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二年の三学期を迎え、高校生活もあと一年ちょっととなったころ。 つかさの中では、ある種の不安が芽生えていた。 つかさは今まで小学校、中学校、そして高校の間、ずっと姉のかがみのそばにいた。 しかし、あと一年ちょっとの高校生活が終われば、かがみとはいままでのようにいつも一緒ではいられなくなる。 志望する進路が違う限り、同じ大学へ進むことはできない。 仮に二人とも近くの大学に入学すれば、少なくとも家では一緒にいられる。 しかし、それでも一緒にいられる時間は今よりも確実に少なくなる。 いつまでも一緒にいてほしい。 ずっとそばにいてほしい。 かがみへの想いは、つかさの心を大きく占めるようになっていた。 ~つかさの、姉への想い~ ある寒い日の帰り道。その日、つかさは一人で家へと向かっていた。 新学期になったばかりだが、かがみとみゆきは委員会の仕事で忙しいようで、今日も学校に残っている。 明日も学校に残るようなので、クッキーでも焼いて持って行こうかと考えながら歩いていた。 そして、つかさが家の近くの公園のそばを通った時、 「そこの、あなた」 と呼びかける声が聞こえた。 振り返ると、小説や漫画で魔法使いが着るようなローブに身を包んだ人物がいた。 顔もフードで隠れていて、見ることはできなかった。 「えっと、私?」 周りには自分しかいない。どうやら呼びかけられたのは、自分のようだ。 「そうよ」 低めの声で、答えが返ってきた。声からすると、その人物は女性のようだ。 聞き覚えのあるような声だが、誰かはわからない。 その奇妙な格好に、つかさは 「あなたは、どういう人なんですか?」 と尋ねた。 「私のことは、とりあえず魔法使いとでも思ってくれればいいわ。 私はね、あなたの気持ちを知っているの。 お姉さんへの気持ちをね。 いつまでも一緒にいたい、ずっとそばにいてほしい。もっと甘えていたい。 それだけじゃないわね。 お姉さんに対して、姉妹以上の感情を抱いてすらいる。 私は、そんなあなたの手伝いをしたいのよ。あなたに、これをあげるわ」 そう一気に言うと、彼女はガラスでできた小瓶を差し出した。 受け取って見てみると、中には透明な液体が入っている。 「これは、なんですか?」 「それは、媚薬よ。それを飲んだ人は、しばらくの間性欲の虜になるの。 その薬は一時的に感情を昂らせたり、理性を奪ったりするだけ。 そして、その間に目の前の人物に対する強烈な執着心を引き起こすの。 その執着心は、薬の効き目が切れた後も愛着心となってのこるものなの。」 つかさは、彼女の言葉をなんとか飲み込んでいるようだ。 「もちろん、それだけであなたの望みをすべて叶えられるわけじゃない。 そのうち一緒にいられる時間が減る、というのは仕方ないこと。 でも、もっと甘えたいとかいう願いを叶える手助けにはなるわ。 ほんの1~2滴飲ませれば十分よ。そうすれば、すぐに薬は効いてくるわ。 そうすれば、お姉さんの中のあなたへの愛着心はより強いものとなるの。 もっと一緒にいてあげたい、もっと甘えてほしいといった気持ちが強くなるはずよ。 お姉さんがあなたのことしか考えられなくなるくらいにしたいなら、もっと多くてもいいかもね。 でもね、これだけは覚えておいて。この薬はとっても危険なものなの。 絶対に一度に一気に飲ませすぎないようにしてね。 盲目的な愛ほど怖いものはないわ。 それを使うかはあなた次第。それじゃ、私の用事はこれだけだから」 そう言うと、彼女は立ち去ろうとした。 「あ、待って…」 つかさは後を追うが、曲がり角まで来ると彼女の姿はもうなかった。 その日。家に帰り、夕食を食べた後つかさはクッキーを焼いていた。 明日も委員会の仕事があるというかがみとみゆきに、仕事が終わったら食べてね、ということで 持って行こうと考えていた。 そして、もうひとつ。『魔法使い』さんがくれた薬を試してみよう、と。 焼きあがったクッキーは、とても美味しそうだ。 つかさは、そのうちの何枚かに二滴ずつ小瓶から雫を落とした。 一滴、二滴とクッキーに染みこんでいく薬。 そして、薬をかけたクッキーを小皿に分け、残ったクッキーを袋に詰めた。 袋に詰めたクッキーは、明日持っていく分。 そして、小皿に乗せたクッキーは―― コンコン。 「お姉ちゃん、クッキー焼いたんだけど、食べない?」 そう言いながら、かがみの部屋へ入るつかさ。 「明日も委員会の仕事があるんでしょ。だから、明日お姉ちゃんとゆきちゃんに持っていこうと 思って焼いたの。よかったら、少し食べない?」 委員会の仕事で疲れた後に食べるつかさのクッキーは、とてもおいしい。 仕事で忙しい自分たちを気遣ってくれるつかさに、かがみは感謝する。 「悪いわね。それじゃ、少しもらおうかしら」 そう言ってかがみは、クッキーをひとつつかみ、口に入れた。 薬はすぐに効いてきた。 かがみの顔は、見てわかるほどに上気している。 かがみも自身の変化に気づく。 体が、熱い。どうしたんだろう。 息遣いが荒くなる。そして、急に目の前の妹が愛おしく見える。 つかさが欲しい。 どうしてだろ。妹なのに。 かがみは、昂る感情を抑えるのに必死だった。 「お姉ちゃん、どうしたの?顔、赤いよ?」 そう言いながら、かがみの顔を覗き込むつかさ。 ああ、もうだめ。 顔を近づけるつかさにかがみはついに耐えきれなくなり、つかさの唇に自分の唇を重ねる。 そして、つかさの口内に舌をねじ込み、そのままつかさの舌に絡ませた。 「ん…」 奪うかのように舌を絡めるかがみ。 しばらくすると、かがみは唇を離した。 「つかさ、ごめんね。私、なんか変なの。急に体が熱くなってきて。 変だよね、姉妹同士なのに。でも、我慢できないの。だから…」 そう言ってつかさを自分のベッドへと連れて行こうとするかがみ。 「お姉ちゃん…」 つかさは、手を引かれるままにかがみのベッドへと向かった。 ベッドの上で、かがみはつかさの体を抱きしめながら先ほどのような熱いキスを交わした。 つかさの口内に舌を這わせ、夢中で舌を絡ませるかがみ。 しばらくそうすると、唇を離し、つかさの服を脱がせた。 そして、かがみは欲望のままにつかさをただひたすらに愛し続ける。 「お、お姉ちゃ…んっ」 かがみのするままに身をゆだねるつかさ。 ずっと、こうしてほしかった。 思えば、いつでもそばにいてくれた姉。 困った時には、いつも助けてくれる姉。 そんな姉に、いつの間にか姉妹以上の感情を抱いていた。 しかし、いつかは一緒にいられる時間は減ってしまう。 本当は、ずっとこうしていたい。 かがみに愛されながら、つかさはそう思っていた。 このとき、つかさは自分の失敗に気づいていなかった。 そして、その失敗は翌日に親友であるこなたやみゆきを巻き込むことになるのだが、 それはまた別のおはなし。 その日から、いままで以上に仲の良いかがみとつかさ。 「お姉ちゃん、一緒に寝てもいい?」 あの日以来、かがみのベッドへ潜り込むことが多くなったつかさ。 いままでも怖いものを見たときにはこうしてもらっていたが、 今は甘えたいというだけですぐにかがみのところへと向かう。 いつまでも一緒というのは無理。だけど、今はこうして甘えていたいから。 「もう、この前も来たでしょ。また少し甘えんぼになってきたんじゃないの?」 そう言いながらも、かがみは内心では一緒に寝たいと思っている。 つかさもそんなことは知っている。 あの日、『魔法使い』さんがくれた薬。 また今度、少し使ってみようかな。 かがみの体から伝わるぬくもりを感じながら、つかさはそう考えていた。 コメントフォーム 名前 コメント とても素晴らしい名作!! かが×つか最高! -- チャムチロ (2012-09-11 20 41 31) 全部使ったらどうなるんだろう? -- 金武 (2011-01-17 20 02 53) 二人はいつまでも一緒ですよ -- 名無しさん (2010-09-12 11 16 17) 媚薬ってイイネ!! -- 名無しさん (2010-06-20 10 49 51) もっとつかえ!! -- 名無しさん (2010-06-13 12 48 37)
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外来長屋七不思議 1,井戸が地底世界へと通じている 2,神隠しでこの世界に来たのに、何故かまた神隠しに遭う 3,女友達が遊びに来たら一週間以内に其奴は居なくなるか引っ越しする 4,偶に住人と部屋が丸ごと無くなる場合がある(要石の落着、宝舟に部屋ごと吊り上げられる等) 5,夜這いが無い日は無い 6,いつの間にか家具が減ったり増えたり、食事や布団(枕2つ)の用意がしてある 7,上記の異常や怪異を里人に話しても相手にしてくれない
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376 名前:夜這い[sage] 投稿日:2006/12/19(火) 00 45 56 ID 2n4Ncx/v 俺はルイズが熟睡するのを待って、寝床の藁敷きから身を起こした。 ルイズは俺のことを使い魔としてしか見ていない。つまり人間として、ひいては男としても見ていないというわけだ。 十七歳の思春期まっ盛りの俺としてはなかなか寂しいものがあるわけで、ついこのあいだ失敗した試みをリベンジとばかりにもう一度ためしてみようと思う。 無論、この前とおなじ轍を踏まないための用意もした。それがこれだ。 『チャームの小瓶』 つまり媚薬。これさえあればどんな跳ねっ返り貴族も俺の言うがままになるだろう。 こんな卑怯な手を使うようになるとは俺も大人になったもんだ。 断っておくが俺が外道なのではなくて、素直に俺に惚れてると白状しないルイズがいけないのだ、と言っておこう。 いや、そんな建前も脇に置いておいて、大事なのは今この部屋に熟睡したルイズと媚薬を手にした俺しかいないという状況だ。 ボールが転がりだせばあとは勝手に回り続ける。おそらくルイズも回りだしたら止まらないはずだ。 広々としたダブルサイズのベッドで気持ち良さそうに寝ているルイズ。 薄い夏用の毛布を取り去ると、ルイズのネグリジェ姿が目に映る。 寝るときは下着を身に着けないルイズだ。ぺらぺらの生地を通して華奢な肢体が浮かび上がった。桃色に近いブロンドの髪がしどけなくシーツの上に広がっている様は、どこかこう……神聖というか、侵しがたいオーラを放っている気がする。 俺は舐めるように全身を見下ろしながら、 「……ほんとに胸がないよな」 ついついそんな言葉が漏れてしまった。 ?ゼロ?という不名誉なあだ名で呼ばれる彼女の胸は「発育」の「は」の字ほども傾斜がない。呼吸と共に上下する丘はなだらか、というより草原に土が積もった程度のものだった。 そんなことはいい。今はとにかく媚薬を使ってルイズをメロメロにするのが先決だ。 ビンの表示を読んでみると、俺が手に入れた媚薬は口から摂取するタイプのものらしい。他にも特定の部位に直接塗りつける薬もあると深夜のテレビで見たことがある。 塗るよりは飲んだほうが効果がありそうな気がする。 俺は馬なりになる形でルイズの口元にビンを近づけた。 377 名前:夜這い[sage] 投稿日:2006/12/19(火) 00 46 44 ID 2n4Ncx/v 「ん……うん」 「――っ」 ルイズが眉をしかめる。 まさか気配で気づかれたか……。 「……こと、聞きなさい…………バカ」 どうやら夢のなかでも俺をこき使っているようだ。今に見ていろ、と心の中でつぶやく。 俺はうっすらと開いた唇に小瓶をあてがい、中身の媚薬を――流し込んだ。 「んんっ――」 さすがに違和感を感じたのだろう。ルイズが目を覚まそうとした、が俺はルイズの鼻をつまんで媚薬を流し込むことを優先させた。 「んっ…………」 ごくっ。 確実に嚥下する音が聞こえた。 俺は起き上がろうとするルイズの肩を押さえつけ、まずはその反応をうかがう。 「あ、あ、あんたっ。なな、何を飲ませたのよっ!」 ルイズは整った眉を吊り上げて猛然と俺を睨みつけてきた。 寝床に忍び入るのも二回目だからか、指摘するポイントが若干ずれているような気もする。 「性懲りもなく主人の寝床に上がるなんて、あんた使い魔として失格よ!」 「んなものはこちらから願い下げだ」 俺の顔に息巻くルイズの息がかかる。どこか甘ったるいような独特の匂いが鼻をくすぐった。 「で、いったいわたしに何を飲ませたのよ。どうせろくなもんじゃないんでしょ」 なかなかに勘が鋭い。 「なに、お嬢様が寝苦しそうにしていらっしゃったので、僭越ながらお水を含ませていただいたまでです」 「そのバカ丁寧な口調が嘘の証拠だっていうのよ」 さすがは俺の主人だ。俺の性格をよく理解していらっしゃる。 しかし嘘を見破ったからといって飲み込んだ薬はどうにもできないぜ。 「でいうかあんた邪魔よっ。手を離しなさい!」 ……おかしい。ルイズの口調は衰えを知らず、依然として強気なままだ。薬の影響がどのような形で現れるかは分からないが、何の変化もないのは効き目がないということじゃないか? 378 名前:夜這い[sage] 投稿日:2006/12/19(火) 00 47 40 ID 2n4Ncx/v 「サイト!」 「あー、うん。その、だな……」 まさか薬がにせものだったとか? ルイズは薬に対して耐性があるとか? 俺はルイズの詰問にひたすら目を泳がせた。 答えられるわけがない。かといって他に理由は思いつかない。 こうなればヤケだ。 「わふ、あ、あんた! ちょ、はなれ――」 俺はルイズの肩を押さえていた両腕でぎゅっと、押しのけられないくらいぎゅっと強く抱きしめた。 「ば、バカ! サイト!」 抱きすくめられたルイズがじたばたと抵抗する。しかし杖さえなければ魔法も使えない。 今のルイズはただのか弱い女の子だ。 薬の効力なんてこの際どうでもいいか。やや強引な気もするが押し進めていけばきっとルイズも大人しくなるだろう。 まあ俺の腕次第だけど。 「は、はなれなさいって……言ってるでしょ!」 ぎゃーぎゃーわめくルイズは顔を真っ赤にし、噛み付かんばかりに暴れようとするが俺の抱擁で身動きは取れない。 引いたら負けだ、と頭のなかの悪魔がささやいた。 俺はルイズの首筋に顔を近づける。 ちゅ。 「――っ」 ごく自然に唇をつけ、舌の先で少しだけ舐める。 「ひっ、ぁ……」 ルイズが一層はげしく身体をくねらせ、俺の包囲から抜けようとした。 だからといって俺も男だ。ここまできて逃がしはしない。 ルイズの身体に回した腕に力を込める。小さな身体をむりやり押さえつけた。 ちゅ……ちゅ、あむ。 首筋を舐め上げ耳の裏。そして耳たぶを優しく咥えてみる。 「はあ、ぁ……はぁ」 ……ルイズの息が熱っぽい。気のせいかもしれないが若干、抵抗の力も弱まったように感じる。もしかしてこれは……。 379 名前:夜這い[sage] 投稿日:2006/12/19(火) 00 48 31 ID 2n4Ncx/v 「ルイズ。お前もしかして――」 「ば……か。からだ、が、あつ……だけ……」 身体が熱い? まだ大したことはしてないのだが。 これはルイズが感じやすい体質……というよりは、さきほど飲ませた媚薬がようやく効いてきたと考えるべきだろう。 それなら話は早い。 あとは攻めるだけ! 「あんた……しん、で、わび…………から……」 ルイズの強がりも尻つぼみだ。もはやその程度の脅迫に怖れる俺ではない。 俺は薄っぺらいネグリジェの上からそっと撫でた。 「あ……」 肩の付け根から脇腹まで、すーっと走らせる。ゆっくりと、道に迷ったようにくねくねと這わせる。へその周りを周回したら今度は上昇。 かすかな盛り上がりの間で指を止める。 「右と左、どっちがいい?」 わざとらしく訊いてやった。 ルイズの顔はほんのりと上気していて紅潮した頬が生々しい。 白い肌に朱がさすだけでこんなにも愛らしくなるなんて。 ルイズはかわいい。何度でも言いたい。ルイズはかわいい。 そんなかわいいルイズの答えは、 「んっ……ば……か……」 精一杯の虚勢が返ってきた。 言ってることはいつもと変わらないのに、苦し紛れのその抵抗は否が応でも俺の嗜虐心を刺激した。 もはや身体に力を入れることもままならない様子のルイズ。いや、本能的な欲求が抵抗しようとする意思に勝っているのかもしれない。もっと気持ちよくなりたければこのままじっとしていればいい、と。 俺は手を離し「右か左か」ではなく、「右と左」の両方のふくらみに指の腹を滑らせていった。 380 名前:夜這い[sage] 投稿日:2006/12/19(火) 00 49 55 ID 2n4Ncx/v 「はぁあっ……ぁ……あぁ」 平らな丘の頂上を目指すようにゆっくりと、円を描くように外側から半径を縮めていく。もう一方では逆回転で丘を登る。 白いシルクの生地を通して、ぴくっと跳ねる震動が伝わってくる。 震える丘もしかし、黙っているつもりはないらしい。 「ルイズ。これはどういうことだい? 貴族ともあろう者が、こんなことをされて喜ぶなんてプライドの欠片もないのか?」 いつもの仕返しとばかりに嘲笑ってやった。 ルイズの控えすぎな双丘の頂上は、ぷくっとその標高をわずかながらに高めていた。 「く……ぁぁ……」 歯噛みしつつも上気した頬はピンク色。薄い寝巻きを押し上げる「それら」が快感を覚えている証拠だった。 俺は上へ膨らもうとする二つの点を拝むために、ルイズのただ一つの衣服を脱がせていった。 ネグリジョを剥ぎ取り、頭のてっぺんから足のつま先までを月明かりに晒す。 一つの染みもない白亜の裸体。 彫像と見紛っても不思議ではない、バランスの取れた肉付き。 ウェーブのかかった桃色の髪。 鼻筋の通った小顔。 無駄な肉のない――胸部のふくらみすらない、スレンダーな体躯。 一つ一つの要素が示し合わせたようにマッチしてできあがる、完璧な肢体。 その細い体つきの中央に位置する二つの点。小さく、かすかに震えるピンクの頂点を、俺はおもむろに摘み上げた。 381 名前:夜這い[sage] 投稿日:2006/12/19(火) 00 50 43 ID 2n4Ncx/v 「ひぁっ……は、あぁ……」 ルイズの身体がびくっと跳ねる。その顔は苦しそうでありながら、どこか惚けているような――まさに恍惚とした表情だった。 成長の足りない双丘の小粒を、ゆっくりと指をずらしながら、優しく捻っていく。 「あ、ああ……」 尖った先端が硬度を増す。 くり……、くり……。 程よく硬く、大きくなったのを確認して俺は指を離した。 ルイズの表情が束の間の緩みを見せるが、休ませてはやらない。 指から離れたピンクの小粒を、今度は口に含んでやった。 「やっ――ぅ……くぅ……」 舌の先で転がすように、四方八方から先端を湿らせていく。 「はぁあ……ん……はぁ」 頂点の周りの輪に沿って何度も円周運動―― 「あっ……ふぅ、んっ」 やにわに先っぽを激しくつま弾き―― 「はっ、あっ、く……ぅ……」 すぼめた口先で吸って吸って―― 「はああぁぁ……」 あの手この手と、少ない技巧を最大限に活用してルイズを攻め立てる。 俺は口を休めることなく、空いた手を下へおろしていく。 そこは足と足の間にある丘陵、女性にとっては最後の砦。 覆われるもののない聖域に、そっと手を添えていく。 くちゅ。 「――っ」 一段と大きく身体が跳ね上がった。腰をくねらせ、逃れる素振りを見せるもののほとんど力が入っていない。薬の効き目もあるだろうが、拒む意思もなくなっているのだろう。 添えた手のひらでさすりながら俺は言った。 382 名前:夜這い[sage] 投稿日:2006/12/19(火) 00 53 39 ID 2n4Ncx/v 「ルイズ。こんなにぐしょぐしょにしちまって……。どうしようもないな、お前」 俺は息も絶え絶えのルイズに揺さぶりをかける。プライドの高い普段のルイズなら目を吊り上げて噛み付いてくるはずなのだが、 「はぁ…………はぁ……」 もはや勢いの欠片もない。潤んだ瞳で見つめ返してくるだけだった。 常に強気な眉も垂れ下がり、小さな口から漏れる弱々しい呼気は悩ましく、上気した肌に薄っすらと浮いた汗はなまめかしかった。 魔法使いの風格も威厳も何もない――ただの少女だった。 胸が?ゼロ?なだけではなく、手の感触から伝わってくる限り、そこはまだ生え揃っていない――というより生えていないのが分かる。そんなところまで律儀な?ゼロ?に一抹の背徳感を覚えつつ、無性に湧き上がる煩悩を抑えきれない。 俺はルイズの細い両脚を多少強引に開かせていく。 腿のあいだに据えられた狭い聖域。 その小さき恥丘は誰の侵入をも許さないかのように扉を閉ざしている。それにも関わらず隙間から糸を引いて流れる液体は俺の目をごまかせない。 俺はそっと顔を近づけ、幼すぎる無防備な割れ目に舌を差し入れた。 ちゅぷ。 「やぁっ……ああっ、ぅ、あ……」 縦の亀裂に沿って透明な愛液を舐めとっていく。なるべく内側からすくいとるように舌を上下させる。 ちゅぱ、ぴちゅ、じゅ……。 室内に卑猥な音が満ちた。 「あぁ……ら、め……ぇ……」 言葉とは裏腹に、ルイズは自らの手で自分の乳首を弄び始めた。ピンクの先端をつねり、引っ張り、捻って嬌声を上げている。 383 名前:夜這い[sage] 投稿日:2006/12/19(火) 00 55 44 ID 2n4Ncx/v 俺も負けじと開きかけはじめた花弁をついばんでいく。 割れ目の上部にはぷくっと張り出した新芽がひとつ。それも忘れずに甘噛みしてやった。 「あっ、ひあっ…………あ、ふぁ……」 悶えるように腰を浮かせるルイズを両手で押さえ込む。身動きを許さず、舐めて、吸って、噛む。 溢れかえる液汁は吸っても吸っても次々に漏れてくる。きりがない。 それならいっそ、存分に気が済むまで吐き出させてやればどうだろう。 俺は充血した小豆をつつきながら、小さな秘裂に中指をあてがって――入れていく。 じゅ……ぷ。 「ふぁっ……は、ああぁ……」 お子様な身体の通り、狭くるしく四方から圧迫を受ける細道とはいえ、充分な潤滑油をもってすれば指の一本くらいは難なく咥え込んでいく。 一関節入るごとに指を折り曲げ、柔らかな内壁を掻くように擦る。ぬめった感触がまとわりつきながらも指の根元まで押し込んだ。 ず……ちゅ、ぷ。 「ひ……はぁ……はぁあ……」 ルイズの息が熱い。すでに理性は影も形もなく、焦点の合わない視線を宙に投げている。 俺は熱く脈動するルイズの中で、前へ後ろへ、指を送り続けた。 「はぁ、ひ、ぁ……ん、っく……」 ぴちゃ……ちゅ……じゅ……。 火照った恥丘を伝って漏れ落ちる粘液。白い濁りと共に粘り気も多くなっていく。 関節を曲げて内壁を刺激するたびにルイズの吐息が熱を帯びる。 時に遅く、時に早く、角度を変えて突き入れれば締め付けが強くなって快感を伝えてくれる。 繰り返される抽送にルイズの瞳から水滴が零れた。喘ぎ声も堪えず、快感に身を委ねている。 384 名前:夜這い[sage] 投稿日:2006/12/19(火) 00 56 16 ID 2n4Ncx/v 「ルイズ、気持ちいいか?」 俺の言葉に一拍の間もおかず、ルイズの頭が激しく縦に振られた。正直でよろしい。 どんどん窮屈になる秘孔からして、そろそろ限界だろう。 前後に抜き差しされる速度を上げ、ルイズの中を掻き混ぜていく。 「――あっく、ぅ、ああ……」 両手を頭の上に回し、必死にシーツを掴むルイズ。 涙をこぼしながら淫らな声を挙げるルイズ。 その姿が目に焼き付けられて、俺の脳内を欲情が支配する。 ――このままルイズを、この生意気な貴族をイカせてやる! 俺は無理を承知で、ルイズの細い小径に二本目を突き入れた。 「――ふっ、ああぁ…………」 額に大粒の汗を滲ませてもがく。 スムーズさは欠いても、なんとか出し入れできる。指と指で広げるようにするとルイズの顔が一層赤くなった。 指の隙間から流れる濁った液が目に見えて増える。羞恥が快楽を増幅させているようだ。 じゅ、ず、ちゅぷ。 勢いをつけて挿入を続ける。 わずかにルイズの身体が震えはじめた。限界はすぐそこだ。 「ルイズ。イキたくなったら遠慮なくいけ」 目を瞑って必死に堪えていたルイズと視線が合う。 ぼろぼろと涙をこぼしながら、押し寄せる高波にためらうルイズの瞳が揺れた。 「さあ!」 全力で引き抜き、最奥まで突き入れる。 肩が振るえ、胴体が振るえ、秘道が振るえ――そして震える声でルイズが哭いた。 「あっ……ふぁああああぁぁ――」 仰け反る背中。痙攣する腹。 絶頂に達した身体は弓なりになって震え続けた。 月の光を浴びた白磁のルイズを、俺は最高に美しいと思った。 385 名前:夜這い[sage] 投稿日:2006/12/19(火) 00 57 01 ID 2n4Ncx/v で、俺は床に転がされているわけなのだが。 「言い残すことはある?」 あのあと小休憩を挟もうとした俺は果てたはずのルイズに隙をつかれ、魔法で爆発させられたあげくロープですまきにされた。 手も足も出ないとは言いえて妙。せめてもの抵抗で舌を出す。 「反省の余地なし、と。それじゃあ貴族を怒らせるとどういうことになるか、死をもって味わいなさい」 杖をかざしたルイズが揚々と呪文を唱え始めた。 ああ、もう終わりかも。 もしものときは誰か骨くらい拾ってくれ。 目のまえで口の端を吊り上げたルイズが、魔法を放った。 おしまい
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基本方針 msdさんセレクション(※)を軸に、これまでの論点を深めつつ、それらの論点に関連して他の参加者が発表したいorしてほしい本や分野についても積極的に扱ってゆく。 同時に、風土研でそれまでに挙がった論点や意見等の総括を毎回行い、議論の蓄積に努める。 +※msdさんセレクション 1、『無縁・公界・楽』(網野善彦) →この列島の中世がどのような世界観で回っていたかを把捉する →これまで発展進歩史観によって語られてきた世界観とは異なる世界観を眺望する →人間の営為のダイナミズムを認識する 2、『日本中世に何が起きたか』(網野善彦)、『日本文化の形成』(宮本常一) →『日本中世~』は網野の視点が分かりやすく整理されている →現行の資本主義経済とは異なる「資本」主義経済がこの列島にはあったこと →地方(じかた)に根ざした共同体と市場主義の関係がどう語られているのか →それによって土地の民と移動の民の相互補完性をみることができるのでは? →「境界」について→「境(さかい)」はキーワード!! →常一の方は都市や移動の民の網野的視点を比較するのに良い気がします。「むら」的共同体の視点 3、『境界の発生』(赤坂憲雄)、『日本民衆文化の原郷』(沖浦和光) 4、『異人論序説』(赤坂憲雄)、『異人論』(小松和彦)、『神隠しと日本人』(小松和彦) 5、『差別の民俗学』(赤松啓介)、『夜這いの民俗学・夜這いの性愛論』(赤松啓介) 6、『排除の現象学』(赤坂憲雄)、『増補 民族という虚構』(小坂井敏晶)、『神々の明治維新―神仏分離と廃仏毀釈』(安丸良夫) 7、『魔の系譜』(谷川健一)、『ケガレの民俗誌』(宮田登) 8、『東西/南北考』(赤坂憲雄)、『竹の民俗誌』(沖浦和光) 9、『庶民の発見』(宮本常一)、『日本の民俗宗教』(宮家準) 10、『蛇』(吉野裕子)、『山の神 易・五行と日本の原始蛇信仰』(吉野裕子) 11、『「家族」と「幸福」の戦後史』(三浦展)、『民俗学の旅』(宮本常一) 研究会の進行 前半・後半に分け、前半はmsdさんセレクションから発表する。 後半は自由に文献を選んで発表する。その際、そのテーマがそれまでの論点とどう関わるかなどを含めて総括を行う。 前後半一冊ずつで一回に二冊を目安。 後半の輪読候補 與那覇潤『中国化する日本』 → 歴史学的アプローチ 川島武宜『日本人の法意識』 → 日本人の所有概念 山本志乃『女の旅』 → 近世~近代における女性の社会的地位 I.イリイチ『シャドウ・ワーク』
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ニャル子さんコミックアンソロジー カバー下 「真尋さんは脱が~す!」(表) イラスト担当の矢上裕氏の代表作「エルフを狩るモノたち」から。 カレーを持ったニャル子(裏) カレーは「エルフを狩るモノたち」の主人公の一人、龍造寺淳平の好物。 スプーンを高々と掲げるさまは、『ウルトラマン』第34話「空の贈り物」の迷シーンも意識してるものと思われる(カレー食ってる最中にスカイドン撃墜の報せを受けハヤタは屋外に飛び出て、上記のシーンに繋がったのである)。 巻頭イラストギャラリー 3pのイラスト(Illustration/しゃあ) バックにいるのは、TVアニメにもなったボンボン版『悪魔くん』の十二使徒。スカートの端しか見えないが第四使徒・幽子もちゃんといる。 ぷよ「高校生活を満喫するためにしておく事」 「俺は正気だぞ」(13p1コマ目) FF4のカイン「おれは しょうきにもどった!」繋がりと思う。 詳細は11巻で。 ちなみに真尋の一人称が「僕」ではないため原作で突っ込まれた。 「わたしのことお姉さまと呼んで」(14p1コマ目) 女子校や百合物の物語にはよくある。「マリア様がみてる」とか「乙女はお姉さまに恋してる」シリーズとか。 ちなみに後者は女装物で女装主人公がお姉さまと呼ばれる。 犬(14p3コマ目) あずにゃん(犬) YU「人生ゲームはこりごりだよ~!の巻」 タイトル 「~の巻」で締めるのはこち亀が該当すると思う ニャル子の持ってるサイコロ(19p2コマ目) TRPGの8面ダイス。 一般的な人生ゲームはルーレットです。 その人から離れて(24p2コマ目以降) フジ系列の昼ドラによくあるドロドロ展開。 ただし浮気するのは男であり、女同士の修羅場となる 波紋を習得するまで(26p3コマ目) ジョジョの奇妙な冒険のジョジョが習得している技法「波紋法」 ただし3部までしか出てこないらしい すえみつぢっか「真尋さんのために!」 「メタスッ」(40p3行目) 『機動戦士Ζガンダム』および『ガンダムΖΖ』に登場する可変モビルスーツ「MSA-005 メタス」。 「あのジ・Oの弟のような」とは言ってやらぬこと。 サンカクヘッド「ニャル子さんはうまくデレれません」 背景のおっさん達(44p1コマ目) 目線入っているが、ルパン三世よりルパンと不二子。 「萌え萌えキューン!!」(47p1コマ目) 秋葉原の「あきばおー」の2階にあるメイドカフェが煩く宣伝していたセリフ「おいしくなぁれ、萌え萌えキューン」 ちなみに2013年頭に閉店済み SANA「邪神デレラ♥ニャル子!」 「武闘会です」(53p左4コマ目) 北斗の拳ACの大会「世紀末武闘会」から? 伝説の100メガショックゲーム機(54p左2コマ目) SNKのゲーム機NEOGEO。ソフトカセットがちょっとした弁当箱並みにデカい一番右のがそれ。 ニャル子盛り(54p左4コマ目) 女体盛り タチ「クー子の計画」 * 今井哲也「放浪ハスターはどこまでも」 (……まさか こんなところにクトゥルーがいるなんて……)(66p2コマ目)ぼくは たまたま この海べに およぎにきて クトゥルーに 左うでをかまれて しまったのでした(同3コマ目) ここから丸2ページ分の流れは、つげ義春『ねじ式』から。3コマ目も『ねじ式』の1ページ目が元。爆撃機の機影が潜水艦に、うち棄てられた柵が「あくまの岩礁」になっている。 英語で言うとデビルズ・リーフ。港町インスマスの沖合い1マイル半にある、地元の漁師でも近付こうとしないという暗礁。 なにか(66p4コマ目) アニメ版でお馴染みマンタ。原作者である。 番号の振られた石段(67p2コマ目) 『未知なるカダスを夢に求めて』、幻夢境への入り口「深き眠りの門」へと至る七百段の階段。 「……わたしは100万回死んだことがある」(68p1コマ目) 佐野洋子の絵本「100万回いきたねこ」。 まつもとくんにそうだんしようかな(68p4コマ目) B z「恋心」の歌詞の一部。「松本に相談しようか でもたぶん冷やかされるからやめとこう」 ここで言う松本とはB zのギター担当の松本孝弘のこと。 「ビー・ユー・エス・エイ・アイ・ケー・ユー・エイチ・エイ・エム・エイ・ディー・『ギュルギュルギュル』(68p5コマ目) H Jungle with t「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」から。 「よく聞け これも戦国だ」(69p1コマ目)「麦のやつらと戦争中だからな」(同上) ソーシャルゲーム『戦国コレクション(コナミ)』のCMキャッチコピー「コレも戦国ぅ!」 「麦のやつらと~」は、同作のテレビアニメ版第8話「Regent Girl」ネタ。屈指のカオス回として知られる。 ハス太の額に貼られたお札(70p4、71p3コマ目) 書かれているのは「勅令 随身保命」。映画『霊幻道士』等でもおなじみキョンシー封じの霊符。 「上面ガラスばりの木製の箱が両側に立ちならぶ、狭い通路」を這い進むハス太(72p2コマ目) すぐ後のコマにも書いてあるが『無名都市』から。 「安らぎ」「魅力的な」「男」「ブッダ」「おマミ」「武田信玄」「実際安い」(72p3コマ目) ことごとく「ニンジャスレイヤー」に登場する看板や電光掲示板の文字。 「1925年の3月23日」(74p2コマ目) 『クトゥルーの呼び声』より。 この日、プロヴィデンス在住の青年彫刻家「ヘンリー・アントニー・ウィルコックス」は、突如として激しい譫妄状態に陥った。 「たとえば 身体の一部が黒くふくれ上がって魚のような生臭さを発するようになっても―――」「それは 君が安息所を得るために必要なことなのだ」(75p1・2行目) 「22時になる前には もう一度電話する」「もし 電話がなかったら この封筒を開けるんだ」(同6コマ目) ダーレス『ハスターの帰還』より。 石柱と大かがり火と処刑柱と踊るシャンタク鳥(77p2コマ目) 『クトゥルーの呼び声』、ジョン・レイモンド・ルグラース警視正と19人の警官達が、ニューオーリンズ南部の沼沢地で目撃した狂宴の光景が元。 「ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう るるいえ うがふなぐる ふたぐん」(78p5コマ目) クトゥルーの帰還を意味。 だから次ページのルーヒーにつながるのである。 「モノリス」と書かれたモノリスと、コマの右隅に鎮座ましましているモノ(79p2コマ目) 『2001年宇宙の旅』に登場した謎の物体と、宇宙船ディスカバリー号に搭載されていた船外作業用スペース・ポッド。 「レンのガラス」と下に書いてある丸窓(80p1コマ目) ダーレス『破風の窓』より。 みつめあうとすなおにおしゃべりできませんでした(80P5コマ目) サザンオールスターズ「TSUNAMI」の歌い出し。 「口移しをsげるずげぇッ」(同上) 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場したモビルアーマー「YMAG-X7F ゲルズゲー」。 コバヤシテツヤ「名状しがたい宇宙HRMのようなもの」 HRM 孕み(又は孕ませ)。妊娠させることや妊婦のこと。 bbspinkのエロパロ板で使われる言葉 「ゆうべはおたのしみだったね」(83p2コマ目) ドラクエで女の子と宿に泊まった時、主人から言われるセリフ。 なにがお楽しみだったか? 察しろ それにしてもこの余市さん(88p2コマ目) 世界まるみえにてよくあるセリフ「それにしてもこの○○、ノリノリである。」 「さざばるがッ!!」(88p4コマ目) 『ガンドランダー 闇の黙示録編』に登場する「赤い盗賊団(レッドシーフ)」の頭領。 七六「ニャル子雑記 1st season」 コンポタゴリュゴリュ君(95p1コマ目) 2012年9月発売の期間限定 ガリガリ君リッチ コンポタ味。 クー子が好きなのは期間限定ペプシ繋がりか・・・ えろ豆「ぺろっとけ!」 タイトル 絵師のえろ豆はソーシャルゲーム「這いよれ!ニャル子さん ザ・カオス」にてカード絵を担当している 諸君…(97p~98p1コマ目まで) HELLSINGの少佐「諸君、私は戦争が好きだ」より。 どうしてこうなった(101p1コマ目) よくあるセリフ…だが今回と同様にアニメ版で入れ替わった際(SAN期9話)に真尋が放った言葉と同じセリフ。 河南あすか「八坂家リビングデッド」 * おから「ニャルコス!」 * 執事クマ「おわかりいただけただろうか?」 タイトル 先ほど同様に世界まるみえ!でよくあるセリフ …あるいは、ビデオシリーズ『ほんとにあった!呪いのビデオ』の定番フレーズ…とでも、言うのだろうか(語り:中村義洋)…。 「愛ゆえに 人は怖がらねばならないのです!」(128p3コマ目)「なので真尋さん…むかしのように…もう一度ぬくもりを」(同4コマ目) 前者は6巻2章およびドラマCD3作目にパロ元の同じネタがあるのでそちらを参照のこと。 後者は誰よりも愛深きがゆえに歪んでしまった哀しき男の最期の台詞。すがり付くニャル子のポーズも、その男が事切れるシーンの再現。「お…お師さん… む…むかしのように…… もう一度ぬくもりを…」 (129p1コマ目) いわゆるルパンダイブ 言わなくてもわかるだろうが、普通はダイブする方が男である。 ハトポポコ「勝ちとれ!ニャル子さん!」 * 北原朋萌。「クトゥルーオンライン」 タイトル ロゴに剣があるのはドラクエ? 「オボンヌ!」(142p3コマ目) 『アルトネリコ~ 世界の終わりで詩い続ける少女』に登場する「銘菓オボンヌ」。同作の主人公ライナー・バルセルトの大好物にして、彼に付けられた蔑称。セクシーポーズで血ヘドを吐いて吹っ飛ぶニャル子の顔にご注目。 更にそこへ『ラグナロクオンライン』で湧いてくるモブ敵も掛けられている? 教会に強制送還(143p2コマ目) ドラクエより。 死亡すると棺桶に入れられ、教会にて回復。 デス●ーラ(147p3コマ目) デスルーラ。要するに自爆。 自爆すれば町に戻るのでドラクエではそうやって帰る人もいる。 綾杉つばき「這いよる!ニャルプレ」 「ハスハス」(156p5コマ目) 興奮した呼吸音。ハス太とかけてる。hshsはニコニコ百科参照して。 SHIUN「匍匐前進!ニャル子さん」 アナタと合体したい(157p5コマ目) 創聖のアクエリオンのキャッチコピーより 1億と2千年くらい前から(159p4コマ目) 同じく創聖のアクエリオンの主題歌のサビから…曲名なんだったっけ? 田倉まひろ「放課後ラビリンス」 タイトル ラビリンスつく作品多いけど、ニャル子関連ならニャル子クー子の中の人が出てるはりきり★ラビリンス 「ドキッ!?体育倉庫…」(162p1コマ目)(164p3コマ目) 昔フジテレビで放送されていた「ドキッ!?女だらけの水泳大会」(正式名称は開催回ごとに異なる)。 10代後半~20代前半の人にとっては「クレヨンしんちゃん」でヒロシが持ってたビデオテープ(タイトル同上)のほうが覚えている人が多いと思う。 ニンジャソウル(162p3コマ目) ニンジャスレイヤーより平安時代に活躍したニンジャの魂。 ネクストコ●ンズヒント(163p2コマ目) コナンネタ。たしかこれ4期4話の最後あたりで有ったような。 変態だー!!!(165p1コマ目) 原作でよく使われているが、「うえきの法則」の森あいの台詞より。 「用法用量を正しく守って」(168p1コマ目) 薬のCMで最後に流れたり薬の箱に書いてある注意事項「用法用量を守って正しくお使いください」 kashmir「キ病」 コスタデルソル(175p4コマ目) スペイン南部アンダルシア州の太陽海岸。 平均気温は高くはないが晴れの日が300日と多い。日本でたとえるなら九州南部から梅雨台風を奪った感じと言えば分りやすいか。 抱き枕「CRAWLING CHAOS NYARUKO SAN」の文字(176p3コマ目) 這いよる混沌ニャル子さんを英語にしたもの 「PUB ハデス」(177p1コマ目) 死者が行きつく場所ハデス(旧約聖書より) まぁパブは死者(世間的な意味で)が行きつく場所で間違ってはないだろうけど・・・ Tシャツの図柄「Nantucket isle.」(171p6コマ目) ロードアイランド州州都プロヴィデンスから見ておよそ東南東に位置する島「ナンタケット島」。ハーマン・メルヴィル作『白鯨』の舞台として知られる。 クトゥルーネタ絡みで言えば、『狂気の山脈にて』に登場するクリーチャー・ショゴスの鳴き声「テケリ・リ」はエドガー・アラン・ポオ作『ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語』が大元。 鴻巣覚「八坂真尋は動かない」 タイトル 荒木飛呂彦の読み切り短編「岸辺露伴は動かない」。 「サタデーナイトフィーバー」(179p2コマ目) 1977年同名のアメリカ映画。主演俳優ジョン・トラボルタの決めポーズは『モンハン2』でもパロられていたりする。 エンタの神様で出てきた「サタデーナイトにまた会おう」は関係ない・・・んじゃないかな? 182p2コマ目のニャル子 アニメSAN期第4話にて、ニャル子の尻に欲情するクー子のポーズ及び表情に酷似。そりゃハス太にもツッコまれるわけだ。 184pのゲーム マリオカート? ファミコンの命名者は横井軍平さんではなく上村雅之さん 北欧ゆう「闇金ニャルジマさん」 タイトル 真鍋昌平作『闇金ウシジマくん』+ニャル子さん 儲かる(187p2コマ目) よくある教材詐欺商法の一つ。 当たり前だが儲かるわけはない。 188p 楽天のサイトっぽい? レビューは上が頼子さん、下がハス太君。 私の年収低すぎ…?(190p2コマ目) 4期8話参照。 ただしこの写真。実はあくびをしている女の人の素材画像である。 10000%Sparking(191p6コマ目) 魔法先生ネギま!2期のOPただしあっちは1000%Sparking わりとどうでもいいが、2期は夕方アニメである。 耳をすまして(192p3コマ目) ジブリの映画「耳をすませば」 エンディングが「カントリーロード」 「月刊メー」(同上) RPG『ペルソナ2 罪』と続編『罰』から、登場人物の一人(続編では主人公)・天野舞耶が勤める「キスメット出版」から出されているオカルト雑誌。 はも「ニャルラトホテプは静かに暮らしたい」 タイトル 2巻1章のタイトルをニャル子に変えたもの。 邪神が主に騒いでるんだがな! Exactly(198p5コマ目) 「ジョジョの奇妙な冒険」第3部、テレンス・T・ダービーの台詞。 本編では4期5話に登場 だが断る(199p1コマ目) 同上 第4部岸辺露伴のセリフ。およびその1コマ。 シュブ=ニグラズ印の千の黒い子山羊のソテー(202p1コマ目) 細かい話はSAN期4話に任せるとして、この商品はアニメで出てきた物と同一(表記ゆれであっちは仔山羊)である。 「さてさてどんな美辞麗句が…」(202p4コマ目) 美辞麗句とは、上辺だけを飾り立てた、耳ざわりが良いだけで内容に乏しく真実味の無い言葉や文句のこと。…美少女なのは上ッ面だけな邪神様が自分で言ってるって辺り、言い得てみょ(書き込みはここで途絶えている…) くにへかえるんだな(203p3コマ目) 『ストリートファイターⅡ』より、ガイル少佐のAAと共に貼られる勝利メッセージの一つ。 区切りが不自然なのは、改変ネタ「おまえの かぞくも がいるだろう」にも掛けられているのだろう。 まさか誓いのキッスを(204p4コマ目以降) ジョジョの25巻にて承太郎とダービーのやり取り。 原作でもあったような気がするんだなぁ あららぎあゆね「ハス太のドキドキテーマパーク」 * 桑島黎音「真尋SAN値のお風呂」 「計画通り」(217p左4コマ目) 「DEATH NOTE」第53話の月のセリフおよびそのポーズ。 星野蒼一朗「アナタの一番になりたい」 タイトル 『機動戦艦ナデシコ』第19話「明日の『艦長』はキミだ!」にてホシノ・ルリ(声:南央美)が突然ですが歌った「あなたの一番になりたい」。 同話放送終了後に問い合わせが殺到、テレビ東京だかキングレコードだかの電話回線がパンクしたそうな。 壁ドン(230p7コマ目) 壁をドンと叩くこと。ラブラブなリア充にイライラするときにやる。
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autolinkTOP>【よ】>よろしく 「よろしく」 (よろしく) 分類1【言語全般】 ジャンル1【一般】 「くれぐれもよろしくお伝えください」などと言われたあとに、「よろしくと、伝えられました」と、そのまま何の内容も無く伝えても、なんとなく伝わってしまう便利な言葉。 登録日 2004/02/01 【よ】一覧 夜明けの刑事 良い子 よいしょ 妖怪人間ベム 幼児虐待 ヨーヨー 横溝参悟警部 横溝重悟警部 横溝正史 吉田歩美 吉野誠 吉野家 吉宗評判記・暴れん坊将軍 吉本新喜劇 吉原 夜這い 呼び出し 蘇る金狼 寄る年波 夜はクネクネ ヨロイ元帥 よろしく ■ トップページへ移動 ▲ このページ上段に移動
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autolinkTOP>【よ】>良い子 良い子 (よいこ) 分類1【言語全般】 ジャンル1【一般】 明朗活発で礼儀正しく大人の言う事をよく聞く模範的な子供。 ・・・を演じる事が出来るすごく計算高くてある種ずるがしこい子供。 登録日 2004/03/01 【よ】一覧 夜明けの刑事 良い子 よいしょ 妖怪人間ベム 幼児虐待 ヨーヨー 横溝参悟警部 横溝重悟警部 横溝正史 吉田歩美 吉野誠 吉野家 吉宗評判記・暴れん坊将軍 吉本新喜劇 吉原 夜這い 呼び出し 蘇る金狼 寄る年波 夜はクネクネ ヨロイ元帥 よろしく ■ トップページへ移動 ▲ このページ上段に移動
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食事が終わり、当てられた部屋に戻ってきたバビル2世。 「おかしいな、ぼくの超能力がすこし衰えているのかと思い、ルイズのおかあさんに試したが、普通に読めた。」 納屋へ臨時にベッドを置いたような部屋で、うんうんと呻っていた。というか、まだ悩んでいた。 「つまりカトレアさんはぼくに心を読ませないなにかを持っているということだ。」 ルイズたち曰く、カトレアは以前身体が弱かった、らしい。それを治すためいい薬が手に入ったので飲ませた。今は以前と性格が変わってしまっているという。 「つまりその薬がなにか彼女に影響を与えているというわけか。」 いったいなんの薬だろうか? この世界はファンタジーな世界、魔法のある世界だ。テレパシーをきかなくするような副作用を持つ薬があってもおかしくない。この家の財力を見るとどんな薬でも地の果て海の彼方から集めようとするだろう。 「だが、ただ薬を飲んだというだけでは、ぼくの本名を知っていた理由がわからない。」 そうだ。カトレアはたしかにあのとき「バビル2世発見」と言った。そればかりではない、ヨミの名も知っていた。アルベルトも、残月も知っていたではないか。マーズだのマーグだの、キラアスだのよくわからないことも言っていたが。とにかくカトレアはバビル2世たちのことを以前から知っていたのだ。 「これは直接会って問いただすしかないのかもしれないな。」 そうと決めると話は早い。カトレアの部屋に向かうべく、ドアを開けると、 「さあ、ビッグ・ファイア様。はやく行きましょう」 そこにはなぜか残月が待ち構えていた。 「……なにをしてるんだ、残月」 「なにを、とは。はっはっは。少し冷たいですなあ。今からカトレア嬢の元へ行かれるんでしょう?」 隠しても無駄ですよ?と肘でつついてくる。 「いやあ、ヴァリエール家の病弱な次女の噂は耳にしたことがありましたが……まさかあれほどとは!ボン!キュッ!ボン!ですぞ、ボン!キュッ!ボン!おまけに清楚な雰囲気!良い、実に良い!パーフェクトですよ、パーフェクト!完璧超人なみに完璧です!」 そこまで熱く語らなくともいいのではないだろうか?と思うほど熱心な残月。聞いているほうが恥ずかしくなってくる。 「ということで、夜這いに行くならぜひお供を…」 「べつに夜這いに行くわけじゃないよ。」 「またまたー。夜に、男が女の部屋を訪ねてですな、夜這い以外のなにがあると?わたしは胸だけで満足ですので…って、あれ?」 こりゃだめだ。とバビル2世はすたすたと歩き出した。カトレアの部屋をよくは知らないが、透視をしていけばそのうち見つかるだろう。 じつに場当たり的な行動であった。 と、バビル2世がぴたっと止まり、振り返る。 「そういえばアルベルトはどうしたんだ?」 食後、別れて以来アルベルトの姿を見ていないことに気づくバビル2世。昼のこともあり、食事中もときどきエレオノールはアルベルトにガンを飛ばしていた。また何か揉め事を起こされてはたまらない。できれば居場所を知っておきたいのだ。 「ふーむ。見ていませんな。さては、一足先にカトレア嬢の元へ夜這いに!?」 「いや、それはないだろう。」 「そう決め付けてはいけませぬ。今頃あの乳を堪能していてもおかしくありません!」 ばびゅーん、と腕をコの字に曲げて身を低くし走り出す残月。いわゆる横山走りだ。 「残月、カトレアさんの部屋の場所を知っているのか?」 しかしその質問に残月は答えることなく、あっというまに姿を消したのだった。 カトレアの部屋はあっさり判明した。 爆発音の方向へ行くと、廊下に焦げた残月が転がっていたのだ。 「わが生涯に、いっぺんの悔い……なし」 指をワキワキと動かしてから、残月が気絶した。実に幸せそうな顔だ。カトレアの乳でも揉んだのだろうか? 「なんだか入りにくくなったな。」 だがここで引き下がるわけにもいかない。丁寧にノックをし、ドアを開ける。 「あによ。なんか用?」 出迎えたのは不機嫌そうなルイズだ。杖を握り締め、姉を守るように立ちふさがっている。なにをしたんだ、残月。 「カトレアさんに用事があるんだ、ルイズ。」 「ちいねえちゃんに?」 ますます顔が険しくなるルイズ。たぶん、残月が乳を揉んだんだろう。 「あらあら。いらっしゃい、バビル2世さん。」 そんなルイズとは逆に、にこやかに迎えたのはカトレアであった。 「わたしに用事?なにかしら?わたしの書いた本がほしいのかしら?」 「いや、けっこうです。そうではなく、少しお聞きしたいことが。」 そういうとカトレアは即座になにをいわんとしているのか気づいたのだろう。ルイズに 「この子達のお夜食を、コック長さんからもらってきてくれる?」 と人払いをした。ルイズは最初2人っきりにすることを嫌がっていたが、しょうがなくコック長の元へ向かった。全速力で。 「それで、何が聞きたいのかしら?」 「単刀直入に聞きます。なぜあなたはぼくのことを知っていたのですか?」 ん~、と唇に指を当てて考えるカトレア。 「ん~。内緒♥」 「内緒?」 「だって、ほら、手遅れになってからいうものじゃない、こういうのって。3つそろえたらシズマドライブが完成するとか、父親を殺したのは実はウルベとミカムラ博士だったとか、草間博士の残したロボに関する重大な情報とか。」 「??」 「とにかく、いまはまだ言うべきときではないわ。いまわたしが全てを話すことはできないの。禁則事項なのよ。」 どこの未来人だ。 「それじゃあ説明になってないじゃないですか。」 「そうね。でも逆に考えるべきよ。説明にならないことが、説明だって。」 「ですが、できれば手遅れになる前に教えてもらいたいのですが」 「うーん、そうね。じゃあひとつだけ。アルビ…」 「ただいま!」 息せき切ってかけつけたルイズが、バーンとドアを開けて入ってきた。 「はい、ちい姉ちゃん。ペット用の夜食。」 どかっとさらに山盛り積まれたペット用の餌を出すルイズ。よほど急いでいたのだろう。全身汗まみれで、肩で息をしている。 「ほら、ビッグ・ファイア。もう用事は終わったでしょ?いくら病気が治ったっていっても、ちい姉ちゃんはまだ体力はないんだから。」 猫の子でも追い出すようにバビル2世をつまみ出すルイズ。まったく、すこしも重要なことを聞けていないのだが。 結局なにをしにきたのだろうか?なんだか残月が気絶しただけのような気もする。 翌朝、首都トリスタニアからヴァリエール公爵が戻ってきた。 外見的な特徴をいうと、金髪の項羽であった。見るからに威圧感があるというか、覇王という感じである。 そんな父親と、朝食をとるというのは非常に胃に悪い。おまけに王宮のほうでどうも揉め事があったらしく、公爵の機嫌は非常に悪かった。開口一番枢機卿をこき下ろし、侵攻を決めた宮廷を罵った。全身から怒りが噴出しているような有様だ。 そんな状態でいくらルイズが自分の従軍許可を求めるべく説得を試みても、そりゃあ無理ってもんでしょ。 結果、ルイズは城に軟禁されることとなり、従軍は不可能となってしまった。つまり今回の帰省は完全に裏目に出てしまった。 が、公爵は知らなかったのだ。ルイズにはいま、恐ろしい力が目覚めていることを。恐ろしい使い魔がついているということを。 深夜。ドドーン、とヴァリエール家が大きく揺れた。 「な、何事だ!」 寝入りばなで飛び起きた公爵が、とるものもとりあえず、上にマントを羽織り杖を持っただけという姿で廊下に飛び出した。 「どうした?火薬でも爆発したのか!?それともルイズがまた魔法を失敗したのか!?」 たしかに、何かが爆発したとしか思えぬ振動であった。地の底が揺れたという感じよりも、なにかが城に激突して揺れた、という感じだ。 「だ、旦那様ッ!大変です、ば、化け物が!化け物が!」 召使の1人が、まさに泡を食って駆け寄ってきた。化け物、化け物と繰り返すばかりでさっぱり要領を得ない。 「化け物が襲来したというのか!?」 外を覗いたヴァリエール卿の顔がさっと青ざめた。娘たちの部屋がある辺りへ、巨大な化け物鳥が着陸しているのだ。 みると固定化で完璧に防御を行っている外壁が完全に粉々になっている。この鳥がぶつかり破壊したのだろう。なんという威力だ。 その光景を見て、公爵は階段を駆け下りた。化け物に娘が襲われている。その純粋な思いが、公爵を突き動かしていた。 「あなた!」 降りる途中で、カリーヌ公爵夫人と合流をした。カリーヌはかつて着ていた甲冑を身につけている相変わらずすばやいことだ。 「我ら夫婦が揃えば!」 「大怪鳥の一羽や二羽!」 娘たちの名を呼びながら、怪鳥が破壊した建物に踊りこむ。 「エレオノール!カトレア!ルイズ!」 だが、返事はない。そもそも近くに控えていたはずの召使の姿も、カトレアの可愛がっていた動物たちもいない。 「ええい!あの化け物に怯えて皆逃げ出したか!」 「あなた、あれを!」 カリーヌ公爵夫人が、怪鳥を指差して叫んだ。黒い何かが首元にひっついているのが見える。 「る、ルイズ!」 そう、怪鳥の首元にしがみついているのはルイズであった。それを見て、公爵はなにごとが起こったのかを察した。 「ルイズ!この鳥は貴様の使い魔か!」 娘が魔法学院で進級をしたことは聞いていた。進級した、ということは使い魔との契約に成功したということだ。 「おのれ~!よくもわしらをたばかったな!」 ギリギリと奥歯をかみ締め、ルイズを睨みつける公爵。公爵夫人は逆に、一言も発さず杖を振り上げた。 「ま、待て、おまえ!いきなりそれは…」 カリーヌの動きに気づいた公爵が、青ざめて動きを制する。 「あなたは黙っていてください。」 「い、いや、カリーヌ。その、何もお前がやる必要はあるまい。わしが説得するから、杖を降ろしなさい。だろう?な、なあ、ジェローム」 カリーヌの後ろで、鎧を着込んで待機している老執事に同意を求めるが、 「あ、いけませぬ。私、すこし用事が…」 この緊急事態になんの用事があるというのだ。そそくさと逃げ出す執事。それを合図に、召使や衛兵がどこかへ消えてしまう。 「元はといえばあなたが甘いからあの子が付け上がるのです。今回の件も、あとであなたに謝れば許してもらえると甘い考えを持っているに違いません。場合によっては召使たちにけが人が出ていたかもしれないのです。ここはきちんとしつけなおす必要があります」 そして呪文を、よく通る声で詠唱し始める。 「使い魔ということは、主人の盾も同然。盾を吹き飛ばすのはこれも道理。このような大きな盾を吹き飛ばすにはこの程度の風は必要」 間に真空の層を有する、巨大なカマイタチ台風を生み出すスクウェアスペル「カッタートルネード」だ。 カリーヌが、杖を振り下ろそうとしたそのとき。 「がうぅぅ!」 とつぜん、黒い影が杖を持つ腕めがけ襲い掛かった。 そのまま杖を奪うと、瓦礫と化した建物の中をぴょンぴょン飛び跳ねていく。 「な、なにものです!?」 背後に今まさに現れようとしていたカッター・トルネードが消滅した。月光が降り注ぎ、杖を奪った何かを照らし出す。 「く、黒豹!?」 公爵が黒豹を打ち落とすべく、同じく杖を振り上げた。しかしその瞬間、黒豹の身体の一部が伸び槍と化して公爵に襲い掛かった。 「うわわっ!」 通常ならば杖を落とすなどありえない。しかし、気が動転していたのだろう。まるでドットメイジのように大きく杖を振りかぶってしまっ たのだ。そこをつかれ、杖を弾き飛ばされた。弾かれた杖は瓦礫の向こう側に飛んでいってしまった。 「お父様、お母様、ごめんなさい!お叱りはあとでうけます!」 怪鳥の上から、ルイズが叫んだ。 「今は黙っていかせてください。どうしても追いかけてくるというのなら、こちらにもそれ相応の覚悟があります。」 杖を弾かれ、奪われ、呆けたようにその言葉を聞いていた2人が、ようやく我にかえった。 「い、いかん!いかんぞ!そんなことは許しません!」 しかし、ルイズは公爵の返事など聞く必要がないと、怪鳥へ号令を下す。崩れ落ちた瓦礫全てを吹き飛ばすような豪風を起こし、怪鳥が飛び上がった。その怪鳥の足へ、杖をどこかに放り投げた黒豹がとびつき、溶け込んだ。 「お、おええええ!逃がすなぁぁぁぁ!地の果てまでも追いかけろぉぉぉぉ!どうせルイズは魔法学院に帰るのだ!かまわん、今すぐ我が軍に総動員令を出せ!学院と戦争になってもかまわん!」 隠れている召使いたちに号令を下す。岩を持ち上げたときのフナ虫のように、召使たちは一斉に散らばって行く。伝令が、跳ね橋めがけ馬でかけていく。跳ね橋を上げ下げするゴーレムが、鎖を引き下げていく。 だが、次の瞬間、ゴーレムの握る鎖の色が変化した。錬金により、一瞬で鎖が柔らかい土に変化したのだ。支えを失った橋が、直立してから、ゆっくりと倒れていく。 「フン!」 そこへ赤い竜巻が襲い掛かった。竜巻はゴーレムと、跳ね橋をボロクズのように吹き飛ばした。ゴーレムと橋、門の破片が、行く手をさえぎるように山と積み重なった。 「残念だが、追跡させるわけにはいかんのでな。」 公爵が声の方向、竜巻が飛んできた方向を振り向くと、そこにはルイズがつれてきたという従者の姿があった。その男は、杖もないのに腕から赤い竜巻を発射し、馬のいる厩舎や、あるいは屋敷の食料庫、金庫などを吹っ飛ばしていく。これでは追いかけようにも軍資金も、兵糧も、馬も、なにもなくなってしまう。掘り起こすにしても1週間はかかるだろう。すでに戦が始まっているころだ。 「ごめんなさいねー☆」 「……うぅ……恥ずかしい」 瓦礫となった屋敷が、見る間に土に戻っていく。先ほど鎖を錬金で土くれに変えたものと同一人物だろう。 「なにものだ!」とそちらへ再度顔を向けた公爵は、なんというか信じられないものを見た。とても凄い、ものを、見たんだ。何を言って いるかわからないと思うが、けっしてアニメなんかじゃない。本当のことだった。 ピンクブロンドと、金髪の、20代後半の女性が2人、妙な格好とポーズをして立っていたのだ。 ピンクブロンドのほうは髪と同じピンク色のドレスを身に纏っている。ただしスカートの丈が短い。ドレスというよりは衣装という感じだ。 金髪のほうは紫のドレスを着ている。こちらもスカートの丈が短い。 2人に共通していることは、顔を隠すために仮面舞踏会でつけるようなマスクをつけていることだ。 「魔法少女、プリティ・コメット!」ピンクブロンドの女性が高らかに宣言する。 「ま、魔法少女…ぴ、ピクシー……メテオッ!ぅう……」金髪の女性がものすごーく恥ずかしそうに、うつむき加減にいう。 「2人そろって」 「えっと、あ、アロンソ・キ・ハーナ?だっけ?」 ジャッジャーンと、背中合わせに改めてポーズをとる2人。幼女なんかが見るアニメの主人公って感じだ。 「………なにをやっているんだ、2人とも。」 どう見てもエレオノールとカトレアな魔法少女コンビに、冷静に突っ込む公爵。というか20代後半で魔法少女は犯罪である。 「あ、赤の他人です!」 「そうですわ。私たちは、正体不明の魔法少女コンビなのです。ゆえあって、ルイズに加勢します。」 それにしてもこのピンクブロンド、ノリノリである。 「ここまで屋敷が壊れては、ルイズの追跡なんて不可能でしょう?というわけで諦めてください。」 「ぅう……もうお嫁に二重の意味で行けない…。」 はっちゃけまくりのピンクブロンドに対し、なるべく顔を合わせないように後ろを向く金髪。 「というわけで、私たちはルイズの助っ人に向かういます。たぶんエレオノール姉さまとカトレアは、さっきの鳥にふっ飛ばされちゃったと思いますから、1ヶ月ぐらいしたら帰ってくるはずです。安心してください。」 そしてピンクブロンドは、屋敷を竜巻で破壊した男に手を振った。 合図を受け、男は信じられないような速さで庭を駆け抜け、魔法少女を抱えると、そのまま塀を飛び越えた。まるで妖精のようなすばやさと跳躍力だ。 「……これは、何の罰ゲームだね、ジェローム?」 先ほどまで寝ていた屋敷が、すっかり土と石ころになったのを見ながら、公爵がつぶやいた。だが誰もその呟きに答えるものはいなかった。みんなそれどころじゃなかったのであった。
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autolinkTOP>【よ】>ヨーヨー ヨーヨー (よーよー) 分類2【物】 ジャンル5【その他・作品・番組】 暗闇指令配下の特命学生刑事(スケバン刑事)が使う武器で、重合金製。 側面を開くと、桜の代紋が現われる。 「き…金属製のヨーヨー?!」「さ…さ…桜の代紋?」 登録日 2004/01/13 【よ】一覧 夜明けの刑事 良い子 よいしょ 妖怪人間ベム 幼児虐待 ヨーヨー 横溝参悟警部 横溝重悟警部 横溝正史 吉田歩美 吉野誠 吉野家 吉宗評判記・暴れん坊将軍 吉本新喜劇 吉原 夜這い 呼び出し 蘇る金狼 寄る年波 夜はクネクネ ヨロイ元帥 よろしく ■ トップページへ移動 ▲ このページ上段に移動
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* 這いよれ! ニャル子さんOVA「やさしい敵の仕留め方」 (Blu-ray / DVD『這いよれ! ニャル子さん』全巻購入特典) -原作及びドラマCDと被りの無い、アニメのみのネタを対象とします。[[原作 1. やさしい敵の仕留め方]] ---- ***ニャル子とクー子がみている特撮番組(00 09頃~) 変身の仕方およびエフェクトは、『仮面ライダーディケイド』そのまま。 オープニングテーマ(00 33~02 03) 第1期「太陽曰く燃えよカオス」 うーっ!にゃぁー! ***ニャル子とクー子がみているアニメ番組(02 04頃~) 変身の仕方は、『ふたりはプリキュア』 ***「変身バンクキターーー!!!」(02 19頃) 主に大きなお友達が言うスラング ***「特撮ヒーローものの後は、魔法少女アニメか」(02 20頃) いわゆる「ニチアサ」枠のことである。 ***「そうか」と言いながら髪をいじる真尋(02 50頃) ライトノベル『<古典部>シリーズ』および、同作のアニメ版『氷菓』より。主人公・折木奉太郎が推理するときのしぐさ。 ***「真尋さんが何を考えているのか……わたし、気になります!」(02 54頃~) こちらも『<古典部>シリーズ』およびアニメ『氷菓』より。 ヒロイン・千反田えるの決まり文句であり、何らかの事件に巻き込まれるフラグ。 ご丁寧に「気になります」と言う時、ヒロインの瞳が大きく開く構図まで再現。 ***「宇宙四捨五入」絶対零度のルーヒー(04 34) 手を組んだ姿は、『新世紀エヴァンゲリオン』の碇ゲンドウ。 ***「そんな性格、修正してやりましょう」(04 53) ***「通称精神と時の…(ry」(05 12~) シャンタッ君のくしゃみで誤魔化しているものの、言うまでもなく『ドラゴンボール』の「精神と時の部屋」。 原作にも登場しているが、そちらでは「メンタルとタイムのルーム」となっており、OVAではよりストレートに……それにしても、内装だけでなく、外観や設定までほとんどそのままである。(おいおい、こんなに似せて大丈夫か!?) 「不連続時空につながってるわ~外の世界の365倍の時間が過ごせる」(05 16~) 先述のセリフに続き、原作と同じ組み合わせで登場。こちらは、アニメ「gdgd妖精s」より。 ***「1000倍に加速できる世界がある。英語でいうと、アクセル・ワー(ry」(05 26~) ほとんど言いかけているが、『アクセル・ワールド』より。 なお背景に浮かぶ蝶は、同作のヒロイン・黒雪姫のモチーフ。 「もっと先に加速したくないの、少年」(05 36) こちらも『アクセル・ワールド』より。黒雪姫が主人公のハルユキに対して言った、「もっと先まで加速してみないか、少年(ハルユキ)」。 「いいかしら~」 映画「フルメタル・ジャケット」より。原作にも登場。 「はにゃ~ん」 『カードキャプターさくら』の主人公・木之本桜の口癖。原作にも登場。 「悲しみと憎しみを撃ち落せると思ってるの!」 『マクロス7』の挿入歌「突撃ラブハート」より 「英語で言うと、Anything (ry」 「お仕置きしちゃうぞ~」(アイキャッチ)(0 00) 「魔法少女クロウリング・ニャル子」 「もう何も怖くありません!」 いわずとしれた『魔法少女まどか☆マギカ』第3話サブタイトル、および巴マミの台詞「もう何も怖くない」より。 「これ以上誰かの涙は~魔法少女にだってなります……!」 「 キーワード、N・Y・A・R・L・A・T・H・O・T・E・P!」 原作でも登場。元ネタは『超獣機神ダンクーガ』より、ダンクーガに合体するときのパスワード。 アニメでは自重したのか、単にテンポを優先したのか、(おそらく後者の)簡略化。 その際の変身ポーズは、「仮面ライダークウガ」そのもの。その直前のセリフ「これ以上~」からのつながりのなだろう。 「愛と勇気と希望の名の下に!」(51p16行目) テレビアニメ『赤ずきんチャチャ』、作者が好きな『ワイルドアームズ』シリーズより。 「記憶消去(メモリブレイク)」() セリフは、『仮面ライダーW』より。 そして、クー子と真尋の姿は映画『MIB』 わけが分からないよ。(58p6行目) 「魔法少女まどか☆マギカ」に登場するQBのセリフ。 まったく魔法少女は天職ですよフゥハハハーハァー!() 映画『フルメタル・ジャケット』より エンディングテーマ(13 13~14 43) 第1期「ずっとBe with you」 次回予告 「タイトルはずばり、『這いよれ!ニャル子さんW』」 「なんで、Wなんだ?」 「それは5人の少年たちがコロニー」 『機動戦士ガンダムW』より。 「ラブ度200%増しですよ」 当作第2期と同じクールで放送の『マジLOVE2000%』だろうか?