約 19,247 件
https://w.atwiki.jp/battler/pages/9378.html
この話はこれの後に読むと判り易いよ! むしろ(キャラ)「幻想郷に...未知の新兵器か」 Mr・H軍と同じ頃、彼等もまた事を知っていた 幻想郷に「未知の新兵器」が設置されたのだ。 むしろ「E1、ザック、来い」 ザック「...急に何だよ、呼びつけやがって」 むしろ「実はな、幻想郷に「未知の新兵器」が設置された」 E1系「待て!アソコにはスキマ妖怪が居たはずだ!」 むしろ「イヤ、それは知っている」 E1系「じゃあ何故!?」 むしろ「アレは俺の推測では空間固定機能を搭載していると思われる、つまりアイツでも無理の筈だ」 E1系「....」 むしろ「さて、それを設置した勢力とこの兵器のデータを解析する。お前も手伝え(ザックに対して)」 ザック「何でだよ....調べなければ何か有んのか?」 むしろ「(解析コンピュータ1で解析中)」 ザック「...解析しなければいけないようだな(解析コンピュータ2で解析開始)」 暫しの沈黙.... そして解析が完了した むしろ「(解析コンピュータ1のディスプレイを見て)特定完了。相手は別の地球に有る27世紀(こちらの世界は21世紀)の「日本極東国」か」 ザック「(解析コンピュータ2のディスプレイを見て)う.....嘘だろ!?」(愕然) ザックが愕然とするのも無理は無かった。 何しろ解析コンピュータ2のディスプレイに表示されていた兵器名称は『異次元連結爆弾』 そのうえそれは世界2つを消し飛ばせる威力が有る時限爆弾である事もその解析データに乗っていたのだ ザック「....俺、まだ死にたくねえよ....どうすれば....でも時間は有る。俺等はまだやれる筈だ」 むしろ「....(俺の推測ではまだ起爆まで時間は有る。しかし相手は未知の新兵器....手荒には扱えないな)」 むしろ「...(良い事思いついた)」 むしろ軍兵舎内「リリアの部屋」にて.... リリア「.....な~んか退屈~。世界の危機とか来ないかな~、まぁ来る訳ないけど」 リリアがそう思っていた矢先、一つの放送が鳴り響いた 放送「これから44人の名前を言う。呼ばれたら直ぐに司令部に来い!」 放送「アレックス リリア The chosen one E3系こまち E2系あさま 800系つばめ E6系 雷雨 嫌な奴 TGV 台湾高速鉄道700T型電車 Opera Automan [[E233系]] ジャンヌ アリサ ユーロスター ニュークリアⅢ ラウル 225系 [[中田利昌]] 戦闘集団「大東亜」 リナックス ディナックス クレアス [[エロリア]] ディオナ He162 [[キャロル]] ブライアン 999系 313系パワード ドラゴンクロウ アージェリア(実は居たもう一人の黒騎士) [[MRJ]] Bコンコルド 低温戦士ヒク E1系WAX ボーイング787 [[怪傑ベルリン]]」 放送「以上の者は全員司令部に集合しろ!」 リリア「ゑぇっ!?」 何だかんだで全員集まった司令部にて..... アレックス「一体何が有るんだ?」 リリア「そんなの判る訳ないでしょ、急に呼ばれたんだから....(アレックスに対して)」 むしろ「....お前等に説明したい事が有る。」 むしろ「幻想郷が27世紀。但しこちらは21世紀の別の地球に有る国家「日本極東国」の軍隊に制圧され、時限爆弾が設置された。その威力は世界二つを消し飛ばせる程。1つは幻想郷....」 むしろ「もう1つはバトロイ界....てな訳だ。俺等は26世紀の日本極東国に向かわなければならない」 リリア「どーやって?」 むしろ「俺のハイパークロックアップの応用で向かう」 リリア「はーくした」 ラウル「....質問が有る、何故26世紀に向かうんだ?相手は27世紀だろ?」 むしろ「この時なら日本極東国はアレを保有していないと思われるからな。あの段階でソコを潰す」 むしろ「つまり、『タイムパラドックス』を発生させるという事だ...では、行くぞ」 (集められた兵士を超能力で全員引き寄せ、そのままハイパークロックアップで26世紀の日本極東国に向かう) そしてその頃、その地球に、一隻の宇宙船が向かっていた..... 26世紀、日本極東国にて むしろ「此処が....日本極東国か」(26世紀の日本極東国の町並みを見て) むしろ「....お前ら、此処の政府を潰すぞ」(他の戦士全員に対して) アレックス「.....チッ、めんどくせーな」 むしろ「おっと、その前に、お前等の役割を言う」 むしろ「アレックス リリア The chosen one [[E1系MAX]] E3系こまち E2系あさま 800系つばめ E6系 雷雨 嫌な奴 TGV」は政府を叩け。俺も手伝うぞ むしろ「台湾高速鉄道700T型電車 Opera Automan E233系 ジャンヌ アリサ ユーロスター ニュークリアⅢ ラウル 225系 中田利昌」はこちらの世界の日本の関西地方のよーなトコを叩き、地方自治を破壊しろ むしろ「戦闘集団「大東亜」 リナックス ディナックス クレアス エロリア ディオナ He162 キャロル」はこちらの世界の日本の東北地方のよーなトコを叩き、地方自治を破壊しろ むしろ「ブライアン 999系 313系パワード ドラゴンクロウ アージェリア(実は居たもう一人の黒騎士) MRJ Bコンコルド 低温戦士ヒク E1系WAX ボーイング787 怪傑ベルリン」はこちらの世界の日本の九州地方のよーなトコを叩き、地方自治を破壊しろ リリア「了解!」 そして全員がそれぞれの任務を始めるのであった..... ザック「所で、俺何すりゃいい?」 >Mr・H氏>>あ、銀髪猫74さん?直ちにバトロイ大長編を執筆してくださいね。 そー言う催促するような言い方はしない方が良いぞ -
https://w.atwiki.jp/syavengers/pages/192.html
動画 概要 12月18日に公開された『ワンダーウーマン1984』のネタバレ感想回!! 今作は今までのヒーロー映画を覆す程の作品!? 興奮しすぎて本作に負けないくらいの大長編感想回に!! 皆さまも映画の感想をコメント欄に書いて下さい!! 気に入って頂けたら高評価、チャンネル登録お願いします! コメントもお待ちしております! リクエスト、質問などにもお答えしますのでどうぞ! <出演> 柳生 玄十郎 ( https //twitter.com/genjyuro ) ジャガモンド斉藤(https //twitter.com/MondMasa) <特別出演(画像)> 柳生 玄十郎 ( https //twitter.com/genjyuro ) 花澤 歩 ( https //twitter.com/ayuuu_0921 ) 新美 真志( https //twitter.com/doraive_niimi93 ) 斉藤 正伸(ジャガモンド)( https //twitter.com/MondMasa ) 制作:S.H.A.R.L.D. 編集:nobu( https //twitter.com/nobu0305jb ) ▶ チャプターリスト(目次) 00 00 OP挨拶 大まかな感想 04 43 新美真志の感想 12 40 花澤歩の感想 15 57 ジャガモンド斉藤の感想 30 30 柳生玄十郎の感想 しゃべんじゃーず公式Twitter( https //twitter.com/syavengers_s3 ) #DC #ワンダーウーマン #ネタバレ 投稿日時 2020/12/18 08 00 10
https://w.atwiki.jp/oyatu1/pages/936.html
こなかがスレSS保管庫・あらすじ一覧(シリーズもの、大長編) 5話以上のシリーズもの及び大長編SSのあらすじ一覧です。 掲載順は、シリーズ最初のSSが投稿されたスレの早い順です。 シリーズもので(完結)表示がなくても、完結話があるとは限りません(1話完結もので書き続けられているシリーズがあるため)。 訂正、追加、意見などがありましたら、報告もしくは編集作業をお願いします。 あらすじという名目上、極力控えめにしてはいますが、ネタバレになる事はあります。 ———————————————————————————————————————— 作者名 話数 初投稿時のスレ 続編、派生作品タイトル一覧 シリーズのあらすじ、内容 ———————————————————————————————————————— 1-166氏 全7話 2スレ目 お見舞い(2009年版) 続・お見舞い(2009年版) 秋の夜の出来事 ミッドナイト 記憶のカケラ 夢の果てに得たものは(前) 夢の果てに得たものは(後) 大学時代のこなたとかがみが、お互いに看病しあい、想いを寄せ合う話。二人きりの部屋の光景が多い。 ———————————————————————————————————————— 4-234氏 全4話+後日談 5スレ目 そして、采は投げられた 例えばドミノが倒れるように 追われて、追って チェックメイト 局地的真夏地帯(後日談) 誤解によってこなたとの関係に歪みが生じてしまったかがみ。こなたとみゆきは、それぞれの想いのためにクリスマスの日にある計画を実行する。つかみゆ要素もあり。 ———————————————————————————————————————— 6-600氏 全6話 6スレ目 前編「ファースト・ブライダル」 中編「いつか見た夢」 後編「幸せはいつも傍に」 模擬挙式編「彼方への誓い」 お泊り編「彼方より見守って」 二人の夢編「彼方からの贈り物」 ネトゲ内で結婚式を挙げたことをきっかけに、こなたとかがみの心の中に変化が起こる。その後、二人は模擬挙式を行うことになった。 ———————————————————————————————————————— 7-438氏 「パーフェクトスター プロローグ」から15話(未完結) 7スレ目 パーフェクトスター プロローグ パーフェクトスター 序章Aパート パーフェクトスター 序章Bパート パーフェクトスター 第2章Aパート パーフェクトスター 第2章Bパート パーフェクトスター 第3章Aパート パーフェクトスター 第3章Bパート パーフェクトスター 第3章Cパート パーフェクトスター 第4章Aパート パーフェクトスター 第4章Bパート パーフェクトスター 第4章Bパート2 パーフェクトスター 第4章Cパート パーフェクトスター 第4章Cパート2 パーフェクトスター 番外編 Interlude:始まり-変化-分岐 パーフェクトスター 番外編 Interlude:優しさ-起点 途中からシリアス、パラレル設定。大学生のこなたが、記憶喪失の少女・かがみとひょんなことから出会い、同居を始める話。 ———————————————————————————————————————— 6-774氏 1月シリーズ。全11話+外伝 8スレ目 無題8-709 1月5日・朝 1月5日 1月7日 1月10日 1月11日 1月12日・前半 1月12日・中編 1月12日・中編その2 1月12日・後編 1月12日・最終章〜そして詰め将棋へ〜 2月14日(1月シリーズの外伝) コメディ話。こなたは自覚はないのだが、かがみに恋していた。そして、かがみはそんな彼女の様子を心配する。二人にそれぞれ相談されたみゆきは、二人をくっつけるために、勉強合宿をしようと提案する。 この続編にプロジェクト・こなかがシリーズがある。 ———————————————————————————————————————— 8-664氏 全5話 8スレ目 God knows...(前編) God knows...(中編) God knows...(中編)こなたパート God knows...(中編)かがみパートおまけ God knows...(後編)こなたパート 学園祭の日が迫るというのに、こなたはなかなかチアダンスの練習に来ないのでかがみは不安だった。一方、こなたはかがみのためにある練習をしていた。ある日、かがみが不良に絡まれている所を目撃したこなたは… ———————————————————————————————————————— 9-310氏 「聖夜は素直に(前編)」から続編含めて9話(未完結?) 9スレ目 聖夜は素直に(前編) 聖夜は素直に(後編) かがみまもり 『かがみ開きすぎっ!』 メルトダウン ダッシュで奪取?! 差し出された手、変われた私 こなかがライフ and many more 〜それとたくさんの幸せを〜 クリスマスが日々近づいていく中、かがみは想いを寄せるこなたに、プレゼントを用意する。恋人同士になった後は、皆で初日の出を見に行ったり、鏡開き、バレンタイン、部活対抗リレー出場、卒業日の打ち上げ会、引越、こなたの誕生日など様々なイベントを共に過ごしていく。 ———————————————————————————————————————— 10-45氏 全6話+後日談 10スレ目 うつるもの うつるもの2 うつるもの3 うつるもの4 うつるもの5 うつるもの6 うつるもの-Oath of Eleven-(後日談) シリアス話。かがみはこなたのことが好きだったが、女同士という事実が、彼女を友情と恋の間で悩ませる。そのうち、こなたとの距離がどんどん離れていってしまいさらに悩むかがみだが、友人たちの後押しを受けてこなたに会いに行く決意をする。 ———————————————————————————————————————— 10-79氏 全7話+後日談、リンク話 10スレ目 哀雨 哀詞 想愛 想貴 想互 謳温 謳愛 雨の後の夜空は(後日談) 夢の後に(リンクあり) シリアス話。陵桜学園を卒業した日、かがみはこなたに愛の告白をされるが、かがみはそれを受け入れられなかった。その後、すれ違う気持ちと悲しみに悩みながらも、自分にできることは何かを探す。そして、かがみはこなたに会いに行くため、遠くの地へと向かった… ———————————————————————————————————————— 1-166氏 全10話+補足的短編 12スレ目 彼方へと続く未来 プロローグ 彼方へと続く未来 第一章 (前編) 彼方へと続く未来 第一章 (後編) 彼方へと続く未来 第二章 (前編) 彼方へと続く未来 第二章 (中編) 彼方へと続く未来 第二章 (後編) 彼方へと続く未来 第三章 (前編) 彼方へと続く未来 第三章 (後編) 彼方へと続く未来 最終章 (前編) 彼方へと続く未来 最終章 (後編) 38万4400km分の想い(補足的短編) シリアス話。高校生活の終盤に、突然こなたは遠地の大学に行くことを知らされたかがみは憤り、こなたとの仲に大きな溝を作ってしまう。こなたとの別れの時が迫る中、二人は自分自身の想いと向き合う。 ———————————————————————————————————————— 10-79氏 「1話 同居人の作り方」から11話(未完結) 12スレ目 1話 同居人の作り方 2話 トモダチの作り方 3話 目の合わせ方 4話 友達の作り方 5話 甘過ぎココアの作り方 6話 絆の作り方 7話 third stage 8話 with you 9話 stand by 10話 for me 11話 Correct answer 陵桜学園へ通学することになったかがみは、住居先のアパートの行き違いで知らない女の子と同じ部屋になってしまった。こなたとかがみが同居して、陵桜学園に通いながら共に季節を過ごしていくちょっとパラレル話。 ———————————————————————————————————————— 13-351氏 全5話 13スレ目 二人の時間 1話 二人の時間 2話 二人の時間 3話 二人の時間 4話 二人の時間 5話 大学生になった後の話。こなたは、久しぶりにかがみに会いに行くと、彼女はとても魅力的な女性になっていた。車で出かけて一緒に遊ぶ中で、二人は互いを想い合う。 ———————————————————————————————————————— 10-45氏 全7話 13スレ目 コトバノチカラ トリケセナイジカン バラッドノヨウナオモイデ ノゾムハダレガタメ マッスグナキモチヲ ホントウノオモイヲ ウチナルカンジョウノニナイテ 恋人になれたのに、軽い気持ちで言った言葉が原因でかがみとケンカしてしまったこなた。二人は、恋人になった事が良かったのか、自分は相手に何をしてあげられるのかを悩み、すれ違う度に寂しさを募らせていく。 ———————————————————————————————————————— 8-616氏 「運命を駆ける猫【第一章】」から7話あり(未完結) 14スレ目 運命を駆ける猫【第一章】 運命を駆ける猫【第二章】 運命を駆ける猫【第三章】 運命を駆ける猫【第四章】 運命を駆ける猫【第五章】 運命を駆ける猫【第六章】 運命を駆ける猫【第七章】 クールな性格のこなたが転校生として陵桜学園に来る、ちょっとパラレルSS。こなたは、人に心を開いてくれない。しかしかがみは、なぜか彼女に惹かれるものがあり、こなたに近づこうとするが… ———————————————————————————————————————— 6-774氏 プロジェクト・こなかがシリーズ。全6話+外伝 14スレ目 プロジェクト・こなかが プロジェクト・こなかがX 挑戦者達 プロジェクト・こなかがDX プロジェクト・こなかが ゼロ プロジェクト・こなかが そして時は動き出す プロジェクト・こなかが 〜プロジェクトは永遠に〜 プロジェクト・こなかが 外伝〜3年B組朝の……〜(外伝) 1月シリーズの続編。互いを想い合うこなたとかがみを、なんとか告白までこぎつけさせようと、みゆきを中心に周りの人々が奮闘する、まったりコメディ話。 プロジェクト・こなかが 外伝『子狐こなたんの物語』 プロジェクト・こなかが 外伝『子狐こなたんの物語』(続き) プロジェクト・こなかが 外伝『子狐こなたんの物語』(完結) パラレル昔話。人になった狐のこなたとかがみの話。狐のこなたは、神社に住むかがみによく甘える。 ———————————————————————————————————————— 17-337氏 「KEEP YOURSELF ALIVE2」から5話(未完結) 17スレ目 KEEP YOURSELF ALIVE2 KEEP YOURSELF ALIVE2 第二話 KEEP YOURSELF ALIVE2 第三話 KEEP YOURSELF ALIVE2 第四話 KEEP YOURSELF ALIVE2 第五話 こなたの家に遊びに来たかがみ。ゲーム等をして楽しむ二人だが、突然大きな地震が起きる。外に出ると、町の被害は予想を越えるものだった。人気のない町を進む二人は… ———————————————————————————————————————— 18-236氏 全5話 18スレ目 小さな足跡 小さな足跡(2) 小さな足跡(3) 小さな足跡(4) 小さな足跡(5) 真冬の大学受験の季節。気持ちのすれ違いで会うことのできないこなたとかがみは、お互いに寂しさを募らせていた。雪のつもる町を歩いていくこなたと、みきに悩みを相談するかがみは互いを想う。 ———————————————————————————————————————— 18-817氏 「小さな恋の話」シリーズ。「小さな恋の話」から10話(未完結) 18スレ目 小さな恋の話 レイニー・レイニー 子供の時間 アンダー・ユア・スキン 境界線 輝く欠片 ナチュラル 優しさの温度 センシティヴィティ レミニセンス こなたはかがみに恋していることを自覚する。そして日常の様々な場面の中で少しずつ、少しずつ大きくなっていく気持ちを深い感情描写で語られる、二人の恋の話。 ———————————————————————————————————————— 20-760氏 全3話+延長作品 20スレ目 「守る」という事・前編 「守る」という事・後編 「守る」という事・後編(完結) この甘さに思いを込めて この甘さに思いを込めて(2) この甘さに思いを込めて(完結) 「守る」という事シリーズと、その延長作品。それぞれ3話で一つの話。 恋人のこなたのことで悩むかがみを、周りの人々が支える話。その後、大学生のかがみがこなたのために料理を教わろうと、実家に帰郷し、ある人から料理を教わる話。 ———————————————————————————————————————— H1-52氏 「無題H1-87」から8話(未完結) BBS1スレ目 星に願う者—遠すぎた想い 『雪の日の約束』 夢と幻を越えて 氷のように… 記憶の欠片−1年生、春 無題(H1-87) 無題(H1-98) 無題(H1-273) 上の並びは時系列順。無題のものも含めて繋がっている話。今後、手直しの可能性あり。 ちょっとパラレル話。幼い頃、こなたはある少女と出会ってから、その女の子との再会をずっと夢見ていた。そして、陵桜学園でついにその彼女と再会することになる。 ———————————————————————————————————————— カローラ ◆cKDLcxC5HE氏 「6月の結婚前戯」から10話(未完結) BBS1スレ目 6月の結婚前戯 7月の花嫁 スウィート・ホームにようこそ! 夏の一日 泉こなたの計略 アルバイト始めました 二度あることは… 暖かい夜 みなみちゃんが遊びにやってきた 新婚ふーふの年末年始 同性婚を認めるという改正法案が国会で可決され、施行された。こなたとかがみは高校生のまま、結婚することになり、二人の新婚生活が始まる。 ———————————————————————————————————————— H2-769氏 全5話 BBS2スレ目 初めてのデート【前夜】 初めてのデート【午前】 初めてのデート【午後Ⅰ】 初めてのデート【午後Ⅱ】 初めてのデート【エピローグ】 恋人同士になったこなたとかがみが、初めてのデートに出かける話。恥ずかしさで緊張しながらも、二人の初々しいデートが始まった。 ———————————————————————————————————————— SSスレ582氏 こなたが難病にかかる話シリーズ。全20話 BBS2スレ目 第1話:二つのほくろ 第2話:普通すぎる風景 第3話:コミケの隣 第4話:青いモンスター 第5話:もっと素直に 第6話:閉じていく世界 第7話:キスしようか 第8話:歯車の夜 第9話:新しい治療法 第10話:余命○ヶ月の花嫁 第11話:扉 第12話:空気だけ抱きしめて 第13話:移植 第14話:壊れた人形 第15話:別れ 第16話:再会 第17話:フラグ 第18話:イケメンの恋人 第19話:コミケへ行こう 第20話:最後のプレゼント(完結) 激鬱シーン(精神・肉体的両方)あり・悲恋展開・一部微エロ・独自設定あり。注意書き参照。 ある日、コミケに向かう最中、こなたが体に異常をきたして倒れてしまい、病院に運ばれる。こなたは重病にかかり、残りわずかの命となってしまう。長期入院で闘病生活の中、こなたに様々な病状が訪れる。 ———————————————————————————————————————— Juno氏(作者別保管庫(こなかがBBS3スレ目)) 全6話で一つの話。 BBS3スレ目 Wonderwall(1) Wonderwall(2) Wonderwall(3) Wonderwall(4) Wonderwall(5) Wonderwall(完結) ネガティブ要素など有り。スレ投下時、約60レスあった大長編。作者の注書き参照。 大学入学後。つかさとケンカして、家を飛び出し公園まで逃げ出してきたかがみ。その場所で、変わり果てた姿のこなたと出会う。二人は社会、仕事、学業、文化、主義、過去、現代、哲学、論理など様々な事柄について、討論を交わす。 ———————————————————————————————————————— H3-81氏 全8話 BBS3スレ目 黒ぬことパン 黒猫とクッキー 黒ぬこと雨 黒猫と晴天 黒ぬこと縄張り 黒猫と包帯 黒ぬこと雨雲 黒猫と黒ぬこ 野良猫視点から、こなたとかがみの心情を描く珍しい作風のシリーズ。ある黒猫が二人それぞれに出会う。ケンカをしてしまった二人は、お互いを想っているのに素直になれないことを、猫に話す。 ———————————————————————————————————————— H3-525氏 らき☆すた OVA こなかがEditionシリーズ 全6話 BBS3スレ目 らき☆すた OVA こなかがEdition 〜それぞれの感情〜 らき☆すた OVA こなかがEdition 〜そのソロ狩りの裏側で〜 らき☆すた OVA こなかがEdition 〜夢の続き〜 らき☆すた OVA こなかがEdition 〜スポ根の舞台裏〜 らき☆すた OVA こなかがEdition 〜星に願いを〜 らき☆すた OVA こなかがEdition 〜寄り道の夜〜 らき☆すたOVAのそれぞれの話にこなかが解釈を加えた、恋人同士のこなたとかがみの短編オムニバスストーリー。 ———————————————————————————————————————— H4-53氏 全6話 BBS4スレ目 繰返す私達の恋愛感情 (前編) 繰返す私達の恋愛感情 (後編) 戻れない私達の恋愛関係 (前編) 戻れない私達の恋愛関係 (後編) 後日談的な何か (前編) 後日談的な何か (後編) 作風は違うが話の繋がっている長編の三部作。こなたの身に起こったループ事件から、タイムトラベルについて教室で語り合うコメディちっくな話。明日のない逃避行と、二人の試練を描いたシリアスな話。泉家に住み始めたかがみの話。 ———————————————————————————————————————— 向坂氏 「何気ないこと(1)」から18話(未完結) BBS4スレ目 何気ないこと(1) 何気ないこと(2) 何気ないこと(3) 何気ないこと(4) 何気ないこと(5) 何気ない日々:紫陽花色と青空色を繋ぐあの日の温もり 何気ない日々:お見舞いには花束を用意して 何気ない日々:温かい手 何気ない日々:膝を抱え込むように悩む二人 何気ない日々:膝を抱え込むように悩むよりも相談する決意を(かがみ編) 何気ない日々:膝を抱え込むように悩むよりも相談する決意を(こなた編) 何気ない日々:梅雨の空と四人の気持ち 何気ない日々:梅雨晴れ “イメージと現実” 何気ない日々:梅雨晴れのち夕立“二人の気持ち” 何気ない日々:想い流るる前日“互いに違う答え” 何気ない日々:想い流るる日“固い決意、揺らぐ決意” 何気ない日々:想い流るる日“ウサギはキツネに キツネはウサギに 恋をする”- 何気ない日々:想い通う時“親と子” シリアス話。こなたにいつものようにからかわれた事をきっかけに、かがみは友人達と距離を置き、一人悩む。一方、こなたはかがみを傷つけてしまったのかと心配する。 ———————————————————————————————————————— yo-ko氏 全12話 BBS4スレ目 いふ☆すた EpisodeⅠ‐A 〜刈り取る想い〜 いふ☆すた EpisodeⅠ‐B 〜実らない果実〜 いふ☆すた Episode 1.5 - A 〜収穫期〜 いふ☆すた Episode 1.5 - B 〜空色模様〜 いふ☆すた EpisodeⅡ〜静かにツルの切れる音〜 いふ☆すた EpisodeⅢ~堕ちる果実~ いふ☆すた EpisodeⅣ〜大地はやさしく受けとめる〜 前半 いふ☆すた EpisodeⅣ〜大地はやさしく受けとめる〜 中盤 いふ☆すた EpisodeⅣ〜大地はやさしく受けとめる〜 後半 いふ☆すた EpisodeⅤ〜ココロに降る雨がその大地を潤す〜 いふ☆すた Episode LAST 〜やがてその実は大樹となる〜 いふ☆すた エピローグ 〜今はまだ、小さな芽生え〜 高校2年の夏。こなたとかがみは互いに想いを寄せていた。でもこの想いを告げることに不安を抱えていて、言えなかった。学校生活の中で恋に悩むかがみ、こなたの乙女心。二人の視点が切り変わりながら語られる物語。 ———————————————————————————————————————— H4-419氏 「コーヒーブレイク/モカ」から6話(未完結) BBS4スレ目 コーヒーブレイク/モカ コーヒーブレイク/ブレンド コーヒーブレイク/エスプレッソ コーヒーブレイク/ケニアアラビカ コーヒーブレイク/カネフォーラ コーヒーブレイク/キャラメル・ラテ こなたに勧められて、コーヒーに興味を持ったかがみ。こなたに淡い想いを寄せる彼女は、とある喫茶店でいろんな人々とコーヒーや小説に関する様々な知識に満ちた話を交わす。 ———————————————————————————————————————— カローラ ◆cKDLcxC5HE氏 ふとしたことでシリーズ 全14話 BBS4スレ目 私の望む幸福 その日、歯車は回り始めた 実った想い、叶わぬ気持ち 崩れ始めたもの 最も甘美な過ち 告白 喪失したもの かがみのいない日常 こなたのいない日常 救済 0の関係、1の感情 聖なる夜に 静かな夜に ふとしたことで シリアス、オリキャラ有り。七月の花嫁シリーズとリンクする。 かがみは、幼馴染みの友人と恋人になった。こなたは、それが嫌で起こした行動によってかがみから絶交を言い渡されてしまう。恋と友情の狭間で擦れ違い続ける二人は… ———————————————————————————————————————— H4-863氏 「私の日常」から5話(未完結) BBS4スレ目 私の日常 小さな勇気 レイニー・デイ・ブルー 悠久の時を願うように 届けられない言葉 こなたに言われた「私の嫁」という言葉を意識してしまうかがみ。穏やかな日常の中、こなたへの恋心を秘めたかがみは次第に彼女への想いが膨らんで、悩んでしまう。 ———————————————————————————————————————— 最終更新時。2009年6月28日
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/1288.html
「大変……でゲソ! 狼娘が溺れてしまった……でゲソ!」 イカ娘の声が河原に響いた。 「た、大変だ!」 「くっ、悟郎呼んでくる」 悟郎を探してその場を離れようとした栄子の目に、必死で水を掻き分けるイカ娘の姿が映った。 「ああ、もう」 このときの栄子の判断は―― 「なんでお前がッ」 正しかったとはいえない。 「溺れてるんだよ!」 結果論で語れば、完全に間違っていたと言える。 栄子は知らないことだが(とはいえ、予想はできたはずだが)、 磯崎はこのとき、悟郎と一緒にいた。 だから助ける対象が『二人』であっても、 ライフセーバーの二人は、的確に対処できたはずである。 そうでなくても、助けるべきものが増えたにも関わらず 自分で助けに向かった栄子は間違っている。 とはいえ、目の前で苦しんでいるイカ娘の姿は、栄子の判断を曇らせた。 「ほれ、触手使え、触手!」 栄子も泳ぎは達者だ。イカ娘が小柄なのも手伝って、 意外とあっさり、深みから体をひっぱりあげることができた。 「ほ、本当だワン、触手を使えば、泳げるだワン」 『イカ娘』が言った。 「……だワン?」 短い沈黙があって、『イカ娘』が口を開いた。 「そうだワン、わたしは狼娘だワン。 お前たちの敵、樹海からの侵略者だワン」 イカ娘=狼娘は、栄子の瞳を見据えて笑った。 「だからこんな裏切りも、たいしたことじゃあないのだワン」 ひゅっという音がして、栄子の意識が暗くなった。 「姉貴……!」 「とはいえ、利用させてもらった礼だワン。 お前たちの命は助けてやるだワン」 相沢千鶴=狼娘が、低い声で言った。 「冗談じゃない。こんなところにいられるか!」 大きな声がテント内に響いて、イカ娘は目を覚ました。 「あの千鶴さんが操られちまったんだぞ! 千鶴さんだぞ! 化け物的な逸話の数々、五本の指じゃ足りねえぞ!」 「千鶴さんを化け物とか言うな」 悟郎が言った。 「いやいや、現実見ようぜ」 「現実……そうだな、千鶴さんの力は人間離れしたものがある。 だがだからなんだ? 放っておいて帰るのが現実なのか? 俺たちは人を助けるのが仕事じゃないのか」 「しょい込みすぎなんだよ、お前は!」 「お前が軽すぎだ」 「じゃあいいぜ、お前は帰らないってんだな。 俺は帰る、怖いからな。 一緒に来るやつはいるか?」 沈黙。 「じゃあいい、一人で行く!」 「あーあ、護送車は使えそうだったのに」 シンディがぽつりと言った。 「さっきから何の話でゲソ?」 「千鶴さんが狼さんに操られてしまったんです」 鮎美が説明した。 「話をまとめると、イカさんを操ってみんなの気を引いて、 助けに来た千鶴さんの隙をついたということのようです。 イカさんが(触手なしで)泳げないということを狼さんが知らなかったので、 状況がますます混乱して……」 鮎美は人外相手だとよくしゃべる。 「っていうか、『ゲソ』って語尾だからイカちゃんはイカちゃんね! よかった~」 「わたしも操られたのでゲソか……」 「わたしたちは見逃されたんだ。イカ娘」 栄子が言った。 「頼みがある」 つづく
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/1285.html
「狼娘よ」 イカ娘が聞いた。 「もが? もぐもぐ、もが」 「飲み込んでからでいいでゲソが……。 お主は何を目的に、わたしたちに近づいたのでゲソ? まさかそうやって肉を食べるためだけじゃなイカとは思うでゲソが……」 「もがー」 狼娘が口の中の肉類を一気に飲み込んだ。 「もちろん侵略だワン」 (やっぱりか……) 何人かが心の中でつぶやいた。 が、イカ娘と狼娘は大真面目に、 「実はわたしもそうなのでゲソ」 「そうだったワンか!」 「人間どもはやりすぎたでゲソ」 イカ娘が考え深げな表情になった。 「ポイ捨て、化学薬品の垂れ流し、地球温暖化……。 どれもこれも、人間が自分の廃棄物の処理に考えが至らないところからきているでゲソ。 その辺の猫でさえ、自分のフンに砂をかける知恵はあるでゲソ。 これでは猫以下じゃなイカ!」 「わたしもまったく同じ感想だワン」 狼娘が言った。 「人間は身勝手だワン。 あの道路というやつでどれだけの動物が苦労しているか分かっていないのだワン。 里山と称して自然に手を加え(これにはメリットもあるワンが)、 働き手がいなくなったら放置する。この無計画さにはあきれるワン」 「そこでわたしは深海から侵略に来たのでゲソ」 「わたしも樹海から侵略に来たのだワン」 がしっと音をたて、イカ娘と狼娘の腕が組み合わされた。 「いいやつじゃなイカ!」 「同胞だワン!」 「同胞もできたところで侵略の訓練をするでゲソ」 「まずは水泳だワン」 イカ娘と狼娘が、それぞれワンピースとジャケットを脱ぎすて、 川へと走っていった。 イカ娘は白のワンピース水着、狼娘は黒のビキニ姿である。 (川遊びにしか見えんが……) 栄子が心の中で呟いた。 イカ娘と狼娘は、水を掛け合ったり、泳ぎの競争をしたり、まるで双子の姉妹のように見える。 (まあ、いいか) 「いいだワンか、イカ娘」 ひとしきり泳いだあと、川の真ん中で、狼娘がイカ娘に言った。 「あの看板を見るだワン」 狼娘が指さした、川のほとりの看板を見て、イカ娘の顔色が変わった。 「ゴルフ場、建設予定地……?」 「市は、人を呼び込むために、ゴルフ場をこのキャンプ場に併置する予定なのだワン。 ゴルフ場ができてしまったら、森の生態系は大ダメージだワン。 わたしはなんとしても、少なくとも倉鎌市を、侵略しなければならないのだワン」 「わたしも手伝……」 「だからイカ娘」 狼娘は敏捷に水を掻くと、イカ娘の体に自分の体を重ねあわせた。 そして。 柔らかな首筋に、冷たく鋭い牙を突き立てた。 「さよならだワン」
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/1281.html
「おお~」 イカ娘が護送車から飛び降りた。 「なかなかいい場所ではなイカ! マリワナを思い出すでゲソ」 「マリワナ海溝に何があったんだ? でも確かにいいところだな。小学校のとき林間学校で来たっけ」 栄子が腕をのばして、大きく息を吸い込んだ。 どこまで手を伸ばしてもかまわないぐらいに、空は遠く、草原は広い。 「そう、かわいかったなあ。あのときランタンに飛んできたガのみんな……」 早苗がそのときを思い出すように身をよじった。 「そういやお前、ゲテモノ好きだったな。 イモムシ、ジグモ、イカ娘」 「一緒にするめイカ!」 「そういや、悟郎とシンディーの姿が見えないな」 「話を聞かなイカ」 「もうマキを取りに行ってくれたわよ。 わたしたちも準備をしなきゃね。 イカ娘ちゃんお待ちかねの……、 バーベキューよ! るんるん」 (千鶴がるんるん言ってるでゲソ……) 「よっ……。 すまん、これ、受け取ってくれ」 「はい」 悟郎が茂みからよこしてきた枝を、シンディーが受け取った。 「ついでに手を貸すわよ」 「すまん」 シンディーが悟郎の手を取って、ぐっと力を込めて引っ張った。 茂みに埋まるようになっていた悟郎の体が自由になる。 「けっこう力あるんだな。鍛えてありそうだ」 「まあね。歩くのは好きだし、調査担当として世界の奥地を這いまわったりしているのよ」 「見た目は細いのにな」 「そ、そうかしら……」 シンディーに降りた意味ありげな沈黙に、悟郎は気づいていなかった。 「ねえ」 やがてシンディーが口を開いた。 「悟郎は宇宙人が怖いの?」 「怖いな。顔も見たくない」 「でもイカ星人は平気じゃない」 「イカは……あいつも本来なら苦手なんだろうがな。 だがあいつの海を愛する気持ちは本物だから。 俺も海が好きだ。あいつはイカである前に、もう仲間だ」 「それなら」 シンディーが言った。 「宇宙人だってそうじゃない。 わたしは信じてる。遠い宇宙を超えてきてくれた宇宙人は、きっと友達だって」 「シンディー!」 悟郎はシンディーに抱きついた。 しかし、それは抱擁ではなく…… 「な、なんかいる。 後ろの茂みになんかいる」 「ええ!? なに? 宇宙人?」 二人の後ろの茂みがガサガサと音を立てた。 出てきたのは、イカ娘ほどの身長の少女である。 「宇宙人ではない……だワン」 つづく
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/1299.html
「気を取り直して……」 狼娘が不敵な笑いを浮かべた。 「お主たち、ここに何をしにきたのだワン?」 「姉貴を取り返しに来たのさ。大人しく捕まれ」 度胸では栄子も負けてはいない。 棒きれを構えて、狼娘に対峙する。 「もし、暴れるというなら……」 栄子の両脇から早苗と鮎美が体を乗り出してきた。 その手には栄子と同じく、棒きれが握られている。 そして、栄子たちに囲まれるように、狼娘の肉体が眠り姫よろしく鎮座している。 「――お前の"本体"を叩く!」 一陣の風が吹いた。気がした。 栄子たちが目を開けると、そこには狼娘の肉体を抱きかかえた千鶴=狼娘の姿があった。 高速で移動して肉体を奪還したのだ。 「誰が何を叩くだワン?」 狼娘は笑みを崩さない。 「この肉体のポテンシャルは素晴らしいの一言だワン。 お主たちが何をしようとも、わたしの前には、触れることなく消え去るのだワン」 狼娘が木の上までジャンプした。 追いかけようとした栄子たちを目で制す。 「勘違いするなだワン。逃げるわけじゃない。 この肉体をちょっと置いてくるだけだワン。 お主たちからは何が飛び出すか分からない。 ここはきっちり、始末させてもらうだワン」 千鶴=狼娘は消え去った。 嵐の前の静寂。 沈黙を、栄子が破る。 「作戦A(肉体人質作戦)はダメだったな。作戦Bに移ろう」 「えっ、でも……」 鮎美が心痛そうな声を上げた。 「心配するな、何とかなるさ。 それに相沢千鶴はわたしの姉貴なんだ」 千鶴=狼娘が帰ってきた。 その容姿は見たところ、栄子たち"普通の人間"と変わりない。 狼娘を助けようとして逆に噛まれた、牙の痕が痛々しいが、長い黒髪の美しい女性である。 しかしその実際は、鍛え抜かれた歴戦の(その詳細はここでは書かないが)肉体だった。 対する相沢栄子は、多少運動神経がいいだけの少女にすぎない。 両者は森の中、すこんと抜けた広間の中心で対峙する。 相沢たけるが緊張のあまり、腰が抜けそうになって、体勢を立て直す。 木の葉が踏まれて、ちりっという音がした。 そのとき両者が動き出した。 圧倒的なスピードで距離を詰めるのは千鶴=狼娘だ。 栄子は木の枝を構え、バットをスイングするように、千鶴=狼娘を迎え撃つ。 狼娘はジャンプしてよける。 しかしそれが、栄子の狙いだった。ジャンプしたくなるように横なぎに振ったのだ。 「空中では動きが取れないだろ! 行け!」 早苗と鮎美が空中めがけて投石する。 しかし千鶴=狼娘は宙に浮いた状態で、体のひねりを使って石を払いのけた。 千鶴=狼娘が回転ジャンプをしたアイススケートのような着地をする。 そしてあろうことか、栄子たちに向かって拍手した。 「見事にわたしの初撃をしのいだワンね」 その表情は攻撃を防がれたというのに、勝ち誇ったようだ。 「相当わたしの"スピード"を警戒していると見えるだワン。 よけられない状況を作るのに腐心している。 警戒も当然だワン。わたしのスピードは――」 「"姉貴の"だ」 栄子が鋭く言った。 「勝手にお前の手柄にしてんじゃねえ」 千鶴=狼娘は笑顔を崩さない。 しかしその裏で何かが変わった。 そして千鶴=狼娘の姿が消えた。 栄子が叫ぶ。 「来るぞ!」 つづく
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/1283.html
「噛んで」 早苗が言った。 「痛くしてくれていいのよ。強く噛んで」 早苗の荒い息が顔にかかって、狼娘は思わず後ずさった。 「協力してくれるのはうれしいワンが、どういう風の吹きまわしだワン?」 「わたし、好きな人に痛くされると興奮するの」 直球の告白だった。狼娘は茂みの奥まで飛ぶように逃げた。 「す、好きな人とはどういうことだワン?」 「こいつはゲテモノ好きなんだよ。イカ娘も何回も被害にあってる」 栄子が説明した。 「イカ娘から、狼娘に浮気したのか?」 「とんでもない、両方愛するわよ。 わたしの愛は無限大なんだから!」 「報われないのにな……。 ま、そういうことだ。狼娘。 こいつでよければ噛みつくなりなんなりすればいい。 もっとも、ただ噛みついただけで何が変わるかというと、難しいだろうけどな」 「むっ、わたしの噛みつきはすごいワンよ! ただ、なんか噛みついたら負けのような気がするのは何故だワン……」 「噛んで!」早苗が迫った。 「どうするんだ」栄子がニヤニヤした。 「なんの話でゲソ?」イカ娘がやってきた。 「ええい、ままよ……!」 かぷっ。 という音を立てて、早苗の二の腕に狼娘の牙が食い込んだ。 そして。 狼娘が倒れた。 「おい! なんで噛みついたほうが倒れるんだよ!」 「気絶してるでゲソ! 千鶴を呼んだほうがいいんじゃなイカ?」 狼娘の脈を取っていたイカ娘の肩を、早苗がポンポンと叩いた。 「心配はいらないわ……だワン」 「し、心配してるんじゃないでゲソ! 目の前で死なれたら目覚めが悪いだけじゃなイカ!」 「落ち着け、イカ娘。 今こいつ『だワン』と言ったぞ……?」 イカ娘は早苗のほうに向き直った。 見たところ、今までの早苗となにも変わりない。だが、その目の光になにか違和感があった。 「変態オーラが欠けているでゲソ! お主は本当に早苗でゲソか?」 「ひと目で見破るとはさすがわがライバルだワン」 「ライバルになった覚えはないでゲソ。 でも、その物言い、お主は狼娘でゲソね!」 「その通り! わたしの牙にかかった者は肉体を乗っ取られてしまうのだワン。 狼男伝説のモチーフになった能力だワンよ!」 「ひいいっ」 「あ、渚ちゃん」 「これは恐ろしいです! 狼男伝説が今に蘇る! 人類は一人残らず狼娘になってしまうのかもしれない……!」 「あ、それはないだワン」 早苗=狼娘が首を振った。 「わたしの牙(上前歯)が刺さっている状態じゃないと操れないだワン。 だから乗っ取れるのは同時に2個体までだワン」 「し、しかしそれでも恐ろしいですよ! 例えば核ミサイルの発射権限を持つ人が操られたらどんなことになるか……。 そこまでいかなくても、煽動に撹乱にと便利な能力であることは間違いありません!」 「お主はなかなかいいことをいうだワン」 早苗=狼娘が大きくうなずいた。 「このように、わたしの能力は人間をはるかに超越したものだワン。 触手? 発光? はん。 その程度、人間の技術の力でも可能な程度の能力だワン。敵ではないワン」 「ぬぬぬ……、 わたしだって、わたしだって、 触手を体内に侵食させ他人を操るぐらいできるでゲソー!」 イカ娘の触手が栄子に絡みついた。体内に潜り込むため、口の中へと触手が走る。 「おい待てなんでわたしがモガー!」 閃光が3つ、走った。 少なくともイカ娘にはそのように見えた。 実際にはもっと多かったのだろう。イカ娘の触手は10本ことごとく、その一瞬で切り捨てられていたのだから。 相沢千鶴の手刀はそのほどまでに速く、威力もまた速さに見合ったものである。 「イカ娘ちゃん。これはちょっとやり過ぎじゃないかしら?」 「ご、ごめんなさいでゲソ」 10本の触手を失ったイカ娘は、空気の抜けた風船のようにその場に崩れ落ち、土下座の体制をとった。 「な、何ごとだワン! 今何をしたのだワン!」 「狼娘ちゃんも」 千鶴の動きが、またどの目にも捉えられない領域へと写った。 気がついた狼娘は、「狼娘自身」の体の中にいて、目の前に千鶴の手刀があった。 「さ、早苗から牙を抜いたんだワンね! いつの間に……」 「はい、それより先にいうことはないかしら?」 「ご、ごめんなさいだワン」 「はい、牙は返してあげるわ」 千鶴は手刀を引っ込めると、早苗の二の腕に刺さっていた牙をかちりと狼娘にはめた。 (差し歯方式……?) 「栄子ちゃんも、ちょっと煽りすぎじゃなかった?」 「か、勘弁して下さい」 「冗談よ。さあ、みんなでお肉を食べましょう」 千鶴が踵を返すと、緊張の糸が切れたように、全員の体が脱力した。 特に初めて『千鶴』を見た狼娘のショックは大きかった。 「な、なんなんだワン、あやつは……」 「千鶴は怪物でゲソ。注意するがいいでゲソ」 イカ娘はそういうと、千鶴のあとを追った。栄子と渚もイカ娘に続き、最後に狼娘が一人、動けずにいた。 (ケタ違いの能力だワン……人間はここまで来れるものだワンか) そのとき、狼娘の脳裏に、ある考えがちらついた。 (相沢千鶴に噛みつければ……) つづく
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/1292.html
「頼む。姉貴を助けてくれ。 姉貴の力に対応できるのは、お前だけなんだ」 栄子はそういうと頭を下げた。 居候を始めて以来、イカ娘が頭を下げさせられることは多々あったが、 栄子が頭を下げることはほぼあり得ないことだった。 テント内に緊張が走る。 やがて、イカ娘が口を開いた。 「断るでゲソ」 「イカちゃん……!」 早苗が悲痛な声を上げた。 イカ娘はみんなの顔を見回すようにしながら、 「狼娘は話してくれたでゲソ。 この山がいずれゴルフ場に変わってしまうということを。 あやつはそれを止めるために、一人きりで侵略を始めたのでゲソ。 まるでわたしと同じじゃなイカ。 世界中が敵に回っても、わたしは狼娘の味方でいてやりたい。 いや、そうでなくちゃいけないような気がするのでゲソ」 「そうか……」 栄子は深くうなずいた。 そしてぱっと表情を変えると、 「まあよく考えたら、お前がいるといつものドジで足手まとい確定だったわ。 みんな、行こうぜ。 作戦はイカ娘抜きで立てる。気を使わせちゃいけないからな」 栄子がテントを出ると、他のみんなもおずおずとその場をあとにした。 一人になったイカ娘は、ぽつねんと座り込んでいたが、やがて立ち上がり独り言を呟いた。 「――さあて! わたしはなにを気にしているのでゲソか? 一人に戻っただけじゃなイカ。 わたしは一人でも楽しめる大人でゲソ。 ここは一つ、川遊びと洒落こむでゲソ。」 そういうとイカ娘はテントから顔を出した。 栄子たちは隣のテントで何やら話し合っているようだ。 「人間どもがどこまでやれるか、今回は高みの見物でゲソ」 そしてバーベキュー跡を通り過ぎ、川に入ると、まずは息の続く限り潜って、ぷはっと顔を出した。 「冷たくていい気持ちでゲソー!」 ゴシゴシと顔のあたりを拭う。最初は右手で、その次は、触手で。 「おかしいでゲソね。なんか、景色が滲んで見えるでゲソ。 まあいいか。水に入れば、分からないでゲソ」 千鶴=狼娘は森深くにいた。 「山を歩くにはコツがいる。ここまでは追ってこれないはずだワン」 その言葉通り、千鶴=狼娘の山歩きは見事なものだった。 ナイフ(手刀)使いは最小限に、安全なところだけを選んで歩く。 狼娘のもともと持っていたサバイバル術と、千鶴の身体能力が合わさった、一個の芸術品だった。 遠くでライトが光る。 「追ってきはじめたようだワンね。 でも、速度の違いに加え、こちらには地の利もあり、あっちには作戦を練るための時間のロスもあった。 どう考えても、わたしのところまでそもそも追いつけるはずもないのだワン」 一度はかなり接近していたライトの光が、再び遠ざかっていく。 そればかりか、道をそれ始めた。 「ふむ、獣道に迷ったようだワンね。たわいもない。 ……とはいえ、一応確認だワン」 千鶴=狼娘は高い杉の木を見つけると、手がかりも必要とせずにグイグイと登っていった。 そしてライトの方向を見定めると、 ……大きく飛び跳ねた! 「どうしてだワン! どうして……」 宙に浮いた体は枝を掴み、そのままリスのように中空を歩いた。 今までよりも速い速度で、瞬く間に、千鶴=狼娘はライトの集まる森の中の広場にたどり着いた。 「どうしてわたしの"本体"の位置を!」 叫んだその先には、栄子たちがいた。 気絶している狼娘の肉体とともに。 鮎美が一歩進み出た。 「わたしが森の木々とお話して、教えてもらいました」 「ここにも人外がいたか!」 つづく
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/1280.html
「昨日の今日で何人集まるかと思ったが…… 暇人ばかりだな」 「うるさいぞ栄子! (千鶴さんとキャンプ……ありがとう栄子)」 「どうせ使い道がない券を使ってあげるんだから、感謝して欲しいわ。 (イカ星人とキャンプ……これは大チャンス!)」 「そうよそうよ! (イカちゃんイカちゃんイカちゃんイカちゃんイカちゃん)」 「なんか文句言ってるわりには嬉しそうだな」 「みんなー。乗ってー」 千鶴が車の運転席から声をかけてきた。 その車は白地に黒でプリントされており、窓には鉄格子がかかっている。 「護送車じゃないか!」 「うふふ。ちょっと借りてきたの」 「相変わらず謎だな姉貴のコネは……」 「おじゃまします」 真っ先に乗り込んだのは清美だ。物々しい鉄格子にも物怖じする様子はない。 続いてイカ娘。そしてたける。清美含め三人で後ろの席に座った。 早苗とシンディ、悟郎と磯崎、渚と鮎美がそれぞれ隣同士で座る。 栄子が助手席へ。そして運転席の千鶴がアクセルを踏み込むと、イカ娘初体験のキャンプが始まった。 「うう……退屈でゲソ。 陸地には変化というものがないのでゲソか?」 「高速道路ってのはそういうものだよ。 姉貴はもっと大変なんだから黙ってろ」 「あ、退屈だったら、トランプでもしない?」 清美がリュックサックをガサゴソとしはじめた。 「清美は栄子と違って気がきくでゲソ」 「せっかくだから、何か賭けないか?」 磯崎が言った。 「金はだめだぞ」 「大半が高校生のなかで、そんなことしねえよ……。 負けたやつ『二人』がマキ拾いをするっていうのはどうだ?」 (『二人』……!) (罰ゲームに見せて、その実お目当ての人と仲良くなるチャンス……!) (計画性なしのチャラ男と見せかけて、こいつ、考えている……!) 「いいですよー」 清美がほうぼうで発せられる殺気に気付かずに言った。 「二人罰ゲームってことは、順位がつくゲームがいいですね。 大貧民かな?」 「その貧乏くさい名前の競技は何でゲソ?」 「ええとね」 「ふむふむ」 「それから」 「おお、それは」 「ちなみに」 「……すべてマスターしたでゲソ! さっそくやろうじゃなイカ?」 「ち、千鶴さんは参加しないんですか?」 「運転しなきゃだから、パスさせてもらうわ」 少し落ち込み気味の悟郎がカードを配ると、各々がそれぞれのやり方で思考を巡らせ始めた。 (シンディー、分かっているわね) (もちろんよ早苗。我々の目的はひとつ) (イカちゃんを愛でること!) (イカ星人を研究すること!) (そのためには、イカちゃんに最下位もしくはブービーになってもらわなくては) ここに早苗・シンディーの同盟が誕生した。 そして決戦の火ぶたが切って落とされた! 「勝ったー」 あっという間にあがったのは小学生のたけるだった。 「強かったわね、たける」 「学校でやって慣れてるからね。 それにしてもみんな、手を抜いてるんじゃないかと思うほど作戦ミスが多かったよ」 (たける……たぶん本当に手を抜いてるんだ。 見たところ少なくとも早苗とシンディー、 たぶん磯崎も目標は下位でお目当ての人間と二人っきりになること! でもまあ言わないでおこう) と、栄子が考えている間に鮎美があがった。 「お、鮎美ちゃん、結構強いな」 「カードとお話したので、手札が読めました」 「カードとお話……?」 (この子もだんだん神がかって来たなあ) 「決まったでゲソ!」 イカ娘が誇らしげに2を出した。 「対抗はいないでゲソ?」 「イカ星人はわたしが止める!」 シンディーがジョーカーを出した。 (早苗、後は頼んだわよ) (シンディーの友情に感謝するわ) 「さあ、どうする、イカ星人!」 「3を3枚出すでゲソ」 「ローカルルールぅ!?」 「さあ、スリーカードはいるでゲソか? いないでゲソね。 じゃあ、10を出して、『10捨て』で5を出してあがりでゲソ」 「あがられた!」 「それも鮮やかなローカルルールさばき!」 「ふっふっふ。人間どもの遊びなど理解するのはたやすいでゲソ」 「こいつ、本当にパズル的なの強いよなー」 こうして、マキ拾いをかけた大貧民大会は幕を閉じた。 上位陣はたける、鮎美、イカ娘。 そして下位二人には千鶴が参加しないのでやる気をなくしていた悟郎と、ジョーカーを使い果たしたシンディーが選ばれた。 「ちょうどトランプもひと段落ついたところで…… 見えてきたわよ。倉鎌キャンプ場」 千鶴が前方を指さした。イカ娘が大きく口をあけた。 つづく