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戻る カオス・その他系 えーと、バッドエンド?難しくてよくわかんないけどw -- (名無しさん) 2010-12-04 21 43 30 これで良かったと思う。少なくとも本人は。 -- (通りすがり) 2010-12-04 22 32 18 確かに何もかも真逆なら感情まで逆にするべきなんだろうけど…やっぱり重いぜ。 まあ本人たちが幸せならいいけど。 -- (名無しさん) 2010-12-04 22 40 51 何というか個人的に印象に残るSS…っていうのか世界観やら人物の感情やらが頭に染み付くSS。 上手く言えないけどこれの憂はしばらく俺の中に残るかな -- (名無しさん) 2010-12-05 01 50 30 かー!なんっつう重い話だよ。。。。まあおもしろかったんだが。 でもまあ唯も戻ろうと思えば戻れるんだし澪はうまくいったし悪くはない・・?のかな それよりあずにゃん現実にりっちゃん嫌ってる設定がまるまるスルーされてるとは。。w -- (真・けいおん厨) 2010-12-05 03 12 53 面白いね、ちょっと怖い感じもあって楽しめた。 けど憂ちゃんの感情なんだけど、姉に告白されたからって鏡の世界ではエッチするまで嫌いになるってのはさすがにいきすぎじゃね? あと、もし現実の方で憂が唯がいないことを寂しがったら、鏡の中の憂は唯の事嫌いになるってことなのか? -- (名無しさん) 2010-12-05 10 56 02 暗いな。 現実の憂が唯がいないのを寂しがるのは十分起こりうるだろうな。そういう未来を想像すると正にバッドエンドだな。 -- (名無しさん) 2010-12-05 12 07 08 ↓そういう意味ではここで終わっといて正解かもな。唯憂のバッドエンドなんて見たくないぜ;;(既にバッド気味だが) -- (名無しさん) 2010-12-05 12 25 08 面白かった。 ちょっと説明不足や矛盾な点はあるが。 -- (名無しさん) 2010-12-05 16 07 43 どうしてもゲロ唯で吹いてしまうw 結局ムギが一言も話さなかったがそれだけ現実じゃ菩薩のようだってことか -- (名無しさん) 2010-12-06 02 18 09 憂がエッチするほど嫌いになる なるだろうよ、血の繋がった姉に告白されるんだぞ? リアルだったらドン引きレベル -- (名無しさん) 2010-12-07 11 07 33 ↓ドン引きレベルなのはわかるんだけどそれでエッチまでいくってのがどうもね それこそ血のつながった姉とエッチするんだぞ?ただの嫌いどころか憎んだりしないとできなくないか? まあ家族として愛していた唯に告白という形で裏切られたとか鏡の世界に唯を引き止めて置くための手段とか考えられなくもないけど、何かそこだけ気になるんだよね -- (名無しさん) 2010-12-07 15 34 18 虚無感で成り立つ愛って辛いな 少なくともハッピーエンドではないよな -- (名無しさん) 2011-01-18 02 11 33 鏡のりっちゃん…(;д;) -- (名無しさん) 2011-11-27 13 48 16
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【検索用 しあわせになれるかくしこまんとかあるらしい 登録タグ 2013年 BeatStream CHUNITHM D4DJ Groovy Mix DanceDanceRevolution NexTone管理曲 SOUND VOLTEX VOCALOID VOICEROID YouTubeテンミリオン達成曲 YouTubeミリオン達成曲 maimai wogura うたたP し ミリオン達成曲 大合奏!バンドブラザーズP 曲 曲さ 殿堂入り 結月ゆかり 鳥居羊】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:鳥居羊 作曲:うたたP 編曲:うたたP イラスト:wogura 動画:うたたP 唄:結月ゆかり 曲紹介 人生は糞ゲー 曲名:『幸せになれる隠しコマンドがあるらしい』(しあわせになれるかくしこまんどがあるらしい) スペシャルサンクスとしてmitsunari氏が参加している。 うたたPメジャー1stアルバム『みんな幸せにな~れ!』収録曲。 2014年12月24日、自身3曲目となるミリオンを達成。現在ボカロオリジナル曲でミリオンを達成している曲の一つである。また結月ゆかりが含まれたオリジナル曲で初のミリオンを達成した曲である。 歌詞 難易度:EASY →↓↑→→↓→→↑↑↓↓←→←→ →↓↑→→↓→→↑↑↓↓←→←→ →↓↑→→↓→→↑↑↓↓ちょっと、↑にためて下さい。 難易度:NORMAL →↓↑→→↓→→↑↑↓↓←→←→ →↓↑→→↓→→↑↑↓↓← 回転 一回転 →↓↑→→↓→→↑↑↓↓←→←→ →↓↑→→↓→→↑↑↓↓ 回転 反転 一回転 むちゃぶりじゃないか 不可能 可能 とにかくやれって 命令ばかり なせばなるって 精神ローン マイナスばかり 貯まって 馬鹿 ばか バカ 難易度:HARD →↓BAXYLR↑↑↓AYLRA →↓↑→AXYR↑↑↓↓← 回転 一回転 →↓BAXYLR↑↑↓AYLRA →↓↑→AXYR↑↑↓↓ ちょっと? 間違えないで下さい。 むちゃぶりじゃないか 学校 会社 頭ごなしの 命令ばかり なせばなるって 精神ローン マイナスばかり 貯まって 馬鹿 ばか バカ まだまだ大丈夫! いけますよね? 難易度高すぎるかもしれませんけど、 あなたなら出来るでしょう?^^ 居残り 補修 出張 残業 とにかくやってもらわないと・・・ トテモコマリマス 難易度:INSANE 居残り 補修 出張 残業 宿題 課題 テスト 卒論 依頼 任務 命令 責任 納期 期日 提出 明日 部活 試合 練習 勝利 業者 商談 接待 成立 進学 就職 転職 面接 回転 反転 一回転 後輩 先輩 先生 上司 →B↓AY↑L→ 友人 同僚 彼氏 彼女 ↑↑↓↓←→YL 疲労 心労 問答無用 SELECT START ABYL RX→← ↑↓同時押し むちゃぶりじゃないか 不可能 可能 とにかくやれって 命令ばかり なせばなるって 精神ローン マイナスばかり 貯まって 馬鹿 ばか バカ むちゃぶりじゃないか 学校 会社 頭ごなしの 命令ばかり なせばなるって 精神ローン マイナスばかり 貯まって 馬鹿 ばか バカ →↓↑→→↓→→↑↑↓↓←→←→ →↓↑→→↓→→↑↑↓↓←→←→ リセット コメント + コメント 2013 動画から書き起しましたが、終わり当たりの色が、無しの方が良ければコメントお願いします。 -- 名無しさん (2013-07-01 17 46 06) きたーーーー!!2ヶ月待ったww -- 名無しさん (2013-07-01 17 48 51) はっやwwありがとう!追加乙! -- 名無しさん (2013-07-01 17 58 06) (☝ ՞ਊ ՞)☝の顔文字で指が動画と違いますが打てる文字の中で見つかりませんでしたので、代替的に汎用されている文字の方を使っております -- ↑3追記 (2013-07-01 17 59 25) 追加乙! 速いwww -- 歌胤 (2013-07-01 19 42 15) ゆかりいいいいいいいいいいいい -- 名無しさん (2013-07-01 20 49 14) PVキタ! -- 茉莉花萌華 (2013-07-01 22 02 46) 相変わらず仕事が早いっすねぇw乙ッス! -- 騎士 (2013-07-02 02 57 24) ゆかりん最後・・・ -- HALKA (2013-07-02 12 48 44) ゆかりん駄目だ!そのリセットボタンを押してはいけない! -- 竜奇 (2013-07-02 14 07 48) 後輩 先輩 先生 上司 の後のところ、何回聞いても →B↓A に聞こえるんだけど俺の耳が悪いのかな -- 名無しさん (2013-07-02 20 16 10) 史上最低の弾幕って何すかと思ったらそういうことね…………しかし、4時間で6万再生って速くないかな? -- リスナーの一人、ただそれだけ。 (2013-07-02 21 11 25) ↑2修正しました -- 名無しさん (2013-07-02 21 19 12) うたたにしてはめずらしく良曲 -- 名無し (2013-07-03 16 02 39) むずい あー RISET -- 名無しさん (2013-07-06 17 12 18) 色無い方がいいです・・・ -- 名無しさん (2013-07-06 18 35 25) 一さん乙です -- 名無しさん (2013-07-06 21 49 23) 色無しの希望が出ましたので戻すことにしました。 -- 名無しさん (2013-07-07 18 12 03) わぁい -- 名無しさん (2013-07-07 22 09 17) ゆかりん凄い! -- ゆかか (2013-07-07 23 05 10) 友人 同僚 彼氏 彼女のあとY右YLでは? -- 名無しさん (2013-07-10 21 41 31) キター\(^o^)/ -- いがる (2013-07-10 22 43 52) こんなんホントにあったら無理ゲすぎるわwww -- しっぽ (2013-07-12 05 16 26) ↑むしろ「むちゃゲ」www -- eleven (2013-07-13 15 18 06) セクシーゆかりんかわいい -- 名無しさん (2013-07-13 16 40 04) ボカロだから歌える曲でそ -- うにゃ (2013-07-13 19 26 28) こんなゲームあったら終わるwwww -- 名無しさん (2013-07-15 10 31 01) これヤバイwゆかりちゃんかわいい! -- 深亜 (2013-07-15 11 29 47) うわあ、はまるわww -- あいるんるん (2013-07-19 11 48 19) 一回聴いただけなのに耳に残ってる… -- 名無しさん (2013-07-19 21 02 26) ↑↓同時押しは無理だよゆかりん( ´Д`) -- 十字キー没 (2013-07-21 14 00 41) 本当人生って糞ゲーだよな -- 名無しさん (2013-07-22 23 18 14) ゆかりたん可愛いいいいい -- コノ廃@しづsと語り隊 (2013-07-23 21 32 06) PVの最後のリセットのとこちょっと怖い… -- いちご大福 (2013-07-24 10 49 02) とにかくやれって人生そんなもんなのかな?? -- 癒亜李 (2013-07-28 10 09 01) 何だ、この曲・・すげぇ← -- 名無しさん (2013-07-30 02 45 44) セクシーな姿が見たくて正確なコマンドをコメントしようとしたのは僕だけではないはず!・・・と思いたい。 -- 奈多那蛇 (2013-08-09 18 55 30) リセットの自分に銃むける結月ゆかりがめっちゃ好きです。あれ萌えます。あのシーン好きです。「先輩 後輩 先生 上司 ~↑↓同時押し」 -- 緑鳥巡 (2013-08-11 17 48 48) 正直ナトコロ見タイデス -- w (2013-08-11 19 50 46) すげぇ... -- 雨音 鈴 (2013-08-15 17 18 54) いやー本当に助かります。乙です。 -- 名無しさん (2013-08-16 22 47 23) →↓↑→ →↓→→ ↑↑↓↓ ←→←→ →↓↑→ →↓→→ ↑↑↓↓ ←→←→ →↓↑→ →↓→→ ↑↑↓↓ ちょっと、↑にためて下さい。 の部分好きd((殴 -- 名無しさん (2013-08-16 22 50 56) みんなはあれだよね、セクシーな姿見たくてコメントしたよね、うん。俺だけじゃない。俺だけじゃ。 -- 赤坂サカス (2013-08-16 23 06 31) 左右左右の繰り返しがとくにサイコー! -- neikurauti (2013-08-18 22 49 57) ゆかりんの声と合っててすごいいい!! -- ー (2013-08-28 17 39 23) なんかハマったwww -- 咲塚 (2013-08-28 18 26 07) この精神ローンってとこ、精神論と掛けてる? -- 無理無茶無謀 (2013-09-07 01 38 09) 笑顔で狙撃なだけに正に笑撃のラストwww -- えな (2013-09-20 23 34 06) 補修って、補習じゃないの? -- 小桜 つぼみ (2013-09-24 07 01 56) 喋りもゆかりなのか? -- 名無しさん (2013-10-08 23 30 18) 「リセット」が、何か好き♪ -- カンノ (2013-10-11 18 10 23) 結月ゆかりかわいい大好き本、出ないかな -- 名無しさん (2013-10-13 21 04 42) ならんのかーいっ -- 名無しさん (2013-10-13 21 07 52) この歌好きだわww 中毒った(笑) -- ナンシー (2013-10-14 21 25 39) 覚えたいけど覚えれないw中毒だわこの曲ww -- 無糖 (2013-11-12 21 19 35) テンポがいいですね~ -- 春 (2013-11-19 16 58 36) ゆかり様ーー!ヤバいっす。ヤバいっす。ヤバいっす。← ブフォーーーーーーーーー!!!!!! 『本日未明、埼玉県住みのマインさんが鼻血でぶっ飛ぶと言う事故がありました。マインさんは鼻血の大量出血により危険の状態だそうです(笑)』← それくらいヤバイです/////// -- マイン (2013-11-22 23 23 25) 本当に、人生というものは糞ゲーね。 -- 黒猫 (2013-11-23 18 53 44) この歌は、中毒性が、ありますねwwww -- 名無しさん (2013-11-25 21 27 24) ゆかりんかわいいめちゃめちゃかわいい -- 美結 (2013-12-09 20 46 49) やっぱうたたPさんの曲はすげえなぁ…(色んな意味で。いい意味で)。 -- 前田1706 (2013-12-09 21 16 46) 前に友達とカラオケ行ったときこの曲歌ったら、最初の方の歌詞が矢印で驚かれたw この曲は本当に中毒性ハンパないと思うw でも、確かに学校とかって頭ごなしの命令ばっかりな気がする… -- 瑠璃香 (2013-12-14 22 05 47) + コメント 2014 後輩 先輩 先生 上司 →B↓AY↑L→ これBいらなくない??? -- 名無しさん (2014-01-15 17 48 48) 謎の中毒性www -- 琥珀 (2014-01-26 18 20 59) コマンドの時のゆかりさんの声がなんか癖になる -- 名無しさん (2014-01-27 00 57 11) ↑3 歌詞の話でしたら、確か入ってたはずです。違ったらすいません・・・ -- 名無しさん (2014-01-27 11 51 25) 喋りのところはボイスロイドのゆかりさんですね -- ゆかりさん大好き (2014-02-04 16 38 09) リセットはダメーーッ! #128166; -- 邪神王 (2014-02-25 21 44 23) いいね! -- 名無しさん (2014-03-10 22 20 30) これは歌なのか(笑) 初めて聞いた時はビックリした。でも、くせになりますね!! -- 安達太良山 (2014-03-29 07 53 39) リセットの時頭に銃やってたよね!大丈夫か? -- 優雅 (2014-04-19 00 33 39) この歌最高( 'ω')b -- 桜花 (2014-04-28 15 18 23) ゆかりん可愛いっす -- みつき (2014-04-29 18 03 52) 歌というより暗号みたいだけど・・・意外にもハマる! -- タナカモチコ (2014-06-11 18 22 58) すごい中毒!!頭にこれがずっと残ってるのも違和感あるけど…w -- 回転反転、一回転っ! (2014-06-17 20 43 14) この曲の解釈てどうなるんですかね? 幸福シリーズってうたたPさんの1stアルバムが発売された時点で終了したの? -- 隠しコマンドの入力に失敗して不幸になった名無しさん (2014-06-17 21 15 57) 無理ゲーwww -- 名無しさん (2014-07-11 06 37 31) この人の曲はボカロじゃないと出来なさそう 人には歌えない -- 名無しさん (2014-07-18 23 44 15) リズム感すごい!!(゜ロ゜ノ)ノ -- ゆき (2014-08-19 22 49 17) 回転反転一回転のところ超好きぃぃぃ!!ほんとゆかりん可愛いい!!! -- 名無しさん (2014-08-24 10 12 40) マイナスばかり溜まって馬鹿バカバカ…のところ好き! -- 蓮華 (2014-08-25 14 09 48) 後半の居残り~が大好き -- しがみゆ (2014-09-01 22 21 39) 前から少し気になってたんですが、woguraさんは男性?女性?どっちかな。分かる人教えてください! -- 名無しさん (2014-09-05 20 45 20) す、すごい…。猛烈にハマった(*^◯^*) -- 名無しさん (2014-09-07 11 30 04) この曲めっちゃ好き。ハマる! -- ↑2の人はそれを知ってどうするの? (2014-09-07 12 23 45) 回転反転一回転の部分がすげぇ好き。 -- 名無しさん (2014-09-12 16 47 52) ゆかりんがクセになった -- 貴志部凪人@HQセッター推し (2014-10-01 20 38 00) 意味不明・・・。 -- ネウ (2014-10-05 11 32 14) こういうの、好きなんですよね~ゆかりちゃんも好きですし♪ -- HALU (2014-10-26 12 26 00) あーいい。こういうの好き( -- らく (2014-10-26 13 57 47) は、速い... 中毒だわわわ( _ )ゆかりん可愛い #128152; -- 紅姫 (2014-11-08 16 44 17) うたたPさんの曲好き❤ハマるわこの曲。 -- おかゆ (2014-11-17 17 13 12) 頭に残る! -- 紅 (2014-12-07 08 37 08) うたたさんいいわぁ・・・ -- 名無しさん (2014-12-07 20 46 05) ゆかりちゃんの声いいですね…(*´∇`*) うたたさんの曲は中毒性高くてハマりますww 最後の「リセット」は衝撃でした…!! -- ひなたん (2014-12-15 18 53 35) この歌大好き!! -- モナ (2014-12-16 17 15 50) この歌マジで大好きw -- 楓 (2014-12-16 18 53 23) ゆかりに共感。 -- 焼き茄子 (2014-12-20 13 49 25) これは…永遠に幸せになれる気がするわね。 -- 焼き茄子 (2014-12-20 13 52 06) 難しいー -- 名無しさん (2014-12-20 15 15 40) ゆかり初のミリオンおめでとう -- 名無しさん (2014-12-24 01 00 37) ゆかりたんおめでと~~!!うたたPさんもおめでと!!この曲大好きです!!! -- 暇人 (2014-12-24 01 06 40) ミリオンおめでとうございます。初めて聞いた時衝撃受けました(色々な意味で)。 -- 御坂 (2014-12-24 10 11 13) ミリオンおめでとう!!この曲大好き☆ -- 名無しさん (2014-12-26 15 40 44) ゆかりちゃん初のミリオンおめでとおおぉ!!うたたPさんもゆかりちゃんも大好きだよー!!! -- みょあ (2014-12-26 16 37 29) + コメント 2015-2016 ミリオン嬉しすぎる!おめでとうございます(≧∇≦) -- 名無しさん (2015-01-06 10 11 54) ミリオン一覧をみてたらゆかりがミリオンとってた!!! -- ようかん (2015-01-06 15 26 44) コレ全部入力しろ言われたらキレるわ(笑)「ちょっと、間違えないでください」って言われたら狂うわ(笑) -- ギンタマン (2015-01-17 18 54 28) ゆかりん可愛すぎぃ!! セクシーな姿見たいww -- とりま (2015-02-07 20 42 28) ゆかり大好き -- 名無しさん (2015-06-08 18 50 48) 最後の拳銃のシーンが地味に怖い -- 黒猫 (2015-08-14 09 03 16) かっこいい曲です!共感できる!人生なんてムチャブリバカリ・・・。 -- ドスグロイテンシ (2015-09-25 23 51 46) チョーかっこいい〜!! -- 名無しさん (2015-11-28 23 01 04) ちなみにPVではPS1のコントローラーらしきものを持っているが、このコマンドで「上下同時押し」以外を入力可能な公式系コントローラーは今のところ任天堂系のSFC~WiiU・DS・3DSだけだったりする(PS系はボタンが○□△×。それ以外はSELECTやSTARTがないものが殆ど) -- 名無しさん (2016-01-06 16 24 26) 中毒なりましたwww -- 名無しさん (2016-01-18 17 02 39) ゆかりちゃん(∩˃o˂∩)♡ -- 鈴猫* (2016-02-11 08 30 37) ゆかりの私服可愛い -- 名無しさん (2016-02-11 08 38 20) リセットゆかりんかわいい(#^^#) -- 名無しさん (2016-07-29 23 38 32) てゆーかよくぞリセットまで押し続けたゆかりさん -- 蒼空 (2016-08-09 01 01 51) コマンドって何? -- 名無しさん (2016-08-09 09 23 07) サビにToulouseのドロップがそのまんま使われてて感動した -- 湯ふいん (2016-08-20 18 29 52) これを課題やってる時に聞くと追い詰められ感が凄いからはかどる。 -- 闇音 クロ (2016-08-20 18 36 44) この曲を聴く度に3DSでの入力に挑戦するがいつも出来ない -- 名無しさん (2016-08-22 13 35 24) ↑分かる!やった事ある!難しいですよね…w -- 闇音 クロ (2016-08-22 16 13 12) 一回転のとこで指がひっかかるのである -- 名無しさん (2016-08-22 18 53 55) ヤバ -- びゃくだん (2016-08-26 19 49 13) 楽しいです!! -- 針鼠 (2016-08-26 23 09 55) 大好きです!! -- 櫻宮 (2016-08-26 23 24 34) 人生を表してるような感じでなんか好き♪ -- 猫耳 (2016-08-27 03 17 47) うたたPさんの曲、大好きです‼ -- 常式p (2016-09-06 19 57 37) バンド譜公開されてないのかな -- 名無しさん (2016-11-01 20 16 19) 実際やってみやましたけど結構かんたんでした -- みかん畑 (2016-11-18 21 23 17) 幸せになれる隠しコマンドがあるらしい最高 -- 名無しさん (2016-11-29 20 15 56) サイコー -- 神 (2016-12-07 17 06 13) なりません。で面白かった。最後のリセットで、「おわっ」ってなったww(*^ω^*) -- ポテトまる★ (2016-12-20 23 03 35) こうゆうのすき -- 「こいけ」「こ」 (2017-01-07 21 12 49) CHUNITHMに入りました!良い曲です! -- ツゥ? (2017-01-29 16 09 22) →↓↑→→↓→→↓→→↑↑↓↓・・・難しい -- 名無しさん (2017-02-11 09 51 28) 難しすぎんだろ!wでも何か聞き入っちゃう曲! -- 名無しさん (2017-02-11 10 58 11) 永遠に幸せになる方法見つけましたとともに大好き! -- 名無しさん (2017-02-11 12 23 03) はまったw -- ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃねーか、完成度高けーなオイ (2017-02-20 19 35 34) これ…………。覚えるの大変そうだね……………………。 -- 不正直。 (2017-03-22 16 16 53) 以外に難しいなハハハ、中毒になるくらいにヤバいんだけど(笑)覚えるのが一苦労になるな(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑) -- ナイトメア (2017-04-11 15 51 37) 昔使ってたps2のコントローラーでやってみたが無理だった。無茶振りじゃないかッでも十字キーは陥没しなかった -- 名無しさん (2017-04-11 19 34 30) ゆかりんあかん!それは人生リセットボタンや!(殴) -- 名無しさん (2017-04-24 18 22 44) 聞くと出社拒否起こしそう -- 名無しさん (2017-08-09 22 30 48) DDRに収録おめ!歌詞通りに矢印踏ませてくるとは… -- 名無しさん (2017-08-10 09 30 26) 曲に合わせて手ぇ動かしてたらめっちゃ見られたw -- 虚触傷 (2017-08-12 20 07 06) 最後のコマンドは引き金か…やるしかない -- INSANEプレイヤー (2017-12-19 19 24 00) もう神曲ハイ -- ユカリ (2018-02-19 23 08 04) ゾクッってする・・・・ -- カラ松ガールズ (2018-03-23 21 29 46) かっこいい! -- ナナシ (2018-12-21 15 31 11) 社会に教えられた幸せになる方法に従っているのに一向に幸せになれない。ってことか…… -- 名無しさん (2019-09-04 00 52 16) 幸せになれなくてちょっと可哀想 -- 名無しさん (2019-10-10 16 42 43) リセットする直前が難易度EASYと同じなのが意味深 -- 名無しさん (2019-10-14 02 40 22) 電波ソング感🙄 -- 名無しさん (2020-07-21 07 14 12) 洗脳系最強曲 -- なりあさ (2021-06-12 21 25 12) リズム感好きすぎる……。ゆかり様の代表曲TOP10には絶対入る中毒声! -- オワタ(°▽°) (2021-06-13 14 12 26) 難易度INSANEのとこムズすぎwww -- no name (2021-09-01 00 19 45) ええな -- 名無しさん (2021-10-31 09 59 11) →↓↑→→↓→→↑↑↓?↓? 「回転反転一回転」好き -- 如月流華 (2021-11-24 14 06 03) リズミカルに目が死んでいった -- 名無しさん (2021-11-24 23 06 15) 回転反転一回転のノリすき!! -- 名無しさん (2024-01-29 14 33 08) 太鼓の達人の来年の段位道場の十段の新曲はこれかな〜と -- 名無しさん (2024-01-29 14 48 49) リセット(やり直し☆) -- ( *´꒳`* ) (2024-03-16 23 14 12) 面白 -- っg (2024-03-22 16 00 49) 最後、自分から銃撃ってた -- *********** (2024-03-27 21 25 47) **** -- *********** (2024-04-08 19 28 45) うううう…中毒になりましたww神曲 -- ももも (2024-05-25 20 47 13) これこそミクササイズに最も合いそうな楽曲だが、なぜ収録しなかった? -- 名無しさん (2024-05-25 22 22 22) あれ…?この曲、聴いてたら朝に… -- なーくんなぁぁぁう! (2024-06-06 15 00 31) 名前 コメント
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幸せと書いて不幸と読む村 前ページ村企画 あずまさん村(仮称) 7/1 wikiページ作成。 目次 あずまさん村(仮称) [#m63aa791] 目次 [#t454a8bb] 概要 [#ua62c6af] あらすじ [#oc5c422b] 世界観 [#b4e2fc04] PCについて [#vfd946ac] 役職設定 [#rbfa6938] 処刑襲撃設定および指針 [#re851042] 墓下設定 [#ecaefcd7] 勝利条件 [#ecaefcd7] 進行 [#n960763f] プロローグ [#ua5efb14] 一日目 [#ge4308c6] 二日目 [#lf4212d4] 三日目以降 [#z5075c46] エピローグ [#n14eaea0] 発言ルール [#f1a1cb4b] 禁止事項 [#v9538c52] 参加募集(匿名CO不可) [#x6fe0ef6] コメント [#f420f9b5] 概要 村名 あずまさん村 開催国 議事(秘話有り)かぐた 種別 完全RP/R18(無茶ぶりOK) 更新間隔 48h 投票方法 無記名 キャラセット ちゃんぷる(ぐたの場合はトロイカ予定) 募集人数 ダ込10人前後 更新時刻 朝6時前後 開催時期 7月3日村立て5日開始 役職希望 有 村建て人 味噌茶 あらすじ ある日、貴方はふとしたことで死んでしまいました。 そんな人達が知らずしらずのうちに集まった白いお屋敷。 そこはお屋敷の外見は愚か、調度も何もかもが真っ白。外も地平線が続く白い地面がどこまでも広がります。 貴方の服も勿論のこと。 色を持つのは貴方の髪と目の色、そして窓の外に見える白い地面を引き立たせるような青い空だけでした。 一羽だけ居る白いカラスが問いかけます。 「僕に人間の恋を教えてくれたら生き返らせてあげるよ 璞が「好き」を知らない理由? それはね、好かれた人は死んでしまうからだよ」 世界観 死ぬ前にいた世界は現代です。 お屋敷の内部もシンプルなデザイナーズマンションだと思って下さい。 電化製品等はあってもいいですが色はありません。音もありません。 また、お屋敷内部は下記のように日々変わります。 お屋敷は毎日、以下のように変わっていきます。 水族館 (屋敷の中で、空気中を石膏の魚が泳いでいます 釣っても食べられないよ!サメにおいかけられたりクラゲにさされたり) ガーデニングお屋敷 (お屋敷が絵画のような花畑に。ただし全部白 お花で好き嫌い占いしても楽しいかもね! 食人植物に石をいれてはいけません) 図書お屋敷 (露伴さんのスタンド、ヘブンズドアーのようになんでも本になります。 中には貴方の心中えぐるような内容もあるかも。 気力があれば全部にパラパラマンガでもかいてみよう! 食いついてくる本にはご注意を。) ホーンテッドお屋敷 (お城の中が幽霊屋敷。絵画はしゃべるし石像などはもしかしたらあなたを殺そうとしちゃうかもしれません。) 鏡のお屋敷 (壁もなんもかんもが鏡面仕様。 時々、貴方のお顔をひどく醜く写したりするかもしれません。 または貴方のエゴを囁いてくるかもしれません 貴方の声で(自分の声を聞くのって恥ずかしいよね) 部屋は好きに捏造して下さい。 安置所はガチです(墓下いった人たちはこちら。しかんもとめないよ) PCについて 何かしらで生死の境をさまよっている人です。 そして貴方は直前まで誰かに片思いをしています。 屋敷で集まった人たちは、誰もがその片思いの人と似ている所を持っているのです。 「目の色が似ている」 「歌を歌う声が似てる」 「仕草が似てる」 「おならの音が似てる」 等など。理由はといません。 役職設定 魔女 占い師 人狼血族 王子様 狂人 村人 ですが、この能力を持っていることをかならずしも表で言う必要はありません。 能力が発動しても、絡め方が難しい場合は「よくわからない」で済ませて結構です。 これらの能力は最後の勝利条件に関係します(後述) 処刑襲撃設定および指針 襲撃→パスです。 吊り→ 一日目から、好きな相手3人まで選んで下さい。 そして上から3ポイント、2ポイント、1ポイントと点数をつけて秘話で狼役へ連絡して下さい。 その後、狼からそれぞれへ全員からの合計ポイントが連絡されますので、 ポイントに応じて具合悪くなったり怪我したりして下さい。 ポイントが高い人(=モテる人)から苦しんで死ぬことになります。 墓下設定 白とは真逆の黒い世界に落とされます。 白い世界での感情も逆の感情になります。 地上が見えてもいいですよ。 勝利条件 ハッピーエンドになれるかどうかは下記条件をみたすかどうかになります。 占い師→血族を占うこと 血族→占われて且つ想い先の人と同じ舞台(地上or墓下)にいること 王子様→一度処刑を取りやめにすること 狂人→想い先と墓下に行くこと 魔女→片思い先を投票以外で蘇生、または毒殺すること 村人→勝利条件を満たした片思い先と同じ舞台にいること 進行 プロローグ 普段の生活です。皆さんは誰かに辛い片思いをしています。 死ぬ前兆か、数日前から夢で白い世界を見ていたりしても結構です。 そこでちらっと誰かを見るかもしれません。 この時の記憶を1日めに持ち越してもOKです。 一日目 皆様が死んでお屋敷に辿り着きます。 カラスが色々教えてくれるでしょう。 好意を向けると死ぬことも説明してくれます。 だたし、カラスはここで「好き」「可愛い」「嫌いじゃない」「大事」「愛している」という言葉を皆さんの記憶から奪っています。 二日目 ダミーが死にます。 好意を向けられると死ぬのだとここではっきりわかるでしょう。 相手を死なせないためには他の誰かを好きにならないとイケマセン。 三日目以降 以降、もじもじしながら好きな相手が死なないように頑張ってください。 すごく頑張れば終わったら幸せになれるかも知れません。 エピローグ 皆さん基本的に生き返れます。 が、ハッピーエンドになれるのは勝利条件をゲットした場合のみです。 ゲット出来なかった場合、片思いの感情だけ忘れられずに生きることになります。 発言ルール ・白、墓での中身発言は禁止。赤は打ち合わせ用なのでご自由に。 ・秘話は狼役への連絡のみでご利用下さい。または村立てに何かご質問がある場合に使ってくださってもOK. ・独り言はご自由に。でも見られて困るような愚痴は絶対見られないと自信がある所でやって下さい。 禁止事項 ・プロ、エピ以外の掛け持ち ・1日目以降が18歳未満になるキャラ設定 ・中の人が本気で怒る、泣くなどすること。 ・PLさんのNGはちゃんと尊重しましょう。逆に嫌なことはちゃんと書きましょう。 ・えろぐは各自3発言以内に収める且つ事後ちゃんと時間軸に追いつける範囲であればおk。 参加募集(匿名CO不可) 今のところ予約枠の皆様で開始予定。 他に参加ご希望の方はID記名でCO下さい。少なければ枠増やしてくださってOKです。 番号! ID 備考 ダミー 未定 食われます 座敷童子 あずまさん 代筆 ぬりかべ 味噌茶 むらたて 砂かけババア たき 童を狙え! 予約枠 予約枠 予約枠 ランプの魔人 ふらぅ 呼ばれて飛び出た! 役職希望(匿名OK) 役職希望 備考 狼その1 味噌茶 連絡用 座敷童子(狼その2) ひみつ 代筆 魔女 狂人 王子様 占い師 狼血族 一見ただのひと のろり 村人 コメント 名前 コメント 前ページ村企画
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『幸せ愛犬生活』 小猫っていうより、小犬よね、ランカちゃんって――― ソファの上で、雑誌の特集を斜め読みしていたシェリルは、ぼんやりとそんなことを思う。 シェリルの隣には「かまって、かまって」オーラを纏った、緑の髪の小犬、ランカがいる。 「シェリルさーん」 かわいらしい甘い声を出して、シェリルの右腕にやんわりとしがみつきながら、その顔を腕に擦りつけるランカ。 「ランカちゃん、ステイ。」 言われた通りにランカは、その動きを止めてシェリルを嬉しそうに見つめる。 「もー、シェリルさん、私、犬じゃないですよ。」 そんなことを言いながらも、従順にシェリルの言葉に従っているランカ。 おまけに、怒っているかと思えば、その顔は緩みきった笑顔で。 あるはずのないシッポが大きく左右に揺れるのがシェリルには見えるようだった。 (どう見たってかわいい小犬よね。) その姿に微笑みながら、シェリルが頭を撫でてやると、 嬉しそうに微笑んで気持ちよさそうに目を閉じる。 「これのどこが犬じゃないのよ、ランカちゃん。」 少し意地悪くそう言って見せると、ランカは頬を膨らます。 「シェリルさんがそういう扱いをするから、こうなっちゃうんです。」 「あたしのせいだって言うの?ランカちゃんのくせに生意気ね。」 これは別にケンカでもなんでもなく。 ランカは頬を膨らませて見せているだけで、その顔には笑みが浮かんでいて。 シェリルはシェリルで、そんなかわいらしいランカを楽しんでいるだけで。 そう、これは『バカップル』と呼ばれるやりとりに過ぎない。 「だいたい、シェリルさんの手が気持ちよすぎるから、こうなっちゃうんです。」 頭を撫でていた手が頬を擽るように撫でると、 ランカは“にへら~”という言葉がピッタリな笑みを浮かべてそう言った。 「当たり前でしょう?あたしはシェリル、シェリル・ノームなんだから。」 なんの答えにもなっていないような理由を、胸を張って自信たっぷりに言うシェリル そんなシェリルに瞳を輝かせ、見えないシッポをぶんぶんと左右に揺らしながら、 憧れの眼差しを向けるランカ。 「やっぱり素敵ですシェリルさん・・・かっこいい!!!」 「ふふん、当たり前でしょう?ランカちゃん。」 賞賛のご褒美と言わんばかりに、シェリルは艶やかな笑みを浮かべて、 ランカの唇にキスを1つプレゼントする。 それだけで、ランカは真っ赤になって一瞬その動きを止めたかと思ったら、 あるはずのないシッポが、千切れんばかりに左右に振れ出すのがシェリルには視えた。 「シェリルさ・・・」 「ランカちゃんストッ・・・」 飛びつこうとするランカの勢いに危険を察知したシェリルは、その行動を止めるべく手を前にかざす。 が、一瞬遅かった。 「シェリルさんっ!!!シェリルさーん♪♪♪」 ソファに押し倒されたシェリルの上で、まさに小犬よろしく甘えるランカ。 「ちょ、こら、ランカちゃん・・・も・・・くすぐったい・・・くすぐったいってば・・・」 素肌に触れる緑の髪や無意識に脇腹を撫でてくる手に、シェリルはくすぐったさに堪えきれず身をよじる。 「も・・・、こら、ランカちゃん・・・ステイ・・・ステイっ!!」 なんとかその手に手を重ねてそう言うと、ランカの動きが止まる。 それに安心し、呼吸を整えて見上げれば、 そこには捨て犬よろしく、今にも“きゅーん”と声を上げてしまいそうなランカがいた。 思わずシェリルはそのかわいさに息をのむ。 (ダメよ、ここで負けたら。躾が大事だってさっきの記事に書いてあったもの。) 『時に厳しく接し、きちんと躾ることを心がけましょう。』 さっき読んでいた雑誌で特集されていた“幸せ愛犬生活”の一文がなぜかシェリルの脳裏によぎると、 瞳を閉じてその文章を実行すべく決意を固める。 「ランカちゃ・・・」 瞳を開き、凛々しい表情で注意しようとしたシェリルの鼻に、“ちゅ”と何かが触れる。 「え・・・」 何が起きたのわからずに目を見開くシェリルに、続けざまに同じような感触。 至近距離でランカの視線とぶつかると、ランカがこれ以上にないくらいの嬉しそうな微笑みを見せた。 「ちゃんと、動いてませんよ。」 そう、体はその位置にあった。 動いたのはシェリルの方。 注意しようと体を起こしたその時を見計らって、 ランカがシェリルの整った綺麗な鼻のてっぺんにキスをしたのだ。 しかも二度も。 “ちゅ” いや、三度も。 「ちゃんと言うこと聞いてますよね?シェリルさん。」 かわいらしい笑みを浮かべて甘えた声でそう言うランカに、シェリルはその頬をピンクに染める。 そんなシェリルの鼻のてっぺんにまたキスをするかと思いきや、 今度はかわいらしく、舌先でその鼻を舐めて見せるランカ。 あまりのことに惚けるシェリルに、ランカは緑の髪を犬耳のように器用に動かすと、 「わんっ♪」 などと、少し恥ずかしそうにかわいらしく吠えてみせた。 そして、ランカは顔を赤くしながら、なんとも言えないほど、 嬉しそうに幸せそうにシェリルに微笑んでみせる。 その微笑みは、シェリルだけが見ることができる特権。 「・・・・・・」 「シェリルさーん♪♪」 シェリルの瞳には、あるはずのないシッポを千切れんばかりに振っているランカが視える。 つけくわえて、ちゃんと主人の言うこと聞いていることに、『褒めて褒めて』オーラと熱い眼差しも。 (どう見たって小犬だわ・・・) そんなことを思いながら口もとに笑みを浮かべると、シェリルは起こした体をソファに戻した。 四つんばいの状態で、自分を見下ろすランカに手を伸ばして、頭をポンポンと軽く叩き撫でてやるシェリル。 「はいはい、ランカちゃんはいいコね。」 「えへへ~、もー、シェリルさん、私、犬じゃないですよ。」 どこまでも緩んだ頬に、気持ち良さそうに瞳を閉じて言い返されたところで、否定になどまったくならない。 そんなランカに笑みを零して、シェリルは愛情こめて名を呼んでやる。 「ランカちゃん」 優しさと温もりがつまった綺麗な声に聴き入って、ゆっくりと瞳を開くランカ。 その瞳には、ランカだけが知っているシェリルの優しい微笑み。 一瞬ドキッとして元に戻った頬を真っ赤に染めたかと思うと、すぐにその頬は緩みきる。 「シェリルさ~ん♪」 「よくできました。」 そう一言。 そして“ちゅ”とランカの額にシェリルの唇が触れる。 緑の髪が犬耳のように驚きと嬉しさにピコピコと上下に動く姿にくすっと笑って、シェリルはランカの耳元で囁いた。 「ランカちゃん、ゴー。」 楽しそうなシェリルの声。 待ちに待ったご主人様の合図に、喜びを爆発させる小犬よろしく、 ランカは瞳を輝かせ、満面の笑顔でシェリルに飛びついた。 『愛犬はあなたのたいせつなパートナーです。 愛情をもって接すれば、必ず愛犬はその愛情に応えてくれます。 それを忘れずに、あなたのたいせつな愛犬(パートナー)とともに、 楽しい“幸せ愛犬生活”を過ごしましょう!!!』 続き
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『幸せなあまあま』 20KB 制裁 自業自得 ゲス 都会 独自設定 13作目 寒いと美味しいよね 辺り一帯に甘く香ばしい香りが広がっている。右手に力を入れて鉄板を開くと中できつね色に焼きあがったたいやきを取り出した。 「いらっしゃいませなのぜ~、おいしっくてしあわせ~なたいやきさんなのぜ~!焼きたてなのぜ~!」 保温トレーに全て移動させると、鉄板についているカスをすべてこそぎ取った。 「3つください!」 「ありがとうございます、300円になります!」 お金を受け取ってたいやきを渡すと、小学生と思しき女の子は受け取って笑顔を浮かべた。 「ありがとうございますなのぜ~!」 足元から再び声がする、女の子はその声の元を見て微笑むと、たいやきを詰めた袋を抱えて友達の下へ走り去った。 私は今この公園でたいやきを焼いている、アルバイトで始めた事だが比較的簡単で今は一人で任されてる。 「おいまりさ、こいつをやるぞ!」 自分の足元に焼くときに出たたいやきのカスを置いてやると、屋台の前からこちら側に飛び込んでくる者が居る。 「ゆわぁ!おにいさん、ありがとうなのぜ!」 金髪に黒いトンガリ帽子――ゆっくりまりさである。 まりさは早速たいやきカスを口に入れると、喜びの声を上げた。 「いただきますなのぜ、むぐむぐ……!」 私が仕事をさせてもらって居るこの公園は、市の片隅にあり都心にしては比較的大きな公園で、半分が整備された自然公園になっている。 現代の自然公園の宿命として野良ゆっくりが住み着く事が避けられなかったここだが、何度かの駆除と園内のゆっくりゴミ箱の設置によって酷いヤツらは淘汰され比較的大人しい野良ゆっくりが住み着き、飼いゆっくりを散歩に連れてきても大丈夫な場所になっていた。 しかしゆっくりの宿命として、やはり甘い物に惹かれるのか今も草むらに隠れてこの屋台を見ているゆっくりの視線を感じている。もちろん、この場所に来て傲慢に要求などしようものなら、直ぐ横にあるゆっくりゴミ箱行きである。 その例外が今私の足元に居るまりさである。もちろんこいつが私の飼いゆっくりであったりするわけではない。 この場所は公園内の自然が豊かな場所――ゆっくりの住処になっている場所――とは離れており花壇やベンチがあり人が多いため野良ゆっくりが居るには厳しい場所である。 人間に見つかって駆除される事も多いし、花壇という誘惑に乗ってしまえば待っているのは一斉駆除だ。 今残っているのは大体それを理解した頭の良い個体であるため、この場所には近づかないか、来ても隠れて見守るくらいである。 そんな野良ゆっくりがこの場所に来る唯一の理由は人間への訴えである。人間に頼み込み飼いゆっくりにしてもらおう、そう考えるゆっくりにとっては良い場所である、もちろんやり過ぎれば即駆除のリスクは有るのだが。 まりさもそんなゆっくりの一匹だった。しかし元飼いゆっくりで有ったのか物腰が丁寧なまりさは客が居ないときの私の話相手となり、今では客引きを手伝ってもらう代わりに鉄板に残るたいやきのカスを与えていた。 「ゆぅ、なかなかまりさを飼いゆっくりにしてくれる人間さんが居ないのぜ……」 他のゆっくりを刺激しないように、屋台の影で食べていたまりさが食べ終わったのか愚痴を零す。 元飼いゆっくりだったこのまりさには公園での生活は決して楽ではなかったのか、公園に来てから今まで人間への訴えを行っているまりさだが、早3ヶ月成果は上がっていない。 「まぁ、一応生活は出来てるんだろ」 「ゆぅ、お兄さんのおかげなのぜ!」 この公園のゆっくりは自然公園部分で食料を採っているらしいが、このまりさにはそれはきついのだろう、私の手伝いで貰える物がまりさの生命線である。 しかし、その代わりにまりさの体は他の野良と異なり、ある程度の清潔さを保っていた。 性格だって決して悪くないし、頭もそれなりである。以前何故捨てられたのか分からないが元金バッジだったらしい、こいつなら飼いゆっくりの座に戻れるかも知れない。 「まぁ頑張んな、お前なら飼いゆっくりに戻れるかもな」 「がんばるのぜ、まりさはきっと飼いゆっくりになってみせるのぜ!そうしてしあわせ~なあまあま、たいやきさんをむーしゃむーしゃするのぜ!」 私の前に初めて出てきたときから、まりさは他のゆっくりと同じようにたいやきに夢中であった。他のゆっくりと異なるのはそれを要求してこなかったくらいである、違ったら今はゆっくりゴミ箱の中に居ただろう。 彼女達の中身が餡子な事に関わりがあるのか、ゆっくりにとってたいやきは食べるととても幸せになれるらしい、たまに食べた飼いゆっくりが躾も忘れて叫んでいる。 まりさも当然餡子の入ったたいやき本体を欲しがっているが、調子に乗っては不味いので与えていない。 「そうか、飼いゆっくりになれたらたいやきも買えるな!」 「そうなのぜ、お兄さん!いつかたいやきさん――しあわせ~なあまあまを食べさせて欲しいのぜ!」 これはたいやきをくれという意味では無く、飼いゆっくりになって買いに来るという事だろう。私は気分よく答えた。 「あぁ、分かった。何時か幸せなあまあまを食べさせてやるぞ~」 「約束なのぜ、お兄さん!」 「それじゃあお兄さん、まりさはまたおきゃくさんを呼ぶのぜ!」 そう言って屋台の前に戻るまりさ、今ではまりさは屋台の前で客引きを行い、偶にゆっくりを連れた人が居ると飼いゆっくりにして欲しいと頼むのを続けている――お客様へのお願いは厳禁にしている。 まりさも気づいているのだろう、この公園に住む野良ゆっくりから飼いゆっくりになった例は少ないながらも存在する。 しかし、それは一人で来ている人間に頼み込んでなれるものでは無い、飼いゆっくりを連れた人間の飼いゆっくりに見初められてなれるものなのだ。 この公園は飼いゆっくりを連れて散歩に来る人の多い場所である、当然の結果として飼いゆっくりに手を出す野良など居ない。 大体この公園までを連れてきてやる飼い主は飼いゆっくりに甘く、野良と遊びたいと言われれば、安全な事もあって許してしまう。 そうやって遊んだ飼いゆっくりに見初められ、自身も飼いとなった野良はいくらかは居るのだ。 お、公園の奥の親子連れの子供がこっちを見ている。これはお客様かもしれない。 「いらっしゃいませなのぜ~!あったかくてあまあまなたいやきさんなのぜ~!」 まりさの客引きの声が響いていた。 「ありがとうございます、400円になります、ハイ確かに……ありがとうございました~!」 まりさの遥か上でお兄さんの声が響き渡った。たいやきさんが売れたのである、お客さんが袋を受け取って居る。 袋から漏れ出す甘い臭いにまりさの口の中でよだれが溢れたが我慢して飲み込む、お客さんの連れの女の子がまりさを不思議そうに見つめている。 「ありがとうございますのぜ~!」 まりさがお礼を言うと、女の子が驚いた。 「ねぇパパすごいよ、このお店まりさが働いている!」 服の裾を引っ張られた父親は娘の態度に苦笑を漏らしていいた。まりさは笑顔を送りつつ思う、この子なら飼ってくれるかも知れない、見ていた限り父親は娘に甘そうである――強請られてたいやきを買ってしまうくらいには――頼んでみようか。 しかしまりさの冷静な部分がそれを押し留めた、お店のお兄さんとの約束である「お客さんに飼いゆっくりにしてくれと頼んではいけない!」、もしお店のお兄さんに見捨てられればまりさがこの公園で生きることは不可能だろう。 まりさは断腸の思いで自分の事を話の種にしながら去っていく親子を笑顔で見送った。 まりさは元々金バッジのかいゆっくりであった。あの生活はまさに天国だった、暖かいおうち何時も十分に食べられる食事、外に出ても金バッジを光らせていれば他の飼いゆっくり達からも認められるし、野良はひれ伏す。 まりさはとてもゆっくりと生活していたし、自分がゆっくりする事で飼い主さんもゆっくりしてくれると信じていた。 しかし、それは裏切られた、ゆっくりしていたまりさはある時飼い主さんに罵声を浴びせられ金バッジを毟り取られこの公園に捨てられたのだ。 この公園で待っていたのは信じられない生活であった。おうちは汚い穴しか無い、食事は不味い草だけ、しかも見下していた野良ゆっくり達が群れのようなものを作っており色々と五月蝿いのだ。やれあそこには行くなとか、あのお花さんは食べてはいけないとか、何で金バッジのまりさが野良に指示されなくてはいけないのだ。 この生活から抜け出る方法は一つしかない、飼いゆっくり――あの天国に戻るのだ。 まりさは人が集まる場所で人間さんに頼み込んだが、金バッジである事を訴えても頷いてくれる人は居ない。 さらにその場所には食べられる草さんが無く食料までも不足してしまう――美味しそうなお花さんを食べようとしたらの野良ゆっくり達に止められ制裁されそうになった。 人間さんに頼むにはその場所に居なくてはいけない、しかしその場所にはごはんさんが無い。そんな状況への救いはそこでお店さんをやっているお兄さんだった。 まりさ達にとって宝石でもあるあまあま、それを作っているお兄さんは公園の野良の間では有名であった。 しかしそこに近づいたゆっくりはゆっくりの奈落に捨てられるという、甘い臭いに誘われる様にお店の前まで行ってしまったまりさ、お兄さんの目に危険な光が宿った。 まりさがしたのはお願いだった、あまあまをくれでは無い、まりさは飼いゆっくりだった時にお店について聞いていた。 それの手伝いをさせてくれないかと頼み込んだのだ、お兄さんの目に驚きの光が灯り危険な光が消える。 その時からまりさはお店のお兄さんの手伝いを始めた。ある時はお客さんを呼び込み、お客さんが居ないときお兄さんの話し相手をする、そうしてあまあまの切れ端を貰う事にしたのだ。 この方法は上手く回った、この場所で飼い主になる人間さんを待てるし食料の心配も無い、お店のお兄さんが許している事もあり野良達もこれには何も言えない。 まりさの唯一の不満はたいやきさんが食べられないことだった、もらえるのは切れ端だけでこれもとても美味しいのだが、食べた瞬間しあわせ~には成らない。 何時か飼いゆっくりに戻ってあのあまあまを食べてやる、まりさは決意を新たにした。 「あぁ、分かった。何時か幸せなあまあまを食べさせてやるぞ~」 「約束なのぜ、お兄さん!」 そうだ何時か飼いゆっくりになってしあわせ~なあまあまを食べてやる。 まりさはお店のお兄さんの手伝いをしていないとき、お兄さんのお店が出ない日は公園に来る飼いゆっくりと遊ぶ事にしていた。 この公園に来てから時間で簡単に飼いゆっくりに戻る事は出来ないと理解していたまりさは、ゆっくりした人間さん――飼いゆっくりを連れた人間さんに狙いを絞っていたのだ。 元金バッジの飼いゆっくりとして教育を受けていたまりさは、公園の野良の中では際立ってゆっくりしたゆっくりに見え、遊ぼうとする飼いゆっくりは少なくない。 その場合、大体飼い主は端っこのベンチに座って待っており、まりさは飼いゆっくりと2人だけで遊ぶ事が出来きた。 こうなればゆっくり同士の世界である。 「ゆぅ、まりさはとってもゆっくりしているね♪」 「れいむこそとってもゆっくりしているのぜ!」 まりさが今遊んでいるのは、よくこの公園に来る銀バッジのれいむである。飼い主が溺愛しているのかれいむは様々な物を貰っており少し太っているが髪は漆黒に輝きおリボンは真紅にきらめく美ゆっくりであった。 まりさはれいむのお飾りを見て銀バッジのゆっくりかと見下していたが、れいむが様々な物を持ったゆっくり――いわば富豪ゆっくりである事は認めていた。 現にれいむは体にはゆっくり用の靴を履いており、公園に来るときは専用のスィーに乗り、暑い日はおリボンに固定する日傘までしていたのである。 そのれいむはどうやらまりさに好意を持っているらしく、この公園に来るとまりさの所に来ていた。 ある時などお店で手伝いをしていたまりさを呼び出したほどである。お店のお兄さんは笑顔で送り出してくれたが、あの日は貰えるあまあまが減ってひもじい思いをしたのだ。 まりさとしても富豪れいむを無下にする訳にはいかない、我慢して付き合っていた。 「ゆぅ……ま、まりさ!れいむはまりさとずっといっしょにゆっくりしたいよ!」 なんと富豪れいむがプロポーゆしてきたのである。まりさもこれには驚いた、好意を持たれているのは知っていたがまさかれいむがそこまで考えて居るとは。 しかし、その後の話を聞いてまりさの考えは決まった。なんと、れいむは飼い主さんの許可まで得ていたのである。 富豪れいむの飼い主さんは、れいむとまりさが遊んでいるときベンチでニコニコ笑っているお姉さんだが、れいむが望むのであればまりさとれいむを番にし、まりさを飼いゆっくりにしてくれるらしい。 一度は失ったと思っていた飼いゆっくりの座、そこから救いの手がまりさに伸ばされてきたのである。まりさの心は決まった。 「れいむ……まりさもれいむとずっといっしょにゆっくりしたいのぜ!」 「ありがとうございました~またよろしくお願いします!」 お客さんにたいやきを渡すと、保温ケースに残った量を目で確認し、私は新しいたいやきを焼くべくタネの入っている缶を手に取った。 鉄板の金型にタネを流し込みつつ、私は屋台の片隅、お客さんから見えない場所に集められているたいやきのカスに目をやり溜息をつくとそれをゴミ袋に入れた。 このカスを喜んで喰っていた者、この屋台で手伝いをしていたまりさは既に居ない。 ある時突然に来なくなったのである、あれから既に1ヶ月、もしかして死んでしまったのだろうか。心配して帰りなど公園の中を目で探すようにしたがそんな事で見つかるわけが無い。 焼け具合を確認しタネが焼けて生焼けの面に泡が立ち上っているのを確認すると、餡子のタッパーを取り出し、中に入れる餡子を一つ一つ投入する。鉄板の4分の1に並べると同じようにカスタードクリームを並べ鉄板を折り返した。 何かが焼ける音がして、甘く香ばしい香りと煙が周囲に広がった。 金属音を残して鉄板が開かれると金型から奇麗に焼きあがったたいやきが姿を現す、たいやきに付いているカスを取ると一箇所に集めた。 やはり必要ないのに集めてしまう、あのまりさはどうしているのだろう、出来れば夢であった飼いゆっくりに戻れてこの公園から居なくなったのであって欲しい。 たいやきを取り外しつつ、私はまりさの為に願った。 ある休日、私は何をするでもなく普段仕事場にしている公園に足を運んでいた。 普段屋台を出している場所では今日は別の者がたいやきを焼いている、そちらに目をやると相手も気が付いたのか目礼してくる。 私も同じ動作を返し思わず笑ってしまった、なんで仕事が休みの日に仕事場に来ているのだろう。 公園の入り口の自販機で買った缶コーヒーを飲み干すと缶をゴミ箱に叩き込む、そうだ今日は公園の奥自然公園の方まで行ってみよう。 そんな気まぐれを起こした私は普段は行く事の無い自然公園を目指した。 森の中に伸びた遊歩道、木漏れ日が私の前に斑の道を作って居る。このまま進めば自然公園の中心にある大きな池に着くだろう。 のんびり散歩としゃれ込んでいた私はと歩いている途中で悲鳴の様なものを耳にした。まさか、通り魔でも出たのか? 思わず遊歩道を外れると森の中に入り込んだ私は、思わず気が抜けてしまっ、た悲鳴の様なものは確かに悲鳴であった――しかしそれはゆっくりのものだったのである。 この公園に暮らしている野良は、大半は人間に駆除されないように出来る大人しいやつなの悲鳴など珍しい。 安心して踵を返そうとした私は思わず凍り付いてしまった、木の隙間からその先で蠢いているゆっくり達が見える。 ゆっくりが3匹、なにやら揉めている様だ。その中心に居るまりさ、そのまりさを見た私は雷でも落ちたかのようなショックを受けた。 私の屋台を手伝ってくれていたあのまりさであった。体や帽子はあの時とは見違えるほど奇麗になっており、帽子には銅バッジが輝いている。 飼いゆっくりに戻れたのか、本来ならそう言って祝福してやりたいものだが、まりさの態度が私の動きを止めてしまった。 「ゆあぁん?このまりさ様に何か文句あるのぜ?」 間違いなくあのまりさであった。まりさは顔を歪めて隣の野良ぱちゅりーを押しのけている。 「むきゅ……まりさ、やめてちょうだい!」 「そうよ!ありすやぱちゅりーがなにをしたっていうの?」 まりさはぱちゅりーを踏みつけながらありすを睨みつける。 「分からないのかぜぇ?お前らはこのまりさ様に色々とうるさかった身の程知らずなゆっくりなのぜぇ!」 「だからまりさ様がせいっさいしてやるのぜ!」 「むきゅ、あれはまりさがこのこうえんでくらすために……ひつようなことを!」 「うるさいのぜ!」 まりさがぱちゅりーの上で跳ねる、踏みつけられたぱちゅりーが嗚咽を漏らしクリームを吐いた。 「金バッジのまりさ様に意見しようって根性が気に入らないのぜ!」 「えぶぅゆげぇ、エレエレ」 「やめなさい、まりさ!それいじょうするとぱちぇが!」 「ゆあぁん?飼いゆっくりのまりさ様のする事に、野良ふぜいが文句あるのかぜ?」 その言葉にありすがたじろぐ、未だに苦しんでいるぱちゅりーの上から降りたまりさはありすに詰め寄った。 「ゆっひっひっひ、飼いゆっくりに手を出したらこの公園さんにいっせいくじょなのぜ!」 「ゆっ、そ、それはっ!」 「まぁ昔の事はこれくらいで勘弁してやるのぜ!それと……ありすにはもらうものがあるのぜっ!」 「ゆぅ、なにをするの!?やめなさいっ、このいなかもの!いやあぁぁぁ!」 私は木の裏に周り目を逸らした、心を落ち着けるようにして遊歩道まで戻る。 暫くすると木の間から一台のスィーが出てきた、乗っているのはあのまりさである、思わず声をかけた。 「おい!まりさ」 「ゆっ!?……なんなのぜ、ゆぅ、お兄さんなのぜ!」 スィーを止めて訝しげな視線をこちらに送っていたまりさは、合点したようにこちらにやって来る。これで他ゆんの空似という可能性も消えてしまった。 「久しぶりだなまりさ、飼いゆっくりになれたのか、おめでとう!」 「ありがとうなのぜ、まりさは飼いゆっくりに戻ったのぜ!はにーのれいむの飼い主さんがまりさも飼ってくれたのぜ!」 朗らかに笑うまりさの顔は先ほど森の中で見たものとは似ても似つかない、昔のまりさを思い出し私の心の中にも暖かいものが灯った。 「よかったなぁ、まりさ。そうだ、今ならもうたいやきを買えるんじゃないか?食べたかったんだろ、幸せなあまあま!」 今日は私は休暇だが、まりさも銅バッジの様だしお金は持っていないだろう、後日飼い主といっしょに来ればいい。 いや、久しぶりの再会だ、飼いゆっくりに成れた事のお祝いに私が奢ってやろうか、そうまりさに言おうとした私は、 「ゆっはっはっは、お兄さん何言ってるのぜ!」 まりさの大笑いに押し留められた。 「まりさはもう飼いゆっくりなのぜ、あんな安物のたいやきさんなんか食べなくても、チョコレートさんでも、チーズケーキさんでも好きなものをむーしゃむしゃできるのぜ!」 「そ、そうか……」 「またすぐに金バッジさんに戻るのぜそうしたらしあわせ~なあまあまさんなんていくらでもむーしゃむしゃできるのぜ!」 そう言って笑い続けるまりさに私は何も言う事が出来なかった。 その時はそれで別れた。その後も何度か公園にスィーで入ってくるまりさを見かけることがあったが、私から声をかける事は無かった、まりさの方から来る事も無かった。 しかし公園に住む野良達の間で、元この公園に住んでいて現在飼いゆっくりになったまりさが様々な暴力を振るっているという噂は広がり、私の元にまで流れてきていた。 まりさは痛む体を引き摺り公園の中を進んでいた、どうしてこんな事になったのだろう。 苦しい野良生活から抜け出し戻れた飼いゆっくりとしての生活、再び訪れた夢のような生活にまりさは満足していた。 れいむの飼い主はまりさにも比較的優しかったしれいむとの仲も良好、バッジこそ銅だったがまりさには問題ではなかった。 一人での外出も許され、暇が出来るとスィーを使ってあの忌まわしい公園にも遊びに行った。 まりさが公園で生活していたとき何かと五月蝿かったお隣のぱちゅりー、美ゆんだが優等生ぶっていたありす、お花さんを食べているのを邪魔したれいむそんなゆっくり達へ復讐する事にしたのだ。 人間さんによる一斉駆除を恐れる公園のゆっくり達にとって飼いゆっくりのまりさに逆らう事など出来ようも無かった。 まりさはゆん生の絶頂にあった、何でも適うおうちにそれなりの番、お外に出れば人間さんのけんりょっくによって野良相手に何でもする事が出来る。 しかしそんな生活にも崩壊というのはやって来る。番のれいむが子ゆっくりを産んだ後まりさをそれほど重要視しなくなった事もあったのかもしれない、まりさの楽しみは何と言っても公園に行く事になっていた。 公園ではまりさは正に王様であった、野良達はまりさを恨みながらも飼いゆっくりであるまりさに手を出すことは出来ない。 以前この公園で感じた不満を全てぶつけるようにまりさは行動していた。 その行いがある日飼い主さんにばれたのである。どんな形で耳に入ったのかはわからないが、飼い主さんはまりさの行いに激怒すると、お帽子のバッジを引きちぎり、公園にまりさを捨てた。番のれいむもそれには何も言わなかった。 「まったく、こんなゲスゆっくりだとは思わなかった!」 その言葉と共に公園に投げ出される、痛みと共にまりさの記憶の奥底から同じような台詞が浮かび上がってきた。 あぁ、そんな言葉を昔言われた気がする……あれはそう、一番初めにまりさを飼ってくれた、ペットショップでまりさを買ってくれた……。 そんな事を考えている間に飼い主さんは立ち去ってしまい、まりさは公園に取り残された。 再び野良生活に戻ったのだ、以前住処にしていた場所に戻ったまりさを待っていたのは野良ゆっくり達の凄まじい憎悪であった。 お隣のぱちゅりー、ありす、れいむ、それ以外にも様々なゆっくりからまりさに恨みの言葉と暴力がぶつけられた。 人間さんを刺激しないように暮らしている公園のゆっくり達は本来大人しい、そんな彼女達にも抑えられないほどの物がまりさに突き刺さった。 「ゆひぃ、ゆふぅまりざはまりざはじなないのぜ!もういじどがいゆっぐりに……」 命からがら逃げ出したまりさはボロボロの体を引き摺り、公園の広場に辿り着いた。 何故だかとても懐かしい感じがする、既に片目には木の枝が刺さり、もう一方の目は霞んでいる。体中に殴られた痛みが走り、既に這いずる形でしか移動できない。お下げは引きちぎられお帽子は確認できないが酷い有様だろう。 何とか明るい方向を目指していたまりさは、懐かしい甘く香ばしい香りを感じ取った。 「ゆぶぅ、あばあば、あばあばなのぜ!」 それに縋りつくようにそちらを目指して進む、大きなものの前まで来ると、香りはいっそう強くなった。 目の前に大きな影が現れる、それは人間の……おそらくお兄さんであった。 「おでがいじまず、まりざにあばあばをぐださい!」 影は動かない。 「おでがいじます、ばりざはがいゆっぐりでじだ、がらださんをなぼじでぼういちど!」 その時遥か上の方の影が動いた、殴られると一瞬怯えたまりさの目の間に甘い臭いを放つ小さな物がいくつか置かれる。 まりさはむしゃぶりついた、食べた瞬間に体に甘い味が広がる。 「むーしゃむしゃ、しあわせ~!」 昔受けた教育も忘れて叫んだ、少し体も回復する。 「まりさ……美味しいかい?幸せなあまあまだろう……」 お兄さんが聞いてくる、まりさは霞む目でそちらを見つめて答えた。 「ありがとうございます!しあわせ~なあまあまです!」 霞んでいるので分かりづらいが、お兄さんは微笑んでいるようだ、良かったゆっくりした人間さんだ。 貰えたあまあまも幸せなあまあまである、まりさは何故かそのあまあまに懐かしいものを感じた。 「そうか……良かった……これで約束が果たせた」 上を向いたまりさに向って何か大きな物が振り下ろされた。 公民あき 後書き ここまで読んでいただき、ありがとうございました。 今回はタグに悩みました、一瞬「愛で」にしようかとも思ったのですが。 たいやきを焼いている描写については基本素人なので、間違いなど有るかもしれません。 何だか長編を書いていると自分の文章が冗長に思えてきます。前作今作と練習も兼ねて20KBを目標に書いてみたのですが。 しばらく試してみる意味で、数KB以内の短いのにしてみるかも知れません。 おかしな点など教えていただければ幸いです。 過去作品 anko2700 そして新記録 anko2703 ゆっくり公民 ~奴隷制~ anko2720 ゆっくり公民 ~カースト制~(前編) anko2721 ゆっくり公民 ~カースト制~(中編) anko2722 ゆっくり公民 ~カースト制~(後編) anko2764 ゆっくり公民 ~農奴制~(春) anko2765 ゆっくり公民 ~農奴制~(夏) anko2766 ゆっくり公民 ~農奴制~(秋) anko2767 ゆっくり公民 ~農奴制~(冬) anko2802 ゆっくり公民 ~奴隷解放~(前編) anko2803 ゆっくり公民 ~奴隷解放~(中編) anko2804 ゆっくり公民 ~奴隷解放~(後編) anko2814 黒い穴 anko2826 とてもたくさん(300) anko2841 ゲスの連鎖 anko2849 サムライゆっくり anko2878 海に浮かぶ楽園 anko2902 イベント前の加工所 anko2913 でゅえる・ゆっくり
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★スティルン(なラヤマ) このホームページの管理人をやってます。 ぇ~とリア友しか呼ばないので、堅苦しい感じなしでいきたいです。 最近はなラヤマを愛用してます。 正直、全く盛り上がってないしでき立てほやほやなわけで・・・・ はい。グダグダなので。 ★愛が奏でる風(名前でわヵるよね?) 愛は大切です。 鳴りやむことのないように! と願ってつけました。 愛とは時に心地よいもので苦しいものであります。 全部ひっくるめて、幸せです。 なんヵすいません
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とても、幸せそうに笑っている二人の男女がいた。 それを見ていると、こっちも幸せになれるほど、二人は心底幸せそうだった。 この日本は浮浪者に溢れ返り、誰にも見取られずに死するものがたくさんいる。そんな、日本の中でも二人は楽しそうだった。 「カオス!」 「おう、早津か」 「相談なんだが、ちょっといいか?」 早津の相談は、とてもじゃないが夢物語のようなものだった。それは、漠然としたもので、ただこの日本を変えたいというものだった。 「俺は、安心して暮らして生きたい。この日本はそれがないんだ。俺は亜璃と共に生きていきたい。だけど、こんな日本じゃ幸せなんかになれない」 ああ、こいつは馬鹿だ。カオスはそう思わずにはいられなかった。 違うだろ、早津。お前はこんな日本でも彼女と一緒なら幸せなんだろう? それでも、カオスはそんな早津の為に日本を変えてやりたいと思った。 「俺が大人になって、なんとかできるもんならやってやるさ」 もう、何十年も前の話だ。 暫く経ち、カオスはすべてを無に返す能力を身につけることになる。そして、日本を文字通り変える為に、麻薬や武器に手を付け、ミッドナイトタワーを完成させた。 早津は変わった。 亜理が死んだのが原因だと言うが、政府の人間、関係者を片っ端から刀で切り殺し、カオスと共に戦場を駆け抜けた。 鬼気迫る表情。それに、断固としたもの。 このまま、早津と一緒にいてはいけない。この男は、世界を滅ぼす。 カオスは早津を戦闘不能状態までに追い詰め、そして海に流した。 酷く早津は怯えていた。カオスに怯えていたわけではない。殺しをやめられない自分に怯えていた。 そして、早津は悪夢を払拭させる為にカオスのところに向かった。殺しをやめられない自分に怯えていたという過去はカオスに怯えていたものに摩り替わり、実はカオスに怯えていない自分がいて、それは実際に会ってからより実感するものだった。 そして、血が踊りだす。 亜璃を殺した人間という生物を全て殺してやる。 カオスに出会い、彼の血を見たことで殺丸は覚醒を遂げた。それは誰よりも血を求め、命を奪ってきた男のなりの果て。 殺丸は気がついていなかった。 自分が奪った命の尊さに。 奪われた存在の大きさが、それを忘れさせてしまっていた。 本当の声を知らぬまま。
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「幸せになる様に」【投稿日 2007/10/25】 カテゴリー-斑目せつねえ 註:やおいです。激しい描写はないですが、苦手な方はご注意を。 俺、斑目晴信は今、笹原完二と二人で、笹原の部屋へと歩いている。 笹原の部屋に遊びに行くのはこれで何度目だろうとふと考えた。数えてみるが分からない。 「どうしたんですか斑目さん?」 ぼーっと考え事をしていた俺に、笹原が聞いてきた。「何でもねぇよ」と返して、又前を見て歩く。 歩きながらの話題は、昨日放送していたアニメの事、最近連載が始まった漫画の事。二人とも好きな事に関してなら何時間でも話していられる。 笹原が、口を動かしている俺を見て嬉しそうな顔をした。何かを噛み締める様な、そんな顔を。 それに気づいた俺は、ふいっと笹原から目を反らす。 自分の顔が赤くなったのが分かって、ますます笹原の方を見れなくなる。 急に黙りこんだ俺に不審そうな顔をした笹原だが、部屋についてしまった為それを追求しようとはしなかった。 笹原は、俺をどう思っているのだろうか? 一ヶ月前、俺は笹原に告白された。 それを、俺はまだはっきりと答えていない。 友人としては好きだと思う、悪い奴ではないし。 何も言わない俺と、告白前と変わらず過ごす笹原は、正直凄いと思う。俺だったら、告白すら出来ないだろうから。 笹原の部屋に入ると、俺はいつも座るテーブルの前に陣取った。笹原は飲み物を用意している。 最近、笹原と居ると、何となくあいつが俺を本当に好きだとゆう事が分かってきた。 態度とか、視線とか、言われなければ分からなかっただろうけど。 何で、俺なんだろう? 何度も繰り返された疑問。 こんなおたくで(笹原もだが)、顔も体も全然女みたいでも無くて……。 男と付き合う何て一度も考えた事が無かったから、最初は笹原がからかってんのかと思ってたけど、そうでもなくて……。 「何難しい顔してるんですか?」 いつの間にか、マグカップを持った笹原が俺の前に立っていた。テーブルにそれを置いて俺の正面に座る。 「笹原……」 理由を聞いてみたいと思った。今まで、俺なんかを誰かが好きになるなんて無かったから。 でも、聞くのは、怖い。 眉を寄せてそれ以上何も言えない俺を見て、笹原がため息をつく。 「すいません」 「えっ?」 笹原の言葉に、俺はまぬけな声を出す。 「俺、あんな事言って、斑目さんに迷惑かけてますよね……」 ついっと伏せられた笹原の目。手はマグカップをきつく握っている。 迷惑……では無い様な気がした。 だから俺は口を開く。 「違う、そうじゃねえ」 笹原が再び俺を見る。 「何で、俺が好きなの?」 意を決して聞く。 「理由が、分からない」 俺が言い終わると、みるみる笹原の顔が赤くなった。 何度か瞬きを繰り返し、笹原はぐっと俺の方へ身を乗り出す。 「全部、です」 「!!」 今度は俺の方が真っ赤になった。カッカと熱い顔から、湯気さえ出ている気がする。 「斑目さんの、気を使って自爆しちゃう所とか可愛いですし……」 カワイイデスカ。 「優しい所や、押しに弱い所も萌えます……」 モエチャウンダ。 「もちろん、キャラ作ってる所も好きですよ?」 …………。 笹原は、デレデレと絞まりの無い顔をしていた。 「俺は……」 心が、冷たくなっていくのが分かる。 「俺は、嫌い」 そう言った瞬間、笹原の肩がビクンと震えたのを、余裕の無い俺は気づかなかった。 「俺は、俺の、そうゆう所、嫌い」 両手を握り締めて、下を向く。 気を使うのは、自分が傷つかない為だ。 自爆するのは、コミュニケーションが下手なせいだ。 優しく見えるのは、臆病だからだ。 そして何より、キャラを作るのは、そんな情けない自分を見られたく無いせいだ。 趣味だけに生きられれば良いとうそぶいていても、趣味以外の事になると何も出来なくなる。 出来ない事は、「おたくだから」と言い訳して、逃げ道を作って見ないふりをした。 「斑目さんが、キャラ作ってるのって、自分が嫌いだからですか?」 笹原の声に、頷く俺。 「それに、楽だから……」 本当は、誰にも言いたく無い、でも、言いたかった言葉。 「キャラを作っておけば、それ以外は見られなくて済むだろ?」 強調された部分を見れば、人はそれだけで俺を判断する。そうすれば、それ以上、誰も入って来ない。 こんな無様な俺を、見られなくて済む。 笹原は何も言わない。 痛い程の沈黙が流れる。 言ってしまった。 きっと呆れられたに違いない。俺だって、こんな滑稽な自分が嫌になる。 ふと、俺の頬に何かが触れた。 顔を上げると、いつの間にか笹原が目の前まで来ていて、ボンヤリと、これはこいつの手なのかと思う。 「俺、好きです」 …………? 「そうやって、斑目さんが隠してる所も」 笹原は、何を言ってるんだろう。 「ねぇ、斑目さん」 オロオロと揺れる俺の瞳を笹原が捕える。 見た事の無い、真剣な表情。 「斑目さんがキャラなんて作らなくても、誰も斑目さんの事を嫌いになんてなりませんよ」 ゆっくりと紡がれる言葉。 「斑目さん、良い所沢山あるじゃないですか!」 そんな言葉が、何故かストンッと、心に落ちた。 「そう……、かな?」 泣き出しそうなのを我慢して、俺はぎこちなく笑う。 スッと笹原が更に近づいて来たと思ったら、背中に腕が回された。 力を込めた笹原の腕が暖かい。 こいつの言う事を、信じてみても良いかな……。 今は素直にそう思う。 でも、もうそろそろ離れてくんないかな。 「あ―――――っ!もう!!」 笹原が耳元で叫んだ。 「何で斑目さんはそんなに萌える事言いますか!?」 声の大きさにキンキン言ってる耳に、何かとんでも無い言葉が聞こえて来る。 「斑目さんが何の為にキャラ作ってるかなんて、多分皆にバレバレですよ?それを悩んでるなんて!」 俺、ヒドイ事言われてねえ?結構コンプレックスなんですケド? って、バレバレ!? バレバレなのか!!? 「でも、それを俺に言っちゃうって事は、フラグですよね?」 は? 硬直している俺の顔を、笹原が覗きこんだ。 半目になり、異様に鼻の穴を膨らませたその顔に、俺は何故か冷や汗が止まらない。 「フラグが立ったって事は、OKって事ですよね?」 「何が?」 OK? OKって? パニックになっている俺の顔に、笹原の顔が近づいて来る。 目を閉じて。 ああ、そうゆう事か……。 ……… ……… ……… ボグウッ!! 俺は思いきり笹原の頭をぶん殴った。 「何すんですか!」 「それはこっちの台詞だっ!」 良い事言ったと思ったらこいつは! 「フラグが足りないんですか?」 それ何てエロゲキャラ? もう一度笹原を殴りながら、俺は盛大にため息をついた。 その後、二人がどうなったかは、神のみぞ知る。 って事にしといてくれ……。 終わり