約 16,213 件
https://w.atwiki.jp/legends/pages/5097.html
「「ごん、お前だったのか。いつもくりをくれたのは。」。ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなづきました。兵十は、火なわじゅうをばたりと取り落としました。青いけむりが、まだつつ口から細く出ていました…………」 おしまい、と 絵本を読み終えてリリカはぱたんっ、と絵本を閉じた ……それを合図に、リリカの読み聞かせを聞いていたちみっこ逹の目に、ぶわっ、と涙が浮かぶ 「ごん、かわいそう……」 「かわいそうー……」 ぴぃいいいいいい、と泣き出してしまった子も出た その状況に、リリカはあわわっ、と慌てる 「あ、あれ?ど、どうして!?」 「リリカちゃんの読み聞かせ、上手やったからね」 あわあわしているリリカの様子に、大男……舘川 無(なし)は苦笑した そう、リリカの絵本の読み聞かせがあんまりにも上手だった為、ちみっこ逹が感情移入してしまって泣き出したのだ ……読み聞かせに「ごんぎつね」を選んだ時点で、予測しておくべきだった事態かもしれないが ぴぇえええええ、と泣いている子供逹を、鴆がそっと撫でる そうしながら、リリカと無にしせんを向けた 「勝手元にお菓子と飲み物あるから、子供達の分、持ってきてくれる?」 「あ、は、はい」 勝手元……つまりは、台所だ 「首塚」所有の離れ小島に匿われるようになって一年、この館の構造もだいたいは覚えている リリカは立ち上がると、無と共に台所へと向かった 「うーん……「忠犬 ハチ公」の絵本の方が良かったでしょうか」 「どちらにせよ、同じ結果になったと思うんやけどもなぁ……にしても、リリカちゃんは犬が好きやね」 「はい!大好きです!!」 それはもう、と笑うリリカ だからこそ、「忠犬ハチ公が渋谷の街を守っている」の都市伝説と契約したようなものだ ……そのせいで、大変な目にもあったのだが 台所で子供逹用のお菓子を取り出しつつ、リリカは一年前の事を思い出し、小さく、震えた 「…結界を張る能力って、貴重なんですね」 「そうやね。都市伝説契約者の中でも結界を張る能力は、治癒系能力者と同等に貴重だと聞いとるよ」 飲み物と人数分のコップを取り出しながら、無が教えてやる リリカは、今まで他の都市伝説契約者とはあまり接触してきていなかったのだ 学校町の都市伝説発生率と契約者の数が異常なのであって、学校町ではない場所で生活していたリリカにとっては、それが当たり前だったのだろう 「首塚」に匿われるようになってから、契約者の数に驚いていたのだし 「聞いた話では、「怪奇同盟」の関係者で「座敷童」の契約者の子が、結界に関してエキスパートらしいけど……他にいたかなぁ」 「なるほど……私も、結界能力がなければ襲われなかった………うぅん、でも襲われたけど、結界能力のお陰で助かったし……」 「リリカちゃんは、「狐」の誘いを断って襲われたんやったね」 そうなんです、とリリカはちょっぴり、ぐでり、とした ……アレは、本当に怖かった 「妾の配下になれ、って言われたけど。嫌な予感が拭えなくて断って……その瞬間に配下の人に襲われて、怖かったです」 「栄ちゃんと藤沢君と一緒に、あそこ通りすがらなかったら危なかったなぁ……」 リリカを保護した時の事を思い出し、しみじみと無はそう呟く たまたま、転移系能力者と一緒にあの場を通りすがってよかった そうじゃなければ、結界を張る能力があるとはいえ、危なかっただろう 「軽自動車だのバイクだの、びゅんっびゅん突撃してきて……あれ、結界なかったら、死んでたのかな」 「……そうかもなぁ」 ぞわわわわっ、とリリカは体を震わせた できれば忘れたいが、そうそう忘れられる事でもない 記憶に刻まれたあの顔は、なかなか忘れられない あの時の「狐」が使っていた人間の少女の顔と、「狐」の命令によってリリカへの攻撃を開始した、あの契約者の、顔を to be … ? 前ページ次ページ連載 - 次世代の子供達
https://w.atwiki.jp/moemonss/pages/1409.html
sweet hideout 1-8 -------------------------------------------------------------- 森を抜けて二人の家に着くと 満天の星がきらきらと輝いていて出迎えてくれた。 色々なことがあって体も心もどっと疲れていたけど この夜空を眺めていたら それさえも心地のいい疲れと思えてくる。 【カイナ】 「う……わぁ……」 家の中へ案内される。 少し馴染んだ色合いをしている木の床、 壁や床には不思議な紋様や絨毯が敷かれ その上にはクロスを被せたテーブルと椅子が並ぶ。 灯りは蝋燭が使われているから ぼんやりと分かる程度だけど、 綺麗な装飾遣いに思わず言葉が漏れてしまう。 【ゴル姉】 「さてと……ウチは夕食の支度をしとるから、 アルとカイナはその辺の椅子にでも座って待っててや」 【アルティナ】 「それじゃあお言葉に甘えて……」 【カイナ】 「あ……ありがとう……って、いやいや、 何か手伝うことないか?」 椅子に座ろうとしたけど踏み止まって身を乗り出す。 案内やら仕事やらしてもらって、更にご飯まで面倒かけるのは 少しいただけないと思う。 【ゴル姉】 「お? なんや、気ぃ回してくれるんやな…… まぁ、気にせんでえぇよ、元は二人暮しやから 台所も狭くて、二人でやったら窮屈になってまうからな」 ゴル姉はそう言うと鍋に小さな樽から取り出した水を張り、 石造りのコンロのような台所に置く。 そしてしゃがみこんで二つの石を取り出した。 【カイナ】 (あれってもしかして……火打ち石? ……そっか、この世界には電気もプロパンガスとかも ないんだよな……) 【アルティナ】 「座って待ってなさいよ。 ゴル姉はすっごく料理上手だから 手を出さない方が効率いいのよ」 【カイナ】 「そ、そうなのか……でもなぁ……」 【ゴル姉】 「それじゃあ、テーブルに食器とグラスを置いてくれるか? そこの棚に食器が一通り入っとるから、 スープ用の平たいヤツとパン用の小皿を三枚ずつ取り出してや」 ゴル姉の向けた視線には、 引き戸がいくつか付いてる木製の食器棚がある。 俺は言われたものに該当する食器を取り出して テーブルの上に並べていく。 【カイナ】 「こんな感じかな……?」 【ゴル姉】 「おおきに、後は料理が出来るまでくつろいでてや」 俺が食器を並べている間にゴル姉は野菜を切り終えて くつくつと小さく気泡を立てる鍋の中に入れていく。 短時間でそれが出来てしまうところを見ると、 ゴル姉は手際がかなり良いみたいだ。 【アルティナ】 「あ、飲み物出すの忘れてたね。ちょっと取ってくるわ」 アルティナは立ち上がり、網目のあるドアの部屋へ入っていく。 台所とは違う部屋に飲み物が格納されているのだろうか。 すぐにアルティナは戻ってきた。 その手には薄っぺらな石が張られたガラス瓶がある。 【アルティナ】 「お待ちどう様、とりあえず良いのを見繕って 持ってきたけど、カイナは何か飲みたいものとかある?」 【カイナ】 「あぁいや、それでいいよ」 席に座ってゴル姉の料理を待つ。 手持ち無沙汰になってしまったので とりあえずはこれまでに起こった一連のことを 振り返ってみよう。 まぁ、深く考えるのは苦手だから簡単にだけど…… 俺はアルバイトの慰安旅行で森まで来ていた。 仲間との思い出作り、希少ともいえる娯楽への期待、 そして〝あの家〟から離れるための、そんな旅行。 火を熾すための薪を集めに森の深くまで入り込んで、 気付かない内に濃霧に襲われて、意識をなくして…… 意識を取り戻した時、暗闇の中にいて、 そして滲み出すように聞こえてきた少女の声。 〝また始まる〟とはいったいどういう意味なのだろう。 仮初めの姿、それは今のこの姿、 〝萌えもん〟なる生き物のグラエナという種族のことを 指しているのか? そして〝仮初めの出会い〟とは……まさか、 この二人の少女との出会いのことを指し示しているのか? ------------------------------------------------------- TO BE CONTINUED
https://w.atwiki.jp/suka-dqgaesi/pages/855.html
SDカード嫁1 595 :名無しさん@HOME:2007/11/13(火) 11 24 05 0 只今、負け組み同居嫁(奴隷待遇)です。 ストレスから生理も止まりました。 夫とはずっとレス。 子どもはいません。 半年前、東京で会社をクビになったコトメが帰ってきました。 ずっと家の中でふんぞり返って、私を奴隷扱いします。 そして今コトメの部屋を掃除してたら、SDカードを拾ってしまいました。 中身は・・・羽目鳥です。 凄いです。 これ、仕返しに使えるかな。 相談乗ってください。 596 :名無しさん@HOME:2007/11/13(火) 11 25 54 0 使えそうだけど、どうやって使うんだ? コトメを脅迫するのか? ま、とりあえずはカードの内容をコピーして、更にカード本体も どっかに隠しとく。 609 :名無しさん@HOME:2007/11/13(火) 11 39 59 0 コトメ撃退目的にだけは使えるかもしれないけど、 同居→別居とは絡みにくいよね。 義実家内を揉めさせて、居づらくなったから私一人で ここを出てきます=離婚 ということにはなりそうだけど。 612 :名無しさん@HOME:2007/11/13(火) 11 42 18 0 コトメ脅して 「穏便に別居」出来るように計らってもらったら良いんじゃないの? 「私がお母さんたちと同居して面倒みるから心配しないで」って説得してもらう。 引越しの面倒も見てもらおうかなあ。 いえ、要求するんじゃないよ? あくまでも話し合うんだもん。 大事な拾い物だしねえ。 613 :名無しさん@HOME:2007/11/13(火) 11 46 02 0 612 595です。 そうですね、まずは話し合ってみます。 SDカードの中身、ちょっと現像に行ってきます。 またいずれ報告に来ます。 694 :名無しさん@HOME:2007/11/13(火) 19 35 09 0 SDカード拾った嫁です。 コンビニのコピー機でセルフ現像してきました。 カードはコピーしました。 まだ何もしていません。 ウトメ、コトメ、旦那はいまテレビ見ながら夕食です。 私は台所で一人で残り物食べたり、片付けしたりしてます。 まだ何もしていません。 695 :名無しさん@HOME:2007/11/13(火) 19 37 36 0 なんだか、怖くて何も出来そうに無かったり、 でも茶の間で楽しそうにしているあの人たちを 一気に地獄に突き落とす爆弾を持っているような気になったり、 今日は感覚が変です。 701 :名無しさん@HOME:2007/11/13(火) 19 45 08 0 つか台所でPC使ってんの? 705 :名無しさん@HOME:2007/11/13(火) 20 06 12 0 台所でこっそりノートPC使ってます。 あの人たちはテレビに夢中で、用事が無ければ 私を呼びません。 離婚、ですか。 考えてもいいですよね、 旦那は私が文句を言えば、不機嫌になり 私が文句を言わなければ、別に「お前って幸せだよな、ストレス無いだろ?」 と笑っています。 ウトメの前ではいい息子です。 旦那は「お前が仕事をするなら離婚だ」と 言っていたので、離婚は簡単だと思います。 私が求人雑誌を広げたのを見つけたら 「離婚離婚」言ってくれますから。 まずはここを出て行かれる場所を確保ですね。 724 :名無しさん@HOME:2007/11/13(火) 22 02 18 0 >SDカード嫁さん 使いどころを間違えないように、今は封印しといたほうがいいよ<カード 使い方を知らない武器を持ってたって、意味ないでしょう。 その、頭のチョットアレな旦那さんに愛想が尽きたなら、離婚したあとに 使うといいよ。 いまどき、同居+コトメ付き+妻をモノ扱いする夫+奴隷の家になんか 嫁さんは来ない。 ゆえに、あなたと離婚したあと、旦那はアナタに復縁を迫るかもしれない。 そういうとき使いなよ。 実際、今カードを使って攻撃しても、攻撃する相手は「コトメ」に なるし、意味がない(本当の敵は、旦那だ) 離婚するならなおさら、いまやると、コトメのモノを盗んだ嫁みたいに 言われるよ。 続きます→SDカード嫁2 次のお話→783
https://w.atwiki.jp/seriale/pages/560.html
■アルバート・ヤンガー中尉 42歳■ 宇宙軍主計局のトライアル担当管理官の一人に任命されたばかり 戦地での実戦も経験しているベテラン軍人で、現場の台所事情を善く知る人物 貴重な人員や物資を着実に食いつぶす大規模トライアルの乱発を苦々しく思っている 冷え冷えとした目つきに神経質そうな眼鏡がその精神を如実に表している 意外に逞しい長身は実戦の傷と共に精悍な軍服に隠され、時折袖口から垣間見える 「アンドロイドなどただの備品」と断じていた彼だが・・・
https://w.atwiki.jp/suka-dqgaesi/pages/5566.html
749 :1/2:2011/12/06(火) 16 03 51.71 O ウトやコトメ(旦那妹)は私の料理が凄く美味しいと言っておかわりまでしてくれるのに、トメだけはこんな不味いもの食べられないと言って毎回一口食べて全部残していた 旦那もウトもコトメもその度叱るのだけどむきになっているのかトメは食べようとしない 最終的にご自慢の自家製ぬか漬けを持ち出し、やっぱり嫁の飯より私のぬか漬け!嫁には一生出せない味だわね みたいな事を言う ご飯食べないからといってトメのご飯を用意しなかったら私を飢えさせる気か!とヒスを起こす 昨日せっかく私が作ったご飯をトメが一口も食べずに流しへザバーしやがった トメのだけならまあ我慢出来たけど旦那、ウト、コトメの分全て トメは私が作った美味しいぬか漬けでみんなにご飯食べて貰うから嫁はもうご飯作らなくて良いわよ、ほんとあんたみたいな飯マズ嫁の作ったもの我慢して食べてたウトや旦那ちゃんが可哀想だったわ~、とニヤリ 旦那ウトコトメが怒り出すのを制して台所に置いてあった漬け物石の一番でかいのを持ち、勢い良く手を滑らして床に叩きつけてやった 古い家だったからなのか、ドゴン!!とデカい音を立てて台所の床に穴が開いた その穴に向かってトメが大切にしていたぬか漬けを蹴倒した 蹴倒したって言うか脚が滑ったんだから仕方ない ぬか漬けの中身は穴の中にボトボトと音を立てて落ちていった 臭かった 750 :2/2:2011/12/06(火) 16 05 19.54 O トメが火病るまえに、不味い物は捨ててもいいって言うトメさんの精神を見習わせてもらいましたぁミャハ☆彡 食べ物を粗末にするって本当に心が痛みますね! そんな事を平気で出来るトメさんとはもうやっていけましぇ~ん! そもそも私が旦那と結婚したのはご飯が美味しすぎる結婚してくれって猛烈にアタックかまされたからですよ~ トメさんから発するぬか漬けの匂いが臭すぎて嫌だって嘆いてましたもの☆ 息子にこんな事思われてる義母さんかわいそ~! こんなくっさい母親になるくらいならぬか漬けなんか一生作れなくても良いですわよオホホホホ! と、トメに暴言吐いて荷物もまとめずに実家に帰った 旦那も一緒に付いてきてくれた 先ほどウトが役所から緑の紙を持って帰ってトメにつきつけたとコトメから連絡があったので記念パピコ ほんと食べ物粗末にしてすみませんでした 次のお話→754
https://w.atwiki.jp/escargot/pages/268.html
シリーズ 謎の円盤群シリーズ 価値 30 重さ 4 オリマーメモ なんだか妙になつかしい香りがした。まだ自分が母に抱かれていた時。無条件に甘えることのゆるされた時間。あの幸せな時間があればこそ、こうして今ここにいるのだ。そういえば最近、帰ってないな。 セールストーク ミルキーな香りが思い起こさせる、あの懐かしい日々よ。無条件に甘えることがゆるされた限られた時間。あの幸せな時間があったからこそ、こうして今ここにいるのです。 入手場所 まどいの水源食神の台所 地下4階クマチャッピーが所持
https://w.atwiki.jp/tamers-dungeon/pages/41.html
レッドゼリー ランク 属性 コスト HP 攻撃 防御 運 魔力 系統 種族 C 火 1 599 249 255 139 0 精霊 粘体族 赤い粘体族。戦闘力は低く、新米魔物使いの格好の練習相手である。特に炎や暖かい場所を好む。家庭の台所で目撃した人もいるとか、いないとか。 ※ステータスはLV最大時 リーダースキル フレイムジェルI … 炎属性の味方全体の攻撃力を3%UP アクティブスキル フレイムタックルI … 敵単体に炎攻撃:小 進化 進化前 進化後 必要素材 関連キーワード:フレイムジェル フレイムタックル 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/nothing/pages/403.html
目覚ましをバシっと叩いてシンは布団の中からムクリと起き上がった。 四つんばいになり、左手で身体を支え、右手で目覚ましを持つ。時計の針は6と5の間で仲良く支えあっている。朝の6時30分。 目を擦って、ベッドから足を出した時、ふわんとした空気が鼻を突いた。 「まさか朝からっ!?」 一気に覚醒した、と言うよりは油の匂いで目覚めるを得なかった。慌てて台所に駆け込むと、エプロンをして、金の菜ばしを手にした兄が天ぷらなべを突いていた。 「起きたか」 「起きたかって・・・朝からカツかよっ!?」 天ぷらでもなく、エビフライでもなく、なぜカツかと言うのは追々分かるとして。 「験担ぎだ」 「朝から、んなもん食えるかっ!」 「なんだとっ、試合当日と言えばカツだろーが。元気をつけないと勝てるものも勝てないぞっ」 クッキングペーパーを引いた皿に天ぷら鍋から引き上げたカツを上げる。こんがり狐色に染まったそれは、衣がさくさくとしてとっても美味しそうだ。シンがその様子を目で追い、ぷいっと顔を逸らす。 「あー俺はいつもと同じご飯と味噌汁で良かったのに、変なことすんな、このおせっかい兄貴!!」 「おっ、おせっかいだと・・・? だったら、食べるなっ、今後一切、お前の分の料理はしないっ!」 売り言葉に買い言葉。 テーブルの上にドンと置かれるカツが山盛りになった皿からは湯気がホカホカと上がっていた。両者はそれに負けない熱い火花が散った。台所のテーブルを挟んで怒鳴り合っているが、時間は朝の6時半である。 「あっ、嘘です。ちゃんと食べます。三食カツでもいいくらい、お昼はカツサンドにして下さいお兄様」 テーブルを挟んだ相手の麗しい微笑に、シンはさぁーと背中を冷や汗が落ちていくのを感じた。食べ盛りのシンが食事を人質に取られては勝ち目はない。お小言覚悟であっさり非を認めると、肩透かしを食らった。 「元からそのつもりだ」 「へ?」 シンはお椀に味噌汁を盛り付けてご飯茶碗を手に炊飯ジャーに手をかける背中を凝視した。なんでもないことのように種明かしをする兄は少し笑いながら言う。 「誰も朝っぱらから揚げ物を食べろとは言わないさ」 「兄貴っ!」 ついさっきまで、怒鳴りあい、睨み合っていた兄弟とは思えない。 「勝手に勘違いしたお前が悪い。今日は絶対遅刻できない日なんだから」 「分かってるさっ。絶対優勝してやる」 冬将軍が到来した12月。 街の体育館で開催される選手権大会。 そして、オリンピック最終選考会でもあった。 シン・アスカ。19歳。 ザフト・コーポレーション広報部の平社員。 スケート暦14年。 4回転ジャンプとスピードのあるスケーティングが売りの期待の新人。 お茶の間を賑わす「やんちゃ王子」とは彼の事である。 「じゃ、行ってくるっ!」 「ああ。気をつけてな。後で応援行くから」 見送るのは、兄のアスラン・ザラ・21歳。 プラント大工学部3年。 スケート暦14年。 4年前の怪我で現在、学業、兼家政夫業専念中。 アスランはシンを送り出した後に洗濯を干して、新聞に目を通して今日の大会の下馬評をチェックする。一息ついて家を出ようとして目に留めた、台所のテーブルの上に置きっ放しにされた弁当袋。 「あの馬鹿・・・!」 早速、携帯に連絡すれば『持って来て』のメール。 間髪おかずに『緊張して来た練習付き合って』とも。 思わず苦笑して、荷物の中にシンの弁当袋を放り込んで家を出た。 「呼び出し成功しました!」 「よし。作戦を第二段階に移行する」 「了解!」 シンがふざけて敬礼する人物は、銀髪を一直線に切りそろえたおかっぱ頭の男。 「では、時間まで規程練習だ」 「え~、まだやるんですか」 「つべこべ言わずにさっさとリンクに出ろっ!」 一喝でシンを騙せるのは鬼コーチこと、イザーク・ジュール。 シンのスケートを指導する人物でシン以上に存在感のある彼は、アスランと同時期にコーチ業に転向した元スケーターである。 こちらもお茶の間で「銀のバラの人」と呼ばれて、一部で熱狂的なファンを掴んでいた。 「奴が通って、貴様がこけたら話にもならないのだぞ」 「分かってますって・・・!」 シンとイザークの企み事。 それはアスランをもう一度リンクに立たせることであった。 戻る 次へ Go West! にはならなかったです。オリンピックも終わってしまったというのに、初っ端から周回遅れでスタートのシンアスです。
https://w.atwiki.jp/kurogirihankoku/pages/539.html
作ってみました。キュウリの馬。 台所がそのまま写っちゃってるけど気にしない。 とはいえ、ここまで作ってみて、若干の物足りなさ。 というわけで、ちょっと凝ってみました。 鬣と尻尾もがんばって装着。なかなか勇敢そうな馬になったんじゃないかな。 他のと比べると、ポニーサイズになっちゃったけどもね。 ……包丁入れちゃったけど、いいよね、うん。ダメだったらご先祖様に謝ろう。 うむ、並べてみると壮観だなぁ。 というわけで、キュウリの馬でした。 お目汚し失礼。
https://w.atwiki.jp/babel3128/pages/14.html
毎日のお掃除大変です。 そんな日常に欠かせないリンク集です お掃除の知恵袋 台所、玄関など場所ごとに整理され、 それぞれの場所にあるものの掃除の仕方が 説明されています。 ネオポポラテレビ通販公式サイト テレビの通販でおなじみの洗剤販売の公式サイトです お掃除110番 ジョイテック株式会社さんのページです 場所ごとにお掃除の仕方が書かれています。 ホームページからは お掃除の依頼もできます 清潔キレイ館 各種掃除用品の販売ページです 場所ごと、品目ごとに整理されています。