約 28,788 件
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/673.html
前ページ次ページARMORED CORE 辺り一面、白銀に覆われた大地に赤と薄紫、二機のACが一つの建物を守るような形で待機していた。 内一機、薄紫色の機体はジナイーダのACファシネイターだ。 二機のACは、大きな損傷こそ無いもの、装甲表面には弾痕や細かな傷が見える。 それはこの場が戦場であることを示していた。 周囲を見渡すと、雪上戦使用のMTや戦闘ヘリの残骸が、所狭しと散らばっている。 「全く、数だけは多いな!」 全身を鮮やかなワインレッドで染め、肩上部とコア下腹部を落ち着いた黒に、 脚部前面と甲の部分を白く塗った機体。 (つまりそれはザフトの赤服を模していた。) シンのAC、クリムゾンウイングは補給を終え、ゆったりと立ち上がった。 いくつかの任務、アリーナを乗り越え、シンの機体は若干ながらその外見を変えていた。 まず頭部、初期装備のデュアルアイタイプからジナイーダ達と同じ、クレスト制の武骨なモノアイタイプEYE4に。 (合格祝いにもらったのだが、ジノーヴィーのごり押しがあった) 腕部、脚部、コアは変わらず、 メインウェポンはライフルからショットガンに変えた。 これはある中小企業の倉庫護衛をした際、報酬代わりにもらった物だ。 ブレードも初期装備から、ワンランク上の物に買い換えた。 肩武装はレーダーはそのままに、マイクロミサイルはアリーナ初勝利記念に贈与された同時発射数の多い物を装備。 また外見には反映されないが、内装即ちジェネレーターやラジエーターも交換している。 この結果、クリムゾンウイングはその性能を向上させていた。 「確かにな、だが熱くなりすぎるなよ?」 ジナイーダもまたファシネイターの補給を終え、機体を立ち上がらせた。 「そうですね。 アスカさんはすぐ熱くなりますから、少し自重して下さい」 シンの専属オペレーター、エマは言う。 通信機の向こう側で、眉をしかめるのが見て取れるようだった。 「分かってるさ、そんな事」 頬を膨らませ、シンは不服を隠さずに言った。 そして今回の任務について改めて確認する。 依頼者はミラージュ。 この世界最大の企業だ。 内容は地上に建設中の発電施設の防衛。 既にシンとジナイーダは数波にも渡る敵の攻撃を退けていた。 この数はただのテロリストに用意できる数ではなく、裏に何者かの支援があることは間違いはなかった。 とはいえ、そんな事は、雇われの身の二人にはあまり関係がなく、迫り来る敵機の方が二人にとっては重要だった。 「現在、依頼者が敵機の集結場所を捜索するため、別働隊を出しているそうです」 「はっ、そいつはありがたい事だな」 舌打ちをするジナイーダ。 レイヴン二人の他に別働隊まで出すということは、未だ襲撃がやむ気配がない。つまり…… 「まだ敵が来るってことか」 眉を歪ませるシン。 「そういうこ……! レーダーに感! 高速輸送機が二機。おそらくACです」 発電施設に備え付けられた大型レーダーを確認していたエマが声を上げる。 「方向は!?」 二人の体が緊張に走り、筋肉が収縮する。 「北東と南西です」 レイヴンを慌てさせないため、抑揚を抑えた声でエマは告げる。 「シン、行けるな」 ジナイーダの言葉にシンは、唾を飲み込む。 命を懸けた戦いでないアリーナは別として、この世界に来てから、 より正確に言えばアスラン・ザラとの月での決戦に敗れてからシンは1対1の戦い。 一騎打ちを本能的に避けていた。 現代戦において1対1の戦いは起きにくいものだがレイヤードとCEにおいてはそれぞれの世界がもつ特異性から、 一騎打ちが起きやすい状況に合った。 レイヤードはACの他を圧倒する戦力とレイヴンの戦闘経験からレイヴンにはレイヴンをという状況から。 CEは一般兵がエース同士の戦いに付いていけないため。 それは兎も角としてシンは初めてのAC戦に、 久方振りの強敵との一騎打ちに、背に氷柱が差し込まれたような感覚を覚え、身を震わせた。 「……シン?」 ジナイーダはシンの様子を訝しみ、再び声を掛ける。 「大丈夫だ」見えない何かに震える自らを抑えつけ、絞り出すようにシンは答えた。 「ではアスカさん迎撃に向かってください」 エマの声が通信機から響いた。 「ムーム、大丈夫か?」 「ええ、問題無いわガルム」 「なら良い、情報ではレイヴンは二人。一人はジナイーダ。 最近有名になってきたランカーだ」 「こいつの相手は俺がする。 君の相手は最近レイヴンになった若僧だ。」 「なに緊張する事はない、アリーナと同じようにすればいい。 死ぬなよ、ムーム」 「見えた。 あれか」 北東に向かったジナイーダは、最大望遠で迫る敵輸送機を捉えていた。 「あの子、大丈夫かしら」 ジナイーダのオペレーター、シーラは不安そうに声を掛けた。 「珍しいな、シーラが他人の心配とは」 それに答え、ジナイーダはレーダーを見る。 未だシンは敵機と接触していない。 (……こちらも、もう少し時間が掛かるか) 「まぁね、それよりあの子、下手すれば死ぬわよ」 真剣な声でシーラは、ジナイーダに問いかける。 幾人ものレイヴンの死を見て来た彼女だから言える重い一言だった。 「分かっている、だがこんな所で死ぬなら、所詮そこまでの男だった。 と言うだけだ」 声色一つ変えることなく、ジナイーダは言う。 「あら、冷たいのね」 意外そうな声でシーラは呟いた。 「そうでもないさ、片付いたらすぐに行ってやるつもりだが……」 そう言うとジナイーダは顔を伏せる。 「だが、何?」 「いや、なんでもない(そうだ。 奴の潜ってきた修羅場が本物なら敗れる筈がない)」 ジナイーダは首を振り、自らの不安を振り切ると、顔を上げ、敵輸送機を睨み付けた。 呼吸が荒い、心拍数もまた上がっている。 俺は恐れているのか? 戦いを? そんな筈は、今までなら何の問題も無くやって来たじゃないか。 失うのが怖いのか、……いや違う、俺は、負ける事を恐れている。 「アスカさん。 硬くならないでください」 思考の渦に飲み込まれていたシンにエマが声を掛ける。 「……別に、俺は堅くなんか」 混濁していた意識を覚まし、シンは呟いた。 「気休めかもしれませんが大丈夫です。 あなたならやれます」 先程の抑揚を抑えた声ではなく、感情のこもった暖かい声。 その声にシンは胸の奥につかえていたものがとれたようだった。 前からずっと聞き覚えのある声だと思っていた。 ……今思い出した、メイリンだ。 エマはミネルバのオペレーター、メイリン・ホークによく声が似ていたのだ。 それに気付き、ミネルバ時代を思い出したシンは、体から余計な力が抜けるのを感じた。 たかがACの一機が何だ。 オーブの艦隊は、フリーダムは、デストロイはAC一機以上の存在か? 否。 ならやればどうする? 簡単だ。 目の前に立ちふさがる物はすべて薙払う。 シンの脳裏にかつての上官が、戦友が浮かび上がる。 上官。アスラン・ザラの顔を思い出したシンの胸から浮かび上がったのは、憎悪でも憤怒でもなかった。 お互いが信念を懸け、全力でぶつかり合ったのだ。 悔いが無いとはいえない。 だが不思議と黒い感情が浮かぶことは無かった。 分かっていますよ、アスラン。 力の使い方は、自分が何のために戦っているか、分かってますから。 大丈夫さ、レイ、ルナ。 二人はいないけど熱くならない、俺は負けない。 「アスカさん?」 黙り込んだシンにエマは声を掛ける。 「大丈夫。 エマさん」 その目に迷いは無く。 力強く前を見ていた。 「何ですか?」 「あなたがオペレーターで良かった」 「何を急に言ってるんですか……? ! 敵AC降下します」 シンの顔が敵を見据え引き締まった。 「「「「敵ACを確認」」」」 四機のACに搭載されたコンピューターが同時に告げた。 「ランカーAC ニフルヘイム レイヴン、ケルベロス・ガルム AC METIS-メティス- レイヴン、ムーム」 ファシネイターとクリムゾンウイングの搭載コンピューターが瞬時に敵ACのデータをはじき出し、主へと告げる。 黄と紫に塗装された重装AC 右手にレーザーライフル、左手にハンドガンを持った機体がファシネーターに向かう。 「あれは、地獄の番犬! 生きていたのか?」 右手に構えたレーザーライフルをファシネーターへと向ける。 「こんな老いぼれでは役不足だろうが、付き合って貰うぞジナイーダ!」 放たれた閃光を紙一重で避ける。 「よく言う! (シンの所に向かうには時間がかかりそうだな。 信じているぞ、シン)」 「敵はこちらと同じ接近戦重視の上位機種兵装です」 敵機体を把握したエマからの通信にシンは耳を傾ける。 輸送機から降りてきたオレンジ色のACは、ほぼシンと同じような構成だった。 「こちらは機体構成、兵装共に劣っています。真正面からの撃ち合いでは勝機はありません。」 メティスは左手にショットガン、右腕に射突ブレード。 所謂パイルバンカー、杭打ち機を装備していた。 両肩にはそれぞれ別の種類のミサイルを装備している。 「だったら手数で!」 右肩のマイクロミサイルを展開、同時発射可能な三発、全てを撃つ。 「甘い!」 ミサイルが着弾する瞬間、メティスの両肩の装備、エクステンションから銀色の粉末が噴出し、機体を避けるかのように逸れていく。 「ECS? いや、チャフか!」 シンは奥歯を噛み締めるとFCS(火器管制)をミサイルからショットガンへと切り替える。 「中遠距離戦では不利です。 足を使った接近戦を、ただし右腕の射突ブレードには十分注意して下さい」 「了解」 すぐさまブーストを吹かし、円を描くような動きでメティスに迫る。 「機動力も上かよ!」 後ろを取ろうとしたシンだが、それを上回る機動性、速度で逆に後ろに回りこまれる。 そのまま二機のACは円を描くように撃ち合いを続ける。 「くっ、動きが鈍い!」 シンのイメージする動きとクリムゾンウイングの実際の挙動がかみ合わず、ワンテンポ遅れた動きになってしまう。 ワンテンポの遅れは同等、格下の相手ならば問題は無いが、格上の相手では致命的過ぎる。 「いい加減! しつこいんだよ!」 決定打の無い撃ち合いにムームは痺れを切らし、右手に装備した射突ブレードを振りかざし突撃する。 それを紙一重でかわしたシンは横目に後ろにあった巨大な岩が砕け散るのをみた。 「糞っ! なんて威力だよコイツは!」 背筋に悪寒が走る。 直撃を受けたなら只ではすまない。 「まともに相手をしては勝ち目はありません」 「……戦術と知恵を駆使しろと!」 エマの声に答え、周辺を見渡す。 何か使えそうな物を探すが平原のため遮蔽物すらない。 唯一使えそうな巨岩は先程メティスの射突ブレードに砕かれたばかりだ。 「余所見とは余裕だな!」 今一度射突ブレードを構え、メティスが突撃する。 「場所が悪い……。 態勢を整えないと」 機体前面のブースターを吹かし、メティスに向かい数発の牽制を放ちクリムゾンウイングは後退していく。 「逃げるつもりかい? 逃がさないよッ!」 後退するクリムゾンウイングを逃がすまいとOBを起動、瞬時に間合いを詰める。 射突ブレードがコックピットに向けられた時、シンの中で何かが動き出した。 「こんな所でッ! 俺はァァァ!」 胸の奥に眠っていた、どす黒い感情。 殺意が目を覚ます。 その瞬間。 シンの頭の中で何かが弾けた。CEにて幾度なく味わった感覚。 イメージは水面に落ちる赤い種。 しかし、今までと違うのはイメージのなかに赤と黒の羽が加わっていた事だ。 「何だ!? コイツ、急に動きが!」 瞳から光が失われ、心拍数が下がり、頭の中、思考が澄み切った水のようにクリアになる。 分かる。 敵がどう動くか。 どうやれば性能をフルに引き出せるのか、そして今まで拭えなかった違和感が今はない。 それどころか機体がまるで最初から体の一部であったかのように馴染んでいる。 「あ、当たらない?」 始めての強敵との遭遇に、ムームは焦り、闇雲に乱射する、撃つ。 しかし幾ら散弾とは言え、ほとんど狙いを付けていない弾丸が当たる筈も無く、虚しく空を裂くだけだった。 「くっ、来るな!」 種類の異なる両肩のミサイルを展開。 間髪入れず発射した。 だが今のシンにそんな物が当たる筈も無く、全て寸前でかわしきる。 「避けただと! 全弾を!?」 驚愕し、動きの止まるムームを余所に、シンはOB、オーバードブースト。 コア背面に組み込まれた大出力推進装置を起動。 有り余る推進力が機体を重力の枷から解き放つ。 「……悪いけど、手加減は出来ない」 メティスの真上に位置したシンはそのままショットガンを叩き込む。 ショットシェル、弾殻から放たれたベアリング弾が雨の様に降り注ぐ。 それは正にシンにとって起死回生の一撃。 確かな殺意を込め放たれた散弾は、メティスに無視出来ないほどのダメージを与えていた。 左右のミサイルジャマーは根元から吹き飛び、腕部にも少なくない損傷が残った。 右肩のステルスミサイルは発射口が歪み、使用不能になった。 頭部に至っては完全に潰れていた、少なく見積もって戦闘能力は当初の三割減と言った所だろう。 「くっ……まだ、たかがセンサーとメインカメラがやられただけだ!」 すぐさま使用不能になったステルスミサイルをパージ、後方に着地したクリムゾンウイングに振り向く。 未だ背を向けている筈のクリムゾンウイングは既に体制を立て直し、左腕部のプラズマブレードを展開し、攻撃に転じていた。 「甘いんだよ!」 「馬鹿な!? OBを使って、チャージングも起こさないなんて、まるで……」 強化人間みたいじゃない。 ムームが全てを口にする暇も無く、目前に光刃が迫る。 「チィッ! そう何度も、思い道理にいくか!」 全開に吹かしたバックブーストが雪を巻き上げ、熱によって発生した水蒸気が視界を奪う。 「糞っ!」 シンは構わずブレードを振り抜く。 コアを狙った斬撃は脚部を損傷させるに止まった。 致命打を辛うじて回避したムームはバックブーストを吹かしたまま、先ほどのお返しとばかりにショットガンを撃つ それに対してサイドステップで散弾をかわし、距離をとるシン。 距離が開き、睨み合う二機のAC。 ムームはシンのミサイルを警戒しながらも、未だ切り札右腕の射突ブレードを残しており シンは破損部位こそない物のかなりのダメージがあり、迂闊に飛び込む訳には行かなかった。 つまり戦場は膠着してしまっていた。 (……ジナイーダの方はどうなっただろうか) 緊張から極度に乾いた唇を舌で舐め、シンは相棒の安否を思う。 『お前に心配されるほど弱くないぞ、私は』 自信に満ちたジナイーダの顔が浮かび、シンの唇がつり上がる。 さっさと目の前にいる敵を片付けて、合流しよう。 一度操縦桿を放し、手を開き閉じる。 大丈夫だ。 まだいける。 深呼吸をし、呼吸を整え、操縦桿を握りなおし、ペダルを目一杯踏み込んだ。 「ッ!」 膠着状態だった場を破るため、策を練っていたムームの目に敵機が再び動き出したのが見えた。 恐怖と緊張から体が動かない。 (……やられる!?) その瞬間、大型ロケット飛来し、クリムゾンウイングの目の前に着弾した。 「何ッ!」 シンは巻き上がる雪と粉塵を避け、上空へと飛び上がる。 「ムーム!」 メティスを庇うように黄色と紫の重装AC、ニブルヘイムがシンの前に立ちはだかる。 「……まさか、ジナイーダが?」 あのACはジナイーダが相手をしていたはずだ。 シンの脳裏に最悪の光景が浮かぶ。 またか? また俺は…… 「酷くやられたな、大丈夫か?」 ニブルヘイムはメティスに頭部を向け、状態を確認する。 「貴方こそ、ここから巻き返しましょう!」 ガルムが来た事に平静を取り戻したようだ。 「二対一。 やれんこともないか」 見定めるようにクリムゾンウイングを見据え、ガルムは呟く。 「お前ら! よくもジナイーダを!」 激昂したシンは狙いをニブルヘイムへと絞り、ミサイルをロック、発射する。 ニブルヘイムは重鈍そうな見掛けからは想像できないほどの動きで全弾を回避。 だがシンはその動きを読んでいた。 移動した先にショットガンを向けていたのだ。 放たれた散弾のおよそ半分がニブルヘイムに命中する。 が揺るがない。 「流石に重量級。 こんな攻撃じゃ効かないか」 間合いを取る為、機体を後退させ、シンは一人思考をめぐらせる。 「……なるほど、ムームが苦戦する訳だ」 寧ろムームには荷の重い相手だ。 ミサイルを囮として使い、こちらの回避する方向を制限し、予測されるポイントへ先に銃弾を叩き込む。 未熟な相手は回避行動をとれず、直撃を受けるしかない。 (素人ではない、戦い慣れている。 下手をすれば、痛い目に合うな) ちらりと手元の時計に目をやる。 「もう少し時間を稼ぐ必要があるか」 ガルムは一人呟くと、反射的にニブルヘイムの左手に握ったリボルバーハンドガンの引き金を引いた。 クリムゾンウイングの腕部と脚部に数発の弾痕が穿たれる。 「……大したダメージじゃない!」 それでも構わずシンは突撃する。 「こっちは一人じゃない!」 ガルムとの戦いに気を奪われていたシンの側面に回りこんだムームは射突ブレードを構え、目前へと迫っていた。 「しまった」 すぐさまムームへと向き直り、ショットガンを構える。 「貰ったぞ、若造!」 ムームへとシンの注意が向けられる一瞬の隙を待ち構えていたガルムは大型ロケットをクリムゾンウイングへと向けた。 「……こちらも一人ではない!」 聞きなれた声とともに飛来したミサイルが当たり、爆風と共にニブルヘイムの右腕が吹き飛んだ。 「ジナ!」 シンは頼れる相方の登場に歓喜の声を上げた。 「大丈夫か、シン?」 ファシネイターは各部が凍りつき、損傷もしているようだった。 「ああ、無事だったのか」 「すまなかったな。 チープな罠に嵌って動きがとれなかった」 「なら、ここから反撃だ」 「ああ、遅れた分は取り戻そう」 生きていてくれた、失わずに済んだという安堵がシンを包み込む。 相手は強い、だがシンはもはや負ける気はしなかった。 「くっ、あいつら……ガルム、ここは一旦退いて体制を」 「いや、その必要は無い。 もう時間切れだ、悔しいのは分かるがここは耐えてくれ」 ムームの提案にガルムは首を振る、それを受けムームは悔しそうに奥歯を噛み締めた。 「何か様子が変だな?」 動きが止まった相手の様子にシンは首を傾げた。 「……此方から打って出るぞ、シン」 相手の動きに先手を取ることに決めたジナイーダはシンを促す。 「分かった。 行こうじ……」 「若僧! 名前を聞いておこう」 二人が動き出そうとした瞬間ニブルヘイムの外部スピーカーがガルムの声を流した。 「ふざけるな! 貴様、何のつもりだ!?」 挑発としか思えないガルムの行動にジナイーダは激昂する。 「シン、シン・アスカだ」 ガルムの言葉に何かを感じたのか、シンは静かに答えた。 「シン!」 ジナイーダはモニターに映るシンを睨みつける。 「シン・アスカ、その名前、確かに覚えた」 「あんたは名乗らないのかよ」 皮肉めいた口調でシンは返す。 「ふむ確かにレイヴン、ケルベロス・ガルム」 「……ムームだ」 ムームの顔は見えないがシンに対する憎悪は伝わってきた。 「悪いが今日はここでお開きにして貰おう、こちらにも都合があってな」 「逃がすと思っているのか」 余裕の見えるガルムの口調に苛立ちを隠さず、ジナイーダはマシンガンを構える。 「……逃げ切れるさ、貴様等がレイヴンで有るなら、な」 「何ッ!?」 「「レイヴン!作戦領域外より大型ミサイル接近中です」よ」 二人が引き金を引こうとしたその瞬間、シーラとエマからの通信が二人の意識を断ち切った。」 「囮……奴らは最初からそのつもりで」 ジナイーダが力無く呟いたその時、シンとジナイーダの上空を大型ミサイルが飛行機雲を引き、通過しようとしていた。 前ページ次ページARMORED CORE
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/4858.html
「コミックボンボン」1982年2月号から1986年11月号に連載された『プラモ狂四郎』で、 主人公の狂四郎こと京田四郎が自らデザインして作った「改造ガンプラ(『機動戦士ガンダム』のプラモデル)」である。 別名「パーフェクトガンダムIII」または「レッドガンダム」。 その名の通り、ボディのカラーリングは赤一色であり、両膝に制作者兼パイロットである京田四郎のイニシャルがあしらわれている。 背中のバックパックにバズーカ砲を常備し、腕部にビームサーベルを内蔵し、頭部のバルカン砲、 そして胸部にはミサイルランチャーを装備。両肩のスラスターにより高い機動力を持つ。 それまでのガンダムのトレードマークとも言える「口」部の意匠変更やアンテナ、肩部のスラスター、 それまで白をベースに赤・青・黄色の塗装(通称:ガンダムトリコロール)が定番と思われていたガンダムでは、 (青色面積が多いパーフェクトガンダムIIを経ながらも)想像も出来なかった全身真紅の塗装など、独自性のあるデザインから他と一線を画する人気を博した。 一方劇中では、原作至上主義な「アニメの清四郎」こと阿野世清四郎(あのよ きよしろう)をブチ切れさせている (清四郎は本機に限らず原作設定に無い改造が施されたガンプラ全てを忌み嫌っている。 尤も、清四郎のエピソード自体が原作至上主義を戒める内容だったが)。 元々はパーフェクトガンダムMk-IIIとして企画されていたデザインを、さらにブラッシュアップして本編に登場させたものである。 「MSV(モビルスーツ・バリエーション)」後期に発売が企画された様子もあるが、 結局はシリーズそのものが『Ζガンダム』へ移行していった事により日の目を見なかった。 そして『超戦士ガンダム野郎』でプラモ狂四郎の弟子・豪多亜留が自作したSDレッドウォーリアが登場し、 紅武者など幾多のバリエーションが登場したのを皮切りに、『騎士ガンダム』において麗騎士(麗紅騎士)、吟遊騎士、 『武者ガンダム』において赤龍(紅龍)頑駄無、『コマンドガンダム』において宇宙海賊騎士キャプテンレッド、 『ガンドランダー』においてレッドランダーとして、後のSDガンダムシリーズにも「レッドウォーリア一族」が登場した。 いずれも『機動戦士ガンダム』の赤い美形ライバルを意識したかのような、ややナルシストでキザな美形キャラと言う設定が共通している。 赤いバラがトレードマークとされるが、実際にバラを持っていたのは吟遊騎士レッドウォーリアRが最初で、後から一族のイメージアイテムと設定された。 また、『騎士ガンダム』シリーズにおいては、 レッドウォーリア一族ではないが一族の里で育った「皇騎士レッドガンダム」(レッドガンダム+ガンダム5号機)も登場している。 『BB戦士』では「No.99 赤龍頑駄無」として発売され、赤龍頑駄無の鎧外装部を取り外した軽装タイプがレッドウォーリアとなっている。 GP01(白龍)、GP02(青龍)ときて、何故三人目はGP03ではなくレッドウォーリアなのか?とはよく言われる。 設定的には一人だけ出身地が不明とされており、『SDガンダム大百科』によれば、 「麗騎士が遊びに来たことがあり、その際に赤龍が持つ鎧を着たのが紅武者の正体」なのだとか。 リアルタイプの商品としては一応、今は亡き「Bクラブ」(バンダイ謹製の模型雑誌)から、 HGUCガンダム用の換装パーツ(改造キット)としてガレージキットが販売されていた (Bクラブはガンプラ用改造パーツを多数発売していた。まぁ当時のHGUCはMSVにまで手を出す余裕は無かったし)。 が、ガレージキット故に生産数が少なく値段が高いのみならず、制作も滅茶苦茶難しかったので、 一般商品化を求めるファンに遂に応える形で「GUNDAM FIX FIGURATION(GFF)×狂四郎マニアックス」の一つとして2008年11月に発売された (GFFは値段だけならBクラブ製改造キットより高価だが、完成品である)。 同シリーズでは初代パーフェクトガンダム、パーフェクトガンダムMk-2(フルアーマーガンダム)、 HCMパーフェクトガンダム……の原型となったフルアーマーガンダムMk-IIが全て出ているため、 「パーフェクトガンダム勢揃い」気分が味わえる。でも一体は別物なのであくまで「気分」 狂四郎仕様のロッド型アンテナの他にトップ画像の板状アンテナが付属している。 そして2014年、プラモ狂四郎のオマージュ作品である「ガンダムビルドファイターズ」の続編、 「ガンダムビルドファイターズトライ」において、「三代目メイジン・カワグチ」ことユウキ・タツヤの乗機として、 「アメイジングレッドウォーリア」の名前で遂に初映像化された。 デザインアレンジは『機動戦士ガンダム00』の海老川兼武氏。 左肩にも武装が追加されるなど若干のアレンジは加わっているものの、両肩のスラスターと右肩のハイパーバズーカ、 そして何よりも真紅に塗られた機体が「狂四郎のレッドウォーリア」の血筋である事を雄弁に主張している。 なお「大人の事情」により「ビルドファイターズトライ」劇中に狂四郎の名前が出てくる事はないが、 プラモの解説書には出典が『プラモ狂四郎』である旨が記載されており「SK」マークのシールも付属している。 設定的にはユウキ・タツヤの尊敬するビルダーがパーフェクトガンダムを使用していた事から本機を製作したとされているが、 その人物は前作主人公の父親イオリ・タケシであって京田四郎ではない (設定的にはビルドファイターズ世界でも『プラモ狂四郎』が出版されていたと考えられる)。 放送後、『プラモ狂四郎』の作者やまと虹一氏が前作のパーフェクトガンダム同様、コラボイラストを描き下ろしている。 なお、初代メイジン・カワグチこと川口名人(川口克己)は、バンダイの社員として実在する人物である。 その素性は『プラモ狂四郎』の技術監修だったクラフト団(ストリームベース)のメンバーであり、本人も狂四郎の指南役として劇中に登場していた。 尤もメインを張っていたのは小田昌弘氏であり、川口氏は高橋昌也氏と並んでオマケ扱いだったが 今の扱いは、三人の中で唯一バンダイに就職した事によるものである。 なお、当時は「バンダイはマニア(まだオタクという言葉は無い)を採らない」と言う噂があったため、川口氏も経歴を隠して面接を受けたのだとか 普通に考えてガンプラブームの立役者であるストリームべースを不採用にする方が有り得ないが。*1 なお、三代目メイジン・カワグチは、 大会に出場した「勇者シリーズかエルドランシリーズっぽいΖΖガンダム」こと「ガンダムトライオン3」に対し、 「あれでもガンプラなのか?」と騒めく観客に対し「ガンプラは自由だ」と宣言している。 ある意味「アニメの清四郎」的なエピソードとも言える (そもそもビルドファイターズ世界では「プラフスキー粒子」の恩恵を受ける事が出来るプラモは全てガンプラと言える)。 (以上、Wikipediaより一部改変を加え転載) 初代、二代目と比べると流石にマイナーな機体なので、上記の派生機以外はゲームなどで登場した事がない…… と思いきや、PS2ソフト『GジェネレーションNEO』及び『GジェネレーションSEED』において、 ガンダム(初代)系開発機の頂点に位置する機体として登場している。流石Gジェネ。 遠距離から近距離までこなす事が出来る万能機であり、愛用していた人は多いのではないだろうか。 なお、狂四郎繋がりでパーフェクトガンダムから開発する事になる。Gジェネのパーフェクトガンダムと言うと中身がガンダムとは思えない狂った性能なので、 そこから開発出来るレッドウォーリアもさぞかし強力な機体なのだろう……と思いがちだが、悲しいかなこの二作に限ってパーフェクトガンダムの性能は平凡。 レッドウォーリアもそこまで狂っているわけでもない、普通の性能の機体である。出た作品が悪かったと言えなくもない。 戦闘デモでパイロットの狂四郎が松本梨香ボイスで喋る、という所に唯一の価値があると言えよう。 トレーディングアーケードカードゲーム『ガンダムトライエイジ』にもアメイジングレッドウォーリアが「ビルドG 3弾」より参戦。 『プラモ狂四郎』出典の機体でチームを組んでみるのも乙である。 MUGENにおけるレッドウォーリア ギマイラなど、手描きの怪獣キャラの製作者で知られるzektard氏によるSD版のレッドウォーリアが存在。 現在は氏の他のキャラと同じくzektard氏のアップローダーにて公開されている。 エルリク氏が製作したRX-78-2ガンダムを改変したキャラであり、主な能力はそれと同様であるが、 防御力、火力が強化され、中々の戦闘力を誇っている。 更に超必殺技が一つ追加され、瞬間的にブラッディー=マリーへと変身し、胸部からビーム砲を発射するという、 他のzektard氏のキャラ同様の要素も組み込まれている。 ちなみに、操縦している人はどうやらこの機体の名の通りの人の模様。 なお、何故かポートレイトではGFFの板状アンテナで、ドット絵では狂四郎のロッド型アンテナと形状が全く違っている。 + ブラッディー=マリーとは? ブラッディー=マリーとは、『プラモ狂四郎』に登場するガンダム。 狂四郎最大のライバルであるサッキー竹田が作ったプラモで、レッドウォーリアと似た顔で肩の上にインテーク付きのブロックが乗ってもう一対の腕がある。 狂四郎風の名称としてデビルガンダムの呼称も持っている。 本体はFRP製、磁石で伸びる腕、ガンダムヘッドの下にはモンスターヘッドがあり第二の口から液体ラテックスを吐くなどサッキー竹田の技術の塊。 狂四郎のヘビーガンダムと相打ちとなった。 『新プラモ狂四郎』では闘争本能を引き出すスーツとして登場。生徒会長が装着し新京四郎をして「本当に悪魔のガンダム」と言わしめた。 新京四郎は「デビル=ガンダム」と呼んでいるので、ブラッディー=マリーではなくこちらで定着したらしい。 出場大会 「[大会] [レッドウォーリア]」をタグに含むページは1つもありません。 出演ストーリー MUGENSDガンダム外伝 ナイトガンダム物語(機械戦士レッド) *1 歴史的にはストリームベースによるフルスクラッチ(完全自作)「トリプルドム」が話題になった直後にガンプラが発売されている (模型雑誌で活躍していたプロモデラーも所属していたため(アニメ班(ガンダム班)は4人だけだが、全体では14人所属していた)、 バンダイマーケティング部の社員からある程度の情報は流してもらえたらしいが…)。 なお「バンダイはマニアを採らない」と言う噂に関しては、 「ガンダム知識なら負けません」程度の事しか言えないマニアが落とされて騒いだのに尾ひれが付いただけでは?と考察されている。 採用担当としては「その知識を会社にどう役立てるのか?」を聞きたいのであって、それが出来ないなら有象無象のファンでしかない。 漫画の主人公なら、採用試験に落ちても常軌を逸した作品愛を社長や会長あたりに認められて特別枠で採用されたりもするが、現実は非情である。
https://w.atwiki.jp/kyojin-ogasawara/pages/635.html
【あ】 【か】 【さ】 【な】 【は】 【ま】 【や】 【ら】 【わ】 【あ】 熱い声援 巨人小笠原に浴びせても良いモノ。現在はテンプレ化。テンプレについて詳しくはテンプレを参照。 「巨人小笠原に浴びせても良いモノ」スレにてテンプレの文章を書き込んだ人物がいた事から徐々にテンプレ化していった。 石井裕也投手 北海道日本ハムファイターズに所属する投手で、またの名をサイレントK。 先天性難聴のハンデを乗り越え中継ぎ左腕として活躍しているが、 カッスレでは巨人小笠原に耳栓を送られたり、彼の耳を移植されるなど受難が絶えない。 茨城 巨人小笠原スレに現れるコテの一人。 ゴールド・玉事件、当wiki荒らし事件の首謀者。絶対に許さない。 内海投手 大正義巨人軍所属の左のエース。原監督からは偽侍扱いされており、度々嫌味を言われている。 カッスレにおいてもだいたい碌な目に合わない苦労人。 大松外野手 ロッテマリーンズ所属の選手。日ハム多田野投手のノーヒットノーランを阻止して以来、 「空気が読めないキャラ」がなんJで浸透。カッスレでは名前だけ、モブキャラでの出演が多いが、 時折巨人小笠原をリリーフカーで轢き殺すなど、KYの域を超えた傍若無人っぷりを見せる。 男村田 横浜ベイスターズに所属する内野手。 男気あふれる一本気な性格で、ごくごく稀にカッスレに登場する。 いかなることにも動じない屈強な精神の持ち主でチームメイトからは「動けデブ」と評されるほど。 【か】 カッス 巨人小笠原の愛称。 カッスレ(カッススレ) 巨人小笠原スレのこと。 ガッツ 日本ハム小笠原の愛称。巨人の小笠原道大選手に使われる場合もあるが、快く思わない人も多い。 「ほんとガッツはぐうの音も出ないほどの聖人だな」と表現されるほどの人格者。 巨人小笠原(変態カッス) 巨人小笠原スレの主役。死んでも逮捕されても次の試合には間に合う不死身の男。 その生態については未だに知られていない部分も大きい。 巨人笠原 巨人小笠原と語感が似ている大正義巨人軍の選手。恵まれた体格ながら基本的にはぐうの音も出ない凡人(ぐう凡)で スレッドの内容も平凡な話でなごませる。 9800 五反田のあるラブホテルの値段。 カッスレの登場人物に深く関係があるため、よく用いられる数字でもある。 キンタマー、タマキーン 「キンタマを奪おうとした二岡に巨人小笠原威嚇射精」にて巨人小笠原が威嚇射精を行った時の射精音を 原監督が表現したもの。響きの良さからテンプレ化。「キンタマー」に対し別人が「タマキーン」と返す場合もある。 タマーキン "絶頂射精"を"超絶射精"と言い換えて巨人小笠原から訴えられたモノマネタレント 裁判まで持ち込まれたが、大松裁判長に「どーでもいい」とつき返された。 ぐう畜 「ほんとカッスはぐうの音も出ないほどの畜生だな」の略。 あるいは単に「ぐうの音も出ないほどの畜生」を略した言葉。 桑原外野手 横浜ベイスターズ所属、桑原義行外野手のこと。略称「桑外」。 公式サイトの顔写真が「ちんこが臭そうな顔」だったため、一躍野球chの人気者になり、 カッスレでも「陳国際大」の人物として登場することもあった。 一時期はカッス文学の著者としても活躍した。 桑原外野手と表記されるのは、桑原謙太朗投手との区別のため。なお、どちらの選手も苗字の読みは「くわはら」である。 【さ】 斉藤和巳 福岡ソフトバンクホークス所属に所属する投手。…であるのだが、 右肩の故障で登板すらままならず、1億円を超える年俸を貰いながら ブログ更新ばかりしているので、「プロブロガー」などの愛称で親しまれている。 カッスレでは巨人小笠原に流産キックを食らわせる役などで登場することがある。 里崎 千葉ロッテマリーンズ所属の選手。ポジションはキャッチャー。 その顔のインパクトの強さもあってか、しばしカッスレにも登場する。 またそのインパクトの強さから多くの世代に人気があり、ディナーショーを開いたりファッションモデルとしても活躍するなど本業以外でも盛んに活動している。 なお彼も早川同様、手からバットを意図的に滑らせる特殊能力を持つ。しかし、早川と異なり彼は人に命中させることまではできない模様。日本史カッスレなどでは地名としてもたびたび登場する。 下柳(ホームレス) 阪神タイガース所属の投手。チームでは先発として活躍。 顔はどう見てもプロ野球選手とは思えないほど無精ひげなどで薄汚れている。 しかし実は帰る家を持っておらず、公園などで寝泊まりする毎日を送っているからなのだ。 常に食料を求めているためか、食べ物がありそうな所ならどこでも出現。 そのため、巨人小笠原を取り扱った記事にも目撃情報が多い。 【た】 中日吉見 中日ドラゴンズの先発投手である吉見一起投手が最多勝狙いのため、 チェン投手が勝利投手の権利を得る寸前に中継ぎ登板し勝ち星を奪ったことから、 横浜銀行白星自動預払機(ATM)コーナーから現金を引き出した 台湾人から白星を盗む盗人キャラとして登場した。 「盗人」と「吉見」をもじって「盗見」と呼ばれることも。 中日山井 2007年日本シリーズ史上初の完全試合を8回まで続けるものの、 落合監督に岩瀬投手に代えられて「継投での完全試合」にされてしまった投手。 2009年10月11日、中継ぎ登板で単独最多勝を目論んだ吉見投手の後で登板するものの デントナ内野手に逆転2ランを打たれてしまい、吉見投手の単独最多勝を逃した戦犯となってしまったが、 盗人勝利を良しとしないなんJ民からデントナ内野手とともにぐう聖の称号を贈られることとなった。 殿堂入り 1000レスに達したカッスレが巨人小笠原の殿堂に記録されること。 500レスを過ぎたあたりから「殿堂入りあるで」というレスが付くことが多い。 詳しくは巨人小笠原の殿堂にて。 【な】 なんJ 5ch実況板「なんでも実況J」のこと。J=Jupiter(木星)。 野球chの規制強化によるアニメスレ、雑談スレ、二岡スレなどとともにカッスレの締め出しが行われ避難所として選ばれた実況板。 二岡智宏 元巨人、現日ハムファイターズの内野手。 巨人時代はドームランアーティストとしてメシウマスレで大人気であり、カッスレの1年ほど前に二岡スレも大流行していた。 しかし坂本勇人にショートのポジションを奪われたことや、自身の不倫騒動もあって日本ハムファイターズにトレード。 以後、野球chは巨人小笠原スレが中心となり、二岡は巨人小笠原スレ内の主要登場人物として登場することが多い。 日本ハム小笠原(侍ガッツ) 巨人小笠原とは対をなす、家族思いで紳士な人格者。 巨人小笠原や巨人の小笠原との関係はテンプレのおゲス晴の書き込みを参照されたし。 日本シリーズ戦犯越智 大正義巨人軍所属のセットアッパー。 読売ジャイアンツの越智大祐投手が2008年の日本シリーズ第7戦に1点リードの8回に登板するも逆転を許し、 敗戦投手となり、日本一を逃してしまったあたりから登場した。 戦犯として自害すべきという声が上がることもある。 相方は盗人山口。 【は】 原監督 大正義巨人軍の監督。 その監督能力の高さと切り替え能力・にこやかな顔により大正義巨人軍の快進撃を影で支えている男。 カッスレでは主に死亡・逮捕された巨人小笠原に対してコメントする役として登場。 またその際、「ニッコリとしながら憮然とした表情」など、常人には再現しづらい表情をすることでも有名。 【ま】 三下沢おゲス晴 巨人小笠原スレに現れるコテの一人。 規制が行われても消えない様子から「無限の串を持つ男」とも呼ばれる。 また、二岡智宏やオバマ大統領への殺害予告を行った事もあるが何故か逮捕されていない。 本人の申告によれば生年月日は1964年5月12日である。 カッスレでよく使われる「たしかに」や「一理ある」はこの人物の発言である。 【や】 ユニオンカッス 巨人小笠原が愛用しているユニオンジャックがデザインされたシャツのこと。 一着数万円もする高級品。ドクロタイプなどの様々なバリエーションが確認されている。 【ら】 リリーフカー カッスレにおいて頻繁に登場する乗り物。 犯行後の逃走用など様々な用途で使用される。 【わ】
https://w.atwiki.jp/zooo2ndunofficial/pages/686.html
[#ドラマ主題歌VSAD] 基本情報 ルーム https //www.showroom-live.com/r/VCHETSINC_0458 名前 コミュ障ひきこもり根暗女(こもね) 番号 0458 ニックネーム こもね ファンネーム ルーム挨拶(入室) ルーム挨拶(退出) Twitter https //twitter.com/aREceta_TWR マシュマロ YouTube 配信タグ ファンアートタグ Twitter以外のSNSなど項目も適宜追加してください 目次 詳細情報自己紹介 配信タイムテーブル 活動の記録予選イベント期間 セミファイナルイベント期間 決勝イベント期間 本選後の消息 用語・名言集 ファンのブログやnote、togetterまとめ 詳細情報 自己紹介 紹介文 イベ最終日という事を当日気付きその勢いのまま奔走していた為 ラン様🍖の配信に行かなかったクソガキは私でございます 大変申し訳ございませんでした #ドラマ主題歌VSADに参加させていただいております 2月1日よりセミファイナル始まります お初にお目にかかります コミュ障ひきこもり根暗女と申します 長いのでコミュ障の「こ」とひきこもりの「も」と根暗の「ね」で 「こもね」とお呼びください 配信者/SHOWROOM/Twitter初心者 YouTubeやってない ⚠️⚠️⚠️🐔なので人の枠では黙りがちです⚠️⚠️⚠️ どうか暖かいこころで見守ってくださるととても嬉しいです またコミュ障等その他にも治したいと思う所がございます その辺も優しくご指導ご鞭撻頂けましたら幸いです ⚠️⚠️⚠️全部読むなよかなたゃん⚠️⚠️⚠️ ファンマ 🎨✒️🍈🌸😷🐰のどれか使ってればいいかな もう全部使う全部使う ┈┈┈⏰配信時間⏰┈┈┈ 定時12時〜13時 お歌 不定時 21時台〜22時台start 1h 雑談 遅くとも夜24時までに就寝したいと思っています 毎日配信目指します 30日 お昼のみ 31日 お昼のみ おやすみ多めに頂いてセミファイナルに向けて立ち絵やラブレター作成、企画制作、ファンアート再開等に時間をあてさせて頂きます またセミファイナル始まれば多分行きにくい期間だぶりのガチイベ参加者様の星殴りandカウントに行きたいと思っております ご迷惑お掛け致しますが何卒よろしくお願い致します ┈┈┈🌟Profile🌟┈┈┈ [名前] コミュ障ひきこもり根暗女 略称「こもね」 [誕生日]配信開始日1月4日 [好きなもの] 推し 幸村🎾/HIMEHINA🐰/ガッチマン卍/可愛いもの/エリザベス🎀 タナカ🍵/ 長谷部・長義・国広🔪/なかよし系魔法少女シリーズ(🌙はよく分かってない)/キル🔪クラ⛓️ネテ👴/モフモフキャラ/赤松🎹 逆巻あのん様🐺🥀(SR配信者様) 友達 ちゆ Xアニメ主題歌AD(燈乃ちゆき)🍊⏳ セミファ1月29日〜 り(く)ったん🐉️️️⛅️ 2/11(土) 20 30~ ショタボ枠 こな(つ)っちゃん いぇんにゃん もに だいすけお母様🐷🥓🌸 motoちゃん たろ(さく)ちゃん (ぶちたげ)にゃんこ みゃうちゃん(myau)🐈⬛🐈⬛ かなたゃん(恐ろs)(カナがぽんする)#ドラマ主題歌VSAD にふ(ニフル・グリス)ちゃん りんりん🎐🫧#ドラマ主題歌VSAD クリスちゃん🌙💠(オタ友)←𝗻𝗲𝘄✨ ※友達一生離さない ちゆは私の方がアニメ知ってるって言うけれど 私は曲をあんまり覚えてないし広く浅くだから 作品愛で言うとちゆの方が超上 家族 猫紫のら お姉ちゃん (ねこしばって読む) Vイベ 1月30日〜 琉空(りく、りったん)は皆の父又は兄 だいすけはお母様でありぶちょーさん 食べ物・飲み物 ファンタメロン/苺味/ロリポップ/ジュース 好きな色 青緑系 他 昼寝/睡眠/友達と会話/寝る 好きなタイプ ギャップ萌え/二面性 ネテロたん👴/タナカ🍵/杉下右京☕️👓/ [趣味/特技] アニメそこそこ知ってる オタクなので布教(広浅タイプ故深堀は苦手) お絵描き好き(得意とは言ってない) 歌が好き(ただし音痴) 声域は多分3オクタ+αらしい(カラオケ機械による判定) 声楽やってた担当はメソプとソプ 男声は出ないけれど高い所低い所交互に出せると思う ┈┈┈💎 夢 💎┈┈┈ 友達沢山作ること 推しのように活き活きしたい 友達ともっとリア充したい エンジョイしたい 歌える曲🎤(まだ全然SHOWROOMに何あるか把握不足) 🖋←覚え中/2←ハモリもできる/うろ覚え←うろ覚え あ行で改行 曲名が増えるので端折れるところは端折ってます 2023/01/27更新(随時更新) ※まだ何があるか、何が歌えるかをちゃんと把握しておりません 覚えてる量膨大すぎて何覚えてるか思い出せん アーティスト🎙 HIMEHINA ALIPROJECT(アニメ曲) Ado(少し) ClariS(クララandアリス時代の曲) さユり(アニメ少し) HoneyWorks(多分令和前のしかほぼわからんと思う) IA(VOCALOID 少し) カゲプロシリーズ アニメ 鬼滅の刃(炭治郎×)/紅蓮華(2) SAO(うろ覚え多め) CCさくら マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 鋼の錬金術師(アニメを見てないので有名なの少し) 名探偵コナン(全部では無い、うろ覚え込でいくつか) 満月(フルムーン)を探して NARUTO(Sign/ないものねり?/シルエット) AKB∞48(アニメ+アニメで出た曲※AKB48) HUNTER×HUNTER 曲♪ アーティスト (順番バラバラ) 曲名/作品・キャラ名/アーティスト表記 あんなに一緒だったのに/ガンダムSEED/see-saw Angelus/犬夜叉/ 十六夜涙/薄桜鬼/ 君の知らない物語/物語/supercell/🖋 God only knows-Secret of the Goddress/神のみぞ知るセカイ女神編/早見沙織 サクリファイス/かつて神だった獣達へ/まふまふ 創世のアクエリオン/アクエリオン/AKINO 大好きなのに/絶園のテンペスト/Klyee 小さきもの/林明日香/ポケモン ジラーチ BIRTH/神さまのいない日曜日/喜多村英梨 ねぇ/緋色の欠片/藤田麻衣子 恋愛サーキュレーション/物語なでこ/花澤香菜 Los!Los!Los!/幼女戦記ターニャ/悠木碧 ボカロ(歌手等省略🙏) 悪の召使い・娘/アスノヨゾラ哨戒班/天ノ弱/アンハッピーリフレイン いーあるふぁんくらぶ(日本語うる覚え)/一触即発禅ガール/命に嫌われている ヴァンパイア/ヴィラン🖋/裏表ラバーズ/ 乙女解剖2/おちゃめ機能 神っぽいな🖋/神のまにまに🖋/からくりピエロ/カンタレラ ゴーストルール/心做し🖋/KING/QUEEN🖋 サンドリヨン🖋/シャルル/深海少女/砂の惑星🖋/千本桜 厨病激発ボーイ/東京テディベア/ドラマツルギー/脳漿炸裂ガール/ 廃墟の国のアリス🖋/初音ミクの消失🖋噛み/ヒバナ/フォニイ🖋 ブラック★ロックシューター/ボッカデラベリタ🖋 マトリョシカ/右肩の蝶/結ンデ開イテ羅刹ト骸/メルト/妄想代償感傷連盟/モザイクロール/magnet/mis.pumpkinの滑稽な夢🖋/ 夜明けと蛍🖋 恋愛裁判/ロンリーガール/ロキ/ロストワンの号哭/ロミオとシンデレラ/ワールズエンド・ダンスホール/ワールドイズマイン アイドル すみません何処アイドルか把握してません💦 ※作業する時音楽を聴いて、たまにYouTubeとかで聴いてます にじさんじよりサイレントマジョリティーを知り、そこからいくつか有名?な曲で自分が好きな曲調のは鬼リピ再生してます 今忙しいので何聞いてたか思い出せません… あと大勢の声聴こえるのでカバー曲じゃないと音程・リズム迷子します サイレントマジョリティー/二人セゾン🖋/不協和音🖋黒い羊🖋 ネタ曲❤ はじめてのチュウ/キテレツ大百科(一番自信あってコロ助寄りに歌う) ポケモン言えるかなBW(ニャースよりで歌う) ピカチュウのうた(ちゆのための歌1) ちゆ可愛くてごめん(ちゆのための歌2) おやすみのmy dear(夜配信締めのスヤァ曲。取り敢えず皆の名前ぶち込む) 声真似?取り敢えずリア友に似てるって言われたのを適当にぶち込む ニャース?? ケータ??(出てこい…しか言えん) コロ助(歌?) るちあ(1セリフ) サクラ(名前呼びだけ) これはイントネだけじゃろ デロデロデロデロ(ピンクのクマ虹案件) それは違うよ!!! 以下未編集文です このアプリこの機会で初めて知って ちゃんとは理解しておりません そこも教えていただけましたら幸いです 配信タイムテーブル 日付 配信開始 配信終了 星集め 星捨て 備考 活動の記録 予選イベント期間 セミファイナルイベント期間 決勝イベント期間 本選後の消息 用語・名言集 ファンのブログやnote、togetterまとめ Twitter用画像です。本画像はページ最下部に配置してください。
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/2301.html
ナレーター「デーボス軍との大戦から時が経ち、キョウリュウジャーによって守られた地球が今また窮地に陥ろうとしていた!」 KING1 でたァ―ッ!竜の子キング スピリットとなっていた賢神トリンが、何かを感じていた。 トリン「この邪悪なエネルギーは・・・一体なんだ!」 新たなる敵、ネオデーボス軍の宇宙船が飛来してきた。 水の魔王ウェイハブ「デイザルス閣下、ついに地球ですぞ」 総帥デイザルス「俺の求めている竜の王の力、それがあの星にはある」 氷の魔王ツライラ「その竜の力があれば、全宇宙をも支配できると。そういうことだな」 雷の魔王ライメイン「持ち主を探してその力を奪えばいいんだな!退屈してたんだ!」 ライメインが広げた手が横にいた炎の魔王ホムラスに当たった。 ホムラス「っててーなこら!」 風の魔王アラッシュ「たーだ地球には、1億年も前に屈辱を受けた獣電竜ってのがいるんだったったね。どーするつもりだい」 ウェイハブ「心配ない、ぬかりは無い。ホムラス、ジナリック、行くのだ」 ホムラスと地の魔王ジナリックが獣電竜、ギガブラギガスの元に来た。 ホムラス「あれが最強の獣電竜、ギガブラギガス。竜の力を得るのに最も邪魔な存在だ」 ジナリック「俺、アイツ、封印する」 ジナリックがギガブラギガスの真上に作った魔法陣が、ギガブラギガスを地中へ引きずり込んでいき、ギガブラギガス内のスピリットベースに衝撃が来た。 ラッキューロ「何スか!?どうしましょう!?」 キャンデリラ「どうしようって言ってもどーにも出来ないわよ~」 そこへトリンが来た。 トリン「キャンデリラ、ラッキューロ、大丈夫か!」 ラッキューロ「トリン様お久しぶりっす!お元気っスか~?」 ジナリックがギガブラギガスの目の前まで飛んだ。 トリン「やむを得ん、スピリットベースを分離するぞ!はあ!」 ギガブラギガスの体内からスピリットベースが飛び出し、上空に開いた光の穴に入った。 キャンデリラ「一体何が起きてるっていうのよ~」 トリン「解らない、しかし邪悪な力が動き始めているのは確かだ」 ラッキューロ「僕たちで何とか出来るんすか~?」 トリン「いや、スピリット状態の今の私には限界がある。必要だな、新たな強き竜の者たちが!」 韓国。 アイドルのキム・セチャンにファンの女性たちが群がってきた。 セチャン「やあ、ボクのベイビーたち、会いたかったよ」 警察官のチェン・ヒョンジュンが来て、女性たちを引き離した。 ヒョンジュン「君達、公道で危ないじゃないか、駄目だ駄目!もう行きなさい!」 セチャン「ちょっと待ってくれよ。ボクのベイビーたちが悲しむだろ」 ヒョンジュン「危険なことから市民を守るのが、自分の仕事だ!」 セチャン「全く何言ってるんだ。それより、ベイビーのハートがボクに盗まれないか、 見張ったらどう?分かったか?」 ヒョンジュン「こいつ言わせておけば!」 ヒョンジュンがセチャンに掴みかかった所で、 ホムラスがゾーリ魔たちを引き連れて、やって来た。 ホムラス「いいか、ゾーリ魔たち。竜の王の力は極限まで痛めつけると発動する。 人間どもをいたぶって、竜の王の力の持ち主をあぶり出せ!」 ゾーリ魔が周りの人たちに襲い掛かる。 セチャン「何だいコイツらは!?」 ヒョンジュン「よく分からん奴らだな。だが市民を守るのが自分の仕事なんだ!」 ヒョンジュンがゾーリ魔と戦い出した。 セチャンもゾーリ魔を蹴り飛ばした。 ヒョンジュン「やるな。アンタのことただの軽い男だと、思ってたぞ」 セチャン「ベイビーたちのドリームを壊されたくない」 しかし、二人はゾーリ魔に追い詰められる。 そこへやって来たのは、獣電竜ガンティラを連れた青年、クォン・ジュヨンだった。 ガンティラはゾーリ魔を攻撃していく。 更にジュヨンは交通標識を引き抜き、ゾーリ魔をなぎ倒していく。 トリン達もやって来た。 ラッキューロ「見て下さいトリン様!」 キャンデリラ「すごいわ~あの子」 トリン「あの青年は何者だ・・・」 セチャン「うわスゴイな、何者なんだ・・・」 ヒョンジュン「もの凄く強いぞ・・・」 ジュヨン「俺は、竜の子だ!」 ホムラス「おのれ、人間の分際で。我らネオデーボスの力を見よ!ボージン魔!発進!」 ネオデーボス軍の宇宙船の前部の突起の一つが射出され、 町に突き刺さった所で変形して、巨大ロボットボージン魔となった。 セチャン「おいおい冗談だろ・・・あんなのにはみんなときめかないでしょ・・・」 ヒョンジュン「あんなの相手にどうやって市民を守れって言うんだ・・・」 ジュヨン「俺に任せろ!行けガンティラ!」 ガンティラが本来の巨大な姿となり、ボージン魔と戦う。 キャンデリラ「カブティラまで出てきちゃったわ~」 ラッキューロ「カブリボルバーと獣電池も無しですか!?」 トリン「・・・よし!」 トリンがカブリボルバーの形をした石版をジュヨンに渡すと、 石版はカブカブリボルバーとなった。 ジュヨン「何だこれは・・・」 トリン「奇跡だ・・・まさにダイゴの再来!青年、君のブレイブを獣電池に込めるんだ!」 ジュヨン「ブレイブイン!」 ジュヨンが獣電池を起動させ、ガブガブリボルバーにセットした。 ジュヨン「キョウリュウチェンジ!」 ガブガブリボルバーからメロディが流れ、ジュヨンが踊り出した。 ジュヨン「何だ、このメロディは・・・体が勝手に踊りだす・・・!ファイヤ!」 ジュヨンがブレイブキョウリュウレッドに変身した。 レッド「おおっ・・・すげーっ!」 トリン「行けぇ、キョウリュウレッド!」 レッド「ようし・・・ブレイブ全開で、ぶっ放すぜ!」 ブレイブキョウリュウレッドはゾーリ魔達をなぎ倒していく。 ホムラスが剣を抜き、ブレイブキョウリュウレッドに向かう。 ホムラス「俺が相手だ!」 レッド「行くぞ!とりゃ—っ!」 ブレイブキョウリュウレッドは長剣、ガブカブリカリバーを抜き、 ホムラスと戦う。 ホムラス「この星にまだキョウリュウジャーがいたのか!」 ホムラス「はあっ!」 ホムラスはブレイブキョウリュウレッドに火炎を放つも、 ブレイブキョウリュウレッドは火炎を耐えて、 ガブガブリカリバーでホムラスを切り裂いた。 ホムラス「まさかこの俺が!キョウリュウレッド!貴様のことは忘れんぞ!覚えとけ!」 ホムラスが炎と共に姿を消した。 レッド「おっしゃあ!見たか俺のブレイブを!」 ラッキューロ「スゴイっスよ~」 キャンデリラ「あなた一体何者?」 レッド「俺は竜の子、ずっと山にこもり、強さを極めるために修行してきたんだ。 ああそうだ。ちょっと借りるぜ」 ラッキューロ「ああ止めてよもう・・・」 ブレイブキョウリュウレッドはラッキューロのポーチから、 2つのガブガブリボルバーの石版と獣電池を取り出し、 セチュウとヒョンジュンに渡した。 レッド「お前たちもブレイブを見せつけてやろうぜ」 セチャン「ブレイブか、いいね、ボクにピッタリだ!」 ヒョンジュン「溢れるブレイブなら俺はだれにも負けない!」 2人がガブガブリボルバーと獣電池を受け取ると、 ガブガブリボルバーと獣電池が起動し、 獣電竜ステゴンゾーと獣電竜ショベケラがやって来た。 トリン「ブレイブだ!獣電竜に認められたということは君達もキョウリュウジャーだ!」 セチュン・ヒュンジュン「「ブレイブ、イン!キョウリュウチェンジ!ファイア!」」 セチュンがブレイブキョウリュウブルーに、ヒョンジュンがブレイブキョウリュウブラックに変身した。 トリン「行け、強き竜の者たちよ!」 レッド「よし、どんな壁があろうともブレイブさえあれば必ずぶち破れるんだ!」 ブレイブキョウリュウレッド達が獣電池を投げ、それぞれの獣電竜に獣電池がセットされ、 ブレイブキョウリュウレッド達は獣電竜に乗り込んだ。 レッド・ブラック・ブルー「「「カミツキ合体!」」」 ガブティラが変形した所に、ステゴンゾーが右側に、ショベケラが左側に合体し、 獣電巨人、ブレイブキョウリュウジンが完成した。 レッド・ブラック・ブルー「「「完成!ブレイブキョウリュウジン!!」」」 ブレイブキョウリュウジンとボージン魔が戦う。 ブレイブキョウリュウジンの、左腕のショベルの突きがボージン魔に炸裂した。 更に、額と右肩のカブティラの頭からのガトリングの連射でボージン魔を撃った。 レッド「よしこのまま一気に行くぞ!」 ブレイブキョウリュウジンが右腕に獣電剣を持った。 レッド・ブラック・ブルー「「「獣電剣ブレイブフィニッシュ!!」」」 ブレイブキョウリュウジンの獣電剣の一撃がボージン魔に炸裂し、 ボージン魔は大爆発した。 その戦いを、イ・プルンとユン・ドヒが見ていた。 プルン「うわ~ワクワクするなぁ~」 ドビ「何なのよ、あれは・・・」 TO Be Continued
https://w.atwiki.jp/testest-umigamedb/pages/1182.html
2021年3月1日 出題者:mi タイトル:「右肩下がり」 【問題】 女はせっかく増やしたモノを自ら減らしていった。 一体なぜ? 【解説】 + ... 小学生のタカフミはハムスターを飼っていた。 この度、メスのハムスターのマイちゃんがご懐妊。 すぐに小さくて可愛い赤ちゃんが何匹も生まれた。 その可愛さに、つい手に赤ちゃんをのせて愛でてしまった。 しかしマイは、自分のにおいが消え、人間のにおいがついた我が子を 我が子と認識出来ず、共食いしてしまった。 10匹いた赤ちゃんも今では2匹…。命儚い…。 墓無い…逆に世話するハムが減って喜んだサイコフミでした^^ ※共食いの中でも、親が子供を食べる「子食い」のお話 《死》《ブラック》 配信日に戻る 前の問題 次の問題
https://w.atwiki.jp/299nobe/pages/959.html
「ははは……何をやっている!」 水の壁の向こうから聞こえたカイナッツォの言葉は余裕に満ちていた。 「この壁がある限り、攻撃など……」 すっかりと優越感に浸っているが、セシルの狙いはそこであった。 瞬時、雷が――この密閉された場所に突如発生した。 「ぬお……」 雷の線が幾多にも絡まりながら、カイナッツォを包む。黒魔法サンダラの完成だ。 それと同時に、完全無欠な水の壁は徐々にその形成を失いつつある。 慌てて形成し直そうとしたのだろうが、既にセシルが目の前まで迫っている。 「迂闊だったな!」 思った通りだ……それは絶対的な防御を持つが故の相手の油断。 最前、王として対峙した時点から、この者には迂闊に自分の素性を喋ったりと 饒舌で口外しやすい性格なのだろうと予感していた。 そのようなタイプならば己の絶対的な自信を突けば……読みは見事に正解であったようだ。 「くぅぅ!!!」 焦りつつも己の持つ第二の鎧。甲羅へと体と四肢を潜めようとする。 「まだっ! この程度で!!!」 「今だ!!!」 セシルは咄嗟に叫んで攻撃を中断。挙げ句には後退まで始める。 この不可解な行動……カイナツォは好転と判断した。 何を思ったのか知らんが、一端、体制を―― 目前が白く光った。同じタイミングで全身に痺れが伝わった。 「おおぅ……」 もはや判断すら鈍り、甲羅から姿を現す。其処には…… 「判断を誤ったな! 僕の勝ちだ……」 裁きを下すかのように、手負いのカイナッツォに剣が振り下ろされる。 あまりに突然な事だったので水のバリアをはる事すら出来なかった。 「まだ……終わ……り……で……」 何かを言おうとしたであろう言葉も途切れていった。
https://w.atwiki.jp/hutatuna/pages/73.html
7.敵意 ネオンサインや街灯が光を照らす夜の街──。 繁華街が人の賑わいを見せるこの時間帯に、俺は薬局を探して街を歩いていた。 何か情報を掴んでいる異能者を探す──当初の目的はそれであったが、 背中に負った傷の痛みがその目的を変えさせたのだ。 軽い冷却で出血を止めることはできるが、痛みまで止めることはできない。 できることなら病院に行き、そこで適切な治療を受けた方がいいのであろうが、 時間的に既に外来の受付は終わっている頃と思ったので、 こうして薬を売る商店を探すことに決めたのだ。 しかし、歩き回っても、目に付くのは飲食店ばかりで 一向に薬局の看板は見えてこない。 こうして似たような景色を見ながら二十分ほど歩いた頃だったろうか…… (──ズキン!) 俺の右手が急に警告を発したのだ。 ──辺りを見回しても誰もいない。しかし気のせいではないのは確かだ。 俺は辺りに気を配りながら、平静を装いながら前を歩き続ける。 その時、前方の曲がり角から、ひょいと現れた男の後姿が目に飛び込んできた。 (──ズキン!) 俺の右手の警告が一層強さを増す。 俺は一瞬身構えたが、目の前の男は俺の事など気付きもしない様子で ただ前を歩いていくだけだった。 ……右手の反応からして目の前の男が異能者であるという事は間違いない。 俺を狙う刺客か、それとも先程の『剣使い』同様、偶然に出くわしただけか…… ……いずれにしろ、『何か』を知っている可能性はある。 俺はその場で立ち止まり、右手に力を込めた。 そして能力を発動──── ──……しようとして止め、代わって男に対し声をかけるのだった。 「あの、すいません」 男はゆっくりとこちらを振り返る。 顔からして三十代程度の年齢だということが分かる。 割と人の良さそうな顔をしていて、特に『悪い人間』といった印象は受けない。 心の中でそう分析しながら、俺は言葉を続けた。 「この近くで『薬局屋』はありませんか? 先程から探しているんですが、どうにも見つからなくて」 さて、相手はどう出るか。 この男が刺客で、俺を殺そうとしてくるなら即返り討ちにするまでのこと。 偶然に出くわしただけの異能者であれば、ここでの戦闘は極力避けておきたい。 ――今は自分の体の傷を治すことが先決だ。話を聞くのは後でもできるのだから……。 男は、手を右ポケットに突っ込んだまま、困った様な表情で返事をする。 「こんな時間に薬局ねぇ……まあ、案内してやりたいのは山々なんだが 生憎、俺の知ってる街一番の薬局は、今、客が一人いるんだよ」 そう言うと、懐から取り出したライターを俺に向かって放り投げた。 恐らく咥えたタバコに点火しようとしたライターがガス欠だったのだろう。 俺は瞬時にそう直感しつつ、男の言葉に耳を傾けながら、 特に理由も無く空中に舞ったライターを目で追い続けた。 「だから、麻酔しかくれてやれねぇってよ。悪いな」 つまり……その店には既に『怪我人』という先客が来ており、 その先客の手当てに大半の薬を使い込んでしまった、ということか……。 男の言葉の意味を、心の中でそう解釈した瞬間だった。 急に目の前が眩いばかりの光で覆われた。 ──ライターに目くらましが!? 俺がすぐに発光したのがあのライターだと分かったのは、 先程からあのライターを目で追い、発光した瞬間を確認していたからだ。 咄嗟に瞼を閉じるも、既に俺の目は凶悪な光の餌食にされていた。 どうやら十数秒程は目が使えないことを覚悟せねばならないようだ。 だが、そんな事態に直面しても、俺の頭の中は混乱する事無く冷静を保っていた。 ──何故、目くらましを? 逃げるためか、この隙に乗じて俺を攻撃するためのどちらかだ。 こちらに向かってくる気配を感じることからして、恐らくは後者……。 ──男が俺を狙う『刺客』であるのか、そうでないのかはまだ不明だが…… いずれにせよこの瞬間、俺に『敵意』を持つ『異能者』であるに違いはない。 仕方あるまい……この場で情報を聞き出すことにするか。 そう心の中で決めた時だった。 「おいおい、『後ろ』ががら空きだぞ?」 不意に聞こえる男の声。 ──速い。いつの間にかこちらの至近距離にまで迫っていたのか。 男の声と気配に反応したかのように、俺は咄嗟に能力を発動させていた。 フリーフリーズ 『自在氷』──。 能力の発動から一秒と待たずして俺の体全体に薄い氷がまとわり付く。 『後ろ』だけを防御しなかったのは、生まれついての慎重な性格故か。 まとわり付いた氷は身を護る氷の鎧と化したが、瞬間的に作ったものでは その防御能力にあまり期待はできないことは明白だった。 (ゴキッ!) ──瞬間、俺は右肩に走る衝撃を感じ取っていた。 俺の右頬に冷たい氷の欠片が当たることから、 右肩の部分を防御していた氷が攻撃の衝撃で砕かれたのだろう。 右肩も多少なりともダメージを負ったことだろうが…… ……これで目が使えぬ俺にも敵の位置を正確に掴めるというものだ。 左手で俺の右肩に接触している敵の一部を文字通り掴むと、 『能力』を解放していく──。 掴んだのは恐らく敵の手首か……当初は人肌ほどの温かさを持ったものが、 俺の左手が纏う凍気によって急速に体温を奪われているのが分かる。 俺は更に左手に纏う凍気を強めていきながら、右腕を動かして右肩の状態を確認する。 ……痛みはあるが、関節が外れたり、骨が折れたりはしていないようだ。 状態からして、精々、打撲程度のダメージと言ったところか。 俺は右肩が健在であることを確認すると、敵に向かって言った。 「そうか、その薬局には麻酔だけしか残っていないのか……。 ならば、他の店に案内にしてもらわなければな……」 「そいつは残念だ。お前らみたいにデカイ組織なら、全員の 延髄に一発入れる天然麻酔で、その薬局もガッポガッポ儲かると思ったんだがな」 男は飄々としたにやけ面を崩さず、皮肉じみた言葉を返してきた。 ──『組織』? それは、俺にとって興味深いキーワードだった。 『デカイ組織』……それが指すものは…… 異能者達を闘わせるよう仕向けた『首謀者』のこと……? とするならば、この男は……。 「───ッ!」 ──左手の甲に感じる鋭い痛み。 俺は、思わず掴んでいた手を放してしまう。 すると男は後方に跳び、再び先程までの間合いを取るのだった。 ……どうやらこちらが考え込んでいる間に、隙を突かれたらしい。 俺は凍結させた男の右手首を確認する。 奴の右手首はもはや使えまい……では、俺の左手は……どうかな。 俺は自分の左手を、力を込めて何度か握ってみせる。 ……動かすたびに甲の部分に走る痛みがある。 骨が痛んでいるのかもしれん。この戦闘では左手は極力使わない方がいいだろう。 どうせ能力を行使するメインの腕は右なのだから、左手に無理をさせる必要はない。 それより……どうやらこの男、俺を狙う『刺客』ではなかったようだ。 恐らくこいつもこの『ゲーム』に巻き込まれた被害者の一人。 俺を見て『首謀者』側の人間と間違えた点からして、 俺と同じく、過去に『首謀者』から『刺客』を送り込まれたことがあったのだろう。 ……『デカイ組織』か。 なるほど、どうやらこの一件には、大規模な陰謀が隠されているようだ。 ふん……人をその陰謀の道具にしてくれるとはな……舐めてくれる。 何としてでも奴らの尻尾を掴んでみせる……。 そんな事を考えていると、男はいつの間にか球状の物体を手に取っていた。 そしてそれを……口に入れたのだ。 異様な光景を前にして、俺は次なる闘いを予感して右手の手袋を外すのだった。 一連の戦闘であの男が何かしらの能力を行使したかと言えば、そうではない。 少なくとも表面上に表れた結果から考えればな。 仮にこの行動が能力発動時に行う儀式のようなものだとすれば…… どんな能力かは知らんが、次からが奴の本領ということになるだろう。 ──真に『解放』された能力が、右手から凍気となって溢れ出る。 それらが周囲の大気に混ざり合い、緩やかに広がっていく。 ──頃合を見計らって指を鳴らす。すると、俺の周囲に小さな氷の群が現れた。 攻撃の準備は完了させたが、その前に『組織』について、聞いておこうか……。 ……いや、今は聞いても無駄だろうな。 異能者相手では、一度実力で負かさぬ限り、話す気にはなるまい。 もっとも負かしたところで、そう易々と口を割るようなタイプの人間とも思えんが……。 まぁ、ひとまずは虫の息状態となってもらおう。 それでも話す気が起きないなら、他を当たるだけのことだ。 「先程はお前が先手だったな。では、次は俺から仕掛けさせてもらおうか」 ──受けてみろ。 マシンガンアイス 「──『機関氷弾』!」 無数の氷の弾丸が高速で放たれた。 次々と高速で発射された氷弾が男の体を貫いていく──。 男は全身を穴だらけにしながら、力なくドサリとその場に倒れこんだ。 倒れた男の体からジワリと血が流れ出し、辺りを赤く染めていく。 ……動かないな。死んだ……のか? ……いや、生きている。俺の右手は警告を止めていない。 俺はその場で立ち尽くしながら、奴の動きに神経を集中させ、警戒する。 奴が倒れてから何秒経った時のことだろうか。 先程、奴が球状の物体を口に含んだ光景を目にした時などより、 比べ物にならない程の異様な光景を俺は目にするのだった。 血だ。確かに奴の体から流れ出ていた血が、奴の傷口に吸い取られる かのように次々と体の中に戻っていく。 そして流された血を全て吸い取ると、その傷口は役目を終えたかのように 消えていったのだ。 消えた……? いや、違うな。皮膚として『再生』したのか……。 俺は立ち上がった男を見た。 その瞬間を待っていたかのように男はゆっくりと顔をあげると、俺と目を合わせた。 その目を見て流石に一瞬、体が強張る。 ……『狼男』という空想上の化物がいたが、どうやらこいつはその類の生物らしい。 先程まで男から感じられた雰囲気とは全く異質。 獲物を狙うかのような眼光は、いつかテレビで見た肉食獣に近い気がする……。 人間から化物へか……正に変身だな。 それより、先程俺が見た現象……あれは確かに破壊された組織の再生だった。 自然界には、ヒトデやミミズのように、体の一部分を切断されてもまた元に 再生させる能力を持つ動物がいる。 奴も獣に変身することで、人間にはない文字通りの『異能力』を発揮することが できるとすれば……奴の『自己再生能力』などその一端に過ぎない可能性が高い。 やれやれ……こちらも腕の一本や二本は覚悟しなければならないかもな。 俺があれやこれやと考えをめぐらしていた時だった──。 「さて、アンタに一つ頼みがあるんだが」 不意に聞こえる男の声──。 「……まあ、なんだ。なるべく死ぬなよ?」 声は俺の目の前でする。 改めて視認するまでもなく、俺の目には男の姿が飛び込んできていた。 ──速い。いや……速すぎる。 こちらも油断していたとはいえ、刹那的な間に俺との距離をなくすとは。 いや、あれこれ考えている暇はない。氷よ、俺を護れ──。 俺に向けて無数に手刀が放たれるが、それより早く再び俺の体は薄い氷の鎧に よって覆われる。──しかし。 敵の手刀が俺に直撃する瞬間、俺は自分の体に直接突き刺さる痛みを感じた。 ──これは、敵の手刀が楽々と、まるで素手で薄い紙を切り裂くように 俺の氷を破壊し、生身の体にまで大きなダメージを与えている! 大腿部、右脇腹、左腹筋、右上腕、左前腕──それから先は覚えていない。 とにかく俺は敵の猛攻によって、肉をえぐられ、血を噴き出し、 本能的に頭部を護るよう、ボクシングのガードのように腕を壁にして 防戦一方の構えを余儀なくされていた。 だが、そんな敵の猛攻を受ける中で、あろうことか俺はこれまで護っていた 唯一無傷の頭部に隙を作ってしまったのだ。 ここに敵の攻撃を受ければ間違いなく俺は大ダメージを受けるだろう。 それを見逃さないかのように、敵は俺の頭部目掛けて拳を放った──。 ──敵の拳が、ピタリと動きを止める。 俺を狙って拳を繰り出したにも関わらずだ。それは敵の気が変わったからか? 否。俺が敵の拳を止めたのだ。 動きを止めたのは、放たれた左拳を手首から掴んでいる俺の右手。 今まで防戦一方だった俺の思わぬ行動に、敵の動きが一瞬だが止まる。 次に隙を見逃さなかったのは俺の方だった。 俺は左手で一瞬だけ停止した敵の右手首を掴む。 左手は使わないつもりだったんだがな……背に腹は変えられないか。 などと思いつつ、俺は掴んでいる両手から、能力を発動させる。 俺の凍気は敵の体温を奪い、血色の良かった手首は血の通わない白色と化した。 更に俺の凍気は地面にまで伝わり、付着した氷と共にその地面を伝って、 敵の足の自由を奪っていく。 奴の圧倒的ともいえる攻撃速度には付いていけなかった俺だが、 奴がどこに向けて攻撃をするかが分かれば反撃も容易い……。 隙を見せればそこを狙うのが心理というもの。 ましてや戦闘に慣れている異能者であれば尚更だろう。 そう、危険を冒してまで隙を作ったのは、奴を確実に捉えるためだ。 「俺がここまで傷を付けられたのは久しぶりだな……。 いつから『能力』に目覚めたのかは知らないが、一応、褒めておくよ……」 そう言いつつ、視線を自分の体に向けて被害状況を確認する。 裂傷箇所多数、打撲箇所多数、先程から胸部が悲鳴をあげていることからして、 肋骨の方も何本かやられているかもしれんな……。 既に俺の血は凍気によって止まっていたが、 猛攻を受けた時に噴き出された血でシャツは所々真っ赤に染まっていた。 俺は再び敵に視線を向け、そして右手に力を込める。 ──瞬間、俺と敵との僅かな空間の間に、再び無数の小さな氷の群が出現する。 「お前には聞きたいことがあるんでな……まあ、なんだ。なるべく死ぬなよ?」 先程の男の台詞をそのまま返すと、 再び男に向かって『機関氷弾』が放たれるのだった。 ―――…。 『機関氷弾』は放たれた。そう、確かに放たれたのだ。 これをくらった者は、体中に穴を開けて吹き飛ばされる。 それはこれまでの経験から、俺の中で決定事項となっていたはずだった。 しかし今、俺の目の前にいる『獣人』は、 体に『機関氷弾』を受けながらも、その場に立っている。 『餓鬼。お前さんは強いが、プロに同じ手を使うのは論外だ』 ……放つ瞬間、奴の言った台詞を思い返す。 あの時奴はそう言った後、避けるどころか俺に向かって足を踏み出した。 『再生』能力があるからと、安心してそんな事をしたのだろうか? ……いや、違うな。『機関氷弾』から受けるダメージを、 最小限に留めようと判断しての行動だったのだろう。 そして、結果としてそれが報われた。 至近距離から放ち、皮膚組織を完全に裂開させれば『再生』能力を有する奴とて しばらくは足腰が立たぬ状態に陥ると考えていたが、それが裏目に出るとはな。 とはいえ……。 俺は自分の右手が握っている千切れた敵の手首を見つながら、思った。 やはり敵も只では済まなかったようだ……。 「ゴホッ! っ、たく。 世の中、怪我して疲れた状態で勝てる雑魚ばかりなんて思ってやがるから、ここで、死ぬんだぞ? ……はは。まあ、片手だし……お前さん位強いなら、即死はないだろ。……だから、苦しんで死ね」 吐血しながら奴はそう吐き捨てると、辺りに白い煙が現れた。 俺はすぐに分かったが、蒸気が立ち込めてきたのだ。 見ると、それは男の左腕から発生しているということが分かる。 ……どうやら、奴の『必殺技』が来るらしい。 俺は奴が力を集中させていく姿を見ながら、先程の自分自身を振り返っていた。 ──何故、俺が『機関氷弾』を敢えて二度続けて使ったのか。 それは俺が先程考えたような結果になると考えたからと、もう一つの理由があった。 実はやろうと思えば、あの至近距離で『氷雪波』を放つこともできたのだ。 実際それを放っていれば、確実に俺に勝利が舞い込んでいたことだろう。 しかし……異能者との二連戦で体に蓄積された疲労とダメージを考えれば、 例え『氷雪波』で確実に相手を打ち負かせることができたとしても、 その直後に訪れる肉体への強い『反動』の恐れが、俺に『機関氷弾』を使わせた。 強力な技というものは、危険を孕んだ諸刃の剣であるということを、 俺は異能者としてのこれまでの自分自身の経験から知っていた。 それ故に、俺は次のことを確信していた──。 ──奴の攻撃は避ける必要はないと。 「 喰らっとけ――――『 バ シ リ ス ク 』」 奴の殺意が込められた声が、低く響く。 それと同時に、敵の左腕が俺の視界から消えたかと思えば、その矛先は今、まさに毒蛇のごとく俺の右目を食らわんとしていた。 しかしその手は止まっていた。 「……馬鹿か俺は。二度と殺さないって言ったじゃねぇか」 男はぼそりとひとりごちると、その左手を俺の右眼球からおろした。 「……悪かったな」 奴は俺にそれだけ言うと、その場に倒れこんだ。 それがこの戦闘の終わりを意味するものであることは、考えるまでもなかった。 「怪我をして疲れた限界の状態で……強力な技を放とうとするからそうなる」 俺は独り、もはや意識が無いと分かっている男に向かって呟いた。 そして俺は倒れた男の体を見ながら、男が最後に呟いた台詞と、 その時俺に向けた男の表情を思い返しながら、続けてこう呟くのだった。 「もっとも……お前の場合はわざと……攻撃を止めたのかもしれんがな……」 ────。 『獣人』との闘いを終えてから十数分くらい経っただろうか。 俺は、再び薬局を探していた。いや、正確には向かっていたのだ。 肩にはあの『獣人』……いや、『国崎シロウ』という名の男を抱え、 別の肩には男が持っていたやたら重いビニール袋を下げて。 あの後俺は、倒れた男の服の中から身分証明書を見つけ出した。 そこで俺はこの男が薬局屋を経営していること、 そしてその店の住所、男の名前を知ったのだ。 俺は一瞬、男が気絶している内に止めを刺そうかと思った。 俺の能力を見た者、それを容易く始末できる絶好の機会だったからだ。 が、俺はこうして男を担いで歩いている。何故だか自分でも分からない。 ただ、確かなことは、男が最後に俺に言った言葉…… それが妙に俺の心に響いているような、そんな感じがしていたことだ。 結果としてそれが俺に思わぬ行動を取らせたのかもしれないが…… いずれにせよ今の俺には正確な答えを導き出せそうになかった。 考えをめぐらしていると、俺は身分証明書に書かれていた住所の近辺にまで来ていた。 「住所によると……ここら辺のはずだが……」 独り言をいいながら、辺りを見回す。 すると、『国崎』という文字の書かれた看板が目に飛び込んできた。 視線をずらして看板を見ていくと、『国崎薬局』と書いてあるのが分かる。 俺の肩にもたれかかって眠っている男を起こして確かめさせるまでもなく、 ここがこの男の経営する薬局だと言う事は、 住所と苗字を照らし合わせるだけで確信に至るには十分だった。 俺は一人も客のいない店内に入ると、レジが置かれているテーブルの所まで 歩いていき、抱えた男とビニール袋をその場で降ろした。 降ろした後、俺は店内を物色し始める。 男が「麻酔しかない」と言っていたように俺の傷を治しそうな薬は見当たらなかったが、 ふと目に留まったの物があった。それは包帯だった。 俺は束になって置かれている包帯をいくつか掴むと、再びレジの場所まで戻り、 自分の財布から取り出した一枚の一万円札に文を書くと、 倒れている男の体に向けて札を放り投げた。 俺はヒラヒラと舞い降りる札を見ながら、 その札に書いた文を読み上げるかのように、男に向かって言った。 「今回は見逃しておくが、いずれお前を殺しに行く。俺の名は、池上 燐介。 ……覚えておいてもらおう」 俺は包帯を掴んだまま、店内を出る。 男との戦闘で左手首に巻いていた腕時計が壊れていて、正確な時間は把握 できなかったが、道行く人達の数を見て、まだ真夜中には達していないのだろう ということだけは予想できていた。 「さて……どうする?」 そう口に出して改めて問うてみても、実は既に俺の心は決まっていた。 男との戦闘で予想以上に体力を消耗しているな。 とりあえず自宅に戻り、傷口に包帯を巻いて休むか……。 俺は心の中で今夜の行動を決め、くたびれた体を引き摺るように ゆっくりと歩いて帰路に着いた。 が、俺はすぐに歩くのをやめ、自宅に向けてまっしぐらに駆け出すのだった。 「忘れていた……俺の服が血まみれだってことにな」 道行く人達の視線が、あの男の手刀より強く、俺の体に突き刺さっていた──。 池上燐介8
https://w.atwiki.jp/gundamversus/pages/124.html
正式名称:MS-06J ZAKU II GROUND TYPE パイロット:ククルス・ドアン コスト:200 耐久力:460 変形:無し 換装:無し 分類 FIGHTING 射撃 名称 弾数 威力 備考 メイン射撃 岩投擲【小】 3 70 緩い放物線を描く投石 サブ射撃 岩投擲【大】 2 95 威力の高い投石 特殊射撃 正面突破 1 - SA付きの突進 特殊格闘 特殊移動 - - レバー左で左に、それ以外で右にダッシュ 格闘 名称 入力 威力 備考 通常格闘 手刀→肘打ち→打ち下ろし NNN 182 このコストにしては威力が高め 前格闘 飛び込み蹴り 前 95 フワ格 横格闘 フック→押し蹴り 横N 151 出し切りから追撃は困難 後格闘 アッパー 後 90 単発強制ダウン BD格闘 シールドタックル BD中前 95 伸びと威力のバランスに優れる 覚醒技 名称 入力 威力B/L 備考 ドアン正拳突き 3ボタン同時押し 261/218 短い時間で高火力 【更新履歴】新着1件 解説 攻略 射撃武器【メイン射撃】岩投擲【小】 【サブ射撃】岩投擲【大】 【特殊射撃】正面突破 【特殊格闘】特殊移動 格闘【通常格闘】手刀→肘打ち→打ち下ろし 【前格闘】飛び込み蹴り 【横格闘】フック→押し蹴り 【後格闘】アッパー 【BD格闘】シールドタックル 覚醒技ドアン正拳突き コンボ 戦術 覚醒考察 ストライカー考察 僚機考察500 400 300 200 外部リンク コメント欄 【更新履歴】新着1件 17/06/17 新規作成 17/07/11 更新 解説 攻略 『機動戦士ガンダム』より、TVシリーズ第15話に登場した元ジオン軍人のククルス・ドアン搭乗のザクIIが今作も登場。 ドアンが軍人時に搭乗していたザクIIJ型を脱走時に持ち出し、自戒から孤児と住む島を守るために用いている機体。 射撃は岩投げのみ、格闘は己の肉体のみ、と実に男らしい機体。 機動力は200コストどころか一部300コストよりも良好で、移動技も2種類と非常に足回りが良い。 セットプレイに使いやすい前格に加えて、微妙だったアシストがSA付の高速特殊移動になり強引に近づく手段が増えた。 格闘はN・BD以外の初段性能が悪い上、コンボパーツとしてダメージとカット耐性を両立させていた後格が強制ダウンになってしまった。 後格→特格→前といった軽快なコンボは不可能になってしまったが、BD格で代用出来る部分も有る。 総じてコンボ中は全く動かないが、火力が高くワンチャンス力が高いのが特徴。 ブーストは6回、ブースト持続は3.86。(初代ガンダム4.03) ブースト速度は400コストの初代ガンダムとほぼ同等と非常に良好。 勝利ポーズは2種類。 通常時:持っていた岩を降ろして足を掛ける。 覚醒中:右肩のシールドが外れた状態で右の正拳突き。覚醒技と同じポーズ。 敗北ポーズは爆発した左脇腹を両手で押さえながら右膝を着く。敵のザクにザクマシンガンで撃たれた際の再現。 EXVS.MB ONからの変更点 特射 コア・ファイター呼出→正面突破に変更 後格 強制ダウンに変更 キャンセルルート メイン→サブ、特射 格闘ヒット→特射、特格 特射→全行動 特格→全行動 射撃武器 【メイン射撃】岩投擲【小】 [撃ちきりリロード 5秒/3発][属性 実弾][よろけ][ダウン値 2.0][補正率 -20%] 足を止めて小さい岩を投げる。アムロのコア・ファイターのミサイルを迎撃した攻撃の再現。 発生が良好で銃口補正もそこそこ。接地は無いが若干滑る。放物線を描く武装で下方向への誘導が強い。 一般的なBRメインと比較すると威力・ダウン値は同じだが補正が緩い。 キャンセル時49ダメージ。 サブ、特射へキャンセル可能。 【サブ射撃】岩投擲【大】 [撃ちきりリロード 7秒/2発][属性 盾実弾][強よろけ][ダウン値 2.0][補正率 -30%] 足を止めて大きい岩を投げる。敵のザクに投げつけた攻撃の再現。 メインと違い、放物線は描かず真っ直ぐ飛んでいく。射程限界がないようで、メインと違って緑ロックでも一応機能する。 足を止めるが慣性が強く乗る。こちらも接地は無し。 威力が高く射撃コンボの〆に最適だが、強よろけとはいえ強制ダウンが取れない場合はやや後が辛い。 キャンセル時67ダメージ。 耐久力が設定されており、その分の射撃攻撃を相殺する能力がある。 大抵の射撃ではほぼ1発、マシンガン系であれば数発受けても壊れない。 【特殊射撃】正面突破 [撃ちきりリロード 8秒/1発] 今作ドアンの重要武装。 腕を交差させて(空中でも)走りながら敵に突っ込む。ロックした敵機に密着すると終了する。 突進速度がかなり速く、移動中SA付き。接地判定あり。 緑ロック距離では正面に移動する。 ここから覚醒技を含む全ての行動にキャンセルが可能。 SAを活かした格闘捻じ込み、また一部コンボルートではステップの代わりに使える。 メインやサブにキャンセルした場合やや慣性が乗る。 【特殊格闘】特殊移動 N入力で右に、左入力で左に(空中でも)駆け足で移動する。アムロのコア・ファイターのミサイルを避けた動きの再現。 前後移動は出来ず、真横のみ。 全行動からキャンセル可能で、全行動にキャンセル可能。虹ステ対応。 残念ながら誘導切りの性能はないが虹ステより格段にブースト消費が少なく、サーチ替えコンボが可能なので格闘の繋ぎとして重宝する。 今作から格闘がヒットしないと特格にキャンセルが出来なくなった。ヒットすればちゃんとキャンセルできる。 地表付近で使用することで接地ができるため、ズサキャンが可能。 現在ある方法は 1.落下or極低空ブースト中、地表の近くないし上り坂に向かって特格 2.前格で降下しきった時にキャンセル特格(ヒット時のみ) 3.ブーストダイブ→メイン→特格 の3つ。 1は若干シビアで、ある程度の落下速度か立地に制限がある。ブーストダイブから行うと若干勢いをつけられるため猶予が伸びる。 2は最も楽でミスもまず起きないため、ある程度狙って使っていける。ただし前格の仕様に伴い制約が多い。 今作は何故か特格後に浮いてしまったりと謎。要検証。 3は機体2機分以上の高度が無いとブーストダイブでそのまま着地してしまうが、一番安定している。 今作では接地するまでが長くなってしまった。 格闘 武器類は使わず、徒手空拳で戦う。派生は一切存在しない。 【通常格闘】手刀→肘打ち→打ち下ろし 発生、判定、火力に長けるが動作速度が遅い3段格闘。 3段目で視点変更。ドアンザク唯一の視点変更格闘。 初段の伸びは万能機相応で格闘家としては物足りない。 コンボパーツや格闘で接近してくる相手に振り返すのが主な用途か。 通常格闘 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 手刀 70(80%) 70(-20%) 1.7 1.7 よろけ ┗2段目 肘打ち 130(65%) 75(-15%) 2.0 0.3 よろけ ┗3段目 打ち下ろし 182(53%) 80(-12%) 3.0 1.0 ダウン 【前格闘】飛び込み蹴り 少し飛び上がって蹴り下ろす。敵のザクへ食らわせた蹴りの再現。 いわゆるフワ格で、タイミングが合えばBR程度なら回避可能。 踏み込み距離も非常に長く、プラクティスの初期配置から一歩近づけば当たるほど伸びる。ただしB覚醒による伸び強化は無し。 読み合い・闇討ちに便利な主力格闘。 ドアンザクにとっては貴重な上下運動行動なので、しっかり使いこなす必要がある。 欠点はヒット後の追撃が難しいこと。 一応ヒットと同時に最速ステでN格が繋がるが、踏み込み動作の都合もありかなり不安定。最速ステであっても前格自体が変な当たり方をすると追撃がスカったり間に合わない。 可能ならばこの格闘は移動用とし、始動は他の格闘に任せたい。 フワ格としては珍しく、緑ロックで入力すると全く上昇せずその場で空振る。 メイン→特格→前格とキャンセルすれば緑でも敵に向かって飛び上がるが、そこまでするくらいなら素直にBDで近づいた方が良い。 前格闘 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 飛び込み蹴り 95(80%) 95(-20%) 1.7 1.7 ダウン 【横格闘】フック→押し蹴り N格同様、動作速度がやや遅い2段格闘。 伸びはやや悪く、出し終わり後の滑りを含めてもNと同程度。 回り込みを使って当てる格闘。発生判定はNと同様PストNなどと同程度。 しかし喰いつきは良いので、近距離での着地には回り込み以上の伸びを見せる事も。 出し切りからの追撃は壁際以外ではほぼ不可能。基本的には初段キャンセル推奨。 横格闘 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 フック 75(80%) 75(-20%) 1.7 1.7 よろけ ┗2段目 押し蹴り 151(65%) 95(-15%) 2.7 1.0 ダウン 【後格闘】アッパー 拳を振り上げ打ち上げる単発格闘。伸びは横と同程度。 今作ではダウン値が増加し、覚醒中でも強制ダウンになってしまった。 伸びが悪く生当ては難しい。 どこからでも打ち上げ強制ダウンを取れるためコンボ締めには使えるが、威力の面では前・BD格に分があることに留意すべし。 後格闘 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 アッパー 90(--%) 90(--%) 5.56↑ 5.56↑ 強制ダウン 【BD格闘】シールドタックル 右肩のシールドで吹き飛ばすタックル1段。滝から飛び出した勢いで敵のザクに食らわせたタックルの再現。 伸びが良く、前格に次いで主力となる。 緩やかに飛ばすので、前ステップor斜めブーストから各種格闘で拾える。 同じ威力の前格と比べ当てた後の追撃が楽で、コンボの始動・中継ぎ・〆の全てに有用。使い分けが大事。 BD格闘 動作 累計威力(累計補正率) 単発威力(単発補正率) 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 タックル 95(80%) 95(-20%) 1.7 1.7 ダウン 覚醒技 ドアン正拳突き 「子供たちを…殺させはしない!」 走って近づいてから漢の全身全霊の拳で突く。敵のザクにトドメを刺した正拳突きの再現。 強烈なヒットストップを起こす右の正拳突きを叩きこみ、一拍おいて敵機が爆発を起こし遥か彼方へ吹き飛ぶ。 ヒットの有無関わらず、攻撃時に敵が近いと視点変更。 突進にはSAあり。突進中に被弾すると肩シールドが弾け飛ぶ原作再現演出がある。 全く動かないが、高速出し切り+高ダメージ+吹き飛ばし分断の優良コンボパーツ。 初段は強いよろけで、拳のグラフィックより明らかに当たり判定が大きい。 そのため命中した横にいる他の相手を巻き込んで当たる事も起こりえる。 一方で2段目の判定が少し狭いので、初段が当たっても少しの段差やズレで不発に終わる危険がある。 空振り時の隙はかなりデカく、初段が強よろけとはいえ敵の反撃が確定する事も多い。 突進速度・伸びは覚醒技としてはかなり悪く、どれほど確定に見えても生出しは厳禁。コンボで繋ぐ際も注意しておこう。 格闘などで「まっすぐ寄ってくる相手」へのカウンターとしての使用であれば必然的に密着することになるため、生当てでも2段目を外し難くなる。 敵の方からドアンに突っ込んでくると言うのはあまりない状況ではあるが、留意しておいて損は無いだろう。 旧作では後格から覚醒技初段スカしコンが存在したが、今作では後格が強制ダウンになったため狙って2段目だけを当てるのは不可能となった。 覚醒終了間際に特射や特格からキャンセルで出すことで覚醒補正が乗っていない状態で当てることが可能。その際の威力は213。 覚醒技 動作 累計威力B/L(累計補正率) 単発威力B/L(単発補正率) 威力元値 累計ダウン値 単発ダウン値 属性 1段目 正拳突き 13/11(90%) 13/11(-10%) 10 0 0 強よろけ 2段目 爆発 261/218(--%) /(--%) 225 5.56↑ 強制ダウン コンボ ( はブーストステップ、≫はブーストダッシュ、 はブーストダイブ、→はそのままキャンセル) ※サブ・前・BD格〆は全て同火力なのでコンボの〆にどれをもってきても同火力。表内では繋ぎやすい一例のみ記載。 一部ルートではステップを特射・特格に置き換えても成立する。 威力 備考 射撃始動 メイン≫メイン≫メイン 168 一般的なBRよりやや威力が高い メイン≫メイン≫(→)サブ 183(166) メイン≫(→)サブ≫メイン 181(159) メイン≫(→)サブ≫サブ 194(172) キャンセル時でもメインズンダより威力が高い メイン≫NNN 207 メイン≫NN 前 214 ダメージ水増し メイン≫BD格≫BD格 203 前〆で高度下げ可能 サブ≫メイン≫メイン 179 サブ≫メイン≫(→)サブ 192(178) 射撃だけで200近い火力 サブ≫サブ≫メイン 190 サブ≫サブ≫BD格 200 サブ≫NNN 210 サブ≫NN 前 216 サブ始動デスコン サブ≫BD格≫BD格 210 N格始動 NN NNN 234 N始動基本だが長い NN NN 後 237 ↑からダメージ微上昇と打ち上げ NN≫BD格≫BD格 235 誘導は切れないが大きく動く。N初段からだと203 前格始動 前 NNN 前 264 Nの繋ぎは最速前ステで安定、前の繋ぎは微ディレイ推奨 前 NN 前 239 出し切り方向に坂がある場合 前 前 前 228 高度2機分必要 前 横N 前 最速左ステで安定 横格始動 横 NN 前 219 横始動デスコン 横 NNN 前 244 高度2機分以上必要 横≫BD格≫BD格 208 横N NNN 255 壁際限定。低空では最速前ステ 横N 横N 243 壁際限定。低空では最速前ステ BD格始動 BD格 NNN 前 264 非覚醒中デスコン。Nから前への繋ぎは最速前ステor特射。覚醒中はBD格闘含めて安定して入る BD格 横N 前 255/ 非覚醒時は安定しない。短めのコンボ時間から十分なダメージ BD格≫BD格≫BD格 228 BD格からBD格への繋ぎは斜め前ブースト安定 覚醒中 B/L メイン≫NNN 前 286/247 メイン≫BD格 覚醒技 318/274 メイン命中確認から覚醒しても300を超える メイン≫BD格≫BD格≫BD格 289/250 メイン≫BD格≫BD格 覚醒技 330/285 メイン始動でもこの火力 サブ≫BD格≫BD格 覚醒技 306/267 サブ始動だと補正の問題でダメージが落ちる N≫BD格≫BD格≫BD格 296/248 BDで繋ぐため誘導は切れないが大きく輸送 NN≫BD格≫BD格≫BD格 318/266 NNN NNN 315/ 最速前or特射で繋ぐがシビアでカット耐性無し。↓推奨 NNN≫BD格≫BD格 325/ 前格では代用できない。 NNN≫BD格 覚醒技 352/ 前 NNN 前 323/270 覚醒中は前始動でも拾い易くなる 横 NNN 前 297/250 横≫BD格≫BD格 前 302/253 横 横 横 前 268/224 カット耐性最優先。〆が覚醒技だと309/259 BD格≫BD格≫NNN 323/270 BD格≫BD格≫BD格 前 326/273 高火力+高カット耐性の輸送コン BD格≫BD格≫BD格 覚醒技 355/308 覚醒中デスコン 戦術 格闘を叩き込みたいが、本機の格闘性能で面と向かっての突撃は困難。幸い足回りは軽快なので、相方をカバーするように動きつつ相手の隙を伺おう。 メインとサブは通常のBRには無い強みが有るものの、牽制で垂れ流して当たる武装では無い。 ブンブン岩を投げているとブースト不利からあっと言う間に被弾する。 最低レベルの赤ロックに低コストのブースト量が合わさり、射撃戦はかなり苦手な部類。 あくまでも射撃は味方の射撃に合わせたり、ダウン取りなど足がかりの武装である事を忘れずに。 様子見で蜂の巣になってからでは遅いので、頃合いを見て前格や特射で切り込もう。 肝心の格闘だが、Nも横もとにかく動作の繋ぎが遅い。 敵相方からの視線を感じたら潔く諦めて後格でさっさと〆るか、軸が合っていなければ直ぐにBD格に繋いでカットされないように注意を払おう。 覚醒中は出来る限り覚醒技を当てよう。 武装欄にもあるように直出しはかなりリスクが大きいので、何らかしら引掛けてから追撃として。 コンボ表を見れば判るが、射撃始動でも覚醒技が絡めば充分300越えが狙える。 仮に落としきれなくても敵チームを大きく分断できるので、技後の状況有利は取れる。 放置しても良し、吹っ飛ばした相手を追い駆けて起き攻めに移っても良し。吹っ飛ばし後どうするかは状況次第。 とにかく最低コストの格闘機らしく、最後まで諦めない事が何よりも大切。 覚醒考察 BD回数6回で、覚醒中は7/8-回 ブレイズギア 格闘22% 射撃12% 防御3% 大幅なブースト回復に格闘の伸び向上、火力増加とドアンに欲しい物が全て揃っている。 相方の負担が大きい機体なので、僚機弾数回復も頼もしい。 よほど変な組み合わせや戦法でもしない限り、こちらが安定。 ライトニングギア 格闘2% 射撃5% 防御24% ダメージ取りの主力となる格闘火力の上昇幅が少なく、相性が良いとはいいがたい。 元々、安定した立ち回りができる機体ではないため、Bで大ダメージを狙った方がいいだろう。 一応、メインやサブの滑り撃ちはかなりの距離を滑るようになる。 研究の余地はなくはないといったところか。 ストライカー考察 中距離での安定感を持たせたいならトールギスII、Fb、シナンジュ、ゲラートザクなどの弾幕系アシスト。 格闘コンボの長さを補いたいのなら∀で。 僚機考察 500 注目度では有りだが、500の1落ちまでドアン側がほぼ確実に持たない。 500が落ちるまで遥か後方で待機でもしていれば別だが、それなら500側も他の機体と組みたいだろう。 400 コスト的には好相性だが、ドアン側にプレッシャーが無いので両前衛で切り込んでくれる機体が良い。 欲を言えば自衛力も欲しい。 300 200 かなり厳しい組み合わせ。 使える耐久値合計と覚醒回数は他の組み合わせより長けるため、ワンチャンスの火力に長ける本機なら覚醒をうまく利用できれば勝機はある。 外部リンク したらば掲示板 - ザクII(ドアン機) Part.1 したらば掲示板 - ザクII(ドアン機) Part.2 コメント欄 ドアンザク最強ですね -- クソ民間人 (2019-06-29 21 58 23) あ -- 名無しさん (2020-03-15 22 53 34) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/jcbr/pages/466.html
0342:静かな湖畔の森の影から ◆SD0DoPVSTQ 水面が月明りを反射して輝いている夜の湖畔。 逃げる女と、すれ違う思いを必死に繋ぎとめようと追いかける男。 静かな湖畔に二人の足音だけが木霊する。 相手の姿が見えずとも、相手の逃げる方向は察しをつけることが出来る。 男――若島津は先を走るまもりに叫び、思いを伝えようとしたが、言葉が喉に差し掛かった所で何とか堪えた。 今この世界に自分達二人しか存在しないといった保障は全く無く、何処にお邪魔虫が潜んでいるのか分かったものではないのだから。 「畜生、もどかしいぜ。俺は追いかけるよりどっしり待ち構えてる方が性に合ってるんだがな……」 空手キーパー若島津はそう呟きながら、見えぬ女の背を只管追いかけていった。 しかし疲れている上、暗闇の中で逃げる者と追う者というハンデがあったとしても、その二人の差は徐々に縮まっていた。 小さい頃から空手とサッカーをやって下半身を鍛えてきた若島津にとって、逃げる女性を追いかけるのはさして難しい事ではない。 一メートル、また一メートルと距離は縮まり、闇の帳に隠されていた女の背が次第に炙り出されてきた。 真っ先にかける言葉はもう決まっている。 だが、そこから先の言葉が中々思い浮かばなかった。 伝えたい思いは溢れるほど存在する。 しかしそのどれもがあそこまで決意を固めた彼女に聞いて貰えるとは思えなかった。 「考えるだけ無駄だろうな……」 人殺しをするまで追い詰められた人を説得できる便利な言葉なんて思い浮かばない。 それも自己防衛の為に仕方なく殺すのではなく、守りたい人の為に自ら進んで殺そうと決意した人の気持ちを動かせる程の、魔法の言葉なんて。 だからこそ言いたい事を言っても無理なら、力ずくでも引っ張って帰る事に決めた。 「――隊長にまた大目玉喰らうだろうがな」 女性に手を上げるなんて……と熱弁しだす隊長の姿が鮮明にイメージ出来る。 だけどその位なんだ。 目の前を走る女性は守りたい人の為に重たい咎を背負って戦っている。 そんな女性を止める為に、自分だって女性に手を上げるって軽い咎位背負ってやろうじゃないか。 目の前を走る女の熱い吐息が聞こえてくる距離に迄近づいていた。 その吐息は若島津のそれとは違い、全く整えられていないリズムが耳に入ってくる。 上下に揺らしながら息を切らしている華奢な肩が目の前にあった。 手を伸ばせば掴める位に。 「ば、バカやろう!」 走るまもりの肩を強引に掴み止めようとするが、逃げようとするまもりの抵抗に遭い、 二人は暗く冷たい地面の上に縺れ合いながら投げ出された。 「死ぬってなんだよ、死ぬって!自分で死ぬ事だけが償いか?そんなお前に勝手に殺された奴はどうなるんだよ!」 走りながら考えていた説得とはかけ離れた言葉が次々と口から飛び出てくる。 いつから自分はこんな積極的になってしまったのだろう。 しかしこのいつも以上に熱く積極的な自分も何処か嫌いにはなれなかった。 もう此処にはいない戦友日向が、自分のすぐそばにいてくれている様な気がして。 「お前も生き残って帰るんだよ!死んでいった奴の分まで生きて、それで帰って償いでもなんでもすれば良いじゃないか!」 「嫌っ!止めて!」 まもりは片手で耳を塞ぎ、喚きながら装飾銃ハーディスの銃口を若島津に向けた。 「良心を残しながら泣いて人殺しをしている間違った奴をほっとけやしないだろ!」 自分に向けて構えられた銃口は揺れていた。 そう、目の前の女性はなにも好き好んで人を殺していた訳ではないのだ。 「それ以上言うと私、若島津さんを……」 「撃てるなら撃てよ。撃てるんだったらもうとっくのとうに撃ってるよな……」 彼女に銃口を向けられるのはこれで二度目。 火を噴く杖を勘定に入れれば三度目か。 「――帰ろうぜ、一緒に」 夜の人気の無い湖畔に倒れこんだ男女二人が見つめ合う光景は、第三者が見ればロマンティックであっただろう。 尤も本当は銃口を挟み膠着状態に陥っていただけであったのだが。 二人が見つめ合ってどの程度時が過ぎたであろうか。 銃口も引き金に添える指も先程より揺れが激しくなっていて、大分迷っているのが窺えた。 日向さんが力を貸してくれたのだ、上手くいく、と若島津が思いかけた瞬間均衡が崩れた。 ――忘れていた、第四回定時放送。 頭の中で次々と知らない名前が挙げられていく。 最後の知り合いの翼はまだ生き残っているみたいだ。 姉崎まもりが言っていた小早川セナって奴もまだ死んでいないようだ。 良かった、と大きく肩で深呼吸をする。 ここでセナって奴が死んでいたら説得も何もなくなってしまう。 「――帰ろう。セナって奴も一緒に連れて。一人で戦うより皆で戦った方が勝機はある」 サッカーだってそうだ。 一人より十一人、十一人より補欠を含めた更に多数の方が強いに決まってる。 「とりあえず戻ろう。志村……隊長も待って……」 銃を下ろして、と言おうとして若島津の視線は其処で固まった。 先程までとまもりの様子が明らかに違っていた。 泣いて震えていた、守りたかった彼女はもう其処にはいない。 笑えばこんなにも可愛いのか、と思ってしまう程の笑顔で此方に笑いかけ、震えの止まった銃口を此方に向けていた。 「キェェェェッ!!」 異変を感じ取った若島津は咄嗟に銃を握り締めた手に向かって、空手仕込みの手刀を振り下ろした。 だが静かな湖畔に響く一声の咆哮によって若島津の奇声はかき消され、自慢の手刀が振り下ろされる事はなく、体ごとそのまま地面に倒れこんだ。 「ごめんなさい、若島津さん」 立ち上がったのは先程迄とは別人の明るい女性。 「若島津さんの申し出は本当に恐い位魅力的でした。そしてその誘惑に負けそうな自分がまたとても怖かった」 まもりは動く方の手で服に付いた土埃を払いながら、軽く脱臼した肩をゆっくりと擦る。 思っていた通り華奢な自分には反動が大きい。 次、この銃を使う時は両手で撃つ方が良いのかも知れない。 「若島津さんを撃てなくて利用しようとしたのも、本当は誘惑に負けそうになっていたからなのかもしれません」 もう物言わぬ彼に優しい視線を投げかけて彼女は言葉を続けた。 「みんなでクリスマスボウルを目指していたあの頃に戻れたらどんなに良いか…… あぁ、ヒル魔君ならこんな世界でも大丈夫だと思ったんだけどなぁ……」 今にも涙が零れそうだったので、天を仰ぎながらそう呟いた。 彼が死んだ時に初めて判った。 セナが弟の様に大切だったのとは別の意味で、彼の事が自分の中でまた大切だったのだ。 もうあの糞マネという言葉が聞こえないのかと思っただけで、涙が溢れてくる気がした。だが、もう泣いてはいられない。 セナやみんなと元の世界に帰るという魅惑の選択肢はなくなったのだから。 主催者が言い残した褒美とやらが頭の中にこびりついていた。 ――今回新たに追加する優勝者への『ご褒美』は誰か御一人の『蘇生』です。 そう、セナを優勝させてヒル魔君を蘇生させて貰えばいいのだ。 その為には甘い誘惑を振り切る必要があった。 脱出という名の甘い誘惑を。 「本当にごめんなさいね。私もうこれで戻れなくなってしまいました。 最後までこんな私に優しくして下さってありがとうございました」 見開いたままの彼のまぶたをそっと閉じる。 脱臼した腕はそんなに痛まない。 今はもう戻れないと覚悟した心の方が唯々痛かった。 夜空と水面に浮かぶ月だけが見守っていた、湖畔での悲しいストーリー。 【滋賀県 琵琶湖畔の外れ/深夜】 【姉崎まもり@アイシールド21】 [状態]:中度の疲労、殴打による頭痛、腹痛、右腕関節に痛み(痛みは大分引いてきている)、右肩の軽い脱臼 不退転の決意 [装備]:装飾銃ハーディス@BLACK CAT [道具]:高性能時限爆弾、アノアロの杖@キン肉マン、ベアークロー(片方)@キン肉マン 荷物一式×4、食料五人分(食料、水は三日分消費) [思考]:1、殺戮を続行。自分自身は脱出する気はない。 2、セナを守るために強くなる(新たな武器を手に入れる)。 3、セナ以外の全員を殺害し、最後に自害。 4、セナを優勝させ、ヒル魔を蘇生して貰う。 【若島津健@キャプテン翼 死亡確認】 【残り56人】 時系列順で読む Back 341 暴走列島~原点回帰~ Next 343 遺言『希望』 投下順で読む Back 341 暴走列島~原点回帰~ Next 343 遺言『希望』 0323 つぐない 姉崎まもり 0349 リフレイン 0323 つぐない 若島津健 死亡