約 6,361 件
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/397.html
軽子坂学園が、魔界に堕ちたのは、今から3ヶ月ほど前…学園世界が誕生するよりも前のことである。 魔界を旅して強力な力を手にし、魔神皇と名乗るようになった挟間偉出夫(はざまいでお)が引き起こした軽子坂学園の魔界堕とし。 それに巻き込まれた軽子坂学園の人間は次々とハザマの手で6つに分けられた魔界に送り込まれ、様々な責苦にさいなまれた。 文字通りの意味で地獄のような暮らし。 だが、それは最初はすぐに終わりを告げた。 軽子坂学園が魔界に落ちて1ヶ月もしないうちに、ハザマが倒されたのだ。 倒したのは悪魔召喚プログラムを入れたパソコンを持った少女と、学園一の不良少年。 この2人は用務員室のマンホールから密かに旅だち…ハザマを倒した。 詳しいことは誰にも分からなかったし、魔界から帰れるようになったわけではないが、それでも一応の平和は戻った。 生徒たちが魔界でも比較的安全な場所で魔界の住人たちと暮らしていた、そんなときである。 ハザマが復活したのは。 復活したハザマは依然以上に残虐で容赦無く軽子坂学園の生徒たちを責めた。 以前からハザマの信奉者であった大月と言う教師を手足にして生徒たちをとらえ、あるものは精神を壊して悪魔を使役する魔神皇の忠実な僕たるダークサマナーにされ、 またあるものはハザマの“実験”の犠牲者として死んでいった。 そして、そんなハザマに戦いを挑んでいたのが、パソコンに詳しい佐藤と言う少年と、玲子たち3人の“ガーディアン憑き”であった。 彼らはハザマを再び倒し、魔界から人間の世界へ帰るために戦っていた。だが… ―――傲慢界 回復の泉 「他の3人…佐藤くん、チャーリーさん、ユミさんはハザマくん…いいえ。魔神皇に捕まってしまったわ。 もう、魔神皇と戦っているのは私と桜花さんだけ…」 清浄な気の満ちた、癒しの泉。そこを管理するエルフに魔界の金を渡し、休息をとりながら、タバサは玲子に話を聞いていた。 「正直、今の私たちだけでは限界。今ここで戦い続けても、魔神皇には勝てない、いいえ。たどりつくことすら出来ない」 怜子が悔しげに唇をかみしめる。俯き、言葉を絞り出す。 「もう、私ではハザマくんは止められない…」 「…だから、私たちを、カゲモリを頼った?」 その呟きを確認するように…タバサが問う。 「はい~。私が言ったんです」 それに答えたのは、桜花だった。 「学園世界で、魔神皇と戦える“組織”は執行部かカゲモリくらい。彼らの力を借りるため、1度魔界を脱出する必要がある。 佐藤さんが作ったプログラムは元々はそのためのものだったんです~。外部のパソコンと回路を開いて、向こう側に転送するために。 完成前に佐藤さんが捕まってしまったので、転送できたのは“精霊”として悪魔召喚プログラムで召喚可能な私くらいで、 あとはマグネタイト切れの強制帰還を利用して向こうから“引きずりこむ”しかなかったんです」 そう言うと、タバサの方を見て済まなそうにいう。 「すみません~。ロクな説明もせずに巻き込んでしまって。しかし、私たちだけでは、他の帰還の方法はとれなかったもので」 「他の方法…魔神皇を、倒す?」 タバサが初めに思いついた方法を口にする。それに桜花はかぶりを振って、言う。 「いいえ~。魔神皇を倒そうと思ったらこの3人では難しいでしょうし、倒しても魔界から帰れるとは限りません。 前に倒されたときは帰れなかったわけですから」 「じゃあ、どうするの?」 タバサの問いに桜花は真面目な顔をしていう。 「実は1つだけ、この魔界から学園世界につながる道…私のここに来る時に通ってきた道があります。そこからなら学園世界の輝明学園に出られます。 けれど、そこは本当に危険な道なんです。幽霊である私だけならともかく、玲子と2人だけではまず抜けられないでしょう」 そして、言葉を継ぐように玲子が改めて、タバサに言う。 「すみません。タバサさん自身が帰るための選択肢が他にない状態で、こんなことを言うのは、ずるいことだって分かっています。 それでも言います。私たちを、学園世界へ連れて行ってください。私たちに、力を貸して下さい」 言い終え、じっと真剣な表情でタバサを見る。そこには強い意志が宿っていた。 「…分かった。それで、どうすればいい?」 その意思の強いまなざしを見て、タバサは2人を信用することにした。彼らの目に、嘘は無い。 それに、目的のために汚れることも厭わない姿勢。それはタバサには人ごとには思えなかった。 かつて、母のために様々な“汚れ仕事”を引き受けていたタバサには。 タバサの返答にほっとしたような空気が流れる。2人の緊張が目に見えてとけたのが分かる。 「はい。まずは、この傲慢界を守る悪魔を倒す必要があります」 玲子が天井を見上げながら、言う。 「桜花さんが通ってきた、魔界と学園世界をつなぐ穴は、魔神皇の封印が強すぎて人間では通れない大きさらしいんです。 それを広げるために、封印を解く鍵…堕天使ヴィネの持つ“リング”を手に入れる必要があります」 玲子と桜花、そしてタバサが立ち上がる。 「幸い、堕天使ヴィネはそんなに強くありません。私たち3人ならば、まず負けないと思います。行きましょう」 タバサがこくりと頷いた。 ―――傲慢界 1F (…気配がする) それが、タバサが最初にこの魔界に来て感じた感想だった。 「気をつけてください。ここは、魔界。いつ“悪魔”に襲われてもおかしくありません」 玲子の言葉に頷きながら、タバサは愛用の杖をしっかりと握る。 息をひそめ、襲撃に備えつつ、タバサたちは慎重に進む。 (―――来る…っ!?) タバサの感覚が何かが現れるのを察知し、杖を構え…現れた悪魔に硬直する。 あそぼ…あそぼ…あそんで…あそんで… 現れたのは何人かのおかっぱの少女たち。それだけならばこの魔界に現れるのはおかしい。 だが、普通の少女にはありえぬ特徴。 膝から先が消失し、向こう側が透けて見えると言う特徴が彼女たちを魔界にふさわしいものとしていた。 それはすなわち。 「…幽霊!?」 思わず緊張と共に声を上げる。 「はい。悪霊“ハナコさん”ですね」 対する玲子の方は落ち着き払っている。よく見ると、銃も準備していない。 「大丈夫です。この子たちは、襲ってきません」 「どういうこと?」 「ほら。あれです」 よく見ると少女たちは桜花を取り囲んでいた。 おねえちゃん…おうかおねえちゃんだ… 変に透き通った声に含まれるのは…明らかな歓喜。ハナコさんたちは桜花と戯れていた。 「はいはい~。みなさんお久し振りですね~」 彼女たちに取り囲まれた桜花は、多くの妹たちと遊ぶ姉のようにうっすらとほほ笑んでいる。 幽霊たちが舞い戯れる、怖いような微笑ましいような、なんとも言えない空間が形成される。 「…あれは?」 「えっとですね。桜花さんは悪りょ…幽霊とはすぐ友達になれるんですよ」 玲子が苦笑して言う。 悪霊は銃弾が効かないことが多く貴重なMPを消費せざるを得ない厄介な相手。 その事を知っているだけに玲子は桜花のこの“力”と言うか“人柄”に、何度か助けられ、感謝をしていた。 「それじゃあ、私たちはちょっと行かなきゃいけないところがあるので失礼しますね~」 にこやかに手を振り、桜花とハナコさんは友好的な雰囲気で別れる。 「これ、貰っちゃいました~」 そう言ってキラキラと輝く玉を2人に見せる。 「それは?」 「宝玉ですよ~。使うと体力が回復するんです。1回使うと壊れるので使い捨てですけど」 タバサの問いに答えながら桜花は玲子に宝玉を渡す。 それをポケットに入れながら、玲子がタバサに言う。 「こんな風に、話し合い次第では戦いを回避できることもあります。なんで悪魔が出てきてもいきなり攻撃はしないでください」 「分かった。任せる」 玲子の言葉にタバサがこくりと頷いた。 ―――傲慢界2F 「ふう…今日は一旦ここで休みましょう。銃弾の補給もしたいですし。それで良いですか?タバサさん」 「分かった」 思えば2人の手で魔界に来たのは夜のこと。それから考えるともう明け方くらいの時間のはず。 休まなければこの先辛いと言う玲子の判断を支持し、悪魔に襲われる心配のない魔界の村でタバサたちは泊まることにした。 武器屋で玲子の銃の銃弾を購入し、村の一角へと向かう。そこには「軽子坂学園ワンダーフォーゲル部」と書かれたキャンプ用品と焚火の跡があった。 「ここは?」 「はい。ここは元々私たちの“拠点”だったんです」 玲子が少しだけ寂しげに、言う。 「拠点?」 「はい。ダークサマナーは軽子坂学園を拠点にしてて、魔界にはほとんどやってきません。 だから、魔神皇が復活したあとは、私たちはこの魔界で魔神皇と戦うための準備をしていました」 自分と同じく死にかけたとき“ガーディアン”を得て魔法の力に覚醒めた2人の“ガーディアン憑き”と、 “あの子”ほどでは無いにせよ悪魔召喚プログラムを扱う事ができた駆けだしサマナーの佐藤。 それに玲子と“喋ることができ、自分の意思を持って動く特殊なガーディアン”である桜花を加えた5人。 「…しばらくはうまく行ってました。だけど、あるとき魔神皇の命令を受けたダークサマナーの一団に襲われて…」 魔界で力をつけ、桜花と言う強力なガーディアンがいたとは言え、多勢に無勢。このままでは全滅する。 そんな風に追いつめられたときのことだった。 「他のみんなが、私を逃がしてくれたんです。私と桜花さんが、一番魔神皇を倒せる可能性が高いって…」 「ええ。悪いとは思いましたが…私の力では私が直接護っている玲子を逃がすのが精いっぱいでした」 桜花も玲子と同じく、暗い表情で悔しそうに言う。 「他の3人がどうなったのかは分かりません。ただ、殺されずに連れ去られたと聞きました」 「ですから~、いずれ助け出そうと思っているんです~」 桜花の一見軽い口調には、強い力が込められていた。玲子と桜花。この2人の目に宿るのは、静かな決意。 「……」 その決意にタバサは自らと同じものを感じ取る。 (母さま…) ゲルマニアにある親友の実家に残してきた、母を思う。 敵地であるガリアから助け出したことですぐに身の危険に襲われることこそないが、彼女の心は未だにエルフの秘薬で壊れたままだ。 (必ず、助ける。だから、待ってて…) 2人を見て、久し振りにそれを思い出したタバサは、決意を新たにする。彼女が…“カゲモリ”になったときと、同じ決意を。 だから今は… 「今日は、もう寝る。休息をとれるときに取っておくのは、重要」 冷静に行動する必要がある。考えうる限りの最善をつくし続ける必要が。 「そうですね。疲れていては、できることもできません」 玲子が頷き、傍らの桜花を見る。眼と眼で通じあい、桜花が頷いて、言う。 「それでは~タバサさんと玲子さんはし~っかり休んでくださいね~。私は何かあった時のために見張りをしてますんで。 …ちなみに幽霊は寝ても寝なくても一緒なので、心配はご無用ですよ~」 「…分かった。頼んだ」 タバサが玲子から寝袋を受け取りつつタバサが桜花にごく自然に頼む。 少しの間とは言え、行動を共にしたことでタバサが最初に感じていた桜花への恐れは、もう無い。 「はい~それではお休みなさい~」 桜花の声を聞きながら、タバサは静かに目を閉じる。連続での戦闘と、多くの出来事。 その疲れもあり、すぐに浅い眠りへとつくことができた。 ―――傲慢界5F 支配者の部屋 傲慢界の最上層。半日の時間をかけ、何度かの交渉と戦いを経たタバサたちは支配者の部屋へとたどり着いた。 「ここです。ここに、この傲慢界の支配者がいるはずです」 玲子が緊張した面持ちで言う。堕天使ヴィネは魔界の支配者の中では弱い部類に入る。 桜花と玲子の2人に妖獣マンティコアを倒す実力を持ったすご腕のメイジであるタバサ。 実力を考えれば3人で挑んで負けるはずはないとは言え、その実力はここにたどり着くまで戦った相手とは一線を画している。 決して油断していい相手では無い。 「…おかしいですね」 部屋の前に立った桜花が首をかしげる。 「どうかしたんですか?桜花さん」 「はい~。…何かのプラーナを“2つ”感じます」 桜花の答えに玲子が首をかしげる。 「2つ?おかしいですね。ヴィネが他の誰かと一緒にいると言う事ですか?」 「分かりません。ただ…1つは非常に弱々しいプラーナです。恐らくは…殺されかけたものの」 桜花は慎重に言葉を選び、感じ取ったことを2人に説明する。 「ヴィネが何か…人か悪魔を殺しかけていると言うこと?」 タバサの問いに、桜花はふるふると首を横に振る。 「いいえ~。死にかけてる方のプラーナは悪魔なんですが…もう1つが変です。人と悪魔が混じり合ったような…」 そこまで言って、桜花は顔を曇らせ、言葉を切る。 「…とにかく~。ここで考えていても仕方ありません。どのみちこの部屋でリングを手に入れないと先には進めないんですから、行きましょう」 「そうですね。タバサさん。準備はいいですか?」 玲子の問いにタバサはこくんと頷き、3人は歩を進める。 (間違っていて欲しいんですが…多分、間違いでは無いんでしょうね…) 進みながら、桜花は顔をしかめる。プラーナの塊とでも言うべき勇者の幽霊である桜花は、かなり正確にプラーナの正体をつかんでいた。 それが人と悪魔が混じり合ったもの…侵魔や冥魔の“アモルファス”に酷似した存在であること。 そしてそれが玲子と桜花の知る人間のものであることを。 「グ…な、何故…」 傲慢界の魔界の支配者、堕天使ヴィネが自らの身に起きたことを信じられず、うめく。 1つは、自らがたった1人に殺されかけようとしていること。 そしてもう1つは… 「ふん…分からないか?お前が無能だからだ」 それが、あの魔神皇に逆らう叛逆者の一味であること。 「無能…だと?」 「そうだ」 その、眼鏡をかけたひ弱そうな少年が言う。 「お前は知っていたはずだ。僕たちが、ここに逃げ込んでいたことを。なのにそれを報告しようとしなかった。 僕たちを処分しようとすればいつでもできる。そんな“傲慢”にとらわれていたがために。 それだけじゃない。お前はより強い力を得ることを怠った。 今のお前は悪魔を指揮する並みのダークサマナー1人にも劣る雑魚…支配者なんて名乗っていい存在じゃない」 非難と侮蔑をたっぷりと込めて、少年は更に続ける。 「そして今、お前は魔神皇の与えた“チャンス”にも失敗した。残念だよ。いや、喜ぶべきか?“実験”が、成功したんだからな」 「くぅ…」 少年の言葉にヴィネは悔しそうにうめく。事実だった。 魔神皇の使者だと言う少年が、ヴィネに持ちかけたチャンス…目の前の少年に勝てば、支配者のままでいられる。 そう言われ、ヴィネは全力でこの少年と戦い…敗北した。 「と言うわけで、お前は支配者たる器では無いってことになった」 そう言って少年は腕を振り上げる。 「ひ、ひぃ!?」 それを見て慌てて逃げようとしたヴィネの背に。 「だからさ、死ねよ。負け犬」 獣のように鋭い爪を持った剛腕が振り下ろされ、ヴィネは絶命した。 「ふぅ…これで終わりだな。後は…」 少年は腕を元に戻し、ゆっくりと入口の方を見て、言う。 「久し振りだね。玲子さん、桜花さん…その子が魔神皇と戦っている“外”の人間ってやつなの?」 つい今しがた入ってきた3人に対して。 「佐藤…くん?」 その少年を見て、茫然と玲子は呟く。 「ああ、そうさ。良かった。無事だったんだね」 いつもの気弱そうな笑みを浮かべ、佐藤は玲子に言う。 「佐藤君こそ!良かった!他の2人は!?」 喜び、駆け寄ろうとした玲子の前に大きな杖が突きだされる。それに止められる形で、玲子は足をとめた。 「…タバサさん?」 「待って。様子がおかしい」 背中に流れる冷汗を感じながら、タバサが不思議そうな顔をする玲子に告げる。 長い間様々な“モンスター”と戦ってきたタバサの勘が告げている。目の前の少年は… 「…まさか、こんなことまでするなんて…」 桜花が怒りを秘めた声で、言う。 「…どういうことですか?」 2人の態度に嫌な予感を感じ、玲子が2人に問う。 それに答えたのは、佐藤だった。 「…ねぇ玲子さん。“チェフェイ”って知ってる?」 何気ない口調で玲子が問いかける。 「チェフェイ?」 「そう、こことは違う魔界…貪欲界の支配者たる悪魔。そいつがさ、この前、“外”に行って来たんだ。 魔界の悪魔の力がどれだけ外の連中に通用するかってね」 (外に行った悪魔…狐?) 佐藤の言葉で、タバサはここ最近、一狼とライズが調べていた悪魔絡みの事件を思い出す。 各所に現れては、能力を奪っていく狐の面をした女の事件を。 「で、まあチェフェイは残念ながら負けて帰って来たんだけど…チェフェイのデータから、面白いことが分かったんだ」 何でも無いことのように、佐藤は“魔神皇に近しいものしか知り得ぬこと”を話す。 「面白いこと?一体何を言ってるの?それより、他の2人は…」 そんなことをペラペラと喋る佐藤に、玲子は首をかしげ、問い返す。 「普通悪魔はそのままでは実体化を保てない。マグネタイトの供給を受け続けて初めて実体化を保てる。 だから、常に悪魔はマグネタイトの供給を受けてないと、どんどん衰弱していく」 佐藤は玲子の問いなどお構いなしに一方的に喋り続ける。 「でもね…それを防ぐ方法が分かったんだ。簡単さ。人間と悪魔を“合体”させるんだ。 もちろん誰でもいいわけじゃない。ただの人間では悪魔に飲み込まれて完全に悪魔と化しちゃうから意味が無い。 けれど、例外的に強い魂…桜花さんの言うプラーナってやつを持ってる人間と悪魔が“合体”すると、 マグネタイトなしで行動できる悪魔並みの力を持った人間…魔人が誕生スル」 佐藤の声がひび割れて行く。その肉体が膨れ上がり、異常な速度で全身に毛が生えそろう。 「覚えてイルカ?俺の最高ノ相棒…アノふろっぴーカラデテ来タけるべろす…俺ハ、アイツト合体シテ、力ヲ得タ…」 その姿は、まさに“魔獣”と人の融合。 「オレハ“魔人”ケルベロス…魔神皇サマニ逆ラウモノハ…殺ス!」 完全に変身を終え、化け物と化した佐藤が、3人に、紛れも無い殺気をぶつけ、吠えた。 ← Prev Next →
https://w.atwiki.jp/bsriv/pages/67.html
1.篠崎清之 2.萩本良博 3.伯井寛 4.奥山学 5.中島徹 前口上 (ワールドスポーツ、サッカー。1993年のJリーグ開幕を1年後に控え、日本のサッカーを取り巻く環境はにわかに活気づいてきた。(EVERY GOAL OF ITARIA ‘90 興奮の全115ゴール ストライカービデオ)世界のスポーツシーンを見渡した時、われわれはサッカーほど熱くなるスポーツを知らない。紳士たらんとするラグビーとも違うし、ショー的要素の強い野球とも違う。決して手を使うことが許されないサッカーは、まさにボールの芸術。そして11人が1つになったその戦いは、まさに国と国、チームとチームの戦争そのものなのだ。(’88ヨーロッパ選手権大会・予選リーグ オランダvsイングランド TDKコア/日本スポーツビデオ)スポーツ精神よりも闘争心が求められるサッカーこそキング・オブ・スポーツ。真夜中の狂信的クイズ、カルトQ。今夜のテーマは、サッカー。) 予選 ※平均点41点 第?問:住友金属に加入した、ジーコの本名は何? 答え:アルツール・アンツネス・コインブラ (正解率13%) 第?問:プラティニの2人の祖父が生まれた、北イタリアの町の名前は何? 答え:ノバラ (正解率18%) 第?問:とんねるずの木梨憲武が高校3年の時、帝京高校が全国高校サッカー選手権決勝で、戦った相手は誰? 答え:韮崎高校 (正解率46%) 本戦 第1問:ペレの本名は何? 答え:エドソン・アランテス・ド・ナシメント 解答者:萩本さん 結果:正解 (THE WORLD’S GREAT PLAYERS VOLUM 1 日本スポーツビデオ) (彼はボールを受けると鮮やかなボールコントロールでゲット ペレは不世出のエンタティナーである その技術、記録、人間性いずれに於ても、彼を越える者はいない) 第2問:ファンバステンが履くスパイクはディアドラ。フリットはロッド。ではライカールトが履くのは何? 答え:プーマ 解答者:萩本さん 結果:正解 20ポイント (’88ヨーロッパ選手権大会・予選リーグ オランダvsイングランド TDKコア/日本スポーツビデオ) 第3問:三浦知良がブラジルに渡って最初にプロとして在籍したチーム名は? 答え:F・C・サントス 解答者:萩本さん 結果:正解 30ポイント (15歳で高校中退しブラジルに渡る) 第4問:ACミランのチームオーナーは誰? 答え:シルビオ・ベルルスコーニ 解答者:奥山さん 結果:正解 (イタリアのテレビ王) 第5問:アンドレアス・ブレーメの為に用意されたと言っても過言ではないフォーメーションは何? 答え:3-5-2システム 解答者:伯井さん 結果:正解 (バック3人、ハーフダウン5人) 中級カルトクイズ 第1問:33年間、一流のプロ選手として活躍し、50才の時、サーの称号をエリザベス女王から与えられた伝説のドリブラーは誰? 答え:スタンリー・マシューズ 解答者:奥山さん 結果:正解 20ポイント (THE WORLD’S GREAT PLAYERS VOLUM 1 日本スポーツビデオ) (エリザベス女王がマシューズにメダルを授与する マシューズは栄冠を得た) 第2問:1960年代後半から1970年代前半にかけてイタリア代表チームが多用した守りの戦法とは何? 答え:カテナチオ 解答者:萩本さん 結果:正解 40ポイント (鍵をかけるの意) 第3問:1986年ワールドカップ当時の、(現役時代の)ディエゴ・マラドーナ。彼の太もも周りは何センチだった? 答え:68cm 解答者:奥山さん 結果:正解 30ポイント (THE WORLD’S GREAT PLAYERS VOLUM 1 日本スポーツビデオ) (マラドーナの正確無比なパスがフリーのブルチャガヘ…) 第4問:ヨーロッパサッカー連盟はUEFA(ウェファー)。では南米サッカー連盟の略称は何? 答え:コンメボル(CONMEBOL) 解答者:萩本さん 結果:正解 50ポイント 第5問:とんねるずの木梨憲武がサッカー専門誌、ストライカーに連載している記事のタイトルは何? 答え:天才ドリブラー 木梨が行く! 解答者:中島さん 結果:正解 第6問:ゲルト・ミュラーの持つブンデスリーガ通算得点記録は? 答え:365得点 解答者:萩本さん 結果:正解 60ポイント (427試合中、ワールドカップで史上最高の34ゴール) 第7問:去年、イタリア・ピサの監督就任後、わずか5時間で辞めてしまったのは誰? 答え:ズビグニフ・ボニエク 解答者:萩本さん 結果:正解 70ポイント 第8問:1988年、ジョージ・ベストが来日した時の試合名は何? 答え:キック・エイズ 解答者:萩本さん 結果:正解 80ポイント 第9問:メキシコ・オリンピック予選がきっかけで国交断絶にまで及んだ国はエルサルバドルとどこ? 答え:ホンジュラス 解答者:奥山さん 結果:正解 40ポイント 第10問:ワールドカップの最短時間得点は、82年フランス対イングランドで記録されたブライアン・ロブソンのシュート。その記録は試合開始から何秒後? 答え:27秒後 解答者:伯井さん 結果:正解 20ポイント マークカルトクイズ 第1問:これから皆さんにクラブチームのマークをお見せします。そのマークのチーム名をお答えください。 答え:ユベントス・F・C 解答者:奥山さん 結果:正解 50ポイント (ミッシェル・プラティニが在籍) 第2問:同上 答え:インデペンディエンテ 解答者:萩本さん 結果:正解 90ポイント (アルゼンチンのチーム) 第3問:同上 答え:ハンブルガーSV 解答者:萩本さん 結果:正解 100ポイント 第4問:同上 答え:ステアウア・ブカレスト 解答者:奥山さん 結果:正解 60ポイント 第5問:同上 答え:PSVアイントホーフェン 解答者:萩本さん 結果:正解 110ポイント (電機メーカーフィリップスのチーム) 第6問:同上 答え:リバプールF・C・ 解答者:萩本さん 結果:正解 120ポイント 第7問:同上 答え:ナシオナル・モンテビデオ 解答者:奥山さん 結果:正解 70ポイント マラドーナカルトクイズ 第1問:これから皆さんにお見せするのは、マラドーナのゴットハンドで有名な、86年ワールドカップメキシコ大会の映像なんですね。それをご覧いただきまして、問題にお答えください。 スーパースター、ディエゴ・マラドーナが対イングランド戦で決めた驚異のプレー、5人抜きシュート。抜かれた選手の名前をすべて言いなさい。 答え:ピーター・リード、ピーター・ベアズリー、テリー・ブッチャー、テリー・フェンウィック、ピーター・シルトン、 解答者:奥山さん 結果:不正解(ピーター・シルトン、テリー・ブッチャー、テリー・フェンウィック、ピーター・リード、トレバー・スティーブン)(おまけで10ポイント 80ポイント)→解答者:なし スルー (ワールドカップ・サッカー’86メキシコ大会 CIC・ビクタービデオ) 映像カルトクイズ 第1問:ここから、皆さんにワールドカップからのワンシーンをお見せします。その試合が何年の、あるいは第何回の、どこでの大会か、そして対戦しているチーム名をお答えください。 答え:1978年(第11回)アルゼンチン大会 アルゼンチン対オランダ 解答者:伯井さん 結果:正解 30ポイント (ワールドカップ ’66~’88 ベスト141ゴール集 ストライカービデオ) (オランダの積極的なタックル しかし、前半30分すぎ得点王になったケンベスが爆発した) 第2問:(字幕が隠れている) 答え:1970年(第9回)メキシコ大会 ブラジル対イタリア 解答者:萩本さん 結果:正解 130ポイント (決勝戦) (ワールドカップ ’66~’88 ベスト141ゴール集 ストライカービデオ) (当然、イタリアはペレをマークしたが翻弄されっぱなしだった 前半19分の完璧なヘディングシュート ワールドカップの歴史の中でも最高のゴールだ) 第3問:同上 答え:1982年(第12回)スペイン大会 西ドイツ対フランス 解答者:奥山さん 結果:不正解(74年西ドイツワールドカップの西ドイツ・ポーランド)→解答者:萩本さん 結果:正解 140ポイント (準決勝) (ワールドカップ ’66~’88 ベスト141ゴール集 ストライカービデオ) (フィッシャーのオーバーヘッドでPK戦に持ち込み、勝利を収めた) ゴールカルトクイズ 第1問:これから皆さんにワールドカップのゴールシーンをご覧にいれます。ゴールを決めた選手の名前をお答えください。(字幕が隠れている) 答え:ゲルト・ミュラー 解答者:萩本さん 結果:正解 150ポイント (74年のポーランド戦) (ワールドカップ ’66~’88 ベスト141ゴール集 ストライカービデオ) (試合終了15分前 ポンホフがドリブルから右に流し、突如として現れたミュラーがこの試合唯一のゴールを決めた) 第2問:(字幕が隠れている) 答え:カレッカ 解答者:中島さん 結果:正解 20ポイント (ワールドカップ ’66~’88 ベスト141ゴール集 ストライカービデオ) (準々決勝のフランスvsブラジルは史上まれに見る好勝負 互いに手を尽くし、激しく攻め合うチェスを見るようだった 前半17分のカレッカのシュートでブラジルが先制) 第3問:(字幕は隠れている) 答え:ロジェ・ミラ 解答者:奥山さん 結果:正解 90ポイント (EVERY GOAL OF ITARIA ’90 興奮の全115ゴール ストライカービデオ) (ハプニングが起きた フィールドでボールを受けたイギータに… ミラが突っ掛け ボールを奪い 無人のゴールへ蹴った 再びミラのダンス) 第4問:続いての問題は、同じくゴールカルトなんですが、今度はそのゴールが、前半、あるいは後半の何分のものかを当てていただきます。ゴールシーンは全て1990年ワールドカップイタリア大会のものです。 ????? マテウスはマークをかわし強烈なシュート! 矢のようなシュートがユーゴゴールに突き刺さった 答え:前半28分 解答者:奥山さん 結果:不正解(前半の18分) (EVERY GOAL OF ITARIA ’90 興奮の全115ゴール ストライカービデオ) 第5問:????? バルデラマの華麗なゴール 2点め! コロンビアは歓喜に沸いた 彼の他にはない突飛なヘアースタイル ドリブルとコントロールの見事さ! コロンビア2-0の完全な勝利 答え:後半40分 解答者:篠崎さん 結果:正解 (EVERY GOAL OF ITARIA ’90 興奮の全115ゴール ストライカービデオ) 第6問:挽回すべく戦ったファインゴールでコロンビアに1-0 ????? ヨジッチが胸でトラップボレーで蹴り込んだ 最高のゴールシーンをもう一度見てみよう 答え:後半28分 解答者:なし スルー (EVERY GOAL OF ITARIA ’90 興奮の全115ゴール ストライカービデオ) 超カルトクイズ ※20点 第1問:マリオ・ケンペスが、1978年ワールドカップで地元優勝した時の背番号は10。では1974年西ドイツ大会の時は何番? 答え:13番 解答者:奥山さん 結果:不正解(10番)→解答者:萩本さん 結果:正解 170ポイント 第2問:ワールドカップ大会史上の通算1000ゴール目を決めたのは誰? 答え:ロベルト(ロブ)・レンセンブリング 解答者:奥山さん 結果:正解 110ポイント 第3問:日本人プロ第1号となった奥寺康彦と多摩高校時代に神奈川県大会で対戦したフジテレビ・アナウンサーは誰? 答え:陣内誠アナウンサー 解答者:萩本さん 結果:正解 190ポイント (平成4年1月15日放送 サッカースペシャルより) 第4問:ブラジルの代表チーム監督を務めていた、ジーコの2番目の兄と言えば誰? 答え:エドゥー 解答者:伯井さん 結果:正解 50ポイント 第5問:イングランドのワト・フォードの会長を務めていたビッグ・アーティストは誰? 答え:エルトン・ジョン 解答者:萩本さん 結果:正解 210ポイント 第6問:ACミランとインテルミラノが共有するホーム・グランドの正式名称は何? 答え:ジュゼッペ・メアッツァスタジアム 解答者:篠崎さん 結果:正解 30ポイント 第7問:バルセロナで行われているダービーマッチ。対戦チーム名は何と何? 答え:F.C.バルセロナとエスパニオール 解答者:萩本さん 結果:正解 230ポイント (ダービーマッチ:同じ町のチーム同士が対戦) 第8問:ガリー・リネガーの両親がやっている商売は何? 答え:青果店 解答者:萩本さん 結果:正解 250ポイント 第9問:現在のスイス代表チーム監督で、元西ドイツ代表選手と言えば誰? 答え:ウリ・シュティーリケ(ウーリッヒ・シュティーリケ) 解答者:伯井さん 結果:正解 70ポイント 第10問:DFB(デーエフベー)の公認コーチ・ライセンスを取得する為の特別コースがある唯一の大学は? 答え:ケルン体育大学 解答者:萩本さん 結果:正解 270ポイント 結果 1.30ポイント 2.270ポイント→優勝 3.70ポイント 4.110ポイント 5.20ポイント
https://w.atwiki.jp/nicorap_lyric/pages/342.html
アナタガ望ムノナラバ 犬ノヤウニ従順ニ 紐ニ縄ニ鎖ニ 縛ラレテアゲマセウ アルイハ子猫ノヤウニ 愛クルシクアナタヲ 指デ足デ唇デ 喜バセテアゲマセウ どちらが先に 溺れただとか そんなこと どうでもいいの 色は匂へど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならん 知りたいの もっともっと深くまで 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず 染まりましょう アナタの いろはにほへと チリヌルヲ 染まったらもう一回絡まるこの末端の刺激 「そうなったらもういっか」からかう言葉堪能してみる わかってるんだけども今日もペースメイクできない 抑えられないなら別々でいいかい?? I said? You said? とは関係ない confuse ですね 抱いて夢中で ド忘れの Who stay? 耳元に吐息の音 触れるたびに高鳴る心臓 ねぇ、例ヘバ椿ノヤウニ 冬ニ咲ケト云フナラ 雪ニ霜ニ身体ヲ 晒シテ生キマショウ それはまるで忠誠誓った戌のようで そっぽ向かれてればだんだんとなるノイローゼ ほどかれた麻絹の色 すべては幻想なのか 浅き夢と(夢と) 骨の髄まで 染まってもまだ それだけじゃ 物足りないの 色は匂へど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならん 知りたいの もっともっと深くまで 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず 変わりましょう アナタの為に 嗚呼 夢に惹かれて会いたいなんて 運命に引かれて毎晩泣いて 故に見た触れない関係 恐れてるものはこの今以外 あんた以外もういらない 頭の中本能従った 本当はこうしたかった だけど莫迦だね ねぇ、すぐ抱いて 熱くらいで ペース狂ってる場合かってこと もう限界点の一歩手前 ギリギリの想いと願い 色は匂へど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならん 知りたいの もっともっと深くまで 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず 堕ちましょう アナタと いろはにほへと ドコマデモ 嗚呼
https://w.atwiki.jp/40sensou/pages/19.html
学生:公城祥子 飲食店経営:角田スミヱ 慈善事業組織・代表取締役:張大龍 気象予報士:小倉幸人 巫女:二々刀とき呼 戦略図・地図製作者:鷺沼数馬 フォトグラファー:シュリー・プレイヤー 農家:鴨緑江 農家:姜寧遼フリーター:大文字正太郎 飲食店経営:森本花代 飲食店経営:草壁陽子 飲食店経営:真咲咲 大学生:小倉・ナターシャ・桃香 地図製作アルバイト:鷺沼一也 気象予報士:小倉福女 建築家:ドゥーロ・S・リッケッツァ 自称マジシャン:城嶋・S・観音 音大生:姜緑遼 語り部:ギディオン・マクファーレン 王族:ライヴィス・フォン・リヒテンシュタイン 職業色々:モブS学生:高柳ハル 学生:ミカエラ・イエイツ 学生:パラディソス・S・メガロマ 警察:鼓裕子 高校生:高柳伊織 高校生:高柳スバルミュージシャン:ウィリアム・スターキー ミュージシャン:ジョージ・ラックス ミュージシャン:ジェームス・マーロン 高校生:アリア・ラックス ???:ネウ・モイナイツ フリーター:米岡将器 保護対象:マナ・モナーク トリック・オア・トリック社長:須川蜃 職人:朱暁玫 朱美齡 バイオ科学者:イルミン・ヘンデル からくり技師:天雲歩夢 技術者:ニコ・ベルモンド ペットロボット:シュタインさん ペットロボット:にゃん王様 ペットロボット:コウモリさん お花さんガーディアン:フェーム ガーディアン:レイン ガーディアン:ネス ガーディアン:プラント ガーディアン:スピル運送業者:奥山走司 運送業者:奥山翔司 運送業者:奥山泳司学生:ミエナ・ヒルスルトンホスト:不破弥勒
https://w.atwiki.jp/dream11/pages/557.html
1ページ目 2ページ目 3ページ目 コメント 1ページ目 番号 ★ 名前 番号 ★ 名前 番号 ★ 名前 番号 ★ 名前 編集 2 井上 1 井上 2 尾崎 1 尾崎 編集 2 加藤 1 加藤 4 戸川 2 戸川 編集 4 服部 2 服部 3 小井手 1 小井手 編集 2 梅田 1 梅田 2 ハメド 1 ハメド 編集 4 実信 2 実信 2 阿部 1 阿部 編集 抽出テーブル:テーブル-選手名鑑/ガイナーレ鳥取/1 2ページ目 番号 ★ 名前 番号 ★ 名前 番号 ★ 名前 番号 ★ 名前 編集 5 美尾 3 美尾 2 吉野 1 吉野 編集 1 内間 1 キム 2 鶴見 1 鶴見 編集 1 鈴木 1 住田 1 冨山 1 多田 編集 2 森 1 森 1 水本 3 奥山 編集 1 奥山 3 丁 1 丁 1 三浦 編集 抽出テーブル:テーブル-選手名鑑/ガイナーレ鳥取/2 3ページ目 番号 ★ 名前 番号 ★ 名前 番号 ★ 名前 番号 ★ 名前 編集 2 福井 1 福井 2 岡野 1 岡野 編集 1 西尾 3 喜多 1 喜多 2 ドド 編集 1 ドド 2 小針 1 小針 3 CP美尾 編集 3 TS美尾 3 CM小井手 2115 2116 編集 2117 2118 2 小井手S2 2119 2 梅田S2 2120 編集 抽出テーブル:テーブル-選手名鑑/ガイナーレ鳥取/3 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/animetamayura/
たまゆら まとめWikiへようこそ トップに戻るにはヘッダーの中央あたりをクリックしてください。 たまゆらファンが気軽に編集できるwikiです。 初めての方、要点は作品概要からどうぞ。 wiki編集の練習はお砂場でどうぞ。 したらば掲示板 ●新着情報 新着記事は見つかりませんでした。 アニメ2期公式 アニメ1期公式 ●TV各局放送日 (最速順) 2011年10月より放送 [部分編集] ~hitotose~(1期) 放送地域 放送局 開始日 放映曜日 放映時間 備考 広島県 テレビ新広島 10/4 火 25 45~ 神奈川県 テレビ神奈川 福岡県 TVQ九州放送 26 58~ 兵庫県 サンテレビ 10/5 水 24 35~ 三重県 三重テレビ放送 25 20~ 東京都 TOKYO MX 10/7 金 23 00~ 日本全域 AT-X 10/3 月 9 00~21 00~ スカパー(有料) 日本全域 アニメワン(BIGLOBE) 10/4 火 25 45~ web配信 ~もあぐれっしぶ~(2期) 放送地域 放送局 開始日 放映曜日 放映時間 備考 東京都 TOKYO MX 7/3 水 22 30~ 愛知県 テレビ愛知 7/5 金 26 35~ 広島県 NHK広島 7/7 日 13 05~ 神奈川県 テレビ神奈川 26 00~ 兵庫県 サンテレビ 7/9 火 23 30~ 福岡県 TVQ九州放送 27 05~ 日本全域 AT-X 7/3 水 21:30~他週4回 スカパー(有料) 日本全域 バンダイチャンネル 7/10 水 10 00~ web配信 日本全域 ドコモ・アニメストア 12 00~ 日本全域 Showtime 日本全域 ニコニコ動画 23 00~ ●放送リスト [部分編集] ~hitotose~(1期) 話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 1 「わたしのはじまりの町、なので」 佐藤順一 名取考浩 音地正行橋本和紀杉本功羽生貴之 2 「やさしい香りに包まれた日、なので」 吉田玲子 佐山聖子 安田賢司 伊藤郁子 3 「出現!たたかう女の子、なので」 浦畑達彦 佐山聖子 迫崎史敏 滝吾郎 4 「潮待ち島に聞こえる音、なので」 吉田玲子 名取孝浩 谷口元浩橋本和紀 5 「ちひろちゃんがきてくれたよ!なので」 山田由香 安田賢司 藤本さとる 5.5 「あったかい風の想い出、なので」 池田眞美子 佐藤順一 名取孝浩 谷口元浩松下純子高原修司羽生貴之熊谷哲矢(レイアウト監修)小林明美(デザイン協力) 6 「それはいつかの日のこと、なので」「そしてある日のこと、なので」 浦畑達彦 名取孝浩 中西伸彰 尾尻進矢久保茉莉子三宅雄一郎 7 「竹灯りの約束、なので」 池田眞美子 佐藤順一 筑紫大介 谷口元浩橋本和紀勝谷遥小野田将人羽生貴之小林明美 8 「かわらない人かわりゆく時、なので」 山田由香 安田賢司 伊藤郁子 9 「ももねこさまの憂鬱、なので」「失恋カメラ、なので」 吉田玲子 追崎史敏 渋谷秀追崎史敏 10 「明日のわたしはどんなわたし、なので」」 浦畑達彦 佐藤順一 名取孝浩 谷口元浩橋本和紀小松香苗羽生貴之 11 「聖夜のものがたり♪ なので」」 山田由香 名取孝浩 松下純子勝谷遥滝吾郎三宅雄一郎 12 「新しいひととせ、なので」」 吉田玲子 佐藤順一 筑紫大介 谷口元浩斉藤敦史松下純子小野田将人八尋裕子片岡育 ~もあぐれっしぶ~(2期) 話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 1 「おかえりなさいの一年に、なので」 佐藤順一 筑紫大介 勝谷遥橋本和紀 2 「どきどきの新しい一歩、なので」 吉田玲子 布施木一喜 松浦仁美 3 「写真部 本格始動、なので」 山田由香 名取孝浩 葛谷直行 小松信 4 「特別な場所、特別な想い、なので」 ハラダサヤカ 佐山聖子 あべたつや 中原清隆 5 「明日のためにレッツフォト、なので」 吉田玲子 名取孝浩 一居一平 6 「もう届かない笑顔を訪ねて、なので」 山田由香 佐山聖子 則座誠 梶浦紳一郎興村忠美小松信 7 「ついに、みんなで来たよ!なので」 吉田玲子 布施木一喜 松浦仁美 8 「あの日の遠い約束、なので」 ハラダサヤカ 宇田鋼之介 中原清隆加藤里香萩尾圭太 8.5 「一日だけの修学旅行、なので」 ハラダサヤカ 宇田鋼之介 名取孝浩 川口千里内原茂吉岡敏幸佐藤誠之飯飼一幸 9 「心に灯す竹あかり、なので」 吉田玲子 佐藤順一 カサヰケンイチ 橋本和紀 10 「いつかくるその日まで、なので」 山田由香 名取孝浩 則座誠 大河原晴男片岡千春大谷道子原田峰文手島典子 11 「今年もありがとう、なので」 山田由香 名取孝浩 一居一平橋本和紀 12 「そして…旅立ちの季節、なので」 吉田玲子 名取孝浩 筑紫大介 山本道隆臼田美夫鎌田均一居一平内原茂 たまゆらーひろば 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/463.html
「死ねやおらぁ!」 怒号と共に振り下ろされる、力任せの拳。 技も何も無いが、悪魔の膂力と速度でもって凶器と化したそれが、回避不能な速度でライズに迫る。 「…っく!」 とっさにライズは剣を我が身とその拳の間に滑り込ませ、後ろへと飛ぶ。 軽く浮いた身体に、拳の衝撃と加速度が加わり、殺人的な速度でもって寮の壁へと叩きつけられる。 「…っくう…」 受け身には成功したものの、それでも逃がし切れなかった衝撃に、ライズは歯を食いしばる。 「大丈夫ですか!?ライズさん!」 「問題無いわ!」 一瞬だけ後ろを向いた一狼に怒鳴り返し、ライズは自らの剣を己の前に掲げ、刃を確認する。 「…あれで折れないなんてね」 冒険者向けの荒い運用に耐えられるよう幾多の強化魔法が施された、異世界製の細剣の丈夫さに感心しつつ、ライズは立ちあがる。 息を吸いこみ、止めてまっすぐに駆ける。 「―――プレシズ・ヘル!」 駆けた勢いを乗せて、ライズは一狼に向いた魔人の背に対して必殺の技を繰り出す。 「ぐお!?」 繰り出される連撃が流れるように魔人たるチャーリーの身体に傷を刻みこむ。 「はぁぁぁぁぁ!殺人舞!」 その一撃に気を取られた一瞬を、一狼もまた見逃さず、自らの大技を繰り出す。 前と後ろ、その両方に、無数の傷が刻まれた。だが。 「くそったれが!痛てえだろうが!」 並みの悪魔ならとうに力尽きている一撃を受けてなお、チャーリーの命は尽きない。 「邪魔くせえ!」 力任せに拳を振りまわして2人を牽制しつつ、体内の魔力を練り上げる。 「燃えちまえ…マハラギダイン!」 言葉と共に魔界の炎が辺りを赤く染め上げる。 かつて、狐の悪魔に憑かれた少女が放った爆炎にも勝るとも劣らぬ炎の渦が、2人を焦がそうと襲いかかる。 「…ジャベリン」 だが、その炎が2人に到達する直前、空中のシルフィードの上で様子をうかがっていたタバサの作り出した特大の氷の塊が地面に突き刺さる。 2人はそれを見て即座に意味を理解し、その氷の塊にその身を滑り込ませ、盾代わりにする。 「なんだと!?」 回り込んできた炎が身を焼くものの、その程度では、高い魔法防御を誇る呪錬制服を着こんだ戦士2人を倒すには程遠い。 「ちぃ!」 舌うちし、炎が消えると同時に襲い来る2人の剣をかわす。 「なんて奴らだ…」 思わず漏らしたその言葉には、わずかながら恐怖が宿っていた。 (それは、こちらの台詞だわ) 剣を構えながら、ライズは表情に出さず考える。 この相手…目の前の魔人には技術も、経験も足りていない。だが、それを補って余りある"力"がある。 筋力、体力、反応速度、そして魔力…どれを取ってもこの場にいる誰よりも強い。 まさに人間とは一線を画す、"化け物"と呼ぶに相応しい存在。 それが、ライズたちが3人と1匹掛かりで挑んでようやく対等と言える、魔人と言う存在だった。 相手に与えたダメージは既に相当なものとなっている。だが、こちら側に蓄積した疲労とダメージも既に限界近い。 (そろそろ、決着をつける必要があるわね…) このまま戦い続ければ、潰される可能性がある。そうなる前に倒さなければならない。そう判断したライズが構えた、その瞬間だった。 「…ライズさん、撤退です」 囁くような、一狼の声がライズの耳に届く。 (…撤退?) その言葉の意味を飲み込めず、ライズが怪訝そうに一狼の方を見た、その瞬間だった。 ―――お隣は 関係ないけど 400年 朗々と、よく通る声が辺りに響いたのは。 「あぁ?なにも…は?」 その声に反応し、その声のした方向、近くに立つ寮の1つの屋根を見たチャーリーが間抜けな声を上げる。 そこに立っていたのは、1人の少年。堂々と、見せつけるように腕を組み、屋根の上に立った細い避雷針の上でチャーリーを見下ろしている。 だが、チャーリーが驚いたのは、その少年の格好。 少年はひたすらに黒づくめだった。彼を目撃した悪魔がことごとく"黒い男"と呼んだのも頷けるほどに。 黒い道着とその下に着こんだ黒い鎖かたびら。黒い脚絆が巻かれた、黒いズボン。足もとにはこれまた黒い足袋と黒く塗られた草鞋。 背中には黒い鞘におさめられた忍者刀を背負い、その指にはこれまた黒光りする手裏剣が挟まれている。 そして、とどめとばかりに黒い覆面を顔に巻いた、その少年。 戦国の世の夜闇の中ならいざ知らず、この学園世界の真昼間と言う条件では、あまりにも目立つ、ステレオタイプなその姿。 "日本人"ならば99%くらいの確率でその正体を見抜くであろう、その姿。 「黒い男っつうか…まんま"忍者"じゃねえか!?って言うかマジでなにもんだてめえ!?」 ご多分にもれず一発でその正体を見抜いたチャーリーが思わず突っ込みを入れる。 「…なにものか、か…」 その突っ込みを物ともせず、少年が少しだけ目を細める。そして… 「陰に名などないっ!」 言った。言いきった。そりゃあもうはっきりと。 「何で自信たっぷり何だよ!?って言うか少しは忍べよ忍者野郎!?」 チャーリーのもっともと言えばもっともな突っ込みに、少年はふっと表情を緩める。 「…あいにくだけど、必要があれば"忍ばない"のも"うち"のやり方だ」 「…なんだと?」 その少年の言葉に、チャーリーはハッと気づいた。その少年の狙いに。 「…いねえ!?」 辺りを見回して、気づく。いつの間にかその場にはチャーリーと少年…"たった2人"しかいないことに。 「こうして目立って、相手の注意をそらすのも、お隣さんを守るのには必要な忍術。それが僕のうちでの教えでね」 いつの間にか地面に降り立った少年がチャーリーを見据えて、言う。 「…そうか。てめえが…」 目の前に立たれて、少年の放つ気配の強さで、悟る。この少年は…強い。この場に"1人で"残ろうと考えられるほどに。 そうなれば、この少年の正体は、1つしかない。 「…カゲモリ。あいつらの…」 「隊長だよ。一応、だけどね」 背中に背負った忍者刀をさらりと抜いて少年…カゲモリの隊長、陰守マモルは戦いの構えを取った。 ―――佐藤 ワォォォォン! 佐藤の遠吠えを切っ掛けにに、前衛の3体が攻撃を開始する。 バサッ! ジャターユがその場で羽ばたきを繰り返す。その羽が旋風を巻き起こし風の刃が玲子たちを襲う。 ギャオオオオオオオオ! ミズチが咆哮を上げ、その尻尾を振り下ろす。巨体から繰り出される一撃は、玲子たち人間の体などたやすく砕く威力を秘めている。 「行きますよ…ヒートウェイブ!」 パワーが気合と共に、卓越した天使の剣技を繰り出す。その鋭い一撃が正確に玲子を狙う。 だが。 「届かせません。私がいる限りは~」 玲子にはそれを阻む、絶大なる"壁"がいる。壁…ガーディアンである桜花を倒すには、その攻撃はあまりにも貧弱。 人魂で風を焼き払い、ミズチの尾とパワーの剣を霊体の手で受け止める。 「…今ですよ~玲子!」 「はい!」 桜花の声に反応し、玲子は魔法を完成させる。 「…マハラギオン!」 渦巻く炎が玲子と桜花を除く悪魔たちを飲み込み、荒れ狂う。 「…やはり、前よりパワーアップしてるな」 炎をその身に受けながら、佐藤が冷静に呟く。 ケルベロスの相性は、『火炎吸収』 そのケルベロスの力を引き継いだ佐藤に炎は意味をなさない。 だが、その炎は他のもの…佐藤の配下たる悪魔たちには十分な攻撃となっていた。 「くっ…やはり少々、答えますね…」 炎に巻かれ、焼かれる痛みに顔をしかめながら、パワーが呟く。 他の悪魔たちもかなりのダメージを受けている。いくら佐藤が無傷だと言っても部下たちが倒されては意味がない。 「…バステト、頼む」 佐藤は冷静に傍らに立つ、猫の顔を持つ女神に命令を下す。バステトは頷き、魔法を唱えた。 ―――メディラマ ユミには遠く及ばないものの、それでも強力な癒しの魔法が、悪魔たちの傷を癒していく。 「…セルケト」 その様子に満足し、佐藤は同じく傍らに控える、蠍の魔獣に次の指示をだす。 ―――ラクンダ 「…っくう!?やりますね~」 自らのプラーナの守りが削られる感覚に、桜花が顔をしかめる。 「…言っただろ?次に戦うときは、サマナーとしての力を見せるってね」 ワォォォォォン! 佐藤が再び吠え声を上げると同時に、回復と桜花の弱体を受けて勢いづいた前衛の2体が攻撃を仕掛ける。 「きゃあ!?」 攻撃手段は先ほどと同じ、だが、今度は桜花は無視できないほどのダメージを受ける。 「何で…」 苦痛を受け、桜花は考える。 おかしい。いくらラクンダを受けたとは言え、受けるダメージがあまりにも多い。 明らかに攻撃の威力が上がって… 「…パワーブレス!?」 からくりに気づいた桜花が驚愕の叫びを上げる。それに佐藤はにやりと笑って、答える。 「…正解だよ。僕が何の意味も無しに遠吠えをしてたとでも思ってのかい?」 パワーブレス。攻撃力と攻撃の命中率を上げる、ケルベロスのエクストラ。 「僕だけじゃない。パワーブレスの効果は"味方全体"…僕の仲魔たちにも及ぶ」 2度にわたる強化と、桜花たちの防御力の低下。2つの相乗効果は、桜花の絶大な防御力と言うアドバンテージを奪っていた。 「それと…ミズチ。壁を張れ」 更にダメ押しをするべく、佐藤は先ほど攻撃に参加しなかった竜の王に命令を下す。 ギャオン! ミズチが一声鳴いた瞬間、地面から大量の水が噴き出して佐藤とその仲魔たちを包む。 「さて、これで玲子さんのマハラギオン…炎は僕らには効かなくなった…」 勝つための方策は充分に終えたとばかりに佐藤…この中で最高の攻撃力を持つケルベロスの魔人が悠然と前に踏み出す。 「…チェックメイト。諦めて、僕らについてきてくれ」 殺気を放ちながら、佐藤は一応降伏を迫る。 「…くぅ」 玲子が唇をかみしめる。 玲子には痛いほど分かっていた。このままでは勝つどころか"持ちこたえられる"かも怪しい。 「…玲子」 不安と恐怖で折れそうになる玲子に、桜花はそっと声をかける。 桜花とて怖くないわけではない。冷静に戦力差と逃げられるかを考えれば今の自分たちが絶望的かは分かっている。だが。 「…諦めないで。信じてください。私と…あの人たちを~」 それでも、まだ負けは確定していない。 「…分かっています。もう少しだけなら、私も頑張れる。だから…」 ディアラマ…癒しの魔法を桜花に掛けながら、佐藤の方を向く。 「言ったはずです。殺されたって、最後まで戦います。私も…桜花さんも」 はっきりと口にする。 「…桜花さん、最後まで」 「付き合わないって選択肢は最初からありませんよ~。私は…」 ―――玲子のガーディアンなんですから。 にっこりとほほ笑んで桜花は玲子に告げた。 そこからは、酷く一方的な戦いとなった。 佐藤、パワー、ジャターユの攻撃とミズチの水の壁に手も足も出ず、為す術なく桜花はダメージを受け続ける。 「くぅ!?分かってましたけど、痛いですね~」 何度目になるかも分からない玲子のディアラマによる回復を受けながら、桜花が呟く。 「―――もう、諦めたらどうだい?そろそろだろう?」 そんな様子を見ながら、佐藤が顔をしかめて玲子に言う。 「…そろそろ?」 「…桜花さん、すみません」 佐藤の指摘に顔を歪めた玲子が、桜花に告げる。 「魔力が、ぎりぎりです。多分、使えてあと1回」 魔力とて、無限ではない。使い続ければ、いずれ尽きる。 「…そうですか~」 ふっと息を吐き、桜花は空を見上げ…ほほ笑む。 「…玲子~」 「分かっています」 流石は自分が護る存在。玲子の方も気づいたらしい。 「いいでしょう。最後の賭けって奴です~」 そのまま佐藤に指を突き付けて、桜花が言う。 「次で決着をつけます。玲子、最後の切り札って奴を、佐藤君に見せてあげてください」 「そのつもりです」 不敵に笑う。 「…いいだろう。本気で行かせてもらう!」 その言葉に何かを感じ取ったのだろう、佐藤もまた、全力で応じる。 「全員、攻撃だ!」 佐藤の号令を受けて、5体の佐藤の仲魔が初めて全員攻撃に転ずる。 バサァ! 最初に動いたのはジャターユ。その羽ばたきによって生み出された衝撃波を桜花にぶつける。 ―――マハザンマ! それに合わせるようにバステトが衝撃波を生み出す魔法を唱える。 2つの衝撃が合わさって、玲子を守る桜花のプラーナを容赦なく削り取っていく。 ピシュ! セルケトが鋭い針を桜花に向けて飛ばす。強化を受けて並みの銃弾を遙かに超える威力となったその針が桜花へとつき刺さる。 「…ぐぅ!?」 その針に込められた、呪いにも似た魔獣の毒で、桜花の動きが鈍る。 ギャオオオオオ! その瞬間を見逃さず、ミズチが全身で体当たりをかましてくる。 巨体から生み出される、大きな力に吹き飛ばされないよう、桜花はプラーナを振り絞り、その場に立ち続ける。 そして…。 「とどめです。倉沢、桜花!」 天使が自慢の剣を振りかざし、剣技を繰り出す。 「ヒートウェイブ!」 4度に渡る連撃で、既にボロボロになった桜花にそれをどうにかする力は残っていなかった。 「…ごめんなさい~」 「いいえ。ありがとうございました」 ついに力尽き、くずおれた桜花に、玲子は礼を言う。桜花が必死に守ってくれた。そのおかげで、最後の手が打てる。 「これで、君を守るものはいなくなった!これで…オワリダァー!」 いい知れぬ高揚感を感じながら、佐藤…否、魔人ケルベロスが玲子を倒すべく、攻撃へと転ずる。 まっすぐな、だが玲子では避けきれないほどの素早さを持つ攻撃。だが、玲子はそれを恐れない。 ―――確かに速いけど、軌道が単純。常にまっすぐ、確実に玲子が死ぬ軌道しか取らないから、予測は容易 銃を構える。正面から突っ込んでくる佐藤に対して。狙うのはもちろん… ―――腹。一番動きが少なくて、警戒もうすい、そして多少それてもどっかには当たる“当てやすい場所”だ 佐藤の中心とでも言うべき腹をとらえ、一息に16発を撃ち尽す。 「グォ!?」 結果は腹に6発、胸に2発、左足に2発に右足に1発。後は外れ。だが、それで問題は無い。 動きを止めるための護身用に、そこまでの期待はしていない。 佐藤の動きが少し…“魔法一発分”止まればそれで良い。 そして。 「…マハラギオン!」 玲子は最後の一手。自らの残りの魔力を全て注ぎ込んだ、全力の魔法を放つ。 「馬鹿ダナ…僕二、炎ハキカナイ!」 燃え盛る炎に視界を覆われて、ケルベロスは哄笑する。ケルベロスにとって、炎は糧。 炎では決してケルベロスは倒せない。 「最後ノ賭ケハ…」 その言葉を続けようとした瞬間… “佐藤の負け”は、確定した。 ← Prev Next →
https://w.atwiki.jp/yagee/pages/30.html
北京鉄好場 天野瑞希 柏木亮平 斉藤直毅 篠田貴彦 諏訪一平 田中みのり 廣瀬導子 深町香織 藤永田麻美 古堅遥太郎 武庫川あるな 八木橋裕子 吉田昌弘 adjust 相沢美奈子 あやめ型ロボット(プロトタイプ3号機) 大西知美 高田恵子 田中瑞香 橋本和美 村岡美由紀 えりゅ 朝倉泉 雨宮敬子 井笠京 井川三朗 歌登民 内部慶二郎 王滝真 奥山歩 奥山翔 尾小屋螢 北勢慶一郎 協田三紗 頸城恵 西大寺鼓 酒井紫苑 坂川睦 下津井圭輔 仙北慧 九十九里津海 土合まひる 栃尾啓吾 沼尻馨 根室拓 花巻繋馬 保田亀造 向丘楜 魚染瀬槇 山口霞 しゅわるべ 大湊 佐世保 天龍響 長鯨 本間秋絵 舞鶴 守山 横須賀 newcomer 熱田ゆい 雨宮京助 一色明久 一色幸恵 黒野恋花 白瀬美雪 樽見さやか 築地祐樹 中村律子
https://w.atwiki.jp/datui/pages/246.html
『無名』2 ◆MUMEIngoJ6 生物の気配を感じてはそちらに向かい、探し人でないと気付いては立ち去る。 何時間もそんな行為を繰り返していた彼は、ついに動きを止めた。 ようやく探し人を見つけたからから、という理由もある。 ある、が――それだけではない。 眼前にいる探し人は、すでに息絶えていたのだ。 周囲に転がっている四つの死体よりは綺麗ではあるとはいえ、それでも確かに。 死体はどれもまだ温かく、殺害されてから時間があまり経過していないのは明らかだ。 怒りを募らせる彼は、三つの音を捉えた。 近づいてくる足音二つに、遠ざかっていくエンジン音。 彼は即座に、後者が下手人だと判断する。 エンジン音の離れる速度はかなりのものだが、何せ山だ。全速力は出せないし、道は直線ばかりではない。 たとえ相手がこの道を知り尽くしていようと、分は彼にある。 なぜなら彼には、山道でも速度を落とす必要はないし、迂回ルートを行く必要もないのだから。 逆に言えば、山や森を抜けられてしまえば追い切れなくなる。 そうなると、もう一人の探し人にまで危害が及んでしまうかもしれない。 ゆえに、彼――――サソードゼクターは素早く地中に飛び込んだ。 ◇ ◇ ◇ サソードゼクターが立ち去って数刻。 いくつもの死体が並ぶ地獄に、二人の男女が到着した。 「……ちッ、遅かったか」 充満した沈黙を破るように、アクセルが吐き捨てる。 下ろしていたゴーグルを額まで上げて、胸ポケットに入れておいたメガネをかけ直し、周囲を見渡す。 来る途中でリ=リリの絶叫を聞き、足を速めたのだが――間に合わなかった。 目の前の計五つの死体が、その意実を表していた。 仲間であるタムラとリ=リリに、鎧を纏った少女に、青服の青年に、スーツの男。すべてが、息を引き取っている。 はたして、この場でいったい何があったのか。 誰が殺し合いに乗り、誰が殺し合いに反対していたのか。それさえもわからない。 「約束破ってんじゃねーよ」 軽口を叩くような口調で語りかけつつ、アクセルはタムラのもとへと歩み寄る。 周囲に散らばる肉の塊から判断するに、どうやら顔面を撃ち抜かれたのだろう。 血と肉でコーティングされたデイパックを引ったくり、アクセルはその中身を確認する。 「しかもテメー、俺が渡したショットガンねえじゃねーかよ。 見た感じ、その顔のもアレでやられたんだろ。タダで死なねーどころか、負債残してんじゃねーか」 人のもん勝手に他のヤツに渡してんじゃねーよ、と付け加え、自身のデイパックを下ろす。 残された支給品や食料を移し終え、アクセルはタムラの首元へと手を伸ばした。 「ま、これでチャラっつーことにしてやるよ。 あの世で泣いて喜びな。大サービスもいいとこだぜ」 細心の注意を払って外した首輪の血をぬぐい、デイパックへと押し込んだ。 タムラが返事を返してこない事実に、アクセルは舌を鳴らした。 「お前も……わりーな。あのジジイがいねー以上、新鮮でも死体は治らねー」 タムラの死体のそばに転がるリリの死体に声をかけ、髪を結っているリボンを解く。 さらさらとしていた髪は血で塗れていた、簡単に取ることはできないだろう。 アイドルを目指していたという彼女の言葉が、アクセルのなかに蘇る。 無意識のうちに三度目の舌打ちを鳴らし、リリが握ったままのメガホンを力任せに奪い取った。 「ショットガンはねーし、グレネードじゃ首輪ごと吹っ飛ぶからな。お前の首輪はいらねえよ」 道具の回収が終わり、アクセルは静かに告げる。 開いたままだったリリの瞳と口は、閉ざされていた。 アクセルは仲間であった死体に背を向け、もう一つの首なし死体へと向かう。 「こいつもショットガンか。はッ、大活躍だな」 首輪を抜き取り、アクセルは自嘲気味に笑う。 なぜだか、この男のものと思われるデイパックは存在しなかった。 残った二つの死体のほうへと向かおうとして、アクセルは同行者がある死体の前で立ち尽くしていることに気付く。 「おい玲子、なに突っ立って――」 そこまで言いかけて、アクセルは己の口を手で押さえる。 玲子は呆然としたまま、ぶつぶつと聞き取れない言葉を呟いている。 わざわざ考えるまでもなく、明らかだ。 青服の死体は、玲子にとって大切な人間だったのだろう。 「そいつは、もう死んでるぜ」 「…………分かってる」 「止まってても、なんにもならねえよ」 「……分かってる」 「ならいいさ。そいつのもん、貰っといてやれよ」 「……分かった」 慰めの言葉をかけようとしたが、これといって何も浮かばず。 ただ、死を受け入れさせることしかできない。 アクセルはそんな自分が気に入らなかった。 「あれ、って……」 「あァ?」 最後の死体の所持品は回収したが、傷だらけの鎧は残すことにしよう。 などと考えているアクセルに、不意に声がかけられた。 振り向けば、玲子がタムラとリリの死体の付近を指差している。 表情を変えずに、アクセルは息を呑んだ。 その付近に、バイクのものと思われるタイヤの痕が残されていたのだ。 死体の状態やリリの絶叫から考えるに、殺戮が終わってからそう長い時間は経っていない。 道具をほとんど回収していないことから、殺人者に余裕がなかったことも予想できる。 それでも、アクセルはタイヤ痕を追おうとしなかった。 最大でここにいる五人全員を殺している上に、殺し方に容赦がない。 手堅く、確かに、しっかりと、トドメを刺し切っている。 ショットガンの弾丸を惜しもうとしていないことから、武器が充実していることも予測できる。 そのような相手ならば、こちらも堅実に行こうと考えたのだ。 玲子が魔法を使えることは知っているし、アクセル自身も戦えるが、まだ安心はできない。 聞く限り魔法は接近戦には向かず、アクセルはハンターやソルジャー辺りの戦闘のスペシャリストには適わない。 だからこそ、いち早く仇を取りたい気持ちを抑えていたのだ。 「おい玲子、気持ちはすっげー分かるが……おい! 待ッ――!?」 いきなり走り出した玲子を止めようとするが、アクセルは乾ききっていない血に足を取られてしまう。 離れなきゃよかったと胸中で吐き捨て、体勢を立て直す。 樹木の陰に玲子の背を見つけ、その方向へと走り――目を見開いた。 「どう……なってやがる!?」 玲子の姿が、消えていたのである。 木の陰が死角になっているのかとも思ったが、そうでもないらしい。 唖然とするアクセルの脳内に、一つの考えが浮かぶ。 もしや魔法で、加速したのだろうか。 断定こそできないが、そうとしか思えない。 「あんの、バッカ野郎!!」 握り締めた拳を木に叩き付け、アクセルは声を荒げた。 ◇ ◇ ◇ 己が築き上げた死体の山から離れようとしていた闇の戦士は、しかしバイクから降りて地に立っていた。 山を抜けて森に入ったところで、襲撃を受けたのだ。 相手は、不明。 まだ陽が落ちきったワケでもないというのに、なぜか視界に捉えることができない。 初撃は、サイクロン号を運転していたときだ。 エンジン音のなかに奇妙な音が紛れたと思ったと同時に、わき腹に衝撃が走った。 鎧を纏っていたのでダメージこそ少なかったが、体勢を崩してしまいバイクから落下してしまった。 樹木に激突しなかったのは、運がよかったといっていいだろう。 それから、倒れたサイクロン号を立たせようともせず、エクスカリバーを構えて意識を集中させているのだが――捉えきれない。 気配は感じ取れず、接近音に気づいたときにはすでに近づかれている。 攻撃自体は初撃を除いて回避できているが、闇の戦士は相手に攻め続けられている。 加えて、気配を察知できない以上、仕掛けることもできない。 そんな不利な状況で、闇の戦士は構えていた西洋剣を地面に滑らせた。 自暴自棄になったのではない。 彼の世界を守るため、死に身体を委ねるなど選ぶはずがない。 邪魔だっただけだ。 エクスカリバーの長いリーチが、いまこのときは邪魔だった。 しばしの後、何度目かの接近音。 襲撃者の方向は、背後。 そして闇の戦士が跳躍したのもまた、背後であった。 ただし、襲撃者よりも少し高いが。 「やはりか」 ようやく視認することができた襲撃者の姿に、闇の戦士はひとりごちる。 気配を発しない――すなわち生物ではなく、姿を見せることなく隠れることができる小型サイズ。 そんな予想は的中していた。 落ち着いた動作でミスリルナイフを取り出し、手首のスナップを利かせて投擲する。 襲撃者は空中で動くことができずに、ナイフがその脚のうち一つを貫通。地面に縫い付けられてしまう。 「機械が参加者に含まれているのかは分からないが、邪魔をするのなら――」 着地してから回収したエクスカリバーを天にかかげて、闇の戦士は静かに口を開く。 しかしその続きは告げられることなく、背後からの声に掻き消された。 「――あなた、タムラやリリ、それにロランを…………ッ!」 振り返った闇の戦士の瞳に、白いローブを纏った少女が映る。 感情に押されてか、言葉の最後のほうは聞き取れなかったが、言いたいことは十分理解できた。 三人目に関しては直接の殺害者ではないが、それでも。 殺そうとしていたし、他人に殺されなければ殺していた。 ゆえに、闇の戦士は返答する。 「ああ、そうだ。全員、私の目的のために死んだ」 エクスカリバーの切っ先を少女に向けて、淡々と告げる。 「君も、私の故郷のために死んでくれ」 言い終えるより早く、闇の戦士に炎が放たれた。 唐突な一撃だったが、それを想定していた闇の戦士は横に跳んで危なげなく回避する。 少女や彼女の持ち物から、魔力が溢れていたのだ。 ◇ ◇ ◇ 玲子には、分からなかった。 知識として知ってはいるものの、理解することができないでいる。 もう死体となってしまったロランを目にしてから、ずっと自分の中で渦巻いている感情の正体を。 擬態したルーナの意思に流されているのかとも思ったが、タムラやリリの死体に気付いたときも同じような感覚を覚えた。 胸が騒ぐような、周囲を無視して叫びたくなるような、そんな思い。 ひたすら蘇生呪文を唱えてみても、まったく効果はなく。 そして、ついに心の揺れに身を委ねてしまった。 わざわざ下手人を追いかけるのは危険だと分かっていたのに、タイヤ痕を見つけた瞬間に走り出していた。 アクセルの死角に入ったころを見計らい、ワームの姿となって移動速度をあげてまで。 『仲間』を殺した者を逃がしたくなかったのだ。 魔法使いとしての装備が充実しているとはいえ、危険なことには変わりないのに。 偽物の――擬態している人間の意思ではなく、自分自身の意思でもって。 「くぅ……っ!」 真空呪文によって生まれたいくつもの大気の刃を、闇の勇者は簡単に掻い潜っていく。 ほとんどを回避し、命中しそうになったものはエクスカリバーで払う。そんな芸当を、いとも簡単にやってのけているのだ。 玲子は頬に汗を伝わせながらも、ローブのポケットに収納してあったフレアの書を取り出す。 フレアの威力は、彼女が記憶した魔法と比べてもかなりのものだ。 回数限度はあるが、出し渋っている場面ではないと判断したのである。 しかし魔法が発動する直前に、大気の刃を身に受けてまで肉薄してきた闇の勇者のタックルを受けてしまう。 宙に舞ったフレアの書はエクスカリバーの横腹で打たれ、玲子と離れた場所へと吹き飛んでいった。 その方向を見ることなく、闇の戦士は倒れこんだ玲子に対してマウントポジションを取る。 「なん、で?」 「あの本に、魔力が集束するのを感じた。 ただの剣士ならともかく、魔剣士である私ならば容易に読み取れる」 淡々とした口調で告げて、エクスカリバーを自分の下の玲子に向けようとして――――闇の戦士は跳躍した。 その理由が分からない玲子の胸元に、機械仕掛けのサソリが着地する。 玲子の顔を覗き込むようにして無事を確認してから、闇の戦士へと向き直る。 そのサソリの名を、玲子はよく知っていた。 元の世界で、自分と敵対していた男の相棒。 「サソードゼクター……?」 本来持つ八つの足は、一つが欠けてしまっている。無理矢理にねじ切ったかのように。 なぜそこまでして、敵である自分を助けたのか―― 玲子は、その理由をすぐに察した。 サソードゼクターの尾に、ルーナとともに旅をしたサトリのゴーグルが括りつけられていたのだ。 おそらくサソードゼクターはもともとサトリに支給され、仲間のことを頼まれたのだろう。 ロランとルーナのことを。本物の、仲間のことを。 ゴーグルはところどころひび割れ、血が付着していることから、サトリはもう倒れたのかもしれない。 玲子が憧れた三人は、すでに全員倒れてしまったのだ。 そのことを知らず、本来は敵である自分を守ろうとしている。 いままでなら何も思わなかったはずなのに、玲子はサソードゼクターに勘違いをさせておくのが嫌だった。 玲子は胸元のサソードゼクターを地面において、ゆっくりと立ち上がる。 「――ごめん」 勝手に口から出た言葉に、玲子は自分自身で驚く。 やはり、知識では分かっていても、理解はできなかった。 深い緑色をしたサナギ体ワームの姿へと変わり、鋭い爪を露にして闇の戦士へと飛びかかっていく。 闇の戦士はわずかに目を丸くしたが、すぐに状況を理解して腰を低く落とす。 身体能力こそワームの方が上だが、動きの質がまるで違った。 玲子の大振りな攻撃はあっさりと回避され、闇の戦士はゆっくりとエクスカリバーを構え――――またしてもバックステップで距離を取る。 「……え?」 体勢を立て直した玲子は、怪訝な声をあげた。 闇の戦士がいた場所で、サソードゼクターが背を向けていたのだ。 自分はルーナではないと分かっただろうに。 擬態したということは、擬態元を殺害している可能性が高いというのに。 ロランを含む仲間の死に怒る玲子を受け入れたかのように、サソードゼクターはサナギ体のワームの前で立っている。 「どうして……」 応えるように玲子の方を振り向くと、サソードゼクターは地面に潜り込む。 数秒の後、武骨な顎にフレアの書を咥えて、玲子の足元に飛び出してきた。 フレアの書を受け取り、玲子は再び理由を問いかける。 サソードゼクターはその言葉には応えない。 まるで、もう分かっていると言わんばかりに。 ワームが人間としての意思を持つ例を知っているかのように。 玲子の足元で、ショットガンを取り出した闇の戦士を見据えていた。 その様子に、玲子は頬を緩める。 ルーナではない自分に、ワームである自分に、付き合ってくれるつもりらしかったから。 何の考えもなく相手に突っ込んでいこうなどと言う気は、もう玲子のなかから消え失せていた。 名前を忘れた戦士と、自分自身の名前なんて存在しないワーム。 名も無き二人は、再び激突する。 【一日目 夕方(放送直前)/C-4西部 森林】 【■■■(闇の四戦士の一人)@FINAL FANTASY 3】 [状態]:大きく疲労、魔力消費(中)、クリスタルメイルを除く衣服に損傷、 [装備]:エクスカリバー@FF5、クリスタルメイル@FF5、うろこの盾@DQ3、モスバーグ M500@現実(残弾2/8・装弾数6/8) [道具]:基本支給品×3、エリクサー×2@FFT、 メガトンハンマー@DQ9、ロトの剣@DQ9、バスタードソード@DQ3 《山羊さんのデイパック:基本支給品、閃光手榴弾、サングラス、不明支給品×0~1》 [思考]:いち早く帰還 1:戦闘領域から西方面に離脱。可能であれば、一時休息する 2:サイクロン号で会場を巡り、全参加者を殺害する [参戦時期]:封印中、光の戦士を待っている頃 [備考] ※ジョブは魔剣士。名前は忘れてしまっています。 ※ミスリルナイフ@FF3は地面に突き刺さっています。 ※新サイクロン号(一号)@仮面ライダーは、森林内に転がっています。 【赤根沢玲子(ワーム)@仮面ライダーカブト】 [状態]:健康、サナギ体、ワームの姿 [装備]:白のローブ@FF3、いかづちの杖@DQ2(数回使用)、フレアの書(20/20)@魔界塔士Sa・Ga、サソードゼクター@仮面ライダーカブト [道具]:基本支給品×3、不明支給品0~2 [思考] 基本:仲間を集めてノアを打倒 1:闇の戦士と戦闘。 2:首輪解除に協力。 3:仲間に告げるべきか―――― [備考] ※ルーナ(ムーンブルクの王女)の記憶を手に入れました。 ※魔法が使えるかとかその辺は、次に任せます。 ※赤根沢玲子@真・女神転生ifとは関係がありません。多分。 ※参加者の生死確認方法について考察しました。内容は45話参照。 ◇ ◇ ◇ 「は――――んだよ、タムラ」 飛び出した玲子を追うか迷っていたアクセルは、地面に転がっている水筒大の容器を発見した。 持ち上げてみると、見た目に反してかなりの重量を誇っていることが分かる。 「これを渡さなかったってだけで、『ただで死んだ』りしてねーな。 ショットガン奪われたっつっても、これに比べりゃよっぽどマシだぜ」 一見しただけでは武器とは分からないので、デイパックから出してしまえば拾い上げようとは思うまい。 タムラはそのように考えたのだろう、とアクセルは予想する。 説明書から遠ざけてしまえば、とてもそれが『小型核爆弾』だなんて分からない。 「約束守られたってのに、俺が約束破るワケにゃいかねーよな。仲間、っつったんだ」 核爆弾をゆっくりとデイパックに収納して、タイヤ痕の先を見据える。 「放っちゃおけねえか、やっぱ」 とはいえ、いまからではなかなか追いつけないだろう。 普通なら、だが。 アクセルの手元には、タムラが残した薬があった。 身体の動きを加速させるという、タムラ愛用の飲み薬だ。 タムラ曰く、身体にかなりの負荷がかかるらしく、慣れていないと危険らしい。 しかしアクセルは躊躇せず一気に飲み干し、思い切り地面を蹴った。 【一日目 夕方(放送直前)/C-4D-4の境 山岳地】 【アクセル(メカニック)@METAL MAX RETURNS】 [状態]:焦り、動きが素早くなる薬服用 [装備]:メカニックキット@MMR、SMGグレネード@MMR [道具]:支給品一式×6、V100コング@MMR、サイバネティックアーム@女神転生2、195mmバースト@MMR、インテリめがね@DQ3 濃縮メチル@MMR、リボン@FF3、メガホン@現実、スズメバチの巣の袋(未開封)@現実、核爆弾@魔界塔士Sa・Ga 宝の地図(D-2砂場に印、裏面にZ-G-N-A-と書かれている)、やる夫の首輪、タムラの首輪、山羊さんの首輪 [思考] 基本:首輪解除。兵器の位置が確実に判明できる、か分子分解や超速度で動ける人間を探す 1:玲子と合流し、タムラやリリを殺害した相手に対処。 2:はんた、ダイナマと合流。 3:コトのついでに戦車探し ※参戦時期はED後、ノアを倒しはんたと別れた後です。 ◇ ◇ ◇ 「ってえな、クッソがァアアアアアアアアアア!!」 スピードに対応しきれず樹木に激突したアクセルの絶叫が、大気を揺らした。 063 φs――(φdelity&justiφ) 投下順に読む 065 ダブル・デート 063 φs――(φdelity&justiφ) 時系列順に読む 065 ダブル・デート 056 アダバナイッセン(上) 破壊の遁走曲 ■■■(闇の四戦士の一人) [[]] 045 Tarot No.XX(逆位置) ワーム(赤根沢玲子) [[]] アクセル [[]] ▲
https://w.atwiki.jp/garupan/pages/33.html
第1話「戦車道、初めます!」 第2話「戦車、乗ります!」 第3話「試合、やります!」 第4話「隊長、がんばります!」 第5話「強豪・シャーマン軍団です!」 第1話「戦車道、初めます!」 脚本:吉田玲子 絵コンテ:水島努 演出:水島努 作画監督:杉本功 第2話「戦車、乗ります!」 脚本:吉田玲子 絵コンテ:畑博之 演出:畑博之 作画監督:山口飛鳥 メカ作画監督:須藤晋 第3話「試合、やります!」 脚本:吉田玲子 絵コンテ:小林敦 演出:小林敦 作画監督:伊藤岳史 第4話「隊長、がんばります!」 脚本:吉田玲子 絵コンテ:水島努 演出:柴田彰久 作画監督:伊藤岳史 第5話「強豪・シャーマン軍団です!」 脚本 吉田玲子 絵コンテ 山本靖貴 演出 山本靖貴 作画監督 高橋敦子 メカ作画監督 竹上貴雄 作画監督協力 伊藤岳史 山崎輝彦 川島尚 藤岡智 大高雄太 原画 佐野隆史 藤岡智 伊藤美奈 大高雄太 須藤智 吉田亘良 平田卓也 大田りな 山根宰 河合利恵 杉本里菜 竹島照子 佐藤修 川島尚 安彦守 竹上貴雄 小島えり 第二原画 上門友喜 寿門堂 リバティ TAP 動画検査 和田賢人 寿門堂 稲尾佳奈 白崎詩織 平野昴樹 吉村恵 木村年昭 秋山浩利 動画 池牟禮明子 田杭和憲 寿門堂 MUSES 仕上げ 寿門堂 藤井瞳 信夫舞 二俣綾乃 菊永敦 長沼青 西田彩華 MUSES 色指定・検査 山崎大輔 デジタルワークス・特殊効果 古市裕一 筆文字 岩畑剛一 うえだひでひと 美術 ビック・スタジオ 背景 坂本春菜 佐藤翔太 吉田理紗子 近藤美幸 大西穣 藤井かおり 北畠太郎 李凡善 坂本竜 萩原正己 山口美恵子 2Dワークス シフト・アール 室蘭?勇輝 森谷和貴 桑原康臣 永井努 素材協力 小林源文 才谷屋龍一 野上武志 EXCEL 長谷川竹光 ファインモールド 3D撮影 グラフィニカ 3DCGアニメーター 3Dモデリング チーフモデラー 3Dマネジメントディレクター 撮影 オフライン編集 オンライン編集 録音調整 録音助手 音響制作担当 音響制作 スペシャルサンクス ぱすてるデザイン プラッツ サークルKサンクス ファインモールド ピットロード 茨城県広報広聴課 大洗町商工観光課 大洗町商工会青年部 鹿島臨海鉄道株式会社 茨城交通株式会社 株式会社IHS 大洗ホテル 大洗リゾートアウトレット 大洗磯前神社 大洗町永町商店街 大洗曲がり松商店街 Oaraiクリエイティブマネジメント 大洗まいわい市場 タヤマ石油 割烹旅館 肴屋本店 魚忠 チャンピオンRED編集部 あだちビデオ制作室 常盤良彦 二宮茂幸 糟谷富美夫 菊池雅之