約 28,793 件
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/7634.html
前ページ次ページギーシュ・ド・グラモンと黒バラ女王 学院の正門前には多くの生徒が教師達によって集められていた。 オスマンの秘書であるミス・ロングビルによって学院中の教師達に彼の指示が伝えられていたからだ。 コルベールに連れて来られたギーシュ達もそこに居た。 一同は深い霧と漆黒の闇の中で身を寄せ合う。 奪われた視界と不気味なまでの静寂が彼らの恐怖感を増大させた。 一度集団から離れれば二度と戻っては来れない、誰もがそう感じざるを得ない状況がある。 彼らにとってのオスマンが現れるまでの時間は恐ろしく長く感じられるものだった。 「オールド・オスマン、その筒は一体?」 濃霧を晴らし、激しい光を杖から発しながら彼らの前にやって来たオスマンの左腕には緑色の筒が抱えられていた。 その筒は金属で出来ているらしく、独特の光を反射させている。 「……破壊の杖じゃ」 一時の間を置いて、オスマンはロングビルの問いに答えた。 「この杖を使い、私がこの檻から脱け出す道を切り開く」 低い声を張り上げ、その場にいる全員に聞こえるようにオスマンは宣言した。 「皆、私の傍から離れよ」 覇気の入った一声に生徒も教師も皆がオスマンの周囲から後退る。 周囲の確認をしたオスマンは自分が元々持っていた杖を地面に置き、右膝を地に着けた。 そして右肩の上に乗せ、破壊の杖の中心を右手で押さる。 左手で杖の先を前方に寄せ、目前に立ち塞がる茨の壁に狙いを定めた。 ――目を眩ませる閃光と共に耳を裂く爆音が響き渡る。 破壊の杖の先端から凄まじい速度で何かが撃ち出された。 杖の後方からは灰色の煙が上がり、詠唱も無く魔法を使ったオスマンの体は張り倒されたように後ろに仰け反った。 爆発が起こった箇所を中心に辺りは焦げ臭い煙霧に包まれる。 「けほっ、こほっ」 一同の視界は再び遮られた。 「やったか……!?」 オスマンは即座に起き上がり、強力な風魔法で煙を一掃した。 目を凝らす彼に強い光が当たる。 太陽の光だ。 先刻まで隙間無く密集していた茨の蔓は爆発の衝撃によって形を歪められ、人一人がやっと通り抜けられるだろう大きさの隙間を開けられていた。 「おお!!」 コルベールが歓声を上げながら前に進み出る。 群衆は彼に続き、我先にと出口に詰め寄った。 「まだじゃ!!」 コルベールがドームから脱け出そうとする直前、オスマンが杖をかざし出口を塞いだ。 「外に亜人がおるかもしれん、私が先に出て安全を確認してくる」 出口に群がる人波を掻き払い、ゆっくりとオスマンは茨の隙間を潜り抜ける。 「あの……オールド・オスマン!」 ところが彼は外に出る寸前、破壊の杖を両腕に抱えたロングビルに呼び止められた。 「破壊の杖は……私がお持ちしましょうか?」 オスマンは使用後の破壊の杖を無造作に地面に置いていた。 オスマンに訊ねるロングビルの目の奥は鋭く輝いている。 「その杖は一回しか使えぬマジック・アイテムじゃ。今はもう重荷にしかならん」 「え……そ、そうでしたか」 ロングビルは酷く気落ちした様子で破壊の杖を眺める。 「ですが万が一ということもありますので、やはりこれは私がお持ちします」 「まあ構わぬ」 答え終えたオスマンはドームの外に出た。 「どうしましょうか……」 ドームの中に取り残された教師達は悩んでいた。 「あれからオールド・オスマンは戻ってきませんし……」 外の安全を確認しにいったはずのオスマンは十分以上経っても帰っては来なかった。 教師達は生徒達を外に出すかどうか迷っていた。 彼らも始めのうちは中々戻ってこないオスマンの身を案じていた。 しかし、外から差し込んでくる暖かい光や、微かに聞こえる穏やかな小鳥のさえずりが彼らの心にある疑念を抱かせた。 オールド・オスマンは一人で逃げ出した。 誰かが一人そう口に出すと、気まずい雰囲気は一斉に広がった。 「……私が外の確認をしてきましょう!」 言うや否や、一人の教師が素早く外に出た。 そして一分もしない内にドームの中に戻ってきた。 「大丈夫です! 外は安全です!」 その言葉に生徒達は一斉に出口を目指した。 数の少ない教師達では彼らを押さえ切れない。 「こ、こら! 押し合わないで、一人ずつ通りなさい!」 ある程度の人数が外に出ると、教師達が生徒達を抑えられるようになった。 生徒達は一列に並べられ、順番に出口を通る。 並んでいた生徒達が全員抜け出たのを確認し終えると教師達も外に出始める。 「ミス・タバサ、貴女も早く外に」 教師達のしんがりを務めていたコルベールは後方にタバサがいるのを見つけた。 彼女は生徒の列に並んでいなかった。 「私とミスタ・コルベールが出たら、その後でこっそり抜け出して」 タバサは小声でシルフィードに命じた。 シルフィードは小さく頷くと、出口に向かうタバサを見送った。 学院を覆うドームの外には穏やかな日常があった。 見渡す限りの草原とそこに咲く色取り取りの花々、青々と広がる空に柔らかに流れる白い雲。 彼らが普段、何気なく目にしている当たり前の光景がそこにはあった。 「よ、よかった……」 ギーシュはほっと胸を撫で下ろした。 内心では、外の世界も滅茶苦茶になっているのではないかと彼は思っていたからだ。 「それでは皆さん、今後の行動を確認しますので集まってください!」 外の様子に聊か安堵した生徒達はそれぞれが自由に辺りの確認をしている。 コルベールはそんな生徒達を呼び集めた。 教師達は自分達と生徒達がどこに身を寄せるべきかを話し合う。 生徒達はそれぞれ気の合う者同士で集まり雑談に花を咲かせていた。 「それにしてもオールド・オスマンはどこにいったのかしらねぇ? 全く無責任なんだから」 キュルケが愚痴を零した。 それは皆の意見を代表した言葉のようであった。 「こいつのことかい?」 その場の空気が凍りついた。 艶やかな女性の声が耳に張り付く。 その声を聞いた全員の背筋が寒くなった。 「ひ! うわああああ!!」 突如、空から鉄の塊が降ってきた。 人の形をしたそれは地面に直撃し、渇き切った土を大きく抉る。 「い、びやあああああああああ!!」 真っ青にした顔を両手で覆いながら一人の女生徒が叫んだ。 「お、おわ……あ、あ……」 驚きのあまり後ろに倒れこむ生徒までいる。 「馬鹿な子達だねぇ。あのままずぅ~っと暗~い闇の中で暮らしていれば良かったものを」 200メイルを超える黒い巨人が血に染まった瞳で彼らを見下ろしていた。 先ほどまでの和やかな景色は消え失せ、代わりに地獄のような世界が彼らの前に広る。 どこまでも続く荒野に渇いた地面の裂け目から無数に伸びる茨の森、暗く濁った紅色の空に太陽を遮るドス黒い雲。 全てが彼らを恐怖で支配した。 前ページ次ページギーシュ・ド・グラモンと黒バラ女王
https://w.atwiki.jp/25438/pages/3392.html
梓「ちょっと、危ないですよ」 紬「大丈夫よ〜、はい、梓ちゃんも」 そう言って、こちらにすっと手を伸ばした。 仄暗くい月明かりの下では、表情がはっきりとわからないけれど、たぶんいつもみたいに笑ってるんだろうな、って思った。 わたしは腰をかがめ、ゆっくりと慎重に足を下ろす。 梓「よい、しょっと」 紬「さ、歩こう」 梓「歩こう、って…危ないですよ。電車が来たらどうするんですか」 紬「大丈夫、来ないよ。終電終わってるでしょ」 梓「点検とか、あるんじゃないですか?」 紬「んー、どうだろ……」 背中に手を結んで、ゆっくりと揺らしながら歩く体につれて、 金色の髪がふわふわと靡いた。 紬「あ」 梓「どうしました?電車きました?」 紬「うわぁー!見て見て梓ちゃん!星がとってもキレイよ〜!」 梓「知ってます。ごまかさないでください。それさっきも同じこと言ってましたよ」 紬「そうだっけ?でも、いいじゃない、星がキレイなら。それで」 梓「よくないですよ。電車が来たらどうするんです。はねられてしんじゃいますよ、わたしたち」 紬「それは困るわね」 梓「でしょう。だから線路の上を歩くなんて、やめましょう」 紬「ねぇ、梓ちゃん」 梓「なんです」 紬「もし、電車が来て、わたしたちがふたりともしんじゃったら…」 梓「たら?」 紬「……心中だと思われるかしら?」 梓「思われるわけないでしょう」 紬「えぇ〜…つまんないの」 梓「つまんないもなにも、しんだら一巻の終わりです」 紬「そっかぁ…それもそうね」 梓「そうです。だから早く元の道に戻りましょう」 紬「じゃあもうちょっとだけ。次の駅までだけでいいから歩かせて?」 梓「……わかりました。一駅だけですからね」 紬「ありがとー梓ちゃん♪」 夜目に慣れてきたせいか、今度はなんとなくぼんやりとだけは笑っていることがわかった。 紬「梓ちゃん、最近、どう?」 梓「どう、って、何がです?」 紬「え〜っとね…胸がドキドキすることとか…ある?」 梓「ああ、そういう話ですか。コイバナ好きですねぇ。相変わらずですよ…さみしい限りです」 紬「この間、飲み会で仲よさそうにしてた男の子とはどうなの?」 梓「あの人とは……一回デートしてみたんですけど、なんかちがうかなーって」 紬「そっかぁ。他に気になる人がいる、とか?」 梓「う〜ん…とくにそういうわけじゃ。他にも男の人と遊びに行く機会がないわけじゃないんですけど、付き合うってなると…ちょっとまだあんまり想像できなくて」 紬「梓ちゃん、やっぱり結構モテてるんだ」 梓「あ、いや、そんなことないです…たまたまですよ」 紬「もっと自信、持っていいと思うよ」 梓「ありがとうございます…でもわたしたち、そもそも出逢い自体少ないですよね」 紬「出逢い、かぁ〜…」 梓「女子高、女子大ですからねー…サークルやバイトでもありそうでないですし」 紬「女子大の方がかえって合コンが多くてチャンスがあるって聞いたこともあるけど?」 梓「なくはないですけど、そこでいい人と出逢えるかどうかってなると…」 紬「それとこれとは別の話よね…」 梓「ムギ先輩はどうなんですか?」 紬「わたし?わたしは……ぼちぼち、かな」 梓「なんですか、ぼちぼちって…ひょっとして彼氏、いるんですか?」 紬「…いないよ」 梓「ムギ先輩だって、モテそうなのに」 紬「そんなことないよ」 梓「じゃあ、好きなひととかいたりするんですか?」 紬「…」 梓「あ、すみません…言いたくなかったら別に…」 紬「いるよ」 梓「え」 紬「いるよ、好きなひと」 紬「……ナイショ、だけど」 たぶん、なんとなくだけど。 この人はずっとひとりのひとだけに恋をしているんだろうな、って、 そんな気がした。 紬「ねぇねぇあれ見て梓ちゃん」 梓「なんですか?」 紬「春になるとね、ここは桜がキレイなの」 紬「満開の桜並木の中を電車が走るのよ。とってもきれい。まるで夢みたいなの」 花をつけていないときの桜は、他の木々に増して地味で目立たない。 暗闇ならなおさらだ。 この場所が春になると、まるで夢のように美しく花咲き乱れるなんて、 今のわたしには想像もできやしなかった。 梓「見たことがあるんですか?」 紬「うん。大学に入ってからは毎年電車に乗って、見てるよ」 梓「…お気に入りなんですね。わたしも来年は見に来ようかな」 紬「おすすめよ」 けっして一緒にいこうとは言われなかったし、一緒にいきましょうとも言わなかった。 そして、ムギ先輩が誰と桜を見に行ったのか。ひとりで見に行ったのか。 聞かなかった。聞けなかった。 紬「飲む?」 梓「…まだ飲むんですか」 紬「いらないの?」 梓「…いただきます」 プシュッという缶ビールを開ける音だけが、夜の静寂に響いた。 梓「ムギ先輩ってお酒強いですよねー」 紬「そうかしら?」 梓「今日、どれだけ飲みました?」 紬「乾杯の生中の後は、日本酒ばっかりかなぁ…銘柄多かったからつい嬉しくなっちゃって」 梓「 …覚えてないくらい飲んだんですね」 紬「だって。飲み放題だったし」 梓「いやそういう話じゃなくて…。わたし、ムギ先輩が潰れてるところ見たことないです」 紬「あれ?一度だけ潰れたことあるよ」 梓「そうでしたっけ?」 紬「澪ちゃんに連れて帰ってもらった」 梓「そんなことが…そのときわたしいませんでした?」 紬「いたよ。でも梓ちゃんも潰れて唯ちゃんとりっちゃんに送ってもらってた」 梓(……だから記憶がないのか) 梓「…ムギ先輩でも潰れることがあるんですねー…」 紬「まぁ、潰れた『フリ』だったけどね」 梓「えっ!?」 紬「…お酒に強ければ強いなりに悩みがあるの」 梓「はぁ…わたしはうらやましいです…すぐ気持ち悪くなっちゃうし」 紬「そのわりにビール飲むのね」 梓「…味は好きなんです」 紬「そう。よかった」 ムギ先輩はそのまま一気に残りを飲み干したかと思うと、トートバックから2本目を取り出した。 梓「まだあるんですか!ていうかいつ買ったんです!?」 紬「二次会のお店に移動するとき、コンビニに寄ったでしょ。そのときよ♪」 梓「やっぱり強いですねぇ…」 紬「今夜は酔いたい気分なの〜」 梓「酔えるんですか?」 紬「どうかなぁ…でも一度くらいは本当に潰れちゃうくらい飲んでみたいな」 梓「…気持ち悪いだけですよ。神様お願い許して…ってなるくらいしんどいですよ」 紬「いいじゃない。なんだか青春っぽくて」 梓「ちっともよくないです。ムギ先輩はなんでそんなに潰れてみたいんですか?」 紬「酔っ払ってお酒の勢いで何もかも洗いざらいぶちまけちゃうのが、わたしの夢だったの〜⭐︎」 梓「怖いこと言わないでください」 3本目はウイスキーの小瓶だった。 かわいらしい見た目でごまかされているけれど、やってることはアル中のおじさんと大して変わりないんじゃないだろうか。 梓「ちょっと…あんまり飲みすぎると体に悪いです」 紬「大丈夫よ。このくらいじゃちっとも酔えないわぁ」 梓「若干呂律が怪しくなってきてる気が…」 紬「えっ?本当??わたし、酔ってるのかしら?」 梓「やめてください、寄りかかってくるのは!重いです!」 紬「……体重のことに触れるなら、いくら梓ちゃんでも許さないわよ」 梓「すみませんでした…」 紬「ねぇねぇ」 梓「なんです?」 ムギ先輩は、みんなといっしょのときはどちらかというと聞き役で、率先して自分の話を喋るタイプじゃない。 唯先輩や律先輩がはしゃいで、澪先輩が怒って、ムギ先輩はそんなみんなを見て笑ってる…それがわたしたちのいつもの風景。 でも、こうしてふたりだけでいるとムギ先輩はいっぱい喋る。 わたしたちの間に話題が途切れることはなく、会話が弾む。 それも間を持たせようと話題を絞り出す…と考えている風ではなくて、喋りたいこと、聞いて欲しいことが次から次に溢れてきている感じだ。 夢中で喋るムギ先輩。 無邪気に笑うムギ先輩。 その日学校であった出来事を夢中で親に話す、子供みたい。 先輩はわたしのことを可愛いと言ってくれたけれど。 わたしよりもムギ先輩の方がよっぽと可愛いと思う。 …先輩に可愛いっていうのはちょっと失礼かもだけど。 紬「卒業旅行、どこ行きたい?」 梓「そろそろ考えてもいいころですか」 紬「今度はドバイ?ハワイ?ヨーロッパ?」 梓「どこがいいですかねー…高校の時に海外行っちゃいましたしねー…」 紬「じゃあ今度は国内?今度こそ温泉??」 梓「温泉ねぇ…たくさんありますよ?どこの温泉がいいんですか?」 紬「うーん…城崎…なんてどうかしら」 梓「また微妙に近いところを。どうせなら北海道とか九州とか遠くに行きましょうよ」 紬「いいところだよ?城崎温泉。蟹がおいしいのよ〜。ビールと一緒ならもう最高♪」 梓「またお酒ですか!…というか行ったことあるなら、外しましょうよ」 紬「それもそうね。どこの温泉がいいか、またみんな意見聞いてみよう♪」 梓「そもそも温泉に決まったわけでもないですしね…」 紬「そっか。そうだったね。でもこういうのって、どこいくか相談してるのが楽しいじゃない?」 梓「わかります。準備したり下調べしたり楽しいですよね。学園祭なんかもそうかなぁ」 紬「わかるわぁ〜。学園祭前日がずっと続けばいいのにって思うもの」 梓「それ、悪夢ですよ」 喋りながら歩いていたからすっかり忘れていた。 梓「…ところでもう一駅すぎましたけど…一駅どころじゃないんですけど」 紬「あら?そうだった?」 純粋無垢な少女のフリをして、いたずらっぽく笑った。確信犯だな。 紬「いいじゃない。電車も来なかったし。たぶん来ないよ。朝まで」 梓「まあ確かに大丈夫そうですね…でもどこまで歩くんですか?」 紬「さぁ…どこまでだろう。どこまで行くのかな?わたしたち」 梓「何も考えてなかったんですか」 紬「線路の先には何があるんだろうね、梓ちゃん」 急に真面目ぶった口ぶりで、先輩は言う。 梓「…終着駅があるはずです」 紬「そうね。線路が永遠に続くわけなんてないものね」 そう言って黙り込んでしまった。 わたしは何も言わなかった。 ムギ先輩も何も言わなかった。 さっきまでの饒舌が嘘みたいに黙り込んでふたり。 歩いた。ただただ線路に沿って歩いて行った。 梓「先輩」 新聞配達のバイクの音が聞こえ始める頃、 沈黙を破ったのはわたしだった。 梓「昔、こうして線路を歩く映画があったの、知ってます?」 紬「うん、知ってる」 梓「少年たちが線路の先に何を探したか知ってます?」 紬「うん、知ってる」 梓「もしかして、あの映画のマネしてみるのが夢だったんですか?」 紬「うん、なんだか青春っぽくていいじゃない?」 梓「そうですね…実はわたしも」 梓「こうして夜の線路を歩いてみるの、夢だったんです」 そうしてふたりで笑った。 お酒を飲んで、夜中じゅう歩き通しで、変なテンションになっていたんだと思う。 紬「あ、でもね」 梓「はい?」 紬「実はわたし、その映画タイトルしか知らないの」エヘッ 梓「」 空の色が紫色に変わり始めた。 梓「そろそろ始発の電車、来るんじゃありません?」 紬「ん〜、でももうちょっとで終着駅だよ。せっかくだしそこまで行きたいな」 梓「余計マズイですよ。駅員さんに見つかったらめちゃくちゃ怒られますよ」 紬「そっか。それはそうだね。じゃあ走ろう!」 梓「えっ!ちょっと!」 紬「駅員さんが来る前に駅に着くの!それでこっそり駅から脱出するのよ!」フンス! 走り出したムギ先輩は、これでもかというほどのドヤ顔をわたしに向けた。 今更ながらに、この人も結構ダメ人間だなぁって思った。 目論見は外れた。そうは問屋がおろさない。 終着駅にたどり着く手前になって、ムギ先輩が急に立ち止まったかと思うとうずくまり、線路の上で盛大に嘔吐した。 あれだけ飲んだあげくに全力疾走したんだから、当たり前といえば当たり前だ。 歩くことさえできなくなったくせにどうしても終着駅まで行きたいと駄々をこねるムギ先輩をおんぶしたわたしは、そのまま線路の上を歩いた。 途中、「うぷっ」という嫌な音とともに、右肩に湿り気を感じ、すぐさま臭気がわたしを襲った。 わたしは思わず叫んだ。 このロクでもない先輩を放り投げて、自分一人で帰ってしまいたかったけれど、ここまできたらもうなんでもやってやれ!というやけっぱちな気分がそれに勝っていた。こうなればもう意地だ。 そうしてなんとか終着駅までやってきたところで駅員さんにみつかったわたしたちは、それはもう、こっぴどく怒られた。自分たちがアホなことをしてるのは百も承知だったし、弁解の余地なんて1ミリもない。ただひたすらに謝った。右肩はずっと臭かった。 酔いつぶれたムギ先輩は、ベンチに寝かされていた。 さっきまでわたしの背中におぶられていた時は苦しそうに唸っていたのに、すやすやと眠っている。 わたしだけがひとり、ひたすらに頭を下げていた。 ようやく解放され、ムギ先輩の眠るベンチの横に腰掛けた。 紬「終わった?」 パチっと目を覚まし、なにごともなかったかのようにそう言い放ったのだ。このひとは。 身体の奥底からマグマのようにこみ上げてくる怒り、ぶん殴ってやろうという気持ちを抑えることができずに、わたしは盛大にチョップをお見舞いした。結構どころじゃない、ダメ人間な先輩に。右肩は臭いままだった。 紬「痛い…」 梓「わたしが味わった精神的苦痛と、右肩の臭気に比べれば、大したことはありません」 梓「だいたい元はと言えば、全部ムギ先輩のせいじゃないですか!線路を歩いてたのもお酒飲みすぎたのも!それなのに、わたしだけひとりで怒られて!!右肩は臭いし!」 紬「悪いなって思ってたのよ…謝らなくちゃって……でもその…タイミングがわからなくって…」 申し訳なさそうに落ち込む姿が愛らしくて、怒る気が萎えてしまった。 梓「…いいですよ。ついて行ったわたしも悪いですし」 紬「…ホントにごめんね」 道行く人は誰一人いない、静かな早朝の街を歩く。 ここから下宿先のアパートまで随分と距離があるし、バスもまだ動いていない。 紬「ねぇ、梓ちゃん」 梓「なんですか?」 紬「また機会があったら…こうしてふたりで散歩に付き合ってくれる?」 紬「今度はゲロを吐かないから!」 梓「…」 梓「…いいですよ。でも線路の上はダメですよ。危ないですから」 紬「うん。線路の上は歩かない。約束する」 紬「もちろん吐いたりもしないわ!」 梓「それは当たり前の絶対必要条件です。まだ臭うんですからね…まったくもぅ」 紬「ゼッタイゼッタイ!約束する!」 紬「………小指に、誓って」 梓「…」 紬「…」 梓「…映画、観たんじゃないですか」 紬「…えへへ。ここしか知らないんだけどね」 朝の光に照らされて、ムギ先輩の笑顔がはっきり見えた。 紬「でも、線路の上じゃなくてもいいんだけど、散歩は夜がいいな」 梓「夜に女性だけで歩くのは危ないですよ」 紬「でも、夜ならなんでも話せる気がするの。普段話せないことも。今日話せなかったことも」 梓「…」 梓「…ずっと、好きだったんですか?」 わたしは思い切って唐突に聞いてみた。 たぶん話したかったことも、話せなかったことも、このことだろうと思ったから。 それを聞いたわたしが何か役に立てるかどうかわからなかったけれど、聞かなきゃいけないような気がしたから。 紬「うん。ずっと」 わたしの唐突な質問に、身じろぎもせず先輩は答えた。 でもわたしは、それなのにわたしは、思っていた通りなんて返事をしていいのかわからなくってただ、 黙ったまま隣を歩くことしかできなかった。 相手は誰なんだろう。わたしが知っている人なのだろうか。 「ずっと」と言った以上、たぶんそうなんだろうけれど、これ以上は聞けなかった。 ムギ先輩も何も言わなかった。 しばらくふたり無言のまま。次に口を開いたのは、わたしだった。 梓「先輩」 梓「…わたし、大して役に立てるとは思いませんけど、」 梓「こうやって先輩の隣を歩きながら、」 梓「話を聞くことならできますから」 梓「散歩ならいつだって付き合いますから」 梓「線路には終わりがあります。朝日が昇れば夜はおしまいです」 梓「でも終着駅に着いて線路が終わっちゃっても、」 梓「太陽が昇って夜が終わっちゃっても、」 梓「隣を歩くことならできるんです」 梓「それくらいならできます」 梓「ムギ先輩は、ひとりじゃないです」 紬「…」 梓「…」 紬「…………じゃあ試験前とかレポートの締切前でも付き合ってくれる?」 紬「卒業して離れ離れになっても、わたしが呼んだら駆けつけてくれる?」 梓「そ、それは……」 梓「大丈夫です!わたしは律先輩や唯先輩と違って、前もってきちんとやっておくタイプですから!」 梓「卒業して離れ離れになっても…ムギ先輩がピンチのときならできるだけ急いで駆けつけます!」 紬「…………アリガト」 梓「えっ」 紬「……フフ。ごめんごめん。いいよ。そんな無理なときにはお願いしないから!」 紬「……梓ちゃんってやさしいよね。わたし、とってもうれしい」 そう言って笑うと、ムギ先輩は駆け出した。 紬「あっ!あそこ!銭湯があるよ!」 梓「でもお風呂に入ってもまたこの臭い服を着ると思うと…」 紬「えぇ〜いいじゃない入ろうよ。お金は出すから」 梓「いいですよ。銭湯代くらい出します。そんなことで右肩のことをなかったことにされたらたまったもんじゃないです」 紬「じゃあお風呂上がりのコーヒー牛乳はおごってあげる」 梓「……フルーツ牛乳でお願いします」 紬「りょうかい⭐︎」 梓「あ、でも銭湯なんてこんな時間から開いてますか?」 紬「え〜っと…休日は7時からやってるって!」 梓「それならもうちょっと待つだけですね。今日が日曜で助かりましたね…」 紬「わたし銭湯だいすき!そういえばいっしょにお風呂入るのって久しぶりね」 梓「そうでしたね。寮に住んでた頃はよく一緒に入ってましたけどね」 紬「久しぶりに髪を下ろした梓ちゃん見たいな〜♪」 梓「別に面白くもないでしょう」 紬「そんなことないよ。長い黒髪って素敵じゃない。憧れるわ」 …ムギ先輩が髪を下ろしたわたしに、誰の姿を重ねていたかわかるのは、 もうしばらく先のことだった。 おわり。 戻る
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/27808.html
登録日:2014/03/07 (金) 14 19 56 更新日:2024/06/27 Thu 22 55 58 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 AC ACV ARMORED_CORE OW オーバードウェポン チート 一覧項目 変態 変態兵器 未使用 武器 漢のロマン 規格外 馬鹿と冗談が総動員 不明なユニットが接続されました システムに深刻な障害が発生しています 直ちに使用を停止してください ARMORED CORE Vの設定資料集を元に、未使用とされたオーバードウェポン(OW)を紹介する。 使用されたオーバードウェポンについては当該項目参照。 OW一覧 ●グラインダー ACVにも出ているグラインドブレードの元となったOW。 元となったOWなだけにギミックには似ている部分がたくさんあるが、刃の部分がチェーンソーではなく円鋸状のカッターとなっているのが大きな違い。 まぁ簡単に言えば雑草とかを切り倒す草刈り機の回転ノコギリを思い浮かべればいい。 形としては一本の巨大な棒の周りにいくつか回転ノコギリがついているという感じ。 カッターは全部で6組で一つのカッターに2枚の刃が付けられている。 刃の数がグラインドブレードより多い…だと…? 起動時にはグラインドブレード同様に『左腕』を排除してコネクタを接続してジェネレータからENを供給開始。 巨大な棒が右腕にへと装着され、周りについていたカッターが前面に展開して敵を削り、粉砕する。 相手は死ぬ。 収納時には巨大な棒が機体の右下側面に脇差状に固定されている。 きっと本家に出ていたらグラインドブレードを超す威力となっていただろう… ●拡散ロケット砲 40門ものロケット砲を搭載したOW。 そこまでやるか変態共め… 収納時には、左肩にベルトリンクで接続された砲身部の束を収めたカゴ、右肩にロケットの基部が搭載されている形にある。 起動時には移送のためレールが敷かれ、そのレールに沿って砲身が基部にセットされる。 砲身がセットされたらレールを収納し、左肩のアームユニットが発射時のENを供給するため『左腕』を排除して連結。 最後に砲身部が後ろに向いているため、180度回転させ右腕にロケット砲を装着し発射準備完了。 発射時には40門のロケットが敵を襲い掛かり 相手は死ぬ。 なんともロマンと夢が詰まっている兵器である。 だが、このOWは40門ものロケットを左肩部に装着しているため後ろから襲われ被弾したときには味方を含めて地獄を見るかもしれない。 え?ヒュージキャノンの弾は核だって? こまけぇことはいいんだよ!! しかもこのOW、熱処理や熱交換機構などのシステムが組み込まれていないため砲身が赤くなるらしい。 ロマンがあってかっこいいと思うかもしれないが実際に使用したときには熱によるダメージを負う可能性が非常に高いと思われる。 ●大型レーダー サポート用として作成されたOW。 ACVではオンラインプレイを主軸としているためチーム戦では敵の情報などが重要なのでこのようなOWができても不思議ではない。 収納時には巨大な円盤が背中に装備されている状態。 この円盤の中には二つ、リングと円盤が収納されている。わかりやすく言うとガンダムSEEDに出てくるスターゲイザーのVLシステムを思い浮かべてくれば大体あっている。 起動時には背部の円盤が放電しながらジャイロ転回を開始してレドームを形成。 この放電により超広範囲に妨害電波と味方のレーダー波を爆発的に増幅させる。 相手は死…なない。 そう、このOWはサポート専用のため敵を殲滅することができないOWである。 なんかイマイチだなー、なんて思うかもしれないがエリア全域にスキャンジャマー効果が発生し、味方はどこからでもスキャンモードで敵を視認することができる(簡単に言えばエリア全域にリコン設置状態)と思うと恐ろしい兵器である。 奇襲なんかにはもってこいのOWなのかもしれない。 ●三連レールガン レールガンの砲身を3本束ねたOW。 収納時には右肩にはレールガン砲身が折りたたんだ状態にあり、左肩には巨大な発電ユニットが装備されている。 ちなみに左肩に搭載されている発電ユニット。これはなんと廃棄された旧時代の加水式原子炉発電ユニットである。 上部の蓋には制御棒が内蔵されている。 被弾したらとんでもないことになるだろう。 ヒュージキャノンといい、これといい。フロムはいったいなんてもんを乗せているんだ… 目的としては遠距離から対象を破壊するためのものらしい。ここら辺はヒュージキャノンと変わりはないらしい。遠…距離?(理由は後述) 起動時には右肩のレールガンが右腕に装着され、折りたたんでいた砲身を展開。 また、左肩の発電ユニットは、放熱と制御棒を引っこ抜く為に蓋が上部へと伸展開始。 臨界状態の発電ユニットから、劣化しているとはいえ元は一地方を支える程のアトムのパワーが迸り、チャージ。 相手は死…あれ? そう、実際にプレイして使っている方になら分かるがレールキャノンは遠距離だと全く使い物にならない。いわゆる産廃パーツの部類になってしまう。 最近はゲーム内で修正を何回も受け続けある程度使えるようになり産廃パーツの部類から抜け出せつつあるがそれでもスナイパーキャノンやレーザーキャノンなどの遠距離武器の域にはまだ達していないと思われる。 理由としては威力保障距離と減衰率が影響しているからと思われる。 建て主もレールキャノンはタンクにつめこんで近距離でぶっ放すくらいにしか使ってないです。しかも遠距離兵器なのに構えてもスコープ倍率変わらないという…… まぁしかし、OWではあるので 相手は死ぬであろう と思われる。 ちなみになぜレールキャノンではなくレールガンなのかは分からない部分である。(上位互換?) ●Sマイン 複数のブロックコンテナから大量の機雷を射出するOW。 収納時には背面に二つのジェネレータと左右各3列6基のブロックを搭載している。 起動時には二つのジェネレータ が臨界運転を開始し、激しく赤熱化する。 そして、両サイドのブロックが開放され計14基の機雷コンテナが出現。 チャージが完了すれば射出体勢となる。 機体の上方に全力で100発以上の浮遊機雷を散布。 重力に引かれて自分の周辺に機雷が落ちてくる。 (このとき、自爆しないように一旦収納し、その後機雷がある程度降りてくると再展開する) 誘爆すれば自分が死ぬ。 使ったことのあるプレイヤーなら分かるが機雷は機体前方または周辺に向けて射出し、そのまま浮遊状態にある。 そして敵が接触した瞬間爆発し、ダメージを負わせるというものである。 だが、この機雷自分の周りに射出するのではなく上方に射出させ、その後自分の周囲に機雷の雨を降らせるという攻撃方法なのである。 ……どこが機雷なんだよぉぉ!! クラスター爆弾じゃねぇんだぞ!! OW状態時にはENが無限状態にあるため皆で爆撃機ごっこが楽しめるよ!! 死の雨を降らせられるよ!! もちろんあたれば 相手は死ぬ。 つか下手したら 味方も死ぬ。 ちなみに背中部分が覆われているため、手持ちの武器は全て脚部の尻部分にへと設置される。 だからってパイルバンカーとか装備するなよ?ドミナントとの約束だ!! ●大和 (´神`)<私の出番か… (´鍋`)<だって、かっこいいじゃん きっと(´神`)が作り出したであろうOW。 もはやロマンと変態と夢しか詰まっていないような兵器である。 ミサイルブロックと砲門ブロックが背中に搭載されたOW。砲門ブロックにある巨大なギアが特徴的となっている。 砲身は3組あり、全部で9門もの大砲が設置されている。 また、ミサイルは3組あり、1組に2つのコンテナがあるため全部で6つのミサイルコンテナがあることになる。 収納時には砲門が折りたたんでおり、ミサイルブロックもカバーが開いていない状態にある。 起動時にはギアが動力伝達のために激しく回転し赤熱化し始める。 それと同時に各々の砲身とミサイルコンテナが起動し、角度を修正する。 修正とチャージが完了したら射撃体勢。 余りの連射速度に砲身が赤熱しながら全ての武器を一斉発射し、 全周囲にランダムで砲弾やミサイルがばら撒かれる。 味方ごと死ぬ。 ふぅ… もしこれがACVに出ていたのなら… 建て主はタンクにのせて大和ごっこをしてたであろう。そして、「St Elmo」に挑んでいたであろう。 まさしくロマンあふれたOWなのである!! (´神`)<全てを焼き尽くす… 余談 他にOWとして自機が動けなくなる代わりに有効範囲内の味方ACのENを供給する「オーバードジェネレータ」という案もあったらしいが原画がないので不採用になったと思われる。 まぁここまで読んで思ったかもしれないがやっぱりフロムは変態である。 どいつもこいつもぶっ飛んだ兵器ばかりです。ホントに。 ロマンと変態と夢をつぎこんでいった結果だよ!! だが、いいぞもっとやれ 追記修正は不明なユニットを接続してから行ってください。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] とりあえずワープロ項目からコピペ -- 名無しさん (2014-03-08 00 04 00) 旧wiki時代の記憶を元に項目の構成を一部変更。 -- だにょ (2014-03-08 08 22 16) ↑1、2自分が無知だったために管理者や他の皆様にご迷惑をおかけしてしまいました。 -- 名無しさん (2014-03-08 08 35 44) ↑続き 大変申し訳ございませんでした。どうぞ生暖かい目で本項目を見守ってください。そして世に平穏のあらんことを -- 名無しさん (2014-03-08 08 37 16) レールキャノンってスコープ倍率結構高めじゃなかった?少なくともVDでは。連携によって中々いやらしい武器だけど -- 名無しさん (2014-03-08 14 26 07) ACVDで一つでも登場させてほしかったよ…、フゲブレ扱い易いのは認めるけどさ -- バイヴン (2014-03-09 18 42 11) 左腕は投げ捨てるもの。 -- 名無しさん (2015-01-15 00 59 25) ↑激流に身を任せコジマ汚染される。 OWのレーダーは欲しかったな。撃つばかりのゲームじゃないしこれ -- 名無しさん (2015-04-13 09 16 26) Sマインはマルプルの原型ではなかろうか、両方ともOWでは珍しく左右対称だし -- 名無しさん (2015-09-19 10 48 56) 未使用ってなんかイイよね -- 名無しさん (2015-10-27 01 41 37) 新作発表されたしワンチャン…? -- 名無しさん (2022-12-10 22 45 05) 拡散ロケット砲とかメリニットが大喜びしそう -- 名無しさん (2023-11-13 22 16 19) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/koebu_singer/pages/4.html
ニコニコ動画歌い手・こえ部併用者 時上泉 時上泉(ときのえ いずみ) 「ニコニコ動画@歌い手まとめ」に記事 がある。 ニコニコ動画/mylist/4280529 7色の声(レインボーボイス)の持ち主。 ニコニコ動画に投稿した動画の音声mp3マルチポストがメイン。 2009-03-30 ジャスコ「男女」替え歌/太郎 →後日 2009-03-31 ニコ動「【1人7役】「ジャスコ(男女)」マネして歌ってみた【時上】」 (sm6598774) 2009-06-22 組曲「ニコニコ動画」 sm7410864の転載(ニコ動06-21⇒こえ部06-22) 2009-06-09 組曲「ニコニコ動画」を1人4役で sm2259665の転載…? 2009-06-04 1人2役「ワールドイズマイン・アナザー:ワールドイズマイン」 sm7245237 同日マルチポスト(ニコ動17 02⇒こえ部17 19) 2009-07-30 magnet 1人4役/ (sm7892909) 原版動画不明 おそらくニコ動が先。ニコ動の出世作 星見蒼人 星見蒼人(ほしみ あおと) ニコニコ動画:ぱにょ 同人音楽サークル「RomariaCrusade」で活動。別名:「ぱにょ」「ロクデナシ(´・ω・`)」 基本ニコニコ動画に投稿したもののマルチポスト。ニコ動で聴きましょう。 ニコニコでは「 【ぱにょ×5コマスベリ】magnet歌ってみた(・ω・) 」が有名。 http //www.nicovideo.jp/mylist/6896350 http //koebu.com/user/hosimiaoto/koe 2009-01-10 炉心融解/ボカロ曲 2009-11-10 脱げばいいってモンじゃない!/ボカロ曲 デP 11-10 16 53(sm8767665)→こえ部18 22マルチポスト 2009-10-30 闇色アリス/ボカロ曲 10-25 13 15(sm8611753) 2009-09-27 from Y to Y/ボカロ曲 09-27 06 46(nm8351001) 2009-07-25 ロミオとジュリエット/ボカロ曲 07-25 19 22(sm7740384)→こえ部21 43マルチポスト 2009-05-14 右肩の蝶/ボカロ曲 05-14 02 45(sm7038647)→こえ部05 14マルチポスト 2009-03-05 バタフライ/ボカロ曲 03-05 03 44こえ部→05 14(sm6338746) 『ニコニコ動画のメンテにぶつかったから』先行配信 屡氣(るき) 堀江由衣 声。ニコニコ生放送やらはニコニコ大百科等参照。 マルチポストがメイン。 ニコニコ動画 /mylist/7572157 http //koebu.com/user/ruki/koe 2008-07-14 崖の上のポニョ/藤岡藤巻と大橋のぞみ 2008-12-03 音MAD「Ievan Polkka-櫛枝実乃梨 みのりんVer-」を歌ってみた ニコ動版⇒sm5441225 ステレオ本家比較アリ 本家→sm5344098 同日マルチポスト【こえ部が先】 2008-11-30 音MAD「盛るぜ先進国とらドラ!」を歌ってみた ニコ動版⇒nm5407930 ステレオ本家比較アリ 本家:sm5215831 同日マルチポスト【こえ部が先】 2009-02-14 Chocolate☆Magic -ドキドキ大作戦-/ボカロ曲 02-14 00 12(sm6140273)→こえ部10 05 30 うらた ニコニコ動画で活動している ニコニコ動画/mylist/5433669 2009-02-14 「バレンタインデイ・キッス」を沖田総悟で sm6140423転載。同日マルチポスト 2008-11-27 「撲殺天使ドクロちゃん」を沖田総悟で sm2934164?sm2333687転載? 若桜 鯵(recog) 別名義「recog」でニコニコ動画で有名な歌い手。ニコニコ動画@歌い手まとめに 個別ページ記事 アリ。 ニコニコ動画/mylist/15581663 2009-10-02 under the darkness/C.G mix 2009-11-30 メルト Afterwards/ボカロ替え歌 supercell(04 24) 過去消し物再アップ 2009w49-9位 (V)・∀・(V)(読み:かにぱん。) ニコニコ動画メインの歌い手。 Blogでの公開作品もある。口ミューとか凄いからニコニコの方見るといいよ?(歌への姿勢とかwiki主が好きなだけ) こえ部は台詞お題消化目的のようなので歌い手活動は無しかと? 2009-12-10 帰ってこいよ/松村和子 sm9055660(21 44)⇒こえ部(22 16) 2009-10-31 サナギのきもち/田中真弓&SANAGIオールスターズ (01 42) アカペラ らっこ、フェスティバル ニコニコ動画や替え歌・物真似歌がメイン。 ニコニコ動画/mylist/7266846 2008-10-31 ブラック★ロックシューターを長渕剛風に歌ってみた 2008-11-26 麻生美容室/ニホンノミカタ/矢島美容室 マルチポスト『ニコニコが先』http //www.nicovideo.jp/watch/sm5351009(2008-11-25→2008-11-26) 2008-12-31 プレパレート/「フェスティバル麻生プレパレード太郎」 マルチポスト『こえ部が先』http //www.nicovideo.jp/watch/sm5762024(2008-12-31→2009-01-06) HSKだいすけ(ほさかだいすけ) ニコニコ動画投稿までの練習音源の投稿などをしている。 2009-03-02 ダブルラリアット/ボカロ曲-巡音ルカ アゴアニキ 2009-06-09 ダブルパイナッポ/ボカロ替え歌 「リボーン 六道骸」 ⇒新録? 11-29 sm8954004 2009-05-09 消えない願い ワンコーラス/「六道骸」 2009-02-07 下剋上(替)「ボンゴレ一家」/ボカロ替え歌 練習⇒本番: sm6125392 2009-02-06 下剋上(替)「ボンゴレ一家」/ボカロ替え歌 練習⇒本番: sm6125392 2009-01-31 クフッとマーチ リモーネ先生 言わずと知れたニコ動の歌い手さん。稀にこえ部LIVEにも出現していたり…。 詳しくは ニコニコ動画@歌い手まとめ「リモーネ先生」 辺りを参考にどうぞ。 ニコニコ動画とこえ部の両方に投稿していたりする(例:ホモ・サピエンス・ラプソディ) http //koebu.com/user/limone/koe 2008-11-18 Ievan Polkka/Loituma(ロイツマ) タイツォンラップVer sm2759599 とは別の物。こえ部限定? 2009-03-15 かえして!ニーソックス(キー:-2)/らき☆すた 2009-12-25 空想ルンバ らっぷVer/大槻ケンヂと絶望少女達 参考?: sm2171850 2009-07-30 ZOU/ボカロ曲@初音ミク-AVTechNO 初出:ニコ動 初音ミク-ZOUを歌ってみた:リモーネ先生(sm7754041) 2009-12-30 ホモ・サピエンス・ラプソディ/キョン(杉田智和) 投稿時間参考、ニコ動(sm9236346):12-29 20 02→こえ部 12-30 00 01 @wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。プラグイン関連1ページに纏めました。 = http //atwiki.jp/guide/ アーカイブ @wikiのwikiモードでは #archive_log() と入力することで、 特定のウェブページを保存しておく ことができます。 声投稿=歌ってみた作品リスト・録音環境のメモになる記事など。 R25 印象が良くなる「声」とは?(1/2)... (2010-02-09 18 19 21) R25 印象が良くなる「声」とは?(2/2)... (2010-02-09 18 20 19) サイト名 URL 「こえ部」を話題にしたブログ #bf
https://w.atwiki.jp/dgrpss/pages/676.html
「……ぎ、苗木」 誰かに呼ばれた気がして目を開けると、そこには一人の青年が立っていた。 「あ、日向君……」 「おっ、やっと起きたか」 声のボリュームを幾分か抑えて日向君は苦笑いする。 僕を起こすつもりならもっと大きな声で呼びかけるはずなのに、どうしてだろう――? そんな疑問を浮かべていたら右肩に圧し掛かる重み。 ――そうだった、船が到着するまで霧切さんとベンチで一休みしていたんだった。 ~ Shall never surrender ~ 「二人揃って気持ちよさそうに眠っていたからな、大声で起こすのも何だか悪い気がしてな……」 「こっちこそごめん……。何か追加で調達してほしいモノが出てきたのかな?」 「いや、モノっていうよりはヒトって言うのか……?」 「人?」 「あぁ。九頭龍が今度の保護観察で日本に行く前に、腕利きの"彫り師"を探しといてくれって言うんだ」 「彫り師?」 「何でも刺青を彫る職人のことらしい。頼めるか?」 「わかった。二週間後の来日までに調べておくね」 「すまないな。……それと、やっぱり大変なのか?」 「えっ、何が?」 「その……俺達がこの島に残っていること事態、本部のお偉方はよく思ってないだろ? それでお前達が手を焼いているとか「それは違うよ」……そうか?」 「うん。僕らの方で小まめに経過報告しているし、日向君が心配するようなことはないよ」 「そうか。……ありがとな」 「いいって、気にしないで」 二人して苦笑していると汽笛が聞こえた。 今は米粒ほどの大きさだけど、船がもうすぐ到着しそうだ。 「それに、ここ最近忙しいのは仕事とは関係ない別件の方でさ……」 「ん? どんな?」 「その、引越しの準備とかで」 「引越し? 何でだ?」 「今僕らに宛がわれている寮って単身世帯用だからさ、もう少し広い寮に引っ越すんだ」 「まさか、それって……!」 「……うん、霧切さんと同居するんだ」 「お前ら結婚したのかっ!?」 「いや、まだ婚約したばかりで籍も入れてないよ」 「そうか……。でも水臭いな、俺達にも報告くらい入れてもいいだろ?」 「そうだけど今はやるべき事がたくさんあるし、落ち着いたら籍を入れようって約束しているから」 「そうなのか。……だったらその時はこっちに来いよ。パーッとみんなで祝おうぜ」 「ありがとう」 「でもお前が霧切とか……。あのプログラムの中ではお前ら付き合っているって感じがあんまりしなかったけどな」 「あれは……江ノ島アルターエゴを止めるために必死だったからね。コロシアイ学園生活みたいに共に闘う仲間って感覚だったよ」 「しかし下手したらお前らも帰って来られない可能性だってあるのに、よく来たよな……」 「正直、僕もカプセルに入る時は怖かったよ……」 もしかしたら、このまま意識を失って二度と起きられない――。 これが最後かもしれないと思って、出発前に霧切さんの体を抱きしめたくらいだし。 彼女の温もりをしっかり記憶して決着を付けようと望んだ。 どんなに絶望的な状況でも決して諦めない勇気と希望を分け与えてもらった。 ――いってきます、響子さん。 ――いってらっしゃい、私もすぐに追いかけるわ。 耳元で囁き合うだけでは飽き足らず、僕らは―― 「もうこれで最後かもしれないから、ギューって思いきり抱きしめてた」 「そ、そうか。まぁ、命懸けなら仕方ないよな……」 「十神君が傍にいようとお構いなしにキスしちゃうくらいに」 「なんていうか、その……ごちそうさま」 「おまけに舌、入れちゃった」 「……左右田がお前らを見て壁を殴りたいって気持ちになると言っていたが、俺もその気持ち何となくわかる気がしたぞ」 日向君が苦笑しながら波止場を見ると、船が到着していた。 そろそろ時間のようだ。 「それじゃ、また今度の経過報告の時に」 「あぁ。九頭龍の件、よろしくな」 そう言って手を振りながら去っていく日向君を見送る。 すると右肩の寄りかかっていた重みがなくなった。 「あー、その、おはよう……」 「余計なことを言い過ぎよ。……バカ」 「ごめん……」 「てっきりあなたのことだから"あの件"も口にすると思ったけど、どうして言わなかったの?」 「あれは……僕らの問題だ。日向君達には報告しなくていい問題だよ」 彼女が心配そうに僕の右肩を見つめる。 大丈夫だよ、完治しているから――と、つぶやいて霧切さんの心配を払拭しようと努める。 ――――― 先月のことだった。 本部からの呼び出しがあり、二人で出向したら会議室には過激派の局員ばかりが在籍していた。 そう、希望溢れる未来のために絶望を根絶やしにするという妄信的なお偉方も同じ未来機関にはいるもので。 そんな彼らの要求は一つだった。 七十七期生の生き残りを今すぐ始末させろという理不尽な要求。 僕の眼前に拳銃の銃口を突きつけながらの要求。 脅迫だった――。 『待ってください、彼らが人殺しだから殺すんですか? だったら僕も同罪です』 『待てない。只でさえ厄介なのが五人もいるんだ、おまけにその数を増やすというのだろう? 危険な芽は早めに摘むのがベストだ』 『……もし彼らが再び絶望に堕ちたら、僕の手でけじめを付けます』 『その必要はない』 局員の指に掛けている引き金がスローモーションで動くように見えた。 その直後、鼓膜を突き破るような轟音。 それと同時に右半身からの衝撃。 視界に薄紫色の髪を捉えた。 僕の隣にいる霧切さんからだった。 その衝撃で弾頭は僕の眉間から肩口を掠めるように真後ろを貫く。 彼女のタックルで僕の体はバランスを崩し、絨毯が二人分の体重を吸収する。 『がはっ……!』 焼け火箸で突かれたような痛さで悶絶するしか僕には出来なかった。 掠めた箇所を左手で押さえてみると滑った感触。 歯を食いしばって痛みを堪える。 『彼を殺めてみなさい……その場で"超高校級の希望"を殺した世紀の大罪人として私が断罪するわ』 気づけば霧切さんが僕を撃った局員を押し倒し、銃口を向けている。 『私が、あなたを、殺す』 『ヒッ……!!』 男性局員の股間を中心に広がる染みとアンモニア臭。 僕からは後姿しか見えないけど、霧切さんの剣幕は僕が一度も見たことない姿なんだと容易に想像できた――。 『ダメだ、霧切さん……!』 それじゃあ同じ穴の狢だ。 大義名分を掲げてヒトゴロシを正当化しているだけだ。 左手で傷口を圧迫し、痛みを堪えながら僕は言葉を続けた。 『彼らには贖ってもらいます、死んで詫びようなんて真似はさせません……。生きて生きて、そして逝ききるまで自分達の犯した罪を引きずってもらいます』 『苗木君……』 『どれだけ辛く悲しい現実だろうと彼らが選択した以上、受け入れなければならない。そこから逃げる事は僕が許さない』 僕の荒い呼吸だけが会議室に木霊する。 誰も動かない。 誰一人、動けなかった――。 『だから、早急に結論を出さないでください。お願いします……』 僕だけが痛みに耐えながら起き上がり、嘆願するようにお辞儀をした。 それで限界だったのか、膝から崩れるように前のめりに倒れる。 『無茶をし過ぎよ、バカね……』 倒れる寸前のところで霧切さんが受け止めてくれた。 彼女の膂力で体が浮く感じを最後に、僕は意識を手放したのだった――。 ――――― 「あの時は僕の方も頭に血が上ってた。ごめん……」 「あれに懲りたら安い挑発には乗らないことね」 「そうするよ」 果たして、僕らの想いが彼らに届いたのだろうか――? 僕らの目が届かないところで、日向君達に危害が及ぶんじゃないかと不安は燻っていたりもする。 「……そんなに心配することはないわ。今はアルターエゴが彼らを監視しているし、今の所は大丈夫よ」 「そうだね」 「日本に戻ったら彼らの動向を調査する?」 「えっ……?」 「私を誰だと思っているのかしら? 身辺調査は任せて」 「……サービス残業になるけどいいの?」 「えぇ、問題ないわ。あなたも手伝ってくれるでしょう?」 「うん、もちろんだよ……!」 宛がわれた船室のベッドに腰掛け誓い合う。 「まだまだ先は長い……。やるべき事が山ほどあるわ」 「そうだね、でも僕らの未来のためにも決着を付けないとね」 ――Battle for the future.
https://w.atwiki.jp/crossnovel/pages/64.html
燃え盛るビルの屋上、一人男が壁に背を預けて立っていた。ボサボサの金髪に野性味あふれる顔つき。 紫色のジャケットに紺のズボン。黒いインナーを身につける男、ペンテの視線はビルの大型テレビへと向いていた。 『天道、あなたもアタシも一人じゃない。みんながいてくれて、天道もいるからきっとあいつでも倒せる。 だからお願い。アタシたちに……あいつを倒すため、この街を守るために力を貸して!』 少女の言葉に天の道を往く男が応えた。 その様子を見つめて、ペンテの右手に収まるライブメタルが吐き捨てる。 『相変わらず甘ちゃん坊やだ』 「フフ……」 嫌悪感丸出しのモデルVAを無視して、ペンテの口は笑みを形作る。 モデルVAとは真逆の感情。歓喜を胸に宿らせたまま、踵を返す。 自分がやることはない。放っておけばいい。 なぜなら、エールと天道が勝つことが確定したのだから。 □ 建物が焦げている臭いが天道の鼻腔を刺激していた。 一週間前に襲撃されたこの街は復興の兆しをみせている。 破壊された建物の修復に被害にあった人たちの支援にとガーディアンのメンバーは忙しい。 ただ、数名の隊員とフルーブ、プレリーの姿はない。ガーディアンの研究所が襲われたとのことだ。 プレリーはその調査に出向いていた。少し前まではエールも一緒だったのだが、今頃は別行動を取っていることだろう。 エール自身、『自分にはやることがある』と言って離れたのだ。 向かった場所はジルの母親であるエリファスのところだ。 この件を決着付けたいということだ。今はその優しさがいい方向に向かってくれて嬉しい。 天道は赤いバイクへまたがった。一見中型バイクに見えるのだが、重装甲に隠された馬力はとんでもないものを誇る。 カブトエクステンダー、ワームから天道が奪い返したものであった。 鯖を入れてあるクーラーボックスを後部にくくりつけてエンジンキーを回したとき、天道の傍を茶髪の白い服を着た青年が通りすぎる。 「仮面ライダーカブト。残された時間は少ない」 天道はその声に振り返るが、先程の青年の姿はない。おそらく、あの青年の言葉なのだろう。 時間が少ない。真意は知らないが、その言葉の理由はなんとなく察しがついている。 天道が右手のグローブを外すと、金色の粒子が僅かにあがっていた。 七年前に遡り世界を破壊したときより緩やか、しかし同じ終りの現象。 数秒してようやくタキオン粒子は消える。天道は一つため息をつき、青年が消えた先に視線を向けてバイクを発進させた。 天道が数秒前視線を向けた先には段差がある。 その段差につまづき、倒れている青年の姿があった。 どこからともなく、コウモリに似た生物が青年の頭上へ飛び降りてくる。 「大丈夫か? 渡」 「結構痛い……助けて、キバット」 「……本当にお前一人でなんとかなるのか……?」 キバットと呼ばれた生物が呆れた様子でぼやいた。 渡といわれた青年は消えたのではない。つまづいて転んだため、タイミング悪く振り向いた天道の視界から消えていただけだった。 なんともトロイ青年だが、彼を知るものはすべてこういうだろう。 『渡らしい』と。 □ 何度か歩んだ道を進み、陽光に目を細めながらエールはジルの店へとやってきた。 見知らぬ店員とエリファスが会話しているのが外からわかった。 すぅー、と一回だけエールは深呼吸をする。 緊張しているのが自分でもわかった。ライブメタルの二人が心配しているが、大丈夫だとエールは告げる。 最近は襲撃された街の復興、盗まれたライブメタルの探索で時間を作ることが出来なかった。 一日だけ時間ができたとき、エールは休むよりも優先すべきことを見つけて足を運んだ。 そういえば、天道が「自分もついていくか?」などと心配していたな、とエールは楽しそうに笑みを浮かべる。 ジルウェとはちがった意味で天道には兄のような感覚を持っていた。 少しだけ心が楽になり、エールはドアを潜る。 柔らかい金髪のショートカットに、メリハリのきいた身体。車椅子に乗った女性はエールをみて少し驚いた。 「お久しぶり、エリファスさん」 「ええ。いらっしゃい、エールちゃん」 エリファスはやや緊張したエールの挨拶に、ごく自然に返した。 エールは彼女に招きいられ、さらに足を踏み込んだ。 「エールちゃんはコーヒーに砂糖を入れる?」 「うん、お願い」 エールはエリファスに勧められ、コーヒーカップを手にとった。 口調を改めようとも思ったが、エリファスがそのままでいいといったためいつも通りだ。 言葉少ないのはエールが多少なりとも緊張している証拠。 だからといってガチガチになるほどでもない。 「新しい人雇ったんだ……。やっぱりジルさんがいないから?」 「ええ。あの子、いなくなる前に手配していたらしいの。本当、準備がいいできた息子だったわ」 エリファスの屈託のない笑顔にエールは頷く。 三日欲しい、とジルが告げたのはこういうことだろう。 エリファスは事故で車椅子の生活を余儀なくされていた。彼女が生活を送れるよう、彼は手を尽くしたのだ。 「エリファスさんは強いね……」 「どうしたの?」 エールはエリファスの疑問に、眉を八の字にして困ったように続きを告げる。 「アタシ、ジルさんが死んでからしばらくうまくいかなくて……それで、元気に過ごしているエリファスさんがすごいなぁ、って」 「そんなことはないわよ。エールちゃんの仕事は大変なんだから、そういうこともあるわ」 エールは苦笑いのままコーヒーをすする。黒い液体の苦味に少し顔をしかめ、エリファスの顔を見つめた。 瞳は相変わらず穏やかなままだ。エールを恨んでいないはずがないのに。 エールは一度目を伏せてエリファスへと顔を上げた。 「エリファスさん、アタシ……ジルさんを殺した。だからエリファスさんはアタシを恨む権利があるよ」 「エールちゃん……」 なんだ、そんなことかとエリファスは穏やかにつぶやいた。 エリファスは少し天井を見つめ、数秒してエールと目を合わせる。 「むしろ私は……きっとジルもエールちゃんに感謝しているわ」 「そんな……」 エールの唇をエリファスの人差し指がおさえ続きを紡ぐ。 エールの困った顔がおかしかったのか、エリファスがほほ笑んだ。 「ジルはずっと死にたがっていた。私ではその願いを叶えれなかったわ」 「けど……」 「そしてね、エールちゃん。私は最後にエールちゃんがジルと会わせてくれて感謝している。 天道さんは私に息子が死ぬところを見せたくなくて置き去りにしたんだろうけど……私はジルに再会してよかった。 だって、エールちゃんが『本物の愛情』を届けてくれたもの」 「本物の愛情……?」 「私はジルとずっと偽りの日々を過ごしてきた。お互いに隠しことをして、本当に自分を愛しているか確かめるのが怖かった。 いつか終わるってわかっているのにねぇ。だから……最後の最後にエールちゃんがジルとの本当の気持を伝えさせて、とても感謝している。この気持ちは本当よ」 エリファスは穏やかながらも、しっかりとした口調でエールへ感謝を示す。 エールはなにを告げようとして、言葉にならなかった。 ありがとう。 エリファスの言葉は、エールの中のひっかかりを解消してくれる。 エールはまだ自分を許せないかも知れない。 それでも、自分を許して感謝してくれている人がいた。とてつもない救いの言葉だ。 エールは目頭が熱くなって、思わず顔を伏せた。エリファスが心配するが、エールは笑う。 自分の救いになった、とその極上の笑顔でエールは告げた。 □ 氷に閉ざされ、雪が積もった地域で爆発音が断続的に鳴り響く。 足を踏み入れたヒトビトを凍らせ、震わせるエリアで爆煙を尾のようにまとわせながら転がる戦士がいた。 紫の鉄仮面にT字状の黒いゴーグルが備え付けられ、中央の単眼が赤い光を放つ。 紫色のアーマーに黒いインナーのロックマン。ペンテが変身するロックマンVAVAであった。 右肩に装備されたキャノン砲、左肩に装備されたミサイルランチャーから火線を放ちながら地面を滑って後退していく。 青と黒をメインカラーにした人影がレーザーとミサイルの雨をくぐり抜け、ロックマンVAVAへの接近を許す。 「チッ!」 『振り切れ、ペンテ!』 ロックマンVAVAが舌打ちし、モデルVAが指示を飛ばす。 左後方に飛ぼうと力を入れるが、目の前の人影は読んでいたように右拳を脇腹に突き刺した。 ロックマンVAVAは吹き飛び、無様に地面を転がる。 二度目の舌打ちとともにロックマンVAVAは立ち上がって敵を睨みつけた。 「追い詰められると左後方に跳ぶ癖は変わっていないようだねぇ、ペンテ」 「あん?」 低い女性の声にペンテが訝しげに顔を歪ませる。目の前にいる“フォルスロイド”は女性のようだった。その割には背は高い。大柄のペンテとたいして変わらない。 全身刃のような鋭角なアーマー、胸部と腹部は白いが脇から背中までは真っ黒だ。 退化した翼のような両腕。鳥のような黒いマスクに鋭いクチバシ。足には三本の爪が鈍く光っている。 金のラインが眉毛のようにかたどっている。イワトビペンギンを模したフォルスロイド。 確か名はコールドエンプレス・ザ・ペンギロイドといったか。 正直なところ、大まかな外見と名前しか知らない。なのになぜこうも自分を知っているかのように話しかけるのか。 『知り合いか? ペンテ』 「さあ……なっ!」 ロックマンVAVAがどうでもよさそうに吐き捨てて、右肩のキャノンからレーザーを発射させる。 不意打ちだ。避けれるはずはないのだが、またも読んでいたらしいコールドエンプレスは跳躍してロックマンVAVAの頭部を蹴る。 鋭い爪に装甲を数ミリ削られるが、辛うじてやり過ごせた。 「アタイの声を忘れたかい、ペンテ。しょうがないねぇ」 そう言ってコールドエンプレスの装甲が光に変換される。 ロックマンVAVAの眼前でアーマーが体内に吸収されて、人型のレプリロイドが姿を見せた。 青い髪にレプリロイドであることを示す三角の赤いマーキングが額に収まる。 肩までで切りそろえられたショートボブにキツメの美人。 迷彩柄のジャケットを羽織ったメリハリのきいたボディのまま、コールドエンプレスがロックマンVAVAと対峙する。 「キサマ――ッ!」 「ようやく思い出したかい? あんたに生きる術をすべて教えた師匠をさ」 薄く笑ってコールドエンプレスが皮肉げに告げる。 ロックマンVAVAは言葉を失い、立ち尽くしていた。 『変身……キサマもロックマンなのか?』 「いいや、アタイはレプリロイドからフォルスロイドに改造を施してもらっただけさね。 潜入型フォルスロイドとして開発されたから、一般人形態も残してわあるのさ」 疑問をつぶやくモデルVAに律儀に答えてコールドエンプレスはロックマンVAVAを見つめる。 対し、ロックマンVAVAの反応は薄い。ただ風とともに雪が舞う。 先に言葉を発したのはコールドエンプレスだ。 「ペンテ。あんたがこっちに戻るか、モデルVAを渡すかしないかい? そうすれば元教え子のよしみだ。命だけは助けてあげるよ」 「フン、くだらない。お前こそここから逃げれば、元先生のよしみで命だけは助けてやるぜ」 「相変わらず強気だねぇ。そうでなくちゃ、裏切り者の討伐なんて汚れ仕事は引き受けないさ」 クックック、ととてもおかしそうにコールドエンプレスは笑う。 モデルVAが馬鹿にされた気がしたのだろう。苛立っている。 ペンテはこの上から目線の態度は無意識の癖だと知っていた。 もっともそんなことは関係ない。ただ一つ確定していることがある。 「お前が相手なら少しは楽しめそうだな。やろうぜ」 「……ホント、せっかちなところも変わらないねぇ」 コールドエンプレスは懐かしそうに告げて、一瞬でフォルスロイド形態へと姿を変える。 氷の散弾がロックマンVAVAを襲い、迎撃しながらロックマンVAVAは吠えた。 爆発が轟き雪が盛り上がって吹き飛ぶ。 キラキラ光る雪の中、コールドエンプレスとロックマンVAVAの蹴りが激突した。 衝撃で雪原が波打ち、互いに反動を利用して大きく距離をとる。 着地と同時にロックマンVAVAが右のレーザーを発射と見せかけ、指に仕込まれたバルカンを掃射する。 コールドエンプレスは冷静に吹き飛ばした雪を固め、氷の壁を作り上げる。 銃弾が通らないことにロックマンVAVAは舌打ちを一つ。思考を切り替え地面を踏んで跳躍する。 接近戦で倒す、と思考を進めて氷の壁ごと殴りつけた。 「甘いねぇ」 頭上から降り注ぐ声。相変わらずの余裕にロックマンVAVAの鉄仮面の下で唇を持ち上げる。 やりにくい相手だ。それが最高によかった。 『氷のショットガンか。砕け、ペンテ』 言われなくても、とロックマンVAVAは内心で答える。 両腕のマシンガンで砕くが、取りこぼしたものがロックマンVAVAの右肩のアーマーを砕いた。 血が流れ雪にシミを作る。キャノン砲が無事であるのを確認し、レーザーを発射する。 一筋の閃光が雪を蒸発させるが、コールドエンプレスには命中していない。 氷をまとった敵の拳がロックマンVAVAの鳩尾に突き刺さる。 血反吐を鉄仮面の口に当たる部分から吐き出して吹き飛び、ロックマンVAVAは地面に全身を叩きつけられた。 追撃がくる、と後転してコールドエンプレスの踏みつぶしを回避する。 ギュッと雪を一握りつかんで、コールドエンプレスの目を狙って投げた。 「くっ!」 「いくぞ、モデルVA!」 『いいぜぇ……』 低い笑い声を背にロックマンVAVAが地面を蹴る。ロックマン特有の高速移動、ダッシュが二人の間合いを詰めた。 ロックマンVAVAの身体が青い炎をまとい、コールドエンプレスへと迫った。 バーニングドライブで炎に弱いだろうコールドエンプレスを吹き飛ばそうと考えたのだ。 ロックマンVAVAの持つ技で最強のもの。倒せるとロックマンVAVAは確信する。 そのロックマンVAVAを前にコールドエンプレスは一言つぶやいた。 「本当にあんたは昔と変わらないねぇ」 懐かしむような声とともに、雪が大量に宙に舞う。 ロックマンVAVAの視界を白い雪が阻害して一瞬だけ目を背けた。 その一瞬でコールドエンプレスは姿を消している。 『下だ、ペンテ』 モデルVAが忠告するが遅い。雪の中をコールドエンプレスが移動して、真下より胸部を斬り裂いた。 斜めに走った胸の傷から血が流れ、衝撃にロックマンVAVAが吹き飛ぶ。 後ろには崖。地面までの距離はかなりある。いくらロックマンでも重傷は必須。 ロックマンVAVAは辛うじて出っ張る岩肌を掴んだ。そのロックマンVAVAをコールドエンプレスは見下ろす。 「どうだい? さっきの件、考えなおすかい?」 「……ハッ。俺のいいたいことはわかるだろ? …………フィオ」 「懐かしい名だねぇ。それじゃ、サヨナラだ」 コールドエンプレスがぶら下がるロックマンVAVAへと右手を向ける。 氷の弾が形成されて、ロックマンVAVAを狙っていた。紫の鉄仮面の下で、ロックマンVAVAが獰猛に笑う。 「お前に殺されるなんてゴメンだな」 そうつぶやき、あっさりとロックマンVAVAは手を離した。 落下していきながらもふてぶてしい態度は微塵も変化がない。 崖下の暗闇にロックマンVAVAは飲まれる。絶対死なないと根拠不明の自身を持ちながら。 コールドエンプレスは両腕を組み、崖を前に瞑想をしていた。 ロックマンVAVAとの戦闘から二時間は経つ。崖下の調査をメカニロイドに任せてジッとしていたのだ。 元の職業柄、過酷な環境で待つことには慣れていた。 ペンテも好戦的な性格とは逆に、待つことは得意だった。 見たところあのモデルVAとペンテは似ているようで似ていない。 コールドエンプレスは閉じていた目を開くと、偵察に放っていたメカニロイド・メカヤンマが飛んできた。 「……やっぱりペンテの反応はない、と」 特に意外そうでもなく、コールドエンプレスはつぶやく。この程度で死ぬようなやわな鍛え方はしていない。 コールドエンプレスは戦闘用のフォルスロイドの姿から、潜入用の人型レプリロイドへと姿を変える。 かつてフィオと名乗った姿で崖から地面を見下ろす。この先はインナー指定を受けている場所だ。 ならばこの姿が役に立つ。 コールドエンプレスことフィオは極寒の地を離れた。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/53712.html
登録日:2023/03/29 Wed 10 51 07 更新日:2024/07/14 Sun 12 42 07 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 キザ キン肉マン コンドル・マスク ザ・ホークマン スキンヘッド タカ ナルシスト フランス ヘル・バード ホークマン 先鋒 王位争奪編 超人 超人レスラー 速水奨 飛翔チーム 鳥人 鷹 心得ております。こんな弱小超人ふたりなど、わたしひとりで片づけてごらんにいれます。 マリポーサさま、祝賀会用のシャンパンを用意しておいてください! ザ・ホークマンとは、『キン肉マン』の登場人物。 ◆プロフィール 所属 飛翔(マリポーサ/ひしょう)チーム 出身 フランス 身長 206cm 体重 110kg 超人強度 5100万パワー/520万パワー(旧設定) 年齢 18歳 声 速水奨 ◆概要 『キン肉マン』旧シリーズの最終章【キン肉星王位争奪編】において、飛翔チームの先鋒として初登場。 大きな翼、右肩のトゲの生えた肩当てに、美男子フェイスが特徴的な超人。笑い声は「ホーホホホ」。 翼を広げたタカのようなヘアスタイルがデビルマンの妖鳥シレーヌっぽい。 実はこの頭は「ヘル・バード」と言う名の彼の飼い鳥がカツラのようにかぶさっているだけであり、本体はスキンヘッドである。 このヘル・バードは普段はタカの姿だが変身が可能で、フクロウになって弱点である夜闇を照らしたり、ホークマン本人と同じ姿になって同時攻撃も仕掛けられる。 いうなればシングルマッチでも常時合法的な(*1)タッグを組んで攻撃が可能という“鳥人”。 ホークマン本体も“飛翔”しての空中戦や、羽毛を周囲の背景に合わせて透明化ができるなど、ポテンシャルは非常に高い。 まさにチーム名にもある『飛翔』を体現した超人と言えるだろう。他の3人が重量級なのは忘れよ 性格はキザなナルシスト風だが、主君であるキン肉マン マリポーサを信頼している。掛け合いも多いため旧知の仲だったのだろう。 試合前から勝利のシャンパンを求める軽口を叩いたり、切り札である保護色ステルスをマリポーサが「いよいよアレをやるか」と周知していたり、ある程度の付き合いがあった事が窺える。 この手の「追い詰められるとペットを道具扱いし出す」キャラのお約束に反してヘル・バードも愛している。 また、あるキャラクターの父である疑惑が存在する。 兵隊超人(傭兵の一種か?)の生活に嫌気がさしてきたと18歳の若さで言ってしまう程度に荒んだ日々を送っていたようである。 デザインは募集超人の同名超人と「コンドル・マスク」を組み合わせたものであり、どちらもデザイン自体は猛禽類の鳥類をモチーフにした超人である。またコンドル・マスク自体も第7回超人募集大発表に掲載されているためか学研の図鑑でも詳細なデータが掲載されている。 同じく募集超人を組み合わせたものであるネプチューンマンのデザイン元である「イチバンマスク」と「ハルクマシーン」の詳細なデータは掲載されなかったのに…。 ◆活躍 フリーの兵隊超人としての生活に嫌気がさしていたため、キン肉マンを倒して邪悪の神に認めてもらおうとしていた。 試合では、多彩なプロレス技に加えてヘル・バードとのコンビネーションも使いこなし、仲間がおらず精神的に弱まったキン肉マンを苦しめていく。 だが、自分一人の力で戦い抜くことを決意し、奮起したキン肉マンの手によりヘル・バードが負傷。怒りを見せてヘル・バードを休ませる。 そして本体は透明化し、「ウイング・カッター」を放ち続けて一方的にキン肉マンをいたぶりつづける。 それにより一時は勝利したかと思い込んだがヘル・バードが帰巣本能でホークマンに近づいてしまい、居場所を気づかれ「キン肉ドライバー」で倒された。 その様子を見たミキサー大帝はマリポーサ様の前だぞ!立て!と怒号を飛ばすが当のマリポーサがそれを嗜める。 「よせ キン肉ドライバーをくらって立ちあがってこいというのは無理というものだ…」 しかしその戦いは無駄ではなく、試合の一部始終を無数のモニターカメラが監視するように映していた… アニメ版のOP(「♪熱くFight oh!Fight oh!キン肉マン」の部分)では飛翔チーム代表としてキン肉マンにローリングソバットを決められている。 このシーンでは他に同じ飛翔チームのキング・ザ・100t、強力チーム代表のゴーレムマンとキン肉マンの戦いが見られる。 なおヘルバードでキン肉マンを空中に釣り上げた際に放尿を下に垂らされてギャグチックに反撃されモロに顔面に引っ被るというシーンが付け加えられ、当然だが激怒していた。 ◆得意技 ネイル・クラッシュ リングブーツから爪を飛び出させるドロップキック。 スパイラル・ブレット 身体を両翼で包み弾丸となって突撃するナイトのファイナルベントみたいな技。 ヘル・バードが相手を空中に捉えたところを狙うツープラトンとしても使用する。 ウィング・カッター 身体を透明化させ、両翼で相手を斬りつける。 形といい用法といい、アニメ版のデビルウイングっぽい技。 ただし透明化はかなりの体力を消耗するらしく、文字通り最後の切り札である。 追記・修正はウィング・カッターで相手を斬りつけたり、キン肉マンを倒して邪悪の神に認めてもらおうとしてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] DCにもホークマンというのがいる。まあ、○○マンというシンプルな名前はいろんな作品でかぶっているが。 -- 名無しさん (2023-03-29 20 58 23) こんなポッと出の連中が5000万パワー?とか思ってたけど、悪魔・完璧超人ら強豪を倒してきた正義超人軍を技巧チーム以上に苦しめているように見えるし、今にして思えば妥当な所だったか。 -- 名無しさん (2023-03-29 21 03 47) 当時はネプキンから続く敵という事で納得出来たが、強度の事実上の上限を1億にしてインフレ抑えた今は逆に違和感出る設定になってるんだよな……5000万ってオメガや無量大数軍と比較しても高い寄りだぞ、何もんだよこいつら -- 名無しさん (2023-03-30 12 05 55) まあでも悪魔超人サタンクロスも4000以上あるし…え?寄生虫の影響? -- 名無しさん (2023-03-30 12 31 10) ↑↑過酷な星で育ったオメガの民は超人強度が高いのと同じようにモクテスマ星の超人は強いということで。(エントリー国・活動拠点がフランスだけど生まれ育ちがモクテスマ星で) -- 名無しさん (2023-03-31 02 55 21) 2VS1で戦うとかサタンクロス汚くね?って思ってたけどへルバードを使うホークマンも似たようなもんだった…あっちの世界では衣装扱いされるなら凶器だろうと助っ人だろうと持ち込んでいいらしい。 -- 名無しさん (2023-08-27 07 09 22) 飛翔チームの一番手として -- 名無しさん (2024-06-01 17 13 53) ↑誤爆失礼しました 活躍した。 -- 名無しさん (2024-06-01 17 14 27) 思えばクソ力ありのスグルをあれだけ苦戦させてたし5000万超えも納得 -- 名無しさん (2024-07-14 12 42 07) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/loli-syota-rowa/pages/446.html
スーパーLSロワ大戦・厨 ◆3k3x1UI5IA ◆JZARTt62K2 【これまでのあらすじ】 丈の拡声器の呼びかけに正義の心持つ者たちが応えて、対主催派の一大グループを大結成! 真の愛と友情を知ったリリスは己の命と引き換えに首輪の秘密を明かし、レンは首輪の解除に成功。 しんのすけの機転によってジェダの居場所も判明し、あとは対主催派が合流して突入するのみ! という状況で……事態は最悪の局面を迎えていた。 「誰だったかしら、兄様。『人がゴミのようだ!』と言ったのは?」 「ムスカ大佐じゃなかったかな、姉様」 「彼はこの光景を見たのかしら? 怯える無力な人々、圧倒的な力の感覚――」 「彼らは贅沢なんだ、姉様」 色々と見覚えがあるような、でも突っ込んだら負けのような巨大ロボット・ぱにぽにX(エックス)。 同じく、某金色のMSによく似てるようで別物な巨大ロボット・ザンダクロス。 どちらも割りとファジィな作りらしく、専門知識など皆無の2人でも、簡単に操作し通信することができて。 それぞれのコクピットに座って、双子はモニタ越しに微笑み合う。 彼らは幸運だった。 どんな強力な巨大ロボットでも、乗り込む瞬間には隙だらけ。 そしてこの大きさだ、ランドセルから出しただけでも激しく目立つ。 まあ、対主催のグループの面々も、「目立つ」からこそ「出すこと自体」を「集合の合図」としていたのだが…… このようなチャンスを見逃す双子では、ない。 ぱにぽにXを取り出したレッドを、すぐさまズガン! とグレーテルが瞬殺し。 ザンダクロスを取り出したサトシを、すぐさまズガン! とヘンゼルが瞬殺して。 そのまま奪って乗り込み、互いに通信してみれば、そこに居たのはお互いに探していた姉と兄。 この上ない『武器』を手に入れた2人は、そして「対ジェダ戦の切り札」目指して集まってきた人々を見下ろす。 「な……なんか様子がおかしくないか!?」 「ひょっとして、危険人物に奪われたの?!」 真っ先に「集合の合図」に気付いて戻ってきていた永沢とジュジュのペアが、異変を察して歩みを止める。 もっと引き付けてから踏み潰すつもりだったヘンゼルは、溜息をついてモニタの向こうの姉に問い掛ける。 「……気付かれちゃったね。こいつら勘がいいよ、姉様。どうしよう?」 「そうね、兄様。次からは、もっと上手くやらないといけないわね」 「でもこうなっちゃった以上、仕方がないよね」 「そう、仕方がないわね――天使を呼んであげましょう。天国はいい所だって言うものね、兄様?」 ザンダクロスの腹部がガチャン!と開き、ビームの発射口が開かれる。 ぱにぽにXのボディのあちこちが開き、正体不明な武装が展開される。 特に後者は、ぶっちゃけ出典がギャグ作品だけあって、真面目に考えるのが馬鹿らしくなる過剰武装だ。 顔を引き攣らせる永沢とジュジュの2人に、人間を殺すには強力過ぎるその武装が、ゆっくりと向けられて――! * * * 「ちくしょうッ! レッドもサトシもやられちまったのかよ!」 山の上からその光景を目撃したジャイアンが、悔しさの混じった怒りの声を上げる。 彼らの知ってるレッドもサトシも、人間相手にあんな過剰な武装を向けるような性格ではない。 と、なれば、何が起こったのかは容易に想像がついた――そして、これから何が起ころうとしているのかも。 「――『アレ』を使おう」 「!! 『アレ』を使うの!?」 「本当はジェダとの戦いまでとっておきたかったけど、使うしかないよ」 ジャイアンと並んで2体の巨大ロボットを睨みながら、ゴンが呟く。 決意の篭った、力強い声。 その言葉を聞き返したフランドールの声は、驚きより、むしろ歓びの色が濃い。 2人の仲間に見つめられたジャイアンは、ほんの少しの躊躇の後、『ソレ』をポケットから取り出した。 手の平に乗る程度の、見かけは小さな支給品。 解説書の添付されていなかった、不親切な、しかし強力過ぎる支給品。 「……ブルー、紫穂。お前らが遺して調べてくれた、この力。使わせてもらうぞ!」 ブルーは、元の世界の仲間たちのことを心配しながら、『ソレ』を託して逝った。 紫穂は、サイコメトリーで『ソレ』の真価を調べ、「薫ちゃんのような子をもう作らないで」と言い残して逝った。 どちらも恋と気付いた時にはもう手遅れだった、哀しい別れ。 2人の思い出の篭った遺品を手に、男として一回りもニ回りも成長したジャイアンは、力強く叫ぶ。 「ゴン、フランドール、お前らの力を貸せ! ――『武装練金』ッ!!」 * * * 永沢とジュジュを狙った、ぱにぽにXとザンダクロスの攻撃―― しかし、それは彼らの所まで届くことは無かった。 遠くから飛来した巨大な影が、壁のように立ち塞がったからだ。 爆音と悲鳴の中、しかし彼らは、しっかりと見た。 彼らを庇うようにして立つ、巨大な西洋鎧を着込んだ巨漢のような巨人。 背負ったガンザックから炎を吹いて、山の上から一足飛びに空を飛んで来たのだ。 『大丈夫か、お前ら!』 「その声は……ジャイアン!?」 「む、無茶苦茶だわ……」 永沢もジュジュも、目の前の光景が信じられない。 巨大な鎧から聞こえてきたのは、確かにジャイアンの声。 そして、その両肩に乗っている人物の姿は――! 『板金鎧の武装練金、『バスターバロン』だッ!! ゴン、フランドール、来いッ!』 「うんッ!」 「行くよ、レイジングハート!」 『 Yes,sir !! System "Buster Baron" linkage..... 』 武装練金、バスターバロン。その特性は、『他者の特殊能力の増幅・借用』。 右肩のサブコクピットに飛び込んだゴンが、拳に念を溜めてジャジャン拳の構えを取る。 左肩のサブコクピットに飛び込んだフランドールが、レイジングハートを手に弾幕展開の準備をする。 そして胸部のメインコクピットに収まるのは、リーダーシップに秀でたケンカ自慢のガキ大将、ジャイアン。 まさに三位一体。あんな出会い方をしたこの3人が、こんな形で共闘することになるとは! 右の拳に『ジャジャン拳』、左の手に『巨大レイジングハート・エクセリオン』を構えた鎧武者を前に、双子は。 「へえ……面白いや。どうしようか、姉様?」 「実は、あまりに味気ないのも、つまらないと思っていたの。 前菜は食べそびれちゃったけど、でも――」 「そうだね姉様。この世界は殺すか殺されるかだけ――だから、僕たちの戦いはこれからさ!」 ザンダクロスとぱにぽにXが、大地を蹴る。迎え撃つバスターバロンの両手が光る。 この『ゲーム』の行方を賭けた最終決戦が、今ここで始まる――! * * * その光景を、遠くから見つめている人物があった。 開始直後からタワーの展望台に篭もり、とうとうここまで誰とも接触できなかった引き篭もり王・ニアである。 これだけ目立つ場所に居るのだから、誰かが来るのが普通だろう…… と、思うのだが、しかし参加者に配られた支給品が支給品だ。 要するにタワー以上に目立つモノがあれば、相対的にタワーが手薄になるというわけだ。 いい加減、自分の空気ぶりを嘆くのにも飽きた彼は、巨大ロボット同士の戦闘を前に、小さく呟いた。 「これは、長い戦いになりそうですね……!」 ( スーパーLS大戦ロワイヤル 完 ) ( 長い間、ご愛読ありがとうございました。◆3k3x1UI5IA先生の次回作をご期待下さい ) * * * ふみこ「…………没」 レオモン「ああッ、書き手が酷い姿にっ!?」 【◆3k3x1UI5IA 時報確認】
https://w.atwiki.jp/jinrowiki/pages/510.html
前ページ次ページ村企画 村名 【議事94村】C国DEまったりゆるガチ初心者歓迎 [#tcdcb7f0] キャスト [#z34e553f] 名言集 [#r35f7b74] 『敵も味方も自分も欺く狩人』編 [#y1dc8dbc] 『命名由来』編 [#lf1ef255] 『燃料』編 [#tc17d700] 『そういう問題じゃないです』編その1 [#de39e5f9] 『そういう問題じゃないです』編その2 [#b6a62070] 『右肩の少年』編 [#iedc6900] 『入狼希望』編 [#l04a6caa] 『時計』編 [#ce51350d] 『良家?』編 [#ueab3bd9] 『真実に一番近い人』編 [#v1210148] 『一家に一台』編 [#jab48089] 『信用ゼロ』編 [#s66defe8] 『遠い昔の約束』編 [#v0a044a4] 『禁断の愛』編 [#uce8df23] 『ヴ』編 [#yc0834e2] 『キャッキャウフフ』編 [#ad95f6c4] 『逆襲』編 [#y74be335] 『ドS決定戦』編 [#h4344764] 『壮絶な空気争い』編 [#gba1b512] 『栄光は誰の手に!?』編 [#o7b3603c] 再戦企画 [#z34e553f] コメント [#pce0f6af] 村名 【議事94村】C国DEまったりゆるガチ初心者歓迎 キャスト 配役 参加者 生死 役職 厭世家 サイモン master 2日目に襲撃死 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (村人) 店番 ソフィア goreinu 3日目に処刑死 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (狂人) 良家の娘 グロリア dageiran 3日目に襲撃死 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (共有者) 聖歌隊員 レティーシャ LittleCrown 4日目に処刑死 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (村人) 助手 ゲイル ankokumen 4日目に襲撃死 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (占い師) 鳥使い フィリップ rinne 5日目に処刑死 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (人狼) 美術家 ギネス りしあ 5日目に襲撃死 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (共有者) ランタン職人 ヴェスパタイン nekokomori 6日目に処刑死 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (人狼) 小僧 カルヴィン KR 7日目に処刑死 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (村人) さすらい人 ヤニク Bren10 7日目に襲撃死 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (村人) 読書家 ケイト meikyoku 8日目に処刑死 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (村人) 記者 イアン mitch 8日目に襲撃死 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (狩人) 博徒 プリシラ ori 9日目に処刑死 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (村人) 奏者 セシル rinn 9日目に襲撃死 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (村人) 童話作家 ネル aiko 生存 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (霊能者) 漂白工 ピッパ [[個人ページ/h-shinshi ]] 生存 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (人狼) 名言集 『敵も味方も自分も欺く狩人』編 いってない!!!!!!( 2 405) オレは▼回避するよ。村人だからね。当然の義務じゃない?( 2 429) あ、ちなみに村人COではない。村人狩人COな。( 2 450) 真狩人を守ろうとしてるオレは人間だな、間違いない。( 2 458) 昨日のかなり速い段階でフィルから▼されたボクも限りなく透明に近いブルー♪( 3 105) オレは狩人にもGJにも期待しないで、確実に勝ちたい。( 3 379) ボクは霊能者守らないよ。決め打つなら占い師だ。( -1 26) [記者 イアン は、奏者 セシル を守っている。](4日目夜明け) なぜランダムで護衛しているんだー!!!!!( -4 2) おまけ:ピッパ談 「ぶっちゃけ、ゲイル襲えた理由が未だに分からん・・・。私が狩人ならゲイル一択なんだけどなぁ。」( *4 3) 『命名由来』編 イアン:パッポの方がまだ白いし。 イアン:オレは●レティも●パッピもやだー!!! ピッパ:それは「君って電話のボタン音みたいな名前だよね?アハハ・・・」という遠まわしな挑戦状か? ( 2 475 2 476 2 477より) 『燃料』編 さーて、エンジンかけよっかな! ・・・・・・・・・プスン 新世紀ピヴァンゲリオン「第弐拾参話 涙目」 ・・・・よし、がんばろー!おー! ( *2 262 *2 263 *2 265 *2 266より) 『そういう問題じゃないです』編その1 フィル:……神発言で言ったほうがいい? ピッパ:言っちゃ駄目ww神様は村中には出てきちゃ駄目ww フィル:今、寝てるって設定だもんね……。 ( *2 360 *2 361 *2 363) 『そういう問題じゃないです』編その2 セシル:・・・覚醒ケイトキタコレ ギネス:眼鏡はある方がいいに決まってるじゃないですか。ないと33な目になってしまいますよ。 ( 5 221 +5 103) 『右肩の少年』編 レティ:[なあに?]と改めて ケルヴィン君をみつめる カル:【ケルヴィン君】って誰だよ!!!! ( 1 138 -1 39より) 『入狼希望』編 ネル:体調不良ライン♪ フィリップ−ピッパ−ヴェスパ−ケイト なんちゃって。 ピッパ:内3人が狼です姉さんwwwwwwwwwwwwww ヤニク:そのラインに俺も入れてください…orz ( 4 195 *4 113 -4 109) 『時計』編 【村開始は5 30よ】( #0 50 神) 逃げろ。逃げろ!おまえらだけでも逃げろ。2008/05/07(Wed) 05時半頃?( 1 0 サイモン) っしゃー!6時ぴったりやー! 2008/05/09(Fri) 18時半頃 6時!うちは時間に正確な(ry 2008/05/10(Sat) 20時半頃 あぶなっ!!6時ギリギリやんっ! 2008/05/11(Sun) 20時頃 おっしゃー!!今日は6時ジャストや! 2008/05/11(Sun) 14時頃 まだ6時やん・・・寝たら起きれん・・・・。 2008/05/12(Mon) 03時頃 もう6時やのに・・・・ 2008/05/12(Mon) 04時頃 ちょっと早く起きてもーた。まだ6時やん・・・。 2008/05/16(Fri) 09時半頃 いつもいつも6時ギリg(ry 2008/05/16(Fri) 20時半頃 ( 1 359 2 115 2 350 2 264他) 『良家?』編 眠いずら。( 4 125 カル) オラもずら。( +4 36 グロリア) 言っちまいやがったww( =2 13 グロリア) まあ、ゆっくりしてったらええがな。時間はたっぷりあるんやさけ。( +8 179 グロリア) なんかえらくグロリアが訛ってるべ。なまら笑えるべや(笑( +8 182 ゲイル) 『真実に一番近い人』編 何視点といわれると私視点なんですよね。村人側、狼側関係ない視点です。 レティとピッパ 村としてはこの二人は必要だと思います。狼でも村側でも議論をするという名目では。 それと占い希望はピッパにしたいです。個人的に攻撃されすぎててもうどちらの陣営から攻撃されてるのか知りたいです。 ピッパに変更しておいてください。理由は私からするとすごく怖いからです、私に手を差し伸べてくれてるのはピッパだけなので理由なしに信用してしまいそうなんです、それだけです、ごめんなさい。 (議論を引っ張ってる灰は)ピッパ以外いないですよね。だから怖いから占いたいのです。 一応信用してるのはケルヴィンですね。理由は一歩引いてる感じがしたので。 何故遠まわしに独自とか言うのか。これが理解できません。なので私は翌日プリシラかヴェスパを吊りたいです。 ピッパも演出だとしたら狼側なんだけど。 ( 1 313 2 17 3 111 3 137 3 459 3 471 4 100 4 102 5 62) 『一家に一台』編 ピッパ:「それではこれから皆さんに流しそうめんをしてもらいます」 ピッパ:誰も6・そうめんをひたすら流す係を引かへんかった場合は 漂白工 ピッパ がそうめん流し続けてくれるから安心しー。 プリシラ:そうめんが流れてくるのはいいがつゆがなくてネギが辛くて涙目。 ピッパ:プリシラじゃあつゆは 漂白工 ピッパ に買いに行かせよかー。 ピッパは、涙目でスーパーへ走った ピッパ:プリ、シラさん・・・・めんつゆ・・・・買って・・・き、来ました・・ (2008/05/12(Mon) 22時半頃) 『信用ゼロ』編 ネル:ギネスの吊り順希望とかは見ておかなくていいのかしら?( 4 239) レティ:ネルさんが 見ててもぜったい頼らないからと言いはれば許可しますw( +4 44) ネル:昨日のネルの行動を見てたら、狼ズに知られるよりネルに知られるほうがまずそうね(滝汗( 4 243) レティ:あら?ネルさんに声が聞こえたのかな ふふふ( +4 45) プリシラ:ギネスの発言はでかいのかな( 4 72) セシル:ヤニクとネルの話はでかくないって言ってるよね、コレ( 5 270) 『遠い昔の約束』編 カル:プリシラ、僕と賭けをしないか? 僕が潜伏狂じゃなくて村側だったら・・・、 この事件解決後、再びどこかで会った時に一緒にお風呂に入ってよ。 プリシラ:いいよ。 ( 4 135 4 172) ピッパ談「とりあえず、プリシラ、カルヴィンと風呂乙wwwww」( *4 104) 『禁断の愛』編 ピッパ:実はギネスと結婚してます、とか言いてぇ 慌てふためいて混乱するギネスが見てぇ ( -2 48 -2 49) ギネス:くどい顔を並べてすみません。4つ連続だと1連鎖です ピッパ:ギネス4つ並べたら消えるんちゃうの? (2008/05/11(Sun) 17時頃) ギネス:表発言があと1111ptになりました。崩したくないです。 [漂白工 ピッパは、美術家 ギネスに話の続きを促した。] ピッパ:手が滑ってもーた。あははっ (2008/05/11(Sun) 18時頃) 『ヴ』編 私はアグレッシヴ派。下唇を噛んで、ヴ!! アグレッシ"ヴ"!! ハンバーガー(日本語) ハンヴァガー(英語) ハンヴァガー!ガー ( -2 148 -2 149 -2 150 ピッパ) 『キャッキャウフフ』編 グロリア:黒くなったり白くなったり頑張ってくださいなw( =1 15) グロリア: 2 312にそんなの相方に相談しろよ。って言ってくださいw ギネス:後で言います。 グロリア:あらら、冗談ですわよw ギネス:本気で言おうと悩んだじゃないですか!! ( =2 25 =2 26 =2 27 =2 29) グロリア:がんばってイアンさんとライン作ってくださいね。 ギネス:なんという難題!!!w>イアン殿とライン ( =2 35 =2 38) 『逆襲』編 ギネス:「あなたも非共鳴発言してみてよ #9829;」とか無理難題ふっかけられた ギネス:グロリア殿には「狂人偽装してください #9829;」と言われた グロリア@墓:はーとまーく…? なん…だと……? ( 3 265 3 279 +3 16) ギネス:あ、発見しました。アタシはヤニクも(略)ギネスさんも非共鳴っぽいこと言っておくといいかもしれませんわね。 グロリア@墓:囁きをコピペすんなw ( 3 404 +3 23) 『ドS決定戦』編 ヴェスパ:ソフィアは案外全r(1 279↓↓↓act) ソフィ:今回もやっぱりたらしだっ( -1 86) ヴェスパ:俺のキャラクター徐々に崩壊 物静かな職人→シスコン( -2 32) ヴェスパ:…レティーシャ、すまなかったな。最後まで守ってやれなくて。( 3 383) ヴェスパ:…いちおー、言っておくが 3 383はただのRPだ。( 4 150) ヴェスパ:初狼でここまで生き残れればいいほうだな。 ピッパ:ちょwww初狼で最後まで残される私に優しくしてwww ヴェスパ:後3日がんばってくれw ヴェスパ:ここまで最白できてるからそれ崩さずに最後までやればいいんじゃないか? ピッパ:OK、私が勝ったらファルの髪を剃る ( *5 109 *5 110 *5 112 *5 114 *5 118) ソフィ:鹿やわらか煮食べきれないので[17]人前は 小僧 カルヴィン に、[19]人前は 小僧 カルヴィン にあげた。( +5 170) 『壮絶な空気争い』編 セシル:ネタ振りに返しをいれないのは関西人としてあってはならないのだよ セシル:というかネタに絡めないのが地味に悔しい ヤニク:初心者の第六感ってあるよね。 引き運こそ初心者のシックスセンスなのか…? オイシイけど…オイシイけど…(泣 ( -1 84 -2 71 -2 136 -2 140) ギネス:【グロリア殿の相方共鳴者は私です。】 セシル:・・・やった!当たったよ! 当てるのはそこじゃないね、うん ヤニク:ちょ、なんですとーw ( 3 82 -3 31 -3 32) 『栄光は誰の手に!?』編 ヴェスパ:俺もセシル考察忘れたし、セシルの印象ってそんなもんなのなw( *1 323) セシル:絶対誰かの独り言に空気王とか書かれてそうなのだもの。変態の空気王とか涙目じゃないか ヴェスパ:↑空気王セシル カル:やーいやーい 変 態 の 空 気 王 〜 ♪ ネル:。。。書いた気がw ヴェスパ:…しかし、セシルが見事なまでに空気王だ(ボソ ( 3 305 -3 145 -3 146 -3 147 3 339) ピッパ:ヤニクの存在を忘れていないかキミタチ ヴェスパ:存在感すっかりないからなあ。 ( *4 23 *4 24) ヴェスパ:うまい具合にギネスやイアンが居ないままだと助かるんだがw ピッパ:ギネスはもういねーよwwwwww ヴェスパ:ギネスじゃねー、セシルだw ( *5 83 *5 86 *5 87) 再戦企画 コメント みんなおつかれ〜(^▽^)/ -- ソフィア おつ〜 -- フィル 個人ページの雛形は、他の方々も使用されるものでしたので勝手ながら訂正させて頂きました。 -- 通りすがり h-shinshiさんの個人ページも訂正した事も報告。wiki初心者の方へや、個人ページの編集の仕方を参照すると便利です。 -- 通りすがり おつおつ。楽しい人が多くて、笑えた。いつかみんなで混浴を。 -- カルヴィン(12歳) 通りすがりさんありがとうございます(^▽^)/ -- ソフィア あわわっ、通りすがり様感謝ですっ。 -- ピッパ フィル、カビるんおつ〜(^▽^)/ -- ソフィア ピッパおつ〜(^▽^)/ -- ソフィア ネタもガチも面白い人がたくさん!またやろーねー♪ -- ピッパ みんなお疲れ様でした!また何処かでね+.゚(*´∀`)b゚+.゚ -- ヤニク みんなお疲れ様でした!また何処かでね+.゚(*´∀`)b゚+.゚ -- ヤニク あぅ(´・ω・`)ミスって2重…ごめそ。 -- ヤニク おつでした〜♪ 楽しかった! また遊んでね〜♪ -- ネルネル お疲れ様でした〜またどこかでお会いしましょうノシ -- セシル ウフフ、お疲れさまでございましたわ。またどこかでお会いしたいですわね。 -- グロリア ケルにあげたあれはどうなったのかしら。皆さんお疲れ様でした。 -- ケイト >ケイト「だから、【あれ】って一体何なんだ―――――ッ!!!」 -- カルヴィン(12歳) めちゃめちゃ更新されとるwwwww -- ピッパ うわwww 更新おつかれさま〜w -- ネルネル 6日目以降おさらいできなかったのが悔やまれる(泣 -- ネルネル 名前 コメント 前ページ次ページ村企画
https://w.atwiki.jp/yamimugen/pages/143.html
ここは太回洋に浮かぶ「クリ・ファラン島」 一年前、当時話題だった海賊「シューティング海賊団」が姿を消した島である その時に上陸した世界政府の三人のトップ「祭海陣」によって今は商店街があり、住民も大勢いる そして海賊の往来も激しい地ゆえにそれ相応の警備態勢が敷かれており、 当時シューティング海賊団を追い詰めたTH-0Kという機械が数台放たれている そしてここは北にある海岸・・・ここには今や伝説となっているシューティング海賊団の船「フェニックス号」が展示してある 勿論警備体制もある 機械「懸賞金2億円・・・海賊、瞬身の隼人」 隼人「あ?・・・何だテメェかあ・・・暇つぶしにもなりゃしねえよ」 右足活性 ヒュン‼ 隼人「効かねえよ」 炎吸収‼‼ 隼人「俺の炎率・・・190%」 瞬身 機械「上」 瞬身ショット‼‼ ズドーーーーーン‼‼‼ 同じ頃、島の南 ここにはここを初めて訪れた祭海陣の記念像が飾られている 葵「あ・・・リンさん‼‼」 リン「葵君‼‼久しぶり」 機械「懸賞金2500万円、王女リン、懸賞金6000万円、ラジコンダイナマイト葵悠斗」 ヒュン‼‼ 逆重力円空間‼ 葵「一年前・・・隼人さん達を困らせた機械か」 ラジコン・ダイナマイト‼‼ 仁「右肩のすぐ下、人間で言うと肩甲骨の部分が弱点だ」 葵「仁さん・・・」 SHOT‼‼ バキ・・・ズドーーーーン‼‼ リン「仁さん・・・」 仁「お前らに言われなくても・・・自分の名前くらい分かってるよ」 島の中央部 ここではTH-0Kとシューティング海賊団が戦闘したとして国の重要文化財として登録されている 幻次「・・・懐かしい・・・‼」 カイザー「よお幻次じゃねえか・・・誰かここにきてるかと思ってな」 幻次「カイザーさんですか・・・」 カイザー「ん・・・?」 機械「懸賞金1億円、針次元カイザー、懸賞金1億5000万円、青術師幻次」 幻次「下がっていなさい」 カイザー「俺の台詞だよ」 ヒューン‼‼ 時空穴・潰‼‼ ミシミシミシ・・・ カイザー「へへ♪」 幻次「邪魔を・・しないで頂けませんか」 修羅・壱奉吟‼‼ ズドーーーーン‼ 島の西側 ここには何も無い・・・ただただ砂浜が広がっている ロー「着いた・・・」 隼人「待ってたぜロー・・・」 ロー「隼人‼」 隼人「会えて良か・・・」 ロー「おう・・・‼」 瞬身・ツイン・バズーカ‼ 機械「ビー・・・ビビビ」 ズドーーーーーーーーーーーーーン‼‼ ここは大線洋に浮く世界政府 1「何・・・TH-0Kが?」 部下「はい・・・クリ・ファラン島に待機していた4機・・・全滅です」 2「なんじゃと・・・あれをこの短時間で壊せるとすると・・・三海神?」 3「そりゃあないやろ・・・三海神とも位置は確認済みや、全員この大線洋にいるぞ」 1「でなけりゃ鬼人とかか」 2「ううむ・・・ともかく誰の仕業がはっきりさせるのじゃ‼」 部下「は!」 再びクリ・ファラン島北の海岸 隼人「うっし船もオッケーだな」 ロー「だな」 カイザー「おう・・・お前ら来てたか」 ロー「カイザー・・・幻次」 幻次「やあ・・・」 翼「みなさんお揃い・・・じゃなさそうですね♪」 隼人「翼・・・」 ロー「案外集まるもんだな」 幻次「来てないのは・・・海斗さんだけですね」 カイザー「ん?何人かいるだろ」 幻次「他の仁さんらはこの島には来ていますね、先ほどお会いしましたよ」 隼人「あれは・・・?」 ロー「???」 リン「TH-0WKですね」 葵「でかいなー・・・」 仁「普通の物の4倍はあるな」 ロー「おお、お前ら‼」 隼人「まあ俺がやってもいいが・・・」 ロー「ああ・・・とてつもない炎が来てる・・・海斗だな」 幻次「おかしいですね・・・二つの炎が感知できる・・・」 海斗「全員集まってんのか・・・待たせたな‼」 ?「あれが海斗の仲間か・・・」 隼人「・・‼‼・・J‼‼」 J「よう隼人、何年ぶりだ」 ロー「誰だ・・・あいつ」 機械「懸賞金1億1000万円、不死鳥海斗、懸賞金3億円、炎神ジャック」 葵「さ・・・3億‼?」 海斗「あいつに任せよう、俺らは出航するぞ」 ロー「まあ・・お前が言うなら間違いないんだろう」 J「先に行きな」 火拳‼‼‼ ロー「隼人と海斗が知り合いなのか?」 海斗「隼人が知り合いなのは知らなかったぞ」 隼人「俺も海斗と知り合いだったとはな・・・」 リン「あの人とはどういう関係なんです?」 海斗「一年間世話になったんだ」 隼人「兄貴だ」 葵「隼人さんのお兄さん‼‼?」 海斗「まじか・・・」 J「説明不足だろう・・・」 幻次「いつから・・・」 J「今来たところだ・・・」 カイザー「あの機械を・・・この短時間で?」 J「俺と隼人は義兄弟だ、俺はノアの元王族だからな」 仁「王族って事は」 J「この船に乗っていた光ってのは俺と本物の双子の兄弟だ、生まれた順で俺が弟だな」 隼人「まじで‼?」 幻次「知らなかったのですね・・・」 J「まあ・・・俺はファイア海賊団の船長だ、船員2人だけどな♪」 翼「それ海賊なのか・・・?」 J「ともかく俺らは敵同士、でもまあ関係を持った以上・・・協定組まねえか?」 ロー「隼人と義兄弟ならば勿論だ」 J「じゃあ俺はおいとまするとしよう」 翼「まじで・・・あの人の海賊団に竜馬さんとドレークが・・・」 海斗「俺はそう聞いたぜ?この一年活動停止してたけどな」 翼「だって僕・・・1年竜馬さんに鍛えて貰いましたもん・・・」 ブーーーーーーーー‼‼‼‼‼‼‼ ロー「何事だ‼?」 隼人「四方八方から・・・世界連盟に囲まれた‼」 海斗「今更連盟が何の用だ・・・?」 翔「シューティング海賊団‼‼」 隼人「・・・元サンド国王の翔か」 翔「こちら世界連盟と・・・決闘しろ‼‼‼‼‼‼」 隼人「決闘・・・?」 翔「もし応じない場合・・・ここで沈んで貰う‼」 翔「応じた場合はすぐそこの無人島で行う」 翔「貴様らが勝てば・・・好きにするがいい」 海斗「どうするんだ?」 ロー「お前らがどの程度の実力を付けたのか見ておきたい」 ロー「その決闘・・・乗った‼‼‼‼‼‼」 翔「こちらは世界連盟のトップメンバー、五海帝等で行く・・・」 ロー「そっちは何人用意したんだ?」 翔「きちんと9名用意した・・・」 隼人「じゃあ・・どうする?いっぺんに戦うか?」 翔「いや、1名ずつの方がいい」 リン「じゃあ全員参加じゃないですか‼」 葵「ウッソー‼」 ロー「仕方ないだろ、腹括れ」 隼人「問題ねえさ・・・いくらでも相手してやるよ」 仁「お前・・・楽しそうだな」