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天真みちるをお気に入りに追加 天真みちるとは 天真みちるの74%は海水で出来ています。天真みちるの19%は赤い何かで出来ています。天真みちるの5%は根性で出来ています。天真みちるの1%は知恵で出来ています。天真みちるの1%は睡眠薬で出来ています。 天真みちるの報道 TVアニメ『ワッチャプリマジ!』第7話 先行場面カット・あらすじ到着!れもんの歓迎会で、みゃむは魔力を暴走させてしまう - アニメイトタイムズ 【フォロー&RT】祝・結婚!天真みちるさんチェキプレゼント | FRIDAYデジタル - FRIDAYデジタル 元宝塚の「おじさん役」天真みちるが語った結婚秘話 | FRIDAYデジタル - FRIDAYデジタル 元宝塚の「おじさん役」天真みちるが語った結婚秘話(FRIDAY) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 越乃リュウ、宝塚音楽学校2年目、本科生として自由の身に。幻の芸名「新 海」は、青い衣装がよく似合う!?(婦人公論.jp) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 史上最高倍率を突破した元タカラジェンヌ「家族」「離婚」の葛藤 | FRIDAYデジタル - FRIDAYデジタル 高橋みなみが「あーん」するクロちゃんに冷静ツッコミ「それよりも…」 - ニコニコニュース 「AirPods 3」のケースもう発売 あれっ?アップル正式発表してないよ (2021年10月18日) - エキサイトニュース 妖精40年 涼風真世には歌がある これからも伸びやかに [宝塚歌劇団] - 朝日新聞デジタル 元タカラジェンヌ・天真みちる結婚「10年来の友人」 タンバリン芸で一躍有名に(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース おじさん役でタンバリン芸の元タカラジェンヌ・天真みちるが結婚 - ニッカンスポーツ 元タカラジェンヌ、天真みちるが結婚 「おじさん役をやり続け」異色の存在として話題に(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 元宝塚歌劇 天真みちる結婚「10年来の友人」 タンバリン芸で一躍有名に - デイリースポーツ クリスティーナ・リッチが再婚 (2021年10月13日) - エキサイトニュース 大人気YouTuber東海オンエア・てつやが8周年を報告 (2021年10月13日) - エキサイトニュース 越乃リュウ、宝塚の芸名は家族会議で決定。いつも聞かれる「寒梅の娘?」「酒豪?」に、実際は「嗜む程度です」(婦人公論.jp) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 元宝塚・七海ひろきの「スタイリッシュ体操」カッコ良すぎる理由(FRIDAY) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース (魂の中小企業)元タカラジェンヌ、起業 故郷のためにできること - 朝日新聞デジタル 越乃リュウ、勢いと負けず嫌いで始まった宝塚人生。緊張のあまり、本科生の問いかけに出た「へぇ」(婦人公論.jp) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 礼真琴にスマホでズーム 宝塚歌劇で初配信、8K動画の楽しみ方 - 毎日新聞 - 毎日新聞 【本ナビ+1】クリエイティブディレクター 佐藤可士和 異色の脇役スターがゆく『こう見えて元タカラジェンヌです』 - 産経ニュース 越乃リュウ「〈あなたは背も高いし、宝塚を受験したら?〉バレエ一筋の私に、先生がくれたアドバイス」(婦人公論.jp) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース タカラジェンヌの「その後」を支援 宝塚歌劇団前理事長の次の狙い - 毎日新聞 - 毎日新聞 越乃リュウ「8月15日に退団した月組のトップスターであり可愛い後輩。実直な人、珠城りょうさん」(婦人公論.jp) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 元トップ霧矢大夢「舞台が楽しい」 宝塚時代の病気越え - 朝日新聞デジタル 40代でビジネス数字を学び始めた女性役員は、「営業ノート」に何を書いたか | PRESIDENT WOMAN Online(プレジデント ウーマン オンライン) - PRESIDENT Online アニメ 『進撃の巨人』調査兵団の軌跡をたどる、初の公式メモリアル 「ステッカー&ポストカードブック」発売!(2021年8月12日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース 五輪閉会式、宝塚歌劇団の国歌斉唱に喝采 ファンは「心残り」も?次回開催国フランスとの深い縁 - J-CASTニュース 越乃リュウ「史上最年少で、宝塚歌劇団月組〈組長〉に! 理事長から言われた衝撃の一言」(婦人公論.jp) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 元タカラジェンヌ・天真みちる、宝塚を愛するトラックメイカーアイドル・眉村ちあき、念願の初トーク!(2021年8月3日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース 「元宝塚歌劇団OG×神戸のレストラン」コラボ企画 アーカイブ配信へ - 神戸経済新聞 元タカラジェンヌと共にお届けする“明日へのエナジー”ライブイベント!『TOOTH SIENNE』2021年8月6日(金)アーカイブ配信開始! - valuepress トーク:天真みちる エッセー刊行、元“おじさん役”タカラジェンヌ 自分の道を自分らしく行く - 毎日新聞 トーク:小芝風花 ドラマ「彼女はキレイだった」でヒロイン役 「あなたも主役に」背中を押す - 毎日新聞 宝塚で「おじさん役」を究めた天真みちるの第2の人生 | FRIDAYデジタル - FRIDAYデジタル 宝塚で「おじさん役」を究めた天真みちるの第2の人生(FRIDAY) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「宇宙一かっこいい」トップの去り際とは 宝塚歌劇・珠城りょう - 毎日新聞 - 毎日新聞 『激レアさんを連れてきた。』出演で話題の元タカラジェンヌ・天真みちる、初のエッセイ4刷が決定 - http //spice.eplus.jp/ 「宝塚の佐藤二朗」“おじさん役”を極めたタカラジェンヌの異色経歴とは?(きのうのテレビ)(QJWeb クイック・ジャパン ウェブ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 佐藤二朗が「宝塚の佐藤二朗」を称賛 おじさん役の開拓者・天真みちるとは の要約 - fumumu 宝塚トップスター2人の対照的な「退団後」 明日海りお&柚希礼音に象徴されるキャリアの多様化 - J-CASTニュース 「俳優をバカにした表現」「演技のプロが俳優なんだよ」 佐藤二朗、一部番組の紹介方法にうんざり - J-CASTニュース 宝塚ワールド:「パイプの吸い方勉強」 宝塚宙組・真風涼帆がホームズ役に挑戦 - 毎日新聞 - 毎日新聞 宝塚歌劇×ディズニーコラボグッズ 星組トップ・礼真琴コレクションも - おたくま経済新聞 ガラコンの92期 蘭乃はな 公式ブログ - lineblog.me 宝塚ワールド:宝塚歌劇「ほんものの魔法使」原作が復刊 「ヅカ部」の説得実る - 毎日新聞 - 毎日新聞 夢が突然消えた…元タカラジェンヌが葛藤を経て辿り着いた境地 | FRIDAYデジタル - FRIDAYデジタル 宝塚ワールド:珠城りょう「力量試される」 宝塚月組「桜嵐記」で集大成の熱演 - 毎日新聞 - 毎日新聞 天真みちる「こう見えて元タカラジェンヌです」3度目の重版 - ナタリー 宝塚ワールド:美園さくら「やってきたこと間違いじゃなかった」宝塚月組退団公演 - 毎日新聞 - 毎日新聞 元宝塚・七海ひろきミニアルバム「FIVESTAR」3種のジャケ写・収録内容公開 - おたくま経済新聞 宝塚ワールド:朝美絢、華やかに軽快に 宝塚歌劇雪組公演「ほんものの魔法使」開幕 - 毎日新聞 - 毎日新聞 宝塚ワールド:宝塚歌劇・月組トップコンビのサヨナラ公演開幕 3週間ぶり観客 - 毎日新聞 - 毎日新聞 宝塚ワールド:宝塚歌劇団、華優希らサヨナラショー 初の無観客千秋楽 - 毎日新聞 - 毎日新聞 宝塚ワールド:極めた「おじさん役」 元タカラジェンヌ天真さんがエッセー出版 - 毎日新聞 - 毎日新聞 宝塚ワールド:宝塚歌劇、12日から公演を順次再開 イベント制限など緩和受け - 毎日新聞 - 毎日新聞 遅くなりましたが 蘭乃はな 公式ブログ - lineblog.me まるで「タイムスクープハンター」? 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名稱:危亦林 伺服器及顏色:5服綠類型:文 性別:男 生命值:420 武力:31 智力:20 防禦:11 敏捷:43 運勢:84 敘述:危亦林,生卒年不詳,字達齋。祖籍撫州(今江西撫州市西),後遷南豐(今江西南豐縣),出身於世醫家庭,高祖危雲山隨董奉二十五世孫董京習大方脈 (內科),爾後醫道五世不衰。其伯祖危子美專婦人及正骨金鏃等科。其父危碧崖,隨周伯熙習小兒科,進而學眼科,兼療瘵疾。危亦林20歲開始業醫,除繼承祖 傳醫術外,還研究瘡腫、咽喉、口齒等科,醫術全面,而以骨傷科最有成就。於1337 年撰成《世醫得效方》。
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くされたまご(上) 一輛の鉄道馬車京朧の辺にて止りぬ、見れば狭き昇降口に乗る人下る人入まじりて悶着せり、最少しお詰なされて、と罵るは御者の声。しばしば込合《こみあ》ふ様子なりしが、やう〳〵にして静りしは}同よきほどに居並びしなるべし。最後に入来るは若さ女。黒縮緬のおこそ頭巾に顔は半かく糺て見えねど、色の白さうっくしさ、頭巾の蔭よりさし覗くしめりを帯びし目の清しさ、いづれか見る人の心を惹ざらん。いづこに坐るべきかと躊躇ふ様にて、すツきりとして佇立か姿、朝日口背く女郎花のくねらで立てる風情あり誠に心の銷こそ人の目口止まらずらめ、姿の花の引力の強弓、車上の人の夥多の目はたゞ、この花口集りぬ。彼方の一隅に腰を掛で、たyゝ外の方を見詰ゐたる、十六、七の少年ありしが、それだに傍のけはひに誘はれ覚えずこなたを見かへりし、その顔だちの愛らし、目を見合はせし件の女はつか〳〵と歩み寄り、その傍に腰を掛けぬ。腰を掛けつゝ小声にて、「あ窮屈な」と呟きながら眉を顰めて、うツとしさうに被ぶれる頭巾を脱ぎ棄て、初て見するその顔は十人並より美しがるべし。しだらなく合せたその襟附はともすれば洩《も》らすべし胸の羽二重《はぶたえ》、みだらがはしき下前《したまえ》は歩かば蹴出《けだ》さん白き脛《はぎ》、いきなりの束髪結に、見得を棄たる羽織の着こなし、黒人にしては不粋に過ぎ、娘にしてはみだらな粧姿。でもいかなる身分の女か、世なれて見ゆる七不思議なり。少年はまがひなき書生風、ごむ靴に朱糸の靴足袋、短き小倉の袴を穿き、活溌らしか扮装なり。まだをさなげの失かねし無心の風も憎からず。清しき目、朱き唇、翠の眉は桃色の頬に映じ、」層見まさる愛らしさ、飾らぬ粧はなかくに包める玉の光をますべ女は脱いだる頭巾をいぢり、折々その目に情を含み、少年の方を見かへれど、彼方はとんと気かっかず、た・ゝぽんち絵の広告に目を注ぎっヽ余念なし。その中に日本橋、と叫ぶは馬車のすてエしよん、またこゝにても幾人か、或は下り、或は乗り、以前に増りて込合ひたり。この雑沓と諸共に女はやをら腰を移し、少年の方へすり寄りたり、されば二人の間にはたゞ衣一重の垣あるのみ。車の物に打触れて傾くごとに、この女の懐にせる香水は馥郁たるその香を少年の鼻に送るなるべく、また少年のつく息は女の息と混ずるなるべし。とかくする聞に車は進みて万世橋に着くとそのまへ少年は急がはしく真先に飛び下る、女も周章て飛び下る、少年は頓着なく華族の邸に引添ふて彼方の高き坂に向ひっかくと往くほどに、女心同し方へと向ひ、往来まばらになりし時、「もし〳〵」と後より女は小声で呼かけぬ。ざれど彼方の耳には入らず、女はきざみ足にて前へ進み、 「もし〳〵 少年はふり向いて立止まり、 「私ですか。 「少々伺ひますが。 卜言ひて見る目に流す秋の波、情を籠たる口元の少し大き過ぎるは玉に瑕、それをかくすしめ笑ひ、 「西紅梅町と申すはどの辺でござんせう。 「西紅梅町? 少年は不審さうに女の貌を見て、 「西紅梅町は上ッて左の方へ往くのです。 つぎ穂なく言ひ捨て往かんとすれば、女は周章て呼び止め、 くされたまご 「あの、何んですか、まだよほどありますか。 「いゝえ、二、三町です。 少年はきまり悪そうに横を向き、正面の板犀心返答三昧、額にかゝる緑の髪、价悧さうなそのまなざし、愛らしい二重瞼、美しい頬の薄桃色、男が見ても見返るべし。女はつく〴〵と少年の貌を見つめ、心ツこりと笑みて笑凹を現はし、 「十八番地といふとどの辺になりませう。 「知りません。 問ふべき事も尽果ぬ。引止めん術もなければ別れんとせり。その時しも、「松村さん」と呼ぶは後へ来る人なり、見返れば一個の紳士。二人は同時に、 「おゝ宮川君。 「おや宮川さん、どちらへ。 「貴君の所へ、(少年に向ひ)お前、松村さんを知ツてるのか、 「いヽえ。 と膨れた声、女は口をさしばさみ、 「知ッてる方ではないんですが、今探す人がありますので、番地を伺ッてゐたんですよ、 宮川さん、よく貴君御存じですねえ、この方を。 「知ツてますとも、親類です、そして妙だ、貴君と同姓だ、松村と言ひます。 「おやさう、貴君の御親類、私と同姓、おや嬉しい、どこに知ツてる人があるか知れない者ですねえ、どうかゝこれからお心昜く、貴君。 「往来に立ツてゐても仕方がないが、お前、全体どこへ往くので、なに我輩の家、さうか、 言葉をゆるめて、 「えゝと、それでは帰らうか。 と言ひながら女の方を向いて怪しい目附、相談をかけるやうな目附。女も意味の深い一瞥。甘へるやうな一瞥。じツと男を見詰ながら、いと打解けしいと優しき調子にて、宮川の傍へすり寄りながら、 「來て下さらないの、少しお願があるのですよ、貴君の力が借りたいの、來て下さいな。 舌たるき言葉、また少年の方へ向ひ、 「ねえ、貴君、御用がないのならいらツしやいな、宮川さんと一所に、私の所へ、直そこですから。いゝえ御遠慮には及びませんよ、誰もゐないのですから。 女は宮川には勿論の事、今遇ッたばかりの少年にさへ、あだかも十年の知己の如くいと打解けし話ぶり。この談判の結果として、少年は宮川と共に女の住居へ趣きぬ。 「さ、何卒ぞこちらへ。お敷きなすツて。 女は少年に蒲団を勧めて、火鉢に炭を積みゐたり。宮川は遠慮もなく蒲団の上へ箕坐《あぐら》をかき、机に臂をもたせかけ、くの字形に体をゆがめ、そのあたりに散ッてゐる二、三枚の紙をかきよせ、見れば、女主人が筆をふるひし鉛筆画。 「や、大部御上達だ、滅法に上りましたね。 「上りましてせう、ホヽヽヽ私は今に美術共進会へ出そうと思ツて、ハヽヽヽ、お、あつ、火の中へ目が這入ツて、 「え、火の中へ目が? 其奴は大変だ、目玉の黒焼だ。アハヽヽヽ 「何んですねえ、囗の悪い、貴君吹いて下さいよ、私はお茶を入れますから。さ、松村さん、こちらへ寄ツておあたんなさい、私はこの通りながさつ者ですからね、かしこまツてゐちやア厭ですよ。さ、袴をお取んなさいよ、そんな、窮屈袋だわ。ほゝゝゝ 訳もなき愛敬笑ひ、立上りて階子段の傍に寄り、下を覗いて大きな声、 「叔母さん、お湯を、叔母さん、叔母さあアん……つんぼだねえ……いゝえお湯、お湯だツてば……あ、早くよ。 舌打をしながら元の席へ立戻り、坐る格好のしだらなさ、 「耳が遠いから、ちよいと言ひつけるにも大変なの。口がすツぱくなツちまふの。 これより根村の通ふ学校の在所、その下宿の蟆様、松村と宮川との間柄、松村の故郷、その両親の事、さてまたゝ」の婦人は宮川の父の立てたる女旱校の教師といふ事、熱心なる耶蘇教信者といふ事、耶蘇教の宗旨の事、上これらの事が話の種にて、談笑およそ一時間。女主人は始終打解けたやうな、やさしいやうな磊落のやうな、気取ツたやうな、一種不思議の言語取なし。十七の少年にあらぬ者心聞く耳をたつる弁舌なり。 この時宮川は俄仁思ひ出したやうに、 「風教雑誌を読みましたが、昨日の。 「あゝ読みました。 「上村の道徳論はどうでした。 「さうさ、感心するほどでもないのねえ、知ッてる事ばかりです。どうも博士の議論だとは思へま廿んツ、どうして貴君。一体人間は汚れた罪のある心を以て、世の中に生れたんですものを、神の恵でなけりやア、幸になれますものか。 いつまで経ても話のきれる様子なければ、少年はやう〳〵倦み、「遅くなるから」と立かゝるを女主人は周章ておしとゞめ、 「おや、なぜ、よいぢゃありませんか、もツと遊んでらツしゃいよ、あの御膳をあげますから。いゝえ御膳を喫《たべ》ない中は帰しません、ほゝゝ貴君と一所に喫たいの、いゝえ真成《ほんと》に、さうなの、ほゝゝゝまアお坐んなさいよ、お神輿をお据ゑなさいよ。 少年は苦笑ひ。坐り直すのを見て、 「ほゝゝゝあんまり乱暴だから喫驚《びっくり》しましたか、私は新主義なの、ざツくばらん主義なの。 言ひ終ツて俄に静になり、じツと少年の貌を見る、情を含みし目元の愛敬、頬に見えたる笑凹の力。少年は引止めら糺、立掛し膝に面目なく、わざと小用に立つなるべし 跡を見送り宮川は女の傍へすり寄りつ匸最も低き声音にて毋きつぐる二言三言、人指指にて女主人の頬をちよいと突く。……さても無礼な……女主人はこの無礼を何とかする。 見れば、目元に運ぶ万斛の情、体を少し揺ぶツて舌ツたるい甘へた調子。 「人を……憎らしい 同じく(中) 爽かに涼しか月は欄干の辺までもさし入りぬ。年まだ若さ一個の手弱女背を橡側の柱にもたせ、しどけなき立膝して、た。ゝ独りかなづるは月に縁ある四絃の琴。柔かき月光は朧に肩より下を照し、くっろげたる襟の間より著しく見えわたる乳のあたり白き肌膚もなまめかし。裳裾の端は風になびきてひらくと打ひらめき、そのたびに覗く爪はづれの尋常さ。あさ」れなんらの多情の妖物《ようぷっ》。忍音《しのびね》に唱《うた》ふ春雨は清楽《しんがく》に翻《ほん》したれど、さすがに調子色めきて鶯宿梅のゆかしさを風に語らふ風情あり。 折しも階子段に人の足音。 「松村さん。 「おや、晋さん、どうしたの、大変遅いねえ。 二階囗へ顔を出すはまだうら若さ少年。 「真暗ですネ、点ないの、灯火を? 「不風流なことを。まアこの月を御覧なさいよ、あ、ちょいと〳〵、坐らないで。憚り、らんぷを取て頂戴、床の間の。 「おや何んだ、やツぱり点るの。 「実は面倒だから点なかツたのさ。 「おや〳〵来ると早々使ふんだもの。 「だツて長者のためには枝を折れと、東洋の道徳でも言ひまさアね、まして立ツてる者は親でも使へと、ちゃんと聖書の中に書てあるもの。は丶丶丶丶 「馬鹿気きツてら。 「おや膨れて、それでも取ツてくれるから嬉しい。真個に君は柔順だよ、はいこれは憚りさま、七手を戴きたてまつります。ほ丶丶丶丶 笑ひながら火を点る、その顔を見れば前回の婦人なり。また晋といふはその時の少年。 「おやどこへ往くの。 「ちょいと失敬、いひ付る事があるんだから。 流し目に少年をちょいと見返り、しどけなき裳裾を蹴返しっへとツかツぱと階子段を下て往く、万事当世好み活溌なるものなり。少年は手持なさ、月琴を引よせて掻ならす独得の器用引、かけ撥 沢山の素人おどかし、技前は婦人と伯仲の間なり。いつの間にかは戻りし婦人、おやと言ッて立ッたるまへ目を細くしてつく〴〵と眺め、 「甘いこと、大層上手になりましたねえ、きツとどこかで習ッたんだよ、それだから学問が厭になるんだ。 言ひかけて急に真地目《まじめ》、 「真成に冗談ぢやアありませんよ、そんなに月琴ばかり上手になツて、どうなさるの、不可ま廿んねえ、この頃は貴君はなまけるツて、専ら評判ですよ、 「なまけるツて? 馬鹿な、迂詐ですよみんな。 「まア迂詐なら迂詐として、晋さん、私は貴君《あなた》に遇ッたら聞いて見やうと思ッてゐた事があるの。私がこの間、さう、いつだツけ、あれは、さう慥十九日、ちょいと貴君の下宿へ寄ッたら、貴君は昨夜《ゆうべ》出たぎりまだ帰らないツて、言ッてゐましたが、どこへ往ッたんですあの時は、え、どこヘ往たんですよ。 「どこヘッて? あの時は……あの時は朋友の所へ往ッたのさ、それで、その、遅くなツたから泊ッたのさ。 「うそを、知ッてますよ、そんな空をつかツて、小野出さんと一所に往ッたのでせう。さうでせう。あら、さうだもんだから笑ッてゐて、真成に憎らしいよこの人は。 言ひかけてまた真地目、 「不可ま廿んねえ今からそんな所へ往くやうでは、もウお廃なさいよ、あんな所へ往くものはどうせ碌な者にはなりませんよ、田舎でどんなに心配なさツてだか知やアしません。 折から皺がれだ咳払ひ、暫くしてやツとこさ、階子段のヒヘ現はるゝはこの家の老婆、蝠人はふり返ッて莞爾打笑み、 「あ、有難う、どうぞそこへ置いて、晋さん今日はめづらしく御馳走しますよ、君の好物を。 「なに、酒、酒は 「おや、不思議さうな顔して、厭ひ? え、私の所では飲まないの。何ですと私にすまないツて。なぜ、宗教家だから? 宗教家だツても私は飮むのさ、無論管はないのさ、お酒を禁ずるのは儀式上の事ですもの、儀式も無学の者には入要ですけれど、道理を刧ッてる者には要りやアしません。私はお酒を飲むと気が済々として来て、罪も報も忘れてしまツて、真個に清浄潔白になるやうですよ。そして、悪い気なんざア少しもなくなツて、世の中が面白くなるんですから、私はかヘッて飲む方が宜と思ひますわ。 この説敦の最中に下坐敷の方にて男の声。これ前回の宮川なり。 「ゐますか。 「ちょツ、うるさい、またやツて来たよ。 西施ぶりといふ眉の皺、ざれどさすがは女の持前、宮川の顔を見ては急に莞爾、 「お出なさい、ちやうど宜所、今晋さんか来たから御馳走しやうと思ツた所。 机の引出よりころツぷ抜を取出し、 「晋さん、失敬、ちょいと抜いて頂戴。 「宜しい、驚いたなア、せん抜きまで揃ツてるなア。 山海の珍羞とはまゐらぬも、肴屋醉屋を覆したる色々品々、二人前の注文を三分して内心恨しき婦人の顔、ほどなく桜色にはのめいたり。 宮川は婦人に向ひ、 「貴君は昨日の協会へ出ましたかえ。 「なんで出ますものか、人を面白くもない、町口夫人の演説なんざア聞いたツで有難はありませんもの、人を……父母に対する女子の心得ツ。女子の心得もないものだ、自分はどうでせう、あんな行ひで、よくあれで平気で演説が出来ますねえ。 「皆あんなのさ、今の奴は。 「真成ですねえ、愛するツても日本の者は人柄を見ずに愛するんですもの、だが一体愛するといふのは問題ですねえ、無論愛するのは悪くはないさ、ちやうど厭ひな人を愛事《すくこと》が出来ないと同じやうに愛らしい人は愛さない訳にはいきま廿ん、神は敵をも愛せと申しましたもの、だから愛、それ自身は高尚ですが。 また暫らくは愛の説教。間へはさまるは宮川のまぜかへしと晋の心理学、否変理学、婦人はやがて言葉をつき、 「しかし同じ愛するのでも、命をかけて愛するほどなら、実に、まだ頼みがありますが、日本の男女のやうに真実といふものは、薬にしたくも少ともなく、厭ならおよし他にあるからといふやうな浮気|一三昧《いっさんまい》の恋で、寄ると触ると一所になりツこでは、実に困りますねヱ、それといふが畢寛無宗教だからですよ。神の教なんといふと、頭からかツけなして相手にしないんですもの、道徳加地を払ッてないからですよ、それも宜《いい》が、自分たちがさうだものですから、それを標準にして人の事をとやかうといふのですもの、失敬ぢやありませんか。私の事などは妙な事を言ッてますとさ、貴君と怪しいツて、真成に人を馬鹿にした、私はこんな拳主義ですが、これでも神の教は奉じてますからねヱ、 76 いやに外部を飾ッて内々醜行を極めてる利口な人とは違ますからネ、それをそんな事を言ッてますとさ、失敬な面が憎いぢゃアありませんか。 宮川は口をはさみ、 「何とでも言ふなら言はせて置くさ、人は何と言はふと自分さへ正ければ良心に恥づる事はないさ、良心に恥づる事さへなければそれで宜さ、さア飲う〳〵、注いでくれたまヘー杯、もウそんな話はやめい〳〵。 これより盃の数重なりて三人は殆どどろんけん。婦人は流し目に晋を見て、「君はもウ酔ッてか意久地《いくじ》のない、なぜぐた〳〵してゐたまふ、妾《わらわ》はぐにゃつく人きつい厭ひ」とたしなめられて笑止にも晋は俄に元気を装ひ、大きな声にて歌を纈ふ、婦人は図に乗ッて宮川に向ひ、「貴君は拍子をとりたまへ」との命令、かしこみ奉りて手を打つ宮川。 暫くは大騒ぎにてありたるが、酒も大方尽たる頃、女は机に片手を突き、反身になツて大きな声、 「諸君! 神は月を造ツで我々にこの清夜を与へてゐます、かくの如き清夜を家の中で費やしますのは実に惜しかべき事ではありませんか。 こゝまでは真面目で言ひ、俄に大声で笑ひ出し、 「さアぶらつきませうよ、街を、街をさ、よう、ぶらつかうてばねえ。 婦人は宮川に手を引かれ、晋もそのうしろに附添ひつゝいづこへか出往きぬ。後にはさし入る真如の月、室内の空気も立かはれり。 同じく(下) ふけゆく夜半の鐘、数ふれば早十一時。一輛の人力車、轆々と鳴り渡りて突然表口に止りぬ。車上より転ぶ如くよろめきく現はれしは、洋服を着たる一個の男。酒気紛々として鼻を突ばかり、足元の定まらぬは十二分に酔たるものなるべし、何事かうめきながら格子戸口に立寄りしが、酔漢の癖とて荒々しく戸を開べきに、さはなくて静に開け、酔ふても本性たがはぬか、右左りを見返りっヽ中へ這入りて静に閉め、婆ア〳〵と小声で呼べど、寐人りしか留主か答なし。酔漢は浪々《ろうろう》とそのまゝ二階へ昇りたり。 二階の一問には六枚折の古屏風を立廻したれば、内の模様は見えざれど、内より射す灯火の光は、まともに彼方の壁にうっりて更にまた階子段の方へ反射せり。男は呂律のまはらぬ舌にて、ぶつ〳〵と独り呟きながら、屏風の内へよろめき入りぬ。内には一個の若き女背向になりて熟睡せり。女のしたる枕の外にならびたる括枕、知らず何人の枕か、枕上《まくらもと》には盃盤狼藉《はいばんろうぜき》たり。 「おゝ、おい、文子嬢、おい起たまへ、来たよ宮川が、おい、こら松村女史、おい、親愛なる人よちょいと起よ、おい、おい神だツて眠よと言やアしまい、おい、よく睡ツてるなア。 とたんに目に入る燗徳利、生酔の意址のきたな 「なゝなんだ、酒……失敬な失敬……眠酒なんぞ どツかり枕上へあぐらをかき、右手に徳利を振動し得意顔に北見笑み、徳利の囗より我 ロヘ、さても無作法な口うっし。肴はなきかとぅろく隕、端なく目にっきし括枕 「何んだ枕……二ツたアなんだ……二ツ並べる枕橋、へん人を……畜生。 両手を拡げしまゝ、ぐた〳〵と頭をふり、 「や、あツた〳〵、なまたま、有難し好下物。 この時階子段のきしる音して二階へ昇り来るは一少年あやしき移香のする繻子の襟付たる袷を着て、その裾を長く引ずり、女の細帯を腰に捲付け、その結目をゆるませたれば、今にも下へずり落さうな乱らな姿。前も現はにならぬばかり、はんけちにて手を拭き〳〵漸やく階子を上り終る。小用にでも往しなるべし。屏風の内の酔漢は酒に心を奪れたれば、人来る人のありとも知らず右手に鶏卵を取あげて、頻りに小皿を求むる様子。 少年はかくとも知らず、これも酒に酔たるか、よろめきながらうツかりと屏風の中へすべり入る、思はず躓づく蒲団の端、臥したる上へどツさりと倒れかゝれば女は喫驚、 「おゝ痛い、痛いツてばねえ ねぼれ声にて叫ぶ婦人。驚き見かへる以前の酔漢、目をすゑてきツとなり。 「だゝ誰だ……や晋か…… 見る〳〵貌色かはり、「畜生」と言ふや否や持ツたる鶏卵を、晋の貌へ打付くれば、黄み汁ベツたり貌は狼籍、鶏卵は腐ツてありし者か、鼻持ならぬ悪臭汚穢、晋はそこへ打倒れる。宮川は立上ツて。 「くゝくさツてらア、腐敗鶏卵《くされたまご》め。 あゝ腐敗玉子、しかり真にくされ玉子なり。臥したる者も、倒れたる者も、はたまた罵る者も共に腐れり。彼らは皮相より見る時は頗る美しきものにして腐れざる鶏卵と異ならねど、一たびその皮を破ぶりその内を窺へば一身だ。こ』れ腐敗の塊……悲哉聖者の遺教さへ、軽薄者流の翫具となる今の世の中、あゝ案じらるゝ世の行末……さてもこの煬の結局は……さても文子はいかゞせしぞ。 ** ** ** ** * 松村文子は、 宮川よりは白眼《しろめ》 学校よりは背中に塩、 知人《しりひと》からは爪はじき、 身には宿す父《てて》なし子、 途方に暮糺てゐるも風の便。 これが腐敗《くされ》たまごの因縁因果です。下手な落語《おとしばなし》をなが〳〵として、飛んだ失礼を致しました。これにてさし代はります、御退屈さま。 岩波文庫 日本近代短篇小説選 明治篇1
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31代目スレ 2010/1/29 克夜「レシタールさんレシタールさん、デートしないかい」 レイナ「は、なにいってんのあんた」 克夜「だってレシタールさん、最近元気ないじゃないか。 元気が出るところに行こうよ」 レイナ「あんたのそういう、人の気持ちがわかるところがイヤ!」 レイナ「ねえヴィレアム、あたし、克夜からデートに誘われてるんだけど」 ヴィレアム「は、なんでそんなこと俺にいうんだよ」 レイナ「もういい、バーカ!」 ヴィレアム「なんだっていうんだ」 【OG野球場】 克夜「やっぱりデートといったら野球場だよね」 レイナ「聞いたことないわよ、そんなの」 克夜「え、だってミツハルさんがそういってたよ」 レイナ「なにあんたミツハルさんとまで仲良くなってるのよ」 克夜「よくチアリーダーの彼女と野球観戦してたって、 涙目でラブプラスやりながら教えてくれたよ」 レイナ「よく思い出しなさい。結果フラれてるからね。 ミツハルさん、基本カモられ人生だからね」 克夜「ウィンナーカレー? 初耳だな。これお願いします」 レイナ「あんたは要するにスタンドのカレーが食べたかっただけなんじゃないの?」 克夜「うひゃあ、この暖冬でカレーっていうのもちょっとスゴすぎたかな」 レイナ「べつにいいじゃない、暖冬でカレーだって!」 ハザリア「なにをしておる、貴様ら」 レイナ「あら、あんたが一人でうろついてるなんて珍しいわね」 ハザリア「黙れ、黙れよ! 俺が一人でなにがおかしいか!」 克夜「なにしてるんだい?」 ハザリア「忘れていたが、俺には念動力があったような気がする」 レイナ「ずいぶん粗末に扱ってるわね、念動力を」 ハザリア「この念動力を使えば、ひょっとして俺は魔球が投げられるのではないか!」 レイナ「勝手に練習してなさいよ」 克夜「ふむ、やっぱりご飯は大盛りの方がよかったかな」 レイナ「あんたはカレーに夢中すぎ!」 ハザリア「いいな、そのカレー。福神漬けが下品にならん程度に入っておる」 克夜「カレーの黄色が強いのも、いかにもスタンドのカレーって感じでいいよね レイナ「なんで地球に来てる異星人はこんなに食い道楽ばっかなのよ!?」 克夜「イェーガーくんも、魚肉ソーセージ入ってない50円安いカレーなんか食べてないで、 こっち来たらどうだい?」 ヴィレアム「うわっ!」 レイナ「ヴィレアム、あんたなんで」 ヴィレアム「お、俺は別に、予知能力でフォークボールが投げられるんじゃないかと思って」 レイナ「なにいってるのよ、バーカ」 克夜「さ、カイツ君、あっちでフトシくんの応援でもしようじゃないか」 ハザリア「は、なにをいっておる。誰だフトシとは!?」 克夜「イェーガーくん、僕はこのとおりフェミニストでね。 だから、御婦人を悲しませるような男は許せないのさ」 ヴィレアム「なにいってるんだよ、関係ないだろ」 克夜「もしも君が御婦人を悲しませるようなことがあれば、僕は君をぶっとばすからね」 レイナ「なにしてるのよ、バーカ」 ヴィレアム「バカバカいうなよ」 レイナ「・・・・・・ばーか」
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1Q84 人物造形青豆の物語 コメント 村上春樹の長編小説。 人物造形 青豆の物語 マニューラ:青豆(青豆雅美) 暗殺者→あくタイプ コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 人物造形 青豆の物語 ウィンディ:あゆみ(中野あゆみ) ガルーラ:老婦人(緒方静恵、マダム) ダゲキ:タマル(田丸健一)空手の高位有段者なので サーナイト:大塚環 マルマイン:穏田 アルセウス:牛河 天吾の物語 ドサイドン:天吾(川奈天吾) シャンデラ:小松祐二 ランクルス:ふかえり(深田絵理子) フーディン:深田保 オーベム:戒野隆之(センセイ) ランドロス:天吾の父 ハピナス:安達クミ チャオブー:女性教師(太田俊恵) ドレディア:天吾の年上ガールフレンド -- (ユリス) 2013-09-23 21 00 18
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516:名無しさん@HOME:2010/01/07(木) 13 00 50 0 この隙にプチ糠を。 前提:議実家とは新幹線な距離。コトメは小梨出戻り。 思い出したように電話してきてはマゴマゴうるさいウト。 年末年始に帰省した際にもウトからの小梅攻撃が酷かった。 旦那に訴えても「コトメがそれで嫌な思いをして戻ってきているから絶対にそんな事は言わないはずだ」と 信じてもらえず。 ウトも私と二人きりの時にしか言わないので、適当に流していたが、 他の人がいないときに言われ続けるのと、 産婦人科で診てもらえ、息子タンが気にするといけないからこっち(議実家)にいるうちに こっちの病院に通え、今すぐ行けと段々話がエスカレートしていく事にうんざりした。 私はもともと生理不順があったので、15年近く婦人科には定期的に通っている。 そこの先生に妊娠には何の問題も無い事は太鼓判押されている。 しかしその事を何度話しても「町医者の言うことなんか」とスルー。 町医者は町医者でも長く大学病院に勤務して独立した先生なんだけどねw あまりにも私がハイハイワロスワロスでいたからか、 旦那とウトと3人で買い物に行った時に、旦那にその話をしだした。 ウトが「産婦人科に行った方がいい」と言い出したところで、 天然の旦那が「私子ちゃん毎月行ってるよね。そこで大丈夫だって言われてるよ」と私を見たので、 「はい。私はまっったく問題ないんですぅ。旦那君の方はまだ調べてないので、 行くとしたら産婦人科じゃなくて泌尿器科ですね。あはは」と ついペロッと口が滑ってしまった。ついでにごまかし笑いもしておいた。 その後ウトは「息子君は元気なんだから息子君に問題がある訳ない」と言いながら 段々声が小さくなっていった。 それから帰るまで嫁子とは目も合わせてくれなくなっちゃったけど、まあいっか。 とりあえず今日はまだウトからの小梅電話が無いので快適。 また言われ始めたら婦人科に診断書書いてもらってFAXで送っておこうかな。 517:名無しさん@HOME:2010/01/07(木) 13 08 26 0 それ、ほんとにウトか? うざさがトメっぽいんだが 518:名無しさん@HOME:2010/01/07(木) 13 09 58 0 残念ながらウトなんです。 トメは今のところ良トメさん。亭主関白気味なウトをうまく操ってるなあって感じがするけど、 ウトはトメがいないところでこういう事をするからタチが悪い。 519:名無しさん@HOME:2010/01/07(木) 13 24 03 0 旦那に訴えても「コトメがそれで嫌な思いをして戻ってきているから絶対にそんな事は言わないはずだ」と 信じてもらえず。 真のエネミーは配偶者か… 録音して聞かせてみては? 520:名無しさん@HOME:2010/01/07(木) 13 30 26 0 519 だね。 旦那がクソ 521:名無しさん@HOME:2010/01/07(木) 13 34 09 0 また同じような事あったら 言葉を変えて 畑には問題ないんですけどね。 種が悪いんじゃないですかね。 とか言ってやりたくなるウトだね。 522:516:2010/01/07(木) 13 35 22 0 旦那がエネ気味でクソなエピソードは色々あるので 気力が出たらエネミースレにでも投下してみます。 録音は私の携帯が古いせいかできませんでした。 試してみたんですけど何故か私側の声・音しか入っていない・・・ 523:名無しさん@HOME:2010/01/07(木) 13 41 48 0 522 古いうんぬんよりも性能が悪いと思う。 わざわざマイクを付け足すよりは素直にICレコを買うことを推奨する。 次のお話→526
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あっ、こんにちは。僕はRozen Maidenのベーs 「蒼星石ー! 早く来やがれですぅー!」 ……えっと……今のが翠星石、僕の双子の姉。 「ほらー! 早く行くですぅー! 早く来ないと置いてくですぅー!」 「わかったよー、そう何回も言わなくても聞こえてるよー」 やれやれ……本当にしょうがない姉だ。 なぜ3週間ぶりのオフの日の朝9時からこんな慌ただしい状態にさせられているのか。 ことの顛末(てんまつ)は昨日の夜と今日の朝の境目にさかのぼる。 2007年2月1日(金) 草木も眠る丑三つ時。寝静まった街に青天の霹靂の如く夜空を劈(つんざ)く甲高い嬌声が響き渡る。 「蒼星石! 明日はおねーちゃんと一緒にショッピングに行くですぅ!」 「……ん……んん……?」 レンピカ(目覚まし時計)に目を向ける。鋏の刃をモチーフにした短針と長針は右下を向いて刃を交差させている。 ───そう、今は3時20分。 「さっき夢の中で翠星石と蒼星石がショッピングしてたですぅ。これは何かあるというお告げですぅ」 「……勘弁してよ……」 僕だって疲れてるんだし、オフの日(とき)くらいはゆっくり寝たい。 「蒼星石も一緒に来るですぅ」 ……僕も一緒に行くというのは決定事項だったようだ。 機嫌を損ねるとあとで怖いので黙って付いて行くことに決めた。 まあこういう事情であまり眠れず今に至る、というわけ。ん~まだ眠いよぉ…… さて、目的地に着いた。どうやら服を買うみたいだ。 「蒼星石ー! 何してるですかー! 行くですよー!」 「はいはい」 「おねーちゃんが蒼星石にバッチリ似合う服をコーディネートしてやるですぅ」 またいつものおせっかいが始まった。僕を好いてくれてるのはうれしいんだけど……ちょっとやりすぎなんだよなぁ…… 姉がまっすぐ向かった先はメンズカジュアルコーナー。 ……ああ、分かってる、分かってるさ。 分かってるんだけど、こうもはっきり示されるとやっぱりへこむ。 けどね、僕にだってフリルやレースが施された可愛い服を着たいという願望はあるよ。 よーし、思い立ったが吉日、女の子らしいお店で僕に似合う服を見つけて翠星石たちを見返してやる! 「これなんかスタイリッシュでいいんじゃないですか蒼せ……あれ? 蒼星石? 蒼星石ー!?」 彼女が手にしているのはシックなテーラーカラーの6ポケットダークスーツ。 自分が着ているところを想像してみる。 ……似合う。似合うよ、似合いすぎるよ、なんて似合うんだぁ! 半泣きになりながら僕を探している姉を尻目に、4階の婦人服売り場へ向かった。 普段あまり立ち寄ることのない婦人服売り場。 初めてに近いかもしれない空気の感触に、戸惑いと期待が僕の心を満たしてゆく。 よし! 僕は意を決した。いざ参らん! 「こ……これが……婦人服売り場……」 そこは例えるなら雨の後の紫苑の秀峰とその麓に広がるエメラルドグリーンの水を湛えた広大な湖とその周りを囲む薔薇の園…… とにかく僕はこの空間にずっと憧れていた。目に映るもの全てが新鮮で目を引かれるばかりだった。 「いらっしゃいませ」 柔和な笑顔で僕に声をかけてきたのは黒いスーツに身を包み、つやつやの黒髪を後ろで束ねた眼鏡の女性。 名札には『みっちゃん』とだけ書いてある。なんだそりゃ。 「どのようなお召し物をお探しですか?」 彼女が尋ねる。 「えっと……か、かわいい服が……」 そこまで聞くと、彼女はハンガーにかかった服をいくつかピックアップし、こちらに向きなおった。 「これなんかどうでしょう? あ、これも、これもこれも似合いますよー」 「えっ……あぅ……」 「やーん、もう! 似合いすぎ可愛すぎプリティーでキュートでマーヴェラスうううう!!!」 「あのー、もしもーし」 「ハッ! あ、はい何でしょうか!?」 「あの……えっと……こ、これ下さい」 「ありがとうございます。 えーと……本来は7450円なんだけど、特別に5250円にしといてあげるわ!」 「ええっ!? い……いいんですか?」 「いーのいーのっ! えーと……あとコレとコレも付けてあげちゃうわぁー!」 「そんな! 悪いですよ……」 「いいったらいーの! みんなに自慢しちゃいなさい!」 「……はい! ありがとうございます!」 お金を払って紙袋を受け取り、彼女に深くお辞儀をしてからその場を去った。いい人だったなぁ。 そのとき、店内にアナウンスがかかった。 ピンポンパンポーン。 「ご来店誠にありがとうございます。 迷子のお呼び出しをいたします。 蒼星石さん、お連れ様がお探しです。 いらっしゃいましたら、一階、サービスカウンターまでお越しください。 繰り返します、蒼星石さん、お連れ様がお探しであっ何するんですかやめてくだs ガコッ、ガガッ、キィィィィィィ──────────ン 『蒼星石ー! どこにいるですかー! 早く来やがれですぅー!』」 ィィ────ン、ィィ───ン、ィィ──ン…… どぎついハウリングとともに聞き慣れた甲高い叫び声が鳴り響いた。 早く行かなきゃ。やれやれ…… そしてエスカレーターに乗り、一階へ向かった。 一階に着くとすぐに、こちらを認めた翠星石が涙ながらに走ってきた。 「そーせーせきーー!!!」 そして胸元に飛び込み、抱きついてきた。 「ひっく……どこ行ってたですかー……寂しかったですぅ……心配させんな……この野郎……ですぅ……ぐしぐし」 「ごめんね、勝手に行ったりして……婦人服売り場に行ってたんだ」 「え……レディスファッション……ですか?」 溢れる涙も拭わずに、嗚咽を漏らしながらも翠星石は顔を上げ、こちらを見上げた。 ルビーのような右目とエメラルドのような左目からは大粒の涙がとめどなく零れ落ち続けている。 「うん、本当は僕も可愛い服が欲しかったんだ……けど翠星石いっつも強引だからさ…… なかなか言い出せなかったんだ。ごめんね。」 「そ……そうだったですか……こっちこそ悪かったですぅ……」 「うん、ごめんね」 次の日 「蒼星石ー! 起きるですー!」 「ん……んー……何?」 「いいから黙って外を見るですぅ!」 「んー……寒いよぉ……」 「早くしやがれですぅ!!」 「……!!」 「真っ白ですぅ!」 開け放たれて凍りつくような空気を部屋の中へと運んでくる窓の向こうに広がっていたのは、一面の銀世界だった。 「あ……雪だぁ……珍しいなぁ……よくこんなに積もったね」 「ほら、いつまでもだらだらしてるんじゃねぇです! とっとと起きやがれですぅ!!!」 「うん……今起きるよぉ……ふぁーあ」 あくびまで白かった。冷たい空気が口と鼻から喉、気管を通って肺に満ちてゆく。 「今日の朝食は翠星石が作ったです! ……その……昨日のお詫び、ってわけじゃねぇですけど……」 横隔膜と腹直筋の急激な緊張により、肺の空気がすごい勢いで噴出した。 「……これは大雪になるな……」 その日降り続いた大雪は観測史上三番目をマークし、ほとんどの交通機関が麻痺したという。 おわり 短編連作SS保管庫へ
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目次 目次 斬擊装備≪剣≫ ≪刀≫ 格闘装備≪格闘≫ 射撃装備≪弓≫ ≪銃≫ 呪文装備≪杖≫ ≪呪符≫ ≪魔本≫ その他特殊な装備≪大罪武装≫ (装備品に関するルール) 1.【射撃】【斬撃】【格闘】【刺突】は、同系統の装備を装備しなければ使用出来ません 2.それ以外の系統に関しては、自由に使用出来るものとします 3.複数の系統を有する特技の場合も、上記のルールに従います 斬擊装備 ≪剣≫ ≪剣≫ 名称 【系統/属性】 その他の効果 血濡れの大鉈 【斬撃/なし】 隠された効果があるようだ…※血鉈「白川」へ変化 血鉈「白川」 【斬撃/なし】 PS「第二の惨劇」「ひぐらしのなく頃に」を習得する・第二の惨劇 【*】【斬撃】を使用した時、中確率で高威力の追撃を行う・ひぐらしのなく頃に 【*】自身が戦闘不能になった時、敵単体を低確率で即死させる てつのつるぎ 【斬撃/なし】 クナイ 【斬撃/なし】 ≪刀≫ ≪刀≫ 名称 【系統/属性】 その他の効果 白塗の刀 【斬撃/なし】 ほうちょう 【斬撃/なし】 格闘装備 ≪格闘≫ ≪格闘≫ 名称 【系統/属性】 その他の効果 リボルビング・ステーク 【格闘/なし】 自身の習得している【射撃】を【格闘】として扱う 射撃装備 ≪弓≫ ≪弓≫ 名称 【系統/属性】 その他の効果 大弓 【射撃/なし】 ≪銃≫ ≪銃≫ 名称 【系統/属性】 その他の効果 Artemis 【射撃/暗黒】 自身の闇耐性を「5」上昇させる Aporon 【射撃/閃光】 自身の光耐性を「5」上昇させる 呪文装備 ≪杖≫ ≪杖≫ 名称 【系統/属性】 その他の効果 スタッフ 【呪文/なし】 デモンズゲイト 【呪文/暗黒】 自身の行う【呪文/なし】を【呪文/暗黒】として扱う セイヴザムーン 【呪文/暗黒】 「幻月」が展開されている時、呪文の威力が上昇する ≪呪符≫ ≪呪符≫ 名称 【系統/属性】 その他の効果 閃光の呪符 【呪文/閃光】 ≪魔本≫ ≪魔本≫ 名称 【系統/属性】 その他の効果 血の伯爵夫人 【呪文/なし】 ルサルカの持つ《魔本》 セットアップ特技「血の伯爵婦人」を習得する・血の伯爵婦人 消費:MP3+T1 「1/戦」【*】このターンのメインプロセスに【呪文】を使用した際、更に「設置」を使用出来る その他特殊な装備 ≪大罪武装≫ ≪大罪武装≫ 名称 装備の系統 【系統/属性】 その他の効果 拒絶の強欲 《盾・魔具》 【呪文/なし】 PS「拒絶の強欲」AS「超過駆動”拒絶の強欲”」を習得する 悲嘆の怠惰 《槍》 【斬擊/なし】 特技「悲嘆の怠惰」、「超過駆動”悲嘆の怠惰”」を習得する 虚栄の光臨 《刀》 【斬擊/なし】 AS「虚栄の降臨」を習得する
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[部分編集] 【HR】関羽の千里行~関羽の無双伝説~ http //www.nicovideo.jp/watch/sm7176077 使用ゲーム - シナリオ・担当勢力 - シナリオの設定 - 縛り - 登録武将 - 史実武将の扱い ブレイク 動画形態 紙芝居のみ 発表時期 2009年05月28日 投稿者名 SSW 関連タグ - ニコニコ大百科 - マイリスト スーパー三国志大戦 ニコ証 254 関連サイト - 備考 SSW の動画主 [部分編集] 解説 劉備夫人を守るため、やむなく曹操に降った関羽。 しかし、白馬・延津の戦いにおいて長兄劉備の消息が確認されたため、 関羽は婦人を伴い劉備の元へと馳せ参じる。 しかしこの関羽、何かがおかしい・・・。 コメント欄 名前 コメント
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詐欺師フロードの華麗なる冒険読める場所 内容「華麗に口上す」 「船乗りの酒に酔う」 「ハトとバラを出す」 「大いに知恵を見せる」 「弩に追われる」 「屋根の上にもの想う」 「これにて一巻の終わり?」 「生きてマグノリアを見る」 「竪琴の謎を解く」 「バイロダイン兵と死闘す」 「されど、無情なるかな!」 「蒼き海に椿を放つ」 詐欺師フロードの華麗なる冒険 読める場所 集めたらどこでも 内容 「華麗に口上す」 【詐欺師フロードの華麗なる冒険・第1巻】 吾輩は、手品師フロード。 我が人生は、鮮やかなトリックと、 うまい酒と、優しき美女たちで満ちている。 この華麗なる生き様に嫉妬して、 詐欺師なぞと悪口を言う者もあるが、はてさて。 吾輩を手品師にするも詐欺師にするも、 全ては、あなたの心次第。 心正しき人々には胸躍る楽しい夢を。 心悪しき者共には身の毛もよだつ悪夢を。 吾輩、フロードはお届けする。 闇夜の黒髪にシリウスの青をたたえた瞳。 銀色のモノクルをかけた美しい青年を 見かけたら・・・吾輩と思ってくれたまえ。 もっとも、変装していることもあるがね。 さあて、今宵は どなたのところへお邪魔しようかな? ※第1巻「銀色のモノクルをを」になっているけど修正 「船乗りの酒に酔う」 【詐欺師フロードの華麗なる冒険・第2巻】 その夜。 吾輩はつまらぬ賭け事に負けて、 独り、ラム酒をあおっていた。 場末の酒場で。 普段なら、船乗りたちが飲むようなキツい酒を 口にしたりはしないのだが。 とにかく早いところ酔っぱらって、 怒りを吹き飛ばしてしまいたかったのだ。 ところが。 つまらぬこととは重なるもの。 吾輩が引っかかっている止まり木のすぐ後ろで、 耳障りな騒ぎが始まった。 『じたばたするんじゃねえ!』 『早くこっちへ来い!』 下品なダミ声だ。不愉快きわまりない。 振り向くと、三文芝居のような光景が展開していた。 ふたりの毛むくじゃらな大男が、 麗しいご婦人の腕をつかんで、 店の奥へ連れて行こうとしている。 吾輩はジョッキを置き、 騒ぎの中心へと、つかつか歩み寄っていった。 ・・・断っておくが。 美しいご婦人の前で いいかっこうがしたかったからではない。 ただ、憤りをぶつける相手が欲しかったのだ。 「ハトとバラを出す」 【詐欺師フロードの華麗なる冒険・第3巻】 『ひええ、勘弁してくれ!』 『お助け・・・!』 お決まりの悲鳴を上げて、野蛮人共は逃げていった。 吾輩は宙に浮かんだスティックを軽く操り、 サーベルを納めるように、 腰の辺りでぴたりと止めた。 後ろで震えているご婦人の方を振り返る。 そして、極上の笑顔で 『これは、手品です。タネも仕掛けもございません』 吾輩は手のひらをくるりと返し、 真っ赤なバラを出してみせた。 ご婦人は、まだおびえているようだった。 吾輩は懐からカードを取り出し、 扇形に広げて、空をあおいだ。 白いハトが飛び出す。 ハトは最初に出したバラの花をくわえて、 ご婦人の肩に止まった。 朝の光のようになめらかな金髪に花をさす。 『やあ、よく似合いますね。 願わくば、微笑んでいただけると もっとステキなんですが・・・』 「大いに知恵を見せる」 【詐欺師フロードの華麗なる冒険・第4巻】 『カメリア』 麗しい金髪のご婦人は、そう名乗った。 その名の通り、椿のように赤い唇がふるえている。 なにがどう間違ったら、こんなに可憐な花が、 場末の酒場に紛れ込むというのだろう。 『追われているのです。 私が・・・これを持っているから』 カメリアは古い羊皮紙を差し出した。 あちこち破れたり虫食ったりしているが、 いくつかの図形と暗号のような文字が見て取れる。 『ははあ、宝の在り処を示したもの、ですかな?』 吾輩はモノクルをかけなおした。 『おわかりになりますの?』 『このくらいの暗号なら、朝飯前です』 『あたくし、知りたいんです。 この地図に印された宝物の在り処・・・』 椿の唇から、思い詰めた声がこぼれた。 水のように澄み渡る青い瞳が、助けを求めている。 吾輩は笑顔をつくって見せた。 『まず、ここに示されているのは鍾乳洞です。 入口は非常に険しい断崖にあって・・・』 「弩に追われる」 【詐欺師フロードの華麗なる冒険・第5巻】 吾輩は呆然とした。 隣の寝台はもぬけの殻だった。 あの椿のような美女は、霧のごとく消えていた。 吾輩は、幻と消えた花を思って、ため息をついた。 すると、荒々しく扉を蹴破る音がした。 『詐欺師フロード! やっと見つけたぞ! 逮捕する!』 砕け散った扉の向こうには 大柄な美女が立ちはだかっていた。 漆黒の長い髪、チョコレート色の瞳。 ブランデーチェリーのように甘そうで 食べたら悪酔いしそうな唇。 ああ、この美しい人が宿命のライバルだなどと 思いたくはないものだが。 『これはこれは、マグノリア将軍。 吾輩と、朝のコーヒーを楽しみにいらしたのかな?』 とりあえず、ハッタリをかましてみる。 麗しのマグノリア将軍は 近くにあった椅子を力任せに蹴り上げた。 哀れな椅子は、粉みじんに砕け散る。 どうやら、コーヒーを飲む気分ではないらしい。 『今朝早く、善良な一市民から通報があった。 貴様も年貢の納め時だな』 剛毅な女将軍はサディスティックな笑みを浮かべ、 手にした重たい弩をぴたりと構えた。 「屋根の上にもの想う」 【詐欺師フロードの華麗なる冒険・第6巻】 『やれやれ。やっと逃げおおせたかな』 吾輩はホッと息をついた。 とある貴族のお館の、屋根の上。 夜風が涼やかに吹き抜けてゆく。 吾輩は、乱れたブラウスの襟を直し、 夜の精霊たちに見られても恥ずかしくないように、 みなりを整えた。 吾輩を出し抜いた麗しい椿の花を思い出す。 酒場でのことも、計算ずくだったのか。 この手品師フロードをたばかろうとは。 一体、何の目的があってのことだろう。 昨夜、解いてやった宝の地図。 カメリア嬢は、宝の在り処を知るためだけに、 吾輩を利用したというのか。 ・・・ふん、気に入らん話だ。 何が起きているのか確かめてやるぞ。 「これにて一巻の終わり?」 【詐欺師フロードの華麗なる冒険・第7巻】 吾輩は眼下に広がる景色を見た。 はるか下の方に、紺碧の海が拡がっている。 宙に浮いた己の足と、白く断崖を咬む波打ち際との 距離が違いすぎて、めまいがする。 この身を支えているものと言えば脚ではなく、 上に伸ばした腕、それも右腕一本きりだ。 『あなたがいけないのよ』 椿の唇から、かすれた声が漏れた。 吾輩は、断崖にぶらさがったまま、 カメリアの顔を見た。 『こんなところまで来なければよかったのに。 おとなしく、将軍に捕まっていれば、 生きていられたのに』 『そうかもしれませんね。 のこのこと、地図の場所へ来てみなければ、 あなたのそんな顔を見ないで済んだのかも』 吾輩は、最後まで軽口を叩いてみた。 だが、それっきりで腕がしびれ、落ちた。 「生きてマグノリアを見る」 【詐欺師フロードの華麗なる冒険・第8巻】 前回のお話の最後で、吾輩が死んだと思った方も 多かったろうと思う。 しかし、手品師フロードは不死身なので、 どうかご安心いただきたい。 さて、断崖絶壁から転落したものの、 どっこい生きていた吾輩は、カメリア嬢が宝を 探すために拠点としている小屋の中に忍び込んだ。 そして、真実を知ったのだった。 発見した日記によれば、 彼女が宝を得ようとしているのは父親のためだった。 父親は、ナイトロとかいう爆薬を発明し、 バイロダイン国でクーデターを起こそうとしていた。 それをバイロダイン皇帝ルサルクⅡ世に見つかって、 魔女の島とかいうところに監禁されたという。 皇帝は、カメリアに取引をもちかけた。 もし古地図に記された宝を持ってくることができたなら 父親を許してやろう、と。 なるほど、それでなぞ解きのために、 吾輩を利用したのだな。 納得したとき、小屋の外を人影がよぎった。 男のような長身、漆黒の髪、ブランデーチェリーの唇。 ・・・麗しのマグノリア将軍ではないか! 将軍は、幽霊のように漂いながら、 悲壮な声でわめき散らしている。 『・・・ドジめ、フロード、なぜ死んだ? 私が捕まえるはずだったのに。 ああ、せめて、骨なりと拾ってやりたい・・・』 ありがたいお言葉である。 飛び出していってキスしてあげたいところだが、 鉄拳パンチが怖いのでやめておくことにした。 吾輩はそっと小屋を離れた。 「竪琴の謎を解く」 【詐欺師フロードの華麗なる冒険・第9巻】 カメリアは、洞窟の奥にある竪琴の印を 指でなぞった。 やっと、宝の在り処へとたどり着いたのだ。 彼女自身、その宝がなんなのかは知らない。 ただ、ルサルクⅡ世に命ぜられるまま、 取りに来たのだ。 父親を助けるためには、それが必要だ。 カメリアは竪琴の印が示す扉に手をかけた。 『お手伝いしましょうか?』 吾輩は彼女の背中に声をかけた。 『フ、フロード・・・生きていたの!?』 『この扉にはトラップが仕掛けられています。 吾輩にお任せいただいた方がよいと思いますがね』 カメリアは腰につけたナイフを閃かせた。 吾輩は刃先を素手でつかんでハトに変えた。 『あなたの味方がしたいんです。 ルサルクⅡ世が、 約束を守るとは限らないのですよ』 『どうして、それを・・・』 『手品師フロードにわからないことはないのです』 吾輩は扉の前にかがみ込んだ。 そのとき。 『そこまでだ、ご苦労だったな!』 「バイロダイン兵と死闘す」 【詐欺師フロードの華麗なる冒険・第10巻】 振り返ると、鎧に身を固めた兵士たちが、 ずらりと並んでいた。 悪趣味な角つきの兜は、バイロダイン国のものだ。 『ここまで案内してもらえば、もう用はない』 兵士たちは、一斉に剣を抜き払った。 吾輩は、カメリア嬢を後ろにかばった。 『ほらごらんなさい。 これが、ルサルクⅡ世の本心です。 最初から吾輩を 味方にしていればよかったんですよ』 とりあえず余裕の口上をブチかまして、 煙玉を投げる。 破裂音と共に、赤や緑や紫の煙が 我々と兵士たちの間に巻き起こった。 『目を閉じて! 少しだけ息を止めておいでなさい』 吾輩はカメリア嬢を抱えて、煙の中を走った。 兵士たちのわめき声が背中に届いてくる。 吾輩は、ひとまず洞窟の出口を目指した。 外の光が見えてきたとき、 艶やかなシルエットが浮かび上がった。 『フロード、貴様!』 『これはこれは、マグノリア将軍。 よいところにおいで下さった。 ちょっと手伝ってください。正義のためですぞ』 「されど、無情なるかな!」 【詐欺師フロードの華麗なる冒険・第11巻】 されど、天は無情なるかな! バイロダインの兵士たちは、あまりにも大勢だった。 吾輩とマグノリア将軍が大暴れしたにもかかわらず、 後から後から新手が現れるのだ。 ルサルクⅡ世は、よほど宝にご執心と見える。 我々は、断崖絶壁へ攻め寄せられて、 文字どおりの崖っぷちに立たされた。 背後・・いや、足下は海、前面には剣の林。 マグノリア将軍は吾輩を見た。 『飛び込むか?』 『ご婦人連れですよ。将軍の心配はしてませんが』 最後の掛け合い漫才を楽しむ我々の前に、 兵士たちがじりりと近づいてくる。 カメリア嬢が、剣の方へ一歩踏み出した。 『お願いがあります』 敵の刃を左の胸に近づけ、彼女は言い放った。 『あたくしの命は差し上げます。 でも、あなたたちは宝を手に入れるはずです。 約束通り、父を助けてくれるなら、あたくしは・・』 カメリアの言葉が途切れかかったとき、 兵士たちは狂ったように笑い始めた。 『そんな話がきけるものかよ? この件に関わった者は、全て殺せと皇帝のお達しだ。 お前の父親だって、とっくに獄死したんだぜ』 この言葉は、我々の心臓を直撃した。 カメリアの背中が、小刻みに震え、やがて凍りつく。 『・・・約束・・・したのに・・・』 「蒼き海に椿を放つ」 【詐欺師フロードの華麗なる冒険・第12巻】 次の瞬間、吾輩の耳を爆裂音が打ち抜いた。 信じられなかった。 カメリア嬢が懐から緑の小瓶を出し、 兵士に向かって中身をぶちまけたとき。 全てが、突然、終わりを告げた。 『お父さま、許してください!』 水銀のようにきらめくどろりとした液体が、 網となってカメリアの前に拡がった。 それは空気に触れた途端、 激しくスパークして、吾輩の視界を遮った。 ・・・そうか・・ナイトロだ・・ 彼女の父親が発明したという爆薬・・・ 光はやがて煙に変わり、 何人かの兵士たちが藁クズのように舞い上がった。 『ぼさっとするな!』 マグノリア将軍の腕が、吾輩のあごを直撃する。 そのまま、ラリアートをかけられたような格好で、 仰向けに押し倒された。 ふたりは真っ逆さまに、絶壁から落下・・・ そして。 吾輩と将軍は水面に浮かんだまま、 断崖の辺りを見つめた。 辺り、というのは、爆発によって、 そこがすでにどの場所だったか、 わからなくなってしまったからだ。 カメリアは、霧になってしまった。 兵士たちも、宝のある洞窟の入口も。 おそらく、宝そのものも。 全てが消し飛んでしまったのだった。 『・・・行くぞ、フロード』 マグノリア将軍が、吾輩の首根っこをつかんだ。 いまいましそうに独り言をつぶやいている。 『・・今度こそ、逮捕だからな。絶対、逮捕だ』 吾輩は引っ張られながら、拳を作り、開いた。 真っ赤な椿を水面に放つ。 それがせめて、あの美しい人への 手向けになることを願って。 椿の悲劇・終わり