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いーえーえすえー★ いーえーえす★ いーえすえす★ お いーおーえす けた いけだすえお けや いけえやすお き いずええき ふ いぶすきえき ま いずんまえき わ いますわえき み いずみえき さ いずみざきえき の いずみさのえき た いずみたえき の いずみのえき さ いずみさのえき うこ いずみごうえき おか いずみがおかえき おつ いずみおおつえき おや いずみおおみやえき やり いりえきみやす→いぎりす る いするぎえき かた いずたがえき かわ いすずがわえき お いずおおかわえき さも いずもざきえき しも いずもしえき とり いえすきりすと おかな いずながおかえき うこけ いずこうげんえき さつほ いんさつえきすぽ たつに いずにったえき し いーえすしーじぇー★ いーしーしーえす★ いーしーえすしー★ いーえすしー いすんじぇ うよ いえすしょうず きも いずもしえき くわ いーじぇーわーくす★ けぬ いぬえしんすけ そひ いそすじえび たふ いたじーふぇすた たま いたまえずし てり いんてりじぇんす にみ いすずじぇみに あとや いーすとえあしゃー かひま いまじかびーえす けとや いけえやすとし と いーすとえんど★ う いーすとうえすと★ か いとうかずえ こ いとうこずえ つみ いとうすえみつ て いんどえすて こた いえすとこたえて あの いえすあんどのー り いりすのあとりえ きり いえすきりすと→いぎりす あしや いーすとえあしゃー けしや いけえやすとし の いえすのすえ いえすのー う いのうえ~ む いのうえすすむ あみ いのうえあずみ おか いのうえかずお おく いのうえおーくす おや いのうえやすお かき いのうえかずき かこ いのうえかずこ かま いのうえかずま かみ いのうえかずみ かろ いのうえかずろう きみ いのうえみずき くた いのうえたすく くる いのうえすぐる けし いのうえしんすけ しや いのうえやすじ いのうえやすし けゆ いのうえゆうすけ けよ いのうえようすけ みれ いのうえすみれ より いのうえよりすえ あと いえすあんどのー り いりすのあとりえ かちつ いかずちのつえ ひ いーえすぴー いーぴーえす ぬ いーえすぴーえぬ★ ふ いーぴーえすえふ★ しそ いそすじえび かしま いまじかびーえす たらろ いたずらぴえろ まみや いまみやえびす ふ いーえふえすえー★ いーえふえすえふ★ いーえふえす き いぶすきえき た いんたーふぇーす★ いんたふぇーす し いたじーふぇすた ゆり いーだぶりゅーえす ひ いーぴーえすえふ★ こちわ いわぶちこずえ ちゆり いぶちゅりえす らりわ いえすふりーふらわー★ む いーえすえむ いーえむえす くてる いぇるくでーむす め いえすずめ る いーえすえる あ いーあーるえすえす★ いーえすあーる お いーあーるおーえす★ くさ いんすくえあさーくる★ か いすずえるが ら いすらえるか き いするぎえき ら いずらえる いすらえる か いすらえるか し いすらえるし ふ いすらふぇる くこ いすらえるこく けは いすらえるばすけす つは いすらえるはつ れ いずれえる くろ いぇーるろーすくーる★ さた いえすたさんだーる★ ゆり いぇすゆゆゆゆるゆり★ うくさ いさーくすうぇーるず★ くてむ いぇるくでーむす とはり いどりすえるば あみ いえすあすみす つ いえすっあすみす うの いのうえあずみ けろ いえろーけーす こみ いずみこずえ さま いえすさま けり いりえすけまさ くそ いえすそんぐす くつ いーえっくす た いーすたーえっぐ たに いにえすた ちは いんぱちぇんす ねみ いえねずみ はや いえやすは はろ いえろーばす う いえろーはうす てら いえろーてんぱらんす★ へろ いえろーべーす あつら いらんえあつあーず★ かくら いくらかずえ かつみ いがみつすえ かみり いずみえりか さたて いてざえーすたー たてま いえたてます うけより いりえりょうすけ 掲載されていなかったもの x いーえすえー xあおくつ いーえっくすおあ xあくつの いーえっくすのあ xおしやら いえやすらじお xおたふむ いーえむふぉーすたー xおむ いおすえむ xく いーえくす xうけより いりえようすけ xうと いーすとうぇすと xうなのみ いのうえみずな xかちり いすかーちぇり xし いーしーえす xとふ いんふぇすと xとふりる いんすとーるえりすぷ xとふわ いーぶすえどわーず xふ いーすえふ xふ いんふぇす xあはりれ いりぇすばれあれす xあひる いーえすあーるびー xうかの いのうえかずえ xうくたと いんくすとぅえんたー xおきくつ いおすきすえくすつー xおきふ いおすきすえふ xおくつふ いーふぉーえっくす xおけま いえすままおーけー xかてはひ いばんかびえです xきつとは いぇすぱーきっど xくつふ いーえすぶっくす xけら いぇんすけらー xこはる いぇすぱーこーる xつとほ いえっとすぽーつ xとはふら いぶばーすとえらー xぬひ いーえぬえすぴー xは いぇすぱー xひ いーびーえす xあしせわ いえすしあわせ xあしと いんすとあしぇあ xあたふれ いんたーふぇあれんす xかけすた いけすえかずたか xかしとり いりえとしかず xきさみわ いずみさわえき xくしつね いーじぇねっくす xくしつひ いーえっくすぴーじー xけこちみ いけすみちえこ xしてむ いーえむしすてむず xしひ いーえすしーびー xしひゆ いーじゆーえすびー xしひり いーじぇーびーすりー xたふれろ いすれたぷえぶろ xちこひ いちごびびえす xひるわ いーぴーえるわんえす xけしらる いすらえるしぇける xつはひ いえすはっぴー xとまるろ いすまえるろんと xひやりろ いりえやすひろ xふむ いーえすえふえむ xふむ いえすえふえむ xあうほる いあんぼすうぇる xうおと いとうすえお xうこ いぇんすすこう xかこほま いまほこかずえ xきおよ いよおおずえき xてふまる いすまえるふえんてす xおけはら いけはらすえお xあかるろ いかるすあえろ xうり いりぇうす xかこたひ いかたすえひこ xかしたち いじちすえたか xかしたみ いしたかすみえ xかたへわ いわべすえたか xかたまわ いえすたまがわ xかならる いすらえるかーずなー xかひふる いぇーかぶぴるす xから いえがらす xきさな いなずさえき xきめ いずめえき xこせる いぇぜるすこ xこた いすたえこ xたと いーすとえんだーず xあみれ いぇれみあす xうすまり いぇんすまうりす xきさにや いにゃきさえす xきし いずしえき xきせの いえすのきせき xきのみや いずのみやえき xくすつひ いすずびーえっくす xくつふ いーえふえっくす xけも いぇすもんけ xこもや いずもやえこ xてと いすずえすてーと xみり いずみえり xうのま いのうえます xうのゆる いのうえゆずる xかきみわ いずみかわえき xくちての いちえんてくのす xちつゆれ いぇんすれっちゅ xふる いすずえるふ xうこしよ いーえすこうじょう xうのみ いのうえすみえ xちみ いぢちすえみち xつとぬみ いぬえーすみっと xうさと いんとぅーざうえすと xうしゆり いしずえりゅうじ xおけなり いりえなおすけ xしちよ いじちすえよし xうとのや いのうえやすと xかこしら いがらしこずえ xかなれろ いぇれなろずが xてむる いぇすんてむる xてる いぇすでる xとわ いわんえどわーず xてなはる いばんえるなんです xみゆら いぇんすみゅーらー xかさまり いりえまさかず xたひろわ いわたすえひろ xてはまる いすまえるばるです xとふる いるすふぇると xとる いぇるーんずーと xまみわ いわますみえ xうのやよ いのうえやすよ xくしとに いずんとえにしんぐ xくへる いぇすべるく xさちまる いるまさんちぇす xしちゆる いえるじーすちゅえる xくしつり いーえっくすしりーず xくしふ いじぇふすく xくるれ いぇんすくーくれーる xくたふれ いんたーえくすぷれす xくたらる いずらえるだぐ xしたゆれ いぇんすしゅれーだー xしはりや いえりずばしゃ xたとらる いすらえるえるだど xいーえすえすえー xし いーえすじー xたて いえすたでー
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選び方 呼び名:サヤエンドウ・キヌサヤエンドウ 旬:4月~6月頃 丸ごと ぐにゃぐにゃしない物 豆が小ぶりで薄い 緑鮮やかで色が濃い 切り口が茶色な物は古い 保存方法 乾燥しやすいのでビニールに入れて冷蔵庫 軽く茹でてから冷凍も可能 -
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アルカナ選択愛 オススメ度:★★★★★ 立ち回り強化 雷 オススメ度:★★★★★ 立ち回り強化・切り返し強化 時 オススメ度:★★ 切り返し強化 樹 オススメ度:★★★★ 牽制強化・起き攻め強化 土 火 オススメ度:★★★ 牽制強化・火力強化 風 オススメ度:★★★★★ 立ち回り強化・切り返し強化 闇 オススメ度:★ 起き攻め強化 魔 水 オススメ度:★★★ 防御強化 鋼 聖 氷 光 オススメ度:★★★ 牽制強化・立ち回り強化 罰 罪 オススメ度:★★★★★ 立ち回り強化・起き攻め強化 磁 オススメ度:★ 起き攻め強化 鏡 オススメ度:★★★★ 防御強化・起き攻め強化 音 花 オススメ度:★★★★ 防御強化 顎獣 オススメ度:★★★★ 牽制強化・火力強化 運 剱神 オススメ度:★★★★ 立ち回り強化 血 アルカナ選択 愛 オススメ度:★★★★★ 立ち回り強化 えこに限らずこのゲームを始める人にオススメのアルカナ。 各種飛び道具が強く、ホーミングやアルカナ技に癖が少ない。 おうじさまーの〆にトリス スフェラを使うことで、空中の〆からも起き攻めに移行できる。 地上基礎コンにエルピス トクソ(イクリプス)を組み込むことで火力も上がる。 地上での反射判定技がおえかきするのしかないえこにとって、ロズ キクロスも強みとなる。 雷 オススメ度:★★★★★ 立ち回り強化・切り返し強化 ステップや溜め5E・2Eに相殺判定が付与するため、切り返しがとても強くなる。 地上通常技の発生が遅く、体が大きめのえこには切り返しの選択肢が増え楽になる。 画面端ではおうじさまーの〆にフェアルグロルグを使うことで、空中の〆からも起き攻めに移行できる。 時 オススメ度:★★ 切り返し強化 塵染の意(バックステップ)の性能の変化により、防御面での切り返しが増える。 コンボの〆に無量光の意を使用することにより起き攻めに行ける展開が増える。 しかし無量光の意に1ゲージ、その後いっぱいかくの!など使用するとアルカナゲージが枯渇しやすいことに注意。 6Dの性能も変化するため癖の強いアルカナである。 樹 オススメ度:★★★★ 牽制強化・起き攻め強化 蔦はそこそこリーチが長く、相殺不可のため牽制や固めとして優秀。 空中でおうじさまー〆後に花満開を設置することで強力な起き攻めに移行できる。 JEが多段のため、花満開と併せてほぼガード不能の起き攻めが可能。 被ダメージ時のゲージ増加量が非常に低いため、アルカナゲージの管理が重要になる。 土 火 オススメ度:★★★ 牽制強化・火力強化 空中攻撃(主にJE)のひっかけから火仙弋につなぎ、加速ホーミングJEでつなげることで空中攻撃からの火力が増す。 また操火統帥(EF発動中の効果)と多段技の相性が良く、EF中の空中コンボの火力が増す。 2Bに火孔覇を仕込むことで、先端hitや空中hitの際に安定して火力が取れ、ガード時でも削りダメージがとれる。 しかし、操火統帥により地上での基礎コンができなくなってしまう。 風 オススメ度:★★★★★ 立ち回り強化・切り返し強化 3段ジャンプ、空中2Dによる高速落下、6GCのアドバンシングガード(相手を押し返す)が非常に優秀。 JCとヴェルテクスをつなげることで高火力コンボも狙える。 地上EFコンの〆や空中EF中のおうじさまーの〆にトルレンス(イクリプス)を使うことで強力な起き攻めに移行できる。 6GCがとても使いやすいため、風を使い始めると他のアルカナが使いにくくなる事が多い。 闇 オススメ度:★ 起き攻め強化 アルカナ技が設置技になっている。えこの場合はいっぱいかくの!などの起き攻めに使える技が固有技としてあるため、あまり選ぶ必要性は無いと思われる。 空中のコンボをおうじさまー〆後マルテルン設置から起き攻めに行くことが可能。 魔 水 オススメ度:★★★ 防御強化 プルヴィア、プレプルヴィウムといった水玉の設置により防御面が強化される。 またコマンド投げであるニトルムが使えるようになるため、崩しの手段も増える。 スティリアにより水玉を纏いつつ攻めに移行できるが、えこは体が大きいために水玉に当たらずに攻撃を受けやすいので注意。 鋼 聖 氷 光 オススメ度:★★★ 牽制強化・立ち回り強化 アルカナの属性効果としてライトヴェロシティ(ハイジャンプの高度上昇)があり、相手の上をとりやすい。 しかしハイジャンプ移行速度が若干遅くなるため一長一短。 また5C(2)>hjc>~のコンボが難しくなる。 ノーブルフォトンやインペリアルディビジョンなどといった強力な牽制技があり、攻めに移行しやすい。 罰 罪 オススメ度:★★★★★ 立ち回り強化・起き攻め強化 ボーリやスリオーズを出すことにより画面制圧力が上がる。 おうじさまーの〆にスリオーズイを使うことで、空中の〆からも起き攻めに移行できる。 溜め5Eの性能が変わるため、画面端でのいっぱいかくの!からの起き攻め時に崩しの選択肢が増える。 ザサーダの設置により防御面での強化もできる。 磁 オススメ度:★ 起き攻め強化 アルカナ技は起き攻めや牽制に使える飛び道具が多い。 しかし、属性効果のピュラクス(4Dの性能変化)を使いこなすのが非常に難しく、利点というよりは欠点として見られる場合が多い。 そのため、始めるにあたってはなかなかオススメできるアルカナではないかと思われる。 鏡 オススメ度:★★★★ 防御強化・起き攻め強化 スペクルムが強く起き攻めにも防御にも使える。ヒットストップが長いため追撃も簡単にできる。 地上コンボの〆にいっぱいかくの!の代わりにスペクルムを使うことで、ゲージを節約しつつ強力な起き攻めに移行できる。 EF発動中は自キャラが半透明になり見えにくくなるため、単純に崩しが強くなる。 ミステリア(イクリプス)も発生が速く相手をサーチするため、遠距離で飛び道具を多用してくる相手にも攻撃することができる。 しかし硬直が長いため近距離でガードされた際などは反撃が確定してしまうので注意。 音 花 オススメ度:★★★★ 防御強化 一重咲きや八重紅彼岸といった発生はそこまで速くないが、画面制圧力が強いアルカナ技がある。 属性効果である護りの花弁(被カウンターの削除)も非常に優秀で、えこの場合は攻めの起点がJEの場合が多いため攻めに行く際のリスクをかなり少なくできる。 またバーストの回復速度も全アルカナ中最速なため、防御面に特化したアルカナである。 顎獣 オススメ度:★★★★ 牽制強化・火力強化 速炮ベルガーにより地上で待ちながら戦う相手に牽制がしやすい。 罪玉や鏡、雷の溜めEなどに非常に有効。hit時は空中にいる際は加速ホーミングJEで追撃が可能。 JB>JCからやちょーまわるの!最終段からの巨炮ディングフェルダーで火力も上がる。 ちょーまわるの!最終段からは神炮ヴァインガルトナー(ブレイズ)もつながる。 運 剱神 オススメ度:★★★★ 立ち回り強化 剱強フェーダー(EF発動中の効果)により、火力やゲージ回収においての恩恵が大きい。 とにかく自分から生EFなどを使って立ち回ることがメインになるので、他のアルカナとは少し使い方が異なるかも。 EFをどんどん使用できるなら、2試合目中には3ゲージ溜めることも比較的簡単なのでじぇんとるめん!!も狙いやすい。 剱刺ザロモンも固めとして強い。2Bに対してGCしてきた相手を剱刺ザロモンで対処することもできる。 しかし、バースト後のフォースゲージの回復速度がかなり遅いためバーストのタイミングが非常に重要となる。 血 .
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Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 地獄世界・「ややえちゃんはお化けだぞ!」 第14話 ややえちゃんはお化けだぞ! 第14話 ――自称死神。 ということはつまり死神そのものではないのだろうか。確かにハナちゃんの存在感自体は 人間のものであったように思えたが、カラスの姿で現れたり幽体である俺を締め上げたり できるところを見ると、常人であるとも考え難い。 しばらくそんな謎に頭を捻ってみるも答えが出るはずもなく、俺は夜々重を捜すために町へ と引き返した。 町民たちは未だ興奮冷めやらぬ様子で、老人連中などはここぞとばかりに数珠を握りしめ、 山に向かって祈りを捧げている。幻覚による大火事騒ぎは、既に山神か何かの祟りに置き 換えられているようだった。このオカルトじみた空気の満ちた状況ならば、例え蘇生した 俺がひょっこり町に戻ったとしても、大事には至らないのではないだろうか。 「たいしたもんだよな……」 自分でも珍しく一人つぶやく。 身体を取り戻すと一口に言っても俺には強引なやり方しか思い浮かばないし、仮にそれで 事が済んでも、今後つきまとう不自然さは拭えないものになっていただろう。 嘆息をつき腰に手をやると、上の方から俺を呼ぶ声が聞こえた。 見上げた先では夜々重が黒い大きな袋をぶら下げていて、ずるずると手を持ち替えながら 高度を下げている。 ぱっと見分かる緊急事態ではあったが、俺は夜々重のそんな締まらない部分にどこか胸を 撫で下ろし、思わず緩んだ口元を隠した。 卍 卍 卍 「――魂と肉体を接合する際は、絶対に人に見られないよう注意してください」 月を後ろに仰向けでぷかぷかと浮かびながら、夜々重が申請書を読み上げる。 言われて下に目を向けるも、まだ町のいたる所には落ち着きのない人々の姿があり、確実 に安全な場所というのは見当たらない。 「つってもこれじゃなあ……見られたらどうなんだよ」 「えーと、目撃者と共に冥土へ堕ちます……だって」 険しい顔を見合わせ、同時にため息をつく。 ずり落ちかけた死体袋を抱え直し、山に入れば大丈夫かと見回していると、遮るよう に夜々重が顔を近づけてきた。 「じゃあ、私のうちに来ない?」 言いながら両手を後ろに組み、笑顔で首を傾げる。 「供養塔なんだけどね、ここからそんなに離れてないし、あそこなら誰も来ないから」 「供養塔ねえ……まあ、別に安全ならどこだっていいけどよ」 「……せっかく女の子が誘ってるのに、そういう答え方はどうかと思うよ、本当」 むくれた顔を適当に受け流しつつも、俺は夜々重の住んでいるという場所に少なからず興味は あった。人の寄り付かない供養塔という響きに多少の戸惑いはあるものの、よくよく考えて みれば俺も幽霊な訳で、別に不気味がるようなものでもない。 「じゃ、決まりね」 指を鳴らして背を向ける夜々重の頭で、未練の鈴が小さな音をたてる。 風になびく長い髪が残していくほのかな甘い香りを追っていくと、程なくして山の中腹に ある開けた場所に辿りついた。 大きな枯れ木の下にある苔生した丸い石。供養塔と呼べるのかどうか、それは既にいくつ かの石の残骸に成り果てており、小さな梅の若木が寄り添うようにして蕾を揺らしている。 「随分寂しいところなんだな……」 木々の隙間からは町の灯りが見下ろせるのだが、それが逆に周りの暗さを際立たせ、もの 哀しい孤絶感が漂っていた。 「そうなのよ。だからこうやって人が来てくれるの、すごく嬉しくて」 ここから町が見えるということは、俺の家からもそれほど離れていないのだろう。無事に 生き返ることができたら、ここへ来て話し相手になってやるのも悪くない。 そんなことを考えながら死体袋を開くと、不思議なことに身体にはまだほんのりと温かさ が残っていた。 「ハナちゃんはね、死体に乗り移れるの」 「なるほどね……」 唐突とも思える説明ではあったが、俺には想像ができてしまった。 魂の移動。もしもそれが本当なら二つの身体を行き来して生を繋ぐことも可能なのだろう。 ハナちゃんが何故そんな力を持っているのかは夜々重も知らないらしい。 「でもこれなら大丈夫そうだね」 「ああ、全部おわりにしよう」 夜々重は返事の代わりに笑顔で頷くと、申請書を取り出して読み上げ始めた。 「被呪者が死亡している場合の魂接合法――」 静まり返った木々の合間に澄んだ声が響き、これまでの記憶が頭の中を駆け巡る。 「――まず肉体の脚部に幽体が残っているかを確認してください」 悪魔少女リリベル。結局目的は分からずじまいだったが、あのツアーがなければ地獄には 行けなかっただろう。 「――脚部に残された幽体が、自分のものであることを、強く意識してください」 不法侵入した俺たちを捕まえた怜角さん。あの厳しくも優しい鬼がいてくれたからこそ、 俺たちは地獄の地を歩むことができたのだ。 「――幽体部を接合した後、幽体と肉体をゆっくり重ねます」 殿下宮殿を預かる侍女長。その立場からは考えられぬだろう適当かつ大胆な性格に翻弄さ れたことは、一生忘れることができないだろう。 「――目を閉じ、力を抜いて呼吸をとめてください」 閻魔殿下。小生意気なガキと思いきや、その小さな身体にまう威厳と人の心を見抜く力は 名に恥じぬものだった。 「――はじめは小さく、徐々に大きく、肉体を同期させながら呼吸を始めます」 結局最後まで謎の人物だったハナちゃん。魂を自在に操るという少々人間離れした存在で はあるが、今こうしていられるのは彼女のおかげなのだ。 「――目を開き、身体が動かせるようなら、接合は成功です」 俺はたくさんの人たちに感謝しなければならない。 もちろん夜々重にだって感謝している。俺を呪い殺すという驚愕のファーストコンタクト ではあったが、殿下曰く、俺はそのおかげで本来の死から救い出されたのだから―― 「どう? 動く?」 「ああほら、見てくれ」 腰を起こして手を開いて見せると、夜々重は緊張を解いて大きく息をついた。 立ち上がり、煌々と輝く月に向かって伸びをする。長い間幽霊でいたせいか、身体は少し だけ重く感じられた。 踏みしめる枯葉は音をたて、同時に気付く肌寒さに思わず身を縮める。 「これ持ってきたの、寒いと思って」 そう言って夜々重は死体袋から厚手のジャンパーを取り出す。聞けば救急車にあったもの を拝借してきたらしい。 よくもまあそこまで気がまわるものだと一度はそれを受け取り、袖を広げてから夜々重の 肩に回してやった。 「お前が着てろよ」 触れた腕に一瞬身体をこわばらせ、しかし安心したように肩の力を抜く。 「ありがとう……でも、生き返ったんだから私と居るとまた呪いがかかっちゃうよ」 「また死んだっていいさ。そんときゃまた地獄旅行だ」 「じゃあ、もう一回殺しちゃおうかな」 いたずらな笑みをこぼして逸らされる視線。沈黙の中、冷たい風が木々を揺らす。 夜々重は座っていた石から腰を上げると、遠くに見える町の灯りに目を移した。 「……なんちゃって、私にはもうそんな力残ってないの」 振り向き見せた、どこか悲しそうな笑顔。俺はふと覚えた違和感に瞠目する。 最初はそれが意味することに気付かず、ただ感じた疑問のみが口をついて出た。 「お前、鈴……どうしたんだよ」 夜々重の未練の鈴が――消えていた。 上へ ややえちゃんはお化けだぞ! 第13話 ややえちゃんはお化けだぞ! 最終話
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PL名:えこかめら (@ecocamera_17) ※生活環境の変化等により、2020年現在、セッションはお休み中です※ ■所持ルルブ CoC(基本) マギロギ (1巻) シノビガミ (基本、改訂前) モノトーンミュージアム インセイン (1巻) ピーカーブー (改訂前) ■通話環境 Skype /Discord /その他応相談 ボイス、テキスト可 ■基本的な参加可能時間帯 お休み中 ■PL経験値 CoC回数が一番多く、他システムは回数をこなしたいです。 ↓PLとしての傾向↓ リアルINTもリアル神話技能も低いです! そのわりに脊髄反射で物を言うRPをします。冷静なキャラでも中の人が透けるくらいです。よって、推しのRPはかなり苦手です。 ■KP/GM経験値 CoCでKP練習中です。 他システムでGMやるには技量が全然足りないので、ゆっくり学びたいです。 ↓キーパリングするシナリオについて↓ 長めのシナリオを好む傾向があるため、ボイセ>テキセ寄り。 せっかちなので反応がないと「次どうします?」って聞いてしまいますが、「もっと考えさせて!」って時は遠慮なく仰って下さい。 ボイセでも地の文は読み上げずに書き込む形式が多いです。噛むので。 ↓PRについて↓ 茶番は大歓迎。技量が足りず御しきれないことも多々ありますが、「これやりたいです!」って言われたらシナリオから逸脱しない限り許可したいです。リアル言いくるめがかなり有効(ちょろい) 。 なお、NPCのRPはあっさりめです。 ↓セッション中の感想発信について↓ セッション中でも感想はどんどん呟いて欲しいタイプですが、お互いにネタバレは避けたいものです。 その都度、感想の公開OKかNGか・タグへの落とし込みの可否など、事前にお伝えできるように頑張ります。 ↓セッションツール、環境について↓ とふを設置してません。たまに人からお借りします。 背景写真画像やBGMはそこそこ用意しますが、立ち絵は基本お借りしたものを使用し、自分では描かないことが多いです。 一緒に遊んでくださる方は自由にご用意ください。 ■セッションヒストリーとかキャラシ置き場
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Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 地獄世界・「ややえちゃんはお化けだぞ!」 第7話 ややえちゃんはお化けだぞ! 第7話 ――このままいけば上手く生き返れそうな気がする。 そんな希望の兆しは、地獄という絶望の地においてすら足取りを軽くするものだった。 本来恐れるべき存在である「鬼」の物腰のよさは、好感すら持てるものだったし、夜々重 に関しても、助けにきてくれたという部分だけを見れば、それほど悪い奴でもないのかも しれない。 「ここ飛べないんだね、私こんなに歩くの久しぶり」 「一度地面についたらダメなんだと」 「……はあ、また怜角さんから聞いた話? もう結婚しちゃえば?」 この十重二重に塗り固められたバカの奥底には、意外と責任や勇気なんてものが眠ってい るのではないかと、そんな風に捉えるのは少々前向きすぎるだろうか。 「この先も怜角さんみたいな人ばかりなら、多少は希望を持ってもいいだろうよ」 「私みたいのじゃダメってこと?」 小高い丘の上、それには答えず足を止めた。 眼下に開ける荒涼とした景色の中、白い外郭に取り囲まれた建造物が姿を現す。 それは宮殿というより広大な平屋敷のようで、荒れた大地を覆い隠す整然とした和の芸術 は、遠目に見てもその美しさと厳格さがにじみ出ていた。 「あそこに殿下ってのがいるんだな」 僅かに残る不安は、勢いと決意で閉じ込める。 暗雲の下にして輝く宮殿に向かい、俺たちは再び歩を進めた。 卍 卍 卍 宮殿の門は重厚な木造のもので、年季を感じさせる黒ずんだ艶は下手な鉄製扉などよりも よっぽど頑丈そうにみえる。 ここまで来る途中いくら歩いてもたどり着けなかったこの門に、一時は蜃気楼ではないか と疑念すら抱いたのだが、それは単に門の巨大さが故だったらしい。 さてどうしたものかと門を見上げていると、先にいた夜々重が嬉しそうに手を振っていた。 「ねえ見て! ここ呼び鈴ついてるよ!」 「呼び鈴?」 仁王像を彷彿とさせる太い門柱には、夜々重の言う通りすすけた小さな押しボタンが取り 付けられており、すぐそばに下手クソな文字で「ごようのかたはおしてくださいニャ」と 記されていた。 何か非常に違和感を感じざるを得ないところだが、文化の違いということで目をつぶる ことにする。 「用があるんだから……押せばいいんだよな?」 「じゃない?」 意を決してボタンに指をやる。が、どうも具合が悪いらしく反応はなかった。 察するところ何百年も経ってそうな建物だし壊れていてもおかしくはないが、とりあえず ボタンを押す力や向きを変えつつ挑戦すること数分。ついに巨大な門が仰々しい音をたて ながら開き、その隙間から不機嫌そうな女がひょっこりと顔を覗かせた。 「お前ら、聞こえてるからそんなに押すニャって」 つんと唇をとがらすそいつの頭には、猫のものとおぼしき耳が生えている。 さすがにここまで悪魔やら鬼やら見てきた俺がそんなもので驚くはずもなく、まあ猫耳が 付いていたところでどうということはないのだが、そいつが次第に姿を現すにつれ、俺の 身体は凍り付いていくかのような感覚に襲われた。 「そんなに連打したら、せっかくの侍女長マーチがイントロばっかになってまうニャ」 巨大な尻尾をぷりぷりと揺らしながら近づいて来たのは、スクール水着を身に着けた猫女 で、不自然に大きな胸のあたりには「ねこ一番」と書かれた名札が付けられている。 危うく目覚めかけた不安を「異文化圏だから」という理由で再び寝かしつける中、夜々重 が何かに気付いたのか、小さな声で耳打ちをしてきた。 「私知ってる。有名な人だよ、確か……頻尿の侍女長さん」 「は?」 頻尿。見た目俺たちとそれほど変わらないようにも見えるが、ずいぶんお年を召されて いるのだろうか。というか「侍女長」という部分はまだしも、頻尿などというヒントを 与えられて、俺は一体どうすればいいのだ。 「で、お前ら一体なんの用ニャ?」 「あ、いや。俺たち解呪申請書ってのを貰いにきたんです」 「はー、こりゃまた金にならん公務もってきたもんだニャー」 呆れた様子で腕を組もうとする侍女長さんだが、その巨大な胸に阻まれて上手くできない ようだった。 「その、なんとかお願いできませんか、時間がないんです」 「ダメってことはニャーけど、殿下は今出かけてるからここにはおらん。まあ今日は土曜 だし、ちっと待てば帰ってくるニャろ。そしたら取り次いでやるニャ」 なんと、門前に立ち尽くした時には土下座すら覚悟した俺の願いは、いともあっさり許諾 されてしまったのだ。 果たしてこんなものでいいのだろうか。いや、悪いわけがない。 何かを勘違いしたような格好をしてはいるが、侍女長などという身分であられるこのお方 がおっしゃられるのだ。ここを甘えずになんとしよう。 「ありがとうございます!」 深い感謝の気持ちを胸に抱き、呆けていた夜々重の頭を掴んで一緒にお辞儀をする。 侍女長さんはそんなことに興味がないのか、澄ました顔で耳を掻き、指先を吹いていた。 要するに俺ごときの人間の命がどうなろうと、このお方にとっては些細なことなのだろう。 そう考えるとなにやら嬉しくも情けないような気分にさせられる。 「ま、実際こんなとこに幽霊が来るなんてのは珍しいんでニャ」 言いながら侍女長さんはなにやら怪しげ飛行生物を呼び出し、時代劇の団子屋にでも出て きそうなイスとテーブルを用意してくれた。 なにもそこまで、と一度は制したのだが「地獄堕ち」が確定していない俺たちのことは、 あくまでも客として扱うという、大変立派な心がけをお持ちらしい。 気の緩んだ俺の目線は、たちまち侍女長さんの豊満な胸へと釘付けになった。 ――ねこ一番。 全くその通りである。 卍 卍 卍 「大体男っちゅうんは、女の価値を胸の大きさくらいでしか判断しないんニャ」 「ほんとほんと、そうですよね!」 侍女長さんと夜々重はその胸の大きさの違いに反して妙に気が合うらしく、二人してため 息をついては「世の男どもは」などと愚痴をこぼしあっていた。 とは言っても侍女長さんの胸はとてつもなくふくよかであり、夜々重の平べったいそれを 気遣う様子を見ていると、巨乳に相応しい器の大きさだと言えるだろう。 「そうだお前、ちょっと私の部屋来い。いいもんやるニャら!」 と、侍女長さんが何かを思いついたらしく、夜々重の手を引いて立ち上がった。 夜々重は少々とまどったような顔をしていたが、男である俺がそういった付き合いに口を 挟めるはずもなく、失礼のないようにとだけ注意して、二人の背中を見送った。 ――静かになった門前。ぼんやりと、ゆっくり流れる黒い雲を目で追う。 あとは殿下から申請書を貰うだけという事実に、ようやく焦りも消え始めていた。 無事に生き返れたら、どんな人生にしよう。 おかしなもので、こうやって死ぬ前にはそんな風に考えたことがなかったように思う。 それに気付かせてくれたのは夜々重のおかげ、だなんてことにするのは行き過ぎかもしれ ないが、人間界に戻れたら何か飯でも奢ってやるのも悪くない。 そういえば夜々重は何か好きな食べ物でもあるのだろうか、とそこまで考えたとき。門の 奥からただならぬ叫び声が聞こえてきた。 「貴様ァァッ!」 「あーん、助けてー!」 驚いて目を向けると、門の隙間から二つの影が躍り出てきた。 逃げる夜々重とそれを追う侍女長さん。その顔は怒りに満ちた般若のごとき形相である。 もしやこのバカ幽霊が何かをしでかしたのでは、と嫌な汗が背を走った。 飛び込んで俺の後ろに隠れた夜々重も、そんな疑惑を抱かれていることに気付いたのか、 頭の鈴を鳴らしながら首を振る。 ぎゅっと腕に押し付けられた夜々重の胸は、何故か妙にふっくらとした弾力を持っていた。 「騙したニャ!」 「だ、騙してなんかないですってば!」 一方、肩で息をはずませる侍女長さんの胸は、まるで魔法のように消えており「ねこ一番」 と書かれていた名札も、たるんだ水着の中央で申し訳なさそうにちじこまっている。 ともかく穏やかでない雰囲気に、まずは間へ割って入った。 「侍女長さん、こいつが何かしちまったなら俺が代わりに謝りますから」 とは言ってみたものの、一体何が起きているのかさっぱりわけが分からない。 侍女長さんは震える指先を夜々重へと向けながら牙を剥いた。 「その女、さらしを巻いていやがったニャ」 「は、何です? さらし?」 「そいつの胸、よーく見てみろニャ!」 言われて夜々重を押し離すと「あん」などと言いながら胸を隠す。しかしはだけた白装束 の胸元からは、見るからに柔らかそうな白い膨らみが溢れていた。 夜々重は頬を染めながら、訴えるような目を向ける。 「侍女長さん……頻尿じゃなくて、貧乳だったみたいなの!」 「貧乳言うニャ! パッド4枚重ねてもずれない方法を伝授してやろうと思ったのに!」 空いた口が塞がらなかった。 もう異文化がどうとか言ってる場合じゃない。こいつら二人ともバカだ。 「そんなの必要ありません!」 「ようも言ってくれるニャ、この豊乳幽霊!」 ――いやだが待て、よく考えろ。バカとは言え格式高き閻魔殿下の宮殿侍女長。なんとか この場を治めねば今後に関わる。この状況に於いてはこいつらの乳の大小問題と俺の命は 等価値なのだ。 とはいえどうすればいいのか見当もつかない。「夜々重の乳がでかくてすいませんでした」 とでも謝ればいいのか。いやいや、それでは火に油を注ぐようなものだ。 これはマズイ。本格的にどうしていいのか分からない。 怒り狂う侍女長さん、恥らう夜々重。そして困惑する俺―― その混沌を破ったのは、たった一言の聞き覚えのない声だった。 「お前らアホか」 一瞬静寂が場を満たし、侍女長さんがけろっとした顔で応じる。 「あら殿下、お帰りニャさいませ」 「人んちの前で乳の話してんじゃねーよ!」 目の前――というか、だいぶ下。 そこには小学生としか思えないちっぽけなガキが、怪訝な顔で俺を見上げていた。 「……で? 侍女長、なんなんだこいつらは」 上へ ややえちゃんはお化けだぞ! 第6話 ややえちゃんはお化けだぞ! 第8話
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autolink VA/WPR-P32 カード名:“Top of the あげまん”島みやえい子 カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:1 コスト:1 トリガー:0 パワー:6500 ソウル:1 特徴:《ビジュアルアーツ》?・《音楽》? 【起】 集中 [(1)] あなたは自分の山札の上から4枚をめくり、控え室に置く。それらのカードのクライマックス1枚につき、そのターン中、このカードのパワーを+1000し、ソウルを+1。 153cmの身長が154cmに伸びていた! 私の成長期に終わりはない。 レアリティ:PR illust.恋泉天音 「ビジュアルアーツ大感謝祭LIVE 2012 in YOKOHAMA ARENA~きみとかなでるあしたへのうた~」ブルーレイ封入特典
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430 名前: ◆DESKYUUjlM [sage] 投稿日:2006/11/18(土) 23 12 16 ID bv8AbQDD _,. -==ニニ 、 ‐- 、 ,. ´ `ヽ`ヽ` 、 / ,. ---,. \ 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / イトレ / / ! ハ| / / ,.i!| ,.i! | | zZ,.-ァヘ / ,.イ . /イ / / |/ ハ | i | | ! | `V / | 『090えこといっしょ。』 川澄 真琴 / | / |イ / !/ | V | | ! ___ `ァ ! | | | | |/ | ! | ! | /´ _` ヾ | | | | | | ├- | | ! ,.イf .ノ`ヽ`! | || ! | ヒ=- 、! ! | i! ド´ n! | | ! !| | ト- ハハN! ヾ`ー ,ノ| . | ! ト、 ヽ rリ  ̄´ .! | 「` ¨ i 7T_ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | i ヽ. / 〉ハ | i | | | \ - ‐ ,イ/ ∧ . | | | ト、! | > ,、..._ / | | |N! ヽト、{ f==TT´ 431 名前: ◆DESKYUUjlM [sage] 投稿日:2006/11/19(日) 10 38 46 ID ZELUgk/x / / よ 無 も : / / ろ い : で . / , /レ /,.イ / し. と も も ,イ| / 〃 // | /! /! く. き ら. : / | / / / /! | ,イi /レ | / | た に い. そ /|| !.i / / | ! / |/ | |/ _z! の は. 手 の || | | /| / | |/ |! | ! / ! む : が. : |! N | |/ ! | | | | / ヽ ぞ :. : |! ! 「!ト 、 !| ! ! | | | \ ___/ | ! f㍉、 `.|| | i| ! !  ̄|/ | 「´ i!ヽ! | | ! | |_,.------- 、 ヾ ,.- | ト.n ! Ⅵ | | | |,.ィ===二_ ` | //,.- | | ヽ_j i !|| ! レ1ー ´ F=-、、| /// !| | i |/ / 冫 ! ト、 |! ir-、_n! 〃 | // j i! | | |/ / / X X ! ヾ___ノ ,.〃 | /r ! | | | / ノ / / 冫 ./ / | / `- ! | | | / / / / / / / jイー 7〉.〉 ! | | ト、 r-、 / V/ / ! ! | ! \ ヽ ) / / / 『090えこといっしょ。』 川澄 真琴 427 名前: ◆DESKYUUjlM [sage] 投稿日:2006/11/18(土) 15 20 01 ID U0eigZqY ,.-,、 __,,.. .-‐ ""~ _ト、 /-―  ̄ ̄ ___,,.. .-‐,.=ニ三ハ. ´「ヽヽ / ト、 - r==ニ三ハ f三三三ニ} {三三三ニ} !、 ヽ ! ハ . {三三三z} .{三三三=リ_,.ヽ=__,,.. .-‐ ヽ. i ノ jzr‐=,,.. .-‐ ""~ __,,.. .-‐ " ノ. . f ""~ ___,,.. .-‐ ""~ ̄ . r ,. イ. . \ ""~ . __,,.. .-‐ └ i . r--、`ヽ ___,,.. .-‐ ""~ ̄ ! . | ヽノ ̄ ____ ! . ! _,. -―――‐- 、//⌒ヽ、 ! . { ___,. ´ `< ̄ ̄ヽ. . i、_,.ヘ `^ー ^ー ー ヘ,.ィ_ ヽ / // , , , 、 トト、ヽ `ヽ\ 〉、 ┌ ^┐ \// 7 / / V,.イ ,/ Wレ V ハト、ハ 、V`ヽ. / z` ´L, ヽ V ./ V / X | i i! / ! | ト、N 冫 _ノ 、_ 、 ,. , ,. `7_ V N / /_! N ! /仁ヽ ! | ! 「ヽ _う z_‐`⌒`` `^`´ ̄ ´ ^ーぅ_ _ Ⅵ ! /´,.._,、ヽヽ、〃´, 、 `Y ,イ ! ヽ 、> て` ´Z K / `V トi |i i1 fi^ n レ1 / V アヽ、 ,斗 ミ´ ヽ / Ⅵ ! ,ゞ= i ゞ=, !N/ |ヽ ,.≦ 彳,. -==、-、._ _,. -‐ ´ ミ 7` / X /| |////r――‐┐/// ! レ| |/,.-、 ヽ / 〃 ヾ ´,.-==、.Y ,.z´ 〈 / | | | ! .从i| | !/`ーヽ ! | || fi^ー ヽ ,..ィ__r.、 i!| /⌒ `i |\ / | ト、 ヽ / ,.イ / ! i | | ! | i! i1 リ h } }} レ ! | `^ヽ´ ∧ | >‐ -‐ <// ∧ | /ヽ ヽ.! | ` ゞ == ゞ_,.リ / |i! } / | i |\ / ∧ トx ´_介、 x// / V レ \ ┘i | i ` ̄ |!r / / | | | iト、ー‐ / ヽ \`T| |r ^ / / V  ̄´ i! U ` ! ー ./ | /| | || | Y i \ヽ|| || /// | . . __ ,  ̄ | / ヽ! ! | |! ` ノイ/ ! f ヽ /´ ヽ . ヽ! / //| , || | |ヽ、 ヽ ノ ,. イ / // j , |トヽL ` ..__,. </| / //,.イ〈 i /| ,rー┤ `ー二ニTi rr  ̄ || / /´― 、ヽ // / .| _,. -‐f| 「 ! || 〃 「`..、 /, \ \ // / __」 -‐....  ̄ !| ト、! || |! /// `.ー-.._ . /// へ ヽ // / / ヽ!ヽ\ || | / ` 『090えこといっしょ。』 えこ & 茶の水 ヒロシ 428 名前: ◆DESKYUUjlM [sage] 投稿日:2006/11/18(土) 20 57 32 ID bv8AbQDD ヽ/ l l / ,. ´,. ------ 、`ヽ、 (____. そ 偶 そ  ̄ ̄/ // `ヽ.ヽ ,ニ、 の 然 の / // ヽ.ヽ .ノ l l っ 1 : / / ,. /レ ,ハ . ┼‐‐ : 個 弁 \ , i! /!イ /レ 7| / `ーイ/ ∧ i! / こ あ 余. 当 ___ヽ | i ! /| /! |/ / /´`ーァ /! | | ⌒) の っ が \. | V | | ! /| i!/ ! `ミ ,. へ、 ・ ! っ て 「 ̄ | |i| / | | /|| /i! //_,ヽi / : : | ! iN V_\,.| ! / |!_,.∠__,. | ! }´ ! ! /| | __」 | 「 ̄` !/ ヽ ` ̄ ´ ! |,ノ // / | ∧ /\ 「 | | | _!__ | Lニ/ \ | / ヽ / ヽ. | ! | | frー一ヽ U ,レ ヽー- 〉 | / ヽ / _,.ゝ-‐.| |! | | ! リ ,.イ「 ̄` 、\ / | / ヽ/ ∠_ヽ\! i! | ! | L>、` イ,.∠ -ァ〃 \ | / |r`ヽ、 /`ヽ ̄ ̄|ヽ`ヘT7ァァ ´,-‐/---<  ̄ニ\ |/ || /--------\ヾ!f^Y }こ__/こ二二 ヽー-、| 「 i r.、 |.〉 r‐v--――ニニ ̄/7不、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ V \| _ くヽ_」 | | | j ∧// r r r / // ! \\ `ヽ -〉ヽ| r┐| |「 | _,.....-‐¬ ┌Ll Ll 〈 / |.| ! | ! / / i | | / |{二ニ. ニ_」| 」 丶 ´,ニニ! |、 | / | ! / | ! | ! ∧ |/ニ | rLri┐ ( (_ノ ハヽ | ! /! ! / | | i .∧.! /{ (_ノ ヽ 三 rL!」 `ー ノ ノ ヽ. こ_! | ! / | | ! /┬ / `ー/ ノ{ O | く/ \ 〕 !. ! / | i | / ./ V/ ー ′7_/ _ (_.! ヽ V | | | | !. / /`ーr 「 | | | / |ヽ V | | | ! V /「「´ | レ7 L!⊂ヽ └―〈_,.----┴、__j__j__ゝ、ゝ- `- // ¨ 『090えこといっしょ。』 川澄 真琴 424 名前: ◆DESKYUUjlM [sage] 投稿日:2006/11/17(金) 23 04 22 ID YukBlmSf ____ _トヾ `ー1 / ヽ ┌` ヒィ / ヽ _」` 7_ / ヽ ヾ 彳 / え 会 |< ,、,. ィイZ.、 -‐ァ L i こ い |∠_ 、トト、ハ〃′ ┐ k′ | : た |イ _z‐`^` ≧ ,.---く | : い |ラ z` `ミ i /⌒ヽヽ | よ Lフ `テ ノ `ー ,.-===-、. V | ! /⌒ i ! /´_う 彳ー---‐ ’ 〃 ,、 _ ヾ、V | Y´ ! ヽ / f⌒メ、 | 〃⌒ヽ 〃⌒ヾ リ V ! 〉 / \ / ! 「\ヽ ヘ || frー ヽ |i r リ-、 i! し / \______/ i L_ヽヽi! i| il i} ゞ=べ_ノ / ヽ ( ヽ(⌒メ_ソ r 「 \ ヽ . `¨´ リ jハ! ` 、_,. へ / |`丶 ヽ r-一 ´ ̄ヽ ,.イ / | | ` 、 ヽ、 _) / f「 | | > .. _`ー ´ / /|| | L iー-、 Tー‐< / || /`ヽ_ Ⅵ∧ 〃| fr一 i| / /  ̄` 、 _,. -‐.ヘ V〃ノ || 〃/ / /__ /7 /.... ∧ V { || 〃 __/ // /... / / ∧ iト、__jj 〃´ r ,.-< || r 〃 ∧ r‐-、 `丶、 || |__/ 〃,.--、 / ∧ \ `ヽ \,.-、i! { ヾ7// / / / ∧ ∧ \ \\ ゝ- 〃/ / 〈 | ヽ | ヽ ` ` ー--- ‐ j 『090えこといっしょ。』 茶の水 ヒロシ 422 名前: ◆DESKYUUjlM [sage] 投稿日:2006/11/17(金) 18 39 33 ID m66RrcNx _ ┌ ` ^ ` ^`ヘィ ヽー` `彡┐ _≦` 彳_, Z _z--、ト、ト、l、l、,、,、k、イ_,. 7 <´ ≦ "¬z_,ィ `ーァ _ノ (´  ̄Z_ イ_, / ̄ ̄ ̄ ̄\ <、 Z´,. -==-.、 _≧ <´ / ヽ ,.-‐< 「´ ___ 、ミ く, / ヽ / ,⌒ヽ ヽ | ´ ̄ ̄" 、 V <,. / ┼‐‐ ・ ヽ. i / ! | | ヽ. | ´ / / こ ・ i | | `ー テ | | ,. -===、、 | /⌒ヽ | ヽ-ノ、 ,二、 | | ! { | | 〃 ヾ ,.-==-.、 | //⌒ヽ .i | (ノ` ノ ./し | ! ヽ |! 〃 `ヾ. | // _/ | | l ー ー L_ヽ\ / i | //// i} i! | /r ´ .! | | 、_, (___ 「 ̄ \二_i! !/ 〉 / ! 土 ,.┬ 、 !__ V 7「! ___ //// i! r // ヽ !__ノ (_ノ ノ / iN| i! 小 「  ̄ヽ. / し / \ / ! | | | i|∧ | ! /^ー<_ _,. -ヽ. / | | | || ヽ ! / /∧ ヽ\ 二二ニ, /`ー―‐< | | | ヽ \ ヽ / // i! \\ ヽ〈 !/ ! | ! \\ ヽ、 ` ′ _,.. < // | ト、 \ \ ! ヽヽヽ \\ . ` ‐--‐‐<// // ヽ |∧ 「 ̄ヽ \ 、 \ `ヽ` 、__// // \ ! 〉 | / \ ヽ ヽ \ `ー――‐ // \ / // | / \ 『090えこといっしょ。』 茶の水 ヒロシ 233 名前: ◆YnCOoOLlKE [sage] 投稿日:2006/07/03(月) 03 21 20 ID DVSbARtL _.. -――‐‐- .._ .. 丶 /. . . . . ´ . . . / , . /. ! ...i . /| j.i . , ヘ i . . ′ i X/ |. リi .. ./ .. .八 . i. i . .!. . i. ! , . i ! . . rミ、 |/l i. 〃 . / ,メl. ! !. l. .| i .ハ . |. . .| 心、!l / ! . ./,.ィナト、 . j /. ′ l j , lト、八.弋りj/ | ./´匕_ノノ. . /. . / / i i , .! . ヽ 、 , l/  ̄〃 . /. . /j/ ヽ ヽト ト、゙ゝ ′ _ノ. /. ,.イ〃 r┐ \トミ> . `ー ´フ. /, 勹 l ! / 八/ ≧‐-< 彡く// \ ! , / rく \_,.--‐个´/ , ヽ /´r /\ { |l \/ニ/,--―iイ / j ,イヽ. 〉\ \ \__/--|L__jノ 〃 /| 海老沢妙子(090) 356 名前:( ゚∀゚) ◆39h.mfAHYA [sage] 投稿日:2005/08/26(金) 22 07 43 ID cfWZfluU ま 名 l , -  ̄ ニ._ 、 / 携 あ だ 前 l _/ l . . ヽ. \ .. ヽ,>、 ! 帯 た な は I // . /l Iヽ ヽ\ ../ ヽl 電 し い : I/ /. / ヽ ! へ;|-ヽヽ l! 話 最 け I| l l" ̄ ヽ l , -- 、l ` -、,∧ だ 新 ど /.l l l | l√,ニ、 ヽl l , フヽl l l^ I| ,〉 よ 式 : / l l l l l トイシ! ` ヽ_ツ l |V´ ./ ! `ヽ の 、 : / l レl l l -`ー´ /// l l_`,ノ l `ー── .  ̄ l ヽ l V// | l l . l . l l l \ r-、 ,..l l l l . ! l l ;ハ | ,-; ‐-..ニ.-‐ニ-l l`! l ..ヘ l l! l l| ! l ヽ [ ̄ ̄__, l l 、 . l l l| ! | l _l !| _ ス,-O Z l l /> _ l l !| ト .,イ l V n / /!|ヽ レイ/ ,/ヽ l| ヽ| l ヽ| l´ .| || 〉 | / / l l 〈 l 、 ! |Y ./|! / l /ヽ | l !`´ l / l 090~えこといっしょ~
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Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 地獄世界・「ややえちゃんはお化けだぞ!」 第11話 ややえちゃんはお化けだぞ! 第11話 「本当に貰えちゃったんだ、すごいなあ……」 ほんのりと薄暗くなってきた地獄の空に顔を上げると、宮殿を取り囲むようにして提灯が 灯された。静寂に包まれた祭りを思わせる庭園は、穏やかながらも厳粛な雰囲気を漂わせ ている。 夜々重のつぶやきは静かに空に消え、遠くどこかから聞こえた鹿威しの音に顔を戻した。 見回してみてもそれらしいものは見当たらなかったが、長い間その響きを受け止めてきた のだろう枯山水は、ゆったりとした波紋を広げていた。 「ま、とにかくこれで後は帰るだけだ」 「そう思うとちょっと寂しいね」 「……かもな」 現状、俺たちにとって地獄というのはそれほど居心地の悪い場所ではない。 不気味に見えた宮殿からはこうして風情すら感じられるし、殿下や侍女長だって見てくれ はどうあれ、今では奇妙な友情めいた気持ちまで抱いている。 それは彼らからしてみれば失礼な話かもしれないが、素直に言葉にしてみればそうとしか 言えない感情だった。 かすかに水が流れる音、間を持って再び鳴る鹿威し。 やがて魂言堂の木戸が開かれ、小脇に紙束を抱えた殿下と侍女長が出てきた。 「早く帰った方がいいんだろう? 送ってやるぞ」 「ああ、いや。なにもそこまで」 立ち上がり埃を払う俺に一瞥をくれると、殿下は空いていた手を腰にあて、呆れたような 目線を夜々重へと動かす。 「あのな、お前ら無許可なんだぞ? 地獄ってのはそんなに気軽に出たり入ったりできる もんじゃないんだ。そもそも一体どうやって帰るつもりだったんだ?」 そういえば――と、ここに着いてから空を飛ぶことができなくなっていたことを思い出す。 入るときにくぐったゲヘナゲートも遥か上空にあったはずで、言われる通りこのままでは 帰ることができないのだ。 そんな殿下の問い掛けに、夜々重はうつむきながらもそっと目を上げる。 「それは、その……」 「オレがこう出ることも計算のうちか? 喰えん女め」 言い捨て、追い抜き際に見えた表情は、うっすらとした笑みを帯びていた。 卍 卍 卍 遠く厳かにたたずむ本殿は、果てしなく連なる提灯の明かりを浴び、美麗な輪郭を夜の闇 に際立たせている。 おそらく人の身にあっては決して望めないだろうその光景に心を奪われながらも、相変わ らず歩幅に合わない敷石を渡っていると、足を止めた夜々重が後ろから袖を引いた。 「ねえ、来るときあんなのあったっけ?」 続く敷石の先、門の側には派手な装飾のテント小屋が立っていた。 確かにそんなものがあった記憶はなく、好奇心に歩を早めると、小屋を支えるパイプには 女の子のものらしい可愛い文字で「冥土の土産」と札が貼られていた。 「いらっしゃいませー、冥土の土産屋にようこそニャー」 「おすすめは夜魔族変身セットですニャー」 テントの奥には侍女長によく似た猫女が二人並んで立っていて、それぞれ三毛猫とブチ猫 を思わせる柄が入ったジャージの上、爛々とした瞳の中に怪しげな光を宿している。 並べられたワゴンの中にはおびただしい数のぬいぐるみや、得体の知れない不気味なアク セサリが詰め込まれていた。 「ニャーお前ら」 と、不意に背後から俺たちを包み込むように華奢な腕が肩に回され、振り向くと侍女長の 荒いだ鼻息が頬を撫でた。 「ここへ来たのも何かの縁、客人をもてなすのが侍女の役目ニャれど、絞りとるのもまた 務め。渡る世間に鬼はニャし、されど地獄は金次第。お前ら思い出買うてけニャ……」 腹黒い台詞をストレートに放つ侍女長に一瞬たじろぐも、値札はどれも意外と良心価格で あり、二つ三つ買って帰るのも悪くない。とはいえ、せっかくが殿下送ってくれるという ところで時間を掛けるのもなんだし、と目をやれば、殿下はいつの間にか側の石に座って 携帯ゲームに興じていた。 「侍女隊フィギュア全6種類もコンプリート可能ニャー」 「入れたら二度と出せない侍女長貯金箱もあるニャー」 「ああ、お構いなく」 わけの分からない侍女グッズを薦めてくる二人を制しながら、夜々重はというと既に口を 半開きにしながらワゴンを漁っており、ひとつ取り出しては何事かをぶつぶつ言いながら 戻し、やがて小さなキーホルダーを俺の目の前にぶら下げた。 それはどこの観光地にでも売っていそうな安っぽいデザインで、短い紐に赤い玉がくくり つけられているだけのものだった。 「お洒落ソウルキーホルダーだって」 「なんだよそれ……」 ちっともお洒落でない外観と名称にうっかり反応すると、二人の侍女が間髪を入れず説明 を入れてくる。 「人の魂には様々な色と形がありましてニャ、自分の魂と同じものを付けるのが、地獄で 大流行なんですニャー」 「おやおや、これはお二人とも珍しい魂色をしていらっしゃるニャ、これはちょっと高く なるけどSクラスニャ」 ブチ侍女がそう言いながら、テントの奥から小さな箱を取り出してきた。 演技じみたやりとりを見る限り、どう考えてもうさんくさいのだが、開かれた箱を覗いて みると、濃紺の星形キーホルダーが2つ入っていた。 「あれ、同じなんですか?」 夜々重が首をかしげながら質問をする。 「これはもう奇跡と呼んでもいいですニャ!」 「二人が強い絆で結ばれているという証拠ニャ!」 キャッチ紛いの説明に、夜々重は頬を紅くしながら口元を押さえ、輝く瞳を俺に向けた。 「私これ欲しい!」 「マジでか……」 「500円ニャ!」 「税込で510円ニャ!」 「じゃあ二つください!」 即答する夜々重、ハイタッチを決める侍女たちを前に、俺は大げさにため息をつきながら、 仕方なく財布を開いて、残り少ない金を渡す。 「別に俺が欲しい訳じゃねえんだからな」 「こいつ……ニャんだっけ、あれ」 「ツンデレニャ!」 「ちげーよ!」 ひそひそと嫌らしい目を向ける侍女たちに一言反論しつつも、自分を鑑みるになるほど、 ツンデレというのはこうした過程をもって生成されていくのか、と納得してみた。 「おそろいだね」 「あ、ああ。しょうがねえな」 手渡されたキーホルダーに気恥しさを感じつつも、そうしたやりとりを続けながら過ぎて いく時間は不思議と心地よいもので、侍女コンビニのニヤニヤした笑顔にすら、修学旅行 最終日の土産屋を思わせる哀愁を感じる。 「まいどニャー」 「またくるニャー」 卍 卍 卍 笑顔を絶やさずにキーホルダーをくるくると回す夜々重を連れ、殿下のところまで戻った とき、また遠くで鹿威しの音が響いた。 足を止めてもう一度辺りを見回してみたが、やはり見つからない。何気なく殿下にそれを 訪ねてみると、携帯ゲーム機をぱたんと閉じて怪訝な顔を俺に向ける。 「鹿威し? そんなもんここにはないぞ」 「いや、でも確かに。なあ夜々重も聞こえてただろ?」 「え?」 「鹿威しだよ、ししおどし」 「あ、もしかして……」 そこまで言いかけた夜々重は突然思い立ったように巾着袋を漁ると、あの木製の携帯電話 を取り出して、何やら操作をしはじめた。 「これ着信音なの」 「お前、それ大分前から鳴ってたぞ」 何故そんな環境音に近いものを着信音にしていたのかは分からないが、そういうとぼけた ところがこいつらしくもあるのだろうと口元を緩めると、夜々重が青ざめた顔を上げた。 「ハナちゃんからだ、すごいメールの数……」 その震えた声は穏やかだった俺の心に微かなヒビを穿ち、たったひとつ残されていた不安 要素をじわじわと滲ませはじめた。 即ち、蘇るべき俺の身体に何か起きたのでは――と。 いやいや、まさかそんな。きっとハナちゃんもこっちが心配になってメールを入れてきた のだろう、と無理にかぶりを振ってみたが、ぽつりと続けられた言葉は油断しきっていた 俺を、再びどん底へと叩き落とすものだった。 「死体、バレちゃったって……大騒ぎになってるみたい」 上へ ややえちゃんはお化けだぞ! 第10話 ややえちゃんはお化けだぞ! 第12話
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Top 【シェア】みんなで世界を創るスレ【クロス】 地獄世界・「ややえちゃんはお化けだぞ!」 第6話 ややえちゃんはお化けだぞ! 第6話 「――なあ夜々重、鬼ってのは怖えのかな」 絡みついた髪の毛は、その締め付ける力を増しながらゆっくりと俺の足を登り始める。 しかし夜々重はそれに気付く様子もなく、今まさに非常事態だというのにも関わらず、 緩んだアホ面を向けていた。 「私の先生も鬼なんだけど、すっごい怖いよ……」 ただこいつはそういった表情が大変よく似合っているし、恐怖に怯えたり苦痛に顔を歪め たりするくらいなら、そのままのほうがいくらかマシなのではと思う。 目を閉じ一度心を空にして、最初に思いついた行動をとる。それは俺の覚悟だ。 「じゃあお前、ちょっと離れとけ」 「え、なんでそうなるかな」 首に回されていた腕をくぐるようにして外し、むくれる夜々重を押し離す。 すでに腰まで達していた髪もそれに気付いたのか、急激に速度を上げ、俺の視界を一瞬に して黒い奔流で埋め尽くした。 それから一体どんなふうにして、どうなっちまったのか。 引力とも遠心力ともつかない圧倒的な加速による衝撃は、すでに限界が近かった俺の思考 と感覚を遮断するには充分すぎるものだった。 卍 卍 卍 気を失うなんてのは人生初のことだったので、それに気付いて周りを見渡しても一体どれ くらいの間こうしていたのかもわからない。 呼吸をするたびに入り込む砂埃にむせびながら、不気味な赤い空を見上げる。 ずいぶん上から引きずり落とされたように思えたが、こうしてみると幽霊の身体というの はなかなかに丈夫なもんだな、とため息をついた。 ただ足には相変わらず黒い髪が巻きついていて、その先へと目を動かせば、俺を見下ろす 人影へとたどり着く。それは古めかしくも整った官服に身を包む女だった。 「……久しぶりだったもので力加減が分からず乱暴になってしまい失礼ました。私は外宮 警護の任に当たっている――貴方の世界で言うところの『鬼』です」 落ち着いた口ぶりはまるで怯えた野良犬でもなだめるようでいて、しかし、その黒く艶の ある髪のてっぺんには小さな角が生えている。 「お、鬼っすか……」 「別にとって食べたりしませんから、そんなに緊張なさらないでください」 状況を鑑みれば絶望的な結末しか見えないところではあった。しかし地獄に似つかわしく ない透き通った声で「怜角」と名乗るその鬼からは、不思議と恐怖は感じられなかった。 「いや、俺はてっきりもう殺されちまうもんだと」 「もう死んでいるんでしょう?」 「ええまあ、はい。いや、そうなんですが」 とは言え、ここでのやり取りが今後の明暗を決する状況に変わりはない。 だというのにしどろもどろな俺の対応に笑いをこぼし、手ごろな岩に腰を掛けて脚を組む 怜角さんに、妖艶な色気すら感じてしまうのは男の悲しさか。 「――これ、貰っても良いですか?」 不意な問いかけに慌てて目線を戻すと、怜角さんがバスツアーのパンフレットを手でちら つかせていた。 自分のポケットを確認してみるもそこにはない。俺が気絶している間、取り調べはすでに 終わっていたのかもしれない。 「ああ、それは構わないです、そんなもの」 「不謹慎ですよ……地獄巡りツアーだなんて」 「……すいません。でも、俺は――」 「黄泉返るために太閤殿下に会いに来た、違いますか?」 一瞬言葉に詰まった。 「……どうしてそれを」 「あなたには『未練の鈴』が付いていませんから」 「未練の鈴?」 「ええ」 組み直される脚に気を取られまいと目を伏せ、まるで美人数学教師を思わせる淡々とした 説明に耳を傾けた―― 通常人間が死ぬとその魂は三途の川を渡り、閻魔の裁きを受けて地獄なり天国なりに行く ことになる。ここまでは俺の知識どおりだった。 ただし、生涯に強い未練を残している人間の場合、その未練は鈴へと形を変え、魂は人の 世に残る。それが「幽霊」と「未練の鈴」だということらしい。 つまり鈴のない霊というのは、単に自分の死に気付いていないか認めたくないかのどちら かであって、こんな場所にいるとすれば後者。その目的は一つしかないとのことだった。 「はあ、そういうもんですか」 正直よく分からないが、結果状況は当たっているので素晴らしい推理であるといえよう。 「それが許されるかどうかは、私の判断するところではありません。そもそも私はここの 警護を預かったとき、捕らえたものは好きにして良いと言われていますので」 「もしかして、それって……」 「あなたは無害と判断しました」 その言葉は俺にとって光明だった。現時点ではお咎めなし、そういうことだ。 しかし何とも、俺の想像の中の鬼ってのは虎パンツで金棒を振り回すような乱暴者でしか なかったのだが、これはもしも生き返ることができたあかつきには、大勢にその正しさと 美しさを伝えてやらねばならない。 そんな決意とともに、深い安堵のため息が身体の緊張をほぐした。 卍 卍 卍 しばらくの間そうして不器用ながらも人情味溢れる会話を堪能し、さてと前置きしながら 立ち上がって埃を払う優雅な鬼の姿は、惚れぼれするほどの魅力で満ち溢れていた。 「もしお邪魔でなければ、案内して差し上げますよ」 「そりゃ助かります、でもいいんですか?」 「宮内までは及びませんが、それでも――」 と、その時、怜角さんの表情が一瞬曇る。 「ちょ、ちょっと? どうしました?」 かと思えば急に首をおさえて苦しみ始め、倒れるようにして俺に身体を預けた。 「く……」 何が起きたのかと震える背中に手をかける。すると俺の記憶の中から何かが掘り返された。 これはもしかしてあのときの、夜々重に呪い殺されたときの俺と同じではないだろうか。 小さく漏れる呻きと、震える黒髪の遥か向こうでは―― 「遅くなってごめんね! 助けにきたよ!」 ――救いようのないバカが誇らしげに仁王立ちしていた。 そう、俺は忘れていたのだ。といってもそれはもちろん夜々重自身の事ではない。 好機を絶望へと変える、そのカタストロフ的なバカさ加減を。 「違うんだ夜々重、やめろ!」 渾身の叫びに一瞬きょとんとした夜々重であったが、すぐさま表情に勇ましさを取り戻す。 「そう……鬼はいろんな能力を持ってるって聞くし、きっと洗脳されちゃったのね。でも 大丈夫だよ、私が助けてあげるから!」 「そうじゃあない、怜角さんは素晴らしい人なんだ! 今すぐ呪いを解け!」 「さっきはあんなにいいムードになりかけてたのに……許さないんだから!」 以前会話をキャッチボールに例え、どんな球も取れない夜々重を表現したことがあったの だが、なぜだ。この重要な局面において、こいつは全てホームランで打ち返してくる。 飛んでいった打球のひとつがどこかの窓ガラスを破るのも、もはやお約束であろう。 「許さない、ですって……?」 気が付けば怜角さんの震える指に光が灯り、なにやら不思議な図形を宙に描く。と、その 首に巻き付いていた太い縄が弾け飛び、同時にその瞳からは優しさが消え去っていた。 「ち、違うんです、あいつはバカなだけで――」 「この地獄に於いて、無知は罪と知りなさい!」 戦慄が走った。 喉をさすりながら立ち上がる怜角さんの髪の毛は、再びざわざわと伸び始め、地面を黒く 塗りつぶすように広がり始める。 それを避けるように跳び退きながら、夜々重は大きな岩へと軽やかに着地した。 にやりと不適な笑みを浮かべる夜々重。 やればできる子なのはわかったが、明らかにそのシチュエーションを間違えている。 「……さしずめ首でも吊った地縛霊、といったところですか」 静かに言い放たれた言葉と共に、黒い沼から数匹の大蛇にも似た塊が伸び上がった。 力を蓄えるようにして鎌首をもたげる大蛇の群れは、全て夜々重へと標的を定めている。 「待ってくれ!」 咄嗟に怜角さんに飛び掛り、押し倒す。 しまったと思った時には既に遅く、背後からの強烈な打撃と共に大蛇に飲み込まれた俺は、 そのまま夜々重の方へと突っ込み、短く聞こえた悲鳴と黒い攪拌に沈んでいった。 抗いがたい力の渦はやがて俺と夜々重の頭だけを外へと押し出し、目の前にあの美しい脚 を見せ付けている。 「私は上官から常日頃、何においてもまずは『話を聞くべき』と教えられていますが」 「そ、それじゃあもう少しだけ俺たちの話を聞いてくれませんか……」 「――ただ、秩序が乱される状況にあっては、それを鎮めてからが筋でしょう?」 そりゃあもっともだと納得する反面、俺の行き場のない怒りが、隣であえいでいる夜々重 へと向かうのも当然だった。 「貴様……ここまでバカだとは思わなかったぞ」 「ちょっと、バカってひどくない? 私助けに来たんだけど?」 「私にも獄卒としての面子がありますので、ってあの……聞いてます?」 「黙れ、何が助けに来ただ。少しは状況を把握する努力をしろ!」 「そんなこと言うなら来なければよかった。もう生き返れなくていいんじゃないの?」 その台詞に、俺の中で何かが千切れる音がした。 「てめえ……どこをどうしたらそんな台詞が言えるんだ? いっぺん殺すぞ!」 「もう死んでますよーだ」 悪びれる風もなく舌を出して小憎らしい顔をする夜々重を前に、怒りは最高潮へと達する 「……いえ、もういいですから」 「いや怜角さん。ちっともよかないんです。こいつは100回死んでも足りないぐらいだ」 「どういう意味よ!」 「そのままの意味だろうが! そんなこともわかんねえのかよ!」 「なによもう! この、ぼんぼなす!」 不意打ちのように突然飛び出した聞いたことのない言葉に一瞬ひるむ。 一体どんな意味が込められているのかわからないが、とにかくバカにされた気分だ。 「なんだとこのバカ幽霊!」 「それこないだ使ったもん! アウト! アウト! 私の勝ち!」 「勝ちも負けもあるか!」 「ふんだ! ウィナー、夜々重!」 「お前、正気か!」 そのあまりの腹立たしさに頭を捻っていると、ふと地震のような地鳴りに気が付いた。 「もう……いい加減にしてください!」 卍 卍 卍 こうして俺たちは怜角さんから30分ほどの説教を受け、大変にありがたい言葉をいただ いたあと、無事に開放される運びとなった。 本来ならば宮殿まで怜角さんが案内してくれるはずだったのだが、何かのっぴきならない 急用ができたらしく、ここで別れることとなってしまったのが非常に悔やまれる。 「最後に一つ聞かせてください。あのバスに乗っていたのはリリベルという悪魔ですね」 「ええ、それは間違いないです。それとファウストと呼ばれる男の運転手です」 「分かりました、貴方たちは無関係だと報告しておきます。ではお気をつけて」 「すいません怜角さん、ご迷惑おかけしまして。ほら夜々重も謝れよ」 「ごめんなさい……」 やや不服そうに謝る夜々重の頭を優しく撫で、丁寧にお辞儀をして去っていく怜角さんの 後ろ姿に、俺は地獄界の「まともさ」を見た気がする。 「……何よ、デレデレしちゃってさ」 「してねえよ」 もしかして、ひょっとすると―― 俺たちの目的地、恐らくは怜角さんたち「鬼」が守っている殿下宮殿というやつも、実は 案外まともなんじゃないかと、希望の光はそのまばゆさを強めていた。 上へ ややえちゃんはお化けだぞ! 第5話 ややえちゃんはお化けだぞ! 第7話