約 19,241 件
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/108.html
第九十話「最後の勝負・2」 絵本が振り翳したメス。その矛先は―――自らの手首だった。血が面白いくらい勢いよく飛んだ。 「な・・・何やってるんですか、あなた!」 ペコが血相を変えて問い詰めると、絵本は自分で傷の手当をしつつ困ったような顔をして言った。 「だ、だから、精神を落ち着けようとリストカットを・・・こうすると、血が抜けてく感じがして、気分もスゥーっと楽に なるから・・・」 「・・・・・・」 嫌すぎる精神安定法だった。 「リ・・・リストカットで気分スカっと」 しかも笑えなすぎるジョークのおまけ付きだった。 「くっくっく・・・どうだ、園樹は。いい眼鏡の上に、中々面白い奴だろう?面白いなあ。本当に面白い」 狐面の男は、つまらなそうにそう言った。 「あなたは・・・なんでそんなに平然としてられるんですか」 キラは苛立ちを抑えきれない様子で狐面の男に問いかけた。 「こんなとんでもないことをしでかして・・・色んな人を傷つけて・・・アザミだって・・・!」 「アザミ・・・ふん、あの女か。ありゃあ仕方がないさ。あれがあいつの運命だった。そういうことなんだろうぜ」 「運命・・・だって?」 「そう、運命だ。俺の持論を覚えているか?時間収斂―――バックノズル。起きるべき出来事は、必ず起きる出来事と いうこと。今、ここでそれが発現しなかったところで、いつか、どこかで必ずその事象は発生する。これをアザミに 当てはめてみれば、話は簡単だ。あいつは元々、そこにいる野比のび太たちと敵対していた。その結果として敗れ、 本来ならばそこで死ぬはずだったのだろう。だが、生き残ってしまった。つまり、<アザミが死ぬ>という事象は 発生しなかった。 次に、シュウとの接触。ここでシュウに殺されるはずだった。だが、ここでも結局生き残ってしまった。またしても 死に損なったわけだな。 しかしながら、これでは世界は―――物語は成り立たない。死ぬべき時に死ぬべき登場人物が死なないというのは、 物語にとっては誤植もいいところだ。それを是正するためにバックノズルが働き、ようやくアザミは死ねた――― そういうことだ。結局、アザミがどこで死のうと同じことだ。奴が死ぬのは運命の決定事項だったのだから。ただ、 時系列が前後したせいでちょっとややこしい話になった。それだけだ」 「―――そんな・・・」 誰かが死んだことを、そんな風にしか語れないのか。そう言ってやりたかったが、言葉にならなかった。 言ったところで、何も感じない。何も思わない。それが狐面の男だ。 「ふん。そんなことよりも、当面の問題はシュウじゃないのか?どうするつもりだ、あいつを」 「シュウ・・・!」 ごくり、と誰かが唾を飲み込んだ。 「あの力・・・ありゃあ文字通りの―――デウス・エクス・マキナってやつだ」 「デウス・・・なに?」 「なんだ、知らんのか。演劇用語で機械仕掛けの神と言う。収集のつかなくなった物語を理不尽なまでの力で無理矢理に 終わらせちまう神様って意味だ。全く最近の若い者はからくりサーカスも読んでいないのか?」 「それ、漫画の知識じゃない・・・てゆうか、漫画好きだったの!?」 「愛している」 狐面の男はきっぱりと言った。ある意味かっこよかった。 「まあ、それはともかくだ・・・シュウの野郎、あれじゃあ下手すりゃあの場でそれこそ世界の終わり・・・いや、待てよ。 うん・・・ああ、いや・・・ふむ、そうか・・・そういうことか・・・」 狐面の男は考え込んで一人で頷いたり首を振ったりして、手をポンと叩いた。 「そうか・・・あれが、グランゾン・Fこそが、俺の求めていたディングエピローグの答えなのかもしれん。あの力は・・・ 正に世界の終わりと呼ぶに相応しい。そう呼ぶしかない力だ。しかし・・・そうだとすると・・・俺はなんてつまらないもの を長年追い求めちまったのか・・・」 「つまらない?」 「ああ、つまらん。実につまらん。俺が生涯を賭して追いかけた、あらゆる存在を犠牲にして辿り着こうとした境地が、 <やたら凄いロボットが好き勝手暴れたら何もかもぶっ壊れました>だ。ろくでもねえ。ろくでもなさすぎる。それこそ 一心不乱に読み続けた小説の最後の最後で、とてつもなくくだらねえオチをつけられたってところだな」 狐面の男は、ふうー、と長い息を吐き出した。 「まあ、こうなったら仕方がない。あいつが世界をぶっ潰すのをまな板の上の鯉のように大人しく眺めるしかないのかも しれん。それが運命ならば従うまでか。所詮俺たちは運命に流していただいている身なのだからな」 「けっ・・・なんだそりゃ」 USDマンがふん、と鼻を鳴らした。 「ふざけんなってんだ!死にたきゃ旦那一人で死ねよ。俺様はこのまま終わりなんざ御免だぜ。それにあいつにゃあ借りも あるんでね」 「<あいつにゃあ借りもあるんでね>ふん。ああ、そうだったな。お前、シュウにあっさりやられたんだったな」 「う!」 痛い所を突かれて、USDマンが怯んだ。 「しかし、USDマン・・・ウルトラ・スーパー・デラックスマンか・・・ふん。あれだけあっさりやられといて、いつまで そんな大層な名前を名乗ってるつもりだ。俺だったら恥ずかしくてそんな名前はとても名乗れんね。その辺は自分としては どう思ってるわけだ?是非とも聞きたいな」 「う、うう・・・!」 USDマンがだらだら汗を流す。そして―――ゆらり、と立ち上がった。 その姿は正に威風堂々。最強キャラに相応しい風格を醸し出していた。そして――― 「いや」 <いや>と言った。 「いやいや」 <いやいや>と言った。 「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや」 <いやいや>と10回言った。 「いや、まあ、確かにあの時は思いっきりやられて意識飛んじまったけどよ。たったそれだけのことでもうUSDマンを 名乗るな、とか言われてもな、こっちだって困るわけよ。一回や二回の結果だけ見て、それでもうお前はダメだ、みたい な物言いはさあ、よしてほしいわけだよ、うん」 「・・・・・・・・・・・・」 USDマンによるウルトラ・スーパー・デラックスな言い訳が始まった! 「最強ってのはそういう意味じゃねえだろ。 こっちはもっと長いスパンで物事を考えてるんだから。なんせUSDマンって ぐらいだからな。そんな些細な事にいちゃもん付けられても困るわけよ。 重箱の隅をつつくかのように揚げ足を取られても、も、なんていうかさ、わかるだろが、ほら、最強っていうのは、やっぱり そんな短期的なサンプルじゃ、計れないわけだしよ、1回や2回じゃまぐれって事もあるし、やっぱりさ、長い積み重ねとか、 がんばりとか、そういうのも考慮に入れた上で、そういう判断はしなくっちゃ、な。 まあまあ、狐の旦那よ、あんたの言う事もわかんないでもないよ、俺様も一応、柔軟な対応をな、考えてるしよ」 「・・・もう分かった。分かったからやめろ、USDマン。こっちが悲しくなってくる」 肩をポンポンと叩くペコ。USDマンはぶすっとした顔で答えた。 「・・・へっ。冗談だよ、冗談。いくらなんでもここまでヘタレ丸出しのセリフをマジで言うわけねえだろ」 「ふん、どうかな。そもそも主役サイドに寝返った元敵キャラはへたれるのがお約束だからな」 またしても狐面の男が油に火を注ぐような発言をかました。 「てめえ・・・俺様をヘタレキャラ扱いしちまったら、それこそ全部お終いだぜ」 「くっくっく―――まあいいじゃねえか。どうせ最後だ、みんなでへたれて終わろうぜ」 「嫌だ。前作から考えると足掛け三年にも及ぶ大長編のオチがそれなんて、絶対に嫌だ」 稟は本当に嫌そうに言った。 「恥ずかしい告白大会しようぜ。一番、人類最悪。実は俺、何も考えてないんだよ」 「知ってるよ」 稟が突っ込む。 「では二番、バカ王子。実は僕、他人に嫌がらせをするのが大好きなんだ」 「とっくの昔に分かっとるわ」 今度はクラフトが突っ込んだ。 「ならば三番、アスラン・ザラ。実は俺、渚カヲルくんの声真似が大の得意なんだ。ではいきます。 <歌はいいな、キラ>」 「サルファやってないと分かんないよ!」 次はキラ。 「じゃあ四番、プリムラ。実は私も声真似が得意。<リリカルマジカル、全力全か・・・> 「アスランさんと被ってるし他職人さんをネタにするのは色々ヤバいからやめなさい!」 そしてペコ。ボケに対して突っ込み役が総動員していた。 「まあ、それはともかく・・・相手が誰だって、やるしかないよ」 のび太が決意を込めて、拳を握り締める。 「あいつを放っておいたら、大変なことになる―――そんなことは、分かりきってることなんだ」 「ふん―――そりゃあ立派な心がけだ。だがな、勝てる見込みなんぞあるのか?お前ら全員、あっさりやられてたじゃ ないか。お前らがシュウに勝つ確立なんざ、ジャンプの次回予告が当たる可能性より低いぞ」 どういう例えだ。そう思ったが、もう突っ込まないことにした。 「それでも―――戦うよ、ぼくらは。ねえ、みんな」 「そうだね。今さら逃げたりできないよ」 ドラえもんが頷く。 「おうよ。負けたまんま終われるか!」 ジャイアンが鼻息を荒くする。 「やっぱそうなるのね・・・ま、しょうがないけどさ」 スネ夫もまたいつものこと、と肩を竦めた。 「そうよ。このままで放っておけないわ」 しずかが決意を秘めて語る。 「ふん・・・そうか。それでこそ主人公と言ったところだが―――それで、もしも勝てたとして、どうするんだ?」 「え?」 「俺のことはどうするんだ―――そう聞いている」 狐面の男は、そう問いかけた。 「お前らがシュウに勝てたならば―――シュウもまた俺の求めるディングエピローグの答えではなかったということ。 そうなれば俺はまた、世界の終焉を求めるだけだ。そうなればお前らはまた、俺との因果に介入してくるかもしれん。 そうなれば―――不毛なマッチポンプが続くだけだ。それは、俺の主義ではない。俺は一度やったことは、それが 成功であったにしろ、失敗だったにしろ、二度とはやらん」 「・・・何が、言いたいのさ」 「賭けをしよう、俺の敵。俺とお前らとの、最後の勝負だ」 最後の勝負。それは――― 「俺はシュウの勝ちに賭ける。お前らは当然、自分たちの勝ちに賭けろ。俺が勝ったならば、その時はもうどうにも ならん。負けたお前らはまず間違いなく死ぬというわけだからな。後は野となれ山となれ、だ。 だが万が一、お前らがシュウに勝てるようならば―――その時は、今度こそ俺の完敗だ」 そして、狐面の男は、言った。 「その時は―――俺を殺す権利をくれてやろう」
https://w.atwiki.jp/yaranaio/pages/29.html
長編 やる実 やる夫が自由惑星同盟に亡命したようです 元ネタ有り:銀河英雄伝説 完結済み やらない夫は巌窟王のようです 元ネタ有り:巌窟王(モンテ・クリスト伯)・学ぶ系(?) やらない子 やる夫のファイナルファンタジー3 元ネタ有り:ファイナルファンタジー3 やらない夫の月は綺麗なようです オリジナル ヒロイン:雪華綺晶・やらない子・ナギ・弱音ハク・チンク やらない夫とやらない子は科学捜査をするようです 元ネタ有り 完結済み(外伝製作中) ヒロイン:やらない子・高町なのは・涼宮ハルヒ やらない子は思春期 元ネタ有り:妹は思春期 やる夫は仮面の復讐者になるようです 元ネタ有り:ペルソナシリーズ 過去ログ直リンク できない子 やらない夫はブリーダーになる! 元ネタ有り:モンスターファーム4 ヒロイン:できない子・蒼星石 やる夫が武士になるようです 元ネタ有り:戦国立志伝5 やらない夫は運命に弄ばれているようです 元ネタ有り:ロマンシング・サガ ミストレルソング ヒロイン:朝倉涼子・できない子 やらない夫は経済帝国の影を生きるようです 元ネタ有り:シャドウラン2版 ヒロイン:やらない子、シオン・エルトナム・アトラシア やらない夫とできない子 オリジナル
https://w.atwiki.jp/83452/pages/8147.html
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 怪人ファイル 怪人ファイル2 ヒーロー大全 1.第一話 2・3.第ニ話 4・5.第三話 6~9.第四話 10~15.第五話 16~19.第六話 20~27.第七話 28~37.第八話 38~51.最終話 52.おまけ 53.おまけ2 ※閲覧PC推奨 ◆m/SzpwXB2Y 2010/07/31 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1280577951/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る カラフルでチープな爆発、CG丸出しなビームや合成感たっぷりのアクションをしてそうな昔のマイナー特撮モノみたい -- (名無しさん) 2021-05-23 04 33 42 クロス物もやっぱバランスなのねと思わせてくれる良作。 -- (名無しさん) 2016-04-29 22 59 01 おもしろかったー!長さを感じない。感動。U Iで泣いた。ss読んでてマジで涙が流れてビックリ。元ネタの使い方も上手いし、他ss要素も活かしてる。天才だな -- (名無しさん) 2015-07-06 10 49 43 長いなぁ だが、読みやすいし面白い。 -- (名無しさん) 2014-10-01 23 04 43 物凄く長い… だけど読む価値は十分にあり。 -- (名無しさん) 2014-06-16 00 36 38 >澪 ≪ と き め き シ ュ ガ ー ≫ >さわ子『っ…?!!?!』 ぞ わ っ! ! ! 真面目なシーンなのにワロタwww -- (名無しさん) 2014-03-02 00 30 13 まだ途中だけどすごく面白いなこれ キャラに無駄な毒がなくてほのぼのする -- (名無しさん) 2014-03-01 21 25 58 長いなぁ… でもその長さを感じさせないよな。 怪人が平沢チキンやカニなど他のSSからのゲストなのも微笑ましいし、 最後はきっちり感動作に仕上がってる。 -- (名無しさん) 2014-03-01 01 25 01 笑いあり、涙あり、愛に友情ありと少年漫画の王道のような展開だけど、大人の鑑賞にも耐えられる良品。 キャラそれぞれがけいおんらしく、大長編ながらも破綻なく仕上がっている。 自分としては和の存在が良かった。 -- (名無しさん) 2013-01-10 00 28 56 初めて読んでみたけど、、、 最初のほうは、ももいろクローバZみたいだな -- (名無しさん) 2012-09-29 20 12 49
https://w.atwiki.jp/xxxxzzzz/pages/726.html
941 名前:長編の幕間っぽいもの「ブーンとドクオ」[sage] 投稿日:2007/08/31(金) 10 15 36 ID RBZBWWL+0 暇だし、少し長編の幕間でも。続きを書けというのは禁句ね ( ^ω^)「そろそろ二戦目が終わってる頃だお」 ( A`)「そうだな……ジョルジュさんといえども、荒巻さんはきついだろう」 同時に溜息をついた瞬間に、またあの声が聞こえてくる。 「やあ、勝敗が知りたいのかい?」 (;^ω^)「おっ!? いきなり話しかけてくるのは反則だお」 「それはすまなかったな――残念ながら、ジョルジュ君が勝ってしまった。 私が唸るほどの接戦で、徐晃の計略使用回数が四回と大活躍だったぞ」 ( A`)「あの禿を使って勝ったのか……流石ジョルジュさんとも言うべきか言わざるべきか」 今度は安堵の溜息を漏らす二人。 「そうそう、暇だろうから自由に店内対戦で遊んでも構わんぞ。 ちなみに、ジョルジュ君と荒巻氏の対戦もリプレイに流しておいた」 ( ^ω^)「……怪しいお」 「そうだな。信用してもらなくても構わん――そろそろ次の対戦が始まる頃かな」 (; A`)(;^ω^)「次は誰と誰なんだ(お)!?」 942 名前:長編の幕間っぽいもの「ブーンとドクオ」[sage] 投稿日:2007/08/31(金) 10 16 11 ID RBZBWWL+0 次の対戦が始まる。 それを聞きつけたブーンとドクオは驚いた顔で誰と誰が戦うのかと疑問をぶつける。 「宝君だ。対戦相手は――そうだな、ドクオ君と関係が深い人物とも言っておこうか」 ( A`)「まさか……!」 「おっと、読者達が見ている。答え合わせはこの勝負が終わってからにしろ」 僕達はどうなるのか。 かつて無い危機を再び感じた。 後8人。その内7人が勝たなければ"ゲーム"の敗北者となる。 勝てば勝利者となり、解放してくれるそうだが実際に解放するのかも怪しい。 しかし、僕達は待つだけしか出来ない。他の人が勝ってくれる事を祈りつつ―― ――to be continued...
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/18387.html
登録日:2013/08/21 Thu 18 18 20 更新日:2024/08/15 Thu 07 35 25 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 とっても!ラッキーマン オリジナルキャラクター キン肉マン ゲーム コメント欄ログ化項目 トリコ ロックマン 公募デザイン 創作 応募キャラ 漫画 読者応募 応募キャラとは、漫画・ゲームにおいて、原作者や製作者ではなく読者やユーザーが考案し、そして原作にて実際に採用されたキャラクターである。 目次 ★概要 ★読者・ユーザー応募キャラをよく使う作品・キン肉マン ・ロックマンシリーズ ・トリコ ・とっても!ラッキーマン ・でんぢゃらすじーさん邪 ・半熟英雄シリーズ ・仮面ライダーシリーズ ・ウルトラシリーズ ・ガンダムシリーズ ・SDガンダム ★アニヲタWiki内に項目があるもの・ぼくの考えた最強偉人募集(氷室の天地) ・X計画・オリメダデザインコンテストなど ★その他・ドラえもん ・イナズマイレブン ・ドラゴンクエスト ダイの大冒険 ・ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 ・クロスハンター ・クロストレジャーズ ・ゾイド -ZOIDS- ・ミニ四駆 ・デジタルモンスター ・コミックウォーズ ・四コマ大作戦 ・爆龍拳伝説ボンバーロード ・デュエル・マスターズ ・金色のガッシュ!! ・星のカービィ(アニメ) ・うしおととら ・からくりサーカス ・ビックリマン2000 ・BORUTO‐ボルト‐ ・おきらく忍伝ハンゾー ・地獄先生ぬ~べ~ ・俺、ツインテールになります。 ・ボボボーボ・ボーボボ ・妖怪惑星クラリス ・がんばれゴエモン ・鋼鉄天使くるみ ・ワイズマンズワールド ・スペクトルマン ・#コンパス戦闘摂理解析システム ・夜桜さんちの大作戦 ・パワプロクンポケット ・パワプロアプリ ・魔法少女育成計画breakdown ・ケロロ軍曹 ★概要 主にジャンプやコロコロ系列の雑誌の漫画・ゲームにおいてよく見られるものであり、応募の際にはファンレター等とは区別して募集される。 作者とは違った視点でのキャラデザインや設定によりストーリーなどが面白くなる、 読者やユーザーを単なる受け手では無く、間接的に作品制作に携わることも出来る双方向性が生まれる、 何より自分の考えたキャラが大好きな作品に登場するかもしれないということで人気が高いが、 一方で原作者の考えでは無い者がストーリーに出るということで、拒否感を示す人も中にはいる。 採用されてもハガキなどに描かれたデザインや設定をそのまま使うのではなく、モチーフや名前をそのままに大きくアレンジを加えられることもある。 また、著作権とか知らないちびっこは仕方ないが他作品のデザインまんまな応募が来ることもあり、 チェック体制が甘いとそのまま採用されてしまうこともあるのも問題点の一つと言える。 しかしちびっこと侮るなかれ、実際に大人顔負けの秀逸なデザインも数多く存在する。 また『マジンガーZ』のボスボロットのように、 「表向きはファンの公募デザインとされながら、実際は制作側が既にデザインを用意していた出来レースだった」というものも存在し、 この手のケースは作品展開終了から相当期間が経過してから真相が明かされる事もある。 海老川兼武氏や小林晋一郎氏など、アマチュア時代に公募デザインを提出し、後年プロの仲間入りをしたデザイナーも存在する。 その後、前者のようにアマチュア時代の公募デザインをプロになった今、リファインしたイラストを描いたりする人も少なくない。 「海老川兼武くん(東京都)の考えたエレゴレラを描いたみました!」ただの自演じゃないか! ★読者・ユーザー応募キャラをよく使う作品 ・キン肉マン 言わずと知れた超人バトル漫画。 この作品に登場する超人たちはほとんどが読者応募のキャラデザインであり、正義超人から悪の超人までさまざま。 ロビンマスクやウォーズマンといった人気キャラや、ネタキャラのレオパルドンといった多くの超人が読者のアイデアから生まれた。 ……というか完全にゆで先生二人だけで考えたレギュラーキャラはスグル、ベンキマン、運命の5王子程度、(*1) 元ネタが存在するキャラを含めてもテリー(*2)、ウルフマン/リキシマン(*3)が入る程度である(*4)。 だが多くのアイデアが来すぎたためか、中には複数のアイデアを折衷したり、出はしたものの悲惨な扱いを受けた超人もいる。 「超人募集」「オーバーボディ」も参照。 『Ⅱ世』でも募集及び採用は行われ、さらに現在でも新シリーズや各種読み切り外伝向けに引き続き募集中。相変わらず「1ページもたずに戦死するモブ」に回されることも多いが みんなも「これは!」という超人が描けたらゆで先生に送ってあげよう。 なお、企画自体は連載初期の怪獣退治編時代から発足していたりする。 また、採用されたキャラでも、名前やデザインが原案から変わっていたりすることも。 デザインが変更された初めての回で「私は変身などしなーい!」と叫んだヤツもいたり…。 ・ロックマンシリーズ 無印の『2』~『8』のロックマンは、一部を除き、ボスキャラは応募キャラが使用されていた。 キャラが採用された幸運な8人にはそのソフトのゴールドROMが送られ、 かの『開運!なんでも鑑定団』では40万の値がついており、保存状態のいいものは100万円近くで取引されている。 逆に何で売っちゃったんだって話だが。 『アイシールド21』の作者である村田雄介氏の考案キャラが、シリーズで2回ほど採用された(『4』のダストマン、『5』のクリスタルマン)というのは有名な話。 他には『AKABOSHI-異聞水滸伝-』などの作者である天野洋一氏も『7』のスラッシュマンで採用されている。 またイラストレーターの榎本よしたか氏も『4』のブライトマンで採用されている。 ロックマンエグゼシリーズになっても、コロコロコミック誌上でボスキャラコンテストが毎回実施された(『2』より。第一号はゲートマン)。 もちろんスタッフによるクリンアップは入っているだろうが、キングマンにボウルマン、ケンドーマンなど素人とは思えない秀逸なデザインが多いことでファンには知られている。 特にレーザーマンの完成されたデザインは、ストーリーでの活躍も相まって今も尚熱狂的な支持を得ている。 流星のロックマンシリーズ、ロックマンXOVERでも行われている。 また有賀ヒトシ氏の漫画では、作者がWeb上で募集したモブキャラとしてのロボットが数多く登場する。 ・トリコ 作中に登場する食材を応募していた。 名前だけの登場から実際に対峙する猛獣までと、その種類は幅広い。 しかし、実際にハガキに書かれた設定や捕獲レベルなどが改変された形で採用されることも多い。 (例えば、ポイズンポテトは「多量の芽に覆われたジャガイモ」という設定だったのが「歴史上誰も解毒に成功しなかった食材」とされたり、 四獣の中の1体であるマウントタートルはハガキの時点では捕獲レベル30ほどだった) また時代の違いというものか、ドラクエシリーズのモンスターをモロパクリしたものが誤って採用され、編集部が謝罪する事件も発生、 以降も遊戯王OCGそのままなモンスターが採用されてしまう事案が何度か指摘されている。 アニメ版初期はことごとくアニオリの食材に差し替えられており、応募者は皆涙をのんだものと思われる。 ・とっても!ラッキーマン 正体不明のキャラが出てくるととりあえず真の姿募集中と書かれていることがあり、よっちゃん編の指レンジャーあたりから本当に読者投稿のキャラが採用され始めた。 それ以降は敵、味方、モブを問わず応募キャラが頻繁に登場。さらには硬い金属の名前なども募集し始め募集が一つのネタにすらなっていた。 応募キャラが採用されたと思ったらそれが別の新キャラの仮の姿だったなんてケースもある。 素人絵のためベタもトーンもない「男のロ・マン(キャラ名)」をそのまま真っ白けのデザインで出し、最終話付近で体が白くなったエピソードを後付けするといった離れ業をやったことも。 会長の顔デザイン募集の際は惜しくも落選した作品も落選理由と共に紹介され、アイデア等は評価されつつも作者の画力を上回るという理由で落選してしまった作品もあったりする。 …だが後年になって作者から「会長の顔は自分で考えたのを表向き応募作品として発表した」、同じく読者投稿企画だったラッキーネットワークの投稿作品でも同様の例があったとぶっちゃけ明かされた。 そのため読者の間では他の採用キャラの中にも実は作者が考えたものがあるのでは?と怪しまれている。 ・でんぢゃらすじーさん邪 主に読者公募のキャラで構成された「お友だち軍団」が該当する。 特に大長編の「またナ☆お友だち軍団」はこのお友だち軍団その物を話の中心に据えた話で、ゲストから黒幕に到るまで全員が読者公募キャラとなっており、 同じく大長編の「怒りのイライランド(怒)」もテーマの関係でお友達軍団がメインで活躍する話になっている。 また、それとは別に大長編「かいけつ!でんぢゃらす王国!!」では読者公募のオリジナルじーさんが大量に登場している。 ・半熟英雄シリーズ ファイナルファンタジーの召喚獣のアイデア元になったことでも知られる、ギャグ調リアルタイムシミュレーションRPG。 2作目であるSFC版以降、毎作召喚モンスターである「エッグモンスター」をプレイヤーから募集・採用している。 オーディンのパロディである「おーでーん」、魔界塔士サガのラスボスをネタにした「かみ」などの秀逸なものもいくつか生まれた。 3作目『対3D』では、ゲーム中に採用されたプレイヤーの一言コメント(ボイス)まで流れた。公開処刑じゃねーか ・仮面ライダーシリーズ 初代『仮面ライダー』に登場した「シオマネキング」が初とされるが、厳密にはこれは怪人モチーフだけを採用した名目上のものとされている。 そのため、真の意味での初の公募怪人と言えるのは『仮面ライダースーパー1』の「ショオカキング」で、番組サブタイトルで宣伝された事でも有名(*5)。ちなみに消火器の怪人である。 平成シリーズでは『仮面ライダー555』の「オクラオルフェノク」、『仮面ライダーW』の「親子丼・ドーパント」がこれに該当。 また『555』や『ゴースト』では、外伝作品に登場する武器や変身アイテムのデザイン公募もなされた。 公募で決まった必殺技もあり、これ以降データカードダス(『ガンバライド』『ガンバライジング』。ライダーではなく戦隊だが『ダイスオー』でも行われたことがある)では「必殺技を公募→児童誌の付録カードとして実装」は毎年恒例企画となった。 ・ウルトラシリーズ 『ウルトラセブン』の「テペト」並びに「ガイロス」、『帰ってきたウルトラマン』の「レオゴン」、『ウルトラマンA』の「ウルトラの父」、 『ウルトラマン80』の「ズラスイマー」、『ウルトラマンティガ』の「タラバン」と「メンジュラ」、『ウルトラマンマックス』の「ルガノーガー」 『ウルトラマンメビウス外伝』の「ジオルゴン」「エンディール星人」「ガロウラー」「ザラボン」「ビームミサイルキング」「クラッシュライザー」、 その他『大怪獣バトル』に登場予定だった「アンドロ・ザ・キラーメカバルタン」や初出が同じな「バキシマム」や「カブト・ザ・キラー」が該当。 ウルトラの父のように、後年のシリーズまで影響を及ぼす人気キャラとなったものも少なくない。 余談だが、『ウルトラマンレオ』ではオイルショックの影響による予算削減や納期短縮を目的として、当時の児童誌に応募されてきたデザインをクリンナップして使った怪獣が多い事が判明している(円盤生物ノーバ等が挙げられているがその他の詳細は不明)。 ・ガンダムシリーズ 『機動戦士クロスボーン・ガンダム』シリーズのエレゴレラ、サウザンド・カスタムの一部機体、 『機動戦士ガンダムSEED』の「ゲイツ」、『機動武闘伝Gガンダム』のスカルガンダムとアシュラガンダム 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 月鋼』のアードラ、強襲特化型百里などが該当。 先述のようにエレゴレラは後にフルメタやエウレカセブンに参加、そして何より『ガンダム00』の歴代刹那機やリボーンズガンダムなどのMSを手掛けることになる海老川先生のアイデアが採用されたもの。 変わった所では「ゲーム『ガンダムブレイカー3』の自機投稿機能を使用してデザイン・応募する事」というルールで『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』登場機体の公募が行われた事も。 作中では傭兵集団「ブレイカーズ」が駆るミキシングビルド機体(パーツをかき集めた魔改造機)として登場。 また、『ガンダムビルドシリーズ』では作品ごとに毎回コンテスト企画を行っており、上述の様に『ガンダムブレイカー』でデザインした機体のコンテストの他、実際にプラモを作成・改造したオリジナル機体を募集するガチモデラ―向けのコンテストから、お題として出された既存機体のオリジナルカラーイラストの募集と言った低年齢・ライト層向けのコンテストまで様々な部門で行い、各部門の受賞機体がアニメ終盤のお祭り回に登場し、活躍シーンが描かれるのが恒例となっている。 ・SDガンダム 対象年齢の関係上、ガンダムシリーズでも特に公募企画が多い。 『SDガンダム外伝 聖機兵物語』では「白銀機兵ベガスジャーノン」が採用され、カード化もされた。……のだが、そのパイロットは何故かシーブックの親父のレズリー。同作にはシーブックやコウといったシリーズ主役キャラもいた(特にコウは機兵に乗っていなかったので新規パイロットとしてお誂え向きだった)というのに……。 『超SD戦国伝 刕覇大将軍』では、既存のBB戦士を改造した作品を応募する「オリジナル大将軍コンテスト」の最優秀作品三体が漫画版に登場。作中の時代より過去に活躍した大将軍という設定。 『SDガンダムフルカラー』の公募企画からは「サンダーガンダム」が誕生。 ガシャポンの商品になり、さらに漫画にも準レギュラーとして登場した。 『SDガンダムGジェネレーションシリーズ』ではフェニックスガンダムが該当。 またガンダムMk-IVもデザインコンテストが行われた(優秀作品はコミックボンボンにも掲載された)が、実際のゲームには公募のものとは全く異なるプロのデザインした機体がMk-IVとして登場しており、ボスボロットの件とはやや異なるものの一種の出来レースの様相を呈していた。 ★アニヲタWiki内に項目があるもの ・ぼくの考えた最強偉人募集(氷室の天地) 『Fate/stay night』のスピンアウト作品『氷室の天地 Fate/school life』において行われた読者参加企画。 ざっくり説明するとオリジナルサーヴァントの募集企画。 ・X計画・オリメダデザインコンテストなど コミックボンボン誌上などで行われたメダロットシリーズの募集企画。 ★その他 ・ドラえもん 劇場映画でモブキャラクターとしての背景出演が募集されており、名有りキャラでは『ザ☆ドラえもんズ』の劇場版に登場したジェドーラや田中道明版コミック第6巻に登場したドラナルド・ダ・ビンチも該当。 コロコロコミック誌上では読者が考案したひみつ道具を4コマ漫画にする企画もあったほか、アニメ版でもひみつ道具のアイデア公募が行われていた。 今ではすっかりおなじみのドラミちゃんが実は読者応募キャラだったのも有名な話。 ・イナズマイレブン コロコロなどで公募が行われ、アニメ版にて応募キャラがストーリーキャラのように声が付くなどしてエピソードが作られたりする。 また必殺技や化身の公募も行われたこともある。 採用されたキャラクターは比較的好遇されている一方で最新作のアニメでは悲惨な扱いを受けてしまったことも……。 ・ドラゴンクエスト ダイの大冒険 連載後期に読者からオリジナルモンスターのデザインを募集し、採用されたモンスターを漫画に登場させた。作中では超魔ゾンビ、ジャッジ、ゴロアが該当。 超魔ゾンビは長年に渡るザボエラとの決着を付けるのに相応しいボスとして大暴れした他、ゴロアはダイの双竜紋覚醒、ジャッジはアバンとキルバーンの決闘に登場し、何れも作中の名場面・名勝負で活躍した。 ・ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 読者からキャラを募集し、それをモブキャラとしてだが全員漫画に登場させた。 全部で1700通ほどの応募があったらしい。当時の応募した読者は背景の中に自分のキャラがいないか、目を皿のようにして探したとか。 ・クロスハンター ボンボン読者の応募ハガキからモンスターのデザインを募集して作成するRPGという触れ込みだった。 しかし、デザインがドラクエ等のパクリと言われることが多く詳細は不明。 パクリデザインだらけなのを読者のせいにするための建前だったのか、それとも本当にパクリデザインばかりが読者から応募されてきたのか……前者であるならクリエイターとしても客商売としても問題外であるし、後者ならばそれらを採用した製作者はやっぱり問題外である。結局どちらにせよダメなんじゃないか ・クロストレジャーズ 上と名前が似ており、ジャンルも同じRPGだが全くの別物。 Vジャンプの読者からアイデアを募集し、鈴木信也氏のアレンジを加えて本編に採用していた。 ・ゾイド -ZOIDS- 月刊コロコロコミックの読者公募企画で採用された案を元にデザインされたのが名機「デススティンガー」。 タカラ社内でも人気が高いのか、これ以降「節足動物モチーフのゾイド」が定期的に登場するようになったのも投稿者の影響なのかもしれない? ・ミニ四駆 キャラではなくマシンの方だが、中学時代の武井宏之のデザインが採用され「ダッシュ!四駆郎」ダッシュ3号シューティングスターの原案となった。 その後武井氏は四駆郎の原作者・徳田ザウルス先生に見初められ、最終的に「コロコロアニキ」にて自分で四駆郎の漫画丸ごとを描くことに(*6)。 ミニ四駆のデザインコンテストはそれ以降も幾度となく行われており、 実はフルカウル時代の人気機種・ビークスパイダーも読者公募デザインの最優秀作品をブラッシュアップしたものである。 また、ミニ四駆に限らず、ある程度ヒットしたコロコロホビーはユーザーからのデザイン公募をよく行う傾向にあり、 有名な例で言えばベイブレードなども何度か同様のコンテストを開催したことがある。 ・デジタルモンスター 黎明期である2000年前後に多くのコンテストを実施した。 初代ギア『デジタルモンスターver.2』においては、ガルルモンを除く成熟期6体が公募デジモンである(*7)。 “デジタル”ということからか、公式サイト「デジモンウェブ」上やFAXサービスを利用しての応募のものが多い。 また、イラストではなく、ドット絵(+名称や設定)でのコンテストが多いのも特徴。 入賞作品は公式化するものも多かったが、上位賞に入賞してもその後の音沙汰がないものもあるなど、受賞作品内でもやや格差がある。 + 一覧 時期 コンテスト 公式化済み 未公式化 1997年 デジタルモンスターver.2 エンジェモン、バードラモン、カブテリモンベジーモン、ホエーモン、ユキダルモン - 1999年 デジモンウェブ第一回オリジナルデジモンコンテスト サイバードラモン、カラツキヌメモン、ゴッドドラモンスカルサタモン、コクワモン、ビッグマメモンサンダーボール - バンダイタウンFAXサービス第1回デジモンイラストコンテスト ザンバモン、イルカモン(オルカモン) ハンターモン、パンチナラビモン、にっこりモン バンダイタウンFAXサービス第2回デジモンイラストコンテスト マミーモン、ハニービーモン、フライビーモン アースドラモン バンダイタウンFAXサービス第3回デジモンイラストコンテスト オロチモン、デビタマモン ベソボムモン、ダンモン、かんどうしちゃうんだモン 2000年 バンダイタウンFAXサービス第4回 デジモンイラストコンテスト ファラオモン ゾンビモン デジモンウェブ第二回オリジナルデジモンコンテスト デジモン部門 ヴァルキリモン、ハリモグモン(トゲモグモン)マーメイモン、ウィッチモン テクノドラモン、ジェネラモンホーリーデジタマモン 同コンテスト デジヴァイス部門 クロスモン、スコピオモン、ドッグモンベーダモン改(イーバモン)、デスモンカラテンモン、パンダモン - オリジナルデジモンコンテスト2000 エントリー作品 ハーピモン、ランプモン - 2001年 Vジャンプ誌上 オリジナルデジモンコンテスト ドーベルモン - 2006年 デジウィンドウ オリジナルデジモンコンテスト ヨッ!ヨッ!モンアタマデカチモン、ミニデカチモン - 2007年 Vジャンプ オリジナルデジモンコンテスト UFOマメモン(キャッチマメモン)サーフィモン バンチョーオーガモン、ゴエモン、ミトコウモンツルモン、スカルルモン、スケバンラビットモン 2011年 デジモンクロスウォーズオリジナルデジモンコンテスト エカキモン、ガネモン、ズコゼニモンサウンドバードモン、ゼニモンバコモン、フットモン - 2012年 デジモンクロスウォーズオリジナルデジモンコンテスト ジョーカーモン、ピロモン、ヤキイモン - ※名称の後に()がついているものは公式化に際して名前が変わったもの ・コミックウォーズ コロコロコミックのほぼ全キャラが公募作品という企画。その回のMVPには勲章が送られた。 読者の絵をそのまま掲載したモブの中に明らかに騎士ガンダム(三種の神器)がいたことも……。 ・四コマ大作戦 コミックボンボンの読者投稿コーナー『おれたちBOM団』内のほぼ全キャラが公募作品という企画。 ボンボン連載の先生たちが当番制で、読者から送られてきたキャラを主役に4コマ漫画を描く。 ちなみに不採用となったキャラでも力作ならハガキをそのまま漫画の横に掲載される。 ・爆龍拳伝説ボンバーロード コミックボンボンの読者投稿コーナー『それってBOMテレ!?』内の連載漫画。ほぼ全キャラが公募作品。主人公パーティーに新しく仲間が加わった回を最後に唐突に打ち切り。 ・デュエル・マスターズ コロコロコミック誌上で応募企画があった。…といっても漫画のキャラクターではなくカード化企画、つまり「みんなにも新カードを考えてほしい」というものであり、かなりの才能が集った。 好評だったためか、その後新シリーズから読者のイラストがほぼそのままクリーチャーと化したスペシャルズが新章から十王篇にかけて多数登場した。 中でも《阿修羅ムカデ》はアニメ・漫画でヒール役として活躍し、多数の派生カードが登場している。競技シーンにおいても、一時期枚数制限がかけられていた《ガヨウ神》を筆頭に優秀なカードを多数輩出した。一方でネットミームを意識したと思しきカードや、他TCGのデザインを丸パクリしたようなカードも混入してしまった。 また、コロコロ読者本人をクリーチャー化するという「デュエル・マスターズ登場権チケット」なる企画も過去に行われている。 DM-20で登場したヒューマノイドの「闘竜勇士ナオヤ」は、名も姿もこの企画で当選した読者がモデルとなっている。 ・金色のガッシュ!! 単行本の巻末で魔物コンテストという応募企画を行っていた。 本編では登場する事はなかった……と見せかけて実はゼオン戦でのガッシュの回想をよく見ると受賞キャラがモブ生徒として登場している。 (このコンテストに限ったことではないが、)何度か盗作疑惑が発生し、20巻のおまけマンガで作者が注意を促したこともある。 「こういう賞でズルをすると、君達自身が責任を負わなきゃいけなくなるよ。気をつけようね。」 ・星のカービィ(アニメ) 小学館児童誌で行われたコピー能力コンテストで、最優秀賞のうち4つのコピーが97話に登場した。 それぞれ「トップ」「バトントワリング」「ウォーター」「アイアン」で、作中ではカブーが見せた夢という設定。 このうち「ウォーター」は『星のカービィWii』にて設定や外見こそ異なるもののゲームにも登場している。 また「アイアン」も元は2つの設定が統合されたもので、元となったうち片方の「メタル」は後に『参上!ドロッチェ団』に登場した「メタル」とよく似ている。 ・うしおととら 妖怪デザインのコンテストが行われ、最優秀賞「山魚(やまうお)」が時限鉄道編にて登場した。 ・からくりサーカス からくり人形と自動人形の2種類のコンテストを行い、それぞれの最優秀賞が本編に登場。 自動人形の方はメチャクチャ時間経った後にだが その代わり自動人形最優秀賞「ブロム・ブロム・ロー」は侵攻部隊総司令官の役職を持つ大物として採用されており、 サブヒロインかつかなりの戦闘力を持つキャラを作中で再起不能にするわ主人公も大苦戦させるわと大暴れしてみせた。 からくり人形最優秀賞の「アンラッキー」も黒賀村の長老3人が使用する人形として登場し、その連携と藤田アレンジの不気味さで勝を苦しめた。 さらには。最終回スタッフロールにて双方の応募者のフルネームが「○○(最優秀賞応募キャラ)原案」としてはっきりと書かれている。 ・ビックリマン2000 第5弾のコサックタンス、ドリブルトプス、きば船、にんじんじゃ、第6弾の愛猛女、1+1ワニ、アロえんま大王、地火蜂伝が該当。 これらのキャラはアニメ版にも登場した。 ちなみに第5弾は当初は最優秀賞の1キャラのみが選ばれる予定だったが、急遽4キャラに枠が拡張された経緯がある。 ・BORUTO‐ボルト‐ よく忍者を募集。モブキャラとして本編に出演することもある。 アニメでは応募キャラが関わるエピソードもあり、準レギュラーになったキャラも。 ・おきらく忍伝ハンゾー 独立した読者ページ「ハンゾー忍者の一歩手前」を持っており、毎回二枚ほど読者からの忍者を発表していて、 大量に配置されてハンゾーがズルしたため待ちぼうけを食う敵や、モブとして度々漫画に登場していたが、 式神の術を使う襲式鬼(おそうしき)の手で一気に大量登場したこともある。 ・地獄先生ぬ~べ~ 連載初期、並びに終盤の2度、オリジナル妖怪の読者公募を行っており、後者では実際に読者から寄せられた妖怪を2話に渡って作中に登場させている。 ・俺、ツインテールになります。 毎巻ツインテイルズと戦う怪人・エレメリアンを読者から募集していた。 本編に登場を果たしたエレメリアンもいるが、アニメ化の際にそのエピソードはカットされてしまっている。 ちなみにソイツが登場するのはよりによって水着回であった。 ・ボボボーボ・ボーボボ GPを受賞した「じごくのイルカ」が発毛獅志16区の6区総隊長として登場。 「ペロペロ真拳(ハガキでは『なめなめ真拳』)」の使い手だが漫画ではベロは使わず超音波を使ったりして戦う。真説に登場する世の中ナメ郎とは特に関係ない 登場エピソードではリーダー格のアイスンに劣らず目立っており、応募してきた読者の子のエピソードを勝手に捏造して不意打ちするなどかなりのハジケっぷりを見せた。 「このイルカも負けずに卑劣だー!」 最終的にはボーボボに撃破されずには済んだが、その前に他の読者公募キャラたちの群れに捕まって現世(?)に送り返される。 イルカの他にも1392円とトラック(虎の掛詞)が登場、イルカとボーボボが勝手に謎のプレゼントを追加した。 「キミには謎の物体Xを送るぞ!!楽しみに待ってな」「物体X!?何それ怖いよ!!いらないよ」 続編の真説・ボボボーボ・ボーボボでも公募が引き続き行われ、「かかってこいや!真拳使い」で金賞受賞した「ヴィク鳥ーファイター」と「カツオ谷ふみ夫」が裁きのGURAさんの部下・死刑執行人として登場した。 ・妖怪惑星クラリス 始まりからサービス終了後のゴタゴタに至るまであらゆる要素が不条理の塊であったソーシャルゲーム。 登場キャラクターもすべて悪夢めいたクソコラと区別のつかないような代物ばかりなのだが、 彼らのキャラクター名を公募した結果、なんJの悪ノリで付けられたような名前のものばかりになってしまった。 ・がんばれゴエモン 実はゲームに出てくる一部キャラがボンボン誌上などで募集していた募集キャラである。 分かりやすい所だと、SFCの2に出てくる地獄のお奉行隊(インパクトステージ雑魚)、及びわがし大将軍(和食城の乗れるメカ)など。 ・鋼鉄天使くるみ 作者の介錯先生方がゆでたまご先生と同じコンビ形式ゆえか、キン肉マンと同じ様に投稿鋼鉄天使を募集していた。 出番の多さも、これまたキン肉マン同様かなりまちまち…… 一部よく見ると介錯先生のものらしき投稿キャラが居たり、同一作者の作品が多かったりもする。 ・ワイズマンズワールド 「ジャレコ再生プロジェクト」と称してモンスターデザイン等をプレイヤーから公募したRPG。 採用された中にはゲハの荒らしコテハン「まこ8」がいることが当時一部で話題になった。 2022年にHDリメイク版の制作が発表されたが、「まこ8はオミットで」と名指しで消されてしまった。 ・スペクトルマン 放送第23・24話に登場した怪獣「クルマニクラス」が一般の視聴者から公募したデザインを基にしている。 ・#コンパス戦闘摂理解析システム 過去に5回(オリキャラ募集4回 コスチューム募集1回)コンテストが開催されており、第1回で最優秀賞に選ばれたキャラがパクリとバレて受賞を取り消しにされた。 ・夜桜さんちの大作戦 スパイ協会に所属するスパイを募集していた。特にIカップガトリングガンスパイが話題となった。 ・パワプロクンポケット 過去に二回募集があった。この中でほるひすはスタッフのお気に入りで他のシリーズにも度々登場していた。 ・パワプロアプリ 2017年から毎年12月から翌年1月に募集されている。ノミネートこそされてないがガンダーおじさんは莫大な人気を誇る。 ・魔法少女育成計画breakdown 『魔法少女育成計画』シリーズのウェブ連載作品。 ファンページ企画『僕の私のオリジナル魔法少女大募集!』内にて、読者から募集したオリジナル魔法少女「ミス・マーガリート」・「らぶみー恋々」・「パステルメリー」・「ネフィーリア」・「ドリーミィ・チェルシー」をメインキャラとしている。 ちなみに連載に伴って本名や本編前の背景も設定されているが、そっちにどこまで読者投稿分が反映されているかは不明。 ・ケロロ軍曹 幼年向け漫画雑誌『ケロロランド』でのファンページ企画『新隊員大募集』にて、読者から募集したオリジナルケロン人の中でシュララ軍団(シュララ、プタタ、メケケ、ギルル(ゲルル)、ドクク、ロボボ、ヌイイ、ギョロロ、ユキキ、カゲゲ)とジョリリがアニメに登場した。 追記・修正はオリジナルキャラを応募したことのある方にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ コロッケ!でも新しいバンカー募集してたな。何人かはコロコロのおまけのコロッケのキャラ全員集合なポスターにいたり、本編でモブでいたりしてたな -- 名無しさん (2019-10-09 19 13 27) ガッシュの応募キャラで明らかにマジバケのキャラいたけど次の巻でその絵自体を触れはしなかったけど他の作品まんまのキャラがいる事を伝えて「こういうのは色々怖いから気をつけようね」って警告してたな -- 名無しさん (2019-10-17 20 35 38) 昔、少年ガンガンで公募キャラでRPGを作ろうって企画があったはずなんだが……誰か覚えてる人いるかな? 調べてもその企画のタイトルすら出てこなくて……国会図書館にでも行って当時のガンガンを探す以外にないのかな -- 名無しさん (2019-11-07 03 31 12) ヒロアカ -- 名無しさん (2020-01-03 16 45 57) アンパンマンの人気キャラのしらたまさんの他、ドクダミ夫人、アルミ伯爵たちも実は応募キャラ(それが発表されているのは「てれびくん」)。それとクレヨンしんちゃんの「ひまわり」の名前も応募したモノだったような...。 -- 名無しさん (2020-07-08 22 55 49) 最近だとジャンプのミタマセキュリ霊ティーと夜桜さんちの大作戦で公募していた -- 名無しさん (2020-07-24 17 00 37) それと...ロックマンエグゼのボウルマン、ケンドーマン ゲートマンのアニメ出演については...ほんのちょっと複雑....。 -- 名無しさん (2020-09-07 23 30 04) ウルトラマンZでも特空機4号のデザイン案募集やってるけど、公式媒体に登場できるって訳ではないからここで扱うには微妙なとこだろうか -- 名無しさん (2020-09-27 06 10 51) エデンズゼロでオリジナルエーテルギアの公募が始まった -- 名無しさん (2020-09-27 10 48 52) ↑2 元々はウルフェスでやろうとした企画なんだろうかね -- 名無しさん (2020-10-04 00 55 32) 金剛番長とか積極的に応募キャラ採用してた気がする -- 名無しさん (2020-10-04 07 38 39) この手の企画で「とにかく最強」「世界観完全無視」みたいないわゆるぼくのかんがえたさい(略)がとても好きなんだけど探そうと思ったら無いんだよね。連載漫画とかの企画ならまず黙殺される存在だろうし -- 名無しさん (2021-02-28 17 16 07) ↑スキーマンとかビームミサイルキングとかだね。知恵をつけて半端に抑えた設定にするより、欲求に素直でのびのびしたのが好きというのはわかる。 -- 名無しさん (2021-02-28 17 33 26) NARUTOでも単行本の1コーナーで送られてきた忍者がアニメに出てた、と聞いた記憶がある。誰かは忘れたが… -- 名無しさん (2021-05-09 20 41 11) 鋼鉄天使くるみは? -- 名無しさん (2021-05-23 05 48 04) 魔神英雄伝ワタルでも、無印ではヒミコの忍法「マキマキウン〇くん」と、「( 新体操による )分身の術」、2はアームクジラと炎神丸が応募キャラとして登場。また、Dr.スランプ アラレちゃんの最終回近くのエピソードでは様々な応募のモノ( セーラー服のオボッチャマンくん、ガッちゃんズの喧嘩!?、突詰くんの幼馴染!!?( CV 鶴 ひろみさん ))が登場してた。 -- 名無しさん (2022-01-06 20 22 30) ガッシュの応募キャラは映画でもモブで出てたな -- 名無しさん (2022-01-06 20 32 56) サイボーグクロちゃんでも異世界編で読者考案の敵が出てたな -- 名無しさん (2022-01-06 20 36 26) 最近だとジャンプのSAKAMOTO DAYSで殺し屋を夜桜さんちの大作戦でスパイを メダロットでも公募していた -- 名無しさん (2022-01-06 20 40 23) クロスウォーズとビィトでもあったな ちなみに何の因果かどっちも三条陸作品 -- 名無しさん (2022-01-06 20 50 33) 2000年頃に『りぼん』の連載ギャグマンガ全てが一斉に新キャラ募集企画をしてたな。作品によって一話限りのゲストから準レギュラーまで扱いはバラバラだが。盗作キャラが当選→取り消し→別のキャラが繰り上げ当選なんて事件もあった(当選後読者から指摘された?)。作者が応募例として書いたキャラが読者から好評を受けて一緒に新キャラになった作品もある。特筆すべきは人間の小学生たちが主人公で現実的な世界観の漫画に「手足が生えた長ネギのクラスメイト」が採用されたこと。応募したやつも採用したやつもやべえ -- 名無しさん (2022-05-14 23 00 03) 東京喰種 捜査官募集 -- 名無しさん (2022-05-15 01 36 29) 東京喰種の捜査官募集は求人情報サイトに募集を出して読者の考えたキャラじゃなくて読者の履歴書を送ってそれを基にした捜査官が漫画に出るってかなり変わった企画だったな。 -- 名無しさん (2022-05-15 01 38 14) あと遊戯王のもこれにあたるかな -- 名無しさん (2022-06-01 17 40 35) 吸血鬼すぐ死ぬの星を降らせるおじさんやかなまら祭りが読者アイデアと知った時は作者も読者も頭おかしい(誉め言葉)と思ったもんだ・・・ -- 名無しさん (2022-07-17 02 05 13) ログ化を提案します。 -- 名無しさん (2022-08-07 12 16 52) ログ化しました。 -- (名無しさん) 2022-08-29 09 19 11 作者にかなりアレンジされてるけどNARUTOのキラービーも原型は応募キャラだったよな。 -- (名無しさん) 2023-01-22 01 32 00 エグゼのレーザーマンもだけどコスモマンやスワローマンもかっこよくて好き -- (名無しさん) 2023-11-15 20 50 03 報告にあった外部リンクを貼り付けた違反コメントを削除しました。 -- (名無しさん) 2023-11-16 21 48 12 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/yugi/pages/36.html
月の扉月の扉① 月の扉② 月の扉③ 月の扉④ 月の扉⑤ 月の扉 月の扉は長編のストーリーを見ることができます。 条件を満たすことにより、扉に入る事ができます。 クリアすると賞品などを貰えたりします。 月の扉① 月の扉① 場所:翡翠回廊 条件:ティータ Episode:オーバルギア開発計画/前編 賞品:ロングバレル改、3000ミラ 備考:ティータを操作し、戦闘になります。 敵情報ヘビィ・ザ・ムーン HP 9999 暗闇耐性がないのでスモークカノンがかなり有効です。 月光の癒し:与えたダメージ分だけティータを回復。 月光の狂気:全体攻撃,MOVダウン(HPが半分以下 になると使う) 月の扉① 場所:翡翠回廊 条件:ティータ・アガット Episode:オーバルギア開発計画/後編 備考:ティータが『オーバルギア』を修得します 月の扉② 場所:グランセル支部 条件:シェラザード Episode:依頼人 賞品:天眼、4000ミラ 月の扉③ 場所:銀の道(第4話から可能) 条件:クローゼ、編入試験合格通知 Episode:舞い降りた翼 賞品:隼眼、6000ミラ 月の扉④ 場所:サントクロワの森 条件:エステル・ヨシュア Episode:旅立ちの朝 賞品:記憶、8000ミラ 月の扉⑤ 場所:王立学園・旧校舎(第6話から可能) 条件:幸運のクオーツ Episode:幸せの石 賞品・ミラ:幸せの石、12000ミラ バザーを見た後、バレンヌ灯台でおじいさんに話しかけると会話イベントが発生します。
https://w.atwiki.jp/1933983/pages/30.html
このコーナーでは、東方、CSO、東方×CSOをテーマとした長編小説を載せていこうと思います。 腕に自信のある人はぜひ書いてみてください。 題名 ジャンル・主人公 著者 CounterStrikeToho(カウンターストライク東方) 時空移動シュミュレーション・SAS隊員etc 賢狼椿 東方水合戦 美しき幻想の闘い・クラン員 紅の門番 魂の抜けた者達との闘い 3月30日 第八話うp! ゾンビvs東方&CSO 劉嗣 東方夏月記 モバ(笑)で書いてたやつ Rum1A 秋と滝(Fall and fall) 第二章完成! 椛が妖怪の山を警備するお話です SEIKEN
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/2093.html
題名の無い長編その十六第一話
https://w.atwiki.jp/yaranaio/pages/20.html
長編 - 薔薇水晶 薔薇水晶 やらない夫のペルソナ4 元ネタ有り:ペルソナ4 完結済み ヒロイン:薔薇水晶・霧雨 魔理沙・小早川 ゆたか・星野 ルリ・菊地 真・ナタル・バジルール・亞里亞・グラハム 薔薇乙女で素直クール オリジナル 完結済み やらない夫は人気者なようです 元ネタ有り:ドラマ・小説『野ブタをプロデュース』 完結済み ヒロイン:水銀燈・薔薇水晶 やらない夫は一目惚れされたようです。 元ネタ有り:竜†恋 ヒロインはやらない夫 R18 やる夫は誰かを助けるのに理由はいらないだそうです 元ネタ有り:FF9 やる夫が現代を生きる仙人になるようです オリジナル 銀ちゃんと5人の妹たち オリジナル 短編連作 やらない夫達は捻れた世界にいるようです オリジナル 過去ログ直リンク やらない夫は吸血鬼に成り果てる 二次創作:ヘルシング ヒロイン:水銀燈・薔薇水晶
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/8780.html
ドラえもん 友情伝説 ザ・ドラえもんズ 【どらえもん ゆうじょうでんせつ ざ どらえもんず】 ジャンル アドベンチャーRPG 対応機種 3DO interactive multiplayer 発売元 小学館 開発元 リバーヒルソフト 発売日 1995年4月7日 定価 7,800円(税別) プレイ人数 1人 レーティング 3DO用審査 E(一般向) 判定 なし ポイント 『ドラえもん』コンテンツに新たな道を拓いた歴史的作品見た目も性格も個性的なドラえもんの親友達を巡る友情物語魅力的な本作のキャラはファンから長く愛されることに ドラえもんシリーズ 概要 あらすじ ドラドラ7のメンバー 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 本作発売後の「ザ・ドラえもんズ」について ドラえもんズの初出について 余談 概要 3DOにて発売された、ドラえもんのゲーム作品。 誕生間もないドラえもんがロボット学校時代を共に過ごした親友「ドラえもんズ(ドラドラ7)」を巡る物語である。 『ドラえもん』の派生コンテンツ「ドラえもんズ」の原点となったメディアミックス作品であり、3DOというマイナーハードの作品でありながら『ドラえもん』ゲームの代表作の一つに数えられている。 コンテンツとしての『ドラえもんズ』の詳細な解説は余談で後述するものとして、この記事はあくまでゲーム作品として発売時点の基準に立った解説を行う。 あらすじ 西暦2112年9月、聖ネコ型ロボ工作センターでは次々とネコ型お世話ロボットが作り出されてしまいました。そして、われらのドラえもんも、実はここで生まれたのです。ここで誕生したネコ型お世話ロボットは、人間たちのお世話をする勉強のために、聖ネコ型ロボ学園に通うことになっていました。もちろん、ドラえもんも例外ではありません。そしてドラえもんは、この学園で大親友と呼べる6人の仲間と出会いました。彼らは永遠の友情を誓いあい、いつしか、ドラえもんとともに「ドラドラ7」と呼ばれるようになったのです。 ある日、ドラえもんが親友テレカを使って仲間の1人であるドラ・ザ・キッドに連絡しようとしたときのことです。いくら呼び出しても、なぜかドラ・ザ・キッドとの連絡がとれません。不審に思ったドラえもんはもう1人の仲間、王ドラを呼び出したのですが、同じように連絡がとれません。彼らの身に何かあったのでは?と心配をしていたその時、大ニュースをもってドラミちゃんがやってきました。 なんと、ドラえもんをのぞいたドラドラ7の仲間たちが、彼らの生まれ故郷とでもいうべき聖ネコ型ロボ工作センターを襲ったというのです。さらに彼らは、すべてのネコ型ロボットを引き連れてどこかへ姿を消してしまったとも…。 22世紀の未来で何が起こったのか?また、親友たちに何があったのか? 彼らとの友情を取り戻すために、ドラえもんの冒険がいま始まるのです。 (取扱説明書より引用) ドラドラ7のメンバー 後年の作品と比べると、細部の設定が異なるキャラクターが多い。 ドラえもん ご存知主人公。今作では6人との「友情」を取り戻すため奔走する。 ドラ・ザ・キッド アメリカンヒーローに憧れアメリカに渡ったカウボーイ風のネコ型ロボット。空気砲を操る。 王ドラ 心優しいカンフーの名人。中華料理も得意らしい。 ドラメッド3世 砂漠に水を引いて子供達を喜ばせるのを夢見る魔法使い。 水嫌いや巨大化する設定は作中では描かれていなかった。 ただし設定自体は存在していたらしく、いずれも『小学二年生』95年1月号の時点で明かされている。 ドラニコフ ロシアの雪国在住。無口。 こちらも、丸いものを見るとオオカミのようになってしまう設定はまだ描かれていなかった(*1)。 ドラリーニョ サッカーの国・ブラジル在住。劇中でもサッカーにちなんだ発言を何度か行う。 エル・マタドーラ 闘牛士モチーフ。敬意を払った戦いを信条としている。 特徴 突然闇落ちした6人の親友「ドラドラ7」を助け、黒幕の野望を打ち砕くゲーム。 ドラドラ7は後年の作品で主に「ドラえもんズ」と呼ばれているが、本作では「ドラえもんズ」という名称はあくまでサブタイトル上での表現であり、ゲーム内においては「ドラドラ7」という名前でほぼ一貫している(*2)。 公式ジャンルはアドベンチャーRPGとされている(当時の児童誌での宣伝より)。 ただし育成の概念は無く、RPGの要素は薄い。 レベルアップの概念は存在するが、タイミングはほぼ固定である。 他のあらゆる3DOソフト同様、ゲームというよりも"プレイヤーがインタラクティブに介入できる読み物"という趣が強いのでその点は注意。 背景設定 冒険の舞台はドラえもんのいた22世紀。世界は「ドラドラ7」とその手下によって荒廃しており、いずれもイージーホールと呼ばれる箱庭の世界に潜伏していた。 イージーホールとは、生活に疲れた未来の大人たちが現実逃避するために作られた仮想の世界である。そこには西部開拓時代のアメリカや20世紀の中国など、様々な時代の地域をモチーフにした世界が広がっている。 ドラえもんとのび太はイージーホールの各世界を周り、それぞれの地域を支配するドラドラ7の面々と戦い、彼らにかけられた洗脳を解いていく。 やがて明らかになる黒幕を打ち破ればゲームクリアとなる。 基本的には擬似3Dで描写されたフィールドを移動し、あちこちを歩き回って物を調べたり情報収集をしたりしてゲームを進行させる。 時には、ひみつ道具を使って攻略を進めるシーンもある。 戦闘 本作にはランダムエンカウントが無く、ゲーム中の特定のタイミングで戦闘が発生する。 戦闘システムは『ファイナルファンタジーシリーズ』のATB(アクティブタイムバトル)に近く、リアルタイムで進行する。 画面上部のゲージが時間経過で溜まると、ドラえもんに所持しているひみつ道具を使わせるか、のび太に攻撃させる事ができる。一般的なRPGで例えると、前者が魔法攻撃、後者が通常攻撃のようなものである。 ひみつ道具は攻撃に使うものだけでなく、バフ効果があるものやイベント用の必須アイテムなど、さまざまな種類がある。 ゲージが満タンの間は、Cボタンを押している間だけ防御が可能である。 敵もまた一定時間ごとに攻撃し、たまに防御を行う場合もある。 相手の行動中に自分の行動を割り込ませることも可能で、その場合は相手の攻撃がキャンセルされる。 ただし各行動には発生するまでの前隙が存在するため、全ての行動を封じることは基本的には不可能。 ひみつ道具はメニューで設定した6つの中から、好きな物を戦闘中に使用できる。 ほぼ全て消耗品で、使用回数を増やすには道中に落ちている物を拾わなければならない。 本作ではゲーム序盤で四次元ポケットを破壊されてしまい、その反動で道具が次元を超えてあちこちに散らばってしまっている。 のび太はゲーム序盤で入手する道具「能力いただきリング」の力を使い、ドラドラ7の力を借りて戦う。回数制限は無い。 何も能力を持っていないゲーム序盤は、おもちゃのピストルで応戦する。 敗北しても、その戦闘からコンティニューが可能。設定上はドラえもんがひみつ道具の「逆時計」を使っているという扱いである。 消耗したひみつ道具も元に戻るため、敗北のリスクは殆どない。 また敗北のたびに、1/3の確率でランダムにひみつ道具を入手できる。詰んだと思っても、何度もやり直して強力な道具を入手するチャンスがある。 評価点 ドラえもんの生い立ちに踏み込んだストーリー 今作は、ドラえもんが生まれた直後のロボット学校時代の仲間たちとの友情が描かれる。 単なる番外編にとどまらず作品設定に関わる物語にもなっていて、キャラゲーとしては豪華すぎる作品である。 冒頭ではのび太がフルボイスでプロローグを語ってくれるが、ドラえもんをよく知るファンであるほど目頭が熱くなること請け合い。 「ドラドラ7」メンバーは個性派揃いで魅力的。 国をモチーフにしたキャッチーなキャラクターデザインは印象に残りやすく、それぞれが親しみやすいキャラクター性を持っている。 ゲームの節々では、各メンバーが持っている夢も熱く語られる。 いずれも最初は闇落ちした状態で出てくるものの、改心してからは打って変わって人柄の良さが現れ、好感を抱きやすい。 後述する問題点ではシナリオの大きな問題にも触れるが、それ以外は王道をきっちり抑えた作風になっており、当時遊んだプレイヤーからの評価は悪くない。 今作のテーマは友情。本作ではかつての親友が過去の記憶を奪われており、ドラえもんは葛藤しながら事件解決に立ち向かう。 誰もが知っているドラえもんの意外な友人関係が赤裸々に明かされていくのは、本作だけの味わいである。 最初のアメリカ編はこの点が色濃く描かれており、要所要所でドラ・ザ・キッドの変貌に悲しむドラえもんの想いは同情を誘う。 ドラ・ザ・キッドの辛い過去と、その穴埋めに奮闘する決着シーンは鮮やか。 当時のアニメ版の作風を徹底的に踏襲している。 ドラえもんが原作でもお馴染みのキレッキレな毒舌を吐いたり、小原のび太特有の独特な喋り方がテキストでも再現されていたりと、キャラゲーで重要な原作再現に関しては完璧と言って良い出来栄え。 しっかり作風が再現されているため、スタッフが変わった今遊ぶと懐かしい気持ちに浸ることもできる。 ドラえもんとのび太の掛け合いは思わずクスッとくるようなものが多くてユーモラス。メインシナリオそっちのけで、街中にあるものを隅から隅まで調べてテキストを読むのも楽しい。 たまにメタ発言を吐くのも原作チックである(*3)。 細かなファンサービス 「ぺタリハンド」「常に3mm浮いている」と言った裏設定がシナリオに活かされていたり、当時はややマニアックだったノラミャーコに関する設定を重要なシーンで拾ったり(*4)、アラブの街で封印された扉を開ける際の言葉があの魔法の呪文だったりと、思わずニヤリとするシーンが所々に仕込まれている。 なんと『21エモン』(*5)のゴンスケがカメオ出演しており、物語の節々で関わってくる。(*6) 芋掘りロボットという設定にちなんだ描写がされていたり、金稼ぎに糸目をつけなかったりと、キャラクターがきちんと一貫している。 ちなみに彼は本作を皮切りに、『ドラえもんズ』関連の映画では必ずと言っていいほど登場するようになった。 前年公演のミュージカル版『のび太の恐竜』に使われた、かなりマイナーなキャラクターソングを拾っている。 この「ラップンロールジャイアン」はシュールな歌詞とゲーム画面のインパクトが強く、曲名で検索すると初出のミュージカルを差し置いて本作の話題ばかり出てくるほど。CD化もされていないようなので、これを聞ける機会はかなり貴重である。 同ミュージカルからはエンディング曲「君にいてほしい」も流用されているが、こちらも名曲と名高く、「友情」をテーマにした本作のシナリオ・結末にもかなりマッチしている。 この曲は後に映画『ザ☆ドラえもんズ ムシムシぴょんぴょん大作戦!』(1998年)でも使用されており、そちらで知ったというドラえもんファンも多い。 賛否両論点 ラスボス戦がバランス崩壊気味 + ネタバレ注意 ラスボス戦はのび太がドラドラ7全員の能力を使って戦うのだが、基本的に、ドラリーニョ、王ドラ、ドラメッド3世の3つを組み合わせるだけで簡単に勝てる。 ちなみに、表示されるダメージは全て999固定。ただしこれは単なる表示上の限界値で、実際は内部でより高い値が計算されている。 ちなみにドラドラ7全員の能力は以下の通り。 ドラえもん HPを回復する。 ドラ・ザ・キッド 最序盤で能力を使えるときは、即座に攻撃できる空気砲として重宝するが、このラスボス戦ではゆっくり自動で移動するカーソルを合わせる必要があり、はっきり言って下記の王ドラ、ドラメッドの下位互換。 ドラニコフ 巨大化して攻撃力を上げる。ビックライトと同じ。 エル・マタドーラ バリアを貼る。透明マントと同じ。そのため初見の時には結構役に立つ。 ドラリーニョ ドラドラ7最強スキル。攻撃のスピードを上げる、ハッスルねじまきと同じ。これにより後述する王ドラか、ドラメッドと組み合わせると、とんでもないスピードで簡単にハメることが可能。 王ドラ カンフーで攻撃。これと先述したドラリーニョと組み合わせれば、簡単にハメられる。先述したドラ・ザ・キッドの上位互換。 ドラメッド3世 こちらは魔法攻撃基本的に王ドラと同じ。スピードは王ドラより少し遅いが、こちらでも十分なスピードを持っているため楽にクリアするには十分。 ただし初見ではそれぞれの技の効果を手当たり次第に探る必要があるほか、この戦いは直前の通常通りの戦闘を超えた上で勝ち確イベントのように挿入されるため、一概にバランス崩壊とは言えない面もある。 問題点 操作感がいまいち 今作はある程度歩くたびにグラフィックの読み込みが入り、0.5秒ほどゲームが止まる事がある。 フリーズしたかのような違和感がつきまとい、快適とは言い難い。 テキスト上で各セリフの発言者が表示されない このため一部シーンにおいて、ストーリーの理解を妨げることがある。 戦闘のバランスが酷すぎる 十分な調整が行われたのかどうか怪しく、戦闘メインのRPGならクソゲー扱いされてもおかしくない完成度である。 幸い本作はADV寄りの作品で、ゲーム中で戦闘が占める比重が多くないのが救いか。 最大の問題は、ある程度弱った敵がほぼ毎ターン回復行動を取ってくること。 その量はこちらの攻撃1~2ターン分に相当するため、まともにダメージを与える事が不可能になる。 これにより、ひみつ道具を使って行動を封じたり移動速度を上げたりしないと体力を削ることができない。まともに戦おうと思ったら膨大なプレイ時間を覚悟する必要がある。 しかもひみつ道具は消耗品で数も限られており、運が悪いとほぼ手詰まりに。こうなった場合にはわざと何度もゲームオーバーになることで、道具を調達しなければならない。 その上ゲーム序盤はほぼ全ての攻撃が完全防御されて殆ど攻撃が通らず、かなりストレスが溜まる。 ただし中盤からは「敵がスキを見せたところに攻撃を叩き込む」という『パンチアウト!!』のような戦略性が生まれてきて、この点はある程度緩和される。 またバランス崩壊ものの裏技が存在する。 + 詳細 ゲーム後半で手に入るアイテム「コンパクト」を使用すると、敵の攻撃を完封したまま10割コンボを叩き込めてしまう。 これはイベント専用アイテムで、普通に使っても一切ダメージが入らない。本来は無駄行動として設定されているものである。 しかし使用時に前隙無しで攻撃が発生して相手の攻撃を潰せるうえ、長い攻撃演出中に行動用のゲージが溜まって即座に攻撃を叩き込めるため、これを使うだけで相手は何もする事が出来なくなる。 コンパクトはイベント発生前に使ってしまいやすく(*7)、この裏技にすぐ気付けるのも問題である。 またイベント用アイテムゆえに使用回数の制限がないため、これを手に入れた後の戦闘はコンパクト1つでどうにかなってしまう。 チート能力ならプレイヤーの意志で封印すべきかもしれないが、上述の通り本作は戦闘バランスが悪くひみつ道具を消耗するため、結局この裏技に頼るのが一番の得策になってしまう。 ちなみに、このコンパクトはのび太が拾った何の変哲も無い化粧用品である。ひみつ道具の立場がまるで無いのでは… この裏技を使わないにしても戦闘は基本的に攻撃のスピードを早める「ハッスルねじまき」、相手の時間を止める「ペコペコバッタ」「タンマウォッチ」の2つを最初に打ってのび太で攻撃しまくるコンボが強力で、(先述の裏技ほどではないものの)大半の戦闘はこの2つで簡単にクリアできてしまう。 前者は攻略本でも「便利度ナンバーワン」と強調されていた。筋金入りの強アイテムである。 ゲーム終盤(中盤?)以降の展開 本作最大の問題点。終盤では作品の流れ全体をぶち壊しにするあんまりな展開が訪れる。 ドラ・ザ・キッド、王ドラ、ドラメッド3世を助け、いよいよ冒険も折り返し地点に来たとき、王ドラからの連絡によって他のドラドラ7メンバーも仲間の救出に向かっている事が判明する。 これまでのび太とドラえもんだけの冒険だったのが、かつて助けてきたメンバーも共闘してくれる事となり、物語としても盛り上がるところなのだが……。 + 後半の展開ネタバレ注意 残り3人(ドラニコフ、ドラリーニョ、エル・マタドーラ)の救出は静止画によるダイジェストで省略され、そのままラスボスの本拠地に乗り込む事になる。 この3人を助ける中で起きたドラマは全くと言っていいほど描かれない。プレイヤーは数分程度の紙芝居を見せられるだけで、ナレーションの類もテキストによるあらすじの紹介も一切無い。まるで週刊少年ジャンプの打ち切り漫画を彷彿とさせる大幅カットである。 あげくのび太達がビッグ・ザ・ドラという黒幕を既に見つけている前提でどんどん話が進む。 黒幕の名前はこのダイジェスト以前に全く出てきておらず、あまりにも唐突。そのバックストーリーも人物像もゲーム終盤まで描かれないので、盛り上がりに欠ける。 こうした省略にもかかわらず、その後ものび太とドラドラ7全員との間に友情がある前提で話が進むため、感動を誘うストーリーにもかかわらずプレイヤーによっては置いてけぼりにされてしまう。 それ以外もドラえもんがかなり強引な理由で退場するなど、話の進め方が雑(後述)。 逆にのび太の扱いを始めとした丁寧な部分もあるだけに、完成度を損ねているのが何とも勿体ない。 メディアミックスのキャラゲーは納期に限度があるため、今作もその煽りを受けてしまったものと思われる。もう少しやりようがあった気もするが……。 特に今作は小学館の各種児童誌とタイアップしており、連動して漫画作品の掲載も行われていたため、大きな延期はできなかった可能性が高い。 ただし、微小な発売延期自体は行われている。当時の雑誌では1995年1月時点で3月20日発売予定と書かれていたのが、翌月には2週間後の4月7日へと変更されていた。最大限許された延期がこの期間だったのだろうか……。 このシーン以外にも、全体的にイベントで済ませる戦闘がやたら多かったり、最初に出るドラ・ザ・キッドに比べて王ドラやドラメッド3世は比較的簡素なシナリオに収まっていたり(*8)、ラストダンジョンに出てくる敵がアラビア編の没案と思しきデザインになっていたりと、開発期間の足りなさを感じさせる部分が随所に見られる。 ラスボスに勝った後、目を疑う展開になる。 + ラスボス戦後の展開ネタバレ注意 ラスボスに勝利するとラスボスに対しドラえもんが垂直に上昇し水平に突っ込んでいくという異様な動きをする。 その後なんとドラえもんが死んでしまい、イベントで救助した女神に蘇生してもらう展開になる。 この時ドラえもんがわざわざ特攻した理由は描かれていないため、展開の強引さが目立つ。 総評 『ドラえもん』という国民的コンテンツの設定を、大胆にも掘り下げた一作。 あくまで派生作品でありながら、ドラえもんがのび太やセワシと会う前の過去を巡る事ができ、単なるキャラゲーの枠に収まらない作風となっている。 「友情」を巡る物語を通し、身近なようでいて明かされてこなかったドラえもんの意外な一面を楽しむことができるのは、本作だけの大きな魅力である。 ただし、「ドラえもんズ」ブランドを抜きに一本のゲームとして評価しようとすると、後半のプロットが大雑把に投げ出されている点はどうにも見過ごせない問題となっている。 キャラゲーとしての支持は大きいだけに、なんとも惜しい作品である。 本作発売後の「ザ・ドラえもんズ」について 本作発売とほぼ同時に「ドラえもんズ」は『ドラえもん』の派生コンテンツとして展開されていき、大山ドラ後期を代表する人気キャラクターへと成長していった。 キャラクターデザインを行った田中道明氏によりコロコロコミックで漫画作品が展開され、先駆けて公開された映画『2112年ドラえもん誕生』で設定に組み込まれたのを皮切りに、劇場版『ドラえもん』では同時上映として中編アニメーションが何本も作られた。 これら中編は作品毎に主人公となるメンバーが異なるのも特徴で、ドラえもん以外の全員が最低一度は主役を務めている。ドラえもんは大長編を控えているためか基本脇役で、時にはドラミに立場を譲ることもあった。 また、藤子作品らしからぬ美少女ヒロインが度々登場するのも特徴だった(*9)。 時にはテレビスペシャルで専用コーナーが作られた事も何度かあり(*10)、劇場に足を運ばなかった層も目にする機会は多かった。 また、学年誌でも後に『ブラック・ジャック創作秘話』や『新宿セブン』などを手掛ける宮崎まさる氏を原作に招き、大長編にも劣らない壮大なストーリーを展開した『ザ・ドラえもんズ スペシャル』も連載。 さらにこちらは作画の三谷幸広氏による『ロボット養成学校編』も連載され、キャラの掘り下げも積極的に行われていた(*11)。 そのほか、当時の小学館の児童誌では学習コラムやパズルコーナーにも起用されていた。 結果的に『ドラえもんズ』は長く愛されるキャラクターとなり、逆に後から3DOの本作を知って驚いた当時の子供も少なくない。 この7人以外にも中編にて怪盗ドラパン、お菓子職人のジェドーラと言った派生キャラクターも生まれていた。 また1990年代末期は『ドラえもん』というコンテンツ自体が大きな盛り上がりを見せていた時期(*12)でもあり、これも結果的に「子供たちのアイドル」としての側面を後押しした。 しかし、2000年を過ぎたあたりから関連スタッフが自重の動きを見せたことでコンテンツは縮小していく。 というのも、当時本家ドラえもんのプロデューサーを務めていた別紙壮一氏が「原作と作者の意向を尊重すべき」という根強い考えを持っていた。 『ドラえもんズ』をはじめとするスピンオフ企画の推進に積極的ではなかった(*13)ことも大きく影響しており、わさドラ世代への声優交代以降は全く存在に触れられなくなった。結果、今では半ば「なかったことにされた」状態である。 当時アニメーション監督を務めた米谷良知(現:米たにヨシトモ)氏によれば、原作ファン(藤子不二雄ファン)から難色を示す声も少なからずあった上に、別紙氏の意向で年々上映時間が短縮されていくなどプログラム内での扱いが悪くなっていった、とのことである。 これはアニメが大長編映画との同時上映という形式だったために原作ファンとの住み分けができていなかったことも一因であろう(*14)。 それでも80年代末~90年代半ばに生まれた世代からは、20年近く経った今も彼らの復活を望む声がそこかしこで挙がっている。 ドラえもんズの終息と入れ替わる形で台頭したのが『ドラベース』であるが、こちらは未だにテレビアニメ化を成し得ていない。 ドラえもんズの初出について 今作は「ドラえもんズ」のデビュー作として扱われることが多いが、実際は複数の解釈があり、資料によっても扱いがバラけている。 よくある解釈が「ドラえもんズのデビュー作は映画『2112年ドラえもん誕生』であって、3DOのゲームはデビュー作ではない」というもの。公表されている時系列(前者が3/4公開、後者が4/7発売)を根拠にそう紹介されることが多いのだが、実はこれは二重の意味で誤りである。 『2112年』が本作より先に公開されたのは確かだが、当時の雑誌で『2112年』のドラえもんズは一貫して「ゲーム作品からのゲスト出演」として紹介されており、公的な本格登場ではない。 例を挙げると、『月刊コロコロコミック』95年1月号では映画での登場を「3DOのキャラも登場する」という形で扱っており、『別冊コロコロコミック』94年12月号や『小学三年生』でも映画の方を「ゲスト出演」として扱っている。また『小学一年生』95年4月号では、ドラえもんズが『友情伝説』のキャラであると明言されていた。 実際、この映画のドラえもんズは端役扱いであった。 このため小学館は一貫して3DOのゲームを出身作と扱っており、「『友情伝説』はデビュー作ではない」というのは不正確である。 似たような事象が起きているキャラクターにミッキーマウス(*15)やソニック(*16)などが挙げられるが、これらは「公式に本格登場した作品」「厳密に初めて顔を出した作品」それぞれについてデビュー作と扱う媒体が混在しており、デビュー作を正式登場に限定する解釈は決して不自然なことではない。 ネット上には発売日や映画公開日の情報ばかりが残り、雑誌での記載が残りにくいため、このような誤解が生じたものと見られる。 後年に入り、米たにヨシトモ氏は自身のSNSの中で「元々ゲーム用のオリジナルキャラだった所に連動の話が入った」という旨のコメントを残している(ソース)。 そして本格登場以外も含めたデビュー作は『2112年』ではなく、1994年12月1日発売の『小学五年生』『小学六年生』12月号に掲載された今作のコミカライズである(作品詳細は後述)。 以上の点から、ドラえもんズのデビュー作品は「公式の扱いは3DOのゲーム」「厳密に最初に出た作品は今作のタイアップ漫画」ということになり、『2112年』の立ち位置は「ドラえもんズが初めて登場した映画作品」に過ぎない。 なお解釈が分かれる都合上、本記事とリンク元の一覧記事では今作を紹介するにあたって「ドラえもんズの"原点"」という表現にとどめている。 余談 エンディングはドラドラ7の設定が流れるがエル・マタドーラのみ流れない。友情をテーマにした作品でこの仕打ちは…。 本作の脚本を担当したのは、初期『FF』シリーズで有名な小説家の寺田憲史氏であり、後にドラえもんズのアニメ作品の「ロボット学校七不思議!?」や「怪盗ドラパン謎の挑戦状!」でも脚本も手掛けている。 氏は本作と同時期に出版された小説の後書きで、「次世代機で容量の壁が無くなったことで、せっかく書いたシナリオが「そんな容量ありませんよ」と言われなくて済む」と喜んでいたのだが…。結果として、容量ではなく納期の壁に阻まれてしまったのは皮肉としか言いようがない。 開発スタッフについて 今作のメインプログラマーを務めていたのはなんと、後のレベルファイブ社長・日野晃博氏である。 リバーヒルソフトに在籍していたこと自体はそれなりに有名なのだが、本作の開発に関わっていたことはあまり周知されていない(2023年1月現在)。 後年、レベルファイブは小学館とタイアップして様々なコンテンツを提供することになる。先駆けて今作でも同じことをしていたのは、何とも不思議な縁である。 スタッフロールの内容からすると、今作の開発は3DO初期の主要タイトル『ドクターハウザー』のチームによって行われている。 その発売日が1994年4月29日だったことから、『ドラえもんズ』の開発期間は11ヶ月程度しか与えられていなかったことがわかる。 しかも今作のアフレコは1994年11月15日に行われている(『月刊コロコロコミック』95年1月号より)。劇中のボイスに不自然な編集や矛盾などは見受けられないため、今作のシナリオはこの時点で確定していた可能性が高く、かなり切迫したスケジュールだったようだ。 『ハウザー』のスタッフロールも併せて読み取ると、この開発チームはたった11人程度しかいなかったらしい。 そのうち1人はオープニングムービー担当に回されていた(なんと外注ではない)上に、1人はサウンド担当だったため、実際のマンパワーはさらに減る。グラフィック担当3人にプログラマー3人という、かなりの少数体制だったらしい。 このスタッフは後にPSソフト『OverBlood』を開発しているが、そちらは本作より長いスパンと『ドクターハウザー』のノウハウがありながら、ボリュームの少なさを指摘されている。開発力に限界のあるチームだったのは間違いないようだ。 このインディーズ規模のスタッフで、ノウハウの無い独自システムの新作RPGを作らせるというのはかなり無理がある。なぜ小学館は大掛かりなタイアップをここに任せたのか、理由はわかっていない。 意外なことに、発売前のコロコロコミック読者の期待値は意外と低かった。 具体的に言うと、読者の期待度を示すアンケート結果(*17)は直前のSFC版『3』が2188ポイント(発売直前の94年12月号)だったのに対し、発表直後のドラえもんズは869ポイント(95年1月号)、956ポイント(同年2月号)と、半分にも満たなかった。 おそらく、SFCと3DOの普及率による差が現れたものと思われる。 しかし問題はその後である。実はこの2月号の特集記事では、本記事で最大の問題点として挙げた内容が既に載っていたのである。 + 折りたたみ部分のネタバレ注意 この時の記事にはアメリカ、中国、アラブのステージ紹介が載っていたのだが、その横には「3つのワールドをクリアーすると最終画面に!そこには恐ろしい敵が……!」とキッチリ書かれていた。 つまり「RPGにもかかわらず冒険の舞台が3つ+αしかない」というのが、発売前から明かされていたのである。 それも各ステージはドラえもんズの3人と紐付けられており、勘の良い読者であれば「残り3人はどうなった!?」と不穏な空気を察するのは難しくなかった。 この情報が載って以降、一番盛り上がるであろう発売前後も含め、『ドラえもんズ』が誌面のランキングに載ることは二度と無かった。 もちろんこれだけがランキング結果の要因とは限らない点には注意。たとえば戦闘システムは発売が近づいても詳しく明かされておらず、どういうRPGなのかは不明瞭なままであった。 今風に言うなら、当時の小学生は"地雷臭"を感じ取っていたという事なのだろう。 結果的に前評判を下げた本作だが、売り逃げされずに正直な情報を伝えてもらえたのは救いだったかもしれない。 最終的にキャラゲーとして高い支持を得た本作だが、海外ゲーム誌「NEXT GENERATION」95年7月号では首を傾げるような酷評が行われたことがある(参考動画)。 その評価は同年のソフトで59作品にしか付かなかった1/5点だったのだが、その理由は「日本語がわからなくても遊べるゲームだが、日本語がわからないとせいぜい7,8歳くらいの子供しか熱中できない」というものであった。 確かに3DOはリージョンフリーだが、だからといって日本語を知らないのに日本のRPGを遊んで批判するのは暴挙では……? ただしこのカルチャーギャップには、「ストーリー面の評価は高いがゲーム部分の出来は良くない」という本作の特徴が良く表れているかもしれない。 今作の攻略本は「3DOまんが版」という名義で発売されており、全ページの2/3が漫画で構成されている。 攻略本としてはクリアに必要な最低限の情報が載っている程度で、有用な情報はひみつ道具の入手場所と各効果くらい。ほぼ漫画のおまけとなっている。 収録された漫画は2作あり、いずれも発売前に描かれたものの再録。元はそれぞれ『小学五年生』『小学六年生』95年1〜3月号、『別冊コロコロコミック』95年2月号・4月号に掲載された。 ゲーム版のストーリーをなぞっているのは前者。雑誌掲載時はアメリカ編のコミカライズとして描かれ、結末はゲームに任せる形で省略された。 なお『五年生』『六年生』で内容の差異はない。 『別コロ』版は「ゲームの原作」という扱いで掲載されていたが、実際のストーリーはゲームと一切関係なく、『スーパー戦隊シリーズ』などに見られる形だけの原作表記に近い)。 『五・六年生』版は攻略本収録にあたって大きく加筆されており、ラスボスとの決着がゲームと異なる形で描かれている。 この掲載作では、序盤に出てきた「能力いただきリング」がその後一切出てこないという不自然な事になっている。実はこれは本誌掲載版シナリオの名残で、元々は物語終盤にこれを装着したのび太が原作通り最終決戦に挑んでいた。 ゲーム未所持の子供達にも需要が大きかったようで、なんとゲーム発売から2年後、3DOが業界から撤退して久しい97年8月20日になって第二版が増刷されている(*18)。 初版は表紙側のそでに『友情伝説』の広告が書かれていたのだが、第二版は『ドラえもんズ』単行本の宣伝に差し替えられている。 ネット上でも「ゲームは持っていなかったが攻略本だけ持っていた」という声が散見されており、当時のドラえもんズ人気の高さがうかがえる。 人気コンテンツの原点ゆえにファングッズとしての価値は高く、本作は中古市場でプレミア価格(1〜2万円)で取引されている。 3DOが不振に終わったこともあり、ドラえもんズの知名度に対してこのソフトを遊んだことがある人はかなり少なく、当時のドラえもんファンであれば魅力的に映るソフトとなっている。 ドラえもんズを知らない世代であっても、ドラえもんズを既に知っているファンには味わえない新鮮な楽しみが待っているので、ドラえもんファンなら世代を問わず遊ぶ意義のあるソフトである。 ただし高い値段で購入するのであれば、本記事で挙げた難点がある事も留意した方が良いかもしれない。 こうした背景もあり、3DOを代表するソフトとしても『ストIIX』や『Dの食卓』に劣らない知名度を誇っている。 少し値が張ってもいいのなら、これから3DOを遊ぶ人はハードを代表するソフトの一つとして購入の選択肢に入れてみてはいかがだろうか。 ドラえもんの3DOソフトとしては、今作以外にも『ドラえもん・ひみつ道具アタック!』と呼ばれる非売品が存在する。 これは先述のミュージカル(一部会場のみ)で展示されていたソフトだったという。開場してから開園するまでの間、整理券を配られた観客がプレイできたとのこと。 小学館の児童誌では「ここだけでしか遊べないソフト」と強調されており、完全オリジナルの非売品だった。 ストーリーは「白亜紀に遊びに来たのび太たちが"恐竜大帝"という悪役に誘拐され、ドラえもんが助けに行く」というものであった。 コロコロコミックに掲載された画面写真には3×4のパネルを使った神経衰弱と思しきゲームが映っている。正確な内容は不明だが、パネルをめくって出てくるひみつ道具を揃えるミニゲームだったようである。 3DOらしく、ひみつ道具はプリレンダリング3DCGで表現されていた。 ROMの流出などは起きておらず、2023年現在プレイする方法は無い(*19)。インターネット上にも今作のプレイ体験談などは全く無く、ほぼ幻のソフトとなっている。 3DOマガジンが取材した会場には、わずか20本しか展示されていなかったようである。 参考資料 94年7〜8月に出た小学館の各児童誌、3DOマガジン94年9-10号