約 128,329 件
https://w.atwiki.jp/maidc/pages/93.html
古い剣 攻撃力 攻撃速度 運気上昇値 粘着印率 投げ当て攻撃力 特殊効果 0 0 2 20 20 攻撃する度に劣化 攻撃する度に攻撃力が-1される剣。トラップアイテム。 戻る 一覧に戻る
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/9741.html
ゲフィオン(Gefion) 「──さぁ、始めるぞ。アイギスを癒すエネルギー、"アニマ"に満ちた、異世界の具現化を!」 「震えて果てよ!永華鏡閻陣!!」 年齢:37歳 性別:女性 身長:164cm 体重:49kg 声優:山口由里子 職業:宰相 世界を救う為に、鏡の盾「アイギス」の修復を急ぐセールンドの謎の宰相。 一部から敵国、ビフレストのスパイと噂され、救世軍という反抗勢力が存在している。 見た目は仮面にフードをしており、良く言えば神秘的、悪く言えば不審者の雰囲気が強い。明らかに悪女の見た目だが、カレイドスコープを用いて世界を危機から守ろうとしている。 37歳と、シリーズでは(実は神なので超高齢等の例を除けば)高齢な女性キャラ。年m...。 名前のゲフィオンは北欧神話のアース神族の同名の女神が由来か。フレイヤと共通点がある、現在のデンマークのある地域と関係が深い、主神オーディンから「人間の運命をすべて知っている女神」と称されるなど興味深い女神。ゲフィオンは小惑星や、それを含む小惑星のグループ名にもなっている。 OPの謎の声の正体は彼女。その内容からすると彼女の正体は一度失敗したミリーナ? 宰相になる前の彼女の素性・経歴は不明な点が殆どで、ガロウズも「昔、魔鏡技術の開発に携わっていた」程度の事しか知らない。更に、宰相になって以後の彼女の行動のスケジュールについても、側仕えの者ですら真意どころか予定の詳細さえ知らない者も多い。怪しさ全開だが、一方で魔鏡戦争で家族と左腕を失ったガロウズを拾い上げ、彼からは恩人として慕われる等、優しさを見せる一面も。 7章以降では国王の命により極秘任務に当たっており登場しない。9章前編でようやく再登場。鏡士の神殿で占いに使う魔鏡を作るために古い魔鏡のかけらを集めていたと述べている。占いが得意な鏡士といえば…?予想されていた通り、仮面の下の顔はミリーナにそっくりであるという。なお、実際に彼女の素顔が見られるのは4部4章での彼女の鏡精の回想中となる。 +ネタバレ ゲフィオンは一人目、すなわちオリジナルのミリーナ・ヴァイス。彼女こそがフィルと共にカレイドスコープを使ってビフレストを滅ぼした「魔女」であった。第1部OPムービー後半でイクス達が戦っていた巨大な魔物は死の砂嵐を取り込んだせいで光魔と化したゲフィオン。 第1部ラストにてイクスと共に魔鏡結晶に封じられるが、イクスと仲良くやっているらしい。第2部ラストにてイクスだけ魔鏡結晶から救い出されたため、第3部では彼女とシドニー・ミラーで死の砂嵐を防いでいる。イクスと一緒で無くなった上に自分が滅ぼした国の鏡士と一緒にいることになった彼女の心境やいかに。 ちなみに一人目のイクスがビフレスト皇国に狙われ殺された理由はバロールの魔眼を持つ鏡精を生み出すことができるせいであった。そもそも彼が鏡士になったのは当時17歳、初めて長期の漁に出る前に「祖父を説得して鏡士になれたら結婚して欲しい」とミリーナ(ゲフィオン)にプロポーズしたせいだったりする。ビフレスト皇国は最初からバロールの魔眼を持つ鏡精を生み出すことができる鏡士のいるオーデンセを滅ぼすつもりだったのでゲフィオンだけが悪いわけではないのだが、イクスを殺したビフレスト憎しで滅ぼしたことはどう思っていたのだろうか…。 +OPの謎の声 また死の砂嵐が希望を打ち砕いてしまった。 でも今の私には、あなたが残してくれた【力】がある。 希望はまた生み出せるの ---そんな顔、しないで。わかっているの。 あなたが真実を知ったら、きっと軽蔑されるって それでも---そう、たとえ軽蔑されて 蔑まれても、私はあなたの瞳に 光を灯しておきたい その瞳に映る私が、どれほど穢れて 卑しい姿になったとしても、私にとっては あなたがここにいるという事が大事なのよ きっと呆れているわね。2度目ですものね。 でも同じ思いを3度味わうのは怖いわ。 心が折れてくじけてしまいそうだから 本当は今まで通りにしていて欲しかったの。 でももうそんな余力は無いわ 次に死の砂嵐が迫ってきたら、私たちは ---間違いなく光る砂になって 虚空へ消えていくでしょう あなたにすがるしかないの。 だから、ね。私は全力でここを護るわ。 だからあなたはあなた自身を護って 今度は上手くいく。沢山の力が--- いえ、命が、あなたを導いてくれるから そして全てが終わったら、 後は私に任せてちょうだい。 必ずこの力で計画を遂行してみせるわ 何度も何度も頭の中で手順を繰り返したの。 いつでもその準備はできている。覚悟も。 …未練は、少しだけ残るかもしれないわね それでも大丈夫。私は昔の私じゃない。 あなたの知らないところで、沢山の命を 喰らって、骨の髄まで血にまみれた悪魔よ 悪魔は悪魔らしく 派手に散るのがふさわしい。 だから……お願いね 世界を---救って
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/98.html
落ち着いてきた、わたしは貴族よ。いつまでも泣いているわけにはいけないわ ゾクリ・・・背中に寒気が走る 嫌な、予感がする・・・あの使い魔がイラ付いている。 「何が、起こっているの?」 機嫌よく、食事をしているはずなのに。急いで食堂に向かった 「決闘、決闘だ」 食堂に着くとなにやら、騒がしかった 「ギーシュとルイズの使い魔が決闘するぞ」 なんですって!わたしは人ごみを掻き分けプロシュートに駆け寄る 「あんた!何してんのよ」 「よおルイズ」 「よおじゃないわよ!なに勝手に決闘の約束なんかしてんのよ!」 「俺は、ただ香水を拾ってやっただけだ、結果ギーシュの二股がバレ、 腹いせに俺をぶちのめすそうだ」 簡単に、今の光景がイメージ出来たわ 「謝っちゃいなさいよ」 「なに?」 「怪我をするから、謝ってよ。今なら許してくれるわ」 「だめだ、そんなことすりゃ舐められる」 中庭には生徒たちで溢れていた、暇人どもめ 「さてと、では始めるか」 ギーシュのゴーレムが一体出現する なんで怖がらないの・・・? わたしの中に、あの使い魔の感情、思考が少しづつ流れてくる パワーはどれ位だ? どんな能力なんだ? 冷静にギーシュのゴーレムを観察している 「ゴーレムがいったぞ」 誰かの野次が飛ぶ 何あれ?プロシュートの前にゴーレムじゃない何かがいる その、うっすらと見える何かはゴーレムの拳を難なく受け止めた グレイトフル・デッド グレイトフル・デッド あの使い魔を守る様に立つ、うっすらしたモンスターの名前なの? どんな、図鑑にも見たことが無いわ。なんて禍々しい姿なの バリバリバリ ギーシュのゴーレムが粘土の様にグチャグチャにされていく 「おい、ゴーレムが勝手に潰れていくぜ」 「錬金が、甘かったんだろ」 隣の野次に耳を疑う・・・見えていないの? ギーシュの様子も見てみるが、間抜けズラを晒している 彼にも見えていないようだ プロシュートがゆっくりとした足取りでギーシュに歩み寄る 「ひいっ!」 ギーシュが六体のゴーレム出す これで、全力か? また、声が聞こえてくる。 六体のゴーレムを見て、まだ思考に揺らぎがない。何なの、この使い魔は 六体のゴ-レムが一斉にプロシュートに襲い掛かる 動きがバラバラだな、てんでなっちゃいねえな プロシュートはゴーレムに距離を置きながら一体、一体を確実に潰していく 「どうなってんだ?」 「あの使い魔、メイジか?」 「杖、持ってねえぜ」 アレが見えないと不思議な光景だろう、教えてあげないけど ギーシュが目を白黒している 「へ?あ?お?」 こうなるとギーシュは、ちょっと哀れね。あっ!薔薇落とした 最後の一体が潰され、二人が向かい合う 「ま、参った」 ギーシュの降参 おわった、2人とも怪我も無く、無事で良かった 「えっ、もう終わり?」 「一体、何がおこってたんだ?」 ゾクリと寒気がしたのと、 バギィ という音がしたのは同時だった プロシュートがギーシュに肘打ちし、踏み倒す ドガ ボコ ボコ ボコ 「何をする!やめたまえェ」ギーシュが叫びだか、悲鳴だかを上げる あれだけ、冷静であった使い魔が、今・・・激怒している!
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/579.html
爆炎の使い魔 漂う土煙!これはルイズによって起こされたもの! 召喚の儀だというのに、性懲りもなく爆発を起こした少女、ルイズ!! しかし、しかし!だからこそ現れたのではないだろうか! 爆発こそが「それ」を象徴する能力なのだからッ!! 時間は少し遡る。 幽霊の出る小道で主と引き離された「それ」は‘どこでもない場所‘を彷徨っていた。 体はバラバラ、ひび割れて無残な姿だ。 主を失ったスタンドはどうなるのか・・・それはわからない。 おそらくは消えていくのであろう。 だが!「それ」の場合は消えなかった! 主がとどまり続けるのと同様に(もちろん「それ」はそのことを知らないが)、 「それ」もまた新たなる世界でとどまり続けるのだ! さあっ!迎えの光がやってきた! 光に飲み込まれていく「それ」は自らの体が修復されていくのを感じていた・・・。 土煙が晴れ、そこに一つのヴィジョンが佇んでいた。 それを見たルイズは喜びに打ち震えていた。自らが召喚した使い魔がその優美な姿を見せていたからだ。 猫と髑髏が融合したかのような顔、筋骨隆々たる体、そして何者をも寄せ付けない気高い威圧感! そのどれをとっても貴族たる自分に相応しい。 「嘘だろ・・・ゼロのルイズが成功しやがった・・・。」 「イ、インチキに決まってる!!」 「そうだ!爆発に紛れて何とかしたんだ!」 プツンッ!ルイズの方から何かが切れた音がした。 「黙りなさい・・・。」 「何だよ!図星なモンだから焦ってんだろ。」 「黙りなさい、と言ったのが聞こえなかったの・・・? このルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール・・・。 そのような姑息な真似は!一切!!していないッ!!! これは正真正銘!私が召喚した!私の使い魔よッ!!!!!」 To Be Continued → 目次
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/782.html
室内で使い魔と向かい合う少女が一人。 言わずと知れたルイズのお部屋である。所々焦げたり穴があいているのはご愛嬌だ。 彼女は今、使い魔にわりと偏った説明をしていた。 「使い魔の仕事はねえ・・・私の身の回りの世話や、硫黄とか宝石みたいな材料探し、 さらにはあらゆる危険から私を守り抜く、といったようなことまで色々とあるの。 あんたは亜人ぽいし・・・ひょっとして洗濯とかできる?」 無理よねえ、と言外に含ませながら尋ねる。 「・・・?」 案の定、だ。人型なんだからそのくらい出来るでしょう?とか、 装飾品っぽいのつけるくらいの文化持ってるくせに・・・とか言いたいのをぐっと抑える。 「できなさそうね・・・例を挙げると(ヌギヌギ)・・・いい?これは私のパンツ。これを綺麗にするの。」 パサッ 「・・・。」 ボンッ! ・・・消えた。綺麗さっぱり。 「あ・・・あ、あんたねえ!綺麗にしろとは言ったけどッ!綺麗に吹き飛ばしてどーすんノよっ!?」 だめだこいつ・・・私の服が無くなる。着替えも自分でやらなくちゃ。 「・・・?」 教え込める・・・かしら?・・・まあ・・・そのうちメイドの子にでも教育、させようかしら・・・。 「はあ・・・もういいわ。あんた食事はいらないみたいだし、そのへんは楽だから今回は許してあげる。 その代わり、しっかり私の言うこと聞くのよ?・・・もう寝るわ。」 ルイズは服を脱ぎ始めた。上着を脱ぎ、スカートも脱ぎ、次に下着に手をかけようとして・・・ ルイズは穿いていないことを思いだし・・・キラークイーンを蹴った。 「あんたが吹っ飛ばしたパンツ、どーするのよッ!」 ・・・でもまあ強いんだから満足はしているわ♪ 口には出さないルイズであった。 To Be Continued → 戻る< 目次
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/427.html
教室は石造りのいわゆる階段教室だったが、部屋に入るサイズの物だけとは言え、使い魔となった 様々な生物が最後部に並んでいる所だけはジョナサンの「教室」の概念からかけ離れていた。 一部の使い魔はイギリスで見慣れた種類の動物なので猫だ烏だと見分けが付いたが、古代ギリシアの伝説やおとぎ話に出てくるような妖怪変化の類になると名前はおろか動物なのかどうかも外見だけでは分からなくなってくる。 ルイズは生徒用の席と立ち並ぶ使い魔、そしてジョナサンを何度か見比べてから、 「椅子に座ってなさい。あんた図体が大きいから立ってると他の使い魔の邪魔よ」 と自分の席の左隣を指差す。 「仰せのままに」 ジョナサンは大きな体を長椅子の端に押し込む。 ルイズがちらりと顔色を伺うが何を考えているかは掴めない。 その後数人の生徒が入ってきた後で、教師と思しき年かさの女性が入ってきた。 教師は「赤土」のシュヴルーズと名乗り、教室に並ぶ生徒達の顔をざっと見回す。 「皆さんが無事に『春の使い魔召喚』を済ませたのを見て、私も誇りに思います。 中には珍しい使い魔を召喚した方もいるようですが」 教室中の視線がルイズとジョナサンに集まる。 「おや?ヴァリエールの使い魔は平民じゃあないか!確かにこいつは珍品だ!」 「さすが『ゼロ』!オレたちにできない事を平然とやってのけるッ、そこにシビれる!あこがれるゥ!」 劇がかった口調で数人の生徒がはやし立て、「ルイルイルイズはダメルイズ…」の合唱に入ったところでシュヴルーズの杖が振られると、 「使い魔は術者の術の表れ。そして召喚した使い魔はメイジにとって己の半身に等しい存在なのです。 使い魔を侮辱する事はメイジを、そしてメイジの操る魔法を侮辱する事に他なりません。猛省なさい」 途端に歌声が止む。 ジョナサンが肩越しに後ろを伺うと、生徒の何人かがせっせと口中から粘土を掻き出していた。 「では授業を始めます。皆さんは私とこれから一年間『土』属性の魔法について…」 毎年ごとに繰り返す口上をそらんじながら、シュヴルーズはほぼ満足だった。 教師が生徒にナメられないコツ、それは教室の中では誰がボスなのか、最初にその事をアホガキどものクサレ脳ミソにはっきりと刻み込むこと。 そのために効果的な手段が授業の障害となる問題児の実力排除。 今年はミス・ヴァリエールをダシにして即座に問題児をあぶり出せたので楽でいい。 決め台詞も噛まずにバッチリ決まった。 ただ今年のクラスにおける最大の不安要素もまた、ミス・ヴァリエールだった。 学業成績は優秀、素行にも問題点は無し、そのくせ実技成績のみ最下位をキープし続けている、学園創設以来の規格外。 教室全体に目を配るフリをしながら、シュヴルーズは常にミス・ヴァリエールを見張る。 彼女に魔法を使わせる口実を探すために。 授業中もルイズの心中は穏やかではなかった。 ミス・シュヴルーズがバカどもを黙らせた手腕は鮮やかだったが、結局使い魔をダシに自分が侮辱されたことには変わりはない。 (そもそもこいつが来なければ…) 苦々しく左に座るジョナサンを見ると、ミス・シュヴルーズの講義に神妙に聞き入っており、更に石を練成し、青銅へと変えた時には相当驚いた様子だ。 (そうそう、少しはメイジに対し敬意を払って欲しいわね) チャンスが来た。 咳払いを一つ。声を張り上げる。 「ミス・ヴァリエール!授業中によそ見をしているという事は、授業の内容を既に理解しているのですね?」 「あ!はいっ!」 ミス・ヴァリエールは慌てて立ち上がり(いい反応だ)、 「では前に出て、実際にこの石を『錬金』で金属に変えてみてください。青銅でなくとも結構ですよ」 「…もう、あんたのせいよ!」 道を譲る使い魔の平民に言い捨てて、緊張した面持ちで教壇に上がる。 教室からはクスクスと笑い声が聞こえる…かと思ったが不安そうな囁きしか聞こえない。 既に身構えている生徒もいる。 「あの…ミス・ヴァリエールに魔法を使わせるのはやめた方が…」 水を差すのはミス…ツェルプストーか。 どう言い返そうか思案していると、 「やります。やらせてください」 ミス・ヴァリエール自身から申し出がある。 (意欲はあるのね…結構。ではお手並みを拝見) 「ではお願いしますよ」 シュヴルーズは笑みを浮かべる。 駆け出しの「ドット」メイジでも道端の石を卑金属に変える程度なら造作も無い。 (…はずなのよルイズ、集中するのよ…) 頭の中で組み立てた術式を三度見直し、 (青銅でなくてもいいから、鉛でも錫でも亜鉛でもいいから、せめて何か金属に変わりなさい…) 口訣で魔力に術式を刻み、杖を介して石に注ぎ込む。 純粋元素に還元された石が一瞬輝き、 「うわあぁぁぁッ!『ゼロ』が唱えたああぁぁッ!」 教室中の生徒達が慌てふためいて机の影に隠れるのと同時に、 「ちょっとみなさ…」 事情を理解できていないシュヴルーズの目の前で、爆発した。 爆発で生まれた衝撃波は石が乗っていた机の半分をズタズタに引き千切り、シュヴルーズを黒板まで吹き飛ばし、ルイズに尻餅をつかせる。 砕けた木片は教室のあちこちに飛び散り、窓ガラスを割り、黒板にひびを入れ、制御が失われた使い魔達に当たり大騒ぎを引き起こす。 何が起こるか予想済みの生徒達は全員が石造りの机のお陰で難を避け、そんな中で唯一隠れ損ねたジョナサンは反射的に手を前に伸ばし指を広げ、 「おりゃっ!」 眼前に飛んできた木片を挟み取る。 爆煙と埃が収まった時、魔法を掛けられた石は跡形もなく消えていた。 「…失敗しちゃったみたいね」 スカートの裾を整えつつ言うルイズの声は実に白々しかった。 担当教員のシュヴルーズがのびてしまったため結局授業は中止、元凶のルイズには罰として教室の掃除が命じられた。 「…但し魔法は一切使わないよう頼むよ」 駆けつけた教師は重々しく付け加え、気絶したシュルヴルーズを医務室へと運び出す。 「ありがとよ!『ゼロ』のお陰で楽できたぜ!」 「せいぜい掃除がんばりな、魔・法・な・し、でな」 小馬鹿にする声を勤めて無視。いちいち気にしていたのではこちらが参ってしまう。 「ほら!使い魔なんだからあんたが掃除しときなさいよ!」 ルイズの怒声に立ち上がるジョナサン。 「これは君が受けた罰だ。僕は君を手伝うつもりだが、だからといって授業を中断し教室を使えなくした君が掃除をしなければ、先生が君に罰を下した意味が無くなる」 「う…わ、分かってるわよそんなの!じゃあ手伝いなさい!」 慌ててルイズは教室の隣にある掃除用具入れに向かうが、足を止めて振り向く。 「あとご主人様に逆らったから昼食抜き!」 二人は暫くの間黙々と手を動かしていたが、そのうちルイズがぽつりと口を開く。 「分かったでしょ?何で『ゼロ』って呼ばれているか」 その声には今までのような覇気は無い。 「どんな魔法を使おうとしても失敗するの。いっつも爆発してばかり。 成功率ゼロ。魔法のセンスゼロ。だから私の二つ名も『ゼロ』のルイズ」 ジョナサンは木片を拾う手を止め、 「…君は魔法が『失敗』したから『爆発』した、と考えているんだろうけれど…」 顔を上げ、ルイズの瞳を真っ向から見据える。 「果たして本当にそうかな?」 「な、何でそんな事言えるのよ?」 「授業の内容を思い出していたんだ」 顔を伏せ、また木片拾いに戻りながら話し続ける。 「人間に個性があるように、メイジの操る魔法にもそれぞれ個性がある。 その個性は大まかには地水火風の四元素、どの操作を最も得意とするか、という形で現れる。 『使い魔は術者の特性の表れ』と言ったのも、召喚する際に得意とする元素の要素を何らかの形で持ち合わせた生き物を自然と呼び寄せているからだろう」 「あ、あんた…いつの間に…」 机の上を拭くルイズの手が止まる。 「魔法が失敗した時に普通はどうなるのかは知らないが、少なくとも常に『失敗すれば爆発』という乱暴な結果になるとは思えない。 石の『錬金』に失敗すれば石は石のまま、という方がより自然だ」 立ち上がり、拾った木片をゴミ箱へと持っていく。 「そして僕を使い魔として召喚し、契約を成功させた事からも、僕の見る限り君は魔法を使えるし制御もできていると思う」 「な、何言ってんのよ!あんたみたいな平民を召喚したんだから失敗じゃないの!」 「違う。もし君の言う事が正しいなら、召喚の時も、契約の時も、何かが爆発しているはずだ。 …例えばこの僕自身とか」 両手一杯の木片をゴミ箱に投げ入れる。 「だ、だって、それは練成術と召喚術とでは、原理が…」 語尾を濁らせるルイズ。 「君はこう言った。『魔法を使おうとするといつも爆発する』と」 手に付いた土埃をはたき、もう一度ルイズを見据える。 「だったら逆に考えるんだ。君の魔法は『どんな物でも爆破する』んだ、と考えるんだ」 馬鹿にされた、とルイズはまたまなじりを上げる。 「そっ…そんな魔法聞いた事ないわよ!」 「さあ、その辺は僕も知らない。何しろ昨日召喚されたばっかりだし、魔法についての知識も、せいぜい聞きかじった程度だからね」 腰を反らして伸びを一つ。 「さて、早く掃除を終わらせようか。ご主人様に罰を受けて昼食抜きの僕はともかく、 君まで昼食抜きなんて嫌だろう?」
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/380.html
教室は石造りのいわゆる階段教室だったが、部屋に入るサイズの物だけとは言え、使い魔となった 様々な生物が最後部に並んでいる所だけはジョナサンの「教室」の概念からかけ離れていた。 一部の使い魔はイギリスで見慣れた種類の動物なので猫だ烏だと見分けが付いたが、古代ギリシアの伝説やおとぎ話に出てくるような妖怪変化の類になると名前はおろか動物なのかどうかも外見だけでは分からなくなってくる。 ルイズは生徒用の席と立ち並ぶ使い魔、そしてジョナサンを何度か見比べてから、 「椅子に座ってなさい。あんた図体が大きいから立ってると他の使い魔の邪魔よ」 と自分の席の左隣を指差す。 「仰せのままに」 ジョナサンは大きな体を長椅子の端に押し込む。 ルイズがちらりと顔色を伺うが何を考えているかは掴めない。 その後数人の生徒が入ってきた後で、教師と思しき年かさの女性が入ってきた。 教師は「赤土」のシュヴルーズと名乗り、教室に並ぶ生徒達の顔をざっと見回す。 「皆さんが無事に『春の使い魔召喚』を済ませたのを見て、私も誇りに思います。 中には珍しい使い魔を召喚した方もいるようですが」 教室中の視線がルイズとジョナサンに集まる。 「おや?ヴァリエールの使い魔は平民じゃあないか!確かにこいつは珍品だ!」 「さすが『ゼロ』!オレたちにできない事を平然とやってのけるッ、そこにシビれる!あこがれるゥ!」 劇がかった口調で数人の生徒がはやし立て、「ルイルイルイズはダメルイズ…」の合唱に入ったところでシュヴルーズの杖が振られると、 「使い魔は術者の術の表れ。そして召喚した使い魔はメイジにとって己の半身に等しい存在なのです。 使い魔を侮辱する事はメイジを、そしてメイジの操る魔法を侮辱する事に他なりません。猛省なさい」 途端に歌声が止む。 ジョナサンが肩越しに後ろを伺うと、生徒の何人かがせっせと口中から粘土を掻き出していた。 「では授業を始めます。皆さんは私とこれから一年間『土』属性の魔法について…」 毎年ごとに繰り返す口上をそらんじながら、シュヴルーズはほぼ満足だった。 教師が生徒にナメられないコツ、それは教室の中では誰がボスなのか、最初にその事をアホガキどものクサレ脳ミソにはっきりと刻み込むこと。 そのために効果的な手段が授業の障害となる問題児の実力排除。 今年はミス・ヴァリエールをダシにして即座に問題児をあぶり出せたので楽でいい。 決め台詞も噛まずにバッチリ決まった。 ただ今年のクラスにおける最大の不安要素もまた、ミス・ヴァリエールだった。 学業成績は優秀、素行にも問題点は無し、そのくせ実技成績のみ最下位をキープし続けている、学園創設以来の規格外。 教室全体に目を配るフリをしながら、シュヴルーズは常にミス・ヴァリエールを見張る。 彼女に魔法を使わせる口実を探すために。 授業中もルイズの心中は穏やかではなかった。 ミス・シュヴルーズがバカどもを黙らせた手腕は鮮やかだったが、結局使い魔をダシに自分が侮辱されたことには変わりはない。 (そもそもこいつが来なければ…) 苦々しく左に座るジョナサンを見ると、ミス・シュヴルーズの講義に神妙に聞き入っており、更に石を練成し、青銅へと変えた時には相当驚いた様子だ。 (そうそう、少しはメイジに対し敬意を払って欲しいわね) チャンスが来た。 咳払いを一つ。声を張り上げる。 「ミス・ヴァリエール!授業中によそ見をしているという事は、授業の内容を既に理解しているのですね?」 「あ!はいっ!」 ミス・ヴァリエールは慌てて立ち上がり(いい反応だ)、 「では前に出て、実際にこの石を『錬金』で金属に変えてみてください。青銅でなくとも結構ですよ」 「…もう、あんたのせいよ!」 道を譲る使い魔の平民に言い捨てて、緊張した面持ちで教壇に上がる。 教室からはクスクスと笑い声が聞こえる…かと思ったが不安そうな囁きしか聞こえない。 既に身構えている生徒もいる。 「あの…ミス・ヴァリエールに魔法を使わせるのはやめた方が…」 水を差すのはミス…ツェルプストーか。 どう言い返そうか思案していると、 「やります。やらせてください」 ミス・ヴァリエール自身から申し出がある。 (意欲はあるのね…結構。ではお手並みを拝見) 「ではお願いしますよ」 シュヴルーズは笑みを浮かべる。 駆け出しの「ドット」メイジでも道端の石を卑金属に変える程度なら造作も無い。 (…はずなのよルイズ、集中するのよ…) 頭の中で組み立てた術式を三度見直し、 (青銅でなくてもいいから、鉛でも錫でも亜鉛でもいいから、せめて何か金属に変わりなさい…) 口訣で魔力に術式を刻み、杖を介して石に注ぎ込む。 純粋元素に還元された石が一瞬輝き、 「うわあぁぁぁッ!『ゼロ』が唱えたああぁぁッ!」 教室中の生徒達が慌てふためいて机の影に隠れるのと同時に、 「ちょっとみなさ…」 事情を理解できていないシュヴルーズの目の前で、爆発した。 爆発で生まれた衝撃波は石が乗っていた机の半分をズタズタに引き千切り、シュヴルーズを黒板まで吹き飛ばし、ルイズに尻餅をつかせる。 砕けた木片は教室のあちこちに飛び散り、窓ガラスを割り、黒板にひびを入れ、制御が失われた使い魔達に当たり大騒ぎを引き起こす。 何が起こるか予想済みの生徒達は全員が石造りの机のお陰で難を避け、そんな中で唯一隠れ損ねたジョナサンは反射的に手を前に伸ばし指を広げ、 「おりゃっ!」 眼前に飛んできた木片を挟み取る。 爆煙と埃が収まった時、魔法を掛けられた石は跡形もなく消えていた。 「…失敗しちゃったみたいね」 スカートの裾を整えつつ言うルイズの声は実に白々しかった。 担当教員のシュヴルーズがのびてしまったため結局授業は中止、元凶のルイズには罰として教室の掃除が命じられた。 「…但し魔法は一切使わないよう頼むよ」 駆けつけた教師は重々しく付け加え、気絶したシュルヴルーズを医務室へと運び出す。 「ありがとよ!『ゼロ』のお陰で楽できたぜ!」 「せいぜい掃除がんばりな、魔・法・な・し、でな」 小馬鹿にする声を勤めて無視。いちいち気にしていたのではこちらが参ってしまう。 「ほら!使い魔なんだからあんたが掃除しときなさいよ!」 ルイズの怒声に立ち上がるジョナサン。 「これは君が受けた罰だ。僕は君を手伝うつもりだが、だからといって授業を中断し教室を使えなくした君が掃除をしなければ、先生が君に罰を下した意味が無くなる」 「う…わ、分かってるわよそんなの!じゃあ手伝いなさい!」 慌ててルイズは教室の隣にある掃除用具入れに向かうが、足を止めて振り向く。 「あとご主人様に逆らったから昼食抜き!」 二人は暫くの間黙々と手を動かしていたが、そのうちルイズがぽつりと口を開く。 「分かったでしょ?何で『ゼロ』って呼ばれているか」 その声には今までのような覇気は無い。 「どんな魔法を使おうとしても失敗するの。いっつも爆発してばかり。 成功率ゼロ。魔法のセンスゼロ。だから私の二つ名も『ゼロ』のルイズ」 ジョナサンは木片を拾う手を止め、 「…君は魔法が『失敗』したから『爆発』した、と考えているんだろうけれど…」 顔を上げ、ルイズの瞳を真っ向から見据える。 「果たして本当にそうかな?」 「な、何でそんな事言えるのよ?」 「授業の内容を思い出していたんだ」 顔を伏せ、また木片拾いに戻りながら話し続ける。 「人間に個性があるように、メイジの操る魔法にもそれぞれ個性がある。 その個性は大まかには地水火風の四元素、どの操作を最も得意とするか、という形で現れる。 『使い魔は術者の特性の表れ』と言ったのも、召喚する際に得意とする元素の要素を何らかの形で持ち合わせた生き物を自然と呼び寄せているからだろう」 「あ、あんた…いつの間に…」 机の上を拭くルイズの手が止まる。 「魔法が失敗した時に普通はどうなるのかは知らないが、少なくとも常に『失敗すれば爆発』という乱暴な結果になるとは思えない。 石の『錬金』に失敗すれば石は石のまま、という方がより自然だ」 立ち上がり、拾った木片をゴミ箱へと持っていく。 「そして僕を使い魔として召喚し、契約を成功させた事からも、僕の見る限り君は魔法を使えるし制御もできていると思う」 「な、何言ってんのよ!あんたみたいな平民を召喚したんだから失敗じゃないの!」 「違う。もし君の言う事が正しいなら、召喚の時も、契約の時も、何かが爆発しているはずだ。 …例えばこの僕自身とか」 両手一杯の木片をゴミ箱に投げ入れる。 「だ、だって、それは練成術と召喚術とでは、原理が…」 語尾を濁らせるルイズ。 「君はこう言った。『魔法を使おうとするといつも爆発する』と」 手に付いた土埃をはたき、もう一度ルイズを見据える。 「だったら逆に考えるんだ。君の魔法は『どんな物でも爆破する』んだ、と考えるんだ」 馬鹿にされた、とルイズはまたまなじりを上げる。 「そっ…そんな魔法聞いた事ないわよ!」 「さあ、その辺は僕も知らない。何しろ昨日召喚されたばっかりだし、魔法についての知識も、せいぜい聞きかじった程度だからね」 腰を反らして伸びを一つ。 「さて、早く掃除を終わらせようか。ご主人様に罰を受けて昼食抜きの僕はともかく、 君まで昼食抜きなんて嫌だろう?」
https://w.atwiki.jp/doserver/pages/33.html
オリジナル武器 !!!! 注意 !!!! ※このページの内容に関しては仮決定なので変更する可能性があります。 書いていない共通事項としてLv4武器、S4、Lv制限94(エクスカリバー以外)、 交換材料はクーポン3枚と100Mで、それ以外のプラス条件を書いてあります。 (材料欄の色は染料です。) 名前 種類 装備可能職 攻撃力 重量 効果 材料 エクスカリバー 片手剣 全部 450 300 精錬値2毎にALL+3 別雲剣8トルコ石10黒雲母10薔薇水晶10赤黄青緑25ずつ タナトスソード 両手剣 ナイト 450 300 タナトスc ATK+15% HIT+85 精錬2毎にバッシュ+20%BB+10% 攻撃ASバッシュとBBがLv10 血塗られた鉄球10悪魔の角50暗黒の意志50紅紫白黒25ずつ 天叢雲ノ剣 両手剣 ナイト 450 300 サイズ無視 精錬2毎にATK+8% cri+85 ノックバックしない 壊れない S0カトラス10壊れた剣100赤50青50 マイスターシュピース 片手槍 クルセ 450 300 INT+50 Matk+35% 精錬2毎にHP+8% 魔法耐性10% S0妖怪の槍10闇に沈んだ刃50紅50黒50 ロンゴミアント 片手槍 クルセ 450 500 HP+20% 精錬2毎に各盾スキルのダメージ+20%UP STR+50 物理耐性+10% 輝く槍の穂先10錆びた包丁100紫50白50 血塗られたカタール カタール AX 380 50 CRI+50 FLEE+50 STR+50 攻撃ASMAソニブロLv10 精錬2毎にクリダメ+12% グリムダメージ+100% ベナムナイフ+400% ブラッディティアーズ20血に染まった刃20赤100 緑剣 短剣 ローグ 400 250 STR+30 INT+50 精錬2毎にMatk+6% 魔法力増幅Lv8習得 攻撃ASフルストリップ サプライズアタックが精錬値毎に発動Lvと確率が上昇 防御ASリジェクト 道士の剣10オーガの牙200緑50青50 バルディッシュアサルト 片手斧 ブラックスミス・アルケミスト 400 350 STR+30 カートブースト使用可 精錬2毎にメマーナイト+10% トマホ投げ使えるトマホの威力+400% 攻撃ASメマー アゾート5ライトエプシロン5 古いつるはし100緑100 ゴッドゴーガン 片手弓 ハンター 350 120 ブリッツビート+500% ファルコンアサルト+100% 攻撃ASファルコンアサルト DEX+50 luk+30 SS+30% 精錬2毎にDS+10% ルナボウ20 砂のかけら100黄100 覇弓 両手弓 ハンター/ローグ 350 120 ATK+30% HIT+50 ASDSLv10が精錬2毎に5%で発動 S0バリスタ10パチンコ100全部の染料13個ずつ 吟遊詩人のギター 楽器 バード 300 180 SP消費-20% ミュージカルストライク+100% アローバルカンのダメージ50%上昇 SP+2k 精錬2毎にHP+20k 物理攻撃ASバルカンが精錬値のLvで発動 S2琵琶8硬い木屑100白50紅50 踊り手の鞭 鞭 ダンサー 300 180 SP消費-20% ミュージカルストライク+100% アローバルカンのダメージ50%上昇 SP+2k 精錬2毎にHP+20k 物理攻撃ASバルカンが精錬値のLvで発動 S2女王の鞭5 触手200紫50黒50 封魔宝具 片手杖 ウィザード・ソウルリンカ- 1 1 INT+60 DEX+30 SP消費+50% 精錬2毎にMATK+8% 一秒毎にSP100回復 SP回復力+50% 宝石の原石10 古い魔方陣100黄50緑50 レイジングハート 片手杖 セージ 300 60 MAtk+20% INT+60 精錬2毎に各ボルト+6% ミストレスc 壊れた錫杖10闇のルーン100紅50紫50 夜天の書 本 セージ 500 350 STR+50 ATK+20% 攻撃ASヘルジャッジメントLv10が精錬2毎に確率が5%上昇 死神の名簿10 破れた魔法書100紫100 プラチナスロッド 片手杖 プリースト 100 60 Matk+25% INT+40 DEX+40 魔法力増幅Lv8習得 ME+30% HL+50% HP+150k 精錬値によりヒール、サンクの回復量がup 精錬値2毎にHL+10% S1ゴールデンメイス10青の宝玉25緑の宝玉25赤の宝玉25黄の宝玉25白100 重刎首鎌 鈍器 プリースト 500 350 CRI+70 atK+25% スプラッシュ攻撃 攻撃AS聖属性攻撃 精錬2毎にHP+6% S0クレセントサイダー10呪われた印100黒100 ゴッドフィンガー 爪 モンク 380 100 ATK+10% 連打+20% 猛龍+30% 猛虎+25% 精錬2毎に指弾+6%上昇 詠唱が中断されない 詠唱時間+20% 生命力変換が使える ガルムの爪10手錠100黄50青50 サンライトブレイド 短剣 スーパーノービス 300 100 OTMLv2使用可能 Matk+35% Sノビ魂が使える 精錬2毎にSP+1k HP+40k 小さい枝10山羊の角100赤50緑50 バルムン 両手剣 ケンセイ 450 100 STR+60 DEX+30 LUK+30 精錬2毎に構えの蹴り系+20%跳び蹴り+40% SP+2000 HP+150k 虎の足の裏10蛍光色の液体100白50黒50 ファマス 両手ライフル ガンスリンガー 380 100 精錬2毎に遠距離ダメ+9% Hit+40 DEX+50 MHP+100k MSP+2k 攻撃AS フルバスタースプレッドLv10 壊れた金属の欠片10歯車100赤50黄50 風魔手裏剣・幻楼 片手手裏剣 忍者 20 15 MHP+150k FLEE+50 精錬2毎にMATK+6% MSP+3k ハイドが使える 攻撃AS各忍術 風魔風鳥20 風魔烈火20 風車100紅100 風魔手裏剣・奥義 片手手裏剣 忍者 400 200 MHP+150k HIT+50 精錬2毎に遠距離物理+20% MSP+3k ハイドが使える 攻撃AS各投擲攻撃 S3風魔大車輪20 明浄20 風車100青100
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/729.html
ルイズにはなにが起こったかわからなかった。 目の前のものが『何』かは理解できる。 だが『なぜ』そこにいるのか? それが理解できなかった。 周りの皆の嘲笑がそれを理解させた。 「さすがは『ゼロ』のルイズ! 平民を召喚するなんて!」 「君はやればできる子だと思ってたよ! ププッ」 ルイズは瞬時に行動に出る。 「ミスタ・コルベール! やりな――」 「だめです無理です儀式です。君には最後までやってもらいます」 ハゲは否定する。頭皮は拒絶する。それは絶対的宇宙意思―― ルイズはあらためて『それ』を見る。 相手のほうも、なにが起こったかわからないようで、怯えている。 それにしたって異常な怯え方だ。 よく見るとずぶぬれで、手には何か包みを持っている。 「ちょっとアンタ!」 声をかけるとビグゥッ! と震えた。ルイズぷちショック。 「あ…あなたは?」 「…聞いて驚きなさい、わたしの名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール!」 そして! 間髪いれず! 一気に!! 「平民の分際で! 貴族にこんなことされるんだから感謝しなさいよね!」 その唇に! キスをッ! ブチュルブチュルとブチ込んだッ!! そいつの左手にズギュンとルーンが刻まれていく。 (間違いないわ…ルイズ・ド・ラ・ヴァリエール…『この人』は……) 『女の子が好き』 ~百合の使い魔~始まらないよ! 一体なんでこんな事になったのか、今でもわからないわ―― ――わたしはただ、小瓶を拾ってあげただけ。 このグラモンとかいう人をどうこうしようなんて、まるで考えてなかった。 小瓶を机の上に置いた途端、彼の周りが騒がしくなったの。 それから――すごい平手打ちだったわ。食堂中に音が鳴り響いたもの。 ――でも、それだけじゃなかった。 ワインを頭からかけられて、極め付きの一言―― 「最低! もうそのワイン臭い面見せるんじゃないわよッ!」 彼は私のことをすごい目つきで見てた。 「君は確か…ミス・ヴァリエールの……」 「ちょっとギーシュ! 人の使い魔に何ちょっかいかけてんのよ!」 そこに彼女が割って入ってきた。 「使い魔の不祥事は主の不祥事……償ってもらうぞヴァリエール! 『決闘』だッ!」 「はぁ? 急に何言い出してんのよアンタ?」 「ぼくが勝ったら……」 「話聞いてる?」 本当に、何がなんだかわからないの。 「彼女をぼくにくれッ!! 決闘だ! 『愛』のために!!」 (これで間違いないわ…ギーシュ・ド・グラモン…『この人』は……) 『私のことが好き』 ~百合の使い魔~決闘祭りよッ! ルーシーは、特に決闘に興味が無かったので、ルイズの部屋でごろごろしていた。 何しろ、この部屋には『脊椎』が置いてあるのだ。出来るだけそばにおいておきたい。 もしかしたら『遺体』のパワーで突然元の世界に戻れるかもしれない。 ガチャリ、とドアが開いてルイズが入ってきた。 「お帰りなさ――どうしたのその顔!?」 ルイズの顔は随分とひどく腫れ上がっていた。 そして同時に晴れ上がった顔でガッツポーズを取るルイズ。 ルイズの話によると、決闘は両者が同時に杖を落としてしまい、素手による乱闘に突入。 ギーシュは空気投げでルイズを翻弄し、ルイズは逆立ちでギーシュを困惑させる。 それでも決着がつかず、お互いを強敵(とも)と認め合ってその場は収まったらしい。 (女の子とガチで殴り合って引き分けって、正直大概よね) (スティーブンだったらこんな華奢な女の子、一発でノシて今頃サーカスに売り飛ばしてるところよ) (ルイズってそういう層に需要が高そうだし、割りといい値段がつくわね) (そういえば家柄も貴族だし、キュルケのサラマンダーどころの話じゃないわ) (好事家に見せたら、値段なんかつかないわ) 夫のことを思い出してセンチな気分になるルーシー。彼は今大丈夫だろうか? ルイズがベッドに寝転んできたので、いつものように「よちよち」と頭を撫でてやる。 ゆっくりと何回か撫でてやると、ルイズは気持ちよさそうに眠りについた。 だいぶルイズも主従関係というものがわかってきたようだ。 何者かに見られている感覚を味わいながらルーシーは思った。 (間違いないわ…オールド・オスマン…『あの人』は……) 『スケベジジイ』 ~百合の使い魔~盗撮祭りよッ!
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/35.html
「ハハハハハッ!いつまでもつのかな?」 左右から人形が迫る 「くっ」 エピタフで予知していたので一体を右腕で殴り破壊。二体目の攻撃を回避 「エピタフ!」 次の予知、その予知は 「後ろ三体!」 右腕のチョップで一気に三体倒す。だがこのままだと 「・・・消耗戦になってしまう・・エピタフ!」 事実、本体であるギーシュに詰め寄れない。詰め寄ろうとしても何体もの人形が邪魔をするのだ 「右二体前一体・・ここ!」 左後ろに下がり瞬時に 「エピタフ!」 未来予知を使う。その結果 「・・・囲まれた?!」 「こうも簡単にその敷地に来るとはね。今まで君を相手にしていたワルキューレたちは陽動さ」 「まずい・・・!」 周囲の土から現れた人形、数にして八体 ドッピオは右腕を使い回転して周囲の八体を薙ぎ払う様に倒す 「エピタフ!」 次の予知を行うが 「・・くっ」 さっき倒さずにいた三体の人形の攻撃、前、右、左 ドッピオは右腕を地面に打ち後方に下がろうとするも ドガッ! 「ぐっ・・・?!」 後ろの何か・・・いや、青銅の鎧人形にぶつかってしまった 「言っただろう?今まで君を相手にしていたワルキューレたちは陽動と その三体は今までのワルキューレじゃないかな?」 「しまっ・・」 ドゴォッ! しまったと言い切る前に殴り飛ばされる それは計算されたのかギーシュ手前の二、三メートルまで飛ばされた 「・・・ゲホッ」 「ここでさっきの愚行を改める・・・土下座して謝るって言うならもう終わらせてもいいけど」 「・・・れが」 「・・・よく聞こえなかったなーもう一度言ってくれないかな?」 「・・だれが貴方なんかに謝りますか・・・!」 ドッピオは少しギーシュに対して不満を持っていました。二股もさることながらルイズを小ばかにした態度が気に入らなかったのです 「ふーん、じゃあその考えを改めるまで・・・」 ドッピオに杖を突きつけギーシュは 「僕のワルキューレたちのサンドバックになるがいいさ!」 ドッピオは瞬時にエピタフを使い対応しようとしますが 「やめて!!」 その声にさえぎられたのです 午前の授業を終えたルイズは一度部屋に戻りました ドッピオに昼ごはんを与えるためドッピオを探していたのです ですが 「部屋にもいないなんて・・掃除は綺麗にやってるみたいね まったく主人をほったらかして何をやってるのかしら。あの使い魔は」 少々ルイズは怒っていました。自分の使い魔が自分にまったく干渉しようとしないのですから 「本当にどこに行ったのかしら」 「お困りのようね。ゼロのルイズ」 と、急に自分のあだ名で呼ばれたルイズ。ルイズ自身は分かっている。この声の主が 「何の用かしら?ミス・ツェルプストー」 「いえ、貴女が一度使い魔に脱走されたなんて聞いたので 今回もまたそういうことになってるんじゃないかと思って」 「余計なお世話よ。大体実際に脱走はしていないし今回だって違うわ」 「そうかしら?あんないかにも体力より頭脳って感じの・・ドッピオだっけ? そんなのに掃除洗濯任せてたらいやになるのも当然よ」 「う・・・」 その事に関してはルイズも同意見でした。まだ上手くやっていますがいつ放り出してしまうか 少しルイズも不安でした 「だ、だからってここ以外に住めるところなんてこの辺には無いし 野生のクリフォンやドラゴンが出てくるのよ?無用心に出て行くなんて」 「それを貴女の使い魔は知っているのかしら?もしかしたら」 ルイズは少し冷静になり考えたら恐ろしいことが浮かびました 「・・・ドッピオが死んじゃうかもしれない?」 「そうなるかもしれないわね」 「だったら急いで探さないと!」 ルイズは自分の家名に泥がとか使い魔が脱走した上に見殺しで自分の評価が下がるとか言うのは考えませんでした 二日とは言えど自分の世話をしてくれた彼が見殺しになるのがなぜか嫌でした 「そう、じゃ頑張ってね」 「ちょっとアンタも手伝いなさいよ」 「嫌よ、何で人の使い魔の問題を抱えないといけないのよ」 「こうして話をしてロスした分の時間そのくらい手伝ってもらわないといけないわ」 「・・・ハア、仕方ないわね」 こうしてドッピオを探すために廊下を走り回るルイズとキュルケですが一人の生徒と会いました 「ゼロのルイズとミス・ツェルプストーではないですか。どうかしたんですか?」 少々ルイズはムッとしましたが今は気にしてられません 「丁度いいわ。コイツの使い魔がどこにいるか知らない?」 「ゼロのルイズのですか?そういえば今すごいことになってますよ 何でもギーシュと決闘をするだとか」 「何ですって?!」 「・・それはどこでやっているのかしら」 「確か中庭だったと思いますよ」 「急ぐわよ!ルイズ!」 「ええ!」 予想していたことより厄介なことになりました たとえドッピオが勝ったとしても貴族を侮辱した罪などで起訴されれば死刑になってしまう それにドッピオのような平民が貴族・・魔法を使えるものに敵うわけが無い そう思って中庭に来たルイズとキュルケでしたが 「嘘・・・」 「・・すごい」 予想していたようにはなっていませんでした ドッピオはギーシュ相手に戦えていました ギーシュのワルキューレがどこから来るのか分かっているかのように攻撃を回避し 自分たちに視えないなにかでワルキューレたちを倒していきます 「嘘・・・貴女の使い魔って平民よね」 「ええ・・魔法は使っていないはずよ。杖持ってないし」 魔法使いには必須の杖を持たずに不可視の何かでワルキューレを倒していくドッピオ 「・・・でも、もう終わりのようね」 「え?」 「ギーシュのほう、よく見なさい」 「・・まさか」 ギーシュは笑っていた 自分の魔法が平民であるはずのドッピオに敗れているはずなのに笑っていた 「ギーシュの奴、何か罠を張ってるわよ」 「あ?!」 突如ドッピオに現れる八体のワルキューレ、だがドッピオはそれを薙ぎ倒す 「積みね」 そこからさらに前進して来たワルキューレから離脱しようとして後ろのワルキューレにぶつかってしまった ドゴォッ! 「あ?!」 鈍い音が響きました。それを周りの人は笑いながらや見ていられないように見ています 「・・・ギーシュ、加減をしてないわね。骨までイったんじゃないかしら」 「そんな・・・!」 「ここでさっきの愚行を改める・・・土下座して謝るって言うならもう終わらせてもいいけど」 ギーシュの言葉でした。ルイズは (もうドッピオは戦わない。何が目的でやったか知らないけどこれだけひどい傷を負えば) そう考えていました。いや、だれもがそう考えていたでしょう 「・・だれが貴方なんかに謝りますか・・・!」 ですが、その考えはもろくも打ち破られました 周囲の人は静かでした。笑いや同情もなく、ただその場で立ち上がろうとするドッピオを見て・・見守っていました 「ふーん、じゃあその考えを改めるまで・・・」 ドッピオに杖を突きつけギーシュは 「僕のワルキューレたちのサンドバックになるがいいさ!」 と言いました。その一言で 「あ、ちょっとルイズ?!」 ルイズのスイッチが入りました 6へ