約 828,748 件
https://w.atwiki.jp/shino-zomsurv/pages/4.html
――とある学者が癌の特効薬を開発した。 その薬を癌患者3万2097人に対し使用したところ、ステージ0の患者からステージIVまで進行している患者まで、全ての患者が完治するという臨床結果が出るという、これまでの癌の治療をひっくり返すようなものだった。 世界は彼を称賛した。 現代で最も有名な病気で、かつ完治が難しいものに対しての対症療法ではない対抗手段を得たのだ。 その薬はたちまち世界へ広がり、癌に絶望していた患者たちを数え切れないほど救った。 彼は世界の英雄になった。 しかし、彼は忽然と姿を消す。 その頃から何かがおかしくなり始めた。 彼の薬を服用した者たちが次々と異変を起こしたのだ。 いきなり激昂する者。人が変わったかのように我が儘になった者。そしてその変化は加速し始めた。 そう、坂を転げ落ちた者が、自分自身では止まれず加速することしか出来ないように。 ◇ そもそも癌とは何なのか。 ヒトの身体は数十兆個の細胞からなっている。これらの細胞は、正常な状態では細胞数をほぼ一定に保つため、分裂・増殖しすぎないような制御機構が働いている。 それに対して癌は、生体の細胞の遺伝子に異常がおきて、正常なコントロールを受け付けなくなり自律的に増殖するようになったものである。 彼の薬はそれを抑えるものであったのだ。 ただ、水を遮る壁は、ある一定量の許容量を超えた場合、決壊する。 まさにそれが彼の薬でも起こったのだ。 抑えていた水のように溜まりに溜まった変化は身体に対して急激な変化をもたらした。 細胞の急激な分裂による、運動能力の向上。それに脳の処理が追いつかずオーバーヒートしてしまうことによる、理性を司る前頭連合野の機能低下、意識は一番頑丈な脳幹や小脳の影響を強く受けるようになる。するとどうなるか。 人間の本能が理性を上回るのだ。 理性はどんどん低下し、生存本能ばかりが強くなる。 一度そうなってしまったら後は落ちるだけ。 どんな聖人であろうとも獣のようになった。 だが、外見上はほとんど人間と変わらない。 そうなると周りにいる家族などはどう行動するか。情に縛られて、彼らに寄り添おうとするのだ。 だが、彼らとて普通の人間だ。ストレスなどにより身体を壊すものも少なくなかった。 また、薬の影響は薬を使った者だけに留まらなかった。 細胞分裂により向上した顎の力で噛まれ、傷ができる。その傷口から侵入した唾液の中の成分により、彼らに噛まれたものは10日ほどで彼らと同じくなってしまうのだ。それに対抗する薬も開発されたようだが、開発されるのが遅すぎた。開発された頃には、彼らはネズミ講式に、爆発的にその数を増やしていた。 さらに、その生産は非常に難しいらしく、需要が供給を大きく上回っていたのだ。 そして、完全に彼らと同じくなってしまうと、その薬はもう効かない。 そのことも世界を崩壊へと導く要素の一つとなった。 世界は加速度的に荒廃し、人が人を殺すのも当たり前になってしまった。 そして獣のようになってしまった人々を、理性を保った人類と区別するために「ゾンビ」と呼ぶことになった。 生きながら死んでいる者。生きた屍。 彼らは正しく「ゾンビ」であった。 ◇ ゾンビ化は、その外見の変化の少なさ・初期症状が似ていることから認知症と間違われ、発見が非常に遅れた。 人々が気付き始めた時には時はすでに遅かった。 国家は死に物狂いでその対応をし始めたが、症状が進行した患者の増加が圧倒的に早く、瞬く間に国家活動は停止状態、当然のごとくインフラも停止した。 テレビ、自動車、飛行機、電話、コンピュータなど、ほぼあらゆるテクノロジーが機能を停止し、それに伴い、食料や水の供給もほぼ停止してしまった。復旧の目処が全く立たないまま社会は荒廃し、もはや国どころか、地域規模での活動さえ崩壊してしまっていた。 特効薬の発表から3年経った頃には、まるでこの世に秩序などなく、比較的「模範的」な生活をしているといえるものでさえ、殺人などは日常茶飯事であった。男は労働力を、女は花を売り生活をしていたが、世はまさに弱肉強食の時代であった。しかし、一対一では効率が悪く、弱者は死んでいくのみであった。支配されるだけでは生きていけないと、各地域で武装による戦争、支配が起きた。 10年たった今、ある程度の秩序と呼べるであろうものが出来上がってきていた。ここ日本では、北海道・東北・関東・中部地方を支配する「東倭共和国」、近畿・中国地方を支配する「華京」、四国地方を支配する「予名国」、九州及び沖縄を支配する「紫州連合」の4つの軍閥により分断支配・統治されていた。しかし、それは支配されていた側が支配する側に回ったに過ぎず、ある程度、政府に近いものはできていたが、その支配体制は前近代的なものであった。
https://w.atwiki.jp/saikyoumousou5/pages/2747.html
【作品名】昔の妄想スレ 【妄想属性】昔の妄想スレでよくあったキメラ系テンプレ 【名前】人造人間キメラマン 【属性】人造人間 【大きさ】210㎝ 背中に二枚の羽根の生えた人間の姿 【攻撃力】 腕力:ホッキョクグマ並 握力:ゴリラ並 突進力:シロサイ並 キック力:サラブレッド並 顎の力:ナイルワニ並 牙の毒:量・質共にキングコブラ並 格闘技術:最高レベルまで修練を行った武術の達人並 【防御力】 装甲硬度:ワニガメ並 皮膚硬度:アフリカゾウ並 脂肪防御力:セイウチ並 骨の硬さ:マッコウクジラ並 柔軟性:アオリイカ並 毒耐性:ゴキブリ並 高温高圧真空低温放射能耐性:クマムシ並 再生能力:プラナリア並 【素早さ】 反応速度:カマキリ並 反射神経:ホシバナモグラ並 走行速度:チーター並 飛行速度:ハリオアマツバメ並 水中移動速度:バショウカジキ並 スタミナ:ホンマグロ並 【特殊能力】 水中潜航時間:無制限 垂直登攀能力:ヤモリ並 視力:オジロワシ並 暗視力:フクロウ並 動体視力:ギンヤンマ並 赤外線感知能力:ガラガラヘビ並 電磁波感知能力:シュモクザメ並 嗅覚:シェパード並 聴覚:ウサギ並 色素細胞変化能力:ヒョウモンダコ並 知能:熟練のエリート軍人並 【長所】とりあえず強そう 【短所】攻撃手段がすべて素手 【戦法】飛びついて咬みつく。ダメそうなら殴りまくる。 80 : ◆zMc7HW3XQA :2013/12/31(火) 15 27 19.78 ID CBVLaj1T 人造人間キメラマン考察 ランキングにキメラがいるのだが、 コイツの単純な上位交換で、シシオの人に勝てない。 ∴シシオの人>人造人間キメラマン>キメラ
https://w.atwiki.jp/kaijinmato/pages/207.html
「剣崎一真、お前は許されない者だ」 【名前】 トライアルD 【読み方】 とらいあるでぃー 【声】 穴井勇輝 【登場作品】 仮面ライダー剣 【登場話】 第31話「53番目の存在」~第35話「危険な変身!?」 【分類】 トライアルシリーズ 【モチーフ】 不明 【他のモチーフ】 人体標本 【詳細】 アンデッドの細胞と人間のデータから作ったトライアルシリーズの1体。 全身を駆け巡る伸縮自在なコードで相手を絡め捕ったり、液状になって行動する能力を備えている。 知能を有し、広瀬義人(トライアルB)の指示に従い、計り知れない融合係数を持つ剣崎一真を襲う事を使命とする。 一度はブレイドの「ライトニングソニック」で活動を停止させるが、カードを吸収して数秒で復活。 その後、ブレイドの攻撃をことごとく弾き返し、剣崎一真に強い恐怖心を植え付ける。 ブレイドは「コーカサスビートルアンデッド」との戦いを通じて、自身が進むべき道を見つける事になり、ブレイドの力が危険域に達したのでその場に姿を現す。 ブレイドがラウズアブソーバーの力でキングフォームへと変身、キングフォームのパンチで殴り飛ばされて大ダメージを負い、最期は「ロイヤルストレートフラッシュ」を受け滅び去った。
https://w.atwiki.jp/robotama/pages/922.html
R-Number231 オブシディアン・フューリー(Obsidian Fury) 【おぶしでぃあん・ふゅーりー】 情報 作品名 パシフィック・リム:アップライジング カテゴリ SIDE JAEGER 定価 3,456円 発売日 2018年03月17日 再販日 商品全高 約180mm 『パシフィック・リム:アップライジング』特設ページ 付属品 手首:×4(開き手×2、握り手×2) 武器:エネルギーチェーンソー×2 その他: 商品画像 機体データ 所属:敢えて言うならプリカーサー 分類:怪獣とイェーガーのハイブリッド機 開発:ニュートン・ガイズラー パイロット(?):怪獣の第二の脳 無人機「ドローン・イェーガー」の採用可決会議が開催されていたシドニーを襲撃した所属不明機。 機体の各部位に多彩な武装が施されており、高い戦闘能力を誇る。 その正体はニュートンがシャオ産業製のイェーガーのパーツと怪獣の細胞を組み合わせて作成したハイブリッド体であり、言い換えれば怪獣サイボーグともいうべき存在。 コクピット内部には怪獣の第二の脳が搭載されており、人間のパイロットの代わりに本機の制御をおこなう。 商品解説 評価点 問題点 不具合情報 関連商品 ジプシー・アベンジャー ブレーサー・フェニックス タイタン・リディーマー セイバー・アテナ ガーディアン・ブラーボ コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/cryonics/pages/59.html
Why we need cryonics? (Title) (Article) ●●● (完成・未提出) (Title) 私たちは歴史上、とても珍しい時代に生きています。 We live in a very rare time in history. 私たちは未来に私たちの命を繋ぐことができるのか? Can we connect our lifes in the future? 私は、ある男の人の可能性を、その男性の子孫とご先祖様の番号を使ってここに表します。 I represent a man's potential here using his offspring and ancestor numbers. 私が使うナンバーはおおよその数字です。 The numbers I use are about numbers. (Article) 私は彼の1000人の祖先と子孫の存在を使って、彼が持っている可能性を表現します。 I use the presence of his 1000 ancestors and descendants to express the possibilities he has. 彼は、人類が誕生して以来898人目の子孫です。 He is the 898th person since the birth of mankind. 彼は898番目だ。 He is the 898th. 彼の息子は899番目です。 His son is 899th. 彼の父は897番目です。 His father is 897th. つまり、 898th→He 899th→His son 897th→His father 私は彼の子孫、ナンバー1000は宇宙を脱出していると予想します。 I expect his descendants, number 1000th, have escaped the universe. 彼の2500年後に生まれる子孫は、もう地球には住んでいません。 His offspring, born 2500 years later, no longer live on earth. 彼には897人の先祖がいます。 He has 897 ancestors. もちろん、彼には父、祖父、100年前、1000年前の沢山の先祖がいます。 Of course he has a father, a grandfather, and hundreds of years ago, many ancestors a thousand years ago. 彼のご先祖様、ナンバーワンは、原始人です。 His first ancestor, number one, is a primitive man. さらに遡ると、細胞や微生物も私たちの先祖です。 Going back, cells and microorganisms are also our ancestors. 私たちがこの時代に生きていることは奇跡です。 It is a miracle that we live in this age. もし、彼の孫が2050年以降に生まれるならば、孫は将来、不老不死かもしれません。 If his grandchild is born after 2050, the grandchild may be immortal in the future. 彼の孫が老人になる頃には、人類の医療は完成しているでしょう。 When his grandson becomes an old man, the medical care of mankind will be complete. その頃、人類は簡単に体を作ることができる。 At that time, human beings can easily make bodies. 彼の907番目の孫は絶対に不老不死です。それは、2300年頃です。 His 907th grandchild is absolutely immortal. It's about 2300 years. 少し先の未来では、不老不死は常識になっています。 In the future, immortality is common sense. 彼の920番目の子孫は宇宙に住んでいます。 His 920th descendant lives in space. 未来の人類は食事や酸素を必要しないだろう。 Future humans will not need food or oxygen. 私たちの先祖の体は機械になっています。 The body of our ancestors is a machine. 逆に、彼の祖父、すなわち896番目は必ず死にます。 Conversely, his grandfather 896th will die. 現実に、彼の祖父が200歳まで生き続けることは不可能です。 In reality, it is impossible for his grandfather to stay alive until the age of 200. 現在の医療技術は祖父の寿命には間に合いません。 Current medical technology is not enough for my grandfather's life. 今の技術では、彼の体をロボットや電気信号の体にすることもできません。 Right now, the only technology that connects my grandfather's life to the future is cryonics. 私たちには時間が足りません。 We do not have enough time. 夢と現実は異なります。 Dreams and reality are different. これは実現できない夢です。 This is an unrealizable dream. では、私たちが死を回避するために、私たちは現実に何をすることができるでしょうか? So what can we actually do to avoid death? 今、私の祖父の命を未来へ繋ぐテクノロジーはクライオニクスしかありません。 Right now, the only technology that connects my grandfather's life to the future is cryonics. 例えば、1400年に生まれた農民は確実に死にました。 For example, a farmer born in 1400 has certainly died. 彼の時代にはレントゲンはありませんでした。 There were no radiographs in his time. 1800年に生まれた騎士も不老不死にはなりませんでした。 Knights born in 1800 did not become immortal. 彼の時代に内視鏡はありませんでした。 There were no endoscopes in his time. その時代には技術が存在しなかった。 There was no technology at that time. 彼らが生きることは不可能でした。 They could not live. では、2200年に生まれた人々はどうでしょうか? So what about people born in 2200? 私たちの番号は、898番~900番です。 Our numbers are 898-900. 私たちは人類の歴史上、珍しい位置にいます。 We are in an unusual position in human history. 私たちの運命は不死身なのか死ぬか、どちらかがまだ決まっていません。 Whether our destiny is immortal or dying has yet to be determined. これは人類の歴史上、極めて珍しいことなのです。 This is extremely rare in human history. それは、とても珍しいのです。 It is very rare. 私はそれを番号で表現します。 I express it using numbers. No, 886→人類は100%死にます。 (人類誕生~2050年) No, 1~886→Humanity dies 100% (Mankind is born on earth~2050year) No, 897?900→私たちはどちらか分からない。これはとても珍しい時間です。 (2051年~2120年) No, 897~900→??? We don't know either.This is a very rare time. (2051year~2120year) No, 901~→確実に不老不死 (2151year~宇宙の寿命が終わる時) No, 901~ Humanity grants immortality (2151year~At the end of the life of the universe) もし私たちが50年後に生まれていれば、私たちは100%不老不死でした。私たちは死について完全に悩むことはなかった。 If we were born late 50 years, we were 100% immortal. We were not completely worried about death. 私は2051year~2120yearを、人類の歴史上、最も奇妙な時間と呼んでいます。 I call 2051year-2120year the strangest time in human history. しかし、私たちはあと少しでそこに到達します。 But we will get there shortly. 歴史上、私たちは非常に珍しい瞬間に生まれました。医療の発展は、私たちの寿命に間に合わないかもしれない。しかし、間に合う可能性もある。 In history we were born at a very unusual moment. Medical development may not be in time for our lifespan. But we may be in time. 私は悔しい。私たちの生存率は不明です。 I am very frustrated.Our survival rate is unknown. 私たちの多くの先祖は死にました。彼らが死ぬまでに、不老不死の技術が完成しなかった。 Many of our ancestors have died.By the time they died, the technology of immortality had not been completed. 私たちは、生まれた時代によって、生きることを諦めるか、挑戦するかのどちらかを決断しなければいけない。 We have to decide whether to give up or to challenge, depending on the age at which we were born. しかし、私たちは間に合うかもしれない。私たちは、なぜこの不思議な時間に生まれたのかは分からないが、自分の可能性を信じるべきだ。私たちはベストを尽くす。 But we may be in time. We don't know why we were born at this mysterious time, but we should believe in our potential. We do our best. しかし、私たちは現実を見なければいけません。 But we must see the reality. だから、クライオニクスには意義がある。私たちが挑戦することには意義がある。 Therefore, cryonics is significant.It is significant that we take on the challenge. 人事を尽くして天命を待つ。 Do the best you can and leave the rest to God. 私たちにできる現実の最高の手段はクライオニクスだ。 The best real thing we can do is cryonics. 私たちがベストを尽くせば奇跡は起きる。 Miracles happen if we do our best. 私たちはクライオニクスだけでなく、すべてのことの可能性を維持することは重要です。仕事、人生、夢、維持した可能性の全てが未来へ繋がります。 It is important that we maintain the potential of everything, not just cryonics. Your work, your life, your dreams, and the possibilities you have maintained will all lead to the future. 私たちは可能性が最も高くなるように行動するべきだ。 We should act to be most likely. 私たちは夢を忘れてはいけない。 We must not forget our dreams. ●●● (完成・未提出) 技術が進化するスピードはとても速い Technology evolves very fast. 私たちの運命は、老化して死ぬことです。しかし、もし医学の進化が間に合うのなら、私たちは救われるでしょう。 We are destined to age and die. But if medical evolution is in time, we will be saved. ところで、人類の最初の携帯電話は30年前に登場しました。 By the way, the first mobile phone of mankind appeared 30 years ago. 当時の携帯電話は通話しかできませんでした。しかし、今の携帯電話はまるでパソコンです。 At that time, mobile phones could only make calls. However, today's mobile phones are like personal computers. わずか30年の間に、これまで携帯電話が進化すると誰も予測することはできませんでした。 In just 30 years, no one has ever predicted that a mobile phone will evolve. 携帯電話だけでなく、医学、技術、すべてが途方もない速度で進化しています。 Not only mobile phones but also medicine, technology, everything evolves at a tremendous speed. 未来の姿は、いつも私たちの予想を超えます。 The future is always beyond our expectations. 人類は言語を発明した後、文明が急速に発展しました。 Human civilization developed rapidly after inventing the language. 言葉の発明は、人類の文明の分岐点になりました。言葉の次に、人工知能の発明が分岐点になります。 人工知能が自ら考えて、沢山の発明を短時間でします。それが急速に文明を完成させて終わらせます。 The invention of words has become a turning point in human civilization. After words, the invention of artificial intelligence is the turning point. 人工知能が自ら考えて、沢山の発明を短時間でします。それが急速に文明を完成させて終わらせます。 Artificial intelligence rapidly completes and ends civilization. これまで100年に1回しかなかった素晴らしい発明は、10年に1回、1年に1回、1時間に1回発明することができます。 Great inventions, which humans could only do once every 100 years, can be invented once every 10 years, once a year, and once an hour. その間隔は短くなり、私たちが驚くほど速くなります。 The intervals are shorter and we are surprisingly faster.. 未来は常に、私たちが想定する以上のスピードで進化しています。 もちろん、患者様のCryoncsからの復活も速いでしょう。 The future is always evolving faster than we can imagine.Of course, the patient's revival from Cryoncs will be fast. 私たちには可能性がある。 We have the potential. だから、私たちは諦めてはいけません。 私たちの未来は決まっていません。 私たちの未来は私たちが自分で作るものです。 So we must not give up. The future is not decided. Our future is something we make on our own. さあ、私たちの未来の可能性を広げるために試みましょう。 Let's try to expand our future possibilities. ●●● (未完成) (Title) 犯罪者に殺された犠牲者をクライオニクスで救う Save victims killed by criminals with cryonics (Article) 私たちのクライオニクスは、将来、殺された被害者を救います。 Our cryonics will save the killed victims in the future. 私たちの目的は、被害者を蘇生するためと、公正な裁判をするためです。私たちは彼の脳を冷凍保存します。 Our purpose is to revive the victims and to make a fair trial.We cryopreserve his brain. 私たちは100年後、犠牲者の脳を未来の技術でスキャンし、モニターに事件を映像化で表示します。 100 years later, we scan the victim's brain with future technology and visualize the incident on a monitor. この映像は、犯罪者と犯罪の真実を証明します。 公正な裁判をするためです。 This video proves the truth of the criminal and the crime. To make a fair trial. 彼の脳は犯罪の事実と犯人の顔を記憶しています。 His brain remembers the facts of the crime and the culprit's face. 被害者の脳は犯罪者を思い出した。 The victim's brain remembered the criminal. 脳をクライオニクスして、真実を明らかにする可能性と犠牲者が生き返る可能性を維持します。 Cryonics the brain to maintain the possibility of revealing the truth and the possibility of the victim being revived. もし彼の遺体を処分してしまえば、全ての可能性が消えてしまいます。 If you dispose of his body, all possibilities will disappear. 国家は犠牲者を救う。国民の命を尊重する。こんな社会は素晴らしい。 The nation saves the victim. Respect the lives of the people. Such a society is wonderful ●●● (未完成) (Title) クライオニクスは詐欺か? Is Cryonics a Scam? (Article) 人々は、クライオニクスを、詐欺だと主張します。 People claim cryonics as a scam. 私はこれはとても奇妙な事実だと思います。 I feel this fact very strange. 例えば、私は将来、クライオニクスを希望します。 For example, I hope for cryonics in the future. 私が生きている間に、私の体をロボットにすることはできません。 I can't make my body a robot while I'm alive. 私は現実的に、問題を解決したい。 I want to solve the problem, realistically. 私は自ら望んでクライオニクスをします。 I do cryonics myself. つまり、詐欺は成立しません。 In other words, fraud does not hold. むしろ、クライオニクスを疑う人は、クライオニクスをするべきでない。 技術は未完成だ。 私は、そのリスクを承知で利用したい。 しかし、明日死ぬ人はどうする?助かる手段は他にない。 やりたい人だけがやればいい、詐欺だと思うのならクライオニクスをしてはいけない。 疑問に思うのなら、クライオニクスをしてはいけない。 だから、詐欺は成立しない。 可能性を残すことは間違いでしょうか? 人は自由。これを妨害している。 それは、自由意思の侵害です。 私が明日死ぬなら、今の未完成な技術でクライオニクスをすることは最善だと思っいます ●●● (提出済み) (title) 奇妙な人々 Strange people (article) 人々は奇妙な質問を私にします。 People ask me strange questions. 彼らは、もし患者様をクライオニクスすれば、冷凍により細胞が壊れて、未来で蘇生することができないと私に言います。 They say that if we cryonics the patient, freezing will destroy the cells and prevent them from being revived in the future. 一度死んだ患者が生き返るのか? Does a patient who has died resuscitate? 私はこれらを奇妙な質問だと思います。 I think these are strange questions. 私は誰もこの質問には答えるべきでないと思います。 I don't think anyone should answer this question. なぜなら、これは私たちみんなの問題だからです。 Because this is a problem for all of us. これは、私たちがみんなで解決するべき問題です。 This is the problem we need to solve together. 彼らは、クライオニクスを不可能だと言いたい。 They want to call cryonics impossible. 私はそれは大きな間違いだと思います。 I think it is a big mistake. 私たちは不可能を、可能にするために生きている。 We live to make the impossible possible. これが私たちが存在する意義です。 This is the significance of our existence. 彼らが、努力している人にその質問をすることは非常に愚かです。 It's very stupid that they ask those who are striving. この質問をする人たちは、傍観者です。 Those who ask this question are bystanders. もし彼らがクライオニクスにより蘇生することが不可能だと証明できたとして、何が起こりますか? What happens if they can prove that cryonics are impossible? 技術は進化しますか? Will technology evolve? 彼らは、クライオニクスをした患者様の命を救うことはできますか? Can they save the lives of cryonic patients? 私は思います。彼らはもし自宅が焼けていても、動けないだろう。 I think so. They won't move if their homes are burnt. 私たちは家が焼けたら、バケツと水を使って火を消します。 We use a bucket and water to put out the fire when our home gets burned. 私たちは必死に、動く。 We move desperately 私たちはとにかく動く。 We move anyway. ここに理屈は必要ない。 There is no reason here. これと同じことです。 It is the same as this. 私たちは試みないと結果は生まれない。 If we don't try, there will be no result. 私たちが試みなければ、何も変えられないし、動かない。 If we don't try, nothing changes and doesn't move. 私たちは、今も、100年後も、200年後も試み続ける。 We continue to try it now, 100 years, and 200 years later. 私は試みを止めない。 I will not stop trying. 結果が出るまで。 Until the result comes out. 私たちの心臓が止まるまで。 Until our heart stops. 私たちが試みることは、私たちが生きていることの証だ。 What we try is proof that we are alive. それが答えだ。 This is the answer. ●●● (title) (提出済み) 虫歯とクライオニクスの比較 Compare caries and cryonics. (article) 人々は虫歯を治療するが、なぜクライオニクスを怖がるのか? People treat tooth decay, but why are they afraid of cryonics? 私たちは虫歯になると、麻酔や機械を使い、人工的にそれを治療します。 When we have a tooth decay, we use anesthesia and machines to treat it artificially. 私たちは、虫歯になったことを運命だと思いません。 We don't think we're destined to be caries. 私たちは神様が私たちの歯を虫歯にしたとも考えない。 We do not think that God made our teeth decayed. もし、私たちが虫歯を治療しなければ、私たちの痛みは大きくなる。 If we do not treat tooth decay, our pain will grow. 私たちは食べることができなくなれば、やがて死にます。 We can no longer eat and eventually die. 私は虫歯が深刻なり、今、35歳で死ぬかもしれなかった。 I was seriously decayed and could now die at the age of 35. これは、私の命が終わる時です。 This is the end of my life. しかし、私は歯を治療して死ななかった。 But I did not die after treating my teeth. 私は人々が虫歯の治療をすることは、人工的な延命だと思う。 I think that treating people with tooth decay is an artificial extension of life. 私は、虫歯の治療とクライオニクスの本質が同じだと思う。 I think that treating people with tooth decay is an artificial extension of life. だから、大衆の人々がクライオニクスを恐れるのは矛盾しています。 So it is contradictory for the masses to fear cryonics. 私たちの歯は、神様が決めたから虫歯になったのでしょうか? Did our teeth become decayed because God decided? では、もし私たちが虫歯を治療したら、私たちは神様の決断に逆らったことになりますか? So, if we treat caries, have we gone against God's decision? 虫歯と死の違いは何でしょうか? What is the difference between caries and death? もしかすると、その境界線は、人類が自ら作っただけなのかもしれない。 Perhaps that borderline was just created by mankind himself. 人類がした妄想のかもしれない。 It may be a human delusion. 私はとても矛盾していると思います。 I think it is very contradictory. 全ての地球の生物は生きるために生きる。私たち人類も、生きるために生きる。 All life on earth lives to live.Similarly, we humans should live to live. 私たちは生きるためにクライオニクスをする。 We do cryonics to live. 私たちが生きようとすることは罪ではありません。 It is not a sin that we try to live. 虫歯の治療も、クライオニクスも罪ではありません。 Neither treatment of caries nor cryonics is sin. ●●● (提出済み) (Title) あなたがクライオニクスをするのに適切な要件 The right requirements for you to do cryonics. (Article) クライオニクスは、あなたを冷凍保存する年代が遅いと有利になります。 Cryonics is advantageous if you are in the late age to freeze you. あなたは、2020年に死ぬ場合と、2050年に死ぬ場合、どちらが有利だと思いますか? Which do you think is better if you die in 2020 or if you die in 2050? 答えは2050年です。理由は、2020年の冷凍保存技術よりも、2050年の方が進化しているからです。あなたは今よりも、新しい技術で保管されます。 The answer is 2050. The reason is that 2050 is more advanced than 2020 frozen storage technology. You are stored with new technology than now. 技術は止まることなく進化します。 Technology evolves without stopping. だから、あなたは一年でも長く、長生きするべきです。 So you should live long, even one year. あなたが蘇生する時代が、遅ければあなたは有利になります。 The later you revive, the better you will be. もし、あなたが2080年に蘇生すると、まだ技術は未完成です。あなたは再び死ななければいけません。 If you resuscitate in 2080, the technology is still incomplete. You have to die again. しかし、もしあなたが2200年に蘇生すれば、技術はとても進化しています。あなたは再び死なないし、困らない。 But if you get revived in 2200, the technology has evolved so much. You will not die again and will not bother. また、あなたが2050年の時点で、50,000ドル持っている場合と200,000ドルを持っている場合、どちらがあなたが長生きできるでしょうか? Also, as of 2050, if you have $ 50,000 or $ 200,000, which will make you live longer? あなたが沢山のお金を準備すれば、あなたは沢山の手段を選べる。毎日のお金の貯金は需要だ。 If you prepare a lot of money, you have a lot of options. Saving money every day is important. さらに、あなたの友人の数が重要です。 In addition, the number of your friends is important. あなたは、あなたの友達が、5人より100人の方が良い。 You have 100 better friends than 5 friends. あなたを愛し、助けてくれる人が沢山いれば、あなたは生き残るとができます。彼らは将来、あなたを助けてくれます。 If there are many people who love and help you, you can survive. They will help you in the future. これらの総合計点が、未来のあなたが生存できる確率に大きく影響します。 These totals will greatly influence the probability of your survival in the future. 今、未来に備えて準備をしましょう。あなたが未来で後悔しないために! Get ready for the future now. You must not regret in the future! ●●● (提出済み) (Title) 私の思い クリオルスファンより My thoughts. by Japanese KrioRus Fan (Article) 私は日本人です。私は10年前、インターネットでKrioRusを偶然知り、クライオニクスが好きになりました。 I am Japanese. I happened to know KrioRus on the Internet 10 years ago and came to like cryonics. KrioRusの仕事は、人々に夢と生きるための希望を与えます。 The work of KrioRus gives people dreams and hope to live. 日本の癌の患者様は毎日痛みに苦しんでいます。彼らの体は一年後、二年後、さらに悪化します。彼らは未来に希望を持つことができません。 Japanese cancer patients suffer from pain every day. Their bodies get worse after a year or two. They cannot have hope for the future. クライオニクスは、難病の患者様が明日を生きる理由となることができます。クライオニクスは飾り物ではなく本物です。 Cryonics can be the reason why patients with intractable diseases live tomorrow. Cryonics is real, not decorative. 人間は、未来に夢や希望があると、今、この瞬間が輝きだします。どんなに小さくても! This moment is shining when humans have dreams and possibilities in the future.No matter how small! ところで、全てのクライオニクスの責任はKrioRusですか? By the way, is KrioRus responsible for all cryonics? 私はそれは間違っている考え方だと思います。 I think it is the wrong way of thinking. KrioRusは、私たちの代理で仕事をしてくれています。 KrioRus works on our behalf. 私たちはこれを忘れてはいけません。 We must not forget this. 私たちには技術がなく、クライオニクスをすることができません。 We have no technology and cannot do cryonics. クライオニクスは大衆の人々に恐れられます。しかし、KrioRusは私たちの夢を叶えてくれました。彼らには勇気がある。彼らには太陽よりも暑い情熱がある。 Cryonics is feared by the masses. But KrioRus has fulfilled our dream. They have courage. They have a passion that is hotter than the sun. また、私たちはクライオニクスを進化させることができません。KrioRusだけでも進化することはできません。クライオニクスを完成させるためにはみんなの愛とパワーが必要です。 Also, we cannot evolve cryonics. KrioRus alone cannot evolve. Everyone needs love and power to complete cryonics. もしKrioRusが消えたら、私たちは困ります。私たちはクライオニクスができない。 If KrioRus disappears, we are in trouble. We cannot do cryonics. だから、私はクリオルスを応援します。私はクリオルスの発展を望みます。 That's why I support KrioRus. I hope the development of KrioRus. The only thing that connects my life is cryonics. KrioRus supports cryonics. So KrioRus is a benefactor for us. 私はKrioRusにクライオニクスを使い保存されている患者様に未来で会いたい。同じ夢を持つ人は全て家族です。 I would like to see KrioRus in the future with patients stored using cryonics.Everyone who has the same dream is a family. クライオニクスが成功できるか、失敗するか、それは私たちみんなの責任でもあります。 Whether cryonics can succeed or fail is the responsibility of all of us. 私たちは傍観者ではいけません。 We must not be bystanders. 残念ながら、ほとんどの人が協力してくれません。人々は見ているだけで、動きません。 Unfortunately, most people don't cooperate. People are just watching, not moving. これは私たちみんなの挑戦でもあり、責任でもあります。 This is both our challenge and our responsibility. みんなでクリオルスを支えましょう。みんなのパワーでクライオニクスを発展させ、歴史を変えましょう。 Let's support KrioRus together. Let's develop cryonics and change history with the power of everyone. 私たちは国境と時代を超えて助け合いましょう。 Let us help each other across borders and times. みんなで、クリオルスの魅力を世界中に伝えませんか? Let's all share the significance of KrioRus around the world. 私たちに何ができますか? What can we do? もし、音楽が得意な人はKrioRusの音楽を作ればいい。小説が好きな人はKrioRusの小説を書けばいい。 If you are good at music, just make KrioRus music. If you like novels, write a KrioRus novel. あなたが得意なこと、好きなことであなたなりに、クライオニクスの発展に試みませんか? Would you like to develop cryonics for yourself with what you are good at or what you like. みんなでKrioRusに貢献しましょう。 Let's all contribute to KrioRus. 私は思います。あなたにしかできないことがきっとある。あなたがすべきことがきっとある。 I think so. There is surely something you can do. There is definitely something you need to do. 小さな力が集まればとても巨大になります。歴史は動きます。 If a small power gathers, it will be very huge. History moves. 一人は万人のために、万人は一人のために。 One for all, one for one. 命と情熱の火を消してはいけない。 Do not extinguish the fire of life and passion. クライオニクスは100年先も200年先も私たちの先祖に継承されます。 Cryonics will be inherited to our ancestors for 100 years and 200 years. 私たちの先祖は愛の力によって、200年後に私たちを生き返らします。 Our ancestors will resurrect us 200 years later by the power of love. クライオニクスは壮大なプロジェクトです。 Cryonics is a grand project. ●●● (採用) (Title) 人類の歴史の分岐点 A turning point in human history (Article) クライオニクスの保存技術は未完成です。しかし、私は2040年以降には保存技術が完成すると予想します。 Cryonics preservation technology is incomplete. However, I expect that preservation technology will be complete after 2040. もし、クライオニクスが患者様を保存する時に細胞を傷つけなければ、未来で安全に蘇生できるかもしれない。 If cryonics does not damage cells when preserving patients, it may be safe to resuscitate in the future. 保存の技術の完成は、大発明です。これは人類の歴史上、大きな分岐点なります。 Completion of preservation technology is a major invention. This is a major turning point in human history. だから今、私たちが将来にクライオニクスを使うための準備をすることに、意義がある。 So now it makes sense to prepare for the future use of cryonics. ●●● (採用) (Title) 人類には30年後まで、クライオニクスが必要だ。 Mankind needs cryonics until 30 years later. (Article) 人類は近い将来、医療技術は進化し、人類は目、足、臓器を作りだすことができます。 In the near future, human technology will evolve, and humanity will be able to create eyes, feet, and organs. 私は2035年までに、人類は人間の臓器を作ることができると予測しています。 I predict that by 2035, humankind will be able to make human organs. しかし、私が臓器を作り、新しい臓器と交換した場合ですら、私は寿命を10?30しか延長することはできません。私たちは錯覚してはいけません。 But even if I create an organ and replace it with a new one, I can only extend my lifespan by 10-30. We must not be illusioned.. なぜなら人間は多くの細胞でできているからです。 私たちの体は臓器だけではありません。 Because human beings are made of many cells. Our body is not only an organ. 細胞も劣化するため、私たちが死ぬことは避けられません。 Since cells also deteriorate, we cannot avoid dying. 私は考えます。 医療技術は2060年頃まで不老不死を実現できないだろう。 I think. Medical technology will not be able to achieve immortality until around 2060. 私たちが臓器を作ったとしても、不老不死になることはできません。そのため、?2060年までクライオニクス技術が必要です。 Even if we make organs, we cannot become immortal. So cryonics technology is needed until ~2060. 私たちは短い幸福を求めず、永遠の命、幸福、平和と愛をを求めます。 We do not seek short happiness, but eternal life, happiness, peace and love. 私は予想します I simulate. 男性が5万ドルのお金を蓄えたとします。 彼が将来、臓器を5万ドル払い交換すると、彼のお金は消えます。彼は将来クライオニクスを行うことはできません。 Suppose a man saved $ 50,000. If he pays $ 50,000 for an organ exchange in the future, his money will disappear. He cannot do cryonics in the future. また、彼の他の臓器が傷ついた場合、新しい臓器を作成するために彼は別の費用を支払う必要があります。 私たちのお金は限られています。 Also, if his other organs are damaged, he will have to pay another fee to create a new organ. Our money is limited. だから私は臓器を作りません。 私はそれを買うことができますが、私はそれを買いません。クライオニクスをするために私はお金を動かさない。 So I don't make organs. I can buy it but, I do not buy it.Don't move my money to do cryonics. クライオニクスの欠点は、凍結すると細胞が破壊されることです。 The disadvantage of cryonics is that the cells are destroyed when frozen. しかし、技術は進化しています。 私は人類は15年以内にこれを克服すると思います。 But technology is evolving. I think humanity will overcome this within 15 years. 細胞を傷つけない凍結の発明は、人間の歴史の中で最も重要な発明です。 The invention of freezing that does not damage cells is the most important invention in human history. これは人類にとって大きな分岐点です。 This is a major turning point for humanity. クライオニクスはまだまだ人類にとって重要な役割があります。 ●●● (採用)) (Title) 私たちを生まれ変わりのリスク守ってくれるクライオニクス。 Cryonics that protects us from the risks of reincarnation. (Article) 死にはリスクがあります。 There is a risk for us to die. 自殺は現在の苦しみを解決しません。私たちは死んでも終わらないかもしれません。 Suicide does not solve the current suffering. We may not die even if we die. 私たちは死ぬと何が起こりますか?私たちは消える?または天国に行きますか?それとも私は生まれ変わりますか? What happens when I die?Will I disappear all? Or go to heaven? Or will I be reborn? 私たちは何が起こるかわかりません。私が死ぬと、私の記憶は消去され、家族や友人と再会することはできません。 We don't know what will happen. When I die, my memory is erased and I can't meet my family and friends again. もし全てが消えるのなら、問題ありません。 If everything goes away, there is no problem. しかし、私が再び生まれ変わった場合、さまざまな困難があるかもしれません。 But if I am reborn again, there may be various difficulties. 私は地球や別の惑星で生まれ、私が今持っている記憶はすべて消されてしまいます。 I was born on Earth or another planet, and all my memories are erased. 実際、今では古い記憶はありません。私は生まれる前にどこにいたか思い出せません。 In fact, we don't have an old memory now. I can't remember where I was before I was born. 私たちが次に目を覚ますとき、どこに行きますか?私は人間ですか、魚ですか、昆虫ですか? Where will I be next time I wake up? Am I a human or a fish or an insect? 私が住んでいる惑星は平和ですか?またはそれは戦争中かもしれません。 Is the planet I live in peaceful? Or it may be during the war. 私たちのこの苦しみは、死後に生まれ変わった時も継続するかもしれません。 This suffering of ours may continue when we are reborn after death. だから私はクライオニクスを行います。私が存在するのは奇跡です。私が人間として生まれたのは奇跡でした。 So I do cryonics. It's a miracle that I exist. It is a miracle that I was born as a human. 私たちはこの奇跡を続けたい。この奇跡の瞬間を失いたくありません。 I want to keep this miracle. We do not want to lose this miracle moment. 私は200年後、また家族や友人に再び会いたいです。 I want to see my family and friends again after 200 years.rs.
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/4658.html
登録日:2011/06/04(土) 22 17 21 更新日:2024/05/05 Sun 15 43 33 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 1959年 かまいたち スライム ホラー 変身人間シリーズ 映画 服は溶かさない 東宝 東宝特撮映画 液体人間 特撮 美女と液体人間 液体人間とは体が液体やゲル状、もしくは体を液体やゲル状に出来る人間である。 このWikiの住民ならあっちの例のような感じを思い浮かべる事だろう。また、服だけを溶かすようなエッチなやつを考える人もいるかもしれない。 しかし、今回取り上げるのは、 服以外を溶かす 恐怖の液体人間 である。 「美女と液体人間」は1959年6月24日に公開された東宝特撮映画である。 【あらすじ】 ある雨の降る夜、麻薬密売に関わっていたギャングの三崎が服だけを残して行方不明となる。 警察は三崎の恋人だった新井千加子をマークしながら捜査を進めるが、その裏には液体人間が存在していた。 【概要】 本作は特撮映像を駆使したホラー・サスペンスとして製作され、同様の路線で「電送人間」、「ガス人間第一号」を製作し、変身人間シリーズと呼ばれた。また、以前に製作された「透明人間」、以後に製作された「マタンゴ」も関連して語られることも多い。 大人を対象に製作されたためか、キャバレーも舞台にされ、女性の出演時間も多く、当時としてはややセクシーな演出も多い。 本作の液体人間の演出には、化粧の下地に使われる有機ガラスという当時最新の素材が使われた。 また、本作で原作としてクレジットされている海上日出男氏は作家ではなく東宝の俳優で、独自に脚本を作りプロデューサー達に見せていたのが採用された。 海上氏は本作の製作が決まった頃に亡くなっており、その他残されていた脚本には「ゴジラの花嫁」というものがあったという。 【液体人間】 本作では強い放射線を当てると、体組織がスライムのような液体状になりつつも生きている液体生物になるという設定である。 また、他の生物を溶かし取り込むことが出来る。 液体人間は、南洋にマグロ漁に出ていた第二龍神丸が水爆実験に巻き込まれ、乗組員の一部が強い放射能で変化してしまった姿。 他の乗組員は全て溶かされてしまい、日本近海に近付いた際に漁船と接触、乗り込んだ漁民も溶かしてしまう。 その後は東京に上陸、次々に人々を溶かしていった。 他の変身人間と違い、人としての意識や見た目を成しておらず、ただひたすら近くの人を襲っていった(*1)。 また、手段は不明だが人数を増やすことも可能で、劇中では2体確認できる。 弱点は火炎や電気で、最後は下水道にいたところを警察と自衛隊合同のガソリンを撒き火を点ける作戦で燃やし尽くした。 【登場人物】 ◆政田(演 佐原健二) 城東大学の助教授で、専門は生物化学。液体人間から逃れた漁民の話を聞き事件を追う。 千加子が警察、ギャング両方から狙われていたため助ける。 若い頃の佐原氏には珍しく科学者役の主役である。 ◆新井千加子(演 白川由美) 三崎の恋人で、三崎の行方不明に絡んでるとして警察、ギャング両方から狙われる。液体人間を目撃したことから政田に助けを求める。 東宝特撮では珍しく、女性がクレジットで一番手だった。 ◆富永(演 平田昭彦) 刑事で、今回の事件を追う警察の中心。政田とは大学の友人だが、政田の液体人間の話しについては当初は証拠に乏しいため信じていなかった。 演じた平田氏は科学者か刑事の役が非常に多い。 ◆真木博士(演 千田是也) 大学教授で政田の上司。事件が表面化してからは対策の助言役となる。 ◆田口(演 土屋嘉男) 富永の部下で坂田とコンビが多い。 演じた土屋嘉男氏は変身人間シリーズ全作品に出演、後のガス人間である。 ◆坂田(演 田島義文) 田口と組んでいる刑事。警察初の液体人間の犠牲者となる。 演じた田島氏は警察や軍人役の多い名脇役である。 ◆内田(演 佐藤充) ギャングで、事態に乗じて目を付けてた千加子を自分の女にしようとするが…… 追記・修正は液体人間になってからお願いします。 ???「罪の無い人々を溶かす、邪悪な液体人間め!」 ゆ゛ る゛ さ゛ ん゛ !! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] てつを帰れww -- 名無しさん (2014-03-13 18 53 00) てつをもある意味液体人間になれるけどさぁwww -- 名無しさん (2014-05-15 16 12 23) ↑待て、RXじゃない頃のてつをかもしれん(棒 -- 名無しさん (2014-11-15 09 47 24) チートライダーなら一番こいつの迎撃に向いている。凍らせて細胞ひとつ残さず分解、消滅とか。 -- 名無しさん (2014-11-15 09 58 28) いつのまにか仮面ライダーの項目になりつつあるようなコメント欄 -- 名無しさん (2014-11-15 11 16 14) ↑せやなwゲル化っていったらやっぱりあのライダーを思い出すのかねえ。ちなみにこの映画、冒頭のテーマ曲がなんだか雰囲気にあわない。行進曲風な感じ。 -- 名無しさん (2014-11-15 11 20 17) 液体人間 敗北不可避 -- 名無しさん (2014-11-15 11 30 03) タイガ「こいつをフリーズベントで止めてその隙に倒せば僕は英雄に・・・!」レンゲル「俺もバイオ化できるジェリーフィッシュアンデッド凍らせてるからできる!」 -- 名無しさん (2014-12-12 00 35 28) ホラーとして面白い構成だなぁ、泳げないのか海に入ると拡散してしまうのか…こういう感染していくような感じ良いね -- 名無しさん (2017-06-30 12 21 36) ターミネーター2のT-1000もそうだったけど、液体人間を倒すのは高熱ってのが定番。そういえばバイオライダーも高熱が弱点だったなぁ・・・ -- 名無しさん (2017-09-11 13 24 16) 液体人間を現代の技術と舞台設定でリメイク -- 名無しさん (2018-07-28 21 49 42) 液体人間を現代の技術と舞台設定でリメイクしたらなんかかえってB級映画感が増して台無しになりそう、かなりリアリティはますだろうけど。 役者も有名俳優以外にAV女優とか採用しそうだし。 -- 名無しさん (2018-07-28 21 52 14) うたわれるもの、パラサイトイヴ(ゲーム)、エヴァンゲリオン(旧劇)といい、人が溶ける奴はグロくて生々しい描写がやたらと多いがこれは時代の古さも相まってグロさはないから子供でも見れるな。 …ふと思ったんだが、どこぞの怪獣黙示録のダガ―ラで人が体中から赤い泡を吹いて生きながらに溶けるとかいう描写はもしかしてこの作品を意識していたのか? -- 名無しさん (2019-03-30 22 02 54) 少なくとも一人(一匹か?)は三崎の記憶を僅かに残していたような気がする。そいつは千加子につきまとっても食おうという意志は無かったのかもしれない。どのみち全滅してそれはもう確かめようがないけど… -- 昼太郎 (2019-04-03 21 07 12) 怪奇大作戦の燐光人間の元ネタ? -- 名無しさん (2024-05-05 15 43 33) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/onnjbisyoujo/pages/28.html
名前 アグネーゼ 種族 イタリアンのクォーター(イ3 1日) 年齢 17 肌色 白色 身長 155cm 体重 48kg スリーサイズ B78 W60 H84 特徴 県内一の進学校の生徒会長 料理が得意 「約束された安堵」とまで称されるH 髪型 (自由の)女神みたいな髪型 髪色 黒髪 性格 みんなを想ってくれるぐう聖 口癖 しょうがないわね~ 性癖 ドS CV 沢城みゆき 正体 土屋太鳳 「約束された安堵」全文 彼女との性行為によって挿入した直後から数分間にわたって続く強烈な快感は何物にも代えがたいものと言われ 常に『オーガズムの数万倍の快感を伴う射精を全身の隅々の細胞で行っているような』と、 また時には『人間の経験しうるあらゆる状態の中で ほかの如何なるものをもってしても得られない最高の状態』を常に与えることが好き。 彼女の技術は、常態の人間が一生のうちに体感し得る全ての「快感」の合計を上回る快感を瞬時に得ることに等しいと云われるその快楽度の強さ そしてそこから生ずる至福感は、しばしば「約束された安堵」などと表現されてきた。 オーガズム……古代ギリシア語 οργασμός (「熟する」「満ちる」)を語源とし、日本語では性的絶頂とも。 ランク A 作られたスレ 24(http //hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1490279592/) 25(http //hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1490282030/) 支援絵
https://w.atwiki.jp/ao-ohanashi/pages/476.html
宣言どおり義姉さんに両足を蹴折られる俺 蒼「翠星石…!マスターになんて事を…!」 翠「ち、ちち違うですよ蒼星石!これは人間の方から蹴ってくれって言ってきたです!自業自得です!」 蒼「…マスターがそんな事…!} 俺「やめて!俺のために争っちゃらめえええええええええ!><」 ・ ・ ・ 蒼「…ま、マスター?」 翠「なーに勘違いしてやがるですかこのアホ人間は」 こうして2人から白い目で見られる俺 ←今ここ
https://w.atwiki.jp/ningenbyouin/pages/165.html
月 火 水 木 金 土 日 嫌な奴が嫌なことをやる いい人がいいことする 無関心な人が無関心に生きる なんであのとき放送局 デストロラジオ配信 人間病院配信 ミッドナイトなんであのとき配信
https://w.atwiki.jp/monsters/pages/92.html
人外×人間でハァハァするスレ 601-700 1-100 101-200 201-300 301-400 401-500 501-600 601-700 701-800 801-900 901-972 601. 名無しさん@ピンキー 2008/09/26(金) 02 13 22 ID ESbS7NSE 600 良いね 漫画はたぶん「音禰のないしょ」。葵DESTRUCTION!って短編集に入ってる 602. ◆IyobC7.QNk 2008/09/27(土) 22 08 24 ID E2hg/eLK 今晩は、5レス程お借りします。 スライム♀(擬態練習中)× 人間♂ 124 or 保管庫 参照 エロ少 会話多。 苦手な方はトリップNGでお願いします。 603. 1/5 ◆IyobC7.QNk 2008/09/27(土) 22 10 10 ID E2hg/eLK 前の村から4日目にして、やっとたどり着いた宿は祭りの前とかで込み合っていた。 案内された部屋は狭く、明らかに一人部屋として普段は使われているものだろうと推測 できた。 「狭いベッドが一つ……言えば毛布くらいは借りれるかな」 呟いて部屋を出ようとして俺はつんのめる。 振り返ると旅の連れである青い髪の少女が服の端を掴んでいた。手ではなく髪の毛で。 「おい、物を掴む時は手を使え」 諸事情あって一緒に旅をしている擬態練習中のスライムは俺との距離を詰めると服に 絡めていた髪を離す。 上目遣いに俺を見上げる少女型スライムと視線が合い、鼓動が速まった。 「私、あなたのこと、けっこう気に入ってるンですよ」 個人的な好みの問題だが、少々たれ目な点を除けば整った顔立ちの美少女である。 正体がスライムだと知らなければ嬉しい状況だろう。 唐突に言うスライム少女に、その意味を図りかねて聞き返す。 「だから何だ」 「この間の続きをしませンか?」 空気が凍った。正しくは俺の周りの空気だけだが、背中を嫌な冷たい汗が伝う。 「俺、寝るわ」 誤魔化して出ていこうとした俺の前に回り込んだスライム少女が両手、いや髪を広げて 立ちはだかった。 「何処に行くンですか、部屋はここですよ。ちゃンと今度は優しくしますから、ね?」 「髪を使うなっての……」 一応ツッコミつつ今のは普通は男側のセリフだよなと胸中確認する。 「何が嫌なンですか? 前はすごくのり気で止める私を無視して、無理矢理したンじゃ ないですか」 「それは水に流したんだろ」 「だから、もう一回ヤり直しましょうって言ってるンです」 「発音がおかしい。と言うか忘れろ」 食い下がるスライム少女を一蹴する。 すると顎に手を当て髪をふよふよと泳がせながら暫く悩む仕草をしていたスライム少女の 口から、とんでもない言葉が飛び出した。 「なら、私から強姦する事になりますが」 「女からの強姦は逆レイプと言うんだ。それと」 「そうなンですか、では言い直します。私が逆レイプをしますが、良いンですか?」 どこで覚えたのか物騒な言葉に驚きつつ話題を逸らそうと試みるが早々に割り込まれる。 「いや、良くはない……って言ってるそばから脱ぐなっ!」 「大声を出すと人が来ちゃいますよ。私はバレても構いませンけど?」 「それは女の子の吐くセリフじゃないっ」 服を荷の上に置くとスライム少女はクルリと振り返る。 均整の取れた文字通りシミ一つない身体だったが既に肌の色が抜けていた。 「おーじょうぎわが悪いです。すえぜンは食わねば男のはじになるンです」 「そんな言葉どこで覚えた」 「この間会ったサンゾクの皆さンが言ってましたよ」 「いたな、そんな奴ら」 こいつをスライムとも知らずに手を出したが故に儚くも退治されてしまった憐れな奴等が いた事を思い出す。 説得は諦めた方が良さそうだった、鼻息荒く自信満々である。 「それに私はスライムですからね。オンナノコではありませンし」 「お前はっ、都合で切り替えるなっ」 「さあ、自分で脱ぐか私に消化されるか、どちらか選ンで下さい」 「その2択かよ。まずは俺の話を聞けっ」 「嫌です」 604. 2/5 ◆IyobC7.QNk 2008/09/27(土) 22 11 38 ID E2hg/eLK 暫くの問答の後、俺は全裸で文字通りスライムに包まれている。 人間の女の姿ならまだ興奮もできるが、本性のゼリーのままなので何の感慨もない。 感触としては粘り気はあるがベタベタはしない不思議な感覚だった。 一部を掬い上げてみるが掌を滑りヌルリと落ちる。 これは擬態時にはどの部分なのだろう。 「どンな気分ですか?」 いつもより少々低いスライム少女の声が響く。ただのゼリーに見えるが発声器官はどこに あるのか、気になる点は多い。 「中途半端な温度の風呂に入ってる気分だ」 「そうですか。……あの、ちょっと教えて欲しいンですが」 気を使っているのだろう、スライム少女が控えめに訊ねる。 「何を?」 「局部に前回のような質量の変化が見られないンですが、何でですか?」 「俺にその気が無いからだ」 「えぇ? ややこしいモンですね」 「デリケートなんだよ、ややこしい扱いすんな」 「感覚あるンですか?」 「無いと動かないだろ」 「生えてるンですから当然なンでしょうが、本当に妙なものですね」 他人事だと思って好き勝手なことを言う。 「妙とか言うな。付いてるもんなんだよ」 「へぇ、普段は柔らかいンですね。曲げると痛いンですか? あ、先っぽに穴がある」 「うぁっ、玩具じゃないんだから揉むな」 まだ柔らかいソレを捏ねるように揉まれる。水が意識を持った様な何とも表現し難い感触。 なんでこう無邪気に弄り回せるのか不思議だったが、人間そのものがスライムにとって玩具 だからかと納得する。 「止めろ気色悪い」 「そうなンですか? うーン、硬度を変えてみましょうか。人間のオンナノコの胸部で…… えと、たしか」 ただの水の様だったゼリーはプニプニとした心地好い柔らかさへと転じた。 見た目には何の変化も無いのがまた奇妙だ。 「パイズリ? これなら良いンですか?」 予想外の刺激に反応してしまった。 「あ、ああ」 「ちょっと大きくなりましたよ。その気になりました?」 「……どこで覚えた、こんなもん」 スライムに息子を弄ばれているにも関わらず意外と冷静な自分に驚きつつ訊ねてみる。 あまりにも異常な状況に陥ると、逆に落ち着くと聞いていたが本当だったとは知らなかった。 「以前あなたから貰った“ほん”に載ってたンですよ」 「あれは貸しただけだ。お前が持ってたのか、返せ」 前回の客室半壊時のどさくさ紛れに無くなったと思っていた。 「まだ読み終わってませンからイヤです」 「じっくり読む物じゃないだろ」 「いえいえ、けっこう興味深い内容だったンですよ」 渡してしまった本の内容が内容な上、フィクションだと言っても理解しないだろう。 後悔しても手後れだった。とりあえずSM系でなかったのは救いかもしれない。 605. 3/5 ◆IyobC7.QNk 2008/09/27(土) 22 13 18 ID E2hg/eLK 「お前は楽しそうだな」 「それはもう。“しる”のと“する”のとでは全く違うンですからね」 苦笑いする俺の前に、透明ないつもの顔が造られ舌を出し笑った。 「口も良いですか?」 これもいつもの事だが俺が答えるより早く行動を開始している。 冷たく柔らかい感触が俺の口内に滑り込んだ。 そこでふと思い出す。口は前に消化用とか言って無かったか? 疑問を察したのか口腔内を確認するようになぞりながら下のゼリーが喋る。 「ああ、心配しなくても大丈夫ですよ。それは消化器官に繋いでいませンから」 まぁ、消化されないのならば遠慮する事は無いか。 舌を絡めるとツルリとした相手は戸惑う様にうねったが、直ぐに何重にも巻き付き俺の舌を 引っ張った。 人間ならあり得ない動き。と言うか待て、痛い。 「ひョラ、ひゃて」 当然ながら舌を絡め取られていては喋れない。 ゼリーから腕を抜きスライム少女の首を引き離すと予想に反してその舌が伸びた。 「はりゃせ」 「ああ、すみませン。やり過ぎました」 舌が伸びたまま半透明のスライム少女が驚いた顔をして、ゼリーから答えが返る。 一応、反省しているらしく舌を縮めると絡め直す。 スライムの内部で行われているため殆ど音はしないが、そんな事をしている間も下は下で、 にゅるにゅると流動して無数の指に全身を突きまわされている様な、擽ったいやら何やら解らない。 特にペニスの周辺は念入りに音でもしそうな程に扱き立てられる。 吸い出すように絡み付き気持ち良い、情けないが早々に限界だった。 「あ、イイ感じみたいですね。前回と同等のサイズに……」 呑気な声を後目に全身を駆け抜けそれは発射口へ至る。 「わわっ! なンっ、出すなら出すって合図して下さいよっ」 スライム全体が波打ち、絡められていた舌が引き抜かれた。 「んなもんする隙あるか。お前が急にするからだ」 呆れた直後に意外と反応が普通だと思う。 「そういえば、この前みたいに変な汁とか出してないな」 スライムの特性を活用しているだけで、割と普通だ。普通の尺度がずれてる気もするが。 「優しくするって約束しましたから、使わなかったンですけど……使用しても良いンですか?」 「ダメ」 「私的には使えば楽なンですけど」 「いや、戻って来れなさそうだから止めろ」 「そうですか。まぁこっちの方法もコツは分かりましたし、イケる所までイッちゃって下さい」 「え、おい」 スライム少女は既に流動を再開している。 「ま……」 休憩をくれ俺は普通なんだ。 しかし当然と言うべきか止めるヒマなど無く、頭の隅であの本は絶倫ものだったかな、などと 考えていた。 606. 4/5 ◆IyobC7.QNk 2008/09/27(土) 22 15 16 ID E2hg/eLK 「“ほん”にもありましたが回を重ねるごとに量が少なくなっていくのは面白いもンですね」 俺は面白く無い。 満足げな相手の声を聞きながら意識があるのを不思議に思う。 呼吸の度に肺が灼ける。鼓動の度に心臓が痛い。 気が済んだ相手が動きを止めて結構な時間が過ぎていたが、呼吸は落ち着かず汗で湿った髪が 気色悪く額に貼り付いている。 「前は気がつきませンでしたけど行為が終わるとなンだか、ぐったりしてませンか。 大丈夫です?」 ニュッと触手を伸ばして俺の髪を持ち上げた。流れる汗がスライムに吸収され消える。 「おま、連打させんな」 「スミマセン。あなたの反応が楽しくて……水でも飲みます?」 全く反省していない様子で答えるスライムに脱力する。 「あー。とりあえず、くれ」 「はいはい。どうぞ遠慮なく」 ゼリーから差し出されたのは1本の触手だった。 先が窪んでそこに水が入っている。 「おい、勘弁しろ」 「中身は極々普通の水なンですが」 「頼むからテーブルの水差しを」 「ええ? どうせおンなじ水なのに……」 「いいから、本気で頼む」 「なンで……分かりましたよ、だからその本気で情けない顏を変えて下さい」 喉を潤し一息着いて、どうにか動悸も収まったが、未だに俺を解放しないスライム少女に 前々から気になっていた疑問をぶつけてみる事にした。 「なぁ。出した物とか、吸収してるのか」 青みがかったスライムは最初と同じ様に透き通っている。 濁っていても嫌だが、結構な量が出た筈の精液は既に影も形もない。 「もちろンです」 「……気になるんだが、お前ら的には旨いのか?」 「ええっと、好みの問題だと思うンですけど、けっこう珍味な感じで、血とか他の水分 よりも濃い感じでして。こう、活きが違うンですよ」 珍味なのか、確かに粘るとは思っていたが。 もよもよと表面を動かして一生懸命に説明しようとしている様子は何だか可愛い。 「やっぱり細かく言わなくていい」 「あなたの方から聞いたンじゃないですか」 包んでいたゼリーが不満そうに揺れた。 「で、そろそろ出してくれないか」 「いえいえ、ここからなンですよ。思い付いたのが」 俺の言葉に気を取り直した様子で嬉々として答える。 「お前、思い付きでヤってるのか?」 「いいえ。まえに私の仲間がしてるのを見た事があるンです」 「何をするつもりだ?」 質問に暫しの間を置いて、また声が響く。 「心配しなくても大丈夫ですよ。あ、なンなら少々は飲み込ンでも平気ですから」 「ノミコム? 多少はヘイキ?」 一抹の不穏な空気が流れる。 「多分、一応。まぁ、覚悟はしておいて下さい」 段々と声に自信が無くなり、俺を包んでいたゼリーが揺れ蠢く。 「……覚悟?」 言葉に一時思考が停止する。 607. 5/5 ◆IyobC7.QNk 2008/09/27(土) 22 16 19 ID E2hg/eLK 飲み込んでも、たぶん平気……つまり、これが口の中にまで入る位置にくるって事か? そこでやっと自分の置かれている状況に気がつき自然と口が開くのと、ほぼ同時に スライムが襲いかかる。 ぎゃああああぁ…… 叫んだ筈の俺の悲鳴は弾力性に富んだスライムの中に飲み込まれ消えた。 「やンっ、中で暴れないで下さいっ」 もがく俺の耳に響くスライム少女の声は衝撃に近かった。 “やンっ”じゃない、俺の生命の危機だ。 半分意識が飛びかけた頃、スライム少女が文句を言いつつ頭部を解放する。 「ちょっと、私の声が聞こえてるンですか?」 口に残っていたスライムを吐き出し、返事もできずに必死で肺に空気を送り込んだ。 呼吸を整えてから抗議する。 「お前はっ! 俺を喰う気か、殺す気かっ」 少し食べてしまった。まだ胃の中で動いてる気がする。 「いやですね、そンな言い方。私を食べたのは、あなたの方じゃないですか」 「お前が押し込んだんだろうがっ」 俺は怒鳴る様に応え、おもわず振り降ろした腕に何かが触れる。 「……っ!」 ピリッと何かが走った。 同じ位置を探ると見た目には何もないが、確かに何かがあった。 大きさは手に収まる程度で、軽く握るとブルリとスライム全体に震動が伝わる。 もう一度、また水面が波打った。 「あっ、ちょっ……止め……っ」 「ほほぅ。お前の弱点はここか」 焦りを含んだ声に俺は仕返しとばかりにニヤリと笑うと更に揉む。 「……うンっ、やっ……」 「これは何だ? ん?」 聞く。俺も随分と親父臭いと自覚する。 「……それはっ、消化……のっ」 その言葉に昇りかけていた血の気が引く。 スライムにも内臓があったのか、透明な内臓って何だ。 「……はやくっ、私から出てくださいっ」 「どうやってだ!」 反射的に叫ぶ、できるなら言われなくとも逃げている。 答えより早くゼリーが俺を噴き出した。 「いたたたた……」 派手な音がして、したたかに背中を打つけたが、とりあえず助かったらしい。 ニュルリとスライムの一部が伸び少女の半身を形作った。 「誰かさンが消化器官を刺激してくれたおかげで、お腹がすいちゃいました」 俺の事など気にも留めず屈託のない笑顔でケロリとして空腹を訴える。 「俺は全身がピリピリしてるんだが」 「消化しかけたンですから当然です。あなたが、あンな所を触るからですよ」 半透明な上半身だけ人間の形をしたスライムが身をくねらせた。 「で、何をするつもりだったんだ?」 「今回の案としては、あなたの身体に穿いている穴の、できるかぎり奥まで侵入して内部と 外部両方の反応を観察しようかと……次回の課題は呼吸路の確保ですね」 見る間に成形を終わらせ荷物を探っていたスライム少女は振り返りもせずに答える。 「ない! 絶対に次は無いからなっ」 全力で否定するが、ビチビチと跳ねる何かを食べ始めた相手の答えは無かった。 <終> 608. 名無しさん@ピンキー 2008/09/27(土) 22 16 59 ID E2hg/eLK ↑投下終了です。 お邪魔しました。 609. 名無しさん@ピンキー 2008/09/27(土) 23 34 45 ID iRcsT1/c 規制に継ぐ規制で半年ばかり来てなかったら、こんなスレが 出来てたのな。 557 確か中国の昔話で、女の姿を模った栞が美女になって 古本マニアのとっちゃんぼーやに学問から芸事から あんな事やこんな事まで教えちゃう、みたいな話が あったような希ガス。 でも人間男×人外女はオカルト娘スレ向きかな。 564 民話で女が人外ってのは良くあるけど、女が人間でと言うと…… 聊斎志異だったかなぁ? 馬皮に包まれて蚕になった女の話。 帰りが遅い父親を心配した娘が「お父さんを連れ帰って来たら 結婚しても良い」みたいな事を飼ってた馬に言ったら本当に迎えに 行って、帰って来てから話を聞いた親父が怒って馬を殺して皮を 剥いだんだけど、皮を庭先に干してた所に娘が通り掛ったら突然 その皮に包まれて桑の木の上に行っちゃって、何日かもにょもにょ してるうちにそれが巨大な蚕になってしまった、と言う話。 確かその後にあの世で夫婦になって養蚕の守護神になったとか 言って親父の夢枕に立ったんだっけ? うろ覚えで自信が無いが。 610. 名無しさん@ピンキー 2008/09/27(土) 23 43 57 ID iRcsT1/c ところで、先日メモ帳を整理してたら昔の日記が出て来たんだが、 こんな事を書いていた当時の自分は荒んでいただろうか? ↓ 先日たまたまテレビのチャンネルを変えたら国営放送第二の 教育番組で「伊勢物語」の一節、 「身分違いの恋に焦がれた男が姫君をさらって逃げ出し、 打ち捨てられた蔵の奥に姫君を隠し、入り口に立って寝ずの番を したが、実はそこは『鬼が住んでる』と地元民に忌避されていた 曰くつきの蔵で、姫君は鬼に一口で食い殺されてしまった。 その時姫君は悲鳴を上げたが、折からの雷雨で男には届かず、 男が顛末を知ったのは夜が明けてからだった」 の説明をやっていたんだ。 リア厨の頃に学校の図書室でこの段を読んだ時は 「うわ、男間抜け過ぎっつーか姫君可哀想」 と思ったんだが、それから●●年経った今は 「え〜一口で食べちゃうなんて勿体無いよ鬼さん。俺やったら 朝まであんな事やこんな事しまくって、男の間抜け面を笑い飛ばして やるのになぁ」 などと考え、更に 「姫君が気に入ったんで食わずに掻っ攫って逃亡→寝取られ男 怒りの追跡→三年後、山奥の住処で可愛い鬼っ子と赤子を抱いて めっさ幸せそうな姫君発見→おまいを殺して漏れも死ぬる→ 狩りから帰って来た鬼が一撃粉砕→今日はこいつで鍋でもするか」 みたいな光景が四ページギャグ漫画風に浮かんだ。 ……時の流れって恐ろしい、と、しみじみと思った。 611. 名無しさん@ピンキー 2008/09/28(日) 00 00 49 ID 5r15siSz 608 乙。スラ娘さん可愛いな。 612. 名無しさん@ピンキー 2008/09/29(月) 02 42 25 ID ObKmdfK3 610 早くそれを文章にする作業に戻るんだ 613. 名無しさん@ピンキー 2008/09/29(月) 18 43 57 ID WC7/nkVo 610 でもその話って実際は男が姫を連れ出すことに成功するも姫の家来が助けに来て姫は連れ戻されてしまう 男はそれでは面目が立たないので「実はそこの蔵には鬼が住んでいて姫が食われてしまった」っていう話にした っていうオチだった気がする でもここのスレ的にはそのオチは余計だな、夢がないw 614. 名無しさん@ピンキー 2008/09/29(月) 21 13 24 ID gyEPodik 613 いっそのこと、姫は鬼の生贄として差し出されていたのを見初めた鬼が生かしておいていたら 人間の男が惚れ込んで連れ出したのを連れ戻しに来たって話でよくね? あれ? 615. 名無しさん@ピンキー 2008/09/30(火) 07 13 54 ID lW+56rFb 613 やだなぁ。 610 の勘違い男っぷりが鬼と姫のイチャイチャっぷりをひきたてるんジャマイカ。 616. 名無しさん@ピンキー 2008/10/01(水) 18 46 50 ID X3vHwVmX 573 の亜里の続きを投下します。 一人かくれんぼやコトリのお話が苦手な方は、スルーした方が幸せ。 タイトルの亜里でNGをしてください。 617. 亜里3 2008/10/01(水) 18 47 39 ID X3vHwVmX 暗い面持ちで椅子に座っていた男だが、入室した亜里を一目見るなり腰を浮かせた。 この場にはまるで不釣り合いな、華やいだ紅色。 面会室のガラスに区切られた向こう側、まるで銀幕の女優に着色を施したような洋装の美人が、男の前へ音もなく座る。 「お待たせ致しました。私が山岸亜里でございます」 そう言ってニィと微笑む唇も、緩やかなドレープを描くワンピースも嘘のように紅い。 男は我に返って着席し、上気した顔を恥じらうようにハンカチーフで押さえた。 「山岸先生でいらっしゃいますか。二川と申します。この度は依頼の相談を受けていただけるとのことで…」 二川と名乗る男は随分と身なりのいい若者だった。まだ三十前だろう。 がっちりとした広い肩に上等な仕立ての背広がよく似合っていた。 恐縮した二川の言葉に、亜里は甘い笑みを浮かべる。 「まあ…。私のような卑しい囚人を先生だなんて、勿体の無い…勿体の無い…」 揃った赤い爪で口元を覆い、喉の奥でくつくつと湧く笑みを殺した。 些か芝居がかかった嫌らしさが、彼女の浮世離れした容姿と相まりひどく淫靡だ。 二川は強くときめいた。 霊能者など、どんな化物が出るかと畏れていたのが馬鹿らしい。 618. 亜里4 2008/10/01(水) 18 49 07 ID X3vHwVmX 亜里の背後の壁に控えた看守は、二川の様子に眉をひそめた。 男の依頼者が亜里の外見に心を奪われるのは珍しくない。 しかし、その中でも二川は感情が隠せない類の人間なのだろう。 不躾に亜里を眺めるような真似こそしないが、彼の紅潮した皮膚下に巡る色欲は、誰の目にも明らかだった。 二川はふと思い出したように目線を落とし、膝の上のハンカチーフをきつく握る。 重い扉を押し開くように、彼は静かに語りだした。 「…先生に聞いていただきたいのは、私の屋敷にある土蔵の事なのです」 依頼の話になると亜里もゆらりと姿勢を正す。 亜里はうっすら口角に笑みを乗せたまま二川の話を聴いた。 「先祖の代に建てられた古い蔵でして、中に何が収められているか、私はもちろん、父も祖父の代も把握しておりませんでした」 二川の顔色は徐々にあせていった。 「中を確かめようにも、扉の溝に土が塗り込まれ、壁と一体になっているのです――」 ―中に何が入っているかは判りませんが、高価な物などはないでしょう。 そうならば放っておけばよいのでしょうが、入口のない土蔵が屋敷に在るなど気味の悪い事です。 父の代に、屋敷の改築を兼ねて土蔵を取り壊そうとしました。 619. 亜里5 2008/10/01(水) 18 50 55 ID X3vHwVmX 私も子供でしたが既に屋敷におりましたので、あの時の事はよく覚えております。 土蔵は古く、大きさもさほどありませんでしたから、人力で壊す予定でした。 数人の大工が大槌を手に土蔵を囲みます。 私は父の傍らで、縁側からそれを見守っておりました。 一人の大工が大槌を振りかぶり、力を込めて土壁にそれを降ろしました。 ―私は、その時の事を、未だに夢に見るのです。 ブツンと何かが切れる音が、私の耳にも聞こえた気がしました。 その大工は大槌を振り降ろした格好のまま、しばし静止していました。 やがて、上半身がぐらりと反ります。 天を仰ぐその顔は、まるで笑っているように見えました。 大工仲間が、妙に思ってその大工に声を掛けようと歩み寄ります。 父も私も、何だろうと首を伸ばして彼を注視しました。 大工の下半身から赤黒い物が勢いよく流出し、庭に広がりました。 立ったまま魚のように大きく体を痙攣させた後、大工は自らの排泄物の中に倒れ込みます。 一斉に、周囲から怒号に似た悲鳴が上がりました―― 「―それから、あの土蔵には誰も触れておりません」 そう結んだ二川の唇は、白く乾き震えていた。 620. 亜里6 2008/10/01(水) 18 52 31 ID X3vHwVmX 亜里の真っ黒な目がつうと細められる。 その唇は血のように紅く、未だ平然と笑みの形を保っていた。 共に二川の話を聞いた看守は、肌を粟立たせ立ち竦んでいる。 思わず自らの下腹部にも鈍痛を感じ、脂汗が浮かんでいた。 「それはそれは、大変な事…」 忌まわしい物を語った二川を気遣うような、柔らかく穏やかな声色で亜里はそっと囁いた。 二川は弾かれたように顔を上げ、救いを求める目で亜里を見つめる。 亜里は笑った。 「御依頼…お引き受け致します」 続く 621. 名無しさん@ピンキー 2008/10/01(水) 18 54 58 ID X3vHwVmX 投下以上です 622. 名無しさん@ピンキー 2008/10/01(水) 21 23 34 ID u5X8tpPc 待ってたよ、投下乙 これからの展開が楽しみだ 623. 名無しさん@ピンキー 2008/10/06(月) 02 02 16 ID NupH4qrm 中途半端に古く、マイナーなアニメなんだけど まりんとメラン知ってる人いない? 人外好きにはたまらないアニメだと思うんだが。 624. 名無しさん@ピンキー 2008/10/06(月) 02 37 53 ID tNJVF9iF 623 あれは人外好きで鬱平気なら見て損はない。 自分はDVD全巻買ったけど後悔は全くしていない。 625. 名無しさん@ピンキー 2008/10/06(月) 23 05 08 ID ibmXjh9l 懐かしいなw あれのOPだったか…歌も好きだ。 626. 名無しさん@ピンキー 2008/10/08(水) 02 19 21 ID PSS1ncMu まりメラなつかしい……WOWOWアニメ全盛期のころだね 627. 名無しさん@ピンキー 2008/10/08(水) 09 26 58 ID rgAwFmxt どこかのサイトで、まりメラの通販(同人誌?)やってたなぁ… 今もやってるんだろうか? 628. 名無しさん@ピンキー 2008/10/08(水) 15 31 43 ID T9XlXb7x 久々に見返してしまったww やっぱいい話だな… 620 投下乙でした。 続き楽しみにしてます。 629. 名無しさん@ピンキー 2008/10/08(水) 18 10 03 ID eAXY67MT おばけよりケモのがトレンドだろうか。 人狼とお嬢様でほのぼの系投下します。続き物で進行はマッタリ。 NGはタイトルの「ウルフのストレート」でお願いします。 630. ウルフのストレート 2008/10/08(水) 18 12 01 ID eAXY67MT 鉄の棘は強固に噛み合い、獲物の足を深く捕らえていた。 罠に掛かった獣は憔悴し地に横たわる。 草に半分埋めたその顔は、開いた口からダラリと舌が垂れ、薄く開いた眼は白く幕を帯び濁っていた。 ごく浅く上下する腹の動きがなければ生死の判別もつかないような状態だった。 森は春の日射しに淡く萌える。 生い茂る葉の隙間から覗く高い空に、獣を見下ろして雲がのどかに流れた。 もうどれだけの時間を獣がここに伏しているかは解らない。 刃がめり込む傷口は未だ赤黒く濡れているが、じきに全て干からびてしまうのだろう。 死。 獣は、静かにそれを意識した。 だが、 ―でかいいぬだな 人間の声が聞こえた。 ―おまえ、あしいたいの? 草を踏みしめる軽い足音が獣へと近付く。 最早気配を探る力もない獣は、靄のかかる瞳を億劫にそちらへ向けた。 ぼやけた視界に人影が映る。小さな影はうっすらと赤く滲んだ。 赤茶色の髪の子供が一人、獣の足元にしゃがみ込む。 両手で貝のように閉じた二枚の鉄板を抉じ開けようと試みるが、内向きにびっしりと並ぶ尖った刃が指に食い込み、力を込められない。 非力な手には余る鉄の罠だが、子供は諦めなかった。 631. ウルフのストレート 2008/10/08(水) 18 13 57 ID eAXY67MT 手頃な太さの枝を拾ってくると、罠の蝶番を支えるバネへと突き通す。 ガチャガチャと罠が揺れ、共に傷口も動いた。獣は、自らの痛覚が未だに働くことを知る。 その痛みが引金となり、獣の四肢に徐々に力が籠ってきた。 ―まだ、己れ(おれ)は生きられる。 獣は焦点の定まらぬ目で子供を見た。乾ききった舌を震わせて口中に戻す。 日に透ければ茜になる赤茶の髪色や、石鹸の香りに阻まれた先にある微かな体臭。 この人間を作る情報を自らに深く刻み込む。 ギイ、ギイ。罠が幾度もきしんだ。 子供が歯を食いしばり、枝に渾身の力を込める。 パン―― 弾けるような音を立て、罠は壊れた。 シーエルは紅茶を飲み干し、珊瑚のような唇からそっとカップの縁を離した。 鉄道の中とはいえ、一等車両ともなれば豪奢な内装が施され、ティータイムも優雅に楽しめる。 大きな硝子の窓の向こうに流れるのは青い山々と田園風景だ。 「お済みでしょうか」 ティーセットを下げに来たボーイにシーエルは微笑んで頷いた。 長い睫が優しく影を落とし、鳶色の瞳の大きな目を縁取る。 おっとりとした顔立ちと濃紺のワンピースが良く似合い、正に深窓の令嬢といった姿だった。 632. ウルフのストレート 2008/10/08(水) 18 15 30 ID eAXY67MT その背に流れる髪は翠がかかるほどに、黒い。 ローランと言えば世界的に名の通った紅茶のブランドだ。 ローランクオリティと呼ばれる品質の高さは、王室や高級ホテルでも愛される一級品だった。 そのローランの女社長の一人娘・シーエルは、列車に揺られ両親と共に郊外の別荘からの帰路についていた。 社長である母と、同社で買い付け指示を取り仕切る重役の父は日々多忙なのだが、毎年夏期の一時だけは家族で避暑地で過ごす。 都会の喧騒と離れて過ごす夏休みは、毎年変わらないシーエルの楽しみでもあった。 シーエルのいる個室にボーイと入れ違いで母が顔を覗かせた。 上品なツーピースを身を包む知的な貴婦人、マリナ・ローランだ。 「シーエル、もうすぐ駅よ。何か必要な物はある?」 駅といっても一家の目的の降車駅ではない。 ただ、次に停まる駅では車両の切り替えや燃料の補充も行うため、かなり長く停車することになる。 ホーム内の売店で簡単な買い物をして帰ってくることも出来るのだ。 シーエルは「足りております」と首を振った。つられて目の上で切り揃えた前髪もサラリと動く。 最新の雑誌もアメニティグッズも、必要な物はすべて車内に取り揃えられている。 633. ウルフのストレート 2008/10/08(水) 18 17 52 ID eAXY67MT 売店にありがちな土産物にもあまり興味が沸かなかった。 「そう?私はちょっと出てくるから」 母はヒラヒラと手を振ると通路に戻っていった。 消費者のニーズや新しい流行の察知に貪欲な女社長は、降車して販売店や駅の様子を見て回るつもりなのだろう。 母の後ろ姿を見送って、シーエルは窓へと視線を戻した。 しばらくして車内にアナウンスが入り、列車は駅へと到着した。 何本も線路が並列する大きなホームに停車し、ドアが開けば降りる客や乗る客がせわしなく窓の前を横切っていく。 ハンドバッグ片手にホームを歩く母の姿も見つけられた。 シーエルはそれらの光景を見るでもなく見ていたが、とある人影にふと目を止めた。 (まあ、大きな方) その男性は列車に背中を向けて立っていた。 堂々とした体躯に黒いテイルコートを纏い、頭にはシルクハット、そして手には白い手袋とフォーマルな装いだ。 ホームに立つ姿は柱のように大きく、周囲の人々から頭二つ突き出ている。 と、その男がピクッと顔を上げる。 何かしらとシーエルが軽く窓の硝子に片手をつき、首を傾げた瞬間。 グリッ 男が恐ろしい速度でこちらに振り向いた。 「ひっ」 シーエルは思わず息を飲んで身を引く。 634. ウルフのストレート 2008/10/08(水) 18 19 39 ID eAXY67MT 男の顔には鼻上までマフラーが深く巻かれていた。 さらにシルクハットを目深に被っているためその容貌は殆ど見えないが、隙間から覗く肌は石炭のような闇色だ。 その中にギロリと剥かれた双眸は青白く、シーエルを射抜く勢いで凝視している。 ―怖い!怖過ぎる!! 身の危険を感じ、シーエルはガバッと体ごと顔を背けた。 (わ、私にジロジロ見られてご不快だったのでしょうか…) シーエルは青ざめた。あんなに強く睨まれるなど生まれて初めてだ。体が縮み上がる。 ―もしかしたら、あのマフラーは大火傷を負った顔の傷を隠していたのかも知れない。 だから他人からの好奇の視線に非常にナーバスなのかも知れない。 (ああ…不躾に人様を眺めたりするものではありませんわ。ごめんなさい…) グルグル回る後悔で頭を一杯にしたって今更遅い。 もしや、まだこちらを見ていたりして…と怖々横目で窓を見た時。シーエルは今度こそ悲鳴を上げた。 「ぎぃやぁああぁあっ!!」 絹を裂くような、とは言えないたくましい悲鳴が個室を揺るがした。 いつの間に移動したのか、窓にはその男性が張り付いていた。 手袋の両手をベタリと硝子に付け、鼻先も押し付けんばかりに接近した鬼気迫る姿。 635. ウルフのストレート 2008/10/08(水) 18 21 45 ID eAXY67MT マフラーは解けかけて垂れ下がり、隠されていたその顔が露になっている。 そこにあったのは、 黒い毛に覆われた狗の貌。 大きく割れた巨大な口と前方に伸びた鼻筋。 口からは紫色の舌が垂れ、鋭い牙が覗く。 氷のような瞳の中に宿る瞳孔は懍とした黒点で、シーエルを鋭く捉えていた。 ―黒狼。 シーエルは全身を総毛立たせ硬直している。 硝子越しの獣とシーエルは、まるで時が止まったように見つめ合った。 続く 636. 名無しさん@ピンキー 2008/10/08(水) 18 22 56 ID +9mOkUQQ おお、リアルタイムで見れた! 続き楽しみにしてますー! 637. 名無しさん@ピンキー 2008/10/08(水) 18 25 15 ID eAXY67MT 以上です。 どちらも完結させますだ。 638. 名無しさん@ピンキー 2008/10/09(木) 19 59 54 ID H5lSjuFe 投下乙であります! 白狼さんをもふもふしつつ続きをお待ちしております。 639. 名無しさん@ピンキー 2008/10/12(日) 16 47 19 ID 8t6p6QPL ずっとROM専だったけどハァハァ値が高まりすぎで書いてみた ロボ×女の子 ちょっとグロい表現有りかも; 苦手な方はスルー推奨 とにかく、逃げなければ! カレリアを筆頭とした暴虐な元首への反乱は、あと一歩の所で失敗してしまった。 人々が逃げ惑う戦火の中、カレリアは忠臣達を必死の思いで逃がし、炎に散った。 だが、元首直属の無慈悲な精鋭、フラッドと呼ばれるロボット兵は、すぐに彼らを 追い、惨殺した・・・。 それほど遠くない所から叫び声を聞き、エリアスは耳を塞ぎながらも足を早める。 肩の辺りでウェーブのかかった銀髪は吹きすさぶ砂塵でもつれ、慣れない荒涼とした 山岳地帯を走ったせいで、靴ずれも起きていたが、彼女は逃げる事を止めなかった。 「もう少しだったのにっ・・・!」 いつ殺されるか分からない今より、達成できなかった悲願の方が、彼女の心に多く満 たされていた。しかし、それもやがて底知れない恐怖に変わっていった。 「フラッド!」 前方の砂塵の中から、薙刀のようなものを振り上げるフラッドの姿を見た瞬間に、 エリアスは来た道を引き返した。先回りしているとは思わなかった。 ドン、と硬く冷たい音と、自分のキャッという短い悲鳴を同時に聞き、地面にしりもちを ついたままの彼女が見上げた先には、鮮血の滴る鉄の爪と、真っ赤な目をした別のフラッドがあった。 「嫌ぁあああぁあ!!!」 慌てて向きを変えたが、後ろからは薙刀を持ったフラッドが滑るように追ってきた。 ほとんど何も考えられない頭に悲鳴を延々と響かせ、少しでもフラッドから身を隠そうと 足場の悪い方へ進んでしまったのが、彼女の運の尽きだった。 640. 名無しさん@ピンキー 2008/10/12(日) 16 49 57 ID 8t6p6QPL 「嘘・・・。」 ガラガラと崩れるような音を聞き、初めて回りを見たエリアスの立っている場所は 崖っぷちだった。右にも左にも逃げられる場所はもうない。フラッドは数を増し、じりじりと彼女に迫っている。 その歩みが止まった時、一体のフラッドがエリアスを指差し、冷酷に言い放った。 「撃テ!」 その瞬間、彼女の足元は崩れ落ちた。刃物や弾丸の雨こそ浴びなかったものの、エリアスは無数の石と共に、 崖下の底知れない割れ目に吸い込まれていった。 ―寒い。ここはどこ? わたし、頭から落ちたのに、何で生きているの? エリアスが体を起こして辺りを見回すと、周囲はただ闇に包まれていた。ある一方向に青白いライトで描かれた線があるだけだ。 崖下にこんな空間があるなんて聞いた事がない。 立ち上がってそちらに足を進める。足に伝わる感触から、床に衝撃吸収剤が混ぜられていたようだ。 靴ずれは純粋にか、それとも痛覚が麻痺しているのか、もう痛くなかった。 永遠に続くかと思われた光の道の終点にあったものを見て、エリアスは思わず息を呑んだ。 「フラッ・・・ド・・・。」 幾重にも鎖が繋がれていたが、深い紫の鎧は、間違いなくフラッドだった。しかし、なぜ拘束されているのだろうか。 自分を殺しにきた刺客ではないのか? 「誰だ・・・。」 急に聞こえてきたややノイズの混じった声に、心臓が飛び出るほど驚き、フラッドを凝視したままエリアスは後ずさる。 その目に明るい黄色の光が灯り、鋭く削られた指が動いた。そのまま鎖を引きちぎってしまいそうだ。 「お、お願い!殺さないで!」 エリアスは掠れた声で叫んだが、フラッドは動じる事なく静かに話し出した。 641. 名無しさん@ピンキー 2008/10/12(日) 16 52 20 ID 8t6p6QPL 「心配するな。私は意志のないフラッドではない。」 「え・・・?」 「私は、元首が真に危険な時に元首を守る最後の兵だ。だが、お前の態度を見ると、今の元首はおかしいようだな。」 「今の元首はわたし達からひたすら搾取するだけなの。それで、耐え切れなくなって反発したのに、こんな事って!カレリア様!」 頬を緩やかに零れ落ちる涙は青白いライトに反射して、星のように光っている。 その様子をしばらくの間見守ったフラッドは、エリアスにある事を告げた。 「私の胸に手を置け。」 戸惑いながらもエリアスはフラッドに恐々と近づき、言われた通りに手を置く。 「お前の名は?」 彼女より頭二つ分ほど高い所から降ってきた声は、不思議な安堵感を彼女にもたらし、恐怖を欠片も残さず吹き飛ばした。 「エリアス・・・。」 名前を教えた瞬間、フラッドを拘束していた鎖は消えうせた。そして、自由になった腕は、待ち焦がれていたかのように エリアスの細い体躯を抱きしめた。 「え、ちょっ、何?」 皮膚の代わりにフラッドの体を覆う鉄の冷たさと、抱きしめられる理由の不明瞭さに、エリアスは戸惑う。 そして、彼は彼女の耳元に唇を寄せ、静かに呟いた。 「私が最後に動いたのも、今お前が苦しんでいる世と同じような元首の治世だった。」 それはどこか悲しげで、憂いを帯びた響きだった。 「この腕が恐ろしいと、全てを破壊する私が恐ろしいと、勝手な理由を付けてこのような暗く冷たい場所に押し込めた。」 エリアスから腕を離した途端、彼は急に押し黙ってしまった。 (この人は、そんなにも長い間、こんな所に一人で・・・。) この理由が同情だけだったのかは分からないが、エリアスは余っていたフラッドとの幅を埋め、精一杯背伸びをして 彼に抱きつき、黄色い目をしっかりと見上げた。 642. 名無しさん@ピンキー 2008/10/12(日) 16 54 00 ID 8t6p6QPL 「エリアス、私が恐ろしくないのか?」 「怖くないって言うなら、嘘かもしれない。でもね、んっ・・・。」 次の言葉は、冷たい鉄の感触に阻まれた。エリアスの唇をゆっくりとなぞっていったフラッドの氷のような舌は、 その冷たさとは裏腹に、熱い後味を彼女に残していった。 「これで、お前を傷つけた者を全て、我が腕で滅ぼそう。」 反逆者の血の臭いを引きずって帰還するフラッド達は、頭上を飛び回る影に気づき、足を止める。 その影は彼らの行く手に降り立った。 「元首ヘノ反逆者、エリアスヲ確認。排除セヨ。」 彼らは、裏切り者と判断されかねないフラッドよりも、エリアスを殺す事を優先した。 武器を持ち直し、一斉にエリアスに飛び掛った刹那、彼女の傍らのフラッドが腕を振り上げた。 次の瞬間には、元は元首の忠実な人形だった者達の残骸がそこら中に転がっていた。 機械油に塗れた腕を後ろ手に隠し、フラッドはエリアスに向かって不器用に笑った。 彼女は指先を唇に当てたまま、妙に困ったように呟く。 「わたし、あなたの名前をまだ聞いてなかったわ。」 この問いかけには、フラッドもエリアスと同じように困惑した。何しろ、 作られてからまともに名前らしい名前を呼ばれた記憶がない。 「名前は・・・ない。」 「じゃあ、ヴァンダル、なんてどう?」 細い指で胸の装甲を突きながら、エリアスは言った。 「全くもって問題はないな。」 フラッド改めヴァンダルは、さらりと新しい名前を受け入れた。 「ねえ、ヴァンダル。」 「分かっている。」 機械油に濡れていない手で、エリアスの手を傷つけないように取り、その甲に口付けを落とした。 「お前が憎いと思う世界は、いらない。」 砂塵の中にぼんやりと浮かぶ元首の居城を見据え、ヴァンダルはエリアスを抱いて飛び立った。 643. 名無しさん@ピンキー 2008/10/12(日) 16 55 40 ID 8t6p6QPL 以上です いやあ物を書くのって難しい そしてぬるいのになぜか背中がかゆい; 644. 名無しさん@ピンキー 2008/10/12(日) 18 25 36 ID TfnCAODU 639 凄い萌えました! まさに書いてくれて有難うと言いたい。 ロボ×女の子が凄い好きなのに、殆ど見かけなくて飢えてたんだ… ヴァンダルカッコイイし、反逆者の話も好きです。 続きが気になってしょうがないw 630 おぉ。面白いなぁ… ここからどうほのぼのに行くのか、是非とも続きを読んでみたい。 楽しみにしてます! 645. 名無しさん@ピンキー 2008/10/12(日) 23 17 48 ID pSUO6nR9 一迅社から出てるムシアオの森、カササギの剣がこのスレの住人にお勧め 646. 名無しさん@ピンキー 2008/10/13(月) 12 36 22 ID 1llofbEl 642 ヴァンダルかっこよすぎる 647. 名無しさん@ピンキー 2008/10/13(月) 21 05 48 ID hKvhLMH5 ヴァンダルGJ! 648. 小ネタ ◆IyobC7.QNk 2008/10/15(水) 00 35 22 ID yX5gCPZg 獣人もロボも続き楽しみにしています。 それと保管庫の方、更新乙です。 10月なのでハロウィン小ネタ 2レス(エロなし) 今年も子供たちは仮装をして家々を巡る。お化けになりきって普段は行かない怖い人の家にも。 意気揚々と子供たちは戦果を確かめながら、それぞれ帰途についた。 ドラキュラに扮した少年が帽子いっぱいのお菓子の中からアメをひとつ取り出し口へ放り込む。 「今年もいっぱい貰えたな」 「だな」 答えたのは、自分と同じくらいの背丈のカボチャをくり抜いたお面を被った少年だった。 「……。お前誰?」 いくら考えてもこの少年の正体が分からなかった。 例え仮装をしていても、そう大きくはない村である、知らない子がいるはずなど無い。 その少年はいつの間にか彼の隣で本当に嬉しそうに袋を握りしめていた。 「あ、俺はジャック。毎年来てるんだ。お前はトーマスだよな」 少年が自分の名前を知っていたことに驚きながら曖昧に返事をする。 「え、うん。ジャックは別の村からわざわざ来てるのか、変わってるな」 「これが年一回の楽しみだからな」 「ふーん」 その言葉に少しの違和感を覚えながらドラキュラに扮した少年、トーマスはもう一つお菓子を摘んだ。 「なあ、トーマス。お前はこの話知ってるか?」 何気無い調子でジャックが始めたのは村の大人たちが子供の頃の話だった。 無愛想なきこりのおじさんと優しいパン屋のおばさんが結託して村長に仕掛けた悪戯。 気難しいおばあさんのお転婆だった頃のこと。 ジャックのまるで見てきた様に喋る大人たちの子供時代の話は面白く飽きなかった。 「今でも傷が残ってるはずだぜ。しわの下に隠れてるかも知れないけどな」 トーマスの家の近くに着く頃には村の大人たちほぼ全員の話を聞き終えていた。 「あとさ」 嬉々として喋り続けようとしたジャックを止める。 「あ。僕の家はここだから」 「そっか、じゃあ話はここまでだな。俺は、遠くから来てるから」 「ジャック、来年も来いよ」 少し悲しげな相手の声に、なんとなくトーマスは、そう言わなければならない気がした。 「ああ、また来年……」 お面であるカボチャの顔は変わらないが笑ったのかな。 そう思った瞬間、強い風が吹き抜け身に付けていたマントが視界を奪う。 「お前の母ちゃん、アニーによろしくな」 急に母親の名前を呼ばれ驚き、慌ててマント引き剥がすとカボチャの少年ジャックの姿はなかった。 「ジャック?」 呼び掛けは夜の闇に吸い込まれ消える。 「トーマス、誰か一緒にいるの?」 家の方から聞き慣れた声がした。軋んだ音に合わせて明るい光が筋になり足元を照らす。 振り返り目をこらすが、ジャックは居なかった。 649. 小ネタ ◆IyobC7.QNk 2008/10/15(水) 00 41 53 ID yX5gCPZg 「帰り道でお菓子を食べちゃダメって言ったでしょう」 「ごめんなさーい」 全く反省していない様子の息子を軽いため息と共に迎え入れる。 「あ、ねぇ、母さん。ジャックって奴を知ってる? 変わったカボチャのお面を被っててさぁ」 その名に一瞬、身体が強張る。 大人になり、彼の姿を見なくなってからも噂だけは耳にしていた。 まさか自分の子供に話をされるとは考えてもいなかった。 「あら、あなたも会ったのね。ジャックは母さんだけじゃなくて、この村のみんなを良く知ってるのよ」 しかし努めて平静を装い、お伽話をするのと同じ調子で彼の話をする。 「僕も知ってるよ。ジャックから色々聞いたもん」 息子のニッと笑った顔に、子供の頃のことが頭をよぎった。 あの事を話してなければいいけれど、と心配になる。 それは子供の頃の淡い思い出と言うには少し重すぎるし、愛と呼ぶには軽すぎた。 「そうね、トーマス。さあ、顔を洗って着替えてきなさい」 少々引きつった笑いを浮かべながらアニーは浴室へとトーマスを促す。 混乱をどうにか納めて視線を巡らせ、あることに気が付き思わず苦笑が漏れた。 「ジャック、あなたは変わらないのね。人を驚かせてその隙に黙ってコッソリ持って行くんだから」 机の上に多めに用意しておいたはずの、お菓子が無くなっている。 「また、来年ね」 呟き、トーマスが大人になればまた、その子供から彼の話を聞くのだろうとアニーは思った。 終わり 聞きたいんだけどハロウィンのジャックオーランタンはお化けの分類で正しいよな。 650. 名無しさん@ピンキー 2008/10/15(水) 15 46 43 ID KQeTWetD GJ!ジャックにきゅんきゅんした 651. 名無しさん@ピンキー 2008/10/15(水) 22 46 22 ID sm9VKJU2 ジャックオーランタンいいね 季節柄にもピッタリのネタだ GJ! 652. 名無しさん@ピンキー 2008/10/16(木) 03 02 02 ID SWjw3AYB ジャックは子どもとしか触れ合えないのか… ちょい切なくてGJです! 653. 名無しさん@ピンキー 2008/10/17(金) 03 59 17 ID EBkcjdsH これは手放しに良い話だなぁ 一瞬トーマスの親父ってジャック…?って思ったのは内緒だ 654. 名無しさん@ピンキー 2008/10/17(金) 21 21 54 ID EBkcjdsH 639 なんかDSのゲームのアルカイックシールドヒートのロボット兵士を思い出した 655. 名無しさん@ピンキー 2008/10/18(土) 20 54 18 ID xXTG59qW ASHは主人公以外の生身の兵士はみんな元灰なんだよなぁ。人外要素皆無だけど。 656. 鉄錆の街 2008/10/20(月) 05 43 31 ID BTs4iXqZ 注意 この文章には流血表現や人によってはグロテスクと感じるシーンが含まれています。 無駄に長いですが続きもので、今回は非エロです。 以上の要素に嫌悪感を覚えた方はタイトル「鉄錆の街」をNG指定してください。 657. 鉄錆の街 2008/10/20(月) 05 45 58 ID BTs4iXqZ 普段は山で暮らすヨツヅメペリパは、秋になれば食物を求めて彷徨う。この死んだ街へと迷い出てくることも稀ではなかった。 鉤爪のある無数の脚を持ち、全体的にはゴカイの類に似て見えるが、図体は熊よりも大きい。肉であれば人も獣も区別せず 食らうこの捕食者に襲われて死ぬものは多い。 だが、今はそのビロウドの如き皮膚は裂け、緑の体液を流している。 対峙する男も又、人間には見えぬ。逞しい体は銀灰色の剛毛で覆われ、顔は鮫めいて獰猛である。黒い毛が隈取りのように 眼鼻を縁取り、厳つい顔をさらに凶悪に見せていた。 体液を撒き散らしながら、怪物はあぎとを鳴らし、粘液の糸を吐き出した。そいつを身を捻ってかわし、 続いて体当たりを紙一重で回避して、脇腹に剣を振り下ろす。ぎょおうっとなんとも言いようがない悲鳴が 上がり、さらに体液が飛沫いた。闇雲に振り回される脚をおそれて距離を取り、男は改めてその様子を観察する。 傷つき怒り狂ってはいるが、異形の生命力は強く、数本脚を落とした程度では大して弱った様子もない。男はひとつ 舌打ちをすると、身を翻して駆け出した。 獲物を逃がすまいとして、ペリパは全速力で後を追ってきた。鉤爪がアスファルトを削り取る。速度でははるかに こちらが勝るが、撒くのが目的ではない。うまく付かず離れずの距離を保ち、目的の場所へと誘導を試みる。 そこは半壊したビル、瓦礫に足を取られればそれで仕舞だ。否応なしに速度を下げた男の襟首に、獲物が近付いて 歓喜した怪物の呼気がかかる。 「甘いんだよ、バカ野郎!」 獰猛な笑みを浮かべ、男は最後の距離を跳躍する。踏み出したペリパの足もとががらがら崩れ落ち、巨体が粉塵の 中に消えた。落とし穴である。知性のない動物の悲しさ、最古の罠にも簡単に引っ掛かってくれる。脱出の隙を与えず、 もがくそれの首の後ろを力任せに刺突。神経節を破壊され、ペリパは瞬時に絶命した。 遥か昔、人間が世界の王として栄えた時代があったという。翼に頼らず飛び、ヤジリネコより速く地を駆け、果ては空の 彼方、星々の世界へと旅をする者がいた、そんな時代。しかしそれも今となっては伝説でしかない。今や人間は数多の けだものに追われ、惨めに地を這いまわる獣に過ぎぬ。 殆どの人間が怪物を恐れ姿を隠す中、この男の様に、狩られる立場から、狩る側へとならんとする者達がいた。しかし 相手は人間よりはるかに強靭、容易に屠れはしない。数多の犠牲が出る中で、狩人たちはいつしかより強大な力を得んと、 異形の体の一部を己が身に移植するようになった。 異形共は形も大きさも千差万別、何故かれらと人間の間に移植が成り立つのかはいまだ解明されておらぬ。声を潜めて 囁かれるところによれば、怪物達もまた、かつて力を求め、おぞましき外法に手を染めた人間のなれの果てであるとのことだ。 その説の真偽はともかくとして、移植は今では普通に行われている手術の一つである。需要があるならば供給が生まれる のは自然な流れ、移植パーツを売り買いすることは、人々の間では常識となっていた。 こいつは比較的傷みにくい動物だが、解体は早いに越したことはない。時間が経てば経つほど鮮度が落ち、ひいては 買い取り価格も落ちる。必死こいて持ち帰ったパーツがタダみたいな値段で買いたたかれるなんて事にもなりかねない。 まず高価なのが粘液腺、顎の脇にふたつ。次に高いのは顎、内部構造まで残っていた方がいい。面倒なので頭ごと 切り落として持ち帰る事にし、胴に移る。4本の鉤爪はそこそこの値がつくが、胴体の皮膚はずたずたに引き裂いてしまったので もう使いようがないかもしれん。 全身の体毛を体液で濡らしながら巨大な鉤虫の骸と向き合っていたところ、ふと妙なモノが目に留まった。粘り気のある 銀の糸に包まれた塊である。ペリパは粘液の糸で獲物を絡め捕り、安全な場所まで運んでから喰うという。つまりこれは怪物の 今宵の晩飯なのだ。 よくもまあ、あの騒動の中踏みつぶされずに残っていたものだ。中身が売れれば儲け物だと、つつみを切り開いてみると、 そこには―― 658. 鉄錆の街 2008/10/20(月) 05 48 13 ID BTs4iXqZ 柔らかな栗色の髪。桜色の唇はぎゅっと噛みしめられ、眉は今にも泣き出しそうに歪められているが、そんな表情を 浮かべていてもなお愛らしい。気を失ったままに獣人に伴われて来た少女は、瘴気漂う鉄錆の街にはおよそ似つかわしく なかった。 「おやァ、ケルビーノ。隠し子かい?」 「いねェよそんなもん。拾いもんだ」 エビに似た触角を震わせつつ、そうだろうねえ、あんたの子にしちゃ可愛すぎると部品商人の老人は呟いた。 「そいつの事はどうでもいい。幾らになるんだ、早くやってくれ。帰らにゃならん」 命がけで狩った獲物だ、安く買いたたかれてはたまらない。ケルビーノは牙を剥き出して見せる。 「で、その子はどうするの?売るのかい?」 その顔が一瞬虚を突かれたような表情を浮かべる。 「・・・買うのかよ?」 「ま、仕事だからねェ。女で、若くて、しかもこんなに可愛い子と来たもんだ。部品にしようが丸ごと売ろうが そりゃァいい値が付くってもんさァ」 商人はキチキチと外骨格を鳴らして笑う。ケルビーノは一瞬鼻面に皺を寄せ、牙の間から唸るように言葉を吐いた。 「売らねえよ。まだそこまで腐っちゃいねえつもりだ」 「それは残念・・・」 俗説は意外と正しいのかもしれないと、ケルビーノはたまに考える。特に今日のような話を聞いたときには。狩人達は 怪物と戦い続けるうちに、肉体のみならず心までも、本来敵である異形と同じくしているのではないか、と。 「どうするかね、これから・・・おい、そいつはおまえのメシじゃねえ」 いつ頃からか部屋に居着いているアカゲケダマが、新たな人間に興味を示したのか、少女の首筋の辺りに触角を寄せ、熱心に においを嗅いでいた。大きめの猫程度の大きさしかない、この縫いぐるみのような動物にさえ引き裂かれてしまいそうな娘。 勢いで連れ帰ったはいいが、いかにもひ弱そうなこいつを養い育てていく自信はない。かといって放り出せば、野獣なり 盗賊なりの餌食になるのが落ちだ。それでは売り払うのと何も変わらない。全くとんでもないモノを拾ってしまった。 「まあ、仕方がねえやな。これもなんかの縁だ」 幸いもう一人くらいならば養っていける程度の蓄えはある。とりあえず今は目の前にある問題を片付けねばならない、 どこかにもう一組位布団はなかったか。 元が何だったかも分からない腐敗物を捨て、山と積まれた食器類をひっくりかえす。落ちてきた金属片に頭を直撃された ケダマが、小さく威嚇音を立てた。 「――――!!」 「うおぅ!」 ゴミと向かい合っていた為、背後の気配に気づくのが遅れた。聞きなれない響きの悲鳴が上がると同時に、枕元に置いていた 古いランプが重力に逆らって飛翔してきた。ケルビーノは驚愕しつつも見事な反射神経を見せ、それを受け止める。 「×××!××!」 顔を紅潮させ、震えながら早口で何事かを捲し立てる少女。聞いたこともない言葉なれば、向けられた敵意の出所を知る事もできぬ。 「何だってんだよ・・・」 ケルビーノはただ嘆息する。本当に、とんでもないものを拾ってしまった。 鉄錆の街に雨が降る。街を覆う砂塵を溶かしこんで滴る雨滴は、タールのような色合いを見せてコンクリートに染みを作った。 人間には煮沸せねば飲めないそれも、怪物どもには天の恵みであるらしい。この季節には湿り気に頼って、本来水棲の異形たちが 人間を喰らわんとして町の近くまで足を伸ばす。 背に刺さる視線を感じながら、ケルビーノは外を眺める。雨はいっかな止む気配を見せぬ。いかに狩人とはいえど、雨降りしきる 中に出ていくのは躊躇われる。一つ溜息をつき振り返れば、ケダマを抱いた少女と視線がかちあった。少女は驚いたような表情を 浮かべて後ずさり、きつく抱き締められたケダマがぎいっと啼いた。はじめの頃程の敵意は見せなくなったものの、全くこちらに 気を許した様子はない。 「別に取って喰いやしねえよ」 その低い声に少女はさらに表情を強張らせた。やれやれとかぶりを振り、ケルビーノは再び窓の外に視線を戻す。ずっと西の方に、 雲の切れ間が見えた。雨が上がり次第出て行こう。 659. 鉄錆の街 2008/10/20(月) 05 49 09 ID BTs4iXqZ びゅうと長い舌が伸びた。鈍重なアブラガエルの体の中、ここだけは別の生物のようにぬめぬめと動く。 だが、あまりに単純な動きだ。狙った一点に命中させることしかできないのだから、頭の向きにさえ注意していれば回避も破壊も さほど難しくない。伸びきった一瞬剣を振るえば、舌は寸断されてどさりと地面に落ちた。 「げっげっげっぐ」 短くなった舌を巻き戻しながら蛙がうらめしげに鳴いた。その姿はさながら巨大な蝦蟇、不意にその背が大きくわななき、毒腺から 油のような毒液を噴出させる。 「ちっ、目くらましかよ!」 液体は霧のように散布され、ケルビーノは咄嗟に顔を庇う。機を逃さず、どさっと重たげに跳躍してアブラガエルは逃走を開始した。 「逃がすか!」 なるほど跳躍力は大したものだが、騒々しい足音を聞けば逃走経路は丸判り、くっきりと血痕も残っている。後を追うのは簡単・・・ 「ぐぎょおおぉぉ・・・!!」 両生類の断末魔の咆哮に思わず足が止まる。何事かと驚愕する間もなく、蛙の屍を口吻に突き刺して巨大な昆虫が姿を現した。 「嘘だろ、おい」 昆虫の無機質な複眼がこちらを見据えた。強者の余裕なのか、悪名高きその異形は捕脚に自分より大きな獲物を抱えたまま、それを 引きずりながらのんびりと歩を進める。 九重虫。騒動と血の匂いに惹かれてやって来たに違いない。貪欲で獰猛なそれと戦闘になれば、今の装備では対抗する術がない。 見逃してもらえる事を期待し、ケルビーノはじりじりと後ずさる。虫は餌食の体液を啜りながらしばらくそれを眺めていたが、突如 ひょいという具合に口吻を引き抜き、とことこ歩み寄ってきた。 たちまち彼我の距離が縮む。目の前に迫った虫の複眼、それに映る己の姿。何に興味を持ったのか、九重虫は首を傾げると、 「!」 鎌状の捕脚を伸べて彼を引っ掛けようとした。 ケルビーノは全速力で駆けだした。翅のある相手に速度で敵う筈はないが、建造物にでも逃げ込めればなんとかなるかもしれない。 だがその行動はさらに虫の関心をひく結果となり、九重虫は興奮に複眼を煌めかせ、再び鎌をふるった。 しくじった。命があったのだから、むしろうまくやったのか。 脇腹と背に深手を負い、ケルビーノはよろよろと街を歩く。鮮血が止血帯を染め上げ、布から溢れた分が膝を伝い下りていた。降りしきる 雨が即座に赤い足跡を洗い流す。 杖代わりにしていた剣に縋ってしばらく息を整えた。雨滴が容赦なく全身を打つ。それは毛皮に浸透し、着実に体温を奪っていく。なんとか 気力を呼び起こし、歯を食いしばって首をもたげた。部屋の明かりが見える。ここで死ぬわけにはいかない。 体を引きずるように階段を上り、帰りついて少女の顔を見た瞬間ぐらりと視界が傾く。倒れたのだと気づいたのは顔に床の感触を感じて しばらく経ってからだった。体を起こそうにもどうしても腕に力が入らない。 「××!×××!!」 少女の声が遠くで聞こえ、体が強く揺すられる。そういえばこいつが俺に触れたのはこれが初めてではないか。場違いな考えが頭に浮かんだ。 傷の痛みも濡れた体もすべてが遠くのことのようで、今はただひどく眠い。 ケダマがついと寄ってきた。人間共の様子には頓着せずに傷の周りを嗅ぎまわり、床に流れた血を見つけると、乾き始めたそれを少し舐めた。 ケルビーノは苦笑する。 「おまえ、喰うのか、俺を?」 出したはずの声は吐息にしかならず。 660. 鉄錆の街 2008/10/20(月) 05 50 19 ID BTs4iXqZ 傷に鈍く響くような痛みが戻っている。心地よい感覚ではないが、痛みさえしないのに比べればましには違いない。いやに重い瞼をこじ開けると、 眼前にやわらかな髪の毛があった。 「・・・な」 少女は胸の毛に顔を擦り寄せ、微かに寝息を立てている。か細い体のぬくもりがどうにも気持ちを波立たせ、起こさないように 体を離し、寝返りを打った。傷口がじくりと痛む。よく見ると包帯が新たなものに変えられていた。まさかケダマの仕業ではなし、やはり少女の手に よるものだろう。 それから数刻、背後に身動きする気配があった。細い手がそっと背に触れ、包帯の上から傷をなぞる。 「起きてる、構うな」 声に指がぴくりと反応したが、結局掌は離れぬまま背を撫で続ける。 「××××・・・?」 いたわるような声の響き。その顔に涙の跡を見つけ、申し訳ないような気持ちになった。 「構うなって、元から大した事・・ッ」 「×××!」 身を起こそうとしてついた腕の力がかくりと抜け、無様に体勢が崩れる。慌てて支えに来た少女の頬に新たな滴が伝っていることに気づき、 再び心のどこかに波が立つ。 自分で気づいていないのか、少女は涙を拭いもしない。触れるべきか触れざるべきか散々迷った挙句、ケルビーノは手を伸ばすと少女の頬を 乱暴に擦った。その手を握って顔に押し当て、少女は黙って涙を流す。 「いや、すまねえ・・・悪かった」 何が悪かったのかよく分からないが、なんとなく謝らねばならない気がする。嗚咽する少女の背を不器用に撫でながらケルビーノは天を仰ぐ。 怪物ならばいくらでも相手をしようが、すすり泣く、しかも言葉の通じない娘の相手はこの男には荷が重いのだった。 それから数刻。泣き疲れた少女は眠りにつき、ケルビーノはその寝顔を見ながら悪態をつく。 「何だってんだよ畜生」 この娘と向き合っているとなぜだか落ち着かない。それなら離れればいいようなものだが、枕にされてしまった為にそういう訳にも行かないのだった。 可能な限り顔を背け、無理に目を閉じるも寝息が入眠の邪魔をする。 「ち」 舌打ちを一つ。ついに眠るのを諦め、柔らかな感触をつとめて無視しながら夜明けを待つ事にしたケルビーノであった。 661. 鉄錆の街 2008/10/20(月) 05 51 53 ID BTs4iXqZ 以上。このスレ的には獣人は対象外じゃろか。 662. 名無しさん@ピンキー 2008/10/20(月) 20 13 25 ID Y8KJP27r 全然無問題。続き期待っす 663. 名無しさん@ピンキー 2008/10/20(月) 21 14 34 ID AejZ75ue 投下乙です 触手・怪物スレがかなり触手寄りになってるので 獣 人 大 歓 迎!続き楽しみにしてます もちろんロボも人造・改造人間も幽霊も妖魔も神仏も異星人も 須くお待ちしております 664. 名無しさん@ピンキー 2008/10/20(月) 23 01 35 ID ZGRra79A ここの住人の心の広さに感動した 665. 名無しさん@ピンキー 2008/10/21(火) 01 31 36 ID A/TzAuES 細かく分けず、いろんな人外さんが蠢くこのスレは まさに憩いの場。 666. 名無しさん@ピンキー 2008/10/21(火) 07 14 55 ID VpTUyPB+ そろそろ鬼ネタとかみてみたい…… 667. 名無しさん@ピンキー 2008/10/22(水) 23 00 43 ID g8qLfx8N なんかキン肉マン読んでたら急にアシュラマンの造型にロマンを感じた。 エロパロにすると有効活用するどころか かえって腕多すぎて邪魔になりそうだけどさ… あれ…腋の下も六個あるんだよな… 668. 名無しさん@ピンキー 2008/10/23(木) 00 39 52 ID 1rmGrda/ コバルトだと思うんだが、人間を食わないと決めた山神に少女が身を差し出すという シチュがあった。 あれは良かった。 669. 名無しさん@ピンキー 2008/10/23(木) 15 06 32 ID pktdXvz/ コバルトって? 670. 名無しさん@ピンキー 2008/10/23(木) 15 41 07 ID ZC5AjRTH コバルト文庫じゃね?少女小説のレーベル 671. 名無しさん@ピンキー 2008/10/23(木) 22 45 53 ID 2O/yHDCB 668みたいな粗筋の本を、中身もあまり見ずに買ったらBLだった…… そんな悲しいことがありました。 672. 名無しさん@ピンキー 2008/10/23(木) 22 59 51 ID nMFGXZd5 コバルトはBLも男女カプもレーベル分けたりしないからな 雑誌のコバルトは購入出来ない 673. 名無しさん@ピンキー 2008/10/24(金) 21 26 39 ID twZJYdyP この手のやつでBLの結構多いよな。 BLだからって毛嫌いすると凄く勿体ないんだが、 だからといって好き好んでみたい物ではないから困る。 674. 名無しさん@ピンキー 2008/10/24(金) 22 37 15 ID OKTZIttv エロパロ板でBL勧められても困る 毛嫌いするもなにも当たりが万に一つもなさそうだし 675. 名無しさん@ピンキー 2008/10/24(金) 22 45 30 ID twZJYdyP 674 いや、だから困ってるんだってw 676. 名無しさん@ピンキー 2008/10/24(金) 23 09 59 ID HDJXQSd+ BLでも、「とりあえずアゴが尖ってて鎖骨が見えて棒のように細長ければいいや」みたいなテンプレ腐的美形でなく ふわふわやわこいケモショタやら、ぷにぷに丸っこいぽちゃケモやら、 ガチとは言わずともそれなりに筋肉の付いたオスケモやらの絡みがあればなー。 腐ってのはあんなワンパターンな外見だけでよく満足できるなと思うよ。 677. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 00 03 03 ID 3uYQais4 いや…その… まさにお前こそがその腐なんだが 678. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 00 06 00 ID mYnwmvDB 667 以前FF5のギルガメッシュのエロパロで そんな造型のを読んだ気がしてHDをサルベージしたんだが 見つからなかったぜ…… 679. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 02 31 54 ID PV/7tI9y 678 ああん、惜しい! 680. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 11 41 10 ID fohx3Sgw 674 毛嫌いするもなにも当たりが万に一つもなさそうだし 決して勧める訳じゃないが、BLは以外と人外×人間あるぞ。 BLの時点でもう人の道踏み外してるから、逆に人外出しやすいのかな。 でも、あれが普通に男女の絡みだったらいいのにと思うと本当にイライラする。 片方を女に脳内変換できればいいのかもしれんが、俺には絶対無理だ……。 681. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 14 12 40 ID VfUc/ICZ BLで人外って人間に猫耳生やしただけとか美形悪魔とかそんなイメージがあるな っつーかこれは漫画とかラノベとかオタ向けジャンル全般に言えることだけど 人外×人間と聞いてハァハァしながら探してみたら、人外が人間顔でがっかりすることがちょくちょくある 682. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 14 12 41 ID SPOXt887 受けを男装の麗人にすればいいんですねわかります^^ ってなにこのすれ 683. ※女体化注意 2008/10/25(土) 15 16 06 ID z8PBwMCW 今肉スレ落ちてるからここで呟いてみる。 にょた要素あるので改行。 一応突っ張ってはいても、王族出身で箱入り娘として育てられてきた♀アシュラが 将軍の下に仕えてはじめて処女喪失し、 快楽刷り込まれて地獄六騎士の同僚相手に 三面六臂を大いに有効活用して乱交しまくったり あげく乗り気じゃないサンシャインに乗っかって逆レイプしちゃうような 淫乱に育て上げられる話が見たいぜ… 超人も人外といっちゃ人外だよな… 684. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 17 44 14 ID aHiRblI+ 一字一句同意 人間顔の人外はイラネ 685. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 18 20 44 ID PV/7tI9y 見た目ものすごい醜悪もしくは怖い。 そんな怪物が、かわゆいおにゃのこと 仲良くしたりラブラブしてるのが良いんです。 686. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 18 46 06 ID C7sDp49E 681 人外といいつつ美形人顔でどこが人外?っての大杉だよな。 鬼とかなら仕方ないが、獣人とかもっと獣人らしくしろよと思う。 勿論BLもそうなんだが、マジ人外も結構あったりするから困る。 でかいドラゴンにやられたり、狼男をやってしまったり、これが普通に男女だったらと思うと本当にもう……。 でかいドラゴンにやられる女とか、男が狼女をやるとかならバッチコイだろ?。 なんか俺、BL擁護必死みたいになってるな。 決してそうじゃなくて、そういうシチュでBLじゃない男女のを望んでるんだが……。 いい加減叩かれそうなので止めるよ。BL寄りな話してスマンかった。 687. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 18 54 23 ID PV/7tI9y 686 言いたいことはわかるよ。大丈夫だよ。 688. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 19 09 55 ID RNO+bwLK 美形人顔はマジ勘弁 鬼ならいいとか、そういう問題じゃない 689. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 22 29 27 ID PV/7tI9y http //www.nissan.co.jp/NEWS/CM/index.html#/MK_012/LARGE/ 日産クロスライダーのCMが、人外スキーの心をかなりくすぐるんだ。 一応、巨大ロボだから、人外の範疇だよね。 最後のほう、子供と戯れてて、和みますぞ。 690. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 22 34 43 ID ZdHS4UmN あれお父さんが操縦しててすごいだろー!って自慢しようと思ったら 子供が興味もってるのは隣の車だったっていうアレですねw 691. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 00 18 20 ID 8tacIjgF 当たり外れのある少女向け小説より とりあえずエロは完備のジュブナイルポルノ 魔物×ヒロインとか多いぞ ナポレオン文庫には良くお世話になったもんだ 692. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 02 23 14 ID OJyHJ317 689 人が動かしてる設定っぽいからスレチかも 693. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 11 41 32 ID nHnBPjul 朝目新聞の「ルドルフとイッパイアッテナ」……やべぇ 強面のアッテナとアッテナ萌えの日野さん……よすぎるっ ttp //asame2.web.infoseek.co.jp/ipatn.html 694. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 14 23 27 ID TZlDXI9X 人間顔の人外好きでごめんなさい。…なんて言う訳がない。 このスレは一応人外側全般だから、好きな人も普通にいるだろ。 前に獣耳ついただけの獣人作品も投下されたはず。 あまりそういうことは言わないほうがいいと思うぞ。 695. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 18 08 43 ID YiMv/8Al まあここは人外系が乱立しているのに立てた重複っぽいスレだからな 差別化を図るためにも先鋭化する必要があるんだよ 人間以外の娘スレが人間顔担当だと思うし 696. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 18 34 43 ID Cd1nwiBA なんでもありのごっちゃ人外パラダイスって 位置というか、雰囲気が好きだよ、このスレ。 どうでもいいけど、イメージ的に、 女→顔人間、身体モンスター 男→全体的にモンスター です。 697. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 22 48 36 ID nHnBPjul 695 そんなことしたらまた住人減っちゃうと思うよ; このスレの良さは 696 が言う通り守備範囲の広さだと思うし。 他のスレは先鋭すぎて目当ての作品が投下されないことがほとんどだし。 全体的にモンスターで心が乙女でも全然おk。な漏れガイル。 698. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 23 42 53 ID fH3yZhnS ロボや鎧と女の子の絡みが見られるところは滅多に無いんで このスレは本当にありがたい。まさに楽園 そんな俺は雪風とかZ.O.Eとかゼノグラとかジェイデッカーが大好きです 699. 名無しさん@ピンキー 2008/10/27(月) 00 20 24 ID z8cd3K2g ZOEって、あの巨大ロボ乙女のドロシーちゃん? 700. 名無しさん@ピンキー 2008/10/27(月) 00 36 17 ID +aOt9WrL 俺はソウルクレイドルのダネットだな 上半身は牛角と耳以外人間だが、脛は毛皮ボーボーで蹄つきとかたまらん ←・→ 1-100 101-200 201-300 301-400 401-500 501-600 601-700 701-800 801-900 901-972