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特別編、永水ver とある執事との交流 ハギヨシ『こうやって話すのも久しぶりですね』 京太郎『そうですね。新しい学校やらでこっちも忙しくて』 ハギヨシ『いえいえ、私の方こそ連絡ができず申し訳ない限りです。ところで、今は鹿児島でしたっけ?』 京太郎『はい。元女子校の永水にいます』 ハギヨシ『ほほう、永水ですか……去年のインターハイにお供した時に何度か見ましたが……』 京太郎『……巫女服ですね』 ハギヨシ『巫女服です。それを着ている方々も素晴らしかったです。それを機会に巫女ものが数冊増えたものです』 京太郎『分かります。それと、こっちは暑さからか薄着になるのが早くて』 ハギヨシ『いいですねぇ、こちらはまだまだ長袖の方が多いですよ』 京太郎『こっちで仕入れた素人ものでも今月は送りましょうか?』 ハギヨシ『ふむ、ではそれと水着ものを是非。そちらでなら良質のものが手に入るととある筋からの情報が』 京太郎『水着もの……確かに少し探しただけで良作が多いです。分かりました』 ハギヨシ『ではこちらは巫女ものと……そうですね、個人的なおススメをいくつかご用意しましょう』 京太郎『ええ、ではまたいつものように。品名は「参考書で」』 ハギヨシ『はい、こちらの品名は「月刊誌」でよろしくお願いします』 漢達の友情は決して途切れない こうやって月1でエロ本をまとめて貸し借りしている2人であった カンッ!!
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第四章【国麻】・【離散】開始 ベンチに座って本を読んでいた 父さんと妹は遊びに、母さんは仕事で出かけていた 今は一人 一人で本を読む……大人っぽい! 子どもながらにそんなことを考えていた やっぱり、少し寂しい 一緒に遊びに行く友だちなんていないから 静かにページをめくる、髪が風でなびく そろそろ帰ろうかな、と思っていたとき 「お、俺と遊ぼうぜ!」 私の目の前に、彼が現れた 「あ、いや……遊んでください」 不思議な子だな それが第一印象だった 【8月第4週 平日】 京太郎「…………」 京太郎「どうしてまた、あいつは」 京太郎「引っ越しは今週末だそうだ」 京太郎「……何しよ」 朝 京太郎「こんなときは麻雀だよな」 京太郎「気を取り直そう」 京太郎「お邪魔しまーす」 郁乃「いらっしゃ~い」 照「あ、京だ」トテトテ 京太郎「照、来てたのか」 照「うん」 郁乃「もう打ち始めてるで~」 京太郎(ちょっと心配してたけど) 京太郎(なんだかいつも通りみたいだな) 照「京、一緒に打とう」 京太郎「おう、いいぞ」 京太郎「決勝のとき、さ」 照「……なに?」パリパリ 京太郎「懐かしい感じがしたんだよな、なんつーか」 京太郎「照たちと昔打ってたときみたいな?」 京太郎「そんな感じがした」 照「…………」ポリポリ 照「そう」ゴックン 照「懐かしい、か」 京太郎「うん、あとパソコンの前でお菓子食べるのやめような」 照「無理な相談」モグモグ 京太郎「もうすぐ昼か、何しよう」 昼 京太郎「久しぶりにバイトでもするか」 京太郎「でもこの時間からあそこに行ってもあんまり働けないからな……」 京太郎「もう一つ新しいのを探してみよう」 京太郎「探偵……か」 京太郎「面白そうだな、行ってみるか!」 平次「お前さんが須賀京太郎やな」 京太郎「はい!今日はよろしくお願いします!」 平次「オレは服部平次言うんや、西の名探偵とはオレのことやで!」 京太郎「それで、今日の仕事は?」 平次「迷い猫探しや」 京太郎「猫?」 平次「せや」 京太郎「……」 平次「今つまらん思うたやろ」 京太郎「正直に言うと、はい」 平次「そうポンポン殺人事件が起こってたまるかいな」 平次「ほな行くで」 京太郎「オスの三毛猫とかどんだけレアなんだよ」 京太郎「どっかにいねえかな」 京太郎「あ」 猫「ニャッ」ナニッ 京太郎「待てごらあああ!」 猫「ニャアアアアアア」ドタタタタ 怜「今日の健診も大丈夫やったな」 猫「ウニャアアアア」ドタタタタ 怜「ね、猫?トリプルや!」キィィィン! 怜(直進して事故と見せかけて私を襲うんか……そうはさせへん!) 怜「うにゃっ!今や!」 猫「ニャッ!?」 怜「はい、捕まえた」 猫「ウニャッ!」ジタバタ 京太郎「あ、怜さん」 怜「ああ、京くん、この猫京くんのやったんか?」 京太郎「いえ、依頼されてまして」 怜「ふ~ん、ま、ええわ、はい」 京太郎「ありがとうございます」 怜「せや、今度どこか遊び行かへん?」 京太郎「遊び、ってか急ですね」 怜「思い立ったが吉日や」 京太郎「そうですね、日が空いたら連絡しますよ」 怜「待っとるで」 京太郎「はい、それではまた」 平次「もう捕まえたんか」 京太郎「ぜぇー、はい、はぁー、まあ」 平次「お手柄やったな、バイト代は振り込んどくで」 キャアアア ヒ、ヒトガ! 平次「なんやと!?」 京太郎「何かあったんでしょうか?」 平次「須賀はもう帰っとれ!こっからは危ないんや!」 京太郎「は……はぁ」 イマイクデ! ク、クルナ!クルンジャナイ! ダマットレドアホ! クルナァァァァ! ドヒュウン 京太郎「今銃声がしたような……まあいっか」 京太郎「帰ろう」 京太郎「服部さん、なんか禍々しいものを感じた」 京太郎「死の危険、的な」 夕 京太郎「特訓しよう」 京太郎「今は誰がいるかなー」 郁乃「照ちゃんとエイちゃんはもう帰ったで~」 郁乃「今は憩ちゃんと咏ちゃん、私と霞ちゃんだけやで」 京太郎「そうですか……どうしよ」 咏「お、京太郎じゃん」 京太郎「よっ」 咏「どうしたんだい?」 京太郎「いや、少し気が向いたからな」 京太郎「俺と打たないか?」 咏「お、いいねぃ、んじゃ行こっか」 咏「やっぱり、前よりもずっと上手くなってんね」 京太郎「そうか?」 咏「そーそー」 京太郎「……そうか、上手くなれてるのか」グッ 咏「んで、今は何考えてんだ?」 京太郎「えっ?」 咏「何か悩んでることでもあんだろ?顔に書いてあるぜ」 京太郎「あー…………」 京太郎「決勝のときにさ」 咏「つまりあの変な感覚を取り戻したいって?」 京太郎「そういうこと……なのか?」 咏「んまあ、そういうことなら実際に打ってみるのが一番なんじゃねえの?知らんけど」 京太郎「実戦か」 咏「私はこうして二人でやってる方が好きなんだけどねぃ」 京太郎「秋は夜長、夜更かしの季節だな」 夜1 京太郎「せっかく木刀買ってきたんだし、素振りでもするか」 京太郎「えいっ!えいっ!」ブンブン 京太郎「これ、結構くるな」 京太郎「まだまだ!」 京太郎「えいっ!」 京太郎「えいっ!」ブン ガシャッ 京太郎「あ、そうだ室内だったな」 京太郎「外でやらないと……」 京太郎「さすがに夜になると寒いよな」 京太郎「あっためるためにあと1000回!」 京太郎「これを一か月続けたら筋肉モリモリになれるのかな!」 京太郎「今日は疲れたからもう終わりだけど」 夜2 京太郎「散歩に行ってくるか」 京太郎「照のことも考えないとな」 京太郎「いってきまーす」 照(ポッキーなう)ポリポリ 京太郎「うまいか?」 照「京……うん」 照「どうしてこんな……」 京太郎「こんな時間にってか?」 照「うん」コクッ 京太郎「ちょっと考え事をな」 照「……それって……いや、なんでもない」 京太郎「照のことだよ」 照「えっ」 京太郎「どうしてお前は出ていくのかなって」 京太郎「また、俺の前からいなくなるのかなって」 照「…………」 照「京は気にしなくていい」 照「私が決めたことだから」 照「大丈夫だから」 照「また会えるんだろうし、国麻、楽しみにしてるから」 照「それじゃあ、ね」 京太郎「……照」 京太郎(このままでいいのか?) 京太郎(このまま、また照がいなくなっても) 京太郎(ようやく俺のそばに戻ってきてくれたんだ) 京太郎(……最近悩んでばっかだな) 京太郎「照!」 照「まだ、何か?」 京太郎「俺のそばから離れないでくれ」 照「……え?」 京太郎「照がいなくなって三年、でも今年、四月に久しぶりに照と会えたときすごく嬉しかった」 京太郎「この半年照と一緒にいてすごく楽しかった」 京太郎「まあ実際は五か月くらいだけど、さ」 京太郎「一緒に学校行ったり、運動会で頑張ったり、祭りに行ったり」 照「…………っ」 京太郎「この前みたいに海に行ったりしてすっごく楽しかった」 京太郎「でもよ、それなのに、理由もわからずにまた離ればなれになるなんて嫌だ」 照「理由……」 京太郎「理由だけでも教えてくれないか?」 京太郎「俺が悪かったんなら謝る、だから教えてくれよ」 照「……京には言えない」 照「私には、言えない」 京太郎「またそうしていなくなるのかよ」 照「違う!」 京太郎「違わないだろ、前も照は俺たちの前からいなくなった」 京太郎「俺は照と一緒の方が楽しい、だから離れないでくれ」 照「楽しい……か」 照「それは、違うんじゃないかな」 京太郎「なに……?」 照「京にはもう憩が、エイスリンが、咏も霞も郁乃さんもいる」 照「京は、ただそばに誰かがいてほしかっただけじゃないの?」 照「私なんていらないんでしょ、咲やモモ達といたときみたいに」 照「見送りなんてしなくていいから」 照「霞たちにもそう言っておいた」 照「今度会うのは国麻のとき」 照「じゃあね」 照「短い間だったけど、ありがとう」 【8月第4週 平日】終 【8月第4週 休日】 京太郎「照は今日にはもういなくなっちゃうのか」 京太郎「俺にとっての照って何だったんだ?」 京太郎「楽しいって思ってたのは俺だけだったのかな……」 京太郎「どんな言葉を使えば、照に届くんだろう」 朝 「今日は楽しかったぜ!ありがとな!」 「こちらこそ」 「モモがいないからひまだーっておもってたんだけどお前がいてくれてよかったぜ!」 「……照」 「宮永照だから、照って言って」 「テル、か俺は京太郎だ!」 「……長いから京でいいかな」 「おう、大かんげーだ!」 「ただいま」 「おかえり」 「咲は?」 「モモちゃんや京太郎くんたちと遊びに行くってさ」 「……そう、母さんは?」 「今日も帰ってこないってさ、咲に任せっぱなしってのはダメだから今日は出前だぞ」 「それで、どの店に頼む?」 「どこでもいい」 「そっか、わかった」 「私、上に行ってるから」 「ああ」 照母「照、起きなさい」 照「ん……母さん、来てたんだ」 照母「また遅くまで起きてたのね、もう行くわよ」 照「わかった」 照母「それで、荷物は?」 照「……忘れてた」 照母「もう、ちゃんとしなさいよ」 照「うん」 ガチャ バタム 照母「さーてと、ぱぱっと帰るわよ」 照母「大家のおばさんにもあいさつしてきたし」 照「あの人まだ成人してないよ」 照母「まーたまたー……マジ?」 照「うん」 照母「あちゃー……って、ねえ照、あの子って確か」 照「……京太郎」 京太郎「照」 照「今度は何?」 京太郎「ありがとう」 京太郎「また遊んでくれるか?」 照「うん、これ私のねとま?のハンドルネーム」 京太郎「『ワムゥ』?」 照「今度はそこで打とう」 照「待っ照」 京太郎「……それ、ダジャレか?」 照「うん、じゃあね」 京太郎「おう」 京太郎「毎時間メール送るから」 照「それは迷惑」 京太郎「じゃあ毎日?」 照「それもちょっと」 京太郎「じゃあ毎月」 照「間隔空きすぎ」 京太郎「じゃあ気が向いたらでいいな」 照「……わかった」 毎週平日の夜にメールを送れるようになりました 照母「照、アンタ挨拶してなかったんでしょ」 照「京にはした」 照母「まあ、ここに帰ってきたくなったらいいなさいよ」 照「……なんで?」 照母「照のしたいようにさせてあげる、ただそれだけよ」 照「……そう」 照母「それに、あの……京太郎くん?のこと放っておけないんでしょ?」 照「ちっ、違う!」 照母「咲やモモには負けないようにしなさいよ」 照「だから違う、って」 京太郎「行っちゃったか」 京太郎「まだ、チャンスはあるはずだ」 昼 京太郎「久々に実家に帰るか」 【実家】 京太郎「ただいまー」 京父「よっ、京太郎」 京太郎「と、父さん帰ってきてたのか」 京父「暑かったぞーインドはー」 京太郎「エジプトに行った時も同じようなこと言ってなかったか?」 京父「今度はニュージーランドに行ってくるんだ、羨ましいだろー」 京太郎「へいへい、そうですね」 京父「なんだ、我が子は連れないなー」 京父「さすがはタラシチャンピオンといったところか」 京太郎「ちょっと待て今何て言った」 京父「読んだぞ新聞!男子個人戦チャンピオン須賀京太郎、夜のチャンピオン?だってよ!」 京父「将来が楽しみだ!」 京太郎「マジかよ……」 京太郎「じゃあ散歩してくるな」 京父「そうやって女の子を引っかけてくるのか……ふむ」 京太郎「だから違うっての!」 ピンポーン 桃子「京太郎ー遊ぼーっす!」 京太郎「なんで俺が来てるってことわかってるの!」 京父「俺が連絡しておいた」ドヤァ 京父「ほれほれ、女の子を待たせるなんて罪なことするなよ」 京太郎「ドヤ顔するな!わーったよ、行ってくる」 京父「避妊はしっかりなー」 京太郎「余計なお世話だ!」 桃子「おじさんと何話してたんっすか?」 京太郎「なんでもないよ」 桃子「そうっすか、じゃあ今日も私とどっか行くっす!」 京太郎「拒否権は……ないんだろうな」 桃子「モチのロンっす!」 桃子「到着ーっす」 桃子「覚えてるっすか?この公園!」 京太郎「ああ、よく遊びに来たな」 京太郎(照と出会ったのも、ここだったんだよな) 京太郎(たしか、あのベンチに……) 桃子「今日はここで遊ぶっすよ!……ん?どうかしたっすか?」 京太郎「いや、あそこにあったベンチなんだけど」 桃子「あれなら新しい遊具を置くからって廃棄されたっすよ、それがどうかしたっすか?」 京太郎「……そうだったのか」 咲「京ちゃん?やっぱり京ちゃんだ!」 京太郎「久しぶりだな」 咲「うん!」 桃子「私が呼んでおいたっす!」フフン 京太郎(相変わらず大きい……前より大きくなってないか?) 咲「京ちゃん……」ジトッ 京太郎「な、なんだー咲ー?」アセアセ 咲「知らない!」プイッ 京太郎「さ、咲さん?おーい」 桃子「それじゃ、何するっすか?」 京太郎「キャッチボールでもするか」 桃子「それじゃあボールとグローブ持ってくるっす!」 咲「行ってらっしゃい」 桃子「行ってくるっすー」 京太郎「モモは元気だな」 咲「京ちゃんが帰ってきたからじゃないの?」 京太郎「じゃあいつも通りの咲は俺に帰ってきてほしくなかった、と」 咲「違うよ、これでも嬉しいんだよ、でもえっちなのはダメだよ」 京太郎「俺はせんべいよりもおもち派だからな」 咲「……何言ってるの?」 京太郎「要するに、大きいは正義!」 咲「京ちゃんの場合は正の字が違うと思う」 桃子「持ってきたっすよー」 京太郎「モモー投げるぞー」ビュン 桃子「ばっちこーいっす!」バシッ 桃子「咲ー行くっすよー」ビュン ポヨン 京太郎「おお……」 咲「むむっ!」ビュン 京太郎「がはっ!ちょっ、咲!みぞおち!」 咲「あははーごっめーん、手が滑っちゃったー」 桃子「思いっきり棒読みっすね」 京太郎「堪能堪能、満足満足」 咲「京ちゃん、五体不満足って言葉、知ってる?」 京太郎「ひぃっ」 桃子「さーてと、次はどこに行くっすか?」 京太郎「roof-top?」 咲「麻雀喫茶だよ」 京太郎「麻雀喫茶?」 桃子「麻雀ができる喫茶店っす」 京太郎「あーなるほど」 咲「染谷さん、まだいるよね?」 桃子「来週までいるらしいっすよ」 京太郎「誰だ、それ?」 桃子「広島に住んでる娘さんっす、今は友達のちゃちゃのんさんとこっちに遊びに来てるっす」 京太郎「へー」 咲「あ、着いたよ」 マホ「いらっしゃいませー」 いちご「いらっしゃいませー」 京太郎「メイド!?」 咲「あれ、マホちゃん?」 桃子「どうしてここで働いてるっすか?」 マホ「社会勉強です!」ムフー まこ「夏休みの宿題なんじゃと」 咲「どうも、こんにちは」 桃子「またきたっすよ」 まこ「はい、いらっしゃい、そこの男子は……誰じゃ?」 咲「京ちゃん、私たちの幼馴染です」 いちご「ほぉ?どこかで見たような……?」 マホ「マホ知ってます!この人男の子のチャンピオンさんです!」 いちご「あぁ~なるほどー」 京太郎「俺の知名度ってこの程度だったのか……」 まこ「君が須賀京太郎くんじゃったか……打ってくか?」 京太郎「うむ……どうしましょう?」 京太郎「いや、やめておきます」 いちご「なーんじゃ、つまらんのう」 咲「じゃあ私が打ちましょうか?」 いちご「そ、それは遠慮しとく……」 まこ「んで、注文は?」 マホ「まはまほから揚げがオススメですよ!マホが食べさせてあげます!」 京太郎「それはなんつーか、背徳的すぎるな」 メニュー 1.まはまほから揚げ 2.ちゃちゃのんショートケーキ 3.まこのワカメスープ 4.カツ丼 5.タコス 6.お好み焼き 7.桃パフェ 京太郎「皆さんのオススメは?」 いちご「ショートケーキならちゃちゃのんが食べさせるけぇ、選んどき!」 まこ「ワカメスープもオススメじゃよ」 桃子「私は桃パフェっすね」 咲「私はお好み焼きだよ」 京太郎「んーじゃあ……」 京太郎「から揚げで」 咲「えっ」 まこ「えっ」 桃子「京太郎……」 いちご「ロリコンじゃったなんて、そんなん考慮しとらんよ……」 京太郎「いや、でも」 マホ「やたっ!マホのから揚げが頼まれましたよ!」 京太郎「あんなに喜んでるんですし」 咲「苦しい言い訳だね」ジトッ マホ「須賀先輩、あーん」 京太郎「あーん」 マホ「おいしいですか?」 京太郎「うん、とっても」ニコッ 「「「「うわぁ……」」」」 京太郎「次はどこ行くんだ?」 桃子「近寄るなっす!」 咲「そうだよ変態!」 久「やっほーって、優希だけ?」 優希「のどちゃんは今日も来ないって言ってたじぇ」 久「あらそう……じゃあ咲とモモが来たら起こしてー」 優希「はーい」 咲「遅くなりましたー」 久「ん……はーい」 桃子「優希、寝ちゃってるっすね」 優希「タコス、タコスが……ぐぅ」 京太郎「えい、えい」プニップニッ 優希「今度はタコさんだじぇ……」 久「須賀君も来てたの?」 京太郎「はい、お邪魔します」 久「そんなに固くならなくていいわよ」 咲「私お茶入れてきますね」 桃子「さて、何するっすか?」 京太郎「俺が4人の邪魔するのもあれなんで、パソコン貸してもらえますか?」 久「いいわよ、あとネト麻するならその横の機械も使ってみて」 京太郎「何ですか、このヘッドギア」 久「ナーブギアとか言うらしいわ、リアリティを追求するために開発されたんですって」 京太郎「へー」 京:すっげーリアルだな、なんだここ 京:えーっと、ここの掲示板で対局申込みをすればいいのか……じゃあまずは東南で しばらくお待ちください 京:よし、いよいよ楽しみだな びっぐすたー:よろしくー のどっち:よろしくお願いします NoName:どうしてのどっちさんがここに! 京:よろしくおねがいします 東1局 親 NoName 25000 びっぐすたー 25000 のどっち 25000 京 25000 京:ロン! 京:リーチ、赤1! びっぐすたー:なんだ、その程度かぁ 京:裏3 びっぐすたー:え…… 東2局 NoName 25000 親 びっぐすたー 17000 のどっち 25000 京 33000 京:ロン 京:混一色、役牌白、役牌中、小三元、チャンタ、混老頭、対々和 京:24000 びっぐすたー:もーなんなのさっきからー! びっぐすたー:いいもん!こっからが本気! のどっち:本気も何もないと思いますが…… 【圏外射撃】発動! 東3局 NoName 1000 びっぐすたー 17000 親 のどっち 25000 京 57000 びっぐすたー:いっちゃえ! びっぐすたー:リーチ! 京:ダブリー…… NoName:こ、こんなの、どうすれば…… びっぐすたー:ロン!ダブリー一発赤2ドラ2! びっぐすたー:裏3! 終局 NoName -15000 びっぐすたー 33000 のどっち 25000 京 57000 びっぐすたー:うむむ、とどかなかったかー 京:はっはっは、勝負ならいつでも受けて立つぞ のどっち:……ありがとうございました NoName:のどっちさん、どんまいです びっぐすたー:ネット最強ののどっちを倒したんだから、真のネット最強はこのびっぐすたーってことだね! 京:いやいや、それなら俺だろ びっぐすたー:あんたのは偶然、私のは必然だもん! 京:……なんだそりゃ 久「あら、終わったの?」 京太郎「はい、飛ばしましたよ!」 咲「すごいね、私なんてまだパソコンあんまり使えないし……」 京太郎「そういえば、ネット最強っていうのどっちって人と打ちましたよ」 優希「のどちゃん……!」 桃子「和がどうかしたっすか?」 久「和、今日も来れないんだってさ」 咲「転校、本当にしちゃうのかな」 京太郎「転校?」 久「ああ、こっちの話だから気にしないでいいわよ」 京太郎「そうですか……」 桃子「ああっと!もうこんな時間ですし、そろそろ帰らないとっすね!」 久「うん、そうね、今日はこれで解散よ!」 桃子「さて、次はどこに行くっすか?」 京太郎「逆に、モモと咲は何がしたいんだ?」 桃子「私はみんなで遊びに行きたいっすね」 咲「うーん、私は……」 咲「みんなでウチくる!?」 京太郎「は?」 桃子「ひ?」 久「ふ?」 優希「じょ?」 咲「え、えーっとぉ、せっかく京ちゃんも帰ってきたんだし、みんなでウチで遊びたいなあ、って」 桃子「ははぁーん、そうやって京太郎をなんやかんやして泊まらせて襲うつもりっすねー」 咲「ち、違うよ!」 京太郎「咲さえよければ俺はいつでも」 咲「ほんとっ?」 京太郎「んなわけあるかい」ペシッ 咲「あうっ、純粋な乙女心をもてあそぶなんてひどいよ京ちゃん……」 優希「それで、どうするんだじぇ?」 京太郎「うーん、そうだな」 京太郎「じゃあモモの意見をくみ取って外食に行こう、みんなで!」 京太郎「……って、どうですかね?」 久「私はいいわよ」 優希「タコス!タコス!」 桃子「私も大丈夫っすよ」 咲「別にいいけどさ……」プクー 京太郎「また今度な」ナデナデ 咲「撫でればすむと思ってるでしょ?」 京太郎「……違ったか?」 咲「ううん、正解だよっ」 京太郎「そうかそうか、んで、どこ行きます?」 京太郎「まあ大勢で来るならファミレスでしょう」 優希「うがー!タコスが無いんだじぇ!」 優希「須賀!いや京太郎!いや犬!いや……バカ犬!」 京太郎「どんだけ落ちてんの俺!」 優希「いいからタコスを買ってくるんだじぇ!」ゲシッ 京太郎「蹴られた!?俺の身分どんだけ低いの!」 咲「私はえびフライ定食にしようかな」 桃子「私はハンバーグセットっすね」 久「じゃあ私はカルボナーラにでもしようかしら」 衣「咲!咲じゃないか!」 透華「衣、何をしてるんですの?ってあなた方は……」 久「あら、奇遇ね」 智紀「清澄」 桃子「お久しぶりっすね、眼鏡おっぱいさん」 京太郎「えーっと、あなたがたは?」 透華「よくぞ聞いてくれましたわ!私たちは!」 純「龍門渕高校麻雀部だ。……確かお前、インターハイに出てたよな?」 京太郎「ええ、まあ」 透華「ムキー!話を邪魔しないでくださいまし!」 一「ホントだ、この人1位だよ個人戦の」 衣「強いのか!」 智紀「通称”炎の須賀”、高火力が特徴」 京太郎「あれ、昼とは違って俺有名?」 優希「ただの偶然だじぇ」 メニュー 山菜丼 秋の果実盛り合わせ タコゆでパスタ パンダ定食 えびフライ定食 サルミアッキ定食 川魚定食 冷やしうどん あなたの心に手錠をかけるよ!定食 久「あら、可愛いもの食べてるのね」 京太郎「パンダ定食ですか?」 久「そうよ、小っちゃいハンバーグが目、ライスが顔かしら?」 咲「京ちゃんは女の子ものが好きですからね」 優希「ハンバーグと白飯って男っぽいほうな気がするけど……」ウーン 咲「街のレディースランチを食べまわるのにつき合わされてたんですよ」 京太郎「おいしいものはしょうがない」 桃子「京太郎……咲とそんなことしてたっすか」ジトッ 京太郎「モモは誘ってもやれラーメン屋行きたいだのやれお好み焼きを食べに行くだの言ってたからなー」 久「須賀くんも隅に置けないわね~」ヒョイパクッ 京太郎「あ!せっかくとっておいたハンバーグが!」 久「……うん、おいしいわね!」グッ 京太郎「グッ!じゃないですよ!返してくださいよ!」 久「流石に人前はちょっと……ね?」 京太郎「返してとは言いましたけど戻してとは言ってませんから!」 一「うわっ、ご飯中にそんなこと言うのやめてよ」 智紀「不潔」 京太郎「言ったのは竹井さんですよ!」 久「あら、私は何も言ってないけど?ねえ?」 純「あー、確かにそうだったな」 京太郎「ぐぬぬ」 京太郎「ふー食った食った」 咲「京ちゃん、オヤジくさいよ」 桃子「で、次はどこに行くっすか?」 衣「衣も一緒に遊ぶぞ!」 久「いいの?」 透華「今は暇ですから大丈夫ですわ」 桃子「ゲーセンに来たっすよ」 衣「咲!これはどうやって遊ぶんだ?」ワクワク 咲「えーっと、これはね…………」 咲「…………」ムムッ 衣「咲?」 咲「わからないや、あはは」 純「やっぱり強いなッ!」ガシュンガシュッ 智紀「そっちこそ」ピコピコ 智紀「えいっ」 純「ぬおっ!」 透華「むきーっ!何なんですの!全く取れませんわ!」 一「と、透華……そんな無理しなくていいから」 透華「いえ!このままじゃ気がすみませんわ!」 桃子「本当にいいんすね?あそこのメロンパンは高いんすよ?」 優希「タコスのためとあらば手加減はしないじぇ」 久「どっからでもかかってきなさい!」 桃子「エアホッケースタートっす!」 京太郎「さて、どこに行こうかな」 透華「どうしてカードが使えないんですの!」 透華「かくなるうえは…………!」 一「透華、もういいから、ね?」 京太郎「お二人とも何をしてるんですか?」 一「えっと、これなんだけど」 一「ボクが欲しいって言ったら透華が張り切っちゃって」 透華「絶対に取ってさしあげますわ!」 一「ほらね?」 京太郎「なるほど……」 京太郎(さて、どうしよう) 京太郎「あのー、龍門渕さん?」 透華「何ですの?」キッ 京太郎「い、いや、アドバイスでもしましょうか?」 一「それいいね、透華はどう?」 透華「結構ですわ!もう一回!」 ウィーン 透華「そこですわ!」 キュッ 京太郎「あ、持ち上がった」 ポトッ 透華「むきーっ!もう!何なんですの!」ガタッガタッ 一「透華、揺らしちゃだめだよ」 透華「もう一回!もう一回ですの!」ポチッ 透華「この辺り……」 京太郎「いや、もう少し先に行っちゃいましょう」テヲノセル 透華「な、何をしてますの!後ろに行きすぎですわ!」 京太郎「大丈夫ですよ、見ていてください」 一(うわぁ、須賀君大胆だなぁ、距離近いよ) 一(二人とも集中してるから気づいてないみたいだけど) ウィーンウィーン ポロッ ガコン! 透華「お、落ちましたわ!」 一「それにしても、取れなかったのにどうして?」 京太郎「結構穴の近くにあったので押してみようかなー、と」 京太郎「おめでとうございます、龍門渕さん」 透華「ええ、そうで、す、わ……ね…………」ガバッ 一(あ、気づいた) 透華「なっ、何をしてるんですの!?」 京太郎「えっ、何って……あ」 透華「は、破廉恥ですわ!不潔ですわ!」ゲシッゲシッ 京太郎「ちょっ、脛はやめてくださいよ」 透華「うるさいですわ!」 京太郎「いたた、国広さんが宥めてくれたからいいけど……」 京太郎「さて、次はどうしようかな」 京太郎「せっかくみんなと遊んでるんだから写真とか撮りたいよな」 京太郎「プリクラに誘ってみよう」 久「プリクラ?いいんじゃない?」 優希「特別に許可してやろう、ふっふっふ」 桃子「もちろん私が京太郎の隣っすからね!」 衣「咲、プリクラ、とはなんだ?」 咲「えっ、う、うーん……」 咲「プリン食べられて暗くなっちゃった?」 京太郎「どういう状況だよ」 智紀「別に構わない」ピコピコ 純「うおっ!ちょっと待て!ぬわっ!」 「YOU LOSE」 純「くそぉ……」 智紀「これで十連勝」フフン 一「プリクラ?わかった、透華に話しておくね」 透華「がるるるるー!」 京太郎「モモと天江さんが隣か」 透華「ち、近寄らないでくださいまし!」 京太郎「すみません……」 衣「とーかときょうたろーは仲が悪いのか?」 透華「そ、そんなことありませんわ!ごらんなさい」ギュッ 京太郎「後ろからっ!?」 京太郎(でも、無いんだよなぁ……) 衣「そうか!なら衣も!」ギュッ 桃子「わ、私も!っす!」ギュッ 京太郎(ああ……右腕の感触がぁ……) 咲「京ちゃん…………」 優希「ニヤケすぎだじぇ」 衣「きょうたろーは衣とプリクラとやらを撮って楽しかったのだな!」 透華「……破廉恥ですわ」ジトッ 京太郎「そろそろ帰らなきゃだけど、もうちょい遊んで行こう」 京太郎「咲は何やってるんだ?」 咲「えーっと、これ、なんだけど」 京太郎「太鼓○達人か」 衣「どうやって遊べばよいのだ?」 京太郎「実際にやってみた方が速いから……」 京太郎「じゃあ俺が天江さんに教えるから咲は見ててくれ」 咲「うん、わかったよ」 衣「よろしく頼む!」 京太郎「まずは200円を投入します」 衣「うむ!」 京太郎「次に、ここのバチを取ります」 衣「おお、これはこの遊戯のために拵えられたのか!」 京太郎「しっかり握っててくださいね」 衣「きょうたろーの手は温かいなー」 京太郎「そんでもって、曲を選んで演奏開始です」 衣「楽しかったぞ!」 京太郎「それはよかったです」 京太郎「咲もわかったか?」 咲「…………ふんっ」プイッ 京太郎「咲?どうしたんだ?」 咲「べっつにー」 咲「京ちゃんはえっちだな、って」 京太郎「いやいやいや、何もやってないだろ」 咲「十分えっちだよ!衣ちゃんの手握って、抱き着いてるみたいだったよ」 京太郎「いや、だからと言ってなぁ」 咲「ふんっ」 京太郎「じゃあ俺もう帰りますね」 久「また来なさいね、今度こそ打ちましょう」 優希「次に会ったときが年貢の納め時だじぇ!」 桃子「また遊びに行くっす!」 咲「ふんっ、だ」 京太郎「いい加減機嫌直してくれよ……」 純「じゃあな、いつか打とうぜ」 智紀「……いつか打とうぜ」 純「俺の真似するんじゃねえよ、ちゃんと言え」 智紀「……じゃあな」 純「また俺の真似じゃねえか!」 衣「きょうたろー、今日は楽しかったぞ!」 衣「満月の夜に会うのを待っているぞ!」 京太郎「ええ、また会いましょう」 衣「うむ!」 京太郎「そろそろ帰るか」 一「あっ、須賀君、ちょっといいかな?」 京太郎「はい、何でしょうか」 一「ほら透華、渡しなよ」 透華「わ、わかってますわ!」 一「ほーらーはーやーく」 透華「これは……感謝の印として受け取ってくださいまし」 京太郎「このぬいぐるみ、さっきのやつですよね?」 一「あの後、透華が頑張って取ってさ、須賀君にお礼しようとしてたんだよ」 透華「はっ一!」 京太郎「そうだったんですか」 透華「違いますわ!」 一「もう、素直になりなよ」 透華「嫌ですわ!こんな破廉恥な殿方に何を!」 透華「…………ありがとうございました」ボソッ 一「気変わり速っ」 京太郎「いえ、こちらこそ、素敵なものをありがとうございました」 一「うん、じゃあね」 京太郎「はい」 京太郎「さて、と帰ってきたぞ」 京太郎「何をするかな……っと」 ヴーッ ヴーッ 京太郎「ん、何だ?」 一『国広です、ボクたちの連絡先送っておくね』 一『衣とかにメールとかしてあげてね』 龍門渕五人の連絡先を手に入れた! 夜2 京太郎「照にメールするか、約束もしたしな」 京太郎「何て送ろう」 京太郎「雀士なら打って語ろう!」 京太郎『打たないか?』 京太郎「送信っと」 京太郎「照なら応えてくれるだろう」 京太郎「なんで帰ったのかも気になるしな」 照「…………」 照「打たないか、か」 照「私じゃなくても憩たちと打てるのに」 照「なんで、だろう」 照「…………わからない」 京太郎「返信来ないなー」 京太郎「寝てるんだろう、うん」 京太郎「次は誰とメールしようかな」 京太郎「辻垣内さんに送ってみるか」 京太郎「近寄りがたい雰囲気だけど、大丈夫だよな」 京太郎『麻雀打ちませんか?』 京太郎「大丈夫……だよな」 京太郎「そういえば辻垣内さんって目つき怖かったよな……」 ヴーッ ヴーッ 京太郎「!」ビクッ 京太郎「ささささ流石にだだだ大丈夫だろう」 智葉『了解した、ルームナンバーは3398だ』 京太郎「よかったぁ……『ドタマぶち抜くぞ』とか言われなくてよかったぁ」 【MAOの世界へようこそ】 京:相変わらずリアルだな 京:鳥のさえずりまで聞こえてくるし、対局も牌の感触とかリアルだし 京:何よりもリアルの雰囲気がある 京:おっと、ここか player3108:来たか 京:辻垣内さんですか? player3108:ああ、今夜はよろしく、楽しみだ 束縛希望:縛られたか デビル人:同じく 東一局 親 デビル人 25000 リザベーション2翻 束縛希望 25000 player3108 25000 京 25000 智葉(須賀、高火力と速攻) 智葉(清澄の先鋒と似ているが) 智葉(こちらの方が楽そうだ) 【抉る眼光】発動! player3108:カン 京太郎(うっわ、片方潰されちゃった) 京太郎(でも、まだまだだ!) 京:ロン 京:24000 智葉(……ふむ) 東二局 デビル人 25000 親 束縛希望 25000 リザベーション3翻 player3108 1000 京 49000 智葉(どうやら見くびっていたようだ) 智葉(さて、と) 智葉(借りは返してもらうぞ) 智葉(張りつつ、やつを止める!) 【抉る眼光】発動! 智葉(安い……) 智葉(しかしまた須賀が危険だからな) 智葉(わずかでも取り返す) player3108:ロン player3108:1300 東三局 デビル人 25000 リザベーション3翻 束縛希望 25000 親 player3108 2300 京 47700 智葉(そろそろ疲れてきた……) 智葉(だが、まだいける) 智葉(私だって今年は準決で宮永といい試合をした) 智葉(だから、負けない) 【抉る眼光】発動! player3108:カン player3108:カン 京太郎(二萬も五萬も暗槓!?) 京太郎(三色が封じられた……か) 京太郎(捨てた方がいいよな) player3108:カン 京:なっ! player3108:嶺上ツモ、責任払いで18000 player3108:連荘 東三局一本場 デビル人 25000 束縛希望 25000 リザベーション3翻 親 player3108 20300 京 29700 智葉(そろそろ疲れてきた……) 智葉(須賀の一人聴牌) 智葉(ここは……オリておくか) 智葉(オーラスでまくる、ただそれだけだ) 京太郎(うむむ……辻垣内さん強いな) 京太郎(もういっちょ) 京:ロン 京:12300 オーラス デビル人 12700 束縛希望 25000 player3108 20300 親 京 42000 京:ツモ 京:12000オール デビル人 700 束縛希望 13000 player3108 8300 京 78000 智葉(一方的、流石は男子チャンピオンと言ったところか) player3108:おつかれ、先に失礼する 束縛希望:あっ、ああああっ! デビル人:部長、いい顔ですっ 京:何だったんだあの二人は 京:俺ももう寝るか 【8月第4週 休日】終
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【冬休み一日目】 憧「朝から女子の……触るとかほんっとあり得ない!」 京太郎「寝相だったんだからしょうがないだろ!ってかそれが嫌なら布団離せばよかったじゃねえか!」 憧「そ、それは……っ」 京太郎「何だよ?」 憧「せっかく須賀が敷いてくれたのに悪いと思って……」 京太郎「…………」 憧「……ちょっとは、信じてたのに」 京太郎「……お、おう」 京太郎(何だろう、俺がとんでもないことやっちゃったみたいになってるんだけど……) 京太郎「じゃ、じゃあ俺朝飯作るから、新子さんは待っててくれ」 憧「御馳走様でした」 京太郎「お粗末さん、どうだった?俺の朝飯」 憧「……良かったと思うわよ」 京太郎「ん、そっか」 憧「それじゃ、もう帰るから」 京太郎「おう、またいつでも来いよ!」 憧「誰が来るか、べーっ!」 ガチャ バタム 晴絵「お前らー忘れ物は無いなー」 穏乃「はーい!」 玄「当然なのです!」 灼「問題ない」 宥「マフラーに、手袋に、セーターに、ちゃんちゃんこに、ホッカイロに、湯たんぽ、七輪……大丈夫です」 憧「七輪持ってるんだ!?」 晴絵「あ、そうだ、望から連絡があったんだけど三日くらい家族旅行に行くから憧はここに泊まってろだってさ」 憧「ここ、って……須賀の部屋に!?」 晴絵「石戸先生の家に泊まればいいさ、ひょっとして須賀くんの部屋が良かった?」 憧「そんなわけないでしょ!何なのよウチはもう……」 晴絵「ま、私たちも大阪観光するから、何かあったら連絡ね」 憧「ちょっ、なら私も連れて行ってよ!」 晴絵「ごっめーん、この車五人乗りなんだー」 玄「憧ちゃんもそろそろ男の子と仲良くなった方がいいと思うから、頑張ってね!」 憧「行き六人乗ってたよね!頑張るって何を!?」 宥「じゃあね~」 穏乃「憧なら大丈夫!」 灼「それじゃ……」 憧「しず!?宥姉に灼さんまで!」 ブロロロロロロ 憧「なんで、なんでこんなことに……」ガクッ 京太郎「新子さん?もう行ったんじゃないのか?」 憧「うるさいわよバカ!」ゲシゲシゲシゲシ 京太郎「暴力反対!脛痛いから!」 朝 京太郎「冬休みの初日だし、ジョギングに行こう」 京太郎「ふぅ……特に何もなかったな」 京太郎「今日から冬休み、頑張っていくぞー!」 昼 京太郎「昨日の鍋パーティー、憩さんたちがいればもっと楽しかったんだろうな……」 京太郎「…………」 京太郎「一回憩さんの家に行ってみよう」 京太郎「確かあっちの方だったよな」 【荒川邸】 京太郎「うわっ」 京太郎(なんつー豪邸だよ……) 京太郎(門大きいし、中も広そうだし、流石は大病院の院長ってか) 京太郎(でも、どうやって入ればいいんだ……?) 京太郎(ここは正面突破がベストだろうな) 京太郎(そうと決まればチャイムは……あった) 京太郎(指の腹でしっかりと押して……) 京太郎(…………) 京太郎(んんっ!?) 京太郎(押せない!押そうと思っているのにいざとなると緊張して押せない!) 京太郎(落ち着け……落ち着くんだ京太郎、モモたちの家に行くときのように……) 京太郎(深呼吸するんだ……) 京太郎(よし!)ポチッ ピンポーン 京太郎(押してしまったぁぁあっぁああ!!) 京太郎(やばい、どうしよう、同姓の他の人のだったらどうしよう!誰もいなかったらどうしよう!うわぁあぁぁあぁああ!!) 秘書『入りなさい』 ギギィィィィ 京太郎(あっ、開いた) 京太郎(門から家まで長い、一本道じゃなかったら迷うぞ……) 京太郎(ここにチャイムは……ないか) コンコン 京太郎「こ、こんにちはー、須賀京太郎というものですがー」 ガチャ 秘書「院長が貴方を待ってるわ、はやく上がって頂戴」 京太郎「お邪魔しまーす……」 秘書「で、今日は何をしに来たのかしら」 京太郎「憩さんについて聞きに来たんですけど」 秘書「貴方は、お嬢様に戻って来てほしいのかしら?」 京太郎「勿論です、憩さんも俺たちと同じ、清々荘の住人なんですから」 秘書「……そう」 秘書「この先に院長がいるわ、私はここまで」 秘書「それじゃあ、頑張って頂戴」ガチャ 秘書「院長、須賀様がお見えになられました」 京太郎(まずは元気のいい高校生でいってみよう!) 京太郎「こんにちはっ!」 荒川父「…………」ジロッ 京太郎(えっ、なにもう怖い、帰りたい、漏れそう) 荒川父「ははっ」 荒川父「元気がいいな、入りたまえ」 京太郎「はいっ!失礼します!」 荒川父「座るといい、それとそこの紅茶もどうぞ」 京太郎「はい、ありがとうございます」 荒川父「君が須賀京太郎君、そうだね?」 荒川父「話は憩と秘書から聞いているよ、それに国麻も見た」 荒川父「新聞で見た通り、なかなかいい顔をしているね」 京太郎「そうですか?そう言われると……照れますね」 荒川父「……それで、そんな君がここに何の用だい?」 京太郎「えっと、ですね……」 京太郎(今日は憩さんの話を聞きに来たんだよな……) 京太郎(秘書さんの『連れ戻した』っていうのも気になるし) 京太郎(それこそ、憩さんの『高校だけでも自由でいたいなー』っていうのも気になる) 京太郎(何を聞けばいいんだ?) 京太郎「まずお聞きしたいことがあるんですけど……」 荒川父「うむ、何でも聞きたまえ」 京太郎「じゃあ……憩さんを『連れ戻した』っていうのはどういうことなんですか?」 荒川父「それは憩から聞いていなかったかな、憩の試験の点数が悪かったからたるんでいると思って連れ戻したんだよ」 京太郎「……あ」 京太郎(そういえば憩さんもそんなことを言っていたような) 荒川父「君が聞きたいのはそれだけかい?」 京太郎(あれ?でも確か今回の憩さんの試験の成績は……) 京太郎「憩さんの成績、今回は1位でしたよね?」 京太郎「それなら、憩さんがここに住む理由はもうないのではないでしょうか?」 荒川父「…………」 荒川父「なるほど、君はやはり憩に帰ってきてほしいんだね」 荒川父「……だが、残念ながらそれはできない」 荒川父「ここから先は私たち家族の話なんでね、君の聞きたいことがそれだけなら私はそろそろお暇するよ」 荒川父「午後から診療があるのでね、さあ、どうする?」 京太郎「言われるがままに出てきてしまった」 京太郎「なんだか緊張したし、仕方ない、うん」 京太郎「それにしても、憩さんをこっちに返せない理由か……」 京太郎「お父さんはもう話してくれなさそうだし、他の人に聞くしかないか」 夜 京太郎「はぁ……疲れた」 京太郎「今日はあと何しよ……」 京太郎「…………」 京太郎「エイスリンさんを説得してみよう」 京太郎「……今ならエイスリンさん起きてるかな?」 京太郎「まずはエイスリンさんを誘ってみよう」 京太郎「場所は……霞さんの卓を貸してもらえばいいか」 京太郎「そうと決まればメールで……」ピッ 京太郎「…………」 京太郎「返ってこない……だと……」 京太郎「……はぁ」 京太郎「他のことしよ」 夜 京太郎「エイスリンさんからは返ってこないし……」 京太郎「他の人にメールしてみよう」 京太郎「今日家に行ったんだし、憩さんに何か言っておくべきかな」 京太郎「さてと、どう送ろう」 京太郎『今日憩さんのお父様へご挨拶に行きました』 京太郎「単純志向でいこう」ピッ ヴーッ ヴーッ 憩『ええっΣ(・□・;) お父さんそんなこと言ってなかったんやけど…… でもなんで?』 京太郎『憩さんがどうしてまだ実家に残っているのかを聞きたかったんですよ 結局よくわからないままなんですけどね』ピッ ヴーッ ヴーッ 憩『それは…… 京太郎くんでも無理、かも』 京太郎「やっぱり無理……なのか」 京太郎「けど、諦めずに聞けば聞きだせるかもしれない」 京太郎「……どうすればいい」 京太郎「…………」 京太郎『わかりました、家族の話ですもんね 込み入ったことを聞いてすみませんでした おやすみなさい』 京太郎「…………」ピッ ヴーッ ヴーッ 憩『こっちも……ごめんな おやすみ』 京太郎「なんで逃げたんだろ……」 京太郎「気を取り直して雅枝さんにメールしてみよう」 京太郎「監督のノウハウとかも聞いておきたいし」 京太郎「といってもそこまで統率力はいらないよな……?」 京太郎『こんばんは!須賀です! リーダーシップについてコツを教えて下さい!』ピッ ヴーッ ヴーッ 雅枝『なんや、藪から棒に』 京太郎『ほら、今度大会じゃないですか 俺が一年の監督になるんでそれに向けての志?を教えてほしいな、と』ピッ ヴーッ ヴーッ 雅枝『そういうことか、なら――――』 雅枝『――――ということを念頭に置けばええと思うで』 京太郎『なるほど、わかりました!』ピッ ヴーッ ヴーッ 雅枝『夜遅くまで感心やな ゆっくり寝るんやで』 京太郎『ありがとうございました!』ピッ 京太郎「よしっ、何かがつかめた気がするぞ!」 【冬休み一日目】終 【冬休み二日目】 京太郎「布団から出たくねえ……あったけえー」ヌクヌク 京太郎「はぁ……何もしたくない……」 朝 京太郎「このままでいると体に悪そうだからちょっとでかけるか」 京太郎「……やっぱりやめようかな」 京太郎(本屋まで来てみたけど……) 京太郎(寒いから中に入ろう) ウィーン 京太郎(あったけ~) 京太郎「……あ」 照「京?」 京太郎「朝から本屋って凄いな、感心するぞ」 照「そうかな、用は済んだから私は帰るけど、京は何をしているの?」 京太郎「あー、俺はちょっと寄り道をな」 照「……そう、じゃあね」 京太郎「ん、またな」 ウィーン 京太郎「朝から照と外で会うとはな……」 京太郎「あれ?今のは照も誘って一緒に散歩すればよかったんじゃないか?」 散歩へ行った! 昼 京太郎(これからどうしようって思ったけど……) 京太郎(このまま何かがつっかえたままなんて嫌だ) 京太郎(ってなわけで来ちゃった……) 【荒川】 京太郎(やっぱり広いなぁ……) ピンポーン 秘書『今日は何の用?』 京太郎「今日は……」 京太郎「憩さんのお父さんとまた話せればな、と」 秘書『冬休みの昼間から御苦労なことね、遊びに行く友だちとかはいないの?』 京太郎「遊びに行くほどの友だちは……いないです」 秘書『そう、院長に聞いてみるわね』 京太郎「今の件必要だったんですか!?」 秘書『一寸そこで待っていて頂戴』 京太郎「はい」 秘書『今日は無理だそうよ』 京太郎「そうなんすか……じゃあ……」 京太郎「もう帰りますね」 秘書『あら、てっきりお嬢様を押し倒しに来たのかと』 京太郎「こんなところでするわけないでしょう、というかそんなことしませんから!」 秘書『それでも本当のところは……』 京太郎「機会があれば、そりゃあ……」 秘書『ですって、お嬢様』 京太郎「えっ!憩さんそこにいるんですか!?」 秘書『いないわよ、何を言っているの』 京太郎「何なんすかもう……」 秘書『またのお越しをお待ちしております』 京太郎「話ぶったぎった!?ってそうじゃない」 京太郎「こちらこそ失礼しました」ペコッ 京太郎(今日は無理かぁ、今度行けばまた話せるかな……) 夜 京太郎「今日も誰かにメールしてみようかな……」 京太郎「そういえば明日から合宿じゃねえか、後で準備しないとな」 京太郎「チームは違うけど、もこにしてみよう」 京太郎「そういえば他のチームはどこに泊まるんだろう?」 京太郎「俺らと同じところだと鉢合わせできるかもしれないけど……」 京太郎『もこ、起きてるか? 俺のチーム明日から合宿なんだけど もこだったらお菓子に何持っていく?』ピッ ヴーッ ヴーッ もこ『舌が纏う磯海の香り、伯方の味』 京太郎『のりしお味か、俺はガーリックが好きだな』ピッ ヴーッ ヴーッ もこ『ガーリック……それならコンソメの方が美味』 京太郎『コンソメかー、安定だよな 他には何が好きなんだ?』ピッ ヴーッ ヴーッ もこ『祖国の母の味、漆黒の実』 京太郎『ココアの方か、それは俺も好きだな』ピッ ヴーッ ヴーッ もこ『京太郎はよく解している 合宿頑張って』 京太郎『そっちもな! お互い試合も頑張ろうぜ!』ピッ ヴーッ ヴーッ もこ『おやすみなさい』 京太郎『おう、おやすみ』ピッ 京太郎「次は……憩さんだな」 京太郎「でも昨日も送ったしな……」 京太郎『大会頑張ってきます、超応援してください』ピッ 京太郎「大会までは……あと十日くらいだな」 ヴーッ ヴーッ 憩『ちょっと気早ない? それに京太郎くんが敵やったら応援しいひんで』 京太郎『そうなったら憩さんに見せつけてあげますよ 俺の凄い所!図太く逞しく憩さんが涙目になるまでにね!』ピッ 京太郎「憩さんはどっちのチームなんだ?」 京太郎「つっても、どうせ決勝戦で当たるよな」 ヴーッ ヴーッ 憩『京太郎くん……いくら夜やからってはっちゃけすぎやない?』 京太郎「どういう意味だ?」 京太郎『はっちゃける、ってどういう?』 一時間後 京太郎「……全然返って来ない」 ヴーッ ヴーッ 京太郎「噂をすれば、か」 憩『返すの遅くなってごめんなー 京太郎くんはこんな遅くまで起きてないで早く寝るんやで』 京太郎『憩さんこそ、クマ作ったりしないでくださいよ それではおやすみなさい』ピッ ヴーッ ヴーッ 憩『おやすみー』 京太郎「ホントに憩さん何やってたんだ?」 京太郎「まあ真面目な憩さんのことだし勉強でもしてたんだろ」 京太郎「俺も明日のために少し打って寝よう!」 【冬休み二日目】終 【冬休み三日目】(合宿一日目) 11:00 京太郎「寒っ!東京寒っ!」 京太郎「夏はあんなに暑かったのに冬はここまで寒いのかよぉ」 京太郎「移動諸々含めて全員住所バラバラだから12時にホテル集合ってことにしておいたんだけど」 京太郎「用心に用心を重ねて11時に着いてしまった……」 京太郎「誰か来ないかな、そうすれば時間も潰せるのに……」 京太郎「へっくしょん!」 京太郎「なんか足元が凍えてきた気がするぞ」ガクガク 京太郎「そういや股間と脇の間は血管があるからあったかいんだっけ」 京太郎「こうなったら直接……」ゴソゴソ 咏「…………」 京太郎「ほぁーあったけぇ~……」←手を第三階層へ 咏「…………」ジーッ 京太郎「…………」 咏「何やってんだよお前……」 京太郎「ち、違う!これは俺のせいじゃないんだ!」 咏「両腕股間に埋まってろ!」ゲシッ ゴキィィィン 京太郎「あふっ」 京太郎「ふぅ、ようやく収まって来たぜ」 咏「みっともねえからやめろよな、あーゆーこと」 京太郎「それもそうだなー」 咏「んで、最近どうなのさ」 京太郎「どうって、部活か?」 咏「んーまあ、それもあるし……あとは……京太郎のこと、とか……知らんけど」 京太郎「最近って言われてもなぁ……」 京太郎「やっぱり、咏がいなくて寂しかったかな」 咏「えっ……」 京太郎「みんなで銭湯に行ったり、鍋パーティーやったりしたんだけどさ、なんか物足りなかったんだよ」 京太郎「俺につっかかってくる咏がいなくて、学校でもお前がいないと変な気分だった」 咏「……そっか」 京太郎「そーなんだよな、咏がいないとテストの範囲が分からなくなって困るし、勉強の相談もできないし」 咏「おい」 京太郎「ま、何だかんだで俺は元気にやってるよ、そっちはどうなんだ?」 咏「おい、流すんじゃねえよ」 咏「こっちも……まあ悪かないかねぃ」 京太郎「そっか」 咏「あっ……私も……」 京太郎「ん?どした?」 咏「私も、京太郎がいなくて……」カァァ 京太郎「あん?もうちょいちゃんと声出せよ」 咏「寂しかったんだよ!京太郎がいなくて!」カァァ 京太郎「どうどう、落ち着けー咏ー」 咏「なんだよ!なんだよぉー!」ブンブン 京太郎「はーい、ストォーップ」ガシッ 咏「頭押さえるな!新喜劇かよぉーっ!」ブンブン スカスカ 京太郎「あはははははは」 咏「笑うんじゃねー!」ブンブン スカスカ 京太郎「これで全員揃ったか?」 咏「ひーふーみー……そうなんじゃね?知らんけど」 春「…………」ポリポリ 穏乃「宮永さん久しぶり!」 咲「ひ、久しぶりだね」 淡「たかかもしずの!ここで会ったが百年目!覚悟しててよ!」 京太郎「……なんか個性的な面子揃えちゃったな……」 昼 京太郎「えっと、俺が選手兼任監督の須賀京太郎です」 京太郎「この度は遠路はるばるお集まりいただき……あ、何て言うんだっけ?」 咏「そーゆーのいーから、まずは何すんだよ」 淡「はいはーい!私、人生ゲームやりたーい!」 咲「大星さん、私たち合宿に来たんだよ?」 淡「もーサキサキはわかってないなー」 咲「サキサキ?」 春「……合宿だからこそ遊ぶ」ポリポリ 淡「おぉ!タキミンわかってるね~」 春「…………」ポリポリ 穏乃「それで、何するの?」 京太郎「普通に練習だ」 淡「えー!つまんないよ!ぶー!ぶー!」 京太郎「まずはどれだけ打てるかを見たいからな」 淡「そんなんこの淡ちゃんが一番に決まってんじゃん!」 京太郎「その一番を決めようって話なんだけどな」 淡「それでも私が一番なんだけどね~」 咏「さあどうだろうねぃ、威勢だけなんじゃねえの?」 咲「打つなら本気で打つよ?」 穏乃「私も精一杯頑張る!」 淡「……ふん!蹴散らしてあげるもんね!」 京太郎「んじゃ、まずは咲と高鴨と咏と滝見さんで打っててくれ」 咏「へいへーい」 穏乃「頑張るぞー!おー!」 咲「よろしくお願いしまー……す」 春「…………」ポリポリ 淡「ねえ私は!?私も打ちたい!打ちたい!」 京太郎「お前は後だ、今は俺と特訓だ」 淡「えぇ~京太郎と~?」 京太郎「なんだよ不満か?」 淡「ま、私の厚意に感謝することだね」 京太郎「なんでお前が上から目線なんだよ」 咲「ロン、1300です」 淡「やっぱり私もあっちで打ちたい!」 京太郎「どっちなんだよ」 淡「でも京太郎に教えてもらうっていうのも……」ウーン 京太郎「考え事はいいから、次の問題行くぞ」 淡「こんな何切るなんかやったって、どうせダブリーかければ済む話だもん!」 京太郎「お前はダブリーと絶対安全圏に頼りすぎなんだよ」 淡「そっちの方が楽だし強いじゃんかー」 京太郎「実際はそうかもしれんが、素の力も重要だぞ」 京太郎「咲や照みたいに上手くなって、その力があればもっと速く強くなれる」 淡「そうなの?」 京太郎「多分な、やる気になったか?」 淡「ふふっ、しょうがないなーそこまで言うならやってあげよう!」 淡「ぐへぇー集中するの疲れたー」 京太郎「こんだけなら……まあ十分か」 咲「ツモ、1700オールです」 京太郎「あっちは咲の七連荘で終わってないみたいだな」チラッ 淡「もう何もしたくなーい」グデー 京太郎「起きろ、淡」 淡「えーなにさー」 京太郎「もうちょい続けるぞ」 淡「んぅぅ……こんなのアレだよ!過剰労働だよ!ブラック企業だよ!白糸台とは真逆だよ!」 京太郎「ホワイトだけに、ってか?」 淡「そーそーホワイトだけにね!……ってネタばらししないでよ!」 京太郎「うん、元気みたいだな、じゃあ続きやるぞー」 淡「ぐぬぬ……」 京太郎「次の問題行くぞー」 淡「…………ぐぅ……」 京太郎「おーい、淡ー」 淡「むにゃむにゃ……もう食べられないよぉ……」 京太郎「くっ、なんだこのテンプレ的な寝言は……」 京太郎「けど幸せそうに寝てるし、邪魔するのも悪いな」 京太郎「風邪引かないように上着かけて、っと」 淡「……んぅ……おいしぃ……」 京太郎「お疲れさん」ナデナデ 京太郎(……夢の中のこいつは何食べてんだ?) 淡「きょうたろーのうで……おいしぃ……」 京太郎「」 咲「ロン、1000は4000です」 咏「十本場ってどういうことだよ……」 穏乃「くそぉ、勝てなかったー……」 春「…………」 咲「京ちゃん、こっちは終わったよ!」 京太郎「ん、お疲れさん」ナデナデ 淡「すぅ……」 咲「京ちゃん、大星さんに何してるの?アイスティーに睡眠薬でも入れたの?」ムッ 京太郎「どういう発想なんだよ、疲れて寝ちまったみたいでさ」ナデナデ 咲「それで、私たちはどうすればいいの?」 京太郎「んーそうだな……じゃあ各自自由時間、休憩ってことで」 咲「はーい」 カポーン 京太郎「ぱぱっと風呂入ってゆっくり休むかなー」 京太郎「今日は淡と咏の相手で疲れたんだよな……」 京太郎「それにしても、学年選抜の合宿で温泉貸切にできるってすげーな……」 京太郎「おまけに男子は俺一人だし、ゆっくり―――」 ガララ 京太郎(男子は俺一人のはずだけど……誰だ?) 京太郎(ひょっとすると滝見さんか……?)クルッ 臨海「…………」 京太郎「…………」 臨海「キョウタロウ、言い残すことは無いか?」ニコッ 京太郎「俺がお仕置きされる方なんですか!?そっちが後でしょ!?」 臨海「確かにそうかもしれないが、今現在キョウタロウは私の裸を見ているわけだ」 京太郎「なら隠しましょうよ!隠してくださいよ!」 臨海「問答無用!」 京太郎「理不尽すぎる!」 ブオン 京太郎(何これ速っ!?) 京太郎「グヘアぁっ!」 ドバァァァァアアン 京太郎「うっ……」ズキッ 臨海「ようやく目が覚めたか」 京太郎「監督さん……ここは……?」 臨海「浅めの風呂があったから連れてきたんだ」 臨海「よくよく考えると私が悪かったな……すまなかった」 京太郎「だからそう言ったじゃないですか……」 京太郎(あれ?ちょっと待てよ?) 京太郎(俺の目の前には監督さんの顔と、白い物体) 京太郎(頭の下はやたらと柔らかいものがある……ってことは……)チラッ 臨海「元気になったか?」ナデナデ 京太郎「膝枕ぁ!?」ガバッ 臨海「!」ビクッ 臨海「…………」 臨海「キョウタロウ…………?」 臨海「膝枕なんて……嫌、だったか?」 臨海「こんな年増の膝枕なんて、嫌だったか?」ウルウル 京太郎(なんで泣きそうになってんのこの人!?) 京太郎「そんなことないですよ!気持ち良かったです!むしろずっとしてほしかったですけど、誰かに見つかるかもしれないじゃないですか!」 臨海「あう……それはそうだな……」 臨海「……わかった、後はゆっくりしていてくれ。私は先に上がるよ」 京太郎「あ……はい」 ガララ ピシャッ 京太郎「…………」 京太郎(膝枕気持ち良かったなぁ……) JR京太郎「激しく同意」 京太郎(…………抜いとくか) 京太郎「ふぅ……すっきりした……」 夜 京太郎「また練習するぞー」 穏乃「その前に卓球したい!」 淡「もう寝たーい」 咲「二人とも、京ちゃんの言うこと聞こうよ」 咏「ま、初日だしこんなもんじゃねえの?」 春「…………」ポリポリ 京太郎(滝見さん全然しゃべらないな……) 淡「ようやく私の番だね!」 春「早くサイコロ振って」ポリポリ 淡「何それおいしそー!ちょーだい!」 春「…………」ウーン 春「……考えておく」ポリポリ 穏乃「今回こそ勝つ!」 咲「私も負けないよ!」 京太郎「―――と、まああっちの四人は打たせておいて」 京太郎「俺たち何する?」 咏「べっつになんでもいんじゃね?知らんけど」 京太郎「そんじゃあ茶でも飲みながらまったりするか」 咏「それいいねぃ~、んじゃそれにしよっか」 京太郎「咏って、どうして神奈川に帰ったんだ?」 咏「何だよ藪から棒に……」 京太郎「だって、急すぎやしないか?」 京太郎「ついこの前ゴキブリを退治したと思ったら、お前はもう部屋にいないんだから」 咏「……京太郎なら、そう言うと思ってたよ」 咏「私さ、地元が嫌だったから大阪まで逃げたんだよ」 咏「半年間っていう条件付きでさ」 京太郎「半年……?」 咏「まあ国麻もあったから、厳密には七か月くらいだったんだけどねぃ」 京太郎「たった半年って、何だよそれ」 咏「それだけでも、私は十分楽しかったぜぃ」 咏「私の実家、三尋木屋って知ってっか?」 咏「元々呉服屋とかやってて、今は関東を中心にデパートとかもやってんだけどさ、私はそこの社長令嬢なわけなんよ」 京太郎「……は?」 京太郎「お前が金持ちの社長令嬢?」 京太郎「そんなこと聞いたことねえぞ」 咏「だーぁって言ったことねえもーん」 京太郎「お前なぁ……」 京太郎「結局、お前が清々荘に帰ってくるのには親の許可が必要ってことなのか?」 咏「んー……そうなんじゃね?」 京太郎「……そうか」 京太郎「一筋縄じゃ、いかないみたいだな」 淡「うがー、勝てなかったー」 京太郎「どんまいどんまい」 淡「ダブリーかけたらサキサキがタキミンの見え見えに振り込んじゃうし、絶対安全圏も効いてないみたいだし……」 京太郎「じゃあ俺と特訓して強くなろうぜ!負けっぱなしなんて嫌だろ?」 淡「そうなんだけどさー……眠いんだよねー……」 京太郎「あと一時間くらいなんだから頑張れよ」ナデナデ 淡「んむー……京太郎が言うなら頑張らないこともないけどさぁ……」 淡「……ねえ、私って強くなれるかな?」 京太郎「そりゃなれるんじゃねえの、いつもの淡のやる気があればもっと強くなれるさ」 淡「いつもの私?」 京太郎「天上天下唯我独尊!みたいな感じで、自信満々の淡なら大丈夫だ」 淡「サキサキにも勝てる?」 京太郎「もっと努力しないとダメだけどな」 淡「しずのにも勝てる?」 京太郎「手加減したり油断しなきゃ勝てるはずだ」 淡「自信、か……」 淡「わかった!頑張ってみる!」 淡「ダメ……疲れた……眠い……」 京太郎「ギリギリ一時間……もうそろそろ上がるか」 京太郎「部屋はここをそのまんま使うんだよな」 穏乃「ツモ!2000オール!」 京太郎「あいつらが終わるまでに布団敷いておくか」 穏乃「わっはー!お布団ふっかふかー!」 京太郎「高鴨ー、ちゃんと歯磨きして寝ろよ」 穏乃「はーい!」 咏「六枚布団敷いてっけど、どう寝るん?」 京太郎「あっ、そういえば……」 | 京 | 淡 | 春 | ↓ ↓ ↑ ↑ ―――――――――― A B C D | 穏 | 咏 | 咲 | ↑ ↓ ↓ ↑ 淡「それじゃー何話そっか!」 京太郎「話そっか!じゃなくて大人しく寝ろよ」 淡「だって合宿だよ!?六人部屋だよ!?寝る前にすることと言ったらガールズトークしかないでしょ!」 京太郎「俺はボーイなんだけど……」 穏乃「あーそれ憧がよく言ってたなー」 淡「でしょでしょ!さあ話そうよ!」 京太郎「頼むから静かにしてくれ……」 咏「ガールズトークっつっても何話すんだ?」 淡「やっぱりここは恋の話でしょ!ウタはわかってないな~」 咲「そういうものなの?」 淡「そーゆーもんなの!」 春「…………」 春(黒糖食べたい) 春(でも歯磨きしちゃったから無理……)ガクッ 淡「タキミンもこっち来なよ!」グイッ 穏乃「恋の話って言っても私んとこ女子高だから何にもないんだよねー」 淡「こっちは共学だけど男の方が情けないんだよー、私に見合う男はどこにいんだろ」 咏「お前の程度が低いだけなんじゃね?知らんけど」 淡「そういう咏はどうなの?……あっ、咏みたいなのに寄ってくるのは性犯罪者くらいしかいないかーごめんごめ~ん」 咏「ふんっ、こっちだって彼氏の一人や二人……」チラッ 京太郎「咏は彼氏いたことあるのか……」 咲「京ちゃんの方こそ、あっちでたくさん女の子ひっかけてそうだけど?」 京太郎「俺が女子をひっかける?ないないノーウェイノーウェイ」 京太郎「一緒に昼飯食う友だちはおろか、一緒に帰る友だちもいないんだぜ?」 咲「へ、へぇ……」 咲「……ごめん」 京太郎「謝るな!なんか惨めになる!」 穏乃「じゃあ須賀は好きな子とかいないの?」 咏「!」 咲「!」 京太郎「ん?俺か?そうだなー……」 咏「……」ゴクリ 咲「……」ゴクリ 京太郎「照、かな」 咏「は?」 咲「ひ?」 淡「えー、テルー?」 春「……インターハイチャンピオン」 淡「テルーが好きって、それちょっとおかしいんじゃないの?」 京太郎「お前も十分おかしいだろうが」 咲「ねえ京ちゃん、京ちゃんはお姉ちゃんのどこが好きなの?」ゴゴゴゴゴゴ 京太郎「あ、あのー、咲さん?いや咲様?背中から何やら悍ましいものが……」 咏「それは私も聞きたいところだねぃ」ゴゴゴゴゴゴ 京太郎「咏まで!?なんでそんなに怒ってるの!」 淡「まーまーネタの一つってことでー」 京太郎「ぐ……それはだな……」 京太郎「んっと……そうだな……」 京太郎(不安で放っておけないっていうのもあるし、それに反して頼りになるあのかっこよさ) 京太郎(などなどいろいろあるけど……) 咲「ねえ、京ちゃん?」 京太郎「なんd……!?」ビクゥ / .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\ / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ヽ . ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .゚。 . ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . / . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ゚。 . ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ./ . . . . . . / . . . . i . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .゚ . ' . . . . . . . .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . ' . . / . . . . . / . . . . . i . ,| i . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ゚ . ' . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ' . . .′ . . . /i . . . . ,|ノ | ト、 . i . . . . . . . . . . . . . . . . ゚ / . . . . . . . . i . . . . . . . . . . . . . . . .. ' . . | . . . . . ' | . . . / | | | ヽ . . ト、_ . . . . i . . . . . . . . . ゚ ./ . . . . . . | . . . . . . . . . . . . . . ' . . | . . . . ' | . . . | | |_」 -| . .Τ 丶 i | . . . . . . . . ハ / . . . . . /| . . . . . . . . . . . . . ' . . . | . . . . ' | . . . | |/| ,′ | . ./ Ⅵ | . . . . i . . . ./∧ ./ . . . . 'フ . | . . . . . . . . . . . . i. . . . | . . . . ' | . . . .i '| |' . . 」ィ芹丐 Ⅵ| . . ∧ . // . .i / . . . '´ / . ∧ . . . . . . . . . . . . |. . . ∧ .;. ′ | . . / |' . .x豕刋 芍⌒マⅥ . ∧ V .'i . . | ./ . . '´ ' . . / ∧ . . . . . . . . . /|. . . ' V ;| | . / . . . ,狄i[_ o -i| . . }! | / i i . | . ′ / . '´ .i . /i/ ∧ . . . . . . . / | . . . .' ∨| | / . . . . . .汽,. 、汐 . . リ .|イ / / . . | . ′./'´ .| . / .| / ∧ . . . . . . i′ | . . .;' V| |' . . . . . . . .`¨¨´ ' ' / |_/ / . . . |/ .| / | ./ ∧ .. . . . . | | . / ゙| . . . , '´ .| / . ∧| .|' .| / ./ .∧ . . . . | | / . .; ´ |イ . . ./ .| .| | / . / ∧ . . . . Ⅳ |' -‐--- '´ ' /i/ .| / . / /i . \ . . .| iム / 、 イ /| .| . ./ / .| . . . .\ .从_ムー---‐ ´ .イ '! / .| / ./ .| . . . . 厂 ´ト、. ヽ _.. / / |′ .|' ./ | . . . ∧ . /| . `¨¨へ '´ ./ iル′ .|/' | / ∨ !、 . / |>o。_ / .!-ー-- .._ {. | ./ ∨{. Y/ | . . . ./i . ¨7 T¨¨¨¨¨¨´ ^ー 、 ` ̄ 咲「早く答えてよ」 京太郎「ヒィッ!」 咲「ねえ、早く」 京太郎(なんで微妙に遠いのにあんなに怖いんだよ!なんだよあの目力!) 京太郎「……嘘でした」 咲「そ、良かった」 _____ ... ´ ` .. / 、 / \ 丶 / \ \. ′ |. .| ヽー'⌒ | i i l i l\ | | | | ∧ | . l .i l⌒ヽ. .| | | |匕Ⅵ /ト、 /从 | | | 八 .i | { V ノ ∨ ,ィ | |. ヽ 从 _ ≠⌒ Ⅵ /} \ {⌒\ .{ r==ミ , Y 乂 \r' uノ 丶、 _ー‐、 r‐ ー' フ / _ヘr─ァ、ー ┬ 、 ≦-─、 京太郎(恐い!その笑顔すら恐いっす咲さん!) 【冬休み三日目】(合宿一日目)終了 【冬休み四日目】(合宿二日目) 京太郎「ん……ふぁぁ……」 京太郎(起床は8時にしておいたけど今は……) 京太郎(まだ7時か、起きようかな) 京太郎「……?」 京太郎(体の周りに変な感覚…………) 京太郎(何なんだ?) 京太郎(胸にあるのは……顔?頭?) 京太郎(腹に巻きついてるものがあって、腰には何やらやわらかいものが……って!) 京太郎(何ですとぉっ!?)ガバッ 春「…………くしゅん!」 春「…………」パチクリ 京太郎「…………」ゴクリ 春「…………何してるの?」 京太郎「それはこっちの台詞のような気がしないでもない」 京太郎(そっか、髪下ろしてるのか) 京太郎(ポニーテールも可愛かったけどこれもこれで可愛いな」 春「…………」ジトッ 京太郎「何でそんな目で見てるんですか……」 春「霞が言ってた、須賀京太郎は胸のある子には野獣だから気を付けてって」 京太郎「くっ、またこうして俺に対する誤解が生まれたのか……」 春「……今何時?」 京太郎「まだ7時だけど、どうする?」 春「…………寝る」ギュッ 京太郎「えっ、なんでそれで抱き着くの」 春「須賀君は抱き枕役」 京太郎「抱き枕に役なんて無いと思うけど……」 春「学芸会の石ころ役、みたいな」 京太郎「何だよそれ!その役の子可哀想だろ!端役にも程があるだろ!」 春「……うるさい」 京太郎「……すまなかった」 春「わかればいい、おやすみ」 京太郎「ん、おやすみ」ナデナデ 春「!」ビクッ 京太郎「すまん、寝やすいだろうと思ったんだけど……嫌だったか?」 春「……続けて」 京太郎「……なあ、一つ聞いてもいいか?」 咲「何かな?」 京太郎「どうして俺は布団に巻かれているんだ?」 咲「滝見さんを布団に連れ込んで抱きしめていた京ちゃんを罰するためだよ」ニコッ 京太郎「いや待て俺は何もしていないんだけど」 咲「小説の犯罪者って大体そう言うよ」 京太郎「無実だ!俺は無実だ!」 咲「じゃあそんな京ちゃんへの罰を言い渡しまーす」ニコニコ 京太郎(目が笑ってない!目が笑ってないぞ咲!) 咲「そーれーはー」 京太郎「」ゴクリ 咲「朝ごはん抜き!」 京太郎(意外に軽い!?) 朝 淡「はーおいしかったー!」 穏乃「朝からラーメン食べられるなんて思わなかったなー」 咏「和食まで充実してたしすげーよなここ」 京太郎「腹減った……」グゥゥゥ トントン 京太郎「ん?」 春「……須賀君、黒糖」 京太郎「いいのか?」 春「…………」コクッ 穏乃「今度は私が須賀に教わる番だね!」 京太郎「おう、ビシビシ鍛えてやるぞ」 穏乃「おっし!それじゃあ走りに行こう!」 京太郎「えっ、はっ?なんで!?」 穏乃「ほらほら!遅かった方が速かった方におごるんだからね!」 京太郎「おい!待てって!せめて下は穿けって!」 穏乃「大丈夫大丈夫!スパッツ穿いてるから!」 京太郎「風邪引いたら困るから穿けって!」 穏乃「風邪引いたことないから大丈夫だって!」 京太郎「何なんだよこの健康優良児!」 京太郎「ごらぁぁあぁ!待てぇぇええ!」ダダダダ 穏乃「男子のくせに足遅いよー!」タッタッ 京太郎「つーか真面目に麻雀しろよ!」ダダダダ 穏乃「私は走れば走るほど強くなるんだよー!」タッタッ 京太郎「そんなバカなことがあるかー!」ダダダダ 晴絵「おっシズじゃーん!」 穏乃「え、赤土さん!?」キキーッ 京太郎「どうしてここにいるんですか?」キキーッ 晴絵「そっか、シズたちも昨日から合宿だったっけ」 晴絵「で、何してんの?」 京太郎「高鴨がジャージの下を穿いてないのに部屋から飛び出していったんですよ」 穏乃「いやぁーちょっとストレス解消に」 晴絵「なるほどなるほど、じゃあシズは私たち二人でしごこうか」 穏乃「え゙っ」 京太郎「よーし、覚悟しろよ高鴨ー!」 穏乃「えええっーーー!」 京太郎「走ったらまた腹減ったぞ……」 淡「それじゃあ私との練習は無しってことで!」 京太郎「それはダメだ」 淡「戦士にだって休息は必要なんだよ!」 京太郎「そういうことは真面目に戦ってから言え」 淡「飽きたー!」 京太郎「昨日の勢いはどうしたんだよ」 淡「きょーたろーの言うことはわかってるよ?」 淡「だけどやる気が湧かないって言うか……何だろ、よくわかんないんだよね」 京太郎「じゃあ頑張ったら俺が何かしてやるよ」 淡「何か、って何でもいいの?」 京太郎「可能なことなら何でもいいけど」 淡「そっかーきょーたろーに何でもかぁ~」 京太郎「特訓始めるぞー」 淡(やっぱり一緒に買い物とか?それともタキミンみたいに一緒に寝てもらうとかも……)ホワホワ 京太郎(あ、これダメなパターンのやつだ) 朝 京太郎「まだまだ練習するぞー!」 咏「いくらなんでも根詰めすぎなんじゃねーの?」 京太郎「三泊四日なわけだし、まだまだこれからだ!」 穏乃「そうそう!まだまだ頑張ろう!」 淡「なんで熱血麻雀バカが二人もいんだろ……」 春「……黒糖おいしかった?」 京太郎「ああ、さっきはありがとな」 春「……どういたしまして」 春「…………」ポリポリ 京太郎「…………」 春「…………」ポリポリ 京太郎(滝見さんって大人しそうだけど、虫とか見たらおびえるのかな?) 京太郎(怪談とかは霞さんと同じ巫女さんだから大丈夫だろうけど) 京太郎(普段無口な子がふとした拍子で出しちゃった声とか可愛いんだよな……)チラッ 春「…………?」ポリポリ 京太郎(ポニーテールでうなじも綺麗だし、胸も大きい、顔も可愛い) 京太郎(あの四人とは大違いだな) 咲咏淡穏「くしゅん!」 春「……須賀君、教えて」 京太郎「お、ああ、ごめんごめん」 京太郎(でも無表情なのが難点か) 春「……さっきから何考えてるの?」 京太郎「いや、なんでもないぞ!これっぽちも考えてないぞ!」 春「……そう、ここ教えて」 京太郎「えっと、ここはな―――」 咲「京ちゃんは対局やらないの?」 京太郎「あっちは牌譜を見て、こっちでしっかり個人を見る!」 京太郎「どうだ、監督らしいだろ?」 咲「そうなのかな?よくわかんないけど……」 咲「見るって、滝見さんの時はどこを見てたんだろうね?」 京太郎「もちろん滝見さんの腕とかを見ていたさ!」 京太郎(細くて白かったなぁ) 咲「へぇ……腕ねぇ……」 咲「普通、そういうときは腕前っていうものだと思うけど」 京太郎「ぎくっ」 京太郎「……ってかさ、咲、お前さっきから滝見さんのことばっか気にしすぎじゃね?」 咲「ぎくっ」 咲「それは……京ちゃん昔から大きい方が好きだったし……」 咲「私なんかよりもずっと見てることが多かったし」 咲「それが気になるっていうか、不満だったの!悪い!?」 京太郎「なんで逆ギレしてんだよ……」 京太郎「ま、安心しろ」 京太郎「ちゃんと咲のことは見てるから、な?」 咲「……優しいなぁ、京ちゃんは」 京太郎「だろ?もっと俺を信じろって!」 咲「それでも朝のことは許さないけどね」ジトッ 京太郎「だから俺は何もしてないって言ってるだろ!」 咲「さあどうだか、京ちゃんのことだもん」 京太郎「お前なぁー!こうしてやるぞ!」フニフニ 咲「いひゃいよ!ほっへふはははいへよひょうひゃん!」 京太郎「苦しめ苦しめげっへっへ!」 咏(真面目に練習しろよあいつら……) 夜 京太郎「いてて……」ヒリヒリ 京太郎「なんで頭叩くんだよ!」 咲「京ちゃんが放してくれないからでしょ!」 京咲「「むむむむむ!」」ジーッ 穏乃「二人とも落ち着いて、ビークールだよ?」 咏「あいつら仲良いな……」 京太郎「次は滝見さんの番だな」 春「またよろしく」ポリポリ 京太郎「滝見さんは高鴨や淡とは違って、言うこと聞いてくれるからやりやすいよ」 春「……そういうといやらしく聞こえる」 京太郎「そういうつもりじゃなかったんだけどな、あはは」 春「…………」ポリポリ 京太郎「なあ、滝見さん?」 春「……何?」 京太郎(話しかけられときは食べやめるんだな) 京太郎「結構好きなんだな、黒糖」 春「これがないと生きていけない」 春「むしろ生きているから食べる」 春「いわば対価」 京太郎「食べないとバターみたいに溶けるってか」 春「黒糖の無い人生なんて無い方がマシ」 京太郎「そこまで好きなのか……」 春「うん、大好き」ニコッ 京太郎「」ドキッ 春「……どうしたの?」 京太郎「い、いや、なんでもない」 春「次の問題は?」 京太郎「次は……これだ」 春「考えてみる」 京太郎(何だよ今の笑顔……天使か?エイスリンさんに負けずとも劣らない天使なのか?) 咲「お疲れ様、京ちゃん」 咲「対局早めに終わったからお夜食作ってみたんだけど、食べる?」 京太郎「何作ったんだ?」 咲「えーっとね……サムゲタン!」 京太郎「なんか力が漲って来た気がする」ギンギン 咲「そ、良かった」 京太郎「でも今更漲っても相手は咲だからなー」 咲「なにそれどういう意味?」 京太郎「俺が咲に教えられることなんて無いだろ?咲は麻雀上手いし」 咲「京ちゃんとモモちゃんに麻雀教えたのも私とお姉ちゃんだもんね」 京太郎「ああ、そうだったらしいな」 咲「京ちゃんってさ、麻雀してきて良かったと思う?」 京太郎「俺か?」 咲「京ちゃんならもっと向いてることもあったんじゃないかな、って」 咲「京ちゃん運動神経もいいんだからスポーツとかやれば、男の子の友だちも増えて人気者になれたかもって最近思うんだ」 京太郎「そういうことか……」 京太郎「まあ、俺は正解だったと思うぜ、後悔なんかしてない」 京太郎「確かに男子麻雀はレベルも低くてこの頃は競技人口も衰退してきて、同じ部活の男友達なんていないけど、それでも楽しい」 京太郎「麻雀があったから照や咲やモモともっと仲良くなって、色んな人たちにも知り合えた、友だちっていうかどうかは別として」 京太郎「照たちと一緒に戦って、咲たちと打って、そんで今は咲と一緒に戦える」 京太郎「こうして咲と仲良く話してるのだって麻雀あってこそなんだ」 京太郎「それに、他人と知り合うために楽しい麻雀をやめて、何かを始める、とかしないだろ?」 京太郎「俺はそれでいいんだよ、咲が心配するようなことじゃねえ」ナデナデ 咲「もう頭撫でないでよ!子どもじゃないんだから」 京太郎「俺にとっちゃ、咲なんていつまでも変わんないちんちくりんだよ」 咲「ちんちくりん、って……」ジトッ 京太郎「俺たちはずっと友だちなんだよ、麻雀が無くてもさ」 京太郎「二人だけの思い出も、みんなとの思い出もある、良い思い出も、悪い思い出だって」 京太郎「全部咲たちがいたから作れた思い出なんだ、麻雀だけが作った思い出じゃない」 京太郎「咲もそう思うだろ?」 咲「……そうだね」 咲「私、京ちゃんと出会えて良かったと思うよ」 京太郎「何だよ、今日の咲少しおかしいぞ」 咲「ちょっと色々考えちゃったんだ、えへへ」 京太郎「ん、そっか」 咲(そして、これでわかっちゃった) 咲(私、京ちゃんのこと――――) 京太郎「っておい、麻雀しろよ」 咲「あ、そうだった」 京太郎「今日も疲れたー!」 京太郎「風呂上りは何飲もっかなー」 ガララ 京太郎「今日は……誰もいないよな」 京太郎「昨日みたいなことが無いようにさっさと上がろう」 ガララ 京太郎(もう来たの!?ってか来る前提ってどういう思考だよ俺……) 雅枝「んー!ええ場所やなー!」 雅枝「まさか日替わりでごっつい温泉楽しめるなんて思えへんかったわ、今度絹たちも連れてこー」 京太郎(雅枝さんか……だがしかし今は子煩悩モード、すきを突いて出れば……) ガララ 京太郎(ってまた誰か来た!?) 春「…………」 京太郎(滝見さんまで!?あ、また髪下ろしてる……いいなぁ) 京太郎(ってそうじゃない!二人もいたら抜け出せないじゃないか!) 京太郎(どうする俺!どうすればいいんだ!) 絹恵「お母さんの背中流したる」 洋榎「嫌や!オカンの背中はウチが洗うんや!」 雅枝「オカンの背中は半分こでけへんでー」 雅枝(みたいなことになればええなぁ……)ホワホワ 京太郎(雅枝さんは問題ないとして、滝見さんを意識しつつ出よう) 京太郎(身体はまた後で洗えばいいし)ソーッ 春「~♪」シャァー 京太郎(なんか鼻歌歌ってご機嫌みたいだな) 京太郎(シャワーのせいで見えないけど、やっぱり大きいな……) 京太郎(そうじゃねえ、早く出ないと)ソーッ 春(今日は頑張った)シャアー 春(良子たちと戦って勝つ)シャアー 春(須賀君たちと頑張る)シャアー 春(明日も頑張る)キュッ 春(早く風呂に入って寝る) 春「…………」 京太郎「あ」 春「…………」ジトッ 京太郎(見つかってしまったー!) 京太郎(やばい何だよこれどうしよう!) 京太郎(こうなったら……!) 雅枝「お前……何しとるんや?」 京太郎「はぁっ!?」 雅枝「……正面堂々女湯覗きとはええ度胸やな……」ゴゴゴゴゴ 京太郎「正面堂々入って来たのはそっちでしょうが!」 雅枝「そこの子!はやくここから出るんや!そして通報や!」 京太郎「通報ってどういうこと!?」 雅枝「それまで私が時間を稼ぐ!」ゴギッ 京太郎「腕挫十字固めだとぉ!?」ゴギゴギ 雅枝「これで堪忍したか覗き魔!はよギブアップせい!」 京太郎「痛い!痛いですよ雅枝さん!」 京太郎(あれ?手首に柔らかい感覚が……) 雅枝「なんで私の名前知っとるんや!まさかストーカーか!ストーカーなんか!?」 京太郎(あぁ~やわらけ~) 雅枝「何とか言わんかボケェ!」ゴギィッ ボキッ 京太郎「……あ」 雅枝「かーっ、まさか京太郎やったとは思わんかったわー、ほい、いちご牛乳」 京太郎「目が悪かったから男湯と女湯の区別がつかなかったってどういうことっすか」 雅枝「部屋に眼鏡置いてきたからわからんかったんや、いやー悪かったなー」 京太郎「幸い腕は大丈夫でしたし……」 京太郎(それに胸も合法的に触れたしな) 京太郎(そういえば、滝見さんはどうして男湯に入ってたんだ……?) | 咏 | 淡 | 咲 | ―――――――――― | 春 | 京 | 穏 | 淡「今日もガールズトークするよー!」 京太郎「俺はボーイなんで寝ますねー」 グイッ 春「寝ちゃだめ」ポリポリ 京太郎「えぇぇぇ……」 穏乃「そうだよ!この瞬間、このひと時も大事な思い出なんだよ!」 京太郎「なんでそんなに無駄に熱いんだよお前……」 咲「それで今日の議題は?」 淡「ん~コイバナは昨日したから……ガールズトーク……ガールズトーク……」 京太郎「話題が無いなら寝るぞー」 グイッ 春「寝ちゃだめ」ポリポリ 京太郎「だからなんでだよ……ってか黒糖こぼれるから布団の上で食べるのやめとけ」 春「……わかった」ムスッ ――十分後 淡「そだっ!趣味の話しよっ!」 京太郎「おせーよ!何分かかってんだよ!」 淡「私と喋るの……きょうたろーは嫌なの?」ウルウル 京太郎「うっ」 淡「私がやっと思いついたのに……」ウルウル 京太郎「……あーもう、しょうがねえ!さっさと喋って寝るぞ」 淡「やたっ!きょうたろーありがと!」 春「……泣き落とし」 咏「だなー」 咏(私もああすれば京太郎に可愛がってもらえんのかねぃ……知らんけど) 淡「サキサキの趣味は何ー?」 咲「私は読書、かな」 淡「へー、じゃあテルーと一緒だ!」 京太郎「二人で静かに本読んでばっかだったからな、友だちもできなかったんだよ」 咲「京ちゃんに言われたくないもん」 京太郎「俺だって友だちくらいいるさ、織斑くんだろ、葉山くんだろ、それに……」 咏「男友達に君付けしないだろ、ふつー」 京太郎「ぎくっ」 淡「まーきょうたろーは置いといて、タキミンは?」 春「黒糖探し」ポリポリ 淡「ん……そ、そっかー、黒糖探しね、うんうんわかるわかるよー」 京太郎「嘘つけ」ペシッ 淡「あわっ」 京太郎「んで、高鴨はどうなんだ?」 穏乃「私は山登ったり、たまにお母さんの手伝いとかしてるよ」 京太郎「手伝い?」 穏乃「ウチの実家和菓子屋さんでさ、こう見えて和菓子作りは得意なんだ」エッヘン 京太郎「和菓子作りは、か」 穏乃「あ、料理はインスタントラーメンくらいしかできないよ」 京太郎「だろうな」 なんだかんだで話は盛り上がった 【冬休み4日目】(合宿二日目) 終
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朝 京太郎「照と打ちたい」 京太郎「憩さんと咏と打ったときみたいに」 京太郎「何が変わるのかわかんねえけど」 京太郎「昨日は何とか辻垣内さんから逃げ切れたけど、照の場合は和了することが怪しいし」 京太郎「まずは特訓するか」 京太郎「おはようございまーす」 憩「お、京太郎くんか」 京太郎「憩さん、早いですね」 憩「まあね、どや?一緒に打たへん?」 京太郎「別に構いませんけど、他の面子はどうするんですか?」 憩「もう集まってるからはやくはやく」 京太郎「はいはい」 憩「連れてきましたよーぅ」 郁乃「お、来た来た~」 エイスリン「キョウタロー!ナマケ!」 京太郎「何を言っているんですか」 郁乃「京太郎くんには強くなってもらうで~」 結果 一位 憩 二位 エイスリン 三位 京太郎 四位 郁乃 京太郎「うむむ……」 郁乃「ラスってもうたか~あはは」 エイスリン「ケイ、ツヨイ!」 憩「たまたまやで、結構危なかったし」 京太郎「エイスリンさんと憩さんに和了られっぱなしでしたよ」 郁乃「みんな強いな~」 憩「いや、あんたはワザと振り込んでたやろ」 郁乃「あれ~?そう見えた~?」 エイスリン「キョウタロー!ゲンキダシテ!」 京太郎「はい、ありがとうございます」 エイスリン「ヨカッタ!」ニコッ 京太郎(いっつも元気だなぁ) 昼 京太郎「バイトでもするか」 京太郎「今日はどんなバイトがあるのかなー」 京太郎「遊園地スタッフ、か」 京太郎「結構近いところにあったんだな」 京太郎「規模はあまり大きくないみたいだけど」 京太郎「よし、行ってみるか」 「ハハッようこそダイスニーランドへ」 「DISNEYLANDと書いてダイスニーランドだよ」 京太郎「スペル同じですよね、東の夢の国パクってますよね」 「ハハッそんなわけないじゃないか、大体あそこだって騙してるじゃないか、何が東京だよ千葉じゃないか」 京太郎「そりゃあそうですけど!いくらなんでもダメだと思うんですよ」 京太郎「あそこのマスコットの黒の部分を赤で塗りつぶしただけのマスコットは」 「とにかく、うーん、まずは園内の掃除をしてもらおうかな」 「ゴタゴタ言ってねえでさっさと行けよ」 京太郎「いきなり口調変わりすぎでしょ!」 「おう、帰ったか」 京太郎「もうキャラ壊れてますよね、それ素ですよね」 「るっせーな、キャラなんてそんなもんだよ」 「常時笑ってるネズミもウヒョウヒョ言ってる犬もよくわかんねえ言葉しゃべってるアヒルも全部猫被ってんだよ」 「ま、実際被ってんのは着ぐるみだけどな、ハハッ」 京太郎「笑い方はそれが素だったんですか」 郁乃「ただいま帰ったで~」 「おう、荷物ならそこに置いとけ」 郁乃「あれ?今日来るバイトって京太郎くんやったん?」 京太郎「そう言う郁乃さんこそ」 「なんだ?二人とも知り合いなのか?」 「イチャイチャしやがって」 京太郎「知り合いですけど、イチャイチャはしてないですよね」 「男女が喋ってたらイチャイチャ、そうとしか言えねえ」 「そろそろ終業だから帰っていいぞ」 京太郎「えっまだ16時ですよ?」 郁乃「この人が趣味で開いた遊園地やからな~」 「そういうことだ、とっとと帰れ」 郁乃「遊園地ん中綺麗やな~って思っとったけど、京太郎くんやったんやな」 京太郎「まあ掃除とかは得意な方なんで」 郁乃「どうせなら京太郎くんと一緒に働きたかったな~」 郁乃「あ、今日は買い物行くからここまでや」 郁乃「ほなまた~」 京太郎「お疲れ様でしたー」 夕 京太郎「雀荘に行くか」 京太郎「この前みたいな賭けは見つかると困るからな」 京太郎「いつも通りノーレートで行こう」 憩「あ、京太郎くーん」 京太郎「憩さんも来てたんですか?」 憩「まあね」 おっさま「おっ、須賀ちゃん、どうや久しぶりに打とうやないか」 おっさん「げっげっげっ、けちょんけちょんにしたるわ」 京太郎「は、はあ、よろしくお願いします」 一位 京太郎 二位 憩 三位 おっさま 四位 おっさん おっさん「飛ばされてもうた……」 憩「今回は調子よかったみたいやね」 京太郎「流石に二回も負けるわけにはいかないので」 おっさま「やっぱり須賀ちゃんも荒川ちゃんも強うなったわ、また打とな」 京太郎「はい、負けませんからね」 おっさま「おお怖い怖い」 憩「ほな帰ろか」 京太郎「はい、それではまた!」 おっさん「楽しみにしてるでー」 おっさま「バイトにも来てなー」 京太郎「五か月前と同じ面子でしたね」 憩「せやったな」 京太郎「今朝のことでもわかりましたよね?憩さんは強いです」 憩「この前はほんま、おおきに」 京太郎「別にいいですよ、それじゃあスーパーかどっかに寄って帰りましょうか」 憩「せやね、行こか」 夜 京太郎「最近は月が綺麗だな、流石は秋」 京太郎「今年も月見団子作ろうかな、みんなを呼んでみるのもいいかも」 京太郎「散歩でもしてくるか」 京太郎「今日はあんまり寒くないな」 京太郎「人もぽちぽち見かけるし」 京太郎「ここに来てもう五か月、か」 京太郎「学校まで歩いてみるか」 ウーウーウー 京太郎「救急車か、近くの病院っていうと……荒川病院」 京太郎「憩さんの病院か、やっぱり何回見ても大きいよな」 京太郎「憩さんは親元を離れて生活したいからこっちに住んでるんだっけか」 京太郎「風邪になったら来てみるか」 憩「あれ?京太郎くん?」 京太郎「憩さん、どうしてここに?」 憩「んーちょっとな、京太郎くんは散歩?」 京太郎「はい、一緒に帰りましょうか?」 憩「あーうん、そうしよか」 憩「もう秋やなー」 京太郎「秋ですねー」 京太郎「月が綺麗ですよ」 憩「……はぇっ!?」 京太郎「どうかしましたか?」 憩「うっううん!何でもないで!」 憩「気にせんといてや!」 京太郎「は、はあ……」 夜 京太郎「憩さんを送り届けてきたぞ」 京太郎「今度は駅の方にでも行ってみるかな」 京太郎「夜の街、やっぱり長野とも東京とも違うな」 京太郎「そういえば、戒能さんは今どこにいるんだろうか」 京太郎「学校でまだ働いてんのかな」 竜華「~♪」 京太郎「あ、竜華さーん」 竜華「あ、京くん、何しとるん?」 京太郎「それはこっちの台詞ですよ、何してるんですか?」 竜華「怜の家に泊まっとるんや、来る?」 京太郎「行きませんよ、お家の人に迷惑じゃないですか」 竜華「あはは、それもそうやな」 京太郎「それでその買い出しのため、と」 竜華「せやで!」 京太郎「買い出しはいいですけど、気を付けてくださいね」 京太郎「ここいら辺不審者が出るらしいので」 竜華「大丈夫大丈夫」 京太郎「……だといいんですけどね」 京太郎「それじゃあまた」 竜華「じゃあねー!」 【9月第1週 平日】終 【9月第1週 休日】 京太郎「今日で夏休みも最後か」 京太郎「宿題は……まあ、大丈夫だろ」 京太郎「今日も楽しもう!」 京太郎「…………大丈夫だよな?」 京太郎「朝の散歩とでも行くか」 京太郎「今日はどこに行こうかなー」 ガチャ バタム 京太郎「んーっ!」ノビー 京太郎「いい天気だなー!」 バタム エイスリン「キョウタロー?」 京太郎「エイスリンさん、おはようございます」 エイスリン「オハヨッ!」 京太郎「エイスリンさんも散歩ですか?」 エイスリン「コレ!」バッ 京太郎「何も描かれてないですけど……?」 エイスリン「コレカラ!」 京太郎「ああ、これから描きに行くってことですか」 エイスリン「」コクッコクッ エイスリン「イコッ!」 京太郎「いいですね、行きましょうか」 京太郎(なんやかんやで絵のモデルになることになった) エイスリン「ウゴカナイデ!」 京太郎「すみません!」 エイスリン「」ジーッ 京太郎(でも、一生懸命描いてるな……) エイスリン「」カキカキ 京太郎(完成が楽しみだ) エイスリンの好感度が上がった! 昼 京太郎「誰かの部屋に遊びに行くか」 ピンポーン 京太郎「うーたーちゃん、あっそびーましょ」 ピンポーン 京太郎「あっそびーましょ!」 シーン 京太郎「咏ー?」 シーン 京太郎「…………」 シーン 京太郎「別のことをしよう」 京太郎「勉強するか」 京太郎「誰か呼んでこようかな」 憩「京太郎くんおるー?」 京太郎「はーい、何ですか?」 憩「一緒に勉強せえへん?」 京太郎「今俺から呼ぼうかと思ってたんですよ」 憩「そうなん?ま、ええわ、まずは何からやろか?」 京太郎「じゃあ最初は国語から、でいいですか?」 憩「ええでーほな始めよか」 京太郎「そういえばあと3週間後に中間試験なんですよね」 憩「中間試験はきっついでー、ウチの高校の試験やる度に難しくなっていくんや」 京太郎「え、そうなんですか?」 憩「せやから頑張らんとな」 京太郎「ですねー……」 憩「ま、ウチがおるから任せといてや!これでも学年一位なんやから!」 京太郎「そうだったんですか!?」 憩「あれ、知らんかったん?」 京太郎「ええ、でもすごいですね」 京太郎「麻雀できて、勉強もできて、それに可愛いんですから」 憩「かっ、かわええ?」 京太郎「憩さんは十分可愛い人だと思いますよ?」 京太郎「笑顔は特に可愛いと思いますよ?」 憩「ぁぅ……お、おおきに…っ…」カァァ 憩「う、ウチ用事思い出した!」 京太郎「??」 ガチャ バタム! 京太郎「なんだったんだ?」 京太郎「……あーあ、また一人、か」 京太郎「頑張ろ」 夕 ピンポーン 霞「京太郎くん、いいかしら?」 京太郎「どうぞー」 ガチャ バタム 霞「京太郎くんの担任の先生から連絡があって、夏休みの宿題が増えてたそうよ」 京太郎「えっ」 霞「社会の宿題が増えちゃったらしくってね」 京太郎「それをどうして夏休み明け前日に言うんですか」 霞「忘れちゃってた、てへっ☆」 京太郎「…………」 霞「…………」 京太郎「に、似合ってました、よ?」メソラシ 霞「…………ごめんなさい」 霞「ここは……こうね」 京太郎「なるほど、流石は霞さんですね!」 霞「まあ、これでも一教師だから」 京太郎「じゃあここはわかります?」 霞「そこは……えーっと……」 霞(わ、わからない……どうしましょう) 霞(京太郎くん期待してるし……あーもう、かすみんまいっちんぐ!」 京太郎「えっ」 霞「えっ」 京太郎「………えーっと」 霞「声に出てた?」 京太郎「」コクッ 霞「」ブワッ 霞「私なんて!私なんて!」 霞「うええええん!」 京太郎「か、霞さん!?」 霞「もう嫌あああ!」 霞(京太郎くんにも年増って思われたし、絶対) 霞(何でもう京太郎くんには知られたくないことばかり!) 霞(前だって……!) 霞(前だっていきなり私にキス………した…り)カァァ 京太郎「泣き止んだ……か?」 霞「も、もう嫌!」 京太郎「えええっ!?」 ガチャ バタム! 京太郎「な、何だったんだ……」 京太郎「今日はどっかに食いに行くか」 京太郎「バイト代もあることだし」 京太郎「そういえばそろそろ国麻の選考会とかあるんだっけか」 京太郎「高校生男子の部はなぜか無いらしい」 京太郎「……なんでだろう」 華菜「なーにさっきからぶつぶつ言ってんだ?」 京太郎「…………いや、まあ少し」 華菜「ま、私には関係ないことだし」 華菜「ところで、一緒に食わないか?」 京太郎「は、はあ……」 京太郎(この人……誰?) メニュー のんびり定食 ゆっくり定食 さっさと定食 いそがば定食 はやめに定食 京太郎「速っ!頼んで5分も経ってないぞ」 華菜「ここの定食は名前によって出てくる速さが違うんだ」 華菜「のんびりは出てくるまでに約30分、ゆっくりは1時間」 華菜「さっさとは7分、いそがばは5分、はやめには1分」 京太郎「1分て、人間業じゃないでしょう」 京太郎「あれ?あなたさっきゆっくり定食頼んでませんでした?」 華菜「そうだけど?」 京太郎「はふっはふっはふっ!」 京太郎「ごちそうさまでした」 華菜「お、おい?」 京太郎「さすがに1時間も待ってられないので、すみません」 華菜「おーい、須賀ー?」 京太郎(……結局誰だったんだ?)ウーン 京太郎(確か……池?)ウーン 京太郎(そうだ、小池さんだ!)ピコン 京太郎(解決解決)ウンウン 夜 京太郎「暇だし、することないし」 京太郎「咏にメールでもするか」 京太郎『咏ってどうやってあんな火力を出せるようになったんだ?』 京太郎「アイツは郁乃さん並にわかんないことが多いからな」 京太郎「送信」ピッ ヴーッ ヴーッ 咏『火力?あー私にもわっかんねーんだよな』 咏『気づいたらできるようになってたっつーか、まあとにかくわっかんねー』 京太郎「適当すぎるだろ、っていうかこっちもわかんねえよ」 京太郎『でも俺に教えられたくらいなんだから何かあるんじゃないのか?』 咏『あーあれなんとなく』 咏『こんな感じかなーって教えたら京太郎が簡単にできるようになっておっどろいたよ』 京太郎「?余計わからなくなってきたぞ?」 京太郎『つまりあれは適当だった、と』 咏『そゆこと』 咏『あの打ち方でインターハイ優勝してくれて誇らしかったぜ、知らんけど』 咏『それになんか嬉しかった』 咏『何言ってんだろうな、もう寝るわ』 京太郎「……嬉しかった、か」 京太郎『寝る子は育つって迷信だったんだな』 京太郎「よし」ピッ 京太郎「本当にどこまでもわからないやつだ」 咏の好感度が上がった! 京太郎「もう一人くらいメールしてみよう」 京太郎「戒能さんに送ってみるか」 京太郎「これが初メールだな」 京太郎「ってかそもそもあまりメールをしてない気がする」 京太郎『須賀京太郎です、初メールですね』 京太郎「最初はこのくらいで」 十分後 ヴーッ ヴーッ 京太郎「お、やっと来たか」 良子『ありがとう!』 京太郎「それだけ!?」 ヴーッ ヴーッ 京太郎「もう一通来たな」 良子『すまない(笑)、先走って(笑)出してしまった(笑)』 良子『嬉しかったものでつい(笑)』 良子『あと、私はもう松山に帰ったから学校では会えないと思う(笑)』 良子『国麻(笑)の選考会(笑)にはまたそっちに行くから(笑)会えたらいいな(笑)』 京太郎「笑いすぎだろ!」 京太郎「必要なの最後だけでいいじゃん!国麻(笑)って馬鹿にしてるみたいじゃん!」 京太郎「まああまり慣れてなかったんだろう、こっちから話題でも……」 京太郎「戒能さんと言えば……あのおもち、だよな」ゴクリ 京太郎『おもちについてどうおもいますか?』 京太郎「よし」ピッ 京太郎「よし、じゃねえだろ!」 京太郎「うわぁ、送っちゃったよ、どうしようもう取り返しつかないよ」 ヴーッ ヴーッ 京太郎「やっと返ってきた」 良子『おもち、ricecakeはやはり磯辺焼きがfavoriteだ』 良子『きなこはどうしても口の中がパサついてしまってな』 良子『そっちはどうなんだ?』 京太郎「今度は笑わなくなってる」 京太郎「おもちなんて使ってるのあの部屋と俺くらいだからな、そりゃそうか」 京太郎「でも戒能さんの口の中、か……」ゴクリ 京太郎『俺も磯辺焼き派ですね』 京太郎『納豆とかもいいですよ』 ヴーッ ヴーッ 京太郎「お、今度は早いな」 良子『納豆はあまり、な』 良子『入れた後口の周りがネトネトするし、なんだか好きになれないんだ』 良子『茨城にもあまりいいfeelingが持てないんだ』 京太郎『小鍛治プロですか?』 良子『いつも私ばかり狙ってくるんだ』 良子『困ったものだよ』 良子『もうすぐmeetingだから、good night』 京太郎『お疲れ様です』 京太郎「送信」ピッ 京太郎「納豆の件さぁ……」 京太郎「無意識?無意識なのか?」 京太郎「さて、次は何をしよう」 夜1 京太郎「」モゾモゾ 京太郎「いやいやいかんいかん」 京太郎「戒能さんは友だちなんだ、ダメだダメだ」 京太郎「煩悩を払おう」 京太郎「えいっ!えいっ!」ブンッブンッ 華菜「うるさいぞー須賀ー」 京太郎「えいっ!えいっ!」 華菜「須賀ー?何やってんだー?」 京太郎「あ、小池さんじゃないですか」 華菜「小池じゃないし!池田だし!」 京太郎「少し特訓をしてましてね」 華菜「特訓?」 京太郎「ええ、小池さんは何を?」 華菜「池田華菜だ、お前がうるさいから注意をな」 京太郎「そうですか、すみませんでした」 華菜「どうってことないし!それじゃあまた明日な」 京太郎「はい、おやすみなさい」 【9月第1週 休日】終了 【9月第2週 平日】開始 京太郎「あー今日から学校か……」 京太郎「行くしかないよな」 朝 京太郎「……だるい」 郁乃「同じく~」 京太郎「ああ、郁乃さん」 郁乃「この道も懐かしいな~」 郁乃「はぁ」 京太郎「はぁ」 郁乃「そういえば前~」 京太郎「何ですか?」 郁乃「京太郎くんとデートしに行くとか~」 郁乃「行かないとか~」 京太郎「ああ、そんな約束してましたね」 郁乃「忘れとったん~?」プクーッ 京太郎「いつ言い出そうかと思ってただけですよ」 京太郎(実は忘れてたなんて言えない) 京太郎(どうにかして話題を変えないと……) 京太郎「飯、ちゃんと食ってるか?友達は出来た?たまには実家に顔だせよ。仕送りは足りてるか?」 郁乃「え?え?え?」 京太郎「飯、ちゃんと食ってるか?友達は出来た?たまには実家に顔だせよ。仕送りは足りてるか?」 郁乃「二回も言わんでええから!」 郁乃「ご飯は霞ちゃんと当番制にしてあるし、友だちは善野ちゃんがおるし」 郁乃「仕送り、というか私、親もおらへんから~」 京太郎「そう……ですか、なんかすみません」 郁乃「ええってええって~ほな早く行こ~」 京太郎「はいはい」 京太郎(なんとか逸らせたな) 京太郎「やっと昼か……」 京太郎「どこで食べようかな」 京太郎「毎度毎度おなじみ!屋上!」 京太郎「案外人いないんだよな」 京太郎「さーて、誰かいないかなー」 京太郎「お、あそこに郁乃さんがいるぞ」 京太郎「おーい郁乃さん!」タッタッ ビチョ 京太郎「……どうして犬の糞があるんだ……」 京太郎「メゲるわ……」 キーンコーンカーンコーン 京太郎「さて、放課後はどうするかな」 京太郎「よし、公園にでも行くか」 京太郎「部活は、まあ女子の大会が近いから邪魔をしないようにする」 京太郎「誰かいないかなーっと」ブチョ 京太郎「…………」 犬の糞「」ワタシダ 京太郎「…………」 京太郎「おかしいだろ!」 京太郎「なんで一日に二回も犬の糞踏むの!?」 京太郎「…………帰ろ」 夕 京太郎「街に行くか」 京太郎「朝以来誰とも会えてない気がする……」 京太郎「図書館に来てみたぞ」 京太郎「勉強勉強っと」 淡「あ!京太郎だー!」 京太郎「淡!?」 「図書館ではお静かにお願いいたします」 京太郎「はい、すみません」 京太郎「で、どうしてここにいるんだ」ヒソヒソ 淡「それは女のヒミツというヤツだよ」ヒソヒソ 淡「京太郎はここで何してるの」ヒソヒソ 京太郎「それは男のヒミツというヤツだ」ヒソヒソ 淡「わかった!お宝本だね!」 京太郎「違うわ!全く以て違うわ!」 「静かにしろと言いませんでしたか?」 京太郎「はい、すみません」 淡「京太郎じゃあねー」 京太郎「またなー」 京太郎(結局何しに来たんだよあいつ……) 京太郎「照にでもメールすっかな」 京太郎「今日は何て送ろう……」 京太郎『学校が始まったんだけどさあ……』 京太郎「送信っと」ピッ ヴーッ ヴーッ 照『始まったんだけど、何?』 京太郎『犬の糞二回踏んじまったんだよ……』 京太郎『どうしよ』ピッ ヴーッ ヴーッ 照『知るか』 京太郎『俺の幼馴染は冷たいなー』 京太郎『冷たすぎて投資しちゃうなー』ピッ ヴーッ ヴーッ 照『投資してどうする気?』 京太郎『……逃避?』ピッ ヴーッ ヴーッ 照『さて、どうしてくれようか』 京太郎『許してくださいごめんなさい』 ヴーッ ヴーッ 照『許してほしくばプリンをおくれよ』 京太郎『口調変わりすぎだろ、焼きプリンでいいか?』ピッ ヴーッ ヴーッ 照『口調じゃない、これはメールだからメール調』 照『牛乳プリンで』 京太郎『誰もおごるとは言ってねえよ』ピッ 京太郎「あれ、来なくなったか?」 ヴーッ ヴーッ 照『ばか』 照『おやすみ』 京太郎『今度会ったらおごってやるよ』ピッ 京太郎「あたりさわりのないメールだったな」 京太郎「俺も寝るかー」 照母「照ー風呂空いたわよー」 照「わかった」 照母「メール、終わったの?京太郎くん」 照「なっ、なんで」 照母「だってずっとにやけてるんだもん」 ヴーッ ヴーッ 照「……京」ニヘラ 照母「ほらまたー、好きなんだったら早く告っちゃえばいいのに」 照「京はそういうのじゃない……っていうか……その……」 照母「じれったいわねー、思ったことはぱぱっと言っちゃえばいいのよ」 照「それで喧嘩して別居までしてるくせに」 照母「あーあー聞こえなーい、それじゃあ私仕事行ってくるわね」 照「勝手だなぁ」 照母「おやすみってきまーす」 ガチャ バタム 照「行ってらっしゃい」 照「咲とモモ……」 照「にやけてる?」 ヴーッ ヴーッ 照「京」ニヘラ 照「……またにやけてた?」 照「どうしたんだろ……」 照母『好きなんだったら―――』 照「」ブンブンブン 照「どうせ京は私なんて……」 照「でも……」 照「好き、なのかな」 照「……わからない」 照「ばか」 ――――――――――― 「ごめん、遅れた」 「もう三人で始めちゃったからちょっと待っててなー」 「それ、ロンっす」 「うげっ」 「お姉ちゃんは本でも読んでて、借りてきておいたから」 「わかった」 コンコン 「宮永さん、ああ上級生の方よ」 「ちょっと来てくれるかしら?」 「……わかりました」 「なんで他の人のぶんまで……」 「あれ?」 『先に帰ってるね』 「……はぁ」 ――――――――――― 照「私は、必要なのかな」 【9月第2週 平日】終了 【9月第2週 休日】 京太郎「やっと一週間が終わった~」 京太郎「久しぶりの学校となると結構きついな」 京太郎「今朝は何をしようかな」 朝 京太郎「ここに来るのも久しぶりだな」 京太郎「まずはどこから行こうか!」 京太郎「水族館に来てみたぞ」 京太郎「どこから見ようかなー」 恭子「ん?君はたしか……」 京太郎「あ、えーっと、末原先輩でしたっけ?」 恭子「君は……須賀くん、やったか」 恭子「まあなんでもええ、ちょっとええか?」 京太郎「はい」 絃「すぅ……すぅ……」 恭子「さっきこの人とぶつかってもうて、気ぃ失ったみたいなんや」 京太郎「は、はぁ……」 京太郎「なんで霜崎さんがここに……」 恭子「なんや、知り合いなんか?」 京太郎「ええ、まあ」 恭子「とりあえず、運んでくれるか?」 京太郎「よっこらせっ、と」 京太郎「さ、行きますか」 恭子「んで、須賀くんとその……」 京太郎「霜崎さんです」 恭子「霜崎さんはどういう関係なんや?」 京太郎「関係……ですか」 京太郎「そうですね……」 京太郎「ただの友人ですよ」 京太郎「確かひっかけ橋で会って、東京の浅草で買い物をしたりしましたね」 恭子「ふーん」ジトッ 京太郎「な、なんですかその目は」 恭子「由子も主将も……ふーん」ジトッ 恭子「あ、ここやで」トントン 絃「う、ぅーん」パチッ 絃「あれ、須賀さん、に……さっきぶつかった人?」 恭子「お、目ぇ覚めましたか?」 絃「こ、この度は迷惑をおかけして申し訳ありません!」 絃「誠に申し訳ありません!」 恭子「いや、ぶつかったんこっちですし」 絃「いえいえ、何もかも私が悪いのです、すみませんすみません」 恭子「え、えっと……」アセアセ 恭子「ど、どうすればええんや?」ボソボソ 京太郎「じゃあ…………」 京太郎「後は俺が引き受けます」 恭子「頼むで」 絃「っひっく、ひっく」シクシク 京太郎「霜崎さん、末原先輩が困ってるので、もう泣き止みましょう」 絃「ですが、私のせいで……」シクシク 絃「うわぁあぁああん!」 京太郎「ど、どうしましょう」ボソボソ 恭子「私にわかるか!」ボソボソ 京太郎「電気街に来てみたぞ」 京太郎「大阪にはいろんなところがあるんだなー」 京太郎「あ、あの人……」 もこ「…………」ブツブツ 京太郎「対木さん、だったっけ?」 もこ「!」ビクッ もこ「貴様はゴールデンフレ「違う」」 もこ「如何にして我の居場所を突き止めた……?」 京太郎「は、はあ……」 京太郎「で、何をしてるんだ?」 もこ「…………我暗黒に囚われし者、故に道無からずとも……」グスッ 京太郎「迷子になったんだな」 もこ「」コクッ 洋榎「お、京太郎やん!」 もこ「!」ビクッ 京太郎「ど、どうも」 洋榎「こんな所でなにしとるんや?」 洋榎「あ……デ、デート中やったか?」 もこ「否、断じて否!」クワッ 京太郎「そこまで強調する!?」 京太郎「この人、対木さんが迷子になってしまったんですよ」 洋榎「そ、そうなんか……」メソラシー 洋榎「それで、どうするつもりなんや?」 京太郎「……そうだ!」 京太郎「洋榎さんと絹恵さんに手伝ってもらおう」 洋榎「き、絹か?」 京太郎「あれ、そういえば絹恵さんはいないんですか?」 洋榎「え、えーっと、その、なんというかー」 洋榎「うーん、せやなー」 京太郎「はぐれたんですか?」 洋榎「ぎくっ」 京太郎「携帯電話の充電もなくなって連絡ができない、と」 洋榎「ぎくぎくっ」 京太郎「はぁ……対木さんの目的地はどこなんだ?」 もこ「古を打ち破りし白き鬼の交錯する地」 もこ「希望が響き、白き光ある場所」 京太郎「新大阪駅な、洋榎さんは?」 洋榎「ま、まずは対木ちゃんを連れていこ、な?」 京太郎「洋榎さんは?」 洋榎「あ、その……新大阪です」 京太郎「じゃあ俺が絹恵さんに連絡しとくので一緒に行きましょう」 洋榎「でなーそれでなー」 もこ「」コクッコクッ 京太郎(二人とも仲良くなったみたいだ) ワイワイガヤガヤ 京太郎(ん、人が多くなってきたな) 京太郎(はぐれたら困る……どうしよ) 京太郎「対木さん」ニギッ もこ「!?」ビクビクッ 京太郎「はぐれると危ないから、な?」 もこ「」コクッ 洋榎「なんや、ウチははぐれてもええんか」プクーッ 洋榎「可愛くてかよわい乙女にようやるわ」 京太郎「どこがかよわいんでしょうかね……」 洋榎「ふんっ」プイッ もこ「」カァァ 絹恵「あ!お姉ちゃーん!」 洋榎「絹ー!」 絹恵「よかったぁ、あえたぁ……」 洋榎「ごめんな、絹」 絹恵「京太郎くん、おおきに!」 京太郎「いえ、どういたしまして」 もこ「」コクッコクッ 絹恵「あれ、その子……彼女さん?」 もこ「」ブンブン! 京太郎「ああいや、違うんですよ」 絹恵「でも、手ぇ繋いどるし」 もこ「」パッ 京太郎「この人も迷子だったんですよ」 絹恵「あ、なんや、そんなんなんか」 洋榎「よっしゃ!絹!新世界いくで!」 絹恵「今度ははぐれんようにね」 洋榎「またなー」 絹恵「おおきにー」 京太郎「さよならー!」 京太郎「さてと、ここまででいいか?」 もこ「」コクッ 京太郎「じゃあまたな、もう迷うなよ」 もこ「」コクッ もこ「……ありがとう」 京太郎「おう、んじゃなー」 もこ「」ブンブン! 夕 京太郎「帰ってきたことだし、散歩でも行くか」 京太郎「今日はどこに行こうかなー」 京太郎「ま、適当に回るか」 「お、アンタあれやろ!」 「インターハイチャンピオンやないか!」 「すごいな!」 「握手握手!」 「サインしてください!」 「ちょーうれしいよー」 京太郎「地元ともなるとやっぱり知名度が段違いだな、感動感動」 夜1 京太郎「……」 京太郎「インターハイから竜華さんと同じ部屋、洋榎さんと同じ部屋」 京太郎「……そろそろ出すか」 京太郎「お、咲からメールだ」 京太郎「なになに」 咲『ふぇぇ、京ちゃんが男の人と寝てる夢見ちゃった、どうしよう』 京太郎「俺はホモじゃねえっての!」 京太郎「……男といえば、龍門渕の井上さんってかっこいいよな」 京太郎「でもあの人も脱いだら女の人なんだよな……」モゾモゾ 京太郎「ダメだ……やっぱりおもちがないと」 京太郎「そういえば戒能さん……」 京太郎「……よし」モゾモゾ 夜2 京太郎「ふぅ……」 京太郎「少し散歩に行ってくるか」 京太郎「~♪」 竜華「京くーん!」 京太郎「あ、竜華さん、こんばんは」 竜華「京くんはまた散歩?」 京太郎「はい、最近は専らですね」 竜華「そっかー、今日はセーラの家に泊まってるんや、ちょっと急いどるからまたな」 京太郎「さよーならー」 京太郎「さーてと、もう帰るかなー」 「なァ、そこの兄ちャんよ」 「これ、キレイか?」バサッ 京太郎「」 「くくく、いいねェその顔」 「いいもん見させてもらッたぜ、じャあな」 【9月第3週 平日】 京太郎「なんだったんだよアレ」 京太郎「でもああいう趣味だから竜華さんとかには行かないんだよな」 京太郎「そう考えれば……まだ」 京太郎「……はぁ」 エイスリン「ドウシタノ?」 京太郎「ああ、エイスリンさんですか」 エイスリン「……」カキカキ バッ |ガリガリの人の絵| 京太郎「元気がないように見えます?」 エイスリン「」コクッ 京太郎「少し、嫌なことがあったので」 エイスリン「……ソッカ」 京太郎(嫌な雰囲気だな……) 京太郎(話題を変えないと) 京太郎(そういえば美術の宿題があったような……) 京太郎「エイスリンさんの絵って上手ですよね」 エイスリン「ソ、ソウカナ?」 京太郎「はい!エイスリンさんの絵は大好きです!」 エイスリン「ダ、イスキ……」カァァ 京太郎「もしよければ、絵の描き方教えてくれませんか?」 エイスリン「……ウン、イイヨ」 京太郎「いいんですか!ありがとうございます!」 エイスリン「……エヘヘ」ニヨニヨ 京太郎「あれ、エイスリンさん?」 エイスリン「ダイスキ……」ニヨニヨ 京太郎「エイスリンさん?おーい」 エイスリン「エヘヘ……」ニヨニヨ 京太郎「んーっ、昼だー!」 京太郎「今週から試験勉強か」 京太郎「前みたいに誰かにご褒美とかねだってみようかな……」 京太郎「そんなことより昼飯昼飯」 京太郎「屋上に来てみたぞ」 京太郎「今日は誰もいないみたいだな」 京太郎「……ほんとに誰も来ないな」 京太郎「そういえば、今日で試験二週間前か」 京太郎「今日から部活動制限じゃねえか……」 京太郎「雀荘に行くかー」 京太郎「勉強なんて前と同じ要領でやればいいんだから楽勝楽勝!」 京太郎「あれ?竜華さんに……戒能さん!?」 京太郎「週末までこっちには来ないんじゃ?」 良子「少しワークを済ませてきたんだ」 良子「この子は須賀くんの知り合いなのか?」 京太郎「ええ、まあ」 竜華「し、清水谷りゅりゅかと言いまひゅっ!」カチカチ 京太郎「ちょ、緊張しすぎじゃないですか!?」 良子「ぁ、戒能……でしゅ」 京太郎「あーもう人見知り!噛むのはやってるんですか!?」 京太郎(そんなわけでいざ打ち始めてみました) 良子「チー」カクッ 良子(プロフェッサー熊倉の紹介で打ったミス赤土の阿知賀ールズたちの打ち筋) 良子(そして以前の合宿で盗み取ったシューターの打ち筋) 良子(試させてもらう!) 京太郎(にしてもドラが集まらない……) 京太郎(高いのが作れねえし……) 京太郎(戒能さんなんて赤ドラ混じりの三副露) 京太郎(ここ、なら)トン 良子(君ではない) おっさま「~♪」トン 良子「それだ」 良子「ロン」 良子「三色ドラ4」 良子「12000」 京太郎「うげっ、和了られた……」 良子「流石に高校生二人に負けるわけにもいかないので」 良子「連荘」 竜華(なんで京くんは戒能プロとあんなに自然に話してるんやろか?) 東一局一本場 親 良子 37000 竜華 25000 おっさま 13000 京太郎 25000 同コンマのため、流局 良子(今度は鳴き一通) 良子(……どうだ?) 竜華(戒能プロはもう聴牌か……) 竜華(確か今年の大阪選抜のコーチは戒能プロやった) 竜華(ウチがどこまで通用するか!) 竜華(気張ってくで!) 京太郎(とりあえず振り込まないようにしないと) 東一局二本場 親 良子 37000 竜華 25000 おっさま 13000 京太郎 25000 竜華(きたでー!) 竜華(最高状態やないけど、ノッてるノッてる!) 竜華(これは何て言えばええんやろ)ウーン 竜華(準最高状態?) 竜華(怜みたいに言うと……99年生状態か?) 竜華(なんか米寿みたいやな……) 京太郎(うへぇ、聴牌できね)トン 竜華「ロン!16600や!」 東二局 良子 37000 親 竜華 41600 おっさま 13000 京太郎 8400 京太郎(えぇ……) 京太郎(よりによって倍満……) 京太郎(取り返さないと、低くても!)ギィン 京太郎「ロン!8000!」 良子(ふむ……まだパーフェクトでは使えないようですね) 東三局 良子 37000 竜華 41600 親 おっさま 5000 京太郎 16400 良子(今回も狙ってみましょうか……) 竜華(負けられへん!) 京太郎(こっから一気にまくってやるぜ!) 良子(…………ポテンシャル) 良子(可能性を見せてもらいましょう) 良子(ん、来ましたか) 良子「ツモ、2000・4000」 オーラス 良子 45000 竜華 39600 おっさま 1000 親 京太郎 14400 同コンマのため、流局 良子(テンパイ……しかしこの巡目で、ですか) 良子(この打ち筋もまだまだですね) 良子(あと一つは制約無しだと異様に扱いやすいですね) 良子(データも取れましたし、あとは) 竜華(テンパイきたで!)グッ 京太郎(ようやくテンパイ!)グッ 良子(この二人を見るだけです) 良子(それにしても……) 良子「テンパイ」 竜華「テンパイや……」ヘナァ おっさま「テンパイ」 京太郎「テンパイ……」ヘナァ 良子(なんでこんなに仕草が似てるんでしょうか……) 良子(フレンドリーだからでしょうか?) 良子(ちょっぴりジェラシーです)プクーッ オーラス一本場 良子 45000 竜華 39600 おっさま 1000 親 京太郎 14400 良子(倍満テンパイ) 良子(客人と京太郎を狙えば飛んでしまう) 良子(可能ならばそんなことはアンウォンテッド、ならば)カクッ 良子(あなたを狙わせてもらいましょう)ギィン 竜華(!)ゾクッ 竜華(なんやこの感じ……ウチが狙われとる?) 竜華(関係あらへん!) 竜華(前に進むで!)トッ… 竜華(あれ、そういえば泉が言うとったな) 竜華(それに、戒能プロの打ち方は確か……)…ッン 良子「ロン」 良子「16000」 良子(二回で気づきましたか、十分パッシングマークです) 良子(楽しませてもらいました) 終局 良子 61300 竜華 23300 京太郎 14400 おっさま 1000
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【16日目】 京太郎「朝か、財布が軽いや……ははっ」 京太郎「どっかに落ちてないかな……」 午前 京太郎「現在朝7時、待ち合わせは9時」 京太郎「懐は……」 京太郎「どうにかして稼げないかな」 京太郎「落ちてないか探しに行こう」 京太郎「チャンピオンが何やってんだろうな」 京太郎「ひーふーみー」 京太郎「480円か、拾えただけ十分だよな」 京太郎「待ち合わせまであと1時間」 京太郎「まだできることはある!」 京太郎「雀荘に行ってみるか」 京太郎「これでも一応チャンピオンなんだ」 京太郎「どれだけ稼げるか試してやるぜ!」 京太郎「よろしくお願いします」 男A「あんた、そのお面外してくんねえか?」 男B「集中できない」 京太郎「す、少しわけがありまして」 男C「まあ、いいだろ、早く始めようぜ」 一位 京太郎 188 二位 男B 132 三位 男A 97 四位 男C 34 トビ 男C「なんつー火力だよ」 男B「しかし、その打ち筋どっかで見たような……」 京太郎「気のせいですよ、気のせい」 男A「もう一回打つぞ!」 京太郎(待ち合わせまでできて一回……どうしよう) 京太郎「受けて立ちましょう」 男A「よし、じゃあお前が負けたらそのお面を取ってくれ」 男B「たしかに、興味がある」 男C「今度は負けねえ!」 一位 京太郎 220 二位 男B 167 三位 男A 104 四位 男C 42 トビ 男C「はは……あはは」 男B「やりすぎちまったな」 京太郎「ですね……」 男A「まあ後は俺が見とくからお前は帰りな」 男B「またどこかの卓でな」 京太郎「ありがとうございました!」 男A「おう、チャンピオンは礼儀正しいな」 京太郎「ば、ばれてました!?」 男A「三連続三倍満なんてお前以外にできねえからな」 男B「ま、誰にも言わねえから安心しろ、じゃあな」 京太郎「は、はい!それでは!」 カランコロン 男C「はっ!俺は一体!?」 男B「もう半荘打つぞ」 男A「俺たちも若いのには負けてらんねえからな」 京太郎「待ち合わせは9時だったのだけど」 京太郎「8時半、もう少しゆっくり来ればよかったか?」 京太郎「でも朝から疲れたな……少しベンチで休むか」 京太郎「ん、そういえば俺は男子のチャンピオン、憩さんは女子の二位だったんだよな、それじゃあ……」 『チャンピオンの女性関係に迫る!』 『激写!夜のチャンピオン!』 京太郎「……ってなことになりかねないぞ!」 京太郎「ま、考えすぎか」 憩「京太郎くん、待った?」ハァハァ 京太郎「いや、今来たところですよ」 憩「そか、よかったぁ」 憩(デート前日に5回もスるなんて何やっとるんやウチは~!) 憩(おまけに今朝は3回もヤってもうたし……) 京太郎「じゃ、行きましょうか」 憩「イく!?」 京太郎「えっ?」 憩「ああいや、なんでもないで」 憩「ほなレッツラゴーや!」 ―――――――――― 【築地】 京太郎「一回来てみたかったんですよねー」 憩「テレビとかでもようやってたな」 京太郎「あ!あそこでマグロの解体ショーやってますよ!」 憩「うわぁ、でっかいなぁ」 京太郎「ですね!」 「お、あんたら高校生かい?」 京太郎「はい!」 「するってえとインターハイ帰りの観光ってところだな、どうだ、あんたらもやってみないか?」 京太郎「いいんですか!」 「おうともよ、姉ちゃんはどうする?」 憩「んー、ウチは遠慮しとくわ」 「そうか、んじゃ兄ちゃんは?」 京太郎「俺は……」 京太郎「やります!」 「元気がいいな!ほらよ、このあたりを切ってみな」 ―――――――――― 京太郎「楽しかったですね!」 憩「せやねー」 京太郎「どうして憩さんはやらなかったんですか?」 憩「ウチ……魚がちょっと苦手やさかい、ごめんな?」 憩「食べるのは大丈夫なんやけど、触るのは、少し」 京太郎「そうだったんですか……すみません」 憩「ええってええって、ほな次行こ、次!」 京太郎「スカイツリー高っ!」 憩「ほんまやなぁ」 京太郎「高い所は大丈夫なんですか?」 憩「うん、流石にそれは」 京太郎「にしてもきれいですね、東京の街」 憩「都心の高層ビルに下町の一軒家、色々あっておもろいね」 京太郎「東京って大きいんですねー」 憩「せやな」 憩「この東京に住んでる人のほとんどがインターハイ見とったんや、って思うと、こう……来るもんがあるな」 京太郎「何人の人が応援してくれていたんでしょうね」 京太郎「店に来てみたぞ」 憩「このストラップかわええな~」ニコニコ 憩「決めた!ウチこれ買いますーぅ」 京太郎「じゃあ俺は……」 ラインナップ マスコットのストラップ 400円 スカイツリーの置物(小) 600円 スカイツリーの置物(大) 1200円 スカイツリークッキー 800円 京太郎「お土産にクッキーを買ったぞ」 憩「クッキー、買ったん?」 京太郎「はい、おいしそうなので」 憩「ふーん……」 京太郎「あれ、どうかしましたか?」 憩「別になんでもないですよーぅ」 京太郎「次はどこ行きましょうか?」 憩「お腹空いてきたからどっかで食事したいなぁ」 京太郎「あ、あそこに丁度良さそうな喫茶店がありますよ」 憩「ネコカフェ……猫がいっぱいおるところなんやろか?」 京太郎「とりあえず行ってみます?」 憩「うん!」 ニャーニャーニャー 憩「可愛い~!」 京太郎「本当に猫がたくさんだ」 「こちらのネコカフェは子猫ちゃんたちと遊びながらお茶を楽しめます」 憩「にゃにゃんにゃんにゃん?」 ニャーニャニャウー 憩「にゃにゃー」 ニャニャニャー 京太郎「猫と会話を?」 憩「うん、かわええわ~」フニョフニョ 京太郎「憩さんが楽しめてるようで良かったな」 ニャニャーニャー 憩「あ、ちょっ、どこ入ってるん、やぁっ///」 京太郎「ね、猫が憩さんのスカートの中に!」 ウニャー 憩「あっ、そこっ、にゃ、あっ」 京太郎「猫よ、ありがとう」 京太郎「もう大丈夫ですか?」 憩「うん、おおきに」 憩(濡れてもうた……) 憩(このまま行くと―――) ―――――――――― 京太郎「お城のようなホテル!こんなところですることはただ一つ!」 憩「や、やめてぇ……」 京太郎「涙目ほどそそるものはない!」ガバッ 京太郎「……濡れている……だと?」 京太郎「けいさんはいんらんだったんですね、げんめつしました」 ―――――――――― 憩(―――なんてことに!) 憩「ダメやダメや!」 京太郎「どうしました?」 憩「ななななんでもないで!」 憩「う、ウチお花摘みに行ってくるわ!」ダダダ 京太郎「お花摘み?なんのことだ?」 京太郎「さっきから少し様子おかしいみたいだったし、ついて行ってみるか?」 京太郎「つけてみよう!」 京太郎「まだそう遠くへは行っていないはずだし」 京太郎「ん?あれは……下着屋?」 京太郎「なるほど、お花摘みとはそういうことだったのか」ウムウム 京太郎「しょうがないよな!一緒に遊びに行ってる人が入っていったんだから!」 京太郎「俺はそれについていっただけだから!」 バタム 「いらっしゃいま……せー……」 京太郎(くっ、やっぱり視線が痛いぜっ!) 憩「京太郎くん!?」 京太郎「早速見つかった!」 憩「な、なんでここに……?」 京太郎「いや、お花摘みの意味がわからなかったんで」 京太郎「こんなところにいたら悪いですよね、外で待ってます」 憩「待って!」ギュッ 憩「……えっとぉ、その……」 憩「一緒に選んで……くれへん?」ウワメ 京太郎「へ?」 憩「あわっ!何言うとんやウチは!」 京太郎「……憩さんがそういうなら……これとか」 憩「なんで手元にあんねん」 京太郎「これとかどうですか?」 憩「これ、ウチのと似とるな」ジトッ 京太郎「し、知りませんよ!偶然ですって!」 憩「ほんまやろなぁ?」ニコッ 京太郎「笑顔が恐い!?大体俺が憩さんのぱんつを見たことがあるだなんてそんなオカルトあり……ありましたね」 憩「いつ見たんや?」ゴゴゴ 京太郎「いつってほら、あの日ですよ、俺と憩さんが初めて会った日」 憩「……そういえば」 京太郎「あれが憩さんらしいなって思ってたんで」 憩「そっか、まだ覚えててくれたんやな」 憩「……って、そんな話夏祭りのときにもしたな」 京太郎「あの日のことは忘れないですって、言いましたからね」 憩「京太郎、くん」 京太郎「…………憩さん」 憩「…………」ゴクリ 京太郎「さ、試しに穿いてみてください!」 憩「……えぇぇ」 憩(良い雰囲気やったのに……) 憩「デートのしめと言ったら観覧車やな」 憩「京太郎くん、今日は楽しかった?」 京太郎「ええ、色々な憩さんが見れてよかったです」 憩「そっか、よかったぁ」ニコッ 京太郎「」ドキッ 憩「……あのときも言うたけど」 憩「ウチ、京太郎くんと出会えてよかった」 憩「照ちゃんやエイちゃんたちとインターハイ優勝できたし」 憩「……でも、照ちゃんにはまた勝てへんかった」 憩「ウチ……やっぱりダメな子やなって思う」 憩「みんなを集めたのは京太郎くん、勝てたのは照ちゃん」 憩「ウチはなんもできへん」 京太郎「そ、そんなこと……!」 憩「みんなが羨ましいんや、エイちゃんや咏ちゃんみたいに可愛くなくて」 憩「照ちゃんや郁乃さんみたいに強うなくて」 憩「霞さんみたいに……あるわけでもない」 憩「後輩の京太郎くんの方が強うなってるし」 京太郎「…………」 憩「ウチの取り柄って、何なんやろって、あはっ」 京太郎(憩さんの顔、笑ってるのに) 京太郎(どうして、どうして……っ) 憩「そろそろウチらの番やな」 憩「さ、乗ろか」 京太郎(……何か言わないと) 京太郎(あのときみたいに、俺が止めないと) 憩「デートのしめと言ったら観覧車やな」 憩「京太郎くん、今日は楽しかった?」 京太郎「ええ、色々な憩さんが見れてよかったです」 憩「そっか、よかったぁ」ニコッ 京太郎「」ドキッ 憩「……あのときも言うたけど」 憩「ウチ、京太郎くんと出会えてよかった」 憩「照ちゃんやエイちゃんたちとインターハイ優勝できたし」 憩「……でも、照ちゃんにはまた勝てへんかった」 憩「ウチ……やっぱりダメな子やなって思う」 憩「みんなを集めたのは京太郎くん、勝てたのは照ちゃん」 憩「ウチはなんもできへん」 京太郎「そ、そんなこと……!」 憩「みんなが羨ましいんや、エイちゃんや咏ちゃんみたいに可愛くなくて」 憩「照ちゃんや郁乃さんみたいに強うなくて」 憩「霞さんみたいに……あるわけでもない」 憩「後輩の京太郎くんの方が強うなってるし」 京太郎「…………」 憩「ウチの取り柄って、何なんやろって、あはっ」 京太郎(憩さんの顔、笑ってるのに) 京太郎(どうして、どうして……っ) 憩「そろそろウチらの番やな」 憩「さ、乗ろか」 京太郎(……何か言わないと) 京太郎(あのときみたいに、俺が止めないと) 京太郎「……憩さん」 憩「なんや?」 京太郎「俺に全て教えて、見せてくれませんか?」 京太郎「憩さんのホントの気持ち!」 憩「せやから、ウチはみんなに会えてよかった、京太郎くんに会えてよかった」 憩「でも、ちょっぴりみんなが羨ましいなーって」 憩「そう思っ「違います!」」 京太郎「違います、憩さんが思ってるのはそんなことじゃないはずです」 京太郎「ちょっぴり、なんかじゃないはずです」 憩「ほんまや!」 京太郎「本当なんですか?」 京太郎「嘘ついてないなら、まずは俺の目をしっかり見てくれませんか?」 京太郎「どうして、ずっと俯いてるんですか?」 京太郎「どうして、笑顔を見せようとするんですか?」 憩「……っ」 京太郎「憩さんはナンバーワンです。誰にも負けない、強い人です」 憩「そんなこと……ない」 京太郎「可愛くないって言いましたけど憩さんの笑顔は素敵で無敵です、強くないって言いましたけど強くなかったら個人戦二位も団体戦一位も取れないじゃないですか」 京太郎「忘れたんですか?三箇牧高校麻雀部の部長は憩さんなんですよ」 京太郎「あともう一つは……しょうがないですけど、大きいからいいってわけじゃないと思います」 京太郎「それに、ある人は言いました「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」と」 京太郎「憩さんは俺にとってのナンバーワンでオンリーワンなんです」 憩「ぅ……ぅ……」 京太郎「さっきも言いましたけど、憩さんはナンバーワンです。誰にも負けない、強い人です」 京太郎「でも、俺の前では素直になって良いんですよ」 京太郎「涙をこらえて笑わないで、その涙を見せても」 京太郎「『女の人の泣き顔は、見たくないです』けど、泣くのをこらえている女の人の顔は、もっと見たくないです」 憩「ぅぇっ、ぇう………」ポロポロ 憩「悔しい、悔しいよぉ……」ポロポロ 京太郎「よしよし」ポンポン 憩「ひぐっ、うえっ……」 京太郎「一年かけて照に勝てないんだったら今度は二年かければいいんです」 京太郎「それでも勝てなかったら四年かければいいんです」 京太郎「照を追いかけて、プロになって負かせればいいんじゃないすか?」 憩「うんっ……うんっ……」ポロポロ 京太郎「もうそろそろ着いちゃいますね」 憩「もう少し……このまま」ギュッ 京太郎「わかりましたよ、お姫様」 憩「今日はおおきに」ニコッ 京太郎「どういたしまして」 憩「また、一緒に遊びに行こな」 京太郎「はい、またいつか」 憩「あ!あっちにUFOが!」 京太郎「えっ!どこですか!?」チュッ 京太郎「……え?」 京太郎「憩さん、今何を……?」 憩「ひ・み・つ、やで」ニコッ 憩「じゃあねー!」 京太郎「……なんだったんだ一体?」 夜 京太郎「ただいまですよー」 洋榎「なんや、嬉しそうやな」 京太郎「ええ、まあ」 洋榎「そかそか、弟子が楽しそうなのはええことや」 洋榎「そういえば、昨日ウチのこと放置しとったよな?」 京太郎「放置?」 洋榎「トイレの紙のうなってもうたのに呼んでも来てくれんかったやないか!」 京太郎「いやいやそんなことあるわけないですって」 洋榎「とにかく今夜はウチに付き合ってもらうで!」 京太郎「で、何するんです?」 洋榎「豆まきや!」 京太郎「豆まき、って節分じゃないんですから」 洋榎「へ?今節分やろ?」 京太郎「……まあいいとして、鬼役は誰にするんですか?」 洋榎「漫辺りでええんとちゃう?」 コンコンコン 漫「こんな時間に誰や?」 漫「もう少し待ってやー」 コンコンコンコン ゴンッ パラパラ 漫「何の音!?」ガチャ 洋榎「今や!」 洋京「おにはーそとー」パラパラ 洋京「ふくはーうちー」パラパラ 漫「ちょ、主将!?い、痛っ!」 洋榎「まだまだこれからや!」ビシュッ!ビシュッ! 京太郎「うおおおおおお!」ドビュシッ!ドビュシッ! 漫「きゃああああああ!」 恭子「なにやってるんですか全く」 洋榎「すみません」 京太郎「ごめんなさい」 恭子「君、須賀君やったっけ?主将のアホには付き合わんでええですから」 京太郎「はい……」 漫「うぅぅぅぅ……男は敵や!」ガルル 恭子「とりあえず主将は掃除をお願いしますね」 洋榎「ウチはダメで須賀はええんか!?」 恭子「須賀君に落度は無いんで」 洋榎「須賀ぁ……」 京太郎「えーっと、その」 恭子「」キッ 京太郎「ひとりで頑張ってください」 洋榎「う、裏切り者ぉー!」 【16日目】終了 【17日目(最終日)】開始 京太郎「今日で東京ともお別れか」 京太郎「荷物のほとんどはもうあっちに送っておいたし、これでこのホテルからもおさらば」 京太郎「色んなことがあったな、ほんと」 午前 照「……暑い」 京太郎「しょうがないだろ、夏なんだから」 照「その中でもとりわけ暑い、まず日焼け止め塗って」 京太郎「自分でやれ」 照「背中とか塗れないから」 京太郎「はぁ……わかったよ」 照「そこくすぐっ、はぁっ」 京太郎「変な声をだすな」ペシッ 照「健全な美少女の背中をたたくなんて京はひどい」 京太郎「健全なんだったら泳げるだろ、行こうぜ」 照「美少女の方は否定しないんだ……」ボソッ 京太郎「ん、どうかしたか?」 照「いや、なんでも……でも行かない」 京太郎「はぁ?お前海来て泳がねえとか何言ってんの?」 照「まだ泳げないから」ユビツンツン 京太郎「はぁ……なんだよそんなことか」 京太郎「いいから来い」グイッ 照「ちょっと、何を」 京太郎「俺が泳ぎを教えてやるよ、それでいいんだろ?」 照「……」コクッ 照「」バシャバシャ 京太郎「よーし放すぞー」 照「うわっ、ぬぅ!」バシャ、バシャ…… 照「京、助け……て……」ゴボゴボ 京太郎「なんで水深1mでおぼれるんだよ……」 照「暑い……疲れた……ウゴケナイ」 京太郎「まだ1mも泳げてないだろ、ほら」 照「かき氷食べたら泳げるかも」 京太郎「あのなぁ……」 照「かき氷、かき氷」 京太郎「わかったよ、絶対にはぐれんなよ」 照「だいじょーぶ!」 京太郎「信用できないんだよなぁ」 照「むぅー」 京太郎「ほらよ」 照「な、なに」 京太郎「こうして握ってればはぐれないだろ?」ニギッ 照「うん……そうだね」 京太郎「じゃあちゃっちゃと食ってまた泳ぐぞ!」 照「泳ぎたくない……」 京太郎「でもさあ、どうするんだ?」 京太郎「彼氏ができて、いざ海水浴とかプールに行ったら泳げねえって」 京太郎「嫌だろ?」 照「……京が彼氏なら」 照「だいじょーぶ」 京太郎「……そっか」ポリポリ 照「うん」 照「あ、私イチゴ、お代はよろしく」 京太郎「いや待てそれはおかしい」 照「お財布持ってきてないし、こういうのは彼氏がおごるのが道理」 京太郎「彼氏じゃねえからな!」 照「ごっこってことで」 京太郎「はぁ……」 「ありがとうございましたー」 京太郎「はいよ」 照「ん」ガツガツ 京太郎「食べるスピード速くね!?」 照「おいしかった、あうっ!」キーン 京太郎「ったく、一気に食うからだぞ」 照「むぅ……正論」 京太郎「ふんっ!」プシュー 京太郎「ふんっ!」プシュー 照「なにしてるの?」 京太郎「浮き輪だよ、照が泳げねえとつまんねえからな」 照「私のために?」 京太郎「安物だけどあった方がいいなって」 照「そっか、ありがとう」 照「後は私がやるから、京は泳いでていいよ」 京太郎「お前一人にすると迷うじゃん」 照「だいじょーぶ」プシュー 照「はぁ、っ」プシュー 照(よく考えたら、これって……間接キス?) 照「~~~!///」プシュー 京太郎「ん?何ショートしてんだ?おーい」 照「完成」 京太郎「じゃあ早速行こうぜ!」 照「う、うん……」プイッ 京太郎「?」 京太郎(俺、何かしたか?) 京太郎「沖に行くぞ!」 照「ん……わかった」 京太郎「来れるかー?」 照「待って」バシャバシャ 照「はぁ、疲れた」 京太郎「もう少しだから頑張れ、頑張ったら……なんかしてやるよ」 照「本当に?」 京太郎「あんま金かかるのは無しな」 照「頑張る」 京太郎「よし、じゃあ行くぞ」 照「うん」 照(どんどん京が遠くに行っちゃう……)バシャバシャ 照(頑張らないと、頑張ったら……) 照「っ!?」 照(足がつって)バシャ…… 京太郎「照ー?どうしたー?」 ザバァーン 照(な、波が……) 京太郎「……照っ!」 照(……せっかく) 照(せっかく二人っきりだったのに……) 溺れたのはこれで二回目だった 目が覚めた 目の前にあったのは二人の女の子の泣き顔だった 妹と、私の友だち ―――隣ではもう一人の友だちが寝ていた これが一回目の時の記憶 胸に痛みを感じて、目が覚めた 目の前にあったのは顔、汗でまみれた顔だった ずっと昔からの”友だち”の顔だった 目が覚めた 目の前にあったのは知らない天井、感じたのは窓から射しこむ夏の陽光 そして、私の手を包む温かさだった 照「寝てる……の?」 京太郎「……すぅ……んんっ!」ビクゥッ 照「うわっ」 京太郎「すぅ……ごご……」 照「なんだ、よくあるアレ」 照「あのとき……」 京太郎『照!照ッ!』 照「あんなに顔が近かった……つまり……///」ボフッ 照「違う、京はそんなに大胆じゃないはず」 照「…………」 照「もう一眠り」 京太郎「浮き輪、流されちゃったな」 照「うん」 京太郎「また、いつか来るか?」 照「うん」 京太郎「……ごめんな」 照「うん」 照「それは違うと思う」 照「前も、今日も溺れた私を助けてくれたのは京」 照「そばにいてくれたのも京、寝てたけど」 照「だから謝るのはこっち、感謝するのはこっちだから」 照「京は謝らないでいい」 照「ね?」 京太郎「……ごめn」チュッ 照「ありがとう」ニコッ 京太郎「照……?」 照「さ、帰ろ?」 京太郎「お、おう……」 咏「おーい、こっちだよ~」 霞「あらあら、二人仲良く手を繋いじゃって、青春ねぇ」 郁乃「霞ちゃん、おばさんくs」ガシッ 霞「何か言いましたかねぇ?」 郁乃「な、なんも~」メソラシ 憩「京太郎くんは毎日大変やね!」プイッ 京太郎「えっ?どうしました?憩さん?」 エイスリン「ケイ!シット!」 憩「エ、エイちゃん!」 京太郎「シット……sit……座る?」 霞「みんな揃ったことだから、行くわよ?」 霞「あ、そうそう帰りも千里山の子たちが乗るからそこはよろしくね」 竜華「お願いしますーほら怜も」 怜「お願いします」 霞「そんなのいいから早く乗っちゃいなさい」 郁乃「今日は何やろか~」 咏「ちょーっといくのんは黙っててくんないかねぃ」 憩「次に東京に来るんはいつなんやろなー」 照「来年は大阪のはず」 エイスリン「マタキタイ!」 京太郎「ですね、また頑張りましょう」 竜華「ウチらも負けへんで!」 怜「泉と船Qがおるからそう簡単には行かんで」 京太郎「俺は関係ないですね」 霞「あら、そうとも言えないわよ?女装して出てもらうかもしれないし?」 京太郎「は……?」 京太郎(車の中、暇だけど何しよう) 京太郎「何かして遊びましょうか」 郁乃「お、ええな~」 憩「嫌な予感しかしいひん……」 照「同じく」 郁乃「何にする?ウノ?トランプ?王様ゲーム?」 京太郎「そうですね…… 50とか?」 京太郎「王様ゲームとか?」 郁乃「了解やで~」 憩「もう嫌や嫌や嫌や」 郁乃「まあまあそう言わずに~」 京太郎「そうですよ、楽しみましょうよ!」ニンマリ 竜華「うっわ、凄い笑顔やな」 怜「なんかゲスいわ」 咏「ま、私はなんでもいいんだけどねぃ」 京太郎「それじゃあ、王様だーれだ!」 憩「ウチが王様や!」 憩「行きのリベンジしたるで!」 憩「3番が4番に膝枕する、や!」 郁乃「私4番~」 咏「さ、3番……」 エイスリン「ハヤク!」 咏「うぅ、早く来いよ……」 郁乃「ほな遠慮なく~」 郁乃「あ~やわらかいわ~」 郁乃「咏ちゃんの太もも最高やな~」 怜「竜華のが一番や!」 郁乃「比べてみるか~?」 怜「上等や!失礼するで」 咏「うわっ、ちょっ」 怜「ん……やっぱり竜華のがええな、ほら」フニッ 咏「ひゃわっ!」 怜「竜華のはちゃうねん、もっとやわらかいんや、こうむちっと」 郁乃「ん~確かにな~」フニフニフニ 咏「あうっ……お、お前らぁ~!」カァァ 郁乃「ほな次いこか~」 怜「せやな」 エイスリン「オーサマダーレダ!」 郁乃「私が王様やで~」 咏「うげっ」 憩「うわっ」 照「むっ」 京太郎「三者三様に轢かれてますね」 郁乃「ん~ほな、1番の人と5番の人が服をチェ~ンジや~」 照「1番、私」 憩「ウチが5番やな」 京太郎(これが咏と竜華さんだったら……)ゴクリ 照「京は見ないで」 京太郎「はいはーい」 憩「うーん、少し胸のあたりがキツイなぁ」 照「むっ、そっちだってお尻ブカブカ」 憩「そっちの方がええんですーぅ」 竜華「服替えても大差ないな」 怜「せやな」 憩照「ぐぬぬ……」 郁乃「また私やな~」 京太郎「これでラストですよ?」 郁乃「わかってるわかってる」 郁乃「命令は~ドゥルルルルルル」 怜「はよせや」 郁乃「4番の子と6番の子で服をチェンジや~」 エイスリン「4!」 竜華「ウチが6番や」 京太郎(竜華さん来たああああ!」 竜華「えっ……?」 憩「お薬の時間やね?」 竜華「んっ、この服キツイなぁ」 怜「竜華、そんなに揺らすと飛ぶで」 竜華「何が?」 京太郎(あー服がぱっつんぱっつんになってらぁ) 京太郎(極・楽!) エイスリン「……」ペタペタ 服「」シワァ エイスリン「マケタ……」 照「まだ大丈夫」 憩「せやせや」 エイスリン「ミンナ!」パァァ 竜華「きっ、つぅ」バシィーン 咏「あ、ボタンが」 京太郎「ふぇ?」トーン! 京太郎「痛たたた、何だこれ……ボタン?」 京太郎「ボタン!?」ガタッ 竜華「ボタン、飛んでもうた」キクズシ 京太郎「おもち、おもおもおmち」 京太郎「生まれてきてよかった」 【SA到着】 京太郎「売店か、どこも大体同じのしか売ってないんだよなー」 京太郎「んーと、何買おっかな」 ラインナップ 1.ご当地ま○もっこり 400円 2.うなぎクッキー 800円 3.胡散臭い指輪 800円 4.うなぎTシャツ 1000円 5.木刀 800円 6.ペナント 800円 京太郎「これにこれに……これと」 京太郎「木刀……見ると買いたくなるんだよな」 灼「ハルちゃん、これ似合うと思う?」 晴絵「う、うなぎTシャツ……?」 灼「可愛いんだけど、どうかな?」 晴絵「あ、ああ、そうだな、似合うんじゃないか?」 灼「わかった、ありがと」スタスタ 晴絵「ん?ちょっと待て、灼ってMだったっけ?」 灼「私はS、これはハルちゃんの分」 灼「お揃いだよ」ニコッ 晴絵「ストーップ!」 晴絵「一旦落ち着こう灼、な?」 灼「私はもともと落ち着いてるけど」 晴絵(嫌だ、流石にうなぎTシャツなんか着られない!) 晴絵(望になんて言われるか……) 晴絵(どうしたものか……んんっ!?) 晴絵「なあ、そこの君」 京太郎「はい、なんですか?」 京太郎(この人、それに……鷺森さん?) 晴絵「君、個人戦1位の須賀くんだよな?」 灼「えっ」 京太郎「ええ、まあ」 灼「えっ」 灼「ちょっと待って、君が男子のチャンピオンだったの?」 京太郎「あのときは言い忘れてましたね」 灼「」カタン カタン 晴絵(いまだ!)シュッ シュッ 灼(雑用かと思ってた……) 京太郎「あ、Tシャツ落ちましたよ」 灼「あ、ありがと……あれ、無い」 晴絵「灼ーそろそろ戻ろうか」 灼「うん……腑に落ちないけどわかった」 晴絵「ありがとな、須賀君」ボソッ 京太郎「はぁ……?」 京太郎(何だったんだ?) 京太郎「いいもの買えたし満足満足」 泉「あ、京太郎くーん」 セーラ「遅いでー!」 京太郎「えっと、時間は……やべっもうすぐじゃねえか!」 泉「まったく、しっかりしてくださいよ」 京太郎「うん、ごめん」 郁乃「今度は何して遊ぼか~?」 エイスリン「オーサマ、ダメ」カタカタ 憩「かなりへこんどるなー」 照「あれはしょうがない」 京太郎「じゃあ大富豪をしましょう!」 郁乃「大富豪やな~」 京太郎「大富豪です!」 エイスリン「ダイフゴウ?」 憩「大富豪ですーぅ」 セーラ「カードクバルデー」 泉「こういうのあんまり得意やないんですよね」 エイスリン「イチアガリ!」 照「大貧民……」 照「なんもかんも政治が悪い」 郁乃「そんな照ちゃんには罰ゲームやで~」 郁乃「エイスリンちゃんどうぞ~」 エイスリン「テル!福岡弁!」 照「福岡弁……そいは無理やけん」 照「ばってん、大阪弁ならなんとかなるやろ」 セーラ「できとるやん」 京太郎「俺の大富豪ですね」 京太郎「ちなみに都落ちは大貧民によるもののみとしてます」 セーラ「オレが大貧民か……」 京太郎「ふんふむ、江口さんですか……」 憩「えっちなのはだめやで」 京太郎「わ、わかってますよ、はははっ」 泉「わざとらしいですねー」 照「江口さんは無いけん、大丈夫やろ」 セーラ「なんやとー!」 京太郎「うむむ……照の場合もあるから、江口さんは男言葉禁止!憩さんとか泉みたいな女言葉でお願いします!」 セーラ「そ、そな、そないなこと……」 京太郎「はいはいはいはい!」 エイスリン「エグチセーラノ!」 エイ京「「ちょっといいとこ見てみたい!」」 京太郎「標準語でもいいですよ」 セーラ「う……わかりました」カァァ セーラ「いやっ、恥ずかしいです!」 泉「ほぉ……」カシャン セーラ「何録ってるの!」 泉「いえ、船久保先輩たちに送ろうかと」 セーラ「やめて!」 京太郎(くっくっく、手札は8が2枚とそれ以外は全てK以上) 京太郎(この勝負、もらった!) 郁乃「革命やで~」 京太郎「……は?」 京太郎「いや、革命返しだ!」 郁乃「ん~それは意外やったけど~」 セーラ「革命返し返し!」 京太郎「なっ!」 郁乃「これで、私の1抜けやな」 京太郎「大貧民……負けた」 郁乃「ほな罰ゲームたーいむ」ガバッ 京太郎「うわっ、ちょっ、何するん、あっ、そこは!」 郁乃「はい完成~」 -‐.  ̄ ¨ .‐- . , '´ `丶 , ' \ / / ヽ .' / / / / / '. i ! l | l / / / / ,.イ ,' l l ', ノ/ l | / / / / / ,' ハ | | | ヽ. //.| l | / /// / / / / V | | }! ト} // || | |/∠_// / /_/ ∠.._ト、| } /l\┴、. // /l| l Vチ≧z、 / / 斗≦升ラ ,' / | \ ヽ. /´_ /|! ヽ マセッfム、〃ノ,tfヒ込ソ / / l | ', \ `ヽ __レ´ . ヽ ヽヽ  ̄ . } . / / /,イ. | 、. \( }/ / / ヽ_ > ヽ ∠ ノj ' { .l { ヽ (`ヽ し'ノ. / リ .>、 'ニ ヽ ∠イ | | ', 人 r‐、_)^ ヽr廴r-イjノリ l fr>、_.∠rf^⌒! l lヽ.ゝ-ィ'ー┬´ , -‐- 、´l ノ从} `i^Y´ // ! l∧{ | | |____ / Yi | rゝ、ヽ.} //// 、 | l / \ / ⊥≠≦-ーr=チー‐ /  ̄ ¬´ \ / r‐ 'ノ ̄/ ̄ ゝ-f'ヽ `丶. / ヽ. { ( ̄ / ,' /´ | `、 r‐ヽ ! 〉 ', .ゝ / (/ l ヽ `)r'´ | / { _ (´ / | \r'レ' | .| / l _/_ヽ廴 / | ノヽ. | .| ∧ r f‐┴、 ヽ(_r‐、 } ' . | .| / ∧ ヽ | l ヽr= |// ) r‐、 | (て V .| r、_ノヽ ノ \ \ uヘ | .// (__r'廴 ) し'¬フ | ∨て ∧ \ \ ヽ l// / `T´ | l __ム ∧ ヽ \ ヽ ', l/ / | | レ' ヽ /| / \ \ \ \ ∨ l ,' } ', `(⌒メ. l ∧ \ \ \ \ ※京太郎です 泉「可愛え……」 エイスリン「イクノ、スゴイ!」 郁乃「せやろ~さすがやろ~」 京太郎「穴があったら入りたい……」 霞「大阪到着ー!」 泉「お世話になりました」 セーラ「おーきにー」 泉「江口先輩、ちゃんと挨拶せんと」 セーラ『お呼びですか?ご主人様』ニャン セーラ「やめーや!」 泉「それじゃ」 セ泉「「お世話になりました」」 霞「またみんなで遊びに行けたらいいわね」 憩「待ってるで」 エイスリン「ウン!」 泉「ほなさいならです」 セーラ「デンシャガデルデー」 霞「さて、私たちも帰りましょうか」 霞「清々荘へ」 咏「んーっ、この景色、久しぶりだねぃ」 憩「せやね、相変わらず綺麗や」 霞「はいはい、今日はもう遅いから各自解散ね」 霞「打ちたくなったらまた私のところに来ていいから」 霞「それじゃあ、解散!」 「おつかれさまでしたー」 京太郎「そういえばあと1週間だか2週間で夏休み終わりなんだよな……」 京太郎「宿題大丈夫かな……」 エイスリン「キョウタローオヤスミ!」ガチャ 京太郎「おやすみなさい」 憩「おやすみー」ガチャ 咏「おやすみ」ガチャ 京太郎「まだまだ俺の夏はこれから!……ってか」 京太郎「頑張ろ」 照「京」 京太郎「のわっ、って、照か」 照「話したいことがあるから、私の部屋に来てくれる?」 京太郎「話?」 照「」コクッ 照「荷物置いた後でもいいから」 京太郎「んー……どうしよ」 夜 京太郎「わかった、ちょっと待っててな」 照「ありがとう」 荷物を置いて、うーんやっぱりほこりはたまるよな 明日くらいに大掃除しておくか さーて照の部屋照の部屋ーっと 京太郎「入るぞー」ガチャ バタム 照「そこに座って」 京太郎「おう、なんだか広いな、照にしては珍しい」 照「あまり物は無いから」 京太郎「そっか」 部屋の中に置いてあるのは簡単な机とゴミ箱、鞄、本棚そして少しの服 それだけだった 生活感が無いというか、まるで――― まるでここに泊まっているかのようだった 京太郎「それで、話って何なんだ?」 照「…………」 照「責任」ボソッ 照「責任取って」 京太郎「責任?」 照「昼間のこと、覚えてる?」 京太郎「照が溺れた時のことか?」 照「そう、その責任」 京太郎「確かに照から離れてた俺が悪かったけど、それが何かあるのか?」 照「違う、そっちじゃなくて」 照「……私を助けたときのこと」 照は俯いた、一瞬だけ見えた頬は少し赤くなっているようだった 京太郎「心臓マッサージか?あれは強くやらないとダメって聞いたからさ、ごめんな」 照「そっちじゃない」 むぅ、とこちらに目を向けてくる 心臓マッサージじゃないとしたら何だ? 人工呼吸はする前に照が起きたからやってな……ああ、そうか 京太郎「人工呼吸のことか?」 照「……そう」 ぷいっ、とまた俯いてしまった 首ふり人形か何かなのか?こいつ 照「私の……初めて、を京に取られた、だから責任取って、訴訟」 照「大体、本人の合意なしにそんな……嫌だよ」 照「嫌、だよ」 今度は肩まで震えだしたぞ、まったく勘違いも甚だしいな 京太郎「言っておくが、人工呼吸なんてやってないぞ」 照「えっ」 照「…………」 照「えっ」 京太郎「なぜ二回言った」 照「信じられなかったから」 俺の信頼ってどんなもんなの? ちょっとこれはお仕置きが必要みたいだな 照「京みたいな女の子が好きで好きでたまらないような男の子が私みたいな美少女を目の前にして暴走しないほうがおかしいと思う」 だから俺どんな人間!? 照「……でも、なら……いいや」 京太郎「何が良いんだ?」 照「ううん、なんでもない」 京太郎「何でもないようには見えないんだが?」 髪をくるくるいじったり、微妙にそわそわしたり、こっちに目を合わせようとしなかったり 照「大丈夫ったら大丈夫」 京太郎「そっか、で、話はそんだけか?」 照「あっ」 今思い出した!みたいな顔して、照は見ていて飽きないな 照「京、今度は真面目に聞いてくれる?」 京太郎「さっきも十分真面目なはずだったんだけどな」 照「……じゃあもっと真面目に聞いて」 ぱちっ、ぱちっ、と蛍光灯の明かりが少し暗くなったり明るくなったりしている 少ない家具 無愛想な部屋 ここに住む基本無表情な照は、ゆっくりと口を開いた まるで時が止まったかのように 「私は東京に帰る」 その言葉は、俺の脳裏をゆっくりと横切り しっかりとその余韻を残していた 第三章【全国】終了
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かにかま (斉藤弾) トリップ:◆egFq0uURnw=#梅干5th 概要 6代目手動保管庫の管理人であり、3代目素材保管庫の運営も行う。 しかし、肝心の保管作業は2009年上旬より滞っているのが実状である。 本人によればこの停滞状態は、 持病の悪化 人間関係のトラブル(詳細は不明) によるものらしいが、 一方で、総受け関係の保管・イベント開催やブログの更新に関しては精力的に行うなど不可解な点もある。 その結果、ツクスレ住民の不信感を招き、保管庫運営の怠慢だとする批判につながった。 こうした疑念が漂うなか、 ろーたの発言をネタにしたブログ記事の投稿により、ヲチラーであることが判明。 ヲチラーによる叩きの口火を切ることとなった。 WEB拍手への返信のいい加減さも顕著で、 言葉のキャッチボールがまったくできないようである。 ツクール 若いナンバーを取る事が多いが実力は高くない。 総受けに対するモチベは高く、VIPの保管を放置して総受け祭りに参加したことも 206 名前:ツクスレの名無し:2009/06/28(日) 20 01 25 アヒャイン夏26紅白24 公開後平均25 M明のksg祭り(小規模祭) 公開後21 ピヨピヨ黒歴史カレンダー 公開後20 ぽにまろ黒歴史紅白 公開後15 フラック黒歴史夏の陣 公開後13 かにかま 夏の陣 公開後12ww 性格 悪い。 21 :ツクスレの名無し:2011/01/30(日) 10 28 22 かにかまのブログから 某人が理不尽(?)な目に合ってるのを見ると反射的に 『L○5ざまああああああwwwwwww』 って言いたくなるこの現象に早く何か名前をつけるべき そしてその後に続く言葉はもちろん 『まぁ、気が向いたらサモン書いてやるからがんばれ』 しかしやっぱり俺がサモン書くとやっぱ青いダモン… 2011.01.28 Fri 11 25 37 これは…そのまんまの意味でいいのか? タイミングとしてはちょうどフェニアがブロックした後だし 保管庫運営 歴代の管理人に比べて保管漏れが圧倒的に多い。 これは、かにかまの主観で一部の作品が意図的に排除されているためとの意見もある。 ブログでの度重なる愚痴や上記のような停滞状態から、 「早く管理人を交代したほうがいい」との意見に賛同する住民も少なくはないが、 かにかま本人は頑として続ける意向のようだ。 運営体制に批判が集まり、自身もブログで管理人としての限界を示唆するなか、 なぜ続投するのかはまったくもって不明。 炭酸電池が3代目素材保管庫をが引継ぐと申し出てきた際にも、 「まだ続ける、危なくなったら頼みます。」と事実上断っている。 交友のある海苔や15、果てはろーたにまで運営体制への批判を受けるが、 いずれのコテも「かにかまは他人の意見を受け入れる気がない」と愚痴をこぼすだけに終わった。 特に海苔との確執はヒートアップしており、 傍目に見ても管理人という公的な立場を持つ人間の対応とは思えないほどの泥仕合と化している。 友人からの忠告に対してもひどい態度を見せた拍手返信の詳細は海苔、15の記事を参照のこと 批判に対する回答の一部 わかってねーなお前は だから嫌われる人には嫌われるんだよ! 特に頭の良い奴にな!! 暗に自分は頭がいいと言っているのだろうか。 俺と勝負するなら、 現状は他人に投げて…でも投げる方法他はお前で全部考えて… それが駄目なら謝罪と賠償を要求するニダ… って意見じゃ勝てないよ 何も勝負しようという訳ではない。 実際保管庫掲示板と俺ブログと本スレには 至って何もかかれてないんだが… 都合の悪い書き込みは見えないらしい 素材保管庫すら募集かけて数ヶ月名乗りが出なくて それで俺が言った節があるので 交代出来る位人材いなくね? ※炭酸電池が名乗り出たのに蹴りました っていうか正直ジエン板に毒されすぎw かにかまに毒されるよりはまだ 八百屋さんは良い人だったよー 嘘です、IP晒して喜んでる屑ですw 同居人がPC使ってる間は俺PC使えんねん 別の拍手↓ 俺の今居る家、ネットないねん… 逆転裁判ならここで終わってた お前がこうしてジエンやら何やらで ネット向こうの姿もわからない人間をヲチってっている間 俺は彼女の美味い手料理を食ってたワケだ それは妄想だ 俺テレビ持ってない… ケータイもテレビ内蔵始める1つ前の機種だし 実家のPCにはマザボの空きスペースの問題でチューナー付けられない どんな生活だ ノーコメントゲームの欄がないのは6代目保管庫だけ!! フォース保管庫もベルエターナル保管庫もノーコメントゲームはありませんよ っていうかお前はあれか、 勉強しようと机に教科書の用意始めた子どもに対して さっさと勉強しなさーい!って怒って 今からしようと思ってたのにーって子どもひねくれさせて その場を悪化させるオカンか 海苔に対する意見。お前は何を言っているんだ。勉強したことないだろw 一応保管はできるのだぞ…? ただ現状では、保管庫と、人一人のリア生活を支えるのとで 二重の見過ごせない事柄が発生してます 15に対する返信。じゃあやめろよ ってか俺はアイドルか何かか。 ブログに書かれただけで急に発狂するとか凄い影響受けるとか ツクスレではそういう未発達の焼酎みたいな人は少数だと思います。 俺は初心者支援をしていきたいと思ってます。 成長しきって歩いてる奴は自分一人でもなんとか出来るでしょう。 15に対する返信。成長しきって歩いてる奴は自分一人でもなんとか出来るでしょうwwwww (訳:成長しきっている奴は保管しなくても我慢できるだろ?) 正直言うと海苔の意見の方向性にいらっときたよ! 15にはマジメに返信したつもりだったのだが… メロンクレープ寿司に対する返信。これだけ説得されても「海苔にはいらっときたよ」で終わるかにかまww 割と普通に思うんだけど ぶっちゃけ、俺ぐらいの有名人になってくると (自作品)他人から良い所と悪い所を評価されたいとは あんまり思わなくなってくるんだよね。 基本的に自分は何かしらうpすれば誰かが勝手に苦言を発信するし 自分でそこまで自分の短所美化して作品作ってる訳でもないから 信者とかファンとかがただ、面白いって書いてくれるだけで 個人的には充分モチベだしそれ以外は特別いらない。 だからこう、面白いと書かずに何か深いことを書こうとしてか わざわざこちらの荒探しを確信犯的な好意的?に やってくれてる人とかみると悲しくなる。 例を挙げると、なれあいのつもりでやってる辛口レビューみたいのとか ああいうのは小物以外嬉しくないと思うんだ…。 とりあえず少なくとも俺はうれしくない。金が絡んだらまた別だけど。 いくつ突っ込み所があるでしょう 頭おかしい天才って俺大好きwwwwwwww だって俺もそうだからwwwwwwwww 俺みたいな奴は類じゃなきゃ友になれないんだよね、相手が凄く優しい人とかそんなんでもない限りは。 頭おかしい屑 かにかまコピペまとめ 「テレビ持ってない」←どんだけ 「最近は不満なく静かだよね、いつものtkスレ」←嘘つけ 「勉強しようと机に教科書の用意始めた子ども」←教科書放置して遊んでただろ 「俺と勝負するなら、~って意見じゃ勝てないよ」←読解力皆無なのか 「ノーコメントゲームの欄がないのは6代目保管庫だけ!!」←でもノーコメ作品は保管しないよ! 「引きこもり童貞じゃないって大変なんですね…」←そのわりには任天堂ゲームに時間費やしてる件 「成長しきって歩いてる奴は自分一人でもなんとか出来るでしょう。」←15の話が理解できてないだろ、そのやり方じゃ成長した者から抜けていくよ ヲチラー「かにかま市ね。さっさと保管交代しろ」 海苔「責任感がなさすぎる。お前は保管交代しろ」 15「このままでは人が喜ぶ管理はできない。私も保管交代した方がいいと思う」 名無し「お前の保管対応の遅さは今までの管理人を馬鹿にしている。保管交代しろ」 ろーた「現実が大変だから保管は待ってーはないわ。保管交代しろよ」 218 名前:ツクスレの名無し:2009/07/06(月) 19 39 03 ヲチラーだけでなく、名無し、そして海苔と15といったコテ、ろーたという荒らし ツクスレが一致団結してるなwww かにかま「更新できないのはしょうがないだろ。俺はお前らと違って彼女相手に忙しいからな」 「じゃあ 保管やめちまえ」 かにかま「嫌だよおー」 「じゃあ とっとと再開しろ」 かにかま「今家族がPC使ってるし、家にPC無いんだよ」 「どっちなんだ ふざけんな」 かにかま「俺のブログはファンもいるからツクスレのことばかりにかまってられないんだよ」 「うるさい 黙れ 更新しろ」 ↓最初に以下ループ ぽにまろ黒歴史に負け、フラック黒歴史に負け、カレンダー一か月分に負け すぐ後ろを見ればVX仮面、クルセイダー、あくせらのノーコメントトリオがいる これがかにかまのツクールの実力w 引退表明 2013年4月14日、3代目素材保管庫にて引退を表明。 最後まで自分勝手であった。 おしらせ 保管庫を休止してしばらく経ちましたが、私側の生活環境が変わり ツクール・ツクスレに割ける時間が全く取れなくなってしまったので、 勝手ながら保管庫を完全停止します、以降復帰することはありません。 今まで長らくのご愛顧ありがとうございました。 ついでにVIPツクラーとしての活動も完全に停止して引退します。 (というか期間的に、既にしています。の方が正しいかも。) 数年間に渡り私のフリをしてツクスレを荒らしている人が数名存在しており、 荒らし側がツクスレの実権を握っていて、情報操作をしている面があるので 今後も私関連で、匿名で荒らし書き込みが定期的に繰り返されると思いますが、 その辺に関しては私は関わっていないので、今も昔も今後も、スレッド上の書き込みを こちから側からどうこうする事はできません。 この通知を見て、露骨にメシウマする人があなたの隣に現れるかもしれませんが、 荒らしに構う人も荒らしなので、愛想笑いをしてあげてください。 それでは。 かにクマ紛争 2010年8月末、twitterにおけるかにかまの愚痴から端を発し、 見かねたクマックマとかにかまの間で、保管庫運営についての議論が交わされた。 詳しい議論の内容は、下記のヲチスレログを参照して下さい。 ツクスレヲチ200:http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/47528/1282445814/(765から) 個人的には、公共の場で苦情飛ばしてくる方々を嫌った記憶がないので、 一方的に嫌われて一方的に大々的に苦情言われてるだけなのだけどね。 運営体制に対する批判を、ただの苦情としてしか受け止めていないようである。 ヲチスレの中から出てこないならまだしも、知能指数低い奴が2ch外のコミュにまで追ってきて色々言ってくださるんだよね。 こう語るかにかま自身もヲチラーである。 あそこまで不満あがったら誰かが勢力引き連れて勝手に7代目建設とかするかと思ったんだが…。絶対信仰でもあるのか? 引き継ぎの許可申請を断った人間の言葉とは思えない。 誰かに変われっていうけど、本当にその誰かは存在しているのか?って結構思う。 過去のやりとりは記憶から抹消したようだ。 歴代の保管庫って中身が殆ど中高生じゃなかったっけ。 過去の保管庫管理人に対して侮蔑ともとれる根拠のない発言。 ネカマ(ネナベ)疑惑 総受け関連の管理をしていることからも分かるとおり、腐属性を持つことは間違いない。 だが実際の性別に関しては曖昧で、ブログの記事によって内容が矛盾することもある。 当該の記事 あー…服を購入した、という日記 あ…主に愚痴 別ブログの記事 2008.06.26 んふ… やっぱり何だか気になって…その…… アバタ買ってしまった…しかもR2の自アバに似せてΣ( ノ∀`)ペチン しかも上手い具合に、チャージして残してた 70エンチュぴったりで揃うとかwwwwwねーよwwwwwwww (^p^) 今月だけで300エンチュ使いましたね俺… でもいいんです、男になれたから いつまでも性別詐欺はやっぱりいけません 趣味嗜好や愚痴っぽい性格などから女性である可能性が高いが、 別の日記には「彼女がいる」と記しており、自分が男性であることをほのめかす表現もよく見られる。 もし記事に嘘偽り無くすべて真実だとすれば、かにかまは同性愛者ということになるだろう。 もっとも、ヲチラーの間ではネナベであるとする説がさしあたって有力である。 こうした一貫性の無い記述をWEB拍手で指摘されることもあるが、その度に誤魔化している。 ネカマ(ネナベ)として振舞うのは個人の自由だが、 恒常的に虚偽を織り交ぜた記事を書く人間が、保管庫等の管理人を務めることに批判の声もある。 マッスルドリンコ伊藤 さんのプロフィール 1989/05/11(木曜日らしい)に 性別を間違って生まれた変態 というのは冗談で、 本当は繊細な恋心を持った乙女です ごめんなさい嘘つきました 名前の流れは マッスルドリンコ伊藤→斎藤弾→東浩紀→かにかま 近年の活動 3代目素材保管庫を畳んだ後はツイッターもせず祭りにも出ず消息が不明だったが、 近年それらしい名無しがヲチスレで唐突に自分語りをしに現れた。 結局自分が誰か名乗らなかったため、本人と断定はできないが、ほぼ間違いないだろう。 カメやんやクマックマに恨みを持っている、投稿したksgなどの情報からかにかまと推測された。 なんで戻ってきたんだ…… 本人の告白によれば祭りの度にカメやんに求愛され、監視垢に成りすまし粘着されているらしい。 訳がわからん。 529 :(^Σ^):2014/04/18(金) 14 00 58 クマみたいに復活を狙ってると思われてるのか知らんが 正直今の自分がツクールをやるメリットが何もない 531 :(^Σ^):2014/04/18(金) 14 08 48 前にVIPRPGでつるんでた奴らは 気が向いたら帰ってこい なんて言うが そもそもツクスレを家と考えたことがないから いつまでも話が噛み合わないままだった 前後の文脈が微妙に繋がっておらず、話が噛み合わない。 「ツクスレに未練はない」とのたまっているが、ヲチスレなんてところに再び現れる辺り、未練タラタラである。 騒ぎはしたが案の定誰もまともな会話は出来ず、妄想を撒き散らすだけで終わった。 ちなみにこれ以降、カメやん粘着がヲチスレで現れるようになった。 ヲチスレのレスをヲチのあちこちのスレに貼り付ける意味のわからない事をしているが、いったい正体は誰なのだろう 613 :(^Σ^):2014/04/18(金) 16 09 53 この話の自分の気持ちを論理的に伝えられない知恵遅れっぷりを他人に擦り付ける感じ、かにかまかなぁ 絶対監視してやろうな 644 :(^Σ^):2014/04/18(金) 17 52 27 「未練はないよ!カメやんが成り済ましと自演するかもしんないけどね」 この見苦しさ前もどこかで見ましたね 「こっちは閉鎖するよ!今回の件を仕組んだ奴らや成り済ましして暴れるかもしんないけどね(酉晒し)」 こんな感じでしたっけ 652 :(^Σ^):2014/04/18(金) 18 09 32 かにかまは虚言壁とナルシズム、開き直りのシナジーが強かった 言い訳のためにねつ造あるいは脚色した設定を、自分自身で完全に信じ切るというスキル 653 :(^Σ^):2014/04/18(金) 18 11 22 だからしばらくツクスレに姿を現さなかった間、どんなストーリーを構築してても驚かないな まず間違いなく夏の陣管理人は別人だったと信じ切っているか、クマカメの粘着であんなことになったとしてるだろうけど 675 : ◆KVm6RcwHro:2014/04/18(金) 20 12 41 わけのわからない進化を遂げてたね なんか野郎に粘着される乙女の気持ちがわかった気がする 求愛って…わしゃなんだ、イタリアのちょいワル紳士か、「どうしたんだい子猫ちゃん」か、ゲロが止まらんわ まとめ 672 :(^Σ^):2014/04/18(金) 20 10 06 炭酸リスペクト 自意識過剰 他人から評価されているとアピールする 他人から必要とされているとアピールする 代表作がつまらない クマカメヘイト 会話が通じない 別に誰からも要求されていない事案を拒否、それを主張する≒自意識過剰 成りすまし被害を主張する まずかにかまさんと見て間違いないと思います 俺が戻っても去った人は帰ってこないというところだけはいまいち解釈が難しいですご、 一緒に去ったモトイの事か、いつの間にか衰退した総受けを自分がいなくなったせいと都合良く解釈しているかでしょう どちらにせよあなた方は現状創作者として、一個人として特に求められていません 帰ってきて欲しいとも、あなたの言う昔の友達以外存在するとは到底思えません 求められているとしたら精々謝罪くらいです これ以前に、パー速にヲチスレを潰そうと誘導するようなksg(カメやんヘイト多め)を投下された。 向こうでは完全スルーされ、ヲチが数レス進むだけの些細な事件だったが、その正体もおそらくかにかまだったのであろう。 交友 すべて総受けのメンバーである。 motoi 海苔 15 嫌われている 高原 おなもみ フェニア 相思相愛 カメやん 名言 絶対信仰でもあるのか? あーめんどくせって時にこの言葉最高だよね 今度から積極的に使お わかってねーなお前は だから嫌われる人には嫌われるんだよ! 特に頭の良い奴にな!! 俺と勝負するなら、 現状は他人に投げて…でも投げる方法他はお前で全部考えて… それが駄目なら謝罪と賠償を要求するニダ… って意見じゃ勝てないよ やっぱり誤解やらなにやらを減らすためにきちんと書きましょう。 私はVIPRPG合同誌企画には参加しません。 事の内部にも関わっていませんし、そもそも声もかかっていないので完全に外側にいます。 また、この企画が出る以前(新章での話を頂いた後)にVIP外の用事が入っている為、 スケジュール的にも時間をほぼ裂けないので無理です。 VIPRPG合同誌について。 言うまでも無いが、誰一人としてかにかまに合同誌参加を勧めてはいない。 「誰の」「何に対する」誤解かは本人以外知る由もない。 人間性が悪くても良い作品作れば良いっていうのは 金の動く商業世界だから認められるのであって ここは金は動かない趣味の世界だから ある程度人間性っていうのも必要だと思うのね クマ? まぁ馬鹿と言っても、解らずやの馬鹿は もう救い様がないに近いものがあるので とりあえずろーたは俺作品には使わないと思います ろーた使わない宣言 よし、俺も明日から本気出すことにする うん明日からです、明日からっていいよね 明日っていつの明日よ 何カ月も経ってるのに更新がなかった 保管庫やめたらやることなくなって暇すぎて死んじゃうハート じゃあ死ね まだ前回の更新から一ヶ月経ってないよ! 保管庫は一カ月放置するもの 最近実家に居ないんだよな…うーん 廃れれば4日もあれば追いつくんだが、、、 独り暮らしじゃないので凄い迷惑になっちゃうかも、うーん ちょっと廃人できるように交渉でもしようかなぁ やる気はあるのですが…うーん…ちょっと聞いてみるか 廃人は交渉してなるものである そして俺はまた捕獲に戻った ポケモンの捕獲らしい。保管に戻れよ 実際保管庫掲示板と俺ブログと本スレには 至って何もかかれてないんだが… 目、ついてるか? 素材保管庫すら募集かけて数ヶ月名乗りが出なくて それで俺が言った節があるので 交代出来る位人材いなくね? 炭酸電池「」 っていうか正直ジエン板に毒されすぎw お前もな 八百屋さんは良い人だったよー なにそれこわい 同居人がPC使ってる間は俺PC使えんねん 俺の今居る家、ネットないねん… 証人の発言にはムジュンがあります! お前がこうしてジエンやら何やらで ネット向こうの姿もわからない人間をヲチってっている間 俺は彼女の美味い手料理を食ってたワケだ 実在するのその彼女は 俺テレビ持ってない… どんだけw ノーコメントゲームの欄がないのは6代目保管庫だけ!! 証人の発言にはムジュンがあります! っていうかお前はあれか、 勉強しようと机に教科書の用意始めた子どもに対して さっさと勉強しなさーい!って怒って 今からしようと思ってたのにーって子どもひねくれさせて その場を悪化させるオカンか 海苔に対して。これはない ってか俺はアイドルか何かか。 15に対して。 俺は初心者支援をしていきたいと思ってます。 成長しきって歩いてる奴は自分一人でもなんとか出来るでしょう。 だから保管されなくても我慢しようぜ!(マジキチスマイル 今後はどうやって彼女を嫁にしようか悩んでいる所だ… 15「返信が辛かったら返信しなくていいよ」に対して。ただの煽りだこれ 最近は不満なく静かだよね、いつものtkスレ かにかまは視覚障害 引きこもり童貞じゃないって大変なんですね… ポケモンやマリオばかりやっているんですがそれは メロンさんきたー!本物?(*゜∀゜*) メロンクレープも閉口してしまうほどの人物 正直言うと海苔の意見の方向性にいらっときたよ! 15にはマジメに返信したつもりだったのだが… 頭おかしい んふ… やっぱり何だか気になって…その…… アバタ買ってしまった…しかもR2の自アバに似せてΣ( ノ∀`)ペチン くっさ でもいいんです、男になれたから いつまでも性別詐欺はやっぱりいけません かにかまの彼氏って斎藤弾こと東浩紀名義の自分じゃね? マッスルドリンコ伊藤 さんのプロフィール 1989/05/11(木曜日らしい)に 性別を間違って生まれた変態 というのは冗談で、 本当は繊細な恋心を持った乙女です ごめんなさい嘘つきました マッスルドリンコ伊藤wwww もうツクールに戻る気ないのに 本スレ祭りの度にカメやんが求愛してくるから疲れる 求愛とはいったい なんか前提が違うんだよ みんなそうやってスレに未練がある前提で話しかけてくる こっちは戻る気ないから監視やめてと思ってる そんだけなんだが ウケる 俺を復活させてもスレの過去の人は戻らんよ その辺はいい加減理解して欲しいな 自意識過剰 未だにカメの自演が根強いから マジでツクール関わってませんよアッピルにきたの ホームページ: うめぼし (閉鎖) うめぽし (閉鎖) コメント このコテに関する補足やコメントはこちらにどうぞ かにかまは鍋で煮られてクマに喰われました。合掌 -- 名無しさん (2014-02-18 17 20 52) 引退宣言からしばらくして、最後っ屁とばかりに 作品/素材保管庫と総受けの歴代祭りサイトを全消ししたことを忘れてはならない -- 名無しさん (2014-04-03 21 31 26) 名前 コメント
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15 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 18 41 48 ID fbT6YdZt0 新規勇者志願の方はスペックのご記入をお願い致します。 まず名前欄に[名前#任意の文字列]、メール欄に[sage]を入れて下さい。 名前・メール欄のご記入が終わりましたら 『自分の特徴』 性別:[♂ ] 年齢:[20 ] 顔の特徴:[99の矢部と小泉こうたろうをたして2で割った感じ ]←どんなだ 性交渉経験:[そこそこ ] 相手との関係:[中学のときのクラスメート ] 相手に送るメールの方向性など:[犯罪じゃなきゃ・・・ ] 『相手の特徴』 ニックネーム:[花子 ] 性別:[♀ ] 年齢:[20 ] 顔の特徴:[そこそこ ] 性交渉経験:[あると思う ] 『その他』 長文OKか:[NG ](携帯のみの環境の場合はNG) 写メネタOKか:[NG ](携帯が対応していない・写メしたくないという場合はNG) 以上をご記入ください。もちろん無記入でも構いません。ですが詳しい方がネタは書きやすいです。 勇者にはなりたいがターゲットに出来る異性のお友達がいないという方は同性のお友達でもよろしいと思いますよ。 琴氏の被爆しそうでガンガリマフ。お手柔らかにヨロ とりあえず 20で 20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 18 42 49 ID YwfE/erE0 お前といると耐えられない 27 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 18 43 57 ID fbT6YdZt0 20 送った 40 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 18 46 27 ID fbT6YdZt0 20返信 は?今日も酔ってる? 今日も・・・orz 55 55 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 18 50 14 ID YwfE/erE0 なんかお前らしくないな。お前といると耐えられないって言ってるだろ。 俺はお前が好きだったけど、お前は俺のことなんか見てなかったじゃないか。 62 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 18 51 34 ID fbT6YdZt0 55 送った 85 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 18 56 01 ID fbT6YdZt0 55送信 完璧酔ってるでしょ? 酔っ払いとしか認識されて無い 85 93 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 18 57 18 ID fbT6YdZt0 85 自爆。 じゃあ 115 101 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 18 58 32 ID bQQrQDcJ0 85 よく酔っ払ってるのか? 104 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 18 59 15 ID fbT6YdZt0 101 昨日、酔ってメールした。 115 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 19 00 25 ID NCuzJ7Tk0 来たるべきオッパイ期の予感。 1万人の白いオッパイに包まれて愛しき貴方と朝を迎えることが出来るなら… 私のオッパイ期はどれだけ素晴らしいものになるのか… オッパイよ!我に写メを! 127 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 01 46 ID fbT6YdZt0 115送信 145 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 04 54 ID fbT6YdZt0 115返信 は?完璧酔っ払いじゃん。 そんなに見たいの? 見せないけど。 残念。 155 155 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 19 06 49 ID GU8Gv/L80 この痛みをどうすりゃいいの 誰がマラをしゃぶってくれるの 僕が淋病 君は梅毒 こいつはまさに大迷惑 膿みをこの手で絞り出したいの 膿みの完治を見つめてたいの マラの先っぽ膿んで痛む 涙涙の物語 163 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 07 36 ID fbT6YdZt0 155 送信 テラコワス 178 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 10 45 ID fbT6YdZt0 155 馬鹿? 冷めてる・・・・ 190 190 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 19 14 05 ID mHMz/KAA0 ごめん、お前の気が引きたくて、つい変なメールばかり送っちゃった 本当に、ごめんね、ごめんね とりあえず怒ってるみたいなんで、これだけは言わせてくれ お前のこと、好きだ 世界中の誰よりも愛してる ホント、変なメールばかりでごめんね 182 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 12 49 ID fbT6YdZt0 ごめん。飯の時間だ 返信はちょっと待て 222 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 24 00 ID fbT6YdZt0 190 え?え? ごめん、ちょっと待って考えさせて とりあえず、怒ってはいないからさ 旗上? 260 236 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 19 26 36 ID Xz0aYXic0 222 普通にフラれて終わりとかはヤメテー 245 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 28 12 ID fbT6YdZt0 236 振られるのは嫌だが。 それもVIPPERにかかっているるるる 260 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 19 31 21 ID re0YVGew0 嘘だぴょーん 264 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 32 20 ID fbT6YdZt0 260 送信 てか、まずいってコレ。 271 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 35 51 ID fbT6YdZt0 260 またそうやっておちょくるの? またってどう思われてんだ俺・・・・・・orz 280 280 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2005/08/10(水) 19 38 00 ID rqO7mGN+0 本日はJR西日本をご利用いただき誠にありがとうございます。 新快速列車の網干行きです。 287 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 38 39 ID fbT6YdZt0 280送信 そして、酔っ払い確定 302 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 43 09 ID fbT6YdZt0 280 どこさ? 返信がくるだけマシか? 315 315 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2005/08/10(水) 19 44 20 ID m2hduOUZ0 下半身が熱くなりすぎてもうダメだ お前にこの熱を吸い取ってもらいたい 321 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 45 24 ID fbT6YdZt0 315送信 大丈夫かなぁ?これ 326 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 19 46 44 ID C4cHkT9B0 321 おまいは今酔っ払っているんだ 347 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 50 58 ID fbT6YdZt0 315 はいはい、そのうちね。 流されました。 355 355 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 19 52 18 ID Xz0aYXic0 男の子に恥かかせる気? 361 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 53 32 ID fbT6YdZt0 355 送信。 363 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 54 29 ID fbT6YdZt0 360 もう、どっちでもいいっすよ 368 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 58 18 ID fbT6YdZt0 355 恥ずかしいのはこっちだよ。 太郎は酔っ払いなんだし どうコメントしていいものか 375 375 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2005/08/10(水) 20 00 12 ID rqO7mGN+0 ぬるぽいんとえくせぷしょん 381 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 01 08 ID fbT6YdZt0 375 送信 415 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 09 13 ID fbT6YdZt0 375 何語? それよりもさ、土曜日か日曜日暇? 旗立?しかも2通きた。 420 420 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 20 09 56 ID lRMZDFYq0 その日彼女とデートの約束がある 426 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 20 11 21 ID Xz0aYXic0 420 ちょwwwwwwおまっwww 旗即折りwwwwwwwwwwwwww 427 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 11 23 ID fbT6YdZt0 420 送信 450 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 15 31 ID fbT6YdZt0 420 そっか。 この前好きな人いないって言ってなかったっけ? まぁ、太郎はもてるしね 俺は決してもてませんよ? 460 460 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 20 16 43 ID mHMz/KAA0 いや、彼女ってお前のことだよ? 今度の土日でデートしてくれるんじゃないの? 471 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 18 13 ID fbT6YdZt0 460 うは。 送信。 502 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 22 19 ID fbT6YdZt0 460 まだ酔ってるの? どうせまた冗談なんでしょ? 疑われました。 509 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 23 22 ID fbT6YdZt0 502 アンカー付け忘れた 515で 515 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 20 23 43 ID mHMz/KAA0 今日はしらふだよ なんなら、今から確認しにくる? で、さっきの土日って何の話? 実は、かなりドキドキしながら、返事まってるんだけど 519 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2005/08/10(水) 20 24 44 ID YXGElePa0 515 おまえ苺の最終兵器か? 521 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 25 03 ID fbT6YdZt0 515 送信 548 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 32 07 ID fbT6YdZt0 515 確認には行かないけど 本当に私でいいの? 前に太郎が野球好きだって言ってたから 日曜日に一緒に野球見に行こうかなって思ってたんだけど なんだか旗どころじゃないぞ? 555 555 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 20 33 31 ID YwfE/erE0 好きだよ。お前と一緒にいると安心するしお前以外を好きにはなれない。 でも駄目。俺はお前と一緒にいたいと思うよ。いつでも今でも思ってる。 でもやっぱり駄目なんだよ。 562 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 20 34 16 ID 6hL3d1nK0 555 もやしワロタ 563 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 34 35 ID fbT6YdZt0 555 送信。 なんか微妙な文だな 606 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 40 56 ID fbT6YdZt0 555 つまり、どっち? 期待した私が馬鹿だったの? うわぁ返信次第で 615 615 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 20 42 20 ID 9M8tMTK80 当然 おまえカバだろ? 622 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 42 55 ID fbT6YdZt0 615 うは。 俺カナシス でも送信 633 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 46 26 ID fbT6YdZt0 615 即返信 ふーん ふふふふふ テラオソロシス 助けて 640 640 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2005/08/10(水) 20 47 53 ID YXGElePa0 ぶふふふふ 652 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 48 46 ID fbT6YdZt0 640 ・・・・ソウシン 675 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 54 01 ID fbT6YdZt0 640 ふふふふふふふふふふふふ なんだ?このノリ 685 685 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 20 54 41 ID mHMz/KAA0 お前勘違いしてるだろ 前にお前、俺と結婚したくないって言ってただろ 俺は、もう好きなだけじゃダメなんだ お前と一生一緒にいたいくらい好きってこと 692 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 56 00 ID fbT6YdZt0 685 送信 732 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 01 41 ID fbT6YdZt0 685 私をからかうのがそんなに楽しい? 結婚したくないなんていってないし 誤爆覚悟で 740 740 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 03 21 ID mHMz/KAA0 絶対言った!!! 俺すごい傷ついたんだから って、俺と結婚はいやじゃない? まだ、脈あるかな? 750 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 04 14 ID fbT6YdZt0 740 送信 808 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 14 42 ID fbT6YdZt0 740 結婚はともかく 中学卒業後に○○(すんでるところ)から居なくなったのは太郎じゃん それ聞いた時ホントに悲しかったんだからね わかってるの? あれ? 820 820 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 16 28 ID mHMz/KAA0 ごめん 俺にも色々あったんだ でも、今でも、お前のこと忘れられなくて・・・ 結婚とか考えられないっていうなら、まず恋人からでもいい お前のことが好きだ 俺と付き合ってくれないか 833 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 17 48 ID fbT6YdZt0 820 送信 苺軍の団結すごいな 882 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 25 48 ID fbT6YdZt0 820 今度こそ、信じるよ。 信じるからね。 ほんと、俺馬鹿だったわ 895 895 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 29 07 ID 9M8tMTK80 さっきから何勘違いしてんの? 色気づいてんじゃネーヨ ブスが 俺彼女いないけどおまえのことなんとも思ってないから もう2度とめーるとかしてくんじゃねーぞ じゃあな! …もし本気で付き合いたいなら おっぱいとマンコの写メ今すぐ送って来い 以上 923 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 31 47 ID fbT6YdZt0 895 うはー 送信するの? しました。 もうだめだ。俺 一遍芯で来る 927 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 33 19 ID fbT6YdZt0 895 電話キター 937 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 35 10 ID fbT6YdZt0 アンカー 945 939 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 35 38 ID aqiI8H+x0 アンカー てゆうか淡々と送ってるけど太郎はこの子どうしたいんだろ? 945 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2005/08/10(水) 21 36 25 ID HsApRvEO0 本当に好きです 946 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 36 45 ID fbT6YdZt0 939 送らなきゃ胎児されるものかと。 951 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 37 52 ID mHMz/KAA0 946 いや、お前は、最後の 895送らなくて降りても、あんま責められなかったと思うぞ 954 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 38 54 ID fbT6YdZt0 951 マジデスカ? orz 957 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 39 31 ID mHMz/KAA0 954 とりあえず、お前さんは、電話に集中すればいいんじゃね? 960 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 40 07 ID aqiI8H+x0 太郎もメールで上げたり下げたりしてるうちにけっこうマジになってきたとか 37 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 52 53 ID fbT6YdZt0 えと、泣きながらですね 「今度会ったら殴ってやるから」 とか 「裏切り者」 とか 言われました。 んで、鬼畜野郎にはなりたくないんで 家行って直接弁解する事になりました。 夜遅いから明日。 とは言えないし。言うつもりも無いが ここでアンカーだせば真の勇者になれるかな? 50 45 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 53 51 ID mHMz/KAA0 37 それ行動アンカー? 50 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 54 13 ID YwfE/erE0 誠意を見せる あとちんこも見せる 53 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 54 18 ID fbT6YdZt0 45 そう 67 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 56 24 ID fbT6YdZt0 50 ごめ、後半が流石にそれは・・・ 70 70 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 56 57 ID PnkobVuP0 ジョジョ全巻買ってくれよ 80 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 57 57 ID fbT6YdZt0 70 ショボーン。 もう時間無いんで行って撲殺されて来ます。 85 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 58 29 ID mHMz/KAA0 80 お前は、最後の最後でクオリティが(ry 86 15時間実況代理 sage 2005/08/10(水) 21 58 35 ID C4cHkT9B0 ( ⌒ ) ポッポー l | / ⊂(#・∀・) があああああああああああああああああああ / ノ∪ し―-J |l| | 人ペシッ!! (_) )(__)(_ ⌒) (⌒ ⌒Y⌒ 87 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 58 40 ID PnkobVuP0 80 ちゃんとジョジョ全巻買って「これ、プレゼントな」って言ってくれなw 88 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 58 40 ID 3zr36ZCU0 太郎 や っ て く れ た な 89 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 58 48 ID NxaevMTm0 80 自分の力でどうにかしろ。 あと、指定アンカー踏んだぞw 92 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 59 26 ID fbT6YdZt0 85の挑発にのって 100 実行します。 何でも気やガレー 111 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 22 00 57 ID fbT6YdZt0 115 115 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 22 01 28 ID O2sPljLE0 行かない 123 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 22 01 48 ID fbT6YdZt0 115 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 128 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 22 02 27 ID O2sPljLE0 初スナイプ・・・ 今は反省している・・・ 129 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2005/08/10(水) 22 02 36 ID HsApRvEO0 123 行ってこいwwww 130 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 22 02 42 ID 3zr36ZCU0 あ、受験生4人か お ま え ら 勉 強 は ど う し た 結婚してくれ 131 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 22 02 43 ID dI2q4k130 123 もういいからさっさと行って来い。 132 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 22 02 51 ID mHMz/KAA0 太郎様へ もう気にせず、がんばって自力でなんとかした方がいいんじゃないでしょうか せっかくビンビンに立ったフラグが、消えますよ 136 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 22 03 20 ID fbT6YdZt0 129 131 そうします。 368 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 22 55 11 ID fbT6YdZt0 忘れられた頃に ただいも 381 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 22 56 57 ID HsApRvEO0 368 早かったな 早漏? 384 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 22 57 36 ID fbT6YdZt0 381 瀬クロスはしてないよ? 405 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 01 37 ID fbT6YdZt0 俺は帰ってこなくても良かったようですか? 407 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 02 09 ID mHMz/KAA0 405 少なくとも、報告はしとこうよ、と言いたい 462 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 15 45 ID fbT6YdZt0 アンカー踏みは見逃してな 行く途中で、タゲの家の近くの公園で発見 ↓ 泣いてた ↓ 声かける ↓ 泣きながらいきなりパンチ。グーで ↓ もてあそんでなにが楽しいの?って怒鳴りつけられる ↓ 連続殴打 ↓ 俺「もてあそんだ訳じゃない」 ↓ タゲ「じゃあ、なにさ。どうせ今も馬鹿にしてるんでしょ」 ↓ 俺「違う」 ↓ タゲ「いいよ、もう帰る。もう絶交だから」 ↓ 500 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 23 07 ID fbT6YdZt0 ↓ 俺腕つかむ。タゲ暴れる ↓ ここで俺逆ギレ「馬鹿言ってんじゃねぇ」 ↓ 互いに会話と動き止まる。 ↓ どちらからともなくキスした。 ↓ 公園のベンチで会話無しでずーっと座ってた ↓ タゲ「帰るね」 ↓ 俺「うん」 ↓ 再キス ↓ タゲ「ありがと」 ↓ 帰宅 505 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 23 31 ID 29neejBn0 500 送 っ て 良 い の か な ? 506 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 23 37 ID mHMz/KAA0 500 えーと 509 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 23 47 ID aqiI8H+x0 462 以上? 511 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 24 25 ID O/OyAnZ60 太郎、アンタ狙いすぎ だがそれがいい! 513 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 24 38 ID fbT6YdZt0 うは 踏んだ 521 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 25 47 ID HsApRvEO0 500 これなんてエ(ry 522 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 25 59 ID fbT6YdZt0 509 以上だよ? 511 俺も書いてて思った。 524 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 26 48 ID HsApRvEO0 522 で、フラグは立ったのか? 526 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 28 17 ID DDk+OS0B0 太郎よ、今のおまいなら許される! 心からオメデトウ? 下手にVIPイタメスレに留まらずに、がんばってヽ(´∀`)ノ 528 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 28 51 ID fbT6YdZt0 524 とりあえずいまは普通にメールしてる アンカー出さない。もう懲りた 533 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 29 01 ID YwfE/erE0 下手にVIPイタメスレに留まらずに 鴨の悪口はやめろwwwwwwwwww 538 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 31 31 ID DDk+OS0B0 533 ちょwwww、鴨だけは別格wwwwww 彼、また勇者してくれないかn・・・うわなにをするやめr 540 太郎←鴨 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 31 56 ID fbT6YdZt0 付けたすと 泣いてたのは本当だけど 怒ってたのは嘘だそうです 女の子って強いね 543 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 32 44 ID mHMz/KAA0 540 ちょwwwwおまwwwwwww え? 544 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 32 45 ID 37EQEZV7O 浪人・・・あいつ生きてるかなあ 545 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 32 57 ID 29neejBn0 540 名前: 太郎←鴨 ◆FzAyW.Rdbg Mail: sage 投稿日: 05/08/10(水) 23 31 56 ID: fbT6YdZt0 540 名前: 太郎←鴨 ◆FzAyW.Rdbg Mail: sage 投稿日: 05/08/10(水) 23 31 56 ID: fbT6YdZt0 540 名前: 太郎←鴨 ◆FzAyW.Rdbg Mail: sage 投稿日: 05/08/10(水) 23 31 56 ID: fbT6YdZt0 540 名前: 太郎←鴨 ◆FzAyW.Rdbg Mail: sage 投稿日: 05/08/10(水) 23 31 56 ID: fbT6YdZt0 太郎←鴨 太郎←鴨 太郎←鴨 太郎←鴨 ・・・どゆこと? 549 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 33 12 ID fbT6YdZt0 538 過去に鴨って人がいたの? 激しく勘違い 555 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 34 10 ID DDk+OS0B0 ttp //wiki.livedoor.jp/itamail/d/%B3%FB%B5%D2 鴨の真相。超大作 556 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 34 24 ID O/OyAnZ60 別名でやっといて鴨さん最後にカミングアウトかと思ったよ(汗) 557 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 34 53 ID C4cHkT9B0 549 ちょwwwwwwwwwびっくりさせんなwwwwwwwwww 558 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 35 16 ID Cc3rsmCc0 549 釣られたよorz 559 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 35 23 ID mJHkrr1x0 鴨客はもうやらないんだろ。 そのうち働けない身体にされそうだ品。 561 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 35 57 ID fbT6YdZt0 本と御免 勘違い 勘違い 勘違い 一遍芯できま 587 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 43 21 ID fbT6YdZt0 えーっと 土日に温泉に行く事になりました。 二人で あんなメール受け取っておきながら・・・ 本当に女の子って強い 590 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 44 35 ID mJHkrr1x0 587 !!!!!!!!!!1 592 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 45 30 ID +knvtqIB0 587 真夏に温泉wwwwっうぇwww 593 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 45 33 ID AyWrwG4d0 587 よかったな太郎。おめでとう。 で、アンカーは? 603 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 46 40 ID lRMZDFYq0 587 37でアンカー出せば真の勇者になれるかなっていってるよな アンカー 617 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 50 02 ID fbT6YdZt0 37 528 603 懲りたんじゃ 無かったのか 俺よ 635 618 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 50 41 ID YwI9gEw00 617 うはwwwwやめとけよ 635 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 51 59 ID V2MfdeDu0 やっぱ温泉キャンセル 636 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 52 22 ID mJHkrr1x0 635 うっはーwwwww 644 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 53 04 ID fbT6YdZt0 635 温泉時の行動アンカーのつもりだったんだが・・・ 再び鬼畜になれと? 647 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 54 11 ID YwI9gEw00 644 おまいギャンブル向かんなwwwwwww もう送らず寝ろ 648 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 54 23 ID HsApRvEO0 644 悪いことはいわん 降りろ! 649 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 54 28 ID V2MfdeDu0 644 当日ドタキャンでいいよ 652 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 55 13 ID fbT6YdZt0 635 送信 ごめんなさい・・・・orz 653 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 55 20 ID mJHkrr1x0 644 ま、ここで降りるがいいよ。 ここで本当の勇者だといわれても何かが残るわけじゃない。 654 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 55 30 ID O/OyAnZ60 644 温泉キャンセルしといて、違うとこ連れていって楽しませてやれw 655 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 55 42 ID AyWrwG4d0 644 降りてお前が叩かれれば、彼女は泣かなくて済むぞ。 お 前 の ク ヲ リ テ ィ が そ れ を 許 せ ば な 656 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 55 50 ID Zb5myyxu0 vipper は意外といい人が多い。(けれど鬼畜・魔王スナイパ) 657 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 56 06 ID 5nY/8im30 太郎・・おまえ・・w 658 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage New! 2005/08/10(水) 23 56 32 ID HsApRvEO0 652 ちょwwwwwwおまwwwwwwww まあ海に変更とかってフォローできるしな 659 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 57 25 ID V2MfdeDu0 魔王軍の俺は全力で妨害 660 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 57 27 ID 37EQEZV7O 644 いいこと教えてやる。 二人で泊まってやることは一つ。 うpだ。 オナニー合戦頑張れ。 662 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 57 49 ID fbT6YdZt0 635 返信早 ダメです行きますよ もう騙されません。 良い意味で信じてくれませんでした。 664 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 58 21 ID mJHkrr1x0 662 女は強いなw 665 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 58 54 ID YwI9gEw00 662 彼女のクオリティに感謝しつつ次の指定w 670 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 59 30 ID fbT6YdZt0 665 じゃあ 680で 672 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 59 54 ID YwI9gEw00 670 魔に受けるな~ 680 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 01 48 ID XqOe9pFs0 温泉でさー個室あるのしってる? 個室温泉 誰にも見られないから・・・ふふふ 693 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 02 44 ID BwbgpsDF0 670 クオリティテラタカスwwwwwwww な お ば か さ ん 694 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 03 01 ID oh9TPrUG0 太郎はもう温泉での行動アンカーでいいんじゃ? 695 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/11(木) 00 03 24 ID /pMsLRO80 680 送信 クオリティ高い返信を 俺も期待 701 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 04 50 ID IrsNPZlO0 太郎には重大な任務があるだろうが 温泉でハメ撮り 帰ってきたらうpね 739 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/11(木) 00 10 08 ID /pMsLRO80 680 それ、本性? 温泉はまだだよ? もう眠いから寝るね テラツヨス。 ホントにさっき泣いてた人間か? タゲが寝るんで終わりっす 742 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 10 50 ID 3qvnQkZG0 739 おつー 最後に温泉行動アンカー 748 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 11 36 ID AR+ImA4L0 739 乙π お休み前のラブラブ挨拶しとけよ 750 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 11 50 ID TjmEw1QQ0 739 乙 温泉行動アンカー3つくらい指定して 754 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/11(木) 00 12 55 ID /pMsLRO80 742 750 温泉行動アンカー 770 775 780 770 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 15 13 ID pL/m/T8i0 混浴入って風呂でセックス 775 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 15 33 ID ibhQJ7Ay0 他に何が書いてあろうとセックスはなし 780 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 15 59 ID Ew416PAo0 脱衣所から服を盗んで困らす 787 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 18 18 ID 9obEZ3+v0 770,775,780 混浴入ってもセックスは無しで脱衣所から服を盗んで困らす 普通だな 788 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/11(木) 00 18 31 ID /pMsLRO80 770 775 780 まとめると 混浴でセックスをせずにセックスして脱衣所から服盗む 難しいなオイ 817 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/11(木) 00 25 00 ID /pMsLRO80 俺、基地外化 行動アンカー 835-845 835 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 01 ID 9obEZ3+v0 水しか飲まない 836 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 02 ID ibhQJ7Ay0 このレスがある場合、他のレスは完全に無効となり、太郎はタゲに尽くす 尚、さらにアンカーを書く場合は鴨よりもひどい目にあう 837 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 02 ID TjmEw1QQ0 固めのウンコをきばって出すとき、そのまま素直に出せばいいのに 途中で止めて、タゲをトイレに呼び 「アナルセックスってこんなカンジなのかな・・・」 などと尋ね、頬を赤らめ、はにかむ。 838 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 03 ID HmzPuBES0 まず、会った時に 空襲警報やーと叫びながら、スカートをめくって中に入る そして、此処が朕の玉座かと一言 ズボンの場合は 着床着床といいながら あいての股間に頭を擦り付ける 839 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 04 ID IrsNPZlO0 木につかまって 「みーんみんみんみんじーーーーーー」 って叫ぶ その後木から離れつつ放尿して 「俺のいのちってあと一週間しかない・・・」 ってのたまう 840 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 05 ID sT8escwm0 実況をねぎらう 841 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 06 ID 3qvnQkZG0 セミ捕まえにいってくる 842 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 07 ID EysjkNK/0 少年チャンピオンでオナニーしてるのを半笑いで見せる 843 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 09 ID TzoQreTh0 前付き合ってたセミとに間に子供がいるんだけど っていう 844 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 14 ID vJBd//cz0 とりあえず 上半身裸で温泉行く 845 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 15 ID 0u60sSgh0 相手を失神させるまでセクロス 852 15時間実況代理 sage New! 2005/08/11(木) 00 31 08 ID sT8escwm0 836 840もだめですか? 853 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/11(木) 00 31 20 ID /pMsLRO80 835-845 つまりは 836ひとつだな おk 任せろ 絶対に幸せにしてやるからな 待ってろ 866 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 32 53 ID ibhQJ7Ay0 852 だめですねきっと(・∀・) 867 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 33 41 ID vHxLLQ5S0 836 こういうのあるとツマラナス... 868 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 33 54 ID YF3mZ+OZ0 852 太郎とタゲの幸せのために諦めてくださいw 869 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 34 02 ID 9obEZ3+v0 836は太郎の男気を無駄にした 870 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/11(木) 00 34 29 ID /pMsLRO80 852 840がなくても 感謝してます。 自分で何番を指定したか忘れたことあるし
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. 照「ふっふっふ」カタタタッ ターン! 照「かんぺき!」ドヤッ 照「あ、押し間違えてた」アセアセ 京太郎「クッキー焼けたぞー」 照「なぬっ」 京太郎「照はコーヒー?紅茶?」 照「……コーヒー、ブラックで」 京太郎「大丈夫なのか?ほい」 照「今日こそは……」ズズッ 照「にがい……」 京太郎「砂糖とミルクな、ったく砂糖5個入れなきゃ飲めねえってのに無理すんなよ」 照「ブラックってかっこいい」 照「それに京はブラック飲めてる、私にもできなきゃおかしい」 京太郎「どっから出てきたそんな法則」 照「クッキーちょうだい」 京太郎「今日はストロベリーソース付きだぞ」 照「うん、おいひい」ハムハム 京太郎「いいことだ」 照「……で、今日の相談」 照「この場面」 京太郎「えーっと……主人公とヒロインが愛を語り合うシーンか」 照「京は、どんな掛け合いが好き?」 京太郎「俺か、照の方はどうなんだ?」 照「私は……」 主人公「愛してる」 ヒロイン「私も」 二人は幸せなキスをしてベッドへ…… 照「……みたいな」ドヤッ 京太郎「なんでそんな内容でドヤ顔できんの!?」 照「えっ、どこかダメだった?」 京太郎「やり取り淡白すぎるだろ」 京太郎「それにすぐ『ベッドへ……』って前もそうだったけどベッド好きすぎるだろ」 照「京との夜が忘れられなくて」 京太郎「お、おう」テレテレ 照「うん」テレテレ 京太郎「じゃなくて!このまんまワンパターン化させてると読者に飽きられるし、『この京宮須照って作者……淫乱』みたいに言われるぞ」 照「淫乱……嫌だ」 照「でもワンパターンじゃない、京はいろんな方法で攻めてくる」 京太郎「うーんこの小説の中の話なんだよなー」 京太郎「そうだな、こう名言的なものを入れてみるとか?」 照「…………」 主人公『知ってるか?IはHの後に来るんだぜ』 ヒロイン『私も』 肌を触れ合わせ、お互いを抱き寄せ、二人は…… 照「これに決定」 京太郎「なんでよりによってそれを選んだかな?」 京太郎「ヒロインの台詞も変わってないし」 照「……じゃあ」 主人公『キッチンとかけまして、俺たちの関係とときます』 ヒロイン2『そのこころは!』 主人公『どちらもIの後にHが来ます』 ヒロイン3『うまい!』 ヒロイン『私も』 そして四人は…… 京太郎「なに唐突に謎かけ始めてんの!?ヒロイン2と3どっから出てきたの!?絶対この後謎かけ続いてるよね!?『そして四人は謎かけ大会を夜通ししました』ってなるよね!?」 照「この前の菫と淡と一緒にシたときを思い出したから」 京太郎「俺あのとき謎かけした覚えなかったよ!」 照「脳内補正」 京太郎「いらない補正だな!」 照「はぁ……」 主人公『愛してるの言葉じゃ』 『足りないくらいにぃー!』 主人公『君が好き!』 ヒロイン『私も』 そして三人は…… 照「人数減らした」ムフー 京太郎「合いの手誰!三人って合いの手の人も巻き込んでるよね!」 照「……誰だろう」 京太郎「考えてなかったのかよ……」 照「というか、そこまで言うなら京はどうなの」 京太郎「俺か……そうだな」 主人公『愛してる』 ヒロイン『私も』 主人公『でも、言葉は使うたびに価値が落ちていく、だから俺はもう愛してるを使わないことにするぜっ!』 ヒロイン『大丈夫、私たちの愛はそんな言葉じゃ足りないくらいだもの』 主人公『そうか、つまり言い続ければ「愛してる」で足りるような愛になるのか』 ヒロイン『そうよ』 主人公『愛してる』 ヒロイン『私も』 京太郎「これぞ芸術」 照「なにを言ってるのかわからない」 照「まだ私の方がマシ」 京太郎「そうか?いいと思ったんだけどなー」 照「あ、そろそろお迎えの時間」 京太郎「あーもうそんな時間か、んじゃ行ってくるわ」 照「うん、行ってらっしゃい」 京太郎「……えーっと」 京太郎「愛してる」 照「私も」 照「そして二人は……」 京太郎「それはもういいから」
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憩「おそいで、京太郎くん」 京太郎「えっ?憩さん?どうして……ここに?」 憩「へっへー、ウチだけやないでー」 照「……寒い」ガクガク 郁乃「レディーを待たせるなんて悪いオトコノコやな~」ムギュッ エイスリン「京太郎、ハヤク!」 咏「掃除なら言えば手伝ってやったのによ~」 霞「まあまあ、京太郎くんも来たことですし、仲良く帰りましょうね」 清々荘のみんなが、待ってくれていた 京太郎「みんなでお迎えなんて豪華っすね」 照「今日は帰ったらクリスマスパーティーだから」ムフー 郁乃「京太郎くんがおらへんやったら始まらんやろ~?」ムギュー 京太郎「い、郁乃さんは背中に抱き着くのやめてください」 郁乃「お姉さんの温もりが味わえるんやから満足やんか~」フニュッ 温もりとか意識したら、背中の柔らかい感触が…… とか思ってる間に、前からも何かが抱き着いてきた 咏「早く歩けよなー」ギュッ 京太郎「赤ん坊かよ……誰か助けてー」 憩「ほなウチは右手もらうなーぁ」ギュッ エイスリン「ヒダリテ!」 照「……霞、私は?」 霞「照ちゃんは私と手を繋いでいきましょうか」 照「ありがとう」ジワッ 京太郎「ちょ、なんで涙目になってんの」 照「決して京が構ってくれなくて悲しいから泣いたんじゃない、目が乾いただけ」 京太郎「はいはい」 ふと空を見上げると、そこは星で満ちていて、目を凝らしてみれば一条の光が流れたのが見えた 京太郎「……あ」 咏「どうしたんだぃ?」 京太郎「なんでもねー、早く降りろ」 咏「んだよー減るもんじゃねーんだしー」 咏「それによ、こんぐらい顔が近けりゃ……私の唇、奪い放題だぜぃ?」 京太郎「い・ら・ねー」 照「京、私のは?」 憩「う、ウチは……?」 エイスリン「…………」ジーッ えぇ、何この質問責め エイスリンさんまで物欲しげに見てるし…… 郁乃「私は~さっきの流れ星にお願いしたからええかな~」 郁乃「京太郎くんも見てたやろ~?何お願いしたん~?」 京太郎「な、何も願ってませんよ!」 郁乃「え~嘘や~ん」 エイスリン「ナガレボシ?」 憩「流れ星が落ちる間に三回お願いすると叶うんやって」 エイスリン「ホント?!」 照「そんなの迷信、お子様が信じること」 エイスリン「ゥ……」シュン 京太郎「たべっこどうぶつ食べてる高校三年生が何言ってやがる」 照「たべっこどうぶつは至高のビスケット菓子」 霞「ビスケットと言えば、今日はビスケット生地のチーズケーキとショートケーキを用意しておいたわよ」 京太郎「……誰が買いに行ったんですか?」 霞「みんな試合会場に行ってたから、華菜ちゃんに頼んでおいたのよ」 京太郎「華菜……?」 照「……誰?」 エイスリン「ンー……?」 憩「そんな子、ウチのクラスにおったっけ……?」 霞「それ、知ってるって言ってるのと同じじゃないの」 ……本当にわかんねぇ 咏「んで、何お願いしたんだよ」 京太郎「結局その話になるのかよ、ってか早く降りて」 郁乃「あ、また流れ星や~」 エイスリン「ワァ!」 照「…………」ブツブツ 憩「…………」 思いっきりお願いしてるじゃねえか あ、もう一個流れた 霞「今日は多いわねー」 照「こぐま座流星群だとか、久が言ってた」 京太郎「ああ、道理で」 京太郎「え゙っ、だったら今って」 咏「もうすぐ22時ぐらいじゃねーの、知らんけど」 京太郎「ぁ……なんかすんません」 霞「そんなこと気にしなくていいのよ」 照「みんなで帰りたかったから、そうしただけ」 エイスリン「サムカッタケド!」 咏「ま、流れ星も見れたし良かっただろ」 郁乃「せやね~こうして京太郎くんにもおぶってもろてるしな~」 京太郎「あんたもいい加減降りてください」 憩「ふふっ……みんなでずっと、こうしてたいなぁ」 言って、憩さんが眺めた星空には、幾つもの光が流れていた 高い建物の無い三箇牧では、空は果てしなく見えて、 みんなと繋がっていると、夜の闇も星の輝きも鮮やかに見えた ずっとこんな風にみんなで過ごしたい そう、聖夜の空を走る星に願った 霞「はーい、それじゃあみんな、準備はいいかな?」 「「「「「「「いいともー!」」」」」」」 霞「年末恒例、清々荘のクリスマスパーティーを始めまーす!」 エイスリン「カンパーイ!」 「「「「「「かんぱーい!」」」」」」 京太郎「ってかなんでチューハイとかあるんですか!未成年しかいないんですよ!」 郁乃「私の中身は大人やも~ん」フラフラ 京太郎「もう酔っぱらってる!?」 郁乃「せやから~京太郎くんに座らせてもらうで~」ストッ 京太郎「違うわ、この人いつもこんな感じだったわ」 郁乃「京太郎くんも一杯どうや?」 京太郎「遠慮しておきます!」 郁乃「も~京太郎くんのいけず~」 京太郎「行かず後家予備軍の郁乃さんよりはマシですぅー」 郁乃「京太郎くんが貰ってくれるから大丈夫やろ~」 照「」ピキッ 憩「」ピキッ エイスリン「」ピキッ 咏「」ピキッ 華菜「ハンバーグ食べないならカナちゃんが食べちゃうぞ!」 霞「じゃんじゃん食べて頂戴ね」 華菜「カナちゃんにお任せあれ!だし!」 照「京は私を養ってくれる、郁乃のものじゃない」 憩「京太郎くんはウチの病院で一緒に働くんですーぅ」 咏「京太郎は私とプロ入りして男女のトップになるんだよ!」 エイスリン「京太郎ハ、ワタシトクラス!」 京太郎「さっきも思ったんですけど、エイスリンさんの発音上手くなってませんか?」 エイスリン「ベンキョーシマシタ!」エッヘン 郁乃「エイちゃん偉いな~ご褒美にジュースあげるわ~」 エイスリン「アリガトウ!」ゴクゴク 京太郎「いや、ちょ、郁乃さん、それって……」 郁乃「照ちゃんも憩ちゃんも咏ちゃんも~」 京太郎「ストォーップ!」 霞「今日はこれでお開きね」 華菜「御馳走様でした!」 京太郎「ご馳走様でした」 郁乃「ごちそうさま~」 霞「私と華菜ちゃんはお片付けしてくるから、京太郎くんはその子たちの片づけをお願いね」 京太郎「えぇぇ……」 憩「きょぉたろぉくぅん……きもちぇぇで……」 照「すぅ……」Zzz 咏「だからそこで私が言ってやったんだよねぃ、にょれろーんってよ!」 憩「もっとぉ、もっと突いてぇ……」 京太郎(照は寝ちゃてるし、咏は狸の置物に話しかけてるし、憩さんの夢も気になるし……) エイスリン「京太郎、ンー」ズイッ 京太郎(エイスリンさんはずっと俺にキスしようとしてきてるし!正直魅力的過ぎてたまんないんだよ!天使か、天使なのかこの人は!) 咏「お前も話聞いてばっかじゃねーで何か話せよー!」ドカバキ 照「ぐごー」ポリポリ 憩「おなかのなか、いっぱいやぁ……」 京太郎(咏、なんであいつ置物と喧嘩してんだよ……照は服がめくれてアレだし、憩さんはもう既にアレだ) エイスリン「京太郎ぉー」ズイーッ 京太郎(そういや、俺今夜この人と寝るんだよな……) 京太郎(え?このキス魔と化したエイスリンさんと同じ布団ってぇことだよ……な) 京太郎(そんなん間違いが起きてもおかしくないよーな……) 京太郎(イヤイヤダメだ、ありえないだろ!) 京太郎(明日の朝からどうすればいいのかわっかんねーよ!) 京太郎(エイスリンさんのことは好きだけど、同じくらいに照も憩も咏も郁乃さんも好きだし、良子さんとかも……) 京太郎(誰か一人だけなんて選べない……よな」 郁乃「せやったらみんなを選べばええや~ん」 京太郎「ああ、そうかみんなでいいんだ!」 京太郎「みんなで暮らしてみんなでずっと幸せにいれば誰も不幸にならないよな!ハーレム万歳!よし、俺の将来決定!」 郁乃「おめでとさ~ん」 京太郎「ってちっがーう!」 京太郎「何それハーレムとかどうなのよ人間として!非常識にもほどがあるだろ!大体なんで俺の思考に語りかけてきてんですか郁乃さん!」 郁乃「まあまあ、この際みんな寝とるんやからお持ち帰りすればええやんか~」 京太郎「それは本当のゲスの考えです」 霞「あら、もうみんな運んできてくれたのね」 京太郎「照は涎垂らして、咏は暴れて、憩さんはエロかったです」 京太郎(エイスリンさんに首元にされたときはヤバかった……) 霞「京太郎くんには、将来の夢はあるのかしら」 京太郎「夢は……特にまだ」 霞「それなら、選択肢の一つとして考えていてほしいのだけど……」 霞「将来、ここに住んでみないかしら?」 京太郎「そっ、それはつまり霞さんと同居ということでよろしいのでしょうか!」 霞「そうじゃなくて、私の代わりに、ということよ」 京太郎「霞さんの代わりにここの大家さんになれ、ってことですか?」 霞「そういうこと、姫様が正式にお世継ぎになられたら、六女仙の私は呼び戻されることになっているの」 霞「ここ、案外住み心地もいいから、どうかしら?」 京太郎「では……一応考えておきますよ」 霞「よろしくね」 霞「あ、あと……」 京太郎「何ですか?」 霞「あの子たちの気持ちも、答えてあげるようにね」 霞「もう、気づいているんでしょう?」 京太郎「……あそこまで露骨にされれば気づきますよ」 京太郎「俺って、結構気遣い得意なんで」 京太郎「あっち側の気持ちはわかってるんですけど、俺がそれに応えられるかどうかわからなくて」 京太郎「女の子が泣く顔なんて、見たくないんですよ」 霞「気障な台詞ね」 京太郎「昔、ちょっとあったんで……」 霞「まあいいわ、話はそれだけよ」 霞「明日からは当分部活無しだから、ゆっくり休んで頂戴」 霞「それじゃ、おやすみなさい」 俺は惚れやすい男だ 照に笑いかけられれば胸がざわつく 初めて出会ったときの憩さんの笑顔がいつまでも忘れられない 咏がいない授業がとてつもなく退屈だった エイスリンさんの悲しそうな顔なんて、考えるだけでも嫌だ 郁乃さんの悪ノリに付き合うのがたまらなく心地よかった 良子さんや、怜さんや、咲、淡も たった八か月で惚れたのが九人もいるんだ、これを惚れっぽいと言わずして、何と言えばいいんだろう そして、俺の勘違いでなければ、みんなは俺に好意を持っている ……こう言うと、ナルシストみたいだけれど いつかはこの気持ちを整理しなければならない いつかはみんなの気持ちに応えなければならない ずっとこの関係のままでいたいけれど、いつか誰かいなくなる 来年の春には照とエイスリンさんがいなくなって、再来年には憩さんが…… みんなを繋ぎ止めるのに、どうすればいいのかはわからない 我ながら都合がいい考えだとは思う、ただの夢だ それでも時は進むし、人の心は変わっていく わからない未来や変えられない過去より、確実で、変えられる現在 俺はまだ、その夢を頭の片隅に置いて生きるしかない 俺には過去から未来を予想をする力も、暇もない、それほどまでに今を生きるのに精一杯なんだ だから、俺は―――― 京太郎「エイスリンさーん、入りますよー」 漢になる! エイスリンさんは制服のまま布団の上で既に寝ていた パーティーの途中で「アツイ……」と言って外していた第一ボタンと第二ボタンのおかげで白い上着の間からは肌色が覗いていて 横向きに寝転がっているものだから、こちらからはエイスリンさんのハイソックスに包まれたふくらはぎと太もも、そしてめくれかかったスカートが見えていた Q.彼女は天使ですか? A.いいえ、女神です 女神なら襲っちゃあいけないな、うん どれだけ今のエイスリンさんが性的であろうとも、漢として絶対に我慢しなければいけないのだ 霞さんにバレれば一巻の終わりであることは間違いない 何はともあれ、このままエイスリンさんを寝かせておけば風邪を引いてしまうかもしれないので、起こしてみる 鎖骨の上辺りを叩いて、優しくエイスリンさんに呼びかける これは中学の頃に救命講習で教わったものの応用技で、これを使えばほぼ確実に相手は起きてくれる必殺技なのだ 二回目に呼びかけたところでエイスリンさんが徐に瞼を開けた エイスリン「京太郎……?」 京太郎「制服で寝てたら風邪引きますよ」 京太郎「俺もシャワー浴びてくるんで、その後で一緒に寝ましょう」 エイスリン「ネ、ル……?」 エイスリンさんは可愛らしく小首を傾げて思案すると、急に頬を赤らめて小さく口を開いた エイスリン「京太郎……イッショニ、ハイル?」 Q.彼女は天使ですか? A.いいえ、女神です 京太郎(いかんいかんいかんいかん!)シャアー 京太郎(エイスリンさんに魅せられたら駄目だ!)シャァー 京太郎(間違いなど起こしてたまるものか!)キュッ 京太郎(お互いにシャワーを浴びる、ということで逃げてきたけど……) 京太郎(風呂上りのエイスリンさんの隣で寝れるのか、俺?) 京太郎「」ブルッ 京太郎「……寒いな」 京太郎「パジャマ、パジャマー……」 近藤さん「…………」 京太郎「……………」 京太郎(……あー、買ったなー、こんなの) 京太郎(間違えて買っちゃったんだよなー) 京太郎(まあ、二度あることは三度あるって言うし、俺とエイスリンさんが間違いを起こすことだって十分有り得るわけで) 京太郎(だったらこいつを持って行っても悪いことは無いよね!) 京太郎(って、あるから!悪いこと思いっきりあるから!俺悪いことする気マンマンじゃん!下心しかないじゃん!) 京太郎(近藤、お前の出番はまだ後だ……) 近藤さん「…………」 京太郎「…………」 近藤さん「…………」 京太郎「…………」 京太郎(迷う!) 近藤さんと共に、俺はまたエイスリンさんの部屋の扉を叩く 年末ともなると、寒さは日に日に増していくばかりで、夜であれば殊更のものだった 俺は自分自身の深層心理を悟り、近藤さんをポケットに潜めていた 使わない、使わないけどね 三回目のノックをしようかとしたところで、シャワーを浴びていたら返事ができない、ということに気付き、ドアを開ける 部屋にはシャンプーの香りが漂っていて、奥の浴室からはまだシャワーの音が聞こえる 自室から持ってきた布団をエイスリンさんの布団の隣に敷いて、エイスリンさんが上がるのを待っている間、勉強机に目をやる 机の上にあったのは国語用のジャポニカ学習帳と漢字ドリルだ。名前欄には不慣れな平仮名で持ち主の名前が書かれている 内容は気になったが、見るのは紳士的でないのでやめておくことにする 特にすることもないので、布団の上で寝転がり、今日の出来事を整理する 朝は郁乃さんを連れ戻すために謎の組織のアジトに乗り込んだ 昼はエイスリンさんと遊んで、この約束をさせられた それからプロ・アマ交流戦が始まり、俺たちは見事優勝することができた そして、華菜さんを除く清々荘のみんなで帰って来た クリスマスパーティーはどんちゃん騒ぎで、霞さんの手料理はいつも通りおいしく、郁乃さんの酒で照たちは酔っ払いと化した などと思い出していると、耳元にゆっくりと足音が近づいて来たので目を開けて声をかける 京太郎「エイスリンさん……っ!?」 エイスリン「……?」 とろん、と微睡んだ眼で俺の顔を見下ろすエイスリンさんは、桃色の下着以外に何も纏っていなかった 京太郎「どうしてあなたは下着しか着けてないんですか!」 エイスリン「ふぁ……」 京太郎「聞く気ないだろこの人」 エイスリン「京太郎、エランデ……」 いや、選んでって言われましても…… とりあえずタンスの中身を見てみよう 京太郎「普通のパジャマに、猫耳つきの可愛いパジャマ」 京太郎「んで、これは確か、ネグリジェ?にベビードール?」 京太郎「……すっけすけじゃねえか」 京太郎「エイスリンさん?これらは一体どこで買ったんですか?」 エイスリン「……イク……ノ……」ウツラウツラ 京太郎「やっぱりか……」 エイスリン「きょうたろ、きょうたろ……」クイクイッ 京太郎「どうしました?」 エイスリン「きょうたろうノY-shirtキタイ……ダメ?」 京太郎「えっ」 京太郎「えっ」 京太郎「……えっ?」 京太郎「Yシャツって俺の、ですか?」 エイスリン「……」コクン 京太郎「了解……です」 部屋からYシャツを持ってきて、下着姿のエイスリンさんに着せてあげた。もちろん、心臓に悪いのでボタンはしっかり締めた エイスリンさんの酔いは大分醒めてきたらしいが、眠そうで蕩けた顔をしている その蕩けた顔で微笑みながらドライヤーや歯磨きを頼まれて断る男はいないだろう、少なくとも俺はそうだった 組んだ脚の上にエイスリンさんを乗せてドライヤーをかけている間、ゆっくりと左右に傾く頭が可愛かった 膝の上に頭を乗せて歯磨きをしてあげているときも、「アー」「イー」と声を出しながら歯を開く様子が可愛かった 子どもができたらこんな風なものなのかな、と将来の家庭を想像しながらエイスリンさんを寝かしつける 将来の嫁さんと、寝かせたわが子を挟んで、他愛もないことを話して、一緒に笑って寝る ああ、いいな、これ最高、最高に平和 京太郎「まあ、こんなこと考えても寝れるわけないんだけどな……」 隣のエイスリンさんが立てる静かな寝息が耳にほのかに触れてくすぐったい それ以上にエイスリンさんは寝ながらも俺の右脚に両脚を絡めて来ているのがまずい、非常にまずい エイスリンさんの太ももは竜華さんほど肉付きが良いわけではないのだが、丁度よく柔らかく、丁度よくすべすべしていた 女の子の肌を触るだけで興奮してくるのってなんだろうねあれ とりあえず、もう一度適当なことを考えながら寝ることに挑戦する テーマは巨乳と貧乳の感度について、よし、頑張ろう 京太郎「寝れない……」 かれこれ一時間ほど思考を続けた結果 京太郎(それならエイスリンさんの胸を触れば済むんじゃないか?) 京太郎(触っただけで起きたら感度良好、B地区まで触っても起きなかったら感度悪し) という疑念を持ったまま眠れずにいた 体力的にも精神的にもすっかり疲れているはずなのに何故眠れないのか ……そういうことを考えてる時に限って眠くなってくるんだよね 腰のあたりに重みを感じたので、目を見開く 窓からは優しい月明かりが注ぎ込まれているおかげで眼が部屋の暗さに慣れるのにそう時間はかからず 重みの正体も、すぐに目視することができた 京太郎「……エイスリン……さん?」 俺の腰に乗っていたのは、裸Yシャツのエイスリンさんだった 京太郎「えっ、ちょっ、何すか」 エイスリン「京太郎ハ……ワタシ、スキ?」 胸が、チクリと痛んだ その問いにしっかりと答えられない自分に嫌気が差す 京太郎「……まだ、酔ってるんですか?」 エイスリン「ソウ、カナ……」 エイスリンさんの秘所が、俺の息子の上で少し動く 布越しで 京太郎「俺だって男なんですから、襲われたって知りませんよ」 京太郎「いいですか、エイスリンさん」 京太郎「そうして誘っていいのは、あなたの彼氏に対してだけ、です」 淡のときのような二の鉄を踏まないように、エイスリンさんを説得する このままでいれば、彼女を襲ってしまいかねないからだ 俺の気持ちを隠しながら、突き放すように言う エイスリン「…………」 京太郎「布団に入らないと、風邪引いちゃいますよ」 肩を抱いて、そう促す 月光に照らされたエイスリンさんの顔は、憂いを浮かべているように見え、気づかぬ間に、その顔が近づいてきていた 閉じられたエイスリンさんの目が迫ってくる そして、エイスリンさんの柔い唇が、俺の唇と繋がった 背中の力を抜いて、布団に倒れこむと、繋がっていた唇が離れる 気付くと、胸の上ではエイスリンさんがまた寝息を立てていた 京太郎「……寝ぼけてたのか」 状況を確認、納得、目を閉じて、俺もまた眠りに落ちていった こうして、俺の長い一日が終わった 【冬休み 11日目】終 番外編の【12日目】 野菜を刻んだ包丁がまな板を叩く音 鍋の中で沸騰するお湯の音 測定が終わったことを知らせる体温計の音 それに表示された数字を見て嘆息する音 エイスリンさんよりも先に目覚めた朝、俺は風邪を引いていた 頭に痛みが走り、喉が焼けるように痛くて、寒気がして、頭が熱くて、なんかもういろいろと酷かった とりあえず最後の力を振り絞ってエイスリンさんが起きないように自分の部屋まで撤退したわけなのだが…… 朝 憩「何度やった?」 京太郎「38度2分です」 憩「酷い声やねぇ、昨日は夜更かしでもしてたん?」 京太郎「いや、寝付けなかっただけですよ、けほっ」 憩「無茶はせんようにねぇ」 京太郎「わかってます、けほっ、けほげほっ、げほっ、ぐへおぁっ!」 憩「風邪のときは生姜を煎じたお茶を飲めば、身体があったまるんやで、はい」 京太郎「すいません」 憩「あとお粥と、お味噌汁やで、ゆっくり食べてな」 憩「……あ!」 京太郎「どうかしたんで、けほっ?」 憩「えっとな……」 憩「あ、熱いから、冷まそか?」 京太郎「そんな、わざわざいいっすよ」 憩「喉潰れてるから何言ってるんかわからないで」 憩「ほな一口目……ふー」 京太郎(憩さんの顔、こんなに近くに) 京太郎(顔も、唇も小っちゃいし……可愛い) 憩「はい、どうぞ」 京太郎(……そう簡単には食べさせてくれない、か) 京太郎「んっ……」モグモグ 京太郎(こっ、これは……っ!?) 京太郎「おいしい!」テーレッテレー 憩「お、おいしい?ほんま?」 京太郎「おいしいですよ、野菜も小さくて食べやすいです」 憩「それならよかったわぁ、ほな二口目やねぇ」 京太郎(一口ずつこんなことしてたらかなり時間を食うんじゃないか……?) 憩「~♪」 京太郎(朝食を食べ終わった後、俺はこうして寝かされていて、憩さんは食器を洗っている) 京太郎(そんでその尻はこっちを向いて踊っている……) 京太郎(やばっ、鼻血出そう) 京太郎(……そういや、なんか忘れてるような) 京太郎「……」モゾモゾ 京太郎「!」 京太郎(いない……!) 京太郎(近藤さんが、いないんだ……っ!)ガバッ 憩「きょ、京太郎くん?」 京太郎「すいません、憩さん」 京太郎「俺には、行かなきゃいけないところがあるんです!」 憩「風邪はひき始めが肝要なんやから、寝てた方がええって!」ガシッ 京太郎「大丈夫です、風邪は学校を休むように都合よくできているのだから!」ウゴゴ 憩「鼻声で言われても信じられんわ!」ギューッ 京太郎(……うっ、頭が) 京太郎(クラクラする……) 京太郎(倒れる……前に憩さんがいるのに) 京太郎(このままじゃ……) ドスン 京太郎(……うわーい) 憩「京太郎くん……大丈夫?」 京太郎「あはは……」 京太郎「…………すみません」 憩「何に急いでるのか知らんけど、無茶はせんようにな」 京太郎「……はい」 京太郎「痛かった、ですよね」 憩「いきなり押し倒されたら、そら痛いやろ」 憩「……まあ、京太郎くんの顔を近くで見れてよかったわ」 憩「……風邪の人、って脈が少し速くなって、呼吸も少し荒くなるらしいんやで」 憩「今のウチは、京太郎くんに負けへんくらいドキドキしてるんや」 憩「なんでか、わかるか?」 京太郎「それ……は……」 憩「…………」 エイスリン「京太郎、ドウシタノ?」 エイスリン「……ケイ?」 エイスリン「京太郎、ケイ、ドウシタノ?」 エイスリン「ダキアッテル、ミタイ」ゴッ 京太郎(エイスリンさんの背後からどす黒い何かが!?) 憩「京太郎くんが倒れてきたんやで、あはは……」 京太郎(憩さん思いっきり苦笑ってるし……ここ、退かないと) 京太郎「二人とも、そんな心配しなくても大丈夫ですから……」 エイスリン「京太郎、キノウイッショニネタ」 憩「……は?」 京太郎(あ、これアカンやつや) 憩「京太郎くん、どういうこと?」ゴッ エイスリン「ドウイウコト?」ゴッ 憩「たーっぷり、お話聞かせてなーぁ」 京太郎「お、俺、病人なんだから、もうちょっといたわりましょうよ」 エイスリン「 」ニッコリ 京太郎「え、いや、ほんと、怖いですって」 憩「正座」 エイスリン「ハヤクシロ」 京太郎「嘘だろ……」 京太郎「もうすぐ昼か……」 京太郎「いいとも、もうすぐ終わるんだよな……」 京太郎「風邪と言えばストレッチマンと笑っていいとも、ドラマの再放送だったのに……」 京太郎「……もういっちょ寝よ」 コンコン 京太郎「……はー、けほっ、げほっ」 京太郎(誰だろ?) 昼 霞「お昼を作りに来たわよ」 京太郎「そんなこと、しなくていいのに……」 霞「いいのよ、することもなかったからちょうどよかったわ」 霞「ほら、病人さんは寝てなさい」 京太郎「……はい」 京太郎(やっぱり霞さんの割烹着姿は安定だな) 京太郎(憩さんのエプロン姿ももちろん可愛かったけど、この年齢不相応な安定感が他とは違うんだよ) 京太郎(おっぱいは全国でも最大級……ヤれたらヤりたいよなぁ) 霞「鼻の下伸ばして、どうしたのかしら?」 京太郎「な、なんでもありませんよー」 京太郎「って、もうできたんですか?」 霞「簡単なおうどんよ、どうぞ」 京太郎「じゃあ、いただきます」ズズッ 霞「どうかしら……?」 京太郎「おいしい!いやーやっぱり……」 京太郎「霞さんの作る料理はおいしいですよ!」 京太郎「この間の鍋焼きうどんももちろん、このうどんもおいしいです!」 京太郎「黒七味も丁度よくあってますし、野菜も特にこの白菜は堅すぎず軟らかすぎずシャキシャキで、そんでもって甘い!」 霞「もうすっかり元気になってきたみたいね」 京太郎「朝から憩さんのお粥食べて、寝て、霞さんのうどんを食べたんで、元気いっぱごほっ、げほっ」 霞「食べ終わったらしっかり風邪薬飲んで寝なさいね」 京太郎「はい……」 霞「あと、りんごを剥いておいたのと、みかんを置いておくから食べて頂戴」 霞「冷蔵庫にはポカリスエットも入ってるから、喉が乾いたら飲んでね」 京太郎「本当にありがとうございます、霞さんが大家さんでよかった……」 霞「もう、現金な子ね」 京太郎「霞さんみたいに家庭的な人と結婚したいと思いました!」 霞「そう言ってしまう辺りが軽いのよねぇ」 京太郎「いやーそれほどでもー」 霞「まったく褒めてないわよ」 霞「それじゃあ私は戻るから、何かあったら連絡して頂戴」 京太郎「はーい」 京太郎「りんごおいしかったなー」 京太郎「うさぎりんごがある辺り霞さんらしいや」 京太郎「つーわけでもう三時くらいだけど……やることないなー」 昼2 京太郎「あっ!」 京太郎「近藤さんを奪還するのを忘れていた!」 京太郎「なんという不覚……!」 京太郎「なんとしてでも奪還しにいかないと!」ガチャ エイスリン「京太郎?」 京太郎「エイスリン……さん」 京太郎(つい勢いを失ってエイスリンさんを上がらせてしまった!) エイスリン「…………」モジモジ 京太郎(エイスリンさんは何やら落ち着いていない様子……正直気まずい) 京太郎(人差し指同士をくるくる回したり、目を泳がせたり、ときどき脚を組み替えるのは可愛い) 京太郎(でも気まずい) エイスリン「京t「エイスリンさん」」 エイスリン「ア……」 京太郎「う……」 エイスリン「…………」 京太郎「…………」 京太郎(ちょー気まずい) 京太郎(かなり気まずい) 京太郎(めちゃ気まずい) 京太郎(字余り) 京太郎「エイスリンさん、先、どうぞ」 エイスリン「ウン……」 エイスリン「京太郎……コレ」 京太郎(近藤さぁぁぁぁぁああああん!) エイスリン「Internetデシラベタ」 エイスリン「京太郎…………」カァァ エイスリン「……」ウルウル 京太郎(い、今にも泣きだしそうじゃねえか……) 京太郎(多分、調べている最中に変な動画を見てしまって……) エイスリン「……ワタシト」カァァ エイスリン「……ワタシト、シタイ?」 京太郎「えっ」 エイスリン「京太郎……コレツカッテ、ワタシトシタカッタ?」 京太郎「えっ」 エイスリン「……ワタシ、イイヨ」 エイスリン「京太郎、ナラ……」カァァ 京太郎(何これおかしくない?普通だったら赤面ビンタになるレベルだよね!?) 京太郎(それがどうしてこんなピンク色の方向へ進んでいるの?) 京太郎(きっとどこかで郁乃さんが見張っているはず!) 京太郎(そしてドッキリ大成功とか言って飛び込んでくるはず!) 京太郎(こんな天使でも、心の裏では小悪魔なはずだ!) エイスリン「ふぇふぁふふぁふぃふぁへへほ、ひひほ?」(滅茶苦茶にされても、いいよ?) 京太郎(小首を傾げつつ咥えゴムで誘ってくる天使なんて聞いたことねえよ……) 京太郎「え、エイスリンさん?」 京太郎「初めては痛い、って言いますし、ゴムをしてても妊娠する可能性があって、もしそうなったらお互いに損なことにしかならないですよ」 エイスリン「京太郎ノコドモ、ホシイ」 エイスリン「京太郎ノコトスキナノデ、京太郎トシタイ」 エイスリン「コレデモ……ダメ?」スッ フニッ 京太郎(俺の右腕が、控えめな谷間にーっ!?) 京太郎(服越しだけど、Tシャツ越しだけど!) エイスリン「ドキドキシテル、ワカル?」 エイスリン「……シテ、ホシイノ」 エイスリン「…………」カァァ 京太郎(こんな、こんなことされたら……) 京太郎(こんなの…………っ!) 顔を朱に染めながら、自分を誘うエイスリンさんを前に、俺に理性の歯止めがかかることはなかった なされるがままに押し倒され、昨夜ぶりの唇に触れる エイスリンさんが目を閉じているのを見て、こちらも目を閉じて、軽く互いの唇に触れあう そんな優しい口づけを何度も繰り返す エイスリン「っ……ヘヘ……」 照れくさいのか、ときたま口を離した際に笑いかけてくる それに応えて、頭を優しく撫でてあげるとくすぐったそうにまた微笑む 今度は俺の方から迫り、唇を触れ合わせる エイスリン「んっ、っ……!?」 エイスリンさんの唇に舌を這わせて、小さな蕾の中へ滑り込ませる 柔らかくて、少しざらついている舌に、俺の舌を絡ませて、幾度となくエイスリンさんの唇の中を蹂躙する 京太郎「れろっ、んっ、ちゅっ……ぷはっ」 エイスリン「んっ…………」 息が苦しくなってきたので、唇を離す 下に突き出た小さな舌から、上を向く口の中へと唾液が一筋の糸となって零れ落ちる 冬の夕日に照らされて金色に輝く糸を見て、 京太郎「これ、本当に俺たちが繋がってるみたいですよね」 エイスリン「……ウン」 ……呟くと、またエイスリンさんははにかんで答える いつものエイスリンさんは元気な少女だ だが、最近の彼女は……俺が見る姿は、どこか物憂げで、彼女らしくないと思ったこともあった しおらしい彼女は正直アリだと思ったが、それと同時に、あんな彼女は見たくないとも思った 涙を流す彼女も、下を向く彼女も、絶対に見たくないと思った その気持ちがきっと、俺からエイスリンさんへの好意の証だったんだろう、とようやく自覚できた 俺は、エイスリンさんが好きだ ……だから、ここから先の行為には責任を持たなければならない 自分に言い聞かせて、承諾した そして、ディープキスを数回繰り返したあと、エイスリンさんの肩を持ってタンマをかけた 私と京太郎は、フトンの上で向かい合ってセイザをしていた 二人ともハダカになって、私は恥ずかしくて京太郎の顔が見られなかった 顔を下げていると、必然的に京太郎のコックが目に入ってしまう 昼に見た動画を思い出して、また顔が熱くなって、逃げ出したくなっちゃう だけど、これに京太郎を誘ったのは私、京太郎としたいと思ったのは私だということを思い出す ここでは私の方が年上で、オネエチャンだから、リードしなくちゃいけないんだ 張り切って、京太郎にヨツンバイで近づいてコックを触ると、「あっ!」と変な声が聞こえた エイスリン「京太郎、キモチイイ?」 京太郎「エイスリンさんの手が冷たくて……はい」 エイスリン「エヘ」 彼を悦ばせられたわずかな達成感に、思わず笑みがこぼれる 動画で見た通り、コックを上下に扱いていると、見る見るうちに赤く、大きくなっていった エイスリン「京太郎、イタクナイ?」 京太郎「むしろ気持ちいいですよ」 彼に頭を撫でられるのはいつもくすぐったくて、京太郎の優しさを感じられる それが嬉しくて、私はいつも目を細めて笑いを返してあげる。そうすると彼も私に微笑み返しをしてくれて、それがまた嬉しいと思うんだ 京太郎「そろそろ……挿れましょうか」 エイスリン「……ウン」 ゴムに包まれた京太郎のコックはジョーギみたいに長くて、太くて、大きかった これが私の中に入るのかと考えると、とても恐くて、不安になった 京太郎「ここまで濡れていれば大丈夫ですよ」 エイスリン「ひゃっ……京太郎!」 京太郎のコック……日本語でちんちんを扱いている間に、私の……股、から液が溢れ出ていた そこをいきなり触られて、怒ってしまう 私がエッチだと言うかのように、京太郎が触って来たのが恥ずかしかった……から エイスリン「京太郎、ウゴケル?」 京太郎「できればエイスリンさんが動いてくれると助かります」 エイスリン「ワカッタ……」 アグラをかく京太郎を抱きしめられるように、脚の上に座って対面する 京太郎「これ、対面座位って言うんですよ」 エイスリン「タイメン、ザイ?」 京太郎「はい、この体位ならお互いの顔が見れるんですよ」 エイスリン「……コレデ、ウエカラ」 京太郎「恐いですか?」 エイスリン「……ウン」 京太郎「……俺が付いているから、安心してください」 京太郎「エイスリンさんが決めるまで、こうしていますね」 私の恐怖心と不安を察してくれた京太郎が優しく抱きしめてくれる オトコノコらしい硬い筋肉が私を包んでくれる 京太郎はいつも気遣いが上手で、私に優しくしてくれる 私は彼のそんなところが大好きなんだ 京太郎の胸元で深く息を吐いて、上に顔を向ける エイスリン「ガンバル!」 エイスリン「んっ……ひっ、うぅ……」 お腹の中に、何かが入り込んでくる感じがする 股が張り裂けそうに痛んで、とても苦しい エイスリン「んっ、ん~~!」 京太郎「大丈夫っ、ですかっ?」 エイスリン「ダイジョウブ……んっ!」 痛みに耐えながら、京太郎を私の奥まで迎え入れる エイスリン「はぁ……はぁ……っ!」 京太郎「落ち着くまで、深呼吸してください」 エイスリン「っ……ふぅ……」 京太郎「……よく頑張りましたね」 京太郎が、ずっと年下の子を褒めるようにほっぺを撫でてくれる その新しい心地よさに痛みもいつの間にか少しだけひいていってくれて、少しだけ楽になった これでやっと、京太郎を悦ばせることができるんだ エイスリン「……ウゴクネ」 私はそう言って、ゆっくりと腰を上下させた 京太郎に抱かれて身体を動かすのは気持ちが良かった おなかの中では京太郎のちんちんが擦れ、身体がムズムズするような感覚が湧いてくる それに加えて、京太郎と抱き合って体を密着させているから、私の胸が京太郎の厚い胸板になすりつけられて、先端に快感が生まれる 風邪を引いている京太郎は苦しそうだけれど、私を優しく抱きしめてくれている そのおかげか、京太郎の、胸の下から響く早めの鼓動と、真っ赤な唇から吐き出される荒い吐息を感じられる エイスリン「きょぅ、たろぉ……」 わからないようなおねだりを、京太郎に唇を向けてしてみる 下の口では足りないから、上の口も満たしてほしい 京太郎「わかってますよ」 私の意思が通じたのか、京太郎が私の顔を抱いて、唇を密着させる そのまま京太郎の舌が私の中にまた入り込んできて、私もそれに舌を絡め返してあげる これで完全に京太郎と繋がっているんだ 他の誰にもしたことのない初めてを、京太郎にしてもらった それが嬉しくて、満足感を抱いた そうしてトースイしていると、唇が離された エイスリン「っは……」 エイスリン「京太郎……ナンデ……」 京太郎「いえ……少し、俺も動けるかと思ったので」 京太郎「ここからは、俺に任せてください」 私が答えるよりも先に、京太郎はまた、私の顔を抱き寄せた 私たちの呼吸が共有されるのと同時に、下からおなかが押し上げられた 京太郎の動きは激しく中を刺激して、唇の中も同じくかき乱される 唇の間から漏れた唾液が身体の合間に落ちて、その感覚が私の快感を加速させる 中でも、おなかの奥まで突かれのがとても気持ち良くて、次第に私も動くのを再開した ―― 傾く陽の光が満ちる部屋には、二人が奏でる水音が響いていた エイスリンさんの愛液が、俺の肌で弾かれる音 舌に絡みつく互いの唾液が、唇の間から発する音 零れ落ちた唾液と滴り落ちる汗が源となり、身体が動く度に打ち出される音 目が滲む代わりに、聴覚だけが優れていく エイスリンさんの髪の匂いがしなくなっていく代わりに、皮膚に伝わる感覚が強調されていく 京太郎「エイスリンさん、大丈夫ですかっ?」 エイスリン「きょぉたろぉ……フシギ」 エイスリン「スゴク、キモチイイ……アト、チョット」 京太郎「……そう、ですか」 腰の動きを早く、力強く、エイスリンさんの奥へと押し付ける ピストン運動の速さに比例するかのごとく、エイスリンさんから預けられる重みが増していく エイスリンさんが感じているフシギな感覚……それは…… 京太郎「エイスリンさん、それ、何て言うか教えてあげますよ」 エイスリン「はぁっ、はぁ、ナ、ニ……?」 京太郎「イクっ、って、言うんです、よっ!」 自分の絶頂とともに最後の一突きをエイスリンさんに打ち込む エイスリン「ああっ、あぁぁぁあぁっ!」 自分の息子が膨張し、ゴムの中へ吐き出すのを感じながらエイスリンさんも絶頂する様子を観察する エイスリンさんの身体は痙攣して、膣口から大量の愛液が吹き出していく 胸にもたれかかった顔は今までにないほど紅潮して、呼吸もままならないようだ 京太郎「ッ――――!」 頭が、くらくらする ああ、そうか ……俺 風邪、引いてたんだっけ ドサッ エイスリン「はぁ、はぁ」 エイスリン「んっ……はぁ」 エイスリン「京太郎……?」 京太郎「」 エイスリン「ネチャッタ?」 エイスリン「…………」ジーッ 京太郎「」 エイスリン「umm...」 エイスリン「京太郎、ネテルンダヨネ?」 エイスリン「ソレ、ナラ、モウスコシ……」 エイスリン「ヤレルダケヤッテミヨウカ!!」 _,、= ニ;‐、、--――‐y、,_ ,,r;;;;''''=―--、、,_ /´ ヽ,ヽ,.゙'l,.゙Y;--',r'゙'ヾ;'V.j /∠,,.r_;'゙-‐-,<゙゙ヽ,'i、'‐、, ./_ .,,_j ゙l l,. Y/゙'ヾ、;、ノ,r;'| /jフ,r-、ヽ、 _,, .゙'ー;゙' ーi,. |'i, j.ヾ! ト‐! | .| .|,_ ./,.〈. 〉| ./ .(゙ _>゙'゙ r''゙´'i,゙l, ,j レ! .| | .|il, __ j .j゙ .l ト,゙',/ j.゙ r;| .レ'゙''‐ニ'''゙r''゙´ .゙l,ヽ,. ,ノ ゙ r''1.jノ .|.l,゙l, ゙ー゙.ノノ / / ゙l ゙l,ヽr',r'l ゙;| .ト、,. /./´゙ヽ;.、 ノ ,゙rッ .,Y';V | l,.゙ヽ--'゙ ,ノ / l, ゙'゙,,.l, ,j ゙| l,ヾ,、--、,,,、'_, r''゙ l / li,;) l,. ゙'i, / ,rシ-、,ィ) l,゙i,V/゙j゙ /゙,,、、、,_ ゙\!.レ゙ .| Y゙ ゙l゙i,・ヾi, ,/ィl、・_ノ ,; ゙シ'i.l,ノ ./゙ \ ゙Y .l / | `ラ´゙'''´ ''"'´ .| | .r'`V'''" ̄`゙ヽ、 ゙'i, |. ' / ゙'i, .j |./ ∧、, ゙̄ヽ、. \ ゙l. |\ ./ ゙i,. r、,,,.、,_ / ノメ、 .j |ヾヽ,゙'ー---‐'''''ヾ-、,‐' .゙i,ヾ'-'ニワ. / ./ノ .V j゙ |'i,. ヽ;-‐-、,_ __ .. / l,〈` //‐'´ ./.ヽ/ .j.ノ . ヾ、; ) ゙'i `ヽ、 / |ヾ‐;<;/__,、r'´ ./ .)='゙ .. ,ソ .( _,,r‐''゙⌒`゙ヽ、, / l; Y゙人゙l; . .,/,r'ニ゙ _,、r''´ .. ゙ヾ、 ヽ, l /,r | j‐゙''l; ゙ニー‐'゙ (`l.(_,r‐'''゙´__,, .... .`ヽ、,.... .. ゙l, .!. .l゙l゙レ' ‐゙ | ト;゙i,l、ノ,r;;'ニ゙/´゙Y .,r'゙ ̄ ..... .゙ヽ、 l, | 'ー;l.'i,.l゙ ,j 'シ'‐-ヘ;'V゙./ ゙l, ヽ, ...... ..ヽ, ゙l .|._,rラl,.| / ,i l, .ノ , ゙i, .゙ィ,.レ' .゙l, .| / / ゙l l,゙l,/./ .l, l, ././ .゙l,゙l、 /.,ィ´ ,.r''ニ'' ヾ, . l, j゙ .,rl´.'-‐ニ, .,、 L,,,,,゙l, V / ヽ,゙'´/.| .l゙/;=iミ;゙'i,. [ . Y゙ .,r',、 「゙´ | .| jヾ、--、ヾl, /,、 ゙l,.゙l、-';j;ノ ゙レ゙lj゙ ........ | / ./.| .レ-‐' 'ソ l,゙l, ./.∧、ヽ、,,/,/,,゙'i,,゙L、‐'゙ / // j゙ レ '二i .i''゙゙´| .| )、V.l゙ ゙l,.゙'V / ゙'i, ゙V゙ /ノ゙ /゙L,___,,,_ l..゙T´ .| | ,.| .| / ゙'i,゙l, `i , l, 〉,,.〈/ .ヽ、,,,,,、、-―‐-、ヽ、 .. . / 京太郎「ふぁぁ……」 京太郎「……外、暗いな」 京太郎「時間は……もう19時!?」 京太郎「風邪のときに童貞卒業してそのまま気絶……か」 京太郎「全裸だけど布団までかけてくれてありがたい」 京太郎「……俺、エイスリンさんとヤった、のか」 コンコン 京太郎「はーゲホッゲホッ!」 咏「よっ、元気かぃ?」 京太郎「あぁ、段々よくなってきたよ」 咏「そっかそっか……ん?」 京太郎「どうした?」 咏「イカでも焼いてんのか?イカ臭えけど」 京太郎「バッ!ま、まあな、霞さんがスルメイカ持ってきてくれてたんだよ、あーおいしかったー」 咏「ほへぇー……ならいいけどよ」 京太郎「で、何しに来たんだ?」 咏「あー、そうだった」 咏「晩飯食わね?」 京太郎「おう、いいぜ、何作って来てくれたんだ?」 京太郎「へぇー、これがサムゲタンか」 咏「そーそー、一日中暇だったから挑戦してみたってわけよ」 京太郎「薬膳料理で体にいいんだっけか、わざわざ俺のために調べてくれたのか?」 咏「ちっ、ちげーよ!たまたま、たっまたま暇だったから作ってみたんだっつーの!」 咏「たまたま買い物に行こうと思ったら霞に会ってお前のこと聞いて、そんでたまたま材料が売ってたんだよ!」 咏「わかったらとっとと食えよ京太郎」 京太郎「そんなとっとこハム太郎みたいに言われてもなぁ」 京太郎「まあいいや、いただきます」 咏「なあ、美味いか?」 京太郎「まだ食ってねえよ」 咏「そうだったよねぃ~」 京太郎(何言ってんだこいつは) 京太郎「なあ、お前どうしてそんなに元気そうなの?」 咏「どうして、ってそりゃあ、まあ……」 咏「京太郎とこうしてると、夫婦みたいかな……って」カァァ 咏「あっ、ししし知らんけど!」 京太郎「あー……確かに」 京太郎「けど俺と咏の子どもってどうなんだよ、絶対小っちゃくなるじゃんか」 咏「うっせー!私はまだまだ発展途上なんだよ!」 京太郎「…………」モグモグ 咏「せめて一言返してくれよ!?」 京太郎「…………」ゴックン 咏「ど、どうだった……?」 京太郎「これは……」 京太郎「うまいな」 咏「反応薄くねーか?私の気のせいか?」 京太郎「いや、疲れたっつーか、まだ元気出ない」 咏「んーそうかぃ……」 京太郎「けど、こんな晩飯だったら毎日食べたいな」 咏「ひゃぇっ?」 京太郎「もちろんサムゲタンじゃなくて、だぞ」 咏「わっ、わーってるよ!このスカポンタン!」カァァ 咏「そんなに作ってほしかったらいつでも作ってやるよバカ!」 咏「そんときは!……そんときは……また、二人で食おうな」 京太郎「おう、楽しみにしてるぜ」ニカッ 京太郎(つーわけで食後なんだけど……) 咏「~♪」シャー 京太郎(なんかデジャブだ) 京太郎(憩さんはあの小ぶりなお尻を振ってるのが良かった) 京太郎(咏はちょくちょく背伸びしようとしてつま先立ちするのが可愛いな) 京太郎(咲とかモモと一緒だとあいつらも料理上手くて三人で作って三人で片づけてたから、こんな風に後ろから見ることはあんまなかったんだよな) 京太郎(そう考えると、新鮮だ……) 咏「あ、うわわっ!」 京太郎「……え」 咏「京太郎、危ねぇ!」 京太郎「ナ、ナベ……?」 京太郎(えっ、なんで鍋?咏は自分の部屋で作って来たんだよね、じゃあなんで鍋なんか落ちてくるの?) 京太郎(それっておかしくねぇ?) 京太郎「ずがーん」 咏「京太郎ぉー!!」 京太郎「」ピクピク 咏「京太郎、おい、京太郎!」ペチペチ 京太郎「」チーン 咏「京太郎ぉぉぉぉぉおおおおお!!!!」 京太郎(起きたら咏に泣いて謝られた) 京太郎(痛かったのは確かだけど、こっちも申し訳なかったから) 京太郎『泣き止まねえと舌入れてキスするぞ』 京太郎(って言ったらしばらくフリーズして泣き止んだ……はぅっ!)ズキッ 京太郎「たんこぶできてるよ、まったく」 京太郎(なんで今日はこんなに疲れるんだ?) コンコン 夜 憩「お邪魔するなーぁ」 京太郎「とはいっても、何しに来たんですか?」 京太郎「夕食ももう食べましたし、憩さんの手を煩わすようなことは何もないはずですが……」 憩「京太郎くんは冷たいなぁ、用事がないと来たらあかんの?」 京太郎「いやいや!そんなことはないっすよ!」 京太郎「憩さんがまた来てくれて嬉しいです!」 憩「ふふっ、最初っからそう言ってくれればええんやで」 憩「……ほんまは用事があって来たんやけど」 京太郎「結局あるんかい」 憩「京太郎くん、もうお風呂入った?」 京太郎「いえ、まだですけど」 憩「まだ、やったら……その、な……」 憩「身体拭くの手伝うで」 京太郎「……えっ?」 憩「ほら、京太郎くん風邪引いとるからお風呂入るのも大変やろ?」 憩「せやから、背中だけでも拭いたろか?」 京太郎「確かに……よく母さんにもしてもらったような」 憩「せやろー?そんなわけで、憩お姉ちゃんにお任せや!」 憩「ほな当てるで、熱かったら言ってな」 京太郎「ぅあ……」 憩「拭くでー」 京太郎「……おお、これは、なかなか」 憩「せやろー流石やろー♪」ゴシゴシ 京太郎「ちょっとくすぐったいですけどね」 憩「そういえば、みんなで銭湯に行ったんやって?」 京太郎「あのときは咏と憩さんがいませんでしたね」 憩「次行くときは、みんなで行けたらええな」 京太郎「そうっすね、俺は一人でゆっくりしたいです」 憩「だーめ、今度も混浴やで」 京太郎「いや、ほんと、耐えられないんでやめてください、まじで」 憩「にしても京太郎くんの背中おっきいなぁ」 京太郎「そうですかね?」 憩「ふふ……京太郎くんの背中、ウチの手でおっきくなってるで」 京太郎「微妙に言いなおした!?そしてなんで色っぽくなってるんですか!?」 憩「ふーっ」 京太郎「ふきゅっ!」 憩「あはは、変な声やなーぁ」 京太郎「そっちがいきなり息吹きかけるからでしょうが!」 憩「背中で気持ち良かったんやったら、耳にもしたろか?」 京太郎「遠慮します、次は俺の番ですからね!」クルッ 憩「あっ……」 憩「ん……」 京太郎「ん……ぅ!?」 京太郎(エイスリンさんも淡のも小さくて柔らかかったけど……憩さんのは、何か違うような) 京太郎(匂いが……歯磨き粉かな?) 京太郎(これは新鮮だな……って違うわ!) 京太郎「ぷはっ……すっ、すみません!」 憩「俺の番……って、そういうことやったんやな」 京太郎(この雰囲気は怒ってる!断言できる、ニコニコしながら怒ってくるに決まってる!) 憩「京太郎くんがその気なら、ウチやって……」 京太郎(やべっ、憩さんの手が俺の頬に!) 京太郎(これはビンタか?) 憩「すぅー……」 京太郎(ビンタなのかぁー!?) 憩「はぁぁぁぁ……」 京太郎(気合入れてるからビンタだね!) 憩「うぅ……えいっ!」チュッ 京太郎「んむっ」 憩「んっ」 京太郎(あれ、両手ほっぺに添えられてるじゃん) 京太郎(ってか、またキスしてるじゃん) 京太郎(……俺、この二日で何回キスしたんだ……?) 憩「っはぁ……」 憩「今度いきなりしたら怒るで、ええな?」 京太郎「キスしてキス仕返されるなら大歓迎です!」 憩「そういう問題とちゃうんやけど……」 憩「……まあ、これで偶然やないファーストキスになったわ」 京太郎(偶然じゃ、ない) 京太郎(ああ、そういや、校門の前で誰かにぶつかられて……) 憩「今のは今までの感謝の気持ちと、さっきのお返しやさかい、特別なんや」 憩「次は……もっと、すごい仕返しにしてまうからな」カァァ 京太郎「はい、あーん」 憩「あー……ん」モグモグ 京太郎(なんで霞さんからもらったみかんを食べさせ合いっこしてるんだ、俺たち) 京太郎(身体を拭く、という憩さんの用事が済んで、なんとなく……) 京太郎「こたつもあれば風情があって良かったですね」 憩「んふふ~ちょっとごめんなー」バサッ 憩「こうして二人でお布団にくるまる方があったかいで?」 京太郎「そんなに近づいたら風邪がうつりますよ」 憩「風邪は誰かにうつした方が早く治るらしいで」 憩「京太郎くんの風邪やったらうつってもええし、かまへんよ」 京太郎「それで憩さんが風邪になったら、俺が憩さんの風邪をもらいますからね」 憩「もう堂々巡りやないか……」 京太郎「そーっすねー」 憩「……こう、京太郎くんの隣におるとあったかくなるなぁ」 京太郎「そりゃあ熱出してる人と同じ布団に入ってたらそうなるでしょう」 憩「ムードもへったくれもないなぁ」 京太郎「じゃあ、こうしますか?」ギュッ 京太郎「キスに加えて手まで握れば、すぐ風邪がうつりますよ」 京太郎「……あ、みかんどうしましょこれ」 憩「右手で食べさせてー」 京太郎「いや、筋とかも剥かないと……」 憩「バナナとかみかんの筋は栄養が入ってるから食べた方がええんやで」 憩「ほらもういっこー」 京太郎「わかりましたよ、あーん」 憩「あーん」モグモグ 憩「ん~おいしいなぁ」 京太郎「俺にも食べさせてくださいよ」 憩「京太郎くんは部長さんに尽くすべきやと思うなー」 京太郎「これからもこんな調子なのか……」 憩「……ええやん、こんな調子で」 憩「京太郎くんはウチを手伝ってくれて、ウチも京太郎くんと一緒に頑張る!」 憩「このまま、二人で頑張ればええやろ?」 京太郎「今の憩さんは思いっきり怠けてますけどね」 憩「それは……臨機応変って言うヤツや」 京太郎「調子いいなぁ」 憩「……ま、何にしてもや」 憩「不束者やけど、これからもよろしうな」 京太郎「こちらこそ、まだお世話になります」 憩「……なんか、照れくさいなぁ」 京太郎「そう……っすね」 憩「そろそろ遅いし、帰るなぁ」 京太郎「今日は一日、ありがとうございました」 憩「ええよ、ご近所さんやし、後輩さんやからな」 憩「明日も長引いとるみたいやったら、また看に来るで」 京太郎「憩さんが毎日来てくれるんなら風邪なんて引きっぱなしでもいいかもしれませんね」 憩「さっきも同じようなこと言ったような気がするわ……」 京太郎「ですね……」 ヒュウウ 憩「くしゅん!」 京太郎「身体冷えちゃいますから、早く部屋に戻ってください」 憩「もうちょっと一緒に話していたいんやけど、女の子にそんな言い方してまうんやなぁ」 京太郎「俺だって、憩さんが俺のことを大切に思ってくれる以上に――――」 京太郎「ずっと、ずっと、憩さんのことが大切なんですもの」 京太郎「……っと、すみません、臭いこと言っちゃって」 憩「ううん、嬉しい」 憩「……京太郎くんは、なんでこんなに嬉しいこと言ってくれるんやろ」 憩「言葉も、麻雀も、料理も勝てないなんて、ずるすぎるわ」 京太郎「そんなこと言ったら、俺も憩さんの笑顔や学力に敵わないですよ」 憩「せやったら、ウチらが一緒におれば最強やない?」 京太郎「一緒にいれば……って、結構大胆なことを言いますね」 憩「京太郎くんに負けないくらいにしてみたつもりなんやけどね」 京太郎「……これからも一緒にいれるかどうか、なんてわかんないっすけど」 京太郎「今なら、こうすれば……」ギュッ 京太郎「一緒になってる、って感じがしませんか?」 憩「冬の夜やから、余計にな」 憩「……せや、クリスマスプレゼントまだあげてんかったやろ?」 京太郎「そんなのいいですよ、今日一日のお世話で十分です」 憩「年上としてそういうわけにもいけへんのや」 憩「せやから、これが、ウチからの誕生日プレゼントやで」 憩さんの両手が顔に添えられた 柔らかい指が顔を撫で、そこまで続く腕は、身体と身体を密着させるために曲げられる 憩さんはほんの少し背伸びをして、ゆっくりと顔をこちらに近づけてきた 目はもちろん閉じられていて、それが何を意味しているのか、なんて容易に想像することができた 唇が触れ合い、甘い歯磨き粉の香りが口の中に広がる 本日三度目の香りが、憩さんの舌によってさらに押し込められたのだ 甘い粘液をまとった舌が絡みついて来たので、こちらも絡め返して、互いの唾液を共有する 風に吹き付けられる寒さよりも、風邪がもたらした熱よりも、このキスの気持ち良さが遥かに勝る 快楽に浸っている間に、この一年の記憶が、脳裏に浮かんできた 初めて霞さんに挨拶をしに行った時のこと 登校初日に照と再会したこと 憩さんの涙を見て、手助けをしたいと思ったこと 憩さんと雀荘へ行って、たこ焼きを食べたこと エイスリンさんと初めて会話をしたときのこと 清々荘のみんなで歓迎会を開いて、お祝いをしてもらったこと 雀荘で怜さんと出会って、怜さんが倒れたこと ゲーセンで郁乃さんを助けたこと 他にも、まだまだある そんな日常の思い出や、非日常の思い出がこの一瞬のうちに思い起こされる 時間というものはあっという間に過ぎ去って、思い出は風化しながらも脳の片隅で生き続ける 俺が清々荘で過ごした八か月間は、どうやっても忘れることのできない思い出だ そして、それはこれからも積み重ねられるんだ 憩「……もう、激しくしすぎや」 京太郎「そっちから仕掛けてきたんでしょうが」 京太郎「クリスマスプレゼントの交換もし終えたんですから早く帰って寝てくださいよ」 憩「うん、ほな帰るな」 京太郎「おやすみなさい」 憩「おやすみー」フリフリ 憩「……あ」 京太郎「まだ何か、忘れ物でも?」 憩「んー……ちょっと一言、な」 京太郎「?」 憩「えー……コホン」 {{{ . .-――-. . . . ´ .` . / ヽ . . / / l ヽ ヽ . / / / / l l l . ′ . . . ′/ | ハ ト、 ヘ i l |. | 1 | .|{ ‘. ヽ\_ ; | | | | | | |-―.lハ{\ fヾ\` i l |l | | | | | |{ ヽ \ { \ \ | 八 | | | レ _ 、 `r==ミx } ∧ . 八 ヽ | r㌃⌒` ムイ } ヽ / \ヾ ,,,,,,,, , ' | ノ \ / 八 ハ .... 、 「 ヽ > / / >-、 ( ノ イ l l ヾ \ -=≦ / ゝ ー < l ∧ |` ー---` 「京太郎くん、大っ好きやで」 ∠ イ ∧ ト、 ≧=r-- 1 /レ .V / \ { ヾr‐ァ トヘ/ ___/ \ __ / \_____ / \ /ー一ヘ / ハ ハ \/ }/ ̄} / i ヽ } } | У } ∨ .| ′ / } } .. { . / { } } . | | } ,. i i ハ } . | }} 憩「いつも、おおきに」 【冬休み12日目】終了
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特別編 清澄高校麻雀部の人々 いつもと大分違った特別編です 1週目とも2週目ともまた別の世界で、とあるゲームのパロです 京太郎は清澄の麻雀部にいます。時期は年末くらいです ※キャラ崩壊などアリ、そういうのがNGな人は数レスほどスルーでお願いします バサッ 京太郎「ん?なんだこれ?」 年末の、大掃除前 みんなより先に来て早めに掃除をしていたら、それを見つけた 棚の牌譜やノートの整理中、端っこの方に隠すように置かれたいたそれは、他の物を動かした拍子に倒れていた 表紙は見えなかったが、ページが開いた状態で出てきたそれは大学ノートのようで、何か書かれていた ○月○日 久 最近須賀くんに雑用を任せっぱなしになってる 今度なにか奢ってあげよう ○月○日 まこ 京太郎がうちの店の手伝いまでしてくれた 給料多めにするよう言うとこう 京太郎「……先輩たち、いや、女の子の日記か日誌か?」 それは竹井先輩、染谷先輩、和、優希、咲の5人みんなで書き込む日記のようなもので、主に俺のことが書いてあった ○月○日 優希 京太郎がタコスを作ってくれたじぇ! 最近また美味くなってる!! ○月○日 和 ☆ 須賀くんがまた私の胸を見ていました 夏服になってから、以前より視線を感じます ちょっと控えてほしいです ○月○日 咲 ☆ 京ちゃんに迷子から見つけてもらった 嬉しかったけど、帰り道に私がいると教えてもらったという女の人にお礼に行っていた 迷子になったのは私のせいだけど、女の人の胸を見て鼻の下を伸ばさないでほしい 京太郎「……こんなこともあったなー」 女の子の日記を読むことに多少いけないとは思うが、書いている内容にその時のことを思い出し、懐かしく思う なんでこういう風に書いているのかは分からないが、あの時ありがたかった、嬉しかった、と書かれているのは悪い気はしない 京太郎「さて、こっそり書いてる物っぽいけど、あんまり見てると悪いし……アレ?」 無言でページをめくる ノートには、まだ続きがあったようだ ○月○日 久 ☆☆ 最近須賀くんに他校の知り合いが増えたみたいだ 美穂子やゆみからもよく話を聞く いつの間に連絡先を交換したのかしら ○月○日 まこ ☆☆ ここ数日京太郎が店の手伝いをしてる時、高校生の客が多い気がする 今日なんて鶴賀の妹尾や風越の吉留、龍門渕の沢村まで来ていた 執事服にしたせいか? ○月○日 優希 ☆ クラスの人から京太郎のことを聞かれた いっそウチの部のマネージャーに欲しいとか言われたけど、渡す気はないじぇ ○月○日 和 ☆☆☆ 玄さんから須賀くんのことを聞かれました 玄さんと胸の話をしていたらしいです そんなに胸がいいんですか ○月○日 咲 ☆☆☆ 東京で京ちゃんと出かけようとすると、用事があると言われて断られた 和ちゃん達と出かけると、他校の女の人達と仲良さそうな京ちゃんを見つけた 他校の人と仲良くなるの早くないかな? ○月○日 久 ☆☆☆ 東京に来てから須賀くんを訪ねる他校の女の子が多い 東京でナンパでもしたのかと思ったが、女の子達の様子からして違うらしい 何をやっているのかしら ○月○日 まこ ☆☆☆ 京太郎に冗談半分で執事服を渡したら、見事に着こなしおった そのせいか、何人もの女子が来た 写真まで取って、有料にすりゃ良かったか ○月○日 優希 ☆☆ 京太郎のタコスを花田先輩に渡したら、かなり評判が良かったみたいだじぇ ただ、わざわざ新道寺の人、それ以外の学校の人もレシピを京太郎に聞きに来た 京太郎はわざわざ全員に振る舞っていた。おかげで私の分が無くなった くうくうおなかがなった ○月○日 和 ☆☆☆☆ 須賀くんが他校の胸が大きい女の子たちといました 視線は明らかに胸にいっていた。なのに女の子たちは気にしていない様子でした 宿舎の戻ってきても、私の胸を見ていまいした なんともいえない気持ちになりました ○月○日 咲 ☆☆☆☆☆ 京ちゃんがお姉ちゃんと、お姉ちゃんの学校の人達と仲良さそうにしていた お姉ちゃんと、お姉ちゃんのとこの大将の人は京ちゃんの腕にわざとらしく抱き着いていた 許せない 何かに急かされるようにページをめくる 危険だ この先は見てはいけない 今すぐノートをしまって、何も見なかったことにしないといけないと俺の本能が言っている でも、ページをめくる手が止まらない ○月○日 久 ☆☆☆☆ 須賀くんは他校の3年生と盛り上がっていた わざとらしくうちに転校しないか?なんて言われてて悩んでいる様子だった 冗談なのに、何を言っているのかしら ○月○日 まこ ☆☆☆☆ 次鋒戦で当たった奴らと飯を食っていた 似顔絵か何か書いてもらってデレデレしよって 胸とかわしと差無いじゃろ ○月○日 優希 ☆☆☆ 他校のちっこいのと京太郎が話していた いきなり抱き着かれて、慌てて赤くなりながら振り払っていた 私の時はそんな素振り見せなかったくせに…… ○月○日 和 ☆☆☆☆☆☆ 今日の須賀くん 2人でテレビの試合を見ながら真面目な話をしているのに胸を見てきます やんわりと注意をすると、テレビで試合に出ている胸の大きい選手を見ていました 許せません ○月○日 咲 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 今日の京ちゃん わざわざお姉ちゃんとそのチームメイトにお菓子を作っていた 私には試作品というをくれた でも許せない ○月○日 久 ☆☆☆☆☆ わざとらしく体を寄せてくるプロ相手にもデレデレしていた 許せない ○月○日 まこ ☆☆☆☆☆ 他校の眼鏡を掛けた巨乳の娘と眼鏡を外すかどうかの話 許せない ○月○日 優希 ☆☆☆☆ ちっこい奴らに囲まれていた なんで私だけ扱いが適当なんだ 許せない ○月○日 和 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ また胸を見てきます 胸の大きい娘の試合ばかり見ています 許せません ○月○日 咲 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 今日の京ちゃん 迷子になっていたお姉ちゃんを見つけて手をつなぐ 転びそうになったお姉ちゃんを抱き留める 絶対に許さない 須賀くん(許せない) 京太郎(許せない) 京太郎(許せない) 須賀くん(許せません) 京ちゃん(絶対に許さない) 許せない許せない許せない許せません絶対に許さない許せない許せない許せない許せません絶対に許さない許せない許せない許せない許せません絶対に許さない ノートを閉じる その表紙を、俺は今、やっと見た りゅうもんふちグループ発行、よいこのめっさつしりーず、ジャ●ニカ暗殺帳「ふくしゅう」 そして、やっと気付く 背中に感じる、5人の気配を…… なんてこった 俺に伝統の不条理デッドエンドが用意されていたなんて――― 「須賀くん?」「京太郎?」「京太郎?」「須賀くん?」「京ちゃん?」 カンッ!! 京太郎「……はっ!?」 不意に飛び起きる どうやら俺は麻雀部のベッドで寝てしまっていたらしい 時間は、まだみんなの来る前だ 早めに来て、掃除を先に始めようと思ってはいたが 京太郎「……うわ、なんだこのすごい汗」 全身に冷や汗をかいている 変な夢でも見たか? 京太郎「……やめとこ、ロクな夢じゃない気がするし。顔洗って、掃除でもやっとくか」 俺は起き上り、顔を洗うために部室の外に出る まだみんなは来ていない 早いとこ、済ませてこよう 「ふふっ」「ははっ」「あはっ」「くすっ」「ふふふっ……ねぇ、京ちゃん?あんまり、悪いことしちゃ、駄目だよ?」 カンッ!!