約 28,795 件
https://w.atwiki.jp/millionbr/pages/176.html
カラクリドール カラクリの世界で操られるドール達 繋いだその糸を断ち切ることは出来ない ◇ ◇ ◇ ほんの少し傾きかけた太陽に照らされる町並み。 その明るさとは裏腹に、辺りは閑静な住宅街と形容することすら憚られるほどに静まり返っている。 そこを通るは一人の少女。 彼女にとっては一度通った道なので慣れはあるが、それでも不気味なことに変わりない。 そんな町並みには目もくれず、未来は俯きながら歩いていた。 その表情は暗く、目元はやや赤く腫れている。 「あった……」 何故未来は来た道を戻っていたのか。 それはある物を回収する為。 探し物は案外早く見つかったようだ。 コンクリートの上には、人の様な形をした何かが転がっていた。 腹部に当たる部分が切り裂かれ、中身が飛び出しそうな程に大きな亀裂が走っている。 右肩の接合部は千切れており、付近には破損した腕がある。 その顔に生気はなく、目も黒く虚ろであった。 誰が見ても死体を連想するであろう、おぞましい物質。 それは未来の友人を模して作られた人形だった。 「翼……本当に死んじゃったんだね……」 当然これは人形であり、伊吹翼そのものではない。 しかし、翼本人もまた、もうこの世には存在していなかった。 それが分かったのは、未来が警察署にいた時である。 彼女が休息をとっていると、室内から放送が流れ始めたのだ。 その声には何もこもっていなかったが、確かに聞き慣れたプロデューサーの声であった。 唐突に始まったそれを未来は大人しく聞いていたが、やがてその表情は怯えたものへと変わる。 彼の口からは、死者の名が淡々と告げられていた。 天海春香、菊地真を筆頭に、かつて慣れ親しんだ者の名が続々と挙がる。 ただひたすらに怖かった。 プロデューサーも、紗代子も、未来の知る人物が次々と変貌していく。 そして、皆死んでいく。 どんどんいなくなって、やがて一人ぼっちになってしまうのではないか。 一人でいるにはあまりにも広い警察署の中にいると、そんな恐ろしい想像がどんどん浮かんできてしまう。 孤独であることが急に耐え難く感じられた。 怖い。 早く誰かに会いたい。 一人になりたくない。 そんな時、かつて所持していた人形のことを思い出し、現在に至る。 嘘でもいい。誰かの温もりを感じたかった。 紛い物ではあるが、共に過ごした仲間の面影を感じ、少しだけ安心する。 「本当に翼そっくりだね、君は」 人形の顔を愛おしそうに撫でる。 文字通り死人のような表情であったが、その造詣は本物と瓜二つだ。 「『みーらいっ、元気出して。スマイルスマイル♪』……なーんて。昔はよくこうやってお人形遊びしてたっけ」 人形の手を振ってみる。 胴体ががくんがくんと揺れた。 「……何か言ってよ」 人形は応えない。 「ねえ……ねえってば……」 人形の体を揺する。 首が取れてしまいそうだ。 「何か……喋ってよ……」 人形の顔に雫が落ちる。 未来の目には涙が溢れていた。 伊吹翼は死んだ。 未来の知る翼はもうどこにもいない。 甘ったるい声も。 眩しい笑顔も。 もう未来には届かない。 「つばさぁ……あいたいよぉ……」 人形を強く抱き締める。 固く冷たい無機質な体であったが、手放せなかった。 こうして抱いていれば、翼の体温を感じられる。 翼がすぐ傍にいてくれる。 そんな気がしたから。 ◆ ◆ ◆ ほんの少し傾きかけた太陽に照らされる町並み。 その明るさとは裏腹に、辺りは閑静な住宅街と形容することすら憚られるほどに静まり返っている。 そこを通るは一人と一つ。 未来の腕には大きな人形が抱かれていた。 腕も首もだらりと垂れ下がり、不気味な様相を呈している。 少し歩きにくいが、それでも構わない。 今、翼の存在を思い出させてくれる物はこれしかないのだから。 翼が一緒にいてくれる。 そう思うと、少しだけ心が安らぐ気がした。 殺す者。殺される者。 誰もが皆、プロデューサーに、彼の用意した舞台に踊らされている。 不恰好に舞う人形たちを縛る糸は、命枯れ果てる其の時まで千切れることはない。 翼もまた生命を燃やし、この人形の様に朽ちたのだろう。 彼女を失った悲しみは未だ癒えない。 それでも、翼の分まで生きなければならない。 それがきっと、残された者の使命だと思うから。 未来と翼を、仲間たちを繋ぐ絆の糸はまだ切れてはいない。 そう信じ、未来は再び舞台へと戻っていく。 【一日目/日中/F-3】 【春日未来】 [状態]健康、深い悲しみ [装備]屍人形(半壊状態) [所持品]支給品一式、ランダム支給品(0~1) [思考・行動] 1:皆でまた、楽しくアイドルがしたい 2:皆を探してプロデューサーさんを止める 3:紗代子さんを、助ける? IT S YOU IT S YOU 時系列順に読む 本当は臆病な私へ IT S YOU IT S YOU 投下順に読む 本当は臆病な私へ 未来へのストローク 春日未来 ひなた ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/battle-operation2/pages/2026.html
→右肩装甲特殊緩衝材
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/565.html
とある二人の年末年始 「寒いわねー」大晦日の夜、御坂美琴は上条当麻の家でコタツに入っていた。年越しそばを一緒に食べ、テレビを見ながら二人で年が明けるのを待つ。「帰省しなくてよかったのか?」当麻は年越しそばを片付けながら美琴に言った。「んー、明日の午後から出発。一応元旦のうちに家に帰らないとね」そっかとツンツン頭の少年はそっけなく答えた。そのそっけなさが美琴はちょっと気に障ったのか「む、なによ。そんなに可愛い彼女と一緒に過ごしたくなかったわけ?」あごをコタツの上に乗せて唇を尖らせる。口からぶーっと言う音が聞こえそうだ。当麻はちょっと苦笑しながら「まさか。でも両親ってのはいいものだからさ。たまには会っておくべきじゃねえかな、と思ってな」当麻の父親が息子のためを思って学園都市に入れた話はチラッと聞いた。当麻もきっと家族が好きなんだろう。「そうね。私もそう思うわよ」そこで美琴は小さくため息をついて「でもいいじゃない。当麻と一緒に一年の終わりと一年の始まりを迎えたかったんだから」頬を膨らませ唇を尖らせたままちょっとだけそっぽを向く。心なしか頬が赤い。「はいはい、ありがとうございます。かみじょーさんも嬉しいですよー」洗物を済ませた当麻が戻ってきて美琴と向かい合うようにコタツに入る。「ちょろっと」当麻をジト目でにらみつけ、コタツの中で足に蹴りを入れる。突然の不意打ちにたじろぎながら「な、なんでせう?美琴お嬢様?」「何でそこに座るのよ。当麻の位置はこっちでしょ」右手で自分の横のあたりをバンバンとたたく。そんなことかよ、と小さくため息をつき美琴の横へと移動する。しかし、さすがにコタツの一つの辺に二人は狭い。片足を突っ込んでみるがそれで一杯だ。とても両足が入るとは思えない。「さすがにはいらねーぞ。これ」「じゃあこうしましょう」というと美琴はまだコタツに入ってないほうの左足を引っ張ると自分の左へと誘導した。結果的に当麻が美琴を後ろから抱きしめるような格好になった。そして、美琴は当麻に背中を預けると「あー、これいいわ。あったかーい」「俺は椅子兼毛布かよ!」ならばとりゃーと両手で美琴を抱きかかえてのしかかる。「にょわっ!重い重いー」さらに当麻が体重を預けて密着した。その重さに苦しんだフリをしているが美琴は嬉しそうだった。当麻は美琴に覆いかぶさったまま美琴の右肩の上から右手を伸ばしてコタツの上のみかんを取った。そして今度は左手を左肩の上から伸ばして美琴の顔のちょうど顔の前でミカンの皮をむき始めた。じっとその動作を美琴が見つめている。皮をむき終り実を一房とったところで「えい」と美琴が指ごと口でみかんを食べた。「あまーい。ほらほら次々ー。ちゃっちゃとする!」なんか餌を待つ雛を思い出すなあ、と感じながらもまた一房とる。そして美琴がそれを食べる。今度は美琴の口の中にちょっとだけ指が入った気がしてどきどきするが、美琴はぜんぜん気にしていなかった。結局、同じ事を数回繰り返して一つのミカンがなくなった。今度は美琴がミカンの皮をむいた。すこし深く寄りかかるとちょうど当麻のあごの辺りが肩のあたりに載った。そのあごの少し上にある口にむけて「はい、あーん」と差し出してきた。当麻は少し苦笑いを浮かべると先ほどの美琴と同じようにその手から直接食べた。ちょっと指先が口の中に入った気がするが美琴は気にした様子もなく、また一房ミカンを差し出してきた。美琴の手から当麻の口へとミカンがすべて飲み込まれていったので二人はそのまま特に言葉も出さずにコタツで過ごしていた。そのまま少し時間がたった。ごーん、と重くそれでいて冬の空気に響く音色が聞こえてきた。「あー、除夜の鐘か」「そうね。今年も終わりね」「今年、か」当麻は少し深くため息をついた。美琴はちょっとだけ寂しそうにその横顔を見つめた。当麻には本当にいろいろあった一年だった。出会いも別れも。そして、いろいろ振り払うように声を上げた。「まあ、終わりよければすべてよし!」唐突に大声で当麻が叫んだ。ちょっと近所迷惑じゃね?って言う音量で。「一年の計は元旦にありともいうけどねー。」「そういえばまだ半年よ、半年」「なにがだ?」「私と当麻が出会ってから。」あー、とちょっと生返事だ。その最初に出会った記憶がないため、当麻自身は8月の終わりごろに始めて出会った感覚なのだ。つまり、まだ半年もたっていない。しかしそんな短い期間とは思えないほどの思い出が頭に浮かぶ。「なんつーか、出会ってからの期間の内容があまりに濃かったからなあ……」「そうねー。当麻何回死にかけたの?」「うんざりするほど……」げっそりとした顔になる。なんかその顔がおかしく美琴はちょっと笑ってしまった。「でもさ、当麻は最近『不幸だー』って言わなくなったじゃない。」なぜかニヤニヤして美琴がいってきた。当麻は軽い口調で「美琴がいるときには絶対に言わないようにしてますよ。美琴といるときはかみじょーさんは幸せ者ですし」といった。軽い口調に反して両手に力を込めて美琴をぎゅっと抱きしめた。久しぶりに顔が真っ赤になるのを美琴は感じていた。そして「私も幸せ者ね」ごーん、ごーん、ごーん除夜の鐘が響き渡っている。テレビも時刻が23;59分となっていた。「ねえ、当麻」「なんだ?」「さっきさ、終わりよければすべてよしって言ったわよね」「一年の計は元旦にあり、とのお返事をいただきましたが」変な顔をして答えてきた当麻に美琴はくすっと笑いかけると23:59分55秒美琴は当麻にくちづけをした。そしてテレビから「あけましておめでとうございます」と言う声が響いた。美琴はそっと唇を離すと「これで両方満たしたわよね?」といたずらっぽく言った。
https://w.atwiki.jp/newgenreschool/pages/96.html
- 第一話 - ヒート「男おおぉぉ!!弁当一緒に食べようぜえぇぇ!!」 クール「いや、私と食べよう」 シュール「君と食べる米が一番うまいんだ」 ツン「な、なによみんなっ!男は私とお弁当食べるんだからねっ!?」 武士「拙者と!」 ㍉子「私と!」 男「ああもうわかった、みんなで一緒に食べよう、な?!」 渡辺さん「すご~い、男くんモテモテだね~」 佐藤さん「そうね…ごはんつぶ付いてるわよ」 ランダエタ「どうやったら額に付くんだ?」 ――この日常が、ずっと続くと思ってた―― 『新ジャンル☆スクール~追憶のセレナーデ』 友「あ、ほらほらみろよ男!」 男「ん?」 友「低血圧の胸元を…な?見えてるぞ」 男「ぶほっ?!」 友「うわっ、午後茶吹くなよ…」 俺「なに盛り上がってんの?」 男「な、なんでもねーよ」 低血圧「Zzzz…」 ゆうや「さて、昼休みをどう過ごすか」 ゴロゴロゴロ…… ゆうや「…急に曇ってきたな」 日和「きたな」 ガシャーン!!パリーン!! 男「な、なんだ?」 武士「一階…一年の教室でござるな」 ㍉子「…これはただ事じゃないな」 ガシャーン!!『ぎゃあー!』 男「ひ、悲鳴っ!?」 友「や、ヤバそうだぞこれは?!」 カラカラッ(ドアの開く音 義弟「に、兄さんっ…」 男「!!お前どうしたんだよその右肩の怪我…!」 義「あ、あいつらが…兄さん、逃げて…」 すうっ…… 友「なっ!義弟が…透けてきてる…?」 男「おい大丈夫か、おい!」 義「兄さん……逃げ…」 友「…消え、ちまった…」 ツン「い、いやああっ!何が起きてんのよっ!」 ―――なにが起きてるんだよ。 なんであいつが、弟が消えたんだよ。 なんで―――教室の外に、化け物がいるんだよ。 ヒトに近いシルエット。 だが腕の長さは2mはあり、腹に当たる部分にでかい口がある。 顔には目なのだろうか、ぼんやりとした灯りが2つ。 そして極めつけにヒトと違うところは、全身が真っ黒なところだろう。 影――。こいつは影なんだ。 俺はふとそんな風に思った。 化け物「グルルルルルルゥ……!」 あ。目があっちまった、やば――― ぱぱぱぱぱぱぱぱ!! 男「…っ、㍉子!」 ㍉子はやたらでかいマシンガンを化け物に向けて発砲していた。 化け物「ガウ……ルルルゥ…」 ㍉子「ほう……ミニミでも殺せはしないのか。」 ㍉子「ちなみにミニミマシンガンは全長1m重さは7kgほど、武骨な軍用のマシンガンで」 バキッ! 化け物「ルルゥ…!」 ㍉子の講釈にも耳を貸さず、化け物は㍉子を殴りつけた。 男「㍉子っ!?」 ㍉子「大丈夫だ…い、一撃が…重いな」 ぱぱぱぱぱぱぱぱ!! ㍉子「男、取りあえずは逃げてくれ」 男「…は?」 何を言っているんだ、こいつは。 ぱぱぱぱぱぱぱぱ!! ㍉子「聞こえなかったのか?ここは危険なんだ」 ㍉子の視線を追うと、化け物が5体ほどこちらに向かってくるのが見えた。 ―――こいつらは群れなのか?全部で何体いるんだ? ㍉子「教室の中にはまだ大勢のクラスメートがいる。みんなと一緒に逃げてくれ」 男「じゃあお前は」 ㍉子「私はプロだぞ?それに独りじゃない」 ズバッ! 化け物「ガアアアアァ!!」 刀の一閃で化け物の左腕が切断された。 武士「そうでござる、男殿。化け物ごとき拙者と㍉子殿の二人で十分でござる」 くっ…… 確かに、俺がここにいても足手まといだろう。 でも…… ㍉子「早く!……そうだ、これを持っていけ」 男「こ、これは…?」 拳銃だった。ずっしりと重い、鉄の感触。 ㍉子「それはニューナンブ三八口径リボルバーだ、警官が持ってるやつだ」 男「なんで、俺に」 呆けた顔で訊いた俺に、㍉子は笑顔で答えた。 ㍉子「君に、死んでほしくないからだ」 ㍉子「それでみんなを守ってくれ」 ……。 ㍉子「ほら急げ!!」 男「…死ぬなよ」 ㍉子「ああ、当然だ。また会おう」 ㍉子達の戦闘開始と同時刻――学校外 定食屋「なんだあ、この変な霧は……?」 空が急に曇ったかと思えば、今度は学校が霧に覆われている。 只の霧ではない。紫色の霧であった。 美容師「あ、チャッスwww」 定食屋「おっ、あんたかい。なあ、あの霧はなんだと思う」 シリアスな定食屋に対して、美容師は軽いノリである。 美容師「さあ?分かんないッス、サーセンwwwww」 …はあ。定食屋は溜め息をつきつつも考えていた。 定食屋「(こいつぁ…ヤバい感じがするな…)」 学校になにか異変が起きている。 学校の生徒達はみんな自分の子や孫のように大切だ。 ならば、とるべき行動は1つ。 定食屋「…学校に行ってみよう」 そこは闇の中だった。 ひとりの男が絶えずパソコンのキーボードを叩き続けている。 そしてそのカシャカシャという音のみが響き続ける。 ???「さて……一仕事と行きますか…」 ぶつぶつと呟くその瞳からは、確かに強い決意が感じられた。
https://w.atwiki.jp/filinion/pages/360.html
② 洗礼者ガザルドが授かった奇跡、‘感染’ 一言で言えば、‘他人の精神に、自分の精神を被せる’能力だ。 ‘他人を意のままに操る能力’と言ってもいい。 事実、ガザルドと同様に‘感染’を授かった数少ない洗礼者達は、その欲望を様々な形で叶えていた。 だが、ガザルドの‘感染’は、精神的影響は与えるものの、‘意のままに操る’とまではいかなかった。 先天的な才能の不足か。 精神的な自信の欠如か。 本来が、特別な才能があった訳ではない。 洗礼前は、うだつの上がらない瓦職人だ。 ‘強さがルール’となった街で、ガザルドはその最下層に追いやられた。 だから、路地裏でゴロツキ達につまらない因縁をつけられ、憂さ晴らしのためだけに、殴られる。 『侘びの仕方も知らねえのかよ』 幾度となく繰り返された、嘲りの声。 ‘感染’を発動させるが、いつもの通り無反応。 腹部を殴られ、地べたに這い蹲るガザルドの頭部を押さえつける、靴。 『もっと頭を下げるんだよ、こうやってな!』 靴にのしかかる体重。 広がる嘲笑の輪。 ‘死ね!’ 屈辱の中、ガザルドは胸の内で念じだ。 ‘死ね!死ね!死ね!’ ひたすら強く、黒く、念じた。 ‘こいつら全員、今すぐ死ね!’ ガザルドが、自分の‘奇跡’を目の当たりにするのは、直後の事だった。 『があああ!』 情けない悲鳴と共に、頭上の圧迫感が退く。 『うわああ!』 『なんだぁ』 悲鳴の輪が広がる。 そして、獰猛な唸り声。 体を起こしたガザルドは、状況を理解する。 一匹の、野犬。 路地裏の奥で、ゴミを漁っていた中型犬が、ゴロツキ達に次々と襲い掛かっている。 その牙と。 その爪で。 ‘人間はナイフ一本を持った程度では、野性を剥き出しにした犬にも劣る’ 野犬は逃げようとする男達の足に噛み付き、転倒した直後の喉元を狙う。 そうか ガザルドは理解した。 「・・・目を抉れ」 声に出して呟く。 直後、倒れた男の首に噛み付いたまま、前脚の爪が泣け叫ぶ男の目を抉った。 ‘感染’は、人間よりも‘獣’に有効。 その事実に気付いたガザルドは、あらゆる動物で試した。 牛、馬、猿、白鳥、蛇、狼、猪、熊。 いずれも覿面に効果を発揮し、ガザルドの手足のように、いや手足以上に自由に動いた。 『貴方の‘感染’で試してもらいたいものがあるの』 ある日、ガザルドの前に現れた気品漂う美女、エルロイド・リーベンバークが微笑みと共に要望した。 そして、ガザルドはエルロイドの部下となった。 着地。 両手を広げ。 両足を僅かに曲げて。 うつ伏せに。 着地した場所は雪を被った岩盤であったが、問題ない。 衝撃を完全に吸収する。 射抜かれた右肩の筋肉を締める。 出血は止まる。 二十メトルーほど離れた城壁の上から、連続した発砲音。 命中。 小石が当たる程度の衝撃。 無造作に傍らの大木を引き抜く。 投擲。 城壁へと命中。 轟音の後、沈黙。 「・・・あの日、私はガザルドにこう尋ねたのです。」 眼下で広がる動揺の体を見せる『北の教会』を楽しげに見下ろすウルライヒの背に、エルロイドは慇懃に報告する。 「‘感染’が、‘獣’に有効であるのならば、‘魔獣’にも有効ではないのか、と」 「‘イエティ’だと」 振動の収まった西側城壁の上で、指揮をまかされた異端審問官ラーガンは、天から落下してきた魔獣を見て、呻く。 半島北部に生息する、巨大な魔獣。 遭遇頻度は稀だが、その討伐には完全武装の騎士団が導入される程だ。 身長は成人男子4~5人分に匹敵する7~8メトルー。 異様に長い両腕を振り上げれば、城壁の縁に届きそうなサイズだ。 雪上や森林でも俊敏に動き回り、分厚い毛皮の防御力は、先ほど銃士隊による一斉射撃を防いで見せた通りだ。 何よりも巨体が繰り出す、その怪力。 大木を引き抜き投げる、という行為を無造作にやってのける化け物だ。 接近戦は論外だろう。 とは言え、通常弾が無効なのは、先ほどの結果が証明している。 迷っている余裕はないが・・・。 「何?」 直後に。 ラーガンの背後から駆けてきた人影が、城壁の先端よりイエティに向かって、跳躍する。 「ほう」 空中要塞で、‘天覧’していたウルライヒが、息を吐いた。 感心したような、侮蔑したかのような吐息だ。 「いきなり、切り札を切ったか」 「あれが・・・」 城壁の守備隊についていた、ロメロ・バステンが、戦斧を握りしめながら呟く。 噂は聞いていた。 何度も何度も聞いていた。 だが、‘実物’を見るのは初めだ。 巨獣イエティの前に優雅に舞い降りた人影。 皹の入った白い仮面。 冠を模したヘッドガード ドレスのようにはためく防刃服。 修復不能といわれた右手には短矢射出装置と一体化したガントレット。 左手には先端が発光する長槍。 ライナス・バルグの自動人形。 失われた十体の屍を越え、最後までライナスに寄り添う‘最強の女王’ すなわち。 「・・・‘湖畔の英霊’」 承フェイズ③に続く
https://w.atwiki.jp/h_session/pages/8433.html
PL名:M1 ■コンセンサス表 (1「見るのも嫌!」~3「可も不可もなく」~5「全然OKバッチこい!」で記載してください。) 1,エロールの是否 :5 2.陵辱を伴うRPの是否 :3 3.苦痛を伴うRPの是否 :3 4.性別や属性変化RPの是否:5 5.多人数との性的RPの是否:3 6,[[NPC]]への殺傷RPの是否:4 7,同性・両性とのRPの是否:4 8.具体的な禁止シチュ列挙 :グロ、スカ(大)、隷属 9.具体的な希望シチュ列挙 :可能な限り相手に合わせます。 【プロフィール】 名 前:アイン・フォルク 二つ名: 種 族:人間 年 齢:12 性 別:男 外 見:小柄な金髪の少年 出 身:メルキア C V: 性 格:ニュートラル タイプ:パイロット レベル:3 総CP:42+50 5D = [2,2,4,2,2] = 12 消費P:89 残CP:3 所持金:2266Cr 【能力値】 【操縦レベル:4LV】 :初期:現在:ボーナス:対応:成長:操縦 体力 : 9: 9:( 2):防御: : 2 知力 :13:13:( 3):回避: 3: 6 技量 : 8: 8:( 2):命中: 3: 6 意思力: 9: 9:( 2):近攻: : 2 魅力 : 9: 8:( 2):遠攻: 3: 5 HP:18 【アビリティ】 名前 2:効果 底力 : 8:HPが上限値の1/3以下になったとき、命中、回避、追加ダメージに+2 苦手・恐怖症 :-2:怖い大人が苦手 弱気 :-1:味方ユニットが1体撃墜されたり、味方が戦闘不能になると気力-1 未成年 :-1: ドジ :-2:技能を使用しない、または覚えていない全ての能力値判定に-1 幸運 : 8:1シナリオに一回、任意の判定を+1して振りなおすことが出来ます 【技能】 名前 :習得:消費:LV:効果 操縦 :特殊:特殊: 2: 撃ち落し : B: 5: 1:『切り払い』技能レベル+技量ボーナスを基準値として判定。 近接戦闘 : A:15: 2:個人戦闘時の命中、追加ダメージ+1 遠距離攻撃 : A: 8: 1:個人戦闘時の命中、追加ダメージ+1 体術 : B: 8: 2:素手の攻撃力が技能LV分上昇 機械整備 : B:13: 3: 爆発物 : B:13: 3: 【精神コマンド】 名前 :消費:効果 必中(5) : 8:攻撃時のダイス目を「ダメージ、気力」の分しか振らないことにより確実に命中 応援(5) : 8:味方の判定前に使用することで、その判定に「+1」の修正 閃き(7) :10:その時に受けたダメージを完全回避して無効にする 【所持品】 <近距離武器> 名称 :距離(属性):命中:回避:攻撃力(能力) :値段:備考 ナイフ :近(衝撃) : 0: 0: +2(技量) : 50:なし <遠距離武器> 名称 :距離(属性):命中:回避:攻撃力(能力) :値段:備考 オートマチック : 遠(銃) : 0:-1:+10(技量) : 300:弾数15 弾1つ5Cr 銃弾 :7発 : 35 <防具> 名称 :対銃:対衝撃:対EN:回避修正:価格:備考 耐圧服 :+6: +2:+1: なし : 230: <[[その他]]アイテム、消耗品、強化パーツ> ○技能アイテム 名称 :値段:効果 携帯電話 : 50: 【戦いの理由】 死にたくない(8) ヴェンディの交流(1) 【設定】 メルキアの少年兵。 第3次サンサ攻略戦に補充兵として参加するが、惑星降下中に対空砲の餌食となり戦死した……はずだったが 気が付くと赤いサンサの大地ではない、緑の溢れる世界で目を覚ます。 それからは成り行きでレメゲトンに所属することになる。 軍の徴兵時には年齢を誤魔化して入隊している 基地内をよく耐圧服かトレーナー、半ズボン、プリニートレーナー姿で歩いている。 スーパーロボット大戦TRPG ユニットシート 【プロフィール】 名 称:スコープドックターボカスタム 二つ名:最低野郎 外 見:右肩の赤いスコープドック 総GP:140 タイプ:リアル 【能力値】 : 最大HP :13 5→13 最大EN :02 装 甲 :10 8→10 運動性 :14 近距離攻撃力:10 遠距離攻撃力:12 命中:19 回避:20 防御:12 【ユニット特性】 名前 :消費:効果 高機動 :10:回避の際に振るダイス目を、「3Dした中の好きな2D」に変更 ローラーダッシュ : 2:攻撃行動を放棄することでもう一回移動が可能 純科学 :-4: ★冷却機能不備 :-7:遠距離武装のダメージを受けると、そのダメージに関わらず、1ダメージを追加 非互換性 :-2: 脱出装置不備 :-4: 【武装オプション】 :消費:効果 ◎対空 : 1: ヘビーアタック : 2:命中-2 攻撃力+2 P武装 : 3:移動後攻撃可能 攻撃力-3 弾幕・爆撃 : 4:敵が切り払い・撃ち落し以外で回避した場合1D6点÷3(端数切り上げ)の実ダメージ 【近距離攻撃】 【基本攻撃力:12】 名前 :命中:攻撃:オプション アームパンチ :19:12:◎対空 【遠距離武装】 【基本攻撃力:17】 名前 :命中:攻撃:オプション ヘビィマシンガン :19:17: Aソリッドシューター :18:17:弾幕・爆撃 2連装ミサイルポッド :17:19:ヘビーアタック サイドガトリングガン :19:14:P武装 【設定】 とある先任軍曹が思案したスコープドックの強化案。 機体性能はアップするが扱いにくい機体となり、殆どの兵士には運用が出来なくなった。 前部隊と同じように右肩を赤く塗装し、火力不足を補うために右腰部に対MSミサイルを搭載している。 【改造履歴】 1/5 HP:5 → HP:10 1400Cr 1/6 HP 10 → HP:13 1400Cr 2/2 装甲:8 → 装甲:10 2000Cr 【セッション暦】 1/3 CP10 1114Cr SR1 1/5 CP9 1060Cr 1/6 CP5 970Cr 1/14 CP8 867Cr 2/2 CP8 1210Cr 2/2 CP10 1800Cr
https://w.atwiki.jp/dragonuteningyougeki/pages/128.html
十二星座の「しし座」の名を有すモビルスーツ。アフターコロニー初の戦闘用モビルスーツ、トールギスの量産型であり、トールギスは(その性能の高さ故に)未完成のまま開発が中断されたため、リーオーが実質的にアフターコロニー初の戦闘用モビルスーツとなった。トールギスをベースにしながらも徹底したコストダウンと機能の縮小化によって完成しており、一般兵でも操縦が可能な高い操作性と大量生産に向いた生産性を獲得した。また、装備の変更によって地上と宇宙双方に対応し、豊富な武装やオプションパーツによって幅広い任務に対応出来る汎用性も併せ持つ。ロームフェラ財団から地球圏統一連合に提供されたこのモビルスーツは各地の紛争を鎮圧し、コロニー国家群に対する軍事的牽制となるなど、連合の影響力を強める一端となった。その後20年に渡りアップデートを繰り返しつつ連合の主力モビルスーツを務めていたが、ガンダムの登場でその優位性が一変。戦乱の拡大で性能不足に陥ることとなり、連合がOZに乗っ取られた後は次々と現れる新型のモビルスーツにその座を譲り渡した。しかし、それでも機体生産数は圧倒的であり、ホワイトファングなど様々な陣営で運用されている。また、リーオーはアフターコロニーのモビルスーツの性能的な指標となっており、本機の性能を基準とした「アビリティレベル」と呼ばれるステータスが設定されている。 スペック 分類 汎用量産型モビルスーツ 生産形態 量産機 型式番号 OZ-06MS 頭頂高 16.2m 重量 7.0t 装甲材質 チタニュウム合金 開発組織 地球圏統一連合、OZ 所属 地球圏統一連合、OZ、その他多数 主なパイロット ゼクス・マーキス、ヒイロ・ユイ、その他多数 初登場作品 新機動戦記ガンダムW 第1話「少女が見た流星」(1995年4月7日放送) アビリティレベル ファイティングアビリティ レベル100 ウエポンズアビリティ レベル100 スピードアビリティ レベル100 パワーアビリティ レベル100 アーマードアビリティ レベル100 武装 105mmライフル 本機の主兵装の1つで、地上用の主力武器。機関部下部に装弾数が約100発のドラムマガジンを取り付けており、交換の際はマガジン上部のハンドルを握って着脱する。このハンドルは射撃時のサブグリップとしても機能する。 ビームライフル 宇宙用の主力武器。バレルを切り詰めたショートサイズの物も存在する。 シールド トールギスの物と同型の円形の実体盾。裏側のジョイントにより左肩に装着される。サーベルホルダーを兼ねており、サーベルを予備を含めて2本収容する事が可能。 ビームサーベル 一部の機体に装備。シールドに備えられている。 バズーカ 実弾式砲弾を使用。 ドーバーガン 肩部のアタッチメントに装備する大火力火器。トールギスのものと同型だが、反動が大きいため両手で保持して発射する。両肩に装備する事も可能。 大型ビーム砲 右肩のアタッチメントに装備するビーム兵器。第1クールのあらすじに登場するリーオーなどが使用している。 ビーム砲 両肩にアタッチメントで取り付ける。 ドラゴニュートの人形劇では… Episode1「ビギニング」以降、モビルスーツ連合の戦力として登場している。 余談 小説『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』にてリーオーの開発者はヒイロの母の結婚相手(つまりヒイロの義父)である事が判明している。このためヒイロはリーオーに対しとても強い思い入れがあり、作中で度々リーオーに乗って戦うのもヒイロ自身がリーオーの有用性を証明したいからであるとされている。一応の主役機であるウイングガンダムがヒイロから粗雑な扱いをされているのとは対照的である。 児童誌「コミックボンボン」のマンガ版では第1話でのみ「リィオゥ」と表記されており(単行本では修正されている)、アニメ版でも第14話のエンディングクレジットで同じく「リィオウ」と表記されていた。 角ばった頭部にTVモニターのようなカメラアイ、丸みを帯びた肩と、デザイン上ザクとは直線と曲線のバランスが逆に配置されている。 面積の広いカメラアイや、試作機を元にした量産型という設定などはむしろジムに近いため、本機はジムとザクの折衷のようなデザインと言える。 ガンプラではTV版放映当時はキット化されず、1997年にLM(リミテッドモデル)と呼ばれる簡易インジェクションキットで発売されたが、寿命の短い素材での金型を用いていたためすぐに絶版となり、長らくプレミア価格で取引されていた。2018年5月にHGACリーオーのキットが登場し、TV版放送から実に23年の時を経て正式なガンプラが発売された。 トールギスの外装を外すとリーオーそっくりになるという設定からか、SDガンダムシリーズの一作『超SD戦国伝 武神輝羅鋼』に登場する武者刀流義守(むしゃトールギス)のガンプラには、刀流義守の部下である裏鷹(リーオー)への組み換えギミックがある。ただしこちらは刀流義守のガンダム顔の上に裏鷹のマスクを被せるという、元ネタとは逆の構造になっている。
https://w.atwiki.jp/jfsdf/pages/1077.html
※投稿者は作者とは別人です 45 :外伝:2009/04/23(木) 21 27 48 ID p7nj.31.0 それはかつては森の女神と呼ばれていた存在だった。 緑の髪と緑の肌、この世のものならぬ美貌と完璧なプロポーションを備えた優美な姿は女神と呼 ぶに相応しい。 体から生やした触手がジュルジュルとのたくる様は流石に引くが。 まだ生まれたばかりの人類がひ弱な存在であった頃、人々は彼女を崇め、彼女は自分を敬う者達 に森の恵みを分け与えた。 やがて魔法の力を手に入れた人間達が増長し、その生活圏が彼女の聖域を犯すようになると、彼 女は一転して森の妖物、忌むべきものと見なされるようになった。 自然と彼女も人間との交流を忌避するようになったが、精霊を敬う風習を残す辺境の人々との間 では、辛うじて友好的な関係が保たれていた。 だがそれもシホールアンル帝国が領土拡大に乗り出した時点で破綻する。 北大陸を制圧したシホールアンル帝国が強引な占領政策を押し進め、各地に工場や軍事施設を建 設する過程で、彼女の同族のうちあるものは森ごと焼き払われ、あるものは捕えられ実験材料と して生きたまま切り刻まれた。 レバントの森に住む彼女は、北大陸ではもう数えるほどしかいない千年以上を生きた個体である。 いま彼女は自分のテリトリーに侵入してきた一人のシホールアンル兵を追っていた。 相手は幻惑系の魔法を使用しているらしくその気配を捉えることは難しいが、森の木々や草花の 全てが自分の目となり耳となる彼女を完全に欺くことは出来ない。 さすがに軍隊が相手では抗しようもないが、一人だけならたとえ高位の魔道士であっても森の中 で戦う限り遅れを取るつもりはなかった。 敵の気配を追って狭い谷底に降り立った彼女は、森の声に耳を澄まそうとして- 右肩から血のように赤い体液と緑の肉片が飛び散り眼前を覆う。 付根から吹き飛んだ右腕が、くるくると回りながら地面に落ちるのを見て、彼女は悲鳴をあげた。 相手が魔道士ならば、魔法を放つ前に魔力の溜めを察知することが出来る。 だが今度の敵は攻撃の予兆が全く読めなかった。 右肩の傷口から水鉄砲のように体液を噴出させ、苦痛に喘ぐ彼女に向って蛍光オレンジの光弾が 飛来する。 光弾は彼女の豊満な胸の谷間に拳大の穴を穿ち、パイナップルをフライパンで炒めるような、甘 く香ばしい匂いが谷底に立ち込める。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!」 彼女は絶叫した。 体内に収納していた触手を全て出し、周囲の藪にむかって闇雲に紫色の光線を撃ち込む。 光線を浴びた地面は黒く変色し、異臭を放つ煙が立ち上る。 煙の向こうから続けざまに飛来した光弾は彼女の左足首を撃ち抜き、右膝を砕き、脇腹を抉り、 左目を貫通した。 彼女は為す術もなく撃ちまくられ、被弾の衝撃で死の舞踏を踊る。 46 :外伝:2009/04/23(木) 21 28 32 ID p7nj.31.0 シホールアンル軍少尉コシラ・シバルデは標的が倒れたのを見て、針葉樹の生い茂った南斜面の 隠れ場所から這い出すと谷底に降りていった。 少尉の手には実用化されたばかりの魔道小銃が握られていた。 細長い銃身の中ほどまでを被う木製の握り。 金属製の機関部の下側には魔法石を納めた箱型の弾倉が突き出し、ピストルグリップと一体化し た銃床には重量軽減のための肉抜き穴があけられている。 どう見てもドラグノフです本当にありがとうございました。 これは主任設計技師の名をとってイガルヘマンⅠ型と呼ばれている銃で、この銃を装備している 兵士はまだ僅かしかいない。 イガルヘマンⅠ型は歩兵が携行できるサイズの魔道銃という要求を満たしはしているものの、そ の構造は複雑で大量生産には不向きだった。 さらに良好な作動状態を保つためには頻繁に分解整備をせねばならず、扱う兵士に高い熟練が求 められた。 こうした事情からシホールアンル軍はより生産性と実用性を高めた主力魔道銃の開発を継続する 一方、イガルヘマンⅠ型を限定正式兵器とし、専門の訓練を積んだ兵士を魔道小銃射手として各 歩兵小隊に数人ずつ配備して急場を凌ぐこととした。 そして軍団直轄の特殊作戦部隊に所属するシバルデは新兵器の実戦テストを兼ね敵戦線後方での 遊撃戦を行うためにレバントの森に分け入ったのだった。 シバルデはカモフラージュネットに小枝を挟み込んだ森林用偽装服のフードを外すと、足元に倒 れ伏した獲物を見下ろした。 美しい女性の姿をした植物は、グラマラスな肢体のいたるところに弾痕を穿たれた無残な姿で地 面に横たわっている。 「キ…サマ……」 彼女は左半分に柘榴のような傷口を晒す、それでも美しい顔に悪鬼の表情を浮かべ、唯一無傷で 残った左腕を伸ばしてシバルデの身体に爪を立てようとする。 シバルデは彼女を蹴り飛ばし、切り替えスイッチをフルオートにセットすると魔道小銃を腰溜め に構える。 一切の感情を排したガラス玉のような瞳で獲物を見据え、人間の皮を被った戦闘機械の几帳面さ でシバルデは人外の美女をバラバラに引き裂いた。 人間より遥かに長い寿命と死ににくい体を持つ彼女も不死ではない。 彼女が完全に絶命したことを確認したシバルデは、フードを被りなおすと踵を返して斜面を上が っていく。 その輪郭はたちまちのうちに周囲の風景に溶け込み、シバルデの姿は霧か霞のように森の中に消 えた。 その後シバルデはモンタナ出身の狙撃兵トーマス・ベケット上級曹長に倒されるまでに83人の アメリカ兵を射殺し、「レバントの森の悪魔」と呼ばれることになる。
https://w.atwiki.jp/viptndr/pages/227.html
(597-77の続き) 36 名前:その1/5[sage] 投稿日:2011/05/20(金) 23 52 27.27 ID woQDrDDh0 [2/6] 体育祭編(パン食い競走) 尊「ただいまよりパン食い競走を開始します。選手の皆さんは1番ゲートに集合してください。」 タ「お、梓の出番だな。頑張れよ」 梓「任せてよ!このときのためにボクは昨日の夜から何も食べてないんだからね!」 タ「………」 なんか梓は勘違いをしている。 タ「梓、パン食い競走はパンを全部食べるわけじゃないぞ」 梓「ええっ!!違うの!?」 タ「おまえ何も知らんかったのか…、パン食い競走ってのは宙吊りになったパンを一口かじり そのあとゴールまで走る、っていう競技だ」 梓「そ、そんなの知ってたもん!じょ、冗談に決まってんじゃん!行ってきます!!」 顔を真っ赤にした梓はそう言ったあと、そのまま走り去っていった。 37 名前:その2/5[sage] 投稿日:2011/05/20(金) 23 53 05.45 ID woQDrDDh0 [3/6] 審判「それでは皆さん位置について…よーい…」パーン!!!!! そんなこんなでパン食い競走が始まった、まあゴールまでの距離は短いし、いくら梓が 空腹でも問題ない。そう思っていたが 梓「と、とどかないよ~~~~~~!」 高かった。いや何が高いって吊るされたパンの位置が高い。梓が小さいのもあって全然まったく届かない。 梓「うー!う~~~~!!」 ぴょんぴょんとパンに向かって跳ねる梓は、なんかとても可愛らしい。そう思って見てると 梓「うう…ぐすん…」 なんか泣きだしそうになってきた。あれはやばい、なんとかしなきゃ、そう思ったときには体が走り出していた。 タ「よっと」 梓「ふえ?」 梓の後ろまで来てその体を後ろから持ち上げる。 梓「タ、タカシ?」 タ「ほら、早く食え」 梓「う、うん」 梓は頷いてパンを一口かぷっとかじる。 38 名前:その3/5[sage] 投稿日:2011/05/20(金) 23 53 47.23 ID woQDrDDh0 [4/6] 梓「ありがとタカシ。でもこんなことして反則にならないかな?」 タ「心配すんな。もう他の選手はみんなゴールしてるし、いざとなったら…」 梓に右肩の実行委員の腕章を見せつける。 タ「こいつの権力でなんとかしてやる、だからほら、行ってこい」 梓「タカシ……、うん!!」 勢いよく走り出す梓、もちろんビリだがちゃんとゴールテープを用意してもらったようだ。 梓「ごめんね…みんな…迷惑かけて…」 テントに帰ってきた梓が申し訳なさそうにみんなに謝る。 か「気にしないで、あのパンの高さじゃ仕方ないわよ」 リ「そうですわ。これから取り戻せばいいんですから」 い「せやな」 梓「みんなぁ…ありがとぉ……」 感動的な場面だ…友情っていいなーと思ってたら ぐ~~~~ 梓「あ……」 梓の腹が鳴った。そういや昨日の夜から何も食ってないって言ってたな。弁当のおにぎりでも食わしてやるか。 タ「ん?」 俺のカバンがない…、あ、そーいや実行委員の仕事してたときに体育倉庫に置きっ放しだったけ。 しゃあねえ、ここで食わせるのも目立つし体育倉庫まで連れてくか。 39 名前:その4/5[sage] 投稿日:2011/05/20(金) 23 54 38.32 ID woQDrDDh0 [5/6] タ「梓、ちょっと来てくれ」 梓「ふえ?なに?」 タ「パン食い競走頑張った梓にご褒美やるよ」 梓「ええ!ご褒美!?いくいく!」 もし梓が犬だったら尻尾を振ってついてくるんだろうなー可愛いヤツだ。 そんなこんなで校庭から離れた体育倉庫に到着。 梓「タ、タカシ…ここって…」 なんか梓の顔が赤い、腹の減りすぎか? タ「ほら、中に入るぞ」 梓「う、うん…!」 梓を倉庫の中に招き入れる。 梓「(こ、この体育倉庫って…こ、ここ恋人同士でその……え、えっちなことするって噂の…あれだよね… て…てことはタカシは、ボ…ボクのこと好きってこと!?う…嬉しいよぉ…まさか両思いだったなんて… で、でもでも!いきなりえっちなことは早すぎるよぉ…!そ、そりゃあボクだってタカシとえ…えっちなことしたいけど ボク…おっぱい小さいし!初めてだし!心の準備もあるし!まだ午前中だし!でもタカシが望むならボクは…!)」 40 名前:その5/5[sage] 投稿日:2011/05/20(金) 23 55 08.92 ID woQDrDDh0 [6/6] タ「ほい、おにぎり」 梓「………………へ?」 タ「梓、腹減ってるだろ?食えよ」 梓「………」 タ「おーい、聞いてるかー?」 梓「タカシの…」 タ「?」 梓「バカあああああああああああああ!!!!!!」ドゴオ!!!! タ「なんでだあああああああああ!!???」 タカシを倉庫の中のマットに沈め、梓はおにぎりを片手に真っ赤な顔で倉庫を後にした。 つづく
https://w.atwiki.jp/mikudiva/pages/467.html
PSvitaでPlayStationSpotって使えるんですか? -- 2014-05-31 17 41 28 ↑店頭でVitaの設定アプリからワイヤレスネットワークの設定見てみ、出てくるから。 -- 2014-06-07 18 36 28 ↑ありがとうございます!! -- 2014-06-08 14 48 25 来週、やっとリズムゲームのDLCが来るよ…。セガの野郎、焦らしやがって。やるじゃねぇか!! -- 2014-08-21 20 32 17 焦らすなぁwww ところでいろは唄のmagnetはまだですか? -- 2014-11-01 20 09 08 ↑12月1月2月とリン、レン、ルカ、兄さんのbirthdayがあるから、そこを期待してる -- 2014-11-02 16 20 56 ルカ誕では -- 2014-11-08 16 02 45 ↑訂正 -- 2014-11-08 16 03 06 ↑訂正 ルカ誕では紅一葉が来て欲しい。 -- 2014-11-08 16 11 10 ルカ誕かぁ・・・。フェアリーマカロンは固かろう。MEIKOのセクシープディングとセットだし。 -- 2014-11-08 21 49 23 雪ミクさんシリーズとレーミクさんシリーズ、来てほしいわあ -- 2014-11-19 21 43 38 ↑禿同!!特に雪ミクさん2012、2014、2015をセットで。頼むよSEGAさん。 -- 2014-11-20 19 08 25 おそらくjust be friends くるだろうけどシフォンワンピースは厳しいかな… -- 2014-12-10 13 07 42 12月はまずリンレンっしょ。いろは唄、孤独の果て、右肩の蝶辺りが候補かな? -- 2014-12-14 14 32 01 ↑一曲当選おめでとうございます!! -- 2014-12-23 17 52 06 兄誕はどうするの?リメイクできる曲がfから持ってこないと無いよ。それとも過去作DLCから持ってくるか、まさかの新曲? あと配信日だけど月末がお約束だけど兄さんは月半ばが誕生日だよ… -- 2014-12-26 15 15 17 アーケード専用の曲が配信されることはないのかな? -- 2015-01-12 18 43 15 JBF、magnet来ますた。てか今回多すぎるw。さて兄誕はどうなるかな? -- 2015-01-23 06 02 58 星屑ユートピアがほしかったなぁ・・・。それと兄誕で兄絡みはモジュールメインになるかもね。PSPの過去作は(多分)出し切ってる気がするし。曲は時期的に消失が合いそう -- 2015-01-24 14 55 09 兄誕はモジュメインかacからとかだろうか。 -- 2015-01-27 19 34 49 それともmiraiからスノーマンとかきてくれたら嬉しいんだけどなぁ… -- 2015-01-27 19 37 48 ってかそういや、ルカコンフリクトってPSP版ではなかったよね。ACとかからもDLC来るの期待OK?ならいつの日か、深海少女ほしいな -- 2015-01-31 11 57 33 てかDLC高ぇな 太鼓3DS2なんか5~7曲+追加クエストで540円なのに一曲500円とか・・・まあ買うけど -- 2015-02-17 19 48 26 ↑まあただ譜面流してるだけじゃないしね、妥当かと。 -- 2015-02-19 03 42 02 ん?3/5の初めての恋が終わる時ってどこ情報?デバステ見たけど特に載ってないようなんだが -- 2015-02-21 15 53 01 2月7日、8日に開催されたSNOW MIKU2015にて情報があったと思います. -- 2015-02-22 23 25 29 一曲ごとにPVとモジュール、難易度×4付けなきゃだからどうしてもコストが嵩むのが難点よね。そこがウリで魅力でもあるんだけど。 -- 2015-03-07 09 59 12 3月31日の配信で一区切りか…間を置いて配信があるか、実質打ち止めで新作が来るか… -- 2015-03-20 19 57 12 夏か秋頃に期待したい。 -- 2015-03-23 02 40 57 ↑6ただ譜面流してるだけって・・・ 同じ位のクオリティならまだしもあんな手抜き譜面で妥当とは思えないけどね -- 2015-04-13 23 22 09 PV付きって言われてもアサクリユニティのデッドキング(追加クエスト、【無料】)と比べたら500円はボッタな気が・・・まあ逆にパズドラやモンスト、スクフェスと比べたらお得って考える -- 2015-04-13 23 31 42 どっちみち買うけど学生に厳しいな、SEGAさん -- 2015-04-19 00 28 42 ↑3手抜きと捉えるのも良いけどそこまで廃人向けじゃないだけだと思う、それに同じクオリティでボタン4つだとクリアが難しくなる、初心、上級者向けで良いバランスだと思うんだけど。 -- 2015-05-27 05 59 08 fのときみたくパックで出ないかな… -- 2016-04-03 10 27 57 まぁでて欲しいけどアレはf/Fの差分埋めだしね。。。 -- 2016-07-02 09 59 35 11月22日より、価格が50%OFFとなりましたので、価格の記載を変更後の税込価格に変更しました。 -- 2016-11-23 12 49 53