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幻想水滸外伝2に登場したキャラクターたち ナッシュ・ラトキエ ドミンゲス ササライ レナ・スフィーナ ユーリ・ラトキエ マキ クラド アイシャ ジョナ クラント ステラ バルジ メッセンジャー ワン ザジ・キュイロス Episode1 リィナ アイリ ボルガン カミュー マイクロトフ ギジム ロウエン コウユウ ギルバート Episode3 ハンフリー フッチ ブライト オウラン シーナ Episode3(裏シナリオ) ビッキー ミリー ボナパルト メグ からくり丸 トニー ユズ アニタ バレリア アップル キリィ ローレライ ヴァンサン・ド・ブール エスメラルダ シモーヌ・ベルドリッチ ミルイヒ・オッペンハイマー アビズボア ビッキー(子供) 1主人公 カスミ グレミオ テオ・マクドール テッド 2主人公 ジョウイ ナナミ 名前 コメント すべてのコメントを見る
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幻想水滸伝 【げんそうすいこでん】 ジャンル RPG 対応機種 プレイステーション 発売・開発元 コナミ 発売日 1995年12月15日 定価 6,090円 廉価版 PlayStation the Best 1996年11月29日/2,800円PS one Books 2002年7月11日/1,800円 判定 良作 幻想水滸伝シリーズ ※本項ではオリジナルのPS版について解説する。他機種移植版については参考記述扱いで後述。 概要 ストーリー 評価点 本拠地システムと108星 108星の役割 戦争パートでの108星の役割 戦いの果てに 賛否両論点 戦闘関連 キャラクター・シナリオ関連 問題点 システム関連 戦闘関連 キャラクター・シナリオ関連 サウンド関連 総評 移植版(参考記述) その後の展開 概要 コナミを代表するRPGシリーズの第1作。 明代の中国で書かれた伝奇歴史小説の大作「中国四大奇書」の1つである『水滸伝』を西洋ファンタジーRPGの世界観に取り入れており、 原作と同様に108人の仲間を集め、戦争を戦い抜いていくという戦記物的世界観と戦闘システムが大きな特徴となっている。 システムは目玉となる本拠地システムと戦争パートを除いて目新しさはなく、凡庸なところもあるのは否めないが、システムとシナリオの優れた質により名作と評価され、10年以上にわたってシリーズ化されていった。 ストーリー かつて栄華をきわめていた赤月帝国はいまや役人の腐敗や軍部の圧政によって陰りを見せていた。 名君として知られていた皇帝バルバロッサも今では宮廷魔術師のウィンディにたぶらかされてすっかり豹変し、暴君となっていた。 そんな時代において、赤月帝国五将軍テオの息子である主人公は近衛兵として親友のテッドや世話役のグレミオとともに任務に就く。 しかしいくつかの任務をこなすうちに帝国の腐った実態を目にすることになる。 そんな中、テッドが瀕死の姿になって帰ってきた。彼はウィンディに命を狙われていたのだ。 その理由は彼が持つ27の真の紋章のひとつ「ソウルイーター」であった。 27の真の紋章とはこの世界において持つものに絶大な力と代償を与える印。悪用されれば取り返しのつかないことになる。 主人公はテッドの願いで彼の持つソウルイーターを受け継ぎ、逃げることにした。 そこから彼の帝国との戦いと、悲しみの運命は始まった。 評価点 本拠地システムと108星 なんといっても幻想水滸伝といえばこれに尽きる。元ネタである古典『水滸伝』になぞらえた108人の仲間を集めて本拠地に呼び、施設や軍勢を強化していくというもの。 期待を感じさせてくれる冒頭だが、序盤はゲームとしては凡作と評するほかない。しかし中盤に入って主人公が本拠地を手に入れた後こそがこの作品(というより、シリーズ全般に言えるが)の醍醐味である。 各地の町やダンジョンにいるNPCに語りかけ、話を聞き自らの軍勢にスカウトする。話しかけるだけで仲間になってくれるキャラもいるが大半は加入条件がある。 条件はその人物が欲しがっているものを集める、特定の人数以上仲間を増やす、別の仲間を連れて話しかける、サブイベントをクリアする、一騎打ちをして勝つ、など様々。 ダンジョンの死角から入れる小部屋にいる、などそもそも発見するだけでも苦労する仲間もいてやり込み心に火をつける。 単に仲間集めの作業か? 面倒くさい、と思われるかもしれないがこれが非常にバラエティに富んでいる。これだけの人数いるにもかかわらず似通った条件で仲間になるといった被りがほとんどない。 さらに仲間集めの過程のイベントがそのキャラの個性を存分に発揮していたり、世界観を押し広げるのに一役買っていたりと見て楽しい。 とはいえ戦闘メンバーだけでも数十人いるためレベル上げが大変…ではなく、このゲームでは戦闘に入っていたメンバーのレベルが低いほど経験値を高く得られるので、レベルが低いキャラでも現時点で一番強い敵と数回戦えば適正レベルまで上昇するようになっている。そのため余計なレベル上げをする必要はなく快適に進む。 108星の役割 RPGの仲間の役割といえば主人公とともに戦うことである。だが、この作品は『戦記』である。目の前で襲い掛かってくる敵は勿論赤月帝国という大国と戦うのだ。 そのために必要なのは一騎当千の豪傑が108人ではなく、作戦を考える軍師、戦いに身を投じる武人、知識を集める学者、資金やアイテムを準備する商人などは勿論のこと、兵器を作る発明家、武器を作る鍛冶屋など大勢の人が持ち前の技術を駆使して一丸となることなのだ。 他にも船乗り、僧侶、医者、盗賊、宿屋の主人…などはまあいいとして、拠点でギャンブルを催す遊び人(実はある意味非常に重要(後述))や入り口で「ここは○○城です!」という町人Aだって仲間にできる。 男性で武人として脂の乗った人物も多くいるが、全体では老若男女実にバラエティ多彩であり、登場人物の多さを活かしている。 また、人間のみでなく、エルフやコボルトといった西洋ファンタジーではおなじみの種族も仲間になり、なおさらバラエティ豊かになっている。 一見すると戦闘要員とは思えない農夫のおじさんや年老いた医者といった意外なキャラが戦闘に参加できるのも特徴。後のシリーズでは兵士や騎士といったいかにもな戦闘要員が多くなるだけに、一般人だらけのパーティーを組むといった本作ならではの楽しみがある。 拠点は最初はぼろぼろの廃城だが、仲間を集めれば集めるほどどんどん改築されていき、最終的には多くの施設を備えた立派な城砦になる。 そのごった煮感満載の仲間たちのおかげで、108人という膨大な数の個性を見事に表現しきっている。全員が戦闘メンバーというわけではないため役目が重なりいるだけ扱いになるということも最小限で済む。 原点となった「水滸伝」の108星の好漢を知っていると、意外に彼らの個性に当てはまっているキャラが多いことも特徴。 戦争パートでの108星の役割 戦争パートは簡単にいえば敵軍とのじゃんけん勝負の駆け引きである。ターンごとにじゃんけんをし、勝った方の被害は少なく、負けたほうの被害が大きいという感じである。敵の兵力をゼロにすれば勝ち。 攻撃手段は「突撃 弓矢」「弓矢 魔法」「魔法 突撃」という三すくみになっており、敵の行動を読んで行動を実行する必要がある。 ただ、突撃とか弓矢と一口にいっても、それを担当するチームというものが存在し、チームを選んでその行動を行う必要がある。 チームの数には当然限りがあるし、その戦闘中に行動したチームは次回以降行動できない。いうなれば限定じゃんけんともいえ、限りある攻撃手段からよく考えて行動を選ばなければならない。 チームにはそれぞれ構成するキャラが固定で最大3人決まっており、人数が多く揃っているチームほど攻撃力が高くなるため自軍に有利に働く。 チームの駆け引きとは別に、自軍の耐久力となる兵力も、108星を集めることで高くなる。攻撃手段として活用されなかった味方も、ちゃんと戦力には貢献しているということ。 通常時に戦闘キャラとして連れ歩くと弱いが、戦争パートでは一転して優秀な戦力となる、いわば指揮官タイプのキャラクターもいる。 また攻撃専門のチームだけでなく、商人は敵を買収して寝返らせられるし、忍者は敵の行動を読むことができる。軍師は味方の攻撃力を上げられる。と、使い方次第で切り札と化す。 単純ながらキャラの役割がしっかりとできており、単純ゆえにシミュレーション特有のルールの煩雑さもない。逆にいえば本格的でないといえるし「ただのじゃんけんじゃないか」という批判もあるが、本作はシミュレーションではなくあくまでRPGである。 戦争では駆け引きを間違うと108星の仲間が戦死して永久離脱してしまうことがあるため、総大将として軽々しい判断はできない。 戦争パートで死亡した兵士は天使になり、昇天していく。 戦いの果てに + 重大なネタバレあり かくして主人公は赤月帝国と戦うために反乱軍を組織し、逃亡の果てに流れ着いた廃城を仲間とともに盛り上げる。 その勢いは日を増すごとに強くなっていった。 しかし、彼がテッドから受け継いだソウルイーターには力と引き換えに代償があった。 それは自らの大切な人物の命を吸い取り、そのたびに力を増すことである。 彼が戦いに勝ち抜く一方で世話役のグレミオが命を落とし、やがて帝国の将軍である父テオと対峙すると自らの手で命を奪うことになった。 そしてもう二度と会うことはないと思われていたテッドが、ウィンディに操られて主人公の前に立ちはだかり、今度こそ命を落とした。 と、中盤以降は以前にましてますます重い内容になっていく。これだけならまさに鬱ゲーである。 しかし命を落としたそれぞれの人物は死ぬ寸前に主人公に自らの遺志を託したり、勇気付けたりしてくれる。それはただ悲しいだけでなく、主人公への励みになっていく。 そして彼らは108星の仲間に入らなくても、ソウルイーターに魂を吸われることで主人公の力となりともに戦っていくのだ。 実際に彼らが命を落とす度、主人公の使うソウルイーターの魔法が増えていき、ボス戦などで強力な切り札となる。 そして最終的に主人公を取り巻く人々の協力で強大な帝国を打ち倒し、新たな時代が幕を開けるのである。 また仲間を全て集めきり特定の条件を満たせば、死んだグレミオが生き返り最後は主人公とともに旅に出る、という真エンディングになる。 グレミオを人質に百八星を集めることを強制してるともいえるが、次回作にも受け継がれている。 なおグレミオを救えなかった結末も、それはそれで味がある。やや物悲しい終わり方だが、テーマ的にはこちらを正エンドと考えてもいいくらい。 エンディングでは徐々に盛り上がっていくBGMと共に各キャラクターの戦後の行方が短く記され、それぞれに個性を反映した内容となっている(*1)。この演出もありきたりかもしれないが、戦記の最後の締めくくりとして何かとても熱いものがある。なにせ108人の苦楽を共にした仲間たちが次々に思い起こされるのだから。また、戦死者はその旨が記されることで本作の作風を引き立てている。 このように重いだけでなく救いのある展開、しっかりとしたシナリオ構成がこのゲームを鬱ゲーではなく名作評価に押し上げており、その要素は次回作にも受け継がれている。 その他、戦闘時の一斉攻撃、低めのエンカウント率とよく上がるレベル、レベル差によって確実に逃げられる等のサクサク進むゲーム性、美しい戦闘エフェクト、当時としては珍しい一つひとつの街やダンジョンによって音楽が違うこと等が評価されている。 賛否両論点 戦闘関連 一部の連携攻撃が高威力・ノーコストで全体攻撃と非常に強力であり、魔法や他のキャラを食ってしまっている。初心者救済要素とも考えられるので、必要がなければ使わなければいいだけでもある。 モブ戦は比較的さくさくと攻略できる一方、一部のボスが非常に強力な攻撃を所持している。 ある場所に出現するドラゴンゾンビというボスは序盤の敵でありながらそれまで遭遇してきた敵とは段違いのブレス攻撃を持ち、味方全体に大ダメージを与えてくる。小細工なしに強いが特別な攻略方法もないため、苦労しながら倒すことになる。 戦闘は属性による優劣はあるがバフやギミックなどもなく、ボス戦も含めてほぼ単純な殴り合いに終止する。 基本的に6対1のバトルなので仕方ないが、本作のボスは手数を補うために強力な全体攻撃で攻めてくるものばかりである(上記のドラゴンゾンビも同様)。そのため、こちらは強力な回復魔法を使える仲間を一人二人用意して、全体攻撃をされたら全体回復というパターンに終始することになる。 キャラクター・シナリオ関連 仲間の一人で拠点でギャンブルを催すガスパーというキャラは、勝負を挑むとサイコロをこぼして負けが確定する「しょんべん」で高確率で自滅してしまうため簡単にお金を稼げてしまう。しょんべんを出さないことは初歩中の初歩であるのだが。 ただ、仲間が多く装備をはじめ何かとお金が物入りなこのゲームにおいて、彼のお世話になったプレイヤーは多数。「ガスパー銀行」という通称で呼ばれファンから愛されている。 このギャンブル、ものの数分で所持金ゼロのスッテンテンになったり所持限度最大額まで溜まったりと極端なバランスのミニゲームである。こうして稼いだ資金も武器強化に費やすと一瞬で尽きるのであるが。 公式ガイドブックのスタッフのコメントで「ガスパーをカモにしないでください」と書かれる始末。 任意加入の仲間が多いため、大半のキャラはメインストーリーの道中イベントには組み込まれていないので少しさみしい。 前述の通り戦争では大変活躍するし、人物が多すぎると話の収拾がつかなくなるのでこの点は仕方がないのだが、仲間にいることでイベント時に一言だけ喋るシーンが追加されたりと言ったこともなく基本的に触れられない。このことで、自分がかかわるイベントではやたらとしゃべるキャラが、自分がかかわらないイベントではまったくしゃべらない(一方で、振り向くなどの反応はする)など、違和感をおぼえる場面も。 プレイヤーの行動次第で永久離脱する可能性のあるグレミオとパーンもこれに該当し、それまではメイン級の扱いだったのにゲーム後半からは嘘のようにストーリーに関わらなくなる。それでも専用のイベントや台詞が用意されているだけマシではあるが。 次作以降は少し改善される。 ストーリーのスケールが小さい。 当時はまだ、「世界征服をもくろむ大魔王ないしは悪の大組織と戦う勇者たち」というストーリーと世界をまたにかける展開がRPGの主流だった時代で、そうしたストーリーに比べると、本作の「一国の政府に立ち向かう革命者たち」というストーリーと国内のみでしか移動しない展開は、かなりスケールが小さく思えてしまう。 しかし、逆に言えば、当時としては、めったにない発想とめずらしいテーマを取り上げた貴重な作品ということもできる。 また、ストーリーのボリュームも少ない。当時はRPGといえば「クリアに30~40時間程度かかる、長く遊べてお得なゲーム」とされていた時代だったが、本作のストーリーは15時間前後で終わってしまうため短い。 やりこみ要素である108星集めを含めても、迷わなければ20~25時間前後で終わる。 問題点 シリーズ初代作、かつあまりRPGのノウハウのないコナミ発ということもあり、ハッキリ言ってゲームとしては洗練されていない部分が非常に多い。 システム関連 前述の通り、キャラの個性を最大限発揮しようと努力しているシステムではあるがこの数では流石に空気キャラが大量に出る。仲間になる理由が希薄で、仲間になって以降はロクな台詞もなく、戦力としても大して強くない、あるいは施設の面で役立つわけでもない、そんなモブのようなキャラばかりで仲間集めが単なる「コレクション」要素にしかなっていない。 後の作品と比べても明らかな水増しキャラや、グラフィックの使いまわしが目立つ(*2)。108人というキャラクター数や、製作期間が厳しかったための苦肉の策であるとのことだが、目的と手段を履き違えいると言わざるを得ない。 まぁ原典である水滸伝でも、108星に数えられてはいてもほとんどモブキャラ同然という者が大勢いたので、ある意味原典再現といえなくもないのだが。 当時としてもグラフィックが粗め。 はっきり言ってSFCレベル……というか、SFCソフトですら本作以上に美麗なグラフィックのゲームはいくらでもある。 本作のキャラクターグラフィックはサイズが大きめなのだが、その分、棒立ちにしか見えない直立ぶりが目立ちお世辞にも格好良いとは言えない。ドット自体はよく描き込まれており、一部のイベントでの専用グラフィックやアニメーションの動きは優れているのだが…。 戦闘時には敵味方共にアニメーションで動くが、この時の動きも不自然かつ珍妙なものが多い。特に武器攻撃の際のモーションは全体的に出来が悪く不恰好で、「剣の達人」やら「優れた武闘家」といった肩書きを持つキャラであっても全く強そうに見えない。 当時としてもユーザーインターフェースが不親切。 こちらはSFCどころかFCレベル。SFC初期の作品ですら、本作よりマシなものが多い。 戦闘中に、アイテム・紋章・連携攻撃の効果が表示されない。連携攻撃以外は通常時のステータス画面からの確認はできるが、それも完全ではない。 説明書では、一部のアイテム・一部の連携攻撃・一部の特殊紋章の効果の記載はあるが、大部分のそれらの記載は当然なく、魔法紋章も、魔法の一つひとつの効果の記載はない。 公式の攻略本ではちゃんとしたデータがある……というわけでもなく、そちらですら連携攻撃や合体魔法については大雑把かつミスが目立つ。このためプレイヤー自身の努力で把握しなければならないことがやたら多い。 ステータス画面におけるキャラクターの所有アイテムの表示は、装備品か使用アイテムかにかかわらず、手に入れたものから上から順に表示されるため、装備品とアイテムがごちゃまぜに表示される。つまり、「(装備品)(装備品)(アイテム)(装備品)(アイテム)」などといった形で表示される。そのため、非常に見づらい。 一応移動中ならば装備中の防具は色付きで表示されるが、だから何だという程度。 任意でアイテムを並べ替える方法が「他の仲間に渡す」or「倉庫に出し入れする」しかない。SFCどころかFCのRPGレベル。 アイテム管理が非常に面倒。 増えたアイテムを管理するための「倉庫」が、ある程度ストーリーを進めないと使えない。それまでに入手できる非売品のアイテムを全て保持しようとすると、所持アイテム欄をかなり圧迫してしまう。個人で所持できるアイテム数もかなり少ない。 倉庫解禁前に入手できるアイテムは全て何らかの手段で再入手可能なので持ちきれないものは処分してもいいのだが、その再入手の手段がモンスターからのレアドロップだったりするので集め直すのもまた面倒臭い。 パーティーに参加していない仲間のアイテムを倉庫に入れようとすると装備ごと剥がしてしまう。仲間の入れ替わりが激しいシステムなので装備を使いまわせるように工夫されたものと思われるが、目的のアイテムだけを管理しようとすると手間がかかりがち。 また、鑑定前の骨董品は剥がす操作でも倉庫に入れられない。手動で倉庫に預けることは可能なのに何故? イベントで離脱する仲間に持たせていた装備やアイテムはそのまま消滅してしまう。 貴重品や大事なアイテムですら容赦なく持ち逃げされてしまうので、面倒でも主人公に持たせておくのがベストである。なお、この点はスタッフからも突っ込まれていた。 本作には続編以降でお馴染みとなる紋章屋が存在せず、魔法を使うのに必要な封印球は道具屋で購入するのだが、道具屋の封印球の品揃えが悪く、どこに何の封印球が売っているのか把握しづらい。 一応道具屋のキャラを仲間にしておけば、一度訪れた店の商品は本拠地で全て購入できるようになるが。 本作では封印球は1人1つまでしか装備できない。 そのため、固定の紋章を持っているキャラクターはカスタマイズが不可能になってしまう。 1人多くとも4つの魔法しか使えないことになり、他のRPGと比較するとかなり少ない。もっとも、本作は魔法の効果がかなり強力なので、他作品と単純に比較することはできない。 それ以上に問題となるのは、「魔法を使える紋章」と「それ以外の特殊能力系紋章」が区別されていないこと。例えばレベル上げのために「幸運の紋章(*3)」を装備させたら、そのキャラはもう魔法を使えなくなる。この場合は素の能力で戦える戦士系キャラはともかく、魔法使い系のキャラは戦力外と化す。 ダッシュ移動をするためには「神行法の紋章」が必要なため、ダッシュしたければ誰か一人の紋章枠をそれだけに割かなければいけない。 なお「神行法の紋章」でダッシュできるのは町やダンジョンのみで、フィールド上でのダッシュにはあるキャラの固定紋章「真神行法の紋章」が必要。快適性を重視するならそのキャラを常にパーティーに入れるしかない。 ダンジョンは、それなりに長くて複雑な構造ではあるが、ギミックが極めて少なく、ただ進むだけになりがち。 数少ないギミック付きのダンジョンも精々スイッチを探して道を開く程度。 序盤のあるダンジョンには通路上にルーレットが設置されており、そのルーレットで当たりが出るまで先に進めない。攻略法は存在せず、ただの運ゲーである。一つしかない当たり以外の目は大半が「おくすり(安物の回復アイテム)入手」と「ザコとの戦闘」、一つだけ「竜印こうろ(*4)入手」である。はっきり言って何も楽しくない。 ごく稀に、ルーレットの針が目と目の間で止まる「ハズレ(何も起こらない)」が出る。レアではあるが、もちろん何も嬉しくない。そんなもんを組み込む必要がどこにあったのか。 1つだけではあるが、条件をクリアしても景品も賞金も何ももらえないミニゲームがある。 クリアタイムは記録されるが、これもただの運ゲーなので好記録を出しても達成感はない。 戦闘関連 パーティメンバーが6人とかなり多いのに対して、AI戦闘ができないため、戦闘では毎ターン6人分の行動をいちいち決める必要があり、テンポが悪く非常に煩わしい 一応「おまかせ(全員通常攻撃)」のコマンドはあるため、全員が攻撃を選ぶ前提であればこれを選ぶだけでいいが、回復など一人でも攻撃以外の行動が入ると途端にテンポが悪くなる。 ちなみに「おまかせ」を使うと味方の攻撃が敵集団の先頭1体に集中し、交代しながら1人ずつ殴るので実はあまりテンポは良くない。プレイヤーがターゲットをバラけさせるように指示すると複数人がそれぞれの標的を同時に攻撃するので、プレイ時間の短縮という意味でならこちらの方が早い。……とはいえ「おまかせ」は1回コマンド入力するだけで済むという利点もあるので、どちらを重視するかはプレイヤー次第。 魔法使いキャラが低体力・低攻撃力・低防御力と肉弾戦向きでないにもかかわらず、前衛用のショートレンジ武器しか扱えない。本作の魔法は使用回数がかなり制限されていてザコ戦では温存する必要があるので、通常戦闘ではまず使い物にならない。 シリーズ常連の人気キャラ・ルックもこのうちの1人(というかその中でも一番貧弱)なので、キャラ人気に反してパーティーに入れる魅力に欠ける。初期レベルの高いクロウリーはその分HPもそこそこあるので比較的マシな部類だが、攻撃力・防御力はルックよりはマシ程度。 魔法攻撃自体はそれなりに強力ではあるが、常にパーティーにいる主人公が攻撃魔法に関しては最強なので魔法使いキャラ独自の強みには乏しく、効率を重視するとボス戦用の回復要員くらいしか仕事がない。 ただし、こうした魔法使いの多くは戦争イベントでは非常に強いキャラなので、仲間として価値がないわけではない。戦闘メンバーには適さないというだけとも言える。 連携攻撃に参加できるキャラであれば、魔法使用回数を減らさずにアタッカーになれるので割と強い。逆に言えば魔法使い系の中でも連携攻撃持ちかどうかで格差が生まれている。 次作以降では魔法使用回数の大幅増加・後衛からでも手軽に行える攻撃手段の追加・連携攻撃の増加などで改善されていく。 上記の魔法使いキャラを抜きにしても戦闘力におけるキャラ間の格差が酷い。 特に公式からも「贔屓してます」と明言されたバレリアは、デメリット一切無しの必中3倍ダメージの専用技を使い放題な上に装備品にも恵まれた(*5)おかげで攻防共に隙のない、まさに公式チートキャラ。何らかの拘りがない限り常にアタッカーとしてパーティーに常駐させるべき存在。 あまりに強過ぎたせいか次作では大幅な弱体化を食らった。 主人公の師匠カイは本人の能力はあまり高くはないが、主人公との連携攻撃が非常に強力。こちらは全体攻撃なのでザコ戦ではバレリア以上に使いやすく、また本作のラスボスも3体一組なので最後まで大活躍する。おまけに場所を知ってさえいれば本拠地を入手直後に勧誘できる。一応その時点では居場所はノーヒントだが(*6)。 一方で弱キャラ代表なのが主人公の側近グレミオ。守備力以外の全てのステータスが低く、その守備力も防具の弱さ・HPの低さから全く活かせておらず、魔法防御力も非常に低いためとにかく死にやすい。そんな能力なのに中盤のある時期まではほとんど強制加入のため、彼の存在自体がプレイヤーへのハンデにしかなっていない。 実はグレミオはあるレベルから攻撃力が急成長するようになっているのだが、そのレベルというのはラスボスの討伐推奨レベルより遥か上。普通にゲームを進めたら最後まで弱いまま終わる。しかもその攻撃力も急成長が始まるまでがあまりに弱すぎるせいで、伸びてやっと中堅レベルといったところ。ついでに言えば、そこまでレベルを上げているならどんな仲間でも大抵はゴリ押しでなんとかなるため、この急成長もほとんど無意味。 ちなみに主人公が瀕死状態だとグレミオが自動で身を挺して庇うようになっている(*7)のだが、基本的にグレミオよりも主人公の方が遥かに打たれ強い(*8)ため、主人公が瀕死に追い込まれるほどの強敵相手では大抵の場合グレミオが先に死んでいる。グレミオが庇う姿は意図的にHPを調整でもしない限りはまず見ることはできない。 同じく強制加入する場面の多いビクトールもあまり強くない。攻撃力とHPは非常に高いのだが、命中率・回避率に関わる「技」が非常に低いためせっかくの長所がほぼ死んでいる。攻撃しようとしたら相手に回避されるばかりかカウンターを食らって帰ってきた、という事態もザラ。 こちらの欠点は「わけみの紋章(*9)」でほぼカバーできるため、グレミオよりはマシか。それでもバレリアの下位互換だが。 ただし後半のとあるボスは、ビクトールの通常攻撃(わけみの紋章ではダメ)を1回でもヒットさせないと倒せない設定になっている。先述の通り命中率が低いため、彼の攻撃を当てるまでに全体攻撃を連発されてパーティーが半壊することも珍しくない。 これら以外でも強いキャラ・弱いキャラの性能差は歴然としており、救済手段もほとんどない。弱くても施設などで役に立つなら良いのだが、そういった面のないただ弱いだけのキャラは非常に多い。 仲間の中には一部の防具が固定されており変更できない者がちらほらいる。その固定装備が強ければ問題はないが、大抵はそこらへんで売っている市販品を意味もなく割り当てられているだけ。なぜそのキャラにその装備が固定なのか、という点に関してゲーム中では一切説明がない。 本人の素の守備力が高ければある程度の誤魔化しは効くが、先述したルックのように本人が貧弱なのに固定装備まで弱いというどうしようもないケースもある。 なおこれら固定装備も所持アイテムの一つとしてしっかり枠を食う。装備変更できない=その装備枠が実質機能していないも同然なのに、アイテム欄は圧迫してくる。もはや呪いのアイテムである。 キャラクター・シナリオ関連 仲間の一人、クライブの加入条件が運。またかよ。 それは「ある場所を訪れた際に1/8の確率で現れる」というもので、行ってみていなかったら一旦街を出なければならず、運が悪いと何度も出入りすることになる。果たしてこの仕様で攻略情報なしで仲間にできたプレイヤーがいるだろうか?一発で出会えたなら話は別だが。 一応作中に「ある場所に現れることがある」というそのものズバリなヒントはある。ただし多くのプレイヤーはこの「現れることがある」が文字通りとは思わず、無駄に近辺を探し回るハメになった。 また、仲間になる条件に「城レベル(仲間の人数)が最大」であることが必要とされるので、場所がわかったとしても条件を満たしていないといつまで経っても現れない。 ストーリー上、戦闘メンバーに数人が強制加入することが多く、自由にパーティーを組める機会が少なくなっている。 おかげでキャラの個性の一部でもある「連携攻撃」を活用しにくい問題も発生している。 「キャラが強制加入してそのまま並べ替えもできずに戦闘突入」というイベントが2回あるが、その際加入するキャラはどちらも武器が前衛専用。であるにも拘わらずパーティーの最後尾に入るため、その直後の戦闘では何の役にも立たない。 中盤のあるダンジョンではあろうことか全員固定で任意枠ゼロ。うち3人はそこのボスと因縁があるためメンバー入りもわかるのだが、それ以外は…(*10)。 ラストダンジョン直前では前衛枠のキャラクターが2名戦闘メンバーに強制加入し、以後エンディングまで外せなくなってしまう。プレイヤーの任意枠はたった3人。なおこの2名には別にラスボスと特別な因縁はない。 ストーリー中は仕方ないにしても、最後の最後で好きなキャラだけを連れたパーティーにできなくなることは多くのプレイヤーから批判され、現在も本作の欠点として真っ先にこれを挙げる者は多い。 一応その強制加入2名のうちビクトールは上記の通り「わけみの紋章」で後列に回すこともできる(と言うかその方が使いやすい)ので、前衛枠のキャラを多く(と言っても2人までになるが)連れて行きたいならこの方法で。 ゲーム後半に特定の4人のキャラを連れて行くことで仲間になる人物が存在するのだが、上述の2名が強制加入する時期になると仲間に加えることが不可能になってしまう。 また4人以上のメンバーが必要な連携攻撃も事実上封印される。 なおこの2名はラスボスを倒した後のイベントで出番があるために固定となっているのだが、その割にはラスボス戦直前に本拠地から駆けつけてくるキャラが4人もいる。ならばこの2名も固定メンバーにせずに同じ形で登場させれば良かったはずなのだが。 続編以降は多少改善される。 戦記物と言えば、軍師の奇策によって不利な状況を大逆転させるのが醍醐味の一つだが、本作のシナリオは軍師の策によって勝利する展開が少なく、力押しな展開が多い。 なお本作の軍師が主人公に行う献策はだいたい「どこそこを攻めましょう」「新たな仲間を入れましょう」「敵に対抗するためのアイテムを手に入れましょう」くらい。それは策とは呼ばない。 RPGパートでは、大抵は軍師の指示によって主人公が目的地に赴いて街を探索したりダンジョンを攻略したり、といった展開になる。そのため解放軍の総大将であるはずの主人公を軍師が使い走りにしているようにしか見えないのだが、もう少しどうにかならなかったのか。 一応、終盤には軍師が知略を発揮するシーンもある。しかし、その時点では解放軍はかなり優勢な状況であり、不利な状況を大逆転というより、もともと有利な状況をさらに有利にしたものであり盛り上がりに欠ける。 ちなみに戦争イベントでの軍師の能力は「歩兵部隊の強化」。何故か弓兵と魔法部隊は対象外。むしろ後者の方こそ策で活かされる兵力のように思えるのだが。 テキストが全体的に稚拙。 本作最大の問題点。シナリオの評価は高いのだが、それを彩るテキストはお世辞にも誉められたものではない。 台詞回しについては一言で言えば低年齢層向けの絵本か児童文学に近い。やたらと大仰で説明臭く、句読点が多用され、その一方で感嘆符は少ない。後述するが平仮名の濫用も目立つ。 シナリオの雰囲気はむしろハイティーン以上向けであることを踏まえると致命的に噛み合ってない。 例えば、帝国を敵に回したことで主人公が暗殺者に命を狙われる場面があるのだが、その際暗殺者に「おまえら頭がおかしいんじゃないのか」と非常に幼稚な暴言を吐かれる。緊迫した雰囲気にそぐわない台詞は多くのプレイヤーを脱力させた。 誤字・脱字は序の口、時には日本語として成立していない文章も。 例として、とあるキャラが「みだりに」と言うべき場面で「みだらに」と発言してしまう。一文字違うだけで意味が全く変わってしまった。 場面によってキャラの口調や一人称がコロコロ変わる。中には同一の台詞内で一人称が変わるキャラも。 中でもバレリア・テンガアール・セイラあたりは特に酷い。 漢字と平仮名の使い方も滅茶苦茶。本作のデータ内には多くの漢字が収録されているのだが、ゲーム中では平仮名がやけに目立つ。ある場面では漢字表記だった単語が別の場面では平仮名表記、というのもザラ。 あるキャラが装備している武器「飛天刀」は、ゲーム中の表記は「ひ天刀」という非常にダサいもの(*11)。しかもゲーム内には「飛」の漢字はしっかり存在しており、別のところではちゃんと使われている。 ゲーム中にはいくつか「鉄の○○」→「銅の○○」とランクアップする武器が存在する。この時点で何かがおかしいが、攻略本ではこれらのランクアップ後の名称は「鋼の○○」となっている。どうやら担当スタッフが「銅」と「鋼」の漢字を間違えたようだ。 ある人物が「我が主ゲオルグ」と発言する場面があるのだが、本来その主の名前は「ゲイル」である。ゲオルグとはそのゲイルを殺した人物である。これだけならただのミスで済んだのだが、何を思ったのかその後公式で「ゲイルにはゲオルグという別名があった」という後付け設定が追加され、ゲオルグにゲオルグが殺されるという意味不明な公式設定が完成した。なんでやねん。 本作はその後ベスト版が2回、他ハード(SS/Win/PSP/携帯アプリ)への移植も4回、さらにPSP版のベスト版も発売…と多くの移植が行われているのだが、こういったテキストのミスは完全放置されている。変な後付け設定を加えないでちょっと修正すれば良かっただけだろうに…。 サウンド関連 音楽は、曲の質が低いわけではないが、1ループが短い曲が多い。 また、「戦闘時の音楽が、それのわりには盛り上がりに欠ける」「ラスボス戦用の音楽がなく、使いまわされているボス戦用の音楽も、雑魚戦用の音楽のアレンジ」といった批判の声も見受けられる。 すべての曲がそうというわけではなく、良曲もちゃんと存在していることは併記しておく。 SEの音質は非常に低レベル。 棍で殴ると「ポカッ」、剣で斬りつけると「ゲシッ」、槍や矢が突き刺さると「チョピッ」とチープかつ不似合いな音ばかり。 戦争イベントではチビキャラが動き回りながら「ワーワー」と甲高い掛け声を上げる。子供の戦争ごっこのようで、迫力もシリアスさも全くない。 総評 本拠地システム以外はとりとめて斬新さはなく、ゲームとしてはその本拠地システムとシナリオくらいしか評価点がないと言っても過言ではない。 が、特にそのシナリオが評価され、この作品はその後長く続くシリーズとなっていく。 しかし、一方で数々の問題点から流石に今の目で見ると厳しい。 後述のように何度も移植を繰り返しているのに問題点がほとんど据え置きで改善されていないため、システムやテキストをしっかりと改善したリメイク版が望まれている作品でもある。 移植版(参考記述) 1997年9月17日にSSへの移植版が発売。 湖賊による誘拐事件、グレミオのサイドストーリー、闘技場の追加、猫の飼育など、他の機種にない独自の追加要素がある。 バグもいくつか修正されているが、一方で新たなバグもあり、特にネコについては不具合でまともに育てられない。 オープニングムービーや部キャラの待機時のセリフ、ミニゲーム、魔法の演出などいくつかが差し替わっている。 1998年3月26日にWindows 95版が発売。こちらはPS版ベースの移植。 2006年2月23日には続編の『幻想水滸伝II』と同時収録の『幻想水滸伝I II』という形でPSPに移植され、現在でも比較的手軽にシリーズの原点に触れることが可能。 PSP版は基本的にPS版ベースの内容(一部バグ修正あり)だが、PS版とSS版のOPが両方収録されている。 2008年6月16日には携帯電話用アプリとしても配信されていた。現在は配信終了。 その後の展開 2022年9月に本作と『II』がセットになったリマスター版『幻想水滸伝 I II HDリマスター 門の紋章戦争/デュナン統一戦争』が発表された。 対応機種はPS4/One/Switch/Winで、発売時期は未定。
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幻想水滸伝Ⅳ からラズロを召喚 幻想水滸伝異伝 零の一〇八星-01 幻想水滸伝異伝 零の一〇八星-02
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幻想水滸伝シリーズ 幻想水滸伝登場人物 コメント コナミより発売されているロールプレイングゲーム作品のシリーズである。略称は『幻水』、公式には『幻想』。英語版では、SUIKODENと呼ばれている。 幻想水滸伝 登場人物 ガラガラ:主人公 ミュウ:テッド コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 幻想水滸伝 登場人物 サーナイト:グレミオ 側近といえば ウィンディ:ウィンディ 名前ネタ -- (ユリス) 2015-11-21 19 34 01 サーナイトorクレセリア=ビッキー ミニリュウorガブリアス=フッチ前者は頭の羽飾り的な意味で -- (名無しさん) 2013-10-07 22 38 42
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幻想水滸伝I&II メーカー コナミ 対応機種 PSP(UMD.DL) 発売日 2006/2/23 ジャンル RPG 幻想水滸伝??と幻想水滸伝II??のセット物 グラフィックスを書き直したりギャラリーの追加などPSP仕様にアレンジされている
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幻想水滸伝2 738 名前:幻想水滸伝2 :04/12/30 23 50 44 ID B3RQci25 一部宿星入場!! ネクロードは生きていた!! 再び星辰剣を手に熊さんが甦った!!! 風来坊!! ビクトールだァ――――!!! 世界地図はいつか僕が完成させる!! 地図職人テンプルトンだァ――――!!! 頼まれしだい調べまくってやる!! 探偵代表 リッチモンドだァッ!!! 真剣の切りあいなら我々の歴史がものを言う!! マチルダの騎士団長 青騎士 マイクロトフ!!! 真の護衛を知らしめたい!! 女戦士 ハンナだァ!!! マカイは3種族代表だがコボルト軍なら全指揮権オレのものだ!! コボルトの英雄 リドリーだ!!! ネクロード対策は完璧だ!! ヴァンパイアハンター カーン!!!! 全同盟軍のベスト・ディフェンスは私の中にある!! ボディーガードの女神が来たッ オウラン!!! 料理勝負なら絶対に敗けん!! 黒竜料理会のレシピ盗んだる 料理長 ハイ・ヨーだ!!! ストーカー(なんでもあり)ならこいつが怖い!! ニューリーフ学院のピュア・スチューデント ニナだ!!! ビクトール傭兵隊から青い電が上陸だ!! 剣士 フリック!!! ルールの無いいたずらがしたいから地下水路(の隠し部屋)に隠れたのだ!! 怖い話しを聞かせてやる!!シド!!! めい土の土産に月の紋章とはよく言ったもの!! 長老の怒りが今 実戦でバクハツする!! 電撃オババ シエラ様だ―――!!! シルバーバーグ関係者こそが軍師最強の代名詞だ!! まさかこの男がきてくれるとはッッ シュウ!!! レックナートに言われたからここまできたッ やる気一切無し!!!! 魔術師の島の天才(性悪)マジシャン ルックだ!!! オレたちは騎士団最強ではない同盟軍で最強なのだ!! 御存知赤騎士 カミュー!!! 医療の本場は今やミューズにある!! オレに治せない奴はいないのか!! ホウアンだ!!! 喋らなァァァァァいッ説明不要!! ・・・!!! ・・・・・!!! ハンフリーだ!!! ナイフ投げは実戦で使えてナンボのモン!!! 超実戦大道芸!! 本家グラスランドからアイリの登場だ!!! 弟は私のもの 邪魔するやつは思いきり花鳥風月百花繚乱竜虎万歳拳するだけ!! ゲンカク流武術 ナナミ!!! 女を口説きに同盟へきたッ!! トラン現大統領息子 シーナ!!! 逃げ足に更なる磨きをかけ ”真神行法”スタリオンが帰ってきたァ!!! 今の自分に資格はないッッ!! 医者見習 トウタ!!! シンダル族の秘密が今ベールを脱ぐ!! 元解放軍から ローレライだ!!! 君主の前でならオレはいつでも全盛期だ!! 燃える将軍 キバ 歳を偽り登場だ!!! 副首領の仕事はどーしたッ 恋の炎 未だ消えずッ!! 会うも話すもままならない!! カスミだ!!! 特に理由はないッ チンチロリンをするのは当たりまえ!! キンバリーにはないしょだ!!! 漁師! タイ・ホーがきてくれた―――!!! 戦場で磨いた実戦剣術!! 元帝国六将軍の二刀いらず ゲオルグ・プライムだ!!! 実戦だったらこの人を外せない!! 超A級戦士 ぺシュメルカだ!!! 超一流ガンナーの超一流の狙撃だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ ほえたける声の組合!! クライブ!!! 火炎槍はこの男が完成させた!! トモの父親!! ツヴァイだ!!! 若きリーダーがやってきたッ 約束の場所にいるンだッ 親友ッッ 俺は君を待っていたッッッ2主人公の登場だ――――――――ッ 関連レス コメント 名前
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幻想水滸伝IV ・要約版1:part9-408~409 ・要約版2:要約スレpart1-734・736~737 ・要約版3:要約スレpart2-962,968,970 ・詳細版:part41-241~246,249,250,254 ・テッドイベント:part10-85 408名無しさん@お腹いっぱい。sage04/08/2706 02ID UhpPY0UN 幻想水滸伝4 罰の紋章:力を使うたび持ち主の命を削る。持ち主が死んだらその場に居合わせた誰かにまた移る。 とある国の騎士団の見習いから卒業した主人公。 最初の仕事は、輸送船の護衛。 途中で海賊に襲われて撃退するも、相手の海賊が罰の紋章使い出して自分以外あぼーん。 罰の紋章使ったから、海賊さんはもう息も絶え絶え。 その場に居合わせた主人公に紋章が移るか?と思われたが、加勢に駆けつけた上司に移る。 上司に移ったところで、騎士団の城に帰るも、大量の別の海賊が城を襲ってくる。 形勢は圧倒的に不利。しかたないので上司は自分の部屋に誰も入らせないように命令して(紋章移っちゃうからね) 罰の紋章発動→あぼーん。がしかし、上司命令無視した主人公が上司の下に来てしまったので、紋章は主人公に移る。 その一部始終を後ろから見ていた親友が主人公が上司を殺したとチクリ、主人公は上司殺しの罪を着せられ小船で追放。 と、なんとこっそり騎士団のお友達が一部、無実を晴らそうとついてきてくれたのであった。 そして敵国クールークの船に拾われてしまい、よせばいいのに素性を明かすものだから、捕らえられるところを間一髪とんずら。 無人島に流れ着いて、そっからまた脱出する。 この辺の島国の一つ、「オベル国」の船に拾われ、そこの王様からなんでか知らんが仲間集めてこいといわれる。 集めてたらオベル国がクールークに襲われ、罰の紋章を使わざるをえなくなり、二回目発動(一回目は無人島で発動) 危機は去ったけど、根本的解決になってないので、マタ攻められる。 本拠地は実は船仕様になってたので王様とともに、国民一部置いてとんずら。 クールークはこの辺一体の脅威だーとかなんとかいって王様は海賊と同盟を結ぶ。 軍師も迎え、主人公リーダーの軍設立。クールークに対抗するにはこの辺の勢力をまとめあげなきゃ。 ってことで主人公がんばる。 409名無しさん@お腹いっぱい。sage04/08/2706 04ID UhpPY0UN その途中で軍師の要請により、罰の紋章三回目発動させられる。 そして、故郷の国含む全部の島国の協力を得てオベル国奪還成功させる。 でも安心できないってんで、クールークの拠点つぶす。 つぶした後、突然クールークの美形将軍が一騎打ち挑んできて、負かすと船とともに死ぬ。 そのときにやっと将軍サンは、以前逃がした少年が主人公だと気が付く(遅いって) 拠点の爆発に船ごと巻き込まれそうになり、命落とす覚悟で主人公は紋章を使う。そして・・・ オベル国王宮前での王様の演説。 今回のことで痛いほどよくわかった。この辺の国々は協力しあわなければならない。 ということで同盟を発足させるぞーーーー。 そしてスタッフロール。 スタッフロールのあと海に浮かんだ小船の中で、目をつぶって横たわってる主人公が映される。 108ENDはこのムービーの後に主人公が起き上がり、おそらく本拠地と思われる船が通りかかるので それに手を振りEND 本筋はこんな感じです。 あとはテッドイベントと主人公の親友のスノウとの和解イベントがちらほらあるくらいです。 主人公の生い立ちにも何か秘密があるようですが、いかんせん消化不良です。 クールーク美形将軍なんか最後まで主人公にからまないのに、でてきたら勝手に自爆するし 存在する意味ないし・・・。 734名無しさん@お腹いっぱい。sage2006/02/15(水) 23 37 10ID mJgMXHSW 幻水4 パン屋の親父が子供の思い出を記憶しているヤバい紋章をとりかえしたくなって 軍事大国に島国への侵攻を吹っかける ある島の王様がその紋章の持ち主を傀儡に連合を作り上げてパン屋あぼーん まあヤバい紋章はヤバいままなんで紋章持ちは船で放流して死んでもらったけどな 736名無しさん@お腹いっぱい。sage2006/02/16(木) 00 36 24ID Gb1AuGeh 734 ありがとうございます ・・・パン屋? 737名無しさん@お腹いっぱい。sage2006/02/16(木) 00 40 07ID 2xq+mtzS そう。黒幕は実はもとパン屋。 これを知らないと最後までやつが何をしたかったのかわからない。 962 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/03(水) 12 10 53 ID YGpmU41n0 961 超うろ覚えでいくが 幻4 真の紋章の一つ、罰の紋章(使うと相手は死ぬ。使いすぎると自分も死ぬ)を事故でつけさせられてしまった主人公 ちょうどその辺の諸島に大国が攻めてくるという噂があったので、某小国の王様にいいように使われて 諸島を一つにまとめる役割をやらされることに。 超天才軍師のばーさんの立てる作戦は常に「とりあえず罰の紋章使え」 いわれるままに罰の紋章を使いつづけた主人公は、大国を退けて死ぬ。 百八星エンドだと、仲間との絆によって「許し」の期間に入り、主人公は生き残って無人島に漂着しカニ道楽 968 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/03(水) 14 37 29 ID MgQCU6XkO 幻想45 まとめGJ!さんくす 4はガチで可哀想な話なんだな 970 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/04(木) 01 20 01 ID YoUvWIOQ0 968 4様は可哀想を超えてると思うw ゲーム中では名言されてはいないけど、4様は某小国の王子っぽいんだよね。 王妃が海賊から国を守るために、罰の紋章持ち出してあぼんした際に、王子は行方不明になってる。 けどその王国にはすでに後継者がいるから、揉め事起こしたくないのか知らんが、両者ともうすうす感づいてるんだけどお互いに何も言わない。 つまり、4様は父親に息子だとわかってる上で、命ごとこき使われてるんだよね。 しかも物語的続編であるラプソでも王様に小間使い扱いされてる。 当の本人はすでに隠居老人的達観してる感じ。まじ哀れ。 あと軍師も酷い。歴代軍師は一応紋章の力には頼らなかったんだけどさぁ。 こいつだけじゃね?作戦が真の紋章の力を使うこと前提の奴は。 5はまだその辺マシではあると思う。 241 :幻想水滸伝IV:2008/09/11(木) 00 51 38 ID mNaxcqMv0 罰の紋章― 真の紋章の一つ。贖罪と赦しを司る。 罰の紋章を身に宿すと、攻撃系の強力な術が使える。 だが、使うたびに宿主は命を削られていき、最後には死に至る。 宿主が死ぬと、紋章は、近くにいる人を新たな宿主に選ぶ。 死んだ宿主の記憶は、紋章に蓄積されている。 舞台は群島諸国。 孤児だった主人公は、ガイエン公国領のラズリルという島の領主のフィンガーフート伯に拾われて育った。 フィンガーフート伯の息子のスノウとは幼馴染。 主人公とスノウはラズリルにある海上騎士団の訓練生(見習い)になった。 卒業試験を突破し、二人はついに正式な騎士になった。 二人はしばらくの間、哨戒任務などに当たっていたが、ある日、海運商の護衛の任務を受ける。 ラズリルから目的の島まではかなりの距離があった。 スノウが護衛船の船長になった。 案の定、海賊が襲撃してきてしまった。海賊が紋章砲を撃ってきて、護衛船は揺れた。 派手に転んだスノウは腕を打ちつけてしまう。そのあまりの痛みに、ヘタレなスノウはパニックに陥ってしまう。 スノウの代わりに主人公が船の指揮をとり、応戦する。 なんとか勝利したが、海賊の親玉が船に乗り込んできた。 そいつは陰気臭い感じの男、悪名高い、海賊ブランドだった。 そのとき、海上騎士団の船がやってきて、周りを取り囲んだ。 ブランドは左手を高く掲げる。”ギャーッ”という悲鳴のような音とともに、 左手から赤い光線が迸り、海上騎士団の船を攻撃していった。 ブランドと主人公は一騎打ちになるが、主人公は負けてしまう。 主人公は、駆けつけてきた海上騎士団の団長、グレンに助けられる。グレンはブランドを倒した。 「ようやく死ねる」と、不気味な笑いを漏らしながらブランドは死んだ。 ブランドの左手が光っているのに気が付いたグレンは、ブランドに近づいていってしまう。 光はグレンの左手に移った。 グレンは任務を放棄したスノウを責めたが、スノウは「腕が痛かった」の一点張りだった。 ラズリルに戻った主人公たち。グレンは体調が悪いと言って自室に引きこもってしまった。 そんなある日、ラズリルに海賊が襲撃してきた。数も多く、海上騎士団は苦戦する。 突然、海上騎士団の館の屋上から赤い閃光が迸り、海賊の船を焼いた。残った海賊は去っていった。 主人公は、グレンに何かあったのかと思い、館の屋上へ。そこにはグレンが倒れていた。 グレンはすでに死んでいた。グレンの左手にはあの光がある。 光は主人公の左手に移り、消えた。光が消えたあと、主人公の手の甲には黒い紋章が残った。 背後で声がしたので、主人公はふりかえる。そこにはスノウがいた。 スノウは、グレンを殺したのは主人公だと証言した。 その証言のせいで、主人公はグレン殺しの濡れ衣を着せられ、ラズリルを追放されることになった。 242 :幻想水滸伝IV:2008/09/11(木) 00 53 26 ID mNaxcqMv0 主人公は、小さな船、流刑船に乗せられて海を漂う。だが、一人ではなかった。 主人公の無実を信じてくれた、騎士団の同期の友人が数名、流刑船にこっそり乗り込んでいたのだ。 アクシデントが起こり、船は壊れて、主人公たちは無人島に流れ着く。 なんとか材料を集めて、船を直して脱出しようということになった。 無人島生活が3日続いた後、船は直った。無人島を出ようとしたとき、 主人公の友人が、無人島のボスモンスターに襲われそうになった。 主人公は、左手の紋章の力を解放する。”ギャーッ”という叫び声。赤い閃光に貫かれ、ボスは倒れた。 紋章に残った記憶が、主人公の前に見えてきた。前にこの紋章を所持していた者の記憶。 父親が作ったパンをうれしそうに食べている、5、6歳くらいの少年。 予期せず、少年に紋章が宿ってしまい、愕然とする父親。 父親は少年に、「その力は使うんじゃないぞ」と言った。 だが、少年は紋章の力を解放し、そして――。 「もう一度、おとうさんの作ったパンが食べたかったよ・・・」 紋章の記憶はそこで終わっていた。 無人島を無事脱出した主人公たち。そこに一隻の船が通りかかった。 それは哨戒中だという、オベル王国の船だった。なんと、王女のフレアが乗っていた。 主人公たちはオベル王国の島へと連れて行かれることになった。 オベル王国の王は、リノという、普段着を着たオッサンだった。 行くところが無い主人公たちに、住居と仕事を提供してくれるとリノは言った。 謎の洞窟に連れて行かれた。洞窟を抜けると、そこは木造の建物だった。 とりあえず、ここを本拠地にして仲間を集めろ、とリノは言う。 主人公は自室のベッドで休んだ。夢枕にレックナートが立つ。 主人公の左手にある紋章は真の紋章の一つ、「罰の紋章」だと言った。 ある日、リノは主人公に、ネイ島へ行ってオレーグという発明家の男を連れて来い、 というお使いイベントを命令する。 船に乗ってひたすら北に進んでネイ島へ到着。高台にオレーグはいた。 オレーグは怪しげな箱をセットした。明日になれば結果がわかるというので、その日は宿屋に泊まる。 夜中に、いきなり窓の外が明るくなった。何事かと思って外に出る。 オレーグが設置した怪しげな箱は、実は録画装置だったらしい。 箱には、ネイ島からさらに北にあるイルヤ島が、砲撃される様が映っていた。 はるか北、クールーク皇国のエルイール要塞。そこからの砲撃だった。 要塞から一番近いので、イルヤ島が狙われたらしい。 急いでオベルに帰ってこのことをリノに報告する。 その夜、クールーク軍がオベルに攻めてきた。主人公は罰の紋章の力を解放する。 クールーク軍を撃退することに成功する。そして、流れてくる紋章の記憶。 ブランドはエドガーという男と二人で海賊稼業にいそしんでいた。 戦いの中でエドガーを失い、ブランドは罰の紋章を宿してしまった。 そしてブランドは、キカという女性を気にかけながら死んでいった――。 次の日、またクールーク軍が攻めてきた。 リノは、本拠地は実は船であることを主人公に明かす。 そして、リノや島の一部の人を船に乗せて逃げることになった。 フレイやその他の人々はオベルに残り、クールーク軍に降伏することに。オベルはクールークに占領された。 本拠地船は無事オベルを脱出した。 これから、いつかオベルを取り返すために、仲間を集め、戦力を充実させるのだ。 243 :幻想水滸伝IV:2008/09/11(木) 00 54 35 ID mNaxcqMv0 最初に行ったのは海賊のアジト、海賊島。リノと主人公は、女海賊、キカと話し合う。 キカと主人公たちの共通の敵はクールーク軍、そして、クールークと結託している死の商人、クレイ商会だ。 主人公たちはキカの協力を得ることになった。 次に必要なのは軍師。小島で隠遁生活しているという、 あの有名なシルバーバーグ家の一員で、昔赤月帝国で軍師をしていたという人に会いに行くことになった。 その人はエレノアという、飲んだくれのおばさんだった。 エレノアの出した試験に合格した主人公は、軍師としてエレノアを本拠地船に迎え入れるのだった。 本拠地船の作戦室に集まる一同。 エレノアは、「これから群島をまとめ上げる強いリーダーが必要だ」と言う。 リノと主人公で一騎打ちして、勝った方をリーダーにすることになった。 リノに勝った主人公。主人公がリーダーに決まった。ここで本拠地船の名前を決める。 後から聞く話だと、リーダーは一国の王であるリノではなく、 地位のない主人公の方が、みんなのウケがいいだろうとのことで、リノはわざと負けたらしい。 エルフと人間が分かれて住んでいるナ・ナル島、 人間のほかにネコボルトの集落があるネイ島の協力をとりつける。 そして懐かしのラズリルへ。ラズリルはあの後、本国のガイエン公国に見捨てられてしまっていた。 今はクールーク軍がいるが、その警備も薄い。主人公たちはラズリルを奪回する。 ラズリルを出ようとする本拠地船に襲い掛かってくる船がある。 それは、いまや海賊に成り下がったスノウの船だった。 戦いに勝ち、スノウを捕らえた主人公。 (ここで、スノウを処刑してもいいし、逃がしてやってもいい。) ついにオベルを奪回するときがきた。エレノアの采配により、クールークの艦隊を次々に破っていく。 うまく行きそうだと思ったそのとき、自爆攻撃を仕掛けられてしまう。 「悪いが、この方法しかない」と、エレノアは、主人公に罰の紋章の力の解放を促す。 紋章の力を解放し、窮地を切り抜けた。 だが主人公は倒れてしまう。もうこれ以上は――。 何かと主人公を気にかけていたグレン。 「お前、強くなったな・・・」 (ここで仲間が107人集まっていると、最後の仲間であるスノウが漂流しているのを発見することが出来る。 スノウを処刑してしまっている場合は発見できない) 最終決戦前夜、作戦室に一同は集まる。「我らに勝利を!!」と主人公は高らかに叫ぶ。 最後の夜。リノの部屋を訪ねる主人公。リノは王妃の話をしてくれた。 王妃こそ、遺跡に封印してあった罰の紋章の眠りを覚ましてしまった張本人だった。 15年前、リノの一家が乗った船が海賊に襲撃されるという事件があった。 王妃はその身に宿した罰の紋章の力を解放してしまう。海賊を倒すことには成功したが。船は大破した。 王妃は命を削られて死んだ。リノは必死でフレイを助けた。だが、フレイの弟は行方不明になってしまった。 甲板にはキカがいた。キカはエドガーとブランドの話をする。 キカは主人公に、ブランドの最期がどんなだったかと聞きかけたが、やめてしまった。 (仲間が108人すべて集まっていると、レックナートが夢枕に立って、 「紋章の試練が終わります。購いのときは過ぎ、それは赦しへと変節していきます。 それはあなたと、あなたの周りに集まった108の意思の力」と言う。 つまり、仲間の力によって罰の紋章に命を削られなくなったという意味。) 244 :幻想水滸伝IV:2008/09/11(木) 00 58 35 ID mNaxcqMv0 翌日。エルイール要塞を攻略していく。 長い螺旋階段を上った先に、クレイ商会の長、クレイが待っていた。 クレイの左手はよく見ると義手だった。 クレイは、以前、罰の紋章を宿していたが、 左手を切り落とすことで、命を削られるのを免れたという。 その直後、罰の紋章はそばにいたクレイの息子に宿ってしまった。 昔、赤月帝国の貴族たちがクールークとの国境付近の村を襲うという事件、「人間狩り」が繰り返し起こった。 クレイの息子は人間狩りに巻き込まれ、罰の紋章の力を解放し、命を削られて死亡した。 赤月帝国のとある軍師の副官だったクレイは、赤月帝国を追放された。 それ以来、人間狩りはぱったりと収まったという。 クレイは、罰の紋章に宿主の記憶が蓄積されているのを知っていた。 だから、もう一度罰の紋章を宿したかったらしい。それで主人公を狙っていた。 「私の息子は何か言っていなかったかね?」とクレイは聞く。 「パンが食べたかったと・・・」と主人公は答えた。それを聞いて、クレイは笑った。 クレイは主人公から腕ずくでも罰の紋章を奪う気らしい。クレイは主人公たちに巨大樹をけしかけてきた。 巨大樹に勝つと、エルイール要塞は揺れだすので、主人公たちは逃げ出す。 「私を受け入れぬか、罰の紋章よ・・・」罰の紋章が手に入らなかったので、がっかりして立ち尽くすクレイ。 そんなクレイの前にエレノアが現れる。赤月帝国で、エレノアの副官を務めていたのが、クレイだったのだ。 「やれやれ。こりゃまた一から教えなおさなきゃね」エレノアは肩をすくめる。 本拠地船に逃げ帰った主人公たち。無事要塞から脱出できた。 だが、まだエレノアが戻っていないので待っていると、要塞が大爆発を起こす。 爆発に巻き込まれて本拠地船がやられそうになったので、主人公は罰の紋章の力を解放する。 変わった格好の、気品のある女性が立っている。 それを見て主人公はすべてを悟った。 その女性は、オベル王妃。そして、彼女はおぼろげな記憶の中の、母の姿と同じだった。 エルイール要塞がなくなったので、群島諸国の脅威は去った。 またクールークが攻めてくるとしても、だいぶ先のことになるだろう。 いや、脅威はクールークだけとは限らない。 オベル王国に凱旋する本拠地船。正装して壇上に立つリノ。 各島の代表者などの前で、リノは、群島諸国連合の発足を高らかに宣言した。 ラストシーン― 小船の中に寝そべっている主人公。 仲間が108人揃ってる→仲間の力により、罰の紋章で命が削られてないのでまだ生きてる。 起き上がって、通りかかった本拠地船に向かって手を振る。 揃ってない→罰の紋章に命を削られて死亡。寝そべったままで起きない。 245 :幻想水滸伝IV:2008/09/11(木) 01 01 33 ID mNaxcqMv0 補足。 罰の紋章の宿主― オベル王妃→(不明)→クレイ→クレイの息子→(不明)→ブランド→グレン→主人公 スノウ漂流記― 海上騎士団訓練生→フィンガーフート伯の差し金で卒業生筆頭になる→ またまたフィンガーフート伯の差し金で、護衛船の船長に→腕が痛くて大失敗→ 失敗を取り返すべくむなしく奮闘→主人公がグレンを殺したと証言し主人公に無実の罪を着せる→ グレン亡き後、なぜか海上騎士団の団長に→クールークに取り入ろうとする→ ラズリル市民の反発を買ってラズリルを追われる→海賊になり主人公に戦いを挑むが敗北→ 小船に乗せられて逃がされる→丸太に乗って漂流→主人公に拾われて108人目の仲間に 罰の紋章を宿しても死なない方法― 「贖罪」を経て「赦し」へと昇華させることが必要と思われ。 主人公以外の宿主は全て、「赦し」へ到達できずに、命を削られて死んだ。 主人公は、仲間を108人集めたというのも確かにすごいが、それ以上にすごいのが、 ひどい目に合わされたスノウを許したことではないかと。 だから「赦し」へ到達できたのではないかと。 246 :幻想水滸伝IV:2008/09/11(木) 01 15 37 ID mNaxcqMv0 おしまい。 wikiはマジひどい。 主人公の生い立ちはちゃんと語られてるよ。 伏線もあるし、ポリゴンキャラがちゃんと演技してるからそれと解るはず。 ラストシーンの意味はちょっとわかり辛いかもだが。(レックナート様ったら言い方が遠まわし過ぎ) あと、さんざんネタにされたスノウの「腕が痛い」も掘り下げてほしいところ。 249 :ゲーム好き名無しさん:2008/09/11(木) 14 16 32 ID bxIX26gk0 乙 でも >彼女はおぼろげな記憶の中の、母の姿と同じだった。 こんな主人公が自分の母を思い出すシーンなんてなかったろ 紋章の中に優しそうな女性がいた、というくらいで 250 :ゲーム好き名無しさん:2008/09/11(木) 15 19 05 ID omhv/UoiO 幻水乙。 249が正しいかな? 確かに主人公の生い立ちについては暗に示してはあるけど明言はされていない。 まぁ他にどう解釈するんだ、ってレベルではあるけどねw 「様々な情報からオベル王の息子と思われるが真実は不明」が一番近いんじゃない? 254 :幻想水滸伝IV:2008/09/12(金) 06 43 15 ID m2wkR1Yd0 249 うんにゃ 彼女を見たときに主人公は少なからず驚いていたぞ 驚くってのはつまり、前から知ってたってことだ。 写真や肖像画があるわけじゃないし。 あと序盤のころ、主人公は王妃と思われる女性の夢を見てる。 だから記憶にはある。 まぁ可能性が100%ではないのは認める。 85幻想水滸伝4のテッドイベントsage04/10/2923 02 59ID /b8ZH3Ui 83 幽霊船が出没。主人公が乗り込んでいくと、怪しい黒フードの男が現れ奥へ案内してくれる。 悪魔みたいなのが現れ、主人公の持ってる真の紋章を寄こせと言ってくる。真の紋章集めて世界征服する気らしい。 自分の命を削る紋章を取るチャンスなのに、主人公はきっぱり断り、悪魔と戦闘に。 黒フードの男は、そんな主人公を見て、自分ももう一度人生やり直したいと言い出し、加勢にはいってくれる。 フードの男は、真の紋章ソウルイーターを所持していたテッド。 ソウルイーターのせいで人生に絶望したテッドは、悪魔に紋章預けて一緒に闇に引きこもっていた。 (その間に子供から少年へ成長していたらしい) 悪魔を倒した主人公&テッド。そのままテッドはずるずる仲間に。 しかしテッドはソウルイーターの影響を気にして、誰にも心を開かず船室に引きこもる。 そんなテッドをやたら気にして、つきまとう弓使いの少年アルド。 アルドを遠ざけようとして、無視しまくるテッド。 ED後、テッドはどっかに消えた。 アルドはテッドを追いかけていったが、その後不慮の事故で死亡。 1の坊ちゃんとテッドが出会うのはそれから150年後。
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/452.html
幻想水滸伝IV ・要約版1:part9-408~409 ・要約版2:要約スレpart1-734・736~737 ・要約版3:要約スレpart2-962,968,970 ・詳細版:part41-241~246,249,250,254 ・テッドイベント:part10-85 408名無しさん@お腹いっぱい。sage04/08/2706 02ID UhpPY0UN 幻想水滸伝4 罰の紋章:力を使うたび持ち主の命を削る。持ち主が死んだらその場に居合わせた誰かにまた移る。 とある国の騎士団の見習いから卒業した主人公。 最初の仕事は、輸送船の護衛。 途中で海賊に襲われて撃退するも、相手の海賊が罰の紋章使い出して自分以外あぼーん。 罰の紋章使ったから、海賊さんはもう息も絶え絶え。 その場に居合わせた主人公に紋章が移るか?と思われたが、加勢に駆けつけた上司に移る。 上司に移ったところで、騎士団の城に帰るも、大量の別の海賊が城を襲ってくる。 形勢は圧倒的に不利。しかたないので上司は自分の部屋に誰も入らせないように命令して(紋章移っちゃうからね) 罰の紋章発動→あぼーん。がしかし、上司命令無視した主人公が上司の下に来てしまったので、紋章は主人公に移る。 その一部始終を後ろから見ていた親友が主人公が上司を殺したとチクリ、主人公は上司殺しの罪を着せられ小船で追放。 と、なんとこっそり騎士団のお友達が一部、無実を晴らそうとついてきてくれたのであった。 そして敵国クールークの船に拾われてしまい、よせばいいのに素性を明かすものだから、捕らえられるところを間一髪とんずら。 無人島に流れ着いて、そっからまた脱出する。 この辺の島国の一つ、「オベル国」の船に拾われ、そこの王様からなんでか知らんが仲間集めてこいといわれる。 集めてたらオベル国がクールークに襲われ、罰の紋章を使わざるをえなくなり、二回目発動(一回目は無人島で発動) 危機は去ったけど、根本的解決になってないので、マタ攻められる。 本拠地は実は船仕様になってたので王様とともに、国民一部置いてとんずら。 クールークはこの辺一体の脅威だーとかなんとかいって王様は海賊と同盟を結ぶ。 軍師も迎え、主人公リーダーの軍設立。クールークに対抗するにはこの辺の勢力をまとめあげなきゃ。 ってことで主人公がんばる。 409名無しさん@お腹いっぱい。sage04/08/2706 04ID UhpPY0UN その途中で軍師の要請により、罰の紋章三回目発動させられる。 そして、故郷の国含む全部の島国の協力を得てオベル国奪還成功させる。 でも安心できないってんで、クールークの拠点つぶす。 つぶした後、突然クールークの美形将軍が一騎打ち挑んできて、負かすと船とともに死ぬ。 そのときにやっと将軍サンは、以前逃がした少年が主人公だと気が付く(遅いって) 拠点の爆発に船ごと巻き込まれそうになり、命落とす覚悟で主人公は紋章を使う。そして・・・ オベル国王宮前での王様の演説。 今回のことで痛いほどよくわかった。この辺の国々は協力しあわなければならない。 ということで同盟を発足させるぞーーーー。 そしてスタッフロール。 スタッフロールのあと海に浮かんだ小船の中で、目をつぶって横たわってる主人公が映される。 108ENDはこのムービーの後に主人公が起き上がり、おそらく本拠地と思われる船が通りかかるので それに手を振りEND 本筋はこんな感じです。 あとはテッドイベントと主人公の親友のスノウとの和解イベントがちらほらあるくらいです。 主人公の生い立ちにも何か秘密があるようですが、いかんせん消化不良です。 クールーク美形将軍なんか最後まで主人公にからまないのに、でてきたら勝手に自爆するし 存在する意味ないし・・・。 734名無しさん@お腹いっぱい。sage2006/02/15(水) 23 37 10ID mJgMXHSW 幻水4 パン屋の親父が子供の思い出を記憶しているヤバい紋章をとりかえしたくなって 軍事大国に島国への侵攻を吹っかける ある島の王様がその紋章の持ち主を傀儡に連合を作り上げてパン屋あぼーん まあヤバい紋章はヤバいままなんで紋章持ちは船で放流して死んでもらったけどな 736名無しさん@お腹いっぱい。sage2006/02/16(木) 00 36 24ID Gb1AuGeh 734 ありがとうございます ・・・パン屋? 737名無しさん@お腹いっぱい。sage2006/02/16(木) 00 40 07ID 2xq+mtzS そう。黒幕は実はもとパン屋。 これを知らないと最後までやつが何をしたかったのかわからない。 962 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/03(水) 12 10 53 ID YGpmU41n0 961 超うろ覚えでいくが 幻4 真の紋章の一つ、罰の紋章(使うと相手は死ぬ。使いすぎると自分も死ぬ)を事故でつけさせられてしまった主人公 ちょうどその辺の諸島に大国が攻めてくるという噂があったので、某小国の王様にいいように使われて 諸島を一つにまとめる役割をやらされることに。 超天才軍師のばーさんの立てる作戦は常に「とりあえず罰の紋章使え」 いわれるままに罰の紋章を使いつづけた主人公は、大国を退けて死ぬ。 百八星エンドだと、仲間との絆によって「許し」の期間に入り、主人公は生き残って無人島に漂着しカニ道楽 968 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/03(水) 14 37 29 ID MgQCU6XkO 幻想45 まとめGJ!さんくす 4はガチで可哀想な話なんだな 970 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/04(木) 01 20 01 ID YoUvWIOQ0 968 4様は可哀想を超えてると思うw ゲーム中では名言されてはいないけど、4様は某小国の王子っぽいんだよね。 王妃が海賊から国を守るために、罰の紋章持ち出してあぼんした際に、王子は行方不明になってる。 けどその王国にはすでに後継者がいるから、揉め事起こしたくないのか知らんが、両者ともうすうす感づいてるんだけどお互いに何も言わない。 つまり、4様は父親に息子だとわかってる上で、命ごとこき使われてるんだよね。 しかも物語的続編であるラプソでも王様に小間使い扱いされてる。 当の本人はすでに隠居老人的達観してる感じ。まじ哀れ。 あと軍師も酷い。歴代軍師は一応紋章の力には頼らなかったんだけどさぁ。 こいつだけじゃね?作戦が真の紋章の力を使うこと前提の奴は。 5はまだその辺マシではあると思う。 241 :幻想水滸伝IV:2008/09/11(木) 00 51 38 ID mNaxcqMv0 罰の紋章― 真の紋章の一つ。贖罪と赦しを司る。 罰の紋章を身に宿すと、攻撃系の強力な術が使える。 だが、使うたびに宿主は命を削られていき、最後には死に至る。 宿主が死ぬと、紋章は、近くにいる人を新たな宿主に選ぶ。 死んだ宿主の記憶は、紋章に蓄積されている。 舞台は群島諸国。 孤児だった主人公は、ガイエン公国領のラズリルという島の領主のフィンガーフート伯に拾われて育った。 フィンガーフート伯の息子のスノウとは幼馴染。 主人公とスノウはラズリルにある海上騎士団の訓練生(見習い)になった。 卒業試験を突破し、二人はついに正式な騎士になった。 二人はしばらくの間、哨戒任務などに当たっていたが、ある日、海運商の護衛の任務を受ける。 ラズリルから目的の島まではかなりの距離があった。 スノウが護衛船の船長になった。 案の定、海賊が襲撃してきてしまった。海賊が紋章砲を撃ってきて、護衛船は揺れた。 派手に転んだスノウは腕を打ちつけてしまう。そのあまりの痛みに、ヘタレなスノウはパニックに陥ってしまう。 スノウの代わりに主人公が船の指揮をとり、応戦する。 なんとか勝利したが、海賊の親玉が船に乗り込んできた。 そいつは陰気臭い感じの男、悪名高い、海賊ブランドだった。 そのとき、海上騎士団の船がやってきて、周りを取り囲んだ。 ブランドは左手を高く掲げる。”ギャーッ”という悲鳴のような音とともに、 左手から赤い光線が迸り、海上騎士団の船を攻撃していった。 ブランドと主人公は一騎打ちになるが、主人公は負けてしまう。 主人公は、駆けつけてきた海上騎士団の団長、グレンに助けられる。グレンはブランドを倒した。 「ようやく死ねる」と、不気味な笑いを漏らしながらブランドは死んだ。 ブランドの左手が光っているのに気が付いたグレンは、ブランドに近づいていってしまう。 光はグレンの左手に移った。 グレンは任務を放棄したスノウを責めたが、スノウは「腕が痛かった」の一点張りだった。 ラズリルに戻った主人公たち。グレンは体調が悪いと言って自室に引きこもってしまった。 そんなある日、ラズリルに海賊が襲撃してきた。数も多く、海上騎士団は苦戦する。 突然、海上騎士団の館の屋上から赤い閃光が迸り、海賊の船を焼いた。残った海賊は去っていった。 主人公は、グレンに何かあったのかと思い、館の屋上へ。そこにはグレンが倒れていた。 グレンはすでに死んでいた。グレンの左手にはあの光がある。 光は主人公の左手に移り、消えた。光が消えたあと、主人公の手の甲には黒い紋章が残った。 背後で声がしたので、主人公はふりかえる。そこにはスノウがいた。 スノウは、グレンを殺したのは主人公だと証言した。 その証言のせいで、主人公はグレン殺しの濡れ衣を着せられ、ラズリルを追放されることになった。 242 :幻想水滸伝IV:2008/09/11(木) 00 53 26 ID mNaxcqMv0 主人公は、小さな船、流刑船に乗せられて海を漂う。だが、一人ではなかった。 主人公の無実を信じてくれた、騎士団の同期の友人が数名、流刑船にこっそり乗り込んでいたのだ。 アクシデントが起こり、船は壊れて、主人公たちは無人島に流れ着く。 なんとか材料を集めて、船を直して脱出しようということになった。 無人島生活が3日続いた後、船は直った。無人島を出ようとしたとき、 主人公の友人が、無人島のボスモンスターに襲われそうになった。 主人公は、左手の紋章の力を解放する。”ギャーッ”という叫び声。赤い閃光に貫かれ、ボスは倒れた。 紋章に残った記憶が、主人公の前に見えてきた。前にこの紋章を所持していた者の記憶。 父親が作ったパンをうれしそうに食べている、5、6歳くらいの少年。 予期せず、少年に紋章が宿ってしまい、愕然とする父親。 父親は少年に、「その力は使うんじゃないぞ」と言った。 だが、少年は紋章の力を解放し、そして――。 「もう一度、おとうさんの作ったパンが食べたかったよ・・・」 紋章の記憶はそこで終わっていた。 無人島を無事脱出した主人公たち。そこに一隻の船が通りかかった。 それは哨戒中だという、オベル王国の船だった。なんと、王女のフレアが乗っていた。 主人公たちはオベル王国の島へと連れて行かれることになった。 オベル王国の王は、リノという、普段着を着たオッサンだった。 行くところが無い主人公たちに、住居と仕事を提供してくれるとリノは言った。 謎の洞窟に連れて行かれた。洞窟を抜けると、そこは木造の建物だった。 とりあえず、ここを本拠地にして仲間を集めろ、とリノは言う。 主人公は自室のベッドで休んだ。夢枕にレックナートが立つ。 主人公の左手にある紋章は真の紋章の一つ、「罰の紋章」だと言った。 ある日、リノは主人公に、ネイ島へ行ってオレーグという発明家の男を連れて来い、 というお使いイベントを命令する。 船に乗ってひたすら北に進んでネイ島へ到着。高台にオレーグはいた。 オレーグは怪しげな箱をセットした。明日になれば結果がわかるというので、その日は宿屋に泊まる。 夜中に、いきなり窓の外が明るくなった。何事かと思って外に出る。 オレーグが設置した怪しげな箱は、実は録画装置だったらしい。 箱には、ネイ島からさらに北にあるイルヤ島が、砲撃される様が映っていた。 はるか北、クールーク皇国のエルイール要塞。そこからの砲撃だった。 要塞から一番近いので、イルヤ島が狙われたらしい。 急いでオベルに帰ってこのことをリノに報告する。 その夜、クールーク軍がオベルに攻めてきた。主人公は罰の紋章の力を解放する。 クールーク軍を撃退することに成功する。そして、流れてくる紋章の記憶。 ブランドはエドガーという男と二人で海賊稼業にいそしんでいた。 戦いの中でエドガーを失い、ブランドは罰の紋章を宿してしまった。 そしてブランドは、キカという女性を気にかけながら死んでいった――。 次の日、またクールーク軍が攻めてきた。 リノは、本拠地は実は船であることを主人公に明かす。 そして、リノや島の一部の人を船に乗せて逃げることになった。 フレイやその他の人々はオベルに残り、クールーク軍に降伏することに。オベルはクールークに占領された。 本拠地船は無事オベルを脱出した。 これから、いつかオベルを取り返すために、仲間を集め、戦力を充実させるのだ。 243 :幻想水滸伝IV:2008/09/11(木) 00 54 35 ID mNaxcqMv0 最初に行ったのは海賊のアジト、海賊島。リノと主人公は、女海賊、キカと話し合う。 キカと主人公たちの共通の敵はクールーク軍、そして、クールークと結託している死の商人、クレイ商会だ。 主人公たちはキカの協力を得ることになった。 次に必要なのは軍師。小島で隠遁生活しているという、 あの有名なシルバーバーグ家の一員で、昔赤月帝国で軍師をしていたという人に会いに行くことになった。 その人はエレノアという、飲んだくれのおばさんだった。 エレノアの出した試験に合格した主人公は、軍師としてエレノアを本拠地船に迎え入れるのだった。 本拠地船の作戦室に集まる一同。 エレノアは、「これから群島をまとめ上げる強いリーダーが必要だ」と言う。 リノと主人公で一騎打ちして、勝った方をリーダーにすることになった。 リノに勝った主人公。主人公がリーダーに決まった。ここで本拠地船の名前を決める。 後から聞く話だと、リーダーは一国の王であるリノではなく、 地位のない主人公の方が、みんなのウケがいいだろうとのことで、リノはわざと負けたらしい。 エルフと人間が分かれて住んでいるナ・ナル島、 人間のほかにネコボルトの集落があるネイ島の協力をとりつける。 そして懐かしのラズリルへ。ラズリルはあの後、本国のガイエン公国に見捨てられてしまっていた。 今はクールーク軍がいるが、その警備も薄い。主人公たちはラズリルを奪回する。 ラズリルを出ようとする本拠地船に襲い掛かってくる船がある。 それは、いまや海賊に成り下がったスノウの船だった。 戦いに勝ち、スノウを捕らえた主人公。 (ここで、スノウを処刑してもいいし、逃がしてやってもいい。) ついにオベルを奪回するときがきた。エレノアの采配により、クールークの艦隊を次々に破っていく。 うまく行きそうだと思ったそのとき、自爆攻撃を仕掛けられてしまう。 「悪いが、この方法しかない」と、エレノアは、主人公に罰の紋章の力の解放を促す。 紋章の力を解放し、窮地を切り抜けた。 だが主人公は倒れてしまう。もうこれ以上は――。 何かと主人公を気にかけていたグレン。 「お前、強くなったな・・・」 (ここで仲間が107人集まっていると、最後の仲間であるスノウが漂流しているのを発見することが出来る。 スノウを処刑してしまっている場合は発見できない) 最終決戦前夜、作戦室に一同は集まる。「我らに勝利を!!」と主人公は高らかに叫ぶ。 最後の夜。リノの部屋を訪ねる主人公。リノは王妃の話をしてくれた。 王妃こそ、遺跡に封印してあった罰の紋章の眠りを覚ましてしまった張本人だった。 15年前、リノの一家が乗った船が海賊に襲撃されるという事件があった。 王妃はその身に宿した罰の紋章の力を解放してしまう。海賊を倒すことには成功したが。船は大破した。 王妃は命を削られて死んだ。リノは必死でフレイを助けた。だが、フレイの弟は行方不明になってしまった。 甲板にはキカがいた。キカはエドガーとブランドの話をする。 キカは主人公に、ブランドの最期がどんなだったかと聞きかけたが、やめてしまった。 (仲間が108人すべて集まっていると、レックナートが夢枕に立って、 「紋章の試練が終わります。購いのときは過ぎ、それは赦しへと変節していきます。 それはあなたと、あなたの周りに集まった108の意思の力」と言う。 つまり、仲間の力によって罰の紋章に命を削られなくなったという意味。) 244 :幻想水滸伝IV:2008/09/11(木) 00 58 35 ID mNaxcqMv0 翌日。エルイール要塞を攻略していく。 長い螺旋階段を上った先に、クレイ商会の長、クレイが待っていた。 クレイの左手はよく見ると義手だった。 クレイは、以前、罰の紋章を宿していたが、 左手を切り落とすことで、命を削られるのを免れたという。 その直後、罰の紋章はそばにいたクレイの息子に宿ってしまった。 昔、赤月帝国の貴族たちがクールークとの国境付近の村を襲うという事件、「人間狩り」が繰り返し起こった。 クレイの息子は人間狩りに巻き込まれ、罰の紋章の力を解放し、命を削られて死亡した。 赤月帝国のとある軍師の副官だったクレイは、赤月帝国を追放された。 それ以来、人間狩りはぱったりと収まったという。 クレイは、罰の紋章に宿主の記憶が蓄積されているのを知っていた。 だから、もう一度罰の紋章を宿したかったらしい。それで主人公を狙っていた。 「私の息子は何か言っていなかったかね?」とクレイは聞く。 「パンが食べたかったと・・・」と主人公は答えた。それを聞いて、クレイは笑った。 クレイは主人公から腕ずくでも罰の紋章を奪う気らしい。クレイは主人公たちに巨大樹をけしかけてきた。 巨大樹に勝つと、エルイール要塞は揺れだすので、主人公たちは逃げ出す。 「私を受け入れぬか、罰の紋章よ・・・」罰の紋章が手に入らなかったので、がっかりして立ち尽くすクレイ。 そんなクレイの前にエレノアが現れる。赤月帝国で、エレノアの副官を務めていたのが、クレイだったのだ。 「やれやれ。こりゃまた一から教えなおさなきゃね」エレノアは肩をすくめる。 本拠地船に逃げ帰った主人公たち。無事要塞から脱出できた。 だが、まだエレノアが戻っていないので待っていると、要塞が大爆発を起こす。 爆発に巻き込まれて本拠地船がやられそうになったので、主人公は罰の紋章の力を解放する。 変わった格好の、気品のある女性が立っている。 それを見て主人公はすべてを悟った。 その女性は、オベル王妃。そして、彼女はおぼろげな記憶の中の、母の姿と同じだった。 エルイール要塞がなくなったので、群島諸国の脅威は去った。 またクールークが攻めてくるとしても、だいぶ先のことになるだろう。 いや、脅威はクールークだけとは限らない。 オベル王国に凱旋する本拠地船。正装して壇上に立つリノ。 各島の代表者などの前で、リノは、群島諸国連合の発足を高らかに宣言した。 ラストシーン― 小船の中に寝そべっている主人公。 仲間が108人揃ってる→仲間の力により、罰の紋章で命が削られてないのでまだ生きてる。 起き上がって、通りかかった本拠地船に向かって手を振る。 揃ってない→罰の紋章に命を削られて死亡。寝そべったままで起きない。 245 :幻想水滸伝IV:2008/09/11(木) 01 01 33 ID mNaxcqMv0 補足。 罰の紋章の宿主― オベル王妃→(不明)→クレイ→クレイの息子→(不明)→ブランド→グレン→主人公 スノウ漂流記― 海上騎士団訓練生→フィンガーフート伯の差し金で卒業生筆頭になる→ またまたフィンガーフート伯の差し金で、護衛船の船長に→腕が痛くて大失敗→ 失敗を取り返すべくむなしく奮闘→主人公がグレンを殺したと証言し主人公に無実の罪を着せる→ グレン亡き後、なぜか海上騎士団の団長に→クールークに取り入ろうとする→ ラズリル市民の反発を買ってラズリルを追われる→海賊になり主人公に戦いを挑むが敗北→ 小船に乗せられて逃がされる→丸太に乗って漂流→主人公に拾われて108人目の仲間に 罰の紋章を宿しても死なない方法― 「贖罪」を経て「赦し」へと昇華させることが必要と思われ。 主人公以外の宿主は全て、「赦し」へ到達できずに、命を削られて死んだ。 主人公は、仲間を108人集めたというのも確かにすごいが、それ以上にすごいのが、 ひどい目に合わされたスノウを許したことではないかと。 だから「赦し」へ到達できたのではないかと。 246 :幻想水滸伝IV:2008/09/11(木) 01 15 37 ID mNaxcqMv0 おしまい。 wikiはマジひどい。 主人公の生い立ちはちゃんと語られてるよ。 伏線もあるし、ポリゴンキャラがちゃんと演技してるからそれと解るはず。 ラストシーンの意味はちょっとわかり辛いかもだが。(レックナート様ったら言い方が遠まわし過ぎ) あと、さんざんネタにされたスノウの「腕が痛い」も掘り下げてほしいところ。 249 :ゲーム好き名無しさん:2008/09/11(木) 14 16 32 ID bxIX26gk0 乙 でも >彼女はおぼろげな記憶の中の、母の姿と同じだった。 こんな主人公が自分の母を思い出すシーンなんてなかったろ 紋章の中に優しそうな女性がいた、というくらいで 250 :ゲーム好き名無しさん:2008/09/11(木) 15 19 05 ID omhv/UoiO 幻水乙。 249が正しいかな? 確かに主人公の生い立ちについては暗に示してはあるけど明言はされていない。 まぁ他にどう解釈するんだ、ってレベルではあるけどねw 「様々な情報からオベル王の息子と思われるが真実は不明」が一番近いんじゃない? 254 :幻想水滸伝IV:2008/09/12(金) 06 43 15 ID m2wkR1Yd0 249 うんにゃ 彼女を見たときに主人公は少なからず驚いていたぞ 驚くってのはつまり、前から知ってたってことだ。 写真や肖像画があるわけじゃないし。 あと序盤のころ、主人公は王妃と思われる女性の夢を見てる。 だから記憶にはある。 まぁ可能性が100%ではないのは認める。 85幻想水滸伝4のテッドイベントsage04/10/2923 02 59ID /b8ZH3Ui 83 幽霊船が出没。主人公が乗り込んでいくと、怪しい黒フードの男が現れ奥へ案内してくれる。 悪魔みたいなのが現れ、主人公の持ってる真の紋章を寄こせと言ってくる。真の紋章集めて世界征服する気らしい。 自分の命を削る紋章を取るチャンスなのに、主人公はきっぱり断り、悪魔と戦闘に。 黒フードの男は、そんな主人公を見て、自分ももう一度人生やり直したいと言い出し、加勢にはいってくれる。 フードの男は、真の紋章ソウルイーターを所持していたテッド。 ソウルイーターのせいで人生に絶望したテッドは、悪魔に紋章預けて一緒に闇に引きこもっていた。 (その間に子供から少年へ成長していたらしい) 悪魔を倒した主人公&テッド。そのままテッドはずるずる仲間に。 しかしテッドはソウルイーターの影響を気にして、誰にも心を開かず船室に引きこもる。 そんなテッドをやたら気にして、つきまとう弓使いの少年アルド。 アルドを遠ざけようとして、無視しまくるテッド。 ED後、テッドはどっかに消えた。 アルドはテッドを追いかけていったが、その後不慮の事故で死亡。 1の坊ちゃんとテッドが出会うのはそれから150年後。
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幻想水滸伝 紡がれし百年の時 【げんそうすいこでん つむがれしひゃくねんのとき】 ジャンル ロールプレイング 対応機種 プレイステーション・ポータブル 発売元 コナミデジタルエンタテインメント 開発元 GAE 発売日 2012年2月9日 定価 UMD版 5,980円ダウンロード版 5,480円(税込) レーティング CERO B(12才以上対象) 判定 シリーズファンから不評 ポイント 幻想水滸伝の名を騙った別ゲームRPGというよりもADV練り込まれていないストーリー仲間という名のわざマシン 幻想水滸伝シリーズリンク 概要 問題点 タイトル詐欺 108人の仲間 ストーリー 戦闘 フィールド、ダンジョン その他 評価点 総評 概要 『幻想水滸伝』シリーズの最新作。移植を除けば初のPSP専用の幻想水滸伝として話題を誘った作品。 「百万世界」の内の一つで繰り広げられるストーリーで、舞台は結界で閉ざされた小国アイオニア。この国では100年毎に一度、「100年目の怪物」と称される化け物が結界を破って侵入してくる問題があった。怪物に対抗するため、主人公は謎の少年ゼフォンの導くままに過去へと遡り…。 今回の話は「時代樹」という木の力により100年前へ遡り、過去を改変したり古人の技を伝承して強くなる、タイムパラドックスものの色が強いストーリーになっている。 なお「百万世界」には従来シリーズの紋章世界や、『ティアクライス』の世界観も内包されている。ただしあくまでも「無数にある平行世界の中の一つ」としてであり、実質的な接点は存在しないと言っていい。 問題点 タイトル詐欺 『幻想水滸伝』と名前がついているものの、過去の幻想水滸伝シリーズとはかけ離れた全くの別物。 新機軸の幻想水滸伝シリーズと受け取ることもできるが、あまりにも過去の幻想水滸伝シリーズから引用した要素が薄いため、名前だけを借用したかのような印象を受ける。 新しい世界観であるため、シリーズおなじみのキャラクター(レックナート、ジーン、ビッキー、ユーバー)達が全く登場せず、それに近しいイベントも存在しない。(*1) 仲間が108人存在しない。 驚くことに、宿星以外の仲間や一般兵士が存在しない。ストーリーで戦争が起こっても主人公達は「遊軍(一種のゲリラ)」という名目により、パーティメンバーだけで散発的な戦闘をするのみ。 そもそも主人公たちは戦争をしていない。 本拠地要素はあるものの、発展させたり増築させる概念がない。仲間を集めると施設が勝手に開放されるだけであり、本拠地内で仲間と自由な会話ができず、キャラクターの素性を掘り下げるイベント(「探偵」や「目安箱」)なども未搭載で、本拠地で遊べる内容が少ない。 紋章魔法が存在せず、魔石を用いて魔法を発動する(これは世界が違うので仕方ないが…)。 骨董品や交易品の取引、風呂イベントや料理対決イベント、さらには『II』におけるクライブイベント(*2)のような、過去シリーズでは好評であったお馴染みのサブイベントも一切存在しない。 …という具合に、幻想水滸伝シリーズお馴染みの要素が全くと言っていいほど存在しない。 言うなれば、今作は『幻想水滸伝』として作られたのかさえ疑わしい。「売れないと判断された凡作を『幻想水滸伝』としてテコ入れした」という邪推を禁じえない。 シリーズ従来作どころか、「水滸伝」の面影すらもほとんど感じられない。仮にも水滸伝の名が冠されている手前、そこはどうなのか。 「108星の英雄が集う」だけでも最低限の面目は立つというのに、それすら達成できていないという惨状(後述)。もちろんのこと、それ以外の要素によって水滸伝らしさが織り込まれているわけでもない。辛うじて、宿星の名を冠した登場人物が108人登場するという意味でだけなら、かすかに面影が残されていると言える。 奇妙な販売戦略 本ゲームの情報には「幻想水滸伝シリーズ最新作!」や「シリーズおなじみ」といったフレーズが多用されていた節がある。だが実際に販売されたゲームはシリーズの系譜とはあまりにも離れ、外伝と呼ぶのも無理があるほど関連性がない。シリーズとの差異やシステム面の情報をひた隠しにして、「幻想水滸伝」というネームバリューばかり押し出した販売戦略はいかがなものだろうか。これで幻想水滸伝シリーズとの違いを明確に宣伝していれば、シリーズファンの怒りと失望は少なからずや軽減されていたものと思われる。今となっては後の祭りだが。 「内容の面白さよりも宣伝文句で売れてしまったゲーム」ともいえる。 108人の仲間 大半の人物が名前だけでの出演 「存在はするが作中には登場しない」「既に亡くなっている」「本人は登場しないが遺物だけ入手する」程度の扱いであり。中には砂礫に埋もれたガラクタを調べただけで108星に登録される者もいる。エンディングでは108星達のその後が表示されるが、大半が作中に登場しないため、誰だこいつ状態。もはや「仲間(棒読み)」である。 108星のうち13人が死者である。この13人にはキャラクターイラストさえ用意されておらず、エンディングでも名前だけが表示される。 このうち戦闘に参加出来るのは25人余り、最終戦でPTに組み込めるメンバーは18人。過去の人物は全て一時的な仲間に過ぎず、基本的に現代の仲間でしかパーティを組むことができない。 戦闘技以外の技伝承は、条件が揃った状態で過去の宿星に話しかけると、謎の光によって現代の宿星へ伝承されたことになる。これだけで技伝承が済んでしまうため面白みもあったものではい。しかも大抵の宿星はそれで用無しになってしまう。例えるならポケモンのわざマシンと変わらない。 その仲間はやたら「剣の達人」「魔術の達人」「薬のエキスパート」「弓の達人」「格闘術の達人」…と達人が多いのが特徴。その達人ぶりをストーリー中で垣間見る事がほとんどないため、死に設定になっている。 遊び人やギャンブラー、探偵、発明家、学生といった一般市民層から仲間になるキャラクターがほとんどいないため、過去作よりもPTバランスに窮屈さを感じる。 108人の仲間を集めるというより、会話して登録するだけ 仲間になるキャラクターは現代、100年前、200年前に散らばっているが、先述の通り本拠地に集める事が出来るのは現代で仲間になったキャラだけで、あとは一時的にパーティに加わるか、技を教えてくれるだけの存在になっている。 過去へ連れていく事ができるのは現代のメンバーだけで、過去の仲間を現代へ連れてくる事はできない。200年前と100年前の宿星同士の交流や伝承も無いため、実質的な仲間は現代のメンバーのみ。 108人全員登録した所でエンディングが少し分岐するだけでストーリーには深く関与せず、どちらのエンディングもグッドエンディング的な終わり方であるため、仲間を集める必要性自体感じられない。 強制加入の仲間以外を無視してストーリーを進める事も出来るが、その場合は最終決戦の際に初見の人物が何食わぬ顔で戦闘に参加することになる。(*3)。 プレイヤーが置いてけぼり 魅力を感じられるような仲間がほとんどいない。そこらのモブキャラと見分けが付かなかったり、「頑固臭い老人」「堅物な女騎士」など、ありふれたステレオタイプな性格付けしかされていないため、どのキャラも印象が薄い。 個性のあるキャラもいるにはいるものの、面白くもない常套ギャグばかりを言う老人や筋肉バカな肉体派村長など、強引な個性付けとその活かし方がまるで噛み合っていないキャラばかりである。ありていに言うとサムいノリである。 「やぁ、ひさしぶり! 前の戦いは激しかったね」「そうだな! お前もかわってないな! HAHAHA!」…といった感じにプレイヤーを置いてけぼりにしてキャラクター同士が勝手に盛り上がる展開が多い。あろうことか、過去編の宿星達は主人公達を放っておきながら勝手に盛り上がり、重要な会話をペラペラと話し出す光景もみられる。 ストーリー イベントが会話ばかり ほとんどのイベントは会話シーンで済まされる。RPGというよりADVに近い。 人物はポリゴンモデルで表現されているが、会話の場面ではキャラクターイラストによる表現が用いられる。キャラクターイラストのバリエーションは豊富でボイス量も多いのだが、延々と会話シーンでイベントがこなされるため、シーンによっては読み上げボイスがまどろっこしく感じる事もある。 そのポリゴンもイラストとの落差が激しい。女性キャラクターに至ってはグラフィックとの差異(特に目が大きすぎる)が気持ち悪く思える者もいる。一方、人外系のキャラクターは再現度が高い。 所々に選択肢が発生するが、仲間の好感度が変わるだけでストーリーは何も変わらない。 「時代を変える」ことの軽すぎる扱い タイムパラドックス(過去の歴史を変える事で未来に大きな影響が出る)を起こすことに対し問題意識や疑問を抱くのは主人公ぐらいなもので、時代改変自体がただの便利手段にしかなっていない。題材はいいのに調理が酷い。 時代改変によって消えた歴史、人物の存在はストーリーには関わってこない(*4)。歴史を変えても「歴史が分岐するだけだから大丈夫」という建前だけを説明され、タイムパラドックスモノの面白さが全く活かせていない。そもそも、前作『ティアクライス』から流用された百万世界の設定も「安易に歴史改変できる建前」にしかなっておらず、ご都合主義に思えてくる。 結局の所、主人公達は自己の都合で好き勝手に歴史を変えるだけの存在に堕してしまっている。 特に、ワイバーンに橋を落とされて先に進めなくなったという理由で過去に戻り、その時点ではまだ何もしていないワイバーンを殺すのは、あまりに安易な歴史改変だと批判も多い。 戦争要素が希薄 プレイヤー自身が軍を指揮して敵軍とぶつかるということがない。戦が終わって廃墟になった町がある他は、文章中で表現されるだけに留まっている。このため軍師キャラも軍師じゃなくて隠密のような役割になっている。 主人公たちは軍と形容するには規模も設備も乏しく、贔屓めに見ても村の自警団レベルであるが、やたらと周囲から危険視されており違和感がある。 戦争なのに敵も味方も戦略が皆無。この世界の軍隊は正兵しかいないのか。 群像劇ではない 過去シリーズでは敵サイドにも戦う理由があり、信念や内情などが描写されるシーンがあったが、今作では主人公と相対した時に場当たり的な理由が説明される敵がほとんどである。キャラクターがストーリーを説明するだけの傀儡になっているという声もある。 主人公も、復讐の動機があるのに最初から「復讐なんてだめだよ」と他人に諭すなどやたら達観しているため人間的に成長する場面が無い。かと言って大人な風格や良識があるわけでもないため感情移入し辛い。それでいて最初から他の仲間や要人から「さすが」「たいしたヤツだ」とほめられっぱなし。周囲が無理矢理主人公を持ち上げているようにしか見えず、人間味も希薄なまま。 ストーリーの納まりが悪い 100年毎に出現するテラスファルマという凶悪な怪物が物語のキーになっている…のだが。 + ネタバレ 主人公たちが時代移動のために植えまくった時代樹のおかげで 時代と共に少しずつ自然消滅していた というオチで片づけられる。とんだ肩透かし。 そもそもこのモンスター、普通に戦えるため言われるほどの脅威が全くない。それなりに強い個体は居るものの、ヤバいヤバいと言われているわりにプレイヤーがそれを身をもって知る機会がなく、設定倒れな感が否めない。 戦闘 単調な戦闘 旧来では、コマンド入力後に素早さの速い順で敵味方が行動する独自のターン制コマンドバトルであったが、このゲームの敵は一体ずつ行動を起こすようになっているため、やたらと時間がかかる。テンポや戦略性は『1』よりも劣化している有様。 さらに動きがもっさりとして鈍い。モーション自体がゆっくりめでかつテンポが悪い。 「協力攻撃が復活した!」という触れ込みだったが、「テルベの里魂」とか「仲良し2人組」といった表示が出るだけの一斉攻撃であり、専用モーションもない。バリエーションもかなり少ない上、秀でた威力や効果も持っていないため、わざわざ使う必要自体ない。 そもそも協力攻撃は、直近かつ直系の前作ティアクライスにだって導入されている。あちらは使い回しこそ多いがちゃんと専用のモーションが入るし、独自の攻撃範囲やユニークな効果を持つものも多かった。 敵の行動順次第ではノーダメージ撃破のボーナスが取れないこともある。幸いノーダメージボーナスの増加量は1割と低めのため、あまり気にすることはないが。 技の伝承についても、キャラの組み合わせによっては最高20回も技を使わないといけないため、面倒な作業となってしまう。 編成 隊列も設定できるが意味は無い。前衛や後衛の概念が無く、どこに配置しても変わらない。しかもパーティメンバーを一人でも変えるだけで全員の連携状態がリセットされ、またセットし直さなければならない。地味に鬱陶しい仕様。 誰でも扱える回復アイテムが削除。「くすり」は薬剤師専用になったため、どうしても回復タイプのメンバーに頼らなければならない。 魔術に攻撃補助の紋章の代替は一切存在しない。過去作では「二回攻撃」「ステータス変更」といった攻撃補助の効果をもつものもあったが、今作では魔術の種類が乏しいため、プレイヤー自身が出来る事が少ない。 魔法の効果を持つ札アイテムも存在しない。 フィールド、ダンジョン 自由に歩き回れない町やフィールド 町と本拠地はポリゴンで出来ているがカメラ固定であるため一枚絵とかわらない。ポイントをカーソルで選んで移動する『サモンナイト』のような方式であり、町中を自由に探索する事が出来ない。 一つだけ動き回れる村があるが、村というより山中の休憩所にしか見えないほど寂れている。そこでは人と会話できるだけで、アイテム屋や宿屋もない。例えるなら『ラストリベリオン』に出てきた町に近い。 というか…上記の「名前だけは出てきて、実際にゲームには出てこない」も合わさって、ラストリベリオンと同じ所がさらに増えるので…。 フィールドも一枚絵で、話が進む程進行出来るルートが増えていくシステム。こちらもカーソルで移動するタイプのため、自由に動き回ることができない。 ただし選択肢式の移動システムそのものは他のRPGでも採用される事はある。無駄に歩き回らされる必要が無いと言う利点もある為(無論、味気無さや自由度の低さと言った欠点もあるが)、一概に短所とは言い切れない。 過去の世界にいる時はキャンプメニューの移動からはワールドマップに戻れず「本拠点に戻る」ことしかできない。後術の問題もあり、続けて探索したい場合は現代に戻ってからワールドマップに戻る必要がある。 本拠地の問題 特定の仲間を集めることで武器屋や防具屋などが開店するようになっているが、本拠地自体の変化や仲間以外の人物が増える事は一切ない。 本拠地に一度入ると夕方になり、食事して翌日になければ外に出たりや時代樹が使えない謎仕様のため、本拠地に戻る度に余計な時間消費を強いられることになる。 とても歩きにくいダンジョン カメラが人物に近く、周りの状況が解りにくい。 カメラの操作方式は何故か『モンスターハンター』のように十字キー(デフォルト設定の場合)で行う仕様のため、慣れない人にはとことん辛い。 L+□で左、L+○で右にカメラが回る不思議な設定。LRボタンだけでカメラ回転できてもよかったろうに、どうして無駄な手間をかけさせるのか。なお単独のLRボタンには、なんの機能も割り当てられていない。 狭いステージは非常に狭く、長いステージは非常に長いと両極端。通路がせまくカメラワークも悪いため、敵シンボルを回避しづらい。 人物のポリゴンより大きく当たり判定が設定されているため、壁にひっかかったり避けたと思った敵に捕まることがよく起こる。 その他 セーブ画面 デフォルトで既存のセーブデータの一つ下が選択されているため、誤って無駄な新規データを作ってしまう恐れがある(*5)。 一応、ラストダンジョンに入ると拠点にはもう戻れなくなるため(*6)、その兼ね合いとも考えられる。 システム面の進歩が無い シリーズおなじみの要素は悉く削除されているのに追加されたシステムは技伝承システムぐらいなもので、端的にいえば『1』よりもシステムが簡略化されている。技伝承システム自体、仲間をわざマシン扱いにしているだけのシステムとなっているため評価出来ない。 一度クリアすると所持金やレベルなどを引き継いで最初から始められるが、アイテムや伝承具合は引き継がれない。また、伝承の手間が簡単になることもない。 消費アイテムについてはアイテム情報だけ残されるという、中途半端な引き継ぎ要素となっている。 評価点 各種演出面は良好。 アニメーションムービーの出来やBGMは悪くなく、人物一人一人の表情パターンが豊富だったりと、演出面は悪くはない。 ボイスの種類も豊富。伝承関連では最初はやる気がなく嫌々している内容だが、伝承具合が進むにつれて自信を持つような内容に変化するなど、成長を感じさせるものになっている。 シリーズ特有の多くの登場人物というのを行かし、有名声優が多数参加している。 とはいえ、他のゲームでもよく行っている事であり、本作の完成度から見ると声優の無駄遣い感が漂っているが。 主題歌である『The Giving Tree』は名曲。 ただ曲が良いというだけではなく、本作の目指したかったのかもしれないテーマが、実際の表現より遥かに深く歌いこまれている。本作のテーマを知りたければゲームではなくこの歌のCDを買えばいい。iTunesやレコチョクのDL配信版は更にお得。 もしかしたらこの歌の方が本体で、本作は出来の悪いプロモーション作品だったのかもしれない。 終盤に世界の真実が明らかになった後のストーリー展開は盛り上がりがあり、評価する声も多い。 ただし、中盤までの展開の冗長さや安易な歴史改変の多さなどシナリオ面の問題点が多いため、津川氏が過去に手掛けた『エターナルアルカディア』『幻想水滸伝V』『幻想水滸伝ティアクライス』などと比べるとクオリティが下がっていると言わざるを得ない。 サブタイトルの通り、3つの時代を跨いだ最終決戦もプレイヤーを熱くさせる要素の一つである。ただし前述の問題もあるが。 本作のパーティメンバーであるデューカスは、「兄貴分ポジション」「声優が小西克幸氏」「名前」など、前作で初期こそ良き兄貴分であったもののあっさり敵に洗脳されて裏切ったヘタレキャラであるディルク(*7)との共通点が多く、多くのプレイヤーから裏切ると予想されていたが最後まで良き兄貴分であったため、良い意味でプレイヤーの予想を裏切ったキャラクターであると言える。 総評 単体ならば「ちょっと微妙な凡作」程度の出来なのだが、最大の問題点は『幻想水滸伝』シリーズとして発売したことだろう。 幻想水滸伝シリーズのファンからみれば期待はずれの愚作であったと思われる。過去の名作にあやかるという手法は『ヌギャー』を髣髴させる販売戦略だが、それによりシリーズファンの失望を買ってしまった今作が残した禍根は計り知れない。 また、『ティアクライス』から導入された「百万世界」(*8)の概念自体、従来作とまるで接点のない世界観を、片端から『幻想水滸伝』扱いするための布石だったのではないかとも懸念される。無数に存在している平行世界の一つとさえ言い張れば、それ以上の共通点は一切要求されないからだ。
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