約 71,506 件
https://w.atwiki.jp/srwux/pages/20.html
編集の前にトップページか参戦作品でガイドラインを読んでから編集してください。ガイドライン違反の内容は削除対象となります。 概要 ストーリー 登場人物エイサップ・鈴木 エレボス リュクス・サコミズ サコミズ・シンジロウ 矢藩 朗利 金本 平次 コドール・サコミズ コットウ・ヒン ムラッサ・メェン カスミ・スガイ アマルガン・ルドル キキ・アッテル ヘベ・ゲッテル アレックス・ゴレム 鈴木 敏子 ジャコバ・アオン 登場機体ナナジン アッカナナジン ギム・ゲネン オウカオー シンデン ライデン アプロゲネ キントキ フガク F-35 補足 概要 2005年から2006年にかけてインターネットで放映された全6話のアニメ作品。 「機動戦士ガンダム」シリーズで有名な富野由悠季氏の小説『リーンの翼』を原作とし、 その続編となる形で富野氏自らが本作・アニメ版『リーンの翼』製作の指揮を執った。 また、『リーンの翼』は富野氏の幾つかの作品で描かれる異世界「バイストン・ウェル」を 構成する作品の一編であり、『聖戦士ダンバイン』とも深い関係にある。 ストーリー 舞台は第二次世界大戦終結後の日本。 主人公「エイサップ・鈴木」はとある事件をきっかけに異世界「バイストン・ウェル」に迷い込んでしまう。 彼はそこで一人の男と出会う。異世界の一国を治めているその男は、かつてはエイサップ達の世界で 日本のために戦っていた旧日本軍の特攻隊員「サコミズ・シンジロウ」であった。 登場人物 エイサップ・鈴木 主人公。特徴的な名前は日本人とアメリカ人の混血児のため。 大学浪人中のフリーターという設定ではあるが小説版では普通に大学生。 アメリカ軍の岩国基地司令の息子であり、悪友の朗利と金本にせがまれては、迷惑に思いつつもその立場を利用して情報を流したりしていた。 物語開始当初の舞台は山口県岩国であるが、最終決戦の舞台が何の説明もなく東京に移るのは彼が東京出身だから。(バイストン・ウェルからの帰還先は生家というシリーズ定番の設定) 原作シナリオがうまく分割されたおかげか結構主人公をやっている。 エレボス 「バイストン・ウェル」に住む妖精。『ダンバイン』のチャムとはサイズが違うが同じミ・フェラリオ種。 劇中では最上級のフェラリオであるチ・フェラリオと間違われるが、これは富野監督自身が設定を忘れていたため。 原作では最終決戦の数分間のみ、鈴木君とナナジンに同乗していたが、ショウとチャムを意識してか本作では序盤から同乗する事となっている。追風役として便利。 実はフェラリオという生物は「気持ち良い事」を好むという設定を持つ。劇中でも反乱軍に行為を求められたが、エレボスは面食いなのかフっていた。 リュクス・サコミズ ヒロイン。サコミズ王の娘。鈴木君を膝で殴るお姫様。 父の野心を正すためにリーンの翼の沓を持ち出すが、地上界にオーラロードを開き混乱をもたらしてしまう。 直接戦うことはほぼ無かったが、オーラバトラー自体には何度か乗った経験がある。 今作では非常に珍しい周回ごとに特定ルートを通らないと正式参戦してくれない御方。都合上、ロミナ姫の衣装チェンジイベントとは二者択一となっている。 サコミズ・シンジロウ バイストン・ウェルにある国「ホウジョウ」を治める国王。漢字で書くと迫水 真次郎。 元大日本帝国海軍の特攻隊員。しかしその任務を果たす事無くバイストンウェルに落下した。彼の奥底には「あの時特攻で死なずに生き延びてしまった」という意識とアメリカへの敵対心が根強く残っている。 オーラロードが開いた結果21世紀の日本に飛び出し、アメリカと同盟を組み傅く日本を見てしまい… へリコンの地を平定させた生きる伝説の聖戦士。ホウジョウ建国時は多くの人々に望まれて王位につくしかし老いる事無く生き権力を持ち続ける伝説の聖戦士は、民から畏怖されると共に次第に疎ましく思われるようになる… 正しい意味での「老害」と言うべき一面を持つ人物だが、良くも悪くも純粋すぎたからこそ招いた事。そもそも前提と目指す所が現代っ子のエイサップとは噛み合っておらず、そのため微妙にずれた応酬が展開されるハメに。 いわゆる「富野節」と称されるセリフ回しが最も顕著な人物。その中でも一二を争うほどネタにされるセリフは、今回まさかのDVE化。 今も昔も有りがちな、異世界召喚勇者物のなれの果てと考えるとかなり笑えない人でもある・・・。ダンバインのファンタジーとの融合ロボットといい、富野監督の鋭さが際立つキャラである。 その出自(旧帝国軍人)の関係からか加藤と絡む。 条件を満たすと自軍に加わってくれる。鈴木くんとの合体攻撃もあり、その戦闘アニメは必見。魂を持ってるので瞬間火力は鈴木くんを上回る。 直心影流剣術という剣術の使い手、ちゃんと実在する流派の一つである。「ヤエェェェェッ!」というのは直心陰流の打ち込みの気合である。 矢藩 朗利 エイサップの悪友。「やはん ろうり」と読む。在日アメリカ基地で働く父親への反発から、過激な反米思想を持つ。「朗利」は初期設定の真性のロリコンという設定の名残がそのまま名前に残っただけ。 行き過ぎた反米思想でアメリカ軍基地に爆破テロという凶行に走り、さらにオーラバトラーを手にしたことで力に溺れ東京都民を嬲り殺したとんでもない男。 プレイヤーが忘れかけた頃に鳴り物入りで再登場する彼らだが、一定条件を満たしていると見事なかませ役となる。「地上人のオーラ力」と言うタイトルの意味合いも大きく変わるので必見。中断メッセージで金本と一緒に隠し要素について言及していた通り「スゲェ事」になったのは確かである。 劇中明確に描写がある訳ではないがアニメ版では金本とラブい関係、小説版ではノーマル性癖の右翼。 金本 平次 エイサップの悪友。日本人であるが在日韓国人の三世という設定。 外国人に近い環境が理由か定かではないが、鈴木君・朗利・平次の三人は差別を受けていた経験を持つ。「差別されてたんだろ!」という台詞が彼の歪んだ本音を如実に表している。 コドール・サコミズ CV:林真里花 サコミズの後妻である女性。自らの娘ではないリュクスを嫌っている。 バイストン・ウェルでオーラバトラーを製作していた部族の生き残りであり、戦争で技術を無理矢理奪ったサコミズの首を常に狙っている。 褥があたたかいらしい。 コットウ・ヒン フガクの指揮を務めるホウジョウ軍の武将。中の人はロックオンと同じ。 「ヘ、へへへ、へへ」まさかのDVE化である。なおこの時、恐怖のあまり失禁している。 骨董品。 ムラッサ・メェン ホウジョウ軍の女武将。 村雨。 カスミ・スガイ ホウジョウ軍の武将。和平を装い騙まし討ちを行うサコミズの作戦の実行犯。原作ではサコミズ王の狂気を象徴する凄惨な悲劇であったが、今作では孔明先生の手によって・・・ 女の名前なのに…なんだ、男か。 アマルガン・ルドル 反乱軍の御大将であるご老体。かつてはサコミズと共に戦争を駆け抜けていた仲。 ダンバインで言うところの反ドレイクのポジションだが、原作での反乱軍は エイサップと一度も共闘したことがない 。待ったなしの展開が続いた結果、関わる機会が無くなってしまったのが最大の原因か。 本作では自然にエイサップと共闘する上に自軍入りしているが、結構スパロボ補正が働いている。 キキ・アッテル 反乱軍の女性パイロット。補給担当。 ヘベ・ゲッテル 反乱軍の女性パイロット。修理担当。 キキと合わせ劇中でもあまり活躍しないため、参戦は危ぶまれていたが無事に登場となった。 アレックス・ゴレム CV:大川透 鈴木君の父親。第二部終盤では人類軍の味方側の人物として活躍する。 実は敏子とは浮気関係であり、本国に残した妻と離婚したという経歴を持つ。 不倫、クーデターに参加と序盤はろくでもない印象を受ける言葉ばかりが彼を取り巻いていたが、クーデターはアメリカを憂いての行動であり、クーデターを起こそうとしていた上司の目的が自分の利益のためと分かるとそれを止めたりと確固たる自分の信念を持っている。不倫に関しても敏子との約束を守り元妻と離婚はしている。 スパロボでも人類軍に身を置きながらUXを助けてくれたりと結構いい人。 鈴木 敏子 CV:唐沢潤 鈴木君の母親。夫とも蟠りがあるせいかやや息子を溺愛している節がある。 ジャコバ・アオン CV:甲斐田裕子 バイストン・ウェルの命の生まれる地「ワーラー・カーレーン」に住むフェラリオの長。 思念波、瞬間移動など不思議な事象を操り、バイストン・ウェルを監視している。 バイストン・ウェルを混乱させるサコミズに対し、娘であるリュクスに殺させようとするなど、善人とも悪人とも言えない存在。ダンバインにも同名のキャラが登場するが今作では「同一人物だけど別のジャコバ」という扱い。スパロボZシリーズの某人物みたいな感じ。 登場機体 ナナジン 異世界「バイストン・ウェル」で建造された新しいオーラバトラー。今作ではダンバインのショット・ウェポンが製作した新式オーラバトラーという設定になっている。 鈴木以外は動かすことすら出来なかったという曲者。 武器はほとんど刀のみ(と言っても大体のオーラバトラーがそんな感じ)だが、漫画版では戦艦の主砲(火球弾)を真っ二つにするという荒業をやってのけた。某ACEゲーではガダやオーラシップ砲などを装備していたりもした。 当初は名無しだったが、名無しと呼ぶ鈴木君の言葉を「ナナジン」と勘違いしたサコミズ王が結果的に命名した。「ナナジンと名付けたか!七福神の!」と勝手に由来まで想像された。現実は最後まで名前が決まらず、監督に掛け合ったスタッフが「名無しの」と口を滑らせたことから命名されたらしい。 オーラバトラーはバイストン・ウェルに生息する巨大な虫が素材のため、虫に似たフォルムが目立つ。 ちなみに『リーンの翼』のオーラバトラーのオーラコンバーターは虫でいうところの腹部にあたる部分。 アッカナナジン 原作では成長したエイサップのオーラ力にナナジンが変色した姿。赤い華でアッカ(赤華)と読む。つまり桜の花。 アニメでは何の前触れも無く、オウカオーとオーラロードを越えた際にいきなり赤く変化していた。本作においては熱いイベントとともにこの姿へと変わる。 劇中であまり派手な動きが無かった反動か、今作の戦闘アニメではもの凄い高機動戦を見せてくれる。 ギム・ゲネン 反乱軍の主力量産型オーラバトラー。肩についてる腕のような部分で刀をマウントしてるのが特徴。 上記のとおり反乱軍が使用するほか、リュクスも乗ったことがある。 隠し要素であるリュクス機を含めれば自軍に計4体も編入される事になる。リュクスのギム・ゲネンは機体ボーナスが非常に優秀。地味だと無視するには勿体無いほど。 アマルガン隊3体の合体攻撃は、トドメ演出がちょっと可愛い。 オウカオー 蝶のような羽を持つオーラバトラー。名前はサコミズがかつて乗っていた特攻機「桜花」から。 やはり武器は二振りの刀のみ。リーンの翼がどういう扱いとなるかが見所。 某ACEゲーではスパロボ史上に残る偉業を単機で達成した。詳しくはプレイしてみよう。 オーラバトラーの癖してオウカオーの羽が原因でかなり硬い、おまけに避けるわ攻撃が痛いわとUX屈指の強敵である。 シンデン ライデンを元にしたホウジョウ軍の新型オーラバトラー。 朗利と金本がサコミズから受け取り、東京を焼き尽くさんとした。 名前の由来は旧日本軍の試作局地戦闘機「震電」から。 ライデン ホウジョウ軍の量産型オーラバトラー。ムラッサ、カスミも搭乗している。 名前の由来は旧日本軍の局地戦闘機「雷電」から。 アプロゲネ 反乱軍の旧型オーラシップ。 今作ではユニットアイコンのみの登場。 キントキ ホウジョウ軍の新型オーラシップ。 今作ではユニットアイコンのみの登場。 フガク ホウジョウ軍の旗艦。オーラエンジンにより光を撒き散らしながら動く。 名前の由来は旧日本軍の戦術爆撃機「富嶽」から。ただし計画のみで開発はされなかった。 何故か何かと撤退する、最近のスパロボでは割と珍しいユニット。 F-35 実在する米軍のステルス戦闘機。 今作ではユニットアイコンでよく似た戦闘機が登場する。 補足 サコミズ失踪→第二次世界大戦終結→(約70年後)→エイサップがバイストンウェルへという時系列である。 バイストン・ウェルの時間の流れは扱われる作品によって「早い」とも「遅い」とも設定が変わる、これも創造主である富野監督自身が設定をわ(ry 同世代のアマルガンは歳相応の老人ではあるがサコミズが壮年の若々しい姿を保っているのは強いオーラ力がなせる業であると思われる。 原作小説・アニメ・小説完全版・コミックそれぞれで内容が違い、全てパラレル扱い。原作小説はサコミズが主役でバイストンウェルに召喚された際のお話。オーラバトラーが一切登場しない。ちなみにラストでサコミズはアマルガンに殺され、その意思のみがリーンの翼と一体化して地上に帰還し、日本への三発目の原爆投下を防ぐという、アニメのストーリーには繋がらない結末になっている。ただし、『ダンバイン』につながるのはこちらと思われる。 アニメは今回参戦したもの。主役はやっぱりサコミズエイサップ。 小説完全版はアニメ部を補完した物。逆にコミックはアニメ準拠で小説版の要素が少し混じる。今度こそ主役はエイサップ。 小説版はいわゆるトミノ節炸裂な内容。18禁でもいいくらいエログロ要素満載。 コミック版の作者は今回同時参戦したガンダム00のTV版コミカライズを担当した一人である大森倖三。アニメに基本的に準拠しており、なおかつ「まるで総集編のようにわかりにくい」とネタにされるアニメより理解しやすくまとめられている。初心者にオススメ。 2010年末に発行されたカドカワ・ムックNo.373「Newtype Library 冲方丁」にて富野監督と冲方丁氏が6回に分けて対談した記事が掲載されており、その第一回にてリーンの翼について語り合ってる。今作でリーンの翼とダンバイン、ファフナーがクロスオーバーしたのは偶然なのか・・・?ちなみに他人を素直に褒めないことで有名な富野監督だが、この対談にて「僕は、冲方丁という作家が生まれたことがとてもうれしいんです。」と素直に冲方氏の才能を認めている。
https://w.atwiki.jp/fate_495112834sandy/pages/41.html
. 聖杯戦争のマスターとして不幸にも覚醒してしまった男が、目撃したのは『絶望』そのものだった。 日本の東京二十三区。 東京都内にある寺院の『僧侶』の役割を当てられていた・室井静信が、かつての記憶を取り戻すに時間は要しない。 彼が身を置いていたのは、自然豊か程度で済まされない。 閉鎖された古典的『ド田舎』。人口が僅か1300人だけの村。 そこと比較すれば大都会かつ有名な東京へ移ったのだから、違和感の一つや二つ。直ぐに抱いた。 静信が人気ない、自身が在籍すると『されている』寺院で思い出した矢先。 目にしたのは自らのサーヴァント。 じゃない。 最早、原型のない血液の集合体であった。 偉大なる英霊とはかけ離れた『化物』そのもの。 何かと疑念を脳に発生させる必要なく、血液は独特の匂いを漂わせながら静信に接近する。 逃げるべきだが。 不思議にも静信は逃げる手段を取らずに、額に汗を浮かべながらも静観していた。 血液は静信の周囲を取り囲み。 『お前は――セイシン。嗚呼、ムロイセイシン。そう呼ばれているな。「情報」がある』 と、ゴポゴポと泡を立てながら。 確かに、血液から声が聞こえたのである。しかも人間の。 血液でしかないソレを果たして『人間』と称するべきなのだろうか。 聖杯戦争をすんなり受け入れた訳じゃないが、静信は酷く落ち着いた様子で聞き返す。 「情報?」 『お前の「血」の情報だ。お前は――自殺しようとしたな。手首をかっ切り、死のうとした』 自然と静信は、指摘された手首を抑えていた。 今尚、痕跡が残されている。血液に果たして視力があるか怪しいものの。 ソレの言葉は事実であり、真実だった。そして――― 『お前はこの世界に絶望した。とっくの昔に全てを悟り、死を選択し。だが結局のところ死なずに居る』 何故だか息を飲む。 絶望した。 そうなのかもしれない。閉鎖された村に対してじゃない……この世界全てに対して。 でも、実際は曖昧だった。絶望の衝動で刃を立てたのか。分からない。 困惑する静信に対し、血液は嗤う。 『お前の選択は最善だ。そうだとも。死ぬ必要なんて無い。死ななくても良いからだ』 「なら、どうして。ぼくにその話を」 『俺とてこの世界に絶望しているからな。こんな世界はクソでアホでバカで間抜けだ。 最も、世界を代無しに没落させた要因は、紛れも無く「人間」という最低最悪の生物だ』 「―――」 静信を差し置いて語り語る血液の形状は、見る見る内にヒトの姿になった。 年齢は明らかに静信よりも若い。 先ほど男の声だった気もするのだが、実際の姿は 木瓜紋があしらわれた帽子を被り、赤マントを靡かせる黒の軍服の黒長髪の少女。 軍に関わる年代と性別に大凡思えない容姿。 口調と違って可愛らしい声色で、堂々とソレは言う。 「だが、考えても見ろよ。こんなにも醜く哀れで地上の宝を湯水の如く消化し穢す愚かな生物が 滅亡すること無く、その文明を永続させられると思うか? 俺は思わないな! 人類は滅びる。勝手に滅びる。 確実に滅びる。滅んで当然の末路だ。クソ世界に絶望した俺の共感者(マスター)。お前なら分かる筈だぜ」 「……君は一体何者なんだ?」 震える静信の問いかけに、英霊は不敵に嗤い答えた。 「人類で最初に『殺された』間抜けだよ」 ◆ 人間が知らない神話。 人類最初の被害者と称された弟は、兄の嘘を告発する為、執念により大地に流れた自らの血液を利用した。 それを視た神は、弟を『人類全ての血の祖』にし。 死と引き換えに『血液』を通し、人類史を観測する地位を与えられた。 誰しも神からの恩恵に喜ぶ事だろう。 最初、弟も神から与えられた地位に心より感謝の意を表していた。 ……だが。本当にそれは最初の内だけ。 人類が流す『血』の要因など、自ずと悲劇と非業と拷問や戦争……醜悪の塊でしかない。 無論。全てがそうでなかったとしても。 そうでなかった『希望』が『絶望』に塗り替えられるほど、弟の魂を摩耗し、精神を穢した。 あらゆる私怨や憎悪を抱く中。 弟がこれらが――兄の血筋が要因ではなく。人類という種族そのものが愚かであるが故の顛末なのだ、と理解するのに。 さほど時間はかからなかっただろう。 罪人として『生き続ける』兄の方が安息に思えるほど、弟は『悪』を目にし続ける。 弟の名は『アベル』。 『ライダー』のクラスで召喚された英霊。 ◇ 翌日早朝。 ふう。と静信は、寺院の清掃を終えた。 枯れ葉をゴミ袋にまとめ、観光客の姿がまばらなのを確認し、自室へ移動すると今時珍しい原稿用紙を机に敷き。 小刻みにペンで音立てて執筆活動に励む。 僧侶ながら副業に小説家を持つ人間は、珍しい部類に属するだろう。 「おい、何してる?」 静信のいる部屋に面した縁側で、胡坐をかいて呆れた風に声をかけたのは、夢でもない、静信が召喚したライダーである。 ……なのだが。 静信がペンを落としかけるのも当然。 ライダーの姿は形状を露わにした黒髪の少女そのものだが、格好は現代らしいラフなものへと変わり果てていた。 木瓜紋をあしらった帽子はそのまま。 現代のジャケットと『Buster』とロゴがある赤いクソダサTシャツ、あげくにミニスカ。ロックなヘッドフォン。 彼――性別は彼女だが――の真名を看破できる存在など、現状いるのか怪しいほどだ。 流石に静信も溜息をついて、一旦ペンを置く。 「君こそ、世界に絶望しているにも関わらず。謳歌しているのかい」 「仕方ないだろう。現代がこのような格好を求めているのだから」 「君が『女性』だったとは思えない」 馬鹿真面目な態度で返事する静信に、ライダーは舌打つ。 「俺本来の姿になったところで何の意味がある? 日本に縁ある英霊の姿を借りて何が悪い? 確か名前……オダ、オダノブナガ。これは『織田信長』の姿だ。お前の国の英霊だぜ。名くらい知ってるだろ」 「なんだって?」 否。織田信長が女性である方こそ『おかしい』のだが…… 頭をかかえる静信を気にも留めず。 ライダーは悠々と問いかけた。 「おい、共感者(マスター)。お前の願いはなんだ。言っておくが人類滅亡も衰退も願う必要はない」 「僕は……まだ分からないよ」 真剣な面持ちの静信に対し、ライダーは鼻先で笑う。 どのように罵倒されようが静信は続けた。 「君の提案する人類の衰退も最初から願いになかったし、特別な願いも僕にはない」 「つまらんな。本当につまらん。小さな箱庭で満足するキチガイめ」 「僕はそれでいいと思っているよ。今もね」 「今もか? こんな世界を知っておいて。良いと思って死のうとした癖に」 「そう」 「……お前はきっと俺に失望しているんだろうな」 「そうだね」 「馬鹿だな。何故、嘘をつかない」 「君には嘘が通用しないと知っているからだよ。英霊の力は逸話通りじゃないのかい」 ライダーの表情は心底退屈そうなもの。 静信が察する通り、ライダーの逸話に準え『虚偽』を明かす能力が備わっている。 英霊であれマスターであれ。ここに配置された無銘の住人ですらライダーに嘘を暴かれる。 しかし。だからこそか。 ライダーは本当につまらなそうな様子だった。 「もう俺は嘘が嫌いじゃない。嘘がないほど面白みが失われる。 なあ、どうだ。共感者(マスター)。世界を混沌極まりない残虐かつ残酷な土台に変えたのは人間か? 神か?」 「どうなのかな」 「俺を殺した男は典型的な卑怯者だが、神に対し泥を塗ったのは滑稽で面白いと思うぜ」 ゲラゲラ嗤うライダーは、最早悪魔のようだった。 そんな彼――アベルに静信は失望していた。 聖書で語られたアベル。その存在に身勝手な尊さを抱いて、自滅し、失望しているのか。 あるいは……神に対し失望しているのか。 死して終わる筈のアベルに対し、清らかな心を穢すかの如く。あらゆる醜さを味あわせるなど。 「君は、観測者には相応しくなかったんだ」 皮肉めいた静信の発言に、アベルが目を見開く。 「やっぱりお前は俺の共感者(マスター)だ。俺もそれを願おうと考えていた」 所謂、自らの消滅。 通常願う事ない自殺を願う。 だけど静信は当然のことだと考えていた。何故ならアベルに『罪』も『罰』もない。きっとそうだ。 故に地位を捨てる事も赦されるのだ、と――勝手な理想を描いていた。 【真名】 アベル@旧約聖書 【クラス】 ライダー 【属性】 混沌・悪 【パラメーター】 筋力:C 耐久:C 敏捷:D+++ 魔力:D 幸運:C 宝具:EX 【クラススキル】 対魔力:B 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 騎乗:EX アベルの騎乗の真価は『血液』の騎乗にある。 【保有スキル】 変化:EX 血液そのものと成ったアベルは、大地に流れ続ける人間の血液と同化し続けている。 血を流した人間であれば誰にも変身可能。 どこかの英霊も体現可能だが、英霊としてのスキルや宝具は獲得できない。 文字通りの見かけ騙し、姿だけのハリボテ。形は本物なので初見殺しになりえるだろう。 アベル本来の姿は保てない訳ではない。 愚かな兄に殺された自分自身を『弱い』と嫌悪している。 血脈集束:EX 大地に流れた人間の血液と同化状態にあるアベルは、それらから『情報』を得る。 所謂、ほぼ人類史巨大サーバー。あらゆる情報が集束されたネットワーク。 当然ながらアベルが全ての情報を即座に引き出す事は不可能。 そうしようとしたら彼自身に膨大な負荷がかかり、自滅に終わる。 一つ一つ、特定の情報を『検索』する作業となる。 無論、情報検索における魔力消費も必要。ある程度、検索条件を加えれば魔力消費も少ない。 精神汚染:C+ 精神が錯乱しているため、他の精神干渉系魔術を高確率でシャットアウトする。 一応、会話は可能だがハメをはずして、命令を聞かない。 マスターの静信があれこれ言っても、素直に応じる事もない。 ただ『共感者』として意気投合できると思っている。 真紅の告訴:A かつてカインの嘘を暴いた逸話によるスキル。相手の虚偽を暴くもの。 アベルの認識範囲に留まる全てが対象。嘘をつけば嘘を述べた者の足元。 もしくは肉体等に血液の文様が浮かびあがる。 【宝具】 『人類の不浄よ、地上を潤したまえ(クリムゾン・レコード)』 ランク:EX 種別:対血宝具 レンジ:∞ 最大補足:∞ 人類が大地に流した血液の集合体であり、そのものであるアベルは 前述にある変化や血脈情報の他にも、血液そのものを使役する事が可能。 血液中にある鉄分を利用し、武器を創造。血液を使い魔のような生命体に変化。 巨大な血液で構成されたモンスターに形作ることすら出来る。 舞台の二十三区そのものを血液の海に沈める事も……可能だが、魔力が圧倒的に足りない為、行わない。 使役する血液の量により、魔力消費は変化する。 【人物背景】 旧約聖書に登場する人類最初の被害者。 兄・カインから嫉妬され、殺され、大地に流れた血液と成った。 死したアベルは、神より人間の血を通し人類史の観測者となる恩恵を与えられる。 しかしながら、戦争等非業の歴史と所業。 血に流される『情報』は人間の醜さが凝縮されたものだった。 人間という生物が至った醜さだと理解し、絶望している。ヤグされている。 人類滅亡を望んでいるものの。別に願う必要なく人類は自滅すると過信している。 【容姿・特徴】 スキルにより姿はコロコロ変わる。『姿だけ』であれば血を流した者に限り、誰でもなれる。 現在、英霊・織田信長(FGOのノッブ)の姿でいる。 それも水着verのラフな格好だったり、魔人アーチャーの軍服verだったり様々。 本来の姿は、二十前半の青年。短髪黒髪。細みだが筋力ある体つき。一枚布を体に纏っている。 【聖杯にかける願い】 観測者の恩寵という呪いを解く 【マスター】 室井静信@屍鬼(漫画版) 【聖杯にかける願い】 まだ分からない 【能力・技能】 特になし。 魔力なしマスターである為、魔力源は心もとない。 【人物背景】 人口わずか1300人の村にある寺院の息子。 本業は僧侶で、副業は小説家。ワープロに抵抗がある為、原稿用紙で執筆している。 性格は典型的な温厚だが、学生時代に自殺未遂を起こす。
https://w.atwiki.jp/maryuworld/pages/27.html
「汝の誇る相手を敵とせよ。」 名前 ツァラトゥストラ(コードネーム) 年齢 40歳 性別 男 陣営 人(一応) ■能力 ○概要 遺伝子改造、更には生体金属の移植による『超人』を超えた"超人"としての驚異的な基礎身体能力。 魔法じみた特性をもつ機械の杖による、自然現象の人工的発生。 ○能力詳細 『剋印 デーア・シュテンペル 』 金属の強さと生体の柔軟性を兼ね備えた物質――即ち、生体金属を体内に移植・増殖させ、体内の多くの細胞と入れ替える改造手術。 これを受けた者は以前と同等の身体的柔軟性を維持しながら、過激な戦闘・運動にも耐えうる強靭な肉体を手にする。 更には生体金属の特性によりエネルギー変換効率が絶大に上昇し、爆発的な馬力を発揮できるほか、極限の環境下においても長時間生存することができる。 また全身の血管は機械化され、圧力調整により全身に高速で血液を循環させることで激しい運動を支えている。 この血管は赤い筋のように全身の皮膚の下に見て取れ、それが恰も全身に押された刻印のようであることから『剋印』の名が付いた。 これは遺伝子改造により『超人』となった者の中でも特に優れたポテンシャルを秘めた者のみが耐え得る科学異能であり、いわば『超人』を超えた"超人"である。 適任者が限られている上に手術コストが高く、この手術を受けた者の数は多くない。 『超人の杖 デーア・ユーバーシュトゥック 』 先端には翼を広げた鷲が、黄金に輝く柄には巻きつくように蛇があしらわれた杖状の機械兵器。 元々は何の装飾もない単なる杖状の兵器に過ぎなかったが、長きに渡る隠遁生活の中でツァラトゥストラが独自に改造を行ったことで現在のそれになった。 周囲のイオンや熱を吸収し内部機構により最大限の効率でエネルギー変換、それを燃料に様々な機能を発揮する。 精神感応機能を持ち、握り手からの電気信号に応じ使用者たるツァラトゥストラの意思によってのみ自在に稼動する。 現時点における主な機能は雷撃の発射、サッカーボール大の小型太陽の形成、重力場の生成、暴風の発生、など。 実は鷲と蛇は生体そのものであり、時に蠢き鳴き声を発するなど、単なる装飾以上の意味を持つ。 それでいて鷲と蛇は機械兵器たる杖と融合しており、半ば生体兵器に近い形となっている。 鷲と蛇にはツァラトゥストラの生体金属が分け与えられ、やはり相当な頑丈さを誇る。 このことにより人為の所産たる機械と生体の属す自然は媒介され、機械的な秩序に完結しない新たな可能性をこの兵器に与えている。 しかも、精神感応機能により使用者たるツァラトゥストラの意思――或いは"意志"とも直結し、このことにより彼の意志の儘に自然界に直接に操作する可能性すら生まれうる。 「高度に発達した科学は魔法と区別が付かない」と往々よく云われるが、この兵器は正にその格言を体現しているのである。 ○能力対価・弱点 生体金属は丈夫なぶん回復が遅い。 つまり、基本的には頑丈であっても、一度内部組織にまで大きなダメージを負えば暫くは治らない。 また、杖を介した自然界との接続は使用者に大いなる可能性を齎すとはいえ、過剰な使用は相応のデメリットを伴う。 すなわち、自らの意志に自然を服属させるつもりが、逆に自然に自我が屈服する事態――即ち、自我・人間性の喪失――或いは、"死"である。 人は自然からはある程度の距離を取り、自然とは持ちつ持たれつというのが良好な関係であるが、過ぎた自然への没入は人を人でなくしてしまうのである。 ○本人の身体能力 『剋印』により、通常の『超人』を上回り、『龍の眷属』にも引けを取らぬ身体能力を発揮する。 ■性格 己こそが真の"超人"たる資格を持つという自負心。 それでいて倦まず驕らぬ向上心。 虚しく彩りを失した世界の中でも絶望を知らぬ意志の強さ。 しかし己が認めた相手でなくば冷徹な軽蔑も厭わない気難しさ。 身も蓋もない言葉で云えば、"変人"である。 彼を行き詰った世界に光明を穿つ英雄と仰ぐか、それとも陶酔の神に憑りつかれた退廃の狂人と嘲るか、 それは、彼を目の当たりにする汝次第である。 ■外見 肩の高さまで伸びた波打つ焦げ茶色の髪と、同色の雲のような口髭を生い茂らせた中年の男性。 白皙碧眼、目鼻立ちのくっきりした顔立ちと西洋人の特徴を持つ。 隠遁者じみた簡素な白いローブの下にはがっしりとした肉体を秘め、186cmの長身を聳え立たせる。 『剋印』により機械化した血管が赤いラインとして皮膚の下に覗いており、露出した顔面と両手からそれが如実に窺える。 ■装備品 白いローブ 『超人の杖 デーア・ユーバーシュトゥック 』 ■備考・来歴 『超人』であり、かつ単独で『龍の眷属』にも劣らぬ戦闘力を持つ珍しい存在。 基本的に単独行動をとり、馴れ合いを好まない孤高の人。 かつては人類の組織に戦闘員として所属し、その優れたポテンシャルは『剋印』を押され精鋭部隊の隊員へ抜擢されたほど。 だがそのような名誉の副作用たる増大する虚栄心に憑りつかれ、あからさまに他者を見下すようになり、やがては集団行動すら疎ましくなり、現在の性格が形成される。 そして遂に組織を脱退。長きに渡る期間、「自らの精神と孤独を愉しませる」ために山奥の洞窟に隠遁した。 脱退したことで組織からは追われる身となる。が、その実力に鑑み処罰は免れ、半ば単独行動は容認され、監視を受けるにとどまっているようである。 戦乱に荒んだ時代の中にあって珍しく古典などの教養を好む。 が、スノッブのきらいがあり、人々と交流があったころには周囲に教養をひけらかしては煙たがられる日々を送っていた。 「ツァラトゥストラ」というのも、彼が度々引用するとある哲学書から取って皮肉られてあだ名されてしまい、それがそのまま組織内のコードネームとしても正式に採用されてしまったもの。 本名は別にあるものの、スノッブの過去を恥じる現在は、自らへの戒めとしてあえて「ツァラトゥストラ」を名乗り続ける。 そして――隠遁の末に成熟した精神を以って、人々に真の"超人"の何たるかを説くべく、そして『開闢龍』の成さんとする一つの秩序に対抗すべく彼は、戦乱の最後の一幕が開かれんとする大地へと下山していく。 ――こうして、ツァラトゥストラの"没落"は始まった。 ○最近の動向 人類と龍の戦いに身を投じたとはいえ、ツァラトゥストラは人類軍には復帰することなく、独自の行動をとっていた。 11月5日発令のミッションの折、砦の防護壁外の貧民街で演説をした。 その内容は、砦の外に旧市民を追いやり軍事作戦を進める政府への不信を顕にするものであった。 そして、来たるべき平和の下で政府メンバーだけで利益を独占されることのないよう、自ら龍に立ち向かいその実力を証明すべきことを貧民たちに説く。 この演説に心打たれた一部の人々はツァラトゥストラに付き従い、ツァラトゥストラの助言の下スクラップを材料にどうにか拵えた武装に身を固め、彼の指揮の下独自の自警団とでも言うべきものを結成したのだった。
https://w.atwiki.jp/eb_tw3/pages/123.html
人類 人類とはエンドブレーカーの世界に存在する生物分類のひとつ 概 要 人類はこの世界に生きる人間や、それに類する種族。 伝説の妖精騎士の血を受け継ぐ『エルフ』のような種族も人類に含まれる。 都市国家を築きその中で社会を形成している。 容姿や服装はひとつの都市国家内でも地域や風習などでまちまちである。 人類に属する種族や部族などの集団 トライブ?・・・エンドブレイカーのルーツのひとつにもなっている部族。エンドブレイカーの先祖を持ち、代々受け継いでいる。 エルフ・・・妖精騎士の血を受け継ぐ種族。人間と比べると耳がとがっている。 メ モ もしバルバやピュアリィとの間に子供ができた場合、バルバ類やピュアリィ類とみなされる可能性が高い 関連項目 「エンドブレイカー!」の世界観 都市国家 共通文化
https://w.atwiki.jp/maryuworld/pages/23.html
開闢龍の出現により、危機にたされている人類たち。 目的は「人類の生存と旧秩序の奪還」。 龍サイドよりは助け合い、友情、愛といった関係性を重視する傾向にある。 そのままでは非力な人類は、DNA改造や手術によって先頭に特化した兵器人間【超人】を作るに至る。 【超人】および【人類】は、未来の科学技術を駆使できる。 基本的に「装備品」に頼った能力を持つ。 その科学力は「ビーム兵器が日常的になった程度」「ナノマシン媒介の精神感応装置」「限定的な瞬間移動装置」等も使用できる。 人類サイドは単独では「龍の眷属」ほどの力は持たない者も多いが、「チーム」で戦うことができる。 (NPCプレイを可能とする。ただしNPCは確定で殺されてしまう。装備品扱い) ただし、中には龍に匹敵する能力を持ち、単独で戦う事を好む「超人」もいる。
https://w.atwiki.jp/edge-ticket/pages/20.html
【種族名】 人類 【読み方】 じんるい 【詳細】 猿の進化系。 一般的な意味での地球人であるが、EDGE時代における人類は宇宙進出が可能なレベルにまで高度な技術を有するまでに成長しており、地球を遠く離れ太陽系ではない星々のところまで宇宙船でやってきている。 次の時代であるGENESIS…境界線上のホライゾンによれば、神代と呼ばれていたこの時代において人々は神と呼ばれるようになったものの、大きな争いで疲弊し地球へと戻ってくる羽目になったという。 そしてEDGE時代の作品はこれまで発表されておらず、終わりのクロニクルにおけるAHEAD時代からいきなりGENESISに飛んだため謎が多い時代であった。 そして満を持して公開された「神々のいない星で」では、地球を離れ別の惑星にやってきた人類だったが、現在は自分達が住めるようになるまでテラフォーミングをAIに任せコールドスリープについている。 そんな中、主人公である住良木・出見であるが、彼もまた人類でありながらも特殊な事情を抱えており…
https://w.atwiki.jp/eiyuudata/pages/234.html
人間・人類とは 古来よりオルガ大陸に存在する種族の一つ。身体能力ではモンスターに劣り、魔力では魔族の足元にも及ばない。 オルガ大陸と人間 “科学”や“魔法”の学問化によってモンスター・魔族と対抗しうる力を獲得。天敵たる魔族たちに戦争を挑みこれに勝利する。 備考 人間、エルフ等は人類の小分類? 人間と国家 アルゴス帝国(0):純血種の人間による純粋民族を至高の存在と掲げたオルガ大陸南部の国家。 ルスラン王国(1):大陸南部の国家。アルゴス帝国と領土を同じくするため、人間が多いと考えられる。 登場する人類 多数
https://w.atwiki.jp/jp-summons/pages/747.html
じんるい 新世界において、知性を持ち社会生活を営む各種族のうち、魔物を除いた者たちの総称。 人間、エルフ、ドワーフ、獣人、竜人などで構成される。 人間以外の各種族はまとめて亜人と呼ばれることもあるが、この呼び名を嫌う者もいるため注意が必要である。 ○人間 新世界で最も個体数の多い種族。他種族と比べて目立った特技は無いが、人々を束ねる能力に長けている他、繁殖力が高く新陳代謝が活発な種族と思われる。 なお異世界から転移してきた三国家は、転移時点で人間種のみで構成されていた。 平原を住処とし、燃料を得るために森を刈る習性を持つ。 ○地球人(ヒト) 日本ごと地球から転移してきた人類種。我々ヒトを指す。構成は主として日本民族であるが、転移前に在住していた少数の他国人も含まれる。見た目上は新世界における人間と区別がつかないが、新世界の人類や他の転移国家人と違い魔力を一切持たない。このため魔力を探知する魔法や装置に反応しない一方、魔法を使う事も出来ない。(*1) 特殊事例として神職や仏僧や修験者が魔法素養に開花したすることもあるようだが、稀である。 魔力が無いのは新世界人類や他の転移国家人と違い、魔力を生み出し体内に貯める器官が存在しないためで、魔法の源である魔素が体内に入っても、そのまま排出されてしまう。このため他種族や魔物、魔族の組織を接種した場合に起きる「変質魔素中毒症」に陥る事もない。 人類中、最も高度な文明を築いている。 ○ユグド人 惑星ユグドから転移してきた人類種。グラ・バルカス帝国人。見た目上は新世界における人間および地球人と区別がつかないが、新世界人類と同じで魔力を生み出し体内に貯める器官が存在するため、僅かながらに魔力を持つ。このため他種族や魔物、魔族の組織を接種した場合に起きる「変質魔素中毒症」に陥ると考えられる。 ○エルフ 尖った耳を持つ種族。他の種族より魔力量が大きいため、新世界では優性種と見なされることも多い。また全体として非常に長寿である。(精神年齢は外見に準拠する) 森を住処とし、竜を刈る習性を持つ。 ハイエルフは寿命がほぼ無限であり、魔力も非常に高い。 ○ドワーフ 身長が低く体格の良い種族。手先が器用でものづくりを得意としている。 山を住処とし、人間同様に森を刈る習性を持つ。 寿命もエルフほどではないが人間などと比べると高い。 ○獣人 獣のような頭部を持つ種族。屈強な肉体と剛腕で知られる。モチーフとなった動物によっていくつかの下位区分が存在する。 主に平原と山岳部を住処としている。 頭部がまんま獣な獣人もいれば、ラノベなどによく登場する獣耳が生えただけの者もいる。 ○竜人 竜の神々の眷属となる種族。人間より身長が高く、鱗に覆われた頑丈な肉体を持つ。魔力もハイエルフ並の水準で、竜種を使役することができるなど、個体としての能力は非常に高い。 エルフ同様、主に森を住処としていた。 ○鬼人 グラメウス大陸に生息する種族。頭部に角が生えている。 ○有翼人 南方世界に生息する種族。白黒一対の翼を背中に持つ。魔力量は一定以上だが、国際会議に帆船で訪れるなど文明水準は低いと考えられている。 ○魔族 魔物のうち特に高い知能を持つ者たち。強大な魔力を持ち、背中の翼を使って飛行することもできる。魔物由来の種族なので人類に含まれるかは怪しい。 ○木人 長い年月を過ごした木が神の祝福によって魂を宿し知的生命体になった者たち。自然を愛し人類文明に対して一切の干渉を行わない。独自の言語を操るため、エルフがいないと意思疎通は不可能。 ○光翼人 古の魔法帝国を建国し、全世界を統べた種族。魔力量で他種族を大きく引き離している。魔法を使う時のみ光翼が現れるのが特徴で、普段の容姿は人間と全く同じ。実際には鳥のような翼が背中から生えているが、一定以上の魔力がある時は実体を持たない。 作中では人類に含まれず、他種族と分けて扱われる。 関連項目 用語|人間|種族間連合 ※既存の[[コメント]]に返信する場合、返信したいコメントの左側にチェックを入れて下さい。 過去のコメント 名前 ここを編集 〔最終更新日:2024年01月21日〕
https://w.atwiki.jp/90sbr/pages/93.html
誰がために我は行く 暗闇が支配する草原を猛スピードで駆け抜ける物体。 ヘッドライトが照らす僅かな範囲を視界に捉えながら、ルシオラはそのスピードを緩めることなく蒸気バイクを走らせ続けている。 背後にはすでに豪鬼の姿は見えず、追って来ているような気配も感じない。 だが、だからといってすぐに警戒を緩める気にはなれなかった。 それほどまでに豪鬼は異質な存在であった。 魔族である自分や、その主であったアシュタロスとも違う。あそこまでむき出しの殺気を平然と放っている相手に会ったのは初めてだ。 魔族には欲求のままに殺しを行い、それをなんとも思わない者は多い。 しかしあの男は、もっと純粋に意識することなく、感情に左右されずに殺気を放っている。 殺し合いを円滑に進めるため、しばらくは乗っている者たちと潰しあいをするつもりはないが、いずれは戦うことになるだろう。 「さすがに、あんなのがごろごろいるってのは勘弁してほしいわね」 初っ端から会ってしまった規格外の参加者のことを考えていると、つい愚痴が漏れてしまう。 強者相手でも死なない自信はあるが、なにしろ未知数な状況だ。 それに自分は絶対に失敗できない。 ヨコシマを―――愛する人を優勝させるという目的があるのだから。 「あれは…………死体?」 しばらくの間蒸気バイクを走らせていると、進行方向に人らしきものが倒れているのが見える。 怪我でもしているのか、あるいは寝ているだけなのかもしれないが、今この状況を考えればすぐに死体だと連想された。 ルシオラ自身もすでに戦闘を経験していて、他の参加者を殺そうともした。 別の場所で誰かが殺されているというのは十分にありえる。 何か情報を得られるだろうかと思い、バイクを減速させ死体とおぼしきものに近づいていく。 近くまでいくと、遠目では曖昧だった輪郭もよく見えてくる。 倒れていた人物は大柄な男のようだった。 (反応がないし息をしてる様子もない、やっぱり死体みたいね) しかし、ランタンの灯を照らしてみるとふと違和感に気付く。 「こんな大きな傷があるのに周りに血がない?」 おそらく死因であろう。腹部や胸に何かで貫かれたような傷を確認できたが、それほどの傷を負っているにも関わらず血が流れた痕跡がない。 吸血のような能力を持つものにでも殺されたのだろうかと考察しつつ、ランタンの灯を頭部にまで進める。 「え!?……ロボット?」 そこにあったのは皮膚が剥がれむき出しとなった機械の顔。 ロボットが参加者の中ににいるという事実に一瞬驚きの表情を見せたものの、すぐに落ち着きを取り戻す。 アシュタロスの部下であった時、直接の上司である土偶羅はロボットであったし、ヨコシマの仲間にも、人間の女性にそっくりなアンドロイドがいた。ありふれていたというほどではな いにしても、ありえないことではないのだ。 わかったことは2つ。 バトルロイヤルにはロボットも参加していると言うこと。そして、その明らかに戦闘型と思われるロボットを倒しうる存在がいるということ。 先ほど出会った男といい、普通の人間に出会う方が稀なように思えてくる。 「これは……ちょっとやり方を考え直す必要がありそうね」 今まではヨコシマを優勝させることを最優先に、まずは参加者を積極的に減らすよう行動する方針だった。 けれども、想定していたより危険人物や得体の知れないものが多いようだ。 ヨコシマを優勝させるという方針に変わりはないが、ヨコシマが死んでしまっては本末転倒になってしまう。 ノストラダムスの言う、どんな願い事も叶えるという優勝賞品も本当かどうかは怪しい。 「ヨコシマは強い。けれど、絶対なんてないもの……」 そう呟き周囲の様子を確認すると、目の前に転がっている無機物の身体へゆっくりと手を伸ばしていった。 ◇ 「成功したみたいね」 機能停止の状態から再起動を果たしたT-800の前には、見降ろすようにボブカットの女が立っていた。 先ほど交戦した男はもうこの場にはいないようだ。 「申し訳ないけど、武器は預からせてもらってるわ」 T-800が何かを探す仕草をしたのを見て察したのだろう、女は手に持ったボウガンを掲げて見せる。 ボウガンをデイバッグに仕舞いながらさらに言葉を続けた。 「言葉は理解できる?それともまた眠りたいかしら?」 「……何が目的だ」 「話が早くて助かるわ。単刀直入に言うと、殺し合いに乗っているのなら手を組みましょうってこと」 「私が殺し合いに乗っておらず、そして断ったとしても破壊するということか」 「……そういうことになるわね。早く返答を聞かせてくれない?」 T-800が作られた理由は人類の殲滅および人類軍リーダーの抹殺。 故に、人間と協力するなどありえないことだ。 だがもし任務遂行の役に立つのなら、本来の目的を秘し利用するのも有効な手段だろう。 「殺し合いに乗ってはいる。だがその前に質問がある」 女は無言でその先を促す。 「見たところさほど時間が経っていないようだが、再起動にはまだ時間を要するはずだ。お前が処置をしたのか?」 「ええ、前にメカニックをやっていたことがあるの。 とは言っても、あなたの身体はわからないことも多かったから成功するかどうかはイチかバチかだったけどね」 「他に質問は?」 「いやない。……わかった、そちらの提案を飲もう」 T-800は女の提案に乗ることにした。 相手に機械についての知識があり、自身の身体に手を加えられたというのなら、提案に乗った方が無難だ。 戦力として役に立つのかは判断できないが、標的であるジョン・コナーを探すには人数が多い方がいいという利点もある。 未だ寝そべっていた身体を起こし、右手を差し出し握手を交わす。 「これで交渉成立ね。私の名前はルシオラ、短い付き合いになるでしょうけどよろしくね。 あと、他の参加者を殺すうえで注意してほしいんだけど、ヨコシマタダオという参加者は殺さないようにお願い。 そちらは何か要求はある?」 「T-800だ。 ジョン・コナーという少年を探している。できれば私の手で確実に殺したいが、発見したならば優先的に殺してもらいたい」 「へぇ―――恨みでもあるのかしら」 「お前が知る必要はない」 一度愛する男を失ってしまった女は二度と同じ過ちを犯さぬために突き進み。 少年を守るためのターミネーターはバトルロイヤルという渦にその存在意義を歪められた。 本来ならば別の形で協力できたであろう二人の異端者が、凶行へ向かうべく手を結んだ。 【C-5 草原/1日目 深夜】 【ルシオラ@GS美神 極楽大作戦!!】 [状態] 疲労(小)、ダメージ(小) [装備] 蒸気バイク@サクラ大戦シリーズ [道具] 支給品一式、ランダム支給品0~2、 [思考] 基本行動方針 ヨコシマを優勝させる。 1:参加者を見つけ次第殺す。 2:ヨコシマを殺す可能性のある危険人物とジョン・コナーを優先して殺す。 3:T-800と組む。 [備考] ※参戦時期は、原作34巻東京タワーでの死亡直後です。 【T-800@ターミネーター2】 [状態] 腹部・左胸部が大破、顔の皮が無い、プログラムに異常 [装備] ボウガン、ボウガンの矢×4 [道具] 支給品一式、不明支給品0~2、ボウガン@ケイゾク [思考] 基本行動方針:人類、ならびに指導者のジョン・コナーを排除する。 1:ジョン・コナーを殺す。 2:ルシオラと組んで参加者(人類)を殺す。 [備考] ※参戦時期は少なくともジョンとハイタッチの遊びをした後です。 ※ルシオラがT-800を再起動させましたが、チップの抜き差しは行わなかったため目的が人類の殲滅に変わりました。 時系列順で読む Back 咆哮 Next 希望の道しるべ 投下順で読む Back 咆哮 Next 希望の道しるべ 014 世界の理を壊すモノ ルシオラ Next [[]] 011 復活の帝王 T-800 Next [[]]
https://w.atwiki.jp/saikyoumousou5/pages/2491.html
【作品名】現実のパロディ 【名前】人類 【属性】ホモ・サピエンス・サピエンス 【大きさ】約65億5000万人 【攻撃力】人類全員相当 【防御力】人類全員相当 【素早さ】人類全員相当 【特殊能力】出産:増殖する、ただし生まれてからすぐ人間はあまり役に立たない。 【長所】多い 【短所】所詮人間 【戦法】人海戦術 ◆考察記録--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 57 名前:格無しさん 投稿日:2006/11/12(日) 01 15 35 人類は、攻撃力が殺人可能で防御力がやたら高い奴には烏合の衆だな。 すぐっのは流石に厳しいがサクサクやっていけばそのうち倒せるだろ。 んで、増殖だが、増殖速度が不明。 60 名前:格無しさん 投稿日:2006/11/12(日) 01 22 06 57 地球の人口増加率見ればいいんじゃないか? 61 名前:格無しさん 投稿日:2006/11/12(日) 01 24 58 57 つーか開始距離広がりすぎで分けじゃね? 62 名前:格無しさん 投稿日:2006/11/12(日) 01 27 07 寿命とか疲労、食事は長期戦になると面倒だから考慮しないらしい 確か前スレででた議論の筈 63 名前:格無しさん 投稿日:2006/11/12(日) 01 28 01 まあいざとなったら食えばいいし ◆考察記録--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 333 名前:格無しさん 投稿日:2006/11/18(土) 03 34 55 ホモ・サピエンス・サピエンス考察 ttp //arkot.com/jinkou/によると人口は8000万人/年の割合で増加。出産だけなら1億4000万人。 よって年に2.13%の割合で増加するものとする。 人口の年代別分布が分からなかったので微妙だが、 全員大人とすると開始距離は65億5000万×1.6=104億8000万m=1048万km。 互いに1日50km移動するとしても出会うまで287年程度かかる。 1.0213^287≒423.65より287年かかった場合はその時点で 65億5000万×423.65=2兆7749億750万人まで増加していることになる。 寿命等については考慮しない。使い物になるまでに2年、出産可能になるまで15年かかるとする。 戦法としては、相手がどう出るか分からないので人数を半分に分け、 半分を人口増加要因、もう半分を攻撃要因とする。 単純計算で最初から攻撃できても一日に385000人程度倒せなければ勝てない。 50年経過後に戦うなら1104000人/日、100年後なら3168000人/日、 200年後なら26069000人/日、287年後なら163105000人/日。実際には年齢などの関係でもう少し下。 田嶋陽子には女性特攻で勝てるしそれ以下には負けそうにないのでのでその上から。 ○ ㍽:手刀さえ封じればいけると思われる。遅いし勝ち。 伊丹一成:移動が遅く、詠唱も時間がかかる上に射程も短いので、全方位から攻めれば勝てる。 × 田中鈴木:全員埋まって負け。 戦車×1000台:40km/hなので1日に1000km縮むとして約29年。各車に709人/日で殺されると負けなので無理。 RITZ:400km/hなので1日に9650km縮むとして約3年。各板に1人/日殺されると負けなので無理。 終・ゲッターライガー:変形負け。 千野久子:洗脳と洗脳された人の出産を繰り返されていずれ制圧される。 子船『ブラックホール』/ボールペン:広範囲攻撃と光速移動により不利。 天のゼオライマー:広範囲攻撃と光速反応・ワープにより不利。 ? 背後霊:どう扱うべきか分からない。考察不能。 波田陽区:切腹は聞こえなくても有効か?有効なら負けだが違えば勝ち。 △ その他全員:攻撃力と移動速度が高い奴やでかい奴が多すぎて無理。あと飛行も。 この上も任意全能だったり攻撃力と移動速度が高い奴やでかい奴が多すぎて無理。 下着ドロ専門パトロール隊=ホモ・サピエンス・サピエンス 334 名前:格無しさん 投稿日:2006/11/18(土) 07 59 51 乙 ただの数の暴力はここまでくるのか