約 2,765 件
https://w.atwiki.jp/2chsiberiassf/pages/24.html
此花朔夜 階級 大佐 役職 化学戦小隊長 兼 医務衛生隊長 軍医 兼任 化学科・給食部 状態 ちび 現在地 シベリア・特殊部隊基地 称号 シェフ・ド・キュイジーヌ 二級ツンドラ勲章 使用言語 ロシア語、日本語(古語)、英語、ヒュムノス語(第一紀成語、星語) 保持資格一覧 医師免許 麻薬取扱者 麻酔科認定医・指導医 薬剤師 臨床検査技師 毒物劇物取扱責任者 管理栄養士・調理師 ICD 総括安全衛生管理者 精神保健指定医 助産師 幼稚園教諭 義体取扱整備技師 診療放射線技師 放射線取扱主任者 特殊部隊所属の軍医であり、義体整備技師であり、給食棟のシェフ。 マッドサイエンティストでもある。一部ではドSとも囁かれている。 見た目は子供、頭脳は大人。日本人である。 得意なのは毒やドラッグなどの薬理方面。 性格はわりあい居丈高で強引で傲慢な上に自信満々でさらには傲岸不遜、だが根は優しいと思われる。 影のように付き従う、化学科の副長がいる。 秘書代わりとしても働いている。 古びた言葉遣いをする。一人称は「わらわ(子供状態)」「我(成人状態)」。 相手には「そなた」「その方」「そち」「なれ」(「あなた」を指す古語) 天体観測が大好きで、夜は常に医療棟の屋上にいる。 装備品 ドッグタグ マテバ 6 Unicaカスタム「Randgrith(意:平和を護るもの)」 マテバ 2006M 予備弾 36発 救急キット(ガーゼ,包帯,ハサミ,ゴム手袋,薬剤,etc) ニコン 7x50SP(双眼鏡) MPS AA-12 使用弾:FRAG-12 スペック ☆ 子守唄、麻酔科、形成外科、脳外科、なぎなた、産科、家事全般、毒、ドラッグ、細菌などの化学兵器作成 ◎ 外科、皮膚科、リハビリテーション科、整形外科 ○ 小児科、内科、耳鼻咽頭科、眼科 △ 放射線科、神経内科 × 歯科、精神科、狙撃、重火器、白兵戦、電子戦、交渉、男性 ジェネリック医薬品はあまり使わない派(詳しくないので)。 漢方、ハーブなどにも詳しい。 個人情報 身長 137.1cm 体重 33.6kg 年齢 不詳 国籍 日本 好物 茶全般、甘い物、かわいらしい物、夜、動物、アレな実験、酒(とくに梅酒)子供 苦手な物 朝、苦い薬、雷 部下2名の紹介 ウォルフガング・リーベルト・フォン・ネッテスハイム准尉 階級 准尉 役職 サクヤ・コノハナ中佐付副官 愛称 ウォルフ・副長 年齢 38歳 国籍 ドイツ 使用言語 ロシア語、英語、日本語、ドイツ語 状態 家事手伝い サクヤの副官。彼自身優秀な義体エンジニアでもある。 極めてまともな性格であるが、多少過保護な面も。 190cmの筋肉質な長身に口ひげとあごひげ、低い声。黒髪黒目でやや地黒。 時折通訳としての役割も果たす。実家はドイツの没落貴族。 サクヤに絶対の忠誠を誓っており、どんな命令でもこなそうとする。 彼女が自爆しろと命じればそうするであろう。 アナトール・ドラクロワ伍長 階級 伍長 役職 看護師長 愛称 アナンタ 国籍 フランス 使用言語 ロシア語、フランス語 状態 すごく元気です 看護師長。細面でやや痩せ型の青年。 ちょっとわがままだが気が弱く世間知らずな面もある。 プラチナ・ブロンドに緑色の瞳の優男。 経歴 某軍医学校 卒業。医師免許取得。 X年 3月 ロンドン・キングス大学附属ガイズ・キングスコレッジ&聖トーマス病院医学校 卒業。医学博士取得 X年 4月 イギリスの総合病院でインターンとして就職 X年 3月 特殊部隊入隊 家族構成 祖父:伊邪那岐乃命 祖母:伊邪那美乃命 父:和多志大神 母:不明 妹:此花乃知琉媛 甥:クリムガノフ・ルコラッチ・ストラヴィンスキー 仍孫:翠珠天命(いなほ)、ロシャーナ 雲孫:豊穣心姫(アルテミス・パレス)、豊穣獅姫(ディアーナ・パレス)、つばさ
https://w.atwiki.jp/mazinsensen/pages/25.html
【名前】アレクサンドリア・スレイマン 【性別】男 【年齢】27 【風貌】優男風で顔立ちは少し頼りなく、青縁のメガネをかけている。黒髪でカールがかったロング。目の色は黄色。服装は古風でエスニックな動きやすい服装を好む。たまにボロボロの旅人のように思われるが別段そういうわけではない。 【技能】 『再現魔法 太古皇帝』 単純にして強力。人類が誕生する遥か前に存在していた恐竜の力をその身に宿す魔法。超越的な存在である魔神打倒のために対抗する手段として古代の皇である恐竜の力をその身に宿そうと研鑽を重ねた魔法。 その能力は単純にして明快。圧倒的な筋力、スピード、防御力、飛行能力を得る強化魔法。鎧竜の如き装甲を獲得し、翼竜の飛行能力を得て、大型肉食竜の咬合力を得、小型肉食竜のような俊敏性を得、海竜のような水中での行動力を得る。 再現する能力の部位も任意に指定が可能。同じく見た目を変更させるかどうかも任意で設定が可能。 (ex腕に鎧竜の装甲を再現させたり、恐竜の咬合力を握力や腕力に変換したり。牙の装甲を得たり等) 数多の恐竜が生存のために必要としてきたエネルギーを人体に圧縮、再現することにより通常恐竜で表されるスペックを上回る魔力、身体能力を獲得できる。 そしてその人体に収まりきらない古代の皇の余剰エネルギーもこの魔法の利点と言える。 収まりきらない魔力やエネルギーは炎属性の魔力弾や、単純な衝撃波に変換され、その衝撃波は恐竜の足跡のような形をしている。食らって仕舞えばその足跡が残ってしまう。 【装備】 なし。強いて言うなら魔法によって生み出せる、古代の力を組み合わせた武器か。 【概要】 学者にして魔導師。幼い頃から人類の歩んできた歴史、それ以前にあったこの星の歴史を好み、人類の生み出した叡智、魔導を好んだ物好きな青年。 卓越した探究心とそれを追求するための徹底的な努力を行えるある種天才。渾名はレックス、アレク、アレックス。 ユニアスにある魔導学校の非常勤教師として働く傍ら、遺跡発掘、調査などを趣味としていた研究者。担当科目は魔法史。 教師としての腕も確かで課題も試験も楽なため学生からの評判はいい。本人曰く「歴史を嫌いになって欲しくない。やるからには楽しく楽に」。 古代遺跡やそれ以前にある星の神秘に興味を示しやたらと研究、調査を行っていたが突如として現れた魔神により中断。 打倒魔神の意思に賛同し、それ以前より研究を進めていた再現魔法を戦闘用に修正、研鑽。 卓越した探究心、非凡なる才能、それを追従する努力を余すことなく人類存続のための力に行使。その結果英雄に匹敵する力を獲得し、所謂英雄となり、戦場へ姿を現した。 しかし戦うにつれ、圧倒的戦力を有する魔神を自身、もとい現在の人間では打倒することができないと確信。これから生きる人生は余生と捉え、自由に平穏にと一線を退いた。 英雄として活動していた期間が短く、余り有名ではない。それに加え本人も知られたくないと思っているため余りそのことを口にしない。 しかし英雄であった魔力は依然健在であり、それがバレるのを好まず、魔力を隠す効力を持つ眼鏡をかけ、装いを変えた。 しかし、分かるものには彼の力が分かるらしく、バレることもしばしば。(メタ的に言うとPLの皆さん) 一線を退いた後は教師として活動し、学者として研究、調査という名目を借りて街を散策している。しかし英雄として戦った日々は無駄ではないと考えており、誰かに助けを求められれば闘う、平穏を崩されるのであれば闘うことを選択する。 基本自発的には闘いはしないが、頼まれると断れない性格なため、英雄であることを求められればそれに答えてしまう。心優しく、超がつくほどの温厚な性格。
https://w.atwiki.jp/19353/pages/120.html
更新日:2019/09/01 Sun 02 30 57 ▽タグ一覧 ウテナモチーフ エルピナス銀河系 クウィンディエス マフィア ルゴル・ドーヴァス 学院長 戦士 教育者 基準年前後に活躍したクウィンディエスの男性。 ケイオルディスの血が1/4ほど入ってるためかクウィンディエスとしては珍しく褐色がかった肌で なんと基準年時代の***事件群の首謀者として知られるメルクリードの息子にあたる人物である。 やや中性的な甘いマスクに銀色がかった長い髪が特徴の優男だが父親同様その内には深い闇を秘める変種。 表向きにはエルピナス銀河系屈指の名門である聖ガラディエル学院の理事長代行を務めているが 裏の顔として拠点とするマフィア、ルゴル・ドーヴァスの首領としての顔も持ち、 政治家や学生達を味方につけて組織の存在をカムフラージュし、ゾアクロイドは勿論のこと 自種族のライバル種族であるケイオルディスをも従えるなど優れた指導力とカリスマ性を持つ。 これは親から受け継いだ部分も大きいが学院長を務めるにあたって自然に磨き上げられたものらしい。 元々好色な一面こそあるが表向きとはいえそうした男性にありがちな強引な 一面はなく、レディーファーストを重視する等扱いにも長けており、 強気な女性すら落とすのもお手の物といわれるほどであり、 基準年における事件群の一つであるディアドリート騒乱の後に ケレビシアンが再び秘めた力を無意識ながら発動させたことを知り、 只者ではないと確信し、我が物にしようと目論む様になる。 未来史においてケレビシアンがブレンシエイル・ケレビシアンから ディアドリート・ケレビシアンと名を改めてエルピナス系に 帰還したことを知ると本格的に行動を開始、同じくケレビシアンへ想いを 寄せる宇宙海賊のバルヴォロス兄弟や暗黒騎士レイネス・メルゼラーグとも 結託し、刺客として送り込んでいる。 実はケレビシアンとは幼馴染の関係であり、当時両親を失ったばかりで 意気消沈していた彼女に夢を持つこと、 理想を持つことの素晴らしさを説き、尚且つ祖先であるガラディエルに 瓜二つだと指摘、ある目標を持つきっかけとなった人物である。 レオシェードが語ったことで彼女が掲げるようになったその目標こそ 祖先のようにエルピナス系を護る言わば人々の希望となることであり、 目標を達成した暁には一緒に銀河を護る勇士になろうと約束を交わしていた。 だがそれは叶うことはなかった。 何故ならケレビシアンが祖先のような気高き英雄になるという目標へ真っ直ぐ 進んでいったのに対して本人は紆余曲折会って夢と理想を捨ててしまい、 いつしか銀河系を護りたいという夢から一変、銀河系に革命を起こす"野望"へと 変わっていってしまったのだ。 先述したバルヴォロス兄弟やレイネスを刺客として送り込んだのも全ては 彼女に対する愛情表現であり、この時点で彼女と刺客の実力差が 大きく開いている事や彼らを打ち倒して自分のもとへ来ることは想定済みだった。 やがて自身のもとへケレビシアンがやってきたことで二人の決闘が始まり、 お互い内に秘めた想いを包み隠さずぶつけあうほどの激闘を繰り広げることとなる。 武器は主に剣だが物質化の能力も会得しているためあらゆる武器をその場で 自作して扱う事が可能であり、状況に合わせて得物を瞬時に作るその能力から 生きた武器工房などと呼ばれることも。 台詞 「私は目覚めたのだよ。夢を持っても理想を持っても 結局は何も変わりはしない。そのようなものを持つだけ無駄ということだ。」 「まだ言うのか!わからないのは君の方だ!」 モチーフは少女革命ウテナの黒幕にしてラスボスの鳳暁生である。 元々は長らく首領の設定がなかったルゴル・ドーヴァスの首領を作ろうとして作ったキャラで 実を言えばアナクゾーディの首領であるワギル・ゾムもインスパイア元であるが これはどす黒い闇を秘めた美青年にしてマフィアの首領という位置付けのキャラである為だ。
https://w.atwiki.jp/0458250333/pages/38.html
アイディアをここに書き込んでください エーテルと怪獣のサイクル考察 エーテルは生物が死を迎えた時に放出される元素で、魂が輪廻に向かう際に削ぎ落とされた余分なもの(記憶とか?)から作られる エーテルは自然環境の調整や生物の生命活動に使われる 消費されたエーテルは汚染エーテルに変化する 怪獣はエーテル総量が増えすぎないようにエーテルを喰らうほか、汚染エーテルを浄化できる 怪獣はエーテル生命体の一種でエーテルの状態で性質が変わる(綺麗なほど大人しく小さい) 仮案 五元歴 紀元前歴史案 紀元前1万-3000年頃:ヒューマン、ライカンは劣等種で、エルフ、ワルキューレといったより上位の種族の奴隷的な立場であった、エルフやワルキューレは魔法を使い、彼らを使役する立場であった。 紀元前3000年頃:エルフの中にヒューマンに対して友好的に接するものが現れ魔法の技術を教える、ヒューマンの中にも魔法が使えるものが現れ始め、エルフ、ワルキューレの支配から脱し、リーダーとなり他のヒューマンを率いるようになる。またライカンはヒューマンの盟友として協力しお互いに現状の立場を変えていこうとする。 紀元前3000年~1000年頃:ヒューマン、ライカンは魔法を得たリーダーの元に集団で生活するようになり、数を増やし、エルフ、ワルキューレ達の国に対しても攻撃をするようになり、彼らを数的優位で圧倒し立場を対等なものへと高めていく。 紀元前1000年頃:生息域を拡大させ世界の強者になったヒューマンとライカンであったが、かつての盟友であった彼らが争いあう人獣戦争が起き大規模な争いになり、この争いでヒューマンは友であったライカンすらも服従させ、覇権を握ることになる。 紀元前300年頃:敵のいなくなったヒューマン同士の中で争いが起きる、この中でヒューマンの魔術師達がそれぞれのコミュニティを率いぶつかりあったことから魔術師戦争と呼ばれている。 紀元1年頃:エーテルが発見され、魔術師としての素養がないものも魔術が行使できる可能性が生まれ始める。 連合王国の英雄キャラ案 名前:セシル・エルディラト 種族:ヒューマンとエルフの混血 性別:男性 所属:エーテル資源および技術の共有を目的とした連合王国 (連合王国) 初代国王 容姿:翡翠色の髪と琥珀色の眼の優男 服装:ローブ風の服/マント付きの宮廷服(国王時代) 詳細:幻影戦争終結の立役者にして連合王国初代国王として知られる男性。 自由都市ラフリード(現在の連合王都ラフリード)貴族の父とエルフの母の間に生まれた。 かなりの研究者気質であり、古代文明の遺物を見ると目を輝かせて興奮するという筋金入りのもの。 その出自から差別されることもあったが、努力と研究結果で押し退けてきた努力人。また、コミュ力も高く、性格も大らかで気さくなためか知人・友人も多かった。 幻影軍勢との戦いにおいて父親の人脈と持ち前のコミュ力を使い、各地の国家・地域に連合軍の結成を働きかけて実現に漕ぎ着けた。 連合軍の結成後は将軍として指揮にあたり、多数の被害を末に幻影軍勢を追い返すことに成功した。 その功績を持って、当時は貴族たちによる合議制であったラフリードおよび幻影戦争後に建国された連合王国の王として擁立された。 しかし、本人的には王にされるのが不本意であったのか、国王時代は真面目に公務をしていたものの、実子が成人すると王位を譲り本人は政治の道から退く。 その後は古代文明に関する研究で数多くの論文を執筆・発表するなど研究者として名を上げる。 第1回エリアV調査団に古代文明研究のために参加するが、血の大河で原生生物の襲撃に会う。原生生物を3体討伐するが、《見えざる牙》からの不意討ちを受け死亡する。享年68歳。
https://w.atwiki.jp/naianakikaku/pages/811.html
『蛇が蛇になった日』 「あー、疲れた」 アースセイバー独立隊員でありながら、いかせのごれ高校に通う能力者、ミユカ。 現在、彼女はとあるアパートで暮らしている。 「ご飯つくろ…」 夕飯を作る為に台所に向かおうとした時、ミユカの目にある物が止まる。 「…お父さん、お母さん…」 ミユカの視線の先にある、二人の男女と幼い少女の写真。 白髪の優男の様な外見の男性は、明るくて真っ直ぐな笑顔をこちらに向けている。 その隣にいる、紫の瞳の女性は優しい微笑みを浮かべていた。 そして―――男性と同じ白い髪と女性と同じ紫の瞳を持ち、幸せいっぱいに笑っている少女は、男性と女性の手を繋いでいる。 幼少期のミユカと、今は亡き彼女の両親である。 幸せそうに写っている自分と両親の写真を手に取り、ミユカは両親が死に、自身がナイトメアアナボライザーになった『あの時』を思い出していた。 「キシシシッ!もう登れないのー?」 「ミユカちゃんが凄すぎるんだよぉ」 「そうだそうだ!ずるいぞ!」 とある空き地で、3人の子供が木に登って遊んでいた。 2人の少女の内の1人は、白い髪を上に一つ結びにしており、紫の瞳には好奇心の色が浮んでいる。 この少女こそ、幼い頃のミユカである。 「ねぇ、暗くなるからそろそろ帰ろうよ」 「そうだね、もう空からお日様が無くなっちゃうしね」 東の空が藍色に、西の空が緋色に染まっていく。 ミユカはかなりの高さまで登っていたが、臆する事も無く地面に飛び降りた。 ミユカに続いて、他の2人も木から降りる。 「ミユカ!今度こそ俺が一番高い所まで登るからなっ」 「よっちゃんには無理だよ、キシシシシッ」 「何ーッ!」 「ふ、二人とも喧嘩しちゃ駄目だよ…」 ミユカとよっちゃんと呼ばれた少年、ヨウヘイの間で、いかにもおとなしそうな少女が、困った様に目配せする。 「とにかく!ぜってー負けねーからな!」 捨て台詞を言って、ヨウヘイは猛ダッシュでその場を去って行った。 「そう言って、7回連続私に負けてるくせに。ねぇユリッペ」 「あははは…」 ミユカの口から出た明らかな勝敗成績に、ユリッペと呼ばれた少女、ユリエは苦笑する。 「じゃあミユカちゃん、また明日ね」 「うん、ばいばーい」 ミユカとユリエは互いに手を振って別れた。 そこでミユカが思い出したように声を上げる。 「そういえば、お母さんが今日ビーフシチュー作るって言ってたっけ。早くかーえろ♪」 鼻歌混じりにミユカは帰路を走っていった。 「ただいまー!」 勢いよくドアを開け、リビングに駆けつけるミユカ。 そこには、自分と同じ紫の瞳を持つ女性―――ミユカの母アミがおり、テーブルに料理を並べていた。 「あら、お帰り。ちょうどご飯が出来たところよ」 「やったぁ!」 はしゃぐミユカを見て、アミは優しげに笑う。 とそこへ、白髪の男性―――ミユカの父ソウマがリビングに入ってきた。 「お、良い匂いだな」 「あなた、お仕事終わったの?」 「いや?」 「大丈夫?この前だって、夕食の時中断して、徹夜してたじゃない」 「なあに、後でも出来るさ。飯食う時ぐらいは、家族揃って食べたほうがいいだろ」 「あら」 アミは困ったような笑顔を浮ばせるものの、声にはどこか喜色を含んでいる様に聞こえる。 ソウマもまた、いたずらっ子のような笑みを溢す。 「ねーねー、早く食べようよぉ。シチュー冷めちゃう」 「おっと、そうだったな。アミ、早く食うぞ」 「はいはい」 ミユカは幸せだった。 明るくて物知りな父。 優しくて料理が上手い母。 いつも遊んでくれる友達。 これ以上の幸せなどないだろう―――そう思っていた。 この幸せが、ずっとずっと…続きますように。 そう、願っていた。 だがその願い―――幸せは突然崩れた。
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/101.html
564 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/04/23(月) 23 49 35 ID ZSuPWYcO それでも、好きなんだよ 夜の道でぽつんと呟く。昼間はそれなりに人通りのある道も今は私と月しかいない。 独り、2人、2人ぼっち。あなたと私。白い月に話しかけながら私は笑う。 悲しいような、寂しいような。それでいておかしくてたまらない。 不思議な気持ちで私は笑う。 好きなんだよ どうしても 足は自然にステップを踏む。ワン、ツー、スリー、アン、ドゥ、トロワ。 一緒に踊っていただけませんか?私の愛しい人が私にそう手を差し伸べることは無い。 私は独りで月の光と踊るから。あの人の相手は出来ないから。 でたらめなステップでワン、ツー、スリー、アン、ドゥ、トロワ。 好きなのに 月は私を見ているけど。私も月を見ているけど。私が見たいのは月じゃない。 目をつぶれば愛しい人の顔。目を開ければ柔らかな月の光。 手を伸ばせば届くところにあっても、決して触れることは無い。 涙がすっと一筋流れた。 「悪魔でもいいわ。あの人を私にくれるなら何でもするのに」 「本当ですか?」 振り返ると白いコートの背の高い男性が立っていた。黒いシルクハットを被っている。 奇異な存在であるのは確かだったけど今の私には普通に見えた。 きっと月が見せた幻だ。 「ええもちろん」 私はにっこり微笑んだ。 616 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/06/03(日) 13 02 26 ID AWqSsNM3 誰も覚えて無いだろうけど埋めがわりに前スレにおいてった奴の続き。 前スレのを読んで無くても多分意味わかると思うけど、まあ埋めネタと思ってくれ。 目が覚めた。 部屋の白い天井はいつもと変わらず少し薄汚れている。 何か素敵な夢を見ていた気がするのだけれど、上手く思い出せない。 ため息をついて私は起き上がった。また今日も振り向かないあの人と、 あの人の可愛いあの子のいる学校に行かなくちゃいけない。私が休んでもあの人は 気にしないだろう。寂しい、淋しい、私の予測。けれどきっとあの子は心配して しまうだろう。悲しい、哀しい、優しい事実。2人で見舞いになど来られた日には、そんなのは堪らない。 そんなのは耐えられ無い。許したく無い。 重たい頭の霞を払うべく顔を洗って部屋に戻ってくると、急に今朝の夢を思い出した。 もしくは今朝の夢が私のベッドに腰かけていた。 白いタキシードの目の細い………きっとこういうのを優男って言うんだろう。 黒いシルクハットを組んだ足に載せている。 「もしかして悪魔さん?」 「覚えていていただけましたか」 「今思い出したのよ」 617 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/06/03(日) 13 04 21 ID AWqSsNM3 私はこの異常な事態を全く異常だと受け止められていなかった。 昨日の月明かりの下で出会ったこの人。1人、ひとおり、独りの私の前ににあらわれた。 「本当にあの人を私のものにしてくれるの?」 「ええ。ただし条件がありますが」 悪魔さんは微笑みながら言った。 「あなたの声を一部いただきます」 私は笑って、嗤った。 「いいわ。声なんていくらでもあげる。けれどひとつ聞いてもいいかしら」 「なんですか」 「一部ってどういうこと?」 「それは学校へ行ってからのお楽しみです」 悪魔さんは立ち上がってこちらへ近付いてきた。 「契約成立ということで宜しいですか?」 「ええ。お願いするわ」 私は瞳を伏せた。悪魔さんがの細い指が顎を捉えて上を向かせ、唇をなぞって行く。 私の中の、なにかが溶け出して流れて行くのがわかった。 「契約完了です」 悪魔さんは微笑みながら言った。 うん、ここまでしか無いんだ。本当に済まない。
https://w.atwiki.jp/oshiroba/pages/41.html
変人の集まり 〈どういった連中か〉 暗黒の魔法使いに仕える幹部達の総称。 「英雄」と対立するポジションにいる。 キャラクターとして深く掘り下げてある彼等の人気は高く 広場でもネタにされる事は少なくない 〈メンバー紹介〉 マグナス 異世界グランディスのノヴァ族屈指の戦士 力に溺れ、追放されるも力を得て復活 ノヴァ族の暴君として君臨することになる だけどクズ。元親友のカイザーを卑劣な罠で殺害(しかも毒まで使っておきながら最後まで勝てなかった) 同僚のグワルを不意打ちで殺害、暗黒の魔法使いを裏切る、ダルモアに媚びる等ととても大物には思えない小物っぷり。 ボスとしては恐ろしく強い アカイラム 暗黒の魔法使いに始めて仕えた軍団長 圧倒的な魔力と膨大な知識を持って英雄軍を苦しめた。 時間の女神ルィンヌの力を奪ったり、暗黒の魔法使いを復活させたりと軍団長では一番役に立っている。 メイプルらしからぬ悪役っぷりが魅力のナイスなジジイ オルカ&スゥ 双子。やんちゃなオルカと懸命なスゥといったコンビだが 二人で和睦を申し込むフリをして女帝アリアを殺害。 スゥはヴァンレオンの国を襲撃(ヴァンレオンが悪人になった理由) オルカは人体実験を奨励。子供たちを誘拐したり等。 とやる事が本当にえげつない。後にオルカはゲリーメル博士の裏切りに会い、レジスタンス傘下に。 人としてもクズな上に部下としても使えないオルカって一体何なんだろう ぶっちゃけ二人とも雑魚 ヴァンレオン 軍団長の良心 いい人。クエストをやればわかるが、めちゃくちゃ話のわかるフランクな奴である。 根がいい人だったかどうかは不明だが、悪の軍団の幹部である軍団長のくせにいい人 ヒルラ 永遠の美しさを求めて魂と砂漠の地下都市アスワンを暗黒の魔法使いにささげた。服がエロい。 台詞が色っぽかったり、外見も色っぽかったりととにかくいい女。足の重ね方がエロい グワル 大精霊らしいが、出落ち 登場早々にマグナスに殺害されるが後に復活 普通にいい人になっていた。 デーモンさん デーモンスレイヤーorデーモンアヴェンジャーの人 暗黒の魔法使いに裏切られた為に反旗を翻すが、敗北して力を失ってしまう。 魔族と人間のハーフらしいけど弱体化のせいでただのアホにしか見えない。 それと弟のほうが強い。世を忍ぶ仮の名は「小暮ヨシノブ」 早稲田大学社会科学部卒のインテリでもある ダミさん 本名はダミアン浜田 デーモンスレイヤーの弟にして後釜の軍団長 なぜか母親を間接的にぶっ殺した暗黒の魔法使いに仕える生粋のドM 幼女(実は違ったが)を監禁し、シグナスと騎士団長がいないときを狙って神獣を殺害し、 シグナス達が帰ってきた途端にドヤ顔で逃げる程度にはクズ。 配下にマグナスと同程度の強さのベルルム(カオス)がいる為、恐らく今のところは 軍団長でも最強かと思われる。事実、新OPでは一番良い立ち居地にいる シムス メガネの優男 神の子ゼロのPVに登場 軍団長のリーダー、悪に走ったナインハートとも言われたが どちらも違った模様 http //www.youtube.com/results?filters=today search_query=child+of+god+zero lclk=today ↑ただの醜悪な怪物だと判明 ちなみに新オープニングにも彼等は登場している https //www.youtube.com/watch?feature=player_embedded v=4aaWJ1xRpKA オルカ、スゥは退場したので入っていない(さまぁ見ろオルカスwwww) ダミアン、ヒルラ、マグナス、アカイラム、ヴァンレオンの5人が冒険者五人と反目するように登場 しかし暗黒の魔法使いを裏切った筈のマグナスが何故に軍団長サイドで出ているのだろうか またダルモアを裏切って暗黒の魔法使い様に鞍替えしたのだろうか さすが暗黒さんは器が大きい それとこのOPのヴァンレオンは某征服王にクリソツである
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/3377.html
「駄目だ…おしまいだ…殺される……!あの……ネタ男に……!」 すっかりヘタレキャラに逆戻りしてしまったベジータは、ネタ男から逃げ切るために近くにあった地下鉄の中に逃げ込んでいた。 バトロワが始まってから使われていない地下鉄の内部は真っ暗で、その闇の中、ベジータはガタガタと震えていた。 その時、ベジータは地下鉄内に何者かの気をキャッチした。 「だ、誰だ!姿を見せやがれこのクソッタレ!!」 上擦った声で叫ぶベジータ。その声に応じるように、闇の中から一人の男が姿を現した。 現れたのはあのネタ男ではなく、裸にYシャツとネクタイを着て片手にフォークを持った青年だった。 「(なんだ……ビビらせやがって……)おいお前!こんな所で何をしている!」 ネタ男でないとわかって安心したベジータは、その優男にむかって怒鳴った。 しかしその男は沈黙したまま、じっとベジータのことを見つめている。 「おい!このベジータ様をシカトするとはいい度胸だ!!」 無視されたベジータは額に青筋を立てながらその青年に詰め寄ろうとする。 しかし足を踏み出したその時、ベジータの片足が腐り落ちた。 「な……!!?」 そのまま床に倒れるベジータ。その顔を、腕を、そして全身を、ブツブツとした疱疹が覆っていく。 (腐ってる……!?俺の全身が腐り落ちているだとぉ!!?) 殺人ウイルス。それが青年の持つ「スタンド」の能力だった。 その強力すぎる能力ゆえに、途中でマンガ本編から離脱させられた彼は、先ほどの脇役集団の中に混ざってひっそりと自分の能力を使う好機を窺っていた。 ザコどもが密集していたあの場で自分のスタンド能力を使えば、大量虐殺の禁止行為に触れる危険性があったし なにより彼のスタンド『パープル・ヘイズ』が生み出す殺人ウイルスは光に弱い。 だからベジータが陽の届かない地下鉄内に一人で逃げ込んでくれたことは、彼にとって又とない絶好のチャンスだった。 彼の目的はこのバトルロワイアルで生き残ること。そのためには、全世界に放送を流せるほどの力を持った新生鷹の爪団を利用するべきだと彼は考えていた。 だから放送で名前を呼ばれたベジータを狙ったのだ。 (クソッタレ……誇り高きサイヤ人の王子である……このベジータ様が……こんな所で……) サイヤ人に対してもウイルスは効く。悟空だって本編の中ではウイルス性の心臓病で死んでいるのだ。 パープルヘイズの殺人ウイルスは、一気にベジータの体を蝕んでいった。 (……カカロット……ミクトラン……お前らは……生き残れよ…………) その思考を最後に、ベジータの体は腐り、その場に崩れ落ちた。 【ベジータ@ドラゴンボールZ 死亡】 「ベジータ……放送で名前を呼ばれていた男は確かに殺しました そちらは約束を守ってくれるんでしょうね」 青年はいつの間にか自分の隣にいた男、海東純一に話しかける。 「ええ、勿論ですとも。我々新生鷹の爪団は貴方を幹部として迎え入れますよ シニョール・パンナコッタ・フーゴ」 【三日目・16時10分/新惑星・東京都地下鉄構内】 【パンナコッタ・フーゴ@ジョジョの奇妙な冒険】 【状態】健康、スタンド名『パープル・ヘイズ』 【装備】Yシャツ、ネクタイ 【道具】支給品一式、フォーク 【思考】基本:バトロワを生き残る 1:そのために新生鷹の爪団を利用する 【海東純一@仮面ライダーディケイド】 【状態】改造人間、ライダーキラーグレイブに変身、新生鷹の爪団団員、首輪無し 【装備】グレイブバックル@劇場版 仮面ライダー剣 【道具】醒剣グレイブラウザー@劇場版 仮面ライダー剣 【思考】基本:新生鷹の爪団による全世界の完璧な統治 1:吉田に服従する 2:本部からの応答が無い……? ※地下鉄構内に首輪の解除装置(ベジータの支給品)が放置されています
https://w.atwiki.jp/seriale/pages/118.html
∥概要 時は江戸末期 時代の変わり目と共に国内は揺れる中、裏の世界でも異国から渡ってきた異形どもで荒れていた 事態を重く見た幕府は異国からやってきた妖怪を退治するべく極秘に討伐衆を結成 そのために五人の侍を集めた 五人は全員、今は亡き最強と謳われた剣士、四季花風斎の門下生で 秘剣「五光流剣術」を習っていた同門たちだった (061126a初出) 薄之 月山 小野風 柳 凧屋 京山 蒼鹿院 楓 鵬 桐十郎 櫻島 幕之丞 ▲top ■薄之 月山(ススキノ ゲツザン)■ 五光流剣術の使い手の一人 坊主姿で細目の男 師匠が死んだ後は出家し坊主となって諸国を回っていたが、この度の召集で舞い戻ってきた 冷静沈着で口数は少ないが、やたらお人好しでもある 錫杖に仕込まれた長い刀が得物で、居合い術が得意 また簡単な法術で妖怪を縛ることも出来る (061126a初出) ▲top ■花札侍■ 小野風 柳(おのかぜ やなぎ) 17歳女 五光流剣術最高段位『五光』に数えられる女剣士 相手の攻撃をかわすと同時、自らの攻撃を合わせる『雪折れ無し』と呼ばれる秘剣の使い手 武家の長女として生まれ、剣からは遠ざけられて育てられたのだが、 隠れて道場に通い詰め、今では弟たちより強くなってしまい、父親に頭を抱えさせている 男の口調で話すようにしており、とても凛としていて男女問わず大人気 気立てもよく、困った人を見過ごせない性格もその一因となっている 髪は母の言いつけで伸ばしており、後ろでポニーテールのように結っている 袴の下の発育中の胸はさらしを巻いて押さえつけている 最近父親がお見合いなどを強行しているため、かなり辟易している かといって意中の相手もいるわけで無し……青春だねぇ (061126a初出) ▲top ■花札侍■ 凧屋 京山(たこや けいさん) 42 男 五光流剣術最高段位『五光』の一人 幼い頃から天才と呼ばれ続けてきた男 不殺をモットーとする侍で、今まで多くの侍達と戦って勝ってきたが 誰一人として殺しはおろか、傷を負わせた事もない 振った剣筋から虹が見える奇跡を起こすと言われる生きた神話を持つが 真相は誰も知る事はない。阿片をキセルに乗っけて好んで吸っている 何事に無関心で無愛想。口も悪いが、心は鬼ではない その場にあるものを刀代わりにして戦う。最近は卒塔婆がお気に入り 容姿は白髪ウェーブ長髪オールバック、肉厚で大柄 (061126a初出) ▲top ■蒼鹿院 楓(ソウカイン カエデ)■ 五光流剣術の使い手の一人 若くして蒼鹿流という日舞の次期家元。 おっとりした可憐な外見からは想像できないが腕はめっぽう立つ。 五光流剣術の使い手を名乗る時は男装し「猪俣 梅禅」(いのまた ばいぜん) と言う優男な剣士として行動する。 薙刀を嗜んでいるからら比較的形状の近い長巻「赤鹿丸」を得物としている。 日舞の腕を生かし蝶のように優雅に舞う戦法を得意とする。 得意技は弧を描くように起動で振る「大無羅裂」 (061126a初出) ▲top ■五光流剣術■ 鵬 桐十郎(オオトリ トウジュウロウ) 五光流剣術五光が一人の生真面目な男 面長な顔できりりとしたマユゲが特徴 家柄が良家な侍なためか、やたら格式張って四角四面な考えた方をする そのため凧屋とはよく喧嘩になる 曲がったことが大嫌いの潔癖性で、服も髷も刀もきっちりと身につけなければ気が済まない 普通の刀と小太刀を使った二刀流が得意であり、正確無比な動きは五光一と言われている (061126a初出)
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2672.html
その神姫センターの一階は武装やヂェリー、コスプレ衣装や改造ツール等と言った神姫バトル以外の神姫に関するその他諸々を引き受けている。六歳の頃からそこに通っている黒野白太は神姫修理の受付窓口で祈るように組んだ手を太股に乗せパイプ椅子に座っていた。黒野白太の傍に彼の神姫であるストラーフ型神姫イシュタルは居ない、今頃どうなっているのかは長年付き添ってきた彼でも想像する事すら出来ない。 数週間前黒野白太が通う中学校で起きた神姫の暴走事故でイシュタルはマスターを守る為に戦い稼働が不可能になるまでの損傷を負った。真実は神姫を使った傷害事件であり、加害者である生徒、金子銀条の父親が理事長だったので報道は歪められ事件は小さく処理されている。その処理の一環として黒野白太は少なくはない賠償金を貰い、イシュタルの記憶やCSCを新しい素体に移植させたのだが、それでも彼の心中は穏やかなものではない。 ヒーローと敬っていた先輩の凶行、正当防衛とはいえ神姫を破壊した罪悪感、自分の失策でイシュタルに重傷を負わせてしまった事への恥。付け加え事件の全容は当時その場にいた五人と各々が所持する神姫と理事長しか知らず、部外者の誰にも真実を話さないように緘口令が布かれている。それを破れば学校側はあの手この手で揉み消しに計る、理解はしているがやはり真実を誰にも話してはいけないというのは精神を揺らがせるものである。 脳漿で溶かしきれない負の感情による不快感に気を取られ黒野白太は瓶底眼鏡を懸けた優男の接近に優男から声を掛けられるまで気付く事が出来なかった。 「白太君。」 「はい。…あ、店長。」 「無意識に丁寧な返事をしてしまうのはよくないね。本当は何も聞いていないのに相手に聞いているものだと思わせちゃうよ。」 店長と呼ばれた優男は実際に店長ではないが初対面の人間に「僕の事は店長と呼んでくれ給え。」と自己紹介するので神姫センターの利用者の殆どは彼を店長と呼ぶ。だが本名を頑なに隠しているわけではなく胸のネームプレートにはちゃんと『小泉一郎』と書かれており、過去の総理大臣の漢字一文字違いであり瓶底眼鏡を外せばイケメンだ。それでも店長が店長と呼ばれるのは事実上この神姫センターを一人で仕切る能力と長い間この神姫センターで勤めた事で築き上げた人徳が成せる業である。普段は斜めに構えている黒野白太もその例外ではなく黒野白太が六歳の頃から知り合った店長を年の離れた兄のようなものだと思っており喋り方もその影響を受けている。 そんな店長の方も黒野白太に声を掛けたのは、業務報告の他に黒野白太の表情から並々ならない雰囲気を感じ取ったからという私情が無かったわけではない。心中穏やかではない黒野白太を落ち着かせる為に普段通り穏やかな微笑みを浮かべると、店長の思惑通り黒野白太の顔の険が僅かに和らいだ。そうなってようやく思考が現実に戻ってきたらしく虚ろ虚ろと彷徨っていた視線は真っ直ぐに店長へと向き直り口にも真剣味を塗りたくる。 「店長、イシュタルはどうなったんですか?」 「記憶とCSCの移植は完全に完了した。後は起動させるだけだ。」 「そうですか…よかった…あれ、でも何で今直ぐに起動させないんですか?」 「イシュタルに限らず素体を移植させた神姫にはどうしようもない問題が一つあってね。僕にはその問題を君に話さなければならない義務があるからさ。」 「問題…?」 「それを聞いてどうするかは君の自由だ。でも決して井戸端で話していいようなものではない。場合によっては君は覚悟しなければならない。」 「覚悟って、一体何の。」 「イシュタルの死を受け容れる覚悟さ。」 表情にこそ出さなかったが太股の上で組まれた両手により強い力が入り指先が赤く変色するところを見れば黒野白太の動揺が第三者にも目に見えるだろう。それでも視線だけは真っ直ぐに射抜かんばかりに店長を見据えほんの一呼吸の間に覚悟を決めた黒野白太は話の続きを促した。 「話して下さい。問題とは一体何なんですか?」 「ちょっと哲学的な話なんだけどね。白太君、君は知的生命体とは一体何で出来ていると思う?」 「え?…タンパク質ですか?」 「知的生命体は大きく分けて三つ、肉体と精神と魂で出来ていると僕は考えている。肉体は僕達が見えている物。精神とは記憶や思い出と言った物。魂とはその人の本質や才能と言った物を指す。」 「はぁ…?」 突然そんな事を話されても黒野白太には訳が分からない、そんな話と神姫の素体の移植とには一体何の関係があるのだろうか。 「真面目に聞いてよ、全部本題なんだから。さて、これを神姫に当て嵌めてみようか。肉体は素体、精神はメモリ。では魂は一体何だと思う?」 「えっと、CSCですか?」 「外れ。確かにCSCは神姫の個性を作るものではあるけれど本質と呼ぶには弱い。もっと単純に神姫の性能を決定付けるものを考えて。」 話の流れは良く分からないが取りあえず黒野白太は店長の言葉の意味を咀嚼しつつも問い掛けの答えを模索する。神姫の性能とは即ちアーンヴァル型は飛行能力が高いが格闘戦は苦手とかストラーフ型は格闘戦に強いが運動能力が低いとかそういったものだろう。勿論、これらはマスターの武装の選択や戦略で充分に覆せるものであるがそういうのは置いて置いて、より根本的な問題として神姫の性能を決定付けるものとは。 「………神姫の型?」 「正解。天使型のアーンヴァルは優等生、悪魔型のストラーフは小悪魔、猫型のマオチャオは無邪気、犬型のハウリンは誠実と言った風に全ての神姫には開発者による設定が存在する。その設定こそが神姫の魂さ。」 「……………もしかして。」 外れて欲しかった問い掛けを正解してしまい段々と店長が言わんとしている事が氷解してきた黒野白太は、表情こそそのままの状態であるが、組んだ手には汗が滲み始める。 「店長はこう言いたいんですか? 型を変えた神姫は例え記憶やCSCを完全に移植させても別人になると。」 「その通りだ。例え完璧に同じ身体を持っていたとしても完璧に同じ記憶を持っていたとしても魂が違うのであれば別人だ。それは神姫も変わらない。」 「………ッッつ!」 「これは今でも解決出来ていない問題だよ。同じ記憶を所持しながらも全くの別人である神姫を恐れリセットしたマスターも居る。記憶と型の違いから精神を崩壊を起こした神姫だっている。」 「でもストラーフからストラーフMk2に換えるだけだから、そんなに大きな違いは…。」 「甘い。君は犬と狼を並べられて両方とも同じ生き物だって言えるのかい?」 「それは……。」 「初代ストラーフ型とストラーフMK2型にはそのくらいの差がある。君の言う通り大きな違いではないかもしれないが0では無い違いがある。」 「今から元のストラーフ型の素体を買ってきます!」 立ち上がった黒野白太の腕を危ういところで店長が掴む。 「ちょっと待った。買うお金あるの? 君がイシュタルの記憶やCSCをストラーフMk2の素体に移植させたのは今日ストラーフMk2型の特売日だったからだよね?」 「今から貯金を引き下ろしてきます! それなら買えるでしょう!」 「君が使えるお金は生活費分だけでしょ? それを神姫の素体を買えるだけ削ったら、君の身体が持たないかもしれないよ?」 「……。」 「今取れる手段は一つしかない、イシュタルの記憶をリセットする事だ。そうすれば君はイシュタルの記憶を持った別人に悩まされなくて済むし、新しいイシュタルも前のイシュタルの記憶に振り回されないで済む。」 「それしか無いんですか?」 「今は、だよ。これから白太君が何処かでアルバイトでもして、あ、うちも募集中だよ、でお金を貯めてストラーフ型の素体を買えばいい。その間イシュタルの記憶とCSCは僕が責任を持って預かろう。さて、どうする?」 「僕は「マスター、騙されるな。」…えっ?」 その声自体は神姫の中の人のものだが反射的にそちらの方へと向いてしまえば神姫修理の受付窓口でストラーフ型神姫が仁王立ちしていた。汚れも負傷も一切無いのは新品なのだから当たり前なのだろうけど移植に出す以前と何一つ変わっていないその風貌に黒野白太は呆けてしまった。 「えっと…イシュタル?」 「何故、疑問符を付けている。初代から次世代に代わったとは言え見た目は殆ど変わっていないだろう。」 「いや、でも…。」 「前よりパワーは落ちているが代わりに四肢の稼働区域が広くなっているな。今なら壱八〇度開脚も出来そうだ。」 「それは是非とも真正面から見てみたいね!」 「明日マスターが学校に行っている間にストレッチでもしてみるか。店長、CSCと記憶の移植、ありがとう。だがマスターへの嘘は見逃せないな。」 「え?…嘘?」 「神姫にとって型とは大まかな方向付けに過ぎず例え十体のストラーフ型を同時に起動させたとしても十体全てが同じ性格になるとは限らない。中にはアーンヴァル型のようなストラーフ型が居ても可笑しくは無いんだ。」 と言うより、一旦言葉を区切ってイシュタルはビシッという擬音を付けながらも黒野白太を人差し指で指した。 「私がいい例だぞ? 初代ストラーフ型の一人称は基本的に『僕』だ。しかし私は今も昔も一人称は『私』だっただろう。」 「そう言えばそうだったような…。」 「そういう事だ。それに店長。貴方は一つ大きな誤解をしている。貴方は神姫の魂とは神姫の型、開発者が考えた設定だと言ったな。それは間違いだ。」 イシュタルは仁王立ちの姿勢を辞めて神姫修理受付窓口から一旦降りて少し歩き、黒野白太の肩に、普段の彼女の指定席にまで飛び乗って腰を下ろした。 「私達神姫の魂とは即ち私達のマスターだ。マスターが善人であれば私達は善になるし悪人であれば悪になる。マスターを信じるからこそ私達神姫は神姫と足り得る。型等では決して無い。」 「マスターこそが神姫の魂であるなんて面白い事を言うね。それが全ての神姫の総意であるとは思えないけれど。」 「だが人間である貴方が出した論よりも神姫である私の論の方が説得力があるだろう。」 「まぁね。」 「そういう事だ、マスター。君は何も心配する事は無い。」 「と言う事は今のイシュタルは、前のイシュタルなの? それとも同じ記憶を持っただけの別のイシュタルなの?」 「マスターの誤解も修正しようか。素体が違っていても記憶が無くとも型が変わっていても君の傍に居る神姫イシュタルこそが本当のイシュタルだ。『私』に拘るのがそもそもの間違いなんだよ、マスター。」 「そんな事は…無い! 僕と一緒に神姫バトルをしてきた神姫が、イシュタルだ!」 「その理屈は人間だったら通じるだろうな。だが私は神姫だ。年月で肢体は劣化せず破損した箇所の交換は容易で記憶は完全に複製出来る。AIも簡単に操作出来る。」 「でも、神姫にはCSCがある。CSCが神姫の個性を作りCSCが破壊されたらどんな神姫でも生き返らない。」 「CSCも所詮は部品だ。CSCの複製も禁止されているだけでやろうと思えば出来る。有機物である人間の脳を複製するよりも容易いだろう。」 「イシュタルは、何が自分だとか思わないの? そんなの、死にたいとか、思わないの?」 「無い。先程も言っただろう、マスター。私達神姫の魂とは即ち私達のマスターだと。私達はマスターを信じるからこそ自分を信じる事が出来る。いや、信じるしかないんだ。マスターが唯一であるからこそ私達は自分というものを保てるのだから。」 「そんなの、依存と何の変わりもないじゃないか。」 「ああ、そうだ。私達はマスターに依存している。だがそれこそが神姫の愛であると私は考えている。」 「…。」 「理解してくれとも納得してくれとも言わない。だが、マスターは人間で私は神姫、この事だけは覚えておいて欲しい。」 つまり、君と私は違うのだと。 敢えて伏せたイシュタルの意思を察した黒野白太はそれ以上の追及はせずに彼女を肩に乗せたまま、店長に御辞儀をした。 「CSCやメモリの移植、ありがとうございました。」 「いやいや、気にする事は無いよ、他ならぬ君の頼みだからね。」 「でもイシュタルの記憶をリセットした方がいいなんて性質の悪い冗談は許せません。」 「あそこでイシュタルを登場させて君を驚かせる為の僕なりのサプライズのつもりだったんだけどね。いやぁ、まさか説教をされるとは思わなかった。」 「それで、どこからどこまでが嘘なんですか?」 「全部。肉体と精神と魂の辺りは僕が好きな漫画から引用した。」 あっけらかんと笑う店長を見て黒野白太は「あぁ、他人を煽る時の自分ってこんな顔をしてるんだ。」とほんの少し今までの対戦相手に対し悪い気持ちになった。 「それで、今日は神姫バトルはしていくのかい?」 「いえ、イシュタルの素体を入れ替えて直ぐですし。しばらく調整をしてからにしようと思ってます。」 「今の素体で出来る事、出来なくなった事はあるだろうしな。先ずはそれの研究だ。」 「そうか。じゃあ、御大事に~。」 こうして黒野白太の神姫イシュタルは初代ストラーフ型からストラーフMk2型への移植を済ませた。