約 28,788 件
https://w.atwiki.jp/projectdiva_ac/pages/475.html
全ExP称号が登場したのでせっかくだから俺は最低Lvのルフランめざしてやんよ!という人もいるかと思い、作ってみました。 最高称号のため、Exのみとなります。 達成率の最低値を知りたいので基本的に「HOLDは完全無視」して 1.全FINE時のスコア/基準点×100≧70%ならばその値が最低値 2.全FINE時のスコア/基準点×100<70%ならば一部ノーツをCOOLにし、できる限り70%に近づくように目指す のが基本となりますが、HOLDでの加算分に自信がある場合は2の場合でもHOLDで加算される分の達成率を計算してもよいものとします。 理論値を計算によって出したものは小数第三位まで記載されていますが、実際は小数第三位は切り捨てられています。合計はこの切り捨てた値の和です。 表記について 実測値:小数点第二位までの数字で記入、実際のプレイによって出された値。※COOLが0でない場合は(COOL数)を後ろに表記。可能ならば、同時押しのCOOL数も記入のこと。 理論値:小数点第三位までの数字で記入、計算によって出された値。 ノーツ:その曲のノーツについて。全→全ノーツ数、2→2つ押し数、3→3つ押し数、4→4つ押し数 基準点:HOLDなし、全COOL、ライフボーナスなし時のスコア(達成率100.000%の状態)、詳細はこちら 理想点:HOLDなし、全FINE時のスコア、パターン2の場合は備考に追記 曲名(Extreme) 理論値 実測値 ノーツ 基準点 理想点 備考 総 2 3 4 愛言葉 72.259 - あなたの歌姫 72.213 - 480 28 1 1 369250 266650 雨のちSweet*Drops 72.546 - 518 11 0 2 389750 282750 Ievan Polkka 72.374 - 554 32 0 0 424250 307050 Innocence - - いのちの歌 72.159 - 319 10 0 1 238500 172100 いろは唄 72.398 - えれくとりっく・えんじぇぅ 72.739 - 587 6 2 0 438000 318600 オオカミガール 72.398 - 片想いサンバ 72.841 79.73(C148) 604 4 0 0 447750 326150 カラフル×セクシィ - - カラフル×メロディ 71.933 - カンタレラ 72.203 - 恋スルVOC@LOID 72.485 - 451 5 0 3 338000 245000 恋ノート//// 72.203 - 恋は戦争 71.996 - 340 6 4 3 259250 186650 荒野と森と魔法の歌 71.646 - 342 14 2 7 268750 192550 金の聖夜霜雪に朽ちて 71.736 - 656 95 2 0 534250 383250 ココロ - - こっち向いて Baby 72.350 - 孤独の果て 72.469 - 539 11 2 3 409000 296400 The secret garden 72.234 78.02(C84、同C4) 400 12 3 3 303250 219050 サイハテ 70.000(69.753) - 465 151 27 2 447000 312900(311800) ※70%までは1100点足りない saturation - - サヨナラ・グッバイ 72.458 - 494 15 1 1 373250 270450 ZIGG-ZAGG 72.224 - 426 13 3 2 324750 234550 Just Be Friends - - ジュゲムシーケンサー - 72.53(C11) SYMPHONIC DIVE - DIVA edit - - - StargazeR 72.230 - 443 19 1 2 338500 244500 Star Story 70.274 - 282 68 2 4 246250 173050 Starlite★Lydian - - ストロボナイツ 72.081 - 357 13 0 3 271500 195700 SPiCa -39 s Giving Day Edition- 72.432 - 701 540500 391500 その一秒スローモーション 72.214 - 444 23 1 1 339750 245350 So much loving you★ -DIVA Edit- - - タイムリミット - - 多重未来のカルテット -Quartet Theme- - - Change me - - Dear cocoa girls 72.232 - 392 10 2 2 296750 214350 どうしてこうなった - - 透明水彩 - - Dreaming Leaf -ユメミルコトノハ- 72.150 - 474 27 0 3 366250 264250 ナイトメア☆パーティーナイト 72.344 - 445 14 2 1 337000 243800 Packaged 71.464 - 299 0 8 7 235500 168300 初音ミクの激唱 71.713 - 598 68 6 3 485750 348350 初音ミクの消失 71.481 - 496 81 0 1 406750 290750 ハト 72.372 - 441 16 0 1 333000 241000 Pane dhiria - - ひねくれ者 70.179 - 227 54 0 3 194500 136500 天鵞絨アラベスク 71.812 - 319 13 4 2 245500 176300 ピンクムーン - - Far Away 71.873 - 295 10 2 0 221500 159200 フキゲンワルツ 72.345 - 512 25 2 0 391250 283050 Promise - - ペリコ・スペースシッパー - - 崩壊歌姫 -disruptive diva- 71.718 - 578 64 10 3 472750 339050 Holy Star -2010 DIVA mix- - - 星屑ユートピア 72.255 - 499 27 0 2 383500 277100 ほしをつくるひと - - ぽっぴっぽー - - マージナル 72.16 - 485 30 2 1 375000 270600 小数点第2位で割り切れる Magical Sound Shower 72.593 - 540 8 1 2 405750 294550 マスターオブパペッツ - - 右肩の蝶 - - みくみく菌にご注意♪ 72.325 - 551 26 0 3 423500 306300 みくみくにしてあげる♪【してやんよ】 71.945 - 293 5 0 4 221000 159000 ミラクルペイント 71.950 - 392 6 2 8 303750 218550 moon 71.858 - 399 8 4 8 312000 224200 迷的サイバネティックス - - メルト 72.155 - 380 19 0 1 288750 208350 melody... - - Last Night, Good Night 71.973 - 305 9 3 3 230500 165900 ラブリスト更新中? 72.341 - 510 10 5 3 389750 281950 炉心融解 - - ロミオとシンデレラ - - ワールドイズマイン 71.689 - 413 39 2 3 328500 235500 合計 - - 平均達成率 - - 合計達成率: 最大レベル: コメント 本当にEXで全Fine達成した奴なんているのかよ。 -- (名無しさん) 2011-07-08 10 37 41 てか70%いかない曲はホールド調整すれば、理論上70.00になると思う。人間業じゃないけど。 -- (名無しさん) 2011-07-16 01 35 57 正直このページ要らないと思うw -- (名無しさん) 2011-08-13 18 33 33 理論値のツールができたからあとは実測値だけだけど、やっぱ人間業じゃ埋めるのは無理だよなw -- (名無しさん) 2011-08-19 21 34 51 ナイトメアEXC120・F425/445で79.81% -- (名無しさん) 2011-12-10 04 14 56 ↑EXとCの間に読点打とうとしたら送信してしまったorz しかし編集してくれる人はいるのかな -- (名無しさん) 2011-12-10 04 16 55 最高称号部分をマドリガーレ→ガイヤルドにしました。どうでもいいですが。 -- (名無しさん) 2011-12-25 01 30 48 ガイヤルド→インテルメッツォ -- (名無しさんさん) 2012-01-16 04 55 12 もうこのページ削除でいいんじゃないのw -- (名無しさん) 2012-01-28 18 36 23 確かに存在価値が・・。そもそも狙ってる人どれくらいいるのかな。理論値以上の達成率出した場合もう修正できないよね。究極のマゾプレイだわ・・。 -- (名無しさん) 2012-01-31 09 16 28 情報細かくしてみた。明日新曲はいるからもうちょっとがんばって埋めてみる -- (名無しさん) 2012-02-22 14 48 47 1stの31曲終了。 -- (名無しさん) 2012-03-04 13 39 37 40曲終了。 -- (名無しさん) 2012-04-01 13 41 05 以前に全FINE時の達成率を計算したものがありますので、リンクを貼っておきます。今回・前回の新曲はそのうち追加します~ http //goo.gl/iRF1c -- (@cyancyclone) 2012-04-01 23 38 10 70.00% http //www.nicovideo.jp/watch/sm25892579 -- (名無しさん) 2015-04-30 14 21 47 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/3051.html
前ページ次ページプレデター・ハルケギニア 巨大な男の銅像が漆黒の闇夜の中、そびえ立っている。その大きさは頭部だけでも10メイルはゆうにありそうだ。 像から遥か下に見える地上には長方形の塔のようなもので所狭しと埋めつくされており 塔に無数についた四角い窓から光が漏れている。 そしてその巨大な像の頭頂部に『それ』は立っていた。 2メイルをゆうに超える筋肉質な巨体、その屈強な体躯は太もも、腹部、上腕部以外の殆どの部位は 鋼色の鎧で覆われている。腰部には赤い腰巻が巻かれており、右肩の鎧から 4本生えた棘のようなものの一本には人間の頭蓋骨が刺さっている。 鎧を着けていない部分からはまるで爬虫類や両生類を思わせる模様を浮かばせた表皮がのぞく。 そしてその顔面は鎧と同様に鋼色の奇妙なマスクに覆われていた。顎のあたりが前方に妙にでっぱっり、頬の部分は 大きく削げ、その上には細長い楕円形の目、そして額の部分から頭頂部にかけては滑らかな表面で頭部を守るように覆われている。 額の中央部には小さな角のようなものが四本立てに並んで生え、マスクの縁からは太く長いドレッドヘアを思わせるような 髪が数十本ほど垂れ下がっていた。 その人とは思えぬ怪人の右手には精悍な男の生首が握られていた。 掴んでいる怪人と同じように髪はドレッドヘアに纏められ、顎髭を蓄えたその顔は 今は空しく天をみつめている。 生首からは剥き出しになった脊髄が数十サントほど垂れ下がっており、人間ではあり得ない 緑色の蛍光色の血液が滴っている。 怪人は男の生首を頭上に掲げ、闇夜に向かい肉食獣を思わせる巨大な咆哮を上げた。 「……なんて夢……こんな大事な日に……」 夢の中の怪人の咆哮とともにルイズは目を覚ました。 得体の知れぬ夢を見てしまったせいか、全身にびっしょりと寝汗を掻いている。 窓からはすでに日が射し込み、小鳥のさえずりが聞こえる。 気を取り直しベッドから起きあがり汗を拭い、寝巻きからブラウス、スカート、ニーソックス、そしてマントといつもの格好に着替え部屋を出る。 今日はトリステイン魔法学院の生徒にとって最も重要な行事の一つ、使い魔召喚の儀式の日であった。 「一体何を出すんだ?」 「どうせ失敗よ、なんたってゼロのルイズだもん」 魔法学院の中庭で使い魔召喚の儀式は行われていた。各生徒たちが順調に自身の使い魔を召喚していき 最後に残ったルイズに全員の視線が注がれている。 サラマンダーを召喚したキュルケも微笑を浮かべながらルイズを見つめている。 (一体何を召喚するのかしらあの子……?) キュルケが召喚したばかりのサラマンダーをなでながら考えていると沈黙していたルイズが 召喚の呪文を唱え始める。 「宇宙の果てのどこかにいる私の使い魔よ!我が導きに答えなさい!!」 自身で考えた呪文とともに杖を振り下ろすと爆発とともに土煙が舞い上がった。 土煙に巻き込まれた周りの生徒がルイズに対する罵声を浴びせる。 「やっぱり失敗だぜ!!」 「いい加減にしろよ!ゼロのルイズ!!」 やがて土煙が晴れてもそこには何も召喚されてはいなかったかのように『見えた』。 「あらルイズどうしたの?透明人間でも召喚したのかしら?」 キュルケのからかいに周囲がドッと沸く。しかし負けん気の強いルイズは杖を握り締めながら言い返す。 「う、う、うるさいわね!!ちょっと失敗しただけ……グッ!!?」 突然ルイズの体が2メイルほどの高さまで浮かび上がり ルイズの端正な顔が苦悶に歪む。 「何なの一体!?」 周囲がざわめく中、キュルケも驚嘆の声をあげる。 見るとルイズはしきりに喉のあたりを引っ掻き、口は空気を求めてか大きく開かれている。 どうやらルイズは何者かに首を締め上げられているらしい。 しかしそこにはどう見てもルイズが一人で宙に浮かんでいるようにしか見えないのだ。 (い、息が……でき……ない……ッ!!) 首を握り潰すかのような剛力で締め上げられ、ルイズの顔が真っ赤に染まっていく。 なんとか抵抗しようとするが次第にジタバタと動かしていた手足からも力が抜けていった。 「まずい!このままでは……!!」 コルベールが杖を構え炎の魔法を詠唱をする。だが、 「駄目だ!ミス・ヴァリエールに当たってしまう! しかし、一体何が彼女を……!?」 (私……死ぬの……?こんな……所で……?) ルイズが死を予感した瞬間、突然ルイズの体は2メイルの高さから叩き落された。 後頭部を地面に打ち付け、ルイズは失神した。 「今だ!!」 コルベールの杖から青い炎がルイズが吊り上げられていたあたりへと 走る。炎は何者かに直撃し、見えなかったその姿が露となった。 「な、何だあれは!?」 その姿は長年、教師として勤め幾多のサモン・サーヴァントに立ち会ってきたコルベールでも始めてみるものだった。 全身に鎧を着込み、身の丈は2メイルを超える亜人、それは昨晩ルイズが夢の中で 見た亜人と全く同じものだった。 全身から煙を立ち昇らせながら亜人が怒りの咆哮を上げる。 亜人が背中から降り畳まれた黒い棒のようなものを取り出した。亜人が一振りすると 棒は亜人の身の丈ほどもあるグレイブへと早変わりした。 亜人はコルベールへと疾走し手にしたグレイブで横なぎに斬りかかった。しかし斬りかかった瞬間 コルベールの体はフライにより宙高く浮かびあがっていた。 「校舎に逃げなさい!!さぁ、早く!!」 突如現れた謎の亜人により半ばパニック状態となった生徒たちが次々と校舎へと逃げていく。 「さぁ来い!こっちだ!」 五角形に学院を囲む外壁へと飛行し亜人を生徒たちから引き離す。 コルベールが外壁へと降り立ち亜人に問いかけた。 「どこから召喚されたかもわからぬ亜人よ、聞いて欲しい!君は私の生徒の一人である ミス・ヴァリエールによりサモン・サーヴァントで召喚された!どうか彼女と契約の儀式を……なッ!?」 コルベールは驚嘆の声を上げた。なんと2メイルはゆうに超える亜人の体が空中高く飛び上がったのだ。 亜人は彼と同じ、高さ10メイルはあろうかという外壁に降り立った。 (この高さまでッ!?この亜人も魔法を?いや、これは単純な……跳躍力!?) 外壁へと着地した亜人が再びコルベールへと襲いかかる。 薪割りのごとくグレイブを振り上げコルベールへと振り降ろす。 しかし、またフライで逃げられてしまう。 「できれば殺したくは無いが……しかたあるまい」 地面へと降り立ったコルベールが呪文を詠唱し、青い炎が亜人へと撃ちこまれる。 しかし今度は逆にその炎が亜人の巨体に似合わぬ宙返りにより避けられてしまった。 その後も何発か撃ちこむがその度に亜人は前後左右へと跳ねまわりかわされてしまう。 「何て身軽さだ!……これだけは使いたく無かったが……」 コルベールが再び詠唱を始める。そのスペルは「発火」ではなく、周りの酸素全てを焼き尽くし 窒息させる恐ろしき炎術、「爆炎」。 そして今正にその炎術を炸裂させようとした時、予想もしないことが起こった。 亜人の全身に青い電流のようなものが走り、次の瞬間その姿が突如掻き消すように消えてしまったのだ。 まるで周りの景色に溶け込んだかのように。 「なに!?……姿を消した?……いや、思えば召喚された時も……まさか先住魔法の類か!?」 コルベールが周りを見回すがどこにも亜人の姿は見当たらない。 「一体どこに……グハッ!?」 コルベールの体が突如2メイルを超える高さへと浮かび挙がる。その腹部からは血が流れ落ち 透明の二本の細長い刃が突き刺さっていた。刃が引き抜かれると同時にコルベールの体がドッと地面に落ちる。 空中に青い電流のようなものが走ると再び亜人の姿が現れる。 その右手からは血の滴った長い二本の鉤爪が伸びていた。 前ページ次ページプレデター・ハルケギニア
https://w.atwiki.jp/allrowa/pages/177.html
悪霊 ◆QkRJTXcpFI 愛の究極に、憎しみの究極に、ともに潜むのは殺意。 完全なる殺意は、最早感情ではなく、冷徹なる意志。 人は、神に似せて創られたという。 それでは、神の意志に潜みしものは、愛か、憎悪か。 次回「悪霊」。我、かの人を愛するが故に。 教会を出て数時間後、キリコはA-6地区に到達していた。 ここに来るまでの間、他の参加者たちに会う事や、 それ以外のアクシデントも起こらず、順調な行程であった。 ここで、キリコは一つの出会いを果たした。 ただし、相手は人ではない。 愛嬌のある顔立ちの一頭の大型犬であった。 キリコがA-6とA-7の境に差し掛かった時、 向うから歩いてくる一頭の犬を見つけた。 犬は、口に焦げたパンを咥えながら、あまり元気がない様子で トボトボと歩いてくる。 人慣れした犬・・・なのだろう。 元気がないからかもしれないが、 犬がキリコの存在に気づいたのは、 キリコの目の前まで来た時だった。 キリコはこちらをきょとんとした様子で見つめる犬の前で、 デイパックを開き、中から何かを取り出した。 それは、ひと振りの 登 山 ナ イ フ だった。 キリコは地面に腰かけて、食料品の中にあった干し肉を齧っていた。 彼の足元では、キリコが食べやすいように細かくナイフで切った 干し肉をもぐもぐと食べる犬の姿があった。 犬はよほど空腹だったのか、わき目もせずに肉を食べている。 その傍らには、半分になった焦げたパンがあった。 何故かこの犬はこの焦げたパンに酷く執着しており、 さっきキリコがそれを取ろうとしたところ、急いで口に咥え、 首をフルフルと横に振ったのだ。 キリコは別に焦げたパンなど特に欲しくはなく、 そのままパンは犬の物となっていた。 キリコがこの犬を助けた理由は、善意によるものだけでは決してない。 犬は、嗅覚をはじめとするあらゆる感覚が人間よりもはるかに鋭い。 (ただし犬は種族として色盲なので、その点では人間の方が上だが) 故にキリコはこの犬をレーダー代わりに使う積りでいた。 人慣れした犬なので、恐らくついて来いと言えばついてくるだろう。 ついて来なかったときは・・・・まあ仕方ない。 人助け・・・ならぬ犬助けをしたと思えばいい。 キリコがそんな事を考えていた時、 犬が、(首の名札には“パトラッシュ”と書かれていた、何でキリコが アストラーダ文字以外読めるんだとかは・・・突っ込むな) もとい、パトラッシュが突然、びくっと震えたかと思うと、 辺りを見渡し始めた。 その反応に、キリコは立膝をついた状態で、UZIを構え、辺りをじっと窺う。 しかし、辺りには人っ子一人見えない。 辺りは背の高い木もない原っぱで、人が隠れられそうな場所もない。 しかし、キリコは警戒を緩めない。否、緩められなかったのだ。 何故なら、 (何だ・・・・この異常な気配、背筋の寒気は・・・・・) 辺りを包む尋常でない空気が、キリコに警戒を解かせないのだ。 そんな時、キリコの背筋に誰かが触れた。 「・・・・・・ッ!!」 しかし振り返れない。何故か、キリコの体は、まるで凍結してしまったかの ように動かなかった。 『・・・・・・お主』 不意に声が聞こえた。 女の声だ。 とても美しい声だ。 そして、 『・・・・お主は・・・』 この世のものとは思えぬほどにオゾマシい声だ。 キリコはかろうじて眼だけを動かした。 するとどうであろう。 自分の顔のすぐ横、右肩の上に美しい女の顔があった。 透けて見えるほどの青白い肌、 病的なまでに、まるで生血で染めたように赤い唇。 それが耳元で囁いた。 『愛しき人をしなせたな・・・・』 「!」 『あの女を殺したのはお主だ・・』 『お主と共にあらねばあの女は死ぬ事はなかったろうに』 (・・・やめろ) 『お主を愛せねば死ぬことも、苦しむことも無かったろうに』 (・・・やめてくれ) 『せいぜい後悔するがいい・・・・あの女を愛してしまったことを』 『あの女に愛されたことを・・・・・』 (やめろっ!!) 『あの女を・・・・・』 「やめてくれっ!!」 唐突に口が、体が動いた。 それは、キリコの体を貫いた感情のうねりがそうさせたのか。 キリコは足もとの登山ナイフを掴むと、 背後へと振りぬいた。 『ほほほほほほっ!あははは、あははははははははは・・・・・』 女は、六条御息所の生霊は、憐れむような視線と、 こちらを蔑むような高笑いを残して、南の森の方へと消えていった。 キリコは知らぬ話だが、古来、光物は魔除けになると言われており、 太刀などの刃物は魔除けとして使われていたこともあるのだ。 キリコがとっさに振るった登山ナイフが魔除けの働きをし、 六条御息所の生霊を退けたのだ。 「はぁ・・・・はぁ・・・・・・」 キリコの体は、嫌な汗でぐっしょり濡れていた。 心臓は異様に高鳴り、息は上がっていた。 落ち付くには数分の時間を必要とした。 ようやく落ち着いたキリコは、立ち上がって辺りを見渡す。 あの女の影は、何処にも見当たらない。 まるで霞のように消えてしまっていた。 彼を心配してか、パトラッシュが足もとにすり寄ってきていた。 キリコはそんなパトラッシュの頭を優しく撫でると、 ぽつりと、永遠に失われてしまった恋人の名を呟いた。 「・・・・・・・フィアナ」 と。 【A-6 一日目 黎明】 【キリコ=キュービィ@装甲騎兵ボトムズ】 【服装】: AT耐圧服@装甲騎兵ボトムズ 【状態】:健康 【装備】:S&W M60@現実(弾丸は全部で24発)、 UZIサブマシンガン@現実(マガジンの数は全部で4つ) 【持ち物】:登山ナイフ(支給品はすべて確認済)、基本支給品 【思考】 基本行動:神にだって俺は従わない 1: フィアナ・・・・・ 2:パトラッシュを出来れば連れて行きたい。 3:カン=ユーが少し気になる ※ 「赫奕たる異端」終了後からの参戦です ※ 異能生存体としての能力は制限されています。 肉体の再生能力は常人よりも少し上な程度、 彼の身を守る「幸運」は本来の半分程度です。 しかし、コンピューターへの高い適応能力、 AT操縦技術は制限されません。 なお、キリコは首輪による制限に気付いていません。 【パトラッシュ@フランダースの犬】 【服装】全裸。敢えていうなら毛皮? 【状態】満腹・気力十分 【装備】未確認 【所持品】支給品一式 【思考】基本行動:ネロにこげぱんの半分を渡す。 1 :青髪のお兄さん(キリコ)の様子が気になる。 ※パトラッシュは一度天国に召された経験があります。 『あはは、あははははっ』 六条御息所は愉快でたまらなかった。 女を求めて彷徨う彼女がキリコに憑いたのは ほんの気まぐれだ。最初は軽くからかうつもりだった。 しかし、キリコに憑いた瞬間、彼女の頭に流れ込んできた物。 それは、相手が死してもなお消えることない、愛しい人への 強い思慕の情であった。 彼女は嫉妬した、死んでもなお、愛され続ける女に。 自分は決してあの人に愛される事はなかったというのにっ!! だから弄ってやった。死んだ女の思い人を。 女の事を言った時の男のあの青ざめた顔っ!! 愉快、愉快、愉快でたまらない。 六条御息所は最初からキリコを殺すつもりはなかった。 彼女が憎いのはこの世で生を愉しむ女どもであって、 “やもめ男”なのではない。 彼女は、ただ虫を弄るように、キリコを弄っただけだ。 『さて・・・・』 これからどこへ行こう。 嫉妬に狂う女の悪霊は何処とも知れず森の闇へと消えた。 【C-6/豪邸付近の森/一日目/黎明】 【六条御息所@源氏物語】 【服装】:白襦袢 【状態】:生霊 【装備】:不明 【所持品】:支給品一式 【思考】女を一人残らず呪い殺す。 1:愉快、愉快。 ※備考:本体はマップのどこかに眠っています 時系列順で読む Back 生還? だが断る! Next 断絶への旅路 投下順で読む Back ガウェイン襲来 Next 芸術は爆発です UNTOUCHABL キリコ=キュービィ 異変 繋がる命 パトラッシュ 異変 葵、夕霧、そして猫 六条御息所 嘘が為に鐘は鳴る
https://w.atwiki.jp/brutalanimal/pages/118.html
10年後、少年は青年へと成長し。少女は女へと成長した。 「異常は?」 「ありません、少尉。・・・・・・今頃、戦端が開かれているでしょうか?」 「どうだろうな。気になっても仕方がない。私達は、彼らが安心して戦えるように、彼らの家族を護っているのだから、それに集中しろ」 「了解であります、少尉。では」 人間と獣人の争いの歴史は既に200年程立っていた。 獣人の、その能力は遥かに人間を凌駕する獣人達ではあるが、数で勝る人間は彼らに対等以上に戦を進めてきた。 だが、それも10年前に一変する。 「アンゼリカ・・・・・・」 数十キロに渡って作られた城壁の上で、先ほど、少尉と呼ばれた青年は茜に染まる空を眺めて呟いた。 ゆるゆると追い詰められていた獣人たちの下に、彼女が現れたのは8年前だった。 ユーラシア大陸の、チベット高原付近で行われた獣人1万と人間23万との戦。 それまでどおり、多大な犠牲を払いながらも勝つと思われたその戦は、人間側の大敗に終わった。 戦場の推移を知った青年の育ての親は、戦場に死を呼ぶ黒い羽が舞ったと、天を仰いでいたのを覚えている。 「もうすぐ、夜か」 夜はやつらの世界だ。 太陽はもう半ば沈んでいる。透き通るような空には、黄昏と夜が混在していた。 この周辺の夜は寒い。昼と夜との気温差が20度程もある。 不意に、視界の端に打ち捨てられた建物郡を見た。 昔は関所だった、この長城を通ろうとした者たちが賑せたという交易市。 しかし今では半ば崩れかけ、過去の繁栄など見る影もない。 「――っ」 服の、胸元を皺が残る程強く握る。言いようのない恐怖が成年の中から湧き出ていた。 青年は身を翻して城壁の中へと歩を進めた。酷く、気分が悪い。 闇に沈んだ階段の向こうへ、青年の後姿は消えていった。 獣人なんて、全て滅んでしまえばいいのに。 空が、輝き始めた。 始まりは、酷く呆気ない音だった。 空から落ちてきた槍。それが、寸分違わず偵察兵の一人を、上下に貫いた。 呻き声と共に、血飛沫を上げて倒れる。周囲の仲間は、その光景をただ見ているしか出来なかった。 ――その、一瞬のタイムラグを、彼らは見逃さない。 直後。 数百の槍が、そこに居るものたちを地面に縫い付けた。 「セイル少尉・・・・・・! て、敵襲です!」 自室で一人過去の幻影と戦っていた青年の下へ、形相を変えた衛兵が現れたのは5分も経った頃だった。 「何!? どこから現れた!」 長年使い続けた愛用の椅子を蹴飛ばすように立ち上がる。 仕官のみに与えられた狭い個室の石床に、大きな音が響き渡る。 ――そして、兵士は、音もなく崩れ落ちた。 「空から、よ。久しぶりね? ・・・・・・10年かしら」 入り口の死角。扉の淵から、白い足が伸びた。 鉄製なのか、鈍く光るブーツが頭部に短剣を刺して倒れる青年の部下を、苛立たしげに蹴飛ばす。 突如現れたそれが何なのかを理解する前に、机の上においていた剣を抜いて、青年は跳躍した。 軍人であった父のもとで、10年かけて培った戦闘術。そして、判断力。 18歳の若さで少尉という階級は、これによるものが大きかった。 同年代の人より、幾らか小さな体躯が、ランプの明かりに照らされた薄暗い室内を舞う。 右手には、1メートル弱の両刃の剣。たとえこれがよけられても、左に隠した短剣が敵の胸元を貫くだろう。 そんな思考は、腹部を襲った強烈な衝撃に、かき消された。 「かはっ――!?」 「強くなったね、セイル。あの日の誰よりも。でも、相手が悪かったかな」 薄れ行く意識の中で、青年は、懐かしい声を、聞いた―― 「あ、起きた?」 強い光に促されるように青年が瞼を開くと、眼前に少女が居た。 思考が動き出すより先に、体が動いた――いや、体は、動こうとした。 右手首と、右肩の間接に鈍い痛みが広がる。見れば、体全体が丈夫そうな皮のベルトできつく縛り付けられている。 「ふうん。お母さんに聞いてた話より、けっこう凶暴なんだ。でも、うん。顔は合格」 いつかの少女と重なる顔で、笑う。紅く光る瞳が、青年を値踏みするかのように輝いていた。 「お前は、誰だ」 精一杯の虚勢を込めて、声を低くして青年は言った。 「こんな状況になっても強気なのね。意思も強そう。やっぱり、お母さんの話と全然違うな、お兄ちゃん本当に、セイルって人?」 「お前は誰だと言っている。動けなくても、やれることはいくらでもあるんだ。早く言わないと――」 「そんなに急かさなくても教えてあげるよ。私の名前はセリカ。お兄ちゃん・・・・・・ううん。お父さんの、子供だよ?」 「・・・・・・冗談を言うな、第一僕は彼女だっ――」 「本当よ? セイル」 掛けられた言葉、いや、その声に、少年の体は震えた。 「え、あ・・・・・・?」 「お母さんだ。おかあさーん」 少女が走っていた先に、女性が居た。走り去る少女の背中には、漆黒の翼。 それをはためかせて、文字通り飛ぶように少女は女性へと飛び込もうとした。 だが、そんな少女を伸びた女性の手が制した。 「ダメじゃない。セリカ。私より先に、お父さんに会っちゃ」 「でもでも――」 「セリカ」 「う・・・・・・はぁい・・・・・・」 あの翼は感情の起伏も表しているのだろうか、明らかに力なくしぼんだ羽を、少女はばつが悪そうに揺らす。 そんな少女を見て満足したのか、女性は少女を一度、抱きしめた後、青年の下へと歩みを進めた。 「お前は・・・・・・」 言い知れぬ恐怖を感じながら、青年は気丈に尋ねる。 女性は答えずに、傍らにおいてあった小さな机の、その上に置いてあった薬瓶を手にとって、中に入っていた小さな錠剤を3錠、取り出して口に含んだ。 「お前、何を――うぐ!?」 声を張り上げた青年の唇を、やわらかい感触をした何かが塞いだ。 それが女性の唇だと気づいた時には、どこか甘い味の唾液と共に、青年の口内に塊が三つ、流し込まれている。 「ぐ――」 音をたてて、喉がそれを嚥下した。 「あーあ。お母さん。火がついちゃったか・・・・・・がんばってね。私、弟が欲しいなー」 背後でその光景を眺めていた少女が、つまらなさそうに言って、部屋の外へと出た。 「ん、ん――!」 少女の言葉を示すかのように、女性は止まらない。 いつかのように、青年の口内がねちゃ、とした水音と共に蹂躙されていく。 恐怖と緊張で強張っていた体の、その節々から力が抜けて行く。同時に、その肩に忘れた痛みが蘇ってくる。 抵抗しようとしても、体が動かない。口から送り込まれる甘い感覚が、青年から反抗の意思を奪っていく。 口と口の隙間から泡だった白い粘液が漏れ、青年の頬を濡らす。その軌跡が、熱い。 どれほど経ったのか、女性が吐息を漏らして唇を離した時には、青年の舌は乾き、痺れてしまっていた。 「あ・・・・・・はぁ、久しぶり。本当に・・・・・・どれほど私は、セイル。貴方に会うのを、夢見てたことか」 「お前は、まさか・・・・・・」 「そう、アンジェリカ。興亜村で、貴方の隣に住んでいた。人形のアンと、呼ばれていた・・・・・・」 人形のアン。 青年の記憶の中で、目の前の女性はとても物静かな――静か過ぎる少女だった。 いつも、どこか遠くを眺めて、数少ない村の子供達の遊びにも加わらず、一人で居たのを覚えている。 それはやがて、子供らしい残酷な虐めに発展し・・・・・・そしてやがて皆、興味を失ったように少女を無視し始めた。 青年は、そんな少女を、あの日、故郷が燃える日まで、気にかけていた 「死を呼ぶ凶鳥が、なぜここにいる。前線の方はもういいのか」 吐き捨てるように言った青年の、そむけた顔は直後、驚愕に歪む。 「ええ。まだ、教えてなかったわね・・・・・・人は、負けたのよ」 「――え?」
https://w.atwiki.jp/taiko-wiki/pages/27.html
順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 真野ちゃんかスマイレージの曲 184 (12%) 2 Evans 101 (7%) 3 ルカルカ☆ナイトフィーバー 88 (6%) 4 凛と咲く花の如く 55 (4%) 5 ナイトオブナイツ 48 (3%) 6 SnowGoose 46 (3%) 7 ワールドイズマイン 46 (3%) 8 チルノのパーフェクトさんすう教室 39 (3%) 9 ロミオとシンデレラ 37 (2%) 10 はたラク2000 30 (2%) 11 冥 27 (2%) 12 エンジェル ドリーム 26 (2%) 13 恋愛サーキュレーション 21 (1%) 14 ビッグブリッヂの死闘(ファイナルファンタジーV) 20 (1%) 15 恋色マスタースパーク 20 (1%) 16 万戈イム一一ノ十 19 (1%) 17 ワールズエンド・ダンスホール 18 (1%) 18 君の知らない物語 18 (1%) 19 炉心融解 17 (1%) 20 Adam(Gダライアス) 16 (1%) 21 LEVEL5-judgelight- (とある科学の超電磁砲) 16 (1%) 22 SELF(ダライアス外伝) 16 (1%) 23 Elisha 15 (1%) 24 ナイトメア☆パーテーナイト 15 (1%) 25 侵略ノススメ☆ 15 (1%) 26 夜桜謝肉祭 15 (1%) 27 疾走あんさんぶる 15 (1%) 28 きたさいたま2000 14 (1%) 29 マトリョシカ 14 (1%) 30 カルマ 13 (1%) 31 The world of spirit (ダライアスバースト) 12 (1%) 32 LOVE特急こまち(電車でGO!2 イメージソング) 11 (1%) 33 ダブルラリアット 11 (1%) 34 ナイト・オブ・ナイツ 11 (1%) 35 キラメキラリ 10 (1%) 36 Say PaPa(ダライアスⅡ) 9 (1%) 37 えれくとりっく・えんじぇぅ 9 (1%) 38 さいたま2000 9 (1%) 39 ふわふわ時間 9 (1%) 40 ウサテイ 9 (1%) 41 平安のエイリアン(東方星蓮船) 9 (1%) 42 No Way Back 8 (1%) 43 いろは唄 8 (1%) 44 南中ソーラン 8 (1%) 47 boss 6(ナイトストライカー) 7 (0%) 45 IN THE ZONE 7 (0%) 46 SHININ' QUEEN 7 (0%) 48 太陽曰く燃えよカオス 7 (0%) 49 愛をとりもどせ(北斗の拳) 7 (0%) 50 KIMERA2(G-DARIUS) 6 (0%) 51 ORIGIN(レイストーム コイン投入時) 6 (0%) 52 コネクト 6 (0%) 53 ヒャダインのじょーじょーゆーじょー 6 (0%) 54 メタルホークBGM1 6 (0%) 55 協奏曲「四季」より「冬」第1楽章(ヴィヴァルディ) 6 (0%) 56 右肩の蝶 6 (0%) 57 閃光(ファイナルファンタジー13) 6 (0%) 58 鳥の詩(AIR) 6 (0%) 64 bass 2 bass 5 (0%) 59 BOSS6(ナイトストライカー)サントラ版 5 (0%) 60 GOLD RUSH 5 (0%) 61 Hinder Four (Darius burst) 5 (0%) 65 the world is all one(アイドルマスター2) 5 (0%) 62 Thunder Bolt(雷龍) 5 (0%) 63 Unknown Exception(サイバーダイバー) 5 (0%) 66 〆ドレー2000 5 (0%) 67 友情物語(いぬかみっ!) 5 (0%) 68 新堺っ子体操 5 (0%) 69 東方旧作曲(ZUNTATAアレンジ) 5 (0%) 70 物凄いライヴでチルノがそこはかとなく物凄いうた 5 (0%) 71 英雄の証 5 (0%) 72 Dual Moon(メタルブラック) 4 (0%) 73 I'm so Happy 4 (0%) 74 Pluto Relinquish 4 (0%) 75 Ring a Ding Dong(木村カエラ) 4 (0%) 76 Russian Snowy Dance 4 (0%) 77 SPLENDOR(カイザーナックル) 4 (0%) 78 Trigger(9mm Parabellum Bullet) 4 (0%) 79 スペランカーのテーマ 4 (0%) 80 パラジクロロベンゼン 4 (0%) 81 孤独の果て 4 (0%) 82 小悪魔りんご 4 (0%) 83 片翼の天使 4 (0%) 84 紅蓮の弓矢(進撃の巨人) 4 (0%) 85 *ハロー、プラネット 4 (0%) 86 Dograce 3 (0%) 87 I LED NU-RED-GAS 3 (0%) 89 The Clear Blue Sky 3 (0%) 88 TOUGH BOY(北斗の拳) 3 (0%) 90 Troublemaker(嵐) 3 (0%) 91 u.n.オーエンは彼女なのか? 3 (0%) 92 はやさいたま2000 3 (0%) 93 ぽっぴっぽー 3 (0%) 94 ぽっぴーぽー 3 (0%) 95 アンチクロロペンゼン 3 (0%) 96 エレクトリカルパレード 3 (0%) 97 カレーのちライス 3 (0%) 98 チータマンのテーマ 3 (0%) 99 ピラメキたいそう 3 (0%) 100 ポニーテールとシュシュ(AKB48) 3 (0%) 101 モンスターハンターメドレー 3 (0%) 102 千年幻想卿 3 (0%) 103 千本桜 3 (0%) 104 星間飛行 3 (0%) 105 Baptize Silver Hawk 2 (0%) 106 Cosmic Air Way 2 (0%) 107 Cry for me,cry for you(英雄伝説 空の軌跡 the3rd) 2 (0%) 112 grey lips(旋光の輪舞) 2 (0%) 108 Legendary Wings 2 (0%) 109 Listen!! 2 (0%) 113 mirai start!(my little pony~トモダチは魔法) 2 (0%) 114 murmur twins 2 (0%) 110 To become wild(バトルギア2 オープニング) 2 (0%) 111 ZUNTATAの曲のZUNアレンジ 2 (0%) 115 うんたん♪うんたん♪ 2 (0%) 116 となりのトトロ 2 (0%) 117 やわらか戦車 2 (0%) 118 カントリー・ロード(耳を済ませば) 2 (0%) 119 クシコス・ポスト 2 (0%) 120 スマイル体操(アイドルマスター) 2 (0%) 121 ドンドコドンメドレー 2 (0%) 122 ルパン三世のテーマ(特に'79) 2 (0%) 123 初音ミクの激唱 2 (0%) 124 双龍の雄叫び(ダブルドラゴン2) 2 (0%) 125 小倉久佳による新曲 2 (0%) 126 幽玄ノ乱 2 (0%) 127 恋の2-4-11 2 (0%) 128 月まで届け、不死の煙(東方永夜抄) 2 (0%) 129 緋蜂(怒首領蜂大往生) 2 (0%) 148 bloomin'feeling 1 (0%) 130 EkiBEN2000 1 (0%) 149 face down(嵐) 1 (0%) 131 FLOWER 1 (0%) 132 Forest Interlude 1 (0%) 150 gee(少女時代) 1 (0%) 134 Got more raves?(E.G.G) 1 (0%) 133 GRIP!(犬夜叉) 1 (0%) 136 Hacking to the gate 1 (0%) 135 HILL(ダートダッシュ) 1 (0%) 137 IGS製音楽ゲームの曲 1 (0%) 151 koko soko 1 (0%) 138 Macuilxochitl 1 (0%) 139 ODDS ENDS 1 (0%) 140 PON PON PON 1 (0%) 141 Rage Of Demon 1 (0%) 142 SON OF SUN 1 (0%) 143 SPEED TUBE (P-MODEL) 1 (0%) 146 The Night Diver(バトルギアシリーズ) 1 (0%) 144 TRUE♥LOVE 1 (0%) 145 TRUTH (T-SQUARE) 1 (0%) 147 YO-KAI Disco(「まもるクンは呪われてしまった!」冥界入口ステージBGM) 1 (0%) 152 いすゞのトラック 1 (0%) 153 どどんぱち大音頭 1 (0%) 154 ゆずれない願い 1 (0%) 155 わんにゃーワールド 1 (0%) 156 アンハッピーリフレイン 1 (0%) 157 エリンギのエクボ 1 (0%) 158 ガメラ2000 1 (0%) 159 キルミーのベイベー! 1 (0%) 160 キンゲイナー・オーバー 1 (0%) 161 ゴーゴー幽霊船 1 (0%) 162 シアワセ☆ハイテンション↑↑ 1 (0%) 163 スターソルジャー 魂の16連射 1 (0%) 164 スムーズ・クリミナル(マイケル・ジャクソン) 1 (0%) 165 タイトー「ランディング」シリーズメドレー 1 (0%) 166 ダブドラ兄弟のテーマ~竜一・竜二登場~(ダウンタウン熱血物語) 1 (0%) 167 ダライアスRメドレー 1 (0%) 168 ドリーム・シティ・ネオ・トキオ 1 (0%) 169 ヌムジカac.10 1 (0%) 170 バリバリ最強No.1 1 (0%) 171 バーバラ・バットのテーマ(バンブラDX) 1 (0%) 172 ボレロ 1 (0%) 173 マジLOVE100% 1 (0%) 174 マジLOVE2000% 1 (0%) 175 マルマル・モリモリ! 1 (0%) 176 初音ミクの戸惑 1 (0%) 177 勇気100%(「忍たま乱太郎」より) 1 (0%) 178 東方輝仁烈 1 (0%) 179 檄!帝国華撃団 1 (0%) 180 燎原ノ舞 1 (0%) 181 紅 1 (0%) 182 Sill 1 (0%) 183 cry for you[1]" 0 (0%) 184 "Cry for me 0 (0%) その他 投票総数 1527
https://w.atwiki.jp/wiki7_vipac/pages/198.html
特攻兵器の飛来が始まったあの日。赤い大群が世界中を埋め尽くし、全てを壊して行った。 その半年後、ジャック・O率いるバーテックスと、企業複合体アライアンスとの間で大掛かりな戦いが始まるのだが… その半年の間に、様々な物語が生まれていたのはあまり知られていない。 砂漠を砂煙を上げつつ移動する2機のAC。 『本当にこの辺りなのか?』 『アライアンスからの依頼内容によるとそのようだが…』 『俺のレーダーには敵性反応はまったく見えてこねえぜ?』 『喚くな。このザーム砂漠は広い。お前の広域レーダーの範囲より広いんだぞ?』 夜の砂漠に赤と青の二人のレイヴン。彼らはとある依頼で、目的の相手を探していた。 『しかしさ・・・この依頼文も曖昧だな。「ここを通るときによく輸送隊が襲われる。恐らくレイヴンだろう」って。』 『まあ襲われるときの攻撃が単一であることと、あと残っていた映像に映っていた弾頭がACが装備するロケットだったって話らしいしな。』 『じゃあ、相手はレイヴンってわけか。』 『たぶんな。』 無言でしばらく砂漠を移動する。 砂漠は先ほどとまったく変わらず、相変わらず冷たそうに無言のままだ。 無言に耐えられなくなった赤いタンクACのレイヴンがしゃべりだす。 『そういえばおまえんとこ、今度子供が生まれるらしいじゃないか。』 『あぁ、なんだ知ってたのか。』 『まったく…よくやるよなぁおまえは。大手企業の上役令嬢を誘拐しちまうんだからなぁ。』 『誘拐とか言うな、あれは本人の同意に基づいた行動だ。』 『レイヴンを雇われて追いかけられなくてよかったな。』 『追われたら追われたで、そいつを叩きのめすだけだ。それにあの頃はそれどころじゃなかったはずだしな。』 『そうだな…ちょうどクレストが内部で揉めていた頃か?』 『ああ。そのあとクレストが撤退、すぐにナービスが事実上崩壊、そしてミラージュの突然の壊滅、その後キサラギが見つけた古代兵器。そして…』 思い出したくも無いあの日。無数の「赤」が降り注いだ世界崩壊の日。 『…お互い、よく生き残れたよな。』 『まったくだな。』 あの日の事を思い出したからなのか、二人とも黙ってしまった。 無言でしばらく砂漠を移動して、今度は青いACの男が我慢できなくなって話しかける。 『…なあ、この砂漠はかなり広いよな。二手に別れて探さないか?』 『そうだな…よし、いっそのことどっちが先にそのレイヴンを仕留めるか、勝負しないか?』 『いいだろう。お前のACには広域レーダーがあるとはいえ、タンクだ。勝ち目は中量二脚の俺のほうが高いだろうしな。』 そして、赤のタンクと青の二脚のACは、二手にわかれた。 この冷え切った砂漠で、既に遥か遠くから見られているとも知らずに。 ――――――――――― 赤いACと別れ、ずっと南へやって来た、青い二脚ACを駆るレイヴン。 あたりを警戒しながら進む。 「それにしても…夜の砂漠っていうのは気味が悪いな…」 ひっそりと静まり返った砂塵、動く物もなく空には輝く満月が冷めた砂漠に不気味な光を降り注いでいる。 確かに――不気味だ。 「この砂漠には、何人の屍が沈んでるかも解らないんだよな…あまり長居はしたくない――」 その時だった。突然横殴りの衝撃をコアに受け、ACが砂漠の壁にめり込んだ。 「ッ!なんだ?何処から撃ってきやがった!?」 咄嗟にレーダーを見る…反応が無い。そもそもロックアラートすら出ていなかった。 だが攻撃は続いている。次々と太い弾頭が高速で飛んでくる。 機体を持ち直し、ブーストフル稼働、その場を移動してロケット弾頭を回避、モニターで注意深く弾頭が飛んで来た遥か先を見る。 ――居やがった! 弾頭が飛んでくる遥か先…黄土色の二脚のACがこっちに向かって何かを撃ってきている。 「アラートが表示されない…ロケットで射程外からの攻撃か!」 敵ACはロケットで遠距離から砲撃しているようだ。距離1000はありそうな場所から、精確に機械のようにロケットを撃ち込んでくる。 「そう言えば輸送隊もロケットでやられたって話だった…」 どうやら当たりのようだ。 ACを左右に大きく揺さ振りながら、遠くにいる敵ACへと接近していく。 その間もロケットの砲撃は止まない。回避した弾頭が砂の中に飲み込まれ、その度に水しぶきのように砂を巻き上げさせる。 いくら弾速が速くとも所詮はロケット。ロックできない物が早々当たるものでは無い。 ――彼はそう考え、中距離接近戦を試みる。その考えは間違いであったとすぐに気付くことになる。 距離約500まで近づき、青いACは敵に向け両手に持つライフルを撃つ。 近づき、ライフルの銃弾でいつものように追い詰めていけば勝てる、楽勝だ。あいつには悪いがさっさと終わらせよう。 「おい、見つけたぞ!」 『マジか?畜生、おまえ今どこだよ?』 「お前の正反対、南のほ――」 ガクンッ!と鈍い音と共に、何かが引き千切られて飛んだ。その直後に複数の衝撃。 突然の事にパニックを起こしそうになる彼に、頭部COMが何が起こったのかを伝えた。 『右腕部破損、AP50%機体ダメージが上昇しています。』 いつの間にかすぐ頭上まで迫っていた黄土色のACが、砲弾をこっちに向けているのが見える。 その肩にあるのは拡散ロケット。 「近付いたら、拡散ロケットばらまいてきたわけか…最初の単発ロケットはおびき寄せるためのフェイクだったのかよ…!」 至近距離でロケットを発射、頭部、脚部が爆散した。青いACは、後ろの砂塵へと崩れた。 そのコアの上を、着地した敵ACが片足で踏み潰した。 「クソッ…俺はこんなとこで・・・ここまでか…あとはまかせたぞ…」 『おい、どうした!なにがあった!!』 通信の向こうで騒いでる奴の声が薄れていく。頭を強くぶつけたらしい、生暖かい感触が顔を滴る。 もうだめだな俺は…生きることを諦めて目を閉じようとしたとき、相手のACのインサイドから、赤い砲弾が飛ぶのを見た。 ――おい、ちょっと待て…!― 自分は、このまま静かに死ぬ。そう思っていたが違うらしい。 赤い砲弾がコアに着弾した瞬間、地獄の業火が青いACを包み込んだ。 ナパームロケット。 「ウギャァアアアアアアアアアア!!!!」 夜の砂漠に響く断末魔の叫び声と共に、青いACは火ダルマと化し、やがて消えた。 「ふん、この程度か。」 黄土色のACは、もう一機の敵レイヴン抹殺するために、ブーストを燃やし、空を翔る。 赤い炎に視界埋め尽くされ、自分が嫌な臭いを出しながら燃えているのを感じる。 …全身をロケットで…武装……あのAC…昔どこ…か…で…… 男の命はそこで止まった。 ――――――――――― 「畜生ッ畜生ッ!」 赤いタンクACのレイヴンは相棒の所へと急いでいた。 彼はさっきの断末魔を聞いた。たぶん・・・もう生きてはいまい。 青いACのレイヴンとは昔からの腐れ縁で、アークに所属後、偶然再会した。 特攻兵器の飛来後、奇跡的に助かった彼等はお互いを信じ合い、今日まで戦い抜いて来たのだ。 そのあいつが簡単に…信じたくはなかった。 「畜生ッ!お前が死んだら…嫁さんや生まれてくる子供に、なんて言えばいいんだよ!!」 彼は泣いていた。信じたくないが、自分の相棒は、もう・・・ 『敵ACを確認、該当データがありません。南に距離1000。』 レーダーには既に敵ACが表示されていた。 砂塵の山の上、そこに青ざめた月を後ろに、青白い光を受け不気味にそびえ立つACの姿―― 奴は通信で言い放った。 『タンクだと…?そんな機体で俺と戦うつもりか、舐められたものだな。』 その一言を引き金に、戦いが始まった。 黄土色のACは夜空を、赤いACは砂を撒き散らせながら大地を行く。 赤いACがミサイルを放つ! 連動ミサイルとマイクロミサイルが一同時に、相手のACへ白煙を吐きながら襲い掛かる。 が、敵は軽々機体を空中で操作し、空を舞いミサイルを避ける。 2発命中したが、その動きが止まるわけでもなく、精確な角度で拡散ロケットを地上へ発射、だがそこは強固な防御力を誇る重タンクAC。命中してもびくともしない。 ロケットが当たったが、赤いレイヴンは冷静だった。 地上へ降りる敵に対し、赤いACがすかさず左腕部からバズーカとインサイドロケットを発射した。 バズーカとロケットは精確に敵ACの着地硬直を狙い、そして・・・ ―命中。 ――もう少しだ。もう少しで… 敵はバズーカとロケットを喰らい、よろめいている。 着地に失敗し、同時に撃ったロケットは砂へと消え、砂のスクリーンを作りだした。 彼は、左腕から発射するまえから、ミサイルのロックオンをしていた。そのミサイルは、非常にロックオンタイムが長い。 それが――今完了、敵ACにロック完了のロックオンマーカーが表示された。 「うぉおおおおおおおッ!テメェは消えろおぉぉぉッ!!!」 トリガーを引く。赤いACの右肩から大型ミサイルが射出された。 ――瞬間に、赤い砲弾が砂のスクリーンから飛び出して来た。 ――…俺は悪夢を見ているのか? 赤い砲弾は、発射する大型ミサイルに命中炎上、大型ミサイルはその場で大爆発を起こし、さらに右肩の残りのミサイルにも引火…と凄まじい熱爆連鎖を起こした。 爆裂が終わった後、赤いACは右肩から下を完全に失った。 頑丈なタンクと強固なコアは何とか耐えたが、ほとんど死に体と変わってしまった。 『右腕ぶ…ハそ…えーピーひゃくごじゅっぱーザザッ敵はろケッ…サイルを装備…一定にきょきょッ距離を…ハソンガッザザー…』 衝撃で頭部COMが壊れたらしい。だが彼はそんなことを気にする余裕がもはや無かった。 彼は目が離せない。砂のスクリーンが消えた先にある、敵ACの、モノアイの、黄色い光を。 スローモーションのように敵ACが動くのが見える。 ――敵左肩の大型ロケットが、自分に向かってその標準を合わすのが見えた。 まるで死刑宣告のように。 「うわぁああ!うわぁあぁああ!!ウワァアアアアァッ!!」 絶叫した彼は、必死になって残った左腕のバズーカのトリガーを引く。 がさっきの大衝撃で故障したのか、無情にも左手はダラン、と下へぶら下がったままだった。 恐怖と苦痛から、彼の精神が…飛んだ。 「アーーッ!アァアァァあッフヒヒヒヒぃぃ」 『敵は、ザザッ間合いヲ…離れ…近づキザザー離れテ…接近した…すたイル…』 赤い鉄屑と化したタンクACは、コアの中では混沌の世界が構築されていく。 彼自身のアドレナリンの過剰分泌による…死への世界を。 大型ロケットが「ボフッ!」と乾いた音と共に発射された。 避ける術が無い赤いACは、命中と共にその機体を炎上させた。 『防御りょク低下…作戦チュうだん、帰還しま…』 レイヴンはその言葉を最期に耳にし、先程焼けた友の元へ…逝った。 ――――――――――― 「…恐怖で頭のネジが飛んだ、か。そんな事で、よく今まで生き残れたな。」 黄土色のACは、他に敵性反応が無いことを確認する。 『レイヴン、他に敵勢力の反応はありません。帰還しましょう。』 「了解…アモー、リビングデッドボム、これより帰還する。」 ――ふん、俺は死の世界を一度体験したのだ、二度と死ぬわけが無い。 俺はまだ死ねない…アークのアリーナで二度も俺が負けた“奴”を・・・この手で息の根を止めるまでな! ―――――――END―――
https://w.atwiki.jp/okarowa/pages/68.html
12◆遺棄消沈 C-2、屋上駐車場へ向かうエスカレーターを登っている一人の男がいた。 スキンヘッドの頭に黒いスーツを身に着け、ここに来てからずっと顔に笑顔を張り付けていた男、 破顔一笑は今、左手で右肩を抑えながら屋上へ向かって逃げていた。 (¨)……。 痛みを訴えているのは、右肩の関節部分、その一か所にすぎなかった。 しかしそれでも、破顔一笑にとってその痛みは予定外のことだった。 攻撃は喰らっていない。 ついさっきまで戦っていた男女は、自分に一撃を加えることもできずに地に沈んだ。 だが――今、まるで敗走しているかのように逃げているのは、紛れもなく破顔一笑自身だった。 どうしてだ? 勝ったのに。あのままやっていれば間違いなく、あの場に居た三名を殺すことができたはずなのに。 なぜ今、エスカレーターの横の壁に映る自分の顔から笑顔が消えてしまっているのか、 破顔一笑は理解することが出来なかった。 どうしてだ? 何で自分の足は……こんなにも震えているんだ? ◆◆◆◆ ボディーガードとしての破顔一笑の通り名は、××××と言った。 これはペケ四つが通り名なんてことではなく、 もちろん通り名から個人を特定されないために主催側が記憶を操作しているのだが、 破顔一笑にはボディーガードとしての高い能力に見合った通り名がついていたのは間違いなかった。 ではどんな能力が優れていたのか、というと、それを一言で説明するのは難しい。 いわゆるボディーガードとしてのスキル。 対射撃、対格闘、追尾からの逃亡経路確保、敵の狙いを推察する思考力などは、 当然のように破顔一笑も他のボディーガードと同等か、またはそれ以上の力を持ち合わせていた。 その上で、破顔一笑が図抜けていたのは――多人数戦闘。 あくまでも一対一で行う格闘技と違い、 ボディーガードは集団から襲われることも想定される中で要人を守らなければならない。 一対二、一対五、あるいは一対十。 どれだけの戦力差であっても泣き言は言えず、最期まで死力を尽くさねばいけないのが「盾」としての役割なのだ。 破顔一笑はその対多人数戦において天性のスキルを持っていた。 何人もの敵一人一人に対し。また全体の動きに対して、 どう動き、どう闘い、どう相手取れば要人を守りきることが出来るのか。 ……経験だけではどうにもならないこの問題を、破顔一笑は誰よりも上手く処理することで有名だったのだ。 記憶が確かならば、一対十五。 このふざけた実験に呼ばれた、破顔一笑以外の他の参加者を束にした人数と同じ数を相手にしたときでさえ、 集団を無力化するまでに破顔一笑が負った傷は全治二週間程度だった。 だから切磋琢磨と一刀両断。 所詮格闘技の世界にいる男と、少し運動神経がいい程度の女、 たった二人を相手取ることくらいは、破顔一笑にとってなんてことはないはずだった。 いや、実際になんてことはなかった。 自らのルール能力、《笑顔を見せることによる顔面破壊》をようやく知ることができたのも大きく、 一刀両断によって切磋琢磨がそれを知ると、 二人はこれを警戒、破顔一笑の方を見ることが出来なくなった。 見ようとせずに、わずかな音と微かな影をちらりと見るだけでこちらの動きを読み、攻撃してくるようになった。 この破顔一笑に対して、だ。 あまりにも下策、あまりにも愚かな選択肢だった。 最初に鳩尾を叩きこんでやったのは女の方。おとなしく逃げの姿勢を取っていれば寿命が少し伸びたものを、 二対一ならなんとかなると踏んだのが間違いの元。 胃の内容物を少し吐きながら膝を折るその姿は、大和撫子には程遠い最後だった。 次に赤毛の男、色んな格闘技から芯を集めて構築したような構えと技を操るこちらの男は少し強かったが、 正拳を合わせた時に感じた男の強さは、「その地点では」破顔一笑に遠く及ばないものだった。 そう、「その地点では」、だ。 問題はここから後。 突然、赤毛の男、切磋琢磨の身体が――朱色に燃え上がった後からだ。 ◆◆◆◆ 世界が銀色に染まったかのような雪原を、破顔一笑と××は歩いている。 思い出の中で××は、油性ペンで乱暴に塗られたような黒いもやにまみれて、姿も声も曖昧なものになっている。 でも××は笑っていた。それだけは、破顔一笑は覚えていた。 当たり前だ、十五人の追手を雪中に沈めた代償に顔や体中をボコボコにされ、 微笑むことなど出来なくなってしまっていた破顔一笑を励ますために作ってくれていた笑顔を忘れるなんて、 ボディーガードである前に、人間として失格だ。 「ありがとう、××××(破顔一笑の本名)。×××(一人称)を守ってくれて、ほんとうに、ありがとうね」 ××はさっきからそういっては泣きそうになって、また一瞬うつむいて鼻をすすると顔を上げ、 破顔一笑に笑顔を見せた。 その笑顔が、まぶしくて。動かないはずの足を無理やりにでも動かして、破顔一笑は前に進んでいた。 それまでの依頼人と××の違いはそこにあった。 ボディーガードに付く要人のほとんどは守られ慣れている。 重要な命を持っているのだから、自分は守られて当たり前だと思っている、 だからボディーガードが自分を守って怪我をしても、ねぎらいの言葉一つだってかけてはくれない。 「ごめんね、××××。×××を守ってそんな傷を……×××、なんて謝ればいいのか、分からないよ」 何を言っているのか。……謝る必要なんてない、自分はあなたを守れて幸せだ。 そう返すと××はまた悲しそうな顔をしそうになってしまって、でも無理やりにでも笑おうとしてくれた。 ああ。 ××よ。 作りものの笑顔でも人は癒せるのだということを、知ってしまった××よ。 自分は君を守るため。 君の、本当の笑顔を、惜しみなく自分が見ることができるように。 すべての力を、生涯を捧げて君を守ろうと、自分はあの時誓ったのだ。 ◆◆◆◆ エスカレーターは破顔一笑の意思とは関係なく、上へ上へと登り続ける。 屋上に着くまでもう数秒もない。 さっきからあちこちに揺れて、ぶれている気持ちを整理しなければいけないと、破顔一笑は思っていた。 ――赤毛の男、切磋琢磨のルール能力は《誰かと戦う度に強くなる》というものだった。 それが発動するのは二回目だったらしく、切磋琢磨は腑に落ちたような顔で、確かこう言った。 「なるほど。同じ人とじゃだめだったんだ……誰か、ってのは、まだ知らない奴と、ってことなんだな」 一目でそうだと分かるほどに、強くなる過程をショート・カットして強くなるルール能力。 止まらないエスカレーター式成長能力。 切磋琢磨のこれは、しかも一度だけではなく、最高で十五回のパワーアップが見込めることが分かってしまった。 このルール――破顔一笑にとって――だけでなく全ての参加者にとって、 早めに止めなければいけないものであると同時に、味方にすればこれほど頼もしい能力はないと言える。 それに気づいたのは破顔一笑が先だったと思う。 だから破顔一笑は、「それ」を止めようとした。 しかし向こうにいた策士。最初に無力化したはずだったくせ毛の少年はもう痛みに慣れていたのか、 「一刀両断さん……その男の人を、殴ってください!」 破顔一笑が思っていた最悪の戦術を、ポニーテールの女に指示したのだ。 そう、 痛みを発する右肩は、最初から痛かったわけではない。 その三度目のパワーアップによって《強さの基本値が書き換えられた》が故に――遅れて《ダメージが入った》のだ。 今ようやく、整理が出来た。 破顔一笑は単純に……あのルール能力を恐れてしまったのだ。 (^^)……。 屋上に着いた。 一気に開けた視界の上半分はくもり空で、時の進み方も今の太陽の位置も分からなくしてしまっている。 だが破顔一笑だけは知っていた。 彼に支給されていた武器は、それもそのまま腕時計だったのだから。 もう殺し合いが始まってから、四時間以上が経過していた。 先ずは四人が死ねば行われるという放送もじきに行われることになるだろう、と、破顔一笑は予測していた。 まあ、それでもまさか屋上で、 死体から首輪を切り取ろうとしている男と遭遇することになろうとは――全く思っていなかったが。 「また一つ、来たか」 顔を上げずにそう言った大男は、手に持っている斧を振り下ろして少女の首を刈っていた。 軍人風の服装をして、冷たい表情をしている男。 屋上に最初から居たのか、少女は男が殺したのか、定かではないが……雰囲気で分かった。 この男も、また強く。 破顔一笑と、同じであると。 (^^)――組まないか。 だから破顔一笑は、この殺し合いの場で初めて、首狩りの男に話しかけた。 しかし、それに男がどう答えるかなど、最初から分かっているようなものだった……だから悲しいな、と思いながらも、 破顔一笑は顔を上げてこちらを見る軍人風の男に向かって、最大級の笑顔を送っていた。 (^U^) そして二人の、目が合った。 【C-2/屋上駐車場】 【破顔一笑/ボディーガード】 【状態】健康、笑顔、満腹 【装備】腕時計 【持ち物】なし 【ルール能力】にやけ顔を見せると相手の顔がびりびりと破れる 【スタンス】マーダー 【傍若無人/首狩りの男】 【状態】健康 【装備】斧 【持ち物】首輪×2 【ルール能力】不明 【スタンス】マーダー 因果往訪 前のお話 次のお話 お仕舞い 前のお話 四字熟語 次のお話 手を繋ぐ 破顔一笑 三人死亡 張子の車 傍若無人 三人死亡 用語解説 【ボディーガード】 要人の身辺を警護して、誘拐、暗殺などの脅威から守る人。 ちなみに日本には日本ボディーガード協会なる組織が存在する。 【エスカレーター】 建物の階を移動するときに乗るもの。逆走ダメ、ゼッタイ。 「エスカレーター式に」という形容は、だまってても事が進むことを表したりする。 ちなみに、エスカレーターがなんでエスカレーターという名前なのかには諸説あるらしい。
https://w.atwiki.jp/chaos-tcg/pages/1666.html
"蜀"曲張比肩の弓術「紫苑」 読み:"しょく" きょくちょうひけんのきゅうじゅつ「しおん」 カテゴリー:Chara/女性 作品:真・恋姫†無双 ~萌将伝~ 属性:風 ATK:8(+1) DEF:5(-) 【登場】〔自分の【表】のキャラ1体を控え室に置く〕 Main 〔自分の手札の OS:真・恋姫†無双 のカード2枚を控え室に置く〕相手のキャラすべてに3ダメージを与える。この能力は1ターンに1回だけ発動できる。 当然と言えば当然だけど……厄介ね illust:BaseSon SKm-009 R 収録:ブースターパック 「OS:真・恋姫†無双 ~萌将伝~ 1.00」
https://w.atwiki.jp/kixyojinogasawara/pages/27.html
【あ】 【か】 【さ】 【な】 【は】 【ま】 【や】 【ら】 【わ】 【あ】 熱い声援 巨人小笠原に浴びせても良いモノ。現在はテンプレ化。テンプレについて詳しくはテンプレを参照。 「巨人小笠原に浴びせても良いモノ」スレにてテンプレの文章を書き込んだ人物がいた事から徐々にテンプレ化していった。 石井裕也投手 北海道日本ハムファイターズに所属する投手で、またの名をサイレントK。 先天性難聴のハンデを乗り越え中継ぎ左腕として活躍しているが、 カッスレでは巨人小笠原に耳栓を送られたり、彼の耳を移植されるなど受難が絶えない。 茨城 巨人小笠原スレに現れるコテの一人。 ゴールド・玉事件、当wiki荒らし事件の首謀者。絶対に許さない。 内海投手 大正義巨人軍所属の左のエース。原監督からは偽侍扱いされており、度々嫌味を言われている。 カッスレにおいてもだいたい碌な目に合わない苦労人。 大松外野手 ロッテマリーンズ所属の選手。日ハム多田野投手のノーヒットノーランを阻止して以来、 「空気が読めないキャラ」がなんJで浸透。カッスレでは名前だけ、モブキャラでの出演が多いが、 時折巨人小笠原をリリーフカーで轢き殺すなど、KYの域を超えた傍若無人っぷりを見せる。 男村田 横浜ベイスターズに所属する内野手。 男気あふれる一本気な性格で、ごくごく稀にカッスレに登場する。 いかなることにも動じない屈強な精神の持ち主でチームメイトからは「動けデブ」と評されるほど。 【か】 カッス 巨人小笠原の愛称。 カッスレ(カッススレ) 巨人小笠原スレのこと。 ガッツ 日本ハム小笠原の愛称。巨人の小笠原道大選手に使われる場合もあるが、快く思わない人も多い。 「ほんとガッツはぐうの音も出ないほどの聖人だな」と表現されるほどの人格者。 巨人小笠原(変態カッス) 巨人小笠原スレの主役。死んでも逮捕されても次の試合には間に合う不死身の男。 その生態については未だに知られていない部分も大きい。 巨人笠原 巨人小笠原と語感が似ている大正義巨人軍の選手。恵まれた体格ながら基本的にはぐうの音も出ない凡人(ぐう凡)で スレッドの内容も平凡な話でなごませる。 9800 五反田のあるラブホテルの値段。 カッスレの登場人物に深く関係があるため、よく用いられる数字でもある。 キンタマー、タマキーン 「キンタマを奪おうとした二岡に巨人小笠原威嚇射精」にて巨人小笠原が威嚇射精を行った時の射精音を 原監督が表現したもの。響きの良さからテンプレ化。「キンタマー」に対し別人が「タマキーン」と返す場合もある。 タマーキン "絶頂射精"を"超絶射精"と言い換えて巨人小笠原から訴えられたモノマネタレント 裁判まで持ち込まれたが、大松裁判長に「どーでもいい」とつき返された。 ぐう畜 「ほんとカッスはぐうの音も出ないほどの畜生だな」の略。 あるいは単に「ぐうの音も出ないほどの畜生」を略した言葉。 桑原外野手 横浜ベイスターズ所属、桑原義行外野手のこと。略称「桑外」。 公式サイトの顔写真が「ちんこが臭そうな顔」だったため、一躍野球chの人気者になり、 カッスレでも「陳国際大」の人物として登場することもあった。 一時期はカッス文学の著者としても活躍した。 桑原外野手と表記されるのは、桑原謙太朗投手との区別のため。なお、どちらの選手も苗字の読みは「くわはら」である。 【さ】 斉藤和巳 福岡ソフトバンクホークス所属に所属する投手。…であるのだが、 右肩の故障で登板すらままならず、1億円を超える年俸を貰いながら ブログ更新ばかりしているので、「プロブロガー」などの愛称で親しまれている。 カッスレでは巨人小笠原に流産キックを食らわせる役などで登場することがある。 里崎 千葉ロッテマリーンズ所属の選手。ポジションはキャッチャー。 その顔のインパクトの強さもあってか、しばしカッスレにも登場する。 またそのインパクトの強さから多くの世代に人気があり、ディナーショーを開いたりファッションモデルとしても活躍するなど本業以外でも盛んに活動している。 なお彼も早川同様、手からバットを意図的に滑らせる特殊能力を持つ。しかし、早川と異なり彼は人に命中させることまではできない模様。日本史カッスレなどでは地名としてもたびたび登場する。 下柳(ホームレス) 阪神タイガース所属の投手。チームでは先発として活躍。 顔はどう見てもプロ野球選手とは思えないほど無精ひげなどで薄汚れている。 しかし実は帰る家を持っておらず、公園などで寝泊まりする毎日を送っているからなのだ。 常に食料を求めているためか、食べ物がありそうな所ならどこでも出現。 そのため、巨人小笠原を取り扱った記事にも目撃情報が多い。 【た】 中日吉見 中日ドラゴンズの先発投手である吉見一起投手が最多勝狙いのため、 チェン投手が勝利投手の権利を得る寸前に中継ぎ登板し勝ち星を奪ったことから、 横浜銀行白星自動預払機(ATM)コーナーから現金を引き出した 台湾人から白星を盗む盗人キャラとして登場した。 「盗人」と「吉見」をもじって「盗見」と呼ばれることも。 中日山井 2007年日本シリーズ史上初の完全試合を8回まで続けるものの、 落合監督に岩瀬投手に代えられて「継投での完全試合」にされてしまった投手。 2009年10月11日、中継ぎ登板で単独最多勝を目論んだ吉見投手の後で登板するものの デントナ内野手に逆転2ランを打たれてしまい、吉見投手の単独最多勝を逃した戦犯となってしまったが、 盗人勝利を良しとしないなんJ民からデントナ内野手とともにぐう聖の称号を贈られることとなった。 殿堂入り 1000レスに達したカッスレが巨人小笠原の殿堂に記録されること。 500レスを過ぎたあたりから「殿堂入りあるで」というレスが付くことが多い。 詳しくは巨人小笠原の殿堂にて。 【な】 なんJ 2ch実況板「なんでも実況J」のこと。J=Jupiter(木星)。 野球chの規制強化によるアニメスレ、雑談スレ、二岡スレなどとともにカッスレの締め出しが行われ避難所として選ばれた実況板。 二岡智宏 元巨人、現日ハムファイターズの内野手。 巨人時代はドームランアーティストとしてメシウマスレで大人気であり、カッスレの1年ほど前に二岡スレも大流行していた。 しかし坂本勇人にショートのポジションを奪われたことや、自身の不倫騒動もあって日本ハムファイターズにトレード。 以後、野球chは巨人小笠原スレが中心となり、二岡は巨人小笠原スレ内の主要登場人物として登場することが多い。 日本ハム小笠原(侍ガッツ) 巨人小笠原とは対をなす、家族思いで紳士な人格者。 巨人小笠原や巨人の小笠原との関係はテンプレのおゲス晴の書き込みを参照されたし。 日本シリーズ戦犯越智 大正義巨人軍所属のセットアッパー。 読売ジャイアンツの越智大祐投手が2008年の日本シリーズ第7戦に1点リードの8回に登板するも逆転を許し、 敗戦投手となり、日本一を逃してしまったあたりから登場した。 戦犯として自害すべきという声が上がることもある。 相方は盗人山口。 【は】 原監督 大正義巨人軍の監督。 その監督能力の高さと切り替え能力・にこやかな顔により大正義巨人軍の快進撃を影で支えている男。 カッスレでは主に死亡・逮捕された巨人小笠原に対してコメントする役として登場。 またその際、「ニッコリとしながら憮然とした表情」など、常人には再現しづらい表情をすることでも有名。 【ま】 三下沢おゲス晴 巨人小笠原スレに現れるコテの一人。 規制が行われても消えない様子から「無限の串を持つ男」とも呼ばれる。 また、二岡智宏やオバマ大統領への殺害予告を行った事もあるが何故か逮捕されていない。 本人の申告によれば生年月日は1964年5月12日である。 カッスレでよく使われる「たしかに」や「一理ある」はこの人物の発言である。 【や】 ユニオンカッス 巨人小笠原が愛用しているユニオンジャックがデザインされたシャツのこと。 一着数万円もする高級品。ドクロタイプなどの様々なバリエーションが確認されている。 【ら】 リリーフカー カッスレにおいて頻繁に登場する乗り物。 犯行後の逃走用など様々な用途で使用される。 【わ】
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/7154.html
登録日:2010/05/19 Wed 05 41 28 更新日:2024/06/09 Sun 21 37 29 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 F91 SDガンダム SD戦国伝 ガンダム トンファー 主人公 厳光の弓 大将軍 成り上がり 新世大将軍 武者頑駄無 氷炎属性 烈光頑駄無 豪嵐丸 闘覇の鎧 「悪党が正体を現し始めやがったな いくぜ!!」 ■「伝説の大将軍編」概要 ■解説 ■装備 ■新世大将軍 ■神馬凰形態 ■「伝説の大将軍編」概要 地上最強の戦いから一年、「弓銃壱」は修行の旅の途中で出会った剣士「流星頑駄無」と羅美安薔薇山で対戦を繰り返し、互いに技を磨いていた。 そして修行の仕上げとなる100回目の対戦の最中、破悪民我夢の街の統治者、「轟天頑駄無」の使いの「月光頑駄無」に呼び出され、 轟天が悪無覇域夢山での修行中、夢の中で出会った不思議な輝く鳥に渡されたという、「三烈神の鎧」の鎧の一つ「烈光の鎧」を授かり、名を「烈光頑駄無」と改める。 烈光たちは、破悪民我夢の街の上空に出現した暗雲の原因を突き止めるべく、輝く鳥のお告げに従い、悪無覇域夢山への旅を始めた。 一連の事件の影には、復活した闇軍団。「新生闇軍団」の姿があった… ■解説 「地上最強編」第二部の主人公、「武者衛府弓銃壱(むしゃエフきゅうじゅういち)」が修行を積んだ姿。 元々、弓と銃の扱いに長けていた弓銃壱だが、修行によって剣技に磨きをかけ、新たに拳法をも習得した。 この修行の成果が、利き腕の左手から剣技を、右手からは拳法を繰り出す、全く新しい実戦格闘技「剣勢拳」である。 モチーフはガンダムF91+宮本武蔵(剣豪)。 よほどキモかったのか、「地上最強編」の「大蛇飛駆塞虫」の一件以来、蛇が大の苦手になってしまったそうな。 ちなみにアニメ「SD戦国伝 天下泰平編」ラストでは滝に打たれて修行中の彼の姿が拝める。 「伝説の大将軍編」を題材としたゲーム、大将軍列伝でも主人公として活躍。 特別合戦のたびに過去に飛ばされたりたまーに未来に迷い込んだりとまさに通りすがりの武者ガンダムであった。 ■装備 「闘覇の鎧」 衛府弓銃壱から更にF91のデザインに近づいた新たな鎧。 後に、息子の「武者號斗丸」の「闘覇の羽織」へと鍛え直される。 「豪嵐丸」 右腰にさしている刀。 名前から察するに、以前使用していた豪嵐剣を改修したものと思われる。 「厳光の弓」 背中に背負っている専用の弓。 弓銃壱の時は矢を発射していたがこちらはビームを発射する。 「トンファー」 ヴェスバー型のナイスデザインなトンファー。軽装タイプで使われることが多い。 ゲームでは省かれた。 「烈光の鎧」 結晶鳳凰から授けられた鎧で普段は轟天頑駄無が他の鎧と共に身に付けて管理している。 半身がそれぞれ氷と炎を象った美しい鎧。 天来変幻によって身にまとうことで強大な力を発揮することができるが、体力を一気に消耗するうえ体に力の反動がくる両刃の剣。 この鎧によって、凍てつく冷気と灼熱の火炎を同時にぶつける必殺技、「氷嵐焼尽弾」が使えるようになる。 「心、技、体を一つに極め、闇、討ち滅ぼす光の刃」 「鳳凰の意志を魂に、まとい輝く陣羽織」 「遠からん者は音に聞け、近くばよって目にも見よ」 「我こそは、 新 世 頑 駄 無 大 将 軍 なり !!」 ■新世大将軍 結晶鳳凰が大将軍に相応しい者として、烈光頑駄無と融合、その力を貸し与えた姿。 心技体全ての力が極限までに高まっており、威風堂々とした三色の巨大な翼を持つ。 「心凰」 頭部に宿る「心」の力を司った頑駄無結晶。 "心"弱ければ、破壊の力を抑えきれずに闇に染まってしまう。 「技凰」 左肩の鎧に宿る、「技」の力を司った頑駄無結晶。 "技"弱ければ、凄まじき鎧の力に振り回されて滅びるのみ。 「体凰」 右肩の鎧に宿る、「体」の力を司った頑駄無結晶。 "体"弱ければ、溢れる力の暴走を食い止めることはかなわぬだろう。 これら三つの力を使いこなせる者が大将軍たりえるのだ! 「光鳳剣」 鍔に鳳凰の装飾が施された大将軍用の刀。 「大目牙撃砲」(オメガスマッシャー) 背部に備えられた大将軍専用の巨砲。 両脇に抱えるようにして扱う。要するにヴェスバー。 大将軍列伝では雑魚をまとめて蒸発させてしまう極悪装備。 ぐぎゃぁーーーーーっ 「三連大目牙砲」(トリプルオメガキャノン) 大目牙撃砲を変形させた三連装の大砲。 後述する神馬凰形態では更に後ろ脚に変わる。 「紅蓮爆身砕」 心凰を解放することで使える必殺技で鳳凰型のオーラを見にまといながら敵に突撃する。 一撃で第一形態の闇帝王を倒したが反動が一番大きく新世大将軍も負傷していた。 息子である飛駆鳥大将軍も使えるが見た目に反して敵の心力を削る必殺技に変わってしまった。 「技凰閃光剣」 技凰の頑駄無結晶から直接ビームを発射する必殺技。闇帝王には残念ながら簡単に防がれてしまい見せ場が無かった。 ゲームではほとんどの必殺技が収録されていたのに省かれてしまった可哀想な子。 「豪爆拳・結界掌握」 体凰の力を解放し左腕に力を溜めた後、敵に向けてエネルギー波を放つ。反動があるのかバトルマスクを装着する。 ゲームでは爆心地を中心に周囲8マス(爆心地も含むので計9マス)を攻撃する数少ないタイプの必殺技で雑魚なら一撃。 「魔却消滅斬」 太陽砲と並ぶ新世大将軍最大の必殺技。光鳳剣を構え対象を一刀両断する。 太陽砲で弱った闇帝王を弱点の目玉ごと真っ二つにし決着を着けた。 ゲームでは威力はあるのだが演出が真っ向両断と同じな上、対象が一体のみなのでかなり地味。 「負けるな大将軍!ここで負けては世界の破滅だ!!」} 「私には頑駄無たちを正しく未来に導く使命があるのだ」} 「今こそ結晶と一体になるのだ!」} 「正義の心と友への友情をこめてさけべ!"神馬凰"と!!」} 「ジン……バ……オウ…」 「 神 馬 凰 ! ! 」 ■神馬凰形態 「鬼神の如くみなぎる力」 「天馬の如く駆ける脚」 「鳳凰の如く舞う翼」 これら全てを兼ね備えた究極の戦闘形態。 所謂、精太や四代目頑駄無大将軍、ナイトガンダムなど、SDガンダムお馴染みのケンタウロスモードである。 この形態になることで大将軍最強の必殺技の発動が可能となる。 「太陽砲」 胸部を展開し、太陽エネルギーを集中させて放つ、新世大将軍最強の技。 大将軍の数倍はある、邪獣闇変化によって巨大化した闇帝王に大ダメージを与えた。 その後、闇軍団から助け出したことがきっかけで轟天の娘、「姫天頑駄無」と結婚し、二人の男の子を授かる。 この二人が後の天宮の英雄、「飛駆鳥大将軍」「武者號斗丸」へと成長する。 村のプー太郎侍→旅の武芸者→天宮を治める大将軍と異様なスピードで出世したために親戚の小悪党から怨みを買っていたりもする。 コミックワールド、ボンボン漫画ともに、七人の超将軍編冒頭で頑駄無結晶が砕け散ったことで病に倒れている。 まぁ、自分を暗殺しにきた鉄斗羅を説き伏せて心服させたりとなんやかやで元気な気もするが。 ただ、超機動大将軍の時代には飛駆鳥が全権を担っていたことから、七人の超将軍~超機動大将軍までの十数年の間に完全に隠居したもの思われる。 BB戦士25周年に行われた人気投票では烈光が2位、新世大将軍が8位にランクインしている。また1位の號斗丸、3位の飛駆鳥大将軍は彼の息子であり、彼の一族が上位を独占している。 追記・修正は次回を待て! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] …隠居しただけじゃ…? -- 名無しさん (2014-06-16 22 09 30) SDXかレジェンドで出たら絶対買う -- 名無しさん (2014-06-17 01 02 27) 炎と氷ってとこも格好いいよね。 -- 名無しさん (2014-06-17 02 18 02) フレイザーd、いや烈光大好きだけど -- 名無しさん (2014-11-07 13 08 27) 生きていたら魔星に始末されているだろう。息子が悪政をしいているのを見過ごすわけがない。 -- 名無しさん (2014-11-07 15 26 05) ↑もちろん刺客は差し向けられただろうけど、武零斗に保護してもらってたと考えるのが自然だろう。 -- 名無しさん (2015-02-10 07 05 09) 超竜神ではない。 -- 名無しさん (2017-02-04 12 16 09) 烈光「俺や烈破の息子は礼儀正しいのになんでお前の息子だけ上から目線なの?」烈空「・・・」 -- 名無しさん (2019-04-18 23 32 21) 新世大将軍は「超戦士ガンダム野郎」の最後を飾った機体、だったと思う。 -- 名無しさん (2023-01-06 21 48 21) 村のプー太郎侍じゃねーし。地上最強編の頃は書かないのか? -- 名無しさん (2023-06-12 23 51 07) 最近、非公式設定ながらも妹がいた事になった。 -- 名無しさん (2023-11-11 20 59 40) 一応天下統一編のかなり後の時代の人ってことかしら。 -- 名無しさん (2023-11-11 21 12 04) 名前 コメント