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【元ネタ】アーサー王伝説、ウェールズ伝承 【CLASS】バーサーカー 【マスター】 【真名】ケレディル 【性別】男性 【身長・体重】210cm・131kg 【属性】中立・狂 【ステータス】筋力B+ 耐久B+ 敏捷C+ 魔力E+ 幸運E+ 宝具C 【クラス別スキル】 狂化:A 宝具を除く全てのパラメータに+を付加するが、理性の大半を奪われる。 【固有スキル】 自己改造:C 自身の肉体に、まったく別の肉体を付属・融合させる適性。 このランクが上がればあがる程、正純の英雄から遠ざかっていく。 心臓破壊時の霊核への影響を、父親の心臓により一度だけ無効化できる。 動物使役:E 恐怖によって動物を操る力。 統率力こそ上がるものの、動物の士気は極度に減少する。 使い魔:C- 宝具である鋏を用いた厭魅厭勝術。 生物を象って切り描いた形を、己の意思に従う疑似生物として行使できる。 ……狂化した身で上手く描けたなら、の話である。 【宝具】 『断裁剪刀(シスウルン・キヴルッフ)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人 魔の猪トゥルッフ・トゥルウィスから奪い取った大鋏。 二度に渡ってこの鋏より有効打を受けた個体は、 二つの切り口に“鋏まれた”箇所に発生する空間断層によりその身を切断される。 二つ目の傷を受ける以前に先の傷を完治させておく事により回避できる。 対象が巨大である程に、その切断には大量の魔力が必要となる。 【Weapon】 『引き紐』 アルスルのもとから逃げた最強の戦士にして巨人、 騎馬武者ディシスの髭から作られた猟犬の引き紐。 繋いだ相手に対する騎乗ないし動物使役スキルの効力を増強する。 【解説】 ヌウィソンの息子なる野生児ケレディル、もしくは 銀の眉のヘトゥンの息子なる野生児キネディル、或いは 籟病やみのヘトゥンの息子なる野生児キネディル。 同名~類名の別人なんだか同一人物なんだかわかりゃしないのだが、 ウェールズ語原文からのマビノギオン邦訳者は全て同一人物としている。 巨人の長イスパザデンが言うには、 ディシス・ヴァルヴァウクの髭から作った紐で 二頭の猟犬を繋ぎ止める事ができるこの世で唯一の男にして、 山に棲む獣のうちで最も気性荒い動物よりも九倍も猛々しい男。 グライダウルの息子グウィシルに従ってニッズの息子グウィンと戦うも捕虜となり、 グウィンの手で父ヌウィソンの心臓を食べさせられた事で正気を失ったとされる。 人の王から神罰で凶悪な大猪へと変えられたトゥルッフ・トゥルウィス、 アルスルに仕える戦士達を大勢殺した彼がハヴレン川で一時水中に追い詰められた時、 その耳の間から女神の子マボンが剃刀を、野生児ケレディルが大鋏を奪い取った。 コャスコを見ていて鋏持ちを捻り出したくなっただけという。
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神経衰弱モンスターズへ戻る 勝利時セリフ [#hf847892] 敗北時セリフ [#w9d40b7e] その他(コメント等) [#fc4656b1] 勝利時セリフ [#hf847892] No. 名前 属性 勝利時セリフ 0001 はじめのゴブリン 光 おめゴブ! めくったカードの絵が合えば相手に攻撃できるのが分かったゴブか? 0002 つぎのゴブリン 光 おめゴブ! 剣と魔法のカードの違いが分かったゴブか? 0003 熱血の火属性教員 火 おめでとう! 属性の相性の違いが分かったかな? 0004 クールな水属性教員 水 おめでとう! 属性の相性の違いが分かったかな? 0005 エコを広める木属性教員 木 おめでとう! 属性の相性の違いが分かったかな? 0006 根暗な闇属性教員 闇 おめでとう! 属性の相性の違いが分かったかな? 0007 まばゆい光属性教員 光 おめでとう! 属性の相性の違いが分かったかな? 0008 模擬戦のゴブ教官 光 おめゴブ! これで大体、分かったゴブか? br;次から実戦がんばってね。 0009 合成道の弟子ゴブリン 火 ― 0010 合成道のゴブ師範 火 ― 0011 合成道のゴブ師範 火 うむ、おぬしなら合成道を極められるかもしれんゴブ! br;世界中のモンスターたちに出会うのじゃゴブ! 0012 隻眼のゴブリン 火 負けたゴブ! 次は絶対貴様も道連れにするゴブ! 0013 ゴブリンのボアライダー 火 おめゴブヒヒッ! 次はライオンにのってこようかな~。 0014 狂気のゴブリンぴえろ 火 負けたゴブ! br;約束どおり、マントの下をチラッと見せてあげようか~。 0015 ゴブリンの恥ずかしがり屋 火 (・・・ゴブリンは、悔しそうに照れた。) 0016 ふんどしのゴブリンの将軍 火 おめゴブ! br;次もきみが勝ったらふんどしあげるかもな~。 0017 かつがれるゴブリンの王 火 0018 おどりくるう木 木 ちくしょう! br;主役だからってのぼせるなよ! br;次の主役はオレ様だからな! 0019 木こりの木 木 0020 ふしぎなマジカルツリー 木 0021 木人とモクナンテ 木 0022 超越したマジカルツリー 木 0023 魔大樹 木 0024 植える木人の王 木 0025 酔いどれのドワーフ 火 0026 赤髪おさげのドワーフ 火 0027 猛牛ドワーフのナイト 火 0028 チョモランマの神官 火 0029 たんこぶドワーフの長老 火 0030 ジェネラルドワーフの金髪 火 0031 立ちはだかるドワーフの長 火 0032 とんがり耳のエルフ 木 0033 ハイレグの見習いエルフ 木 0034 風の双剣士 木 0035 リンボーの騎士 木 0036 交信するエルフの大賢人 木 0037 腕組むエルフロード 木 0038 舞う妖術エルフの女王 木 0039 汚れ雑魚オーク 闇 0040 オークの犬呪者 闇 0041 オークの賢者 闇 0042 バトルオーク 闇 0043 腹ペコオークナイト 闇 0044 オークの将軍(オトウト) 闇 0045 オーク王(アニジャ) 闇 0046 リザードの紅茶の達人 水 0047 舌を出すリザードの戦士 水 0048 ザリガニーナイトの竜人 水 0049 リザードのまじない師 水 0050 サイクロプスの物乞い 水 0051 ゴールドリザードの騎士長 水 0052 リザードマンのヤモリ皇帝 水 0053 キョトンとする骨男 闇 0054 血のしたたる骨男 闇 0055 骨の浮浪者 闇 0056 ボーンナイト牙 闇 0057 金の首輪のヘルカイザー 闇 0058 よりかかるリッチ 闇 0059 プリティフェアリー 光 0060 プリティファイター 光 0061 プリティメイジ 光 0062 プリティロード 光 0063 プリティキング 光 0064 ガラス片のどぶねずみ 水 0065 双ガラスの鉄仮面 水 0066 ぼろねずみのマッチ売り 水 0067 ブラッディマウスナイト 水 0068 戦慄のチュウチュウ団 水 0069 チュウチュウ団の教祖 水 0070 猫なでるねずみの王 水 0071 挨拶するねこモンク 光 0072 とび蹴り!ねこ戦士 光 0073 おののくマジカロン 光 0074 道に迷うシャム猫の賢者 光 0075 王に仕えるねこのカバ兵 光 0076 ホワイトタイガー将軍 光 0077 にらみつけるライオンの王 光 0078 右腕のゴーレム 火 0079 蘇える横分けのゴーレム 木 0080 怪力の巨像タロス 木 0081 丘の上のジャイアント 光 0082 0083 0084 0085 0086 0087 溢れ出るスライム 水 0088 寝癖だらけのミノタウロス 火 0089 剣を眺める天使 光 0090 世紀末を呼ぶ幼虫 木 0091 豚鼻のイタズラ悪魔 闇 0092 セクシーじゃない人魚 水 0093 毛を剃り荒らす狼男 闇 0094 ノリ突っ込む人狼 闇 0095 人狼のマジシャン 闇 0096 狼界のジャンケン王 闇 0097 動かざるウルフナイト 闇 0098 無傷のウルフロード 闇 0099 白髭のウルフキング 闇 0100 燃え移るやじ馬 火 0101 枯れ逝くゾンビ 木 0102 枯れ逝くゾンビ(りんご) 木 0103 枯れ逝くゾンビ(みかん) 木 0104 枯れ逝くゾンビ(バナナ) 木 0105 勇者ゴブルドベルグ 光 0106 勇者ポニャトフスキ 光 0107 勇者ハンモック 光 0108 ハラペコの黒くま 闇 0109 妖毒森の独眼オーク 木 0110 幻惑の呪術師オーク 木 0111 毒使いスカウトオーク 木 0112 苔むしたアックスオーク 木 0113 疾風の隠密オーク 木 0114 洗脳されたオーク将軍 木 0115 妖毒森の予言者 木 1001 常夏の情熱人魚 火 1002 ゴブリンの波乗りライダー 水 1003 海底神殿から来た巨神 水 1004 暴走した熱血スライム 火 1005 熱風を生み出す溶岩巨人 火 1006 大渦にすむ大海竜 水 1007 レッドベビードラゴン 火 敗北時セリフ [#w9d40b7e] No. 名前 属性 敗北時セリフ 0001 はじめのゴブリン 光 普通、まけないゴブよ・・・ 0002 つぎのゴブリン 光 普通負けないゴブよ・・・ 0003 熱血の火属性教員 火 まだまだ属性について勉強が必要だな 0004 クールな水属性教員 水 まだまだ属性について勉強が必要だな 0005 エコを広める木属性教員 木 まだまだ属性について勉強が必要だな 0006 根暗な闇属性教員 闇 まだまだ属性について勉強が必要だな 0007 まばゆい光属性教員 光 まだまだ属性について勉強が必要だな 0008 模擬戦のゴブ教官 光 さすがに負けたゴブね。 もう一度、やるゴブ。 0009 合成道の弟子ゴブリン 火 これで師範と合成できると思ってたのに・・・期待はずれゴブ。 0010 合成道のゴブ師範 火 まだまだ合成の勉強が必要なようじゃなゴブ。 0011 合成道のゴブ師範 火 まだまだ合成の勉強が必要なようじゃなゴブ。 0012 隻眼のゴブリン 火 歴戦のゴブに勝てるわけがあるまいゴブ。 0013 ゴブリンのボアライダー 火 0014 狂気のゴブリンぴえろ 火 0015 ゴブリンの恥ずかしがり屋 火 0016 ふんどしのゴブリンの将軍 火 0017 かつがれるゴブリンの王 火 0018 おどりくるう木 木 主役のくせにもうやめるのか? じゃあ、次の主役はいただきだな。 0019 木こりの木 木 木こりがこびとだけと思うなよ! 0020 ふしぎなマジカルツリー 木 0021 木人とモクナンテ 木 0022 超越したマジカルツリー 木 0023 魔大樹 木 0024 植える木人の王 木 0025 酔いどれのドワーフ 火 ハイホー勝った!勝った!ヒック。 0026 赤髪おさげのドワーフ 火 弱いなー。ハイハイホー! 0027 猛牛ドワーフのナイト 火 0028 チョモランマの神官 火 0029 たんこぶドワーフの長老 火 0030 ジェネラルドワーフの金髪 火 0031 立ちはだかるドワーフの長 火 0032 とんがり耳のエルフ 木 0033 ハイレグの見習いエルフ 木 0034 風の双剣士 木 0035 リンボーの騎士 木 0036 交信するエルフの大賢人 木 0037 腕組むエルフロード 木 0038 舞う妖術エルフの女王 木 0039 汚れ雑魚オーク 闇 0040 オークの犬呪者 闇 0041 オークの賢者 闇 0042 バトルオーク 闇 0043 腹ペコオークナイト 闇 0044 オークの将軍(オトウト) 闇 0045 オーク王(アニジャ) 闇 0046 リザードの紅茶の達人 水 0047 舌を出すリザードの戦士 水 0048 ザリガニーナイトの竜人 水 0049 リザードのまじない師 水 0050 サイクロプスの物乞い 水 0051 ゴールドリザードの騎士長 水 0052 リザードマンのヤモリ皇帝 水 0053 キョトンとする骨男 闇 0054 血のしたたる骨男 闇 0055 骨の浮浪者 闇 0056 ボーンナイト牙 闇 0057 金の首輪のヘルカイザー 闇 0058 よりかかるリッチ 闇 0059 プリティフェアリー 光 0060 プリティファイター 光 0061 プリティメイジ 光 0062 プリティロード 光 0063 プリティキング 光 0064 ガラス片のどぶねずみ 水 0065 双ガラスの鉄仮面 水 0066 ぼろねずみのマッチ売り 水 0067 ブラッディマウスナイト 水 0068 戦慄のチュウチュウ団 水 0069 チュウチュウ団の教祖 水 0070 猫なでるねずみの王 水 0071 挨拶するねこモンク 光 0072 とび蹴り!ねこ戦士 光 0073 おののくマジカロン 光 0074 道に迷うシャム猫の賢者 光 0075 王に仕えるねこのカバ兵 光 0076 ホワイトタイガー将軍 光 0077 にらみつけるライオンの王 光 0078 右腕のゴーレム 火 0079 蘇える横分けのゴーレム 木 0080 怪力の巨像タロス 木 0081 丘の上のジャイアント 光 0082 0083 0084 0085 0086 0087 溢れ出るスライム 水 0088 0089 剣を眺める天使 光 0090 世紀末を呼ぶ幼虫 木 0091 豚鼻のイタズラ悪魔 闇 0092 セクシーじゃない人魚 水 0093 毛を剃り荒らす狼男 闇 0094 ノリ突っ込む人狼 闇 0095 人狼のマジシャン 闇 0096 狼界のジャンケン王 闇 0097 動かざるウルフナイト 闇 0098 無傷のウルフロード 闇 0099 白髭のウルフキング 闇 0100 0101 枯れ逝くゾンビ 木 0102 枯れ逝くゾンビ(りんご) 木 0103 枯れ逝くゾンビ(みかん) 木 0104 枯れ逝くゾンビ(バナナ) 木 0105 勇者ゴブルドベルグ 光 0106 勇者ポニャトフスキ 光 0107 勇者ハンモック 光 0108 ハラペコの黒くま 闇 0109 妖毒森の独眼オーク 木 0110 幻惑の呪術師オーク 木 0111 毒使いスカウトオーク 木 0112 苔むしたアックスオーク 木 0113 疾風の隠密オーク 木 0114 洗脳されたオーク将軍 木 0115 妖毒森の予言者 木 1001 常夏の情熱人魚 火 1002 ゴブリンの波乗りライダー 水 1003 海底神殿から来た巨神 水 1004 暴走した熱血スライム 火 1005 熱風を生み出す溶岩巨人 火 1006 大渦にすむ大海竜 水 その他(コメント等) [#fc4656b1] 要望や訂正事項がありましたら下記にご記入ください。 まだまだこの猫は譲れないわ。 -- 猫なでるねずみの王 (2010-05-22 05 55 23) 猫なでるねずみの王(敗北時)まだまだこの猫は譲れないわ。 -- 名無しさん (2010-05-22 05 58 12) 名前 コメント
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第二章 ふたりのあけの あれから1週間が過ぎ、春も盛りの頃。この季節は出会いの季節ってやつらしい。 その中でも特に奇妙な出会いは曙乃王との出会いだった。 その日、暁王が教室へ入ると、中が騒がしい。 「何かトラブルでもあったのでしょうか。見てきますのでお待ち下さい」 剣姫が警戒をしつつ覗き込むと、教卓の上に腕を組み仁王立ちになっている少女がいた。 「貴公ら程度ではてんで話にならぬ。持ってくるならもっとましな提案にするのだな」 蔑みを含んだ言葉を投げかけ、高みより見下した視線で提案を持ってきた糸目の生徒を睨みつけるリボンの少女。その一つ一つの仕草、物言いは威厳に満ち溢れていた。 だが、それに対する男の態度も負けず劣らず不敵なものであった。 「交渉決裂、ということですな。いいでしょう。貴方の領土を無に帰す日を楽しみにしていましょう」 糸目の男はそう宣言すると手を軽く挙げ、後ろに控えていた大男を従えて悠々と教室より去っていった。 それを見送ると少女は軽い身のこなしで教卓から飛び降りた。 「すまない、見苦しいところをお見せしたな、暁王」 「いえ、気にしないでください」 曙乃王と呼ばれた少女はいつの間にか剣姫の横に並び立つ暁王に声をかけた。 曙乃王。遠く新野の地を治める一族の王であり。その幼げな容貌と背の低さから年の頃は暁王と同じぐらいに見える。その見目からはとても大きな領土を持つ生粋の王には見えない。王の象徴たる髪留めは瑠璃を飾ったリボン。腰には自衛のためか二本の短刀が佩かれている。 見たことのない相手とその背後にある只者のならぬ気配に剣姫は意を決し、暁王にその関係を尋ねた。 「暁王、お知り合いですか?」 「ええ、彼女は曙乃王。暁の地においても端ではありますが、暁山山麓にある新野という広大な領土をもつ王ですよ」 確かに傍に控えているであろう剣らしき人者の気配は今までにないほど迷いがない。かなりの使い手であろうことは十分受け取れる。 だが、なんであろうか、この違和感は。剣姫はその違和感に首を傾げるばかりである。 一瞬、目が合う。 時が止まった。 一秒 二秒 三秒 思うより先に体が動いていた。暁王と曙乃王との間に割ってはいる。 「いい反応だ、剣姫」 抜かれたと思った腰の二刀は未だ曙乃王の腰に佩かれている鞘の中で眠っており、一方剣姫は刀を抜き放ち構えている。これで合戦が始まった場合、どちらの責任となるかは一目瞭然だ。 息を呑む剣姫。 曙乃王はポンと強張る剣姫の肩を叩くと、暁王に声をかけた。 「冗談が過ぎたな。暁王、すまない」 「ええ、いくら曙乃王が相手でもこれ以上は僕でも抑えられません」 暁王のその目は鋭さを帯びていた。対峙する二人の間に稲妻が走った気がした。 暁王は後に述懐する。 この邂逅こそが全ての始まりだったのだ、と。 暁王と剣姫第三章
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のやP 電波曲中心。 最新動画 ( ゚∀゚)o彡゜ハッピーバースデートゥーユー!ハッピーバースデートゥーユー!ハッピーバースデーディアーちーはやー! 代表作 ( ゚∀゚)o彡゜ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ ( ゚∀゚)o彡゜〒├∧゚ ッ〒冫丶丿 冫! ニコ動一覧 タグ-のやP マイリスト-カッとなって作ってみた ブログ 腰痛に苛まれながら… タグ一覧:P名 P名_の サイト持ちP デビュー2007.8中旬
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全てが歪んだ日 本気でハルヒを好きになってしまった。だからこそ気付いたのかもな。 ……はじめっから何もかもを監視されてしまっていたことにな。 気付いたのは探索の日、ハルヒとペアになった日のことだ。 傍若無人さに振り回されながらも、幸せを感じながらハルヒについて行っていた。 「キョン! ちょっとジュース買って来なさい! 10秒以内!」 やれやれ……わかったよ、ちょっと待ってろ。 この時、10秒以内ってのを忠実に守ろうとしたのが転機だった。 走って自販機まで向かった時、俺の視界の端にある物を捉えた。 それは、俺達と逆側を探索しているはずの3人の姿だった。 何故あいつらがここにいる? しかも……ビデオカメラをハルヒに向けながら。 俺はその時、ある仮説を抱いたんだ。 『あれは、機関に報告するための映像で、それはずっと昔からやっていることだ』 ……違うか? 古泉。 「……さて、何のことでしょうか?」 あくまでもシラを切り通すつもりらしい。 あの日から何度も問い詰めているが、この調子だ。 しかしだ、古泉。ネタは上がっている。フェアじゃないってことで喜緑さんに情報提供をしてもらったんだよ。 古泉は一瞬だけ眉をしかめ、少し余裕の消えた笑みで答えた。 「情報統合思念体の穏健派ですか……。あなたもなかなか策士ですね」 誤魔化すな。早く全てを語れ。 一つ息を吐き、古泉はゆっくりと語りだした。 「ええ、あなたの言う通りです。ついでにあの大規模な閉鎖空間が発生した後は、あなたも監視しています」 ハルヒだけじゃなくて俺もか。まったく……嫌な野郎だぜ。 「あなたが僕達を見つけた日は、他の二人も同様の任務を受けていたため、あのような行動を取りました」 ……長門に……朝比奈さんもか。 俺はここまで聞くと、心を決めた。 今日、俺は、全てに抵抗を始めてやる。ハルヒを普通に愛する為に。 機関だろうが、情報統合思念体だろうが、未来人だろうが、俺とハルヒに関わる奴等に抵抗してやる。 「すみません、謝ります。あなた達に不快な思いをさせるつもりはなかったんです」 謝らなくていい。……代わりに、抵抗するなよ。 古泉に向かってナイフを突き付けた。 「な、何を……?」 ふざけるな。俺もハルヒも、お前等に監視されることを望んでいない。 いいか、俺は今日ハルヒに告白する。普通の学生として、自分の下心しかない告白をだ。 涼宮ハルヒの《鍵》なんかじゃない、ただ一人の《キョン》としてだ。 そんなシーンを貴様らに見られてたまるか。刺されるのが嫌なら、機関をハルヒから遠ざけろ。 古泉はすでに笑顔を浮かべられない状態で後退りをしていた。 「や、やめてください! それに、機関を涼宮さんから遠ざけるなんて上が許すわけが……」 じゃあ、刺されろ。 俺は古泉の腕にナイフを突き立てた。 悲痛な悲鳴が響く。人通りのない場所だから問題は無いがな。 「はぁ、はぁ……や、やめてください……うぐぅっ!」 次は腹の辺りを刺した。生命に関わらない位置を狙って刺す。 古泉は地面に尻をつき、ガタガタと震えていた。 ……友達のよしみだ、殺しはしない。次に機関の連中から何かあったりしたら、全てをぶち壊す。 ハルヒにあること無いことを言ってでもな。それが嫌なら……上を必死で説得するんだな。 最後に思いっきり頬を拳で殴り飛ばして、その場を去った。 あと二人か、邪魔な奴等は。 ナイフの血を拭き取り、電話で長門と朝比奈さんを呼び出し、学校の部室へと足を進めた。 ……待ったか? 「いい」 相変わらず、本を読みながらそいつは居た。 いつまでその余裕が続くのか楽しみだ。 お前さ、探索の時に俺達をつけてたんだよな? 「………………」 返ってくるのは無言だけ、か。予想通りだが。 裏切られた気分だぜ。四六時中お前と、古泉の機関と、未来人に監視されてたなんてな。 長門の表情が少し変わった。 「どうしてそれを?」 ……今は血だらけになった古泉が丁寧に教えてくれたよ。 言うや否や、長門が飛び掛かって来た。……速すぎるっての。 「あなたの精神が異常になっている。改変を施す」 長門が少し口を開いた瞬間、俺は呟いた。 『ジョン・スミス』と。 思念体ごと、お前も消すぞ? 「ならば、記憶の改変も施させてもらう……むぐっ」 喋り終えた一瞬のスキを突き、口にハンカチを押し込んだ。それをさらにタオルで押し出せないように縛った。 俺が考えた、長門の呪文対策だ。……効くかは知らんが。 口を塞ぎ、手を縛った。ということで長門は足で攻撃をしてきたが……やはり普通の女だ。 小柄な体だからパワーも無い。 放たれた蹴りを掴むと、長門を地面に叩き付けた。 もがきながら、顔を苦痛に歪ませている。痛みに苦しむ長門を見るのは初めてだ。 ともかく、こいつは喋れる状況にするのはヤバい。逃げられても困る。 そう考えた俺は、ナイフを取り出し、両足に順番に突き立てた。 喉の奥からくぐもった叫びが聞こえる。情報操作が出来ないと痛覚も消せないんだな、この宇宙人は。 とはいえ、女をいたぶるのは趣味じゃない。 体をバタバタとさせる長門を引き起こし、椅子に座らせた。 生かしてやる。その代わり、二度と俺とハルヒに手を出せないようにするがな。 事前に調べた声帯の位置を確認して、そこだけにナイフを突き立てた。 あまり深くしたわけじゃないから、言葉が出なくなっただけだろう。 「………………っ!!」 声にならない叫びをあげ、のたうち回り、椅子から落ちた。 「…………え?」 最後の一人が来たようだ。未来から来ているそいつは、目を丸くしていた。 「キョ、キョン……くん? 何して……るんですか?」 見てわかりませんか? ……そういえば、あなたも俺達の行動を見てたんでしたっけ? 一歩、二歩と近付いて行くと、腰を抜かしたのか、その場に座り込み動けなくなっていた。 「い、いや……殺さないで……」 大丈夫ですよ、殺しませんから。 「ほ、ほんとで……「ただ、俺達に干渉したくなくなるように痛めつけるだけです」 はいつくばったまま、手だけで逃げようとし始めた。まったく惨めだな。 手を思いっきり踏み付けると、俺の足にすがりついてきた。 「ごめんなさいごめんなさい! 嫌だ、痛いのは嫌だよぉ! もう干渉しないように上に伝えますからぁ!」 ……物分かりがいいですね。わかりました、許しますよ。 ただ……《上》とやらに伝えといてください。未来を崩すのは簡単ですよと。 例えば、あの少年を殺す……とかね。 踏み付けている足に全体重を乗せた。メキメキと手が音を立てた。 「う……あぁ……」 朝比奈さんはすでに涙を流し放心状態になっていた。 これで、邪魔する奴や監視する奴はいなくなった。 あとはハルヒの所に行くだけだ。……と思った時、ドアから人影が覗いた。 「有希! みくるちゃん! キョン、あんた何を……」 ハルヒ、待ってたぞ。どうしてもお前に伝えたいことがあったんだ。 「な、何よ! それより救急車……えっ?」 長門の止血をするハルヒを抱き締めて、キスをした。もう好きすぎて止まらん。 俺だけを見てくれ。お前のことが大好きなんだ。こいつらはずっと俺達を監視してた。それが許せなくてやったんだ。 「か、監視って……みくるちゃん?」 「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい! もうしませんから、もうしませんから許してぇ!」 さっきのが堪えたのか、あっさりと謝りやがった。 ハルヒ、お前とちゃんとした恋愛をしたい。誰にも監視されてなくて、いつも二人でいたいんだ。 ジッと見つめると、目が合った。頼む、俺だけを見てくれ……。 「うん、ありがとう。あたしもキョンが大好きよ。……でも、有希やみくるちゃん達が怪我してるのも放っておけない!」 ハルヒは俺から目を逸らし、長門の止血作業を再開しだした。 ……ハハハ、前が霞んで見えねぇよ。 気がつくと、ハルヒの後ろに立ってナイフを振り上げていた。 「す、涼宮さん!」 朝比奈さんの声が響くと、ハルヒは振り向いた。 俺はこの手を、こいつに振り下ろすつもりなのか? ……出来るわけないだろ。 心臓に刺さる異物感。結局、俺は自分にナイフを突き立てた。 「キョン! キョン! どうして……どうしてよ!」 知らねぇ……よ。最期までお前だけを見れてよかった……。 「いやだ! せっかく告白してくれたんじゃない! 最期なんて言わないでよ!」 もし、もし認めたくなかったら……全部なかったことになるように祈ってくれ。 面白いことが起こるかもしれないぞ。 ……じゃあな。 そこで俺の視界は暗くなった。 最期までハルヒを愛せた。それだけで俺の人生は満足だったさ……。 おわり ーーー こんにちは、喜緑です。 あの日、世界は涼宮さんによって改変されました。 というより、探索の日まで戻されたと言うのが適切でしょうか。 彼が死んだことや、彼が仲間を傷つけたのを全部否定したかったのでしょう。 私はその全てのことを、改変後に情報統合思念体から教えられました。 また、同じ過ちを犯さないように止めろとの指令を受けましたので。 このことは、もちろん長門さんは知りません。 ……あ、そろそろ時間です。クジを操作しに行かなくちゃ。 どうせなら、長門さんを彼と二人にしてあげようかしら……うん、そうしましょう。 ……あ、長門さんの表情が少しうれしそうになりましたね。……よかった。 さぁ、それじゃあ私も会長と出かけなくちゃ! 全てが歪んだ日が、幸せな日に変わりますように……。 おわりのおわり
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全てが歪んだ日 本気でハルヒを好きになってしまった。だからこそ気付いたのかもな。 ……はじめっから何もかもを監視されてしまっていたことにな。 気付いたのは探索の日、ハルヒとペアになった日のことだ。 傍若無人さに振り回されながらも、幸せを感じながらハルヒについて行っていた。 「キョン! ちょっとジュース買って来なさい! 10秒以内!」 やれやれ……わかったよ、ちょっと待ってろ。 この時、10秒以内ってのを忠実に守ろうとしたのが転機だった。 走って自販機まで向かった時、俺の視界の端にある物を捉えた。 それは、俺達と逆側を探索しているはずの3人の姿だった。 何故あいつらがここにいる? しかも……ビデオカメラをハルヒに向けながら。 俺はその時、ある仮説を抱いたんだ。 『あれは、機関に報告するための映像で、それはずっと昔からやっていることだ』 ……違うか? 古泉。 「……さて、何のことでしょうか?」 あくまでもシラを切り通すつもりらしい。 あの日から何度も問い詰めているが、この調子だ。 しかしだ、古泉。ネタは上がっている。フェアじゃないってことで喜緑さんに情報提供をしてもらったんだよ。 古泉は一瞬だけ眉をしかめ、少し余裕の消えた笑みで答えた。 「情報統合思念体の穏健派ですか……。あなたもなかなか策士ですね」 誤魔化すな。早く全てを語れ。 一つ息を吐き、古泉はゆっくりと語りだした。 「ええ、あなたの言う通りです。ついでにあの大規模な閉鎖空間が発生した後は、あなたも監視しています」 ハルヒだけじゃなくて俺もか。まったく……嫌な野郎だぜ。 「あなたが僕達を見つけた日は、他の二人も同様の任務を受けていたため、あのような行動を取りました」 ……長門に……朝比奈さんもか。 俺はここまで聞くと、心を決めた。 今日、俺は、全てに抵抗を始めてやる。ハルヒを普通に愛する為に。 機関だろうが、情報統合思念体だろうが、未来人だろうが、俺とハルヒに関わる奴等に抵抗してやる。 「すみません、謝ります。あなた達に不快な思いをさせるつもりはなかったんです」 謝らなくていい。……代わりに、抵抗するなよ。 古泉に向かってナイフを突き付けた。 「な、何を……?」 ふざけるな。俺もハルヒも、お前等に監視されることを望んでいない。 いいか、俺は今日ハルヒに告白する。普通の学生として、自分の下心しかない告白をだ。 涼宮ハルヒの《鍵》なんかじゃない、ただ一人の《キョン》としてだ。 そんなシーンを貴様らに見られてたまるか。刺されるのが嫌なら、機関をハルヒから遠ざけろ。 古泉はすでに笑顔を浮かべられない状態で後退りをしていた。 「や、やめてください! それに、機関を涼宮さんから遠ざけるなんて上が許すわけが……」 じゃあ、刺されろ。 俺は古泉の腕にナイフを突き立てた。 悲痛な悲鳴が響く。人通りのない場所だから問題は無いがな。 「はぁ、はぁ……や、やめてください……うぐぅっ!」 次は腹の辺りを刺した。生命に関わらない位置を狙って刺す。 古泉は地面に尻をつき、ガタガタと震えていた。 ……友達のよしみだ、殺しはしない。次に機関の連中から何かあったりしたら、全てをぶち壊す。 ハルヒにあること無いことを言ってでもな。それが嫌なら……上を必死で説得するんだな。 最後に思いっきり頬を拳で殴り飛ばして、その場を去った。 あと二人か、邪魔な奴等は。 ナイフの血を拭き取り、電話で長門と朝比奈さんを呼び出し、学校の部室へと足を進めた。 ……待ったか? 「いい」 相変わらず、本を読みながらそいつは居た。 いつまでその余裕が続くのか楽しみだ。 お前さ、探索の時に俺達をつけてたんだよな? 「………………」 返ってくるのは無言だけ、か。予想通りだが。 裏切られた気分だぜ。四六時中お前と、古泉の機関と、未来人に監視されてたなんてな。 長門の表情が少し変わった。 「どうしてそれを?」 ……今は血だらけになった古泉が丁寧に教えてくれたよ。 言うや否や、長門が飛び掛かって来た。……速すぎるっての。 「あなたの精神が異常になっている。改変を施す」 長門が少し口を開いた瞬間、俺は呟いた。 『ジョン・スミス』と。 思念体ごと、お前も消すぞ? 「ならば、記憶の改変も施させてもらう……むぐっ」 喋り終えた一瞬のスキを突き、口にハンカチを押し込んだ。それをさらにタオルで押し出せないように縛った。 俺が考えた、長門の呪文対策だ。……効くかは知らんが。 口を塞ぎ、手を縛った。ということで長門は足で攻撃をしてきたが……やはり普通の女だ。 小柄な体だからパワーも無い。 放たれた蹴りを掴むと、長門を地面に叩き付けた。 もがきながら、顔を苦痛に歪ませている。痛みに苦しむ長門を見るのは初めてだ。 ともかく、こいつは喋れる状況にするのはヤバい。逃げられても困る。 そう考えた俺は、ナイフを取り出し、両足に順番に突き立てた。 喉の奥からくぐもった叫びが聞こえる。情報操作が出来ないと痛覚も消せないんだな、この宇宙人は。 とはいえ、女をいたぶるのは趣味じゃない。 体をバタバタとさせる長門を引き起こし、椅子に座らせた。 生かしてやる。その代わり、二度と俺とハルヒに手を出せないようにするがな。 事前に調べた声帯の位置を確認して、そこだけにナイフを突き立てた。 あまり深くしたわけじゃないから、言葉が出なくなっただけだろう。 「………………っ!!」 声にならない叫びをあげ、のたうち回り、椅子から落ちた。 「…………え?」 最後の一人が来たようだ。未来から来ているそいつは、目を丸くしていた。 「キョ、キョン……くん? 何して……るんですか?」 見てわかりませんか? ……そういえば、あなたも俺達の行動を見てたんでしたっけ? 一歩、二歩と近付いて行くと、腰を抜かしたのか、その場に座り込み動けなくなっていた。 「い、いや……殺さないで……」 大丈夫ですよ、殺しませんから。 「ほ、ほんとで……「ただ、俺達に干渉したくなくなるように痛めつけるだけです」 はいつくばったまま、手だけで逃げようとし始めた。まったく惨めだな。 手を思いっきり踏み付けると、俺の足にすがりついてきた。 「ごめんなさいごめんなさい! 嫌だ、痛いのは嫌だよぉ! もう干渉しないように上に伝えますからぁ!」 ……物分かりがいいですね。わかりました、許しますよ。 ただ……《上》とやらに伝えといてください。未来を崩すのは簡単ですよと。 例えば、あの少年を殺す……とかね。 踏み付けている足に全体重を乗せた。メキメキと手が音を立てた。 「う……あぁ……」 朝比奈さんはすでに涙を流し放心状態になっていた。 これで、邪魔する奴や監視する奴はいなくなった。 あとはハルヒの所に行くだけだ。……と思った時、ドアから人影が覗いた。 「有希! みくるちゃん! キョン、あんた何を……」 ハルヒ、待ってたぞ。どうしてもお前に伝えたいことがあったんだ。 「な、何よ! それより救急車……えっ?」 長門の止血をするハルヒを抱き締めて、キスをした。もう好きすぎて止まらん。 俺だけを見てくれ。お前のことが大好きなんだ。こいつらはずっと俺達を監視してた。それが許せなくてやったんだ。 「か、監視って……みくるちゃん?」 「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい! もうしませんから、もうしませんから許してぇ!」 さっきのが堪えたのか、あっさりと謝りやがった。 ハルヒ、お前とちゃんとした恋愛をしたい。誰にも監視されてなくて、いつも二人でいたいんだ。 ジッと見つめると、目が合った。頼む、俺だけを見てくれ……。 「うん、ありがとう。あたしもキョンが大好きよ。……でも、有希やみくるちゃん達が怪我してるのも放っておけない!」 ハルヒは俺から目を逸らし、長門の止血作業を再開しだした。 ……ハハハ、前が霞んで見えねぇよ。 気がつくと、ハルヒの後ろに立ってナイフを振り上げていた。 「す、涼宮さん!」 朝比奈さんの声が響くと、ハルヒは振り向いた。 俺はこの手を、こいつに振り下ろすつもりなのか? ……出来るわけないだろ。 心臓に刺さる異物感。結局、俺は自分にナイフを突き立てた。 「キョン! キョン! どうして……どうしてよ!」 知らねぇ……よ。最期までお前だけを見れてよかった……。 「いやだ! せっかく告白してくれたんじゃない! 最期なんて言わないでよ!」 もし、もし認めたくなかったら……全部なかったことになるように祈ってくれ。 面白いことが起こるかもしれないぞ。 ……じゃあな。 そこで俺の視界は暗くなった。 最期までハルヒを愛せた。それだけで俺の人生は満足だったさ……。 おわり ーーー こんにちは、喜緑です。 あの日、世界は涼宮さんによって改変されました。 というより、探索の日まで戻されたと言うのが適切でしょうか。 彼が死んだことや、彼が仲間を傷つけたのを全部否定したかったのでしょう。 私はその全てのことを、改変後に情報統合思念体から教えられました。 また、同じ過ちを犯さないように止めろとの指令を受けましたので。 このことは、もちろん長門さんは知りません。 ……あ、そろそろ時間です。クジを操作しに行かなくちゃ。 どうせなら、長門さんを彼と二人にしてあげようかしら……うん、そうしましょう。 ……あ、長門さんの表情が少しうれしそうになりましたね。……よかった。 さぁ、それじゃあ私も会長と出かけなくちゃ! 全てが歪んだ日が、幸せな日に変わりますように……。 おわりのおわり
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寝返りを打つ内に、耳に残った声は次第にはっきりとなり、彼の呟きが言葉として判るようになってきた。 忘れていたものを思い出すように、ゆっくりと、私はその音の意味を見出した。彼はこう言っていた――。 『黄の印は見つかったか?』 『黄の印は見つかったか?』 『黄の印は見つかったか?』 ――R.W.Chambers "The King in Yellow" ステータス ※個体値0のステータスを表記しています。 No ファミリー モンスター名 種族 タイプ アビリティ スキル 220 外来 黄衣の王 ハスターの化身 - 虚心幻影連携 バルハイスイエローサイン(潜在) カード 原/亜 レア レベル HP 攻撃 魔力 防御 命中 敏捷 属性耐性 状態耐性 原種 金 Lv.1 3200 100 1300 1100 1500 100 炎耐性30冷耐性30 石化耐性10魅了耐性10恐怖耐性10 Lv.70 5542 300 3900 3300 4500 300 亜種1 白金 Lv.1 3300 300 1400 1200 1600 200 炎耐性40冷耐性40 Lv.90 6174 1050 4900 4200 5600 700 亜種2 白金 Lv.1 3500 100 1400 1100 1700 100 Lv.90 6548 350 4900 3850 5950 350 その他 『黄衣の王』は同じパーティに1体しか配置できない Illustrated by dys 入手方法 通常個体ショップ:期間限定ショップ 「2周年記念福袋」 備考 ハスターの化身の一つ。→wiki 出典である『黄の印』はラヴクラフト以前に書かれたものであるが、ラヴクラフトが『闇に囁くもの』においてハスター関連の用語を借用、その後ダーレスがハスターを旧支配者と位置づけた際黄衣の王はハスターの化身とされたもっとも、ハスター、カルコサ、ハリといった単語はアンブローズ・ビアスの著作からチェンバースが借用したものだが 詩劇『黄衣の王』は美しくも恐ろしい言葉で埋め尽くされており、これの第二部まで目を通したものは死亡する神話生物としての黄衣の王は出典である『黄の印』では実は詩劇の中で語られるだけで直接は登場しない ボロ布のような黄色の衣を纏い、青白い仮面をかぶった人物の姿をしている 黄の印と呼ばれる黒い縞瑪瑙の留め金を持つものの下に現れ魂を喰らう 出演 『クトゥルー 3』収録『黄の印』 (ハスター) 『クトゥルー 1』収録『ハスターの帰還』 『クトゥルー 9』収録『魔女の谷』 コメント 名前 コメント 外来 幻影 虚心 連携
https://w.atwiki.jp/barrett/pages/381.html
みのりです♪ やっとwikiに個人ページを作りました。 まだまだ至らないところがありますが、皆様お相手お願いします ちなみに、思い出し記録がほとんどですので、話が違う!とかあったらご報告願います。 7月3日:2ヶ月間のバレット断ちを宣言します。 8月9日:誘惑に勝てず、バレットしてしまいました。 ※リトル数個更新放置してたらド忘れしました ミミスマシ No. キャラクター 役職 運命 勝敗 一言感想 305 三角さん オペレーター 8日目脱出 敗北 記念すべき初プレイ! 314 ねずみ オペレーター 11日目粉砕 敗北 みんなで闇鍋クッキング♪ 321 三角さん オペレーター 15日目脱出 勝利 ミミスマシ最長領域! 330 三角さん オペレーター 7日目脱出 勝利 みんなで戦え!ガリレオリンピック領域! 402 三角さん オペレーター 生存 勝利 短かったけど濃かった領域! 430 ぬらぬら ストライプアンチ 7日目脱出 敗北 初ストライプ!残念ながら仕事はできず。 ネコタタキ No. キャラクター 役職 運命 勝敗 一言感想 3.221 三角さん ソナー 5日目襲撃 勝利 勉強不足ソナーで迷惑かけました。 3.251 アル=シャープ アンチ 生存 勝利 初アンチ!輝く白さという称号をもらいました! 3.255 四喜 オペレーター 10日目襲撃 敗北 なかなかいけず、迷惑かけました。 3.301 三角さん オペレーター 11日目脱出 勝利 悩んだ。とにかく悩んだ。 3.305 アル=シャープ オペレーター 生存 勝利 お兄ちゃん大好きなアルに。 3.311 アル=シャープ 暗号 6日目襲撃 敗北 初暗号。迷惑ばっかりかけました 3.313 三角さん 暗号 7日目脱出 勝利 まさかの2連続暗号。疲れたなぁ。。。 3.332 リキッドバード ソナー 7日目襲撃 勝利 2回目ソナー!役に立てたのかな? 3.350 エリック柏 オペレーター 11日目脱出 勝利 ごめんなさい。今度から試験前はちゃんと勉強します。 3.357 ユク=ラグ=クク 暗号 生存 勝利 誘惑に勝てませんでした。ダメダメ暗号でごめんなさい。 3.377 鈴虫ぎふう オペレーター 生存 勝利 誘惑に勝てなかったんです。後悔はしてません! B4 No. キャラクター 正体 スキル 運命 勝敗 一言感想 4.001 アル=シャープ 人間 感知 生存 勝利 B4の記念すべき最初の領域!ルールなどが把握できていない点が多かったかな。 4-2.005 収束 オペレーター ゴイサギ 生存 勝利 オペを疑ってばっかりでした。ごめんなさい。 4-2.008 湯川コードウェイナ アンチ チドリ 8日目掃除機 敗北 日本のミカタもひパープル!でも実は悪役! 4-2.019 グース店長 カリペン ゴイサギ 6日目掃除機 敗北 くさや&バロット 4.029 エリック柏 カリペン チョウゲンボウ 生存 敗北 あっけなく終わっちゃいました 4.032 霊感委員長K カリペン ペリカン 5日目切断 敗北 カリペン飽きました。 4.035 通称水島礼子 オペレーター ヒヨドリ 3日目掃除機 勝利 久々のオペ!真黒になっちゃった。 4.039 メートルM アンチ イカル 5日目切断 敗北 確定オペになるチャンスだったのに…… 4.043 チリチカ オペレーター ムクドリ 5日目切断 勝利 宇宙のチリチカ! 4.048 鈴虫りふう オペレーター カラス 生存 勝利 鈴虫のカン リトルバレット 領域 キャラクター 役職 運命 結果 ソウル 一言感想 l.002 三角さん オペレーター 生存 勝利 懐・歴・救 初めてでよくわからないことばかりで迷惑かけました。 l.013 湯川コードウェイナ オペレーター 10日目バインド 敗北 破・懐・創 楽しかったです!合宿で感想戦にあんまり出れなくて残念。 l.022 四喜 アンチ 生存 敗北 哲・逃・救 初アンチ!もっとバインドしたかったなぁ バレット 領域 キャラクター 陣営 序列 運命 結果 感想 b.012 犬飼教授 サイ 3日目主席 6日目消滅 敗北 初バレット。ほかのアンチに頼りっぱなしでした b.015 テオ サイ 4日目消滅 敗北 ほかの二人まで黒くしてしまいました。後悔と反省ばかり… b.017 ウィル=シャープ ヒト 0.6日目主席 敗北 相当盛り上がりましたなー。楽しかった意外に感想がない。 b.022 湯川コードウェイナ ヒト 敗北 好きな球団の優勝で気分が良かった湯川なのでした。 b.025 エリック柏 サイ 4日目消滅 敗北 白くなれたと思ったのに! b.031 グース店長 サイ 5日目主席 勝利 バレット初勝利!雑談楽しかったです!フェイとラブラブ! b.034 グース店長 サイ プロ主席 2日目消滅 敗北 受験+バレットは危険だよ!マネしないでね! b.035 イオナ=ザ=シャフト ヒト プロ主席 勝利 いろいろ考えさせられた籠でした。 b.037 15号 ヒト 敗北 リア充爆発しろっ! b.038 ココ=アッシュ ヒト 敗北 年越しでしたね。勘に根拠を! b.040 湯川コードウェイナ ヒト 勝利 勘も働かずまったく使えないヒトでした b.043 フェイ=スリフト ヒト 勝利 おはようございます。寝オチしました コーダ 領域 キャラクター 陣営 役職 運命 結果 感想 c.005 三角さん ヒト 猫目 2日目脱出 勝利 初コーダ初猫目、孤立猫目は使えない c.007 ウィル=シャープ ヒト 猫目 生存 勝利 COなしで白くなりたい c.009 クリックFFM アンチ なし 3日目消滅 敗北 途中で王様も経験しましたが敗北。王位の譲位という戦略 c.012 アル=シャープ ヒト 猫目 4日目脱出 勝利 あらあら奥さん! c.026 クリックFFM アンチ なし 3日目粉砕 敗北 間に合わなかったラストorz c.027 0510真空 アンチ なし 3日目粉砕 勝利 今までで一番アンチで団結できた気がする c.032 メンタム船長 ヒト 猫目 1日目ノック 敗北 ここのアンチには完敗でしたよ! c.034 レモネード1973 アンチ なし 生存 敗北 なりすまし上手になりたかった c.036 エーベルハルト アンチの王 なし 4日目粉砕 敗北 ノック運がありすぎて困りました c.038 グース店長 ヒト コウモリ 1日目ノック 勝利 コウモリのスキル発動したかった…なりすましアンチを萎えさせることができて満足 ハコブネシマイ ver.1 No.1 最初のハコブネ 火竜ジョー 恋人 4日目消滅 敗北 きのこ派です。最初のハコブネはとにかく疑心暗鬼 No.6 今夜餅 ヒヨリミ 戦車 2日目消滅 ドロー はじめての10分フネは考えてる余裕がないうちに切られてしまいました No.10 [生]鳩罠 台所に蠢く影…ソニア激白!?ハサミが次々襲う! 0510真空 星 5日目消滅 ゴースト勝利 0510真空閣下/計一様で遊んでいる間に時間が経っていた コメント 皆様、お気軽にお書き込みくださいませ。 ミスで消してしまったので再びUP. -- みのり (2009-02-10 23 32 59) おめでとうを言うのがわたしなのは、四喜の個人ページ作成なの。よろしくなのは、また会ったとき。それじゃぁね。(撫で) -- (cagelow@255フェイ) 2009-02-10 00 25 42 初回プレイ一緒だったなんて!(←エラー(?)消滅) スマシではよくごいっしょするね、これからも宜しく! -- (402車、305フノ) 2009-02-10 21 11 23 お疲れ様ちゅー。 ちゅっ、御一緒できて嬉しかったよー! 次は同陣営にもなってみたいな。 じゃぁ、またどこかで会おうね! -- 銀瑠璃@301ねずみ (2009-02-16 19 01 46) 四喜ちゃん、お久しぶり。お近づきの印に発火飴をぽん。 またどこかでね。 -- 255ユク&251エリック@泡 (2009-02-17 17 31 02) 飴の人!お久しぶりです!あちちちちちっ。危険物持ち込み禁止ですよ~ -- みのり@251アル (2009-02-17 17 39 16) やあ、俺だ。楽しい領域だったな。弟よ、またどこかで会おう!しゃらんら~ -- りょーたん@305収束 (2009-02-28 23 44 38) 実はこちらの挨拶初めてだったMですぅ いつもどうもです!またどこかでお会いしましたらその際はぜひー -- しだ@305Mとか色々 (2009-02-28 23 50 53) 収束お兄ちゃん!大好きだよぉ♪M姉ちゃん、またどこかでお会いしましょう♪目指せ10領域同窓(ぇ -- みのり@305アル (2009-03-01 00 07 20) アル、お疲れ様でしたわ またお会いできるを楽しみにしていますわね -- さと@霊感委員長K (2009-03-01 00 34 06) 最終日あんまり絡めなくて残念だったぜ…お兄ちゃんと仲良くな!!またどこかで会おうぜ!! -- 手ぶら@湯川 (2009-03-02 00 16 32) わー! 湯川さん!305では笑いをありがとうございました♪ -- みのり@305アル (2009-03-02 20 59 35) 2度めまちてでちたね!お兄ちゃんだいじにでちゅ!また、おあいちまちょー!ちゅぎはちゃんと魔法をかけまちゅよちゃらんら~。*゜☆ -- 402ねずみ.305リキ (2009-03-04 16 57 20) 6度目だったりしたな、久しぶり。ぬら美、また会おうな、好きだぜー! -- 430ぶらぶら@402車 (2009-04-10 20 36 17) しばらくぶり!アンチ同陣営できて嬉しかったわ またいつか、どこかで会いましょうね -- BR39礼子@月闇 (2009-06-14 18 44 15) 同窓みつけた!奏、お前が大好きだーっ!俺たちずっと仲間! -- シエナ@c.27マテュー (2011-05-23 17 12 56) 名前 コメント
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― 第二十八章 ― その過去は、ただ切ないほどに、カー坊にとっては辛いほどの過去にもなっている。それを語る事はまだしていない。本人がどう反応するのかが怖いのだ。 カー坊「…例の過去、言う事はしたくないけどね。」 ファルコン「…言えばいいだろうが…。」 カー坊「しかし、それでは…過去に…」 ファルコン「逃げる事はしたくないからな。」 カー坊「…わかった。伝えてくるが、一応日付を経たせて、まずそれから反応を聞く。」 と、カー坊は告げたのだ。そうして、日付を確認する。 カー坊「…強い人間なんて…いないのに…。」 と軽く呟いたのだ。そして、ただその事を考えながら、空を見上げたのだ。 それから数日。ようやく種族軍隊本部が落ち着いたという連絡を聞いたカー坊は、あの事件で関わった人物たちを呼んだりしたのだ。 カー坊「集まった理由はわかるな?」 ルイ「わかります。例の過去ですか?」 カー坊「先ほど確認したのだが、語ってもいいそうだ。」 ヨッシー「へぇ。」 カー坊「さて、まず何処から話そうか…。」 カー坊は過去を語りだしたのだ。 …それはとても悲しい過去の物語だと、カー坊は自覚しながら。 その過去は、またある事件がきっかけとなる。ある大会をのっとった主催者が、サバイバルゲームを行ったのだ。…無論それでの生き残りでもあったが、“彼”(ファルコン)はこの大会で、この世界では重要な人物を殺してしまったのだ。…後悔…絶望。“彼”(ファルコン)はもう戻れないと自覚した。そして、ただ主催者すらも殺した彼は、ただ殺し続けた。敵となる人物を。犯人となる人物を。ある国にも、その殺戮者…否、『完全なる殺戮者』と名乗る人物は現れた。 ファルコン「…その程度で、よく犯罪ができたな…。」 ただ、赤色に染まった剣がきらりと輝いた。その剣が、再びその犯人を殺した。ただ、“彼”(ファルコン)は必死に願っていた。誰かがこの虚構を消す人物が出てくる事を。ただ、願っていたのは、平和という言葉で、殺戮ではない。ただ、“彼”(ファルコン)はさ迷っていたようにも見えたのだと、カー坊は言った。カー坊は偶然にも、“彼”(ファルコン)を見つけたが、その時の状態は、まさしくさ迷っているかと、そう思ったのだ。 カー坊「それよりも…どうして此処へ…。」 と、不安がったカー坊。しかし、その時の“彼”(ファルコン)は、まだ答えが見つかってもいないと思ったのだ。まるでそれは漆黒の闇の如く。…しかし、“彼”(ファルコン)の方はまだ歩いていた。あの番組で、ただルイージの名が挙がった時、彼は紛れも無く足を止めた。 番組で紹介されたルイージはただ、ボウガンを持って走っていた。あの時の殺戮者と、そしてあの事件の犯人探し。この二つだけだった。とにかく平和にするために。 そして、裏路地。そこに、ルイージが探していた人物が血を流して倒れていたのだ。黒色のコートか何かで、殺した人物は身を隠していた。そして、ただ笑みを浮かべたのだ。ある首輪を見つけてから、ずっと立ち止まっているのだ…否、血溜まりのところから少し離れた場所に立っていたのだ。返り血は無論浴びていて、明らかに証拠は残っていた。 そして、ボウガンを持ったルイージが裏路地へ来たその時、凍りついた。 カー坊「…さて、撃てるかな。」 と、カー坊。 カー坊「私なら容赦無く撃つ。私なら撃つ事が出来る。だから―――…。」 ルイージはただそのボウガンを向けた。 カー坊「撃て、遠慮無く。容赦無く撃て。」 カー坊は願いを知っていたわけではないが、明らかに、その攻撃から悟っていたのだ。死に急ぐ剣技を繰り出していた事を。 ルイージ「ねえ、聞いて。…マリオ兄さんを殺したのは、もしかして…。」 ファルコン「…そうだ。殺した犯罪者だ。」 ルイージ「…!」 冷酷な言葉。カー坊にとってはそう思ったが、ルイージは無我夢中で、ボウガンで攻撃をしたのだ。ただ、赤色の血が舞い、そしてただ、唖然としていたのだ。だが、救急車を念の為配備していたのはカー坊だ。それから病院に到着してから治療が行われる事となった。 ルイージ「…兄さん…。」 カー坊「バカね。復活計画なんてものがあるのに。」 ルイージ「!?」 カー坊「まだ『完全なる殺戮者』にも言っていなかった事実なの。こんな事なら言えば良かったって思っているの。」 ルイージ「…でも、どうして…。」 カー坊「あれは犯人がいるからなの。復讐心を作ったのは、あの大会。」 カー坊はそれから事実を告げたのだ。その事実に、ルイージは唖然としたのだ。 ルイージ「大会が原因で…死んだ…。」 カー坊「その為に、種族が行動を起こしたのに。ルイージ、恐怖などあったら逆に後が怖くなるわよ。今も『完全なる殺戮者』を恨んでいる人が何処かにいるかもしれない。」 ルイージは黙ったのだ。ただ、悲劇など無いとは思えぬ事に。 しかし退院したとの情報を聞いたのは少し経ってからである。カー坊はその連絡を受け取っていたが、ただ自殺願望とかは考えないだろうと思っていた。しかし、ある展望台の落下事故を受け、カー坊は現場へ向かったのだ。病院へ既に搬送された事を聞いたが、安全性はどうだったのか、それを問いかける事にしたのだ。まだその当時、強化ガラスとかを使ってもいなかった。軽い衝撃でもう割れてしまうのだ。ただ、軽い傷があったとの報告も聞いていた。割れたガラスの破片が、まさしく落下を伝えようという形になったのではないかとの事を聞いた。カー坊はその現場を見ようと思ったが、部下に任せたのだ。それから病院へと向かう。 カー坊「何が事故だってーの…。」 カー坊本人は不機嫌で、事故の事を気にしていたものの、負傷者が誰か気になっていたのだ。その時、連絡が入ったのだ。展望台からの落下で、大体20メートル程。それほどの高さから助かる事はあまり無いというが、その負傷者は助かっていたのだ。風に煽られ、木々がクッションになって助かったのでは無いかという見解でもある。 カー坊「…そうか、木々が…。ここまで悪運があると…考えられるのは…。」 カー坊は急ぎ足で案内所へと向かう。この病院は種族病院、案内所は存在する。 カー坊「申し訳ない、展望台からの飛び降りに関して、負傷者はどのような状況で…!」 そしてカー坊は聞いたのだ。骨折などで、全治するまでにかなりかかるという。1年はいるくらいの怪我だという。カー坊はそこで判断したのだ。 カー坊「あの、バカ…!」 カー坊はただ走ろうとしたが、その案内所の人に止められたのだ。今はまだ面会禁止だというが、この頃カー坊は種族の主代理の権限すら無かったのだ。しかし、カー坊はただ視線を向ける。それは、案内所の人へ向けたのである。 カー坊「…いくらなんでも、意識は無いかあるか。それもはっきりと確認したい。」 そこで種族だと観念したのか、特別処置での面会は許可された。無論、例の情報も同時に、である。意識ははっきりとしていて、窓の外を見つめるのが多いという。そして、その人物との面会許可を取ったのだ。それから、その場所へと向かったのだ。 カー坊「…どうやら悪運はあるのか、強運があるのか、どちらかだろうな。」 ルイージ「…そうだよね。」 カー坊「って、何時の待に。」 ルイージ「特別面会だよ。」 カー坊「…死ぬのは止めていただきたい。生きて罪を償うのも、また大切ではなかろうか?もしそれがわからないというなら、種族に来てくれるという条件で教えてやろう。」 ファルコン「…。」 ルイージ「あの、まだ歩く事は…。」 カー坊「わかっている。孫市もわかって行動をしているのだから。」 ルイージ「?」 カー坊「孫市や周瑜、呂布もわかって行動を起こしている。この事件、何か止まらない気がして仕方がないのだ。…かといって、この件を信長や光秀に任せるのも難しいと思うぞ。それでも、あきらめずに調べている人物には感謝しているけど、な。」 ルイージ「…兄さんの死を、しっかりと背負う事もあるの?」 カー坊「まあね。本来はありえない事から起きた悲劇だし。」 ルイージ「…。」 そして、カー坊はある警告を出したのだ。これ以上自殺を考えるのなら、種族本部へ強制送還する事となるだろう、と。そしてカー坊はただ去ろうとした。 ルイージ「きょ、強制送還の使い方が違います…。」 カー坊「黙れ。」 そしてカー坊は去っていった。…しかし、それから数日後。事件が起きた。種族病院の力で完全に回復できた人物たちの避難が開始される。ところが、犯人は一人を除く人物がまだ残っているという。…その犯人は、ある人物と遭遇していたのだ。 犯人「へぇ…。こんな病院に『完全なる殺戮者』がいたとはねぇ…。」 ファルコン「偶然だろ。」 犯人の容赦無い攻撃が、たまたま通りかかったルイージを負傷させ、犯人は笑みを浮かべた。…だが、次の瞬間―――。突然の揺れが起こる。犯人はそこで驚いていたのだ。 カー坊「な…!」ルイージ(重傷)「…。」 ファルコン「…お前に、死を与える。」 カー坊もゾッとしたのだ。まさしく、この空気自体が震えているのではないかとも思った。カー坊は、ルイージを魔術で非難させたが、この恐怖が、カー坊の心を止めているかのように、カー坊は身動きすらしていない。 カー坊「…恐怖が、襲ってくる…。彼の、負の感情が流れてくる―――…。」 流石のカー坊ですら、この状態では戦っても負けると思ったのだ。どうしても動けない犯人とカー坊。カー坊はただ、持っていた剣を落とした。カシャン、という音を立てる。 カー坊「…どうして…。」 ただ、一瞬に近かった。犯人が絶命するのは。犯人がどうして死んだのかは、カー坊も謎だと思ったのだ。だが、その時手から電流が流れていたのを、カー坊は見たのだ。そこで、剣を拾うカー坊。震えなどはもう収まっていた。 カー坊「真の、力…。」 ようやく落ち着いたカー坊は、ただ電気が付いている病院に視線を向けた。 カー坊「…大丈夫か?」 ファルコン「…一応は。」 カー坊「…死なれても困るが、先ほどの奴は…。」 ファルコン「…覚えている。」 カー坊「自分自身でも止められない力か?」 ファルコン「…そうなるだろうな。」 カー坊「…難題増えたな(汗)。」 カー坊は難題の事だと考えながら、とりあえず病院から出る事にしたのだ。病院に出る前、剣は収納しておいたのだが。そして外は明るく感じたのだ。 カー坊「ルイージは…搬送されたのかな?」 マリ「搬送しました。」 ルイ「搬送済みです。」 カー坊「そう。最近見ないと思えば、どこにほっつき歩いていた。」 ルイ「そういう話じゃないだろー!」 マリ「とりあえず…搬送は終えましたが、重傷だそうです。」 カー坊「そう。それで、一応土産もん。」 ルイ「違うだろ。」 カー坊「とにかく、ルイージの安全は?」 マリ「それなら大丈夫です。病院に機銃があるから。」 ファルコン「…病院に機銃って何だ…。」(汗) カー坊「守る為に設置されたもの。私は知らないけど、遊びじゃないわよ。」 カー坊はすぐさま連絡を取り、無事の確認などに追われた。…それから翌日。意識が戻ったルイージと遭遇して、すぐにカー坊は確認を取る。 カー坊「…どうだろう、今の現状は…。ちょっと状況が思わしくないな…。」 ルイージ「どうするの?」 カー坊「…そうね…。困ったものよ。」 ルイージ「…。」 しかし、その夜。 ルイージ「…何?」 騒ぎの声。それを聞いたルイージはただ起き上がった。 ルイージ「…。」 ただ、歩き出すルイージ。だが、その足を止めた。 ルイージ「…いるんだね。」 犯人は無言で、ルイージに刃を向けた。 その一方で、ただ警戒をしている人物がいる。その人物は、以前問題を起こした人物でもあったが、銃を片手に、ただ慎重に歩いていた。そして、倒れているルイージがいたのだ。 ファルコン「…殺したのか?」 敵「いんや。殺していないさ。」 RC−P90(ちょwww待www)をかまえ、そして狙いを向ける。丁度ルイージは部屋で倒れていた為、その部屋の扉辺りにいる犯人を狙うだけにしているのだ。 ファルコン「銃声ならわかるだろう。」※気が付くどころか…。(汗)byカー坊 敵「…うわぁ。」 カー坊「『うわぁ』じゃねー!」 隠れていたらしいカー坊が思わずツッコミを入れたのだ。無論ルイージを治療中だが、集中力は生半端ではないが、これでも集中が切れた事には違いない。 カー坊「…少し静かにしてくれないと困るわ…。」 敵「誰がするか!死ね!」 カー坊が銃を構えた矢先、P90が火を噴いた。けたたましい銃声音が鳴り響き、騒音となって外へ響き渡る。カー坊もただ、その敵が走って逃げているのを見かけたのだ。 カー坊「…ルイージの失血は…まだいい。」 ※カー坊は銃を使い、ガラスを割った!そしてそばにいたマリルイブラザーズはルイージを救助!…因みに、マリにガラスの破片が手の甲に刺さり負傷。 カー坊「…おいおい。」 そうしてある部屋へと到着した。立ち入り禁止である場所である。 カー坊「…一体…。」 そうして入っていく。そこで見たのは…。 カー坊「じ、人工呼吸器…そして、亡骸たち…。」 主犯「そうさ。俺がやった。ズタズタに斬って。」 カー坊「…人殺し。」 ファルコン「お前も、誰もが同じだろうな、今の状態は…。」 カー坊「…そうね。」 主犯「死ぬか?」 だが、何かが這いつくばっているのを見たカー坊が銃を発砲したのだ。そして、カー坊は銃を主犯へ向けた。その矢先、ゾンビみたいな奴が二体現れたのだ。 主犯「銃は効果が無いぞ。」 ファルコン「…そういう事か。」 カー坊「銃剣でもやりますか。」 主犯「…殺せるなら。」 そのゾンビみたいな奴を斬るカー坊。そして魔術を放つ。その際、機械を同時に破壊しているが、カー坊は狙いを定めたのだ。 ファルコン「…まさか…こいつら…。」 主犯「お前が殺した奴だ。」 カー坊「…復讐は復讐でしかならない。」 アメーバみたいなものが、カー坊を襲う。だが、カー坊を誰かが突き飛ばしたのだ。 カー坊「え―――…。」 その物体が誰かを包む光景を見るまで、カー坊は信じなかった。 カー坊「…人を、殺せと言うか?」 主犯「助ける方法はそれしかないだろう。」 カー坊「…呂布奉先、蹂躙を許可する。」 主犯「!?」 呂布「了解だ。」 槍に光が集まっていく。それをただ見つめる敵側。その槍が振り落とされる。その瞬間、アメーバみたいなものだけが死んだのだ。捕まった人物は無傷のままで。 ファルコン「…呂布…。」 呂布「間に合ったみたいだな。」 カー坊「…仕掛けは何重にも仕掛けるのが一番だよ。病院に機銃とか。」 主犯「ありえね―――…。」 カー坊は銃を向けた。 カー坊「さて、死にたいか生きるか。」 主犯「…それはこっちの台詞だ!」 カー坊「決裂。殺しなさい。」 P90の銃弾が、その主犯を撃ち殺した。ただ、カー坊は軽く笑う。カー坊はただ、軽く笑った。その後に“ドサッ”という、倒れる音が響き渡った。それでも、カー坊は笑ったのだ。平和になったという空間があった為である。 呂布「…終わったな…。」 カー坊「まぁ、そうでしょうね。」 気を失った人物を、呂布が運ぶ。カー坊はP90とカー坊が愛用する銃を持って歩く。そして、外はまだ夜だったが…記者たちが騒いだのだ。 カー坊「…はい、どいて、どいて〜。」 そうして別の病院へと向かったのだ。 それから数日間は平和だったが、その日の夜。 ファルコン「…。」 未だ眠るルイージの手に触れる。ただ、不意をつかれたのかは…本人ではないと完全にわからない。それでも、ルイージが倒れていたあの時、“彼”(ファルコン)は紛れも無くあの力を感じた。 ファルコン「…。」 小刀をただ、自らに向け、切りつけた。血が、ルイージに飛ぶ。 ファルコン(軽傷)「…お前は…生きろ…。死ぬな…。」 もう一撃、さらに深く、自らに切りつけた。そこでルイージが起きたが、きょとんとしていたのだ。しかし、ただ、水が落ちるような音を聞いて、ふと視線を向けたのだ。 ルイージ「!!!」 さらに、扉が飛ぶかのような勢いで開かれた。そこから、赤色の帽子をかぶった人物が。 マリオ「!!!!」 ルイ「あ゙?」 マリ「アホか、弟!呼べ!急げ!この失血量じゃ、あまり長くは持たない!!!!」 マリオ「あ、ああ。」 ルイージはナースコールを押し、マリオは病院用の電話で連絡をする。マリルイブラザーズは傷などを確認したりしているが、ルイージは不安そうな表情を浮かべたのだ。 マリ「…ちくしょう…!」 ルイ「兄さん、傷が深いよ!今簡易的な治療を行っているけど…。」 この当時ルイはまだあまり操れる技術が低かったのだ。マリも同様だが、当時はあまり修行などしないと言ったのだ。この、悲劇をきっかけにするようになったという。 マリ「…しっかりしろ…!」 ルイ「ルイージ。その血は、見えるか?」 ルイージ「…え?」 マリ「ここで鏡登場〜。」※三種の神器 鏡を使う。 ルイージ「…え?これ…血…!?」 ファルコン(重傷)「…ル、イー…ジ…。」 ルイージ「もう何も言わないで…!勝手に、僕の知らない間に死なないで…!」 ただその手を掴むルイージ。ただ、涙が流れているのに気が付かずに。 マリ「おい、危険レベルに入った!ルイ!急げ!」 ルイ「うん!ドクターマリオ!」カー坊「…おーい、医者まだ来ないのかよ〜。」 ドクターマリオ「わかった。マリオ、連絡は?」 マリオ「一応入れた。」 カー坊「今見張っているけど、どう…?」 ルイ「失血量が思わぬくらいに流れている為、長時間放置されていると死に…。」 ルイージ「死!?」 ほとんどが驚いていたが、血に染まる手の甲に軽く視線を向けるルイ。 マリオ「…おいおい、本当かよ、それは…。」 ルイ「ああ。もしこの失血量で放置されていた場合…最悪、死に至る事も…。」 カー坊「そう。緊迫した空気を破るようで悪いけど、ようやく医者らしき人物が見つかったみたい…いえ、駆けつけに来たみたいよ。」 ルイージ「助かる確率は?」 カー坊「…五分五分しかありえないわ…。あとは、彼の体力に任される。」 ルイ「…。」 医者たちに後は任せるマリたち。そして、ただカー坊は今回の事件を聞いて、種族が監視しなければならないのかと考えていたのだ。ただ、自殺というものはカー坊にとって、辛いものだと感じているのだ。 カー坊「…自殺して誰が喜ぶというのだ…。」 ルイ「…。」 カー坊「でも、これだけは言えるわ。…ありえない…なんて事はありえない。」 マリ「…何?」 カー坊「ありえない。…なんて事はありえない。」※ネタあり。 ルイ「そう、信じるのか?」 カー坊「今はそうとしか思えない。」 そうして警察官たちの調査などが始まったのをきっかけに、カー坊はデータを見始めたのだ。そして、ただある結論が浮かぶ。 カー坊「あの事件は…大きすぎる。まず種族で捕縛。」 カー坊はそう呟いた。 カー坊「そして、状況判断。」 カー坊は立ち上がったのだ。 カー坊「…決して、諦めないわけがない。」 そして、そこから数日後(略しすぎ)。 カー坊「…怪我人は?」 マリ「起きたみたいだ。そして、搬送をしたところだ。」 カー坊「ご苦労。」 ルイ「ご側路願ったのだが。一応。」 マリは状況とかを考えながら、ただカー坊へ視線を向けた。 マリ「本任務は完了したとみていいだろうな。一応は。」 カー坊「一応は、ね…。」 カー坊も辛く感じたのだ。例え自殺をしようとする者がいる限り、明らかに辛い気持ちがあふれ出しているのだ。それでも、彼に生きる事を選択させたいという願いは変化していないのだ。しかしそれでも生きる事だけは約束していただきたかったという願いもある。 カー坊「で、どうなの?」 マリ「素直に牢獄となるでしょう。」 カー坊「…。」※そういえば総理変更。福田総理。2007年9月23日より。 とても辛く感じたのだ。一体何が彼をこうさせたのか、と…。そしてその場所へやってきたカー坊。ただ視線を軽く向ける。 カー坊「…。」 ルイ「いや、俺の所為じゃないか?俺がこう言った…」 カー坊「何?」 ルイ「いや…『悲劇を経験した人は、長く生きられるのだろうか』って…。」 カー坊「それだけ?それだけ?」 ルイ「後は…『辛い戦いなんざ戦争みたいなものだ』って…。」 カー坊「…それだ。」 カー坊はすぐにわかったのだ。 カー坊「追求しすぎだ。下手に追求すれば自殺とかしやすくなると言われなかったか?」 ルイ「…。」 ただカー坊は視線を向けている。それはまさしく化物を飼うかのように。 カー坊「だからこうなるのよね。」 マリ「…さて、どうする?」 カー坊「そうね…。」 カー坊はただ笑みを浮かべた。その矢先襲撃があったのだ。 カー坊「あいつらを倒す為、働かなきゃね。彼にも戦わせなさい。」 ルイ「え?あ、いいけど…。」 カー坊「じゃ、私は戦うから。」 そのままカー坊は戦場へ向かう。そしてただ剣を持つ。 カー坊「敵であった事が不幸と成す。」 その言葉が、まさしく運命を変えたのだろう。 カー坊はただ笑みを浮かべながら刃を向ける。 そして、ただ走り出す。未来という場所へ。 カー坊「…さあ、相手になるわ。」 マリ「行くぞ。」 ルイ「倒すぜ。」 その時にはカー坊以外わかってもいなかった。 そう、とんでもない逆転劇というものが隠れていた事を。
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【元ネタ】史実、アイルランド伝承・歴史サイクル 【CLASS】キャスター 【マスター】バゼット・フラガ・マクレミッツ 【真名】モンガーン 【性別】男 【身長・体重】166cm・58kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力A 幸運B 宝具A 【クラス別スキル】 陣地作成:B 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。 “工房”の形成が可能。 道具作成:D 魔術的な道具を作成する技能。 【固有スキル】 魔術:A オーソドックスな魔術を習得。 特に肉体変化や精神干渉、幻術に優れる。 神性:B 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。 マナナーンの息子であり、またヌァザの曾孫フィンの生まれ変わりとされる。 妖精の加護:B 妖精からの祝福により、危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せる能力。 だが、妖精とは気まぐれなものである。 【宝具】 『千変万化、至福の王(カレイドスコーピック)』 ランク:A 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人 この世界に現存するあらゆる動物の姿と能力を模す事ができる。 獣鳥魚虫を問わないのは勿論のこと、 銀の角もつ牡鹿といった幻想種、果ては竜への変化も可能とする。 ただし、年経た幻想種がこの世界より遠ざかった現代において この宝具の実質的な力は大きく制限されている。 【解説】 七世紀のアイルランドに実在したとされる王、フィアフナの息子モンガーン。 しかし史実として記録されているのは存在して死んだ事ぐらいで、 その生涯として語られるものはほぼ全てが神話伝説の類であり、 歴史サイクルのキャラクターの中でも神話寄りの人物と言える。 アルスター王フィアフナが戦場で苦境にあった時、海神マナナーン・マック・リールは フィアフナに助力するのと引き換えに彼の妻カンティヒャルとの同衾を許すように求めた。 取引は成立し、カンティヒャルは夫に化けたマナナーンの子モンガーンを孕む。 出産三日後にマナナーンは再び現れ、息子を異界へ連れて行きそこで彼を育てた。 モンガーンは実父からよく魔術を学び、あらゆる動物に変身する力を身に着ける。 マナナーンがフェヴァルの息子ブランに歌った予言歌の通り、彼は全ての妖精の棲家を知り、 あらゆる良い地の憧れとなり、迸る知恵を以て神秘を世に知らせる至福の王に育ったという。 また同じ夜に生れた娘、実父を同じくする異母姉妹とも言われるドゥヴ・ラハと恋をし結ばれ、 一度は軽率な誓いによりレンスター王に奪われるも魔術を駆使して取り戻す事に成功している。 アルトゥールの手から投げられた竜の玉石により亡くなった。