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元ネタ:あの素晴しい愛をもう一度(加藤和彦と北山修) 作:ヤジオーディエンス いつの間にやら 終わった夏は 毎日猛暑で 腐っていたのに あの時 透けるブラを見て 美しいと言った男の スケベな心は今もまだ変わらない あのいやらしい服をもう少し あのいやらしい服をもう少し 汗まみれの日々に 疲れた人は ちっとも遊べていないけれど あの時 君のその胸を 揉みたいと言った男の スケベな心は今もまだ変わらない あのいやらしい服をもう少し あのいやらしい服をもう少し すっかり温度も 下がってしまって 涙が知らずに 溢れてくるのさ あの時 秋になったなら つまらないと言った男の スケベな心は何を見て奮い立つ あのいやらしい服をもう少し あのいやらしい服をもう少し 検索タグ J-POP その他ネタ アニメ フルコーラス ヤジオーディエンス メニュー 作者別リスト 元ネタ別リスト 内容別リスト フレーズ長別リスト
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《思いがけない言葉》 イベントカード 使用コスト0/発生コスト2/緑 [アプローチ/両方] 自分の「桜井 梨穂子」1枚は、ターン終了時まで+20/+20を得る。 (これからもそうだといいなぁ……。えっ!?) アマガミSS+plusで登場した緑色のイベントカード。 自分の桜井 梨穂子1枚のAP・DPを20上昇させる効果を持つ。 桜井 梨穂子専用のコンバットトリック。 ノーコストで発動でき、アプローチ・妨害の両方で使えるので非常に使いやすい。 桜井 梨穂子をメインとするデッキでは採用して損はないだろう。 《伝説級の名演説》《忘れられない思い出》《最高の夏休み》《最高のプレゼント》《オーキードーキー》とサイクルをなし、対象が異なるだけで効果は全く同じ。 カードイラストは第4話「フウリン」のワンシーン。フレーバーはその時の純一と梨穂子のセリフ。 関連項目 《伝説級の名演説》 《忘れられない思い出》 《最高の夏休み》 《最高のプレゼント》 《オーキードーキー》 収録 アマガミSS+plus 01-117 パラレル アマガミSS+plusスターターデッキ 01-117 編集
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『甘い言葉』 9KB いじめ いたづら 野良ゆ 現代 虐待人間 暇つぶしにでも、どうぞ 『甘い言葉』 ある晴れた日のこと。 一人の青年がゆっくりまりさと呼ばれる、ゆっくりを発見した。 方向的にゴミ捨て場に向かっている。 都市部に住みつくのは野良ゆっくりと呼ばれる。 その野良ゆっくりという不衛生の固まりの様な存在で動く腐った生ごみの様なモノ、それが現在の野良のゆっくりへの認識だ。 人語を解し、ほとんどの野良ゆっくりは人の神経を逆なでにする事に関して、天性のモノを持っている。 野良ゆっくりと会話して、苛立ちも起きないモノは。 聖人や、常人と盛大に違うかとか、一般人では不可能だろう。 そんな野良ゆっくりの相手をするモノは少ない。 その野良ゆっくりの相手をする数少ない人の一人が、その青年であった。 決して野良ゆっくりが可哀そうだから助けようとかそんな理由で彼は野良ゆっくりと接するわけではない。 ゆっくりが不幸に落ちるさまを見るのが大好きだけだ。 自分が世界の中心だと信じて疑わないその面を実は世界の底辺以下の存在だと知らしめて不幸になる様を見る為に。 幸せの絶頂だと思っているその状況を一変させ絶望に染まる様を見る為に。 塵芥よりもか細い存在だと自覚させる為に。 その状況を見るのも大好きだし。 その状況を作り出すのも大好きだ。 今日もその青年はゆっくりを一匹のゆっくりを不幸にすべく動き出した。 「そこのまりさ」 「ゆゆっ! にんげんさん!」 すでにゆっくりの代名詞、ゆっくりしていってね! と人間に挨拶する野良ゆっくりはほぼ皆無である。 このまりさも例外ではなかったようだ。 しかし、なんか言ってる間にさっさと逃げろと思うものだが、ゆっくりというモノは自分の思考の8割は口に出しているモノである。 おまけに名前に恥じず、行動も遅い。 「にんげんさんはゆっくりできないんだぜ! ゆっくりにげるんだぜ!」 跳ねて逃走。 野良ゆっくりにしてはよく出来た行動である。 だが、悲しいかな本ゆんにしては全速力であろう、その行動は大人の大股歩き程度の速さでしかなかった。 普通だったら、ここで無視をするか、蹴りの一つでも喰らわせていただろう。 しかし、今回の青年は少しばかり趣向を凝らしたものだった。 「まりさ、飼いゆっくりにしてやろうか」 逃げるまりさに青年は魔法の言葉をかける。 ビクリと、その言葉に反応するまりさ、しかしまだ背を向けて逃げている。 飼いゆっくり。 それは野良ゆっくりの憧れの的であり、嫉妬や羨望の的でもある。 人間と一緒にいる飼いゆっくりを見れば、どんな野良ゆっくりでさえ、現状に不満を覚えるだろう。 綺麗な体、幸せそうな顔、そして何よりもゆっくりしている。 冷たい風に晒され、一日中生き残るために動きまわり、時に動物に狙われる毎日。 飼いゆっくりになれば、住処も餌も、飼い主によっては番でさえ、用意される。 飼いゆっくりになれるかもしれない。 そんな砂糖菓子の様に甘い言葉にまりさは反応してしまった。 まだ若い個体なのだろう、自分が飼いゆっくりになれるなんて自分の餡子脳より小さい小さい希望に縋ってしまうなんて。 「綺麗にしてやるぞー」 まりさの跳ねる速度と幅が徐々に小さくなっていく。 「住む場所もやるぞー」 もう跳ねることを止め、完璧に地面を這っている状態だ、もう青年の言葉に聞き耳を立てている。 「餌もやるぞー」 ピタリと動くのを止めてしまった。 「あまあまもやるぞー」 その最後の言葉にまりさは完全に青年への警戒心を解き、振り向いた。 「にんげんさん、ゆっくりしていってね!」 ゆっくりなんてちょろいもんである。 「ああ、ゆっくりしていってくれ」 「ゆゆ~ん」 挨拶を返され、さらに青年への警戒心を緩めるまりさ。 「にんげんさん、まりさをかいゆっくりにしてくれるってほんとうなんだぜ!」 「ああ、本当さ」 「ゆわーい! まりさこれからかいゆっくりになるんだぜ! しあわせでごめんね!」 誰へ言うわけでもなく、宣言するまりさ。 こんなことを言うまりさの顔を蹴り飛ばしてやりたい衝動に駆られるが我慢。 青年は次の言葉を言う。 「だがまりさ、お前を飼えないかもしれないんだ」 まりさが固まるのも数瞬、まりさは青年を糾弾するように叫ぶ。 「どうゆうことなんだぜ! うそつきはゆっくりできないんだぜ!」 「まあ、待て、かもしれないだ、絶対じゃないぞ」 「ゆゆ? どういうことなんだぜ?」 「ああ、まりさが飼いゆっくりになるためには、まりさの帽子を置いていかないと、帽子もまりさもゆっくりした飼いゆっくりにできないんだ」 「ゆがーん!!」 家族と今生の別れする様な表情をするまりさ。 しかし、これはゆっくりにとって当たり前のことである。 ゆっくりにとって、飾り、まりさでいう、帽子はゆっくりにとってはとても大切なものなのである。 生まれた頃から一緒にある、あって当然であるゆっくりの飾りだ。 自分の半身と言っていいほどである。 そしてその存在はとても重要だ。 教育を受けていないゆっくりは飾りがなければ個別認識さえできない。 ゆっくりできないゆっくりとして、他のゆっくりから迫害さえされてしまう。 それほどまでにゆっくりにとって、飾りは重要なのだ。 それとここで別れろと青年は言う。 まりさにとって、まさにゆん生の岐路である今、半身を取るか自身の栄光の未来を取るか。 決断の時である。 「ゆ゛ーーん゛」 「俺にはあまり時間がないんだ、早く決めてほしいんだが」 「まづんだぜ! いまがんがえでるんだぜ!」 頭から湯気が出そうなほど顔を赤くして考えているまりさ。 結論を待っていたら日が暮れてしまうと思い、青年は言う。 「しょうがないな、まりさ、この手を見るんだ」 「ゆ゛?」 茹った頭のまま、まりさは青年に促されるままにその手を見た。 「手から、5…… たくさん、指が出てるだろ」 まりさは頷く。 青年がなぜ5という数字から、たくさんという言葉に変えたのか。 それは教育を受けていないゆっくりは3以上の数はたくさんと認識するからだ。 そしてその認識能力は低く、自分の子供が3匹以下になるまで数が減っていることに気付かないほどだ。 「この指が全部折れたら、俺が勝手に色々やっちゃうからな」 「ゆ゛ーー」 「ほら、指はこんなにたくさんあるんだぞ、時間はたくさんあるんじゃないか?」 「ゆ゛ーー、……そうだぜ、ゆっくりかんがえるんだぜ!」 たくさんの指が折れるまでまだ時間はたくさんある。 そう思ったのだろう、まりさは長考に入った。 「ひとーつ」 「ゆーー」 青年の親指がゆっくりと内側に曲げられる。 まりさはゆっくりと考えている。 「ふたーつ」 「ゆーーん」 人差し指が曲げられ、引っ張られるように中指と薬指が少しだけ曲がった。 まりさはゆっくりと悩んでいる。 「みーーつ」 「ゆー、ゆゆ! もうふたつしかないんだぜ! ゆ、ゆゆゆゆゆ、まつんだぜ! おにいさんまつんだぜ! ゆっくりしてね!」 中指が曲がる。 まりさは指が後二つになってしまったことに気付いた。 あんなにたくさんあったのに、まりさはそう思う。 全くまとまらない考え、迫る時間。 並行にモノを考えることが苦手なゆっくりである、考えに集中することもできず、時間にばかり気を取られる。 「よーーつ」 「まつんだぜ! いまかんがえてるんだぜ、ゆっくりかんがえてるんだぜ! なのに、なんで、ゆっくりしてないぃぃぃぃぃ!!」 薬指が曲がる。 もはや、まりさにゆっくり考える余裕なんてない。 完全に混乱している。 「いつーーつ」 「ゆ゛あ゛ー! あ゛ー! あ゛ー! あ゛ー! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!、どぼじでぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!! どぼずれ゛い゛い゛の゛ぉ゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!!」 ついに最後、子指が曲げられ、5が数えられる。 考えはまとまらず、まりさにとってはたくさんの、青年にとってはたった5本の指を折り曲げただけの時間が終わった。 「まりさー、たくさん待ったのにまだ考えがまとまらないのかー、じゃー、勝手に俺が決めちゃうよ」 このままではまりさは帽子を置き去りに飼いゆっくりにされてしまう。 あんなに憧れていた飼いゆっくりなのに、この心にぽっかりと開きそうな感覚はなんなんだろう、とまりさは思う。 まりさの帽子に手がかかる。 これでまりさは帽子を外し、青年に連れて行かれるのだろう。 しかし、しょうがないと、まりさは諦める。 ついに、まりさの頭から帽子が離れる。 今までずっと一緒だった、帽子。 生まれた時から、遊んだ時から、悲しかった時も、嬉しかった時も、辛かった時も、ゆっくりしていた時も。 ずっと、一緒だった帽子。 これからもずっと一緒にゆっくりしていくんだと思っていた。 けれどこれでお別れだ。 涙で前がぼやける。 何時も頭に乗っていた帽子が無くなった頭は。 とても寒く、ゆっくりできなかった。 けれど、けれども。 まりさは帽子に別れを言うために言葉を紡ぐ。 「まりさはこれからおぼうしさんのかわりにゆっくりしていくんだぜ、だから……おぼうしさんゆっくりしていってね!」 青年の手ある帽子に、精一杯の笑顔で言えたはずだ。 「ああ、別れはすんだか」 まりさは頷く。 「じゃあ、これからこの帽子を家を持って帰るからな」 「……どぼいうごどぉぉおぉっぉぉぉぉ!!!!!」 「え、気が変わった」 そんな事はない、最初から汚らしい野良まりさを飼う気なんて一厘ほども考えていない。 「うそつきはゆっくりできないんだぜぇぇぇぇぇっぇぇ! まりさをかいゆっくりにしてくれるんでしょぉぉぉっぉぉぉ!!!」 「だから、俺は帽子を飼ってやるって言ってるじゃないか、お前たちなんて大切な帽子が飼われるんだぞ、ゆっくりするんだぞ」 「ばりざがゆっぐりでぎないんだぜぇぇぇぇぇ!!!」 「はいはい、ゆっくりゆっくり」 帽子を飼うなんて、青年は我ながら意味がわからないことだと思う。 けど相手は、混乱しているゆっくりだ、理由なんて適当で十分。 「じゃあな! 精々ゆっくりしていくといいさ!」 そう言うと、帽子を片手に青年は駆け出す。 「ゆえええええ!! まづんだぜぇぇぇぇぇ!!! まっでぇぇぇぇぇ!!!! ばりざをがいゆっぐりにずるんだぜぇぇぇぇ!! おぼうじざぁぁぁぁぁぁん!!!!!」 青年はすぐに道路の角を曲がり、見えなくなった。 必死に追いすがるまりさ。 青年が見えなくなった曲がり角につき、その先を見るが、すでに青年の後姿すらなかった。 「ゆっぐ、ゆっぐ、ゆっぐりぃぃぃぃ! ゆっぐぢぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」 叫び声をあげて立ち尽くすまりさであった。 帽子を無くした野良ゆっくりは、よほどの運がなければ、野良ゆっくり社会に戻れないだろう。 青年はそう思うだけで、腹を抱えて大笑いしたくなる。 しかし、笑いはしない、青年は角を曲がって曲がって、また同じ道に戻ってまりさの背後から見ているからだ。 帽子を返そうなんて思わない、せいぜい綺麗にして、家に飾っておいてやろうとは思う。 帽子を無くし、たったあれだけのことで信頼した青年に裏切られて。 まりさはベソベソとその場で立ち尽くして泣いている。 そんな姿を見ただけで、青年は気分がすっとする。 だから、思うのだ。 ゆっくりの大好きな甘い言葉を使い、また虐めてやろうと。 anko1083 サンプル anko1097 暗く湿った穴の中 anko1308 すろーりぃな作戦 anko1394 投げた! anko1425 声 anko1477 さよなら生物 anko1503 山彦恋慕 anko1632 親の脛かじり anko1739 楽しい朝餉 anko1823 梅雨が来て、人が来て anko1879 飼い(仮)ゆっくり 子れいむ anko1890 一緒に遊ぼう anko2053 ゆっくり地獄鍋 anko2216 真夏のオアシス anko2291 一番ゆっくりしてるのは anko2313 エチケット糞袋 17作目です。 では、最後まで見ていただけたら幸いです。 大きく振りかぶったあき
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003 世界の合い言葉は森◆fuYuujilTw 「なんなのよ一体……、意味わかんない……」 先ほどの惨劇にも関わらず、西木野真姫は妙に落ち着いていた。 それは日常とあまりにもかけ離れていたからかもしれない。 殺し合い。冗談でもなければ、いや、冗談でも一生口にすることはないであろうその言葉が頭の中をぐるぐると駆け巡る。 あの男、広川と名乗った男は言った。 最後の1人になった者を元の世界に帰し、いかなる望みでも一つだけ叶えると。 あの男の言葉に従うことを一瞬でも頭に浮かべてしまった、つい先ほどの自分をひどく嫌悪してしまう。 私は医師を志している。人の命を奪うなどと考えてよいはずがない。 支給されたデイバックの中を確認する。 小型の機械に説明書、食料、それとお菓子にジッポライター。 どうやら外れらしい。 気を取り直し、機械の説明書を確認する。一通りの機能は備わっているようだ。 名簿を確認したところ、同じμ sのメンバーである同級生と2年生の名前が記載されている。 ひとまずは彼女たちと合流するべきであろう。 幸いなことに、3年生はこの狂った催しに参加させられてはいないようだ。 ふと暗闇に気配を感じた。 「誰だ」 背筋が凍る。気付かれた? 殺される。逃げなくては。足が動かない。 今まで心の奥で張りつめていたものがぷつんと切れる。 感じたことのない恐怖が堰を切ったように襲いかかった。その場にへたれこむ。 目をぎゅっとつぶる。足音がゆっくりと近づいて来て、止まった。 ああ、殺されるんだ。 「安心しなさい。危害を加えるつもりはない」 次の瞬間襲い来ると思った痛みがやってこないのを確かめると、恐る恐る目を開けた。 若い女性。デイパックの他には何も持っていない。 「疑っている?」 そう言って女性はデイパックを投げ捨てた。 いや、まだ何か持っているのかもしれない。 依然恐怖の混じった目で女性を見上げる。 女性はかがみ込んで、真姫と目線を同じくした。 「…………」 「一ついいことを教えてあげる。 私はあの広川剛志という男のことを知っているわ」 必死に頭を働かす。 この人が殺し合いに乗っているのであれば、こんなことを言うだろうか? いや、そもそも自分はこんなことを考えていることも出来ないはずだ。 なんとか声を絞り出す。 「わ、私は、乗ってません……」 「そうでしょうね。攻撃するのであれば、いくらでも出来たはず」 気のこもらない調子で女性は言った。 「私の名前は田村玲子」 「に、に、西木野……真姫……」 「西木野真姫さんね。よろしく」 田村玲子と名乗った女性は手を差し出した。真姫は手をじっと見つめる。 数秒ほどであったが、途方もなく長い時間のように思われた。 恐る恐る手をとり、ゆっくりと立ち上がる。 「私も安心したわ。初めて出会う人間があの男の言うことに素直な人間だったら面倒だから」 無機質な声。冷えた金属を当てられたような感覚が走る。 「……あの男のことを知っているんですか」 「ええ」 「じゃあ、なんでこんなひどいことを!」 田村玲子はゆっくりと口を開いた。 「私にも分からないわね。そもそも、広川は一都市の市長に過ぎない。こんなたいそれたことを実行に移すだけの力はないわ」 「知り合いの方とかは? もしその人が……」 「その”人”か。答えはYesでありNoね」 かすかに田村玲子が笑ったように思われた。 真姫にはよく分からなかった。 「泉新一と後藤。特に後藤は非常に危険よ」 そんな危険な人をなぜ知っているのか、と口から出かけた。 しかし、今頼れるのはこの人しかいないのも事実だった。 自分は弱い。運動も苦手だ。実際の殺し合いに巻き込まれたとしたら、真っ先に死ぬであろう。 死ぬ。日常生活では考えもしなかったその二文字が頭の中を駆ける。 一筋の涙が頬を伝った。 「…………お願い。助けて……」 「……分かった。あなたの知り合いは?」 「高坂穂野果、園田海未、南ことり、星空凛、小泉花陽。 みんな、殺し合いなんかに乗るような人じゃ……」 「覚えておくわ。会えるといいわね」 どこか冷たさも感じるその言葉が真姫を強めるのだった。 思わず田村にしがみつく。 「ごめんなさい……怖い……」 真姫をぎこちなく撫でてやる。 (やはり不思議だ……。人間にとっての我々、我々にとっての人間。 私の考えた通り、1つの家族のようなものなのだろうか) 田村には赤ん坊を銃撃から守った記憶が思い返された。 「私の支給品はこれだけど、何かあったときのためにあなたが持っておいた方がいいわ」 真姫に金属バットを渡す。 丸腰でこの人は大丈夫なのだろうかと真姫は思った。 しかし扱い慣れていないものだとはいえ、武器があるのは心強い。 ……使うことがなければ良いのだが。 「西木野さん。どんなつまらないことでもいいから、気付いたことを教えてくれるかしら」 真姫は少し考え、言葉を紡ぐ。 「えっと……広川はよく分からないことを言っていた……。超能力、魔法、スタンド、錬金術……それと……」 あの男性の首が飛ぶ瞬間のことが思い出され、思わず吐き気がこみ上げる。 「ええっと……あの死んだ男の人は、『イマジンブレイカー』と呼ばれていた……それと学園都市とか」 「私もそれらの言葉に覚えはないわ」 「まるで映画や小説みたい。ところでさっき、田村さんは広川が市長だと言いましたけど、いくら市長とはいえ警察が黙っているでしょうか?」 「警察ねぇ……」 確かに警察という組織は我々が考える以上に盤石で優秀だ。人間はパラサイトよりもずっと個々の性質が異なっているにも関わらず。 事実、あの刑事は私がパラサイトであることを見抜き、他の警察官と協力して私を射殺することに成功した。 広川。パラサイトを生物全体の害たる人間の天敵と考えた人間。 私には理解に苦しむものであるが、利害が一致したことからその考えを利用させてもらった。 仮に広川のような人間が力を持ったとしたら、この厄介な組織の手の届かない場所で「食堂」を運営するはずだ。 だが一都市の市長にすぎない広川が、警察の目をかいくぐってここまで多くの人間を集め、強制することができるとは考えにくい。 強大な権力をもった協力者がいると考えるのが自然だろう。広川は「われわれ」と言っていた。二人以上であるのは確かだ。 分からないのは、なぜ「殺し合い」なのかという点だ。私が知りうる中で、食事のためでもなく殺し合うのは確かに人間だけだ。 しかし人間とて意味もない殺し合いをするはずもない。そこには必ず何らかの目的がある。 考えられることの一つは協力者との利害の一致。さながらパラサイトと広川のように。 例えば協力者は娯楽のため。広川は人間の殲滅のため。二者の目的は異なるといえども、殺し合いならば手段を同じくできる。 他にも不可解な点はある。首輪が接触している部分の肉体を変形させることができないのだ。 また一番最初、あの部屋に連れてこられたときも、私は少しも動くことが出来なかった。 何らかの高度な技術を持っていると考えるのが妥当だろう。 それ以上に不可解なのは、確かに一度死んだはずの私がなぜこうして生きているのかということ。 まさか死者を蘇らせるなどということが出来るはずがない。 いや、広川はなんと言ったか。 最後の一名となった者は、いかなる望みでも、死んだ者を蘇らせることでも叶えると言った。 本当に広川は死者の蘇生などという、自然の条理に反したことを行えるのだろうか? それは私自身が一番よく分かっていることだ。 死んだことが夢でなければ、広川、もしくは協力者はそのようなことを行えると考えざるを得ない。 無論、彼女には自分の正体も含め、詳しく話すつもりはまだない。 「どうしたんです?考え込んで」 「いや、なんでも。しかしあの広川の態度を見ると、待っていれば警察が助けに来るとは考えにくいんじゃないかしら」 「…………」 西木野真姫もそのことは薄々と分かっていたのだろう。 「μ sは……知らないですか」 「初耳ね」 「私は東京の音ノ木坂学院に通っているんですが、学校の仲間とμ sというスクールアイドルのユニットを組んでいるんです。 私たち、全国大会の『ラブライブ!』で優勝したんですよ!」 真姫の顔が幾分かやわらいだ。都会の学校は随分と華やかなものだと田村は思った。 ”田宮良子”であったころは、学校でそのような話題を聞くことはなかった。 「ところで西木野さん。私たちはこれからどうするのがいいと思う?」 西木野真姫は少し考え、口を開いた。 「まずは殺し合いに乗っていない人を探しましょう」 「そうね……」 そうはいったものの、田村玲子には不安もあった。 人間同士で殺し合いはしなくとも、パラサイト相手になら容赦をしない人間も多いのではないか。 西木野真姫も、自分の正体を知ったらどのような反応を示すかは未知数だ。 しかし、表立って反対するわけにもいかない。彼女に怪しまれるだけだ。 首輪を外せる人間でも見つかればいいのだが、おそらく望みは薄いだろう。 (広川、お前が何を考えているのか知らないが、私とてむざむざ殺されるつもりはない) 田村の表情が変わったのが真姫には分かった。 肉食獣のような目だと思った。 なぜだか分からないが僅かな震えがこみ上げてくるのを感じた。 【G-4/(東)/1日目/深夜】 【西木野真姫@ラブライブ!】 [状態]:健康 [装備]:金属バット@とある科学の超電磁砲 [道具]:デイパック、基本支給品、マカロン@アイドルマスター シンデレラガールズ、ジッポライター@現実 [思考] 基本:誰も殺したくない。ゲームからの脱出。 1:脱出の道を探る。 2:田村玲子と協力する。 3:μ sのメンバーを探す。 4:ゲームに乗っていない人を探す。 [備考] アニメ第二期終了後から参戦。 泉新一と後藤が田村玲子の知り合いであり、後藤が危険であると認識しました。 【田村玲子@寄生獣 セイの格率】 [状態]:健康 [装備]: [道具]:デイパック、基本支給品 [思考] 基本:基本的に人は殺さない。ただし攻撃を受けたときはこの限りではない。 1:脱出の道を探る。 2:西木野真姫を観察する。 3:人間とパラサイトとの関係をより深く探る。 4:ゲームに乗っていない人間を探す。 [備考] アニメ第18話終了以降から参戦。 μ sについての知識を得ました。 首輪と接触している部分は肉体を変形させることが出来ません。 広川に協力者がいると考えています。 広川または協力者は死者を生き返らせる力を持っているのではないかと疑っています。 時系列順で読む Back 無謀な炎 Next バトロワ的ロードショー ダーティ アンジュ 投下順で読む Back 無謀な炎 Next バトロワ的ロードショー ダーティ アンジュ GAME START 西木野真姫 031 生と力と強さの証 田村玲子
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プラコロタクティクス専用イベントカード 基本効果 マタドガスのいやなガス 効果 実装枚数 次の自分の番まで、全てのプレイヤーはアイテムカードを使用できなくなります。 2枚 備考 アイテムカードを使用できなくなるめんどくさいイベントカード。 ただチビキャラコロがへるなどの大きな実害はないため、まだマシなイベントカードであるといえる。
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特別な記念日だったわけじゃない。 祭日でも、どちらかの誕生日でも、二人が初めてキスをした日でも、なんでもない。 ただの、平日。 『ごめんなさい…こっちは天気が悪くて、帰るのが遅れそうなの』 「ううん、気にしないでよ。えっと、今はロンドンだっけ?」 しばらく探偵事務所を休み、海外で暮らしていた頃の友人に会いに行く。 そう決めて、霧切さんが出かけて一週間が経過していた。 一緒に行かないか、と誘われていたけれど、僕は遠慮しておいた。 恋人という関係ではあるけれど、いつもどこでも一緒という訳にはいかない。 せっかく古い友人に会うというのに、今の彼氏が付いていってもお邪魔だろう、と。 僕なりに、気を利かせたつもりだったんだけれど。 一週間という時間は、思っていたよりも長くて。 普段隣にいる人がいない、ただそれだけで、心に穴が開いたような喪失感。 間違ってコーヒーを二人分淹れてしまったり、お風呂から上がってもお湯を捨てるのを忘れたり。 一日、また一日とカレンダーに印を付け、ようやく帰ってくると心待ちにしていた、その前日。 彼女からかかってきた電話、帰るのがもう少し遅れるという旨の内容だった。 『本当に、ごめんなさい…』 「そ、そんなに謝らないでよ。霧切さんのせいじゃないんだし」 『でも…』 「わざわざ国際電話を掛けて教えてくれただけでも嬉しいよ。久しぶりに声も聞けたし」 『バカ…。もうしばらく、事務所の仕事をお願いできるかしら』 「うん、任せて。何日くらいになるの?」 彼女の言った日取りと、カレンダーの日付を数え合わせる。 『帰るのは…そうね、三日後くらいかしら』 「あ……そっか、わかった」 『…何か、都合悪いの?』 「え? ううん、別に」 帰国は三日後、十一月の二十二日。 空港からこの事務所まで、早くても半日はかかる。 到着する頃には、日付は変わってしまっているだろう。 特別な記念日じゃない。 ちょっと期待していたのは、きっと僕だけだったから。 その日に合わせて少しだけ高いワインや、いつもよりも凝った料理を、帰国祝いと称して振舞うつもりだっただけだから。 「気をつけて、帰ってきてね」 出来るだけ、落胆が彼女に伝わらないように。 僕は、めいいっぱいに明るい声を出して、受話器を置いた。 ――――― 『気をつけて、帰ってきてね』 「……」 返事は、上手く出来なかった。 彼が落胆しているのは声で分かるけれど、その理由は推し測れない。 なんて言葉を掛けるべきか、その答えを見つける前に、通話は途切れた。 「日本のボーイフレンド、でしょ?」 「……そうよ」 ホームステイ先の友人が、通話中もずっと目を光らせていた。 日本語は分からなくても、雰囲気で伝わってしまうのだろう。 「ふーん…響子も、そういう歳になったんだねー」 「…あなたもフラフラしていないで、そろそろいい人の一人や二人、見つけなさいよ」 からかい返すと、大きなクマのぬいぐるみを投げつけられた。 本人は、割と気にしている様子だ。 少しだけ不機嫌そうに眉をひそめたが、私の恋人への興味が湧き出すのを止められないらしく、また目を光らせる。 「いつから付き合ってるの?」 「…そうね、いつからだったかしら」 「誤魔化さないでよ」 本当に、いつからだったろうか。 気づけば、いつも一緒にいた気がする。 事件を見つけては彼を振り回し、よほど私が危なっかしかったのか、彼はいつも後ろに着いてきてくれて。 好意を抱くまでには、あまり長い時間は必要無かった。 バレンタインにチョコを贈ったり、イタズラと称して頬にキスをしたり。 けれど、まさか卒業しても着いてきてくれるとは思わなくて。 冗談半分で誘った『探偵事務所の助手』という、なんとも拙い申し出を快諾してくれて。 同じ屋根の下で暮らすようになって、言葉を重ね、唇を重ね、やがて体を重ね。 何度も言葉にして、愛してると伝えあったけれど。 この関係はどこから始まったのか、考えればどんどん深みにはまってしまう。 「…響子、結構大胆」 「いや、不健全な付き合いをしているワケじゃないのよ。ちゃんとお互いの親とも顔を合わせたし」 「えーっと、なんだっけそれ…『出来ちゃった結婚』?」 「どうしてそういう不純な日本語ばかりを覚えているのかしら」 「だって、先にキスとかそういう色んなことして…それから事後承諾で付き合ってるんでしょ?」 「いや、そうじゃなくて、あの…」 どうしよう。 言葉で説明するのは難しいけれど、そうじゃないんだ。 私たちは本当に、お互いに純粋に好き合って、だから今回帰るのが延期しただけですごく寂しいし、 あ、と独りごちだ。 ――――― 十一月二十二日は、明け方から音もなく雪が降り続いていた。 事務所の机、鳴ることのない電話の前で待機しながら、二杯目のコーヒーを入れる。 やることはやってしまっていた。 床には掃除機を掛け、夕飯の支度を済ませ、過去の事件のファイリングを終えて。 さて、と暇を持て余す。 この事務所に泊まり込むことは、珍しくはなかった。 いくら探偵とはいえ、女性の独り暮らしは大変そうだし。 彼女も何かにつけて僕を泊まらせようと、お酒を飲ませたり時計の針をわざと遅らせたり。 そんな微笑ましい記憶が、とても遠い日のものに思えてきた。 話し相手にもならないけれど、無いよりはましだ、とテレビの電源を入れる。 天気予報士が言うには、雪は夜更けまで続くらしい。 彼女が帰ってくるのは、日付が明日になってから。 加えて雪も止まないのだから、帰宅は相当遅れるはずだ。 日が暮れて、部屋の中にまで寒さが染み込んでくる。 暖房を入れるついでに立ち上がり、時計を見ればもう夕飯時。 「…出来れば、一緒に今日を迎えたかったなぁ」 それは本当につまらない、日本の俗習。 この日を何と呼ぶのか、海外での暮らしが長い彼女はきっと知らない。 教えようとは思わなかった。 僕だけが知っていればいい。 教えてしまうということは、すなわち彼女を僕に縛り付けてしまうことのように思えたから。 ガスコンロに火を灯す。 腕によりを掛けて作ったのは、ただのスパゲッティ。 昼のうちにソースや副菜を作っておいたから、あとは麺を茹でるだけだ。 ミートソースを絡めるだけで、隠し味も特別なものじゃないけれど、彼女はこれを好きだと言ってくれた。 この事務所に僕が来て、初めて作った思い出の料理だったりもする。 なんでも出来るように見えて、実は自炊が苦手な彼女のために、覚えたての料理の知識で精一杯に振舞って。 今日を、思い出の日にしたかったから、作った料理だ。 コンロの熱で暖を取っていると、玄関で呼び鈴が鳴った。 以来客だろうか。電話を寄越さずに来るというのは、珍しい。 幸いパスタをお湯に入れる前だったので、コンロの火を止めて玄関に向かう。 「はい、どちらさまです、か……」 「――ただいま」 雪女のように頭から足先まで、真っ白に染まった事務所の主が立っていた。 ――――― 「え、な……」 期待通りの反応で、思わずクスリと笑いを洩らしてしまう。 マフラーで口元を隠して、努めて落ち着いた声で。 「帰ってきたわよ、苗木君。お帰り、は?」 「あ、うん…お帰り、なさい」 ああ、これだ。 戸惑いつつも、迎え入れてくれる暖かい声。 ようやく日本に帰ってきたことを実感する。 ホームステイ先に無理を言って、少し高めの便のチケットを取って時間の融通を利かせ。 昨日の深夜に日本に着いて一泊し、早朝にホテルを発ち。 電車を乗り継ぎ、バスを乗り継ぎ、そして雪に足を取られながらも凱旋。 さすがに疲れたけれど、この反応で一気に疲れなど消し飛んでしまう。 「てっきり…着くのは明日になると思ってたよ。雪、ひどかったし」 玄関先で、苗木君の手が私の体の雪を払う。 帽子の上なんかスゴイ事になっていて、まるで雪だるまだ。 「なんとかして、今日中に戻りたいと思っていたのよ」 「え? それって、」 「電話であなた、寂しくて死んじゃいそうな声をしていたから」 「う…、まあ、その…」 からかい笑いながら、コートを渡す。 あっちの友人に聞かれれば、『どの口がいうのか』と大笑いされてしまうだろうけれど。 彼の声を聞いた瞬間に、途端に懐郷病がぶり返した。 旅行はもちろん楽しかったけれど、この事務所で二人過ごしている時間を、片時も忘れたことなどなかった。 旅は家の素晴らしさを再確認するためのものだ、とはよく言ったものだ。 それでも。 苗木君の前では強がっていたい。 「…寂しかったよ」 「……え?」 「あ、その…何でもない」 「何でもない、じゃないでしょう。ちゃんと言いなさい」 冷えた手を、悪戯代わりに服の中に突っ込むと、ひぇあ、と女の子のような悲鳴を上げる。 そのまま、私は苗木君を抱き寄せた。 ――――― 「あの、霧切さん…?」 コートをしまうために背中を向けると、手袋を脱いだ彼女の両手が、僕の肌にしがみつく。 霧切さんは応えずに、まるで僕の体温を味わうかのように、ゆっくりと瞳を閉じた。 「…手、冷えてるね。寒いの苦手じゃなかったっけ」 「大の苦手よ。途中、何度も凍え死ぬかと思ったわ」 「…それでも、帰ってきてくれたんだね」 「旅行もいいけれど、やっぱり家が恋しくなるのよ」 ぐりぐり、と、背中に頭を押し付けられている。 今日は珍しく甘えたがりだ。 やっぱり、霧切さんも寂しかったんだろうか。 僕だけが彼女を思っていたわけじゃないと、そう信じたい。 「ね、苗木君…温めてほしいわ」 耳元で囁かれる、熱っぽい声。 ドクン、と素直に反応した心臓を恨めしく思いながら、服に忍び込んだ彼女の腕をはがす。 「……まずは夕飯。そしてお風呂。霧切さん、疲れてるでしょ」 「その前に、ベッドよ。苗木君…あなたは女の子に、これ以上言わせる甲斐性無しじゃないでしょう」 冬の寒さは、人肌の恋しさを思わせるらしい。 十一月二十二日。 ゴロ合わせにしては上手い日を選んだものだ。 僕は振り返って、霧切さんに向き直った。 暖かい部屋に入って、少しだけ蕩けている瞳。溶けた雪で、ほんの少し湿った髪。 冷えた体を温めるように、背中に腕を回す。 「は、あ…」 温められてほっとしたのか、ゆっくりと霧切さんが息を吐いた。 それが頬に触れて、それすら冷たかった。 そのまま愛撫しそうになる、堪え性のない指をなんとか押さえつけ、 「…はい、ここまで」 雪のように冷たくなった頬に、軽く口付をして、手を離す。 よほど期待していたのか、恨めしそうにジト目で睨まれるけれど、知らんぷり。 「……せっかく恋人が、遠路はるばる帰ってきたのに、この仕打ち?」 「だから、最高の御もてなしを用意して待っていたんじゃない。ほら、座ってて。すぐ出来るから」 拗ねながらも素直にダイニングに向かう彼女に、再び微笑ましさを覚えながら。 僕は沸かしかけのお湯を、もう一度火にかけた。
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『伝えたい言葉』 7KB 小ネタ 誤解 野良ゆ 現代 独自設定 ご好評いただいていたあの人が帰ってまいりました ※俺設定注意 ※作、長月です ※善良なゆっくりがひどい目に遭います 今まで書いた作品はこちらに http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/393.html 「・・・ありがと・・う・・おねえさん・・・ありが・・とう・・・」 とあるマンションの一室。一匹のれいむがしわがれた声で「ありがとう」とつぶやき続けていた。 「ありがとう・・・ごほごほっ・・」 それはとぎれとぎれでれいむ自身声を出すたびにつらそうに咳き込んでいる。しかし、れいむはやめようとしない。 れいむには伝えたい言葉があるのだ。 自分の命の恩人であるお姉さんへ「ありがとう」という感謝の言葉を。 伝えたい言葉 それは数日前のこと。まだれいむが野良ゆとして路地裏に住んでいた時だった。 「やべてぇええええれいむのおうちこわさないでぇええええ!!!」 路地裏のダンボールハウスでお歌を歌っていたところを悪ガキどもに襲われたのだ。 「やべてぇえええ!!!れいむのおりぼんさんかえしてぇええええ!!!」 「返すわけねーだろ、バーカ。ほーれびーりびり。」 「ゆんやぁああああああ!!!!!!」 目の前で必死で作ったおうちを壊され、命の次に大事なリボンを破られてもれいむはただ泣き叫ぶことしか出来ない。 「うるせーよこのうんうん饅頭が!!これでも喰らえ!!」 プシュゥウウウウウウ 「ゆげぇええええ!!!!!」 少年の一人がむりやりれいむの口をこじ開け、催涙スプレーを噴射した。 「ゆぐぇ!!げほっ、げほっ、げえっ!!」 唐辛子エキス入りの薬剤にのたうち回るれいむ。口内の焼けるような痛みに激しく咳き込む。 「なー、そろそろ飽きてきたんだけど俺・・」 「もう終わりににしねーか?」 「そうだな。ゲーセンでも行くか。」 少年達はまだ咳き込んでいるれいむを放置しそのまま帰っていってしまった。 彼らにとってれいむはただの暇つぶしの道具でしかない。飽きればポイ、れいむのその後なんて知ったこっちゃないのだ。 「(うう・・・どぼじで・・どぼじでこんなことに・・・)」 残されたれいむは絶望感に打ちひしがれる。 実際れいむのありさまはひどいものだった。 お飾りもなくわさわさも両方引きちぎられ体中傷だらけ。 おまけに唐辛子エキスのせいで喉が焼かれたように痛く体も痺れて全く声も出せない。 もう駄目だ。このまま自分は死ぬのだ・・・ そう覚悟した時、奇跡が起こった。 「あら・・・これって・・・」 一人の若い女性が路地裏のれいむを見つけたのだ。 「まぁ大変。怪我してるじゃない。早く手当てしないと。」 朦朧とした意識の中で、抱きかかえてくれたお姉さんをれいむは天使様に見えた。 そして今れいむは天国にいる。 何もしなくても出てくるごはんさんやあまあま。しかもそれが今までとは比べ物にならないほど美味しい。 もうゲスやれいぱー、加工所におびえる事もない。れいむは飼いゆっくりになったのだから。 少年達にやられた傷もオレンジジュースで回復し今では痕もなくなった。 お飾りがないのがゆっくりできないけど、それもいずれお姉さんが新しいのを用意してくれるだろう。 どうせ難癖つけてれいむを苛めるようなゲスゆっくりはここには入ってこれないのだ。気長に待とう。 それよりれいむには伝えたい言葉があった。 それはお姉さんに対する「ありがとう」という感謝の気持ち。 自分を助けてくれてありがとう、そしてこれからもゆっくりさせてくれてありがとうという感謝の言葉。 唐辛子の後遺症でまだ体の痺れと喉の痛みは取れないが今日になってなんとか声が出るようになってきた。 いずれ喉が治ったら得意のお歌を歌ってお姉さんをゆっくりさせたい。そうれいむは思っていた。 「ただいまー元気にしてたー?」 その時お姉さんが帰ってきた。れいむはそれをずーりずりと這いながら玄関へ出迎える。 よし昼間の練習どおり頑張ろう。れいむは腹に力をこめる。 「ありがとう・・おねえさん・・・れいむおかげで・・げんきになれたよ・・・」 やった!!声がかすれてとてもゆっくりできたものではなかったけどちゃんとお礼を言えた。 れいむはうれしかった。 恩人であるお姉さんに感謝の思いを伝えることが出来たのだから。 「・・・・え?」 お姉さんが怪訝な顔をするのを見るまでは。 「どぼじで・・・どぼじで・・・」 掠れる声でれいむは泣き続ける。 今れいむが居るのはお姉さんのマンションではない。元々れいむの住んでいたビジネス街の路地裏だ。 あの後お姉さんは急によそよそしくなり、れいむを見る目も冷たいものになった。 あげく今日の朝、「頑張って生きてね」と一言いい残して、この路地裏に放置されたのだ。 頑張って生きてね、なんて言われてもれいむにはもうどうしようもない。 お飾りのないゆっくりはゆっくりできないと迫害を受ける。もうれいむに味方をしてくるゆっくりなどいない。それどころかいつゲスゆ達にゆっくりできないと因縁をつけられ嬲り殺しにされるか。 それに唐辛子の後遺症の残る体では狩りなどできない。 仮に出来たとしてもこの数日ですっかり舌の肥えてしまったれいむには生ゴミや雑草はもう食べられないだろう。無理やり飲み込んでもそれ以上の餡子を吐き戻すのが関の山だろう。 奇跡にかけて人間に物乞いしようにも喉が痛くてろくに声が出ない。これでは気づかれもせず踏み潰されるのがオチだ。 どう考えても八方ふさがり。れいむに残された未来、それは絶望しかない。 昨日まで希望とゆっくりにあふれたいたのに・・・なぜ・・なぜこんな事に。 これならいっそあの日そのまま死なせて欲しかった。それならまだ楽に死ねたものを。 「どうじで・・・どうじで・・・」 れいむの今にも消えそうなしわがれたすすり泣きが路地裏にいつまでも響いていた。 その頃れいむを捨てた張本人はと言うと 「えー本当それー。知らなかったー。」 ソファに寝そべりながら携帯で会社の友人とだべっていた。れいむの気も知らずに呑気なものである。 『あー、そう言えばさ、こないだあんたゆっくりてるよ拾ったって言ってたじゃん。あれどうなったの?』 「それが聞いてよ。あの子てるよじゃなくてれいむだったのよー。」 不満げに口を尖らせるお姉さん。 実はこのお姉さん、リボンとわさわさのないれいむをゆっくりてるよと勘違いしていたのだ。 まぁ唐辛子のせいで喉がやられ喋ることもできず、ほとんど動くこともできないれいむはてるよに見えないこともない。 普通は希少種が路地裏にいるはずないと分かりそうなものなのだが。 『えー、じゃあまたそのれいむ捨てちゃったの?かわいそうに。ゆっくりって飾りのない奴は苛められるっていうし、そのれいむやばいんじゃないの?』 「捨てるだなんて人聞きが悪い事言わないでよ・・・ただ野良ゆっくりを手当てして元の場所に返しただけなんだから。それに大家さんに一応聞いてみたけど、豆ゆならともかく、れいむなんて飼ったら絶対追い出すって言われたし。」 なんともバツの悪そうにお姉さんは友人に弁解する。 おねえさんが住むこのマンション、基本的にペットは禁止だ。 しかし例外がないわけではない。 例えば鳥かごや水槽で飼えるインコや熱帯魚などは許され、お姉さんが以前飼っていた豆ゆなどもOKだ。 またほとんど動かず声を出すこともないゆっくりてるよなども飼っていいペットのひとつである。 逆にマンションなどの集合住宅で大家にもっとも嫌がられるゆっくりがれいむ種だ。 「おうた」と称して近所迷惑な騒音を撒き散らす上、勝手に子供を作ることも多く、その赤ゆ達もギャーギャーうるさいときているのでご近所トラブルが絶えないからである。 ゆっくりOKのマンションでも「ただしれいむ種お断り」の注意書きがされているところもあるくらいなのだ。 「まぁ元々私が助けなきゃ、あそこで死んでたのよあの子。だったら感謝されこそすれ、非難なんて筋合いなんてないでしょ?・・・それに大丈夫。あの子ならきっとお飾りなんてなくても生きていけるわ・・・多分。」 なんとも無責任な物言いである。大丈夫なんて言ってるが勿論根拠は何もない。 ただ自分の良心の呵責をごまかそうとしているだけにすぎないのだ。 『アハハ、何それひどーい。ところで今度の日曜、渋谷の1⑨(イチマルキュー)で秋物のバーゲンがあるんだけどさ・・・』 「えーっホント?いくいく。じゃあ10時に駅前のめーりん像前集合って事で・・・」 電話で話し込むお姉さん。どうやら次の休みの予定について友達と盛り上がっているらしい。 熱心にファッション雑誌をめくるその顔は、もうれいむのことなど欠けらも覚えてはいなかった。 後書き 偽善お姉さん久しぶりの登場。去年のクリスマスから全く成長しておりませんねこの人・・・ ご意見、ご感想、ご要望は感想用掲示板(長月用スレ)でおねがいします。URLは下にある通りです。 ふたば系ゆっくりSS感想用掲示板(長月用スレ) http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1274852907/ 今まで書いた作品はこちらに http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/393.html
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ttps //hbr.gamestlike.com/wp-content/uploads/2022/02/20220211_2330_317fcf4000.jpg) videoプラグインエラー 正しいURLを入力してください。
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めいでんブリーダー2 923 :名無したちの午後 :04/05/24 03 55 ID bHp0VSUL メイデン2やったけど 手3名、足2名、胸2名、脇1名 211 :名無したちの午後 :04/08/22 05 39 ID oN4f+x/R めいでんブリーダー2のミネッサの言葉責めされながらのアナル舐め手コキも捨てがたいが、あれは滅茶苦茶高スペックを要求されるからなあ。 851 :名無したちの午後:04/05/03 09 17 ID NPxTaas0 http //www.teatime.ne.jp/infor/mb2/mb2cg/12.htm セリフがヤバイ。ツボにはまった。 922 :名無したちの午後 :04/05/24 01 11 ID x4o4OQ3T めいでん☆ブリーダー2やってる最中だけど、 851のシーンは言葉責めされながらイかされます。 まだそのキャラしか攻略してないんで全体はわからんけど、そのシーンだけならこのスレ的には当たりなんじゃないかと。 あと3DのHシーンでもまんぐり返しされてアナル舐めされながら手コキと足コキされたり、口か乳首をキスしながらの手コキがあったけど 何分PCのスペックがしょぼい為、カクカクでいまいち抜けんかった。 読み込みも5分くらいかかってるし。 まあ 851のシーン目当てに買って当たりだったし、アイテム集めも意外と面白いので今のところは満足かな。 関連レス 906 :名無したちの午後 :05/02/08 00 16 45 ID UYhm8cw3 普段ガンガン攻められてるおとなしい娘が自分の手コキで相手が感じてるのを見てつい言葉攻めやら寸止めしてみたり。 行為の終わった後我に返って「ご、ごめんなさいっ!」 909 :名無したちの午後 :05/02/08 19 26 59 ID iSAlfL7g 906 おとなしくないけど、めいでんブリーダー2のミネッサがそれに近いかもしれん。 たまには攻めと受け逆になってみるかみたいな話になって突然口調が痴女っぽくなり、言葉責めされながらアナル舐め手コキ。 個人的にかなりツボだった。
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ただ、元就の考えの範疇の事のため、無視されている。 「貴様如き輩が、我と交わるとは何事か!はしたなく下の口から涎をたらし、それどころか本来人外が使うような穴まで誘いおって。恥を知れ!」 「ううっ...」 そうだ。苦しめ。ここで心を折るには苦しめさせ、自らの口で唱えさせる事が肝要だ。 「但し。」 「?」 「貴様が最も惨めたらしい言葉で懇願すれば考えてやる。」 「それは....」 「夫を捨て、考えうる限りの低俗な言葉で頼み込む事だ。」 「!」 そう言うことだ。性に愛が負けるのだ。自分の手によって。 屈辱だった。一番辛い事だった。あの笑顔、優しさ、強さ、人徳、それが。 しかし、下半身の燃えは止まらないのだ。下半身に従うのだ。 ごめんなさい。犬千代様。 もう戦えない。 「も..申し上げます」 「申せ。」 心の粉砕の瞬間だった。この数日後には、この様な言葉を簡単に言える女となる。 「私、前田まつは、もう前田の人間ではございません。このいやらしい体は日輪の、毛利様のものでございます。」 流石にツボを心得ている。それを考えれば良家の女にも思える。 まつ、調教9