメジだ) 枯葉「こっちは………なんだろ?ピンク色でなんか可愛い…」 (後で凪に食べさせてみれば?) 枯葉「そうだね」 (止めろよ) 枯葉「ヤダよ止めないよ、悪魔だし」 枯葉「とりあえず、洗濯物を洗濯機にポイだ」ポイ 枯葉「洗剤を入れて、スタート」 (…凄い、泡がまるで生物の様に……) 734 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/10/01(水) 21 05 12.69 ID ZMyfYUAO 枯葉「お腹空いた…」 (そうか) 枯葉「抜き打ち冷蔵庫チェック!」 枯葉「野菜室………全滅」 枯葉「キュウリがタクアンみたいに…」 枯葉「キャベツ(?)が真っ黒に……」 枯葉「あと、原型をとどめていないナニカがたくさん………」…ぺたぺた 封印のお札が沢山貼られていく 枯葉「コレでよし」 枯葉「次は冷蔵室を…」ガチャ 枯葉「…………」パタッ 枯葉「もう、冷蔵庫には近寄らない…」(泣) 735 名前: SS@蟹 投稿日: 2008/10/01(水) 21 07 21.38 ID ZMyfYUAO 枯葉「…………」ズルズル 枯葉「カップ麺が箱買いされてた…」 枯葉「……体調崩しそうだな…………私が……」 枯葉「部屋も汚いし……」 枯葉「仕方ない、かたずけるか」 ~30分後~ 枯葉「はあ…はあ……」 枯葉「勝った………黒い魔王達にに勝ったぞ!」 枯葉「四十ぴきもいたなんて……掃除して良かった……」 枯葉「ツカレタ……モウ…ダメダ……」バタッ… (その後、枯葉の行方を知るものは誰もいない………) ――――――――――――