約 3,365,154 件
https://w.atwiki.jp/saimuseiri/pages/19.html
601. 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/12/06(土) 00 30 32 ID HRmJptqK0 おまえらいい加減ドコモ厨のスルーを覚えようぜw 602. 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/12/06(土) 20 22 58 ID mzLOzWKe0 先月中旬に任意整理を司に依頼。 それっきり何にも連絡なし。まぁ当然なのかもしれないけど。 月曜日に最初の返済日で、その後に4社の返済日が来る。 何事もなければいいけど。不安です。 603. 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/12/06(土) 20 47 22 ID KkFCajF/O >>602 先月の中旬ならまだ20日過ぎたかどうかの段階だから、 まだ取引履歴が全社分揃ってないかもしれないので気長に待つように。 着手した日に弁や司からサラ金各社に介入通知が行ってるので電話はないはずです。 604. 602 2008/12/06(土) 21 29 51 ID mzLOzWKe0 わかってはいるのですが不安ですね。 最初の返済日なので。何事もなく過ぎてほしいです。 家に電話だけは勘弁です。 605. 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/12/07(日) 17 45 47 ID RYjCYxPW0 弁護士に頼んだ場合、どれくらいで解決するものなのですか? 606. 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/12/07(日) 18 19 24 ID woVuTUAhO どこを相手にしているかと、どんな弁護士かによるから、その質問には答がない。 607. 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/12/07(日) 19 09 12 ID yfcagiaS0 受任通知が届いてれば電話はかかってこないよ。 608. 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/12/07(日) 20 29 08 ID FWVyj/E+O 任意整理をして 家族の方がクレカ止められた方はいらっしゃいますか? 別居中の旦那にバレたら(旦那カード止められたら)と心配です よろしくお願いいたします 609. 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/12/07(日) 21 35 26 ID evdbLmyQO 605 早ければ2ヶ月で解決するし遅ければ1年以上かかる事もある 弁司の腕にもよるし業者の対応次第では長引く 任意整理の本には約2〜4ヶ月と書いてあるけどあてにならない 俺は依頼してから半年ぐらいたったが、まだ片付いてない 610. 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/12/07(日) 23 39 19 ID 32UJ5Ayv0 20歳のときアコムとプロミスに計110万借りて、8月に任意整理 おわった!ひきなおし計算で借金減ったし、地道に 返済しています!26歳までに返済するぞ! 今まで、誰にも言えず悩んでたけど弁護士に相談して 両親や職場にもばれず任意整理できた! 弁護士さんたちは、絶対に個人情報は漏らさないから 私と同じように悩んできた人!勇気を出して相談してみて! ちなみに私はジャックスのクレカ持ってるけどこちらは借金 ないのでとめられたりはないですよ! 611. 名無しさん@お腹いっぱい。 2008/12/08(月) 00 03 48 ID mamj+iQ5O タンパン
https://w.atwiki.jp/tyuu2nouryoku/pages/141.html
名前 龍神 ほむら 能力 真炎魔女 性別 女性 年齢 16 身長 149 体重 38 スリーサイズ B/W/H 誕生日 2/14 趣味 読書 好き 料理 嫌い 野蛮人 得意 料理 苦手 球技 大切 無し 容姿 学園の制服 髪は薄めの赤色でロング 性格 明るい、無邪気、世間知らず、自己中、我が儘 能力 [部分編集] 【真炎魔女】 魔法 炎 オールレンジ 無し1 無し2 A- C- S- D- B- D- +原文 +Q A Q A Q. A. 749 【ご自由にどうぞ】 貴方は炎の魔法を使える 魔力を70ポイント所持している。 火炎放射器のように炎を出すなら、1ポイント消費。 銃のように火炎玉を発射するなら、2ポイント消費。 あくまで上は目安。攻撃や威力はそれに見合ったポイント消費をせねばならない。 ただ、強力な攻撃には場を読むことが必要。 また、下記の状態を満たした場合 瀕死の状態 魔力ポイントが0 切り札の魔法が使える。 [切り札魔法] 炎の断罪者を作り出せる。彼は、貴方を守りつつ、徹底的に敵を攻め続ける。 いくら攻撃をされようが一瞬で回復し、敵を追う。炎を撃とうが斬ろうがそれが尽きないのと同じ原理。 断罪者は炎の断頭刃を持っており、それを振り下ろすなどの攻撃で相手を焼き尽くす。 身体能力:一般人よりかは良いレベル 初期装備:なし 所持品 来歴 大企業の龍神グループの社長家である龍神家の期待の星 家に伝わる魔術の才能に優れていて、学校の成績なんかも優秀で これだけ見るとただの優等生に見えるだろう。 しかしその実態はその魔術の才能にあぐらをかいて努力しない しかも小さな頃から甘やかされてちやほやされていたため わがまま、自分の思い通りにならないとすぐ泣く しかも自分の容姿にも自信あるようで 今の日常は退屈にも思っており、その魔術の才能を生かせる何かを探している模様 ぼっち 人間関係 [部分編集] ぼっち +... +...
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/10260.html
Re Message -きみのこえがきこえるから-【登録タグ R マメコP 初音ミク 曲】 作詞:マメコP 作曲:マメコP 編曲:マメコP 唄:初音ミク 曲紹介 果てしない空のかなたへ 届け、僕らの声!! マメコP のオリジナル4作目。 まもなく地球へと奇跡の帰還を果たす、小惑星探査機「はやぶさ」をテーマにしたデジロック。 特設サイトにて音源配布中。 歌詞 空は快晴 Monday 進路は今日も上々 feel so good ヘリオの軌道で明日に向けて加速する 風に帆を張る Tuesday 雨降りでも風がつよくても 目指した場所まであと少し もう少し走り続けるんだ 遥か彼方に漂う 百億年の時間の果てを 探す旅路へ往こう 果てしない空の彼方で ボクを呼ぶ声のする方へ 闇を越えて 時を超えて アナタに会いに行くから 散らばったセカイのパズルの ピースのひとつをつかむため 無限に広がるこの海原 迷わずまっすぐに進むんだ のどが渇くよ Wednesday 寂しいときは口笛吹いてゆこう 孤独な旅路はまだ始まったばかりです 疲れ知らずの Thursday 目を凝らしても先はまだ見えない もうすぐ行くから 明日にはその姿 捉えるよきっと 遠く果てない歴史の 螺旋の鎖が刻んだ 夢を掴む旅路へ往こう 果てしない空の彼方で ボクを呼ぶ声のする方へ 闇を越えて 時を超えて アナタに会いに来たんだ 幾千の星がみつめた 昔話を聞かせてよ 青い星へのメッセージに添えて 必ずボクが伝えるから 傷ついたその翼が太陽に焦がされようとも 此方から彼方へ 想いを乗せてボクは往く 遥か彼方に漂う 百億年の時間の果てを 探す旅路へ往こう たとえこの身が燃え尽きて灰になる宿命としても その軌跡は時を超えて 次の奇跡が繋いでゆく 果てしない宇宙の彼方で ボクを呼ぶ声のする方へ 闇を切り裂く光になって みんなの元に帰るんだ 伝えたいキモチがあるから キミの声が聞こえるから ボクは迷わず飛んでゆける 星からのメッセージ 届けるんだ! 代表的なPV紹介 コメント 個人的にはやぶさ関連の曲で一番の名曲だと思う。 -- 名無しさん (2010-06-26 13 07 29) 素晴らしい曲。 -- 名無しさん (2010-10-18 23 36 57) 次の「奇跡」…か… 繋がると良いな! -- 名無しさん (2011-11-30 13 08 55) はやぶさ2に届け! -- 名無しさん (2011-12-12 13 53 47) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/smoksan/pages/588.html
あいつのプレイには仲間の想いが込もってるからな 86話の染岡さん格言の一つ。 佐久間の動きを評価する春奈に対して。 元は凶悪な宿敵だった帝国学園選手への素直な物言いに、精神的な成長を感じさせる。 染岡さんも同じ気持ちなのか、代表選手はチームだけでなく元の所属の仲間達の想いを背負っている事を再認識させてくれる。 ちなみに発言時の染岡さんは珍しくストレッチ中。 仲間が目の前で練習しているにも関わらず特に焦ったりしていないあたり、そこら辺も二期に比べて大人になったという事だろうか。
https://w.atwiki.jp/shousetsu/pages/499.html
ここは僕、◎華也◎の作品をズラーっと、ズラズラーっと投下するページです。 まず、以下の人に感謝を。 作品を他者にとって見やすく提示するための場として wiki支部を製作してくれた(?)ルンシィに。 この場に来て僕の作品を眺めてくれようとしている人に。 そして何より、 サークルの皆、及び物書きとしての僕と関わってくれる全ての人に。 ―――とか真面目なことを書こうと思った訳だが。 そもそも僕の性格を知っているサークルの皆がPC、もしくは携帯の画面の前で『アリエネェ』と唖然とする様子が目に浮かぶようであるし、自殺など考えている暗い人に見えないでもないので、とりあえず一言。 ―――オタク文化万歳 ではでは、以下から作品へ飛んでくださいな。 <更新履歴> 3/31 空を飛ばない翼、作品・元ネタ共にUp <短編> ○空を飛ばない翼(恋愛・異世界・ファンタジー?) 個人的には恋愛色が強いかなーって感じです。 ただし異世界という設定で、見方によってはファンタジー風味? 読了時間の目安としては、ゆっくり読んでも多分2・3分かと思います。 つまり超短編。むしろ掌編レベル。 尚、この作品はかなり昔に見た作品を元に作りました。 誰の物だったかは覚えてませんが(すみません…)、元ネタはここからどうぞ。 ※これオレのだ、などありましたら本家の方から連絡お願いします。 3/31 作品・元ネタ共にUP
https://w.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/896.html
渡嘉敷島の惨劇は果して神話か―曽野綾子氏に反論する―11 太田良博 昭和四十八年七月十一日から同七月二十五日まで 琉球新報朝刊に連載 『太田良博著作集3』p211-215 目次 11 【引用者註】トーマス・マンの誤読と利用 赤松隊の皆本少尉の話というのがある。 隊員の兵隊二人が、あるとき逃亡した。そのとき、赤松は「去る者を追うのはよそう」と言った。「赤穂も最後は四十七人しか残らなかった」とも言ったとある。兵隊の逃亡を黙認した赤松の態度は、まことに寛大といわざるをえない。陣地をはなれたという理由だけで、防召兵に「逃亡」の罪をきせ、どこまでも追いかけてさがし出し、陣地に連れもどして処刑した赤松、これが同一人の態度かとうたがわざるを得ないほど隊員に対しては寛大であったことがわかる。島の住民や、住民出身の防召兵を、同じ種類の人間とみていなかった歴然たる証拠である(赤松の逃亡隊員に対する態度は一種の逃亡帯助)。 生きるも死ぬるも戦場では、まったくの運というもので、生きているからといって非難されるいわれはない。生き残った者は、日本の再建に努力すべきだ、と赤松はいう。 戦争に対する反省がなくて、どういう日本の再建に努力するっもりなのだろうか。 宗教的視点から、究極的には、刑法思想を否定する結果におちいるような言説をなす曽野氏は、宗教の立場からの赤松弁護と、陸軍刑法などを持ち出しての刑法上の立場からの二重弁護を試みている。『ある神話の背景』は、事件関係者の証言を多く集めて、読者に判断を任す装いをとっているが、資料処理や立論の方法は演緯法をとり、赤松弁護に傾い 211 ている。 『ある神話の背景』の末尾にトーマス・マンの言葉が引用されている。「非政治的人間の考察」からとった、一寸、長い引用文である。「いかにも絵にかいたような血まみれで凄愴そのもののような悲惨が、この世で最もどん底の、ほんとうに最も恐ろしい悲惨ではない」とマンはいう。つまり人間の歴史で、戦争だけが悲惨であつたのではなく、戦争以上に悲惨な人生がわれわれの日常をとりまいている、というのである。 その例として、「シチリアの硫黄坑における囚人労務者たちの生活や、ぞっとするような貧困の中で堕落し、虐待のために不具になるロンドンの東部貧民街の子供たちの生活」をあげる。そして、マンは、そういう人生の悲惨に対して、いろんな態度をとる人たちの例をあげて、それらを似而非ヒューマニストときめつけるが、彼らには何とでも言わせておけ。「だが、戦争反対という政治的・博愛主義的な悲願を得々としてうたうことだけは、やめてもらいたい」というのである。つまり「戦争反対」を叫ぶエセ・ヒューマニストに至っては、がまんができないというわけである。 「こんどの戦争で博愛主義者になった文学者は、この戦争を畜生道におちた恥辱であると感じない者はすべて反精神的人間であり、犯罪者であり、人類の敵であるなどと吹聴してまわっているが、わたしはこの宣言ほどたわけたでたらめを知らない」という。 212 なるほど、「一般読者や批評家たちが修辞的政治的な人間性要請を人間性そのものと取りちがえてくれるおかげで、かろうじて生きながらえているにすぎない」「理論的愛と教条的人間性を説く人たち」に対するマンの義憤はわかるような気がする。 しかし、曽野氏の引用した部分を読んだ限りでは、それは救いのない言葉のように私にはおもわれる。では、マンのいうほんとのヒューマニストは、人生日常の悲惨や戦争に対して、実践的にどう対処すればいいのかという指針は見っからないのである。 エセ・ヒューマニストたちを鋭く冷笑するマンは、資本主義機構から派生する悲惨な人間の生活と、戦争とのかかわり合いを、どうみているか、あの引用文だけではわからない。 トーマス・マンの「非政治的人間の考察」は、第一次大戦直後、一九一八年に出版され、当初から「政治的人間たち」から袋叩きにされ、マン自身が直ちに自己のあやまちと敗北をみとめた日くつきの論文である。マンはのちに「政治的人聞」となり、ナチスに対して抵抗の姿勢をとるようになる。 曽野氏は、この「非政治的人間の考察」中の一文を、「赤松隊の事件の中に自分のいかなる姿を見るか、ということについてきわめて警告的な文章」として引用しているのである。マンの文章は、曽野氏によって次のように利用されているようにおもわれる。 世の中には戦争より悲惨な人生がいくらもある。その悲惨の原因をつくった人たちは何 213 の処罰をうけることなく、常に社会の上層部を闇歩している。そのことを考えるとき、戦争のメカニズムの中で、ひとつの歯車として動いたにすぎないある軍人の罪とか責任とかを追及することは酷ではないか――。 この問題をここで論ずることはさけるが、トーマス・マンの「非政治的人間の考察」からとった引用文が、『ある神話の背景』の中では、通俗的に利用されている感じをうける。『ある神話の背景』で、現実の出来事に対する作者の解釈が思想的に昇華された高みにおいて、マンの言葉がすえられているというより、赤松弁護という次元の低い目的のために、装飾的に、あるいは一種の煙幕として、それが利用されているように、私には思える。 それから、現実社会の問題に、「絶対者」や「絶対観念」を持ちこむと、すべての問題を非現実的なものにしてしまう。現実の問題は、すべて相対的な意味しか持たないからである。殺人の罪を犯さないものが、殺人者を告発するのは、曽野氏も引用している「カルネアデスの板」(ただし、緊急避難といった単純な意味ではない)とはいえないだろうか。そうでないと社会秩序が維持できないという相対の原理が、そこでは働くのである。もし、絶対者以外は誰も裁く資格がないとなると、トーマス・マンのいう日常の悲惨事や戦争の悲惨のほかに、現実に裁きをうけて服罪している多くの囚人たちの悲惨と、不完全な人間であるにもかかわらずそれらを裁いた多くの裁判官たちの罪の問題が生じてくる。 214 究極的には、曽野氏がいうように、いかなる人も殺人者を告発できないかも知れない。 告発者となりうるのは、「殺された人間」だけということになる。しかし、「殺された人間」は、つねに告発しないし、また、告発できないのである。 215 (以上) 集団自決などをめぐって|目次
https://w.atwiki.jp/tsundereidayon/pages/756.html
海の沖で、女が一人、あれは溺れているんじゃなかろうか。 周囲には俺以外誰もいない。 仕方ない。意を決して俺は飛び込んだ。 のはいいが、元々泳ぎは苦手な俺。 さらに服着たままだと泳ぎにくいのな。うを、足つった!ぐほ、水飲んだ! 誰か助けて! 目を覚ますと、ドアップの女の顔が目の前にあった。 白い頬に張り付いた濡れ髪がとても色っぽい。 彼女は安堵の笑みを浮かべていたが、直ぐに慌ててのけぞるように離れてそっぽを向かれた。 彼女の頬が赤いし、何だかちらちら見られてるし、微妙な空気。 「えっと…ひょっとして人工呼k」 「あ、あくまで人命救助よ勘違いしないでね!!」 きっと睨まれる。 「あ、後、泳げないくせに他人を助けようなんて無茶もいいとこよ!」 うねうねとくねる蛇状の下半身。 「危な、じゃなくて泳げない奴は溺れさせる前に自分で沈んじゃうんだから、た、楽しくないでしょ!」 言い捨てると逃げるような勢いで海に向かう彼女。 「泳げるようになったらまた来てもいい?」 一応たずねてみたら、きょとんとした顔で振り返られた後、「馬鹿?」と言われた。 「じゃあ、泳げなくても会いに来ていい?」 と聞いたら一瞬考え込んだ後真っ赤になって、また「馬鹿」と言われた。 その辺りの海は、遊泳禁止になっている。 何でも女の妖怪によって溺死させられるかららしい。 実際には離岸流が何とからしいけど。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/6065.html
梓「やっと終わった……」 ある日の放課後。 掃除当番で居残りをしていた私は、ゴミ捨てを済ませ部室に急いでいた。 梓「うう、先輩たち待たせちゃってるかなあ?」 いつも通りお茶をしてだらけている可能性が高いが、もしかしたら練習を始めているかもしれない。 というかたまには自主的に始めていて下さい。 最近練習できてないんだよなあ…… 唯先輩と律先輩は暑い暑いって言ってすぐだらけちゃうし。 梓「確かにすごく暑いっていうのは同感だけどね」 首筋に張り付いてしまっているうっとうしい髪を払い、ぽつりとぼやく。 恨みたくなるほどカンカンと照りつける太陽、梅雨が明けてその姿を存分に見せつける青空、引っ切り無しに続くセミの鳴き声…… 季節はすっかり夏一色だ。 …… 梓「ふう……」 階段を駆け上がり、部室に到着。 ずっと前から思っていたけど、何で音楽室とかは最上階に作ってしまうのだろうか? 一階とかに作ってくれればこんなに苦労は……無理か、うるさいし。 ガチャッ 梓「すみません、遅れました!」 唯「あ、あずにゃ~ん♪」 梓「にゃっ!?も、もう!毎度毎度いきなり抱きついて来ないで下さい!」 部室に入るとすぐに唯先輩のハグを受ける。 まあ嬉しく……はあるのだけど、こういう暑い日に抱きつかれるのはさすがに辛い。 唯「いいじゃんあずにゃんが可愛いんだからさ~。それに寂しかったんだよ~っ」グリグリ 梓「顔押し付けないで下さい!……ってあれ?まだ唯先輩だけですか?」 唯先輩が私のお腹に顔を擦りつけ始めたので視界が開ける。 部室の中を見渡してみると、他の先輩達の姿は見えない。 どうやらまだ来ていないらしい。 私は意外なことに2番目だったようだ。 唯「そうなんだよ~、みんな用事で少し遅れるってさ!」 梓「そうなんですか……私だけ遅れたのかと思ってました」 唯「だから……」 梓「?」 唯「ずっと一人ぼっちで寂しかったんだよ~!」ガバッ 梓「わあああっ!?」 唯「あずにゃんにゃん♪」スリスリ 梓「暑いですよ、やめて下さい~!」グイグイ 唯「むぐぐ……は~な~れ~ぬ~ぞ~」ギュウッ 相変わらずスキンシップが好きな人だ。 いつにも増してしつこいのは、一人でいるのが耐えきれなかったからだろう。 唯先輩、いっつも誰かと一緒にいるイメージあるし。 唯「えへへへ~」 梓「あついぃ……」 でも、そろそろ本当に勘弁して下さい。 熱中症で倒れそうです。 …… 梓「よし、練習しましょう!」 唯「ええっ!?」 梓「何で驚いてるんですか……。ほら、澪先輩たちが来るまでギターで合わせましょう」 唯「みんなが来るまでのんびりしようよ~」 梓「ダメです」 唯「あずにゃんのけ~ち!」 梓「け、ケチじゃないです!」 唯「私はみんなが来るまで動かないと決めました!さああずにゃん、一緒にのんびりしよう!」フンス! 梓「……」 唯「……」 梓「……」 唯「あ、あれ?どうしたのあずにゃん……」 梓「……はあ」 何でだろうか、唯先輩と話していると力が抜けてくる。 唯先輩の持つほんわかした空気と、持ち前のマイペースさがそうさせているのだろうか。 それにしても、いつも通りとはいえ堂々とサボりを宣言するとは…… 唯「あ、あずにゃん?」 梓「分かりましたよ、皆さんが来るまでですよ?」 唯「……!」パアアッ 梓「そしたらちゃんと練習を……」 唯「ありがと~あずにゃん!」ダキッ 梓「にゃっ!?」 唯「えへへ~、いいこいいこ♪」ナデナデ 梓「唯先輩は、ズルイです……」 唯先輩の言動に呆れかえってたはずなのに、一瞬でどうでもよくなってしまう。 これを天然でやってしまうのだから恐ろしい…… くう、その悪気のない笑顔は卑怯だ。 唯「え、ズルイって……私何かしたっけ?」 梓「何でもないです!」 ……まあいっか。 …… ミーンミーン、とセミが鳴く。 ギラリと太陽が輝き、窓枠から日光が嫌というほど降り注ぐ。 たま~に涼しい風が吹き込み、火照った体を少しだけ冷ましてくれる。 そんな真夏の部室の中で私たちは今、 唯「……」 梓「……」 ただひたすらにボーっと窓の外を眺め続けていた……! 唯「……」 梓「……」 唯「……」 梓「……あの、唯先輩」 唯「……んー?どうしたの、あずにゃん?」 梓「楽しいですか……?」 唯「えへへ、まったりしてるね~」 梓「……」 ダメだ、私にはイマイチ理解できない。 そもそもこの人、暑いの苦手なんじゃなかったっけ? 何でこんなに平然としていられるんだろう…… 唯「あずにゃんは分かってないみたいだね」 梓「何をですか?」 唯「夏の日の、まったりした過ごし方だよ!」 梓「?」 唯「夏休みとかによくやってるんだよね~、私」 梓「ああ……」 なるほど、慣れか。 そういえば以前家を訪問した時もだら~っとしてたな。 唯「ほらほら、見て見てあずにゃん!」 何を見つけたのか、楽しそうに空を指差す唯先輩。 まあせっかくだし、唯先輩流の夏の楽しみ方を教えてもらおう。 梓「……何があるんですか?」 青い空、眩しい太陽、白い雲。 私の目に入ってくるのはそれだけだ。 唯「あれだよあれ!アイスクリーム!」 梓「……」 もしかして。 梓「あの雲……、のことですか?」 唯「そうそう、美味しそうだよね~♪」 梓「え~と……」 唯「あっ!あっちにメロンパン発見!おお、あれは見事なわたがし!」 梓「ノーコメントです……」 唯「もう、あずにゃんはまだまだだね~。あ、シュークリーム発見!」 梓「……」 この人の頭の中には食べ物のことしか入っていないのだろうか。 まあ唯先輩らしいといえば唯先輩らしいけど。 唯「美味しそう……」 梓「唯先輩、お腹空いてるんですか?」 唯「今日はまだムギちゃんのおやつ食べてないからね~」 梓「……ポッキーならありますけど。食べます?」 唯「食べる食べる!」 …… 唯「……」ポリポリ 梓「……」モグモグ 唯「あ、あれはパンダさんみたいだね」 梓「え……私には猫みたいに見えますが」 唯「そうかなあ……」 梓「あっ!あれは律先輩のドラムみたいですね!」 唯「え~、あれはカスタネットだよ~」 梓「ええ?か、カスタネット……」 ポッキーをつまみながら、再び二人で空を観察。 食欲が満たされてきたおかげか、唯先輩も食べ物以外のものを連想するようになった。 ……でも、さっきから全く意見が合わない。 唯先輩の感性が独特だってことは知ってはいるけど…… 梓「……なんか、悔しい」 唯「どうしたの?」 梓「何でもないですよ」 唯「そう?」 チラ、と唯先輩の横顔を覗き見る。 どうやらこんな謎の悔しさを感じているのは私だけのようだ。 梓「……」 唯「~♪」 でも楽しそうな唯先輩を見ていると、そんなことはどうでも良く思えてくる。 本当、不思議な人だ。 唯「ところでさ~、ずっと気になっていたんだけど……」 梓「何がですか?」 唯「空って、何でこんなに青いのかなあ?」 梓「ああ、それは太陽の光のせいですよ?」 唯「太陽の光……?それでどうして青く見えるの?」 梓「ええと……詳しく説明すると難しくなるので、口頭だけで唯先輩に理解してもらえるかどうか……」 唯「えっ!?もしかして私、馬鹿にされてる!?」ガーン 梓「いえ、そういうわけでは……」 唯「ひどいよあずにゃん!私は3年生なんだよ!?あずにゃんが分かることくらい、私にも分かるよ!」プンスカ 梓「えっと、ですから」 唯「さあ早く説明して!ばっちり理解して、あずにゃんを見返してあげるから!」 梓「……はあ、そこまで言うなら」 みっちり叩き込んであげよう。 レイリー散乱の話からそれぞれの光の長短、青空と夕焼けの違いまでしっかりと。 …… 梓「……というわけですけど」 唯「……」 梓「唯先輩?」 唯「……」プシュー 梓「唯せんぱーい!?」 最初はふんふん、と頷きながら聞いていた唯先輩。 説明が長くなるにつれて反応が薄くなって行き、最後は頭から煙を出して(比喩だけど)コテン、と倒れてしまわれた。 唯「あずにゃ~ん……」 梓「は、はい」 唯「私は自分の実力を過信していたみたいだよ……あずにゃんの言ってること、途中から全然分からなくなってたよ~!」メソメソ 梓「な、泣かないで下さいよお」 唯「ところであずにゃんは何であんなに詳しいの?」 梓「え……」 泣き出したと思ったら、次の瞬間にはけろっとしている。 この変わり身の早さにはついていけない…… 唯「ねえ何で~?」 梓「ええと……中学生の時、自由研究で調べたんです。私もずっと不思議に思ってたんで……」 唯「おおっそうなんだ~!あずにゃんは凄いねえ」 梓「いえ、そんな」 唯「謙遜しなくていいよ~。私は自由研究って何をすればいいのか分からなくて、アサガオの観察とかしてたな~」 梓「……」 アサガオってあんた。 小学生かよ…… いや待て、ある意味はまっているかもしれない。 アサガオを庭で育てる唯先輩。 芽が出るのを今か今かと心待ちにする唯先輩。 花が開いて喜ぶ唯先輩。 必死にアサガオをスケッチする唯先輩。 梓「……く、くくっ……」プルプル ヤバい、想像したらすごく似合う。 憂辺りは確実に見ているだろうから、今度話を聞かせてもらわなければ。 ひょっとしたら写真なんかもあるかも…… 唯「……あずにゃん、何か失礼なこと考えてない?」 梓「えっ!?ま、まさかあ……」 唯「……」ジー 梓「あ、あはは……ほら唯先輩、空眺めましょう空!」 ううっ、こういう時だけ鋭いなあ。 でも憂と話すのは絶対に忘れないようにしよう。 …… 唯「……」 梓「……」 再度ボーっと空を眺める。 というか、澪先輩たちはいったいいつ来るんだろう? けっこう時間経った気がするけど…… 唯「ねえ、あずにゃん」 梓「今度は何ですか?」 唯「空って、おっきいね」 梓「そう……ですね。どうしたんですか、急に」 唯「ずっと眺めてたらたまに思うんだ~。この広い空と比べたら、私は何てちっぽけな存在なんだろう、って」 梓「唯先輩……?」 唯「……」 空を眺める唯先輩の顔は、いつものふにゃふにゃして柔らかい笑顔とは違っていた。 私が今まで見たこともない表情をしていて、そう…… 大人の、表情だった。 唯先輩ってこんな顔も出来るんだ…… 唯「まあ国語の教科書に載ってたセリフなんだけどね~♪」 梓「……」 唯先輩のこと、見直さないといけないなあと思った矢先にこれだ。 ふにゃっとした笑顔でネタばらし。 思わずガクッと力が抜けてしまったではないか。 梓「はあ……そんなことだろうと思いましたよ」 唯「ひどっ!?言っとくけど、私にだってノタスルジアを感じる時だってあるんだからね!?」 梓「え~と、ノスタルジア……ですか?」 唯「ノストルジア!」 梓「……ノスタルジア」 唯「ノスタルジア!」 梓「はい、良くできました♪」 唯「あ、あずにゃんにからかわれてる!?」ガーン 梓「いえいえ、唯先輩らしくて良いと思いますよ」 郷愁を感じる、とか言っちゃう辺りがとくに。 まあ何となく意味は伝わってきたけど、ね。 唯「む~……」 梓「あはは、唸らないで下さいよ」 唯「……でもあずにゃんも思わない?空はこんなにおっきくて一つだけなのに、どうして私たちはちっぽけで、みんなバラバラなんだろうって」 梓「……」 唯「私たちはいま同じ空を眺めているけど、いつかは離れ離れになっちゃうんだよね……」 寂しそうに顔を伏せる唯先輩。 そんなことを考えたのは、一人で部室にいて寂しい思いをしたからなのだろうか。 それとも、将来のことに思いを馳せているためだろうか。 どんな理由にせよ、唯先輩にそんな表情は似合わない。 あの空に輝く太陽のように、明るい笑顔でいてほしい。 梓「……大丈夫ですよ、唯先輩」 唯「あずにゃん……?」 梓「唯先輩は言ったじゃないですか、空は大きくて一つだって」 唯「うん……」 梓「だから、離れた場所にいてもみんな一緒です。見え方が違うだけで、みんな同じ空を眺めてるんですよ」 唯「……」 梓「だからバラバラなんて悲しいことは言わないで下さい。少なくとも私は、私たち軽音部は、この大きな空と同じように繋がってるんですから」 唯「……」 梓「今だって、私は唯先輩の隣にいるんですから……」 唯「……そうだよね!」 伏せられていた顔が上がる。 その表情はいつもと同じ……いや、いつも以上の明るい笑顔だ。 唯「私たちは一緒なんだね!あの空と同じように、繋がってるんだね!」 梓「はい、もちろん!」 唯「ふふ、何だか悩んでたのが馬鹿みたい!あずにゃん、ありがと~!」ギュッ 梓「ち、ちょっとお……」 ガチャッ 律「う~す!」 澪「遅れてごめんな、ちょっと手間取っちゃって……」 紬「すぐお茶の支度するわね」 唯「みんな!」ダダッ 先輩たちがやって来て、唯先輩はそっちに走り寄る。 助かったけど……ちょっと残念。 澪「ど、どうした唯……そんなに興奮して」 唯「私たちは一つなんだよ!」 律「はあ?何それ、エヴァンゲリオン?」 唯「みんな!空はみんな繋がっているからね!」 紬「え~と……何て返したらいいのかしら?」 唯「たとえイギリスにいてもフランスにいてもドイツにいても……みんな繋がってるからね!」 澪「何でヨーロッパ限定なんだ……」 律「唯のことだから、国の名前をよく知らないんじゃね?」キシシ 紬「うふふ、唯ちゃんらしいわね♪」 澪「いや、けっこうひどいこと言ってるぞそれ……」 興奮して捲くし立てる唯先輩。 引き気味になりながらも話を聞こうとする澪先輩。 茶化して笑い飛ばす律先輩。 楽しそうにほほ笑むムギ先輩。 さあ、みんな揃ったし約束通り練習だ! ……おっと。 言い忘れていたことが、一つ。 さっきは離れた場所にいても……なんて言ったけど、私はそう簡単に離れるつもりはありませんからね、唯先輩♪ 終わり♪ 戻る 4
https://w.atwiki.jp/midnightcorner/
ここでは「教育上の問題」は論じない。「算数・数学での正しい理解のしかた」についてのみ書く。 1. 掛け算順序のはなし(その1) 納品書でも伝票でもレシートでもなんでもよいが,それが1枚あって,その全体を通して 単価 × 個数 という形式で計算されていたとする。その中に 個数 × 単価 で計算された式が紛れ込んでいたら,当然赤で修正する。 それだけの話。 このように,社会生活においても「掛け算の順序」が意識されることはふつうにある。 世の中でも算数でも(現代数学でも!)掛け算の順序を意識する(意識することが自然な)場面があるということ。 注意1)これは現代数学でもふつうにやっていること!その上で「数学の自由性」がある。順序の強制ではもちろんないし,順序を考えることの強制でもなんでもない。 従って 「掛け算に順序がある(順序を考えることがある)という主張は数学的にまちがい」 「掛け算に順序を考えるのは数学的ナンセンス」 というネットの一部でシツコク繰り返されている「シュプレヒコール」は,それこそがトンデモである。その大声に思考停止させられてうっかり騙されないように要注意だ。 ただしもちろん「掛け算の順序は場面ごとに(つまり伝票ごとに)自由」である。 それでも注意しなければいけないのは,一旦「順序を決めたら」その表記法でハナシをしている間は3×5と5×3は意味が異なるということ。どちらでもよいというのは非論理的である。(実際そんなコトは,上で書いたように,伝票やレシートの例を見れば常識的に分かるハズ)。 小学校の教科書ではその導入時に,掛け算の式を 一つ分の数 × いくつ分=全体の数 と書く,と説明されている。その説明を引き摺って話している間は 6×3=6+6+6 なのであって,左辺は3+3+3+3+3+3を意味しない。だからこそ 6×3=3×6 という交換法則に意味がある。(あたりまえのはなし。そうでなかったら,交換法則は 3×6=3×6 という自明な式(X=X)と何も変わらない。つまり法則でも何でもない)。 注意2)交換法則が成り立つことから「掛け算ではそもそも順序など考える必要はまったくない」「順序を考えるのは数学的にマチガイ!」と自分都合の結論(数学的には正しくない主張)に飛びつく連中が居るようだが,自分都合の範囲(主にその思考力の都合で定まる範囲)で納得するために不都合な真実(理解できないこと)をマチガイと断ずるのは思考停止した阿呆連中である。 注意2への注1)(重要な注意)交換法則が成り立っても順序を考えることと矛盾などしない。むしろ「交換法則が成り立つ」というためには「順序を考えなければならない」(上で説明した)。 注2)この連中は数学的にまちがっているだけだけど,まちがってしまうのは阿呆でもなんでもない。そのマチガイに固執して「他人の主張を理解しようとも,それにまともに(論理的に)相対しようともせず」思考停止して他人の主張を攻撃し続けるだけの状態にとどまっているコトを阿呆という。 注意3)小学校の教科書において 一つ分の数 × いくつ分=全体の数 という掛け算の順序が「世界標準であるかのように」決められているなら,その記述はトンデモと言われても仕方ないが,そんなことにはなっていない。 注意4)どう教えられているかということ(教え方の問題)は別問題。 注意5)「一つ分の数 × いくつ分=全体の数」という順序を何処まで標準的なものとして守らせるかというコトもまったくの別問題。5年生や6年生の教科書やドリルで掛け算順序を守っていない記述がある(してやったり!笑)という揚げ足をとり,それをもってして「掛け算で順序を考える」のは合理的でない(?笑)という論理的脈絡を欠いた感情的主張をする連中がいるが自分都合の揚げ足取りの下らん指摘だ。 注意6)学校のテストやドリルで正しい掛け算の順序が「一通りに」決められそれが強制されているというコトも別問題。そもそも「饅頭3個5皿の饅頭の総数を掛け算の式で書きなさい」というのは考え方を問うている問題ではない。教科書の内容が理解として定着しているか否かを問うている。そういう問題について「順序を強制している!」などと反発するほどのことはなかろう。何れにしろ「別問題」である。 注意4〜6への注意1)注意2で言及した連中の主張はそこから「学校教育が(算数として)まちがったことを教えている!」「まちがった考え方を強制している」という阿呆な主張に発展するようである。そして注意4〜6で述べた問題を合わせて「それを根拠に」再び数学上の問題(掛け算順序)を論じ出すので始末に負えない。混乱もいい所だ。こういう混乱した議論しか出来ぬ連中の言う事はマトモにとらないほうがよい。時間の無駄である。 注意4〜6への注意2)これらが別問題であることが(おそらく)分かっていて,わざと混乱させて論じる狡猾な連中もツイッター上に跋扈している。こういう連中にはもちろん要注意。自分の主張を通すために,都合の悪い事実は見なかったことにして,シュプレヒコールを繰り返しているだけの攻撃的な活動家連中である。(実際,彼等のツイートは同じことの繰り返しである)。 2. 交換法則のはなし よく3×5と5×3が異なる意味と考えたら交換法則がまちがっているということではないか?と勘違いするひとが居るが,3×5と5×3が異なる意味と考えるからこそ交換法則に意味がある。 3×5=3+3+3+3+3 5×3=5+5+5 と定義する。(小学校の掛け算の定義は「現在は」こうなっていない,というのは無関係。また説明が変わっただけで斯ういう考えを維持していることに変わりない)。定義上3×5と5×3は異なる(3×5は饅頭3ケ入りの袋が5袋あるときの饅頭の総数。5×3は饅頭5ケ入りの袋が3袋あるときの饅頭の総数)。このとき,何方の饅頭の総数も等しいというのが,交換法則 3×5=5×3 の意味。定義にもどって考えるとハッキリする。 3+3+3+3+3=5+5+5 ということ。左辺と右辺はちがう式だけど等しい。 大学の先生も含めて(阪大(物理)K,東大(進化学)Sなど)分かっておらんひとが多いようだ。小学算数からやり直せ。笑。少なくとも分かっておらんのにエラソーに発言してはいかん。 3. 21÷7のはなし 21÷7の答えを求めるには九九の何の段を使えばよいですか? (こたえ)7の段 当たり前。 注意)「答えを求めるにはどうすればよいか」というのは「答えを求めるための合理的な方法」を問うている。従って,割り切れない場合もその方法で「割り切れない」ということが明確にならなければいけない。そんなことは問題文に書いてないというのは典型的なクソなヘリクツ。 3の段と答えてバツになった答案を見て「ナンセンスな採点」などと何処ぞから来たのか判らぬ非論理的個人的感想をもってして「格好良いつもりで」断じている連中(ツイッターで断ずる俺は格好良いと些か酩酊気味の連中)については,すでにその発言をもってして,彼等の他の発言にも眉に唾付けよぉく(その根拠がどこにあるのか)注意したほうがよいと考えてよかろう。 http //twitter.com/7takeuchi7/status/502100661081608192 更にはあえて「3の段」も正しいという屁理屈で掛け算順序にはなしを結びつける悪意ある(法律用語)連中もまたツイッターに跋扈しているようだ。彼奴等は間違っている以前に「読み手をおかしな方向に誘導しよう」ちゅう悪意ある連中であるから酩酊気味の連中以上に要注意である。まともに相手をせんほうがよろしい。 4. 掛け算順序のはなし(その2) 問題:饅頭が3個づつのった皿が5枚あります。饅頭のぜんぶの数をあらわす式を「一つ分の数×いくつ分」の形で掛け算の式で書きましょう。 という問題があったら,その答えは 答え)3×5 これ以外に有り得ない。 5×3でも正解という主張は(その理由の如何を問わず)マチガイ。交換法則が成り立って 3×5=5×3 だから,5×3でも正解という主張はトンデモ。(屁理屈にもなっていない)。 注意1)もちろん所謂「トランプ配り」で数えて一つ分の数(一巡目に配った数)=5,いくつ分(巡回した回数)=3と考えれば,正しい答えは5×3で3×5は誤答になる。問題文が 問題:饅頭が3個づつのった皿が5枚あります。饅頭のぜんぶの数をあらわす式を,一皿の饅頭の個数を一固まりとして考えて「一つ分の数×いくつ分」の形で掛け算の式で書きましょう。 となっていたら紛れはない。答えは3×5となって5×3は誤答になる。 注意2)「一つ分の数×いくつ分の形」で書くこと自体がナンセンス,という反論について。掛け算順序否定派の活動家が言いそうなタワゴトである。この反論だか主張だかナンダカ判らぬ代物自体が数学的にも論理的にも考慮に値いしない個人的都合の表明に過ぎぬことは,どういう意味でナンセンスなのかを問うてみればよい。論理的にまたは数学的にナンセンスであれば不合理あるいは無駄な論理的ループが生ずるはずであるが,そんなことは一切ない。連中の主張にとって「不都合」が生じているだけである。それをナンセンスというのだから彼等の主張は理論家のそれではない。活動家のシュプレヒコールに過ぎない。 注意3)問題文を正確に書くべきだという向きもおられよう。あまり厳密居士であっても窮屈であろうというのが当ページ管理人の意見。これは意見であって論理的にそうあるべしという主張ではない。 注意4)上の問題の答えがどうあるべきかと「小学校の算数の考え方」の是非とはまったく無関係。インデペンデントである。上のような問題において「交換法則が成り立って 3×5=5×3 だから,5×3でも正解」という主張は算数・数学以前に論理的にトンデモであって,そういうロジカルトンデモ(ロジトン)に基づいて「小学校での算数の考え方がおかしい」と言ってもはじまらない。念のため付け加えると「 3×5=5×3 だから,5×3でも正解」という主張が算数・数学以前に論理的にもトンチンカンなのは「交換法則を証明する前であろうが,証明した後であろうが」そういう事情とも無関係。証明したあとでも勿論「5×3はまちがい」。掛け算順序否定派の連中の中には 「交換法則を習っていようが習っていなかろうが3×5=5×3は正しい。だから5×3も3×5と同様にまったく同じレベルで正しい」 と主張する連中も居るが考慮に値しない。 このトンデモ系の主張に興味のある物好きな方は,教育的迷演説「掛け算の順序問題について」 http //www63.atwiki.jp/midnightcorner/pages/11.html を参照されたい(オリジナル記事をこのウィキに再掲した)。なお此れを書いた人は科学者としては合理的な考え方をする悪意のない方と一応お見受けしている。したがってこの迷演説にも悪意は感じず,純粋さ故の爽やかな内容となっているととれぬこともない(他の活動家連中とは大ちがい)。ただしその内容は数学的にはトンデモである。それ以外に主張したいことが氏にあったのであれば,意溢れコトバ足りずという所かもしれぬ。 5. 掛け算順序のはなし(その3) 掛け算順序のはなし(その1)(その2)で掛け算に順序を考えることが自然な場合が(数学においても)ふつうにあると書いた。まとめも兼ねていくつか補足的な注意をする。 この節の内容は基本的で当たり前のことだが,数学的な考え方に慣れた上級者向け。 以下この節を読むのに面倒を感じたら,注意9)と注意10)だけに目を通しておけばよい。 (トンデモに騙されないための予防にはそれだけ心得ておけばよいだろう。) 注意1)復習。文字式を用いて説明し直す。Qを単位量として(Q=1としてもよい) 3Q×5=3Q+3Q+3Q+3Q+3Q としたとき,原理的には(何の計算もしなければ) 5Q×3=5Q+5Q+5Q となる。とくにQ=1とすると 3×5=3+3+3+3+3 と 5×3=5+5+5 を得る。5×3=3+3+3+3+3は(何の計算もしなければ)得ることを能わずだ。 注意2)一方で,3×5=3+3+3+3+3とせずに,原理として 3×5=5+5+5 が得られるようにすることもできる。Qを単位量として 5×3Q=3Q+3Q+3Q+3Q+3Q と約束すると(欧米流の掛け算の定義)このとき 3×5Q=5Q+5Q+5Q となってQ=1とすると3×5=5+5+5を得る。 注意3)注意1と注意2で示した2つの掛け算は同時に扱う事が出来る。つまり 3Q×5=3Q+3Q+3Q+3Q+3Q かつ 5×3Q=3Q+3Q+3Q+3Q+3Q としても何の問題もない。このとき 3Q×5=5×3Q となる。 注意4)しかしこの式でQ=1として交換法則が説明できたと考えるのはマチガイ。 ナゼナラ左辺と右辺で(偶々同じ記号で表わした)× の意味(定義)が異なるからである。 交換法則は 3Q×5=5Q×3 を証明しなければ説明できない。 注意5)では 3×5 と書いた場合 3×5=(3Q×5でQ=1としたもの)=3+3+3+3+3 と 3×5=(3×5QでQ=1としたもの)=5+5+5 のどちらであろうか?これは判定できない。その理由は深いところにはない。単に2つの異なる掛け算を同じ記号 × で表わしたことに由来している。それだけのこと。それだけのことであるが,これが多くの一般大衆(大学人含む)の誤解のもとになっている。 注意5の追記)「掛算順序否定派」の連中(活動家含む)もまた「式の意味を判断することはできない」ということを下品この上ない仕方で主張しているが,その主張自体はマチガッテいない。上(注意5)に書いた由来がわかっていないのか?不都合なのか?それはよくわからぬ。いずれにしろ彼等は上に書いた理由までは説明しない(できない)。同じシュプレヒコールの暴力的繰り返しを壊れたテープレコーダの如く行なうのみである。 注意6)判定できないからといって 3×5=3+3+3+3+3 でもあるし 3×5=5+5+5 でもあってどちらの意味も持っている,と考えるのはマチガイ。 注意6の追記)トーゼン「掛算順序否定派」の連中はこういう当たり前のことが分かっていない。 注意7)判定できないことと両方の解釈が同時に成り立つというのとはチガウ。 どちらの解釈もあり得るということだけ。 一方の解釈を採用したら,その文脈では,もう一方の解釈は成立しない。 注意7の追記)トーゼン「掛算順序否定派」の連中はこれまた分かっていない。 注意8)それでも 3+3+3+3+3=5+5+5 だからいいじゃあないの〜というのはカンチガイで,この等号こそが交換法則 3×5=5×3 を表わしている。つまり自明でない法則を表現している。交換法則をこの形に書くということは,3×5と5×3の意味を固定しなければ出来ない相談だ。 注意9)(注意5〜8のまとめ)3×5という式だけからは,それが 3×5=3+3+3+3+3 の意味か 3×5=5+5+5 の意味かは判定できない。判定できないからと言って「両方の意味」を同時に表わしているワケではない。一つの文脈で表わす意味は「原則的に」一方だけである。 注意10)この注意9が理解できていない連中が所謂「掛け算順序否定派」には大勢居る。数学的内容を理解できずに「数学的内容についても自己都合を持ち込み」シュプレヒコールを繰り返しているバカな連中である故,人畜有害な連中である。健常な思考の持ち主でも大音量のシュプレヒコールの中では思考停止になりがちなものだ。声高なシュプレヒコールには気をつけるに越した事はない。 注)バカな連中とは「その行動」について言っている。執拗なシュプレヒコールを繰り返しているホドでもないが,数学的内容を理解せずに自分都合の解釈で「マチガイだ!」「ナンセンスだ!」と吠えて聞く耳持たず(思考停止)のその連中には,科学の分野に何らかの形で関わっている著名人や大学人((数学専攻ではない)東大教授含む)も含まれる。うっかり真に受けぬよう要注意である。 6. 掛け算と単位のはなし 読者から質問をいただいたので回答する。饅頭3個5皿の総数を 3×5 とするときの3や5に単位はないのか,あれば何かという質問だ。 以下のリクツはあまり大事なハナシでもないので「算数のキホンを理解するには」読まなくても問題ない。 まづ算数を含む数学で式を書くとき,ふつう単位は考えないが,式の中の量に単位を考えてもオカシナことにはならないようになっている。単位を考えないことがマチガイではないし(単位を正しく)考えてもマチガイではない。どちらでも同じ結果になる。 では饅頭3個5皿の総数を表わす式 3×5=3+3+3+3+3 で3や5の単位を正しく考えると何か? 結論はこの節の一番下に書く。以下其処迄の説明を読むのが面倒なら跳ばしてよい。 この等式の左辺の5は右辺の3の個数を表わすが,現代数学ではこの5は単位無し(抽象的な整数)とする。その上で3の単位は左辺でも右辺でも同じものを(加法的量の単位であれば)自由に考えてよい。だからこの掛け算の式3×5によって,饅頭に限らず 3Lの水の入るバケツ5杯で運べる水の全体量 も表はせることになる。(加法的量の単位を考えるというのは数学のコトバでいうと加群の生成元を指定することに相当する。後の5は整数環の元。何かしらの加群の元ではない)。 注意)こういうと掛け算記号の前後の数で意味がちがうなら交換法則は成り立たないのか?と攻撃する阿呆が出て来るが(当たり前の事だが)そうではない。小学校でしっかり証明付きで習うように 3(個)×5=5(個)×3 となる。この等号は掛け算記号の前後の数を交換してもまったく同じことだから(←意味不明なコトバだが阿呆連中の用語を借用した)成立するのではない。単位をつけてみれば判るようにこれは自明でない結果であって,証明すべきこと(小学校ではじめて出て来る数学的考え方)。この非自明な公式を交換法則という。 結論:3の単位は(個)。5は単位ナシ(格好よくいうと無次元)。 注)3の単位は(個/皿)5の単位は(皿)としたがるトーシロが多いようだがそうではない。それについては次の節で説明する。 7. 掛け算と比例式のはなし 饅頭3個5皿の饅頭の総数を求めるのにもう一つ考え方がある。饅頭の数が皿の枚数に比例すると考えて求めるものだ。そうすると 3×5=3+3+3+3+3 でも 5×3=3+3+3+3+3 でもどちらでもいいことが明らか。というギロンがあるが,それもトンデモであることをここに書く。この節は敢えて読まなくてもよい。(トンデモに付き合うとそれだけで自分も無駄に阿呆になる故に)。注)吾輩は仕方なく付き合ってこれを書いている。 饅頭の数が皿の枚数に比例すると考えると,饅頭3個5皿の饅頭の総数は(比例式 y=3x で x を皿の枚数として)3(個/皿)× 5(皿)として求まる。ここの掛け算記号 × は 3×5=3+3+3+3+3 の意味ではない!比例関係という凾数関係の一種を表はす記号に過ぎない。であるからして3(個/皿)× 5(皿)という表記自体に「掛け算の意味」は今の所ない。同じ記号を仮に用いているに過ぎぬ。けれども比例の性質を用いれば 3(個/皿)・5(皿)=3(個)×5 が示される。ちがいが見易いように「比例式における」掛け算記号 × を・と書き直した。敢えて考え方を式で書くと 3(個/皿)・5(皿)={3(個/皿)・1(皿)}×5=3(個)×5 となる。3(個/皿)・5(皿)を5(皿)・3(個/皿)と書いたとて 5(皿)・3(個/皿)={1(皿)・3(個/皿)}×5=3(個)×5 となって同じ事である。(3×5(ふつうの掛け算)を3×5=3+3+3+3+3としている限り)右辺が5×3(個)になることはない。巷に雨の降る如く 「饅頭3個5皿の饅頭の総数を求める式 3×5または5×3 は3(個/皿)×5(皿)または5(皿)×3(個/皿)と考えるのが正しい。どっちも同じ内容でだから3×5も5×3も同じこと」 という類いの意味不明なギロンをよく見かけるが(アホのギロンをまとめるとこちらまでアホになった気分だが)この意味不明なギロンがまったく無意味な言説であることは上の説明から明きらかだ。比例関係を表わす式を勝手に2つ与えてそれが同じ量を表わすからその2つの式のどちらでも同じ,と言うまったく無意味な言説に過ぎない。 3×5=5×3 という交換法則の説明にもなっていない(数学的内容はゼロ)のである。阿呆草。 8. 長方形の面積のはなし 長方形の面積=たての長さ×よこの長さ こういう式には,交換法則を使って =よこの長さ×たての長さ としてもよいことが(暗に)含まれている。それ故,長方形の面積を「たて×よこ」で計算しなければならぬ理由はない。長方形の面積=たて×よこ=よこ×たてであってどちらを(はじめから)用いてもよい。これは 饅頭◯個5皿の饅頭のぜんぶの数=一皿の饅頭の個数×5 とははなし(考え方)が異なる。 注意)饅頭も長方形に並べて数えたらどうかという御仁もいるやもしれぬが 饅頭の個数=たてに並べた個数×よこに並べた個数 とはならない。饅頭を長方形に並べたとてそのぜんぶの数を表わす式は 饅頭の個数=たてに並べた個数×いくつ分(列の数) であって長方形の面積の式とはやはりちがう。アタマの中で長方形に並べていてもそうである。これが =よこに並べた個数×いくつ分(行の数) となるというのは交換法則の証明に他ならない。それは 饅頭◯個△皿の饅頭のぜんぶの数=一皿の饅頭の個数×△ からすぐわかる法則ではない。わかったあとは自由に用いてもよいが「はじめから 一皿の饅頭の個数×△ でも △×一皿の饅頭の個数 のどちらも同じ」ということではない。 9. どういう式なら文句なく正解か? 問題:饅頭が3個づつのった皿が5枚あります。饅頭のぜんぶの数をあらわす式を「一つ分の数×いくつ分」の形で掛け算の式で書いて計算しなさい。 という問題があったら,その答えは 3×5=15 交換法則を使うなら 3×5=5×3=15 ここまでは文句なく正解。満点である。いきなり 5×3=15 とするのは「交換法則を習っていようが自ら発見して知っていようが」バツである。 注1)これは強制でも何でもない。「数学の自由性」もこのような区別とは関係ない。 注2)数学(現代数学)はこのような区別を適正に行なうことで発展して来た。このような区別をどちらでもいいと蔑ろにするのは文明の発展や人知の深化を拒否する態度に他ならない。 10. 式の意味と大学入試のはなし 式から意味は読み取れるか? 式だけから意味は読み取れない。これは正しい。せやけど括弧付き。(ある程度「どう考えたか」は読み取れる。また読み取れるような式を書くのがリテラシー。大学入試はその前提で採点している)。 (余談)式から意味は読み取れないとか何とかまともなことを言うとった数学の先生も勢い余って(シムラ効果?)ヘンなことを(基本的なピースを組み合わせるのにローカルルールでとか何とか)言い出すことがあるから要注意。まああれはシムラの本の受け売り(+胡麻擂り)だな。笑。大先生の前でも論理的に筋を通す完璧な人間はナカナカ居ないもんだ。(シムラの書いている事は一面的なことに過ぎぬ)。 Il y a beaucoup de profs imbeciles de universite... et celles de grandes personnes generales aussi...
https://w.atwiki.jp/heisei-rider/pages/257.html
信じる心 ◆LuuKRM2PEg 「照井竜が……死んだ?」 時計の針が六時を過ぎた頃、フィリップは愕然とした表情で呟く。 闇に包まれ始めた世界に突如として現れた、複数の飛行船。そこに備え付けられたモニターに映し出された、キングと名乗った少年が六時間もの間に二十人が死んだ事を告げた。 その中には、かつての敵であった園咲霧彦や井坂深紅朗。更には、風都を守る為に幾度となく力を合わせた照井竜までもが含まれていた。それが意味するのは彼らはもうこの世にいない事。 「どうして……どうしてなんだっ!」 今にも泣き出しそうな様子でフィリップは叫んだ。照井の死を許してしまっただけでなく、二十人もの犠牲者を出してしまう。 僕は能無しだ、愚か者だ。翔太郎や亜樹ちゃんがそばにいないと、何も出来ないような弱者だったのか。 自分を責めるような言葉が脳裏で次々と思い浮かんでしまい、フィリップは全身から力を失ってしまう。 「おっと、落ち着きたまえ」 しかしそんな彼が倒れる直前、海東大樹は両手で支えた。フィリップは反射的に振り向くと、彼はいつもの不敵な表情を浮かべていた。 「海東大樹……すまない」 「別に構わないさ。君が足手纏いになられちゃ、僕達だって困るしね」 そして、意図的にやってるような憎まれ口も変わらない。だが放送前とは違ってほんの少しだけ暗さが感じられる。 それは無理もなかった。放送の中には、彼の仲間である光夏海の名前だって呼ばれている。いくら海東でもそれは受け入れたくない筈なのに、それをおくびにも出していない。 ならば自分が彼の為に出来る事は、すぐに立ち上がる事だ。彼はお宝を守りながら、この戦いを徹底的に邪魔するつもりだと語っている。 今は、彼の足枷になるような事はあっていけない。そう思ったフィリップは、身体の力を取り戻させて立ち上がった。 「そうだ……辛いのはみんなだって同じだ。だから僕だけが甘ったれるなんて、許される訳がない」 「ちゃんと、分かってるじゃないか」 海東はフッ、としたり顔で笑った。フィリップはそれに心強さを感じながら、もう一人の同行者に振り向く。 視線の先にいる秋山蓮の顔は、先程とは何も変わらない無愛想な雰囲気を醸し出したままだった。しかし、同じ世界の人間である北岡修一の名前が呼ばれて、何処か表情を曇らせている。 仲間を失った事による純粋な悲しみか。真意は分からないが、彼の為にも自分は必死に戦わねばならない。 「……海東大樹、さっき秋山蓮が話していたクウガについて詳しく聞かせてくれないか?」 「ああ、恐らく蓮が言っていたのはライジングアルティメットの事だろう。かつて大ショッカーが持っていた地の石という物から発せられる波動によって、僕の知っているユウスケはそれに変えられた上に操り人形となってしまった」 「ライジングアルティメット……?」 「その戦闘力は仮面ライダーが数人でかかっても、まるで歯が立たなかったね。だから草加が負けたって、何ら不思議じゃないさ」 海東から告げられた事実に、フィリップは思わず戦慄する。 草加の戦いは、最初に襲われた時しか見ていない。しかしその動きには一切の無駄がなく、一流の戦士である事が感じられた。 考えたくはないが、もしもその力が自分達に向けられたら一巻の終わりかもしれない。もしも、ここに翔太郎がいてWに変身できて、ディエンドやナイトと力を合わせても五代を止められるかどうか。 いや、出来る出来ないの問題ではない。五代が暴走したのなら、何が何でも止めてみせる。翔太郎や亜樹ちゃんも、絶対にそうする筈だ。 「分かった……教えてくれてありがとう、海東大樹」 「別に構わないよ。とりあえず元に戻すには、誰かが持っている地の石を壊すしかないだろうね。まともに戦ったって返り討ちにあうだけだからさ」 「成る程……それも見つけなければならないか」 地の石という物がどんな代物かは判断できないが、とてつもなく悪質な代物であることは容易に判断できる。 心優しい五代雄介の人格を奪って殺し合いを強制させるなど、考えただけでも吐き気を促した。しかし怒りに身を任せて冷静さを失うなどあってはならない。 何としてでも、五代を元に戻す方法も考えなければならなかった。 「それと秋山蓮も、生きていてくれてありがとう」 「何?」 「君には感謝している。君が生きてくれていたおかげで、この異常事態を知ることが出来たのだから」 「そうか」 フィリップは純粋な気持ちで感謝を告げるが、蓮は素っ気無く答える。しかしそれでも、フィリップは蓮を信頼できる人物だと思い、心が少し軽くなった感じがした。 安易に他者を信頼しても、良くない事なのは分かっている。だが、こんな状況だからこそ誰かを信じなければ、命が無意味に奪われてしまう。 かつての自分ならば、下らない理想論だと切り捨てていた筈の思い。しかし、人は理想を追い求めていくからこそ生きていける。それを全て無くしてしまっては、本当の悪魔に堕ちてしまうだけだ。 この殺し合いに巻き込まれた者達を出来る限り救う為に、園田真理を殺した奴を始めとした危険人物を倒す。そして、大ショッカーに対抗する為の手段を探す事だ。 「さて、二人とも。これからどうするんだい? これ以上ここにいたって、どうしようもないと思うよ」 フィリップの心に希望が戻りつつある中、海東は口を開く。 「そうだな……やはり、すぐ近くにある警察署に向かおう。ああいった建物なら、誰かが来ているかもしれない」 「危険人物と出くわす可能性もあるが、それしか無いな」 「じゃあ、決定だね」 そして、蓮と海東はフィリップの提案に頷いた。彼ら三人はすぐそばにそびえ立つ警察署に目を向けて、移動を開始しようとする。 その瞬間、バイクのけたたましいエンジン音が響いてすぐに足を止めた。フィリップが振り向いた先には、黒い衣服を纏った男が銀色のバイクに跨っているのが見える。 「君は一体……何者だ」 「おっと、俺は戦うつもりはない……もっとも、君達が闘争を望んでいるならそれに答えてやるが」 高圧的に語る男の鋭い視線はこちらを見定めているようにも思えた。不要な戦いを仕掛けるつもりはないようだが、刃向かうならば容赦をするつもりもないだろう。 だからここは少しでも穏和に進ませる必要があった。もしも交渉の機会になるなら、幸いにもこちらには手札がある。 「そうか……僕達も無駄な戦いは望んでいない」 「それは幸いだ。こちらとしても無駄な戦いをしなくて済む」 「僕達はいまから警察署に向かうところだ……もしも話があるなら、そこで頼む」 「よかろう……俺としても、情報が必要だからな」 「秋山蓮も海東大樹も異存はないか?」 フィリップは仲間達に訪ねた。 「俺は構わない」 「僕としても、全然大丈夫さ」 「では決まりだな……さて、行こうか」 ◆ (五代を操った地の石……だとすると、五代が向かった先にいた何者かがクウガを知っていたのか?) 道を歩く途中、秋山蓮は思案する。 草加雅人と行動していた際、突然鳴り響いた銃声の元に五代が向かった末にライジングアルティメットとやらになった。恐らく何者かが話を盗み聞きして、五代を誘き寄せたのだろう。 だが今更考えた所で仕方がない。今は奴をどうするかが問題だ。もしもその力が再び自分に向けられたら、例えサバイブの力を取り戻したとしても勝てる見込みは薄い。 それほどまで、ライジングアルティメットは凄まじかった。 (仮に地の石とやらを奪えるとしても、そう易々と行くかどうか……) ここにいる全員でかかっても、まず操り主に辿り着く事すら不可能に近い。乃木の戦闘力がどれ程かは知らないが、一人が加わった所で太刀打ち出来る相手とは思えなかった。 (そして、もしも地の石を奪えたらあの力は俺の物になるのか……?) だが万が一の確立で、それが奪えたとしたら。奇跡でも起きない限り無理だろうが、絶対はない。 しかしもしも地の石がこの手に渡ったら、その後はどうするか? 地の石を破壊したら五代は元通りになってしまう。だがそのまま自分が持ち続けていれば、あの圧倒的な力を自分の思うがままにできる。 自分が生きる世界の優勝も夢ではない。 (……馬鹿馬鹿しい、奇跡に縋るなんて何を考えているんだ俺は) だが蓮は瞬時に奇跡を否定した。 あれだけの力を操る参加者がただの弱者ならいいが、もしも北岡のような頭の回る男だったらそう易々と奪わせない筈。加えてそいつが浅倉のような圧倒的戦闘力を持っていたら、返り討ちにあう危険性もあった。 何よりも、こんな手段を取っては自分達を出し抜こうとした姑息な草加雅人と同類に成り下がってしまう。他者の命を奪うことに躊躇いはないが、そうなるのは御免だ。 今はこの中に紛れ込んで今後の対策を立てる。それだけだった。 ◆ 新たに出会った乃木怜司を加えて、フィリップ達は『E-6』エリアの警察署に備え付けられたソファーに腰を下ろして情報交換をしている。 22時までに病院で向かう事になっている乃木の予定、落ち合う予定となっている金居というイレギュラー、突然変貌して襲いかかった五代雄介、鏡の中に潜んでいた蟹のミラーモンスター、フィリップが纏めた首輪に関する考案。 そして―― 「亜樹ちゃんが……殺し合いに乗っているだと!?」 「そこまでは言っていない。あくまでも可能性だ」 フィリップにとってかけがえのない存在である鳴海亜樹子が殺し合いに乗っている可能性があると、乃木は語った。聞くと彼女は東京タワーから拡声器を使って参加者を集めようとしたらしい。 この状況でそんな事をするなど自殺行為以外の何者でもない。しかしそれこそが彼女の目的で、本当は東京タワーに集まった参加者達を一網打尽にする可能性があった。 現に乃木が東京タワーに大ショッカーを打ち破る同志を集めるまで、待っているはずだった。しかし彼女とその同行者である霧島美穂はそれを無視している。 そして霧島美穂は死んだ。恐らく、殺し合いに乗った参加者の手にかかって。 「でも、それは君の憶測に過ぎないんじゃないかな?」 「そうだ……だが、どんな僅かな可能性でも憂慮しなければならないからな」 海東は小馬鹿にしたような態度を取るが、乃木は軽く流す。海東の態度はこの状況では不謹慎極まりなかったが、フィリップはそれに気を止めていない。 仮面ライダーとしての力を持たないが、風都を守るために戦っていた彼女が殺し合いに乗る。その可能性がフィリップにとってあまりにも受け入れがたい事実だった。 彼女が大ショッカーの言葉を信じるとは考えたくないが、有り得ない話ではない。もしも世界の消滅が本当だったとしたら、風都に生きるみんなもまたいなくなってしまう。彼女にとってそれは何よりも辛い筈だ。 加えて、照井竜の死を知ってしまったらどんな無茶な行動を取るか分からない。乃木の言うとおり、本当に殺し合いに乗る可能性だってあった。 (亜樹ちゃん……君は――) しかし、その先からフィリップの思考は続かない。突如、耳を劈くような轟音が外から響いて、警察署が大きく揺れた。 フィリップは反射的に立ち上がって窓から外を眺める。すると、この警察署から少し離れた位置でそびえ立つ東京タワーから大量の炎が吹き出し、崩れ落ちていくのが見えた。 「やはり、あそこには罠が仕掛けられていたとはな……」 乃木の冷たい言葉が耳に突き刺さり、思わずフィリップは拳を握り締める。乃木の言葉に怒りを感じてなのか、亜樹子の裏切りに対する絶望なのかは彼自身にも分からない。 「フィリップ、これで可能性は高くなった。何者かが東京タワーに罠を仕掛け、参加者を一網打尽にしようと企んでいたと……それが君の友人である可能性も0ではない」 「例えそうだとしても……僕は信じる! 東京タワーに爆弾を仕掛けたとしても、そうせざるを得ない理由がある筈なんだ!」 続けられる言葉を遮りながらフィリップは乃木に振り向く。 「彼女は今まで僕の生きる街を守るために何度も戦った! そんな彼女が、誰かを犠牲にしようとする筈がない!」 「成る程な……だが、もしも俺の言葉が真実だったとしたらどうする?」 「もしも君の言葉が真実だとしても、その時は絶対に亜樹ちゃんを止めてみせる!」 フィリップはそう大声で宣言した。 亜樹子が人殺しなんかする筈がないと信じている為。もしも乃木の言うように殺し合いに乗ったとしても、理由がある筈だった。だから彼女を捜して絶対に止めなければならない。 そして彼女を助けに行った葦原涼という男も救ってみせる。フィリップの思いに一切の揺らぎはなかった。 そんなフィリップの肩を叩きながら海東は前に出る。 「……だそうだよ、君はどうするんだい?」 「信じようとするなら好きにするが良い……君の行動に口出ししたところで仕方がない」 呆れたような溜息と共に呟く乃木の前に、今度は蓮が出てきた。 「それで、これからお前はどうするつもりだ。確か22時に金居という男と落ち合う事になっているようだが、もしそれまでに現れなかったらどうする」 「可能な限り待つつもりさ。まあ、あそこは禁止エリアとやらになってしまったから長居はできんが」 警察署を経由してから向かおうとしていた巨大な病院。それが配置されたエリアが大ショッカーの手によって23時から進入不可となっていた。 恐らく大ショッカーが殺し合いを打倒しようとする集団の結成を阻止するために、このような処置を施したのだろう。加えて病院には、数々の医療器具があって殺し合いを阻害する可能性もあった。 しかしもしかしたら、亜樹子もそこに向かっている可能性もある。彼女が上手く葦原涼と出会い、そこに避難しているとフィリップは信じたかった。 「とにかく、病院に向かおう……そこに行けば誰かと出会えるかもしれない」 ◆ (やれやれ、優れた頭脳を持つ割に甘いな……尤も、その方がこちらとしても助かるが) フィリップの宣言を聞いた乃木は心の中でそう呟く。 金居と別れてから参加者を探すためにホテルに向かったが、収穫はゼロ。気を取り直して警察署に向かうことを選ぶと、大ショッカーの放送が始まった。 そこで呼ばれたのは仮面ライダーガタックに選ばれた加賀美新を含めた二十人もの死者。すなわち、自分の生きる世界の生存率が減ったということになる。 だが、別段悲観することはない。仮に利用するにしても最終的には戦いに発展する以上、その手間が省けただけだ。 今の問題は首輪に関する考案を立てる程の頭脳を持つフィリップという存在。奴を何としてでも懐柔することだった。首輪を解体する事以外にも、大ショッカーの隙を付くのに役立つかもしれない。 尤も、反旗を翻すようなら擬態して知識を奪えばいいだけの話だが。 (今は精々頑張りたまえ……もしも有益になるならば、諸君らの命も延びるだろうからな) フィリップの仲間である鳴海亜樹子がまだ生きていた事を考えると、恐らく葦原涼に救われたのだろう。だがあの二人がこれからどうなろうともどうでもいい。 仮に再び自分の前に現れたとしても、フィリップを利用するためには目を瞑らざるを得ないだろう。自分を殺しにかかるのならば、容赦はしないが。 今は金居に加えて、急に変貌したという五代雄介の対策も立てる必要があった。ルールブックによるとこの男は仮面ライダークウガの変身能力を持つらしい。 その戦力は未知数だが、仮面ライダーカイザに変身する草加雅人を一方的に蹂躙する程と聞いた。負けるつもりはないが油断は出来ない。 彼の戦いの行く末は、未だに見えなかった。 【1日目 夜】 【E-6 警察署】 【共通事項】 ※この四人で情報交換をしました。 ※東京タワーが崩壊するのを見ました。 ※まずは病院に向かおうと考えています。 【フィリップ@仮面ライダーW】 【時間軸】原作第44話及び劇場版(A to Z)以降 【状態】健康、照井の死による悲しみ 【装備】無し 【道具】支給品一式×2、ファングメモリ@仮面ライダーW、バットショット@仮面ライダーW、スパイダーショック+スパイダーメモリ@仮面ライダーW、ツッコミ用のスリッパ@仮面ライダーW、 エクストリームメモリ@仮面ライダーW、ダブルドライバー+ガイアメモリ(サイクロン)@仮面ライダーW、首輪(北岡)、首輪の考案について纏めたファイル、工具箱@現実 【思考・状況】 0:亜樹子が殺し合いに乗っているのなら何としてでも止める。 1:大ショッカーは信用しない。 2:友好的な人物と出会い、情報を集めたい。 3:草加雅人は信用しない方が良い。 4:真理を殺したのは白い化け物。 5:首輪の解除は、もっと情報と人数が揃ってから。 6:出来るなら亜樹子や蓮を信じたいが…… 【備考】 ※バットショットにアルビノジョーカーの鮮明な画像を保存しています。 ※首輪の考案について纏めたファイルを見ました。 ※今のところは亜樹子を信じています。 【海東大樹@仮面ライダーディケイド】 【時間軸】最終話終了後 【状態】疲労(小)、ダメージ(小) 【装備】ディエンドライバー@仮面ライダーディケイド、ライダーカード(サイガ、コーカサス) 【道具】支給品一式、不明支給品1~2(確認済み) 【思考・状況】 0:お宝を守る。 1:これから病院に向かう。 2:殺し合いに乗った奴の邪魔をする。 3:フィリップ、秋山蓮、乃木怜司と共に行動。 4:五代雄介の知り合いと合流。 5:知らない世界はまだあるようだ。 6:志村純一…… 7:蓮、草加、金居を警戒。五代に対しては……。 【備考】 ※クウガの世界が別にあることを知りました。 ※首輪の考案について纏めたファイルを見ました。 【秋山蓮@仮面ライダー龍騎】 【時間軸】第34話終了後 【状態】疲労(小)、ダメージ(小) 【装備】ナイトのデッキ@仮面ライダー龍騎 【道具】支給品一式、エターナルメモリ@仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ 【思考・状況】 0:これから病院に向かう。 1:自分の世界のために他世界の人間を倒す。 2:まずはこの集団に潜む。 3:協力できるなら、同じ世界の人間と協力したい。 4:同じ世界の人間を捜す(城戸優先)。浅倉とは会いたくない。 5:協力者と決着をつけるのは元の世界に帰ってから。 6:草加、クウガ、金居を警戒。 7:もしも地の石を手に入れたら……? 【備考】 ※首輪の考案について纏めたファイルを見ました。 【乃木怜司@仮面ライダーカブト】 【時間軸】第44話 エリアZ進撃直前 【状態】健康 【装備】オートバジン+ファイズエッジ@仮面ライダー555 【道具】支給品一式、木製ガイアメモリ(疾風、切札)@仮面ライダーW、参加者の解説付きルールブック@現実 【思考・状況】 0:この三人を上手く利用し、病院に向かう。 1:大ショッカーを潰すために戦力を集める。使えない奴は、餌にする。 2:状況次第では、ZECTのマスクドライダー資格者も利用する。 3:最終的には大ショッカーの技術を奪い、自分の世界を支配する。 4:利用できる参加者と接触したら、金居を警戒するように伝える。最悪、金居を潰させる。 5:葦原涼と鳴海亜樹子の生死に関してはどうでもいい。 【備考】 ※カッシスワーム グラディウスの状態から参戦しました。 ※現在覚えている技は、ライダーキック(ガタック)、ライダースラッシュの二つです。 ※現時点では、解説付きルールブックを他人と共有する気はありません。 ※東京タワーから発せられた、亜樹子の放送を聞きました。 ※首輪の考案について纏めたファイルを見ました。 【首輪の考案について纏めたファイルの内容】 ※首輪の内部構造、それに関する考案が書かれています。 ※首輪とこの殺し合いについて、以下の考案を立てました。 1:首輪には、自分の世界には無い未知の技術が使われている可能性がある。 2:無闇に解体しようとすれば、最悪自分の世界の住民が全滅される。 3:解体自体は可能だが、それには異世界の知識も必要。 4:大ショッカーは参加者の生きる世界を、一瞬で滅ぼせるほどの兵器を持っている。 ◆ D-5エリアに建っていた東京タワーの跡地。盛大な爆発の影響によって崩れ落ちたそこは大量の瓦礫と鉄屑、更には鏡の破片がが散らばっていた。 一つ一つは小さいが、物を写し出す本来の役割は未だに健在。その奥深くから咆吼が発せられていた。 仮面ライダーインペラーの契約モンスターであったゼールの名を持つ魔物達。彼らは爆発の衝撃で傷つきながらも生き延びていた。 鏡写しの世界であるミラーワールド。現実世界で東京タワーが破壊されたのならば、ミラーワールドに存在する東京タワーもまた瓦礫の山と化していた。 それを掻き分けながらゼール達は地上に現れ、大きく吼える。彼らの叫びは鏡の世界で響き渡った。 ※ゼール軍団は東京タワー爆発の影響によって負傷しています。(規模がどの程度なのかは後続の書き手さんにお任せします) 089 肩の荷は未だ降りず 投下順 091 献上 089 肩の荷は未だ降りず 時系列順 092 Sを受け入れて/地獄の兄妹 073 落ちた偶像 ~kuuga vs χ~ フィリップ 101 Oの始まり/嗤う運命(前篇) 073 落ちた偶像 ~kuuga vs χ~ 海東大樹 101 Oの始まり/嗤う運命(前篇) 073 落ちた偶像 ~kuuga vs χ~ 秋山蓮 101 Oの始まり/嗤う運命(前篇) 072 愚者の祭典 涼の来訪に亜樹子の涙 (後編) 乃木怜司 101 Oの始まり/嗤う運命(前篇)