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__,,,..,,__ { , -‐-ミ、 ji斗fセチ゛¨⌒¨``~、、 __/ . . /ヽ . . . . . `、. ヽ __ア . . /. / } . . .} . . . `、. ' ____ノ / . /ヽ{ レ゙}. /゚,. i . . .゚,. } ``~i{ ,ァ=去 ァ斧=ミ/ . . . `゚、 __ノヽ从 { リ { , リ} . . 「゙ー┛ ¨¨ア / } 、、、 、、、 /.. /ヽ〉. } /{ __7∥人 - ..‐'゙ /. . / . . . } ヤ `~、____} {イ. . ミh、 イ. / . . . .i} ^'*。__ . ∨. . __ `,i´ //___ . . . \ -=彡⌒ . . . . __ノ二二,ン゙ _ji斗fセチL_ . . . ``~┓ /´ . . . 〈⌒!´/'、 /------- 、〉 . . . ____ノ. / . . . . ┌イ,ヽ}ト、〈。o*'∥ ノ´ ] . . . . . ヽ ∥/ . . . ノ / / 。゚ ./¨¨¨¨`、 「 . . . . . . ', イ´{ . / . . 〉--{/ ... ../ .. 〈__ ア゙ . . . . . / . . { { . ∥ ┻――┴ァ…./ ヽ」 . . . . . /ヽ. / ∨ヽ ヽ、___、、、、, -゙ 。゚7´ . . . ,。oイ {/ ∠,,____丿 .{ {^'*。 / ∥‐'゙{. / ⌒/ ,' .. ', ヽ `¨´ 〉 ∨ / ∥__ `、\ ミh、 r彡゙ ノ⌒¨¨^'*。\``~、、_____`~、、 \ー‐イ } . i`~、、______ア¨}ミh、」 ``~{´ミぅ=---劣彡゙´ __、丶`ヤ /┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃名前:南条光┃性別:女性┃ランク:☆☆☆┃配合回数:3┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃HP:20┃基礎ダメージ:4┃ランダムダメージ:1d1┃敏捷力:40┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃《特技名/種類/説明》┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃固定攻撃 ┃攻撃┃敵に基礎ダメージを与える┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃偵察攻撃 ┃攻撃┃敵に固定攻撃を与えた後、任意の控えと交代する┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃激励 ┃補助┃味方単体の基礎ダメージを+6(重複可能)┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃そこまでだ!┃妨害┃敵単体を怯み状態にし、基礎Dと敏捷力が現在の数値以上に上がらなくする。1戦闘1回。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃《タイプスキル/種類/発動回数/説明》┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃正義のアイドル┃補助┃1┃登場時、味方全体の基礎ダメージを+4する。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃ノーガード戦法┃妨害┃1┃登場した時、場にいる敵のスキル(防御)を1つだけ封印状態にする┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃小さな英雄┃変身┃1┃自身が生存し、自分以外の味方が全て戦闘不能になった時、正義のヒーローに変身(控)┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 小さな英雄使用時 .. / / \/ /\ | . / / , |\ ∧ | _ / / , | }/ ‘ , |. / / | / /7 / , / <\ | / / Y | / / / / , /,/< . . . . . . |\ 乂/ __/_ / /____,|/ /゙| / / , // . 斗-ミ,, . . | ≧=一゙/ ) / /\ / |.// | /\ { ̄v ̄}// ./(__ }- . .| |__/ -‐'^ /  ̄\ 「 | . 7 7| | ̄ ̄ 7 . . . . . . 〃乂zツ ノ . . . | / `ー‐く / / /\ | / / .| l. / . . . . . . . . . . _ . . / r‐‐一' / /≧ミ 「\ |. / 人| / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . // / / / /ニニ≧ミ人| \|/ . . / / . . / ̄ ̄\ . . . . / ./ / { / / -‐ミ三三三ニヾ| \≧=‐- _/ ,  ̄ / | {/ }二ニニ /=| |ハ ノ / | / /ニニ=/ニ^ | /\|ニ=\ `ー‐- __-一 / ! / /ニ/ --ミ/ニニ\ニ=〕iト / / /7// ``丶ニニニニニニ≧s。,,____,,.,。sく/ i / ̄ 〈// \二ニニニニ\___// | / // \ニニニニニニニニ / | / /┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃名前:正義のヒーロー┃性別:女性┃ランク:☆☆☆┃配合回数:3┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃HP:55┃基礎ダメージ:16┃ランダムダメージ:1d1┃敏捷力:60┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃《特技名/種類/説明》┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃固定攻撃 ┃攻撃┃敵に基礎ダメージを与える┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃ふきとばし ┃攻撃┃敵に固定攻撃を与える。ダメージを受けた敵は次のターン、強制交代となる。1戦闘1回。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃正義のキック┃攻撃┃敵に基礎ダメージ+15の固定攻撃を与える。1戦闘1回。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃英雄の覚醒 ┃補助┃使用した次のターン、自身が戦闘不能になった時のみ効果が発動する。1戦闘1回。┃. ┃ ┃HP1で蘇生し、以降自身の基礎ダメージを+20、敏捷力を+10、受けるダメージ-10となる。┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃《タイプスキル/種類/発動回数/説明》┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃等身大の素顔┃補助┃1┃変身した後、自身のHPを全回復し、基礎ダメージへの妨害効果を消す(控)┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃無限大の夢 ┃補助┃攻撃の後、自らの○○状態を全て消し、与えたダメージだけ自分のHPを回復する┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃ミンナノミカタ┃特殊┃1┃変身時、戦闘不能になっている味方の特技(変身・特殊以外)を1つだけ奪うことができる┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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「虹の彼方から」 by261さん 投稿日2010/09/27 メリークリスマス…後の優しいお兄ちゃん編…かな。 エロなしです。すいません。 「また、お会いしちゃいましたね」 その声で、片手にコートをかけた男が振り返った。 「あなたでしたか、鳴海さん」 セーターとチノパン姿の長身の男が狼狽したように笑った。 鋭く見える切れ長の目だが、目じりに笑いじわが冷たい雰囲気を打ち消すように浮かぶ。 足元には大振りの旅行鞄を置き、ちょうどいまこの場所についたようだった。 「わたしもたった今着いたところなんですよ。久しぶりの休暇なんです。いらっしゃるなら、 私の携帯に連絡をくださればよかったのに」 「川添先生を驚かそうと思いまして」 「確かに、驚きましたよ。こんなところまで追いかけて来るなんて。しかも熊が出るような時期の 別荘にまでなんてね」 「看板が出てましたね。川添先生だって冬眠開けの熊がウロウロする時期に、ここに何の用が おありなんですか」 「あなたのような人に追いかけられるのにうんざりした、じゃいけませんかね」 高原の別荘地にある川添のコテージだった。 コテージというには豪華な部屋で、遼子の部屋よりも広く、置かれている家具ひとつで遼子が 使っている家具全てと同じくらいの価値がありそうだった。 「先生にお知らせがあるんですよ」 「わたしに?何かな」 「看護師の吉田さんが今朝亡くなったんです」 「そうですか。それが私に何の関係が?」 「冷たいんですね。同じ病棟で勤務してたじゃないですか。それと、吉田さん、自然死じゃなさそうなんですよ」 「違うんですか」 「一見、突然死にも見えるんですが、ひどい汗をかいてなくなってたんです。…腰のあたりに小さな注射痕がありました。 まるでインシュリンを打ったあとみたいなんですよ。お医者様なら川添先生もご存知ですよね、低血糖発作って」 遼子が探る様な上目遣いで川添を見る。 「じゃ、吉田さんは糖尿病だったんでしょう」 「違うんです。筋弛緩剤の数が合わないことに気づいて病院に申し立てをした吉田さんが 更迭され、理由をつけて 停職を余儀なくされたのは川添先生が積極的に動いた為だと 病院の方から聞きました。川添先生は何か隠したいことが あったんですか?」 「さあ…。こんな取材しても意味はないですよ」 「でも、書かせてもらいます。吉田さんが、勤務先の病院で筋弛緩剤が不自然に減ってることについて 停職処分の後、 アンタッチャブル編集部に調べて欲しいって相談に来たんです。 調べてみると、川添先生が以前勤務されていた病院でも似たような騒ぎがありました。 騒ぎが起こると川添先生が辞職されて姿を消したそうですね。 今度の病院では、吉田さんが突然亡くなりしかも遺体には注射跡がありました。これは記事になりますよ~」 「しつこいな君も」 川添は笑顔を浮かべてはいるが、酷薄さが漂う不気味なものだった。 遼子の後ろに立っていた鷹藤が、二人の間ににじり寄る。 「ボディーガードかな、君は」 「…カメラマンです。一枚、いいですか」 「しょうがないな、一枚だけ」 簡単に応じたことに、鷹藤は以外そうな顔をしながらシャッターを切った。 「どんな映り具合かな。見せてもらえる?」 川添が鷹藤に近づいた。 ごく自然にコートをかけている手が素早く動くと、鷹藤の首筋に何かを突き立てた。 「な、何を…」 鷹藤が音を立てて倒れた。 コートを払った川添の手には注射器があった。 「二人で来れば大丈夫だと思ったのかな」 川添が遼子を見る。 切れ長の眼からは笑いじわが消え、そこにあるのは捕食者の眼だった。 「まったく…。どうしてほっておいてくれないのかな、君たちは。そうしたら僕だって、 君たちだって今まで通りの生活が続いたのに、僕の邪魔したばかりに全てが終わってしまうんだよ」 川添が遼子の方へ歩き出した。 「君みたいな子と遊べるから僕は嬉しいけどね」 遼子が逃げようとするが、川添がその髪を掴むとまるで犬と散歩するような様子で歩き始めた。 「なにするのよ!警察呼ぶわよ!」 暴れる遼子を引きずりながら、閉ざされた奥の部屋のドアを開ける。 そこに入った遼子は、一瞬、調理室に入ったような印象を持った。 白いタイルの壁と床、その前には業務用のスチールワゴンが並び、壁一面には大振りのナイフや 銀色に輝く様々な器具がかけてある。 だが、キッチンなら今いたリビングの横にアイランド式のものがあった。 じゃあ、ここは…。 「僕の趣味の部屋だよ。ここに来たのは君で5人目かな」 川添が遼子を横殴りに撲った。 その衝撃で壁に激突した遼子が頭を強かに打ち朦朧としていた時、左肩に針で刺された痛みが走る。 見ると、肩に注射器が突きたてられていた。 悲鳴を上げる間もなく、遼子の体から力が抜けて行く。 だが、意識だけは清明で自分の体が崩れ落ちていく様子をはっきり自覚していた。 冷たいタイル貼りの床の上にゆっくりとうつ伏せに倒れたとき、額を思いっきり打ったが 痛みの声も涙も出すことができなかった。 「大丈夫、そのうち体は動くようになるよ。いまは抵抗されたくないからさ」 川添はそう言うと、人形のようになった遼子の体を抱え、部屋の中へ入り家具が何も置かれて いない壁の前に遼子を置いた。 その壁からは二本の鎖が伸び、先端には手錠が着いている。 「趣味の為の薬だったんだけどね。ばれないようにしてたんだけど、意外と吉川君がうるさくってさ。 吉川君、低血糖発作ってばれないようにしたはずなのに、なんだ、あっさりばれちゃったのか」 壁に背をつけるようにして遼子を座らせると、手錠をはめ始めた。 次へ
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朵拉真可愛 - 名無しさん 2012-06-28 20 25 46 剛抽到A薛曼 更新上去 - 川添珠姬 2012-07-02 23 39 13 發達了,功勳抽到S朵拉、法兒 - 川添珠姬 2012-08-23 21 50 40 拿到B內褲卡爾了!!! 但是我不會放圖拉= = - 名無しさん 2012-08-25 08 41 46 雜談和質問 圖片上傳 那邊有教學 - 川添珠姬 2012-08-25 10 54 37 朵拉的S和A的命中是不是寫反了? - 名無しさん 2012-08-31 01 23 31 A是登記的人登錯了 - 川添珠姬 2012-10-10 23 06 06 朵拉A的資料更正完成 - 川添珠姬 2012-10-13 23 49 03
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トップページ 卒業研究Ⅱ This Page updated 2010-09-09 10 58 41 (Thu) 後期 第01回 卒研Ⅱ20100910 上田聡(1),須賀亮治(1),川崎智佳史(1) 第02回 卒研Ⅱ20100917 篠崎丈(1),村上沙織(1),古谷竜太(1) 第03回 卒研Ⅱ20100924 植田豊(1),川添由理子(1),上田聡(2) 第04回 卒研Ⅱ20101001 須賀亮治(2),篠崎丈(2),川崎智佳史(2) 第05回 卒研Ⅱ20101008 村上沙織(2),古谷竜太(2),植田豊(2) 第06回 卒研Ⅱ20101015 川添由理子(2),上田聡(3),須賀亮治(3) 第07回 卒研Ⅱ20101022 篠崎丈(3),川崎智佳史(3),村上沙織(3) 第08回 卒研Ⅱ20101029 古谷竜太(3),植田豊(3),川添由理子(3) OctSatSemi 20101030__________報告: 11/05 大学祭準備のため休講 第09回 卒研Ⅱ20101112 上田聡(4),須賀亮治(4),篠崎丈(4) 第10回 卒研Ⅱ20101119 川崎智佳史(4),村上沙織(4),古谷竜太(4) 11/23勤労感謝の日 第11回 卒研Ⅱ20101126 植田豊(4),川添由理子(4),上田聡(5) 第12回 卒研Ⅱ20101203 須賀亮治(5),篠崎丈(5),川崎智佳史(5) 12/10 学会出張のため休講 第13回 卒研Ⅱ20101217 村上沙織(5),古谷竜太(5),植田豊(5) DecSatSemi&新人歓迎会 20101218_________報告:全員 第14回 卒研Ⅱ20110107 川添由理子(5),上田聡(6),須賀亮治(6) 第15回 卒研Ⅱ20110114 篠崎丈(6),川崎智佳史(6),村上沙織(6) 第16回 卒研Ⅱ20110121 古谷竜太(6),植田豊(6),川添由理子(6) 2011年1月24日(月):懸賞論文提出 第17回 卒研Ⅱ20110128 卒業論文提出
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開催日:2006年4月30日 会場:Zepp Tokyo 出演者 森口博子 MIQ 鮎川麻弥 米倉千尋 鵜島仁文 川添智久 INFIX 中瀬聡美 ゲスト 永井一郎 古川登志夫 古谷徹 水木一郎 セットリスト Ζ・刻をこえて / 鮎川麻弥 嵐の中で輝いて / 米倉千尋 MEN OF DESTINY / MIQ STAND UP TO THE VICTORY~トゥ・ザ・ヴィクトリー~ / 川添智久 WINNERS FOREVER~勝利者よ~ / INFIX FLYING IN THE SKY / 鵜島仁文 銀色Horizon / 中瀬聡美 ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~ / 森口博子 哀戦士 / 鮎川麻弥、米倉千尋、MIQ、川添智久、INFIX、鵜島仁文、中瀬聡美、森口博子 永遠にアムロ / 鮎川麻弥、米倉千尋、MIQ、川添智久、INFIX、鵜島仁文、中瀬聡美、森口博子 Evergreen / MIQ Trust You Forever / 鵜島仁文 永遠の扉 / 米倉千尋 10 YEARS AFTER / 米倉千尋 星空のBelieve / 鮎川麻弥 銀色ドレス / 森口博子 水の星へ愛をこめて / 森口博子 アンコール 翔べ!ガンダム / 出演者全員・水木一郎
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前へ 「最近は生意気な子が多いでしょ。お仕置きの意味も込めて時々ここに連れ込んで遊んでたんだ。 筋弛緩剤は使い方が難しいけどさ、意識があるまま人形にできて愉しいんだよ」 反論しようにも、遼子の舌は動かない。かすかに開いたままの唇から、涎が垂れた。 その涎を川添がハンカチで拭いた。 ポケットから眼薬を出すと、遼子の目に差した。 「まばたきもできないからね。薬が切れるまではお世話しないといけないんだ」 部屋の壁に掛けられている刃物は包丁ではなく、拷問するための道具…。 川添の勤務する病院のある町で、女子高生や女子大生が行方不明になっている事件が 連続していたことを思い出した。 そしてそのうちのひとりの、腐乱した腕と足だけが海に浮いていたのを発見されたことも。 指が全て切断され、拷問とおぼしき傷が多数残されていたことがセンセーショナルに報じられた。 まさか…。 遼子の顎に指をやり、川添が上を向かせると、遼子の顔をまじまじと見つめた。 「もう若くはないけど、きれいな顔だ。愉しめそうだな」 端正な顔を歪めて川添が笑った。 吐き気がするほど下衆な微笑みだった。 立ち上がり壁にかけられていたナイフを手にすると、川添は遼子の前にしゃがみ、遼子のシャツの襟元に差し込む。 「こっちはどうかな」 川添はボタンがひとつひとつ弾け飛ぶ音を愉しむように、手慣れた動作でゆっくりと刃を滑らせた。 「年の割にきれいな色だね」 ブラを切り裂き、その下の乳房を見て川添が口元を歪めた。 乳房の蕾を指ではじき、親指をいたぶる様に押し付けしばらく遼子の体を嬲っていた。 恐怖より怒りで沸騰しそうだが、遼子は瞼すら動かせずただ川添が自分の体を弄ぶのを見ている しかなかった。 「それよりも先にやることがあるか…」 名残惜しそうにそう言って川添が立ちあがった。 壁にかけられていた魚屋がするような白い防水エプロンをすると、川添が部屋を後にした。 意識のない鷹藤を引き摺りながら戻ってくると、鷹藤を遼子の目の前に置いた。 「まず、邪魔なこの男から始末しよう。君の眼の前でね。助けたい?助けたいよね。動けるか頑張ってみて。 僕がこの男の頭を潰す前に」 川添が目を輝かせながら遼子を見た。 手には小さな斧。それは顔が映るほどきれいに磨きあげられている。 遼子は叫ぼうとするが、体が言うことを聞かない。 目を背けることすら許されていなかった。 閉じられない瞼と、動かない体で遼子は鷹藤が殺されようとする現場を凝視するしかない。 ただただ脳髄の中で狂ったように叫ぶことしかできなかった。 自分の死より、鷹藤が死ぬことへの恐怖が遼子へ押し寄せる。 ―――助けて…お兄ちゃん、お願い助けて! 喉の奥で、声にならない声で、思わず遼子はこの世にいないはずの兄へと叫んでいた。 「一発で殺せるかどうか見ててよ」 引き攣る様な笑みを浮かべながら、川添が手斧を持ち上げた。 「それくらいにしてもらおうか。癪に障る男だが、そいつが死んだら妹が悲しむんでな」 「誰だ!」 川添がそれまではなかった怯えを声に含ませながら叫んだ。 遼子は声の方向へ頭を動かすことができず、ただ床の上で眠る鷹藤を見つめているだけだった。 だが、遼子はその声に聞き覚えがあった。 怒気を含んだ声だが、遼子の耳には胸がしめつけられるほど懐かしく、哀しいくらいに優しく響いた。 次の瞬間、耳を弄する数度の轟音とともに川添の体が吹き飛び、壁に激突した。 床にうつぶせに倒れうめき声を上げる川添の肩のあたりで血の花が滲むように拡がっていく。 銃を撃った男の足元だけ遼子の視野に入った。 川添の服をまさぐっているようだった。 「手錠の鍵は…これか」 男が、コートを脱ぎながら遼子の傍へ来た。遼子のはだけた胸が男のコートで覆われる。 コートにはまだ男の温もりと、匂いが残っていた。 その温もりと匂いの懐かしさに、遼子はそれまでの恐怖を忘れていた。 それから男の手が、優しく遼子の掌を包みながら手錠を外していく。 戒めを解かれても力が抜けたままでいる遼子が前のめりに倒れようとした時、男がそっと抱きとめた。 男が遼子の顔を覗き込む。 ほっとしたような顔で、兄が遼子を見ていた。 「間一髪だったな。まったく、どうしてお前の取材はいつもこんなことになっちまうんだ」 洸至が遼子を抱きあげスチールワゴンの上にそっと下ろした。 それから川添の元へ行くと遼子が縛り付けられていたところまで川添を引き摺り、右手に手錠にかける。 洸至が開いたままの遼子の目を閉ざした。 「お前医者だろ。頑張って手当するんだな。早くしないと、冬眠開けのクマのエサになるか、出血多量で死ぬかだ。 生き残って逮捕されても死刑だがな。好きな方選べよ」 うめく川添に洸至はそう言い残すと、遼子を抱きあげた。 額に兄の頬の感触。 まるで遼子の感触を懐かしむように兄が頬を合わせていた。 抱きあげた腕に力を込め、遼子の体が密着するようにすると洸至が歩き始めた。 うねうねと下り坂の山道を洸至が運転する車がひた走る。 新緑の季節まではまだ遠く、木々の緑もまだ薄い。 垂れこめるような雲が、雨の降りだすのがまもなくだと告げていた。 「鷹藤君はまだ目が覚めなさそうだな」 バックミラーで後部座席の鷹藤を見ながら洸至が言った。 鷹藤はまだ薬のせいで眠りこけていた。 「お前もまだ、口がきけないか。筋弛緩剤と他に何か混ぜてるな…早い所病院に行こう」 助手席の遼子も押し黙ったまま静かに座っている。 聞きたいことは山ほどあるのに、伝えたいことも山ほどあるのに、体が動かない今の状況に 遼子は沈黙しながら焦れていた。 「お前たち、俺がいなくなったあとも同じ調子で取材するから、こんな目に遭うんだ」 呆れたように洸至が言った。 「今まで俺に何度助けられたと思ってる?それなのに危険な取材ばっかりするからだぞ。 俺がいなくなった後、自重すると思ったら、前以上に突撃取材だ。しかもそれが核心をつくもんだから、命を狙われる」 遼子は耳を疑った。 兄がいなくなったあとも取材はしていたが、命を狙われたことなど今までなかったはずだ。 次へ
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※留言區※ 歡迎任何人來編輯及留言。♥ 普通留言板 請問有哪些是錯的,因為等級的關係幾乎不會去碰那邊的關卡...,如果有資料的話也可以自行更新 - 川添珠姬 2013-03-15 11 25 27 編輯教程有教大概的編輯方法,其他的部分就參考同區的其他人編排 - 川添珠姬 2013-03-15 11 26 23 要編輯的頁面右上的"このページを編集する"點下去就可以進行編輯 - 川添珠姬 2013-03-15 11 39 00 嗯嗯~這幾天有修了好多地方,煩請觀看編輯履歷0v0 - s24僕はロリコンじゃない 2013-03-15 21 50 00 斐綻英合成→弱點破解、V1飛彈、閃擊戰、雷達 - 名無しさん 2013-04-16 17 39 42 輔戰核心的裝備後能力值修正〈正負〉是完全不一定還是因裝備角色而定? - 名無しさん 2013-04-16 17 42 58 輔戰核心是看裝備的腳色而定,基本上飛機大部分都是閃避加成高,防禦會扣,坦克都是防,迴避會扣,但也是有些例外型的,例如林芸就是加迴避 - 川添珠姬 2013-04-21 14 00 34 姆...能否開一下戰術的功能之類的頁面?不然只知道名稱卻不知道功用ˊwˋ - 薇莉亞 2013-06-25 15 57 02 名稱後面有效果 - 川添珠姬 2013-07-29 09 19 17 左側菜單可以的話更新一下吧,GA梯數不夠用了 - 渦風 2014-01-03 14 31 01 名前 臉書留言板
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<"The pretender" 鳳凰の赤い棺> 中編 What if I say I m not like the others? 私が他の人たちとは違うって言ったら、どうしますか? What if I say I m not just another one of your plays? 私があなたの玩具になった他の人たちとは違うって言ったら? You re the pretender 貴方は、ニセモノです。 What if I say I will never surrender? 私が絶対に屈しないって言ったら、どうしますか? We are not permanent 私たちは永遠じゃない。 We re temporary, temporary 私たちは儚い、儚いモノ。 平瀬村分校校舎内保健室、13時35分。カーテン越しに冬の陽が差し込む保 健室には三人の姿があった。一人はベッドに寝かされた満身創痍の矮躯の少年、 一人は伸ばした髪を背に垂らした長身の少女、一人は短く髪を切りそろえた短身 痩躯の少女。それぞれの名は、栄花段十郎、桑原鞘子、川添珠姫という。三人全 員が室江高校剣道部のメンバーであった。 先ほど襲いかかってきた桂を退けたばかりの川添と、彼女たちと合流するため にかなりの距離を走ってきた桑原はどちらも疲労しており、栄花の様子を見なが ら自分たちも休息をとるべくこの保健室に戻ってきている。とり忘れていた食事 をしようと、川添は自分の、桑原は桂の置いていったデイパックに手をかけたと ころで、桑原が桂から逃げる途中で転んだせいで泥まみれの自分の手を見て言っ た。 「……うわっ! 何か今まで忘れてたけど、さっきので手とか服とかドロドロー。 洗ってこよっかな」 「あ、水道、止まってます」 「えーっ、そっかあ」 「なので、ダン先輩も血とかあまり拭いてあげられなかったんです」 「あー……」 「最初はペットボトルの水を使おうとしたんですけど、この先のことを考えると 足りなくなったらって思ってしまって……」 そう言いながら川添は、自分の飲み水を栄花の傷の手当に優先してしまった自 分がひどく嫌な人間になったような気がして少し俯いた。が、返ってきた桑原の 返事は明るい。 「そーだよね、飲む水はもったいないもん。しょうがないよ」 「……はい」 その言葉に少し救われた気がして、ほっ、と川添は息を吐く。桑原の明るさは、 こんな酷い状況でも失われていない。桑原自身は知る由もないが、その事実はと もすれば不安に苛まれて沈みそうな川添を、優しく勇気づける。 「あ、でもさあ、あの人……桂さんが荷物置いてっちゃったじゃん? この水を 使っちゃうのはどうかな? ああー、けどやっぱりせっかくだからとっといた ほうがいいかな、あたしの神社に置いてきちゃったし、飲める水だし……」 「そうですよね……」 「……あっ! そうだ! ここちっさいけど学校でしょ? もしかして貯水タン クとかあるかも!」 「……あ」 「学校って地震の時とか人集まったりするじゃん。そういうのありそうな感じじ ゃない?」 「はい」 桑原に言われるまでそのことにまるで思い至らなかった川添は、自分よりひと つ年上の彼女を頼もしく思う。この、少しだけ素っ頓狂なところのある、明るく て強い先輩を守ると決めたけれど、自分のほうが支えられているところもたくさ んあるのだ、と川添は胸の内で言葉をこぼす。桑原は何かを考えるようにしてし ばらく黙ったあと、もう一度口を開いた。 「……よーし、あたしちょっと探してくるよ! ダンくんの怪我、ばい菌とか入 ったらやばいしね」 「それは、ダメです! 一人は危ないです、サヤ先輩」 「うん、けどダンくん一人にしとけないじゃん?」 「それは……」 桑原の言葉を間髪入れず否定し、一人で行こうとした彼女を止めようとした川 添だったが、冷静な桑原の返答に言葉を呑む。 「だからさ、タマちゃん、ついててあげてよ」 「……それなら私が行きます、サヤ先輩が残って下さい」 「ううん、タマちゃんがここに残ったほうがいい。だってもし保健室に誰か悪い やつ来たらさ、あたしよりタマちゃんのほうがダンくんのこと守れるでしょ? さっきだってタマちゃん、私のこと守ってくれたじゃん。今度はダンくんのこ と、守ってあげてよ」 「……でも」 「だーいじょーぶ! 心配しないで。ちょっと探してみて見つかんなかったらす ぐ戻るからさ。ホントになかったら、さっきの桂さんの水使っちゃお。あたし おなかすいちゃったし、そんなに長くガマンできないもん。ぜったい早く帰っ てくるからさ!」 「サヤ先輩……」 「タマちゃん、私なら何かあっても絶対逃げ切れるからさ、ホントだいじょぶだ よ。足には自信アリだし! ……ね、だからここに残っててよ」 「……」 真剣な顔でそう言った桑原に、川添は口をつぐんだ。おどけた口調ではあった が、今の桑原からは絶対に譲らないという強い意志が感じられて、川添はそれ以 上反対する言葉を続けることができなかった。それに……桑原の言うとおり、自 分は栄花も守る必要があるのだ。自分で動けない状態である彼を一人にはできな い。仕方なく川添は、肯定の言葉を返した。 「……わかり、ました。気をつけて、下さい」 「うん! じゃあタマちゃん、ダンくんをよろしくね!」 そう言って桑原は、川添と栄花を置いて保健室を出た。残された川添は、何か 胸がざわざわと鳴るのを感じながら、その背を見送る。桑原の右手に握られた真 剣が、鈍く光った。 一人で保健室を出た桑原鞘子は、ほう、とひとつ息を吐いた。身軽なほうがい いだろうと荷物は全部置いてきてある。唯一、身を守るための武器としてあの桂 が置いて逃げていった刀を右手に、彼女は歩く。 (タマちゃん、心配してたなあ……) 先ほどの川添との会話を思い出し、桑原は少しだけ唇の端を持ち上げた。桑原 が川添の静止にも関わらずわざわざ一人で出てきたのには、川添に彼女が言った 内容以外にも理由があったからだ……つまるところ桑原鞘子は、少しの時間だけ 独りになりたかったのである。川添にはいつも通りの明るい態度で接したつもり だが、本来傷つきやすいところのある彼女だ。人に見せたくない顔や、人に知ら れたくない思いというものがある。胸の内にぐるぐると渦巻く複雑な感情にけり をつけてから、あの保健室に戻りたいと桑原は思っていた。 「なんか……くやしーなあ……」 誰もいない廊下で、俯きがちに桑原はぽつりと呟く。その声は板張りの床に吸 い込まれるように消えていった。 ……川添は、桂に襲われかかった自分を守るために戦ってくれた。使ってはい けないと言い含められていたあの突きを使ってまで。あのとき、転んだのが自分 ではなく川添だったら、自分は桂と戦って勝てていただろうか……そんなことを 桑原は考える。 川添は、一人で出ていこうとする桑原を止めた。それなら自分が行く、とまで 言った。それはつまり、自分が一人で行くほうが、桑原が一人で行くよりも危な くないと思っているということだ。川添は無意識であるが、桑原よりも自分の実 力が高いことを確信しているし、桑原を自分が守るのだと思っている。もちろん 桑原に自分が支えられている部分もあると川添は気づけていたが、それは戦いの 中のことではない。あくまで精神的な部分だった。 そんな川添の気持ちを、桑原は敏感に感じとっている。もちろん、そういう川 添に対して悪感情があるというわけではない。自分より川添のほうが剣の腕にお いて勝るという紛れもない事実を、ちゃんと桑原は認めている。初めは思ったほ どすぐにはうまくならないもどかしさに、癇癪を起こして剣道部を辞めようとし たこともあった彼女だが、やっていくと決めてからは自分なりに懸命に皆ととも に戦ってきたし、少しずつでも実力を伸ばしてきたつもりでいた。 だが……ここにいる限り、「少しずつ」の成長では間に合わない。今、この瞬 間の実力が必要だった。襲ってくる相手は、彼女が強くなるのを待ってはくれな い。ひとつの大会で負けて、その次の大会までに練習して強くなり、以前に負け た相手に勝つ……そういう世界とはまるで違う。だからこそ川添は桑原を守り、 桑原を一人にしないようにと心配する。ここはゆっくり一緒に成長していける世 界ではないから。川添に守られなければならない自分が、桑原は悔しかった。 しかし、それでも桑原は川添に守られてばかりではいられない、と思う。自分 は川添より弱いかもしれないが、いくら川添でも一人では勝てない相手だってい るはずだ。そういうときに自分が力になれるはず、そう桑原は考える。彼女の右 手に握られた刀が、窓からの淡い光を反射して光った。真剣を持つことは怖い。 それでも、自分はこれで戦えるようにしなければならない。 「……だいじょーぶ、あたしはやれる!」 しっかりと顔をあげ、窓の外の校庭を見つめながら彼女の発した言葉は、ガラ スの窓を柔らかく震わせ、響いた。 (えーと、水って言ったら屋上だと思うんだけど……でもなあ、ここって……) 水の貯めてある場所といえば、で最初に桑原が思い出したのは、屋上だった。 一般的に都市部の学校の屋上には防災用の貯水タンクが備えつけられているので、 彼女のようにこの場所を最初に思い出す者は決して少なくないだろう。 ところがこの分校は施設としてかなり小規模であった。建物も彼女たちが通っ ていた室江高校のような鉄筋コンクリート造りではなく、横に長い平屋のような 形をしている。小さな島の学校施設、それも本校ではなく分校とくればそうした 形式も珍しいものではない。桑原も先ほど校舎外に出たときに建物全体を目にし ているので、この分校に屋上と呼べる場所がないことをすぐ思い出して、他に水 の貯めてありそうな場所はないかと考えはじめる。 (うーん、ああいう屋上にあるやつみたいなのがあるとしたら校舎の裏かなあ。 ああいうんじゃなくて、家に置いてある防災グッズみたいな感じでペットボト ルとかだったら、倉庫とか? どっちにしろ外に出たほうがいいかも) そう的外れでもない推理から、桑原はいったん校舎の外に出て、裏手を探して みることにした。保健室から近い表の出入口から外に出ると、建物の壁に沿って 歩き、裏へと向かう。途中、古びた倉庫を見つけた。幸い扉の鍵は開いていて中 に入ることができたので、彼女はその中に足を踏み入れる。 (うわっ、ごっちゃごちゃだなー……) 長らく使われていない倉庫は、中身が全く整頓されていない。きょろきょろと 見回しているうちに、桑原は妙なものを見つけた。倉庫の右奥の壁の端、銀色の 古びたバケツに放り込まれたらしい、茶色っぽいような、黒っぽいような長いも の。 (なんだろアレ、モップには見えないし……) 当初の目的だった水のことを一瞬忘れて、床の細々したものを踏みつけ、大き いものをまたいで桑原はそれがある場所に進んでいった。そうして目の前に立っ た彼女が見つけたのは……一丁のボルトアクションライフル。 「これ……!」 ボディが木製の厳つい姿をしたそれは、栄花が隠したモシン・ナガンM189 1/30だった。もっとも、桑原はそれが誰のものであったかなど知らないのだ が。彼女はそれにおそるおそる手を伸ばした。よく見れば、バケツの底には予備 の銃弾まである。まさかこんなものがあるとは想像もしなかった桑原は、しばし の間、小銃の前で惚けていた。 「……よし、行こう! 水、水!」 数分が経って、やっと銃身から手を離した桑原は、急に声をはりあげた。非常 に物騒なものとご対面しなければならなかった彼女は、沈んでいく気分をどうに か上向かせようと、声を出すことで自分を鼓舞したのである。一瞬、自分の持つ 刀より強力な小銃を武器として持っていくことも考えた桑原だったが、とりあえ ずは水のほうが先だ、と思い直す。水が見つかってから、これを持って保健室に 戻っても構わないはずだ、と考えた彼女は結局何もかもそのままにして倉庫を出 ると、さらに歩いて裏手へと回った。そして……そこで桑原は探していた貯水タ ンクに出会うことになる。 「うーん……」 貯水タンクの周りをグルグルと回ってみて、下のほうにあるバルブらしきもの を見つけた桑原だったが、そのバルブには針金が巻き付けてあったため、手を出 せずにしばし考え込む。おそらく非常時以外に勝手に開けられては困るというこ とで巻いてあるのだろう、手でそれをとり去ってバルブを回すのには苦労しそう だったが、ペンチか何かの道具があれば簡単に外せそうではあった。 (あ……! そっか、さっきの倉庫に何かあるかも!) じっとバルブ部分を見つめていた桑原は、先ほどライフルを見つけたあの倉庫 のことを思い出す。かなり色々なものが雑多に詰め込まれていたあの倉庫内なら 工具もどこかにしまってありそうだ、と考えた彼女は、すぐに来た道を引き返し た。もともとそれほどの距離でもないので、彼女ならば走れば10分とかからな い。もう一回踏み込んだ倉庫の中で工具箱らしきものを見つけた彼女は、そのフ タを開けるとお目当てのペンチをとり出し、先ほどのライフルが放り込まれてい たバケツに手を伸ばす。バルブを開けて水を出したら、それを運ばなければなら ないので、ちょうどいいと思ったのだ。かなり汚れているようなので、洗うのに いいものは何かないかとあたりを見回すと、ちょうどタワシが転がっていた。そ れを拾った桑原はバケツから小銃と銃弾を出して壁に立てかけ、タワシとペンチ をバケツに放り込んで引っ掴み、倉庫の入口から出る。 ……その時だった。何かが破裂するような、パパパパパパパ……という音が響 く。桑原はすぐにそれが、銃の音だと気づいた。もともと自分に支給された武器 も銃だったし、今も倉庫の中で見てきたばかりだ。それに先ほど桂に襲われても いる彼女は、何ものかの襲撃だということを瞬間的に理解し、その素晴らしい反 射神経で身体を捻ると、倉庫の中に身を隠そうとした。 「ぐっ……!」 が、わずかに遅い。連射された弾のひとつが彼女の左脇腹を抉った。痛みに耐 えながら倉庫内に戻った桑原だが、このままでは袋の鼠だ。手にしていた真剣を 打ち捨て、急いで奥の壁に立てかけた銃のところまで戻ると、それを持ち上げる。 銃を手にすることも撃つことも恐ろしかったが、そんなことを言っている場合で ないのも彼女は重々承知だった。すぐさまモシン・ナガンを構えてはみたものの、 傷を負った身体で4キロの重みのある銃を持ち上げて撃つのはかなり難しい。そ こで彼女は近くにあった大きな木箱に銃身を預け、その箱の陰に座った状態で入 口にむけて照準を合わせた。脇腹の痛みがもたらした咄嗟の行動だったが、結果 的にそれが正解となる。 数秒後、戸口に立った陰はマシンガンを構えており、その銃口を倉庫の中に向 けて闇雲に撃ちまくろうとした。しかし、数発が倉庫の壁に撃ち込まれたところ で、その銃撃が止まる。陰になって桑原の側からは顔の見えない敵が持っていた マシンガンはイングラムM10。発射速度の速さに定評のあるその銃は、ほんの 1秒半で装弾を撃ち尽くしてしまう。撃った陰の男はそのことを失念していた。 そして、それは桑原にとっての僥倖だ。動きの止まったおかしな形の陰に向か って、彼女は思いっきり引き金を引いた。その弾丸は陰の男の左肩に命中する。 男のうめき声を聞いてすぐ、彼女は傍らに置いていたバケツの中からとり出した タワシを自慢の強肩で男の顔めがけて力いっぱい投げつける。男がひるんだその 隙に彼女は身ひとつで飛び出し、戸口を塞いでいた男に体当たりして外に出た。 (っ、いた、い……! タマちゃん、ダンくん……!) 左脇腹から止めどなく流れ落ちる血液は、彼女の走るあとに小さな染みを作っ ていく。傷口を押さえてその出血量を見た桑原は、一瞬ゾッとする。他人の身体 からも、そしてもちろん自分の身体からも、これほど沢山の血液が流れるところ など見たことがなかった。痛いを通り越してもはや熱いような、異様な感覚の傷 は、彼女に「死」が近づいていることを告げていた。 (ダメだ……これであたしが戻ったら、タマちゃんたちが……!) 自分が走ったあとに落ちる血で逃げた方角が分かってしまう今の状況で川添た ちのいる保健室に戻れば、次に襲われるのは彼らだ、と気づいた桑原は、校舎と はまるで別の方向に逃げることを選んだ。それは彼女なりの精一杯の抵抗だった。 ……男がひるんだとき、もう一発撃っていればよかったかもしれない。桑原は 思う。彼女には二度引き金を引くことはできなかった。次に撃てば本当に殺して しまうかもしれなかったから。一発目は無我夢中で撃った。それが当たってしま って、よかったと思うと同時に傷のせいばかりでなく血の気が引いた。自分は人 を殺しかけたのだ。戦わなければ、自分も川添たちを助けなければ、そう思って いた彼女だったが、人を殺す覚悟まではまだ持てていなかった。だから倉庫から 逃げ出したとき、銃をどうしても持ってこられなかった。重すぎる銃を持って走 ればすぐに追いつかれてしまうだろうという理由もあったが、一番の理由は…… 自分にはもう絶対にそれが撃てない、という確信だった。 (ゴメン、タマちゃん、ダンくん……! 逃げて、お願いだから……!) 桑原は必死で走った。傷を負っているとは思えない速さで。その背中を、桑原 が捨てた銃を持ったあのおかしな……だが見覚えのある姿の男が追ってきている のを知って、男を引きつけるようにわざと振り返りながら。 鳳鏡夜は左肩からこぼれ落ちる血を忌々しく思いながら、凄まじいスピードで 分校の敷地外へと走り出ていく女を、こちらも走って追っていた。まったく、こ このところ彼は失策続きだ。苛々と唇を噛みながら足を前へと動かす鳳の右手に は、倉庫の中に置きっぱなしになっていた、女の撃った小銃がある。まさかあん なタイミングで自分のマシンガンが弾切れになるとは、鳳にとってもまったく予 想外だった。先にあの不良の男を撃っていたのもあって、気づかぬうちに弾数が だいぶ減っていたのだろう。弾の無駄遣いにはゆめゆめ気をつけなければ、と自 分に言いきかせながら、彼は走った。 宝積寺たちとの合流に失敗したあと、分校の敷地に入るか入らないかのところ まで来たとき、鳳は長い髪をした背の高い女が走っているのを見た。彼女はその まま倉庫らしき建物の中に入っていく。女が刀らしきものだけ持って走っている 様子だったので、銃があれば戦闘になっても大丈夫と判断した鳳は、敷地内に踏 み込んだあと、物陰に隠れながら少しずつ倉庫に近づいてマシンガンを構えると 出入口の様子をうかがった。 しばらく待っていると、女が刀以外にも何か持って出てきた。鳳の目には特に 武器のようには見えなかったので、躊躇うことなく引き金を引く。目にもとまら ぬ速さで連射された弾が女に牙をむいた。蜂の巣にできるかと思ったが、彼の予 測よりも女の反応が早く、一発当たっただけに終わる。手負いで倉庫に逃げ込ん だ女をさらに追いつめようと、鳳が倉庫の入口から中に弾を撃ち込もうとしたと ころで、あの弾切れだ。しかも、まさかあの中に銃があったとは思わなかった彼 は、女が撃った一発を右肩にまともに受けてしまった。その痛みと衝撃に呻く鳳 の仮面をかぶった頭部に、渾身の力で投げられたタワシがぶつかり、ひるんでい るその隙に女は彼に体当たりをかまして走り出ていった、というわけだ。 そのまま女を逃がして校舎内を調べることも考えた鳳だったが、あの「東亜く ん」の位置情報が表示されてから随分時間が経っていることを思うと、他の二人 が中にいる可能性は依然として高いといえども確実ではない。それに、自分に手 傷を負わせた女に対する強い怒りもあって、彼は倉庫の木箱の上に置かれた小銃 と横に落ちていた予備弾を引っ掴んで彼は彼女を追った。 女は鳳を気にするようにちらちらと時折後ろをふりむく。地面に点々と続く血 のあとを見る限りかなりの重傷だというのに、それを感じさせない足の速さだっ た。それでも僅かずつ、女の足が鈍っているのはわかる。傷を負い、銃という余 計な重りを抱えたまま、若干の足枷となる衣装を身に着けた鳳と、身ひとつで血 を流しながら走る彼女の距離は次第に縮まっていた。 (……追いつくのは時間の問題だな) 鳳は仮面の中で嫌らしい笑みを浮かべ、踏み出す足に力を入れる。枯れ木の連 なる中を前へ前へと進む彼は、獲物を追う獰猛な獣のようだった。 「サヤ先輩……!」 保健室で桑原の帰りを待っていた川添は、校舎裏のほうから聞こえてくるパパ パパパ……という連続的な銃声に驚いて立ちあがったものの、栄花を一人置いて 出ていくことを躊躇って一瞬、足が止まった。桑原に何かあったらという思いと、 ここを空けている間にもし誰かが栄花を襲ったらという思いとが交錯する。そう やって彼女が迷っているうちに、今度は短い銃声が響いた。二度目のそれを聞い た川添は、そこで決断する。 (今危ないのはサヤ先輩だ……!) しっかりと手に刀を握った彼女は、一度だけ寝台で眠ったままの栄花のほうを 振り向いた。 「……ごめん、栄花くん」 そう呟いた川添は、キッ、と顔を引き締めると、保健室を飛び出して校舎裏へ と走る。その表情と足取りには、仲間を守るという強い意志が滲んでいた。 数分後、校舎裏にたどり着いた川添が見たのは、学校の敷地の外へと風のよう に駆けていく桑原の背中と、それを追う者の姿だった。すでにずいぶん遠くなっ ていた2つの背中だったが、川添の目にはきちんと背格好を判別できる大きさで あり、そのことが余計に彼女を混乱させた。桑原を追って走っていた人間は、彼 女がよく知る正義の味方の姿をしていたから。 「レッド……ブレイバー……?」 見間違えるはずもないあの姿。赤と黒のコントラストも美しいあの衣装に、背 中に背負った竹刀。彼女が愛してやまないレッドブレイバーが、今桑原の背を追 って走っていた。正義の味方のレッドブレイバーが桑原を襲うだなんて、そんな 馬鹿なことがあるだろうか? 予想もしないものの登場によって、川添は目の前 の光景を正しく飲みこむことができなくなっていた。 (なんで……レッドブレイバーがサヤ先輩を……? 違う、大体なんでここにレ ッドブレイバーが……そんなことって、) そもそも特撮ヒーローのレッドブレイバーがこんな場所にいること自体おかし いし、レッドブレイバーというキャラクター自体が作り物である以上、本物であ るはずもないのだが、あまりにも突然の異様な光景に川添の思考は混乱をきたす。 とはいえ、このまま校舎裏に突っ立っているだけではどうにもならないことも理 解している川添は、ともかく後を追わねばと走り出した。 (わからない、けど、とにかく……サヤ先輩、無事でいてください……!) 【栄花段十朗@BAMBOO BLADE】 【状態】:重症 後頭部に強い打撲(手当て済み) 【装備】: 【所持品】、デイパック、筆記用具、時計、コンパス、地図、狙撃用スコープ 【思考・行動】 0:……… 1:分校やその近くで争いが起きた場合、なんとかしてそれを止める そしてその方法を考える。それ以外での接触はなるべく避ける 2:室江高のメンバーと合流する。 ※栄花のその他の支給品は用務員室に隠されています 64:< The pretender 鳳凰の赤い棺> 前編 投下順で読む 64:< The pretender 鳳凰の赤い棺> 後編 64:< The pretender 鳳凰の赤い棺> 前編 時系列順で読む 64:< The pretender 鳳凰の赤い棺> 後編 ▲
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管理員麻煩改一下2梯的模式..沒辦法貼圖 - 路人 2012-06-28 19 39 54 上面提到的,已修改。 - 名無しさん 2012-06-29 17 10 43 有熱心人士能提供以下常用的戰鬥方法或者戰術、陣容么?謝謝 - 路人 2012-09-23 23 41 57 不了解您的意思!! - 川添珠姬 2012-09-24 22 44 32 困難的1-2之後好像未更新 - 路人 2012-10-17 02 04 29 因為目前沒人去打.... - 川添珠姬 2012-10-17 22 24 09 RtSfTIWzreHYGsydweU - bmhixjuaqs 2012-12-10 06 42 50 zJGOVFfMNyipEbkCYu - iwefkc 2012-12-23 21 07 38 我想幫忙編輯,但是我該怎麼做?我有申請帳號了說... - 我不是蘿莉控 2013-03-08 11 20 23 困難征戰第3章是錯的 - 路人 2013-03-11 12 54 52 額...第三章的部份剛剛稍微看一下,應該是沒錯的。您說的應該是3-1~3-8對吧!?如果是的話,這明天我在打一打、更新一下。感謝您的回報唷!^_^ - s24僕はロリコンじゃない 2013-03-11 21 11 17 不行了...好懶得打喔~_~且因為活動的關係,征戰令不足... - s24僕はロリコンじゃない 2013-03-13 15 14 21 請問有哪些是錯的,因為等級的關係幾乎不會去碰那邊的關卡...,如果有資料的話也可以自行更新 - 川添珠姬 2013-03-15 11 25 27 編輯教程有教大概的編輯方法,其他的部分就參考同區的其他人編排 - 川添珠姬 2013-03-15 11 26 23 要編輯的頁面右上的"このページを編集する"點下去就可以進行編輯 - 川添珠姬 2013-03-15 11 39 00 嗯嗯~這幾天有修了好多地方,煩請觀看編輯履歷0v0 - s24僕はロリコンじゃない 2013-03-15 21 50 00 斐綻英合成→弱點破解、V1飛彈、閃擊戰、雷達 - 名無しさん 2013-04-16 17 39 42 輔戰核心的裝備後能力值修正〈正負〉是完全不一定還是因裝備角色而定? - 名無しさん 2013-04-16 17 42 58 輔戰核心是看裝備的腳色而定,基本上飛機大部分都是閃避加成高,防禦會扣,坦克都是防,迴避會扣,但也是有些例外型的,例如林芸就是加迴避 - 川添珠姬 2013-04-21 14 00 34 姆...能否開一下戰術的功能之類的頁面?不然只知道名稱卻不知道功用ˊwˋ - 薇莉亞 2013-06-25 15 57 02 名稱後面有效果 - 川添珠姬 2013-07-29 09 19 17 左側菜單可以的話更新一下吧,GA梯數不夠用了 - 渦風 2014-01-03 14 31 01