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フルーラ萌えスレ小説保管庫 現行スレ 【アーシア】フルーラ萌えスレpart3【巫女】 過去スレ フルーラ萌えスレ フルーラタソを語るスレ 関連 フルーラ専用お絵かき掲示板 フルーラスレ小説・SS保管庫 現行スレ連載完結作品(設定:ダイパ準拠) 作者:葉っぱ ◆lx3oly121M アーシア島へ 歓迎 謎の二人組 消えた宝玉 祭りの夜 電話 決戦開始 決戦 決着 涙 旅立ち
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単行本 歪笑小説 (集英社文庫) 名前 コメント
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ここでは、一般の方々に良い小説を書いてもらいたいがため、このような、 書き込み場を、作りました。 最初は、皆様の意見を聞いてから。 名前 コメント
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【サイト名】官能小説「自給自足」ラボ 【h抜きURL】ttp //www.echna.ne.jp/~meg/index.html 【管理人】HJR氏 【コメント】
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初代小説 sequence Ⅰ sequence Ⅱ sequence Ⅲ sequence Ⅳ sequence Ⅴ sequence Ⅵ sequence Ⅶ sequence Ⅷ
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【サイト名】まさっち官能小説のお部屋 【h抜きURL】ttp //members.jcom.home.ne.jp/masacchi/ 【管理人】まさっち氏 【コメント】 中学生に落とされていく人妻を書く新人太郎の甥は中学生は秀逸
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僕はある日幻想郷に迷い込んでしまった、そして帰る方法が分からない僕は 幻想郷でのんびりと暮らしていた、そんなある日僕は魔法の森という所で ボール遊びをしていた、そしてそのボールが魔理沙の家のガラスに 当たってしまった僕はやばいと思い逃げた、その数日後僕は魔法の森へ再び 行った、理由は魔理沙の家の様子を見るためだ、そして、そこで魔理沙と会った 魔理沙は腕を怪我していた よっ!〇〇こんな所で何してるんだぜ? 僕は驚き咄嗟に散歩だと答えた、そして 僕は魔理沙に聞かれた、 なぁこの間さ私の家のガラスを割った奴がいるんだぜ お前何か知らないか?、と聞かれ僕は知らないと答えた、 その後 霧雨家 なんだかあいつ怪しいのぜ、妙に怯えてたしきっとあいつなのぜ、 許せない絶対に許せないそう思うと心に怒りの炎がメラメラと燃えて くる そして更に数日後僕は魔法の森を再び散歩していたその時背後から声を かけられた、よぉ〇〇元気か?と聞かれ、うんと答えた、 魔理沙は僕にこう言った私さお菓子もらったんだけどさ 1人じゃ食べきれないんだぜ、と言われ 魔理沙の家に招待される事になった、僕は魔理沙の家で オレンジジュースと お菓子をご馳走になった、そして帰ろうとすると意識が朦朧としてきた そして意識を失った、目を覚ますと僕の手足は鎖で縛られていた、呆然とする僕の前に現れた魔理沙の顔は明らかに 怒っていた、そして僕にこう言ったお前私の 家のガラス割ったよな?と聞かれ僕は素直に答えられなかった、すると 魔理沙は僕の体を竹刀で叩いた、物凄く痛い何発も何発も 竹刀で叩かれ僕は心が遂に折れた、僕が…僕がガラスを割りました、そして 霧雨魔理沙様の大事な体に傷をつけましたと、僕は泣きながら言った 魔理沙はこう言った、許して欲しければ私のお仕置き全部受けろと言われ 僕は頷いた、そして地獄の様な拷問が始まった、竹刀から始まり、僕の体の上に馬乗りになり毒霧、ムチ責め、蝋燭責めをされた あまりの痛さに痛いんだよおおおおおおおおおおおお!!!!も゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!と 僕はキレた、だがそれを上回るように魔理沙がキレた 痛いのは分かってんだよおいオラァ!!!! その後僕は魔理沙のベットの毛布に包まり泣いた 泣きじゃくる僕に対して魔理沙はこう言った、あたしの事 気持ちよくさせれたら許してやるぜと 言われ、魔理沙の足先から舐めたり、ぴちゃぴちゃ舐めて クンニしたりした、 だけど魔理沙を気持ち良くする事が出来なかった、 気持ちよくできましたか?と聞かれ「出来ませんでした… と答えると魔理沙は、じゃあオラオラ来いよオラァ!!!! 僕はトイレに引きずられて行った 掃除しろと言われトイレの便器に顔を押し付けられた、 悪い子は便所掃除だと言われたり トイレの便器におしりを無理やり入れようとしたりしてきた わかる? 突っ込め。突っ込めって言ってんの、ね? 突っ込めって言ってるんだぜ!! 入らないのか?、魔理沙は不満そうな顔をする、まぁいいやお前…、今日から…、便器なんだぜ、僕は便器に座らされ おしっこを掛けられる おしっこをかけられた後魔理沙は僕をお風呂場に連れて行った、ほらお前の為に 水風呂用意しといたからと言われ僕は水で体を洗われた、 そして水風呂から出た後僕は押し倒されて犯された何度も何度もそして僕は 魔理沙の中でイってしまった、そして魔理沙におまんこを しゃぶれと言われしゃぶった、一生懸命に何度も何度も ~~終幕~~ 魔理沙「こっち来い…」 〇〇「うん、…」 (窓際に連れて行かれる) 窓「ガラガラガラガラガラガラガラガラ…」 窓「ピシッ!!!」 (締め出される) 〇〇「ねぇ助けて、ね、助けて入れて!(ガンガンガンガンン…)」 窓「ピシッ!!!」 〇〇「ねぇ寒い入れてよぉ…入れてってばぁ…n(ガンガンガンガンガン…)」 「はぁぁ…」 そしてその後、朝までベランダに放置された後、性奴隷になる条件と 引き換えに、家の中に入れてもらった、僕は魔理沙の性奴隷としてずっと魔理沙と暮らしています、魔理沙の性奴隷として暮らす事が僕の償いです、僕が…僕が魔理沙を傷つけたから。 PS 最近誕生日に魔理沙からプレゼントで首輪を貰いました 魔理沙は僕に良く似合ってると言ってくれたので嬉しいです
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これは私である水龍が作った自作小説集です この小説はゲーム進行しながら作っているので攻略に参考としてもOKです 小説は月曜・金曜、土日、祝更新予定です 1作目 ポケモン不思議のダンジョン(最高となる戦い) 2作目 ポケモン不思議ダンジョンレディー(近日開始) 3作目 Light and a fight of the darkness 4作目 バトルロボレーサーズ 5作目 魂獣 第1章 始まりと戦士 魂獣 登場人物紹介 6作目 デジタルモンスター 地と聖の伝説 デジタルモンスター 地と聖の伝説 登場人物紹介 別サイト製作作品 ドラゴン伝説 ドラゴン伝説(100%修正版) ドラゴン伝説The last legend ドラゴン伝説 登場人物紹介 時の探検隊 著者 蒼く!ペンギン さん ポケモン不思議のダンジョン小説 総合登場人物 小説についての会議会
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夢幻学園は今日も事件が起きていた。給食のパンが爆発したり、校庭から恐竜の化石が発掘されたり… しかしこの白鳥裕也、夢幻学園の事件とは平常運転ならば一切の関与を持たぬ。 そんなこんなで子乃ちゃんが失踪してから早くも二週間が経過しようとしていた。 俺は今、一人寂しく下校の準備を完了していた。じわじわと下校の準備をするのがコツだ。 異能者のクラスメイト共と揃って下校などしてみろ、どんな不条理が待っているかわからない。 「………」 未だ一人だけ沈黙して座ってる変な子…確か、傀羅(かいら)ちゃんだっけか?がいるけど、この際彼女は視野にいれなくてよいだろ。めんどいし… 子乃ちゃんがいたならここで『準備がおせーよぉぉぉおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!』だの言いながら俺の脳天に踵落しを決めてくれるのだろうが… 俺の脳天は依然寂しいままだった。いや、断じてマゾではない。いつも陥没しているはずの脳天が陥没していない事に少し違和感を覚えているだけだ。 あの時、俺が青春時代独特の勢いと軽い口で子乃ちゃんへ愛の言葉を囁かなければこんなことにはならなかったのだろうが… ……… 非常にマズいことをしてしまったという感じがする。 俺は二週間経ってその事がじわじわと分かってきた。学校を下校していて思う。今日は誰ひとりとして俺と喋らなかった。 そう!何故なら俺は、この夢幻学園に蔓延るありとあらゆる不条理に向かって不干渉を誓っているから。 おかげで今日は鈴莉ちゃんにも少し遠慮というか配慮されてしまった。俺から漂う不幸オーラのおかげだろうか? クレイちゃんなんか俺に向かって『漸く性犯罪者から足を洗ってくれたな!今日からお前は性犯罪者予備軍だ!』などと意味不明な供述を吐きはじめた。 …いや、クレイちゃんはどうでもいい。 鈴莉ちゃんめ…ひょっとして学園内で起こるあらゆる事件への俺の余りな消極的っぷりに失望したのか?もっと冒険しろよってことか?そうなのか? そうであってたまるかよ!!! 俺は無力だ。この学園にも無能力者ぐらいたまにいる。でも珍しいぐらい取り柄がない!無才能の才能がある!!!! そんな俺が事件に関われだって!?馬鹿め!不可能だ……下手すりゃ死ぬ…俺はまだ………死にたくない……… 俺の将来など、例えありとあらゆる不条理を抜けて生き残ったとしてたかが知れている。 だから、漠然と絶望していた…時間にじわじわと嬲り殺しにされていた… そんな俺に未来をくれたのが若林子乃!!!かの女!だったのに!!!! 「グワァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!忘れ物したァァァァァァァアアアアオオオオオ!!!!!!「うるせーぞ!」…ッぐえ!」 どこの誰とも知らん生徒に石を投げられた。むしゃくしゃして叫んだだけなのに…卑劣な!…いやまて、何を叫んでる? いつもの俺ならクールに(あ、教室の忘れ物しちゃった。やれやれですわ)と心の中で呟いてクールに教室に戻るのに… 無意識的に余計な危険の種を撒いていた…なにをしているんだおれは… なんだかわからんが、白鳥裕也はむしゃくしゃしていた。理由はわかってる。 それに以前より上手く『消極的な生き方』ができない。妙な自信がついちまっていたのだ。 全て若林子乃…ちゃんのせいだ。おのれ!若林子乃!!!!!!!!!!!ちゃん!!!!!!!!!絶対探し出す!!!今日は夢幻街のどこを探そう。 「んなことより忘れ物だ。忘れ物も見つけられない奴が、探し物など見つけ出せるはずもあるまい(?)」 ガラッ!と教室を開けた。そこには………例の少女がまだいた。 「うーん………ぐぬぬ………」 「………?」 何してんだ…先程から全く微動だにせずイスに座っているこの女…!あとなんか唸ってる…なんか苦しそう…! いつまでそうしてるんですか?…と、尋ねてみるか?いや、馬鹿だ。それは余計な干渉…! 絶対何か変なことに巻き込まれるに決まってる…ふざけるな…ふざけるなバカヤロー!!!!!そんなこと!!!! 「………い、いつまでそうしてるんですか?」 「うぐぐ……見たらわかるでしょう、座る練習よ……」 こっちを見ないで苦しそうに呟くこの少女…銀色の絹のような髪の毛…いや、そんな変態的な観察は今どうでもいい。何をしているんだ俺は…! いやそんな自己嫌悪もどうでもいい。今この女なんて言ったんだ…? 「ぎぎぎぎ…いつも空中でホバーして休むからさー私……座るって行為が苦痛で苦痛で…なんとか『普通の異能者』っぽくするようにこうして座る練習を………あ」 「え?」 「おい」 少女の手のひらに突然拳銃が『浮き出る』。そしてそれをあろうことか俺に向けたのだ。 「(ほら見ろ俺の馬鹿野郎ォォォォ!!!!!)」 「いい?今言ったことは全てジョークよ、えーと…白石幽鬼くんだったかな?ん?私は空中でホバーしながら昼寝などしない 私の異能力は拳銃を体の中に入れておくことができるだけのショボい能力であって別に何かそれ以上の凄いモノとか秘めてないから 私『勢井都 傀羅(ぜいと かいら)』は、それ以外の何者でもないのよ!!!いぃい!?わかった!?!?」 「は、はい!あなたは空中でホバーしながら昼寝などしないし、あなたの異能力は拳銃を体内に入れておくことができるだけのショボい能力です!それと俺の名前はしらと」 「誰がショボい異能者ですってッッキサマァァァァ!!!!!!聞き捨てならねーッ!!!私をショボい異能者だなどと愚劣したのは貴様が始めたぞ!」 「エエェェェエィ!!?」 「ウフフ…丁度イスに座りすぎて苛立っていたところよ……ちょっと貴方…しゃがみなさい」 「なん……」 し…死ぬのか…!?僕は死ぬのか…!やばい…恐れの余り一人称が不安定になってきた…!クソ… これだから嫌なんだ夢幻学園は…!ちょっとだけ…ほんのちょっとだけの好奇心が死を招く!!! 「いいからとっとと跪くのよ。ほら!ほらほら早くゥ!!」 「うう…一体何ゆえ…殺すというのですか…この白鳥裕也を…」 「ううん…そうじゃない…そうじゃないのよ白石くん……こうしたほうが狙い易いからねェッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」 ソギュウウッ!!!!ンンッッッッッッッッッッ!!!!!!! 彼女の胸部が突如超巨大な大筒に変形!!!!!! 「カイラ☆バズゥゥゥウウウウウウウウカァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 『!?!? マァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアッスルハァァァァアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!』 ドゴオゴゴゴゴゴオオオオオオオアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 教室から学校の廊下へ向かって発射された超破壊光線は壁をぶち破りあっという間の周囲を爆煙で見えなくする!!! 『ぬうう……このマッスルハートの大胸筋に傷をつけるとはッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!これは社長に報告せねばなりませんねェ!!!!』 「こ、こら!待ちなさいッ!!!!そこの筋肉!!!!!」 『待てと言われて待つボディービルダーはおらぬゥゥゥッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ』 逃げたか…と呟いた傀羅さんの表情は苦虫を噛み潰したような顔だ…つーかなんださっきの筋肉!?つーかなんださっきの破壊光線!?!?!? 拳銃を体内に入れておくだけのショボい能力とか大嘘じゃねーか!!!!!!!!!!!! 「フッ…白石くん…どうやら見とれてしまっているようね。仕方ないわ、貴方も私達の秘密結社『ザ・パーティ』に入って貰う……!!!!!!」 「なん…………だと…………!?それと白鳥です………!!!!」 どうしてこんなことになってしまったんだ………!!!!そして何よりこの女……!!!! 「ついてきなさい、白石くん……いいえ、白石幽鬼………!!!!!!」 俺の名前を覚える気が全くない………ッ!!!!!!! 中編へつづく
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☆白鳥寮☆ AM 9 00 皆さんは夢幻学園四天王をご存知だろうか。 いや新しい設定だし多分ご存知でないと思うのだが… そう、この夢幻学園に存在する『風紀委員』という名の暴力団体で中々著名な凶悪な四人の異能者達… と…いうのはレッテルで、実は心優しき異能者… と…いうのは自称で、実際は人格破綻者の集まりである。 この俺、白鳥裕也の絶対に関わるべからずな危険人物リストに見出し付きで載るような連中ばかりだ。 「うふふ白鳥さぁーん、今日は何して遊びますかぁ?」 「馬鹿者!白鳥は私の玩具だ!」 「なんですってあなた!玩具って…何様ですかこの野郎!」 昨日の夜は現実逃避に明け暮れて自分の部屋に閉じこもろうとしたものの 彼女達に無理矢理こじ開けられた挙句何故かこのように言い争いとなり── というか壱河ちゃんはなんで普通に俺の部屋にいるんだろう。 というかこれ…俺、死ぬの? 「チッ…ムカつく女だ…なぁ貴様もそう思うだろ白鳥?」 「あなたは全く常識がなってません!こんな女捨てて私とどうです白鳥さん?」 ──俺に平和はないのか。 「なるほどなるほど…つまり私に喧嘩を売ってるんだな貴様…」 「気づくのが遅いわねぇ?やっぱ低脳なのかしらー?あははは!」 「なんだと貴「ねぇ!!…君達…」 「なんだ白鳥」「なんです白鳥さん?」 一斉にこちらを向く二人。何故そこは被る。 「せっかく日曜なのにこんなとこでこんなことしてるのはよくないよ…」 「そうか。じゃあ銀行強盗にでも「私と遊園地へ行きましょう!」 「うん?やはり貴様調子に乗りすぎだな?ちょっと消滅してみてくれ。」 「あなたこそ壊滅してみてちょうだいな」 「ぎ、銀行強盗は横暴すぎない?遊園地は…お金が…」 「それなら銀行強盗してから遊園地に…」 「銀行強盗してから暴力団事務所に突撃…」 「そーうだ!!!!!!珍しく良いこと思いついちゃったぞー!!!!!!」 とりあえず大声で彼女達を黙らせることにした。 その頃、風紀委員会本部では… 「………壱河の奴が先日より行方不明ねェ?」 「ハッ…阪井様は何か知らないかと宮城様から尋問を承った次第です。」 『阪井様』と呼ばれた男は、遮光がしっかりとされていて、壁は黒の無地で塗られた部屋にて椅子に座っていた。 肉眼では見えないがどうやら足を組んでいるらしい彼は、彼を『阪井様』と呼んだ如何にも下っ端らしい男を見ながら口を開く。 「はァ~…俺ァよ、宮城の壱河病に付き合ってる暇はねェんだわ…わかったらとっとと失せとけ」 「…わかりました。失礼します…。」 下っ端は音も無くその場から消えると、その場に残った彼、阪井凛導『サカイ リンドウ』は鼻で笑い、呟いた。 「………壱河ァ…テメェはそんなヤワな奴じゃねェよなァ…」 その頃、校舎へ向かう子乃、裕也、そして壱河鈴莉は… 「風紀委員会本部なんて行ってもつまらないだけですよぉ?」 どうやら白鳥裕也の提案によって風紀委員会の総本部へ向かっているようだ。 壱河がいるので、正式に門から入って中を見ることが出来る。 風紀委員会総本部に入れるのはごく一部の信頼できる風紀委員のみなので貴重な体験である。 基本的に無断で入ると有無を言わさず殺されるのがそこ、総本部である。 そこに立ち入り無事に帰ることが出来るなんてまたとない機会だ! 裕也はただの時間稼ぎの積もりだったが、割と期待していた。 また、それが死亡フラグだと言うことに気づくことはなかったのだった。 「まぁまぁ…子乃ちゃんも行きたいでしょ?」 「弱者の集まりだろう?胸が熱くなるな。」 「…………喧嘩売ってるのね?」 「今更気づいたのか?お前は能力だけでなく頭も弱いんだな。」 「なんですって「まぁまぁまぁまぁ行こうよ君達!!!!さぁレッツゴー!!」 「うー…白鳥さんがそう言うなら…」 「何だか納得いかん…」 「(………ふぅ…)」 裕也は二児を持つ父の気持ちがなんとなくわかったのだった ☆風紀委員会 総本部☆ 「ここが総本部よ!どう?凄いでしょう!」 「広いロビーだな。気に入った!この施設、私が貰おう!」 「子乃ちゃんやめてね…」 厳重な検閲を抜けた先に待っていたのは巨大なロビーだった。 なんというか、すごいとしか言葉で出てこない。 流石は夢幻学園か… …ん? 「待ってくれ!」 「確かに君をここで殺すのは我々としても不得だ…」 「そうだろう!!だから許し」 「だが我々を舐めて貰っては困る。」 「薄汚い不良共が蔓延ることは即ち我々、風紀委員会の面汚し。」 「ひ、ひぃぃい!」 「汚物は早々に去れ。」 「この世からな。」 「ギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」 ………。 ………………。 「おー面白い公開処刑だな!」 「そうでしょ?本部じゃ捕らえられた不良生徒がああやって処刑されるのよ☆」 命の危険を察知ッッ!! 「ねぇもう十分見たし帰らない!?」 「…何を言っているのだ白鳥。」 「あらら…せっかく来たのに…そうだわ!私の友達を紹介してあげますわ!」 「ほう。」 「え゙っ…」 廊下を歩く裕也、子乃は、鈴莉によって例の『友達』の場所へ案内されていた…… 「この廊下を抜けるとー…」 次の瞬間ッ!! 『侵入者警報!侵入者警報!直ちに抹殺せよ!!直ちに抹殺せよ!!』 男の声が鳴り響いた。 「え?え?し、侵入者って何?ちょっ…俺死ぬの!?」 「あー…この声が私の幼馴染その一!虎菊紅閻(トラギク クエン)くんだよ!」 「なん……」 すると突如 背後のドアが 吹き飛んだ!!! 厳密に言うと引き裂かれるようにして真っ二つになり まるで紙くずが吹き飛ぶかのようにその二つになった扉は吹き飛んだ!!! 「侵入者は貴様らかァァァァァ!よくも壱河を操り人形にして俺の目を欺いたなァァァァアアアアア!!」 そこに立っていたのは巨大な鎌を持った三白眼の男だった。 第一次死亡フラグ警戒態勢が俺の中で発令する。 「なんかコイツ勘違いしてないか?」 子乃がジト目で男を見るが男の耳には届いていないらしい。 俺の長年の経験によればこの男のこの態度はかませ犬だ。 案ずることはない。 「チェッ…面倒臭いなぁ…虎菊クンは!」 彼女、壱河がそう言うと手を廊下の地面に触れる。 すると、触れた地面がモリモリと蛇のようにウネウネした鎖が大量に生えてきた… というより、『地面が鎖に変わった』。 そしてその大多数の鎖は彼、虎菊の所目指して、獲物に噛み付く蛇の如く吹っ飛んだ。 ついでに鎖の先は、鋭利になっており丁度良く刺さりそうだ。 「じゃかあしいィィィイイイイイイ!!」 だが大鎌の男はどういう筋力をしているのか自分よりも巨大な鎌を器用に動かして鎖を切り裂いたり、中央から削ったりして破壊。 同時に廊下が半壊した。さらに鎖を発した壱河に何時の間にやら高速で接近。次いで大鎌の一撃。 壱河は瞬間、地面から無数に生やした鎖で自分の身を固める。 物凄い数の鎖だ。大鎌を受け止めるその様は、まさに鉄壁と思われた。 だが数秒とかからずそれをも大鎌が破壊してしまう。 どうやらこの男、尋常じゃない怪力を持っているらしい。 だがその矢先、虎菊の手足に厳重に絡みつく数百の鎖。 大鎌で断ち切ろうとするも、その反応が遅れたようで鎖に大鎌を取り上げられる。 そして、虎菊は完全にその場に固定されてしまった。 「グッ……!!!」 「近づき過ぎたね?虎菊クン。一瞬でキメなきゃぁ、駄・目♪でしょ?」 結構キレている顔の虎菊に挑発とも取れる表情でそう行った壱河ちゃん。 「だ、大丈夫?壱河ちゃん…」 「もう、鈴莉ちゃんって読んでくださいよ白鳥さぁん」 誘惑するような甘い声で俺にそう言った壱河。 「え!?えっと…す、すずr」 「………………ビッチ」ボソ… 「…す、鈴の音が聞きたいなァー!」 「むー…」 子乃の殺気を感じたので最後まで言えなかったでござるの巻。 「でもこれでこの大鎌の人はなんとかなりそうだね…」 「じゃあ幼馴染その二でも探しにー…」 「待て…」 「!?」 「白鳥とか言ったか…貴様なんぞの思惑に壱河の意思が…ッ!俺達四天王が乗せられてたまるものかよォオオオオオアアアアアアアアア!!!!」 ギャッギィ!!! 豪快な音と共に、千切れて行く鎖ッ!! 血走って前が見えていない虎菊の目ッ!! 「うっそ…私の鎖の株ダダ下がりじゃん!なんでそんな簡単に切れんのっ!?」 「四天王の力…思い知れェーーーーーーーッッ!!!!!!」 大鎌が彼の手から『生成』され、手足が既に血塗れになっているのに、廊下を破壊しながらこちらへ近づいてくる虎菊ッ!! 完全に前に進む事しか考えていないのか、廊下の破片が頭にぶつかっても完全に意に介していないッ! 「いい加減往生際が悪いぞッ!鎌野郎ッ!!」 するとそんな虎菊に子乃が空間操作で飛ぶように突っ込むッ! 「ドッラァアアアアアアアアアアアアア!!!」 虎菊は雄叫びと共に邪魔な子乃を切り払おうと大鎌を振り回すが、子乃の能力により大鎌がいとも簡単にねじ曲がるッ! 子乃はその勢いで虎菊の首を捻り切る為に近付く、が…ッ! 「なッ!?」 その瞬間現れる百パーセント鉄製の小鎌の雨。 子乃は牽制を余儀なくされ、完全に振り切られる。 そしてこちら近付いてくる虎菊。 白鳥死亡オチなのかッ!? 白鳥は今度こそ悟りを開く為にヨガのポーズをとってしまうのかッ!? 周囲の壁が丸ごと鎖に変化するも…大鎌でいとも簡単に粉砕されるッ!! ……完全に詰んだ! 「ちょっ…待ってよ虎菊!待ってってば!」 「ヨガのポーズどうやんのか忘れた…」 絶望する白鳥と、白鳥のあまりの絶望っぷりに絶望する壱河。 だが次の瞬間ッ!廊下の電気が消灯したッ!! 「何…ッ!!」 「暗闇…ふふん、来るのが遅いわよ…阪井。」 突然の出来事に思わず狼狽する虎菊と、暗闇を見てようやくか、と安心する壱河。 「おい虎菊…前にもこんな事あったらしいなァ…?てめェの独断はアブねーから控えろっつッてんのによォ…」 「邪魔するんじゃねぇぞ阪井ッ!!邪魔をするなら貴様も叩き落としてくれるッ!」 「おやおやァ?…随分元気に吠えるじゃねェか…」 聞けば身震いするような冷たい声が大気に響く。 どこから響いているのかわからない声は、非常に近い場所から発しているようだ。 ふと暗闇に慣れた子乃が見たのは、闇から浮き出る確実に『真っ黒』なヒトガタの物体。 だがそれは人ではなかった。 誰もが直感で、わかる。 そんな禍々しい影がそこにあった。 「このクソがァアアアアアアアッ!!!」 虎菊は有無を言わずに大鎌を『ヒトガタ』の首部分を吹き飛ばす為に振り回す。 だが、虎菊の大鎌は突如『砂』に変わり虎菊の手から流れ去った。 「俺は闇の中じゃあ完全無敵だっつーの…てめェは少し眠っとけや」 ドギャンッと影に殴られた虎菊は血を吐きながら衝撃音と共に廊下の壁をぶち抜いてどこかへ吹き飛んでいったのだった。 「相変わらずカッコいい能力だねェ~阪井くーん!あ、紹介するよ!この人が私の幼馴染その二の阪井くんだよ!ってアレ…もういないや」 「……………。」 「白鳥は気絶してるみたいだな。」 我らが主人公、白鳥は気絶していた。 ☆風紀委員会事務室☆ 子乃に殴られて気絶から復活した俺、白鳥裕也は今死地をくぐり抜けてようやく三人目の幼馴染へとたどり着いた。 どうして人と会うだけで死にかけるんだ。 「この人は宮城義男(ミヤジョウヨシオ)!私の幼馴染その三よ!」 「…ほう、あなたが壱河を連れ去った憎き極悪テロリスト…」 「いえいえいえいえいえいえいえ違いま「その通りだ!」 「ちょ!子乃ちゃ「私達は貴様ら憎き風紀委員会を根こそぎ潰しにきたテロリストだぜ!」 「………。」 白鳥裕也はそこまで聞いて考えるのをやめる為に目を瞑った。 「まぁまぁ、そう本気にしないでください。ほんの冗談ですよ。この度はうちの四天王と私のすずりんがご迷惑をおかけしました…。」 !? 白鳥裕也は彼を見る。 表情はにこやかだ。 馬鹿な…子乃の挑発を真正面から受け取って動じないだと!? しかもこの落ち着いた風貌…この学園じゃあまりにも浮いている…!! ………つーか『私のすずりん』って何だ……… 「もう宮城くん!私達はただの友達なんだから変な言い方しないでよね!」 「何を言っているのかわからないなすずりん…すずりんが駄目ならすずりたんか? ククク…すずりんか…いつ聞いても頭の悪いニックネームだ…全くすずりんにはぴったりだ。 すずりたんはもっと酷いがこれでいいのk」 「私はどっちでも良くないのよォォオオオオ!!!!!」 「グハアアアアアッッ!!!」 壱河ちゃんのローキックが見事に炸裂した。 宮城さんは一頻り吹っ飛ぶと動かなくなった。 割とこの人も普通じゃないみたいだ。 「只者じゃないな四天王とやら…少々甘く見過ぎていたかも知れん」 子乃ちゃんがぐぬぬと唸っている。彼女をここまで追い込めるのは彼らぐらいじゃないか? というか、最近は普通じゃない人を見ると逆に安心するようになってきた自分が怖い。 「次は絶対に正々堂々殺してやらないとな。」 …もうここに来ることもないだろう。 ☆南幼女像前☆ PM 7 00 結局あの後、子乃ちゃんがもっと公開処刑が見たい見たーいと喚き出したので、 数時間ほど連続で公開処刑を見るハメになった俺はエチケット袋を満タンにして帰路についていた。 壱河ちゃんは無断で風紀委員を欠勤した為か謹慎処分を受け、子乃ちゃんは今… 「ぬぅ…次の処刑法は…ポークビッツ串刺し………すぅ…すぅ…」 俺の背中で寝てしまっている。 あぁ、なんだかんだで騒がしかったけど色々あったなぁ… 市川ちゃんは謹慎処分をちゃんと守るかなぁ… 色々心配だけど、今日も白鳥裕也は生き抜きました。 ちなみにこの後白鳥はカツアゲにあって全財産を失ったのだった。 さらに子乃がそのせいで起きて、白鳥は殴られたのだった。 多分続く☆